NPO法人ファーマーズマーケット・アソシエーションが小松産石材を使用した石蔵を改装した
農泊施設TAKIGAHARA HOUSEが7月に
営業許可を受け、
宿泊者の受け入れを開始しました。これまでにアメリカやドイツなどからの
旅行者が宿泊し、都会では味わえない里山の
暮らしを堪能されました。昨年12月に(一社)こまつ
観光物産ネットワークが認定された
SAVOR JAPAN(
農泊食文化海外発信地域)に関する
取り組みでは
インバウンド、
アウトバウンド展開を進めており、2020年
訪日外国人旅行者4,000万人の予測を受け、地域の資源、魅力をさらに高め、積極的に
情報発信、プロモーションを展開してまいります。
グローバル化は急速に進行しており、
子供たちにとって異
文化理解や異
文化コミュニケーションはますます重要になっております。
国際共通語である
英語力の一層の向上を図るため、8月に新たなALT(
外国語指導助手)が着任し、2学期から
市立高校及び全10
中学校に常駐し、同時に
小学校23校についても11名のALTが分担し、小学生に
英語教育を行ってまいります。これにより
中学校の授業によりきめ細かに対応できるとともに、2020年度から開始される
小学校における英語の
教科化に向けて
小学校への
派遣活動も充実してまいります。
さらに、
サイエンスの幼いときからの習得は、その後の学びの姿勢に大きく影響を与えます。8月11日から
サイエンスヒルズこまつで開催された「わたしと
宇宙展」は
市内外の
子供たちが入館しました。今後も市全域で
サイエンス体験できるよう取り組んでまいります。
地域で活躍する人材の
育成拠点、学びの場として9月から12月にかけて講座がスタートする第1期のこまつ
市民大学は、8月末日現在で延べ300名の
受講申し込みがあり、
地域づくり、ライフスタイル、
スキルアップの全15講座を設け、
金沢大学や
公立小松大学の教員などが講師を務めるなど、アカデミックな講座が気軽に受けられることからたくさんの方にお申し込みいただいています。
講座ごとに開始月が異なっており、現在も
受講申し込みを受け付けています。市民の高い学びへの意識と
地域貢献への意欲を改めて認識するとともに、いつでも誰でも学び直しができる、新たなことに挑戦できる機会を提供し、生涯を通じて市民一人一人がはつらつと輝き続けられるよう、さらに来年度の開講に向けて検討してまいります。
また、7月30日には
公立小松大学末広キャンパス校舎整備工事の
安全祈願祭、起工式をとり行いました。同
キャンパスは、
保健医療学部の
専門課程の
教育実習拠点となり、
図書館、
実習室、
教員研究室などが入る増築棟のほか、
すこやかセンターとこまつ看護学校を改修し、
講義室や
カフェテリアなどを設けます。来年秋には完成し、
専門課程の学生が学び始めることになります。南加賀の
中核病院である
小松市民病院と
すこやかセンターに隣接している同
キャンパスは、身近に臨床で学び研究できる条件が整っており、非常にすばらしい
保健医療教育環境にあります。ここから小松や世界に向け、多くの優秀な
医療関係人材が輩出されることを期待しています。また、
図書館や
カフェテリアなどは市民の皆様にも開放し、食育や
健康づくりに関する
学びや交流の場として御利用いただけるような仕組みを考えています。
世界の富裕層が
スーパーカーで公道を走るドライブツーリズム
イベント「
ガムボール3000」の著名な
参加者110台が、8月10日、
日本自動車博物館を訪れました。日本では初開催となり、希少なスポーツカーや華麗に飾られた車両を一目見ようと
県内外のファンや
家族連れ約3,000人でにぎわいました。これまでの「乗りもののまち・こまつ」への
取り組みがさまざまな形で広がりを見せています。
9月から11月上旬にかけて、
こまつ乗りもの
フェスティバル~秋の便~を実施いたします。9月24日には、
こまつ乗りもの
動物園をこまつドームにおいて開催いたします。テーマは「ワクワク・
ドキドキ乗りもの・
サイエンスを体感!」とし、
自動運転体験やミニセグウェイ、
バーチャルリアリティ宇宙体験、
ロボットラボなど、近未来を感じられる乗り物に触れ、体験することを通じて、
子供たちに科学のすばらしさと近未来の
暮らしに関心と好奇心を持ってもらえる
プログラムとしています。
航空祭は9月17日
開催予定となっており、このほか
サイエンスヒルズこまつでの3
Dシアタープログラム「
宇宙エレベーター」の上映、
小松BMXフラットランド大会などさまざまな
イベントを実施し、「乗りもののまち・こまつ」をさらに高めてまいります。
良質な日本の
伝統工芸品の魅力を発信し、国内外の
来場者でにぎわう
東京ミッドタウン内の
ギャラリーTHE COVER NIPPONにおいて10月1カ月間、小松の九谷焼の展示、販売を実施することになりました。
外国人や本物を求める方が多く訪れるスポットであることから、今後の新
商品開発を行う
マーケットインの場としても有効に活用されます。
若手作家を中心に出展するとともに小松の地酒もコラボレーション出展するほか、
きき酒会、
和菓子体験、
九谷ネイル体験なども企画し、こまつKUTANIの未来と本市の
ブランド力の向上に向けた
取り組みを進めてまいります。
ことし、開湯1300年の節目を迎えた
粟津温泉のおっしょべ祭りは、8月23日から(仮称)
粟津温泉交流広場を中心に開催されました。開湯1300年
記念式典がとり行われたほか、25日には
スモールワールド in KOMATSUが同広場で開催され、
県内外から訪れた
外国人留学生との
文化交流が行われ、節目の祭りに華やかな彩りを添えました。
粟津温泉は同広場の整備のほか、県の整備による
粟津街なか線の無
電柱化や
石張り舗装なども完了するなど、まち全体の
イメージも向上しています。
東京オリンピック・
パラリンピックや
新幹線小松開業といった絶好の機会に向けて、さらに魅力を高めてまいりましょう。
それでは、今議会に提出いたしました議案の概要について説明申し上げます。
提出いたしました議案は、
予算案4件、条例案3件、その他の議案6件、合計13件であります。
初めに、
補正予算案の概要についてです。
補正額は、
一般会計7億4,003万円、特別会計4億482万6,000円、合計11億4,485万6,000円、その他債務負担行為額として1億円を計上しております。補正後の予算累計額は、
一般会計で465億2,623万円、全会計の合計では1,014億7,165万6,000円となります。
次に、
補正予算案に計上いたしました主な施策について御説明いたします。
第1に、「2020年スポーツのまちへ」です。
東京オリンピック・
パラリンピックが開催される2020年夏まで2年を切りました。プレ大会は来年度から本格化し、事前合宿の受け入れを行うこととなることから、NTC
カヌー競技強化拠点施設に指定されている木場潟
カヌー競技場において、スポーツ振興くじ助成を活用し、常設カヌー専用レーンのワイヤーの張りかえ、ブイの取りかえ、乗降艇浮き桟橋の改修などを行います。今後、ハード、ソフト両面で各国代表に最高の練習環境を提供し、最高のパフォーマンスを発揮していただくための
環境づくりを進めてまいります。また、2020年以降も各国の選手代表が事前合宿を行った聖地小松に、次世代を担うジュニア選手が多く訪れ、夢を描きながら技術を磨く、憧れの競技場として発展させてまいります。
こまつドームの屋外運動場ドリームピッチについては、2013年度に人工芝に改修したことで年間を通じて利用できるようになりましたが、今回、観覧スタンドを設置するための所要の経費を計上しています。
元
市議会議員、飛弾共榮氏からの寄附御意思に沿い、新たにサッカーのアンダー11(小学5年生以下)を対象としたドリームピッチカップを開催することとし、実施団体への交付金について計上しています。
また、プロ野球オフシーズン最大のファン交流企画で北陸では初開催となるベースボールクリスマス2018in石川が12月にこまつドームで開催されることが決まり、実行委員会への助成金として所要額を計上しています。地元選手を含め12球団から26名程度の現役プロ野球選手が参加する予定であり、一流選手との交流を通じてプレーの楽しさはもとより、目標や夢に向かって努力することの大切さを学ぶ機会になることを願っています。
現在、桜木体育館、(仮称)親水スポーツ公園、大倉岳高原スキー場リフトなどのスポーツ施設の改修、整備を進めていますが、大規模なスポーツ大会やスポーツ
イベントは多くの人が交流することで経済効果とにぎわいをもたらし、活気あふれる小松を生み出す原動力の一つとなっています。世界規模のスポーツ大会やスポーツ合宿、
イベント等が行える環境整備を継続的に行うとともに、交流人口の拡大を図り、小松の魅力を世界に発信してまいります。
第2に、「2023年春
新幹線開業に向けて」です。
北陸新幹線小松駅の駅舎については、来年度から建設が始まりますが、それにあわせて駅東西の広場の基本設計及び実施設計を行います。また、現在の駅東広場は
独立行政法人鉄道建設・
運輸施設整備支援機構による駅舎建設の仮設ヤードとなり車両の利用が制限されることから、新たな広場が整備されるまでの間の暫定的な停車帯等の整備を行います。このほか、小松駅プロムナードとコンコースの活用に向けた基本構想を策定する予定であり、駅舎と一体となり、多くの人と文化が行き交う南加賀のターミナルにふさわしい広場となるよう整備を進めてまいります。
第3は、「防災・防犯体制の充実」です。
昨年度の豪雪を踏まえ、
市民共創での防災・減災体制強化のため、当初予算ではつらつ環境整備助成金に除雪機械の購入、リースのコースを設定しました。今回、地域からの申し込みを踏まえ、所要額を追加補正するものであります。また、幹線道路で稼動する除雪車両50台にGPS(衛星利用測位システム)を搭載するため所要額を計上しています。これによりリアルタイムで車両の位置情報が把握できるとともに、走行履歴、作業時間が自動で登録されるなど、除雪作業及び業務管理の効率化を図ることができます。このほか、ふぐあいが生じている消雪・融雪施設の修繕費用を計上しています。
7月の大雨関連では、災害復旧費として市道布橋波佐羅線及び菩提町、金平町の
排水路の復旧工事を行うほか、浸水のあった吉竹町
幹線排水路の改修工事及び下粟津町
幹線排水路改修に向けた設計業務を実施します。また、農林関連では農道やため池等の
農業用施設の補修、林道に係る崩壊のり面の土砂撤去や路面洗掘の復旧などについて所要の経費を計上しています。
6月に発生した大阪府北部を震源とする地震でブロック塀が倒壊したことを受け、7月から実施している民間住宅等に係る道路に面する危険ブロック塀・石塀の除却に対する助成制度については、8月末日現在で7件の申請があるほか問い合わせも多く、本年度の必要見込み額について計上しています。また、住宅の耐震改修への助成についても、国、県の制度改正にあわせて拡充し、補助率及び補助限度額を引き上げることとし、所要額を計上しています。
なお、小
中学校の不用なブロック塀の取り壊しは順次行っており、大規模なものは国の補助制度にあわせ工事を行います。
認定こども園等の通園バスは、運転手が高齢の方が多いことから、安全意識の向上と事故防止を図るためドライブレコーダー及びバックカメラモニターの設置に対し助成いたします。また、平成17年度に購入した公立認定こども園、保育所の園外活動用のバスについても更新し、あわせてドライブレコーダー等も設置いたします。
なお、公用車については、バス、消防車両などの特殊車両は既に設置済みであり、一般車両についても来年度までの2カ年で全車に設置いたします。
地域の老人クラブ等を中心に結成され、
子供たちの安全を見守るボランティア、わがまち防犯隊につきましては、要望がある防寒対策として冬用帽子、ウインドブレーカー等を支給する予定で、わがまち防犯隊員代表者とデザイン等を検討中です。
高齢化が進展する中、地域の活性化にはシニアの活躍が不可欠であり、今後もシニアが生涯現役で
地域貢献できる
環境づくりを進め、地域の安心をサポートしていただく体制を続けてまいります。
第4は、「にぎわい創出に向けて」です。
東京オリンピック・
パラリンピックや
北陸新幹線小松開業などをフォローに、
インバウンドを初め観光誘客を図るため、
地方創生推進交付金を活用し、観光情報のほか飲食店、交通情報などについて
旅行者のリクエストに応じるこまつサポートAIシステムを構築します。
旅行者は
スマートフォンなど電子媒体で情報を検索することが多く、さまざまな関連情報をAI(
人工知能)が迅速にきめ細やかに提供することで、おもてなし向上に努めてまいります。
5月に
日本遺産に認定されました北前船寄港地・船主集落安宅については、
地方創生推進交付金を活用し、安宅湊を発信するシンボル施設を整備するなど、北前船船主集落が多く残る町並みを北前船歴史通りとして整備してまいります。
来春のオープンを目指し、石川県九谷窯元工業協同組合が整備を進めていますCERABO KUTANIについては、企業版ふるさと納税や
地方創生推進交付金などを活用し、旧製土所で陶石を砕くために使われていた大石臼を貴重な産業遺産として移設展示するほか、解説パネルや工房内の設備、備品を整備するための費用に対し支援いたします。九谷焼関連施設として、採石から絵つけまでの全ての工程を体験できる唯一の施設として多くの人々を魅了するとともに、ものづくりと人づくりの精神を未来へつなぐ拠点となるよう期待しています。
同様に、企業版ふるさと納税も活用し支援しています遊泉寺銅山跡については、本事業の趣旨に賛同いただいた企業等からの寄附金について計上し、事業主体であります遊泉寺銅山跡整備実行委員会に対し交付いたします。
このほかの
取り組みとして、公立認定こども園で一部導入している保育士と保護者のコミュニケーションツールである電子連絡帳を全5園に拡大するとともに、ICカードとタッチパネルによる登園、降園の管理や延長保育料の自動計算、指導計画の作成支援、発達の記録など園児の情報管理などの機能を加え、保護者とのスムーズな意思疎通や保育業務の効率化を通して保育に専念できる環境を整備いたします。
また、例年12月補正で設定しております道路整備における債務負担行為については一部を9月補正に前倒し、発注時期をさらに平準化することにより工事量の偏りを防ぎ、年間を通した工事量の安定化を図ってまいります。
市税については、企業決算の状況等を踏まえて法人市民税を中心に当初予算から上振れすると見込んでおり、今回の補正において、歳入で法人市民税を3億円増額補正するとともに、将来負担を軽減するため、歳出で同額を市債の繰り上げ償還を行うための経費として計上しています。
以上の財源として、国庫支出金、県支出金、市債、寄附金などの特定財源のほか、一般財源として市税のほか前年度繰越金1億1,257万円を充てております。
条例案では、
小松市議会議員及び
小松市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例についてなど3件、その他の議案では工事請負契約についてなど6件を提出しております。
このうち、小松市本社機能立地促進のための市税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例については、既に実施しております本社機能の移転及び地方にある本社機能の拡充に対する固定資産税の軽減措置について、法改正に対応して軽減措置を延長するとともに、新たに市独自の対応として、本社機能を移転する場合に固定資産税を3年間免除しようとするものであります。これまでの出産・子育てしやすい
環境づくりや住みよさのレベルアップ、グローカル人材を養成する
公立小松大学の開学などの
取り組みに加え、今回の軽減措置も活用しながら、さらに都心からの人の流れをつくれるよう進めてまいります。
次に、平成29年度
一般会計決算の概要について報告いたします。
平成29年度の日本経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で緩やかな回復基調が続きました。輸出や生産の回復が続くとともに、個人消費や民間設備投資が持ち直すなど民需が改善しました。
こうした背景もあり、本市の市税収入は、法人市民税、個人市民税の伸びを中心に前年度比3億2,000万円余の増収となりました。実質普通交付税は、基準財政需要額の増加に加えて平成28年度の税収をベースに算定する基準財政収入額が減少したことから、前年度比5億4,000万円余の増となりました。このほかエコロジーパークこまつ・クリーンセンターの建設に係る国庫補助金の増などにより、歳入合計では前年度比約52億7,000万円の増となりました。
歳出につきましては、ピークを迎えたエコロジーパークこまつ・クリーンセンターの建設や木曽町住宅の建てかえなどによる普通建設事業費が46億2,000万円余の増となるなど、前年度比50億9,000万円余の増となりました。記録的な大雪に見舞われるなど厳しい財政運営となりましたが、効率的な予算執行とさらなる固定費の削減に努めた結果、5億5,000万円余の黒字決算となりました。
基金残高については、取り崩しの抑制と減債基金への積み立てにより主要3基金で26億円余りとなり、目安としている24億円を確保しています。また、市債残高についても発行額の抑制や繰り上げ償還などにより、全会計で1,230億円余と前年度より約14億円改善し、平成21年度末市債残高に対して10年間で200億円圧縮するという目標を前倒しで達成し、8年間で約204億円を圧縮いたしました。これからも引き続き財政の健全化に
取り組み、利子負担の軽減も含めて将来負担の軽減を図ってまいります。
なお、財政健全化法に基づく健全化判断比率については、負債に関するフロー指標である実質公債費比率は、本市の財政のマイナス要因である下水道事業会計における繰出金に係る算入方法見直しの影響もあり前年度の15.6%から16.0%と0.4ポイント上昇しましたが、市債残高や債務など負債に関するストック指標である将来負担比率は前年度の164.9%から162.0%と2.9ポイント改善いたしました。将来負担比率については、市債残高の圧縮と基金の確保に努めてきたことから、算定が義務化された平成19年度決算から62.8ポイント改善しております。今回の補正においても繰り上げ償還に係る費用を計上しておりますが、今後も引き続き中長期的な視点から財政の健全運営を図ってまいります。
平成30年度の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善が続き、また企業業績も堅調に推移していることから、市税は現段階では法人市民税を中心に9月補正後予算よりさらに上振れすると見込んでいます。しかしながら、原油価格の高騰を初め、米国の通商・関税政策の動向、トルコ通貨の急落に伴う金融市場の動揺など不安材料が続出しており、米中の貿易戦争とも言える予断を許さない状況も続いており、今後も注視していかなければなりません。
さて、2020年の
東京オリンピック・
パラリンピック、2023年春の
北陸新幹線小松開業などを控え、今後、国内外からの多くの来訪者が見込まれています。これまで、
市民共創でフローラルこまつの推進や景観配慮型ごみ集積場の設置など、美しく風格のあるまちの形成に取り組んでまいりました。このうち、景観形成上重要な要素である屋外広告物については、現在、県のいしかわ景観総合条例に基づき規制が行われているところですが、市独自の
取り組みとして屋外広告物禁止地域の拡大と広告旗の規制を強化するため、小松市景観計画の変更を予定しています。今後、市民、企業、関係業者の御理解を得るための周知期間を経て、来年1月の規制実施に向けて取り組んでまいります。また、実施状況を見きわめながら、必要であれば関係機関との協議の上、条例の制定も視野に入れて検討してまいります。
北陸の際立ったまちこまつにふさわしい新しいまちの形と
イメージアップをさらに進め、来訪者をおもてなしするとともに、美しい景観を市民共有の財産として未来につないでまいりましょう。
残りわずかとなった平成は、バブル崩壊とともに始まり、その後の長期低迷もありましたが、近年では爆発的な
インバウンド拡大もあり、和文化を中心とした日本のよさが国際的に評価され、新たな年号の時代へとバトンが引き継がれることでしょう。
昭和39年の
東京オリンピック開催とその成功で得た自信は、日本が先進国へと大きく飛躍する時代の転換点となりました。ラグビーワールドカップ2019、2020年の
東京オリンピック・
パラリンピック開催は、国際化はもとより未来技術の導入、環境対策の推進、日本文化の振興、共生社会の促進など、世界の中の日本が未来に向かって発展し、また私たちのライフスタイルが変化する大きな転換点になると考えています。
さらに、本市においては2023年春に北陸新幹線が開業、高速交通体系が大きく変わり、大交流時代が加速します。2020年
東京オリンピック・
パラリンピックの年に本市は市制80周年を迎えます。こうした時代のダイナミックな転換を見据え、新たな時代の幕開けを彩るさまざまな記念事業を実施する予定であり、これから2021年までの3年間を重点期間として位置づけ、今後、組織・運営体制づくりを初め、事業計画の立案、事業化の準備を進めてまいります。
さらに、
新幹線開業の2023年を中心とした次の4年間は真に大交流時代が到来する最重要期間であり、その大きな舞台で、まちも人も躍動し、活力があふれるよう
取り組みを強化してまいります。
一方、その先にある2040年は、人口減少と超
高齢化による社会保障や労働力の不足、空き家など都市の空洞化、インフラの老朽化など、日本の人口構造、社会構造の大きな曲がり角になると考えられます。間もなく到来するそうした困難な時代に備えるため、10年
ビジョン、NEXT10年
ビジョンに続く2040年(市制100周年)を見据えた
ビジョンの策定に取りかかります。
今後も時代の変化を先取りし、さまざまな
取り組みを
市議会や市民の皆様との共創はもとより、企業、大学との連携、国、県からの御支援、御協力もいただきながら着実に実行してまいります。まちも人も躍動する国際都市こまつに向け、オール小松で取り組んでまいりましょう。
その他の議案については、本日からの日程に従い担当部課長より説明いたしますので、私からの説明は省略いたします。
以上で
提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしく
お願いいたします。
───────── ◇ ─────────
◎次会日程報告
20
◯議長(
宮川吉男君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
明4日から9日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
21
◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、明4日から9日までは議案調査のため休会することに決しました。
次会は、9月10日午前9時30分から会議を開き、
市長提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
───────── ◇ ─────────
◎散会の宣告
22
◯議長(
宮川吉男君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午前10時50分
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