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平成26年常任委員会連合審査会 本文 開催日: 2014-09-12
平成26年常任委員会連合審査会 名簿 開催日: 2014-09-12

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  1. 小松市議会 2014-09-12
    平成26年常任委員会連合審査会 本文 開催日: 2014-09-12


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                               午前10時00分 開会    ────────────────────────────────── 【北出委員長】 それでは、ただいまから平成26年9月定例会常任委員会連合審査会を開催をいたします。  灰田委員より、おくれるとの連絡が入っております。  9月1日に開会されました本定例会において平成26年度小松市一般会計補正予算案など議案7件が上程され、9月8日、9日の両日にわたり大変熱心な議案に関する質疑並びに市政一般に対する質問が行われたところであります。  それでは、ただいまより各常任委員会に付託されました議案につきまして、通告に基づき4常任委員会合同で審査を進めてまいります。なお、質疑者並びに答弁者は挙手の上、委員長の指名の後、発言を行っていただきたいと思います。  まず最初に、自民党こまつの質疑を許可します。  梅田委員。 2 【梅田委員】 皆さん、おはようございます。連合審査会トップバッターを務めさせていただきます梅田でございます。よろしくお願いいたします。  まず、質問に入る前に、最近のうれしかったこと、また起こったことを少しだけお話しさせていただいて質問に入りたいと思います。  まず最初に、昨日の夜でありますが、あるカヌー連盟の協会の方から夜LINEで連絡がありました。その内容は、「笹生先生さすがです」という内容のLINEでありました。きょう新聞皆さんも見られた方おられるかと思いますが、笹生選手が9年連続13回目のワイルドウォーターの優勝ということで、また久司選手も準優勝ということで、本当に小松勢の躍進が新聞をにぎわしておりました。そこに普通なら「優勝しました」とかLINEが来るはずなんですが、「さすがです」という、本当に私もさすがだなと思いながらそのLINEに返信したところでありました。  小松でも今、木場潟で日本カヌースプリント選手権大会、またパラカヌー選手権大会が開催されておりますし、また第10回の記念すべき日本カヌースプリントジュニア・ジュニアユース小松大会が行われております。お時間のある方はぜひ、未来のオリンピック選手も中におりますので、カヌーの応援に行っていただけたらなというふうに思います。  本来であればカヌー協会会長の井田議員が話すところなんですが、きょうは出番がないということでありましたので、私がかわりにカヌーの話をさせていただきました。  本当にうれしいなというニュースからきょうは入らせていただきましたが、また逆に、本当にはらわたの煮えくり返るような事件も明らかになったものがありました。私もあんまり議会ではおとなしいほうだと思っていますが、この件に関しては本当に怒っております。  9月9日の新聞でありましたか、川越で全盲の女子生徒が蹴られる。つえにつまずいた腹いせかというような事件といいますか、記事が載っておりました。登校途中に駅のコンコースで何者かに足を蹴られる事件ということでありまして、つえにつまずいた腹いせにその後、後ろから膝の後ろを蹴ったという、こんな卑劣な行為が行われたということで、大変私自身、全力を挙げて監視カメラ等々でこの犯人を捕まえていただきたいなというふうに思っております。  また、先月末にはさいたま市で、全盲の男性が飼っていた盲導犬に鋭利な物でお尻や背中を刺したという事件もありました。なぜこのような弱者といいますか、障害を持つ方が本当に困っている中で一生懸命生活している中で、それを介助している、また犬にそういった攻撃を与えるのかということに対して、本当に卑劣な行為があってはならないということでありますし、また一人一人が、やはりそういった方々に一歩手を差し伸べる余裕を持って日々過ごしていかなければならないというふうに思います。  きょうは私も介護ロボットということでありまして、社会的弱者の皆さん、障害を持っている方に少しでもプラスになるような質問をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、本題に入りたいと思います。  介護ロボット普及推進費について質問をさせていただきます。  我が国は、皆さん御存じのとおり、世界でも類を見ないスピードで高齢化が進行しております。今後、日本全国の総人口が減少する中にあって、逆に高齢者の人口に占める割合は上昇し続けまして、国では、2015年には26.8%、2040年には36.1%に達し、皆さん御存じのとおり、3人に1人が65歳以上となることが予測されております。誰もが今までに経験したことのない超高齢化社会を迎えるということであります。そして、国と同様にこの石川県でも、この小松市でも例外ではなく急速に高齢化が進展しており、それに伴い要介護高齢者も増加し続けておるところが現状であります。
     そこで、まず最初にでありますが、基礎的な数値情報の確認でありますが、現在の小松市の高齢化率はどのぐらいになっておりますでしょうか。 3 【高見長寿介護課長】 9月現在で26.2%となっております。 4 【梅田委員】 26.2%ということでありまして、普通、高齢者人口が人口の全体の21%を超えると、これを一般的には超高齢化社会と呼んでおりますが、小松市は既に超高齢化社会に突入しているということが改めて認識される割合であると思います。  現時点で4人に1人は高齢者ということでありますけれども、国全体で36.1%と予想が出ている2040年の小松市の人口及び高齢化率の予想はどれくらいでしょうか。 5 【高見長寿介護課長】 人口のほうは8万8,528人で、高齢化率については35.4%の水準と予測しております。 6 【梅田委員】 人口が8万8,500人程度で35.4%の水準ということでありますが、ということは、2040年には何名ぐらいの方が高齢者とみなされるでしょうか。 7 【高見長寿介護課長】 3万1,302人と予測しております。 8 【梅田委員】 3万1,302人と予想されておるということでありまして、現実課題として8万8,500人程度の人口で3万1,000人という予測でありますが、やはり現実課題として直視していかなければならない数字だというふうに私も思っております。  それでは、ちょっと視点を現在に戻しまして、小松市の昨年度の要介護認定新規認定者数はどのぐらいでしょうか。 9 【高見長寿介護課長】 1,109人となっております。 10 【梅田委員】 昨年度の1年の新規の数で1,109人となっておるということでありまして、それでは小松市の現在の要介護認定者総数というのは何人になっておりますでしょうか。 11 【高見長寿介護課長】 9月時点では5,148人の方が認定を受けておいでます。 12 【梅田委員】 今月、9月時点で今現在ということでいいと思いますが、5,148人の方が小松市全体で今認定を受けられているということであります。  要介護になるということは何らかの要因があろうかと思いますが、昨年度の要介護認定原因疾患、何個かあると思うんですけど、上位5疾患とその割合についてはどんなような数字になってますでしょうか。 13 【高見長寿介護課長】 では、昨年度の要介護認定の新規の申請者の原因疾患についてでありますが、第1位は認知症で約20%で、これが最も多いです。その以下は、脳血管疾患の15%、関節疾患の11%、転倒とか骨折などの9%、悪性腫瘍、がんですけれども、その9%と続いております。 14 【梅田委員】 今のお話では、認知症が最も多く20%ということでありますので、認定された方の5人に1人は認知症の方であろうかという、これだけじゃないと思いますが、後の血管疾患ですとか関節疾患等々が続いておるということであります。  高齢社会の進展によって、今後また認知症や転倒骨折、関節疾患による歩行困難などの原因といいますか、要介護状態の方の増加がますます見込まれるという状態の中で、その中でも、この中にも入るのかもしれませんが、今後増加が予想される疾患というのはどんなふうに予想してますでしょうか。 15 【高見長寿介護課長】 それにつきましては、認知症の増加というのは本当に多々あるかと思います。それとあとは、今、筋肉とか骨、関節といった運動器の障害であるロコモティブシンドロームという病気がありますけれども、それの増加も予想されるところであります。 16 【梅田委員】 今のお話であれば、認知症や運動器障害であるロコモティブシンドロームなどの増加も予想されるということでありまして、脳と体を健康に保っていかなきゃならないのかなというような感想も持ったところでありますが。  この本定例会におきまして、介護分野が直面する課題であります、例えば介護する側の負担軽減や介護される側の自立支援の解決といいますか、解決などを目的に、今回、小松市が石川県内初介護ロボットの普及を推進するために、まず初めに介護現場ロボット機器を導入する予算が計上されております。  まず初めに、一言で介護ロボットといいますと、その定義というのはありますでしょうか。 17 【高見長寿介護課長】 それにつきましては、産業用ロボットであったりとか医療用ロボットなど、特定の分野においては定義を定めているものもあるようですけれども、介護ロボットについては明確な定義は今のところされてないようです。次々に新しいものが開発されているようですが、介護ロボットといっても、実際、医療の現場での利活用なども考えられるものもあると思っております。  今回、本市といたしましては、3つの分野を重点的に介護ロボットとしてその導入と促進を図っていきたいと思っています。1つ目は、ロボットアシスト力を利用し、介護従事者介護負担軽減であったりとか、主に移乗とか移動の支援を目的としたロボットです。2つ目は、介護をされる方の自立歩行やリハビリによる機能回復を促すことを目的としたロボットです。3つ目は、認知症ケアとして会話のパートナーとして精神的な支えとなってくれるコミュニケーション、メンタルケアを目的としたロボット。以上の3つの視点からのロボットの導入を考えております。 18 【梅田委員】 今ほどロボットの定義といいますか、3つを重点にその導入促進を図っていきたいというお話がありました。  先般の本会議で吉本議員が質問されておりまして、この3つの分野の介護ロボットを導入するということで少し説明がありましたけれども、今年度は介護サービス事業者、また施設を対象に介護ロボットの導入効果を検証したいとありますが、どのような効果を一番期待しているのかというところをお聞かせいただけますか。 19 【高見長寿介護課長】 導入に当たっては、高齢者の自立を促して、認知症の方へのケアであったりとか介護従事者業務負担の軽減、介護人材の確保であったりとか働きやすい環境など、介護現場におけるさまざまなニーズに対応していく中で介護サービスの質の向上につながればいいかなというふうに思っています。 20 【梅田委員】 高齢者自立を促したり認知症の方へのケア、介護従事者業務負担の軽減、介護人材の働きやすい職場環境などの改善、また介護のサービスを受けられる方への質の向上につながればということでこの介護ロボットを導入して検証していきたいというような趣旨だったと思います。私も友人にこういった介護施設をやられている方がおりますので、やはり介護する側、される側の質の向上というものは本当に今後の課題の一つであろうというふうに思っておられるみたいでありますし、本当にこれが、これだけで解決する問題ではないと思いますが、またその導入に向けてもいろんな検証をしていただきたいなというふうに思います。  その効果に私も、全部とは言いませんが、大いに期待したいなというふうに思っております。普及促進に向けてどのように今後の展開を考えておられますか。お聞かせください。 21 【高見長寿介護課長】 今回の事業につきましては、今、介護サービス事業所とか施設を対象に実施をしますけれども、この介護ロボットについては、いずれは在宅で介護を受けられる方も使われることになるかと思いますけれども、その普及にもつながっていけばいいなというふうに思っています。  今回は、実際に使っていただく側のためのPRの機会にもつながるかなと思っております。また、新しいものがいろいろ出てきておりますので、介護機器の事業所等と連絡をとりながら、その新しいロボットの広報等も行っていきたいと思っております。 22 【梅田委員】 本当に本来であれば、健康寿命という言葉もありますとおり、健康上の問題で日常生活が健康に制限されることなく生活できる期間が延びればいいんでありますが、何らかの形で介護を受けなきゃならないという方にとっては本当に必要なサービスだろうというふうに思っておりますので、今後進めていただきたいなと思います。  また最後に、地域包括ケアシステムの構築に向けての、今ほどもありましたが、特に在宅介護をサポートしていく視点でこの介護ロボットのユースは今後ますます期待されるところであります。介護保険での適用に向けて国での検討の動きもあるようでありますけれども、その動向も踏まえつつ、やはり利用者の目線に立ってさらによりよい介護サービスの提供に向けてこれからも引き続き提案しながら実行していただきたいと思っております。  本当に、先ほどありましたロコモティブシンドローム等々の予防も今大分この小松市も力を入れていただいておるようでありますので、今後とも健康寿命が延びる、そしてどうしてもなった方には温かい手を差し伸べる、やはり健康弱者にとっても温かい行政であっていただきたいなというふうに思いますので、そこは今後も温かい気持ちで進めていただきますようよろしくお願い申し上げまして、ちょうど時間となりましたので、私もかわりたいなというふうに思っています。  ありがとうございました。 23 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  円地委員。 24 【円地委員】 それでは、自民党こまつの2番バッターということでありまして、私のほうから2点質問をさせていただきたいと思います。この後同僚議員が3名いらっしゃいますので、なるべく短い、端的に要領を得た形で進めていきたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。  初めに、ひととものづくり科学館管理運営費についてであります。  補正予算を見ますと、特別企画展の開催費で300万円、債務負担行為として2,400万円というふうにあります。まず、この内容についてお示しいただきたいと思います。 25 【西村ひとものづくり科学館課長】 まず、今回計上させていただきました特別企画開催費でございますけれども、平成27年3月22日に開館1周年を迎える春休み、それからゴールデンウイーク、夏休みの期間中に開催する特別企画イベントでございます。事業期間といたしましては、10月から来年の9月の予定でございます。内容については、広く民間事業者のアイデア、それから専門的な知識を広く取り入れるために、9月末までにプロポーザル競技の公募を開始したいというふうに考えてございます。 26 【円地委員】 実は私、このひととものづくり科学館管理運営費につきましては昨年の9月議会、これ本会議でありましたけれども、このあたり質問をさせていただいております。そのときにも伺ったことではあるんですけれども、改めてということですが、今回の補正予算債務負担行為というのは、9月末にプロポーザルを行って、そこから10月から来年の9月までの企画展といいますか、イベントの費用を措置するということでありますけれども、このあたり、ややちょっと変則的といいますか通常じゃない予算措置の仕方なんですが、このあたりはどのようなことでこういったような9月の補正予算、そして債務負担行為ということなのか。今の答弁がそうなのかもしれませんが、改めてお伺いしたいと思います。 27 【西村ひとものづくり科学館課長】 こちらの我々の考え方でございますけれども、やはり来年の春休みに速やかに効果的なイベントを開始するということで、もうこの時期から考えていくということ。それから、春休みのイベントを開始するとともに、もう次のゴールデンウイークイベントも同時に開催していくと。そういった中で一体的に夏休みまで、3つの期間ございますけれども、こちらを一体的に実施することによって、開催しながらお客さんのニーズも捉えながら、そして次の開催にも生かしていくということで、もう早い時期から多くのお客さんに取り入れられるような、そんな内容にしたいと思っておりまして、今回出しているということでございます。 28 【円地委員】 そういった形で御専門的な業者の方々に発注するということですから、当然そちらサイドの検討期間も必要ですからこういったような形になるということでしょうし、また、何といいますかね、切れ目なくいいイベントが実施されるということを期待するところでありますけれども。  先ほど申しましたように、昨年の9月議会でも私このあたり少し質問させていただいたんですけれども、昨年の予算の金額を改めて確認しますと、同じような時期、昨年の9月の補正段階では、やはり1,350万円の現年分といいますか、の補正予算債務負担行為が3,000万円というふうな形の措置、昨年の9月の補正予算時にはそういった金額でありましたけれども、今回は、補正予算300万円、債務負担行為2,400万円とちょっと金額に差異が出てきておるんですが、このあたりどういったような理由でということをお伺いしたいと思います。 29 【西村ひとものづくり科学館課長】 昨年度は、12月1日からプレオープンということで部分オープンをいたしました。その部分オープンの部分としましては、わくわくホール、それから3Dスタジオということでございまして、こちら全館をオープンする、そのフルオープンまでの期間のそういう施設自体の運営費、そういったものも含めて計上させていただいたということでございまして、今年度の当初予算にはその分はもう御承認いただいておりますので、そこは予算の範囲内で執行いたしまして、今後は来年度に向けた早いスピードあるそういう対応をとりたいということで、イベント、特別イベントの企画費のみを計上させていただいたということでございます。 30 【円地委員】 昨年は初年度ということでそういった金額の差異が今年度とあるということでありますが、これまた昨年の私の本会議での質問のときの答弁、当時の藤田部長からいただいた答弁の中で改めて読み返してみますと、そのときの企画展の費用とか管理費なんていうのは予算措置をされておりますけれども、実質的な年間の負担額の見通しをお伺いいたしております。そのときの答弁を改めて読み返しますと、1年間で7,200万円ほど見込んでおるというような答弁でありました。当然前提がありまして、前提は、有料入館者数が10万人というような形の中で考えると年間7,200万円ほどの実質的なこの負担を考えておるというようなことでありましたが、現在、まだ1年たっておりませんけれども、このあたりの実質的な負担額の状況というのがわかればお示しいただきたいと思います。 31 【西村ひとものづくり科学館課長】 現在、全館オープンしまして、営業日数にしまして155日間ということでございます。御来館いただいたお客様は13万8,214名ということでございまして、うち有料のゾーン、3Dスタジオ、それからワンダーランドという展示場がございまして、こちらの来館者数は6万7,539名ということになっております。まだ後半たっぷり、まだ6カ月余りございますので。  今現在どういう状況かということですけれども、まず収入の部としまして、3Dスタジオ、それからワンダーランドの観覧料、その収入としましては、8月末まででございますが、約3,000万円ということになっておりまして、この数字につきましては、入館者数並びに観覧料収入、ほぼ見込みどおりというふうに私たち感じておりまして、今後ともお客さんがたくさん訪れますように、館のスタッフ一同努力してまいりたいというふうに思っております。 32 【円地委員】 見込みどおりということでありますが、ということは、入館者数も、実質的な負担額、収支の見通しも今のところは見通しのとおり推移しているということでよろしいですか。 33 【西村ひとものづくり科学館課長】 今は順調にきているということでして、この後は、この後半どういった数字になるかということで我々精いっぱい努力させていただきたいということでございまして、最終的な見通しまでは今の段階ではちょっとお話しできないということで御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 34 【円地委員】 なかなか慎重な物言いで、これぐらいの状況ならもっと強気な発言があってもいいかなと思いますが。  収支を考えた場合の有料入館者数あるいは実質の収入、負担額は見通しのとおりでありますが、一方で、その有料入館者数を含む全体の入館者数の目標が当初は30万人ということをお聞きしておりますが、今でいいますと13万8,000人余、現段階ではということであります。これもいい感じなのかなと思いますが、この後のことも、残り半年のことを少し心配しますと今後の、これが今回の補正予算にかかわってくるわけですけれども、この後の、このいわゆる目標を達成していくためといいますか、そのための取り組みといいますか企画内容について、当然これから予算が通ってそれを業者さんに発注するということになるわけですけれども、このあたり何か考えているようなこと、予算に関係のないところも含めて、何か来館者数をふやしていこうという取り組みがあればお聞かせいただきたいと思います。 35 【西村ひとものづくり科学館課長】 今後の夏休み以降でございますけれども、9月28日には、宇宙飛行士、山崎直子様の御講演、あわせて、子供たちに特別宇宙授業というものを開催いたします。こちら小松分団が結成したということで、小松でしか体験できないものというものを開催したいと思っております。それから、10月5日には、国立天文台副台長、渡部潤一氏の御講演を開催する予定でございます。  それから、これから秋、冬というふうに迎えていくわけなんですけれども、こちらのほうは、やはり宇宙とか最新技術のみならず、さまざまな視点で科学というものを捉えていきまして、例えば、先日御提案いただきましたけれども、スポーツ分野のそういったことについても関係機関と連携してそういうイベントができるように進めてまいりたいというふうに思っております。  2年目を迎える平成27年につきましても、今回補正させていただきました特別企画、それを基軸、主軸としましてイベントの企画検討をしてまいります。 36 【円地委員】 本当に注目を集めているといいますか、期待されておる施設でありますので、今後とも来館者数の増といいますか、小松というか南加賀の顔、核となるような施設を目指した運営に取り組んでいただきたいというふうに思います。  一般的に、行政がこういった大きな投資をして施設をつくるとなると、期待する向きがある一方で、その金銭的なところといいますか、そういうところでの不安の声も上がってくるのが事実ではあるんですけれども、過去を振り返りますと小松も大きな投資をしてきております。こまつドームでありますとか、今まさにこのサイエンスヒルズ、ひととものづくり科学館が立地しておる駅周辺の3点セット事業とか大きな投資をしてきた歴史がありますけれども、やっぱりその事業を実際に進捗していた時期にはそういった大きな投資に対する批判というのがあるんですけれども、今振り返りますと、こまつドームのことも思うと、やはりあの施設がなければ、今日の南部地域を核とした施設になってきているわけですから、それは大切な施設でありますし、駅周辺3点セット事業についても今日の今のサイエンスヒルズができたりとかさまざまな、マンションが多く建っているとか、振り返ると大きな投資に見合った分の効果というのが上がってきているんだろうというふうに私なりに思うところでありますが、このサイエンスヒルズに関しても、やはりことし、来年とかではなくて、5年後、10年後、そのときにしっかりと市民の方々に評価され得るような、そういった施設運営管理を求めたいと思います。  この件に関しては以上であります。  終わりました。次にいきます。  次に、市営住宅整備費について幾つかお伺いしていきたいと思います。  市営住宅整備費1,000万円補正予算に計上されておりますが、まず事業の内容ということでお示しをいただきたいというふうに思いますが、予算説明書、予算書を見ますと、1,000万円のうち、まず消防設備改修と空き家住宅解体整地というふうなことが表現されておりますが、このあたりのもう少し具体的な場所でありますとか、数でありますとか、お示しいただきたいと思います。 37 【西口建築住宅課長】 1,000万円の内訳は、まず空き家解体工事のほうに700万円、そして消防設備の修繕工事に300万円となっております。空き家解体工事につきましては、既に利用しない建物につきまして、安宅町第2住宅のうち2棟、そして本江町住宅の1棟、さらに木曽町集会所1棟を予定しておるところでございます。また、消防設備につきましては、木曽町住宅の小8棟の自動火災報知設備を改修するもの、ほかに新末広町住宅と天神町住宅の有効期限が切れる消火器を更新するものとなっております。 38 【円地委員】 というふうなことでありますが、次、市営住宅というのは老朽化が進んでおったりするところもたくさんあるようでありますけれども、さきの本会議の答弁の中でも、これから先に市営住宅の戸数を減らしていくというふうな答弁があったかと思いますが、そのあたりの具体的なところをいま少し伺えればと思います。 39 【西口建築住宅課長】 本会議も中でも少し触れておりますけれども、市営住宅のあり方に対するそういう計画でございます。  計画は2つありまして、一つは、小松市の住宅政策の基本構想と位置づけております、5年ごとに修正改定を行っている小松市住宅マスタープランというものが一つあります。さらにもう一つは、市営住宅のみのストックマネジメントとして必要に応じて改定している小松市営住宅長寿命化計画というものがあります。これらの計画の中では、本会議でも答弁させていただいたところですが、昭和30年、40年代に建設された住宅につきましては用途廃止または建てかえを、そして50年代以降に建設されました耐震性のある住宅につきましては居住性の向上を図る住戸改善工事というものとか計画的な維持保全工事を実施しまして、長寿命化を図るということにしております。  戸数の件でございますけれども、そのマスタープランの中では、国立社会保障・人口問題研究所が出しております平成45年度末の小松市の世帯数の推計値から借家に住む世帯数を割り出しまして、そのうち公的借家である市営住宅の数を577戸というふうに、平成45年度末577戸というふうにしているところでございます。 40 【円地委員】 今後の小松市全体の住宅マスタープランから市営住宅の長寿命化を考えた建てかえ年度に応じた計画があって、また戸数のあり方については、いわゆる平成45年末の世帯数から、さまざまな観点があるでしょうけれども、推計して、いわゆる公営住宅の必要な戸数が577というふうな判断をされておるということでよろしいんですよね。そういうことであれば、こういった計画に基づいて進めていくということになるでしょうけれども、一方で、公営住宅、市営住宅に求められる役割というのは、住宅にお困りの方に優良な住宅を供給するという観点がありますし、このあたりは、やはりしっかりと認識した中でこの公営住宅、市営住宅の施策というのは打っていただかなきゃいけないんでありますけれども。  一方で、この市営住宅を建てかえていくことによって、いわゆるその地域のまちづくりに寄与していくという、この考え方も一つあろうかというふうに思います。例えて申し上げれば、川辺の市営住宅というのは、これは民間の活力を導入しながら建てかえを行いながら、一方で整備してあいてきた地面のほうを宅地分譲してきたということです。その川辺の地域にとっては、また新たな優良な住宅が生まれてきているというようなことがあって、その地域にとっては非常にまちづくりに今後寄与していく、そういった基礎的な、基盤的な整備ができたんだというふうに思いますが、このあたりの、先ほど言いました平成45年を一つ想定していく中で、川辺のような市営住宅の新たな開発、この辺について、具体的なところがあればなお結構なんですが、そういったことが計画中であればお示しをいただきたいと思います。 41 【西口建築住宅課長】 このマスタープランの中で記載されておるところではございますけれども、一つには、木曽町住宅の昭和30年代に建てられた古い部分の住宅がございますけれども、この部分については建てかえを考えております。また、四丁町住宅につきましても建てかえの考えを持っているところでございます。  具体的に少し計画について考えておるところなんですけれども、例えば木曽町住宅につきましては、団地全体で、今ほども言いましたけれども、昭和30年代に建てられた住宅が105戸あります。その一方で、昭和56年、58年、平成7年から10年に建設された住宅が134戸と合計239戸、きょう現在あります。そのうちの古いところの建てかえを考えておるというところでございます。  以上です。 42 【円地委員】 木曽町のほうのことも今後のそういった視野にあるということでありますが、これはやはり、先ほど紹介しましたけれども、川辺のようなパターンを想定しているというふうに理解すればよろしいんでしょうか。 43 【西口建築住宅課長】 そうですね。川辺の場合はPFI的事業手法によりまして、いわゆる民間活力で建てかえた事業でございます。さらにもう少し、先ほども言われておりますけれども、いわゆる余剰地につきまして民間での開発並びに分譲をしていただいているところでして、今現在、42戸の分譲住宅地のうち、たしか4戸程度残っているような状況で、新しい住宅がたくさん建ち並びまして、そこに若い方々がたくさん来ていただいておるおかげでまちの活気が戻りつつあるというふうなことで喜んでおるところでございます。  一方、木曽町住宅につきましても、川辺町住宅同様にそういったPFI的事業手法として取り入れることができないかとか、余剰地が生ずるようでしたらその余剰地に、今言ったような分譲住宅地とするとか、それ以外にも、例えばサービスつき高齢者向け賃貸住宅など、そういったものを検討する余地があるというふうに考えております。 44 【円地委員】 先ほども申し上げましたように、この市営住宅の建てかえに伴うその後の活用の仕方、ありようというのが、その地域にとっては非常にその後のまちづくりといいますか、に影響を与えてくるんだろうというふうに思います。そういう意味では、こういった市営住宅の建てかえというのが、その地域にとっては新たなまちづくりの基盤整備を行っていく、そういった意味合いも大きいんだと思いますので、木曽町のことは紹介していただきましたが、そのほかの市営住宅の建てかえの際にもぜひとも地域に貢献するといいますか、地域の発展につながるような、地域振興につながるような整備というのを求めておきたいというふうに思います。  また一方で、当然公営住宅というのは住宅に困窮されている方のために提供されるべきものでありますし、その辺の視点をしっかりと重視していただくということと、現在入居している方々への対応にもやっぱり万全を期していただきたい、このようなことを申し添えて、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 45 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  川崎委員。 46 【川崎委員】 時間も押し迫っておりますので、あと3人ということでありますので、時間を短縮して通告のを飛ばしながらになろうかというふうに思いますけれども、よろしくお願いします。  まず初めに、小松市社会福祉事業団の解散に伴う残余財産の措置の中での社会福祉基金について、今後どのようにこの基金をお使いになろうかというお考えはあるのか、お知らせいただきたいと思います。 47 【谷口市民福祉部長】 まず最初に、この基金の目的でございます。この基金につきましては、平成23年3月31日に、小松市敬老福祉基金と小松市地域福祉基金を統合いたしまして設置されたものでございます。地域における福祉の活動の推進と高齢者等の福祉の充実を図ることを目的に設置した基金でございます。  ご質問でございました、今後どのようにして活用していくかというようなお話がございました。このことにつきましては、市のほうといたしましてハード、ソフトの面、両面があると思っております。ハードの面につきましては、身障者用のトイレの改修や誘導チャイムの設置、それから障害者専用の駐車場の整備などがあると思っております。ソフトの面では、市民への広報啓発活動の推進あるいはふれあい運動会や障害者の作品展への支援、それから小松市の小中学校のふれあい事業への、障害者が直接出向きまして講師となって行うような事業等々も考えられるかなと思っております。そんなものを今後も実施していきながら、今後は各種障害者施策の実施に伴いまして、必要な場合におきましては基金の活用も含めて検討していくということにさせていただきたいなと思っております。 48 【川崎委員】 今ほど基金の使い道についてお聞きしました。生活弱者と言われる高齢者の方、また障害をお持ちの方に対する手厚い施策をもって対応していきたいということでありました。大変ありがたい話であります。  この前の一般質問でも社会福祉というか、障害者に対するスポーツ基金についてもお聞きしましたけれども、地区社会福祉協議会といたしまして、やはり民生委員の、皆さんのお願いするに当たって、各町内会、一番苦慮していることが民生委員の方のお願い、受託していただくことが大変難しくなってきております。  そういった中で、今現在、小松市内における246町の中で、国のほうの福祉法の第16条の中に示されていますように、150から220世帯で1人ということであります。そういった目標が掲げられておりますけれども、今現在、小松市の状況はどのようになっておるのかお聞かせ願いたいと思います。 49 【谷口市民福祉部長】 民生委員さんの現状でございます。  平成12年に民生委員法が大幅に改正をされております。社会福祉の増進が法的に位置づけられたということでございます。民生委員は、厚生労働大臣から委嘱された大変重要な位置づけになっております。それぞれの地域におきまして、住民の生活の実態の把握、それから住民の立場に立っての相談対応、それから必要な援助を行うこと、最近におきましては、高齢者や障害者世帯の見守りや安否確認、そんなものも大変重要な役割になっております。  民生委員、児童委員につきましては、19の地区で、民生委員については216名、それから主任児童委員が34人の計250名でございますが、現在委嘱されておる状況でございます。それから任期につきましては、3年任期で活動させていただいているということでございます。地域で支え合う地域力、市民力によりまして、小松市ではほぼ全域で民生委員、児童委員を配置していただいておりますことについては感謝を申し上げたいなというふうに思っております。  また、平成23年度からは、地域福祉推進員という民生委員をカバーするような、そういう推進員も設けさせていただいておりまして、94チーム177名を今年度委嘱をさせていただいております。そのほか、地域サポーターといたしまして現在80名の方の登録をさせていただいておる状況でございます。  以上でございます。 50 【川崎委員】 今ほど示されました小松市の対応でありますけれども、今、現状は小松市全域に配置している民生委員の数は妥当というような話でありました。  しかしながら、この民生委員の方々が毎日行っております活動に対しまして、今現在ここに、民生委員の活動状況というものを示されたものが私の手元にあるわけでございますけれども、活動日数というものは、全体で大体3万1,918日ということで示されております。これだけの仕事を民生委員の方々がされているにもかかわらず、やっぱり厚生労働省のこの基本的性格というものは、地域のボランティアとして自発的、主体的に活動を行うということを示されておるんですね。そういった中で、この民生委員の皆さん、私も社会福祉協議会、地区社協の会長を仰せつかっておりますけれども、この民生委員を獲得するのに大変な御苦労があるんです。これだけの活動があるということです。  したがいまして、365日見守りを重視しながら、ひとり暮らし、老老夫婦等々を含めてそういった活動をやっておるんですけれども、そういった民生委員の方々に、手厚くとは言わない。やはり基本的な目的はボランティアということでありますから、別に民生委員されている方も給料くれとかなんとか、そういった金銭的な条件をもっともっと充実してくれということは言っているわけじゃないんです。ないけれども、しっかりその民生委員の方々が活動する内容に伴って、やはりそういった手厚いことをやられることが一つの民生委員獲得における手段ではないかなというふうに思うんです。  実際に民生委員1人当たりの小松市の1名当たりの負担金は1万4,000円でございます。そういった中で、やはりいろいろな活動、我々地区社協の中だけでも、敬老会の準備、開催、また赤い羽根募金の企業訪問等々を含めて、歳末たすけあい運動、例えばそういった小学校、中学校に対する入学式、卒業式やグッドマナーキャンペーンの参加、災害時に安否確認とか、いろいろな仕事が山積しておるんです、民生委員の方々には。  その辺、民生委員に対するもっと手厚い、お金とは言いませんよ。手厚く民生委員の方々に活動していただくために小松市の、やはり充実した今後の対応というものをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 51 【谷口市民福祉部長】 今の議員からの御案内のとおり、民生委員におきましては、ひとり暮らしの高齢者の増加もいたしておりますし、核家族化も進行いたしております。各一人一人の価値観とか生活様式も多様化してきているということが原因によりまして、民生委員一人一人の方の負担が少しふえているというふうには市のほうでも考えております。  そのため、平成23年度から、先ほども申し上げましたが、地域福祉推進員という制度を市のほうでは設けております。それから、今年度からは地域サポーターという要請も十分に行っていきたいというふうに考えております。地域におきましては、民生委員さんと地域福祉推進員さん、それから地域サポーターと一緒になって連携を十分に図りながらこの活動を行っていただきたいなと。その中からいろんな課題が出てくれば、市のほうとしても前向きに検討させていただきたいなというふうに思っております。 52 【川崎委員】 ありがとうございます。  そういった民生委員さんの活動の内容をもっともっと把握されながら、この民生委員さんに対する対応というものをしっかりと行政も、小松市社会福祉協議会だけではなくて、小松市ももっともっと行政の指導のもとにやっぱりやっていただきたいなというふうに思っておるところでございます。
     ここに、新聞記事の中に災害弱者をどう守るということで、広島の豪雨災害のときに行った民生委員の活動というのがあるんです。その中に、どう避難させるかという避難支援計画をつくるようにというふうな形でやられておったそうでありますけれども、足の不自由な高齢者の夫婦がこの土砂災害に見舞われて避難しようと思ったそのときに、計画書の中には、民生委員の方が直接自宅にお伺いしておぶるなり、そういった救難活動を行う計画を立てていたというようなことだったんですけれども、このときに独居高齢者や障害者の方々に対するそういった計画というものを立てたけれども、全く計画の活用ができなかったというふうに振り返ったというような新聞記事があるんです。  小松市は、この民生委員のサポーターも含めて、民生委員協議会で地区の町内会にそういった計画といいますか、障害者、高齢者に対する、こういう避難に対する計画を小松市は提出を求めておりますか。計画書を。 53 【谷口市民福祉部長】 市のほうでは今、要援護者の名簿を作成いたしておりまして、その名簿に従った形で各民生委員さんや町内会長さんのほうに御連絡いたしまして、こんな方がいるので、そういう災害に遭われた場合においては援助していただきたいというふうなことでいろんな通知を差し上げております。  今後につきましては、今議員のほうからも御案内ありましたとおり、そういった面で不都合な部分が出てくると思いますので、その辺は今後計画の中で見直しをさせていただいた上で取り組みたいなというふうに考えております。 54 【川崎委員】 そこで、大規模災害のときには、民生委員さんの体験ですよ。体験の記事ですよ。計画が全く活用できなかったということは、最終的には、最後には素人が人を助けるということには限度があるというふうにおっしゃっておるんです。やはり民生委員さんはそういった高齢者の方々に対して、そういった見守りとかそういう活動をされております。そういう活動の中に、こういう災害に対するときにも民生委員の方々が、そういった方々に対する救助のことまで手助けするということがある中に、素人ではということの言葉の中にどう解釈するか。やはり民生委員さんにまたそういった救助、災害における救助の訓練もまた行っていかなきゃならないような記事なんです。そこまですると、民生委員の仕事というのはどこまでもありきになってしまう。  だから私は、民生委員さんに対してどう手厚くしていくかというのは、お金じゃないとは言うけれども、行政がそういう民生委員さんの活動に対してどこまで掌握して、活動内容をもって民生委員の方に今後そういった活動をお願いするんであれば、そういった計画を立てて、やっぱり訓練するなりそういったサポートをしっかりしていかなきゃならない大きな仕事がいっぱい出てくるというふうに思うんです。  民生委員に対して、今後さらなる活動を各町内会にお願いするということであれば、やはりこういった災害も含めて今後考えていかなきゃならないと思うんですけれども、その辺のお考えはどのようにお持ちですか。 55 【谷口市民福祉部長】 民生委員さんのお仕事がたくさんあるということで、災害時においての対応の仕方もわからないということがございます。そういうことが今現在あるということでございますので、社会福祉協議会と連携をしながら、その辺で講座を設けたり、その手当てについては今後十分な対応を考えてまいりたいと思っております。 56 【川崎委員】 民生委員の確保に向けての質問はこれで終了いたします。  続きまして、2点目の障害者に対する件に移りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、先ほど自民党こまつで梅田副議長が先ほど質問の中に申されました、本当に情けない事件が起こりました。これはやはり介助犬に対する虐待、フォークのようなもので数カ所刺した。この介助犬は日ごろの訓練を受けているということであって、痛みに耐えて何もほえずしてじっと我慢していたというような記事を見て、本当に悲しく涙が出る思いをいたしました。また、この前は、目の不自由な女子生徒に対して、白杖、白いつえを持って点字ブロックの上を歩いていたら、それにつまずいた何者かが後ろから膝の後ろを蹴って3週間のけがを負わせた。とんでもない話でありまして、私はこの記事を見て、本当に高齢者の方に対しまする各……、坂本教育長、ちょっと準備しておいてほしいんですけれども。  私はこの障害者に対する点字ブロック、点字、いろいろなやっぱり対応を、障害をお持ちの方々に対する心優しいまちづくりをつくるということであれば、こういった。聞くところによると、小松市内の公共の施設には点字ブロックを全部設置してあるということでありますけれども、市役所において、市民課において点字はないわけでありまして、聞きますと、職員が行って、目が御不自由な方に対しては話を聞いて、書けなければ書いてあげるということであるんですけれども、やはりそこには、来たら、用事があれば、玄関先からでもそうやってブザーを押して示すような対応をしてあげる優しい役所であってほしいというふうに思うんですけれども、そういった対応というのは、この市役所庁内ではどのような対応を行っておりますか。 57 【谷口市民福祉部長】 市の対応でございますが、今ほど議員さんからも御案内あったとおり、市民課の対応については、そんな方がおいでれば筆記で対応したり、それからもし聾?者等であればふれあい福祉課の手話のできる職員がすぐに来たり、そういうふうなことできちっと対応はいたしておるところでございます。  点字ブロックにつきましては、正面のほうから入りますと点字ブロックが一応市民課のほうまで届くようにはしてございます。それから、トイレにつきましても、誘導用のチャイムの設置とかというのは1階に設置されておるところでございます。 58 【川崎委員】 こういった障害をお持ちの方に対する心優しいまちづくりということを考えれば、公共の施設の対応だけじゃなくして、市内の道路、市道においても、やはりしっかりと点字ブロックを設置するなり、やはり案内にしてもチャイムにしてもそうなんですけれども、そういった障害者に対する優しいまちづくりを進めて、今後とも対応していっていただきたいなというふうに思うんですけれども。  先ほど坂本教育長に準備しておいてほしいというのは、時間がもうなくなってきましたので、私の時間が。この介助犬とか、そういった障害者に対するそういう傷害事件をお聞きして、教育長として、学校で介助犬の活動に対する、子供たちに介助犬はこういうことをやっているんですよというような教育。例えば介助犬を本当に学校に連れていって、生徒さんたちにアイマスクをつけるなりして、この子はこういう活動をしとるんですよということを教育していくことも大事じゃないかと思うんですけど、教育長、最後にこのことだけちょっと、どう思うかお聞かせください。  時間ないんで、駆け足でお願いします。 59 【坂本教育長】 それでは、今の川崎議員の質問に対してなんですけれども、小学校が主にですけれども、総合的な学習で福祉について学んでいることが多いんです。そんな中で、例えば車椅子の方であるとか、あるいは全盲の方とかを学校に、全ての学校ではないんですけれども、数が、担当されとる方が多くないもので。学校に直接盲導犬に入っていただいたり、あるいは車椅子の方に来ていただいたりして、子供たちがそういう障害を持たれている方と直接顔を合わせて、体験と言うのもおかしいですけれども、理解を深める、そういう活動をやっているところであります。 60 【川崎委員】 最後に市長にお願いというか、お願いして終えたいと思っているんです。  今ほど小松市内における介助犬、今、小松市内に2頭、2匹、何と言っていいのか。2頭でいいんけ? 2匹でいいんけ? まあまあ、いるということであります。  私はこの小松市が求める生活弱者に対する、本当に小松がそういった方々に目を向けているよ、こういうまちづくりをしていくよというんであれば、もっともっと介助犬をふやすなりいろいろな生活弱者に対するまちづくりを今後もっともっと進めていってほしいというふうに思っておりますので、最後に市長にその辺をお願い申し上げて、私の質問を終わります。 61 【北出委員長】 お願いということで。 62 【川崎委員】 はい。 63 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  二木委員。 64 【二木委員】 それでは、木場潟周辺トレッキングコース整備費についてお尋ねしたいと思います。  木場潟と名を聞くと黙っておれなくなるのが私かもしれませんが、木場潟の周辺にトレッキングコースをつくられるというようなことでございますので、その内容等についてお聞かせ願いたいと思います。  まず一つ、トレッキングコース、こういう図面をいただいたんですが、まずこのようなコースを考えられたことについてお聞きしたいと思います。 65 【山本環境王国こまつ推進本部長】 よろしくお願いいたします。  木場潟周辺トレッキングコースの整備の概要について御説明いたします。  霊峰白山の美しい景観と豊かな自然環境に恵まれた環境王国こまつは、この地の利を生かした地域づくりに取り組むさまざまな団体と連携して里山地域の交流人口の拡大に取り組んでおります。今後もこの環境王国こまつの魅力を高めていきたいと考えております。  この中の中核的存在であります水濠木場潟を全国に誇る景勝地にをコンセプトに策定されました木場潟100万人構想では、景観、健康、スポーツを融合させながら、木場潟に100万人が集うことを目標に定めております。  平成27年3月14日の北陸新幹線金沢開業や、同年5月17日に開催される第66回全国植樹祭の開催を機に、全国植樹祭の植樹会場となる木場潟公園と憩いの森を結ぶトレッキングコースを設けて木場潟公園のさらなる利用促進を目指すものであります。  以上です。 66 【二木委員】 非常にすらすらと、ありがとうございます。  トレッキングコースをお示しになった案を見ますと、木場潟、木場潟とおっしゃいますので、木場潟にまずつくってあるコースを一つ重ねたような格好で東山の憩いの森のところまで延ばした合計の12キロのコースということでございます。  まず、このコースなんですが、トレッキングという言葉からいいますと、トレッキングは山歩きです。ウオーキングは、大体平たんなところを歩くのをウオーキングあるいはハイキング。ピクニックは食事つきというふうなことでございますので。これはトレッキングとしますと、どうもトレッキングのコースが1,600メートル、1.6キロ。12キロのうちの1,600メートルですかね。そこはもう既に整備されておるトレッキングコースと言われるその山、東山の山ですね。1,600メートルはもう既に整備されておるんでしょうか。 67 【山本環境王国こまつ推進本部長】 1.6キロメートルの絆の森コースにつきましては既に整備されておりまして、現在もトレッキングコースとして活用されております。 68 【二木委員】 では、憩いの森は来年の植樹祭の植樹会場になっております。どのような内容の整備をされるんでしょうか。ここだけ。 69 【山本環境王国こまつ推進本部長】 憩いの森の整備につきましては、現在、今回の議会で別の予算で上程されております憩いの森おもてなしイメージアップ事業のほうで計上されておりまして、これにつきましてはちょっと管轄が違うんですが、今のところ、植樹祭に向けた道路整備、コンクリート舗装でありますとかそういったところを中心にされるというふうにお聞きしております。  以上です。 70 【二木委員】 じゃ、憩いの森だけは別に整備されるという考え方でよろしいですね。そして絆の森についてはもう整備されているということは、あと残りの道、大体整備せないかんようなところはあるんでしょうか。 71 【山本環境王国こまつ推進本部長】 全長約12キロということで現在大体予定しておりますが、その中で活用する中にも農道等もございます。そういったところにつきましては、一部砂利舗装区間といたしまして補修工事というのも予定しております。  以上です。 72 【二木委員】 農道を通るときはそのまま、生産組合か何かの許可は要るんでしょうか。 73 【山本環境王国こまつ推進本部長】 現在予定しておりますトレッキングコースは、基本的には市道でありますとか公のところ、または農道ということで、既に使われているようなところを通る予定でございます。一部農道というところがございまして、そちらにつきましては、一般のウオーキングの愛好者など皆様に、歩きやすさ、わかりやすさというものを、特に歩きやすさ、先ほど言いましたように、道路整備の砂利舗装のほか危険回避などを考えまして、その分を今回予定しております。  以上です。 74 【二木委員】 じゃ、そうしますと、1,000万円の予算ですね。 75 【山本環境王国こまつ推進本部長】 はい。 76 【二木委員】 じゃ、使い道を教えてください。 77 【山本環境王国こまつ推進本部長】 今ほども説明いたしましたが、イベント時はもとより、一般のウオーキング愛好者が日常的に利用する際においても歩きやすさということで、道路整備とか危険回避のほか、わかりやすさということで看板設置を考慮しております。具体的な内容については、今のところは、コースを誘導するための案内看板、今37枚ほど看板を設置する予定ですが、そちらで500万円、あと補修整備のほうで約350万円、そのほかコース案内用パンフレットなど、皆様にわかりやすいコースを設置するために計上しております。  以上です。 78 【二木委員】 お金はかかるし、看板もしっかりつくって案内看板をつくるということも大事だと思います。  ただ、心配なのは、木場潟と絆の森の間をつなぐ道路、これを名前からいって、トレッキングコースというコースそのものが平たんな道が多過ぎるんじゃないかなというのが私の最初見たときの素直な思いなんですが、こういう命名する場合の考え方と、お客さんが来てコースを歩いてみたら、ほとんどトレッキングコースと言われるところがちょっとしかなかったよという、何となく物寂しかったなと言われるような気がせんでもないんですが、そのあたり、このコース、どこかで交差するようなところで中断をして、こっちはトレッキングコースですよ、こっちはウオーキングコースですよというようなことで分けないと命名詐欺にならないでしょうか。どうぞ。 79 【山本環境王国こまつ推進本部長】 この命名につきましては、小松ウオーキング協会、小松市ノルディックウオーク協会の方々とも御相談いたしました。そのときに、名称がウオーキングであると、この高低差などが想定されなくて歩かれる場合もあるということで、今回はこの名称のほうがいいということで御相談させていただきました。  絆の森は、確かに議員おっしゃるとおり起伏が激しく、木場潟湖畔と一番高い絆の森のてっぺんでは約90メートルの差がございます。それで、そういう起伏差につきましては、パンフレット等でチェックポイントごとに区間の距離や標高などの情報を示すことといたしたいと思います。また、トレッキングコースのところだけを歩きたい方につきましては、公共施設の駐車場等を利用していただきながら、利用者の好みで一部区間を周遊するということも考えております。  以上です。 80 【二木委員】 こういうコースができるということは小松市にとっては非常にいいことだろうと思いますし、皆さんこの名前を聞いて、じゃ行ってみようかと木場潟に来ておられて、そして山から見ていろんな景色を見られる。木場潟のほうを見られて、いいところだなと思っていただけるんなら結構だと思います。そういう面で貢献していただければいいかなと思いますし、1,000万もこのコースづくりにお金をかけるわけですから、十分な効果が上がるように期待しております。  ただ、最後、木場潟100万人構想という構想の中での位置づけについてアピールをしていただきたいと思います。 81 【山本環境王国こまつ推進本部長】 100万人構想での位置づけですが、自然環境と調和した環境整備と環境保全で魅力アップを行うために木場潟公園来場100万人構想というのが設けられておりますが、その中でも、木場潟公園をウオーキングのメッカ、スポーツ交流の拠点ということで位置づけております。そういった施策も含めまして、今後ますます環境王国こまつの豊かな自然と美しい景観を生かした環境推進プログラムを取り入れたものも計画しておりまして、自然、文化、人の交流を通じたツーリズムを確立していくような地域づくりを展開していければいいかと思っております。  以上でございます。 82 【二木委員】 それでは、立派なコースができ上がることを期待しております。  終わります。 83 【山本環境王国こまつ推進本部長】 どうもありがとうございました。 84 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  宮橋委員。 85 【宮橋委員】 自民党こまつ最後の質疑者として、先輩議員からも十分なお時間を頂戴いたしまして進めさせていただきたいと思います。  私からは、スマートシティこまつプロジェクト推進費についてお伺いしたいと思います。  その前に、昨日も原発関連の大きなニュースがありました。2011年の東日本大震災を機に、このエネルギー問題というのは、今後、21世紀、22世紀にかけてもだと思うんですけれども、これからの社会をつくっていく上で本当に非常に重要なことだと思いますし、低炭素社会というのはその原発問題以前からも言われていたことですけれども、こういった中でのスマートシティこまつプロジェクトを進めていくということで重要な位置づけであると思いますので、質問させていただきたいなというふうに思っております。  まず、正直、予算内示会等でこのスマートシティこまつプロジェクト推進費とぱっと聞いたときに、どういったものなのかなというのは、ちょっといまいち理解ができませんでしたので、その事業の概要、目的等を、まず概要からお聞かせいただければというふうに思います。 86 【谷口環境推進担当部長】 事業の概要ですけれども、10年ビジョンに示す、こまつは日本一「ここちよい」、「こまつはエコの未来都市に」の実現及び第2次こまつ環境プランにおいての平成32年度の数値目標として掲げたCO2削減率30%の達成に向けて、地域の節電、省エネのほか、ごみの減量化やリサイクル率向上に対する意識づけの検討や地域特性を生かした再生可能エネルギー等の導入による創エネを初めとするエネルギー源の代替についての可能性を調査、検証し、豊かな低炭素地域づくりの方策を検討するものであります。 87 【宮橋委員】 今ほどの調査研究というところが今回の主だと思うんですけれども、調査研究をどういうふうに行うのかお答えいただけますか。 88 【谷口環境推進担当部長】 調査研究については、5つの項目で調査研究を行いたいと考えております。  1つ目には、市民、企業へのアンケート調査による節電や省エネ等の行動を促進するための方策を検討、2つ目には、森林資源や小水力等の地域資源を活用した再生可能エネルギー等導入可能性の検討、3つ目には、未利用資源や新技術を利用した地産地消型エネルギーの効率的変換の可能性の検討、4つ目には、将来の工業団地や住宅地等での電気や熱の利用の最適化やエネルギー効率を高める基盤整備に向けた施策の検討、5つ目には、公共施設への省エネ設備等導入可能性の検討を行っていく予定でございます。  以上です。 89 【宮橋委員】 ありがとうございます。  多岐にわたって進めていかれるということでありますし、これには、事前にヒアリングすると金沢大学とも連携をしながら行っていくということでありますし、今回のこれは委託料で進めていくというふうにもお伺いしております。  先ほど概要の中で10年ビジョンでも掲げられているところについてやっていくということでございます。こちらにも、私、改めて今の10年ビジョンを見させていただきました。その中で、スマートシティを目指していく上で今後建設予定されております新しいごみ焼却施設につきまして、やはりこの小松全体のエコを目指していくためには非常に重要な施設でありますし、大きな取り組みになっていくかというふうに思いますけれども、現在のこの新ごみ処理施設の進捗状況、また今後のスケジュール等についてお伺いいたしたいと思います。 90 【谷口環境推進担当部長】 新ごみ処理施設の進捗状況につきましては、本年度は、これまで地元説明会の開催、環境影響評価の実施、事業者選定委員会による公募資料の検討等を行ってきました。  今後のスケジュールですが、今後は、公募型プロポーザルによる事業者の募集を9月中に行い、翌年、来年1月に事業者からの提案を受け付ける予定でいます。優先交渉権者の決定は来年3月末を予定しており、6月議会議決後の契約を目指しています。事業者決定後、平成27年度から平成30年度にかけての3カ年で建設工事を行い、平成30年度中の竣工を予定しています。  以上です。 91 【宮橋委員】 今ほどスケジュール、進捗状況についていただきました。  この新ごみ処理施設が、こうして新しく調査研究を進めていく、こういった低炭素社会等いろんな、もっともっといろんなつながりがあるかと思うんですけれども、この新ごみ処理施設がこういったものとどういうふうに結びついていくのかお答えいただけますか。 92 【谷口環境推進担当部長】 新ごみ処理施設では、最新設備の導入や全連続運転、また生ごみ等一般廃棄物の焼却熱を利用した発電、さらに発電後の余熱利用等を行うことによりCO2を削減します。それらのことにより、既設焼却炉稼働時に比べ、計画施設稼働時には1年当たり約4,709トンのCO2の削減となり、CO2は約20%削減できるものと見込まれ、低炭素社会の実現に寄与するものと考えております。  以上です。 93 【宮橋委員】 実は私も新ごみ処理施設の、中学校校下で建設予定地の地元でもございます。部長はもっと身近な麓にお住まいされるということで、今後、本当にこの地域から新しい持続可能な社会に向けたモデルをここからつくっていただきたいなというのを求めるとともに、これ私の私見になってくるんですけれども、エネルギー問題、電力の問題だけじゃなく、CO2の問題だけじゃなくて、やはりどう森林資源を生かしていくのかという部分も我々山手に住む者としては考えてます。かつては炭を焼いたり、まきを使ったり、いろんな意味でエネルギー源の大半を森から生かしていたわけで、今後、次、来年行われます植樹祭もそういったことが、森をどう生かしていくのか、森林資源をどう生かしていくのかというのが一つの大きなテーマになろうかと思います。  森林組合の皆さんが、針葉樹については本当に熱心に管理をされていただいて御協力いただいておりますけれども、今後は広葉樹等も含めた部分の活用策をぜひ検討していっていただきたいと思いますし、また、今策定中であるNext10年ビジョンにもそういった部分をしっかりと踏まえたものにしていただきたいと思っております。  もう時間きましたので答弁は結構ですけれども、こういった森林資源をうまく使った部分も含めまして今後のスマートシティを実現していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。(拍手) 94 【北出委員長】 部長、何か答弁ありますか。 95 【谷口環境推進担当部長】 今ほど宮橋さん言われたとおり、森林資源も小松市の大きな財産の一つだと考えておりますので、しっかりと研究を行って、将来的には本当に皆さんからうらやましがられるスマートシティこまつに持っていきたいと考えておりますので、また御協力をよろしくお願いします。(拍手) 96 【北出委員長】 これをもちまして、自民党こまつの質疑を終了させていただきます。  この際、午後1時まで休憩いたします。    ──────────────────────────────────                               午前11時36分 休憩                               午後1時00分 再開    ────────────────────────────────── 97 【北出委員長】 休憩前に引き続き、審査会を再開します。  これより、維新こまつの質疑を許可します。  高野委員。 98 【高野委員】 維新こまつ、高野でございます。よろしくお願いいたします。
     同僚議員からのお計らいか何か知りませんが、私どもの会派からは1人ということでございます。時間内に精いっぱい質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  午前中、円地委員からも質問ございましたひととものづくり科学館管理運営費についてお尋ねいたします。  この質問を提出させていただきましたが、たまたまきのう、サイエンスヒルズのほうでNHKの「ここはふるさと旅するラジオ」という公開生放送がございまして、80ちゃん号ですか、NHKの80周年を記念してつくったトラックの荷台をステージにしたような移動の放送局が小松のほうに巡回に来まして、サイエンスヒルズのほうから生中継。これは全国に放送していまして、プラス海外のほうにも同時中継ということで、20分ほどの番組でしたがいいPRができたのかなと。今そこにお座りの西村課長もヒルズの宣伝だとか、あと地元の企業でございます村田様のほうからの企業の方から、またみよっさ館長の曳山の子供歌舞伎のPRができまして、大変内容の濃い番組を拝聴させていただきました。大変行ってよかったなというふうに思っております。  それで、午前中の質問に大分かぶる部分もございますが、今回、この運営費に補正予算で300万、債務負担行為で2,400万、計2,700万という計上がされております。  私、いつもこの連合審査会での一つの切り口といいますか、ありまして、前回はたしか小松市の市役所の会計上のシステムだとか、そういう余り我々が予算の高い安いが判断しにくいものをまず取り上げるというのが私の連合審査会の一つの切り口でございまして、今回のこの特別企画の費用についても、なかなかどこでもできるものでもありませんけれども高い安いの判断基準がなかなか持てないということで、まずこの特別企画費用の妥当性についてお伺いしておきたいと思います。お願いします。 99 【西村ひとものづくり科学館課長】 よろしくお願いいたします。  全国で話題のありましたイベント実績、そういったものをいろいろ調査しまして、当館のやはりイベントの規模、それから期間等を勘案いたしまして、今回の特別企画につきましては3つの期間、春休み、ゴールデンウイーク、それから夏休みという期間、その期間に合わせたもので事業金額を算定しているということでございます。 100 【高野委員】 本当に効率よくその予算を使っていただいて、たくさんの方にまず来ていただくということが大変大事でございます。  私、地元ですのでサイエンスヒルズの近くに行きますと、特にことしの夏の土日というのはヒルズの道が大変混んでましてね、余り曜日を意識せずに通ってしまうと「あ、また渋滞しとった」というのを何遍も体験いたしました。大変人が多かったな、夏休み中は特に多かったなということでございました。  もう一度確認なんですが、まず最初の年間のその目標数というのは何人というのをもう一度確認しておきたいと思います。 101 【西村ひとものづくり科学館課長】 サイエンスヒルズ、ひととものづくり科学館の年間の目標来館者数は30万人、そしてこちらのビジネスプランというもので、ビジネスプライド上の目標数値としまして有料入館者数が10万人ということで、当館の3Dスタジオ、それからワンダーランド、それからいろんな有料イベントございますので、我々の特別企画イベントもその部類に入りますが、そういった人たちを含めて10万人ということでございます。 102 【高野委員】 午前中の質問にもございましたが、これまでの来館者数が13万8,214名で有料観覧者数が6万7,539名という御報告もございました。この数字というのはどのようなふうに評価されているのか、お聞かせください。 103 【西村ひとものづくり科学館課長】 先ほどの円地議員の答弁でもお話しいたしましたとおり、私たちの掲げた目標数値に対しまして、入館者、それから有料のほうも順調に目標ラインに沿っているものというふうに感じております。 104 【高野委員】 少しイレギュラーかもしれませんが、最初の目標が30万人で有料観覧者数が何か3分の1、10万人ぐらいというようなお話がございました。今の数字を見ますと、来館者数の半分以上の方が有料の、お金を払って興味を示されて利用されているということでございます。この辺はどう評価されていますか。 105 【西村ひとものづくり科学館課長】 こちらにつきましても順調であるとしか、ちょっと申し上げにくいんですけれども、今後も引き続き、後半戦しっかり頑張ってまいりたいというふうに思っております。 106 【高野委員】 今回はこの掲示されている特別企画というくくりでございますが、これを一つ一つ、この実績、たしかロボワールド、コナン、サイエンスマジックというふうな流れだったかと思いますが、この辺の、どういうふうにこの特別企画費用というのが使われたかというのをまず御説明願いたいと思います。  以上です。 107 【西村ひとものづくり科学館課長】 まず、3つのイベントございました。特別企画開催中の来館者数は3つの期間で合計8万6,873名ということで、このイベントに関しては大体来館者の63%くらいの比率で、この特別企画事業が大変大きく貢献しているというふうに考えております。  その3つの企画につきまして数字を述べさせていただきますと、まず春休み期間中の16日間では、ロボワールドですけれども、入場者6,782名、その期間中のヒルズ全体の来館者数としては2万2,690名ということでございます。  それからコナン、これはゴールデンウイーク期間中ということで途中飛び石もございましたけれども、11日間の開催期間でございまして、こちらは人数といいますか、コナンのそういう体験キット、キット数ということになっておりますが、こちらが2,994セット購入いただいたという実績でございます。1つのキットで家族あるいは友人とか、そういったグループで体験できるものとなっておりますので、このキット数の購入数はこれプラスアルファ大きくあるということでございます。このコナンの時期の期間中のヒルズの来館者数としては1万4,362名であったということでございます。  それからサイエンスマジック、こちらは夏休み期間27日間のものでございまして、こちらサイエンスマジックとしては2万人を超えております。2万671名ということでございました。当期間のヒルズの来館者数としましては4万9,821名ということでございました。  以上です。 108 【高野委員】 1つの企画で、夏休みほぼ1カ月にしても2万人というのは大きな入場者数で本当にありがたい数字ですね。本当にその辺はよく機能しているなというふうに思っております。それから、先ほども、午前中も円地さんも少しおっしゃったようですが、この実績というのは胸張ってどんどん進んでやってもいいかなと、PRしてもいいのかなというふうな印象もあります。  それで、たくさんの方が入場をされておりますが、団体、特に、例えば金沢の21世紀美術館というのは、スタートのころのお話を思い出しますと、いわゆる修学旅行だとか遠足だとかというふうな活用の仕掛けに非常に尽力されたということも聞いておりまして、それが今のあの21世紀が金沢の一大観光スポットみたいなふうになっておりますが、そういう運動が随分きいているというお話もお聞きしたことがございます。  これまでのその団体利用についてはどのような数字を把握しているのか、お聞かせください。 109 【西村ひとものづくり科学館課長】 団体利用につきましては、9月9日までの集計でございますが、学校団体で37団体、人数にしまして2,242名ということでございます。  それから一般団体、こちらのほうは194団体ということで、属性といいますか内容としましては子ども会とかシニア会とか、ちょっと福祉の方々とかさまざまでございます。公民館とか教職員の方も含めてですけれども194団体、合計で7,004名ということになっております。 110 【高野委員】 前回の議会答弁等々にも出ておりましたが、もう一度確認の意味で、いわゆる市内と市外の来館者のその傾向ですね。数字を教えていただきたいと思います。 111 【西村ひとものづくり科学館課長】 こちら、先ほど言いましたけれども、学校団体につきましては37団体ございます。市内が20校、それから県内が11校、それから県外が6校ということで37校ということになっております。  それから一般団体でございますけれども194団体。こちらは、市内が46団体、それから県内が124団体、県外が24団体という状況でございます。 112 【高野委員】 団体さんでは、その市内、市外、県外というのは区別は大変しやすいと思いますが、全体としましても市内、市外というような、これはお聞きするところによると、車のナンバーでしかなかなか把握しにくいということでございましたが、一応またその数字もちょっと確認しておきたいと思います。 113 【西村ひとものづくり科学館課長】 市外利用者の割合としまして、当館のすぐ近くにございます市営のヒルズパーキングで、ゴールデンウイーク、それからお盆のお休みの期間、一番お客様が集中する期間でございますが、こちらで調査をいたしました。状況としましては、市外利用者は70%以上ということになっております。 114 【高野委員】 本当に小松市内よりそのほかの地域の方が大変興味を持たれて来ていただいているというのは、大変ありがたいことでございます。訪問される方の出発地点はよくわかりました。  じゃ、今度は来られている方の、いわゆる子供とか大人だとか、年齢的なそういう内訳というのは把握されているでしょうか。 115 【西村ひとものづくり科学館課長】 年代別利用者の割合につきましては、大人が55%、それから子供という分類でございますが、未成年という分類で45%という属性割合になっております。 116 【高野委員】 ファミリーでの御利用が大変多いのかなというイメージもありまして、たまに行きますと、天井のところ、ループのところに子供たちがわーっと楽しげに走っているのを大変ほほ笑ましく見させていただいております。ありがとうございます。  総じてたくさんの方、小松市外の方がたくさん御利用していただいているということは、午前中、人口減の話もありましたが、いわゆる交流人口の増加には大変今のところ寄与していただいているんだなというふうに思っております。  今、施設の周辺、たしかヒルズができますよ、計画がありますよというときに、いろんなところを私たち議会として視察とかさせていただきました。総じて言われるのが、年間30万人の人が来る施設だとその周りにも、いわゆる民間業者の波及効果だとか経済効果がよく見られるというふうなことも勉強させていただきました。今の予想でいきますと目標にも大分近い勢いで頑張っていただいているというのがよくわかりましたんで、ちょっと施設の周辺への波及効果について、何か数字的なものがありましたら教えてください。 117 【西村ひとものづくり科学館課長】 こちらの数字でございますけれども、夏休み期間中、8月という月で対前年比較をいたしました。周辺の施設にはもちろん多くの御来場をいただいております。  一つ一つ、ちょっと施設ございますけれども、まず一番最寄りのわくわくコマツ館の御来場者が、やはり前年比ですけれども、81%の増ということでございます。それから小松うどんつるっとの売り上げといいますか、私は来客数をちょっと確認したんですが、プラス52%ということで、売り上げのほうも総じて増加しているということでございます。それからぶっさんやの来客数もプラス37%というふうに転じてございます。それから周辺の駐車場でも駅東駐車場というのが昨年もあったわけなんですが、こちらのほうはもちろんプラスに転じておりまして、20%の増というふうに伺っております。 118 【高野委員】 総じて、本当に今のこの御時世でこんだけ伸びるというのは、商業ベースではこういうお客さんがふえるということはなかなかないことで、すばらしい数字かなと思います。特に私、小松うどんのつるっとの運営のほうの監査もしておりまして、月々のその売り上げも見させていただいております。確かにオープンからどんというふうに数字が伸びまして、それがいつか一服するんかなと思っとっても、売り上げも順調に伸びているようでございます。  少し不足といいますか、ぜいたくだというふうに思われるかもしれませんが、いわゆる根上小松線を一つ渡って、町なかのほうにはどうなんかなというような思いもありましたんですが、実は一つの例なんですが、委員長に許可をいただいたんですが、これ塩焼きそばのパンフレットなんです。これが実はこの加盟店のところにも置いてあるんですが、そのお店お店の人がこのパンフレットが足りないと言ってまちづくり会社のほうにたくさんとりにきて、これがもう不足しとるというような状況でもございまして、商店街だけというわがままは言うとれんなという思いもありまして、やはりきらりと輝く一つの特徴があると、やっぱりその個店個店に対してもこの波及効果がうまく相乗効果としてあらわれてきているという例も一つあるんだなというふうに思っております。  単なる、確かに交流人口をどうキャッチするかというのが我々地元の、それは努力でもあります。どういうふうな、その周辺の波及効果についてはどのようなお考えであるでしょうか。お聞きいたしたいと思います。 119 【西村ひとものづくり科学館課長】 波及効果についてでございますけれども、私どもの管轄しているサイエンスヒルズはもちろんですけれども、各施設各施設、昨年のことをいろいろ検証して皆さん努力されていることだと思います。  それで、サイエンスヒルズの状況をここでちょっとお話しさせていただきますけれども、先ほど高野議員がお示しいただきました塩焼きそばのパンフレットでございますが、こういったいろんな市内のパンフレット、そういったものをサイエンスヒルズのエントランスホールに設置しておりまして、サイエンスヒルズにまずお客さんが来ていただけるということで、お帰りの際あるいは滞在時間中にそういったパンフレットをやはり皆さんの横の椅子、おしゃれな椅子がいっぱい置いてあるわけなんですが、そちらでゆっくり休みながら、お年寄りも、それから御家族連れも、そういった方もいろいろパンフレットをじっくりエントランスで眺める光景がございます。ということで、我々もお客さんにより楽しんでもらえる、それから周りの周辺施設にもいっぱい足を運んでもらえるような取り組みとして、パンフレットの設置というものを積極的にやらせていただいております。  まだまだ我々の目の届かないパンフレット、いいパンフレットいっぱいあると思うんですけれども、そういった周辺に効果をもたらすような、そういう発信できるものがございましたらぜひヒルズに設置したいと思っておりますので、また高野議員もいろいろ何か新しいものがございましたら、ぜひ私どもに申しつけていただきたいなと思っております。 120 【高野委員】 本当に施設と周辺が一体になって駅中心ににぎわいを創出していって、小松南ブロックのお話もございますので、そこにもう一つ彩りが加わればすばらしい小松の駅前ができ上がって、歩く動線がさらに強化されてにぎわいが創出できるというふうに心から願っているものであります。  あと一つ、先ほどいろいろ思ったんですが、ヒルズの建物の外観だとかああいうのがすごくやっぱり特徴的ですので、きのうのラジオではないんですが、例えば映画だとかドラマだとか、あとCMのロケ地とかというふうな取り上げ方がされれば、さらに宣伝効果が上がるんじゃないかなというふうに思います。そういう取り組みも一つ要望いたしておきますので、さらにたくさんの人が集まるような努力を重ねていただきたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わります。  ありがとうございました。 121 【北出委員長】 課長、答弁ありますか。ないですか。  はい、どうぞ。課長。 122 【西村ひとものづくり科学館課長】 今高野議員からおっしゃっていただいたとおり、私たち、やはり駅周辺の一番目玉になる、そういう施設を携わっておりますので、来年の3月14日の北陸新幹線金沢開業、それから5月17日の全国植樹祭の開催、そういったことを見据えて、駅西地区と一体となって相乗効果あるいは南加賀全体のそういった効果が及ぼすように関係機関連携してヒルズ自体もしっかりやらせていただきたいなと思っております。  ありがとうございました。 123 【北出委員長】 これをもちまして、維新こまつの質疑を終了します。  これより、みどりの風の質疑を許可します。  浅村委員。 124 【浅村委員】 みどりの風の浅村でございます。  一番手として質問のほうに移らさせていただこうと思います。  まずはひととものづくり科学館管理運営費ということですけれども、これできょうは3人目の質問ということになりますので、既にある程度答えを聞いた上で質問するということはなかなか難しいところかなと思いますけれども、あえてちょっと補足をさせていただくような質問になるかと思います。  それでは、特別企画開催費ということですので、先ほど高野委員の質問にもありましたが、来年の3つの期間においての特別企画についてということであります。  ことしについて、まず少し様子を聞かせていただこうと思うわけですけれども、それも先ほど高野委員の中にかなり出てきておりましたので、重なるところは結構です。  それで人数的なものもありましたけれども、そうですね、それぞれのですかね、大人と子供の割合、この特別企画においての人数のほうはまだだったかと思いますので、少しその辺を聞かせていただきたいと思います。 125 【西村ひとものづくり科学館課長】 まず、春休みのロボワールドinこまつでございますけれども、こちら入場者は6,782名で、割合でしますと、丸い数字で申し上げますが、その内訳は、大人が6割、それから子供さんが4割という状況でございました。  それからゴールデンウイーク、「名探偵コナン 怪盗キッドの不思議な予告状」というイベントでございますが、こちらキット数ということなのでちょっと属性割合は把握しておりませんけれども、光景を見ますと、大人のそういうアニメファンが体験しているということ、それからもちろん御家族、そして子供はございました。この件につきましては大人もかなり、大人みずからが率先してやっている光景がございました。  それから夏休み期間、サイエンスマジック、こちらは先ほど申し上げたとおり2万人を超えました。2万人のその大人、子供の割合をちょっと確認しますと、これも丸い数字でございますが、こちらのほうは大人が4割で子供さんが6割ということで、春は先ほど6対4ということでしたが、夏は4対6という状況でございました。 126 【浅村委員】 ちょっと今の数字を聞きましたら、先ほど全体の割合が大人55%に対して子供が45%ということでしたので、企画によってかなりその割合というのが変わってきているのかなというのを答弁の中で聞かせていただきました。  大人のアニメファンもおられるということですので、なかなか企画するほうとしては、その対象をどうしているのかということを、来年度に向けてでも、どういうテーマにしてどういう対象を狙い、ターゲットとしていくかということもあると思いますので、もし何か、ことしのことも踏まえて来年に向けての今のところのお考えといいますか、どういうことを考えているというところがありましたら、少し紹介をしていただければと思いますが。 127 【西村ひとものづくり科学館課長】 こちら、来年につきましては、もちろん広く、本当に広く広報していきたいと思っております。内容としましては、やはり新規性のあるもの、それからもちろん話題性に上がるもの、そういったものをうまく、自分たちの掲げた2,700万の予算の中で執行できるように最大限の効果を出していきたいと思っております。  それからターゲットでございますけれども、春休み、ゴールデンウイーク、それから夏休み、この3つの期間につきましては、やはり家族連れを意識したイベントになるかと思います。大人から子供まで楽しめるという幅広いターゲットにするとなかなか難しいところはございますけれども、子供と一緒に楽しめる、そういった大人も楽しめるといったものをなるべく採用したいなと思っておりますけれども、ここもサイエンスヒルズ自体が青少年を育成するということで、ターゲットは幼児というよりも少し高いところがございますので、それはそちらということで、イベントは幅広く楽しんでもらえるように努めてまいりたいと思っております。 128 【浅村委員】 ありがとうございました。  特別企画につきましては、大体先ほども説明がありましたのであれなんですけれども、先ほども出てきたことの中でもう少し補足的なことを質問させていただこうと思うんですが、先ほども団体の利用ということがありました。学校でいうと37校が利用しているということですね。それは今までの時点ということですので、この後、秋の遠足のシーズンになればまた少しそれがふえてくるのかなというふうに思いますが、多分それはもう既に予約が入っていてわかるんではないかと思いますけれども、その辺の状況はどうでしょうか。 129 【西村ひとものづくり科学館課長】 今後の予約状況でございますけれども、きょうももちろん予約が入ってまいっております。ちょっと集計した日が大分、ちょっと前ではございますけれども、9月5日以降、実際にもう予約確定といった人数ですけれども、3,009名ぐらいの団体利用が見込まれているということでございます。  こちらにつきましては、やはり一度春の遠足で来ていただいた、そういった学校も含めて、再来場ですけれども、学年をかえて再来場というような学校もございます。夏休み期間につきましては、団体といいましても、やはり都市圏あるいは県外のそういった観光ツアーというパッケージにもヒルズをのせていただきましたので、そういった方々についてもいろいろ広く発信してヒルズに訪れていただけるように努めてまいりたいなと思っております。 130 【浅村委員】 先日の井田議員の質問にも、たしか答弁の中にもありましたけれども、旅行のパックというのが確かにあったそうで、2社あって、そしてバスツアーですかね、来ておられたということです。  この数字かどうかわかりませんけれども、例えばこの秋の、今の数字でいえば3,009名という数字はこれまでの37校2,242名よりも多いことが予想されますね。数字的には多くなっていますので学校的にもそれを上回るものかなというふうにちょっと思いますが、大変立地条件としては、JRも利用できる、それからバスで来られる場合もあるということで、その辺、バスの利用というのは既に、例えば予約の時点でわかるんでしょうか。そういうバスに対してはどういう対応をされているのかなというのをちょっとお聞きをしたいと思いますが。 131 【西村ひとものづくり科学館課長】 御予約いただいた段階で、バス利用がありますかという問いかけをさせていただいております。ヒルズのいろんなスペースございますけれども、大型バスのちゃんとした区画を区切ったスペースとしては3台収容できるようになっております。それから予備スペースとしても、あとプラス1台ぐらいはいけるかなと思っております。あと、マイクロバスのような形態ですと南側の三角のコーナーにちょっととめていただいたり、それは団体利用を促進する意味で対応させていただいております。  それから、今お話しいただきましたJRに近いということで、実は北陸3県見ますと一番多いのが、県外ですけれども、富山が多いです。続いて福井という状況でございます。この来館の交通手段としては、福井の、福井市内ですけれども、そういった学校ですとバスというよりも電車で来られたと。あそこは科学クラブということで、しかし三、四十名ぐらいはバスではなくて電車で直接お越しになったという状況でございます。 132 【浅村委員】 ありがとうございます。  遠足をイメージして少し質問をさせていただこうと思います。  今、バスということがありましたけれども、確かに県外だと移動するときはバスが中学生なんかも多いかなというふうに思いますので、今はちょっと何に関連して言うのかといいますと、今サイエンスヒルズの利用のことを中心にお聞きしてますけれども、せっかくこういういい状況ですので、さらにそれがもっと広がったプランとして、サイエンスヒルズプラスどこどこというところが遠足を企画するときにはすごいヒントになるんですね。  科学ということでいえば、自然科学に関するものは博物館があったりしますし、その博物館なんかでも、例えば、ヒルズで取り上げたテーマをこちらでも少し関連したものをするというふうなこともおもしろいかなというふうに、ちょっと所管が違いますので、またその辺はいろいろとタイアップしていかなければいけないかなと思いますし、JRを利用された方であれば、そういうヒルズ、歩いていける範囲で何かプランを立てたらどうかなと思いますし、バスで来られた方については、例えば埋蔵文化センター、ちょっと離れてますけれども、そこらも科学の一つとして見れば道具の科学、道具を使ってどんな道具の今までの歴史みたいなものがありますよね。それから、道具でいえば、例えばこの辺で出てくるのは、鉄を中心としたいろんな道具があるので、鉄という物質をもとにしていろんなその科学的なことを企画もできるかなというふうに思いますので、何かそういう関連したことがあると、遠足する立場からいえば、1カ所だけじゃなくて、もう一つほかにもあると、企画するときにはしやすいということがありますので、そういう意味で何かあわせた企画、自然科学などとあわせた企画があるとおもしろいと思うんですけれども、どうでしょうか。 133 【西村ひとものづくり科学館課長】 今御意見いただきましたけれども、やはり自然科学というのは、天文学、物理学、生物学、さまざまな分野があるということで、本当に広くございます。見方を変えていきますと、やはり身の回りには本当に科学とかいろんな不思議なものが潜んでおります。埋蔵文化財、埋文センターのお話ございましたが、ヒルズの計画段階から観光文化部といろいろな協議をしてまいっております。  一つ事例を申し上げますと、九谷焼の科学とか、あるいは埋文に潜んでいるそういう科学、昔の暮らしということなんですけど、これもやはり技術という意味で科学的なそういう考え方で展示物、これはヒルズにこの2つの展示物はございます。九谷焼においては、そういう土の部分からろくろをひいて、そして絵つけまで、そういったもの。色彩についてはそういう、やはり燃焼するということで色が変化していく、そういうものも科学だよということでしております。そういった展示物の中にいろんな九谷のそういった施設、そういうことも盛り込んでおりますし、先ほども申し上げた埋文センターについても、実際にその展示物を見て、そちらはもう埋文センターが監修されたすばらしいものになっています。プレパラートで、何ですか、顕微鏡で勾玉のそういう断面を見たりそういうこともできるようになっているので、そういったもっと詳しい、先ほど議員おっしゃられましたそういう道具の関係ですとか鉄の関係ですとか、そういったことはもちろん本当の主務の埋文センターでもっと詳しくできるよということでヒルズで発信しておりますので、今後もまた関係機関と連携して、このヒルズに来ていただいたお客さんがより拡散していくというか、広がりを持つような、そういう仕組みの構築をまた考えていきたいなというふうに思っております。 134 【浅村委員】 先日の一般質問の答弁の中には、サイエンスヒルズに来た人たちがもう一度来たいというふうな、そういうものというふうに考えておられるということでしたし、リピーターをどうやって今後ふやしていくかということも一つの課題かと思います。その辺についてのお考えをちょっとお聞きしたいと思いますし。  あわせてちょっと、例えば自分の娘も夏休みにワークショップに行かせていただいて、おかげさまで夏休みの自由研究ができたというありがたいところでもありましたし、ちょっとその娘を見にいきましたら、隣のところで学校の先生方が研修をされていたと。かなりそういうことも使われているなということで、先生方が使えば子供たちも利用するようになるというふうな、そんなつながりも感じておりました。  それで、例えば、一遍ヒルズに来た方がいろいろと意見なんかも、感想なんかも書いていただけると思うんですが、もし何かメールなどの方法でお互いの、こういうことをまたヒルズに来てやってみたいとかいうのを双方向で連絡し合うようなシステムというのはどうなのかなと。自分らも研修会へ行ったりすると、必ずまた次の研修会の案内が来たりしていますし、ありがたかったり、ありがた迷惑だったりするときもあるんですけれども、そういうところはどうかなと。それから、先ほど高野委員が言われたラジオのことも私も言いたかったんですけれどももう紹介されましたので、実はそのこともヒルズのホームページのほうに、フェイスブックのところで拝見したりしました。そういうようないろいろと利用する手段があるなと思いましたし、その中のツイッターのところでは、このヒルズの夜景がすばらしいというふうなことも出ていて、景色を求めるという、そんなニーズもあるのかなということで、いろいろな発信できることがあると思いますけれども、その辺のことも含めて、そのリピーターをふやす方策というのをちょっとどのようにお考えかというのをよろしくお願いします。 135 【西村ひとものづくり科学館課長】 リピーターの獲得策といたしましては、やはりイベント等のそういう情報宣伝というものを、本当に告知期間をしっかりとって宣伝したいというふうに思っております。現状としましては、ホームページ、それからツイッター、フェイスブック等々で「終わった」という発信ではなくて「あります」という、「今からあります」とか。そういったことで、実は昨日のラジオ中継につきましても「きょうあります」と。その前から「この日にあります」はあったんですが、そういうちょっとタイムリーな発信の仕方もいろいろスタッフで知恵を出しながらやっております。  そして手がたくということですけれども、先ほどいろいろお話いただきましたが、春とか秋の遠足、そういった学校の利用、それから理科学習ということで、児童生徒はもちろんですけれども、学校の、特に理科の先生の学習というか、ちょっと指導の学習ということでしょうけれども、そういった活用を促進するようにいろいろダイレクトメールを発信したいなと思っております。現状としましては、昨年もいたしました。プレオープンする前に、まず学校団体の利用ということが必要不可欠ということで、小中学校合わせますと899校、北陸3県にございます。そちらのほうへ全てダイレクトメールを送らせていただきまして、学校利用のそういうプランというものをお示しして、そして今、次、秋の遠足でございますけれども、そちらのほうも御予約いただいているのは、それが少し実を結んだのかなというふうに考えておりますので、これもまた並行してやっていきたいと思っています。  それから、まだまだ宣伝不足でございますけれども、積極的な年間パスポート、何回も来たい、1回でわからない施設ということでも2回、3回来るとわかってくるというところで、わかると自信が持てるということなので、そういった意味で年間パスポートの利用促進を図ってまいりたいと思っております。  それから、もちろんそういったパスポートをお買い求めいただいた方に対しては、やはり定期的なイベント情報のそれもダイレクトメールなりいたしたいと思っておりますし、これは新しくですけれども、オリジナルのメールマガジンの発行ということで、これはインターネットの世界でできますので、エントリーをしていただくと発信できるようにしてまいりたいというふうに思っております。 136 【浅村委員】 先ほどからちょっと遠足ということでお話しさせていただきました、質問させていただきましたが、それにまたダイレクトメールをされるということですので、先ほどは自然科学とのつながりと言いましたけれども、遠足というテーマから見れば、例えば小松では歴史とか文化とかでこういうものが子供たちに向けても発信できるよというようなものもあわせて、遠足のプランを組めるような資料もあわせて送っていただければ、さらにサイエンスプラスアルファということになるかなと思いますので、よろしくお願いします。  もう1点だけ、関連した質問になるわけですけれども、駐車場の話が一般質問でも出ておりました。市民としてみると、料金的なことがちょっとどうかならんのかなというようなことが話題になって出てくるわけですけれども、金沢のほうでいきますと、例えば勤労者プラザでありますとか金沢大学附属病院などの駐車場、駅から近かったりして一般の方も利用したりするところもありますが、施設の利用者に関しては駐車券で割引をするというような、そんな使い分けもしているようですので、今回はなかなか厳しいと思いますが、今回出されている特別企画に関して、その特別企画を利用した人にはそういうちょっとメリットがあるとかというのをまずちょっと考えていただけたらどうかなというふうに思っています。  高野委員の質問で、例えば夏休み4,000人を超える利用があったというようなときもありましたし、渋滞も見られるということでしたので、駐車場の問題というのをもっと総合的に考えなければいけないのかなということもありますし、何か少し周りにも民間のというか、コインパーキングみたいなところもふえてきたということですので、その辺の配慮もあるかなと思うんですけれども、ちょっと市民の声としてまた少し考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 137 【西村ひとものづくり科学館課長】 駅周辺の市営のパーキングにつきましては、小松市開発公社が管理しております。こちらにつきましては、これまでの料金改定の経緯をお聞きしましたところ、やはり御利用者の声を聞いて、平成16年、それから平成22年と値下げを実施しております。それで、利用者に配慮した料金体系をとっているということでございます。市営のヒルズパーキング、市営全て同じでございますが、最初の1時間が100円ということ、以降は30分ごとに50円ということで、10時間を超えて24時間以内であればマックスというか、1,000円ということで、24時間を超えるとまた100円とかいうてお金がかかってきます。そういった料金体系になっております。周辺、民間のパーキングもございますけれども、そこの料金は市営よりも若干、長時間とめた場合、安い料金設定になっているようでございます。  今後の対応としまして、特別企画のそういう事業者に対して利用助成ができないかということは、主催者のそういう事業計画、事業費のそういう予算というものもございますので、そういった中で判断を委ねるしかないのかなというふうに思っておりますし、きょうのそういった御提案というか御要望につきましては、主催者側に要望として伝えていきたいというふうに考えております。 138 【浅村委員】 続きまして、予防接種費についてお尋ねしたいと思います。  今回、補正のほうで4,000万円が計上されておるわけです。それについて少しお尋ねしたいと思います。  その前に、実はきのう、うちの、ちょっと知り合いのお通夜へ行ってきまして、お父さんが亡くなられて、79歳でしたかね、その原因がやっぱり肺炎でした。今回の予防接種の中に肺炎球菌ということがありますので、その辺のこともちょっと詳しくお話を聞きたいというふうに思っています。  小松市の中のその死因の中でも大きな割合を占めているかと思いますので、その辺の経緯をお聞きしたいと思うんですけれども、高齢者肺炎球菌ワクチンの接種費用についてはこれまでも一部助成を行っていたというチラシもちょっと見させていただきました。今回、制度が拡充されるという、その辺の経緯について少し御説明願いたいと思いますが、よろしくお願いします。
    139 【中西いきいき健康課長】 小松市では、平成20年までの死亡された方の原因疾患は、1位はがん、2位は心臓疾患、3位は脳血管疾患となっておりましたが、21年からは、3位が脳血管疾患にかわって肺炎となりました。そこで、平成24年11月より、市独自で任意予防接種として高齢者の肺炎球菌ワクチンの一部助成を始めておりました。  このたび、国の予防接種法の改正によって、10月1日から新たに定期予防接種として、水痘ワクチンと、高齢者という名称ではありませんが、成人用肺炎球菌ワクチンが追加されましたので、それに伴い制度を拡充するものでございます。  対象となる方は、水痘ワクチンは1歳から2歳で接種回数は2回であり、経過措置としましては、平成27年3月までは3歳から4歳も対象になり1回の接種となります。既に水痘にかかったことのある方や予防接種をされた方は対象外となります。また、成人用肺炎球菌ワクチンの対象者は65歳から100歳までの5歳刻みの年齢と101歳以上の方が今年度の対象となり、これも既に接種したことのある方は対象外となります。 140 【浅村委員】 ありがとうございました。  この制度の拡充につきまして、今後どういうふうに実施されていくのかということや、新たなことですので、周知のほうを市民の皆さんにどういうふうに行っていくかということのちょっと御説明をお願いしたいと思います。 141 【中西いきいき健康課長】 実施の時期は、水痘ワクチンは10月1日から、成人用肺炎球菌ワクチンは、高齢者インフルエンザの時期に合わせまして10月15日からスタートして、来年3月31日まで実施する予定でございます。周知方法は、両方ともホームページに掲載するとともに、対象の方には個人通知で接種券または助成券を送付いたします。 142 【浅村委員】 それでは、今回の該当する人数というのは大体どのぐらいになるのかということ、それから接種に関しての費用というのは、自己負担などはどのようなものか、あとは利用者の見込みの様子ももしあればお答え願いたいと思います。 143 【中西いきいき健康課長】 自己負担などに入ります前に、定期予防接種というものは2種類ございます。1つ目は社会的な流行を抑えるために接種義務があるもの、2つ目は個人的な予防のために接種義務がないものでございます。  自己負担は、社会的な流行を抑えるための水痘ワクチンのほうは全額助成とし、個人負担はなしとします。また、個人的な予防のための成人用肺炎球菌ワクチンにつきましては3割程度の自己負担を考えております。  該当人数につきましては、水痘ワクチンは、本年度対象者の1歳から2歳と経過措置の3歳から4歳を合わせまして約3,900人となります。接種見込み者数は、1歳から2歳は2回接種で接種率を約95%と考え、3歳から4歳は既に任意で接種していらっしゃる方もいらっしゃることを考え接種率を約70%と考えますと、合わせて約5,000人の接種と見込んでおります。また、成人用肺炎球菌ワクチンのほうは、該当人数は約6,400人で接種率は約60%と考えまして、接種見込み者数は約3,800人となります。 144 【浅村委員】 ありがとうございます。  予防接種に関する質問は前にも少しさせていただいたと思います。いろいろとあったと思いますが、市民の命を守るというか、大変大切な事業であると思いますので、担当されている立場として、現在の予防接種事業に対するお考えとか今後についての課題とかがありましたら、今回のことも、それまで任意の接種であったものが定期の接種になるということで大変喜ばしいことだと思っておりますけれども、接種率なども含めて最後にお考えをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 145 【中西いきいき健康課長】 予防接種事業は、今回御質問をいただきました2つの予防接種について法改正がありましたが、国の厚生科学審議会の予防接種部会におきましては、おたふく風邪など、ほかのワクチンについても今後の定期化に向けて検討されていると聞いております。市では、国の動向を見守りながら、必要な予防接種がまずスムーズに開始できるように、そして各予防接種の接種率を少しでも上げるための努力を今後もしていきたいと考えています。  また、今年度は、市民から要望が非常に多くありました任意予防接種の子供のインフルエンザについて、10月15日から市独自の助成事業を開始いたします。子供たちを感染症から守って、安心して子育てができるまちづくりを目指して予防接種事業を今後も続けていきたいと思います。  以上でございます。 146 【浅村委員】 ありがとうございました。大変心強い、またしっかり頑張っていただきたいと思います。  実は3点通告をしてありますが、3点目の介護ロボットに関しましては一般質問や先ほどの梅田議員にもありましたので、残りについては宮川さんのほうに移りたいと思いますけれども、介護ロボット、大変やっぱり話題があるので自分も関心のあるところでした。ニュースにもなっていましたので、ぜひ小松市としては頑張っていただきたいと思うんですけれども、最終的には在宅の介護なんかにも使われるかなと思いますが、価格の面などもかなりいろいろとこれから課題もあると思いますし、需要の面もどうなのかなと。そういうときに、使い勝手からいえばレンタルという制度がいいのかなと思いますので、その辺がしっかりできていけばいいと思います。  それから、市としては、ちょっと要望もありますけれども、事業所だけじゃなくてみずから、先ほど医療ということもありましたので、例えば市民病院などで実際に使ってみて、課題とか問題点とかということも市でも研究をぜひしていただきたいなということをちょっと3点目の質問には申し添えておきたいと思います。  もう一つだけちょっと、質問にはないんで、先ほどからずっと出ていました盲学校の悲しいこと、いろいろありましたけれども、私も8日に共生社会のことを質問しましたので何かつけ加えにはなるんですけれども、中学校では総合でやはりそういうことを子供たちが勉強しています。盲導犬につきましても、新町の治療院の岡田さんが板津中学校へ来てくれて子供たちと盲導犬触れ合ってみたりというようなこともありましたし、それから南部中学校の話も、図書館ができたときに、あそこにもやはり点字ブロックがかなり整備されました。ただ、ちょっと残念なことは、夕方とか送迎に来られた保護者の方が車をその点字ブロックの上にとめられたりということもあって、なかなかまだ市民の認識が、やはりそこも今回のこの事件を契機にして、皆さんに大事なものだということを認識していただきたいなということを申し添えておきたいと思います。  以上で終わります。 147 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  宮川委員。 148 【宮川委員】 みどりの風の宮川です。  今回、小松市スポーツ振興基金条例及びその関連について質問していきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。時間も余りありませんので、簡潔に御答弁よろしくお願いいたします。  昭和59年に設置された現の今の小松市スポーツ振興基金条例を廃止、新たに小松市スポーツ振興基金条例を設置したその目的をお示しください。 149 【藤岡スポーツ育成課長】 従来の基金は、児童生徒及び学生を中心に、実績を上げたスポーツ選手、それに団体、それに特化して活用しておりました。しかし、今回は見直しを図り、全ての市民がさまざまなスポーツ活動を通じ、豊かなスポーツライフを実現できることを目的に設置したものであります。 150 【宮川委員】 今まではアスリート等々の人中心だったんだけど、市民全域に皆さんが活用できるということで理解したいというふうに思います。  そういった中で今回、小松市社会福祉事業団開催に伴って余剰金が出ていまして、一部6,000万円をスポーツ振興資金として有効に活用される予定です。これまで、この振興基金として市民からいただいた寄附金の総額はどれぐらいありますか。お示しください。 151 【藤岡スポーツ育成課長】 これまでの御寄附をいただいた総額は、個人、団体から18件で金額としては3,894万7,365円であります。 152 【宮川委員】 これに6,000万円を加えてということで、大きな資金というふうになると思います。市民からいただいたこの貴重な寄附金を有効かつ効率よく、効果のあるようにしっかりと活用していただきたいというふうに思います。  そういった中で、市長は今回、豊かなスポーツライフの実現ために小松市スポーツ振興基金条例として新たに7項目を設置いたしました。その根拠を示してください。 153 【藤岡スポーツ育成課長】 今回、小松市スポーツ振興基金条例については、名称は変わっていませんが、平成24年3月に制定しました小松市スポーツ推進計画の実現のための一環として制定したものであります。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定を契機にトップアスリートを目指す選手の育成強化を図るとともに、全ての市民が豊かなスポーツライフを実現できるように基金の活用事業を拡大し推進していくものであります。 154 【宮川委員】 スポーツ推進計画をさらなる推進と、そして飛躍のためにこの基金をうまく活用していくということですね。今後、ぜひこの大事な基金をうまく活用しながらスポーツ推進計画を推進してほしいなというふうに思います。  そういう中で、7項目の中で2番目に障害者のスポーツ活動の普及と振興というのを上げておられ、本当に私はこの重みを感じ取っておるわけです。  今回の本会議の質問のときにも少し述べさせていただきましたけど、本当に全米のテニス大会におきまして、車椅子の競技で国枝さん、そして上地さんが本当にすばらしい成績をおさめることができました。特に上地さんにとってはシングルスも優勝し、そして日本人女子初の年間スラム制覇、要は、全仏、全豪、ウインブルドン、そして今回の全米ということで、大変な快挙をなし遂げたというふうに思っております。本当に私としては、こういう障害のある方にとっても本当に勇気と希望を与えたすばらしい出来事だと思います。これからもしっかりとまた練習して、さらに実力を伸ばして夢に向かっていただきたいというふうに思っておるところであります。  今後、小松市にとっても、この障害のある方のスポーツの普及と振興を推進していくわけですけど、これについての心構えがありましたらお聞かせいただきたいと、このように思いますけど。 155 【藤岡スポーツ育成課長】 まずスポーツ施設については、特定のそういう地域や特定の種目、そして障害者、そして普通の競技者、それにかかわらず、小松市の施設管理公社と一体となりまして計画的に、積極的に、幅広く公共性のある施設を中心に整備していきたいと考えております。 156 【宮川委員】 今ほど施設の話もありましたけど、私にとっては、もちろん施設も大事でありますけど、やはりそういう障害のある方にとってもしっかりと施設を利用しながら頑張っていただきたいというふうに思っております。  そういった中で、小松市はスポーツ施設がかなり充実しておることは私も存じております。特に体育協会に所属している各クラブ協会から校下の体育協会など、新たな施設の設置の要望が出されていると思いますし、また今後、どのような計画でなされていくか。また、特に長年使用しておる老朽化した施設もあります。例えば、現在テニスコートが新しく新築されるようでございますし、念仏林についても、また安宅の海岸の野球場にとってもかなり私は老朽化しているなというふうに思っております。そういった意味でも、この施設をどのようにまた今後リニューアルまたは更新していくか、この計画等々がありましたらお示しいただきたいというふうに思います。 157 【藤岡スポーツ育成課長】 今年度は、末広のテニスコート、それに西部地区体育館、南部地区児童体育館などを整備計画をいたしております。スポーツ施設は、安全・安心な施設整備、そして施設の必要性、そして費用対効果など、優先順位を総合的に判断しまして整備を進めております。今後も、小松市スポーツ推進計画に基づき、地域スポーツを推進し競技力の向上を目指すとともに、魅力のあるスポーツ施設の整備、充実に努めてまいりたいと思っております。 158 【宮川委員】 ぜひ市民の、また競技する方の声を聞いて、魅力ある施設整備をよろしくお願いしたいというふうに思います。  そうした中で、小学校の運動場ですけど、これまで市民の方が、日中もそうですし、また夜間もそうですし、また土日の休みのときもそうなんですけど、かなり利用しており、またスポーツ愛好者にとっても技術を向上するためにいろんな練習をそこで励んでおり、大変スポーツ振興に寄与しているというふうに私は思っております。  そうした中で、特に市民の方にとっては、日中できないということで、ナイター整備されたそこの運動場で自分らの好きなスポーツをやりながら技術を磨いておるわけですけど、小学校の運動場の中で夜間照明が2基と3基というところがあります。なぜこのような2基と3基に分かれているのか。また、2基の運動場からは、やはり照明が若干暗いということでもう少し何とかならないかという声も聞くんですけど、これについてどのような設置の検討をされているか。これについてお聞きしたいというふうに思います。 159 【林生涯学習課長】 現在、文部科学省におきましては、学校の屋外運動場を一般市民の皆様に開放するための照明施設を設置する場合の基準としまして、平均照度、いわゆる明るさでございますが、平均照度100ルクス以上という基準を設けてございます。そのための補助メニューもございまして、私どものほうではそのメニューを使って整備をさせていただいておるところでございます。  現在、委員も御指摘のとおり、平均100ルクスを満たすために、基本的にグラウンド1面につき1キロワット水銀灯16灯、大体の小学校では8灯掛ける2というのが平均的なところでございますが、これが設置されておるところでございます。グラウンドの広さあるいはそのグラウンドの形状によりまして、先ほどの100ルクスを満たさない場合は若干のプラスがされておるものと思っております。  今後、必要に応じまして改めて照度測定等々をしまして現状を把握していきたいと思っております。  以上でございます。 160 【宮川委員】 ありがとうございます。  いろいろと決まりがありまして、それの範囲内で設置されるというふうに思っております。  この時代の流れで、やはりそこの地域の人口の流れ、それから生徒の流れ等々で利用者が大分私は差が出てきておると思います。そういった中で、利用を多くされている、また子供さんが多いところ、また市民が多いところに対しては、やっぱり費用対効果というか利用価値があるためにも、市民の声に応えたそういう施設も私は今後考えていく必要があるかなというふうに思いますので、ぜひこの辺についても検討をしていただきたいと思いますが、どうですか。 161 【林生涯学習課長】 先ほども申しましたとおり、基本的には平均100ルクスというのがナイター照明の基準でございます。こちらを満たしておれば、基本的には安全性は確保されておるものと思っております。  しかしながら、先ほど申されましたとおり、その利用者の増、あるいは今後その運動場の形態が変わる、あるいはその運動場の形が変わるというような場合には改めて、先ほども申しましたとおり、照度測定等々をしまして、必要に応じて現状を把握していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 162 【宮川委員】 ぜひその辺も十分検討してお願いしたいと思います。  次に、今後ますますシニア層が増大することは間違いありませんし、10年後には市民の約30%が65歳以上になると予想されます。この団塊の世代が高齢化になってくるわけです。そういった中で、そのシニア層が自分に合った適度なスポーツ活動を行いながら、自分で健康で年齢より若い体力を維持することが本当に重要なことだと私は思っております。そういった中で、そうすることによって予防医学とか介護予防、そしてそのことが医療費の抑制とか健康維持にもつながるというふうに思っておるわけです。  そういう中で、シニア層のスポーツライフの充実に向けてということで、グラウンドゴルフなど本当にニュースポーツが今盛んに行われておるわけですけど、特にグラウンドゴルフにつきましては、御存じのとおり、大変選手の層が厚く、また年々やることがふえてきておるというように聞いております。ゴルフを少しミニ化した、そういうスポーツであり、日本が生んだ本当にすばらしいニュースポーツだというふうに私は思っております。  この辺の施設整備についてどのように考えておられるか、お聞きしたいと思います。 163 【藤岡スポーツ育成課長】 スポーツ育成課では、シニア層を初め、ライフステージに応じたスポーツライフの充実に取り組んでおります。今後、ますますシニア層のスポーツライフ充実が重要になってくるものと思っております。  10月には小松市スポーツフェスティバルを開催いたしまして、誰もがどこでも気軽にできるスポーツ、これをモットーに生涯スポーツ活動の推進を図っているところでございます。今後も、町内の公園や、また小学校の運動場、体育館など身近で気軽に利用できる既存施設を有効に活用しながらグラウンドゴルフ等のニュースポーツの推進を図り、子供からシニア層までさまざまなスポーツを楽しみ、スポーツによる仲間づくり、そして健康づくり、生きがいづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 164 【宮川委員】 ありがとうございます。  本当にこれまでもそうなんですけど、これからもそうなんですけど、このシニア層というのは本当に日本の元気ができるために大変な要素を持っとる層だというふうに私は思っております。この方たちが元気になれば、今言う医療費の抑制など、本当に健康寿命に私はつながると思っております。この辺の層に対してしっかりとスポーツライフの充実に向けた取り組みをやることによってますますシニア層が元気になり、そしてにぎわいのある、元気のある、そういうまちづくりに大変貢献するというふうに私は思っておるところであります。  そうした中で、グラウンドゴルフもそうなんですけど、本当にグラウンドゴルフは人気があって、小松におきましては、木場潟、それから串、それから翼、それから浮柳等々でゴルフ場があり、皆さん本当に使っておりますし、また、人気があってなかなかその場所もとれないということも聞いております。またそこまで行くのにかなり遠い方、遠いなと、遠距離だと言う人も出ております。本当に近くにあって気楽にこういう施設があればという声をよく聞きます。  本当にグラウンドゴルフ場ばかりでないんですけど、要は多目的に、例えばグラウンドゴルフもでき、パークゴルフもでき、ウオーキングもでき、そして子供の遊び場、それから子供たちと一緒に遊ぶ、そして家族の憩いの場、そういうようなグラウンドというか、私は安宅町の海浜公園のあこにグラウンドがありますね、芝生の。あれ本当にすばらしい利用価値の高い施設だと私は思います。私も時々あこ行って裸足で歩いたりウオーキングしとるんですけど、本当にああいうのがあっちこっちにあれば、もっともっと市民の方が利活用し、そして自分の健康管理に十分に対応できるような、そういうこともみずから考えるようなことも思っておるんです。  ぜひこの辺のことも十分に今後真剣に検討していただきまして、お願いしたいと思っておるところでありますけど、これについての御意見がありましたらお願いいたします。 165 【藤岡スポーツ育成課長】 今紹介いただきましたように、市内には大勢でグラウンドゴルフを楽しめる、そして大会が開催できるというグラウンドゴルフ場専用の施設、それに多目的グラウンドが多くございます。各地域に多くございます。今紹介いただきました市民センターとか、そしてスカイパークこまつ翼、それに鶴ヶ島グラウンドゴルフ場、小松運動公園の多目的広場、それに憩いの森、木場潟公園、こまつドームの多目的広場、まだまだございますが、平日はまだ施設に余裕がございますので、ぜひまた御利用のほうをよろしくお願いいたします。 166 【宮川委員】 確かに小松市についてはいろんなスポーツ施設があると思います。私は大きなスポーツ施設を望んでいるわけでないんですけど、やっぱり気楽に、身近にそういう施設があればもっともっと皆さんが利用しやすいというふうに思っておりますので、今後そのことも十分検討して施設の計画について、ぜひまた入れていただきたいというふうに思っております。  これについてはお答え要りませんけど、今後ともよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。(拍手) 167 【北出委員長】 これをもちまして、みどりの風の質疑を終了します。  次の質疑者に移ります。  橋本委員。 168 【橋本委員】 橋本米子でございます。  持ち時間が10分ですので、早速始めたいと思います。  私からは、宮橋議員と少し重なりますが、私もスマートシティこまつプロジェクト推進費についてお尋ねしたいと思います。  今回の9月議会では、この事業費に750万円計上されております。6月議会分の250万円と合わせると1,000万円の事業費になります。  この事業は、最近の地球温暖化を防止し、再生可能エネルギーの導入、そして利用拡大を図りながらエネルギーの地産地消を進めていく事業と思いますが、初めに、この事業の目的と概要についてお尋ねをいたします。 169 【谷口環境推進担当部長】 持続可能な低炭素社会の実現に向けて、地域の節電、省エネのほか、ごみの減量化やリサイクル率向上に対する意識づけの検討を行うとともに、地域特性を生かした再生可能エネルギー等の導入による創エネを初めとするエネルギー源の代替についての可能性を検証し、豊かな低炭素地域づくりを目指すものであります。  今回の調査では、市民、企業を対象に省エネ等に関する意識を把握するためのアンケート調査を始め、未利用資源の活用や新しい技術の導入検討のほか、特に本市の豊富な森林資源を活用した木質バイオマスの導入や小水力発電などについての可能性調査の成果を本市のスマートシティ構想へと反映していくものでございます。調査に当たっては、包括連携協定を締結している金沢大学の全面協力により進めていきたいと考えております。  以上です。 170 【橋本委員】 低炭素社会の実現に向けて努力することは、本当にこつこつとした地道な努力が必要です。  第2次こまつ環境プランでは、今後7年間で、CO2の排出量の削減を平成20年度比30%を目指すとされております。これまでに16%を達成したとされておりますが、その取り組みと特徴をお示しください。 171 【谷口環境推進担当部長】 CO2排出量約16%削減の主な要因としては、1つ目には、市民、企業の節電、省エネ意識の高さや変化のあらわれ、2つ目には、東日本大震災以降のエネルギー問題や地球温暖化による地球規模での異常気象などによる住民の強まる危機感、3つ目には、家電製品等の省エネの技術革新、4つ目には、リサイクル意識の向上、5つ目には、再生可能エネルギー等の創エネ意識の向上が考えられます。  また、国、県等のCO2削減に向けたさまざまな活動に加え、本市独自のこれまでの取り組みとして、住宅用太陽光発電システム補助、小中学校施設等に太陽光発電システムを導入、小松市役所環境マネジメントシステムによる省エネルギー等の推進、生ごみ処理機、コンポスト等設置事業補助金、廃食油を回収しBDF燃料への精製、リサイクル品目拡大、雨水貯留槽等設置助成事業等があります。  以上です。 172 【橋本委員】 ことしの夏も異常気象と言われるほど猛暑の日が続きました。プロジェクトを推進していく上で、現在、市内の消費電力の割合がどのようにあるのかを把握するのは大事なことだと思います。そして消費電力の割合の大きい産業業務、家庭部門にどうこのアプローチされていくのかもお尋ねいたします。 173 【谷口環境推進担当部長】 市内消費電力量の部門別の割合については、小松市統計書、小松市役所環境マネジメントシステム等から算出した割合はおおむね、家庭用では34%、産業及び業務用では62%、市公共施設では4%という結果になっています。  今回の計画策定において、市内消費電力の割合の多い産業業務及び家庭部門へのアプローチに重点を置いて検討を行う予定であります。  以上です。 174 【橋本委員】 どうアプローチされていかれるのかという点では少し盛り足らなかったかなと思いますけど、また今後お知らせください。  スマートシティ、低炭素社会実現に向けて、世界各地でも、日本でもさまざまな先進的な取り組みが進められております。先日の新聞報道では、県がバイオマス事業を支援したり小水力発電を導入して電気の地産地消を推進するという記事がありました。  今回の可能性調査ではどんな内容を具体的にお考えになられているのでしょうか。お示しください。 175 【谷口環境推進担当部長】 調査内容については、1つ目には、市民、企業を対象に省エネ等に関する意識を把握するためのアンケート調査を実施し、節電や省エネ行動を促進する方策を検討。2つ目には、本市の地域特性を生かすため、森林資源の資源量及び小水力発電の有望地点の選定を始め、その採算性や事業継続性などについての可能性調査を実施。3つ目には、放置竹林や切り捨て間伐材等の未利用資源の活用のほか、金沢大学で研究している有機薄膜太陽電池や液化天然ガスの冷熱利用などの新しい技術によるエネルギーの創出について可能性調査を実施。4つ目には、将来の工業団地、住宅地等での電気や熱の需要の最適化、エネルギー効率を高める基盤整備に向けた施策の検討。5つ目には、本市公共施設を対象に省エネ設備等導入の可能性調査を実施する予定です。これらの調査内容については、年内をめどに中間取りまとめの予定でおります。  以上です。 176 【橋本委員】 この点では、この市内にどれだけ再生可能エネルギーの賦存量があるのか、そういう可能性調査が本当に大事だと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思っております。  時間がもう少し残っておりますので、市民が多く利用する身近な公共施設では今後どんな取り組みをなされるのでしょうか。特徴点をお示しください。 177 【谷口環境推進担当部長】 本市は、独自の小松市役所環境マネジメントシステムを実施し、本市全ての公共施設における電気、ガス等の使用量の把握、低減に努めています。この結果から、特に電気使用量等の多い5施設を対象に、太陽光発電システムや高効率空調及び照明、木質ボイラーなど省エネ設備等導入の可能性を検討する予定でいます。また、新ごみ処理施設については余熱利用の検討を行っていきたいと思っております。  以上でございます。 178 【橋本委員】 最後に。 179 【北出委員長】 終わりです。 180 【橋本委員】 終わりですか。
    181 【北出委員長】 はい。 182 【橋本委員】 まあよろしくお願いします。 183 【北出委員長】 これをもちまして、橋本委員の質疑を終了します。  次の質疑者に移ります。  木下委員。 184 【木下委員】 最後の質疑者となりましたけれども、時間も限られてます。今回は2点、小中学校体育館天井対策費、もう一つが市営住宅整備費についてそれぞれ伺いたいと思います。  まず初めに、小中学校体育館天井対策費780万計上されておりますけれども、改めてですけれども、今回の実施設計含めて、市の進捗状況、そして今後の予定をお聞かせください。 185 【唐木教育庶務課長】 小中学校の体育館は、講堂、武道場を含めて40施設あります。このうち、天井落下対策を講じなければならないものは17施設であり、そのうち4施設に対しては既に国土交通省の指導、助言に沿って天井落下対策を行っております。アリーナ全体に落下防止ネットを取りつけたものでございます。  ことし4月、国の基準が改正され、対象施設天井設置基準が示され対策が強化されましたが、小松市では、武道場を含む残る13施設に対しても、フェールセーフとして効果的な落下防止ネット対策の実施設計を行い、来年度の工事完了を目指しております。 186 【木下委員】 ありがとうございます。  改めてですけど、東日本大震災によって天井脱落の被害が発生したことからのそもそもの措置だと思うんですけれども、天井には当然、上を見ていただくと照明器具もあります。照明器具についての対応についてもお聞かせください。 187 【唐木教育庶務課長】 体育館等アリーナの高天井に照明器具がある施設は、武道場2つを除く38施設であります。年数のたったものから順次LED照明器具等に更新するなど、取りつけ状況等安全面はもちろん、機能面、省エネの観点からも点検、対策を講じております。現状では、変形、破損等、異常は全てについて見られません。38施設中33施設を、平成23年度、24年度、25年度、26年度とこの4年間でアリーナの照明器具を計画的に取りかえ更新してきたところでございます。  ちなみに、24年度以降の28施設については、LEDに切りかえたことによりアリーナ電力量が35%程度に低減しております。そのほか、瞬時点灯や長寿命等、機能面においても好評を得ているところです。  以上でございます。 188 【木下委員】 ありがとうございます。  小学校、中学校、あと照明器具についてもよくわかりましたし、特に体育館など公共施設というのは災害時の避難場所にもなってますし、もう最優先で取り組んでいただく、それはもうぜひやられて、その後に進んでいただけたらと思うんですけれども。  ちょっと対象を広げると、視野広げていくんですけれども、昨年、昨年度ですかね、公会堂の天井改修工事が行われて完了しました。今回、教育施設ということでお伺いしたんですけれども、教育施設以外の施設の天井対策の状況についてお伺いしたいんですけれども、答弁者が……。 189 【西口建築住宅課長】 今ほどの質問は、小中学校、学校施設以外の施設の状況についてという質問と捉えておりますので、よろしいでしょうか。  それでは、お答えさせていただきます。  まず、その大規模天井についてお話しする前に、近年における国土交通省の動向についてお話をしておきたいと思います。  平成25年8月5日、ちょっと長い名称になるんですが、特定天井及び特定天井の構造耐力上安全な構造方法を定める件という告示が出されております。特定天井という聞きなれない言葉でございますけれども、大まかに説明しますと、脱落によって重大な危害を生ずるおそれのあるものとして国土交通大臣が定める天井ということになっております。具体的な数値といいますと、天井高が6メートルを超え、かつ面積が200平米を超えるつり天井ということになります。この告示の内容ですけれども、このような特定天井の構造についてきめ細かく規定した技術基準となっておりまして、これまであった天井の基準に対して脱落対策を強化する内容となっております。  次に、25年8月20日でございます。屋内プール等大規模空間を持つ建築物の吊り天井の脱落対策について(技術的助言)というものが各都道府県建築主務部長宛てに出されました。内容は、同年7月14日に静岡県にある屋内プール、続いて同じ月の27日に神奈川県にある屋内プール、それぞれの天井が落下するという事故がございました。これを受けまして国土交通省は、このような大規模なつり天井を有する建築物の所有者に対して注意喚起するように求めたものでございます。  そしてことしの4月1日です。建築基準法が一部改正されまして、特定天井の地震時における安全性について、告示に基づく設計、検証が求められることになりました。  国交省の動向は以上のような内容でございます。  それで、小松市の状況でございますけれども、平成25年8月5日に出された通知に基づきまして速やかに、小松屋内水泳プールがございます。こちらの天井の状況について現況調査を専門家によって行っていただきました。この調査によると、天井仕上げ材の一部に腐食は見られるものの、天井下地材は全てさびにくいステンレス製の鋼材で構成されており強度的な劣化は少ないという報告を受けております。  小中学校以外の市有建築物の状況でございますけれども、特定天井を有する、例えば保育所、幼稚園等は小松市内にはございません。保育所、幼稚園以外の特定天井を有する建築物につきましては、国土交通省からの改善指導指針が出された時点で詳細な調査を行いまして、計画的な改善に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 190 【木下委員】 非常に丁寧な答弁ありがとうございました。  やられていくということで、市民の安心・安全確保していく上での各施設の対応のほうをしっかりとやっていただくことを要望して、もう時間になりましたので、要望しまして、質疑終わりたいと思います。  ありがとうございました。 191 【西口建築住宅課長】 ありがとうございました。 192 【北出委員長】 御苦労さん。  これをもちまして、木下委員の質疑を終了します。  以上で本日予定されていました日程は全て終了いたしました。  本日は、議事進行に御協力いただきありがとうございます。  以上をもちまして常任委員会連合審査会を閉会をいたします。  以上です。御苦労さん。    ──────────────────────────────────                               午後2時43分 閉会 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...