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  1. 小松市議会 2017-12-12
    平成29年第4回定例会(第4日目)  本文 開催日: 2017-12-12


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午前 9時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(宮川吉男君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 2 ◯議長(宮川吉男君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政     一般質問 3 ◯議長(宮川吉男君) 日程第1、市長提出議案第75号 平成29年度小松市一般会計補正予算(第5号)外18件を一括して議題といたします。  これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  なお、本日は一問一答方式での質疑・質問でありますので、質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。
     ───────── ◇ ─────────    ◇ 南 藤 陽 一 君 4 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。    〔1番 南藤陽一君登壇〕 5 ◯1番(南藤陽一君) おはようございます。  本日のトップバッターを務めます会派自民の南藤でございます。  本当に朝起きましたら、外は一面冬景色になっておりまして、いよいよ本格的な冬に突入したなというふうに思いましたが、本市におかれましては市民の皆様の安心・安全のために、ことしも素早い除雪等々の対応をお願い申し上げまして、質問に入りたいと思います。  通告に従いまして大項目2点について質問させていただきます。  まずは、定住促進策についてであります。  さきの国会におきまして、安倍総理所信表明演説の中で、この急速に進む少子・高齢化の問題を国難というふうに位置づけられましたが、それに伴う人口減少の問題に対して、現在、石川県ではUIターン取り組みの強化や移住希望者を支援するいしかわ移住パスポートの創設など移住対策に力を注いでいるところであります。  そういった中で、今定例会の市長の提案説明によりますと、本市におきましては転入者数が平成26年以降3年連続で増加しており、本年1月から10月までも昨年を上回るペースで推移しているとのことであります。  また、住宅着工件数におきましても、平成26年以降3年連続で増加し、平成28年度は前年度比の2割増、本年10月までも順調に推移しているということであります。  今定例会の補正予算におきましても、飛行場周辺地区居住環境整備助成金の追加額が計上されておりまして、着実に転入者の移住につながっているものと考えられますが、まずは本市の定住促進支援制度の転入者の利用状況をお示しください。 6 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 7 ◯都市創造部長(藤田 稔君) おはようございます。  私のほうから、この小松市定住促進支援制度のまず利用状況について御説明させていただきます。  本市の定住促進支援制度は、「ようこそ小松」定住促進奨励金、3世代家族住宅建築奨励金、そしてまちなか住宅建築奨励金、住まいる小松奨励金飛行場周辺地区居住環境整備助成金支援制度となっているところでございます。  制度の見直しとか消費税の増税など社会情勢の変化などがありますけれども、定住促進支援制度の過去5年間の実績といたしましては、平成24年度につきましては107件、平成25年度は160件、そして平成26年度は310件、平成27年度は245件、平成28年度は299件ということで、制度を開始しました平成21年度から平成28年度までの定住促進支援制度利用件数は1,304件となっております。転入者数は1,793人ということです。  これまで助成金を活用した住宅の建設費は総額で346億円、経済波及効果としては約670億円となっているところでございます。  以上です。 8 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。 9 ◯1番(南藤陽一君) こういった定住促進制度を今後とも拡充、充実していただきまして、転入者の移住・定住につなげていただきたいというふうに思います。  それでは次に、転入者が新築する場合の宅地面積がどれくらいかをお示しください。 10 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 11 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 宅地面積はどれくらいかというお尋ねでございます。  平成28年度、確認申請受け付け件数は全体で717件でありました。そのうち新築の一戸建て住宅につきましては506件であり、またそのうちの申請者が他市の住宅件数につきましては99件でありました。ということで、平成28年度に提出された建築確認申請によりますと、市内での新築の住宅の平均敷地面積は約269平米、約81坪でありまして、市外からの転入者による新築住宅平均敷地面積は約228平米で約68坪となっているところでございます。  開発許可基準として、宅地分譲については最低宅地面積165平米、要は50坪という基準を設けておりまして、転入者は宅地分譲最低基準の面積よりも大きい宅地で住宅を建設しているような状況でございます。 12 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。 13 ◯1番(南藤陽一君) 市外からの転入者による新築住宅平均敷地面積が約68坪、転入者以外の新築住宅平均敷地面積が約81坪という御答弁でありましたけれども、昨年、本市で新築されました住宅の宅地面積は、私は新興団地宅地分譲面積と大体同じくらいの大きさかなというふうに思っているわけでありますけれども、今、この新興団地の高齢化という問題が全国的に課題になっているということであります。  私の住む月津校下には7町ありますけれども、以前、私が住んでおりました月美丘という新興団地が、この7町で一番高齢化率が高いということであります。私の小さかったころは、本当に同級生やその前後の年代の子供がたくさんいまして、本当ににぎやかだったという思い出があるんですけれども、こういった新興団地高齢化率が高い理由を本市はどのように捉えているのかお示しください。 14 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 15 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 新興団地高齢化率が高いということをどのようにということなんですけれども、本市の西軽海町、おびし町、月美丘、南陽町などの住宅団地につきましては、昭和40年代から50年代初めに、当時の社会ニーズに合った住宅団地として開発されたものでありまして、多数の若年層世代が住宅を建設した住宅団地でもあります。  この住宅団地造成後約40年以上経過しておるわけでございまして、当時、多くの若年層世代が現在はシニア世代というふうになっておりまして、社会の変化によりまして核家族化が進むなど、住宅団地全体で高齢化率が高くなっているというふうに我々としては捉えております。  以上でございます。 16 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。 17 ◯1番(南藤陽一君) 当時入居した若い世代がそのままシニア世代になったという御答弁だったと思いますけれども、要は当時入居した若い親子が、親だけ残って子供がほかに移ったということが原因だというふうに思っております。  子供がほかに移った理由は、進学、就職、また結婚、さまざまだというふうに思いますが、核家族用のニーズに合わせた居住スペース、つまり敷地面積も大きな要因の一つではないかなというふうに考えております。  現在、本市では子育て世代への子育て環境支援高齢者世代への安心な住環境を支援するために、親世代の敷地や隣地、または近地に住む場合の住居に対しての奨励制度、つまりその土地がある場合への奨励制度はありますが、転入者や若者世代分譲宅地を購入して新築する場合、将来、子供と2世代、3世代同居、近居するためには、その敷地の確保が必要であります。もし、その敷地に対する奨励制度があれば、子供と将来、2世代、3世代同居、近居の未来図を描くことにつながるのではないかというふうに考えておりますが、本市の転入者の新築に対する将来、3世代同居、近居を推進する政策の考え方についてお聞かせください。 18 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 19 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 将来の3世代同居、近居というそういった推進するような補助の施策ということでお聞きでございます。  本市といたしましては、3世代住宅への助成として3世代で同居または近居を推進する施策につきましては、引き続き今後も行っていきたいというふうに考えております。  また、分譲宅地を購入して住宅を建設する場合に費用の一部を助成する住まいる小松奨励金というものがありまして、これをちょっと見直しをいたしまして、近隣の住宅地の確保できるように、そういうことをするために既存建物の解体を伴う再開発型の宅地分譲地に対する開発事業者へのこういった助成制度の拡充も検討していきたいなというふうに考えております。  一応、国土交通省では空き家、空き地を減らすために、また2018年にも、買い手を見つけるのが難しい物件の取引を市町村が仲介する制度というものの新設を検討しておると聞いております。また、この制度を利用した場合の税負担についても軽減するというそういった策についても導入する方針であるということを聞いております。  また、空き家、空き地などの流通の活性化を図るため、不動産事業者などへの空き地、空き家の情報をより迅速に外部発信できるよう強化していきたいというふうに考えておりますので、またそういった点については御理解のほどよろしくお願いいたします。 20 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。 21 ◯1番(南藤陽一君) 最後に意見ですので答弁は要りませんけれども、転入者や若い世代が新築住宅されたり、その宅地が次の子供の世代にわたる、市長がよく言われるPASS THE BATONになれば本当に3世代交流がさらに広がるまちになるとともに、その子供たち定住促進にもつながるというふうに思っております。  10年後、20年後に成果があらわれる定住促進策かもしれませんが、ぜひとも検討していただければというふうに思います。  これでこの質問を終わります。  それでは次に、超高齢化社会に向けた取り組みについて質問させていただきます。  先ほどの定住促進策のところでも取り上げましたけれども、新興団地の高齢化が進んでいる中、特に高台にある新興団地は丘陵地を造成したことにより坂道が多く、バス停までの距離の問題などから日常の移動が困難になる高齢者が増加しつつあるのではないかというふうに思っております。  高齢者自身の豊かな生活を確保し、地域の活力を維持していくためには、高齢化が進む新興団地での移動手段の確保は地域全体で取り組むべき課題であるというふうに考えております。  私も地域公共交通のことを何度か議会で質問させていただきまして、バス路線の維持、確保には大変苦慮しているというふうに思っておりますが、今後、こうした地域の超高齢化社会に向けた高齢者の足の確保についてどのように考えているのか本市の見解をお聞かせください。 22 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長前多陽子君。    〔ふるさと共創部長 前多陽子君登壇〕 23 ◯ふるさと共創部長前多陽子君) 本市では、高齢者や高校生等の重要な移動手段としてバス路線を拡充し、またらく賃パスポート事業により利用促進を図っているところでございます。  高台に立地する新興住宅地では、西軽海町や千木野町、国府台などの団地内にバス停留所が整備されている状況でございます。  お尋ねの超高齢社会に向けた地域の高齢者の足の確保についてどのように考えているかという御質問につきましては、高齢者を初め住民誰もが安心して暮らすことができるよう、これまで同様、バス路線の見直しやダイヤ改正を行いながら、利便性をさらに高めてまいります。  また、はつらつ協議会等で地域の連携を進めるとともに、地域サポートクラブやふれあいワゴン事業など、地域との共創による取り組みにより、高齢者の暮らしを支えてまいりたいと思います。 24 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。 25 ◯1番(南藤陽一君) 御答弁いただきましたけれども、私としましてはこれからの超高齢化社会に進む中、高齢者の足の確保にはどうしても乗り口の近い公共交通体系が必要だというふうに考えております。  昨年の12月定例会で、そのために月津佐美線コミュニティバスに移行して、粟津駅でJRやバス路線粟津線に接続するモデル運行を実施してはどうかという質問をさせていただきました。そのときの答弁では、地域公共交通を検討していくためには、地域の皆さんとの協議が必要不可欠であるという答弁をいただきましたので、本年5月に本市が推奨するはつらつ協議会として月津校下地域活性化協議会を発足いたしました。そして、今月21日に市の関係者、金沢大学の関係者に御参加をいただきまして、第1回の地域公共交通再構築に向けたワークショップを開催して、行政、そして自分たちでもどのような公共交通体系ができるか検討に入る予定であります。  私の案としましては、先ほど申し上げましたとおり、乗り口を近くするための交通ネットワークの構築が必要であると考えておりまして、その方法の一つとしましては、バスの代替機能として乗り合いタクシーの導入ということを考えております。  乗り合いタクシーは、車両も小型であることから小回りがきき、各町内が希望する停留所として公民館や神社などに設定が可能になりますので、既存のバス停の距離的な問題が解消できます。そして、停留所が公民館であれば屋根やひさしがあることで雨風をしのげ、高齢者にとってやさしい停留所が実現できます。また、運行ルートにつきましては、乗りかえが必要となりますが、粟津駅や近くのスーパーを結節点として、JRや運行本数が充実している粟津線につなぐことができます。  乗り合いタクシーの私案を申し上げましたが、乗り合いタクシーの導入に対する本市の考え方をお聞かせください。 26 ◯議長(宮川吉男君) ふるさと共創部長前多陽子君。 27 ◯ふるさと共創部長前多陽子君) 月津校下におかれましては、議員御案内のとおり関係の皆様方の御尽力により、本年5月に月津校下地域活性化協議会が設立されまして、今月から公共交通に関するワークショップを実施して、今後の地域の公共交通について検討していくとお聞きをしております。  新たな交通ネットワークの構築は、地域みずからが考え、公共交通を支えていく機運の高まりが不可欠でございまして、月津校下におかれましては、今後、議論と準備が進んでいくものと御期待申し上げておるところでございます。  さて、乗り口を近くするという議員から具体的な御提案がございました。  乗り合いタクシー、これはデマンドタクシーとも申しますが、その導入を御提案いただいたところでございますが、デマンドタクシーだけに限らずふれあいワゴン事業の新たなモデルに手を挙げていただくなど、費用対効果や利便性を勘案して、既存のバス路線の見直しも含めまして、地元としてどのような公共交通が望ましいか協議いただきたいと考えております。  議員におかれましては、これからも地域の皆様の協議に御指導、御協力をお願い申し上げます。  以上でございます。 28 ◯議長(宮川吉男君) 南藤陽一君。 29 ◯1番(南藤陽一君) 最後、意見でありますので答弁は要りませんけれども、今の答弁を踏まえまして、月津校下地域活性化協議会におきまして、地元の皆様とともに、将来、どのような公共交通が望ましいか意見をまとめていきたいというふうに思っております。  地元が望む交通体系の案ができましたら、市のほうとも協議させていただきまして、試験的な運行も行ってまいりたいと考えております。そして、この試験運行が市域全体の公共交通利便性向上につながる実証実験になればというふうにも思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 井 田 秀 喜 君 30 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。    〔3番 井田秀喜君登壇〕 31 ◯3番(井田秀喜君) 第4回定例会におきまして通告に従い質問をさせていただきたいと思います。  まず、今回は北陸新幹線開通後の並行在来線について、この1点に絞って質問させていただきたいと思います。  まず、北陸新幹線金沢以西が開業されますと、今走っておりますJR北陸本線がJR西日本からIRいしかわ鉄道に並行在来線として経営が分離されます。  並行在来線運行計画は、開業前の普通列車運行本数の確保を基本に、通学通勤に配慮したダイヤ編成や、最終列車の発着時間の繰り下げ等の対策、また新幹線停車駅として小松駅としては在来線からの乗り継ぎの利便性の確保など、これから課題はたくさんあるわけであります。  しかし、並行在来線として経営分離された鉄道資産の有効活用策としてメリットがあるのではないかと私は考えております。  そこで、まず1点目のお尋ねになるわけでありますが、NEXT10年ビジョンには「白山眺望駅」と記載されておりました。小松駅から粟津駅までは現在でも四、五分の区間でありますし、また30年前に地元から請願されました明峰駅におきましても実際、小松駅からは2分から4分ぐらいの区間であります。この10年ビジョンに描かれております白山眺望駅。そもそも、この小松駅と粟津駅の間に多分これ設置されている絵だと思いますが、この新駅設置というところに、僕が先ほど述べましたようにメリットがあることを見越しての設定だと僕は思っておりますが、そもそも、この駅に対して地元町内もしくは周辺利用者からの要望みたいなものはあったのかどうかお示しください。 32 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。    〔総合政策部長 越田幸宏君登壇〕 33 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 新駅の設置ということでございます。  まず、こうした新駅の設置に向けてですけれども、本市のほかに県内で3つの市町で動きがございます。一つは、白山市ですけれども、白山市のほうでは加賀笠間駅と松任駅間、そして金沢市のほうでは森本駅と津幡駅間、津幡町のほうで津幡駅と倶利伽羅駅間、この3つで動きがございます。  そこで、本市における新駅設置についてですけれども、小松駅と粟津駅の距離が約6キロメートルということで、北陸本線の中でも長い区間の一つということになっております。そして、この区間については住宅が連檐している密集地ということで、新駅が設置されれば地元住民の皆様の利便性がさらに向上するということが考えられます。  また、沿線にあります木場潟でございますが、全国植樹祭を契機に平成28年度の年間利用者が73万人を超えてきております。また、ことし10月にはカフェレストランがオープンするということで、ますます注目が集まってきているということでございます。  木場潟の100万人構想実現に向けて交通アクセスが充実すればより魅力が高まるということで、この新駅の設置に対して地域の方々や木場潟利用者からの声もお聞きしているということでございます。  以上です。 34 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 35 ◯3番(井田秀喜君) 今の答弁ですと、地元から特別要請、要望があったというわけではないのかなというふうに思います。本市が逆に先行して皆さんの利用率向上のために取り組んでおられることだと思います。  さきに述べました明峰駅についてなんですが、30年前に地元から請願駅として設置されたわけでありますけれども、実際に地元の方にお聞きいたましたら、当時、多分な出資があったというふうにもお聞きしております。各小学校下で1,000万円近くで3,000万円、市からの500万と負担をして、何とか請願していったということでありますので、また今後、地元町内だとか近隣の町内に、後でいきなり負担がかかるようなことがないように、また調整もしていっていただきたいなというふうに思うわけであります。
     次に、また同じくNEXT10年ビジョンの中に描かれております白山眺望駅なんですが、大変きれいに周辺に住宅が描かれておりました。ただのイメージ図ではないと思っておりますが、近年ではサイエンスヒルズだとかA×Z Squareだとかという形で小松駅を中心に核としてまちづくりを行っている小松市であります。この近くに、この絵には描かれておりませんけれども、コマツの粟津工場も一応近隣という地域にありますし、ここを踏まえて今後、企業誘致だとか、また商業誘致、宅地造成などをして、人口の集積を図っていく。この絵のように新駅を中心とした具体的な土地区画整理事業みたいな計画がひょっとしてあるのかなと思ってしまうわけなんですが、その辺についてはいかがなんでしょうか。 36 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 37 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 周辺の開発ということでございます。  木場潟の周辺につきましては、全国植樹祭に向けて周辺の道路整備であったり、フローラルこまつの取り組みなどを行いまして、利便性、そして魅力を高める環境づくりをこれまでも進めておるということで、交流拡大に向けた動きが整ってきているということであろうと思います。  また、木場潟を望む沿線エリアでは、もう既に新たな住宅建設であったり、店舗の出店等の動きも見られるということでございます。  このような新たな動きが地域交通の需要の高まりとなって、新駅設置に対するニーズに結びついていければというふうに考えているところでございます。  以上です。 38 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 39 ◯3番(井田秀喜君) 特別、そういう区画整理が企画されているわけではないということでありますが、実際本当に絵に描いた餅にならないように、これに伴っていろいろと整備を進めていってほしいなと思うわけであります。  先ほど部長の答弁、1発目の答弁の中にもありましたように、新駅設置に対しては白山市が先ほどもありましたように松任駅と加賀笠間駅のおおむね中間地点を目指して新駅の西松任駅というものを進めているというふうに新聞の報道等でも皆さん御存じかと思いますが、この白山市在来線新駅(仮称)西松任駅建設促進協議会というものが白山市では発足されておりまして、地域が一丸となって新駅建設に向けたさまざまな運動を展開されておられます。  やっぱりできたらいいなというような考え方ではなくて、思いつきのようなものではなくて、松任は松任北安田南部地区土地区画整理事業というものが具体的に今進められておりまして、計画的に市を挙げて取り組んでいるわけであります。  しかしながら、谷本知事は並行在来線事業の経営は厳しいという形で、IRいしかわとしては難色を示しているというふうにも報道を通じて聞いているわけであります。実際本当に厳しいんだと思います。IR鉄道になっていきますと。  なので、今、JRさんが運行、運営されている今だからこそ、いろいろと提案、提言されていくべきできはないかなと思い、このタイミングで私、質問させていただいているわけでありますが、白山市はその中でも工事費を市が負担する請願駅として、今、新幹線の白山駅はだめになっちゃったみたいですけれども、その車両場観光の玄関口という位置づけにしてしっかりと運動を続けていかれるそうであります。  何を言いたいかといいますと、観光だけではなくて、市民、県民の日常、通常の足としてこの鉄道というものを今後しっかりと考えていかなくてはいけないと思います。  この10年ビジョンの中にも記載されておりましたけれども「白山眺望駅は健康レクリエーションのメッカに。ミシュランガイドブックをもった国内外からの来訪者でにぎわいます」というふうにも書かれております。ここだけ見ますと、ちょっとやっぱり若干観光、先ほど部長の答弁にもありましたように観光の要素が強いのかなと思うわけでありますが、僕が申し上げるように市民、また県民、地域の人間の通常の足として、今後、交通網の整備も必要だと思いますが、その辺について本市のしっかりとした長期的な計画というものについてお示しをいただきたいと思います。 40 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 41 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 小松市の活動ということでございます。  沿線地域の居住、交流が拡大する中で、タイミングとしては5年後の金沢以西のIRいしかわへの移管という部分も一つのタイミングかというふうに考えられます。  また、新駅設置するということは非常に大きな事業でございます。その効果と必要となる費用、そういった部分もございますので、その辺の比較などさまざまな観点から十分な検討が必要というふうに考えております。  今後、地元の皆様の御意向、そして御意見をお聞きしながら、実現に向けての取り組みを進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 42 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 43 ◯3番(井田秀喜君) なかなか現段階での答弁としては難しいのかもしれませんが、市がここまで主導的にやられている以上は、しっかりと計画を示していただきたいなというふうに思うわけであります。  それでは次に、JR西日本からIRいしかわ鉄道に経営権が変更になったときの運行に対する本市のかかわりについてお尋ねをしていきたいというふうに思います。  北陸新幹線金沢開業後は、先ほどありましたように倶利伽藍駅から金沢駅までの区間、これは5駅なんですが、富山のあいの風とやま鉄道からIRいしかわ鉄道に切りかわり、運行されているわけであります。  このように、さきに開業されている路線がありますが、その路線の運行決定までどのようなスケジュールで進んでおられたのかお示しいただきたいと思います。 44 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 45 ◯総合政策部長(越田幸宏君) スケジュールということでございます。  まず、御承知のことでございますけれども、金沢以西がIRいしかわ鉄道に切りかわるのは新幹線が開業する平成34年末ということで恐らく平成35年3月というふうになるということでございます。  こうした中で、ことし3月に金沢以西の経営分離後のあり方を協議するために、知事さん初め県内全市町の首長、そして経済団体の代表などで構成されますいしかわ並行在来線金沢以西延伸対策検討会、これの第1回の会合が開かれました。この検討会における平成34年度開業に向けたスケジュールを示されたわけですけれども、ことし11月に実施しております旅客の流動調査に基づいて、来年、平成30年から将来の需要予測、そして収支予測というものを作成して、平成32年に経営計画を策定するという予定になっているということでございます。  そして、具体的な運行計画につきましては、開業1年前の平成33年度の鉄道事業許可申請というものをつくるそうですけれども、その中で具体的なスケジュールが、運行計画が策定されるというスケジュールになっております。  以上です。 46 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 47 ◯3番(井田秀喜君) 現在はまだまだ駅も少ないわけでありますし、特に経営的な問題もないのかもしれませんけど、先日の新聞報道に、きょうも県議会の不破県議が同じ質問をされているようでありますけれども、IRいしかわ鉄道のファンクラブ、いしてつ愛あーるクラブという会員を募っているわけなんですが、実際、ピーク時に比べて6割も今現在減少しているという報道があったわけなんですね。  要は継続的に今後、IRいしかわ鉄道を運行していくに当たって、県民、要するに利用する側がしっかりと同じ方向を向いて利用していかなければ、ただ単に客集めでやっても最初だけで終わってしまうというふうになりかねないと思うんです。この辺もしっかり今後、我々はもう既に倶利伽羅から金沢まで開業された後を管理していく、管理というかかかわっていく側のほうですので、しっかりその辺も考えていってほしいなというわけであるんです。  並行在来線に移行されますと、そういった点のデメリットということも本当に往々にして起きてきます。運賃の、今、県議会のほうでも何とか据え置きという話はされているようでありますけれども、小松-金沢間が500円から530円程度に値上げをせざるを得ないんじゃないのかなとかいうふうな議論も出てきているように思います。こういった形で運賃の値上げ、また必ず起きてきます特急の廃止に伴う移動手段の選択肢の減少。それに伴いまして、また同じく乗りかえの回数の増加ということが必ず予想されてくるわけであります。  民間御承知のとおり、現在、名古屋へは「しらさぎ」、大阪には「サンダーバード」という形で運行されておりますが、2023年、これ予定どおり新幹線が開通いたしますと敦賀乗りかえというものが現実的になってきます。  今、与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム、検討委員会でも、敦賀開業後も在来線の特急が存続できるように、例えば今、JR貨物への委託方式というものも含めて今後議論を進めるというふうな記事もございました。  検討されておりますJR貨物への委託方式については、これは貨物列車に旅客用の車両を連結して一緒に走らせるというものであるそうです。金沢-敦賀間を走る貨物列車は深夜や早朝に多いわけでありますが、それを昼間の時間帯に増便して旅客としても使えないかということを今、福井県も中心となってこれを模索されているというふうに記載されておりました。  トラックでの陸送というものもすごく大切なわけなんですけれども、並行在来線を今後管理していく、運営にかかわっていく側の自治体としてでも、この鉄道の有効活用というものを考えてみてはどうかなというふうに我々も思うわけなんですね。  例えば鉄道の有効活用として、モーダルシフト、要は環境対策も考えて、当時、何年も前から言われているようなこういった取り組みにも貢献できていくわけじゃないかなというふうに私は個人的には思っております。  この取り組みも、これまた小松市だけで頑張っても仕方ないです。石川県のみならず、福井県、またそういった国なんかは当たり前ですけれども、近隣の自治体ともしっかりと連携して、小松にはオール加賀会議という組織もありますので、その中でも、僕が言いたいのは小松が中心になっていただいて、しっかり旗振り役をしていただきたいなと。もっともっと積極的にこういったことに取り組んでいっていただきたいなというふうに思うわけなんです。  今後、必ず起きてくるのがダイヤの見直し。先ほど申し上げたような運行スタイルの変更。そういうことが起きてくることによって、これも一つの今社会問題にもなっていますけれども、免許を返せと言われて免許を返納しました。そういった高齢者、交通弱者の方々が、こういう新しい新駅を使って、もっと小松の区間まですごく来やすくなる、そういった優しいお考え、僕はすごく賛同はするわけですけれども、もう少しそこも計画的にお示しをいただかなければ少し不安になるところもあるわけなんですね。  今、特に金沢あたりへ行くとよく感じるんですけれども、今最近は低調になってきましたけれども、新幹線来た、新幹線来たって浮かれて喜んでいる場合じゃないんですよね。必ず起きてくるのがストロー現象。どんどんどんどん東京に今吸いよせられていっている現状、事実があるんです。こういったものが必ず新幹線開業の裏には起きてきますので、そこであいてしまった並行在来線の利活用策。  まだ、先ほどからちょっと答弁聞いている感じだと、直接うちの経営じゃないから、あんまりというような雰囲気がすごく感じるわけなんですけれども、実際は目の前に現実として迫ってきているわけなんですよね。こういったものというのも負の遺産として捉えるわけじゃなくて、しっかりと有効活用していくというところをもう少し市のほうが真剣にやっているというところをお示しいただかなければ、なかなか我々も20年、30年先まで普通に、100年時代と言われるのは別としてでも、まだ僕は多分それぐらいまで生きていかなくちゃいけないんです。そういうことを考えると、今だけの目先の議論だけじゃなくて、本当に長い目で見たときに、こういった並行在来線のことをしっかりと今から考えておかなければ、必ず手おくれになると僕は思うんです。  その辺、ヒアリングのときもそうでしたし、実際今御答弁いただいても、ちょっと他人事というか。わかりますよ。組織の中でやられているのはよくわかるんですけれども、もう少しリーダーシップを発揮していただいて、小松が中心になってIRいしかわ鉄道の中核を担っていくんだというぐらい意気込みを示していただきたいなと思うんです。  ちょっと僕の思いも部長に対して伝えましたけれども、最後の質問になりますけれども、このIRいしかわ鉄道に対して本市が本当にどの位置で、どうかかわっていくのか。最後に今の意気込みも含めて御答弁をいただきたいと思います。  部長でだめなら市長でも構いませんよ。 48 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 49 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 市内のJR小松駅、そして粟津駅、明峰駅の3駅、近年いずれも乗車人員がふえてきておるということです。  まさしく在来線が地域住民の皆様の生活の足として欠かせないものになってきているということでございます。  IR移管後の運行計画の策定に当たっては、もちろん開業前の普通列車の運行本数の確保。そして、通勤通学に配慮したダイヤ編成。新幹線との乗り継ぎの利便性の向上。そして、先ほど井田議員からありました運賃の問題、運賃の抑制問題。そういったことはもちろんでございますけれども、大学の開学、新幹線の開業などによって人の流れも変化します。そういったことを反映していくということも大切だろうというふうに思います。  11月24日に実施しました能美市との合同の北陸新幹線の小松駅停車の要望の中でも、特に在来線についてもその利用拡大と乗り継ぎの利便性の向上等について要望を行ったということでございます。  駅に接続する2次交通、3次交通としての広域的なバス交通というものも大変重要でございます。  今後とも地域住民、そして来訪者の方々の利便性の向上に資するように、沿線の自治体と一体となって運行主体となるIRいしかわを初め関係機関に働きかけてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。  以上です。 50 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 51 ◯3番(井田秀喜君) 今ほど答弁にありましたように、これ代表質問の中でも市長も申しておったと思います。本当に2次交通というところ、この駅からさらなる2次交通のインフラの整備というのも今後必ず必要になってくるわけでありますので、そこも積極的にお願いしたいと思います。  昨日までのいろいろな議員さんの質問の中にも、本当にこの小松の地域は恵まれているという発言が非常に多かったと思うんです。陸路、空路、海路というところに接続できる、本当に小松の立地というものをもっともっと、さっきの能美市と一緒に同行されたというのもああいうのも結構ですし、もっともっと大きな視野に立って、ぜひ中心になって積極的に取り組んで、もっともっと積極的に取り組んでいただきたいなという思いを込めまして、私の質問、以上で終わらさせていただきます。  以上です。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 村 範 明 君 52 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。    〔6番 吉村範明君登壇〕 53 ◯6番(吉村範明君) 皆さん、お疲れさまでございます。  平成29年第4回12月定例会質疑・質問、自民党こまつ、吉村が通告に従い質問させていただきますので、明確な御答弁をお願いいたしたいと思います。  さきの総選挙において、我が自民党が掲げた公約の一つが、先ほど南藤議員もお伝えをされましたが少子・高齢化対策であります。  安倍晋三総理は、11月17日の衆参本会議で、第4次内閣発足後、初めての国会演説となる所信表明演説を行い、その中で安倍総理は「約束した政策を一つ一つ実行に移し、結果を出していく」と述べられており、我が自民党が訴えた北朝鮮問題や少子・高齢化の解決などに全力を挙げる姿勢を鮮明にされ、アベノミクス最大の壁と言われております少子・高齢化について選挙戦で訴えた生産性革命と人づくり革命を断行し、新たな政策パッケージを策定する方針を改めて示されております。  それにあわせて、フランスやスウェーデンでは子育て支援の充実や仕事の両立支援策など、長期にわたって少子化対策に取り組んでおられており、一旦は低下しておりました出生率が、今は2.0程度まで回復に成功されているということであります。  我が国もこれまでの景気回復施策後、少子化対策に着手するということでありますので、大変期待をしているところであります。  そこで、本市における人口減少社会を打破するための施策について順次お聞きをしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まずは、本市の現状についてですが、市長は今回の議案説明において、「魅力あるまちづくりを目指し、住まいづくりの支援制度を拡充、充実させてまいりした。全国トップクラスの出産・子育てしやすいまちの評価とあわせ、転入者数住宅着工件数も着実に増加しています」とのことでありますが、本市の人口推移についてまずは教えてください。 54 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。    〔総合政策部長 越田幸宏君登壇〕 55 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 人口の推移についてということでございます。  全国的には平成16年度から人口減少に転じているというような状況が続いているということでございます。  本市では、昨年、平成28年ですけれども、12年ぶりに人口増加に転じました。その結果、平成29年1月1日現在の人口は10万8,662人ということになっています。特に提案説明の中でも述べておりますけれども、転入者については平成26年から3年連続で増加しておりまして、ことしも11月末までで3,635人と、昨年を上回るペースで推移しているというような状況でございます。  以上です。 56 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 57 ◯6番(吉村範明君) 今、全国傾向、増加傾向ということで御答弁をいただきました。  それでは、今ほど転入、転出のほうでもさまざまなところで増加しているということでありますが、本市には小学校区25校区ありますけれども、特に地域別で増加傾向にあるというようなそういった人口の推移についてもお教えいただければと思います。 58 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 59 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 全国的には人口減少と言わせていただきました。平成16年から人口減少に転じていると。 60 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 61 ◯6番(吉村範明君) 本市においては増加ですよね。本市については増加傾向でよろいんですよね。 62 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 63 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 本市は28年、12年ぶりに増加に転じたということでございます。  全国的にはずっと減少傾向ですけれども、本市は12年ぶりに増加に転じたということでございます。  そこで、地域別推移ということでございますけれども、その前に人口について一つ一般的な傾向を申し上げたいというふうに思います。  国連の世界都市化予測2014という資料がございます。それに基づくものでございますけれども、現在、都市部に人口が集中するという問題が世界的に起きているということであります。  1950年には世界人口の30%が都市部に居住していましたが、2014年現在、その割合は54%。そして、2050年には66%まで増加すると予測されているということでございます。日本におきましても、東京一極集中が問題となっておりまして、人口集中というのは世界共通の課題となっているということでございます。  そのため、各地域で地方創生に取り組んでいるわけでございまして、本市においても人口ビジョン、そしてこまつ創生総合戦略を定めながら、定住促進を初めさまざまな取り組みを進めているということでございます。  さて、地域別の推移についてでございます。  2015年の国勢調査をベースに、5年前の国勢調査との比較で申し上げさせていただきます。この5年間で小学校下25校下のうち、人口がふえているのが苗代、第一、能美、向本折、今江、符津の6校下でありまして、特に苗代、第一、能美校下については伸び率が大きいというような状況でございます。それ以外の19校下については、減少数に大小はございますが減ってきているというようなことです。中山間地域もそうですけれども、芦城、稚松校下などの中心部も減少しているというような状況でございます。  以上です。 64 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 65 ◯6番(吉村範明君) 6校下が増加傾向ということで、あとは減少傾向が続いているということでわかりました。  それでは続きまして、人口減少を抑制するために行っている、先ほども部長のほうから御答弁少しあったかと思いますけれども、本市の施策についてお聞きをしていきたいと思います。
     本市では、市長が掲げたビジョンに基づいて多岐にわたるさまざまな施策を講じていると思いますが、人口減少に伴うそういったものを打破する制度について改めてお聞かせいただければと思います。 66 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 67 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 本市の施策ということでございます。  人口減少を食いとめるには、一つだけじゃなくてまちの総合力を高めるということが重要であります。そのために、NEXT10年ビジョン、そしてこまつ創生総合戦略を定め、さまざまな施策を講じているということでございます。  例えばですけれども子育て支援の分野では保育料の軽減であったり、18歳以下のこども医療費の窓口無料化であったり、放課後児童クラブについては市内全小学校区で設置されております。また、直近、12月1日には駅前にカブッキーランドもオープンいたしました。  特色ある教育ということでは、英語専用ルームの開設であったり、科学教育、また公立小松大学も4月には開学いたします。そのほか女性やシニアの就業支援やバランスのとれた産業の育成などの取り組みも進めているということでございます。  こうした取り組みによって、合計特殊出生率は1.81に上昇しましたし、住みよさランキングにつきましても平成20年の110位から平成29年には38位と、住みよいまちとしての評価が高まってきているということでございます。  これらに加えまして、定住の一つの柱として、本市では他都市に先駆けて定住促進支援制度を平成21年に創設し、定住、移住や3世代、準3世代住まいを支援してまいりました。この制度の利用者は、先ほど都市創造部長の答弁にもありましたけれども、28年度末までに約1,300件でありまして、トータル約1,800人の方々が本市に転入してきているという状況でございます。  以上です。 68 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 69 ◯6番(吉村範明君) 次に、今ほど全般的なそういった子育てのほうの支援、そういった制度を設けられておるということでありましたけれども、定住促進支援制度も充実されているということであります。いろいろと本市の中では市民全体に対して支援制度を施していると思いますが、今ほど言われたような定住促進支援制度も含めて特化した地域、特に力を入れているというところは特にないとは思いますが、そういった特化した地域があればお教えいただければと思います。 70 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 71 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 該当地域という、特化した地域というお話でございました。  人口増加、住みよさを高める施策については、基本的には市内全域を対象に取り組んでいるということでございます。  定住促進支援制度につきましては、飛行場周辺地区、騒音地域などに対する加算制度というものはございますが、基本は市内全域を対象としているということで、市外からの転入、3世代の同居や近居などを支援することで定住、移住を促進しているということでございます。  近年の定住促進支援制度を活用した転入者の利用実績の地域別の状況を見てみますと、平成27年4月以降、この11月末までの実績でございますが、第一校下が170人と最も多い状況でございますが、周辺の国府、蓮代寺、安宅校下なども30人を超える実績がありますし、粟津、那谷、金野、日末校下なども含め、ほぼ市内全域で活用されているという状況でございます。  以上です。 72 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 73 ◯6番(吉村範明君) 全体に活用されているということでありますけれども、先ほどもお聞きさせていただきましたが、人口が増加した地域、6校下ということでありましたけれども、今、総合政策部としてふえた要因というのは何かお考えがあるか御見解をお聞かせいただければと思います。 74 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 75 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 増加した要因ということでございます。  先ほど申し上げました人口が増加した6つの校下につきましては、まずその校下の大部分がいわゆる都市計画法上の市街化区域ということで、土地の活用が比較的に容易にできる地域であるということが一つ大きな要素かというふうに思います。また、駅や商業施設に近い、あるいは国道8号や305号などの幹線道路とのアクセスにすぐれている。高校通学などに関しても利便性が高いエリアであるということが言えるかと思います。  もう少し地区の一例を申し上げますと、第一や苗代校下では若杉町や吉竹町などで区画整理地があること。南浅井町は開発可能地域が多いということがあります。近年は大規模商業施設の開業や民間による宅地開発が活発に行われておりまして、この地域は人口の伸び率が高い状況でございます。  能美校下については、川辺町住宅の再編に伴う分譲地43区画が整備されたことであったり、一針町のひかり保育所跡地で18区画の宅地分譲があったということも要因の一つというふうに考えております。  以上です。 76 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 77 ◯6番(吉村範明君) 今、部長のほうからも御答弁ありましたとおり、私も感じております。というのは、やっぱり一部で都市化が進んでいるんですね。ふえているところは確かにふえている。ところが、減少しているところはかなり減少して、歯どめがかかっていないのが事実であります。  そういった観点から、やはり人口の格差が生まれると同時に、やはり地域間格差というのも当然今は生まれ来つつあるというふうに思います。  先ほども部長の答弁の中で世界的にやっぱり都市化が進んで、地方がだんだんだんだん衰退していっているということも御答弁いただきましたけれども、まさに今、小松もそうなんですよね。実は。いろいろと施策を講じていただいております。それも十分わかっています。ただそこで、やはりもう一歩踏み込んだ形にしないと、都市計画というのは昔つくられたものであると思いますし、日々進化していかないとなかなか難しいと思うんですよね。  そんな中、昨日も質問の中にありましたけれども、今実際、この減少社会の中において教育委員会のほうで小松市学校通学区域検討委員会というものを立ち上げられて、きのうの御答弁だと2年間で大体結果というか、ある程度集約されるような、31年に結果を出されるというかそういったものを出されるというふうに言っていましたけれども、実際、今は数字上しか多分見ることはできないと思うんですね。今現在進行形で進んでいるような施策、そしてさまざまに講じていこうとしている、それとまた地域を盛り上げていこうとしていくようなやさきに、数字だけ見られてもこれは困ると思うんです。  実は先月ですけれども、滝ケ原の鞍掛山を愛する会が石川県の表彰をもらいました。それは、本市の後押しもあったんだと思います。滝ケ原も頑張ったんだと思います。石川地域づくりの表彰なんですね。大賞なんです。でも、我々の地域も含めて、やはり人口減少でとまっているんです。でも、地域の皆さんは一生懸命頑張っていらっしゃる。当然僕らもそうですけれども、みんな議員もそうだと思います。  ただ、今の検討委員会なるものが立ち上がってこられるとなると、やはり地域の方々はすごく不安に思うんですよね。だから、トータル的な政策を打っていかないと、なかなか地域分散的のは難しいのかなと思っています。  先ほどありましたけれども、やはり今、東京が一極集中型になって、例えば浅野議員が、きのうは米づくりの話もされましたけれども、東京でも当然米はつくっておられると思います、周りでは。でも、中心に行けば行くほどそういった敷地がないわけでありますから、地方からどんどんどんどん供給しなくちゃいけないですよね。でも、地方はどんどんどんどん人口が減っておるといった中で、小松市もやはりそういった傾向になると思うんです。ややもすると山間部なんかが衰退していくと、町なかにイノシシや熊や猿や鹿なんかが出てくるかもしれません。そんなことになってしまってはだめなんですよね。  そこでもう1点、実は小学校の、先ほど言われましたけれども小学校の来年入られる生徒数が20人を切っているところが4校あるんですよね。多いところはもう100人超えています。それだけの格差が出ておるんですよ。ひどいところは一桁台。  それを思いますと、これからやはり総合政策としていろんな形で、やっぱり行政が同じ血税を払っている市民に対してバランスよく人口動態も考えていかなくちゃいけない時代に入ったのかなというふうに思います。  先ほど10年、20年で施策を講じるという話も何回かありましたけど、やはり今からすぐにメスを入れないと、その地域がもたないところがあります。  そんな中で、やはりこれからは行政が先頭に立ってある程度の施策を講じて、ビジョンを持ちながら、先ほどもNEXT10年ビジョンありましたけれども、民間はもうけられるところ、利益のあるところに投資しますけれども、そうじゃないところはなかなか手を出しづらい。それを行政が補うのが本来じゃないかと思いますけれども、そこもあわせて、今後、地域コミュニティを維持発展させるために施策を考えていかなくちゃいけないと思いますが、今の段階で具体的に、それと近い将来、近々に具体的な施策を講じるお考えあるか、また具体的なものがあればお示しをいただきたいと思います。 78 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 79 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 人口減少地域への対応ということです。  まず、中山間地域におきましては、これまで生活基盤の整備ということで、国道8号バイパスを初めとする幹線交通網の整備であったり、光ファイバーによる高速通信網の整備、あるいは地上波テレビのデジタル化、携帯電話の不感地帯の解消など、そういったインフラの整備を市域と同様に計画的に進めてまいりました。  また、平成23年には里山地域が環境王国に認定され、小松の里山の魅力を全国に発信しているところでもございます。  そして現在、国道8号沿いの正蓮寺エリアでございますけれども新たな産業団地を造成しており、間もなく完成ということでございます。交通のアクセスにすぐれ、働く場所としての役割も高まっておりますし、企業の進出が進めば働く方々の住まいも必要ということで、移住・定住の促進も期待されるものというふうに考えてもおります。  また、暮らしの面におきましても高齢者総合相談センターを市内10カ所に拡大し、身近で気軽に相談できる体制を整備いたしました。市内全域の子育て相談環境も充実させてまいります。  また、開発行為が制限される市街化調整区域などは次世代へ引き継ぐ豊かな自然であったり、伝統文化が息づくエリアであります。SATOYAMA協議会や水郷2020ネットなど地域コミュニティを中心とした活性化への支援を継続してまいります。  そして、各地域ですけれども、例えば南部地区では粟津温泉開湯1300年に向けたまちづくり、粟津温泉交流広場の整備などを初めとする事業も控えております。12月1日には地域おこし協力隊として2名の方も任命されました。松東地区では、松東みどり学園(小学部)の開学後の空き校舎の活用であったり、日末地区などでは小松とまとのブランド化やICTを活用した先進農業モデルの取り組みを進めていくということでございます。安宅地区では、木曽町市営住宅の改築も控えております。  今後とも市内各地域において、その地域の特色であったり、資源を生かした取り組みを、地域の皆様とともに進めて、将来を担う人材の定住につなげていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  以上です。 80 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 81 ◯6番(吉村範明君) 今いろいろと施策を講じていただいておると思います。ただ、言いにくい話なんですが、結果に直接まだ結びついてないところもやっぱりあるんですよね。8年間で約200人減少している地域も当然あるんですよ。200人ってでかいですよ。大きな地域で200人減少するならさほどでもないかなと思いますけれども、小さい地域で200人減るということはかなり、その地域が守られるのかなというところなんですよね。  ただ、中山間地域、中山間地域って言われていますけれども、今、小学校区で一桁台になっているのは中山間地域じゃないんですよ。御存じだと思いますけれども。  だから、そういったところの部分も含めて、やはりこれからは総合政策として政策を打っていかなくちゃいけないと思うんですよ。  今、自然の流れにこうやって任せて自然動態、そのまま継続していると、どんどんどんどん偏りが出てるのは当然部長もおわかりだと思います。  この今の本市の人口動態白書を見させていただいておりますけれども、平成19年には死亡数よりも出生数が多かったんですよね。詳しい数字は述べませんけれども。ところが、その翌年に逆転して、これだけ施策を講じられておりますけれども、やはり死亡数が現在でも上回っている。  先ほど部長のほうから合計特殊出生率が1.81って申されましたけれども、出生数がやはり1,000人未満なんですね。ことしは若干、去年よりも伸びている予測が出ています。ただ、まだ1,000人を超えられない状況でありますので、そこも含めてやはり全体的なバランス、当然、人をふやしていかなくちゃいけないと思いますし、転入がふえたということであっても、偏っては何にもならないと思います。  ですから、これから大変いろいろな施策とかあると思います。当然御存じだと思いますけれども、国のほうでは過疎地域等自立活性化推進交付金とかありますよね。先ほど団地の造成等々もありましたけれども、ここでは過疎地域集落再編整備事業などでいろんな住宅団地の造成や集落に点在する空き地の有効活用とかそういったもので国の施策としてハード事業を対象としたものもあります。そういったものをぜひとも、もう既に活用されているかもしれませんけれども、バランスよくやっていかないと小学校がなくなっていく可能性がありますから、ぜひともそういった制度を今後、当初予算に向けてやっていただきたいと思いますが、今の現状を見て、部長のほうから心意気も含めて御答弁いただければと思いますが、どうでしょう。 82 ◯議長(宮川吉男君) 総合政策部長、越田幸宏君。 83 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 地域への定住については、まずみずからの地域に誇りを持つということであったり、そして安心して生活できる生活基盤というものが必要というふうに思います。誇りということであれば愛着でございますし、伝統文化の醸成であったり、食とか自然もあります。安心という部分では生活基盤ということでございますので、道路整備であったり、交通の部分であったり、下水の部分であったり、医療とか福祉とかそういった部分であると思います。  特効薬というのはなかなかないと思うんですけれども、そういったものをしっかりと整えていくというのが市であろうというふうに思いますので、そういったことについてしっかりと対応していきたいというふうに思っています。  以上です。 84 ◯議長(宮川吉男君) 吉村範明君。 85 ◯6番(吉村範明君) 本当に人口のばらつきをなくして、地域コミュニティをぜひとも維持発展させるためには行政の施策でないとコントロール多分できないと思います。  ぜひとも来年に向けて、もう時間余りないかもしれませんけれども3月まで時間があります。どうかどうか、この地域がもっともっと潤い、そしてこの地域がもっともっと発展するようにお願いをしたいと思います。  では、以上で質問終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 宮 西 健 吉 君 86 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。    〔14番 宮西健吉君登壇〕 87 ◯14番(宮西健吉君) それでは、12月定例会、最後のバッターになりました。私の問題は、屋外広告条例制定に向けてのこの件でございます。  私は当初より、この屋外広告条例制定については幾らかの疑問を持っております。そういった意味で今回質問させていただくという形になっていますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、質問に入らせていただきます。  この条例をつくろうと思った動機、目的をまず教えていただければありがたいと思います。 88 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 89 ◯都市創造部長(藤田 稔君) それでは、屋外広告物条例の制定の動機と目的について順次説明させていただきます。  小松市の屋外広告物の現状と条例をつくる動機についてでございますけれども、国内外からのビジネス、観光などを目的とした人の流れが活発な場所、具体的には小松空港とか小松インターチェンジ、そしてJR小松駅周辺などにおきまして、来訪者の視界に入ってくるのがまず屋外広告物でございます。大きさ、色合いなどにばらつきがあったり、老朽化した広告物も多く見られまして、本市のまちのイメージを損ねたり、景観への配慮がされていない広告物が見られるということでございます。特に主要な幹線道路の交差点付近ではドライバーや歩行者の視野を遮り、交通安全に支障を来すおそれのある広告物も目立つようになってきております。  これらの現状を踏まえまして、屋外広告物に対してある一定のルールづくりが必要と考えておるわけでございます。  そういった中で、この目的についてでございますけれども、東京オリンピック・パラリンピック、北陸新幹線小松開業などの多くの来訪者を迎える機会を捉えまして、空港、インターチェンジ、そして駅、木場潟周辺、観光地など、周辺の特色を生かした景観を守り育てていくために、目に入りやすい屋外広告物に制限とルールを設けまして、国際都市こまつにふさわしい市の景観を未来へPASS THE BATONしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 90 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 91 ◯14番(宮西健吉君) 今ほど動機と目的を述べましたけれども、その中で景観という言葉が幾度か出てまいりました。小松市には景観条例が制定されてあります。本市のある景観条例とは、このエリアと地域、そういったものをまず教えていただきたい。  そして、その中で景観という言葉が今部長のほうから二、三度言葉が出ましたけれども、それは屋外広告物も景観の中から出てくる問題ではないかなと私は考えるんですけれども、小松市の本市の景観条例をお願いいたします。 92 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 93 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 小松市の景観条例につきましては、平成16年に制定された国の景観法に基づきまして、小松市の景観形成とそれを推進するまちづくりに関し、市民の自主的かつ継続的なまちづくりの促進と緑豊かな自然景観の保全や歴史・文化を映し出す都市景観の育成を図り、快適で魅力ある都市づくりを推進するということを目的に、平成22年の7月に施行されております。  あわせて、この景観形成と景観を推進するまちづくりを総合的かつ計画的に推進するために、小松市景観計画も定められているところでございます。  この景観計画の中で主に定められていることにつきましては、景観計画の区域であったり、良好な景観の形成に関する方針、そしてその他行為の制限、重要建造物の指定、屋外広告物の方針などがあります。  景観区域についてでございます。平成20年に制定されたいしかわ景観総合計画に基づく景観計画区域、そして景観形成重要地域、そして特別地域を基本に、小松市独自の特色ある景観誘導を図る地区といたしまして景観形成促進地区を追加し設定しておりまして、小松市全域が景観計画区域となっております。  先ほど言いました景観形成重要地域というものは、特に良好な景観の形成を図る必要がある地域といたしまして、小松市では国道8号及び加賀産業開発道路、そして北陸自動車道、そして小松空港沿線、加賀海岸地域周辺というふうになっております。  特別地域といたしましては、建築物等の形態、意匠等が景観に及ぼす影響の特に大きな地域といたしまして、小松市では国道8号及び加賀産業開発道路の沿線地域であったり、白山眺望景観の木場潟沿いというふうになっております。  また、小松市独自の特色ある景観誘導を図る地区として、中心市街地部で景観形成促進地区を設定しております。この景観形成促進地区では、中心市街地の景観まちづくりを対象としたまちづくり誘導地区と、地域住民の自主的な景観まちづくりを対象としたまちづくり協定地区のこの2つがあります。さらに、このまちづくり誘導地区を近代的景観地区と伝統的景観重点地区、そして伝統的景観推進地区に区分しているところでございます。景観まちづくり協定地区につきましては、景観まちづくり推進地区とまちづくり重点地区など、こういった形で細分化しているようなところでございます。  そういう中で、各区域等に応じまして建築物とか工作物の新築、増改築等や開発行為等を行う際には、高さ、そして建築面積、開発面積により届け出が必要となりまして、この景観計画の景観形成方針を具体的に進めるため、それぞれ景観形成の基準というものを定めております。建築物とか工作物の建築の行為が周辺の景観と調和するように配慮すべき事項について定めておりまして、それぞれの区域等に応じまして適用される内容が異なっているようなところでございます。  以上でございます。 94 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 95 ◯14番(宮西健吉君) 私も景観条例、調べてみました。今ほど部長答弁のとおり、近代的景観推進地区、先ほど述べられましたとおりでございます。それからまた伝統的景観推進地区、それからもう一つ伝統的景観重点地区と、この3つにある程度区分されておいでるのかなというふうに察しがつきます。  その中で、今ほど部長も答弁された建築物等というような言葉も出てまいりました。後でこれについては質問されていただきますけれども、そういった景観の中で、そういう景観条例がある中で、こういう近代的景観推進地区とか、それから伝統的景観推進地区とか伝統的景観重点地区とかそういったところの無電柱化はどういうふうに現在進捗されてなってますか。教えていただきたいと思います。 96 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 97 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 無電柱化の状況でございます。無電柱化の整備の完了箇所は、主にまちづくり誘導地区やまちづくり協定地区の主要な道路等で実施済みのところもあります。具体的には小松大橋付近であったり、小松駅周辺の幹線道路沿いにある根上小松線、空港軽海線、そしてれんが花道通り、園町の交差点から沖町の交差点間の国道305号、そして主要地方道小松鶴来線の本折・かぶと商店街などの区間であります。  また、現在施工中のところにつきましては、小松駅周辺では旧北国街道のうち龍助町から西町に至る市道区間460メーターと県道区間320メートルが今現在整備中でございます。  今後の無電柱化の予定でございますけれども、まずこの景観への配慮、そして防災機能等の向上ということで、整備効果はこういった形で高いわけでございますけれども、非常に工事費もかかるということでございます。そういうことで、まずは現在整備中のこの北国街道龍助町から西町区間の早期整備完了に向けて進めていきたいというふうに考えております。
     以上でございます。 98 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 99 ◯14番(宮西健吉君) この無電柱化について、例えば小松市は昭和初期に大火に遭っています。二度の。そういった意味からすると、それ以降に建てられた建築物が多いわけです。それからまた安宅、ああいったところは北前船という栄えた町の中で、そういったところを優先的に無電柱化に進めていくべきではないかなと、私はそのように思うのであります。  先ほど2020年東京オリンピック・パラリンピックがある。その中で観光としてもそういった小松のよさという意味で、そういったところは無電柱化にしていくべきであろうというふうに思っておりますので、こういった近代的景観とか伝統的景観とか伝統的重点地区とかそういったところにおいては、もう少し足を速くして無電柱化にしていただきたいというのが私の思いであります。  これは屋外広告物には関係ないかもしれませんけれども、景観条例としての中の位置づけとしてきちっと対処していっていただきたいなというふうに思います。  それで、今ほど景観条例については私も調べました。県において平成5年、石川県景観条例がつくられております。昭和39年には石川県屋外広告物条例ができております。それを県は合体しまして、平成16年、景観法の制定をされております。この2つを統合したわけです。その2つを統合して平成20年7月1日公布で、いしかわ景観総合条例を制定いたしております。  そして、その中に小松市は小松市景観条例の制定を、先ほど部長もおっしゃいましたとおり平成22年7月に制定をされております。  県は、屋外広告物と景観条例を合体しましていしかわ景観総合条例というものを制定し、それに基づいて小松市は景観条例の制定を平成22年7月1日、それから県におかれましてはいしかわ景観総合条例から眺望計画というものも県は条例で定めておられます。  小松市は小松市景観条例を制定し、そして景観計画を制定したのも平成22年7月1日になっております。  そうしてみると、小松市景観条例の中で十分ではないかと。屋外広告物条例制定に向けてと、市長も予算内示会、それからまた本会議の議案説明でも屋外広告物条例制定に向けてと述べられておりますけれども、それをあえてまた屋外広告物条例制定に向けてとこう来るから、景観条例の中に含まれているんじゃないかというのが私の思いなんであります。  そういった意味で、ここに小松市景観条例があります。この景観条例の中に「建築物」「工作物」「広告物」と第2条の3と4と5にこう書いてあるんです。その6番目に「建築物等」と書いて「建築物、工作物及び広告物」と書いてあるんです。ということは、景観条例の中にこの広告というものが入っておるということでございます。  これとこれは別な形で条例を制定しようということなんでしょうか。その辺ちょっとお願いいたします。 100 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 101 ◯都市創造部長(藤田 稔君) この屋外広告物条例について、単独でどうしてつくるのかということの御質問だったかなと思うんですけれども、屋外広告物といいますと、景観に与える重要な構成要素のものでもあります。屋外広告物等については、法律的には屋外広告物法に基づいてやっていくということになります。  そういう中で、この条例を単独でする意義につきましては、本市の美しい景観を未来へつなぐため、市民、事業者、そして屋外広告物業者が未来を見据えた広告物のあり方を考える機会をつくるために、この独自の条例を目指したいというふうに考えております。  全国的にも多数の都市で独自の屋外広告物条例を策定しております。そういうことで、地域の特性によって制定しているということでありますので、本市におきましてもこの屋外広告物について非常に景観に与える重要な要素でもありますので、個別の形で条例化したいというふうに考えているところでございます。 102 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 103 ◯14番(宮西健吉君) 小松市の景観条例、ここに第1章に目的が書いてあるんです。ちょっと読んでみますと、「本市の景観の形成とそれを推進するまちづくりに関し、市、市民及び事業者の責務を明らかにして、それぞれの連携及び協力の下、市民の自主的かつ継続的なまちづくり活動を促進することにより、緑豊かな自然景観の保全や歴史・文化を映し出す都市景観の育成を図り、快適で魅力ある都市づくりを推進することを目的とする」ってこう書いてあるんです。  ですから、この目的、この広告物も全て含まれていると私はそういうふうに理解するんです。ですから、景観条例の中で広告物についてもう少し建築物等の中に含まれておりますけれども、そうじゃなくて、それだけ広告物に対する熱意があるんであれば、この景観条例の中に織り込めばいいんじゃないかというのが私の思いなんです。  この意見についていかがでしょうか。 104 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 105 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 県のほうでは総合条例ということで屋外広告物と景観条例というのを合体したということでございますが、非常にこの屋外広告物等につきましては公衆に対する危害の防止というところが景観法に対して屋外広告物のほうはプラスしているような形になっております。  そういうことも踏まえて、我々としては個別でこういった屋外広告物自身をより一層きめ細かな行政としてやっていきたいというふうに考えておりますので、何とぞ景観条例にあろうが、屋外広告物条例であろうが、まず景観に対するそういった重要な構成のこういった屋外広告物なので、個別で我々としてはやっていくということだけ御理解していただきたいなと思います。 106 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 107 ◯14番(宮西健吉君) 私はなかなか理解するのは難しいんですけれども、部長がそう述べられておいでるという中で、次の問題に行きたいと思います。  「「国際都市こまつ」にふさわしい「新しいまちの形とイメージアップ」を図る」のであればってこう書いてあるんですけれども、これはどういうイメージなのか教えていただければありがたいと思います。 108 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 109 ◯都市創造部長(藤田 稔君) まちのイメージアップにつきましては、小松駅周辺は駅東の科学と交流、そして駅西の伝統文化のコントラストの景観まちづくり、そして土地活用が国内外からも評価されておりまして、これまでもまちのイメージアップを図ってきたというところでございますが、今後も歌舞伎とか町家などの伝統文化、そしてインフラツーリズムなど、過去から未来へつなぐ景観まちづくりを行いまして、まちのイメージアップに努めたいというふうに考えておりますので、国際都市にふさわしい新しいまちの形とイメージアップということを目標に掲げていきたいというふうに考えております。 110 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 111 ◯14番(宮西健吉君) 景観条例の中に第3条がありまして、そこにも書いてあるんですよ。「良好な景観は、美しく風格のある本市の形成と潤いのある豊かな生活環境の創造に不可欠なものであることにかんがみ、市民共通の資産として、現在及び将来の市民がその恵沢を享受できるよう、その整備及び保全が図られなければならない」と、このように景観条例の中にはそう書いてあるんです。  そうすると、今ほど部長が述べられたこと全て網羅するようなことがここに景観条例の中に書いてあるんですよ。ですから、あえて、あえてですよ。あえて屋外広告物条例の制定をしなくても、こういった第1条、第2条、第3条、そういう中に附則すればいいんじゃないかなと、私はこのように思うんです。  ですから、この小松市のイメージアップ、どういうイメージなのかと。小松市は城下町といいましょうかそういうふうに発展してきました。昔は水郷のまちであったというふうに私は思っております。ですから、小松市は高低差が非常に少ない。坂道もほとんどないというようなエリアでもあるし、そういった中で神社仏閣などが小松市の、昔でいうとそういった報恩講参りとかに鳥越からもたくさんの方が来られたと。そういった中で神社仏閣が多いんだろうというふうにも考えております。  ですから、先ほど部長がおっしゃいました空港前のそういう広告等、それからインターチェンジの入り口の広告物、これなどにしても平成22年度以前からあるものであります。ですから、景観条例以前からあるということを認識した上で、行政としてこれから小松市の景観というものをどう、小松市に住んでよかった。ここに生まれよかった。そういうアクセスもいい小松市をイメージアップする。そういう意味で、景観条例が広告物よりももっともっと必要で、小松の魅力、それがまた小松のよさであろうというふうに私も考えますので、そういったことを考えてみると、これからの広告物だけではなくて景観として捉えていっていただきたい。  それから、案内板もあります。広告物もありますけれども、道路標識のところに案内板というものもあります。こういったものも含めて景観という流れの中で整理していったらいかがでしょうか。  広告物だけじゃなくて、そういったどこそこにこんなもんがありますよというそういう案内板にしてもやっぱり知恵を絞るべきではないかなというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 112 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 113 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 議員が本当に景観を守ることも大事やということを今おっしゃられたことに対して、本当に理解していただいていることに対しては私としてもありがたいと思っているところでございます。  ただ、屋外広告物といったら景観の中の一つの構成要素のものでもあります。そういうことで、美しい景観を守るには、この屋外広告物についても何らかの規制をしていくということが未来を据えた上で非常に大事であるというふうに考えております。  先ほど議員が御案内ありましたとおり、小松の歴史・文化というもの、これについて継承していくというためには、やっぱり屋外広告物に一定のルールとか制限を設けることによって、美しい景観というものを守っていきたいというふうに思っていますので、御理解のほどよろしくお願いします。 114 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 115 ◯14番(宮西健吉君) それで、小松市は石の文化、日本遺産になりました。  この日本遺産にもなったときに条例をつくっておりますけれども、そういった日本遺産に認定された小松の石の文化。例えばこの間新聞にも載っておりましたけれども、滝ケ原西山石切り場ですかライトアップするとか、それから観音下ではその参道といいましょうかそこへ行くまでの道を整備するとかというものが新聞に載っておりました。そういった石の文化ということを捉えた場合に、この石の文化も景観の中に僕は入ってくると思っております。  そういった中で、小松市には石の文化、これは昭和初期の大火で特に石蔵、それからまた石垣、そういったものが当時相当つくられたんですけれども、生活様式、それから社会変化の中でそういったものが年々減っております。そういったものをやっぱり文化、歴史として継承すべきであろうと僕はそう思うんであります。  ですから、そういった修繕、特に酒蔵の石蔵とか、それからまた石の塀垣とか、そういったものに対する新しく建てるということはなかなかいないと思いますけれども、そういったものを残すために修繕。要するに修繕ですね。石もやっぱり昨今、七、八十年たちますと石も劣化してまいります。そういった中で、そういった修繕というものについて、住宅促進の補助金でもないけれども、そういった石の文化に対する修繕、石橋もそうです。そういったものに対する行政として何らかの補助金を出してあげたらいかがなものかと私はこう考えるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 116 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 117 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 小松市としては伝統の景観であったり、古くからの町並みの保存が必要な地域につきましては、補助または助成ということで景観保全に努めているところでございます。  例えばでございますけれども、北国街道沿いの曳山八町を中心とした伝統的景観重点地域につきましては、小松市景観まちづくり事業補助金と伝統的まちなみ景観向上事業というものがあります。  この景観まちづくり事業補助金につきましては、格子戸であったり板塀、生け垣、土蔵、そして石蔵などを含む建築物の外観の修景の修復とか設置、そして屋外広告物の撤去、設置についても補助しているところでございまして、実績的には28年度までには17件あるということです。  伝統的まちなみ景観向上事業につきましては、店舗とか宿泊施設、そして工房、集会場等に改修した見学とか体験できるモデル町家の外観修復、内部の改修とか構造の補強等についても補助を行っております。これは28年度までに10件ということであります。  そのほかにまちづくり協定地区、中心市街地では材木町とか粟津町、ことしからは龍助町、西町という協定地区につきましては、景観まちづくり重点地区についてはこの景観まちづくり事業補助金として外観の改修、こういったものについて補助を行っておりまして、28年度までには大体22件というふうになっております。  さらに、先ほども言いました地域産材需要促進制度といたしまして、小松石材、九谷焼とか小松瓦、小松畳表、かが杉を利用した新築、増築、改修等に工事費または材料費の一部を助成しているということでございます。  以上でございます。 118 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 119 ◯14番(宮西健吉君) 新築した場合とかは補助金は出ますけれども、要は修繕なんですよ。あります? 修繕もあります? ですから、そういったことがないと、なかなか守られない。  例えば農協の昔の言う蔵の倉庫、農協の米を入れる倉庫ですけれども、これもどんどんどんどんなくなっていっております。そういうことを考えたときに、せっかく石の文化といえども、そういったものがなくなっていく。それから、民間は民間でなくなっていく。石の塀垣もなくなっていく。こういったことをやっぱり行政がある程度補助金を出して守っていく。これが今から大事じゃないかなというふうに思います。  特にお宮さんの上げものの灯籠を見るとすぐわかります。大正に寄贈されたそういった灯籠は相当傷んできております。ですから、そういったものについては、上げものですから、親戚の方がまた再度直してやってますけれども、そういう神社仏閣ではなくて普通一般に使われておるそういったものを少しでも残す。これが僕は小松の文化ではないかなと。そして、そういったレガシーを続けていく。これが景観条例の中で、そして小松の文化を守っていけるのではないかなというふうに考えます。  ぜひ石の文化に対する石橋とかそういったものに今以上に補助金を出せるような制度、仕組みをつくっていただければと思います。  それで次に、この小松市景観のまちづくり審議会についてお尋ねをいたします。  この審議会については、委員は何名ほどおいでになるのでしょうか。それとまた、審議会の任期期間がわかれば教えていただきたいと思います。 120 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 121 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 小松市の景観まちづくり審議会委員会につきましては、条例33条に記載されておりまして、条例では13人以内で、委員の任期は3年とすることになっております。  現在、小松市の景観まちづくり審議会の会長は、森俊偉金沢工業大学教授でありまして、森会長を含む学識経験者4人、そして建築関係者2名、そしてその他関係者1名、市民代表2名の合計9名となっているところでございます。 122 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 123 ◯14番(宮西健吉君) この審議会、任期の期間はわかります? 124 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 125 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 3年となっております。 126 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 127 ◯14番(宮西健吉君) なぜ任期を聞いたかといいますと、私も調べました。そうしましたら、ただいま審議会の委員が9名であるということなんですけれども、この委託期間が平成27年1月17日から平成30年1月16日までなんです。ということは、来年の1月16日で一度任期が切れるという御理解でよろしいんですね。このメンバーの方は。  であれば、景観まちづくり審議会というものが先ほど森会長さん以下学識経験者、それから市民の代表の方とか建築業界とかで9名おられるということでございますので、そういったところに、これは議長にもお願いせないかんのですけれども、議員代表として議長もしくは副議長を入れたらどうかなということを私は思うんであります。  なぜこんなことを言いますかといいますと、小松市議会は私が議員になる前だと思うんですけれども、そういった委員会、審議会には参加しないというような申し合わせがあるやに聞いております。ですから、そういった形の中で、この今の社会情勢、議員活動の中で議員さんが小松市の景観条例に入らないという形がこれでいいのかということを議会で一回、議長のほうから招集をかけていただいて議論をしていただきたい。そして、どう結論を出すかということが重要ではないかなというふうに思います。ぜひ議長、よろしくお願いをいたします。  それからまたもう一つは、こういった委員会が開催されたときには、必ず所管の委員会に報告を随時していただきたいというふうに思うんであります。それは大丈夫ですか。 128 ◯議長(宮川吉男君) 都市創造部長、藤田稔君。 129 ◯都市創造部長(藤田 稔君) この景観まちづくり審議会等について、景観条例32条では、小松市の景観まちづくり審議会につきましては市長の諮問機関でありまして、景観にかかわる事項の意見聴取、提言の場ということになっております。  要するに過去、議員は各種審議会には参加しないという取り決めを決めたというところも聞いております。  ここの中については、あくまでも諮問機関で聴取の場ということもあります。当然、ここの中で決められたものについては、条例を制定したり、改正等につきましては議会へ上程いたします。そういうことなので、議員において常任委員会とか本会議で審議することになるわけでございます。我々としては、当然報告なりそういった意見の聴取を行っていくということも考えております。  ただ、ここの選任、要は審議会の中への議員の選任等については、議会の皆様の中で議論していただければと思いますので、私からは控えさせていただきます。 130 ◯議長(宮川吉男君) 宮西健吉君。 131 ◯14番(宮西健吉君) 私も議員になって十二、三年たつんですけれども、こういった審議会、それからまた運営委員会とかそういったものの提案が議会に持ってくるんですけれども、審議会でこう決まったからこれで通してくださいというのが100%近くそういう形でなされているということに対して僕はちょっと疑問を感じたもんですから、そういった意味で議長にお願いしたのはそういうことでございます。  ですから、こういったいろんな審議会とか、それからまた検討委員会とかいろいろある中で、やっぱりそこで精査した上で、こういう案件については議員が入ってもいいんじゃないかとか、そういった議論も、きょうおいでる議員さんにもお願いをしておきますけれども、そういった形が執行部と議会がスムーズにいくことも必要ではないかなというふうに考えますので、ぜひ委員会では報告もしっかりお願いをして、私の質問は終わらせていただきます。 132 ◯議長(宮川吉男君) 以上で通告による質疑並びに質問は終わりました。  ほかに質疑並びに質問はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 133 ◯議長(宮川吉男君) なしという声があり、質疑・質問なしと認めます。これをもって質疑並びに質問を終結いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎議案の委員会付託 134 ◯議長(宮川吉男君) ただいま議題となっております市長提出議案第75号外18件については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおりそれぞれの所管の委員会に付託いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 135 ◯議長(宮川吉男君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明13日から21日までは委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 136 ◯議長(宮川吉男君) 異議なしと認めます。  よって、明13日から21日までは委員会審査等のため休会することに決しました。  次会は、12月22日午後1時30分から会議を開き、委員長報告、質疑、討論並びに採決を行います。
     ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 137 ◯議長(宮川吉男君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午前11時30分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...