令和 2年 12月
定例会(第4回) 第4回
市議会定例会会議録 令和2年12月15日(火曜日) (午後2時00分開議)
出席議員(15人) 1番 古
坂祐介 2番 門前 徹 3番
東野秀人 4番 下 善裕 5番 森 裕一 6番 西 恵 7番 一二三秀仁 8番 鐙 邦夫 9番 森 正樹 10番
漆谷豊和 11番 大宮 正 12番
椿原正洋 13番
上平公一 14番
玉岡了英 15番
坂本賢治---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名 市長 梶 文秋 副市長 坂口 茂
総務部長 中山由紀夫 総務部参事兼
監理課長 中村義男 企画振興部長兼
企画課長 山下博之 市民生活部長兼
税務課長 中山 隆
健康福祉部長 田中昭二 健康福祉部参事兼
福祉課長 毎田純子
建設部長 湊 栄三
建設部技監 野口裕一 門前総合支所長兼禅の
里づくり推進室長 定見充雄 上下水道局長 吉村正一 会計管理者兼
会計課長 白藤真然
総務部総務課長兼
選挙管理委員会事務局書記長 岡本文明 企画振興部財政課長 木下 充
産業部農林水産課長 坂下正浩 建設部土木課長 延命公丈 市立輪島病院事務部長 河崎国幸 教育長 宮坂雅之 教育部長 冨水 聡
教育委員会事務局教育総務課長 茶花隆一---------------------------------------
△開議・会議時間延長
○議長(西恵君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。
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△
委員長報告
○議長(西恵君) 日程第1、議案第82号から議案第92号まで、議案第94号から議案第96号まで及び議案第98号から議案第109号まで並びに請願第6号から請願第8号まで及び請願第10号を一括して議題といたします。 以上の各件に関し、
委員長の報告を求めます。
予算決算委員会委員長漆谷豊和議員。 (
予算決算委員会委員長 漆谷豊和君登壇)
◆
予算決算委員会委員長(
漆谷豊和君) ただいま議題となりました議案につきまして、
予算決算委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。 まず、本
委員会に付託された議案の主な内容について申し上げます。
一般会計における予算の補正のうち、
新型コロナウイルス感染症対策関係経費では、
市内宿泊者に対するガソリン30円割引や
宿泊費20%
割引キャンペーンの
実施期間を延長するため、
観光誘客推進
特別対策事業費を増額するほか、
市内小・中学校における
ICT環境整備に関し、
初期対応として
GIGAスクールサポーターの
配置支援に係る費用や市内の
小・中学校や公民館をはじめ
公共施設における
手洗い場の蛇口を自動水栓化するために必要となる費用などを計上しております。
新型コロナウイルス感染症対策以外の
通常事業分では、
能登半島地震完全復興記念事業を行うための費用をはじめ
黒島地区にある古民家を活用した
宿泊施設の整備に関し、その
改修費用の一部を補助するための費用などを計上いたしております。
後期高齢者医療特別会計及び
介護保険特別会計では、
制度改正に伴う
システム改修や過年度において
新型コロナウイルス感染症の影響により保険料の減免に要した費用などをそれぞれ計上いたしております。 これらの結果、令和2年度
一般会計予算の総額は、
歳入歳出ともに
前回補正後の予算から1億7,840万2,000円増加し、284億5,196万2,000円となっております。
特別会計の総額は、
歳入歳出ともに当初予算から605万2,000円増加し、83億6,712万1,000円となっております。 付託されました議案について、
総務文教及び
産業厚生の各
分科会において慎重に審査を行った上で採決を行ったところ、
一般会計補正予算案は賛成多数をもって、
特別会計補正予算案2案は、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で
予算決算委員会の報告を終わります。
○議長(西恵君)
総務文教委員会委員長大宮 正議員。 (
総務文教委員会委員長 大宮 正君登壇)
◆
総務文教委員会委員長(
大宮正君) ただいま議題となりました議案及び請願につきまして、
総務文教委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。 まず、本
委員会に付託された議案の概要について申し上げます。 議案第85号は、
学校給食費の
会計処理を来年度から公会計化するため、必要な事項を定めるものであります。 議案第87号は、
投票管理者や
投票立会人の
職務負担軽減を図る目的で交代制を導入した場合や
開票管理者等がやむを得ず交代した場合における報酬の額を定めるものであります。 議案第90号及び議案第107号は、輪島市
空港交流センターの管理を
学校法人日本航空学園に引き継ぐため、
当該施設について公の施設として供用を廃止するとともに、無償で
学校法人日本航空学園に譲渡するため、議会の議決を求めるものであります。 議案第91号、議案第92号及び議案第94号は、
教育委員会所管の公の施設の管理について
指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものであります。
執行部に対し質疑を行い、
質疑終了後、討論、採決を行いました結果、議案第90号及び議案第107号は、賛成多数をもって、残余の議案は、
全会一致をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 請願第6号及び請願第7号「
日本政府に
核兵器禁止条約の署名・批准を求める
意見書」の提出を求める
請願書につきましては、討論を行い、採決を行いました結果、
可否同数となり、
委員長裁決の結果、趣旨を了としがたいとして不採択とすべきものと決しました。 請願第10
号選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い
民法改正を求める請願は、討論を行い、採決を行いました結果、
賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 以上、ご報告申し上げます。
○議長(西恵君)
産業厚生委員会委員長椿原正洋議員。 (
産業厚生委員会委員長 椿原正洋君登壇)
◆
産業厚生委員会委員長(
椿原正洋君) ただいま議題となりました議案及び請願につきまして、
産業厚生委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。 まず、本
委員会に付託されました議案の概要について申し上げます。 議案第86号は、横地町に整備する
有害鳥獣処理施設について、公の施設としてその設置及び管理について必要な事項を定めるものであります。 議案第88号及び第89号は、
関係法令の一部改正に伴う
関係規定の整備を図るものであります。 議案第95号、議案第96号及び議案第98号から議案第106号までの11件は、公の施設の管理について
指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものであります。 議案第108号は、輪島市穴水町
環境衛生施設組合の規約に
マテリアルリサイクル推進施設に関する事務を追加するものであります。 議案第109号は、門前町走出地内の国道249号から
北鉄奥能登バス門前案内所前の
市道舘本市線へ抜ける約85メートルの道路の新設に当たり、議会の議決を要するものであります。 なお、
指定管理者の指定に関する議案の審査において、前年度決算及び次
年度収支予算書の
記載項目の違い、各公の施設の主たる事業の記載・
営業収益等を考慮した
民間事業者への譲渡などの検討、
公営企業会計規則に準じた
決算書等の作成について意見がありました。
執行部に対して質疑を行い、
質疑終了の後、討論、採決を行いました。その結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、請願第8号は、
医療機関等の
経営安定化を図る
財政支援の拡充を求める
請願書は、討論を行い、採決を行った結果、
賛成少数につき不採択とすべきものと決しました。 以上、ご報告申し上げます。
○議長(西恵君) 以上で
委員長報告を終わります。
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△質疑
○議長(西恵君) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありません。 これをもちまして
委員長報告に対する質疑を終わります。
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△討論
○議長(西恵君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。 鐙
邦夫議員。 (8番 鐙 邦夫君登壇)
◆8番(鐙邦夫君) 議案第82
号令和2年度輪島市
一般会計補正予算(第7号)に反対する討論を行います。 この
補正予算案には、
個人番号カード交付事業181万1,000円が含まれています。5,000円の
マイナポイントつきでお誘いをしても11月30日現在、
発行枚数は4,339枚、16.4%のことです。国が
マイナンバーと一体で
口座情報を管理することに国民の不信感は根強いのです。 次は、議案第90
号輪島市
空港交流センター条例の廃止についてと議案第107号財産の
無償譲渡についてに反対する討論を一括して行います。 私が初めて
市会議員に
補欠選挙で当選をさせていただいたその年の定例6月議会で、この
空港交流センターという名の体育館7億5,000万円、当初はこういう計上でしたが、その後変更がありましたけれども、この市民に負担させる
補正予算には反対をしています。 その反対の理由の第1は、
航空学園、輪島市、石川県の三
者間協定に基づき、既に破格の
財政措置が取られていること、2つ目は7億5,000万円の起債のこと、そして3番目は
一般質問のときにもこのときは指摘したのですが、
輪島市民の生活の現状を考えて反対いたしました。 次は、請願第6号と第7号、趣旨が同様ですので、一括して討論を行います。 この請願第6号、第7号は、「
日本政府に
核兵器禁止条約の署名・批准を求める
意見書」の提出を求める請願です。今回は2つの団体からの請願です。9月
定例会でも同じ趣旨の請願を
紹介議員となり提出しましたが、不採択となっています。なぜ続けてこういう請願を出すのか、それは新しい状況が生まれたからです。
核兵器禁止条約批准国が50か国に達し、来年の1月22日に正式に発効します。今世界では、
核兵器禁止条約の発効から
核兵器廃絶へと進もうという声が広がっています。多くの国々が
被爆者の声に耳を傾け、
核兵器による安全ではなく、
核兵器のない世界による安全を選択し、
核兵器禁止条約を支持し参加しつつあります。来年正式に発効すればもっと
参加国が増えてくる見通しとなっています。 また、国内の
世論調査でも日本が
核兵器禁止条約に参加すべきとの声は7割を超えています。また、
日本政府が国連に提出している
核軍縮決議の
提案内容が年々後退し、
国際社会からの支持を失い続けています。日本の決議の
共同提案国数は、今から4年前の2016年には109か国ありましたが、今年は26か国と大幅に減り、
賛成国も減少しているという状況が生まれています。 次は、請願第8
号医療機関等の
経営安定化を図る
財政支援の拡充を求める請願です。この
請願書は、9月の
県議会で
県議会の
議会議案第2号として採択されたものです。感染も拡大しています。
医療崩壊が起きそうな状況となってきています。ぜひ採択に賛成していただければと思います。 次は、請願第10
号選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い
民法改正を求める請願です。3月の
定例会でも
紹介議員となり、提出しています。これも新しい動きがあったので、再び提出しました。その新しい動きというのは、11月の初めにあった
参議院予算委員会のことです。
日本共産党の小池
晃参議院議員が政府の第5次
男女共同参画基本計画の策定に向けた
意見募集で
選択的夫婦別姓導入についてどのような意見が寄せられているか問いました。
橋本聖子男女共同参画担当大臣は、第5次
男女共同参画基本計画策定に当たり行った
意見募集においては、5,600件以上1,700ページに及ぶ意見が寄せられました。その中で
選択的夫婦別氏制度の導入を求める意見が多数寄せられた一方で、反対の意見はありませんでしたというふうに述べ、さらに
選択的夫婦別氏制度については、これから結婚して家庭を築いていく若い世代の人たちをはじめとして導入を求める意見が多数寄せられていたと、これは重要だと思います。世代の意見をしっかりと聞き、困っている方にしっかりとした対応をするというのも
我が国において重要なことだと私は考えておりますと答弁で述べています。 また、さらに小池氏が
上川法務大臣と菅首相が過去に
夫婦別姓導入を求めていたという指摘をし、早期の実現を求めました。大臣は、2001年1月に--これは
上川法務大臣ですけれども--1月11日に
自民党議員有志として党三役に
申入れをしています。その内容は、
選択的夫婦別姓制度導入に向けた
民法改正について、早急かつ徹底した
党内議論を進めること、速やかに今
臨時国会に当該問題についての閣法が上程され、審議に付されることというふうに答弁がありました。そして、
小池共産党の
書記局長が総理もこの2001年の
自民党有志議員の
申入れに名前を連ねていらっしゃることを覚えていらっしゃいますかという質問に対して、確かにそうだったと思いますというふうに答弁しています。そして、小池さんは続けて、それだけではない、2006年3月14日の読売新聞、
自民党内で
別姓導入に理解を示す
菅衆議院議員は、例外制でも駄目ならもう無理という雰囲気になってしまった、しかし、不便さや苦痛を感じている人がいる以上、解決を考えるのは政治の責任だというふうに述べたということが報道されています。先日来のまた報道では、
自民党の内部でいろいろと議論があった、その結果は、この3人の答弁とは違って認めない方向でというそういう報道がなされています。なんか変だなと私は思いましたけれども、以上で討論を終わります。
○議長(西恵君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(西恵君) これより採決いたします。最初に、議案のうち
反対討論のありました議案第82号「令和2年度輪島市
一般会計補正予算(第7号)」を採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決であります。 本案は
委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(西恵君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 次に、議案第90号「輪島市
空港交流センター条例の廃止について」を採決いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決であります。 本案は
委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)