平成23年 3月 定例会(第2回) 平成23年2月25日(金)午前10時00分開会・
開議出席議員(22名) 1番 稲垣清也 2番 西川昌之 3番 中谷喜英 4番 田中金利 5番 林 直史 6番 宮崎 護 7番 高辻伸行 8番 安達優二 9番 谷本直人 10番 室谷弘幸 11番 今津和喜夫 12番 山口忠志 13番 宮本啓子 14番 岩村正秀 15番 細野祐治 16番 上出栄雄 17番 小塩作馬 18番 西出清次 19番 林 俊昭 20番 吉江外代夫 21番 新後由紀子 22番 川下 勉欠席議員(0名)
△開会・開議
○議長(岩村正秀君) ただいまから、平成23年第2回
加賀市議会定例会を開会いたします。 これより、本日の会議を開きます。
△議長諸報告
○議長(岩村正秀君) 今定例会の説明員の出席及び監査委員による監査結果報告の各報告につきましては、お手元に配付のとおりであります。
△
会議録署名議員指名
○議長(岩村正秀君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本署名議員には会議規則第81条の規定により、稲垣清也君、西川昌之君を指名いたします。
△会期決定
○議長(岩村正秀君) 日程第2、会期の決定を行います。 お諮りいたします。 今定例会の会期は、本日から3月17日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(岩村正秀君) 御異議なしと認めます。よって、今定例会の会期は21日間とすることに決しました。
△
市長提出議案説明
○議長(岩村正秀君) 日程第3、本日市長から提出のあった報告第1号及び議案第3号から第37号までを一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 寺前市長。
◎市長(寺前秀一君) 本日、平成23年第2回
加賀市議会定例会を開催するに当たりまして、市政に対する所信の一端と、提出しております議案の概要について御説明申し上げます。 議員各位並びに市民の皆様方の御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。 初めに、本市を取り巻く
社会経済情勢について申し上げます。 内閣府が2月21日に発表しました
月例経済報告によりますと「景気は、持ち直しに向けた動きが見られ、足踏み状態を脱しつつある。ただし、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある」との基調判断を示しております。 このような経済情勢のもと、現在開会中の国会では、成長と雇用を重点に置いた平成23年度の政府予算案が審議されております。 しかしながら、昨今の報道では、
予算関連法案の取り扱いに関して予断を許さないとの見方が大勢を占めております。 特に、
子ども手当法案をめぐっては、本市を含む多くの自治体や市民が影響を受けることから、当面は国会の動向を注視しながら全国市長会や他市との情報交換に努めたいと考えております。 次に、市内における雇用情勢についてであります。 平成22年12月期の
市内有効求人倍率は、0.82倍となり、前年同月より0.17ポイント改善したとの報告がございました。 また、新規高卒者の1月末の就職内定率が99.1%に達したとお聞きし、関係各位の御尽力に深く感謝申し上げます。 全体としては、本市の主要産業である製造業の回復基調が雇用の安定に大きく貢献しているとのことであり、まだ楽観こそできませんが、地域経済が着実に回復することを切に願うものであります。 それでは、新年度の当初予算案の編成に当たっての基本的な姿勢と重点施策について申し上げます。 基本姿勢の第1点目は、市長就任時に掲げました医療体制の充実、
公共交通対策、子育て環境の充実、
加賀ブランドの創出など、総合計画の
中期実施計画において最重点施策と位置づけました事業について、優先的に予算措置をしたことであります。 2点目は、厳しい財政状況を踏まえ、昨年9月に策定した
中期財政計画における
財政健全化への
取り組み方針や、ここに掲げました数値目標を念頭に、健全財政の維持に努めたところであります。 3点目は、新たな取り組みとして
予算編成過程の透明化に向け、公開討論会などの行政評価を実施し、これを踏まえた予算編成の公開を進めたことであります。 これらの基本姿勢にのっとり、施策の優先順位を見極めながら予算編成を進めてまいりました。 次に、重点施策について申し上げます。 まず、医療体制を強化する取り組みであります。 本市にある2つの市立病院のあり方につきましては、平成17年の合併を契機として、審議や答申がなされており、今年度も救急医療をテーマに公開で議論をさせていただきました。 新年度には、加賀市の医療のあり方について市民や
医療関係者の意向も踏まえ、新しい施設の整備も視野に入れ、安心の
医療提供体制の構築に向けた基本構想をお示ししたいと考えております。 次に、交通体系を充実する取り組みとしまして、本日提案しております加賀市
地域交通基本条例の基本方針に基づき、安全で円滑な地域交通の構築に向けて
生活バス路線の
維持対策補助金などを拡充することとしております。 子育てを応援する取り組みとしましては、
松が丘保育園整備助成や橋立保育園の施設整備に着手いたしますとともに、これからの公立保育園のあり方を考えるシンポジウムを開催したいと考えております。
加賀ブランドを確立する取り組みとしましては、カモ料理をテーマとした
加賀ブランドの創出や観光地のブランド化を推進いたします。 また、北陸新幹線の金沢開業に向けた取り組みとしまして、新たに発足しました加賀市
観光交流機構とも連携しながら、総合的な
観光誘客事業を実施し、首都圏を見据えた情報発信に取り組んでまいります。 このほか、市内の各商店街の
活性化事業や新商品の開発に対する助成の拡大などにより、頑張っている企業を応援し、若年者を対象とした
Uターン雇用奨励金の交付制度の新設や、高校生を含む産業人材の育成、
緊急雇用創出事業の実施などにより雇用の確保に努めてまいります。 これらの重点施策を初め、それぞれの分野での事業を着実に実施し、住んでよし訪れてよしのまちづくりに邁進してまいりたいと考えております。 それでは、今議会に提出しております報告案件及び議案について御説明申し上げます。 報告第1号は、
積雪対策費に係る平成22年度加賀市
一般会計補正予算の専決処分についてであります。 今年度は、1月末に
山中温泉地区で140センチを超える積雪を記録するなど、例年を上回る降雪となりました。 そこで、
積雪対策費の現計予算が不足することが見込まれたことから、除排雪の委託費の執行を適切に行うため、早急に予算を補正する必要が生じましたので、2月10日に8,000万円を追加する補正予算について専決処分を行ったものであります。 この処分につきましては、地方自治法第179条の規定に基づき議会の承認を求めるものであります。 続きまして、予算案件について御説明申し上げます。 初めに、議案第3号から議案第12号までの平成23年度当初予算について申し上げます。 各会計の予算規模は、一般会計が297億円、
国民健康保険特別会計ほか6つの特別会計の合計が195億8,360万円、病院事業及び水道事業の2つの企業会計の合計が107億9,180万円となり、これらを合わせた全会計の予算総額は600億7,540万円となっております。前年度の当初予算比では、一般会計で1.5%、全会計では2.0%の増加となります。 それでは、一般会計の歳入から申し上げます。 歳入のうち、最も大きな柱である市税収入につきましては、前年度当初予算比で0.6%の増加を見込んでおります。 市民税につきましては、国の税制改正案による法人税率の引き下げに伴い、
法人市民税が減少するものの、景気動向を考慮した
個人市民税の伸びにより、前年度当初予算に比べて0.8%の増加を見込んでおります。 また、市たばこ税、軽自動車税、入湯税などについても、1.4から4.5%程度の増加を見込んでおります。
地方交付税につきましては、その配分方式が変更されたため
普通交付税が減少し、さらに、国の制度改正により
特別交付税の総額が減額されたことから、合わせて2.4%の減少を見込んでおります。 一方、
臨時財政対策債は14%の増加となり、
地方交付税と
臨時財政対策債を合わせました実質的な
地方交付税は、1%の増加を見込んでおります。 そのほか、
国庫支出金につきましては、
子ども手当交付金や
生活保護費負担金の増加により、21%の増加を見込んでおります。 市債につきましては、
臨時財政対策債が増加するものの
小松加賀広域斎場の建設に係る合併特例債の皆減などにより、8.6%の減少となっております。 これらの歳入をもっても、なお歳出に対して不足する金額3億8,000万円につきましては、
財政調整基金の取り崩しにより対応することとしております。 次に、歳出についてであります。 最初に、義務的経費についてであります。 人件費では、
職員給与費は減少いたしますが、定年退職者の増加による退職手当の増加と議会の
議員年金制度が本年6月に廃止されることに伴う
議員共済負担金の増加などにより、全体で6.1%の増加となっております。 次に、扶助費では、
子ども手当給付費の通年給付に伴う増加や、
生活保護費及び障がい者福祉費の増加が見込まれるため、合わせて11.1%の増加となっております。 公債費では、
環境美化センター整備事業債の償還が平成22年度までにほぼ終了したことなどにより、10.9%の減少となっております。 次に、政策的な経費についてであります。 主な事業の概要につきましては、総合計画の施策の大綱に沿った7つの分野ごとに申し上げます。 まず、人づくりの分野では、市民の皆様との協働を推進する取り組みとして、
山中温泉地区において
まちづくり活動の拠点となる地区会館の設置や、その活動に対する助成を新たに行ってまいります。 次に、自然環境の分野では、
ラムサール条約登録湿地の範囲について、現在の片野鴨池から柴山潟周辺への拡大に向けました取り組みに着手してまいります。 また、一昨年に陥没事故が発生しました
尼御前岬園地の安全性を確保するとともに、駐車場を含めた園地の再整備を行います。 健康・福祉の分野では、先ほど申し上げました医療体制の検討のほか、市民の健康を守る取り組みとして2月にスタートしました子宮頸がん、
インフルエンザ菌b型、
小児用肺炎球菌ワクチンに係る
予防接種事業を継続してまいります。 子育てを応援する取り組みでは、中学校卒業までの通院・入院費を対象とした
こども医療費助成を継続するとともに、学童保育の整備や運営助成などを行います。 なお、
子ども手当につきましては、現在、国会で審議中の
子ども手当法案に基づく給付額で予算措置を行っております。 文化・教育の分野では、地域の歴史を生かす取り組みとして、大聖寺十万石城下町の再生に向け、
河道船着き場の整備や石川県と連携を密にした錦城山の国史跡指定に向けた発掘調査を初め、橋立地区や
山中温泉東谷地区における
伝統的建造物の保存に取り組んでまいります。 また、学びの向上に向けた取り組みとして、
橋立小・中学校の改築整備や
東谷口小学校のプール整備を行うこととしております。 都市基盤の分野では、良好な居住環境を創出する取り組みとして、
都市計画基本図の
全市デジタルデータ化に取り組むとともに、各地区で実施する
生活道路整備への助成や、住宅地を中心とした側溝整備を引き続き行います。 また、交通体系を充実する取り組みとしては、
地域交通対策を拡充するほか地域間の連絡網としての道路、橋梁などの整備を図ってまいります。 さらに、良好な景観をつくり保全する取り組みとして、新総湯を核とした
片山津温泉街の整備を継続するとともに、橋立地区や
山中温泉東谷地区における歴史的景観の整備に対する助成を行います。 市民の安全な暮らしを守る取り組みとしては、
消防本部庁舎の
耐震改修工事に向けた実施設計に着手するとともに、通信指令室における高
機能指令システムの導入に向けた実施設計を行います。 産業・観光の分野では、
加賀ブランドを確立する取り組みとして、山中漆器などの
伝統工芸産業の後継者の育成に取り組んでまいります。 また、観光交流の活性化と合わせて、市内の雇用をふやす取り組みとして、国の
緊急経済対策として実施されている
ふるさと雇用・
緊急雇用創出事業を活用し、特別会計と合わせて83名の雇用を創出することとしております。 さらに、農作物を有害鳥獣から守る取り組みとして、イノシシの
侵入防止さくや捕獲おりなどの設置に対する助成を行います。 最後に、行政財の分野では、透明度の高い市政を確立する取り組みとしての(仮称)
市民主役条例の制定を推進するとともに、新たにインターネットを用いた議会の中継を取り入れてまいります。 また、効率の良い行財政を行う取り組みとして、
市発注工事等に係る電子入札の導入を進めることとしております。 以上が一般会計における主要な事業の概要でございます。 次に、特別会計であります。
国民健康保険特別会計では、予算総額が91億2,290万円となり、前年度比1.5%増加いたしました。 歳出では、医療費の増加が見込まれ、
保険給付費が1.5%増加しております。 医療費を抑制するための新たな取り組みといたしましては、保険の加入者に対し、
後発医療医薬品、
ジェネリック医薬品の使用を勧奨するとともに、健診結果に基づく保健指導などを充実し、健康に対する関心を一層高めていただくよう働きかけてまいります。 歳入では、昨年12月に議決をいただきました保険税率の改定を踏まえて、保険税の口座振替の推進や未納者との相談機会の充実など、国保会計の健全化に向けた
収納率向上対策を強化してまいります。また、加入者の方々の
保険税負担を軽減するために、一般会計からの通常の繰り入れとは別に、1億7,906万3,000円を繰り入れることとしております。
後期高齢者医療特別会計では、予算総額が7億7,320万円で、前年度比2.6%減少しております。内容は主に
後期高齢者医療広域連合への納付金が減少したものであります。
介護保険特別会計では、予算総額が61億3,930万円で、前年度比4.7%増加しております。これは、要支援者及び要介護者の増加に伴い、
保険給付費及び
地域支援事業費が増加することによるものであります。
下水道事業特別会計では、予算総額が30億9,720万円で、前年度比9.1%の増加となっております。主な内容は、
公共下水道事業では、柴山潟の浸水対策として
雨水排水施設の整備を継続して実施するとともに、
大聖寺錦城ヶ丘、別所町、動橋町、梶井町において
管渠築造工事等を実施するものであります。
農業集落排水施設整備事業では、平成23年度完成に向け、勅使地区の管路の整備等を実施することとしております。
山代温泉財産区特別会計では、予算総額が1億3,830万円で、前年度比53%の減少となっております。減少の主な内容は、山代温泉古総湯の整備が終了したことによるものであります。
山中温泉財産区特別会計では、予算総額が1億6,090万円で、前年度比0.8%の増加となっております。予算規模は、ほぼ前年並みでありますが、平成23年度から菊の湯事業において、
山中温泉街の周遊バスであるお散歩号の乗客に対する入浴料金を半額とする取り扱いを新たに開始することとしております。
土地区画整理事業特別会計では、予算総額が1億5,180万円で、前年度比25.1%の増加となっております。この内容は、
橋立土地区画整理事業において工事費を減額しておりますが、
長谷田西土地区画整理事業において市債の借りかえ、5,544万円を計上することによる増額であります。 次に、企業会計であります。
病院事業会計では、
加賀市民病院並びに
山中温泉医療センターの2事業で、予算総額が58億680万円となり、前年度比0.9%の増加となっております。
加賀市民病院事業では、職員の退職手当の減少及び安定した医療と収益の確保に向けた取り組みにより、収支均衡が図られた予算となっております。
山中温泉医療センター事業を含めた収支では、赤字予算となるものの赤字の幅は、前年度比で約60%減少しております。
水道事業会計では、予算総額が49億8,500万円で、前年度比3.5%の増加となっております。
山中浄水場から山代配水池までの
送水管布設事業を初めとし、
山中浄水場の膜ろ過施設の整備や耐震整備を継続して実施してまいります。また、
石綿セメント管や老朽管の更新につきましても、計画的に進めてまいります。 続きまして、議案第13号から議案第21号までの平成22年度3月補正予算について、その概要を説明いたします。 一般会計では、8,310万円を減額し、補正後の総額を302億5,800万円とするものであります。 国の補正予算に伴い交付される住民生活に光をそそぐ交付金の2次配分額が決定したことから、生涯学習の拠点である
セミナーハウスあいりすの整備や市立図書館、
小・中学校図書館における図書の購入などに交付金を活用することとし、所要額を補正いたしております。 また、当初予算に計上いたしました
橋立自然園等の整備費や、
農業用機械購入に対する助成金について事業内容の見直し、
補助対象範囲の確定等により、事業費の減額を行っております。 さらに、今年度において
国民健康保険特別会計の歳入不足が見込まれることから、財政支援としての繰出金を増額しております。 そのほか、退職手当など職員の人件費、
事務事業費、他会計への繰出金などについて、事業費の増減や事業に充てております特定財源の確定等に伴い、所要の補正を行っております。 歳入は、
地方交付税、国・県支出金、基金繰入金、市債を補正しております。 特別会計では、
国民健康保険特別会計において3,071万5,000円を増額しております。 その内容は、
保険給付費における
年間所要見込み額の増加及び
加賀市民病院の
救急患者受け入れ態勢確保事業への繰出金の追加などであります。 歳入は、
国民健康保険税について
年間収入見込み額に基づき減額するとともに、一般会計からの繰入金を増額しております。そのほか、国・県支出金、
療養給付費交付金を補正しております。
後期高齢者医療特別会計では、6,753万4,000円を減額しております。 その内容は、
保険料収入の
年間見込み額の最終見通しによる広域連合への納付金の減額であります。
介護保険特別会計では1,210万円を減額しております。 その内容は、総務費に計上した
職員給与費の一部を
地域支援事業における事業費に移しかえるほか、
年間実績見込みに基づく介護予防等の事業費の減額であります。 歳入は、国・県支出金、
支払基金交付金、繰入金を補正しております。
下水道事業特別会計では、歳入予算に計上しております
公共下水道事業における国庫補助金の一部について平成23年度に交付を受けることとし、その分について市債を増額しております。
山中温泉財産区特別会計では、150万円を増額しております。 その内容は、菊の湯事業における光熱水費の
年間見込みに基づく増額であります。 歳入は、菊の湯の
入浴料金収入を
年間見込み額に基づき減額し、一般会計からの繰入金を増額しております。
土地区画整理事業特別会計では、4,370万円を減額しております。 その内容は、
橋立土地区画整理事業において、事業区域内の地権者との調整に時間を要していることから造成工事の一部を平成23年度に実施することとし、事業費を減額しております。また、
長谷田西土地区画整理事業における
保留地処分金の不足分を一般会計から繰り入れることとしております。 企業会計では、
病院事業会計において514万4,000円を増額しております。 その内容は、職員の退職手当の増額及び看護師の
研修用備品購入費の追加などであります。 収入では、
救急患者受け入れ態勢の確保や、看護師の育成に対して交付される補助金及び一般会計からの繰入金を補正しております。
水道事業会計では、917万3,000円を増額しております。 その内容は、
山中浄水場の整備費の一部が翌年度に繰り越されるために、年度内に支払いが必要となる消費税を増額するものであります。 また、翌年度への繰越明許費として国の補正予算に伴う予算措置が年度末となったことや、関係者との調整の難航などにより年度内完了が困難な事業について、一般会計で11件、
下水道事業特別会計で4件、
土地区画整理事業特別会計で1件、合計16件を提出いたしております。 続きまして、条例案件について御説明申し上げます。 今回提案いたしております条例案件は全部で11件であり、
うち新設条例は2件であります。 まず、議案第22号加賀市
地区会館条例の一部改正については、河南地区における
まちづくり活動の推進を図るために、
河南地区会館を設置するものであります。 議案第23号加賀市
地域交通基本条例については、
地域交通施策の推進とあわせて市民等の主体的な取り組みを促進することにより、安全で安心な生活の確保と活力ある地域社会を形成するため、新たに条例を制定するものであります。 議案第24号加賀市税条例の一部改正については、平成24年度より
個人市民税及び固定資産税の
前納報奨金制度を廃止する改正を行うものであります。 議案第25号加賀市公民館条例の一部改正については、河南地区において新たに河南公民館を設置するものであります。 議案第26号加賀市
勤労青少年ホーム条例の廃止については、余暇活動の多様化などを背景として利用者が減少したことにより、
勤労青少年ホームを廃止するものであります。 議案第27号加賀市
医療費助成条例の一部を改正する条例の一部改正については、70歳代前半の方に対する国の
医療費負担軽減措置が、平成23年度も引き続き実施されることを受けまして所要の改正を行うものであります。 議案第28
号山中健康センター条例の一部改正については、
山中健康センターの管理を指定管理者に行わせることができるよう所要の改正を行うものであります。 議案第29号いきいきランドかが条例の一部改正については、利用者の利便性の向上を図るため、入浴施設の利用時間を延長するものであります。 議案第30号加賀市
企業立地促進条例の一部改正については、企業誘致に係る支援措置の対象に、顧客への電話対応を専門的に行う
コールセンターを追加するものであります。 議案第31
号山中温泉共同浴場条例の一部改正については、山代・片山津温泉の総湯と同様に、旅行業者等の取り扱いによる利用ができるよう、所要の改正を行うものであります。 議案第32号加賀市
まちなか広場条例については、まちなかのにぎわい創出に向けて市民及び観光客の利便性を高めるため、新たな広場施設を設置するものであります。 その他の案件といたしましては、辺地総合整備計画を定めるものが1件、過疎地域自立促進計画を変更するものが1件、加賀市立
河南地区会館、
山中健康センター及び加賀市観光情報センターの指定管理者の指定に関するものが3件であります。 以上が本日提案いたしております議案等の概要であります。 何とぞ御審議を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(岩村正秀君) 提案理由の説明は終わりました。
△議会議案審議(第1号)
○議長(岩村正秀君) 日程第4、高辻伸行君外20名提出の議会議案第1号加賀市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 高辻伸行君。
◆(高辻伸行君) ただいま議題となりました議会議案の提案理由の説明を申し上げます。 議会議案第1号は、加賀市議会会議規則の一部改正であります。これは本会議における一般質問での一問一答制が定着してきている中、市民にとってよりわかりやすい議会運営を目指すため、質疑及び質問の回数の制限を撤廃することといたしたく所要の改正を行うものであります。 何とぞ御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(岩村正秀君) 提案理由の説明は終わりました。
△即決決定
○議長(岩村正秀君) お諮りいたします。 本案件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)