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平成27年予算決算常任委員会総括質疑 名簿 開催日: 2015-12-11
平成27年予算決算常任委員会総括質疑 本文 開催日: 2015-12-11

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  1. 小松市議会 2015-12-11
    平成27年予算決算常任委員会総括質疑 本文 開催日: 2015-12-11


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                               午前9時30分 開会    ────────────────────────────────── 【川崎委員長】 ただいまから平成27年12定例会予算決算常任委員会を開催いたします。  11月30日に開会されました本定例会において平成27年度小松市一般会計補正予算案外議案16件が上程され、12月7日、8日の両日にわたり大変緊張感ある議案に関する質疑並びに市政一般に対する質問が行われたところであります。  それでは、ただいまより予算決算常任委員会に付託されました議案第80号外6件につきまして、通告に基づき総括質疑を行います。なお、質疑者並びに答弁者は挙手の上、委員長の指名の後、発言を行ってください。  まず最初に、自民創生会の質疑を許可いたします。  新田委員。 2 【新田委員】 皆さん、おはようございます。  けさは天気の悪い一日の始まりでありました。きのう一日、夜ずっと我が家の周りでは雨風がうるさくて、12月らしいなというか、北陸の冬らしいなという季節になってきたところを非常に感じているところでございます。  きょうは、トップバッターとして予算決算常任委員会の質疑をさせていただきます。今回新しく結成されました自民創生会トップバッターとして質疑をさせていただきますことは、非常にうれしく思うと同時に、また重い職責をただ感じているところでもあります。限られた時間の中でやりたいと思いますが、私の後、二番手には期待の新人、南藤委員もひかえておりますし、また三番手には今議会副議長に御就任をされました高野委員。プライベートでも大変おめでたいことがございまして、まさに盆と正月が今一緒に来ている時期かなというふうにも感じているところであります。そういった中でトップバッターを務めさせていただきたいと思います。  それでは、やさしいまちづくりスマートバス停調査費についてお聞きをいたします。  調査費ということで大々的に通告させていただくのは非常に心苦しいところはありますけれども、この事業、私も非常に興味があるところでありまして、予算化される前の調査費でありますけれども、しっかりとお聞きをしていきたいというふうに思います。  まずは事業内容、そして今後のスケジュール等についてお聞かせください。 3 【前多ふるさと共創部長】 おはようございます。  やさしいまちづくりスマートバス停調査費事業内容についてお答えいたします。  本市は昨年来、市民の皆様と共創によるやさしいまちづくりに取り組んでまいりましたが、その一環として子供、高齢者、障害者、観光客、ビジネス客等路線バスを気軽に安心して利用できるように、風雨を防ぐ屋根の設置やICTを活用したやさしいバス停のあり方について調査するものでございます。  大きく分けて2つの調査内容がございまして、1つ目は現在のバス停留所の状況、歩道幅、周辺環境など屋根やベンチ設置の適否やどのようなデザイン、機能のバス停が適しているかなどハード面の調査。2つ目は、ICT利用についてどのような機能が必要かなどソフト面の調査となります。  スケジュールにつきましては、本年度は調査を行いまして来年度以降5カ年計画で順次整備を行おうとするものでございます。整備箇所としましては、全停留所数の約10%、20カ所程度を考えております。  調査に先立ちまして、市では現在、全停留所の場所や屋根の有無など現状について現場での職員による目視による確認、写真データの整理等を進めているところでございます。 4 【新田委員】 予定よりもいっぱいしゃべっていただきまして、大分順番が変わりましたけれども。
     通告2番目にさせていただきました整備候補地のところと3番目ちょっと順番を入れかえまして、まず市内に路線数とバス停の数、これがどれだけあるかお答えいただけますでしょうか。 5 【前多ふるさと共創部長】 市内路線数とバス停の数という御質問でございましたが、市域において運行しているバス路線は16路線あります。停留所は222カ所でございます。通常、バスの乗降場所はロータリーや折返点以外は通常道の両側にありますので、その倍近くの数がバスの乗降場所となります。  以上でございます。 6 【新田委員】 済みません。もう一回確認ですけれども、この222カ所というのはバス停留所の数なのか、さっき言った両方を含めて全部の数なのか、1町1つというふうなカウントの仕方なのか、どちらですか。 7 【前多ふるさと共創部長】 両方ではございません。バス停留所としてその町に1つあるとすれば1と数えますので、それが222カ所でございます。 8 【新田委員】 そうしましたら、先ほどの事業内容の説明のところでおおむね10%というふうにお答えあったかなと思いますけれども、というと二十数カ所超といいますか、二十数カ所ということになると思いますが、その選定するエリア、どのあたりを想定しているのか、そのあたりをお答えください。 9 【前多ふるさと共創部長】 整備候補地につきましては、立地条件、例えば道路の幅員であったり、風雨の影響の受けやすさ、近隣の施設など諸条件が適しているかどうか。あと地域の要望等も踏まえまして、利用者の多いところを重点的に整備していくものでございます。エリアは特に絞ってはございませんが、利用者の多いところからの整備になると現状では考えております。 10 【新田委員】 利用者の多いところをということでありますので、どちらかといえば駅周辺、市内中心また空港への路線と。そういったところになろうかなというふうに思いますが、先ほども少し触れましたけれども、順番に少しお聞きしていきます。  改めましてですけれども、じゃそのハード整備についていま一度、もう一回御説明いただけますでしょうか。 11 【前多ふるさと共創部長】 ハード整備につきまして、バスの待ち時間を心地よく過ごせるよう、屋根や風除パネルベンチ等を備えたバス停留所、いわゆるバス待合所を整備いたします。デザインは町家や田園風景等周りの景観にマッチしたものとし、住民に愛されるとともにまちのイメージアップが図れるものにしたいと考えております。  また、通学路で児童や生徒、わがまち防犯隊など見守りの方が悪天候時に一時的な待機所として利用されている活用例もございまして、バス利用者だけでなく地域住民皆さんが安らげるバスストップ&憩いの場となるよう広い観点で整備したいと考えております。 12 【新田委員】 後半、私が言おうかなと思っていた答えを全部言うていただきましたけれども。  それでは、続きましてソフト整備のほうについて少しお聞きをしたいと思います。  市長の提案理由の説明の説明書の中にバス情報検索ツールであったり、バスロケーション検索システム導入等々ということもありました。これはどういうことなのか少し御説明をいただけますでしょうか。 13 【前多ふるさと共創部長】 ソフト整備についてでございます。  ノンステップバス電気バスなどバス車両そのものは人や環境に優しいものとなっております。将来的にはICカードの導入も検討したいと考えております。  ただ、今回導入の対象として調査を行うバスロケーション検索システムについて簡単に御説明を申し上げます。まず、最も大きな機能として、バス停に設置されたデジタルサイネージスマートフォンでバスの現在位置を表示することができます。バスがおくれてくるなどそういう状況も確認することができますので、バス待ちのストレスを軽減することができます。  また、その他観光、イベント情報や一日パスポートなどのお得なバス乗車券の御案内、Wi-Fiによるインターネットの利用、防犯に配慮したライブカメラの設置などが可能なでございます。  いずれも調査によりまして導入の可能性や本市にふさわしい使用について検討したいと思っております。  また、小松市のホームページで現在も公開しておりますが、バス情報検索ツール、バスサポこまつというものがございます。これは今現在ホームページ上で見ることができますが、スマートフォンで見れるように対応を図りまして、バスのダイヤや目的地までの所要時間をどこでも検索しやすくしたいとも考えております。 14 【新田委員】 バスロケーションシステム、小松市に住んでいる者とすれば、お、新しいなというような感覚ですけれども、実際には全国的にもかなり普及をしてきているシステムだと思います。仕組み的にはそれほど難しいものではないのかなというふうに思っておりますが。  もう一つ先へいって、そこでバスの待ち時間を快適に過ごしていただくということで、そのバス停自体Wi-Fi等の設備を備える、そのような考えというのはありますか。 15 【前多ふるさと共創部長】 Wi-Fiを備えることも含めて今回調査を行いたいと考えております。 16 【新田委員】 正直、電車に乗ってもバスに乗っても世の中どこを探してももう今は携帯電話を見ている人ばっかりですので、やはり快適な環境を提供するにはバス停のWi-Fiというのは必要かなというふうに私も思っておりますし、また細かいところでちょっと聞きますけれども、デジタルサイネージという言葉も出ました。情報発信というのは非常にこれからICTの進歩でどのようにでもできると思っておるんですが、私の中ではバスロケーションシステムという3つ、4つ手前のバス停を今通過しましたよという、そのシステムだけではなくて、やはり小松には小松空港もある、駅もあるということで、飛行機の情報とか、また駅の電車、そして今でしたら金沢の北陸新幹線の情報といったフライトもしくはトレイン情報みたいな、そんなものを表示できるようなことは考えておりませんか。 17 【前多ふるさと共創部長】 交通体系全体の情報の発信ということだと思われますが、それらも含めて今後検討をしていくことになるかと思います。ただ、技術の進歩等を待つことになるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 18 【新田委員】 技術の進歩はもう十分進んでおります。あとはそれを取り入れるか取り入れないか、予算の問題かなというふうに思いますけれども。  じゃ、続きましてですけれども、このバス停のお話を進めるに当たって、平成25年12月議会の当時の連合審査会で、ふれあいワゴン事業というのに僕は触れさせていただきました。この事業は今、どういった事業を展開をされているのか、少しちょっとお話をいただけませんでしょうか。 19 【前多ふるさと共創部長】 ふれあいワゴン事業は、過疎地及び準過疎地のうち路線バスが運行していない地域を対象に、平成25年3月に社会実験事業をスタートいたしました。現在、松岡、池城地区で週3便運行しております。  利用人数は、平成26年度は389人、平成27年度は10月末現在282人で、1便当たり利用者数は4.622となっております。  また、ふれあいワゴン事業ではございませんが、その他の事例といたしまして、滝ケ原のスクールワゴン事業というのがございまして、児童の通学や地域での公共的な利用において地域住民が運行する事業で、平成23年4月よりスタートしておりまして、年間約1,500人が利用している状況でございます。 20 【新田委員】 ふれあいワゴン事業のことをもうちょっとだけ掘り下げますけれども、どういった形態で運営されているのかお答えいただきたいと思います。 21 【前多ふるさと共創部長】 車両購入費等の車両の維持にかかる経費は市が負担しておりますが、その他の運行にかかる経費は利用対象地域が負担しております。運転手さん等も地域のほうで探されておいでます。  以上でございます。 22 【新田委員】 お聞きをしている範囲では、この事業が路線空白地帯といいますか、過疎地域バス路線の補完をできているのかなというふうに思いますが、補完できていると思いますか。空白地帯で今までバスが行っていない地域ですけれども、このふれあいワゴン事業をすることによって十分補完できているというふうに考えますか。どうですか。 23 【前多ふるさと共創部長】 現在、週3便でございますが、高齢者にとって医療機関や買い物に行く重要な路線になっているかと思います。定期運行がされております。満足度につきましては、改めて地域の方にお聞きしなければいけませんが、私どもは十分買い物、医療等には利用されていると思っております。 24 【新田委員】 そう言ってほしかったんですけれども。  今後、そのほかの地域としてでもこの事業を展開できる余地があるのか、活用できるかということはどのように思いますか。 25 【前多ふるさと共創部長】 高齢化が進む中で地域のニーズに見合った公共交通体系を構築するため、ふれあいワゴン事業を実施しております。  松岡、池城以外でも郊外や中山間地域などほかにニーズがございましたら、個別に可能性を探っていきたいと考えております。 26 【新田委員】 それを踏まえまして、今後、小松市としては、今、バス路線というふうに考えてお話ししますけれども、バス路線やバス停を拡大もしくは縮小、そして路線の見直し等々について、要望があってからのお話ではあると思うんですけれども、こういうことに対してある意味柔軟に取り組んでいくおつもりなのか、その辺、御意見を聞きたいと思います。 27 【前多ふるさと共創部長】 現在、16路線ございますが、いずれも高齢者等にとりましては買い物、通院など日常生活に重要な交通手段となっております。これまでも楽ちんパスポート事業等さまざまな利用促進策に取り組みまして、利用拡大や見直しを重ねてきております。今後も維持すべきと考えております。  新しい路線といたしましては、現在、粟津駅、小松空港、小松駅をトライアングルで結ぶ路線の開設に向けて準備をしているところでございます。随時路線につきましては皆様の御要望により見直し等も検討してまいっております。 28 【新田委員】 要望を踏まえて柔軟に対応していただきたいなと思うんですけれども。  バスに乗る人の客層といいますか、おおむね私自身も予測していたのが高齢者、そして学生、また観光者、観光客、そしてビジネス客小松空港等空港の移動も含めて、そういった方々が多いだろうというふうにはおおよそ思っておるんですが、この間、ちょっとふとしたところから別の角度からお話がありまして、バス路線の通っていない地域の子育て世代お母さんが、ちょっと担当課がもしかしたら違うかもしれませんが、お母さんが要はバスに乗れなくて、転勤族なんかでしたら車を持たないわけなので、そういった方が意外と引きこもりになったりするといったケースがちょっとあるそうなんですが、担当課じゃないのにそれを聞いたら答えられますかね。そういう現状をまず知っているのかどうかということをちょっとお聞きしたいと思いますけれども。担当課じゃなかったらわかりませんで結構ですので。 29 【前多ふるさと共創部長】 所管外ではございますが、転勤されてきた方の奥様が車がないというようなお話は以前にもお聞きしたことはございます。その方たちにもバスを利用していただければと思っております。 30 【新田委員】 なので、おおよそ高齢者とかは福祉の意味が、病院であったり駅であったりといった、そういった移動が多いわけですけれども、そのような層の意見もまた聞く機会を少しつくっていただければいいのかなと。高齢者、学生、観光客とかそういったところばっかりではないということを少し意識をしていただきたいなというふうに思います。  それで、最後の締めにいきたいと思いますけれども、今後の地域公共交通のあり方について、バスと、そして今お聞きしたワゴン事業、またスクールバス、そして福祉施設が持っている福祉バス等々も含めて、タクシーも含めましてですけれども、小松市では今後どのようにこの公共交通を捉えていくといいますか、どう組み立てたら市民にやさしいバスになるのかなという、何かそのようなことに関してお答えありませんでしょうか。 31 【前多ふるさと共創部長】 先ほどの子供連れの方等も私どもが考えているやさしいバス停、やさしいまちづくりの対象者ではございますので、十分考えていきたいと思っております。  公共交通のあり方につきましては、ふれあいワゴン事業路線バス、その他も含めまし総合的に今後も検討を続けてまいりたいと思っております。  また、バスにつきましては、バス停ネーミングライツ取得というものの呼びかけを行ったり、バス停の利便性向上による利用客増を図るなどしまして、今後も地域全体で公共交通を支え、維持していきたいと存じておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 32 【新田委員】 そうなんです。これまでは単に路線バスということ単体で考えておったかなというふうに思うんですけれども、先ほども言いましたようにワゴン事業であったり、スクールバスであったり。これをICTの技術を使うことでリンクさせることができる、もしくはネットワークを構築させることができる。情報通信技術という意味のネットワークだけではなくて、個別にそれぞれの人が、例えばバス停の時間じゃない時間にバス停に着いてしまったけど、先ほど言いましたハード整備インフォメーションセンターみたいなボタンがあって、バスに乗りおくれたと。次のバスが来るまで1時間かかると。そういったときにインフォメーションセンターに一声かけると、「じゃ、少々お待ちください。近くにワゴンがおりますのでちょっとお迎えに上がります。目的地はどこですか」とか、そういった個別の対応ができれば僕は最高だと思いますし、そういったことを可能にするのが今のICTの技術かなというふうに思っております。  先ほど技術が追いつけばと言いましたけれども、私は十分技術はもう今円熟していると思いますし、今後また発展していくとも思います。  市長の掲げましたNEXT10年ビジョン、いろいろと絵を描いてありましたけれども、僕のこれは持論にもなりますけれども、キャッシュレス、ペーパーレスは当然になると思いますし、こういった会議ももしかしたらネットですることになるかもしれませんし、もちろん選挙も含めてですけれども。そして、自動車は自動車というか自動運転になる自動車も10年後には誕生していることでしょうし、また物流においてもドローンなどを使った物流がまた、新しいシステムが進んでいくことだろうと思います。  これも最後に言おうと思っていたんですが、先ほど途中で言われてしまったんですけれども、通学路とか子供たちのある意味不審者対策も含めてバス停がいろんな意味で本部とネットワークされているということは、一般質問でもさせていただきましたけど、不審者に対する抑止にもつながるのかなというふうにも考えております。  また、これ最後に一言余計なことですけど、小学生なんかはデジタル教科書、iPad1つと筆記するノート1冊、それをかばんに入れて通学する時代が来るのかなと。学校内には当然Wi-Fiがつながっておって、授業もスムーズに行う。そういった時代が来るのかなというふうに思っております。市長が掲げた10年先のビジョンではありますけれども、十分今現在でも進めていくことが可能でありますので、ヒアリングの中でありましたけれども、先進事例として視察にいろいろたくさん全国から来られるような、そういったICT技術を駆使したやさしいまちづくりを小松市でも今後ぜひ進めていっていただきたいと思います。  およそ時間が来ましたので、それでは私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 33 【川崎委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  南藤委員。 34 【南藤委員】 おはようございます。  2番バッターを務めさせていただきます自民創生会の南藤陽一でございます。  この総括質疑並びに一問一答形式を初めて挑戦させていただきますので、ふなれではありますが自民創生会2番バッターとして、私、野球ではバントは得意でありましたので、空振りをしないようにしっかりと務めさせていただきたいというふうに思います。  それでは、私のほうからは今回3億6,000万円の補正予算が計上されております私立認定こども園・保育所費について質問させていただきます。  まずは、この予算の概要についてお示しください。 35 【谷口市民福祉部長】 おはようございます。  今回の補正予算に計上いたしております私立認定こども園・保育所費の概要について御説明させていただきたいと思います。  少し長くなりますが、よろしくお願いをしたいと思います。  この補正につきましては、各施設が子供に対して教育、保育を提供する際に必要な費用として私立の施設へ支払われる費用でございます。また、認定こども園に対して施設型給付として、また私立の保育所には運営費のための委託費として支給するものでございます。  支給額は、国の公定価格と各施設における毎月の在籍の児童数また保護者の利用者負担などに基づいて算定しておりまして、公定価格の大半は職員の人件費が占めておるというような状況でございます。  現在の支給対象の施設は私立認定こども園が21カ所、私立の保育所が5カ所となっております。また、在籍の児童数は年間で延べ4万3,000人ほどになると見込んでおります。一月当たりの平均にいたしますと約3,600人の在籍の児童について、教育、保育にかかる費用を支給するということになっております。  この費用について、当初予算では歳出で27億3,160万を計上しておりまして、財源として歳入では国庫負担金で8億1,000万、県費負担金で4億400万を計上いたしておるところでございます。  今回の補正の予算につきましては、当初見込んでいたもの以上に幾つかの国の改善点がございまして、それに伴う補正でございます。  詳細について少し述べさせていただきたいと思います。  国の公定価格の単価の増額がございました。このことによりまして、施設へお支払いする職員人件費がふえて、保育士などの職員体制の強化につながっております。  2つ目には、今年度は認定こども園へ移行した施設も多くあり、認定こども園になりますと副園長の配置や主幹、保育教諭を2名配置することになっております。  3番目に、3歳児への職員体制を手厚くしたことなどによる改善点が追加されております。  それから4点目といたしまして、在籍児童数も前年に比べまして7.2%の増加を見込んでおりまして、保護者の就労支援にもつながっているのではないかなというふうに考えております。  それに加えまして5点目といたしまして、保育所も子ども・子育て支援新制度の改革に伴いまして保育料を全面的に改定をいたしております。平成26年度は国の基準額の62%でございました。今年度は国の基準額の45%まで引き下げを行っております。  最後の6番目でございますが、第3子以降の保育料の無料化によりまして入所児童が増加しているということも一つの要因ではないかなというふうに考えております。  これらの要因のために、今回、補正予算といたしまして先ほど議員から御案内のありました歳出で3億6,000万、またそれに伴う歳入といたしまして国庫の負担金4,800万と県費の負担金5,350万の合計1億150万を計上いたしているところでございます。  以上でございます。 36 【南藤委員】 簡単に言いますと、国の基準に改定に伴って補正予算を計上されたということなのかなというふうに思いますけれども、やはり厳しい財政状況の中ではありますが、幼児教育の充実を図っていくということは本当に大切なことだというふうに思っております。  そういった中で、今、本市における待機児童及び年度途中の入所状況について教えてください。 37 【谷口市民福祉部長】 待機児童のお話がございました。待機児童ですが、小松市では待機児童ということの該当者は現在のところおりません。  待機児童につきましては、年に4月1日現在と10月1日現在の状況を厚生労働省へ報告することとなっておりまして、小松市ではこれまで報告者はゼロというふうになっております。  また、年度途中の入所の状況でございますが、各施設におきまして前年度に年度途中の入所の予約を受け付けております。その予約状況に基づき、あらかじめ必要な職員の数を確保いたしまして、年度の途中からでも受け入れできるような体制をとっているところでございます。入所の予約をしていない方につきましても、希望の施設に空きがあれば入所ができますし、もし職員数や施設の面積の要件いろいろございますので、希望への入所が困難である場合につきましては市で入所の調整を行い、できるだけ途中の入所であってもできるようにというふうな配慮を現在もいたしておるところでございます。  実際の途中入所の数でございますが、平成26年度では445名が途中入所されております。今年度は12月1日現在でございますが368名途中入所されております。年度途中であっても多数の児童を受け入れる体制をいろいろと工夫しながらとっているようなところが状況でございます。 38 【南藤委員】 本市では今ほど述べられましたようにしっかりと対応されているということではありますが、ただ、年度の途中で入所の申し込みをしたところ、断られてしまった、そう受け取られたのかもしれませんけれども、という市民がおられるというふうに聞いておりますけれども、これについてどのように捉えられているでしょうか。 39 【谷口市民福祉部長】 先ほども申し上げましたが、入所の予約をしていない方につきましても入所の空きがあれば入所できますし、もし職員の数とか、この職員の数についてはゼロ歳ですと児童3人について1名の職員の配置が必要でございます。そんなような条件もございますので、希望施設への入所が困難な場合も出てくるかなというふうに市のほうでは思っておりますが、市のほうで子ども家庭課のほうで実際には入所の施設の調整を行いながら、途中入所であってもできるだけ入所できるようにというような工夫をしておりまして、子ども家庭課のほうに御相談いただければいいかなというふうに思っております。  先ほど南藤委員のほうからもいろいろな手違い的なものもあったように受けておりますが、施設の職員につきましては言葉遣いや説明の不足があったようであれば、今後このようなことがないように施設への指導、監督を行ってまいりたいと思っております。 40 【南藤委員】 本当にせっかく本市としてしっかり取り組んでおられるんで、それで執行部の皆さんも日々本当に真剣に考えておられる中で、このように市民の方に誤解を招くというのは非常に残念でありますし、本当にもったいないなというふうに思いますので、今後とも窓口の担当者初め市民に接する職員の方々の周知徹底というものを図っていただきたいというふうに思います。  また、年度途中で入所を希望する施設に入れない場合は、その年は無理だとしても予約という形で来年は入所できるということでありますが、ただある意味、そういう児童も待機をさせているということでありますんで、柔軟に今後対応できるように考えていただければというふうに思いますし、今は待機児童ゼロではありますが、今後保育士が不足をしてしまうと待機児童が生まれる可能性もあります。そのためには、保育士の確保というものが極めて重要だというふうに思いますけれども、事業者サイドの方から、公立の保育所と私立の保育所では給料の格差があるため、公立の保育所に流れてしまう。また、給料をかんがみてほかの企業に転職をされてしまうという、保育士の定着についての悩みを抱えているというふうに伺っております。  今回、この予算を用いて保育士の処遇改善を含めた形で検討していただけないものかなというふうに思うんですけれども、御所見をお示しください。 41 【谷口市民福祉部長】 今ほど職員の処遇改善についてのお話がございました。職員の処遇改善につきましての現状でございますが、平成25年度より国の制度で保育士等処遇改善臨時特例事業が創設されております。保育士などの賃金改善にかかる費用を補助するものでございます。25年から行っておりまして翌平成26年も引き続きこの事業による補助金が交付されております。施設への補助金が平成25年には5,800万余り、それから26年は6,200万円余りを交付しているのが現状でございます。  また、この賃金の改善は市内の全ての私立保育所において実施されました。給与のベースアップや一時金の支給あるいは手当を創設するなど各施設においてさまざまな方法で処遇の改善がなされているのが現状でございます。この賃金改善の取り組みにつきまして現在も継続しております。今年度は補助金としてということではなくて、このたび補正予算にも計上いたしました私立認定こども園・保育所費の中に処遇改善費が加算として含まれております。施設へ毎月支給しているものでございます。今年度の処遇改善にかかる費用につきましては、約9,900万円余りを見込んでおるところでございます。これまで以上の賃金の改善が図られるものと市のほうでは考えております。  今後につきましては、私立施設に対して賃金の改善を含めまして職員体制の強化など保育士などの処遇改善の内容調査を行いまして、その結果に基づいて改善がなかなかできないような施設につきましては市のほうから助言をして、保育士の処遇改善につなげていただくように働きかけていきたいと考えております。  特に認定こども園につきましては、このたびの補正予算増額分については確実に処遇改善に直接つながるように施設のほうと連携を今後も密にしながら、よい認定こども園となるよう市としても協力してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。 42 【南藤委員】 今後、事業者側と経営分析をされるということであります。事業者側にも先ほどの保育士の確保という問題も含めていろいろ経営上の課題、事情があるというふうに思いますんで、そういった意見をしっかりと聞いていただいて、その意見を当初予算に反映させていただけるのであれば反映させていただく。そういったことを検討していただきたいと思います。  これについては答弁は結構でございます。  私、先日の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、本当にこれから労働人口が減少していく中で、女性の子育て期の離職率、これを本当に改善していくことが非常に重要なことだというふうに思っています。そのためにも事業者と連携を密に図っていただいて、私立認定こども園、保育所の環境向上に今後とも本当に努めていただきますことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
     ありがとうございました。 43 【川崎委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  高野委員。 44 【高野委員】 皆さん、おはようございます。自民創生会3番バッター、高野でございます。  我々7人、自民創生会立ち上がりまして、この機会を通して順調な船出ができたのかなと。市長からも本当に温かいエールをたくさんいただきました。ありがとうございます。これから執行部に対しては、いい政策にはあっぱれを、少し顔をひねるときは喝を入れながら議会運営を図っていきたいというふうに思います。  それでは補正、仙叟屋敷ならびに玄庵管理運営費についてお尋ねをいたします。  まず、内容ですが、お聞きするところによりますと来年5月に裏千家淡交会の北陸信越地区大会というのがあるそうでございます。これを見据えた補正かというふうに思いますが、どのような工事をされるのか、どのような内容なのか、まずはお知らせください。 45 【高田経済観光文化部長】 おはようございます。  ただいま御質問の工事の内容ということでございます。今、委員のほうから御案内ありました本茶室につきましては、仙叟宗室居士の没後300年を記念しまして茶道裏千家第15代お家元の鵬雲斎千玄室様が本市への深い思い入れによって寄贈されたというものでございます。平成9年に開庵いたしまして、それから18年が経過。毎年1万人近い方に御利用いただいているものであります。  今御案内ありました裏千家淡交会の第45回北陸信越地区大会が来年ございます。また、茶室の開庵20周年事業が平成29年と、こういったことを予定しておりまして、これに向けてお家元も初め多くの来庵者が見込まれるということでございますので、この機会に江戸時代から今につなぐ茶道文化を未来に継続して、そして発信していくということで畳表をこの際新調したいということでございます。59枚全部でございまして、これを小松特産の小松イグサで表がえをすると。新調するといった内容でございます。 46 【高野委員】 ありがとうございます。  お家元も来られるということで、大変ありがたいお話でございます。  できた当時も金沢のお茶をされている方から、小松にそういうのができるというのはすごくうらやましがられたといいますか、半分焼きもちみたいなお話も聞いたことがございます。  それでは、今、地区大会が開かれるということでございます。どのような大会なのか。また、いつ。5月というのはお聞きしておるんですが、あと会場とか規模だとか、どれぐらいの来場者が見込まれるのか、わかる範囲でよろしくお願いいたします。 47 【高田経済観光文化部長】 それでは、この裏千家淡交会の北陸信越地区の皆様が集われまして、地域の茶道啓発を主な目的とし2年に一回、1年おきに開催されている大会と伺っております。主管されるのは裏千家淡交会の石川南支部の皆様、これは小松、加賀、能美で石川南支部ということと聞いております。この方々が主管されて開催されると。開催日は、来年の5月21日土曜日、22日日曜日の両日、小松、加賀の両市を会場に開催されます。10支部1,200人規模の大会になると。  そして、参考でありますけれども、前回、平成14年に同じく小松で開催されておりますが、この際は主催者、それから来場者を含めまして1,900人の皆様が来庵されているといった実績が残っております。  こまつ芸術劇場うららで大会の式典を開催。そして、この式典にはお家元も御出席されるというふうに聞いております。そして、仙叟屋敷ならびに玄庵、称名寺、サイエンスヒルズ、うらら、この市内の4会場で記念のお茶会が開催されるということでございます。  また、懇親会は加賀市のほうでも予定されておるというふうに伺っております。  以上です。 48 【高野委員】 たくさんの方が来松されるということで、地元の淡交会の方々も皆様をお出迎えする立場ということで、小松をやはりPRしたいという思いで張り切っていらっしゃいます。特に今の小松というのは本当に、小松の文化は今、畳表の話もございました。また、九谷焼もございます。また、歌舞伎のまちでもございます。そういうことを淡交会の皆様もいい機会だというふうに思って大変張り切っていらっしゃるんですが、ぜひとも畳の交換という、まず市は取り組んでいただきましたが、市も全面的に協力してあげてほしいなという思いでございます。  例えば、お茶のしつらえなんかでは歌舞伎の衣装を几帳という、昔の間仕切りみたいなものですが、それに着物を飾って歌舞伎の衣装を見てもらうだとか、楽器なんかを飾りのものに使うだとか、九谷焼は余りお茶碗にはどうも余り適していないのかもしれませんが、菓子鉢だとか、香炉だとかというところに使われている部分がたくさんあると思うんですね。そういう小松は特に頑張らなくてもそういう文化がもう根づいていますので、ぜひ安定感といいますか、こっとりしておるまち小松の文化をぜひPRしたいというふうに皆さん頑張っていらっしゃいます。  市としましてはどういう、何か支援はできないものかお尋ねしたいというふうに思います。 49 【高田経済観光文化部長】 協力をということでございます。裏千家淡交会の石川南支部の皆さんと協力いたしまして、本市の観光、それからしっかりした文化です。これをPRする機会とさせていただきたいなというふうに考えております。  主会場がうららになるわけでございますけれども、こちらにおきまして会場装飾への御協力ということで、小松の茶の湯文化を解説したパネルの展示とか、それからちょうどその前の週にはお旅まつりもございますが、曳山250年のPR、歌舞伎文化についてもしっかりPRさせていただきたいなと考えております。  また、おもてなしといたしまして、物産コーナーの特設、老舗の銘菓、お茶、また今おっしゃいました九谷焼の茶器、茶道具、こういったものをしっかり展示また販売させていただきたいと。あわせまして、歌舞伎グッズ、小松うどん、小松特産のトマトや大麦を使った加工食品、こういったお土産についてもしっかり販売させていただくように御用意させていただきたいと考えております。  そして、歌舞伎文化ということもおっしゃいましたですけれども、よく小松市のほうで弁慶、富樫、義経の衣装を着て、そしてお客様をお迎えするようなこともしておりますけれども、こういったこともカブッキーもあわせましてやりたいというふうに考えております。  市にはコンベンションの開催補助制度もございますので、こういったものも活用できるということをしっかりアピール、PR、御案内させていただくということも考えております。  以上です。 50 【高野委員】 今、部長のほうからコンベンションの扱いですね。私もMICE的な取り扱いもできるのかなというような思いもするんですが、それに関してもう少し、今どういうふうにお考えなのか、もう少し詳しくお伝え願えますか。 51 【高田経済観光文化部長】 小松市のほうではMICE、コンベンションの開催誘致に向けましてこれまで少しずつ制度を拡充、充実させてきております。  現在、大会開催の規模、この大会ですとしっかり規模には当てはまります。そして、市内に宿泊される方については、お一方1泊300円という形でございます。それにお土産の商品券の補助券がついてくると。それは文化施設の入館の補助ともなります。こういった制度になっておりますので、該当される方についてはこの御案内ができるんではないかなというふうに考えております。 52 【高野委員】 ありがとうございます。せっかくお茶をされている、文化だとかそういう方に大変造詣の深い方がたくさん来られるということで、ぜひ小松を深く知っていただけるチャンスになるのかなというふうに思っております。  その来訪者の皆様に、小松にもう一度来たくなるような仕掛けも非常に大事かなというふうに思っております。先ほども言いましたように、小松の文化の深さ、特に茶道文化というのは本当にされている方も多い小松でございます。和菓子のよさ、器のよさ、茶道文化というのは総合芸術であるというふうに考えております。ぜひとも小松の文化の発信の機会と捉えて、帰られた方がそこからまたいろんな方をお連れして、また小松に訪れていただけるような、そういうような仕掛けをぜひともお願いしたいというふうに思いますが、どういうふうにお考えでしょうか。 53 【高田経済観光文化部長】 今のお答えの前に、先ほど私、1人1泊300円と申しましたが、拡充されて500円ということで失礼いたしました。  来訪者の皆様に向けて文化のまち小松をPRする絶好の機会だということでございます。茶道は今おっしゃいましたように美術工芸、建築、庭園、食などさまざまな分野から成る芸術総合文化であるということでございます。この茶室につきましては、鵬雲斎千玄室様がこだわり抜いた、全国有数の茶室でございまして、小松の茶道文化の象徴でもございます。遠方からのお客様にしっかりこれをPRし、今後の利用についても呼びかけてまいりたいと考えております。大会を機に、茶道、九谷焼、歌舞伎など小松が全国に誇る伝統文化の魅力を発信すると、こういう機会にしたい。  主管であります裏千家淡交会石川南支部の皆さんとしっかり連携させていただきまして、このような発信に取り組んでまいりたいと考えております。 54 【高野委員】 大変淡交会の皆様も張り切っていらっしゃいます。ぜひとも連携を密にしていただいて、また来ていただいた方に喜んでいただいて、そういう大会になることを心から祈念して私の質問を終わらせたいと思います。  ありがとうございました。 55 【川崎委員長】 これをもちまして、自民創生会の質疑を終了いたします。  これより、自民党こまつの質疑を許可いたします。  二木委員。 56 【二木委員】 おはようございます。二番手の質問で、前の方の質問とダブると非常にやりにくい質問になってしまったんですが、一応前の方とダブらないように簡潔な質問で終わっていきたいと思います。  それでは、やさしいまちづくりスマートバス停調査費について御質問させていただきたいと思います。  先ほどの質問にダブらないようにということですので、まずバス路線の運行をやっていますが、現在、路線バスに補助金を出しておられると思いますけれども、どれくらいの額を補助されておるのか、お聞きしたいと思います。 57 【前多ふるさと共創部長】 バス路線への補助ということについてお聞きかと思います。バス運行には大きな経費がかかっておりまして、平成26年度は約8,700万円の公費負担がございました。平成27年度も同程度の金額の見込みでございます。  高齢化がますます進む中、高齢者や障害者の日常生活にとっては重要な交通手段であり、さまざまな利用促進策に取り組み、維持に向けて努力しているところでございます。 58 【二木委員】 8,700万というのは一口に言ってもかなりの額だとは思いますが、必要な額として見ておられるんだろうと思います。  それでは、今度、バス停の話になります。バス停というのは誰が設置するんですか。設置責任は誰が持っているのかということを聞きたいと思います。 59 【前多ふるさと共創部長】 屋根のあるバス停につきましては、バス停の標識等につきましてはバス事業者が設置されておいでます。しかし、屋根の部分等につきましてはいろいろな経緯の中でバス事業者はもちろん、市や道路管理者、地元などで整備されております。  このバス停の整備の私どものねらいを一言お話ししたいんですけれど、市民の皆様との共創によるやさしいまちづくりの一環として、ICTを利用したやさしいバス停のあり方について調査をするということは先ほど申し上げました。また、単なるバス停の整備だけではなくて、町家や田園風景等周りの景観にマッチして、まちのイメージアップとなるもの、またバス利用者だけでなく地域住民が誰でも安らげるバスストップ&憩いの場となるよう、広い観点で整備したいと考えております。  現在、いろいろ事前調査を進めておりますが、中でもログハウス風の大野町にあるバス停は、大野町の住民自身が設計して木材でつくったものでございまして、管理運営も住民が清掃するなど大切に使っているものです。里山の景観にマッチした温かみのあるバス停となっております。  また、花であふれる花壇など地域で美しく管理されている新道今江のバス停は、ベンチや自転車置き場の機能も充実しておりますが、何よりも地元の方に親しまれ、大事にされているすばらしいバス停であると感じております。  以上でございます。 60 【二木委員】 ありがとうございます。聞こうかなと思ったことを全部言っていただきました。  要するにバス停はバス会社がつけたり、それから小松市もつけたり、地域住民の方も必要に応じてつける。それは道路管理上特に問題ないということでございますか。端的に。 61 【前多ふるさと共創部長】 現状といたしまして、いろいろな主体が設置したものが実存しております。 62 【二木委員】 わかりました。  ただ、先ほど222カ所のバス停があるとおっしゃいました。単純に言えば掛ける2近く、上下、上り下りある場合もありますし、ない場合もありますけれども、そういう倍ぐらいあると思いますが、その中で事前に少し調べられておるというような話を先ほどされていましたけれども、じゃ実際に置く場所は、置けそうな場所、調べた中でどれくらいあったのかなというのをちょっと知りたいんですけれども。そういうものを。例えば、今の箱を置けるような場所がどれくらいあったのかなというのは。事前に調査されたようであれば。 63 【前多ふるさと共創部長】 市内にあるバス停留所は222カ所でございますが、そのうちに屋根がある停留所は四十数カ所でございます。まだまだ少なくて高齢者や障害者への配慮が足りないと考えております。  今、どのようなところに何カ所ぐらい置けるかというような御質問でございましたが、それにつきましては調査をもっと進めたいと思っております。 64 【二木委員】 今、あるところもあるので、それは現在も引き続き利用して、そういうスマートの機能を備えたものにしていこうという、そういう考え方ですか。基本的には。まず。 65 【前多ふるさと共創部長】 現在あるところにつきましても、その状況等を確認させていただきたいと思います。全体を調査いたしまして、選定等を行っていきたいと思っております。 66 【二木委員】 それでは、次の質問にいきます。  バスの利用者数の推移というものについてどのように考えておられますか。例えば、路線バスの乗車の場合と学生を運ぶ場合とでは随分変わってくるんだろうと思いますが、特に路線バスの乗客の推移というものを今後どのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 67 【前多ふるさと共創部長】 小松市統計書によりますと、平成25年度のバス旅客総数は103万6,054人でありました。平成21年度以降、年々増加しております。ただし、平成27年度におきましては、北陸新幹線金沢開業に伴います小松空港利用者がやや減少しているかと思っております。  以上でございます。 68 【二木委員】 これから団塊の世代が年齢が75歳になるのがもう少しだということでございますけれども、そういうところを見据えた上での計画も考えておられるんだろうと思いますが。  それでは、ちょっとお聞きします。路線バスの中でどれくらい採算がとれている路線があるのか。要するに黒字路線が幾つぐらいあるんですか。 69 【前多ふるさと共創部長】 現在、16路線ございますが、黒字の路線は2路線でございます。 70 【二木委員】 じゃ、教えてください。その2路線。どことどこですか。 71 【前多ふるさと共創部長】 空港線とハニベ線と申しまして、高校生がたくさん乗る路線でございます。 72 【二木委員】 もしそういう路線がたくさんできればそれにこしたことないんでしょうけれども、だんだん私はそういうお客さんがふえるというような、お年寄りの方が総体的にはふえるんだろうと思いますが、バスの利用者がそんなにはふえないんだろうなというふうに見ておりますが、大体今、車を持っている方がそのまま利用されて、車を運転しなくなったらバスに乗るかといったらそうでもないだろうというふうに思っていますし、免許証を持った方が随分たくさんおられるので余り老人の方がふえるというふうには私は思わないんですが、黒字路線が2つあるということで、そのあたりのことを考えてこれからも路線の考え方、基本的な計画のことを考えていただければと思いますが。  それでは、ちょっとバス停の機能そのものについてお伺いしたいと思いますが。今、12月議会です。これで承認されまして3月までで調査を終えるということでございますが、随分期間が短いんではないかな、調査をする内容がかなりあるように思うんですが、そのあたり調査内容について少しお聞きしたいかなというふうに思います。 73 【前多ふるさと共創部長】 今事前調査といたしまして市職員による目視やいろいろな調査を進めております。それは全ての停留所について進めております。  この調査自体におきましては、乗降者数の多い停留所につきましてICT活用の可能性と小松市の実情を踏まえた導入システムの選定を行う予定でございます。また、バス停の整備そのものにつきましてもデザイン等も含めまして幅広く調査を行う予定でございます。 74 【二木委員】 50万円計上なんですが、今のような内容のものを、ここにありますね。50万円でやさしいまちづくりスマートバス停調査費。内容的にいろいろ6つぐらい書いてありますが、そういうものを本当に調査してこれでいこうということでやると50万円では終わらないんじゃないかなと思うんですが、そのあたりについて、例えば、こういうハード面の調査でフードをつけるとかいろいろ書いてありますが、そういうものを個々に調査するわけですよね。全部じゃなくて。個々に。これを読むと、候補地のバス停ごとに必要な機能を備えるとか、そういうものがいろいろあるわけです。そういうものを今のうちにやるのか、今、ハードだけをと。あるいはシステム的なもの。2つ、簡単な考え方で合意を得て、そして進めようとするのか。そのあたりとするとこの50万円の調査費では私は少ないんではないかな。どれくらいのことができるのかなというふうに私は思っております。 75 【前多ふるさと共創部長】 先ほども申し上げましたが、全数調査につきましては主に職員が行います。そして、ICTの部分、それから選定をいたす前提も含めまして選定をいたしましたバス停についてどのようなものが適当かというようなところにつきましては、委託等にすると思っております。ですから、50万円で多いか少ないかということになりますと、私どもは50万円でできると思っております。 76 【二木委員】 じゃ、要するにハードと、それから先ほど質問ありましたシステム的なところのもの、そういうものも全部含めて今回調査をやる。できる。そして、それにあわせて、4月からもう整備するわけでしょう。私は、そのあたりのところ、3月にはまた報告あると思いますが、しっかりとした調査をしていただいて、どういうものをどういうふうにして入れるのか、どういうシステムをして、どこどこにはどういうシステムを入れる。いろんなことが考えておられると思いますので、数的には先ほど1%? 10%? 停留所の。そうすると、費用対効果とかいろんな面があって、お客さんが何もおらんところにしてもしようがないんで、そのあたりの調査をしっかりとした上でまた報告をしていただいて、どこどこにつけるんだよというようなこともしていただくということをお願いしたいなというふうに思っております。  難しい話はこちらのほうの話で、私随分聞いていたんですが、システム的なことが随分あったようでございますが、私はただ、ハード的なやつをどういうふうにどこに置くのかなというのが非常に気になりますので、そのあたりまた調査が終わった後でもしっかりと報告していただきたいと思います。  以上、終わります。ありがとうございました。  それでは、次の質問に入らせていただきたいと思いますが、サイエンスヒルズこまつの管理運営。要するにひとものづくり科学館管理運営費について少しお伺いしたいなと思います。  寄附金が入っているようでございまして、それによりますと150万円が50万円と100万円、それから100万円が基金になっているというようなことをお聞きしました。それについてはそれでいいと思いますが、管理運営費の財源、要するに2億1,000万円ひととものづくり科学館でことしの予算の中に入っていますが、それの財源ですか。それをちょっと教えてください。どういうふうな内訳になっておるか。 77 【石田都市創造部長】 よろしくお願いします。  財源の歳入の見込みですけれども、観覧料とか、当然イベントホールの使用料であるとか、こういう直接的な収入を見込んでおります。それで、そのほかにスポンサーの広告料であるとか応援金、こういう種別もございます。そして、防衛9条の交付金、一応基金を見込みたいと。全般に、前回も申しましたように今後ふるさと納税のことも活用も入れたいというふうに考えております。 78 【二木委員】 2億1,000万というのは一口に言うと大変なお金だと思います。管理運営にかかるお金が。その中で、実は収入のほうの話をきょうはしてみたいと思うんですが、財源等に使われるスポンサー事業がございます。スポンサーの収入がトップ企業というのは100万円の金を出すんですね。1社しかいないということのようでございますが、そのほかサイエンスヒルズに6社の会社が電車だとかバスだとかそういうものを展示されておるので、そういうスポンサーもおられます。そのほか、次のプラチナ会員とかおいでますが、どうもこの会員をふやすことができないのかという質問なんですが、いかがでしょう。どのように考えておられますか。 79 【石田都市創造部長】 今、議員おっしゃられたように、今現在、スポンサーというものの枠を決めております。トップスポンサーと称するスポンサーについては1社限定というふうに考えております。これはなぜかといいますと、3Dスタジオに映像を流します。そのときに前段としてこのスポンサーの広告を入れています。そういう関係で、これが2社3社だとどうなのかというようなこともございまして1社というふうな考え方を進めております。  今はプラチナスポンサーという種類につきましては、展示企業6社の方がプラチナスポンサーというふうになっております。ゴールドスポンサーというようなこともありますけれども、これも無料ゾーンですけれども、そこに展示物があります。そこで企業さんのほうで宣伝をしたいと。広告をしたいという方を募っております。スポンサーというのは広告料の問題でございまして、これとは別に応援金、サポーターのことを考えております。 80 【二木委員】 じゃ、そのスポンサー料は幾らになります? 現在。 81 【石田都市創造部長】 現在は5件ございまして、合計220万円という格好でいただいております。 82 【二木委員】 じゃ、そのスポンサー、トップのスポンサーで結構です。あるいは2番目でも結構でしょうが、お金をくれてまだスポンサーになりたいという方は小松においでるんじゃないかなと私は思うんです。というのは、株式会社コマツがあっていろんな会社もありますし、そして建築業もいっぱいありますが、そういう方に声をかけてスポンサーになっていただくという方法は考えることができないのかなというふうに思うんです。そしたら、収入はかなりふえてサイエンスヒルズの収入源となって、それだけまた支出が減っていくということになりますので、そのあたりのお考えをもうちょっと聞いてみたいと思うんですが。 83 【石田都市創造部長】 スポンサー募集というのは、これはホームページでずっと年中掲載しております。それで、それを応募いただいた方について、これが2社、3社、4社というふうに非常に多くの方がスポンサーになりたいということになれば非常にありがたいわけでございまして、そういうような事態が生じたときにはトップということで考えるか、プラチナ、ゴールドに振り分けて考えるかというようなことを改めて協議しまして、この2社、3社の方になっていただくというような方法で検討していきたいというふうに考えております。 84 【二木委員】 考え方はトップ企業はどうしても1社にどうしても絞られるんかなと思うんですが。広告の仕方によっては2社でも3社でもやってくれるところがあれば私は歓迎すべきではないかなというふうに思っておるんですが、難しい面は、私、運営面は余りよくわかりませんが、せっかくですから広告のやり方だとか、いろんなことを考えれば、業者と話し合いができれば収入源になっていくのではないかなというふうに思っていますし。  今、サイエンスヒルズに入っていきますとあそこに看板が2つぐらいありますが、ああいう展示の仕方もいろいろ工夫をすれば、トップ企業としてもやっていただけるんじゃないかなというふうに思っております。  もう一つ。トップ企業になっていただく方々に何かメリットがかなりついていると思います。だけども、聞くところによるとその企業そのものはサイエンスヒルズで事業、イベント、そういうものをやりたいというようなことを言っておられまして、実際にはやっておりますということでございます。そうすると、その方たちに一応まだ会館使用料も払っているというようなことをおっしゃるんで、それも収入としてはいいのかなと思いますが、そういう企業をいっぱい募って逆にイベントをやってもらって、そして人集めをしたほうがサイエンスヒルズとしては非常にいい方向に行くんではないかなということを思うんですが、そのあたりについていかがでしょうか。 85 【石田都市創造部長】 先ほども申しましたように、スポンサーというのはあくまで広告、自社の広告をしたいという方を募るということで、それでその中にスポンサーの募集条件というものが書かれております。その中に今の3Dスタジオの入り口であるとか、ヒルズのホームページに企業名を掲載しますよというような条件であるとか、今のトップに関しましては先ほどの繰り返しになりますが、3Dスタジオの中で上映の開始前に企業のコマーシャルを流しますというようなことを言っております。エントランスホールには企業名を表示するとかいうようなことをやっておりまして、その他、若干入館券のサービスであるとか、そういうものはあるわけですけれども、こういう条件でございますと。それでこの募集に乗っかる方おいでますかということで募集をかけさせております。  それはそれとして、あくまで宣伝、広告のためにというようなことで、これをこのスポンサーになったから利用料金に結びつくということではなくて、そこは割り切りたいというふうに考えております。 86 【二木委員】 コマーシャルだけをねらった会社ではない会社というのもまたあると思うんです。またはそこでイベントをやってくれて、科学館のためにお客さんを集める。そして、自分のコマーシャルにもなると思うんですが、お客を集めるという観点からいえば、私は非常に歓迎すべきことではないかなというふうに思いますので、そのあたりまた考慮していただいて。ただ宣伝するというだけじゃなくて、その人たちが行うイベントというものを勘案しながら、会社と協力して少しでも収入が上がる方向を考えて、お互いに納得いけるものがあると思いますので、考えていただいてほしいなというふうに思っております。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 87 【川崎委員長】 これをもちまして、自民党こまつの質疑を終了いたします。  これより自民クラブの質疑を許可いたします。
     出戸委員。 88 【出戸委員】 朝、冒頭に新田議員が冬の嵐というお話で気候のお話をしました。確か明け方まですごい雨風で、あらすごいなと目があくほどすごい天気でございましたが、7時20分ごろですか。西の空にすばらしい虹が、それもしかも二重のダブルで見えました。小学生がちょうど通学するときでございましたんで、一緒に見てすごいなと言っていましたが、それを見て、ああ、こんなダブルで虹がかかるの初めてでないかなと。すばらしいなと。何かよっぽどいいことあるんでないかなというふうに予感しまして、とてもうれしい気持ちになった朝でございました。  それでは、質問に入ります。  農地集積推進費についてお尋ねをいたします。  私が小学生のころは、稲作というのは全てが手作業でございました。田植えでは、糸偏に結ぶと書いて「ゆい」、私のまちでは「いい」と言っていましたが、農家の皆さんがお互いに応援をしながら共同で日程を決めて田植えをしたものでございます。その日は家族総出で一大イベントで大変な苦労もありましたが、秋の収穫では格別の喜びもあったときでございました。  その後、農業はどんどん機械化が進められて、二条植え、四条植え、さらに乗用の田植機となって、田起こしも馬や牛から耕運機、トラクターにかわり、刈り取りもバインダー、ハーベスターからコンバインとなって小さな農家の方が田んぼを耕作できなくなる。加えて米の価格の暴落、減反政策による所得の減少でどんどん離農者がふえ続ける中、農業従事者に一筋の光となる農業集積推進費がこの12月補正で7,630万円、当初予算4,100万円で合計1億1,730万が計上されております。  そこで、本事業の目的について説明をお願いいたします。 89 【小林環境共生部長】 おはようございます。よろしくお願いします。  農地集積推進費のその事業の目的ということでございます。  国は全国的に農業者の高齢化や後継者不足など将来の展望に懸念と不安を抱えている地域がふえておりますことから、平成24年度より人と農地の問題を解決するための人・農地プラン制度をスタートさせました。農地集積推進事業は、地域農業を担う農業者や農業の生産の基盤となります農地を将来にわたり有効に利用するため、地域の中心となる担い手の確保と担い手への農地集積に必要な取り組みを支援し、そして農業の競争力、そして体質強化を図りまして、持続可能な農業を実現するものであります。  小松市では、貿易自由化の流れを受けましてJA、企業、大学などと連携しまして、将来の自由化に打ち勝つ農業者の体質強化に取り組んできております。  以上でございます。 90 【出戸委員】 それでは、この農地集積推進費の具体的な支援内容、それについてお答えください。 91 【小林環境共生部長】 この農地集積推進制度は国100%の支援事業でございます。地域農業を担う若手農業者を育成します青年就農給付金、担い手への農地集積により規模拡大を支援する地域集積協力金、担い手への農地集積を促進する経営転換協力金、集落営農の法人化を促進します担い手経営発展支援事業などがございまして、効率的かつ安定的な農業経営体の育成、確保に向けた制度となっております。  本市では、農業の担い手、後継者確保などの人づくりは消費者への食の安全、安心を確保するために必要な政策であると思っておりまして、国100%の支援事業でもございますので、農地集積推進費を積極的に活用することにいたしております。  以上でございます。 92 【出戸委員】 今説明をいただきましたが、その中で新規就農者への支援として、青年就農給付金というのがありますが、どのような事業なのか御説明をお願いします。 93 【小林環境共生部長】 内容につきましては、若者の就農意欲、農業をやろうという意欲の喚起と就農後の定着を図るため経営が不安定な農業開始直後の所得を確保するため、国が年間150万円を給付するものでございまして、45歳以下の就農意欲が高い若者を支援するというものでございます。  以上でございます。 94 【出戸委員】 45歳以下の方々の青年就農給付金ですが、活用状況、これについてお答えをお願いします。 95 【小林環境共生部長】 現在まで小松市では5人がこの支援を受けております。うち女性は1人でございます。女性の感性を生かせるトマトの園芸栽培に取り組んでおいでます。  以上でございます。 96 【出戸委員】 今ほど女性の就農支援があると。お1人おられたということ。今後は、多くの女性が就農し、女性の感性や視点で農業が成長することを期待し、また多くの女性に農業に関心を持っていただければと感ずるものでございます。  次に、地域に対する支援である地域集積協力金とはどのようなものなのか。また、小松市の活用状況について御説明をお願いします。 97 【小林環境共生部長】 まず、地域集積協力金についてでございます。農業の生産性を高め、競争力を強化するためには、担い手への農地集積と、そして集約化を加速し、生産コストを削減することが必要であると考えております。  そこで、農地中間管理機構、石川県では公益財団法人いしかわ農業総合支援機構に対し、まとまった農地を貸し付けた地域に地域農業の発展を図るため地域の貸付率に応じて国が支援を行うというものでございます。  本市では、本年度8地区281ヘクタールを対象に、国から約8,560万円の支援を受ける見込みでございます。担い手が経営する農地は小松市全体の農地の約70%となりまして、担い手への農地集積は着実に進んできております。  以上でございます。 98 【出戸委員】 今の説明で、多額の地域集積協力金、これが交付されるということでございますが、協力金は地域が市や町と相談の上、地域農業の発展に資する用途に使用可能とうたわれております。地域ではどのような使い道があるのでしょうか。お答えをお願いします。 99 【小林環境共生部長】 地域集積協力金は、地域農業の発展のために使うことになっております。地域全体で生産コストであるとか、労働コストを下げるための共同利用機械の購入とか、あるいは簡易なあぜ抜きとか、そういったことにも活用できますし、農業生産の基盤でございます土地改良事業費の負担金など今後地域の話し合いによって有効に活用されることになっております。  以上でございます。 100 【出戸委員】 今のお話によりますと、高額な農業機械の購入も可能ということになっておりますが、地域にとってもとてもありがたい支援かと思います。  次に、貸し手に対する支援の経営転換協力金というのがございますが、これはどのような内容か御説明をお願いします。 101 【小林環境共生部長】 経営転換協力金でございますけれども、農業をやめられたり、要は離農するということです。あるいは経営転換を希望される農業者に対しまして、農地中間管理機構を通じて地域の担い手に所有農地の貸し付けを促進してもらうため、貸し付け農地の面積に応じまして国が協力金を交付するものでございます。  以上でございます。 102 【出戸委員】 それでは、これの小松市における受給予定人数と金額、それから面積、これについて御説明をお願いします。 103 【小林環境共生部長】 今回、平成27年度で農業をやめられたり、経営転換を予定している農業者は52名おいでます。国から2,060万円の協力金が交付され、平成28年作から担い手へ30ヘクタールの農地が集積されることになります。  以上でございます。 104 【出戸委員】 次に、小松市の担い手、農業後継者育成についてお尋ねをいたします。  今議会の代表質問でも竹村副市長から答弁がありましたが、小松市の農家人口の減少や高齢化が進む中、小松市ではこれまで農業の担い手や農業後継者の育成に当たりどのような取り組みを行ってきたのか、具体的なお話をお願いします。 105 【小林環境共生部長】 担い手と農業後継者育成の今までの取り組みでございますけれども、本市ではこれまで環境に優しい特別栽培米であります蛍米、米の食味を重視したえちゃけなを生産して米のブランド力を高め、市内はもちろん首都圏へも販売し、農業者の所得向上、もうかる農業に向けた取り組みをJAなど関係機関と協力し、行ってきております。  また、本市の主たる転作作物でございます大麦あるいは北陸一の生産量を誇りますトマトをピューレ状にし、大麦バウムやトマトドレッシングなどの付加価値をつけた6次産業化商品を開発、そして販売しております。消費者からの評価も非常に高く、生産者の所得向上につながってきておるということでございます。  以上です。 106 【出戸委員】 これから先、TPPなど農業にとって大きな転換期を迎えると思われます。小松市において農業を担う人への対策などありましたらお聞かせください。 107 【小林環境共生部長】 今後の取り組みの方針でございますけれども、国のさまざまな担い手支援事業を積極的にまずは活用したいと思っています。そして、本市独自の担い手育成制度でございます環境王国人づくり支援事業によりまして、農業経営や農業技術を高める各種研修でございますとか、資格支援施策を展開しまして、次世代を担えるすぐれた担い手、そして後継者の育成を引き続き行っていきたいと思っております。  また、地域が定めます人・農地プランに基づきまして、農業者だけでなく消費者を含めたオール小松で地域農業を担う認定農業者でありますとか、集落営農組織を育成確保するとともに、経営体質や信用力強化のため、農事組合法人に移行できるよう、いわゆる法人化でございます。石川県、JAなど関係機関と連携を密にしまして取り組んでいきたいと、そういうふうに考えております。  以上でございます。 108 【出戸委員】 それでは最後に、小松市の農業の将来像についてお尋ねをしたいんですが、実はことし春、私の国府地区に八里台という振興住宅地、造成してから今17年目に入りましたが、そこの20代のお母さん、若いお母さんと子供さんが畑がしたいというて私のところに来られました。それで、私どもの町内の空き畑、空いた畑を提供して、町内の高齢者の方に指導をしていただいて、若いお母さん方3件、3家族が土を起こし、種をまいて、苗を植えて、そして夏野菜を収穫し、先日は大根をとられて、タマネギの苗を植えたり、菜っ葉の種まきを。子供たちも歓声を上げながら大変楽しく作業をしておられました。来年はもっと友達をたくさん呼んできてもいいかと。もっと農地を広げたい、畑を広げたいと、こういううれしいお話をいただきました。  これから農業の取り組みというのは、やり方によっては若い方にも魅力を持ってもらえるんでないかなという、そういったことを感じたものでございます。  そこで、NEXT10年ビジョンに基づいた小松市の農業の将来像についてお考えをお聞かせください。 109 【小林環境共生部長】 今ほどの紹介ありました八里台のお母さんと子供さんの野菜栽培の指導をしていただいておるということでございます。大変すばらしい食の教育であるというふうに思っておりまして、ぜひ今後とも継続して取り組みをしていただければなとまずは思います。  それと、御質問の農業の将来像でございます。小松市は日本一おもしろいたくましい心地よいまちに、そしてはつらつとした人とまちに向けまして、農業者のみならずJA、大学、企業等の関係機関の専門性と先進技術を結集して、国際都市小松市の強みを生かした日本のモデルとなるような環境と共生するスマートな農業を展開していきたいとまずは思っております。  以上でございます。 110 【出戸委員】 それでは、本当の最後に、国際都市ならではの小松空港を活用した農業の方向性についてどのようにお考えなのか、お聞かせお願いします。 111 【小林環境共生部長】 国際都市としての空港を活用したということでございます。小松市は御承知のように北陸の際立ったまち、国際都市小松、そして世界とつながる北陸の国際ゲートウエーということでございます。これを生かした農業を展開していきたいと思っております。小松の強みを生かして、栽培した付加価値の高い農産物であるとか、6次産業化商品を海外に輸出するフライト農業などに取り組みまして、国際競争力を強化していくとともに、木場潟からの白山眺望や豊かな里山、そして水郷など小松のすばらしい自然環境を活用したクラインガルデンあるいはスローツーリズムなどにより、海外から多くの方が小松市に来ていただけるよう取り組んでいきたいと、そういうふうに思っております。  以上でございます。 112 【出戸委員】 いろいろとたくさんすばらしい御回答をいただきました。農業従事者の皆さんが続けてよかったなと思われる、感じられる。5年先も10年先に未来が輝かしい農業であるべく、私も微力ながら精いっぱい一緒に、農業生産者として一緒になって考えていきたいなと思いますし、小松市農業の発展に市の当局も懸命な御尽力を賜りますようにお願いして、質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 113 【川崎委員長】 これをもちまして、自民クラブの質疑を終了いたします。  これより、みどりの風の質疑を許可いたします。  杉林委員。 114 【杉林委員】 みどりの風の杉林でございます。  持ち時間の中で、今回は私と浅村委員が質問をいたしますので、執行部の明解な答弁をよろしくお願いをいたします。  先般の本会議におきます代表質問、一般質問を聞いておりまして、28年前、私が初めて当選したことをいろいろ思いをめぐらせておりましたけれども、その当時から比べたら、今回の質問戦というのは大変小松を思う熱い気持ちを込めてそれぞれの皆さんがすばらしい質問をされ、また執行部のほうから誠意ある答弁があったということを感じましたのが今回の私の感想でございます。  それでは、私は今回、水道施設管路安全対策を行うための補正予算が計上されておりますので、この点に絞って質問をさせていただきます。  私たちは毎日飲み水としてはもちろんでありますが、洗濯、料理、風呂などに水道水を使っており、生活に絶対に欠かせないものであります。世界広しといえども蛇口をひねってそのまま水を飲める国は日本だけと言っても過言ではないかと思います。海外に出かけてそのありがたみを痛感するものであります。  しかし、ひとたび地震や災害に襲われたとき、これまでの阪神大震災や東日本大震災を見てもわかるとおり、上下水道管が大きな被害を受け、被害に遭われた皆さんが水確保に大変難義をされている姿がテレビや新聞等で報道されているものであります。  そこで、私はこの質問に当たりまして小松市の水道の沿革を少し調べてみましたのでありますけれども、現在我々が安心して飲める水道について大変御苦労があったものであります。まだ小松市制に移管されていない小松町時代でありますけれども、昭和5年と7年に市の中心部、俗に言う橋北、橋南の大火に見舞われた折、水道水の必要性を行政はもちろん住民の皆さんも大変痛感したと言われておる中で、昭和8年に小松町役場で水道部がつくられ、水道事業がスタートしたのが始まりと言われております。  その後、小松市に市制がなってから今日までの中で見ますと、人口増による宅地化が進んだり、また経済発展による水道利用が拡大の一途をたどり、時には水不足が生じたということもあったようであります。そうした中で、昭和55年から県水を導入し、また小松市が持っております川北系、上清水系の自己水とあわせて市民に水道水の安定供給を図ってきたのであります。これが小松の水道の歴史でありますが、大変前置きが長くなりましたが、これより通告にしたがいまして4点お尋ねをいたします。  1点目は、県水の導入以来長い間の懸案でありました県水受水費が県の英断で70%から60%に引き下げられました。10%といってもこれは大変な大きな意義があろうかと思いますけれども、このことが本市の水道事業や市民生活にどのような影響をもたらすのか、まずお尋ねをいたします。 115 【藤田上下水道局長】 ただいまの県水受水の影響等についての御質問にお答えさせていただきます。  最初に、責任水量について説明させていただきます。石川県と安定的に水道水を受水することを目的に協定を結んでおります。この協定の中に、一日最大給水量というものがございまして、現在これが3万2,240立米となっております。この水量まで受水することができるというのですが、責任水量とはこの一日最大給水量のうち受水しなければいけない最低水量のことであります。この責任水量が一日最大給水量に対して70%でありましたが、平成27年4月より60%となりました。  責任水量が引き下げられたことにより、購入してきた1年分の県水につきましては、823万7,000立米から約706万立米となり、その差でございますけれども約117万7,000立米が少なくなる予定でございます。この県水の単価である99円と消費税8%を掛けますと、受水費が1億2,581万9,000円の減額となります。  以上でございます。 116 【杉林委員】 今ほどの説明をお聞きいたしますと、小松市の水道事業におきまして大変なありがたい話であります。  そういう中で、今現在県水を受水しておりますのは県内では12市町というふうに言われておりますが、受水量引き下げについては本当にそれぞれの首長さんが毎年毎年県に対して陳情、要望されてきたそのことがこういう結果につながったのかなというふうに理解をいたしておりますが、いうなれば健全経営というものがあって初めて水道の事業が成り立つわけでありますけれども、これから例えば今年度、市としては県に対してどのような要望を出されておるか。この点が何かあればお知らせください。お示ししてください。 117 【藤田上下水道局長】 県に対するどのような要望を行っているかというお尋ねでございます。平成26年度につきましては、石川県の受水市町、金沢市、七尾市、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、白山市、野々市市の8市、そして津幡町、内灘町、宝達志水町、中能登町の4町の12市町により責任水量の早期引き下げ、そして平成28年度以降の協定水量を少なくとも現行受給水量に凍結を願いたいという旨の要望を行っているとともに、市長のほうから機会あるごとに県に要望してまいりました。そのおかげで今年度4月から議員御案内のとおり責任水量が引き下げられたということでございます。  そこで、平成27年度の要望につきましては、現行の給水協定では平成8年からこれまで据え置かれてきた協定水量が、平成28年度以降段階的に引き上げられるということになっていることから、この受水12市町とともに28年度以降の協定水量を少なくとも現行の受給水量に凍結願いたい旨の要望を行っているところでございます。  以上でございます。 118 【杉林委員】 今ほどの要望内容については、ぜひ市長を先頭に県内12市町の皆さんが県にしっかりと働きかけをしていただきたいなというふうに思うわけであります。  過去、本会議で実は公共料金の話が出る折に、必ず水道料金の問題も何回議論されたわけでありますけれども、私自身の記憶でいえば初めて水道料金が下げられたということ、そして今ほどの受水責任水量の引き下げ等によって、今ほどの説明があったようなそういう効果を、それぞれの受水市町にもたらすということでありますから、ぜひ今後とも踏ん張っていただきたいなというふうに思うわけであります。  2点目は、現在、小松市は先ほど申し上げましたように川北系、上清水系の2系列による自己水を持っておりますが、県水の受水量が減ることによる自己施設稼働に対して何らかの影響があるというふうに思うわけでありますが、この点はどのように見ておられますか。 119 【藤田上下水道局長】 自己施設の稼働の影響でございます。この自己施設の稼働率が上昇することによりまして、契約の電力量とか使用電力量が増加しております。そういうことで、配水及び揚水にかかる動力費が1,081万9,000円が増額いたしております。それとともに、県水と自己施設の比率でございますけれども、26年度の実績でございますけれど、県水が配水量の全体の58%、自己施設が42%だったものが、平成27年度から現在でございますけれども、この責任水量が引き下げられたことによりまして県水が51%、自己施設が49%というふうに上がっているような状況でございます。  以上でございます。 120 【杉林委員】 それでは、3点目でございますが、先ほどの説明によれば、責任水量が70から60%に下がったということによる、あるいは一方で自己水の稼働によって少し市の負担が、かかる費用が上回るけれども、それでもトータル的に見ますと大きなプラスになるわけでありますが、このことによって今回の補正予算の中身である耐震化工事をスピードアップさせたいということで、今回の補正予算が計上されたというふうに理解をいたしております。  そこで、この補正予算の現在4,800万余りでありますが、その内訳ですね。まず最初に、丸の内配水場の耐震工事というものが計上されていますが、この中身についてお聞かせください。 121 【藤田上下水道局長】 丸の内配水場耐震化工事の内容についてでございます。丸の内配水場には川北系水系の配水池と小松市水道事業の心臓部であります配水場の監視設備がございます。  丸の内の配水場耐震化工事につきましては、配水池と監視設備の更新でございまして、まず丸の内の配水池について説明させていただきます。自己水源である川北水系の配水池は昭和13年から昭和49年に築造された4つの配水池から構成されておりまして、容量といたしまして1万510トンの貯水能力がございます。施設の整備内容につきましては、現在、基本設計において検討しているところでございまして、この検討の中では適正な規模を見直しをするということ。そして、耐震化、緊急時の応急給水拠点としての整備、敷地の有効利用などを検討しております。工事の工期につきましては、平成28年から平成30年を予定しておりまして、構造につきましても新たな素材、工法の採用を検討を含め、ライフサイクルコストの縮減や工期の短縮を図っていきたいというふうに考えております。  今回の補正については、平成28年度行う予定でありました実施設計を1年前倒しをいたしまして行っていきたいと考えております。設計費につきましては2,200万円を計上しているところでございます。  次に、監視設備の更新についてでございます。丸の内配水場監視設備は小松市内の配水場とか制御場、ポンプ場などの集中制御をしている設備でございます。今回、基本設計を行いまして老朽化した監視設備機器の更新を計画していきたいと考えております。  補正につきましては、配水池と同じように28年度行う予定でありました基本設計を27年度に前倒しする形で行います。設計費につきましては300万円を計上させていただいております。  以上でございます。 122 【杉林委員】 今ほどの説明によりますと、丸の内配水場というのは小松の水道の安定供給の本丸というような位置づけというふうに思うわけでありますし、また、今ほど監視システムの整備も進められるということでありますけれども、災害はいつやってくるかわからないというのが今の日本の置かれている状況かなという中で、早急に改修をしていただきたいなというふうに思うわけであります。  次に、先般の予算内示会で執行部から提出されました資料の中に、今後、花坂配水池の耐震化工事についても少し載っておりました。今後、この配水池の耐震化を進めたいということでありますけれども、これについて今どんなような工事内容になっていくのか、あるいは今後の見通しについてお尋ねをいたします。 123 【藤田上下水道局長】 県水を受水する花坂配水池は、手取川ダムを水源といたしまして鶴来浄水場から花坂配水池へ送水されております。花坂配水池は昭和56年に築造されまして、容量は1万192立米でございます。現在、石川県が施行しております送水管の耐震化事業として送水管の2系統化工事を行っており、花坂配水池については平成31年以降に接続予定となっております。  県の送水管接続工事と調整を図りまして、平成30年度より設計業務に着手し、花坂配水池の耐震工事を行いたいというふうに考えております。  また、補強や改築更新などについてライフサイクルコストも検討しながら、コスト縮減を図りながら整備を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 124 【杉林委員】 次に、石綿管の更新についてでございます。  経済成長時に、今現在鋳鉄管を使っておられますが、その当時、石綿管、我々はエタパイとかエタパイプとかというような表現を使っておったわけですけど、この布設がどんどん進められた中、その後の、先ほど申し上げました宅地化とか、いろんなもので大変石綿管というのは振動とかそういうものに弱いということで、至るところで小松市においても、あるいは他の市町においても漏水がたくさんあったというふうに記憶をいたしております。  そういう中で、小松市も大変な費用をかけて石綿管の更新を図ってきたわけでありますけれども、今回、0.7キロで四千数百万もの予算が計上されておりますが、この中身についてお尋ねをいたします。
    125 【藤田上下水道局長】 今回の石綿管更新工事につきましては、県水受水費の軽減により得た収益を有効に活用することを目的に、小松市内3地区延長約700メートルを1年前倒しして施行するものでございます。  石綿管は平成元年の時点で延長約330キロもあったものが、平成10年には残り200キロ、平成26年末の時点で残り4.3キロとなりました。今年度の当初予算において1.6キロメートル、今回の補正において0.7キロメートルと、来年度以降では約1キロメートルを残すだけとなりました。補正により施行する場所は、串町、林町、下牧町を計画しておりまして、水道事業単独で施行する箇所については今年度で完了する予定でございます。  以上でございます。 126 【杉林委員】 今ほどの石綿管の話の中で、本市では約330キロあったのが、もう今回0.7キロが布設がえされればあと1キロというふうに言われておるわけですけれども、大変気になるのはこの残り1キロでありますけれども、地域はどこに当たるのか。あるいは、この1キロについて来年度予算等についてどのように考えておられるのか、お聞かせください。 127 【藤田上下水道局長】 残り1キロメートルの箇所につきましては、国、県などの他の事業と同時施行を行う計画であります。  この地域でございますけれども、平成28年度におきましては符津町地内における国道305号の歩道工事にあわせて、平成30年では那谷町の農業集落排水事業とか、そのほかに平面町、荒木田町地内の梯川の改修工事にあわせて施行する箇所を計画しております。  以上です。 128 【杉林委員】 今ほどの説明によりますと,いろんな改修工事等にあわせて残り1キロの更新を図られるということでありますけれども、やはり質問の冒頭から申し上げていますように安心、安全の安定した供給に対して、一日もこうした石綿管の更新がスムーズに出されますことを強く要望しておきたいと思います。  それでは最後、4点目でありますが、今後の水道事業の取り組みについてであります。  大変心配いたしますのは、これからまさに今人口減少時代と言われ、かつ少子・高齢化というものを迎えております。このことは、水道事業ばかりじゃなくて行政においていろんな重い荷を背負っていかなきならないのかなという気がいたすわけであります。  そうした中、先ほどからの説明によりますと、急激な人口増あるいは経済成長のときに建設された施設や管工事がたくさん行われてきておるわけであります。  ことし3月、県が責任水量を引き下げることを受けて、受水12市町の首長さんが謝意を伝えるために谷本知事を訪問されたという報道がありました。その記事の中で少し気にかかったのは、13年度末において基幹管路の耐震化率は、県営水道で42%に対し、受水12市町の平均は38.9%にとどまっているというふうにありました。耐震化というのは何遍も繰り返しになりますけれども大変大事な事業でありますが、改めてここでこれからの本市における耐震化を含めた安定供給に向けての計画あるいは取り組みについてどのように今検討されておられるか。また、いろんな調査、研究を進められているふうに聞いておりますが、その中身についてお尋ねをいたしたいと思います。 129 【藤田上下水道局長】 ただいまの水道事業の今後の更新等についてのお考えということでございます。施設、管路の強靱化、長寿命化に取り組みまして、BCPによるリスクマネジメントを進めながら、心地よい市民の暮らしの質の向上を目指し、安全、安心を届けていきたいというふうに考えております。  また、今年度末をめどに中長期的な財政計画を踏まえたアセットマネジメントとして配水施設管網等更新計画の策定を予定しておりまして、更新費用の最小化、平準化によりまして持続可能な更新を実施していきたいというふうに考えております。 130 【杉林委員】 今の説明によりますと、しっかりと局内でこれからのあり方について調査研究をされておられるようでありますので、一日も早く取り組んでいっていただきたいと思いますけれども、最後に、やはり水道事業というのは収入、歳入ということでやっぱり経営でございます。そういう中で、先ほど申し上げましたような人口減少あるいは少子・高齢化等のそういう背景を踏まえて、大変健全経営についていろいろ心配しなきゃならない点があるのかなというふうに思いますけれども、そういう点について市としてはこの健全経営というこの1点においてはどのように考えておられるか、これを質問の最後にいたしたいと思いますので、よろしく答弁をお願いします。 131 【藤田上下水道局長】 上下水道局を挙げて経営改革に取り組みまして、官民協働でありますPPPやPFIの導入についても検討を進め、民間の資金やノウハウを活用して効率的かつ効果的な経営手法を導入していきたいというふうに考えております。  また、NEXT10年ビジョンとかこまつ創世総合戦略など政策方針を踏まえながら、既存の水道事業にとらわれることなく、付加価値の創出など新しい事業展開にチャレンジいたしまして、水事業の開拓そして水道水の用途拡大を検討していく所存でございます。そういった意味で、議員各位の御理解と御協力をお願いいたします。  以上でございます。 132 【杉林委員】 以上で私の質問は終わります。  水道事業というのは市民に対して安心、安全がまず第一であり、一秒たりとも水道がとまることがないように、ぜひ頑張っていただきたいということをお願いを申し上げまして、浅村委員とかわります。  以上で質問を終わります。 133 【川崎委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  浅村委員。 134 【浅村委員】 みどりの風、2人目の質問となります。  本日3人目、このバス停の調査費については3人目の質問ということになりますけれども、それだけ今回質問多かったということは、私もそうですけれども、この小松市にとって公共交通機関であるバスということがこれからも大変大事なものになってくるということで質問が多いのかなというふうに思いますし、今回調査費が上がったということは本当に利用するに当たって少しでも便利になっていただきたいなということで喜んでおる、そんな気持ちで質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず最初になりますけれども、まず今回、バス停について調査に入るということについては、何かやはりバス停についての市民からの要望というか、そういうものがあったのがきっかけになっているということはどうでしょうか。 135 【前多ふるさと共創部長】 今回のバス停調査費につきまして予算計上に至ったのは、市民からの要望があったのかという御質問かと思います。  市民から要望が特にあったわけではございません。今、私どもは先ほど来申し上げておりますとおり、誰にもやさしいまちづくりというものを進めております。市民の皆様とともに共創によるやさしいまちづくりということで、その一環として子供や高齢者、障害者、観光客、ビジネス客、それから先ほどお話がありましたが、子供連れの方等を含めまして、どなたにも路線バスが気軽に、そして安心して利用できるように、屋根や風よけの設置、そしてICTを活用した便利でやさしいバス停のあり方について調査をいたしまして、優先順位の高い地域から整備を行ってまいるものでございます。  また、先ほど来申し上げておりますとおり、単なるバス停の整備ではなくて、町家や田園風景等周りの景観にマッチしたまちのイメージアップ、またバス利用者だけでなく地域の住民が誰でもその場所で安らげるバスストップ&憩いの場となるよう整備を進めてまいりたいと思っております。 136 【浅村委員】 今ほどもありましたように、1つは空港を利用している方々、そして今後、北陸新幹線が延伸になりましたらまたふえるであろうと思われる観光客やビジネス客の方々、そういう交流人口の拡大ということも考えられますし、それからもちろん今言われたような、本当に市民の、高齢者もそうですし、足としてしっかり路線バスということが今後とも活用していっていただきたいと思いますし、今回のことで利用者がふえていくことをぜひ望んでいきたいというふうに思います。  今回はバス停の調査費ということでありますけれども、あわせてさらにバス利用者をふやすためのいろいろと市民の声というものをあわせて、バス停の整備にあわせて整えていただきたいというふうに考えております。  市民からとってみてバスを利用するということがさらに利用者がふえていく。そのためにはどういう要望があるのか。例えば、便利になるためには本数がふえることでもあり、それから今の利用者からいえば確かに料金の問題もあったりしますよね。そういうことが少しでも市民の声を取り入れながら利用者がふえていく。いいほうに循環していけばさらに小松市の路線バスというものが市民の足ということになっていくと思うんですけれども。  ちょっと今回、直接このバス調査には関係ないんですけれども、例えば高齢者や市民の要望に応じて、今ある制度としては、例えば楽ちんパスポートという制度があると思うんです。これは高校生や高齢者の方、障害のある方にとって負担というか、費用の面での負担をかなり軽減していると思うんですけれども、この辺の状況というのはどんな状況でしょうか。 137 【前多ふるさと共創部長】 議員御案内のとおり、現在、楽ちんパスポートという制度がございます。これは路線バスをより多くの皆さんに利用していただいて、今後も継続して運行していけるよう、コミュニティバスこまちと市内の路線バスを対象としたフリー乗車券として販売をしております。  平成27年度においても乗ってお得、使って便利な楽ちんパスポートということで65歳以上の高齢者、そして障害のある方、高校生の方を対象に販売をしております。  現在の利用者数でございますが、高齢者の方は平成26年度の実人数でございますが790人、障害をお持ちの方は74人、高校生は701人ということで、合計1,565人でございます。平成27年度も同数程度かと見込んでおります。  以上でございます。 138 【浅村委員】 ありがとうございます。高齢者の方、高校生、かなりこれを利用しているということがわかります。  今後は高齢化が進む中で免許証の返納ということも、今高齢者による最近交通事故というのも全国で見られていますので、その中で免許証の返納ということのためには、やはり路線バスということが自家用車のかわりになるシステムでなければいけないというふうに思うんですけれども、自主返納に対して市のほうでは支援内容として楽ちんパスポートの支給という制度もあると思いますけれども、この辺の今の利用状況というのはどうでしょうか。 139 【前多ふるさと共創部長】 現在、免許を返納して楽ちんパスポートを受け取られた方といいますのは、3つほどの中から楽ちんパスポートを選んだ方ということになりますけれども、平成26年度で203人の方が免許証を返納されまして、そのうち10人が楽ちんパスポートを受け取られました。平成27年度は11月末現在で132人の方が免許証を返納されまして、うち14人の方が楽ちんパスポートを受け取られました。  以上でございます。 140 【浅村委員】 ありがとうございます。  自動車にかわるものとしてバス等を利用してもらえばいいと思うんですけれども、ほかの利用のほうが、買い物であるとか温泉利用のほうがニーズに合っていたのかなと思います。また、バスも便利にしていただいて、ぜひこの制度もたくさん利用していただけたらいいと思います。  先ほども利用者の声を聞いてまたふやしていくようにということなんですけれども、私住んでいる月津地区というのはやはりどうしてもちょっと便の悪いところなんですね。高校生なんかも、うちの子供たちもこの楽ちんパスポートも本当は利用できればよかったんですけれども、朝は大丈夫なんです。朝早く学校へ行くバスはあるんですけれども、実はもう帰りのバスがないというような状況もあります。それから、高齢者の方は少しでもふやしてほしいと。便利になるためにうちのほうからもふやしてほしいということがあるんですけれども、なかなかやっぱり現在の利用者を見ますと厳しい状況があるかなというふうに思います。  先ほど二木委員のほうからも利用者の数もありましたけれども、大体台数に直すとどのくらいの利用者というのはわかるでしょうか。ちょっと聞いたところによりますと、新たにふやすためには1台につき六、七人ぐらいの利用者が必要だというようなことは聞いたように思うんですけれども、現在のそういう状況というのはわかるでしょうか。 141 【前多ふるさと共創部長】 今の質問につきましては通告内容に含まれていないので、お答えは差し控えたいと思っております。 142 【浅村委員】 いきなりの質問で申しわけありませんでしたけれども、今後、やはり利用者をふやしていくということでもいろんな、この辺の数字というのはまた、今回はバス停についての調査ということになっておるんですけれども、バス利用者をふやすという意味でも、さらに次の調査ということでいろいろとお願いしたいというふうに思います。  1つ、バス停を整備するに当たっての財源というんですかね。利用するような補助金とかあるのかどうかというようなこと、もし。今回の調査費とは関係ありませんけれども、今後の見通しとしてありましたら。 143 【前多ふるさと共創部長】 次の段階のバス停の実際の整備ということにつきましては、もちろん財源を確保したいと思っております。国、県等の補助金制度がいろいろとございますので、今研究中でございます。 144 【浅村委員】 ちょっと質問が先やったかもしれませんけれども、ぜひ自分としてはやはり利用者がふえていく、利用者にとってやさしく使いやすいそういうふうになるようにということでぜひお願いしたいというふうに思います。  それで、先ほども言いましたように、ぜひ今回バス停の調査だけじゃなくて、利用者をふやしていくためにいろんな市民とかの要望も含めて、今後の調査の中では広がっていくようにお願いしたいと思うんですけれども、市民協働課としてはちょうど例えば町内会に携わっていると思うんですね。そういうところからのバスの要望なんかもあると思うんですけれども、ふやしてほしいという要望はあると思うんですが、逆に地域のほうでもどうしたらそれをふやすことができるんだろうかというようなこともまたあわせて市民の声をぜひ取り入れていっていただきたいと思いますし、それから本会議のほうでも、例えば新世代会議の中で子供たちの声があったというようにありましたように、今、高校生が大変利用しているということですので、そういうやはりぜひ利用している子らの声も聞き入れて、今後の政策に生かしていっていただきたいと思います。  冬場の朝というのは大変混み合っているということは南藤議員の質問にも前ありましたけれども、そのニーズに応えたいということもなかなか会社としても、例えばバスの台数であるとか運転手の問題とかあるということも含めて、いろんなバスの調査に関してはこれからもいろいろとさらに利用者がふえるような調査につなげていっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 145 【前多ふるさと共創部長】 今回のバス停の調査費につきましては、バス全体の考え方、そして地域公共交通全体も総合的に考えながら調査を進めてまいりたいと思いますし、これまでと同様、いろいろな要望につきましても検討を加えたりしながら、この地域公共交通を市民の皆さんと一緒にふるさと共創で維持していきたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 146 【川崎委員長】 浅村委員、議論が通告とちょっと離れ過ぎてきておりますので、質問の内容を戻していただきたい、そんなふうに思います。 147 【浅村委員】 わかりました。どうしても3番目ということで、たくさん先ほど聞かれたことも重ならないようにということで聞かせていただきました。  先ほどもバスロケーション検索システム、それからバスサポこまつという小松市には小松市路線バス情報検索システムがある。それをスマホにも生かしていきたいというようなICTの面でのこともありました。  本当に都会のほうから来る人にとってみたら、本当に簡単にスマホでいろんな出発地、それからいつどういうふうに着くか簡単にわかるということがありますので、ぜひまた今回のICTに関する調査の中でも進めていただきたいと思いますし、金沢のほうでは少しそういういつバスが来るのかということがわかったりしていますよね。そういうように、バスを利用する中で時間がはっきりわかるということも一つ大事なことなのかなと。交通渋滞ということもあると思うんですけれども。  バス停に関していいますと、1つだけちょっと自分紹介したいと思うんですけれども、ソウル市のバス停が路面電車のように道路の中央にあるということで、バスの渋滞を避けて時間どおり運行しているというような、そういうことがあります。そういうようなバス停に関していろんなこともあると思うので、今回は小松市の中の調査費だと思うんですけれども、ぜひいろいろ本当に活用しやすい、またバス停の調査にしていただきたいと思いますが、よろしく。それについてはまた。今後ということで、さらに利用しやすいバスについてお願いしたいと思います。 148 【川崎委員長】 浅村委員、通告に従っての質問に戻していただきますよう、よろしくお願いいたします。 149 【浅村委員】 これで最後にしたいと思いますので、最後、担当の方に締めていただいて、僕の質問は終わりたいと思います。  なければまたお願いしたいということで質問を終わりたいと思います。 150 【川崎委員長】 これをもちまして、みどりの風の質疑を終了いたします。  この際、午後1時10分まで休憩いたします。    ──────────────────────────────────                               午前11時58分 休憩                               午後1時10分 再開    ────────────────────────────────── 151 【川崎委員長】 休憩前に引き続き、予算決算常任委員会総括質疑を再開いたします。  この際申し上げます。午前中の総括質疑において、通告に基づかない質疑が行われました。小松市議会におきましては、発言時における通告は最も基本的な定めであります。議員各位におかれましては、通告に従い質疑をされますよう、よろしくお願いをいたします。  次の質疑者に移ります。  木下委員。 152 【木下委員】 では、12月議会総括質疑、今回は選挙費について通告に基づきまして質疑を行ってまいります。  まず1点目ですけれども、この選挙費についての内容についてお示しをください。 153 【坂井選挙管理委員長】 補正予算に計上されております選挙費の内容は、公職選挙法改正により選挙権年齢が二十歳から18歳に引き下げられたことに伴い、18歳、19歳を選挙人名簿に有権者として加えるよう選挙人名簿システムを改修するものであります。改修費として150万円の予算を計上しておりますが、法的改正に伴う全国的な対応であることから、2分の1については国から補助されることになっております。  今回の改正で、来年小松市において新しく選挙権を得ることになる者は、現在の17歳と18歳ということになります。平成27年12月1日現在の住民基本台帳によりますと、17歳が1,160人、18歳が1,090人、合計で2,250人となる見込みでございます。これは平成27年12月2日現在の選挙人名簿登録者数の8万6,772人の約2.6%に当たる人数となります。  以上でございます。 154 【木下委員】 来年夏の18歳選挙の引き下げに伴うということよくわかりました。  では、続きまして選挙公報等について3点お聞きしていきたいと思います。  先日、小松短大で行われました金大の先生を招いた講演会、選挙管理委員会が実施されたんですけれども、私もそこにちょっとお邪魔をしてお話を聞かせていただきました。岡田さんという先生が非常にわかりやすく短大生に向けて講義をされていたんですけれども、選挙管理委員会として今回18歳になったことを受けて選挙啓発の今現状、そして実際、これまでに、つい先日もグループワークを小松短大の学生さんにやられたというふうに聞いておりますので、その現状と反応についてお伺いをいたします。 155 【坂井選挙管理委員長】 選挙年齢が18歳以上になったことを受け、選挙啓発といたしましてまず模擬投票を実施しております。石川県選挙管理委員会、小松市教育委員会とも連携し、高校で2校、小学校で2校実施してまいりました。また、全ての学生が有権者となる小松短期大学におきましては、「投票率低下の原因と投票に行く意義」と題した金沢大学岡田浩教授の講演会を行っております。学園祭での選挙啓発ブースの出展、若者の投票率を上げるにはどうすればよいかということを考える金沢大学の学生と合同のワークショップを実施しております。  これらの啓発活動に参加した皆さんの感想を御紹介いたします。まず、模擬投票を体験した高校生のアンケートによりますと、「投票は思っていたより簡単であった」という方が90%、「有権者となったときに投票に行く」という人は70%となっております。また、模擬投票や講演会に参加した小学生や小松短期大学の学生からは、「18歳になったら投票に行きたい」「1票は大切だったと思った」「自分の1票を大切にしたい」「若い世代の投票率の低さがわかり、投票に行かないといけないと感じた」「選挙に余り関心がなかったけれど興味を持つことができた」といった感想が寄せられております。  以上でございます。 156 【木下委員】 私も常々議会で選挙権、若い世代にいかに政治に関して興味、関心を持っていただくかということで何回も質問させていただきますけれども、今回のアンケートを聞いておりますと、やはり非常に高い数字出ておりますし、それをいかに本当の行動まで移していくかというのが非常にやっぱり大切になってくると思うんですけれども。  今後の、来年の夏には参議院選挙、恐らく7月じゃないかという話も出ておりますけれども、あと半年余りになってきましたけれども、今後の啓発の予定についてお伺いいたします。 157 【坂井選挙管理委員長】 今後の啓発活動といたしましては、今年度内に高校3校、小学校2校の模擬投票を予定いたしております。来年度につきましても、模擬投票などこれまでの啓発活動を継続するとともに、小松短期大学の学生と金沢大学の学生さんと連携をした啓発活動への支援や、選挙啓発活動を推進しております小松市明るい選挙推進協議会への小松短期大学の学生の参画なども目指してまいりたいと考えております。  また、インターネット、フェイスブックやLINEに代表されるいわゆるSNSなど若者の情報ツールを積極的に活用し、政治や選挙をより身近なものとして感じられるよう情報発信していきたいと考えております。若者世代はもちろん、投票率全体を向上させていくことが重要であり、選挙管理委員会や教育委員会だけでなく、保護者、学校、家庭、親、身内など私たちみんなで取り組んでいくべき課題であると考えております。  以上でございます。 158 【木下委員】 SNSの活用は非常に重要になってきますし、プラス親ですね。親世代にいかに普及啓発活動をやっていくかも非常に鍵となると思っております。  時間も残り少ないんですけれども、最後の質問に移りたいんですけれども。  今回の一般質問でもたびたび話題に上っていましたけれども、11月に行われました市立学校のPTA連合会主催の中学校の新世代会議、私も指名を受けて参加してきました。中学2年生、ちょうど公民を受ける前の生徒、彼、彼女らといろんな話をさせていただいたんですけれども、本当にいろんな刺激を受けまして、前半はいろんな議員になる理由とかいろんなことを話していたんですけれども、後半はフリートークの中で、実際政治家、今までほとんど身近じゃなかった彼らにどんなイメージを持っているというふうに聞いたときに、なかなかちょっと耳の痛いことを言われまして、「政治家の人って結構言いっ放しで終わるよね」ということを受けたんですよね。  確かに自分を振り返ってもその部分はあるなということで、例えばことしの4月に選挙が行われましたけれども、議員の皆さん、新聞に選挙公報を載せています。そちらが実は現状を調べると、紙では配られているんですね。全戸配布でされていますけれども、正直紙というのはやっぱりすぐなくなるというか捨てられる可能性も多くて、そういった意味もあって小松市のほうで平成24年12月に衆院選行われましたけれども、ネット上に公報を掲載しています。ただ、これが残念なことに投票日の翌日までにネットから削除されているんですよね。  やっぱり言いっ放しで終わらせないためにも、よく議員のほうからPDCAを回せと執行部のほうに言っていますけれども、自分ら自身も振り返るとやっぱり言ったことをちゃんと今後引き続きやっているかどうかというのを有権者の方に見せていく必要がやっぱりあると思うんですよね。  実は、そういった中で国もちゃんと考えていまして、政府は5月22日、ことしの。国政選挙、地方選挙の候補者の公約などが記載された選挙公報を過去の選挙の記録として残すのは差し支えないという答弁を閣議決定していまして、総務省が都道府県の選挙管理委員会に通知しています。総務省がこれまでの選挙公報の通知、削除を見直したということになっていまして、これやっぱり私が新世代会議でいろいろ話した少年、彼ら、彼女ら等の、やっぱりそのとおりだと思うんですけれども、これを受けて小松市の選挙管理委員会としては、選挙公約を言いっ放しにして選挙公報が保存されていなければわからないことも多々あると思うんですけれども、ぜひネット上に保存された選挙公報を見て、有権者の方が候補者の過去の公約を見れるようにということは非常に大切だと思っていますけれども、ぜひ市の選管としても選挙公報をネットに保存、掲示する考えというのはあるのかどうか、ちょっとお聞かせ願えますか。 159 【坂井選挙管理委員長】 委員御案内のとおり、これまで選挙公報の選挙管理委員会のホームページの掲載期間については、総務省の通知により選挙運動用ポスターの取り扱いに準じて投票日の当日までとされておりました。しかし、27年5月22日付で投票日の翌日以降も過去の選挙に関する記録として選挙管理委員会の記録用のホームページに掲載することは可能であると政府の答弁書が出されました。同日付で総務省から各選挙管理委員会あてに通知されております。  なお、この通知以降、投票日の翌日以降も引き続き掲載されるようになった県や市があることも承知をいたしております。  小松市におきましても、今後石川県選挙管理委員会と協議しながら、過去の選挙に関する記録として投票日の翌日以降も選挙公報をホームページに引き続き掲載していきたいと考えております。  なお、掲載に当たっては次回以降の選挙にかかる選挙公報と混同されないような形、形式をとるなど、掲載の方法につきましては十分注意を払ってまいりたいと考えております。 160 【川崎委員長】 これをもちまして、木下委員の質疑を終了いたします。 161 【木下委員】 ありがとうございました。
    162 【川崎委員長】 次の質疑者に移ります。  片山委員。 163 【片山委員】 きょうは最後の質疑となりました。  小松市は児童クラブ、放課後児童クラブ33カ所ということで、本当に私はいろんなところを見てきましたけれども、日本一じゃないかなと、このように思います。それでもまだ90名を超えるような児童クラブのところもありますし、うちの校下でもふえ続けているというような現状があります。  そうした中で、本議会補正予算に放課後児童クラブ運営費で加算項目の追加として4,170万円上程されております。  まず最初に、この加算項目というのが皆さん余りわからなかったと思いますし、そしてその国庫補助の内容に変わったことによるものだと思いますし、その運営基準ですね。当時の運営基準と新たな基準というのがどういうふうに違うのか、その概要についてお答えください。 164 【石黒教育長】 片山議員の御質問にお答えいたします。加算項目の中身とそれから概要ということかと思います。  追加となった項目は3つございます。まず、放課後児童支援員等処遇改善という項目です。これは、開設時間18時半を超え業務する職員の処遇改善を図るためのものでございます。2つ目は、障害児受け入れ強化推進という項目でございます。1クラブ当たり5人以上の障害児を受け入れを行う場合等における経費というふうに書いてあります。それから、最後3番目ですが、小規模クラブ支援ということでございます。これは児童数が19名以下の小規模クラブへの支援というふうに伺っております。  以上です。 165 【片山委員】 そのような基準のもとでかわられたということですね。  そうしますと、この放課後児童クラブの運営費、特に小松市の場合は質の改善、量もあるんでしょうけれども、質の改善に力を入れてこの補正予算というのを計上なさったということだと思います。  特に、職員さんの処遇の改善ということが大きなポイントになっていると思います。準備とか、それから帳簿類とか、そういうことも国のほうとしては労働時間という、そういう形の中で認めてきています。実際の話、うちはこの12月までに手を挙げて、処遇改善というのを申し出るということで今回計上になったんだと思いますけれども、その処遇改善の内容についてお聞きしたいと思います。 166 【石黒教育長】 処遇改善の内容についてということでございます。  内容につきましては、開設時間が18時半を超えるクラブに対してのものだということは先ほどお話しをさせていただきました。家庭、学校等との連絡、情報交換等の業務に従事する職員の処遇改善を実施するための必要な経費の補助であるというふうにされております。  目的ということですが、主な目的としては放課後児童クラブの質の向上を図ること。そして、保育所との開設時間の差をなくすことで児童、保護者の安全、安心感の確保と、そしてもう一つ、保護者が子育てと仕事とを両立できるよう支援していくということが挙げられております。  以上です。 167 【片山委員】 放課後児童支援員等の勤務時間、本当に受け入れ、そして準備、打ち合わせ、それから支援の記録ですね。それから、開所の前にやはり来てということで、本当に細かいところが大切だと思います。こういう指導員さんが常勤化して処遇改善されると、まさに安心感、子供たちの安心感、継続して雇用されるから。そして、常に待っていてくれる。そういう面では本当に居場所というか、安心感が私にはあると思います。それをもっと進めていただきたいなというのも、国だけじゃなくて市としても配慮していただきたいなと思います。  それに応じて、最後のほうですけれども、放課後児童支援員等の研修について、やっぱり皆さんが立派になられる。支援の方がよく知識を得て、心持ちもして、構えもあると。そういうような事業が今年度から行われていると思います。放課後児童支援員の認定資格研修事業、それから資質の向上、研修事業、この拡充と効果ですね。どういうような所見をお持ちかお聞きしたいと思っております。 168 【石黒教育長】 支援員等の研修関係についての御質問でございます。  議員御存じのとおり放課後児童クラブの対象児童が小学生全員、6年生までとなりました。利用人数が当然増加するわけでございますが、そのことによりまして運営上の課題というものが増加しております。また、ニーズも多様化しているというふうに推察されます。このような状況の中、さまざまな課題への対応や全ての児童への支援、育成の手だては急務であるというふうに思っております。  小松市支援員幹事会では、積極的に課題解決に向けた研修を設定、推進しております。また、石川県が実施する認定資格研修に対しても研修を受講しやすいよう助成を行い、進めているところでございます。支援員等の資質の向上ということがまず大事かなと思っております。  また、これからも各クラブがそれぞれの明確な経営理念、そして経営計画を持ちながら、そして支援員の役割を明確化していくということなど機能の充実を行いながら、質の高いで生活環境の充実を図り、社会的な責任も果たしていくんだということで、放課後児童クラブの目的である児童の健全育成に努めてまいりたいと、そんなふうに思っております。  以上でございます。 169 【片山委員】 本当に放課後児童クラブ、運営がうまくいっている。質、そして内容ともに日本一の小松の放課後児童クラブになっていただきたいと思います。願いまして、私の質疑を終わらせていただきたいと思います。  以上です。 170 【川崎委員長】 これをもちまして、片山委員の質疑を終了いたします。  以上で本日予定されておりました日程は全て終了いたしました。  なお、来週14日から16日まで各分科会におきまして議案の審査、21日に予算決算常任委員会を開催いたします。  以上をもちまして、予算決算常任委員会総括質疑を閉会いたします。    ──────────────────────────────────                               午後1時32分 閉会 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...