平成 5年 6月 定例会(第4回)平成5年6月29日(火)午後2時00分
開議出席議員(24名) 1番 林 俊昭 2番 若林幸子 3番
斉官邦夫 4番 山村信一 5番
宮本儀一 6番
中村長一郎 7番 林 茂信 8番
吉江外代夫 9番
山本外美三 11番 高辻乃三 12番 宮田 勇 13番
村井幸栄 14番 川下 勉 15番 下口 進 16番 田中 正 17番 滝口誠一 18番 新後由紀子 19番 平井 清 20番
湯尻清一朗 21番 山下孝久 22番 中西義一 24番
菅生敬雄 26番
矢田郷昭三 27番
吉村秀盛欠席議員(1名) 10番
酢田隆司
△開議
○議長(平井清君) これより本日の会議を開きます。
△議長諸報告
○議長(平井清君) 諸般の
口頭報告は、これを省略いたします。
△会議時間延長
○議長(平井清君) この際、本日の会議時間は、あらかじめこれを延長いたします。
△
委員長報告
○議長(平井清君) 日程に入り、
市長提出報告第2号から第11号及び議案第40号から第57号並びに請願2件を
一括議題といたします。 以上の各案件の委員会における審査の経過並びにその結果につきまして、委員長の報告を求めます。
総務委員長、林 茂信君。
◆
総務委員長(林茂信君)
総務委員会に付託されました案件の審査の経過並びにその結果について、御報告を申し上げます。 本委員会に付託された案件は、報告第6号から第9号までの
報告案件4件及び議案第40号中関係分、第41号、第42号の
予算案件3件、議案第44号、第45号、第50号、第51号の
条例案件4件、議案第52号、第53号の町の区域及び字の名称の変更並びに字の区域の新たな画定、町及び字の区域の
変更案件2件、議案第56号、第57号の
請負契約案件2件の合計15件であります。 これらの案件につきまして、
関係部課長の出席を求め詳細なる説明を受け、慎重に審査をいたしました結果、報告第6号から第9号につきましてはこれを了承し、議案第41号、第42号、第44号、第45号、第50号、第51号については賛成多数でもって、議案第40号外4件につきましては、
全員一致でもってそれぞれ原案どおり可決すべきものと決した次第であります。 何とぞ本委員会の
決定どおり、御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(平井清君)
教育民生委員長、
山本外美三君。
◆
教育民生委員長(
山本外美三君)
教育民生委員会に付託されました案件の審査の経過並びにその結果につきまして、御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、報告第2号、第10号、第11号の
報告案件3件、議案第40号中関係分の
予算案件1件、議案第46号から第48号の
条例案件3件の合計7件であります。 これらの案件につきまして、教育長を初め
関係部課長の出席を求め詳細なる説明を受け、慎重に審査を進めました結果、報告第2号の専決処分の報告につきましては、
全員一致でもって承認すべきものと決し、報告第10号及び第11号については、これを了承したものであります。また、議案第47号については賛成多数でもって、議案第40号外2件につきましては、
全員一致でもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決した次第であります。 なお、審査の中で、
環境美化センター建設事業に関連し、石川県の
クリーンセンター構想における
廃棄物処理施設の
整備計画との二重投資にならないよう、整合性を勘案し、事業の遂行に当たられるよう意見が出されたところであります。 以上が審査の主な経過並びにその結果でありますので、何とぞ本委員会の
決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(平井清君)
経済委員長、
宮本儀一君。
◆
経済委員長(
宮本儀一君)
経済委員会に付託されました案件の審査の経過並びにその結果につきまして、御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第40号中関係分の
予算案件1件であります。 この案件の審査に当たり、
関係部課長の出席を求め詳細なる説明を受け、慎重に審査を進めました結果、議案第40号中関係分について
全員一致でもって、原案どおり可決すべきものと決した次第であります。 以上が審査の経過並びにその結果でありますので、何とぞ本委員会の
決定どおり御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(平井清君)
建設委員長、
吉江外代夫君。
◆
建設委員長(
吉江外代夫君)
建設委員会に付託されました案件の審査の経過並びにその結果につきまして、御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、報告第3号から第5号の
報告案件3件、議案第40号中関係分、第43号の
予算案件2件、議案第49号の
条例案件1件、議案第54号、第55号の市道の廃止、認定の2件、並びに請願第41号、第42号の2件、合計10件であります。 これらの案件につきまして、事前に道路等の現地調査を行い、
関係部課長の出席を求めまして詳細なる説明を受け、慎重に審査を進めました結果、
報告案件3件につきましてはこれを了承し、議案5件につきましては
全員一致でもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決した次第であります。 次に、請願第41号につきましては
全員一致でもって採択すべきものと決し、第42号につきましては、
全員一致で閉会中もなお継続審査すべきものと決した次第であります。 以上が審査の経過並びにその結果でありますので、何とぞ本委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(平井清君)
委員長報告は終わりました。
△質疑
○議長(平井清君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
△討論
○議長(平井清君) これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。
吉村秀盛君。
◆(
吉村秀盛君) 私は
日本共産党議員団を代表して、議案第41号、議案第42号、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第48号、議案第50号、議案第51号の8議案に対して、反対の意思を表明いたします。 議案第41号、議案第42号、議案第50号、議案第51号については、さきの本会議の質問でも指摘、質問したとおりでありますが、また、
委員会等でも私が申し述べたとおりであります。 財産区の
管理委員の
選挙制度を廃止して
任命制度とすることは、この
予算措置及び
条例制定であり、
地方自治の本旨に反して民主主義に逆行する行為であり、同意することはできません。 また、山代、片山津の両財産区ともに、進歩性に欠けて全くマンネリ化していると思います。山代では、
旅館組合、
観光協会、
鉱泉宿組合、財産区等の合同の組合化して、独自性を失ってしまっているのが実情のようであります。 その代表的な一例は、元
観光センター跡地、約 4,000坪ほどが新たな
事業計画も立てないままに現在に至るも十数年間、
旅館組合等の駐車場として、また、一部をプールとして
旅館組合に貸し付けたままにしている。私たちがこの問題をたびたび質問するたびに、新たな計画を鋭意検討中との答弁を繰り返しながら、
賃貸し料金稼ぎをしているだけではありませんか。多額の予算を投資して、
観光山代温泉事業に大きな穴をあけているこの
観光センターの跡地を放置してはならないという立場であります。 また、
片山津財産区でも、観光の名所といわれる源平合戦の
斉藤実盛の首洗池も、本来は加賀市の所有地であるべきなのに、市政合併のどさくさに紛れて財産区所有地としてあります。 市当局は、源平町の裏山山林を国から買い上げる
措置予算として、坪数は約 5,000坪になります。本来、加賀市に返還すべきである土地だと思いますが、この所有権問題については、私は、当時議員になりたてでありましたが、本市議会で質問をされ、そうして財産区に変更された経緯があります。資金の投資ができないで、小手先だけのいじくりの現在の状態は、訪れた観光客のひんしゅくを買う原因にもなっているものであります。山代、
片山津財産区の運営の抜本的な改善を求めて、意見を含めて意思表示をするものであります。 議案第47
号保育料の
値上げ条例について、今、全国的にも高い負担の
保育料金を引き下げてほしいという願いや訴えが出ている全国的な
保育料金の
軽減措置を、全国の自治体でとっているのが現状であります。加賀市当局は何の考慮もなく
値上げ措置案を実施し、その主な要因は、確かに政府が負担すべき
補助金削減であることは言うまでもありません。7割負担から6割、現在は5割と
削減措置は大きな要因でありますが、私はこのような冷たい政府の方針に迎合して、安易に
保護者負担を増額することは同意できないのであります。 先月、山代に住む
父子家庭の生活者が私のところに訪れて、
夜間保育所に子供を預けて、この料金も含めて
保育料金の負担が重くて困っていると訴えてこられた方がありますが、これらを考えても、私はこの値上げに同意することはできませんし、また、料金の負担の中に
固定資産税も
徴収基準の算定にされていることも納得できない問題であります。 議案第45
号固定資産税の
引き上げ条例でありますが、
政府自民党は、3年ごとに
固定資産税の見直しを指示し、事実上
固定資産税の引き上げを強制してきておりますが、企業や法人は減価償却や
営業経費、また、
特別措置等で税の
減額措置や納税方式がとられているのでありますが、
一般住宅家庭生活者は、
固定資産税は
値上がりが繰り返されるばかりで、個人の
生活住宅はささやかな生活を守るとりでであります。土地の
値上がりがあっても資産は売却処分しない限り、税負担が重くなるばかりであります。 委員会で、議案の説明で
総務部長は、緩やかな措置として値上げをしておるという説明でありました。一般に、働く市民は、現状課税の負担だけでも苦慮をしているのに、多少の値上げ、手直しだけでも負担増になるわけであります。 昨日、70歳の独身の方が、
保健年金課の窓口で語って訴えておられましたが、
年金収入だけでは
固定資産税が高くて困っている。何とか
減免措置がとれないのかと申しておりましたが、
現行制度では困難であるという説明でございましたが、これらの方々に、追い打ちの輪をかけるような
値上げ条例には同意できないのであります。 次に、議案第48
号ホームヘルパー派遣条例でありますが、この条例は、
ホームヘルパーさんにお世話になっている方々に対する
手数料金徴収の値上げだそうでありますが、
ホームヘルパーさんの介護を必要とする方々は、それぞれの条件のもとで苦労なさっている方々ばかりだと思います。病気等の障害で苦労している方々が、たとえ、30円、50円の
手数料値上げでも困難な生活を余儀なくされている方々の身になって考えると、些少といえども値上げをすべきでないと思います。この程度の
補助金助成をしても、加賀市の財政的にも負担が困難だということにはならないと思います。こういう立場で、私は反対の意思を表明するものであります。 以上で討論を終わります。
○議長(平井清君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 これにて討論を終結いたします。
△
市長提出議案採決
○議長(平井清君) これより採決いたします。 まず、
市長提出報告第2号に対する委員長の報告は
原案承認であります。本件は、
委員長報告のとおり
原案承認することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり承認することに決しました 続いて、
市長提出議案第41号から第42号及び第50号から第51号を一括採決いたします。 以上の各案件に対する委員長の報告は
原案可決であります。以上の各案件は、委員長の報告どおり
原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(平井清君) 起立多数であります。よって、以上の各案件は原案のとおり可決されました。 次に、
市長提出議案第44号及び第47号を一括採決いたします。 以上の各案件に対する委員長の報告は
原案可決であります。以上の各案件は、委員長の報告どおり
原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(平井清君) 起立多数であります。よって、以上の各案件は原案のとおり可決されました。 次に、
市長提出議案第45号及び第48号を一括採決いたします。 以上の各案件に対する
委員長報告は
原案可決であります。以上の各案件は、委員長の報告どおり
原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(平井清君) 起立多数であります。よって、以上の各案件は、原案のとおり可決されました。 次に、
市長提出議案第40号、第43号、第46号、第49号及び第52号から第57号を一括採決いたします。 以上の各案件に対する委員長の報告は
原案可決であります。以上の各案件は、
委員長報告のとおり
原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は、原案のとおり可決されました。
△
請願書採決
○議長(平井清君) 次に、請願第41号及び第42号を一括採決いたします。 以上の請願は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、以上の請願は、
委員長報告のとおり決しました。
△
市長追加提出議案説明
○議長(平井清君) 次に、本日市長から
追加提出のあった議案第58号、第59号及び諮問第1号を
一括議題とし、以上の案件に対する説明を求めます。
矢田市長。
◎市長(
矢田松太郎君) ただいま上程されました議案について、御説明申し上げます
。 議案第58号は、
監査委員寺前英夫氏の任期が、本年6月24日をもって満了したので、引き続き再任いたしたく、また、議案第59号は、
固定資産評価審査委員会委員安宅圭四郎氏の任期が、本年7月20日をもって満了となりますので、その後任として嶋中靖司氏を選任いたしたく、それぞれ議会の同意を求めるものであります。 また、諮問第1号は、
人権擁護委員横山興次郎氏の任期が、本年9月14日をもって満了となりますので、その
後任候補者として吉野義和氏を法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。 以上、追加してお諮りいたしております案件につきまして、御同意いただきますようお願い申し上げ、説明といたします。
○議長(平井清君) 説明を終わります。
△
即決決定
○議長(平井清君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第58号、第59号、諮問第1号は
人事案件でありますので、この際、即決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は即決することに決しました。
△
市長追加提出議案採決
○議長(平井清君)
市長提出議案第58号、第59号及び諮問第1号を一括採決いたします。 以上の案件は、原案に同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は原案に同意することに決しました。
△
議会議案審議(第10号、第11号)
○議長(平井清君) 次に、
村井幸栄君外22名提出の
議会議案第10
号空き缶等の散乱防止に関する意見書、同じく、
中村長一郎君外24名提出の
議会議案第11
号義務教育費国庫負担制度の維持に関する意見書を
一括議題といたします。
△
即決決定
○議長(平井清君) お諮りをいたします。 以上の案件は事理明白につき、この際、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は即決することに決しました。
△
議会議案採決
○議長(平井清君) これより、
議会議案第10号から第11号を一括採決いたします。 以上の各案は可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(平井清君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案は可決されました。
△
議会議案審議(第12号)
○議長(平井清君) 次に、新後由紀子君外1名提出の
議会議案第12号を議題といたします。 提案者から説明を求めます。 新後由紀子君。
◎(新後由紀子君) 私は、ただいま上程されました
議会議案第12号について、
日本共産党議員団を代表いたしまして、
提案理由の説明を行います。 本
意見書案は、案文でも述べられていますように、厚生省が本年1月26日、
保育制度を抜本的に見直すことを決め、2月10日に
保育問題検討会を設置して、既に第1回会合を終えておりますが、
児童福祉法を改正し、
保育サービス法(仮称)の制定を議論することに対して、現行の
児童福祉法に基づく
保育措置制度の拡充と
公的保育の拡大を求める
意見書案であります。 厚生省は、この
保育サービス法の制定を今秋11月には結論を出し、来年度予算案に反映させたいといたしております。つまり、今年度の通常国会で関連法案を成立させたいとの意向とも伝えられております。 厚生省の見直しの理由として挙げられているのは、第1に、
保育需要の多様化に対応して、
乳児保育や
夜間保育などの
特別保育の拡充を行う、第2に、
中堅所得層の保育料を軽減する、第3に、保母の大幅増員、第4に、
入所対象を、保育が必要な
子供全般に広げる、などの理由のために、保育の
現行措置制度を見直すなどとしているのであります。 しかし、これらの見直しの理由は、いずれも
現行児童福祉法の政令や省令を改善すれば実現できることなのであります。それを、1947年制定後、40年を経たから制度疲労しているなどとして、
児童福祉法から保育を切り離し、国の
保育責任を放棄しようとしていることに対して、多くの人たちがこれに危惧を表明しているのであります。 政府は、保育には、これ以上お金をかけたくないということのために、
福祉事務所の窓口、つまり加賀市の場合は児童課でありますが、
入所措置制度に利用者が、保育所と直接契約する方法を導入する。保育所を
児童福祉法に規定されている
児童福祉施設から切り離し、
保育サービス法を制定する。国の
保育措置制度の見直しを図ろうとする内容となっていることをやろうとしているのであります。 既に御存じのように、昨年2月12日に
公立保育所保母の人件費を削減する、1,100 億円を
地方負担とする方針を決めたことに対しては、
全国市長会や
政令都市市長会名や
全国保育団体が反対をし、今年度はこれをやむ得ず見送りとしたのであります。そのことを今年度に検討し、来年度、今申し上げました、これらの措置をやろうとしているのであります。 国の
保育措置の予算は、81年度に 2,894億円をピークに、82年度より
臨調行革路線のもとで、85年度
措置費国庫負担率を10分の8から10分の7に、86年度には、2分の1に大幅削減し 1,853億円にまで落ち込んでまいりました。今年度は、自然経費の増加も含めて 2,623億円で、国の
保育需要を満たすには、まだまだほど遠い中身となっておるのであります。これでも、政府の
一般会計予算のわずか 0.3%であります。国の財政は、
消費税収入の4兆9,680 億円も増収となっているのでありますから、このわずかの部分を回せば、国民の
保育要求は十分に実現できると考えております。
自由契約を前提とした
保育サービス法は、国と自治体の
公的保育責任を縮小し、子育てでも金次第となると思います。
子育て支援どころか子育ての危機を一層深刻化させることは明白であります。だからこそ、この厚生省の方針に対して、
全国保育団体連絡会が2月12日に反対声明、
全国私立保育連盟が
現行保育制度の維持を求める見解を出しているのであります。 私は、さきの本会議で、
矢田市長がまだ何の通達も届いていないと答弁をいたしておりますが、こうした方針は通達が来てからでは既に遅いと思うのであります。 本
意見書案は、こうした
保育制度の充実を求める
意見書案であります。今、来年度
予算案措置に対して全国の市議会でも、この
保育措置制度の充実を求める意見書が政府に向けて可決をされておるのであります。 議会は、住民を代表する機関であります。行政当局とは違います。住民の意見や
子供たちの未来の立場に立って、意見書が提出されるよう心から願い、
提案理由の説明といたします。
○議長(平井清君) 説明を終わります。
△質疑
○議長(平井清君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
△討論
○議長(平井清君) これより討論に入ります。 討論はありませんか。 討論なしと認め、討論を終結いたします。
△
議会議案採決
○議長(平井清君) これより採決いたします。
議会議案第12号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(平井清君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
△
議会議案審議(第13号)
○議長(平井清君) 次に、
吉村秀盛君外1名提出の
議会議案第13号を議題といたします。 提案者から説明を求めます。
吉村秀盛君。
◎(
吉村秀盛君) 私は、
議会議案第13
号年金制度の改善を求める意見書を朗読いたします
。 我が国では、今後社会の高齢化が進み、これに対する適切な対応が迫られています。石川県においても例外ではなく、65歳以上は1992年に14.6%だったものが、2010年には23.6%に達すると推測されています。このような状況下で、老後の生活を支える
年金制度の充実・改善が強く求められています。 しかしながら、現在、高齢者の生活を支える柱である
公的年金制度は、安心して老後を送れるものとなっていません。1991年度末現在、
老齢国民年金の平均額は、月額3万 5,000円の極めて低い水準となっています。また、
政府厚生省の言う国民皆年金とは裏腹に、保険料が高くて加入できない無年金者になっている。こういうことや、加入していても
保険料免除者で3分の1の年金しかもらえない人が、全国で数百万人もいるというのが実態であります。 よって政府においては、労働者の雇用実態を考慮し、
厚生年金、
共済年金等の
被用者年金の
支給開始年齢の繰り延べを行わないこと、また、
公的年金の
支給開始年齢は60歳とすること。 以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出するという内容でございます。 私は、この
年金支給現行制度をさらに65歳に政府が引き上げようとしておるのであります。消費税導入のときには高齢者対策といっておりましたが、現在は、全く無視されているのが現状であります。年金の掛金の年数が少ない理由で、国民年金や社会保険などの年金が受けられない方がたくさんおみえになります。私も
厚生年金を8年間掛けておりました。64歳のときに申請をいたしましたら、もうすんでのところで、この期間が過ぎて無効になるところだった。それで支給はどれだけあったかというと1万数千円です。こういう一時金でそれで終わりなんです。 私は、このようなことを考えても、私自身のことも考えてみても、また、多くの方々が訴えてこられる内容を聞いても、どうしてもこの
年金制度の改善を求める意見書を政府に提出して、政府の、この
年金制度改悪をしないように、強く要望して
提案理由の説明といたします。
○議長(平井清君) 説明を終わります。
△質疑
○議長(平井清君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
△討論
○議長(平井清君) これより討論に入ります。 討論はありませんか。 討論なしと認め、討論を終結いたします。
△
議会議案採決
○議長(平井清君) これより採決いたします。
議会議案第13号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(平井清君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
△閉議・閉会
○議長(平井清君) 以上をもって今議会の議事全部を終了いたしました。 平成5年第4回加賀市議会定例会はこれをもって閉会いたします。 これにて散会いたします。 午後2時40分閉議・閉会 議事日程(第3号) 平成5年6月29日(火) 午後2時 開議日程第1
市長提出報告第2号から第11号及び議案第40号から第57号まで 並びに請願2件
一括議題 委員長報告・質疑・討論・採決 第2 市長
追加提出議案第58号、第59号及び諮問第1号議題説明・即決 第3
議会議案第10号、第11号議題即決 第4
議会議案第12号議題説明・質疑・討論・採決 第5
議会議案第13号議題説明・質疑・討論・採決 閉議 閉会 発加総第21号 平成5年 6月25日加賀市議会議長 平井 清殿 加賀市長
矢田松太郎 説明員名簿の一部変更について(通知)平成5年第4回加賀市議会定例会の説明員については、6月14日付発加総第17号をもって通知しましたが、そのうち加賀市代表
監査委員寺前英夫が6月24日をもって任期が満了したので、
地方自治法(昭和22年法律第67号)第197条の規定により後任者が選任されるまでの間、加賀市監査委員職務執行者となりますので、名簿の一部を次のとおり変更されるよう通知します。 変更前 加賀市代表監査委員 寺前英夫 変更後 加賀市監査委員職務執行者 寺前英夫 発加総第22号 平成5年 6月29日加賀市議会議長 平井 清殿 加賀市長
矢田松太郎 議案の
追加提出について第4回加賀市議会定例会に提案する議案を、次のとおり
追加提出します。 議案第58号、議案第59号及び諮問第1号
議会議案第10号 空き缶等の散乱防止に関する意見書上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。 平成5年6月29日加賀市議会議長 平井 清殿提出者加賀市議会議員
村井幸栄 加賀市議会議員 宮田 勇 〃 林 俊昭 〃 川下 勉 〃 若林幸子 〃 下口 進 〃
斉官邦夫 〃 田中 正 〃 山村信一 〃 滝口誠一 〃
宮本儀一 〃 平井 清 〃
中村長一郎 〃
湯尻清一朗 〃 林 茂信 〃 山下孝久 〃
吉江外代夫 〃 中西義一 〃
山本外美三 〃
菅生敬雄 〃
酢田隆司 〃
矢田郷昭三 〃 高辻乃三 空き缶等の散乱防止に関する意見書近年、地方の行政課題の中で、道路周辺、海、山、川における空き缶を中心とした散乱ごみの処理が重要な課題となっている。中でも空き缶については、消費量の増加や自動販売機の無秩序な設置、さらに車社会を反映し、ごみそのものの移動の広域化・ボーダレス化により
地方自治体行政の従来の枠組みでは対応しきれなくなってきている。これらの解消については、現行の関係法令による規制や啓蒙活動に加えて、第一義的には国民のモラルにかかっているものの、現実的には、その実効はあがっているとは言えない。このため、一部地方公共団体では条例の制定による規制や、主にボランティア活動により対応しているが、取り組みには限界があり、問題の根本的な解決には至っていない状況にある。よって政府におかれては、産業界及び全国民を対象とした国土美化意識の啓蒙に、より一層取り組まれるとともに、現行法制度の見直しを含めた実行ある対応を強く要望する。以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成5年6月29日 加賀市議会議長 平井 清 関係行政庁 殿
議会議案第11号 義務教育費国庫負担制度の維持に関する意見書上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。 平成5年6月29日加賀市議会議長 平井 清殿提出者加賀市議会議員
中村長一郎 加賀市議会議員 川下 勉 〃 林 俊昭 〃 下口 進 〃 若林幸子 〃 田中 正 〃
斉官邦夫 〃 滝口誠一 〃 山村信一 〃 新後由紀子 〃
宮本儀一 〃 平井 清 〃 林 茂信 〃
湯尻清一朗 〃
吉江外代夫 〃 山下孝久 〃
山本外美三 〃 中西義一 〃
酢田隆司 〃
菅生敬雄 〃 高辻乃三 〃
矢田郷昭三 〃 宮田 勇 〃
吉村秀盛 〃
村井幸栄 義務教育費国庫負担制度の維持に関する意見書義務教育費国庫負担制度は、教育の機会均等と教育水準の維持向上を図る制度として完全に定着し、現行教育制度の重要な根幹をなしています。しかしながら、制度の見直しとして、学校事務職員や栄養職員の給与等を国庫負担から外すことが毎年、検討されています。これらの職員の配置は、学校の基幹職員として学校運営に不可欠のものであり、本制度の改正は地方への負担転嫁となり、厳しい地方財政を更に圧迫するものです。さらには、本制度の基本精神にもかかわる重要な問題でもあります。政府におかれては、平成6年度の国の予算編成にあたり、義務教育費国庫負担制度を維持されるよう、強く要望します。以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成5年6月29日 加賀市議会議長 平井 清 関係行政庁 殿
議会議案第12号
児童福祉法を守り、保育の公的保障のいっそうの拡充を求める意見書上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。 平成5年6月29日加賀市議会議長 平井 清殿 提出者 加賀市議会議員 新後由紀子 〃
吉村秀盛 児童福祉法を守り、保育の公的保障のいっそうの拡充を求める意見書昨年末、厚生省と大蔵省は、
児童福祉法にもとづいて国が負担している
公立保育所保母らの人件費(措置費)1100億円を一般財源化して
地方自治体の負担とする方針を打ち出しましたが、
地方自治体や保育関係団体をはじめとする国民の反対により、1993年度は見送りとなりました。しかし、厚生省は保育所を
児童福祉法に規定されている
児童福祉施設から切り離し、「
保育サービス法」(仮称)の制定を検討していると言われています。日本の保育所は、
児童福祉法制定(1947年)以来、子どもの発達と父母の働く権利を保障するために、国が基本責任をになう措置制度として、全市町村に普及・定着し、発展してきました。しかし、80年代より推進されてきた臨調「行革」のもと、保育所の国庫負担率は本来十分の八となっていたものを、1989年度より十分の五に削減され、その結果、各地では保育料の値上げ、保育所の定員削減や統廃合、配置転換などが続出しました。今日、働く女性が激増する一方で出生率が低下しつづけ、だれもが安心して子どもを生み育てる環境の改善が必要になり、保育所の果たす役割がいっそう重要なものになっています。国民の切実な願いに応え、自治体及び保育関係者の大きな努力によって築いてきた今日の保育水準を、「
保育サービス法」(仮称)制定などによって児童育成の公的責任を示す
保育制度そのものを変質させないために、「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに育成する責任を負う」と規定している
児童福祉法の理念に基づいて、保育の公的保障のいっそうの拡充を強く求めるものです。以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成5年6月29日 加賀市議会議長 平井 清 関係行政庁 殿
議会議案第13号
年金制度の改善を求める意見書上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。 平成5年6月29日加賀市議会議長 平井 清殿 提出者 加賀市議会議員
吉村秀盛 〃 新後由紀子
年金制度の改善を求める意見書わが国では今後社会の高齢化が進み、これに対する適切な対応が迫られています。石川県においても例外ではなく、65歳以上は1992年に14.6%だったものが2010年には23.6%に達すると推測されています。このような状況下で老後の生活を支える
年金制度の充実・改善が強く求められています。しかしながら現在、高齢者の生活を支える柱である
公的年金制度は、安心して老後を送れるものとなっていません。1991年度末現在、
老齢国民年金の平均額は月額約3万5千円の極めて低い水準となっています。また、政府、厚生省のいう「国民皆年金」とは裏腹に、保険料が高くて加入できない人(無年金者になる)や、加入していても
保険料免除者で三分の一の年金しかもらえない人が全国で数百万人もいるのが実態です。よって政府においては、労働者の雇用実態を考慮し、
厚生年金、
共済年金等の
被用者年金の
支給開始年齢の繰り延べを行わないこと。また、
公的年金の
支給開始年齢は60歳とすること。以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成5年6月29日 加賀市議会議長 平井 清 関係行政庁 殿 議決一覧表+--+----------+-------------+----+----+|議決| 議案番号 | 件名 |議決 |議決結果||番号| | |年月日 | |+--+----------+-------------+----+----+|51|
市長提出報告第2号 |専決処分の報告について |H5.6.29|
原案承認|+--+----------+-------------+----+----+|52|
市長提出議案第41号|平成5年度山代温泉財産区特| 〃 |
原案可決|| | |別会計補正予算 | | |+--+----------+-------------+----+----+|53| 〃 第42号|平成5年度
片山津財産区特別| 〃 | 〃 || | |会計補正予算 | | |+--+----------+-------------+----+----+|54| 〃 第50号|山代温泉財産区管理会条例の| 〃 | 〃 || | |一部改正について | | |+--+----------+-------------+----+----+|55| 〃 第51号|
片山津財産区管理会条例の一| 〃 | 〃 || | |部改正について | | |+--+----------+-------------+----+----+| | |議会の議決に付すべき契約お| | || | |よび財産の取得または処分に| | ||56| 〃 第44号|関する条例の一部改正につい| 〃 | 〃 || | |て | | |+--+----------+-------------+----+----+| | |加賀市
児童福祉施設の費用徴| | ||57| 〃 第47号|収に関する条例の一部改正に| 〃 | 〃 || | |ついて | | |+--+----------+-------------+----+----+|58| 〃 第45号|加賀市税条例の一部改正につ| 〃 | 〃 || | |いて | | |+--+----------+-------------+----+----+|59| 〃 第48号|加賀市
ホームヘルパー等派遣| 〃 | 〃 || | |条例の一部改正について | | |+--+----------+-------------+----+----+|60| 〃 第40号|平成5年度加賀市一般会計補| 〃 | 〃 || | |正予算 | | |+--+----------+-------------+----+----+|61| 〃 第43号|平成5年度加賀市下水道事業| 〃 | 〃 || | |特別会計補正予算 | | |+--+----------+-------------+----+----++--+----------+-------------+----+----+|議決| 議案番号 | 件名 |議決 |議決結果||番号| | |年月日 | |+--+----------+-------------+----+----+|62|
市長提出議案第46号|加賀市体育施設条例の一部改|H5.6.29|
原案可決|| | |正について | | |+--+----------+-------------+----+----+|63| 〃 第49号|加賀市営住宅条例の一部改正| 〃 | 〃 || | |について | | |+--+----------+-------------+----+----+| | |町の区域及び字の名称の変更| | ||64| 〃 第52号|並びに字の区域の新たな画定| 〃 | 〃 || | |について | | |+--+----------+-------------+----+----+|65| 〃 第53号|町及び字の区域の変更につい| 〃 | 〃 || | |て | | |+--+----------+-------------+----+----+|66| 〃 第54号|市道路線の廃止について | 〃 | 〃 |+--+----------+-------------+----+----+|67| 〃 第55号|市道路線の認定について | 〃 | 〃 |+--+----------+-------------+----+----+|68| 〃 第56号|請負契約の締結について | 〃 | 〃 |+--+----------+-------------+----+----+|69| 〃 第57号|請負契約の締結について | 〃 | 〃 |+--+----------+-------------+----+----+|70| 〃 第58号|監査委員の選任につき同意を| 〃 |原案同意|| | |求めることについて | | |+--+----------+-------------+----+----+| | |固定資産評価審査委員会委員| | ||71| 〃 第59号|の選任につき同意を求めるこ| 〃 | 〃 || | |とについて | | |+--+----------+-------------+----+----+| | |人権擁護委員候補者の推せん| | ||72|諮 問第1号 |につき意見を求めることにつ| 〃 | 〃 || | |いて | | |+--+----------+-------------+----+----+|73|
議会議案 第10号|空き缶等の散乱防止に関する| 〃 |
原案可決|| | |意見書 | | |+--+----------+-------------+----+----+|74| 〃 第11号|義務教育費国庫負担制度の維| 〃 | 〃 || | |持に関する意見書 | | |+--+----------+-------------+----+----++--+----------+-------------+----+----+|議決| 議案番号 | 件名 |議決 |議決結果||番号| | |年月日 | |+--+----------+-------------+----+----+| | |
児童福祉法を守り、保育の公| | ||75|
議会議案第12号 |的保障のいっそうの拡充を求|H5.6.29|原案否決|| | |める意見書 | | |+--+----------+-------------+----+----+|76| 〃 第13号|
年金制度の改善を求める意見| 〃 | 〃 || | |書 | | |+--+----------+-------------+----+----+ 請願審査結果表+------+---+---------------------+----+|付託委員会 |受理 | 件名 |採・否 || |番号 | | |+------+---+---------------------+----+|
建設委員会 |41 |市道編入について | 採択 |+------+---+---------------------+----+| 〃 |42 |市道編入に関する請願書 |継続審査|+------+---+---------------------+----+...