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  1. 小松市議会 2017-09-11
    平成29年第3回定例会(第2日目)  本文 開催日: 2017-09-11


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午前 9時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(梅田利和君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 2 ◯議長(梅田利和君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政     一般質問 3 ◯議長(梅田利和君) 日程第1、市長提出議案第54号 平成29年度小松市一般会計補正予算(第3号)外19件及び報告第12号外1件を一括して議題といたします。  これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  ───────── ◇ ─────────
       ◇ 南 藤 陽 一 君 4 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。    〔1番 南藤陽一君登壇〕 5 ◯1番(南藤陽一君) おはようございます。  平成29年第3回定例会のトップバッターを務めます会派自民の南藤陽一でございます。通告に従い、大項目2点について質問させていただきます。  まず、大項目1点目は、公立小松大学の課外活動についてであります。  このたび、8月29日付で文部科学大臣より公立小松大学の設置が認可されました。昨年の10月に四年制の公立小松大学の設置について文部科学省に認可申請を行ってからの約10カ月間、タイトなスケジュールの中で関係各位の御尽力により開学の決定の認可がおりましたことに深く敬意と感謝をあらわすものであります。  公立小松大学では、設置された3つの学部、生産システム科学部保健医療学部国際文化交流学部から、地域のものづくりの人材や地域医療に貢献する医療従事者、地域と世界で活躍するグローカル人材を養成し、国内外の大学連携や企業交流、市民の学びをサポートする人材育成の場として、広い視野を持ち、未来を切り開く人材を地域並びに国際社会に送り出すことを目指すものであり、地域のさらなる発展に資する大きな存在として大いに期待するものであります。  教員も山本博学長予定者を初め教育・研究業績が豊富な73名が選定されており、レベルの高い教育、研究を実践するとともに、各界の第一線で活躍する著名な客員教員による講義も大学の大きな魅力の一つになるものと考えております。  また、公立小松大学のシンボルマークは、学長特別補佐の元宇宙飛行士、山崎直子さんの監修をいただき、大学校歌につきましては小松市にゆかりのあるなかにし礼氏が作詞を、作曲は千住明氏によるもので、市民の皆様に誇りと愛着を持っていただけるものと思っております。  さらに、奨学金制度を活用しながら大学に通う学生が多い現状において、入学金や授業料が私立大学に比べてかなり低額であることも多くの子供たちに高等教育の進学に対する選択肢の幅を広げるものと考えております。  今後、入学生募集要項を作成し、大学説明会や高校訪問、進学相談会のほか、進学情報冊子やウエブサイトへの掲載など各種広告媒体による情報発信を通じて積極的な学生募集を行うとのことでありますが、学生の目線に立ったとき、4年間のキャンパスライフを楽しむ部活動やサークル、同好会といった課外活動の存在も大学を選ぶ上での重要な要素ではないでしょうか。  この部活動とサークル、同好会の違いについてですが、部活動は大学が公認する団体であり、顧問や活動場所、活動費用も優遇されるため、当然、大学の顔として成果や結果が求められるものであると考えております。一方、サークルや同好会は、学生が主体で立ち上げ、楽しむことを目的とした非公認の団体ではありますが、仲間とのきずなづくりや協調性、広い学びの場として学生生活にプラスになる大切な存在であると考えております。  そこで、まずは来年春の開学に向けて大学が公認する部活動の考え方についてお聞きをします。  大学が公認する部活動につきましては、体育会系や文化系、芸術系にかかわらず、成果や結果が求められるものと考えておりますが、そういった部活動を目的に入学される生徒におきましても成果や結果を求めて入学されると思っております。そして、その部活動を通して成果や結果が出たとき、生徒自身の将来の財産や糧になると同時に、大学のPRや地域の発信にもつながるものと考えております。  現在、小松短期大学にはオリンピック選手を輩出している競歩を中心とした陸上部と地域に根差したボランティア活動等を行っているこま探’Sの2つの部活動がありますが、この小松短期大学とこまつ看護学校を四年制の公立小松大学に再編、発展させる上で、さらに大学の魅力を高めるためには部活動の幅を広げることが必要不可欠と考えております。  来年が初年度で、年度を重ねるごとに当然学生もふえ、部活動の考え方もいろいろと変化されていくと思いますが、まずは開学に向けてどのような考え方をお持ちでしょうか。  成果や結果を求める上で地域の強みや特色を生かすことが必要と考えますが、開学に向けての部活動の考え方をお示しください。  次に、学生が主体となって活動するサークルや同好会についてであります。  先ほど申しましたように、サークルや同好会は仲間とのきずなづくりや協調性、広い学びの場として学生生活にプラスになる大切な存在であると同時に、地域の活性化にも大きな影響を与える活動であると考えております。  現在、建設中の中央キャンパスは、食堂を持たずに学生にまちに出てもらって周辺の飲食店を利用してもらう考え方でありますが、このサークルや同好会も同じ考え方で、例えば軽音楽同好会が立ち上がったとき、平日の昼間にマッツの活用が見込まれるように、小松駅周辺の施設や空き家を利用してサークルや同好会の活動場所とすれば、必然的に平日の昼間に若者が集い、小松駅周辺のにぎわい創出につながるものと考えております。  公立小松大学は、今の中央キャンパスのほか粟津キャンパス末広キャンパスと、本市の地域特性と学びをリンクさせたマルチキャンパスとなることから、小松駅を中心に本市全域を公立小松大学キャンパスと捉え、新たな人の動きの中で公立小松大学を核としたまちづくりの展開に期待するものであります。  そのためには、サークルや同好会が多彩に立ち上がり、活発に活動を行える環境が必要であるため、大学側からも積極的に後押しをしていただきたいと考えております。  いよいよ来年の春に公立小松大学1期生が入学されますが、サークルや同好会の支援についてお聞かせください。  次に、大項目2点目のスポーツツーリズムの推進についてであります。  現在、本市では「歌舞伎」「乗りもの」「環境王国」「科学と交流」「珠玉と石の文化」の5つのテーマに大別し、これらバリエーション豊かな地域資源を各テーマでブランド化して、まちの魅力アップと交流人口の拡大を図られていることを評価され、県内で初めて第3回ジャパン・ツーリズム・アワード部門賞に選定されましたが、3年後の東京オリンピックパラリンピックの機運が高まっている中、それら5つのテーマに加え、スポーツを融合させたいわゆるスポーツツーリズムをさらに推進することで、本市の観光資源を広く発信できるものと考えております。  観光庁は、2010年5月にスポーツ・ツーリズム推進連絡会議を立ち上げ、この分野の観光を振興していく方策について議論を開始いたしました。この会議には、スポーツ関連団体・組織や旅行関係団体・企業のほか、文部科学省などの関係省庁の代表者、この分野の研究者が参加し、スポーツツアー造成ワーキングチームチケッティング改善ワーキングチーム、国際化・国際交流推進ワーキングチーム、施設魅力化・まちづくりワーキングチームの4つのワーキングチームで設置され、それぞれの視点から課題抽出を行い、解決方法を探るための実証実験や調査事業が行われました。そして、2011年6月には、その結果を踏まえたスポーツツーリズム推進基本方針~スポーツで旅を楽しむ国・ニッポン~がまとめられました。  以後、この基本方針に従って、国、地方自治体、観光産業、スポーツ関連団体などが一丸となってスポーツツーリズムの振興が図られています。  そのスポーツツーリズム推進基本方針の中にもありますように、我が国のスポーツには「観る」スポーツと「する」スポーツが存在しますが、まず、「観る」スポーツツーリズムの推進についてお聞きをします。  先月の19日、20日、小松商工会議所主催による第1回小松勧進帳高校野球交流試合弁慶スタジアムを主会場として開催されました。大阪の強豪校、履正社高等学校をお招きして市内に立地する6つの高校の計7校がリーグ戦で交流試合を行いましたが、この事業の目的を見ますと、本地域に根差している高校野球について、「する」「観る」「支える(育てる)」ことで人材育成はもちろんのこと、交流人口の増加や地域産業の活性化につなげるということでありました。  これがいわゆるスポーツツーリズムの取り組みだと考えております。  そこで一つ私から、「観る」スポーツツーリズムの提案ですが、本市出身の島内選手と釜田選手が所属する楽天のプロ野球を弁慶スタジアムで開催し、プロ野球観戦本市観光資源を融合させた旅行プランを検討されてはいかがでしょうか。東北のファンをターゲットとすれば、仙台航空便の利用促進につながりますし、北陸新幹線金沢開業に伴い東北新幹線で金沢に訪れる人がふえた中で6年後の小松開業を見据えたPRにもつながると考えております。  また、先ほどのスポーツツーリズム推進基本方針の中の国別ニーズ調査によりますと、「日本で観戦・参加してみたいスポーツ」の設問に対して「プロ野球観戦」と答えた人の割合が、各国400件中、台湾が60%、韓国が42%、中国は44.5%と非常に高く、小松空港国際線を利用したインバウンドの拡大にもつながり、ひいては政府の成長戦略、日本再興戦略にもあります世界の多くの人々を地域に呼び込む社会の実現につながる事業と位置づけられると思いますが、いかがでしょうか。  まずは、「観る」スポーツツーリズムの推進に向けて今後の構想など具体的な推進策についてお聞かせください。  次に、「する」スポーツツーリズムについてお聞きをします。  私は、「する」スポーツツーリズムの中で最も大切にしたいと考えているのがジュニアの大会であります。ジュニアの大会には保護者の方々が同行するケースが多く、交流人口の拡大につながることはもちろんでありますが、子供のころに一生懸命試合をしたこと、その子供の姿を精いっぱい応援したこと、親子それぞれにその大会が生涯忘れ得ぬ大会になったとき、その思い出こそが開催地に対する何物にもかえがたいグラウンドになると考えているからであります。そして、その当時の思い出に出会うためのリピーターにつながるのではないでしょうか。  こういったジュニアの大会に本市の観光資源を融合させることにより、さらに小松のブランドを心に刻んでいただけるものと考えております。  そういった中で、私が顧問を務める楽天の島内選手を輩出した中学硬式野球チームが、本年20周年を迎えられ、ことしの5月に市外、県外から18チームをお招きしての記念大会が盛大に開催されました。子供たちのためにと運営に御尽力いただきましたボランティアスタッフ、保護者の皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。  ただ一つ残念だったのは、弁慶スタジアムを主会場として開催したいと早い段階から調整をお願いしていましたが、利用したい団体からの声も上がっているように、現状のスケジュールでいっぱいのため使用できる枠がなく、あえなく近隣の市の球場が主会場となったことであります。本市に所在地を置く中学硬式野球チームがもう1チームありますが、それぞれに県外からチームをお招きしての大会を年3回開催し、粟津温泉を利用しているにもかかわらず、全て主会場はやはり近隣の市の球場になっているとのことであります。先ほど申し上げた「する」スポーツツーリズムの観点から見まして極めて残念なことではないでしょうか。  例えば野球に限らず、県外からのチームを招待して宿泊を伴うあらゆるスポーツのジュニアの大会において、本市の観光資源を盛り込んだ企画と宿泊利用人数により施設を優先的に利用できるような制度があれば、本市の観光資源を多くの子供たちに広く発信できるものと考えております。  このように「する」スポーツツーリズムの推進に向けては、施設との関連が極めて重要な課題だと考えますが、本市の御所見をお聞かせください。  以上で質問を終わります。 6 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 7 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。  南藤議員からは2点御質問を賜りました。私は最初の公立小松大学の部活、サークルにつきまして、その考え方と支援策についてお話をさせていただきたいと思います。  まずは、来年4月1日開学ということで文部科学省のほうから正式な認定を賜りました。皆様方には改めて厚く御礼を申し上げたいと思います。  南藤議員もおっしゃっていただいたように、多くの市民が御期待をされています。その御期待をさらに夢膨らむものにしていく、これが私どもの今の役割ではないかなと思いますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。  小松短大も30年余り、さまざまな部活、そしてサークルがございました。ハンドボールも昔あったんですが、残念ながらということでありますが、競歩はやはり内田監督がいらっしゃいまして、先日も世界選手権で銀メダル、銅メダルというすばらしい成績をとられたというのはもう周知のことであります。  また、看護学校がございますが、こちらのほうは3年間で四年制の大学並みの看護技術・知識を吸収するということで、ほとんど部活、サークルができない状況でありまして、一心に勉学に励んでおられる。ただ、勉学だけではなくて、いろんな高齢者施設だとか、それから子供の保育園だとか病院を訪問されて、その中でのボランティア活動もしっかりやられているということ。これは看護師を目指す学生としてはすばらしいお心だろうと、そんなふうに思います。  そういうそれぞれの学部、また学生の気持ちと、そして未来をしっかりとつくっていくのがこの大学であり、またそれを補完していくのが部活、またサークルだろうというふうに思っております。  公立小松大学は5つのテーマで申し上げておりますが、その中で重要だというのが一つ、学生支援でございまして、単に学生の就職だとかそういったことだけではなくて、人間性をどう高めていくのか。特にやはり心身ともタフな人が必要でありますし、国際感覚もしっかり身につけ、また体験もしていただかなければいけません。もちろん学業が一番大事でございますけれども、そのほかにはやはり生涯の友となるようなそういう先輩、後輩を含めました広い仲間をどうつくっていくか。これがこの大学に求められているさまざまなテーマの幾つかを今申し上げたところでございます。  それを実施していく中での部活、そしてサークルだろうというふうに思いますが、議員もおっしゃったように小松市の特色がございますので、小松市の小学校、中学校、高校生が頑張っているスポーツがありますので、今の社会人が頑張っているものもありますので、そういう歴史性、現実性、そんなものも含めてどうするのか。そして、公立小松大学ならではの得意分野をどうしていくのか。これは学業を補完するという意味でも重要だろうと、そんなふうに思っておりますので、そういう観点の中からさまざまなことを今検討させていただいております。  いわゆるフィックスしたものはまだないということ。これは御存じのとおりでございますので、認可は正式にいただきましたので、これからさらにさまざまな人たちの御意見を入れ、そして、さすが小松大学は一味、二味違うと、学生も先生も目が輝いていると、そういうことを進めていきたいと思います。  議員おっしゃるように、まず1年生しかいらっしゃいません。4年生そろうまでに4年間かかるということでございますが、まずは1年目、2年目からできることをやってまいりたいなと思います。  私自身、個人的にはやはり小松市の特色からいいますと、先ほど議員もおっしゃったように陸上、競歩というのが一つやはり冠たる実績があるんだろうというふうに思いますし、中学校、高校もそうですし、北國銀行さんもそうでございますがハンドボール。また、トランポリンももう小学生、中学生から、今、世界大会に御兄弟で御出場される方もいらっしゃる。こういうことを考えたときには、今、私どもオリンピックパラリンピックの誘致の中で手を挙げておりますのは、今もスプリント大会が開かれておりますけれどもカヌー、それからトランポリン、その誘致を今させていただいておりますので、ハンドボールトランポリン、これもやはり大きなテーマだろうと思います。  そして、何よりも今、親水スポーツ公園も整備させていただいておりますが、カヌー、ボート、そしてオリンピックにもたびたび、そして国体でも頑張っておられます飛び込みですね。水泳。こういったところも一つのテーマかなと思います。  あんまり欲張りなことを言っていても学生数は限られておりますので、この中からいわゆる学生さんの特性を見ながら、そしてまた私どもが議員がおっしゃるように小松市並びに小松大学が目指さなきゃいけませんスポーツ分野での部活、これをどうするのか。これのマッチングですね。この辺をやはり考えていかなきゃいけないなというのが今の現状でございます。  そのほかサイエンスヒルズを拠点とした科学クラブ、こんなものがありながらサイエンスヒルズの運営をお手伝いするサークルだとか、それから日本遺産に認定されました大変今海外の方も県外の方も多く御来場されていらっしゃいます。そういう石といいますか、石は磨けば宝でございますけれども、まさに小松の石は宝でございます。こういった分野でのミネラルウオッチングといういわゆるそういったツアーも大変今、女性の間で人気でございますので、そういうことも含めました石の文化に関するもの。  そして、何よりも私どもは古くから伝わってまいりました歌舞伎でございます。子供歌舞伎。これはもう会場はみよっさだとかうららとかたくさんございますので、そして今、いわゆる中学生の古典教室、そして子供歌舞伎フェスティバル、またそれを育てる歌舞伎塾等も開いておりますので、こういったことが小学生、中学生、高校生、市立高校では邦楽部もございますので、次、大学にもそういう歌舞伎があったほうがいいな。そして、社会人の市民歌舞伎もありますので、そうするとずっと一つにつながってくる。これが小松にしかできないんではないかなという御意見もたくさんいただいているところでございます。  そのほか裏千家様の玄庵と仙叟屋敷でございます。ちょうどことしが開庵20年でございました。さきのお家元様にお越しいただいて記念講演会、記念茶会も開かれたところでありますが、このお茶です。このお茶室は京都の今日庵にまさると私は思っておりますので、裏千家のルーツであるこの小松市にやはり茶道部も欲しいなと。  それから、華道部ですね、花。こういうものもやっぱりあったほうがいいなとか、いろいろ考えますともう本当に枚挙にいとまがないわけでございます。  そして、自分自身としてはやはり小松というのはすごいなと思いますのが、小さい子供から高校生、大人の方まで含めまして武道、日本ならではの武道がとても盛んでございます。弓道ですね。これはもう弓道場も幾つかございますし、剣道も本当に国際大会に出るようなメンバーもいらっしゃいます。そして、少林寺拳法は先日、アメリカへ中学生が行きまして準優勝だとか、また全中でも優勝する大変覇気に富む子供たちがたくさんいらっしゃる。空手もそうでありまして、これも大変すばらしい選手がたくさんいらっしゃいます。柔道もそうでありまして、こういう武道も、これも何とか我々小松市、文武両道にたけた学校がたくさんございますので、そういうもののやはり大学の下に高校があって、その下、順番に中学がある。中学の今、体育の授業にも必ず武道かリズム体操というのが取り入れられていますので、こういうふうにまたつながってくるということが地域の子供たちの、やはり元気な子供を育てる、またすばらしい社会をつくっていく、そういうことのベースになるんではないかなと思っております。  これをやはり大学だけじゃなくて、今、市内にスポーツ団体、すばらしい団体たくさんございます。種目別、たくさんございますし、それから文化団体もたくさんございます。そういったところとのうまくコラボレーションをどうしていくのかということもこれから考えていきたいと思います。  終わりに、この大学は3学部3キャンパスと言っております。これはそれぞれの産業なりニーズの特性に応じた形でキャンパスを配置したということでございまして、粟津キャンパスはもちろんさまざまな優秀な企業がたくさんあるところでございます。これから大事なのは、単に学ぶだけじゃなくて実社会ですぐに役に立つ、そんなところをやはり実体験をしていくインターンシップというのが非常に大学として重要であります。小松短期大学でもそれを徹底してやらせていただいておるわけですが、ものづくり生産システム科学部においてはそういった粟津地区がやはりその場所に位置すると。人間は環境で育てられる部分が多いというのは、これは昔の故事から例えでずっと来ているわけです。  それから、保健医療学部は市民病院初めすこやかセンターだとかさまざまなやはり子供たちをお育て、また高齢者の問題、いろんな難病の問題、そんなところも勉強できる。そこでいろんな勉強をしていただく。これもインターンシップであります。  インターンシップの考え方は、授業の単位であると同時にアルバイトであるというふうに私は思っておりまして、本来、アルバイトというものはやはり幾ばくかの報酬を得るということでございますので、その辺のバランスをどうとっていくか。これがこれからの大学教育の非常に重要な点であるというのは、今、政府もいろいろとおっしゃっているとおりでございまして、この大学の設立はそういう考え方で6年前からいろんな皆さんの意見を聞いて、3年前から正式に取り上げながらやってきたということでございます。  国際文化交流学部は新幹線の停車駅、また大きな企業の研修で海外の方がたくさん来ておられます。すぐ間近にたくさんの外国の方が、いろんな言葉が聞こえてくる。そんなところを、これもやはり環境が人を育てるということでございますので、ぜひそんな方向を進めていきたいと思います。  この大学、そういった関係で学生支援をメーンに置いておりますけれども、キャリアサポートセンター、そして地域連携推進センター、国際交流センター、こういうものを幅広く連携をしながら、学生さんにとりまして勉学もすごいと。そして、人間性もぐっと高まったと。何よりも大きな視野で、世界的な視野でこれから活躍できる人材を育てていきたいと思っておりますので、また部活、サークルの面につきましてはいろんな支援策もまた考えておりますし、そして今、施設も(仮称)こまつ学生まちなか文化・交流館というのを工事させていただいております。松雲堂も既にオープンをしております。みよっさもうららもさまざまあります。こういったところとうまく交流をしながら、まちの元気を、そして学生たちの未来をお互いつくってまいりましょう。  よろしくお願いいたします。 8 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。    〔ふるさと共創部担当部長 藤岡清市君登     壇〕 9 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 私からは、南藤議員のスポーツツーリズムの推進に向けてということで、「観る」スポーツツーリズムと、そしてまた「する」スポーツツーリズムの2つの観点の御質問にお答えをいたします。  本市では、これまでに野球、テニス、ゴルフ、大相撲などのプロスポーツや、ハンドボール、バレーボール、バスケットボールなどの実業団の大会、そしてトランポリンやカヌーの全国レベルの大会など数多く大会が開催されています。また、王貞治氏、名球会選手の野球教室や豊田陽平選手のサッカー教室などのイベントも開催されています。  こうした機会は、小松市民が国内のトップリーグで活躍するチームや選手の高い技術を間近で見る絶好のチャンスとなっています。特に木場潟カヌー競技場では先週の木曜日から本日まで、日本カヌースプリント選手権・日本パラカヌー選手権大会と同時に日本ジュニア・ジュニアユース小松大会が開催されており、北は岩手県、そして南は鹿児島県から多くの選手が小松市に訪れ、交流人口の拡大が推進されているところであります。  木場潟では、このほかにも年間を通じてナショナルチームの強化合宿、これが年間200日を超えておりますし、さらに2020年東京オリ・パラまでカヌー強豪国のニュージーランドやモザンビーク、そしてブラジルのパラカヌーの強化合宿も決定されております。地元のジュニアたちが世界のトップ選手から学ぶ機会を得ており、感動や夢を大きく広げております。  木場潟以外でも市内のスポーツ施設では、小松運動公園を中心に関西、中京などの大都市に立地する大学、高校のスポーツ合宿で約2万人の受け入れをいたしております。その数は年々増加傾向にあります。その際には、市内の中学生、高校生も合同練習などでハイレベルな技術に触れ、わざを磨いております。  ジュニアのサッカーにおいては、これまでJリーグ、ガンバ大阪、京都サンガ、そしてサガン鳥栖、ツエーゲン金沢などのジュニアチームを招待し、小松の子供たちは試合を通じて高い技術を体感しております。  また、トランポリンでも石川県トランポリンのトップクラス、これは全日本のトップクラスでもあるわけですが、ジュニアたちとの合同合宿を開催し、試合だけにとどまらず練習や日常生活も含め、間近に高度なパフォーマンスやスポーツに対する心構えを含め大いに刺激を受けているところであります。  こうしたさまざまな取り組みにより、小松市ではこれまでに多くのオリンピアンが育っており、現在も数多くのアスリートが世界や全国の大会で活躍いたしております。  東京オリ・パラ、さらには次の大会に向け、選手強化策としてスポーツ医科学的サポートやスポーツ環境の整備を図っているところです。  このほか具体的なスポーツツーリズムの施策につきましては、大会運営補助、全国大会等選手派遣費補助があります。スポーツツーリズムにつながる一定規模以上の大会を開催する場合、各種目協会の大会運営に対し補助金を交付していますし、また、小松市を代表し世界や全国へ出場する選手に激励の意を込めて派遣費を補助いたしております。  施設予約では、市内の体育施設においてスポーツツーリズムにつながる大会の施設利用予約サービスとして、通常、3カ月予約のところ、基準を定め優先的に1年前、6カ月前の先行予約を実施いたしております。  今後の施策としましては、あらゆるプロスポーツの公式戦を開催誘致することは難しいことですが、市内の施設を有効に活用して、本市出身のプロ野球やプロサッカー選手を招いて大会や教室を企画するとともに、カヌーやハンドボールトランポリンなど小松でしか見ることのできない小松の特色を生かしながら、今後もハイレベルなスポーツ選手のプレーを子供たちや市民を初め県外の皆様にも楽しんでもらえるような夢のある小松独自のスポーツツーリズムを構築していきたいと考えております。  スポーツには「する」「観る」、そして「支える」、3つのスポーツがあります。新たな歴史をつくるのは選手、チームだけではありません。世界、全国で活躍し、将来、我が国を代表する選手として期待される小松のアスリートを皆さんで支え、小松のスポーツ界の盛り上げをお願いしたいと思います。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 灰 田 昌 典 君 10 ◯議長(梅田利和君) 灰田昌典君。    〔22番 灰田昌典君登壇〕 11 ◯22番(灰田昌典君) 平成29年第3回定例会におきまして質問の機会を得ましたので、4項目について執行部初め市長に質問しますので、前向きで明快な答弁をよろしくお願いいたします。  最初に、最近の本市における最大関心事とも言える公立小松大学について、今ほど南藤議員からも発言ありましたが、8月25日には文部科学省の諮問を受け1年近く審議を尽くしてこられました大学設置・学校法人審議会から設置認可を可とする旨の答申をいただき、これを受けた文部科学省から8月29日付で正式に認可されましたことに対し、まずもってお喜びを申し上げます。  某学園の獣医学部の新設など全国的にも大きな注目を集め、大学設置・学校法人審議会の審査も一段の慎重さを期したのではないかと思われる中、設置認可にまで無事こぎつけられた関係各位の御尽力に敬意を表しますとともに、残り期間は限られておりますので、これからが本格的な開学準備となるわけであります。  少子化が進展する中、地方創生の流れの中で若者の流れを変える南加賀の学術、研究、人材育成の拠点、市民や企業にも開かれた地(知)の拠点の形成に向け、市長初め執行部、関係の皆さんの一段の奮起に期待するものであります。  それでは、質問に入ります。  1項目めは、ごみ減量化、リサイクルの現状と今後の対応についてであります。  昨年10月に家庭用ごみダイエット袋制度を導入して間もなく1年が経過しようとしております。導入後はかなりの混乱もあったとのことでありますが、導入前の担当のエコロジー推進課の市民への説明会や町内会との連携により制度への理解も深まり、状況が落ちついていると聞いておりますが、まだ一部の集積所でも不行き届きの人がいてルール違反のごみが取り残され、分別違反、袋違反のごみの対応に町内会の役員も苦慮されているところであります。
     大概の違反ごみは真夜中か夜明け前に捨てられております。ルール違反を未然に防ぐことは大変困難な状況でありますが、ごみは誰もが日々の生活の中でかかわるものであり、繰り返しの意識啓発が重要であると考えます。  そこで、ごみの減量化、リサイクル向上のため、現状と今後の取り組みについてどのように考えておられるのかお尋ねします。  また、現状でのルール違反の対応は、違反ごみであっても町内会等がオレンジ色の美化ピカマナー袋に分別し直し、可燃ごみとして収集されています。これは取り残した場合に生ずる衛生面の問題や町内会への負担がないようにするためと聞いております。  このような現状を踏まえ、2点目としてルール違反者を把握しようとする町内会の負担を軽くするために監視カメラやセンサーライトなどの設置が有効だと思いますが、高額なため新たな設置については市の補助を検討してはどうかお尋ねするものであります。  次に、2項目め、里山健康学校せせらぎの郷の利用状況についてであります。  今月の4月29日に食、健康、生きがい、環境をテーマにした里山健康学校せせらぎの郷がリニューアルオープンいたしております。里山地区の活性化の大きなきっかけとなるとともに、まさに食、健康、生きがい、環境をテーマに掲げられた目的が達成されるよう期待を寄せております。  このせせらぎの郷は、環境にやさしい木質バイオマスボイラーを導入した天然温泉を初め、地元食材を使用した食育レストランのほか、はつらつルーム、体験ルーム、人工芝グラウンドなどで構成されております。  せせらぎの郷のリニューアル後4カ月余り経過し、これまでの天然温泉等、それぞれ条例で利用料金も設定されておりますが、その利用状況はどうなのか。また、あわせて利用者獲得に向けてどのような取り組みを行っているのかお聞かせください。  食育レストランでは、バイキング方式となっております。食べ物の種類はかなり豊富でありますが、料金は一律1,500円となっております。私ごとですが、先月、食育レストランを利用させていただきましたが、風呂上がりにおなかをちょっと満たしてくれる軽食メニューもあったほうがよいのではないかというのが個人的な感想であります。  それでは次に、3項目めは児童養護施設育松園についてであります。  育松園は、保護者のない児童、虐待される児童、その他環境上養護を要する児童を入所させて養護し、あわせて退所した者に対する相談や自立のための援助を行うことを目的として昭和30年に開設され、市あるいは社会福祉事業団によって長らく運営されてきました。その後、全国的な官から民への流れの中で、公募等の手続を経て、平成26年4月から民間の社会福祉法人に移管され、現在に至っております。  そして、この7月には、民間社会福祉法人によって額見町地内への新築移転が行われ、子供たちも新しくすばらしい環境、家庭的な雰囲気のもとで、自立のための援助を受けられることとなり、大変喜ばしいことと思っております。  育松園の民営化に当たっては、建物、工作物、備品並びに土地についても無償貸与という条件であったとお聞きしておりますが、軽海町から額見町への新築移転が完了した軽海町の建物、土地等についてはどのような今後の活用を検討されているのでしょうか。  そのうち体育館については昭和58年に新築をしたものであり、比較的建築年次も新しく、空手やトランポリンの練習場の一つとなっております。御承知のとおり、2020年の東京オリンピックの本市の有望種目であるトランポリンの練習の際には大きな器具の出し入れや組み立て等が必要であり、練習場所の確保のためにも常設の練習場所の確保が望まれるところであります。  今回の育松園の移転後、体育館の使用はどのようになるのでしょうか。もちろんさまざまな考慮も必要かと思いますが、2020年には選手たちが十二分に実力を発揮し、すばらしい成果を上げられるよう、また後に続く若い有望選手も育っております。できたら、ぜひともトランポリンの練習環境の確保に努めていただきたいと願っております。  一方、体育館以外の居住棟などについてはかなり老朽化が進んでおりますので、移転後の既存施設の活用はなかなか難しいのではないかと推察いたしますが、地元の皆さんの声も十分にお聞きしながら、育松園跡地の有効な活用が図られることを期待します。  それでは最後に、広報こまつ連載の「みまっし、きくまっし 小松の方言」総集編についてお尋ねします。  小松市の広報こまつに20年近く「みまっし、きくまっし 小松の方言」という小松市の方言についての連載がありました。228回にも上る長期の連載を記念して、ことしの5月に総集編として1冊の本となって発行されました。小松市からの感謝状の贈呈式の折には、執筆者の金沢大学の教授、加藤和夫先生は「方言の大切さを伝えるいい機会をいただいた」と述べられております。  私ども小松市民にとってもふるさとこまつの方言を見直すいい機会をいただいたと大変感謝をいたしております。  この貴重な本は、発行後、市内の公共施設に置いてあるとお聞きしましたが、その配布先や発行部数についてまずお聞きします。  私が幼いころに聞いた言葉や当たり前のように使っていた言葉が、今では歴史を伝える文化の一つの方言として、その言葉の由来を紹介する本となっていることは大変不思議な思いがいたしますし、改めて方言の貴重さを感じさせてくれるものであります。  方言の一つ一つがとても懐かしく親しみのあるもので、大変おもしろく感じるものであります。また、今も使っている言葉もあれば、時代の流れとともに余り使われなくなった言葉もあります。小松市ゆかりの方言は歴史的価値もあり、まさに小松市の知的財産とも言えるのであります。  加藤先生は総集編の最後に市民へのメッセージとして次のように述べられております。  関西や九州など、若い人が今でも積極的に方言を使う地域に比べると、北陸は方言の衰退が進んでいます。家の中でも、子供や孫に遠慮して方言がしゃべれないお年寄りが多いのは残念なことです。  そんな中で、この連載が消えつつある方言を懐かしむだけでなく、少しでも小松の方言を見直し、次の世代に受け継ぐきっかけになってもらえたらうれしいですね。グローバルな時代だからこそ地域を大切に、自分達の方言にも自信を持って次の世代へ伝えてもらいたい。 と思いを述べられております。  加藤先生がまとめられた貴重な資料を、私を含め多くの市民の皆さんからぜひ買いたいとの要望が届いております。  今後、初回に発行されただけでなく、さらに増刷あるいは再刊して販売する予定はあるのかお聞きします。  再刊される場合、貴重な歴史資料となりますので、長期の保存に耐えられる装丁にすること。また、お年寄りにも読みやすいように大き目の判に変更することなど、ぜひ御検討ください。  以上で私の質問を終わります。 12 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 13 ◯市長(和田愼司君) 灰田議員から4点について御質問賜りました。私からは最後の小松の方言について答弁をさせていただきます。里山健康学校せせらぎの郷は副市長、その他につきましては担当部長からということでお願いを申し上げます。  この小松の方言、加藤和夫先生には本当に感謝してもし切れないというふうに思っております。平成8年から調査に入っていただいて、そして、丸19年間、広報こまつにずっと連載をしていただいたわけでして、一回一回読んでも大変おもしろみがあって、そして小松というのはこういうところなんだという歴史性、伝統性も感じるわけですが、1冊にまとめることによって、それが体系的にまた新たな展開を今させていただいているというふうに思っております。  全国各地に方言たくさんございますが、それぞれの歴史と文化を象徴するものでございますし、日本はよく狭い国だと言いますけれども、北は北海道から九州、沖縄まで言葉が全然違うということを考えたときに、なかなかこの多面性に富む、多様性に富むやはり日本の文化、日本の国民性というのがそこにあらわれているんだなというふうに思っております。  これは大変なすばらしい記録でございまして、その記録をこれから灰田議員がおっしゃるように次の子供たち、そのまた次の世代に、この小松なりの歴史文化をつないでいく一つの大きなファクターになるんではないかなというふうに思っております。  言葉と同時に食というのもございまして、これもよく東と西で分けられる話がよくございます。ちょうど関ケ原のあたりで分かれるようでございますが、エレベーターの乗り方も右側と左側で違うようでございますが、例えば麺類のだしにつきましても東のかつおぶしと濃い口しょうゆ、それから西は昆布と薄口しょうゆということの違い、これも大変不思議だなというふうに思いますし、私どものところは真ん中に位置しますけれども、やはりどちらかといいますと西の食に近いのかなと。言葉もやはり京都等に近いのかなというふうに感じております。  小松も含めまして、言語学的には加賀弁というふうな分け方になるようでございまして、それも北加賀、中加賀、南加賀と分かれて、小松はその中でも中加賀、小松弁ということが一つきちっと独立した形で評価をされているということは、これは議員おっしゃったようにこのまちが産業、文化の面でやはり突出していたということのあらわれなんだろうというふうに思います。  昨今は観光ブームでございますので、金沢ことばというのがよく出てまいりますが、やはり小松ことばもすばらしい歴史性を持っているということでございます。  一昨年からおの販売も今、直販をどんどんふやしましてもう5割を超えましたが、その中で東京のお問屋さんに直販の話をさせていただいた中で、名前をつけようということになりまして、その名前はお屋さんのほうから小松の方言を教えてほしいと。その中からぜひチョイスしたいとこんなお話がございまして、幾つか御紹介をしたところ、決まったのが御存じの「えちゃけな」でございました。これはかわいらしい女性を総称したかわいらしいというような言葉でございますが、これも立派な方言でありますし、今でもやはり使っている言葉でございます。  昨今、家庭の中で昔の方言を使うのはちょっとはばかるんだというお話ございましたが、こういう楽しい方言もまだまだたくさんあるということでございます。  先生はこの広報の中で1,000語に及ぶ言葉を収録をされたわけですが、1,000語全部使うということじゃなくて、やはり今の21世紀でも楽しく、また地域性があらわれるものをぜひまた皆さんとともに特筆しながらやっていこうではありませんか。  今回、総集編といたしまして100部つくらさせていただきまして、小中学校、高校の図書館、それから公民館等々に配布をさせていただきました。これをさらに増刷してほしいというお声がどんどん上がっているということは、我々もそうですが加藤和夫先生にとりましても大変これはこの19年間頑張ってこられたことのやはり御褒美であるというふうに思いますので、ぜひ増刷も検討していきたいなと思います。  増刷に当たっては、この表紙はちょっと今どっちかといいますとシンプルなものでございますが、この小松の方言を自慢できるような装丁にしていきたいなということ。それから、文字が小さいじゃないかと。これは今どきの社会の高齢化社会の一つのテーマであるというふうに思います。読みやすく、そしてこれからも小松というもののアイデンティティをどう言葉でつないでいくのか、そんなことも大きな研究の課題だろうというふうに思っております。  今回、この19年間に及ぶ連載の中で、たくさんの人に取材に御協力いただいたということが加藤先生、また学生さんたちの一番の評価でございました。それぞれの地域に住んでおられるおじいちゃん、おばあちゃんが、恥ずかしながら昔の言葉をお話をされた。これはそういう意味では、たくさんの取材に御協力いただいて、ひょっとすると今はもう亡くなっている方もいらっしゃると思いますが、その人たちの思いもしっかりと増刷の中には載せて、議員がおっしゃるように小松のまた新たな自慢、アイデンティティとしていきたいなと思っております。  よろしくお願いします。 14 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。    〔副市長 竹村信一君登壇〕 15 ◯副市長(竹村信一君) 灰田議員のお尋ねの里山健康学校せせらぎの郷にお答えさせていただきます。  本年4月29日のリニューアルオープン以来約4カ月、市内外から大変たくさんの方にお越しいただいておりますこと、まずもって厚く御礼申し上げます。  さて、里山健康学校せせらぎの郷でございますけれども、環境王国こまつの拠点施設といたしまして、学びと生きがいをテーマに、食育レストランや温泉の入浴、人工芝グラウンドでのスポーツや運動、趣味や体験を組み合わせ、市民の健康増進と里山の交流人口拡大を目的といたしまして設置したものでございまして、シニア世代や女性の活躍と生きがいを高める場所としても大いに活用されているところでもございます。  その利用状況でございますけれども、現在、小松市シルバー人材センターが指定管理者として施設の管理運営を行っております。  オープンから8月末までの施設利用者数につきまして、これは料金をいただいた方ということでございますけれども、浴場で3万7,000人、前年並みということでございます。食育レストランで6,700人、前年同期に対しまして287%と、約3倍という状況でございます。はつらつルーム、体験ルームでは920人ということで約10倍。人工芝グラウンドは250人で、これはことしからですのでちょっと比較ができませんけれども、バーベキューでは1,400人と5割増しの利用状況でございます。全体で合計約4万6,000人の方に御利用いただいておりまして、前年同期の利用者に比べまして全体で1割強の増加となっております。  利用者獲得に向けました取り組みといたしまして、リニューアルオープン後、人工芝グラウンドの利用者増加を図るために、1人1回当たり300円のグラウンドゴルフ、パークゴルフ利用料金について年間パスポートを2,500円で提供することとし、土日、祝日は無料開放としたり、食事と入浴、人工芝グラウンド利用をあわせたセット割引、あるいは65歳以上の食育レストラン利用者の1割サービスといったことにも取り組んでおるところでもございます。  また、集客活動といたしまして、7月29日、夏まつりにおきましては恒例のイワナつかみや石窯ピザ、イワナの塩焼き等を行いまして、約1,000人の方に御来場いただきました。また、来月の10月29日におきまして感謝祭を予定しております。おくりび山登山や青空市、大鍋の振る舞い、金沢学院大学連携・親子食育教室などを行うこととしておりますので、議員各位におかれましてもぜひお越しいただくことを期待しております。  ほかにも小松市シルバー人材センター発刊紙やホームページでの新たな情報提供を行い、また、この9月より10名以上の団体利用者につきまして、予約をいただいた方には無料バスの運行を行っているところでもございます。  食育レストランに軽食メニューをとのお尋ねでございましたけれども、現在、ランチビュッフェ、これはバイキング方式でございますけれども、四季折々の野菜を使いまして季節を感じていただく料理に金沢学院大学が監修しました栄養価を表示しまして、健康に関心を持っていただけるよう料理を提供しているところでございます。また、お客様にもビュッフェスタイルが定着しておりまして、平日の予約も多く、リピーターのお客様もふえているところでもございます。  また、小松市にバイキングスタイルのこういう店が少のうございますので、大変喜んでおられるという声も聞いているところでございます。  ランチタイム以外におきましては、ティータイムといたしまして平日では10時から11時半まで、ドリンクとトースト、14時から16時まではドリンクとデザートを提供しております。  お尋ねの軽食メニューの対応につきましては、ランチタイムでのビュッフェスタイルが定着していると、こういう中で軽食メニューの対応につきましては一部のお客様よりそのようなお話も聞いておりますが、これまで食事と健康をテーマに、有名ホテル総料理長を初めさまざまな方からアドバイスを受けてメニューを考えて取り組んできたものでもありますし、調理師や配膳者の人材確保の課題もございますので、当面はこのスタイルでまいりたいとこのように思っています。  今後、お客様のニーズを把握いたしまして、食事の提供のあり方を考えてまいりたいと考えております。  以上でございます。 16 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、山本周君。    〔市民福祉部長 山本 周君登壇〕 17 ◯市民福祉部長(山本 周君) 私からは、育松園跡地の有効活用についての御質問にお答えしたいと思います。  議員御案内のとおり、昭和30年4月に開設されました児童養護施設育松園は、平成26年4月、民営化し、移管先法人に土地、建物を無償貸し付けしておりましたが、先々月の7月末に旧和光学園の跡地で移転新築しているところでございます。  今後の活用についての御質問ですが、体育館を除く旧育松園施設は建築後40年以上経過し、劣化も進んでおり、施設の維持、安全管理面で課題があると思っております。  現在、近隣の中海保育所では民営化に向けて優先交渉権者とともに校下町内会及び保護者との協議を進めているところでございます。  今後については、地元や中海保育所の民営化の協議の動向を踏まえながら施設の利活用を検討していきたいと思っているところです。  続きまして、体育館の有効活用と既存施設の活用についてでございますが、旧育松園の体育館は、従来より施設の有効活用として育松園の利用時間外においてトランポリン団体を初めとした地域利用が行われてきております。7月以降の育松園移転後もこれまでどおり施設利用ができるよう、市においても使用管理しているところでございます。  今後につきましては、体育館は比較的新しく、安全管理上も支障も見られないことから、当面の間はトランポリン団体等が引き続き施設利用できるよう、市で使用管理していきたいと思っております。  今後につきましては、地元や利用者の意見を踏まえながら、体育館の地域開放に向けた施設のあり方を検討していきたいと思っているところです。  以上でございます。 18 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、土屋恒久君。    〔環境共生部長 土屋恒久君登壇〕 19 ◯環境共生部長(土屋恒久君) 私からは、御質問のございました1、ごみ減量化、リサイクル向上の現状と今後の対応についてお答えさせていただきます。  ごみダイエット袋の導入後、間もなく1年を迎えます。制度導入前の平成28年度の上半期の家庭系可燃ごみの削減率は、平成20年度比で1.8%減でありましたものが、導入後は22.8%の減に向上してございます。  また、市全体のリサイクル率でございますが、平成27年度の18.5%に対しまして本年4月から7月のリサイクル率は21.9%に伸びております。これは各町内の役員やリサイクルリーダーの皆様のおかげでありまして、市民一人一人の取り組みと地域のきずなのあらわれというふうに考えてございます。  さて、御質問のごみ出しのルール違反につきましては、その要因といたしまして外国人や新規転入の方などの分別やごみ出し時間の違反、容器包装プラスチックの分別の間違いなどが考えられます。  また、ルール違反の発生につきましては、市内の集積所全体で983カ所ございますが、こちらに対しまして可燃ごみの取り残し袋数の調査を本年は8月に4回実施してございます。この結果、取り残しが発生した集積所は、昨年11月の調査では148カ所、全体にしますと15.1%になりますが、こちらが本年8月の調査では56カ所、全体にいたしまして5.7%と大幅に減少してございます。  また、調査の都度、毎回取り残しが発生した集積所は、昨年の11月の調査では11カ所、全体にいたしますと1.1%であったものが、本年8月の調査では5カ所、全体にしますと0.5%に半減してございます。  このようにルール違反は大幅に減少してございますが、さらなる取り組みといたしまして啓発活動を継続するとともに、現地確認と指導の強化を図ってまいりたいと考えております。  また、ごみ減量化に向けました全体的な取り組みといたしましては、こまつ動画チャンネルにごみ分別・容器包装プラスチックの動画を配信するとともに、リサイクルステーションを9月下旬にイオンモール新小松、10月下旬には国府に4号店のオープンを予定してございます。  また、ごみの「分け方、出し方」の手引を写真やイラストを用いてわかりやすいものに改定したり、町内会などから御要望の多いごみ出し・分別マナーアップ講習会の開催や、外国人雇用事業者などへの情報の提供を図っていきます。  さらに、集合住宅の対策といたしましては、10戸以上から専用集積所の設置の促進を図る観点から、補助制度によりまして町内会への御負担を軽減したいというふうに考えてございます。  このようにさまざまな取り組みを通じましてルール違反の減少に向けまして引き続き取り組んでいきたいというふうに考えてございます。  続きまして、2点目の御質問の監視カメラやセンサーライトの設置につきましてです。  こちらに関しましては、ルール違反抑止の手段の一つといたしまして、町内会が独自の判断によりまして設置され、運用されているというふうに伺っております。  ごみ出しに対するルール違反でございますが、先ほどお伝えさせていただきましたとおり、その発生に関しましては低くなってきております。このため、問題のある集積所につきましては、町内会と市が一体となりまして現地の確認や原因の調査を行い、一つ一つ改善していきたいというふうに考えてございます。  また、監視カメラの設置の補助につきましては、集積所の新設や修繕にあわせまして、現在の制度でございます景観配慮型のごみ集積所の設置の補助の対象に含めるなど検討していきたいというふうに考えてございます。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 橋 本  子 君 20 ◯議長(梅田利和君) 橋本米子君。    〔17番 橋本米子君登壇〕 21 ◯17番(橋本米子君) 私は、9月議会に当たりまして大きく3点について質問したいと思います。  初めに、核兵器廃絶の願いについてであります。  人類は今、破滅への道を進むのか、命輝く青い地球を目指すのか岐路に立たされております。  1945年8月の6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は、一瞬に広島、長崎を壊滅させ、数十万の人々を無差別に殺傷しました。真っ黒に焦げ炭になったしかばね、ずるむけの体、無言で歩き続ける人々の列。生き地獄そのものでした。生き延びた人も次から次と倒れていきました。戦後72年が過ぎた今も後障害にさいなまれ、子や孫への不安の中、被爆者の方々は生き抜いてきておられます。
     私はこの戦後72年の夏に、広島で4歳のとき被爆された金沢市の女性を招いてお話を聞く機会があり、この催しに参加できました。  この女性の方は、みずからの体験をDVDにして、県の教育委員会を通じて県内全ての小学校、中学校、高等学校、大学までこのDVDを郵送され、またみずから県内全自治体へ足を運んでDVDを届けてこられました。この女性は語られました。  しかし、地球上では今なお戦乱や紛争が絶えず、罪のない人々が命を奪われています。核兵器を脅迫に使ったり、新たな核兵器を開発する動きもあります。現存する1万数千発の核兵器の破壊力は、広島、長崎2発の原爆の数万倍にも及びます。核兵器は人類はもとより地球上に存在する全ての生命を断ち切り、環境を破壊し、地球を死の星にする悪魔の兵器です。 と述べられ、みずからの体験をお話しされつつ、DVDは自分の遺言としてつくったとし、核兵器廃絶のための国際署名を広げてほしいと力説されました。  皆さんも原爆の被爆で背中が赤くただれた少年のパネルをごらんになったことがあるでしょうか。その方は、郵便局員だった16歳のとき、長崎の爆心地から1.8キロで郵便配達中に被爆された谷口稜曄氏で、先月、8月30日に88歳で亡くなられました。その方は、被爆者代表として世界各国を回り、核兵器は人間と共存できない。被爆者は、全ての国から核兵器を禁止し、廃絶することを願っていますと訴え続けられてきました。  ことし7月7日には、広島、長崎への原爆投下から72年目にして、被爆者の願いである核兵器禁止条約が国連で122カ国の賛成で採択されました。朝両国の軍事的緊張が高まっているもとで、北朝鮮に核開発を放棄させる上でも、核兵器禁止条約がいよいよ大切になっていると思います。  私は、市長にも広島、長崎の被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名にぜひサインをしていただきたいと思うのですが、市長の御見解をお尋ねいたします。  次に、粟津温泉の活性化策についてであります。  8月の下旬、粟津温泉ではことしも開湯1300年と銘打ったおっしょべ祭りが盛大に催されました。地域の信仰が厚い白山は、717年、養老元年に泰澄大師によって開山されて、ことし1300年を迎え、そして粟津温泉は養老2年、718年に開湯以来、来年で1300年の節目を迎えようとしております。  粟津温泉は、市民の湯治場として地域に愛されてはいますが、宿泊客は平成3年のピーク時の61万人から下降し、今では年間15万人前後で、旅館組合数も町内の事業所も閉業が続いております。  今ほど温泉浴客数をふやし、粟津町に足を運んでいただくために、粟津温泉の活性化策が求められているときはないと思います。  粟津町の町内の皆さんだけでなく、多くの市民の方々が何とかしなくてはの思いが強まってきており、現地では1300年祭実行委員会がつくられ、また粟津温泉交流広場活用会議も持たれ、機運が高まってきております。  私は、ことしのおっしょべ祭りに参加させていただいた折、こんな狭いところで踊るのではなくて、早く広い広場でできないものなのかと考えておりました。交流広場の整備はいつごろから開始されるのでしょうか。そして、粟津温泉に行くたびにおっしょべ祭りだけでなく、朝市などを開き、日常的に温泉客が集い、市民との触れ合いができる定期的なイベントが開かれたらいいなとも思っております。  幸いにも粟津温泉交流広場が整備されようとしております。整備開始時期と、どのような整備内容を考えておられるのか。また、イベントの年間計画は定まっているのでしょうか御所見をお尋ねいたします。  粟津温泉交流広場の敷地面積は約4,819平米とお聞きしておりますが、かなりのスペースがあり、さまざまなイベントが計画できそうなのですが、参加者が温泉客だけでなく、近隣の町内からも参加できるようにするためには、駐車場の確保は大丈夫なのでしょうか。各旅館の空き駐車場の協力も必要です。どれくらいの駐車場数が必要とお考えなのでしょうか。  また、交流広場を継続的に活用し、粟津温泉の活性化に役立てていくためには、それなりに魅力的な交流広場にしていく必要があります。  今回の予算には地域おこし推進費として地域おこし協力隊の導入が計画されておりますが、地域おこし協力隊とはどんなことをする人でしょうか。配置人数と活動の役割内容についてお尋ねをいたします。  もう一つ、粟津温泉の活性化策として役立ってほしいのが粟津演舞場です。  粟津演舞場は、粟津温泉の入り口にあり、3年前に大改修され、平成26年6月にこけら落としが催されております。その後、どんな興業が行われているのか、イベントが行われているのか、御案内のチラシもなく、せっかく大改修されてももったいないなの思いがあります。現在、粟津演舞場の管理団体は地域の一般社団法人となっていますが、確かに年間を通しての興業は大変なことだと思います。  そこで私は、当初、この立派な演舞場を核として、地域や市内の文化団体の皆さんが日常的に発表の場にできたらいいなと思っておりました。市内の文化団体には民謡団体の皆さん、音楽団体の皆さん、太鼓、ダンスなどいろいろな団体の方が御活躍をされております。そういう方々のネットワークづくりをして、日常的に粟津演舞場を活用していただいて、発表の場にもしていけるように工夫ができたらなと思います。  粟津演舞場は、昨年、平成28年11月に国の登録有形文化財に登録されたとお聞きしております。粟津演舞場が粟津地域においても、また市内全体の演舞場になれればと思います。  あわせて、催し物、イベントの案内配布もお願いしたいと思います。  以上、市長の御見解をお尋ねいたします。  次に、要介護認定者の障害者控除対象者認定制度についてであります。  8月のお盆過ぎに、私のところへ1通のお手紙が届きました。差出人もしっかり記名されていましたので、中身を見ると相談内容のお手紙でした。それには、「私の妻は認知症で要介護4と認定されていますが、障害者手帳がいただけません。どうしたらよいのでしょう」という内容でした。早速、御自宅に伺ってお話をお聞きしましたが、その方はその後、かかりつけの医院で御協力が得られ障害者手帳を受け取ることができ、今後の確定申告の際に障害者控除が受けられるようになり、少しでも税負担が軽減できると安心されておりました。  そこで現在、小松市には要介護認定を受けられた方で、この方のように障害者手帳を受けなくても身体の障害や認知症の状態が一定の基準を満たす方については、市が交付する認定書で確定申告をする際、障害者控除が受けられるという制度があります。  それで、どのくらいの人が認定書を受けられているのか調べてみると、平成27年度の認定者数は31名でした。以前、質問した際もその認定者数は数十名で変化はありませんでした。小松市の要介護認定者数が、ことしの7月現在で5,387人となっている中、障害者控除対象者認定数が幾ら自己申告制といっても三十数名では余りにも少ないのではないでしょうか。  要介護認定者の障害者控除対象者認定制度は、障害者控除の対象者と認定されれば、確定申告の際、障害者控除を受けられる制度であり、どのような人が認定されるのでしょうか。  新規認定者の推移と現在の総認定者数についてもお知らせください。  また、障害者控除を受けられると税の負担軽減される可能性のあるものについてもお尋ねをいたします。  今、高齢者の方からは、年金額が年々引き下げられていく中で「医療費や介護保険料が高くなり、生活が大変だ」の声をお聞きしております。身体的にも障害を持ったり、認知症でお困りになって介護認定を受けられた方には、少しでも障害者控除を受けられて、所得税や市県民税の軽減が図られることは大切なことです。  しかし、この制度の申請は当事者の自己申告制になっており、この制度があることを知らなければ申請できません。ぜひ、ケアマネジャーさんや医療・施設関係者の方へ周知をしていただき、また広報こまつでも特集を組み、理解を深めていただけるよう、周知方法についてもお尋ねしたいと思います。  市長の御見解をお尋ねいたします。  以上であります。 22 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 23 ◯市長(和田愼司君) 橋本議員からの御質問賜りました。私からは、1番目の核兵器廃絶の願いについて、その他につきましては担当部長からということでお願いを申し上げます。  議員おっしゃられましたように、6月にDVDを頂戴をいたしました。西本さんという被爆をされた方でございました。  終戦の日が近づきますと、いろいろ戦争体験、また被爆体験のテレビ放送、また雑誌類が多く出版をされます。これは私もそれぞれ目にいたしますし、話も聞きますし、これは国民の多くがみんな同じ気持ちだろうというふうに思います。  特にこの原爆、被爆に関しましての悲惨さは、国民全てがやはり余りにむごいことだというふうに思っている。これが日本人の心であり、日本人の優しさなんだと思います。  戦争が起きたこと、またそれをさらに深刻な状態の戦争になったことについてのいろんな御意見があるかというふうに思いますので、その点よりも原爆は悲惨なものだということ。それが国際的に皆様の思いが通じまして、NPT(核拡散防止条約)というのがもう四十数年前に世界で締結をされて、批准を日本でも行っているということであります。  非核平和小松市宣言は、これは平成10年に議会で議決されて、小松市も非核平和小松市ということで登録をさせていただきました。そして、昨年度、平和首長会議に小松市も加盟をしたというのが、議員がおっしゃるように小松市と核兵器との関係のこれまでの推移でございます。  現状、新たにヒバクシャ国際署名キャンペーンに署名をというお話がございますが、これについては後ほどまたお話をさせていただきたいというふうに思っております。  今、この土日も日本国民全て大変緊張した土日を過ごしたんではないかなというふうに思います。いつ、核爆弾を搭載した弾道ミサイルが打ち上げられるのか。ひょっとすると化学兵器が入っているんではないか。また、よからぬテロがあるんではないか。これは全ての人たちが心配をしましたが、何とかこの土日は事なきを得ておりますが、先日も水爆と思われる実験を行ったわけでございまして、これは広島原爆の10倍の威力があるんだと防衛大臣もおっしゃられておられます。  そういった中で、私どもが今、もっとこの核兵器の、核爆弾の悲惨さというものはより認識をするとともに、世界に向けて地球全体の恒久平和というのを祈らなければいけないというふうに思っております。  そんな流れの中で、広島をオバマ大統領も訪問したという実績もあります。こういうさまざまな角度から、これからも地球全体の平和をどう考えるのか。しかしながら、北朝鮮の問題もしかり、そして南シナ海もしかり、そして中近東、アフリカではいまだに紛争が絶えない、そんなこと。また、ヨーロッパを中心にいろんなテロが起きている。これが現実であります。この現実の中に我々日本人もグローバルの中で生活をし、ビジネスをしているということももう一度やはりしっかりと考えていく。これはやはり学校の教育もしかりでございますし、また社会人教育も同じだろうというふうに思いますので、このあたりについてはたゆまないこれからも努力もさせていただきたいなと思っております。  この署名につきましては、私はまだ今のこの北朝鮮の問題、これがやはり穏便に解決することが第一でありますので、署名等につきましては今考えているわけではございません。  最後に、イギリスの戯曲、芝居で、こういう言葉がよく取り上げられました。これは今でもさまざまなところで使われる言葉でありますが「ペンは剣よりも強し」という言葉がございます。本来は地球全体がそうなるべきだろうというふうに思いますが、現状、北朝鮮の動向、また発言を聞いておりますと、ペンの強さというのはなかなか浸透し切れてないなということも事実でございます。まずは、私どもこの北朝鮮から打ち上げられるであろう、これからも打ち上げられるであろう弾道ミサイルをどう我々自身が防備をしていくのか。そしてまた、国挙げてこういった当該国に対して厳しい批判を国民挙げて行っていくべき。これが今の私の考えでもありますし、ほとんどの国民も同じだろうというふうに思っております。  以上、答弁とさせていただきます。 24 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長、中西美智子君。    〔予防先進部長 中西美智子君登壇〕 25 ◯予防先進部長(中西美智子君) 私からは、橋本議員の3番目の要介護認定者の障害者控除対象者認定制度についての御質問にお答えさせていただきます。  初めに、この制度の概要でございますが、要介護認定者の障害者控除につきましては、障害者手帳の交付を受けていなくても要介護認定を受けた方につきましては、要介護認定の審査の際に必要な主治医意見書などの情報で障害の程度が障害者に準じていると確認された場合には、市が発行する認定書により確定申告などの際に障害者控除または特別障害者控除の適用を受けることができるというものでございます。  認定を受けることができる方は、主治医意見書に記載の寝たきり度の程度をあらわす障害高齢者の日常生活自立度と、認知機能の程度をあらわす認知症高齢者の日常生活自立度について、寝たきり度Aまたは認知機能IIに該当する場合は障害者、寝たきり度B以上または認知機能III以上に該当する場合は特別障害者として認定しており、障害者控除の認定を受けるためには申請が必要となっております。  本市の認定者数は、障害者と特別障害者を合わせまして、24年度から28年度の5年間の年平均は30人程度の認定者数となっております。また、平成19年度から28年度までの10年間では、障害者86人、特別障害者229人、計315人を認定しております。  認定には有効期限がありませんので、次年度以降も控除に使えることになっており、状態が変わった場合には改めて申請することになります。  次に、障害者控除が受けられると負担軽減される可能性のあるものは何かという御質問についてでございますが、障害者控除は所得税、市県民税における所得控除の一つであり、申告者の課税状況にもよりますが、所得税、市県民税が減額となる場合や、あるいは課税から非課税となるケースがございます。この場合に、税と連動して負担軽減される可能性があるものでは、介護保険料の段階の変更や、医療や介護におけるサービス利用に係る自己負担額の軽減、幼児の保育料段階の変更や児童生徒の就学援助制度の適用、さらにがん検診、成人歯科検診などの自己負担の減免などがあり、さまざまな制度について負担が軽減される可能性がございます。  最後に、周知方法につきましては、現在、新規の要介護認定者の結果通知の際に、サービス一覧表に記載したものを同封したり、1月号広報の「くらしのかんづめ」や市ホームページなどに掲載してきておりますが、今後は橋本議員の御発言にもありましたが、市広報への掲載のほか、ケアマネジャーなどへの周知やデイサービス、入所施設などへの周知、要介護認定時には個別のお知らせ文を同封することなどにより、さらなる周知方法について検討し、実施していきたいと思います。  以上でございます。 26 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。    〔観光文化担当部長 望月精司君登壇〕 27 ◯観光文化担当部長(望月精司君) 私のほうからは、橋本議員の2つ目の項目、粟津温泉の活性化策についての4つ目の御質問にございます粟津演舞場の活用策についてお答えさせていただきます。  粟津演舞場は、橋本議員御紹介のとおり、平成26年4月の開館以降、当施設を所有、そして運営いたします一般社団法人粟津演舞場が自主事業の開催や貸し館事業を行っておりまして、施設の利用案内パンフレットの作成やフェイスブック、ツイッターでのイベント情報の発信など、自主的になされておられます。  この演舞場につきましては、舞台と客席との距離が近く、花道や桟敷があるなど、昔ながらの芝居小屋の雰囲気を残す魅力的な施設と利用者の方々などからも高い評価を得ていると聞いております。  小松市といたしましても、市のパンフレットやこまつ観光物産ネットワークのホームページ、まるごと・こまつ・旅ナビへの掲載等、周知を図っているとともに、市主催のイベントの会場といたしましても活用させていただいております。  今後も一般社団法人粟津演舞場の自主事業の開催や公演、利用者の誘致等、より一層の活動に期待しますとともに、小松市としても当施設の魅力発信、小松市文化協会などを通じた市内文化団体への周知、演舞場のイベント告知についても協力してまいりたいと考えております。  あわせて、粟津温泉など南部エリアの活性化のために、今年度の委嘱が予定されております地域おこし協力隊についても、その役割を担ってもらいながら、県外大学の文化系サークル等の合宿誘致等、市民団体のみならず市外、県外からの粟津演舞場の利用促進にも力を注いでまいりたいと考えております。  以上でございます。 28 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 29 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 私からは、粟津温泉活性化策についてのうちの3点の御質問にお答えさせていただきます。  1点目の粟津温泉交流広場の整備と活用内容についてでございますが、整備開始時期につきましては、現在、広場背後地の崖地対策工事の準備を行っておりまして、9月中には現地での工事に着手する予定でございます。  また、広場整備につきましては、10月には工事を発注したいというふうに予定しておりまして、開湯1300年記念に当たる来年夏のおっしょべ祭りまでに利用できるようにしたいというふうに考えております。  整備内容につきましては、広場整備のテーマは「「祈り」「結び」「いやし」の聖地」であります。テーマにつきましては、本年5月末に地元活用会議で決定されたものでございます。  具体的な内容には、フローラルと光で広場を彩る、小松の石文化や杉などを利用して地域産材をPR、インバウンド対応型観光案内所やレンタサイクルの活用、周辺住民の防災スペースという4点の考え方で整備をする予定でございます。  次に、イベントの年間計画についてでございますが、1年を通した計画につきましては、交流広場活用会議が現在計画を策定しているところでありまして、完成後の交流広場の運営、管理は地元が行うこととなっております。  2点目のイベント時の駐車場確保策についてでございます。  どのぐらいの駐車場数が必要と考えているかという御質問でございますが、現在、粟津温泉内の商店や旅館を合わせた駐車台数は、現在約1,200台ございます。交流広場でイベントに必要な駐車場につきましては、地元が主体となって交流広場での各種イベントに必要な台数を確保するものと考えています。  3点目の地域おこし協力隊の活用計画についてでございます。  配置人数と活動の役割、内容についての御質問でございますが、配置人数は小松市が2名を委嘱する予定でございます。  地域おこし協力隊の役割といたしまして、都市部から地方へ人材を受け入れ、地域活動に従事し、定住、定着を図ることで地域力を維持、強化していく取り組み。熱意、行動力、斬新な視点を持つ若い人材によりまして、南部エリア全体の地域資源や魅力を生かしたまちづくりを、地域の若い力やベテランの英知とともに磨き、未来へつないでいくこと。地域に定住し、新しく事業を始め、収入源の機会をみずからつくることを役割としております。  主な活動内容といたしましては、南部エリアの滝ケ原、菩提、那谷、日用、粟津などの地域資源を活用した地域おこし活動の推進であったり、各地域の地元団体と定期的にワーキングや交流を行い、南部里山エリアのブランディングとホームページやSNSなどを利用した情報発信であったり、地域ブランドの製品化、体験旅行、民泊、農泊の推進などを行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 30 ◯議長(梅田利和君) 橋本米子君。 31 ◯17番(橋本米子君) 粟津演舞場の件について再質問させていただきたいと思います。  今、御答弁ありました。26年にこけら落としがされまして、私も参加させていただいたんですけれども、これを継続的に活用していくには大変な労力が要るなということを感じたところです。なかなか今、地元の社団法人の皆さんが管理運営されているんですが、その苦境を知ると、私は今のさらっとした答弁で本当に大丈夫かなというふうに思いました。  当初、大改修されたときは、6,000万円の改修費の部分で国と市も大きな部分を協力されております。文化協会への働きかけなんかも、地域おこし協力隊の協力も大事だと思います。何かもう少し粟津演舞場が活性化できるように踏み込んだ協力ができないものかとそんなふうに思いましたので、何かできないか、そんなことで再度お願いしたいと思います。 32 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。    〔観光文化担当部長 望月精司君登壇〕 33 ◯観光文化担当部長(望月精司君) ただいまの橋本議員の再質問ということでございます。もっと協力的にというふうなお話だったかと思います。  今ほどこちらのほうから答弁させていただきましたとおり、この粟津演舞場というのは魅力の高い施設であります。まず、それを周知していただくことというのがとても大事なことだと思っています。また、文化協会の皆さん、市民団体、非常にたくさんございますので、やはりその辺にお声かけというのはさせていただきたいというふうには思っております。  また、今ほど答弁させていただきましたが、市内だけではなくて、やはり市外、県外の皆さんにもぜひとも使っていただいて、粟津温泉の活性化というのに結びつけていっていただければなというふうに思っております。  観光文化として非常に魅力のある施設でございますので、こちらのほうも一緒になって考えていきたいというふうに思っております。  以上でございます。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 片 山 瞬次郎 君 34 ◯議長(梅田利和君) 片山瞬次郎君。    〔11番 片山瞬次郎君登壇〕
    35 ◯11番(片山瞬次郎君) 本定例会におきまして質問の機会を得ましたので、しっかりと行ってまいりたいと思います。  まず、先月の北朝鮮の日本上空を越える北太平洋へのICBM発射実験、そして水爆実験と見られる地下核実験、どれもが許されることではありません。キューバ危機以来の人類の差し迫った危険性、核兵器のない平和な世界はさらに後退を余儀なくしたと思います。  このサタンの兵器で挑発を繰り返すその国の行動に断固抗議するものです。  さて、この8月は公立小松大学の認可がおり、小松市にとっても地方創生の大きな旅立ちの一歩となりました。人の流れが変わり、学術、技術の進展、人の交流、海外交流が進んでいきます。学ぶ学生、若者の姿が小松に多くなることを期待して、しっかりと4月の開学準備をされることを望みます。  それでは、質問に移ります。  まず最初に、男女共同参画の視点を盛り込んだ防災・減災対策についてです。  特に女性視点の防災対策の進捗状況について質問をいたします。  女性防災士の役割、避難所における対応、防災教育、防災センターの活用、そしてこの視点を盛り込んだ対策などについて、現状と展望をお教えください。  2つ目に、北陸新幹線小松駅における「かがやき」の停車についてです。  停車数増加に向けた要素と戦略、つまり小松駅において「かがやき」の停車とそのダイヤ時間がどうなるかが重要です。  産業都市、小松空港、文化・教育都市の観点を考えても、多くの停車本数が必要です。関係省庁、JR西日本などへの働きかけも、市一丸となって取り組む必要があります。御所見をお聞かせください。  大きな質問の3つとして、小松市歌の現状です。  小松市民の歌として愛されるにはということで、成人式、市民体育大会で初めて聞く方が多いのではないでしょうか。学校でも歌われませんし、大変に親しまれているという感じが薄いようにも思います。一部だけの施設でCDもあるとお聞きしますが、もう少し愛着を持てるようにとも思います。  この市歌、昭和16年3月に作成されたと聞いて、76年が経過し、歌い継がれています。そこで、現状の市歌も大切にしながら、私は新しい時代に即したリズムのある市の曲をつくるのも新しい時代では必要ではないかと思います。  全国では、市の合併等がありまして、その周年記念事業として曲をつくるというところもあります。私もある市の曲を聞きました。電話の保留音にも使われ、気持ちが安らぐ好ましいものでした。小松市も公立小松大学校歌が、作詞、なかにし礼さん、作曲、千住明さんでできる予定ですが、それとともに歌詞を伴わない小松の曲の作成も考えたらとは思います。声の広報こまつなどのイントロ音楽に使用したらとも思います。市長の御所感をお伺いいたします。  次に、代表監査委員から見たKomatsu A×Z Square(小松駅南ブロック複合施設)の種々の契約についてです。  地方公共団体の監査は、指摘、保証、そして指導といった広範な機能を有しています。監査委員は、人格が高潔で財務分析、事業の経営感覚に富んでいる方が選任されています。その信頼性の上で監査役にお伺いいたします。  この複合施設、Komatsu A×Z Square、近年にない多くの契約の関連性で事業が進んでいます。不動産特定共同事業法にのっとって、SPC(特別目的会社)をつくって活発事業が組み立てられています。国の補助金も入り、そして民間の資金も集められて、そしてこういう小松大学が駅のキャンパスとして入ることになって事業展開が成立すると、こういうふうになります。  そういう観点から、代表監査委員から見たKomatsu A×Z Squareの種々の契約について御所見をお伺いいたします。  小松の公的財産の側面、また基本協定書や契約、条例等の規定などの観点からの有効性についてお答えいただけたらと思います。  最後に、小松市の所有者がわからない土地の状況についてです。  法務省は6月、所有者の不明の土地に関する初の実態調査を全国10カ所で実施しました。最後の登記から50年以上経過している土地が都市部でも6.6%、地方では26.6%に上ると公表しました。民間有識者の問題研究会でも410万ヘクタールに達するとの推計を発表しています。  団塊の世代が80歳を超える2030年以降、大量の相続が発生し、さらに空き家の問題とともに人口減少の中で深刻な問題になってきています。このことにより、土地の活用に支障を来し、公共事業、地方創生を阻むマイナスの要因となります。  そこで質問ですが、本市におけるふえる所有者不明の土地の実態はどうでしょう。相続登記など踏まえ、また小松市としての対応、所感をお聞かせいただきたいと思います。  以上、質問を終わります。 36 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 37 ◯市長(和田愼司君) 片山議員からは5点について御質問を賜っております。Komatsu A×Z Squareは代表監査委員様から、そして土地所有につきましては副市長から、私からは小松市歌について、その他は担当部長ということでお願いいたします。  小松市歌、誕生いたしまして、昭和16年でございますので75年ということでございますか。戦後、一部歌詞、特に3題目につきましては大きく変更して今に受け継がれております。  この中でいらっしゃる、議場にいらっしゃる方、いわゆる市民の税金で生活をさせていただいているということですので、ほとんどの方がそらんじて歌えるというのが私の認識でございますが、一般市民の方から見るとそうでもない方が多くなってきたというのも事実だろうと思います。  この市歌とか、それから企業では社歌といいますが、昨今、なくしているところが非常に多いというのが実態でございまして、合併に伴ってなくなったというところもございます。  石川県のところには市が11ございますが、その中で今、それぞれの市歌が、市の歌が制定されているのは5つでございまして、そういう意味では過半数ではないということでありまして、ただ今後、またさらに制定していきたいという希望を持っているまちもあるとかさまざまでございますので、これはそれぞれのまちの方々の御意思に沿っていくもんだろうと思います。  企業におきましても、地元の大手の企業もそうでございますが、社歌は存在するんですがもう使わないというところもございますし、それから逆に新たなメロディでつくったというところもございます。これはそれぞれの企業文化だろうというふうに思っておりますので、ここでどれが正しいということではなく、歌を通じてそれぞれの市の未来像、またそれぞれの企業の未来像、社会的責任、そんなことを歌っているのが、歌を通じてそれぞれ習得をさせるということなんだろうと思います。  歌と同じように市の市章というのもございます。これも今、この会場にもかかってございますが、昭和16年3月に制定されたものを、いまだにこれは使わさせていただいておりまして、さまざまな大会で一番先頭を歩くということでございます。  市の木が決まりまして、松の木が決まりましたのは昭和55年。市の花も決まりましたのが梅でございます。これも昭和55年。市制40周年のときでございます。  そういったことを考えていきますと、市制80周年というのは3年後だなと。こういったものについてどうするんだということを、やはり議員の御提案のとおり、どうするかは別にしまして考えてみる。これがこれからの未来の小松市の次の世代へつないでいく、歌を通じてつないでいく。歌だけじゃないかもしれません。ほかのものも含めて見直していくというのは、これは時勢にかなったことだろうというふうに思います。  今、里山の学校3つが統合されます。来年4月から松東みどり学園小学部ということになります。そして、あわせてさらにその3年後には義務教育学校として小学部、中学部が併存するということになります。この歌も今、歌詞並びにメロディの一部変更をお願いしておりまして、これは市立高校卒業生の方にお願いして、ほぼでき上がりつつあるというふうに聞いております。  公立大学のいわゆるカレッジソングにつきましても、なかにし礼さん、千住明さんという組み合わせで、なかにし礼さんからはほぼでき上がったよとこんなお話でありますが、私も一切まだ知らされておりませんけれども、これもまた新たな21世紀の小松市の教育のビジョンソングといいますか、そんなふうになるのかもしれません。  ぜひ広い視野で今後も考えていきたいなというふうに思っております。  市制80周年、間もなくでございますので、ぜひそんなことも考えていくということだろうと思います。  今の市歌につきましては、CDをつくりまして各学校、また図書館、そんなところにも配布、また有償での販売も行っているということでございますので、また皆さん方もぜひその周知に一緒になって努めさせていただければなというふうに思っております。  以上でございます。 38 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。    〔副市長 竹村信一君登壇〕 39 ◯副市長(竹村信一君) 片山議員御質問の小松市の所有者がわからない土地の状況についてお答えさせていただきます。  まず、ふえる所有者不明の土地の実態についてでございますが、近年、山林や農地に限らず、市街地におきましても相続人が多数存在する土地や管理者が不在となっている土地が増加する傾向にあり社会問題となっておるところでございます。  本市におきましては、固定資産課税におきまして所有者の所在が不明なものや相続人が全て相続放棄したものなど納税通知の送付先が不明なものは約14.9ヘクタールでございます。面積割合といたしましては0.08%であり、その影響は少ないものと考えております。  なお、登記所有者と納税義務者が異なる割合は1割程度あり、これらは高齢の所有者にかわりまして息子さんなどが納税するケースなどもあるものと考えております。  次に、小松市の対応でございますけれども、空き家、空き地対策としまして、平成25年より空き家の活用を促進しておりまして、これまで空き家バンクに206件登録されております。また、空き地につきましても平成27年度に調査を実施いたしまして、空き地として323カ所、面積約7.2ヘクタールを確認しているところでもございます。そのうち市街化区域内の空き地は206カ所、面積は約4.5ヘクタールとなっております。  それらの活用を促しまして、流動化を持たせることで不動産の活性化あるいは所有権移転登記等の促進につなげてまいりたいと、そのように考えております。  さらに、森林の対策につきましては、国の補助金を活用しましてかが森林組合さんが平成21年度より境界の明確化事業を実施しておりまして、平成28年3月末で2,430ヘクタールを完了しております。今年度も約250ヘクタールを実施する予定と聞いております。  平成27年度に天皇皇后両陛下をお迎えいたしまして開催されました全国植樹祭を契機にいたしまして、健全なる循環型森林保全を目指しまして、こまつフォレスト協議会を初め産学官民が一体となって取り組んでいるところでもございます。  今年度中には山林の適正な保全管理を行うことを目的としまして、山林の寄附や管理委託希望者の受け皿となる組織を設立したいと、このように考えております。  国におきましては、登記制度のあり方等についての検討を始めており、本市におきましては国の施策を見据え、所有者不明や相続手続がなされていない土地が増加しないよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 40 ◯議長(梅田利和君) 代表監査委員、小栗厳君。    〔代表監査委員 小栗 厳君登壇〕 41 ◯代表監査委員(小栗 厳君) 監査委員に就任しましてはや6年が過ぎました。10月より7年目に突入いたしました代表監査委員の小栗厳です。  貴重な答弁の機会を得ましたことに感謝いたしまして、片山瞬次郎議員の御質問にお答えします。初めての登壇でいささか緊張いたしておりますが、よろしくお願いします。  初めに、監査委員の役割について簡単に御説明させていただきます。  監査委員の基本的職務は、財務に関する事務の執行や経営に係る事業の管理の監査を通じて、行政の適法性あるいは妥当性を確保することにあると認識いたしております。  また、その事務の執行においては、最小の経費で最大の効果を上げているか。地方自治法に定めるところに従って公正にかつ合理的、効率的に実施されているかを市民の視点に立ち監査を行うことの重要性についても強く認識いたしております。  さらに、財務監査では議会で御承認いただいた予算を担当課において適正に遂行し、その手続を終えた支出負担行為書と契約書を含めた行政手続書類の内容を法令などに基づいて作成されているか照合、検算し、事務事業の状況などを聴取した後、監査結果として公表しています。  さて、監査委員が行う監査の範囲には、必ず行わなければならない定例監査というものがあり、今回のKomatsu A×Z Square(小松駅南ブロック複合施設)における財務監査は、平成28年11月に担当課であるまちデザイン第2課の定例監査の際、平成28年度分の事務事業全般の中で行ったものであります。  公的不動産を活用した小松駅南ブロック複合施設整備事業は、株式会社青山財産ネットワークスが小松市所有地、百貨店跡地の上に公立小松大学、カブッキーランド、ホテルを含む複合施設を整備するものであります。  事業費の資金調達については、特別目的会社(SPC)を活用した不動産特定共同事業のスキームにより、全国の投資家から出資を受けています。  民間活力を用いた本整備事業は、全国的にも先駆の取り組みとしまして国土交通省の社会資本整備等ワーキンググループでも取り上げられています。  不動産特定共同事業を活用した複合施設の整備については、平成28年6月2日に閣議決定された日本再興戦略2016に挙げられた具体的施策の1項目である都市の競争力の向上と産業インフラ機能強化に資する事業であると考えています。  不動産特定共同事業法などの側面、また関連する複数の契約書類を監査いたしまして、確認した範囲において、その結果は適正に処理されていると判断し、平成28年12月26日に監査結果を公表したものであります。  片山議員が御指摘の地方創生の観点から、小松駅南ブロック整備事業の将来性を捉える思考は実に的を射たものであり、平成30年4月開校予定の公立小松大学中央キャンパスやカブッキーランド、ホテルなど小松駅周辺は学生を初め多くの人々が行き交い、グローバルな交流人口の増加、小松駅と小松空港とのすぐれたアクセスの活用等により都市機能が高まり、地方創生につながることを、私、一市民として期待しております。  最後になりますが、今後とも監査委員として自己研さんに努め、法令、条例、規則などに基づき、誠実かつ厳正に職務を遂行していきたいと思っております。  引き続きどうぞよろしくお願いします。 42 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、越田幸宏君。    〔総合政策部長 越田幸宏君登壇〕 43 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 私からは、片山議員の御質問のうち、北陸新幹線小松駅における「かがやき」の停車についての御質問にお答えをさせていただきます。  北陸新幹線の小松開業によりまして、本市は空港と新幹線という2つの高速交通が整備されることとなり、マーケットの拡大やビジネスや旅行者、そして市民の利便性は格段に高まります。  現在、JRとは各種イベントやまちづくりの協力などを通じて良好な関係を築いているところでございます。  速達型を含めた新幹線の停車本数の拡大については、これまで関係機関と相談を重ねてきております。  こうした中、2023年春の敦賀開業時における停車駅やダイヤなどの具体的な運行計画につきましては、今後、運行主体であるJRが決定するものでありますが、現時点では全く白紙であるというふうにお聞きをいたしております。  金沢開業時の例では、停車駅や運行本数などは開業の7カ月前、運行のダイヤについては3カ月前に決定いたしております。  新幹線停車の要素としては、これまでの先行事例を見ますと、駅の乗車人員が大きな決め手でありまして、鉄道利用の拡大に積極的に取り組むことが最も重要であるというふうに考えております。  そこでまず、ビジネス需要の拡大の観点では、小松市、能美市エリア一体は全国有数のものづくり産業クラスターを形成しておりまして、ビジネスの往来が大変活発であります。企業活動のさらなる活性化や新産業ゾーンへの企業立地を着実に進め、ビジネス需要を高めて鉄道利用の拡大につなげていきたいというふうに考えております。  空港の観点では、小松空港は北陸新幹線の沿線エリアでは最大規模の空港でありまして、駅とバスで10分程度と大変近く、ほかにはない大きな強みであります。インバウンドが拡大する中で、空港の国際化を進展させるとともに、新幹線と国際線の乗り継ぎの利便性をさらに高め、空港と新幹線双方の利用拡大に取り組んでまいります。  また、駅周辺は来年4月に開学する公立小松大学を初め、駅西地区の歴史と文化、駅東地区の「科学とひとづくり」で駅周辺一体は学びのエリアに成長してきております。  今後も駅舎や2次交通機能の充実、都市機能の集積を進めるとともに、歌舞伎などの特色ある文化や地域資源を生かした交流拡大に取り組むなど、「かがやき」停車にふさわしい総合的なまちづくりを展開してまいります。  一方、新幹線効果を地域全体に一層広げるためには、小松駅を利用する広域での官民一体での取り組みが重要であるという観点から、小松駅の新幹線停車拡大の思いを一つにして、本市を初め小松商工会議所、能美市、そして能美市商工会が合同で取り組んでいくことについて基本的に合意しておりまして、各種データの収集や分析、方策の検討などを始めております。  今後とも新幹線利用拡大に向けた取り組みに加えまして、共同の推進組織を立ち上げ、官民一体の活動に展開させていきたいというふうに考えておりますので、市議会の皆様方にもどうぞよろしくお願いいたします。 44 ◯議長(梅田利和君) 行政管理部長、高田哲正君。    〔行政管理部長 高田哲正君登壇〕 45 ◯行政管理部長(高田哲正君) それでは私からは、男女共同参画の視点からの防災・減災対策についての御質問にお答えさせていただきます。  大きく4つほど質問あったということでございます。この項目一つずつについて順次御説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、防災会議における女性委員の登用と女性一般からの意見、どんなことがあったかといったことでございました。  現在、小松市の防災会議の委員25名のうち、女性委員は3名で12%ということとなっております。今後も女性委員の委嘱については配慮してまいりたいという考え方でございます。  また、避難所を運営する避難所運営協議会のメンバーにも多くの女性が参画していくと、こういったことが非常に重要かなと考えております。そして、この女性メンバーからの意見を集約いたしまして、小松市独自に女性の視点を踏まえたよりよい避難所運営など、こういったことに生かしていくことが、またさらに重要であるということで考えております。  女性一般からの意見でございますけれども、幾つか例を挙げさせていただきますと、平成25年7月29日の豪雨災害及び先月の台風第5号の対応、このときにおきまして女性の避難者、避難された方や避難所の担当職員から意見として幾つかありましたので、御紹介させていただきます。  避難所での女性専用のスペース(更衣室、洗濯物干し場など)があるといいと。これは特に長期化した場合のときでございます。また、女性用トイレや女性用品の備蓄をもう少しふやしてほしいなといった声。非常食を子供と分け合うために取り皿や紙コップがあると助かると。今、1対1の対応となっておりまして、そこら辺をふやすと助かると。また、アルファのほかに子供がすぐ食べられるような乾パンなどが常備されているといいなと。アルファはしばらく時間かかりますので、こういった声もございました。また、授乳スペースとして校長室を開放してもらえて非常に助かったと。これは授乳について気をつけるようにといったマニュアルとなっております。  こういった意見を踏まえまして、これまでもやってきたことでございますけれども、今後も避難所の運営等に努めてまいりたいと考えております。  次に、女性防災士についてでございます。  平成28年度末時点で、市で養成にかかわらさせていただいた防災士の方というのは347人おいでです。うち女性が90人と、約4分の1強という人数になっております。  また、本市では防災士を補完するという目的で独自にしみん救護員という制度を持っております。現在383人のうち女性が169人と、これはほぼ半数を占めているものであります。
     女性ならではの細やかな気配り、災害時のやさしい避難所運営や要配慮者への対応ということに特に期待しているところでございます。  次に、防災教育、それと市民防災センターの活用についてどうかということでございました。  女性の視点を取り入れた防災教育というのは、今現在、小松市校下女性協議会を初めとしまして女性で構成されている小松市防災意識向上委員会、それから女性消防団、女性防火クラブなどの団体に推進をお願いしている。また、自主的にもやっておられるといったところでございます。  なお、来館者が10万4,000人を超えました消防本部内にございます小松市民防災センターでは防災教育を行っておりますけれども、特に女性関係ということですと職場の女性を対象とした自主研修会、また各町内女性会での防火講習、女性防火クラブの防火講習、女性管理職の防火管理新規取得者の講習会、ひとり親家庭の福祉協議会の防火講習、こういったものがございます。  今後も特に女性の視点からの声をこういった中でも取り入れまして、防災教育を行ってまいりたいと考えております。  次に、男女共同参画の視点を盛り込んだ防災・減災対策をどんなことをし、また今後やっていくのかといった展望等でございます。  これまでも避難所となる学校などでの声を生かして、妊産婦や乳幼児、高齢者など配慮が必要な方に向けて、教室や和室といった専用スペースを確保するといったことをするとともに、アレルギー対応粉ミルクや女性用品の備蓄ということにも反映させております。また、女性用トイレや多目的トイレについても、施設改修などにあわせまして利用者数に応じた適切な数を設置するように順次取り組んでいるところでございます。  また、女性防災士、しみん救護員の養成、避難所運営協議会、自主防災組織の役員におけます女性の参画の推進をお願いし、また努めてまいりたいと考えております。  こういったことを総合して進めることによりまして、男女共同参画の視点を盛り込んだ防災・減災対策がより進むものと考えておりますし、また推進してまいりたいということを考えております。  以上でございます。 46 ◯議長(梅田利和君) この際、午後1時10分まで休憩いたします。       休憩 午前11時53分       再開 午後 1時10分 47 ◯副議長(吉本慎太郎君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 二 木   攻 君 48 ◯副議長(吉本慎太郎君) 二木攻君。    〔13番 二木 攻君登壇〕 49 ◯13番(二木 攻君) 早速ですが、花火大会やってほしいというお願いから入りたいと思います。  木場潟で打ち上げられる花火が見られなくなってから随分年月がたったように思われます。私の記憶では、たしか平成20年が最後ではなかったかと思います。小松基地の納涼祭や安宅町の安宅まつりの際にも数年前まで打ち上げられておったような気がいたします。それ以降、小松では花火が見られなくなり、寂しい思いをしております。  金沢や川北町では毎年恒例のように実施されております。また、柴山潟も同じく湖畔で打ち上げられております。  何といっても花火は夏の風物詩です。せんすを持って、うちわを持って花火の見物、本当にすばらしいなと思います。  木場潟での花火の打ち上げを楽しみにしているという声が最近とみに聞こえるようになってきていると思います。昨年のことではありますが、木場潟周辺の町内会長の方々に花火大会を実施した場合の影響について聞いてみましたが、町内においては特に問題はないということでございました。しばらく花火を見ていないし、反対する人はいないと思うという意見でございました。また、ほかの場所でも木場潟で花火が見られたらいいなという話をいたしますと、反対する人は誰もおりません。  以前には家畜の問題で少々不都合があったと聞いておりますが、今はそういうことはないとのことでございます。また、近くには介護老人施設や産婦人科がありますが、御協力いただけるようにお願いする必要があるかとは思います。細部については近隣でやっとる花火大会が参考になるものと思っております。  小松市で何から何までしてくださいというのではございません。準備のための支援をいただければ、それでいいと思います。実施に当たっては過去の実績がありますから、それらを参考にするとか実行委員会のように組織を立ち上げるとかいろいろな方法があるかと思います。実際にやることにおいては何かと困難なことがあるかと思いますが、ぜひ乗り越えていただき実現していただきたいと思います。市民の皆さんは大いに期待していると思います。  何はともあれ、来年、木場潟ですばらしい打ち上げ花火が見られることを期待し、まず質問を終わりたいと思います。  第2の質問でございます。  公立小松大学の入学料について御質問をさせていただきます。  ことし8月に大学設置の認可がおり、来年4月の開学に向けて準備に余念がないものと思います。万全の体制で開学に向けて取り組んでいただきたいと思います。  ところで、お金にまつわる話で恐縮ですが、入学料についてお聞きしたいと思います。  入学料について、小松市内在住と小松市外在住の方で差をつけてあります。市内在住の方は28万2,000円、小松市外の方は42万3,000円で、その差は14万1,000円です。この金額は、石川県の公立大学である石川県立大学、石川県立看護大学、そして金沢市の金沢美術工芸大学と全く同じであります。公立大学として横並びで考えられたことだと思います。  ところで、県立大学と看護大学の場合は県内と県外で入学料を区分しております。金沢美術工芸大学は金沢在住者とそれ以外で区分しております。  県立大学の募集人員は前期・後期、3学科で96名、看護大学は80名、うち推薦30名でございます。金沢美術工芸大学募集人員は3学科8専攻で150人です。公立小松大学の場合は3学部240人の募集人員で、これまでの4大学のうちの最大でございます。  さて、これからが私の言いたいところでございます。  公立小松大学が募集人員と目指す目標の人材が確保されるのかという心配でございます。  まず、人口から考えてみたいと思います。石川県の人口は約100万人余り、金沢市は約45万人、小松市は10万8,000人です。募集人員は、県が2大学で176名、金沢美大が150人で、小松が240人です。  小松では公立の高校4校で定員1,040人、市立高校は約200人、小松大谷高校は約300人、合計卒業者は1,540人でございます。  この人たちの中には近隣の市や町から通学している人は相当数いるものと思います。近隣の市や町の人たちが公立小松大学に進学しようとした場合、入学料の差額が相当気になるものと思います。何となくおもしろくないのではないでしょうか。例えば同じ学校で3年間学んだ友達が、市や町が違うだけで入学料に差が出るのはすんなり納得できないのではないでしょうか。  また、県立看護大学との競合が考えられます。入学料の多い少ないが大学を選択する材料の一つになるのではないでしょうか。  240人の募集人員はそんなに簡単なものではないと思います。今後、安定して学生を確保するためには、できれば一律料金がいいと思いますが、不可能であれば県立と同じようにするとか、せめて南加賀5市1町在住者とそれ以外の者に区分したらいかがでしょうか。そうすれば、多くの人の関心が集まり、優秀な人材の確保につながるものと思います。  少子化問題は避けて通れない問題であります。少子化問題に対応する意味においても、南加賀に創設されるたった一つの大学である公立小松大学が末永く存在するためには優秀な人材を数多く集め、卒業生たちがすばらしく活躍してくれることが一番大切なことだと思います。  入学料の市内、市外の区分について再考されてはいかがでしょうか。  以上をもって質問を終わりたいと思います。 50 ◯副議長(吉本慎太郎君) 総合政策部長、越田幸宏君。    〔総合政策部長 越田幸宏君登壇〕 51 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 私のほうからは、二木議員の御質問のうち、公立小松大学の入学料についての御質問にお答えさせていただきます。  市内と市外の区分は入学者の確保上、問題はないのかということでございました。  まず、公立大学の入学料について全国と県内の状況について申し上げたいというふうに思います。  現在、全国で87の公立大学がありますが、そのうちほとんどの82の大学において、大学を設置した地方公共団体出身の学生とそれ以外の学生の入学料について、地域内、地域外という区分を設けて入学料に差をつけているというのが実情でございます。また、県内においては石川県立大学、石川県立看護大学、金沢美術工芸大学の3つの公立大学がありますが、いずれも地域区分を設けております。  二木議員の御質問の中でも触れられておりましたけれども、県立大学、県立看護大学は設置者が県ということでございますので、石川県内の学生と県外の学生の地域区分、そして金沢美術工芸大学は設置者が金沢市ということで金沢市内と金沢市外の学生について区分を設けております。県内の3大学はいずれも地域内の学生は28万2,000円、地域外の学生はその1.5倍となる42万3,000円の入学料となっております。  そこで、公立小松大学の入学料設定の考え方でありますが、やはり地方公共団体であります小松市が設置する大学として、市民税などを御負担いただいている市内の方に配慮して、市内の学生と市外の学生との地域区分を設けております。金額について、県内の公立大学と同額ということで市内は28万2,000円、市外は42万3,000円ということになっております。  議員のほうからは、入学料に差をつけないほうがいいんじゃないかというお話がございました。入学料の金額についても確かに大学を選択する一つの要素ではありますが、それ以外にも大学を選択する上でさまざまな要素があろうかと思います。公立小松大学については生産システム科学部保健医療学部、そして国際文化交流学部の3学部から成る総合大学でありますので、他の学部の教員から学んだり、他の学部の生徒とともに学ぶことで幅広い知識や思考力などを身につけることができるというふうに考えております。  また、公立小松大学、国際交流を特色の一つとしておりますので、4年間の教育課程の中で国際感覚を養い、地域と世界で活躍したい学生を支援することもできます。  さらに、保健医療学部の中には看護学科と臨床工学科の2つの学科がありますので、看護学科の学生さんも臨床工学科との合同授業によりまして高度医療機器などに関する知識も身につけることができます。看護の実習施設についてもキャンパスの近隣にありますので、実習の指導体制が整っております。  そのほか、キャンパスが駅周辺に立地しており通学しやすいというメリットもございます。  公立小松大学のこのような魅力を考慮しますと、学生の確保は十分可能というふうに考えております。  今後とも教育、研究、そして学生支援体制の充実など、大学としての魅力を高めるとともに、大学説明会や高校訪問のほか各種広告媒体による情報発信を通じて積極的な学生募集活動を行いながら、学習の意欲と探究心の高い学生を広く受け入れてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 52 ◯副議長(吉本慎太郎君) 観光文化担当部長、望月精司君。    〔観光文化担当部長 望月精司君登壇〕 53 ◯観光文化担当部長(望月精司君) 私のほうからは、二木議員の1つ目の御質問であります花火大会の開催についてお答えさせていただきます。  木場潟を初めとするこれまでの小松市での花火大会は、新聞社が主催となって協賛企業、団体などの大きな支えにより開催されてきたと認識しておりまして、特に木場潟での花火大会を再開するためには幾つかの課題がございます。  まず、木場潟周辺の町内会及び地権者の皆さんの御理解、そして花火大会を運営するためのマンパワーの確保というのが必要となってきます。また、木場潟は潟に生息します野鳥の繁殖期である春と、渡り鳥の時期である秋から冬を回避する必要がございます。加えて、花火師の確保、花火大会のスポンサーなど、これら幾つかの課題をクリアして初めて実現できるものと認識しております。  今後は、木場潟周辺の町の方々、周辺の施設も含めまして関係団体の皆様と、今述べた環境の問題やスポンサー等の協力、調整を十分に進めさせていただき、来年度には木場潟での花火大会開催ができるように市民を挙げて進めてまいりたいと考えております。  木場潟100万人構想とあわせまして、木場潟で行われますイベントとの同時開催による相乗効果などによって、この花火大会が小松木場潟でしか見られない花火大会とするために市民の皆様に御協力をいただきますようよろしくお願いしますというふうに考えております。  以上でございます。 54 ◯副議長(吉本慎太郎君) この際、一問一答方式への準備のため、午後1時45分まで休憩いたします。       休憩 午後 1時25分       再開 午後 1時45分 55 ◯副議長(吉本慎太郎君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。  なお、これからは一問一答方式での質疑・質問でありますので、質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 村 範 明 君 56 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。    〔6番 吉村範明君登壇〕 57 ◯6番(吉村範明君) 平成29年第3回9月定例会質疑・質問1日目、自民党こまつ、吉村が一問一答のトップバッターとなりました。通告に従い、市長が議案説明した「家族みんなの安心・安全と景観保全について」質問させていただきますので、明快な御答弁をお願いいたします。  初めに、各地で起きている豪雨災害を見ますと、堤防の決壊による浸水を初め、土砂災害による地域交通網の分断等、広範囲、多岐にわたる被害が近年頻繁に起こっており、本市においては甚大な被害こそないものの避難勧告が発令されるくらいの豪雨がたびたび降っております。  あわせて、先月の8月29日に日本列島を縦断した北朝鮮による弾道ミサイルの発射など、我々市民を取り巻く環境は、自然災害、人的災害を含め、これまでよりはかり知れないものとなっており、日々生活する上で不安を払拭できるよう、これからは用意周到、いかなる対策もとっていかなくてはならないと感じております。  そこで、今回は防災体制について順次お聞きをしてまいりたいと思います。  まずは、防災体制の組織についてでありますが、現在、自主防災組織、そして避難所運営協議会が設置されております。まずは、現在の進捗状況をお聞きしたいと思います。 58 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。    〔行政管理部長 高田哲正君登壇〕 59 ◯行政管理部長(高田哲正君) それではまず、自主防災組織の避難所運営協議会の状況ということでございますので、数字を申し上げたいと思います。  自主防災組織につきましては、全246町内で平成25年9月をもちまして全町内設立済みということでございます。  避難所運営協議会については、昨年度末といいますかことしの3月末で14校下で設立、そしてことしになって1校下追加で設立という状況になっております。 60 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 61 ◯6番(吉村範明君) 自主防災組織については全町内246ということであります。また、避難所運営協議会については全部で15校下ということで、本当に皆さんの災害に対する、防災・減災に対する意識のあらわれがこのような形になっていると思いますし、今、本市においてもその働きかけが実を結んでいるのかなというふうに思いますが、やはりこれからは避難所運営協議会、15校下ということでありますので、全校下に及ぶようまた御尽力いただければなというふうに思います。  次に、防災訓練についてでありますが、校下単位での訓練においては大々的に行われておる。私も以前、総務委員会の副委員長をさせていただいた折には拝見をさせていただいたりしておりました。本当に大々的にやられておるなというふうに思いますけれども、やはり今、いろんな多岐にわたる被害が想定されている上で、どのようなところに現在は重きを置き、訓練を行われているのかも含め内容をお聞かせをいただければなと思います。 62 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 63 ◯行政管理部長(高田哲正君) それでは、現在の訓練の内容はということでございます。
     現在、火災や自然災害を想定した初期消火、それから応急手当て、救助、救出の訓練や避難所を開設した際の運営訓練を実施しております。それぞれ地域性もございますので、地域性に応じたものを少し加味してということでございます。  昨年度の実施率につきましても御紹介しておきますと、246町のうちトータルで197町ということで約80%が実施されているという状況でございます。 64 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 65 ◯6番(吉村範明君) 進捗率80%ということであります。まだまだ20%は行き届いてないというところでありますので、また引き続き全町内で行われるようまた働きかけのほうをお願いしたいというふうに思いますし、あとやはり内容に関しましても災害、土のう積みとかそういったものもやられておると思いますが、いろんなことを想定して、また今後、御指導をしてあげていただきたいなというふうに思います。  続きまして、いろいろ訓練の中でもありましたけれども、本市では災害ステップアップマニュアル等を作成されておられるのも私も拝見しております。また、中身に関しましてもいろいろと熟読しましたけれども、やはり多岐にわたる、また内容が濃いものでありますので、なかなかすぱっと全部頭に入るかということになりますと、いささか私も勉強不足のところもあるのかなというふうに思いますが、各家庭にいろいろと配布されていると思います。そのマニュアルを市民に対してどのような形で現在周知をされているのかお聞かせいただきたいと思います。 66 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 67 ◯行政管理部長(高田哲正君) 今、お尋ねがありました各家庭に配布されているものでございますけれども、これは当然ホームページ等でもPRしておりますし、各地域で訓練等ありました際にもぜひそれをごらんになって、御自身の家庭で、もちろんハザードマップ等も一緒になっておりますのでそういったものもごらんになって、日ごろどんなことが危険なのか、また災害の際にはどこへ避難するのか、それぞれどんな準備しておけばいいのか、こういったことを気をつけておかれるようにということでは啓発しております。  また、マニュアルという意味でいきますと、各自主防災組織に訓練のステップアップマニュアルというものをお配りしておりまして、それにもどんな訓練をどんなふうに重点に置いて、どんなふうに動くのかといったことも書いてございまして、自主防災組織のレベルアップ、また訓練の際にそれをもとにいろいろと意見交換なりしていくことで、徹底、レベルアップを図れるといった形のものとしております。 68 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 69 ◯6番(吉村範明君) なかなかホームページ等をごらんになってくれという話でありますけれども、のぞきに行かなくちゃなかなかのぞけないというか、自分が思ってそこに行かなくてはいけないということでありますので、どうか目につくようなところに簡単なものでごらんいただけるのであればかなり周知できると思いますけれども、参考までに一言お伝えしたいのは、実は私も消防分団員でありまして、団長もそこにおられますけれども、今の心肺蘇生法に関しましても、我々、今訓練をしております。  そんな中で、やはり消防のほうから言われましたのは、仙台市の消防のほうで実は人工呼吸のそういったアプリがあります。それをぜひともスマートフォンにインストールしてくださいということを消防のほうから言われました。私も入れました。実はそういったものがあれば、実際にその場所に立ったときにそれがアナウンス、そのアプリがアナウンスしてくれるんですね。次、何をしなさい、次、何をしなさい。そういった意味合いに、やはりこういった今から防災・減災に関しましてはいろんなツールがありますから、やはりマニュアルができたからこれを見てくださいというのではなくて、もっと高度な方向性を持っていったほうがいいのかなというふうに思いますので、一度参考になされたらいいのかなというふうに思います。  いかに周知して、皆さんがわかっていただけるかというところが一番重きがあるというふうに思いますし、そんな中、今回、市長の議案説明の中で自主防災組織の活動充実をとうたっておられます。今後、活動を充実させるためにどのように進めていかれるのかお聞かせをいただければと思います。 70 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 71 ◯行政管理部長(高田哲正君) 地域の防災活動されるために自主防災組織というのは非常に大きな役割を担っておられると、もちろんでございます。  私どもとしましては、自主防災組織でございますのでもちろん自主的に皆様のほうで励んでいただければ一番よろしいわけですけれども、自主防災訓練、それから避難所開設の運営訓練等、こういったことを具体的にやっていくことによってレベルが上がっていくんではないかなというふうに考えております。  それをもって、これまで設置はされましたので、訓練をすることでレベルアップ。そのために防災のアドバイザー、防災士さんを協会のほうから派遣される。それから、訓練に対しまして市のほうから補助金を交付していくといったそういった支援もしております。こういうことでしっかり訓練をしていただく。  その訓練の中身、また平常の活動をもって、それを私ども実は評価しておりまして、その内容によってS、A、Bというふうなランクづけも、まことに恐縮ですけれどもさせていただいておりまして、これがもう一つ上のランクへと。よそはあのランク来たぞとか、こういった意味でまた意欲向上にもつながっていただけるのかなというふうに考えております。  もちろん防災組織の中で防災士さんやしみん救護員の方をふやしていただくというふうな意味での支援もさせていただきたいと考えております。 72 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 73 ◯6番(吉村範明君) 今、実際これだけ頻繁に災害が起こっております。幸いにして我々の土地では今のところないということでありますけれども、今ほどちょっとお聞きしとったのは、これまでの中身の内容かなというふうに思います。  実際、充実させるということであります。ランクづけは特にわかるんですが、上級クラスに行かれとるそこの自主防災組織のそれをまたレベルアップをさせていかなくちゃいけないというのがやはり今後の課題なのかな。底上げというのは上がありますから目標に達すればいいんだろうと思うんですが、今の形であるとマックスが決まっているのかどうか。そこの部分に関してはどうなんですか。 74 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 75 ◯行政管理部長(高田哲正君) そこを具体的にという御質問ですけれども、もちろん地域によりまして、一括ではなくて土砂災害の危険性があるところもあれば、やはり水、水害の危険が高いところもございます。それによってそれぞれやっぱりどこに重点を置いて日ごろの防災をやられるかということもございますし、また避難時に要配慮、配慮が必要な方々もやはり地域にお住まいということですので、そういったところを把握していただいたり、その方々にどう対処していただくかといったようなことを少しずつ地元で積み上げていただくような、そういった啓発といいますかお助け、もしくは応援といいますか、そういうのができたらいいのかなと。  そういう意味で、質のレベルアップということを図っていくことが必要かなというふうに考えております。 76 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 77 ◯6番(吉村範明君) ぜひともケース・バイ・ケースでその土地に合った、市民ニーズに合った、また環境に合った訓練方法をまた見出して御指導していただければと思います。  次に、防災体制の人づくりについてお聞きしてまいります。  人とのつながり、そして支え合いは地域コミュニティにはなくてはならないものだと思っておりますし、いざというときの支え、お互いの支えになると思います。そこで、町内に資格者やらそういった経験された方がおられるというのは本当に心強いことだと思います。  そこでお聞きします。本市には、先ほど片山議員のほうでもありましたけれども再度お聞きをしてまいりたいと思いますが、防災士、しみん救護員が積極的に育成をされているというふうにお聞きをしておりますし、私も存じております。防災士、しみん救護員はどのような役割、そして活動されているのか、確認の意味も込めてお教えいただければと思います。 78 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 79 ◯行政管理部長(高田哲正君) 防災士さんにつきましては、勉強していただいて防災士の資格を取っていただいて認定されているという方々でございまして、小松市に347名、先ほど女性90名ということで申し上げたとおりでございます。また、外国人の方も5名いらっしゃると。  しみん救護員の方は413名で、うち約半数の184名の方が女性であると。これも先ほど申し上げたとおりです。  防災士の方につきましては、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、防災士会を中心とし、また個人でも地域のレベルアップのために今の訓練等に積極的に計画段階から加わっていただきましたり、また平素の啓発に動いていただいているというふうに認識しております。また、いざ何かありましたら避難活動、それから救助活動等に積極的に応援いただける方々というふうに認識しております。  また、しみん救護員の方につきましては、何かけが、救急の場合にその場におられる市民の方ということでいろいろと助けていただく。当然、災害が発生し、避難が必要となるといった場合にも同様に積極的に現場で御支援いただく。避難所の運営等にもかかわっていただく、こういった方というふうに認識しておりまして、今後も積極的な地域の防災力のアップに御助力いただける方というふうに認識しております。 80 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 81 ◯6番(吉村範明君) それでは、いろいろ今御説明いただきましたけれども、今、育成のほうを防災士含めてしみん救護員、いろんな内容で育成されていると思いますが、本市において今現在どのような研修であったり、そういった講習であったり、いろんな形で育成をされているのか、内容をお聞かせいただければと思います。 82 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 83 ◯行政管理部長(高田哲正君) 防災士さんの育成につきましては、県の防災士会、小松防災士の会がスキルアップの研修会といったようなものを開催されておりまして、こちらへの参加をしていただくことによりましてレベルアップ、再認識していただくといったことをしております。  また、防災アドバイザーとして防災士さん自身が自主防災訓練等の先ほど言いましたような参加、参画されておりまして、この中で御自身もレベルアップしていかれるということであります。  また、市の総合防災訓練へも参加いただいております。こういった活動していただくことで、また御自身もレベルアップしていかれるということだと思います。  また、しみん救護員につきましては、応急手当ての競技会、ステップアップチャレンジと呼んでおりますけれどもこちらへの参加、そして3年ごとに普通救命講習会を受講していただくといったような形を今とっております。  以上です。 84 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 85 ◯6番(吉村範明君) 3年ごとに普通救命のほうもとられておるということでありますけれども、やはり先ほど言ったように毎回毎回そういった現場があるわけではないので、本当に先ほど言いましたアプリであったりそういったものも活用してやはり育成をしていかないと、我々もその場に立って焦るところもあります。経験が全てかなというふうに思いますので、またそこもあわせて御検討いただければなというふうに思います。  ただ、今、予測不能な災害が、自然災害が各地で頻発をしております。それが部分部分によっては多岐にわたりますし、私も以前、視察をしてまいりました広島の土砂災害の現場においても、かなり広範囲にわたって土砂崩れに遭っている場合もあります。  本市においても山間部を有している土地柄でもありますし、また大きな川もあるということで、また海もある。そんなことを考えますと、その地域地域によってかなり広範囲にわたる場合もあり、また局地的な災害の可能性もあるということでありますけれども、先ほど246町内全てに防災士がおられるということで、避難所も15校下にあるということでありますけれども、やはり防災士やしみん救護員の方々も被災者となる可能性が当然あるわけでありますから、そのバックアップ体制ですね。  その地域にやはり防災士の皆さんが一生懸命これまで予備段階で危険予知をしながらそういった運営もされていたかと思いますけれども、その方々も被災されるという可能性がある中で、どのようなバックアップ体制を本市のほうでお考えなのかお聞かせをいただければと思います。 86 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 87 ◯行政管理部長(高田哲正君) 予測不可能というところからまず、おっしゃるとおりでございますけれども、現在は気象予報の精度も上がってきておりまして、さきの台風第5号では情報をいち早く収集、分析しまして予測も行った上で、タイムラインによりまして早い段階での対応をさせていただきました。  今後、そういう意味ではなかなか直前は難しいですけれども、そういった精度も上がっているということで御認識いただきたいなと思います。  今のバックアップ体制等でございますけれども、消防本部や消防団の組織体制で、現場対応については基本的には整えられておると。災害の規模によってはさらに警察や自衛隊の派遣要請も行うといったことで、そこをメーンフレームという形で考えております。  ただ、地域の防災力を高めていくという意味におきましては、引き続き防災士の方やしみん救護員の方を地域、現場にもっと養成していくといった、そういう広げていくことがやっぱり大事かなというふうに考えております。  以上です。 88 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 89 ◯6番(吉村範明君) 今、部長が言われたように横のつながりというものも含めて、今後広げていっていただければと思いますし、やはり資格を取られた方々というのは責任感も当然持っておられる方々ばかりだと思いますので、その辺の活動範囲をやはり明確にしてあげる。また、危険に遭っていただくのも危ないので、2次災害等々なってしまうと困りますので、その辺の役割もちゃんと明確にしてあげて、今後活動していただくようにお願いをしていっていただければなというふうに思います。  続きまして、備蓄品についてお聞きをしていきたいと思います。  災害備蓄品はろうそくとか使い捨てカイロなど生活に関するもの、そしてトイレットペーパーや防臭袋など排せつに関するもの、そしてタオルやシャンプーなど衛生に関するもの、そして何よりも生きていく上で必要な飲料水や保存食、そういった飲食に関するものがあると思いますが、現在、本市において備蓄している種類や数量を簡単に御説明いただければと思います。 90 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 91 ◯行政管理部長(高田哲正君) 微細にわたりますと非常に品目多うございますので、重立ったものを御紹介してまいります。  主な備蓄品、それから常備品といたしまして、食料のほうはアルファ等を2万2,000食、飲料水は6万6,000リッター、粉ミルク32缶、1缶が800グラムでございますけれども、これらを食料品として備蓄しております。また、衛生用品として、簡易トイレが300個、成人用・子供用おむつが1万7,000枚などでございます。健康管理用品として、体温計、血圧計、救急セット、うがい薬や液体の歯磨き、こういったものも持っております。  常備品として、非常用の発電機、投光器など、そういった機器類としても持っております。  簡単ですけれども、そういったものを備蓄しているといったことでございます。 92 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 93 ◯6番(吉村範明君) 先ほどと内容が重なるかもしれませんけれども、やはり女性の方々も含めて公衆の避難所であるということであればプライバシーのこともありますし、いろんなことが想定されます。  東日本大震災のときも私も現地に行かさせていただきましたけれども、何よりやはり寒かったということが大半の方々の言われた言葉でした。実際なったのが3月ということでありましたから、その季節のこともあるでしょう。ただやはり、不安のところの部分、そして気温のところ、また雨にぬれた、そして水にぬれたということでかなり寒いという方が多くおられましたので、そういったところも十二分に加味していろいろなバリエーションを含めた中で備蓄を考えていっていただきたいなというふうに思います。  また前も、今後、説明のほうでありましたけれども常備品を増強するということでありましたけれども、それはどのようなものをどのくらいふやしていかれるのか、今わかっとる範囲であればお聞かせをいただければと思います。 94 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 95 ◯行政管理部長(高田哲正君) 今後増強する常備品の数量でございますけれども、初期に開設する水防の避難所16カ所ございますけれども、これに対して常備品をまずは増強していきたい。8カ所については既に強化の避難所もありまして増強済みでございます。残り8カ所について、速やかに増強してまいりたいと。  増強する常備品としましては、災害用の毛布600枚、簡易トイレ30台、消毒液60本など、あとブルーシートもございますけれども、こういったものを常備していこうということでございます。当初予算をいただいておりますけれども、9月補正にも今上げさせていただいておりまして、あわせてこれを整えてまいりたいというふうに考えております。 96 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 97 ◯6番(吉村範明君) いろんな部分で多岐にわたるような形で増強していかなくちゃいけないと思いますけれども、いろんな、特に女性の方々の着がえも含めて、やはり公衆のところでなかなか着がえ等々も難しいと思いますし、ただ、そういった覆いかぶせれるものとかがあれば簡単に着がえもできるのかなというふうに思いますし、いろんなものが今多分出ていると思います。そんなものも参考にしながら、またよりよく、避難生活を充実させるとまでは言いませんが、なるべくその不安を払拭したり、ノンストレスの避難所にできるようまた御尽力いただければなというふうに思います。  それでは、冒頭で先ほども申し上げましたけれども、昨今、弾道ミサイルの発射、核実験など、世界情勢が大変不安定になって、誰しも不安定になっていると感じていると思います。  今回の質問は不安をあおるわけではございません。不測の事態に我々市民がどう対応していけばいいのか。また、今、行政としてどうお考えをされているのか、今のうちに考えておかなければならない問題だと思っており、一つ一つ確認をさせていただきたいなというふうに思います。  せんだっての弾道ミサイルの発射においてJ-ALERT(全国瞬時警報システム)を使用し、対象地域の国民に情報が伝達されました。その際流れたアナウンスが「頑丈な建物や地下に避難してください」というアナウンスがあったとされております。内閣官房の国民保護ポータルサイトも確認しましたが、同様の文言が伝達の基本的な流れとして記載されておりました。  そこでお聞きをしたいと思います。屋外にいたとき退避すべき場所は今現在、市のほうで想定をされておられますか。またあわせて、想定される場所に例えば備蓄品とかがそろっているのか、そういったところ情報があればお聞かせをいただければと思います。 98 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 99 ◯行政管理部長(高田哲正君) それでは、武力攻撃につきましてですけれども、武力攻撃や緊急対処の事態につきましては、国民保護法に基づきまして地方自治体や国民が行動するということとされております。また、そうしなければならないということでございます。  避難行動については、せっかくですのでちょっと今おっしゃいましたけれども御紹介させていただくと、弾道ミサイル落下時の行動に基づきまして大きく3点。できるだけ頑丈な建物や地下などに避難してください。また、適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ、頭部を守ってくださいと。窓のない部屋へ移動する、窓から離れるなどの対応。こういったことを訴えられておりますし、我々もお願いしているところであります。  今、退避所の話でございますけれども、J-ALERTの警報が鳴りましてから数分という極めて短時間の間に何らかの行動をしなきゃいけないということもございまして、小松市におきましてはミサイル攻撃を想定した退避所というのは特に指定してございません。したがいまして、そこに常備品があるとかいったことも特にないということが現状でございます。 100 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 101 ◯6番(吉村範明君) 想定、今も現在されてないということであります。実際、おっしゃられたとおり10分ぐらいでもう到着しちゃうというところもあるかもしれません。ただ、一番市民として不安なのは、どうしていいのかわからないというのが一番のところでありますから、やはり細かく市としても、今後のこともありますから、地震もそうです。こういったミサイルもそうですけれども、ある程度の想定をして、例えばマニュアルじゃないですけれども、こういったところに逃げたほうがいいとか、囲まれたところがどこにあるのかとかそういったものを、当然、小松市に地下がないわけですから、当然、地下室というのはないわけですからそういったところは想定しにくいかと思いますけれども、やはりどういったところが安全なのかというところも周知するのも必要なのかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、ミサイル発射の翌日である8月30日でありますけれども、輪島市ではミサイル発射を想定した住民避難訓練が行われました。この訓練は以前から想定されていたのかもしれませんけれどもタイムリーな訓練となり、参加者は緊張感のある中で訓練が行われたというふうに報道にも流れておりました。  そこでお聞きをいたします。本市においてJ-ALERTを使用したミサイルに備えた訓練などを実施する予定は今のところあるのかどうかお聞かせをいただければと思います。 102 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 103 ◯行政管理部長(高田哲正君) 今ほど御紹介ありました8月30日の輪島市での避難訓練でございますけれども、これは県下一斉での実は訓練も一部ございまして、緊急情報ネットワークシステム、Em-Netといいますけれどもこれを使用しまして、国、県、市町の情報伝達訓練を、関係者でございますけれども我々も実際に連絡を受け、連絡体制を確認したということがございます。  また、本年11月にはJ-ALERTの全国一斉情報伝達訓練というのがございまして、これにあわせて防災行政無線を自動起動させまして市内一斉にJ-ALERTの放送を行うといった、こういった訓練を予定しております。  また、これは主に我々、ちゃんと作動するかといったところも中心でございますけれども、住民の皆さんを対象とした訓練としては、身を隠すという意味では7月10日に地震を想定した訓練ではありますけれども県民一斉防災訓練、シェイクアウトと呼ばれておりますけれども、これを行いまして、机の下に身を隠すといった訓練は実施しております。  また、ミサイルを想定した住民の避難訓練については、国民保護法に基づいて、先ほど申しましたけれども国、県の指示のもと実施してまいりたいということを考えております。  なお、当面は自主防災訓練等でJ-ALERTや避難行動について皆さんに周知を図っていきたいと。一義的にはまずはそこということでございますので、そういったことをやってまいりたいと考えております。 104 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 105 ◯6番(吉村範明君) そういった訓練というのが実は本当に重要だと思います。  危機管理能力を高めていくのは多分人づくりが真っ先だと思いますし、住民が危険予知トレーニングという形で、それはミサイルのみならず災害も含めていろんな形を、危険を想定しながらやっていかなくてはいけないと思いますし、そのトレーニングを積むことによって、やはり減災につながっていくのかなというふうに思います。  いろんな業界でもそうですし、いろいろKYT(危険予知トレーニング)、それを頻繁にやっている業種もあります。そういったところを参考にもされて、やはりいかにその状況において、焦らず、急がず、慌てず、冷静に、的確な判断をしていくというのが、これは国民全員にやはりお伝えをしなくちゃいけないところだと思いますから、どうかその部分も含めて、やはり防災士、そしてしみん救護員も今全町内におられるということでありますので、その方々にもある程度の知識をお伝えをいただいて、今後、減災につなげていっていただければなというふうに思いますので、またそういった訓練を企画するよう要望して、この質問を終わりにさせていただきたいと思います。  次に、景観保全についてお聞きをしてまいりたいと思います。  今回の議案説明において、市長のほうから、「さて、最近、道路沿いや交差点付近に不特定多数の広告やのぼり旗が目につくようになっており、来訪者から不可思議に、市民からも交通の障害になると指摘があり、何らかの制限や自制させる必要があると考えております。対応策がまとまり次第、市議会や景観まちづくり審議会等に提案し、意見を集約してまいりたいと考えております」と説明がありました。  広告とは調べましたら、「広く世間一般に告げ知らせること。商業上の目的で、商品やサービス、事業などの情報を積極的に世間に広く宣伝すること。また、そのための文書や放送など」とのことであります。さまざまな媒体を用いて告知することは最も有効的な手段であるとされております。  今回、市長が言われている広告物とはどのようなものを指し、想定されているのかお教えいただければと思います。 106 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 107 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 想定している広告物についてでございます。
     屋外広告物と言われているものは、大きく分類して3つあります。1つは広告板と言われるもので、壁面や自立広告及び広告塔などで、2つ目は簡易な広告物と言われるもので、広告旗、立て看板、ぼんぼり、アドバルーンなどで、3つ目はそのほか、置き看板、電柱広告、車両ラッピング広告などをいいます。  また、課題と捉えている屋外広告物については、道路、あぜなどの民地側の狭い区域に連続的に集中して立てられている観光地、そして重要建造物、公共のエリアの広告旗や破損しやすい木製などの簡易な立て看板を考えているところでございます。 108 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 109 ◯6番(吉村範明君) それは今、来訪者、そして市民から指摘をされているということでありますけれども、それはどのようなものが一般的に言われたのか。そしてまた特に指摘をされた場所というのはどこなのかお教えいただければと思います。 110 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 111 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 特に幹線道路沿いとか交差点周辺の広告旗、立て看板などの簡易な広告物や、大きさや位置が運転者や歩行者の視界を遮り、通行上の危険を招くおそれがある広告物に対して、周辺の景観に配慮してほしいという声を聞いております。 112 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 113 ◯6番(吉村範明君) 場所等は特には指定されているところは全般的なこと、小松全般にそれは言われたということで、その認識でよろしいですか。 114 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 115 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 特に指定しとるわけじゃないですけれども、やはり幹線道路とか交差点周辺で視認性というか、遮る、そういった交通安全上の問題があるんではないか。やはりその周辺の景観にも配慮するべきところもあるんじゃないかというような声を聞いております。 116 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 117 ◯6番(吉村範明君) わかりました。  それでは、これから何らかの制限や自制をさせる必要があると考えているとのことであります。  現在、国交省が定める屋外広告物法、そして県が定めている景観保全のルール等、さまざまな規制がかかって、今現在もうかかっております。そんな中、さらに小松市独自で新たに規制をかけていくものなのか、それとももう既にあるルールに沿った形で進めていくのか、そこの部分に関してはどうなっているんでしょうかお聞かせください。 118 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 119 ◯都市創造部長(藤田 稔君) この屋外広告物に関しましては、平成21年12月28日に施行いたしました小松市景観条例に基づきまして、平成22年7月に小松市景観計画を定めております。この景観計画の中で屋外広告物に関してはいしかわ景観総合条例に基づき、本市の地域の特性に応じた屋外広告物に関するルールづくりに向けた独自の取り組みを目指すこととしております。  そういった意味で、まずはこの身近な取り組みやすい広告物から段階的に取り組んでいき、景観に配慮した何らかの制限をかけていきたいというふうに考えているところでございます。 120 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 121 ◯6番(吉村範明君) また最後に申し上げますけれども、今後、市議会や景観まちづくり審議会等に提案していくということでありますけれども、スケジュール等は決まっているんでしょうか。 122 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 123 ◯都市創造部長(藤田 稔君) スケジュールでございますけれども、今から具体的な案を検討していきます。ただ、2020年東京オリンピックパラリンピック、そして2023年には北陸新幹線小松開業というこういうビッグプロジェクトを見据えた中で、多くの来訪者をおもてなしの気持ちで迎えるために、石川県及び屋外広告物業界など関係機関と連携しながら、できれば12月議会には具体案を提案できるように皆さんとディスカッションしていきたいというふうに考えております。  また、事前の関係機関への周知期間についても別途設けていきたいというふうに考えているところでございます。 124 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 125 ◯6番(吉村範明君) 12月議会を目途にということでありますけれども、今、突然今回の市長説明の中でふっと出てきた案件だと僕は感じました。  そこでやはり広告物というのは先ほども冒頭に申し上げましたけれども、やはり民間であったりそういった社会的なものの、最も重要なマーケティングにかかわるようなツールだと思います。今回、そういった広告物、要はPRグッズ、PRするそういった今からの社会において自分をいかにPRしていくかというような重要なツールに今回メスを入れようというふうなことだとすごく危機感を感じております。  実際、民間企業の販売促進、道を走っておりましてもやはり感じるのが飲食店なんかのキャンペーンの折、のぼり旗を立てている。それとか、いろんな場面でキャンペーンをされているところの会社さんの広告が、それは民地のところに当然立てているんでしょう。そういったものも含めていろいろとそういう広告物があるのを私は見ております。ただ、その規制をすることによって、販売促進やそして売上高に左右するような形にもなりかねません。  そういったこともありますし、やはり商売の営業に関して自由を阻害してしまうんではないかということや、またいろんな場面で憲法にも掲げてられる個人の権限であったり、そんないろんなものがあると思います。そういった憲法にまで抵触するような規制にならないか大変私は危惧をしておりますが、今後対象になるものならないものをしっかりと明確にしなくては、せっかくキャンペーンして会社で営業をかけようとして営業しとる中で、これはだめやというような話だと皆さんも大変困ると思いますし、どういうものが想定、規制対象になるのかならないのか。そして、その範囲を明確にしておかなくてはいけないと思うんで、考えられておる適用させるものさせないもの。今、規制の中で縛りをかける、かけないもの、そういったものがあるのか範囲についてお聞かせをいただければと思います。 126 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 127 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 適用するそういったものはどのようなものか、そのものによっても変わってきます。これは現在、いしかわ景観総合条例の中で、またその区域において中には禁止地域、それともう一つは広告物を表示するときに許可が必要な許可地域というものをそれぞれ定めているわけでございます。そういう中で、景観の特性に応じたきめ細かなそういった規制というものを法令の定めの中で定めているわけでございます。  今後、中にはその規制から外れるものもありますけれども、我々としては小松の地域特性に応じた形で、要するに制限していくことを考えていきたいなと。これは今からでございます。  そのほかにこの範囲でございます。ここにつきましては、今からですけれども、まず自分らは今考えているのは本市の景観計画で定めた景観形成重要地域とか特別地域というところの範囲が指定されております。そういった範囲の中で対応策を考えていきたいなということも考えております。  そのほかにまたやはり今、JR北陸本線とか北陸新幹線、そういった沿線においてもこういった何らかの広告物の制限を行いまして、車窓からの景観にも配慮していきたいな。ただ、そういう地域のそういったものを一つずつ限定していきながら、その後、区域の拡大等についても考えていきたいなと。  やはり小松のこういった景観というものもブランドというものもつくっていくのもこれから必要だと思っております。国際都市こまつを目指す小松としては、景観というものも大事にしたい小松というものをアピールしていきたいなと。そういう中で、景観というものについてある程度御理解いただいた中で、この制限について御協力いただけるよう、関係機関と協議をしながら進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 128 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 129 ◯6番(吉村範明君) ちょっと一つ確認でありますけれども、先ほど独自に規制のほうを考えているということでありました。  いろいろと国の屋外広告物法、そして県のそういったルールも含めて、いろいろ適用除外広告物というのは定められています。  最後にちょっとこれ確認させていただきたいんですけれども、今回いろいろとそこの検討課題になっているのは、この適用除外広告物は当然それに合った形、広告法も含めて合った形のものを想定しとるということでよろしいですね。そこだけ確認させてください。 130 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 131 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 適用除外という部分については、自家用広告物であったり管理用のそういったものを表示する広告等についてはあります。そこの点、一応面積基準とか大きさ、高さ、そういったものの制限は一つその中ですることについては県のほうでも認めている面積的なものもありますけれども、市としてやはり場所に応じた形で要件的なものも上乗せした形の、要するにそういったものを考えていくことも大事かなというふうに考えておりますので、そこはまた県のほうといろいろと調整をしながら検討していきたいと考えております。 132 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 133 ◯6番(吉村範明君) まずは、やはりいろんな国民の権利というものも当然ありますし、営業目的でやられる、当然それが自己アピール、そして……、自己アピールじゃないな。要は会社の販売促進につながっていくというところもあります。  どうか民間の営業の妨げにならないようなそういったもの。幾ら景観が重要だといっても、やはり営みがあって初めて市税もいただけて、やっぱり運営も出てくるということでありますし、いろんなケース・バイ・ケースがあると思いますので、どうか適用除外広告物等もありというふうに県のほうも国のほうも定めておりますので、行き過ぎない広告、そういった規制にしていただきたいと思います。  また、する際には、12月ってもう期間ほとんどないような状態なので、拙速な判断はされずに、よく議論されてやっていただきたいというふうに思いますし、いろんなところを調査して、やはりこれから「歌舞伎のまち こまつ」という、そしていろんな「乗りもののまち・こまつ」であったりいろんなバージョンを今、市は考えられております。それもやはり屋外広告物があって初めてPRできるという部分もあると思います。  今、ある程度の規制をすると自分の首を絞めるようなことにならないように、ぜひともその辺も含めてお考えをいただきたいと述べ、済みません、質問を終わらせていただきたいと思います。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 川 崎 順 次 君 134 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。    〔16番 川崎順次君登壇〕 135 ◯16番(川崎順次君) 9月定例会において通告いたしました質問にお答えいただきたいというふうに思います。  先日、9月5日、富山市民アルペン球場で日本ハム-楽天の試合を見てきました。最後9回に、地元串町出身の島内選手が見事にレフトスタンドに13号のホームランを打ち、地元串町から大勢の応援が行って、喜んで帰ってきた次第であります。先ほど南藤議員も言いましたけれども、ぜひ小松に楽天の試合を呼んでいただければというふうに思います。  質問のまず初めは、北陸新幹線2023年春開業を見据えての2項目をお聞きをいたします。  駅舎現場では、八日市地方遺跡から新たに国内最古となる約2300年前、弥生時代中期の鉄製やりがんなが出土されたと大きく報道されておりました。きのうもこの八日市地方遺跡の説明会があったと新聞で出ておりましたけれども、今、鉄道・運輸機構から駅舎3案が示されてるとのことでありました。本市として、その先にこれだけ全国的に有名な八日市地方遺跡を何とかこの駅舎3案の中に、まずは八日市地方遺跡を駅舎の中に取り入れて、できれば今深く掘っている地方遺跡をガラス張りにして、歩いて上からのぞいて見れるような、そして大きな遺跡を、出土されたものを展示しながら見れる、そういう小松駅舎があれば、私は新幹線特急「かがやき」もいや応なしにとまるんではないかな、そのように思っておりますけれども、いかがでしょうかお聞きいたします。 136 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 137 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 八日市地方遺跡のPRというものを駅で展示することを考えられないかということでございますけれども、八日市地方遺跡につきましては弥生時代の大規模環濠集落跡としまして碧玉製管玉など1,020点もの出土品が国の重要文化財に指定されております。また、ことしの6月には、今、議員御案内のとおり日本最古の柄つき鉄製やりがんなも発見されているということでございます。  そういったこのような重要な埋蔵文化財も含めまして、そのほか小松の売りである歴史、伝統、文化、自然とあわせてこの新幹線駅舎でPRしていきたいというふうに考えております。 138 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 139 ◯16番(川崎順次君) それでは、例えばこの駅舎にかかる費用、小松市がそういった形で駅舎の建設をやりたいといった場合には、機構側の負担分と小松市負担分に分けられるというふうに思うんですけれども、そういった今、八日市地方遺跡の埋文のこういったものを取り入れた駅舎にしてほしいということになれば、規模によりますけれども、小松市はどのぐらいを想定いたしますか。 140 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 141 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 費用負担についてでございます。  この駅舎等について、事業認可当初におきまして小松市の新幹線負担金は約全体16億円ということで聞いております。そのうち駅舎建設に関する概算負担金は約5億円と見込んでおります。鉄道・運輸機構が設計するデザインに対しまして、小松市のPRに伴うデザインとか機能などを上乗せする分については応分の負担をすべきというふうに考えておるところでございます。 142 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 143 ◯16番(川崎順次君) 5億円が小松市の負担分ということで、今、こういった八日市地方遺跡を展示するような形で含めた駅舎デザインとなるとさらに上乗せされるということでありますけれども、上乗せして小松駅舎にこれを展示する気持ちはありますでしょうか。 144 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 145 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 先ほども、繰り返しになりますけれども、この八日市地方のこういった出土品というものも貴重な財産でもあります。そういう中で、こういう埋蔵文化財、それを含め、そしてまた小松市の売りということでやはり小松の伝統であったり歴史であったり、そういった自然とあわせて小松市のPRをこの駅舎内でPRしていきたいというふうに考えております。 146 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 147 ◯16番(川崎順次君) お金のかかることではございますけれども、やはりこの北陸新幹線、小松市民が長年にわたっての夢であった新幹線が2023年春に敦賀まで開通するということであります。この小松駅舎、誰が見てもすばらしい駅だと、小松市が誇りに思える、自慢できる駅をつくっていただきたい。その思いでいっぱいなんです。もちろん九谷焼を使用していろいろと展示する部分もいいです。金沢駅がそうです。いろんな地元の文化、そういったものをあらわしてやっておりますけれども、小松市はやはりぜひこの八日市地方の出土されたものをしっかりと全国から注目浴びるような駅にしていただきたいというふうに思うわけでございますけれども、この遺跡、埋蔵文化財を展示することにより、この小松駅舎がすばらしい駅になっていくんではないかということで、ぜひPRをしていっていただきたいというふうに思います。  次は、八日市地方遺跡から、先ほど部長も答弁いたしましたけれども、3万7,000点が出土されており、そのうち1,020点余りが重要文化財に指定されているということであります。こういったものもすばらしい小松をアピールする材料になっていくというふうに思いますので、どうかその辺も含めて対応していっていただきたいというふうに思います。  この発掘調査は小松市として昭和36年に始まり、今なお続いているということであります。私は以前、数年前に、平成25年でしたか、ここの地名が八日市地方町から今の地名に変えようとしたときに、このまま八日市地方町を残していってはどうかというふうにしっかりと努めたわけでございますけれども、そのことを新聞で出土された埋蔵文化財を見ながら、新聞を見ながら、残しておけばなというふうに思います。  一部は八日市地方町として残っているんです。飛び地があったから、いろいろと。だから、一部あったんですけれども、一つはこまつの杜町というような形になったり、土居原になったりいろいろありました。しかしながら、やはりこれだけの歴史、昭和36年から発掘調査をしている八日市地方遺跡については、やはりしっかりとこの地名も残していってほしかったかなというふうに思うんであります。  この駅を、通称名、小松八日市地方遺跡駅として、どうでしょうか、部長、答弁お願いいたします。 148 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 149 ◯都市創造部長(藤田 稔君) また、この駅名の愛称についての御提案につきましては、議員の一つの意見として伺っておきます。 150 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 151 ◯16番(川崎順次君) そんな寂しい言い方しないで、しっかりとやっていくということでお願いをいたしますよ。  次に2点目は、特急「かがやき」停車に向けての取り組みについてであります。  加賀市は「かがやき」停車に向けたプロジェクトの第1弾として、加賀温泉駅での市民の多くの皆さんにドラマ仕立てのPR動画の公開や統一ロゴの使用などを始められました。加賀停太郎さんという方を筆頭に、何とか加賀温泉にこの「かがやき」をとめようということで一生懸命取り組んでいるそうであります。  ちなみに芦原温泉はアワラトメコさんだそうです。  そういったことで、ユーモアがあって、本当によく考えたなと。動画は3つとも私は見ましたけれども、すばらしいできばえになって、誰が見ても、おっとのぞき込むような動画になっております。  そういった形で先手を切った行動は大変すばらしいというふうに思っておりますけれども、本市はこれまで「かがやき」停車に向けての取り組みはどういう形で動かれてこられましたでしょうか。 152 ◯副議長(吉本慎太郎君) 総合政策部長、越田幸宏君。    〔総合政策部長 越田幸宏君登壇〕 153 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 本市のこれまでの取り組みということでございます。  まず、JRとはこれまでも本市のまちづくりを通じて良好な関係を築かせていただいております。また、速達型を含めた新幹線の停車本数の拡大について関係機関と相談を重ねているところでございます。  新幹線の停車駅やダイヤなどの具体的な運行計画、これについては今後、運行主体でありますJRさんのほうで民間企業として経営の観点を初めさまざまな観点から決定することになろうかと思っております。  先行の事例では、やはり駅の乗車人員、これが最も新幹線停車を決める大きな要素ということで、何よりも小松駅の鉄道利用の需要を拡大していくということが重要であるというふうに考えております。  こうした中、本市では2020年の東京オリ・パラ、そして2023年の北陸新幹線小松開業を見据えまして、公立小松大学の開学を初め駅周辺の機能性や利便性を高めるなど、南加賀のターミナルを目指したまちづくりを進めているところでございます。  このことが鉄道利用の拡大につながるというふうに考えております。  以上です。 154 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 155 ◯16番(川崎順次君) もちろんオール加賀会議など広域連携はもちろん大事なことです。そういったことでありますけれども、広域圏での良好な関係はわかります。しかしながら、加賀市は独自に加賀温泉駅に「かがやき」をとめようということで一生懸命運動、活動しているわけです。そういった中で、いろんな形で鉄道・運輸機構やいろんなところに、関係のところに出向いてアピールしているわけでございますけれども、やはり小松市としても独自の取り組みをしていって、小松が北陸の中では一番だというぐらいの意気込みを持って、やはりこの小松駅に「かがやき」が停車をしなければ何の新幹線だったのかということにもなりかねない。  そういったことを踏まえて、これからはしっかりと関係機関への働きかけをしていくようにぜひ取り組んでいただきたい。その意気込みを部長からお聞きしたい。 156 ◯副議長(吉本慎太郎君) 総合政策部長、越田幸宏君。 157 ◯総合政策部長(越田幸宏君) 今後の取り組みということでございます。  本市にはさまざまなポテンシャルがございます。まず、本市は製造品出荷額では石川県内1位ということで、能美市のエリアも含めまして全国有数のものづくり産業の集積地ということでございます。新幹線の開業、これになりますとさらなるアクセス機能の強化により新たなビジネスの創出、そして企業立地が期待されます。  また、本市は日本海側最大の空の玄関口、小松空港がございます。新幹線と航空機との連携強化を進めることで、訪日インバウンドの誘客にもさらにはずみがつくというふうに考えております。  そして現在、小松市、そして小松商工会議所、能美市、能美市商工会が新幹線の停車拡大に向けて合同で取り組むことについて基本的に合意しておりまして、データの収集、分析などを行っております。今後、官民一体の積極的な活動に発展させていきたいというふうに考えております。  新幹線小松開業は本市のさらなる飛躍につながる大きなチャンスということでございますので、引き続きビジネス需要やインバウンドの拡大を初め、南加賀のターミナルとしての都市基盤整備、そして交流基盤の整備など、小松駅の乗車人員の拡大に向けた取り組み、そしてまちづくりを着実に進めてまいりたいというふうに考えております。
     よろしくお願いします。 158 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 159 ◯16番(川崎順次君) いろいろな運動されておる市が自治体があるわけでございますので、小松市はぜひ指をくわえて見ているんではなく、しっかりとした行動をとっていただきたいということをお願いして、この質問を終わります。  次は、北朝鮮の脅威についてであります。  きょう、議会が始まってお二方からこの質問があったかなというふうに思いますけれども、やはり最近の北朝鮮によるミサイルの発射が繰り返されている中で、8月29日には5回目となる日本上空を通過させるという発射実験がありました。そんな中、また今月、9月3日に核実験を、水爆と言われております広島爆弾の10倍と言われておる実験をいたしました。  このことに対しては、私は本当に日本国民として厳しい最大限の抗議や非難をしていかなければならないと強く思っております。  そこで、北朝鮮がミサイルを発射した場合、全国瞬時警報システム(J-ALERT)が作動し、防災行政無線等が自動的に起動し、各家庭の戸別受信機や屋外スピーカーから警報が流れ、ミサイルの発射情報や避難の呼びかけが放送されるというふうに認識をしておりますが、しかしながら、8月29日に発射されましたこの北朝鮮ミサイルが北海道を通過したときに、一部の市町村で住民に伝える防災行政無線の放送が流れないなどのふぐあいが発生したという報道、新聞やテレビでありました。  今度、グアムに向けての発射されるということで、広島、愛媛、四国、中国地方を通過していくと言われておるために訓練実施をしたわけでございますけれども、やはりそこでもこのJ-ALERTや防災行政無線が起動しなかったということであります。  この件について、どういうふうにお思いでしょうか。改めて早急に点検をする必要があるのではないかお聞きをいたします。 160 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。    〔行政管理部長 高田哲正君登壇〕 161 ◯行政管理部長(高田哲正君) それでは、ミサイル発射された場合のJ-ALERTが作動するか、その点検、訓練等についてのお話でございます。  ミサイルが発射されますと、J-ALERTが作動いたしまして防災行政無線が自動的に起動して各家庭の戸別受信機や屋外スピーカーから警報が流れるということでございますけれども、そのほか携帯電話に緊急速報のメールがほぼ同時に配信されます。もちろんテレビ、ラジオ、インターネットからもその情報が発信されるといったことでございます。  このJ-ALERTでございますけれども、防災、それから消防のほうでJ-ALERTが受信できるようになっているわけですが、この情報の受信についてはほぼ毎日、何らかの情報の伝達がありまして確認しているということで、この作動については毎日確認しているといったところであります。  それと、年1回、こしとは11月を予定しておりますが、政府主導でJ-ALERTの全国一斉情報伝達訓練や緊急情報ネットワークシステム、これはEm-Netという行政関係ですけれども、これを使用した国、県、市町の情報伝達訓練が行われます。このときに、国が発信したものが県であり市でありきちっと流れるかという、一気通貫の訓練になりますので、この時点を訓練と考えております。  また、ミサイルを想定した住民避難訓練については、国民保護法に基づいて、国、県の指示のもと実施していきたいということで考えておるところであります。 162 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 163 ◯16番(川崎順次君) 実地訓練、非常に大事になってきました。それだけ北朝鮮のミサイル、脅威であります。しっかりとやっていってほしい。  次の質問でありますけれども、この訓練実施については、先ほど吉村議員からの質問で答弁がありました。私もそれをお聞きしましたので、この件についてはこれでよろしいですので、この質問はこれで終わります。  次、小松基地での航空祭についてお聞きいたします。  8月24日の新聞で、今月18日に開催されます小松基地航空祭にブルーインパルスが参加しないという記事がありました。  私は、小松市として、ああ、そうかなというだけで終わったのかなという感じを受けたんです。なぜかというと、しばらく様子を見ておりましたけれども、全然このメーンであります、航空祭のメーンでありますブルーインパルスの曲技飛行がないという報道があったにもかかわらず、それこそ何にも対応しないでじっと見ているだけで終わるのかな。かなりのこの航空祭に訪れてきます全国からいっぱい来るファンが、かなり減少するのではないかというふうに思っておる、危惧しているところなんです。  そういったことで私は、基地特別委員会を何とか早急に開催していただけないかということを正副委員長にお願いをしましたところ、8月30日に委員会を開催いたしました。  そして、このことで小松基地のほうに行ってまいりました。司令のほうに何とか今からでもブルーインパルスの飛行を何とかやっていただけないかというお願いをしてきましたところ、基地司令のほうから、翌日早速、空幕幹部のところに行って言ってきていただいたということを報告受けました。  そんな中で私は危惧するのは、ことしはこれで飛べないということで、3日前に東京・八王子で市制100周年の事業で飛ぶということをお聞きしましたので、ブルーインパルスが3日間しかないところで行ったり来たりするのはなかなか厳しいのかなというふうに思いましたけれども、ただ、やはり小松市としては何らかのアクションを起こさないと、来年からもどうなるかわからないということを危惧しまして特別委員会のほうを開催させていただいて、基地のほうに出向いていったわけです。私は何なら防衛省のほうにも行きたかったんです。  だから、そういった形でやはり和田市長は、全国基地協市長会の副会長をされておるということなんでありますから、やはり真っ先に行動を起こして、このブルーインパルスを何とかできないか、飛ばせないかという議論をするのが、やはり首長の仕事だというふうに私は思うんです。その辺いかがですか。 164 ◯副議長(吉本慎太郎君) 行政管理部長、高田哲正君。 165 ◯行政管理部長(高田哲正君) あの新聞報道があったということで、その後、議会、委員会のほうで素早く動かれたということでございまして、私も課長と一緒にその場でいろいろと御説明させていただいたのを記憶に近いところでございます。  このブルーインパルスは、航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで華麗なアクロバット飛行を披露する専門のチームで、言うまでもないことでございますけれども、参加要請された中から今年度は22回の飛行が現在予定されています。  この参加の可否については、基地から言いますと上級部隊であります航空幕僚監部という組織が決定しているというふうに伺っているところであります。  小松基地の航空祭では、ブルーインパルスの展示飛行を楽しみにしている人が非常に多いということを聞いておりますし、我々も楽しみにしている。ただ、事情により飛行が行われなかったことも過去あるということも事実でございます。  ここ数年については、ブルーインパルスが参加しやすい日として、9月の連休に開催するということで、これまで経緯として聞いておりましたので、不参加となれば非常に残念だというのは共通した思いではないかと思います。  小松基地としてもブルーインパルスの参加を願っているけれども、こちらからも何回も連絡しておりますけれども、願っているが、不参加となれば飛行教導群、非常に優秀な部隊でございますので、この展示飛行を見てもらう準備をしているということのお話も承っております。  小松基地の航空祭においてブルーインパルスの参加はとても重要なことと、ことしも来年以降も考えておりますけれども、例年とは違う飛行展示でことしは皆さんを楽しませてくれるんじゃないかということで、年に1回の小松基地が一般開放されて触れ合いの場でもございますので、今現在としてはそこに非常に大きな期待をしているといったところでございます。 166 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 167 ◯16番(川崎順次君) 我々、基地の特別委員会としてブルーインパルスが来ないんであれば、アグレッサー、飛行教導群の何とかすばらしい飛行を楽しみにしているファンがいっぱいいるので、ぜひそっちのほうでやっていただければというお願いを基地特別委員会全員で言ってきました。基地司令はそれに沿って前向きな返事をいただいたということであります。  ぜひとも今後、これからもやっぱりこの小松基地、年に一遍の航空祭、やはりいろんな多くの全国のファンのためにも、小松市のためにも、やはりしっかりとした今後対応していっていただければというふうに思います。  この質問はこれで終了いたします。  次は、犬、猫殺処分ゼロに向けてであります。  1つ目は、獣医師との連携であります。  石川県では、20動物病院の獣医師有志が新たにペットを飼い始める人の相談を無料で応じる取り組みを始めたという報道がありました。飼い主が最後まで添い遂げる覚悟を育む一助になればということで、獣医師が今度集まって対応していただけるということでありました。  これについて、まずお聞きしたいと思います。今後、獣医師との連携をどのようにしていくか。 168 ◯副議長(吉本慎太郎君) 環境共生部長、土屋恒久君。    〔環境共生部長 土屋恒久君登壇〕 169 ◯環境共生部長(土屋恒久君) それでは、犬、猫の殺処分ゼロに向けてに関しまして御回答させていただきます。  まず、殺処分の現状でございますけれども、石川県における犬、猫の殺処分に関しましては全国で4番目に少ない状況にございます。特に近年における県内の殺処分でございますが大きく減少してございます。平成28年度は平成18年度に比較いたしまして7分の1まで減少してございます。また、南加賀保健所管内の状況につきましては、平成18年度に殺処分された数は犬が31匹、猫304匹の合計335匹となっています。こちらが平成28年度には、殺処分された数は犬が4匹、猫が62匹の合計66匹となっています。  なお、南加賀保健所に確認いたしましたところ、やむなく殺処分されました66匹でございますが、犬は凶暴で人になつかないものや病気を持っているものでございました。また、猫に関しましては、生まれたてのものや高齢のものという形で、こちらもやむを得ない事情という形で聞いてございます。  今御指摘ございました獣医師会との連携についてでございますが、獣医師会におきましては殺処分ゼロに向けまして、石川県と連携して里親探しを行っております。また、毎年9月には動物愛護週間の一環といたしまして動物愛護フェスティバルを開催いたしまして、広く市民の間に動物愛護と動物の適正飼育について関心を深めているところでございます。  このような中、小松市におきましては獣医師会と狂犬病対策等について緊密な連携を図っているところでありますので、動物愛護につきましても獣医師会と協力して情報共有や情報発信のほうを行ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 170 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 171 ◯16番(川崎順次君) 南加賀保健福祉センターのほうでは殺処分が減ってきているということでありました。  今、本市において動物愛護団体との連携が進んで、例えば地域猫活動という団体があって、もう一つは避妊・去勢手術のためのNPO法人猫の避妊と去勢の会というのがいろいろありまして、ボランティア団体がいっぱいあるそうなんですけれども、そんな中でこの地域猫活動、TNR+Mという呼び名でありまして、Tは捕まえる、Nは避妊、去勢する、Rはもとの場所に戻す、放すという、+Mはふん尿等の管理、見守るということであります。  そういった地域のいろんな動物愛護団体があって、一生懸命活動されているおかげで、3年間でかなりの殺処分が減ってきたということ。猫というのは繁殖力が強くて、一組のペアが子供を半分雌を生んだとすると、一組で大体78匹になるそうであります。そんなことを含めて、そういったいろいろな愛護団体の皆さんが活躍されているこういったところに、何とか手を差し伸べることができないのか。  やはり私の思いは、この小松からは犬、猫殺処分ゼロを何とかなし遂げたい、その思いがいっぱいなんですけれども、そういったことで、そういうボランティアで活動されておる皆さんに手を差し伸べるのが行政じゃないでしょうか。困っている人にやはりそういったことをどうお思いでしょうか。 172 ◯副議長(吉本慎太郎君) 環境共生部長、土屋恒久君。 173 ◯環境共生部長(土屋恒久君) 今、御指摘ございましたボランティアとの連携でございますけれども、県内の動物愛護団体に関しましては獣医師会と連携いたしまして、飼い主がいない猫の避妊や去勢する費用の一部を助成するといった活動を行っている団体もございます。このように既に殺処分ゼロへの取り組みというものが行われているというふうに認識しております。  このような中、小松市におきましても動物愛護に関しまして情報共有や情報発信などを協力してやってまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 174 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 175 ◯16番(川崎順次君) 避妊すると1件で大体二、三万円かかるそうであります。そんな中で、そういった獣医師団体から幾ら、こういうボランティアの方々が幾らを出して、もちろん届けた人とかいろんな形であって、その残りの部分を何とか対応していただけないかなということなんです。  金沢市では3,000円助成しているそうであります。そんなに多く助成してくれということは言いません。しかしながら、やはりこの一番は譲渡、例えば里親探しをできれば一番いいんです。かわいいということで皆さん引き取っていただければこれにこしたことはないんですけれども、やはりそうやって町なかにいる野良猫、野良犬に関しては、やはりそういった目を向けてやって、行政としてもそういった対応をしていく必要があるんではないでしょうか。  その辺もう一度、小松市としてどう取り組むのか、簡単によろしくお願いいたします。 176 ◯副議長(吉本慎太郎君) 環境共生部長、土屋恒久君。 177 ◯環境共生部長(土屋恒久君) まず、殺処分をなくすためのポイントの一つでございますけれども、やはり飼い主の責任に関する普及啓発を徹底いたしまして、飼い主の方の意識の向上を図るということで、無責任な飼い主をなくしまして、自治体の引き取りの数を削減するということが挙げられるかというふうに考えてございます。  このため、小松市といたしましてはやはり飼い主責任の普及啓発のため、獣医師や動物愛護団体と協力いたしまして普及啓発の徹底を図り、飼い主の責任の重要性に関する理解をより一層広めていきたいというふうに考えてございます。 178 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 179 ◯16番(川崎順次君) ぜひ実現に向けて頑張っていってほしいと思います。  もう一つは、空き家、中山間地でも町なかでもどこでもいいんです。空き家に猫カフェをやりたいという方がおられれば、そこにも支援していくことができないか。  きのう、ニュース見てましたら、岐阜県で鉄道の車両に猫カフェということで、どこかの駅から走る中に猫が何十匹かいて、それで猫と一緒に楽しむ、そういうツアーがあって、多くの参加者のもとにやられたというニュースを見ましたけれども、そういったことを含めてボランティアの中で何とか猫カフェをやるところに手厚い支援ができないか、いかがですか。 180 ◯副議長(吉本慎太郎君) 環境共生部長、土屋恒久君。 181 ◯環境共生部長(土屋恒久君) 小松市といたしましても、命の大切さを知りまして、心にぬくもりを与えられる動物との触れ合いというのは非常に重要だというふうに考えてございます。  現在ですけれども、市内には動物と触れ合える施設といたしまして、木場潟公園中央園地にはドッグランがございます。このほかでも民間でもドッグカフェというものが併設されたペットショップもございます。また、最近オープンした大型ショッピングセンターには動物との触れ合いコーナーや、これもまたドッグランのほうも併設されてございます。  小松市におきましても、市内小中学校を対象といたしまして盲導犬を同伴した理解啓発の活動を実施しているところでございます。  また、社会福祉協議会におきましても親子ボランティア体験事業の一環といたしまして、市内の小学校3年生から6年生と保護者の方を対象に盲導犬を同伴した理解啓発の活動を行ってございます。  このような状況の中、御質問の空き家での動物カフェにつきましては、民間の施設もふえる傾向にございます。このため、当面はこれらの既存店を活用していただくとともに、愛犬家の方を初め動物を愛する方々がみずから動物カフェに取り組んでいただき、動物たちの触れ合いを通じまして愛好者間のコミュニケーションのほうを深めていただければというふうに考えてございます。 182 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 183 ◯16番(川崎順次君) 今、環境省と警察庁共同の「動物の遺棄・虐待は犯罪です。」というポスターがあるんです。そのポスターを、今言われた学校の子供たち、命の大切さ、ぜひ小松市内の小中高校にこのポスターを張っていただきたい。命の大切さをやっぱり知るためにも、こういったポスターがあるわけでございますので、ぜひとも学校に張っていただけますか、いただけませんかだけお答えください。 184 ◯副議長(吉本慎太郎君) 環境共生部長、土屋恒久君。 185 ◯環境共生部長(土屋恒久君) これまでも動物愛護に関しまして普及啓発のほうを行ってまいりましたので、これからも同じく精いっぱい頑張ってまいりたいというふうに思ってございます。 186 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 187 ◯16番(川崎順次君) この質問はこれで終了いたします。  次は、小松空港、仙台空港との連携強化についてお尋ねをいたします。  ここ一、二年、小松空港仙台便の搭乗率は40%台と低迷しております。やはり新幹線開通のあおりだというふうに思っておりますけれども、やはりもっと仙台便の利用者拡大に向けての取り組み、手だてをしていかないと、私は仙台便が廃止になるのではないかというふうに危惧をしております。  県では、能登空港利用者に東京便で搭乗率が60%を割ったら1人当たり助成出すということで力を入れております。  そうかといって、県は逆に新幹線の金沢駅から直接乗りかえなしの仙台便を進めておるんです。この前、今月からジェイアールバスが、今度、金沢から仙台までの直接高速バスも走っているんです。  なぜ、県の空港なのに、こういう状況まで落ち込んでいるのにもかかわらず、なぜそういったことを進めるのか。仙台便の小松空港利用者をどう思っているのか。私は本当に悔しくてならない。仙台便がなくなったら、変な話がいろんな形で小松空港の利用減にもつながっていくし、やはりしっかりとした県に申し出ること。なぜ、小松空港利用者に対してもっと力を入れてもらえないのか。特に仙台便。それを強く言いたいんですけれども、お考えをお聞きをいたします。 188 ◯副議長(吉本慎太郎君) 経済観光文化部長、小林与志次君。    〔経済観光文化部長 小林与志次君登壇〕 189 ◯経済観光文化部長(小林与志次君) お答えいたします。  仙台便につきましては、北陸新幹線開業後の平成27年度においては対前年比71.6%と落ち込みましたが、平成28年度は対前年比112.6%、そして今年度は7月末現在で対前年比115.7%と、利用者、利用率とも増加、上昇傾向にございます。  ことしの4月から7月の利用率は53.4%という数字でもございます。  また、昨年度実施の小松空港に関するアンケートによりますと、仙台便利用者の43%はビジネス利用でございまして、安定した需要が見込まれる路線となっております。  さらに、前回アンケートでは観光目的が32%だったのに対し、昨年度は40%に増加しておりまして、両地域への観光需要が高まっていることもわかります。  この路線は、朝発着と夜発着の1日2便運行されていることや、仙台空港からJR仙台駅への直通電車で17分とアクセス性も高いことから、観光、ビジネス双方にとって利用しやすいダイヤとなっております。  コスト面でも早期の予約で片道約1万円と新幹線よりも割安となっていることもございます。  速達性やコスト面での航空機利用のメリットと、運行本数が多い新幹線利用のメリットの双方の提供によりまして、東北地方と北陸地方の結びつきがこれまで以上に強まってきていると考えております。  今後とも県や関係機関とともに仙台便の維持、確保と利用促進を図るとともに、両地域におけるビジネスや観光、教育などの交流を活性化していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 190 ◯副議長(吉本慎太郎君) 川崎順次君。 191 ◯16番(川崎順次君) 何とかこの仙台便を守るということ。仙台はLCC、仙台空港は1年前に民営化されまして、民間空港であります。そういった中も含めて、LCCで海外から1.7倍の利用者がふえているということであります。
     ぜひ仙台から小松に来るこのLCC(格安航空会社)の飛行機を小松に乗り入れることも検討していただければと。すばらしい利用便になるのではないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  この質問については、これで終了いたします。  最後でありますけれども、私はこの公立小松大学開学に向けての質問を、大学学長予定者に通告いたしまして、問取りもいたしました。そういった中で、何をお聞きしたいかということで問取りで、学長予定者、小松大学の今、全国的に少子化の2018年問題の中で、どこよりも何を選ぶのか。それは学生さん、いろいろの選択肢があるんですけれども、どういう大学を望んでいるのかということを新聞なんかで毎日出ているんです。だから私は学長予定者に、今回認可がおりたわけでございますし、全員協議会でも大学の説明に来ました。今度は、アゼルバイジャンにバグー大学との交流協定を結ぶための出張といいますか、お伺いするわけでしょう。そのときに、私はこれ学長予定者だから答弁できないと聞きましたけれども、まだそうやって名刺に予定者だからといってアゼルバイジャンに行くんですか。そんな失礼なことしたら、相手怒りますよ。あんた、学長じゃないんですか。私は全協で市長が「次、大学のことについて学長予定者の山本さんより」と、こういうふうに聞いて説明を受けたんです。  同じように、今、大学をせっかくつくるならば、我々議会としても、せっかくつくるんであればすばらしい学校になってほしい。石川県一というよりも、全国一の大学を目指してほしい。そういう思いでいっぱいなんです。  ところが、こういった質問に答弁できない。私はもう情けないというか、ここに「開かれた大学 地域に貢献」ということで福井県立大学の学長さん、東京農大の学長をされていたという方の記事が載っていたんです。名前は進士五十八さんという方です。何か知らんけれども「シンジ」ってついているんです。  そういった方が、「老若男女 気軽に学んで」ということ。「ひと・まち・産業」という形で、東京農大で学長されていたこの方は造園家が専門家だったらしいんです。それで、永平寺のキャンパスをいろんな子供たちの遠足にも来てもらえるように桜の植樹をして、いっぱいの緑と広場に変えていっているそうなんです。そういった学長の「語る」って書いてある、「語る」。  だから、私は今回、学長予定者にこういったことを聞きたかった。23区内で私立大学一極集中型の大学はやはり定員を少なくしようと言いつつも、明治大学ではやっぱり1,020人ふやしているし、日大でも400人ふえているんです。同志社大学でも350人ぐらいふえるんです。そういった中で、2018年問題とよく言われている中で、大学運営をどうしていくのか。この少子化の中で、子供たちがだんだんだんだん減っていく中で、どういう大学をつくっていくかということを学長予定者に聞きたかった。それが答弁されない。  残念でならないんですけれども、一つ通告してある地域の小中高校生との連携はということが、大学の資料に出ておりましたので、公立小松大学開学へという形で、地域の小中高校との連携ということ、学長予定者にも聞きたかったんですけれども答弁されないということなんで、石黒教育長から見て、公立大学と小中高の連携はどういうふうに思っているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 192 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育長、石黒和彦君。    〔教育長 石黒和彦君登壇〕 193 ◯教育長(石黒和彦君) 大学と小松市の小中高校との連携ということの御質問でございます。  まず、小松市に四年制大学ができまして、高等教育の高い専門性を有する教員が集まることは、教育委員会、それから小松市立の小中高の教育に対しまして大変高い効果が見込まれると私は思っております。  その一つは、小中高の各段階における教科指導の充実が図れるということでございます。さまざまな授業、それから授業の交流を通しまして、その専門性を提供いただきまして、これまでのレベルを超えて質の高い学びが展開されることを私は期待をしております。  例えば理科教育におきましては、生産システム科学部という学部がございますが、そことの連携が考えられます。高度な視点からの深い学びを通しまして、理科、科学の楽しさや魅力を体感し、そして先進的な技術ということについての可能性ということを子供たちに気づかせるということができるんではないのかというふうに思っております。それらのことから、子供たちの興味、関心、意欲が高まっていくということが期待をされます。  また、2020年から大学の入試制度が大きく変わります。高校生にとっては英語力の獲得というのはとても重要なことになってまいります。そういう視点から、国際文化交流学部との連携ということは、高校生にとってとても大きなメリットだろうと思いますし、小学生、中学生にとりましても大きな効果があるというふうに思っております。いろんな段階的に英語の学力をつけていくというものはあるわけでございますが、大学からの高度な支援を実現することによりまして、英語教育に厚みを増していくものだろうというふうに思っております。  それから、大きなくくりとして2つ目ですが、キャリア教育の充実ということが挙げられます。  子供たちにとって将来を見据えた学びというものはすごく大事なことだと思っております。そこで、この大学の存在というのは小中高大という学びの連続性というのをつくるわけでございます。子供たちが自分の進む方向、それから生き方などを、それぞれのキャリアに関することについて、これまで以上に具体的に、そして考え、そして想像すると、そのような機会が与えられるのではないかというふうに期待をしております。  以上でございます。 194 ◯16番(川崎順次君) これで私の質問は終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 195 ◯副議長(吉本慎太郎君) 以上で本日の会議を終了いたします。  次会は、明12日午前9時30分から会議を開き、質疑並びに質問を続行いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 196 ◯副議長(吉本慎太郎君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午後 3時31分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...