◎
消防長(水口守君) 私からは、
徳田議員からの七尾市職員の
昇任試験の
必要性についての2番目の
若手消防職員の離職、退職が毎年出ていることについて、どのように認識しているかについてお答えいたします。 消防職の離職率は
全国平均で0.6%、30歳未満の
若手職員に限定すると約1.8%となっております。当
消防本部の
若手職員の
退職状況については、30歳未満の職員に限ると平成30年からの5年間で5名が退職して、
年度平均にすると1人となり、離職率は0.7%となることから、
全国平均に比べやや低い状況ではあります。
退職理由についても、ほかの仕事に転職を希望するや大学に進学するためなどの
自己都合がほとんどであります。 当
消防本部としては職員を一人前に育てるには時間とコストがかかり、また、職員が離職することにより消防力の低下を招くことは問題であると考えております。 現状では、
職員定数の143名はおおむね確保されておりますが、若い職員が高い
モチベーションを持ち、やりがいのある働きやすい
職場環境を充実させることで職場の定着率を向上させたい、そういうふうに考えております。 以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
徳田正則君。 〔9番(
徳田正則君)登壇〕
◆9番(
徳田正則君)
プラスチックごみのことに関してですが、今までは
埋立ごみと一緒に
プラスチックは出していたわけで、無料だったんですね。だから、私はなぜ有料にするんですかということを、今までどおりやったほうがよっぽどいいんじゃないかと思います。わざわざ違ったことをするんでなくて、ごみの収集のときに一緒に、月に1回だけのごみの
埋立ごみに集めているときなんで、その後に残った分はまたごみと一緒に貼ってあって、自分で持って行きなさいとかするんじゃなくて、できれば今までどおり次の日に業者に燃えるごみと一緒に持って行ってもらったほうが市民のためにもなるんじゃないかと思います。 今電気代が上がったり、
ガソリン代が上がったり、
大変世の中狭苦しい中、ごみもまた値上げするということ自体がちょっと私は考えたほうがいいんじゃないかと。参考、お願いします。市長、何か少し考えてください。 それと、山砂は、今までは七尾は採り放題だったんですね。赤浦のところとか、新保、赤浦、国分、西三階とか
なり採り放題で、奥能登のほうから七尾へたくさん採りに来ておりました。現在やっぱりだんだん少なくなったことで、土木課ももう少し何か対策を考えて、採るような方法をつくっていただければありがたいのではないかと思います。 それと、職員の
昇進試験のことなんですけれども、今ほど
消防本部長からの答弁がございましたが、私はこの前新聞で拝見したんですが、七尾市に初めて
女性消防職員が入って現場で活躍していたと聞いておりますが、その方が退職されて、羽咋のほうに入っているという報道を見ました。向こうにすれば、全然今までの投資が全くなくすぐ使える人材ですから、喜んでそれは入られますが、ただ、七尾としてやっぱり、七尾市で育ててほしかったということを思います。そういうことは二度とないようにしていただきたいなと、私は思います。 どうか、ごねをしたり、いろんなやっぱり
ごますりとか、そういう方もおりそうなこともちらちら聞きますが、そうじゃなくてやっぱりその人を見てしっかりと職員の配置を考えていただきたいと思います。 私もう一つ、この職員の中で、議長、これは
能登病院は職員になるんですね。 私の主治医であった、名前出してもいいんかどうか分かりませんが、その方が去年6月に辞めています。それも途中で辞めておるんで、手術も入っていたという話も聞いていますが、なぜ途中で辞めて、それも
新聞報道ででかでかと鶴来のほうの、白山市のほうの病院でやっているということを新聞にでかでかと出ているんですね。せっかくの人材が逃げていっておるということは事実なんですよ。 だから、もう少しそこら辺も真摯に受け止めて、やはり職員の意見も聞いたり、配置を考えたりすることもいいかも分かりませんが、せっかくでかいお金を出して、1億円するような機械を、今は多分持て余しておるんやないかと私は聞いています。 ですから、できるだけやっぱり
昇進試験がないような……
○議長(
佐藤喜典君)
徳田議員、まとめてください。
◆9番(
徳田正則君) はい。そうですね、分かりました。 そのようで、しっかりと持ってきてもらいたいと思います。以上です。時間ですね。
○議長(
佐藤喜典君)
徳田議員、3番目の
昇任試験のというのは、答弁なし。 分かりました。
奥村市民生活部長。 〔
市民生活部長(
奥村義彦君)登壇〕
◎
市民生活部長(
奥村義彦君)
徳田議員の再質問にお答えいたします。
硬質プラスチックの
分別変更につきましては、基本的には、まず目的として
埋立ごみの削減により
中央埋立場の延命化を図ること、それと新
ごみ処理施設における
エネルギー回収量の増加を図ることが期待できるということで分別へ変更しております。 先ほど答弁したとおり、多くごみを出す方が多く費用を負担するということという観点の中で
ごみ処理の公費を担保していることから、今までも150センチを超えるような
埋立ごみについては、直接持込みしていただくか、
収集運搬業者に依頼するということをお願いしております。 今まで
埋立ごみにつきましては月1回、燃えるごみについては週2回回収しておりますので、取り置きされた物については、袋に入る物は袋に入れていただいて、燃えるごみの日に出していただきたいと思います。 以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
三野建設部長。 〔
建設部長(
三野助樹君)登壇〕
◎
建設部長(
三野助樹君)
徳田議員の再質問にお答えします。 山砂の採れる場所が減っているんで、また何か採れる場所を増やしてほしいというような、そういう御指摘でしたけれども、今
建設工事に当たっては、土の
リサイクルを進めるということが第一になっています。土をやっぱり捨てるときにもその場所が必要ですし、そういうことがありますので、土の再利用を進めるという形の中では、山砂の使用量はやっぱり減ってくることになります。 それで、今現在七尾市の中で進めている
建設工事の中では、需要と供給のバランスが取れていると考えておりますので、現在のまま進めていきたい、そんなふうに考えております。 私からは以上でございます。
○議長(
佐藤喜典君) これより暫時休憩いたします。 なお、会議は10時50分から再開いたします。
△休憩 午前10時39分
△再開 午前10時50分
出席議員(18名) 1番
木戸奈諸美君 2番
和田内和美君 3番
木下美也子君 4番
江曽ゆかり君 5番
原田一則君 6番 山花 剛君 7番 瀬戸三代君 8番
西川英伸君 9番
徳田正則君 10番
高橋正浩君 11番
山崎智之君 12番
山添和良君 13番
佐藤喜典君 14番
木下敬夫君 15番
垣内武司君 16番 永崎 陽君 17番
中西庸介君 18番
今田勇雄君
欠席議員(なし)
△再開
○議長(
佐藤喜典君) これより会議を再開し、休憩前の議事を続けます。 1番、
木戸奈諸美さん。 〔1番(
木戸奈諸美君)登壇〕
◆1番(
木戸奈諸美君) 1番、
木戸奈諸美です。よろしくお願いいたします。 発言通告書に基づき、質問させていただきます。 まず、子ども教育・子育ての課題、不登校児童・生徒への支援について。 私は、自分の息子が不登校になった経験、そして、不登校に悩む子供たち、その御家族、不登校に関わる方々から何とか助けてほしいとの声を受け、議員という立場になりました。だからこそ、私は七尾市として不登校に対する施策が整い、不登校で悩む方がいなくなるまで、毎回議会で発言したいと考えています。 また、御存じのとおり、今年度、こども家庭庁設置法及びあらゆる子ども施策の基盤となる基本理念を定めたこども基本法が施行され、こども家庭庁が発足しました。そのため、子ども教育、子育て支援が注目され、七尾市としてもどう取り組んでいくのか重要となってきます。 少子化が進む中、全国の小・中学校の不登校児童・生徒の人数は25万人にも迫ると報告されています。不登校の児童・生徒が全てひきこもりに直結するわけではありませんが、全国でひきこもりの増加、そして長期化が見られている現状です。その人数は100万人以上とも言われています。 文部科学省の不登校児童・生徒への支援の在り方についての通知の中で、支援の視点として不登校児童・生徒への支援は、学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童・生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す必要があることとされているものの、いまだに不登校への強い偏見があり、この偏見が家族を苦しめています。 そして、子供たちの心理としては、学校に行けない自分を責め、自信をなくしてしまう。不安と葛藤の日々を送る中で、社会に出る機会を逃し、ひきこもりに移行するケースが多いように感じます。 不登校やひきこもりがなぜ社会問題と言われるのか。まず1点目、ひきこもりになり教育を受けられないことで、仕事や学問、研究など日本の人材レベルの低下につながります。2点目、引き籠もることで精神疾患の要因にもなり、病人の増加、ひいては社会保障費の増加及び労働者の減少につながります。3点目として、引き籠もることで労働機会の損失が生じ、社会全体の人手不足につながります。 この3点がひきこもりが社会問題であると言われる点ではありますが、しかしながら、逆に言うと、不登校やひきこもりであっても、十分な教育が受ける機会が与えられ、身体的、精神的に健康であり、労働機会があり、自立した生活ができていれば、何の問題でもないということになります。だからこそ、不登校児童・生徒への支援が将来を見据えて取り組むべき子ども教育、子育て支援の大きな大きな課題なのです。 以上の背景を踏まえた上で、質問に移ります。 まず、1番目の質問として、教育長にお聞きします。 七尾市における近年の不登校児童・生徒の数とその傾向についてお聞きします。また、令和4年度の不登校児童・生徒への取組や支援、その結果と評価について伺います。 次に、2番目の質問として、不登校に悩み、病院を受診される子供たちやその家族の人数、傾向について伺います。様々な悩みを抱えた子供たち、その家族の受診の状況から七尾市の不登校やひきこもりの現状、傾向を教えていただけたらと思います。 3番目の質問としてお聞きします。 七尾市の不登校児童・生徒の現状や教育現場の実情も踏まえ、教育長はどのように捉え、今後どのような支援が必要だと考えているのでしょうか、伺います。また、子育て支援の観点からは不登校をどのように捉え、実際にどのような支援を行っているのか、お聞かせください。 次に、4番目の質問として、不登校児童・生徒の保護者の方から、どこに相談したらよいのかと、そういう声が私に寄せられている現状です。また、不登校児童・生徒に関わる教職員の方の業務負担、精神的負担も大きいと思われますが、相談窓口などサポート体制は整っているのでしょうか。不登校児童・生徒の保護者、そして教員の相談窓口はあるのか伺います。 次に、5番目の質問です。 小学校、中学校までの義務教育が終わった後、不登校であった子供たちの状況について把握しているのか、ひきこもりとなっていないのか、自立に向けてのサポート体制は整っているのか、どのようになっているのか、お伺いします。
○議長(
佐藤喜典君) 八崎教育長。 〔教育長(
八崎和美君)登壇〕
◎教育長(
八崎和美君)
木戸奈諸美議員の御質問にお答えします。 1点目です。近年の不登校児童・生徒数と傾向、令和4年度の支援や取組、その結果と評価についてということです。 令和4年度において、本市小・中学校における不登校児童・生徒数は1,000人当たり32.8人であり、小・中学校とも増加傾向にあります。不登校については、人間関係、無気力、不安等多様な要因が挙げられ、新規の不登校を出さないことが重要であると考えております。 学校においては、これまでも児童・生徒の居場所づくりと絆づくりの場の設定を掲げ取組を推進しているほか、早期支援による対応が長期化を防ぐために重要であることから、学校では児童・生徒の欠席状況を複数体制で確認し、組織的に対応しております。また、児童・生徒本人や保護者とスクールカウンセラーとの面談の場を設けるなど、教育相談体制を整備するほか、教育支援センターわかたけと連携し、児童・生徒の社会的自立へ向けて支援しております。 今後も引き続き、一人一人の状況に応じたきめ細かな対応をしていく必要があると考えております。 2点目です。不登校に悩み、病院を受診される子供たちやその家族の人数や傾向についてという御質問です。 公立能登総合病院によると、不登校に限らず心身の発達、不調に関する相談、受診は少しずつ増えており、幅広い年齢で見受けられるとのことでした。診療に当たっては、小児科、精神科がそれぞれに必要に応じ連携しながら対応しており、公認心理師によるカウンセリングも行っていると聞いております。 3点目です。教育現場の実情を踏まえ、不登校児童・生徒をどのように捉え、どんな支援が必要だと考えているのかという御質問です。 市内小・中学生の不登校数は毎年増加しており、人間関係をうまく構築できない、無気力、漠然とした不安が主な要因として挙げられております。また、本人の特性によるものも増加しており、不登校児童・生徒の低年齢化、長期化が課題であると捉えております。 不登校児童・生徒が主体的に社会的自立や学校復帰に向かうよう、学校や
教育委員会は児童・生徒を見守りつつ、不登校のきっかけや継続理由に応じて、早期からの支援や働きかけを行うことが今後も必要であると考えております。 また、不登校の要因を的確に把握し、学校や家庭、必要に応じて関係機関等が情報を共有し、組織的、計画的に個々の児童・生徒に応じたきめ細かな支援策の策定や社会的自立に向けて進路の選択肢を広げる支援が必要であると考えております。 子育て支援の観点から、不登校児童・生徒の保護者の個々の状況に応じた働きかけを行うことが重要であると考えております。そのため、不登校の要因、背景によっては、子育て支援課や児童相談所、医療機関等と連携し、家庭の状況を正確に把握した上で、適切な支援や働きかけを行うため、家庭、学校、関係機関が連携を図り対応しているところでございます。 4点目です。悩みを抱えた保護者や教員の相談窓口はあるのかという御質問に対してです。 学校では、教育相談コーディネーターが任命されており、学校の窓口となっております。各校に配置されているスクールカウンセラーとの面談を調整しています。不登校児童・生徒に関わり、悩みを抱えた保護者や教員の相談窓口として、学校、七尾市教育研究所が挙げられ、研究所では、来所や電話による保護者や教職員からの相談に応じております。また、学校においては、保護者に対して学校だよりを通じてオアシスラインの周知も行っております。 5点目です。卒業した後のサポート体制はどのようになっているのかという御質問です。 全ての児童・生徒に対し、個々の事情に沿った卒業後の進路の確保に向け、全力で取り組んでおります。不登校児童・生徒であったかどうかにかかわらず、卒業後に個々の事情により、何らかの支援が必要になった場合、それぞれの状況に応じた関係機関からサポートを受けていくことになるということです。 私からは以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
木戸奈諸美さん。
◆1番(
木戸奈諸美君) 丁寧な御答弁ありがとうございます。 早期に対応してくださるということ、あと、各関係機関が情報共有をして子供たちのために向き合って、保護者の相談窓口もなっているということで、とても安心した面もありました。 ただ、1点ですが、昨日も不登校で悩む親御さんたち10名ぐらいとお話する機会がありました。やはり先ほどの答弁の中にもありましたが、受診率、低年齢化しています。小学生の不登校というのも数が増加している現状があります。 その際に、そのお母さん方も研究所のわかたけに電話で相談したところ、現在は小学生の対応はあまりできていないという返答をいただいたということで、そのお母さんは、じゃ、どうすればいいんだろうということで、また悩まれていました。 このことからも、小学生の不登校支援という点にもっと重点を置きまして教育支援センターわかたけの機能強化、スタッフの増員、あとは整備拡充を早急に行っていく必要があるのだと考えるのですが、その点について、また御意見をお願いいたします。
○議長(
佐藤喜典君) 八崎教育長。 〔教育長(
八崎和美君)登壇〕
◎教育長(
八崎和美君) 木戸議員の再質問にお答えします。 確かに現状では、わかたけは今中学生が通室していて、人員的にも、場所的にも、まず高校受験を控えた中学生を優先するという形で、小学生を受入れたいのはもちろんその気持はやまやまあるんですけれども、今のところ現実的には受入れられていないのですが、やはり小学生の低年齢化、それから長期化ということも今課題になっておりますので、わかたけは小学生の受入れもこの実情に合わせて、今後検討していくつもりでいます。
○議長(
佐藤喜典君)
木戸奈諸美さん。
◆1番(
木戸奈諸美君) 教育長から前向きに検討していただくという答弁いただきましたが、具体的にいつまでにということが言えるんでしょうか。 あとは、わかたけの整備を拡充していく、機能を強化するに当たって、人員を配置するためには、やっぱり人員をどこから持ってくるのか。やっぱり子供たちのケアに特化した方、あとは
教育委員会のOBの方ですとか、あとは地域で支援をされている方の協力も得ながら人員確保、それから、さらに予算のほうも必要になってくるのかなと思います。 子供たちはやっぱり待っていられない状況だと思うんです。不登校は年々増えています。また、2学期になるとまたさらに増えると思います。いつまでに具体的な計画を出していただけるのか、もしよければお聞かせください。
○議長(
佐藤喜典君) 八崎教育長。 〔教育長(
八崎和美君)登壇〕
◎教育長(
八崎和美君) 議員のおっしゃるとおり、財源の確保であるとか人員の確保、様々な子供たちに対応するような、小学生受入れを想定したわかたけにしていくためには、今から計画的に進めていかなければいけないと思いますが、いつまでにというのは現段階ではまだお答えできない状況です。 でも、それまでにも小学生は学校で、そして家庭と連携を取りながら、何とかこれ新しい不登校を出さない、そして学校に居場所をつくる、学校との絆を切らないきめ細かな取組を小学生に対しても、もちろん中学生にも続けていきたいと思っています。
○議長(
佐藤喜典君)
木戸奈諸美さん。
◆1番(
木戸奈諸美君) あともう一点お願いします。 先ほど学校の教職員の方、不登校の児童・生徒に当たられて、業務的に大変なのではないかな、相談窓口はあるのか、あとは教職員の方のサポート体制はどうなっているかについてもお答えいただきたいと思います。 実際学校の現場というのは、通常の授業に加え、最近ではICT教育、七尾市においてはふるさと教育、あとは教育長も言われたように魅力ある学校づくりということでかなりの労力が必要となってくると思います。これ以上教職員に負担を強いることはできないのではないかなと私は思っております。 子供の心のケアに特化した専門の職員を配置しながらも、あとは教職員の方の負担も軽減しつつ、子供たちの教育現場も支えながらということを考えると、教職員の方の相談窓口とかサポート体制を十分にしていく必要もあると思うんですが、その点は答弁にありましたかね。相談窓口というのはしっかりしたものがあるんでしょうか、お伺いします。
○議長(
佐藤喜典君) 八崎教育長。 〔教育長(
八崎和美君)登壇〕
◎教育長(
八崎和美君) 質問にお答えします。 本当に教職員の健康、それから精神的なところに気を配っていただいてありがとうございます。 相談窓口としては、まず学校、七尾市教育研究所、研究所のほうにも保護者、教職員の相談窓口になっていただいております。学校のほうでは、1人で抱えないように組織的に対応するようなチームをつくっております。管理職、生徒指導主事、それから学担、中学校であれば部活動担当、それから養護教諭、そこに専門のスクールカウンセラーが入っていただいてチームで相談して役割分担、誰が家庭訪問するか、誰が本人とお話するか、誰が保護者との連絡をするか。1人で抱え込まないようにチームで対応する体制をつくっております。 以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
木戸奈諸美さん。
◆1番(
木戸奈諸美君) ありがとうございます。 七尾市においても、不登校で悩まれている子供たち、保護者がいる以上、不登校の問題に対しては、これからも積極的に支援していく必要があると思いまして、今回の教育長のお話を聞きまして、本当に学校だけでなく子育て支援課、保育園、こども園、幼稚園、民間の支援団体との連携、医療との連携も取り入れながら、早期に対応してくださるということを聞きまして、とても安心しました。 また、これから七尾市独自のことも考えつつ、子供たちの健康のために不登校対策について前向きにしていただきたいなというふうに思います。 1つ、別の話になりますが、例えば新潟県の糸魚川の政策で、0歳から18歳までの子供を一貫教育方針というのがあります。また、そういうものを参考にしながら、子供を切れ目なく、それでしていきたいなと、私も応援していきたいと思いますので、この質問に関してはこれで終わりたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 寒波の影響による水道管凍結や破裂に伴う断水原因の検証と再発防止に向けての対策について。 今年1月の断水の要因となった給水管の凍結防止と漏水被害の抑制対策として、市長からの提案理由の説明や議会全員協議会でも説明があった老朽化した給水管の更新や保温材設置工事費に関する助成制度の創設が提案されたところですが、再発防止の対策として水道スマートメーターの導入が有効なのではないかと考えます。 令和4年度2月会議の市長の答弁でも、水道スマートメーター導入について触れられており、更新には多額の費用を要するため、費用対効果を見ながら検討していきたい。また、全てをスマートメーターに変えることで、検針業務を行っている方の業務がなくなってしまうとの発言がありました。 確かに通常の水道メーターは1個2,500円、水道スマートメーターは2万5,000円と10倍です。だからこそ、全国の自治体では生活基盤施設耐震化等交付金などを活用し、水道スマートメーターの導入を進めているというのが現状のようです。 また、検針業務を行っている方にとっては、寒波による氷点下の中、危険を伴いながら現地に出向き、かちかちに凍った雪を除雪しての検針作業は大変な労力だったともお聞きしました。 そこで、以上のことを踏まえ、1つ目の質問です。 助成制度の創設については必要な制度であると考えますが、加えて、厚生労働省の生活基盤施設耐震化等交付金を活用した水道スマートメーターの導入については検討されなかったのか伺います。 次に、2つ目の質問ですが、水道スマートメーターのメリットとしては、第1にメーターの設置場所に出向かなくても検針ができ、遠隔地からの使用量を確認できることで、寒波にかかわらず災害時の漏水箇所の早期発見、断水の未然防止に役立ちます。そして、災害時もとより、将来見込まれる検針員不足に備え、労務コストの縮減や業務効率化を図ることができます。また、高齢社宅や独居宅に設置することで、見守りサービスとしての利用も可能になります。将来的に検針データをメールや
LINEと連動させることで見える化を図り、節水や検針票、請求書といったペーパーレス化によるコスト削減につなげる計画を立てている自治体もあるようです。 このことを踏まえて質問させていただきます。 生活基盤施設耐震化等交付金については、金沢市や小松市、輪島市、中能登町など県内の10市町で活用されています。輪島市では、平成30年の大規模断水を教訓とし、全国でも早い段階で水道スマートメーターを導入し、漏水を直ちに検知する災害に強い水道システムの構築に向けて取り組んでいます。 そこでお聞きします。 七尾市は水道スマートメーターの導入のメリットについてどのように考えているのか、また、導入を見合わせた理由について伺います。
○議長(
佐藤喜典君)
三野建設部長。 〔
建設部長(
三野助樹君)登壇〕
◎
建設部長(
三野助樹君) 私からは、木戸議員からの御質問で、水道の凍結、漏水対策としてスマートメーターの導入は検討されなかったのか、導入を見送った理由と導入のメリットについてお答えをしたいと思います。 スマートメーターの導入について、昨年より幾つかの業者から提案を受けております。導入のメリットとして、漏水箇所の早期発見や検針しにくいエリアにおける検診業務の効率化などが期待できると思っておりますが、幾つか課題がございます。 1点目は、議員のほうから御指摘もありましたが、設置工事単価が現在のメーターの10倍ほどの金額で高価であること、2点目は、導入する際には水道料金の見直しや料金システムの改造も必要となってくること、3点目は、地形によりデータの受信状況や利用のしやすさなどの確認がまだできていないことがありました。 現在の県内の状況としては、輪島市と川北町が一部の地域でスマートメーターを導入しております。今年度、羽咋市も一部地域で導入予定というふうに聞いております。 今後、県内の市町の動向を注視しながら検討をしていきたい、そんなふうに考えております。 私からは以上でございます。
○議長(
佐藤喜典君)
木戸奈諸美さん。
◆1番(
木戸奈諸美君) 水道スマートメーター導入に関して、幾つかの課題もあるというのも分かりました。確かに七尾の山間部においては電波のほうも受信も安定していないようですし、ちょっと難しい場面も想定できるかなというので理解できました。 再質問ですが、先日6月9日、石川県デジタル推進会議が開催され、県知事をはじめとし、県内の19の市長、町長が参加しており、
茶谷市長も参加されましたね。その会議の中で、水道スマートメーターについての話題もありました。既に導入されている輪島市長のお話、そして、羽咋市長からは積雪の多い山間部、大口系の水道を利用する施設、新たに開発する分譲地に水道スマートメーターを導入すると手を挙げられていました。 輪島市長、羽咋市長の意見を聞いた上で、市長のお考えに変化はなかったのか、お聞きします。また、デジタル化を推進している七尾市でもあります。寒波による水道管凍結や破裂に伴う断水の再発防止対策として、市民の安心のために積極的に水道スマートメーター導入について考えていかなければならないのではないかと思いますが、いかがでしょうか、伺います。
○議長(
佐藤喜典君)
三野建設部長。 〔
建設部長(
三野助樹君)登壇〕
◎
建設部長(
三野助樹君) 再質問にお答えいたします。 確かにメリットは多くございます。また、そのデジタル会議の少し前に、県内の市町の水道の担当課長が集まった会議もございまして、その辺でもやっぱりこういう議題上がっておりました。やっぱり皆さん導入金額のところが問題となっているようです。私たちもその辺を国の助成が増えるとか、水道のメーター器の価格が下がるとか、そういうところを注視しながら検討は続けていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
佐藤喜典君)
木戸奈諸美さん。
◆1番(
木戸奈諸美君) ありがとうございます。 それでは、引き続き石川県内の市町と共に考え、どこも高額な金額ということが一番ネックになっているようなので、また考えながら検討していただきたいなと思います。 これで質問のほうは終わりたいと思います。
○議長(
佐藤喜典君) 12番、
山添和良君。 〔12番(
山添和良君)登壇〕
◆12番(
山添和良君) では、早速発言通告書に従い、順次伺っていきます。 まずは、地域公共交通について伺います。 広報ななお、今年の3月号なんですが、その中の市長のよもやま話、これには地域公共交通に対する市長さんの思いがつづられておりました。ちなみに私は、この市長のよもやま話、毎回とても楽しみにしている市民の一人であります。若干の時間をいただいて、このよもやま話、部分的に読み上げたいというふうに思っています。 「金沢へ行く際、特に金沢駅前周辺の会議などが開催される場合は、可能な限り「JR七尾線」を利用したいと考えています。」と、まずは鉄道についてのコメントがありました。次に、バスについてのコメントがあるわけなんですが、こんな具合でしたね。「今年の始め、和倉温泉で「新春の集い」などさまざまな会が行われました。通常は公用車で送迎してもらっていますが、土曜日でもあり、最寄りのバス停から和倉温泉まで、バスで向かうことにしました。」と。タクシーについては一言こうありましたね。「その後、帰りはタクシーを利用しました。」そして、最後にこんなふうに締めくくっておいでます。「CO2の削減や高齢者ドライバーの免許返納などの課題解決のためにも、公共交通機関を利用することが大切であり、市民が利用しやすい方法を考える必要があります。七尾市内でもスマホアプリなどを利用して、子どもやお年寄りが目的地まで安全に移動できるシステムを目指していきます。」と。 行政機能を市中心部に集中させながらも、周辺部に暮らす住民の方々の文化、伝統、生活、こういったものをしっかりと守っていく。そのためにも地域公共交通は欠かせない、充実をさせなければならない。また、たとえ市中心部で住んでおいでる方であっても、市長さんが書かれているように、免許返納などの課題解決、必要なことですよね。だからこそ、地域公共交通の充実は大切なことなんだと私も同じように思っています。 そこで伺います。 市長さんは、この地域公共交通の今後の展望どのようにお考えなんでしょうか。このことについては、もう再質問はしない、そんな強い思いで伺うものでありますので、丁寧で分かりやすい御答弁のほうよろしくお願いいたします。
○議長(
佐藤喜典君)
茶谷市長。 〔市長(
茶谷義隆君)登壇〕
◎市長(
茶谷義隆君) 山添議員の御質問にお答え申し上げます。 本市における地域交通の在り方をどのように捉えているかという御質問についてでございます。 本市では、地域公共交通の在り方や方向性、施策を取りまとめました令和5年3月に七尾市地域公共交通計画として策定に至ったところでございます。計画では、市内の鉄道、路線バス、タクシー、コミュニティバスなど地域公共交通ネットワークをしっかりと維持していくことが重要であると考えております。 一方で、市民が利用しやすいといった利便性を大切にしていきたいと、そう考えております。それぞれの交通手段の接続が円滑となるように、ダイヤの変更等により乗り継ぎやアクセスの強化を図るとともに、バスやタクシーについては、より利用しやすく、今後はAIなどを活用した効率的な新たな仕組みも検討していく必要があるのではないかと考えております。 また、ソフト面では、利用したいが方法が分からない方に向けて、高齢者の通いの場での説明や自分の利用に見合ったマイ時刻表の作成も促すとともに、マイカー利用に向けて、ノーマイカーデーなど公共交通の利用を促す取組、それをまず市役所のほうから進めていきたい、そう考えております。 地域公共交通は市民の足として、生活基盤として欠かせないものであり、より多くの方々に公共交通機関を利用していただくことで維持向上に努めていきたい、そう考えております。 先ほどありましたけれども、中心部だけではなくて周辺部、各15地区ありますので、そのコミュニティセンター等を、各施設を中心とした交通網が構築できるように今後検討していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) 今ほど七尾市地域公共交通計画策定された、3月にというお話ありました。そして、今ほどの答弁を聞いていて、若干タクシーについてのこのウエイトというんですかね、軽いんじゃないかなというふうに思うんですよ。と言いますのも、タクシー、これは利用者が減っている、保有している車両台数が減っている。そんな現状認識が書かれていました。ところが、その対策事業として営業区域の見直しを検討する、これだけなんですね。 やっぱり地域公共交通と言えば、鉄道、バス、タクシー、それぞれをしっかりと支えていくのが行政だというふうに思うんですよ。あの計画には、鉄道をしっかり残していこう、バスをしっかり活用できるように残していこう、そういうような配慮があるんだけれども、タクシーに関しては、先ほど申し上げた形しか載っていない。 先ほどの市長さんの答弁を受けて、その計画がスムーズにバス、タクシー、鉄道というような形で行政が支えるような計画になっているんなら、それはそれで答弁をそのまま受けられるなと思うんですが、答弁どおりには受入れられない計画があると。 ただ、あの計画を読んでいると、最後のほうにこういうふうに出ていますね。令和5年度から始めて、5・6・7・8・9の5年間のうちにその計画をよりよいものにしていこうと。検証し、評価をし、改善をしていく。いわゆるPDCAサイクルをしっかりと回していくんだというようなことが計画の中にも出ておりますので、先ほど市長さんがおっしゃられた住民のための足の確保というようなことを考えたときに、僕はタクシーについての配慮というところもやっぱり必要になってくるのかなと。 具体で言えば、例えば運行業者に対する配慮もありますし、利用者に対する配慮もあります。この県内では、その計画の中にそれをはっきりと明記している自治体もありますよね。ところが、本市にはそれがないということを考えると、市長さんが言われたような方向性で、これから計画をまたよりいいものに見直していく、その際に、地域公共交通であるバスもタクシーも鉄道も同じようにしっかりとした行政での支援をしていくんだと、そんなような思いを持っておいでるんだろうなとは思うんです、答弁を聞いて。そしたら、それを計画に反映させていただきたいと思うんですが、いかがですか。
○議長(
佐藤喜典君)
茶谷市長。 〔市長(
茶谷義隆君)登壇〕
◎市長(
茶谷義隆君) 山添議員の再質問にお答えします。 タクシーについては、ちょっといろいろ課題もあると思います。ドライバーの不足の問題であったりとかいうふうなことがあるので、それに代われるようなことも念頭には置いておかないといけないかなと思います。 先ほど申しましたけれども、AIを活用したシステムという中で、例えばある一部のところでやっているmobiというシステムがあるんですけれども、mobiという車があるんですけれども、バスとタクシーの中間のような意味合いで、ドア・ツー・ドアではないけれども、住まいの近隣のところまで計画的に運ぶような、乗り合いのタクシーみたいな形のものを、そういうものも今後は検討していかないといけないんではないかなというふうに思っています。 そういうところも含めて、総合的に公共交通の在り方というものをしっかりと検討していきたい、そう考えております。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) 確かにいろいろな形態というのを考えていくことによって、市民の公共交通に対する利便性というのは、やっぱり上がっていくなというふうに思います。 その際に、いろいろと市民の声も生かしていただきたいなという思いがあるんです。先ほど市長さんが、これからもそういうところは考えていきたいというような御答弁受けての再質問なんですが、それを実行する際に市民の声を入れていく。実はこれまで研修を受けたときに、地域公共交通、これを再生し活性化していく、このことを成功している自治体の多くは市民の声を十分に生かしているんですね。 本市でそういう市民の声を生かす素地があるのか。僕は実はあるなと思うんです。先ほど市長さんのおっしゃいました七尾市地域公共交通計画、これつくられた際に、市民の方からのアンケート取っていますよね。運行事業者からも取っています。その回収率が42.9%、すごい数字ですよ。加賀市や白山市なんかは20%台、これに比べるとすごい数字だなと。回収率がすごいなと。大体行政のこうしたアンケートというのは、僕は2割回収できれば御の字だなと個人的には思っているんですが、そういったところにあって、この回収率42.9%、これはやっぱり行政と市民、この距離感がやっぱりいいんだろうなと。もっと言えば、市長さんと住民との関係性がいいんだろうなというふうに思うんです。だからこそそれだけの高い数字で回収できたんだなと。 先ほど市長さんがこれから見直していくというような乗合タクシーの例も出されました。いろんなようなことを考えるときに、市民の声をそこに入れていく、入れられるだけの環境が整っているんだから入れていってほしいということを僕は思うんですが、この点いかがですか。
○議長(
佐藤喜典君)
茶谷市長。 〔市長(
茶谷義隆君)登壇〕
◎市長(
茶谷義隆君) 山添議員の再質問にお答えいたします。 当然のことながら、利用者が利用しやすくないといけないので、例えば地域づくり協議会であったり、その地域の声というのをしっかりと反映できるような形でそういう制度もつくっていきたいなと思っておりますし、声はしっかりと聞いていきたいと、そう考えております。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) その点よろしくお願いいたします。 もう再質問はしないと心に決めていたんだけれども、幾つもしてしまって申し訳ないなと思いながらも、最後にまた一言申し上げたい。 地域公共交通というのは、これまで交通弱者をいかに救済するか、そんな議論をずっとしていたように思うんですね。でも、これからは違う。自治体として生き残れるかどうか、その鍵が地域公共交通を充実させることができるかどうか。先ほど市長さん、具体の幾つか挙げていただきましたが、そういう議論をすることによって、地域があるいはこの自治体が残っていけるかどうか。 思い出すのは10年前の、2040年には今ある自治体が半減してしまう。そんなショッキングな記事が出たこと、あれを思い出すんですが、2040年となると本市の人口は3万人、合併のときの半分ですよ。そうなっていくという予想が総務省のほうから出ている。それに向かってどんどん、どんどん人口は減っている。 そういった中で、多分2040年だと高齢化率というのは50%超えるでしょうね。3万人の中の1万5,000人以上の高齢者にとって、地域公共交通というのはどうあるべきか、バスも大切、鉄道も大切、そしてタクシーも大切、その間にあるいわゆる乗り合い的なこともおっしゃいましたけれども、いろんなことを考えていっていただいて、釈迦に説法だとは思うんですが、この自治体が生き残っていけるように、持続可能な地域となっていけるように、また御尽力をしていただきたいということを申し上げて、次の質問に入りたいと思います。どうもありがとうございました。 次に、平和展について伺います。 平和展についてはこれまで、昨年でいいますと6月会議、そして9月会議と2度質問をしています。 まず6月会議では、秋田県大館市の取組を紹介いたしました。戦争の加害としての負の歴史といいますか、負の遺産といいますか、そうしたことを遺骨返還や慰霊式を続けることによって払拭してきた、こんな事実の紹介をいたしました。その際、大館市は市民の皆さんに対して、「友好と慰霊を続けてきたことに胸を張ってほしい。」こんなメッセージを出しているんですね。 負の遺産に対して、逆に自信を持ってよというような形でメッセージを出している自治体、すごいなと思うと同時に、これはまた本市の碑前祭、一衣帯水の碑の前で毎年行われている慰霊式、これにとても似ているな、こんなこともその場で申し上げました。そして、こうした事実を平和展で取り上げてみてはどうかということを申し上げましたが、今もその気持ちは変わっておりません。 そして、9月会議、このときに申し上げたのは、戦争を勇ましいものだというふうに思えるような、そんな資料の展示はいかがなものか、本市の平和展の趣旨に合わないのではないかというようなことも申し上げました。今年はどんな平和展になるんでしょうか。 さらに付け加えるなら、3月の総務企画常任委員会、当初予算措置された平和展の開催に係る経費、この中には、広島から語り部の方を招聘する、こういったことも含まれているんだという説明もいただきました。 こういったことを踏まえまして、以下4点について伺います。 1点目、本市の平和展、どちらかというと被害だけの平和展、被害だけと言うと語弊がありますかね。被害に大きくウエイトを置いた平和展、そんな印象を僕は持っているんですよ。そろそろそうした平和展から脱する時期じゃないかなというふうに僕は考えますが、執行部としてどのようにお考えになられるでしょうか。 2点目、そんな被害だけの、あるいは被害に大きくウエイトを置いた平和展から脱するためには、多角的に戦争を捉える必要があると思うんですね。被害、加害、加担、抵抗、そうした視点から戦争を多角的に捉え、そこから平和を考える。そのためには、もっともっと広く市民の方に被害だけではない資料の提供、これを求めていくべきではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 3点目、先ほども申し上げました今年度は広島から語り部の方を招聘する、そんなふうに聞いています。そのことは予定どおりいっているんでしょうか。 4点目は、教育長さんにお伺いしようと思っています。 せっかく広島から語り部の方をお招きするのですから、児童・生徒の学習に生かしてはどうかと思うんですよ。各学校の平和集会に語り部の方をお招きし、お話を聞く。児童・生徒にとっては大切なことであり、有意義なことだというふうに思うんですね。そんな予定はありますでしょうか。
○議長(
佐藤喜典君) 八崎教育長。 〔教育長(
八崎和美君)登壇〕
◎教育長(
八崎和美君) 山添議員の御質問にお答えします。 広島から招聘する語り部の話を聞くことは大切なことであると思うが、その予定はあるかどうかという御質問です。 学校において、児童・生徒の発達段階に応じて平和に関する教育を行うことは大変意義のあることと考えております。今年度夏休みを中心に、市内小・中学校11校において平和集会等を行い、講話や読み聞かせを行う予定であります。 そのうち、小学校1校、中学校1校で、広島の語り部の方から原爆の体験談や平和への思いなどを聞く予定であると聞いております。 以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
橘総務部長。 〔
総務部長(橘 茂樹君)登壇〕
◎
総務部長(橘茂樹君) 山添議員から、平和展についてということで、私のほうから3点お答えをしたいと思います。 今年度の平和展でございますけれども、期間は8月10日から18日までとして、会場につきましては例年どおりフォーラム七尾での開催を予定して、今準備を進めているところでございます。 展示内容についてでございますが、広島の平和記念資料館から借り受けます広島・長崎原爆写真ポスターの展示やDVDの放映、そして市内の小・中学生のポスターや絵画などの作品を展示する予定としております。 また、議員のほうから御提案がありました、その被害だけではない資料の提供というような部分につきまして情報収集をいたしましたところ、平成10年度に当時の山王小学校6年生が平和集会で発表した紙芝居についてのそのデータの提供をいただけるということになりましたので、今回新たにそういったものも展示をすることとしております。 当市が開催する平和展につきましては、今後もそういった歴史的な事実に基づいた展示を行っていくという考えでありまして、そのような観点で引き続き広く市民の方から資料の提供を求め、平和の大切さを見つめ直す機会としていきたいというふうに考えております。 以上であります。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) 3点目の広島からの語り部の方の予定どおりかという。
○議長(
佐藤喜典君)
橘総務部長。 〔
総務部長(橘 茂樹君)登壇〕
◎
総務部長(橘茂樹君) 申し訳ございません、先ほど教育長さんがお答えしたので、ちょっと省略させていただいたんですけれども、朗読ボランティアの方については2名お越しいただけるというふうに聞いております。先ほど教育長から答弁があったとおり、市内の小・中学校での朗読会を予定しているということでございます。派遣の日程の関係もございまして、今回は小・中学校での朗読会のみということとなっております。以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) なるほど。一般向けのそういうお話を聞く会は今回ないと。 また、小学校のほうでのその取組というのに期待を申し上げたいなというふうに思いますし、それがまた一般向けのところでも出てくると、またいいかなと。さらに申し上げるなら、部長さんがおっしゃった被害だけではない紙芝居というのを期待を申し上げて、また僕は見ていきたいなというふうに思っています。 やはり平和の取組というのは、不断の取組というのは大事だな。継続は力なんだろうなというふうに思いながらも、その継続が常に新たな取組をしていくという点では、部長さんの御答弁も教育長さんの答弁にも大いに期待を申し上げて、次の質問に入りたいと思います。ありがとうございました。 最後に、福祉車両について伺います。 本市において、福祉車両が利用できなくて困っている、こういった方は決して少なくない。理由は3つ、1つは、本市においても本市の社会福祉協議会においても、貸出用のと言いますか、貸出しができる福祉車両が見当たらない。間違っていたら訂正といいますか、指摘をしてください。2つ目の理由としては、福祉タクシーを利用したくても、通院等必要な利用頻度を考えるなら、料金等経済的負担が非常に大きい。3つ目の理由としては、自分の車を福祉車両に改造しようとしても、これも費用等経済的負担が非常に大きい。 ほかにもいろいろと理由があるんだろうけれども、そうした理由で福祉車両を利用できなくて困っている人は決して少なくないですね。となったら、少なくとも今の3点については支援の現状と今後の展望、伺っておきたいと思うんですよ。 ですから、改めて順に、1点目としては、福祉車両の貸出しについて、支援の現状と今後の展望伺います。 2点目、福祉タクシーを利用した際、その利用料金の助成について、支援の現状と今後の展望伺います。 3点目、福祉車両購入する、個人がですよ。個人が福祉車両を購入する、あるいは自分の車を福祉車両に改造する際にどんな支援がなされているのか。そして、今後どういった形での支援を行おうとしているのかという意味では、支援の現状と今後の展望伺います。
○議長(
佐藤喜典君) 谷一
健康福祉部長。 〔
健康福祉部長(谷一勝信君)登壇〕
◎
健康福祉部長(谷一勝信君) 山添議員からの御質問にお答えいたします。 福祉車両についてのお尋ねでございます。 1点目ですが、福祉車両の貸出しについての支援の現状と今後の展望でございます。 議員がおっしゃる福祉車両でございますが、身体に障害のある方でございますとか高齢者などが車椅子などに乗ったまま乗車できる車両ということで御答弁させていただきたいと思います。 議員御指摘のとおり、市及び市社会福祉協議会におきましては、福祉車両の貸出しというものは行っていないという、そういう現状でございます。 市内では車椅子のまま乗車できるタクシーを福祉タクシーとしてサービスを提供しているタクシー会社が3つございます。石川交通、それから丸一タクシー、中島タクシーがサービスを提供しております。 このように各タクシー会社で福祉タクシーサービスを提供している、こういった状況を踏まえまして、当市としては現在のところ福祉車両の貸出しを行う、このような考えはないということでございます。 続きまして、2点目でございます。福祉タクシーの利用料金、こちらの助成についての支援、それから今後の展望ということでございます。 障害のある方に対しましては、各タクシー会社の福祉タクシーだけでなく一般のタクシーを含めて利用料金を助成する制度がございます。1枚300円のタクシー助成券を年間40枚、1万2,000円分になりますが、年に1回まとめて交付してございます。 タクシー助成券の交付対象者につきましては、1つ、身体障害者手帳1級から3級の所持者のうち、下肢、体幹、視覚のいずれかの障害のある方、身体障害者手帳1級の所持者のうち内部障害のある方、2つ目、療育手帳Aを所持している方、3つ目、精神の保健福祉手帳1級または2級の所持者、このいずれかということでございます。ただしになりますが、自動車税の減免を受けている方、それから施設に入所している方、課税世帯である方、こういったいずれかに該当する場合につきましては助成の対象外となっておる、そういう状況でございます。 タクシー助成券につきましては、1回の乗車につきまして助成券3枚、900円分まで使用することができることとなっております。今後ともこの助成制度を活用し、障害のある方の社会参加の促進を図ってまいりたいというふうに考えております。 3点目になります。福祉車両を購入、あるいは福祉車両に改造した場合の助成についての支援の現状と今後の展望というお尋ねでございます。 障害のある方に対しましては、福祉車両の購入、または改造に要する費用を一部助成する、こういった制度がございます。福祉車両の購入や改造、その内容によって異なりますが、例えば車椅子に乗ったまま、リフトやスロープを使用して乗り降りできるように、こういう改造をする場合ですと25万円を限度としまして、費用の2分の1を助成することとなっております。 助成対象者につきましては、所得制限がございますが、在宅生活をするものであって、身体障害者手帳1級または2級所持者のうち下肢、体幹機能に障害があり、車椅子を使用しなければ移動が困難な者となっております。 今後とも、この助成制度を活用し、介助者の負担軽減と障害のある方の社会参加の促進を図ってまいります。 私のほうからは以上です。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) 部長さんからは、障害者に優しい、そういった取組をしていきたいという旨の言葉がありながら、具体としては優しくないなというふうな思いを持って聞いていました。 まずは、2点目のほうからいきたいなと思うんですが、300円のものを40枚一括してお配りしていると。片道900円以上かかる場合、3枚使って、往復ですから帰り3枚使うと1回の通院で6枚使うんですよ。40枚という数字は大きいんだけれども、往復6枚使っていくともう1か月に1回の支援にはならないですね。 ほかの自治体を見ていると、枚数24枚というところもありましたよ。24枚よりは本市40枚多いなとか思いながら、見ると1枚はそのタクシーの初乗り料金、それの上限運賃を1枚に充てる。今回はその初乗り料金のほうが低くなりましたから、その設定自身がいいのかどうかということはありますけれども、ちょっと置いておいても、24枚それがあるということは、往復でいうと月1回行けるということですよ。 そういったことから考えれば、部長さんがおっしゃったような障害者にしっかりと寄り添うような気持ちがあっても、具体としてはその福祉タクシーを利用した際のその利用者の負担というのは、やっぱり大きいままですよ。 支援の現状はそれで分かりました。今後の展望というところで、もう少しそれを見直していく、そういうような御答弁がいただけないのかなというふうに思うんですね。だからこそ再質問をさせてもらっているんですよ。いかがですか。
○議長(
佐藤喜典君) 谷一
健康福祉部長。 〔
健康福祉部長(谷一勝信君)登壇〕
◎
健康福祉部長(谷一勝信君) 再質問にお答えさせていただきます。 議員おっしゃるように、40枚交付するというやり方につきましては、平成19年度からになっておりまして、それ以降変わっていないという状況がございます。 今、昨今原油価格の高騰もございますし、タクシーの利用料金も高くなっているそんな現状を踏まえまして、さらにこの対象者の負担が増加しているということも踏まえますと、助成額の増額を検討ということも考えていかないといけないのかなというふうには思っております。また、こういうところもしっかり検討をさせていただきたいなというふうに思います。
○議長(
佐藤喜典君)
山添和良君。
◆12番(
山添和良君) ぜひとも検討してくださいよ。そして、言葉にあったように、障害者にしっかりと寄り添う、それを具体にしてくださいよ。それができないんだったら、1点目のほうですよ。貸出しをしている福祉車両はないの現状ではなくて、条件整備を行政がやる。だから、後は利用するのは利用者、市民の方だというふうな形で、条件整備とそれの利用というのがそれぞれ分かれて、市民の努力と行政の努力、行政としては福祉車両を購入し、貸出しをするようなところへ入っていくというふうに、どちらかだなと思うんですね。 今ほどの答弁の流れを見れば、貸出しをするような福祉車両を購入するところまでいっていない。だったら、福祉タクシーを利用する方々に対して、もう少し手厚い支援ができるように、部長さんおっしゃったような検討をぜひともしてくださいよ。 このことを申し上げて、全ての質問を終えたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
佐藤喜典君) これにて本日の質疑並びに質問を終わります。
△
委員会付託
○議長(
佐藤喜典君) 次に、日程第2に入り、ただいま議題となっております
市長提出議案第1号ないし第9号及び報告第1号ないし第4号は、お手元に配付してあります付託表のとおり、所管の各委員会に付託をいたします。
△休会
○議長(
佐藤喜典君) 以上をもって、本日の日程は終了しました。 お諮りいたします。 明日30日から7月5日までは委員会審査及び議案調査のため、休会といたしたいと思いますが。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
佐藤喜典君) 御異議なしと認めます。 よって、以上のとおり休会することに決しました。
△散会
○議長(
佐藤喜典君) 次回は、7月6日午後2時から会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 お疲れさまでした。
△散会 午後0時06分 市議会定例会6月会議質疑並びに質問発言順序表日代表・一般発言順序議席番号氏名27日
一般質問110
高橋正浩28
西川英伸32
和田内和美416永崎 陽56山花 剛67瀬戸三代28日
一般質問73
木下美也子85
原田一則94
江曽ゆかり1017
中西庸介1114
木下敬夫1211
山崎智之29日
一般質問139
徳田正則141
木戸奈諸美1512
山添和良 令和5年度七尾市議会定例会6月会議 議案付託表委員会名件名予算決算常任委員会議案第1号、報告第1号、報告第2号
(以上、議案1件、報告2件)
[※分科会へ詳細審査]●総務企画分科会
議案第1号中関係分
第1条 歳入歳出予算の補正
歳入
歳出 第2款 総務費
第4款 衛生費
第2条 地方債の補正
報告第1号中関係分
第1条 歳入歳出予算の補正
歳入●教育民生分科会
議案第1号中関係分
第1条 歳入歳出予算の補正
歳出 第3款 民生費
報告第1号中関係分
歳出 第3款 民生費●産業建設分科会
議案第1号中関係分
第1条 歳入歳出予算の補正
歳出 第2款 総務費
第3款 民生費
第6款 農林水産業費
第7款 商工費
第8款 土木費
第9款 消防費
報告第2号総務企画常任委員会議案第2号、議案第8号、報告第3号、
(以上、議案2件、報告1件)教育民生常任委員会議案第4号、議案第5号、議案第6号、報告第4号
(以上、議案3件、報告1件)産業建設常任委員会議案第3号、議案第7号、議案第9号
(以上、議案3件)...