◎副
議長就任・退任の
言葉
22
◯議長(
宮西健吉君) この際、
灰田昌典君が
発言を求めておりますので、これを許します。
灰田昌典君。
〔22番
灰田昌典君
登壇〕
23 ◯22番(
灰田昌典君) お許しをいただきましたので、ただいまの副
議長の
選挙において新しく
就任されました第52代副
議長高野哲郎君に対するお祝いと激励の
言葉を、そして、このたび
一身上の
都合により副
議長の職を辞任されました
梅田利和君に対する
ねぎらいと
感謝の
言葉を述べさせていただきます。
さて、52代副
議長に
就任されました
高野哲郎君につきましては、ひたすら市勢の
発展と
市民の
福祉の
向上を願い、これまで
新幹線及び
駅周辺整備対策特別委員長を初め
各種委員会や
議員連盟の要職につかれ、豊かな
議員経験をもとに、市の
活性化と
市民生活の
向上に御尽力されてきたことは、我々一同敬服いたしているところであります。
今後は、
宮西議長の
補佐役としてその責務を十二分に果たされ、
市民が期待する
福祉向上の実現に若さと
行動力を持って十二分な成果を上げられることを確信いたしております。
我々一同は、全力で御
支援する
所存でありますので、
執行部の
皆様、そして多くの
市民の
皆様の温かい御
指導、御鞭撻を心からお願いするものであります。
また、
一身上の
都合により辞任されました
梅田利和前副
議長には、本当に御苦労さまでございました。心から
感謝を申し上げます。
平成25年12月に
就任されて以来、今日まで
宮西議長の
補佐役として、持ち前の手腕を十二分に発揮され、副
議長としての責務を果たされたことは衆目の一致するところであり、心から
ねぎらいとお礼を申し上げたいと思います。
これからは、この
経験を十二分に生かされ、
議員としてこれまで以上に
市民の
福祉の
向上、
市勢発展のために御尽力を賜ることをお願い申し上げまして、私の
ねぎらいの
言葉といたします。
本当に長い間、御苦労さまでございました。あっぱれ。(
拍手)
24
◯議長(
宮西健吉君)この際、暫時
休憩いたします。
休憩 午前10時22分
再開 午前11時15分
25
◯議長(
宮西健吉君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
◎
諸般の
報告
26
◯議長(
宮西健吉君) この際、御
報告申し上げます。
先ほどの
休憩中に、
総務企画常任委員会が開かれ、
高野哲郎君から
総務企画常任副
委員長の
辞任願が提出され許可されました。
これに伴い副
委員長が
欠員となりましたので、副
委員長の互選を行った結果、
二木攻君が
総務企画常任副
委員長に互選されましたので、御
報告申し上げます。
この際、御
報告申し上げます。
先ほどの
休憩中に、
新幹線及び
駅周辺整備対策特別委員会が開かれ、
高野哲郎君から
新幹線及び
駅周辺整備対策特別委員長の
辞任願が提出され許可されました。
これに伴い
委員長が
欠員となりましたので、
委員長互選を行った結果、
吉本慎太郎君が
新幹線及び
駅周辺整備対策特別委員長に互選されましたので、御
報告申し上げます。
───────── ◇ ─────────
◎
小松加賀環境衛生事務組合議会議員の
補欠選挙
27
◯議長(
宮西健吉君)
日程第4、
小松加賀環境衛生事務組合議会議員の
補欠選挙を
議題といたします。
小松加賀環境衛生事務組合議会より
補欠議員の
選出依頼がありましたので、ただいま本
市議会において
選挙すべき
小松加賀環境衛生事務組合議会議員1名が
欠員となっております。
お諮りいたします。
選挙の
方法については、
地方自治法第118条第2項の
規定により、
指名推選により行いたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
28
◯議長(
宮西健吉君) 御
異議なしと認めます。
よって、
選挙の
方法は
指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の
方法については、
議長において
指名することにいたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
29
◯議長(
宮西健吉君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議長において
指名することに決しました。
小松加賀環境衛生事務組合議会議員に
高 野 哲 郎 君
を
指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま
指名いたしました
高野哲郎君を
小松加賀環境衛生事務組合議会議員の
当選人と決めることに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
30
◯議長(
宮西健吉君) 御
異議なしと認めます。
よって、ただいま
指名いたしました
高野哲郎君が
小松加賀環境衛生事務組合議会議員に
当選されました。
ただいま
当選されました
高野哲郎君が
議場におられますので、本席から
会議規則第32条第2項の
規定により
当選の告知をいたします。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第80
号~議案第96号
の上程、説明
31
◯議長(
宮西健吉君)
日程第5、
市長提出議案第80号
平成27年度
小松市
一般会計補正予算(第3号)外16件を一括して
議題といたします。
市長より
提案理由の説明を求めます。
市長、
和田愼司君。
〔
市長 和田愼司君登壇〕
32
◯市長(
和田愼司君) おはようございます。
先ほど第52代
小松市議会副
議長に御
就任されました
高野議員に心よりお祝い申し上げます。
高野議員は3期という長きにわたり、
市民のために
議員活動を続けられ、特に
JR小松駅
周辺と
町なかの
活性化のために取り組んでこられました。今、
小松駅
周辺を含む
町なかは学びのエリアとして大きく進化しており、副
議長としての卓越した手腕を御期待申し上げるとともに、
市勢発展にさらなる御協力をお願いするものでございます。
そして、梅田前副
議長におかれましては、副
議長として、
人口減少、超
高齢化という日本全体が抱える大きな課題の中、2年余りの期間、見事に重責を果たされ、未来を担う
子供たちのために、そして
子育て世代の代表として、
通学路における交通安全の確保や
カヌー競技などのスポーツを通じた
交流人口の拡大に大きく御貢献なされました。
これからも
議員として、また
自民創生会会長としての御活躍を心からお祈り申し上げます。
それでは、
平成27年第5回
市議会定例会の
開会に当たり、提出いたしました議案の概要と今後の
市政運営に対する所信の一端を申し上げます。
我が国経済は、
個人消費は若干上昇し雇用・
所得環境の
改善傾向は続いているものの、企業の
設備投資が低迷し、GDPは2
四半期連続の
マイナス成長となっております。一方、
中国経済を初めとする
海外景気の下振れ、そして
国際紛争の
複雑化、
長期化など、
我が国の景気へのリスクが拡大しております。
国は、
経済財政運営と
改革の
基本方針2015と
成長戦略である「
日本再興戦略」改訂2015、さらに
まち・ひと・し
ごと創生基本方針2015に基づき、
人口減少の克服と
地域経済の再生による成長と
財政再建の両立を目指し、少子・
高齢化や
財政健全化といった
構造的課題に
取り組み、誰もがより活躍できる一億総
活躍社会を実現するため、緊急に実施すべき
対策を取りまとめました。
さらに、10月5日に
大筋合意に至った
環太平洋パートナーシップ(
TPP)が
我が国の
経済再生や
地方創生に直結するものとするため、総合的な
TPP関連政策大綱(仮称)を策定することとしており、この
取り組みを注視し、適時適切な対応を図ってまいります。
また、7月24日に閣議了解された
平成28年度
予算の
概算要求に当たっての基本的な方針では、手を緩めることなく本格的な
歳出改革に取り組むこと。
歳出全般にわたり
改革の
取り組みを強化すること。施策の
優先順位を洗い直し、無駄を徹底して排除しつつ、
予算の中身を大胆に重点化することとし、
地方行財政改革については、
人口減少等を踏まえ、国の
取り組みと歩調を合わせた
歳出改革を行うとされています。
本市においても、
平成28年度
予算編成はNEXT10年ビジョン及びこまつ創生
総合戦略を推進し、
未来志向に立った新たな政策を立案する最初の当初
予算であり、ムリ・ムダ・ムラを排除しつつ、
財政の
健全化を図る選択と時代の変化を先取りした施策を展開する集中を通して貴重な
財源の効果的な配分に努め、北陸の際立った
まち「国際都市こまつ」の実現に向け、新たなライフスタイルへの変革と
まちの
ブランド力向上に取り組んでまいります。
ここで、現時点での
平成28年度
財政見通しについて説明いたします。
まず、歳入の
見通しです。歳入の根幹をなす
市税は、
個人市民税や
固定資産税で若干の増加が見込まれるものの、
税制改正による
法人市民税の一部
国税化や
中国経済の減速などの影響により減収が避けられない
状況にあり、
市税全体では今年度当初
予算に対して約6億円の減収を見込んでいます。
市税とともに
一般財源収入の柱である
地方交付税についても、国が定める
地方財政計画に左右されますが、
総務省の
概算要求段階では本来の
財源調整機能と
財源保障機能を適切に発揮できるよう総額を確保するとしながらも、前年度
予算に対して3,282億円の
減額要求という厳しい内容となっています。
本市としては、
事業の着実な推進と
財源確保を図るため、
地方創生の
取り組みを
支援する
まち・ひと・し
ごと創生関連メニューなど、国、県の
事業計画、
財源措置等について情報の収集、把握に努め、検討中の国の2015年度
補正予算案や
地方創生関連予算を積極的に活用するなど、収入をふやす
取り組みに努めていきます。
歳出面では、
職員給与費の減額が見込まれますが、
退職予定者がふえることから
職員人件費全体ではやや増額となる
見通しです。一方、
市債の償還である
公債費は、
繰上償還の効果もありますが依然として60億円台の高い水準で推移する見込みです。また、
療養給付費の増加などによる
国民健康保険事業特別会計や
介護保険事業特別会計などへの
繰出金の増額、
子育て支援や
生活保護に係る
扶助費増も年々拡大しております。さらに、今年度当初
予算で承認されたエコロジーパークこまつ・
クリーンセンター建設と
小松駅
南ブロック複合施設への助成、
平成30年4月開学に向けた公立四年
制大学など、
ふるさとこまつがさらに進化し成長するプロジェクトが本格化いたします。
厳しい
財政見通しの中、国、県からの助成や
地方交付税措置のある有利な
市債の活用など、できる限り
市民の負担軽減に努めるとともに、これまで以上に
市民にとって身近な市役所を目指し、全職員が一丸となって仕事のやり方を改善し、効率的な組織運営に努め、PDCAサイクルによる既存施策の評価、改善や固定費の見直しを図り、
まちを
発展させ、
市民サービスの維持
向上に取り組んでいきます。
次に、最近の主な市政の執行
状況についてであります。
近畿中部防衛局からの飛行教導群の新田原基地から
小松基地への移動についての申し入れにつきましては、
市議会及び
小松飛行場
周辺整備協
議会の受け入れ容認をいただき、移動に伴う配備機数の増加による飛行回数及び騒音の増加に対し、これまで以上に安全
対策、騒音
対策を徹底し、10・4協定を遵守することなどを前提条件として、10月26日に近畿中部防衛局長に対し、飛行教導群の
小松基地への移動について承諾を表明いたしました。引き続き、近畿中部防衛局との協議を重ね、基地
周辺の住民の
皆様の住みよさを第一に考え、諸課題の解決に向け取り組んでいきます。
防衛施設
周辺の生活環境の整備等に関する法律第8条の
規定に基づく防衛省の助成により、
平成23年に総延長約2キロメートルの道路改良、舗装工事及び3橋の橋梁工事として着工した佐美串線は、工事完成に伴い今月より供用開始いたしました。今後は、西南部地域間の物流交通機能を担う路線として、また災害時における
周辺住民等の避難道路として大きな効果が期待されます。
9月27日に582人が参加し93%の選手が完走したKOMATSU全日本鉄人レース2015に引き続き、10月12日には陸上男子20キロ競歩の世界記録保持者の鈴木雄介選手を迎え、こまつマラソン勧進帳を開催いたしました。大会当日、市内外から過去最多の1,233人のランナーが参加されました。また、10月23日から25日にかけて第52回全日本トランポリン競技選手権大会の
小松総合体育館での開催や冬期間の高校、大学のスポーツ合宿の増加など、今後も各種大会やスポーツ合宿の誘致、開催に努め、本市の運動施設を活用した
交流人口の拡大を図ってまいります。
第66回全国植樹祭で天皇陛下がお手植えされた銘木として知られる日用杉、美しいコケの群生地は世界から注目を集め、その空間は英知を育むに最適であると高い評価を得ております。11月2日には、昨年秋に訪問された秋篠宮文仁親王殿下のお勧めにより眞子内親王様に苔の里を御訪問いただきました。また、スウェーデン・ウメオ市の行政担当者やアメリカ・ポートランド市に立地するNIKE本社のデザイナーにも高く評価されており、産学公民協力のもと、叡智の杜として自然との共生のあり方を学ぶ創作活動の場として、国際交流の場として幅広く活用されるよう引き続き取り組んでいきます。
今月22、23日の両日、世界で最大規模のお米のコンクールである第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会を本市で開催し、全国から米生産者、販売
事業者など延べ約2,700人の方々が来場されました。
平成23年に環境王国に認定されて以来、これまでも独自に環境王国こまつ米・食味コンクールを開催するなど、おいしいお米づくりに取り組んできており、本市の米生産者から出品されたお米は毎回入賞するようになりました。今回においても、国際総合部門、栽培別環境王国部門と小学校部門におきまして出品されたお米が金賞を受賞しております。本コンクールを通じて
小松市産米の付加価値を高め、直販売強化、農業者所得の
向上を図ってまいります。
生産量北陸一の
小松とまとの消費、販路拡大を目指し、10月26日に
小松とまとコミッティを発足しました。トマト料理を目的に本市を訪れ、世界に通用する
小松とまと創作料理の新メニューの開発と飲食を提供する協力店舗を
支援し「トマトの
まち こまつ」を発信していきます。
子供たちを取り巻く情報環境が目まぐるしく変化する中で全国的にスマートフォンやインターネットに関係したトラブルがふえています。市内10校の中学校生徒会が中心となって生徒代表が会し、トラブルの未然防止や生活改善を目指し、
小松市中学生サミットを今月21日に開催いたしました。
総務省からアドバイザーを迎え、生徒が中心となってサミットを運営し、その成果を本市の中学校全体のルールとしてみずからの方向性を示していきます。生徒が身近な課題をテーマに、自分たちの力で
会議を企画、運営する新しいこの
取り組みを第1回として、生徒の自治意識や主体性を育むとともに、学校の垣根を越え、生徒が中心となり市内の中学校の連携を図る機会を創出していきます。
北陸
新幹線金沢-敦賀間について、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備
支援機構は、
平成28年度に全ての
小松市内の高架橋工事の発注を予定し、今月中旬より北部の田畑の用地取得を進めています。
また、
新幹線小松駅舎の基本コンセプト(案)を「ふるさとの伝統を未来へつなぐ「かけはし」」~北陸の際立った
まち・国際都市こまつに出会えるターミナル~に内定し、現在、12月15日まで基本コンセプトを形成するデザインと機能についてパブリックコメントを募集しています。今後は、
市民の
皆様からの意見を反映させた上で、年内に独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備
支援機構へ
新幹線小松駅の整備に関する要望書の提出を予定しています。今後も石川県及び独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備
支援機構と連携を密にしてまいります。
サイエンスヒルズこまつが、全国各地から応募された62件の建築作品の中から、デザインや機能がすぐれていることはもちろんのこと、
周辺環境への配慮、新しい試みへのチャレンジなどの点で優秀な建築作品に与えられる第56回Building Contractors Society(BCS)賞を受賞いたしました。建築分野でも、科学とものづくりの精神を継承する交流拠点として高い評価を得ております。受賞作品は第56回BCS賞作品集に収録され、国内はもとより各国の在日本大使館にも
我が国の代表的建築作品として紹介されます。
次に、旭化成建材のくい工事事件についてです。本市が発注した工事では、
平成18年度に施工された
小松市営天神町住宅第二期建設工事の1件であり、施工当時の工事監理体制、施工
状況、施工記録などを慎重に審査した結果、くい工事に関する施工データについて流用等がなかったことを確認し、また当該施設における傾斜等のふぐあいもないことを確認しております。入居者の
皆様に戸別訪問による説明を行うとともに、今月1日に住民説明会を開催し、工事が適切に行われ、安全性に問題のないことを御
報告いたしました。
それでは、今
議会に提出いたしました議案の概要について御説明申し上げます。
提出いたしました議案は、
予算案7件、条例案6件、その他の議案4件、合計17件です。
初めに、
補正予算案の概要についてです。
各会計の補正額は、一般会計6億3,741万円、特別会計232万円、企業会計減額6,640万円、合計5億7,333万円であり、補正後の
予算累計額は、一般会計で414億8,302万8,000円、全会計の合計では945億991万8,000円となり、その他の債務負担行為額として1億円を計上しております。
補正予算案に計上いたしました主な施策について御説明いたします。
第1のテーマは、「おもしろい
まちに」です。
市民の
皆様との共創によるやさしい
まちづくりの一環として、公共・民間施設の来客用トイレのバリアフリー化、洋式化や駐車場のパーキングパーミット対応などを推進していますが、さらに公共交通機関を利用する年少者、シニア、障害者、そして本市を訪れる旅行者やビジネス客が、路線バスを気軽に、便利に安心して利用できるよう、ICTの活用によるやさしいバス停のあり方について調査します。
仙叟屋敷並びに玄庵茶室については、開庵して18年が経過し、毎年1万人近くの方に利用いただいています。来年5月には裏千家淡交会第45回北陸・信越地区大会、
平成29年4月には開庵20周年記念
事業が予定されており、お家元を初め多くの来庵者が見込まれます。江戸時代から今につなぐ茶道文化を未来に発信できるよう、畳張りかえに所要額を計上いたしました。
さて、
小松ロータリークラブ様、協和金属工業株式会社様から温かい御厚志をいただいております。御意思に沿い、小学校全25校の図書とサイエンスヒルズこまつの科学教材の充実並びに科学教育振興奨励基金に積み立て、青少年の科学教育に活用させていただきます。
第2のテーマは、「たくましい
まちに」です。
このたび、串工業団地の分譲率が100%となりました。さらなるたくましいものづくりの
まちを目指して正蓮寺エリアで産業団地造成
事業を推進しているところであり、測量、実施設計業務が年内に完了することから、今回、工事用車両の進入路整備に要する用地費等を計上しております。
農業分野で国、県の追加助成による所要額を計上しています。一つは、地域農業の中心となる担い手への農地集積の
取り組みを推進し、農業の競争力、体質強化を図ります。もう一つは、化学肥料の低減や有機農業の
取り組みを推進し、環境王国として安全・安心・本物の農産物を消費者に提供します。
水道
事業では、ことし4月より石川県からの責任水量割合が70%から60%に引き下げられたことによる県水受水費が減額されましたが、一方、各揚水場の動力費の増額を計上いたしました。これに伴い、これまで展開しておりました施設、管路の強靭化、延命化に、次年度以降に計画していた丸の内配水場の耐震化設計並びに串町、林町、下牧町の配水管700メーターの石綿管の取りかえ工事を実施することとし、さらなる安心の
まちづくりを推進します。
第3のテーマは、「ここちよい
まちに」です。
本市での住まいづくりを応援するため、
平成21年9月にスタートした定住促進
支援制度については、利活用者が年々拡大してまいりました。今年度、対象区域を拡大した「ようこそ
小松」定住促進奨励金と助成対象経費に増築を加えた3世代家族住宅建築奨励金について、申し込み件数の増加に伴う所要額を計上しています。また、定住及び移住を促進するため、
小松市空き家等の適正管理に関する条例の一部を改正し、空き家に加えて空き地についても適正管理の対象とし、共創による魅力ある
まちづくりを推進します。
町なかの空き家の有効活用に向けて、今後、飛行教導群の新田原基地から
小松基地への移動に伴う自衛隊員やその家族、公立四年
制大学の開学による学生の増加が見込まれるため、下宿の提供やシェアハウスとして活用する仕組みを構築してまいります。国際都市こまつとして、世界192カ国で約60万件の登録物件を誇り、世界の旅行者の多くが宿泊先に利用するAirbnbに本市の物件が登録され、多くの国内、海外の方々が訪れることを期待しています。
昨年9月より、老朽危険空き家を解体撤去する所有者に対して一部助成する解体補助
事業を実施していますが、この補助制度を活用した解体撤去件数増に伴う所要額を計上し、
市民の
皆様と地域の安全・安心の確保と生活環境の
向上を図っていきます。
市単独の道路整備については、年度当初の工事量の確保と平準化を図るため、
平成22年度より続けている1億円の債務負担行為を設定しています。
第4のテーマは、「はつらつとしたひとと
まちに」です。
ことし4月より21園が保育と幼児教育を提供する認定こども園として新たにスタートしております。子ども・
子育て支援新制度に基づく新たな
子育て支援の充実策であり、当初
予算編成段階では、国が示す定員、認定、年齢区分ごとの基本分単価及び運営費加算項目の詳細が確定していなかったことや従来の幼稚園入園に当たる1号認定の子供の入所数が予測以上に多かったことなどから、認定こども園の運営費を追加することとしております。
また、対象児童が小学6年生まで拡大された放課後児童クラブについても、放課後児童
支援員等の処遇改善、障害児受け入れ推進、19人以下の小規模放課後児童クラブ
支援の新たな運営費加算項目が追加されましたので所要額を計上しております。
これまでも全国トップクラスの出産・子育てしやすい
まちとしてさまざまな施策の強化、充実に努めており、切れ目のない
子育て支援策の核となる認定こども園と放課後児童クラブの運営及び職員の処遇改善を
支援していきます。
符津児童クラブについては、現在、粟津診療所の2階部分を拠点に活動していますが、対象児童数の増加が見込まれ、来年度に符津小学校内に2カ所目となる新たな施設整備をすることとし、その設計に要する経費を計上しました。
国府小学校校舎については、
平成22年度に耐震改修工事を実施しましたが、今回、文部科学省の助成を得て、昭和57年度に建設した新耐震基準の特別教室棟をリニューアルします。
子供たちが大好きな学校で元気に楽しく学び成長できるよう、屋上防水、外壁改修、トイレの洋式化、照明のLED化など大規模改修いたします。
そのほかの補正額としましては、人事異動等に伴う
職員人件費の調整などを計上しています。
財源としまして、国庫補助金、
市債などの特定
財源のほか、地方消費税交付金1億円と前年度繰越金1億2,561万円を充てております。
以上が
補正予算案の主な施策の概要であります。
マイナンバー通知カードは当初の予定よりおくれましたが大半の家庭に郵送されました。条例案では、マイナンバー制度導入に伴う
小松市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例についてなど6件であります。その他の議案として、小中学校の教育用タブレット型パソコン及び大型ディスプレーなどICT機器一式の財産の取得についてなど4件を提出いたしております。
このうち、
小松市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に定められている事務以外で、本市独自の社会保障、税、災害
対策の分野での事務の
規定や特定個人情報を利用した市役所内での情報連携を条例として
規定し、他市町村との書類のやりとりの省略や添付書類の削減により、
市民の
皆様の利便性の
向上と事務の効率化を図ります。
その他の条例案等については、本日からの
日程に従い、担当部課長より説明いたしますので、私からの説明は省略させていただきます。
最後に、昨年来、
市民の
皆様や
市議会と議論を重ね策定を進めてきましたNEXT10年ビジョンについて御説明いたします。
北陸
新幹線金沢開業を見据え、2011年6月に10年ビジョンを策定しました。10年ビジョンでは、「おもしろい」「たくましい」「ここちよい」という3つの
まちづくりコンセプトを設定し、
まちの新しい形とイメージアップを目指し、
まちづくりを展開してきました。その結果、経済や子育て、住みよさなどの分野における客観的指標はもとより、主観的幸福度においても着実に成果があらわれてきています。
一方、日本全体が本格的な
人口減少、超
高齢化という私たちがこれまで
経験したことのない時代を迎えていますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2023年春に予定されている北陸
新幹線小松開業という好機を捉え、さらにはグローバル化の中、日々進化する科学技術を生かし、たくましい産業力、豊かな自然や食、文化という恵まれた地域資源と
市民力、地域のきずなにより、
まちを成長させ、未来へ引き継ぐことが重要と考えます。
このような
状況を勘案し、今後の本市の
まちづくりの方向性を示すため、本年10月1日に
小松市都市デザインを制定しました。北陸の際立った
まち「国際都市こまつ」を都市デザインとし、4つの視点と8つの都市像、さらに共創とひとづくりの2つの原動力で構成しています。また、10年ビジョンで示した3つの
まちづくりコンセプトに「はつらつ」を加え、新たなライフスタイルへの変革と
まちの
ブランド力向上を目指す新たな
まちづくり指針としています。
さらに10月下旬には、国の重点テーマとなっている
地方創生に向けた本市の
まちづくり戦略であるこまつ創生
総合戦略、2040年においても10万都市を目指すこまつ人口ビジョンも策定しました。
地方創生は、目標値を設定し、PDCAサイクルにより進めることとされています。これは、本市が実施している
まちづくり手法そのものであり、共創とひとづくりを原動力に先駆性を生かし取り組んでまいります。
その一つとして、
ふるさとこまつをさらに進化させ、未来へつないでいくことが最重要であります。
市民の
皆様や
小松市を訪れる方々が
ふるさとこまつを大切に思う心をさらに醸成し、ともにつくり上げる風土づくりにあります。このために設置したのがこまつ遺産アドバイザリーであり、去る19日に初会合を行いました。これまでの4つのテーマ、「歌舞伎の
まち」「科学とひとづくり」「乗りものの
まち」「環境王国こまつ」に「珠玉と石の文化(仮称)」を加えた5つのテーマとし、
小松の特色と価値を高めてまいります。各テーマは、関係
市民、企業、大学等との連携により、北陸でも日本でも際立った存在にしていくことが本委員会の役割であります。
NEXT10年ビジョンは、これらの考え方や
取り組みを包括し、未来を開き、未来へつなぐための
まちづくりの方向性と
まちの新しい形をイメージとしてあらわしたものです。広報こまつ12月号にあわせて
市民の
皆様に配布するとともに、目標を共有し、職員一丸となってふるさと共創で
まちづくりを進めてまいります。また、新たなビジョンに政策と
予算をリンクし、スピードを上げて
まちづくりを実行していくため、来年1月にはNEXT10年ビジョンを受けたセカンドステージアクションプランを策定する予定です。
日本の真ん中から
地方創生をリードするという高い志を持って、次世代のため、ふるさとのため、そして日本のため、力を合わせ未来を開いていこうではありませんか。
以上で
提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしくお願いいたします。
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◎次会
日程報告
33
◯議長(
宮西健吉君) 以上で、本日の議事
日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
明12月1日から6日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う人あり〕
34
◯議長(
宮西健吉君) 御
異議なしと認めます。
よって、明12月1日から6日までは議案調査のため休会することに決しました。
次会は、12月7日午前9時30分から
会議を開き、
市長提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
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◎散会の宣告
35
◯議長(
宮西健吉君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午前11時50分
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