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  1. 小松市議会 2021-04-30
    令和3年第2回臨時会(第1日目)  本文 開催日: 2021-04-30


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1       開会 午前10時00分    ◎開会宣告 ◯議長(高野哲郎君) ただいまより令和3年第2回小松市議会臨時会を開会いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎開議宣告 2 ◯議長(高野哲郎君) これより本日会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎諸般報告 3 ◯議長(高野哲郎君) 地方自治法第121条規定による今期臨時会における説明員氏名は、お手元に配付とおりでありますので、御報告いたしておきます。  なお、説明員欠席届がお手元に配付とおり参っておりますので、併せて御報告いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間延長 4 ◯議長(高野哲郎君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。
     ───────── ◇ ─────────    ◎会議録署名議員指名 5 ◯議長(高野哲郎君) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条規定により、議長において   竹 田 良 平 君   岡 山 晃 宏 君 を指名いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎会期決定 6 ◯議長(高野哲郎君) 日程第2、会期決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期臨時会会期は、本日1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 7 ◯議長(高野哲郎君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は本日1日間と決定いたしました。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案第26号上程、説明、     質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、     討論、採決、議案第27号上程、説     明、質疑・委員会付託・討論省略、採     決 8 ◯議長(高野哲郎君) 日程第3、市長提出議案第26号 令和3年度小松市一般会計補正予算(第1号)及び第27号 副市長選任についてを一括して議題といたします。  市長より提案理由説明を求めます。  市長、宮橋勝栄君。    〔市長 宮橋勝栄君登壇〕 9 ◯市長(宮橋勝栄君) おはようございます。  令和3年第2回市議会臨時会開会に当たり、提出いたしました議案概要について御説明いたします。  このたび、市民皆様御支持をいただき、第10代小松市長に就任いたしましたことを大変光栄に存じます。しかしそれと同時に、その責任重大さを日増しに実感し、身が引き締まる思いであります。  市政運営に対する私所信につきましては、改めて次定例会において申し上げたいと存じますが、私は、さきの選挙を通じて市民皆様と対話を重ねてまいり、新しい小松をつくる具体策として55政策を掲げました。そして、その実現に向けて誠心誠意取り組むことをお約束してまいりました。今後は市長として、市職員と共に、市民皆様声をよく聞き、市議会皆様とも真摯な議論を交わして、よりよいものへと磨き上げてまいります。一方で、健全財政バランスにも配慮し、優先順位を明確にしながら、一つ一つ着実に取り組んでまいる所存です。  小松市大きな飛躍と、何よりも市民一人一人幸せため、全身全霊を傾けて挑戦してまいります。市政を推進する車両輪である市議会並びに議員各位におかれましては、大所高所から御指導、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。  さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、3月下旬から感染力強い変異株を中心にPCR検査陽性者数が急増しております。一部自治体では、まん延防止等重点措置が適用され、さらに今月25日には4都府県を対象に通算3回目となる緊急事態宣言が発令されました。  石川県においてもPCR検査陽性者数病床使用率上昇が見られております。そして、今月28日から来月11日まで期間、県内全域を対象に、飲食店に対する営業時間短縮要請が発出されました。要請に応じた店舗へ協力金制度も設けられたところです。  本市においても、4月に入り、市民病院をはじめ2つ医療機関クラスターが発生するなどPCR検査陽性者数が増加しております。  市民病院については、新規入院や一般・救急外来を一時休止することとなり、患者や御家族皆様、地域医療機関皆様に、大変御心配と御不便をおかけしております。深くおわび申し上げます。  今週に入り、26日には予約診療を再開し、28日より小松市内救急搬送を再開しました。今後、一日も早い通常診療再開に向けて全力を尽くしてまいります。そして、南加賀医療を支える中核病院として、医療提供体制確保と安全・安心医療提供に努めてまいります。  それでは、本臨時会に提出いたしました議案概要について御説明申し上げます。  提出いたしました議案は、予算案1件、その他議案1件、合計2件です。  まず、令和3年度補正予算案についてであります。  補正額は、一般会計5億7,670万円であり、補正後予算累計額は、一般会計で458億9,670万円、全会計合計では1,002億370万円となります。  それでは、補正予算案に計上しました施策概要について御説明いたします。  まず、今臨時会に提出いたしました補正予算案趣旨、目的は、長引く新型コロナウイルス感染症対策で大きな影響を受けている地域経済市民生活支援、そして市民に不安が広がっている感染拡大対応を行うものであります。  感染症へ対策につきましては、ワクチン接種も始まっておりますが、現段階では供給量も限られており、当面は感染症収束が見通せない状況が続くものと見込まれます。こうした中、手洗いや3密防止など感染予防が大切なことはもとより、PCR検査陽性者が確認されたときに、それ以上感染を拡大させない、クラスター化させないことが重要であると考えます。  今回、医療機関福祉施設、学校等において感染者が発生した場合などにおいて、行政検査対象とはならないもの感染が心配されるケースについて、当該職員やその御家族を対象にPCR検査抗原定量検査を実施する費用に対して助成することといたします。  また、避難所や民間事業所等で感染者が発生した場合などに、速やかに接触者や関係者等感染状況を確認できるよう、その場で判定結果が出る抗原検査キットを市で備蓄いたします。  これら取組により、検査陽性者をいち早く把握することで迅速な対応とクラスター発生未然防止を図ってまいります。  PCR検査陽性者数拡大に伴い、外出自粛経済活動停滞により大きなダメージを受けている事業活動に対しては、国や県による給付金ほか、本市でも事業継続ため様々な支援策を講じてきました。しかし、感染症流行が長引く中、市としても新たな独自支援策が必要と判断いたしました。その中でも、売上げ減少が特に著しい事業者に対して、業種を限定することなく支援金を給付することといたします。給付額は、中小企業が40万円、個人事業主が20万円とし、事業継続をしっかりと下支えし、地域経済を守ってまいります。  また、店舗等衛生対策について、これまでも様々な支援を行ってきました。しかし、PCR検査陽性者数拡大を受け、もう一段高いレベルで安心してサービスを提供できるよう支援いたします。  今回は、営業時間短縮が要請されている飲食店を対象にして、二酸化炭素濃度センサー購入や抗菌コーティング施工など、衛生環境向上へ取組を助成いたします。  長引く感染症は、市民生活にも大きな影響を与えています。今回、おなか赤ちゃん子育て世代、高齢者に対して、暮らしを支えるため臨時給付金をお配りいたしたく、所要額を計上しております。  市ではこれまで、コロナ禍出産、育児大変さに寄り添い、新たな御家族誕生を祝福して応援するため、新生児特別給付金として5万円を給付してまいりました。今回、本給付金について、感染症不安を抱えながらおなかに赤ちゃんを授かったお母さんを支援する観点から、出産時ではなく、妊娠して母子手帳交付を受けた時点で給付へと見直します。また、対象期間を延長することとし、妊娠によって体調が不安定になりやすい中、様々な負担と不安を抱えながら妊娠期を過ごし、出産、子育てに臨まれる妊婦方を支えてまいります。  子育て世代給付については、これまでも国制度や市独自支援を行ってまいりました。このたび、国制度として、独りで仕事と育児を担い、また就労環境変化による経済的な影響を受けやすい独り親世帯に対して5万円給付を行うこととなり、所要額を計上しております。  さらに今回、市独自支援として、高校3年生に相当する年齢まで子供いる子育て世帯に対して、児童1人当たり1万円臨時給付金をお配りいたします。コロナ禍における様々な制約中、仕事や子育てに経済的・精神的負担大きい子育て世帯を広く支援し、暮らしを支えてまいります。  新型コロナウイルス感染症は、特に高齢者が重症化しやすいことから、外出や社会活動参加などを控えることで生活が不活発になり、加齢により心身が老い衰えた状態であるフレイル(虚弱)が進行するリスクが高まります。今回、自宅に閉じ籠もりがちで、栄養偏りや低栄養から運動器や消化器、さらには認知機能低下を招くことを防ぐことを目的に、市民税非課税世帯65歳以上方を対象に、バランスよい食生活を支援するために1人につき1万円給付金をお配りいたします。  最後に、予備費につきましては、コロナ対策に充てるため当初予算で2億円を計上しておりました。しかし、今回補正予算を計上するに当たり1億円を減額し、歳出予算財源として活用することとしております。  以上が補正予算案に計上しました施策概要であります。  なお、補正予算案財源といたしまして、国庫支出金ほか、一般財源として国新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金財政調整基金繰入金、前年度繰越金を充てております。  次に、その他議案として、副市長選任についてであります。  本市副市長につきましては、現在空席となっております。このたび、副市長として新たに越田幸宏氏を選任しようとするものです。  同氏は現在、医療法人社団澄鈴会法人本部長要職に就かれております。しかし、その前は市職員として、行政管理部長、総合政策部長等を歴任されてきました。長年にわたって市政運営に尽力し、卓越した手腕を発揮されてきました。豊かな経験を通じて行政事務庁内事情にも精通し、優れた人格、識見を有しておられ、本市副市長として最適任と考え、御提案申し上げるものであります。  以上で提案理由説明を終わりますが、御審議上、原案どおり可決いただきますようよろしくお願い申し上げます。 10 ◯議長(高野哲郎君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております市長提出議案第27号 副市長選任については、質疑省略及び会議規則第37条第3項規定による委員会へ付託省略並びに討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 11 ◯議長(高野哲郎君) 御異議なしと認めます。  よって、本案については、質疑及び委員会へ付託並びに討論を省略することに決定しました。  これより市長提出議案第26号 令和3年度小松市一般会計補正予算(第1号)について、提出者から提案理由に対する質疑に入ります。  なお、本臨時会では、会派ごと持ち時間制となっております。  通告がありますので、発言を許します。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 灰 田 昌 典 君 12 ◯議長(高野哲郎君) 灰田昌典君。    〔22番 灰田昌典君登壇〕 13 ◯22番(灰田昌典君) おはようございます。  令和3年第2回市議会臨時会に当たり、本議会に計上されましたコロナ対策について質問しますので、市長明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。  まず最初に、去る3月21日に行われました小松市長選挙において、見事当選されました宮橋新市長に心からお祝いを申し上げます。誠におめでとうございます。  共に市民皆様から選ばれた者として、ひたすら本市発展を願い、市民ために大いに議論し、市民から全幅信頼と負託に応えていただきたいと思っております。  また、3期12年間、長きにわたり市勢発展に多大な御貢献をされ、惜しまれつつ職を辞することとなりました和田前市長には、この場をお借りして改めて敬意と感謝を申し上げる次第であります。  それでは、1項目めクラスター対策PCR検査抗原検査対象者、検査等について質問いたします。  本臨時議会に提出されました補正予算案は、全て新型コロナウイルス感染症対策に関するものであります。新型コロナウイルス感染症については、ようやく第3波が収束傾向となり、待ちに待ったワクチン接種も少しずつ開始され始め、明るい見通しが見え始めた矢先に、変異型ウイルスが急速に蔓延し、4月25日から5月11日まで間、東京、大阪、京都、兵庫4都府県に三度目となる緊急事態宣言が発令されるに至りました。  石川県におきましても、報道等においてまん延防止等重点措置適用が取り沙汰されるなど、今まさにこれまで最強とも言われる第4波到来に見舞われております。近隣医療機関、特に小松市民病院におきましても、できる限り厳重な対策を講じているにもかかわらず、それを突破して侵入する変異型ウイルス感染力強さと猛威を実感いたしております。  各種要因から、ワクチン接種変異型ウイルス蔓延後手に回った感は否めませんが、変異株をはじめとする新型コロナ感染症拡大をできる限り抑制するという観点から、今回、宮橋新市長初補正予算として計上されましたクラスター対策に期待を寄せるものであります。  このクラスター対策内容は、PCR検査等検査に対する助成分700万円と抗原検査キット備蓄費800万円合計1,500万円であります。  そこでお尋ねをいたします。医療機関福祉施設、学校等において感染者が発生した場合などにおいて云々という説明もありましたが、その他一般方でも感染したではないかと不安な方が、今までより気軽に、どこかで抗原検査等を受けられるようになるでしょうか。PCR検査抗原検査、それぞれ市民方にも分かりやすく、具体的にどんな人が、どんなときに、どこで検査を受けられるようにすることを目指しているかお答え願います。  2項目めは、事業者支援についてであります。  その1として、事業継続支援金対象事業者支給金額についてであります。  長引くコロナ禍における事業継続支援でありますが、予算内示会で提案された内容は、連続する3か月売上げが前年比50%以上減少した事業者に対し、中小企業40万円、個人事業主20万円支援金を給付しようとするものであります。総額2億8,000万円と、今回補正予算中、最大予算額が計上されています。  事業継続支援金として、お困り市内事業者皆さんに何とかこのコロナ禍を乗り切っていただけるよう行政として有効な支援手を差し伸べることには賛同いたしますが、一方で、給付対象とならなかった事業者皆さんにも十分納得していただけるよう説明も大切ではないかと思うであります。  そのような観点から、今回予算計上に際して、連続する3か月売上高が前年度比50%以上減少という対象事業者設定と中小企業40万円、個人事業主20万円という支援金額決定は、どのような情勢分析と判断をなされた結果なかお尋ねをいたします。  その2として、より波及効果高い対策についてであります。  補正予算案には、この事業継続支援金ほかに、子育て応援特別給付金やおなか赤ちゃん特別給付金など給付金も盛り込まれております。  給付金というと約1年前に国新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として全国民に1人10万円が給付された特別定額給付金が思い起こされます。本当にこれで救われたという方や、知らぬ間に生活費に溶け込んだ方、家族でうまいもんが食べられてよかったと思う方、そのままそっくり預金に回された方など様々なようでありました。  コロナ禍では仕方がないと思いますが、一方では、財源によほど余裕がない限り、国や地方が無理した分ツケは後世、すなわち子供たちや赤ちゃんが将来担ぐことになるわけであります。
     現在かつて経験したことない状況において、支援金給付を否定するものではありませんが、多額公費を投入するからには、今後コロナ状況を見ながら、幅広く市民皆さんを元気にする、できる限り波及効果高い経済対策が重要かと思います。  こうした経済対策一つとして、消費喚起策「Go Aroundこまつ」については、昨年夏から秋にかけて実施した第1弾が皆さんから大変好評で、第2弾にかかる準備費も令和2年度3月補正予算として本議会で承認されたところであります。  現在状況では、さすがにタイミングとしてはいかがかとは思いますが、私自身は、給付のみならず、自分財布からも応分持ち出しをしながら、高いプレミアム率で、買って喜び、売って喜ぶといった二重、三重経済循環が期待できる市内消費喚起策実施を望んでおります。  「Go Aroundこまつ」準備には3週間程度がかかるという話もありました。この際、議決済み「Go Aroundこまつ」第2弾準備費に続けて、時期を見て速やかに執行できるように実行予算も確保しておくことも大切かと思います。  より波及効果高い対策について、市長お考えはいかがでしょうかお答え願います。  最後は、コロナ関連今後財源的見通しについてお尋ねします。  今回補正予算案では、当初予算に計上されました予備費2億円うち、1億円を組み替えて補正予算案に計上された施策財源一部に活用するということであります。今、恐れられているN501Yと呼ばれる新しいタイプ変異型コロナウイルスであります。このウイルスは、人細胞にくっつきやすく、体中で増殖しやすいという特徴があるようであります。そうすると、1人中に持っているウイルス量もかなり量になり、その結果、ウイルスが大量にばらまかれ、それを受けた他方も多くウイルスを吸い込んでしまうことになります。  したがって、感染力が極めて強く、加えて変異型場合は、従来あまり感染が広がりにくいとされていた若者や子供たちでも感染するということ、さらに重症化するリスクが高いことが特徴とされています。  今後、市中感染がどのように推移するか予想できませんが、万一感染爆発など不測事態においても機動的に素早く柔軟な財政出動が可能となるよう、また一方、収束見通しとなった際有効な経済対策など、コロナという難敵に対し、攻守両面から備えるという意味で予備費を一定額留保しておくことも重要かと考えます。  こうした中、今回、予備費2億円うち半額1億円を投入するわけでありますが、予備費も含めコロナ関連今後財源的な見通しについて御見解をお尋ねいたします。  さて、残念ながら2年連続コロナ禍で迎えるゴールデンウイークとなりました。子供たちもさぞかし寂しい思いをしていることと思います。市民皆さんもコロナ疲れが見えます。一日も早くコロナ禍に打ちかち、明るい未来小松市が訪れることを心から願って、私質問を終わります。 14 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。    〔市長 宮橋勝栄君登壇〕 15 ◯市長(宮橋勝栄君) 灰田議員3点質問に答弁させていただきます。  まずは、祝意をいただきまして、本当にありがとうございます。灰田議員におかれましては、議員最長老議員として、また大所高所から御指導いただきますようよろしくお願いいたします。  それでは早速、答弁させていただきます。  まず、クラスター対策についてでございます。  今回、クラスター対策として2件提出をさせていただきました。そのうち、まず検査費助成についてでございますが、PCR検査等については、市内医療、保育、教育、介護・障害サービスなど、市民生活を支える方々、またはその御家族関係者を対象にしていきたいと考えています。  施策などにおける感染拡大防止及び業務継続を図るために、次ような場合に検査費用助成を想定しております。まず、施設職員が感染者と接触したが、保健所行政検査対象とならなかった場合や施設関係者に感染者が発生した場合であります。また、感染した家族同居職員と接触しているが、保健所行政検査対象にならなかった場合などであります。  無症状であるが感染不安を持つ方が、施設の管理者などを通じて嘱託医へ相談した上で検査を受けていただくことを想定しております。  市内PCR検査抗原定量検査自費検査を実施する医療機関で本事業に協力していただける医療機関でこの検査を実施していただく予定でございます。  助成額は、PCR検査2万円、抗原定量検査7,500円を上限に検査費用を償還払いで助成いたす予定でございます。  次に、抗原検査キット備蓄についてでありますけれども、こちら備蓄用抗原検査については、感染拡大防止初動対応として、現場から要請を受け、早急に現場で感染を検知するものとして導入するものであります。緊急性高い災害時や感染者により業務継続が困難な事業所等へ支援を想定しています。平時個人検査として利用は想定しておりませんが、感染拡大状況等を踏まえ、供給対象を拡大していきたいと考えております。  具体的には、次場合に使用することを想定しています。地域で感染者が発生している中、3密状態になりやすい避難所を開設する場合、感染不安を解消するため、運営に携わる防災士、運営協議会運営委員のほか、避難者方々を対象として使用するものであります。  また、感染者が判明した事業所等で濃厚接触者として該当しないが、不安を感じている従業員などに使用し、安心して事業を継続できるよう事業者等へ提供も行ってまいりたいと思います。  また、事前にクラスターを防止するため、初動体制を整えるため提供も考えていきたいと思っております。具体的には、複数人で連携して実施する消防団訓練など、必要性ある公的な訓練でも要請があれば応じていきたいと考えています。  検査試薬は、使用期限が製造後6か月から12か月ものが多く、使用有無にかかわらず期限内に廃棄し、補充が必要なため、現時点では備蓄数は3,000キット予定でありますが、感染拡大状況を踏まえて備蓄数は随時見直していきたいと考えております。  抗原検査は、PCR検査と比較して件数に一定量以上ウイルスが必要なため、陰性であっても確定診断とすることはできません。よって、使用必要性を十分考慮して、感染拡大防止一つとしていきたいと考えています。  今後、新型コロナ感染症が収束に向かうよう、感染者へ素早い対応とクラスター対策初動体制が重要となるため、人と接触が必要な環境に置かれる医療、保育、教育、介護・障害サービスなどPCR検査幅広い対応と地域活動や事業継続を担う方々が素早い感染対応ができるよう支援を行ってまいりたいと考えております。  続いて、2番目事業者支援についてであります。  事業者支援について、どのような情勢分析をして判断されたかということだったかと思います。  本市では、新型コロナウイルス感染症に対する事業者支援として、これまでも感染症拡大防止や事業継続ため、国や県と役割分担をしながら市独自施策を切れ目なく展開してまいりました。  今回支援策は、県における経営持続支援金制度が2月に終了した中、売上減少が特に大きく、事業継続が厳しい事業者に対して厚い支援を行うことを目的にしております。  対象要件設定における50%以上売上減少については、県経営持続支援金対象要件を参考にいたしました。支援金額についても同様に、中小企業者は40万円、個人事業主は20万円としております。  また、売上減少比較となる月数については、特に困窮した事業者へ支援とするため、固定資産税減免制度を参考に連続する3か月と設定いたしました。  なお、月別売上台帳が不明な白色確定申告者に限り、年間売上げで50%以上減少している事業者については売上台帳提出を省略することとしております。  対象事業者推計根拠についても、固定資産税減免制度へ申請者数を参考にし、本制度においても50%以上売上減少した法人は300を超えていたことから、中小企業者を400、個人事業者をその5割増し600と見積もっております。  今回支援策では、固定資産税減免申請実績から大きな影響を受けている業種として、飲食、小売、宿泊、旅客、娯楽、広告、美容、アパレル、繊維業などを想定しておりますが、これらに関する業種を含めて全て業種において事業継続に資するよう下支えをしてまいりたいと考えております。  それから、より効果高い対策として、「Go Aroundこまつ」第2弾を速やかに実行すべきではという御質問でございますが、昨年実施いたしました「Go Aroundこまつ」では、4万7,348冊商品券を販売し、そのうちほぼ全額となる99.4%が換金され、市内において2億3,530万円売上げにつながっております。また、登録店舗580うち9割以上となる548店舗で使用され、市民と事業者両方から高い評価をいただいております。  第2弾実施に向けては、さき定例会で準備費200万円を議決いただいていることを受け、チケットや購入引換券ほか、ポスター、対象店舗ステッカーなどデザイン作成を既に終え、チケット販売方法についても郵便局と協議を終了し、いつでも実施できる準備が整っております。  しかしながら現在、感染拡大による県Go Toイート事業が停止され、また県下飲食店営業時間短縮要請が出ていることを鑑みると、その実施は今ところでは難しい現状と見ております。  第2弾については、感染拡大や県Go Toイート事業実施状況を踏まえ、実施時期や手法について検討を進め、できるだけ早急に実施をしたいと考えています。  最後に、コロナ関連今後財源的な見通しについて御質問についてお答えいたします。  まず、このコロナ対策予備費でありますが、令和3年度当初予算は骨格予算で編成されております。感染拡大地域経済状況により必要に応じて速やかな対策を実行するために、6月補正まで当面感染症対策財源として新型コロナウイルス感染症対策予備費を2億円計上されております。  財源としては、国地方創生臨時交付金で1億5,000万円、地域経済活性化対策基金5,000万円を充てております。  今回補正予算を計上するに当たり、2億円うち1億円を減額し、歳出予算財源一部として活用することとしております。  感染状況地域経済状況に応じて迅速に対応するため、一定程度予備費を確保していくことは重要であると認識しております。  今後も、まず対策予算計上を基本としつつ、定例会はもとより臨時議会や専決処分を待たずに速やかな対策実施が求められる場合においては予備費を活用してまいりたいと考えております。  今後財源見通しでありますが、今回補正予算案では市単独でコロナ対策財源として、国地方創生臨時交付金2億5,000万円、財政調整基金1億5,000万円、前年度繰越金1億1,770万円、予備費活用1億円を財源として充てております。  今後コロナ対策財源として、国地方創生臨時交付金ほか、財政調整基金や地域経済活性化対策基金から繰入れ、前年度繰越金、感染症拡大に伴い中止や規模が縮小される事業にかかる予算と組替えを想定しております。全体で約20億円程度あると見込んでおります。  財政調整基金や地域経済活性化対策基金は、年度間財源調整や大規模災害など不測事態が発生した際に活用するものであり、事業活動市民生活に大きなダメージを与えている今回未曽有感染症流行に際して、基金を活用し、必要な対策を行ってまいります。  基金残高が減少することになりますが、今後、コロナ禍が収束し、地域経済が回復していく中で、基金残高水準を高めてまいりたいと思います。  さらに、コロナ禍が長期化し、地方財政に大きな影響を与えている現状を踏まえ、令和2年度と同様に地方自治体がコロナ対策を適切に実施できるよう、国による臨時交付金など財源対策を市長会などを通して要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 宮 西 健 吉 君 16 ◯議長(高野哲郎君) 宮西健吉君。    〔16番 宮西健吉君登壇〕 17 ◯16番(宮西健吉君) 昨日雨がうそように、今日は五月晴れになりました。今日議会、新市長を祝うように、すばらしい天気になっております。  それではまず、3月市長選挙に見事当選されました宮橋市長さんには、改めてお祝いを申し上げます。おめでとうございました。  市民皆様方にも、「変えていこう!新しい小松へ」フレーズにて、よい、すばらしい成績で当選させていただき、心から深く感謝を申し上げます。  県議1名、市議6名が本人と一緒になって一致団結をして、現職に対し政策論争で戦ってまいりました。私自身、政治生命をかける思いで応援をいたしましたが、当然ではありますが本人、宮橋市長頑張りが一番であったように思っております。  4月13日に市長に就任し、若いリーダーが誕生し、小松は変わってまいります。皆さんと共に応援していきましょう。  私もこれから今まで以上に本市発展ために、議員として活動していく所存でありますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  それでは、質問させていただきます。  今回、4月補正という形で、新型コロナウイルス感染症対策費6億7,670万円うち、生活支援金3億6,170万円であります。この内訳は、おなか赤ちゃん特別給付金3,850万円、子育て世帯生活支援特別給付金5,900万円、こまつ子育て応援特別給付金1億7,300万円、高齢者食生活支援特別給付金9,120万円、計4件が計上されております。  そのうち一つ、おなか赤ちゃん特別給付金3,850万円についてであります。  昨年6月定例会で、新生児特別給付金について前市長に質問を私はしております。昨年、4月28日から8月31日までに生まれた新生児に5万円を給付する制度であります。その後、9月定例会で今度は9月1日から令和3年4月1日まで延長、そして令和3年3月、今年3月定例会で令和3年6月30日まで再延長をされております。  私は、昨年6月定例会で質問で答弁者前多部長に、医師診断書を持って市役所に届出をし母子手帳が頂けるわけですから、妊娠前期・後期もないでしょう。父、母にあげるではなく、妊婦さんにあげるべきであると申し上げております。コロナ対策から少子化対策につなげていくことが重要であると申し上げましたが、聞く耳を持ってもらえませんでした。  新型コロナウイルスが収束すれば、子育て支援として妊婦さんに対し出産準備金、出産祝い金等など、市長見解、これからスタートとして、その市長見解をよろしくお願いを申し上げて、質問を終わります。  以上であります。 18 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。    〔市長 宮橋勝栄君登壇〕 19 ◯市長(宮橋勝栄君) 宮西議員質問にお答えさせていただきます。  まずは、改めまして祝意いただきまして、本当にありがとうございます。  一緒に選挙戦を戦わせていただいた仲ではありますけれども、今後は議会と執行部という関係中で、またいろいろ御指導賜りながら、よりよい小松市政ために御尽力いただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、質問にお答えさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症対策について、おなか赤ちゃん特別給付金についてであります。  今回制度概要といたしましては、これまで実施してきましたこの新生児特別給付金対象者を、新生児から妊婦へと拡充するものであります。コロナ感染症拡大不安が続く中、新しい命を育む妊婦に対して妊娠時早い段階から支援するものであります。  対象期間は9月30日まで延長し、期間中に母子健康手帳交付を受けた方に、赤ちゃん1人当たり5万円を給付いたします。双子場合はその倍という形になります。  手続についても、なるべく簡略化を試みまして、母子健康手帳交付時に申請書をお渡しして、郵送で返送していただくということを考えております。妊婦さん負担ないよう配慮してまいりたいと考えております。  これから少子化対策についてでありますけれども、今小松市少子化について少しデータも確認をさせていただきました。現在小松市合計特殊出生率は1.65ということで、2015年1.81とピークでありましたが、その年を除いては大体この1.65あたりを横ばいという形で推移をしております。  心配されますコロナ影響によって生まれる赤ちゃんが減ってくるんじゃないかというところもございます。実際に今年1月から3月まで出生数は171人です。昨年、令和2年を見ると204人、さらに遡って平成29年を見ても204人、平成30年では218人と、この1月から3月まで生まれている赤ちゃん、出生数を見ても、やはり昨年から見ても30人程度減少しております。昨年トータルでは842人ということになっておりますので、この傾向が続くと場合によっては700人台ということも十分あり得るんじゃないかなと危惧をしております。  実際に母子健康手帳交付数につきましても、昨年同じ時期、1月から3月を見ても30人程度減少しておりますし、昨年1月から12月まで実績を見てもやはり少し、過去最少となる出生数になるんじゃないかなということは危惧をしております。  実際、婚姻数については、それほど大きな影響は今ところ見られておりませんけれども、今後少子化対策というは、もう本当に待ったなしという状況であろうかと思います。  特に様々な数値を分析しても、この20代女性方々転出超過ということが非常に顕著に見られているがこの小松市現状です。これは今年に限ったことではありませんが、20代方、男女ともに転出超過になっているんですけれども、女性場合は約100人近く転出超過ということになっておりますので、ここ対策も非常に急務だというふうに考えております。  そういった中で、市ではこれまでも少子化対策として妊娠前から出産、子育てに至るまで切れ目ないサポートを総合的に実施してきております。小松宝である子供一人一人を大切にしていくこと、子育てするなら小松と選んでもらえるそんなまちにしていくこと、この2つ視点で、お母さん、お父さんが安心して子育てができる環境を整えてまいりたいと思います。  この今回おなか赤ちゃん特別給付金継続については、新型コロナウイルス感染症状況を見ながら判断をしてまいりたいと思います。  両親、親が幸せを感じてこそ、子供たち未来が光り輝くと私自身考えております。今後少子化対策として、おなか赤ちゃん出産準備金、出産祝い金やおむつ定期便、あるいは給食費無償化など、様々な子育て支援策について早期実現に向けて検討してまいりたいと考えております。  また、先ほども申し上げましたが、20代女性転出超過が大きいということもありますので、今回、産業立地担当部長を新たに登用いたしました。こういった若い女性が小松で働ける、そんな環境をつくっていくことも重要な観点だと思っておりますので、総合的な観点からこの少子化対策に当たってまいりたいと考えております。  以上でございます。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 橋 本 米 子 君 20 ◯議長(高野哲郎君) 橋本米子君。    〔19番 橋本米子君登壇〕 21 ◯19番(橋本米子君) このたび市長選挙では、我が家にも全戸配布された新しい小松をつくる具体策というパンフレットが届き、手に取って55項目施策内容を見たとき、私は思わず感激して大粒涙があふれたを今思い出しております。
     宮橋新市長には、今後とも住民福祉向上に向けて具体化していただけますよう期待して、質問に入りたいと思います。  時間がありませんので、これからは早く言います。  私質問は大きく1点、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。  今回4月補正予算には新型コロナウイルス感染症対策として5億7,670万円が計上され、その中で医療・介護等施設へ新型コロナウイルス検査助成費として700万円が示されております。これは高齢者施設や医療機関などサービスを提供する職員及び家族について、感染おそれがあり、自費で検査が必要な場合にPCR検査抗原定量検査をするとき助成費用でPCR検査は1人につき2万円助成としております。以前、PCR検査は1人約3万円と言われていましたが、実際、自己負担額は幾らになるでしょうか。  また、昨年11月から65歳以上または基礎疾患ある人でPCR検査を希望する方はかかりつけ医院等医療機関で受診ができる仕組みができました。自己負担が1万円もかかると、そんなに多く人が受けられないではないかと思うですが、昨年から実施されたPCR検査助成制度を活用された方人数はどうであったか、実績人数をお示しいただきたいと思います。  2月1日、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策会では、直近感染状況について、飲食店で感染は減少しているが、医療機関福祉施設を中心とした感染クラスターが全国的に発生していると分析し、医療機関福祉施設感染拡大を阻止する取組必要性に言及されております。  県内でも4月に入り、病院クラスターが相次ぎ、外来診療停止、不急手術延期など影響が広がっております。  医療・介護等施設職員は、無症状者と接触もあり、クラスター対策としてPCR検査は無料で定期的な検査が必要と思いますが、市長御見解をお尋ねいたします。  次に、小松市飲食店感染症対策支援金についてであります。  新型コロナウイルス感染拡大を受けて、石川県による県内全域飲食店に対する営業時間短縮要請が4月28日から始まっている中、小松市では感染防止対策徹底をもう一度として、感染症対策に必要な物品等購入経費へ支援金予算が出されております。この支援対象物品中には、CO2濃度センサーや抗菌玄関マットなど新しい項目も入っておりますが、非接触型体温計測器は対象になっているでしょうか。知人事業者方から、ぜひ聞いてほしいと要望がありました。市長御所見をお尋ねいたします。  以上であります。 22 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。    〔市長 宮橋勝栄君登壇〕 23 ◯市長(宮橋勝栄君) 橋本議員質問にお答えさせていただきます。  まずは、感動したというパンフレットお声もいただきまして、祝意と併せてありがとうございます。これからも市民福祉向上ために尽くしてまいりたいと思いますので、また様々な観点から御指摘、御提案いただければと思っております。  新型コロナウイルス感染症対策について、今回掲げておりますまずPCR検査件についてでございますが、このPCR検査自己負担額についてでありますが、無症状PCR検査は自由診療となり、検査代は医療機関によって様々な状況であります。そのため、市助成額2万円を超えた分が自己負担になるが、その額も本当に機関によって様々な状況であります。今回、2万円助成という形でお願いしたいと思います。  昨年11月から実施された65歳以上方及び高血圧や糖尿病など基礎疾患をお持ちで治療中方を対象とした助成制度活用者数は3月までで111人でございます。今回、この年齢要件を設けずに、新たに行政検査対象とならない方々へ検査拡充という形で進めており、検査数は今後挙がっていくものと考えております。  現在、国は感染者が多数発生している地域やクラスターが発生している地域において、幅広い検査実施を求めています。今回助成制度は、医療、保育、教育、介護、障害サービスなどにおいて感染拡大兆候が見られた場合、検査をいち早く実施し、感染拡大を防止するとともに、行政検査対象とならない施設職員及び家族など関係者を広く検査できるようにするものであります。  PCR検査などは県において検査能力や体制を整備しておりますが、医療行為であるため検査数を増やすこと限界があるということも承知しております。  市としては、医療、保育、教育、介護、障害サービス施設業務継続を図るためにも、感染者早期把握を的確に行えるよう費用助成を行ってまいります。あわせて、抗原検査キットと同時に進めていきたいと考えております。  続きまして、小松市飲食店感染症対策支援金について御質問でございました。  非接触型体温計測器は対象になるかということでありますが、もちろん対象となります。  飲食店に対する感染症対策支援策については、これまで3回実施してまいりました。店内アルコール消毒やソーシャルディスタンスなど基本的な対策は大分進んできていると考えています。  今回支援では、4月1日以降に購入したものを対象に、こちら議会皆様から意見も参考にしながら、4月1日に遡って購入したものを対象に、特に換気状況が把握できるCO2濃度センサーやウイルス侵入を防ぐ抗菌マットなど、これら普及を進めてまいりたいと考えております。  感染症防止対策レベルアップを図ることで、市内飲食店さらなる安全・安心につなげてまいりたいと思っております。  以上でございます。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 片 山 瞬次郎 君 24 ◯議長(高野哲郎君) 片山瞬次郎君。    〔12番 片山瞬次郎君登壇〕 25 ◯12番(片山瞬次郎君) まず最初に、宮橋新市長就任、おめでとうございます。お祝いを申し上げます。  市民負託を受けて、福祉・市民サービス向上や、少子化が進む中、結婚や子供を育てる環境整備、そして結婚から妊娠、出産、子育て、一連まとめてサポートに取り組むことに注力することを期待しております。  4月に入って昨日までに、コロナウイルスですね、感染累計76名となりました。今、市として少子・高齢化やコロナ禍社会急激な変化を前に何が提供できるか。その意味で臨時議会が開かれたんだと思います。立場弱い方、中小、小企業、フリーランス等々、今回予算案提示があったものと思います。  最初質問でございます。  こまつ子育て応援特別給付金1億7,300万円ですね。  18歳に達する学生以下、子育て世帯子供に1人当たり1万円を給付ということで質問します。  結構なことなんですけれども、幅広く18歳以下と、こういうくくりになっています。この基本的な考え方、そして選定理由ですね、18歳以下。それから、子育てをサポートする政策所感がありましたらお答えいただきたいと思います。  次に、高齢者食生活支援特別給付金9,120万円ですね。  介護保険料第1から第3段階1号被保険者、つまり本人と世帯ともに住民税非課税方です。このコロナ禍で、高齢者立場弱い方に注目した点では大変によい政策だと思います。ただ、財政関係もありますが、第4・第5段階にもできればとも思いました。  そこで、高齢者フレイル進行を防止するということ理由と給付考え方、そしてこの問題というコロナ禍時期だけではなくて、高齢者人口比がアップしていきます。介護保険料も上昇傾向にあります。こういう中で、給付在り方が課題となりますけれども、こういうことを踏まえて、この給付課題、そして生活支援へ市長所感をお伺いしたいと思います。  以上、質問を終わります。 26 ◯議長(高野哲郎君) 市長、宮橋勝栄君。    〔市長 宮橋勝栄君登壇〕 27 ◯市長(宮橋勝栄君) 片山議員質問にお答えさせていただきます。  まずは、祝意いただきましてありがとうございます。また、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、片山議員から2点御質問いただいておりますが、まず子育て応援特別給付金についてでございます。  こちら現状と基本的な考え方ですが、国は新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、今年度、低所得者独り親、二人親子育て世帯を対象として、その実績を踏まえた生活支援を行う観点から、食費等による支出増加影響を勘案し、給付金を支給するものでございます。  一方、子育て世帯を取り巻く生活厳しさはコロナ禍で拡大し、独り親、二人親に、また所得にかかわらず全て子供、若者、子育て世帯に影響を及ぼしていると考えております。コロナ禍で不安が広がる今こそ、一人一人を大切に、小松子供たち全員にひとしく速やかに給付することで元気を取り戻したいと考えております。  18歳に達する学年以下選定理由については、特に義務教育終了後高校生などお子さんを持つ世帯については、経済的・精神的負担が大きく、かつ支援が少ないが実態だろうと思っております。そこで、市独自支援策として拡充が必要であると判断いたしました。国支援より幅広い子育て世帯を支援し、暮らしを支えるため、18歳に達する学年以下子供を対象に一律1万円こまつ子育て応援特別給付金を給付するものであります。  政策へ所感についてですが、引き続き、誰一人取り残さない共生まちづくりに向け、高齢者、障害者、子供、生活困窮等に置かれている環境にかかわらず、生まれる前から乳幼児期、小中高、成人するまでを切れ目なく全て子育て世帯に寄り添ったきめ細やかな支援を行ってまいりたいと思います。  未来を担う子供たちが健やかに育ち、安心して子育てができる体制を整備することで、子育てまち小松として、住んでよかった、住みたい、子育てするなら小松と選んでもらえる、そういった施策を展開してまいりたいと考えております。  お父さん、お母さんが子育て幸せを実感し、そして子供たち未来が光り輝くよう、そんな小松市を実現してまいりたいと思っております。  次に、高齢者食生活支援特別給付金についてであります。  昨年度高齢者身体状況にやはり変化が見られております。要介護認定者状況でありますが、要支援が97名減って要介護1、2が88名増という形で推移をしております。原因一つとして、新型コロナ感染予防ため外出自粛や社会的に交流する機会が減ったことによる身体機能、認知機能低下が考えられます。  一時的な身体機能、認知機能低下は、日常生活で適切な運動と栄養摂取により回復可能性が高まると言われており、低栄養状態改善を図るため給付金を支給するものであります。  支給対象者選定についてですが、今回、要介護認定者身体機能が低下している状況を確認し、早急な対策が必要であると考えました。そこで、各家庭において低栄養常態化を解消していくために、家計に占める食費負担が大きい市民税非課税世帯高齢者を対象といたしました。  コロナ禍における施策考え方として、これまで高齢者が安心して健康づくり活動や通所サービス利用を継続できるよう、公共施設や介護事業所、送迎車両に係る感染症予防対策として環境整備を実施してまいりました。  本給付金は、フレイル予防ため食生活や運動と関連性を広く周知するため緊急的措置として給付するものであります。各家庭で食生活改善に併せて運動実践も啓発してまいりたいと思います。  さらに、感染症や災害発生による生活環境変化は短期間で高齢者健康状態に大きな影響を及ぼすことから、これまでフレイル予防対策成果と課題を検証し、効果的かつ包括的な施策、システム構築に取り組んでまいりたいと思います。  さらに、将来にわたる所得と給付課題、生活支援へ市長所感はということでありますが、将来高齢者人口見通しといたしまして、全国的にも団塊世代が後期高齢者に達する2025年に医療や介護など社会保障費急増が懸念されています。  本市でも高齢者介護予防を推進するため指標としていきいきシニア率やかがやきシニア率を算出し、目標値見える化を図ってまいりました。今後、またこの数値をしっかりと分析して対策を進めていきたいと考えております。  今後方針についてですが、市民へ生活支援として給付金支給による経済対策も有効な施策一つではありますが、高齢者生活全般を支えるためには、社会保障費抑制を含む介護保険事業安定性と持続可能性確保が重要であります。  そのためには、将来を見据えた介護予防、健康づくり施策を総合的かつ効果的に実施しなければならないと考えております。具体的な方向性として、施策全体では医療、保険、介護連携を深め、専門的見地から企画立案と実施、検証を行うとともに、個人レベルへ支援としてはICT技術も活用し、データ集約・分析による適切なケアマネジメント、介護サービス提供など、総合的な生活支援対策に向け、新たな試みにチャレンジしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 28 ◯議長(高野哲郎君) 以上で通告による質疑は終わりました。  ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 29 ◯議長(高野哲郎君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております市長提出議案第26号については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表とおり、予算決算常任委員会に付託いたします。  この際、委員会審査ため暫時休憩いたします。       休憩 午前11時15分       再開 午後 2時40分 30 ◯議長(高野哲郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより委員報告を求めます。  予算決算常任委員長、杉林憲治君。    〔予算決算常任委員長 杉林憲治君登壇〕 31 ◯予算決算常任委員長(杉林憲治君) 予算決算常任委員会における審査経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第26号1件であります。  この案件につきましては、本日本会議暫時休憩中に各分科会を開催し、詳細な審査を行いました。これを受け、委員会は各分科会終了後に会議を開き、各分科会委員報告を聴取しました。  分科会委員長報告主な内容を申し上げます。  議案第26号 令和3年度小松市一般会計補正予算(第1号)についてであります。  4月補正予算額は、一般会計5億7,670万円であり、うち国庫支出金5,900万円を除く一般財源5億1,770万円は、国地方創生臨時交付金、財政調整基金繰入金及び繰越金を財源とするものであります。  また、今回コロナ対策関連補正予算を計上するに当たり、コロナ対策予備費2億円うち1億円を減額し、歳出予算財源として活用するものであります。  おなか赤ちゃん特別給付金費については、新型コロナウイルス感染症拡大不安が続く中、子育てを継続して応援するため、令和2年4月28日以降に誕生された新生児を抱える世帯へ給付する新生児特別給付金交付対象を妊娠したお母さんに拡充するほか、対象期間を9月30日まで延長して赤ちゃん1人につき5万円を給付するものであります。  感染症予防対策費については、新型コロナウイルス抗原検査キット購入費用であります。  避難所等で感染者が確認された場合、迅速に接触者等検査体制を整え、感染拡大を防止するため、簡易検査キットを備蓄するものであります。同時に、感染者や濃厚接触者が判明した事業所等へも提供し、事業継続支援としても活用されます。  子育て世帯生活支援特別給付金費については、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で低所得子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活支援を行う観点から特別給付金(独り親世帯分)を支給するもので、国が費用全額を負担するものです。令和3年4月分児童扶養手当支給を受けている方などを対象に児童1人当たり一律5万円を支給します。  対象となる方には、国からチラシも同封して周知を図るとことでありましたが、見落とさないように制度内容など十分な周知を求める意見がありました。  こまつ子育て応援特別給付費については、市独自支援制度で小松市に住民登録ある18歳未満子供を対象に、親収入にかかわらず児童1人当たり一律1万円を支給するもので、市内に住民票がない対象者へも支給していく考えと報告を受けました。  対象者把握については、教育委員会等とも連携を深めながら進めていくとことであり、漏れがないように支給してほしいと意見が出されました。  感染症予防対策費については、高齢者施設や医療機関などサービスを提供する職員及び家族について、感染おそれがあり自費で検査が必要な場合に、感染拡大防止及び業務継続を図るとともに施設利用者安心を確保するために、PCR検査であれば2万円、抗原定量検査であれば7,500円を上限に検査費用を助成するものです。  4月に市内で大きなクラスターが発生したことを鑑み、5月から助成開始となっている対象期間を前倒しして4月中から実施するよう求める意見がありました。  また、対象者を施設職員だけでなく利用者やその家族、検査を希望する市民や、さらに事業所についても近隣自治体と連携を取るなど柔軟な対応を求める意見が出されました。  新型コロナウイルス感染症経済対策費については、事業継続支援金として市内で事業を営む全業種事業者に対し、売上減収が続く中小企業者には40万円、個人事業者には20万円一律給付や、飲食店感染症対策支援金として5万円以上経費を対象に感染症対策に必要な物品等購入経費を支援するとことであります。
     事業継続支援金では、令和2年連続する3か月売上合計が前年同期比50%以上減少が対象要件であり、今回要件では対象事業者が限られ、要件が厳しいではないかとことから、幅広い業種が支援を受けられるように要件緩和を求める意見や迅速な支給を求める意見がありました。  飲食店感染症対策支援金では、対象となる機器購入時期は4月1日まで遡るとことですが、これまで支援策を含め、切れ目なく継続した期間にしてはどうかと求める意見がありました。  なお、採決結果、議案第26号1件は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、予算決算常任委員報告といたしますが、何とぞ各位御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 32 ◯議長(高野哲郎君) 以上で委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 33 ◯議長(高野哲郎君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 34 ◯議長(高野哲郎君) 討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第26号を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、委員長報告とおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 35 ◯議長(高野哲郎君) 御異議なしと認めます。  次に、議案第27号 副市長選任についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案に同意することに賛成諸君起立を求めます。    〔賛成者起立〕 36 ◯議長(高野哲郎君) 起立総員。  よって、本案は、原案に同意することに決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎副市長就任挨拶 37 ◯議長(高野哲郎君) この際、特に越田幸宏君が発言を求めておりますので、入場を許可いたします。    〔越田幸宏君登壇〕 38 ◯越田幸宏君 議長お許しを得ましたので、一言御挨拶を申し上げます。  このたびは私副市長選任議案について、議会として御同意を賜りまして、誠にありがとうございます。  私にとりまして身に余る光栄であり、その使命と責任重さを痛感しているところであります。  選任をいただいたからには、市民負託を受けられた宮橋市長をお支えし、その政策実現を図ることで小松市発展と、そして何より市民お一人お一人幸せために、全身全霊でその職務を果たしてまいる覚悟であります。  コロナ禍にあって社会変化はさらに急加速しており、価値観やニーズはより一層多様化し、新たなものが次々と生まれてきている状況にあります。いつ時代においても、こうした状況に対して目を背けずに、正面から向き合って、公平公正に、そして真摯に対応することが、その解決につながっていくものと思っております。  現下コロナ対策はもちろんこと、新幹線対応や子育て支援、医療、福祉さらなる充実、経済を支える産業振興など様々な課題が山積をいたしております。  私は市職員出身でもありますので、こうした課題に対して職員皆さんと共に一丸となって、そしてその総力を結集して取り組んでまいりたいと思っております。  生まれ育ったこの愛すべきふるさと小松市ために、全力を尽くして誠心誠意務めてまいりますので、議員各位におかれましては格別御指導、御鞭撻を賜りますよう切にお願いを申し上げまして、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。  本日は誠にありがとうございました。(拍手) 39 ◯議長(高野哲郎君) この際、一言申し上げます。  新たに副市長として御就任されます越田幸宏君には、これまで培ってきた人生経験や市役所在職時豊富な行政経験と知識を生かし、小松市発展と市民福祉向上に手腕を発揮されるとともに、議会と執行部橋渡し役となることを御期待申し上げます。  ───────── ◇ ─────────    ◎閉会宣告 40 ◯議長(高野哲郎君) 以上で本日議事日程は全て終了いたしました。  これをもって令和3年第2回小松市議会臨時会を閉会いたします。       閉会 午後 2時53分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページ先頭へ...