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令和3年予算決算常任委員会総括質疑 本文 開催日: 2021-02-26
令和3年予算決算常任委員会総括質疑 名簿 開催日: 2021-02-26

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  1. 小松市議会 2021-02-26
    令和3年予算決算常任委員会総括質疑 本文 開催日: 2021-02-26


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                               午前9時30分 開会    ────────────────────────────────── 【杉林委員長】 おはようございます。  ただいまから、令和3年3月定例会予算決算常任委員会を開会いたします。  それでは、本委員会に付託されました議案第1号 令和3年度小松市一般会計予算外17件につきまして、通告に基づき総括質疑を行います。なお、質疑者並びに答弁者は挙手の上、委員長の指名の後、発言を行ってください。  まず最初に、会派自民の質疑を許可します。  灰田委員。 2 【灰田委員】 おはようございます。  令和3年第1回定例会予算決算常任委員会において質問の機会を得ましたので、順次質問させていただきます。  さて先日、地元の向本折小学校から私の手元に1通のお知らせが届きました。その内容は、コロナ対策として卒業式、入学式への出席を御遠慮させていただくという内容のものでありました。感染予防のためとはいえ、地元の子供たちの晴れ舞台に同席できない一抹の寂しさを覚えるものでありますが、この上は一日も早くコロナ感染症が収束し、子供たちが元気で笑顔あふれる学校生活を送れることを心から願って質問に入ります。  質問内容は、教育環境に関するものであります。  私は、未来を担う小松市の子供たちが、毎日通い、一日の大半を過ごす小中学校施設については、伸び伸びと快適に過ごせるゆとりある環境であってほしいと願っております。  市長におかれましては、これまでにも実に多くの小中学校の改築やリニューアルを推進され、直近では松東みどり学園のすばらしい校舎も完成しております。  そうした中で、今回提出されました予算案では、令和2年度3月補正予算案において、小学校校舎等改修費として3億2,700万円、令和3年度当初予算においては中学校校舎等改修費として1億600万円が計上されております。  そこでまず初めに、令和2年度3月補正予算における小学校校舎等改修費3億2,700万円の内訳と財源、あわせて3億2,700万円という比較的大きな金額を当初予算ではなく3月補正予算に計上されることになった経緯についてお聞かせください。 3 【吉田教育次長】 おはようございます。  内訳と財源、そして経緯について説明させていただきます。  国の令和2年度第三次補正予算を活用いたしまして、本来であれば当初予算に計上すべきものを前倒しして3月補正に矢田野小学校の大規模改造工事を実施するものであります。工事費といたしまして3億2,000万円、管理費といたしまして700万円を予算計上しており、財源として国の学校施設環境改善交付金9,670万円を計上しております。さらに、補助裏といたしまして、補正予算債充当率100%、そして交付税措置50%の補正予算債を2億3,030万円を充当しております。  以上でございます。 4 【灰田委員】 今回、補正予算に計上されました小学校校舎等改修費3億2,700万円は、全額が矢田野小学校の大規模改造で、財源として国の第三次補正の活用を予定しているとのことであります。
     そこで、現在の矢田野小学校校舎建築年次と、それ以降、現時点までにどのような改修が行われてきているのかお尋ねします。 5 【吉田教育次長】 これまでの改修の経緯でございます。  矢田野小学校校舎については、昭和47年から48年にかけて建設されました。昭和56年には普通教室、特別教室の一部の増築、そして平成12年には大規模改造及び耐震補強を行っております。  以上です。 6 【灰田委員】 今ほどお答えいただいたような経過をたどりまして、今回の大規模改造の計画となったわけでありますが、それでは、どのような改修を予定しているのか、具体的な内容を再度お聞きしたいと思います。 7 【吉田教育次長】 具体的には、屋上防水、外壁塗装、内装改修、給排水管改修、照明のLED化、そしてトイレの洋式化を計画しております。特にトイレについては、洋式化に加えまして床の乾式化及びバリアフリー化を予定しております。  以上です。 8 【灰田委員】 それでは次に、令和3年度当初予算に計上されました中学校校舎等改修費1億600万円についてであります。  これも先ほどの小学校の例と同様に、この内訳と財源についてお聞かせください。 9 【吉田教育次長】 内訳は、安宅中学校空調復旧工事及び国府中学校の大規模改造工事でございます。  安宅中学校空調復旧工事につきましては、実施設計費として900万円、工事費として7,600万円を予算計上してございます。さらに、債務負担行為といたしまして1億1,950万円を計上しております。財源といたしまして、防衛省の3条交付金を3,530万円、補助裏につきましては充当率90%、交付税措置8%の教育施設等整備事業債4,330万円を充当してございます。  そして、国府中学校の大規模改造工事につきましては、実施設計費1,200万円を予算計上し、財源といたしまして充当率75%の教育施設等整備事業債900万円を充当しております。  以上です。 10 【灰田委員】 それでは、中学校校舎改修費の内訳としましては、安宅中学校空調復旧工事などのほかに、国府中学校の大規模改造に向けた実施設計費が含まれているということであります。実施設計が行われれば、当然引き続き改修工事に取りかかることになるものと思われます。  そこで、国府中学校についても校舎建築の年次と、これまでにどのような改修が行われてきているのかお尋ねします。 11 【吉田教育次長】 国府中学校校舎につきましては、昭和47年に建築され、昭和60年に特別教室の一部を増築、平成5年にも特別教室の一部及び給食室を増築しております。平成14年に大規模改造工事及び耐震補強を実施しております。  以上です。 12 【灰田委員】 それでは、これまで矢田野小学校の例と同様に、国府中学校における今回の具体的な改修内容をお答え願いたいと思います。 13 【吉田教育次長】 詳細につきましては、来年度実施予定しております実施設計によりますが、屋上防水、外壁塗装、内装改修、給排水管改修、照明のLED化、そしてトイレの洋式化など、大規模改造が主な内容でございます。  特に今年度から3か年計画で実施しておりますトイレの洋式化につきまして、国府中学校の大規模改造工事が実施することとなれば、学校全体の洋式化率が今年度の72%から令和4年度には82%へ10%アップされる見込みでございます。  以上です。 14 【灰田委員】 これまで確認させていただいたとおり、矢田野小学校国府中学校については校舎の大規模な改修を通じて、いずれも教育環境の向上を図る方針とのことであります。  私もこのような大規模改造は重要であると認識しており、大いに賛同するものでありますが、一方で、校舎自体の建築年数がある程度経過しているものについては、躯体の耐用年数の問題をはじめ、設計当時の時代背景や社会環境も異なり、教育に求められる要素も変化してきております。  校舎自体の建築から一定期間経過した小中学校校舎は、改築、すなわち建て替えを検討すべきと考えます。各中学校の校舎の実態に応じて、単なる改修か、改修の中でも大規模改造か、それとも改築(建て替え)かといった判断の目安をお持ちなのでしょうか。あればその判断基準をお示しください。 15 【石黒教育長】 大規模改造の判断基準ということでございます。  国のおおむね20年という方針に基づきまして、耐震改修後20年以上が経過した学校について、施設の修繕実績等の実情に基づきまして計画的に工事を実施しています。  近年では、令和元年度、蓮代寺小学校の工事と符津小学校の実施設計、今年度は符津小学校の工事と矢田野小学校の実施設計を行いました。令和3年度は、矢田野小学校の工事と国府中学校の実施設計を予定をしております。  以上です。 16 【灰田委員】 なかなか難しい問題であることは理解いたしますが、今ほども順次、改築、改修などしていただいたわけでありますが、先ほどもお話ししましたが、やはり基本的な設計を行って建築して以来、長年経過した学校施設では、例えばテーマや学習の進み具合に応じた少人数指導、英語活動、ICTの活用、バリアフリーなど、現在の教育現場にとって使い勝手の悪い面が出てくることも承知いたしております。  中でも校舎自体の建築後50年以上経過している稚松小学校と松陽中学校の校舎については、できる限り早期の改築が必要かと感じております。稚松小学校については、昭和39年の校舎完成であり、これまでも校舎の壁のひび割れ、雨漏り、サッシ等の建具の立てつけの悪さ、非常階段の損傷、駐車場やトイレの不足等の声が聞かれています。  また、松陽中学校についても、これまでも質問の機会を捉えて述べてきましたが、防音校舎第1期工事完了が昭和42年であり、その後、宅地造成などで生徒数が大幅に増加し、空き教室がない、トイレや職員室の狭さ、多目的室が1室しかなく、複数学年での少人数指導ができない。いびつで狭い教室が4室、そこには参観日等に保護者が入ることができない。1学年の生徒が集まって行事や発表を行うスペースがない。エレベーターなどバリアフリー化に対応されていない。冬期間の結露による水たまりの発生等、多くの問題を抱えております。  両校に共通しているのは、校舎自体の老朽化に伴う諸問題と、設計時点から教育環境の大変な変化であります。  耐震などの優先すべき課題が発生した経過は承知いたしておりますが、そろそろ限界に近いという稚松小学校、松陽中学校の現状を踏まえ、今後の対応について御見解をお聞かせください。 17 【石黒教育長】 学校施設は、皆さん御存じのとおり、児童生徒が教育を行うそういう建物でございますし、また地域の皆様にとりましては様々な活動、交流の場でもございます。そしてまた、災害時の避難場所としても、その重要な役割を果たす施設でもございます。したがって、安全・安心に利用できる機能を維持することが大変重要である、必要であるというふうに認識をしております。  学校施設に関しまして、この10年間をまず簡単に振り返りますと、平成21年から24年度にかけましては、学校施設の安全確保を最優先といたしまして耐震改修工事と、それに合わせたトイレの洋式化とLED化、そしてプール改修、放課後児童クラブの学校施設内への移設に取り組んでまいりました。学校施設の耐震化率に関しましては、平成21年度時点では40%台でありましたが、24年度には体育館を含めまして小中学校施設で100%というふうになりました。  平成25年から28年度にかけましては、教育環境の機能充実を目指しました。灰田議員がおっしゃったとおりでございます。全中学校にALTが常駐し、英語に親しみ、そして様々な活動を行うイングリッシュ・テーブルを設置しました。また、学校のグラウンド改修にも集中的に取り組んでまいりました。  それから、平成29年度以降は、積極的に大きく変わる教育や今日的な課題に対応できるよう整備を進めてまいりました。具体的には、国のGIGAスクール構想に先行する形でパソコンルームのパソコンをタブレット端末に切り替えました。また、各学校にWi-Fiのアクセスポイントを順次整備をしております。  また、今年度は、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、全小中学校の児童生徒の手洗いの自動水栓化に取り組みました。結果として、小松市は県内で唯一、学校施設の自動水栓化率100%を達成することができました。  それから、校舎改築につきましては、当時、新規メニューでありました防音校舎の建て替え復旧事業を活用することで、平成22年に丸内中学校と芦城小学校、24年に安宅小学校、25年には第一小学校と御幸中学校、そして平成26年に芦城小学校の講堂の改築を終えております。  そして、今年4月には、先ほど灰田議員もおっしゃいました松東地区の小学校3校と中学校1校を統合した小松市初の義務教育学校松東みどり学園が開校いたします。松東みどり学園では、1年生からの英語教育、5年生からの一部教科担任制、ICTを活用した授業、5年生からの部活動参加など、積極的に時代に対応した教育活動を展開し、新しい学校のモデルとなるというふうに期待をしております。  今日、グローバル化、科学技術の発達によりまして、社会が急激に変化し、また新型コロナウイルス感染症や大規模な自然災害など、先行き不透明な時代の中で求められるその教育というものが大きく変わろうとしております。思考力、判断力、表現力の育成、プログラミング教育、そしてSDGsやキャリアに関わる探究意欲等、社会の変化が要求するものは多岐にわたっております。それらに対応するために、デジタル化や社会とつながった教育、そして小中一貫教育の推進等、方略を適切に捉えながら、子供たちの学びの質の向上とともに、地域コミュニティの拠点としての機能強化を含めまして、時代に適応した施設整備を進めてまいりたいというふうに思っております。  稚松小学校、松陽中学校の施設整備につきましても、新しい時代の学びの環境整備の考え方を基本に調査を進めており、効果的な教育環境の実現に向けて検討したいと思っております。  以上です。 18 【灰田委員】 今ほど教育長からいろいろと教育環境の改善について具体的にお話ありまして、ありがとうございます。  そこで、私が質問する稚松小学校あるいは松陽中学校の改築についても検討する段階という話でありましたが、これをさらにスピード感を進めていくためにも、市長の英断が必要かと思っております。  そこで、これもまたお金も大変かかることでありますので、市長の前向きな御答弁をよろしくお願いしたいと思います。 19 【和田市長】 学校のいろんなハードの整備については、今、教育長が申し上げたとおり、本当にスピードを上げて、多面にわたって整備をさせていただいております。一義的には教育委員会委員全員の合意をもって進めていくというのが基本的な、小中、それから市立高校含めて進めていくのは当然であるというふうに思っています。  松陽中学校につきましても、灰田議員から以前、1年半ほど前でしたか御質問いただきまして、それから私のほうからは検討に入りなさいということだけお願いをしまして、これまで3回ほどミーティングをさせていただいています。松陽中学校は確かに建物、廊下等、若干狭うございますが、運動場だとかサッカー場だとか第二グラウンドだとか、そういう意味でのプラス面もたくさんあります。でも、校舎については、やはりこれから人数も増えていらっしゃいますし、中学校は35人学級というのもこれから当然国のほうで方針転換があるというふうに思っておりますので、ここについては早期に増築または改築、それをしたほうがいいというのが私の意見であります。  これまで3回ほどいろいろミーティングさせていただきましたが、ある程度方向性決まっておりますが、財源についてもある程度これでいいかなとは思っていますが、最終的には地域の皆さん方にもお見せをして御意見をいただきながら、議員の方の御意見も聞きながらというふうに思っております。  それから、稚松小学校については、私も昔通ったことがある学校でして、非常に懐かしく思っておりますし、ロケーション的にはいわゆる115年になります芦城公園、昔の旧三の丸の立地がある、一番最高の場所でもあるわけですね。校舎については、御存じのとおりでありますし、いろいろと改善、修理もしておりますが、これからの学校、いわゆるデジタル教育もどんどん進んでまいりますので、そういう意味での新たな展開というのは必要であるということ、これも教育委員会のほうに私のほうからは検討をお願いしますということはもう数年前から申し上げていまして、大体形が決まってきておりますが、大事なのは、ちょうどこの変わり目に小中連携とかいろいろと今お話が出てきておりまして、そういった意味も含めてどういう体制でやっていくのか、どういう改築内容にしていくのか、この辺りが非常にポイントになるというふうに思っております。  いずれにしても、議員がおっしゃった2つの小学校、中学校については、改築、また増改築、そういったいろんな形で教育委員会の中で検討しているということだけ申し上げて、私からも積極的にバックアップしていきたいなと思っております。 20 【灰田委員】 今ほど市長から力強い前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございました。  町なかの伝統ある稚松小学校、市内最大の生徒数を誇る松陽中学校の児童生徒、保護者をはじめ、教育に関心を持っておられる多くの方々からも大いに歓迎されるものと思っております。  Society 5.0やデジタル革命などと言われる中、小中学校においてもGIGAスクール構想が進められ、国内の通信環境の整備や児童生徒1人1台のタブレットの配備がなされております。今後、この効果を十二分に発揮していくことも重要であります。そのためには、ICTを活用した子供たちへのプレゼンテーションやリモート会議等の場の確保なども必要かと思っております。  さらに、少人数学級への対応やアクティブラーニングのための仕掛けづくりなど、様々な検討課題があろうかと思います。このような新しい時代に対応した教育環境についてのお考えがありましたら、ぜひ教育長のお考えをお聞きしたいと思います。 21 【石黒教育長】 今ほどおっしゃいましたSociety 5.0、それからグローバル化など、社会が大きく変化する中で、学校教育もこれまで先生が教えてきたそういう教育から、子供たちが主体的に学ぶそういう教育へと大きく転換いたしました。  2018年に行われました国際的な学力調査、OECD学習到達度調査、PISAといいますが、それではタブレット端末を活用して答える設問が多く出題されました。結果として、日本の生徒の弱点として読解力が指摘をされております。  また、今年度から始まった大学共通テスト、皆様方もやられた方がいらっしゃるのではないのかなというふうに思いますが、様々な情報を比較、考察する思考力とか読解力がとても重視されている、そんなように感じました。  本市では、昨年末までに高速大容量の通信ネットワークの整備、1人1台タブレットの配備、PC充電保管庫の整備を全て終えました。また、昨年11月には効果的な授業実現を目指したプロジェクトチームを立ち上げました。今年1月から全校で1人1台タブレット端末を活用した授業を実施しております。  今後とも、オンラインシステムやタブレット端末の強みであります先ほど灰田議員もおっしゃいました写真や動画の記録、様々な情報の収集、グループワーク、それから学校や時間の枠を超えた学びの実現等の機能を活用し、学びの質を高めてまいりたいというふうに思っております。  そのほか、小松市のタブレット端末には子供の心身の健康を支えるアプリを搭載することとしております。一つは、相談アプリでございまして、心配して悩んでいる子供たちを支援していくというものでございます。また、健康観察アプリは、毎日の健康観察によりまして、子供の細かな変化を子供自身に伝えていく、気づかせていくというアプリであります。  いずれにいたしましても、私たちはコロナ禍によりましてブーカと呼ばれる不確実で曖昧で、そして複雑な時代を身をもって体験しているわけでございます。こうした中、学校教育では探究的な学びが強く求められております。これからも子供たちに未来社会をたくましく生きるための資質、能力を育成していけるような教育環境の充実を図ってまいりたいと、そんなふうに思っております。  また御支援のほどよろしくお願いいたします。 22 【灰田委員】 どうもありがとうございました。  学校教育の長い経験と豊かな見識を持っておられる石黒教育長、そして学びのまちづくりに励んでこられた市長の手腕を遺憾なく発揮されまして、スピード感を持って様々な工夫を凝らし、時代を先取りした近代的な校舎が完成し、小松から伝統を重んじ、時代を先取りしたすばらしい多くの人材が育ちますよう、引き続き教育環境の整備に励んでいただきたいと思っております。  これで私の質問を終わります。  よろしくお願いします。 23 【杉林委員長】 宮川委員。 24 【宮川委員】 皆さん、おはようございます。  私としては、このような質問の機会をつくっていただいて、本当に感謝申し上げたいというふうに思っております。  そういった中で、今本当に関心の高い安宅新地区区画整理事業についてお尋ねしたいというふうに思います。  この事業ですけど、総事業費45億円強かかると言われております。そういった中で、今年度の当初予算で一般会計2億円、そして特別会計として7億4,900万円が計上されております。今年度もかなり大きな予算が計上されており、本当にそれだけ重要な事業だというふうに思っております。  また、この区画整理事業ですけど、区域におきましては、国が15.1ヘクタール、市が16.7ヘクタール、県が0.4ヘクタール、計32.2ヘクタールの土地があるというふうに言われております。国の15.1ヘクタールですけど、これは防衛省の土地だというふうに思っておりますし、市の16.7ヘクタールですけど、これは民間の土地を買い上げた土地だと思いますけど、特に安宅新の地権者が大方占めておると思います。先祖代々から続いた大変大事な土地、特にこの地区は畑として大変おいしいものを我々市民に与えてくれた、そういう歴史があるわけです。そういう血と汗の結晶の土地を、本当に小松市の将来の発展のために提供していただいたということで、本当に私は感謝申し上げたいというふうに思っております。  そういった中で、今現在9割ほど買収が終わったと聞いておりますし、あと僅かと聞いております。残りについては、ぜひ誠意を持って全力投球で対応していただきたいというふうに思います。  これまで、この事業に当たりまして、もちろん地権者の方々はじめ、町内会、それから関係者の皆さんの御協力、御尽力に感謝申し上げたいというふうに思います。  そして、この大事な土地を有効に活用し、小松空港のさらなる進化して北陸のNEW臨空ゾーンとして生まれ変わろうとしているところであります。  そこで、この事業の令和3年度、どのような事業内容と、また完成までのスケジュールについてお示しいただきたいと、このように思います。 25 【石田都市創造部長】 進捗状況からということでお答えさせていただきます。  昨年の12月23日に市施行で土地区画整理事業をするということで、この本会議におきまして条例制定を認めていただきました。それでその後、市街化編入手続とか進めてまいっておりまして、うまくスケジュールが合えば、本日、石川県のほうで区画整理事業の認可が下りるというようなことになるかと思います。  それで、令和3年度の事業内容ですが、一般会計分につきましては、前からお知らせしております都市計画道路の4車線化、この事業に入っていくという予算でございます。特別会計のほうにつきましては、仮換地設計であるとか、造成工事、国際線の第2駐車場の移設であるとか、上水道工事というものを予定しております。  今日、あしたで認可下りるというようなことになると思いますが、それが下りましたら、工事着手に必要な実施設計に入りまして、7月頃から実際の工事を着手したいなというふうに考えております。  完成までのスケジュールとしましては、区画整理事業につきまして令和5年の春ということで、道路もその時期に完成させたいというふうに思っていますが、工事は完成しても、換地になるということで区画の測量や登記の手続ということがまだ残りますので、そういうものを全て完了するのは令和6年の春になるかなというふうに思っております。 26 【宮川委員】 今ほどスケジュールについてお話いただきました。  着々に進んでおるということがよく分かりますし、これから大事な、今、工事の認可が今日下りるというふうに聞いておりますし、そういった意味で本当にこれから本格的な事業が進められるというふうに思っております。そして、7月頃から工事着工というような話であります。  ここは私としては小松空港の周辺ということで、この小松空港と、それを生かした臨空ゾーンという話があるんですけど、本当にうまくかみ合ったそういう事業として、今後さらにお願いしたいというふうに思っておりますし、特に小松空港につきましては御存じのとおり、日本列島の中央ということで、今、国際便は止まっておりますけど、また再開すれば外国からお客さん来て、もちろん関東はじめ東北、関西と、どこでも自由に早く行かれる。そういう利便性があるというふうに思っております。  そういった意味で、また貨物の物流についても、今言う中央ですから、本当に早く搬送しやすい。そういう無駄のないやり方になろうかというふうに思っておりますし、私は小松空港は地の利を生かした本当にいい場所だというふうに思っております。  そういった意味で、この地の利を生かした国際都市を目指し、臨空エリアとして整備すると聞いておりますし、具体的にどのような土地の活用を目指しているのかお示しいただければと思いますので、お願いいたします。 27 【石田都市創造部長】 活用の方法につきましては、従前にも何度か質問いただいております。  区域面積32.2ヘクタールありますということは議員おっしゃられたとおりでございます。その中に防衛省の用地が15.1ヘクタール含まれておりまして、この国有財産の有効活用を図って土地活用を図るというような、非常に全国的にも初めてというような話になってきて、活用を図っていきたいということです。  メリットとしては、当然空路、陸路、このアクセス力を生かすということで考えておりまして、将来的な構想としましては、前回も言ったとおり産業ということを言っておりますが、これだけに収まらず、のみならずということになりますが、MICEであるとかエンターテイメント、スポーツなど様々な業種が総合的に集積する北陸屈指のNEW臨空ゾーンにしていきたいというふうに考えております。 28 【宮川委員】 これまで本当に難関でありました防衛省の土地を集積する、これはすばらしいことだと思います。これまでの集積に御尽力いただいた関係者に本当に感謝申し上げたいと思います。なかなか集積できない、それが私はできたことが、この区画整理の本当の第一歩だと思っているし、そのためにも安宅新の土地が有効活用できるんだというふうに思っております。  そういった意味で、今後、そういう土地をうまく生かしながら、臨空ゾーンという話あります。そういった意味で、ぜひお願いしたいと思っています。  そういった中で、この空港周辺の将来構想としてどのようなお考えをお持ちなのか示していただければと思います。  お願いします。 29 【石田都市創造部長】 区画整理の域を超えて空港周辺ということでございます。一応北陸新幹線が開業されますということで、これが空港と近いということで、空港と駅の連携という関係が一体化と見られる空間が強化されるというふうに考えております。  それで、現在取り組んでおります小松白川連絡道路の整備であるとかということで、これも観光ルートの形成や代替機能で災害に強い国土づくりに寄与して、この空港の国際化を加速させるというふうにも考えております。  それで、空港前インターチェンジ構想というものもございますが、これも交通ネットワーク機能の高度化につながるというふうに考えておりまして、こういう今言ったようなことが相まって、小松空港は空路、鉄路、道路、これがつながった広域交通ネットワークが形成され、国際都市こまつというように呼ばれるようになりたいなと、北陸のゲートウェイということで、対象を世界各国や首都圏、中京圏、関西圏、圏域をにらんだこういう区域にしていきたいというふうに考えております。  一方では、空港の将来的な在り方につきましては、石川県が中心となりまして小松空港中期ビジョン策定検討委員会というもので議論されているところでございます。 30 【宮川委員】 将来構想についてお話しいただきました。  誰もが、小松市民は、近辺の方もそうなんですけど、やはり小松空港の将来というものは本当に関心が高いと私は思っております。開港60周年を迎えることになるんですけど、今ほど部長からお話ありましたように、やはり地の利を生かした国際都市こまつというように、先ほどお話しいたしましたように外国から来た場合、小松空港から、関西もあるし、関東もそうですし、東北もそうですけど、本当にどこでも早く行かれる。そういう利便性が高いと思います。
     そしてまた、さらにここを整備することによって、まだまだ私は小松空港は伸びていくと思っておりますし、日本海側最大の空港になっていただきたいというふうに思っております。  本当に私としてはこの小松空港の将来を展望する今の区画整理事業だというふうに思っておりますので、ここをうまくリンクしながら、小松空港を伸ばしながら、この事業もしっかりと伸ばしていただきたいと、このように思います。  そういった中で、今、小松駅は北陸新幹線小松開業ですけど、1年遅れて2024年の春に開業すると言われております。そういった中で、小松駅周辺も本当に今、多くの種をまいて実りつつあります。また、そういった中で、もちろん駅舎の工事もありますし、また駅周辺の整備、それからまたあそこに北陸電力が構想しております複合ビル、これついても本当に関心が高いというふうに思っております。特に250人体制の事務所ができたり、南加賀最大の多目的ホール、またそこに今本当に評価が高い公立小松大学の大学院が入居されるなど、小松にとっても将来は本当明るい材料だというふうに思っておりますし、市民の関心の高いところだと思っております。  そういった中で、今本当に数々の種をまいたのを、だんだんだんだん実りつつある。しっかりとまた実らせていかなきゃならないし、花を咲かさならなきゃならないということで、この南加賀ターミナルの機能を高めており、小松空港周辺の事業と、近い将来、大交流時代の拠点都市として極めて重要な二大事業であるというふうに思っております。小松駅周辺のこの整備と、そしてまた新幹線に向けての整備と、そして今言われたように小松空港周辺、NEW臨空ゾーンですか、こういう構想を踏まえながら、本当にすばらしい事業だというふうに思っておりますし、この2つの事業、2つの拠点を結びつけて生かしていくのが、これからの小松の発展する、飛躍する大きな材料だと、そういうふうに思っておりますし、大きな事業だと思っております。  そういうことで、この2つの拠点をどのように結びつけて生かしていくのか、その辺について見解をお示しいただければと思います。 31 【石田都市創造部長】 駅と空港間につきましては、令和5年の春まで、二次交通手段として自動運転バスの実装実験を開始する予定でございます。  それで、どちらのほうもそうなんですが、今後、AIやデジタル、こういうものに対応した技術を導入していきたいということで考えております。  こういう考え方は、産業を学び、観光、食、いろんな分野の関連で交流を目的として小松に集まってきていただく方々、それが交通の移動手段を問わないということで、この小松を一つのコアとして考えていくまちづくりを思っております。今までは単に通過型というようなことを言われておりましたりということがありますが、この滞在する魅力のあるまちということで選択されるように面利用させるというようなことをしようとしております。  これやっぱり、ロケーションの話ございまして、空港と駅が近接しておるというのはほかの都市にはあまりないわけなんで、これが一体となった北陸の拠点として強い小松のシンボルになるというふうに考えております。  それで、そのことによって相乗効果を図ることによって、先ほども言いましたが国際都市こまつというようなものを推進して、高いアクセス力が生きるまちになっていくというふうに考えております。  以上です。 32 【宮川委員】 部長から将来のすばらしい構想をお話しいただきました。  新幹線の小松駅、そして今言う安宅新の区画整理事業を行ったそれを結びつけた小松空港、NEW臨空ゾーンといいますか、これらが本当に私は大事な二大、交流時代を迎えた拠点都市だというふうに思っております。  先ほど部長からお話ありましたように、要は通過の都市でなくて、滞在都市、これは本当に大事なことだと思います。そこに滞在していただいて、小松の魅力を、来たお客さんは感じていただける。そして、それがさらにまた口コミで広がって、小松はいいところだというように、やっぱり滞在型の小松としていかなければならないというように思っているところであります。  そのためにも、私はこの二大、大きな事業ですけど、皆さんからの大きな血税をいただいた、その血税をいかに有効に生かしながら、そして種をまいて、それをしっかりと実となって、花となっていくようにしていかなければならないと思いますし、将来、子供たち、また孫たちが小松に生まれてよかったと誇れるすばらしいまちとして発展していくことを心から願いまして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 33 【杉林委員長】 新田委員。 34 【新田委員】 会派自民の新田でございます。3番目ということで、よろしくお願いをいたします。  大変なコロナ禍で、まだまだ気を許せないところかなというふうに思っておりますし、市民の皆さんにおかれましても4月からワクチン接種も始まるわけで、これからが正念場かなというふうに思っております。  大変厳しい今日この頃ではございますが、我が家では、ちょっと2つほど、ほぼ同時期にいいことが重なりましたので、ちょっとだけ御紹介させていただきます。  私が議員になりまして10年がたちます。当時、子供で一番上だった子が中学3年から高校1年生になる年、2番目が中1から中2になる年でありました。あれから10年、昨年の秋口に2人とも結婚をいたしまして、さらには今年に入りまして1月に女の子が、つい2月21日に男の子の孫が2人できました。子供の成長は早いなというところで、私も子だくさんということで議員をさせていただいておりましたけれども、1人ずつ卒業していって寂しい思いをあるなというところでございます。  参考までに、2月21日は菅田将暉さんの誕生日でありまして、そんな男前になってくれることを期待をいたしまして、質問に入らせていただきたいと思います。  私、「Go Aroundこまつ」Part2消費喚起促進費200万円、準備費ということで、僅か200万円という数字ではありますけれども、このコロナ禍で市民生活を少しでも回復させていただける、Part1が大変好評でありましたので、そのPart2の準備費ということであります。  さきの一般質問におかれましても、南藤議員が前回の評価、また変更点、スケジュール等々をお聞きをいたしましたので少し重複する部分も多いかと思いますが、私なりの角度から質問させていただきますので、また明快な御答弁をお願いしたいと思います。  まずは1番目ですけれども、まずは前回のことを少しお知らせいただきたいんですが、これも重複するかも分かりませんが、前回、どういった登録店舗数で、どういった業種の方が多くて、またどういった効果があったか等々を踏まえて、全般的に前回のこと、実績について少しお示しをいただきたいなと思います。 35 【山本にぎわい交流部担当部長】 それでは私のほうから、前回、第1弾の実績について御報告させていただきます。  新型コロナ感染症対策の3つの柱のうち、2つのことを今回趣旨といたしまして、雇用と生活を守る、事業の持続と継続、この2つの趣旨の下、この「Go Aroundこまつ」まちにお出かけしよう!プレミアム付チケット事業を実施したものでございます。ディスカバー小松ということで開催させていただきました。  実績の概要でございますが、期間は8月から10月までの3か月間、チケットは1冊5,000円分を2,500円で販売させていただくということで、プレミアム率100%のチケットでございます。  対象店舗は市内580店、チケットの使用されたお店につきましては580店舗のうち548店舗ということで、多くのお店で使用された状況でございました。  換金のベスト5のお店の種類でございますが、1位は飲食店、2位は食料品店、3位は理容、美容、エステ、その後、衣料、寝具、お酒屋さんなどが続く状況でございました。  利用者の声でございますが、Go Aroundチケット、世帯に2冊と購入の冊数の限定はあるものの、数が十分準備されていたので欲しい方には安心して購入していただけたでありますとか、また、これまでのプレミアムチケットというのは大体10%から25%のプレミアム率でございましたが、今回のGo Aroundにつきましては100%のプレミアム率ということで、今回新たに行ってみたかったお店に行けたとか、高い買物をすることができたとかという喜びの声。  また、事業者の方々からは、新規のお客様の獲得でありますとか、あと近所の方とか市民の方々が応援してくださるという気持ちが大変ありがたかったというお声もいただいております。また、今回、市内に本店があるお店に限らせていただいたおかげで、これまでフランチャイズでありますとか全国店舗に消費が流れていたところを地元のお店に流れを変えることができたということ。  また、地域活動、例えば日用苔の里などでも使用されたという実績もございました。  以上でございます。 36 【新田委員】 前回の実績です。私、よかったなと思うのは、実はこの場でも発言したんですけれども、消費者の心理とすれば、安い100円のおすしを食べに行きたいなということを申し上げましたけれども、それもそれとして、やっぱり今回は小松に本店のあるお店、ディスカバー小松ということで小松市内のお店に限定したということ。私の発言が間違っていたとは思いませんが、ただ、やはり今回の趣旨は非常に正しいものだったなというふうに感心をしています。  それと、後で県のGo Toイートのこともちょっと触れますけれども、イートだけじゃない、飲食店だけではなかった、様々な業種のお店があったということも、小松市内のお店にお金を落としていただくという趣旨とすれば、大変いい心がけだったなというふうに思っています。よかったなというふうに思います。  それでは、その実績を踏まえまして、今回、新たなPart2をまた御計画ということでありますけれども、さらっと今回の販売、どれくらい販売するのかとか、まずはどのような場所で販売されるのかとか、前回の変更点とちょっと近いのかも分かりませんが、その辺りについてお答えをいただきたいと思います。 37 【山本担当部長】 それでは、改善点も含めまして今回の内容についてお答えさせていただきます。  販売は、市民の方々、また事業者の方々への分かりやすさのため、前回同様に1世帯2冊というような考え方、単身世帯は1冊ということを考えておりますが、分かりやすさのため基本は変えずにおきたいと思いますが、コロナ収束に向けた先行きを考慮いたしまして、販売金額は2倍程度を予定しております。  チケットの販売につきましては、購入機会拡大と3密回避のため、小松市が平成30年9月に包括連携協定を締結しております市内郵便局25か所、全ての郵便局になりますが、こちらのほうで販売をお願いしようと思っております。  また、改善点でございますが、第1弾のときにはチケットの利用可能店舗が事業期間中にも順次増えていくということで少し段階的に、スタート当初は500店舗から段階的に580店舗まで順次増えていくような状況でございましたが、第2弾では前回の登録店舗全てにお声かけをいたしまして、まずそこに御協力いただけるということでスピーディに対応できると考えております。一斉にスタートできるということで、今回スムーズにいくのではないかと思っております。  また、デザインは経費節減のために色を変える程度にするということを考えております。  また、前回の反省といたしまして、チケットの表紙と中身の額面が少し分かりにくいのではないかということも感じておりますので、その辺の分かりやすさだけは区別しながら、スムーズに対応していきたいと思っております。  以上でございます。 38 【新田委員】 今回、郵便局を利用させていただきながら、販売網を少し広げていくということでありますので、より市民にお買い求めやすくなるのではないかなというふうに思います。  反省点というか改善点も少しお話しされましたが、確かに表紙のデザインが、1枚目の表紙のデザインと2枚目の金券部分の1,000円と書いた部分の違いが非常に分かりにくくて、1枚目をちぎってそのまま支払っていたところももしかしたらあったんじゃないかなと思うんですけれども、その辺りの工夫もぜひしていただきたいと思いますし、これは利用者だけの問題ではなくて、受け取るお店側も金券じゃないものを受け取ってしまうと換金できませんので、やはりそこはきっちりと分かりやすくやっていただきたいなというふうに思います。  あと、幾つか耳に届いたことですけれども、お店側の換金の方法ですが、役所に持ってこなきゃいけないのかな。回数にも限りがあったというようなこともお聞きしておりますが、その辺りについてもう少し詳細にお答えいただきたいと思います。 39 【山本担当部長】 換金ですが、前回、原則3回まで事業者の方々、換金することができますよということで御案内をさせていただいておりましたが、今回、経済対策という趣旨もございますので、場合によりましては御要望のある限り4回でも5回でも対応させていただきました。  また、市のほうに持ってきていただいてから四、五日で入金をするというスピーディな対応を取ることが、市独自でやることが一番スピーディで早くできることも分かってきておりますので、そのやり方も基本的には変えずにおきたいと思っております。  また、市のほうで直接入金させていただくことにより手数料等も事業者さんには全くかからないということで、その点につきましても事業者様から大変喜ばれております。  以上でございます。 40 【新田委員】 お店側はやっぱり少しでも早く現金化したいと思うのが常でありまして、ため込んで一遍に多くの額を換金すると、やはりちょっと回す意味でもしんどいので、やはりよりタイムリーにやっていただきたいと思うんですけれども、四、五日で入金いうふうにありましたが、これ一つ私の思いなんですが、例えば事前にここのお店がこれだけの枚数を持っていくよということを事前に言って、それを現金で市の窓口で準備しておくというような、そんなやり方はできないもんですか。 41 【山本担当部長】 今回も事前予約という方法も取らせていただきました。回数につきましても、先ほども御説明させていただきましたが、経営状況によりまして1週間ごとに持ってこられて、すぐに換金というのにも対応させていただいておりますし、また対応の場合にはあらかじめ職員もその日には増強いたしまして、すぐに対応するということもさせていただいております。  また、一応金券でございますので、間違いがあっても困りますので、機械なども大量に使いまして、1日に数百万の換金に来られるところもございましたし、その辺はなかなか資金をそのままそこでお出しするのは、確認作業もございますので難しいことではございますが、それは各店舗様の御要望に応じて柔軟に対応させていただいておりますし、またそういう御要望に、すぐ現金化していくために繰り返し繰り返しお振込なども可能でございますので、そのような対応にさせていただきたいと思っております。  以上です。 42 【新田委員】 さすがに100万円をいきなり金券で持ってこられたらちょっと大きいですけれども、その辺りは例えば上限金額を設定するなりして、小口の現金であれば、よりスピーディに現金化させてあげることも、販売店にとってはありがたいことなのかなと思いますので、そこは柔軟にまた検討をしていただければなというふうに思います。  それと、前回、私も質問させていただきましたが、やはり店舗のサイトでの検索機能ですね。県のGo Toイートはその機能がしっかりついておりまして、我々はいつもスマホでその情報を見ているわけですけれども、ちょっと行きたいなと思ったお店を検索をして、使えるのか使えないのか、使えるなら行こう、使えないならどうしようかなとか、いろいろそんなことを考えるわけですけれども、ぜひこの「Go Aroundこまつ」も検索機能、その辺りどうお考えですか。 43 【山本担当部長】 Go Toトラベルの地域クーポン券、またGo Toイート、私どもも小松市民の方々にも小松の中でもGo Toトラベル、Go Toイート、どこで使えるかというのも私たち自身で検索しながら小松市のホームページのほうでも御紹介させていただいております。  私ども検索機能、なかなか今、ホームページ上で例えばお店のところで、うちはこれが使えますよとかというところまで載せていただくところはちょっと難しいかと思うんですが、せめて皆様がデータ上でも使えるように、今はPDFだけで発信させていただいているんですが、自由にそれを加工できるようなエクセルシートなども併せて載せさせていただくとか、本当の便利なところまではまだ届かないとは思いますが、市民の方々が検索しようと思えば検索できるような形で、同様にGo ToイートとGo Toトラベルも市内での対象店舗を掲載しておりますので、そこと併せて分かりやすくしていきたいと思っております。  以上でございます。 44 【新田委員】 Go ToイートとGo Toトラベルの検索機能の話をしているのではありません。「Go Aroundこまつ」の検索機能の話をしているんです。となると、次の質問には到底進めんということになりますね。  検索機能なんて、そんな難しいもんじゃないですよ。別に自分らでシステム構築しろと言っているわけではなくて、エクセルデータを業者に渡して、そのシステムを組むだけなんです。多分数万円か10万円、20万円ぐらいの機能でできると思うんですけれども。  580店舗の中から自分の行きたいお店を探すというのは決して楽じゃないですよ。昨年の6月にこの質問を、1回目の質問をさせていただいて、検索機能すら出来上がってないというのは、ちょっと寂しい限りですね。  そこはちょっとまた後にしましょう。  では、購入用のはがき、前回、世帯に送らせていただいて、それと現金払いで引換えをされたと思うんですが、県のGo Toイートは、ちょっと今時期で販売停止されているんですかね。そのように柔軟に対応するために、買った人を、その分、判こを押して、そのままはがきを保有しているという状態なんですが、「Go Aroundこまつ」がPart3もしくはPart4、その後、あるかないかは分かりませんが、そういったときにも対応できるように、引換えではなくて利用者の方にずっと保管していただくような形で、はがきをずっと持っていていただければ、例えばPart3をやったときにもう一回4万世帯にはがきを出す費用は浮くわけですし、そんなことを考えてはどうかなと思うんですが、その辺りはどうでしょうか。 45 【山本担当部長】 すみません。先ほどの検索機能の件で、少し先にお答えさせていただきます。申し訳ありません。ちょっと分かりにくかったと思います。  私どもの前回、検索機能といたしまして、種別ごと、例えば飲食店でありますとか、小売でありますとか、理容、美容、その分類ごとにあいうえお順ということで、できる限りのところで分かりやすさを求めて分類をさせていただいたものでございます。今、議員がおっしゃるようなところまでは届いてはおりませんが、私たち何人かの目で見ながら、確認しながら、分類などをさせていただいております。  また、市民の方々からも、分かりにくいであるとか、そういうお声は今のところは届いていなかったんですけれども、今、おっしゃっていただいたようなことも今後は考えていくべきかなということで、また考えていきたいと思っております。  また、今ほどの購入用はがきの件でございます。  Go Toイートの件につきましては、私も購入いたしましたが、郵便局のほうで判こを押して何度でも買えるように。郵便局の方々ともお話ししたところ、1冊、1人1日10冊までとかという、そういうルールがあるらしくて、買う方は毎日のように買いに来られるというような方法になっているとお聞きしております。  小松市の場合は、4万4,000世帯の方々に今のところは平等に買いたい方が皆さん、市民の方々が応援という意味で、皆さん同じように応援をしていこう、みんなで外に出て、少しまちを歩こうという趣旨でございますので、ちょっとその辺り、多少Go Toイートと趣旨は違っておりますが、購入用はがきにつきましては私たちも内部でも物すごく検討しているところでありまして、どうしたら一番効率よく皆様に御利用いただけるか、届いているとか届いていないとか、そういうトラブルがないかとか、行き渡るようにというところも趣旨として考えておりますので、またいろいろ出し方につきましては考えていきたいと思っております。  また、県のほうのGo Toイートのほうは、反対に誰それ宛てではなく、一斉にお届けしたということで、事業所であるとかいろんなところも全部に行ったというところで、Go Toイートと小松市のGo Aroundにつきましては少し趣旨が違うかなと思いますが、はがきにつきましてはできるだけ分かりやすく皆様のところにきっちりお届けできるようにしていきたいと思っております。  以上でございます。 46 【新田委員】 Go Toイートのはがきは、宛名なく全世帯に郵便局さんがポスティングをしたタウンメールの方式ですね。その地域、その区域、結局は小松市内全域なんですけれども、事業所も含めまして全世帯にお届けすると。市の場合は、宛名をきちっと書いて、そこの世帯主に送られる、それでいいと思います。裏に1世帯につき2冊までなら判こ2つ押せば、次のところへ持っていっても2つ押してあるんで買えませんねと、2倍であれば4つ押してあったら買えませんね。そのような仕組みでよいのかなというふうに思いますし。  ちょっと話戻りますけれども、やはり検索機能が業種別でPDFで紙ベースで分けてあります。はい、ごもっともです。世の中の人は、そんなものはもうとっくに求めてません。それほど、次のキャッシュレスのことについてはかなりハードルは高いと思うんですが、これぐらいのことはちょっと早々に、まだ準備期間なので、次のきちっと政策経費として予算計上されるときには、やっぱりこれぐらいちょっと組み込んでほしいですね。ちょっとそれ……(「骨格の予算や」と言う人あり)いやいや、それはそれでいいんです。それは骨格なんでそれでいいんですけれども、政策的にきちっと予算計上されるときは、この冊数の予算計上も含めて、こういった機能も含めてシステムをやっぱり構築していかないと。私はアナログなことはやるなと言っているんじゃなくて、アナログなこともやればいいんですけれども、やっぱり少しずつ前へ進めていきたいんですよ。  その流れで次の質問にも入りますけれども、僕の思いは、早くデジタル、キャッシュレス、欲を言えば地域電子通貨というか地域マネーということになるわけですけれども、市長にも直接御提案をしたこともありますけれども、いろいろハードルはハードルとしてあるとして、実際の今回とかプレミアム商品券と同じで、紙の券はもちろん発行すればいいし、それと同様にやはりキャッシュレスでチャージをするという機能も、やはりいずれ考えていかなきゃいけないし、チャージをすれば当然支払いもデジタルでペイするわけですから、その辺のデジタルの機能が要る。お店側は換金するのも当然そのデジタルデータを基に結局振込をするということになるわけですから、早くそこまで到達してほしいなという思いなんですが、いろいろしゃべっても切りないので。  質問の趣旨でありますアナログとキャッシュレスの両立について、現段階でどのようにお考えかお答えをいただきたいと思います。 47 【山本担当部長】 それでは、アナログとキャッシュレスの両立についてのお答えをさせていただきます。  現金を取り扱わないでキャッシュレス化を普及させることは、効率化のみならず、感染症防止対策など大変有効であるということは、こちらのほうでも考えております。  さらに、スマート市役所でありますとか、GIGAスクールの推進など、事務手続や様々なサービス、教育の現場などにICTの活用を推進していくことは大変重要だということも併せて、それも考え持っているところでございます。  今回もチケットレスの検討というのは、今後も引き続き行っていきたいとは思いますが、「Go Aroundこまつ」Part2に関しては、前回同様として今回は行いたいと思っております。それにつきましては、2つの理由がございます。  1つ目につきましては、前回に引き続き、地元の小さな店舗や文化施設を対象に消費喚起を趣旨とした市民総参加ということで、基本形はなるべく今回は変えないでおきたいというのが一つ。  2つ目ですが、前回、6月のときにも林部長のほうから御答弁させていただいたんですけれども、第1弾の参加店舗にキャッシュレスに関する実態調査と今後の意向調査のほうを行うこととするということで、その実態調査も行わさせていただきました。その結果でございますが、第1弾の「Go Aroundこまつ」実施したときの事業者へのアンケートの結果でございますが、4分の3の店舗でキャッシュレス化が進んでいる現状も把握しております。ただ一方で、74%の店舗が今後もGo Aroundのようなことをやるんであれば、紙ベースでの実施を望んでいるという、そういったアンケート結果がございました。  その要因といたしましては、先ほど議員のほうのお話の中でもございましたが、決済、事業者への手数料の負担でありますとか、現金化に対する代金振込時期とかの時間差などの理由が考えられるもので、今回、74%の店舗の方が同じように実施してほしいという、そういった状況が今回出ております。  経済対策、特にお店を助ける意味におきましては、事業者様のお声などを反映していきたいというところが今回の趣旨でございます。  また、キャッシュレス化につきましては、とても大切なことだと思っておりますので、今後、また引き続き事業者様、市民の方々の御意見も聞きながら、引き続き検討していきたいと思っております。  すみません。繰り返しになって申し訳ないんですが、先ほどの検索機能の件なんですが、本当に議員がおっしゃるようなすばらしい機能ではないですが、ホームページ上では検索はできることにはなっておりますので、それをさらに分かりやすくするというところで今のところまた検討を進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 48 【新田委員】 前回のやり方、プレミアム商品券としてのやり方ですけれども、確かにお店のことで考えるのであれば、あまり大きな、頭の思考回路を変えたくないという思いも多分あろうと思いますし、ただ、私はそれをやめろと言っているわけじゃなくて、それもやりつつ、やはり時代を先取っていくために、やっぱりデジタル化を推進してはどうかというのが私の思いなんですが。  ずっと出てますGIGAスクール、スマート市役所、そしてワクチン接種のウェブ受付、各担当課、特に市民課レベルのいろんな情報データのシステム化という名の下のシステム改修費なんかも結構大きな見えない予算として計上して、それが実は何千万円やったりとかということも、何でこんなにお金かかるんやろうということも、そんなことも小松市はいっぱいやっていますよ。やっていますけれども、何でこれができんのかなと。ちょっと正直、本当に不思議なんですけれども。  じゃ、Part2をやらなかったら、いつやるんですか。お答えできますか。 49 【山本担当部長】 先ほどの答弁の中でも最後にお伝えしたんですけれども、キャッシュレス化につきましては今後、またこういう事業があるんであれば、引き続き考えていきたいということで、今もキャッシュレス化の件につきまして、先般のそのアンケート調査の中でも4分の3の事業所でキャッシュレス化が進んでいるという状況の中でも、クレジットでありますとか、デビッドカード、モバイルウオレット、様々、今対応できるものとできないもの、いろいろな店舗もございますし、そういったところも把握もさせていただいておりますし、また、この地域限定というところでどのようにしていくかというところも、とても市民の大切な税金を投入した事業でございますので、その辺もまだまだ勉強しなければならないこともございますし、それは市のICT推進のほうのお力添えをいただきながら、私たちの事業のほうもまた考えていきたいと思っております。  以上でございます。 50 【新田委員】 なかなかかみ合わないですね。  74%の事業所がキャッシュレスの仕組みを持っている、支払いのカードを入れるリーダーとか持っている、もちろんですよ。そうじゃなくて、この「Go Aroundこまつ」をデジタル化しようと言っているんです。かみ合わないですね。  答えが分かりましたので、次なる施策のときには、やっぱり少し前進してほしいなというのが私の思いです。言っていても答えが前へ進みませんのでこれぐらいにしますけれども。  今はコロナ対策ですよ、何はともあれ。しっかりコロナ対策をやって、今年の秋口、来年の年明けぐらいからはアフターコロナという言葉で少しずつ施策を邁進していけるような時期に来ればいいなというふうに心から願っていますけれども、そうなったらやはり北陸新幹線であったり、まさに観光に力を入れていって、今まではガードしていましたけど、今度からはやっぱりもっとさらに来てくださいと言える時期が来れば、そうなったら当然、外国人も同じです。やっぱりキャッシュレスですよ。  もちろん利用できるお店は小松市内に増えてきているのはもちろん分かります。それは自然と市場原理でなっていくと思うんで、それはそれでいいんですけれども、やっぱり小松市の施策としてそれをするときに、対応してなかったら、結局やっぱり小松市のお店が取り残されるんですよ。そしたら、また大手のところに結局お金が流れていくことになるので、だから、小松市のお店の方もやっぱり少しずつ底上げしていかなきゃいけないし、それが観光としての担当課のやるべきことではないかなというふうに思いますので、何か愚痴とか小言になりそうなので、質問はこれだけにさせていただきますが、本当に何とか「Go Aroundこまつ」Part2ということで、本当に多くの市民の皆さんが期待する施策の一つであります。  時期に関しては、本当にコロナの収束というか、出口が見えないとなかなか発動できないものなのかも分かりませんが、ぜひ早く「Go Aroundこまつ」のチケットを持って、スマホを持って、市内のディスカバー小松できる日を楽しみに待ちながら、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
    51 【杉林委員長】 これをもちまして、会派自民の質疑を終了します。  これより、自民党こまつの質疑を許可します。  宮西委員。 52 【宮西委員】 おはようございます。  今回、2つの項目で質疑をさせていただきます。  一般質問でも犬丸保育園の改築についてお聞きしました。今回、この私立こども園等施設整備補助金の中に保育所の改築費がついとるんですよ。何でこんなものがついとるのかなということで、再度質疑をさせていただきます。  1億2,780万ですか、このうち犬丸保育園の改築費について金額を述べていただきたいと思います。 53 【山本予防先進部長】 おはようございます。  私立こども園等施設整備補助金、予算額1億2,780万円のうちの犬丸こども園の予算額についてお答えします。  この補助金につきましては、保育所等待機児童の解消を図ることや、子供を安心して育てることができる体制の整備を促進することを目的としまして、私立認定こども園が行う施設整備に対して、その費用を補助するものでございます。  来年度は5園に対して、先ほど言いましたトータル金額を見込んでおりますが、犬丸保育園につきましては5,300万円を見込んでいるところでございます。 54 【宮西委員】 5,300万円が組み込まれているということになってくると、場所が決まってないのにこの金額が計上されている。こういった同意がないのに場所が決まって、そして計上されている。この計上されるためには、例えばいつまでに、その前にこの金額、5,300万のうち国、県、市の金額を教えてください。 55 【山本予防先進部長】 この補助金につきましては、国、県で2分の1、市4分の1、事業者4分の1ということになっております。市負担分は1,700万円余り、国、県につきましては3,400万円余りということになっております。  この補助金につきましては、国の補助基準額を基に積算しまして、基準額を超える部分につきましては事業者負担となります。  また、この金額は全て建設の整備費全てを予算化しているものではなく、令和3年度分の工事費、進捗率25%と見込んで予算化しているところでございます。  今ほどの質問の趣旨は、予算措置の流れについての話だろうと思いますが、令和3年度の予算要求として、昨年の8月頃、各園から次年度の整備計画について回答があったものの内容を市で取りまとめ、県に概算要求しております。県への概算要求につきましては、次年度に工事を実施する可能性があれば概算要求することとなっております。  以上でございます。 56 【宮西委員】 そうしますと、概算要求、これいつ頃されたんですか。この犬丸こども園についての改築について。 57 【山本予防先進部長】 今ほどの話でも言いましたように、昨年の8月頃、各園に照会をかけまして整備計画をお聞きし、それを取りまとめて概算要求しております。  以上です。 58 【宮西委員】 そうしますと、8月頃に概算要求をするということになってくると、園のほうからいつその申請を出さなくてはならないんですか。8月頃でいいんですか。 59 【山本予防先進部長】 あくまで概算要求でございますので、その時点で全てが定まっていなければできないものではございませんので、次年度に工事を実施する可能性があれば、その時点で概算要求として提出する形になっております。  また、犬丸保育園につきましては、事業の進めることに当たりまして、厚労省や文科省の補助金を活用できないかというような相談もございまして、聞き取った事業計画に沿って概算要求しております。 60 【宮西委員】 そうしますと、概算要求のときは場所が決まってなくてもできるということですか。申請書、それで通るんですか、国、県が。そういう形で今までやってこられたんですか。 61 【山本予防先進部長】 何度も説明しておりますが、概算要求の時点で全て場所まで決まっていなければできないというものでもございません。  地元との調整がつけば、すぐに工事が取りかかれるという見込みがあれば予算計上、これまでもしているところでございます。 62 【宮西委員】 行政の制度というのは分かりにくいですね。普通、住宅を建てるときに、どこで建てるか決めてから、玄関がどっちかあっちか、いろいろな基本設計から実施設計と入っていくんですけれども、今の答弁ですと概算でこんなものを建てますよと。それで申請が通るということですね。間違いないですね。 63 【山本予防先進部長】 補助金の積算に当たりましては、それぞれの建物の細かなところをもちまして積算しているわけではございませんので、予定しております補助基準の算出の仕方は、定員を基に補助基準を定めることになっておりますので、細かな場所まで、それから玄関がどことかというようなところまで必要とするものではございません。  補助金の対象経費となるものは、建物を建てる費用で、主に実施設計費や管理費、工事費みたいなものが対象経費となります。それぞれ基準額については国の要綱にある基準に応じて算定され、基準額を超えた分については事業者の負担となります。  また、造成費や買収費用など、土地に係る費用については補助の対象とならないものとなっております。 64 【宮西委員】 そうしますと、同意がなくてできなかった。そういう場合はこの予算どうなるんですか。繰越しになるんですか、それとも廃案になるんですか。どちらですかお答えください。 65 【山本予防先進部長】 この概算要求につきまして、まだ正式な申請というのはこれからでございまして、正式な申請につきましては、今年度の7月になります。また、この概算要求によりまして県のほうの予算措置も併せてついておりますので、小松市のほうでも県の当初予算についておりますので、市のほうとしましても予算措置しております。  今、地元では建て替えにつきまして協議を進めております。法人との話合いが進められておりますので、その成果を期待しておりますし、その状況把握に努めていきたいと思っております。 66 【宮西委員】 だから、一般質問でもお聞きしました。同意がない中で進められておることについて大変な疑問があるわけです。  この中で、予算が計上されているということになってくると、一体行政は何をしとるんだというふうに不信感が湧いてくるんですよ。概算要求であれ、今の3月予算でのっているわけでしょう、補正かどちらかで。  そうしますと、予算が計上されていて、これがもし長引いて、例えば今年の暮れまで延びた場合は、その計上された予算というものがどうなるのか。繰越金として残っていくのか、廃案になるのか、そこを教えてください。 67 【山本予防先進部長】 今ほども説明しましたとおり、これまでも地元調整、これからも続くと思っております。  どんな事業でありましても、今、当初予算に計上しておりますが、当初予算どおりになかどうかというのは先のことですので予想のつかない話でございますが、全ての市の事業そのものは、なるものと期待して予算化しておるものでございます。期待したとおりにならなかったら、不執行になるのはしようがないかなというふうに思っております。 68 【宮西委員】 不執行になったら困るんでしょう、部長としては。それやったら、だから行政が何をしとるんだということになるんですよ。  地元の議員として、誰かが動いたのではないかと、そういう疑問視の声もあります。多分ないと思いますけれども、そういう声が上がるということは、行政の中で我々にとっては物すごく不信感を持っておるんです。  ですから、再度この質疑をさせていただいた。なぜかというと、ぱっと見たって予算がどこに入ってるか分からない。分からない中で、5,300万も予算がついてます。誰も知りませんよ、犬丸校下の人は。そういう何かもやもやの中で予算を組んであって、というような印象が強い。  いや、笑っていますけど、そんな笑っとる問題じゃないですよ。これ部長の問題になりますよ。いかがですか。 69 【山本予防先進部長】 地元におられるので、これまでの経緯、経過も御存じだと思います。法人側が地元等と話合いを持っていろいろ場所選定に当たっても協議しているものと思っております。  ぜひ、それまとまるように、宮西議員にも御協力いただきたいと思っておりますし、これからまだ協議をやっていきますので、その協議がまとまるように、ぜひ御協力お願いし、同じように期待していただきたいと思っております。 70 【宮西委員】 竹田議員もここにおいでますけれども、犬丸校下も反対なんですよ。犬丸町も。町内会長そう言われました。今の場所では。  この同意書の中に、この間は上の文面しか言わなかったけれども、いろいろ優先交渉権者、こばと園、いろいろ書いてあるんですよ、ここに。現在の場所を第1候補とするとか、新しく建築する場合には先に同意をしてくださいとか、そういうことが書いてあるにもかかわらず、地元には全然説明がない。それは行政も悪いですよ。  だから、行政の執行部についてもそういった関与があったんではないかという疑念が湧いてくるんですよ。部長と言ってないですよ。何となくそういううわさが広がってます。この中で、これを解決するには、行政の執行部がきちっとした説明をして対応していただきたいと私は申し上げておるんです。そういうことなんです。それ分かっていただけますか。 71 【山本予防先進部長】 法人が地元とどのようなお話合いをして、法人側の考えることですから、その意見に対して地元は面白くないとか、自分は賛成だとか、いろいろな御意見があって今の状況になっているというふうに認識しております。  市としては、同意書に現在地及びその近辺は第1候補といいますか同意するに当たっての要件としてそういうふうな同意があったものとは認識しております。同意書には、そこまでは書いておりませんが、当然、地元と協議し、地元の合意及び保護者との合意等をもって話進められるものと、前回も答弁させていただきましたが、そのように考えておりますし、そのようにまた法人等と話し合っておるところでございます。  ぜひ地元の方の1人として、何か不信感があるようにお話ですが、決して我々はそんな一方に肩入れしたようなことはしておりませんし、そういった意味でいうと地元の不信感を払拭するように、ぜひ御協力お願いしたいというふうに思っているところでございます。 72 【宮西委員】 僕に協力してくれと言うても、私は地元として不信感を持っておるんですから、それに応えていただきたい。私を説得していただきたい。ここに竹田さんもおいでます。そういうことでしょう。行政の側につくんじゃないんですよ。私は校下、地域のためにやりますよ。そこだけ間違いないでください。 73 【山本予防先進部長】 繰り返しになりますけれども、市として例えばどこそこの場所がいいとか、ああとかというようなことを言っているわけではございませんので、その点について、もし今の不信感がそういうことであるなら、そうではないというふうに言っていただきたいということでございます。 74 【宮西委員】 その場所にも不信感があるんですよ。説明された市民センターの横についても、何でここのなかというこれも不信感。だから、行政の今までやってきたこと、同意の中には市も善処しなさいと書いてあるにもかかわらず、ほとんど関与してこなかった。この2つがあるんですよ。それを一つ一つ解決していかないと、これはなかなか難しい問題だなというふうな感じをいたします。  以上、これでもう結構です。最後に何か答弁あれば、答えていただければいいですけど。 75 【山本予防先進部長】 どこそこの場所とかいうようなことで法人側が地元と協議をするということについて、それを差し止める、逆に法人側に対してそれは駄目だというような介入の仕方もなかなか難しいと思っておりますし、ぜひ法人側がなぜそこを言ったんだというようなことを、まず不信じゃなくて、どうしてそこなのかというような話合いを前向きにしていただきたいというふうに思っております。  決して今の場所を市が推し進めているわけではないですし、そういった意味で協議は自由に、いろんな議論、御意見がございます。地域に住んでいる方、いろんな御意見ございますので、そういった議論を、協議を進めていただきたいというふうに思っているところでございます。 76 【宮西委員】 だから、それを行政が指導してくださいというお願いをしとるわけでしょうが。分かりましたと言えば、それで済むんですよ。 77 【山本予防先進部長】 指導する、指導しないというその部分ってニュアンスの問題だろうと思います。我々はしっかり法人側の御意見や、また連合町内会長さんからのお話も聞いておりますし、それについて協議は一応しておりますので、全くそれを手放しで情報も把握せずやっているわけではないということを言いたいと思います。 78 【宮西委員】 これ以上話ししとっても解決ができません。これでこの質問については終わります。  次に、新型コロナワクチン接種についての今回質疑をさせていただきます。  これについて、今日朝、新聞と市の広報が入っとったんです。広報、これです。御存じですね。松梨町に入っとった。これ見てびっくりしたんです。この新型コロナワクチン接種について、ここに市長、分かりますか、御存じでしょう。選挙を控え、知名度をアップしたいという気持ちは分かります。しかし、手書きに顔写真、いささか下品な感じがしますよ。残念でなりません。  コロナに便乗して、事前活動か知りませんけれども、このようなことを全戸配布になるものの中にこういうものを入れるということは、市長の資質に関わりますよ。どう思いますか、市長。市長、何とも多分答えないと思いますけれども、こんなん別になくったっていいんですよ。(「大丈夫なんですか、法令上、大丈夫なんですか」と言う人あり) 79 【杉林委員長】 御静粛に願います。 80 【宮西委員】 これは質問もしてませんけれども、こういうものが入っとったんですよ。第2報として広報に挟んで。こういうことをやるということになってくると、事前活動の公平性にも欠け、公職選挙法がどうなのかという疑問が湧いてくるんですよ。だから、市長の資質が問題やということを私は申し上げておるんです。  それに対しては答弁できませんからいいですよ。いいですけれども、こういうことをやられるということになってくると、非常に残念で仕方がない。それだけ申し上げておきます。  それでは、新型ワクチンの接種について、通告がありますので通告どおり質問をさせていただきます。  まず、このワクチン接種、皆さん一般質問でもお聞きになっておりましたけれども、5億2,100万のこの金額について、市民病院、私は病院としての立場として質問させていただきます。  ですから、必要な医師、看護師というものが今日現在、何人、市民病院においでになるんでしょうか。 81 【山本予防先進部長】 市民病院だけでワクチン接種をするわけではございませんので……。 82 【宮西委員】 僕の聞いとるのは、市民病院の医師と看護師を聞いとるんです。今日現在、何人おるかということを聞いておるんですよ。  今、コロナ対策の中で、応援部隊もある。それは分かっています。だから、市民病院に医者何人、看護師何人って分かるんじゃないんですか。こんな簡単なこと、どうして分からない。 83 【杉林委員長】 いやいや、北本市民病院管理……。 84 【山本予防先進部長】 ちょっと、はい、あのう……。 85 【杉林委員長】 山本部長、いいですか。どっちが答弁しますか。 86 【山本予防先進部長】 なら。ただ……(「委員長、采配してよ」と言う人あり)ほんなら北本さんに代わります。 87 【杉林委員長】 静かに願います。それでは、北本市民病院管理局長。 88 【北本管理局長】 それでは私のほうからですが、市民病院の医師の数というお問合せに、医師63名、2月1日現在です。看護師320名、准看護師7名、看護補助者39名になっております。 89 【宮西委員】 ありがとうございます。  なぜこんなことを聞くかというと、南加賀の中核病院、救急病院として活躍されている市民病院。コロナが発生して1年近くたった中で、大変な思いしながら医療従事者として頑張ってきたことには敬意を表します。  ですから、そういった中で、今日現在、看護師さん320、准看護師7名、そして補助員が39名とおっしゃられました。こういう方々の中で、コロナ対策のために急遽応援をしていただいた方というのは何人ほどおいでになりますか。 90 【北本管理局長】 コロナ対策ですね。発熱外来であったり、病床関係という認識でよろしいでしょうか。(「時間止めや」「いや、それは関連質問やし大丈夫、問取り関係ない。これ関連質問や、大丈夫。委員長、時計進んでいるんですけど」と言う人あり) 91 【杉林委員長】 時間止めてください。 92 【北本管理局長】 すみません。今すぐ出しますので。  すみません、お待たせいたしました。  看護師対応人数、延べ人数でございます。4,383名になっております。延べ人数です。延べ人数でございます。 93 【宮西委員】 延べ人数と言われても、ちょっとぴんとこないわね。まあ、いいです。  このコロナ禍の中でいろいろ、通告もしてないんですけれども、ここからちょっとお聞きします。  この新型コロナワクチン接種について第2報です。ここに「接種会場は主に3通りです」と書いてあります。病院や診療所での個別接種、この病院や診療所とか、どこを指すのか。それからもう一つ、高齢者入所施設での接種、この高齢者入所施設とはどこをいうのか。3つ目は、市内3か所、これは分かります。市民センター、第一コミセン、こまつドームと書いてあります。  しかしながら、病院や診療所での個別接種と高齢者入所施設での接種、この場所を教えてください。 94 【山本予防先進部長】 御質問の第2報はこれだと思っております。  病院、診療所につきましては、市内の各医療機関でございます。今現在、各医療機関との協議をしておりますが、通常の診療に加えまして、コロナ疑いの患者などの診察も行っております。さらに今回のワクチン接種においては、自院でのワクチン接種及び集団接種への執務となりますので、土日、休日返上で小松市医師会が一丸となって御協力いただくことになっております。  今現在、この医療機関や診療所につきましては、まさに調整中でございまして、それが分かりましたら、ここの欄の一番下のところに「接種直前のお願いはクーポン券と同封の説明書や第3報などでお知らせします!」と書いておるところでございます。  また、高齢者入所施設につきましては、施設で接種することも可能でございまして、その辺につきまして、今現在、施設等にアンケートを取り、調整を行っているところでございますので、決まり次第、また御案内するという形になります。 95 【宮西委員】 そうしますと、まだ決まってないということですね。ということになりますね。  それからもう一つ、これも通告ではありませんけれども、「4月1日以降に接種が始まります」と書いてあります。4月月末でも4月。これ、新聞等によると、ワクチンが遅れて接種が遅れるという報道がなされております。小松市にとってはいつ頃から接種を始める予定ですか。決まってなければ決まっておりませんと、5月に入るかもしれませんと、はっきり答えてください。 96 【山本予防先進部長】 今まさに河野大臣が毎日のように説明しておりますが、このワクチンにつきましては国際的な課題でございまして、日本にもどれだけ確実な形で送られてくるのか見えてない状況の中、準備するようにと国のほうで言われておりますので、準備しておるところでございます。  また、報道等での御案内が4月以降ということで出ておりますので、我々のほうも市としても4月以降に接種が始まりますというふうに広報においてお知らせしております。  いずれにしましても、情報がないものが一番の不安になりますので、確実な決まったところから情報を提供しておるところでございます。  国のワクチンの供給は、ここに詳しく事前通告もございませんので、数的なところは分かっておりませんが、一般的な市のほうへ入ってくるのは4月の下旬というふうに思っております。ワクチンが入り次第、数も確定次第、市民の皆様にお知らせし、スムーズに、これは何にも増してもできるだけ多くの方が接種していただいて、集団免疫をつけていただくことがコロナのまさにその対策になると思っておりますので、何も決まってないから情報を出さないというのであれば不安が増すばかりだと思っておりまして、引き続き丁寧な情報提供に努めて、皆様が安心して接種していただけるよう、今後も努めていきたいというふうに思っております。 97 【宮西委員】 2月4日に第1報が出とるんですよ、これ2月4日です。そして、これには2月22日と書いてあります。日付が。そうすると、病院や診療所の個別接種の場所決まってない、高齢者入所施設の場所も決まってない。決まっとるのは集団接種の市民センターと第一コミセンとこまつドームであると。これ、ちょっと早過ぎたんじゃないですか。
     そこへ持ってきて、国はワクチンが遅れぎみと言われる。当然遅れる。情報を出さんと言われるけれども、こんなチラシまで作って出さんなんものなのかというような、今のタイミングですよ。そういうような感じもします。それは私の思いなんで、皆さんがどう思うかは別として。  それから、このワクチンの中で、僕、一番問題にしとったのは、中核都市、市民病院の看護師さん、それから医者、ワクチンに関わる人、関係者には、国のほうから補償金が出ております。それは皆さん、全部御存じだろとう思います。その中で、三次補正で、ここに令和2年度新型コロナウイルス感染症患者等入院受入医療機関緊急支援事業補助金というものがあります。この補助金、小松市民病院はこの補助金対象の医療機関なのかないのか、そこからお答えいただきたいと思います。 98 【北本管理局長】 それでは、補助金の対象の医療機関かということでございますが、市民病院におきましては、今回、コロナ対応で受入れ病床を確保しております。そういったことから、この補助金の対象医療機関として申請を昨日行ったところでございます。 99 【宮西委員】 対象である機関ということで、これには今ほど局長おっしゃったように、申請が2月28日必着なんです。申請書が。そうすると、今日26日でしょう。27日、土日が入ってくるから、もう今日がタイムリミットという格好になるんです。ですから、この制度を利用して申請をされましたということでよかったなと、間に合ってよかったなと思っています。  その中で、この申請の中身について、どのようなものを申請されたのか教えていただければありがたいです。 100 【北本管理局長】 それでは、補助申請上げられる経費ということで、2点ございます。  1点目ですが、医療従事者の感染症対応手当、こちらのほうは昨年の4月に専決で承認いただいております4,000円であったり3,000円であったり、小松市独自で出しております1,500円、それらの支給の職員に対してなされるものでございます。  こちらのほうは、そちらの人件費、いわゆる手当であったり処遇改善などによる人件費、調べまして申請は現在、該当者140名でございました。  もう1点目、こちらのほうは院内等で感染拡大防止対策であったり、診療体制の確保に要する経費といたしまして、衛生用品の購入であったり、それから個人防護服、防護具購入であったり、そういったものを衛生管理であったり施設整備等に使える経費ということで補助申請しております。 101 【宮西委員】 間に合って大変よかったと思います。  問題は、1年以上、コロナ対策の中で病院、医療機関というものが大変、人間の生命、財産を守らんなんという意味で一生懸命に市民病院の看護師さんたちも頑張ってこられたと思う。その中で、今ほど140名のそういった人たちについては、ある程度そういった国の補助金でいいがになる。  じゃ、そうすると、コロナ対策でしわ寄せが来たところ。要するに患者さんがおいでると、重症患者が入りましたといったときに、看護師さんをこちらのほうに回す。それから、そうすることによって従来の仕事が増えるといいましょうか、そこに圧力がかかって大変な苦労をされておいでるそういった看護補助さんとか、そういった形の方々の手当というものは、コロナ対策の中では打って、国も認めてくれないんでしょう。その辺はどうなんですか。それはきちっとやっぱり市民病院として、市として手当を出しておるのか出してないのか、その辺はどうなんですか。 102 【北本管理局長】 手当でございます。  市民病院ですが、先ほど申しましたとおり、患者さんに直接触れられた方であったり、それから発熱をお持ちでそういった疑いのある方、それから発熱外来で疑いはないですけれども問診、そういった仕事は全ての職員で交代でしております。そういったところに関わっていただいた職員に関しましては、全て手当を出しているところでございます。 103 【宮西委員】 僕はこういうコロナ対応で患者さんを受入れしている、小松市内に幾つあるのかなということを思ったんですけれども、問取りのときには分かりませんという返事だったんです。  そうすると、ここに、先ほどのこれなんですけれども、民間の高齢者入所施設、これもそうですけれども、こういったものがどういう対応しとるとかということについては、行政のほうとしては全然情報が入ってこないということになってくるんですけれども、県の保健所というのはそういう情報を流さないんですか、全く。どうなんですか。  だから、小松市内に市民病院だけがコロナ対策の病床、重症者が2床とか、そういうのはありますけれども、ほかの病院ではそういうものが、僕らにも入ってこない。入ってこないということは、南加賀でコロナ対策で患者さんを受入れしている病院は市民病院だけなのかと、こういうちょっと疑問符が湧くんやけれども、その辺はどうですか。 104 【北本管理局長】 その医療機関でございますが、市民病院は公立病院であります。もともと感染症の指定病床を4床持っております。そういった中で、受入れ体制は整備されている中で公表は受けておりますが、その他の病院、いろいろ協力病院であったり、治療を行っているというところは、病院さんの公表に関しましては保健所のほうであったり、石川県のほうがそういった情報公表においては、申請といいますか、管理しておりますので、そちらのほうで公表をどうするかということになります。  私のほうからそれに関しては控えさせていただきたいと思います。 105 【宮西委員】 そうすると、ここにも市長のメッセージの中に「医師会・薬剤師会・看護師」とこう書いてあるけれども、連携取れとるんですか。疑問になってきますよ。  だから、うちはうちの個人の町医者が、私もコロナ対応してますよとか、何かその辺が、県が悪いのか、市が悪いのか分かりませんけれども、コロナ対応でうちは協力しましょうというような、小松市のほかの病院ではそんなところはないんやというふうな解釈でも仕方ないような感じがするんですけど、どうなんですか、これ。 106 【北本管理局長】 治療と予防の違いだと思います。  市民病院は治療をする施設です。今、ワクチン接種に関しましては予防の観点からいろんな協力、医療機関ですかね、診療所であったり、皆さんの連携の下で初めて接種が可能になるということで御協力いただいているのだと、医師会が中心になってですが、そのような形で動いておいでると思います。 107 【宮西委員】 こういう医療機関といいましょうか、やっぱりそういう大事なところでワクチン接種にしても医師がそろい、看護師さんがそろって集団でできますよと。ここには「看護学生」とも書いてある。看護学生というこれはどんな役割をここでされるんですか。こういうことが漠然と看護学生とかって書いてあると、非常に市民は不安に思いますよ。免許証持ってないんですよ、この方々。そういう説明を全くしないで「看護師・看護学生」とこうおっしゃるけど、看護師はちゃんと国家試験上がった免許持っておいでる方なんですよ。そういう不安というものがある中で、簡単に公立小松大学の看護学生をといんうではなくて、どういう内容の仕事をさせるのかということも大事なんで。だから、通告にないけど、これがあったばっかりにこっちのほうに行ってしまっていますけど。だから、そういうことなんですよ。  だから、この看護学生はどのような仕事をするかお答えください。 108 【山本予防先進部長】 この集団接種の場におきましては、当然、医療的なところ、いわゆる1会場につき予診及び接種に当たる医師が2人、看護師4名の1ユニットを基本として小松市医師会にお願いし、先ほども言ったように現在調整しております。  また、ワクチンを注射器に充填するといった業務は、薬の専門である薬剤師会の協力も得ることとなっております。  医療資格を必要とする予診であったり接種以外の業務、いわゆる受付とか誘導案内などは市の職員や運営補助者が行う予定でございますが、医療の知識や心得を学んでいる公立小松大学、小松准看護学院の教員や学生の協力も得まして、そういった誘導案内等の業務をしていただきまして、市民が安心して接種いただけるように準備を進めているところでございます。 109 【宮西委員】 そういった細かく説明をしないと、ただこれを出して、どうなのかなと思いますよ。だから、きちっと看護学生をどういうスタッフとして入れるのか。それしないと、だから、ワクチン体制がきちっと整っているのかいないのか、ワクチンが入るまで時間がかかります。かかる中で、そういう中身の中で医師会、薬剤師会と相談し、そして看護師会とも相談をして、準備万端体制を整えておく必要があると思います。  そう整えておっても予期せぬことが出てくるんです。ですから、しっかりとした対応をしていただきたいというのがまず一つと。  それからもう一つは、病院関係のそういった国の制度でいただけない方もおいでます。そういった方々にも慰労金とした形で市として見舞金といいましょうか、見舞金っておかしいね。補助金でもないし、そういう慰労金、慰労の慰労金というような名目で、それは金額的には1万円か2万円程度で出すことはできるのかできないか、そういう構想があるのかないのか、その辺も含めてお願いいたします。 110 【山本予防先進部長】 ワクチン接種に限らず、これまでも検査であったり、いろんなところで医療機関やその他の高齢者施設であったり、いろんなところでこの新型コロナウイルスの対応を、まさにいろんなところでしている、いわゆるエッセンシャルワーカーという人が皆さん、そういうある種そのコロナ、今まで経験したことのない形で負担なり仕事の負荷なりがかかっている。そういう状況かなと思っております。  今ほどの御意見の中の直接報奨等々の見舞金の出た方以外の周辺の方に対する支援みたいなお話であろうと思いますが、今のところそういう予定は構想的にも持っているところではございません。  ただ、このコロナにつきましては、まだまだ収束が全然見えていませんし、この対策につきましても国等の取扱いが日々変更して、日々通知が来ている状況でございまして、その変化にしっかり把握しながら対応していくというのが大切かなと思っております。  今後につきましては、いろんな面で市民の皆様の状況把握に努め、対応していきたいというふうに思っております。 111 【宮西委員】 僕は慰労金とした形で出してあげてやってほしいと思っています。例えばいろんな災害が起きたときでも1年以上かかる、そんな災害はまれです。ですから、このコロナのこれも災害の一つとして捉えた場合に、もう1年以上ですよ。これからワクチン。で、どうなるのか先が見通せない。そういった中で1年以上かかって市民病院の先生方、それから医療関係者が頑張ってこられたということについては、皆さん分かっております。  ですから、その中でほかの病院が、コロナ対策、コロナのそういった病院があるのかないのか。何か聞いていますとないような答弁のような気もしますし、そういったことに対して、行政としてやっぱり慰労金ぐらいは出すべきじゃなかろうかと。  例えば大学生にしても、あれ1万やったか2万円の慰労金出したわけでしょう、昨年。そういうことを見ると、アルバイトがないさかいに出しますと、小松市在住の学生さんに。そういうことを考えてみると、市民病院で働いておいでるフルタイムの看護師さんだとか、パートの看護師さんだとか、そんな方もおられると思う。そういった方々にも慰労金ぐらいは、金額は言いませんけれども、そういう1万円か2万円程度の慰労金を出してあげるということも僕は必要ではないかと思うんです。  そして、これからワクチン接種についてもまた負担がかかるわけですから、そういったときにもまた頑張っていただきたいという思いを込めて、そういった志が市長にあるかないか分かりませんけれども、そういう気持ちがやっぱり看護師さんに伝わっていくんではないかなと思います。いかがでしょうか。 112 【山本予防先進部長】 市民病院の部分につきましては、北本局長が答えると思います。  いろんな形での寄附金等が出ておりますが、どんなものがいいのかというのはこれまでもいろいろ皆さんの御意見をいただきながら対応がなされてきたというふうに思っておりますので、将来のことを今ここでお約束するものではございませんし、ただ、それでも否定をするというようなつもりもございません。  今、ワクチン接種が一番の焦眉の課題でございますので、それがスムーズに皆様に接種していただけるように対応してまいりたいと、このように思います。 113 【北本管理局長】 宮西委員の心強い、とても感謝、私たち病院ばかりではなく、介護施設であったり、福祉施設であったり、皆さん全ての方がこのコロナに関していろんな意味で緊迫した生活を送っていらっしゃいます。  そのような中で、市民病院のほうは昨年4月の特殊勤務手当つけていただきまして、今、1年間をちょっと出してみたところ、支給人員ですが6,952名、延べです。金額にいたしまして2,340万7,500円頂いております。  現在、慰労金のお話出ましたが、慰労金のほうはあくまでも国の慰労金支援事業の中の一貫でございます。私たち、特に公立病院に勤務する職員の手当というものは、国家公務員の医療職の給料表に準じて支払われるものとなっております。そのほかに、例えば慰労金ですか、そういったものはなかなか限定的なものであり、難しいと思われます。  そういったこともございまして、小松市におきましては、今回、感染症対策で特に重視したいと考えていることは、感染リスクの不安を少しでも払拭や低減となるような就労環境の整備を現在図っております。  1年間そういったことに大分労を尽くしてきましたが、いわゆる職員それぞれが自分を守る、職場を守る、家族を守る、この思いを盾に取り組んでおります。  そういったことを踏まえまして、病院におきましては就労環境の整備、ちょっと御紹介させていただきたいと思います。  コロナ患者対応の職員が就労後に御自身が感染したんじゃないかとか、家族へ感染させるんじゃないかとか、そういったときに気軽に利用できるホテルを借り上げております。こちらのほうの利用者ですが、10か月通してみますと延べ424名がホテルを利用しております。  それから、大きく心身の健康状態、とても大切です。昨年3月末ですか、早々にいち早くこちらのほうも精神科認定看護師によるリエゾンチーム、いわゆるメンタルサポートに現場のほうへ出ております。この件数も324件で、細かい指導もしていただいています。  それから、職場環境のほうですが、安心して働きやすい職場環境づくりで、スタッフセンターの改修を、予算をつけていただきました。それから、更衣室の分散、ゾーニングの徹底、ありとあらゆるところの院内感染対策を講じてきております。  また、感染症病床の洗濯物、それは12月あたりまで、職員、看護師が手洗いしておりましたが、ランドリーバッグを導入したことにより一次洗浄が廃止になっております。  そういったことを含めまして、快適な環境、それから安全・安心な環境に力点を置いて、市民病院としては今現在挑んでいるところでございます。  以上でございます。 114 【宮西委員】 市民病院については、本当に一生懸命なされていて、病院の中でのクラスターもないし、院内感染もないということで非常によかったなと。能美市から見ると大分差が違うなというふうに私たちも感じております。  ですから今後、ワクチン接種に向けて、また半年ほどかかりますかね、大変な時期を迎えます。そういった時期に、公務員として、そして使命感を持って、今やられるということも述べられました。そういったことも大事ですし、しかし、その中でやっぱり疲労がたまってくると心が折れる方もおいでになります。そういったこと踏まえて、私は慰労金というものあってもいいのではないかということを申し上げたのであって、これはやっぱり大事かなというふうに思います。  それからもう一つ、ワクチン接種について、いろんな医師の方がおいでます。そのワクチンはちょっとまだ早いという考え方。要するに100人受けて97%は大丈夫ですよと、二、三の方がいろんな発疹であったりそういうことがありますよということも報道機関でも言われていますけれども、そういった方々もおいでる。それから持病を持っておいでる方もおいでる。  そういった方々について、このテキストにはQ&Aで書いてありますけれども、そういった方々の中でワクチンは打ちませんわと、打ちたくないと言う方もおいでると思うんです。そういった方にPCR検査はできるのかできないのか。そういった方々が安心を求めて、ちょっと風邪ぎみやけどPCR検査受けさせていただきたいと、それはできるのかできないのか。そういう患者さんも出てくるんじゃないか。ワクチンはいいと、ワクチンは持病があるから、ワクチンがいいけれども、自分の安心のためにPCR検査を受けさせていただきたいという、そういった患者さんも出てくるんじゃないかなという気がします。だから、そういう意味でいろんなケースが出てきたときに対応を取れるようにきちっとした対応を取っていただきたいなと思っていますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  部長が手挙げていますので、部長、どうぞ答弁。 115 【山本予防先進部長】 先ほどの支援金のお話ですけれども、市民病院もありますが、介護施設においても国の制度のほうで見舞金のほうは、直接担当せずとも介護施設の職員については5万円の報奨費といいますか見舞金が出ておりますし、直接関わるようなお仕事する方につきましては、ちょっと数字はうろ覚えなんですけれども倍以上の金額が出ていると思っております。  あと、ワクチン接種につきましては、最初のお話のように副反応等がマスコミ等で言われておりますので、その辺も含めて接種会場ではお医者さんが最終的に意思を確認すると、受けますか受けませんかということで確認取りながら接種する形になろうかと思います。  それから、受けなかった人に対するPCR検査とか、特に受けなかったからPCRというような形ではございませんので、これまでもPCR検査につきましては、高齢者につきましては申出いただければ2万円の補助が出て任意で受けることができると。また、医師が風邪症状であるならば、いわゆる保険適用で無料で検査できることになっておりますので、その辺は従来の制度で十分カバーできるのかなというふうに思っているところでございます。 116 【宮西委員】 いろんなケースが出てくると思いますので、十分対応できるようにお願いをして、質疑を終わらせていただきます。  どうもありがとうございます。(拍手) 117 【杉林委員長】 これをもちまして、自民党こまつの質疑を終了します。  この際、昼食のため午後1時15分まで休憩いたします。    ──────────────────────────────────                               午後0時02分 休憩                               午後1時15分 再開    ────────────────────────────────── 118 【杉林委員長】 休憩前に引き続き、予算決算常任委員会総括質疑を再開します。  木下委員。 119 【木下委員】 では、通告に基づき質疑を行います。  来月は東日本大震災から10年となります。10年を振り返りますと、度重なる自然災害に対して防災の在り方を考え、持続可能なまちづくりをどのようにつくり上げていったのか問われた期間でもあります。  また、昨年、改めて東北を訪ね、震災から得られた実情と教訓を伝承する大切さも学びました。  その中、私は先月16、17日の2日間にわたって行われました防災士の試験を受験し、無事合格をいたしました。(「おめでとう」と言う人あり)ありがとうございます。  今月6日には、この災害時の避難や救助などについて知識や技能を持つ防災士、全国で20万人を超えたと報道ありました。東日本大震災以降、防災への意識が高まったことが要因と見られますが、まず、市が防災士に対して求める役割についてお伺いをいたします。 120 【前多市民共創部長】 木下議員の防災士の役割についての御質問にお答えさせていただきます。  防災士制度は、今御案内ありましたとおり、阪神・淡路大震災を教訓として、防災の知識、技術を持った防災リーダーを養成し、地域の防災力を高めるため、平成15年に認定特定非営利活動法人日本防災士機構が認証を始めたもので、全国で今、議員おっしゃられたとおり、現在20万人を超える方々が資格を取得、そして小松市のほうでは令和3年2月現在で718名の方が資格を取得されておいでます。  防災士の役割でございます。まず、平常時における住民の防災意識の啓発活動はもとより、地域の自主防災訓練、研修の実施や自らの積極的な参加。次に、災害発生時においては、消防や警察など公的支援が到着するまで、地域で協力して被害を最小限に抑える消火活動や救出、救助、避難誘導などを行うこと。最後に、災害発生後におきましては、自治体や自主防災組織などと連携、協働して避難所の運営など、被災者支援を行うことなど、以上が防災士の大切な役割と考えております。  小松市におきましても防災士が中心となって避難所運営訓練等を実施し、自主防災組織の活動を支えている地域が複数ございますし、町内や校下の自主防災訓練では防災士の方が指導に当たっていただいており、日頃から地域住民と顔の見える関係を築いておられることは、災害に備え非常に心強いことと感じております。  また、昨年12月に熟練した防災士の方がおいでます。防災エキスパートとして認定する制度を設けまして、現在5名の方、今年認定された5名の方は皆さん防災士の資格はお持ちでしたが、登録をいただいておりまして、深い知識と技術を防災教育に生かすことによりまして、防災人づくりのレベルアップを図ってまいりたいと考えております。 121 【木下委員】 地域防災を考える上でもなくてはならないということがよく分かりました。  今回、その事業の中に防災士のスキルアップ研修について計上されておりますので、その内容についてお尋ねをいたします。 122 【山本消防長】 スキルアップ研修についてでございますが、研修の目的は防災士を対象に地域の防災リーダーとして、住民の防災意識の啓発、防災士自らが自主防災訓練を企画、運営し、指導的な立場を担えるよう、小松防災士の会と連携し、修了した方は防災訓練指導員として令和元年度から育成をしており、今後は、防災エキスパートを講師に招き、レベルアップに努めてまいりたいと思っております。  研修会は3回に分けて実施し、1ステップは地域防災リーダーとしての役割。2ステップは初期消火、瓦礫救出、土のう作成、搬送訓練など、実践体験と住民への指導方法。3ステップは、避難所運営訓練の実施。3課程修了者には修了証、防災訓練指導員のバッジを交付しております。  令和元年度の実績でございますが、研修会は小松防災士の会を通し案内し、修了者は109名となっております。  一方、小松市独自の取組といたしまして、平成23年度からしみん救護員制度を取り入れ、現在、635名が認定されております。そのうち女性が半数を占めており、女性特有の優しさは、救われる人にも安心感を与えるなど期待されているところでございます。  新年度からは、しみん救護員と防災士とのコラボによるパーティション、段ボールベッド設営訓練などを取り入れた新しい応急手当て技能競技会を開催し、防災意識の向上、市民の安全・安心につなげていきたいと思っております。 123 【木下委員】 私、しみん救護員の資格も以前取得していまして、定期的に応急手当て技能競技会というんですか、私の町として1チームで2回ほどこれまで参加させていただいております。参加者を見てみると、外国人のチームがあったり、女性だけのチームというのもありましたし、自主防でやられている方が頑張ってそちらで1町内で2チーム出しているという地域もありまして、非常に盛り上がっているというか、なっています。  要は、取っただけじゃなくて、その後、ブラッシュアップしていくというのが大事なんですけれども、そこでちょっと次の若年層の取得についてなんですけれども、若年層などですね。先ほど言いましたしみん救護員の場合は、外国人の方だったり女性の方も参加しています。例えばこちらも、防災士に関しても、大学生、高校生、女性、年齢制限というのは特に、下は特にそれほど小さくなければお取りできるということなので、といった多様な人材を入れていくということは大事だと思いますし、年齢層でいえば、ちょっと調べてみましたら、10代、20代、30代の方が全体の比率で8.6%ということで、やっぱりちょっとまだ寂しいというか若干少ないという形も感じましたので、この辺りについてどうされていくのかお聞かせをください。 124 【前多市民共創部長】 若年層の取得についてのお尋ねでございました。  本市の防災士の養成、防災士全体の養成につきましては、目標年度がございまして令和6年度には全ての町に1名以上の防災士がいることを目標に1,000人、うち女性は3割の300人の防災士養成を目指しているところでございます。  お尋ねの若年層の資格取得の取組につきましては、令和元年度から、学生に対しても資格取得に係る経費の助成を始めておりまして、これまで小松大学の学生5名が防災士の資格を取得されました。  防災士の資格取得者は、平成26年当時は44名程度でございましたが、令和2年度は103名ということで、資格を取得する方も増えておりますし、市民の防災への関心が高まっている表れであると考えております。  また、若い方につきましては、今、議員から御案内がありましたが、10代は3名、20代は14名、30代は45名という8.6%という数字でございますが、しかしながら、直近、令和2年度に資格取得をされました方は、10代1名、20代3名、30代15名ということで、パーセンテージでいいますと18.5%を占め、割合は上がってきております。  12月に私ども小松市では小松市いのちを守る防災・減災推進条例というものを掲げております。自主防災の充実に向けまして、次世代の防災リーダーやボランティアの育成を図ることは大変重要であると感じておりまして、大学や町内会、小松防災士の会と連携して、今後も若年層の防災士養成を図ってまいりたいと思っております。 125 【木下委員】 最後の質問です。  幅広くスキルアップ研修を受講するためにということで、先ほどの答弁にもありましたけれども、現在、スキルアップ研修というのは小松防災士の会を通して案内を周知されているということでした。これだと、この小松防災士の会に入会してないと防災士には研修の情報が届かないということになります。せっかくいい取組されていますので、やっぱり対象者全員に伝えなければ意味がありませんし、資格の取りっ放しということももったいないですから、今後は会の入会にかかわらず、市として全員に周知していくべきだと考えますけれどもいかがでしょうか。 126 【杉林委員長】 山本消防長、簡潔にお願いします。
    127 【山本消防長】 小松市といたしまして、ホームページとかLINEで防災など幅広く市民に呼びかけていくつもりでございます。  無料通信アプリLINEによる防災士としみん救護員の公式アカウントを開設し、互いの相互連絡、デジタル用わが家の防災ファイルを活用した市民への啓発など、デジタル技術を導入し、地域防災力の高揚に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 128 【杉林委員長】 これをもちまして、木下委員の質疑を終了します。  次の質疑者に移ります。橋本委員。 129 【橋本委員】 橋本米子です。  私からは、2点質問したいと思います。  初めに、北陸新幹線建設推進費についてであります。  当初予算には、北陸新幹線建設に関わる負担金として7,700万円、これは骨格予算として計上されております。  今回の市長説明では、北陸新幹線小松駅開業は当初の計画から1年程度延期され、令和6年となる見通しですと述べられております。昨年の9月、10月ごろの新聞では、金沢-敦賀間で工事遅延とか、23年春開業が厳しいといった新幹線建設工事の報道が大きく取り上げられていました。北陸新幹線建設の現状についてお尋ねいたします。 130 【石田都市創造部長】 それでは最初に、金沢-敦賀間の現状、経緯ということでお知らせします。  昨年の11月に、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの会合において、工事の遅延と工事費の増加というものが報告されております。  1か月後の12月にですが、その工程・事業費管理に関する検証委員会というものが行われ、中間報告書が提出されております。それによりますと、1年の開業延期と約2,658億円の事業費増加が見込まれるということでございました。  今年の夏頃になりますが、最終報告書が提出される予定になっておりまして、開業予定が示される見込みになります。  小松市管内の進捗状況でございます。高架橋工事につきましては、まだ附帯工事というものがたくさん残っておりまして、約9割完了しておるということになります。軌道・電気工事につきましては、高架橋の工事が完了した部分から随時着手しておりまして、令和4年12月上旬が完了見込みということでなっています。新幹線の小松駅舎につきましては、昨年の11月に着手されまして、令和4年夏完成予定ということになります。  今後の対応につきましては、鉄道・運輸機構は、今年4月の新体制ということで、旧大阪支社が廃止されておりまして、小松市内に司令塔となる組織が配置されるということで、今後はコミュニケーション等を密に取っていきたいというふうに考えております。  また、定期的な連絡会議を開く予定になっておりまして、石川県、沿線自治体及び関係機関と情報共有を図っていくということで、正確な実情把握に努めてまいります。  小松の駅周辺におきましては、東西広場及び高架下プロムナードなどの駅ナカの活用、駅西立体駐車場等の整備につきましては、2023年春の供用開始に向け、計画どおり進めているところでございます。 131 【橋本委員】 次に、私は当初から北陸新幹線建設については日本列島を結ぶ国家的事業であり、地方に経済的な負担を負わせることなく、国の責任において公害のない安全な高速鉄道を建設するべきと主張してきました。  今回の敦賀延伸遅れに伴い、新聞紙上では建設費が2,658億円上振れし、石川県の負担では約40億円弱の増額とありましたが、今後の小松市の建設費負担金の見通しについてお尋ねいたします。 132 【石田都市創造部長】 建設負担金につきましては、小松市の負担対象区間4.2キロでございますが、その事業費のうち、30分の1を年度ごとに精算しておる格好になります。  追加建設費に伴う石川県負担というものは、実質負担で最大39億円の見込みと聞いておりますが、小松市負担分については現時点では確定していない状況でございます。  公共事業費の重点配分や貸付料の活用など、実質負担が増えないように、県、沿線自治体等の関係機関と連絡を密にしておりまして、国に対して強く働きかけていっております。 133 【橋本委員】 今後の動きを注視していきたいと思います。  次に行きます。  次に、小松市国民健康保険税均等割の軽減についてであります。  小松市は、今議会の国民健康保険税の制度改正として、国民健康保険に加入している18歳未満の子供の国保税均等割を来年度2分の1に軽減する提案をされ、2,000万円を予算化されております。私もこの間、国保税では特に加入者一人一人にかかる均等割は、子供の数が多いほど重く負担がかかるとして、子供の均等割軽減策を求めてきました。  今回、特にコロナ禍の下で国民健康保険運営協議会の答申もあったと伺っておりますが、18歳未満の子供の国保税均等割の軽減について、どんな内容で実施をされのるかお尋ねいたします。 134 【前多市民共創部長】 橋本議員の国民健康保険税均等割の軽減についての御質問にお答えさせていただきます。  令和3年度の国民健康保険税につきましては、小松市国民健康保険運営協議会の答申で、保険税については据置きが適当。そして、新型コロナウイルス感染症の影響による所得の減少等を考慮し、経済的負担が大きいと思われる子育て世帯への特別な配慮が必要という内容でございました。  本答申を踏まえまして、令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で所得の減少や家庭で過ごす時間が増えたことなどにより経済的負担が増していると思われる子育て世帯に対して国保税の軽減を実施するものです。  18歳未満の国保税均等割は年額3万9,500円でございますが、令和3年度は全ての18歳未満の子供の国保税均等割を2分の1とし、所得の低い軽減対象世帯については軽減制度適用後の税額をさらに2分の1とするものでございます。  軽減金額は、子供1人当たり年額で5,925円から1万9,750円の軽減となります。対象者は約860世帯の子供約1,400人でございます。 135 【橋本委員】 次に、実際、子育て中のお母さん方が均等割の軽減策を求めていたのは、この新型コロナ以前、感染以前からでした。今国会には、国も就学前の子供の均等割を2分の1軽減する法案を出されております。そうなれば、就学前児童分の助成額も見込まれ、安定的に制度実施ができると思います。  就学前児童の人数と軽減費用見込額をお尋ねし、また令和4年度以降も子育て支援策として継続実施を求めたいと思いますが、御見解をお尋ねいたします。 136 【杉林委員長】 前多部長、答弁は簡潔にお願いします。 137 【前多市民共創部長】 当市の国保に加入している未就学児の人数は約370人、約280世帯で、その軽減見込額は約520万円となります。  議員からは、4年度以降も継続をとの御質問でございましたが、18歳未満の国保税軽減につきましては、小松市国民健康保険運営協議会の答申を踏まえて令和3年度に限り実施するものでございます。令和4年度は、現時点では本市も未就学児の軽減を実施予定である国に準じて実施していきたいと考えているところでございますが、国保運営協議会の審議を踏まえ、検討してまいりたいと思います。 138 【橋本委員】 ぜひ継続実施を求めて、質問を終わらせていただきます。 139 【杉林委員長】 これをもちまして、橋本委員の質疑を終了します。  次の質疑者に移ります。片山委員。 140 【片山委員】 コロナ禍の中で本当に医療機関の方、また看護師の方、頑張っていただいております。ある病院へ行ったときに、「一隅を照らす」という言葉がありました。「一隅を照らす これ国の宝なり」という言葉だったんですけれども、今まさにその場所その場所で頑張ってくださっている医療関係の皆さん、介護の関係の方、本当に敬意を表したいと、このように思っております。また、感謝申し上げます。  私のほうは、障害者の福祉サービスについて質問をさせていただきます。  障害サービス、あまりにも大きいんですけれども、その中で皆さんあんまり聞いたことがないようなことがありますけれども、自立支援の給付費、その中の自立支援医療、つまり更生医療ということですけれども、そのことについてお聞きしたいと。  まず最初の質問は、その内容ですね。心臓とか肝臓とか腎臓とかそういうことですけれども、その内容と身近な事例についてお聞かせください。 141 【山本予防先進部長】 自立支援医療、いわゆる更生医療についてお答えします。  自立支援医療は、視覚障害者手帳を所持する18歳以上の方が心疾患や腎機能全廃などの原因疾患を治療することで、その障害を軽減したり悪化を防いだりするための医療費を給付する制度でございます。  申請により、対象者には受給者証が交付され、指定された医療機関の治療による医療保険の自己負担分の一部が更生医療として公費負担されます。自己負担額は原則1割、所得に応じて自己負担額の上限がございますが、1割となりますが、障害者医療費の助成制度の対象となる方は自己負担額をさらに抑えることができるような仕組みとなっておりまして、経済的負担の軽減に配慮しているところでございます。  対象となる主な障害や治療の例でございますが、心臓機能障害におきましては、心臓移植術、弁口・心室心房中隔に対する手術。また、腎臓機能障害につきましては、人工透析治療、腎臓移植術。肝臓機能障害におきましては、肝臓移植術などが含まれております。 142 【片山委員】 そうですね。身近なものでは心臓のバイパス手術とかそういうことの自己負担の部分に対しての給付ということになると思います。  その中で、この増加傾向になっているのか、生活習慣病とか、うちの市も一生懸命そういうメタボとか減らしておりますけど、増加傾向なのか、それともそういう近年の推移と、あと生活習慣病の改善と、この啓発によってどういうふうになっているのかなと思っております。質問します。 143 【山本予防先進部長】 本市における近年の更生医療の給付の大部分は腎臓機能障害による治療への給付となっておりまして、入院で8割、通院で9割でございます。  なお、腎臓機能障害の疾患には、糖尿病性腎症が最も多く、人工透析治療が主な治療となっております。  更生医療で把握している心臓系の登録者数につきましては毎年30から35人程度。また、人工透析の登録者数はここ数年は230人前後で推移しております。このうち糖尿病性腎症の透析者は90人前後となっております。  平成27年度から透析の危険が高い方への訪問指導を開始しておりまして、特に糖尿病重症化予防対策に力を入れて指導を行っておりまして、糖尿病から来る新規の透析者数は若干減少傾向にございます。  また、生活習慣病の御質問にもお答えしますが、悪化すると透析に至る糖尿病性腎症などの重症化予防のために、血糖値と血圧のコントロールがまず重要と考えております。はつらつ健診の受診者のうちリスクの高い方から優先して訪問を行い、受診や生活状況の確認を行いながら保健指導を実施しております。そのほか、血圧や血糖値の高い地区を分析、選定しまして、健康推進プロジェクトとして小松市民病院と連携しまして、個人、家族の生活習慣病の改善、健康づくりに向けた講座などを行っているところでございます。  また、受診歴や受診状況を基にAIを使用したタイプ別に分析した受診勧奨通知を行ったところ、はつらつ健診の受診率は3ポイント高くなっておりまして、市民の健康づくりに向けた意識も高まってきております。  生活習慣病予防のために、まず健診を受けていただき、御自身の健康状態の確認をしていただき、病気の早期発見や適切な指導、治療につなげられるよう、医療機関と連携を図りながら、個人宛てダイレクトメールの通知、リーフレットなどの工夫、LINEで防災など、感染症・健康情報などの予防策について啓発を引き続き行っていきたいと思っております。 144 【片山委員】 次の質問に移ります。  福祉タクシーです。  これは去年の予算の中でも出ておりますけれども、障害のある人、またその家族への福祉サービス、これはここ10年来、本当に小松市は地道に地道に拡充もしながら、本当に頑張っているなとは思いますけど、まだ使い勝手が悪いようなところもやっぱりあります。  その中の福祉タクシー費なんですけれども、福祉タクシーが対象者というところで、今回、大幅ではないんですけれども拡充をしていらっしゃいます。  まず最初の質問ですけれども、タクシーの現状と対象者ですね。それから拡充についてお答えをいただきたいと思います。 145 【山本予防先進部長】 今ほど議員御案内のとおり、福祉タクシー事業につきましては、障害のある方の日常生活と社会活動を支援するために外出時の移動手段としてタクシーを利用する場合に、その料金の一部、いわゆる基本料金を助成するものでございます。  対象者は、これまでは身体障害者手帳の所持者のうち、視覚、下肢、体幹の障害の1級、2級、3級。療育手帳A、B。精神障害者手帳の1級、2級の方。また、身体障害者手帳所持者のうち聴覚障害者2級につきましては、今年度の4月から対象と拡大してきています。  また、対象者にはどういう券が行くかといいますと、年間24枚つづりの助成券となっておりまして、タクシー利用1回の乗車につき1枚利用するというものです。  今年度新たに拡大しました対象者は、身体障害者手帳所持者のうち、内部障害の1級の方、いわゆる心臓機能障害、腎臓機能障害、そういった方の1級の方でございます。背景につきましては、医療機関への通院が多いということで、そうした重度の内部障害のある方について対象を拡大したということでございます。 146 【片山委員】 そうですね。内部の障害がある方ということで、着実に広げていっているということなんですけれども、願わくばこれ、初乗りというここの壁がございまして、ほかの市よりもこれは進んでいることなんですけれども、そこの障害とか重度とか、それから病院が遠いとか、そういうところがやはりもうちょっと使い勝手がよくなればと、このようにも思っております。  また、検討しながら拡充を図っていただきたいとこのように思いまして、質問を終わりたいと思います。 147 【杉林委員長】 これをもちまして、片山委員の質疑を終了します。  以上で本日予定されていました日程は全て終了いたしました。  次回は3月3日水曜日午前10時から予算決算常任委員会を開催いたします。  これをもちまして、予算決算常任委員会を閉会いたします。    ──────────────────────────────────                               午後1時49分 閉会 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...