加賀市議会 > 2020-11-25 >
11月25日-01号

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  1. 加賀市議会 2020-11-25
    11月25日-01号


    取得元: 加賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    令和 2年 12月 定例会             令和2年11月25日(水)午前10時00分開会・開議出席議員(17名)                           1番  東野真樹                           2番  中川敬雄                           3番  南出貞子                           4番  上田朋和                           6番  辰川志郎                           7番  稲垣清也                           8番  中谷喜英                           9番  田中金利                          10番  林 直史                          11番  高辻伸行                          12番  山口忠志                          13番  今津和喜夫                          14番  岩村正秀                          15番  林 茂信                          16番  林 俊昭                          17番  新後由紀子                          18番  川下 勉欠席議員(0名) △開会 ○議長(中谷喜英君) ただいまから、令和2年12月加賀市議会定例会を開会いたします。 △開議 ○議長(中谷喜英君) これより、本日の会議を開きます。 △議長諸報告 ○議長(中谷喜英君) 今定例会の説明員の出席について及び監査委員による監査結果の各報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。 △会議録署名議員指名 ○議長(中谷喜英君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本署名議員には会議規則第88条の規定により、林 直史君、高辻伸行君を指名いたします。 △会期決定 ○議長(中谷喜英君) 日程第2、会期の決定を行います。 お諮りいたします。 今定例会の会期は本日から12月15日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(中谷喜英君) 御異議なしと認めます。よって、今定例会の会期は21日間とすることに決しました。 △市長提出議案説明 ○議長(中谷喜英君) 日程第3、本日市長から提出のあった報告第19号及び議案第95号から第166号までを一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 宮元市長。 ◎市長(宮元陸君) おはようございます。 令和2年12月加賀市議会定例会の開会に当たりまして、市政に対する所信の一端と、提出しております議案の概要について申し上げます。 去る9月16日、7年8か月にわたり、我が国を牽引されてこられた安倍総理の辞任を受け、菅新内閣が発足いたしました。 菅新内閣におかれましては、国内外に諸課題が山積していると思いますが、まずは国難とも言えます新型コロナウイルス感染拡大と、戦後最大とも言えます経済の落ち込みについて、その対策に万全を尽くしていただきますようお願いを申し上げる次第であります。 まずは、新型コロナウイルスの状況について御報告申し上げます。 大都市を中心として全国的に第3波と言われる感染拡大が深刻化してきております中、石川県におきましては、現時点では感染者の急増傾向は見られず、本市におきましても、本年8月に直面しました市中感染は一旦収束し、9月15日の65人目の感染確認を最後に、昨日まで感染確認ゼロが70日間継続いたしております。 これまで、市民の皆様にマスクの着用や手洗い、3密を避けるなどの感染防止対策を呼びかけてきておりますが、こうした一人一人の基本的な取組の実践が、現在の状況につながっているものと思います。 今月19日には、加賀市医師会会長から「医師会として、加賀市医療センターが行う新型コロナウイルス感染症行政検査に協力をしたい」との申出を受けました。内科系を中心とした先生方15名が、自治体病院新型コロナウイルス対応業務に対して御協力いただけるという県内初の取組であります。加賀市医師会の先生方には心から敬意を表しますとともに、今後とも加賀市医療センターと加賀市医師会がタッグを組み、市民の健康を守り支えていただけることをお願いするものであります。 併せまして、日夜、感染防止に継続して御尽力いただいております医療、介護現場をはじめとする関係者の皆様のたゆまぬ御努力に重ねて感謝を申し上げる次第であります。 市といたしましても、7月に策定いたしました本市独自の感染防止対策「加賀市の八重の盾」などに基づき、PCR検査体制の整備や季節性インフルエンザとの同時流行に備えた予防接種助成の拡大、そして公共施設におけるAIによる混雑状況の発信や、安全な紫外線でウイルスを不活化する装置の導入など、多様な感染防止策を講じてきております。 しかしながら、全国的な感染の拡大や、国のGo Toキャンペーンに伴う交流の増加に伴い、市内においても、一たび感染が拡大すれば、再び8月の市中感染、あるいはそれ以上の危機的な状況に陥ることが容易に想像されるところであります。 そこで、加賀市医師会や市内の飲食業、宿泊事業者の組合など、関係機関と連携し、市民の皆様や事業者の方々に、基本的な感染防止対策に加え、家庭内での留意事項や感染リスクを下げながら会食を楽しむ方法などについても十分な周知を行うとともに、高齢者や障がい者施設に、新たに入所される方のPCR検査の充実、小・中学校児童生徒への携帯型消毒液の配布など、第3波の到来を念頭に置いた追加の対策を速やかに実施いたしたいと考えております。 次に、ツキノワグマ対策について申し上げます。 本年度のツキノワグマの出没、目撃件数は、今月23日現在162件と、昨年度の約5倍となるとともに、記録のある平成17年度以降で最多となっており、複数の市民がツキノワグマに襲われました。被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。 また、大型商業施設ツキノワグマが侵入するなど、これまでにない事態となったことから、10月20日には加賀市ツキノワグマ緊急対策本部を設置して、加賀市ツキノワグマ緊急警報を発令し、対策を強化してまいりました。 具体的には、場所や時間帯が重ならないよう、市、警察、消防の連携強化による切れ目のない安全パトロールを実施いたしております。また、目撃情報が多数寄せられている山代地区では、毎朝、ドローンによる空からのパトロールを実施しております。さらに、ツキノワグマを引き寄せる餌となる柿や栗などの除去作業や、隠れ場所となるやぶの刈り払い作業について支援する制度を創設いたしました。目撃情報の周知につきましては、防災メールフェイスブック目撃場所の地図を添付して配信することや、防災行政無線を活用して注意喚起するなどの対策を講じております。 次に、北陸新幹線金沢敦賀開業の延期について申し上げます。 国土交通省は今月11日、整備新幹線について検討する与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームに対し、北陸新幹線金沢敦賀間の工事が1年半遅れ、建設費も2,880億円膨らむとの見通しを報告しました。2023年春の開業予定の延期が避けられないとの認識を示したものであります。 本市といたしましては、これまでに敦賀延伸を見込んで様々な施策を打ってきており、期限までの完成を強く願っておりますが、加賀トンネル追加工事などの現状に鑑みますと、残念ながら延期を受け入れざるを得ないというふうに考えております。 このような中、今月14日、15日の両日、加賀温泉駅開業50周年記念事業を執り行いました。主会場であります加賀温泉駅前広場には、両日を合わせて9,000人以上の方々に御来場いただき、大盛況となりました。 今般の開業50周年を契機とし、北陸新幹線敦賀延伸に伴う新たな加賀温泉駅を柱としたMaaSをはじめとした交通や観光政策をさらに推し進めてまいりたいと思います。 次に、スマートシティの推進について申し上げます。 本市では、これまでIoTやAI、ロボットなどの先端技術を社会に取り入れていくことで住民の暮らしの質を高めるとともに、産業の発展につながる「スマートシティ加賀」の実現を目指してまいりました。 スマートシティの実現に向けて、先端技術を持つ企業との連携や、国の関係省庁からの支援、協力を得て取り組んできたところ、本市の取組が全国的に広く認知され始め、スマートシティに関連する様々な機関や団体とつながる中で、推進体制ができてまいりました。 10月20日には、企業や経済界など幅広い分野から13万人のオンライン来場者を集めて開催されたアジア最大級規模のIT技術とエレクトロニクスの国際展示会「CEATEC 2020 ONLINE」において、本市のスマートシティの取組などを紹介し、先進的な取組の実証フィールドとして本市を選んでいただくことをアピールさせていただきました。 また、10月28日には、G20のグローバル・スマートシティ・アライアンスにおけるパイオニア都市に、国内では初めてとなる加盟をいたしました。グローバル・スマートシティ・アライアンスは、昨年、G20において提唱され、世界各国のスマートシティが、透明性、プライバシー、安全性といった共通的な基本原則に沿った形で実現することを目的としたスマートシティ都市連合であります。 本市においても、このグローバル・スマートシティ・アライアンスパイオニア都市として、世界標準での透明性、プライバシー、公平性といった倫理性の確保に努め、市民や企業からの信頼が得られたスマートシティの実現を図ってまいります。また、スマートシティの実現に向けた取組の1つとして、市内におけるドローンなどの活用を進めているところであります。 近年、ドローンなどの小型エアモビリティに関する技術の発展により、これを活用した物流配送やインフラ整備などのビジネスが生まれつつあります。国においても、経済産業省国土交通省が設立した小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会や空の移動革命に向けた官民連携協議会の動きに見られるように、官民を挙げた取組が全国で本格化いたしております。 こうした中、本市において、将来的にドローンなどを活用していくことを見据え、市内における活用について調査、研究する場として、市と連携協定を締結しているドローン事業者学識経験者市内事業者などで構成する「加賀市ドローン・エアモビリティ社会実装推進調査会」を今月4日に設立いたしました。 今後、本調査会において、ドローン活用による地域課題の解決や、加賀市発のドローンビジネスの創出、ドローン産業の人材の育成などの調査、研究を行い、社会経済活動生産性向上を目指してまいります。 次に、マイナンバーカードの申請及び交付状況について申し上げます。 今月23日現在での本市の申請率は65.3%で、全国の市町で最も高い数字となっており、交付率は2番目に高い43.4%となっております。 今月19日には、平井デジタル改革担当大臣及び武田総務大臣と意見交換を行う内閣府主催のマイナンバーローカルサミットのウェブ会議において、マイナンバーカード取得促進に向けた本市の取組を紹介させていただいたところであります。 次に、今月6日に締結いたしました自立共生支援AIを活用した健康長寿まちづくりに関する連携協定について申し上げます。 本市では、3回にわたり認知症国際アジア会議in加賀を開催し、認知症に関して国内外の有識者や大学などの研究機関、企業、医療関係者との関係性を築いてきたところであります。 その中で、ケアの向上や健康増進などに、AIを活用して先進的な研究を行っている国立大学法人静岡大学及び一般社団法人みんなの認知症情報学会との御縁があり、今年2月から共同事業を行い、このたびさらなる取組を推進するため、三者による連携協定を締結したものであります。 本協定は、静岡大学と一般社団法人みんなの認知症情報学会が研究開発を進めている自立共生支援AIを活用して、認知症ケアの向上やフレイル予防などについて研究し、その成果を地域で実証、実装していくことで、市民の心身の健康と生活の質を高め、健康長寿に役立てることを目的といたしております。本協定による取組が社会保障費の削減にもつながるものと大いに期待いたしているところであります。 なお、これらの取組を推進するため、静岡大学ケア情報学研究所サテライト研究所をかが交流プラザさくら内に設置することといたしております。 次に、9月29日に締結いたしました教育を軸にした地方共創に向けての包括連携協定について申し上げます。 本市の未来を切り開く人材を創出するため、認定特定営利活動法人Teach For Japanと、教育分野を中心とした包括連携協定を締結いたしました。認定特定営利活動法人Teach For Japanでは、独自に選考し研修した人材を、学校現場に派遣するプログラムを実施しており、派遣された人材と学校現場の先生方との協働により、子供たちにとってよりよい学習環境を提供することといたしております。このほかにも、認定特定営利活動法人Teach For Japanが持つ多様な外部機関との連携を活用し、本市の教育大綱教育振興基本計画の見直しへの助言をいただくことといたしております。 本協定により、既存の枠に捉われない人材の活用や、社会に開かれた教育課程を実現するための外部連携を図り、学校組織の活性化と生徒一人一人の可能性と機会の最大化を目指してまいります。 次に、加賀市高校魅力化コンソーシアムの設立について申し上げます。 本市の最重要課題である人口減少の要因の1つである市内中学生市内高等学校への進学率の減少を食い止め、市内高等学校魅力向上を図るため、県と市という行政の枠組みを越えた加賀市高校魅力化コンソーシアムを10月5日に設立いたしました。 本コンソーシアムには、高等学校小・中学校の校長、PTAなどの学校関係者をはじめ、高等学校の所在する地域の方々、就職の受け皿となる産業界等に加え、他の地域において高校魅力化を実際に支援された、教育や地方創生に関する政策アドバイザーにも御参加いただいております。 本コンソーシアムでは、地域内外の人や資源をつなぐ機会の創出、地域課題の解決などの探究的な学びの実施など、「子供たちが行きたくなる」「保護者が行かせたくなる」「充実した生活が得られる」高等学校の在り方を検討し、実現していくことといたしております。 今後、官・民・学の協働の下、地元に根差した人材育成や、地元の魅力に触れられる取組を強化、推進してまいります。 それでは、今定例会に提案しております議案等について、その概要を御説明申し上げます。 報告第19号は、専決処分について、議会の承認を求めるものであります。 その内容は、新型コロナウイルス経済対策として実施してまいりました加賀市民宿泊限定加賀温泉郷応援リフレッシュ割」第2弾、及び加賀温泉駅開業50周年記念フォーラム事業に係る一般会計補正予算について、専決処分を行ったものであります。 議案第95号は、一般会計補正予算であります。 補正額は4億440万円を増額し、補正後の総額は435億6,020万円であります。 主な補正といたしましては、まず、新しい生活様式に基づく小・中学校ICT教育環境の整備費を増額いたしております。 これまでに、児童生徒学習用PC端末の1人1台の整備が完了いたしておりますが、これに加えて、コロナ禍における分散授業や、自宅でのオンライン授業を円滑に行うため必要な指導者用PC端末大型モニターなどの機材を、市内全ての小・中学校に整備するものであります。 次に、加賀温泉郷オンラインマラソン2021大会の開催準備費用について追加計上しております。 新型コロナウイルス感染症の影響により、加賀温泉郷マラソンの開催が来年度も中止となったことを踏まえまして、来年春に、スマートフォンで走行距離を測るアプリを使用し、コロナ禍においても開催できるオンライン形式によるマラソン大会を実施して、大会ブランドの維持を図ってまいります。 このほか、人件費関係では、人事院により国家公務員期末手当の0.05か月分引下げが勧告され、国が基準を見直すことから、これに準じて市議会議員及び市職員の期末手当を減額するとともに、本年度の人員配置の実績に基づき、職員給与費を補正しております。 以下、その他の主な歳出補正について、概要を御説明申し上げます。 総務費では、人口減少対策として実施しております移住・定住住宅取得助成につきまして、当初の見込みを上回る申請がありましたことから、助成費を増額いたしております。 また、マイナンバーカード申請受付体制を拡充したことにより、事務費等を増額いたしております。 民生費では、離職や休業された方々への家賃助成について、新型コロナウイルス感染症の拡大による年齢要件の緩和などの制度変更に伴い、増額いたしております。 衛生費では、南加賀急病センターにおいて、新型コロナウイルス感染症の影響で受診者数が減少し、診療収入が減少する見込みであることから、診療事業等に係る南加賀広域圏事務組合への負担金を増額いたしております。 また、小松加賀環境衛生事務組合で実施しておりますし尿処理施設改築事業費について、財源内訳が変更されたことに伴い、負担金を増額いたしております。 商工費では、本年4月から5月にかけての新型コロナウイルス感染拡大の際に、石川県の緊急事態措置としての休業等の要請に応じた事業者の方々に対し、県と協調して実施した石川県感染拡大防止協力金事業の本市の負担金を追加計上いたしております。 土木費では、加賀温泉駅周辺のおもてなし空間の形成と駅前の交通機能の強化、充実を図るため、加賀温泉駅前広場整備のうち、一般車とバス、タクシーなどが交差する環状交差点商業施設側歩行者通路の整備費のほか、在来線下の自由通路の改修工事に係る地盤改良の設計費を追加計上いたしております。 消防費では、円滑な消防、救急活動を行うため、新型コロナウイルスをはじめとした感染症患者を搬送する際の感染防止装置の購入費や、火災予防の広報などに使用する車両の更新費を追加計上いたしております。 教育費では、小・中学校において、ウイルスなどによる感染リスクを軽減するため、手洗い用の蛇口を自動水栓やレバー式などに交換する費用を追加計上するほか、来年度の中学校教科書の改訂に伴い、新たに必要となる指導書の購入費を追加計上いたしております。 公債費では、令和元年度に借り入れた市債の事業費の年度間調整に伴う一部繰上償還費や、利率の確定などによる元利償還費を補正いたしております。 このほか、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、観光振興やイベントの開催など、事業の中止、縮小が確定したものについて不用額を減額いたしております。 次に、歳入につきましては、市税において、新型コロナウイルス感染症の影響による固定資産税などの徴収猶予や、法人市民税、入湯税などの減収見込分を減額するとともに、歳出に充当する歳入として、地方交付税国庫支出金、繰入金、市債、繰越金などを増額いたしております。 繰越明許費につきましては、年度内に完了することが困難な加賀温泉周辺施設整備事業について計上いたしております。 さらに、債務負担行為といたしましては、加賀市環境美化センター運転管理業務や、柴山潟周辺の観光拠点などの整備のため、加賀市浄化センターに隣接する土地の先行取得に係るものなど、5件の事業を追加いたしております。 議案第96号は、国民健康保険特別会計補正予算であります。 補正額は1億7,911万7,000円を増額し、補正後の総額は75億5,547万6,000円であります。 その内容は、被保険者の増加に伴う療養給付費などの増額や、令和元年度事業の精算に伴う返還金や追加納付金職員給与費などの減額であります。財源は、都道府県支出金や諸収入、一般会計繰入金などを補正いたしております。 議案第97号は、後期高齢者医療特別会計補正予算であります。 補正額は388万3,000円を増額し、補正後の総額は9億9,952万9,000円であります。 その内容は、平成30年度税制改正に伴うシステム改修費などを追加計上いたしております。財源は、一般会計繰入金を補正いたしております。 議案第98号は、介護保険特別会計補正予算であります。 補正額は67万2,000円を増額し、補正後の総額は76億929万8,000円であります。 その内容は、来年4月の制度改正に伴うシステム改修費の追加計上や、職員給与費などの減額のほか、国の交付金の確定に伴う財源更正を行うものであります。財源は、国庫支出金や繰入金などを補正いたしております。 議案第99号は、加賀山中温泉財産区特別会計補正予算であります。 補正額は1,300万円を減額し、補正後の総額は1億9,250万円であります。 その内容は、新型コロナウイルス感染症の影響による温泉事業収入の減少に伴う事業費の減額のほか、職員給与費などの補正を行うものであります。財源は、温泉配湯収入や繰越金、諸収入、繰入金などを補正しております。 議案第100号は、病院事業会計補正予算であります。 補正額は3,847万1,000円を減額し、補正後の総額は94億4,363万9,000円であります。 その内容は、病院建設改良費医療器械などの資産購入費における不用額分の減額や給与費などの補正を行うものであります。収入では、新型コロナウイルス感染症の影響により、医業収入を減額いたしております。これに伴う損失に対しましては、資金繰りを円滑にするため、特別減収対策企業債を発行し補填いたします。このほか県補助金一般会計繰入金、企業債などを補正いたしております。 議案第101号は、水道事業会計補正予算であります。 補正額は384万1,000円を減額し、補正後の総額は40億9,695万9,000円であります。 その内容は、職員給与費の補正を行うものであります。収入では一般会計繰入金内部留保資金からの補填を補正いたしております。 議案第102号は、下水道事業会計補正予算であります。 補正額は849万1,000円を減額し、補正後の総額は40億7,250万9,000円であります。 その内容は、企業債などの借入額の確定に伴う財源更正や、職員給与費などの補正を行うものであります。収入では企業債や内部留保資金からの補填を補正いたしております。 続きまして、条例案件について御説明を申し上げます。 今回、提案いたしております条例案件は11件であります。 議案第103号から議案第106号までの4件につきましては、市議会議員及び市職員の期末手当の支給割合を、国の基準に準じて改めるため、関係条例の一部を改正するものであります。 議案第109号加賀市公の施設の指定管理者指定手続等に関する条例の一部改正については、都市公園法等に基づく公募設置管理制度において選定された民間事業者を、当該都市公園指定管理者の候補者として、公募によらずに選定できるようにするものであります。 議案第110号加賀市立保育園設置条例の一部改正については、金明保育園湖北保育園潮津保育園の3つの保育園を再編し、スワトン保育園を設置するほか、現在休園中の山代保育園三木保育園を廃止するものであります。 そのほか諸法令の改正に伴い、関係条例の一部を改正するものが5件であります。 その他の案件は53件提案いたしております。 議案第114号から議案第166号までは、今年度末で指定管理者指定期間が終了する公の施設について、来年度からの指定管理者の指定に係る議会の議決を求めるものであります。 以上が本日提案いたしております議案等の概要であります。 何とぞ御審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 なお、議案第103号から議案第106号までは、急を要する案件でありますので、速やかに御審議を賜りますよう特段の御配慮をお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(中谷喜英君) 提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○議長(中谷喜英君) これより、ただいま議題となっております市長提出議案のうち、第103号から第106号までに対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 △委員会付託 ○議長(中谷喜英君) ただいまの議案第103号から第106号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の総務経済常任委員会に付託いたします。
    △休憩 ○議長(中谷喜英君) この際、付託議案の審査のため暫時休憩いたします。                             午前10時31分休憩                令和2年11月25日(水)午前11時30分再開出席議員(17名)                           1番  東野真樹                           2番  中川敬雄                           3番  南出貞子                           4番  上田朋和                           6番  辰川志郎                           7番  稲垣清也                           8番  中谷喜英                           9番  田中金利                          10番  林 直史                          11番  高辻伸行                          12番  山口忠志                          13番  今津和喜夫                          14番  岩村正秀                          15番  林 茂信                          16番  林 俊昭                          17番  新後由紀子                          18番  川下 勉欠席議員(0名) △再開 ○議長(中谷喜英君) 会議を再開し、休憩前の議事を続けます。 △委員長報告 ○議長(中谷喜英君) 市長提出議案第103号から第106号までを一括議題といたします。 以上の各案件の委員会における審査の経過並びにその結果について、委員長の報告を求めます。 総務経済委員長、稲垣清也君。 ◆総務経済委員長(稲垣清也君) 総務経済委員会に付託されました案件の審査の結果につきまして御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第103号から議案第106号までの条例案件4件であります。 これらの案件につきまして、関係部課長の出席を求め、詳細なる説明を受け、慎重に審査を進めました結果、全議案とも全会一致でもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上が審査の結果でありますので、何とぞ本委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、総務経済委員会の報告といたします。 ○議長(中谷喜英君) 委員長の報告は終わりました。 △質疑 ○議長(中谷喜英君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 △討論 ○議長(中谷喜英君) これより討論に入ります。 通告がありましたので、発言を許します。 新後由紀子君。 ◆(新後由紀子君) 私は、日本共産党の地方議員を代表して、議案第103号加賀市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について、議案第106号加賀市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての2件に反対し、討論を行います。 今回の条例改正は、11月7日、県人事委員会の一時金の引下げ勧告に合わせ一時金を引き下げ、市職員の期末手当を0.05か月分引き下げ、年間4.45か月とするものであります。 反対理由の第1は、コロナ禍の下で奮闘する市職員の要望に応えることなく、職員の生活改善や疲弊する地域経済の回復に必要な賃上げに背を向けるものであります。加賀市の財政状況は非常に厳しいものですが、税金の使い方を工夫すれば、一時金の減額分の財源不足を確保することは可能だと思います。また、地方公務員の期末手当の削減は、民間企業の労働者の給与と一時金に影響を与えることが大変危惧されます。そもそも人事委員会勧告は、地方公務員法第14条において、人事院勧告と同様に自治体の当局ないし議会に実施義務を負わせていません。その上、人事委員会未設置の自治体の地方公務員の給与改定は、労使における団体交渉における合意に基づき行われますが、その労使間の交渉における県人事委員会の勧告については参考資料にとどめるべきものと考えます。 加えて指摘しますが、反対理由の第2は、コロナ禍の下で、昼夜、市民の命と健康、住民の安心・安全を守るため奮闘し、あらゆる分野で業務が激増しています。こんなとき職員に対して不利益を強いるべきではありません。職員の一時金引下げは、市職員のモチベーションの低下を招くおそれがあります。新型コロナウイルスの第3波の到来が現実化しています。直ちに市職員への感染防止策を進め、危険、業務増などに応じて処遇改善されるべきであります。 また、会計年度職員の処遇改善も待ったなしだと思います。今回の県人事委員会の問題点を指摘して反対討論といたします。 ○議長(中谷喜英君) 以上をもって討論は終わりました。 △市長提出議案採決(議案第103号外1件) ○議長(中谷喜英君) これより採決いたします。 まず、市長提出議案第103号及び第106号の2件を一括採決いたします。 以上の各案件に対する委員会の決定は、原案可決であります。 お諮りいたします。 以上の各案件は、委員会の決定のとおり、原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(中谷喜英君) 起立多数と認めます。よって、以上の各案件は原案のとおり可決されました。 △市長提出議案採決(議案第104号外1件) ○議長(中谷喜英君) 次に、市長提出議案第104号及び第105号の2件を一括採決いたします。 以上の各案件に対する委員会の決定は、原案可決であります。 お諮りいたします。 以上の各案件は委員会の決定のとおり、原案可決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○議長(中谷喜英君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は原案のとおり可決されました。 △休会決定 ○議長(中谷喜英君) 日程第4、休会の件についてお諮りいたします。 議案調査のため、明26日から12月7日までの12日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(中谷喜英君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会することに決しました。 △閉議 ○議長(中谷喜英君) 本日の議事はこれをもって終了いたしました。 次会は、12月8日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。                             午前11時38分閉議             議事日程(第1号)                          令和2年11月25日(水)                          午前10時 開議日程第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 市長提出報告第19号及び議案第95号から第166号まで     一括議題      説明      内 議案第103号から第106号まで        質疑、委員会付託        委員長報告・質疑、討論、採決  第4 休会の決定     閉議              (写)                         発加総第110号                         令和2年11月25日加賀市議会議長  中谷喜英様                       加賀市長  宮元 陸          議案の提出について 令和2年12月加賀市議会定例会に提案する議案を、次のとおり提出します。          議案第95号から議案第166号まで-----------------------------------              (写)                         発加総第111号                         令和2年11月25日加賀市議会議長  中谷喜英様                       加賀市長  宮元 陸          報告書の提出について 令和2年12月加賀市議会定例会において、次のとおり提出します。          報告第19号-----------------------------------              (写)                         収加総第11.18-1号                         令和2年11月25日加賀市議会議長  中谷喜英様                       加賀市長  宮元 陸          説明員の出席について(通知) 地方自治法(昭和22年法律第67号)第121条及び加賀市議会委員会条例(平成17年加賀市条例第218号)第20条の規定により、令和2年12月加賀市議会定例会及び委員会の説明員を、別紙のとおり通知します。          令和2年12月加賀市議会定例会説明員名簿   市長                       宮元 陸   副市長                      深村富士雄   会計管理者(兼会計課長)             谷口幸枝   総務部長                     柴田義徳   政策戦略部長                   藏 喜義   市民生活部長                   荒谷啓一   健康福祉部長                   堀川夏雄   観光推進部長                   中村 誠   経済環境部長                   山田圭一   建設部長                     嶽野一義   上下水道部長                   高本充浩   山中温泉支所長                  永田祥二   総務部副理事                   菅本昇司   市民生活部次長(兼生活安全課長)         西野主税   健康福祉部次長(兼子育て支援課長)        奥村清幸   観光推進部次長(兼誘客推進課長)         宮永正人   経済環境部次長                  米屋直樹   総務課長                     水井勇一   総務課参事                    伊藤玲子   防災対策課長                   西山昌明   防災対策課参事                  喜多良和   財政課長                     奥野俊雄   財政課参事                    西野正芳   財政課参事                    野村幸正   工事検査室長                   藏 公雄   秘書課長                     新家直樹   政策推進課長                   山本昌幸   イノベーション推進課長(兼イノベーションセンター所長)                            岡田隆之   窓口課長                     東方和好   窓口課参事                    山村嘉康   地域づくり推進課長(兼人口減少対策室長)     池端綾乃   税料金課長                    山下晴浩   税料金課参事                   奥村喜代乃   地域福祉課長(兼消費生活センター所長)      上出卓己   地域福祉課参事                  畦地保幸   ふれあい福祉課長                 奥野倫恵   長寿課長                     山下 秀   地域包括支援センター所長             西 ミキ   子育て支援課参事                 河崎由起子   子育て応援ステーション所長            藪井芳恵   保険年金課長                   小茂出 健   健康課長                     北口未知子   健康課参事                    新谷俊彰   観光交流課長                   中野秀俊   観光交流課参事                  出渕明美   文化振興課長                   澤出幸雄   商工振興課長(兼企業誘致室長)          高見幸宏   農林水産課長                   山岸由紀夫   農林水産課参事(兼農業委員会事務局長)      辰野 毅   農林水産課参事                  東出康弘   環境政策課長                   小出仙憲康   環境政策課参事                  小森雅之   土木課長                     谷口 睦   土木課参事                    北口陽治   都市計画課長                   西田佳津男   新幹線対策室長                  中野 豊   新幹線対策室参事                 屋後孝紀   管理課長                     永田万寿実   建築課長                     嶌崎建治   建築指導室長                   坪田 健   経営企画課長                   田町義人   経営企画課参事                  松岡由紀子   水道課長                     市川 清   下水道課長(兼加賀市浄化センター所長)      堀野裕之   振興課長                     河嶋浩司   医療センター管理部長               加藤正則   医療センター総務課長               石本博志   医療センター総務課参事              河本正巳   医療センター企画経営課長             蔦 秀和   医療センター企画経営課参事            角谷 一   医療センター医療サービス課長           土岐昌生   医療センター健診センター課長           梶原敏生   看護学校庶務課長                 藤井忠智   議会事務局長                   宮地 徹   議会事務局次長                  奥村外与彦   代表監査委員                   浅井廣史   監査委員事務局長                 代工雅子   監査委員事務局次長                西山英明   教育委員会教育長                 山田利明   教育委員会事務局長                梶谷清裕   教育委員会事務局次長(兼学校指導課長)      公下 隆   教育庶務課長                   渡部哲也   生涯学習課長                   宮下和也   中央図書館長(兼市政図書室長、議会図書室長)   新家有紀子   山中図書館長                   山下博子   スポーツ推進課長                 田中慎一   消防長                      市村公一   消防総務課長                   花澤賢一   予防課長                     大和克幸   警防課長                     見付広一   消防署長                     坂井元喜   加賀山代温泉財産区管理会長            中野英次   加賀山中温泉財産区管理会長            畦地和司   加賀山代温泉財産区管理会事務局長         山谷文隆              (写)                         収加総号外                         令和2年11月25日加賀市議会議長  中谷喜英様                       加賀市長  宮元 陸          説明員の欠席について(通知) 令和2年12月加賀市議会定例会説明員のうち、次の者が本会議を欠席しますので通知します。所属職氏名期日理由長寿課課長山下 秀11月25日 12月8日 12月9日 12月15日病気療養のため-----------------------------------              (写)                         発加監第78号                         令和2年9月28日加賀市議会議長  中谷喜英様                      加賀市監査委員  浅井廣史                      加賀市監査委員  林 茂信          例月出納検査結果について(報告) 地方自治法第235条の2第1項の規定により、令和2年8月末現在の現金出納検査を行ったので、その結果を同条第3項の規定により次のとおり報告する。1 検査年月日 令和2年9月28日2 検査の概要 令和2年8月分出納について検査を実施したところ、その収支は別添のとおりで、一般会計・特別会計・公営企業会計(水道事業会計・下水道事業会計・病院事業会計)ともに収支の計数において違算はなく、指定金融機関の取り扱った収支額と符合していることを確認した。-----------------------------------              (写)                         発加監第87号                         令和2年10月27日加賀市議会議長  中谷喜英様                      加賀市監査委員  浅井廣史                      加賀市監査委員  林 茂信          例月出納検査結果について(報告) 地方自治法第235条の2第1項の規定により、令和2年9月末現在の現金出納検査を行ったので、その結果を同条第3項の規定により次のとおり報告する。1 検査年月日 令和2年10月27日2 検査の概要 令和2年9月分出納について検査を実施したところ、その収支は別添のとおりで、一般会計・特別会計・公営企業会計(水道事業会計・下水道事業会計・病院事業会計)ともに収支の計数において違算はなく、指定金融機関の取り扱った収支額と符合していることを確認した。        令和2年12月加賀市議会定例会議案付託表(第1次)総務経済委員会議案番号件名議案第103号加賀市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について議案第104号加賀市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について議案第105号加賀市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について議案第106号加賀市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について...