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平成29年第2回定例会(第3日目) 名簿 開催日: 2017-06-13
平成29年第2回定例会(第3日目)  本文 開催日: 2017-06-13

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  1. 小松市議会 2017-06-13
    平成29年第2回定例会(第3日目)  本文 開催日: 2017-06-13


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午前 9時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(梅田利和君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 2 ◯議長(梅田利和君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政     一般質問 3 ◯議長(梅田利和君) 日程第1、市長提出議案第33号 平成29年度小松市一般会計補正予算(第1号)外16件及び報告第2号外9件を一括して議題といたします。  これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  ───────── ◇ ─────────
       ◇ 出 戸 清 克 君 4 ◯議長(梅田利和君) 出戸清克君。    〔12番 出戸清克君登壇〕 5 ◯12番(出戸清克君) おはようございます。  平成29年第2回6月議会に議長の許可を得ましたので、通告に従い、公立小松大学及びフローラルこまつ2020に関する事項について質問をさせていただきます。  初めに、大きな期待と関心が寄せられております南加賀で初めての公立四年制小松大学の開学についてお尋ねをいたします。  来春開学に向けての学生募集や学園のPR活動は、認可されるのが8月末のため表立っての活動が制約され、御苦労があると推察いたしております。  3学部4学科で定員240名に対して、受験学生を何名程度予想されているのでしょうか。  ちなみに、最近開学した公立大学の応募倍率を初年度及び次年度について調べてみました。平成26年度開学の山形県立米沢栄養大学は初年度4.1倍、次年度3.53倍。敦賀市立看護大学は初年度17.86倍、次年度2.6倍。平成28年度開学の山陽小野田市立山口東京理科大学は初年度22.97倍、次年度8.88倍。平成28年度開学の福知山公立大学は2年目のことしは7.72倍。ことし4月開学した長野大学は9.85倍でした。これらのデータから、初年度はかなりのPRや勧誘努力があったように感じますが、次年度以降にどの大学も厳しさがあるように思われます。  また、学生の県内、県外出身比率も大変重要な課題であります。釧路公立大学から沖縄名桜大学までの28校の比率を調べてみますと、県内が40.2%、県外が59.8%であります。この数字から、小松大学では1学年144名の方が県外と予想され、その宿舎が必要となります。  昨日、市長答弁で民間100室の新築情報があるとお聞きしましたが、民間のアパートあるいは下宿を大学事務局であっせんするのか、どのような対処を考えておられるのでしょうか。  空き家利用の考えはいかがでしょう。旧市内にはたくさんの空き家があります。平成24年のデータでございますが、芦城校下で即利用できる空き家が83軒、多少修繕が必要が61軒、稚松校下では即使用できる空き家が89軒、多少修繕が必要が58軒、両校下合わせて291軒になります。学生にお貸ししてもよい家主さんを募り、改修が必要な家屋に対して、学生宿舎設置事業補助金制度をつくり助成するのも一考かと思いますが、いかがでございましょうか。  次に、入学金についてお尋ねをいたします。  小松市在住者は28万2,000円で、そのほかの方は42万3,000円と予定されております。県外の学生から比べれば市内の学生は家より通学ができて費用は倹約できると思いますが、優遇される意図は何でしょうかお聞かせ願います。  次に、学食がないと伺っておりますが、学生の健康管理の面からも、食事は偏らず、バランスよく、きちんととることが大切でございます。学校周辺でお弁当の自由販売を許可し、近くでの食事をとれる場所での提供が必要と考えますが、いかがでございましょうか。  次に、フローラルこまつ2020について質問をいたします。  せんだって先日、6月10日、第28回全国「みどりの愛護」のつどいが石川県で初めての開催が、皇太子殿下をお迎えしての式典がございました。目的は、「広く都市緑化意識の高揚を図り、緑豊かな潤いのある住みよい環境づくりを推進するとともに、緑を守り育てる国民運動を積極的に推進する」ということをうたわれております。  席上、これまでの活動が評価され、国土交通大臣表彰に、木場潟フローラの会、日用苔の里整備推進協議会の2団体が、知事表彰には、みどりのこまつスクスク会、おおかわの会、大杉谷川をよみがえらせる会の3団体が表彰されました。活動に敬意を表するとともに、多くの活動する小松市民の励みとなりました。  そこで、フローラルこまつ2020では、第1期プランは2013年度から2016年でした。2年前の2015年は全国植樹祭で大変大きな盛り上がりがあり、各町内会や緑の少年団が活動を継続し、喜ばしい限りでございます。  今回、第2期プランは、「自然」「文化」「暮らし」の3つの重点テーマと8つのアクションプログラムがございます。全市挙げての活動で、さらにおもてなしの小松を全国にアピールすることに大いに共感するものでございます。具体的な活動とスケジュールをお示しください。  次に、環境保全について質問をいたします。  平成25年3月議会で松枯れについて質問いたしましたが、その松枯れはいまだとまらず、毎年2,000本が処理されているそうでございます。  土壌肥料学の権威である石川県立大学客員名誉教授長谷川和久先生と福山先生の研究で、松枯れが進行している片山津ゴルフ場近くのさざ波海岸で、1平方キロメートルのところを10区画に分けて、各種有機、無機質の資材を表面施肥することにより、樹勢や表面土壌の理化学、生物性がどのように改良されるか、3年間の調査研究の結果が出ました。  研究の成果として、一つには酸性雨被害の軽減、もう一つには土の空気の通り、水の透水性の改良、3番目として樹勢の回復、持続的な養分供給の3点を中心に、化学肥料ではなく石川県内産の貝の化石粉、珪藻土にグリーンビズ、河北潟牛ふんの堆肥など、今まで未利用、廃棄性の地域資源を土に還元利用し、健康な木、健康な土づくりが完成したことを発表されております。  加えて、植樹祭を契機に人々の緑化、環境維持への関心、啓蒙及び関係のものづくり、文化の発展が加速することを期待したいと結んでおられます。  枯れた木々は最低限補わなければ数年で坊主となり、あっという間に砂漠化になっていきます。  石川県が環境保全キャンペーン、いしかわグリーンウェイブの一環として苗木のスクールステイ事業、これを粟津小学校で行い、クヌギやコナラ40本の育て方を県の職員が指導されたとの新聞報道がありました。  小松市も独自で他の学校や町内会、各種団体、企業にも苗木を支給して育て、一定の大きさに育ったものを必要な場所に植樹してはいかがでしょうか、御見解をお聞かせください。  これで私の質問終わります。 6 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 7 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。  出戸議員からの御質問につきまして、私からは2番目のフローラルこまつについてお話しをさせていただきます。  2年前の全国植樹祭の話もしていただきました。その植樹祭を目標に、小松のまちも一段と華やいだまちになったというふうに思っておりまして、市民の皆さん方の本当に大いなる活動に感謝申し上げたいと思います。  植樹祭当日、天皇皇后両陛下におかれましては種まきもしていただきました。その育った苗木を今、学校、そしてまた御希望のいろんな団体にお分けをし、お育てをいただいております。この木がそれぞれまた大きくなって、また緑いっぱいになり、また花をつけ、次の世代に2年前の全国植樹祭のこのよき思い出が伝わっていくことを願っている一人でございます。  その後も大変花いっぱい運動に御協力いただきまして、まさにフローラルなまちになってまいりました。街角、道路の交差点にも多くの花壇がありまして、花木が植えられ、また花いっぱいの花壇がたくさんあるということは本当にうれしく存じ上げているわけでございます。  こんなふうにきれいなまちにしていく、花いっぱいにしていくということは、やはり花イコール命でありまして、特に子供たちにとりまして花を育てることの意義、それを大切にしていきたいなということで各学校にもお願いしているところでありますし、きれいなまちというのは犯罪が少ないということは、これは科学的に立証されているわけでございまして、おかげさまでこういった皆さん方美化ピカ隊だとか、それからごみの集積所もそうでございますし、こういった花壇もそうでございます。こういったことがどんどん広がってきていることが、小松のまちは犯罪の少ない安心したまちになってきているということだろうと思っております。  数年前と比べますと軽犯罪も10分の1以下になっているということでありまして、これもそれぞれの皆さん方の一つ一つの小さな積み重ねが安心なまちになってくるということを、もう一度しっかりと私どもも頭に入れ、心に入れて、一緒に取り組んでいきたいなと思っております。  第1期は2013年8月に行いまして、30年後に北陸で一番香しい花のまちにするんだと、そういうテーマを設けさせていただきましたが、最初は皆さん、びっくりされていました。でも、それが一番大事なんだろうというふうに思っております。  きょうの新聞にも、小松の緑、花に対するいろんな記事が出ておりまして、思わずにっこりしたわけでございますが、日用の苔の里にもきのうも私どもと交流がございますスウェーデンの人たちが来て、本格的にもっとコケ庭を伝えたい。そのコケ庭よりも、こういうふうに自然にずっと守ってきている人々の思い、これは真子内親王殿下が歌会始で詠んでいただいた歌と同じでありまして、この人々の思い、その哲学を伝えたいと、こういうことでございまして、まさに私どもが今進めていることと、これがヨーロッパの北欧の人たちにもやはり通じたということは、これがやはり地球全体の平和につながってくるんだろうと思っております。  そのほか、木場潟にはユリ科でアリウム・ギガンチウム、これは紫色の多年生の花ですが、これもまた咲き誇ってきているということ。それから、もう二十数年前からやっております花菖蒲まつり、これももうこの季節には市民の皆さん方がやはりこぞって家族連れで行かれているということでありまして、こういったことがやはり未来に大きな美しいまちになってくるんだろうというふうに思っております。  議員おっしゃったように、先週の土曜日、皇太子殿下御臨席のもと、第28回「みどりの愛護」のつどいがございまして私も出席させていただきました。皇太子殿下が木を植えられた。山桜の木を植えておられましたが、この木がまた毎年美しい花と、そして緑を醸し出してくれるんだろうと思いますと、本当に将来が楽しみであります。  多くの小松市のいろんな団体も表彰を受けたわけでございまして、小松市は大変たくさんの市民団体が活動しておりますので、これは全てということになかなかいかなかったことは本当に申しわけないなと思っておりますが、私どもはこのフローラルこまつの中でコンクール大会も開いておりますので、さらにそれがレベルを上げるように進めていきたいなと思っております。  このフローラルこまつの表彰制度でございますが、私どもは日本の中で花づくりにかけては両横綱と言ったら言葉は語弊あるかもしれませんが大変すばらしい人たち2人に御指導を仰いでいます。もちろん県内、市内の造園組合も含めて当然でございますが、このお二人はNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」だとか「プロジェクトX」だとか、そんなところに出演された方でございまして、いわゆる超一流でございます。  先日は日本花の会の研究員の樹木医、和田博幸さんが桜を通じたまちづくりを、これを何十年前からやっていると。その中の一つに2000年前からある山梨県にあります山高神代桜、これを蘇生させたということを中心にまたいろいろ出ておりましたし、それから今、浜松市のほうにフラワーパークをつくり直されました。そして、栃木県の足利市のフラワーパークも立派な藤の花いっぱいになっておりまして、これを仕掛けられたのは私どものやはり御指導いただいている樹木医の塚本こなみさんであります。  こういった大変著名な方に恵まれておりまして、こういう人たちに小松のまちの方向性をどうしていくんだと。そしてまた、表彰制度の審査員にも加わっていただいていまして、やはりどんどんレベルを上げていくということだろうというふうに思っております。  そういったこの和田博幸さん、日本花の会の研究員でございますが、この人たちにも入っていただいて、そしてフローラルこまつの会員の人たちとつくりましたのが第2期のフローラルこまつでございます。今年度をスタートといたしまして2020年を目標に進めていきたいと思っております。  第1期では推進団体、個人会員、そしてまた花壇の面積、桜の植樹の本数、もう全て合格点をクリアできました。また、さまざまな花の講習会もたくさん開催いたしておりまして、これをさらに飛躍をさせていく、躍動させていくということが今回の大きなテーマでございます。  特にその中でも、もっと子供たちに楽しんでもらおう、またシニアの皆さん方も花を大切にするということの中からいろんな昔を思い出されて、また新しい仲間ができてくるんだろうと思っておりまして、これは今、花育──花を育てるというのが一つの教育のテーマになっておりまして、その中から出てきましたのが花楽校というものを私どもも提唱しております。昨年まで43校が開校されまして、これもやはり倍ぐらいにしていきたいなとか、それからオープンガーデンというものを本格的に始めておりまして、ことしは22の個人会員とあと公共施設ですね。これも加わりましたが、これもやはり倍増していきたいというふうに思っておりまして、花を見に小松へ行くんだと。それも、冬はちょっと厳しいかもしれませんが、それ以外の季節はさまざまな季節に応じたものをやはり多くやっていきたいなと思っております。  そして、ここへ行くと珍しいものがあるねということも大事なんだろうと思います。ベルギーのビルボールド市との交流の中で、お互いの庭園を交換し合いました。ベルギーのバラ、これは大変花の数がすごいというのと、色がすごいですね。そして、あんまり背が高くならないということから大変密集したいい形になっておりまして、これを中心にして末広運動公園をもっとバラいっぱいにしようじゃないかということで、今、施設管理公社が取り組んでいただいております。そういうふうに、これからバラを見るなら小松のバラだというふうな方向にきっとなるということを御期待いただきたいなと思います。  ちょうど春になりますと、桜を初めとしてさまざまな花を見るバスツアーだとかいうのがたくさん出ておりますよね。それから、ヨーロッパへ行きますとやっぱりこういった花もまた見るということも一つの楽しみになっております。こういったことがこれからの新しい観光、グリーンツーリズムという言葉がありますが、フラワーツーリズムといいますか、そんなことが広がってくるまち、これが小松だというふうに思ってください。  ちょうど2020年は東京オリンピック・パラリンピックであります。その目標の年度もちょうど私は、小松市にとっても、日本にとっても大事な時期でありますし、東京オリンピックの年度にはインバウンドの人たちは4,000万人という数字を国のほうは今試算されておられますので、今までと違う人たち、外国の人たちも、そしてそれに応じて日本のいろんな人たちもこちらへ来てくれるんだろうと、そんなふうに思っております。  細かいさまざまな提案につきましては、第2期のプランもごらんいただいていると思いますので割愛をさせていただきますが、これからも小松市の一番の基本であります市民、企業、学校、各種団体、そういった人たちがこぞって市民、ともにつくり上げる共創のまちでこの花というものを彩りを見せていきたいなと思います。  ぜひ議員各位におかれましても、それぞれのお庭を、またそれぞれの町の中で一つ二つ、大いなる展開をしていただくことを重ねてお願い申し上げまして、私からの答弁といたします。 8 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部担当部長、早松利男君。    〔総合政策部担当部長 早松利男君登壇〕 9 ◯総合政策部担当部長(早松利男君) 続いて私からは、公立小松大学についての御質問にお答えさせていただきます。  最初に、受験者数の見込みはどうかということでございます。  公立小松大学は、3学部4学科で構成しまして、入学定員は各学部80名、1学年240名を予定いたしております。  全国の公立大学の志願倍率を見てみますと平均6.4倍という状況でありまして、このうち過去5年間に開学した公立大学の初年度の状況につきましては、先ほど議員からも詳細にお話しいただいたとおりでございますが、平均として15倍程度となっております。この志願者数は、各大学の学部構成や地域によってもかなり異なりますので、公立小松大学におきましては初年度の志願倍率を現在のところ10倍程度と見込んでいるものでございます。  また、学生の県内、県外の比率につきましては、これも全国の公立大学の状況によれば県内が約4割に対して県外が約6割、4対6という状況でございます。その一方で、看護系の学部は県内の出身者が多いという傾向もございます。したがって、保健医療学部を擁する公立小松大学では定員240名のうち約半数が県外出身者と想定しておりまして、1年目の宿舎の需要は100室余りでないかなと考えております。  この学生の宿舎についてでありますが、まず現在の小松短期大学の学生寮全40室ございます。これを公立小松大学でも引き続き使用、提供する予定でございます。また、市の空き家・空き室バンク、現在131室が登録されていると聞いておりますが、このバンクに登録されております物件につきましても学生への円滑な情報提供に努めてまいります。さらに、ことし1月に実施いたしました中心市街地の33町内2,686世帯、これを対象としました下宿登録の意向調査というものがございます。この調査結果によりますと11名の所有者の方から部屋数にして約30室程度と考えておりますが、下宿等への貸し出しの意向をいただいております。そのほか、周辺のアパートの空き室、あるいは学生を受け入れる意向のあるアパート等も考慮しますと、これらにより100室余りという当面の宿舎の需要には対応できるものと考えております。  いずれにいたしましても、民間アパート等の物件情報を大学側に提供していただきまして、それらをまた学生にわかりやすく紹介するということによりまして、地域との連携で多くの学生が町なかに居住し、まちの活性化にもつながるよう期待しているものでございます。  なお、議員から学生宿舎の設置に対する補助制度を設けたらどうかという御提案をいただいておりますが、まずは当面、今ほど申し上げましたようなさまざまな動向を見きわめながら、現行の改修補助制度や空き家、空き室の情報提供に努めていきたいと考えております。  続きまして、学生食堂についてでございます。  粟津キャンパス末広キャンパスには学生食堂を設置し、市民の方々にも利用していただけるようにしていく予定であります。一方、中央キャンパスは駅に隣接するという絶好の立地条件でもあります。キャンパス内には学生食堂は設置いたしませんが、同じビル、(仮称)小松駅南ブロック複合施設の1階にはブックカフェも入居する予定でございます。もちろん学生も利用できることとなります。また、駅周辺を初めとする中心商店街の飲食店の方々に学生向けサービスの提供をお願いするなど、学生がまちに出向き、町なかで食事することによりましてにぎわいの創出が図られることを期待しているものでございます。  最後に、入学金についてであります。  入学金につきましては、市民税などを負担していただいている市内の方々に考慮しまして、市内の学生は28万2,000円、その他の学生は42万3,000円といたしております。なお、県内には公立大学石川県立大学石川県立看護大学、金沢美術工芸大学、これらの3校がありますが、県内の各公立大学におきましても同様の措置がなされているものでございます。御理解いただきますようお願いいたします。  以上でございます。 10 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、土屋恒久君。    〔環境共生部長 土屋恒久君登壇〕 11 ◯環境共生部長(土屋恒久君) それでは、出戸議員の質問に関しまして、大項目3、環境保全につきまして、松枯れ対策と本市における植樹につきまして御回答させていただきます。  本市の松くい虫の被害につきましては、昭和40年代より発生いたしまして、昭和63年度にピークのほうを迎えてございます。その後、さまざまな防除対策のほうを行いまして、平成28年度にはピーク時の10分の1程度まで被害が減少しているというところでございます。  また、平成26年6月より、小松市が管理する日末町の海岸林では、県内企業と石川県立大学のほうが共同で緑化資材やその他土壌改良材4種類を散布いたしまして、松枯れ対策の実証実験を行いまして、松の健全な育成に効果があったというふうな報告のほうを受けてございます。  松の植樹に関しまして、直近5カ年におきましては、松くい虫に強い抵抗性のあるクロマツ、こちらのほう約1万6,000本を海岸の松林に、また地元企業等が里山森林整備の一環といたしまして抵抗性のアカマツ約1,000本を植樹のほうを行ってございます。  今後も抵抗性のクロマツやアカマツの植樹のほうを行いまして、松林の再生や機能回復を市民共創で図っていきたいというふうに考えてございます。  また、本市における植樹活動の取り組みに関しましては、第66回全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお手まきになりましたアテや山桜の苗木を、本年の5月より順次、小学校や公共施設等への配布を行ってございます。  このほか、緑の募金の出発式などのイベントには低木の苗木を配布しております。加えまして、町内会や各種団体へは30年先の未来に向けまして桜の苗木のほうを配布してございます。  今後も花と緑あふれる美しいまちづくりを市民総参加で推進いたしまして、企業の森づくり事業とも連携しながら、地域の特性に応じた植樹活動に取り組みたいというふうに考えてございます。  以上です。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 橋 本 米 子 君 12 ◯議長(梅田利和君) 橋本米子君。    〔17番 橋本米子君登壇〕 13 ◯17番(橋本米子君) おはようございます。  初めに一言申し上げたいと思います。今回の市長選挙では和田市長が当選されました。今後とも市民の暮らし・福祉充実のために頑張っていただけますようよろしくお願いいたします。  さて、私は今6月議会に当たりまして大きく2点について質問いたします。  初めに、小松市教育行政についてであります。  道徳の教科化をめぐっては、2011年、大津市の男子中学生のいじめ自殺をきっかけに、国の教育再生実行会議が2013年2月に提言をいたしました。教科化をめぐっては価値観の押しつけになるのではないかなどの反対意見もある中、文部科学省は2015年3月に、小中学校の学習指導要領を一部改め、特別の教科と位置づけました。これにより小学校は2018年度、来年度から、また中学校では2019年度から教科書を使って評価も行う正式な教科となり、これによって戦後初めての道徳教科書の検定も行われました。  検定では、文科省が学習指導要領に照らして、扱いが不適切と指摘すると「パン屋」が「和菓子屋」に変更したり、「消防団のおじさん」を「おじいさん」というタイトルに変更したと話題になりました。  今回の道徳科の導入に当たって、学習指導要領の改訂では、道徳教育の目標と道徳科の目標を「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養う」としていますが、これまでの週1回の道徳の時間から、特別の教科 道徳へ変更されたのは何がどう変わったのでしょうか。特別の教科 道徳の導入に当たっての背景と狙いについてお尋ねをいたします。  次に、この道徳については、正式な教科ですので評価が求められます。道徳科の評価について、私は1点目には子供の道徳性を育むためにどう評価がされていくかということです。まず、先生が子供を肯定的に評価されるかということです。2点目には、数値評価はあるのでしょうか。3点目には、児童生徒の道徳性の成長の評価は慎重に行うことが大切と思います。  日ごろ、先生方は忙しくて、子供たちとの触れ合いが少なくなっているとよくお聞きいたします。この道徳科の評価方法についてお尋ねをいたします。  また、道徳科の教科書導入に当たって、教科書の展示会もされるとお聞きしております。この教科書展示会の日程内容について、また各会場では参加者が記入できる意見用紙も置かれてあるのでしょうかお尋ねをいたします。  次に、学校給食費の保護者負担の軽減についてであります。  先日、市内で子育て中の若いお母さん方の会合があって、私も折よく参加できました。小学校、中学校の児童生徒を持つお母さん方の願いの中には、「子供の医療費の無料化は本当に助かっています。安心して子育てができる」ととても好評でした。  そしてその次には、「子供が小学校に入ると教育費がとてもかかる。給料がふえていかない中で学校給食費が安くならないか」という願いでした。現在、小松市の給食費の現状は、小学校では1食当たり273円で、1カ月20食では5,460円、1年間では5万1,900円になります。また、中学校では1食当たり338円で、これも1カ月20食で6,760円、1年間では6万3,900円ともなり、家計に大きく占めております。
     これも別のお母さんですが「学校給食費が最近引き上げられて、中学校では1カ月に6,000円もします。毎月払うと負担がとても大きいのです」との声でした。  成長期の子供にとって食事は大切で、家庭の食事だけではなく、学校の給食は教育的役割として成長に必要な献立が組まれております。また、学校給食は成長期の子供たちにとって、体の成長のエネルギー源とともに、精神的にも豊かさを与えてくれていると思います。  そこで、今、全国的に学校給食費の保護者負担に対して、全額助成して無償化にしているところ、また一部負担の助成を行っている自治体が広がっております。調べてみますと、全額補助と一部補助の自治体を合わせると全1,741市町村のうち少なくとも417市町村あることがわかりました。約24%の自治体が何らかの助成をしていることになります。  県内でも中能登町は平成28年、昨年4月から第2子以降の給食費を無料にしました。お隣の加賀市も同じく昨年の4月から18歳未満の子供が3人以上いる世帯の第3子以降を給食費無料にしております。  学校給食費の補助、助成は若い世代の定住や転入にも効果が期待されております。  子供の貧困率は16.3%であり、子供の6人に1人が相対的貧困状態という深刻な状況の中、学校給食費の教育的役割とあわせ、子育て支援策としても学校給食の保護者負担の軽減に取り組みを求めたいと思いますが、御見解をお尋ねいたします。  教育行政の3点目は、教職員の超過勤務時間の改善についてであります。  子供たちに豊かな教育をと夢いっぱいで臨んだ学校現場における業務見直しと教職員の過労死等防止対策が、今、全国的にも喫緊の課題となっております。  24歳の女性労働者を過労自殺に追い込んだ広告代理店電通の異常な働かせ方の実態が明らかになりました。そして、県内では昨年1月に、野々市市の小学校の教員が数カ月間100時間前後の残業を続け、勤務中に倒れ、その後亡くなられたことで、多くのマスコミで教職員の長時間労働が取り上げられております。  私はこれは野々市市の小学校の問題だけではなく、県内でも、また小松市内でも同じようなことが起きないように、学校現場における労働実態と過労死等の防止対策について伺っていきたいと思います。  ことし5月13日には、教員の働き方を問い直す研究者の方が、時間外勤務が想定されず、残業代が支払われない公立学校の教員の勤務制度を改め、時間外労働の上限規制を設けるよう政府に求めた新聞報道がありました。その会見には、亡くなられた小学校の教員の夫の方も同席され、労働時間の把握をしっかりしてほしいと訴えられております。  実際には、現状では教職員の勤務実態を調べようにも記録というものがあるでしょうか。改善を図ろうとしても勤務実態がはっきりしていなければ改善策が定まりません。  国のほうでも働き方改革の議論がされていますが、県議会では県内の教職員の勤務実態調査に乗り出されております。小松市内でも教職員の方から月80時間の過労死ラインの勤務時間があるとお聞きしております。教職員の勤務時間の実態調査は現在どのように進められているのでしょうか。また、その結果報告はどのようにされることになるのでしょうかお尋ねをいたします。  あわせて、勤務時間の実態を調べる方法として、現場の忙しい教師の個人管理では到底できないと思います。野々市市では、今年度4月からタイムレコーダーが導入されました。私は、勤務時間の把握にはタイムレコーダーの設置も一案だと思いますので、ぜひ御検討をしていただきたいと思います。  以上、教育長の御見解をお尋ねいたします。  次に、粟津駅周辺整備についてであります。  私は特に、粟津駅周辺に駐車場整備ができないかと思います。  この間、粟津駅周辺整備に関しては粟津駅周辺を考える会が以前から地元中心に活動されてきました。その後、粟津駅の橋上化構想の調査がされたり、粟津駅周辺整備促進協議会も設立されました。この促進協議会では、粟津駅周辺整備では小松南部の玄関口としてふさわしいにぎわい、交流拠点づくりを目指した整備を行うことを決め、そして粟津駅周辺整備に関するアンケート調査も行われてきました。その後、粟津駅西地区土地区画整理組合が設立され、現在、粟津駅西土地区画整理事業が進められております。  先日、私は金沢駅前の催しに人を乗せていく機会がありました。金沢駅近くで駐車場を探すのも大変で、JRを利用することにしましたが、粟津駅前に長時間車をとめておく駐車場がありません。駅前には7台の市営駐車場がありますが、そこは駅利用者の送迎用のみで、長時間駐車はできません。結局、小松駅周辺に車を駐車しなければならず、粟津駅の利用にはなりませんでした。  また、串校下の知人は、福井方面に用があって粟津駅で乗車したかったが駐車場がなく、結局、串町の自宅から粟津駅まで夫婦で徒歩で往復して大変疲れたとも言われていました。  粟津駅周辺に駐車場を整備してほしいという声はこれだけではありません。  昨年5月に開かれた粟津駅周辺整備計画について、近隣の町内会長さんや議員の意見交換会でも多くの町内会長さんから駅周辺に市営駐車場を求める声がありました。  郊外型の大型店イオンの出店に伴って、既存型の粟津駅前商店街の活性化及びコミュニティを存続させるためにも、またJR粟津駅の乗客利用者をふやすためにも、粟津駅周辺に市営駐車場が一刻も早く望まれると思いますが、市長の御見解をお尋ねいたします。  また、今回の6月議会には粟津駅周辺自転車駐車場の整備に伴って名称変更の条例案も出されております。粟津駅東第1の自転車駐車場は天井の整備で明るくなりました。粟津駅東第2自転車駐車場も雨よけ屋根が設置されましたので整理整頓されていくと思います。しかし、蓑輪八幡神社横の自転車駐車場は100台の収容台数と言われておりますが、雨よけ屋根も区切りも設置されておらず、野ざらしでどこまでが市営自転車駐車場かわからず、整備されておりません。条例化されるこの機会に、利用者のマナーをよくするためにも、雨よけ屋根などの整備が必要と思います。  あわせて市営自転車駐車場ではありませんが、蓑輪八幡神社横の細い通路に置かれてある自転車整備対策についても考えておられるでしょうかお尋ねをいたします。  以上であります。 14 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。    〔教育長 石黒和彦君登壇〕 15 ◯教育長(石黒和彦君) 特別の教科 道徳の導入についての御質問にお答えをいたします。  その導入の背景と狙いということでございます。  橋本議員御指摘のとおりでございまして、道徳の特別の教科化の発端になりましたものは平成25年2月に出されました教育再生実行会議の第一次提言「いじめ問題等への対応について」というふうに捉えております。  そして、いじめ未然防止に向けて第一に挙げられましたことは「心と体の調和の取れた人間の育成に社会全体で取り組む。道徳を新たな枠組みによって教科化し、人間性に深く迫る教育を行う」ということでございます。また、提言では「子どもが命の尊さを知り、自己肯定感を高め、他者への思いやり、規範意識、責任感などの人間性・社会性を育むことができるように、道徳の教材を充実することとともに、道徳の特性を踏まえた新たな枠組みにより教科化し、指導内容を充実し、効果的な指導方法を明確化する」ことなどが示されております。  特別の教科 道徳は平成30年4月1日から小中学校で全面実施されますが、この特別の教科 道徳に求められますことは、何よりも考える道徳であるということでございまして、そして議論する道徳ということでございます。子供たちが道徳的な価値とかかわり、自分が今どういう状態にあるのか、自分にはどういうことができるのかというようなことを日常生活とかかわらせながら学んでいけるような力をしっかりと育んでいきたいというふうに願っております。  また、小松市では小松市の歴史文化といった小松市の郷土文化といいますか根差したものを題材にした独自の道徳教材を現在作成しておりまして来年度より活用していく予定でございます。子供たちに小松市民の一員としての自覚を深め、伝統文化を尊重する心を育んでいきたいと思っております。  次に、評価方法についてでございます。  数値による評価ではございません。記述式として児童生徒一人一人のよさを認め、伸ばし、道徳的な成長を促す評価となります。橋本議員おっしゃるとおり、肯定的な評価ということでございます。そのためには、児童生徒の作文やノート、ワークシート、質問紙、授業内外の発言や行動の観察、面接などさまざまな方法で資料を収集することが大事になってくると考えております。  また、児童生徒が学習活動に取り組む中で思考し、判断し、表現するプロセスを評価するパフォーマンス評価、さらには道徳への意欲、関心、態度に関しましては児童生徒の自己評価も尊重しなければならないというふうに考えております。  児童生徒の道徳性は一人一人さまざまに変容し、成長していくものでございまして、時、場所、状況などで変化するものだと理解をしております。多面的、継続的に把握し、総合的に評価していくことが必要でございますし、成長を見守り、努力を認め、励まし、さらに課題を明確にしながら意欲的に取り組めるような評価となることを願っております。  それから、教科書展示会の日程内容についてでございますが、展示会の期間は6月16日金曜日から6月29日木曜日の2週間でございます。場所は、小松市立図書館、南部図書館、そして小松教育事務所の3会場となります。各会場には8社全ての教科書が展示され、閲覧された方々の御意見をいただくための意見用紙が置かれてあります。  それから、(2)学校給食費の保護者負担の軽減についての御質問にお答えをいたします。  小松市立小中学校の年間190食の給食は、新鮮さ、おいしさ、食育等の視点から、できるだけ地元の食材、旬のものを使用しながら、自校調理方式で提供されております。  給食費は、議員がおっしゃったとおり1食当たり小学生は273円、中学生は338円を保護者に納めていただいております。しかし、経済的な支援が必要とされる御家庭に対しましては、就学援助制度によりまして給食費を全額支給をしております。平成28年度の就学援助の割合は、年間総額約5億5,800万円となる給食費のうち約1割というふうになっています。就学援助制度につきましては、その周知と勧奨に努め、今後も援助が必要とされる御家庭への支援を続けてまいります。  学校給食につきましては、今後も健康、食文化、食生活の理解、継承等、食育の視点から、そして何よりも安全・安心で新鮮さやおいしさを重視した質の高い給食を児童生徒に提供していきたいと考えております。  保護者の皆様方には給食費について今までどおりの御負担をお願いしていくつもりでございます。御理解のほどよろしくお願いをいたします。  それから、最後になりますが(3)番、教職員の超過勤務時間の改善についてという御質問にお答えをいたします。  勤務時間の調査、把握についてですが、県立学校では勤務時間について今年度より統一した記録用紙で調査、報告を実施しております。市町立学校におきましても同様の様式で調査を実施し、石川県教育委員会に年4回報告することとなっております。  タイムレコーダーの設置についてでございますが、設置によりまして正確な時刻の把握を行うことができますが、勤務時間調査の第一の目的は業務が改善され、長時間労働の解消を図ることと捉えておりまして、教員自身がそれぞれの勤務にかかわる時刻を記録することにより働き方を振り返り、その意識改革を図り、働き方について考えていくことが大事であり必要だと考えます。  勤務時間につきましては、今調査を行っているところでございますが、市としても実態把握と分析をしっかりと行いながら、働き方改革を積極的に推進してまいりたいと思います。  以上でございます。 16 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 17 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 私からは、粟津駅周辺整備について2点の御質問についてお答えさせていただきます。  1点目の粟津駅周辺の駐車場整備についてでございます。  現状の粟津駅周辺の駐車場の状況でございますが、粟津駅の東側では公共駐車場につきましては駅送迎用7台、民間駐車場につきましてはコインパーキングである時間制駐車場が1カ所で50台、月決め駐車場が12カ所で192台の分があります。  粟津駅周辺の整備状況でございますけれども、粟津駅西土地区画整理事業につきましては、保留地販売が6月末現在で全27区画完売予定となっておりまして、住宅立地状況につきましては保留地27区画のうち18区画が建築済みとなっており、そのほか2区画が建築中であります。今後は平成30年3月には区画整理組合が解散し、事業の完了を予定しております。  市道粟津駅西側線につきましては、今年度中の完成を目指しておりまして、公立小松大学につきましては粟津キャンパスが2019年の秋ごろ開校予定となっております。  また、粟津駅西側の未利用地につきましては、PPP、PFIなど民間の土地活用を誘導する手法も含めた活用を検討しているところでございます。  今後、現状においても粟津駅周辺についてはそれなりの駐車場があります。これまで行ってきました粟津駅周辺整備とか西側の未利用地の活用によります粟津駅の乗降客数の増加と周辺駐車場の稼働状況を見ながら、民間の不動産動向も注視していきたいというふうに考えております。  続きまして、2点目の蓑輪八幡神社横の自転車駐車場に雨よけの屋根の整備についてでございますが、現状といたしまして粟津駅東エリアには3カ所の駐輪場があります。総収容台数は568台でございます。利用状況につきましては、おおむね3カ所とも平常時には満車となっておりまして、主に市内高校生の通学用に利用されております。  駅の北側に隣接しております粟津駅東第1自転車駐車場につきましては、平成28年度に屋根の改修、LED照明、再塗装などのリニューアル工事を終えておりまして、駅南東側の市道沿いにある粟津駅第2自転車駐車場につきましては、平成27年度に屋根つき駐輪場に全面改修を終えております。  蓑輪八幡神社横の粟津駅東第3自転車駐車場につきましては、市有地に最大100台収容が可能でありますが、屋根がついていないため利用者、自転車ともども雨や雪などにさらされているところでございます。利用状況につきましては良好でありまして、平日の晴天時はおおむね満車となっている状況でございます。  今後の予定でございます。まずは粟津駅周辺の中で余裕のある自転車駐車場への誘導等を行うとともに、自転車駐車場の利用状況を確認したいというふうに思っております。周辺町内会にも意見を聞きたいというふうにも考えているところでございます。  駐車禁止区域の自転車の駐車につきましては、マナー向上の啓発活動に努めていきたいというふうに考えております。  何とぞ御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 18 ◯議長(梅田利和君) 橋本米子君。 19 ◯17番(橋本米子君) 再質問させていただきたいと思います。2点であります。  1点目は、教職員の方の働き方改革ということで、今、調べて県教育委員会に年4回報告することになっている、そういうふうな答弁がありましたが、この長時間労働についてはとても市民的に関心が大きいと思います。それで、この調査結果、それは市民に公表されるということになっているのでしょうか。ちょっとそこの辺のことをお聞きしたいと思います。  それから2点目については、先ほどの蓑輪町の八幡神社横の駐車場なんですが、そんなに予算もつかないと思うし、せっかく自転車駐車場として条例化されるんでしたら、それぐらいはしっかりとつけて条例化すべきじゃなかったかなって私は思います。  また、そのことは委員会もありますので、私は今度、経済ですので、また委員会でも求めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 20 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 21 ◯教育長(石黒和彦君) 教職員の働き方の実態の報告ということでございます。  先ほど申しましたとおり、年間4回ということですので、7月の後、大体の状況の把握ができるかなと思っております。その状況の把握、それから検証が終わりましたら、報告という形で改善策を含めてその方向性を示していかなければならないというふうに思っております。  以上です。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 灰 田 昌 典 君 22 ◯議長(梅田利和君) 灰田昌典君。    〔22番 灰田昌典君登壇〕 23 ◯22番(灰田昌典君) 平成29年第2回、和田市長には市長就任3期目としての初の市議会定例会において質問の機会を得ましたので、環境共生部に的を絞って2項目について質問しますので、市長並びに農林水産省から着任されました土屋環境共生部長に質問しますので、明快な答弁をよろしくお願いいたします。  市長には引き続き4年間、祖父の初代小松市長、和田傳四郎氏から贈られたと言われる人生訓「一視同仁」の心で、すなわち全ての人々に多少の意見の相違があろうとも、同じように思いやりの心を持って接しられ、また市長がよく使う言葉「やさしい」。そのやさしい心で、思いやり、やさしさ、そして大きな心でオール市民に対応していただくことを願うものであります。  また、市長の政治信条でありますスピード感を持って市政運営に当たることは大いに歓迎するものでありますが、そのスピードが余りにも速過ぎて、市職員や議会がついていけなくて、根回しが足りない、拙速であるということも時としてあるのであります。  市と議会がお互いに緊張感を持って切磋琢磨しながら、市民の信頼と負託に応えながら、北陸唯一際立ったまち小松を目指して、着実な早足でともに歩もうではありませんか。  さて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、先月末には開催経費をめぐり、国と大会組織委員会、東京都、都外の開催自治体間の負担協議はまだ残ってはいますが、本格的な準備体制が徐々に整えられてきております。  この東京オリンピック・パラリンピックを日本に招聘し、現在、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長として、病に冒されながらも東京オリンピック・パラリンピック競技大会を成功させようと大変な御尽力をなさっておられます森元内閣総理大臣に心から敬意を表するものであります。  また、市長にはニュージーランド、カヌー選手団の事前キャンプ決定など、外国選手団の事前合宿の誘致や地元有望選手の強化合宿等にも努められるとともに、カヌートレーニングセンターの機能強化など、トランポリンを初めスポーツ施設の整備にも尽力されております。  私も2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて地元選手の活躍を心待ちにいたしております。  それでは、1項目めのごみダイエット50%費について質問いたします。  昨年10月に導入されましたごみダイエット袋については、小松市独自のユニークな取り組みとして他市からも注目され、制度導入直後には幾分かの混乱等も見られましたが、現在では市民にかなり浸透してきております。お世話をしていただいている各町内会の役員の皆さんに心から感謝を申し上げる次第であります。  さて、今回の補正予算案では、2年目となる平成29年度上半期のごみダイエット50%費が計上されております。これまでごみダイエット袋は、市で発注、製造、保管等を行うなど担当部署ではかなりの労力を割かれていたようでありますが、今回の説明によれば、事業者が製造、保管、運搬する体制に切りかえ、製造、流通がさらにスピードアップするとのことであります。そして、この流通方法の見直しによって、特に市民にとって具体的に何がどのように変わるのか。協力店の店頭での品切れ等の不安は解消または減少することになるのかお尋ねします。  また、これまでの半年分ごとの予算計上額を見ましても、その時々のごみダイエット袋の在庫数や利用枚数などの前提条件が当然ながら異なりますので、単純に経費比較がしにくいのが実情であります。今回の見直しによって、トータルコストが低減できると言われていますが、市の実質的な経費効果をどの程度見込まれているのかお示しください。  現在、7月からの稼働に向けてごみ焼却施設、(仮称)エコロジーパークこまつ・クリーンセンターの建設が進められています。処理能力は1日当たり110トンで、余熱発電も行う計画でありますが、この処理能力はリサイクルやごみ減量化の進展も見込んだ上で、現在の環境美化センターの処理能力の1日当たり150トンよりも低く設定されたものであります。  予算資料によれば、平成28年度の家庭可燃ごみ量は平成20年度に対し24.6%減少したとされておりますが、この取り組みの事業名はごみダイエット50%費であります。いささか不安を抱くことも事実であります。  確認の意味も込めて、新焼却施設(仮称)エコロジーパークこまつ・クリーンセンターの完成を控え、計画時の目標に対して、これまでのごみダイエットの実績は順調な推移と判断して差し支えないのかお尋ねします。  次に、2項目めの向本折の市営墓地についてであります。  本市の市営墓地としては、向本折町の市営墓地と大変よく整備されている菩提墓地公園があります。このうち向本折町の市営墓地は、墓を新設する余裕スペースのない状態が長く続き、昭和59年度以降、墓地の使用許可は菩提墓地公園のみの対応となっておりました。  今回、無縁墓の整理の進捗に伴い、向本折町の市営墓地についても返還を受けた墓地の一部について計画的に区画を整備した後、使用許可を再開するとお聞きし、高齢化が進展する中、市街地に比較的近い墓地を求める市民の声への対応として大いに歓迎するものであります。その際、市民の関心が高いのは、墓地の永代使用料と区画の大きさや区画数、募集期間などではないかと思います。  今回提出された条例案によれば、永代使用料は1平米当たり17万円で、標準的な大きさの1区画6平米では102万円となっております。この使用料は市内外の墓地の状況等も考慮の上とは思いますが、どのような考え方に基づいて決められたのかお尋ねします。  最近では市民ニーズも多様化してきており、お墓もコンパクトなもので十分であると思われる方もおられる一方で、この際、少しでも余裕のあるものを求める方もおられると思われますので、できる限り柔軟な区画割を期待しております。
     今回、使用を許可しようとする区画の大きさはほぼ画一的なものとなるのか、仮にいろいろな大きさも認められるとすれば最大と最小はそれぞれ何平米程度を想定されているのでしょうか。また、今回の墓地の区画整理は何年計画で、全部で何区画程度の使用許可を予定されているのか、全体計画をお示しください。  一方、無縁墓の整理に伴って、お骨や遺品等が一部埋もれていることも予想されます。それらを丁重に心を込めてお弔いをするためにも、納骨堂など供養のための施設整備の配慮についてどのように考えておられるのかお聞きします。  また、無縁墓地への配慮とは別に、大きな墓に複数の遺骨を埋葬する合葬式墓地についての考え方をお尋ねします。  合葬式墓地のメリット、デメリットはありますけれども、メリットとしてはお墓を引き継ぐ人が要らない。お墓の管理が要らなく、家族などへの将来負担を減らすことができる。お墓よりも費用が安くつくなどが挙げられます。  少子化が進展する中、この合葬式墓地の整備についてもあわせてお聞きいたします。  さて、御承知のとおり、向本折の市営墓地には長い歴史があるゆえ雑然とした感があり、通路の確保すら困難な区域も一部見受けられます。できれば墓地の周囲を緑地帯で囲むような配慮も検討していただけたらと思います。  このように使用許可の再開にあわせて、この際、少しでも環境改善が図られるよう期待して、私の質問を終わります。 24 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 25 ◯市長(和田愼司君) 灰田議員からは2点御質問を賜りまして、私からはごみダイエット50%費につきましてお話しをさせていただきます。  まず、向本折の市営墓地でございます。  室町時代からという言い伝えがございまして、33年ぶりに永代使用の分譲ができるということは大変よかったなと思っております。この7年間、無縁墓の調査もずっとしてまいっておりまして、これも今後継続してまいりますが、一番これから大事なのはやはり通路がないという、議員もおっしゃっておりました。そういった足の場が悪いというところが大変多うございますので、そんなところもぜひ考えながら、時代に合った形にしていきたいなと思っておりますので、また御意見を賜りたいなと思っております。  ごみダイエット費につきまして、昨年10月から新制度が始まりまして8カ月が経過いたしました。この間、大変市民の皆さん方には趣旨を御理解いただき、またさまざまな各町内会の役員の方、またリサイクルリーダーの皆さん方も率先して取り組んでいただいていることを改めて感謝申し上げます。また、大野の焼却場に運ばれます収集業者の皆さん方におかれましても趣旨に賛同いただきまして積極的ないろんな活動をしていただいております。さまざまな方たちの御理解、御協力があってこそのこのごみの処理でございます。  年間約10億円かかっているという話はきのうの議会でも担当部長が御説明したとおりでございまして、ごみをきちっと処理できる、これがやはり先進国としての一つのテーマでありますし、各家庭から、また各事業所から出るごみを減らしていくということもまた先進国の役目であるということが先日の伊勢志摩サミットでもテーマとなりましたし、今、イタリアのほうでのサミットも、また環境大臣の会議においてもそういったテーマが出されておりますので、先進国の仲間としての日本、これがやはりもっとそういったことに積極的にやっていく。私どもも日本の一員でございますので、小松市の市民もぜひ御協力いただくことをお願い申し上げたいと思います。  総じて大変スムーズに今の現状はいっていると思います。当初さまざまな課題がございまして、その課題につきまして一つ一つ耳を傾け、また改善もさせていただいたということは皆さん方も御存じのとおりであります。  この8カ月の間に改善したことは、まず袋の種類を今、45リッター、20リッター、12リッターのもの、間が欲しいということで、LMサイズ、30リッターもつくりました。  今現状、袋の引きかえの比率でございますが、L、45リッターが65%、LM、30リッターが15%、Mサイズ、20リッターが15%、そして一番小さい12リッターのSサイズが5%という比率でございますが、当初、さまざまな予測をしながら量を製造したわけですが、Lのほうが大変よく出たと。この流れは今のところも変わっておりませんが、LM、30リッターにシフトしている人も大変今ふえてきておりまして、これはやはりごみの減量化が各家庭で進んでいるんだなと思っております。  私どもの一番予測が外れたといいますか私どもの力が足りなかった部分は、大型商業モールの工事業者の方だとか、新幹線の工事の方だとか、大変、今ちょうど小松の真ん中あたりにアパートを借りたり家を借りたりしてお住まいになっています。そういった人たちは住民票を持っておられませんので通知は行ってないわけですが、きちっと小松市のルールをやっていこうということで購入をしていただきましたが、そういう意味でちょうど小松市の真ん中あたりの取扱店のところの品切れが一時あったということでございまして、その後はそういったことが起きておりません。現状も大丈夫でございますので、この取扱店につきましても従来スタート時63店を73店にしたとか、そういう改善もさせていただいているわけでございます。  今回の改善、2つございまして、議員がおっしゃったように在庫の管理、これを製造から在庫管理、配送までを民間の業者にお願いをしたいということでございまして、ほぼいろんな流通につきましては安定がしてきました。また、取扱店につきましても73店変わりませんので、それぞれのところも十分周知をしていただいておりますので、全体として民間でできることはお任せをしていくということが1点でございます。  それからもう1点は、引きかえ券でございますが、4人までの名前が列記できることになっておりますが、実は5人以上の御家族の方も結構多うございまして、今、引きかえ券のはがきの枚数が4万9,000枚発行させていただいておりまして、同じ家に2枚着くというところも結構ございます。それを1枚にまとめる。6人まで列記できるようにすることによって1枚化できるということと、御存じのようにはがき代が上がりました。52円から62円に。そんなこともございまして、これは市民からの要望も1枚にまとめてほしいということと、それからはがきの値段が上がったということもありまして、職員が考えたのがこの6人列記ということであります。それで約100万円近く費用も浮くということもございますので、こういったさまざまな改善をやっていく。こんなことがごく普通に職員から出てきているようになったということは大変ありがたいことだと思っております。  全体として今回の新たな中では、中間の製造、配送、この分について民間にお任せするというところが変わっておりまして、市民の皆さん方におかれては一切変わってないということでございますので、どうぞ御安心をなさっていただきたいと思います。  もう1点、今の制度でネックでありますのが最後のいろんなお金の精算の仕方でございまして、Lを買う人、Mを買う人、さまざまいらっしゃいます。このことを最終的に精算をしなくてはいけませんのですが、それが結構手作業であったということであります。そのために市の職員もそういった関係で、その時期になりますと二、三人がまとまって仕事をしているということがございまして、今回、この在庫管理も含めて全て民間にお願いするということで、民間のほうもプロポーザルを受けていただくことがこれから出ると思いますが、そういった人件費だとか、それから先ほどのはがきの直接費だとか含めまして年間で約1,000万円のコスト削減になるというふうに考えております。  全体としては制度全体を揺るがすものではありませんし、冒頭御説明したようにさまざまな改善を織り込みながらこうやってやってきておりますので、これからも引き続き改善ということを考えながら、これは市民の皆さんにとって使い勝手がいい、また中間のいろんなさまざまにやっていただいている人も便利になると。コストが削減できると。そして、何よりもごみの量が減っていくというこの3つの方針でこれからも進めてまいりたいと思っております。  今、リサイクル率も相当上がってきておりまして、これも市営のリサイクルセンターも今度国府のほうに4号店もオープンいたしますが、民間のいろんなスーパーさん、またいろんなドゥー・イット・ユアセルフというそういったところにつきましてもリサイクルコーナーたくさんつくっていただいておりますので、これもやはり小松市ならではの官民挙げて、市民挙げてというところになるのかと思っております。  大型の商業モールもオープンいたしましたが、今、そういったリサイクルコーナーを準備中でございますので、さらにまたいろんなリサイクルの率が上がってくるかなと思っております。  総じて全体的に、きのうからこのごみの削減量につきましてはいろんな方がお話しをしておりますが、家庭ごみにつきましては対前年の半年ベースで見ますと28年下と27年下で見ますと24.6%というレベルでございます。これは私ども当初もくろんだ25%という数字、これにほぼ近いということでございますが、事業系がいまだ16.5%の減でございますので、もう一歩頑張らないかんということもございまして、ことしの初めから食品ロスということを一つのテーマにしまして、各ホテル、旅館、そして各家庭、特に子供たちにも喜んでもらおうということで、カブッキーの絵を描いたコースター、そしてカブッキーからお皿をぴかぴかにして最後までみんな食べようと、こんな言葉も添えて保育園、小学校のほうにお配りもさせていただいたということでございますので、この食品ロスということも先日の伊勢志摩サミットで大きなテーマとして取り上げたわけでございます。ぜひそういった流れを皆さんとともにつくっていこうではありませんか。  いろんな読者の投稿欄もございまして、新聞なんか見ておりましても、この小松市の制度につきまして比較的賛同を得ていただいている言葉が多いということでございますので、これからもよろしくお願いいたします。  一番問題は、議員がおっしゃったように、これから来年7月に新しいごみ焼却施設が稼働いたします。工事的にはほぼ順調に進んでおります。もう一方、最大能力110トン、55トンの焼却炉を2基据えつけてございまして、現状は50トンの焼却能力のものを3基持っておりまして、公称は能力150トンなんですが、実はいろいろやはり古くなっておりますので、この50トンというところが40トンというふうに考えていただきたいと思います。今の処理施設は120トンが能力でございまして、昨年の28年の全体のごみ焼却量を、今の施設は250日稼働で計算しておりますけれども、約115トンということでございますので、目いっぱいやってきたというのが昨年の上期の数字でございます。  現状、ごみも減ってきておりますので、幾つかトラブルございましたけれども、完全修復ができました。これからは2基で動かしていくということで処理をしていくということになっておりますが、新処理場につきましても110トンの能力でございますが、季節によってごみの量が変動します。それにまずある程度柔軟に対応できる目標値をつくらなきゃいけない。  もう1点は、やはり豪雨だとかさまざまな台風等もございます。そのときにやはりいろんな災害廃棄物等の処理も出てまいります。そういうことも考えたときには、110トンのうち2割程度はアローアンス、余裕量と見なきゃいけないというのが、従来この議会でも何度もお話しをさせていただいておりますが、88トンという数字が私ども今考えております通常ベースの新ごみ処理場の能力であります。  議員がお話ししましたように、じゃ、今の数字でどうなんだということを申し上げますと、通常ベースの数字はクリアほぼできております。ですから、それで大丈夫かということでありますが、この夏場になりますとやはり一、二割ふえてくるということもございます。そんなことを考えたときには、もう一歩、このごみの減量化が必要だということの今の立ち位置でございますので、引き続き皆さん方のまた御協力もいただきたいなと思っております。  25%の数字を申し上げましたが、現状、28年下期のごみの処理量は対20年比マイナス21.3%と、これは事業系、家庭系合わせた数字でございますので、家庭系につきましては25%達成しておりますが、事業系がもう一歩ということでございますので、トータルで25%になりますように、残り1年間、さらに進めていかなきゃいけないなと思っております。  最終的にはごみダイエット50%でございますので、50%減らすということであります。施設的には50%減らさなくてもよろしいわけでございますが、やはり市民の税金といいますか、ほとんど9割方、国の補助だとかさまざまなところででき上がってくる施設でございますが、やはり長寿命化ということも考えないといけません。  それから、そのためにはきちっとした定期点検というものが必要でございますので、四六時中、この2基を同時に動かすという時期もありませんので、そういう意味での50%減でございます。これが目標が平成32年度でございますので、稼働してから3年目ということになります。その間、それぞれの毎年ごとの目標値も設けております。まずはことしじゅうに25%、来年は33%というような目標をクリアしながら、あわせてリサイクル率につきましても平成32年度には3割にするということでございます。今、リサイクル率20%強でございますが、これもさまざまなリサイクルコーナーの設置によりまして、出しやすいような雰囲気をつくっていく。そして、さらに分別することが資源をつくるということでもありますので、ぜひ引き続き御協力をお願いを申し上げたいなというふうに思っております。  ここまで大変御協力いただきましたことに感謝を申し上げ、そしてこれからの引き続きの皆さん方のお力添えをお願い申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。お願いします。 26 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、土屋恒久君。    〔環境共生部長 土屋恒久君登壇〕 27 ◯環境共生部長(土屋恒久君) それでは、灰田議員からの大項目2、小松市墓地につきまして、中項目1の向本折墓地の使用許可開始につきましてお答えさせていただきます。  まず、1点目でございます。区画の大きさ、区画数、募集期間についてお答えさていただきます。  こちらの向本折にある小松市墓地でございますが、歴史が非常に古くて、室町時代から点在しております。江戸時代に墓地が集約されたというふうに伝えられてございまして、約5,000区画が墓地台帳のほうに登録されてございます。  現在、この墓地でございますが、大きく3つの課題がございます。1つ目は、市街地に近くニーズが非常に高いんですけれども、昭和58年の10月以降、空きスペースがなく、新たな使用許可を認めていないということでございます。2つ目が、使用者不明の無縁墓地が多いこと。3つ目が、通路がない区画があるということでございます。これらの課題を順次解決していく必要があるというふうに考えております。  今回は市外とか県外にお墓を移転するなど現使用者の方から返還された区画に関しまして、それがある程度まとまりましたので、その一部に関しまして使用許可のほうを開始したいというふうに考えてございます。  こちら返還された墓地が226区画ございます。面積のほうが1から14.4平米、平均で約6平米という形になってございますので、過去の経緯からさまざまな大きさがあるというところでございます。  今回、使用する許可のほうを考えている区画でございますけれども、第1期分といたしましては面積が3から6平米程度で通路に面しているといったアクセスがよい、使いやすいものから順次整備したいというふうに思っています。  使用する区画の数でございますが、まず約30区画のほうを予定してございまして、来年度以降、申し込みの状況を踏まえまして、通路を確保しながら順次区画整備し、使用許可したいというふうに思っております。  永代使用料に関してでございますけれども、小松市に住民票がある人に関しましては1平米当たり17万円です。なお、同じく小松市にございます菩提公園、こちらのほうが永代使用料が6平米の区画で35万円という形になってございます。ですので、向本折が6平米で102万円という形になってございますので、菩提公園と比較いたしますと約3倍という形になります。こちらの理由でございますけれども、別途管理料の負担がないことや、他市の永代使用料というものも参考にいたしまして、市街地から近いとか交通の利便性というものを考慮して算出のほうをしてございます。  今後の予定なんですけれども、お盆明けの8月下旬から使用区画を明確にするための整備を行います。そして、10月には市民の皆様方に応募の条件等をお知らせいたしまして、11月に公募いたします。最後、12月に使用者を決定したいという流れを今考えているところでございます。  次、2点目でございます。  無縁墓地の整理に伴う納骨堂などの供養のための整備に関してでございます。  平成23年度より墓地使用者の確認調査を専従の職員を配置して今まで行ってきたところでございます。これまでの調査によりまして、使用者不明の無縁墳墓は500基程度あるというふうに見込んでございます。  今後の手続といたしましては、無縁墳墓を改葬する公告を官報のほうに掲載いたしまして、現地に1年間立て札を掲示したいという形で考えています。立て札掲示後でございますが、1年以内に墓地使用者から申し出がない場合に関しましては、その後20年経過いたしまして墳墓の使用権が消滅するという形になります。使用権消滅した後でございますが、無縁となった墳墓とお骨を供養する形になります。その供養のための納骨堂などの施設が必要となるというふうに考えているところでございます。  続きまして、3点目の合葬式墓地の整備につきましてお答えさせていただきます。  公営の合葬式墓地は、近年、需要の高まりから全国で建設されております。北陸3県でいきますと、平成18年に富山市で、平成24年に上市町で開設されてございます。県内の例を述べさせていただきますと、平成28年に内灘町のほうで開設されてございます。また、民間のほうに関しましては、金沢市の複数のお寺でも合葬式墓地のほうが整備されてございます。  本市におきましても、近年、合葬式墓地を求める声が非常にあります。このため、今後、先進地の状況なども調査いたしまして、検討課題というふうにしたいというふうに考えてございます。  最後、4点目でございます。  向本折墓地の周囲を緑地帯で囲むような環境の改善についてでございます。  現在、小松市墓地の環境整備といたしましては、通路の待避スペースの確保であったり、雑草の対策、また水たまりの解消というものを図るために、平成27年度から計画的に舗装の工事を今行ってございます。  なお、墓地の外周にその樹木などの景観整備を行うためには、必要な空き用地が今全くないような状況でございます。このため速やかな対応はちょっと難しいんですけれども、返還墓などの空きスペースや松寿園跡地の活用も含めまして今後の検討課題としたいというふうに考えてございます。  これまで使用許可を行ってございます菩提公園に加えまして、向本折の小松市墓地におきましても引き続き返還墓地を活用した使用許可を行うとともに、お参りされる方にとって使いやすく良好な墓地環境の整備のほうに努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 28 ◯議長(梅田利和君) この際、一問一答方式への準備のため、午前11時25分まで休憩いたします。       休憩 午前11時10分       再開 午前11時24分 29 ◯議長(梅田利和君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。  なお、これからは一問一答方式での質疑・質問でありますので、質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 井 田 秀 喜 君 30 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。    〔3番 井田秀喜君登壇〕 31 ◯3番(井田秀喜君) それでは、一問一答方式におきまして通告に従って質問していきたいと思います。  今回は発言通告の段階ではもう1点質問があったんですが、他の議員とダブっておりましたので、今回は「歌舞伎のまち」1点に絞って質問をさせていただきたいと思います。  まず、この歌舞伎の質問に際しまして、過去を調べてまいりました。自分自身、この本会議場で連合審査会も含めて全部で6回、歌舞伎について質問をしております。なぜここまで執念深くいくかというところなんですが、歌舞伎のまち、歌舞伎のまちと言われるほど「歌舞伎のまち」が浸透していない。  僕が6年間、議員活動する中で、これまで以上に多くの方々と出会っていく機会があります。これまでお会いしたことない方ともお話しするんですが、やはり「歌舞伎のまち」に対する浸透が非常に低いように感じております。  その中で、多分今回この「歌舞伎のまち」の質問、僕これが最後にしたいなと思っておりますので、少しエールも込めまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、250年祭、ことしでエピローグ。これは英語の意味を調べましたら最終章という形に捉えられるそうなんですが、この250年祭、4年間ですね。平成26年から始めて4年間やってまいりましたけれども、実際、今の現段階で終えてどうだったかお答えください。 32 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。    〔観光文化担当部長 望月精司君登壇〕 33 ◯観光文化担当部長(望月精司君) ただいまの井田議員の質問にお答えさせていただきます。  曳山250年を終えてと、ことしが最終章だったわけですが、終えてというふうな質問であったと思います。  曳山子供歌舞伎誕生しましたのは1766年、昨年、2016年ですのでちょうど250年目に当たります。ここから曳山250年ということで「歌舞伎のまち」、このお旅まつり、曳山子供歌舞伎を盛り上げようというふうな企画のものでございます。  8町ございまして、子供たち毎年2町ずつ上演しておりますので、均等に4年間やれば8町が上演できるというふうなことで、平成26年から4年間を、29年までの4年間を曳山250年と銘打ちまして、曳山文化を守り伝えてきた先人たちへの敬意、そして後継者育成、曳山子供歌舞伎の魅力づくり、そして市内外へのアピール、これを今年度まで進めてまいりました。  開幕の平成26年、この曳山誕生250年をやはり多くの方に知っていただくというふうな目的で、プラス市民参加の促進ということも目的に曳き手の募集でありますとか、多くの方に知ってほしいという意味で金沢学院大学さんと連携してドキュメントの制作、記録というのもやっておりました。  平成27年は第2幕ということで、やはり全国発信、先ほど議員のほうからなかなか浸透してないというふうにございましたので、そういう意味でも全国発信に力を入れようというふうな年でございました。特にこの年は全国植樹祭が開催されまして天皇皇后両陛下に曳山をごらんいただけたというのが非常に大きな発信につながったと思っております。  28年は250年目の本祭の年ということで、町の方々といろいろ協議しながら、曳山八基曳揃えを昼と夜の2回公演しようというふうなこと。そして、「曳山八基祝い唄」というのを市民の方々によってつくっていただいたこと。また、曳山華舞台や、またいろんな曳山の行事の魅力アップの企画を盛り込んだというようなものでございます。  29年はエピローグの年として、集大成になります。250年のスタートの年と、251年目ですので次の250年のスタートの年ということで、3年の取り組みの継続というのもそうですが、これを未来につなげていくというふうな意味で曳山の絵本制作や小学校用の学校教材の制作などを行うことによって、未来を担う子供たちに学びの場からつないでいくそういう大切さを伝えていくことを主眼に置いた年というふうな位置づけを行いました。  以上でございます。 34 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 35 ◯3番(井田秀喜君) 通告の中で、今後、行政のかかわり方、展開という中で、先に先回りしてお答えをされたのかなと思うんですが、まず一つずつちょっと確認していきたいんですけれども、この4年間の総括の中でちょっと数字をお聞きしようと言ってお伝えはしてありましたけれども、まあ、いいです。  昨年の、僕、6月議会でも同じく質問させていただいて、実際問題、経済効果がどれだけあったのかということで、ぶっさんやさんが13%売り上げが上がった。昨年のスタンプラリーは5,000名の方が来たという形で、ことしの経済の委員会の中でもそのような報告がなされたようにはなっていますけれども、実際、ここには数字等々は出てないですが、きっと聞いてもこのような気持ちのいい数字を出されるんだと思います。  結局は何を言いたいかといいますと、行政、すごく何万人来た。ことしも24万5,000人来た。昨年が29万5,000人だったかな。数が来た。多分、天候不順の関係でことしはこれだけ減ったんだということをおっしゃるんだと思うんですが、僕が一貫して言いたいのは、「歌舞伎のまち」でまちおこしをするんであれば、しっかりとやっぱり経済潤って、本当に市民の皆さんが小松の祭りなんだという認識をしていただいて初めて僕は成功なんじゃないかなと思うんです。  去年の質問の最後の締めくくりにも、思い切って3,360万円の予算だけではなくて、もっともっと市祭として大きくずば抜けてやればいいんじゃないか。今回の市長の言葉にもよくある断トツになればいいんじゃないかと、お言葉をかりると。それぐらいの気構え持ってやらなければ、結局、言葉遊びにすぎないです。そこを言いたいんです。  今回、エピローグの年について、ふさわしい祭りだったのかということをお尋ねしたいんですが、実際に我々議会、議員、来賓席というものを用意されてました。その前に出席確認もされて、した人、してない人もいるのかもしれませんが、22人の議員のうち椅子に座っていたのは7人だけなんです。多くの座席があいていたんです。そして、そのすぐ後ろにいらっしゃる一般市民の方から「この前の席、座れんの」という問い合わせがあった方に関しては「どうぞどうぞ、座れますよ。来ませんから」って、僕、全部、市議会議員って書いた紙外して座ってもらいました。でも、花道挟んだ反対側は有料席。有料席はさすがにそれはできませんよ。売れなかったという事実を認めればいいんだと思いますが、市議会議員にすら見ていただけないような祭り。もしくは来れないなら来れない、ちゃんと確認をする。そういった気遣い、おもてなし、そういった配慮に欠けていたんじゃないかなと言わざるを得ないんです。  議員の中でも歌舞伎の好きな方、嫌いな方、それはそれぞれいろいろいらっしゃるかと思います。しかし、一般市民の中ではそういう目じゃないんです。来賓席、前にたくさんの席があいている。何でかね、もったいないよね。その辺の事務的作業じゃなくて、目配り、心配り、気配りをやっていかんかったら、どんだけいい祭りだ、いい祭りだと言っても認められないんですよ。  それを僕は今回のこの4年間終わるエピローグとして、そこまで皆さん徹底してできたんですかというお尋ねをしたいんです。  これは通告もしてありますので理解はしていただけているとは思いますけれども、その辺、実際問題、あの来賓席の空席、あの辺の対応、ことしは駐車場の券も特に発行もされておりませんでしたし、僕は家族に送っていただいて、一人でも多くの観光客の方が参加できるようにという配慮で、僕はそういう意味合いで自力で行きました。
     そういった意思の疎通も含めて、議会側、話し合いができているのかどうなのかお答えください。 36 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。 37 ◯観光文化担当部長(望月精司君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  通告のお話を伺いに行ったときに出ていたお話ではございますが、もてなしの体制、お旅まつり、八基曳揃えの会場でございますが、そこに多くのお客様がおいでます。そして、来賓のお客様もいらっしゃいます。そういう中で、皆さんにやはりおもてなしの心を持って対応するというのが我々の行政側の仕事だというふうに思っております。  まず一つは、来賓のお客様、御案内を出させていただいて、皆さんに、多くの方に見ていただきたい。そのためには御来賓のお席も用意させていただくというふうなことも明記した上での御案内というふうな形でした。ちょっとお席が何席かあいていたというのも我々も確認しております。実際においでになっているんですが、なかなか席にお座りにくいというような状況もあったのかと思います。その辺のおもてなしの心というんですか、それで誘導もしっかり行う必要があったのかなというふうに思っています。  また、エピローグの年として、市民の方々になかなか浸透していってはないんじゃないかというふうな御質問もございました。  市民の方もそうなんですが、全国的にやはり注目を集めた曳山250年だったのかなというふうに思います。特に本祭である昨年につきましてはメディア等でいろいろ取材いただきましたし、NHKBSのほうでも全国と言わず世界に映像が発信されたということは大きかったと思っています。BS11のほうでも30分の番組が行われたというふうなことで、海老蔵さんの安宅の「勧進帳」公演の中でも取り上げられましたし、非常にメディアでの宣伝効果というのが大きかったなと思っています。これは経費の発生しない部分での発信でございましたので、経済効果という意味では大きかったというふうに思っております。  また、宣伝効果、マスコミへの露出というのがやはり市民の方々がそれを見ることによって、自分ところの地域の歴史だったり文化を再認識するというふうな場にはなろうかと思います。  また、このお旅まつり、ことし、ふるさとイベント大賞、地域活性化センターというところが主催しているものでございますが、その最優秀賞受賞ですね。2番の賞にはなりますが、を受賞できたというのは、やはり全国から評価されたというふうなことだと思います。  やはりこの曳山250年の4年間でさまざまなことを行っております。また、そういうのが少しずつ実を結んでいくには、一個ずつ本当に積み上げていかなきゃいけないというふうな思いもございます。市民の方々、そして外部、マスコミへどんどんと今後とも新しいものを発信しながらつくり上げていきたいというふうなことを思っております。  以上でございます。 38 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 39 ◯3番(井田秀喜君) 来賓、この議場にいらっしゃる議員の方々にも言わなくちゃいけないのかもしれませんけれども、座りにくいっていうことがどういうことなのか。もうちょっと意味をしっかり理解した上で言わないと、そんなところにも座れんような来賓を来賓扱いにするべきじゃないんじゃないかなと思うんです。  やっぱり我々議員もしっかりその辺は襟を正して、小松の祭りとして参加するべきところはしっかりする。しないのであれば欠席として席を外していただく。そういっためり張りもしっかり持っていかないといけないんじゃないかなと思うんです。ただやみくもに歌舞伎が嫌いだ、反対だ、そういうことではなくて、小松のまちとして盛り上げていくんであれば、しっかりと見て、感じてから物を言うということ、我々議会も徹底してやっていかないかんのじゃないかなというふうな思いがあるわけなんです。  もう一つ、その思惑どおりにいったのかどうかということを確認したいのの中に一つ、これ自分の町のことを挙げます。他の町のこと言いませんよ。13日の土曜日の日。八基曳揃えの日です。あの日、僕の町内、役員会やっているんですよ。本来、お旅まつりの日であれば1週ずらす、そういった配慮。これ、我々町内にも欠けているのかもしれません。ただ、実際問題、その次の日曜日も大きな町でも運動会が行われているんですよ。我が校下の中で。お旅、この時期だから1週ずらしてあげようよっていう粋な配慮がないんですよ、まだ。それが一番最初のこの冒頭に言わさせていただいた小松市民に浸透してない。結局はインバウンドばっかり求めちゃっているんですよね。観光だ、お客さんだ。観光を語るのってすごく簡単なんですよ。一瞬わかりやすいんです。ただ、おもてなしのプロ、観光のプロにこの「歌舞伎のまち」についていろいろとお尋ねしてきたら「おまえらやっとることむちゃくちゃだぞ。全然地に足がついとらんし、歴史をばかにしとるんか」って、そこまで厳しく言う方もいらっしゃいます。  もうちょっと真剣に、文化というものは時代の中に変わっていく。でも、伝統は守っていかなくちゃいけない。これが脈々とこの小松の地で守られてきて、子供歌舞伎、曳山、そういった歴史があるわけじゃないですか。それを今の時代に、いや、ツールが無料だからインターネットで発信した。それはそれでいいですよ、時代に合わせて文化の発信をしていけばいいと思います。ただ、それをどうやって守っていくのかということを考えないかんと思うんです。  最後の今後の展開というところで、先ほども251年、昨年の御挨拶の中でも市長は次の500年、これは去年の質問でも出してますけれども、簡単に500年って言いますけれども、まだ250年も先の話なんですよ。どうやってその町衆文化が受け継いでいくことができるのか。どんどんどんどん芦城校下の方、稚松校下の方、実際、第一校下にたくさん引っ越してきていますよ。知らないことは言えないです。実際、僕の友人でも、町なかの方が全部、全部じゃないですね、失礼いたしました。移転してきてますよ。そうじゃないでしょう。前回、去年も質問した中で言いましたけれども、まちの中にそこに住み続けられるまちをつくるのが行政なんじゃないか。そういった取り組みをすべきじゃないのかと。それなのに、はっぴ着て、一緒になって曳山曳いて、これが行政の仕事じゃないって言っているじゃないですか。  そろそろしっかりと現実を見て、251年から未来に向けて、行政が今後どうやってかかわっていくのか、現時点でのお考えをお示しください。 40 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。 41 ◯観光文化担当部長(望月精司君) ただいまの質問につきまして、今後の展開というふうな御質問でよろしかったでしょうか。それが行政のかかわり方も含めてというふうな御質問だと思います。  冒頭で市民参加、市民の方々への浸透がなされてない。今、井田議員が言われたように、町の方々の中でも、町というか8町の町ではなく地域、地域の中でなかなか浸透していってないんじゃないかというふうなお話だったと思います。  地域の皆さんが小松市の伝統文化、受け継いできた文化、魅力を、やはり小松市民である自信に、他地域に対して自慢できるようなものになることが一番だと思っています。やはり観光をやっているときに、市民が地域の自慢ができないものをやはり売り出すわけにはいかないというふうに思っております。そういう意味で、この小松市において「歌舞伎のまち」というのは自慢される方が非常に多いというふうに、ここ数年の間で盛り上がってきていることは間違いないのかなというふうな意識を持っております。  曳山250年をどうやって、じゃ、そういう伝統をつないでいくかというふうなことでございますが、今回も250年祭ということで特別な4年間というふうな意味合いもございましたが、8町の皆様から新しいアイデア、この祭りをいかに高めていこうかというふうなアイデア等々を、チャレンジの部分、いろんなことを提案いただきました。これまでにない試みをこの4年間に行った分野もあると思います。そういう意味では、八基曳揃えを初めとするお旅まつりが魅力が増していったというふうに感じております。  また、曳山八町の方々においては、お旅まつり、曳山行事の継承、さらなる盛り上げというふうなことで、やはり若い人たちに意見を出していただきたいというふうな声が非常に高くありまして、八町若衆会というのをことしになって発足されました。確かになかなか町の方々、高齢化が進んでおります。そういう中でも、やはり若手の方々、元気のある方々に入っていただいて、積極的に情報交換の場を持とうというふうなことが町の方々の声の中で上がってきまして、問題の解決や新たな提案を行っていただく場というふうに考えております。  また、いろんな形でそれを盛り上げるために、我々行政も一緒になって考えておりますが、また小松と同様、曳山子供歌舞伎を上演しながらお祭りをやっているまちが他県にございます。長浜さんであるとか、砺波、米原など各都市と交流をしっかり始めていこうということで、8町の皆さんがそういうところに足を運んでお話をされたり、また行政同士のつながりを持って連携したこの曳山子供歌舞伎の祭りをブランド化しようというふうな声もだんだん強まってきております。  また、今お話ありました町の魅力というんですか、曳山八町、曳山のある町がなかなか若い方が減ってくるとか、高齢化が進んでいくというふうなところから、もっと町に住み着くようなことをというふうなことだったと思います。  これは曳山を含めての駅西エリアに関しては、こまつ町家の地域です。昔からの商家というか商家町の雰囲気を持っておりますし、利常公からのまちづくりがそのまま残されている地域であります。また、北国街道沿いの無電柱化の工事というのも今進んでおるというふうに聞いておりますし、また今年度の予算で、6月補正で上がっておりますこまつ学生まちなか文化・交流館の整備というのも、やはりこれからの若い方々のこの小松の町家の、この地域における一つの拠点になるというふうに思われます。  そういうこまつ町家とあわせた「歌舞伎のまち」というものをミックスして、ふさわしい景観づくりというのが少しずつ進んでいくのかなと思います。地域住民と学生との交流、また町に刺激をもたらすとか、そういうところで相乗効果で町が元気になっていくことを期待しております。  以上でございます。 42 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 43 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ本当に町が一体となって盛り上げていく、そしてつくり上げていく、また継承していくことをぜひ行政もうまくかかわっていってほしい。要は補助金だけ与えて、町並み、また人工が足りないから一緒に曳き手、それだけじゃないと思うんです。今おっしゃってくれたように、町並みを守っていく、町家というところを、時代に見合って、どう今後引き継いで未来に残していくかということを考えていってほしいです。  結局は、そういう若い人が、ことし、八町若衆会というものが立ち上がって、これから頑張って引き継いでいこうという気持ちになってくれるのは非常にありがたいですが、実際、曳揃えというものが始まってから、移動距離が、曳山の、結構動く頻度が多くなったと思うんです。昔はもっともっとたくさんの人がいて、車の下に丸太入れててこの原理で動かしたりという形やっていたんだと思いますが、人も少なくなる、急がなくちゃいけない。そんな中で傷みが激しくなってくる。  そういった曳山の今後の保存方法等々も含めて、一回一回、毎回組み立てるのがいいのか、龍助町さんのように半分建てたまま保存していくほうがいいのか、その辺もしっかりと今の時代をしっかり見ながら、今後継承していけるのかどうなのか、人工が減っていく中で。その辺、行政として、やはり伝統として守っていきたいというお考えだと思いますが、現時点でどんなふうにお考えになっとるかお答えいただけますか。 44 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。 45 ◯観光文化担当部長(望月精司君) 今の井田議員の御質問について御説明させていただきます。  この曳山の解体、組み立てを毎年やっていただくという形になっております。組んだままというのは確かに龍助町さん。ただ、龍助町さんも、ことし、修理に出すということで解体、組み立てを行いました。  小松の曳山の最大の魅力は解体、組み立てにあるというふうに多くの方々の意見がございます。長浜さんも、いろんなところの曳山さんも全てくぎで打ちつけて、もう組み立てができないという、その希有の文化財を小松市が持っているという強みは非常に大きなものです。  町の方々の声を聞くと、やはりこの組み立て、解体というのが町の結束を生むんだというふうな意見も聞いておりますし、文化財としてやはりこれは行事として長い間継承されてきたものでございますし、それに適した曳山の構造というものもございます。  そちらにつきましては、やはりこれもう文化財になっておるものでございますので、今後、具体的な町の方々からの御意見があれば、またそれも検討しなきゃいけないのかなというふうに思っております。  曳山の解体、組み立てが町の伝統として残っていくということを、やはり行政としては一緒になって支援していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 46 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 47 ◯3番(井田秀喜君) まさにそこなんですよね。いしかわ歴史遺産のほうで県のほうからも認証もいただいておりますし、先ほどおっしゃっていただいた地域の自慢、これが小松にしかないことなんです。でも、それを本当にどうやって守っていくか。現実にかかるのが人工、人手なんですよね。昔のように各町、町には旦那さんみたいな方がいらっしゃって、町衆文化というものが守られてきたんでしょうけれども、やっぱり大きく時代は変わってきている。その中で今後250年先、500年をどうしていくかということを、言葉遊びじゃなくて、もうちょっとその辺を落とし込んでいけるような政策を今後期待していきたいなというふうに思います。  それでは続きまして、全国子供歌舞伎フェスティバルin小松についてお尋ねをしていきたいと思います。  同じような質問に感じるかもしれませんけれども、僕の中では「歌舞伎のまち」を一つの大枠の中で2つ全く別のもの。やはり曳山子供歌舞伎とこの19年前から始まった全国子供歌舞伎フェスティバルというものは全く別なものとして少し質問させていただきたいと思います。  これまで全国子供歌舞伎フェスティバル、19回行われておりますが、市民の方々がどのようにかかわってこられてきたのかお答えください。 48 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。 49 ◯観光文化担当部長(望月精司君) 全国子供歌舞伎フェスティバルのこれまでの市民のかかわり方、参加のあり方というふうな御質問だったと思います。  全国子供歌舞伎フェスティバルin小松につきましては、お旅まつりの華である曳山子供歌舞伎、そして勧進帳のふるさと安宅、この2つをミックスした形で小学校による「勧進帳」の公演というのが一つベースにございまして、それと全国の子供歌舞伎団体と競演させようというふうなところから始まったものでございます。これは平成10年に市民アンケートをとりまして、観光資源、小松の魅力を発信できる観光資源は何かといったときに、安宅と曳山というふうなことが1位と2位を占めたというところから、この案が出てきたというふうに聞いております。  平成11年に第1回が行われて、ことしで19回目を迎えましたが、本当に多くの方々が出演しております。小松の「勧進帳」のほうでは役者、長唄、はやし方、そしてそれを市内の子供たちから公募し、オーディションで公募して選んでおりますが、また指導者、裏方、衣装の着つけ、メークに至るまでスタッフも市民の方々を中心として行われてきたというふうな歴史がございます。出演した子供たちの中には、役者卒業後に「勧進帳」にかかわりたくて長唄、はやし方になったり、後見や黒衣になったりと、いろんな形で参加をしていただいております。  この19回の公演で、役者、長唄、はやし方、後見、そして黒衣という舞台に上がる人たちの数は、子供たちがおよそ延べで750人を超えているという非常にたくさんの方の力によってこのフェスティバルが成り立っているんだというふうなことでございます。  また、このフェスティバル、市民が曳山子供歌舞伎という形であったり、または明峰高校の演劇部での出演であったり、大杉ミュージカルシアターなど、また会場内で歌舞伎ボランティアの皆さんによるメーク体験というのも一時期行われておりました。また、ことしは市民歌舞伎による記念撮影コーナー、見え切り体験ということも一緒になって行っていただきました。市民の皆様がさまざまな形でこのフェスティバルを盛り上げていただいているというふうに思っております。  また、ほかにも市内の商店の皆さんが、歌舞伎やカブッキーをテーマとしたさまざまなグッズ、商品、お菓子であるとか歌舞伎弁当もそうですが、本当に自主的に制作、販売されて、「歌舞伎のまち」というふうなテーマで盛り上げていただいているというふうに思っております。  以上でございます。 50 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 51 ◯3番(井田秀喜君) さまざまなグッズ等で市民総参加というのもよくわかります。自分の知り合いにもいろんなグッズをつくられている方もいらっしゃいますし、それで一生懸命小松の文化を応援されているという形もよく認識はしております。  役者だとか実際歌舞伎にかかわる方についてちょっとお尋ねしたいんですが、今回の歌舞伎フェスティバルからなのか、ここ数年なのか、その辺は僕は今わからないんでお尋ねしたいんですが、あれは大歌舞伎と言えばいいんですか、本当の歌舞伎座等で働かれている俗に言うプロの方ですね。そういった方々が今回、着つけやメーク、そういったところに多く参入されているというふうにお聞きをいたしました。  私が少しそこで懸念するのは、お金を投資してプロの方が来られてよりよくなっていくのは結構なんですが、これまで市民がつくり上げてきた、素人と言ったら大変失礼かもしれませんが、一生懸命自分たちでつくり上げていくそういった文化の継承というものを、この20年間で今やっとこつくろうとしてきている中で、よりよいものを見せたいがために、そこにシフトしていくというのはいささかちょっと悲しいなというか疑問が残るなと感じているわけなんですが、この辺についていかがですか。 52 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。 53 ◯観光文化担当部長(望月精司君) これまで、今ほど説明いたしましたように衣装の着つけ、化粧、かつらのほうは床山さんがおいでになって行うということが通常でございます。市民参加でこれまで行ってきたものでございます。  ただ、メンバーがそろわないで、そのときには応援を求めるということはこれまでにもございました。また、着つけに関しては市内のやはり着物屋さん、呉服屋さんがいらっしゃいますので、そういう方々に御協力をお願いしてということはできるんですが、歌舞伎の化粧となるとかなり特殊なものでございます。そういう意味で、歌舞伎未来塾の中に教室を設けてメークを担う裏方の育成というのも継続して行っているものです。また、なかなか日程が合わなくてだめだったとか、あれだけの人数がございますので、一気に仕上げなきゃいけない。そういう人数がそろわないとどうしてもそういう方々をお手伝い願わないと本番になかなか間に合わなくなってしまうというのが現実なところでございます。  今後は、より「歌舞伎のまち」を支える人材育成というのに力を入れていきたいというふうに思っております。 54 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 55 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ本当に地域でつくる、地域で残す、そういった歌舞伎のスタイルを確立していっていただきたいと思うんです。  僕はプロを入れることを否定しているわけではないんです。ただ、全部が全部、ちょっと言い方は悪いかもしれませんがお金で解決するようなことではいけないと思うんです。やはりしっかり、この時期になるとそわそわしてくる市民が、私もことしは応援したいわ、俺も今回行ってやりたいわ、また三味線弾いてあげたいわって、そういう市民総参加になってくるようなまちづくりをしないといけない。  きっとそこですごくおもしろくない顔をされている市長は、やっとるじゃないかと言いたいんでしょうけれども、やってないから質問してるんですよ。できてないから。井の中のカワズになってもらっては困ると言っているんです。  何で僕がここまで言わなくちゃいけないか。一番最初、冒頭にも言いましたけれども、僕も第一校下の中で半分の友人は芦城校下、稚松校下、丸中ですね、丸中校下に行くんですよ。多く現実、生の声を聞いているんです。小松市の祭りなんです。小松市は僕の地元なんです。芦城、丸中、稚松、そういったくくりで話をしているんじゃないんです。現実を見ていただきたいということをお伝えしているんです。  本会議の場で感情をあらわにしないでください。市長たる者が。  しっかり検証していただいて、いいことだけではなくて、先ほど読者の声、見えるところだけ、何かそのような市長答弁されてましたけれども、聞こえのいいことばっかり聞くのやめてほしいんですよ。はっきり言って。執行部も議会もイエスマンばっかり。もうちょっと是々非々で、いいものはいい。  僕、歌舞伎悪いって一言も言ってないでしょう。応援したい、もっともっと応援したいんだと。そういう気持ちになるように、事務処理じゃなくて、心が見えるようにしてくださいと再三お願いしているだけなんです。それが、やってます、できてます、すごいでしょう、すばらしいでしょうって。できてない声が多いからそうお伝えしているだけなんですよ。僕の勝手な気持ちをお伝えしているんじゃないんです。ぜひそこを御理解ください。  それでは最後になりますけれども、来年、節目の年、20年を迎えると思います。ここ数年、1300年だとか250年、360年、いろいろとそういう節目の年が来ています。これを機に、これも僕が最初から再三皆様に、執行部にお伝えをしていますけれども、通年で歌舞伎を感じられるまちにしてほしい。この5月のゴールデンウイークの時期にするのを、例えば来年で一度見直して、秋だとか冬だとか、春の子供歌舞伎に秋の大人歌舞伎、市民歌舞伎、例えばそういった形で粟津の演舞場を活用して、温泉に入った後に歌舞伎を見たり、歌舞伎を楽しんだ後に温泉を楽しんで、お食事を楽しんでお帰りいただく。そういった年間通じて小松の地に魅力を感じて来ていただけるそういった政策をできないかと思いまして、来年の話ですけれども、もう今から考えていかなくてはいけないと思いますので、この節目というものについてどうお考えなのかお答えください。 56 ◯議長(梅田利和君) 観光文化担当部長、望月精司君。 57 ◯観光文化担当部長(望月精司君) ただいまの御質問ですが、フェスティバル、来年20回目を迎えます。20回目を迎えるに当たっての新たな企画はというふうなことだと思います。  事前のお話を伺ったときには、フェスティバルを秋に開催してはどうかというふうなお話もございました。通年で魅力発信というのは、これまで、特にこの曳山250年をうたったこの4年間、特に発信してきた部分でございます。  市民歌舞伎、今も御紹介いただきましたが、その創設もこの4年間の中でできたことですし、また市民の皆様の伝統芸能の発表の場として小松伝統芸能祭、これを平成27年から継続して開催しております。これもうららの大ホールで2日間、市民の手による公演を行うということで、非常に大きなイベントになっております。ここの場に市民歌舞伎の方も出演されて上演されたというようなことでございます。  市民参加型のこういう企画が加わりまして、通年での魅力発信というのは可能になってきております。先ほども少しお話ししましたが、未来塾の各教室の発表会というのも通年でございますし、曳山交流館みよっさでの催し、夏の輪踊り大会や秋のどんどんまつりには獅子舞フェスティバルなども行われました。そういう伝統芸能、郷土芸能を市民の皆さんに見ていただく、外から来たお客さんに見ていただくというのはかなりふえてきたというふうに思っております。  この春の期間、5月の連休中のフェスティバル、そして中旬にはお旅まつり、そして秋には10月から11月と先ほど言いました伝統芸能祭というのが大きなイベントが新たに加わったこと。また、松竹大歌舞伎もことしの上演も非常に多くの、獅童さんもおいでますが、非常にチケットも完売状態になっているというふうに伺っております。また、中学校古典教室の「勧進帳」もやはり上演されるということで、実を言うと春よりもどちらかというと秋のほうが魅力の高いものがたくさんございます。  そういう意味で、通年で本当に伝統芸能を見て感じる場が整ってきたというふうに思っております。そういうところもあって、いしかわ歴史遺産というふうなところの認定もいただきました。その中で、源平の史跡であるとか歴史スポット、物語をつなげて、この伝統芸能とつなげて物語化して多くの方においでいただきたいというふうなところでございます。  また、2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催があります。小松版文化プログラムというのを今策定しておりますが、この「歌舞伎のまち」、歌舞伎だけではなくてお茶の文化、そしてお花の文化、俳句もございますし、伝統工芸九谷焼もございます。そういうさまざまな市民の方々がつくり上げてきた小松の文化というものを多くの方々にやはり見ていただきたい。本当に市民とともにつくる「歌舞伎のまち」というものを目指しております。市民共創の「歌舞伎のまち」ということで発展して、「和文化の華咲くまち小松」というふうなことをテーマに、今後とも「歌舞伎のまち」を展開していきたいと思います。  20回目につきましては、そういう意味で大きな節目になると思いますが、そちらのほうにつきましてはこれからまた検討していきたいというふうに思っております。 58 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。 59 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ本当にいろんな歌舞伎グッズ等々ありますけれども、通告の中でも、冗談の中で話ししてましたけれども歌舞伎米だとか、おはやしを聞きながら穏やかな気持ちになって育つお米を例えばつくって売ってみるだとか、そういった今後もいろいろな展開、そういう形で若い人たちの参加ということもまた考えられるかもしれませんし、いろいろな企画を今後引き続き行っていただきたいと思います。  最後にもう一度だけ言っておきます。歌舞伎の質問、僕、本当これで最後にしたいなと思っておりますので、最後にだけ言っておきます。  皆さんが思っているより小松市民は理解してません。その辺もしっかりとリサーチしていただいて、僕が言っていることが、ただ言っているのか、うそか本当か、もっともっと広い視野、心開いてお聞きいただければと思います。  何で運動会が行われるか。何で役員会が行われるか。そこだと思うんですよ。みんながお祭りに行きたくなる祭りになってないじゃないですか。実際問題。僕らの配慮不足かもしれませんよ。各町、町の。ただ、そうじゃない。同じ目標に向かって、納得いってない市長の表情がすごく気にはなりますけれども、これが事実なんですよ。もっと現実をしっかり見ていただきたいと思います。  もう1点、先ほど本来通告して、これで歌舞伎のほうは終わりますけれども、通告をしておきたかったのは、中学校の部活動の休養日についてです。  これはこの後、あした、高野議員のほうから質問があるということで重複しておりましたので通告を取り下げしておりますので、しっかり答弁に注目しながら聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問は以上で終わります。 60 ◯議長(梅田利和君) この際、午後1時15分まで休憩いたします。       休憩 午後 0時10分       再開 午後 1時36分 61 ◯副議長(吉本慎太郎君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。  なお、会議の開始時間がおくれましたことをおわび申し上げます。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 木 下 裕 介 君
    62 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。    〔4番 木下裕介君登壇〕 63 ◯4番(木下裕介君) それでは、通告に基づきまして今回は5点にわたって質問を一問一答で行っていきたいというふうに思います。  まずその前に、和田市長におかれましては3期目の当選おめでとうございます。今後4年間、人口減少、少子化、高齢化、ともすれば先行きが暗いような雰囲気がいろいろ言われておりますけれども、私自身、子育て世代でもございますし、やはり小松市に住んでよかった、来てよかった、そして働いてよかったと思えるような施策、どきどき、わくわくするような政策を今後とも進めていただきたいと思いますし、私自身もまた提案、提言していきたいというふうに思いますので、お願いいたします。  それではまず、中小企業対策についての質問に入ります。  人材確保についてでございます。  中小企業、これは言わずもがな日本経済のかなめでもあります。企業数の99.7%が中小企業であり、全労働人口の7割、約3,400万人の雇用を守っています。戦後から1970年代までは中小企業の活力が旺盛で、経済のみならず地域社会の原動力の役割を果たしてきました。しかし、その後はさまざまな課題を抱えてきょうに至っています。特に最近では、人口減少、産業構造の変化に伴い、働き手の奪い合いが生じている中、全国的にも人手不足が問題となっております。ハローワーク小松のことしの有効求人倍率を見てみますと1.5前後を推移しております。  安倍晋三首相は、ことし1月の施政方針演説の中で、有効求人倍率が都道府県で1倍を超えたことを改めて強調し、「全国津々浦々で、確実に「経済の好循環」が生まれています」と述べました。であるなら、厳しい事業環境に置かれている中小企業が人手不足の悪循環に陥らないよう支える策も忘れてはなりません。  そこで、本市として、中小企業の人員確保を支援するためどのような取り組みを行っているのか伺います。 64 ◯副議長(吉本慎太郎君) 経済観光文化部長、小林与志次君。    〔経済観光文化部長 小林与志次君登壇〕 65 ◯経済観光文化部長(小林与志次君) それでは、本市の施策について御説明をいたします。  中小企業の産業競争力を高めるため、ものづくり人材の育成や確保、そしてやさしい職場環境づくりの支援、新技術、新素材の開発、販路開拓、新技術を活用した高度化、省力化などの支援を行っております。  人口減少に伴う人手不足に対応するための人員確保対策としましては、若年者から高齢者まで幅広い世代の雇用の促進や、中小企業の技術革新のための産業人材育成支援などを行っております。  また、働きやすい職場環境づくりに向けた支援を行うとともに、小松商工会議所を通じまして事業主の皆様に雇用の安定や雇用の確保、そして労働環境の改善につきましても、関係機関とともに働きかけを行っているところでございます。  一方で、経営モデルチェンジ支援事業を活用して新たな事業活動や省エネ、合理化、ICT設備等を導入して経営革新に向けて取り組む企業なども支援しております。  また、公共工事におきましては、他市に先駆けて市の発注工事に3DCADを導入し、業務の効率化を推進しているところでもございます。  以上でございます。 66 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 67 ◯4番(木下裕介君) さまざまな施策とり行っていることわかりました。  私から次の質問に移るんですけれども、特に中小企業の中でも地域経済を支える中小企業でありますが、特に正規雇用をふやしていくための後押し、そのための一つ提案を行っていきたいというふうに思います。  なぜ、正規雇用がふえると云々ありますけれども、もちろん勤労者や家計の所得もふえ、それぞれのライフスタイルの安定にもつながりますし、長い目で見れば所得税や消費税の増収によって、大きな話になりますけれども日本の社会保障、財政の安定にもつながり、いわば日本の持続可能性のある経済社会につながっていくんだろうと考えております。  で、提案の内容ですけれども、中小企業が正社員をふやせる環境を整備するために、正社員を増加させた中小企業に助成金を支給してはいかがでしょうかということです。具体的に申し上げますと、新たに正社員を雇い入れた中小企業に対して、その新たに雇い入れた正社員ごとにかかる社会保険料の事業主負担分の2分の1に相当する額を5年間支給するというものでございます。  これはさまざまな資料を見ていきますと、中小企業の多くが社会保険料の事業主負担が重いことを挙げています。人材の確保が事業や企業継続に必要ではありますが、正社員を雇用すると必然的に社会保険料が上乗せされ、負担感が出てきます。このため、正社員の雇用をためらってしまうというふうに中小企業のアンケートにもあらわれております。  現在、政府が進めている法人税の減税は、当然、法人税の軽減が中心となっています。もともと赤字で法人税を払わない会社はその恩恵にはあずかれません。しかし、社会保険料は赤字企業であろうが黒字企業であろうが皆同じように負担をしています。  そこで、技術を持っていて将来性はあるけれども赤字である会社、あるいは黒字でも正社員の雇用に二の足を踏んでいる中小企業を救えないのか。現政権が進めている施策というのは大企業中心でありますけれども、やっぱり中小企業が元気にならなければ経済再生はないと考えますが、見解をお聞かせください。 68 ◯副議長(吉本慎太郎君) 経済観光文化部長、小林与志次君。 69 ◯経済観光文化部長(小林与志次君) 正規雇用者の増加に向けてさらなる支援をということで御提案もお受けいたしました。  中小企業におきましては、人材育成と、そして技術革新への支援というのが大切であるというふうに考えております。  小松市では、非正規雇用から正規雇用への転換を促進するために、国のトライアル雇用のうち、40歳未満の若年者をトライアル雇用終了後に正規雇用した中小企業の皆様に1人当たり4万円の奨励金を支給して支援を行っているところでございます。  国、県や他市の状況も見ながら、ハローワーク小松、ジョブカフェ石川加賀サテライト、連合石川かが地域協議会、小松商工会議所で構成いたします雇用対策連絡会におきまして、人材育成、働く職場環境に関する効果的な施策を検討し、支援をしていきたいというふうに考えているところであります。  さらに、IoT、AI、3DCAD、ロボテクスなどの新しい技術の活用によりまして業務の効率化が図られることによって、女性であるとかシニアの皆様にも働きやすい職場環境づくりにつながり、企業における有能な人材の確保、そして育成、定着を高めるものと考えておりまして、技術革新の支援と、そして人材育成の支援を今後ともしっかりと行っていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 70 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 71 ◯4番(木下裕介君) いろんな選択肢を用意することは私は大事なことだと考えていますので、トライアル雇用、これは従前から実施されておりますし、効果も出ているんだろうと思いますが、どちらかというと今までは働く側からのそういった声も受けての施策だと思います。  今回はいわゆる使用者側からの意見もちょっと私、いろんな方からお話を伺いましてこういった声も出ていましたので、そっち側からの視点で質問を行いました。もちろん、これによって結局は働く方のさまざまな待遇も変わっていくわけですから、目的は一緒になると思っています。  ぜひ、なかなか厳しいような答弁ではありましたけれども、いろんな手だてを使って、ぜひ働く方々の所得向上に向けて施策を今後とも引き続き打っていただければというふうに思っております。  この質問は以上で終わらせていただきます。  続きまして、北陸新幹線開業に伴う既存鉄道についての質問に入ります。  まず、並行在来線についてです。  2015年3月14日、北陸新幹線が金沢まで開業いたしました。金沢ではその強力な運動と話題性も重なり、観光客の増加など経済効果が生まれております。  また、金沢-敦賀間完成を3年前倒しし2023年春の先行開業を目指している、現在、そういった状況でもあります。  新幹線が敦賀まで開業となりますと、この北陸本線、JRから第三セクターとなり在来線の運営も課題となってきます。市民の足として、またまちづくりの視点としても重要ではありますが、これまでの先行事例を見ていますと、やはり苦戦している状況というのも見てとれます。  並行在来線については、これから県内全ての自治体で考える問題ではあるとは思いますが、その運営方法に関してお伺いをいたします。  まず、並行在来線の開業までのスケジュールと乗降客の調査など関連調査はいつ行うのか。また、運賃案などはいつ、どのような形で決まっていくのかお答えをください。 72 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 73 ◯市長(和田愼司君) それでは、北陸新幹線開業に伴うIRいしかわの開業についてということであります。  IRいしかわ、小松に開業いたしますのは新幹線が開通すると同時に切りかえということになりますので、平成35年3月ということになります。  先日、3月30日に第1回の会合が行われました。いしかわ並行在来線金沢以西延伸対策検討会というのが開かれまして、全首長並びに民間のいろんな諸団体の人たちが参加をいたしました。その検討会がこれからの一番主たる判断機関になってくるわけですが、将来の需要予測等をこれから来年にかけて行うということでありますし、当然、民間の第三セクターになりますので収支の計算、そして経営計画というものが平成32年度に計画を提示される予定でございます。その経営計画の中に運賃があるということでございますので、金沢以東のIRいしかわにつきましても開通の2年前に運賃が提示されたということですので、今回も同じかなということと、今回の場合は金沢以東と違いましてある程度の準備期間がありますのでもう少し早いのかなと。このあたりについてはまだ紆余曲折あるかなというふうに思っております。 74 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 75 ◯4番(木下裕介君) 平成32年、経営計画云々ということでお伺いいたしました。  それと同時に、不安というかよく言われております当然地元と連携をして地道に乗客をふやす方法を官民挙げて模索していただく同時に、できる限り運賃の値上げですね。市民負担増にならないように、この場をかりて要望いたしておきますので、ぜひともそういった声もあるということもお伝えいただければというふうに思います。  次、粟津駅の周辺整備についての質問に入ります。  先ほど質問ございましたけれども、小松市は粟津駅周辺地区整備方針を示しておりますが、この中で基幹事業として粟津駅の東西を結ぶ連絡通路の整備というのが示されております。今回の質問はそちらに絞ってお伺いをしたいと思いますが、この東西を結ぶ連絡通路の整備について、時期を踏まえた考えのほうをお聞かせ願います。 76 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市長、和田愼司君。 77 ◯市長(和田愼司君) その前に、IRいしかわになるにしても、やはり需要が必要だということでありまして、これは政治的な圧力で運賃を下げたりとかということをしても長続きしないわけです。結果的に県民、市民の負担になるわけでございますので、需要をふやさなきゃいけないということです。  幸い今、JR小松駅、粟津駅、明峰駅もそれぞれ乗車人員がふえておりまして、小松駅は150万人を超えました。年間。それから、粟津駅が今50万人に迫ろうとしております。これも過去最高の数字だろうと思います。それから、明峰駅は来年で30周年ということですが、間もなく20万人を超えるということでありますので、そういう意味では小松市が持っている駅につきましてはそれぞれ右肩上がりなのかなと思います。やはりこの流れを続けていくために、粟津駅の周辺も真に需要がふえるような形での整備が必要だということを議員もお考えなんだろうと思っております。  今、駅西地区のほうで土地区画整理事業も進んでおります。また、小松大学のキャンパスも生まれるわけでございますし、そんな中で東西の連絡自由通路といいますか、上空になるのか地下になるのか、このあたりまだはっきりしませんが、必要だということは私もよく認識しておりますし、当然、地権者がいらっしゃいます。今、まず駅西道路の拡張を進めておりますけれども、なかなか私どもの思いの中に入ってこない、金額が。ということで難航しておるんですが、ほぼ今まとまりつつございます。この流れを追って、民間とあわせて、さらに駅西地区の活用を図ることが、この東西道路の必要性をさらに増すことになるんだろうと思います。  いずれにしても、私どもも方向としてはそういう方向でございますし、それからまた市民の皆さんの声も聞きながらやっていきたいなと思っております。  時期的にはいつだということは今申し上げられませんが、まず駅西の道路を整備し、そこへバスを通すんだという基本的な構想がございます。そんなことを一つ一つ踏まえながら、粟津駅は南部地区の一番のアクセスの入り口でございます。そこをしっかりまた整備をしていきたいなと思っております。  以上です。 78 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 79 ◯4番(木下裕介君) 小松大学が来年開学になりまして、粟津キャンパスに生徒が入ってくるのが3年後という形を聞いております。  時期というのはお話今出ませんでしたけれども、地元民の一人としていろんな障害を乗り越えていただいて、ぜひとも実現に向けてまたともに汗をかいていきたいなというふうに思っております。  この質問についてはこちらで終わらせていただきます。  続きまして、がらっと変わりますけれども、終末期医療についてお伺いをいたします。  高齢社会において、人生の終末期をどのように迎えるのか。2014年の厚生労働白書のアンケートでは、どこで最期を迎えたいかという希望を聞きますと、半数以上の方が自宅で迎えたいと答えております。  日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団の調査では、余命が限られた場合ですけれども、自宅で過ごしたいという人が80%にも達しております。  厚生労働省の調査でも余命6カ月以内の場合、諸所の条件を除いて希望だけを聞けば、自宅で療養したいと考える人は60%を超えています。ただ、実際は病院など医療機関で亡くなる人が8割を占めています。  1950年代には8割以上の方が自宅で亡くなっていましたが、だんだんとこの数字も逆転をしまして、現在では自宅で亡くなる方というのは約13%というふうになっております。多くの人が希望するみとりの場所と実際のみとりの場所には大きなギャップがある状態となっています。  自宅でのみとりというのは幾つもの条件がかなわないと実現はしません。まず何より本人の意思です。最近はがんの場合でも痛みのコントロールはかなりできるようになり、医療技術の点では自宅でのみとりの条件も整いつつあるように思われます。もちろん家族の理解、協力、そして訪問医の存在や訪問看護・介護体制も不可欠となります。  本市の場合、最新の調査によりますと、自宅で亡くなられた方は約6%という数字出ております。全国平均の約半分となっております。もちろん病院での最期のみとりを否定するつもりはありません。24時間いつでもナースコールで看護師が駆けつけ、さらに医師もすぐそばにいる安心感があります。ただ、思い出がたくさん詰まった住みなれた自宅でのみとりも人生のゴールへの選択肢として、本人はもちろん家族、地域、親戚も認め、さらに医療や介護の制度面でも保障されることは大切だと考えます。  人生の最期においては、やっぱり2つの意見に分かれます。一つは、愛着のある自宅で間際まで通常の生活を営み、最期を迎えたい。もう一つは、家族の手を煩わせることなく最期は病院や施設で過ごしたい。行政の責任は選択肢を保障することだと私は考えます。  そこでお伺いをいたします。望んだ死に方、納得できる死に方というのができるかどうかというのは、人生の幸福度を左右する重要な課題であると考えますが、終末期医療についての市の御所見をお聞かせください。 80 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。    〔予防先進部長 中西美智子君登壇〕 81 ◯予防先進部長(中西美智子君) 終末期医療についての市の見解についてでございますが、人生の最終段階における医療につきましては、医師から病状や治療方針に関する適切な説明をまず受け、そして医師や家族と話し合いをした上で本人が決定して進めていくことが基本であると考えております。 82 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 83 ◯4番(木下裕介君) この質問をするに当たりましていろんな調べを行ったんですけれども、結果的に私の感じとしては、終末期医療を考えるということは生き方を考えることなのかなというふうに感じております。  かつて、西行法師、昔の歌人の方ですけれども、こういう歌を詠んでいまして「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」。この歌のとおり満開の桜の木の下で最期を迎えた生きざまですか、その共感する日本人というのは独特の独自の死生観というのを持っているんだなというふうに思っていますし、こういった意味において、次の質問に移るんですけれども、自宅でのみとり、あるいは本人や家族が望んだ場合において、本市の在宅の終末期医療体制の現状、そして今後の課題等についてお尋ねをいたします。 84 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。 85 ◯予防先進部長(中西美智子君) 自宅で終末期医療を望んだ場合の本市のサービス体制の現状は、医師が自宅などへ訪問いたします訪問診療や往診を実施している医療機関は24カ所でございます。また、医師の指示を受けて看護師などが訪問する訪問看護ステーションは9カ所、ヘルパーが訪問する訪問介護事業所が13カ所、そして自宅へ入浴車が行きます訪問入浴介護事業所が2カ所ございます。  また、自宅の生活の療養環境を整えるために必要なサービスといたしましては、ベッドや車椅子などの福祉レンタル、ポータブルトイレなどの福祉用具の購入費の支給、それから段差解消などを行う住宅改修費の支給などが介護保険サービスにございます。  自宅で終末期を過ごすためには、かかりつけ医を中心に看護師、ヘルパーなど医療や介護の関係者が連携してチームとなって、現在、在宅生活を支援しております。  今後の課題といたしまして、今後ますます高齢者がふえる中、本人のさまざまな終末期における選択に応えることができるように医療や介護の関係者などがさらに連携して、本人の希望に沿ったケアを提供できるような体制をつくっていくことが大切だと思っております。  本市では、思い病気や介護が必要になって自分の思いを周囲に伝えられなくなったときに、自分の望む支援を受けることができるように記入ができるはつらつシニアかんじん帳という手帳を作成し、いきいきサロンなどで高齢者に配布をしております。これらを活用して、リビングウイルと言われます元気なうちから終末期医療に関する意思を家族などに伝えて記録をしておくことについて、今後一層普及をさせていきたいと考えております。 86 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 87 ◯4番(木下裕介君) 現在、多死社会ということがよく言われています。当然生まれてくる子供の数より亡くなる方が多くなって人口減少進んでいるんですけれども、現在、130万人をちょっと超えたぐらいで、言われていますのが2039年、いわゆる団塊の世代の方がある年齢に達すると恐らく160万人ぐらいにいくんじゃないかというふうに、それを思っての多死社会というふうに言われております。  本市としてもさまざまな施策を通じていろんな網の目を張っていただいて、しっかりとフォローしていただきたいというふうに思っております。  なかなかこの話題についてはある意味タブー視するようなこともあると思いますが、やはりこの時代ですから、こういったことも取り組んでいかなければならないのかなというふうに考えております。  続きまして次の質問に、3番目、入りたいと思います。  次は市民病院のお話になるんですけれども、入院患者が自宅で終末期を迎えたい場合の市民病院の対応についてお伺いをいたします。 88 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民病院管理局長、神田和明君。    〔市民病院管理局長 神田和明君登壇〕 89 ◯市民病院管理局長(神田和明君) 市民病院に入院している患者さんが終末期を自宅で迎えたいと希望された場合の病院の対応についてでございますが、患者さんや家族の皆さんが自宅で終末期を迎えたいと希望された場合は、市民病院では地域医療連携室の職員が担当する主治医や担当看護師と相談して、本人や家族の御要望、本人の心身の状態により、往診や訪問診療、訪問看護等を実施している地域のかかりつけ医や病院、介護施設等と連携して、患者さんの希望に添えるよう調整いたしております。  今後は、本院の医師等が講師となって開催している各種生活習慣病やがんの予防講座等の機会を利用して、自分が望む終末期を迎えるためには日ごろから生活を送る上で何に気をつけたらよいか説明、周知してまいりますとともに、地域の中核病院としてかかりつけ医や病院、介護施設等との連携を引き続き強化してまいりたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。  以上でございます。 90 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 91 ◯4番(木下裕介君) 引き続き周知に取り組んでいただきたいと思いますし、今ほど出ましたけれども医療と介護の連携についても、またこちらもしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
     こちらは要望という形でさせていただきます。  こちらの質問は以上で終わらせたいと思います。  次に、口腔ケアについてお伺いをいたします。  いわゆる団塊の世代が全て75歳以上となる2025年に向けて、多くの地域で医療、介護の需要がますます増加すると見込まれております。  こういった高齢社会を迎える中、高齢者の口腔ケアというのは、歯科疾患の重症化予防だけでなく、生活の質を高め、元気な高齢者をふやし、健康寿命を延ばすためにも大変重要なものとなっております。  高齢者の口腔ケアを実施することは、誤嚥性肺炎の予防のほか、食べる機能を回復し、低栄養の防止、栄養改善、楽しみのある食生活の実現、認知機能の維持、回復に効果があると言われております。  そこで、本市の口腔ケアについての現状の取り組み、そして今後の課題等についてお伺いをいたします。 92 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。 93 ◯予防先進部長(中西美智子君) 口の中の健康づくりは、虫歯や歯槽膿漏などの歯周疾患、そしゃくや嚥下機能というかんだり飲み込んだりする働きなど、年代や健康状態によって取り組む課題が異なっております。  高齢者への取り組みといたしましては、成人歯科口腔健診について、平成27年度から20歳から80歳まで5歳区切りに対象を拡大し、65歳以上の高齢者には口の中の食べ物が誤って肺に入ることによって起こる誤嚥性肺炎や低栄養などを予防するために、そしゃく、嚥下機能も含めた健診の実施や高齢者の口腔の健康づくりとして、いきいきサロンでの健口体操の普及や実践、歯科衛生士などによる健康講座の開催、介護が必要になった方へはデイサービスや介護保険施設などにおいて口腔清掃や飲み込み訓練などの口腔機能向上のための支援を実施しております。  これらの取り組みにより、小松歯科医師会の協力を得て実施しております介護予防8020推進事業における表彰対象者も年々増加しております。これは80歳で20本以上の健全な歯を持っている方を表彰するものでございますが、平成24年度には65人、26年度には81人、そして昨年度は104人が表彰されました。  今後の課題につきましては、生涯にわたり自分の歯でおいしく食事をとるためには、年代に応じた口腔ケアの実践を積み重ねていくことが重要となります。特に高齢者におきましては嚥下性肺炎などの予防をして、自分に合った口腔ケアがとても大切であります。  今後は、8020運動のほか、より早い段階から歯の大切さを意識できるような取り組みについても歯科医師会と協議いたしまして検討していきたいと思っております。 94 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 95 ◯4番(木下裕介君) より早い時期から取り組んでいただくことと、そして歯科医師会とぜひ連携をしてしっかりと取り組んでいただきたいと思いますし、こちらは要望になるんですけれども、来年度、2018年度から第7期の介護保険事業計画というのがスタートします。これから計画策定に当たっていくと思われるんですけれども、ぜひ重点項目として口腔ケアというのを設けていただくことも、こちらも要望してこの質問を終わらせたいと思います。  次は、先ほどから、今は高齢者のほうで口腔ケアのお話をいただきましたけれども、次は企業と民間の活用についての質問に入ります。  歯と口腔の健康づくりを社会全体で取り組むためには、現在、今ほどもありましたけれども県民運動として8020運動を展開しております。ぜひ、今後はより世代の特性に合わせた推進をしていく必要があると考えますし、特に歯周病の発症、重症化予防に成人期からの取り組みは重要になってきます。  もちろん今はどちらかというと個人対象にいろんな取り組みを行っているようでありますけれども、ぜひ企業等、民間の力も生かしながら、歯科健診の受診、口腔ケアの実施など、職場等での歯と口腔の健康づくりの強化を促す仕組みづくりが重要であると考えますが、御所見をお聞かせください。 96 ◯副議長(吉本慎太郎君) 予防先進部長、中西美智子君。 97 ◯予防先進部長(中西美智子君) 市では、成人歯科口腔健診のほかに、妊婦歯科、それから1歳半、3歳児などの健診、また6月の歯と口の健康週間行事として歯科健診や保健指導など、乳幼児から高齢者までの幅広い年代に口腔ケアに関する健診や保健指導を通して、自分の歯は自分で守るという、まずセルフケアの必要性を伝えております。  今、議員が提案されましたような若い年代への働きかけはとても大事だと思います。個人レベルのこれまでの啓発に加えまして、企業などと連携した取り組みが重要であると思います。  県では、企業に出向いて口腔の健康についてのセミナーの実施や歯の健康管理などに取り組んでいる優良企業などの表彰を行っております。  今後、本市でも全国健康保険協会や商工会議所などと連携して、健診の周知などを一層進め、県や小松歯科医師会、関係機関などと協力し、ライフステージに応じた正しい口腔ケアの普及を実施していきたいと思っております。また、計画に盛り込んで重点課題として、今後、口腔ケアを取り組んでいきたいと思います。 98 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 99 ◯4番(木下裕介君) ぜひ協働の精神で、さまざまな団体と市民の健康づくりにまた寄与するような取り組みを行っていただきたいというふうに思います。  この質問はこちらで終わらせたいと思います。  それでは、最後の質問となりますが、民泊についてお伺いをいたします。  民泊のルールを定めた住宅宿泊事業法が9日、参議院本会議で成立をし、来年にも全国で民泊が解禁されることになりました。  ここ数年、アメリカの大手仲介業者を初めとしたインターネットプラットホームを活用した民泊サービスが世界各国で展開をされており、我が国でも急増する訪日外国人の受け皿となっております。ちなみに、このアメリカの大手仲介サイトを利用した訪日客は、昨年約370万人にも上り、2016年の訪日客2,403万人の15%が利用した計算になります。  一方、民泊サービスをめぐっては近隣トラブルなどの問題も相次ぎ、ルールづくりも課題となっておりました。  今回通りました住宅宿泊事業法、いわゆる民泊法と言われるものですけれども、まず、この民泊の定義について、民泊とはどのようなものかというのを御説明願います。 100 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。    〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕 101 ◯都市創造部長(藤田 稔君) それでは、まず民泊とは、旅行者に対して戸建て住宅やマンションの空き部屋などを宿泊施設として有料で貸し出すサービスであります。 102 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 103 ◯4番(木下裕介君) もともとこの法案、個人的には通るのがちょっと遅かったかなという感じもするんですけれども、ようやく来年からいよいよ民泊が全国で、法律も通って解禁されることとなりました。  今の民泊の現状と今後の、法律通りましたけれども対応について考えをお聞かせください。 104 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 105 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 民泊の法案等につきましては、議員御案内のとおり、先週の6月9日に民泊新法であります住宅宿泊事業法が成立いたしまして、2018年1月の施行が予定されております。  新法で定義されている民泊は、旅館業法の対象外となり、年間180日以内の営業といった条件はありますけれども、ホテルや旅館では営業することができない住宅専用地域でも営業が可能となるなど、いろいろな規制が緩和されるという予定であります。  小松市内の2016年の外国人宿泊者数は2012年と比較いたしまして約2.5倍に伸びており、民泊の需要も高まってきております。  そういうことで、旅行、ビジネス宿泊者の増加による民泊サービスの供給が求められており、農家民宿を含めた多様な民泊サービスが展開できる仕組みづくりや、民泊の増加に伴う地域住民などのトラブル防止対策などについて検討してまいります。 106 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 107 ◯4番(木下裕介君) しっかりと来るべき来年に備えてさまざまな手だてを打っていただきたいと思っておりますし、やはりどうしてもトラブルなどの問題が全国的にいろんな声も聞いておりますので、そこも抜かりなくやっていただければというふうに思います。  最後の質問になるんですけれども、新しい形式の宿泊施設整備に対しての補助についてお伺いをいたします。  今、シェアハウスあるいはゲストハウスといった新しいタイプの宿泊施設が全国的にもいろんなところでつくられております。ぜひ、今回、民泊というものが法律も通りましたけれども、こういった新しいタイプの宿泊施設に対して、改修を行っていく支援を行う考えはないのかというのをお伺いをいたします。 108 ◯副議長(吉本慎太郎君) 都市創造部長、藤田稔君。 109 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 下宿、シェアハウス、ゲストハウスへの改修の支援についてでございます。  下宿、シェアハウス、ゲストハウスへの改修支援についてでございますが、宿泊施設の整備については、現在ある改修補助制度の積極的な活用や空き家、空き室の情報提供を行っていきたいというふうに考えているので、御理解のほどよろしくお願いします。 110 ◯副議長(吉本慎太郎君) 木下裕介君。 111 ◯4番(木下裕介君) さまざまなタイプの宿泊施設できると思いますけれども、法律施行に向けてしっかりと取り組んでいただきたいということを要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。  以上です。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 村 範 明 君 112 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。    〔6番 吉村範明君登壇〕 113 ◯6番(吉村範明君) 皆さん、お疲れさまでございます。  平成29年第2回定例会、質疑・質問2日目の最終となりました自民党こまつの吉村でございます。  今回、この定例会からペーパーレス化によりましてタブレット端末が導入され、そして議員各位、そして執行部の皆さんの御協力のもと導入にこぎつけた。私も議長から諮問を受け、ICT推進プロジェクトチームのリーダーとして、この導入にかかわったわけですけれども、本当これが市税の削減、そしてごみの減量化につながればというふうに思いますし、また皆さんにも今からどんどんどんどんこの機械を御利用されていただいて、ぜひとも御協力をいただきたいなというふうに思います。  そんな中、本当にうれしいなと思ったことが、某女性議員の方でありますけれども、もう導入されて機械をお渡しされてから、キャリーバッグを含めそういった一式を自宅にお持ち帰りになられている。また、Wi-Fiの環境も実は家庭のほうで整備されたということで、今、実は家族の方々とこれを通していろんな意味で会話がはずんでいるということも聞きました。  実際、孫子がおられる皆さんでありますから、家庭に帰ってでも、やはりこういったものが実は普及して、いろんなコストダウン、そしてごみの減量化につながっているんだよということを、ぜひとも家庭に帰っても、そして地域の皆さんにもお教えいただければなというふうに思います。  何はともあれ、我々議員としての役割であります執行部への、行政へのチェック機能、そして提言、また政策の立案、さらに市民と行政とのかけ橋として、これからも初心忘れるべからずという形で進めていきたいなというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  また、私ごとでありますけれども、今回、福祉文教常任委員会に組織がえとなりました。6年前も実は私、福祉文教常任委員会ということで、2年目には総務企画常任委員会、また改選後のこれまでの2年間でありますけれども経済建設常任委員会ということで、全ての3常任委員会を回らせていただきました。議員皆さんには本当に感謝するところでありますし、これからも一巡回りましたので福祉文教常任委員会の一員として、また市勢発展のために尽力していてければなというふうに思いますので、御理解、御協力のほどよろしくお願いいたしたいと思います。  まず、6年前の私も、実は福祉文教常任委員会に入ったのは複式学級の問題、この課題を何とかクリアしたい、その思いがありまして福祉文教常任委員会に入り、忘れもしない6年前の6月定例会において執行部のほうにお願いをしたことがあります。  それは、複式学級にすごい危機感を感じておりました。そんな中、やはり義務教育というのは受ける権利と受けさす義務、その中で成り立っている義務教育でありますから、やはり先生の加配というものが大変重要だということで話をさせていただきました。  現にその現状の中、県の教育委員会のほうから複式になった場合は1名の加配があるということでありましたけれども、本市におかれましては提案をしたところ、全てに関して講師を単費でつけていただく。これこそが義務教育のあり方、そして差別のない教育のあり方だと、本当に感謝をしているところであります。  そんな中、今回たまたま福祉文教常任委員会に配属になり、今回の市長議案説明の中にありました松東校下における新しい学校づくりということでありました。  これに関しまして、やはり大きな意味でまちづくりという形で今回質問をさせていただきたいというふうに思いますので、明快な御答弁をお願いしたいなというふうに思います。  まず、市長議案説明の中では、「金野小学校、西尾小学校、波佐谷小学校の3校については、平成30年4月、来年の4月より、新校名のもと波佐谷小学校に集約し、松東中学校との小中一貫教育を開始します。さらに、平成33年度、3年後には小中9年間を一体化した義務教育学校をスタートさせることとし、地域の活性化にもつながる新しい学校づくりを地域や保護者の皆様と連携して進めているところです。補正予算案においては、波佐谷小学校の改修を含めた必要経費を計上しています」とお聞きさせていただきましたので、それについて順次お聞きをしてまいりたいと思います。  まずは、代表質問の中でもありましたけれども、統合にあわせて仮統合という形で波佐谷小学校を仮校舎とするということでありますが、この仮校舎にするという選定した理由をまずはお聞かせいただければと思います。 114 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。    〔教育次長 山本 裕君登壇〕 115 ◯教育次長(山本 裕君) それでは、今ありました波佐谷小学校を仮校舎に選定した理由についてお答えいたします。  仮校舎の選定に当たりましては、3校それぞれに予算がありまして、大変難しい課題でございました。  選定に際しましては、視点を3つ設定いたしました。まず第1に児童の安全、次に教育環境、そして利便性の3つでございます。その3点を中心にさまざまな要素を総合的に検討し、判断いたしました。  その際、地域の方々のお声を聞くために地域ごとに会合を開催し、広く皆様方の意見をお聞きし、最終的には松東地区小学校統合推進委員会の委員の皆様の御了解を得て決めさせていただきました。金野、西尾、波佐谷の3つの小学校は大変長い歴史を持ち、これまで地域の皆様に支えられ、育てられてきた本当に地域の皆様にとって大切な存在であるということが、こうした意見をお聞きしながら、私ども改めて感じることができました。  皆様方の学校を大切に思う気持ちをこれからも大切にして、新しい学校づくりに反映させていくことが私どもの責務であると感じております。  以上でございます。 116 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 117 ◯6番(吉村範明君) まず、今お聞きしたところ、安全性、環境、利便性を鑑み、地域の方々とよく話し合って決められたということでありますが、私も聞くところによりますと、残念ながらまだ意見交換、やはり地域、地域の方々にとっては今まで親しんだ学校が一つになるということに関して、私も小さな学校に育っておるもんですから、そういうことを考えますと例えば自分の地域から学校がなくなるということは本当にショッキングな話でありますから、いろんな形でお話は進めてこられたんかと思いますけれども、もう一度地域の方々にも誤解の生じないような、そういった例えば我々どんな形ででも、例えばお願いをして、事業を構築する際に地域の方々の合意形成はほぼ100%とってくださいよという、よく行政の方々からそう言われます。我々も一丸となって合意形成というものを最重要視しながらやるわけでありますから、やはり誤解がないようにまた今後も、4月までありますから、そのところを詰めていただいて、よりよい皆さんの思いをかなうような形で、特にまた後からも話ししますけれども、3年間、先ほども言われたように平成33年の4月、また新しく9年間の学校がつくられるということでありますので、そこの部分は十二分に話し合いを、また説明をしていただきたいなというふうに思います。  そして、それが1点でありますけれども、もう一つ仮校舎についてお聞きをさせていただきたいのが、その内容であります。  今ほど予算内示会において市長からのパワーポイントでの説明の中にありましたけれども、「新しい学校づくり」推進費、ふるさとの未来を担う子ども達を育てる学校にということで、今のところは波佐谷小学校の改築工事に6,000万円予算計上という形で6月補正に上がっています。この改修の内容を、どんなものを改修していくのかお聞かせいただければと思います。 118 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。 119 ◯教育次長(山本 裕君) 予算計上につきましては、恐れ入りますが600万円ということになっておりますので、よろしくお願いします。  この仮校舎改修でございますけれども、ハードの面では主なものとしまして、この夏休みを中心に、児童が使用する波佐谷小学校の各教室のロッカーの取りかえ工事を予定しております。また、児童数が今年度の52名から3つの学校を合わせてになりますので130名余りになります。そこで、玄関の下足棚が足りなくなりますので、それの整備も行います。さらに、給食室の床が老朽化しておりますので、3年間という短い期間ではございますが、やはり衛生第一ということで張りかえ工事を予定しております。そのほか、ドアのあけ閉めのふぐあいとかそういった小さな部分といったことを予定しております。  ソフトの面でございますけれども、これは新しくつくる校歌や校章の制作費を予定しております。  以上でございます。 120 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 121 ◯6番(吉村範明君) ハード面ではロッカーと玄関の改修、そして給食室の改修、ソフト面では校歌と校章ということでありますけれども、やはり私も危惧しているところ、そして地域の方々も危惧されているところは、先ほど次長も言われましたとおり52名のところから130人を超える児童が集まるということであります。  今まで西尾小学校に関しては中山間地域の特別学校という形で校区を関係なく来れるような形でスクールバスを利用されておられたと思います。今後、ちょっと聞きたいのは、スクールバスというのは、金野小学校も含めてそういったスクールバスというのは使われる予定なんでしょうか。 122 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。 123 ◯教育次長(山本 裕君) 遠隔地ということで金野小学校の子供たちもスクールバスを使うことになると考えております。  範囲につきましては、これから検討していきたいと、そういうふうに思っております。 124 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 125 ◯6番(吉村範明君) スクールバスも使われるということでありますので、やはり地域の方が懸念されているのはスクールバスの乗降場。今まで波佐谷小学校の子供たちは多分というかほとんど徒歩で、よっぽど何かがない限り車で送迎ということはまずないと思いますけれども、やはり徒歩で通学されていると思います。  そんな中、スクールバスというものが来られる。万が一、先ほども言いましたけれども何かのことがあって送り迎え、送迎の車が来られる可能性もあるということであります。そう思いますと、130名のうち今52名が波佐谷小学校ということでありますから、約80名から90名、100名近くがまた新たに、親御さんを伴ってスクールバスに乗れなかった子とか、それよりも親の都合でスクールバスよりも早く行きたかったとか、いろんなケース・バイ・ケースがあると思うので、そんな場合の乗降車の場所。それは今後、運動会、そしていろんな学校の授業参観等々を考えますと、やはりこの130名の方々が、児童に対して1人来ても乗り合いで当然来てねという話を多分されると思いますが、最低80台から50台ぐらいは多分乗用車で来られると思います。そう思いますと、駐車場がないということや、その他グラウンドを使っても間に合わないといったこともありますし、あとそういった車が動くということになりますので、児童の安全のほうも考えた上で、あそこは前の道は県道なのかわかりませんけれども、やはり道路に駐車せざるを得ないような状況になると、これまた地域の方々も困ると思いますので、そういったところの観点からも、今の改修で、先ほど失礼しました6,000万円と言いましたが600万円。600万円の改修では今のところこれは見込んでないということでありますので、今後、その部分に関して強く要望しておきたいというふうに思います。  もし答えられるんであればお答えいただきたいと思いますし、答えられないようであれば御検討いただきたいと思いますが、どうでしょうか。 126 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。
    127 ◯教育次長(山本 裕君) ありがとうございます。  議員御指摘の事柄につきましては、本当に子供たちの安全上、大変重要な課題と考えております。児童の安全を第一に考えまして、学校、保護者の皆様、また地域の皆様の御意見を聞きながら、地域の状況をよく鑑みまして、特に松東地区小学校統合推進委員会の席上で十分に検討し、考えていきたいと、そういうふうに思っております。  また今後ともよろしくお願いいたします。 128 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 129 ◯6番(吉村範明君) その地区検討委員会、その方々が有識者で集まっておられると思いますけれども、やはりそういった方々も含めて、その方々が納得されても、地域の方々に届いてないわけじゃないんだろうけれども、やはり行き届かない場合も、やはり人間の言葉でありますからそういったところも注意していただいて、そういった事柄が決まれば例えば町内会に申し上げて回覧板で回していただくとか、いろんな連絡網を通じて、すべからく皆さんが地域の方々がわかるような進め方をぜひともしてあげていただきたいなというふうに思います。  それでは、今の仮校舎に関しましては質問閉じさせていただきたいと思います。  次に、これから平成33年4月に開校予定であります義務教育学校について順次お聞きをしていきたいなというふうに思います。  今、新校舎を建設、当然されていくと思います。今の段階で想定されている統合小学校の新校舎の予定地、そこをまずはお聞かせいただければなと思います。 130 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。 131 ◯教育次長(山本 裕君) 新校舎の予定地でございますが、現段階では現在の松東中学校の横に小学部の校舎を増築する予定でございます。  以上でございます。 132 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 133 ◯6番(吉村範明君) 横というのは具体的なもう青写真は描けておるのか、それとも大体その予定で進めていきたいなというような形なのか、もう具体的な話になってはいるんですかね。なってないようであれば、またそれもお教えいただければと思います。 134 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。 135 ◯教育次長(山本 裕君) まだ具体的なものはできておりません。現在、必要な教室数、またそういった教室の機能、そういったことを鑑みましてどういうふうな形にしていくか、これから検討していくところでございます。 136 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 137 ◯6番(吉村範明君) それでは、今から検討課題ということでありますので、地域の方々も含めて、いかに子供たちのためによい校舎をつくるかというのがこれからということでありますので、どうか皆さんの意見を十分に反映されて、建設予定地も含めて検討いただければなというふうに思います。  昨日、代表質問の中でもありましたけれども、今、義務教育学校で校長先生が1人という話も答弁の中でありましたけれども、具体的に義務教育学校の校舎というのはどのようになるのか、今の段階でわかる範囲で結構なのでお教えいただければなというふうに思います。 138 ◯副議長(吉本慎太郎君) 教育次長、山本裕君。 139 ◯教育次長(山本 裕君) この義務教育学校というのは、きのうの答弁でも申し上げましたが、平成28年4月より設置が認められた新しいタイプの学校でございます。  1人の校長のもと、一つの職員組織で小中一貫した教育を行うもので、その特色を生かすために学校独自の教科を設けることができます。教職員は小学校、中学校の枠を超えて教育方針を共有し、児童生徒の教育に当たれる、それがまた魅力の一つとなっております。そうしたことから、小学部、中学部となりますけれども、職員室も一つにまとめることが適切ではないかと今のところ考えております。  教育内容につきましては、義務教育学校にすることによりまして学校生活がより豊かなものになるものと期待しております。例えば小学生が中学生と一緒に部活動に取り組んだり、また運動会や文化祭を一緒につくり上げたり、そんなふうに一緒に活動することによって、小学生は中学生の立派な姿に憧れを持つようになりますし、また中学生はリーダーとしての自覚をより一層深めるものと期待しております。  また、休み時間には中学校に設置されているイングリッシュ・テーブル、また小学校でもそういった近い部屋も設けられればと思っているんですけれども、小学生が中学生と一緒にALTと話をしたり、また図書館ではブックトークをしたり、また中学生の読み聞かせを小学生が聞いたりと、そういった交流をして自然な形で仲よくなると。それによって明るい雰囲気の学校をつくっていけるものと期待しております。  こうした豊かな教育活動ができるように、新しい校舎では、まだ構想段階ですけれども、英語を使って海外と交流したり、また先ほど議員のお話にもありましたようにICTを駆使して海外と連絡をとり合ったりという、そういったことのできるグローバルルーム、そういったものをつくってみる。また、いろいろな人と交流し、お互いに理解を深めるようなそういうアクティブルームと今考えているんですけれども、そういったものも設置していきたいと考えております。  義務教育学校ならではの教育活動のできるそういった校舎をつくって、子供たちが明るく、楽しく、生き生きと学べるそういう学校にするために、また皆様方のお知恵をおかりしながらしっかりやっていきたいと、そういうふうに思っております。  以上でございます。 140 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 141 ◯6番(吉村範明君) 本当に子供たちのため、また地域のために、ぜひともよい学校にしていただきたいなというふうに思いますし、やはり今、話があったとおり、職員室が一つになるというのは本当にありがたいことだと思います。先生方が子供たちの個々のそういった環境も含めて、性格も含めて共有するということは大変重要だと思いますし、やはりそれが今後、地域の宝になるわけでありますから、そして地域を担う大人になっていくわけですから、ぜひともみんなで育ててあげていただきたい。  特に、前々の教育長でありましたが、PTAA──ペアレント・ティーチャー・エリア・アソシエーション、あれが僕の心の中にすごく響いています。私もそのエリアの一員として、やはりこういった子供たちの健やかな、健全な育成を見るというのは本当にうれしい限りでありますし、今後はそういった形でぜひとも進めていただきたい。  私ごとになりますけれども、これも市の支援をいただいて、今、那谷小学校がALTの拠点学校としてあります。教育長もおられましたけれども、卒業式に英語でスピーチをされる。自分の夢を英語でスピーチをする。あれは本当にすごいことだというふうに思いますし、今、うわさ段階でお聞きしたところ、那谷小学校の卒業生の中学校での成績が何か1番、2番とかということを聞きました。  やはり小さい学校でやるよさと、大きな学校でやるよさ。それをやはり地域のことも踏まえながら、学校としてもいろんな場面、場面であると思いますが、地域の声をぜひとも反映して、子供たちのためでありますから、説明責任も含めて進めていってあげていただければというふうに思います。  今のこの教育委員会に関します仮校舎、そして新校舎の建設については、以上で終わらせていただきたいと思います。  続きまして、この小学校に上がるということでありますから、未就学児のこれからの教育も含めた環境というのが一番重要だと我々は思っております。  特に小さな学校になりますと、保育所からそのままスライドして小学校にというケースが多くあります。ですから、これからは小学校にいろいろと、小学校のことも当然考えていかなくちゃいけないですけれども、その前にやはり保育所のことをどんどんどんどん考えていかなくてはいけないというふうに私は思います。  そんな中、小松市における教育・保育施設の統廃合及び公立施設の民営化・認定こども園移行の推進に関する報告書の中には、今回のこの統合も含めて「効果的な集団保育を実施していくうえで、統廃合を推進する」となっておりますが、今のところこの金野保育所と瀬領保育所の2つがあると思いますが、今後、どのような時期で、どのような場所で統廃合を考えていくのかお聞かせをいただければと思います。 142 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。    〔市民福祉部長 山本 周君登壇〕 143 ◯市民福祉部長(山本 周君) 松東地区の金野、瀬領の両保育所の統合につきましては、平成22年に改定されました小松市保育所の統廃合及び民営化の推進に関する報告書、いわゆる保育所統廃合・民営化計画におきまして、効果的な集団保育の提供の観点から保育所統合が位置づけられ、平成28年3月の改定においてもその基本的な考え方は継承しているところでございます。  両保育所につきましては、平成25年7月以降、地域の代表者、保護者会、関係者を交えて協議を重ね、統廃合についての基本合意は得られたところでございます。  今後の対応につきましては、幼児から小学生、中学生への連続性に配慮しつつ、児童の年齢や発達段階に応じた適切な集団保育の提供に向けまして、松東地区における義務教育学校の実施時期に合わせて両保育所を統合し、認定こども園として進めていきたいと考えております。  統合施設の立地場所につきましては、交通アクセスの利便性を初め学校を含めた周辺施設との連携、交流を深め、多様な保育ニーズに対応した魅力ある保育所づくりを目指すなど、総合的に勘案し、適地を選定したいと考えております。  以上です。 144 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 145 ◯6番(吉村範明君) 先ほども申し上げましたけれども、時期はこの33年4月ということであります。  今ほど、25年以降、地域の方々含めいろいろとお話をされておるということでありましたけれども、先ほども学校のときにも言いましたとおり、自分のところから保育所がなくなるということは、大変地域の方々にとっては切実な問題だと思います。  我々のところも今のところは分園化という形で存続をさせていただけるということでありますので安堵はしておりますが、地域、地域によってはやはり住民の思いというのが当然あるわけでありますから、ぜひとも今の進め方も含め、平成33年、もう最後が決まっていますから、どんどんどんどん、先ほども言いましたとおりいろんな形で提案をしながら、意見を集約しながら、全ての方々の意見を集約するというのは難しいかもしれませんが、ただ、その中でも妥協点を見つけて、じゃ、このところにしようかとか、こういったところがいいんじゃないかとかというような行政の提案も含め、地域の方々も含め、いろんな意見交換をしていただければなというふうに思います。  何はともあれ、その地域が、今挙がっております松東中学校の近隣、近辺、周辺ということでありますので、やはりそのところにいろんな形で集約しながら、また利便性を高めれるようなそういった施設にしていただきたいと思いますし、我々にもその情報を御提供いただければ、また皆さんの届かないところの声が我々のところに入ってきたときにでも反映できるのかなというふうに思いますので、いろんな形で御報告をいただければなというふうに思います。  その地域、時期も場所もある程度特定をできたということでありますので、この質問は閉じさせていただきたいと思います。  続きまして、やはり心配されるのが、3校が統合されることによって、その地域の方々の例えば連合町内会であったり、そして各校下の公民館であったり、また社会福祉協議会、そして民生委員協議会、地区体協などが地域にはさまざまな団体があると思います。学校が統合されるということであれば、やはりおのずと皆さん住民の方々が不安になられるのは、その地域が全て、例えば一つの町内になるんではないかとか、また今、地区では校下公民館というところがありますけれども、そういった状態になるのではないかとか、そういったいろんな不安材料が出てくると思いますが、今のところそのような地域の団体について、市として統合とかそういったものの考え方はあるのかどうか、そこの部分をお聞かせいただければと思います。 146 ◯副議長(吉本慎太郎君) ふるさと共創部長、前多陽子君。    〔ふるさと共創部長 前多陽子君登壇〕 147 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) お尋ねの松東地区の3校下についてですが、それぞれの校下ごとに連合町内会や校下公民館、地区社協などの地域の組織、団体が設置されているところでございます。それらの地域団体により、住民の交流や生涯学習、健康づくり、防犯、防災等、地域に密着した活動が熱心に行われており、コミュニティのきずなが育まれていることはこの地域の強みであり、尊重すべきものでございます。  今後、平成30年4月からの3校の統合や、平成33年度の小中一体の義務教育学校スタートによる新しい学校づくりの動きも踏まえながら、各組織、団体のあり方については、地元の相互理解と合意を最優先に考えていきたいと思っているところでございます。 148 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 149 ◯6番(吉村範明君) その答弁いただいてほっとしているところでありますけれども、やはりこの統合というのは地域にとっては最重要課題であり、今後を占う意味でも最もデリケートなところだと思います。  そんな中、今、合意形成があって初めてそういった話が出てくるということでありますので、十二分に、やはりこれは課をまたいでいろんなところからの話があると思います。当然先ほど私が質問させていただいた学校の教育であったり、保育施設であったり、そして各町内であったり、団体であったり、いろんなところが集約されてコミュニティが形成されているということでありますので、あそこの部分はあそこ、ここの部分はここ、ここはここということなく、やはり市が一体となってその地域の方々の意見を集約しながら、そして、そのニーズに合った形をぜひとも今後つくっていっていただければというふうに思います。  私も任期あと2年でありますから、福祉文教常任委員会、全て福祉文教常任委員会の所管かと思っておりますので、逐一、地域の情報も仕入れながら、皆さんにまた御提言、またそういった意見があるよということをお伝えしながら進めていければなというふうに思いますので、どうか地域の要望を加味していただいて、地域づくり、まちづくりを推進していっていただければというふうに思います。  以上で松東地区の新しい学校に伴うまちづくりについては質問は閉じさせていただきたいと思います。  続きまして、(仮称)南ブロック複合施設1階部分内にありますカブッキーランドについて質問をしてまいりたいと思います。  今回、市長議案説明の中にもありましたけれども、子ども・子育てあんしんネットの充実を図るために、教育・保育協議会と合同で(仮称)子育てスマイルステーションを今の1階部分、これは名称をカブッキーランドとなったそうでありますけれども、親子で一緒に学習する体験型の多世代交流施設を整備していくということであります。企業から本施設の整備の趣旨に御賛同いただいて、教育遊具の購入のために寄贈もいただいたということであります。  いろんな意味で、まだまだ見えていないというところがありますので、今回質問させていただきたいと思います。  まずは、運営全般について聞いていきたいと思います。  (仮称)子どもと市民の学びゾーンがカブッキーランドと先ほども申し上げましたが、(仮称)子育てスマイルステーションも含めた全般的な内容について、まずはお聞かせいただければと思います。 150 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 151 ◯市民福祉部長(山本 周君) 質問にお答えします。  カブッキーランドは、土日も開設する学びをテーマにした子育て支援拠点と位置づけております。開館時間は午前10時から午後5時まで、休館日は毎週月曜日と年末年始となる予定であります。  カブッキーランド内は、4つのエリアで構成されております。1つ目は、子育てスマイルステーションでありまして、子供の発達や母親としての困り感、悩みなどが相談でき、必要に応じて行政につなぐなど、育児に関する初期相談や子育てに関するあらゆる情報を集約し、提供する場であります。  2つ目は、株式会社ボーネルンドの北陸初のプロデュースとなる学びのひろばという遊び場であります。子供の健やかな成長を促すために、大型遊具や設備などを設置し、子供たちが遊びを通じて挑戦すること、他人と協力すること、みずから考え、工夫することなどを学ぶ場であります。また、子育て中の母親同士が交流できるあかちゃんひろばも設置いたします。  3つ目は、ABCクッキングスタジオが監修する子供が使いやすい高さを調整することのできるクッキングスタジオでございます。子供向けクッキング教室や離乳食教室を開催するほか、こども園などの食育活動の場として活用できるものです。  4つ目は、カルチャールームといいまして、こども園などが企画するイベントや研修会、また大学と連携した講座などを開催する場であります。  以上であります。 152 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 153 ◯6番(吉村範明君) 毎週月曜日が休みで10時から5時までということで、4つの部署があるということでありますが、これは一体型になると思いますが、例えばスマイルステーションでありますけれども、その中もカブッキーランドの中に入っていて、例えば今ほどの内容でありますと相談も受けながら、ボーネルンドで遊びながら、クッキングスタジオもしながらということでありますよね。再確認です。 154 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 155 ◯市民福祉部長(山本 周君) カブッキーランドの中に子育てスマイルステーションを含み、先ほど言いました学びのひろば及びクッキングスタジオ、カルチャールームという4つの要素を含んで運営するものでございます。  以上でございます。 156 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 157 ◯6番(吉村範明君) 今ほどお聞きしました要はカブッキーランド、ステーションも一緒だということで4つとも運営ということでありますが、これは運営は、確認ですけれどもTMO、株式会社こまつ賑わいセンターが全てにおいて運営するということでよろしいんですか。 158 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 159 ◯市民福祉部長(山本 周君) このカブッキーランドは、学びをテーマにした子育て支援拠点でありますので、運営の担当課はこども家庭課になります。また、子育てスマイルステーションの育児相談や学びのひろばにおける親子のかかわりなどの業務には、子育て支援のスペシャリストである小松市内の認定こども園、保育所、幼稚園の全42施設などから組織されるカブッキーランド運営実行委員会が株式会社こまつ賑わいセンターの運営組織に専門的ノウハウの提供や運営支援を行っていくこととなっております。  そのほか、各分野でリーディング企業であるボーネルンドやABCクッキングスタジオによるスタッフ研修や運営アドバイスなどの協力を受け、開設に備えたいと思っておるところでございます。  以上です。 160 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 161 ◯6番(吉村範明君) 所管が全てこども家庭課ということですね。  じゃ、まちデザイン第2課に関しましては、もう始まったら全てノータッチで、こども家庭課が全て責任を負うということでよろしいんですかね。運営はTMOですけれども、万が一あったときはこども家庭課でいいんですか。 162 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 163 ◯市民福祉部長(山本 周君) これまで小松駅南ブロック複合施設の整備の一環として都市創造部で所管して整備を行ってきたところでございます。  3月議会におきましても、その時点までをまとめた子育てスマイルステーションにつきましてはこども家庭課で説明させていただいたところでございます。  いずれにしましても、総括としての窓口はTMOというところになりますが、ここのカブッキーランドの運営につきましてはこども家庭課が所管する窓口となります。  以上です。 164 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 165 ◯6番(吉村範明君) わかりました。  TMOの方々、方々というか、先ほども言われましたけれども、これから保育士等々を雇い入れをされるということ、TMOが雇い入れをされるということでしたか。 166 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 167 ◯市民福祉部長(山本 周君) ここの専門組織でありますスマイルステーションにつきましては、先ほど説明しましたように小松市内のこども園などと組織します実行委員会のほうで運営していきますので、そこが所管することになると思いますが、その他の人につきましてはTMOの人に運営を協力していただくということになると思います。 168 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 169 ◯6番(吉村範明君) わかりました。  スマイルステーションはこども家庭課で、そのほかのところはTMO……(「TMOから離れた」「TMO関係ないよ」と言う人あり)TMOは関係ないんですか。ちょっとごめんなさい。僕の認識がおかしい。もう一度、済みません、説明お願いします。 170 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 171 ◯市民福祉部長(山本 周君) カブッキーランドのここの窓口はこども家庭課であります。
     ただし、TMOはあそこの市の借り受けする面積部分の総合窓口としてのTMOという組織はありますということでございます。 172 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 173 ◯6番(吉村範明君) わかりました。ごめんなさい。私の認識不足でした。了解しました。  じゃ、そういった形でこども家庭課が見ていただけるということでありますので、また協議会が見ていただけるということでありますので、ぜひともまた子供たちのためにすばらしい施設にしていただければなというふうに思いますが、私もちょっと中身がいまいちわかってないのが事実でありまして、前にお話を聞いているところだと、ボーネルンドの多分KID-O-KIDが僕はイメージをしとるんですが、ボーネルンドさんのKID-O-KIDと、そしてABCクッキングスタジオ、それがあってということでありますけれども、先ほど市長の議案説明の中にありましたけれども、教育的遊具を寄附いただいて購入ということでありました。  それに関しましてどのようなものを購入する、また金額もあわせて確認の意味で御報告いただければなというふうに思います。 174 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 175 ◯市民福祉部長(山本 周君) 民間企業からの寄附についてでありますが、株式会社トーケン様からの企業版ふるさと納税寄附金活用事業として、学びのひろばの大型遊具や設備を充実させる費用1,000万円を予定しております。子供の健やかな成長を育む取り組みに御賛同いただき、深く感謝申し上げる次第であります。  購入内容につきましては、ボーネルンドが監修する丸太やれんが、ねじなどを想定した大型ブロックのイマジネーション・プレイグラウンドやトランポリンのような浮揚感、反発力のあるマットのエアートラック、またあかちゃんひろばの知育玩具などを予定しております。  以上でございます。 176 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 177 ◯6番(吉村範明君) ぜひとも、せっかく寄贈いただいたものでありますので、十分に有効活用していただければなというふうに思います。  と同時に、やはり小さい子供さんも多く集まられる施設だと思います。けがとかそういったものがないように十分に配慮した形で進めていただければなというふうに思います。  あと、時間もちょっとなくなりましたので、あんしんネットとスクラムを組む他施設の子育てスマイルステーション、異なったところの事業という形で、今のところどう考えておられるのかお話をいただければなというふうに思います。  市長の説明では、こども家庭課、すこやかセンター、北部児童センター、すくすくルーム等々、いろんな形でスクラムを組むということになっていますけれども、それをこの駅前で行うという形でありますけれども、異なった事業というかその内容に関しまして御説明をいただければと思います。 178 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 179 ◯市民福祉部長(山本 周君) 子ども・子育てあんしんネットにつきましては、子育て世代にとって身近で便利な児童館などの施設に親子交流、育児相談のできる場所を設置しまして、子育てに孤立せず、安心を与える子育て支援拠点ネットワークとして推進するものであります。  子育てスマイルステーションは、子ども・子育てあんしんネットをさらに充実するために設けるものでございまして、小松駅前のにぎわい拠点であり、交通アクセスのよさなどの立地条件を生かしてカブッキーランド内に開設するものであります。  また、子育て世代包括支援センター機能を有する拠点として子ども・子育てあんしんネットの連携の中心となる施設であると思っております。  その特徴としまして、土日の育児相談にも応じること。必要に応じて行政へつなぐなど育児に関する初期相談場所であります。また、保健師、栄養士などの専門相談を開催し、子育てに関するあらゆる情報を集約、提供する場所であります。また、運営には子育て支援にノウハウを有する市内の認定こども園などが協力することになっているところが特徴的であると思っております。  以上です。 180 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 181 ◯6番(吉村範明君) 土日に開かれるということは、やはりほかの施設は土日に開いてないということでありますので、ぜひとも有効活用されるような形でPRも含めて進めていっていただければというふうに思います。  あと、この予算計上されておりますコーディネート費に関しましては6,350万円計上されております。内訳は、子育てスマイルステーションの人件費、これがこども園とか保育所、幼稚園が2分の1、そして小松市が2分の1拠出されておるということであります。また、施設充実費も含めた中での予算ということでありますけれども、人件費に関しましてこの42全施設が拠出されておるのかどうか、そこをお聞かせいただければと思います。 182 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 183 ◯市民福祉部長(山本 周君) カブッキーランドの部分のうち、人件費についての問い合わせにお答えします。  ここの運営につきまして、特に運営におきます親と子のかかわりの業務や子育てスマイルステーション、クッキングスタジオにおける食育活動の業務に携わるそういう専門職4人につきまして、その4人といいますのは保育士2名、看護師1名、調理師1名の人件費につきましては、市内のこども園、保育所、幼稚園の42施設で組みますカブッキーランド運営実行委員会から資金協力することとなっております。 184 ◯副議長(吉本慎太郎君) 吉村範明君。 185 ◯6番(吉村範明君) じゃ、4名の金額ということでありますので、全体ではないということでありますね。わかりました。  じゃ、最後の質問になります。  利用人数なんですけれども、何人を想定しておられるのか。また、利用料はお幾らなのか。前にお聞きをしておりますけれども、もう一度お聞かせいただければというふうに思います。  あと、利用者は当然利用料を払って入るわけですけれども、いつもネックになるのが駐車料。駐車料金も例えば市営駐車場に入ったときに駐車場も払いながら利用料も払うという、前のサイエンスヒルズのときにもそういった話が出てましたけれども、今回、カブッキーランドに関しましてはその辺も含めてどうお考えなのかお聞かせいただければと思います。 186 ◯副議長(吉本慎太郎君) 市民福祉部長、山本周君。 187 ◯市民福祉部長(山本 周君) 利用人数については、生後6カ月の乳児から小学校6年生までと保護者である大人を含めまして年間約4万人の利用者を想定しています。  利用料についてですが、子育てスマイルステーションの利用は無料であります。その他の利用料につきましては、学びのひろばは90分300円程度を想定しております。また、市内の方と市外の方で別料金設定することや、団体割引について検討しているところでございます。  利用者が市営駐車場を利用した場合には、サイエンスヒルズこまつと同じような考え方の割引サービスを行い、利用しやすい仕組みを現在考えているところでございます。  以上です。 188 ◯6番(吉村範明君) 以上で質問を終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 189 ◯副議長(吉本慎太郎君) 以上で本日の会議を終了いたします。  次会は、明14日午前9時30分から会議を開き、質疑並びに質問を続行いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 190 ◯副議長(吉本慎太郎君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午後 3時12分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...