平成28年 9月 定例会(第3回) 第3回
市議会定例会会議録 平成28年9月7日(水曜日) (午前10時00分開議)出席議員(17人) 1番 下 善裕 2番 高田正男 3番 鐙 邦夫 4番 森 裕一 5番 西 恵 6番 一二三秀仁 7番 森 正樹 8番 漆谷豊和 9番 竹田一郎 10番 上平公一 11番 坂本賢治 12番 大宮 正 13番 椿原正洋 14番 小山 栄 15番
玉岡了英 16番 橋本重勝 17番 中山
勝---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名 市長 梶 文秋 副市長 坂口 茂
総務部長 宮坂雅之
交流政策部長兼
地方創生推進室長 山下博之
福祉環境部長 田中昭二 産業部長
中山由紀夫 建設部長 茨木則夫
建設部技監兼土木課長 野口裕一
建設部参事兼
上下水道課長 吉村正一
門前総合支所長 宮下敏茂
市立輪島病院事務部長 井上 治
総務部総務課長 岡本文明
総務部防災対策課長 平岡 広
総務部財政課長 田方利彦
総務部監理課長 上加政伸
総務部税務課長 白藤真然
交流政策部企画課長 中前 豊
福祉環境部市民課長 浦西武司
福祉環境部福祉課長 棟 信子
福祉環境部環境対策課長 藤田健市
産業部農林水産課長 中山 隆 教育長 吉岡邦男
教育委員会事務局教育部長兼
学校教育課長 松山真由美 教育委員会事務局庶務課長 中村義男
教育委員会事務局生涯学習課長
華岡一哉---------------------------------------
△開議・会議時間延長
○議長(森正樹君) これより本日の会議を開きます。 本日の開議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。
---------------------------------------
△質疑・質問
○議長(森正樹君) 日程第1、議案第85号から議案第95号までを一括して議題とし、質疑及び市政一般に関する質問を許します。
玉岡了英議員。 (15番
玉岡了英君登壇)
◆15番(
玉岡了英君) 平成28年第3回
市議会定例会に当たり、
自民党輪島支部並びに拓政会を代表いたしまして、市長並びに関係者に質問をいたします。 質問に入る前に、東北・
北海道地域で台風被害に遭われお亡くなりなられました方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々に哀悼の意を表します。そして一日も早い復旧・復興がなされますよう心よりお祈り申し上げます。 さて、去る7月10日に投開票されました
参議院議員選挙におきまして、安倍総裁が率いる我が自民党は、
見事改選数を5上回る55議席を獲得し、非改選議員を含めた自民・公明両党で公示前の135議席から146議席と議席を伸ばし、参議院の過半数121議席をも大幅に上回ることとなりました。このことは我が与党の国民の信任を得たものといえるものであります。 石川県選挙区においては、
岡田直樹候補が他候補を大きく引き離し、早々と3選を果たされました。その岡田氏は8月3日の
自民党役員人事で
党幹事長代理に就任をされました。そして我が地元の
北村代議士も今月の下旬招集予定の臨時国会におき、
衆議院農林水産常任委員長に内定されております。お二方とも国と
ふるさと発展のためにますますのご活躍を祈念し、質問に入ります。 それではまず市政の課題についてお尋ねをいたします。 今議会の
提案理由の説明の中で、6月議会終了後
門前地区8地区におきまして、
市政懇談会を開催し、合併後10年を経過した市政全般にわたる課題や住民の皆様方に密着した問題についてご意見やご要望を賜ったと述べられております。宮下県会議長や私も含め、拓政会のメンバーも地域の声を聞き、市長初め関係者の答弁を聞くことができました。そこで改めてどのような意見があったのか、また執行部としてその対応をどのようにするのかお答えを願います。 また、
門前地域の
市政懇談会におきまして、平成24年度から
門前地区全体の
要望事項となっております
能登半島地震による中断していた
地積調査の再開を求める要望がありました。回答は優先する事業があり、今のところ
事業再開は困難であるとのことでありましたが、その後の意見交換の場面では、市長は少し勉強させていただいてその上で方向性などについてお話をさせていただきたいとも述べられております。長年にわたる要望でもあり、どのような対応をされるのかお答えを願います。 続きまして、教育問題についてお尋ねをいたします。
文部科学省が全国的に子供たちの
学力状況を把握するため平成19年度から実施しております全国学力・
学習状況調査、いわゆる
全国学力テストについてであります。ことし4月19日に行われましたテストでは、全国の国公立、私立の学校約3万校の小学校6年生の児童約108万人、中学校3年生の生徒約110万7,000人が参加し、国語、算数・数学の2教科で行われました。この
学力テストの結果については、平成26年度から学校別の
平均正答率の公表が各
教育委員会の判断で行えるようになりました。本市においても全国に先駆けて公表されております。学校間の序列化や過度な競争につながるとの理由で公表すべきでないとの意見もある中、
教育委員会として自分の子供が通う学校はどうだったのか知りたいとの保護者の思いに応え、説明責任を果たしていると評価するものであります。 ことしの結果については、
データ集計を委託した業者に集計漏れのミスがあり、公表がおくれるとの報道もありますが、輪島市の状況について公表できる範囲で説明を願います。 また、引き続き昨年からの公表方式に変化はないのか、また
教育委員会としてどのような自己評価をしているのかお答えを願います。 そして、日ごろ教育長が掲げております学力向上について今後の取り組みについてお答えを願います。 続きまして、
子育て支援についてお尋ねをいたします。 まず市長はさきの6月
定例会議会の私
たち拓政会の代表質問のお答えの中で、
多子世帯への
子育て支援策として保育料や
児童クラブの利用料の軽減について石川県の年収360万円未満の世帯の第2子の保育料の無料化、県の
放課後児童クラブの3人目以降の利用料の軽減、それら
事業内容の詳細を確認した上で、9月定例会に示したいと答弁されております。今議会に関連する
補正予算や
条例改正案が提案されておりますが、年収360万円未満の世帯に限らず第2子目の保育料を半額とするなど一歩前を行く施策と感じておりますが、県内他の自治体との状況などを含めその内容をお示し願います。 次に、
保育所等ICT化推進事業についてお尋ねをいたします。 国が
待機児童解消に向けての施策の一つとして、昨年の
補正予算、今年度の予算の中で、保育費の
事務負担の軽減を進め、保育士との確保を図るため業務の
ICT化を進める事業と聞いております。今議会の
補正予算の中においても、
市内認定保育園に対する1カ所当たり110万円の補助金が計上されております。業務の
ICT化による大切な
お子さんを預かる保育士の煩雑な
事務作業を効率化し、
お子さんの保育に集中できる環境を整えることは重要なことであります。 そこで今回導入しようとする
システムは、どのようなものなのか、ご説明を願います。また、県内の他の自治体との導入状況、そしてこの
システムを
認定こども園以外の保育所にも導入できないかお伺いをいたします。 次に本市の
ごみ処理のあり方についてお尋ねをいたします。 本市の
ごみ処理については、ごみを分別し資源化するものとそれ以外のごみに分け、資源とならない燃えないごみは美谷町にある
埋立処分場に埋め立てる、燃えるものでRDF化できないごみは美谷町の
クリーンセンターで焼却する、RDF化できるものは
門前町原の輪島市・穴水町
RDFセンターで固形化し、志賀町にある
RDF専燃炉で焼却することとなっております。 そこで、このごみをRDF化し、
焼却処理することについては、これまでの
議会答弁において通常の
焼却処理をすることと比べて2.5倍以上の経費がかかるとのことから、志賀町にある
RDF施設を平成34年度で廃止するとされました。そのため34年以前に新たな
ごみ焼却施設の設備が必要になりますとも答弁されております。 そこで問題となるのは、
議会答弁にもありましたが、平成6年の稼働から20年以上が経過し、老朽化した美谷町の
焼却施設の延命措置を図りながらその間に新たな
焼却施設を建設する必要が生じている。また同じく美谷町の
埋立処分場についても
能登半島地震により予定量以上にごみが搬入されたことなど
施設整備の計画を策定しなければならない時期に至っていると昨年の6月議会で答弁をされておられました。 RDF化できない燃えるごみについては、輪島市と穴水町による一部
事業組合で処理をしており、新たな
処理施設の建設には穴水町との協議が必要であり、平成34年度までに建設場所や
環境アセスほかさまざまな課題があり、残された期間はわずか6年となります。現在の
門前町原にあります
RDF施設は、当然不要となるわけでありますので、その後の有効活用を図ることも考えもあります。また新しい施設では、
ごみ減量化のための
リサイクル施設の併設を検討すべきとの考えもあります。 今年度予算に
ごみ処理基本構想事業費も計上されており、本市の
ごみ処理のあり方について美谷町との
埋立処分場の現状と今後についてを含めお答えを願います。 続きまして、新たな
地域おこし事業についてお尋ねをいたします。 まず生涯活躍の
まちづくり事業についてであります。 この事業については、国の地方創生に係る交付金の対象とされ、全国のモデルとなる
先駆的事例として内閣府から公表された事業と聞いております。市でもこれにかかる国の交付金について、平成27年度の
補正予算に2回にわたり合計9,000万円近くが計上されたところであります。今回の
補正予算には新たに1,800万円が追加計上されております。まずこの事業全体の概要と事業を実施する上で地域との連携がぜひ必要と思いますので、その点についてご説明を願います。 また、聞くところでは、この事業では障害者や高齢者を対象とする
福祉関連サービスや施設の建設も含まれているとされますが、既存の他の事業者との調整はどのようになっているのかについてもお答えを願います。 今回の
補正予算の説明では、市内の空き家、空き地を活用して温泉やレストランなどを核とした他
世代交流施設の整備を行うとされております。今後はこういったさまざまな施設が次々に建設をされ、完成後においては当然その
運用費用発生もいたします。
施設整備のハード面で支援するわけですが、今後運営面での市の
財政負担が発生するのかについてもあわせてお答えを願います。 次に、
能登SAKEツーリズム推進事業についてであります。 今回の
補正予算の説明では、町野町若桑地内において造り酒屋であった古民家を活用し、地元食材を使った郷土料理の提供を通じ、能登杜氏の歴史や
発酵食文化など能登の魅力を紹介する
地域交流拠点施設整備に助成すると説明をされております。改めてその
事業概要や
支援内容についてご説明を願います。 また、この事業は、地域の特色を生かす新たな
地域おこし事業といえますが、新たな
事業展開には人材や資金面などさまざまな課題が生じます。市として地域に活力が生まれる新たな事業に支援が必要と考えますが、今後の
事業計画及び運営についてどのようになるのかお答えを願います。 続きまして、
道路整備についてお尋ねをいたします。 先月、北海道では1週間に3つの台風が上陸するという過去に例のない事態が発生し、大きな被害が発生しました。また、日本は全世界で起きる地震の約2割が発生すると言われている地震列島であります。改めて申し上げるまでもなく災害はいつどこで起こるかわかりません。日ごろからの万全の備えが必要であります。
提案理由にもありましたが、先月上旬、市でも地震で道路網が寸断されたことを想定した船舶による
緊急支援物資輸送訓練も
国土交通省との協力により行われたところであります。
万が一災害が発生した場合の救助活動、
救援物資輸送には陸路、海路、空路複数のルートが必要であります。その点で災害に強い安全な
道路整備は重要であり、
能越自動車道の
整備促進は欠かせません。今議会の
補正予算には能越道が通る予定の
市ノ瀬地区の
土地改良事業による換地業務の予算も計上されており、能越道の用地確保並びに長年の
懸案事項の解決に向け前進することとなりました。 そこで、先般国の
補正予算も閣議決定をされました。大いに期待するところでもあり、能越道の今年度事業の内容等についてお示しをいただきます。 次に、千
枚田ポケットパーク周辺道路状況についてであります。 ここ近年千枚田を訪れる観光客が確実にふえております。そのため
ポケットパークに進入待ちする車両に配慮し、路肩を広げる工事費が今議会の
補正予算に計上されております。この工事は、千枚田周辺の交通をスムーズにするためには有効な方法だと考えられますが、この工事だけで本当に
道路状況の改善につながるのか、懐疑的に思うところでもあります。新たな駐車場の確保や
事業区間の延長が必要ではないでしょうか。その点についてお答えを願います。 以上でありますが、最後に平成27年度決算に基づく
財政健全化を判断する
実質公債比率14.3%と7年続けて、また将来負担比率も115.5%と8年続けまして改善されております。今後とも引き続き健全な財政運営に努めることを求めます。 以上でもって私の質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(森正樹君) 梶 文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 皆さんおはようございます。 きょうとあす2日間にわたりましての質疑・質問でありますけれども、何とぞよろしくお願いをいたします。 最初に、玉岡議員の
拓政会代表質問にお答えをいたしたいと存じます。 最初に市政の課題についてのお尋ねであります。
門前地区における
市政懇談会、合併から10年を経過し、どのような意見があったのか、またその対応策を示せとのことてあります。
市政懇談会につきましては、住民の皆様方と行政がともに
まちづくりについて直接語り合う場を設けるために、市長、副市長、教育長を初め主だった部課長が各地区に直接出向き、出前という形で市政報告を初めといたしまして、住民の皆様方のご意見やご要望を直接お聞きし、市政に反映させるべく市内18地区で開催をいたしております。 合併から10年がたち、
市政懇談会を開催してきた中では、多岐にわたるさまざまな地域の課題や要望がありまして、とりわけ旧門前町において大きな課題としてこの間残っておりました「お
さよトンネルの開通」を初めといたしまして、
広域農道能登外浦地区の
整備促進や
携帯電話不感地帯の解消などさまざまな要望といいますか、課題がありましたけれども、順次それらに取り組んでまいりました。本年度におきましては、継続してご要望いただいております
地積調査事業の再開について、またイノシシによる
農作物被害への対策、道路の維持補修や側溝の改善、河川の土砂除去に至るまで多岐にわたるご要望をいただいてまいりました。とりわけ仁岸地区におきましては、大釜地内における
産業廃棄物処理施設に関すること、これのみをその2時間の
地区懇談会の議題となったという経緯もあります。この件につきましては、合併前の旧門前町として受け入れが表明されて以来、新市に引き継がれた重要な
懸案事項でありました。
大釜地区住民の皆様方の当時の大きな決断などを含め、この間市長として常に非常に重い思いをお持ちながら受けとめてきた経緯であったというその説明やまたとりわけこれもさきの6月市議会における
下水道接続の議決の経緯、こういったことに対しまして事細かく時間を割いて説明もさせていただいてまいりました。 いずれにいたしましても、各地域から要望されましたそれぞれの課題案件につきましては、できる限りその場で回答をしながら行政と地域住民の皆様方とのそれぞれの役割の中で行政として対応できるものは迅速に対応してきたということであります。この10年の中での感想としては、大きな地元からの
要望事項が非常に少なくなってきている、それは速やかに対応してきたという一つの答えであろうかと考えております。 次に、
門前地区における
市政懇談会の中でも先ほども申し上げましたけれども、
地積調査について
事業再開を求める声がありました。これは
門前地区の、門前全体の中の
門前地区の
地区懇談会の中で特に多く出されてきた問題であります。この
地積調査は平成11年度に門前町
黒島地区からスタートをいたして、
諸岡地区、
門前地区の一部で行っておりますが、実は旧輪島市のほうではこの
地積調査は着手しておりません。旧門前町での
計画面積については、19.3平方キロメートルということでありました。このうち
能登半島地震によって休止に至るまで8年間事業を進めてきたところでありますけれども、この8年間で完了したのは
黒島地区及び
諸岡地区の一部でありまして、面積にいたしますと1.14平方キロメートル、率にいたしますと5.9%が事業が終わったところであります。その意味ではなかなか
予定どおりには進捗していないということがこの数字から見てとれます。予定された19.3平方キロメートルのうち5.9%のこの実績が完了するまでにその間門前町として最大5人の職員を配置をして8年間という時間がかかっていることから、今までの進捗状況でこれを推測いたしますと、
計画面積としての19.3平方キロメートルを完了するためには、相当の期間が必要となってまいります。その一方で、優先して行わなければならない
懸案事項もたくさんあることから、この
地積調査を再開するにはきわめて慎重にならざるを得ないというふうに考えております。 次に、教育問題でありますけれども、後ほど教育長より答弁をいたします。 次に、
子育て支援についてのお尋ねであります。 少しでも多くの子供さんをもうけて、そのたくさん子供さんのいる
多子世帯への
子育て支援、そのためにこれまでいろいろと取り組んでまいりましたけれども、このたびの保育料、あるいは
児童クラブの利用料の軽減策についてその内容を示せとのことであります。 保育料における
多子世帯への支援につきましては、今年度から国の
保育料改正で年収約360万円未満の世帯につきまして
多子世帯に係る
年齢制限を撤廃する、そして第2子の保育料を半額、第3子以降の保育料を無料とする、また
ひとり親世帯などにつきましては、第1子の保育料を半額にする、第2子以降の保育料を無料とする、こういったことに改正されるわけであります。
多子世帯に係る子供の
年齢制限の撤廃についてでありますが、これは現行の制度では保護者と同一世帯におられる
お子さんが幼稚園などの
教育認定施設の場合では、小学校3年生までの範囲で
保育所等の
保育認定、つまり公立の現在の保育所などでありますけれども、こういう施設では
小学校就学前までの範囲で第1子、第2子というふうにカウントをしておりましたけれども、このたびの改正ではこうした
年齢制限というものを撤廃をいたしまして、保護者の方と生計を同じくする
お子さんであれば上の
お子さんが小学3年だとか、
小学校就学前だとかということではなくて、年齢を全く無視をいたしまして、2番目の子供さんであれば半額、3番目の
お子さんであれば無料にするという制度であります。こうした
年齢制限の撤廃は、国の改正では年収約360万円未満の世帯を対象といたした制度でありますけれども、これを輪島市に置きかえますと、本年4月から
所得制限を設けません、保育料の全階層に適用し、さらなる
子育て世代の皆様方の
負担軽減の拡大を図るというものでありまして、県内でも先駆けた
支援内容というふうに考えております。 さらに、年収約360万円未満の世帯につきましては、さらに制度を上乗せいたしまして、第2子の保育料半額というところを第2子の保育料を無料というふうにさせていただきます。これにつきましては、石川県がこの9月議会におきまして無料化にかかる費用を石川県と県内の市町で折半して補助する案を提出するという方針が示されておりますことから、県内の19全市町において本年の11月から実施する予定であります。 また、保護者のあらゆる入所や退所のためのニーズに合わせた保育料とするために月の途中での入所、退所が余儀なくされた場合の保育料につきましては、利用期間に応じて
日割り計算を導入をするというふうに改正をさせていただきます。 一方、
放課後児童クラブでありますけれども、本年4月からひとり親の家庭では利用料を月額3,000円軽減をいたしまして、
生活保護世帯においては、これを利用料を無料といたしております。 石川県では、年収360万円未満の世帯の第3子以降の利用料を無料といたしておりますが、本市におきましては、本年11月から年収360万円未満の
所得制限というものを撤廃をいたしまして、経済的な負担が大きくなる
お子さんが同時に入所している世帯の負担を軽減するために同時に入所した場合は2人目を半額とする、3人目以降を無料とする、また
ひとり親家庭の世帯においては、2人目以降を無料とするということであります。 ややこしくてわかりにくいでしょうから、後で答弁の原稿をぜひ皆さんにおあげしますので、ご理解のほどをお願いしたいと思います。 次に、
保育所等の
ICT化推進事業についてのお尋ねであります。
認定こども園以外にも導入できないかとのお尋ねでありますが、
保育所等における
ICT化推進事業につきましては、
保育業務支援システムの導入によりまして、保育士の
業務負担の軽減を図ることを目的といたしまして、1カ所当たりに100万円を上限に補助するとするものであります。
保育業務支援システムにつきましては、園児さんの台帳の作成や管理、指導台帳、
保育日誌の作成などの機能が搭載されておりまして、この
システムを導入することによりまして保育士の方々の
書類作成作業の効率化が図られるということになります。 また、保育所などにおけるビデオカメラの設置につきましては、保育所などにおける事故防止や事故後の検証の体制強化を図ることを目的とした事業でありまして、1カ所当たり10万円を増減に補助するものであります。この国の
補助事業を受けまして、県内では10の市町が
ICT化に取り組む
私立保育所などに対して助成をする予定となっております。 本市では国の実施要領を受けまして、補助対象となる私立の保育所、
認定こども園に事業の実施について確認をいたしたところ、
和光幼稚園・あいこう園と
認定こども園海の星幼稚園より
事業実施の要望があったところであります。 その他の保育所における導入につきましては、園児台帳や
保育計画、
保育日誌などの
書類作成業務が保育士にとって負担となっている事実を踏まえまして、
保育業務支援システムの導入によりこの業務の
負担軽減効果を検証し、保育士が書類作成に追われるのではなくて、子供に向き合える時間を多くする、そうした保育を目指して
ICT化を進めてまいりたいと考えております。 次に、
ごみ処理の将来構想についてお尋ねがありました。 志賀町のRDF専焼炉の施設廃止後の本市の
ごみ処理対策についてであります。 石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合の専焼炉施設につきましては、石川県の
ごみ処理の広域化計画に基づきまして、ダイオキシン類の対策とあわせて循環型社会の形成を推進するというテーマで平成15年度から内灘以北の全ての自治体を対象として5つの施設から製造されるRDFを
焼却処理してまいりました。この間、通常の焼却
処理施設におきましても、技術の進歩によってダイオキシン類対策が可能となってまいりました。ちなみに輪島市でもダイオキシン対策が課題となったときに施設にバグフィルターなどを整備いたしまして、いわゆるダイオキシンが国の基準よりもはるかに低い数値に達したところであります。 こうした実情を見てみると、あえてコストの高いRDFによる処理を取りやめて、それぞれの自治体が再度コストの低い
焼却処理へと方針転換を行うということは必然でありまして、そうしたことから先般平成34年度末をもってこのRDF焼却炉の廃止が全体の合意を持って決定されたところてあります。 本市におきましても輪島・穴水地域の
ごみ処理の実情を分析し、循環型社会の形成推進に向けた新しい
ごみ処理計画を策定しなければならないと考えておりまして、現在穴水町及び輪島市穴水町環境衛生施設組合と協議を進めながら現在検討を行っているところであります。 その検討の内容でありますが、美谷町の輪島
クリーンセンター焼却
処理施設の老朽化が深刻化している、そのため新しい焼却
処理施設の建設が必要となってまいりますが、現時点におきましては地元の皆様方と協議が必要となりますが、その候補地の一つとしては、現在
門前町原地区において稼働を行っております輪島・穴水地域
RDFセンターの敷地やその施設の一部を有効活用することによって対応ができないかどうか、そんなことを今協議をしているところであります。 また、一方でごみは生かせるものは生かす、再生するものは再生をして有効に使う、そんな意味で
リサイクル施設の併設の必要性もありますが、現在輪島市では宅田町におきまして輪島、穴水全体のリサイクル可能なごみについて処理をいたしております。こういったことも含めてさまざまな検討を行い、今年度中を目途に本市において最適な
ごみ処理方針を決定をしたいというふうに考えております。 次に、
埋立処分場の現状と今後についてのお尋ねがありました。 輪島
クリーンセンターの
埋立処分場でありますが、平成12年10月に竣工をいたしまして、供用を開始いたしてから本年で16年が経過しようといたしております。この間に議員からもありましたけれども、
能登半島地震によって大量の廃棄物が生じたことから、この埋立地に多量の廃棄物の搬入がありまして、埋め立て容量25万立方メートルに対しまして、平成27年度末時点で3分の2となる16万立方メートルが埋め立て済みとなっております。したがって、残容量は3分の1にまで減少しているところでありますけれども、精いっぱいリサイクル、分別などを行って延命対策を行っているということであります。 循環型社会の形成推進、あるいは埋め立て処分にする不燃ごみの減量に努めてきたことから、3分の1に減少しておりますけれども、今後より一層減量化を推進して
埋立処分場の延命化を図っていかなければと考えております。 次に、新たな地域おこし、生涯活躍の
まちづくり事業についてのお尋ねにお答えをいたします。 このプロジェクトにつきましては、生きがいを持って健康でアクティブな生活を送る多世代交流の実践を初め市外からの移住者の受け入れの環境づくり、地域にある課題を住民みずからが解決をしていく住民自治の体制づくりなどを目的として、市街地に点在する空き家、空き地を活用することを特徴としたタウン型の生涯活躍の
まちづくりを形成していこうとするものであります。 これらを実現するための必要な主な施設といたしまして、温浴機能を備えた多世代交流拠点施設、またサービスつき高齢者住宅、ウェルネス、育児支援施設などを整備する計画となっておりまして、平成29年度から30年度までの竣工を目指し、3カ年で約9億円の事業費を必要と見込んでいるところであります。このうち空き家や空き地を活用して整備する施設につきましては、国の空き家再生等推進事業などの制度を活用いたしまして、国及び市から約2億5,000万円の補助をする予定となっております。 一方、このプロジェクトの重要な要素の一つでありますが、地域住民の皆様方への理解という点におきまして、これまでも定期的に説明会を行っており、その中では温泉掘削による振動についての対応、要望などがあることと、施設が完成した後の運営形態をどうするのか、また駐車場の確保はどうするのかなどさまざまな問題提起をいただいておりますが、プロジェクト自体はおおむねご理解をいただいているというふうに考えております。 そこで、これらの課題については、地域住民の皆様方も一緒になって取り組みを行う体制をつくることが重要であると考えておりまして、プロジェクトの実施によって移住してこられる方の数を30人、その施設での雇用する従業員等の人数については88人、年間交流人口については9,000人程度を見込んでいるとのことでありますので、市街地のにぎわい創出や多世代交流が図られ、本市の活性化に大きくつながると期待されております。 次に、この施設ができることによって福祉関連の他の事業者との調整はどうかということでありますが、6月9日と8月4日にこのプロジェクトの説明会を実施いたしたものであります。既存の事業所のご意見をお伺いしたところ、厳しいご意見もありましたが、福祉サービス利用者の皆様方の選択肢がふえるという観点からも既存事業者それぞれがともどもに切磋琢磨してよりよいサービスが提供できるような意見交換の機会を設けてまいらなければと考えております。 次に、このことによる市の
財政負担は今後どうなっていくのか、事業が開始されてより市は大きな負担を余儀なくされるのではないかとのことでありますけれども、生涯活躍の
まちづくりに沿った事業の展開と同時に福祉サービスを提供していくこととなりますが、
施設整備後の運営費などにつきましては、本市が単独で助成するという性質のものではなくて、その福祉サービスに係る措置費については、既存の事業所と同様に国の基準によって受けることとなります。 高齢者福祉分野につきましては、高齢者デイサービス10名の定員予定でありますので、利用者10名が純増すると仮定をいたしますと、介護保険料へのはね返り分として1カ月当たり約30円程度増加することが見込まれます。 また、障害者福祉分野についてですが、社会福祉法人佛子園が市内で予定をしている障害者サービスの利用者が全て本市の住民でかつ新たな利用者であると仮定した場合に、本市の年間給付費については約3,500万円増加となる予定であります。 このように福祉サービスを提供する拠点がふえることによって本市の
財政負担がふえるという可能性はありますが、本市にこれまでなかった就労継続A型のサービスが本年の7月1日から開始され、障害者の雇用の場を創出していることや受け入れ施設の不足といったことから、市外の施設を利用してこられた本市住民の皆様がこのことによって市内の施設を利用できるなど福祉サービスの向上を図るといったことも本市の重要な責務であるというふうに捉えております。 次に、
能登SAKEツーリズム推進事業についてお尋ねがありました。 この
能登SAKEツーリズム推進事業でありますが、町野町で造り酒屋を営んでおられました中納酒造におきまして、四季を通じた地域の山菜や水産物の販売、またそれらの食材を使用した料理や粕漬け、ぬか漬け、こうじ漬けなど能登の伝統的な発酵食品による料理、または魚醤を使った料理などを輪島塗の御膳で提供をしていこうとするものであります。 この取り組みは、地域活性化の拠点施設として能登スローツーリズム観光の新たな核施設を目指すものであります。 本市といたしましては、非常に珍しい施設である酒蔵やその本宅と呼ばれる杜氏らの居住場所を活用いたしまして、「酒蔵座敷能登日和」として整備するとのことでありますので、トイレや厨房などの施設の改修、それらに伴い必要となる設備や備品などのハード部分で支援を行おうとするものであります。 なお、ハード部分はそうでありますけれども、ソフト部分につきましては、石川県の石川里山振興ファンド事業の助成金、多様な滞在メニューの開発支援を申請中ということで伺っております。将来的には日本各地で能登流と呼ばれる独自の技で美酒を醸し、その醸造法を発展継承してきた能登杜氏の誕生と生きざまを紹介をし、加えて現在能登杜氏が醸している酒を全国から集め、実際に味わうことができる能登杜氏ミュージアムとして能登杜氏と酒文化を広く情報発信していくことを予定しているとのことでありますので、支援をいたしたいということであります。 運営については、地元で以前より郷土料理などの調理・継承活動をしておられる女性の皆様方が主体となって組織する「かほりと醸す能登ネット」により行われ、能登の酒蔵めぐりなどで情報発信に実績のある映画「一献の系譜」の石井かほり監督の協力も得られると伺っております。 本市としても、地域の発展と活性化が図られるよう協力支援をしてまいる所存であります。 次に、
道路整備についてのお尋ねであります。 能越道の
事業展開はどうなのか、今年度事業の内容を示せとのことであります。 先日の台風10号によって道路が寸断され、各地において集落が孤立したという報道を目の当たりにし、災害に強い安全な
道路整備は最も重要な社会基盤であると改めて痛感するとともに、
能越自動車道の一日も早い供用を目指してまいりたいと考えております。 平成18年度に事業着手をいたしました三井インターから能登空港インターまでの輪島道路の進捗状況につきましては、用地の取得が約92%完了いたしております。また、三井インターでは現在橋梁の上部工事、小泉地区では橋脚、擁壁の工事が施工中であり、能登空港インターでは橋台の工事が発注され、今大々的に工事が進められております。 本年度から本市には
国土交通省の輪島国道出張所が新たに設置をされまして、着実・確実な工事の進捗に期待をいたしているところであります。 また、平成24年度から事業が行われております輪島インターから三井インターまでのいわゆる輪島道路の2期区間につきましては、測量・地質調査を実施し、今後詳細設計を行い、本年度には用地買収に着手すると伺っております。さらに今後国の第2次
補正予算が輪島道路に配分されることを大いに期待をいたしているところであります。あわせて予算措置が確実に行われますように引き続き関係機関に働きかけてまいりたいと考えておりますので、議員皆様方のご支援とご協力をお願いいたしたいと存じます。 次に、千枚田
ポケットパークの周辺
道路整備についてであります。 世界農業遺産のシンボル的な存在となりました白米千枚田では、これまで輪島朝市に並ぶ本市の代表的な観光地としてにぎわっております。平成25年度に道の駅千枚田
ポケットパークを全面改修いたしまして、レストハウスや展望スペースのリニューアルにあわせて、駐車台数を5倍近い56台と拡張整備をしてきたところであります。NHKの連続テレビ小説、新幹線開業効果によりまして、平成27年度は年間67万人が訪れておりまして、時間帯によっては平日でも道の駅へ入る車が列をなすことも見受けられるようになりました。これまでにも渋滞対策といたしまして来訪者がとりわけ多いと予想されるイベントの開催時、あるいは連休中などには誘導員の配備や2キロメートル先の名舟漁港からのシャトルバスの運行などあらゆる手を打ってまいりましたけれども、今回の
補正予算で申し上げてまいりましたのは、千枚田の輪島側から向かって200メートル手前側から現在の国道の横のほうにあります植樹帯を撤去をいたしまして、路肩を広げることによってスムーズな通行を確保する、つまり千枚田の駐車場に入ろうとする人たちをできるだけ現在の道路幅員の拡幅によって左側に寄って並んでもらってその横を通過車両が通ることができるというような対応をいたしてまいりたい、そのことによって効果をまずは確認をさせていただき、さらに今後の駐車場対策に向けて検討をすることになろうかと思います。 私のほうからは以上であります。
○議長(森正樹君) 吉岡邦男教育長。 (教育長 吉岡邦男君登壇)
◎教育長(吉岡邦男君) 質問の2番目の教育問題についてお答えをいたします。
全国学力テストの状況等はどうであったかというお尋ねであります。 4月19日に行われました全国学力・
学習状況調査の結果につきましては、まだ公表をする段階に至っておりませんので、各学校のいわゆる自校採点結果で成績の概要を説明いたします。 小学校6年生におきましては、基礎的・基本的な力を問う国語A問題、算数A問題とも昨年度と比べますと伸びが見られましたので、これは県平均を超えるものと思われます。 また、これまで習ったことを実際の生活に活用する力を見るB問題におきましては、算数は昨年度と比べ向上しておりますので、こちらも県平均を超えるものと思われます。 一方、中学3年生の国語は、A問題、B問題とも昨年度並みでありまして、数学A問題、B問題とも非常に低くく、課題が多く残る結果となるものと考えております。 小学校、中学校とも県平均を下回った昨年度の結果分析を受け、伸び悩みの原因が家庭学習にあると捉え、市教委といたしましては、家庭学習の習慣化、この徹底を図るよう学校を指導してまいりました。特に家庭学習時間の確保と土曜授業では、予習をすること、そして土曜授業や家庭で「テレビ寺子屋」を積極的に活用することを焦点に絞り、指導してまいりました。その結果、今年度は小学生の家庭学習時間は平日、休日ともに大幅に増加いたしました。その一方で中学生はこの家庭学習時間が減少いたしました。当然調査結果もその結果が反映するものとなりまして、改めて家庭学習と学力向上とは相関性があるということを確信いたしたところであります。 この成績結果をケーブルテレビの加入率ということで見てみますと、90%加入率が超えている三井地区とか、あるいは89%の
門前地区での小学生、中学生とも算数・数学、そして県の基礎
学力テストの英語において高い得点を示しております。これは「テレビ寺子屋」の視聴が強く影響しているものと考えられます。 よって、ぜひ河井や鳳至、大屋でもケーブルテレビの加入を進めていただきたいとそのように思っております。
教育委員会といたしましては、子供たちが健全に成長しているかどうかの指標を家庭学習に置いており、今後も家庭学習のできるみずから学ぶ、主体的に学ぶ、そういう子供の育成を目指すつもりであります。 輪島市の教育の基本姿勢は、学校・家庭・地域が互いに連携をしながら社会全体つまり「オール輪島」で教育を推進することにあります。そのためには学力の公表は保護者や地域住民にとって必要な情報としてこれを提供し、この情報を共有することで協力、協働が得られるものと考えております。 よって、今年度も昨年度同様、学校だよりと11月に行われます学校力&親力向上セミナーで結果公表を行います。県平均を基準とした各学校の状況を教科別・学校別に、また児童・生徒の学習状況と学力向上に向けた本市の取り組みについて公表したいと思っております。
○議長(森正樹君)
玉岡了英議員。 (15番
玉岡了英君登壇)
◆15番(
玉岡了英君) 千枚田
ポケットパーク周辺
道路整備につきまして再質問をさせていただきます。 新たないわゆる駐車場の確保ということを考えておられるのかどうか、考えておられないのか、200メーター路肩を拡幅していくということは、大変結構なことでございますが、でき得るならば新たな駐車場の確保ということもいま一度ご検討いただければなと思うわけであります。よろしくお願いいたします。
○議長(森正樹君) 梶 文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 玉岡議員の再質問にお答えをいたします。 先ほど答弁させていただいた中で、輪島側から向かって200メートルの区間について手前から千枚田駐車場へ入る人たちがもしも中が混んで入れないとすれば横に寄せて順番を待つと、通過車両について危険性がないように誘導も含めてですけれども、その横を通って行けるだけの幅員をあの植樹帯を取り除くことによって確保すると、そういうふうに申し上げました。あわせてその効果といったことをまず十分に検証した上でさらなる必要性があるかどうかということについて考えてまいりたい、そのようにお答えをいたしたところであります。 したがいまして、新たな駐車場の確保という問題をすぐにそこに結論を持っていくのではなくて、この植樹帯を撤去することについても相当に長い期間にわたって県と調整を進めてようやくその結論を得たところでありますので、まずそこの事業を取り組みをさせていただき、検証したいと考えておりますので、重ねてご理解をお願い申し上げたいと思います。
○議長(森正樹君) 下 善裕議員。 (1番 下 善裕君登壇)
◆1番(下善裕君) おはようございます。 会派勇気の下 善裕です。 平成28年第3回
市議会定例会での一般質問をさせていただきます。 なお、さきの代表質問の発言と重複する点があるかもしれませんが、これをあらかじめ申し上げさせていただきます。 さて、ことしは台風の発生が遅くて少ないのではないかと7月初旬に話題になっていましたが、その後世界各地で地震を初め台風が発生し、国内においても台風10号による東北や北海道などに記録的大雨による氾濫や堤防の決壊による被害が広範囲に起きました。また、12号も九州地方などで猛威を振るい、それによって被害を受けられた方々の心労を察するとともに、一日も早い再建復興に取り組めるようお祈り申し上げます。また、とうとい命を亡くされた方々には心からお悔やみ申し上げます。 そして、さらに昨日発生しました台風13号が明日には県内に最接近するとの予報も発表されていますので、防災に備えることを意識し、落ち着いて行動できるように常日ごろからの暮らしが肝心であります。 また、熊本県ではここ数日間余震が発生しており、けさほども1時56分に熊本県熊本地方を震源とした震度4の地震が観測されました。台風などによる降雨で地盤が緩んでいる地区もあり、深刻な状況が続いています。 防災の日となっている9月1日以降、各地で防災訓練等が開催され、万が一の事態に備える大切さをテレビや新聞で報道される被災地の状況を見守りながら感じています。 さて、「輪島の未来を考える子ども議会」が8月5日に開催され、市内10校の小学校から6年生12名が子供たちの目線で生まれ育った今の輪島を、そして自分たちが目指すこれからの輪島を堂々とした姿勢で登壇し、発言していたのをりりしく頼もしく見ていました。子供たちにはいい形で輪島市をつなげていきたいと再認識いたしました。 それでは、質問に入らせていただきます。 1つ目は、防災対策に関する輪島市の取り組みについてであります。 防災や避難先で基本的な項目の一つとしてテレビやラジオなどによる正確な情報収集をすることが推奨されています。「災害に備えてどのようなものがあればいいでしょうか」と訓練などで聞きますと、今回の「広報わじま」にも掲載されていましたが、携帯、ラジオというのが書いてありました。平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を教訓に震災時の情報源としてラジオ放送が改めて重要視されました。それからことしの4月の熊本地震では、4市町村が臨時災害放送局を開設し、安否情報や避難所の開設、食料や水の配布などの情報を届け、スマートフォンを持たない高齢者にとって貴重な情報源になるとか、停電してもラジオは乾電池で聞くことができるなど臨時災害放送が住民の大きな安心となったと伝えられています。 さきの9月4日に七尾市で行われた石川県防災総合訓練では、東日本大震災や熊本地震で被災者にきめ細かい情報を発信した臨時災害放送局の開設訓練を実施し、大いに活躍が期待されました。 また、災害は地域住民だけでなく旅行中に災害に遭う場合も考えられます。観光地でもあります輪島市は、旅の途中で
万が一災害に遭遇した場合、車のラジオで情報を得ることが十分考えられます。旅先で被害に遭うとより大きな不安感に襲われます。少しでも不安が少なくなるように努めることが重要で不可欠です。 そこで、輪島市で携帯電話の不感地帯はかなり解消されていますが、沿岸部や中山間地域と言われるところでもラジオの不感地帯があります。防災として、また生活環境の整備としてふだんからラジオが聞けるよう検討していただきたいと思いますが、現状の把握と今後の対応はどう考えておいでますか。 次に、災害防止対策、これは人間の暮らしと緊密な関係にあります。自然災害は時間も場所も区別なく発生します。森林や山地からの高いところから農地や住宅地に及ぶ土砂災害、また農地から住宅地に及ぶ土砂災害、近日よくそういう映像も目の当たりにいたします。流れの上流から下流に広がる土石流や河川の氾濫、堤防決壊、浸水、また海から陸地に及ぶ津波や高潮、波浪などが考えられます。ただいずれも住人の防災意識が被害の大小を決定すると思われます。 森林・林業は適正に管理し、崩壊、崩落を防ぎ、農地に関しても農業経営を放棄してしまっても農地管理は放棄をしない、陸地からの恵みでなりわいとされる漁業にも連携した防災意識が重要です。森林や農地の持つ公益的機能は、国土保全であり、災害を防止し、おいては安全安心な暮らしを持続するためには適正な管理を継続することが不可欠です。 石川県が4月、5月に実施しました「森林に関する県民意識調査」でも、森林の公益的な働きを維持するため、約6割がボランティア活動や費用負担などによって維持を協力することに肯定的であると県民の期待が大きいと報告されています。森林組合や農業協同組合、漁業協同組合の防災連携を強固なものとして世界農業遺産「能登の里山里海」をつなぐことも重要な防災対策です。 森林・林業、農業、漁業それぞれにかかわる人や地域のためにそれぞれの特性に応じた防災対策や農林水産の連携した防災対策を協議するようお願いいたします。現状はいかがでしょうか。 また、防災意識の向上や防災プロフェッショナルの養成教育に特化した施設を移転により現在あいている公共施設や旧輪島消防署などを活用できないだろうかという意見も聞いております。 3点目にサイクリングツアーの計画と見通しについてでございます。 奥能登は観光スポットとしての資源も豊富で、エコツーリズムやヘルスツーリズムなどの健康志向にも注目されています。自転車での旅は、体感型としては全身に風や光、香りや感動する景色を受けるため年々ファンが増加しております。市内に「いしかわ里山里海サイクリングルート」の案内看板が見受けられますが、内容はどのようなものでしょうか。 また、輪島市独自のコースを提案してみてはいかがでしょう。今後の企画としては何か考えていらっしゃいますか。 防災対策は、安全安心の地域づくりであり、住民が住み続けるための重要な対策の一つです。地域の人々が未来に生きがいを持つ上で地域全体で取り組むべきことではないでしょうか。次の世代にいいもの、いい場所を伝えるために地域住民の目線で取り組むことが大切です。 私からは以上でございます。答弁よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(森正樹君)
総務部長。 (
総務部長 宮坂雅之君登壇)
◎
総務部長(宮坂雅之君) 下議員のご質問にお答えいたします。 防災対策に関する輪島市の取り組みについて、ラジオの不感地帯が多いと聞いています。現状の把握と今後の対応策はどうかというご質問でございます。 市内におけるラジオ放送の受信につきまして、外国からの電波による混信や地理的・地形的な要因などによりAM、FM放送が聞き取りにくいラジオ難聴地域が一部市内に存在していることは把握しております。 ラジオ放送は、災害情報などを入手するための有効な手段の一つであることから、本年の2月にNHK金沢放送局に対し、本市のラジオ難聴地域における受信環境の整備について要望書を提出いたしました。ラジオ難聴地域の解消に向け、少しでも状況を改善していただけるよう引き続き放送事業者に働きかけてまいりたいと考えております。 続きまして、森林・林業・農業・漁業とかかわる人と連携した防災対策を協議していますかとのお尋ねでございます。 防災意識の向上につきまして、第1次産業の関連団体と個別には協議は行っておりませんが、社会のさまざまな場所で防災力を高める活動が期待される防災士の育成に重点を置き、市民全体の防災意識の向上を目指しております。 さらに防災にかかわるあらゆる分野から選任された輪島市防災会議委員の専門的知見や毎年実施しております輪島市総合防災訓練に参加いただいた多くの団体や地区住民の皆様方のご意見などを参考にして、防災対策の実効性を高めてまいりたいと考えております。 また、防災教育に特化した施設を旧輪島消防署などに整備してはどうかということでありますけれども、新しい消防庁舎では、2階に防災教育を含めた講習などに滞欧できる多目的ホールがあり、そのほか煙体験施設や広い訓練場も備えております。さらに、一定規模の事業所などに対する防火管理者講習や市民を対象とした救命講習、また団体での施設見学などにも対応しております。したがいまして、新しい消防庁舎で防災教育施設としてのその役割は十分果たせるものと考えております。 なお、旧消防庁舎につきましては、奥能登広域圏事務組合が今年度解体撤去工事に係る予算を計上しておりまして、本年度中に取り壊しが完了すると伺っております。 私のほうからは以上でございます。
○議長(森正樹君) 建設部技監。 (建設部技監 野口裕一君登壇)
◎建設部技監(野口裕一君) サイクリングツアーの計画と見通しについて、市内に「いしかわ里山里海サイクリングルート」の案内看板が見受けられますが、内容はどのようなものですかとのお尋ねでございます。 いしかわ里山里海サイクリングルートにつきましては、石川県の魅力向上及び観光誘客の新たな開拓を目的といたしまして、本年度から石川県が事業主体となり、着手いたしております。 本市におきましてもこれまで「禅の里ロードレース」の実施や北國新聞社が主催する「ツール・ド・のと400」に協力することで、自転車愛好者の皆様方の誘客に努めてきたところでございます。 本市といたしましても、さらなる魅力発信のため、県内8つの市町とともに「いしかわ里山里海サイクリングルート整備計画策定協議会」に参加しているところでございます。 石川県では本年度体験ルートとして試験的にいしかわ里山里海サイクリングルートの運用を行うこととしており、先月8月末までに奥能登地区を含む県内の3つのルートに対して案内看板や路面の標示の施工を完了したと伺っております。 また、今月9月からは、体験ルートの利用者の皆様に対しましてアンケートを行い、来年度以降の正式なルートの選定やサポート環境の方針につなげていくとのことでございます。 次に、また輪島市独自のコースを提案してはどうかとのお尋ねをいただきました。 現在は体験ルートの試験的な運用であることから、奥能登地区ルートは2市2町にまたがる広い範囲のものとなってございます。今後は「まれ」の舞台を通る大沢ルート、門前總持寺ルート、田園風圏を楽しむ金蔵ルートなどさらに本市のすばらしい風を肌で感じることができるルートの提案も行い、将来的な周遊観光ツアーなどにつなげてまいりたいと考えております。
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△休憩
○議長(森正樹君) 暫時休憩します。 午後は1時30分から会議を始めます。 (午前11時27分休憩)
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玉岡了英 16番 橋本重勝 17番 中山 勝欠席議員(1人) 7番 森 正樹
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△再開
○副議長(西恵君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△質問・質疑(続)
○副議長(西恵君) 質疑・質問を続行いたします。 鐙 邦夫議員。 (3番 鐙 邦夫君登壇)
◆3番(鐙邦夫君) 日本共産党、鐙 邦夫です。 一般質問を始めます。 初めに、台風10号による豪雨でお亡くなりになられた皆様に慎んでお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様方の一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。 なお、質問通告の一部変更や削除があることを前もってお知らせしておきます。 1番目は、産廃処分場建設問題についてです。 6月定例会では、
産業廃棄物処理施設浸出水処理水の
下水道接続に反対討論を行いました。私の疑問は解決されていません。また、多くの市民の皆さんからのご意見も寄せられています。改めて質問いたします。 1番目、5月28日の提出予定案件の内示説明会でも6月6日の本会議での市長の
提案理由の説明にもなかった追加提出予定のない議案をなぜ追加提出したのですか。 2番目は、輪島市産業廃棄物最終処分場建設問題検討委員会の処分場建設は受け入れるべきではないの結論をなぜ無視するのですか。 3つ目は、6月定例会の答弁で浸出水調整槽の大きさは埋め立て第1期で2万2,700立方メートル、埋め立て第2期及び第3期では3万5,000立方メートルで、観測記録が残る中で年間最大雨量を記録した昭和34年の雨が2年連続してもあふれない大きさとなっており、十分な容量であると考えておりますと述べていますが、誰がどこでどのように計算したものですか。もっと水量が多くなりませんか。また、近年の異常気象によるゲリラ豪雨を加味していますか。 4つ目は、6月定例会の答弁で水質につきましては、事業者側と本市とで二重三重のチェックを行い、河川へ放流される処理水の水質を行政が最終確認することにより住民の安心につながるであろうと考えておりますと述べていますが、ダイオキシンやビスフェノールAはどの段階でチェックしますか。 5つ目は、6月定例会の答弁で
産業廃棄物処理施設の建設につきましては、旧輪島市と旧門前町の市町合併時からの
懸案事項であり、当初の計画時点から10年の歳月が経過する中、市議会や区長会長会もこの事業者が運営している施設を視察し、埋め立て完了後にはきれいに緑化され、ごみの埋め立てという悪いイメージは払拭されてきており、事業者に対する信頼性も高まってきているのではないかと考えておりますと述べています。区長会長会の視察は、業者の招待によるものですか。公費を使ってのものですか。市長は視察したのですか。したとすればその費用はどうなっていますか。 6番目は、公共下水道への接続は6月定例会での3件以外にありますか。金沢市の新処分場とはどこですか。この接続によって新たに引き起こされる問題は絶対にないと言えますか。 7番目は、下水道にはどんな水でも流せるわけではありません。例えば医療機関での診察や検査業務において使用されるさまざまな薬品や器具は、最終的に検査廃液や破損体温計などの廃棄物として処理しなければなりません。また、これらの廃棄物が適正に管理処理されずに排水とともに下水道へ排出されると、下水管や下水処理場の処理機能及び自然環境に悪影響を及ぼすことになります。輪島病院ではどのように対応していますか。 8番目、遮水シートは62年間大丈夫との答弁がありましたが、どこでどのように検証されたのですか。 9番目、産廃処分場はほかの観光地にもあるとの答弁がありましたが、風評被害など問題は起きていませんか。 10番目、産業廃棄物に含まれる有害物質、自然界の中で分解されにくい自然循環系に対応できないものが一体どれくらいの時間をかけて分解されていくのか、二次生成物はどう発生するのか、生態に対する影響はどうかなど実証的なデータはきわめて少ないと言われていますが、それでも産廃処分場の安全性は半永久的といえるのですか。 11番目、剱地区民総意として産廃処分場建設に反対しますという要望書が平成27年7月7日付で仁岸区長より梶市長宛て提出されていますが、どのように受けとめていますか。私は住民合意が大切だと思っていますが。 12番目、
市政懇談会の剱地地区の質問に対して業者から回答が送られてきたとのこと、市の回答はどうなっていますか。 13番目、この議会には議案第95号市道路線廃止についてが提出されています。なぜ廃止するのですか。廃止後の道路の所有者は誰ですか。 2番目は、子供の貧困対策についてです。 今、この国でどんなことが起きているでしょうか。格差が大きく広がり、貧困化が深く進行しています。所得の格差を示すジニ係数を見てみますと、1981年(昭和56年)には0.3491と比較的格差が少ない国とされていましたが、2011年(平成23年)には0.5536と大変高くなり、格差が非常に大きくなっています。また、貯蓄のない世帯の変化を見てみますと、1987年(昭和62年)にはわずか3.3%であったものが2013年(平成25年)には31%まで大きく増加しています。 アベノミクスとその考えの根底にある新自由主義は、国内市場の縮小、非正規雇用の増大、賃金の低下、国内消費支出の抑制を招き、貧困の拡大、進化は避けられません。それへの批判を交わすために安倍政権は、経済再生と社会保障の充実を目指すとした新アベノミクスを打ち出していますが、今年度社会保障費をさらに削減し、軍事費を初めて5兆円突破させました。こうした方向では残念ながら子供の貧困はさらに深刻化すると言わざるを得ないでしょう。 2013年に子どもの貧困対策法、子どもの貧困対策の推進に関する法律が制定され、2014年に子どもの貧困対策に関する大綱についてが閣議決定されました。この大綱では、地方自治体でも子供の貧困対策についての検討の場を設けるよう、また子供の貧困対策についての計画を策定するようにとあります。金沢市では貧困状態にある子供への対応強化に向けて関係部局を横断した対策チームを発足させ、福祉や教育、労働さまざまな点から現状を把握し、有効な施策を打ち出すとしています。 輪島市でも子供の貧困実態を調査し、それを踏まえて具体的な対策を講じていくお考えはありますか。 3番目は、就学援助の入学準備金についてです。 2016年5月24日、参議院文教科学委員会での日本共産党、田村智子議員が生活困窮世帯が入学準備金の立て替えをしなくて済むよう就学援助を入学前の2月から3月に支給するよう要求したことに対して、
文部科学省の初等中等教育局長が児童・生徒が援助を必要とする時期に速やかに支給できるよう十分配慮するよう通知していると答弁しました。その通知は、平成27年度要保護児童・生徒援助費補助金の事務処理について(通知)(2015年8月24日付)というものです。それは子どもの貧困対策の推進に関する法律及び大綱の流れの中で出されたものです。通知は、5、留意事項として、(1)市町村がそれぞれの費目を給与する場合は、次に掲げる点に留意することとして、イ、要保護者への支給は年度の当初から開始し、各費目について児童・生徒が援助を必要とする時期に速やかに支給することができるよう十分配慮をすること(特に新入学児童・生徒学用品)と述べています。既に実施している自治体の取り組みを参考に実施してください。 4番目は、学校給食の無償化についてです。 今、まともな食事は給食だけという子供たちがふえているそうです。しかし、給食費未納の子供には食べさせない措置をとる自治体も出てきています。とんでもないことです。子供が育つために必要な栄養バランスのよいおいしい食事を提供することは、貧困対策の1番目に位置することです。子供たちの家庭での食事の実態は把握していますか。給食費未納はふえていませんか。どのように対応していますか。 全日本教職員組合が2015年度に行った自治体による教育費支援の現状の調査によると、回答のあった1,032自治体のうち全額補助する自治体が45自治体で、2011年度調査等より4倍にふえ、半額以上の補助を実施する自治体は64自治体でした。さらにそれ以外の一部補助(消費税増税分や米飯給食の実施回数増分、地産地消を進めるための食材費の増加分等の負担)も含めると、199区市町村で実施されていることがわかりました。この傾向は、子供の貧困が深刻化している中、自治体として補助を考えざるを得ない状況となっていることをあらわしています。同時に自治体の少子化対策や過疎対策で住民増を促すための政策である自治体もあるそうです。 家庭の経済的状況にかかわらず安心して食事ができることは、子供の情緒の安定にとっても重要なことです。国の責任で無償化することを求めるとともに、輪島市でも何らかの対応を考えていますか。 5番目は、年金問題についてです。 保険料などの天引きやマクロ経済スライドを理由とする支給削減で年金受給者は悲鳴を上げています。このようなとき公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人は、26日、2016年4から6月期の運用実績が5兆2,342億円の赤字になったと発表したことが報道されています。7月末にも2015年度(2016年1から3月期)の運用実績が株安や円高の影響で5兆3,098億円もの赤字になったと発表したばかりです。今年度も巨額の赤字が続いていることになり、株価のつり上げを狙って株式運用を24%から50%に倍増させた安倍政権の責任が改めて問われると思いませんか。 アベノミクスによる株高を演出するため、国民の大事な財産である年金積立金を使って大量の資金を株式市場に流し込み、海外からの投機マネーも呼び込むことで実体経済とかけ離れた株高円安をつくり出し、見せかけの景気回復を演出してきたと言われています。6月末の運用資産額は129兆7,012億円に縮小し、2014年6月末以来の130兆円割れとなりました。投機的運用で損失が出れば結局年金削減や保険料引き上げとなって国民に犠牲が押しつけられることになります。このようなことをやめるよう国に求めるお考えはありますか。また、年金はどうせもらえないとの思いから滞納者がふえているのではないかと心配していますが、現状を市としてつかんでいますか。 6番目は、国保税の差し押さえ、滞納処分についてです。 給料が入った預金口座を差し押さえられ、生活できませんと相談を受け、一緒に窓口へ出かけたことがありました。今全国的にもこのような相談がふえていると聞いています。平成26年度2014年度全国都道府県国保差し押さえ率ランキング(「議会と自治体」8月号より)によりますと、石川県は29位となっています。国保税滞納世帯数2万5,002に対して差し押さえ件数1,957、差し押さえ率7.8%、差し押さえ金額6億7,488万7,269円となっています。 私が相談を受けた方は、給料から差し押さえられることもその金額も知らなかったと言っていましたが、このようなことが実際にあるのでしょうか。また、給料の場合、差し押さえ金額はどのように決められているのでしょうか。 以上で質問を終わりますが、さきの参議院選挙では大きなご支援、ご協力をいただきありがとうございました。選挙は安保法制の廃止、安倍暴走政治ストップを掲げて野党と市民が力を合わせて戦う戦後かつてない選挙となりました。全国32の1人区全てで野党統一候補が実現し、日本共産党は勝利目指して全力で頑張りました。その中で石川県のしばた未来さんは残念でしたが、11の選挙区で自民党候補に勝利しました。多くのところで無党派層の6割、7割の得票を獲得して共闘効果が発揮されました。この戦いの中でほかの野党や市民の皆さんとの間で新しい連帯のきずなが発展したことも今後につながる大きな財産でした。 日本共産党は、比例代表選挙で5議席を獲得し、選挙区選挙では東京で当選を勝ち取り、改選3議席を6議席へと倍増させ、非改選と合わせて14議席へと前進しました。とりわけこの中で比例代表選挙の得票を躍進した2013年の参議院選挙の515万4,000票から601万6,000票へとさらに前進させていただき、東海・北陸を活動地域とするたけだ良介さんを初当選させることができました。日本共産党にご支持をお寄せいただいた皆さんに心からのお礼を申し上げます。 以上で質問を終わります。
○副議長(西恵君) 梶 文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 鐙議員のご質問にお答えをいたします。 産廃処分場建設問題に関してであります。 最初に、さきの6月議会でなぜ追加議案の提出をしたのかとのことであります。 これは事業者が作成いたしました環境影響評価準備書に対しまして、下水道に接続するよう前向きに検討することとした志賀町長の意見や下水道放流の実現可能性や課題の十分な検討と協議をという本市での考え方、そして下水道へ排出する場合にあっては、その実現の可能性について輪島市と十分協議を行うことという県知事からの意見を受けまして、事業者から本市に対して申し出のあった
下水道接続についてその実現可能性や方法の検討を行い、技術的には接続は可能であるとの結論に至ったものでありまして、このことにつきましては、市議会の地方創生特別委員会や議員全員協議会などにおきましてもその検討結果のご報告をさせていただいてまいりました。ただ3月いっぱいまでの期日でこの調査を行ってきたために新しいこの年度に入ってからそうした報告を行ってきたということであります。 その後、最も最初に開かれる議会が6月定例議会ということになります。その本会議、質疑・質問の初日におきまして、6月15日でありますが、椿原議員から
下水道接続を認めるのかどうかという代表質問があったところであります。下水道への接続を認めることになりますと、この事業の手続が進むことになりますので、過去に公が関与をしないものは認められないとの意見書を本市議会においては二度にわたり可決されてきたという経緯もあることから、この結果報告について執行部だけで接続の可否を判断すべきではなく、急遽となりましたけれども、追加議案として提出をさせていただき、議会の意見を求めたところであります。 次に、産廃最終処分場建設問題検討委員会が開催をされたその際の結論をなぜ無視するのかとのお尋ねであります。 平成20年に輪島市産業廃棄物最終処分場建設問題検討委員会におきましては、反対の趣旨の答申がなされたところであります。そのことについては、十分に承知するとともに、重く受けとめてまいったところであります。以来この問題につきまして、私なりにいろいろと悩んでまいりましたけれども、その中で10年近くが経過し、廃棄物処理に対する信頼性の高まりや施設の必要性などの理解が一定程度進み、一方で多発する災害によるごみの発生などさまざまな社会環境の変化があったというふうに捉えているところであります。 次に、浸出水の調整槽の大きさは十分かどうかというお尋ねであります。 浸出水の調整槽の容量につきましては、最終処分場の設計マニュアルであります廃棄物最終処分場の計画・設計・管理要領に記載された計算方法に基づき、専門のコンサルタントが算定を行っているとのことであります。 そこで、容量算定の根拠とした降水量でありますが、門前雨量観測所におきまして、過去最大の年間降水量となった昭和34年のデータをもとに門前雨量観測所と大釜地区における現地の観測結果からさらに数値を割り増しをした中で、能登半島では過去最大規模の降雨といったことを想定しているとのことであります。 昭和34年8月25日には、門前雨量観測所において1日の最大降水量260ミリを記録するなど河川の氾濫など大水害が発生した大変な豪雨の年であることについては、議員ご指摘のとおりであります。 そこで、最近の事例で見てみますと、平成26年に大規模な災害が発生した広島県の集中豪雨でありますけれども、8月19日から20日かけて累積降水量が257ミリでありました。これに匹敵する降水量があった場合でも十分に対応可能な容量として計算をしているとのことであります。 先ほど申し上げた廃棄物最終処分場の計画・設計・管理要領というのは、社団法人全国都市清掃会議が発行している資料であるということを申し上げておきたいと思います。 次に、水質についてのお尋ねであります。 いわゆる環境ホルモンと呼ばれるダイオキシン類のなどのうち法的な規制対象となっている物質を含む廃棄物につきましては、契約段階で提出が義務づけられている分析表による確認に加え、放流水、地下水につきましても埋め立て開始から廃止までの長期間にわたり確認をするとのことであります。また、日常的に受け入れ検査も実施し、さらに定期的な抜き取り検査も実施するほか排水規制に規定されていない項目につきましても、上乗せで調査を行い、これを公表していくとのことであります。 なお、ビスフェノールA自体につきましては、現在の廃棄物処理法では規制されておりませんけれども、将来法規制対象となった時点でこれについても適正に対応を行っていくとのことであります。 参考までに申し上げますと、ビスフェノールAというのは、ポリカーボネート製の容器でありまして、一部の食器や哺乳瓶として使用されてきた経緯がありますけれども、容器から飲食物に移行して対内に入ることによって乳幼児などの健康へ影響が受けやすい問題があるというふうに言われている物質であります。 次に、区長会長会の視察、あるいは市長の視察、これらについての経費の問題等についてお尋ねがありました。 輪島市区長会長会におきます事業者が運営する施設の視察でありますが、平成26年度に実施され、その経費の内訳でありますけれども、各地区区長会からの会費、それにあわせて輪島市の補助金で賄われております輪島市区長会長会予算の研修費から支出されておりまして、事業者の招待ではありません。 私について申し上げますと、公務で東京出張の際に出張日程を1日追加をして視察を行いましたけれども、これも公費で視察を行っているということでご理解いただきたいと思います。 次に、公共下水道への接続についてのお尋ねでありますが、一体どういうところでやっているのかということであります。公共下水道への接続事例につきまして、全国にある全ての処分場の状況を集計している機関はありませんが、環境省による全国の自治体が運営する最終処分場に関する調査結果をまとめた廃棄物処理情報(平成25年度調査結果)によりますと、産業廃棄物も受け入れている管理型最終処分場は、全国で53施設あり、そのうち下水道放流を行っている施設は10施設あるということが報告されております。また、このほかに公社、あるいは民間によって運営されている最終処分場もありますので、実際の数はもっと多くなるものであろうと考えております。 また、金沢市に今整備中の新処分場についてお尋ねがありましたが、現在金沢市戸室新保・清水町で建設工事中でありまして、計画埋め立て容量約390万立方メートルのあわせ産廃処分施設で、浸出水は直接下水道に放流する計画と伺っております。 また、浸出水の
下水道接続によって新たな問題が引き起こされることはないかとのお尋ねでありますが、本市におきましても専門のコンサルタント会社に委託をして検討を重ねた結果、下水処理場や放流先の河川への影響については、問題がないものと判断をいたしております。 次のお尋ねでありますが、下水道にはどんな水でも流せるわけではない、輪島病院ではどのように対応しているかとのお尋ねであります。 輪島病院の排水につきましては、現在のところでありますが、下水道に接続をいたしておりません。前提としてそのようにまずご理解いだたきたいと思います。 では、輪島病院ではどうしているかといいますと、一般排水につきましては、浄化槽で処理を行い、それからその他のご指摘の透析排水や検査系の排水、感染系の排水などにつきましては、中和処理や滅菌処理などを行う除外施設を設けた上で適正に処理を行った後に排水をしていくということであります。これらの施設につきましては、毎日の状態を確認をする日常点検と週1回の定期点検及び年1回の総合点検を行っておりまして、適正に管理していると考えております。 次に、遮水シートは62年間大丈夫と言っているが、どのようにこれを検証したのかとのお尋ねであります。 現段階で遮水シートの劣化要因は、主に紫外線であるというふうに言われているところであります。この遮水シートの耐久性の強化につきましては、廃棄物処分場における遮水シートの耐久性評価ハンドブックに基づいて実施しているとのことであります。この評価ハンドブックというのを申し上げますと、国際ジオシンセティクス学会日本支部、聞いたことはないと思いますが、私も初めて言いましたけれども、この学会の日本支部が取りまとめたハンドブックに基づいて実施しているとのことであります。 今回計画されている高密度ポリエチレンシートにつきましては、遮水シートの促進暴露試験、これはどういうことかといいますと、紫外線を強制的に照射を行うという室内試験であるそうであります。こうした試験に基づいて評価を行うと58年だと、またより現実に近い試験として既存の廃棄物処分場で実際に使用している最長で20年間紫外線を浴び続けたシートをサンプルとしてそれを取り出して強度試験を行い、そのデータに基づいて評価を行うと62年の耐久性があるとの結果が得られているとのことであります。 次に、産廃処分場はほかの観光地にもあると、風評被害はないのかというお尋ねであります。 これは香川県豊島の産廃問題など過去に高度成長の中で悪質な事業者によって問題となった事例でありますが、適正に管理運営を行っている産廃処分場において風評被害が起こった例はないというふうに認識をいたしております。産廃処分場は社会において絶対に必要なものという考え方が一方でありますけれども、その存在そのものが観光地の価値を下げるというものではないというふうに考えております。逆にこうした施設がないことによって山間地、あるいは海洋への不法投棄につながるとしたらこれはもっと深刻で残念な問題であります。事実管理型では金沢市内には金沢市が金沢市の施設のほかに民間の施設が2つありますが、福井県ではその施設の近くに東尋坊や三国港、あわら温泉といった観光的な施設や地域としてそういったものもあります。また、大きいところでは、横浜や神戸、倉敷、広島などの観光地にもこうした施設が建設されておりますけれども、これらの地域が風評被害によって観光面でその価値を下げているというふうには理解をいたしておりません。 次に、産業廃棄物に含まれる有害物質の安全性についてお尋ねであります。 廃棄物に含まれる有害物質につきましては、環境への影響が生じないように受け入れ段階で濃度規制をかけるとのことであります。 受け入れした廃棄物で有害なものは、埋立地内で経年により化学的な分解や浸透水による洗い出しによって有害性は徐々に低減いたしまして、最終的には無害化されるとのことでありまして、もちろんこの浸透水については浸出水
処理施設によって処理されるものでありますので、環境に与える影響はないと考えております。 また、廃棄物は、十分な耐震性能を有する貯留堤などの構造物や二重遮水シートと遮水機能診断
システムを有する堅固な埋立地に貯留され、その安全性は非常に高いというふうに言われており、その意味では半永久的といえるものではないかと思います。 次に、剱地地区住民の総意として処分場建設に反対するという要望書が出されているはずだが、市長はどう考えているかとのことであります。 この件につきましては、周辺地域にお住まいになる皆様方のご要望として、重く受けとめているということについては、同様の趣旨のことはこれまでも申し上げてまいりました。ただ、剱地地区民の総意というふうに言われておりますけれども、仁岸地区の中にもこの事業に理解を示されている方もおられるようでもありますし、また仁岸地区の中で問題となっております大釜地区につきましては、全住民の皆様方が地域を上げて受け入れるというこれもきわめて重い判断をしたということも事実であります。こうしたさまざまな状況の中で多くの皆様方のご理解を得られるよう努力を図ってまいりたいと考えながら
地区懇談会も開催をしてきたというところでもあります。 次に、
市政懇談会の中で剱地地区の質問に対してというご質問がありました。 このことにつきましては、ご不明な点があるとすれば地区で事業者を呼んで説明会を開いてほしいというふうに何度も申し上げてまいりました。しかし、剱地地区では事業者のことは信用できないと、よって事業者を呼んでの説明会は開かないということも明言されておられました。 そうした中で、
地区懇談会を開催したわけでありますけれども、住民の方からは市のほうに質問がされたわけであります。そこで市のほうがその質問に答えようとすると市は事業者の代弁者かというふうに言われる、非常にその意味ではややこしい、答えようとすると要らないと、おまえたちは事業者の代弁者かというようなことになると非常にやはり会議自体が進行が難しい、よって説明も中断させられたという経緯などもありましたので、特に質問で寄せられた項目について私どもの職員が地元にその回答書、あるいは関係資料を持ってお伺いをして説明を申し上げてまいりましたけれども、平行線をたどっているというのが現実であります。ぜひとも不明不安な点は事業者から直接説明会を開催をしてお伺いをいただければ、そのように思います。 最後に産廃施設の最後の質問でありますけれども、この議会で議案第95号市道路線の廃止についての
議案提出があるが、なぜ路線を廃止するのか、その道路の所有者はどこなのかということでありますけれども、大釜地区の区長から全住民が移転する予定であるので、全体の市道の中の集落内にある大釜地区の市道について廃止していいよと、廃止してほしいという要望がありましたので、今回議案として提出することとなりました。 なお、廃止したとしてもその道路は市のほうに帰属いたしておりますので、地域の方が改修等の必要でいろいろと要望があれば整備は市の立場でしなければならない、そのように考えておりますけれども、現状はそういうことであります。 この産廃問題以外の問題については、それぞれの部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(西恵君)
福祉環境部長。 (
福祉環境部長 田中昭二君登壇)
◎
福祉環境部長(田中昭二君) 鐙議員の子供の貧困対策について、子供の貧困実態を調査し、具体的な対策を講じていく考えはありますかとのお尋ねにお答えいたします。 子供の貧困につきましては、国が国民生活基礎調査の結果をもとに貧困率を公表しておりますが、平成24年度では子供の貧困率は16.3%となっております。国の調査は統計法に基づいており、世帯の所得や貯蓄額、借入金などの状況把握が可能となっておりますが、本市独自に調査する場合、これらの情報を把握することが困難であるため、調査の実施については現在のところ考えておりません。 現在本市では、子供の貧困に限定した調査は実施いたしておりませんが、
ひとり親家庭につきましては、8月の児童扶養手当の現況届け時におきまして状況確認や支援施策を検討するためのアンケート調査を行っており、家計や就労の実態把握に努めておるところでありますので、ご理解をお願いいたします。 以上でございます。
○副議長(西恵君) 教育部長。 (教育部長
松山真由美君登壇)
◎教育部長(
松山真由美君) 3つ目の質問、就学援助の入学準備金についてです。 既に入学前に支給を実施している自治体の取り組みを参考に実施できないかとのお尋ねについてお答えいたします。 現在、石川県内において新入学児童・生徒学用品費を入学前に支給している自治体は、小松市、白山市、羽咋市の3市であります。6月定例会でもお答えしましたように、本市では入学時の各世帯の生活状況を把握して適切な援助を行うという観点から、入学後の7月に支給を行っていきたいと考えておりますが、他市町の状況を参考に調査検討してまいります。 次に、4つ目のご質問、学校給食の無償化についてです。 まず初めに、子供たちの家庭での食事の実態は把握していますかというお尋ねについてです。 各学校において児童・生徒の家庭での食事の実態を把握し、栄養指導等を通じ、心身の健全な発達に努めております。参考ではございますが、今年度行われました全国学力・
学習状況調査の設問に朝食の喫食率を尋ねる項目がございました。本市における毎日朝食を食べる児童・生徒の割合は、小学6年生が88.4%、中学3年生が90.2%となっております。 2つ目の給食費未納はふえていませんか、どのように対応していますかということについてです。 昨年度の1学期の未納額は37万7,000円でしたが、今年度の1学期の未納額は23万1,000円となり、昨年度と比較しますと14万6,000円、40%弱の減となっております。ある学校では保護者からの集金方法を現金徴収から口座振替にしたことにより未納額の減少につながっております。また、就学援助費を学校経由で現金支給する際に給食費未納者からその場で集金をし、未納にならないような対応をいたしております。 3つ目の国の責任で無償化することを求めるとともに、輪島市でも何らかの対応を考えていますかというお尋ねについてです。 学校給食につきましては、学校給食法に基づき適正な栄養の接種による健康の保持増進等を目的として実施いたしており、保護者の方には食材費に相当する1食当たり約300円を徴収いたしております。地産地消の推進ということで、本市農林水産課の協力のもと学校給食において地元産物を保護者負担なしで提供いたしております。 所得状況等により給食費の納入が困難な保護者の方には、就学援助費として標準的な給食費の約90%を支援いたしております。
教育委員会といたしましては、このような状況を踏まえ、通常の生活の中で必要とされる範囲を超えるものではなく、学校と保護者の役割分担としては適正なものと考えておりますので、現状のとおり負担をお願いしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○副議長(西恵君) 市民課長。 (市民課長 浦西武司君登壇)
◎市民課長(浦西武司君) 私のほうからは年金問題についてお答えいたします。 まず投資的運用で損失が出れば結局年金制度や保険料引き上げとなって国民に実現が押しつけられることになります。このようなことをやめるよう求める考えはありますかとのお尋ねでございますが、厚生年金及び国民年金の保険料は、公的年金積立金として厚生年金保険法等に基づき国が年金積立金管理運用独立行政法人へ預け、管理運用を行っております。公的年金積立金は、長期的な観点から国内及び国外の債券・株式の収益やリスクを慎重に考慮した資産構成割合を定め、それぞれの資産に分散して投資されており、長期的な条件の変化や年金財政も踏まえまして、定期的に検証を行い、必要に応じて見直しをすることにより安全かつ効率的に管理運用されているものと考えております。 次に、年金はどうせもらえないとの思いから滞納者がふえているのではないかと心配していますが、現状を市としてつかんでいますかとのお尋ねでございます。 本市における国民年金の加入状況でありますが、平成28年7月末現在における被保険者数は4,083人となっており、そのうち第1号被保険者が3,242人、任意加入者が37人、第3号被保険者が804人となっております。 納付率につきましては、平成26年度が79%、平成27年度では78.8%と若干低下したものの、全国平均の63.4%、石川県平均の73.4%よりも高い納付率となっております。 私のほうからは以上でございます。
○副議長(西恵君) 税務課長。 (税務課長 白藤真然君登壇)
◎税務課長(白藤真然君) 国保税の差し押さえ滞納処分についてのお尋ねについてお答えいたします。 国民健康保険税を含めた市税の滞納者へは督促状や催告書などを発送し、納税相談などで納付を促しておりますが、それでも納付がない場合には納税の公平性を確保するため、滞納者の財産を差し押さえ、場合によっては公売により売却し、売却代金を滞納税等に充てる滞納処分を実施いたしております。この場合におきましては、滞納者の不動産や給料及び預貯金などの差し押さえを行っておりますが、滞納者に差し押さえた旨の文書を送付するとともに、差し押さえを実施しておりますので、ご質問の事例のようなことはありません。 また、給料の差し押さえ金額につきましては、法律で差し押さえできない金額の範囲が規定されており、それを差し引いたものを差し押さえ可能額の上限として滞納額に見合った金額を決定いたしております。 以上です。
○副議長(西恵君) 小山 栄議員。 (14番 小山 栄君登壇)
◆14番(小山栄君) 質問・質疑の1日目、最後の質問に立たせていただきました。 私のほうからも今回の台風による被害者の皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を願う次第であります。 こういう事態の中で3発の弾道ミサイルが我が国の排他的水域に撃ち込まれるという北朝鮮のやり方には、まことに憤りを感じるのは私だけではないかなと思います。 さてことしは28年度の第68回県体が開催されました。輪島市は総合で男女とも15位でございました。平均的な成績でございました。ただリオオリンピックでは日本がメダル41個を獲得と国中が沸きに沸いたのがこの夏でございました。 2020年東京オリンピックを目指す私ども郷土の若い選手たちの戦績をまず紹介させていただきます。 石川県学童野球根上大会でこの市の予選、大屋少年クラブが優勝し、県大会へ出場しました。 また、石川県陸上競技大会では、大屋小学校、新田 響君、水谷匠太君、堂ヶ平暖生君、坂本晴哉君、男子6年生4掛ける100のリレーで4位に入賞、また濱田麗生君、橋本心花さん、ジャベリックボール投げ、これは槍投げによく似たボールを投げるんだそうでありますが、濱田君は2位、そして橋本さんは3位と入賞をされております。 また、能登中学校野球大会県体予選会でありますが、6月に開かれ、門前中学校野球部が優勝されまして県体出場、全能登大会、これは門前中ソフトボールが3位で入賞しております。 また、能登地区中学校バスケットボール大会、輪島中学校は圧倒的に優勝いたしました。時間の関係上選手の名前は省かせていただきますが、県大会へ出場いたしております。 そしてまた、中学校ソフトボール大会、これも輪島中学校女子ソフトボール部が見事2位に入賞いたしました。 サッカーも頑張りました。これは6月に開かれていますが、輪島中学校が出場いたしました。見事優勝を果たしております。そして、県体へ出場いたしました。 また、全能登中学校のソフトテニス大会でも輪島中学校の男子テニス部が団体2位の入賞であります。 そして、全能登中学校バレーボール大会、これも同じく輪島中学校、女子バレーボール部が3位に入賞いたしまして、県体へ出場いたしております。 この水泳大会もまた中学生頑張りました。6月に開催されておりますが、輪島中学校からたくさんの選手が出ました。小向智也君、男子50自由形3位、100が3位、200メートルが3位、県大へ出場であります。山本爽斗君、男子400メートル自由形で3位、県体へ出場、長井幸太朗君は100メートル平泳ぎが3位、200メートルでは2位、200メートルのメドレーでは3位、100メートルの平泳ぎ、200メートルの平泳ぎで県体へ出ました。そして、男子の400メートルメドレーリレーも2位、400メートルのリレーも2位でございました。塩木大貴君、長井幸太朗君、小向智也君、吉森貴洲君、県体へ出場をしております。 女子のほうでも坂下仁美さんが自由形の50、100で2位、3位、100のバタフライでは2位、バタフライを除いて自由形で県体へ出場しました。酒本未希さん、50メートルの自由形3位、200メートルの自由形3位、200メートルの自由形で県体へ出場しております。山岸真希さん、女子の100メートル自由形が2位、100メートルの背泳ぎが優勝、200メートル個人メドレーも優勝でありました。背泳ぎと個人メドレーで県体へ出場、そして宮本乃梨子さん、女子の200メートル自由形で2位、400メートル自由形では3位、この400メートル自由形で県体へ出場しました。濱中優羽さん、女子100メートル背泳ぎ2位、200メートル背泳ぎが優勝、県大会へ出場しております。また、岩波知佳さんは100メートルの平泳ぎ、200メートル平泳ぎとも優勝、個人メドレーが3位ということで、個人メドレーで県体へ出場しました。中村慶美さん、100メートル平泳ぎ2位、200メートルも2位、県体へ出場です。伊藤楓花さん、100メートルバタフライで3位、県体へ出場しました。女子の400メートルリレーも優勝、メドレーリレーも優勝でありますが、山岸真希さん、坂下仁美さん、岩波知佳さん、宮本乃梨子さん、県大会へ出場であります。 そして、全能登中学校柔道大会、これも輪島中学校、男子60キロでは小林涼耶君が3位、そして橋本春洋君が81キロ級で優勝しております。県大会の出場を決めているわけでありますが、県の陸上競技大会、これも輪島中学校、男子共通3000メートル競歩、山本大河君が見事2位で入賞しまして、県体へ出場であります。 また、中学校バスケットボール大会、輪島中学校優勝いたしまして、北信越大会へ出場、そしてこの北信越大会から全中にも中学校バスケットボール出場いたしまして、全中ではベスト16という奮闘をいただきました。 また、中学校水泳大会、7月に開かれていますが、輪島中学校、総合で3位、北信越大会へ出場いたしました。女子の400メートルリレー2位、400メートルメドレーリレーが3位、この2種目も北信越大会へ出場いたしております。 また、バドミントンでも6月に開かれました大会に輪島中学校1年生の塩山仁志君、シングルスで優勝いたしまして、北国新聞社杯争奪少年選抜大会へ出場をいたしております。 この輪島中学校全国大会、先ほどベスト16というふうにご報告しましたが、北信越大会でも見事2位で戦いを終えました。 そして、中学校ソフトテニス選手権大会、輪島中学校、男子個人で山中 慎君、松本隼君が3位、男子団体は2位という好成績であります。 また、中学校のバレーボール大会、東陽中学校が全能登で女子バレー3位を獲得しました。 中学校ソフトテニス大会、これも東陽中学校が男子ソフトテニスで団体ベスト4、県体へ出場しております。 高等学校、高校総体の成績でありますが、この水泳競技、輪島高等学校、女子、中村慧美さんが200メートルバタフライで3位、日本航空高校石川が剣道で男子団体3位、また高校総体、航空高校石川、卓球でも男子団体3位、そして高等学校総体でゴルフでも航空学園最近は団体3位、女子の個人が2位と頑張っております。 昨年から名前上げてきましたこの総体、ヨットレースでも女子のFJ級で優勝、男子420級で優勝、ラグビーはもう航空学園、相手敵なしということで、いつも勝っておりますが、柔道でも男子個人で優勝、女子の個人で3位、男子個人で3位という成績であります。この航空高等学校、最近はいろいろな分野で活躍されておりますが、ラグビーはもうもちろんでありますけれども、ヨットでの活躍が大変頑張っておりまして、剣道でも第3位という入賞であります。卓球もことしオープンの卓球でありますが、男子シングルスで優勝と2位、女子ダブルスで優勝ということでございます。 選手たちの報告をいたしました。 私毎回このように子供たちの活躍を話ししているわけでありますが、今回の質問でありますが、この体育に絞って質問させていただきたいなと思います。 非常に体育館はサン・アリーナ含めて今新たにできます輪島中学校の体育館もサン・アリーナを上回る施設ということで、大変期待をしております。また、武道場も一気に2カ所整備されました。各種大会の誘致には十分といえるかなと思います。 2017年来年の1月21、22日には、Vリーグプレミアリーグ輪島大会がこの輪島で開催される予定と聞いております。NEC、東レ、そしてJT、PFUの4チームが輪島へ来輪しました。もちろんオリンピックで活躍したメンバーが全員この輪島へ来るということでございます。私はこの体育館をもっと中心とした各種大会の誘致に力をいれていただければなというふうに思っております。 武道場の整備には同僚議員が20年かかりました。私も古い人間になりまして、今回もスポーツ施設の充実を訴えさせていただきたいと思います。 8月5日に開催されました子ども議会で、吉岡教育長の評価、視点、目のつけ方、論点、議論の中心となる問題点がはっきりしていたと子ども議会の皆さんを褒められてらっしゃいました。私も視点論点は十二分に考えましたので、ぜひ子ども議員の皆さんの答弁のようにすばらしい答弁を期待して質問をさせていだたきます。 まず、テニスコートのオムニ化についてというふうに書いてありますが、9月1日に輪島中学校の敷地内4面が完成しました。大変な利用度だそうであります。高校生が今テニスクラブが47名、中学生が40名、そのほかにジュニアのテニス愛好家がたくさんいらっしゃるそうでありますが、このオムニコート、輪島高校とかいろいろ含めて、輪島市のオムニコートの現状というのは足りているのか、テニス愛好家にとってはオムニコートというのは非常に期待されるコートでありますので、このオムニ化についてのお考えを伺いたいと思います。 そしてまた、この今建設中であります旧松陵中学校の3体育館の利用計画はもう定まったのか、この利用計画、もし決まっているならば、冬期の屋外のスポーツが活用できる場として大変期待されますので、その概要をお知らせいただければ大変助かります。 洲衛のソフトボール場ですが、これも何回も言っておりますが、外野のフェンスの拡張、そしてトイレと水道は何回もお願いしてよくなりました。あとベンチとか観覧席とかの洲衛のソフトボール場の拡張、改修計画はどのようになっているのかもあわせてお尋ねをしたいと思います。 この質問も何回目かになるのでありますが、マリンタウンも非常にあそこで市外から来たグラウンドゴルフの皆さんも言っておりました。高洲山と日本海眺めながらプレーするのは非常に環境がいいそうでありまして、利用度も多いのではないかと思うんですが、このマリンタウン競技場での更衣室、そしてシャワー室、またたくさんの子供たちがサッカーや陸上をやっていますと親御さんが応援に来ておりますけれども、この観覧席の施設についてどのようにお考えになっているかもあわせてお尋ねをしたいと思います。 2番目の里山里海自転車ルートの整備についてでありますが、これは同僚議員が私の前にお尋ねをしたわけでありますが、金沢から旧能登線の三明駅までは専門のサイクリングロードができておりまして、奥能登、羽咋、そして白山川北の3ルートが今試験的に整備をされるそうであります。スマートフォンを利用してスタンプラリーを10月末まで実施をするとか、将来的に最近サイクリング、同僚議員も言っておりましたが、NHKでは「チャリダー☆」という番組が大変な人気がありましたり、「ツール・ド・のと」はもう輪島は先駆的に取り組んでおりますので、この奥能登ルート200キロは、先ほどまれの里とかいろいろ伺ったわけでありますが、これからの輪島の交流人口増加、観光の一部としてどのようなお考えがあるかも私のほうからもお尋ねをしておきたいと思います。 続いて、このポケモンGOでありますが、私は一切できませんので、ただ東京なんか行きますと地下鉄でしゃべっている人は1人もいません。みんな携帯かスマートフォンでにこにこ笑いながら気持ち悪いくらい遊んでいらっしゃいますが、このポケモンGOが急に出てまいりました。御陳乗太鼓のお祭りの日にも御陳乗太鼓の宮の前にポケモンGOがいるとか、お宮さんがある階段にも出るとかという話が祭りのさなかにも出ておりました。私は実態どんなのかわかりませんが、手ではねるみたいでありますが、大人が夢中になっているのを子供たちが夢中にならないはずがないというふうに思うのでありますが、このポケモンGOについて学校ではどのように対応をしているのか、大人さえ夢中になりますから子供にするなということも大変難しいかなと思うんですが、先ほど教育長が家庭学習時間の増加、「テレビ寺子屋」の活用でオール輪島での教育向上を図るというふうに言われておりました。このポケモンGOについては、家庭での協力も不可欠かと思いますが、これについてお尋ねをしたいと思います。 この運転中の使用については、死亡事故なんかも起きて事故が多発しておりますので、これは警察との連携は不可欠かと思いますが、これは警察はどのような対応を輪島ではなさっているのか、もしわかる範囲であればお答えをいただければいいかと思います。 最後になりますが、せんだって自民党の地域支部懇談会がありました。
北村代議士が出席しておりました。私ども今一番問題となっております鳥獣被害について尋ねました。農林水産省としては、予防対策費として30億から90億に増額をしている、農水省では市町村単位で対応してきたが、これまた環境省でも都道府県を受け手として21億円の予算を計上する構えだそうであります。講習会で猟師をふやし、議員立法で免許更新等特例で延長するというお答えもいただいたところでありました。どうぞ私ども自由民主党に大きな期待を寄せていただければと思います。 終わります。(拍手)
○副議長(西恵君) 梶 文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 小山議員のご質問にお答えをいたします。 まず体育施設の充実につきましては、後ほど教育部長からお答えをいたします。 2つ目の里山里海自転車ルートの整備についてお答えをいたしたいと思います。 概要から始まりますが、「いしかわ里山里海サイクリングルート」の概要につきましては、午前中の下議員にもお答えをいたしたところでありますが、奥能登地区ルートにつきましては、奥能登2市2町にまたがるものとして、3つの体験ルートの中で最も長く208キロメートルであります。具体的には発着地のマリンタウンから白米千枚田、窓岩、禄剛崎を経由し、見附島、九十九湾、ボラ待ちやぐらを通る海沿いのルートとのと里山空港や桜峠、春蘭の里沿いを通り里山の風景が望める珠洲道路ルートということになっております。 石川県は今月から3つの体験ルートにおいてチェックポイントを回るスタンプラリーを実施し、少しでも多くの皆様方にご参加をいただき、その結果として問題点を洗い出し、来年度以降のルートの整備に反映するということになっております。 本市といたしましては、体験ルート利用者の皆様の利便性向上のために道の駅輪島、千枚田
ポケットパーク、あるいはマリンタウンにおきまして、自転車専用の工具であったり、空気入れなどの貸し出しサービスを開始をしているということと看板の設置を行っているということであります。 今後とも石川県や近隣自治体と連携を継続しながら、本市ならではのサービスに加え、新たな魅力的なルート整備について目指してまいりたいと思います。 次に、質問される方もポケモンGOの使い方がわからないという中で、答えるほうもポケモンGOが何かわからないという答弁者でありますが、そのうちの学校における対応については教育部長があわせてこの後答弁いたします。 運転中の使用についての警察との連携についてでありますが、運転中にスマートフォン向けのゲームをしていたことが原因とされる交通死亡事故が発生したことにつきましては、全国的に大きく報道されてまいりました。もとより運転中の携帯電話の使用については、法令によりこれが禁止されておりますので、今後も警察の皆様と連携を図りながら、市としては決められた日に街頭指導などを行っておりますので、その街頭指導などを通して拡声器を使って住民の方に呼びかけるなどドライバーの皆様方に改めて注意喚起を行ってまいる所存であります。よろしくお願いを申し上げます。 私のほうからは以上であります。
○副議長(西恵君) 教育部長。 (教育部長
松山真由美君登壇)
◎教育部長(
松山真由美君) 初めに、体育施設の充実について、テニスコートのオムニ化についてお答えをさせていただきます。 本市には町野テニスコート4面、門前テニスコート4面が既にオムニコート化されております。いわゆる砂入り人工芝コートとして整備されてあります。 また、現在旧松陵中学校跡地にて建設中の輪島中学校において、建物の完成に先立ち、今月1日からオムニ化されたテニスコート4面を供用開始しており、市内の各地にオムニコートがありますので、テニス愛好者の皆様方には引き続きご利用いただきたいと思います。 次に、輪島中学校の旧体育館の利用計画についてお答えいたします。 旧松陵中学校の体育館は、全天候型広場として雨天時にも屋外スポーツができるように屋根や外壁はそのまま利用し、床の撤去を行い、人工芝を整備することで多様な競技に使用できるようにいたします。その利用計画につきましては、本来学校教育を行うための施設であることから、授業や部活動の利用を優先し、種目を限定しない計画としており、人工芝には特定スポーツのホールやラインなどの設備等の設置は予定しておりません。 しかしながら、市内には雨天でも利用可能な室内練習場が少ないこともあり、さらに市民の生涯スポーツ活動を推進する必要性もあることから、今後多様なスポーツニーズに対応するため、体育協会と連携し、有効な利活用策を検討してまいりたいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。 次に、洲衛ソフトボール場の拡張、改修計画についてお答えいたします。 輪島市ソフトボール場につきましては、必要に応じ土の入れかえを初め、トイレ、水道の改修などを行い、平成26年度には中日本総合女子ソフトボール選手権大会の誘致開催が図られ、本年7月には北信越実年ソフトボール大会が開催されております。 今後の拡張及び改修につきましては、これまでもお答えしてまいりましたとおり、今後より大きな大会等の誘致を図る場合には、議員ご指摘のとおりグラウンドのさらなる拡張や改修、整備が必要となりますので、整備する方向で検討してまいります。 次に、マリンタウン競技場での更衣室、シャワー室がいつごろできるのかというお尋ねについてです。 輪島市マリンタウン競技場での更衣室につきましては、競技場開設時から2室を設置してありますが、シャワー設備については設けられておらず、これを設置するとなると建物を増改築するなど大きな工事が必要となります。競技場のトラック及びフィールド以外の設備につきましては、限られた面積の中で競技場の機能を保つために必要な設備を設けているところでありますので、ご理解をお願いいたします。 最後に観覧席についてです。 観覧席につきましては、現在階段式の観覧席200席分と芝生席を設けてございますが、増設につきましては、今後利用状況や関係者の御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。 次に、3つ目のご質問、ポケモンGOについての学校での対応についてお答えいたします。 本市の小・中学校におきましては、原則携帯電話、スマホ等は持たない、持たせないとなっております。また、夜9時以降は、パソコンや携帯電話等を保護者に預けるよう児童・生徒に指導しております。また、保護者に対しましても同様のお願いをしているところでございます。 ポケモンGOに関しましては、7月下旬から8月上旬にかけてゲームアプリ「ポケモンGO」の利用に伴う注意喚起についての文書が
文部科学省と石川県警より
教育委員会に届きましたので、すぐにその通知を配布し、学校訪問で学校に指導しました。これを受けほとんどの学校では、夏期休業中の登校日等で指導をしております。また始業式でも再度その危険性について指導いたしました。 指導内容は、内閣サイバーセキュリティセンターからの啓発資料に基づき行いました。内容は、深夜徘徊の禁止、ゲーム依存によってエスカレートしないこと、歩きスマホの禁止、危険な場所に入らないこと、ネット端末の利用のルールを守ることなどです。今後各学校で実態を把握し、継続指導をお願いしております。 私からは以上でございます。
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△閉議
○副議長(西恵君) 以上で本日の議案に対する質疑及び市政一般に関する質問は終了いたしました。 次会は、明日9月8日午前10時から会議を開き、議案に対する質疑及び市政一般に関する質問を続行いたします。 本日はこれにて散会いたします。 (午後2時57分散会)
--------------------------------------- (参照)議事日程(第2号) 平成28年9月7日(水) 午前10時開議 日程第1 議案第85号から議案第95号まで 一括議題 質疑及び市政一般に関する質問...