平成28年 3月 定例会(第1回) 第1回
市議会定例会会議録 平成28年3月2日(水曜日) (午前10時00分開会)
出席議員(16人) 1番 下 善裕 2番
高田正男 3番 鐙 邦夫 4番 森 裕一 5番 西 恵 6番 一二三秀仁 7番 森 正樹 8番
漆谷豊和 9番
竹田一郎 10番
上平公一 11番
坂本賢治 12番 大宮 正 13番
椿原正洋 14番 小山 栄 16番
橋本重勝 17番 中山
勝欠席議員(1人) 15番
玉岡了英---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名 市長 梶 文秋 副市長 坂口 茂
総務部長 宮坂雅之 交流政策部長兼
企画課長 山下博之 交流政策部地方創生推進室長 坂下利久 福祉環境部長 北浜陽子 産業部長 嘉地和春 建設部長 伊部周二 建設部技監兼土木課長 野口裕一 会計管理者兼
会計課長 西山豊一 門前総合支所長 田中昭二 総務部総務課長 中山由紀夫 総務部財政課長 田方利彦 福祉環境部市民課長 浦西武司 産業部農林水産課長 中山 隆 教育長
吉岡邦男 教育委員会事務局教育部長兼
庶務課長 宮下敏茂---------------------------------------
△開会・開議・会議時間延長
○議長(森正樹君) ただいまから平成28年第1回
輪島市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。
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△
会議録署名議員指名の件
○議長(森正樹君) 日程第1、
会議録署名議員の指名をいたします。 本
署名議員に、
漆谷豊和議員、
上平公一議員を指名いたします。
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△諸般の報告
○議長(森正樹君) 日程第2、諸般の報告を行います。
監査委員から、
地方自治法第199条第9項の規定による監査結果報告が議長に提出されております。 その他、お手元に配付の資料のとおりであります。
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△
会期決定の件
○議長(森正樹君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月22日までの21日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は21日間と決しました。
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△
議案上程
○議長(森正樹君) 日程第4、本日、市長から提出のあった議案第2号から議案第51号までを一括して議題といたします。
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△
市長議案説明
○議長(森正樹君) 市長から
提案理由の説明を求めます。 梶
文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) 皆さん、おはようございます。 きょうから第1回の
市議会定例会開会であります。
議員皆様方のご参集を賜りましたことに、まず厚く御礼を申し上げます。 本定例会に提出をいたしました平成28年度当初予算案を初めとする各議案についてのご審議をお願いするに当たりまして、その大要をご説明申し上げたいと存じます。まずは、その説明に先立ちまして、新たな年度に向けた市政に対する所信の一端を申し述べさせていただきたいと存じます。 平成26年3月の
市長選挙から2年が経過をいたし、その任期につきましても
折り返し点を迎えようといたしております。この間、
選挙公約に掲げてまいりました
企業誘致と
地場産業への支援、新幹線・道路・空港・港湾をフル活用し、
子育て支援と
高齢者施策の充実、また、生活に密着した
各種事業の推進の
各種施策の実現に向けまして、全力で取り組んでまいりました。 特に、昨年3月には
北陸新幹線金沢開業とNHKの朝の
連続テレビ小説「まれ」の
放映開始とあわせまして、
議員皆様方を初め市民の皆様方の格段のご理解、ご支援によりまして、
輪島キリコ会館を中心とした
交流拠点施設や
輪島塗会館もオープンをし、県の内外から多くのお客様に本市にお越しをいただき、近年にないにぎわいが生まれ、一定の効果があらわれたものと考えております。 しかしながら、宿泊の予約やあるいは
観光案内の対応の面などで必ずしも十分と言えない点もあり、市にも直接ご不満が寄せられたところでもあります。 市といたしましては、こうした追い風を一過性に終わらせることのないよう、本市を訪れていただく皆様方に輪島らしい親しみのある心優しい人情で接し、少しでも来訪者の方々の不満を解消すべく対応し、多くの観光客をお迎えをいたしたくその準備も進めているところであります。何とぞ皆様方のご理解、ご協力をお願いを申し上げる次第であります。 次に、来る3月12日には、石川県を初め多くの皆様方の格別のご支援、また地権者の皆様方のご理解とご協力によりまして、20年以上にわたる
政策課題でありました市道まがき線のお
さよトンネルが完成をすることとなります。これによって市道まがき線が
全線開通となるものであります。門前町の中心部から
七浦地区への所要時間と安全性が格段に向上することとなります。
皆月湾沿いに連なる黒瓦の家並みや海岸線の景観、猿山岬、
雪割草群生地といった奥能登の秘境とも言える
観光スポットがより身近なものとなり、観光面での効果も大きく期待をいたしているところであります。 また、同じく3月28日には、
輪島消防署及び
奥能登広域圏事務組合消防本部が杉平町に完成をいたします。
防災拠点施設として充分な耐震性と機能をあわせ持つ新しい庁舎としていよいよ業務を開始することとなります。
消防無線の
デジタル化によって、この機能を生かした出動から消防署へ戻るまでの一連の
活動内容を統括管理する、高
機能消防指令センターが同時に運用を開始いたします。
地元杉平町の皆様や地権者の皆様方を初め、
関係各位の方々の深いご理解とご協力に対しまして、この場をお借りいたしまして厚く御礼を申し上げる次第であります。 さて、政府におきましては、一億総
活躍社会実現に向けたまち・ひと・し
ごと創生交付金の交付、
企業版ふるさと納税の創設や生涯活躍の
まち形成事業計画の作成及びこれに基づく
介護保険事業者の指定などの手続の特例等を追加するなどの法改正について、本国会に提出いたしております。今後も政府の政策の動向を注視し、柔軟かつ機動的な対応によって本市が直面する
課題解決に向けた施策を行ってまいりたいと考えております。 それでは、今回提出いたしました議案についてご説明を申し上げます。 平成28年度の当初予算に係る議案が14件、条例の制定、改廃に係る議案が30件、その他
市道路線の認定などの議案6件の計50件であります。 まず、議案第2号から第15号につきましては、平成28年度
一般会計ほか13会計の当初予算であります。内容の詳細についてご説明する前に、平成28年度の
予算編成に意を用いた点や特徴について申し上げます。
一般会計につきましては、特に
輪島中学校新
校舎建設に着手するために、3年連続で200億円を上回る
予算規模となりました。しかしながら、それぞれの
事業内容の精査や
財政健全性の維持について十分に配慮したほか、これまでの
行財政改革の効果によりまして、
財政調整基金を取り崩すことなく
予算編成を行ったところであります。 次に、
地方創生実行元年の
取り組みについてであります。 今年度から政府が進めております
地方創生の
取り組みに呼応し、子育てやこれから
地方経済で注目すべき産業である
農林水産業や観光業を支援するための事業について、新設あるいは今年度予算に比べ
予算総額を大きく拡充することといたしました。 さらに、先ほど申し上げましたNHKの朝の
連続テレビ小説「まれ」の放送など種々の効果を一過性のものとしないように、さらなる
交流人口拡大に向けた事業を展開していくほか、本市の魅力を前面に発信しております、漆の里、禅の里、平家の里の3つの里構想につきまして、従来よりさらに事業数をふやすことによりまして、さらなる強化を図ってまいります。 次に、
財政健全化の加速についてであります。 合併以来取り組んでおります
財政健全化につきましては、
能登半島地震発災直後のピーク時から今年度までに約180億円を超える
市債残高を着実に削減してまいりました。 その一方で、
能登半島地震からの復旧・復興に係る事業を初め
市内小学校や市道の
耐震化事業、
東陽中学校や
輪島消防署新庁舎及びこれに併設される
奥能登広域圏事務組合消防本部の建設や
水道給水区域の拡大など、喫緊の課題に積極的に
取り組みながら、
市民サービスの低下を招かないよう十分に留意をしてまいったところであります。 こうした中で、
市民サービスの維持に欠かすことのできない財源の一つであります
地方交付税を活用してまいりましたけれども、その交付税は、平成18年の合併による特例によって現在は通常の計算より多くの交付税が交付されており、その金額は単年度で見ると約5億円に上るとされております。しかし、
新市誕生から10年が経過する来年度からは、この
特例措置が5年間をかけて段階的に縮減され、平成33年には特例ゼロとなります。また、平成27年度国勢調査における
人口減少がこれに重なって、来年度の交付税は3億円程度の減額を見込んでおります。 このような厳しい財政の見通しの中、
公共施設の集約化や統廃合を推進するとともに、引き続き市債の繰上償還による
市債残高の削減など、将来に向けた
財政健全化の
取り組みを着実に進めてまいります。 続きまして、
上下水道事業でありますが、中長期的な経営の
基本計画であります
経営戦略を策定するとともに、特に
下水道事業は、平成30年4月からの
地方公営企業法の適用化に向けた準備を進めてまいります。
病院事業では、水道、
下水道事業の
経営戦略に相当する新
公立病院改革プランを策定するとともに、
病児保育事業や
包括ケア病棟の開設に取り組んでまいる所存であります。 それでは、以下、平成28年度当初予算の概要につきまして、輪島市
総合計画における施策の大綱に沿ってご説明を申し上げます。 最初に、「地域で支え合う人にやさしい安全・安心の
まちづくり」に関する施策についてであります。 まず、消防、防災、
防犯対策の推進といたしまして、
常備消防の分野では、
輪島消防署の高
規格救急車を更新し、非
常備消防の
市消防団の分野では、団員の全員分の新
基準消防団活動服を購入するほか、
門前分団の
消防ポンプ自動車の更新に係る費用を計上いたしております。さらに、災害を未然に防ぐための急
傾斜地崩壊対策事業や、昨年に引き続き避難所に通じる避難路に
太陽光発電による
LED街路灯を設置するための費用を計上いたしております。 次に、
医療体制の充実といたしましては、
市立輪島病院では、
全身用エックス線骨密度測定装置や多
用途透析監視装置などの
医療機器の更新を図り、良質な
医療体制づくりに必要となる費用を計上いたしました。 続きまして、
児童福祉の充実についてであります。
子育て世帯が安心して生活できる
環境づくりのために、
お子さんの
医療費無料化につきまして、現在、中学生までとなっているところでありますが、これを本年の10月1日からは高校生まで
助成年齢を拡大するための費用を計上いたしました。また、これに関する条例の一部改正案もこのたび提出をさせていただいているところであります。 次に、
放課後児童クラブに関する予算でありますが、児童の利便性や安全性を図るため、まちの
児童クラブを現在の場所から
町野小学校へ移転するために必要となる
改修費用のほか、
ひとり親世帯などに対する利用料の負担を月額、現在の半分になる3,000円軽減するための費用を計上いたしております。 また、
子宝支援事業費につきましては、
特定不妊治療で
保険適用外分の治療費の8割を助成している部分では、
助成限度額を治療費の実態に合わせまして現在の60万円から100万円に引き上げることといたします。さらに、新たに三世代同居あるいは近居の方々のために住宅を新築、購入、改修された方に最大30万円を、また、市外から転入された方につきましては最大50万円を補助することとし、
子育て環境の向上と過疎化、高齢化の対策を進めてまいります。 次に、高齢者及び
障害者福祉の充実についてでありますが、来年度も高齢者の住宅における
バリアフリー化改修についての支援や、
生きがいづくりのための
老人クラブへの補助など、高齢者の方々が元気で暮らすための
健康づくりの支援に関する予算を計上いたしております。また、自力で除雪が困難な高齢者及び障害者のみの世帯につきましては、その
除雪支援や障害者を雇用した事業主の皆様方に対する助成につきまして引き続き計上しております。 続きまして、「心身ともに健やかな人を育む
まちづくり」に関する施策についてであります。 まず、
健康づくりの推進といたしまして、
お子さんの
任意予防接種に対する助成では、
おたふくかぜの場合、3歳未満までとなっておりますが、これを
小学校就学前までに
対象年齢を拡大し、インフルエンザの場合では、現在1回2,000円で小学6年生まで助成しておりますが、これを中学生まで対象を拡大し、小学6年生までの
お子さんにつきましては、
助成回数も1回から2回にふやし、
多子世帯の負担を軽減することといたしております。 次に、
スポーツ活動の推進といたしましては、昭和47年から本市で開催されております
日本陸上競技選手権大会50キロメートル競歩については、ことしで100回目の
記念大会となることから、その費用1,150万円を計上いたしたほか、昨年5月に初開催をいたしまして好評をいただいている
峨山道トレイルランニングの大会や、平成20年の
震災復興イベントから恒例となりました
自転車レースの最高峰であります禅の
里ロードレースにつきましても
大会運営を助成する費用を計上いたしました。また、
友好都市であります石狩市との
スポーツ交流事業に必要となる費用も計上いたしております。加えて、新たに
町野テニスコートにおけるベンチの新設や
門前グラウンドゴルフ場の
芝生張りかえなど
体育施設管理に係る費用や、8月に
開催予定の
夏期巡回ラジオ体操を
河井小学校で開催するために必要な経費を計上いたしております。 次に、
学校教育の充実についてであります。
輪島中学校建設事業費といたしまして、校舎棟、体育館及び武道場の建設や
外構工事に
債務負担行為も含め2カ年間で32億5,262万円を計上し、平成29年12月の完成を目指してまいります。このほか小中学生を対象とした本市独自の学力検査の実施に必要となる費用を初め、現在、本市の中学生及び小学校5、6年生が行っている土曜授業につきまして、
対象学年を小学校3、4年生に拡大するために必要となる費用などを計上いたしております。 続きまして、「世界に誇れる文化を次代に受け継ぐ
まちづくり」に関する施策についてであります。 これに関する予算について説明をいたします前に、先月の17日に国の
文化審議会におきまして、本市の
伝統行事であります「アマメハギ」と「面様年頭」が平成21年9月に
ユネスコ無形文化遺産に登録されている「奥能登のあえのこと」に引き続き、「来訪神、仮面・仮装の神々」として、
ユネスコの
無形文化遺産への登録に向けて
ユネスコに提案するということが決定されました。この提案の決定は、本市にとって大変喜ばしいことと考えておりまして、これまで祖先から綿々と続いてきた
伝統文化が世界的に認識される機会を得たことに大きな誇りを感じますとともに、今後の観光の振興に寄与するものとも期待をいたしており、ぜひともこれらの文化をしっかりと守り、継承していく必要があるわけであります。 それでは、次に予算の説明に再び戻ります。
伝統文化の保存・継承といたしまして、町野町南時国の上時国家及び時国家の住宅あるいは庭園、また、
文化的景観地区であります
西保地区の間垣や
伝統的建造物群保存地区である
黒島地区など、歴史ある建物や景観などの
文化的財産、さらに
日本遺産第1号に認定された
キリコ祭り関連費用を、加えて
海女文化や海女漁の国の
重要無形民俗文化財指定に向けて行う調査などに必要となる費用を計上いたしております。 次に、文化を次の世代に受け継ぐ
人づくり、
ものづくりの
体制整備といたしましては、漆の里のさらなる強化を目指し、
若手漆芸作家の皆さんが都市部における
作品発表を行う場所を提供する事業や、
文化財修復など
漆芸技術の幅広い活用を推進するために専門家の方を招聘し、
文化財修復塾などを開催する事業を行うほか、
重要無形文化財輪島塗技術保存会に委託し、
輪島塗技術の象徴となるような
作品制作や情報発信を行うための費用を新たに計上いたしました。 続きまして、「活力に満ちた
地域産業が発展する
まちづくり」に関する施策についてであります。 まず、
農林水産業の振興といたしまして、野菜類などを
ビニールハウスで栽培することによって年間を通じて一定の農業収入が見込める農業を奨励するために、過去に行った
補助制度につきまして、この制度を再開し、新たに農業に取り組む方が
ビニールハウスを設置する場合に費用の3分の2、最大100万円を、また、新増設する場合にはその費用の3分の1、最大50万円を補助する制度に改め、総額で500万円の予算を計上いたしました。また、JAおおぞ
らフリージア部会に対しまして、石川県
オリジナルフリージア品種でありますエアリーフローラの
生産拡大のための
ビニールハウス及び
冷蔵庫整備費を補助する費用を計上いたしました。このほか、
門前地区における
広域農道能登外浦4期の整備に必要となる費用1億2,570万円を初め、門前町
道下地区における用水路の整備、
町野町川西地区の
ほ場整備事業計画策定に必要となる費用を計上いたしました。 次に、商工業の振興といたしまして、輪島塗に関しまして
漆器普及活動や
海外販路開拓を継続的に行うための費用を計上いたしております。このほか、平成26年から開始いたしております本市における
起業、新規出店をされる方を支援する費用や
中小企業者の
販売促進及び新商品開発の支援や、商店街の皆様方が行う
イベント開催費補助に係る費用について計上いたしております。 次に、観光の振興といたしましては、新たに輪島駅ふらっと訪夢内にわじま
観光案内センターを開設する費用を初め、
公益社団法人石川県
観光連盟が
ファンド運用益を
海外誘客対策や
国内誘客戦略などの
重点強化施策に活用するために創設する、ほっと
石川観光プラン推進ファンド造成のための貸付金として2億8,000万円を計上したほか、
朝市組合に対しまして7月に予定されております
朝市サミットの開催を補助する費用や、千
枚田ポケットパークにおける
観光案内看板、さらには平家の
里案内看板を設置する費用などを計上いたしました。このほか、白米千枚田において開催をいたしております、あぜのきらめき開催に必要となる費用を初め、
マリンタウンでの大型客船の受け入れに係る費用を計上いたしました。 次に、
地域ブランドの開発・発信といたしまして、今年度は本市に対する
ふるさと納税が大変好調であったことから、来年度の目標額を3億円とし、返礼品の
本市特産品の
購入費用や
ふるさと納税をPRするための費用などを計上いたしました。また、
市内企業の国内及び海外における
販路開拓を支援するため、
国際的品評会でありますモンドセレクションの出品に要する費用の2分の1、最大20万円を補助する制度を創設をいたします。 続きまして、「人が
集い交流が盛んなにぎわいのある
まちづくり」に関する施策についてであります。 まず、
国内交流の推進といたしまして、本市における
人口減少対策の一つとして、市内の若者などが交流する機会を増加させるための
ライフデザインセミナーや、
スポーツ大会などの
開催補助に係る費用や、
友好都市などの
交流事業に係る費用を初め、
コンベンション支援事業、
子ども長期自然体験村事業、輪島市民まつり、
雪割草まつり・そばの市などの多種多様な
イベントの開催によって本市の魅力を発信し、
交流人口の拡大につなげるための費用を計上いたしております。また、
国際交流などの推進といたしまして、本年6月に輪島・和太鼓 虎之介が
国際交流のための
海外公演といたしましてコロラド・スプリングス・ユース・シンフォニーとの
ジョイントコンサートを行うことから、これを支援するための費用を計上いたしました。 続きまして、「誰もが住みたいと思う快適な
まちづくり」に関する施策についてであります。
公共交通網の整備・充実といたしましては、のと
里山空港利活用促進助成金につきまして、のと
里山空港から出発をし、羽田空港で乗り継いで他の空港に利用した場合に2,000円をさらに加算する、
乗り継ぎ加算制度を設けるための予算を計上いたしました。このほか
輪島穴水線の
路線バスの運行会社がノン
ステップバスを購入するに当たり、その
購入費用を助成するほか、市内循環のらんけバスにつきまして平成13年から相当年数が経過していることから、新たに購入する費用を計上いたしております。 次に、
ICT環境の整備といたしまして、
市内中学校に
デジタル教科書を購入するための費用を計上いたしました。 続きまして、上水道についてであります。 上水道では、
深見地区における水道未
普及地域解消事業費1億3,886万円のほか
町野地区や舳倉島における
水道老朽管の更新や町野、大沢、
洲衛地区における
簡易水道の
中央制御装置の更新に係る費用も計上いたしております。 次に、「豊かな自然につつまれた潤いのある
まちづくり」に関する施策についてであります。 まず、
自然環境の保全・活用といたしまして、
住宅用太陽光発電設置費に最大30万円を補助する費用や、
海岸漂着物の回収あるいは松くい虫防除の奨励のために必要となる費用を、さらには
黒島地区における
街並み環境の整備として、道路の美装化に係る費用も計上いたしております。 次に、
循環型社会の形成といたしまして、
石川北部アール・ディ・エフセンターが平成34年度末に廃止されることから、それ以降の
一般廃棄物の処理体系を検討するための費用を計上いたしております。 この結果、平成28年度の当初予算額は、
一般会計においては、今年度比1.4%増の206億3,600万円、
特別会計では今年度比0.1%減の112億3,296万4,000円、
企業会計では今年度比0.9%増の62億6,386万1,000円となりまして、全14会計の総額では、今年度に比べ0.9%増の381億3,282万5,000円となるものであります。 続きまして、予算以外の議案についてご説明を申し上げます。 議案第16号から議案第45号まで、条例の新たな制定8件、一部改正など21件、廃止1件の計30件についてであります。その主なものについてご説明申し上げます。 議案第16号は、輪島市
行政不服審査法施行条例の制定についてでありまして、
行政不服審査法の全部改正に伴って、本市に附属機関として輪島市
行政不服審査会を設置するほか、所要の規定を定めるものであります。 議案第17号は、輪島市
地方活力向上地域における固定資産税の課税の特例に関する条例の制定についてであります。このたびの地域再生法の一部改正に伴って、石川県が策定する本市における
地方活力向上地域におきまして、地方拠点の強化・拡充を行う企業を支援するために、固定資産税について3年間軽減を行うことができるよう課税の特例を設けようとするものであります。 議案第18号でありますが、輪島市ふるさと応援基金条例の制定についてであります。“がんばる輪島”応援寄附金に寄せられました寄附金につきまして、寄附者のご意向を反映した施策を実施するために、“がんばる輪島”応援寄附金を財源といたしまして輪島市ふるさと応援基金を設置するための条例を定めるものであります。 議案第19号は、輪島市移住促進住宅条例の制定についてであります。昨年、国から購入いたし、改修を進めてまいりました鳳至町畠田の旧合同宿舎1号棟につきまして、4月から移住促進住宅として入居資格や家賃などを定めるものであります。 議案第20号は、輪島市立小学校適正規模等検討委員会条例の制定についてであります。平成28年度から5カ年計画である輪島市教育振興
基本計画に基づきまして、市立小学校の適正規模等について検討する輪島市立小学校適正規模等検討委員会を教育委員会の附属機関として設置するものであります。 議案第21号は、輪島市いじめ防止対策推進条例の制定についてでありまして、いじめ防止対策推進法の趣旨にのっとり、本市におけるいじめ防止対策のための基本理念を定めるほか、当該対策の
体制整備等を行うものであります。 次に、議案第22号は、輪島市上時国氏庭園・時国氏庭園調査検討委員会条例の制定についてであります。国の名勝に指定されました、上時国氏庭園及び時国氏庭園の範囲の拡張に向けて調査及び検討を行う輪島市上時国氏庭園・時国氏庭園調査検討委員会を教育委員会の附属機関として設置するものであります。 議案第23号は、
市立輪島病院運営協議会条例の制定についてであります。
市立輪島病院の健全経営及び市民の意向を反映した病院運営に関して審議をいただく
市立輪島病院運営協議会を本市の附属機関として設置するためのものであります。 議案第28号は、市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部改正について、また、議案第29号は、輪島市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてであります。一般職の職員の給与改定に準じ、期末手当の額を年間で0.05カ月分を引き上げるほか、本年1月に輪島市特別職報酬等審議会の答申がありました議員報酬につきまして、答申どおり引き上げる改正を行うものであります。 議案第31号でありますが、輪島市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。平成27年における人事院勧告に基づきまして、給料月額を平均0.4%改定するとともに、期末勤勉手当を0.1カ月分引き上げるほか、地方公務員法の改正に伴う人事評価制度の導入や、新たな職員の任用形態として任期付職員の導入に必要な給料表の規定を追加するものであります。 議案第38号は、輪島市国民健康保険税条例の一部改正についてでありまして、国の税制改正の中で新年度から課税限度額が4万円引き上げられて89万円となることが予定をされております。本市では、この課税限度額を国の基準より4万円低い81万円としてまいりましたので、今回、課税限度額を国が4万円引き上げることに伴い、本市においても4万円引き上げ85万円にしようとするものであります。また、さきの議会で新年度から保険税を1世帯平均5.9%引き上げることといたしましたが、さまざまなご意見を踏まえ、総合的に検討を加え、国保財政の見通しは厳しい環境でありますけれども、新年度においてこの引き上げの激変緩和措置を導入することといたし、1世帯平均で5.9%のものを3%ということで引き上げ率を抑える改正を行うものであります。 議案第42号は、輪島市霊柩車使用条例の一部改正についてであります。本市が運営いたします霊柩輸送につきまして、民間の使用料との均衡を図るため、火葬場への運送については3万3,940円を3万5,000円に、自宅等への搬送については1万290円を1万2,500円にそれぞれ引き上げようとするものであります。 次に、議案第43号でありますが、輪島市体育施設条例の一部改正についてでありまして、昨年石川県より旧輪島実業高等学校の格技場を無償で借り受け、現在改修を進めております施設について、4月からその名称を輪島武道館として市の体育施設に加える改正を行うものであり、その使用料につきましては、門前武道館と同様といたしております。 議案第45号は、輪島市青少年問題協議会条例の廃止についてであります。当該協議会の機能を代替する別組織の運営によりまして、当該条例についてこれを廃止することにいたしたものであります。 続きまして、議案第46号から議案第51号のその他の議案6件についてでありますが、その主なものについて申し上げます。 議案第47号は、輪島市過疎地域自立促進計画を定めることについてでありまして、過疎地域自立促進対策特別措置法の規定によって、平成28年度からの新たな5年間の計画を策定し、本市がさまざまな事業を行う上で有利な財源を確保しようとするものであります。 議案第48号は、土地の売り払いについてでありまして、このたび北陸電気工事株式会社様より輪島市臨空産業団地内の土地6,000平方メートルの分譲申し込みがあったことから、この土地を4,500万円で売却をするため、
地方自治法及び市の条例の規定により議会の議決をお願いするものであります。 議案第49号から議案第51号までは、これらは市道6路線の認定、また市道1路線の変更、また市道1路線の廃止についてでありまして、道路法の規定に基づきまして議会の議決をお願いするものであります。 何とぞご審議をいただきまして、適切なるご対応を賜りますようお願いを申し上げます。 なお、平成27年度における補正予算案を初め、その他の人事案件等につきましては、後日追加提案いたしたく、あらかじめご了承賜りますようお願いを申し上げます。 以上でございます。
○議長(森正樹君)
提案理由の説明は終わりました。
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△休会の件
○議長(森正樹君) 日程第5、休会の件についてお諮りいたします。明日3月3日から3月8日までの6日間は、議案等調査のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、3月3日から3月8日までの6日間は休会することに決しました。
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△閉議