小松市議会 2016-03-24
平成28年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日: 2016-03-24
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◯予算決算常任委員長(川崎順次君)
予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第1号から議案第11号、第20号から第27号、第37号から第43号及び第55号の以上22件についてであります。
これらの案件につきましては、まず3月10日から11日に各分科会を開催し、詳細な審査を行うとともに、引き続き17日に会議を開き、
総括質疑を行いました。これらを受け、委員会は22日に会議を開き、各
分科会委員長の報告を聴取したところであります。
分科会委員長報告の主な内容を申し上げます。
初めに、議案第1号 平成28年度小松市
一般会計予算についてであります。
まず、公立4年
制大学施設整備費については、(仮称)
保健医療学部臨床工学科を
こまつ看護学校の隣接地に計画しており、
建築工事実施設計費を計上し、その一部は平成28年度の
ふるさとこまつ応援寄附金を充当するとのことでありました。
また、
大学設置や
公立大学法人設立の具体的な内容を協議していくために、公立4年
制大学設立検討費が計上されております。これまで、地域に根差した
小松短期大学、
こまつ看護学校をさらに発展させる公立四年
制大学設立に向けては支援すべきものであります。
小松短期大学及び
こまつ看護学校の財産が今後、(仮称)
公立小松大学設立に向けどのような流れになっていくのか。また、国の交付金、授業料などの財源、設立までの見込み、設立後の
ランニングコストについて、議会に対し丁寧に説明するよう求めました。
自主防災組織育成費については、平成20年度より県と連携して
防災士育成講座受講の助成を行っており、平成28年度は
女性防災士の増加に加え
外国人防災士の育成も進めていきたいとのことでありますが、
国際都市こまつを掲げている本市として、安全・安心の
まちづくりのため、
外国人防災士の育成にも努力するよう求めました。
庁舎管理費については、やさしい
庁舎づくりの一環として階段の手すりの設置などを行うとのことでありますが、視力に障害のある方々のためのトイレへの音声案内については、市民利用の多い高層棟1階
北側トイレやその他の
公共施設にも設置できないかなど、やさしい庁舎、
まちづくりに向け、市民の配慮に努めるよう求めました。
3
D-CAD活用推進費については、3DCADの活用を推進していくとのことでありますが、事業者への3DCADが十分浸透しているかどうか、活用の実態を掌握した上でソフトの互換性などの面も含め、より効果的、効率的な事業の推進に努めるよう求めました。
授業支援費中の
デジタル教科書の購入については、教科書の内容を補完するための視覚的な資料として活用できる
デジタル教科書の購入に係る費用でありますが、今後ますます進展する
教育現場におけるICT化に対応していくためにも、
Wi-Fi等の
環境整備については先進校における
取り組み等を検証しながら計画的に実施していくよう求めました。
制服リニューアル検討費については、小松市立高等学校の制服について、平成8年の導入以来20年が経過したこと、デザインの独自性が薄れてきたこと等により、今後の
リニューアルについて検討していくための経費でありますが、
デザイン面はもとより、経済性や機能性についても十分に考慮しながら、時間をかけてしっかりと検討していくよう求めました。
子ども体育大学開催費については、長年の幼児、小学校1、2年生の低学年の児童を対象として、走る、跳ぶ、投げるの基本的な運動を遊びの中で行うことにより
運動能力を向上させ、運動好きの子供をふやすことを目標とした
子ども体育大学の開催に要する経費でありますが、本市の
子供たちの
運動能力、体力の底上げにもつなげていくため、
教育委員会との連携をしっかりと行っていくよう求めました。
国際都市こまつWelcome費については、海外からの観光客をおもてなしするための
受け入れ体制の整備やツアーの開催に要する経費とのことでありますが、
国際都市に向けた準備は急務であるため、小松の魅力ある文化や充実した施設の
情報発信及び観光客の
ニーズ把握に努め、県への働きかけも含め関係機関と連携し、小松市全体で取り組むよう求めました。
経営モデルチェンジ支援費については、この事業は
中小企業の新たな
取り組みに対し支援をするもので、今回、
ソフト事業を新しく
補助対象として制度を拡充し
企業支援を行うとのことでありますが、これまでの実績を踏まえ
追跡調査も行いながら、企業にとって補助率の見直しなど利用しやすい
制度設計に努めるよう求めました。
本社機能等企業立地助成費については、
企業立地を促進し、
産業振興や雇用拡大を図るもので、今回、要件を緩和し、
助成限度額の拡充及び
スマートエネルギー設備導入に対する
補助制度を新設するとのことであります。
企業誘致は、全国がしのぎを削っているため十分な情報収集を行い、長期的な視点で税の軽減措置や
支援制度、
中小企業からの要望にも応えられるような誘致も含め検討するよう求めました。
わが
まち環境整備助成事業費については、町内で行う
道路整備等に対し、材料や機材費の補助に要する費用とのことであり、工事の施工については町内において
住民ボランティアの直接施工や地域の
建設業者等に依頼する形態が考えられ、使いやすい制度にしたいとのことでありますが、工事の質の担保や施工後の安全について十分に配慮を求めたところであります。
フローラルこまつ~花・水・
樹~推進費については、花と緑いっぱいのまちを目指し、まちの品格、風情を高める
取り組みに要する費用とのことであります。4年目の
取り組みとして、フローラルカレンダーを作成し、花苗の配布も行っていくとのことでありますが、今後もこの
取り組みを
市民共創で継続していくためにも、市民への呼びかけに加え、
木製プランター等の
ハード整備についても改修やさらなる活用を検討するよう求めました。
次に、議案第10号 平成28年度小松市
公共下水道事業会計予算中、
接続促進費についてであります。
平成28年度は、一般住宅で
合併処理浄化槽からの
接続補助と、新しく集合住宅で
単独浄化槽からの
接続補助としての経費が計上されております。
接続したくても経済的につなげられない低所得者や高齢者に対し、補助金ではなく接続後に
下水道料金を
期間限定で免除するなど、
一般家庭においても同様、接続後に
免除期間を設けるなど、これまでの概念にとらわれず視点を変え、新たな
接続促進を図り、環境にやさしい
まちづくりを求めました。
下水道使用料と
支払利息額がほぼ同額であるのは、
公営企業会計として健全であるとは言えないので、地域の
社会資本として条件が整ったところから
下水道工事を施行し、今後とも接続率を上げる働きかけや効率的、効果的な健全運営に努めるよう求めました。
次に、議案第20号 平成27年度小松市
一般会計補正予算についてであります。
公会堂施設改修費については、当初に歳入として見込んでいた
社会資本整備総合交付金の減額による補正であり、その分を
緊急防災・
減災事業債で対応するとのことであります。
交付税措置のある起債とのことでありますが、
予算計上にあっては慎重な計画に努めるよう求めました。
次に、
総括質疑の主な内容を申し上げます。
ごみダイエット50%費については、
指定袋導入の
制度設計がいまだ不十分であり、市民、議会への丁寧な説明及び
意見交換を行い、
制度確立後に
予算計上すべきであるとの強い指摘がありました。
ひとと
ものづくり科学館費については、防衛9条交付金を積み立てている
科学教育振興奨励基金について、
事業計画及び調書を示すよう、またひとと
ものづくり科学館を一つの施設として
企業会計のように収支をしっかりと示すよう強く求める指摘がありました。
(仮称)
小松駅南ブロック複合施設活用費については、同施設のうち学びの
ゾーン部分に係る
建物賃貸借契約において、株式会社こまつ
賑わいセンターに解除事由が生じた場合に市が賃借を継承するための平成54年度までの
債務負担行為については、限度額が明示できないのであれば
予算計上すべきではなく、
賃貸借契約の金額をしっかりと示し、議会に十分な説明と議論を重ねることを強く求める指摘がありました。
なお、
分科会委員長報告に対する質疑、討論はなく、採決の結果、議案第2号から第4号、第6号から第11号、第20号から27号、第37号、第43号及び第55号の以上20件は
全会一致をもって、議案第1号及び第5号は賛成多数をもって、いずれも
原案どおり可決、承認すべきものと決した次第であります。
最後に、議案第1号 平成28年度小松市
一般会計予算中、(仮称)
小松駅南ブロック複合施設活用費について、同施設のうち学びの
ゾーン部分に係る
建物賃貸借契約においての
債務負担行為について、金額が示されない債務保証は市民に対して十分な説明ができないことから
小松市議会として、今後もしっかりと監視していく必要があります。よって、予算及び
事務事業の執行並びに後年度の
予算編成に当たっては、速やかに適切な措置を講ずることを求める
附帯決議案が提案されました。採決の結果、
全会一致をもって附帯決議を提出することと決した次第であります。
以上、
予算決算常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げて、これで終わります。
5 ◯議長(
宮西健吉君)
総務企画常任委員長、
井田秀喜君。
〔
総務企画常任委員長 井田秀喜君登壇〕
6
◯総務企画常任委員長(
井田秀喜君)
総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案第28号
ふるさとこまつを未来へつなぐ条例についてを初めとする議案12件であります。
これらの案件につきまして、活発な
質疑応答を行い、慎重なる審査を行いました結果、賛成多数をもって
原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。
初めに、議案第28号
ふるさとこまつを未来へつなぐ条例についてであります。
昨年9月定例会で否決しました未来へつなぐ
ふるさとこまつに恋する条例についての実質的な修正案でありますが、本条例は目的、定義、基本理念、行動指針、市及び
市関係団体の役割について明確化され、本市の基本構想やビジョン、
行動計画など
まちづくりの重要な指針となる構想や計画の位置づけを本条例が定めるものであり、「
子どもたちのため、まだ見ぬ次世代のため、残したい自然がある。そして、伝えたい文化がある。」と条例内の前文にあるとおり、大切な
ふるさとこまつを未来へつなぐための条例として、
全会一致をもって
原案どおり可決すべきと決しました。
また、本条例による義務化、権利の制限がないことを本委員会で確認いたしました。
次に、議案第45号 小松市
公共下水道条例の一部を改正する条例についてであります。
下水道法第10条及び小松市
公共下水道条例第4条では、
公共下水道が供用開始された場合、
排水設備設置の義務が定められております。改正案では、接続の
猶予期間を設けた上で
生活困窮者や高齢者などへは十分配慮し、経済的理由等正当な理由が認められない場合は段階を踏んで
特別指導、勧告、さらに従わない場合、土地または建物の所在地を公表できる制度で、平成30年4月1日施行とのことであります。
本条例に対し、一部の委員からは、公表ではなく勧告にとどめるべきとの反対意見もありました。
誰もが認める悪質な場合の公表の方策などガイドラインを定めながら、
接続可能地域へは今後より強く
接続促進を図り、さらには接続率を向上させ、公共の秩序を高めていくとのことであります。
今後、条例に係る規程、要綱の改正がある場合は、議会と十分協議し、事前に報告すること及び運用に際し慎重を期すよう強く求めました。
次に、報告事項、(仮称)
公立小松大学についてであります。
現在、
小松短期大学や
こまつ看護学校に勤められている教職員の方々の
意向調査をされたということでありますが、雇用に関してはこれまでの地域貢献や教育の実績などを十分に配慮するよう求めました。
また、母校がなくなる両校の卒業生、
同窓会等に対し丁寧に対応するよう求めたほか、
卒業証明書発行などの
事務処理について遺漏のないよう移行することを求めました。
最後に一言申し添えます。
今定例会で上程された条例案に限らず、国の法令に準じない市独自の政策条例や市民生活に影響を及ぼす条例の制定、改廃についても、一定の
準備期間を設けて、事前に議会及び市民と十分に協議すること。
以上、
総務企画常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の賛同を賜りますようお願い申し上げます。
7 ◯議長(
宮西健吉君)
福祉文教常任委員長、
宮橋勝栄君。
〔
福祉文教常任委員長 宮橋勝栄君登壇〕
8
◯福祉文教常任委員長(
宮橋勝栄君)
福祉文教常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第36号 小松市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを初めとする議案6件であります。
これらの各案件につきまして、活発な
質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、賛成多数をもっていずれも
原案どおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程において、さまざまな意見や要望が出されましたので、所管事項に関してその一端を御報告申し上げます。
初めに、議案第36号 小松市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。
高齢化の進展等により、
医療給付費等の増加が見込まれる中、
保険料負担の公平を図る観点から、平成28年度より
国民健康保険税の
賦課限度額を平成27年度の81万円から4万円引き上げ85万円とするものであります。
国民健康保険財政の維持を目的とした今回の改正については、本委員会として容認すべきものではありますが、今後、小松市が重点的に取り組んでいる
予防先進施策の充実により給付額の抑制に努めていくよう求めました。
なお、一部の委員より、
賦課限度額の引き上げによる納税者へのしわ寄せが
高額納税者ばかりに来ることは問題であるとの意見があったことを申し添えておきます。
次に、第4期こまつ
男女共同参画プランについてであります。
平成23年度から27年度を
計画期間とするこまつ
男女共同参画プラン第3期が終了することに伴い、人口減少やライフスタイルの多様化などの
社会背景や
女性活躍推進法、NEXT10年ビジョンの内容を踏まえ、新たな
基本計画を策定するものであります。
今回の第4期のプランでは「一人ひとりが輝くまち・みんなにやさしいまちを目指して」をテーマに、「共創で進める
ワークライフバランス」「あらゆる分野での女性活躍」「男性の視点」「3世代・
ライフステージに応じた
取り組み」「一人ひりが輝く
社会づくりのために」について各
基本目標を定め、具体的な成果目標については
アクションプランを策定することにより
市民共創で目標達成に向けて取り組んでいくとのことでありました。
新しいプランの実現に向けては、地域のリーダーとしてまず市役所が模範とならなければなりません。特にパワハラ、セクハラ、マタハラなどのハラスメントを徹底的に防止し、性別にかかわらず働きやすい環境を整備し、
ワークライフバランスの充実に対して先駆的な
取り組みを期待するものであります。
次に、小松市
学校給食調理等業務委託についてであります。
現在、安全・安心なおいしい学校給食を提供するため、自校方式による調理、市内共通の献立、地産地消の重視の3項目を基本とし、より専門性の高い
衛生管理ときめ細やかな
アレルギー対策等を実施するため、市内の小中学校3校において
民間事業者への
業務委託を実施しているところであります。昨年10月から開始された今回の
業務委託については、ゆとりを持った調理作業や徹底した
衛生管理、調理員の研修や
教育活動との連携において、これまで以上の成果が生まれているとのことでありました。
今回の
業務委託の
契約期間が終了する平成28年度以降については委託校を6校とし、新たな
民間事業者を
プロポーザル方式により選定するとのことでありますが、現在行っている
業務委託の成果や課題を十分に検証することにより、よりよい
業務委託につなげていくよう求めました。
最後に、4月1日より
埋蔵文化財センターの所管が
教育委員会より
経済観光文化部に移管されるとのことであります。
北陸新幹線の
建設促進に伴った時限的なものであるとのことでありますが、文化財の保護は
教育委員会の担うべき事務として法律に定められている事項であります。本件だけでなく、当市は生涯学習、
社会教育の振興、スポーツの振興など、本来、法律により
教育委員会が担うべき事務の多くが市長部局でとり行われております。これらの業務については、
教育委員会との連携を密に図ることはもちろんのこと、県や他市町との関係性に不都合が生じないよう求めました。
以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
9 ◯議長(
宮西健吉君)
経済建設常任委員長、
吉村範明君。
〔
経済建設常任委員長 吉村範明君登壇〕
10
◯経済建設常任委員長(
吉村範明君)
経済建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第44号 小松市廃棄物の減量化及び
適正処理等に関する条例の一部を改正する条例についてを初めとする議案7件であります。
これらの案件につきまして、活発な
質疑応答を行い、慎重なる審査を行いました結果、
全会一致をもって
原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を御報告申し上げます。
初めに、議案第44号 小松市廃棄物の減量化及び
適正処理等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
廃棄物の減量化とリサイクルの推進を図り、
循環型社会、低
炭素社会を実現するため、
家庭系ごみの
指定袋制の導入と
事業系等のごみの
美化センター搬入手数料の改定を行うとのことであります。
家庭系ごみ袋の導入に当たっては、順次、各種団体との
意見交換を実施し
制度設計するとのことでありますが、各家庭まで情報が行き届くよう配慮を求める意見が出されました。
また、田畑や山間地への
不法投棄等、ごみのマナーも課題になってくると考えられるため、啓発及び対策に努めるよう求めたものであります。
次に、ひとと
ものづくり科学館についてであります。
ひとと
ものづくり科学館については、
学校団体等へ
利用促進や
新春特別企画により集客効果が見られたとのことであり、今後は
夏休み期間に向け幅広い年齢が楽しめるイベントを企画していくとのことであります。
また、4月1日からひとと
ものづくり科学館の所管が現在の
都市創造部から
教育委員会へ移管されるとのことであり、今後は
子供たちの
教育施設として、これまで積み上げてきたノウハウを生かし、さらなる充実を求める意見が出されました。
次に、こまつ
九谷焼アクションプランについてであります。
開窯360年を迎えた九谷焼について、次の100年に向かってさらなる飛躍のため、こまつ
九谷焼アクションプランにおいて数値目標を定め、
各種事業を推進していくとのことであります。伝統と革新をコンセプトに、人材育成、販路拡大、
情報発信の3つを柱に
九谷焼振興策に取り組むとのことでありますが、近隣市との連携においてリーダーシップをとり、さらなる観光誘客に向けた工夫及び国内外へのきめ細やかな
情報発信に努めるよう求める意見が出されました。
最後に、
北陸新幹線工事に伴う
埋蔵文化財調査についてであります。
JR小松駅東口広場において、
八日市地方遺跡調査を行うため通行が一部制限されるとのことであります。
調査期間は5月に開催されるお旅まつりの終了後から年内いっぱいの予定とのことでありますが、調査の際には貴重な遺産を通行人にも見てもらえるよう仕掛けを施し、学生や観光客に小松の石の文化等をPRする機会とするよう求める意見が出されました。
以上、
経済建設常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
11 ◯議長(
宮西健吉君)
小松基地・空港対策特別委員長、灰田昌典君。
〔
小松基地・空港対策特別委員長 灰田昌
典君登壇〕
12 ◯
小松基地・空港対策特別委員長(灰田昌典君) さきの定例会で
継続調査の議決をいただきました飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査について、閉会中も調査を続けてまいりましたので、本委員会での意見及び議論について御報告申し上げます。
初めに、在日米軍再編に係る訓練移転についてであります。
3月7日から18日にかけて、米軍再編に係る岩国航空基地から
小松基地への訓練移転が行われました。規模はタイプIIで、米軍からFA-18戦闘機6機、人員70名程度、航空自衛隊からF-15戦闘機6機程度が参加し、小松沖空域において、戦闘機戦闘訓練等が実施されていることが報告されました。今回で8回目となる
小松基地への訓練移転においては、小松飛行場周辺整備協議会、近畿中部防衛局、小松市による騒音測定、飛行経路の確認が行われましたが、ともに特段の問題はなく、協定等が遵守されていることが確認できております。
なお、12日には木場潟公園において今回の訓練に参加しました米軍海兵隊員約35名と航空自衛隊員約50名による奉仕作業が行われたとのことでありました。今後とも地域への貢献活動等を通じて基地との共存共栄を図っていくよう期待するものであります。
なお、訓練の実施については、小松市民にとって関心の高い事柄であることから、今後とも速やかな情報提供に努めるよう求めたものであります。
次に、飛行教導群の新田原基地から
小松基地への移動についてであります。
平成28年第1・四半期に予定されている飛行教導群の
小松基地への移動に当たり、去る3月8日、小松市から飛行場課、こども家庭課、観光交流課の職員各1名、計3名が新田原基地を訪れ、小松市の紹介を行ったとのことであります。また、事前に聴取した隊員やその家族からの生活や子育て等に関する質問についても丁寧な回答により不安の払拭に努めてきたとのことでありました。
今回、
小松基地への異動が予定されている隊員の中には、かつて
小松基地に勤務歴のある隊員も多数含まれているとのことでありますが、全ての隊員とその家族が安心して小松市に転居し、生活していけるよう、今後とも引き続きバックアップしていくよう求めたものであります。
最後に、台湾チャーター便についてであります。
4月15日から5月31日にかけて、台湾・台北-小松間のチャーター便を毎日運航し、同期間は定期便と合わせ1日2往復の運航体制となるとのことでありました。台北便については現在も高い搭乗率を維持し、需要が高い路線ではありますが、特に運航ダイヤについては改善の余地が大きいことも事実であります。利用者の利便性向上のためにも、今後も継続的に要望活動を実施していくよう求めたものであります。
以上、本委員会での飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
13 ◯議長(
宮西健吉君) 議会改革調査特別委員長、二木攻君。
〔議会改革調査特別委員長 二木 攻君登
壇〕
14 ◯議会改革調査特別委員長(二木 攻君) さきの定例会におきまして、
継続調査の議決をいただきました地方創生の時代にふさわしい議会の機能強化に関する調査について、閉会中も鋭意調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。
最初に、香典の取り扱いについてであります。
現在、弔電については議員の弔電は全員が自粛するとの申し合わせがありますが、香典については特段申し合わせがありません。制限をしないと議員個人に過度の負担がかかるおそれがあり、その性質上、制限の線引きが非常に困難でありますので原則行わないことを申し合わせた上で、近親者等関係が密な人に対するものについては議員個人の判断で行うこととすることが適当であると考え、先般、3月18日に議長に対し答申いたしました。
次に、ペーパーレス化についてであります。
本委員会でのペーパーレス化を積極的に推進していくことが重要と捉え、先般、12月に議長に対し答申しました結果、1月12日にICT推進プロジェクトチームが設置され、現在もタブレットを活用した会議システムや執行部のペーパーレス化の動向、費用対効果など調査研究が進められております。
今後も他議会での現状、課題、ホームページを含めた広報広聴委員会設置を含めて、広報広聴機能等の強化についてさらに調査研究を進めていくことで意見の一致を見た次第であります。
以上、当委員会の地方創生の時代にふさわしい議会の機能強化に関する調査は、まだ調査研究途中であり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。
これからも身近な政治の場所である市議会が、若い世代を中心に広く市政に関心を持ってもらえるよう働きかけを強め、開かれた議会、わかりやすい議会を目指し、本委員会で諸策を提言していきたいと考えております。
何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、本委員会の報告といたします。
15 ◯議長(
宮西健吉君) 新幹線及び駅周辺整備対策特別委員長、吉本慎太郎君。
〔新幹線及び駅周辺整備対策特別委員長
吉本慎太郎君登壇〕
16 ◯新幹線及び駅周辺整備対策特別委員長(吉本慎太郎君) さきの定例会におきまして、
継続調査の議決をいただきました
北陸新幹線及び駅周辺の
整備促進並びに交流人口の拡大に関する調査について、閉会中も調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。
初めに、
北陸新幹線についてであります。
北陸新幹線金沢-敦賀間の建設については、沿線の用地協議が平成28年度末完了に向けて進められております。今後、その事業が実施されていく中でのさまざまな課題に対して、関係機関や関係地域住民との
意見交換を行うこと。また、機能回復道路のあり方や駅周辺の駐車場整備についてなど、事業全般についての報告を求める意見が出されました。
次に、小松駅南ブロック複合施設についてであります。
小松駅南ブロック複合施設については、事業スキームの説明があり、公民連携手法を用いて特定目的会社を中心に整備が進められているとのことであります。その中で、施設内の1階から3階までの学びのゾーンの中心となる公立四年制大学は、学生はもちろん企業等による交流人口の拡大によって小松駅周辺の環境を大きく変化させることになります。また、その経営は当市の財政にとって多大な影響を与えることとなります。
よって、公立四年制大学の設置全般については、駅周辺整備対策の中で特に取り上げて調査すべきものであり、平成30年4月の開学を控える中で集中的に調査すべきであるとの意見が出されました。
以上、当委員会の
北陸新幹線及び駅周辺の
整備促進並びに交流人口の拡大に関する調査は、まだ調査研究途中であり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、本委員会の報告といたします。
以上です。
17 ◯議長(
宮西健吉君) 以上で
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
18 ◯議長(
宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
橋本米子君。
〔17番 橋本米子君登壇〕
19 ◯17番(橋本米子君) 私は、今3月定例会に提出されました
市長提出議案のうち、議案第1号 平成28年度小松市
一般会計予算を初め第5号、第35号、第41号、第45号、第51号の以上6議案について反対し、他の議案には賛成であります。
以下、理由を述べます。
初めに、議案第1号 平成28年度小松市
一般会計予算についてであります。
2014年4月に安倍政権が消費税を5%から8%に増税して2年になり、個人消費の冷え込みはおさまるどころかますます悪化しております。1997年に消費税を3%から5%に引き上げられたときよりも深刻です。
大企業が空前の利益を上げる一方、実質賃金は4年連続で下がり続け、勤労者世帯の実質年収は34万円も減少しました。アベノミクスの3年間の恩恵がいずれ庶民の暮らしに回るというトリクルダウンにならず、消費税の増税とともに悪循環となっております。
このような中、小松市は平成28年度の一般会計に423億6,000万円の予算を組まれました。この歳入の予算の中で35.8%と市財政を支えているのが市税収入ですが、この市税が国の示す地方財政計画伸び率0.8%を大きく下回り、対前年度比6億2,000万円、率として3.9%の減額となっております。要因として、個人市民税が給与所得の減少によりほぼ横ばいとし、法人市民税は対前年度比7億3,000万円もの減収となっております。これは企業収益の悪化とともに法人税割税率が14.7%から12.1%と税率改正があり、2.6%も減収となりました。
この税収入の補填として地方消費税交付金が消費税5%のときよりも8%になってから1%から1.7%へと引き上げられておりますが、大きくは法人市民税の減収分を減収補填債として市債が発行され、市債依存度も11.8%と地方財政計画の10.3%を大きく上回る結果となりました。
私は、このような状況の中で10%への増税に突き進めば、市民の暮らしも経済も、また財政も大変なことになると思います。
また、歳出では、市民の願いであった心身障害者医療費助成が3級手帳所持者にも助成拡大があり、がん検診では自己負担額を3割程度から1割程度への引き下げ、また各種保育料の軽減措置が図られたのは大きな前進でした。
一方、税金の使われ方として、大型公共事業推進である
北陸新幹線建設費が来年度分の負担金として2億6,000万円余、そして
企業立地助成制度については投資額が50億円以上の
企業立地を支援する新たな支援策が設けられ、呼び込み型の
本社機能等企業立地助成費として1億2,000万円が計上されております。
また、3年目に入るひとと
ものづくり科学館の来年度の収支予定を見ると、ビジネスプラン7,200万円の半額である約3,600万円の赤字額に抑え込まれていると示されておりますが、特定防衛施設周辺整備調整交付金頼みで、自前ではやっていけない施設となっております。
この景気減速の中、市内で昨年度に起きた餓死や孤独死が問題化されております。市民の実態からすれば、もっと踏み込んだ暮らしの支援策が求められております。高くて払い切れないという声が大きい県内トップクラスの
国民健康保険税や介護保険料の引き下げを求めたいと思います。
そして、行財政改革として公立保育所の民営化や正規の給食調理員を減らしながら学校給食の民間委託まで進められているのは税金の使い方の順位が違っているのではないかと思い、私はこの一般会計の予算には反対であります。
また、この予算の中には社会保障・税番号システム整備費が含まれ、他の自治体との個人情報のやりとりができるようになります。私はマイナンバーの事務について、個人情報の漏えい、システムのトラブル、巨額の税金の投入などの問題点もありマイナンバー制度の中止を求めてきましたので、この整備費には反対であります。
次に、議案第5号 平成28年度小松市介護保険事業特別会計予算についてであります。
この介護予防・日常生活支援総合事業費については、
予算決算常任委員会の
総括質疑で述べたように、国の法律の改正により要支援1、2の訪問介護と通所介護を保険給付から外し、基準緩和型やボランティア型の地域支援事業としてのはつらつシニア支援事業に変えていくものです。私は、このことによって介護保険制度が崩され、後退していくことにはもちろん反対なのですが、しかし、その中でも要支援者の認定申請権を守り、利用者の生活と介護事業者の運営を守るために、市としても最大限の努力をしていただけるよう求めておきたいと思います。
次に、議案第35号 小松市本社機能立地促進のための市税の課税の特例に関する条例についてであります。
これは国の地域再生法に基づいて、東京23区にある本社機能の移転、また地方にある本社機能の拡充のための施設整備を行う企業に対して固定資産税を3年度にわたり軽減措置を行う優遇制度の導入であります。私は、いつ来るかわからない本社機能の大企業移転策を優遇するよりも、イオンがもう来年春にオープンしようとしているやさきに、消費不況で苦しむ地元の中小商店や零細企業を守り、支援する政策こそ先に必要と考え、この条例には賛成できません。
次に、議案第41号 小松市立保育所条例の一部を改正する条例及び議案第51号 財産の譲渡についての条例について、一緒に討論をしたいと思います。
議案第41号の条例の中には、小松市立西軽海保育所の名称を小松市立保育所の条例の中から削除する内容と、小松市立矢田野第二保育所を小松市立やたの認定こども園あおぞらという名称に変更する内容となっております。私は、この中の小松市立西軽海保育所の民営化に伴う名称を削除することには反対であり、同時に議案第51号の財産の譲渡については西軽海保育所を金沢市の社会福祉法人わかば保育園に土地、建物を無償で譲渡することにも反対であります。
最後に、議案第45号 小松市
公共下水道条例の一部を改正する条例についてであります。
この
公共下水道条例の一部改正の問題は、2月25日の予算内示会で初めてありました。それからこの1カ月間の間に何回も何回も議論を重ねてきました。担当部の説明によると、平成28年度はたび重なる
特別指導、勧告にもかかわらず、接続していない場合、公表できる制度に条例等を改正し、平成30年4月から施行したいという内容でした。
私は、この問題を考えている間に、健康保険の資格証明書の問題と重なり、いわゆる悪質な市民には罰則を与えようという発想につながっていると思います。健康保険と接続とは少し例えが違うかもしれませんが、公表すれば人権侵害に発展するおそれもあり、私は勧告までにとどめ、粘り強く説得の努力が大切だと思います。
以上であります。
20 ◯議長(
宮西健吉君) ほかに討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
21 ◯議長(
宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第1号、議案第5号、議案第35号、議案第41号、議案第45号、議案第51号の以上6件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の6件は、いずれも
委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
22 ◯議長(
宮西健吉君) 起立多数。
よって、以上の6件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第2号から議案第4号まで、議案第6号から議案第11号まで、議案第20号から議案第34号まで、議案第36号から議案第40号まで、議案第42号から議案第44号まで、議案第46号から議案第50号まで、議案第52号から議案第55号までの以上41件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の41件は、いずれも
委員長報告のとおり可決、承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
23 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の41件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
次に、
継続調査中の
小松基地・
空港対策特別委員会の調査、
議会改革調査特別委員会の調査、新幹線及び
駅周辺整備対策特別委員会の調査の以上3件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の3件は、
委員長報告のとおり閉会中の
継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
24 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の3件は、いずれも
委員長報告のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎委員会提出議案第1号の上程、説明、
質疑、討論、採決
25 ◯議長(
宮西健吉君) 日程第2、委員会提出議案第1号 議案第1号平成28年度小松市
一般会計予算に対する附帯決議を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めておりますので、これを許します。
川崎順次君。
〔
予算決算常任委員長 川崎順次君登壇〕
26
◯予算決算常任委員長(川崎順次君) ただいま上程されました委員会提出議案第1号 議案第1号平成28年度小松市
一般会計予算に対する附帯決議について、提案理由を申し上げます。
議案第1号 平成28年度小松市
一般会計予算、
債務負担行為中、(仮称)
小松駅南ブロック複合施設活用費に対し附帯決議をするものであります。
債務負担行為とは、地方自治体が将来にわたる負担を一定期間保証するものであり、その性質上、でき得る限りその限度額を記載すべきとされております。しかし一方では、限度額表示が困難なものについては文言で記載できるとされております。
本件については、事業の実施には可決が条件であるとの説明から、数回にわたり委員会を開催し、集中的に議論を重ね、可決に至ったところであります。しかし、平成54年度までの長期にわたる債務保証であること。金額が示されない債務保証は市民に対し十分な説明でないことから、
小松市議会として今後もしっかりと監視していく必要があります。
よって、引き続き議会と議論を重ねていくことは大変重要であることの観点から、本件に対し附帯決議をするものであります。
附帯決議の内容は、
1つ、(仮称)小松駅南ブロック複合施設のうち学びのゾーン施設部分に係る
建物賃貸借契約については、市民負担の低減を図ることはもちろんのこと、契約額の根拠及び相場を示すとともに、契約額を事前に報告すること。
2つ、
債務負担行為は、その限度額については金額で明示することを基本としていることから、(仮称)
小松駅南ブロック複合施設活用費についても、
賃貸借契約の金額がわかり次第、金額を明示する補正をすること。
であり、今後予算及び
事務事業の執行並びに後年度の
予算編成に当たっては、速やかに適切な措置を講ずること。また、速やかな対応方針の報告を求めるものであります。
何とぞ各位の御賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
27 ◯議長(
宮西健吉君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
28 ◯議長(
宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
29 ◯議長(
宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
委員会提出議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
30 ◯議長(
宮西健吉君) 起立総員。
よって、本案は、原案のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第56号の上程、説明、
質疑・委員会付託・討論省略、採決
31 ◯議長(
宮西健吉君) 日程第3、
市長提出議案第56号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
市長より提案理由の説明を求めます。
市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
32 ◯市長(和田愼司君) ただいま追加提出いたしました議案1件について御説明申し上げます。
議案第56号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。
固定資産評価審査委員会委員、
島田裕美子氏の任期は3月28日をもって満了となりますが、
島田さんは地方行政全般について豊かな学識経験を有しておられ、かつ固定資産評価審査委員会委員として実績も高く評価されており、最適任と存じますので、引き続き選任しようとするものであります。
以上について御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
33 ◯議長(
宮西健吉君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
市長提出議案第56号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、質疑の省略及び会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託の省略並びに討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
34 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略することに決しました。
これより
市長提出議案第56号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
35 ◯議長(
宮西健吉君) 起立総員。
よって、本案は、原案に同意することに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎議員提出議案第1
号~議案第5号の上
程、説明省略、質疑、委員会付託省略、
討論、採決
36 ◯議長(
宮西健吉君) 日程第4、議員提出議案第1号 北朝鮮による核・ミサイル問題及び日本人拉致問題の早期解決を求める意見書、議員提出議案第2号 持続可能な医療提供体制の整備に係る税制面の改革を求める意見書、議員提出議案第3号 高速・貸切バスの安全対策の徹底を求める意見書、議員提出議案第4号 将来展望に立った農業政策を求める意見書、議員提出議案第5号 奨学金制度の充実等を求める意見書、以上5件を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第1号から議案第5号までの以上の5件については、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
37 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の5件は、提案理由の説明を省略することに決しました。
これより議員提出議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
38 ◯議長(
宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第1号から議案第5号までの以上の5件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
39 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の5件は、委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
木下裕介君。
〔4番 木下裕介君登壇〕
40 ◯4番(木下裕介君) 私は、議員提出議案第5号 奨学金制度の充実等を求める意見書に賛成の立場から討論を行います。
奨学金制度の問題は何か。それは奨学金の入り口と出口がねじ曲がっていることです。貸与型奨学金は10代の若者に何百万のお金を貸し出しますが、どこの大学に行くのか、まして将来の職業はわかりません。よって、入り口は奨学金の性格となります。しかし、出口の返済になると金融機関の論理がむき出しとなります。きちんと返済しないと元本、利息に加え遅延損害金をつけます。支払わなかった場合、裁判にかけますなど、まさに金融の論理です。つまり、入り口は学びを助ける奨学事業にもかかわらず、出口の返済では金融業に変わる。その落差が奨学金問題の根本にあるのです。
また、貧困と格差が拡大する中で、高い学費が学生やその家庭に重くのしかかっています。国立大学の授業料は昭和50年代から30年以上一貫して値上げとなっており、学費が高過ぎるために学校を去らざるを得ない学生もふえています。文部科学省の調査でも経済的理由による大学中退が増加し、20.4%となっていることは見過ごすことができません。
OECD加盟34カ国のうち、大学の授業料が有償で、国による給付型奨学金制度がないのは日本だけです。
憲法は、国民にひとしく教育を受ける権利、第26条を保障し、教育基本法は、すべて国民は経済的地位によって教育上差別されない、第4条と明記しています。今、起きていることは憲法と法律が禁じている経済的地位による教育上の差別そのものです。
現行の奨学金制度の拡充を行うとともに、先進諸国で実施されている返済不要の給付型奨学金制度の創設を早期に行うよう求めます。学習意欲と能力のある若者に対する支援を十分行うこと、それは一億総活躍社会の前提ではないでしょうか。
以上の趣旨を踏まえ、本意見書にある項目について、政府に対応を求めることが必要であると考え、各位の御理解、御賛同をお願い申し上げ、賛成討論といたします。
41 ◯議長(
宮西健吉君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
42 ◯議長(
宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議員提出議案第1号 北朝鮮による核・ミサイル問題及び日本人拉致問題の早期解決を求める意見書、議員提出議案第2号 持続可能な医療提供体制の整備に係る税制面の改革を求める意見書、議員提出議案第3号 高速・貸切バスの安全対策の徹底を求める意見書、議員提出議案第4号 将来展望に立った農業政策を求める意見書、以上の4件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の4件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
43 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の4件は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
次に、議員提出議案第5号 奨学金制度の充実等を求める意見書を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
44 ◯議長(
宮西健吉君) 起立少数。
よって、本案は、否決されました。
───────── ◇ ─────────
◎議員の派遣
45 ◯議長(
宮西健吉君) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。
お手元に配付してあります議員の派遣(その1)については、平成28年5月12日から5月13日の2日間、吉本慎太郎君を、石川県市議会議長会研修「市議会議員特別セミナー」に参加のため、千葉市の市町村職員中央研修所へ派遣いたしたいと思います。
議員の派遣(その2)については、平成28年5月27日から5月31日までの5日間、高野哲郎君、表靖二君を、ロシア アンガルスク市小松市代表訪問団として、ロシア・アンガルスク市へ派遣したいと思います。
お諮りいたします。
以上の2件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
46 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は、原案のとおり派遣することに決しました。
お諮りいたします。
ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
47 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認め、議長一任と決しました。
───────── ◇ ─────────
◎各常任委員会の閉会中の
継続調査につ
いて
48 ◯議長(
宮西健吉君) 日程第6、各常任委員会所管事務の閉会中の
継続調査についてを議題といたします。
予算決算常任委員会を初めとする4常任委員会の委員長から、お手元に配付のとおりそれぞれ閉会中の
継続調査の申出書が参っております。
お諮りいたします。
各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の
継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
49 ◯議長(
宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、本件は各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の
継続調査とすることに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎閉会の宣告
50 ◯議長(
宮西健吉君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。
これをもって平成28年第1回
小松市議会定例会を閉会いたします。
閉会 午後 2時50分
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