ツイート シェア
  1. 小松市議会 2017-02-28
    平成29年第1回定例会(第3日目)  本文 開催日: 2017-02-28


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午前 9時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(梅田利和君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 2 ◯議長(梅田利和君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政     一般質問 3 ◯議長(梅田利和君) 日程第1、市長提出議案第1号 平成29年度小松市一般会計予算外31件及び報告第1号を一括して議題といたします。  これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  なお、本日の質疑・質問方式は一問一答方式でありますので、質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。
     ───────── ◇ ─────────    ◇ 杉 林 憲 治 君 4 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。    〔21番 杉林憲治君登壇〕 5 ◯21番(杉林憲治君) おはようございます。  今定例会に当たり、一問一答方式で3点通告をいたしました。後ほど加賀丸いもについて質問いたしますので、加賀丸いもにあやかりまして粘り強い質問をしてまいりたいと思います。  1点目は、交流人口の拡大と地域活性化への取り組みについてであります。  私は、この交流人口の拡大というテーマでこれまで何回か質問をしてまいりました。特に北陸新幹線金沢開業を見据えて質問をしてまいったわけでありますけれども、とりわけ金沢と能登に比べて、この加賀の地域の評価というのは大変低いという思いをしてまいってきました。その中で、ミシュラン・グリーンガイドの掲載例をお尋ねしたこともありますし、能登の世界遺産登録取り組みや、あるいは羽咋市議会特別委員会を設けまして国宝指定に向けての活動をしているという例も紹介をさせていただきました。  私はずっと小松には金沢や能登に負けない先人から受け継いだすばらしい歴史や文化、豊かな自然があるのに、なぜ評価されないのか、何が足りないのか、歯ぎしりをする思いで見てまいりました。  ところが、昨年から大変小松市にとりましてはうれしいニュースが相次いでおります。「珠玉と歩む物語」小松の石文化が日本遺産に認定、あるいは歌舞伎のまちがいしかわ歴史遺産の第1弾に認定されました。さらに、ふるさとイベント大賞での最優秀賞の受賞、サイエンスヒルズこまつの整備が2016年アジア景観賞と第56回BCS賞の受賞、さらにミシュラン・グリーンガイドやミシュランガイドへの掲載等など、小松の歴史、文化、自然あるいは食文化が相次いで評価されました1年であります。大変感動をいたしておるわけであります。  そこで質問でありますが、小松市がこのように国内外に誇れるまちであるという市民意識が高まってきていると思いますが、この1年間、どのような取り組みをなされてきたのか、まずお尋ねをするものであります。 6 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 7 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。  今、杉林議員から、この1年、さまざまな対外的な高い評価をいただいたということ、これはもう市民挙げて喜ばないといけませんし、それから先人の皆様、御先祖様に感謝をするということだろうというふうに思います。  七、八年前まで、小松には何もないんやということをよく市民の皆さん方がおっしゃっておられました。お客様を連れてきたらどこへ連れていったらいいんやと、そんなお話がありましたが、昨今、そんな話、全く聞こえなくなりました。そういう意味では、昔から伝わっています文化、それから小松の魅力というものを5つの分類をさせていただいて、それを体系的にPRをしたり、それから市民の皆さん方には10年ビジョンという形で小松の魅力というものを体系的にお話をしてきたことが一つのやはりきっかけになっているかなと思います。  それ以外に、今おっしゃったように対外的な評価、これがやはり日本人的には一番なるほどと感覚を受けますし、それから九谷焼の部分でも多くの全国展を小松市が中心になって進めてまいりました。特に八十吉先生、五十吉先生、そして赤絵展、そして九谷焼開窯360年展では東京に天皇陛下様、皇后陛下様も行幸していただいたということは、これは何よりも市民にとりまして、また石川県民にとりましてすばらしいことだったんだと思います。そういうことの過去に感謝をし、そして今生きている私どもがさらに未来へつないでいく、そんなことのよき評価をいただいたと思っております。 8 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 9 ◯21番(杉林憲治君) 私は日本遺産認定を通じて小松のまちのブランド力が大変高まったというふうに思うわけでありますけれども、これをさらに向上させていく上においては、市民がどういうふうに捉えておられるのか、ここが非常に大事だと思います。  だから今、市長の答弁にありましたように、私もよく小松に何もないという話も聞いたことがございますけれども、こうした認定等を含めて小松のさらなるブランド力向上を図っていくためには、今ほど申し上げましたように市民の協力、そして理解、これは大変大事だというふうに思うわけでありますが、今後、交流人口の拡大や地域活性化に結びつけて、どのようにつなげていかれるのかお答えいただきたいと思います。 10 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 11 ◯市長(和田愼司君) こういったすばらしい文化、遺産、こんなものがたくさんあるということは市民の皆さん方も相当御理解をいただいたというふうに思います。  それぞれの文化をつないでいただくプロといいますか、大変それに造詣の深い人たちが必死になって頑張っておられます。その人たちに発表の機会を多くお与えをするとか、そして一つ一つの文化的な団体だけではなくて、いわゆるコラボレーションをやっていく。そして、それをまた海外まで広げるということをいろいろさせていただいたということであります。九谷焼一つとりましても、日本の小松の九谷ではなくて日本の九谷、世界のやはり新しいいろんなデザインというものをどう取り入れていくか。そこに明治時代、大正時代に大いに発展いたしましたジャパンクタニの再来というものがあると、そんなふうに思っております。  それから、単に文化だけではなくて建物というのも大変魅力があると思います。先日、隈研吾さんという日本の第一人者であります、新しい国立競技場を設計、監修されている方ですが、この方にも既にもう日用の苔の里のゲストハウスを直していただきました。そして今度、第2弾ということで九谷焼の製土場、粘土をつくるところの設計、監修も今お願いをしているわけでございまして、こういうふうに中身も大事ですが建物、建物文化というものもこれから、小松は木もあります。それから認定をいただきました石もあります。それから畳表というのも今、日本ではつくっているところはもう二、三カ所しかないという状況でございます。そして瓦もあります。こういう日本ならではのいろんな素材がたくさんまだ小松には生産が続いている。それをなりわいとしている人たちをもっと応援していくことが、広い意味での小松の発信につながると思っております。 12 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 13 ◯21番(杉林憲治君) 私は小松市民金沢市民と少し違うところがあると思うのは、やはり自分の住んでいる小松というのをどう見ているかということであります。いろんな人たちにお聞きしますと、どうしてもやっぱり金沢との比較が先に立ってしまうわけでありますから、この機会を捉えて、ぜひ小松のブランド力を上げていくことが小松市民が小松に対して誇りと自信を持っていかれるだろうと思いますので、今後ともこの取り組みについて積極的なお願いをしていきたいと思います。  次の質問でありますけれども、これは新聞報道によるものでありますが、2020年東京オリンピック・パラリンピックを通じて歌舞伎文化を発信していこうという議論が今あるということ、あるいは全国の子供歌舞伎団体日本遺産に申請しようとの動きがあるという新聞報道でありました。  先般、佐々木代議士新春国政報告会に出席をいたしましたけれども、佐々木代議士からもこの内容について少し説明がございましたけれども、私はこの動きが実現につながっていくであるならば、今ほど申し上げましたようにますます小松の知名度といいますかブランド力といいますか、こういうものが上がるんだというふうに思うわけでありますけれども、市長として、これはあくまでも新聞報道でありますけれども、この報道について市長はどういうふうにお考えでありますか。そしてまた、もし実現に向けてどのような行動をとっていかれるかお教え願いたいと思います。 14 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 15 ◯市長(和田愼司君) この小松の歌舞伎、昨年末、市川海老蔵さんが来られまして、お父様が実現できなかった安宅の関のその場所で「勧進帳」弁慶役を熱演されたというのはまだ皆さん方の記憶にも新しいと思います。そういうこの830年前の出来事が、小松のこれからの文化、そしてまたいろんな評価を高めていくということの一つのあらわれだというふうに思っています。  そんな中で、一昨年から国会のほうに子供歌舞伎といいますか、それから地芝居ですね。こういうものの議員連盟ができ上がりまして、佐々木さんがその幹事役の一人ということでございまして、既に小松、私どものほうから2回、その議員の方々に小松の今進めている子供歌舞伎、これの内容を説明に上がっております。近いうち、ことし5月にも子供歌舞伎フェスティバルもございますし、お旅まつりもありますので、そんなところにぜひ御招待したいということを代議士もおっしゃっておられました。  子供歌舞伎フェスティバル、19回目にことしはなります。ことしは東京の浅草、そして三重県の東員町、そこの2つの団体が登場するわけでございまして、これまで東京のというのは今までなかったんですが、新しいまた活路が開けたなというふうに思っております。  それから、曳山子供歌舞伎も250年、ことしが4年間の250年祭のエピローグということでもございますし、そんなことの積み重ねであると同時に、市民自身がもっとこれを楽しまなきゃいけないということで、いわゆる歌舞伎未来塾というのをつくりまして、これでことし7年目になります。いろんな企業、個人からの寄附をいただきながら、また指導者も一つ一つの所作を教えていただいておるわけでして、鳴り物から、そして義太夫から、そしてまた歌舞伎という範囲までさまざまなグループに分けて人材育成も行っておりますし、それから市民歌舞伎という塾も開かれまして、ことしが3年目になります。海老蔵さんの妹さんでありますぼたんさん、それから成田屋さんのそれぞれの一番弟子、二番弟子が来られて市民歌舞伎も教えていただいている。そんな非常にありがたい、そういうその30年前に團十郎さんが小松へ来られまして、それからのつなぎ、これがまさに地域と歌舞伎の名役者とのつながり、これをやっぱり我々はもっともっとありがたく感謝し、またつないでいく必要があろうかなと、そんなふうに思っております。 16 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 17 ◯21番(杉林憲治君) 次の質問でありますけれども、これも先般、新聞報道でありましたけれども、お隣の加賀市が山中温泉の湯治文化と轆轤技術、さらに北前船文化日本遺産の認定に向けて申請をいたしました。  私はこのオール加賀という立場からいけば、小松ばかりじゃなくてその他の市でこうした取り組みというのは大変大事だというふうに思うわけでありますから、加賀市が申請したものに対してぜひとも認定できるように願っておるわけでありますけれども、その中で一つだけちょっと市長に聞きたいのは、北前船文化において、どうも小松が入ってないわけでございます。我々はやっぱり北前船、小松におれば北前船イコール安宅であります。あるいは北國銀行の前身といえば、これもやっぱり安宅出身であります。そういうことを考えたときに、なぜ小松がこの北前船文化申請の中に入らなかったのかちょっと教えてください。 18 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 19 ◯市長(和田愼司君) 入らなかったというよりも、日本遺産の申請というのはそれぞれいろんなルールがございまして、私どもは「珠玉と石の文化」ということで単独で昨年いただきました。この北前船寄港地日本遺産というのはシリアルといいまして広範囲にやる、そういった申請のされ方をされています。北前船のフォーラムというのが昔からございまして、私も二度ほど参加したこと、個人的に参加したことありますけれども、ぜひこの申請が一回通った後、追加のメンバーというのは可能ですので、そういうことについては一応事務局のほうにもお話をしております。  橋立と安宅と比べてどうだとか、美川と比べてどうだとか、宮腰──というのは今の金石ですね──と比べてどうなんだとか、福浦だとか輪島だとか珠洲だとかたくさん、この北前船の寄港地がたくさんあるわけでございまして、これはもちろん石川県だけじゃなくて富山も新潟も山形も秋田も津軽も、それからまた西日本にもたくさんあるわけですので、これはもう日本全体がとても大事だというふうに思っています。  北前船そのものの起こりは前田利常公が発案されて実際やられたというのは杉林さんからも教えていただきましたけれども、小松も含めた加賀の地でとれたお米をより品質を保ち、またコストを安くして運ぶためにそういったことを考えられたというのが利常公でありますので、まさにそういう意味では小松が入らんで何でやということは当然でございますし、そういうふうなまたさらに参加の呼びかけをしてまいりたいと思います。  それで、話、追加でよろしいですか。 20 ◯議長(梅田利和君) はい、どうぞ。 21 ◯市長(和田愼司君) 今、私どもは2つの日本遺産の申請の準備をしております。一つは先ほどおっしゃった子供歌舞伎でして、これはシリアル型になります。小松単独ではなくて、子供歌舞伎をやっているところと今さまざまな話し合いをしております。この子供歌舞伎そのものが起こったいきさつというのがございまして、これは長浜の例をとってもそうですが、絹織物でいわゆるそこで利潤が出た、お金が稼げた。そういったところから文化ということで子供歌舞伎が始まったと。太閤殿下のお力もあったようでございますけれども、そういう流れからいきますと、子供歌舞伎とそれから絹文化ですね。こんなものが融合できるんじゃないかということで研究をさせていただいています。  それからもう1点は、奥の細道であります。奥の細道サミットも小松で数年前に実行させていただいて、それからいろんな形で俳句というものをどんどん取り上げておるんですが、この俳句ということ、それから奥の細道も日本遺産に申請しようという動きがございます。これは私どもも参加をしております。  そういうことで、それぞれの幹事まちを決めて、そしてまたさまざまにいろんな調整をしながら、実際申請するまでに1年も2年もかかるのがこの仕事ですので、我々がずっとつないできた文化、これをさらにきわめていきたいなと、そんなふうに思っております。 22 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 23 ◯21番(杉林憲治君) 今、市長からこの先の小松市の目指す方向性についてお話をいただきました。  私はこの交流人口の拡大と地域活性化というものは、小松のブランド力を磨いていくことによってさらなる大きく広がっていくだろうと思います。私は小松の力はまだまだこんなものじゃない、もっともっとまだ眠っている大きなものがたくさんあるというふうに思っております。ですから、行政を含めて市民が参加して小松の可能性をどんどん大きくしていただきたいということを申し上げまして、この質問を終わります。  2点目は、インフルエンザの現状と予防についてお尋ねをするものであります。  インフルエンザといえば例年12月ごろから流行期に入り、1月、2月がピーク、そして3月で大体終息をするというふうに言われております。  私自身も4年前の12月下旬でありましたけれども、生まれて初めてインフルエンザにかかり、高熱や倦怠感が続き、ひどい目に遭った経験がございます。  まず、初歩的な質問になりますが、季節型インフルエンザと一般的な風邪とはどう違うのか。また、平成21年に世界的に大流行した新型インフルエンザとの違いもお尋ねをいたします。 24 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長 中西美智子君。    〔予防先進部長 中西美智子君登壇〕 25 ◯予防先進部長中西美智子君) インフルエンザと風邪、新型インフルエンザなどの違いについてお答えいたします。  風邪は、さまざまなウイルスや細菌などによって、喉の痛みや鼻水、くしゃみ、せきなどの症状が中心で、重症化することはまれでございます。  毎年冬に流行いたしますインフルエンザ季節性インフルエンザと呼ばれ、A型、B型などのインフルエンザウイルスによって起こり、一般的な風邪と同様の症状のほかに38度以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が比較的急速にあらわれてきます。乳幼児ではまれに急性脳症の発症や、高齢の方などは肺炎などを伴い重症化することがございます。感染力が非常に強く、日本では毎年約1,000万人が感染しており、一旦流行が始まると短期間に多くの人に感染が広がります。インフルエンザに子供がかかりますと学校や保育園は出席停止になるため、保護者も仕事を休んだり医療機関に受診させるなど大きな負担になります。 26 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 27 ◯21番(杉林憲治君) そこでお尋ねするわけでありますけれども、今ほどの答弁がございましたように、毎年、インフルエンザが流行しますと、とりわけ小中学生あるいは保育所、幼稚園児がかかるわけでありますが、本市におけるインフルエンザ等によってどのような発生状況か、もし3年ほどぐらいのデータがあればお教えをいただきたいと思います。 28 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長中西美智子君。 29 ◯予防先進部長中西美智子君) 恐れ入ります。先ほど新型インフルエンザのことを聞かれましたが、ちょっと先にお話しさせていただきます。  鳥や豚インフルエンザウイルスの変異によって季節性インフルエンザと大きく異なる新型のウイルスが出現することによって、およそ10年から40年の周期で新型インフルエンザは発生いたします。ほとんどの人が新型インフルエンザの免疫を持っていないために世界的な大流行となって国民の健康と命、生活に大きな影響を及ぼす可能性がございます。  今、次に質問されました小中学校などにおける発生状況についてお答えさせていただきます。  保育所、幼稚園などの延べ欠席者数は、最近3年間では例年11月から3月までの間に700人程度かかっております。また、小中学校では風邪による欠席者は1,400人程度、またインフルエンザの欠席者は疑いも含みますが900人程度ということで、小中学校では合計2,300人程度となっております。 30 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 31 ◯21番(杉林憲治君) 今ほどの数字を見ますと、大変多くの幼児や児童生徒がインフルエンザにかかるわけであります。  そこで次の質問でありますけれども、予防接種の実施状況についてであります。  インフルエンザの予防手段として流行前のワクチン接種がありますが、私もインフルエンザにかかって以来、3年連続予防接種をしております。  そこで、子供インフルエンザと高齢者インフルエンザに分けてでありますけれども、接種状況はどのようになっておりますかお答えください。 32 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長中西美智子君。 33 ◯予防先進部長中西美智子君) 平成28年度の予防接種の実施状況は、高齢者インフルエンザでは対象者は65歳以上または60歳から64歳で心臓病などの身体障害者手帳1級の方。実施期間は10月15日から12月15日。自己負担額は1,200円でございます。  子供インフルエンザの対象は、任意予防接種でございますが生後6カ月から中学3年生で、実施期間は10月15日から12月31日までで病気などでやむを得ない場合は3月31日まで可能としております。接種費用に対する助成額は1回につき1,100円で、未就学児は2回、小中学生は1回の助成を行っております。  接種状況は、高齢者インフルエンザは最近3年間の平均受診者は1万9,000人程度、受診率は平均約64%でございます。また、子供インフルエンザでは未就学児の1回目の接種者は3年間の平均は4,100人程度で接種率は約71%、2回目は2,500人程度で接種率は約44%。小中学校は5,200人程度で接種率は約55%でございました。 34 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 35 ◯21番(杉林憲治君) ことしの我が家は、息子を初め孫たちも相次いでインフルエンザにかかりました。特に予防接種をいたしておったわけでありますけれども、重症化にはならなかったんでありますけれども、果たして予防接種の効果というものに対していささか心配をいたしたものであります。  それで、今ほどの説明ございましたように、六十何%、五十何%の方たちが予防接種するわけでありますけれども、これにかかる市の負担というのはどれぐらいになりますか。これを示してください。 36 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長中西美智子君。 37 ◯予防先進部長中西美智子君) 費用は3年間の平均で約6,400万円となっております。 38 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 39 ◯21番(杉林憲治君) 今ほど説明ございましたように大体市として1年間に6,400万円ほどかかるという答弁でありますが、最後の質問でありますけれども、インフルエンザにかからないようにするための予防というものは幾つかあろうかと思いますけれども、今、市としてどのような、市民に対して予防を呼びかけておられるか、それについてお答えください。 40 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長中西美智子君。 41 ◯予防先進部長中西美智子君) インフルエンザの予防や人にうつさないためには3つほどポイントがありまして、1つ目はかからないこと、2つ目はかかっても重症化しないこと、3つ目は周りの人にうつさないことが大切だと言われています。  1つ目のかからないためには、流行前のやはりワクチン接種、それから外出後の手洗い、休養とバランスのとれた食事、流行時には人の多いところへ外出を控えるなどが大切と言われています。  2つ目のかかっても重症化しないためには、これも流行前のワクチン接種が非常に重要であり、ぐあいが悪ければ早目に医療機関を受診する。安静にして休養をとる。十分な睡眠をとることなどが大切となります。  3つ目の周りの人にうつさないためには、せきやくしゃみが出るときには不織布製のマスクをする。せきやくしゃみをほかの人に向けてしない。人混みへの外出を控え、周りの人へ感染させるおそれのある期間は無理をして学校や職場などに行かないことなどが大切でございます。  本市では、これらのことを流行状況や国、県の動きを踏まえて適切な時期に市民の皆様への一斉放送や保育所や学校、福祉施設へ情報提供などを行って普及啓発に努めております。  なお、高齢の方は肺炎になると重症化するおそれがありますので、対象者の方へは肺炎球菌ワクチンの予防接種も勧めております。  以上でございます。 42 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 43 ◯21番(杉林憲治君) 今ほど予防等についての説明をいただきました。  毎年こういう予防を市民に呼びかけておられるわけでありますけれども、先ほどの説明がありましたように、やはりたくさんの人がかかり、そしてまた市として負担をいたしておるわけです。  来年の3月議会に、もし同じような質問をしても、やはり今ほどの同じような数字、同じような答えが返ってくるのかなというふうに思うわけでありますけれども、ここで一つ紹介したいことがございます。  この時期になりますとテレビで取り上げられるわけでありますけれども、福岡県福岡市にクリニックを開業しておられる今井一彰さんという医者がいらっしゃいます。この方は、以前からインフルエンザ感染を強力に予防しようということで、あいうべ体操ということを提唱されております。口を大きくあけて発声をするということであります。すなわち、人間は口呼吸か鼻呼吸かと言われますけれども、この体操によって口呼吸から鼻呼吸に変えるということで、そのことによってウイルスが体内に入らないということで、そこで先般もテレビ報道でありましたけれども、これを実践している学校としてない学校の比較がありましたけれども、数字もありますけれども、これはあくまでも民間のお医者さんがしゃべっていることでありますからこの場で控えさせていただきますけれども、ただし、やはりインフルエンザにかからなかったと。この体操を実践している学校ではインフルエンザにかかった率が非常に下がったというそういうデータであります。  私もこの先生の書いた本を、質問に当たりまして購入をいたしまして隅から隅まで読まさせていただきました。大変私自身も今それを実践をいたしておりますし、あわせてこの先生の口呼吸はいろんな病気のもとになるということで口テープというものを紹介されておりました。私自身もここ1週間ほど前から実践をいたしまして、一番うれしいのは私の体内時計が変わりました。午前2時30分ぐらいの体内時計だったのが、今、午前5時まで体内時計が変わりました。大変睡眠時間が長くなったということであります。  そういうことを紹介をさせていただきまして、この質問を終わります。  3番目の質問であります。  地理的表示保護制度(GI)に登録されました加賀丸いもについてでございます。  今から35年前になりますけれども、機会がございまして小松郵便局長にお会いしたことがあったときの話であります。そのころちょうど民間の宅配業者が郵便局のドル箱であった小包分野に進出をしており、大変各郵便局が苦戦をしておるというそういう時期でございました。たまたまそのときの局長が私と同じ杉林という姓でございましたので大変親しみを感じておりまして、実は小松にふるさと小包に取り上げれる何かございますかという質問をされた折、私は初めて食べたこの加賀丸いものおいしさが忘れられず、小松に加賀丸いもがございますよということを申し上げましたところ、ちょうど板津農協さんが販路拡大を模索している時期と一緒になりまして話がとんとんと進みまして、ふるさと小包に取り上げられるようになり、その年には約7,000箱の加賀丸いもが全国に発送されたということから、今度、GIに登録された加賀丸いもについて質問することにいたしました。  まず最初に、南加賀地域の伝統野菜である加賀丸いもについてお尋ねし、またなぜ小松や能美の一部地域しか栽培できないのか、この点についてお教えをいただきたいと思います。
    44 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。    〔環境共生部担当部長 山本哲也君登壇〕 45 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) お答えいたします。  加賀丸いもは、大正初期に当時能美郡の農家が三重県から伊勢いもを持ち帰り栽培したのが始まりとされておりまして、100年の歴史ある南加賀地域の伝統野菜であります。  昭和9年、手取川の大洪水によりまして粘土質の水田に川砂がまざり込み、今の丸い形をした芋に適した砂れき土壌をつくり上げたものでございます。このため加賀丸いもは小松市の板津地区と能美市、旧根上町と寺井町の一部でしか栽培できない貴重な作物でありまして、疲労回復や滋養強壮に役立つとされております。  すりおろしたとろろであったり、短冊切りにした酢あえ、またこういった生食以外にも高級和菓子の原料であったり、かまぼこなどの水産加工品、焼酎など広く利用されているものであります。 46 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 47 ◯21番(杉林憲治君) そこで、現在、小松市の栽培状況と、あわせてお隣の能美市の状況等について、農家数や栽培面積、生産量についてお答えください。 48 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。 49 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) 生産状況でありますけれども、まず小松市と能美市をあわせました加賀丸いも全体の推移でございます。平成10年度に作付面積や収穫量がピークとなっておりますけれども、現在との数値と比較してみますと、平成10年度では生産農家数120戸、作付面積37.1ヘクタール、収穫量は365トンございましたけれども、平成27年度ではいずれの数値につきましても約3分の1ということに減少している状況でございます。  また、小松市と能美市を比較してみますと、平成27年度ですけれども、生産農家数では小松市11戸に対しまして能美市は33戸、作付面積につきましては小松市2.4ヘクタールに対しまして能美市は8.8ヘクタール、収穫量では小松市20トンに対しまして能美市が111トンでございます。また、生産額でございますけれども、小松市につきましては1,350万円、能美市につきましては8,570万円となっているものでございます。 50 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 51 ◯21番(杉林憲治君) 今ほどの説明によりますと、平成10年をピークに農家数や、あるいは栽培面積、生産量が減少してきておるということで、とりわけ今言われておりますのは生産農家の高齢化や後継者不足が深刻になってきていると言われております。これからどのような対策が必要なのか。また、これまでどのような対策を図ってこられたのかお示しください。 52 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。 53 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) 小松市の加賀丸いもの生産農家につきましては、高齢化や後継者不足によりまして平成19年には20戸であったものが平成27年には11戸ということで9戸減少している現状です。これまでも重労働を解消するため、収穫機械や種芋植えつけ機の導入を行ったり、トレンチャー──溝掘り機でございますけれども──やビニール制のフィルムマルチを畝にかぶせます改良機械等の試験を行い、省力化に取り組んできたところでございます。  また、JA小松市のほうでは、丸芋集出荷貯蔵施設内に冷蔵庫を設置をいたしまして年間を通じて安定的に丸いもの供給を行っているところです。  丸いも栽培では1株から1個しかとれませんが、収入が米の3倍以上あるというような魅力ある作物となっております。  また、平成27年には小松市で新たに30代の若手農家が今1戸でございますけれども丸いも栽培を始めておりまして、今後の活躍と生産者の増加に向けまして支援をしていきたいというふうに考えております。 54 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 55 ◯21番(杉林憲治君) そこで、加賀丸いもに対しまして、昨年9月、地域的表示保護制度(GI)に登録されたわけでありますが、このGI登録というものはこれからの加賀丸いもにどのようなメリットがあるのか、どのように考えておられるかお答えください。 56 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。 57 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) 地理的表示保護制度(GI)でございますけれども、平成27年6月より農林水産省は、特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(地理的表示法)を施行いたしまして、地域で生まれた伝統と特性を有する特産物を、その地理的表示を知的財産として国に登録し、保護する制度に取り組んだものでございます。  加賀丸いもは、小松市、能美市の生産者が中心となっております南加賀地区丸いも生産協議会でこのGIに申請をいたしまして、平成28年9月に登録されたものでございます。このGI制度の登録によりまして地域ブランドとしてほかの産品と差別化が図られ、また不正使用に対する行政の取り締まりであったり、GIマークの表示により消費者への信頼が高まるとともに、さらに海外展開のチャンスにもつながり、農家所得向上にもつながっているというぐあいに考えております。 58 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 59 ◯21番(杉林憲治君) 今ほどの説明によりますと、この加賀丸いもがGI制度に登録されたということは、大変地域ブランド力につながっていくだろうというふうに思います。6次産業を進めております本市にとりまして、この制度を利用して、全国はもちろん海外展開へのチャンスが出てきたのかなというふうに思います。  私は以前といいますか昔、イグサ農家の息子でありました。しかし、今のイグサ状況を見ますともう1軒だけという非常に伝統だったイグサがこういう状況を迎えているということでございます。  ですから、今やっぱり南加賀地域の伝統野菜でありますこの加賀丸いもをぜひ守って育てていただきたいということで、その気持ちを込めて最後の答弁をお願い申し上げます。 60 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。 61 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) GI登録を受けまして、小松市、能美市の農家とJA、行政で構成いたします南加賀地区の丸いも生産協議会で検討を行いまして、GI登録を生かした加賀丸いもの輸出などを含めた販路拡大を考えております。  また、地域ブランドとしての高品質の維持向上のため、丸いもの形状や品質に差異が出ないように統一基準を定める取り組みなどを行っているものでございます。  これまでもJA小松市のほうでは加賀丸いも焼酎であったり加賀丸いも入りのプレミアムトマトカレー等を販売しておりまして、今後さらに産学官民の連携による新たな加工品開発や6次産業化を推進し、環境王国こまつ、こまつもんブランド商品をふやし、全国展開を進めていきたいというぐあいに考えているところでございます。 62 ◯議長(梅田利和君) 杉林憲治君。 63 ◯21番(杉林憲治君) 最後に、大変力強い答弁をいただきました。  重ねて申し上げたいわけでありますけれども、やはり小松に来たらおいしいものは何かということであるならば、やはりこの加賀丸いもというのは大変大事な食材だろうと思います。ぜひこれを守って育てていくことを切にお願いをいたしまして、私の質問を終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 木 下 裕 介 君 64 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。    〔4番 木下裕介君登壇〕 65 ◯4番(木下裕介君) 3月定例会において通告した3点について質問を行います。  まず、教育についてです。  小中学校の防犯対策について伺います。  先般、下校中だった小学校低学年の児童が男に車に乗せられ連れ去られそうになったという事件が起こりました。幸いにもみずから車のドアをあけ逃げ出し無事であったということですが、登下校時に子供たちの安全が脅かされるという許しがたい現実が起きております。  学校、地域は、安全で安心できる場所でなくてはなりません。そのために学校や市教育委員会はもちろんのこと、保護者や地域の方々にもさまざまなところで子供たちを見守っていただいております。  今回は、学校の指導のたまものでとっさに危機回避の行動がとれ大事には至りませんでしたが、昨年5月にも市内で下校中の児童が近くのアパートの空き室に監禁されるという事件が起きています。  私自身も2人の子を持つ親としてやはり不安を感じますし、親御さんからも心配する声が多数寄せられています。  そこで、市教育委員会として関係機関と連携を図り、子供たちをしっかり守っていくんだという強い姿勢、気概を確認させていただく意味で質問を行ってまいります。  それではまず、市内の不審者等の発生状況についてお示しください。 66 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。    〔教育長 石黒和彦君登壇〕 67 ◯教育長(石黒和彦君) 議員おっしゃるとおり、先日本当に事なきを得て、本当に安心をし、胸をなでおろしたというそういう状況でございます。  不審者の発生件数でございますが、全国的には増加傾向にあるということでございますが、小松市内におきましてはここ数年20件程度というふうに把握をしております。  事案の内訳でございますが、声かけ、つきまとい、それから先ほどもありました腕をつかむというような身体接触、それから写真撮影等でございます。  それから、発生の時間帯や場所に関しては、ここ数年見ておりますと、いつでも、どこでもということでございまして、時間、場所の特定はちょっとしがたい状況にあるのかなと思っております。ただ、発生時間に関しましては、小学生、中学生、高校生が下校する15時から18時という時間帯が大体6割程度というふうに把握をしております。  以上です。 68 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 69 ◯4番(木下裕介君) 昔から確かにこういった事案、事件というかあるとは私自身も感じているんですけれども、ただ、最近起きている事案を聞きますと、昔は人影に隠れたというか、なかなか見つからないところで起きているという私の経験もあったんですが、先般のいろんな起きていることを聞くと、人目につくところでも関係なくそういったことを行うという、ちょっとどう言っていいのかわからない、本当に怖い状況になってきて、ますます大変な状況になってきているんだなという、率直に感じているんですけれども。  そこで、保護者の方はこういった状況の中で児童生徒を安心・安全に自宅へ帰宅できるか、当然不安も抱えているわけなんですけれども、本市の小中学校では現状どのような対策をとって、そして児童生徒及び保護者への注意喚起をどう行っているのか、現状についてお聞かせをください。 70 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 71 ◯教育長(石黒和彦君) 対策と注意喚起の現状についてということでございます。  まず、各学校がとっている対策といたしまして訓練、俗に言う避難訓練でございます。毎年行っております。内容といたしましては、校内に不審者が侵入した場合の避難の仕方。それからもう一つは、校外で不審者に遭遇した場合、具体的にどうするのかというような、具体的なことを指導します。一人一人の危機管理を、回避する力といいますか、そういう力を高めるよう努めております。  また、多くの学校ではこのような避難訓練の場合には警察の方から具体的な御指導もいただいております。  そして学校では、不審者の対応したマニュアルというのも作成してありますが、教職員についても緊急時に適切な対応がとれますよう、具体的に訓練を行っております。  それから、不審者が地域等で出没した場合でございますが、学校から緊急メールを使いまして各家庭、町内会長、警察に連絡がつながるシステムとなっております。これによりまして注意喚起が迅速にとれるという体制となっております。  また、教育委員会でございますが、学校等より不審者情報を受けたらすぐに市内全校にメール、ファクス等でその情報を知らせ、注意喚起を行っております。  以上でございます。 72 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 73 ◯4番(木下裕介君) 今回の上旬に起こった事案も女の子が、普通、そういった状況になると怖くて動けない状況にもかかわらず、恐らく日ごろの訓練の、先ほど言いましたたまものでああいった危機回避の行動ができたというのは、やはり地域あるいは学校の皆さんの日ごろのこういった啓発、あるいは実際的にどうやって動いていくかという教えがきちんとあらわれた所作だと私も思っていますし、やはりこういうところが地道ですけれども確実に児童の安全・安心を守っていく手段の一つとして大事なんだなというふうに思っております。  そうしましたら、ただ昨今、こういった事案も実際起きていますし、今後、いろんな関係機関、連携も進めていかなきゃいけないと私も思っていますが、今後の対策についてどういったことを行っていくのかということをお聞かせ願います。 74 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 75 ◯教育長(石黒和彦君) 危機管理につきましては、学校の努力もさることながら、私は各学校の安全対策については本当にさまざまな方々の支援によって成り立っていると、そして現状があるのかなというふうに思っております。まさに地域の方々のおかげだと確信をしております。  そして、安全であるというそういう過信が潜在している危険性を見逃していくんだろうとも思っております。  先ほど木下議員がおっしゃいましたその事案のところへ実際に現場を見てまいりました。そうしますと、非常に車の通りが少ない。それから、人も歩いていないという状況が今現在あるのではないかというふうに思っております。  そういう視点から、教育委員会として危機管理体制の検証、確認等、より充実を図るために、3月の上旬ということでございますが登下校の児童生徒の安全を守るための連絡会議を立ち上げます。メンバーとして、小松市のお世話になっておりますわがまち防犯隊48チームありますがその代表の方々、それから小松警察署、小松市立PTA連合会、小松市防犯協会、小松市防犯交通推進隊、そして学校となっております。そんな方々とお話をいたしまして、登下校など子供たちの安全体制の整備、強化を図っていきます。  会議の内容として、その観点を3つ持ちたいと思います。1点目は、登下校、交通事故等に対する安全対策。2点目として、学校、保護者、地域が一体となった安全対策。そして3点目は、児童生徒の危機回避能力の獲得ということでございます。それぞれにつきまして状況を熟知している方々より専門的な視点での指導、アドバイスをいただきながら取り組みの充実を図ってまいりたいと、そんなふうに思っております。  以上です。 76 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 77 ◯4番(木下裕介君) 今ほど答弁ありました地域の力という、昨日もそういった話も出てましたし、ふだん登下校時、見守りしていただいているベテランの方々にも本当に感謝申し上げますし、やっぱり子供たちの安全を守る手段、当然多ければ多いほどいいわけですから、そういった点もしっかりと連携を深めていっていただきたいなというふうに思っております。  やっぱり私たち市民も子供たちを未然に犯罪から身を守る、そして防いでいくには情報というのも必要になってくると思っております。不審者情報は逐一いろんな手段で発信をされておりますけれども、不審者情報あることで犯罪被害のおそれをみずから避けることにつながる手段でもあり、防犯に有効な情報でもあると私考えてまして、ひとつこういった事案が発生しているわけですから、例えば発生時刻とか場所あるいは内容などを市内の不審者発生状況に関するまとめを一覧にして、例えば皆さんで共有できたりといったことができないかなということを考えているんですけれども、その辺について見解をお伺いいたします。 78 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 79 ◯教育長(石黒和彦君) 通告になかったわけですが、私が今考えていることを簡単に述べさせていただきます。  やはり情報を得るということは、子供たちにとっても大事なことだろうと思っております。今、一部の学校ではありますが安全マップというものがございます。やはり子供たちがそのマップに記されているその部分がなぜ危険なのかということをまず理解することも大事ですし、その理解させるための資料を提供していくのが地域であり保護者であり学校であると、そういう仕組みをつくっていきたいと思っております。  以上です。 80 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 81 ◯4番(木下裕介君) 市全域で注意力の喚起を促すような仕組み、これをやっぱりつくっていかなきゃいけないし、努力していただきたいというふうに思っております。  この質問に関してはこちらで閉じさせていただきます。  続きまして、中学校の部活動について質問を行います。  部活動は、平成24年度の実施の中学校学習指導要領にはその意義と留意点が明記され、学校教育の一環として位置づけられています。本市でも現在も運動部、そして文化部含めると8割以上の生徒が部活動に所属していると聞いております。部活の魅力というのは、自分の好きなことに仲間と一定時間の活動に集中できて、その成果、試合や作品などで実感できることであり、生徒にとって大きな楽しみでもあり、喜びでもあります。  特に運動部は勝負へのこだわりを持って活動することも大切であり、指導者と生徒が勝つ喜び、負けた悔しさを共感できることは、人間関係や信頼関係を築く上でも大きな意義があると考えております。  そこでまず、本市の部活動指導の位置づけについて見解をお示しください。 82 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 83 ◯教育長(石黒和彦君) 木下議員おっしゃいましたとおり、中学校部活動につきましては学習指導要領総則の中で学校教育の一環として「教育課程との関連が図られるよう留意すること」と定められておりまして、学校の教育活動であるということが明記されているわけでございます。  部活動を通して生徒はさまざまなことを学びますし、その成果は大きいわけでございますが、改善が必要な点があるということも確かでございます。その一つとして、練習時間、それから練習方法の点で、生徒、それから教師、両者の負担増になっていることが挙げられています。生徒の中には心理面での疲労感を持つ生徒も少なくなく、また苛酷な練習からスポーツ障害を起こすケースも報告されております。  このような現状から、スポーツ医学等の専門的な視点を取り入れた部活動指導が急務であるというふうに今思っております。  以上です。 84 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 85 ◯4番(木下裕介君) 昨日の答弁の中にも、部活動に休養日を設けるというお話もありましたが、そこで教職員の部活動の負担軽減についての取り組みついてお尋ねをいたします。  特に中学校で専門外のスポーツの部活の顧問になった方、いろいろと児童から見ても不安に思う部分があるという話も聞いておりますので、その点も含めてどういった、初めてスポーツの顧問を担当する教職員に対してどういったフォロー体制もしているかということも含めてお答えを願います。 86 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。
    87 ◯教育長(石黒和彦君) 過去に平成9年になりますが、当時、文部省から部活動に対して通達が出ております。それから、平成25年には文部科学省となっておりますが、運動部活動に関するガイドラインが示されました。続いて、ことし1月6日でございますが、文部科学省並びにスポーツ庁から学校の決まりとして休養日を設定すること等を通じて、運動部活動の適切な運営を図ることにつきまして教育関係機関に要請があったところでございます。  教育は社会、家庭、学校が責任を分担すること。また、その三者が連携することによって成り立っていると考えております。部活動におきましても同様でございまして、教育委員会ではさまざまな研修等を通して、初めてスポーツに携わる人たちの技能、知識等を高めるようなそういう努力をしてまいりました。また、先ほど言いましたスポーツ医学も取り入れて、過度の負担にならないようにという留意も行ってまいりましたが、今まさに考えなければならないのは、教育活動の中で部活動がどのような役割を果たすべきなのかというところを明確にしていくことで、生徒、保護者の理解を得ていくことが大事だと考えております。  そのような部活動が教育的、効果的な活動、先ほどおっしゃいました楽しい部活動とか、いろいろ学んだ部活動とか、そういう充実した部活動になり得るんだろうというふうに思っております。また、このことは御指摘の生徒の部活動への満足感、充実感とともに、指導者、生徒の負担の軽減につながっていくんだろうと、そんなふうに考えております。  以上です。 88 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 89 ◯4番(木下裕介君) 指導者という話もありまして、現状、次の項目にちょっと移るんですけれども、外部指導員という方、部活のほうでは中学校なり入っております。その外部指導員の現状についてお聞かせをください。 90 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 91 ◯教育長(石黒和彦君) 外部指導員の皆さんには本当に市内全中学校で時間を惜しまず御支援をいただいております。  人数についてですが、さかのぼりまして平成24年には79名の方々に御支援をいただきましたが、今年度は86名ということでございます。人数は少ないわけですが、多少なり増加しているという状況でございます。  以上です。 92 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 93 ◯4番(木下裕介君) 先日ですけれども、全国紙のほうでちょっと報じられていたんですけれども、記事を読みますと、  文部科学省は、地域のスポーツ指導者らを中学、高校の職員である「部活動指導員」として学校教育法施行規則に明記し、4月に施行する。  これまで法令上の規定がなかった外部指導者の位置づけを明確にすることで活用を促し、教員の長時間労働を是正するのが狙いだ。  これを受け、日本中学校体育連盟(中体連)など3団体は、原則教員に限っていた主催大会への生徒の引率を指導員もできるように規定を改める方針だ。 という記事が載っておりました。  国のほうも部活動に休養日を設けろという動きも出ていますし、それに呼応して、きのうもそういった答弁が出ております。  先ほどやはり、きのうも教員の働き方改革というような質問も出てましたけれども、教職員の負担軽減という意味で、ここに項目ありますけれども、外部指導員の増員ですね。そこの検討について考えがあるのかどうかという見解をお伺いいたします。 94 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 95 ◯教育長(石黒和彦君) 先ほどの情報は本当に学校とか教育委員会にとってはいい情報でありまして、積極的に考えていきたいと思っておりますが、部活動の主な成果として意欲とか責任感、連帯感の向上、涵養等が挙げられます。これは部活動を通して行われる教育活動の成果と言いかえることができるんだろうと思っております。  この視点から、部活動指導者に求められますことは、決して技術指導に関することだけではないということでございます。知、徳、体と教育には大事な部分として言われておりますが、やはり子供たちの全人格的なといいますか、成長にかかわるその指導力もやはり重視されるべきなんだろうというふうに思っております。  ですので、外部指導員の増員に関しましては、教育的な観点から慎重に考えていきたいというのが私どもの気持ちでございます。  以上です。 96 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 97 ◯4番(木下裕介君) 学習指導要領の中に部活動が学習意欲の向上、責任感、そして連帯感を育むのに役立つとうたっております。  ぜひ、教員以外のそういった外部人材の方も積極的に活用することは私はやっぱり欠かせないというふうに思っていますので、また引き続きこの点に関しては検討を続けていってほしいなというふうに思っております。  この質問はこちらで閉じさせていただきます。  次に、色覚検査についてお伺いをいたします。  私たちが小学生だったとき、当たり前だった色覚検査が今では廃止をされております。我が国では、主に染色体の劣性遺伝により先天的な色覚異常者は男性に20人に1人、5%、女性では500人に1人、0.2%の割合であらわれます。  色が見分けにくく、赤と緑、赤と黒、ピンクと灰色などの識別に困難が生じます。6割以上は軽い症状とはいえ、有効な治療法がなく、遠視や近視のように眼鏡での矯正もできません。  全国では、平成6年から小学4年生のみの検査になり、平成15年からは全廃されました。ここである問題が発生してきております。それは、学校の健康診断の必須項目から削除されて10年以上がたち、一度も色覚検査を受けたことのない子供たちが卒業を迎え、自分に異常のあることを知らないまま社会人になるということです。就職試験で色覚検査をして、そのときに初めて自分が色覚異常者であることを知ると同時に、目指していた職種につけないという壁にぶち当たるわけです。全国的にはですけれども、色覚に制限のある学校への進学や就職に際して初めてこういったことを知ることになり、進学や就職希望を断念せざるを得なかったという事例が報告されています。  日本眼科医師会によると、平成22年度と平成23年度ですけれども、同会は、全国657の眼科医療機関を通して実施され、先天性色覚異常と診断された症状941件の調査報告を集計いたしました。結果によると、先天性の色覚異常と診断された本人や保護者の50.2%は色覚異常に気づいてなかったと回答し、その割合は小学校が62.6%と最も高かったという報告がされています。  ただ、色覚検査は完全に学校の健康診断からなくなったわけではなく、保護者や本人の同意を得て希望者に行うことになっています。しかしながら、色覚についてよく知らない家庭があったり、見え方について他人と比較できるものではないので、色覚の問題ではなく視力の問題だと思い込んでしまったり、色覚検査を希望するに至らないケースもあるとお聞きします。  こういった中、文部科学省も動きを見せていまして、平成26年4月30日、学校保健安全法施行規則の一部改正に伴う局長通知が全国都道府県や指定都市の教育委員会宛てに出され、平成28年4月1日以降の色覚検査に関する指導強化の内容が示されました。中身は、保護者に対し、先天色覚異常と検査の周知を図り、希望者に検査を行うこと。教職員は、色覚に関する正確な知識を持って色覚異常に配慮し、適切に指導を行うことです。これにより、各地の教育委員会と学校は、新たな対応が求められています。  そこでお伺いをいたします。今ほどの平成26年4月の学校保健安全法改正後の色覚検査における市教育委員会の対応についてお答えを願います。 98 ◯議長(梅田利和君) 教育長、石黒和彦君。 99 ◯教育長(石黒和彦君) 定期健康診断の中での色覚検査につきましては、今、木下議員がおっしゃったとおりでございます。平成26年4月30日に学校保健安全法施行規則の一部改正に伴いまして、それまで実施されなかった色覚検査が実施するようというふうに強く指導をされたわけでございます。  その主な内容といたしまして2点ございます。保護者に対し先天色覚異常と検査の周知を図り、希望者に検査を行うこと。それから2点目は、教職員は色覚に関する正確な知識を持って色覚異常に配慮し、適切に指導を行うことの2点の推進が挙げられております。  小松市立小中学校では、今年度、平成28年度は、次の3点に特に留意いたしまして色覚検査が実施されました。  まず1点目ですが、児童生徒が自身の色覚の特性を知らないまま不利益を受けることのないよう、保健調査に色覚に関する項目を新たに追加し、積極的に保護者等への周知を図りました。  それから2点目として、検査の方法と判定についてですが3点あります。検査は個室で行うこと。それから、使用する色覚検査表は医学的に適切なものを使用すること。そして3点目ですが、学校での検査結果で異常が疑われる場合は専門医に受診を勧めること。  それから最後の3点目でございますが、教職員が色覚異常に関する正確な知識を持ち、学習指導、生徒指導、進路指導等において、色覚異常についての配慮を行うとともに適切な指導を行うことの3点でございます。  規則改正の趣旨、目的を踏まえ、児童生徒のプライバシーに十分配慮し、色覚異常の児童生徒が学校生活や進学、就職等で不利益をこうむることがないよう、学校、学校医、教育委員会が連携の上、適切に正しく健康診断、色覚検査が実施されていると捉えております。  今後も子供たちに適切な配慮と指導ができるよう努めてまいりたいと思います。  以上です。 100 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 101 ◯4番(木下裕介君) このたびの通知で、恐らく今後数年で学校での色覚検診の状況も変わることが予想されてきます。  今ほどの答弁ありましたけれども、本当に適切に色覚検査が実施され、教職員の方も色覚異常を正しく理解をしていただいて、子供たちに適切な配慮と指導ができるようになることをお願いを申し上げまして、この質問を終えたいと思います。  次は、環境についてお伺いをいたします。  食品ロスの削減に向けた取り組みについてですけれども、最近、注目をされている食品ロスという言葉ですが、まだ食べられるのに捨てられる食品ロス。県内だけでどれぐらいあるんだろうなということをちょっと調べましたら、年間約6万トンも発生しているというふうに見込まれております。  そこで、市もこちらのほう、取り組みに力を入れておりますので、私からはその一つの選択肢として2つの方法をちょっと提案をしていきたいなというふうに思っております。  まず、フードバンクです。  フードバンクとは何ぞやという話なんですけれども、規格外の商品あるいは包装の印字ミスなど品質には問題がないにもかかわらず、通常の販売が困難になった食品を、企業、団体、個人から募り、生活困窮に陥っている家庭や児童養護施設などに無償で提供する活動のことをいいます。  実は石川県でも2008年からフードバンクいしかわが活動を行っております。ちょうど先週20日の日なんですけれども、金沢で行われました県主催の食品リサイクルセミナーにちょっとお邪魔をしまして、その中でフードバンクいしかわの代表の話も伺ってまいりました。こういった中でフードバンクの取り組みが食品ロスの削減と、あと生活困窮者支援についても一定の成果があることがわかりました。  そこでお伺いをするんですが、このフードバンクについての市の見解、御存じでしたかというところを含めてお伺いをいたします。 102 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、小林与志次君。    〔環境共生部長 小林与志次君登壇〕 103 ◯環境共生部長(小林与志次君) フードバンクにつきましては、木下議員おっしゃられた内容でございます。食品ロス削減にもつながる取り組みであるのかなというふうに理解をいたしているところでございます。  食料品を供給する側にとりましては、廃棄に係る費用の削減でありますとか、企業が社会に対して責任を果たし、社会とともに発展していくための活動、いわゆるCSRにつながるなどのメリットがあると考えております。  一方、食料品を提供される側にとりましては、食費を軽減できるなどの効果があるというふうに考えております。  以上でございます。 104 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 105 ◯4番(木下裕介君) 本来、食べられる食品を循環させているフードバンクの仕組みというのは活性化させることが食品ロスの削減に向けて大きな大切な取り組みかなというふうに考えているんですけれども、ただ、余りやっぱり知られてないですよね。ですので、市として、市民あるいは企業、福祉施設などにフードバンクの活動を知ってもらうための情報提供を、あるいはそういった団体のニーズを酌み取っていろんな団体につなげていくようなことも必要なんじゃないかなというふうに考えているんですけれども、今の点について御見解をお伺いをいたします。 106 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、小林与志次君。 107 ◯環境共生部長(小林与志次君) 今後、NPO法人でありますとか社会福祉協議会あるいは各種団体などに、まずはフードバンクに関する情報をおつなぎしていきたいと、そういうふうに考えております。 108 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 109 ◯4番(木下裕介君) 先ほど申しましたけれども、入り口はフードバンクというのは食品ロスの削減というところから入っていくんですけれども、生活困窮者支援、福祉の面もありますし、もう1点、いわゆる市民協働という取り組みにも私はつながって非常にいい取り組みだなというふうに考えていますので、ぜひこれを機に知っていただいたこともありますので、調査研究していただいて行政で何ができるかというのを考えていただきたいなというふうに思っています。  続いて、フードドライブについてお伺いします。  これも片仮名がついて何だという話なんですけれども、これは食品ロスを減らす活動として、家で余った食料を職場などに持ち寄って集め、福祉施設などに届ける運動のことをいいます。  これもなかなか知られてない活動なんですが、ただ、本市でも実は取り組んでいる団体というかありまして、女性専用のフィットネスクラブ、市内2カ所あるんですけれども、そこが年1回、賞味期限が1カ月以上ある缶詰の持参を呼びかけて、集まったものを施設に寄附を行っております。  調べますと、ちょうど2月15日ですか期限になっていまして、毎年その時期に集まったものを市内の施設に届けているという活動を行っているんですけれども、例えばこういった取り組み、長野県の松本市では庁舎を貸し出して、月1回、こういったフードドライブを実施していますし、これは食品ロスの削減をごみ減量化の施策の一環として行っているものでして、ぜひ、もちろんフードドライブの周知を図ることはもちろんですが、場所として例えば公共施設を提供してみてはどうかなというふうに考えているんですけれども、見解をお聞かせください。 110 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、小林与志次君。 111 ◯環境共生部長(小林与志次君) フードドライブということでございますけれども、フードドライブの内容については議員御紹介のとおりなのかなというふうに思っております。  家庭における食品ロスの軽減はもとより、提供された食品が経済的に困窮している世帯などに支援することに生かされまして、食を通じた支え合いにつながることなのかなとも思っています。  小松市内でも、今おっしゃられました全国展開しているフィットネスクラブで取り組まれているということについては承知いたしておりまして、市内の福祉施設に提供されるというふうにお聞きもいたしているところでございます。  フードバンクですとかフードドライブにつきましては、食品ロス対策としてはもとより、やさしい福祉施策、あるいは市民共創の推進につながるなど多面的な波及効果がある未来志向の取り組みだというふうに認識いたしているところでございます。  一方で、提供いただける食品と必要とされる食品をうまくマッチングできなかった場合には、善意で寄せられた食品を供給することができず、ロスが発生してしまうなどの課題も全国的には幾つか見受けられるというふうにもお聞きいたしているところでございます。  本市のNPO法人や社会福祉協議会、あるいは校下女性協議会などにおいて主体的に取り組まれる場合には、市としての支援方法について一緒に検討させていただきたいと、そういうふうに思っております。  以上でございます。 112 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 113 ◯4番(木下裕介君) そうしましたら、市の支援についてちょっとお伺いをいたします。  こちらはもう端的に防災備蓄倉庫、保存食料がございますけれども、定期的に交換しておりますが、交換時に今ほど申し上げましたフードバンクに提供してはいかがかなと考えているんですけれども見解をお聞かせください。 114 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部長、小林与志次君。 115 ◯環境共生部長(小林与志次君) 防災備蓄食料品には保存期間がありますため定期的に更新する必要がございますが、本市におきましては保存期間が近づいた非常食を市の総合防災訓練でありますとか地域の防災訓練の際に市民に試食用として提供させていただき有効に活用されておりますので、食品ロスは発生しておりません。  当面は、試食用として活用していきたいとそういうふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 116 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 117 ◯4番(木下裕介君) 保存食料の食品ロスがないということ、それはまずもって本当に称賛すべきことだなと思っております。  こういったまず食品ロスを取り組んでいる姿勢からいろんなこういった提案も私からもさせていただきましたし、やはり国連ですか、そこも一生懸命取り組んでいるという姿勢もあります。ぜひ先行している小松市としても、また今、きょう申し上げました提案などを踏まえて、市民一体でぜひ取り組んでいただきたいと思っております。  以上、この質問を終わらせていただきます。  最後に、福祉についてです。  障害者への就労支援の取り組みについてであります。  支援拡充に向けての提案になるんですけれども、それは水道メーターで社会貢献をしてはどうかということであります。  全国的に伊勢市、岡山市、川崎市など使用不能となった水道メーターを社会貢献の一環として金属とそれ以外の部分に分解、分別する作業を福祉事業所へ委託する水道メーター分解作業等業務委託事業をスタートさせております。川崎市によりますと、毎年不要になる水道メーターを福祉施設に委託をして分解することで、金属部分の売却収入が大幅にアップをし、福祉施設の仕事もふえるという一石二鳥になったということでありました。  そこでお伺いをいたしますが、まず、本市では水道メーターの処理をどのようにされていて、こういったことが委託事業の対象となり得るのか考えをお示しをください。 118 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 119 ◯市長(和田愼司君) 小松の量水器は全部で約4万3,000個配置されております。8年ごとに交換ということでございまして、平均約6,000個なんですが、今年度、28年度の実績でいきますと7,900個余りを交換をしております。  ただ、私どもは調達するとき、より低コストでということでありまして、新品価格では購入をしておりません。いわゆる古いものを下取りをしていただいて、その分の差額を値引きしていただいて購入をしておりますので、現状は今、議員がおっしゃったようなニーズというものは今は存在してないと思っております。 120 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 121 ◯4番(木下裕介君) 他市でこういった状況、ちょうど他の議員からお話を伺ってということで、今回は提案という形でさせていただきましたけれども、障害者の就労に関してはやっぱり一般就労につなげていくということも大事になってきますし、ちょうど先週ですか、石川県のほうで障害者への就労支援ということで農業に関してこれから力を入れていこうということもございました。ぜひ県もそういったことを進めているんであれば、ぜひ農業分野にそういった障害者の方の就労支援についての取り組みもまた進めていきたいなというふうに思っておりますし、市として障害者の就労支援に関しての農業分野に関してどういった、今後そういったことも考えているのかどうか含めて考えをお聞かせください。
    122 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 123 ◯市長(和田愼司君) そういった就労支援の範囲は別に定めておりません。それから、農業につきましてもシルバーセンターとタイアップした中でそういった経験を積んでもらうということも進めておりますので、我々は6次産業におきましては県内といいますか農林水産省からも評価をいただいている分野でございますので、よりそういったところに参画をしていただくというのは当然至極だろうと思います。  私どもは障害者優先調達推進法というのがございまして、そういう意味で市のほうでは優先してその施設から物品を調達をさせていただいております。年間700万円前後ということをずっと継続をしておりますので、まずそれをするということと、そして5年ほど前になりますが、障がい者就労拡充補助事業というのを始めたのは御存じだと思います。  これは5つの施設が今それに応募して進めておりますけれども、いろんな仕事を、いわゆる施設みずからが探してきて、障害者の工賃の向上を目指した取り組みでございますので、そのほうがよりそれぞれの施設の人たちに応じた仕事を調達できるということかなというふうに思っておりますので、それぞれの施設が自分たちでやること。そして、行政が進めること。また、民間の農業を含めたいろんな団体が協調体制をとっていく、その3つの仕組みをさらに強調していきたいなと思っております。 124 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。 125 ◯4番(木下裕介君) いろんな分野のスクラム、連携を図っていただいて、ぜひ工賃アップに向けて取り組みを進めていっていただきたいなというふうに思っております。  以上、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 宮 西 健 吉 君 126 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。    〔14番 宮西健吉君登壇〕 127 ◯14番(宮西健吉君) それでは、質問に入らさせていただきます。  私は今回、1項目だけと思っております。特に先日、2月16日でしたか、隈研吾さんの件が新聞に載っておりまして、そういった観点から質問させていただきたいと思います。  今回、企業版ふるさと納税ということで、28年度から企業版が導入されたのかなという認識の中で、この企業版ふるさと納税の概要といいますかその流れといいましょうか、そういった流れを、制度の流れといいましょうかそういったものをまず教えていただけたらありがたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 128 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。    〔副市長 竹村信一君登壇〕 129 ◯副市長(竹村信一君) 御質問の企業版ふるさと納税の流れについてお答えさせていただきます。  企業版ふるさと納税につきましては、本市が提案いたしましたまち・ひと・しごと創生寄附活用事業に対しまして、企業が寄附を検討し納税されるものでございますが、1社以上の企業から寄附の申し出を受けまして、国へ地域再生計画を申請いたします。地域再生計画の認定を受けた後、寄附活用事業を実施しまして事業費を確定し、企業から寄附活用事業に対する寄附の払い込みがあるというようなものでございまして、特に留意すべき点は、小松市に本社のない企業であるということが1点。また、国の補助事業でない事業を提案するということがございます。  以上でございます。 130 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 131 ◯14番(宮西健吉君) これ非常に大事なんで、もうちょっと詳しく説明をしてほしかったです。  私、ここに資料は持っておりますけれども、企業のほう、小松市以外の企業から寄附の申し出が出ました。じゃ、これについて何の事業に使うのか。それを国に対して申請をして、国の許可をもって実行できるというふうに聞いておるんですけれども、そういうところが非常に大事なんで、企業版ふるさと納税のこの制度はどういうことなのかということで、もうちょっと詳しく。  だから、普通のふるさと納税と違って、この場合は小松市以外の企業から寄附をいただく。その寄附の用途について国に対してきちっとした、これはこの事業に使いますということを国に対して申請をして、国の許可をもって初めてできる事業じゃないんですか。そういうきちっとした流れをしていただかないと、普通のふるさと納税とは違うんですよということが皆さん知っておいでるかなということなので、この企業版ふるさと納税の流れといいましょうか概要といいましょうか、もうちょっと丁寧にお答えをしていただきたいと思っております。 132 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 133 ◯副市長(竹村信一君) 言葉足らずだったのでしょうか。そういうふうに言うたつもりでおったんですけれども。  同じことの繰り返しになるかもしれませんですけれども、まず小松市がまち・ひと・しごと創生寄附活用事業、8つのプロジェクトを持っておりますけれども、それを企業のほうへプレゼンいたしまして、それに同意いただきました暁に国のほうへこの事業が該当するかどうかの申請をいたしまして、その承認の後に企業からいただくと、こういうことでございます。 134 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 135 ◯14番(宮西健吉君) そういう流れの中で、今回1億1,000万円ですか企業のほうからお願いがあり、それが新聞に載ったということだろうというとこでございます。  その中で、企業版のふるさと納税の寄附した企業の属する自治体、要するに今回の場合は精練ですから能美市です。その能美市に対する財政措置というようなそういったことはあるのかないのか、その辺ちょっと教えていただければありがたいと思います。 136 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 137 ◯副市長(竹村信一君) 企業版ふるさと納税は議員おっしゃるとおり、企業が立地される自治体の法人住民税が減収となるものということでございますので、減収の分につきましては普通交付税の対象と措置されるということになっております。 138 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 139 ◯14番(宮西健吉君) 今ほど普通交付税の対象となるということなんで、これは何%ぐらいなるのか。100%交付税の対象になるのか、その辺ちょっと教えていただければありがたいと思います。 140 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 141 ◯副市長(竹村信一君) 減収分の約75%が対象となっております。 142 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 143 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、寄附された側も、自治体のほうにも交付税として寄附された金額の75%分の交付税が能美市に入ると。であるならば、寄附された企業においても、寄附された自治体においても、バランスよくなっているということで理解をさせていただきます。  こういったことを聞くと、そうすると従来のふるさと納税の仕組みはどうなっとるのかなというふうに思うんです。25年、26年度は84万円、26年度は286万円ぐらいのふるさと納税であったものが、27年度、一気に6,800万円余りにふえております。このときは制度改正があって、どこの自治体もこういったふるさと納税がふえたということをお聞きしておるんですけれども、制度改正があった中で一気にこれだけふえた中で、その制度改正がどのように改正されてふえたのか、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。 144 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 145 ◯副市長(竹村信一君) 個人版ふるさと納税は、平成20年度に創設されたものでございまして、27年度に議員おっしゃるとおり税制改革がなされております。  主な改正点につきましては、個人住民税所得割について1割から2割に控除額が拡充されたということもございますし、確定申告を行わなくてもよいふるさと納税ワンストップ特例制度が創設されたということで、非常に便利になったということでふえています。 146 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 147 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、本市に寄附する場合、寄附者が希望する施設、例えば企業版ふるさと納税みたいになれるのか、普通のふるさと納税はそのお金というものはどういう形で使われていくのか、このルート、このルート、4つか5つのルートがあってそこに配分されるのか、どういう流れになるわけですか。 148 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 149 ◯副市長(竹村信一君) 本市に寄附される場合は、希望者が希望するコースに充当することになっておりまして、小松市では地域や世界で活躍する「人」づくりコース、きらりと光る「地域の宝」活用コース、ずっと住みたい「まち」づくりコース、市長におまかせコースの4コースに分けて納めていただいております。 150 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 151 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、一般のふるさと納税は、ただいまおっしゃられた4コースに区分されて、そこに寄附者の希望によって配分されるということでよろしいですね。  そうしますと、28年度当初予算では7,000万円の予算がふるさと納税として上がってたと思っておりますが、これが3月補正9,500万円というふうになっております。そうしますと2,500万円が多いわけで、2,500万円のこれは予算の執行についてどういうふうな形になるのか。もう28年度で使ってしまうのか、29年度へずれ込むのか、その辺を含めてどういう形に流れがなるのか教えていただければありがたいと思います。 152 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 153 ◯副市長(竹村信一君) 平成28年度の個人版ふるさと納税は9,500万円、議員御案内のとおりでございます。当初予算計上額7,000万円で差額2,500万円につきましては、平成28年度の執行がもうこの時期ですので難しいものですから、一旦、地域経済活性化対策基金に積み立てまして、29年度当初予算において寄附された方の選択したコースに沿って事業を執行したいと、このように思っております。 154 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 155 ◯14番(宮西健吉君) これで一応ふるさと納税と企業版ふるさと納税の仕組みといいましょうか概要といいましょうか、お金の流れというものがはっきりしたのではないかなというふうに思っております。  それで、これからにつきましては、この企業版ふるさと納税について、新聞に載っていました九谷焼創作工房、仮称ですよ、(仮称)九谷焼創作工房について質問させていただきたいと思います。  この施設の概要について、新聞にも載っておりましたけれども、概要について説明をよろしくお願いいたします。 156 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 157 ◯副市長(竹村信一君) 施設の概要という御質問でございますが、少し時間いただきまして、先ほど説明した流れについても少し説明させていただきたいと思います。  昨年4月、文化庁より「珠玉と歩む物語」、石の文化ということで日本遺産に認定されたことを契機といたしまして、人材育成と産業過去を目的に九谷焼の魅力を発信するところ、交流施設として整備するものでありますが、小松精練様に御提案しましたのは、九谷焼、特に花坂陶石は200年前から続く日本遺産の重要な構成文化財である。また、陶石は全国に5カ所しかない貴重な資源であるということ。また、若杉町の石川県九谷窯元工業協同組合の製土所は陶石から粘土を精製する、陶土を精製させる、しかも市内にわずか2カ所しかないという、地味であるが県下の九谷焼にとって底辺から支える非常に重要な作業であるという役割を担っているということ。また、粘土精製作業は、陶石を昔ながらのきねでたたき、砕き、砕土化しまして、また沈殿化し、するものでありまして、ICTの発達した現在、非常に人間臭く、そういう工程でございまして、小学生や観光客が大変多く見学に訪れているという場所でございます。  また、大きなきっかけは製土所は50年経過いたしまして老朽化が著しく、たしか一昨年だったと思うんですけれども、突風によりましてスレートの屋根が吹き飛びまして、漏水により作業が中断するというようなことがたびたび起こっております。  先ほども述べましたが、人材育成と産業観光を目的に九谷焼の魅力を発信する交流拠点としてリニューアル整備するということを小松精練様に提案いたしましたところ、陶土は小松市のみだけでなく能美市初め県下の九谷焼を支える大変重要な産業であるということもありますし、九谷焼そのものが石川県の伝統工芸、大変重要なものということで寄附の申し出を受けたところでございますので、事業主体は窯元工業協同組合ということになっております。  それから、施設の概要ということでございますが、計画概要は敷地面積が約2,700平米、建物は木造平屋建て、床面積630平米で、原材料花坂陶石から粘土を製造する工場や若手作家の工房、来訪者の体験コーナー、それから九谷焼の展示、販売エリアも計画されております。  杉林さんの質問のときに市長からも御答弁がありましたように、設計は東京オリンピック・パラリンピックの新国立競技場を設計されております隈研吾さんにお願いしたところでございまして、日用町、日用のWisdom House(ウィズダムハウス)を設計いただくときにここを御案内したときに、これは非常におもしろい施設で、重要な施設であるということを隈先生からそういう御意見もいただきまして、このたび隈先生にお願いしたところ、大変多忙なところ、快く引き受けていただいて今回に至っているということでございます。  各スペースにつきましては、白山の眺望が楽しめるように、作家や来場者が交流する外土間を中心にしまして、L字型で囲むように配置され、小松産の杉材や石材を使用しまして、地面と建物の一体化を表現した屋根には屋上緑化の技術など環境への配慮もされ、田園風景に溶け込むデザインとなっております。  隈先生からは、九谷焼をつくっているプロセスが非常におもしろい、こういうプロセスを見ながら、その中で体験できる施設、非常に人間臭くておもしろいということもございまして、このような施設はほかにない、非常におもしろい、これはいけるという意見もいただいております。  以上でございます。 158 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 159 ◯14番(宮西健吉君) 大変詳しく説明をいただきましてありがとうございます。  これに対する総事業費というのは計画では幾らになっておるわけですか。 160 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 161 ◯副市長(竹村信一君) 小松精練様から1億1,000万円いただいたところでございますけれども、現在は総事業費につきまして基本設計ができた段階でございまして、窯元工業協同組合からは建築や施設の機械設備費など経費を現在積み上げているというふうに聞いております。 162 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 163 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、1億1,000万円は精練から寄附をいただいて、事業主体は九谷窯元工業協同組合が事業主体ですね。確認をしておきますけれども、それでよろしいですね。 164 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 165 ◯副市長(竹村信一君) 石川県九谷窯元工業協同組合が事業主体でございます。 166 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 167 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、今から基本設計をつくる中で1億1,000万円ではできないという可能性もあるということですね。基本設計の中でどういう金額が提示されて、それは事業主体となる石川県九谷窯元工業協同組合というのは、民間の組合ですね。県は関係はないんですね。民間の、要するに窯元組合の組合というふうに理解すればよろしいんですね。 168 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 169 ◯副市長(竹村信一君) そのとおりでございまして、事業費につきましては窯元工業協同組合が持っている範囲内でできれば非常にありがたいなと、このように思っているところです。 170 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 171 ◯14番(宮西健吉君) 僕自身も九谷焼というものを非常に尊敬もしておりますし、伝統文化が、以前は産業という言葉を使えばいいのか、九谷というものをどういう位置づけにするのか。これだけ戦後50年、それからまた成熟社会に入って家庭、それからまた建物の様式が非常に変わっております。今の若い家庭におかれましては、ほとんど畳の部屋がないと思います。畳の部屋がないということは、床の間もないというそういった流れの中で、これを九谷産業と申したほうがいいのか、九谷の伝統文化をこれから残していこうというのがいいのか、どちらなのかなと。産業として見られてきたのは、明治、大正、昭和初期、それから終戦後の戦後50年。それから九谷というもののあり方、九谷焼というものの見方、これが文化的要素が非常に強くなってきているのではないかという僕の認識なんですけれども、質問の通告はないですけれども、副市長としてその辺はどのように感じておられますか、お答えできたらお願いいたします。 172 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 173 ◯副市長(竹村信一君) 特定するものではないと思っております。文化財として残るべきものは残す。また、産業として生活様式、あるいは例えば固有名詞出して申しわけないですけれどもサントリーが行っておりますようにお酒を入れて全国展開する、販売展開するような形もございますし、また伝統工芸としてこの18日にもう一度世界を魅了するためにということで九谷作家のシンポジウムも開かれております。  そういう形で、文化も産業も両方発展してほしいなと、このように思っております。 174 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 175 ◯14番(宮西健吉君) そういう観点で、せっかく伝統文化の中で前田利常公がつくったその当時から、イグサもそうでしょうし、それからまた繊維もそうでしょうし、九谷焼、そういったものがこの石川県、それからまた小松市に根づいて、きょう今日があるということでございますので、そういった形の中でこの伝統文化、伝統産業をどう守って、どう人材を育成していくかということが非常に大切であるということは、我々も理解をしております。  そこで、石川県九谷窯元工業協同組合に、きょう現在、何社が組合員でおいでるんでしょうか、教えていただければありがたいです。 176 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 177 ◯副市長(竹村信一君) 窯元組合は九谷焼の原材料の生産であったり商品の共同開発を行っておりまして、現在19の窯元が加入しておりまして、その内訳としまして小松市が16、能美市が3となっております。  以上です。 178 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 179 ◯14番(宮西健吉君) 19ということでございます。今までそこに、県の九谷焼窯元に対しての市のそういった補助金といいましょうか、商品開発に幾らとか、そういったもので補助金は出していたのか出していなかったのか、その辺ちょっと教えていただきたいと思います。 180 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 181 ◯副市長(竹村信一君) 小松市の同組合への補助金につきましては、新商品開発事業として平成28年度72万円を支出しております。  以上です。 182 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 183 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、今ほどおっしゃいましたけれども72万円、これは継続でこれからも続けていくという認識でよろしいんですね。 184 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 185 ◯副市長(竹村信一君) 新商品開発のときはそのように思っております。
    186 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 187 ◯14番(宮西健吉君) 今の答弁やと72万円が100万円になったり50万円になったりするというそういう捉え方でもよろしいんですか。 188 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 189 ◯副市長(竹村信一君) 議会に諮りまして予算の範囲内でということでございます。 190 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 191 ◯14番(宮西健吉君) せっかくそういった若手の人材育成の中で商品開発という形の中で、僕は継続していくべきだろうと。そして、若手の作家さん、今きょう現在、我々こう見ていますと有名作家さんしか何か残られないのかなと。若手の一生懸命勉強されている方たちのそういったことも大切にしていかないと、窯元が19社しかないということになってくると、昔は60社、50社とかいうふうな数字だったと思うんですけれども、これ以上この窯元が減っていきますと、なかなか産業としてだんだんだんだん捉えにくくなっていくのではないかなというふうに私は思っております。  そういった意味で、行政がどの程度関与していくか。そして、伝統文化を守っていくか。この辺がこれから人材育成を含めて、伝統文化である九谷のそういった産業といいましょうか文化を残していくということにかかっていくのではないかという思いもいたしますので、そういった意味でこの施設が事業主体である窯元組合がどんな形で、どんな基本設計をして、どんな形で、それは先ほど話を聞いてますと行政も設計に携わっておるというふうに感じましたので、事業主体は窯元ではあるけれども、市もこれだけ設計、それから隈研吾さん、そういった形で関与していくということは、これからも関与をしていかなくてはならなくなっていくのではないかなということが非常に心配に思っておるんですけれども、その辺の関与の仕方、今現在、どのようにお考えでしょうか。 192 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 193 ◯副市長(竹村信一君) 隈さんの窓口になりまして、協同組合と相談しながら、現在の施設でございますけど、その中に若手作家が創作する場所がないということもございまして、体験もできるのですけれども、そういう若手作家にもその場所を提供したり、絵つけしたり、ろくろしたりというふうな形でも一緒になって考えているところでございます。 194 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 195 ◯14番(宮西健吉君) 今ほど若手作家とこうおっしゃられました。その中で、この組合のほかにそういった若手作家さん、作家さんの組合というのが、そんな組合はないんでしょうかあるんでしょうか。何かそういった窯元じゃなくて、ほかにもそういった九谷に関する組合があったら教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。 196 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 197 ◯副市長(竹村信一君) 小松市に事務所を置きます九谷焼の振興組合は同組合のほかに、小松九谷工業協同組合がありまして、小松近郊の九谷焼作家と窯元の39で構成されておりまして、その内訳は小松市が32、能美市5、金沢市1、野々市市1と、そういう構成で組合がございます。 198 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 199 ◯14番(宮西健吉君) そうしますと、その組合も一緒にという形にはなってないのか。今から、今ほどおっしゃったちょっと長くなって書き取れなかったんですけれども、そういう作家さんの組合と窯元の組合が一緒になってやっていくということは考えられない、考えられます、どちらでしょうか。 200 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 201 ◯副市長(竹村信一君) 全体が錯綜しているわけでございませんけれども、一部の理事とか重なっている方ございますので、いろんな意見を統合しながら話し合って進めていきたいなと、このように思っております。 202 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 203 ◯14番(宮西健吉君) 僕が一番心配しているのは、組合員数が少なくなっていくとだんだんだんだん力が衰えていくんです。そういった意味で、そういった作家さん、それからまたそういった窯元の組合が一緒になってこの九谷を残していかないと、ばらばらでやっとったんじゃ難しいかなというのが僕の感覚なんです。  ですから、作家さんもそうでしょうし、窯元さんもそうでしょうし、九谷に関係をしている関係の組合が一緒になってこれから九谷の産業、九谷の文化をどう残していくかという、そこがこの隈研吾さんのこういった工房ですかこういうことを節目に、これから先30年、50年先を見据えた形で、どういう形で残していくことがベストなのかということを、窯元だけじゃなくて行政もそうですし、そういった若手の作家さん、それから有名な作家さんも含めてそういった作家組合さんとの意見を組み合わせをした中で基本設計をして、そして50年後、すばらしいものであったと。そして、日本の石の文化ですか、そういったことにも触れ、そして、そうすることによって運営主体である窯元組合が、管理運営をしていかなくてはならないのは組合なんでしょう。その点はいかがでしょう。 204 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 205 ◯副市長(竹村信一君) おっしゃるとおり、管理運営していくのは民間でございまして、民間のノウハウを生かしてやっていかれると思うんですけれども、基本的にはこの施設は製土所でございますので、組合はその中に商品開発等々で皆さんお話しし合いながら一体的にしていっているものと、このように思っております。 206 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 207 ◯14番(宮西健吉君) 組合の製土所っておっしゃいましたけれども、製土所だけじゃないでしょいね。製土所があって、ここに先ほどおっしゃったように若手作家の工房とか来場者の陶芸体験コーナーとか展示、販売ってこうエリアをつけるって新聞にこう書いてあるから、製土所だけつくるんじゃないんでしょう。要はそこを核として、九谷焼というものを市民にも知っていただき、そして守っていただき、そういったことをやることによって作家さんにも、窯元さんにも、それからまた小松市民にもそういった形で周知徹底をして、時間があれば、余暇があれば来ていただくと、そういう施設を狙っているんじゃないんですか。 208 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 209 ◯副市長(竹村信一君) 冒頭申しましたように、まずは製土所だったのですけれども、せっかくやるならば、今、議員おっしゃったように皆さん市民にも発信できる、また体験できる、また先ほど言いましたように若手作家で工房を持っていない人もそこでできるようなそういう総合的な施設にしていきたいと、このように思っています。 210 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 211 ◯14番(宮西健吉君) 僕はそれでいいと思うんです。大変そういった形の中でつくればいいかなというふうに思っております。  ただ、ただですよ、この施設の管理運営が誰がするのかと。管理運営は事業主体でしょう。この今聞いていますと。そうすると、管理運営は組合がやるんですよ。行政がやるんじゃないんですよ。行政は補助金は出すけれども、管理運営、建物が仕上がりました。じゃ、その中で管理運営を組合、事業主体がやるわけですから、じゃ、その事業主体がこれを管理運営したときに、市として負担金がかかってくるのではないかなというところが非常に危惧されるところなので、じゃ、立派な施設を建てて、お金も使って、ふるさと納税の企業版ふるさと納税を使って立派な施設を建てました。建てた後に、事業主体である窯元組合だけが管理運営になっていくということになってくると、非常に厳しいかなという印象を与えるんです。  組合数が19件でしょう。そうなってくると、じゃ、窯元だけでこれ管理運営できるのかなと。作家協会も協力していただきたい。それからまた行政も関与していただきたい、そういった形になっていくのではないかなということなんです。そこが僕一番心配することなんです。  ですから、その中で、じゃ最初から行政もずっと関与していくんであれば関与していきますと。そうしないと、今は窯元組合ですよと。じゃ、窯元組合が維持管理きちっとしていくということになれば、民間の組合ですから、それで大丈夫なんですかということが、僕一番心配するんです。九谷焼のファンとして。  そうすると、未来を拓く小松市創造的ものづくり振興条例、27年6月に市はつくりました。その中にどう書いてあるかということなんです。条例の中に。そうすると、条例の中には、市も文化として九谷というものを推進して守っていくというようなことをはっきり書いてあるんです。目的、理念、概念。そうすると、市もある程度これから関与していかんなんでしょうと。この条例の中にこう書いてあるということになれば、当然、建物は市は補助金で出しました。しかし、その後の管理運営をどうされるかということをこれから考えていただきたい。どういう形でおさめていくのか。というのが僕は非常に危惧することなんで、その辺を副市長、どうお考えですかお願いいたします。 212 ◯議長(梅田利和君) 副市長、竹村信一君。 213 ◯副市長(竹村信一君) 施設は現在、基本計画ができ上がったばかりでございまして、これから窯元工業協同組合が管理運営を考えるということが基本でございますけれども、議員御案内のとおり、27年6月に未来を拓く小松市創造的ものづくり振興条例を制定いたしまして、また平成28年3月にこまつ九谷焼アクションプランを策定しまして、作り手と行政が一体となって九谷焼の人材育成、販路拡大、情報発信に取り組んでいるところでもございます。  また、世界的建築家の隈先生が設計を手がけられたということで、国内外から多くの集客が見込まれるとこのように思っておりますし、隈先生からもこれはおもしろい、いけると冒頭申しましたけれども、そういうお話もございますので、施設の整備を通じまして新たな交流が生まれて、情報発信に取り組んでいると、こういうことでございます。  そういうことを多く発信して、多くの方が、また場所もようございますので、集客が集まることを期待しているところでございます。 214 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。 215 ◯14番(宮西健吉君) 今ほど答弁で全国的にも有名な、世界的に有名なんでしょうけれども、そういった形の中でそういった施設をつくることによって、日本全国から産業じゃなくて観光としても間に合うのかなというふうにも思っておりますので、そういった中で例えばそこに対する入館料を取るのか取らないのか、これも重要なんですよ。これからどういうふうな形でいくかということになるかと思いますけれども、この入館料を取るのか取らないのか。これもまだ設計ができてないということなのでわかりませんけれども、どういう形で、どういう管理運営をして、入館料はどうなのかというようなことも、これから積み上げていく中でしっかりとしたものにしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それともう一つ、通告にもないんですけれども、九谷という伝統のある中で、乾杯条例とかほかそういった他の市町村でそういったお酒の乾杯条例とかいろいろ条例をつくっておる中で、九谷焼といえば昔はほとんどお茶碗、御飯食べるお茶碗は九谷焼だったと思うんですけれども、今は大分流れが変わっておるんではないかなという思いの中で、そういった石の文化、それからまた九谷として早寝早起き朝ごはんではないですけれども、九谷焼のそういったものを使うというような、九谷焼で朝御飯を食べましょうとかそういったことも考えていってもいいのかなと、これは僕の個人的な意見です。  そういったこともすることによって、九谷焼というものを行政も応援してますよというような形もいいのかなというようなことを提案申し上げまして、私の質問を終わらさせていただきます。  ありがとうございました。 216 ◯議長(梅田利和君) この際、午後1時まで休憩いたします。       休憩 午前11時50分       再開 午後 1時00分 217 ◯議長(梅田利和君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 新 田 寛 之 君 218 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。    〔5番 新田寛之君登壇〕 219 ◯5番(新田寛之君) 会派自民の新田寛之でございます。  平成29年第1回定例会におきまして、一般質問最後の質問者ということで質問をさせていただきます。  昼から私一人のために大勢の方にお集まりいただいたこと非常に恐縮に思いますが、せっかくいただいた機会ですので、しっかりと質問をさせていただきたいと思います。  質問に入る前に、昨日の宮川議員の質問で北部地区の云々かんぬんというところの中で、市長のほうから明峰高校をお褒めする御答弁がありました。今、この市会議員の22名の中で明峰高校の卒業生は私だけということに今なりまして、少しだけ触れさせていただきたいなと思います。  明峰高校はことし設立40周年を迎える年でありまして、小松高校と肩を並べる進学校として南加賀にすっかりと定着しているところでありますし、うちの娘もその学校を出て、今、県外の大学に行っているというところであります。小松高校や小松工業高校と比べるとまだまだ若い学校ではありますが、ことしの11月に40周年の記念式典を行う予定をしておりまして、式典とそして講演会という形でやる予定をしております。ビッグな講師をお呼びして盛大に40周年を祝いたいというふうに思っているところであります。  それともう1点、市長は明峰駅がたしかできて20年ぐらいかなというふうにちらっとおっしゃっておりましたが、それもちょっと調べてみましたら昭和63年ということで、ちょうど30年がたつわけでありまして、まさに私が高校生に通っていたころにできた駅で、本当に月日のたつのが早いなというふうに感じつつ、質問に入らせていただきたいと思います。  地元の安宅とそして木曽町のことについて2点質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目、安宅の魅力アップについて質問を、大きく分けて2点の角度から質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目、平成29年3月補正予算として9,980万円で予算計上されております安宅ビューテラスの改修費についてお聞きをしたいと思います。  この安宅ビューテラスというのは、安宅の海岸近くに存在するお土産物屋というか休息施設といいますか、もともとは安宅観光協会の持ち物であり、安宅海水浴場に訪れたいわゆる海水浴客とか浜茶屋的な存在だったのかなというふうに思いますが、まず一番最初にこの安宅ビューテラスのこれまでの経緯について、歴史的経緯といいますか、市に移管される前からも含めましてどういった経緯で今までになったかお答えいただきたいと思います。 220 ◯議長(梅田利和君) 経済観光文化部長、望月精司君。    〔経済観光文化部長 望月精司君登壇〕 221 ◯経済観光文化部長(望月精司君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。  ビューテラス、現在建っておりますが、これまでの経緯というふうなことであると思います。  新田議員のほうにも御紹介いただきましたこのビューテラスは、安宅公園のエリアの中に建っております。この安宅公園、日本の歴史公園100選にも選ばれた公園でありますし、園内にはこのビューテラスを初めとしてほかに勧進帳ものがたり館、そして富樫、そして義経、弁慶の像がありましたり、安宅の住吉神社など、「歌舞伎のまち こまつ」「勧進帳のふるさと」の発信拠点として市を代表する観光地であります。  この観光地、安宅の浜で昨年10月に、市川海老蔵さんの安宅の関での「勧進帳」の公演が行われました。これは歴史に残る公演でありまして、全国から大いに関心を集め、小松、安宅の関の認知度を高める結果となったと思っております。  ビューテラスの前身についてというふうなこともお話ございましたのでお答えしますと、その前身は安宅レストハウスでございます。昭和39年に建設となっております。その後、昭和47年、関所館が安宅町によって、安宅観光協会によってつくられたというふうなことで、レストハウスを建てかえる形で平成9年に安宅ビューテラスがオープンしたわけであります。ビューテラスのコンセプトとしては、日本海を眺めながらゆったりと憩うというふうなことをコンセプトといたしまして、小松ならではのお土産物、そして喫茶を提供しております。  また、平成17年には関所館をリニューアルする形で勧進帳ものがたり館がつくられました。こちらのほうでは「勧進帳」のストーリーや安宅の文化を伝える施設として、12代目市川團十郎さん、お亡くなりになりましたが、うららでのこけら落とし公演の様子をビデオで上映しております。「勧進帳」のダイジェスト版として上映しております。また、文楽人形など、また安宅の歴史や「勧進帳」にこだわった展示を行っております。  安宅の関の周辺の環境整備、来訪者のおもてなしについて、地元の安宅町町内会の皆さん、そして安宅観光協会の皆さん、そして住吉神社との連携を図りながら進めさせていただいておりまして、昨年5月には地元町民や関係機関の皆様とともに、これからの安宅について考えようということで、安宅フューチャーデザインを取りまとめたところでございます。 222 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 223 ◯5番(新田寛之君) ありがとうございます。  昭和39年のレストハウス、僕からしてみたら非常に懐かしい言葉であります。そんな古い歴史のある建物からいろいろと改修をされて、いろいろ経緯、経過を重ねて今現在にあるところでありますけれども、今現在の利用者の推移を少しお聞きしたいんですが、単にビューテラスだけではなくて、ものがたり館や、また安宅住吉神社等々含めまして、ここ数年の経緯といいますか、NHK大河ドラマ「義経」等々いろいろあったと思いますけれども、そのあたりを含めて利用者数の推移についてお答えいただきたいと思います。 224 ◯議長(梅田利和君) 経済観光文化部長、望月精司君。 225 ◯経済観光文化部長(望月精司君) 利用者数、入館者数、数というふうなことでございます。  今、議員から御紹介ありましたように、平成17年に大河ドラマ「義経」が放映されたということでございます。そのときには非常に多くの方々がおいでたということで、住吉神社のほうに26万人程度というふうなことでの観光客があったと記録されております。その後の数字としましては、平成25年と26年、27年のデータを今からお話しさせていただきますけれども、ビューテラスの入館者数につきましては、平成25年に6万3,410人、平成26年5万8,105人、27年に5万1,105人と、大体5万人から6万人の間で推移しております。その年々によって天候もございますのでというふうなことだと思います。  また、ものがたり館につきましても、この25年から27年の間で大体5,000人弱の人数で安定した推移を示しておるということです。  また、住吉神社の参拝数につきましても20万人台ということで、この3年間、大きな変化もなく大体20万人程度強というふうな数字で推移をしているというふうに聞いております。  安宅住吉神社につきましては、近年、難関突破の守護神としてパワースポットとしての注目を集めております。安宅エリアにつきましては、先ほどちょっと話しました海老蔵さんの安宅の「勧進帳」公演を契機にして「歌舞伎のまち」としてのブランド力が強化されて、やはり注目を集めていると。また、小松インターから、そして小松空港からもアクセスもいいということで、やはり小松市としては多くの誘客が望めるポテンシャルの高いエリアというふうな位置づけをしております。 226 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 227 ◯5番(新田寛之君) ビューテラスで6万人、ものがたり館で5,000人、安宅住吉神社で20万人台というお答えでありました。正直言いますと、北陸新幹線金沢開業でもうちょっとふえてほしいなという思いは非常に強く持っているわけでありますけれども、実際はそれほどふえていないというのが現状であります。そういったところを踏まえまして、今回、3月補正で9,980万円という予算をかけてビューテラスを改修するわけでありますけれども、その改修のポイントといいますか、極めてアピールしたいところをぜひお答えいただきたいなと思います。 228 ◯議長(梅田利和君) 経済観光文化部長、望月精司君。 229 ◯経済観光文化部長(望月精司君) 事業の内容についてというふうなことでございます。  この事業につきましては9,980万円という事業総額でございます。国の地方創生拠点整備交付金を活用させていただいて実施するものでございます。  今回のリニューアル工事の内容について、3つのコンセプトに基づいております。  まず1つ目は、感動の日本海の景色を一望できる。何度も訪れたくなる眺望の拠点へというふうなことをコンセプトにしております。サンセットテラスを新設しまして、夕日の沈む日本海を眺められるようなやはりスポットに整備したいというふうに思っております。  また2つ目としては、観光拠点施設として機能を充実させるというふうなことでございます。観光情報の発信や喫茶の機能、そちらについてもやはり充実していかなければいけないと思っておりますし、物販の部門についてもやはり整備していく必要があると思っております。快適な環境をつくっていく。物販、そして魅力のある施設の内部にしていくということでございます。  3点目は、だれでも訪れやすい、心地よい施設にということで、多目的トイレの設置や勧進帳ものがたり館へとつなぐ屋根つきの通路の整備、施設としての一体感を出していきたいというふうに考えております。 230 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 231 ◯5番(新田寛之君) 何度も訪れたくなる眺望拠点へという形で、日本海に沈む夕日を眺められるような、本当にいい施設にしていただきたいなというふうに思っておりますけれども、何度も御案内ありましたとおり、昨年の市川海老蔵さんの公演に合わせて駐車場のほうも整備をされ、大変使い勝手のいい形で進んできております。ぜひこそやっぱりしっかりとアピールをしていただいて、安宅に来てこのビューテラスで休んでいただく。日本海を眺めていっていただくということになってほしいなというふうに思いますが、個人的なお話になりますけれども、福井県の越前海岸にMare(マーレ)という喫茶店があるのを御存じの方おいでるかなと思いますけれども、本当に日本海に面したところに喫茶店があって、大変今、きれいな景観で、越前海岸ですので岩場ではありますけれども、非常に若い子からお年寄りまで数多い来訪者があるそういった施設があります。ぜひ、もし執行部の方もお時間あったら一回行っていただければなというふうに思います。そこは料理も充実しているところもありまして、見て、そしてゆっくり休んで、食べて、そういったところの充実もあわせて今後検討していっていただきたいなというふうに思います。  今回は、ものがたり館との連絡通路を改修するということも含まれておりますので、ビューテラスだけではなくものがたり館もより活用しやすいように、またぜひ展開をしていっていただきたいなというふうに思います。  このまま2番目の質問に引き続き続きますけれども、安宅フューチャーデザインに基づく安宅の関周辺整備についてお聞きしていきたいと思います。  今回の議案説明でもございましたように、第1期の工事として今の安宅ビューテラスのリニューアル工事がありました。その後、第2期、第3期というふうに検討しておられることと思いますが、そのあたりの今後の取り組みについて少し御説明を願います。 232 ◯議長(梅田利和君) 経済観光文化部長、望月精司君。 233 ◯経済観光文化部長(望月精司君) ただいまの第2期、第3期の取り組みというふうなことだと思います。  今、議員も御紹介いただきました平成28年度に安宅町の町内会のほうが主体となり海老蔵さんの「勧進帳」公演に伴いまして、安宅の関の前の駐車場の舗装整備を実施されました。また、小松駅から小松空港へのバスというのも安宅の安宅住吉神社というバス停をつくらせていただきまして延伸されたというふうなことでございます。  これからビューテラス、リニューアルがなされて、そこに引き続いてというふうなことで、今のところ今後、勧進帳ものがたり館の展示リニューアル、そして施設周辺の環境整備につきましても順次取り組んでいきたいというふうな予定でございます。
    234 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 235 ◯5番(新田寛之君) 1期、2期、3期と中長期的にぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思います。  通告はしておりませんが、ちょっと漠然とお話をしますけれども、安宅フィーチャーデザインとして昨年、一昨年ですか、安宅活性化委員会でいろいろと御検討していただいた結果、安宅の関エリア、そして町家エリア、また漁港等々を挟んだマリーナエリア、そういった3つの大きなエリアで形成されているのが安宅というところであります。  私の個人的に思うんですけれども、昭和15年に小松市が市制ひかれたときに、最初に合併した町、小松町と安宅町でありました。安宅というのは小松市にとっては昔は物すごく北前船等々で栄えた中心的な場所であったということは、これはもう間違いないところでありまして、しかしながら、立派なおうちと一緒で、空気の入れかえをしないと朽ち果てていくというのが現状ではないかと思います。しっかりと風通しをよくして、手を入れて、そしてまた近い人ばかりではなくて、やはりよそ者、ばか者とは言いませんが、いろんな第三者の意見を取り入れながら安宅を磨いて、より光るものにしていっていただきたいなというふうに心から願っております。そういった意味で、またしっかりと今後安宅のことを取り組んでいただきたい。  それと、安宅の小学校では詩吟のサークルというものがありますし、安宅や牧の保育園ではYOSAKOIの踊りをやっていたり、安宅のほうでは太鼓、獅子舞、そして曳船、そういったところで地域文化の集積地であろうかなというふうに思います。また、白砂青松、防風林等々も含めて、本当に観光、文化、そして伝統、農林水産と、ありとあらゆる文化が集積している地域かなというふうに思います。ぜひこそ安宅をより魅力アップしていただきますようにお願いを申し上げまして、この質問を終わらせていただきたいと思います。  そのまま2点目の質問に入らせていただきます。  同じ安宅校下、安宅の近くでもありますけれども、木曽町の市営木曽町住宅の建てかえ事業について2点目の質問をさせていただきたいと思います。  当初予算で予算2,600万円が計上されておりますが、まずこの事業の内容について少し触れていただきたいなと思います。 236 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 237 ◯市長(和田愼司君) 木曽町住宅、現在の平屋建てのところはもう50年以上経過をしておりまして、その間、改修をしたりいろいろさせていただいておりますけれども、そろそろ改築の時期だということで数年前から企画をしてまいりました。  今回、市営木曽町住宅建てかえ事業第1期60戸、第2期20戸、合計80戸という今のスケールで考えておりまして、まずはこの第1期の分につきまして設計を進めていきたいと、そんなことでございます。 238 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 239 ◯5番(新田寛之君) さまざま数年前から議論を進めておりまして、ようやくまとまってきたというか進み出していただけたかなというふうに思っております。  議案説明の内容を見ますと1期目で60戸、今ほど市長から答弁いただいたとおりでございますけれども、2回目に20戸という形で進めていくところでありますが、まず今現在の設計で考えていらっしゃるバリアフリー化とか耐震化、また町並みの再編というふうなことも添え書きされておりますが、そのあたりについて少し何となくイメージできるような御説明があるとありがたいなと思います。 240 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 241 ◯市長(和田愼司君) 今、入居されている方、6割が60歳、70歳、80歳代ということでございまして、一方、若い世代も入居されていまして、約2割程度ということでございます。そういう意味で、まずは60歳以上の方、高齢の御夫婦、また単身の方が多うございますので、そんなところを配慮してというところになろうかなというふうに思っております。  第1期の工事は、ことしは地質調査、実施設計を行い、30年度の末完成ということで工事を急ぎたいなと思っております。  それから、戸数的には2DKが30、2LDKが24戸、3LDKが6戸ということでございまして、現状は今入居されていらっしゃいます70世帯が主に入れかえ、入居していただけるような感覚で60戸を整備させていただきます。 242 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 243 ◯5番(新田寛之君) 今ほど市長から御答弁ありましたように、まず最初に今までの平屋のところにお住みの方を新しく1期工事で建てられたところに引っ越しをしていただくわけでありますけれども、正直言いまして古いところは古いところなりの多分昔なりのかなりお安い家賃体系なのかなというふうにも思いますし、やっぱり新しくなればそれなりに家賃も上がってくるのかなというふうに思います。そのあたりの家賃の開きといいますか差をどう解消していくか、そのあたりについてお答えいただきたいと思います。 244 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 245 ◯市長(和田愼司君) これはほかの市営住宅も同じでございまして、建てかえた場合は現在入居されている方が移られた場合は5年経過措置を持ってあるべき姿まで持っていくというやり方でございまして、今回も同じになると思います。  ただ、いろんな御希望をまたこれから調査をさせていただきますが、既存の近くにも高層の市営住宅もございます。そちらでもいいやということ、さまざまな方がいらっしゃると思いますので、そのあたりは柔軟に対応していきたいなと思います。 246 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 247 ◯5番(新田寛之君) 決して裕福な方がそこにいるわけではございませんので、本当に緩やかなといいますか、優しい経過措置をしていただければなというふうに思います。  それと次の質問ですけれども、提案理由の説明のところでCLT、直交集成材というんですか、CLT工法というふうに、ちょっと初めて聞いた言葉でしたけれども、この工法について御説明をいただきたいと思います。 248 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 249 ◯市長(和田愼司君) CLTという言葉も耳にするようになりまして数年たちます。今ではもうすっかり市民権を得たいわゆる工法でございまして、板を直交に何枚も重ねてという形でございまして、大変耐震性といいますか耐火性、また構造性もすぐれているというのが一般的な見方でございます。  基本的にはこういった公共の施設につきましては木造をできるだけ活用しようということもこれも私どもも言っておりますし国も言っております。また、昨年、石の文化ということもございましたので、我々はさらに石だとかさまざまなことを組み合わせて、地元産材を大いに活用していきたいなというふうに思っています。 250 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 251 ◯5番(新田寛之君) ただ、私がこの木造ということで一つ気になったのは、やはり数年前、木曽町のほうで火災が起こって痛ましい事故がありました。これまでの市営の平屋のところは鉄筋コンクリートの長屋ということで、それで燃え広がらなかったという経緯もあったのかなというふうに思っておりますが、そういった意味でも今回木造2階建てということでありますが、そういった意味での防火性といいますか火災に対してどれほど耐え得る強いものなのかということと、また設備的に防火対策についてどのような方策がされているのか、そのあたりについてお答えいただきたいと思います。 252 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 253 ◯市長(和田愼司君) 2年続けて火災が発生し、またお亡くなりになられた方は本当に哀悼の意を表したいなと思っております。  今の建物はモルタルでありまして、そういった燃焼、延焼といいますか、そういったことはある程度防止できるんですが、今回は木造だからといってそういったことが弱いということではありません。CLT材というのはそういうふうに防火的にも市民権を得たということでございまして、仮に火がついても燃えるんではなくてすすになるというふうに考えていただければいいかなというふうに思っておりますので、火事になった場合、一番大事なのは命でありまして、そういうものを守る上からも十分な時間がとれるというふうに思っておりますし、それから今回、建築に当たりましてはそれぞれの家屋の距離もしっかり置いた中で、今はちょっと狭うございますね。消防車も入れないという状況ですけれども、これがゆったりとれるような形で考えておりますので、もしものときにも消火にはさらに力を発揮できるようにしたいということです。  それからもう一つ、これは小松市独自でずっと進めてきておりまして、家と家の連絡を連動型火災報知機、これをこの建物に適用しようというふうに思っております。おひとり住まいの高齢者の方も多うございますので、どなたか班長さんとか町内会長さんとか、またはどなたでも結構ですけれども、これをつなぐことによって出火した場合にいち早く知らせることができるというようなこともあろうかなというふうに思っております。  そんなさまざまなことも加味しながら、今後設計に入りたいなと思っております。 254 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 255 ◯5番(新田寛之君) 新しくなることはもちろんいいことですが、悲しい事故が起こってはいけないということが第一かなというふうに思います。特にその連動型の火災報知機なんかは、ある意味近所のおつき合いも大切な中でやれることなのかなというふうにも思っております。  そういった意味で、地域のコミュニティという意味では、木曽町の町内の人は本当に前向きな方が多くて、今回、交流広場の活用というところも一つ書いてありますけれども、町民が本当に集まって、例えば高齢者のお世話をするそこそこの高齢者の方であったり、若者であったり、市営住宅がほとんどなので、どっちかといえば昔からつながりのある地域ではないんですが、非常にコミュニティ度の高いそういった場所であります。しかしながら、高齢者であったり老老、また認知症、生活弱者、障害者、そんな方も非常に多いわけであります。広い意味で市営住宅のあり方の一つの方向性がこの木曽町で示されるのかなというふうにも思っております。老若男女が集うコンパクトシティなのかなというふうに思っておりまして、少し事業という狭い範囲ではなくて、せっかく市長が答弁者でいらっしゃるので、もう少し広い意味で木曽町の市営住宅含め、ほかの市営住宅も含めですけれども、こういった市営住宅のあり方について少し最後御答弁いただければなと思います。 256 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。 257 ◯市長(和田愼司君) 木曽町は一般の住宅と、それから市営、県営の住宅といろいろ混在をされていますが、納涼祭だとか防火訓練だとか非常に熱心に町内会長さん初めされているというそういう地域のよさも持っておられます。  そんな意味で、木曽町会館の横に広場も十分用意いたしまして、そんなところに御利用いただけるふうになってほしいなというふうに思っております。  それともう1点、第2期工事、これはまだ全く白紙の状態でございますが、近くに小学校もあります。中学校もあります。こども園もあります。そういう意味ではいろいろ子供を育てるには大変いろんな環境がいいということもございますので、そういう若い世代の方を中心に入居していただくようなレイアウトだとかそういうふうにしたらどうだというのが、事務局のほうがそういうことを今考えてはおりますけれども、まずは1期工事をきちっと進めるということが先だろうというふうに思います。  議員おっしゃったように市営住宅の今後のあり方ということ。これは非常に難しいテーマでございますが、高齢化もございます。それからまた若い世代への生活支援といいますか、そういうことも考えた場合には、やはりこれまでと違う考え方が必要だろうというふうに思います。これは行政がやるということじゃなくて、民間の例えば福祉施設とタイアップした中でそういったものも配置をしていくとか、それからこども園、保育園も含めたそんなものも近くにあるにこしたことはないということでございますので、そういう子育てから、またシニアのはつらつ生活をきちっと応援できるような形のものを用意していくというのが理想だろうというふうに思っておりますので、その理想に一つでも近づけるように、これから中期的なまた計画もつくっていく必要があるかなと思っています。  以上です。 258 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。 259 ◯5番(新田寛之君) 市営住宅だけで言うんであれば、行政の仕事かもわかりませんが、そういった意味でも地域とともに進めていける地域だと思いますので、行政として、また町内としても、また精いっぱいと進めてまいりたいと思います。  またしっかりと御支援願えればなというふうに思いまして、私からの質問を終わらせていただきたいと思います。 260 ◯議長(梅田利和君) 以上で通告による質疑並びに質問は終わりました。  ほかに質疑並びに質問はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 261 ◯議長(梅田利和君) 質疑・質問なしと認めます。これをもって質疑並びに質問を終結いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎議案の委員会付託 262 ◯議長(梅田利和君) ただいま議題となっております市長提出議案第1号外31件については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 263 ◯議長(梅田利和君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明3月1日から14日までは委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 264 ◯議長(梅田利和君) 御異議なしと認めます。  よって、明3月1日から14日までは委員会審査等のため休会することに決しました。  次会は、3月15日午後1時30分から会議を開き、委員長報告、質疑、討論及び採決を行います。  ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 265 ◯議長(梅田利和君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午後 1時34分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...