平成30年5月30日
全国市議会議長会会長 山田一仁
〔
表彰状伝達・拍手〕
5 ◯議長(
宮川吉男君) 表彰状。
小松市 表 靖二殿。
あなたは、
市議会議員として在職25年、よく市政の発展に努められ、その功績はまことに顕著なものがあります。よって、第93回
定期総会に当たり、
本会表彰規程により表彰します。
平成30年4月26日
北信越市議会議長会会長
富山市議会議長 村上和久
おめでとうございます。
〔
表彰状伝達・拍手〕
6
◯議会事務局長(村中 進君) 表議員は自席へお戻り願います。
続きまして、
議員在職15年表彰の伝達式を行います。
表彰の順序はさきに準じ、最初に
全国市議会議長会、次に
北信越市議会議長会の順で行いますので、よろしくお願いをいたします。
宮西健吉殿。
〔
宮西健吉君登壇〕
7 ◯議長(
宮川吉男君) 表彰状。
小松市
宮西健吉殿。
あなたは、
小松市議会議員として15年、
小松市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第94回
定期総会にあたり、
本会表彰規程により表彰いたします。
平成30年5月30日
全国市議会議長会会長 山田一仁
おめでとうございます。
〔
表彰状伝達・拍手〕
8 ◯議長(
宮川吉男君) 表彰状。
小松市
宮西健吉殿。
あなたは、
市議会議員として在職15年、よく市政の発展に努められ、その功績はまことに顕著なものがあります。よって、第93回
定期総会に当たり、
本会表彰規程により表彰します。
平成30年4月26日
北信越市議会議長会会長
富山市議会議長 村上和久
おめでとうございます。
〔
表彰状伝達・拍手〕
9
◯議会事務局長(村中 進君) 以上をもちまして、表彰の伝達式を終わります。
───────── ◇ ─────────
◎お祝いのあいさつ
10 ◯議長(
宮川吉男君) ただいま表彰の栄誉を受けられました表靖二君、
宮西健吉君に対しまして心からお祝い申し上げます。
お二方は、長年にわたり山積する市民の負託に応え、市勢の発展に寄与すべく、日夜政務に尽力されてこられました。
特に在職25年の表靖二君におかれましては、その長年の御苦労に対し深甚なる敬意を表しますとともに、本市議会を牽引し、我々
後輩議員を導いてこられた御厚情に厚く感謝申し上げるところであります。
また、在職15年の
宮西健吉君には、着実に
中堅議員として実務をこなされ、はえある表彰を受けられたことを心よりお喜び申し上げます。
今後とも小松市の発展に一層のお力添えをお願い申し上げますとともに、今後ますますの御活躍と御健勝を御祈念申し上げます。
この際、市長が発言を求めておりますので、これを許します。
市長、
和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
11 ◯市長(
和田愼司君) おはようございます。
今ほど表彰を受賞されました表靖二議員様、そして
宮西健吉議員様、まことにおめでとうございます。
表様は在職25年、そして宮西様は15年と年数のことの違いはありますけれども、それぞれ
南部地区、北部地区の発展のために身を粉にして働いてこられたわけでございます。
特にそれぞれお二人とも
学童クラブの理事長をされております。また、
南部地区、符津地区も、そして
宮西議員の在籍されています犬丸、荒屋地区におかれましても
大変少年スポーツの盛んなところでございまして、いずれもやはり未来を担っていく少年たちへのエールをしっかりと送っておられるという点では共通しているかなというふうに思っております。
今、2020年の
東京オリンピック・
パラリンピック、そして2023年の春の
新幹線小松開業と、慌ただしく時代は進化してまいります。しかしながら一方で、JRからIRいしかわに変わります私どもの在来線の足、これの使い方が非常に重要になります。表議員の地盤は粟津駅周辺でございます。そして、
宮西健吉議員の地盤は明峰駅周辺でございます。それぞれこの2つの駅の利用の仕方、これが非常に重要になるというふうに思っておりますので、それぞれIRいしかわに移っても、さらなるこの地域の発展に鉄道が利用されるようにリードをしていただきたいと思っております。
まことにおめでとうございます。
12 ◯議長(
宮川吉男君) ありがとうございました。
───────── ◇ ─────────
◎開議の宣告
13 ◯議長(
宮川吉男君) これより本日の
会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
14 ◯議長(
宮川吉男君)
地方自治法第121条の規定による
今期定例会における説明員の氏名は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。
その他の報告は省略いたします。
───────── ◇ ─────────
◎
会議時間の延長
15 ◯議長(
宮川吉男君) あらかじめ
会議時間を延長いたしておきます。
───────── ◇ ─────────
◎
会議録署名議員の指名
16 ◯議長(
宮川吉男君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において
二 木 攻 君
宮 西 健 吉 君
を指名いたします。
───────── ◇ ─────────
◎会期の決定
17 ◯議長(
宮川吉男君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日より6月20日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
18 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は17日間と決定いたしました。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第50号~議案第63号、
報告第2号~報告第14号の上程、説
明
19 ◯議長(
宮川吉男君) 日程第3、
市長提出議案第50号 平成30年度小松市
一般会計補正予算(第1号)外13件及び報告第2号外12件を一括して議題といたします。
市長より提案理由の説明を求めます。
市長、
和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
20 ◯市長(
和田愼司君) それでは、平成30年第2回
市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました議案の概要と今後の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。
4月3日、四年
制総合大学公立小松大学が開学し、
生産システム科学部80名、
保健医療学部看護学科53名、同
臨床工学科34名、
国際文化交流学部83名、合わせて250名が第1期生として入学いたしました。
今後4年間の学びで、高度な専門知識やスキルはもとより、少子化や
グローバル化、技術革新など目まぐるしく変化する環境、社会の中で、基盤となる豊かな教養と多角的な視野で物事を捉える力を身につけ、市内全域をフィールドに、企業や市民と積極的に交わることで豊かな人間性と人やAIと交わりながら仕事を進める能力を育み、地域と世界で活躍できるグローカルな人材が数多く育つよう大いに期待しています。
学生の出身地については、南
加賀19%、県内39%、県外42%と全国から入学いただいており、進学時の人口流出に歯どめをかけるとともに、たくさんの若者を呼び込むことができました。その結果、1学年だけで100人以上が市内に移り住んだことになり、これを見越してアパートや
シェアハウスなどが建てられました。今後3年間、町なかへの転入が続くことが見込まれることから、
不動産関連と連携して
住まい確保に関する
サポート体制を一層充実してまいります。
JR小松駅周辺の
歩行者通行量についても、4月調査では日中1日当たり3,012人と前年比で約3倍に増加しました。4月に利用開始したこまつ820ステーションや5月7日にオープンした
町家ハウスRyusukeを活用した学生たちの交流促進や、大学周辺の飲食店が加盟し学生に割引価格でランチ等を提供する
まちなか学食ネットなどにより、今後さらなるまちの
にぎわい創出や経済効果が図られるものと考えています。
大学の開設により人の流れの変化が加速し、まちのイメージも大きく変わりました。
JR小松駅の
駅東エリアでは「科学と
ひとづくり」、
駅西エリアは「歌舞伎のまち」をテーマに
まちづくりを進めてきましたが、東西のコントラストの中央に位置する
Komatsu A×Z
Squareと大学の開設により
JR小松駅周辺は学びに関する施設が集積する北陸の際立ったエリアとなり、まちの
ブランド力が大きく高まりました。
2020年夏の
東京オリンピック・
パラリンピック、2023年春の
北陸新幹線小松開業など大交流時代を控え、今後、
JR小松駅が人々と文化が行き交う南
加賀のターミナルとしてさらに機能と魅力が高まるよう取り組んでまいります。
「「珠玉と歩む物語」小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」に続き、文化庁の
日本遺産に5月24日、
北前船寄港地安宅が「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異
空間~北前船寄港地・
船主集落~」として追加認定されました。古代から交通の要衝であった安宅は、江戸中期から明治にかけ繁栄しました。風情のある町並みの中には往時をしのばせる旧家が、また数々の貴重な文化財や
伝統行事など、その歴史文化が色濃く残っています。
市では、
日本遺産認定記念イベントとして、6月10日に
日本遺産認定記念フォーラム「
北前船寄港地・安宅湊から学ぶ」を
日本遺産文化財の吉祥庵にて開催します。あわせて9日、10日と「花の安宅に着きにけり」と題して、旧家、旧跡を舞台にまちめぐり
スタンプラリーを開催します。さらに、9日には
安宅ビューテラスがリニューアルされます。日本海を眺望し、山の幸、海の幸をアレンジした料理を楽しめる安宅海岸のオアシスとして、新たな空間として安宅の関を訪れる人々をおもてなしいたします。
荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地、船主集落は、今も
日本海沿岸を中心に数多く残り、時を重ねて形づくられてきた独特の風土、風景が人々を魅了しています。今後、認定を受けた全国38自治体と連携し広域観光を推進していくとともに、
日本遺産認定をはずみに歌舞伎「勧進帳」の舞台・安宅の関、難関突破の守護神、
安宅住吉神社などとともに、
安宅地区エリアの魅力を磨いてまいります。
では、最近の主な市政の執行状況についてであります。
ことしで20回を迎えた
全国子供歌舞伎フェスティバルin小松は3団体をお招きし、砺波市、米原市、長浜市の
子供役者が華麗な演技で満場の客席を沸かせました。小松市の
子供役者は「勧進帳」を堂々と演じ上げ、節目の祭典が拍手喝采に包まれました。
お旅まつりでは、
メーン行事である曳山八基曳揃えが8年ぶりに
JR小松駅前で行われるとともに曳山とみこしが共演し、
子供役者の
歌舞伎上演に花を添えました。駅の
東西エリアでも多彩なイベントが繰り広げられ、祭りの魅力が結集いたしました。曳山の上では、寺町、八日市町の
子供役者がそれぞれの演目を
情緒たっぷりに演じ、来場者から盛大な拍手が送られました。公募による曳山の曳き手は、外国人を初め
公立小松大学の学生や市内外の企業などから多くの参加があり、体験型の
伝統行事として250年以上続く町衆文化の魅力を発信することができました。
5月9日から23日まで、
NHK金沢放送局新
放送会館オープン記念として制作される
石川発地域ドラマ「いよっ!弁慶」の市内ロケが行われました。主役の大西統眞くんを初め西田尚美さん、篠井英介さん、鹿賀丈史さんら出演による
曳山子供歌舞伎を題材とした心温まる
人情ドラマとして、10月31日午後9時から
NHKBSプレミアムで全国放送されます。「歌舞伎のまち こまつ」をPRする絶好の機会であり、ぜひ全国の多くの方々にごらんいただきたいと考えています。
平成28年10月の市民の念願であった安宅の関跡での「勧進帳」公演では、弁慶役の
市川海老蔵さん、富樫役の中村獅童さんらが繰り広げる圧巻の舞台に万雷の拍手が送られ、「勧進帳のふるさと こまつ」の歴史に残る1日となりました。ことし9月4日、5日に
市川海老蔵さんの公演が2年ぶりにこまつ
芸術劇場うららにて開催されることになりました。今回は海老蔵さんが舞踊劇として復活させた歌舞伎十八番「蛇柳」が披露される予定です。これからも市川宗家との御縁を大切に、「歌舞伎のまち こまつ」の魅力をさらに高め、未来へつなげてまいります。
さて、4月にドイツで開催された飛び込みの
ジュニア国際大会インターユースで
小松市立高校3年の中
秀太郎選手が3
メーター飛板飛込の部で優勝しました。また、同じく4月にコロンビアで開催された
トランポリンの
環太平洋選手権大会で
南部中学校3年の
田中沙希選手が
女子団体競技と
シンクロナイズド競技ジュニア女子の部で優勝しました。両名とも今後の活躍が大いに期待されます。
5月には、中国で開催された陸上の
世界競歩チーム選手権において、男子50キロメートルの部で
リオオリンピック銅メダリスト、
世界選手権銀メダリストで
小松ゆかりの荒井広宙選手が個人と団体で優勝しました。荒井選手は世界大会のたびに順位を上げており、今回念願の
主要国際大会での初タイトルを獲得いたしました。
NTCカヌー競技強化拠点施設に指定されている木場潟は、先日発表されましたカナダを含め6力国の
カヌー代表チームに
東京オリンピック・
パラリンピックに向けた
キャンプ地として決定いただいております。先月15日には
英国カヌー連盟のポール・
ラトクリフ選手強化部長、
アンディー・マドック技術責任者が来松され、木場潟は設備が充実し、
世界トップレベルの練習環境があるとの高い評価を受けました。今後も世界に誇れるカヌーのメッカとしてさらに機能を向上させるとともに、
市民サポーターによる支援体制の充実など、各国の
ナショナルチームや
世界トップクラスの選手の
キャンプ地として活用されるよう取り組んでまいります。
7月28日から8月1日にかけて、
トランポリンの
ニュージーランドナショナルチームに
世界選手権の
事前キャンプ地として
小松総合体育館を利用いただくこととなっています。これは
東京オリンピックを見据えた合宿と伺っており、ぜひとも東京大会の事前合宿の誘致につなげていきたいと考えております。さらに、
ホストタウンとしての取り組みを拡充し、
各国代表選手を初め幅広い交流機会を通じたレガシーの創出を目指してまいります。
昨年10月に井山裕太六冠と
高尾紳路名人との対局が行われた囲碁の名人戦に続き、4月19日、20日にかけて粟津温泉において将棋の名人戦が行われ、羽生善治二冠と
佐藤天彦名人による名人の称号をかけた対局が行われました。
粟津温泉は、ことしが開湯1,300年本祭の節目の年であり、整備を進めております(仮称)
粟津温泉交流広場については8月23日からのおっしょべ祭りまでに供用できるよう調整しています。広場は「祈り」「結び」「いやし」の聖地をテーマとし、
イベントスペースのほか、光や水で彩る石の壁、カップルの出会いを演出する石段など小松産の石をふんだんに配置し、
日本遺産「珠玉と石の文化」の魅力も発信してまいります。
なお、25日は恒例の留学生との交流と
国際文化を楽しむ
スモールワールドを本会場にて開催する予定です。
4月には、小松の石と景観に魅了され1カ月余り市内に滞在し、自然素材を用いる著名なランド・アーティスト、
イギリス人のジュリア・ブルークさんが
小松市立高校芸術コースの生徒と学習会を行ったほか、TAKIGAHARA FESTIVALにおいて滝ケ原の石切り場の中で創作した作品を披露し、滝ケ原を舞台に
日英芸術交流が行われました。
(株)コマツ様からの
企業版ふるさと納税により支援しております
遊泉寺銅山跡については、5月13日、本格的な整備着手を前に事業の成功を祈願する記念式典が
遊泉寺銅山再生パートナーシップ主催のもととり行われました。今後、2021年春の
プロジェクト完了まで、「銅の音めぐり」をコンセプトとした7つの見どころや休憩・学習施設などが順次整備されていく予定です。
小松精練(株)様からの
企業版ふるさと納税を資金に、2019年春のオープンを目指し石川県
九谷窯元工業協同組合が整備を行っていますCERABO KUTANIとともに、
ものづくりと人づくりの精神を未来へつなぐ拠点として多くの人が訪れ、地域の活性化並びに
交流人口の拡大につながると期待しています。
地域の活力と人材を育成するため、9月に開校予定のこまつ市民大学については、6月1日に
公立小松大学、
小松商工会議所、小松市
まちづくり市民財団、小松市
社会福祉協議会、そして小松市による
運営委員会を設立し、7月から受講生を募集します。
地域コミュニティ活性化やAI・
IoT活用講座などさまざまなカリキュラムを設けるとともに、
公立小松大学、第一
コミュニティセンターを初めまち全体を学びのキャンパスとし、若者、女性、シニアなど全ての市民が活躍できるよう後押しします。人生100年時代を迎える中、チャレンジ・アンド・リカレント、いつでも誰でも学び直しができ、新たなことに挑戦できる機会を提供し、生涯を通じて市民一人一人がはつらつと輝き続けられるよう支援してまいります。
昨年12月、
Komatsu A×Z
Squareにオープンしたカブッキーランドは、金沢や福井などからもたくさんの
子供たちに利用され、5月29日に
延べ利用者5万人を達成しました。
子供たちは、すくすくひろばでは大型遊具で思いっきり体を動かし、知的玩具では想像力を膨らませ、
クッキングスタジオでは調理体験を通じて食べることの大切さやつくることの喜びを学んでいます。
さて、3月に
国立社会保障・
人口問題研究所が全国の
市区町村別の将来推計人口を公表しました。これは、2015年の国勢調査をもとに2045年までの30年間の人口を推計したもので、前回の2010年の国勢調査をもとにした推計との比較では、周辺他市では下振れしている自治体も見受けられましたが、小松市においては2015年の実績値で440人の上振れ、2040年の推計値では2,858人の上振れとなっています。
合計特殊出生率の高まりや転入者の増加などが数値の上振れにつながっています。これまでの出産・子育てしやすい環境づくりや教育環境の充実、住みよさのレベルアップなどの政策が成果としてあらわれてきているものと考えており、これからもさらに取り組みを進めてまいります。
施設の設計、建設、運営を民間事業者へ包括的に委託するDBO方式を導入したエコロジーパークこまつ・クリーンセンターでは、平成28年4月からの建設工事もほぼ完了し、7月1日からの稼動に向けた試験運転を行っています。また、リサイクルセンターについては、これまでも管理運営を民間に委託していましたが、7月1日からはストックヤード、最終処分場の管理運営及び大型ごみ、動物回収に関する業務についてもあわせて一括委託します。
エコロジーパークこまつの運営に当たっては、市と関連する受託事業者によるエコロジーパークこまつ連絡会を設置の上、毎月の定例会を開催するなど、安全で効率的な運営を図ってまいります。また、焼却による熱エネルギーを利用した施設内発電や売電に加え、
子供たちが廃棄物やリサイクル、地球温暖化などについて学べるエコロジー学習の場としても活用するなど、まち、環境にやさしい施設を目指します。
これまでも民間資金やノウハウの導入を初めとする行財政運営の改革を進めてきましたが、今後も引き続き重要な手法として取り組んでまいります。
さて、防衛省が行っている小松飛行場周辺事業の中で、小松飛行場周辺整備協議会が要望していた事項のうち、防衛事務所の移転についてはことし1月に実現し、自衛隊向本折官舎の建設についても既に着工しています。住宅防音工事の拡大等については、国の9割助成によるエアコンの取りかえは、現状では順番待ちで申し込みから着工まで2年近くかかるケースがありますが、今年度、住宅防音工事に係る小松飛行場管内分の国予算が昨年度の7億6,000万円から18億円に大幅に増額され、待機が約1年に短縮されます。さらに、75歳以上の高齢者のみ世帯、小学生未満で保育園などに通っていない子供がいる世帯、おおむね身体障害者3級までの障害者手帳をお持ちの方がいる世帯については優先的に対応し、申し込みから約2週間で着工できることとなりました。6月からの措置で、希望者は町内会長に希望届を提出することになっています。市としましても、優先措置に関する周知や相談、受け付けなどの町内会の事務負担を考慮し、小松飛行場周辺整備協議会への交付金について所要額を計上しています。
次に、平成29年度の決算見通しについてです。
平成29年度の歳入においては、法人市民税や固定資産税が伸び、市税収入全体で当初予算に対して約4億1,000万円増を見込んでいます。また、大雪に関する除雪費用への配慮などにより特別交付税が2億4,500万円増となりました。一方、歳出では、ピークを迎えたエコロジーパークこまつ・クリーンセンターの建設、
公立小松大学の開学準備、木曽町住宅の建てかえなどに取り組みました。また、戦後3番目となる記録的な大雪となり、約6億2,000万円と例年に比べ除雪費が大幅に増加したことから厳しい財政運営となりましたが、国土交通省からの臨時的な補助金交付、効率的な予算執行とさらなる固定費の削減に努めた結果、5億円台半ばと例年並みの黒字決算となる見込みです。当初予算でも6億円の取り崩しを予定していた財政調整基金についても5億円の取り崩しにとどめるとともに、減債基金に1億円を積み立てることとし、地域経済活性化対策基金を含めた主要3基金の平成29年度末残高は、目安としている25億円を確保いたします。また、財政健全化への大きな課題である市債残高についても、発行額の抑制や繰り上げ償還などにより、全会計で1,230億円と前年度より14億円の改善を見込んでおり、平成21年度末市債残高に対し、10年間で200億円圧縮するという目標を2年前倒しで達成し、8年間で204億円を圧縮できる見込みです。
平成30年度の予算の執行につきましても、市民の皆様の共通の願いである健全な財政を目指し、利子負担の軽減とあわせ、引き続き将来負担の軽減を図っていきます。国内景気については緩やかながら回復基調が続くとの予測もありますが、米中の貿易摩擦や原油高などリスクも抱えており、不透明感もあることから、変動要素の大きい法人市民税を中心に歳入の動向を慎重に見きわめながら、NEXT10年ビジョンの実現に向けた各施策を着実に進めてまいります。
それでは、今議会に提出しました議案の概要について説明申し上げます。
提出いたしました議案は、予算案4件、条例案4件、その他の議案6件、合計14件であります。
初めに、補正予算案の概要についてです。
補正額は一般会計3億8,920万円、特別会計1億380万円、合計4億9,300万円、その他債務負担行為額として企業会計を含めて8億9,581万6,000円を計上しております。補正後の予算累計額は、一般会計では457億7,920万円、全会計の合計では1,003億1,980万円となります。
次に、補正予算案に計上しました主な施策について御説明いたします。
まず、こまつ町家などの家屋が建ち並び、歴史ある街路空間が形成され、本市中心部を通る北国街道については平成27年度から無電柱化による景観整備を進めています。西町から龍助町までの区間は平成22年に伝統的景観重点地区に指定され、平成26年には地元住民が主体となる龍助町・西町北国街道まちなみ協議会が発足し、町衆文化の粋、そして常に時代の先端を取り入れてきた進取の気性などをコンセプトに取り組みが進められています。今回、国の補助内示にあわせ所要額を追加計上するものであり、
北陸新幹線小松開業を見据え、江戸時代から多くの旅人が行き交い、文化が交差した歴史ある街道の町並み景観の向上を図り、まちのイメージアップにつなげてまいります。
木場潟は、霊峰白山の眺望を楽しみながらのウオーキングや憩いの場として年間70万人を超える人々が訪れ、また春には約1,300本の満開の桜並木が来訪者の心を和ませてくれる北陸でも有数の桜の名所として親しまれています。今回、
北陸新幹線小松開業を控え、車窓からさらにすばらしい景観を楽しんでいただけるよう、1周6.4キロメートルの周遊園路のうち桜並木がつながっていない区間については市民参加で桜の植樹を行う木場潟公園桜回廊事業に対して応分の負担をするものです。
実施に当たっては、石川県、公益財団法人いしかわ緑のまち基金、公益財団法人木場潟公園協会、そして小松市で構成される「木場潟公園桜回廊」実行委員会を設置し、広く市外、県外からも参加者を募り、今秋に植樹を行うこととしています。なお、植樹参加者には費用の一部を寄附金として御負担いただき参加いただく予定です。新幹線から見える日本一美しい霊峰白山と桜の調和を目指し、
オール小松、
オール石川で取り組んでまいりましょう。
安宅地区は、
北前船寄港地・船主集落として
日本遺産に認定されました。これまでも2016年に策定しました安宅フューチャーデザインに基づき取組みを進めてきましたが、
日本遺産認定をはずみに白砂青松の絶景ポイントと難関突破のパワースポット安宅について、エリア一体としての魅力をさらに高めてまいります。
今回、その拠点となります安宅の関も含む都市公園の効果的な活用も踏まえ、市全域の緑地保全や緑化推進に関して、その将来像、目標、施策などを定める緑の基本計画について再構築いたします。
北陸新幹線小松開業や外国人旅行者数の増加を見据え、
日本遺産を初めさまざまな地域資源をさらに磨き上げ、インバウンド集客を図ってまいります。
ところで、世界は今、第4次産業革命とも言われるロボット、IoT、AIなどの活用による経済や社会生活を一変させるイノベーションが急速に進展しています。特に日本においては、景気回復基調が続く中、労働人口の減少による人手不足が深刻な問題となっており、生産性向上と働き方の見直しが喫緊の課題となっています。
こうした中、国は2020年度までの3年間を生産性革命集中投資期間と位置づけ、中小企業を含め、設備や人材への投資を力強く促すため、税制改正、規制改革、助成制度などの創設などさまざまな取り組みを進めています。その一環としての地方税法の一部改正を受け、市内の中小企業が行う生産性向上のための設備投資に対して、3年間、固定資産税をゼロにする内容を含む小松市税条例の一部を改正する条例案を提出いたします。市としましても、従来からの経営モデルチェンジ制度の対象業種をさらに拡充し、働きがいのある職場環境づくりを応援してまいります。
林道北谷線につきましては、効率的な森林の整備、地域産業の振興等を図るため、今回、国の補助内示にあわせ追加補正するものです。
し尿処理については、小松市と
加賀市で構成される小松
加賀環境衛生事務組合において行っていますが、処理施設2棟のうち老朽化した昭和56年建設の施設を改築するため、応分の負担金について債務負担行為限度額を設定するものです。DB方式(設計・施工一括発注方式)により7月中旬に事業者の募集を行い、今年度中に契約を締結の上、2021年春から稼動する予定となっております。この設計・施工一括発注により、民間企業の独自の技術や工法等を設計に反映させることができ、コスト削減と施工品質の向上が期待できます。
なお、公共下水道の普及により、し尿処理量は減少していることから、改築事業に当たり処理計画量を見直し、施設のダウンサイジングを図ってまいります。
公共下水道関連施設の維持管理については、仕様書に基づき発注者側から詳細に指示を出して業務を行う仕様発注方式から、放流水質や汚泥の含水率など発注者が要求する水準を確保できる範囲で受注者側の創意工夫を取り入れる性能発注方式に移行するに当たり、契約期間を3カ年とし、債務負担行為限度額の設定を行うものです。本方式により民間ノウハウによる業務の効率化、コスト縮減が期待でき、現行の委託料に対してVFM(バリュー・フォー・マネー)のマイナス8%を目指します。
エコロジーパークこまつ・クリーンセンターにおいては7月1日から本稼動いたしますが、今回、特定防衛施設周辺整備調整交付金(9条交付金)をセンターの管理運営に活用するため、基金条例を見直した上、積み立てに係る所要額を計上しております。
以上の補正予算案の財源といたしまして、国・県支出金、市債などの特定財源のほか、前年度繰越金2,840万円を充てております。
なお、故人より教育に活用してほしいとの遺志により1,000万円の寄附を受けました。未来教育推進基金及び高等教育振興基金に各500万円を積み立てております。
最後に、平成29年度3月31日付にて行いました専決補正についてです。
まず、大雪関連として、除雪費につきましては3月補正でも対応しておりますが、費用額の確定に伴い一部専決補正予算で追加したものです。また、被害を受けた農業用ハウスの再建、修繕に係る費用などについても所要額を計上するとともに繰越明許費もあわせて計上しております。大雪関連の歳入としては、国・県支出金のほか特別交付税の追加交付分も計上しております。
大雪関連以外につきましては、歳入では市税の増額のほか財政調整基金からの繰入金の減額、市債の整理など、歳出では県営街路整備費負担金の増額、減債基金への積み立てのほか、3月補正後に生じた事由あるいは3月末までの実績見込みに基づく不用額の整理が主な内容であります。
条例案といたしましては、小松市総合治水対策の推進に関する条例についてなど4件、その他の議案として工事請負契約についてなど6件を提出しております。
条例案のうち、小松市総合治水対策の推進に関する条例については、近年の集中豪雨、局所的大雨による浸水被害を踏まえ、行政、事業者、市民の協働による治水対策の推進を図ることとし、一定規模以上の開発行為等については宅地開発や商業施設の建設に加え、駐車場や道路、鉄道などの整備についても市と雨水排水計画に関する事前協議を行うことなどを定めるものです。
さて、北陸新幹線の整備状況につきましては、市内各地で高架橋や橋梁の工事が目に見えて進んできました。4月末現在で進捗率34.8%となっており、現在、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構において検討しております新幹線駅舎の設計につきましては、今年度末には外観、内観のデザインが決まり、来年度からはいよいよ駅舎の建設が始まります。駅舎建設にあわせて市が整備する駅東西の広場については、今年度中に市民からの意見も踏まえプランを決定いたします。
北陸新幹線敦賀開業にあわせて並行在来線はIRいしかわ鉄道株式会社に引き継がれますが、在来線は市民の身近な生活の足として重要な交通手段となります。通勤通学はもとより、ビジネスや観光の面でも、より便利で快適な鉄道となるよう周辺自治体や商工
会議所とともに取り組んでまいります。
粟津駅において、5月25日夜、悲しい事故が発生しました。お悔やみと一日も早い回復をお祈りいたしております。JRにおいても対応を進めており、市としても応急の対策は講じましたが、JRや地域とともに安全性の向上に努めてまいります。
粟津駅利用者は、周辺地区の区画整理や市道整備、駐輪場の改修などにより増加しており、今後も官民連携で未利用地の活用のほか、駅西広場や駅東西自由通路の整備についても検討していきます。
明峰駅につきましても、近年、利用者は増加傾向にあります。明峰駅はことしが開設30周年に当たり、トイレ改修や駐輪場の建てかえ、照明施設のLED化などのリニューアルを行います。粟津駅、明峰駅は南北の地域交通の拠点であり、より使いやすい駅を目指してまいります。
JR小松駅の利用者も増加しており、今年度は4月の大学開設等によりさらに利用者数が伸びております。
東京オリンピック・
パラリンピック、
北陸新幹線小松開業など大交流時代を控え、
JR小松駅が南
加賀のターミナルとしてさらにグレードアップするよう取り組んでまいります。
現在、
JR小松駅、粟津駅と粟津温泉に設置しているレンタサイクルについては多くの方に御利用いただいておりますが、近年、外国人旅行者を中心に自転車で観光スポットや里山などをめぐるサイクリングツーリズムが注目されております。訪日外国人旅行者数はオリンピック・
パラリンピックイヤーである2020年には4,000万人に達すると予測されていることから、インバウンド誘客をさらに推進していくため、周辺市町との広域連携での利用に向けてニーズ調査をしてまいります。
インバウンド拡大や交流時代を支える小松空港の平成29年度の利用状況については、国内線は前年度比1.2%増、国際線は初めての20万人を超え4.3%増と好調でした。4月から運航している香港チャーター便については搭乗率が90%を上回るなど好調に推移しており、今後、県や関係機関と連携しながら、ソウル、上海、台湾に次ぐ国際定期便の実現に向けて働きかけてまいります。国際貨物定期便についてもアゼルバイジャン便の定期便化などにより前年度比9.3%と大きく伸びました。
さて、小松市は2020年に1940年(昭和15年)の市制施行から80年の節目を迎えます。2010年の市制70周年の際には「「温故知新」…感謝!そして未来へ」をテーマに、市民総参加で四季を通じてさまざまな記念事業を実施し、国内外に小松の魅力を発信いたしました。
2011年には、北陸新幹線金沢開業を見据えて、まちの新しい形とイメージアップを目指し10年ビジョンを策定し、まちの強みを4テーマに大別し、
まちづくりを展開してきました。
2015年には、全国植樹祭が木場潟公園を主会場に開催され、また人口減少や超高齢化、技術進歩や
グローバル化などの社会変化、
東京オリンピック・
パラリンピック、
北陸新幹線小松開業などの成長の機会を見据えてNEXT10年ビジョンを策定いたしました。時代を先取りした取り組みを市民、事業者、団体など
オール小松で展開した結果、住みよさランキングなどの客観的指標の評価も高まり、まちのイメージと
ブランド力も向上してきました。
時代はダイナミックに変化しています。2020年の市制80周年に向けて、政策の立案や調整などの準備を始め、未来に向かってさらに飛躍する取り組みを進めるとともに、その先の20年を見据えた中期展望を構築してまいりたいと考えます。
最後に、平成30年度の税収についてであります。
法人市民税については、基幹産業である鉄工機械の企業業績が海外経済の回復傾向を受けて堅調に推移しており、企業決算を踏まえた税収は予算に対して上振れの見込みです。また、管内の有効求人倍率も高い水準で推移するなど、雇用・所得環境は改善傾向が続いており、建築着工件数についても近年増加傾向を示しているなど、市税全体に好材料があると考えます。
しかしながら、原油価格の高騰を初め、米国大統領の貿易制限発言や輸入関税見直し、そして地球環境改善のためのパリ協定離脱など、国際間の複雑な摩擦になりつつあります。さらに、朝鮮半島非核化をめぐっては流動的な要素など、予断を許さない情勢にあり、今後、これまで以上に注視していかなければなりません。
その他の議案等につきましては、本日からの日程に従い担当部課長より説明いたしますので、私からの説明は省略いたします。
以上で提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしくお願いいたします。
21 ◯議長(
宮川吉男君) この際、午後1時30分まで休憩いたします。
休憩 午前10時50分
再開 午後 1時30分
22 ◯議長(
宮川吉男君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
23 ◯議長(
宮川吉男君) 先ほどの休憩中に副議長吉本慎太郎君から、副議長の辞職願が提出されました。
お諮りいたします。
この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
24 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、議題といたします。
───────── ◇ ─────────
◎副議長の辞職について
25 ◯議長(
宮川吉男君) その辞職願を事務局長に朗読させます。
〔事務局長朗読〕
辞職願
今般、一身上の都合により、平成30年6月4日をもって、小松市議会副議長の職を辞したく存じますので、特段の御配意をお願いいたします。
平成30年6月4日
小松市議会議長
宮川吉男殿
小松市議会副議長 吉本慎太郎
26 ◯議長(
宮川吉男君) お諮りいたします。
吉本慎太郎君の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
27 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、吉本慎太郎君の副議長の辞職を許可することに決しました。
吉本慎太郎君の入場を許します。
〔9番 吉本慎太郎君入場〕
───────── ◇ ─────────
◎副議長退任のあいさつ
28 ◯議長(
宮川吉男君) この際、吉本慎太郎君が発言を求めておりますので、これを許します。
吉本慎太郎君。
〔9番 吉本慎太郎君登壇〕
29 ◯9番(吉本慎太郎君) このたび副議長の職を辞するに当たり、一言お礼と感謝の御挨拶を申し上げます。
私は、平成29年3月定例会におきまして、議員各位の温かい御推挙により、名誉ある小松市議会第53代副議長の重職につかさせていただきました。
以来今日まで、梅田利和議長、
宮川吉男議長の補佐役として副議長の職務に全力を尽くしてまいりました。何分行き届かない点も多々ございましたが、大過なく重責を全うすることができました。これも議長初め議員各位、執行部の皆様並びに多くの市民の皆様の温かい御支援と励ましのたまものであります。ここに、皆様の御厚情に対して心より感謝し、お礼申し上げる次第でございます。
副議長としてこの1年3カ月の間、数多くの経験をさせていただきました。特に脳裏に焼きついているのは気象被害への対応であります。昨年夏の台風5号の襲来、それに伴う梯川水位の上昇、そしてことしの冬、37年ぶりの豪雪と、小松市を襲った相次ぐ気象被害に対し、議長や事務局や議員とともに、終日、市役所に詰めながら、その推移を掌握、議会としての対応を協議しましたことは、改めて危機管理対策の重要性、市民の安全・安心を守ることの大切さを再認識した次第であります。この貴重な経験は、私の議員生活において忘れ得ぬ大きな財産になるものと思っております。
そして、在任中、私が心がけましたのは、議会代表として市民の皆様あるいは県内外の皆様と接する際、日々の議会活動、議員活動の丁寧なる説明に努め、身近で接しやすい小松市議会を発布することでありました。議会の透明化と見える化の一助となるべく、わかりやすさ、親しみやすさを第一義にと心がけました。
今後は、一議員として小松市勢の発展と教育の向上、さらには市民福祉の充実、議会の発展のため、最大限の努力をさせていただきたい所存であります。今後とも変わらぬ御支援、御指導のほどお願い申し上げまして、辞任の挨拶といたします。
実り多い日々でした。本当にありがとうございました。(拍手)
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
30 ◯議長(
宮川吉男君) ただいま副議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
31 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎副議長の選挙
32 ◯議長(
宮川吉男君) 副議長の選挙を行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
33 ◯議長(
宮川吉男君) ただいまの出席議員数は21名であります。
投票用紙を配付いたさせます。
〔投票用紙配付〕
34 ◯議長(
宮川吉男君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
35 ◯議長(
宮川吉男君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
36 ◯議長(
宮川吉男君) 異状なしと認めます。
念のために申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
正面左側より右に向かってお進みください。
点呼を命じます。
〔氏名点呼・各員投票〕
37 ◯議長(
宮川吉男君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
38 ◯議長(
宮川吉男君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
39 ◯議長(
宮川吉男君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に井田秀喜君、新田寛之君、浅村起嘉君の3名を指名いたします。
よって、3名の諸君の立ち会いをお願いいたします。
〔投票点検〕
40 ◯議長(
宮川吉男君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 21票
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち
有効投票 21票
無効投票 0票
有効投票のうち
出 戸 清 克 君 20票
橋 本 米 子 君 1票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は5.25票であります。
よって、出戸清克君が副議長に当選されました。
ただいま副議長に当選されました出戸清克君が議場におられますので、本席から
会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
───────── ◇ ─────────
◎副議長就任のあいさつ
41 ◯議長(
宮川吉男君) この際、出戸清克君が発言を求めておりますので、これを許します。
出戸清克君。
〔12番 出戸清克君登壇〕
42 ◯12番(出戸清克君) 今ほどは皆様方の御推挙により、第54代副議長に就任することができました。本当にありがとうございます。大変感謝をいたしております。
市民の幸せ、市勢発展のために、宮川議長を支え、懸命な努力をする所存でございます。今後とも議員の皆さん、市長初め執行部の皆さんの絶大なる御支持、御支援をよろしくお願いいたして、御挨拶にかえます。
どうもありがとうございました。(拍手)
───────── ◇ ─────────
◎副議長就任・退任の言葉
43 ◯議長(
宮川吉男君) この際、灰田昌典君が発言を求めておりますので、これを許します。
灰田昌典君。
〔22番 灰田昌典君登壇〕
44 ◯22番(灰田昌典君) お許しをいただきましたので、ただいまの副議長の選挙において新しく就任しました第54代副議長出戸清克君に対するお祝いと激励の言葉を、そして、このたび一身上の都合により副議長の職を辞任されました吉本慎太郎君に対するねぎらいと感謝の言葉を述べさせていただきます。
さて、54代副議長に就任されました出戸清克君につきましては、市勢の発展と市民の福祉の向上を願い、これまで福祉文教常任委員長を初め各種委員会等の要職につかれ、豊かな議員経験をもとに、本市の活性化と市民生活の向上に御尽力されてきたことは、我々一同敬服いたしているところであります。
今後は、宮川議長の補佐役としてその責務を十二分に果たされ、市民の御期待に応えるべく、すぐれた思考力と行動力を持って十二分な成果を上げられることを確信いたすものであります。
我々一同は、全力で御支援する所存でありますので、執行部の皆様、そして多くの市民の皆様の温かい御指導、御鞭撻を心からお願いするものであります。
また、一身上の都合により辞任されました吉本慎太郎前副議長には、本当に御苦労さまでございました。心から感謝を申し上げます。
平成29年3月に就任されて以来、今日まで梅田議長、宮川議長の補佐役として若さと行動力を発揮され、副議長としての責務を果たされたことは10万8,000市民が知るところであり、心からねぎらいと御礼を申し上げます。
これからは、この経験を十二分に生かされ、議員としてこれまで以上に市民の福祉の向上、市勢発展のために御尽力を賜ることをお願い申し上げまして、私のお祝いとねぎらいの言葉といたします。
出戸新副議長、本当におめでとうございます。吉本前副議長には長い間、大変御苦労さまでございました。
終わります。
45 ◯議長(
宮川吉男君) この際、市長が発言を求めておりますので、これを許します。
市長、
和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
46 ◯市長(
和田愼司君) 吉本前副議長におかれましては15カ月間という長きにわたりまして、市民のため、そして小松市のために辣腕を振るわれましたこと、本当に感謝を申し上げたいと思います。
若い行動力、フットワーク、そして吉本議員が持っておられます都会的センス、これをフルに発揮していただいたわけでございまして、これからもその都会的なにおいをさらに小松市に落としていただくようお願い申し上げたいと思います。
出戸新副議長におかれましては、長年にわたり農業、また民間企業で培われたさまざまなノウハウ、特にバイタリティあふれる行動力、そして常にアクティブな前向きな発想力、これをまた新たな小松市の発展のために、ぜひ宮川議長とともども議員の皆さんと一緒に小松市のためにまた辣腕を振るっていただきたいなというふうに思っております。
これからさらに時代はどんどん進化いたします。出戸副議長のお持ちのまさに未来志向で、この小松市が大きく飛躍するその原動力になっていただくことを心からお祈り申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
47 ◯議長(
宮川吉男君) この際、暫時休憩いたします。
休憩 午後 1時55分
再開 午後 2時40分
48 ◯議長(
宮川吉男君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
49 ◯議長(
宮川吉男君) この際、御報告申し上げます。
先ほどの休憩中に、出戸清克君から議会運営委員の辞任願の提出があり、委員会条例第9条の2の規定により許可いたしましたので、御報告いたしておきます。
───────── ◇ ─────────
◎日程の追加
50 ◯議長(
宮川吉男君) お諮りいたします。
ただいま欠員となりました議会運営委員1名の選任を日程に追加し、議題とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
51 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎議会運営委員の選任
52 ◯議長(
宮川吉男君) 議会運営委員の選任を行います。
お諮りいたします。
議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定に基づき、議長において吉本慎太郎君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
53 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました吉本慎太郎君を議会
運営委員会の委員に選任することに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎諸般の報告
54 ◯議長(
宮川吉男君) この際、御報告申し上げます。
先ほどの休憩中に福祉文教常任委員会が開かれ、出戸清克君から福祉文教常任委員長の辞任願が提出され許可されました。
これに伴い委員長が欠員となりましたので、委員長互選を行った結果、吉本慎太郎君が福祉文教常任委員長に互選されましたので、御報告申し上げます。
───────── ◇ ─────────
◎次会日程報告
55 ◯議長(
宮川吉男君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
明5日から10日までは議案調査のため休会をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
56 ◯議長(
宮川吉男君) 御異議なしと認めます。
よって、明5日から10日までは議案調査のため休会することに決しました。
次会は、6月11日午前9時30分から
会議を開き、
市長提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
───────── ◇ ─────────
◎散会の宣告
57 ◯議長(
宮川吉男君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 2時44分
Copyright ©
Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...