小松市議会 2016-09-13
平成28年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2016-09-13
ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 開議 午前 9時30分
◎開議の宣告
◯議長(梅田利和君) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎会議時間の延長
2 ◯議長(
梅田利和君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案に対する質疑並びに市政
一般質問
3 ◯議長(
梅田利和君) 日程第1、
市長提出議案第67号 平成28年度小松市
一般会計補正予算(第2号)外12件及び報告第13号外1件を一括して議題といたします。
これより提出議案並びに報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
なお、本日の質疑・質問方式は一問一答方式でありますので、
質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。
───────── ◇ ─────────
◇ 宮 西 健 吉 君
4 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
〔14番 宮西健吉君登壇〕
5 ◯14番(宮西健吉君) 皆さん、おはようございます。
3年半ぶりの質問という形になります。大変緊張もいたしております。なおまた、一問一答方式ということで初めての登壇という形になります。きょうは
先頭バッターということでよろしくお願いをいたします。
それでは早速、質問に入りたいと思います。
前に一言だけ言いたいのは、きょうの北國新聞に、JR西日本がコメントを出していただいております。その中で、
仙台-金沢便を直行、大宮で乗りかえするのではなく直行便を11月7日、8日に上下線走らすというようなことが新聞に載っております。そう見た場合に、じゃ、仙台便はどうなのかなということを見ますと、9月8日の毎日新聞に
小松-仙台便搭乗率4割と、下手をすると撤退の可能性もあるというような形の報道も出ております。
そういった流れの中で、小松空港の活性化についてまずお尋ねをしたいと思っております。
特に私は、
小松-羽田便、要するに
小松-東京についてお尋ねをしたいと思っております。
羽田便については、平成26年度、
小松-羽田便ですけれども175万人が乗られております。27年度は112万4,000人、35.8%の減で実に62万6,000人が減っております。
そういったことを踏まえてみますと、
新幹線開業後約1年半、行政としてどう取り組んできたのかをまずお尋ねをしたいと思います。
よろしく答弁お願いいたします。
6 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
〔
経済観光文化部長 望月精司君登壇〕
7
◯経済観光文化部長(
望月精司君) おはようございます。
ただいまの宮西議員の御質問に対してお答えさせていただきます。
小松-羽田便でございますが、ことしの3月から1日12往復から10往復となりました。ただ、中型機の導入による
提供座席数というのは維持されておりますし、航空2社間で近接していたダイヤというのも分散化されております。
ビジネス利用の運賃の引き下げなど、さまざまなことが行われて利便性の維持が図られている現状にあります。
北陸新幹線開業に伴う
北陸ブームというのが落ちつきまして、全国規模の大会等が減少した影響等から、
新幹線利用者数が前年度比で10%減となる中で、羽田便の利用者数というのは天候による欠航が33本、ことし4月から7月の間で33本と多かったにもかかわらず、3.6%減ということで微減にとどまっております。
航空需要の創出、維持のために、現在、県及び金沢市以南の自治体と共同で羽田便を利用した首都圏からの旅行商品の造成に取り組んでいるほか、
ビジネス利用サポートキャンペーンの継続実施や全国最多の43区間に設定されております
羽田乗り継ぎ割引運賃制度のPRなど、そういうことを展開しております。
さらに、福井からの利用者というのがふえている現状にあります。その利用者増に向けた福井での需要開拓や
空港アクセスの充実にも取り組んでおりまして、今後も県や関係機関、航空会社と連携して
小松-羽田便の維持、利用促進に継続的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
8 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
9 ◯14番(宮西健吉君)
小松-羽田便については、福井のお客様を中心に取り組んでおるということでございますが、7年後には
新幹線小松、福井もつながります。そういったことも踏まえて、今までの取り組みでそれでいいのかということが非常に危惧されることなので、やっぱりしっかりとした対応をしていっていただきたいというふうに思います。
その中で、特に私は駐車料金、要するに小松空港の駐車場の利用料金をさらなるゼロにしていただければ、無料にしていただければ一番いいんですけれども、そう簡単にすぐはならないと思うんですけれども、その中で駐車料金に取り組むそういった中で、現在、24時間で500円かな。そういうような形になっておるんではないかなというふうに聞いておりますけれども、このさらなる減額というかそういうことにつきましてはどのようにお考えでしょうか。
10 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
11
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
空港の駐車場の料金についてでございますが、国や駐車場を管理している
空港環境整備協会に対して軽減をこれまで要望してきた結果、昨年の3月から1日の料金が大幅に引き下げられました。今、議員が言われましたように第2駐車場で500円となりましたし、第1、第3、ちょっと遠いほうの駐車場のほうでは400円となりました。また、本年の2月から2時間以内の駐車料金というものも引き下げられております。また、大型車、二輪車、これまでの一般の自動車もそうなんですが30分以内は無料ということで2月から、一般のほうはそれ以前よりなっていたんですが、大型車と二輪車についても30分以内無料というふうなことになっております。
また、この空環協の運営する
空港駐車場というのは全国にあるんですが、その中では最安値というふうな料金設定が組まれているというふうに聞いております。
また、国による駐車場の利用促進というか利用の便を図るために、構内道路の改良や駐車場への進入口の増設、また
エアターミナルビルによる国際線の利用者への
無料駐車場の設置拡大、駐車場からの
空港ターミナルへの
屋根つき通路整備等が順次実施されておりまして、今後も利用料金のさらなる軽減について、利便性の向上について国や関係機関に働きかけていきたいというふうに考えております。
以上です。
12 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
13 ◯14番(宮西健吉君) なぜこんなことを言うかといいますと、新幹線、金沢まで開業されました。その中で、日帰りで出張される方、連泊でされる方。連泊でされる方というのはやっぱり飛行機を利用するんじゃないかなと。となれば、駐車料金を無料にする。そうすることによって利用が拡大するんではないかと。
ですから、金沢のそういったビジネスマンが要するに日帰り旅行できるという形の中で、その中で連泊で仕事に行かれる方を
ターゲットに無料とする。岡山空港が無料になっております。
そういうようなこともやっぱり戦略として真剣に考えていっていただきたい。そうすることが小松空港の活性化にもつながっていくということなので、ただいま答弁いただきましたけれども、そんな答弁ではなく、もっと踏み込んだ具体的にこういうことをしたいんだということがないと、ただ関係機関と協議して軽減に努力いたします。それは答えになりますけれども、その答えだけではなかなか難しいのではないかなと私は危惧しておりますので、どうかもう一段踏み込んで軽減になるように。やっぱり小松空港という、自衛隊と併用空港ではございますけれども、そういった空港がある所在の小松市としてもっともっと真剣に取り組んでいかなくてはならないのではないかなと思います。
この件についていかがでしょうか。
14 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
15
◯経済観光文化部長(
望月精司君) 今の御質問に対してですが、これからもこれは段階的にやはり駐車料金というのは安く軽減されてきております。また、料金だけではなくてほかのサービスについても利用者が快くというか利用しやすいような環境整備というのも段階的に行っているものでございますので、継続的にしっかりと国や県のほうに働きかけていきたいというふうに思っております。
以上です。
16 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
17 ◯14番(宮西健吉君) しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
それでは、次の質問にまいります。
着陸料の軽減はとなっておるんですけれども、8月30日に
国内線着陸料1割から5割減というのが日経に載りました。その中で、地方創生という立場から地方空港の活性化のために1割から5割を着陸料を減らす、減額するというのが新聞に載っておりました。
それからまた北國新聞にもそれについて台湾便ですか、そういったことも載っておりましたけれども、きょう現在の国内線、国交省が管轄する着陸料がどの程度減額になっているのか、それはわかりますでしょうか。
18 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
19
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまの御質問についてですが、国際線の着陸料に関しましては、平成28年度から
インバウンド拡大のための軽減制度ということでの導入でありますので、そこら辺はちょっと数字はございませんが、国内便ですね、国内線のほうのものにつきましては、平成15年度から軽減措置というのが導入されているというふうなことでございます。
現在は、羽田から小松にやってくる便につきましては、25%が要は削減されているということでございますし、それ以外の小松発着の便につきまして、小松に着く便については50%軽減です。済みません。小松発で羽田着の便について25%軽減というふうなことでございます。
以上でございます。
20 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
21 ◯14番(宮西健吉君) 能登空港は県の空港なんです。ですから、県がその料金を設定できるというふうに僕は理解をいたしております。
そういった中で、1割から5割、下手をすると6割ほど減額してもいいようなというようなことがコメントの中に書いてあります。そういったことを考えますと、この着陸料というのは非常に飛行機の機体、それからまた騒音によって決められるというふうにお聞きいたしております。そういった意味で、その着陸料の下がるということになれば、おのずと運賃に影響がしてくるということでございますので、そういった意味でやっぱりそういった努力もすることによって運賃が安くなれば利用者もふえると。やっぱりそういう努力もしていかなくてはならないのではないかなというふうに考えております。
ですから、そういった着陸料についてもやっぱり国交省に対してさらなる減をお願いをする。それは県を通じてもいいですし、そういった形でやっていかないと、なかなか新幹線と小松空港と、せっかく小松市には新幹線の駅もできる、それから
空港所在地である、そういったハードな面のメリットを十分に活用するということがこれからますます大事ではないかなというふうに思っております。
どうかこの件につきましてもしっかりと対応していっていただきたいというふうに考えておりますし、それからまた国内線、国外線についてもそういった形で取り組んでいっていただきたいというのが私の希望でございますので、どうかぜひともよろしくお願いをしたいと思います。
それでは次に、国際線についてちょっとお尋ねをしたいと思います。
国際線となりますと、小松の場合はソウル便、それからまた上海便、それから台北、この3つの路線があるわけでございますけれども、その中で平成28年4月1日から平成28年8月18日までですけれども、ソウル便については前年比110.6%で利用率が82.3%というふうにお聞きいたしております。また、上海便、これは4便ですけれども前年比86.5%、65.7%の利用率と聞いております。台北便につきましては5便、今2便減便になっておりますけれども、10月からまた
デーリー化になりますけれども、そういった中で前年対比72.4%、利用率が81.3%というふうに聞いております。
そういった形の中で、国際線の増便と
新規就航路線の開拓はどう考えておるのかということをお聞きしたい。
県は県で香港、タイとか
チャーター便を飛ばしたりいろいろここ五、六年やっておりますけれども、なかなかそれが就航できないというのが現状じゃないかなというふうに踏まえております。
そういった意味で、この国際線の増便、新規路線、国内線が非常に苦戦する中で、そういった国際線の充実を図るためにもどのように今考えておられるかをお聞きしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
22 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
23
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまの御質問ですが、まず国際線の現状について少し御説明させていただきます。
全体で、個別でのお話は今いただきましたが、国際線の旅客数ですが、ちょっと上下はございますけれども、ことしの7月末の現在で利用者数が約6万9,000人でございます。昨年の同月で6万8,500人ということですので、ほぼ前年並みというふうな堅調な推移をしているというふうなことでございます。
また、先ほど議員のほうからもお話ありました台北便も
デーリー化がことしの10月から再開されるということと、
行楽シーズン、10月12日から11月16日の一月間でありますが機材も大型化されるということで、この数字がさらに伸びるだろうというふうな予測をしております。
新たな
国際旅客便の開拓というのは、やはり小松市にとっても非常に重要な課題でございます。今、議員もおっしゃられましたように
東南アジア、タイやまた香港とかそういうふうなところを
ターゲットに
小松空港国際化推進協議会等によって
チャーター便の運航支援、航空会社への働きかけというのが行われてきております。
東南アジア路線というのは非常に魅力的な部分がございますし、今後とも小松空港の
航空ネットワークの拡充というものに向けて、やはり関係機関と連携してしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
24 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
25 ◯14番(宮西健吉君) 国際線の新規路線の開拓というのはなかなか難しい課題であるということは僕も十分認識をいたしております。そういった中で、県も取り組みはしておりますけれども、なかなか難しいのかなというのが、きょう現実的にそういうふうに感じられます。
そういった意味で、国際線については県は県のやり方もあるでしょうけれども、そういった形の中で、後で質問しますけれども、やっぱり国内線が苦戦する中で国際線というものを重視していく必要があろうかと思いますので、よろしくお願いをいたします。
次に、
国際貨物便が
アゼルバイジャンがことしの1月であったと思うんですけれども就航されました。そういった形の中で、貨物便のそういった量的なものもふえておるというふうにもお聞きいたしております。
そういった貨物便、これもまた
ものづくりのまちとして、市長がよくおっしゃいます小松市の
ものづくりとして、そしてまた船便ではなく航空便で運べるようなもの、そういったものを
ターゲットにしながら、今から国際空港を目指すんであればそういった貨物便というものの利用促進というのを、きょう現在どのように考えておられるかちょっとお聞きいたしたいと思います。
26 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
27
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまの質問、貨物便の利用促進についてというふうなことでございます。
この
国際航空貨物便につきましては、
カーゴルックス、そして
アゼルバイジャンの
シルクウェイ・ウエストの便がございます。この
アゼルバイジャンとの
シルクウェイ・ウエストは本年1月からというふうなことでございまして、ことしに入ってから、このルクセンブルクとつながっている
カーゴルックス便も7月末現在の数字ですが15%増加しております。プラス、
アゼルバイジャンが加わって、前年比対比では33%ふえているというふうな現状になっております。
やはりこの
国際航空貨物便というのは非常に重要なことだというふうに認識しております。今後も県や
エアターミナルビルと連携しながら、小松空港の充実した貨物施設、そして迅速、丁寧な
取り扱い体制、通関、輸送費の支援制度などを県内、北陸の企業へしっかりと周知いたしまして利用促進を図っていくとともに、空港周辺の
土地有効活用、そして企業誘致というのも重要な課題になっております。この周辺を
物流基地化の促進を図っていくということで、環日本海の
ゲートウェイを目指していくというふうなことが市のビジョンのほうにもうたってございますし、そういうふうに取り組んでいきたいというふうに思っております。
以上です。
28 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
29 ◯14番(宮西健吉君)
カーゴルックス便は2便から3便になりましたし、そういった意味では私の資料の中にも32%ほど貨物便の量がふえているというふうにもお聞きいたしております。
なぜこの質問を項目に入れたかといいますと、先日、能美市が日本通運が産業団地に進出をするというようなことが記事に載っておりました。お聞きしますところによると安宅新のほうで産業団地の計画があると聞いております。そういった意味で、貨物便の量がふえれば物流センター的なそういった施設も必要になってくるんではないかと。そうすれば当然、そういった日通が能美市に進出するのではなく、なぜ小松市ではないのかなと。そういったことを考えますとどうなのかなと。後手後手になっとるのではないかなと。空港の近くにそういった産業団地の計画があるのであれば、早くやることも大事ではないのか。能美市へ進出すれば、日通は能美市に定着します。
そういったことを踏まえますと、貨物便が小松空港へ来て、スムーズに税関通って、そして関西、関東へ車で運ぶと。アクセス的にはインターも近いです。そういった形の中で、そういった構想の中での産業団地の話なのか。そういうこともありますので、貨物便の充実を図る上でそういったことも視野に入れながらやっていかないと、なかなか貨物便の量もふえていかない。お互いに相乗効果が出るような、そういった形でやっていかないとなかなか難しいのではないかなと。
小松空港だけが頑張っておるんではないんです。日本全国の
空港所在地の方々は、各自分のところの空港に対する活性化のために皆さん努力されておるんです。それ以上にやっぱり小松市もやっていかないと。そういうところが非常にはたから見ていますと何か生ぬるいなという感じがいたします。
そういった意味で、この貨物便に対してもやっぱり本格的に力を入れてやっていくと。そして、例えば
アゼルバイジャンの週2便ですけれども、これが3便になったり、
カーゴルックスが3便から4便になったりとか、そういったことが必要ではないかなというふうに思っておりますので、どうかそういったことも小松空港の活性化の中の一つとして取り組んでいってほしいというふうに思っております。
次に、空港のCIQ体制の強化についてお尋ねをいたします。
国際便がふえれば、当然、入管業務、検疫業務、そういった業務がふえるわけでございます。そういった中で職員の増員配備、それからまた施設の充実などが考えられるわけでございますけれども、そういった計画を持っておられるのか、全く今のところ考えていないのか、その辺はいかがでしょうか。
30 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
31
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまの質問、空港のCIQの体制というふうなことでございます。
このCIQですが、出入国管理、そして税関、検疫というそういうことを行う部分でございますけれども、平成20年度以降、さまざまな検疫部門の強化というのがなされてきました。平成27年には入国管理の職員が増員されたり、審査ブースが増設されたりと、順次体制が強化されてきたというふうなことでございます。
今御質問の部分でございますが、CIQの体制というのはやはりさらなる強化というのが求められますし、施設の充実というのも非常に重要だと思っております。特にどうしても出入国審査というのが時間がかかる部分がございますので、そういうものを自動システム化できないかどうかということも含めて、引き続き関係の官署に要望を行っていきたいと、積極的に行っていきたいというふうに考えております。
以上です。
32 ◯議長(
梅田利和君) 宮西健吉君。
33 ◯14番(宮西健吉君) しっかり取り組んでいってほしいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
最後に、格安航空(LCC)の取り組みについてをお尋ねをいたしたいと思います。
今までのお聞きしたことは、我々市会議員皆さんが思っておいでるところではないかなと思っております。そういった中で、国際便の中で観光のサブ空港として格安航空(LCC)の取り組み。
なぜこういうことを申し上げますかといいますと、関西空港が外国人、訪日客が1,000万人というふうにお聞きをいたしております。関西空港はことしの3月だったと思うんですけれども、オリックスが運営管理を、経営をされておいでます。そういった中で、関空が大変な注目を集めておると。その中でLCCの格安航空が非常にたくさん飛んで、それで収益を上げておるというふうに以前からお聞きしておりました。
そんな中で、私とその当時の3月30日ですけれども、加賀の議長さんと事前協議に関空のピーチの会社のほうへ行ってまいりました。どういう反応なのかなということでお邪魔をさせていただきまして、向こうの重役さんの方とお話をさせていただきました。
その後、6月2日にもう一度訪問する形になるんですけれども、それまでに南加賀5市1町、1町というのは川北です。議長さんにお話をしまして賛同を得まして、それはいいことだと。新幹線は新幹線でそれは一つの方策であるし、そういった関空と結ぶことも大事ではないかと。そして、客層が違うでしょうと。どういうことかといいますと、客層が違うというのは家族旅行とか友達の旅行とかそういった方々が大変昨今多いというふうにもお聞きいたしておりますし、そういった形のお客様を呼び込むと。団体旅行ではなく。そういう形がいいのではないかと。
野々市の議長さんが、わざわざ名古屋空港まで行かれて、そして名古屋空港から小松空港ではなく千歳まで飛ぶ。なぜかといいますとLCCを利用して行く。名古屋まで車で行く。親戚、家族10人で行きました。非常に割安で大変経費が安く上がりましたというようなそういった話もする中で、このLCCというものを関空-小松、飛べないかと。
さきの6月定例会で川崎議員さんもそれをお聞きいたしております。そのときに部長は、富山空港-関空が2年半で廃止になりましたというような答弁をされております。そうすると、それはいつごろの話ですかと。5年ほど前の話ではないのかなと、僕はそういうふうに思うんですけれども。
そういう形の中で、今、LCCがこれだけ普及してくる中で、そういった海外旅行、特に
東南アジア、そういったところへ行きたい方々もたくさんおいでると思うんです。しかしながら、運賃が高過ぎてなかなか家族旅行ができないとそういった方々。それからまた逆に、日本へ行きたいと。そういったLCCを利用して関空から小松。関空と小松間というのはサンダーバードで行って京都もしくは大阪で乗りかえて、はるかに乗っていくんですけれども約4時間かかります。私、二度行ってまいりましたけれども。そうすると、電車に4時間乗ってますとなかなか疲れるんですね。そうすると、小松と関空は240キロ。四国の松山空港と関空とは飛んでおります。それが250キロなんです。そうすると、十分採算性が合いますというのがピーチの重役のお話でございました。
そういった意味で、香港便、タイ便もいいですけれども、
空港所在地の市としてそういったLCCも関空を利用するというような形で、関空から乗りかえて小松へ入っていただく。そして、北陸3県を観光してもらうというような形がとれないかと。
県に任せておいてもなかなか前に進まないと。そういった中で、小松市独自として取り組んで、小松空港は県の空港である。そんなことは十分承知いたしております。しかし、本市は
空港所在地なんですよ。そういうことを踏まえてみますと、県に任せっ切りじゃなくて、小松市独自として本格的にこういった将来5年後、5年もいかなくても4年後、そういった形の中で早目早目に運動してやっていっていただきたい。きょう言うたからといって来年すぐ飛ぶもんでもございません。四、五年はかかります。そういう運動をできないのかということなのです。
6月定例会の川崎さんの望月部長の答弁も、きょう、見てまいりました。議事録を。そういったことなので、その辺をどのように考えておられるかということを再度お聞きいたしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
34 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
35
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまのLCCの就航についてというふうなことでございます。
前回の議会で川崎議員から御質問に私のほうから答弁させていただきました。
LCCの就航については、議員も今おっしゃられたように価格、サービス面、そういう多様な航空システムが提供されるということは、若年層が中心になると思いますが客層の需要の創出など有効な面はあるというふうに考えております。
ただ、ことし10月末に富山-ソウル便、これは今現在、アシアナ航空からエアソウルのほうにLCC化されるということが決まったそうでございますが、LCCに運航移管されることに伴って、やはり航空需要の少ない冬期間、約4カ月になるというふうに聞いています。その間は運休されるというふうなことが決定されるというふうなことでございまして、やはり安定的な航空サービスの提供面で若干課題があるのかなというふうにも思っております。既存路線への影響というものも含めて、航空需要のマーケットを見きわめて慎重に行うことが重要だというふうに考えています。
今の関空便につきましては、前回そのようなことでちょっと答弁させていただきました。平成8年ですから今から20年前のことになるわけなんですけれども、2年半で廃止されたというふうなことでございます。
小松-関空間の電車というのは確かに4時間弱で行けるかとは思いますが、運行本数も多く、やはり福井や金沢の方がそちらに乗る可能性が非常に高いというふうに思っています。
また近年、羽田空港が国際線化されたということで、現在、小松から羽田便というのは非常に本数もございますし、その羽田からの国際乗り継ぎの利便性というのは向上されております。また、小松空港から例えばアジアのハブ空港、ソウルであるとか上海、台北へ定期便が飛んでいるということでの、そこからのさらに国際乗り継ぎというのも実際に行われているのが現状であります。
そういうふうなことを鑑みながら、これからの航空需要のマーケットというのをしっかり見きわめて慎重に判断していくということが重要ではないかなというふうに思います。
ただ、小松空港の
航空ネットワークの維持、強化については、石川県のほうにおいてしっかりと小松空港の活性化アクションプランというのを策定しております。それについてはLCCの就航についても、やはり新規路線の開拓、誘致というものの一環で捉えておりまして、やはりそれについても前向きに努力していきたいというふうなことが述べられております。
小松市につきましても、県と足並みをそろえて推進していきたいというふうには思っております。
36 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。
37 ◯14番(宮西健吉君) これぐらいの答弁しかできないだろうということは想定されますけれども、ピーチの機種が今17機だそうでございます。今年度3機ふやして20機。だけれども、20機になるんやけれどもフル回転でもう路線が決まっておりますと。次の増設するときには小松もひとつ頭に入れておきますというふうなことで、地元5市1町の方が訪問してお願いしましたところ、地元からそうやって来ていただくということは非常にありがたいと。我々も前向きに検討いたしますというふうな発言もございました。
そうしますと、今は機種がないから難しいと。そうなれば、3年後ぐらいには機種がふえる。ふえたときに、小松もその路線の中の一つとして入れていただきたいというそういった要望もしてまいりました。ですから、きょう言うてきょうではなく、前もって着々と準備を進める。これが大事かなというふうに思っておりますので、今後とも対応をしっかりしていただきたいと思っております。
小松空港には空の駅、それからまた空カフェがあります。たまたま27年度の決算見てますと、こまつまるごと観光物産推進費3,700万円投資されておるんですよ。となれば、空の駅、空カフェ、これは一体どうなっとるのかというようなこともこれお聞きせんなんかなと。それは予算決算でというような格好にもなってきます。やっぱり3,700万円ってでかいですよ。毎年ですよ。そういうことを考えると、65万人が減っとる中で、この投資は見合っておるのかというような、空カフェはどうなっとるんだ、空の駅はどうなっとるんだというそういった質問も予算決算で出てくるかもしれませんよ。
と私はそういうようなことを考えますと、やっぱり小松空港がより多くの方に利用されて発展していくことが投資効果が生まれてくるということになっていきますので、これについては十分にやっぱり前向きに捉えていっていただきたいというふうに思います。
以上で大項目の一つはこれで終わらさせていただきます。
それでは、2番目の項目に入らさせていただきます。
台湾・彰化市との交流促進についてでございます。
先日、8月31日でしたか、全協のほうでカンボジアとの交流協定をというようなことが配付されました。台湾は一体どうなっとるのかなと。台湾との、彰化市との関係。市長は一度、私と一緒に台湾の彰化市へ訪問されております。
台湾の邱市長は今度、11月7日に小松へお見えになるというふうにお聞きいたしております。実は、ことし1月に彰化市へ訪問したときに、今度、10月のどんどんまつりにぜひお越しくださいというような話をしていただきまして、それに基づいて正式に大阪の弁事処を通じて御案内を申し上げましたところ、国慶節の関係があってどうしても行かれないと。11月7日に小松市へ訪問したいというような回答が現議長のところに来ております。
そういった形の中で、議会は交流の調印を済ませておりますけれども、市はまだ調印されてないんです。全然口約束で調印に向けての話はありましたけれども、全くないという流れの中で、今度お見えになったときにどういうふうな形をされるのか。その辺、調印をする気があるのかないのか。こんな形でやりたいという何か思いがあるのかないのか。
僕は本当は市長にお聞きしたかったんですけれども、望月部長が答弁するということは、市長に成りかわって答弁されるわけですから非常に重いと思いますので、よろしくお願いいたします。
この御意見について。
38 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
39
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまの質問にお答えさせていただききます。
台湾・彰化市との交流のことでございます。
近年、さまざまな海外都市との交流というのは行っております。最近、カンボジアのほうに11月にというふうなことがございますし、さまざまな地域との交流、アンガルスクであるとかゲイツヘッドであるとか、青少年の交流もことしの夏に行われております。
この交流というのは交流協定の有無にかかわらずに、青少年交流や伝統文化交流等々、共通のテーマに基づいて交流事業というものを実施しているところでありまして、やはり相互のメリットが得られるようなウイン・ウインの関係の構築というのが重要であるというふうに考えています。
彰化市とは両市議会の間で締結された協定書をベースにして、伝統芸能、そして農業などの分野で交流について協議し、交流を図ってまいりました。今後も議会の皆様とともに具体的な交流の実績を積み重ねられるように取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上でございます。
40 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。
41 ◯14番(宮西健吉君) 非常に残念ですね。今の答弁は。
カンボジア、これにつきましては小松市とシェムリアップ州ですか、交流方針に係る合意書の署名って書いてあるんですよ。署名ですよ。小松市は彰化市と署名してないんですよ。そういう確約もとってないんですよ。口頭で調印に向けて頑張りましょうと。市長も同席されて、お見えになったときに、辻のやの別室で協議した。その中で、議会はしっかり交流していきましょうと。その中で、文化交流がいいのか、青少年交流がいいのか、そういったことも話しました。彰化市の科技大学と協定もできました。その流れの中で、3回目に小松へ訪問されるときに、市としてどう対応される。今の答弁では、今の状態でいいと、議会にお任せしますというふうにとられても仕方がないような答弁ではありませんか。
その辺、部長、どう思いますか。
42 ◯議長(
梅田利和君)
経済観光文化部長、
望月精司君。
43
◯経済観光文化部長(
望月精司君) ただいまのの御質問についてでございます。
台湾の彰化市、彰化市長様と小松市の和田市長との間で2014年7月9日付で友好交流都市協定に向けての確認書の文書を取り交わしております。その中におきましては、次の事項について相互に交流について協議することを確認するというふうなことがありまして、4つほど項目が挙げられております。青少年交流に関すること。文化、伝統芸能に関すること。歴史、自然、景観に関すること。観光、産業に関することというこの4項目が挙げられまして、この交流について確認しましたというふうな文書を取り交わしてございます。
その協定書、例えば姉妹協定とかそういうふうなものでないような交流も実は小松市の場合行われておりまして、ロシアのアンガルスクとの交流におきましては、小松市のロシア協会さんとアンガルスク小松友好協会さんの間で友好協定が結ばれまして、青少年交流というのを非常に長くの間に行われておるというような実績もございます。
やはり全て民間レベルとは言いませんが、そのような民間の企業さんだったり大学だったり、短大と建國科技大学ではしっかりとした協定締結というのも結んでおりますし、人材育成の部分というのは非常にこれからの国際都市こまつの推進には重要なものだというふうに思っています。相互のグローバル人材の育成につながるような交流というのを推進しまして、これからできます公立小松大学の開学後にもつなげていきたいというふうなことでございます。
よろしくお願いします。
44 ◯議長(梅田利和君) 宮西健吉君。
45 ◯14番(宮西健吉君) もう時間がありませんけれども、これ今、大学の話も出ました。これ、四年制の大学になるわけですわね。今までは短大であった。これが正式に四年制の大学としてお互いに協定を結んでおります。短大は。当然、そうなれば、四年制の公立大学になれば継続されるでしょう。
そういった形の中で、市が調印できないという形になれば、スザノとかビルボールドとか、全部(株)コマツの関係なんですよ。ゲイツヘッドしかり、ウメオしかり、カンボジアしかり、全部(株)コマツの関係なんですよ。
それは市長は(株)コマツ出身ですからそれでいいかもしれませんけれども、いつまでも市長できませんよ。10年後どうなっているかわかりませんよ。そういった中で、偏ったそういった姉妹都市といいましょうか、交流といいましょうか、それはちょっといかがなものかと。
そういった形の中で議会として(株)コマツに関係ない隣国の台湾・彰化市とそういった交流を始めようということで、平成24年の暮れからこの事業がスタートし、そして前議長から引き継いで、そして着々と交流をする中で、大学間同士、短大と大学ですけれどもそういうことも実現できました。文化交流もやってまいりました。そういう流れがあるんです。
46 ◯議長(梅田利和君) 宮西議員。質疑時間50分を終わりました。
47 ◯14番(宮西健吉君) 最後、答弁結構ですけれども、私はそういう思いで取り組んできておりますので、今の現議長もこの意思を継いでいただいて、しっかりと取り組んでいかれると思いますので、そういった意味で11月7日までまだ時間があります。どうかまた議長と市長と相談されまして、しっかりとした形でこれをおさめていただきたいと切にお願いをして、質問を終わります。
ありがとうございました。
48 ◯議長(梅田利和君) 以上で宮西健吉君の質疑・質問を終了いたします。
───────── ◇ ─────────
◇ 南 藤 陽 一 君
49 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
〔1番 南藤陽一君登壇〕
50 ◯1番(南藤陽一君) おはようございます。
本日の2番バッターを務めさせていただきます自民創生会の南藤陽一でございます。
早速ですが、通告に従い、市民共創のまちづくりに向けてというテーマについて質問をさせていただきます。
ことしの夏も猛暑日が続く大変暑い夏でありましたが、木場潟のキャンドルナイトを初め本市主催のイベントがたくさん行われ、そういった意味でも執行部の皆様におかれましては大変熱く燃えた夏だったのではないでしょうか。本当にお疲れさまでございました。
このイベントというのは、市民の皆様を元気にしたり、意識の啓発につながったり、また人と人とのきずなを深めたりと、人づくりといった観点からも大切な分野だというふうに考えております。
また、多くの市民団体の皆様におかれましてもいろいろなイベントやボランティア活動に取り組まれたというふうに思っております。こういった活動におきましても、盛んに行われることにより市民の皆様のまちづくりに参画する意識が高まり、ひいては市民共創のまちづくりにつながるものというふうに思っております。
私が所属する小松市PTA連合会のOBで構成する市民団体、子育て支援ピートモという組織がありまして、年2回、夏休みと冬休みに子供向けの事業を行っておりますが、ことしは8月27日に石文化体験ツアーと題し、先般、日本遺産の認定を受けた小松の石文化を子供たちに広く知っていただくために、石文化のお話、勾玉づくり、石切り場を見学する事業を行いました。
学校にチラシを配ったり保護者にお声がけをしまして、目標の30組には届きませんでしたが14家族31名の親子の方に御参加をいただきました。
この事業では、広報こまつのしみんの広場の申請の締め切りまでにこの実施日を決められることができずに、今回は広報こまつでPRできなかったわけでありますが、これまでの事業ではこのしみんの広場を活用させていただいております。本当に媒体を持たない事業を行う市民団体や個人の方にとって、大変ありがたい市民目線に立った取り組みだというふうに思っている次第であります。
そこで、1点目の質問ですが、ことしの8月号よりこのしみんの広場の掲載条件が変更されましたが、その内容と目的をお聞かせください。
51 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
〔総合政策部長 早松利男君登壇〕
52 ◯総合政策部長(早松利男君) それでは、お答えします。
広報こまつのしみんの広場のお話がございました。
このしみんの広場は、平成19年10月号から小松市内の各種団体、サークル等の活動を支援するということを目的に、市民の皆様へのイベント案内等の記事を掲載しておりまして、小松市の広報紙としての特色の一つと考えております。
8月号からの掲載条件の変更という今ほどのお話につきましては、同一の団体からの複数の申請による情報の偏り、あるいは営利目的と思われる活動などを未然に防止するとともに、広報紙としての公共性を保ち、主催者と参加者の間のトラブルを防ぐという目的で、今回掲載の基準を明確にさせていただいたものでございます。
なお、変更の内容的には標記を一部記号化したもの、あるいは原稿文字数の上限などを定めさせていただいたものなどでございます。
以上です。
53 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
54 ◯1番(南藤陽一君) 今の答弁から、情報量の平等性とか、また営利目的を防止するというようなことが目的であって、掲載がふえてきたからそれを制限するという目的ではないということでよろしいでしょうか。
55 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
56 ◯総合政策部長(早松利男君) 今回の見直しは、できる限り多くの団体やサークルの皆さんの情報をわかりやすく掲載したいという思いからの見直しでありまして、掲載を制限しようとするものではありませんので、御理解をいただきたいと思っております。
57 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
58 ◯1番(南藤陽一君) であれば、8月号からしみんの広場のコメント、タイトルの下に、編集上の都合で掲載ができない場合があるとか、また掲載申請申し込みの中に申し込み多数の場合はとかいう文言がありまして、市民の皆様に制限するためなのかというふうに捉えられかねないというふうに思いますので、その辺の内容をまた精査していただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。
59 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
60 ◯総合政策部長(早松利男君) 注意事項等の趣旨のお話でありますが、趣旨は先ほどのとおりでございますけれども、あくまでも念のための記述ということでありまして、よりわかりやすい誤解のない表現方法についてまた検討させていただきたいと考えております。
61 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
62 ◯1番(南藤陽一君) お願いいたします。
何でもかんでも載せるわけにはいかないというふうに思いますが、申請がふえてきているということは市民の活動が活発になってきている一つの成果かなというふうに思っています。
先ほどの答弁の中の営利目的かどうかとか、また申請書の中の市民に有益かつ貢献する情報を優先するとか、非常に判断が難しいというふうに思いますので、まずはこの媒体、市民の皆さんの活動を応援するというそういった目的、目線に立って、今後とも活発になるように取り組んでいただきたいというふうに思います。
次に、広報こまつの中に、暮らしの情報やイベント、講座などを発信するページといたしまして、くらしのかんづめ、学びのとびらのコーナーがありますが、この掲載条件をお聞かせください。
63 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
64 ◯総合政策部長(早松利男君) 先ほどのしみんの広場につきましては、市民活動団体等の情報発信コーナーということで位置づけておりますが、今ほどお話ありましたくらしのかんづめと学びのとびらにつきましては、公共団体等からの行政情報の発信コーナーと位置づけております。
その中の分類としまして、くらしのかんづめについては、暮らしに役立つ、かかわる、知っておきたい情報。学びのとびらにつきましては、講座や講演などはつらつとした学びに関する情報という区分のもとで、それぞれタイムリーにお伝えしたい記事を掲載しているものでございます。
以上です。
65 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
66 ◯1番(南藤陽一君) 公共団体、行政の情報を提供するコーナーということでありますが、その中に市民団体の名前が載っているケースがありますが、これは市とのタイアップや共催という事業と理解してよろしいでしょうか。
67 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
68 ◯総合政策部長(早松利男君) 具体的な名前はちょっと浮かばないんですが、くらしのかんづめ、あるいは学びのとびらのコーナーにつきましては、基本的に行政情報という分類でありまして、共催などで市などの公共団体が何らかの形で関与している情報を掲載することといたしております。
以上です。
69 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
70 ◯1番(南藤陽一君) 私もこの件についてちょっと勉強不足で知らなかったので、あとの質問にも関連しますので確認をさせていただきました。
それでは、次に移りたいというふうに思います。
今ほどは市民の皆様の活動を応援する紙媒体についてお聞きをしましたが、次はウエブ上で市民の皆さんの活動を応援するポータルサイト、みんなの広場「勧進帳」について質問させていただきます。
まず、この開設の目的と利用状況をお聞かせください。
71 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
72 ◯総合政策部長(早松利男君) 市民ポータルサイト、こまつみんなの広場「勧進帳」という長いタイトルでございますが、このポータルサイトにつきましては市民の皆様の趣味やサークル、スポーツ、レクリエーション等の情報発信ニーズが高まってきたということを受けまして、町内会であるとかNPO、ボランティアグループ等々の各種団体の皆さんが、みずからホームページを開設するよりもはるかに手軽に情報発信ができまして、身近な情報が集まる、いわゆる掲示板機能として平成24年に開設したものであります。現在の登録団体数は188団体となっております。
この利用方法につきましては、一度団体の登録をしていただければ、いつでも自由にパソコン等からイベントや催し物などのお知らせ、さまざまな情報発信などができるものでありまして、もしもICT機器にふなれな方がいらっしゃいましたら、ICT推進課で受け付けしまして、紙媒体やファクスでも受け付けして投稿するという対応もさせていただいております。
しかしながら一方で、このポータルサイトの開設後、フェイスブック、ツイッター、LINE等のSNSが非常に急速に普及しまして、情報発信やグループ内の連絡等がスマートフォンなどで気軽に行えるようになってきたということもありまして、掲載記事の件数は横ばい傾向となっております。
このように最近ではツールや媒体が大きく変わってきております。それらに対応した新しい方法についても検討しなければならないと考えてきたところでございます。
以上です。
73 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
74 ◯1番(南藤陽一君) 今ほどの答弁のように、本当にIT関連の環境というものは目まぐるしく本当に変化しているというふうに思います。パソコンの機器なんかでも5年前のものと今のものでは雲泥の差でありますし、今ほど言われましたSNSにいたしましてもフェイスブックやツイッター、LINEに加えて、最近はインスタグラムというようなツールも人気のようで、本当に自分自身もそういったツールに追いつくのがやっとな状況であるんですが、そういった動向を見きわめながら進められているというふうに思いますが、私はこのサイト「勧進帳」を非常にいいものだというふうに思っています。これが活発に活用されることで、町内会や各種団体の活動を地域全体で共有できたり、また県外に働きに行っている方や学生の方が自分の地元の活動、本当に自分の住んでいる地元の活動を見て、またそれが郷土愛につながったり、また先ほどのしみんの広場の紙媒体と違って、スペースはある意味無限大に使えますし、チラシや写真も載せられるという非常によいツールだというふうに考えております。
現在、ICT推進課の所管になっているということですが、今後、直接市民とかかわる部局との連携ですとか、また所管を移すなどというお考えはないのでしょうか。
75 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
76 ◯総合政策部長(早松利男君) ICT推進課につきましては、システムの開発等に関する業務を主たる業務として行う部署でありますので、この市民ポータルサイトの所管や連携につきましてはかねてから検討課題となっております。
今回の御指摘は大変貴重な御意見として参考にさせていただきたいと思っております。
以上です。
77 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
78 ◯1番(南藤陽一君) お願いしたいと思います。
本当にICTを進めていくためには、今のツールや媒体、これに対応すると同時に、やっぱり使う人を、利用する方を広めていくということが大切だというふうに思いますので、その両面から取り組んでいただきたいというふうに思います。
それでは次に、先月、福祉文教委員会で取り上げられ、新聞にも報道されましたが、町内会の回覧板や案内などの省力化、また若者、転入者などの町内会活動への参加促進のために、スマートフォンでも閲覧できるアプリの実証実験を予定しているということであります。
町内会は共創のまちづくりの肝、核だというふうに思っておりますので、そのシステムの概要について説明していただけますでしょうか。
79 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
〔ふるさと共創部長 前多陽子君登壇〕
80 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 共創社会においては、いかに効率的に情報を発信して、どのような仕組みで情報を共有するかが鍵であると言えます。その手段の一つとして、スマートフォン、タブレット端末を活用したアプリケーションシステムの活用に着目しているところでございます。
お尋ねのシステムの概要についてでございますが、アプリをスマートフォン等にダウンロードし、例えば町内会役員がアプリの管理者となり、利用登録した町民に行事など情報を素早く発信できるものでございます。また、町民のほうも出欠の返信等をアプリですぐ行うことができます。町内会における案内や回覧板等の告知機能ばかりでなく、町内会活動の様子を掲載、閲覧することも容易なことから、スマートフォンを多く利用する若年層等に対して町内会活動の参加促進に期待ができるものと思います。また、市が連携して行政情報を提供することもできます。地域の各事業者のサービス情報、広告をリアルタイムに掲載すること。災害時での地図情報をあわせた住民の安否確認、行方不明の高齢者の捜索などが可能でございます。端末の言語設定に合わせて掲載記事を15カ国語に自動翻訳が可能となります。
以上のように、各種団体等運営の効率性と利便性を高めるとともに、若者や外国人、転入者などにも容易に情報伝達・共有ができるシステムとして試験的導入について今後検討していきたいと存じます。
81 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
82 ◯1番(南藤陽一君) このアプリによって、簡単に言うと町内会の活動が効率化されて、また省力化を図ることができるということでありますが、その一方で、ネット社会の課題のように、こういったコミュニケーションツールがデジタル化されますと、また人間関係が希薄になって、逆に地域力が低下しないかという点ですとか、また、先ほども言いましたけれどもスマートフォンやタブレットを使えないお年寄りの方やお子様が取り残されないように、本当に全ての方に優しい情報発信というものを並行して検討していただきたいというふうに考えますけれども、御所見お聞かせください。
83 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
84 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 情報のスピードが求められる現代社会においてICTの活用は最も効率的で効果的な手段と言え、現在、本市のICTによる行政情報の発信としては、ホームページを初めフェイスブック、ツイッター、デジタル簡易無線などを活用しているところでございます。
しかしながら、ICTによる情報発信は数ある伝達手段のうちの一つにすぎず、これからの共創社会において、子供からお年寄りまで、障害者、外国人など全ての方へ情報が伝わるようきめ細やかな情報発信が求められます。
これまでの紙媒体を初め音声情報のほか、技術革新による新しい情報媒体も含め、全ての人が情報を得やすいよう検討してまいりたいと存じます。
また、ネット社会の課題としてコミュニケーションが希薄とならないかとの御懸念については、例えばアプリを利用した町内会の情報伝達が行われたとしても、フェース・ツー・フェースのコミュニケーションが活発に行われるよう、声かけや挨拶などが地域で継続されているやさしいまちづくりを市民共創で推進してまいりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
85 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
86 ◯1番(南藤陽一君) 今後とも町内活動とか、また公民館活動が活発になるように本当に取り組んでいただきたいというふうに思います。
それでは、最後の質問でありますが、市民団体や個人の事業に対してのサポートについて質問させていただきます。
今、どの自治体におきましても本当に大変財政が厳しい中、老朽化していくインフラの整備の財源を確保することですとか、また何十年に一度の自然災害が毎年のように起きている今、そういった防災の面におきましても、また環境、少子・高齢化など本当にさまざまな課題を抱えている中で、行政と市民がともに手を取り合って共創のまちづくりを行っていく、これが重要なテーマだというふうに考えておりますけれども、それに向かうために本市としてはどのような取り組みをなされているのかお聞かせください。
87 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
88 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) NEXT10年ビジョンでは、共創とひとづくりをまちづくりのエンジンに位置づけており、各部署において市民団体等への支援、協力、連携を積極的に行っております。
また同時に、共創社会を推進する新しい仕組みとして、町内会や公民館、社会福祉協議会など地域のさまざまな団体で構成するはつらつ協議会の設置を呼びかけているところでございます。
防災や環境、少子・高齢化など地域の抱える課題は幅広くございますが、連携することで新しい視点が加わり、各団体の持つよさを生かしたよりよいまちづくりが可能になると考えております。
ふるさとこまつに住む全ての人々が地域の力を高めることで、みずから課題を解決していけるよう取り組みを広げていく所存でございます。
89 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
90 ◯1番(南藤陽一君) それに向かっていくために、はつらつ協議会ですか、新しい仕組みをつくって進めていきたいということでありますが、そういった仕組みをつくる上でも、やはり市民の皆様をリードしていく市民団体ですと、また地域のリーダーが必要不可欠になってくるというふうに思いますが、そういった市民団体ですとか地域のリーダーを育成するためにどのような事業に取り組んでおられるのかお聞かせください。
91 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
92 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 市民団体や地域のリーダーの育成の取り組みはという御質問かと思います。
各部門で多様な講演会やセミナーを開催し、広く地域や市民、NPO、企業などに参加を呼びかけております。
また、市民団体の活動支援と育成を目的に、地域課題を解決するためのアイデアを公募し、すぐれた事業を市の委託事業として実施するふるさと共創チャレンジ事業を今行っている最中でございます。平成28年度には11団体でこのチャレンジ事業に取り組みを進めていただいております。
そのほか、こまつまちづくり交流センターでの相談体制に加え、ビジネスの手法を用いたソーシャルビジネスのサポート体制として、小松商工会議所、日本政策金融公庫、小松市、こまつNPOセンターが協力をいたしまして、こまつソーシャルビジネスサポートセンターを設置するなど、まちづくりの担い手が学び、成長できる環境づくりに努めているところでございます。
以上でございます。
93 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
94 ◯1番(南藤陽一君) いろいろな取り組みをされているということでありますが、その中のふるさと共創チャレンジ事業、これについてもう少し詳しく教えていただけないでしょうか。
95 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
96 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 平成27年度からこのふるさと共創チャレンジ事業というものを行っております。これは市民提案型公募委託事業といいますけれども、2つのステージがありまして、一つは委託料が5万円を上限とするもの。もう一つは委託料30万円を上限とするものでございます。
これまで今、28年度は2年目でございますが、それぞれのステージに若い団体であったり、本当にできたばかりの団体も含めて手を挙げていただいて、防災や婚活事業、まちづくり事業等にいろいろと取り組んでいただいております。この手を挙げていただいたものにつきましては、市民を委員とする公募の選考委員会のほうで選定をいたしますが、それに先立ちまして審査会がオープンで行われております。書類審査と、そしてオープンによるプレゼン発表というものの2つを経て選ばれたものでございます。
また、この事業を実施するに当たっては、各担当課のほうと連携をとっていただいて、改善に努めているものでございます。最終的には報告会というものも予定してございます。
以上でございます。
97 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
98 ◯1番(南藤陽一君) 事業を公募して審査して、認定されれば個人や市民団体の方と行政とともに事業をつくり上げていくということでよろしいでしょうか。
99 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
100 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) さようでございます。
市民の方の豊富なアイデアをいかに行政目的に合わせるかというところで、公募前にも担当課または担当の市民協働課等とお話をしまして、よりよい方向性を導き出したいということでやっております。
以上でございます。
101 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
102 ◯1番(南藤陽一君) それでは、市民団体や個人の方から逆に持ちかけられて、市とタイアップや共催した事業が現在行われているのでしょうか。
私は市とタイアップや共催することによって、その事業に社会的信用性が強まり、また事業を行う団体や個人の方の活動を広く市民の皆さんに知っていただくことで、地域のリーダーとしての育成につながるメリットというものがあるというふうに感じておりますけれども、今、タイアップや現状行われているのか、そういったことも含めてお聞かせください。
103 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
104 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 市民団体から共催や協力の依頼があった場合、市の施策方針や公共性を考慮しまして連携した事業を展開しているところでございます。
例えば国際交流の事例では、事業のアドバイスや視察の手配、広報の協力、移動や会場、通訳の手配など、協力依頼があれば行政ができる範囲で行っております。また例えば婚活事業については、しあわせ応援助成制度により補助金を交付することにより、企画、相談、広報などを一緒に行っている例もございます。
このようにいろいろなかかわり方があり、これら全てが共創へとつながる取り組みだと考えております。
105 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
106 ◯1番(南藤陽一君) いろいろな形で今そういったことをとり行われているということで、タイアップ、共催もされているということだというふうに捉えておるんですが、先ほども言いましたように、私、このタイアップや共催というのは非常にメリットあるというふうに考えておるわけですが、これの明確な基準を設けるのは非常に難しいというふうに自分では思っておるんですが、目安となるような基準を設けたり、また窓口を一本化、ワンストップ化にして、市民団体や個人の方にそういった事業をどんどんどんどん持ち込んでいただくことによって、予算をかけずにリーダーを育成する事業効果、先ほど言われたふるさと共創チャレンジ事業、そのような効果が得られるというふうに思っておるんですけれども、これについて御所見をお願いいたします。
107 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
108 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 現在、共通の明文化した基準は特にございません。しかし、各部局で行政目的に合致した公益性や課題解決への的確性などを総合的に判断しております。
現在、窓口でのワンストップ化ということを言われたかと思いますが、共催やタイアップの御相談は専門性の上からもぜひ直接担当部署にお願いしたいと存じますが、ふるさと共創部がまず内容をお聞きしまして担当部署につなぐことを現在も行っております。ですので、担当部署がわからないなどいろいろな状況がございましたら、どうぞふるさと共創部にお越しいただきたいと思います。
行政や地域住民、NPO、企業などが多様な主体が連携することにより、住民ニーズに応じた効率的で持続可能な事業を展開することができます。
しかし一方、市内にはみずからの力で活躍している団体も多くあり、協働の担い手となるこれらの団体がふえることで地域が活性化すると思われます。ファシリテーター養成講座等の各種セミナーを開催し、リーダーシップや調整力を持った地域づくりの中心となる人材の育成に努め、市民共創のまちづくりをより一層推進し、豊かな地域社会を未来につなぎたいと存じますので、御理解、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
109 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
110 ◯1番(南藤陽一君) 今現状、各担当でそういった判断されていると。どこに行ったらいいかわからないということでふるさと共創部が受けて教えますよということということは、一本化が可能なのかなというふうに思っておるんですが、市民のそういった方からすると、どこの課に行ったらいいのかわからないとか、やっぱりそうなるとちょっと踏み込みにくいとか、やっぱり市役所というのは敷居が高いなというふうに思われている方というのはまだまだたくさんおられるというふうに思いますので、そういったふるさと共創部でどんどん受けますよということであれば、そういったPRをどんどんどんどんしてもらって、こういった活動が活発になることはやはり共創の社会に向かうという、僕、そういうふうに思っていますので、そういった雰囲気づくりというものを今後も取り組んでいただきたいというふうに思います。
これは意見ですので答弁は結構でございます。
あと、このタイアップや共催というほかに、後援という形をとられている事業はたくさんあるというふうに思っておるんですが、この後援という事業におきましても、チラシに後援、小松市とか、後援、教育委員会とつけることができたり、また市役所のエントランスであるとか公共施設にそういったチラシ、ポスターを置くことだけでも多くの市民団体、また個人の方、事業をやられている方が非常にメリットに感じていると。そういったことを本当にぜひとも市役所の皆さんは理解をしていただいて、また今後、そういった市民団体や個人の方と連携を図っていくときには、そういったことを理解していただいて、また進めていただければなというふうに思います。
この質問は以上で。
それでは最後に、今の情報発信ツールの中で市民全般にやはり浸透しているのは広報こまつだというふうに思っております。
その広報こまつでは、現在、市民団体や個人の事業を紹介するしみんの広場と、行政の事業を紹介するくらしのかんづめ、学びのとびら、これが2つに分かれているということでありましたが、市民と行政がコラボして行っている事業を紹介する共創のページを新たに設けてはどうかなというふうに考えております。市民団体や個人の方とタイアップ、共催している事業ですとか、また市や教育委員会から後援をもらっている事業というのはほとんどの市民の方が知らないというふうに思いますので、そういった事業にマークをつけたり、またすばらしい事業にはちょっとピックアップをして掲載したり、そのように行うとやはり今、市民団体や個人の方のそういった育成にもつながると思いますし、また共創のまちづくりという啓発にもつながるというふうに考えております。
これも編集を検討すれば現行の予算でいけるのではないかなというふうに思うわけでありますが、和田市長、いかがでしょうか。
111 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
112 ◯市長(和田愼司君) 今ほどそれぞれ部長からスマートな表現でいろいろ答弁をさせていただきました。
こういった地域のそれぞれの人との関係、またさまざまな課題を持ちながら生活をしていただいている市民のことを考えますと、スマートな表現だけで済まないということは重々承知もさせていただいております。
きのうもこの議会の傍聴に目の不自由な方、数人来られていました。それから、毎回、耳の不自由な方も来られています。そういう意味では、そういう人たちに対してもいろんな、議員がおっしゃるような情報提供というのはいかにして平等に御提供できるかどうか。これはやはり我々行政としては絶対失ってはいけないものだなと、そんなふうに思っています。それを支えていただいていますのは、例えば点訳だとか手話の皆さんだとか要約筆記の皆さんだとかを含めて民生委員の方、そういった方さまざまいらっしゃるわけでして、こういう小松のまちというのはやはり大変すばらしいなというふうに思います。
今回、広報というのを一つの切り口でお話しされています。広報こまつですね。これも約3万9,000部配布させていただいておるんですが、毎月ですね。こんなふうに毎月ある程度のページ数で、しかも全世帯に市民の皆さんに御協力いただいて配布ができているまちというのは今全国に1,700市町村ありますがどれぐらいあるんでしょうかね。この近隣のまちでもほとんどできてない。金沢市もそうでございまして。そういったことを考えたときに私どもの先人は大変すばらしいこういった地域のつながりを残してくれたんだなと、そんなふうに改めて感謝を申し上げないといけないなと思っています。
昨年も全国植樹祭でフローラルこまつ、大変すばらしい力を発揮していただきました。これもやはりそういったベースがあるからでございまして、議員がおっしゃるようにいろんなこれからの高齢化社会、またさまざまないろんな人たちとの共生の社会、外国人もたくさん来られるでしょう。そういった中で、どういうような情報の伝達、またお互いのコミュニケーション、また新たなコミュニティをどうつくっていくかというのは、これは大いなる常に悩み事であると同時に大きなチャレンジであると思っています。
先ほど来申しましているように、小松市は私はできるとこう信じて6年前に市民協働課を設けて、そして昨年ははつらつ学習課、ふるさと共創部というような形にさせていただきました。市民協働課はもう6年たちますのでかなり認知度も出てまいりましたが、ふるさと共創部、はつらつ学習課はようやく1年でございます。ある程度知られるようになりましたが、そういう意味で今、ちょっと進み過ぎだなというぐらいにチャレンジ事業だとかいろんなことを、婚活だとか提案をそれぞれの職員がされてやっていただいてまして、そこまでやらなくてもという気持ちを若干持ちながら、彼ら彼女らのこの思いをぜひ実現してほしいと思って応援を今させていただいています。
まさに市の職員も少しは、少しというかかなり悩みながらいろいろさせていただいておりますのでその辺はぜひお酌み取りいただいて、今出ましたはつらつ協議会、こんなものをどんどんつくっていければいいなと思っています。
この土曜日ですか、ある町の夏祭りへ行きましたら若い人に声かけられまして、中身は何かといいますと、この町は50年になるんだけれども青年団がしばらく活動してない。でも、若い人たちがいっぱいいるから青年団をつくりたい。市も協力してくれよと。もちろん協力はします。でも、まずは町内会、老人会、婦人会、そういう人たちとぜひまず話をしてくださいと。その中で一旦停止になった青年団を、これをもっとこれから若い人たちは多くならないわけでございますね、当面は。そういう意味では、どういう活動をしたらいいのか、そんなことをぜひ一遍皆さんで議論して、それからぜひ私のところへまた来てねというお話をさせていただきました。
そういうシニアの皆さんから若い人まで、ぜひ自分たちの地域をもっとよくしようという人たちいっぱいいらっしゃいます。そして、介護を必要としている方、またいろんな支援を必要としていらっしゃる障害者の方に優しい気持ちを提供しようという人たちもいっぱいいるわけです。
そういうことを考えたときに、議員がおっしゃるようにこの広報こまつというのは大変力を持っていると思います。そして、それをよりわかりやすく、そういった市民の活動を紹介するということをさらにクローズアップをぜひしていきたいなと思います。ページ数にこだわらずに、できるだけ広げていく。そして、その次に出てくるのは、やはり新たな共創のいろんな課題だろうと思います。
今、ペーパーで各家庭に行っている共創だとかいろんなさまざまなものがあります。もちろん広報こまつもあります。議会だよりもあります。それから、社会福祉協議会の便りもあります。消防団の広報紙もあります。シルバーの雑誌もあります。また、さまざまにPTAだよりもあります。公民館だよりもあります。もうそれだけさっと調べただけで延べ計算しますと300万部近いんです。小松市内だけで300万部近いものが紙ベースでいろいろまざっている。逆に情報があり過ぎて困っている方もいらっしゃるかもしれません。その中には民間のいろいろフリーペーパーというものもたくさん出ておりますし、それから就職ガイドみたいなものもあります。こういうのはどんどんどんどん生まれているということは、やはりそこにニーズがあるから生まれているんだろうと思いますので、その辺のニーズをできるだけスムーズに、そしてより有効になるようにぜひしていっていただきたいなと思います。
片一方で環境の時代と言っておりますので、できるだけ紙ベースは少なくというのは、今、議会もそういう方針でございますけれども、でも紙を見ることによってそこに人間の温かさがつながるようなぜひ社会をつくっていきたいなと思っております。
議員の御質問の広報こまつ、これをさらに充実をさせていくというか、より時代に応じた新しい人向けに、それからできるだけ全ての人に平等にいろんな情報が提供できるような形にしていく。これに答えはないと思います。ぜひ議員各位におかれましても、またさまざまなチェック、確認をお願いをしたいなと思います。
以上でございます。
113 ◯議長(梅田利和君) 南藤陽一君。
114 ◯1番(南藤陽一君) ありがとうございました。
本当にお金をかけずともそういった効果を得られることというのはまだまだあるのかなというふうに思っていますので、また今後ともそういった面も含めて御提案させていただきたいというふうに思います。
ありがとうございました。
115 ◯議長(梅田利和君) 以上で南藤陽一君の質疑・質問を終了いたします。
───────── ◇ ─────────
◇ 宮 川 吉 男 君
116 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
〔15番 宮川吉男君登壇〕
117 ◯15番(宮川吉男君) 通告に従い、質問していきますので、執行部の前向きな答弁をお願いしたいと思います。
本当にことしの夏は暑い夏でありました。天候も暑いですけれども、オリンピックという大変日本選手団のすばらしい活躍、これにも大変熱い思いをいたしましたし、やはり私たちはあのテレビを見ながら夢と希望とそしてあの感動をいただいたと思っております。
私が東京オリンピックを初めてテレビで見たのは高校のときでありました。あのときも毎日テレビの前でかじりついて見ていたのを思い出しますし、今回も本当に寝不足になるというそういう感じで、日本の方々はほとんど寝不足であったかなと思いますけれども、そういう中ですばらしい成績をおさめていただいたと思っております。
その中で、それぞれ皆さん方には感動の度合いがあるかもわかりませんけれども、私はやはりいろんな種目、体操とか卓球、それとか水泳等々、本当に私は一つはやはり和というか、和というのは本当に日本の独特のいいところであり、そのチームワークというのは本当に今回は大切だなということを感じました。
特にきのう、吉本議員がお話がありましたようにやっぱり400メートルリレー、あのすばらしい成績。特に私は陸上王国アメリカを破っての第2位、銀メダル。これは本当にすばらしい活躍だと思っておりますし、ましてや9秒台がいないそういう中であのバトンパスのすばらしい技術、そして4人が自己最高の力走したのがあのような結果に出たというふうに思っております。そういった意味でも、私はあの4人に対して心からお祝い申し上げたいし、また絶賛したいと、このように思っているところであります。
ぜひ4年後の2020年の東京オリンピック、またすばらしい感動を与えていただくよう思っているところであります。
その中で今回、残念ながらこのオリンピック大会に小松市から誰も出場できなかったことは大変私は残念だと思っております。前回は3人も出場し、本当に小松市は盛り上がったし、期待感であふれておったというふうに思っております。そういう中で今回は一人もいなかったというのがちょっと寂しい思いをしているところであり、ぜひ4年後の東京オリンピック、地元のオリンピックには小松市から出場できる選手を輩出していかなければならない、そのように思っております。今の若い人はぜひ頑張っていただきたいというふうに思っております。
そういった中で、この小松市のスポーツの発展、それから普及、振興にこれまで多大に寄与してきた小松市民体育大会についてお尋ねしたいと思います。
そういった中で、ことしも7月17日を中心に夏季大会が開催されました。38種目、約4,300人の方が参加し、大会を盛り上げていただきました。また冬季、これは冬の大会ですけれども、これにつきましてもやはり大倉岳スキー場を中心に行っておるわけですけれども、この伝統と歴史ある小松の最大のスポーツの祭典であります市民体育大会ですけれども、これはいつから開催されたのかお示しください。
118 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
〔ふるさと共創部担当部長 藤岡清市君登
壇〕
119 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) それでは、お答えいたします。
市民体育大会は、まず昭和24年8月16日に開催されました第1回の石川県民体育大会を契機に、昭和24年10月16日、第1回小松市民体育大会が開催されました。
120 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
121 ◯15番(宮川吉男君) 昭和24年、本当に戦後間もないということで、あの時分、なかなかまだ戦争が終わって間もないということで競技施設も満足に整備されていないし、また市民がスポーツをするような環境も少なかったというような中で、この市民体育大会は戦後の復旧・復興の大きな原動力になるという中で開催されておりますし、多分石川県はやっぱり戦災が少なかったということもあり、今ほどお話ありましたように国民体育大会もあったということで、それを契機にこのような大会が行われたと思っております。
そういう中で、現在、この歴史ある市民体育大会ですけれども、校下別対抗の1部と2部になっておるわけですけれども、これを何を基準にいつから開催されたのかお示しください。
122 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
123 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 昭和25年第2回大会より、1部競技は校下対抗総合得点制、そして2部競技はオープン競技として開催しておりました。その後、1部に競技の追加や校下団の統廃合の加入など変遷がありました。そして現在の形になったのは昭和53年第30回大会からです。校下を1,000世帯、人口3,000人を境目として現在の1部、2部に分けて実施いたしております。
124 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
125 ◯15番(宮川吉男君) 今ほど答えいただきました。昭和53年から、第30回大会から今の体制になったと聞いております。世帯数を1,000を基準に、人口3,000人を中心に1部と2部にすみ分けられたと聞いております。
そこで、この1部校下、2部校下についての上位、また下位について、わかる範囲でお示しいただきたいと思います。
126 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
127 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 現在、1部の校下は稚松、芦城、第一など13校下、ここには自衛隊校下団も含まれております。2部の校下は、粟津、犬丸、月津など13校下で、1部、2部ともに13校下となっております。
平成28年8月1日現在の一番多い少ない校下の世帯数と人口ですが、1部の多い校下は4,231世帯、9,827名、1部の少ない校下は1,657世帯、4,076名。2部の多い校下は1,504世帯、3,331名、そして2部の少ない校下は212世帯、511名となっております。
128 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
129 ◯15番(宮川吉男君) このように今ほどお示しいただきましたやはり1部も2部も、私はかなり世帯数、人口の格差が生じてきている、このように思っております。特に2部につきましてもやはり下位と上位と比べたら、下のほうと上のほうで比べたら、下位から比べれば7倍、世帯数も人口もそれだけの格差が生じておるのが現状であります。
そういった中で、この対抗試合となる市民体育大会の1部、2部のことなんですけれども、現状の1部、2部の体制についてどのように思っておられるか、現状の考えをお聞かせいただきたいと思います。
130 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
131 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 市民体育大会は、長きにわたり校下対抗形式で実施されてきた特筆すべき市内の最大のスポーツイベントであります。スポーツを通じて校下のコミュニティを活性化し、校下の誇りをつくっていくものであり、地域づくりのために非常に重要な役割を担っている大会であると認識をいたしております。
132 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
133 ◯15番(宮川吉男君) 確かに本当にこの市民体育大会は特に校下対抗ということで校下の人々のスポーツに対する思い、それからまた地域づくり、またそれとか地域の活性化に大変私は寄与しておるというふうに思っております。
そういう中で、やはり対抗となる以上、競技として勝たねばならない、これが私は本質だというふうに思っております。
そういった中で、やはりこれだけの格差があると、これまでの成績を見てみますと、やはり世帯数、人口の多いところは必ず上位を示しておると思っております。しかし、下位の人口の少ないところ、世帯数の少ないところは、どれだけ頑張ったって競技人口、各種目に選手を送り出すにはかなり私は難しい、そういう状況になっているかと思っております。
そういった意味で、やはりこの下位の方が、下位というか下のほうですね、人口の少ないほう。少ないほうがやはり少しでも頑張りたい、モチベーションを上げたい、報われたい、そういうような体制というか、そういうことも私は必要でないかと思います。
そういった意味で、やはり競技でない例えば参加数、参加率とかそういうものを得点制にするとか、やはり競技ではなかなか対抗できないけれども参加することによって地域が盛り上がる、それから報いられる。そういうことも今後考えていって、そしてまたポイント制にするとか、参加数の割合によってポイント数をつくるとか、何かやっぱりさらにもっともっと市民体育大会を盛り上げるようなそういうことも考えていかなければならないと思いますけれども、これについてどのようなお考えでしょうか。
134 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
135 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 校下対抗によるこの市民体育大会は継続しながら、選手が集まらず参加が難しいという場合には、競技、種目別に校下合同チームの参加を可能にするとか、より多くの市民が参加できる方策を小松市体育協会、それに各校下体育協会、そしてまた各種目別協会と関係機関で協議をし、改善したいと考えております。
そして、小松市では2年前から障害者スポーツの振興を推進いたしております。市民体育大会でもプレ大会としてオープン競技の障害者のカローリング大会を実施いたしております。今後は、市民体育大会の競技種目に障害者スポーツを追加するなど、そういう市民体育大会を拡大していくことも大きなテーマだと考えております。
136 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
137 ◯15番(宮川吉男君) 本当に小松市の最大のスポーツの祭典である市民体育大会を盛り上げていくことが私は小松市のさらなる発展につながるというふうに思っております。
そういう中で、やはり近年、参加希望者が少なくなってきている傾向であり、また各校下ともやはり選手を集めるのが非常に苦慮しているのが現状かと思います。小松市もスポーツ・フォー・オール、要するにオリンピック大会と、市民体育大会は小松市のオリンピックというような位置づけとして私は過言でないと思っておりますし、いつでも誰でもがスポーツを楽しむことができる環境を目指すということでスポーツ・フォー・オールを前面に掲げております。
そして、このスポーツをすることによって、振興はもちろんなんですけれども、人々の間の、選手の間の友情を深めたり、それから連携、きずながつながる、そういった大変な貢献をしているのが市民体育大会だというふうに思っております。
しかし残念ながら、市民のニーズが多様化してきて、そして少子化などの影響で市民体育大会への魅力が薄れてきているように感じております。今言われましたように、やはり世帯数、人口の格差からそういうことも出てきているんじゃないかと思っております。
そういった意味で私は、今ほどお話ありましたようにこれらのことを総合的に検証して、そして今のような現状をしっかり見て、見直し、そして刷新していって、この市民体育大会をさらに盛り上げたいこのように思っておりますし、今ほどのお話がありましたけれども、さらにもう少し前向きな何か方法がありましたらお願いしたいと思いますけれども、以上、どうでしょうか。
138 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
139 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) 今後とも全ての市民が仲間とともにさまざまなスポーツを楽しみ、そして健康を増進し、生きがいを感じ、きずなを深めることで校下のコミュニティを活性化し、校下のきずなをつくっていくPASS THE BATONの精神で小松市民体育大会を将来につなげていきたいと思っております。
以上です。
140 ◯議長(梅田利和君) 宮川吉男君。
141 ◯15番(宮川吉男君) それでは、次の質問に入りたいと思います。
こまつマラソン勧進帳について質問していきたいと、このように思います。
こまつマラソン勧進帳、これにつきましてはマラソンブームの反映と健康志向から、近年、参加者が増加傾向であると聞いており、大変喜ばしいことであると思います。また、コースも変更されて市街地を走ることによって、選手が市民から熱い声援を受けて大変激励になっていると聞いております。
この市街地を走るコースについても大変な関係者、関係機関の御尽力でこのようになったというふうに思っております。私もぜひ市街地をということで要望してきた。そういうことで、本当に関係者には敬意をあらわしたい、このように思っております。
そういった意味で、このこまつマラソン勧進帳を今後どのように発展していく構想でありましょうか。また近い将来、この勧進帳を発展し、フルマラソンを導入する考えがあるのか、その見解をお聞かせください。
マラソンは、確かにフルマラソン導入は厳しい、難しいのであり、また大きな動力、また財源が必要であり、いろんな方に御迷惑をかけたり、また御賛同をいただいたり御協力いただかねばならないと思っておりますので、ぜひ私は実現に向けての決意というものをお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
142 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部担当部長、藤岡清市君。
143 ◯ふるさと共創部担当部長(藤岡清市君) こまつマラソン勧進帳は関係者の努力のおかげで徐々に参加人数もふえ、大きな大会となっています。また、小学生の部、中学生の部、それにペアの部などを楽しんで参加できる大会として多くの方々に愛されている市民マラソンであります。
小松市にはマラソンのほかに、ことしで35回目を迎えるKOMATSU全日本鉄人レースがあります。35年の歴史を重ね、毎年約600名の方々が全国各地から参加をいただいております。本大会の特徴は、1,000人を超える熱心なボランティアの皆さんの運営によって支えられているすばらしい大会であります。この大会を一層盛り上げていくことで、マラソンに負けない魅力発信の大会につながるのではないかと考えております。
さらに、小松市にはウオーキングコースも充実いたしております。小松の豊かな自然を感じ、そして楽しめるウオーキングコースなどを活用した新たなレースを検討したいと考えております。例えばウオーキングと健康スポーツを組み合わせたり、競歩とカヌーを組み合わせたり、そしてウオーキングしながら小松の伝統文化に触れてもらえるようなそんな取り組みなど、小松らしい競技を発展させ、そして新しいスポーツ大会を全国に発信できないか検討し、チャレンジしていければと考えております。
お尋ねの近い将来のフルマラソンの導入については、現在のコースを周回する方法や、また新たなコースの新設など関係団体と検討を行ってまいりたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
144 ◯議長(
梅田利和君) 宮川吉男君。
145 ◯15番(宮川吉男君) 今ほどの御答弁の中で、もちろん鉄人レース、これにつきましては私もボランティアで数回出た経験がありますし、小松の誇れるレースだと思っております。
そのほかウオーキングも盛んであり、ウオーキングとスポーツをうまくかみ合わせたそういう行事といいますかそういうのも考えているということを聞いております。私はそれも絶対悪くないと思います。いいことだと思います。
そういう中で、今、金沢市にはフルマラソンが2つか3つあると思います。金沢市と比べるのはちょっとおかしいかもしれませんけれども、金沢市は特にやはり今の新しいマラソンについては金沢の今の市長が公約としてやられたということを聞いておりますし、またあの交通量の多いそういう厳しい状況でありながら大会ができる。私は本当にすばらしいことだと思っているし、あれについてはやっぱり市民と関係者とそして選手が一体になって楽しんでいる。本当にいい大会であるというふうに思っており、また加賀市につきましてもフルマラソンあり、ことしはちょっと天候で中止になりましたし、白山市にしても先日の日曜日に大会ありました。50キロ、100キロということで。これも1,400人か1,500人の方が出場されたと聞いており、そういった意味で各自治体でもいろんなマラソンを行っているのが今の実情であります。
日本のいろんなところでそういうマラソンをやっており、特に
東京マラソンを見ますと本当に大きなマラソン、3万人マラソンとか言っていますけれども大きいマラソンもあり、私はいつか出たいと思っているんですけれども体力的にかなり難しいから希望だけ持っておるという感じです。
そういう中で、確かに小松の環境としてはこれまでは、何年前ですか、数十年前ですか大きな大会をやっていたんです。例えば高校生の駅伝大会、42.195キロ。これは小松市を、陸上競技場を中心にやっていた。それからまた、全国実業団20キロマラソン。これは小松市の末広から柴山折り返しの、これについても全国的な大会でありました。昔、鎌田選手とか伊藤選手が走っていた。そのとき、私も一緒に走らせていただいたんですけれども、そういった意味で本当に小松市は本当に大きな大会を開催していた。そういう歴史があるわけです。
そういった中で、やはりこの難しい、厳しい環境の中での大会となれば、私はそれを実現するにはやはり強いリーダーシップが必要だと私は思っております。それを引っ張っていく、これをやるんだと。これによってやっぱり小松市をさらに元気づける。そして活性化になる。そして市民と一体になる。そして、もちろん経済効果もある。やっぱりそういう相対的に考えた場合、総合的に考えた場合は本当にこのフルマラソンによって小松をさらに一段と上へ飛躍する。そういったために私はこのフルマラソンというのを導入することによって大変な意義があり価値観があるというように思っております。
そういった中で私は、厳しい条件にありながらやるとするなれば、やはり強いリーダーシップ。特にやっぱり現市長、リーダーシップが、私は強いシップが必要だと思います。特にこれまで見てみますと、やっぱり木場潟での植樹祭。あの木場潟を1万人以上で手つなぐということはかなり難しい、厳しい状況であったにもかかわらず多くの方が、1万人以上が集まってきてあこで手つないだ。これは私は、そして木場潟の植樹祭が成功したのも和田市長の強いリーダーシップがあったからだと私は思っております。
そういった意味で、やはり不可能を可能にするには私は強いリーダーシップ、信念を持ってやるリーダーシップが私は必要であるというふうに思っております。
そういった意味で私は、このフルマラソンを導入することによって、リスクもありますけれども、しかしリスク以上に効果があると。という私が思っておりますので、導入するには時間がかかると思いますけれども、やはり私は強いリーダーシップでこれを引っ張っていただければ導入としての道筋ができますし、また開催に向けての取り組みもできるし、また市民もしっかりと応援し、関係者も応援するというふうに思っておりますので、やはりこの難しい、厳しい条件の中での導入は私は先に言いましたように強いリーダーシップが、これが絶対必要不可欠だと思っておりますので、ぜひ実現に向けての市長の努力をお願い申し上げまして、私の質問にかえさせていただきたいと思います。
146 ◯議長(梅田利和君) 以上で宮川吉男君の質疑・質問を終了いたします。
この際、午後1時まで休憩いたします。
休憩 午前11時38分
再開 午後 1時00分
147 ◯議長(梅田利和君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行いたします。
───────── ◇ ─────────
◇ 川 崎 順 次 君
148 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
〔16番 川崎順次君登壇〕
149 ◯16番(川崎順次君) どうも皆さん、御苦労さまでございます。
今回も質問の機会を与えていただきまして質問いたしたいというふうに思います。
きのうからの一般質問でありますけれども、議員各位から、今、リオデジャネイロオリンピックのパラリンピックを開催しているところでございますけれども、私もオリンピックを見て、新たに心を改めてしっかりとやっていかないかんということを思い知らされた。それはやはり最後まで諦めない。これが大事だということでありますので、私もこれから何事にも最後まで諦めず一生懸命頑張っていきたい、そのように思った次第でございます。
まず初めの質問でございますけれども、職員採用及び勤務状態についてお聞きをしてまいりたいというふうに思っております。
よろしくお願いいたします。
その質問の前に、この産経新聞に最近の職員、社員、ブラック企業が問題視されて以来、日本企業のあしき習慣であるサービス残業に対する風当たりが強く、そういったことを踏まえていろいろな仕事を終わらせて、早く帰る人のほうができるというイメージを定着しつつあるという記事が出ておりました。これがネット上で今騒がれておるということでありますので、そういったことを踏まえて質問してまいりたい、そのように思っております。
今現在、本庁のほうで臨時・嘱託職員は今何人おりますか。まず、そこからお聞きしてまいりたいというふうに思います。
よろしくお願いいたします。
150 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
〔総合政策部長 早松利男君登壇〕
151 ◯総合政策部長(早松利男君) 今ほどのお尋ねでございますが、今現在、臨時職員と申しましても細かく言いますと臨時職員、嘱託職員ということで区分しております。それから、短時間の例えば半日とか5時間勤務、6時間勤務という方もおいでます。それらを含めまして臨時職員は現在278名、嘱託職員は195名、合計で473名となっております。
内訳ですけれども、473名ですが、一番多いのは病院でございまして、病院関係がやっぱり各専門職、それから看護関係で119名いらっしゃいます。それから学校関係は学校司書であるとか調理云々、校務員等もありまして102名。保育所関係36名等々が主な内容でございます。
以上です。
152 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
153 ◯16番(川崎順次君) 今ほど臨時、嘱託については四百余名というようなお話でありましたけれども、私もここに資料をいただきまして、いろいろ見させていただいておりますけれども、今現在、この臨時・嘱託職員について合計で今相当の数が、500名近くがおられるということでございますけれども、この数については今ほど病院のほうでいろいろと、病院、学校給食等々含めておられると、数が多いということでありましたけれども、実際にこの臨時・嘱託職員というのは、この表を見た限りでは、平成22年分からの資料をいただいたわけでございますけれども、逆にふえてきているということであります。
そういうことで次は、じゃ今、正職員は何人ぐらいおられるのかお聞きしたいと思います。
154 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
155 ◯総合政策部長(早松利男君) 今現在の正規職員についてのお尋ねです。
現在、全部合わせまして1,183名となっております。
以上です。
156 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
157 ◯16番(川崎順次君) 今、正職員については1,183名ということであります。
27年が1,188名、26年が1,210名ということでありました。したがいまして、正職員の数もそう変わってはきていないということであります。
一般会計上、いろいろ資料をいただいて議会のほうに報告あるのは、今現在、正職員の数がだんだん減って、今削減してまいっておりますということでありました。その中で、人件費についても数億円ぐらいの削減になっているというお答えを議会のほうとしては聞いておるわけでございますけれども、今、部長のほうからお聞きするのは今年度について1,183名ということでありますけれども、そういった中でそんなに数が減ってきているわけでもなく、逆に嘱託、臨時がふえてきて、職員数からいうと逆にふえてきている傾向にあるんですけれども、この件について部長はどのようにお考えですか。
158 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
159 ◯総合政策部長(早松利男君) 川崎議員おっしゃるのは恐らく決算の説明等々のときのお話かと思います。
あの時点では平成9年度、平成10年度といったもう少し長いスパンで申し上げておりまして、実は正規職員といいますとピークは平成10年度、1,500名余りおりました。そういうトレンドの中で減ってきたと申し上げまして、議員が今おっしゃいましたここ数年のトレンドでいいますとやや減少というふうなこととなっております。
お尋ねの正規職員に臨時職員あるいは嘱託職員を合計して減ってないんじゃないかという御指摘でありますが、例えば3年前を申し上げますと正規職員が1,221名、現在が1,183名ということで38名の減少であります。臨時職員につきましては287名から278名ということで9名の減少。反対に嘱託職員が154名から195名ということで41名の増加となっております。合わせまして総トータル、マイナス6名減少ということで、最近の傾向としましてはおおむね横ばいないし緩やかな減少と思っております。
この中で嘱託職員の増加というのが目立つかと思われますけれども、これにつきましては再任用制度が導入されまして、例えばことし定年退職する正規職員ですと2年間は希望に応じて再任用するということとなっております。
一方で、高齢者雇用安定法というのがございまして、高年齢者が意欲と能力に応じて働き続けられる環境を整備するという国の方針があります。この趣旨も尊重しまして、再任用が終わった段階で意欲と能力をお持ちの職員については雇用転換、嘱託職員への転換ということも行っております。そういう関係で嘱託職員がやや増加した。あるいは学校関係、病院関係の専門職等々の増加が原因かと思っております。
以上です。
160 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
161 ◯16番(川崎順次君) 長いスパンで今いろいろと人員の削減についてお話を聞きました。
平成25年から1,221人から比べると、今、28年現在で1,183人ということで減少になってきたということでありますけれども、臨時、嘱託についてはこの25年から見ると逆にふえてきているんですよ。人員的には合計でふえてきているということであります。
162 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
163 ◯総合政策部長(早松利男君) 今ほど川崎議員おっしゃいました正規職員、そのとおりでありまして38名の減少です。さっき、臨時職員、嘱託職員で申し上げましたが、合計で申し上げますと臨時及び嘱託職員で441名から473名ということで32名の増加であります。したがいまして、6名の減少、トータルとしては6名の減少となっております。
以上です。
164 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
165 ◯16番(川崎順次君) 38名の減少ということであります。そんな中で、その38名減少になっているんであればお聞きしたいのは、定年退職を迎える方が27年に限っては19人という人数が、定年前退職という方が8人ふえて27人になっている。以前の年度を見ても、定年前退職がふえてきているということです。この辺についてはどういうふうにお考えですか。
166 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
167 ◯総合政策部長(早松利男君) 定年前早期退職等の人数でございますが、議員おっしゃられたとおり8名となっております。これは一般会計所管分ということでして、実は全会計ではもう少し多くて21名ということになります。
この8名に相当します過去の数字申し上げますと、平成26年度、1年前は9名、その前は12名ということであります。この中で特に事務職、技術職、一般的に思われる市職員というものについては昨年度は8名のうち事務職2名、技術職2名、4名となっております。保育士さんが3名、消防士が1名ということで、理由としましては結婚であるとか家庭の事情、介護、子育て等です。それから転職された方もおりますし、次のキャリアアップというためとおっしゃる方もおいでます。
いずれにしましても、特に多いという認識は持っておりませんので、よろしくお願いいたします。
168 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
169 ◯16番(川崎順次君) そうすると今度、人件費ということになってきます。
その人件費については、一般会計分で見ますと46億1,000万円余ということであります。全体で85億6,200万円余というふうにお聞きをしております。
それでは、この臨時・嘱託職員の人件費については、28年度、どのぐらいの数字になりましたか。
170 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
171 ◯総合政策部長(早松利男君) 臨時・嘱託職員につきましては、28年度、今、予算ベースですが一般会計で10億7,000万円程度、全会計ですと14億1,000万円強と思っております。
以上です。
172 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
173 ◯16番(川崎順次君) この臨時・嘱託職員の人件費について見れば、25年度から3カ年でどのぐらいふえてきておりますか。
174 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
175 ◯総合政策部長(早松利男君) 臨時・嘱託職員の賃金でございますが、一般会計では3年間で8,000万円程度の増加でございます。全会計で申し上げますと約2億円の増となっております。
以上です。
176 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
177 ◯16番(川崎順次君) 私はこの職員数というのは別に臨時、嘱託が多いからだめなんだというふうに言っているわけじゃないんです。今、この財政危機といいますか財政難のところをもって削減していく。人件費をまず削減していくということがまず一番手っ取り早いやり方ということで、今、人を減らしていくというような話でありますけれども、そういった中で正職員を無理に減らしながら、嘱託、そして臨時をふやしていくということであって、人件費についてもこういうふうな伸びを見せるんであれば、私はやっぱりこのシステムというものを一度見直す時期ではないかなというふうに思っております。
もちろん病院、そして保育所というのは臨時、嘱託がふえて正職員が減っている。これは保育所を民間統合させてやればもちろん減るのは当たり前なんです。給食人員も減るのは当たり前なんです。だから、それはそういった、それも統合させて民営化させたというのも手腕の一つで高く評価をします。高く評価はしますけれども、あえてそうやって職員を減らして嘱託、臨時をふやすということであれば、私は臨時、嘱託でも長年勤められている方が大勢おると思うんです。ならば、やはりそういった方々に臨時、嘱託という1年とかというんではなく、やはりそういった方々を広く行政に携わって知識を得てきているわけですから、やはりそういった人たちをうまくもっと使っていく方法。臨時、嘱託というんではなく、しっかりとした給与システムを考えてあげて、そういう形で働いていただけるような仕組みというのは考えられないんですか。
178 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
179 ◯総合政策部長(早松利男君) 議員からも御案内ありましたとおりですが、現在は保育所民営化計画ということもありますし、学校給食業務の一部委託等々もあります。それから、意欲のある職員の定年後再任用または再雇用といった流れもあります。将来的な職員の年齢構成等も考慮しますと、現時点では正規職員をまたどんと採用するということはなかなか難しい。また、いびつな構造をつくるおそれがあるということで、現時点では臨時職員、嘱託職員の方がやや増加しているということが言えるかと思います。
ただ、人口減少あるいは伸び悩みと言われておりますし、社会保障費もどんどん伸びているという中で、長期的観点から正規職員をどんどんふやすということはなかなか難しい状況でなかろうかという考えを持っております。
最後におっしゃられました臨時職員等の方をもう少しうまく使ってということについては、またいろいろ検討させていただきたいなと思っております。
以上です。
180 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
181 ◯16番(川崎順次君) この職員、臨時・嘱託職員の増加、人件費の増加についての質問はこれで終わりたいというふうに思います。
次は、特別職の採用などについてお尋ねをいたします。
今現在、本市では各種協議会、審議会など多数あり、それに伴う委員等も多数おるというふうにお聞きをしております。そういった方々の中で、いろいろな自治体ではこういった審議会、協議会というのは必ず議員も1人参加して、いろいろな協議にわたっては参加をしている。商工会議所からなんかも人員がそういった協議会、審議会のほうに入っていろいろやっておるという中で、今後、役所のやられる審議会、協議会というものを進めていっているというのはお聞きしておりますけれども、そういった中で、本市が今いろいろそういった協議会や審議会で数多くの委員の皆さんがおられるようであります。そういった方々、我々はこういった審議会を開いた、こういう協議会を開いたとお聞きをするだけということでありますけれども、実際にそういった方々というのは一体何をしておられるのか。中身がなかなか見えてこない。そういったことを議会に伝わってこないということもあります。
そういった中で、本市では参与というポストを設けておられます。そういった方が、そういう中でニューこまつ提言会議という座長を務めておるということもお聞きをいたしましたけれども、一体本市にどんな提言をしてきたのか全く我々にはわからない。果たして本当に本市としてこの参与という方がおられますけれども、どんな役割を担っているのかをまずお聞きしたいと思います。
182 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
183 ◯総合政策部長(早松利男君) 前半のほうの各審議会等については、これは関係団体、学識経験者等の方々からの御意見をいただきながらということは、いろんなルールの上で制度上決まったものもありますし任意のものもありまして、過去は議員の方々も参加していただいておりましたが、議会からの申し出によりちょっと遠慮しますというふうなことがあったと私は記憶しております。
後半のほうですが、お尋ねのありました参与についてでございます。
参与とはということですが、本市では専門の知識や経験を生かして特定の分野を超えてアドバイスする立場ということで参与と呼ばせていただいております。
御質問がありました参与につきましては、市の業務全般の進行管理であるとか業務改善、それから危機管理等を中心に大いに力を発揮していただいているところでございます。特にデータの分析とそれらに基づく業務改善であるとかPDCAの具体的な展開、「3ム」業務改善、それからBCP、強靱化計画、こういった策定にも御尽力いただきましたし、行政トラブルとか訴訟案件への対応、3DCADを初めとする新しい手法の導入であるとか利活用、ワークライフバランスの関係、KEMS、施設管理などいろいろな幅広い分野でこれまでの豊富な知識や経験を生かして職務に精励していただいているところでございます。
184 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
185 ◯16番(川崎順次君) 決裁権はあるんですか。
186 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
187 ◯総合政策部長(早松利男君) 参与につきましては、先ほど申し上げましたがアドバイザーとしての立場でございまして、決裁権は持っておりません。
188 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
189 ◯16番(川崎順次君) アドバイザー的な役割を果たしているということでありますけれども、参与という高給な立場に置くという必要があるのか。そういうことになると、この方、アドバイザー的な形でアドバイザー料として幾ら払っておるのか。その辺よければお聞きいたします。
190 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
191 ◯総合政策部長(早松利男君) 今お話の参与につきましては非常勤の嘱託という立場でございます。これを事細かにはちょっと差し控えますが、一般行政職の正規職員に例えますとおおむね40歳前後の主査から主幹級の職員の給与水準となっております。
以上です。
192 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
193 ◯16番(川崎順次君) 40歳程度の主幹程度ということ、私は幾らかわかりませんけれども、そういったことでありますけれども、やはりもっといろいろな市役所を定年された、やっぱり四十数年来、役所の中でしっかりとやってこられた方もいっぱいおります。そういったことも含めて雇用の拡大という中で検討していくことも大事ではないかなということを思いますので、それをお伝えをしておきます。
次でありますけれども、職員の勤務の内容についてお尋ねをしたいと思います。
職員の皆さん、いろいろ我々イベントなんかに参加すると多くの職員の方々が参加をされております。そんなにこのイベントに出なきゃならんのかなと思うイベントにも多くの職員の方が参加しております。お聞きしますと、こういった仕事着、スーツ着ていくと一応出勤という形になるんで、ふだん着を着ていくとそのイベントに参加したということであるので、ふだん着を着てきているというような話もお聞きします。
そんな中で、この土日のイベント等に駆り出されているそういった職員の皆さんというのは、しっかりと業務に当たりたい中に土日にそういうイベントに参加させられて出てきているという方々は、自分の本職である職務に何らかの形で影響が出てきているんではないかというふうに思うんです。
そういったことが先ほども申しましたけれども、定年前退職という中に体調を崩されている職員なんかも出てきているんではないかな。そして、本来やらなきゃならん自分の本職であります仕事を、こういったことに駆り出されることによっての疲労ということも疲弊があって、そういうふうな形で思っている方も、やめられる方もいるんではないかなというふうに危惧をするところであります。
そういった職員の皆さん、だから、ふだんは夜遅くまでこの庁舎、電気ついております。多くの職員の皆さんが残業しておるようであります。そういった中で、先ほども読ませていただきました新聞記事でありますけれども、夜遅くまで残業して残業手当が、残業手当当たっているというふうに聞いておりますけれども、これは当たらなかったらブラック企業と一緒ですから。ただ、ブラック企業寸前と言われても等しいんではないかなというふうに思うんであります。
そういった中で、よく市長は職員の皆さんの専門性を高めていく。その職員職員が適材適所で専門性を高めてプロ化、プロを目指すんだという話をよく聞くんですけれども、そういったことでイベントに土日駆り出されたりいろんな形で残業している中で、果たして専門性を高めるということができるんでありましょうか。
194 ◯議長(梅田利和君) 総合政策部長、早松利男君。
195 ◯総合政策部長(早松利男君) イベントのお話がございました。
イベントを一般の方々と同じように見に行くといいますか参加するというのは当然別でございますが、業務としてということになりますと土曜、日曜、祝日等に出勤した場合には休日振りかえや時間外勤務手当で対応しているところであります。例えば5時間執務したら4時間の振りかえ休日、半日と1時間の時間外勤務手当というふうな対応をしております。
仮にその振りかえ休日がうまく取得できないというようなことがあるようでしたら、その辺はまた再度確認して取得できるようにまた頑張りたいなと思っておりますし、その辺はまだ確認できておりませんが、いずれにいたしましても、今、スリムな体制、機動的な体制ということが求められておりますので、市民の皆さんからのニーズがまた多様化しております。業務も高度化しておりますので、やはり職員数限られた中で専門性を高める努力は必要であるということで、引き続き頑張っていきたいと考えているところでございます。
196 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
197 ◯16番(川崎順次君) 4時間出ていただければ4時間の振りかえ休日というような対応をしておるということでありますけれども、私の言いたいのは、やはりその職員の中にも家族がおられる方、いっぱいいると思うんです。やはり子供さんが土日、学校休みで、せっかくの休日でうちにいるにもかかわらず、お父さんは職場にちょっときょう4時間ほど出勤してくるんだという中で、家族愛というものは育まれていくのか。その辺も心配するところであります。
私はやはり家族の休日というものは家族の大事な日常の中での時間であります。そういったことも大切にしてやることもやはり親心ではなないでしょうか。私はやはりそういった職員の皆さんに自分の与えられた職業に仕事に専念して、そういった土日はゆっくりと家族とともに過ごす。これがやはり求められていく。
教育長もいますけれども、私はそういうことが大事じゃないんですか。うちで親子が一緒に楽しく遊ぶ、御飯を食べる、どこかに出かける。こういう大事な時間を大切にすることは、教育上やはり必要になってくるというふうに思います。
ぜひそういったことを、余りにもイベントばっかり繰り返してやっている中に駆り出してやるんならば、アルバイトを雇うか、それにさらなるそのイベントが人気あって職員を充てなくても一般市民の皆さんが見に来る、楽しみにするようなイベントをどんどんやって、やはり職員の仕事の軽減をしていくことも大事だというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
この質問についてはこれで終わります。
次の質問に移りたいと思います。
次の質問は、企業誘致についてお尋ねをいたします。
この企業誘致については、私は以前からずっと機会あるごとに本会議場で質問させてきていただいておりますけれども、市長については私は和田市長が誕生した7年半前からもずっとこの企業誘致について質問してまいりました。残念ながら、市長も7年半を過ぎたところでありますけれども、私の感ずるところではこの間、企業誘致については余り成果が上がっていない。企業の誘致がなされていない。大変残念な結果だというふうに思っておるところでございます。
私はこの企業誘致について最大の目的はやはり雇用対策であるというふうに考えておりますけれども、この企業誘致の雇用拡大について、まず瀬賀部長にお尋ねしたいというふうに思います。本来なら市長にお聞きしたいんですけれども、答弁は瀬賀部長ということでまいりましたので、きのう、灰田議員からの熱きエールを送られた瀬賀部長に答弁を求めたいと思いますので、よろしくお願いします。
198 ◯議長(梅田利和君) 産業振興担当部長、瀬賀和也君。
〔産業振興担当部長 瀬賀和也君登壇〕
199 ◯産業振興担当部長(瀬賀和也君) ただいまの質問にお答えをさせていただきます。
企業誘致は最大の雇用対策ではないだろうかという趣旨の御質問だと思います。
平成22年度以降でございますけれども、企業の本社移転、新設、増設件数というのが延べ24件ございます。それから企業立地助成金交付対象企業ですが、新規雇用者数約220人、投資額は100億円を超えておりまして、一定の成果を上げているというふうに認識しております。
それから、現在の企業誘致の詳細については、照会のある企業もございますし、アプローチしている企業もありますので詳細は控えさせていただきますけれども、何度も答弁させていただいていますが、これからの長寿社会に対応した医療、健康分野の企業などを中心に誘致活動を行っております。
議員御指摘のとおり、企業誘致、私どもは企業立地も含めて、誘致も含めて立地と呼ばせていただきますが、最も重要な雇用推進策の一つであるというのは間違いないと思います。
ただ、本市で事業活動している中小・小規模企業の方々たくさんおいでになります。こういった方々を持続的に発展させて産業集積の厚みを増していくということがまず求められているんではないかなと、まず最優先に求められているんではないかなというふうに思います。
今後、ホテルの誘致とか大規模商業施設などのオープンも予定されておりますし、私どもはふだんから新産業の創出による女性やシニアの活躍の場の創出ということにも心がけております。バランスのいい産業構造をつくるということで産業集積の厚みを増したいというふうに思っております。
一方、産業の集積がその企業を誘因する効果というのもあります。集積が集積を呼ぶ効果。これは東京地区とか東海地区にもあるような効果でございますが、本市にとっての企業誘致というのはやっぱり総合的な産業振興を進める中で、その一環として行われるべきではないかなというふうに思っております。
200 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
201 ◯16番(川崎順次君) 今の企業誘致に向けていろいろと問い合わせがあるというふうに御答弁でありました。非常に頼もしく思うし、期待もするところでありますので、ぜひともこの小松にすばらしい企業を誘致していただいて東京に帰っていただきたいというふうに思います。まずは、企業誘致してからということでありますので、よろしくお願いいたします。
次は、この企業誘致については人口減少対策にもつながってくるというふうに思います。この人口減少対策についても今後こういった企業誘致を進めながら対策をしていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
次は、若者の就職の選択肢の拡大。
やはり若者、特に大学生の就職でありますけれども、この大学生がせっかく大学を出て県外に就職するということは非常に小松市にとっても残念なことでありますし、若き星が逃げていくということは残念な結果というふうになりますので、この選択肢の拡大につながる新しい分野の企業誘致が有効であると私は考えるんですけれどもいかがでしょうか。
202 ◯議長(
梅田利和君) 産業振興担当部長、瀬賀和也君。
203 ◯産業振興担当部長(瀬賀和也君) 議員御指摘のとおり、新しい分野の企業が立地するということは若者の職業選択の幅の拡大に大きく貢献するというふうに思っております。
私どもは、それとともに就職機会の拡大ということを図るために新技術を取り入れて新製品、新商品を開発する企業や新分野に積極的に進出しようという企業を支援して、時代のニーズに適応した企業の創出にも取り組んでおります。
また、人に優しい職場ということも重要じゃないかというふうに思っておりましてワークライフバランスの推進にも力を入れておりますし、それから雇用機会を拡大すると、創出するということで、平成24年度から就職説明会あるいは就職面接会を行っております。
新たな産業の創出、これは企業立地も含めてですけれども、女性やシニアの方々が知識、経験、技術を生かして働ける場がふえるということを期待しておりまして、御期待のとおり今後とも北陸随一のたくましい「
ものづくりのまち 小松」というものを目指して取り組んでいきたいというふうに考えております。
204 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
205 ◯16番(川崎順次君) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
最後、有効求人倍率についてでありますけれども、商工会議所が発行する商工会議所だよりというのを毎回見ておるんですけれども、5月、6月からずっと小松はハローワーク小松管内有効求人倍率は県内きってのどんけつということであります。ずっとどんけつが小松は続いておるんですけれども、この有効求人倍率、県内で最下位ということについて簡単に感想をお願いいたします。
206 ◯議長(梅田利和君) 産業振興担当部長、瀬賀和也君。
207 ◯産業振興担当部長(瀬賀和也君) ただいまの議員の御質問にお答えさせていただきます。
確かに有効求人倍率、先月30日に発表された7月の有効求人倍率ですが1.08ということになっておりまして、石川県全体の1.65に比較しますと低い数字であると思いますが、石川県全体でいえば全国第6位という非常に高水準でございます。
有効求人倍率は、やはりその都市都市の産業構造、要するにハローワーク管内の産業構造とかあるいは求人をどこのハローワークに出すかということにもよって違ってくるというふうに思っております。決して数字が物語るほどに、1倍を超えていることもありますので低い水準ではないというふうに思っております。私が訪問する企業の中からは人手不足であるという声も聞かれております。
今後もさらに、先ほど申し上げたように大型商業施設がオープンすることが予定されておりまして、さらなる有効求人倍率が高水準になっていくということも想定されております。
208 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
209 ◯16番(川崎順次君) 小松に住む者としては、小松の議会にいる者として、やはりこの小松管内の有効求人倍率が県内で最下位ということには非常にやっぱり心痛むところもありますので、ぜひとも先ほどから何回も言いますけれども、頑張っていただきたい、そのように思いますのでよろしくお願いします。
質問は以上であります。
最後の質問は、大雨、台風による洪水対応策についてお尋ねをいたします。
最近では台風10号、台風13号、東北、北海道、関東、九州と大きな被害が出ました。こういった最近、50年、100年に一度とか、要求せぬとか、想定外とかという災害が非常に多く全国で発生をしております。日本国内で発生しております。そういったことも含めて、まずそういった対応を先にしていかなければならないというふうに思い、質問いたしたいと思います。
まず、市内の氾濫箇所の掌握についてでありますけれども、市内でたび重なる冠水、氾濫箇所、どのぐらいがあるか掌握していますでしょうかお聞きします。
210 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕
211 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 氾濫箇所の把握についてでございます。
国土交通省が管理しています一級河川梯川の確率降雨年は100年確率でございまして、石川県が管理している前川の確率年は50年確率でございます。そして、小松市が管理している幹線排水路につきましては10年確率の雨量に対して整備を進めているところでございます。
現在、梯川につきましては下流から順に整備を進めておりまして、平成27年度末時点の堤防整備率につきましては41%まで向上しております。浸水被害の軽減に寄与しているところでございまして、小松市内における氾濫箇所についてでございますけれども、これにつきましては平成21年6月に策定いたしました洪水ハザードマップにおいて示しているところでございます。
以上でございます。
212 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
213 ◯16番(川崎順次君) この前の台風でも本市において古川が増水し、周辺の遊歩道が冠水したという新聞記事もありました。
そういった中で、私の言うのはその梯川とかという一級河川等々についての氾濫の危険性が高いということで国土交通省、国直轄でやられておるということに対しては知っておりますけれども、最近よくあるのは町なかでいろいろな冠水、氾濫が起きているということも事実であります。
そういった中で、私の住む串町の排水路の状況でありますけれども、大雨被害があったときに必ずと言っていいほど氾濫がたびたび発生しております。そういった中で、そういった場所をいろいろと見て御存じでしょうか。
214 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
215 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 浸水被害が起こっているところにつきましては、平成25年7月29日の時点でも住宅地の浸水、そして道路の冠水もありまして、その部分については把握しているところでございます。
216 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
217 ◯16番(川崎順次君) そういった中で、いろいろな整備はしてきていただいておるところでございますけれども、残念ながら、その距離、メーター数が非常に短いということもありまして、なかなかこの対応、私も町内会長になって5年たつんですけれども、議員になって21年ですけれども、21年、毎年、土のうを積んでおるんです。雨降るたびに土のうを積んでおるんです。
そういったことも含めていろいろな対応はしてきていただいておるんですけれども、これはもう何も串町だけのことじゃなく、小松市内あらゆるところでいろんなところでそういった氾濫、冠水等が起きているということであります。私は最近のこの台風、大雨被害というのは異常なほど一気に1時間に100ミリ、50ミリ、38ミリとかといって降る大雨、あっという間に冠水してしまうということであります。
そういったことの中で、今後、本市として優先順位つければ切りないというふうに思うんですけれども、やはりそういった大雨被害についての整備計画というのはどのようになっておるんでしょうか。
218 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
219 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 小松市では、この浸水地域の解消など水害に強いそういったまちづくりに向けまして、今現在、石橋川や九竜橋川などの排水能力の向上に向けての幹線排水路の整備工事や九竜橋川の流末に位置します九竜橋川の排水機場の要するに増設の工事に取り組んでおります。またあわせてこの幹線排水路に流下する主要な排水路につきましても、早期にその整備の効果が発現できる区間を重点的に整備しているところでございまして、下水道の合流区域内につきましては中央ポンプ場に1,200トンの雨水貯留槽が整備済みであります。住宅地における家屋の浸水防止を図っているところでございます。
また、内水の排除先であります河川改修整備につきましても、一級河川梯川の工事等につきましては下流から順次引き堤によって整備を進めているところでございますし、また県管理であります前川におきましても305号から下流区間の狭窄部のところについて継続して整備を進めているところでございます。
そのほかの対応といたしまして、低平地での仮設ポンプ設置や水防のそういった体制の強化によりまして浸水被害の低減に努めているところでございます。
以上でございます。
220 ◯議長(梅田利和君) 川崎順次君。
221 ◯16番(川崎順次君) 私どもの住む串町については、小松製作所の専用排水路も通っております。それも受け入れております。今江町の8丁目、9丁目あたりから流れてくる排水も串川のところに入ってくるようになっており、矢崎もそうです。それが全部串町に入ってくるような仕掛けになっておるんです。その結果、大雨が降ると水がつくという非常に我々町に住むものとしては大変なことを、毎年毎年、繰り返し繰り返しやっておるんですけれども、藤田部長にはやはりこういったやらなければならない、整備しなきゃならんというところに対しては早急に補正予算、今回も補正予算期待したんですけれども、ないということであります。大雨降ってからでは、水がついてからでは遅い。その前に対応できるものは先に対応する。そういう感覚のもとに整備を進めていっていただきたい。そのように思っております。
大きな期待をするものでありますけれども、この異常気象の中での全国的なこの大雨が被害を大きくしておるのも事実であります。どうか小松市内の中でやはり優先的に先にやらなきゃならん箇所については、やはり公共事業とはいえど、これは大事なことなの。その大事なこういった整備を早急に整えていく、安心・安全なまちづくり。先ほどからも答弁にありますけれども、安心・安全なまちづくりをするために、災害に強いまちづくりということを言うんであれば、しっかりとそういったことを把握しながら、やはり整備を進めていっていただきたい。
それを強く申し上げて、質問を終わります。
222 ◯議長(梅田利和君) 以上で川崎順次君の質疑・質問を終了いたします。
───────── ◇ ─────────
◇ 木 下 裕 介 君
223 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
〔4番 木下裕介君登壇〕
224 ◯4番(木下裕介君) 無会派の木下です。
昨日来、冒頭にこの夏の一大イベントでありましたリオデジャネイロオリンピックの話題、皆さん語っております。私も本当は語りたかったんですが、実は我が家、テレビがありませんので語れないんですけれども、早速そこはおいておいて質問に入りたいというふうに思っております。
9月定例会において、通告しました3点について質問を行います。
初めに、ひとり親家庭への支援についてです。
ひとり親家庭、特に母子世帯は仕事があっても貧困率が高く、社会問題にもなっております。厚生労働省の専門委員会も、ひとり親は子育てと就業の両立の難しさから非正規雇用の割合が高く、稼働所得が十分な水準にあるとは言えないと指摘しております。
解消に向けては、就労、教育、生活など多方面からの支援、改善が必要となりますが、今回は当事者からの要望もあり、まずひとり親世帯に支給される手当である児童扶養手当について2点伺います。
児童扶養手当の受給者は、毎年8月に児童扶養手当現況届を市役所に提出することになっています。現況届とは、手当を受けている方が引き続き手当を受けるため、前年の所得状況や児童の養育状況を確認するもので、代理人、郵送は不可となっています。
このような状況の中、当事者からは市役所は平日のみ受け付けを行っており、働いている場合は届け出を出す場合、どうしても仕事を休まなければならない。手当は4、8、12月にまとめて4カ月分が支給されるため、収入に波が生じてしまう。このため、公共料金や家賃を滞納し、手当が入ったときにまとめて支払うことになってしまうといった悩みが寄せられました。
そこでお聞きをいたします。まず、市役所で行う現況届の受付方法をより柔軟に、具体的には土日にも変更できないでしょうか。
225 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
〔市民福祉部長 谷口潤一君登壇〕
226 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 今、木下議員のほうから御質問ありました現況届の受け付けの方法をより柔軟にというような質問だったかと思います。
児童扶養手当につきましては、ひとり親家庭等になった場合の生活の安定と自立を助け、児童の福祉の増進を図ることを目的として支給されているものでございます。18歳までの児童を扶養している父または母に支給されることとなっております。
現況届は8月末までに提出いただくことになっておりまして、8月末現在、676名の方が提出をされております。
受け付けにつきましては、現在、市役所1階のこども家庭課の窓口におきまして、ひとり親自立相談員が個別相談による支援も行いながら受け付けを行っているところでございます。市役所の開庁時間は18時30分までとなっております。その期間中、受け付けを実施しておりますが、土日や遅い時間帯の要望もあるというふうに聞いております。そのことを踏まえまして、来年度の現況届の受け付け期間には、駅前行政サービスセンターを活用し、効率的に受け付けができるよう予約制なども取り入れながら、次年度から実施をすることといたしたいと考えております。
以上でございます。
227 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
228 ◯4番(木下裕介君) ぜひ、来年8月、約1年ぐらいありますので取り組んでいただきますことと、ぜひ周知の徹底のほうもあわせて行っていただければというふうに思っております。
そうしましたら次に、ひとり親家庭の家計の安定、そして金銭管理が難しい家計の破綻を防ぐ点からも、年3回扶養手当支給されておりますが、これをより柔軟に、例えば毎月支給に変更できないでしょうか。
229 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
230 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 児童扶養手当の支給の方法についてでございます。
支給の方法でございますが、児童扶養手当法によります支給時期や支給の回数、これは4月、8月、12月の3回でございますが、法のほうで規定されております。
国におきまして地方自治体の手当に係る支給実務の負担などを考慮しつつも、ひとり親家庭の利便性の向上や家計の安定を図る観点から、支給の回数を含め改善措置を検討しているというふうに聞いております。今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。
また、ひとり親家庭におきまして新入学など3月に費用が必要となる場合もあるかと思います。3月支給が可能となりました就学援助受給の申請や県の母子父子寡婦福祉資金の就学支度資金貸し付けなどの制度をより活用、支援などについて周知を努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
以上です。
231 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
232 ◯4番(木下裕介君) たしか児童扶養手当は法律で月が決まって支給という形、4カ月ごとの支給、明記されております。なかなか自治体が勝手にはできないこともわかっております。
ただ、国のほうでそういった動きがありますので、恐らくそうなったときにうまく支給がいくように準備を整えていただいて、ぜひやさしいまちづくりということを進めておりますので、当事者の要望に沿った形で事業を進めていただければというふうに思います。
次に、養育費についてお伺いをいたします。
先ほど冒頭に、ひとり親家庭、特に母子家庭の貧困率は高く、社会問題にもなっていると申し上げましたが、その大きな要因の一つが離婚後の養育費支払い率の低さにもあります。離婚が原因で母子家庭になった場合、どのような事情があるにしても父親は子供に養育費を支払う義務があります。しかし、母子家庭の中で夫側から養育費を受け取っているのは全体の20%程度しかありません。
そこで、本市の状況を確認する上で、3点にわたってお尋ねをいたします。
まず、市内の児童扶養手当受給者のうち、養育費を支払うべき人がいる受給者数を教えていただけますでしょうか。
233 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
234 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 養育費を支払うべき人がいる受給者数はという御質問でございます。
平成28年7月末現在の児童扶養手当受給者は681名でございます。そのうち死別や未婚者などを除くと626名の方が養育費を支払うべき人がいる受給者数と推測をされます。
厚生労働省が実施いたしました平成23年度全国母子世帯等調査の結果では、約40%が養育費の取り決めをしている状況となっていることから、小松市では約250人の方が養育費の取り決めをしているのではないかというふうに推測をいたしております。
235 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
236 ◯4番(木下裕介君) 今250人という数字出てきましたけれども、そうなると次の養育費、今言った数のうち養育費を受け取っている受給者数とその割合というのをお聞きをいたします。
237 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
238 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 割合でございますが、平成28年7月末現在ですが、児童扶養手当を受け取っている方のうち養育費を受け取っている受給者数は160人となっており、養育費を支払うべき人がいる受給者数の64%と推測をいたしております。
239 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
240 ◯4番(木下裕介君) では、3つ目なんですけれども、これはちょっと難しいかもしれないんですけれども、養育費が支払われないことによって本市が支出することになる児童扶養手当の年間額をお答え願います。
241 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
242 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 今の御質問でございますが、養育費が支払われないことによって本市が支出することになる児童扶養手当の年間額の御質問でございました。
先ほど申し上げましたが、厚生労働省が実施しました平成23年度全国母子世帯等調査の結果では、養育費の取り決めをしていないと答えた方が約60%となっており、取り決めをしていても不履行になる場合もあり、養育費が支払われないことによる本市が支出することになる児童扶養手当の年額を試算することは大変難しい状況でございます。
厚生労働省の調査結果において、養育費の取り決めをしていない理由の70%を超える方が、相手が支払う能力がないと思ったということや、相手にかかわりたくないといったような理由となっていることから、養育費の合意など、離婚に至る前の相談体制を強化し、最適な解決策をみずからが決められるよう情報提供や養育費不履行になった場合の弁護士相談など専門的な支援につなげたいというふうに考えております。
また、民生委員の方々なども地域の相談者として寄り添い、利用できる制度やサービスについていろいろと助言をしておる状況でございます。そんなことから、行政への橋渡し役というふうに民生委員の方が努めておいでます。ひとり親家庭の支援に多大なる御尽力もいただいておりますので、今後とも連携を図りながら進めてまいりたいというふうに考えております。
243 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
244 ◯4番(木下裕介君) 具体的な金額についてはお示しできないということでしたけれども、昨年もこの質問させていただいたときに、養育費の受け取りというのは子供の権利ということをお伝えをいたしました。
私から言わせれば、養育費の支払いがなされてないということは、本市が児童扶養手当でという形でその養育費の穴埋めをしているということにもなります。27年度の決算額、一般財源ベースで養育費、児童扶養手当のほうは1億9,200万円ございました。財政面から考えても、やっぱりこの金額を少しでも減らしていくためにも、ぜひ今ほど民生委員の方、いろいろ御尽力いただいていると思うんですけれども、前回もお伝えはしましたが、ぜひ当局においても当事者の方々に養育費の取り決めを強く促すような対策をとっていただきたいということを強く要望いたしまして、この質問を終わらせていただきます。
次は、要介護度改善に向けての取り組みについてです。
全ての団塊の世代が75歳以上となる2025年には、国全体の10人に3人が65歳以上の高齢者、6人に1人が75歳以上になると予測されています。当然、本市の高齢化率、皆さんも御存じかと思いますが、2025年には高齢者の割合が28%に達し、75歳以上は17%になると予測されています。社会全体の高齢化が進行すること自体はもう厳然たる事実であり、これをとめることはできません。
一方で、高齢化が進む中でも元気で健康な高齢者の割合をふやすこと、本市も取り組んでおりますが、これによって介護需要を相対的に減少させることは可能です。
そこで今回は、要介護状態になっている高齢者の健康改善に向けた取り組みについてお尋ねをいたします。
要介護度は介護を必要とする人の度合いを7段階に区分したもので、介護度によって利用限度額や報酬単価が変わってきます。介護保険の制度上、介護報酬は重度の要介護者をケアしたほうが高くなるように設定されており、より重度の認知症や身体機能の低下を伴う要介護者をケアしたほうが介護事業者の収入は高くなります。
このため、介護保険制度では良質なサービスを提供し、要介護者の介護度が改善すれば介護報酬が下がり、事業者の収入は減ることになります。極端な話、生きていく上で必要な最低限のサービスを提供し、あとは放っておけば要介護者の介護度は悪化し、事業者の収入はふえていくことになります。
しかしながら、この構造は元気で健康な高齢者の割合をふやすという点から大きな問題があります。実際、こうした制度上の問題があるために、現場の介護士や理学療法士、作業療法士が元気になってもらうための介護に取り組んでも事業者のメリットとならず、良質な介護を提供するモチベーションが働きにくいという問題が、これは以前から指摘されております。
このような現状を改善するために、事業者が要介護度改善の重要性を実感できる仕組みの構築が重要となってきます。例えば富山市では、介護保険事業所・施設を対象に、要介護度が改善した利用者1人当たり3万円を交付する事業が行われており、岡山市、川崎市、東京都品川区でも同様の取り組みが進められています。これらの自治体においては、要介護度が改善した利用者が多い施設を対象に、事業所名、事業所での取り組みを公表する取り組みも進められております。
要介護度を改善した事業者、介護サービス利用者の表彰等を含め、事業者、サービス利用者が要介護度改善に取り組むことにインセンティブをもたらす成果報酬型制度の導入に向けて、本市も関与できる点は数多くあると思われます。
以上の内容を踏まえて質問をいたします。要介護度改善に前向きに取り組むための仕組みの構築を推進し、質の高い介護サービスを提供する事業者あるいは介護サービス利用者のモチベーションアップに取り組むべきと考えますが、見解をお聞かせください。
245 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長、中西美智子君。
〔予防先進部長 中西美智子君登壇〕
246 ◯予防先進部長(中西美智子君) 要介護度改善に向けて前向きに取り組むための仕組みづくりをという御質問だったと思いますが、木下議員も御発言のとおり、介護保険制度は介護度が重くなるほど介護の手間がかかるため報酬は高くなりますが、要介護度が改善した場合のサービスの質を適切に評価する取り組みが重要であると国の介護給付費分科会などでも指摘されております。
そのため、サービスの質の評価を踏まえた介護報酬上の見直しが少しずつ行われてきておりまして、例えば介護老人保健施設から在宅へ復帰するための支援が行われますと、在宅復帰支援機能加算が事業者につくようになっております。このようなものが幾つか出ております。
今後は、事業者に対して介護度が改善したときに成果報酬制度を行っている自治体の取り組みの効果や、それから国で検討しています平成30年度の介護報酬改定における成果報酬の導入の検討状況につきまして注意していきたいと考えております。
本市におきましては、要支援者など軽度の方を対象に平成28年3月から介護予防や生活支援サービスを提供するためのはつらつシニア支援事業を実施しております。この事業では、介護度改善に向けて多職種によるケアプラン会議を実施しております。会議では、本人の意欲を引き出し、生活の中で何かをしたい、できるようになりたいという例えば自分で買い物に行きたい、お風呂に入れるようになりたいなどと目標として明確に設定されます。また、地域の中で生きがいや役割を持って生活できるよう、いきいきサロンやミニデイなどの地域の居場所につなぐ計画となることで、本人やケアマネジャー、サービス事業者などが前向きに取り組めるよう助言、指導を行っております。
今後は、要介護者につきましてもケアプラン会議の対象にすることを検討して、多くの方が生活の中で役割や目標を持って意欲的に暮らせるように取り組んでいきたいと思っております。
以上でございます。
247 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
248 ◯4番(木下裕介君) 報酬以外の方法でやり方というのはいろいろあるかとは思っているんですけれども、一つ提案というか、例えば一定割合以上の利用者の介護度改善がした施設に対して、市が例えば星マークじゃないですけれどもそういったものを与えて、施設のほうがそれをホームページに掲載する、広報に利用するといった仕組みであれば、例えば施設側の利益にも直結しますし、大いにモチベーションのアップにもつながるんじゃないかなと思うんですが、これについてちょっと見解をお聞かせいただければと思います。
249 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長、中西美智子君。
250 ◯予防先進部長(中西美智子君) 今ほど申しましたが、木下議員の御説明の中にも富山市とかそのほかの品川区とかいろいろな例で、確かに報酬というものを与えている。そして公表したりというものが、それから表彰したりというところはありますので、今、国のほうも30年度、もうあと来年度、その案が出てくるかと思っておりますので、状況を見ながら注意していきたいと思っております。
251 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
252 ◯4番(木下裕介君) 実際に30年度ですから、国の制度が導入を決めたときに、本市としても速やかについていけるって変ですけれども、ただついていくんじゃなくて、より現場の実情に即した形でその事業が進められることができますように、しっかりと準備と検討を進めていただければというふうに思っております。
この質問はこれで終わりたいと思います。
最後、敬老金についてです。
19日、敬老の日を前に、連日、自治体の知事、市長が、皆さんが高齢者のお宅を訪問し、長寿をお祝いしているニュースを目にしております。
きのうですか、谷本知事と高齢者のやりとりをちょっとテレビで、控室のほうで見ましたけれども、なかなか……(「テレビない」と言う人あり)控室のテレビで見ましたけれども、非常にやりとりがおもしろくてほっこりしたんですけれども、まず、その敬老金についての現状についてお答えください。
253 ◯議長(梅田利和君) 予防先進部長、中西美智子君。
254 ◯予防先進部長(中西美智子君) 敬老金を支給いたしましたのは、高齢者の方に対して長寿をお祝いし、敬老の意をあらわすことを目的としております。昭和49年4月1日から小松市敬老金条例を施行し、敬老金を支給しております。
近年の制度改正では、平成22年度に100歳以上の方に10万円の支給から、100歳の方には10万円、101歳以上の方には3万円といたしました。また、平成24年度には2つの改正を行い、1つ目は、受給基準日を9月15日から年度中といたしました。2つ目は、居住要件が4月1日から9月15日までだったものを9月1日からさかのぼって5年間といたしました。現在は、年度中に88歳、99歳、100歳、101歳以上で、9月1日時点で小松市に5年以上居住している方を対象としております。
支給額につきましては、88歳は1万円、99歳は5万円、100歳は10万円、101歳以上は3万円でございます。
以上でございます。
255 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
256 ◯4番(木下裕介君) そうしましたら、今後についての見解をお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
257 ◯議長(梅田利和君) 市長でよろしいですか。
258 ◯4番(木下裕介君) 市長、お願いいたします。
259 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
260 ◯市長(和田愼司君) 申しわけないですが、今後の見解というのはどういう趣旨なのか、もうちょっと詳しく教えていただければありがたいんですが、よろしくお願いします。
261 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
262 ◯4番(木下裕介君) おっしゃるとおりです。
質問するに当たって、この事業が始まったのが、お聞きしましたら昭和49年なんですかね。当時は経済が成長して人口も予算もふえる中で事業が始まって、当時、高齢者もそれほど多くなくきたんだなと思うんですが、私としてはただ、今これだけ、先ほどの要介護度の話もありましたけれども、高齢者がふえてきまして介護など高齢者が切実に必要としている分野にもなかなか予算というのは確保できなくなっている今、この事業というのは本当に優先度が高いのかなということがまず点にあります。
もちろん、年長者を敬うことは大事です。私たちが今の生活を享受できるのは何よりもこの先輩方、戦前、戦後を支えた方々のおかげですし、敬老と長寿を祝福するを目的として事業を行うことは私は反対はしませんし、むしろ当然のことだと考えております。
ただ、祝い金としてお金を支給していくことが敬老の祝いの本来の意義なのかなという点があります。実際、年齢によってお祝いを支給する事業というのは、ちょっと調べてみましたら小松市はないんですね。ほかの市町村、例えば出産ですとか結婚に関してはお祝いという意味でお金は出しているんですけれども、もちろん本市のほうは出産に関しても結婚に関しても、出産のほうはブックスタートという形で本を渡しておりますけれども、という形になっております。
ですので、もう21世紀もかなり過ぎましたけれども、ぜひ今後のことも考えて私は見直しを図るべきと考えているんですが、その辺について市長としてどういうお考えなのかお聞かせください。
263 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
264 ◯市長(和田愼司君) 事前通告の内容は敬老金についてということですから、それに絞らせていただきます。
議員もおっしゃったように、敬老金の対象者がふえてまいります。でも、ふえるということは私はよいことだというふうに思っております。議員もそうですよね。
この敬老の日というのが制定されましてことしで丸50年なんですね。私の小学校のときにはお年寄りの日と言ったんですね。お年寄りの日といってお年寄りのところへ小学生が花を持っていくとかそういう状況でした。そのときにはいわゆる高齢化率というのはまだ7%、8%の時代でございまして、それが1966年に敬老の日というのが設けられたと。それにしたがって、日本も高度成長して、当然、長幼の序であり、これはもう縄文時代からもそうだと思います。太古の昔から長生きする、元気で自分の親が長生きするということは大変うれしいことだったんだと思うんですね。でも、縄文時代はお医者さんもいらっしゃいませんからそういうわけにいかなかったんですが、いろんなところへ行ったときに、やっぱり天寿を全うしましたという言葉、これを聞くことがやっぱり私としてはとてもうれしく思っております。
今、年間予算額、これは一般会計ですね。介護関係は介護保険で使っておりますのでこれはまた別会計になりますけれども、年間1,100万円強でございまして、この六、七年前を見てもやっぱり800万円、900万円でございましたので、そんなに金額的に全体の財政を影響するもので私はないと思っております。
それよりも、それぞれの家族が喜び、本人がやはり頑張ってきたということを楽しむ。そしてまた、各町、各校下で敬老会というのをなさっていますよね。そういったことを考えたときには、はかり知れないプラスの効果があるというふうに思っておりますので、私としては継続をしていきたいと思っております。
議員の個人的なお考えはよくわかりました。それはぜひ議会のほうで一度議論していただいて、議会としてまたある程度の意見集約をしていただいた中で、また私どもと意見交換できればなと、そんなふうに思っております。
以上でございます。
265 ◯議長(梅田利和君) 木下裕介君。
266 ◯4番(木下裕介君) もちろん高齢者を敬うということは大切ですし、私もそれに反対するものではありません。
ただ、繰り返しになりますが、これから介護需要、あるいは高齢者ふえていく中で、そういった高齢者福祉を全般的に向上させる施策のほうに配分していったらどうかなという考えで私はおります。
市長言われましたとおり、議会でという形もありますので、そこはもっともっと研究して調整させていただきながら、また提案、提言していきたいというふうに思っております。
以上で質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
267 ◯議長(梅田利和君) 以上で木下裕介君の質疑・質問を終了いたします。
───────── ◇ ─────────
◇ 井 田 秀 喜 君
268 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
〔3番 井田秀喜君登壇〕
269 ◯3番(井田秀喜君) 皆様、お疲れさまでございます。
平成28年第4回定例会におきまして14番目の質問者となりましたが、大きく2つに分けて、大項目2つに分けて御質問をさせていただきたいと思います。
まずは、公共施設等の整備についてお尋ねをさせていただきます。
今9月補正予算におきまして、第一地区コミュニティセンター改修企画費といたしまして100万円計上されました。その第一地区コミュニティセンターなんですけれども、この議場内にいる方々や第一校下の人間にはとてもわかりやすいところに建っているのかと思いますが、実際に場所がわかりにくいという問いが私個人にも何度か寄せられております。実際に糸町の自分の僕の事務所の前をたまにうろうろしていますと、見なれない車から「この近くにコミュニティセンターがあるはずなんですけれどもどちらでしょうか」といった道を尋ねられることが過去にしばしばございました。
それで、第一地区コミュニティセンターへの案内看板が、実際に第一小学校敷地内に2つあることは私個人的には確認はしておりますが、ほかにどこかに設置されているのかどうか、まずはお示しいただければと思います。
270 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
〔ふるさと共創部長 前多陽子君登壇〕
271 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 第一地区コミュニティセンターの案内看板はどこに設置されているのかという御質問かと思います。
今、井田議員御案内のとおり、現在、第一地区コミュニティセンターの案内看板は第一小学校の敷地を利用しまして、海側のグラウンドの角に2カ所設置されてございます。それ以外は確認しておりません。
以上でございます。
272 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
273 ◯3番(井田秀喜君) 実際にその多分2つしかないんだと思います。
今後、改修を計画されるに当たりまして、施設がよりよくなっていく。そうすることによって利用率がもっともっと大きくなるかと思うんですけれども、それに関連して、ぜひ案内看板をまた新しく設置、もしくは今の第一小学校の敷地内にある看板を道路、ちょっと反対側なんですよね。それを少しほかの土地、場所に移すことになるかもしれませんけれども、看板を移設する、もしくは増設する。そういった形で何かもう少しわかりやすく施設まで道筋を案内することができないかなと思うんですが、その件に関しましていかがでしょうか。
274 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
275 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 第一地区コミュニティセンターは、学び合い、支え合う、共創、共生の拠点となる施設として改修検討会を設置しまして企画案を策定し、来年度、リニューアルを行いたいと考えております。今定例会で改修企画費をお願い申し上げているところでございます。市内全域から多くの方に御利用していただける施設にしたいと考えております。
案内方法に関しましては、サイン計画として看板などハード的なもののほか、ソフト的にはナビシステムや地図アプリなどを活用したものが考えられるところでございます。
複数の方法でどなたにもわかりやすく案内することが大事であると考えております。利用者の利便性向上を図るため、改修検討会において案内の最適な方法について検討課題として協議を進めてまいる所存でございます。
276 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
277 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ利用者目線でそういった形の対策を取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。
また、本当にこの改修に当たりまして、ぜひ幹線道路からもっとわかりやすくコミュニティセンターまでの動線を考えることができないかなと思いちょっとお尋ねさせていただきたいのですが、皆さんにわかりやすく言いますと国道360号線、空港軽海線です。あそこの若杉西交差点というんですけれども、これはちょうど荒木病院さんから出てこられた丁字の交差点になります。あそこからすぐ左、コミュニティセンターに左折して入る道路がありますが、ここは実は農道でありまして、今のままでは大変多くの人数が入られることに対応は多分できないのだと思います。
その次、山のほうに向かいますと若杉北交差点。こちらは押しボタン式の信号になっておりますし、第一小学校の子供たちの通学路にもなっておりますが、ここが第一地区コミュニティセンターができたときに多分市道に変更になったのだと思います。
しかし、ちょっと今申し上げましたように第一小学校への通学路等にもなっておりますので、またそういうところに土地勘のない方がたくさん来られるということは安全的にもいろいろとまた問題が出てくるのかと思いますので、そういったことも踏まえて、この道がいい、あの道がいいということは私のほうから申し上げることはないですが、ぜひそういった形で大きな道路からもう少し動線的に考えていくということも御計画いただけないかなと思いますが、この件に関しましていかがでしょうか。
278 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
279 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 改修に伴う周辺の道路整備計画について、議員のほうから利用者目線の御提案をいただきましてありがとうございます。
国道360号線からの動線につきましても、検討会での重要な検討課題としたいと存じております。
いずれにいたしましても、わかりやすく便利で、子供から高齢者、障害者、外国の方など誰もが安心してお越しいただくことができ、多くの方々でにぎわい、交流や学びができる、共創、共生の拠点として整備を進めたいと存じますので、御支援のほどよろしくお願い申し上げます。
280 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
281 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ検討会も含めまして、今後、運営審議会だとか協議会、そういったものも立ち上がってくるかと思いますので、ぜひその利用者目線、また地元の声というのも大切にしていただきながら整備をしていただきたいなというふうに思います。
第一地区コミュニティセンターの改修に伴う周辺整備計画につきましては以上で終わりたいと思います。
それでは引き続き、下水道整備について、2つ目の項目に移っていきたいと思います。
すばり聞きます。環境王国であります本市のこの下水道の普及の計画について、現在どのようになっておりますかお答えください。
282 ◯議長(梅田利和君) 上下水道局長、西口一夫君。
〔上下水道局長 西口一夫君登壇〕
283 ◯上下水道局長(西口一夫君) それでは、ただいまの質問にお答えをさせていただきます。
本市の下水道の普及につきましては、公営企業として安定的に経営できる事業規模の設定を行いまして、その中で施設の改築更新や公共下水道、農業集落排水事業の普及拡大に努めておるところでございます。
公共下水道の整備につきましては、平成21年度に策定した効率的な生活排水処理構想に基づき実施しておるところでございます。公共下水道、合併処理浄化槽、農業集落排水施設を適切に組み合わせて実施しておりまして、汚水処理普及率の向上に努めているところでございます。
ちなみに、平成28年4月1日現在における本市の汚水処理人口普及率は88.1%、このうち公共下水道普及率は72.8%でして、公共下水道の接続率は80.2%という状況でございます。
284 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
285 ◯3番(井田秀喜君) まだまだ100%にはほど遠いという数字なのかもしれません。
その中でも、これまた私の校下の話になって恐縮なんですけれども、中でも第一校下の現在の普及率についてお尋ねいたします。
286 ◯議長(梅田利和君) 上下水道局長、西口一夫君。
287 ◯上下水道局長(西口一夫君) 第一校下の質問でございます。
普及の考え方につきましては、本市の考え方のとおりでございます。現在、第一校下におきましては白江町と若杉町で整備を進めているという状況でございます。ちなみに第一校下の汚水処理人口普及率は67.6%、公共下水道普及率は53.7%、公共下水道の接続率は73.7%という状況でございまして、接続率が市内の平均値80.2%より若干低いという状況にありますので、これを高めることが課題であるというふうに考えております。
288 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
289 ◯3番(井田秀喜君) これは地元の議員としてしっかりとまた旗を振って、最低でも市内の平均値80%台に乗せていきたいなという思いもあるわけです。
その中で、実際問題に、もううちの近所なんですけれども、本管が前の路線まで来ているんですよね。その中で一つ田んぼを挟んで宅地造成かけられたところに今8区画の方々が新しく住まわれております。ただ、そこにはどうしても本管から枝のほうが延びておりませんので合併浄化槽で対応されているのかと思いますが、悲しい現実として、実際に僕が昔犬を飼っていたころよく散歩していた田んぼ道なんですけれども、今では蛍がいなくなっちゃったんですね。実際に生活排水として、うどん、ラーメンのそういったかすというのが明らかに流れていますし、水の色がもう緑色にヘドロ化されてどろどろになっている現実というものがやっぱり目の当たりにさせられるんですが、こういった現状を今、本市としてどういうふうにお考えなのかちょっとお尋ねしたいんですけれども、財源があることはわかっています。ないものを何でもつくってくださいというつもりもありません。ただ、すごく近くまで本管が整備されているようなところに関しては、ぜひともできる限り枝管を延ばしていく管路の整備というものを少し計画的にされたらいかがかなというふうに思うわけでありますが、その件につきましていかがでしょうか。
290 ◯議長(梅田利和君) 上下水道局長、西口一夫君。
291 ◯上下水道局長(西口一夫君) ただいまの質問でございますけれども、具体的にどの場所をおっしゃっているのか少し私把握できない部分もございますけれども、先ほどの宅地造成に関するお話でございますと、できるだけ速やかな対応をいつも心がけているということでございますし、宅地造成のときにはその開発行為につきまして事前の協議というものが必要になってございます。この事前協議におきまして、その計画の妥当性や費用負担等について協議することになりますので、担当部署との早期の話し合いをお願いしているところでございます。
また、開発行為内の下水道工事につきましては、原則、開発行為者の費用負担ということになりますので、申し添えておきます。
それと、今の8区画のところで合併処理浄化槽で対応しているのではないかということでございますけれども、合併処理浄化槽を設置して対応しておれば、先ほどのおっしゃっていたような汚濁であるとかヘドロであるとか、例えばラーメンの話もありましたけれども、そういったものは基本的には出てまいりません。そういったものが出てくるということになりますと、これは例えば浄化槽があっても単独処理浄化槽を設置しておりまして、いわゆるトイレの汚水につきましては処理できておるんですが、いわゆる生活排水、そちらのほうは処理しないまま流しているというような状況がございますので、そちらのほうを少し検討されたほうがいいかなというふうに今お聞きしておりました。
以上でございます。
292 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
293 ◯3番(井田秀喜君) 大変失礼いたしました。
次の項目でお話しするところを先に自分が先走ったばっかりに、自分で自滅してしまいました。申しわけございません。
本当に単独浄化槽なんですよね、問題は。そういったところを行政としてやはり指導もしていただきたいですし、やっぱり建築業界、僕は直接かかわっておりませんけれども、うちの家族が営んでおりますそういった建設業のほうにももっともっとしっかりと指導して、僕は今のことを考えるんではなくて、地球の維持管理費という形でもっともっと先を見据えて指導していっていただきたいなと思うんです。
要は本当にこういったところからやさしいまち、環境王国、住みやすいまちというところにつながってくるかと思いますので、ぜひ単独浄化槽だとか合併浄化槽だとかという浄化槽法の問題等で、基本的には基準値で行政は皆さん区分管理をされるのだと思いますけれども、そういった何でもかんでも型にはめているということではなくて、しっかりと現場を見た上でいろんな意見聞きながら、時代に合ったルール設定というものを設けていって、今後の水質、この汚染対策の徹底をもっと図っていっていただきたいなというふうに思うわけなんです。
実際に本当に蛍がいなくなっちゃったんです。ついこの間までいたものがいなくなる。こういった現実、やっぱり西口部長も植物大好き、僕も大好きでありますし、お互いにそういった形でもっともっと地球を愛して守っていかなくちゃいけないという観点の中から、やっぱり行政管理者としてまたそういった徹底した指導を行っていただきたいなというわけでありますが、その件に関しましてはいかがでしょうか。
294 ◯議長(梅田利和君) 上下水道局長、西口一夫君。
295 ◯上下水道局長(西口一夫君) ただいまの質問は非常に難しい問題があるかと思います。
まず、議員もよく承知の上でお話しされているんだろうと思いますけれども、単独処理浄化槽を設置して現在に至っているということになりますと、そこに公共下水道なり農業集落排水が整備されない限りは現状のままでは法律的には合法という形になってございますので、その辺のところの対応というのは非常に難しいということをまず御理解いただきたいと思います。
また、それ以外にでも水質対策というのはいろいろ考えられます。まず、今現在も取り組んでいただいておると思うんですけれども、全ての人にお願いしたいことといいますのは、家庭から汚れた排水をできる限り出さないような取り組みというのをやっていっていただきたい。これ、今もやっていただいていると思います。例えば調理くずや食べ残しを流さないとか、汚れのひどい食器は拭き取ってから洗うとか、石けんや無リンの合成洗剤を使うといった、こういった誰でもができるようなことをやっていただきたいということですし、浄化槽、これ単独、合併どちらもですけれども、そういった浄化槽を設置している世帯につきましては、やはり適切な維持管理、保守管理というものを徹底していただきたいということでございます。
それと、上下水道局でございますので、公共下水道、農業集落排水の区域につきましては一日も早い接続率の向上というものをお願いしたいと思っております。
特に今年度は集合住宅の下水道接続促進補助金制度を設けまして接続率の向上に向けた取り組みに重点を置いておりますので、議員各位におかれましても接続率向上につながる御支援をいただきたいと思っております。
以上でございます。
296 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
297 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ本当にこの環境王国という形で、トマト、米とかだけではなくて、本当に町を挙げて小松市が本当にきれいな、この先も残せていけるようにお互いに、私は先ほど第一校下に特化したことを御質問させていただきましたので、接続率が上がるように私自身も努力してまいりますので、また引き続きお願いしていきたいと思います。
それでは、次の質問に移らさせていただきます。
続きまして、自転車レーンの表示統一をうけて質問をさせていただきます。
自転車が車道を走る際の走行レーンにつきまして、国土交通省と警察庁はこれまでばらばらであった表示を全国で統一いたしました。これによって、自転車が走る場所がわかりやすく示されることになりましたし、歩行者との接触事故を減らしていきたいというのがこの統一表示の狙いであります。
ここで、実際に今調べてみたんですけれども、対象が制限速度が40キロ以下で交通量が少ない道路ということがこの表示道路の統一のルールらしいのですが、これについて本市として取り組む予定があるかないかお尋ねいたします。
298 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕
299 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 自転車レーンの取り組みの予定についてでございます。
道路交通法では、自転車レーンは自転車のみが通行できる車両通行帯とされておりまして、現在、小松市道におきましては自転車レーンが整備されている路線はございません。
自転車レーンにつきましては、この道路の幅員や交通量等、状況に応じまして公安委員会が道路標識及び道路標示の設置により自転車走行空間の明確化を図るものでございます。
自転車レーンの整備につきましては、自転車通行帯として1.5メーター以上の幅員が確保でき、道路の両側に整備することが要件でございます。この条件に合致する路線があれば、警察等関係機関と協議の上、検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
300 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
301 ◯3番(井田秀喜君) 残念ながら本市の市道においては今のところその対象路線はないということでありました。
僕も本当はこれを初めて情報として知り得たときに、これはしめたもんだと正直思ったんです。何をここで御提案させていただきたいかというと、小松市の名物レース、先ほどの宮川議員の質問の中にもありました鉄人レースがありますよね。あの路線に例えばこの自転車レーンというものをうまく提案することによって、ほかから来る方々が安心してそこで練習をできる。そういった形で観光、もしくはそういった形の交流人口に結びつけることができないかなと思って今回質問を準備してきましたが、よくよく調べていきますと、実際市道としての適性さもありませんし、そういった形の法的整備も対象外ということでありましたので、また新しく何か小松市としてそういった形の安心・安全に練習できるそういった路線の環境整備というものも今後計画していただければなというふうに思います。
これは通告をしておりませんので、この件に関しましてはこの次が、市長が答弁されるということでありますので、また何かひょっとしたらプレゼントがあるかなと思いながらも、そのまま引き続き、中高生の自転車通学路の対策について入っていきたいと思うんですが。
自転車レーンと今回の通学路対策に関しては直接的な関係はありません。ただ、自転車という観点から、これもまた同じく第一校下の話になるのかもしれません。
沖町八幡線には現在、3つの高校、商業高校、市立高校、工業高校、そして一つの中学として芦城中学校が通学路としてそちらを現在使用中であります。ただ、昨年、平成27年9月に小松市通学路安全推進協議会だったと思うんですが、通学路の安全確保に関する取り組み方針として、小松市通学路交通安全プログラムを策定されていたかと思います。
実際にそういった皆さんの努力もありまして、現在は歩行者、自転車、自動車等の道路利用者がしっかりと意識を持って歩いている関係で大きな事故は起きてないのかもしれませんし、芦城中学校の一部のエリア、生徒さんに関しては360号線を通学路に変更していただいたり、実際問題、市立高校と商業高校の生徒に関しましてもできる限り広いほうを通るようにという形の指導を学校のほうからもいただいているようであります。
ただ、前回、6月議会で僕これ質問した内容とまた重なってくるのかもしれませんけれども、今後、来年春に沖町のほうにやっぱり大型の商業施設の開業が今予定されております。それによって、前回もお話ししたように土地勘のない人間、またそこに朝働きに行く、まだまだこの辺になれてない方々がやはりあの路線を使ってこられた場合に、今は起きてないけれども今後起きてくるそういった事故というものを未然に防いでいく。朝、学校行く前、学校から帰ってくるときに、子供たち、生徒たちが悲惨な事故に巻き込まれないよう、そういった対策をぜひ練っていただきたいなと思いますし、市長の御自宅の前の路線でありますので、これ以上道を広くしろとか、歩道をつくれとかというのは現実的には財源もありませんし無理なのもよくわかっております。
ぜひ360号線のほう、歩道も広くなっておりますし、今の幸八幡線のほうの歩道も大変広くなっておりますので、そういったところを先ほどの自転車レーンではないかもしれませんけれども、何か本市として独自的に路線のそういった予定がある、もしくはなくてもあるようにしていただきたいんですけれども、そういった対策、対応というのは今後お考えかどうか、現時点で構いません。お示しいただければと思います。
302 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
303 ◯市長(和田愼司君) きょうの井田さんのお話、この後のバリアフリーもそうですが、わかりやすく、優しくということなんだと思います。
これからの時代、まさに交通事故一つも、みんなの責任で生じたんだという思いをしっかり持っていく。これが大事だということを改めて感じさせていただきました。
今の私の自宅の前という話ありましたんで。10年前、20年前というのはもうすごかったですね。中学生が西のほうに向かっていく。高校生が東のほうに向かっていく。それも3列、4列で行くという大変際どい状況であったのは本当に覚えております。
それで、自分としてもそれはどう改善していくんだということで空港軽海線の開通を急いだり、それから特に心配だったのは冬場の高校生の自転車通学なんですね。雪いっぱいあるのに、もちろん自転車ですからチェーンも巻けないわけですけれども、頑張って自転車通学している姿はたくさん見ました。こんなことがないようにということで、23年度からでしたか、いわゆるらく賃パスポートがございます。これはシニアの方が限定だったんですが、障害者の方、それから高校生にも適用させていただきました。それまでバスの通学定期だと1万円近くかかっていたんですかね、月。それを3,000円ということにさせていただいて、特に冬場のほうはさらに割引をして今もしておりまして、この高校生のらく賃パスポートの利用者が、もちろん年によって住居が変わりますので、700人近いんですね。そのうち500人が今議員がおっしゃった3つの高校の生徒さんなんです。特に女性の方はほとんど冬場はこのバスを利用していただいていまして、そういう意味ではこのらく賃パスポートを適用させていただいたのは、これもまた議会も認めていただいたのは大変よかったなというふうに思っています。
そういういろんなことを一つ一つ積み上げながら、また芦城中学校も議員おっしゃったように、いわゆる沖町八幡線じゃなくて360号を通りなさいということですから、今ほとんど逆に見かけないんですよね。私の家の前から。
そういうことも、ハード、ソフトでやっぱりいろんなことをやっていかなきゃいけないなと思っています。
議員いろいろおっしゃっていただきました。すぐには無理だろうと。そのとおりでございまして、町なかへ行きますと一方通行というのも結構ございまして、そこまで我々も覚悟できるならばそういった専用レーンをつくることできるんしょうけれども、そうなりますとまた地元の方のいろんな調整も必要であろうかと思っておりますので、ぜひこれからもいろんな御提言もいただきたいなと思います。
今の通学路の自転車も含めて、徒歩も含めて見直しをして順番にやらせていただいています。おっしゃるようにこれからも改善という意味では、例えば街灯をもう少しふやすとかいろんなことがあろうかと思います。ぜひそれぞれ季節によってまたデメリットもたくさんございますので、その辺をぜひ皆さんと一緒にまたチェックしていこうではありませんか。
よろしくお願いいたします。
304 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
305 ◯3番(井田秀喜君) 今、市長から大変うれしい言葉がいただきました。この街灯を設置するという言葉が、僕が非常に今うれしかったんですけれども、実際に夜、真っ暗なんですね。360号線の自転車、歩道です。この対策をぜひ本当に前向きに御検討いただきたいなというのがありますし、また植樹帯の関係で、皆さん多分車でよくあの道は走られるんだと思いますが、実際に歩道を歩かれたり自転車で通行しますと非常にがたがたです。この前も女子高生が一人ひっくり返って、何でこけたんかと確認しましたら、わだちにタイヤひっかかったということを言っていました。
そういった形で、僕ら大人というか車社会の中の目線と、実際に歩く人間、また毎日自転車で通行する人間との目線の違いというものがありますので、今言うようにぜひ歩いてみるのも大事ですし、街灯、今後の防犯対策も含めてぜひ御検討していただきたいなと思います。
せっかくであります。市長から答弁いただきまして、先ほどのらく賃パスポートの冬の対策ですね。これについても実際、地元から言われていることがあるんですけれども、うれしいんだけれども、帰りにバスに乗れない。要は人が多過ぎて乗れないんだという悲鳴も聞こえてきます。この件につきましては、今通告はここにはしておりませんので、また改めてちょっと委員会等々でも含めて質問させていただきたいと思いますが、ぜひ市長のほうにはそういった声もあるということをまた御理解いただきたいなというふうに思います。
それでは、公共施設等の整備については以上で閉じさせていただきます。
それでは引き続き、福祉政策についてお尋ねをさせていただきます。
今回この質問するに当たりまして、昨日、パソコンで調べておりましたら、ちょうど国土交通省が28年9月12日、本当に昨日、バリアフリー基本構想作成に関するガイドブックの改定というものが行われておりました。これはどういうことかといいますと、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、本年8月にまとめられたユニバーサルデザイン2020中間取りまとめの施策の一環として、平成20年に策定したバリアフリー基本構想作成に関するガイドブックを改定したということが本当にタイムリーに、きのう、総合政策局安心生活政策課のほうから出されておりました。
ここにもあるように、今、国は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けましてバリアフリー、またユニバーサルデザインという形をこれまで以上に推進していくということを発表しております。その中で、本市の公共施設、また宿泊施設のバリアフリー化の現状というものは今どういった状況になっているのかお尋ねをさせていただきます。
306 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
〔ふるさと共創部長 前多陽子君登壇〕
307 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 福祉政策として市内宿泊施設のバリアフリー化の状況はどうかという御質問かと思います。
本市では、平成26年度より誰もが暮らしやすく訪れやすいまちを目指して、やさしいまちづくりを推進しているところでございます。
公共施設及び民間施設のトイレのバリアフリー化、ベビーチェア設置、おもいやり駐車場整備、聴覚に障害がある方のためのタブレット端末利用講座、またバリアフリー観光マップの作成、まちなかインフォメーションスポットの登録促進、さらに加えて温泉地魅力アップ支援事業による高齢者、障害者に優しい露天風呂新設、共用トイレ改修の助成などなど行ってまいりました。
これまで公共施設15カ所、民間観光施設、宿泊施設の20カ所の施設の調査を、障害をお持ちの方と一緒に調査を実施しており、うち宿泊施設については11カ所調査を終えている状況でございます。
また、NPO法人、小松市障害者自立支援協議会や小松短期大学の学生の共同作業によるハード面+(プラス)人的介助などソフト面の情報を掲載したバリアフリーマップ+(プラス)を作成し、誰もが安心して外出できるよう情報を把握、発信しているところでございます。
308 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
309 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ今、公共施設15の宿泊20ですね。そのうち障害を持たれた方と一緒に調査したという、これが最も大切なことであるかと思います。
実際に我々健常者の目線から、意外に建物まで入るまでのバリアフリー化というのはよくよく理解はできるんですけれども、なぜ今回もこの質問に至ったかといいますと、あした、ちょうどリオのパラリンピックのほうの予選に今出る予定になっています瀬立モニカ選手というパラリンピックのカヌーの選手がずっと木場潟で合宿されていたんですね。その方を歓迎するお食事会のときにいろいろお話しする中で、「井田さん知っていますか。実際、お部屋がバリアフリー化されてないことが多いんです。今宿泊している合宿に使ったホテルも、新しくなったんですけれども一部屋しかないという現状を御存じですか」と、コーチと瀬立選手に言われたんですね。
僕の中では当たり前にスロープもありますし、エレベーターにも乗れますし、なっているもんだと思っていたことが、案外やはり障害を持たれている方にするとまだまだ整備が未整備なところがあるんだなということを改めて気づかされたこともありましたので、今回のオリンピック・パラリンピックに向けてだけではなくて、これからやっぱり高齢化社会というものの中でいろいろと体がやっぱり不自由になってこられる方もいらっしゃるかと思います。そんな方々も気持ちよく小松のほうに観光、またもしくは宿泊に来られるように、ぜひ整備を進めていきたいという中で、宿泊施設内の部屋のバリアフリー化、これが実際にどう進んでいるか、今、本市のほうではどういうふうに理解されているかお示しいただければと思います。
310 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
311 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 障害者の方とともに調査を行ったその結果等を見ておりますと、確かに宿泊施設のお部屋の中もバリアフリーになっている旅館やホテル等もございます。ただ、障害の程度というのは各自それぞれでございまして、その各自に合った施設の利用を選択していくという考え方に基づきまして、バリアフリー調査の内容をホームページ等で周知をいたしまして、小松市を訪問する際に施設の状況を閲覧、相談できる仕組みづくりを行ってございます。
しかしながら、施設面のバリアフリー以上に心のバリアフリーが重要であると考えておりまして、たとえ施設に段差がありましても、おもてなしの心で介助の手を差し伸べることで、障害者、高齢者、妊産婦、子供連れの方、外国の方の利用が可能になるかと考えております。
民間の事業所を対象に人的介助を含めたおもてなしのためのバリアフリー研修をこれまでも実施しており、今後も継続し、少しでも理解の輪を広げたいと考えております。
312 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
313 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ、そのバリアフリー化、国と一緒に進めていくことも大事なんですが、先ほどから僕の発言の中にもありますようにユニバーサルデザインとバリアフリーというのはちょっと考え方が違う定義があるようでありまして、基本的にはバリアフリーは法律等で規制することで普及させていく行政主導型というそうであります。また、ユニバーサルデザインに関しましては、よいものを褒めたたえ推奨していく民間主導型という形で、この2つは大きく基本的には違いがあるという形なんですね。ぜひ行政の主導も含め、また民間にそういった形で促していく。もっともっと広く周知徹底させていただきたいなというふうに思います。
瀬立選手も「いい温泉がたくさんあるんで、あっちの温泉、こっちの温泉にも入りたいんだ。ただ、なかなか全部が全部の温泉に自分の体では入れない」ということも申しておりましたので、何かそういった形で少しでも、一つ一つ改善してあげられることが、僕ら健常者からしてあげられる一つのサービスなのかなと思っておりますので、優しい目線で、ぜひやさしいまち小松ということでありますので、そういった形でも今後もしっかりと取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。
これに関してどうですか、今何かありましたら。
314 ◯議長(梅田利和君) ふるさと共創部長、前多陽子君。
315 ◯ふるさと共創部長(前多陽子君) 瀬立モニカ選手にもぜひ粟津温泉に入っていただけたらなと思っております。
先日開催されましたリオデジャネイロパラリンピック開会式のテーマですが「限界のない心」でございました。
ここで、本市が進めているやさしいまちづくりに通じるものとして、大会組織委員会、カルロス・ヌズマン会長のスピーチの一部を御紹介させていただきたいと存じます。「新しい世界をつくること、もっとバリアフリーな世界をつくること、より公平で強い親しみがあり、障壁のない世界をつくること。難しい挑戦ですが、それが我々を成長させるのです」。
東京オリンピック・パラリンピックが開催されます2020年に向けて、誰もがDiscover Tomorrowの精神で、一人一人が互いを認め合い、そして未来をつかむことができるよう、今年度中に3年後を目標としたやさしいまちづくり推進計画を策定し、推進してまいります。
各種関係団体の方々と連携し、ふるさとの人の温かいつながりを重視した小松市方式による人にやさしいまちづくりの取り組みを小松市全体で進めていきたいと存じますので、どうか議員各位のお力添えをお願い申し上げます。
以上でございます。
316 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
317 ◯3番(井田秀喜君) 小松市方式、大変いい言葉だと思います。本当に小松独自のそういった小松モデルが世界に広がっていくように、今後もぜひ普及活動に努めていただきたいと思います。
それでは、最後の福祉避難所について質問を移していきたいと思います。
福祉避難所という言葉は皆様御存じのとおり1995年、阪神・淡路大震災のときに大きく注目され、2007年の3月、能登半島地震のときに初めて設置されたそういった制度であります。
今回、熊本地震の際に福祉避難所が思うように機能しなかったという新聞記事やそういった報道を皆さん御存じかと思います。実際問題、震災に遭われるのは障害を持たれた方じゃなくて行政も全て被災者であるという中で、混乱した状況、パニックに陥った状況の中で、事前に準備、段取りされていても実際にそこに到達することもできず、またちゃんとその避難所に行っても受け入れていただけなかったという事実があるようであります。
そんな中で、本市におきまして災害時の福祉避難所というのは現在何カ所あるのかお尋ねいたします。
318 ◯議長(梅田利和君) 行政管理部長、越田幸宏君。
〔行政管理部長 越田幸宏君登壇〕
319 ◯行政管理部長(越田幸宏君) 福祉避難所の箇所数ですけれども、14カ所でございます。
320 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
321 ◯3番(井田秀喜君) 14カ所。実際は17ですね。14施設のうち17カ所という認識だったと思います。
先ほどもお話ししたように、実際問題、いざそこが指定避難所、福祉避難所だとわかっていても、結局は対応する人がいない、もしくは既に入所されている方がいらっしゃって、実際受け入れることができずお断りしたといった例が今回熊本地震では大いにあったというふうに報道を通じて聞いております。
要は想定される収容人数というものが今現段階で14施設のうちどれくらいの人を収容される予定でいらっしゃいますか。
322 ◯議長(梅田利和君) 行政管理部長、越田幸宏君。
323 ◯行政管理部長(越田幸宏君) 収容人員は585名でございます。これにつきましては、要介護認定者数、そして重度の障害認定者の皆さんのうち、施設に入所されていない在宅されている方の人数、そして地域防災計画で定められております総人口に対する避難者数の割合を勘案しまして、現在585名ということで定めております。
以上です。
324 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
325 ◯3番(井田秀喜君) 585名というところでありますが、今ほど説明もあったように、実際、介護者だとかその辺の人数も全て含めての数字ということでありますけれども、実際問題、福祉避難所に入ってこられる方はお一人で来れることはまずあり得ない。最低でも御家族の方もしくは民生委員なりそういった方々が必ず付き添いでくるということなんですが、大きな大規模災害になったときというのは、その方も家族として被災しているわけなんですよね。同じ家族をやっぱり一つ同じところにいたいというそれぞれの心理も働いてくることもありますので、この585という数字が本当に適正かどうかというのもいま一度しっかり一つ一つ考えていただきたいなというわけなんですけれども、法律上は要配慮者という形で、災害時においては高齢者、障害者、乳幼児、その他特に配慮を要する者という形で災害対策基本法というやっぱり法律でいろいろと区分されております。
そういった中で、本当に先ほどの話でもないですけれども、悲しい事故ですね。避難してきたのにそこで生活苦になって、やはり体を悪くされる方、お亡くなりになられた方もいらっしゃる。今回の熊本地震以外にでもあるということもいろいろと皆さんもお聞きしているかと思いますので、そういったのも含めて今後どういうふうに考えていかれるかというところで、実際問題、行政がよくやるんですけれども、法律のガイドラインだとかそういったものを含めてシミュレーションを行っていくんだと思いますが、先ほどのバリアフリーのことと一緒のように、やはり障害を持たれた方、実際に生活苦にされている方々と一緒に考えていくというガイドラインを今後必要かと思いますが、そのシミュレーション、585名も含めてどういうふうにしてこの数値を出されたのかお示しいただければと思います。
326 ◯議長(梅田利和君) 行政管理部長、越田幸宏君。
327 ◯行政管理部長(越田幸宏君) 585名というのは今ほど申し上げましたとおり要介護認定者の数であったり、在宅されている数に対しての避難者数の割合ということでございます。
シミュレーションということでございますけれども、福祉施設の皆様と協議しながら、避難者であります要配慮者と、今ほど議員のほうからありましたけれども御家族などの付き添いの方合わせて2名ということを想定しています。面積的には10平米ということで基準を目安に収容人員を設定しておるということでございます。
それと、一般的な指定避難所における、これもまた国のガイドラインになるんですけれども、一般的なガイドラインでは1人当たり2平米ということを言われておりますので、本市の福祉施設については2人で10平米ということでかなり余裕を持たせたスペースになっておるということでございます。
また、585名と今想定しておりますけれども、現時点ではその中で収容できるというふうに考えておりますけれども、今後、高齢化も進み、そういった対象となる方の増加が見込まれるということでございます。本市においては市内全ての学校において和室、保健室などをあらかじめ要配慮者の方に専用ルームとして確保するというようなことも進めております。
そういったことを総合的に対応していきたいというふうに考えております。
よろしくお願いします。
328 ◯議長(梅田利和君) 井田秀喜君。
329 ◯3番(井田秀喜君) ぜひ今の指定避難所、また福祉避難所という観点だけにとらわれず、今後、民間、また地域の公民館、保育園、そういったところ、いろいろなところをもっと広い目線で考えながら今後の対策を練っていっていただきたいなという思いがあります。
本当にそういう、やっぱり避難弱者といいますか健常ではない方々を一人一人お守りしていくというのは大変なことかと思いますが、その方々にも御家族がいらっしゃるということでありますので、できる限り家族が一緒に避難できるという仕組み。1次避難もしくは2次、3次という考え方もあるかと思いますけれども、ぜひそういった形で本当に広く、優しく政策を組んでいっていただきたいな。
先ほど申しましたように、これが小松モデルとしてほかがうらやむような仕組み、小松方式というんですかね。そういった形にやっていければ、いつ本当に災害が起きるかわからないような状況でありますので、あした考えるのではなくて、ぜひきょう考えて対策を練っていっていただきたいなと思います。
それでは、質問のほうは以上で閉じさせていただきます。
330 ◯議長(梅田利和君) 以上で井田秀喜君の質疑・質問を終了いたします。
この際、午後3時40分まで休憩いたします。
休憩 午後 3時16分
再開 午後 3時40分
331 ◯議長(梅田利和君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行します。
───────── ◇ ─────────
◇ 新 田 寛 之 君
332 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
〔5番 新田寛之君登壇〕
333 ◯5番(新田寛之君) 平成28年9月定例会におきまして質問の機会をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。
まず初めに、議長の許可をいただきましたので、パネルを持ち込まさせていただきました。これは2番目と3番目の質問に使いたいなというふうに思っております。
午前中の質問で宮川議員からの質問があり、藤岡部長から御答弁があり、また井田議員からもお話出ましたが、今月の9月25日日曜日に行われます鉄人レース、また10月10日月曜日に行われますこまつマラソン勧進帳におきましてエントリーをさせていただき、ただいま練習に励んでおる自民創生会の新田でございます。よろしくお願いします。
仕事が終わりますとビールが欲しかった自分でありましたが、最近は走りたくなる体に変わってきました。少しは絞れたかなというふうに感じておりますが、走ることというのは本当に楽しいことであります。特に若手の議員の皆さんは横に大きくなっている方が多いので、自己管理をしていただければなというふうに思います。
まず質問に入る前に、9月19日、来週の月曜日でありますけれども敬老の日、小松基地航空祭2016が開催されます。ことしは何といっても宮崎県新田原基地から移動になりました飛行教導群がやってきて初の航空祭ということで、多分大変な大にぎわいになるかなというふうに大方予測されるわけでありますが、宮崎県からの移動が決まったその後、私自身も新田原のほうに行ってきまして近隣のいろんなお話を聞きますと、やはり飛行教導群が小松へ行くというのは非常に残念だという声が多かったですし、また新田原ではF-4ファントムも百里に移動されるんだったと思うんですけれども、非常に新富町として残念がっていたなという思いであります。
その期待を受けて、ことし、小松では飛行教導群が初披露されるわけでありますけれども、昨年は14万7,000人、ことしはおおよそ20万人を超えるんではないかというふうにも言われておるわけであります。基地周辺の大幅な道路規制も行われるわけでありまして、ことしはどういった形で混雑するのかなというのは非常に危惧されているところでもあります。
また、20万人の人出が集まって1人1,000円ずつ小松に使ったらとしたら2億円の経済効果になるわけであります。そういった意味でも非常に大きな、わずか1日、2日ではありますが大きな経済効果を生むところであります。
しかしながら、さすがにここ数日の練習は非常にうるさく感じるところも地元としては非常につらいところはありますが、しかしながら、ここ連日からの北朝鮮によるやはりミサイル攻撃であったり実験であったり、核実験であったり大変許しがたい行為も多いわけであります。そういった意味で、近隣諸国の暴挙といいますか許しがたい行為に対しまして、やはり24時間、365日、日本の国土、領空、領海、そして排他的経済水域も含め、やはり守っていただいているのが自衛隊であります。そういった方々に敬意と感謝をあらわしまして、また航空祭が盛大に開催されますことを御祈念申し上げて、質問に入ります。
まず、1番目の質問であります。
フローラルこまつ第2期推進プランについてお聞きをいたします。
まず1点目、これまでの取り組みについて改めてお聞きをいたしますが、昨年の全国植樹祭を契機に小松市全体をフローラルこまつと称しまして花と緑でいっぱいにする取り組みをしてこられました。特に公共施設であったり学校、また地域、そして公民館、そして各家庭も含めて市民総がかりで花と緑に取り組んできたかなというふうに思っております。また、私も安宅小学校で緑の少年団に携わっておるわけでありますけれども、緑の少年団としても各学校やまたブロックごとに地域特色を生かした形で活動してきました。
改めて、これまでに展開してきたフローラルこまつについて具体的な活動をお答えいただきたいと思います。
334 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
335 ◯市長(和田愼司君) フローラルこまつ、2013年からスタートいたしまして、ことしで4年目になります。昨年は全国植樹祭というこの大きな目標に向かって、市民一丸となって活動ができましたことを改めて感謝申し上げたいと思います。各町、各団体、大変御苦労をおかけしたと思っております。そういう意味では感謝の気持ちでいっぱいであります。
この推進団体、全部で554団体になりました。それから、個人会員でも728名ということであります。そして、もう一つは花壇づくりだとかプランターづくりだけじゃなくて、花の名所として桜の苗木をどんどん植えましょうと。これまで小松はソメイヨシノが多かったんですが、今はもう全国、ソメイヨシノを植えるという地域はほとんどございません。病気に弱いということもございまして。それよりももっともっと1000年、1500年長生きできる八重桜、しだれ桜、これを植えようということで、その品種もこの地域に合ったものを日本花の会に選定をいただきまして、それも1,367本になったということでございますので、これから10年後、20年後、大変楽しみでございます。
このフローラルこまつの一番の狙いは、花や緑を介して優しい、そして美しいまち、人を育てるということが目的でございますので、そんな意味でそれをするための専門的な知識、オープンガーデンを支援したりとか、いろんな花、緑の講習会、園芸相談等もどんどんどんどん進めてまいりました。また、モデルとならなきゃいけないような場所ということで、ベルギーからバラの花をいただきましてバラ園もつくったりとかいうことも今あわせてやってきたというのがこの3年間でございました。
ことしの2月に、小松市では初めてと言ってもいいのかもしれませんが青少年育成大会というのを大々的に開かせていただきました。市民を初めいろんな団体の人たちのバックアップを受けまして実施をさせていただきまして、その中で小学校、中学校、スマイルハート賞というのをことしから設けられまして、マナーをよくしよう、フローラルをよくしよう、そんな活動にもこの青少年育成大会の一つのテーマでありましたスマイルハート賞でございます。これもやはり花というものがキーワードになっておりますので、いろんなものを含めてこの花と緑というのは、我々だけじゃなくて来られる方もきっと満足されるというふうに思っております。
小松市は以前からそういった花づくり盛んでございました。花飾りも盛んでございました。それから、街路樹もよく整備されているなというのが私の個人的な考えでもございまして、この道路を整備したときには必ず街路樹で桜だとかさまざまな花木を植えられますけれども、これもすてきなことでありますね。
議員は今度、鉄人レースと健勝マラソンに出場されるということですので、ぜひそういった花を楽しみながら力走いただきたいなと思います。
336 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
337 ◯5番(新田寛之君) 本当に花や緑、また桜も含め、樹木も含めて確かに小松市内は本当によくなったなというふうに感じておるところでございます。
しかしながら、やはり一つのピークとしまして全国植樹祭というものがあったのかなというふうに感じますし、それは一つの節目でもあり、仕方のないことではありますが、しかしながら10年後と言われております育樹祭も含め、今後、このモチベーションをやはり維持していく。すぐにまた持ち上げるというのは難しいかと思いますけれども、やはり維持していきながら育樹祭に向けてまた盛り上げていくというような形で、やはり維持していかなきゃいけないのかなというふうにも思っております。
先ほども言いましたが、私も緑の少年団をさせていただいておりますけれども、県の集まりに行きますと、市内の各小学校で緑の少年団設置されているのは正直言って小松だけです。本当に小松が異様に突出して緑の少年団の数が多いというところであります。その緑の少年団の子供らのモチベーションもまた維持していかなきゃいけない。
そういったところで、今回のこの第2期推進プランはどのようなところを目指していくのか、またどのような形で展開していくのかお答えください。
338 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
339 ◯市長(和田愼司君) 花がいっぱいある、緑がいっぱいあっても、雑草が生えていては全然だめなんですね。そういう意味では、全国植樹祭のこれで1年半ほどたちましたが、それぞれ国、県、市、それから各町、それからまた緑の少年団の御担当されるエリアで雑草をきちっと整理されているという姿がよく見れるのはうれしいことであります。もちろんパーフェクトではありません。でも、そういったことを皆さんが気遣っていくということがとても大事なんだろうと思っております。
これから東京オリンピック・パラリンピック、それから小松市制80周年というのも迫ってきておるわけでございますし、それから先ほど井田議員の御質問でふるさと共創部長がお答えさせていただきましたが、やさしいまちづくり推進プラン、この中にも当然花が入ってくるわけでございますので、そんなものを全部トータルした中でフローラルこまつの第2期推進プランを策定したいと思っております。
自分たちが考えることももちろんやるんですが、やはりそれぞれ世界的にいろんなすばらしい花のまちを御存じの専門的な財団法人日本花の会に委託をさせていただきたいと思っておりまして、そこから世界で一番花にかぐわしいまちづくりをと、こんなふうに言葉では申し上げておりますけれども、実施していくのは行政だけでできるものでありません。ぜひさまざまな企業、団体、学校、町内、緑の少年団も含めまして、ぜひ一丸となっていければなと、そういうプランをぜひ目指しております。
その中で3つのテーマを設けておりまして、「四季を感じる花が「自然」の風合いを醸し出す」というのが1つのテーマでございます。木場潟を含めまして環境王国というところにも認定をいただきました。でも、やはり四季それぞれに花が違います。プランターに花を生けるというのはこれは人工的な人造物でありまして、そうじゃなくてやはり地植えで自力で多年草で、また咲いていく。こういうことが私は一番すばらしいんだろうと思います。それもばらばらではなくて、それぞれがうまくコントラストするように、春の花、夏の花、秋の花とそれぞれございます。それをうまくコーディネーションしていく、こんなことができればなと思っております。
大倉岳高原もコスモスでしたか、いろいろ土壌の関係で御苦労をおかけしておりますけれども、これもコスモスに限らずに次の何かいいテーマはないのかなということも施設管理公社はいろいろ悩んでおります。こういう機会に新しい花のテーマパークになればなというふうに思います。
2つ目のテーマは、「花と緑の空間が豊かなこまつの「文化」を生む」ということで、この空間と文化ということ、これをぜひ醸し出したいなと思っております。それぞれ人がよく集まる場所がございます。人がよく通る場所があります。そんなところをぜひうまく花と緑で際立てさせていきたいなと思います。
今、粟津温泉の某旅館の跡地の再活用というのを地元の皆さんと今語らっているところでございます。意外と粟津温泉、町なかへ入りますと花はあんまりないんですね。湯の花はあるかもしれませんが、本当の花をやっていく。また、夜はこういうプロジェクションマッピングみたいな花をつけるとかいろんなやり方があるんだと思いますが、そういう空間と文化、これを考えていきたいなと思います。
最後はやっぱり人が花で育つということでございます。花育という言葉があると同時に、ぜひそういった花のかぐわしい空気を感じる花の道というものを整備をできればなというふうに思います。
いろんな希望はいっぱい、思いはいっぱいあるんですが、それを実現していくのは自然との闘いでもあります。いろいろ課題がございますが、ぜひ皆さんとともにある程度の3年先、4年先の目標を定めた中で、それぞれが分担し合い、そしてお互いがお互いを気遣い合いながら、こういったテーマに取り組んでいければなというふうに思っております。
今、この議会、承認をいただきましたら委託をし、来年の1月をめどに第2期のプランをつくり、できれば3月の当初議会というんですか、それか6月になるかもしれませんが、そういったときにいろんな具体的な予算を織り込まさせていただければなというふうに思っております。
よろしくお願いします。
340 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
341 ◯5番(新田寛之君) 今、3つのテーマの発表がありました。四季を感じる空間と文化、そして花で育つと。しっかりと策定をしていただいて、また来年、再来年、そして今後に向けて予算づけをしっかりして取り組んでいただければなと思います。
市長、きめ細かいなと思ったのは雑草の話が出ましたけれども、我が家でも本当にちょっとすきを見るとやっぱり草が出てきてその処理が非常に大変です。本当に市内全体を花と緑で取り囲むには、やっぱり人的なところが非常に多いと思います。みんなで総がかりでまた取り組んでまいりたいなというふうに思います。
それでは、2番目の木場潟の100万人構想に向けてのドッグラン整備のさらなる整備についてお聞きをいたします。
フローラルこまつ、そして花と緑のやはり植樹祭の会場でもありましたが、中心的な木場潟であります。年間70万人の利用者があるということでありますが、ウオーキングやジョギング、そして子供の遊び場、またカヌーやサッカーといったところで、本当にみんなが木場潟で楽しんでいるなというふうにも感じているところです。
そこをまた100万人の利用者を目指すに当たって、一つのキーワードが私は昨年整備されたドッグランではないかなというふうに考えております。
先週末もちょっと見てきましたけれども、大変大勢の方々で大にぎわいしておりまして、ふだんは家の中や部屋の中で、またリードをつながれて散歩しているような犬たちが、あの広い柵の中を本当に元気に走り回っておりまして、そしてそれを見ている飼い主の方々も非常に楽しそうな雰囲気が伝わってまいりました。
そのドッグランでありますが、整備されてからここ最近の利用状況について、まずはお聞きしたいと思います。
342 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕
343 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 初めに、木場潟公園の利用者についてでございます。
平成27年度は来園者が74万人を超え、過去最高を記録いたしました。平成28年度現在の利用者数でございますけれども、8月末で34万7,500人となっておりまして、前年度に比べまして8,900人の増加となっております。
議員からのお尋ねでございます昨年リニューアルされたドッグラン施設の利用状況についてでございますが、現状といたしまして木場潟公園ドッグランは平成22年7月に設置され、木場潟公園協会と木場潟愛犬クラブが主体となり管理運営されております。平成27年9月に面積を2倍に拡張いたしましてリニューアルオープンされました。利用時間の拡大、そして、ことしも9月25日の日曜日に開催されるわんわんフェスタなど積極的なイベントの開催によりまして、リニューアルの後の利用者数等につきましては、平成27年9月からことしの8月まででございますけれども8,480人となっておりまして、前と比べますと利用者数は2倍に増加している状況でございます。
344 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
345 ◯5番(新田寛之君) 利用者が倍になっているということで、本当ににぎわっているところでありました。
しかしながら、利用者の方からは中央園地の道路沿いにはあるわけですけれども非常に場所がわかりにくいであったりとか、あずまやが一つありますけれども、日陰が少ないとか、木陰があったらいいねというような意見もありますし、また平日の休みの人にはちょっと使い勝手が悪いかなというふうにも感じております。
また、能美市では最近できた和気のところですか、それは市営でやって無料らしいんですけれども、そういったところもあります。ただし、よいところもありまして、やっぱり柵がしっかりしておりまして大型犬でも安心して遊ばせられるというところもあれば、芝生がとてもきれいだというそんな声もいただいております。
今後、やっぱりまずわかりやすいような案内看板の整備であったり、そういった利用者の意見を聞きながら内容を充実させていってほしいなというふうに思うんですが、所見をお伺いしたいと思います。
346 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
347 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 御案内のありました利用者へのサービス向上につきましては、犬と飼い主がくつろげる日よけテント1張り、そして休憩用のテーブルベンチセット3組については、リニューアルにあわせまして設置されまして、利用者の満足度も向上していると考えております。
また、自主事業といたしまして、ドッグランを管理運営する木場潟公園協会と木場潟愛犬クラブからは、今後、SNSを利用した情報発信サービスの向上とか、初めて利用されるお客様にわかりやすく御利用いただくための案内標識の設置に取り組んでいきたいというふうに聞いております。
犬と飼い主が憩い、楽しめる施設の整備につきましては、木場潟公園協会と愛犬クラブが調査、検討し、サービスの向上に努めていくというふうにも聞いておりますし、またトイレなどの公園施設につきましては公園協会と愛犬クラブの意見を聞きながら石川県のほうに要望していきたいというふうに考えております。
今後ともこの木場潟公園の100万人の利用者を目標に、石川県やこの木場潟公園協会など各種団体と協力しまして取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
348 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
349 ◯5番(新田寛之君) 県と連携し、また各種団体と連携しながら充実に図っていっていただければと思います。
それでは、大項目1番目の質問を終わり、2番目の松枯れ、松くい虫の被害についての質問に入らせていただきたいと思います。
小松市にはたくさんの松林がありまして、この質問を契機にいろんなところを見渡しますと、やはり松枯れというのが非常に目につくなというふうに感じております。松枯れの原因を今さら説明するわけではないですが、マツノザイセンチュウであったりとか、またそれを媒介するマツノマダラカミキリであったりとか、そういったところが松を枯らしていくわけでありますけれども、本市の松枯れ、松くい虫の被害について今の現状についてまずお答えいただきたいと思います。
350 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。
〔環境共生部担当部長 山本哲也君登壇〕
351 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) まず、小松市における松枯れ、松くい虫の被害の現状であります。
小松市における松枯れの多くは松くい虫が原因です。本市の松くい虫被害は、昭和40年代より発生しまして、昭和63年度におきましてピークに達しましたけれども、関係機関と連携した森林病害虫事業によりまして防除活動を行った結果、減少傾向となりまして、平成27年度にはピーク時の10分の1程度まで被害が減少しております。
また、松枯れ以外の状況を把握するため、海岸部の松林を中心としまして、毎月、被害量調査を実施しているところでございます。
352 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
353 ◯5番(新田寛之君) 被害とすれば10分の1程度まで下がってきているということでありますが、自分自身としましては以前はそれほど意識はしていなかったので昔のことはちょっとわかりませんが、やっぱり非常に松枯れ、茶色くなっている松の木が最近やっぱりよく目立つような気はしております。
それに対してどういった対策をとっているのか。結局、松くい虫を、マツノザイセンチュウを一本一本薬を注入してやっつけるか、また媒体するマツノマダラカミキリを駆除するか、そして枯れた松を伐採するかということであろうかと思いますが、現状の対策についてお答えいただきたいと思います。
354 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。
355 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) 松枯れ、松くい虫の被害の対策についてであります。
本市では、小松市松くい虫被害対策連絡協議会、この組織は安宅の関周辺の海岸やその隣接地にある松林を所有する機関がございます。これは空港内の機関であったり、高速道路も管理しているところもあるんですけれども、そういったところを含めました周辺の町内会も含めまして、松くい虫から松林を守るために組織されたそういう協議会でございますけれども、その協議会におきまして防除対策が効果的に実施できるよう連絡調整を行いまして、海岸線の松林内の薬剤散布を初めとしまして被害木の伐倒駆除や破砕処理、それから増殖防止のための樹幹注入を実施をいたしまして松林の保全を行っているところでございます。
この5年間におきましては、緑の少年団や安宅小学校、日末小学校の皆さんにも参加をしていただきまして、松くい虫に強い抵抗性のクロマツ約1万5,000本を海岸沿いの松林で、また地元企業等が森林整備の一環としまして抵抗性のアカマツ、これを約1,000本を里山に植樹を行っていただいております。
また、松枯れに強い土壌をつくれないかというようなことで、地元企業と大学が連携をしまして土壌改良剤を松林に散布いたしまして松枯れの実証実験も行っているところでございます。
356 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
357 ◯5番(新田寛之君) ぜひしっかりと取り組んでいただきたいなと思われますし、安宅小学校の緑の少年団でも、最近、新聞でも出ておりました根上方式と言われる活着しやすい植え方で特に根上の方々は進めているわけですけれども、安宅と根上のはなます緑の少年団とともにもいろんな植樹もさせていただいたりもしておりました。
また、枯れ切った松というのは落雷などにより火災も発生しやすいということもありますので、やはり放っておけない。しっかりと対策をとっていただければなというふうに思います。
それでは、2番目の小松飛行場内の被害についてちょっと質問を変えたいと思います。
松枯れ、松くい虫の小松市内の一例ではありますが、小松飛行場内の松林が実はひどく進んでおります。ちょっと写真というか。(資料提示)
場所としましては、ターミナルビルから佐美方面に滑走路を進んでいきますと右手のほうに松林がありまして、今まさに安宅新の新産業団地の建設予定地との背合わせになっているようなところになるんですが、そこの松枯れが非常に進んでおりまして、ちょっと見ていただきたいんですが、写真ではわかりにくいかもしれませんが……。こういった……、とか写真の上部のこのあたりもかなり枯れておるのが現状であります。
しかしながら、場所的にいうと所管は防衛省ということになるのだと思いますし、エアターミナルの近隣ということで県とも絡むのかなと、防衛省、国交省、県さん絡むのかなというふうに思っておりますが、やはり北陸の玄関口として飛行機が飛び立つところ、また着陸するところ、すぐ脇のところでございます。
松というのは小松市の市の木でもありますし、また近隣の安宅海岸と絡めて白砂青松という言葉もございます。やはり小松の美しい景観を維持する意味での北陸の玄関口であります小松飛行場内のこの松枯れについても私はしっかりと対策を講じていただきたいなというふうに思っております。これは関係各所と連携をとらなきゃいけないのかなと思いますが、早急に進めていきたいと思いますが、そのあたりの所見についてお答えいただきたいと思います。
358 ◯議長(梅田利和君) 環境共生部担当部長、山本哲也君。
359 ◯環境共生部担当部長(山本哲也君) 小松飛行場内の被害についてであります。
今、議員お示しになりました場所は防衛省の管轄の地面だと思います。その松林につきましては、防風林であったり防砂力であったり、また防衛の秘密保持の観点からいいます目隠しであったりといったような非常に重要な部分だと思います。
この小松飛行場内の松枯れ対策につきましては、国土交通省の大阪航空局と小松基地、防衛省ですけれども、それぞれ毎年6月に2回薬剤散布を実施をしておりまして、管理地の松林の保全管理を行っているところでございます。
今後も関係機関と連携をしまして、小松飛行場周辺の松林の保全管理を働きかけ、日本の白砂青松100選にも選ばれている美しい自然景観が残る海岸線も含めまして、北陸の空の玄関口、小松空港の松林を松枯れから守っていきたいというふうに考えております。
また、昨年開催されました全国植樹祭を契機としまして、市民に高まった森づくりの機運を生かしまして、今後も抵抗性のクロマツであったり抵抗性のアカマツの植樹など、松林の再生や機能回復を市民共創で図っていきたいというぐあいに思っているところでございます。
360 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
361 ◯5番(新田寛之君) ぜひこそ関係部署と連携を図りながら対策を講じていただきたいと思います。
以上で松枯れ、松くい虫の被害については終わらせていただきたいと思います。
3番目、安宅住吉橋についての質問に入りたいと思います。
安宅住吉橋とは梯川の最下流にかかっております橋梁でありまして、昭和32年にかけられ、来年で還暦を迎える59年経過した橋梁であります。おおよそ約140メートルの橋長であり、車道プラス横に歩道がかかっている橋でもあります。
また、写真からもわかりますように橋脚の数が非常に多い橋ということでありました。安宅町、そして安宅校下、また金沢方面から工業団地に抜ける通勤の方々、そして安宅の関や住吉神社、また安宅海岸への観光客の方などが通行する、本当に地域に愛された橋であろうかなというふうに思っております。
そんな住吉橋でありますけれども、平成23年、小松市橋梁長寿命化修繕計画が策定されておりますが、この住吉橋の位置づけといいますか、将来的にはかけかえなのか維持補修しながら長寿命化なのか、そのあたりについてお答えをいただきたいと思います。
362 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
〔都市創造部長 藤田 稔君登壇〕
363 ◯都市創造部長(藤田 稔君) ただいま住吉橋について、将来にかけかえか長寿命化かということのお尋ねでございます。
本市では、橋梁の維持管理について事後保全型の補修、修繕等を行ってきましたけれども、将来の維持管理コストが膨大となるということで、適切な維持管理が困難となるということで、議員御案内のとおり平成23年度に小松市橋梁長寿命化修繕計画を策定いたしまして、修繕、かけかえにかかる費用の低減を図りまして、ライフサイクルコストの縮減に努めているところでございます。
安宅住吉橋につきましては、本年度、橋梁の定期点検及び修繕計画調査を実施する予定でございまして、今後、予防保全型の管理に努めまして、橋梁の長寿命化対策を図ってまいりたいというふうに考えております。
364 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
365 ◯5番(新田寛之君) 本年度、橋梁定期点検及び修繕計画調査を図るということであり、橋梁の長寿命化を図るというお答えでありました。かけかえするとなると、これは地元とのコンセンサスもありますので非常に困難なことだと思いますし、またコストの面から維持補修しながら長寿命化かなというふうに考えております。
そういった点で、2点目の質問に移らせていただきますが、修繕をし、また長寿命化を図るという意味で、長寿命化を図るのであれば、その際にぜひこそ、これは僕からの提案でありますけれども、欄干等の色を朱色に塗装していただきまして、先週も安宅まつりが無事終了しました。赤じゅばんのイメージとか曳船の安宅まつりのイメージでありますけれども、ぜひこそイメージをちょっと確認していただきたいんですが、下手なパソコンでつくった写真でございます。(資料提示)
これは普通の歩道です。本当はこういうイメージにしたいんですけれども、これはこういうイメージです。これ理想です。これは理想です。これは理想であります。今現在のものに色を塗るとこうなります。こんな感じです。こんな感じです。これ歩道なんですけれども。これが実際の本当の橋のイメージです。これが車道のところ。
大規模に改修をして、本当は立派な京都の五条の大橋のようなイメージに持っていけたら理想なんですけれども、修繕の一環でこのようなイメージにしていただけたら安宅のイメージは随分変わるかなというふうに感じております。
色を塗るだけじゃなくて、ぎぼしですか、ひょこっとしとるような装飾などもあればいいかなというふうに考えておりますが、この案につきましてどうお考えでしょうか。
366 ◯議長(梅田利和君) 都市創造部長、藤田稔君。
367 ◯都市創造部長(藤田 稔君) 欄干のこの朱色の塗装をして、ぎほしという装飾についての御提案でございます。
場所を考えるといろんなことを考えられることもあります。そういうことで、どうせことし、一応橋梁の点検もやって、この高欄といおうか欄干が強度的に大丈夫かどうかというところも今調査いたします。
そういうことですけれども、今後、この長寿命化計画に基づきまして橋梁の修繕、そして補修というところを今からやっていくことになれば、その段階で地域の方々の御意見を聞きながら、こういった地域性とか景観性に配慮した構造というものができるのか検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
368 ◯議長(梅田利和君) 新田寛之君。
369 ◯5番(新田寛之君) 安宅の関の観光地としての磨きをかけるために、左岸の安宅の関、そして右岸側の町家、今、重伝建にも進めているところだと思いますが、それを結ぶこの朱色の橋がかかっていると安宅のイメージはぐっと高まるかなというふうに考える次第であります。
ぜひこそ検討いただいて、進めていただければなというふうに願うところであります。
以上で質問を閉じさせていただきたいと思いますが、これは質問ではありませんがこういった写真を提示するに当たりまして、やっぱりこの議場をICT化を進めていって、これは議会のことですけれども、この大きな壁に写真を表示できたりすれば、また議会の形が少し変わって、視覚でもみんなの共通認識ができるようなそういった議会に早くまた進んでいけばいいなというふうに感じております。
以上で私からの質問を終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
370 ◯議長(梅田利和君) 以上で新田寛之君の質疑・質問を終了いたします。
───────── ◇ ─────────
◇ 吉 村 範 明 君
371 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
〔6番 吉村範明君登壇〕
372 ◯6番(吉村範明君) 皆さん、お疲れさまでございます。
既に自席にて議長より発言許可をいただいておりますので、早速始めさせていただきたいと思います。
平成28年の第4回9月定例会、自民創生会、吉村が最後の質問者となりました。通告に従い、公立保育所のこれからについての1点に絞り質問させていただきますので、前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。
少子・高齢化社会が続いており、これを打破しようと国では安倍政権のもとアベノミクス第2ステージとして新3本の矢の2本目の矢として、希望出生率1.8を目指し、これまでも、そしてこれからもさまざまな施策を講じていくとのことであります。
本市においても子育て支援の充実を目指しておられますので、これからますます子供を産み育てやすくなるのではないかと大変期待をしておりますし、私も1歳の孫を持つ者として、子や孫の世代に大きな負担や課題を残すことのないよう、我々責任世代がしっかりと現状を見つめて改善していけるような提案、立案を行っていかなくてはならないと思っております。
そこで、この世に生を受け、初めて社会の一員として社会と交わることになる保育施設、特に公立保育所について順次質問を行ってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。
まずは、公立保育所の現状についてお聞きをいたします。
国の児童福祉施設最低基準によってお預かりできる子供たちの年齢に応じて最低限の保育士の配置人数を定められているとのことでございますが、その内容についてまずはお聞かせください。
373 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
〔市民福祉部長 谷口潤一君登壇〕
374 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 今ほど国が定める保育士の配置基準ということでございます。
保育所に関しまして国が定める保育士の配置基準は児童福祉施設最低基準において示されております。乳児におきましてはおおむね3人に対して保育士が1名以上、満1歳以上満3歳未満の幼児につきましてはおおむね6人に対し保育士1名以上、満3歳以上満4歳未満の幼児につきましてはおおむね20人に対して保育士1名以上、満4歳以上の幼児についてはおおむね30人に対して保育士1名以上を配置するということになっております。
なお、一時預かり保育や、また健やかふれあい保育、これは障害児を受け持つ保育でございますが、その場合につきましては別途必要な人数を配置するという必要がございます。
以上でございます。
375 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
376 ◯6番(吉村範明君) 次に、許可保育所の場合は市区町村が独自に異なる規定を定めている場合があると聞いておりますが、本市においては保育士の配置基準についてどのような形になっているのかお教えください。
377 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
378 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 本市の配置基準でございます。
配置基準につきましては、国の基準に基づき県が児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例で定めた内容に従うということになっておりますが、本条例が規定されている内容につきましては市では国の基準どおり行うことにしております。
379 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
380 ◯6番(吉村範明君) では、本市の状況を聞かさせていただきたいと思いますが、本市には認定こども園を含めた各公立保育所の定員及び保育士の配置人数が定められていると思います。その定員と配置人数、そして現況の子供の数、そして保育士の数をお教えください。
381 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
382 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 公立の保育所は現在8カ所ございます。8カ所それぞれの現況でございますが、ちょっと細かくなって申しわけございませんが、平成28年9月1日現在でやたの認定こども園あおぞらにつきましては、定員が95名に対して現在69名の利用の児童となっておりまして、職員の配置基準に基づく必要人数は9.5名ということでございます。実際の職員配置につきましては10.8名となっております。
那谷保育所につきましては、定員30名に対しまして29名の利用の児童となっておりまして、職員配置基準に基づく必要な人数は4名、実際の職員配置も4名ということでございます。
中海保育所につきましては、定員90名に対しまして66名の利用の児童となっておりまして、職員の配置基準に基づく必要な人数は8.5名と、実際の職員の配置も8.5名ということになっております。
金野保育所につきましては、定員50名に対しまして42名の利用の児童となっておりまして、職員配置基準に基づく必要な人数は5.5名と、実際の職員配置は6名と。
それから、瀬領保育所につきましては、定員35名に対しまして現在24名の利用児童となっておりまして、職員の配置基準に基づく必要人数は3名と、実際の職員配置につきましては4名と。
蓮代寺保育所につきましては、定員が95名に対しまして92名の利用の児童となっておりまして、職員の配置基準に基づく必要人数は10.5名と、実際の職員数の配置は12名配置しております。
第一保育所につきましては、定員が140名に対しまして現在126名の利用の児童となっておりまして、職員の配置基準に基づく必要な人数は14.5名でございます。実際の職員配置は16.5名でございます。
犬丸保育所につきましては、定員90名に対しまして85名の利用の児童がおりまして、職員の配置基準に基づく必要な人員は8.5名となっております。実際には職員の配置は9.5名というふうになっております。
合計いたしまして533名の入所の児童を教育・保育を実施するということにいたしております。職員の配置計算上、全体として7.3名の余剰がある状態になっておるものでございますが、9月以降の利用の予約というのがございます。それを見込んでおりまして、年度末には余剰の保育士がゼロになるというような想定をいたしております。特に9月以降の予約の件数でゼロ歳児の予約を受けているのが22名いらっしゃるということでございます。
383 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
384 ◯6番(吉村範明君) 今お聞きをしました。細かく御説明をいただきましたけれども、確認しますと特にほかの保育所については余裕があるのかなというふうに思いますが、私の地域、定員が30名。ほかの地域見ると10名とか20名とか、余裕があるのは多くても6名とか3名というふうにありますけれども、我々の地域の保育所に関しましては定員30名のところもう既に29名ということですね。
これはおいておきまして、後でまたお聞きをしますから、一旦、実際保育士のことについてちょっとお聞きをしていきたいなというふうに思っております。
今現在、正規の職員と臨時の職員という形でおられると思います。午前中にも川崎議員のほうからお話がありました正規と臨時。そういった方々がおいでるということであります。実際、その中でも保育士のことも出ておられました。病院、学校、保育所。そういった形でお聞きしておりましたので、実際、保育士の正規職員と臨時職員の割合とまた数をお教えいただければと、参考にお教えいただければと思います。
385 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
386 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 正規の職員と臨時職員の割合と人数ということでございました。
保育士における正規及び臨時職員の人数につきましてでございますが、こちらは保育士に直接携わる実人数ベースで、正規の職員が今のところ38名で全体の39.2%。それから臨時職員でございます。これは4時間パート、2時間パートを含めてでございますが59名で全体の60.8%というふうになっております。
以上です。
387 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
388 ◯6番(吉村範明君) これまで今の現状といいますかそういったところをお聞きをしてまいりました。保育士、正規職員が38名、そして臨時職員が59名ということで、本当に正規の職員もそうですけれども臨時の職員の皆さんの割合がふえているということであります。ここは私も実はびっくりしたところでありますけれども。
ここからは、現状の課題についてお聞きをしてまいりたいと思います。
私の地域の方々からは、本当に部長にも毎年のように相談をさせていただいておりますけれども、やはり私が相談を受けるのは、途中入所、特にゼロ歳児が途中入所を希望してもなかなか入ることができないということがあります。これがなぜ入所できないか。今のことを鑑みるとわかってきますが、あえて部長のほうからなぜ入所できないかお教えください。
389 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
390 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 途中入所を希望してもなぜ入られないのかということでございます。
小松市では、当初の申し込み期間でございます10月1日から申し込み期間になりますが、10月1日から10月31日までの利用の申し込み期間はもちろん、翌年3月中に利用の申し込みがあった児童につきましても希望の施設において新年度途中入所がかなうよう、今のところ利用の調整を行っているところでございます。
現状でございますが、保育利用を希望する全ての児童を受け入れられる体制はとっておるということでございますが、4月以降の途中の入所であって、かつ希望施設を限定した利用の申し込みの場合につきましては、職員配置基準上の関係上、職員の配置が早急に対応できないそんな場合もございます。そんな場合におきましては、保護者の理解を得た上で、一時的に希望外の施設を利用していただくというような場合になることもございますので、御理解をお願いしたいと思います。
391 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
392 ◯6番(吉村範明君) じゃ、今の課題といいますか、やはり本当に途中から入りたいなという方、当然ゼロ歳児の方々がやはり多く見受けられるかなというふうに思いますし、特に先ほども部長のほうからお伝えをいただきました配置基準に鑑みましても、ゼロ歳児はおおむね3名に対して保育士が1人以上ということでありますので、本当に多くの保育士が必要だということはわかります。
そんなことを思いますと、実際いろいろと今配置の人数もお聞きをしました。そんな中で、今現在、保育士の正規及び臨時職員を中途採用できているのか、現状お聞かせいただければと思います。
393 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
394 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 保育士の正規及び臨時職員の途中採用はきちっとできているのかというような御質問だったかと思います。
正規の職員につきましては、平成20年度に6名採用いたしております。正規の保育士の採用につきましては、今現在行っております公立保育所の統廃合・民営化計画の進捗も考慮することとなりまして、必要があれば臨時の職員を募集、採用するということで対応しておりますが、近年は臨時の保育士の確保が非常に難しくなってきているという現状は確かにあるということで認識をいたしております。
福祉人材確保を目的といたしました石川県の指定を受けて運営されております福サポいしかわというポータルサイトがございます。そんなものを活用しながら、引き続き職員の確保に努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
395 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
396 ◯6番(吉村範明君) なかなか臨時職員も途中採用難しいということで、正規も採用してないということでありますね。これは本当にやはり後で述べますけれども、これもびっくりしたところであります。
やはり先ほども、また川崎議員のお話をして恐縮でありますけれども、経験者、再任用であったりそういった方々もそうでありますけれども、例えば有資格の経験者によく声をかけて、例えば短期でいいので来ていただけないかというようなことも実はやっているんだよということもお聞きをしたことがあります。突発的なこともそうでしょう。例えば保育士の方々がちょっと御病気になられたとか都合があるとかというところの対応も当然それをされておるのかなというふうに思いますけれども、今の有資格者、要はOBの方々も含めて今声かけをしているということでありますけれども、現状のほう、もしわかればお伝えいただければと思います。
397 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
398 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 現状でございますが、こども家庭課に在籍しております保育士の職員が実際に主に公立の保育所の職員のネットワークを活用いたしまして、直接、就業依頼を行っているのが現状でございます。平成26年度中はネットワークを使いまして11名の方が臨時保育士として採用いたしております。平成27年度中は9名の方を採用しております。平成28年、今現在でございますが4名の方を雇用につなげて保育の確保につなげているというのが状況でございます。
399 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
400 ◯6番(吉村範明君) 有資格者の経験者の方々にも声をかけておるということで、やはりOBの方々もこれから自分らの生活も含めて、そういったことでのなかなか人数の確保が難しいのかなと、年々減っているということを考えますとそうなのかなということも思いますけれども、ここまでがやはり今までの課題という形でちょっと確認をさせていただきました。
これからが本題であります。
先ほど何回もちょっと申し上げて恐縮でありますけれども、私の地域の定員と現況の子供ですけれども30人と29名ということであります。先ほどもお聞きしましたが、途中入所できない子供たちがいるのが現実であります。
しかも、市内からの入所希望者だけではなくて、市外、県外の方々もおられると思います。これが実は本年に入りまして、我が地域の保育所を入所希望したいということで来られた方が何と4世帯の方々がおられました。いずれも市外の方々であります。実際、いろんな理由等々があると思いますが、やはり先ほど予約とかのそういった話もありますけれども、やはり県外の方、市外の方に関しましてはそういった情報がまず入らないと思います。そんな中、やはりこの地域がいいな、やはり小松がいいなと。これまで和田市政、子育て支援に対していろいろと施策も講じておられますのでそういった効果もあるんでしょう。実際、ことしに入ってそういった4名の方が入所したいということであります。
今、我々の地域も住民主体となりまして、やはりこの地域をよくしたい、そして活発にしていきたいということで、町内の諮問機関に位置づけられておりますまちづくり委員会というものが実はあります。そこの目指している目標が「目指せ子ども100人」ということであります。小さな学校でありますので、皆さんも御承知のとおり私の校下の学校は今、児童数が33名ということですね。全部の、要は1年生から6年生まで33名ということでありまして、これを目指せ100人ということで地域が今盛り上がっております。そんな中、空き家、そして空き地、そんなものの調査もしたり、あいているうちを調査をして賃貸契約までは僕らできませんので、そういった情報も集めながら実はやっています。そして、住まいしてくれてありがとうとか、生まれてきてくれてありがとうといった形で、地域ならではのお祝い制度まで実は設けているんですね。
その効果かわかりませんけれども、昨年は5世帯が新しく住宅を建て住まいされております。新婚さんなんで、一遍に子供が生まれればまた5人、ゼロ歳児で入所する可能性がある。また、ことしに入ってももう3名移住をされております。
そんなことを考えますと、今、地域、皆さんも御承知でありますけれども、我々小さい学校は保育所から小学校まで、あるいは中学校まで同じ子供たちなんですよ。ところが途中、保育所が違うとなかなか子供たちがなじめない場合もあるということで、地域が一丸となって実はやっているんですね。
ところが、先ほども言いましたとおり、やはり中途で入りたいとかそういったときに余裕がないと、本当にこれは民間の保育施設には大変感謝を申し上げなくてはならないですけれども受け皿となっていただいて、本当に感謝しているということであります。ただ、やはりこの地域ニーズに合っていない今のこういった定員であったり、保育士がいないということであったりというのは、我々地域を盛り上げていこう、地域を守ろうとする者においてはかなりやはり苦痛にも感じますし、やはり残念に思う保護者の方々もおられるのが事実であります。
そんなケースを毎年のように私は相談を受けて、部長にもお願いをしながらいろいろと苦慮されていただいているのは私も十分わかっておりますし、何とかしたいということを常々考えていただいているというのは本当にありがたいと思いますが、やはりこの地域のコミュニティ、そして子供たちを愛する保護者のために、やはり保育士の数を常時余裕あるようにふやせないか。
そして、あと保育所の定員に関しましても、やはりいま一度保護者や地域の一番近いそういった情勢に精通している各保育所の先生方に意見をいただきながら、柔軟に定員を加減できるようなそういった体制を望みますが、御所見をお聞かせいただきたいなと思います。
401 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
402 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 今ほど那谷地域の状況についてもいろいろございまして、大変頑張っておられるというのはもう認識をいたしております。地域コミュニティの中で教育・保育施設の果たす役割というものは大変大きなものがあるというふうに私も認識をいたしております。
一方で、保育士の数につきましては将来の児童数の見込みや、既に策定済みの保育所・統廃合民営化計画等に沿って必要な職員の数を確保すべきというふうに考えておりまして、引き続き必要な職員の確保と適正配置に努めてまいりたいというふうに考えております。
先ほど那谷地域の定員の増というようなお話がございました。そんな量の確保につきましては、子ども・子育て会議の中で量あるいは質の面については十分検討していきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
403 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
404 ◯6番(吉村範明君) あと、やはり保育士の確保が難しいということであります。
ただ、ある新聞の本年6月29日の朝刊によりますと、これは民間のアンケートの中でありますので一概にこれが合致しているということではないかもしれませんけれども一つの例といたしまして申し上げたいのは、ことしの春卒業した小学校の子供たちに将来つきたい職業を尋ねたアンケートによりますと、女の子の第1位は保育士と答えており、昨年は実は7位だったらしいんですが大きく順位を上げたということで新聞に載っておりました。要因について調査した担当者は、やはり保育士不足などで社会的に注目が集まっていることが背景にあるかもしれないと指摘をされておられるそうであります。
そんなことから加味すると、保育士を望む方々が今後ふえてくると思います。何らかの事情で正規職員になりてくても、やはり家庭の事情やそういったものがあるんでしょう。ある可能性もあります。そんなときに、正規職員の確保はもとより、やはり先ほどもありましたとおり今、臨時職員の皆様のお力をおかりしておるというところがあります。柔軟に対応しなくてはいけないときに、やはり力をおかりできるのが臨時職員の方々となるかと思います。処遇の改善というわけではありませんけれども、やはりいろんなさまざまな給与の面も含めて保育士を今後、給与を上げたり処遇の改善をしたり、そういった形で保育士を確保できないか御所見をお聞かせいただければと思います。
405 ◯議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
406 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 臨時職員の処遇改善というお話がありました。
今年度、最低賃金の上昇の数字も新聞等で発表されております。そんなことや、職員確保が非常に困難になっているというような現状もあります。それから、職員のモチベーションの維持等も十分に考慮する必要があるというふうに市のほうでも考えております。早い段階での待遇の改善の実現に向けまして、現在、検討を進めておりますので、御理解のほうをよろしくお願いをしたいと思います。
407 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
408 ◯6番(吉村範明君) 本当にいろいろと今お伺いをしたところで、やはりぎりぎりのところの保育所もあるというふうに思います。
今、民営化で各私立の保育園、幼稚園のお力をかりながらやっておりますけれども、やはりこの公立保育所というところも市の機関でありますので、やはり市民サービスも含めて住みよい地域にしていただきたいというふうに思いますし、その地域性に応じたそういった今後の運営も望むところであります。
来年度、この30名の定員がふえているように願いまして、私からの……。
409 ◯議長(梅田利和君) 市長、ありますか。よろしいですか。
410 ◯6番(吉村範明君) 市長、よろしいですか。ほんなら済みません。このことも含めて御発言いただければありがたいです。
411 ◯議長(梅田利和君) 市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
412 ◯市長(和田愼司君) 今いろいろお話を伺わさせていただきました。
いわゆる環境王国だとか日本遺産の認定だとか、そして何よりも那谷寺1300年、そういうやはりイメージがどんどんどんどんふつふつと盛り上がっているからこそ那谷周辺への転居がふえているということなんだろうというふうに思います。ぜひこの流れをとまることなく、さらに拡大するということもやはりこの子育ての環境を充実する重要なことだというふうに思っております。
ただ一つだけ御理解いただきたいのは、今、部長が申し上げましたようにどうしても那谷の保育園というピンポイントで希望を出されてもなかなか難しい局面がございます。数カ月我慢していただければ希望どおりになるというのも議員御存じのとおりでございます。
それで、最後に申し上げたいのは、保育所の民営化、それから統廃合計画、前期、中期と皆様方の御理解で計画どおり進むことができました。ありがとうございました。今、後期ということに入りました。今、公立の保育園8つあるわけですが、それが半分になるという方向が最後の後期でございまして、そんな中でこの公立保育所の人員計画、保育士の人員計画ですね。栄養士さんもいらっしゃいます。そういうものを改めて見直していくといういよいよ時期に来たかなというふうに思っております。
この人員計画につきましては、きょうあすすぐということになるわけではございませんが、一つ一つ改善の方向に向かって、この住みよいまちづくりの一つの大きな柱であります公立保育所をきちっと運営できるように、また民間の保育園、またこども園がさらに活性化されるようにあわせて考えていきたいなと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
413 ◯議長(梅田利和君) 吉村範明君。
414 ◯6番(吉村範明君) 市長より御答弁いただきました。
本当に全体的に公立だけを見ましてもぎりぎりの定員のところ、定員にぎりぎりのところも多々あります。やはり保育士の確保というものを真っ先に行っていただいて、またモデル化として、また私立のほうにも反映できるような形をやはり公立のほうでモデル化していただければなというふうに思いますので、そのことをお願いして質問を終えたいと思います。
415 ◯議長(梅田利和君) 以上で吉村範明君の質疑・質問を終了いたします。
以上で通告による質疑並びに質問は終わりました。
ほかに質疑並びに質問はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
416 ◯議長(梅田利和君) 質疑・質問なしと認めます。これをもって質疑並びに質問を終結いたします。
───────── ◇ ─────────
◎議案の委員会付託
417 ◯議長(
梅田利和君) ただいま議題となっております
市長提出議案第67号外12件については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託いたします。
───────── ◇ ─────────
◎次会日程報告
418 ◯議長(梅田利和君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
明14日から29日までは委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
419 ◯議長(梅田利和君) 御異議なしと認めます。
よって、明14日から29日までは委員会審査等のため休会することに決しました。
次会は、9月30日午後1時30分から会議を開き、委員長報告、質疑、討論及び採決を行います。
───────── ◇ ─────────
◎散会の宣告
420 ◯議長(
梅田利和君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 4時55分
Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...