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  1. 小松市議会 2018-03-07
    平成30年第1回定例会(第4日目)  本文 開催日: 2018-03-07


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午前 9時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(宮川吉男君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎諸般の報告 2 ◯議長(宮川吉男君) なお、説明員の欠席届がお手元に配付のとおり参っておりますので、御報告いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 3 ◯議長(宮川吉男君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政     一般質問
    4 ◯議長(宮川吉男君) 日程第1、市長提出議案第1号 平成30年度小松市一般会計予算外43件及び報告第1号を一括して議題といたします。  これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  なお、本日は一問一答方式での質疑・質問でありますので、質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 井 田 秀 喜 君 5 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。    〔3番 井田秀喜君登壇〕 6 ◯3番(井田秀喜君) おはようございます。  3日目に入りました。本日から一問一答という形であります。僕はもうなれてきましたけれども、ちょっとまた原稿のほう、今回はつくってまいりましたので、しっかりとまた答弁のほうをいただきたいなと思います。  それでは、通告に従いまして2点の項目について質問をさせていただきます。  まず、代表質問や一般質問の中でも今回多くの議員が取り上げておりましたので、この豪雪対策についてお尋ねなんですけれども、最初の1項目めですが、雪害対策本部設置後の対応ということについてお尋ねしようかと思っておりましたが、一昨日、昨日とそれぞれの議員の質問で答えが確認とれましたので、この辺は答弁は結構でございますので、早速次に移っていきたいと思います。  まずは、除雪委託業者についてお尋ねをしたいと思います。  建設業者にとりまして、雪が降れば通常の工事はとまります。かわりに舞い込んでくるのが今回のような除雪作業依頼であります。除雪車両の運転には、車種にもよりますが大型特殊自動車免許建設機械施工技士といった資格が必要になってきます。必然と日ごろから重機を扱う建設業者が除雪作業の担い手となるわけであります。  しかし、今回のような豪雪時には、降雪に対して除雪が追いつかない事態となってしまいます。不眠不休で除雪作業に当たっていただいた委託業者数は77社とのことでありましたが、本市全域が除雪対象となった今回のような場合、本当に除雪対応はこれで可能だったのかお尋ねをしたいと思います。  こちらに持ってきましたけれども、小松市降雪対策計画書。この中の初動体制の強化の中には大雪注意報や大雪警報などの防災気象情報での対応はもとより、局地的な大雪にも対応できる体制により除雪を行うとありました。そのほかにも、幹線市道の冬期交通の確保や歩道除雪、排雪と続いております。  除雪機械オペレーター育成制度等もありますが、近年、建設業者自体が減ってきております。この辺、具体的な対策というものがあるのかないのかお尋ねいたします。 7 ◯議長(宮川吉男君) 行政管理部長、高田哲正君。    〔行政管理部長 高田哲正君登壇〕 8 ◯行政管理部長(高田哲正君) おはようございます。  それでは、対策本部設置後の対応ということについては、もうよろしいということでございましたので、内容については答弁を次のところへさせていただきます。  委託業者の数、それから体制は十分なのかということですけれども、まず委託事業者の方の数についてお答えでよろしいでしょうか。  そうしましたら、除雪の委託業者や除雪機械につきましては、近年の積雪状況、積雪実績等を考慮しまして、市内全体のエリアをカバーできるように配備するようにしております。今年度は委託事業者77社、除雪機械171台と、以前よりは少しふえておりますけれども配備しております。  除雪作業におきましては、地域を熟知していることが重要でありまして、効率的な除雪を行うため、ほとんどの地域で地元事業者の方が担当しておられます。  今回の豪雪は、除雪能力をはるかに上回る降雪であったということでありまして、また低温状況が12日間続いて圧雪状態となるなどの特徴がありまして、そういった状況があったということでございます。  委託事業者の数が減っているけれども対策はあるかということについてもお答えしてよろしいでしょうか。  事業者の数が減っているという御指摘もございました。5年前、平成24年と比較しますと81社から77社と4社の減となっております。ただ、除雪機械数につきましては160台から171台と11台ふえておりまして、リース機械をふやすなどしまして機械数は確保しているといった状態であります。  前年度並みのリース除雪機械台数を確保するために毎年5月ごろに入札を行いまして、春先から除雪の準備に努めているところでございます。  また、毎年8月に委託業者との意見交換会を開催しまして、その際にアンケート調査を実施いたして、保有機械台数オペレーターの数などの状況を把握して、除雪エリアの確認、また変更に反映させているというところであります。  以上でございます。 9 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 10 ◯3番(井田秀喜君) 今ほどの答弁は一昨日、昨日とほかの議員の中からもありますので、ほぼ確認はできているんですけれども、実際、オペレーターの養成制度とかはありますけれども、今回のような大雪、今ほどの答弁にもありましたけれども圧雪がかかったり低気温になったりという形で非常に難しい作業レベルであったというふうに思います。  その中で、今回僕から提案させてほしいんですけれども、例えば地域の中、また校下の中、エリアの中に、これまで建設業従事者として重機を操作したことある方、そういった要するにシニアの方だとか転職されたような方、いらっしゃるんじゃないかなと思うんです。例えばそういう方々を把握し、登録して管理する。そういったことで今後の対策強化につなげていけるんじゃないのかなというふうに思うわけなんですね。  これは昨日の、これまでの答弁の中にもありました。この後も質問あるかもしれませんけれども、消防団に対する除雪車の配備というところにもつながってくるかと思うんです。実際にそういった小さい小型除雪車を配備する云々というよりも、大きなホイルローダーの、小型なホイルローダーをそれぞれ配備するほうが、より効率的、効果的に動くのではないかと。  今回もそうだったんですけれども、元気なシニアの方ってたくさんいらっしゃるんですね。「機械さえあれば、わし運転してあげれれんぞ」、そういった声、多く聞きました。  今回の経験を踏まえて、こういった対策を少し考えていくことを一つ御提案させていただきたいなというわけなんです。  今回、除雪機械の配備というところに次つなげていくんですけれども、先ほど説明もありましたようにリース機械全て合わせまして171台とのことでありますが、この中でも1点、ちょっと確認をさせてください。初動時から不調機械があったり、実際に発動してからすぐに故障してしまったりという機械があったというふうにもお聞きしました。これはここ数年、稼働することが非常に少なかったわけなんですが、もちろん点検はされているのはよくわかります。ただ、点検だけで見落としてしまいがちなことがあったんじゃないかなというふうに感じるわけなんですね。  本当に最近、暖冬で、去年は除雪の回数が本当に非常に少なかったというふうにお聞きもしております。今回は10回程度出ているということですけれども、このことも踏まえた上で、事前点検業務というものに問題はあったのかなかったのかお答え願います。 11 ◯議長(宮川吉男君) 行政管理部長、高田哲正君。 12 ◯行政管理部長(高田哲正君) 除雪機械の事前点検でございますけれども、委託業者から初動時の故障等の報告というのは直接受けておりません。故障が確認された場合は、事前に修理するように指導しておるところでございます。  委託業者が除雪作業を行っている間は、緊急時に対応するために市の職員が待機しまして、除雪機械が出動できるようにサポートという意味も含めまして準備しておるところでございます。 13 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 14 ◯3番(井田秀喜君) そういった答弁になるんだと思いますが、実際問題、いざというときに動かないというようなことにならないように、もう少し入念な点検をお勧めしたいなと思います。  今回本当に正直、想定外という言葉を本来使うべきではないかと思いますが、想定を超える短時間での大雪だったためにこういった対応になったのかと思いますが、やっぱり災害はいつ来るかわからないという備えをもう少し徹底していただきたいなというふうに思います。  そこで、次の質問の中の消雪装置についてお尋ねさせていただきますが、これも市内114カ所、77キロメートルにわたって設置されております。ここにも今回、残念ながらふぐあいが生じておりました。明らかにスイッチの入れ忘れ等による人的ミスによる不稼働なものというのはこれはもってのほかなんでありますが、先ほどの除雪機械同様、近年は本当に暖冬で降雪が少なく、事前点検時に気がつかなかったのか、配管の劣化等、本来は修繕されていなければならない箇所も多々あったのではないかなと思います。  消雪装置も稼働後すぐに噴水のように水があふれ出している箇所も、私、自分の目でも確認しておりますし、実際に地下水がくみ上げられず、消雪が行き届いていなかった路線というものも確認しております。こういったことを見ると、事前点検のときにやはりなれというか不備があったのではないかと指摘せざるを得ないです。  昨日、一昨日の答弁をいろいろとお聞きしていますと、今回の大雪に対してはすばらしい対応だったというふうに聞こえるわけですが、実際問題、残念ながら僕にはそういうふうには映っておりません。  そういった意味で、今後、入札という制度をとっていますからここは疑う余地はないんですけれども、ここ数年、毎年同じ業者が点検業務を受注されている。そういった現状もみていきますと、この点検業務自体にもなれ合いというものがあったんじゃないかなというふうに思ってしまうわけなんです。同じ人間のやることですから、どうしてもなれというものが出てくるかと思います。  そして、先ほど言うように地中に埋められている配管の中を全部点検するのはなかなか難しい話です。要はインフラ整備には大変お金がかかるということなんですが、コストカットというのも非常に大切なんですけれども、常に市民の生活の足、幹線道路、そういったところの足の確保というところからの観点からも、維持管理面という意味合いで不備が本当になかったのかどうなのか。現時点で、まだ大雪、まだ雪も全部解け切っておりませんけれども、現時点でそういった意味で不備がなかったのか。  こちらの答弁、もしくは都市創造部長でもよろしい。専門性のあることですから。でも結構ですので、御答弁いただければと思います。 15 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田 稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 16 ◯都市創造部長(藤田 稔君) ただいまの御質問の消雪装置に不備があったんではないかという御指摘でございますけれども、我々は管理の状況でございますけれども、11月末にはノズルの点検等を実施しておりまして、その以降は12月からは保守点検というそういった契約もやっておりまして、修繕等の対応はそういった形で委託しておりまして、今回、そういった不備があったんじゃないかという御指摘ですけれども、我々としては一切なかったものと考えております。  当然、点検の段階では全て、そこで問題があればすぐ直していくというような形になります。  その後、要するに機械であります。そういった中で、路面のところにもノズルが出ているということで、一応そういった中に雨とかそういうところから砂をかむとかいろんな問題があってふぐあいが出ることは、これは機械的なものなんで、そこは御理解していただけるものと思っております。  そういうことで、今、既存のそういった消雪装置についても更新時期を迎えているということで、順次計画的に実施しているわけでございますけれども、要は運用していく中で問題があれば即座に我々としては修繕なりそういった点検業者、保守点検の業者には迅速に対応しているのが実情で、今回は我々としては十分大丈夫だったんじゃないかなというふうに思っています。  それ以外に、今回は低温の日が12日間続いたということもありまして、連続して消雪装置を稼働せざるを得なかったということで、小松の場合はかなり114カ所もあるということで、近くのところの井戸等についても近接関係、そういったものも全部網羅した形で設置しているわけですけれども、これだけ長い間、連続運転するということになりますと、小松ばっかりでありません。金沢でもあったように地下水位の低下というものも出てきます。  そういうことの中で、要するに水量が、計画水量が出てなかったというところで、消えぐあいも少なくなったということをカバーするために、我々としては凍結防止剤、そういったものを散布したり、必要であれば機械除雪に切りかえたというような形で対応しているので、議員はそういうふうに見られたかもしれませんけれども、我々としては最大限の努力で、それなりに交通の安全を確保したというふうに考えておりますので、何とぞ御理解お願いいたします。 17 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 18 ◯3番(井田秀喜君) 本当に今回、市の職員の対応というのを、別にそこを怪しんでいるとかそういうことではないんです。本当によくよく対応されたなとは思いますが、事前点検というところ。要するに近年、本当に雪が少なかった中で一気に降ったどか雪、これに対する対応。また、そういったインフラ整備にしっかりと今後も見直ししながら点検していってほしいなと、そういう思いであるんです。  実際に動き出したら、急に水が回ることによって劣化していたものが壊れるだとか、そういうのもよくわかります。ただ、そういうのが残念ながら市民には余り通じない話。消雪装置があるのに何で雪解けんがやと。そういったクレームが多分この議員の中にも多く電話がかかっていたんじゃないかなというふうに思います。  無情にも市民の感情というものがそういうことですので、またしっかりとした対応をしていっていただきたいなというふうに思います。  次に、今回の災害時なんですけれども、市のホームページや防災無線の有効活用ということについて少しお尋ねしたいと思います。  今回の雪は、もう完全にこれは自然災害だと思っております。担当の職員や除雪業者さんの皆さんには本当に家庭を顧みず、戻ることもなく、不眠不休の状況が何日も続くような中での対応、これに本当に改めて心から敬意を表したいなと本当に思います。お疲れさまでございました。ありがとうございました。  しかし、今本当に、先ほども言いましたけれども、無情にも市民感情というものは、除雪の対応の悪さというところだけ指摘されるわけなんです。  そこで、これも提案になるかと思いますが、誰もがわかりやすく状況確認できるツールといたしまして、緊急時の市役所ホームページには降雪情報や除雪状況、また降雪対策計画書等がすぐに確認できるような状況に改善することはできないかということなんですね。  イメージでいいますと、災害時のテレビの放送をイメージしていただければわかりやすいかと思いますが、本来の画面ではなくて、文字が災害ニュース、ただいまのJRの運行状況だとかというような情報が流れてくる、ああいうのをイメージしていただければいいんですが、災害時用のページを既につくっておいて、緊急時は小松市役所トップページを、その緊急用のトップページに張りかえてしまう。そこによって、今の状況が一目でわかるようになるんじゃないかなと思う。  今回、多くの市民の方から、実際にこれ僕らは持っているんですけれども、小松市降雪対策計画書、これどこにあるかわからん。どこにも見れない。今の除雪状況がどうなっとるんや、全然わからん。そういった声も聞かされました。  こういった対応に、本当に今、本市は非常に対応が僕は早いと思っています。そのことも踏まえて、今後しっかりICT技術というものをうまく活用しながら、ホームページ等で発信していける、いいんじゃないかなと思います。  あともう1点、これまでにいろいろと防災行政無線のあり方、放送がそれでよかったのかという代表質問等々にもありましたが、僕は内容云々というよりも、それ以前に除雪作業しているときは室外にいますので、そもそも防災無線が聞こえていないんじゃないかなというふうに思うわけなんですね。  そこで、外で作業している方に対して防災スピーカー、これをうまく活用することで、排雪の受け入れ箇所の案内、もしくは不要不急の外出を抑止するような案内、そういったほうが効果があるんじゃないかなと思うんです。  実際に7・29のときの水害時、外で防災無線がんがん流れてましたけれども、あのときは逆に雨の音で全然聞こえない。でも、災害というものはこういうことなんですね。しっかりこういった教訓を生かしながら、次の方策、施策を考えていくということが必要になってくるんじゃないかなと思いますが、この辺に関しまして、先ほどのホームページの件、そして防災スピーカーの件、いかがお考えでしょうか。 19 ◯議長(宮川吉男君) 行政管理部長、高田哲正君。 20 ◯行政管理部長(高田哲正君) まず、職員への慰労をいただきましてありがとうございます。  今のまずホームページの関係でございます。  市の除雪体制を市民に周知させていただくために、御指摘もありましたけれども本市の降雪対策計画を今後しっかりホームページに載せていくといったことや、また降雪状況につきましてもしっかり情報を、もちろんテレビ、ラジオ、いろんなところで皆さん御存じの部分もありますけれども、これまでにも増してしっかりホームページなどを活用してまいりたいと思います。  なお、除雪の状況についてもというお話も一つありましたけれども、今、除雪機械GPS装置等を設置して、リアルタイムにどんなところをやっているかということを市のほうで把握して効率よく除雪するということを検討しているということを、先日来の議会答弁でもありましたけれども、こういった情報をうまく提供していくことについても研究してまいりたいなと考えております。  ホームページのわかりやすさという点で、災害時に災害関連情報を、現状もしっかり載せておりますけれども、通常のモードとはちょっと違った形の災害時モードでよりその情報へ行きやすくするような形というのを今検討しているところでございます。  昨年来、想定以上のといいますか、災害がかなり、台風も来ておりますし、そういったときにわかりやすくということで今検討しているところでございます。  ホームページにつきましては、今回の雪害関係では1万件を超える閲覧があったということが出ておりまして、非常に皆さんよくごらんになっておられるなということであります。今まで以上に見やすくしていきたいと考えております。  また、防災行政無線について、今回、早朝と日が暮れたときの放送が多かったもんですから屋内を中心に放送させていただきました。今後、当然昼もありますし、状況に応じまして屋外のスピーカーも活用させていただきたいと考えております。  防災行政無線でいろんな情報を出しておりますけれども、当然これ以外にホームページも含めまして災害メール、それからツイッター、そして特にフェイスブックでは外国語の情報も、私どもだけではなくて協会のほうでも出していただいたり、こういった形で活用されております。こういう多種多様な手段でいろんな方面から情報を発信していくということが大切かなと考えております。  以上でございます。 21 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 22 ◯3番(井田秀喜君) 本当にこういうものは日々改善されていくものだと思っておりますので、今後、またいろいろと御検討いただければと思います。  それでは、中項目最後の質問になりますが、今回、自主防災組織がうまく機能して、この自助、共助の連携がとれた自主防災組織はあったのかなかったのかちょっとお尋ねしたいと思います。  私自身、自分の町内の自主防災組織では救助隊長ということになっています。しかし、防災組織ということで機能することは残念ながらなかったわけなんです。しかし、実際、有志数名を募りまして、町内の消火栓の掘り起こしや通学路の除雪、独居の高齢者宅の玄関周辺の除雪作業ということぐらいしかできなかったわけなんです。  ただ、やった結果、実際に本当におひとりで住まわれている独居の高齢者宅も1メーター50センチぐらい吹きだまりになっていまして雪が積もっている状況。何とか安否確認のために入りました。そうしたら「元気にしとるよ」と。そうしたらその日の夜、また電話かかってきまして、「どうした」と聞いたら「寒いんやと。ずっと寒い」と。要は皆さん御想像できるかと思いますが、室外機が雪に埋もれちゃっている状況。やっと人と会話することによって、そうやって自分から電話をしてくるという行動に切りかわっていただけたんです。すぐに走りまして室外機を除雪しました。「30分ぐらいたったらやっとあったかいが出てきたわ。あら、うれっしゃ、こんでよかった」と。これ最悪のケースがあったと僕は想像したくないです。  こういうのも含めて、今回残念ながら災害時でありながら自主防災機能が動かなかった。でも、小松市の中にはどこかでこれをうまく活用された事例があるんじゃないかなと思うんですが、現段階ですよ、まだ本当に雪害が終わったわけではないんで、この状況で全て把握できているとは思えませんが、時点で実際にそういう自主防災組織がうまく機能していたよ。ここ、こういうことやっていたよというのがもしおわかりになればお教え願えませんか。 23 ◯議長(宮川吉男君) 行政管理部長、高田哲正君。 24 ◯行政管理部長(高田哲正君) ほとんどの町内におきましては町内会長もしくは町内の役員の方々が自主防災組織の役員も兼ねておられるというのが実情だろうと思います。  除雪に限りませず、高齢者の方々の安否確認など、これまでも市として町内会と連絡等をとり、また自主防災組織にも活動の中にもそういったものを取り入れるという形でマニュアルにもございまして、そういったこともこれまでもお願いしてきているところであります。  今回、2月10日、11、12日の3日間で呼びかけまして、地域の特性に応じて地域ぐるみの除雪を行っていただきました。この中で、今、議員おっしゃいました事例となるかどうかということですけれども、各家庭や自衛消防団の皆さんなどが200人近く集まられて、自力で除雪が困難な高齢者宅の前や生活道路の除雪をされたということがあったという事例は聞いております。  昨日来の答弁にもございましたけれども、自主防災組織としても活動マニュアルといいますかステップアップマニュアルの中にやっぱり雪害編もございまして、そこら辺の注意事項もありますので、そういったことが今後機能するように、また勉強会等、また呼びかけ等を行ってまいりたいと考えております。 25 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 26 ◯3番(井田秀喜君) ぜひそういったことも検討していただきたいなと思います。  それでは、中項目の次、豪雪によるタイムライン。これは防災行動計画の策定についてお尋ねをしていきたいと思います。  国土交通省は、これまで主に国の管理河川における水災害を対象にタイムラインの策定を進めてきております。
     現在、本市においても台風や、またそういった水害のタイムラインというものがあるかと思いますが、どういったものか御説明願います。 27 ◯議長(宮川吉男君) 行政管理部長、高田哲正君。 28 ◯行政管理部長(高田哲正君) 本市では台風、それから大雨に関しまして、特に梯川等でございますけれども、タイムラインをつくって対応しております。  タイムラインにつきましては、台風の接近や大雨の予報に対しまして、災害の発生というのをある前提をつくりまして、その状況を想定しまして、市ではおおむね72時間前から時系列に、国、県、市や防災機関が行うべき事項、例えば水防活動、避難所の開設準備、避難勧告の発令など、こういったことや住民の方々がとるべき行動などを整理してあるといったものであります。  こういうものを今持っておりまして、これを適用して活動しているということでございます。 29 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 30 ◯3番(井田秀喜君) これを機に雪害のタイムラインというものを率直に言いますと策定してほしいということなんですね。  タイムラインというのは直下型の地震やゲリラ豪雨、噴火、竜巻、落雷などの突発的な発生に対する自然災害の対応には非常に難しいものなんですが、大型の台風接近や遠隔地で発生した地震による津波、今回のような豪雪など、事前にある程度見通しがつく自然災害に対応できるというところが非常に強みとなっています。  このタイムラインを策定しておくことによって、自然災害以外にも活用することができるんじゃないかなというふうに考えています。例えば新型インフルエンザの大流行や、計画停電、こういった計画的に行われるものや事前にわかるものに対しては対応ができるということなんですね。  また、絶対にこんなのあってはならないことなんですが、他国によるミサイル攻撃など事前にある程度見通しがつくリスクというものも含めて考えていけるのではないかなというふうに思っています。  今回のこの豪雪の教訓を生かして雪害タイムライン策定に向けて、今回は策定検討部会の立ち上げというものを御提案させていただきます。  実際にタイムラインを日本でいち早く取り入れた三重県紀宝町の策定部会では、紀宝町役場、消防団、社会福祉協議会、校長会、消防、警察、区長会、自主防災組織連絡協議会のほか、国として国土交通省、県、地方気象台、電力会社、NTT西日本の職員と医師会らで構成された委員で話し合われておりました。  本市としても、これに自衛隊やガス会社、商工会議所や建設業協会といったものも連携しながら、今回はこの雪害タイムライン策定に向けた策定検討部会というものをぜひ立ち上げていただきたいなという思いで質問させていただきます。  この策定の最大の目的というのは、人の命が一番ということが基本中の基本にあります。各関係機関がより詳細な情報共有できる仕組みが大切で、担当者がかわっても取り組みを続けていけられるこの継続性の担保というものが図れると思っております。今回を機に、この策定検討部会の立ち上げ、いかがでしょうか。 31 ◯議長(宮川吉男君) 行政管理部長、高田哲正君。 32 ◯行政管理部長(高田哲正君) 雪害に向けてのタイムラインということでございます。  現在、本市の降雪対策計画で積雪量に応じてパトロール、初期除雪を行う基準や雪害対策本部への移行基準などを設けております。これは時間軸というよりは積雪量が中心となっているところでありますけれども、降雪の予測に応じた行動計画を、今おっしゃいましたように時間軸で、実際には時間軸と積雪量というのはある程度リンクしておりますので、それに応じた計画というのはそもそも今現時点でもそれなりに当然できておるわけでございますけれども、こういったことを時間軸で整理して、どの時点で何をしていくかといったタイムラインの要素もこの計画の中に取り入れてまいりたいなと、そういったふうに考えております。 33 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 34 ◯3番(井田秀喜君) 今ほど答弁にありましたように、事前の避難等に関して、また同じく時間軸と積雪という形のことは多少はもちろん書いてあること、これは認識はしていますけれども、多くの災害対応は発生後に動き出す事後型の対応であります。実際今回も早目早目の案内は流れてはおりますが、実際は積雪が始まってから動いていくという事後型対応になってくるわけなんです。このタイムラインにおいては、ゼロアワーという考え方があるんですね。これ皆さん御存じかと思いますが、災害が発生した時点で全ての避難が完了しているということが今回のこのタイムラインの提案なんです。要は、雪が降り積もり出してから対応するのではなくて、先ほどの事前点検というところにも全部全て絡んでくるんですけれども、前もって前もって本当に雪降るんかいねというようなところからしっかりと計画的に動き出していってほしいなと。  実際に今回は大きな被害というか悲しい事故はなかったわけでありますが、これも本当今後も必ずそれをゼロに抑えていくという取り組みをしていっていただきたいなと思います。  最後に、このタイムライン策定において、市民に対しての周知というものも必要になってくると考えています。  むやみやたらに不安をあおるようなことにもなりますので、そこもしっかりと周知していかなければならないと考えています。  タイムラインでも、既存の避難誘導でもそうなんですが、一番難しいのは空振りなんですね。何もならんだがいや、おまえら避難せえ、避難せえって言ったけれども何もならんだ。こういった予報が外れ、空振りする可能性があるからなかなか踏み込んでいけない。こういうこともよくよく理解はできます。  しかし、タイムラインというものをしっかりとつくっておけば、降雪対策計画書にあるように、注意報や警報の発令で有無を言わさずという状況、こういったものをつくっておくのが僕は最も大切なことではないかなと思います。  実際に今回、市民の多くの方も車の燃料や暖房機器、灯油の不足ですね。実際にお店に行っても食材がなかった。一気に降ったし慌てて雪かきしよう思ったけれども、スコップもないしスノーワイパーも何もなかった。ホームセンターに行ってもという状況が多分経験されたと思っています。  実際、自分の自宅から車をとにかく何とか出した。でも、勤務先に行ったら、幹線道路から駐車場にも全然入れんだ。こういった経験をしっかりと市民の皆さんにもタイムライン、防災行動計画というものをしっかりと理解していただいておれば、今後また違った対応ができてくるんじゃないかなというふうに考えます。  これまでの答弁に、わが家の防災ファイルのこれからの改善等々もお聞きしておりますし、情報共有として先ほどもICTのさらなる改善というものもお聞きをいたしました。本当に災害に強く、安心で安全な強い小松のために、今、この記憶が新しい今だからこそしっかりと検証して、この小松市強靱化地域計画の最後のページ、これにも最後にしっかり載っていますけれども、進捗管理、PDCAをしっかり徹底して、今回、雪害タイムラインの策定をつくっていただきたいという意味で質問させていただきました。  先ほど、タイムラインについては少し前向きな回答だということでありますので、ぜひ本当に災害は忘れたころに必ずやってきます。そこも含めて今後しっかりとタイムラインをつくって、小松市が雪害のタイムラインを日本で一番最初につくったんだというような実績をつくっていただきたいなと思いまして、これも先ほど答弁さきにいただいておりますのでここで結構でございますが、1つ目の質問、これで終わりたいと思います。  それでは次、2点目、大項目2点目に移ります。  松東みどり学園にかかわる放課後児童クラブの運営についてであります。  この松東みどり学園につきましては、これまでにも本会議で質問もさせていただいておりますが、これは学校に関してこれまで質問させていただいておりました。  自身、少し認識不足がございまして、放課後児童クラブの話もしっかりとできているもんだと思っておりましたが、ここに来て、地元の方々からお話を聞くと、児童クラブの話、なん、うまくいっとらんよというようなことでございます。  そこで今回、それぞれの管理運営体制ということで確認をさせていただきたいのですが、松東地区の児童クラブの現状というものをお教え願えますか。 35 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、山本裕君。    〔教育次長 山本 裕君登壇〕 36 ◯教育次長(山本 裕君) ただいまの質問ですけれども、松東地区の放課後児童クラブの現状、どんなものかということだと思います。  今、松東地区には3つの放課後児童クラブがございます。金野児童クラブ、西尾児童クラブ、波佐谷児童クラブの3つでございます。  まず、金野児童クラブの運営母体ですけれども、これは市直営となっております。場所は金野小学校に隣接するいわゆる尚古館というところを使っております。定員は25名。今年度5月1日現在になりますけれども正式な人数は15名、利用人数は15名となっております。  西尾児童クラブですけれども、これは運営母体は地元で設立している西尾山っこクラブ協議会です。場所はJAの旧西尾支店を使わせていただいております。定員は47名。利用状況ですけれども昨年の5月1日現在の人数になりますが16名です。  波佐谷児童クラブですが、運営母体はこれも地元の波佐谷校下児童クラブ協議会。場所は波佐谷小学校の体育館の一角に児童クラブのスペースを確保しております。定員は32名。利用状況は22名でございます。  以上でございます。 37 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 38 ◯3番(井田秀喜君) それぞれの現状を教えていただきました。  その中で、僕がこれ聞いて、ちょっと正直びっくりしたのは、学校が今一つに統合されるというわけなんで、僕ももう児童クラブも一つに統合されるもんだと勝手に思い込んでいました。しかし、学校は波佐谷小学校にとりあえず今は統合かかりますが、それぞれの児童クラブに関してはそれぞれの地域で今後も引き続き管理していくということで、これまでの協議会や推進委員会においてそういったことで市のほうも答弁しているということが議事録で確認はさせていただけました。  が、そもそもの考え方なんですが、我々の地域の児童クラブにしても、要は校外にあったものをまずは学校の中にという形で、児童クラブはできる限り学校の近く近くというふうに提案されてきたふうに僕は認識していたわけなんですが、今回の話を聞くと、全くそれと逆の方向になっているんですね。この考え方っていうのが本当に正しいのかどうなのかがよくわからないところなんですが、それぞれの地域に現状の課題、ある程度は一つになるんじゃないかなということも思いながら、支援員が確保しにくい状況に至っているということもお聞きしましたが、それぞれの地域に現状の課題というものは本当にないんでしょうか。 39 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、山本裕君。 40 ◯教育次長(山本 裕君) この放課後児童クラブですけれども、これは各運営団体が運営委員会で保護者や地域の意見、要望などを取り入れながら、国の指針及び市の運営基準に即した運営を行っております。市では、各クラブと連携を図りながら、それぞれ運営の質の向上を図っているところでございます。  また、西尾、波佐谷の両クラブにつきましては、毎年行っている自己評価によるものがありますけれども、その報告をしていただいておりますが、その段階では職員体制についての課題の報告はありませんが、個別の相談等がありました場合は助言等を行っているというところでございます。  なお、金野は唯一の市営のクラブでございますが、現在まで課題については特に報告はございません。 41 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 42 ◯3番(井田秀喜君) 実際に西尾は現在の支援員がやめたいというようなことも事前の話し合いの中でも出ていたということでありますし、それは市教育委員会のほうにも伝わっているというふうにも聞いています。しっかりと支援員の確保について市として対策を講じていきたいというふうな答弁だと思いますが、今のお話を聞いていると、特段それに関しても問題はないんじゃないかなということなんですが、これ本当に支援員がそういった状況でこのまま3年間続けていくことが可能なのかどうなのか。すごく僕は不思議でならないところなんです。要は本当に健全にこれが運営できるのか。児童数が減っているとか云々という以前に、そこに一人でもいればしっかりとそこの児童、お子さんを管理していってあげなくてはいけないと思うんですが、この辺、何かすごくまだまだ計画性に欠けているんじゃないかなと言わざるを得をないような状況なんですね。  この現状維持の方針であれは、今ほども答弁ありましたけれども支援員確保というものにはもう少し市が真摯的に対応していくべきじゃないかなと思いますがいかがですか。 43 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、山本裕君。 44 ◯教育次長(山本 裕君) ありがとうございます。本当にこの地域の皆様の御協力のもとにこうやって放課後児童クラブが運営されております。そういった重要性について本当に御理解いただきありがとうございます。  この放課後児童クラブにつきましては、それぞれの運営主体が運営委員会の中で経営理念や活動内容、職員の雇用条件等を決定し、独自に運営を行っているというのが現状でございます。  保護者の皆様や地域の皆様との信頼関係、また長年の保育活動の実績を踏まえ、地域の個性や各クラブの独自性を最大限尊重する形で地域から推薦があった団体に運営をお願いしてきておりますが、さまざまな課題につきましては児童クラブと共通認識を持ち、今後も協力していきたいと存じます。 45 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 46 ◯3番(井田秀喜君) 運営母体がそれぞれということはよくわかるんですけれども、行政の管理としてもう少しその辺の体制をしっかりとしていっていただきたいなという思いなんです。  やはり小松市の6割を占めるこの松東地区、これまでにも皆さん御存じのとおり学校の統廃合という形が行われてきまして、これで完全に最後に、松東という形の一つにまとまってしまうわけなんですね。  これ、僕が第一に住んでいるからあんまり気にしとらんげんろってそういうことではなくて、同じ小松市のエリアの中として、校歌や校章も全てなくなって、この地域の新しいものが今からでき上がっていく。ここには非常に未来を見据えたわくわくするものもあるかもしれませんけれども、逆に同時に寂しさを覚える方も非常に多いんじゃないかな。  この辺、本当にその辺の地域の感情というところも丁寧に丁寧に対応していっていただきたいなという思いの中で、今後の児童クラブの統合の計画というものがどんなふうになっとるのかお教え願いますか。 47 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、山本裕君。 48 ◯教育次長(山本 裕君) 統合の計画につきましては、平成33年4月に統合する方向で皆さんの合意を得ております。  その合意形成ですけれども、統合していくかどうか、あるいは個別でやっていくかのことを含めまして、地域の皆さんの御意見をいろいろ聞く段階がありました。  そして、教育委員会としましては、平成32年度まで現状の金野、西尾、波佐谷の3カ所で行うということを、平成29年、昨年の4月20日の松東地区小学校統合推進委員会に諮らせていただきました。その席で了承をいただいております。  そして、これについては5月15日には波佐谷の児童クラブ、5月16日には西尾の児童クラブへ担当のほうが参りまして、直接、運営者に御説明をいたしました。また、地域全体、また保護者の皆様へは5月26日に地元説明会を開催した折に御説明する機会をいただいております。  今後ですけれども、またその後、平成33年4月に統合するという方向も、その折、その合意形成で示されております。  新たな児童クラブにつきましては、今後、運営母体の選定、運営コンセプト、年間カリキュラムの策定など、今後、児童クラブ統合推進委員会といった組織を設置しまして順次検討、決定していただくことになるかと思っております。  それまでの間には各クラブの財産処分や解散手続等の整理が必要になります。  今後とも地域の皆さんの御意見を聞きながら進めていく、そういう姿勢には変わりはないことを御理解いただきたいと思います。 49 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 50 ◯3番(井田秀喜君) 33年4月に統合の計画があるということであります。これも地元のほうに説明を受けているということでありましたが、具体的に33年4月にどこで整備する計画になっておりますか。  今ほどの答弁だと今から統合推進委員会を立ち上げてということでありますが、大体のお考え、計画というものは現時点でありますでしょうかお願いいたします。 51 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、山本裕君。 52 ◯教育次長(山本 裕君) 平成33年4月には、今年度予算のほうにも上げましたが、現在の松東中学校の校舎を一部改修するとともに、小学部を中心とした校舎を増築する予定でございます。その中に児童クラブについても一体的に整備していく予定でおります。 53 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 54 ◯3番(井田秀喜君) 小学校と児童クラブというものは別々に考えてほしいと、この議事録の中にもいろいろと記載もありましたし、そこはよく理解はしておりますが、今ほどの答弁でありますと、そういった小学校の中に、今の時点では計画されているということでよろしいですね。  そうしたら最後なんですけれども、平成26年の5月から第1回目のいろいろと地元との話し合いが始まっていた。当時、石黒次長のときから始まっていたと思うんですが、あれから既に4年近くの歳月がたっているわけなんですけれども、余りに地元に対する説明というものが万全ではないふうに聞こえてきます。  ヒアリングのときもそうやったんですけれども、私たちはちゃんと誠意を持って説明しています、しています。これは必ず皆さんそうおっしゃるんですけれども、地元のほうでは全然そんなふうに聞こえてないんですね。  議事録見て、誰が出席してというのも全部拝見させていただきましたけれども、その辺の、先ほども申し上げましたように地域が本当になくなっていくというそういう寂しさ、そういうものになるんではなくて、未来を見据えてもっともっとわくわくできるようなやり方、提案。要するにお互いがしっかり対話できるような形を今後教育委員会としてとっていっていただきたいなと思うわけなんですが、この辺に関していかがでしょうか。 55 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、山本裕君。 56 ◯教育次長(山本 裕君) おっしゃるとおり、私どもとしては一生懸命計画的に、また段階を踏んで地域の皆さんと話し合いながら合意形成に努めてまいったつもりです。  ただ、やはり地域の声、我々のところにも入ってまいります。もっと説明が欲しいという声は入ってまいります。これからも地域の皆さんに対しては適切に説明していきたい、そういうふうに思っております。  またよろしくお願いいたします。 57 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 58 ◯3番(井田秀喜君) 本日、残念ながら教育長が欠席になっていますけれども、ぜひ教育長にも次長のときのようにしっかり地元に出向いていただいて、いろいろな方と対話し、話をしていただきたいなという思いを最後にお伝えいたしまして、以上で質問を閉じさせていただきます。  以上で終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 新 田 寛 之 君 59 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。    〔5番 新田寛之君登壇〕 60 ◯5番(新田寛之君) 会派自民の新田でございます。  平成30年第1回3月定例会におきまして質問の機会をいただきましたので、大きく3点について質問をさせていただきたいと思います。  議長のお許しを得まして、今回もパネルを御準備させていただきました。  今回は、議員各位、また執行部の皆さんにはタブレットが議会改革で導入されましたので、その中にも画像を、このパネルと同様のものを映し出しながら、パネルを活用して質問を進めていきたいなというふうに思っております。  テレビにはこのパネルは映りますけれども、傍聴席の皆さんと、また記者の皆さんにはちょっと見えないので申しわけない気持ちはあろうかと思いますが、また今後、この議場内にプロジェクター等々でさらに議会が進みますことをまた御祈念申し上げておきます。  それでは、まず大項目の1点目、地域公共交通のあり方について質問をさせていただきます。  まず、大枠についてでありますけれども、昨日もまず橋本議員から地域公共交通の質問がありました。また、これまでもたくさんの議員の皆さんがこの地域公共交通について、それぞれのお立場で、また地元、地域、そして思いで質問をされていることかというふうに思います。公共の足として確保しなければいけないという行政的な使命はもちろんあるわけでありますけれども、しかしながら一方で、多額の税金が投入されているということも一つ事実であります。
     そんな中で、みんながいろいろ知恵を絞ってこの地域公共交通を維持していくために、ベストというかベターな方策を考えていかなきゃいけないのかなというふうに思っております。  今回は、私なりに意見をまとめて、少しきつい言い回しももしかしたら出てくるかもわかりませんが、決して切り捨てるというような意味合いではなくて、より利便性、また効率やコストを考慮した上でどうすればいいかということを御提案させていただきたいなというふうにも思っております。  現在、小松バスが運営しております路線を大きく分けますと、市内循環バス、ブルーこまちやオレンジこまちといった市内の循環バス。また、木場潟回遊線、そして粟津温泉観光周遊バス等々の、いわゆるぐるぐる回る循環型のタイプと、小松市のいろいろ端から小松駅に向かってくる路線、14路線ありますけれども、こういった形で基本的には市内をぐるぐる回る循環型と、そして郊外から小松駅に集まってくる郊外型路線というふうに大別されるかと思います。  今回は、私の質問の中で小松駅に向かってくる、あくまでも小松駅が発着点であるというこの考え方をある意味ちょっと壊しまして一新をして、市内の循環エリアと、そこから先の郊外エリアというふうに分けたいなというふうに思います。  以前にも南藤議員からもそういった御提案があったと思いますが、また私なりにいろいろかみ砕いて少し御質問をさせていただきたいなというものであります。  (資料提示)これをざっくりと絵にまとめてみました。市内循環エリアというのは、この黄色い部分をぐるぐるというか8の字に回るものでありまして、それ以外、郊外から路線が小松駅に向けて走っているという現状であります。  私の申し上げたいのは、この市内の循環エリアというところまでを路線がつなぐという考え方でありまして、黄色いところに入ってきたら循環バスに乗りかえるというような考え方であります。  ざっくりと言うと山手線というふうに考えると、山手線から外に関しては山手線の駅まで来ていただく。山手線の中に関しては地下鉄で移動していただくというような考え方かなというふうにも思っております。都会では乗りかえるというのが比較的当たり前で、一つ二つ駅でも路線を乗りかえてということもあるんですが、ただ小松市民にとっては乗りかえはどうかという例えばアンケート調査をしたら、多分ほとんどの方は「したくない」という回答が返ってくるんではないかなというふうに思います。  ただ、それは当たり前、乗りかえするのがわずらわしいのは当たり前なんですけれども、やっぱり効率のことも考えてどうすればいいかという形で少し御提案をさせていただきます。  この図を見ていただきたいんですけれども、黄色の周りのところといいますか、例えば11時方面に市立病院とありますけれども、上本折、イオン、八幡、千松閣等々ありますけれども、ここが路線との、市内循環バスエリアとの接点になるわけであります。今回提案させていただく乗りかえ場所というふうになるわけでありますけれども、ここまで路線バスで何とか来ていただく。ここでブルーとオレンジのこまちが走っているのでそれに乗りかえて、例えば小松駅であったり、また市立病院であったり、市内商業施設にあったりといったところに移動していただくという考えであります。  もう一つ、例えば佐美線、月津線、粟津A線と書いてありますけれども、その横に数字を入れさせていただいておりますが、この数字の意味するところは、例えば月津線14、これ14分なんですけれども。と(22)、これも22分なんですけれども、月津線の場合、14分と書いてあるのが実は月津の先端の矢田から上本折までの移動時間であります。22というのは小松駅までの、要は一番遠いところから小松駅までの移動時間をあらわしております。  これを見ると、市内広いといえども実はそんなに時間がかかってないなというのが僕の感想です。──ちょっとまくり忘れていましたのでまくっておきます。  それぞれの各路線の括弧の数字からもう一つの数字、例えば月津線だったら22から14を引くと、これだったら8分になるんですけれども、これが市内循環エリアで移動時間にかかる時間になるわけであります。なので、ほとんど大体10分前後ということになりますので、市内循環エリア、黄色のエリアは小松駅を中心とするならばほぼ10分で移動ができるエリアということになります。  なので今現在、ブルーやオレンジのこまちが走っているところは、やっぱり循環バスでぐるぐる移動するというのは非常に効率的であるというふうにも考えられるわけであります。  そこで今回、少し御提案をさせていただきたいのは、この市内循環エリアと郊外エリアの接点、順番に言うなら上本折のエリア、イオン新小松、八幡、小松商業、市立高校、また園町、明峰、ショッピングセンター、市民センター等々、このような接点の場所のいわゆる商業施設に乗りかえ場所として御提案をさせていただいて、そこにバスの乗り入れ、郊外型のバスの乗り入れと、そして市内の循環バスの乗り入れと。そして、そこで乗りかえるための待合所、もしくは運転手さん等々の休憩場所も含めて、そういったものを商業施設のほうに整備していただけないかという提案をして、提案を募ってと言ったほうがいいんですかね。それに対して市は助成制度を設けて応援をするというふうにできないかという御提案であります。  商業施設からしてみたら待合所ができることによって郊外からも人が訪れるわけでありますので、売り上げにもつながるのかなというふうに思っております。  ただし、話あっち行ったりこっち行ったりしますけれども、全てこの考え方が私は正しいとは実は思ってはないんですけれども、朝一、やはり通勤や通学の方は朝の7時や7時半ごろまでにはやっぱり小松駅には着いていたいという方もありますので、やっぱり朝一は駅まで持ってこなきゃいけないのかなという思いもあります。  だから、そのあたりはもう少し再考する必要があろうかと思いますが、今、高齢者を例えば中心に考えるならば、この市内の循環エリアは市内の循環エリア、路線をあくまでも遠いところからこの循環エリアまで。その接点の商業施設を整備して待合、乗り継ぎ場所をつくるというこういう考え方に対しまして御所見をちょっとお伺いしたいと思います。 61 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長、前多陽子君。    〔ふるさと共創部長 前多陽子君登壇〕 62 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 議員のほうからは、市内循環バスへの乗り継ぎを基本とした詳細な御提案をいただきました。ありがとうございます。  本市では、これまで小松駅と小松市民病院を拠点に路線を拡充するなど市内バス路線の見直しを行ってまいりました。また、らく賃パスポート制度を運用することにより、乗りかえが自由な料金体系を構築してきたところでございます。  これらの取り組みによりまして、昨日の答弁にもございましたが、バス利用者数は年間58万人余、平成21年度と比べまして35%の増加となっております。  今後ともこれまでの取り組みを継続していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 63 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 64 ◯5番(新田寛之君) 全否定されると前に進まなくなりますけれども、それに懲りずに提案を進めさせていただきたいと思います。  ちょっと2枚目のグラフというか表を出していただきたいと思います。(資料提示)  お役に立つかどうかわかりませんが、少し路線ごとの始発時間、また便数、そして設定した乗り継ぎ場所、また乗り継ぎ場所までの時間、また小松駅までの時間等々をまとめたものがこの表というふうになります。  先ほども申し上げましたが、小松駅までの時間がやっぱり30分以内という比較的短いところが多いのかなというふうに感じております。  ただ、私は少し懸念をしているのは、やっぱり便数の少ないところ、そして時間のかかるところ。具体的に言うならば、麦口の中ノ峠から来るところ。そして尾小屋、また大杉。粟津の場合は粟津温泉で一旦クッションを置きますけれども、それも少し時間かかる。月津の場合は本数は非常に少ない。ですけれども、比較的小松駅までの時間は短いかなと、そういうふうにも捉えられるわけであります。佐美のほうは1本しかなくて非常に寂しいわけでありますけれども。  こういったことを鑑みまして多分取り組んでおられる事業が、尾小屋線の西尾の松岡町で行われているふれあいワゴン事業かなというふうに思っております。これは尾小屋線から、沢から松岡までの空白地帯を補うためにどうすればいいかということをいろいろ検討されましてワゴン事業というふうになったことだと思いますけれども、このふれあいワゴン事業の今現在の状況と、以前にもお聞きしたかもわかりませんがメリットとデメリットについてちょっとお答えをいただきたいと思います。 65 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長、前多陽子君。 66 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 地域住民が主体となって運行するふれあいワゴン事業は、住民が目的地や運行回数を自由に設定できるため、地域ニーズに合った移動手段を確保できるという利点がございます。今現在、松岡町で取り組まれておいでます。  地域全体で高齢者等の移動を支えるこの事業は、住民同士の声かけや運営のための打ち合わせなどが頻繁に行われ、地域コミュニティの活性化にも寄与しております。共創と共助の観点から多くのメリットがあると考えております。  また、利用予約に基づき必要最小限での運行が可能なため、路線バスの運行効率化への効果も期待しているところでございます。  以上でございます。 67 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 68 ◯5番(新田寛之君) ふれあいワゴン事業の一番のメリットである好きな場所まで行けるというのが一つの私は目玉というかメリットなのかなというふうに思っておりますが、私の今回のこの御提案の中での考え方でいうと、好きな場所までお連れするという考え方も一つありますけれども、市内の循環エリアまで運ぶと。そこから先はらく賃パスポートなりのバスで移動していただくということがいいのかなというふうにも私は思っておるんですが、参考までにお聞きしますけれども、この事業が今ほかの町内、またほかの地域や校下、そういったところで検討されている事例というのはありますでしょうか。 69 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長、前多陽子君。 70 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 具体的にも2地区ほど、今、住民の方のほうで協議をいただいております。まだ実施確定には至っておりませんが、どのようにふれあいワゴン事業を支えるかということを住民の方に話し合っていただいております。 71 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 72 ◯5番(新田寛之君) どの程度利用があるのかということを具体的にはお聞きしませんでしたけれども、これ極端な例でありますけれども、例えば1人の人しかもう使わないと仮になった場合、その人が週1回買い物に、病院も含めて出かけるのにタクシーに乗って、週1回そのタクシーを利用するとなったらば、往復で仮に1万円、これをタクシー業者さんに委託しますと50週で50万円の経費がかかるわけであります。ふれあいワゴン事業がどのぐらいの経費かかっているのかわかりませんけれども、1人だけのためを考えるなら私はそっちのほうが効率的なのかなというふうにも、そんな気持ちもあるわけでありますけれども、ふれあいワゴン事業自体は今地域で、先ほどもコミュニティの形成云々かんぬんとありましたけれども、それをある意味タクシー事業者さんも含めてバス事業者さんも含めてそんなところに委託するというそういう考え方は今のところはないんでしょうか。ちょっと御意見をお聞きしたいと思います。 73 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長、前多陽子君。 74 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 質問通告にはございませんでしたけれども、委託については現在は考えてございません。ただ、検討、そして他事例等も参考にしながらいろいろ研究していきたいと思っております。 75 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 76 ◯5番(新田寛之君) 私が言いたかったのは、やっぱりいろいろとぜひ考えていただきたいなということであります。ニーズを探るということも私は非常に大切なことかなというふうに思うんですが、らく賃パスポートで乗車の数がたくさんふえたということもありますけれども、ただ、今、車に乗っている方が免許証を返納したというふうに考えるときに今現在の形では非常に不便が多いのかなというふうにも思っております。  例えば、今の路線バスには多分余り乗らないだろう。でも例えば家の前までバスが来たら、ワゴンでもタクシーでもいいんですけれども、もしくは公民館までバスが来たら、バスに乗りたいという方がどの程度いるかということを私はしっかり把握して、ルートであったり、その事業の中身を検討していっていただきたいなというふうにも思います。  僕の結論から言いますと、やっぱりいつまでも空のバスを走らせているというのは、行政とすれば正論なんだと思いますけれども、私はそれではいけないのかなというふうに思っております。しっかりと需要を把握するということと掘り起こすということをしっかりと検証していただきたいなというふうにも思います。  そんな中で、一つ事例を紹介させていただきますけれども、三重県の玉城町の元気バス事業というのがあります。東京大学と連携をしてやっておるんですが、小さな町なんですけれども、面積40平方キロメートルなので小松市の10分の1程度になるんですけれども、そこでワンボックス事業、無料で玉城町なので、町なので、町民ならどなたでも使えると。電話で予約をして好きな場所に行けるというこういう先行事例も世の中にはたくさんあるわけでありますけれども、これはまさにオンデマンドの進んだ事例だと思いますが、そのオンデマンド化等々につきまして市は今のところどういうふうにお考えなのかお答えをいただきたいと思います。 77 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長、前多陽子君。 78 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 三重県玉城町の事例を御紹介いただきました。その事例初め全国にはいろいろな事例がありますので、私どもも調査研究を続けております。  バス路線の運行効率化につきましては、デマンドタクシーに限らず福祉タクシーやNPOなどによる送迎サービス、ふれあいワゴン事業など多様な移動手段の活用が必要だと考えております。  昨日の答弁と重なりますが、今後さらに地域ニーズにマッチした公共交通を確保するためにも、現在、一部の地域に限っているふれあいワゴン事業の対象地域の拡大や、NPO等による送迎サービスの担い手となる方の育成、またシニアのはつらつ就労を応援する仕組みづくりなど、共創による取り組みを推進してまいりたいと考えているところでございます。 79 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 80 ◯5番(新田寛之君) 最終的には地域といろいろと協議をして、その地域ごとにやはり方策を探っていくしかないのかなと。どのやり方が正しくて、それが市内全部の路線に適用されるかというと、またそれは違うと思いますので、やっぱり地域ニーズをしっかり探り、また地域の方々と協議をしながらぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。  最後に、これは私からのまた最終的な御提案なんですけれども、ちょっと画面を変えてください。(資料提示)  先ほど市内循環エリアということで黄色で大きく囲った絵から少し発展をさせました。やっぱり乗客数、また便数が多いところを少し集約させたような形で、現在、木場潟回遊線というのが小松駅、またやわたメディカル等々、そして木場潟、粟津駅をぐるっと回る回遊線があるわけでありますけれども、こういう形で市内を8の字で描くというよりも、その地域をより少しコンパクトに回るというようなところを幾つもつくったらそれは理想なんですけれども、大きく分けて私が思うには3つ程度。今は2つの、8の字なんで2つの大きな輪でブルーこまちとオレンジこまちが走っているんですが、それを3つぐらいに分けて、個々に接続したらどうかなというのが私の最終的な思いというか、私の今のところの理想論という形になるんですけれども、例えば串エリアですね。串のところには佐美から、月津から、そして粟津から全て合流したところがそのまま上本折、向本折を通過して小松駅まで行っているわけでありますし、やっぱり若杉や打越といった高校が3つあるところ、そして商業施設の大変多いところ。そこにもどうしても集中するわけであります。効率を少し考えて、市内型と郊外型を大きく分けたような形でこんな図をつくってみました。  これについて最後、御意見いただければと思います。 81 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長、前多陽子君。 82 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 市内全域を見ていただきまして、詳細な御提案をいただきました。ありがとうございます。  私どもも当市についてはICTの活用も含め、今後、自動運転技術の研究も進めております。また、それぞれの地域の御意見をお聞きしまして、今、地域公共交通の構想というものをまとめるものでございます。  私どもはいずれにいたしましても地域ニーズに合った地域公共交通を確立しなければいけないと思っておりますし、議員御指摘のとおり地域の意見を聞くということをまず第一にさせていただいております。  はつらつ協議会など地域とともに今後も知恵を絞ってまいりたいと思いますので、今後とも御支援のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 83 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 84 ◯5番(新田寛之君) 地域の意見を聞いて、そして適正な税をやはり投入して地域公共交通を今後も維持していっていただきたいという思いをお伝えして、この1点目の地域公共交通のあり方についての質問は終わらせていただきたいと思います。  引き続き2点目、大倉岳高原スキー場の整備についてに進みたいと思います。(資料提示)  それでは2点目、大倉岳高原スキー場の整備についてお聞きをしていきたいと思います。  今回、予算説明のところにもありましたように、第4リフトの更新というふうにありますけれども、現在、この第4リフト、シングルリフトということであります。主に大会の競技バーンを見ながら滑れるというところでありますけれども、これの更新、この計画について今現在どのように計画をされているかお答えを願います。 85 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。    〔ふるさと共創部担当部長 藤岡清市君登     壇〕 86 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) それではお答えをさせていただきます。  1984年、昭和59年ですが、設置した第4リフトの更新については、本年10月ごろに設計を開始し、来年春に工事に着工、そして11月の完成を目指します。  発注方式は設計施工の一括発注、技術提案型で発注条件はリフトはシングルからペアへかえる。また、リフトの高速化、快適性を重視し、支柱の数を最小限にする。さらに、将来にわたるメンテナンスコストの削減などを条件に業者を決定する予定でございます。 87 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 88 ◯5番(新田寛之君) 現在の第4リフトですけれどもシングル、正直言って私もよくよく使わせていただいておりますが、スピードももちろん少し遅いですし、そしてここ最近ではやっぱりどうしてもペアリフトが当然多いわけでありますし、また親子で乗れたり、友達で乗れたりというふうに、やっぱりペアのメリットは非常に高いというふうに思っております。  ただ、今既存の場所に更新するかというところまで言及されませんでしたのでお聞きをさせていただきますが、今の場所をそのまま取りかえをしていくというお考えなのか、私のほうから少し気持ちをお伝えというか提案をさせていただきたいんですが、ちょっとまた画像を出したいと思います。(資料提示)  ちょっと画像が粗くて非常に申しわけないんですが、ホームページからとってきた画像に私なりの第1案と第2案を少し足させていただきました。  現状の第4リフトは、この絵で見ると右上のところであります。この日本海コースというのは競技バーンにも使われておりますし、中級者の方々に非常に好まれて滑られている場所であります。  しかしながら、旧第3リフトというふうに書かせていただきましたが、左側の、今はもうなくなりましたけれども、やっぱりこのウェーデルンコースというバーンも非常に人気が高い。そして、石川県内のスキー場を見ても、各スキー場にそれぞれ一つぐらいいいバーンがあるんですけれども、それでも最近はスキー場の閉鎖等々もありまして、気持ちよく整地されたところで滑れる急斜面というバーンがそんなに多いわけではありません。そんな中でこのウェーデルンコースと日本海コース、ここを両立といいますか、うまく両どりするようなリフトのかけかえの御提案であります。  第1案が一番シンプルなものなのかなというふうに思います。今の第1リフトが一番下から一番上まで上がっているわけでありますので、第2のペアリフト、ここは一番ファミリーゲレンデで非常に緩い、特に初心者が多い、好むバーンでありますけれども、やっぱり中級ぐらいになりますと本当は上のほうだけで滑りたい気持ちもあるわけであります。上のほうだけで滑るには、今のところ第4リフトを活用するしかないというのが現状であります。  例えばうちなんかは子供と一緒に行くと、子供はまだまだ中級というか初級から中級なのでウェーデルンコースはまだ滑れないんですけれども、なので子供は日本海コースを滑ると。でも、お父さんはウェーデルンコースを滑りたいというこういう思いで2人でリフトに乗って一番上に上がって、例えばウェーデルンコースを滑り、子供は日本海コースを滑って、第1案のリフト乗り場で合流するというこういうことができ得るのかなと。ファミリーゲレンデの下までおりなくても一番上まで上がれる。これがいいのかなという、これが第1案でありますし。  また、第2案は乗り場は同じなんですけれども、これはちょっとかなり強引なんですけれども、第4リフトのおり口、多分大倉のスキー場からするともしかしたら一番高いところに当たるのかなと。これは競技スキーのスタート位置のところになりますけれども、第1ペアリフトのおり口からも、第4リフトのおり場のほうに上がっていけなく、ホットハウスの前を通って一番上ですけれども上がっていけなくもないんですが、やっぱり第4リフトのおり口が一番高いわけであります。ここが競技のスタートになるわけでありますので、ウェーデルンコースと日本海コースの合流地点から現状の第4リフトのおり場まで、斜めにかなりちょっと強引ですけれども持っていくというのが私なりの第2案であります。  今回、提案型という言葉でありますので、こういった御提案はどのようにお考えかお答えをお聞きしたいと思います。 89 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。 90 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 現在も第1リフト及び第4リフトの終点から日本海コースとウェーデルンコースを楽しむことはできますが、更新する第4リフトからは、より効率的に両コースにアクセスできるように整備することは考えております。  既存のルートを含みまして、また議員から提案のあった場所も参考に、どの位置に設置することがベストであるか。滑走コースの安全性、そしてまた設置場所の要件など、スキー協会や専門業者、関係者と十分に協議、調整をしてまいります。 91 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 92 ◯5番(新田寛之君) 一応私なりの気持ちをお伝えして、またその提案型に検討の一つに入れていただければなというふうに思います。  第3リフトのことを細々と言うわけではないですが、やっぱりこのウェーデルンコースというのは本当にいいコースですので、ここが滑れると石川県内のやはりスキーの上級者が集まってきやすくなるのかなと。  小松のレーシングスキーチームもありますけれども、県内では基礎スキーの技術選等々にも出ていらっしゃる本当にスキー好きな方がたくさんおいでますので、せっかくあるこのウェーデルンコースをうまく活用できるように私は望むものであります。  そして、次の質問に移りますけれども、予算説明のパワーポイントの資料の中に、珍しくと言っていいのかわかりませんが、スノーボードコースの整備という言葉も一つございました。  今回、平昌オリンピックでもスノーボード選手の活躍、またスノーボードのいろんな種目があるんだなということを改めて知りましたけれども、多分スキー人口というかウインタースポーツの人口の半分、もしかしたら強になるのかもわかりませんが、もう最近、スノーボードの勢いもやっぱり強いですので、このスノーボードコースの整備ということは非常に好まれることだと思います。どのような整備内容を御検討されているかお答えいただきたいと思います。 93 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。 94 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) スノーボードのさまざまな競技、スノーボードクロスやスノーボードアルペンなどが楽しめるようなそういうコースづくり、そういうコースを設置し、協会や愛好者と協議してまいりたいというふうに考えております。 95 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 96 ◯5番(新田寛之君) ぜひスノーボードファンに好まれるようなコースづくりをまた考えていただきたいなというふうにも思います。  続いて、一回、無料休憩所に防犯カメラの設置をというところで質問出させていただきましたが、ロッジの1階のところ、1階というか下へおりるところになりますけれども、そこは誰でも使っていいですよと、無料休憩所と。御飯を食べたり、小上がりで座敷になっていますけれども、誰もいないんですね、現実。子供らとかお父さん、お母さんもそこに着がえとかブーツの長靴やらそのケースやらもそこに置いておくわけなんですけれども、実はこの間、子供らと行ったときに少し物がとられたということも実際ありまして、よくよく考えるとここには誰もいないんだなというふうに改めて再確認したわけでありますので、2階に受付がありますので、防犯カメラ等々でちょっと抑止をする、もしくは注意喚起の看板、お店の万引き防止でもありませんけれども、そういったものが少しあって、やっぱりちょっと抑止につながるものを何か御検討いただきたいなというふうに思うんですが、お考えをお聞かせください。 97 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
    98 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 荷物や貴重品の管理については、議員から御指摘のあった時点ですぐにロッジ2階にある大小のコインロッカー、これの活用を促す案内、そして注意書きを設置いたしました。  今後さらに利用者への注意喚起を行ってまいりたいと思っております。 99 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 100 ◯5番(新田寛之君) ぜひ早急に多少対応していただけたみたいなのでありがたいですけれども、抑止につなげていっていただけ、安心して大倉スキー場に楽しみに行けるということになったらなというふうに思います。  それで最後の質問でありますけれども、間もなく3月も終われば雪が解けるわけでありますけれども、春から秋にかけては雪がない普通の山になるわけですけれども、私も一昨年あたりから鉄人レースに参加をし、ロードバイクに乗るようになったんですけれども、その周りの仲間からよく言われるんですが、大倉のスキー場には自転車をかけるラックというのがなくて、ロードバイクというのは自転車を立てるスタンドがついてないもんですから何かあると横に立てかけたり、ラックがあればサドルをひっかけるんですけれども、ちょっと絵を出しますけれども(資料提示)、こんな簡単なものであります。  実は白山市や鶴来、キャニオンロードとありますけれども、結構ロードバイクレーサーのメッカでありまして、こういった山間部のさまざまな公共施設であったり、コンビニであったりには結構設置してあるのが現状です。小松は随分おくれとるよというふうにも私は周りから聞いておりましたので、ぜひこの設置を求めたいなというふうに思いますが、御所見をお聞かせいただきたいと思います。 101 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。 102 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 愛好者と協議させていただいて、大倉岳高原スキー場や、そしてまた大杉みどりの里のほか、ロードバイクの競技者の休憩所として、適切な場所に随時設置してまいりたいと考えております。 103 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 104 ◯5番(新田寛之君) 本当、市内いろんな場所、木場潟中央園地や道の駅こまつ等々もいろいろありますけれども、休憩所に適したところに、そんなに大きな予算はかからないと思いますので、ぜひ前向きに御検討お願いします。  以上で大倉岳高原スキー場の整備についての質問は終わらせていただきます。  続きまして3点目、部活動指導員モデル配置事業についてお聞きをしていきます。  この事業についての事業の目的、また内容についてお答えをいただきたいと思います。 105 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。    〔教育次長 道端祐一郎君登壇〕 106 ◯教育次長(道端祐一郎君) それでは、議員お尋ねの部活動指導員モデル配置事業の目的についてまずお答えをさせていただきます。  平成30年度、県の事業として5名、市独自にさらに5名、合計10名の部活動指導員を市内全中学校に配置する事業でございます。  本事業の目的でございますが、専門的な知識や技能を持った指導員を配置することによって、部活動の時間の効率化、生徒の安全確保、競技力の向上、これを目的としております。さらにあわせて教員の時間外勤務の縮減、これも目的の一つとしております。 107 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 108 ◯5番(新田寛之君) ぜひ部活動強化も含め、また教員の改善に向けても、いろいろとこの事業を推進していっていただきたいと思いますが、ちょっと参考までにデータを出させていただきます。北陸体力科学研究所、ダイナミックさんが松陽中学校の全生徒さんのデータをとったデータであります。ちょっと出します。(資料提示)  運動時間がふえると関節痛がふえる。けがともいいませんけれども、痛みですね。腰やら肘やら膝やらというところですけれども。運動時間がふえると関節痛がふえる、こういうデータが出ております。  見てほしいのは2点。週22.6時間、1日3時間の7日間、1週間丸々練習したことでは40%近くの人が痛みを訴えているということが一つと、一方で全く動かない生徒、週ゼロ時間であっても1割の子供が実は何らかの痛みがあるということ。この2点をちょっとお伝えしたいなというふうに思います。  2点目出します。(資料提示)  続いて、運動能力が高い生徒には関節痛が多い。いわゆる4番でピッチャータイプですね。スポーツができる子ほどやはりけが等々の痛みをたくさん持っているということになります。これもこういったデータが出ております。  3点目。(資料提示)  これを相対的に図にあらわしますと、運動能力と運動時間とを立体的にあらわした図でありますけれども、いわゆるスポーツ能力が高くて、そしてたくさん練習する子にはほぼ半分の生徒が関節痛、いわゆる痛みを持っているという、こういうデータが北陸体力科学研究所、ダイナミックさんの臨床データといいますか、データで出ております。  このデータを見ていただいて、現状どのように気持ちを受けられたかなということをまずお答えいただきたいと思います。 109 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 110 ◯教育次長(道端祐一郎君) ありがとうございます。  今、新田議員からデータ見せていただきました。私どもが持っているデータにつきまして御紹介しますと、今年度、北陸体力科学研究所の勝木理事長を講師にお招きして、科学的な根拠に基づく指導の大切さということで、小松市主体で南加賀4市町の合同部活動担当者講習会というのを実施しております。その中で、勝木先生から日本体育協会による調査結果をもとに御指摘をいただいたんですが、新田議員お示しいただいたデータと近いかなと思っております。  勝木先生からは、2つ御指摘いただきました。1つ目は、週当たりの練習時間が14時間以上、年間対外試合数が25試合以上になるとけがの発生率が高まると。それから2つ目として、過度の練習、トレーニングによる疲労が運動障害につながっていると、そんなデータもいただきました。  このような指摘を受けまして、教育委員会としましては適度な運動量、それから質の確保によって、生徒の健全な心身の育成が大切であると考えております。  また、競技力の向上を図るという視点、それから生徒がスポーツに親しむという視点の両方が必要であろうと考えておりまして、生徒がスポーツ嫌いにならないように配慮していくということも大切であると、そのように考えております。 111 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 112 ◯5番(新田寛之君) 今まさにお答えいただいたとおりなんですけれども、3点目の質問にもつながるわけであります。  今回、部活動指導員を配置することによって、私は競技力向上も一つの大きな目標だというふうに思いますし、やっぱり量と質、このバランスが大切なのかなというふうに思います。これまでの頑張れ頑張れの精神論だけではもう通用しないのかなというふうに考えております。  やっぱり子供たちにも勝たせてあげる楽しみ、目標設定であったり、目標の達成であったり、そういった達成感、何かに取り組むことを体験させてあげたいのもあるし、一方でやっぱり負けてばっかりではやる気もなくなってくるし、本人も腐ってしまうし、まさかまたそのスポーツもやめてしまうというそういったこともあろうかと思います。  なので、今、小松市では週1日お休みをとっているということが29年度からスタートしましたけれども、一歩進んだ私の地元の安宅中学校ではさらに水曜日もお休みにしているということもあります。  私自身の経験を振り返りますと、私は陸上をずっと中学校、高校、大学とやっておりましたが、当時の村田時也先生という先生でしたけれども、休みはなかったんですが、実は月曜日と金曜日が弱練習という設定でずっとやっていました。今思えば、やっぱり体を休ませるということが非常によかったのかなと。それがあって今も健康でいれるのかなというふうにも思っております。  そういった意味で、総合的に判断しまして競技力の向上とそして休養、休養日のバランスを、今後また市の教育委員会としてはどのように御検討されているか、最後お答えいただきたいと思います。 113 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 114 ◯教育次長(道端祐一郎君) 御案内ありがとうございました。  競技力向上と休養のバランスについてでございますが、今、新田議員からもお話ありましたように、今年度から小松市では日曜日を部活動の休養日としております。この結果、月曜日の欠席率が減少ということになっております。1学期間の欠席者数を調べましたら前年度との比較で延べ93名、およそ8.3%減少しておることがわかりました。また、学校からも月曜日の生徒の表情が明るくなったとか、元気があるというような声が聞かれておりまして、今後もしっかりと休養日を確保していくことが大切だろうと考えております。  新田議員も陸上ということですが、有名な青山学院大学の陸上部の原監督は、学生の主体性を大切にした指導で箱根駅伝の四連覇を達成しております。決して長時間の練習をだらだらと続けているわけではないということであります。  私どもも生徒主体のミーティングを企画するなど、さっき弱練習という言葉もありましたが、生徒みずからがつくり上げる部活動の時間ということを確保して、生徒の主体性を育んでいくことが大切だろうと考えております。  次年度につきましては、部活動指導員の活用により競技力の向上を図るとともに、各校、各部の状況を把握して、学校の意見を聞きながら、平日の休養日ということについて検討してまいりたいと考えております。  以上です。 115 ◯議長(宮川吉男君) 新田寛之君。 116 ◯5番(新田寛之君) 先ほどもありましたけれども、北陸体力科学研究所という立派な施設、会社がこの小松市にあるわけでありますので、そういった客観的なデータ等々も利用して、また教育委員会、そしてスポーツ育成課とも連携を図りながら、ぜひ子供たちの健全育成を図っていただき、また東京オリンピックに一人でも多くの方が出場できるように、また精いっぱい取り組んでいただきたいなというふうに思いをお伝えしまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 浅 村 起 嘉 君 117 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。    〔7番 浅村起嘉君登壇〕 118 ◯7番(浅村起嘉君) 浅村でございます。繰り上がりの登壇というふうになりました。  次の日曜日、東日本大震災から7年がたつこととなります。今、町なかでは3・11という次の投票日をお知らせするそういう御案内がありますけれども、自分はその数字を見ると、やはりまだこの震災のことが思うというような状況です。  きのうの新聞には、津波伝承館などの施設において訪れる方が最近では減ってきているということでした。まだまだ被災地を全国から応援をしていくことが大切かというふうにも思います。  多くの犠牲者から防災についての大切さ、これからも伝えていくためにも、かつて木下議員の質問にもありましたけれども、東北地方への修学旅行ということも、新幹線が仙台まで直接行けるということになったことによって現実的なことにもなるのかなというふうにも思います。また、小規模校はかつても沖縄に平和教育に訪れていたこともありますので、そういう中学校については飛行機を利用することも可能なのかなというふうにも思います。  また、土曜日のテレビの番組では、福島原発事故以来の廃炉に向けての取り組みについて放送がされていましたけれども、改めて原子力のエネルギーのすごさと怖さというものを感じました。  石川県内の志賀原発においても断層の問題もまだ考えられているということも思いました。  それでは、通告に従いまして2項目についての質問を行いたいと思います。  初めに、いきいきシニアこまつ推進プランについてお尋ねしたいと思います。  2018年度からいきいきシニアこまつ推進プランは第7期ということになります。第6期がスタートした3年前の2015年というのは、団塊の世代と呼ばれる人口がピークの学年がちょうど65歳を迎えた年でした。2025年には75歳となり、高齢者の増加はますます進んでいくと考えられます。  高齢者の介護や医療などの福祉サービスの需要が高まり介護給付などの社会保障の費用も増加することが見込まれています。高齢化が進む社会において地域ということが注目されており、6期のプランについても地域包括ケアシステムの構築に向けてということがありましたが、これまでの主な取り組みと成果についてお聞かせください。 119 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。    〔予防先進部長 中西美智子君登壇〕 120 ◯予防先進部長(中西美智子君) 2025年をめどに高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、地域の包括的な支援サービスの提供体制であります地域包括ケアシステムを構築するために、本市の主な取り組みといたしましては、はつらつシニア支援事業の導入、認知症対策の推進、それから在宅医療・介護の連携体制の構築などが挙げられます。  また、予防等への取り組みにより、第6期計画で目標値として設定いたしましたいきいきシニア率も平成27年度末の66%から68%と改善してきております。 121 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 122 ◯7番(浅村起嘉君) 今ほども主に3つの取り組みについて示していただいたと思いますので、少し一つずつについて具体的にお話を聞かせていただきたいと思いますが、まずは最初にありましたはつらつシニア支援事業について、そのポイントと成果ということを御説明願いたいと思います。 123 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 124 ◯予防先進部長(中西美智子君) 平成28年3月より導入されましたはつらつシニア支援事業は、専門職によるサービスから住民主体型の支援まで、利用者の身体状況などに応じた多様なサービス提供となっております。  また、訪問介護や通所介護のみのサービス利用の御希望の場合は、要介護認定を受けなくても簡単な基本チェックリストによりサービスが利用できる仕組みとなっております。 125 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 126 ◯7番(浅村起嘉君) 今ほどもより利用しやすいサービスということに思います。  2つ目の認知症についてもいろいろとこれまでも取り上げられてきましたけれども、小松市においても「ほっとけん」というキーワードとか、それからオレンジリングをつけている方を多く目にしていることからも、この事業もかなり浸透してきているのかなと思いますが、認知症に関する取り組みについての御説明をお願いします。 127 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 128 ◯予防先進部長(中西美智子君) 認知症トータルサポート「ほっとけん」といたしまして、まず予防につきましては、はつらつ脳トレ体操の開発や普及など、次に早期発見、早期対応では高齢者総合相談センターにもの忘れ相談員の設置など、さらに専門職や地域の支援体制の充実につきましては市民や専門職向けのスキルアップの講座の開催、それから身近なところで相談ができるようにほっとけんステーションの設置など、認知症に対する総合的な取り組みを推進してまいっております。 129 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 130 ◯7番(浅村起嘉君) 詳しいことにつきましては、また第7期ということで後で聞きたいと思いますけれども、3つ目のほうの在宅医療・介護の連携体制の構築に向けてという取り組みについても御説明をお願いしたいと思います。 131 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 132 ◯予防先進部長(中西美智子君) 平成27年度の市で開催いたしました地域ケア推進会議で出された意見をもとに、地域の医療や介護関係者の協力を得まして、はつらつシニアかんじん帳を作成いたしました。また、在宅医療・介護連携推進部会を設置いたしまして、サービスの資源情報の作成や多職種連携のための研修会の実施などを通して、スムーズな連携ができるように取り組んでまいりました。 133 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 134 ◯7番(浅村起嘉君) 今ほどありましたはつらつシニアかんじん帳、私のもとにはまだ届いていないのでまだ大丈夫なのかなと、届いているんですかね? 済みません。  その狙いと内容ですね。それから、普及の状況などについて御説明願えたらと思います。 135 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 136 ◯予防先進部長(中西美智子君) ぜひ見ていただきたいのですが、はつらつシニアかんじん帳はがんなどの重い病気になったときや、また延命治療が必要になったときなどに、本人が望む医療への考え方を元気なときから家族と話し合いながら書面に記録することで、医療や介護の支援者が把握して支援に役立てるためのもので、医療・介護関係者などの情報共有のツールとなることを狙いとしております。  普及の状況は、いきいきサロンに参加している高齢者や今年度からはケアマネジャーを通して要支援・要介護認定を受けている方にもお渡ししておりまして、これまで5,000部程度配布しております。 137 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 138 ◯7番(浅村起嘉君) ありがとうございます。  この多分はつらつシニアかんじん帳という取り組みは、第7期のプランの中でも幾つか挙げられている中の最初の部分にありました。本人の選択であるとか家族のことという、その辺に本当に介護、医療に関する御自身の思いというのが多分あらわれてきているのかな、大切なものじゃないかなというふうに、終末期の医療をどう受けていくかというようなことにもつながっているのかなと思います。  中でちょっと片仮名でしたが、アドバンス・ケア・プランニングというような言葉もちょっと見させていただきました。今後において本当に大事になってくることかなと思います。  この最初の項目の地域包括ケアシステムに関していろいろと今、6期の成果をお聞きしましたけれども、7期に向けての課題がありましたらまたお願いしたいと思います。 139 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 140 ◯予防先進部長(中西美智子君) 課題はいろいろとございます。6つほどにまとめてみました。  1つ目は、団塊世代が後期高齢者となります2025年を見据えて、医療・介護ニーズの高い高齢者を在宅で支えていくための多職種連携・協働のさらなる推進。  2つ目は、本人が望む終末期を含む医療や介護、暮らし方などについて、家族や周囲の支援者に伝えておくという、先ほど申されましたがアドバンス・ケア・プランニングの普及、はつらつシニアかんじん帳を使って普及させていきたいと思います。  また3つ目は、小規模多機能型居宅介護、グループホームなど、増加する認知症高齢者や家族介護者への支援。
     4つ目は、介護事業所における人材の確保。  5つ目は、ひとり暮らし高齢者などの増加や専門職人材の不足などを見据えたミニデイなどの住民主体型サービスのさらなる普及。  最後6つ目は、高齢化を見据えた介護予防や重度化予防の一層の推進などがあると考えております。 141 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 142 ◯7番(浅村起嘉君) 今ほどのは課題ということで挙げられていましたので、7期のほうでこの課題に対してどういうふうな取り組みをされるかということを改めてまた聞かせていただきたいというふうに思いますけれども、6期の中で推進されたことの中で、自分が大変印象に残っているのは、小松の各地域、5圏域の10カ所において新たに高齢者総合相談センターというものが設置されて、地域のそれぞれの高齢者福祉の役割を担っているというふうに思っていますけれども、この取り組みについての成果と課題についてもお聞きしたいと思います。まずは、成果とか今の状況などをお聞かせ願いたいと思います。 143 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 144 ◯予防先進部長(中西美智子君) 高齢者総合相談センターは、平成27年度に6カ所から10カ所にふやしまして、より身近なところできめ細やかな相談支援体制の充実を図りましたことで、総合相談延べ件数は26年度の3,649件から28年度には2倍余りの7,338件に増加いたしました。また、各センターで開催しています町内会役員や民生委員の方々にも参加いただいております地域連絡会の開催回数も26年度の56回から28年度には101回と増加いたしまして、情報共有や地域の課題などについて話し合うことで地域との関係がより強化されてきていると思っております。  29年度に本市が行いました高齢者総合相談センターの活動に対する民生委員の満足度調査によりますと、約87%が満足しているという結果をいただきました。 145 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 146 ◯7番(浅村起嘉君) 今ほども成果を挙げていただきましたけれども、成果は認めながら、まだまだやはり課題もあるんではないかと思いますので、そちらのほうも御紹介願えたらと思います。 147 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 148 ◯予防先進部長(中西美智子君) 課題といたしましては、相談件数の増加とともに、ひきこもりの子と同居しているケースなど、支援が困難なケースがとてもふえております。  そこで、平成29年度は各センターの対応に対して評価する加算制度も設けておりますが、引き続き、支援スキルの向上やさまざまな地域資源とのネットワーク化を図るとともに、高齢者のみならず世帯丸ごとに支援をしていく体制をさらに強化していく必要があると考えております。  さらに、本市が29年度に行ったニーズ調査によりますと、介護認定を受けていない一般の方につきましては、センターの認知度はまだ30%程度となっていますので、さまざまな機会を通して身近な相談場所として周知を図っていきたいと思っております。 149 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 150 ◯7番(浅村起嘉君) 今まではいろいろと第6期について成果とそれから課題ということなので、その課題がこれからお聞きしたい第7期のことにつながっていくことというふうに思います。  それを聞きながら、次の第7期についてもう少し具体的にお伺いできたらと思いますが、第7期においてプランを見させていただきますと、2つの視点というのが挙げられていると思います。予防とそれから共創によってということだと思いますが、まずこの介護予防、それから生活支援についてお伺いしたいと思いますが、第7期計画の3年間で進めていこうとしている介護予防の施策について御説明を願いたいと思います。 151 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 152 ◯予防先進部長(中西美智子君) 第7期の計画では、地域包括ケアシステムの推進に向けまして、住まいと住まい方や医療と看護などの8つの分野ごとに基本目標を立てておりますが、介護予防・生活支援の分野ではセルフケアを実践し、地域全体で助け合うことを目標としております。 153 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 154 ◯7番(浅村起嘉君) セルフケアはいい言葉ではありますけれども、やはり課題もあるのではないかと思いますが、どのように進めていかれるのかということについて御説明お願いしたいと思います。 155 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 156 ◯予防先進部長(中西美智子君) セルフケアを進めていくには、まず市で作成いたしました先ほど説明したはつらつシニアかんじん帳を活用していきまして、アドバンス・ケア・プランニングと言われるみずからの医療や介護などへの思いや望みの表示や健康管理を推進すること。それから、地域のリハビリテーション専門職との連携した効果的な介護予防の推進、さらに軽度認知障害と言われるMCIのリスクスクリーニング検査の導入などによる認知症予防や生活習慣の改善に向けて取り組みを推進してまいりたいと思っております。 157 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 158 ◯7番(浅村起嘉君) 介護予防におきましても地域ということが一つの大きなポイントになってくるかと思いますけれども、地域ぐるみの介護予防ということがありましたが、このことについても御説明願いたいと思います。 159 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 160 ◯予防先進部長(中西美智子君) 現在、市内189カ所の公民館などでいきいきサロンが開催されておりますが、サロンの規模に応じた助成制度の見直し、あるいは健脚推進ボランティアを対象にした新たにスキルアップ研修などを計画しております。 161 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 162 ◯7番(浅村起嘉君) これまでもかなり各地域で活発に活動されていることと思って、元気な高齢の方が多いと大変いいことだなと思っています。  もう一つ、介護の中でも支援ですかね、生活支援ということも新たに取り組まれているというふうに思いますが、このことについても第7期の施策、御説明願いたいと思います。 163 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 164 ◯予防先進部長(中西美智子君) 生活支援につきましては、地域サポートクラブについて高齢者がより使いやすくなるための制度の見直しを行いたいと思っております。  また、ミニデイなどのさらなる普及、それから配食サービスなどで在宅での生活を支援するためのサービスを充実してまいりたいと思っております。 165 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 166 ◯7番(浅村起嘉君) 健康なお年寄りが支援を必要とするお年寄りも支えていく、そんな地域の活動ということもお聞きしておりましたけれども、第6期の間からいろんな取り組みというのを試験的にもなされてきたかと思います。  これらの地域サポートクラブやミニデイということも、少しずつではふえていることだと思うんですが、これらの活動、取り組みを普及させていくために、市として考えていることがありましたら御紹介いただきたいと思います。 167 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 168 ◯予防先進部長(中西美智子君) 地域サポートクラブは徐々に利用者はふえてきてはおりますが、支援する時間の延長、あるいは対象者の条件などを緩和していって、必要な方に利用の拡大がしていければと考えております。  また、ミニデイは担い手の養成、育成などをさらに充実していく予定でございます。 169 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 170 ◯7番(浅村起嘉君) それでは、次の小項目に移りたいと思うんですけれども、昨年もちょっと質問の中には石川県地域医療構想ということも質問の中でさせていただきました。これから本当に高齢の方がふえていくというような現状はこれからも続いていくと思うんですけれども、そんな中で、医療構想では慢性期の病床数を減らすということが打ち出されていました。どちらかというと、今後、必要となる方もふえていくのかなとも思うんですが、当然それにかわるような施策も必要かというふうに思います。  新たな介護保険施設としては介護医療院というものの創設も制度の転換として第7期にもうたわれていましたけれども、それらの創設、それから地域のほうになれば例えば終末期の医療を自宅で希望するケースもふえてくるのではないかというふうにも思っています。  そんな中で今後、高齢者で在宅や地域で生活する方がふえてきたときに、介護や医療の人材、それから地域で支援をしていく体制ということが本当に必要になってくるんじゃないかと思いますが、そのお考えについてお聞かせ願いたいと思います。 171 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 172 ◯予防先進部長(中西美智子君) 地域の人材育成や支援体制の充実は、議員がおっしゃるとおり、今後ますます重要になってくると考えております。  6つほどにまとめてみますと、1つ目はひとり暮らし高齢者などが住みなれた地域で在宅生活を継続できるよう、民生委員や地域福祉推進員の皆様による地域での見守り活動の推進。  2つ目は、支援を必要とする高齢者を地域の方々がサポートする、先ほど出てきましたミニデイや地域サポートクラブの一層の充実。  3つ目は、高齢者総合相談センターが開催している地域連絡会などを通じて、民生委員や町内会役員、地域の専門職や事業者の皆様の顔の見える関係づくりをさらに進めて、地域で支え合う体制づくりを推進すること。  そして4つ目は、医療、介護に従事する専門職を育成するためのスキルアップ研修の実施。  5つ目は、メンタルケア機能の強化型高齢者総合相談センターの設置。  それから最後6つ目は、介護や医療の人材不足の現状や見通しを踏まえまして、専門職が中重度の身体介護を中心としたケアに従事、専念できるように多様な支え手の養成などをさらに充実していきたいと思っております。  以上です。 173 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 174 ◯7番(浅村起嘉君) それでは、この第7期いきいきシニアこまつ推進プラン、まとめとしてお考えがあればお聞かせ願いたいというふうに思います。 175 ◯議長(宮川吉男君) 予防先進部長、中西美智子君。 176 ◯予防先進部長(中西美智子君) 第7期のプランは、予防・自立支援の重視と共創による支え合いの推進の2つを視点としております。  9月に公立小松大学、市、小松市まちづくり市民財団、小松市社会福祉協議会などによる連携協力のもと、こまつ市民大学の開校を予定されておりますが、シニア世代の学びの場、機会が広がっていくと思います。  人生100年時代とも言われる中で、生涯を通じた学び、地域や社会で活躍していくことがとても大事になってくると考えております。  今後、プランの実現に向けては、医師会や歯科医師会、薬剤師会、そして介護事業者などと連携、協働した取り組みによって、はつらつとしたシニアをさらにふやして、いきいきシニア率の75%を目指してまいりたいと思っております。 177 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 178 ◯7番(浅村起嘉君) 健康という面以外にも確かに学びという面でも、高齢者の方の生きがい、学ぶ意欲というのはまだまだ大変なものがあると思います。  自分もいろんな講座参加させてもらうと、本当に自分よりもお年の方が多くて、本当に感心させられるところでもあります。  ちょっと定年ということもまだ私、定年前の年なんですけれども、早々と教職を退職したわけですけれども、退職した先生方のお仲間には、ちょっと年は若いんですけれども入れさせていただいております。皆さん、退職された後も地域の活動や趣味やボランティアなど多岐にわたってお元気に活動されていますし、本当にまだまだ学ぶ意欲というのが大変すばらしいことなんですね。生きがいを持ってたくさんのお仲間の方と生活されていることが、皆様の本当の元気の秘訣かなというふうにも思っています。  実はきょうもお一方傍聴に来られておりますので、本当に積極的にいろんなところに参加していただいていてありがたいなとも思っています。  自分も、ちょっと自分のほうもまとめの意見になっていますけれども、多くの高齢者の方が元気で長生きができる、そういうまちづくり、これからも目指していきたいと思っておりますけれども、そのいきいきシニア率75%、ぜひ頑張っていきたいなと思いますが、逆に言えば残りの25%の方、その方をやはり支えている家族であるとか、ひとり暮らしの高齢者、いろんな地域の問題もあると思いますけれども、それらの方々を支援していくこと、さらに充実を求めていきたいと思います。  先ほどもありました専門職であるとか、人材不足。どこにいてもやはり安心して高齢の方も暮らせるということをお願いして、最初の質問を終わりたいと思います。  続きまして、2つ目の項目のほうの質問に移りたいと思います。  ことしの大雪の対策については、多くの議員の方がこれまでも質問をされていましたけれども、自分のほうは学校への対策ということについて質問したいというふうに思います。  今回の豪雪につきましては、五六、六一以来ということで、32年ぶりということでございます。  年がわかってしまいますが、私ごとでいいますと五六のときは大学3年でした。正月が明けて東京に帰ろうとしたときに、電車に乗ったら福井まで行って途中で引き返してきた。逆に富山のほうから帰ろうとしたら、そちらのほうも不通になっていて、結局は帰ることができずに授業に間に合わなかったという年でした。  それから六一のときは、もうこれは卒業しておりまして、講師として松東中学校に勤務をしていました。グラウンドを見るとテニスコートのポールが雪で埋もれそうになるぐらいの積雪でした。そのときの雪は、ちょうど春休みまでグラウンドに松東中学校は雪が残っているというような状況でした。  ことしは大分もう雪のほうは解けているというような状況でございますけれども、それ以来の大雪ということですので、いろいろと学校でもこの大雪の今回の経験から今後に向けて考えていかなければならないのではないかというふうに思います。  そこでまず、通学路の、今回学校のほうもお休みをしたわけでございますけれども、子供たちの安全ということでは必要な措置かなと思います。今後について、通学路の安全と除雪について、今回のことから今後についてどのようにお考えかということをお聞かせ願いたいというふうに思います。 179 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。    〔教育次長 道端祐一郎君登壇〕 180 ◯教育次長(道端祐一郎君) それでは、議員お尋ねの学校での雪害対策といいますか、今回の通学路の安全あるいは除雪についてお答えしたいと思います。  まず、通学路の安全確保ということにつきましては、毎年、道路管理者等で構成する通学路安全推進協議会、このような会がございますが、この会において点検などを行っているところでございます。  また、降雪時には学校教職員により通学路を巡回して危険箇所の把握を行い、安全点検及び情報収集に努めるとともに、集約した情報に基づいて迅速かつ的確に幹線道路及び生活道路の道路管理者に除雪を依頼して早目の協力体制を図っておるところでございます。  今後もこの体制を維持してまいりたいと考えております。 181 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 182 ◯7番(浅村起嘉君) 今ほどのお答えにありましたように、今回、休校の措置が、金曜日、学校によって異なったということも、今、次長のお話のように学校ごとで通学路の安全を確認した上で異なった結果になっているのかなというふうにも思います。  今回特に雪が多かったこともあって、車道除雪した雪が道路の両側に、歩道を埋めているというような状況がありました。月津のほうでも日曜日に地域で一斉に除雪をした中で、少しずつ子供たちの通学路が確保されてきたというような状況もありました。  保護者の方も、PTAの方もかなり尽力してくれていたと思うんですけれども、今後についてもそのような体制をもう一度確認をして伝えていけるような、今回の教訓を生かしていけるようなことをまたお願いしたいと思いますし、それから校地の安全につきましても、中学校では子供たちの送迎に保護者の方が車で、そしてその車が校地内に入っていって送迎をしているというところもあると思います。そのような校地内での乗りおりの安全ということも含めて、校地内の除雪と安全の確保ということについてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。 183 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 184 ◯教育次長(道端祐一郎君) まず、歩道、通学路の今後のことでございますけれども、通学路、確かにことしは本当に回復がなかなか思うようにされなかったという反省のもとで、通学路につきましては除雪機の配備が計画されております消防団との連携、それからその他町内会、自主防災組織、それからPTA、地域自衛消防の皆様の御協力をいただきながら、除雪力の効率化、強化に努めていく必要があろうかなと考えております。  それから、校地内の駐車場につきましては、教職員での除雪を基本としておるところでございます。  ただ、今年度のような大雪の場合には、地域の方々あるいは地元の企業などとの連携をさらに強めて対応していく必要があろうかなと考えております。 185 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 186 ◯7番(浅村起嘉君) 今回、道路の除雪につきましてもたくさん質問ありましたけれども、業者の方も本当に頑張って道路を除雪していただいていたと思います。  学校の校地と隣接していても、どうしてもやはりそこで道路の部分だけの除雪ということで、接している部分について何とかあわせて協力をすることはできないのかなということが一つの確認したい事項です。  それと、学校ごとに業者に、そういう校地内の除雪については業者に依頼をしているところもあると思うんですけれども、これらの費用についてはどうしているのかということをお聞きしたいと思います。 187 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 188 ◯教育次長(道端祐一郎君) 校地と隣接している部分につきましては、学校ごとに個別にお願いして、それぞれしていただけるようであればしていただいている、あるいは費用が発生すればその費用をお支払いしてしていただいているということになっております。  学校は、その除雪費用に関しては、学校に対して委託料あるいは小規模修繕等の学校運営に必要な予算というのを教育委員会としては組んでおりますので、各学校がそれぞれその範囲の中で自主運営ということになっております。  ただ、今回の大雪では幸いにもございませんでしたが、今後、当初見込んでいました予算をはるかに超えるような場合には、速やかに予算措置をするよう関係部署との連携を図ってまいることも必要ではないかなと考えております。 189 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 190 ◯7番(浅村起嘉君) 次に質問したいと思っていたことをさきに答えていただきまして、どうもありがとうございます。  本当に今のほうにありましたように、ことしは想定を超える回数だったんじゃないかなと思います。除雪費用を学校のほうでも準備しているところも、考えているところもあると思うんですけれども、ぜひまた今ほどあったように、それ以上の出費となったときに、国のほうも道路の除雪については交付金という形で考えているということもお聞きしていますので、どのようなところでその費用が出てくるのかというのもまた検討していただきまして、ぜひ支援のほうをお願いしたいというふうに思います。  それで、学校の校地の除雪ということと関連するかもしれませんが、本当に今回、雪が多くて、通学路、それから学校の周り、それから地域、かなり排雪に困っていたという部分があると思います。  それで、あるところによると、学校のグラウンドを臨時の排雪場として利用しているところもあるということですが、これについて今後どういうふうにお考えでしょうか。
    191 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 192 ◯教育次長(道端祐一郎君) 学校のグラウンドを排雪場所として使用できないかというお尋ねでございますが、これまで児童生徒の安全という観点から学校のグラウンドを排雪場所として使用したことはないと思っております。  今回も市内で6カ所の排雪場が準備されておりました。ですので、先ほども言いました安全という観点から、今後も学校のグラウンドを排雪場所として活用するということについてはなかなか実現は難しいのかなと考えております。 193 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 194 ◯7番(浅村起嘉君) 結果は今いただいたんですけれども、先ほども春休みまで雪が残っていたら困るなって。排雪場にしたらそこに雪が残るので、子供たちの活動という面からいけば大変苦労するかなと思うんですが、ちょうど月津小学校のグラウンドの横というのが月津のこども園に通う道なんですが、今回、そこの雪が大変で、保護者の方の車がすれ違えないような状況もありましたので、場所によってとなるかもしれませんが、今後、各学校等の意見も聞いていただきまして、活用できることについてはまた検討していただけたらというふうに思います。  続きまして、休校の影響についてお聞きしたいと思いますが、多い学校で先ほども言いましたように4日間休校となったところもありましたが、これらの授業への影響というのはどうなんでしょうか。 195 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 196 ◯教育次長(道端祐一郎君) 休校による授業への影響ということでございますが、今御指摘ありましたように、3日間は全小中学校が休校、さらに19校については4日間の休校ということになっております。  その分の授業数が当然減ったわけでございますが、それを確保できたかどうかという御心配のお尋ねだと思いますが、授業時数については、今回に限らず各学校で正確に授業時数の調査を行っております。今後の授業可能時数、あるいは年間を通しての過不足というのは常に把握しているところでございます。そして、その上で学習指導要領に定められております各教科の標準時数に照らしまして、時数の不足あるいは未履修等がないように、日課表の変更などで対応しているところでございます。  今回の休校への対応としましては、5時間の日の授業を6時間実施したりとか、あるいは学校では朝自習とか、毎日何分かの帯タイムというような時間も設定されているんですが、そういう時間の調整などの日課表の変更で対応した学校、それから土曜授業を実施した学校も幾つかございました。 197 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 198 ◯7番(浅村起嘉君) 影響は少ないといいなと思いますけれども、また各学校の対応について調査していただきまして、またまとめていただけたらと思います。  ちょっとこれは正しいかどうかわからないので質問はしませんけれども、昼休みなどの影響というのもこの授業時数がふえることによってあったのかなかったのか、その辺も調査したときには確認していただきたいと思います。  それから、休校の影響というのは給食にもあったのではないかと思いますが、どのような影響があったか。食材などはどうであったかということはどうでしょうか。 199 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 200 ◯教育次長(道端祐一郎君) 確かに給食にも多大な影響がありました。  休校の判断をした場合には、速やかに給食物資の納入業者へ連絡を入れて納入の停止をお願いしているところでございます。ただ、既に納入されていて、休校によって使われなくなった食材については、後日使用可能な食材というのを学校それぞれにおいて献立に追加して使用いたしました。  その際の判断については、衛生面で問題がないということ。それから無理のない安全な調理作業ができるということ。そして、食物アレルギーへの十分な対応ができること。こういうことに留意をしております。 201 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 202 ◯7番(浅村起嘉君) 昨日も木下議員が食品ロス削減について質問しておりましたけれども、フードドライブなどの取り組みが小松市でもなされているということですので、今後もし使えなかった食材などがあるときに、そのような活用というのも今後検討していただけたらというふうに思います。  それと、さっき雪の影響がありましたけれども、私のうちの畑も例年ならば2月にタマネギの肥料をやるところなんですが、先月はずっと雪の下に埋もれていましたので、そういうことから考えるとこれから野菜の成長というのはどうなるのかなと。雪の影響はもしかしたら野菜の値段にもこれから影響が出てくるのかなというふうにも思います。  今回、雪とは関係なく、野菜の高騰って冬場あったと思いますが、そのようなときにどのような対応をされているのかということをお聞かせ願いたいと思います。 203 ◯議長(宮川吉男君) 教育次長、道端祐一郎君。 204 ◯教育次長(道端祐一郎君) ことしに限らず、毎年、特に野菜については気象条件などによる価格の変動がございます。ことしはさらに寒波も影響して野菜の値段が高騰したものと思っております。  食材の価格高騰によって、当初の予定よりも支払いが増加すると見込まれた場合、市では随時献立内容の見直しを行っている状況でございます。そして、使用する野菜の種類を変更したり、あるいは使用量を調整したりしながら、納めていただいている給食費の範囲内で、できるだけおいしく栄養価が高い給食を提供してまいりたいと、そのように考えております。 205 ◯議長(宮川吉男君) 浅村起嘉君。 206 ◯7番(浅村起嘉君) 限られた給食費の中でいろいろと工夫をされて運営されていることとも思います。  本当に野菜が高騰したときにいろんなやりくりをしたということでございますけれども、成長期の子供たちの栄養ということを考えますと、例えば臨時的に徴収するとかという方向はどうなのか。その辺も例えば市P連などの当事者、保護者の方の考えもこれから聞いていただきたいなというふうに思いますし、それから子供たちの食事ということでいいますと、先ほどフードドライブ・バンクということがありましたが、それと連携をしたこども食堂というのが県内ではかなりふえてきているように思います。  小松市のニーズなどについても、これは要望ですけれども、先ほどの市P連の考えやこども食堂の考えなんかもまた聞いていただけたらというふうに思います。  子供の食事を通して、時間ちょっとありますので、実は自分の経験からいいますと、去年の夏のラジオ体操のときに、松任町でラジオ体操の後、子供たちに地域の高齢者の方がカレーライスをつくって食べさせたと。こども食堂ではないと思うんですけれども、大変いい地域の方にも、子供たちにも、高齢者の方にもよかったようですので、ぜひこのようなことも考えていただきたいというふうに思います。  以上で質問のほうを終わりたいと思います。 207 ◯議長(宮川吉男君) この際、午後1時10分まで休憩いたします。       休憩 午後 0時00分       再開 午後 1時10分 208 ◯副議長(吉本慎太郎君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 川 崎 順 次 君 209 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。    〔16番 川崎順次君登壇〕 210 ◯16番(川崎順次君) それでは、平成30年最初の議会、3月定例会に当たりまして、通告に従いまして質問をしてまいりたいというふうに思っておりますので、通告いたしました4項目、この3日間のうちに全部質問されまして、何を言おうか、質問しようかということでありますけれども、頑張って質問してまいりますので、よろしくお願いします。  ことしに入りまして1月、2月と大雪は本当に大変でありました。今議会においても多くの議員の方がこの大雪についての豪雪の質問があったわけでございますけれども、大変大事になってくるのはやはり除雪対策であります。今回の大雪、豪雪をしっかり検証し、反省すべきところはしっかり反省し、対策は対策としてしっかりやっていっていただきたい、そのように思っております。  そのことについて、市職員、特に都市創造部の皆さん方、市役所庁舎において寝泊まりをして除雪に当たりました市職員の皆さんに対しましては心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思っております。  それでは、質問に入らせていただきます。  最初は、人生100年時代を見据えて、地域の福祉の充実についてであります。  ハード、ソフト面、両面あわせて質問をしてまいりたいというふうに思いますので、このたび小松市社会福祉協議会が市民病院の後ろにありますすこやかセンターから白江町の第一コミュニティセンターに場所を移すことになりました。  公立小松大学の保健医療学部がすこやかセンターを使うということもあったということでありますけれども、今までなれ親しんでこらたわけであります。そういった町なかにあり、市民病院の近くということもあって、立地的には大変便利であったということも事実でありまして、高齢者の皆さんにとってはどちらかといえば身近で利用しやすいところのほうが喜ばれるということであります。今回の福祉のマニュアルの中でもはつらつ講座などいろいろあっても、家から遠いとやはり町なかでももっと近くにこんなんないんかいやというように言われておるわけでございますので、利用したい人はたくさんおるわけでございます。  そこで、地域福祉の拠点としての町の公民館や集会場の活用が重要と考えております。どこの町にも公民館や学習等供用施設があるわけでございますけれども、施設整備には地元負担が重荷になっております。いろいろと整備するにも数百万単位での負担ということであります。大変厳しい状況であります。これらの地域の福祉が大変大事になってくる中、これからの対応策として本市としての地元負担の軽減を何とか図れないのか、まず最初にお聞きをいたします。 211 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。    〔行政管理部長 高田哲正君登壇〕 212 ◯行政管理部長(高田哲正君) それでは、地域でさまざまに活用いただいております学習等供用施設でございますけれども、これは防衛省の助成を受けて実施する事業であるということで、御存じのことと思いますが、改修や復旧工事の補助額については整備内容によって細かくルールが決められております。そして、具体的な工事内容に応じて算出されているところであります。また、県のほうからは一部空調の復旧という意味で補助をいただいております。  事業費からこの国と県の補助金を差し引きまして、残りの額について4割または6割が地元負担。当然残りは市でございますけれども、となっております。この4割か6割の負担になるか、もちろん差し引いた分の4割、6割ですけれども、この負担割合については音のうるささに応じて決められておるというところであります。  工事内容によりまして負担額は変わってまいりますけれども、おおむねここ10年ぐらい見ておりますと事業費の2割程度を御負担いただいているというのが実績でございます。  整備を行うに当たりまして、まずは地元で望まれる改修の内容や規模、そして御負担可能な御予算、この辺のところを示していただきまして、その上で設計内容を可能な限り調整して、引き続き地元負担も含めまして地元に御理解をいただきながら事業を進めてまいりたいと、このように考えております。 213 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 214 ◯16番(川崎順次君) この地元負担、国、県からの4割から6割、音のうるささということ、これは学習等供用施設でありますけれども、公民館についてはまたいろいろな負担割合が変わってくるんだというふうに思いますけれども、この施設についてはいろいろこの3日間、議会で、大雪等においても、この地域との連携というのを物すごく言葉として出ておるわけでございますけれども、この福祉の件についても、やはり今後はこれだけの高齢化、超高齢化時代の中で、地域で見守る中でやはり重要になってくるのがそういった施設ということでなかろうかなというふうに思うんです。  今、ハード面に対して高田部長にお聞きしておるわけでございますけれども、そういった点からできる限りの今後は行政、市からの負担金、応分の負担をいただいて、そういった地域が主体となってできることは、地域でできることは地域でやっていくというような形の運営でやっていかないと、これからは大変な時代になっていくものだというふうに思っておりますので、できる限りの助成をいただければというふうに思います。  再度、この件について前向きの答弁を。 215 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 216 ◯行政管理部長(高田哲正君) ちょっとここに座っておりましたらあれですが、今申しましたようにある程度の規模、そして仕様のものについて、防衛の補助でかなりの部分が入ってくるということでございます。その規模が少し大きくなったりとか仕様がふえたりしますと、その分について市のほうで4割なり6割なりしっかり負担させていただいた上で、地元のほうにも応分のという形になっておりますので、これは中身と、それと御負担の御予算と、あわせて内容についても設計レベルでしっかり相談させていただきたいと、このように考えております。 217 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 218 ◯16番(川崎順次君) ありがとうございました。  ハードについては以上であります。  続きまして、ソフト面のほうに移ってまいりたいと思いますけれども、これも先ほど浅村議員に対していろいろと答弁があったわけでございますけれども、私はこの地域の高齢者と子供たちの交流の場の設置であります。  超高齢化時代が進む中、先ほども申し上げましたけれども、行政だけではなく、地域は地域でできることはしっかりと支援していかなければ追いついていかないという時代になっております。  そういった観点からも、今、質問させていただいたわけですけれども、この地域の高齢者、子供たちの交流の場として何ができるのかという点を、中西部長のほうからどういった点で高齢者と子供たちの交流ができるのかを、まずお聞きしたいと思います。 219 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。    〔予防先進部長 中西美智子君登壇〕 220 ◯予防先進部長(中西美智子君) 福祉や防災など地域全体で協議するためにはつらつ協議会の設置を全市的に進めておりますが、この設置などを通じて地域全体で取り組んでいただけたらいいのではないかと思います。  また、長寿介護課のほうで担当しておりますはつらつシニア支援事業の地域主体型サービスとして、午前中の答弁にも説明させていただきましたが、ミニデイの普及を推進しております。地域の公民館において高齢者の閉じこもり予防や、それから交流を目的としたもので、開設に当たりましては備品等購入費として5万円、運営費といたしまして週1回、1日コースであれば年間8万円の補助を行っておりますので、ぜひ活用していただければと思います。 221 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 222 ◯16番(川崎順次君) 最近、よく聞くことは、先ほど浅村議員も言いかけてとまったからよかったものの、このこども食堂の件でありますけれども、このこども食堂というのはやはり家庭の事情で孤食になりがちの子供たちに食事を提供することでありますけれども、子育て支援についてはいろいろあろうというふうに思いますけれども、白山市ではこの子育て支援策としてこども食堂を挙げております。そういったことで、今度オープンする施設はカウンターやテーブル席を設けたそうでありますけれども、こういったこども食堂の今後、市の対策として、地域との連携、どのようにお考えでしょうかお聞きいたします。 223 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。 224 ◯予防先進部長(中西美智子君) ミニデイの実施等で整えていただきます環境につきまして、同じ公民館等で実施であれば、そのほかのさまざまなミニデイで用意したテーブルなどを使っていただければと思います。  また、協働のまちづくり活動に対する助成制度もありますので、また御活用いただければと思います。  子供の孤食や高齢者の閉じこもりなど、さまざまな地域課題に対して地域主体で取り組むことは今後ますます議員のおっしゃるとおり大切になってくると思いますので、地域が取り組む支え合いや助け合いの活動に対してできる限りの支援をしていければと考えております。 225 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 226 ◯16番(川崎順次君) そういった考えのもとに地域力を発揮して、地域は地域で頑張っていきたいというふうに思っております。  次、3点目ですけれども、今度はボランティア。  このボランティア町内カレッジの設置。大学でありますけれども、設置についてちょっとお聞きしたいと思いますけれども、このたびの豪雪でひとり暮らしの方から電話がありまして、家から出られない。屋根雪が落ちてきてと悲痛な声で電話があって、すぐにスコッパ1本持って出かけたわけでございますけれども、とてもじゃないが一人でスコッパ1本でどうしようもなく、近所の町民の皆さんに声かけさせていただいて、町の人と一緒に雪を除雪したわけでございますけれども、そういったひとり暮らしの方や老老夫婦(高齢者夫婦)というのはたくさんおられます。  民生委員の方々にもお電話いたして安否確認をまず最初にやっていただいたわけでございますけれども、そんな中でもやはり民生委員の方々にもお願いしてもなかなか追いつかないのが実情であります。  そういったことも踏まえて、ボランティアをお願いしたいとただ言っても、なかなか難しいということであります。  そこで、地域でボランティアを募るにも、理解していただかなければならないということでありますが、まずこの地域力を発揮するためにも地域でやれる災害ボランティア、福祉ボランティアなどの養成や研修など人材の育成が非常に大事になってくる、大切なことだというふうに思いますけれども、市としてこういった支援策としてはどういったことをお考えでありますかお聞きをいたします。 227 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。 228 ◯予防先進部長(中西美智子君) 市や社会福祉協議会では、地域で活動するボランティアの養成や研修を行っております。  地域福祉に関しましては、民生委員や地域福祉推進員、それからごみ出しや掃除などを支援する生活支援サポーターの養成、そして認知症サポーターなど、福祉関係に関しては養成を行っております。  また、健康づくりに関しましては健脚推進ボランティアやけんこう推進委員、食生活改善推進員などの研修や養成、育成などを行っております。  4月には社会福祉協議会が第一コミュニティセンターに移転するとともに、学びと福祉の拠点として、先ほどから出てきておりますがはつらつ講座の開催などが予定されており、地域づくり、人づくりをさらに推進してまいります。  また、要請があれば高齢者総合相談センターや市の専門職、担当職員なども地域に出向いて地域活動してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 229 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 230 ◯16番(川崎順次君) この人生100年時代を見据えての福祉拠点づくりについては以上であります。  続きまして2項目めでありますけれども、この2項目めは民間主導によるスポーツ施設の誘致についてをお聞きをいたします。  1点目は、国際舞台で活躍するアスリートづくりであります。  先月、韓国・平昌で行われました冬季オリンピックでありますけれども、日本選手がすばらしい成績、メダル13個をとって終了したわけでございますけれども、いずれも小さいときから、どの選手もすばらしい練習施設での練習の積み重ねの結果がメダルをもたらしたというふうに思っております。  今では、選手が練習の施設の場所や指導者、コーチなど充実したものを求めて海外にその場を求めるという選手も最近では非常に多くなってきております。  小松市議会におきまして、市はアスリートの競技力向上のためにということで、子ども体育大学や医科学サポートなどソフト面の充実を図っていこうということはわかるんでありますけれども、何をいってもアスリートの育成は施設の充実や指導者が非常に大事になってくるわけでございます。
     きのうも北出議員の質問の中で市長は、何をいっても指導者が必要でライバルが必要だという答弁をされております。  そういった施設の充実、指導者の充実について、まず質問をいたします。 231 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 232 ◯市長(和田愼司君) アスリートを育てる。これを8年前からやらせていただきまして、2,000人になりました。やはり小さい体で一生懸命やる。無理をすると肘を壊したり、膝を壊したり、さまざまございます。そういうふうに自分のスポーツの夢を途中で挫折することがないようにということで、私は一番大事なのは体の基礎づくり、そしてそれぞれスポーツの基本動作の確認、これに尽きるんだろうと思っております。アスリートは一日にして成らずということを考えたときには、まず基礎、基本ということを充実をさせていただいたつもりでございます。  また、指導者におきましても、例えばサッカーですとACミランのイタリアの実際ワールドカップに出た人が3年前から来て、ドリームピッチで教室を開いていただいてます。これは今後も続く予定でありますし、それからサッカーでしたらサッカー協会の会長が独自に子供向けのサッカー教室を開くとか、この方も元湘南ベルマーレの選手でいらっしゃいますので、そういう方々がどんどん、この基礎、基本づくりをしていくということが大事なんだろうというふうに思っています。  サッカーのお話が出ましたので申し上げますと、県内市町19ありますけれども、サッカーのコートに関しましては金沢市がフットサルも含めて12、大学のコートも2面入れて12です。それに対しまして七尾市が10、小松市が12であります。そういう意味では人口規模も少ない割には小松市は充実をしてきたということでありまして、金沢方面からもたくさんそういったクラブ活動の練習に来られるということであります。施設の整備をということ。これはもちろん上を常に追いかけていくというのは議員も私も同じであります。それはぜひさまざまな点でまた検討もしていきたいなと思います。  小松市の一番の特徴であるのは、全ての競技のそういった競技施設があるということ。これはぜひ議員も誇りに思っていただきたいなと思います。  指導員もしかりでございまして、この指導員につきましては、この4月からまちづくり市民財団というふうに大きく変貌といいますか変身といいますかさせていただきます。これの一番の狙いは何かといいますと、指導員をやはり雇用していきたいということでありまして、それぞれ女性の方も男性の方もさまざまに世界で活躍したいという夢は40になっても50になっても、45歳のレジェンドがいらっしゃいましたけれども、同じだろうと思います。そういった人たちが安定した仕事を持ちながら、その時間をつくってさまざまな人を指導していくということ。カーリングの世界もそうですよね。いっぱい応援する人がいてくれた。そういうまちづくりを目指すということで、市民財団に変化させるということですので、ぜひこれも一緒にまた進めさせていただきたいと思います。 233 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 234 ◯16番(川崎順次君) 大変貴重な意見、取り組みをお聞かせいただきました。  基礎、スポーツは全て基礎が大事。これは私の自慢話として、私自身、東京でプロボクサーをやっておったわけでございますけれども、やはり名門といいますか、やはりジムをどこに行こうか迷ったときに、私はヨネクラジムに所属させていただいたんですけれども、やはりそこは後に世界チャンピオン4人を輩出したジムでありまして、私も入って3カ月間、同じ動き、動作、左ジャブ1本、3カ月やらされました。これはやはり基礎なんです。この基礎をみっちりとたたき込まれ、教え込まれたことによって、私自身、非常に強くなったわけでございまして、今言われるとおり、こういったこと。そして、すぐれた指導員。  今後は、市としてもそういった指導員を雇っていくというようなお考えというふうにお聞きしたんですけれども、そういったことを積極的に、本当にこれからのアスリート、選手育成、スポーツ競技力の向上に向けて、市挙げて頑張っていっていただきたいと思いますけれども……、同じこと聞いてもあれですので、次は2点目で、同じようにやはり高いレベルの利用可能な施設やスタッフ。  そういった中で地元の有望選手は市外や県外に場所を移していくということも事実でありまして、1人紹介させていただきますと、串町の串小学校、今6年生でございますけれども、吉丸凌平君はサッカーをしております。昨年12月に、加賀市のサッカークラブに所属しているわけでございますけれども、昨年、鹿児島県鹿児島市で開催されました全日本サッカー大会で、石川県勢で初めての得点王に輝いたわけでございますけれども、この子は夢はワールドカップで優勝して得点王になることだそうであります。中学校進学後も、やはり加賀市のサッカークラブに所属して頑張っていくということであります。  この前、12月の新聞見ますと、練習場は冬の間はやはり民間でやっております練習場、加賀市にある総合スポーツ施設アウパというところで練習をしているそうでございますけれども、今、サッカー場については金沢市、大学含めて12面、小松も12面、七尾は10面という答弁でありましたけれども、私、この球技、サッカー、ラグビー、フットサルなどといった、やはりそういった球技場をしっかりとしたすばらしい施設ができないか。有望な選手が地元を離れることなくして、小松の場でやはりわざを磨いていくということが大事になってくるんだというふうに思いますけれども、こういった対策についてはどういうお考えをお持ちでしょうかお聞きをいたします。 235 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市長、和田愼司君。 236 ◯市長(和田愼司君) まず、有望な選手が市外、県外に行くじゃないかということ。御自身の御経験もお話を伺いました。やはりより高めを目指していくというのはスポーツの一番の基本じゃないですか。そのスピリットですね。それを体現させていただいている少年から成人の方までいらっしゃるということ、うれしく思っております。  例えばスキーでもそうですけれども、小松の中学から鶴来高校へ行く。そこには指導者はもちろん、白峰という競技スキー場があるわけすし、それからことしも空手の将来オリンピック、世界選手権でいい成績をとるだろうと思う人がやっぱり東京の大学へ行くんですね。これはやはり指導者、環境もありますけれども、やっぱりよきライバルがいるんだと思います。やっぱりライバルがいる。さっきの少年サッカーの子もそうだろうと思います。サッカーは1人じゃできません。よき仲間、ライバルがいるから、そんなことを話を聞いて感じた次第でございます。  片や、小松へ来られている方もいるということを少しPRさせていただいてよろしいですか。  例えば競歩ですね。荒井広宙さんもそうですが、内田監督というのがいらっしゃるから、鈴木選手もそうですけれども、そして世界の銀メダルをとった。逆にこちらへ来ていただいているわけですね。  それから、陸上でもそうですね。短距離で小松商業にお二人続けて来て、世界大会だとか国内でも優勝なんかもしている。これも逆に小松へ来ている。これも議員がおっしゃるようによき指導者がいるからなんですよね。  それから、少林寺拳法というのがございます。これもわざわざ能登のほうから小松の高校に入学をされてきて、そしてそれぞれ日本の大会でよい成績を上げているという少女もいらっしゃるわけですね。  ですから、全てが全部小松に来てもらわないかんというのは第一希望であっても、広く日本、議員がおっしゃるように世界へいろいろ旅立たれて訓練を積むということが大事なのかなということを思いましたので、つけ加えさせていただきたいと思います。  今、親水公園も整備させていただいております。こういうことは北陸の中では小松だけなのかなと思います。カヌーもボートも内陸における親水スポーツというものを、これのまたメッカにぜひしていきたいなと思います。  それで、設備の件でございますが、いわゆるこれからどういうものを、いわゆるスポーツ産業といいますか、スポーツレガシーをどうつくっていくかということが、いわゆる東京オリンピック・パラリンピックを契機に、我々も国もやはりもっと前向きに考えていく時代なんだろうというふうに思います。  ソフト面、それからハード面、両方やっぱりどう考えていくかを、またぜひこれから議論を深めていきたいなと思っています。 237 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 238 ◯16番(川崎順次君) 私も今、一番残念になっているのは、今言われた空手、いろんなスポーツ競技で、小松で育って東京の大学に行く。  私もインターハイで2位になる、3年連続2位、1年生からインターハイ出て準優勝、3年続けて準優勝ということで、教えたボクシングの生徒がおるんですけれども、この子も日体大に行きまして、この前のオリンピック目指したんですけれども、残念ながら出場はできなかったんですけれども、自衛隊体育学校に行って、そこからが一番大事。今、東京オリンピック目指したんですけれども、来年、福井国体で、福井の教員でということで福井市にとられてしまった。僕は市立高校か大谷高校に行って教員していただきたかったんですけれども、本人の事情もあるんだろう。教えてきた私にやはりそういった残念な結果になるようになってしまったんですけれども、その子はその子の人生ですので、一生懸命やって東京オリンピック目指していっていただきたいなというふうに思うんですけれども。  3点目は、今後、市が単独で整備する施設で、今もおっしゃいましたけれども、プロチームを誘致できるような施設をつくるのは大変難しくなってきております。  この前も、去年でしたか、市長のほうにツエーゲン金沢から2名訪問されてお会いした記事が出ておりましたけれども、やはりこのサッカーのプロチームの試合ができる場所がないということでありますけれども、そこで最近、金沢市では角間キャンパスでマネジメント会社ホンダ・エスティーロという、ACミランで活躍した本田選手が大阪で会社を持っているということでありますけれども、そこと金沢市と金大とでサッカー場を2面整備したそうでございます。一般用には縦105メートル、横が68メートル。その一般用と少年用の縦80メートル、横50メートルの2面のサッカー場を管理運営団体を設立いたしまして、サッカースクールを開きながらその運営に当たっていくということであります。  金沢市はそのほかにも、スポーツイベントなどへの財政支援をしていくためには本当のイベントだけにお金を支援するだけだそうでありまして、競技場とかはホンダ・エスティーロという会社が金大と出すそうでありまして、もう一つは金沢市に収容人数が最大で1万人規模のアリーナの建設、70億円を見込んでいるそうでございますけれども、安倍総理は国のほうとしましても2025年度までに国内各地に20カ所程度のそういった施設の新設を目指すということを掲げております。そういった中に金沢市は手を挙げて、その全国20カ所の中に入ったんですけれども、あくまでもこの施設は民間主導でありまして、全てこのお金は民間が投資して、運営も民間がやっていくということであります。  もう小松もそろそろそういった民間業者がそういう施設の、例えばサッカー、ラグビー、フットサルにしても、そういった競技場を、球技場を投資してつくる。そして、指導員、指導者、コーチもその会社が雇う。そして、運営を図って、スポーツの育成につなげていくということを構想に上げておりますけれども、小松市も民間による、民間でこういった施設の誘致を考えていってはいかがかというふうに思うんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。 239 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市長、和田愼司君。 240 ◯市長(和田愼司君) 金沢の件はまだ検討の検討の段階でございます。我々ももちろんそういう構想を持っております。ただやはり、そこを利用する核となる準セミプロ的なものがないといけません。先ほど来、サッカーのお話ばっかりされていますけれども、それだけではないと思います。  それから、多目的に使えるようなやはりそういったものじゃないといけないのかなというふうに思います。  運営のほうはもちろん民間のノウハウも大事。資金も、A×Z Squareも民間の資金でああいうものをつくらせていただいたわけですから、そういうノウハウは私どもはもう持っております。  やはり一番大事なのは、その核となるスポーツをどれにするのか。それを含めた複数のスポーツ、または音楽界だとかさまざまございます。そういったものに多目的に使えるような施設というものであれば、小松も十分、私は検討していく価値があるというふうに思っております。小松にはほかのまちにない国際空港がある。それだけでも、これからの新幹線も考えますと十分需要に耐えられるんではないかなと。  そして今、そういった民間の方が小松とぜひタッグを組んでいきたいというそういう魅力あるまち、力のあるまちということを、これはみんなで示していくべきだなというふうに思っておりますので、ともにタッグを組んで頑張りましょう。 241 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 242 ◯16番(川崎順次君) わかりました。一緒にWBCの世界チャンピオンとれるように頑張っていきたいというふうに思います。  この質問はこれで終了いたします。  3項目めは、加賀海浜産業道路の4車線化についてであります。  これもきのう、南藤議員からの質問がありましたけれども、私は私なりにまたお聞きしてまいりたいというふうに思います。  1点目は、加賀海浜産業道路のうち城南町の西交差点から、正式には村松町の区間の市道城南松崎線でありますけれども、交通量についてはどのぐらいありますか。まず最初に、それをお聞きいたします。 243 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 244 ◯都市創造部長(藤田 稔君) それでは、城南松崎線の交通量についてお答えします。  平成28年の12月に交通量調査を行っております。1日当たりの交通量は1万2,000台というふうに推定しております。そのうち12.8%の1,500台が大型車の交通となっております。  以上でございます。 245 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 246 ◯16番(川崎順次君) わかりました。  この市道城南松崎線でありますけれども、松崎町から城南町に向かって小松総合体育館に右折するレーンがある。御存じだと思いますけれども、前川大橋というんですか、あの前川の橋を渡ってすぐのところにあるわけです。向こうから来ると、この城南町から来ると、最初、信号渡ってすぐ2車線なんですけれども、すぐ1車線になるという非常に危険な場所でありまして、朝夕が大変混雑しております交差点があるわけでございますけれども、その交差点状況を見て、危険だということに対しまして、今、片側1車線についてどうお思いでしょうか。 247 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 248 ◯都市創造部長(藤田 稔君) ただいまのお話のところから、城南西交差点から前川新橋の市道区間だと思います。  ここの部分については、一応小松インターチェンジから城南町西交差点までの主要地方道金沢美川小松線については4車線、その西交差点から南側については市道区間は2車線となっております。この部分にいては、4車線から2車線になるということで、すりつけ区間となっているわけでございまして、このすりつけの延長的なものにつきましては、道路構造令に基づいて設計速度によりましてこの延長が決まってきます。それに基づきましてあの部分は整備しているものでありまして、私としては今のところ問題はないんじゃないかなと。設計速度に応じた形でなっているというふうに考えております。  以上でございます。 249 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 250 ◯16番(川崎順次君) この串工業団地から基地に向かう車、またインターから日末工業団地に向かういろんな車が交差しておりまして非常に混雑して大変な道路であります。  そこで、日末交差点から村松交差点までの間ですけれども、最近はこの車両が朝の通勤時に少しでも早く工業団地のほうに大型企業のほうに通勤しなきゃならんということで、途中、村松町や串町のほうに入ってくる。早く抜けようと。そこには今、ゾーン30というのが指定されておるんですけれども、見る限りにはとても30キロで走っているように見えない。  そういったことで、混雑するが余りに、やはりそういった町の混雑した道路、子供たちの通学路に入ってくるという危険なこの加賀海浜産業道路であります。  そういったことを含めて、この危険度についてどこまで熟知しているのかお聞かせを願います。 251 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 252 ◯都市創造部長(藤田 稔君) ちょっと事前通告なかったんで、事前にその状況を見てきているわけではございませんが、議員がおっしゃられるゾーン30という市道につきましては、多分、串川の西側のところで村松町から村松会館を通って拓栄のほうへ行く。そして、市道の浮柳串茶屋線に至るその道路ではないかなと思うんですけれども、この道路につきましてはゾーン30ということでありますので、また公安委員会と一緒に現状を確認した中で対応していきたいというふうに思います。 253 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 254 ◯16番(川崎順次君) 先ほどもこの交通量についてお聞きしたわけでございますけれども1日1万2,000台、その中で12.8%の1,500台が大型車両ということでありました。  本当にこの道路、最近見るに、加賀海浜産業道路は大型車両ばかりであります。そういった中で片側1車線、大変片側1車線でもったいない。この前の大雪のときにも、市道側は塩まいて、雪は解けてスムーズに交通はなされたんですけれども、村松から串工業団地までの県道側については余り除雪されてなくて、みゆきの郷の前あたりでカーブになっているんですけれども、そこで大渋滞、何日も渋滞の渋滞を積み重ねておった状況であります。  そういったことも含めて、私はこの加賀海浜産業道路の4車線化を早急に計画していく必要があるのではないか、そう思いますけれども、そういった渋滞や豪雪による渋滞、ましてやこういった町なかに割り込んで入ってくる状態等を見きわめて考えると、やはりこの加賀海浜産業道路4車線化は待ったなしだというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 255 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 256 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 今申し上げられている加賀海浜産業道路、これは南加賀地域の工業団地と金沢港周辺の地域の連携強化ということを目的に、金沢港を起点として城南西交差点、そして南部工業団地を経て、加賀市の国道8号松山交差点に至る道路でありまして、延長約35キロでございます。  今現在、石川県で川北の手取川架橋区間について工事を行っているというところでございます。これらの今後の4車線化等については事業の進捗を見きわめるとともに、今後の交通状況、そういったものも注視した中で事業手法等を考えながら検討してまいりたいというふうに考えております。 257 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 258 ◯16番(川崎順次君) 早急に対応していただきたいということで、この質問はこれで終了いたします。  最後の質問でありますけれども、今議会で示されております小型除雪機械の配備についてであります。  ことしの豪雪を教訓に、児童生徒などの通学路、シニアの生活道路などの確保のために、18分団全ての消防団に小型除雪機を配備するということでありました。別に悪いということじゃありません。それはそれでいいんですけれども、ただ、分団、消防団員も勤めておられる方ばかりでありますので、例えば8分団で申しますと今江、串、日末と3校下にまたがっております。松陽中学校校区というか今江小学校もあるわけで、串には串小学校、日末には日末小学校、御幸中学校というふうにたくさん学校があるわけでございますけれども、これを全てとは言いませんけれども、この消防団の手押しの除雪機だけでやってもなかなか学校の通学路を除雪するのは難しいというふうに思います。  そこで今回、この除雪機械が分団に配備されることになって要望があったにもかかわらず、なぜ教育委員会として各学校にも、やっぱりこのような除雪機械の予算要求をしなかったのか。  私はやはり教育委員会が今回の除雪は、歩道、通学路、ほとんどなされてなかったというのは現実であります。そういったことも含めて、教育委員会、今後この除雪機械を要望していくつもりはありますかどうでしょうかお聞きいたします。 259 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。    〔教育次長 山本 裕君登壇〕 260 ◯教育次長(山本 裕君) ただいまの議員の御質問は、教育委員会のほうで除雪機の予算要求をしてはどうだったかということでございますけれども、大雪の最中、除雪機があるといいなということは検討はいたしました。  そんな中で、消防団のほうに配備されるというか、そちらのほうで来年度配備していくという方向だということをお聞きしまして、教育委員会のほうは特に予算要求はいたしませんでした。 261 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 262 ◯16番(川崎順次君) 今回の大雪で通学路、あれだけ封じ込まれたこともあって、学校のほうから町内会にも連絡がありました。何とかできないかということでありましたし、私の串町の町内会は除雪機も持っておるんですけれども、WA-100というタイヤショベルでありまして歩道まで入れません。  そんな中で、自助、共助という中で町内も対応したんですけれども、やはりここは教育委員会として学校と育友会、串小学校でしたら育友会、御幸中学校でしたらPTAというところとの連携。消防との連携もわかりますよ。わかりますけれども、独自にやはり学校がそういった、こういう制度であるんなら、制度でも補助じゃなくて教育委員会として各学校にもこの小型除雪機械を配備してほしいという要望をして、育友会、PTA、町内会と連携をしながら話し合っていく必要があるんではないか。  ただ、頭越しに要望は考えたんですけれどもじゃなくて、災害はいつやってくるかわかりません。大雪もいつ降るかわかりません。そういった中で、やはりそういう連携を保っていかなければならないというんなら、ふだん、日ごろからそういう前向きな検討をしていかなければ後手後手に回るだけ。そのときに、ああしておけばよかったという後悔だけしか残らない。そのように思いますので、今回の学校として、教育委員会としての通学路の除雪に大変必要になる除雪機械だというふうに思いますけれども、ことしの冬に向けて、この小型除雪機械の購入にも、リースでも構いません。そういった中で今後どうしていくかという検討をなされる必要が多分にあるというふうに思いますけれども、いかがですか。 263 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。 264 ◯教育次長(山本 裕君) 議員のおっしゃるとおり、この消防団に配備される除雪機の目的につきましては、市民共創による除雪力の強化にあるとなっております。町内会の皆様、自主防災組織の皆様、PTA、消防団と地域のいろいろな団体が協力して、そして除雪に当たっていくと。  もちろん学校もその輪に入れていただいて、児童生徒の安全確保のために除雪機が有効に活用されるよう一緒に頑張っていきたいと、そういうふうに思っております。 265 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 266 ◯市長(和田愼司君) 里山地区中心に学校にはリースで小型除雪機を冬は必ず配置しております。  今回、大きな里雪ということで、串小学校の皆様方には御迷惑をおかけいたしました。  民間でもこういう小型除雪機を持っているところもありますので、串校下ですとどういうような企業だとか市民団体、町内会が協力し合ってできるかとかいうことを一度それぞれの校下単位で検証してみましょうよ。まず、消防団ももちろん持ちますけれども、それ以外に学校も必要なのか、いや、ここには民間の企業があるから大丈夫、いや、ガソリンスタンド持っているから大丈夫だとか、いろんな見える化が出てくると思います。それをまってどうでしょうかね。各地区ごとに色が違うと思いますので、検討しませんか。  よろしくお願いします。 267 ◯16番(川崎順次君) これで私の質問は終わります。  前向きに一緒に協力してやっていきましょう。  終わります。 268 ◯副議長(吉本慎太郎君) 以上で通告による質疑並びに質問は終わりました。  ほかに質疑並びに質問はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕
    269 ◯副議長(吉本慎太郎君) 質疑・質問なしと認めます。これをもって質疑並びに質問を終結いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎議案の委員会付託 270 ◯副議長(吉本慎太郎君) ただいま議題となっております市長提出議案第1号外43件については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおりそれぞれの所管の委員会に付託いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 271 ◯副議長(吉本慎太郎君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明8日から21日までは委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 272 ◯副議長(吉本慎太郎君) 御異議なしと認めます。  よって、明8日から21日までは委員会審査等のため休会することに決しました。  次会は、3月22日午後1時30分から会議を開き、委員長報告、質疑、討論及び採決を行います。  ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 273 ◯副議長(吉本慎太郎君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午後 2時05分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...