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  1. 小松市議会 2019-12-20
    令和元年第5回定例会(第5日目)  本文 開催日: 2019-12-20


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午後 1時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(出戸清克君) これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 2 ◯議長(出戸清克君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎議案の訂正について 3 ◯議長(出戸清克君) 日程第1、議案第75号 指定管理者の指定についての訂正についてを議題といたします。  市長より議案の訂正の理由の説明を求めます。  市長、和田愼司君。    〔市長和田愼司君登壇〕 4 ◯市長(和田愼司君) 提出いたしました議案の訂正について説明させていただきます。  本定例会に提出いたしました議案のうち、議案第75号 指定管理者の指定についてについて訂正をいたしたく、小松市議会会議規則第19条第1項の規定による議会の承認を求めるものでございます。  指定管理者制度は公の施設の管理に民間等のノウハウを活用し、効率的な運営と市民サービスの向上を図ることを目的に導入されたものであります。
     今回、本議案におきまして11施設を対象に審議いただいておりましたが、このうち小松市芦城センター指定管理者制度導入については、昨日の福祉文教常任委員会において継続審査となりました。  この芦城センターは、改修工事実施後の令和2年6月から指定管理者制度導入を予定しており、導入まで時間がございます。ほかの10施設は、令和2年4月からの実施であり、この10施設の契約をスムーズに行うためにも、今回、この芦城センター指定管理者制度の提案を一旦取り下げさせていただくことといたします。  私どももいま一度、施設の運営について関係者との協議を深めていこうと考えており、再度提案をまたさせていただきたいと思います。  議員各位には御面倒をおかけいたしますが、所要の訂正を行いたく、御承認いただきますようお願いいたします。 5 ◯議長(出戸清克君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案の訂正については、承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 6 ◯議長(出戸清克君) 異議なしと認めます。  よって、議案第75号 指定管理者の指定についての訂正については承認することに決しました。  この際、福祉文教常任委員会開催のため暫時休憩をいたします。       休憩 午後 1時33分       再開 午後 2時15分 7 ◯議長(出戸清克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案第65号~議案第75号、     継続調査案件委員長報告、質疑、討     論、採決 8 ◯議長(出戸清克君) 日程第2、市長提出議案第65号から議案第75号までの11件、継続調査中の小松基地空港対策特別委員会の飛行の安全に関する調査・飛行場周辺まちづくりに関する調査、同じく人口問題対策調査特別委員会人口減少社会における少子化対策高齢化対策等に関する調査、同じく交流人口拡大に関する調査特別委員会北陸新幹線開業に向けた交流人口拡大に関する調査を一括して議題といたします。  これより委員長の報告を求めます。  予算決算常任委員長杉林憲治君。    〔予算決算常任委員長 杉林憲治君登壇〕 9 ◯予算決算常任委員長杉林憲治君) 予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第65号から議案第72号までの8件であります。  これらの案件につきましては、12月16日に各分科会を開催し、詳細な審査を行いました。これを受け、委員会は12月19日に会議を開き、各分科会委員長の報告を聴取しました。  分科会委員長報告の主な内容を申し上げます。  議案第65号 令和元年度小松一般会計補正予算(第3号)についてであります。  市制80周年準備費について、株式会社サンリオキャラクターであるポムポムプリンの小松市オリジナルデザインやグッズの制作とのことであります。今回、同社所属のデザイナーが本市出身である御縁により、人気キャラクターとコラボレーションすることになりました。同キャラクターは全国的に認知度が高く、市制80周年における関連グッズを作成し、市全体の機運を高めていくとのことであります。学校からのお知らせも含め、子供たちの教育にも積極的に活用を検討しているとのことでありました。  また、日本大学芸術学部と連携し、市制80周年のプロモーション動画を作成するとのことであります。詳細については今後、日本大学芸術学部と協議していくとのことですが、市民向けだけではなく、観光と連携するなど効果的に活用し、広く小松市をPRしてほしいと求めました。  庁舎防災対策費について、台風15号・19号による各地の被災状況を鑑み、災害対策本部である市庁舎において、想定最大規模降雨による洪水発生を想定して、庁舎内への水の浸入を防ぎ、被害を最小限とするため、出入り口など6カ所に浸水防止板を配備するとのことであります。浸水防止板は有効な対策でありますが、今後も万が一を想定し、防水扉などさらなる対策の検討を進めていくよう求めました。  病児保育推進費については、南部地域に新たに病児保育ルームを開設するため、改修費用や保育士等の雇用に係る経費等を計上するものであります。これまでなかった南部地域に開設されること、またこの施設での病児の受け入れ定員が4名であり、施設開設により市内での病児保育の定員が10名に拡大されることになり、大変喜ばしいことであります。しかし、インフルエンザなど季節性の疾病の流行や共働き夫婦が多く見られる今、病児保育は大変重要で求められている制度であるため、今後も引き続き定員数の拡大を検討するなど柔軟に対応するよう求めました。  地域公共交通推進費については、地域交通の維持、利便性向上などに向けた路線バスの利用状況の調査、分析に係る費用を計上するものです。現在、市では日野自動車株式会社と連携した実証実験を実施し、また地域との協働した取り組みとして地域協議会が主体となった乗り合いワゴン月津地区で運行しております。今後、北陸新幹線小松開業小松空港国際化推進を見据えた駅や空港との接続や交通ネットワークのあり方、山間部や郊外部における地域との協働による運行エリアの拡大などが求められており、現状分析を行い、多様な交通サービスの展開を検討するとのことであります。  委員からは、地域公共交通の維持、利便性向上に係る展開をしていく際には、交流人口拡大の観点から議会とも足並みをそろえて進めていくよう求める意見が出されました。  社会教育費寄附金については、科学教育推進のため(仮称)ヒルズ科学賞を創設し、科学分野において顕著な活躍、優秀な成績をおさめた青少年を表彰していくとのことでありました。科学に特化し、サイエンスヒルズ等において探究心を持って学び、協議会等で顕著に活躍した青少年を表彰したいとのことでありました。詳細については検討中とのことですが、勝木賞など既存の表彰制度もあることから、基準を明確にし、わかりやすく、また児童生徒が受賞を目指す表彰制度となるよう求める意見が出されました。  航空プラザ魅力アップ費については、11月1日に航空プラザへ搬入済みの前政府専用機貴賓室部品航空プラザ2階展示室に復元し、展示整備するための費用とのことであります。航空プラザは平成29年度には入館者数300万人を達成し、今年度はトリップアドバイザーエクセレンス認証を5年連続達成し、殿堂入りしました。施設の整備に当たっては、石川県との連携をさらに密にし、より魅力的な施設となるよう求める意見が出されました。  また、貴賓室の公開時期は令和2年6月ごろとのことですが、5月の連休を目指して少しでも早期に公開できるよう求める意見が出されました。  体育施設整備費については、競技環境の充実と競技力向上のため、末広屋外プールスタート台飛び板飛び込みスプリングボードやプール槽、トイレ等の改修を行う費用とのことであります。スポーツ施設の整備は従来より計画的に進めているとのことでありますが、積極的に大会を誘致するためにも、修繕すべき施設は早急に整備を行っていくようにとの意見が出されました。  スポーツ振興費については、ラグビーワールドカップ等パブリックビューイング開催補助世界大会出場選手奨励金の費用とのことであります。パブリックビューイング開催については、町内会等地域コミュニティでの開催も可能とのことであり周知してほしいとの意見や、世界大会出場選手奨励金についても世界で戦うための支援やサポートをしっかりしていくようにとの意見が出されました。  次に、議案第68号 令和元年度小松産業団地特別会計補正予算(第2号)についてであります。  安宅新地区土地区画整理費については、事業用地取得のための物件補償の費用で、北陸の成長に寄与する持続可能なまちを目指して小松空港周辺臨空ゾーンをさらに進化させるため安宅新町地内において土地区画整理を行うものであります。安宅新地区は防衛省の集団移転事業が行われた地域であり国有地と民有地が混在するため、点在する土地を集約し、産業ゾーンとするものであります。移転事業を進めるに当たっては丁寧な説明と交渉を重ねるように求める意見が出されました。  次に、議案第71号 令和元年度小松下水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。  拡張事業費について、加賀沿岸流域下水道事業で、県が運営し、小松市、能美市及び白山市の下水処理を行っている翠ヶ丘浄化センター更新工事に係るものであります。設置されてから30年が経過し、受配電設備、散気装置、計装設備等更新改築工事を行うとのことであります。  固定資産購入費について、停電対策のための非常用電源として可搬型自家用発電機を購入するものであります。施設に運び、直接ポンプ設備につないで汚水処理を継続することができるとのことであります。毎月1回の点検、運転を行っていくとのことでありますが、必要なときに使用できるよう訓練を重ねていくよう求めました。  最後に、議案第72号 令和元年度国民健康保険小松市民病院事業会計補正予算(第1号)についてであります。  市民病院南加賀医療圏で唯一の災害拠点病院の指定を受け、災害発生時における医療活動の基幹的役割を果たしていることから、さらなる浸水対策として浸水防止板の設置に係る費用を計上するものであります。  現在、非常用発電装置は地下に設置され、地下通路出入り口には既に浸水防止板を設置していますが、さらに1メートルの浸水防止板を病院の正面入り口等8カ所に設置し、浸水対策の強化を図るものです。設備については、機械での自動式ではなく、みずから設置する必要があることから、設置時は非常時であることも踏まえ、職員の浸水防止板組み立て訓練等を実施するなど人的ミスのないように努めるよう求めました。  なお、採決の結果、議案第66号から議案第72号の以上7件は全会一致をもって、議案第65号は賛成多数をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、予算決算常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 10 ◯議長(出戸清克君) 総務企画常任委員長高野哲郎君。    〔総務企画常任委員長 高野哲郎君登壇〕 11 ◯総務企画常任委員長高野哲郎君) 総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議案第73号 小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてを初めとする議案3件であります。  これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。  初めに、議案第73号 小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。  令和元年人事院勧告による国家公務員の給与改定に準じて、一般職の職員の給与や勤勉手当の引き上げ、議会の議員及び特別職の職員の期末手当の引き上げを行うため、関係条例を改正するものであります。  次に、議案第74号 工事請負契約についてであります。  本契約は、小松市立芦城中学校空調復旧工事機械設備)であり、平成9年度に建設された芦城中学校校舎空調設備機器が20年以上経過し老朽化したため、空調の復旧工事を行うものであります。学習環境に配慮して特別教室から工事に取りかかり、普通教室は夏季休暇期間に行うとのことです。  次に、議案第75号 指定管理者の指定について中についてであります。  平成27年4月から5年間の指定期間が今年度末で終了するため、指定管理者の指定をするものであります。今江中央地区学習等供用施設は今江町町内会が、上牧、下牧地区テレビ共同受信施設、島田、梅田、梯、美原、茶屋地区テレビ共同受信施設株式会社テレビ小松が、それぞれ指定管理者として管理運営を行っており、おのおの最適任であるとのことから、引き続き5年間、指定管理者の指定をするものであります。  次に、令和2年小松市消防出初め式について、来年は市制80周年という節目の年であります。多くの記念事業が行われる中、最初の記念事業として1月5日に市役所周辺消防出初め式が行われます。式典、街頭行進、観閲式、一斉放水が行われ、市制80周年をお祝いいたします。  最後に、市有財産の貸し付け、売却についてであります。  小松駅東口ホテル土地貸し付けの公有財産の適正な運用の観点から、価格等について、不動産鑑定書、近隣のA×Z Squareとの比較等、価格の適正について詳細な報告を受けたところです。  本会議で市長が「これだけ小松市の未来を大きく影響与える案件でございますから、私が説明するのは当然であります」と答弁したこともあり、契約の状況について、全員協議会の場で詳細な説明を強く求める意見がある一方、全員協議会の開催は必要ないと強く反対する意見もありました。  今後、売買契約のみならず公有地の賃貸についても制度的に議会が審議できる環境づくりが必要ではないかとの意見がありました。  以上、総務企画常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 12 ◯議長(出戸清克君) 福祉文教常任委員長吉本慎太郎君。    〔福祉文教常任委員長 吉本慎太郎君登     壇〕 13 ◯福祉文教常任委員長吉本慎太郎君) 福祉文教常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第75号 指定管理者の指定について中、関係部分であります。  この案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもって原案どおり承認すべきものと決しました。  以下、審査の過程において、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を御報告申し上げます。  初めに、顔認証再来受付システムについてであります。  市民病院では、令和2年1月から自治体の病院では全国初となる最新のAI技術を利用した顔認証による本人確認システムを導入するとのことであります。このシステム導入により診察券がなくても受付から会計までスムーズに行うことが可能となります。  委員からは、写真登録のための特別ブースの設置について混雑状況に合わせて期間延長するなど柔軟な対応を求める意見や、大変よい制度であるため高齢者にも配慮したわかりやすい説明に努めるよう求める意見がありました。  次に、オリパラ食育フェスタ2019についてであります。  小松市をホストタウンとする6カ国の食文化等について関心を持つこと、また元気な体をつくる食事と栄養について学ぶことを目的にオリパラ給食メニューの試食や展示、クイズ等を実施するもので、ことしで2回目の開催であります。市内こども園等の栄養士、調理師が考案したレシピは、昨年度からこども園等で月に一、二回給食で提供されており好評であるとのことでしたが、せっかくレシピができているので、オリパラ後も継続して発展させるよう市内の飲食店等にも拡大してはどうかとの意見がありました。  次に、令和元年度小松中学生サミットについてであります。  中学生サミットは、中学生が主体となりスマホなどの情報端末機器の安全な使い方について話し合い、ルールを決めていく自治的な活動です。今年度5年目を迎えるということですが、各学校での取り組みが深まり、小学校に出向いて正しい使い方についての啓発活動を行っている学校もふえてきたということです。  参加した委員からは、サミットに参加している中学生の意識の高さや発表内容、そして実践力に感心したという意見がありました。  また、アンケートでは、携帯電話やオンラインゲーム機などの所持率が小学生でも高くなってきているという結果を受け、学校での対応のほか保護者に対しても啓発を求めるなど、社会全体で危険回避を求める必要があるとの意見が出されました。  最後に、今回の審査の過程で指定管理者の指定についての議案が訂正となりました。  施設の一つにおいて、市外に所在地がある法人が指定され、法人のこれまでの事業内容とは異なり、初めて施設管理を受託するとのことでありました。  市では、公募時に施設の役割や利用状況等について十分な説明を行っており、委託者として指導等に努めるとのことでありましたが、地域の拠点となる施設であるにもかかわらず、行政側から事前に地元への情報提供が不十分であり、地域と法人との間の信頼関係が構築できていない状況であることや、これまでの施設の役割を維持することに不安が生じる状況であったため、今後は指定管理者制度を導入する際には、まずは地域への丁寧な説明を行うよう強く求めました。  このことから、今後、議案の提出に当たっては、まとめて提出するのではなく、一つ一つ詳細に審議することができるよう細分化して提出するよう強く求めるものであります。  以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 14 ◯議長(出戸清克君) 経済建設常任委員長南藤陽一君。    〔経済建設常任委員長 南藤陽一君登壇〕 15 ◯経済建設常任委員長南藤陽一君) 経済建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第75号 指定管理者の指定についての議案1件であります。  これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。  初めに、(仮称)小松ホテル借地契約賃料についてであります。  (仮称)小松ホテルについては、令和元年9月25日に事業用定期借地権設定契約を締結し、11月25日に建築確認済証、27日に地鎮祭と工事着手ホテル開業は令和2年12月を予定し、契約期間令和元年9月26日から令和21年9月25日までの20年間で、賃料は年額319万4,000円とのことです。  (仮称)小松ホテルについては、7月の経済建設常任委員会ホテル建設都市公園廃止について報告されていますが、その後の進捗状況については何の説明もなく、議決事項ではないが20年間という長期契約であり、契約内容の詳細な説明を強く求め、しっかりと委員会で審議するべきとの意見が出されました。
     また、ホテルの整備にあわせてサイエンスヒルズへのアプローチについては植栽やイルミネーションなどを仕掛け、新たなにぎわい創出や景観、防犯性を向上させるとのことであります。  駅東広場については設計中とのことですが、駅からサイエンスヒルズへの動線をどのような形にしていくのか、歩行者通路として安全が確保されるのかなど、広場の活用策については今後、進捗状況を丁寧に説明するよう強く求めました。  次に、最近の景気及び雇用状況についてであります。  小松商工会議所が行った労働事情実態調査において、製造業、建設業で人材が不足しており、一部の事業者では残業、休日出勤が行われているとのことでした。市では人材不足の対応として、これまでも作業効率、労働生産性を上げるため、経営モデルチェンジ支援事業によりICTなどの活用について支援してきており、これからも作業現場の負担軽減も図りながら、作業の安全確保を推進していきたいとのことであります。  委員からは、人材不足による残業、休日出勤といった長時間勤務は事故につながりかねないものであり、これからも小松商工会議所と緊密な連携を図りながら対応していってもらいたいとの意見が出されました。  また、実態調査の結果、介護・福祉部門においても人材が不足をしているとのことですが、回答が1社のみと少ないため、実態把握に努めるよう求める意見や、離職率についても高校生、大学生ともに3割を超える状況であることから、インターンシップの強化など、長く働き続けられる環境整備を求める意見も出されました。  最後に、小松市プレミアム付商品券についてであります。  現在、プレミアム付商品券については、10月から販売を開始し、住民税非課税者の申請率は県下2位となっているとのことであります。一方、手続がわかりにくく面倒といった点から申請されていない方もおられるとのことであり、販売期間は残り約3カ月ですが、申請率の向上に向けて、引き続き取り組みを求める意見が出されました。  以上、経済建設常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 16 ◯議長(出戸清克君) 小松基地・空港対策特別委員長、灰田昌典君。    〔小松基地・空港対策特別委員長 灰田昌     典君登壇〕 17 ◯小松基地・空港対策特別委員長(灰田昌典君) さきの定例会で継続調査の議決をいただきました飛行の安全及び飛行場周辺まちづくりに関する調査について、閉会中も調査を続けてまいりましたので、本委員会での意見及び議論について御報告申し上げます。  初めに、在日米軍再編に係る訓練移転についてであります。  現時点では、小松基地における訓練計画はないとのことであります。  今後とも訓練実施の際には、市民の安全・安心を図るため、これまで以上に安全対策、騒音対策を徹底し、飛行の安全や協定の順守を求めるものであります。  訓練の実施については、小松市民にとって関心の高いことであることから、今後とも速やかな情報提供に努めるよう求めました。  次に、令和元年度上半期の緊急発進実施状況についてであります。  10月30日に統合幕僚監部から発表された資料によりますと、令和元年度上半期の緊急発進回数は470回であり、前年度の同時期と比べ91回減少したとのことであります。昨年とほぼ同水準の状況となっております。小松基地が所属する中部航空方面隊は19回、昨年比11回減でありました。  令和元年度上半期の特徴ですが、中国機に対する緊急発進回数は332回であり、前年度同期と比べ13回減少し、ロシア機に対する緊急発進回数は135回であり、前年度と比べ76回減少したとのことであります。  また、推定を含め中国機及びロシア機の中では戦闘機に対しての緊急発進が多く実施されているとの報告を受けました。  近年、北朝鮮のミサイル発射実験が増加してきており、日本海にミサイルが落下するなど、その脅威が懸念されるところであります。  今後、防衛省及び航空自衛隊小松基地との連絡をさらに密にして情報収集に努めるよう求める意見が出されました。  最後に、前政府専用機(B-747)の貴賓室展示についてであります。  防衛省から貸与を受けた前政府専用機(B-747)の貴賓室については、来年6月ごろから石川県立航空プラザ2階展示室にて再現、展示されるとのことであります。  我が国初の政府専用機として多くの要人が使用した貴賓室の展示方法については、機内がどのようなしつらえになっているかを体感できるような空間づくりに努め、多くの観光客が誘致できるような工夫を凝らすよう求めたものであります。  以上、本委員会の飛行の安全及び飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、御報告といたします。 18 ◯議長(出戸清克君) 人口問題対策調査特別委員長、宮川吉男君。    〔人口問題対策調査特別委員長 宮川吉男     君登壇〕 19 ◯人口問題対策調査特別委員長(宮川吉男君) 6月の定例会におきまして、人口減少社会における少子化対策、高齢者対策等に関する調査を行うため、人口問題対策調査特別委員会が設置されました。閉会中も調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました調査項目は、少子化・高齢化対策について、過疎地域対策について、移動手段対策について、その他人口問題に付随する課題の4つであります。調査が多岐にわたることから、まず少子化対策に焦点を絞って調査を進めていくものであります。  これまでの調査で、人口動態白書より出生者数と死亡者数を比較した自然動態において、平成20年から死亡者数が出生者数を上回り、減少傾向に転じており、その差は年々拡大して推移しております。特に出生者数は、平成19年ごろから1,000人を下回り、おおむね減少傾向にあり、平成30年では856人と過去最少にまで落ち込んでいます。今年度はさらに減少し、11月末現在で742人となっています。  また、転入者数と転出者数を比較した社会動態については、これまで転入者数より転出者数が上回り、減少傾向でありましたが、近年、平成28年より転入超過となり若干増加傾向にあるという状況になっております。このことにより、平成30年の人口は10万8,721人で、うち外国人が2,378人となっています。  また、2015年に公表されましたこまつ人口ビジョンから、当市では合計特殊出生率は全国や石川県と比較しても高い傾向でありますが、2000年から2010年までの10年間で20代、30代の女性がおよそ2,000人減少しており、結果的に相殺されて減少傾向となっているという状況でありました。  そして、高校卒業時相当の年齢で市外へ転出する人数が多い一方、大学卒業時相当の年齢で市内に再転入する人数が多いが、転出された人数までは戻らず、転出超過の状態で人口が減少しているという状況となっています。  既に本市では、ここちよいまちとして、子ども・子育てあんしんネット拠点の整備や予防接種費の助成拡大など、きめ細かな子育て支援施策を実施しているとともに、転出超過に歯どめをかけるため、公立小松大学を開学するなど対策を実施し、成果が少しずつ出始めており、今後に期待しているところであります。  当委員会におきましては、これまで現状把握に努め、人口減少を食いとめるため何が必要かを協議してまいりました。  少子化の問題の原因は、若い世代の未婚・晩婚化であり、出生数を上げるためにまず結婚する人数をふやすことも極めて重要な対策の一つであると思っております。  10月に、市内で縁結びの活動をされている方々と、結婚希望者の状況や独身者の結婚に関する意識について意見交換を行いました。席上で、活動されている方々からは、結婚に至るまでの苦労話のほか、最近の希望者が高学歴化していることや結婚後も仕事を続けていきたいという方が多いという意見が出ました。また、当市の人口が減少傾向にあることを憂慮し、大人数のイベント事業だけでなく、お見合い事業など少人数で継続して行う婚活支援についても、もっと積極的な行政からのサポートを強く望む意見が出されました。  また、今月は市の校下女性協議会の方と意見交換を行いました。女性の視点、親の視点から、小松市の人口減少対策について意見が述べられ、若い世代が戻りたくなるまちの魅力や出産、育児に求めるサポート体制などさまざまな意見が出されました。特に小松市の魅力アップについて、特色のあるこども園の設置や働きがいのある職場環境の整備を行ってはどうかといった具体的な意見もありました。子育て世代を呼び込む対策や小松市を活性化させる人材を確保することも大変重要なことであります。  当委員会としまして、これからは学生や社会人、子育て世代など幅広い世代、分野の方と「小松市の人口を維持するためには」をテーマに積極的に意見交換を行い、継続して現状把握に努め、調査研究を進めていきたいと考えております。  以上、当委員会の人口減少社会における少子化対策、高齢者対策等に関する調査は、まだまだ調査研究途中であり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、本委員会の報告といたします。 20 ◯議長(出戸清克君) 交流人口拡大に関する調査特別委員長、表靖二君。    〔交流人口拡大に関する調査特別委員長     表 靖二君登壇〕 21 ◯交流人口拡大に関する調査特別委員長(表 靖二君) 6月の定例会におきまして、北陸新幹線開業に向けた交流人口拡大に関する調査を行うため、交流人口拡大に関する調査特別委員会が設置されました。閉会中も調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。  当委員会の調査項目は、大きく分けて北陸新幹線開業後の鉄道在来線について、そして2次交通手段についての交通に関することと、そして広域観光について、その他交流人口拡大に付随する課題、これらの広域観光等による交流人口拡大についての2つに大別されますが、全体を把握するため同時進行で調査を進めていくものであります。  まず1点目は、鉄道在来線についてであります。  北陸新幹線は、2015年3月に長野駅-金沢駅間が開業し、東京駅-金沢駅間を最短2時間28分で結び、運行しております。これにより首都圏のみならず国内外から多くの観光客が石川県を訪れております。金沢以西については、金沢-敦賀間が建設中で2023年春に開業の予定であります。金沢開業に伴い並行在来線はJRから経営分離され、第三セクター(IRいしかわ鉄道株式会社)により運営をされることになります。  11月に金沢以西延伸後の並行在来線対策について石川県の担当部署から現状を聴取いたしました。金沢以西延伸後、以東と同様に並行在来線は経営分離されることとなります。延伸後10年間の累計収支試算はマイナス87億円となり、赤字額を運賃値上げで賄うと大幅な値上げが必要となるので、安定的な経営の確保のため、国やJRの支援の要請、また県、市町や民間による支援体制の構築、業務効率化に取り組んでいくとのことでありました。  並行在来線は地域住民の日常生活に欠かすことのできない重要な交通手段であり、今後は地域と連携した旅客増対策について調査研究してまいりたいと思います。  2点目は、広域観光等による交流人口拡大についてであります。  2023年北陸新幹線金沢以西延伸後、国内外より交流人口の増加が期待をされます。小松市を訪れた人が、わかりやすくスムーズに移動できるよう2次交通手段を初め受け入れ体制の強化が急務となってまいります。  8月に小松市の観光の現状等を把握するため、市の担当部署から観光の概要についての説明を聞きました。産業観光、日本遺産、こまつ五彩ブランドなど時代に先駆けた取り組み、小松市の魅力の発掘への取り組み等でございます。また、広報活動も民間旅行社による観光PRなど関係機関と積極的にかかわってネットワークを構築しているとのことでありました。  9月には、市内の観光諸施設、あわづ温泉観光協会、ゆのくにの森、那谷寺を訪れ、観光の強み、課題、また行政に期待することを調査いたしました。おのおの課題は異なりますが、共通していることは北陸新幹線金沢開業の効果が感じられないということ。そして、2次交通の必要性、また石川県を訪れる国内外からのインバウンド客を取り込むため広報に苦慮しているということでありました。  今後はさらに交通・観光関係者と積極的に意見交換を行い、継続して現状把握に努め、調査研究を進めていきたいと考えております。  以上、当委員会の北陸新幹線開業に向けた交流人口拡大に関する調査は、まだ調査研究の途中であり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、本委員会の報告といたします。 22 ◯議長(出戸清克君) 以上で委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 23 ◯議長(出戸清克君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告がありますので、これを許します。  橋本米子君。    〔19番 橋本米子君登壇〕 24 ◯19番(橋本米子君) 私は、12月議会に提出されました市長提出議案のうち、議案第65号 令和元年度小松一般会計補正予算(第3号)及び議案第73号 小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について反対であります。その他の議案には賛成であります。  以下、理由を述べます。  議案第65号 令和元年度小松一般会計補正予算(第3号)及び議案第73号 小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について一括して討論いたします。  小松市は、この12月定例会の補正予算に、一般会計で4億1,817万円計上されました。この補正予算の中には、民間給与との格差に基づく人事院勧告に準じた市職員の月例給と期末・勤勉手当の増額及び特別職、議員の期末手当0.05カ月増額分が含まれております。  市職員の月例給、期末・勤勉手当を引き上げる補正は、内需拡大に寄与するものになると思います。しかし私は、昨年度も人事院給与勧告制度は公務員の労働基本権制度の代償措置として始まったという経過があり、特別職及び議員の期末手当の改定には反対してまいりました。  今回も同じ考えでありますが、そもそも本来、別建ての条例、別建ての補正予算として提案すべき性格のものであることを述べて討論といたします。  以上であります。 25 ◯議長(出戸清克君) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 26 ◯議長(出戸清克君) 討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第65号及び第73号の以上2件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 27 ◯議長(出戸清克君) 起立多数。  よって、以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第66号から議案第72号まで、議案第74号、議案第75号の以上9件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の9件は、いずれも委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 28 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の9件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。  次に、継続調査中の小松基地空港対策特別委員会の調査、人口問題対策調査特別委員会の調査、交流人口拡大に関する調査特別委員会の調査の以上3件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の3件は、委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 29 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の3件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。  ───────── ◇ ─────────
       ◎諮問第2号の上程、説明、質疑・委員     会付託・討論省略、採決 30 ◯議長(出戸清克君) 日程第3、諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 31 ◯市長(和田愼司君) それでは、追加提出いたしました諮問1件について御説明いたします。  諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてであります。  人権擁護委員、高島登志子氏、水野幸恵氏、白尾三郎氏の委員任期は令和2年3月31日をもって満了となります。  高島氏、水野氏については引き続き、そして丸の内公園町・宮崎永次氏を新たに法務大臣に推薦しようとするものでございます。  白尾氏におかれましては、差別やいじめ、言葉の暴力、虐待、SNSでの誹謗中傷など、人権に関する問題が複雑・多様化する中、人権擁護委員として多岐にわたり御尽力、御活躍を賜り、心から感謝申し上げます。  高島氏、水野氏、宮崎氏におかれましては、広く社会の実情に通じ、人権擁護にも深いご理解をお持ちであり、一人一人の人権が守られ、思いやりのある豊かな社会づくりを進める上で最適任であると考えるものでございます。  以上につきまして御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。 32 ◯議長(出戸清克君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、質疑の省略及び会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託の省略並びに討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 33 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略することに決しました。  これより諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 34 ◯議長(出戸清克君) 起立総員。  よって、本案は、原案に同意することに決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎議員提出議案第9号及び第11号の上     程、説明、質疑、委員会付託省略、討     論、採決 35 ◯議長(出戸清克君) 日程第4、議員提出議案第9号 台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加を積極的に支援するよう求める意見書、議員提出議案第11号 小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書、以上2件を一括して議題といたします。  提出者より提案理由の説明を求めておりますので、これを許します。  吉本慎太郎君。    〔10番 吉本慎太郎君登壇〕 36 ◯10番(吉本慎太郎君) 今議会に提出いたしました議員提出議案第9号 台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加を積極的に支援するよう求める意見書について、その提出理由を御説明いたします。  台湾は、TPPへの加盟を目指し、法制度の見直し、国内外のネットワークの構築等、積極的な取り組みを行っています。  日本と台湾の人的往来は双方合わせて年間600万人を超え、さまざまな交流が行われているほか、東日本大震災では200億円を超える義援金が寄せられるなど、台湾は我が国にとって深い信頼と友情で結ばれた重要なパートナーであります。  とりわけ小松空港を擁する本市議会は、平成26年7月に台湾・彰化市議会と友好交流協定を締結、その後、両市間の相互交流を積み重ね、平成29年10月に両市間で友好協定を締結するなど、台湾とは特別なきずなで結ばれています。  こうした交流を支える小松-台北便は、就航から11年を経過した昨年度も85%を超える高い搭乗率を維持し、小松空港の国際線利用者の半数を超える大変重要な路線となっています。こうした背景を踏まえ、台湾との貿易や投資の一層の自由化を推進することは、本市はもとより我が国の経済発展にとって大変有意義なことであります。  一方、台湾は平成23年3月に発生した東日本大震災に伴う原発事故に関連して、日本産食品に対して輸入規制措置を行っており、TPP参加は不当な輸入規制の撤廃が前提となります。  よって、国におかれては、あらゆる手だてを講じてこの風評を払拭し、日本産食品の輸入規制撤廃のための交渉を進め、台湾が強い関心を表明するTPP参加を積極的に支援するよう小松市議会として要望いたします。  続いて、議員提出議案第11号 小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書について、その提出理由を御説明いたします。  小松白川連絡道路(国道360号)は、石川県小松市と東海北陸自動車道(岐阜県白川村)を最短ルートで結ぶ地域高規格道路として、平成6年度に計画路線に指定されました。平成21年3月には国と石川、岐阜両県を構成メンバーとする小松白川連絡道路ルート帯検討会により、白川郷インターチェンジ付近を起点に、現道である国道360号を最大限活用したルート帯の絞り込みが行われています。  小松白川連絡道路は、首都圏、中部圏とのアクセスの飛躍的な向上、石川県と岐阜県との広域観光圏や国際化を目指す小松空港の利用圏の拡大を図り、小松市、石川県、北陸の経済活性化や交流人口の拡大を促進する上で重要な基幹道路であります。特に南加賀地域にとっては観光、産業、経済面での発展に大きく影響を与えるものであり、人、文化の新たな交流が盛んとなり、地域の活性化に拍車がかかるものと期待されます。  さらには、全国的に多発している大規模災害に対しての代替路線となり、緊急時においても信頼性の高い道路ネットワークが構築され、災害に強く強靭な国土づくりの実現が見込まれることから、一刻も早い完成が望まれるところであります。  しかし、平成21年3月にルート帯の絞り込みが行われて以降、具体的な進捗が見えない状況にありました。本連絡道路は、県境部において全国でも有数の長大なトンネルが想定され、大規模かつ高度な技術力を要することから国直轄事業を前提としての幅広い調査が必要となり、最終的な細かいルートの選定までを考えると事業のおくれが懸念されます。  このたび、令和元年8月に整備促進期成同盟会において、会長、会長代行に両県選出の国会議員が就任し、新たに4自治体と沿線市町村の商工団体が加わり、より強力な組織体制に改編されました。  これを絶好の好機と捉え、事業化に向けた調査促進及び国による県境部区間、長大トンネルの早期事業化に向けて、引き続き一層の尽力を小松市議会として強く要望するものであります。  何とぞ議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明を終わります。 37 ◯議長(出戸清克君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 38 ◯議長(出戸清克君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第9号及び議案第11号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 39 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、以上2件は、委員会への付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  通告がありますので、これを許します。  橋本米子君。    〔19番 橋本米子君登壇〕 40 ◯19番(橋本米子君) 私は、ただいま提出されました議員提出議案第9号及び第11号に反対します。  以下、理由を述べます。  初めに、議案第9号 台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加を積極的に支援するよう求める意見書についてであります。  TPPは、もともと輸出大国や多国籍企業の利益を最優先し、際限のない市場開放を推進するものであり、私は以前よりTPP批准と関係法に反対してまいりました。  中国は1国2制度の国家です。台湾行政府の外交政策にかかわって、どのような農業経済策をとるかは台湾の問題であり、台湾のTPP参加を支援するよう求めるこの意見書を提出することには同意できません。  次に、議案第11号 小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書についてであります。  今、全国的に浪費型の大型公共投資の見直しが始まっております。小松白川連絡道路は、白山を貫く延長50キロメートルの高規格道路で、そのうちの20キロのトンネルは世界有数規模の長大トンネルと言われております。  とりわけ白山トンネルの建設計画は、白山の動植物の生態系を壊すおそれがあるとの声は全国で広がり、各界の専門家を初め、環境保護団体や自然保護団体が厳しい指摘を行っております。  意見書の中には、大規模災害に対する代替輸送、また緊急時においても信頼性の高い道路ネットワークの構築などをうたい、小松白川連絡道路の建設理由の一つにしております。  確かに地球の気候変動や地震、火山活動期を迎え、自然災害が多発する日本列島で、国民の命と財産を守ることは政治のかなめです。従来の延長線上ではない防災・減災対策の抜本的な強化が求められております。  しかしながら、地方自治体が白山山系の乱開発を推し進め、豊かな白山の自然と動植物の生態系を壊すようなことを容認し、後押しをする行為は許されるものではありません。  私は、2010年、今から9年前のこの3月議会でも、既に調査費だけで約4億円近く税金が使われ、自然豊かな白山にトンネルを通す道路建設費は、17分短縮するために1,300億円から1,700億円の税金が使われると質問し、期成同盟会の費用にも反対討論をしてまいりました。  今でも考えが同じでありますので、この小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書には反対であります。  以上であります。 41 ◯議長(出戸清克君) 南藤陽一君。     〔5番 南藤陽一君登壇〕 42 ◯5番(南藤陽一君) 私は、議員提出議案第9号 台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加を積極的に支援するよう求める意見書及び議員提出議案第11号 小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書の2本について、自民を代表しまして賛成の立場で討論いたします。  初めに、議員提出議案第9号 台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加を積極的に支援するよう求める意見書についてであります。  台湾は、我が国にとって人的往来も盛んに行われ、経済的にも重要なパートナーであり、最も親しい地域の一つであります。本市にとりましても、台湾・彰化市との友好協定の締結に始まり、青少年の交流や文化交流、またさきの10月にも彰化市長訪問団が本市にお越しになるなど、台湾とは極めて友好な関係にあります。また、小松-台北便の利用によるインバウンド効果も本市の経済に好影響をもたらしております。  このことから、TPP参加による台湾との貿易や投資の一層の自由化を推進することは、本市はもとより我が国の経済発展にとって極めて有意義であります。  よって、台湾のTPP参加を我が国が積極的に支援することを強く要望し、賛成するものであります。  次に、議員提出議案第11号 小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書であります。  小松白川連絡道路は、地域高規格道路として平成6年度に計画路線に指定されて以来、特段の進捗も見られない状況にありました。  しかしながら、小松白川連絡道路は、我々小松市民を初めとする南加賀地域、石川県、北陸地域にとりまして、首都圏、中部圏との時間的な短縮やアクセス向上が格段に図られるものであり、経済界からも強い要望がなされております。  また、昇龍道に見られるように、インバウンドも含めた広域観光や小松空港の利用圏拡大など、経済活性化も大きく見込まれることから極めて重要であります。  さらに、頻発に起こりつつある大規模災害での代替路線の必要性は日ごとに高まり、災害に強く、強靱な国土づくりには重要な位置づけにあります。  本市におきましても、この重要性に鑑み、小松白川連絡道路整備促進期成同盟会が強力な組織体制に改編されたところであり、推進体制が整ってまいりました。  事業のおくれは許されない時期であり、事業化に向けた調査促進及び国による長大トンネルの早期事業化を強く要望し、この意見書に賛成するものであります。  何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、賛成討論といたします。 43 ◯議長(出戸清克君) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 44 ◯議長(出戸清克君) 討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議員提出議案第9号 台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加を積極的に支援するよう求める意見書を採決いたします。  お諮りいたします。
     本案は、原案のとおり可決することに賛成する諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 45 ◯議長(出戸清克君) 起立多数。  よって、本案は、原案のとおり決しました。  次に、議員提出議案第11号 小松白川連絡道路の整備促進を求める意見書を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 46 ◯議長(出戸清克君) 起立多数。  よって、本案は、原案のとおり決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎議員提出議案第10号の上程、説明省     略、質疑、委員会付託省略、討論、採     決 47 ◯議長(出戸清克君) 日程第5、議員提出議案第10号 持続可能な地域医療提供体制の構築を求める意見書を議題といたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 48 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、提案理由の説明を省略することに決しました。  これより議員提出議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 49 ◯議長(出戸清克君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 50 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、委員会への付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 51 ◯議長(出戸清克君) 討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議員提出議案第10号 持続可能な地域医療提供体制の構築を求める意見書を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 52 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎選挙管理委員及び補充員の選挙 53 ◯議長(出戸清克君) 日程第6、選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。  本市選挙管理委員及び補充員は、本年12月25日をもって任期満了となりますので、地方自治法第182条第1項の規定により、選挙管理委員4人及び補充員4人の選挙を行います。  お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 54 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は指名推選とすることに決しました。  お諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 55 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決しました。  選挙管理委員に、小松市串町庚7番地・手塚清明君、小松市丸の内町1丁目124番地・升田保君、小松市河田町ヌ28番地1・西木他希子君、小松市末広町33番地1・深沢大君、以上の4人を指名いたします。  選挙管理委員補充員、第1位に小松市下粟津町ア43番地・中田勉君、同2位に小松市波佐谷町ヨ165番地・道場昌之君、同3位に小松市平面町ヘ182番地・長美千代君、同4位に小松市大領町ワ275番地3、寺田雅美君の以上4人を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました8人の諸君を選挙管理委員及び補充員の当選人と定めることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 56 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました8人の諸君が選挙管理委員及び補充員に当選されました。  なお、ただいま議場におられます田村和歌子選挙管理委員会委員長におかれましては、3期12年の長きにわたり本当に御苦労さまでございました。ありがとうございました。(拍手)  ───────── ◇ ─────────    ◎各常任委員会の閉会中の継続調査につ     いて 57 ◯議長(出戸清克君) 日程第7、各常任委員会所管事務の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  予算決算常任委員会を初めとする4常任委員会の委員長から、お手元に配付のとおりそれぞれ閉会中の継続調査の申出書が参っております。  お諮りいたします。  各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 58 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎閉会の宣告 59 ◯議長(出戸清克君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。  これをもって令和元年第5回小松市議会定例会を閉会いたします。       閉会 午後 3時30分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...