七尾市議会 > 2022-03-09 >
03月09日-04号

  • "和倉温泉お祭り会館"(/)
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  1. 七尾市議会 2022-03-09
    03月09日-04号


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    最終取得日: 2024-09-17
    令和 4年度 定例会  2月会議議事日程(第4号)               令和5年3月9日(木曜日)午前10時開議 日程第1 市長提出議案第65号ないし第101号並びに報告第20号及び第21号並びに市政一般(質疑・質問) 日程第2 市長提出議案第65号ないし第101号(委員会付託)本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(17名)      1番  木戸奈諸美君    2番  和田内和美君      3番  木下美也子君    4番  江曽ゆかり君      5番  原田一則君     6番  山花 剛君      7番  瀬戸三代君     8番  西川英伸君      9番  徳田正則君    10番  高橋正浩君     11番  山崎智之君    12番  山添和良君     13番  佐藤喜典君    14番  木下敬夫君     15番  垣内武司君    16番  永崎 陽君     17番  中西庸介君欠席議員(1名)     18番  今田勇雄君説明のための出席者   市長         茶谷義隆君   副市長        脇田明義君   教育長        八崎和美君   総務部長       橘 茂樹君   企画振興部長     楠 利勝君   市民生活部長     奥村義彦君   健康福祉部長     白田 剛君   産業部長       新野 学君   建設部長       三野助樹君   総務部総務課長兼                      選挙管理委員会事務局長                                 高瀬秀一君   総務部監理課長    亀山哲也君   市民生活部環境課長兼                      ごみ処理施設建設準備室長                                 谷内 仁君   健康福祉部健康推進課長兼       産業部農林水産課長兼   新型コロナウイルスワクチン接種    鳥獣被害対策室長農業委員会   対策室長       高瀬裕美君   事務局長       竿漕正人君   産業部交流推進課長  中村吉成君   建設部土木課長    赤坂利勝君   建設部上下水道課長  佐々木仁寛君  教育委員会教育総務課長                                 横川俊充君   教育委員会学校教育課長        教育委員会スポーツ・文化課長兼              山原真吾君   七尾城跡保存活用推進室長兼                      図書館長       善端 直君   消防長        水口 守君   七尾鹿島消防本部予防課長                                 赤坂憲一君   公立能登総合病院経営本部長兼     総務部秘書人事課長  松村和浩君   経営管理部長     宮崎弘美君   総務部財政課長    松田直樹君   総務部財政課課長補佐 川原峰明君欠席者   3月9日欠席者  教育部長      石川利樹君   3月9日欠席者  病院事業管理者   吉村光弘君事務局職員出席者   事務局長       上谷正人    主幹         堀内寛文   主幹         西崎亜希子   専門員        細川泰威 △開議 午前10時00分 △開議 ○議長(佐藤喜典君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 △議場等における新型コロナウイルス対応についての報告 ○議長(佐藤喜典君) 日程に先立ち、議場等における新型コロナウイルス対応について御報告をいたします。 七尾市議会では、感染予防の観点から、手指衛生の徹底、マスクの着用などの対応をお願いしているところであります。 また、議場では演壇等に飛沫を防ぐ透明なアクリル板を設置しております。 市民の皆様におかれましても、引き続き感染拡大防止に御協力をお願いいたします。 △議事日程の報告 ○議長(佐藤喜典君) それでは、本日の会議の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 △質疑・質問 ○議長(佐藤喜典君) これより日程第1に入り、市長提出議案第65号ないし第101号並びに報告第20号及び第21号に対する質疑並びに市政一般に対する質問を併せて行います。 この際に、議事の進行について御協力方を要請いたします。 質問者は、重複質問及び通告外の発言は避けるようお願いをいたします。また、各答弁者は質問の趣旨を的確に捉え、内容の重複や質問以外の答弁を避けて、要点のみ簡潔に答弁するようお願いいたします。 それでは、質疑並びに一般質問に入ります。 9番、徳田正則君。     〔9番(徳田正則君)登壇〕 ◆9番(徳田正則君) おはようございます。徳田正則です。 和倉万葉マラソンが3月12日に4年ぶりに開催され、この大会に当たり七尾市管工事組合をはじめ近隣の皆さんの湾岸道路の清掃に私も行ってきました。奥原から中島にかけて、平日にもかかわらず25人ほどの会員の方が道路掃除に出ていただきました。ボランティアに参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。この大会が盛況に終わることを願っております。 また、明日は中学校の卒業式があるかと思います。私ごとですが、息子が県立盲学校中等部を卒業します。720グラムの未熟児で生まれ、目が見えないので、緊急で東京の医療センターで手術を受けるため、石川県防災ヘリコプターで運んでもらいました。それで手術を受けました。当時の県防災課、また防災ヘリコプターの方々、病院の方々にはいろいろとありがとうございました。おかげさまで元気に成長し、今では私より大きくなりました。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。 では、発言通告に基づき質問に入ります。 1番目に、徳田第3踏切移設についてお尋ねします。 去年の12月9日に馳知事の市町訪問があり、徳田第3踏切の現場を茶谷市長が案内し、朝日小学校の通学路である狭くて危険な踏切を見てもらいました。県道池崎線が旧石川県立七尾農業高等学校の敷地内で15年間もの間、工事がストップ状態で、いつこの危険な通学路がよくなるのか、小学生の保護者をはじめ地域住民の長年の願いでありました。このことを説明すると、馳知事は、通学路が危険であることは、県としても5年以内にめどをつけると明言していただきました。大変ありがたい返事であり、一日も早く完成を望むものであります。 ついては、この工事について、県と具体的にスケジュールを協議しなければなりません。七尾市として、県とどのような協議をしている状況か、いまだ協議に入っていないのなら、いつ頃どのように進める考えなのかを明らかにしていただきたい。 また、この県道と今、七尾市が進めている市道徳田18号線との交差点があります。この工事についてもどのような工程で進めていくのか、また以前にJRとの協議が済んでいると聞いていますが、この点についてJR、また県、市との確認ができているのか、工事が進捗するのかをお伺いいたします。 2番目に入ります。 旧七尾農業高等学校農場跡地や演習林の利活用についてお尋ねします。 この道路問題と関連があり、旧七尾農業高等学校遊休地の利活用についてお尋ねします。 私は以前より申し上げていますが、学校農業用地と演習林の使い方ですが、今、トキの放鳥に向けて話も大分大詰めになってきています。旧七尾農業高等学校の演習林でのトキを順化する、または放鳥前にこの土地に慣れてもらうことや、個数を増やしてから放鳥に向かったらよいと思います。このことは以前にも言いましたが、市はどのように検討されているのか。県の土地なので、県の保護センターとして飼育ケージを県営とするのも一つの案ではないでしょうか。七尾市から県に対してそのような提案はされているのでしょうか。 能登の中心である七尾市の茶谷市長は、リーダーシップを発揮していただきたい。旧七尾農業高等学校には昭和天皇が過去に足を運ばれた場所でもあり、今の状況に嘆くOBの方の声も耳にいたします。市長は県に対し、県営であれ、市営であれ、利活用に積極的に県に働きをしていただきたい。市長の見解をお伺いいたします。 3番目に入ります。 寒波漏水及び断水についてであります。 今年1月の寒波による断水は、一方方向であるがゆえに、南大呑や北大呑などの断水をせざるを得なかったのではないでしょうか。防災無線で市民の皆様に呼びかけたが、結果として断水せざるを得ない状況になったわけですが、5年ほど前にも6日間近くの水道が今回と同じように断水しました。前回の教訓が生かされているのか疑問です。この七尾では、マイナス6度から7度Cは初めてのことと思いますが、対策は呼びかけたのか、日頃から年間を通じて冬の水道管に対する呼びかけも広報を通じて行うことが大事かと思います。 また、南大呑や北大呑方面は、水道管が行きっぱなしの一方方向しかありません。前回5年前にも水道管のバイパスを提案しましたが、今後もそのような考えがないのか、あるのか、お聞きいたします。千野町から滝尻町、南大呑地区の山崎町、小川内町まで続いている水道管を延長できないものか。そうすれば南大呑地区だけでも断水は回避されるのではないでしょうか。 今回は富山県高岡市や魚津市の水道局の方々が、また上下水道課の職員の方々が給水活動に当たり、また七尾市管工事組合の方々が漏水修繕に全力で取りかかってくださって、早期に復帰しました。今後も後始末で忙しいと思いますが、市民生活のために努めていただきたい。今回の寒波及び漏水及び断水について市長の見解をお伺いします。 これは昨日、おとといといろいろと漏水、断水のことを答弁しているので、これは答弁要りませんが、水道管のバイパスのことをお答えくだされば幸いかと思います。 4つ目についてです。 消防団員確保についてお伺いします。 最近、火災が頻繁に発生していますが、消防職員の方々が大変お疲れさまでございます。また、消防団各位は、仕事を持ちながらの出動が大変かと思います。今問題として、消防団の団員不足が挙げられます。今こそ行政で団員の確保のために何かよい考えを出していただけないか。私も長年消防団に入っていました。経験上、茶谷市長自ら七尾市管工事組合や七尾市建設業協会に出向いて、消防団に入っていただくよう働きかけをお願いしてはどうかと思います。 業者を確保するための施策として、冬の除雪が挙げられます。市内除雪路線を持たないと入札参加資格が得られません。入札に参加するときには、市内外の会社は除雪に参加せざるを得ませんでした。この施策と同様に、入札参加資格要項消防団員の加入条件なども入れたらどうかと思います。それによって消防団員の確保が図れるのではないかと考えます。七尾市の今後の安全安心のためにも、市長の見解をお伺いします。 以上で終わります。いい答弁をよろしくお願いします。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 皆さん、おはようございます。 早速ですけれども、徳田議員の質問についてお答え申し上げます。 私のほうからは、消防団員の確保についてのお話をさせていただきたいと思います。 最近、七尾市内でも火災が多い状況でございますけれども、まずはこのたびの火災で被災されました方々に心からお見舞いを申し上げたい、そう考えております。火災に関しましては、原因や課題をしっかりと検証し、対策を考えていきたいと考えております。 消防団の団員の減少は全国的な問題となっております。令和4年4月1日現在で全国の消防団員数が初めて80万人を下回るなど、ある意味、危機的な状況ではないかと考えております。当市におきましても、全国の消防団員の充足率が87.2%に対し、当市は84.5%と低い充足率となっております。 現在、ホームページやリーフレットによる勧誘、災害報酬等の処遇改善や、市外の方でも当市に勤務または通学している方であれば入団できる条件とするなど、消防団員の増加に向けた取組を行っているところでございます。消防団員の確保のためにはあらゆる取組が必要なことから、議員が御提案のとおり、多くの若者が所属します七尾市管工事組合や七尾市建設業協会、その他の事業所などに対しても、消防団員の活動の一層の御理解と御協力を求める対策を検討していきたい、そう考えております。 なお、入札参加の資格要件のお尋ねにつきましては、消防団員を雇用する事業者に対して、ランク点数への加算措置を講じているところでございまして、入札参加資格要件消防団員の加入要件を入れることについては、今のところ考えておりません。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜典君) 新野産業部長。     〔産業部長(新野 学君)登壇〕 ◎産業部長(新野学君) 徳田議員から、旧七尾農業高等学校農場跡地や演習林の利活用についてお答えいたします。 県と能登地域の4市5町や関係団体から成る能登地域トキ放鳥受入推進協議会では、年度内にトキ放鳥に向けたロードマップを策定する予定であります。令和5年度はロードマップの実行元年と位置づけ、生息環境整備社会環境整備などを行うこととしております。 議員御提案の旧七尾農業高等学校農場跡地や演習林でトキを順化し、トキ保護センター飼育ケージとして利活用することについては、県と情報共有しており、放鳥の実施方法等放鳥候補地における生息、社会環境整備の進捗を踏まえ国が判断することとされており、必要となる施設の内容等についても、それ以降に論議されるものと認識しております。 以上であります。 ○議長(佐藤喜典君) 三野建設部長。     〔建設部長(三野助樹君)登壇〕 ◎建設部長(三野助樹君) 私からは、徳田議員より徳田第3踏切と漏水断水及びバイパス延長について質問がございましたので、順次お答えをしていきたいと思っております。 まず、徳田第3踏切の移設について、県と具体的にどのような協議をしているのか、どのように進めていくのか、またこの県道と徳田18号線の交差点の工事についてどのように進めるのかとのお尋ねでございます。 一般県道池崎・徳田線については、第3徳田踏切の抜本的な安全対策として改良工事が計画されておりますが、これまでも申し上げてきたとおり、旧農業高校の敷地において県と地権者間で用地問題の解決が課題となっております。県からは、今後の対応について現在検討中であるというふうに聞いております。市としても、引き続き県との情報共有に努めていくとともに、用地問題の解決に協力をしてまいりたいと考えております。 また、市道徳田18号線については、現在用地の確保ができた終点側の八幡町地内、葬祭会館いずみ寄り、八幡側でございますけれども、そこで現道を拡幅する工事を進めており、昨年の9月に約240メートルの区間で拡幅が完了したところでございます。 なお、起点側、徳田駅側ですけれども、この徳田18号線と新たな県道の交差点については、県をはじめ関係機関と適宜協議を実施しているところでございます。 今後も用地買収や建物補償に係る交渉を進め、できる限り早期に完成するよう着実に取り組んでまいりますので、地元の皆様の御協力をお願いしたい、そういうふうに考えております。 次に、水道の質問に移りますけれども、通告の2点目だけでよかったでしょうか。 そうしましたら、南大呑や北大呑地区は水道管が一方向しかない、千野町から滝尻町、小川内町に通っている水道管を延長できないのか、南大呑地区だけでも断水を回避できるのではないかと考えるがとのお尋ねでございます。 議員から御提案いただいた水道管のバイパス整備については、現在のルート、また御提案いただいたバイパスのルート、いずれも矢田の配水池から出る配水エリアでございます。そうしますと抜本的な断水の回避とはならないということと、整備費用も多額となると考えられるため、困難であるというふうに考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(佐藤喜典君) 徳田正則君。 ◆9番(徳田正則君) 先ほどの答弁で、三野部長は南大呑、千野からのバイパスは不可能ではないかということであるかと思いますが、もう少し考えれば、今、国土強靱化ということを叫ばれている中に、そういう6日間も断水するような時が来るということ自体がおもしいがんで、やはりこれは心の余裕を持つような意味でも、もし矢田の配水池が小さいのなら大きくすればいい、それぐらいの考えでやってもらいたい。 それと、2つ目の放鳥の問題なんですが、今、鳥インフルエンザが全国的にはやっているわけでございます。聞くところによると、出雲市に飼育ケージがもはやできているそうで、そこが受け入れる、それでするという話も出ていますが、そういうことを考えながらそのことを進めてもらいたい。これは答弁要りません。要りませんが、一応そういうところも、もうはや先もってやっているところもあります。 最後になりますが、今、市長さんが答弁になられた消防団員の点数が5点しかないわけですね。それは分かっていると思います。1人につき5点が点数に加算されますが、入札資格に5点が入っても何の意味もございません。それと、現場に駆けつける団員が水道の人であれば、どこに消火栓が埋設しているか、どこに水道管が走っているかも全部分かっております。 そういう点、もう少し入札のAもBもなく、団員のおるところには参加してもいいですよというようなぐらいのことを書いてもらいたいと私は思います。そうしないと、何で日中でも、仕事休んでいかなならんのですよ。その現場のことが全然分かっていない。「ただ点数だけあげれば事が足りるでしょう」ではないです。 冬の除雪には皆さんがこれだけ多く参加していただいております。だから、その辺も考慮しながら、例えば全部とは言いません。一部分でもそういうことがあれば、消防団員を抱えている企業が励みになると思います。もう少しその辺のことを考えて答弁願いたいと思います。 以上。 ○議長(佐藤喜典君) 徳田議員。 この3番のバイパスとトキの、これは要請と意見で。 3番も。
    ◆9番(徳田正則君) 一番最後の消防団員。 ○議長(佐藤喜典君) 消防団員消防団員の…… ◆9番(徳田正則君) 消防団員の確保。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 徳田議員の再質問にお答え申し上げます。 消防団員の募集に関しましては、一部の消防団の方ともお話はしたんですけれども、住所地とそれから勤務地が違って、昼間だと出動できないというような話を聞きました。逆に言えば、昼間の勤務地であれば、その登録をしておけば出動できるような可能性もあります。特定の事業者ではなくて、その地域でおられるような方々にまずは消防団員の募集をかけるような、そういう取組をしていきたい、そう考えております。 ○議長(佐藤喜典君) 5番、原田一則君。     〔5番(原田一則君)登壇〕 ◆5番(原田一則君) 原田一則です。 早速、発言通告書に基づき質問いたします。 最初に、ウィズコロナを見据えた観光支援の拡充について伺います。 ここ3年間の新型コロナウイルスも落ち着きを見せ、行動制限も緩和され、ふだんの生活が戻りつつあります。そして、大きく疲弊していた観光産業に関わる皆様にとって、今後の観光客の入り込みに大いに期待しているところです。観光振興について、現在は全国旅行支援が実施されております。また、各自治体ではウィズコロナによる観光産業の復興を目指して独自の旅行割も行っております。 しかし、七尾市の新年度予算では、独自の旅行割が計上されておりません。なぜなのでしょうか。市長自ら独自の旅行割の実施について指示すべきではないでしょうか。そういう思いから質問いたします。 1点目として、春休み、そしてゴールデンウイーク、また今後の観光振興とその支援策について市長の考えを伺います。 2点目に、和倉温泉のみならず民宿なども対象とした市独自の旅行割の実施など、私は具体的な観光支援事業が必要だと強く思いますが、市長はどう思いますか、考えを伺います。 次に、能登和倉万葉里マラソンの運営について伺います。 能登和倉万葉里マラソンが来る3月12日に4年ぶりに、能登島大橋架橋40周年の記念事業としての冠もいただき開催されます。私は、この万葉の里マラソン能登島コースの設定のために町会連合会や各種団体、そしてコース沿線の事業者さんにコースの説明と交通規制の御理解、あるいはボランティアの御協力に伺ったことを懐かしく感じております。 七尾西湾の風光明媚なコースと温泉、そして何よりおいしい能登かきを食することができる大会として14年が経過し、歴史ある大会に成長しつつあります。そういう意味で、私は単なるマラソンイベントではなく、箱根駅伝などを見ても分かるように、地域観光並びにマラソンコースの沿線の各地区にとっても相乗効果というものが期待されてきたのです。 そこで、この能登和倉万葉里マラソンを継続して実施するためにも、今後の運営について伺います。 1点目として、ウィズコロナでの万葉の里マラソンの再開ですが、今年度どのような特色ある大会が開催されるのか伺います。 2点目に、マラソンコース沿線への経済波及効果について、行政としての支援策を検討すべきと考えますが、市長の見解を伺います。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) それでは、原田議員の御質問にお答えいたします。 ウィズコロナを見据えた観光誘客として、春休み、ゴールデンウイーク以降の観光誘客についての御質問でございます。 令和4年度は、イベント催事の再開に当たり新たな生活様式を取り入れ、規模の縮小や抗原検査の実施など、感染症対策を講じながら事業が行われてまいりました。また、国は令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症法上の位置づけを5類感染症に移行することから、イベントや催事がコロナ前の状況に戻ることを期待しております。 青柏祭でか山保存会から、今年の青柏祭でか山は感染症対策を行いながら、ほぼ通常どおり開催する予定であり、和倉温泉の能登よさこい祭りも4年ぶりに再開すると聞いております。新型コロナ対策としての地域イベント持続化支援事業費補助金の事業についても、引き続き実施することとしております。 観光誘客につきましては、当市としましては、七尾市が舞台の漫画であります「君は放課後インソムニア」のテレビアニメ、実写映画の放映が決定し、またのと鉄道の車両のラッピング列車の運行も行うことから、今後、聖地巡礼などにより観光誘客につなげていきたい、そう考えております。 また、インバウンド事業としましては、エバー航空では今年4月1日から3年ぶりに小松台北便が運航再開するなど、環境はすごく整っている状況ではないかなと思っております。能登への誘客につなげるためには、七尾の名前が分からず、今後SNS検索による七尾市の魅力と印象づけなど情報発信が重要であることから、DMOと連携したインバウンド回復に向けた観光誘客のプロモーションに取り組むこととしております。 続きまして、独自での旅行割を実施するべきではないかというようなお話でございます。 国は地域観光をより一層強力に支援するために、全国を対象とした観光需要喚起策としまして、各都道府県からは国からの財源支援を受け、全国旅行割を実施しております。当市では、令和4年に実施しました七尾版GoToトラベルの実績は1万7,597件で、収入としましては1億7,600万円余り、これは当初予算は2億5,000万でありましたけれども、そういう結果となっております。 令和5年度の当初予算としましては、七尾市出身者やふるさと納税、観光客をターゲットとして、会員登録制の七尾ファンクラブを創設する予定でございます。直接的な旅行割ではありませんけれども、そのような方々を対象に本市の最新情報をお届けし、訪れる際にはメリットがあるような取組を検討してまいりたい、そう考えております。 市独自の旅行割につきましては、国や県の動向を見据えて必要に応じて検討していきたい、そう考えております。 私からは以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 新野産業部長。     〔産業部長(新野 学君)登壇〕 ◎産業部長(新野学君) 原田議員から、今年度の万葉の里マラソンの特色についてお答えいたします。 能登和倉万葉里マラソン2023大会については、2月の組織委員会で協議部会などから報告を受け、運営の確認を終え、3日後の大会に備えております。今年は、和倉温泉お祭り会館がオープンして初めての開催であり、全国から訪れたランナー等の入館も期待しており、また会館向かいの駐車場には男女共用の待合室、男子更衣室を設置することとしております。 今回の大きな特徴は、これまでヨットハーバー駐車場で実施していたイベント広場の焼きガキコーナーを新型コロナウイルス感染症対策として実施せず、和倉温泉ゆったりパークで新たなウエルカムブースとしてキッチンカーや物販、自治体のPRコーナーなど、約40店が出店し、特設ステージでは表彰式、文化芸能の発表など、新たな取組となっております。 また、エイドステーションでは、七尾の食材を使用した能登マ丼やつみれ汁などを提供し、向田雨乞太鼓の応援により地元の方々との交流を深めていただくとともに、第10エイドでは金沢武士団や石川ミリオンスターズ選手の応援もあり、スポーツを通した交流人口の拡大を図っていく考えであります。 次に、マラソンの経済波及効果と行政としての考えや支援策についてお答えいたします。 4年ぶりの開催となる能登島大橋架橋40周年記念マラソン大会は、フルマラソン2,767人、10キロ973人のエントリーで、北陸3県からの参加割合が多く、全国36都道府県から参加申込みがありました。今回の大会では、焼きガキコーナーを設置しないことから、市内のカキ事業者を掲載した能登かきガイドマップの配布や、市内のお風呂マップをパンフレットに掲載、また大会のホームページには和倉温泉、能登島の民宿情報も紹介しております。 このような取組の中で、経済波及効果を観光庁の簡易測定モデルで、ランナー3,740人の参加に対し、石川県、富山県を除く延べ738人の宿泊として試算すると、経済波及効果は8,680万円であります。今回の大会においては、60団体1,190名のボランティアの御協力をいただき再開することができ、参加ランナーの方々には地域のおもてなしを感じてもらい触れ合う中で、参加してよかったと思われる大会を目指しており、今後も世界農業遺産に認定された能登の里山里海の風光明媚な景観を生かしたコースで、魅力あるマラソン大会となるよう、支援策も含め関係団体と共につくり上げていきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(佐藤喜典君) 原田一則君。     〔5番(原田一則君)登壇〕 ◆5番(原田一則君) 再質問します。 まず、観光支援についてです。 今の答弁、春休みからゴールデンウイークという観光都市七尾として最も重視しなければならない時期にもかかわらず、市独自の旅行割を考えていないということなのでしょうか。観光振興が重要との市長の考えと全く矛盾しており、市民の思い、観光事業者の民意と大きく乖離していると私は強く思います。そう思いませんか、市長。 全国各地の自治体がこの春休みから独自の旅行割を実施する状況であれば、七尾市は春休みからゴールデンウイーク、この観光競争で惨敗してしまいます。それは絶対に避けなければならない。改めて市長の見解を伺います。独自の旅行割について実施すべきではないでしょうか。 次に、万葉の里マラソンです。 ウィズコロナによる万葉の里マラソンの完全復活ということで、マラソンコース沿線の関係者は新たな支援策、地域自ら活性化を取り組めるための支援策というものを市長に期待していました。しかし、今回そのことが全く考慮されておらず、落胆した声が多く聞かれています。先日も関係団体から要望があり、コース沿線に経済的な波及効果が及ぶそのような支援策を強く求めておりました。市長は何度も能登島を訪問されており、当然そういう話も聞いているのだと思います。 支援策の一つとして、例えば宿泊者に対しては特別なマラソンクーポン、それこそ宿泊割なども踏まえた支援ということも考えてはいかがでしょうか。改めて市長に伺います。万葉の里マラソン、継続する上で沿線の経済支援というものをどのように考えているのでしょうか、お聞きします。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 原田議員の再質問にお答え申し上げます。 旅行割の件でございますけれども、旅館業者等の話によりますと、宿泊したときにこれが使えますよというような形でPRすることが多いと。全国の方々に対して、七尾市にこうやって割引がありますよという発信をしても、それは多くの自治体の中の一つに埋もれてしまう、そういう状況でございます。まずは七尾市の魅力というものをしっかりと知っていただいて、そういう観光の案内であったり情報というものを多く発信していく、そのための今取組をしているところでございまして、そういう観光ツールによってこの地域に多くの方が来ていただけるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、万葉の里マラソンのことですけれども、支援策としまして宿泊の今提案がありましたけれども、当然外部から来られている方は宿泊するわけであって、割引があるから宿泊するとかそういう問題ではないと思いますので、違う形での地域での経済効果を生むような、そういうものをまた地域の方々と考えていければいいかなと思っております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) これより暫時休憩いたします。 なお、会議は午前11時から再開いたします。 △休憩 午前10時48分 △再開 午前11時00分出席議員(17名)     1番  木戸奈諸美君    2番  和田内和美君     3番  木下美也子君    4番  江曽ゆかり君     5番  原田一則君     6番  山花 剛君     7番  瀬戸三代君     8番  西川英伸君     9番  徳田正則君    10番  高橋正浩君    11番  山崎智之君    12番  山添和良君    13番  佐藤喜典君    14番  木下敬夫君    15番  垣内武司君    16番  永崎 陽君    17番  中西庸介君欠席議員(1名)    18番  今田勇雄君 △再開 ○議長(佐藤喜典君) これより会議を再開し、休憩前の議事を続けます。 7番、瀬戸三代君。     〔7番(瀬戸三代君)登壇〕 ◆7番(瀬戸三代君) 7番、瀬戸三代でございます。よろしくお願いいたします。 私は、みんなで、地域総力戦で、ここにしかない地域の宝を有効活用し、地域を元気にする地域活性化をライフワークにしております。 私が言う地域資源とは、地元の人、温泉、自然、海、風習、文化、歴史、伝統、相撲、スポーツ、祭り、食、食材など、これらここにしかない地域の宝を有効活用し、日本全国、さらに世界各国から評判を取り、たくさんのお客様を和倉温泉、七尾、能登に誘客する、これが私が目指す地域資源有効活用、地域活性化であります。 今回、地域活性化のため、2つの文学賞とまちづくり、2つの文学賞の目的と効果を語り、杉森久英氏を顕彰する文学賞と、短歌、俳句による和倉温泉の文学賞を提案しながら質問に入っていきます。 1つ目、文化都市、文化観光と言われますが、文化都市七尾の創生というテーマにおいて、文学賞の創設は有効であると思います。 人が地域資源というならば、長谷川等伯はもちろん、七尾を愛した直木賞作家杉森久英氏も地域の偉大な人物であります。七尾市一本杉町出身の杉森久英氏は、50歳のときに大正時代の大ベストセラー作家、石川県白山市出身の島清こと島田清次郎を取り上げ、丁寧に温かいまなざしで、精いっぱい生きた青年として書き上げ、著書「天才と狂人の間」で直木賞を受賞し、伝記文学の先駆者となり、その地位を確立した作家であります。 著作に「天皇の料理番」、「能登」、「能登の人」、横川巴人を取り上げております。さらに「天才横綱輪島大士物語」など。そこで、七尾を愛し、能登に愛着を持った直木賞作家杉森久英氏は、地域の宝、大切な地域資源と思われますが、市長はどういう見解をお持ちなのか伺います。 2つ目、その彼の業績を顕彰し紹介するということは、七尾に住む大人はもちろん子供たちにも、七尾にこういう素晴らしい先輩が、こういう立派な偉人がいたのかと、七尾に誇りを持つことになり、地域を知り、地域を愛することにつながっていき、郷土愛、ふるさと愛を育む一つになると確信しています。 地域を含む全国から小説を募集し、優秀な作品を表彰する杉森久英文学賞を創設することが地域の文化水準を高め、まちににぎわいをつくることになると思います。 またさらに、七尾の小学生、中学生、高校生を対象にした杉森久英市民文学賞を併設することも提案いたします。これは七尾の子供たちの書く力を育成することになり、書くためにはどうしても読まなければなりません。現代は活字離れとよく言われ、こういう文学賞を制定することによって、書く力、本好きな子供を育てる効果があると思われます。 子供たちを育てる教育こそ七尾の将来をつくる、我々がやらなければならない大事な事業だと思います。人づくり、人づくりは地域づくり、国づくりに通じると確信しています。身の丈に応じた全国版杉森久英文学賞と、地域で子供を育てる杉森久英市民文学賞を制定することを提案いたします。 そこで、市長の見解を伺います。 3つ目、先般、私は和倉の湯本、弁天崎源泉公園に行ってきました。石碑を見て、どきっといたしました。どういう石碑かといいますと、「涌浦涌浦と家なら七つ、島に湯が出にゃ誰行こや」、この句碑を見て、もし温泉がなかったら和倉はどうなっているんだろう、七尾はどうなっているんだろう、能登は、というふうな思いに駆られました。 そこで、和倉温泉は大きな地域資源と私は確信しておりますが、市長は和倉温泉をどのようなものとして捉えておられるのか、見解を伺います。 次、和倉温泉温泉文学賞と和倉温泉市民文学賞について。 私は和倉温泉を全国的に短歌、俳句、川柳の文学賞のある温泉地として光輝く存在にしたいと願っております。短歌、俳句で全国版和倉温泉温泉文学賞を創設することを提案いたします。 具体的には、全国からはがきで短歌、俳句などを募集し、また、和倉温泉で宿泊しているお客様にも七尾西湾を含めた和倉温泉を舞台にして、七尾西湾の景観の美しさとか、能登の人の優しさとか、里山、里海の新鮮な食材とか、豊富な題材で歌を詠み、俳句をつくり、旅館などに置かれたポストに投函していただき、優秀な作品を表彰する。また、来ていただくために、例えば商品として旅館のペア宿泊券を贈呈するとかという工夫も必要だと思っております。 さらに、ここで俳句や短歌というものは、そのときの時代を映すもので、子供たちの考え方を知ると同時に、表現することで子供たちが心を癒すという一面もあります。子供たちを育てるには、子供たちの意識を理解しなければなりません。市や町は、子供たちの作文、短歌、俳句を通して、よく子供たちを理解し、伸ばしていくことが大切であると思います。ゆえに七尾市の小学生、中学生、高校生を対象にして、教育委員会の協力を得て、学校ごとに投稿してもらい、短歌・俳句による和倉温泉市民文学賞を併設することも提案いたします。 そこで、市長の見解を伺います。 そして、先輩たちに聞いたんですけれども、過去に七尾市がNHK学園の短歌、俳句の全国大会を誘致していたということであります。今思いますと、このすごいビックなイベントをやり遂げておられます。過去に学び、過去を調査し、それを検討し、将来に生かすという姿勢で、この偉大な大会が中止になった経緯を教えていただきたいと思います。 今、文学で金沢大学では高校生を対象に、小説、短歌による超然文学賞を創設し、優れた人の文学賞を創設し、一般の共通テストと違った超然特別入試を設けているということであります。小説、短歌の能力を高く重要視しているということであります。 5つ目、和倉温泉の活性化のために、温泉大学、温泉学会について提案させていただきます。 世の中、少子化、過疎化、老人化等、暗いイメージが言われておりますが、温泉大学、温泉学会を和倉温泉に設け、和倉温泉の温泉大学、温泉学会に参加し、学び、和倉温泉を舞台にして、作家、歌人、俳人の話を、講義を聞き、歌を詠み、句をつくり、豊かな老後の楽しみ、老後は和倉温泉に行って温泉大学に参加しよう、一度は住んでみたい和倉温泉、楽しく健康に過ごせるような和倉温泉と思われるようなまちづくりにすることが大事だと思います。 ここで確認なんですけれども、大学とは、学会とは、まず大学とは学術の中心であり、教育と研究を通して成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する場所、学会とは研究者の研究成果を発表し、他の研究者、専門家と議論や意見交換を行う場。 実は、先般、第1回市民大学、輪島の人間国宝、沈金の作家を講師に呼んでこられまして、私も喜んで進んで参加したんですけれども、その人間国宝の作家の生い立ち、作品を作る姿勢、これを聞き、質問することによって物すごい有意義な時間を過ごし、これを自分の生活に生かしながら取り組んでいきたいなというふうな思いに駆られました。そのような温泉大学、温泉学会を指しているのであります。 例えば1年に1回、和倉温泉のオフの時期に3泊4日で和倉温泉大学、和倉温泉学会を開催し、全国から温泉の愛好家、専門家、研究者に来ていただき、楽しく学び、議論し、その成果を和倉温泉に生かし、地域ににぎわいを創出する。参加者には宿泊支援割引制度を設けて宿泊を誘客する。 実際に我々やっているんですけれども、具体的には分科会として議論し、その成果を和倉温泉の活性化に生かしていく。例えば温泉学、いろいろ分科会があるんですけれども、温泉と文学、専門家の講義を受け、大友家持の能登巡行を実際にたどるツアーを組むとか、実際やっております。実際に、文化功労者で万葉集の権威の犬養孝先生に学んだ和倉の女将さんが講師となり、そして、その講義を受けた後に、船で大友家持の巡行の軌跡をたどりました。 さらに、こういうことも議論になっておりました。畠山時代に行われた七尾西湾で船を出し、歌を詠む参加型、体験型企画も行う。温泉と食、食材の分科会、ここが非常に私、興味があって、実際やっておるんですけれども、ただ、個々にやっていて、まとまってみんなで議論する場がなかなかないのであります。 そこで、生態系調和型農業BLOF理論、僕がいつもやかましく言っているBLOF理論に従い、稲や野菜を作れば、無農薬でも安心して栽培ができ、安全安心、免疫力を高める栄養価の高い食材ができるということであります。 この生産物を病院食、学校給食、さらに和倉温泉で活用し、地産地消で生産者を育成し、ブランド化し、地域内経済循環を達成し、持続可能な強い能登にするという取組も分科会でしっかりと議論し、意見を交わすことも大事だと思って、現在やっております。 温泉とスポーツ、実は和倉温泉は冬、オフであります。室内スポーツとして卓球、これ卓球の聖地にしようというふうな試みでやっているんですけれども、そこそこ活動は継続しております。和倉温泉で冬は卓球をやり、卓球で宿泊を獲得すると。そして、温泉と、これが非常に大事なんですけれども、「温泉と健康長寿」というテーマで、全国から定年退職したら老後は和倉温泉で学び、例えば短歌を詠み、俳句をつくりなど、豊かな時間を過ごせるすてきなまちなんだと、温泉地なんだと、そういうまちづくりをすることをこの分科会で提案するということであります。この分科会が非常に大切な役割を果たします。 財源について、いつも提案するときには財源をつけて責任ある提案をしてくださいと、当たり前ですけれども、言われます。その予算づけでありますが、身の丈に応じた規模で、財源は杉森久英文学賞、杉森久英市民文学賞は一般財源で、さらに和倉温泉温泉文学賞、和倉温泉市民文学賞は全国にとどろくように派手に、法定外目的税である、まだ七尾市では導入しておりませんが、宿泊税で運営することを提案いたします。市長の見解を伺います。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 瀬戸議員の御質問にお答え申し上げます。 杉森久英氏を大切な地域資源と思うが、市長の見解はいかがかということと、全国版杉森久英文学賞、小・中・高生対象の杉森久英市民文学賞の創設についての見解ということでございます。 御提案の直木賞作家であります杉森久英氏をはじめ、本市ゆかりの作家は地域資源であると、そう考えております。二度ドラマ化されました「天皇の料理番」を知っている人も、原作が本市の出身の杉森氏であることを知っている人は少ない、そう感じております。このことから、杉森氏をはじめとした郷土の作家や著書などを展示、紹介する七尾ふるさと文庫館を市立図書館内に令和4年2月12日に開設したところでございます。 来年度からは、ふるさと教育を推進する七尾ふるさとSDGs教育事業が、七尾市内10の小学校と4つの中学校で本格的に実施となり、七尾ふるさと文庫館に市内の児童・生徒が見学に来る予定になっております。文庫館では子供向けの展示も充実しており、郷土の作家を周知していきたい、そう考えております。 市外に向けては、国民文化祭でその季刊紙やチラシなどを通して、杉森氏をはじめとした郷土の作家を周知していきたい、そう考えております。まずは、杉森久英氏をはじめとした本市ゆかりの作家や作品を広く紹介、周知していくことが重要であると、そう考えております。 続きまして、和倉温泉は能登の重要な地域資源と確信しているがという御質問と、和倉温泉と七尾西湾を舞台に、短歌、俳句で和倉温泉文学賞、それから小・中高生に対しては和倉温泉市民文学賞を設けたらどうかという御質問と、それから、NHK学園生涯学習フェスティバル短歌・俳句の誘致したいきさつと、なぜ中止になったかという御質問についてでございます。 和倉温泉は開湯1,200年とされる歴史が古い温泉であり、本市が全国に誇る重要な地域資源と考えております。和倉温泉文学賞と和倉温泉市民文学賞の創設については、前回、11月の会議でも杉森久英氏の文学賞も含めて、その目的や計画、費用対効果などを検討して、具体案の提示をお願いしたところでございます。 今回の再提案いただいた件でございますけれども、まずは和倉温泉の魅力をしっかりと伝えていくことが重要であると考えております。NHK学園の生涯学習フェスティバル和倉温泉短歌・俳句大会につきましては、平成19年に発生しました能登半島地震復興事業としまして、石川県の補助金を活用して、平成20年から24年までの5年間実施しております。 復興事業の終了の後には、関係者の開催要望を受け、平成25年と28年に市の費用で再開いたしましたが、参加数が減少したために中止したものと聞いております。 続きまして、和倉温泉大学、和倉温泉学会の本部を和倉温泉観光協会に設置し、開催してはどうか。そして、和倉温泉の文学賞には宿泊税等を財源とすればどうかというお話でございます。 議員御提案の和倉温泉大学、和倉温泉学会の本部を和倉温泉観光協会に設置しての開催については、まず、和倉温泉観光協会の事業計画として審議され、総会で議決することや、関係団体の意思決定が必要であると認識しております。 また、その財源を宿泊税でというお話でございますけれども、和倉温泉文学賞の財源についてでございますけれども、宿泊税は主に観光地としての景観保全や観光施設の維持管理のための財源確保に有効でありますけれども、一方、入り込み数の減少の懸念や納税者の理解、関係団体との調整、導入に当たっての問題点、課題点も指摘されているところから、今回の議員の御提案については、御意見として伺っておきたい、そう考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 瀬戸三代君。 ◆7番(瀬戸三代君) 結局は何もしないということで、今、答弁をかわされましたけれども、何かしないと、これは今、文化都市、国民文化祭が今年行われます。それを契機に文化で盛り立てようという趣旨で私、提案しておるんですけれども、この何もしない、いろんな手続上の理由でなんというか、かわされたというか、前回もいろんな、今は資料は手元にないんですけれども、運営主体とか費用効果、計画、そういうものを提示してくれというふうなことを言われましたけれども、やる気さえあれば、目的効果がしっかりしておれば動き出すものではないでしょうか。そして、過去にNHK学園のイベントを5年間やったけれども、後は長続きしなかったと。これはそこに問題があるんじゃないでしょうか。 こういう偉大なイベントを持続可能に継続しておくならば、やはり原因をしっかり分析しなきゃならないんですけれども、やる気がある人、熱意、そして、費用もかかるんでしょうけれども、それが市でできなかったら委託するという形で、民間に熱意のある、ノウハウを持った方がたくさんおられます。その人たちの力を借りて、やる気があれば推進すると思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 瀬戸議員の再質問にお答えいたします。 瀬戸議員からの提案につきましては、実施団体がどこであるのか、どのように審査を行うのか、誰が審査を行うのか、どう運営していくのかというところが不明確でございます。 そういうことを実施したいという思いがあるのであれば、議員が実施、実行委員長となって、そういうことを進めていけばいいのではないかなと思います。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 瀬戸三代君。 ◆7番(瀬戸三代君) 今、皮肉っぽく言われましたけれども、実際あまり、僕も動いとったんです。いろんな方の意見を聞きました。昔の文学少女とか、そしてその協会、ノウハウを持った方とかいろいろ話し込んで、どうやったらできるかねと言ったら、我々はやる気もノウハウもあるけれども、予算がないから、しっかり予算を獲得してくだされば協力するぞと言ってくれているグループがおられます。 僕も当然、企画、提案、実行型の議員として公約を掲げて、この場に立たさせていただいております。当然率先して私も参加するつもりであります。何かやらないとという気持ちが強いんであります。皮肉で、やらないことを口実にするんじゃなくて、どうしたらできるかという、前も市長がそういうことを言われたのを僕は耳にしておりました。そばで会話するのを聞いとって。できないんじゃなくて、いいものならば何とかしてやろうぜという、そういう姿勢があるならばという思いであります。 もう一度聞きます。もう一度聞きます。私も参加します。行政も率先してやるんじゃなくて、応援していただいて、そして委託という形でもいいじゃないですか、やりましょう、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 瀬戸議員再々質問にお答えいたします。 何度も申し上げているとおり、やりたいと、そういう思いがあるのであれば、具体的な実施計画であったりとか、その効果であったりというものをしっかりと試算して、提案していただければいいかと思います。 市においても様々な方たちがいろんな提案をしております。その財源等についても具体的にどうしていこうか、自主財源としてどういう形で集めようかとか、それで足りない部分は市としてこういうふうに応援してほしいとか、そういうものがあると思いますので、その辺は瀬戸議員が自ら率先して、そういう取りまとめをしていただければ、その内容によってしっかりと市のほうも応援していきたい、そう考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 瀬戸三代君。 ◆7番(瀬戸三代君) ちょっとがっかりしているんですけれども、いいアイデアがあったら率先してやっていこうぜという姿勢が見えんということは、この提案というものは全く意味がないという扱いなんでしょうか。 僕は、非常に大切な、教育上も地域の活性化にとっても、文化というものは非常に大切なものだと感じているので、これを提案させていただいたんです。 いいなと思ったら、市が、担当者、係というんでしょうか、そういう人材で、こうしたらどうかという積極的に関わるということはないんでしょうか。これが、言われなければ動かない、いいものあったら積極的に動くという姿勢を見せてほしかったんですけれども、これ以上は水かけ論になりますから、またしっかりと、今回もいろんなことを調べながら提案したつもりなんですけれども、全く相手にされなかったということで、また地域に持ち帰り、みんなで相談し、練り、何らかの形で発言したいと思います。 この問題はここら辺で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(佐藤喜典君) 瀬戸三代君。 ◆7番(瀬戸三代君) 2つ目であります。 イベント中止について。 中島のかき祭りと能登和倉万葉里マラソン2023でのカキ提供を中止したのはなぜかと、昨日の木下美也子議員、山花剛議員の答弁であったように、私もしっかり聞きましたので、この質問は差し控えさせていただきます。 ただ、主張したいのが、県外からの友人がいつも言うんです。石川県能登、七尾、和倉を見ていて、中島のカキというのはやはり主要な七尾の産業なんだと。そして、能登のカキ、その中島のカキは名物なんだと、重要な産業であり、大切な名物なんだと。これを認識しておれば、やはり絶好の機会と捉えて、打って出るというような政策になると思うんですけれども、今回は残念であったというふうに意見を述べて、来年からはしっかりと、我々も協力しますので、地域を盛り立てていきたいと思います。大事な大事な地域資源であります。 この問題はこれで終わらせていただきます。 ○議長(佐藤喜典君) 瀬戸三代君。 ◆7番(瀬戸三代君) 3つ目、コミュニティ・スクールについて。 もう僕のライフワークになったんですけれども、いろいろこれ徹底的に調べて、これも山添和良議員に教育を受けて徹底的に調べました。この制度は、私は運用の仕方によっては地域を変える大きな制度だと確信しております。 今回、あまりくどい質問はしませんけれども、前黒崎教育長に、この問題、どうして取りかからないんですかと議場で質問したんです。そうしたら、いや、瀬戸さん、コーディネーターの育成というのは難しいんだ、コーディネーターというのはどうかなという理由があって、そこに疑問点を投げかけていました。さすがだなと思いました。そこが一番の、成功するかしないかのポイントなんですねと僕も感じ取っております。 今回の質問は、七尾市がコミュニティ・スクール制度を導入するかしないかの以前に、国が努力義務化、国がやれと言っているんですね。国がその一番重要なキーマンであるコーディネーター、これを支援すると言ってくれているんですね。 そこで伺います。 やるかやらないの前に、コーディネーターの検討、育成、これは手をつけておられるんでしょうか、伺います。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 瀬戸議員からいただいたコーディネーターの育成ということについてお答えします。 学校、地域の双方から、学校運営協議会の設置を求める声が上がってくるようであれば、市としても前向きに検討していきたいとしておりますので、現段階ではそのような状況にはありません。したがって、コーディネーターの育成について着手はしておりません。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 瀬戸三代君。 ◆7番(瀬戸三代君) 七尾市の教育委員会の答弁は、もう型にはまった同じことをもらっております。双方から意見が上がってくる、教育委員会に物を申せる学校からの意見というのは、それは人事権を握っている教育委員会に物申すことができるんでしょうか。 やはりいいと思ったら、積極的にやっていこうという姿勢が子供のためなんですよ。人づくりなんですよ、地域づくりなんですよ。僕はいつもしみ入る言葉があるんです。人づくりは地域づくり、地域づくりは国づくり、人づくりは学校づくり、学校づくりは地域づくり、国づくりにつながっていくと。よい地域にはよい学校があり、よい学校はよい地域をつくると。このコミュニティ・スクールでよい学校をつくるという、ほかの自治体はもう、強弱はあるんでしょうけれども、着手しております。 この能登の中核都市である七尾が、リーダーシップを取らなきゃならないような七尾が、一向に全く着手しないという、それがちょっと残念で、これは言うても無駄ですから、水かけ論になりますので、また再考をよろしくお願いいたします。 この問題はこれで終わらせていただきます。 最後に、今回も議場で質問・発言できる機会を与えてくださいました市民の皆様に感謝を申し上げ、今後もさらに精進し、七尾市の発展に少しでも貢献したいと、努力したいと思います。 以上をもちまして、瀬戸三代、質問・発言を終了させていただきます。ありがとうございます。 ○議長(佐藤喜典君) これより暫時休憩いたします。 なお、会議は午後1時から再開いたします。 △休憩 午前11時40分 △再開 午後1時00分出席議員(17名)     1番  木戸奈諸美君    2番  和田内和美君     3番  木下美也子君    4番  江曽ゆかり君     5番  原田一則君     6番  山花 剛君     7番  瀬戸三代君     8番  西川英伸君     9番  徳田正則君    10番  高橋正浩君    11番  山崎智之君    12番  山添和良君    13番  佐藤喜典君    14番  木下敬夫君    15番  垣内武司君    16番  永崎 陽君    17番  中西庸介君欠席議員(1名)    18番  今田勇雄君 △再開 ○議長(佐藤喜典君) これより会議を再開し、休憩前の議事を続けます。 2番、和田内和美さん。     〔2番(和田内和美君)登壇〕 ◆2番(和田内和美君) 2番、和田内和美でございます。 市長は、本定例会の提案理由説明におきまして、新年度予算は「SDGs未来都市に向けたまちづくり」をテーマに掲げるとともに、3つの基本目標を定め、今後施策を展開するといたしております。 その基本目標のいの一番に、「優れた社会環境の中で夢や希望を持って子育てや生活ができるとともに」と掲げており、子を持つ身、子育て世代の者にとりまして、大変心強く、ありがたいと感じております。目標実現に向けてしっかりと施策を推進していただき、目標に少しでも近づくことを御期待申し上げます。 それでは、通告書に従い、4項目について質問をさせていただきたいと思います。 初めに、先般の大寒波による凍結・漏水・断水の対応についてお伺いいたします。 今議会でもこの件に関しましてはいろいろと議論されているところではありますが、私なりの観点から質問をさせていただきます。 御承知のとおり、この冬一番の厳しい記録的な大寒波により、ここ七尾市におきましても1月27日から29日にかけて、崎山地区、南大呑地区北大呑地区におきまして断水を実施する事態となり、当該地区の皆様には大変不便を強いられ、また、不安も抱かれたものと思います。この場をお借りいたしまして、心からのお見舞いを申し上げる次第であります。 5年前の平成30年の1月にも今回と同様に、県内を大寒波が襲い、やはり給水管の凍結、破裂によりやむを得ず断水が実施されました。記録を見てみますと、当時も断水実施地区は今回と同じ崎山地区、南大呑地区北大呑地区、それと一部の東湊地区でありました。 当時の市長からは、平成30年第1回定例会の議案説明の冒頭、市民の皆様に不自由な生活を強いることとなったことへのおわびと、断水の原因分析や対策についてしっかりと検証し、今後の対応に生かす旨の表明があったものと承知をいたしております。また、当該定例会の代表質問に対して、今回を教訓として今後の対応として、空き家の漏水対策や所有者への凍結防止対策などの啓発を実施する旨の答弁がなされております。 しかし、残念ながら、5年前の教訓は生かされていないのではないかと思わざるを得ません。 今議会の議案説明に先立つ断水の件の説明におきまして、茶谷市長からは、対策について5年前と同様な御説明がなされたところであります。今回の大寒波襲来におきましては、気象庁や報道で随分前から警鐘が鳴らされていたと記憶をいたしております。何か事前に有効な対策、啓発はできなかったものか残念な思いが拭えません。ましてや断水が実施された地区は5年前と同じであります。崎山地区、南大呑地区北大呑地区の皆様にしてみれば、またかの思いであろうかと推察されます。現に私はそのようなお声もお聞きもいたしておりますし、正直憤りのお声もいただいているところであります。 しかしながら、今回の断水に際して、町内会会長、地域づくり協議会、民生児童委員の皆様などの御協力はもちろんのこと、市の担当課の皆様の不眠不休の対応があったことも承知をいたしております。その御苦労には頭が下がる思いであり、心から感謝と敬意を表したいと思います。 その一方で、今回また同じような地区が断水の憂き目に遭ったことも事実であり、当局におかれましては、同じことを繰り返さない再発防止に向け、また、今後いかにしてこの地域の皆様の安心・安全な日常生活を確保するかという観点から、私なりに質問をさせていただきます。 今議会の質問のやり取りをお聞きしていると、市当局の御答弁については、断水地域の皆様の気持ちにもう少し寄り添っていただきたいと感じたところであり、丁寧な御答弁をお願い申し上げます。 まず、崎山地区、南大呑地区北大呑地区が断水実施に至った要因について、空き家など私有地での給水管の凍結、破損による漏水についての議論が目立ったところでありますが、市管理の給水管の老朽化や、後で質問する送・配水の系統の要因など、様々な要因が重なったものではないかと考えるところでありますが、どのように捉えているのか市長にお伺いいたします。 空き家などの漏水対策については、今議会の議論の中で市当局から幾度も御答弁がなされたところであり、質問はいたしませんが、しっかりと対応していただくことをお願い申し上げておきたいと思います。 次に、先ほども少し触れましたが、送・配水系統についてであります。 私は担当課から七尾地区送・配水系統図について御説明をいただきました。今回の断水実施地区への送・配水については、岩屋1、2、3配水池からのバイパスがつながってはいるようですが、高階の水源から幾つもの配水池を経由して、はるばる送・配水しており、基本的に1系統となっております。直感的に1系統の危うさを感じたところでもあります。5年前の議会や、午前、徳田議員からも質問があり、議論があったところでありますが、やはり送・配水を補完するバイパスの整備も必要なのではないでしょうか。送・配水の供給網については危機管理的には複数あるべきものと考えます。 また、代表質問の答弁におきまして、三野部長から、矢田配水池の水位が低下したことにより、5年前と同様に崎山、灘方面への送水ポンプの管内に空気が混入し、復旧に時間を要するおそれがあることから断水を実施したとの御答弁がありました。要は、矢田配水池の水位低下が断水実施の要因の一つでもあるようです。 このことからも、地域の節水の協力はもちろんなのですが、この系統の配水池どれか一つでも容量を大きくすれば、断水実施の可能性は低下したのではないでしょうか。この1系統のみということが今回の断水の実施の要因の一つと思うのでありますが、現在の送・配水系統に問題、課題はないのかお伺いいたします。 次に、断水実施地区の給水スポットの配置についてでありますが、断水後はいち早く給水の対応がなされたことに対しましては感謝を申し上げたいと思います。ただ、その一方では、私は断水が実施されました地区の皆様方から、給水の場所が遠かったなどのお声もお聞きいたしているところですが、もちろん当局にもそのようなお声が届いているものと思います。代表質問でも市長から御答弁がありましたが、今後、高齢者の方への配慮など、もっときめ細やかな対応に意を用いていただくことを強くお願い申し上げておきたいと思います。 この質問の最後に、私は今回の断水の実施に至った様々な要因を分析し、同じことを繰り返さないよう対策を打ち出すこと。すなわち対処療法的な対策ではなく、問題の本質を捉えた抜本的な対策を講じることが大変重要なことと考えております。市当局にはそのための予算確保、労力の投入など課題山積であろうかとは思いますが、ぜひとも市民の皆様の安心・安全な日常生活を確保するという観点から、しっかりと対応していただくことをお願い申し上げ、この質問を終わります。 次に、七尾市の文化財の活用についてお聞きをいたします。 七尾市には万行遺跡、須曽蝦夷穴古墳、七尾城跡、能登国分寺跡附建物群跡の国指定史跡をはじめ、国登録、県指定などの文化財が集積しております。七尾市総合計画や総合戦略などで歴史文化などを活用した交流人口の拡大などがうたわれておりますが、これまでこれら文化財について、教育面での活用や交流人口の拡大などで観光面でどのように活用してきたのかお聞きをいたします。 先ほどは例示として、初めに万行遺跡を挙げました。実を申し上げますと、地元の皆様からは、この遺跡の活用については地元ではなかなかよい活用方法、アイデアが見当たらないとの御相談があったところであります。もちろん地域の大事な史跡であり、地域の資源でありますから、一義的には地域のことは地域で対処することが重要なことであり、まずは地元がその活用について知恵を出すのがもっともなことであると思っております。 私も何度か現地に立ってみました。現状の原っぱのままでは活用方法が浮かばないのが正直な感想であります。遺跡を復元するとか、VR、仮想現実を活用するなど、何かしら市民や観光客の皆様が体験、体感できるような仕掛けも必要であると感じております。 また、ふるさと教育など教育面での活用は可能性が見いだせると感じておりますが、一方で、観光面での活用につきましては、単独での魅力発信はなかなか難しいのではないかと考えております。 先ほども申し上げましたように、七尾市の文化財には万行遺跡のみならず様々な種類があります。そして、それぞれで何らかの保存、活用の取組が行われているものと思いますが、それは単にそれぞれの文化財個々の取組にすぎません。私はそれでは七尾市のあまたある文化財の集積の魅力、パワーを最大限に発揮できていないのではないかと感じております。その魅力、パワーを最大限に発揮させるためにも、これまでのように文化財を個別の点として捉えるのではなく、七尾市全体で面として捉え、ストーリー性も考えた市内のあらゆる文化財を連携させて活用することも大変重要なことと考えており、その方策のしっかりとしたビジョンも描いておく必要があるのではないでしょうか。ビジョンを描くに当たっては、外部の人のクリエーティブな知恵の活用も一考に値するのではと思っております。 近い将来、能越道の全線開通が実現すれば、さらに能登の交流人口の拡大、観光面での飛躍が見込まれるところであり、今が七尾市内の各インターチェンジから七尾市内に交流人口を引き込む、そのような仕掛けを工夫、検討するタイミングなのかもしれません。 現在、七尾市中心市街地の活性化や七尾港発信のにぎわい創出の検討が行われていると承知をいたしておりますが、それらとも有機的に連携して、今後能越道の全線開通を見据え、七尾市の文化財の集積を活用して、さらなる交流人口の拡大につなげていくべきと考えますが、その方策についての見解を市長に伺います。 次に、「けんこう七尾21」についてお聞きをいたします。 「けんこう七尾21」を市民の皆様は御存じでしょうか。我が国が世界トップクラスの長寿国となったものの、ライフスタイルの変化などにより、生活習慣病や心の病気が増加する中、国におきまして平成12年に健康日本21をスタートし、平成25年には健康寿命の延伸と健康格差の縮小を基本方向として、第2次の健康日本21を定めたところであります。 七尾市におきましても、この第2次健康日本21を踏まえまして、基本理念に「健康寿命の延伸と健康格差の縮小~自分のことが自分でできる自立した生活を目指して~」を掲げ、生活習慣病の発症予防と重症化予防を中心とした七尾市健康増進計画第2次、いわゆる「けんこう七尾21」を策定し、茶谷市政になった令和3年3月には、食育推進計画も盛り込んだ改定を行ったところであります。人生100年時代と言われるように、我が国は今後さらに超高齢化社会になるものと考えられます。そういった意味からも、この「けんこう七尾21」はとても重要な計画であると思っております。 現在、七尾市健康まちづくり推進委員の皆様の御協力もいただきながら、計画を推進しているものと理解いたしております。今回の「けんこう七尾21」の改定に当たっては、項目別に現状に基づき、課題の抽出や対策が盛り込まれております。改定から間もなく2年がたとうとしておりますが、計画を推進する中で新たな課題も見えてきたのではないかと考えているところであります。どのような課題が顕在化されてきたのかをお伺いいたします。また、その課題に対応するため、どのように取り組んでいこうとしているのか併せてお伺いいたします。 市民の皆様が笑顔で健康に暮らし、元気で長生きができる七尾市を目指し、計画の推進に当たってはしっかりと評価も行いながら、環境の変化に柔軟に対応した施策を展開していただくことをお願いいたしまして、この質問を終わります。 最後に、七尾市の教育行政について、教育長にお聞きをいたします。 私は、令和3年11月に市議会議員になって以来、これまで数度にわたり七尾市の教育行政について以下の観点、視点から質問してまいりました。学校施設の長寿命化と教育環境の整備については、きれいな学校、きれいな机、そして安全な学校で学ぶことは何にも増して修学意欲、学習意欲が湧くことから、しっかり整備を進めるべきとの観点、ふるさと教育については、子供たちのふるさとへの愛着心の醸成やふるさとに生きる意欲を呼び起こすのに大変重要な施策であるとの観点、児童・生徒のオンライン学習については、子供の学びの保障、教育の機会均等の観点から、小・中学校のいじめについては、家庭や地域の対応が重要であることはもちろんのこととして、いじめ防止の一丁目一番地の対策を預かるのは学校であろうという視点からそれぞれ質問をさせていただきました。そのたびに前の教育長や担当部長からは、真摯で丁寧な答弁をいただいたものと思っております。 これら私が以前質問した事項について、教育長はどのように考えているのか、その思いをお聞かせください。 最後に、児童・生徒はまさに未来の七尾を担う我々にとりまして、大変大事な存在であります。教育長は今後この大事な存在である児童・生徒をどのように導こうとされているのか、今後の七尾市の教育行政についてその所信をお伺いいたします。 八崎教育長には、今後、七尾市の教育行政を推進するに際して様々な御苦労もあろうかと思いますが、しっかりとかじ取りをしていただくことを心からお願い申し上げ、以上で私の質問を終わります。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) それでは、和田内議員の御質問にお答えいたします。 私のほうからは、七尾市の文化財の活用について、文化財を教育面や観光面でどのように活用してきたかという内容についてございます。 七尾市は現在、国・県・市が指定、登録した絵画や古文書、祭りや芸能などの文化財が297件ございます。このうち、万行遺跡をはじめとしました国の史跡は4件ございます。これらの文化財の活用につきましては、現地ガイドや出前授業など、古代歴史体験を地域の歴史や文化財に親しむ取組として万行遺跡などで実施しているところでございます。 観光面では、和倉温泉お祭り会館において青柏祭の曳山行事やお熊甲の二十日祭の枠旗行事など、七尾四大祭りを体験していただき、祭礼当日に再度お越しいただくように取り組んでいるところでございます。 令和4年度から教育委員会において、子供たちのふるさと愛を醸成するために、市内の小中学校が七尾城跡の史跡見学や長谷川等伯の作品に触れる取組を行っていると聞いております。 続きまして、七尾市の交流人口の拡大につなげていくべきではないか。文化財の集積を活用した交流事業の拡大につなげていくべきではないか、その方策などについての御質問でございます。 議員御提案のVRなど、デジタル技術を利用した史跡の疑似体験は、万行遺跡をはじめとしました史跡活用で有効な手段である、今後の課題の一つであると考えております。七尾市では能登立国1300年に当たります平成30年に、能越自動車道七尾インターチェンジに隣接する県営能登歴史公園内に能登を訪れる観光客のガイダンスの施設としまして、のと里山里海ミュージアムをオープンいたしました。ミュージアムでは本市の自然や祭り、遺跡などの紹介や、パンフレットなどを通して文化財の魅力を観光客にも分かりやすく展示、紹介しております。 さらには、令和5年度から石川県七尾美術館、そして中島お祭り資料館など、市内8文化施設の入館料を高校生以下に無料とするなど、多くの方に各施設を周遊していただき、本市の文化に触れていただきたい、そう考えております。 あわせて、いしかわ百万石文化祭2023を契機に、市内の文化施設だけではなく、史跡などにも多くの方々に訪れていただけるように、観光施設と連携したPRを行い、文化財を活用した交流事業の拡大につなげていきたい、そう考えております。 私からは以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 和田内議員からの御質問にお答えします。 オンライン学習やふるさと教育について教育長の思いを聞くという点が1点、2点目は、今後の教育行政について教育長の所信を聞くということ。1点目と2点目を併せた形でお答えします。 七尾の未来を担う人づくりの取組として、七尾市教育大綱の基本理念である「ふるさと七尾を愛し誇りに思い、輝く未来を切り拓く人づくり」を中心の柱として取り組んでまいります。基本の例は基本方針にございます。 「ふるさとに誇りを持ち、責任とモラルを重んじる心豊かな人づくり」では、今年度から取り組み始めました七尾ふるさとSDGs教育を中心とした取組を市内全小・中学校において本格実施いたします。 「安心・安全で質の高い教育環境づくり」では、いじめや不登校への対策として、居場所づくり、絆づくりの推進を継続していくとともに、教職員のアンテナを高くすることに引き続き取り組んでまいります。 「グローバル社会をたくましく生きる、心身共に健康で確かな学力をもった人づくり」では、予測困難な社会を生き抜くために、基礎学力に基づく確かな学力を身につけた人づくりを行ってまいります。 「生涯にわたり知力・体力を高め、生きがいを持って活躍できる人づくり」では、生涯学習の推進、生涯スポーツの振興、そして図書館機能の一層の充実に取り組んでまいります。 「歴史・伝統文化を継承し、優れた芸術・文化を創造する人づくり」では、先ほどのふるさと七尾SDGs教育とともに、本年開催される国民文化祭2023において、市全体を挙げた取組となるようにしていきたいと考えております。 こうした取組の中でオンライン学習をはじめ、ICT機器をツールの一つとして使いこなしていくことを目指した取組も行ってまいります。 私からは以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 白田健康福祉部長。     〔健康福祉部長(白田 剛君)登壇〕 ◎健康福祉部長(白田剛君) 和田内議員にお答えをいたします。 「けんこう七尾21」についてのお尋ねでございました。 本市での健康課題でございますが、各種統計データから見まして、肥満、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病などの割合が伸びているというところでございます。中でも肥満の割合の増加が顕著でございます。特に学童期、小学校5年生を指標の基準としておりますけれども、男子におきまして、令和元年度9.1%、令和3年度には16.7%と、7.7ポイント伸びております。壮年期40歳から60歳代の男性でございますけれども、令和元年度には37.0%から、令和3年度には42.5%、5.5ポイントと伸びております。 各年代のほうでも伸びておりまして、乳幼児期でも若干の伸びがございます。乳幼児期や学童期、壮年期に肥満の割合が増加しているということでございまして、その背景には、これまで続いておりましたコロナ禍の影響をもあって、外での遊びであったり、運動量、活動量の低下が影響しているんではないかというふうに考えております。 また、課題に対する対応とのことでございますが、肥満がもとで高血圧、糖尿病、心筋梗塞などの健康障害の発症につながることもありますので、子供の時期から高齢期までの年代ごとに肥満に向けた解決に取り組む必要があると考えております。 本市では、妊娠期、乳幼児期は子供の生活習慣をつくることを目的に、教室や健診、相談などで適切な食事量の支援であったり、成長発達を促す関わり方の支援を継続しております。学童期、思春期では、自分で生活習慣を選択する力をつけることを目的に、学校とさらに連携を深め、健康に関するデータの情報提供を行うことで、学校保健委員会活動時に活用していただき、一人一人に対応していただくこととしております。壮年期、高齢期では、自分で生活習慣を選択する力を身につけるため、健診を受けて健康状態を把握し、その後の生活習慣改善の保健指導を展開しているところでございます。 地域への働きかけといたしまして、健康まちづくり推進連絡会の協力をいただきながら、生活習慣病改善に向け、適切な食の選択、食事の取り方、運動の方法などの普及にさらに努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜典君) 三野建設部長。     〔建設部長(三野助樹君)登壇〕 ◎建設部長(三野助樹君) 私からは、和田内議員の大寒波による凍結・漏水・断水の対応についてお答えいたします。 最初に、崎山、南大呑、北大呑地区などが断水の実施に至った要因をどのように捉えているかについてお答えします。 令和5年1月24日からの10年に一度とも言われる寒波により、19時間連続してマイナス4度を下回り、マイナス6度以下も7時間あったことで、多くの宅内の給水管が凍結により破損し、寒気が緩んだ26日以降にその箇所から一気に漏水が始まったと思われます。給水管などの修繕、止水件数は1,155件ありました。また、使用水量についても5年前と同様の規模となっており、漏水が原因ではないかと考えております。 次に、3点目へまいりまして、送・配水系統の問題、課題はないのか、補完するバイパス整備も必要なのではないかというお尋ねでございます。 今回、断水を実施した崎山地区、南大呑地区北大呑地区への送・配水系統につきましては、基本的に1系統で送水しており、矢田配水池の水位低下が発生した際、崎山送水場へ水を送れなくなってしまう、そういう課題がございます。 議員から御提案いただいた送・配水を補完するバイパス整備につきましては、中能登町から七尾市へ向かっている県水の管から分岐をしまして、矢田配水池を経由して崎山送水場へ送水するルート案、また、岩屋浄水場から配水ポンプを強化して崎山送水場へ直接送水する、そういったルート案などが考えられますが、いずれにしても、水道事業会計の中で多額の支出となり、事業経営に影響があるため、再発防止に向けては、これまでお答えしてきたようなソフト事業による漏水対策を進め、断水が今後起きないようにしたいというふうに考えております。 最後に、断水地区の給水スポットの配置について、またきめ細やかな配慮、対応が必要ではないかという質問で、市長から答弁はありましたが、断水の長期化が見込まれる場合は、地域と相談、協力を得ながら個別配水を行うなど、きめ細やかな対応をしていきたい、そんなふうに考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(佐藤喜典君) 4番、江曽ゆかりさん。     〔4番(江曽ゆかり君)登壇〕 ◆4番(江曽ゆかり君) 江曽ゆかりです。 早速ですが、通告書に基づき質問に入ります。 初めに、子宮頸がんの発症予防を目的としたHPVワクチンについてお伺いします。 令和4年4月より子宮頸がん予防のHPVワクチンの積極的勧奨が約9年ぶりに再開されました。また、積極的勧奨差し控えの期間に定期接種年齢を過ぎてしまった方に対しても、再度接種機会を設けるキャッチアップ制度も開始され、全国的にHPVワクチンに関する接種や関心が高まっています。現在、定期接種で使用できるHPVワクチンは2価ワクチンと4価ワクチンの2種類ですが、厚生労働省は令和5年4月より、新たに9価ワクチンを定期接種の開始に向けて準備をする方針を取り決めました。 子宮頸がんは50代以下の女性に罹患率が高く、毎年約1万人が罹患し、約3,000人が亡くなる命に関わる病気です。新たなワクチンが接種可能となることは大変喜ばしいことですが、一方でしっかりとした情報の周知が大切です。 そこで、以下についてお伺いします。 1点目として、令和4年度のHPVワクチン接種率は現在どのようになっているでしょうか。 2点目として、9価ワクチンの効果と安全性についてお伺いします。 3点目として、今後の定期接種化に伴う本市の対応、特に対象者への周知方法についてお伺いします。 次に、性的マイノリティーに対する本市の考え方と対応についてお伺いします。 国会では、LGBT理解増進法の審議がなされているところですが、そのさなか、元総理秘書官が隣に住んでいたら嫌だなどと発言し、更迭されました。ともに岸田首相の発言や対応も大変注目されています。このニュースを見聞きした市民の皆さんはどのように感じられたでしょうか。LGBTQプラスとは、性的マイノリティーの総称の一つです。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取ったLGBTと、どのセクシャリティーにも当てはまらないクエスチョニングのQと、さらなる多様性を意味するプラスアルファのプラスを加え、LGBTQプラスと呼ばれています。 こうしたLGBTQプラスに代表される性的マイノリティーの人々の割合については、民間団体や企業などによる様々な調査結果が報告されています。2018年の電通ダイバーシティラボの調べでは8.9%、11人に1人という結果が出ています。また、2019年に42万人を対象として調査したLGBT総合研究所の結果では、出現率10%、10人に1人となっています。そう考えると、性的マイノリティーの方はかなり身近にいるのです。自分の周りにいないのではなく、実は会ってはいるけれども、気づいていないだけなのかもしれません。そして、そうした性的マイノリティーの当事者は少なからず生きにくさを感じています。 厚生労働省では、性的マイノリティーの当事者が抱える困難やカミングアウトの難しさと日常的なストレスなどの調査結果が出ています。いずれにせよ、当事者がカミングアウトしてもしなくても、差別を受けることなく、誰もが平等に多様性を認め、互いを受け入れる環境を自治体がつくっていくことが大切だと考えます。 そこでお伺いします。 1点目として、性的マイノリティーに対する市長のお考えをお伺いします。 2点目として、先ほども申し上げたとおり、性的マイノリティーの人々の割合は8.9%から10%、35人学級で考えると約3人です。1クラスに数人の性的マイノリティーの子供たちは少なからずいじめの対象になったり、生きにくさを感じていると聞きます。学校における性の多様性の尊重や理解促進等、また、教職員の研修や生徒に対する性教育、周知体制は現在どのようになっているでしょうか、お伺いします。 3点目として、令和3年9月会議において、私の先輩議員がLGBTパートナーシップ宣誓制度について質問しています。当時の市長答弁は、制度について研究するということでした。その後、どのような研究がなされたのでしょうか。庁内で性的マイノリティーに関する研修等は行われたのでしょうか、お伺いします。 4点目として、新型コロナウイルスが5月に5類に引き下げられることにより、今後、本市への交流人口、関係人口の増加が期待されます。また、本市が推進している移住定住施策により、全国の方々に本市に関心を持っていただく機会が増えていると感じます。さらに「君は放課後インソムニア」の映画、テレビアニメ化、いしかわ百万石文化祭に関連したイベントなども控えています。 そのような中で、多様性を認め合い、誰もが自分らしく生活できる環境を整えることは本市として大変重要であり、開かれた自治体としてアピールできる絶好のチャンスであると考えます。性的マイノリティーの方の同性婚の場合、手術の同意や病気の説明は家族限定であるため、拒否されたり、市営住宅の入居ができないなどといった様々な問題があります。 そのため、パートナーシップ宣誓制度は、自治体として同性カップルを承認し、行政サービスを受けられるようにする制度です。県内では既に金沢市、白山市、野々市市がパートナーシップ制度を導入し、かつこの3市で連携して転出、転入の際には同制度維持できる仕組みとなっています。本市では、パートナーシップ宣誓制度の導入をどのように考えているのでしょうか、お伺いします。 以上で質問を終わります。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 江曽議員の御質問にお答えいたします。 私からは、性的マイノリティーに対する市長の考えについての御質問でございました。 人は様々な感情を持つ生き物であり、それを前提に全ての人はその性的指向、また性自認にかかわらず、ひとしく基本的人権を生まれながらに持つかけがえない個人として尊重されるべきものと考えております。そのためには社会全体で性的指向や性自認の多様性を認識し、理解を深めていくことが大切であると考えております。 当市としましても、多様性を認め合う寛容な社会づくりの実現に向けて、誰もが安心して過ごせる環境をつくっていくことが大切である、そう考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 江曽議員の御質問にお答えします。 学校における性教育や周知体制についてです。 平成27年、文部科学省より、「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」の通知が出されました。具体的な配慮事項などが示され、本通知を受け、教育委員会は学校に対し周知を図るとともに、学校において適切に対応ができるよう指導、助言を行っております。また、県教委主催の人権教育推進会議に各校の人権教育担当者が参加し、性的マイノリティーに関する学習を行い、校内で周知を図るなど、個別の人権課題の一つとして研修を行っております。 問題や心配事を抱えた児童・生徒は、表情や態度などを通して何らかのサインを発することが少なくありません。教育委員会は、教職員がそうしたサインに気づけるように努めることと、気づいた際は、事態を深刻化させないために、チーム支援に基づく迅速な対応を行うことも指導しております。 学校における性に関する指導については、学習指導要領に基づき、児童・生徒が性について正しく理解し、適切に行動を取れるようにすることを目的に実施し、体育科、保健体育科、特別活動をはじめ、学校教育活動全体を通じて指導しております。また、道徳科を中心として児童・生徒がお互いを尊重し合う人間関係を構築するよう取組を進めたり、道徳性のかん養を図ったりしております。 学校では、思春期に現れる心や体の変化、自分の性について不安になったり、気になったりすることがあれば、養護教諭や信頼できる人に相談するように指導しております。中学校では、性の多様性についても学習し、それを理解することを指導しております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 橘総務部長。     〔総務部長(橘 茂樹君)登壇〕 ◎総務部長(橘茂樹君) それでは、江曽議員からの御質問で、性的マイノリティーに対する考え方と対応の仕方ということで、私のほうからは2点、これまでどのような研究、研修が行われてきたのかということと、あとはパートナーシップ制度についてということで答弁をさせていただきたいと思います。 まず、県内でパートナーシップ宣誓制度を導入しております、先ほど議員からもありましたが、3つの市、金沢市、白山市、野々市市さんのほうに制度導入までのプロセスなどを伺いました。その中で、やはり性的マイノリティーについての理解というものを深めることがまず大変重要であるというようなことから、職員向けの研修をまず実施していたということでございました。 当市におきましては、県が開催しております研修会に担当課の職員が参加して、性的マイノリティーで苦しんでいる当事者のお話を聞き、性の多様性について知識を深めているところではございますが、一般の職員向けの研修というものは今現在行っていないというような状況となっております。よって、まずは先進の自治体も実施したように、職員に対する研修というものを開催し、性的マイノリティーについての理解を深めていきたいというふうに考えております。 パートナーシップ宣誓制度の導入につきましては、国の動向や石川県のほうが本年9月の議会で制定を予定しております条例の内容などを踏まえた上で、検討することとしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 白田健康福祉部長。     〔健康福祉部長(白田 剛君)登壇〕 ◎健康福祉部長(白田剛君) 江曽議員にお答えをさせていただきます。 子宮頸がんの予防ワクチンについてのお尋ねでございました。 本市における令和4年度のHPVワクチンの接種率でございますが、この1月末でございます。1回目の対象者が2,506人、接種者は258人で、率にしますと10.3%でございます。2回目の対象者でありますが、2,542人で接種者は153人、6.0%。3回目の接種対象者は2,602人で接種者は67人、2.6%であります。参考までに、3回の接種を完了した方のうち、定期接種を過ぎてしまった方、いわゆるキャッチアップの方は、67人のうち40人が接種を終えております。 続いて、9価ワクチンの効果と安全性についてでありますが、厚労省は9価ワクチンの効果については、子宮頸がんの8割から9割の遺伝子型に対応しており、罹患率の減少、子宮頸がんの死亡率の減少が期待でき、有効性が高いとしております。また、安全性については、4価ワクチンと比較し、接種部位の痛み、腫れなどの症状の出現は多いが、頭痛などの全身症状は同じ程度となっており、9価ワクチンはこれまでのワクチンと同様に安全性が確保されているとしております。 対象者への周知方法でございますが、議員御指摘の9価のHPVワクチンの定期接種につきましては、国の詳細はまだ示されていないところではありますが、これまでの情報を基に、医師会との調整など準備を進めているところでございます。 周知については、小学校6年生の女子から接種ができますが、この方々には事前にリーフレットを送付し、希望する方に接種券を送る予定としております。標準的な接種期間となる中学校の1年生の女子に対しましては、3回分の接種券とリーフレットを送る予定でございます。そのほか、これまでに接種券を送った方には、新たな情報が入ったリーフレットを送付する予定としております。このほか広報や市ホームページなどを活用し、周知することとしておりまして、現在その準備にも取り組んでいるところでございます。 また、接種場所となります医療機関に対しても、9価のHPVワクチンの有効性や安全性及び接種後の副反応などの情報を提供し、接種者に説明を行っていただくということにもしております。 私からは以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 江曽ゆかりさん。     〔4番(江曽ゆかり君)登壇〕 ◆4番(江曽ゆかり君) それでは、性的マイノリティーに対する対応について再質問させていただきます。 ただいま部長から理解を深めていくという答弁をいただきました。そこで、LGBTQプラスについて多様性を認め、互いを受け入れる市民の理解をより深めるために、市のホームページに掲載している自治体はたくさんあります。今お伺いした市長のお考えと併せて本市のホームページに掲載していただければ、当事者や当事者を支援する方々の希望につながると思います。お考えをお伺いします。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) 江曽議員の再質問にお答えいたします。 他の市町の状況も見て、対応できるものであれば上げたいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤喜典君) これより暫時休憩いたします。 なお、会議は午後2時10分から再開いたします。 △休憩 午後1時56分 △再開 午後2時10分出席議員(16名)     1番  木戸奈諸美君    2番  和田内和美君     3番  木下美也子君    4番  江曽ゆかり君     5番  原田一則君     6番  山花 剛君     7番  瀬戸三代君     8番  西川英伸君     9番  徳田正則君    10番  高橋正浩君    11番  山崎智之君    12番  山添和良君    13番  佐藤喜典君    14番  木下敬夫君    16番  永崎 陽君    17番  中西庸介君欠席議員(2名)    15番  垣内武司君    18番  今田勇雄君 △再開 ○議長(佐藤喜典君) これより会議を再開し、休憩前の議事を続けます。 12番、山添和良君。     〔12番(山添和良君)登壇〕 ◆12番(山添和良君) 市民の皆さんだけではなくて、神奈川県綾瀬市でも御覧いただいているようですね。そうした方々も含めまして、今日もニコニコチャンネル及びユーチューブを御覧いただき、ありがとうございます。 ところで、皆さんは焼き肉屋でとってもおいしい牛肉を食べたときに、思わずこう言いませんか、「うま」。牛を食べて「うま」、何だか不思議ですよね。それから、花ですかね。花というのはとってもいい香りがします。でも、みんながみんないい香りがするわけではない。例えばヒサカキの花、これ臭いですね。花なのに「くさ」、不思議でしょう。 実は、今日の質問は全てこうした不思議だなと思うものばかりなんですよ。ということで、乞う御期待、チャンネルはそのままよろしくお願いします。 では、発言通告に従い、順次伺っていきます。 不思議、不思議、不思議だな、その1、全国学力・学習状況調査。 不思議なのは、調査をする前に練習をしている。事前練習をしていたら、これ調査にならないでしょう。そこが不思議なんですよ。そのことにつきましては、市民の皆様にももう少し分かりやすいように説明を申し上げながら伺っていきたいと思っています。 そもそも全国学力・学習状況調査というのは、児童・生徒の学力及び学習状況を把握するために、2007年、文科省が実施を始めた行政調査です。全国学力テストとも呼ばれています。 馳知事が文科大臣だった頃、いわゆる内部告発がありました。成績を上げるため、教育委員会の何々の指示で2月ないし3月から過去問題をやっている、おかしい、こんなことをするために教員になったのではないといった内容でした。これに対して、当時の馳文科大臣は、点数さえあればいいのか、全国学力調査の前になると過去の問題集をやっている学校があると聞いています、とんでもないことですと苦言を呈しておいでました。 また、昨年、今度は知事として、県内の状況に触れながら、4月に通常授業を潰して対策をしていたとすれば愚の骨頂、絶対に容認できないとして、テスト前に過度な対策を講じることは、調査の趣旨、目的を損なうと怒りをあらわにしておいでました。 そうした全国学力・学習状況調査について、以下3点伺うものであります。 1点目、本市において、馳知事が言うところの過度な対策を講じているという事実はありますでしょうか。 2点目、もしもそうした事実があるとしたら、なぜそんなことをするのか、あるいはせざるを得ないのか、その原因を教育長さんはどのようにお考えになっておいでるでしょうか。 3点目、調査の目的に、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとあります。つまり調査結果を生かすのは、児童・生徒や教員だけではなくて、教育委員会もそうだということですよね。子供頑張れ、先生頑張れと言うのなら、教育委員会にもしっかり頑張れということでしょう。 そこで、具体をお聞きしたい、伺っておきたいと思います。 昨年の全国学力・学習状況調査、その調査結果を教育施策にどのように生かしたんでしょうか。あるいは、今後どのように生かしていくおつもりなのでしょうか。 3点目については、若干補足説明を申し上げたい。この質問は、これまで何回か行っております。それに対しまして、2010年6月、学力向上プラン、2015年3月、放課後学習支援事業、2016年12月、読書活動、2017年3月、英語力向上推進事業などなど、たくさんの教育施策の具体を示していただきました。 ところが、2020年3月は答弁がこうでしたね。調査結果では、毎年一定水準を確保している、したがって特段の教育施策で対応しなければならないという状況にはない、そう言われてしまうと何も言えないですね。「何も言えねえ」状態。でも、本当にそうなんだろうか。文科省が意図しているところはそんな程度なんだろうか。そこで改めて伺うものであります。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 山添議員の御質問にお答えします。 1つ目は、調査前の過度な対策についてです。 県からの通知に基づき、市として調査前に過度な対策を講じないよう通知を出すとともに、校長会等でも指導しており、本市において調査前に過度な対策を講じている事実はありません。 2つ目、もしあるのならということでしたので、当市はないということで、3番にいかせていただきます。 調査結果をどのように生かしたのかという御質問です。 調査結果を受けて、小学校、中学校の校種ごとに市としてつけるべき資質、能力を明確にして、改善を図る取組を行っております。また、調査結果は学校ごとの課題を明らかにしており、各学校それぞれにおいて、児童・生徒への教育指導の充実や学習状況の改善に役立てております。さらに、学力向上対策事業として、市独自の学力調査を併せて実施することにより、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立しております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) では、順番に伺っていきたいというふうに思っています。 1点目については、過度な対策は本市にはない、そんな御答弁をいただきました。 教育長さんの答弁は子供たちも聞いていますよ。本市において過度な対策はしていない、間違いないですか。 ◎教育長(八崎和美君) 過度な対策はしておりません。間違いございません。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) 知事への告発だけではなくて、NHKのほうにも同じような投稿が寄せられているんですね。子供たちの大切な時間を使ってまで、塾や予備校のように対策をしています、こういった内容なんです。ここが不思議だなと思うんですね。 先ほどの教育長さんの答弁では、していない。この差は何だろうというふうにして思うと、考えられることは2つだと思うんですね。1つは、実際に本市では過度な対策はしていない、しているのはほかの市町であるということ。もう一つ考えられることは、過度な対策はしているんだけれども、教育委員会が把握をしていないだけ。どっちなんだろうなというふうに思うんですね。 そこのところを確認する意味でも、教育委員会として各学校に指導をした、そしてその内容を検証しているんでしょう。どのような形で情報収集をしたんでしょうか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) まず、2点、校長からの聞き取りをして確認をしましたという点が1点です。どのような対策をというのは、年間のカリキュラムに位置づけて、授業の中でつけるべき力をつけております。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) 今ほどの答弁で、校長さんからの聞き取りというようなお言葉がありました。この校長判断をうのみにできるのかなという思いもするんですよ。といいますのも、NHKの投稿、寄せられたものに、別にこんなのがあるんですね。テストの直前になると校長先生から先生方によろしくと声がかかり、テスト本番が終わってからも、学校としての成績に一喜一憂する雰囲気がありました。 教育長さん、先ほど一人一人の生徒に対応するというような形の御答弁がありましたけれども、この投稿によると、学校ぐるみ、あるいは校長さんの指導の下でというような形のことが出ていました。これが本市であるということを言うているわけじゃないんですよ。そういうような状況がある中で、本市にももしもそういうような状況があるとしたら、校長さんへの聞き取りだけでは、これ不十分なんだろうなというふうに思ったりするんです。その辺のところ、どんなふうにお考えになられますか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 確かに校長のみのヒアリングでは不十分だなと感じております。 でも、先ほどのことに本当は付け加えなんですが、校長だけではなく職員のほうからも聞き取りをしたりいたしております。でも、山添議員の言われるとおり、入り口を校長だけにするというのは慎まなければいけないなと。幅広い聞き取り、現場の先生たちの聞き取りを続けていくということを行っていきたいと思います。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) なるほど、またよろしくお願いします。 手段を誤れば目的が汚される、そんな言葉がありますよね。誰のための調査か、何のための調査か、そういったことを再度考えていただいて、教育長さんから広く情報を集めていくと、頼もしいお言葉をいただきました、御答弁をいただきました。また、全国学力・学習状況調査というのは始まっていきますわね。今後のことにまた生かしていっていただきたいということをお願い申し上げて、1の2つ目に入りたいと思います。 2点目については、もしもという想定の下だったので、御答弁いただいたので、再質問をしようにもできないなと。それはそれでいいんですが、僕自身の原因というところで少し意見を述べさせていただいて、1の3の再質問にいきたいなと思うんです。 それは何かというと、学校現場からこんな声を聞くんですね。事前対策をしないと点数が下がってしまい、教育委員会の訪問が増えてしまうから困るんだ。この発言の是非はともかく、過度な指導というのは、とかくひずみを生みやすいなというふうに僕は思っています。そういう意味では、過度な指導よりも適切な支援、調査が終わった後での教育委員会の対応というのはそうあるべきなのかなという思いを言わせていただいて、次にいきたいというふうに思います。 3点目については、学力向上対策、それから子供たちにつけるべき力、あるいは資質、そういうようなこともいただきましたし、学校ごとにそれぞれ教育施策として、教育施策と言うていいんですかね、学校ごとですから、支援や指導をしている旨の御答弁があったかと思うんですね。ただ、全体的な教育施策というものをやっぱり調査結果から導き出していって、よりいいものにしていく必要があろうかというふうに思うんですよ。 例えば2015年3月に御答弁いただきました放課後学習支援事業、これは貧困と学力には相関関係がある、そういった調査結果を踏まえて、生活困窮状態にある生徒を学習支援していく、それから2016年12月に御答弁いただいた読書活動、これも読書と学力には相関関係がある、そんな調査結果を踏まえて、学習環境を整えることに力を入れていったもの、僕はそんなふうに理解しているんですね。調査結果をしっかりと見て、その結果に従って教育施策を新たなものとして取り組んでいく。これ、まさに文科省が言うところの教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るというようなことになろうかと思うんですね。 今はこんなことをやっています、それはそれでいいかと思うんです。ただ、教育施策として、今度また全国学力・学習状況調査がやってきます。そのところについて、教育施策としての視点でその調査結果を見ていただきたいなという思いがあるんですが、その点どうですか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 現状は学校ごとにそれぞれ課題があるということで、学校ごとに課題を分析し、それに対して取り組んでいる。教育委員会としては、市を通して学力向上の研究の進め方、授業の進め方、市全体を通した動きをサポートする仕組みをつくるということを今やっておりますが、議員が言われたように施策として、放課後、読書、英語等の施策としての改善の視点を持って、今後ちょっと見ていきたいなと思います。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) 来年度に大いに期待申し上げたいというふうに思います。 くどいようですけれども、調査結果を踏まえて、児童・生徒は自らの学びの課題に向き合う、教員は自らの指導方法を見直す、同じように教育委員会は教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることに期待を申し上げたいというふうに思います。ありがとうございました。 以上です。 不思議、不思議、不思議だな、その2、学校における働き方改革。 これも馳知事のことなんですが、今年の1月4日の記者会見、当初予算の編成方針についてのコメントの中で、スクラップ・アンド・ビルドが大切だと、こういった趣旨の発言をなさっておいでました。足し算ばかりではなくて、しっかりと引き算も行う、特に学校においては働き方改革を進めていく上で大切なことだと僕は思っています。 ところが、不思議なことに、学校というのはこのスクラップ・アンド・ビルドがうまく機能していない。多分学校に期待することが多過ぎるんでしょうね。そして、それに応えようとする使命感が強いんでしょうね、教職員は。 ところで、時間外勤務時間、月80時間を超える教職員を3年間でゼロにするという県の取組。一定の成果はあったものの、結局目標を達成することができませんでした。これも不思議だなというふうに思うんですよ。月80時間といったら過労死ラインですよ。生きるか死ぬかのライン。命の問題と言っても過言ではない。なぜ命に関わることがずっとそのままなんでしょう。不思議ですね。 そんな中、石川県は国の指針に従い、新たな目標として時間外勤務時間の上限を月45時間、年間360時間の範囲内とすることを目指すとしています。だったら、人数を増やす、本来の業務でないものを削減する必要があると思いますよ。そういうことを期待を申し上げて、以下、4点について伺いたいと思います。 1点目、学校における働き方改革を実効性あるものとするためには、まずは教職員の労働時間を正確に把握する、そんな必要があると思うんですね。これ、できているでしょうか。 2点目、教職員の業務量を減らすということも必要です。文科省が学校以外が担うべき業務としているものは他に移行する、そんな必要もあろうかと思いますが、これもできているでしょうか。 3点目、教職員の業務をサポートする人員の確保も必要だと思いますね。これまで学校図書館司書、特別支援教育支援員、スクールカウンセラー、スクール・サポート・スタッフ、部活動指導員、ICT利活用支援員などなどたくさんの方が配置されていることは私も承知しております。でも、まだ足りない。絶対数が足りていないんですよ。この点、教育長さんはどのようにお考えでしょうか。 4点目、働き方改革の先進事例に学ぶ、こういったことも大切かというふうに僕は思っています。こういった実績おありでしょうか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 山添議員の御質問についてお答えします。 1つ目の教職員の労働時間に関わってです。 昨年度、途中から統合型校務支援システムを導入して、これを用いて勤務時間の把握を的確に行っております。 2点目、教職員の業務量に関わる御質問です。 これまで学校、教師が担ってきた代表的な業務について、学校がすべきかどうかを見直し、業務を適正化する取組を行ってきております。山添議員御指摘の学校以外が担うべき業務について例示されているもののうち、登下校に関する対応、放課後から夜間などにおける見守り、見回り、児童・生徒が補導されたときの対応等については、おおむね学校以外が担っていると認識しております。学校徴収金の徴収管理のうち、児童・生徒の学校給食に係る徴収管理は、来年度から原則学校以外が行うこととなります。地域ボランティアとの連絡調整については、学校が担っているのが現状です。 教職員の業務をサポートする人員の確保ということですが、教職員の業務を直接的にサポートする人員として、現在、小学校3校、中学校3校にスクール・サポート・スタッフを、それから小学校の2校にスクール・サポート・スタッフの業務も行う教育支援員を配置するなどして、段階的に拡充はしてきました。でも、教育委員会として、教職員の業務をサポートする様々な人員について、今後も拡充に努めていく必要があると考えています。 最後に、先進事例に学ぶということですが、平成30年から令和2年までの3年間、県の教職員多忙化改善推進校に七尾市内の小・中1校ずつが選定され、他校に先立って実践を行ってまいりました。その成果は、学校現場における業務改善取組事例集として紹介されております。 また、令和4年3月に石川県教育委員会から教職員の多忙化改善に向けた3年間の取組報告書が出されました。この中で県内における実践例が紹介されており、参考にしております。教員の働き方改革につながるものとして、中学校部活動の在り方について現在検討しております。この取組の中で先進地の視察を行うなど、取組を行っております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) 1点目、2点目、3点目について、再質問を順にしていきたいと思います。 1点目については、統合型校務支援システム、これを活用しているという御答弁いただきました。活用しているんだけれども、使いこなしているんだろうか、そういう思いで伺うものであります。 聞くところによると、研修会、そのシステムを活用するための。数が少ないな。それから、それを活用するためのICT利活用支援員、この数も足りないなという声を聞くんですね。先ほど先進事例のことを言われましたけれども、僕も統合型校務支援システムが成功しているところ、そういう先進事例をちょっと見てきたんです。これも1問目の再質問なんですよ。学校現場の声に従って研修内容を決めていく、それから学校の年間サイクルの中で受講しやすいような時期に持ってくる、ICT利活用は全校配置だとかというような形で、統合型校務支援システムを十分に活用するための環境整備をきちっと教育委員会がといいますか、行政がといいますか、やっているんですね。 今ほど、正確な時間把握ということがこのシステムでもってできているという御答弁をいただいたんですが、どうなんでしょう。本当にそれが、いいシステムが使いこなせているんでしょうか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 再質問についてお答えします。 この業務の、勤務時間の、確かに統合型校務支援システム、必要な時間ごとに一応研修を行っており、オンデマンド等を使って研修も行っております。勤務時間のほうはそんなに操作が難しくはないので、タイムカードと同じような扱いなので、校務支援システムに関してはまだまだ研修が必要かもしれませんが、勤務時間のところはタイムカードレベルの操作なので、正確に記録されていると思っております。 また、これを用いた勤務時間の把握は客観的なものであるということが、文科省、それから石川県教育委員会において確認されております。 以上です。
    ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) おっしゃるとおり文科省も推奨していますし、県のほうもそうですね。 ただ、僕が今再質問したのは現状認識がちょっと甘かったかもしれませんね。今のような形でしっかりと時間管理はしているということをいただきました。ありがとうございました。 2点目の再質問なんです。 2点目のほうは、学校給食費の徴収管理について、これ完全移行できているというような形を御答弁いただきました。確認なんですよ。今議会で学校給食の無償化、これ提案されています。ですから、大幅に学校現場でのそうした業務というのが、移行するよりもなくなるというんですか、いくなと思っているんですが、ただ対象が七尾市在住の子供たちということで、七尾市以外から来ている子供たちの給食費の徴収管理というのはどうなるのかなという思いを持っていたんです。 今ほどの答弁だと、そういう子供たちの学校給食費の徴収管理も、ほかのほうに移行した、こんな理解でよろしいんですか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 無償化は七尾市在住の家庭ということですので、そうでない家庭の徴収は従来どおりになります。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) それはまずいですよ。文科省が言っているんだから。学校以外が担うべき業務、来年度からできないということなら、できる期間を置いてでもできるようにしなければ、僕はいけないと思うんですよ。これこそ市長さんの大英断で、僕は無償化というのは大賛成なんですね。無償化ができました。あと、その例外的なもの、これは他に移行する、教育委員会として、これは学校現場で担うべきことではないんだということを強く主張し、そしてそれを業務移行するということは、僕は教育委員会としてやっていただきたいことだと思うんですね。 今はできていない、それ分かりました。今後の展望、どうですか。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) 検討させていただきます。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) いや、これはぜひとも検討してください。お願いします。 3点目の再質問です。 このサポート人員の確保ということについて、これまでも拡充してきた、先ほども申し上げましたとおり承知しております。敬意を表するところであります。でも、まだまだやっていくんだと、拡充していくんだということはありました。 そんな中で、僕は幾つかずっと出したんですが、優先順位というものがあるのかなというふうに思うんですよ。学校図書館司書、中学校1人、小学校1人、これで専任化が実現しますよ。それぞれの学校に1人ずつの学校図書館司書が配置できる、これは子供たちにとって大きいですよ。読書と学力の相関関係ということを考えても、これは大きいなというふうに思っています。 それが働き方改革の一環としていろんなことをやっていく中で、学校図書館の司書さんをしっかりと配置をしていくというようなことを優先順位を高くしていくと、そういうような形が必要だなというふうに思うんですが、先ほどの答弁の拡充をしていくという方向性の中で、その辺のところをどのように考えているかということをお聞かせいただきたい。 ○議長(佐藤喜典君) 八崎教育長。     〔教育長(八崎和美君)登壇〕 ◎教育長(八崎和美君) では、山添議員のおっしゃるとおり、図書館司書の拡充、大変大事です。 教育委員会としての優先順位なんですけれども、今やっぱり学校現場でいろいろな教室の中で問題がなかなか起きておるものですから、人員が足りません。それで、優先順位の1番は支援員さんです。そして、業務を減らすことを考えるとスクール・サポート、それからその次に司書さん、掛け持ちではなくて、ぜひ全校配置をと思っております。地域移行のことを含めて部活動指導員。今、教育委員会としては、支援員さん、スクール・サポート、司書、部活動指導員を拡充の優先順位として捉えております。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) ありがとうございました。 今ほど言われた特別支援教育支援員、これ現場の要望の数と配置された数に大きな差がありますよね。そういった意味から言えば、優先順位を高くして、教職員の業務をサポートする人員確保というようなところを進めていっていただきたいなということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。また、よろしくお願いします。 不思議、不思議、不思議だな、その3、新ごみ処理施設の運営について伺います。 新ごみ処理施設の建設工事が始まった後、御存じのように旧ごみ処理施設の解体に伴って残置された地中埋設物が発見、確認されました。2021年5月18日のことです。そして、それの撤去作業が完了したのが7月9日。この間、新ごみ処理施設の建設工事の稼働率の推移というのを見てみたんですが、随分と緩やかなものでしたね。撤去作業と建設工事、全く別物なんだけれども、一定の影響があったようです。それでも、1月末の工事の進捗率99.38%、予定どおり工事が進んでいる、これが不思議なんですよ。突然のアクシデントがあったのに予定どおり工事が終わろうとしている。これをどんなふうに考えればいいのかなというふうに僕は思っています。 考えられることは2つなんじゃないですかね。1つは、工事関係者の、工事の請負と言ったほうがいいんですか、請負業者の責任感ある努力と行政のしっかりとした指導の賜物、もう一つ考えられることは、建設工事の工期設定が適切ではなかった、かなり工期に余裕を持っていた、適正な工期設定等のためのガイドラインに沿ったものではなかったんじゃないだろうか、こんなふうに2つ目には思うんですね。 といいますのも、旧のごみ処理施設、建設工期は2年間、新ごみ処理施設のそれは3年間。工事内容が同じではないので単純に比較することは意味はないんですが、でも不思議だなという素朴な疑問が湧いてくるんですね。 さらに申し上げるなら、最後は帳尻が合いますよね。ということは、工事の工期後半部分ですけれども、時間外労働時間の上限を超えた工事がなされたんではないだろうか、いろいろ疑問が湧いてくるんです。もしも、その考えられる2つのうちの後者であったならば、そうした業者が今度は運営を行うというのはいかがなものかというふうに思うんですね。 そこで、運営委託される業者は適格なのか、これが1点目なんです。 2点目として、市民生活への影響ということも、この際ですから併せて伺っていきたい。 新ごみ処理施設、これには持続可能な運営を期待したい。でも、そのために市民のごみ処理に関する負担が増える。これは困る。この点どのような見通し、こんな懸念がないのかどうかというようなところをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤喜典君) 茶谷市長。     〔市長(茶谷義隆君)登壇〕 ◎市長(茶谷義隆君) それでは、山添議員の不思議にお答えしたいなと思っております。 まず、新ごみ処理施設の運営につきまして、持続可能な施設運営を期待したいが、市民の負担が増えるようでは困る、そういった懸念がないかどうかという御質問についてお答えいたします。 当市のごみ処理施設に係る市民負担の考えは、ごみ処理に係る費用の一部を排出量に応じて負担するものであり、具体的にはより多く排出する方は手数料を多く負担していただき、ごみ減量に努力されている方は、より負担が少なくなるものでございます。 ごみ処理施設に係る費用とは、新ごみ処理施設の運営だけではなく、ごみ収集、埋立て処分を含めたものであり、今回新ごみ処理施設の運営についてDBO方式を採用することにより、処理コストの削減を図ったところでございます。 当市としましても、引き続きコスト削減には努めますが、市民の皆様には家計の負担を軽減するためにも、さらなるごみの減量に努めていただきたい、そう考えております。 なお、予測される懸念材料としましては、災害や社会情勢の変化に伴う物価高による処理コストの増加というものが考えられる状況でございます。 私からは以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 奥村市民生活部長。     〔市民生活部長(奥村義彦君)登壇〕 ◎市民生活部長(奥村義彦君) 私からは、新ごみ処理施設運営について、運営委託される業者は運営主体として適格かとの御質問にお答えします。 新ごみ処理施設は、設計及び建設、20年間の運営を一元化に行うDBO方式を採用しております。DBO方式は、民間事業者のノウハウの活用、コスト削減、財政支出の平準化が期待できるものであることを令和元年8月の予算決算常任委員会協議会で御説明させていただいております。 また、業者選定は、総合評価一般競争入札を採用し、学識経験者を含む7名の選考委員会において、入札価格のみならず安定運営や地元貢献など、重点的に審査を行っております。合理的に運営できるDBO方式を採用し、かつ安定運営に重点を置いた選定をしていることから、運営主体は適格であると考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜典君) 山添和良君。 ◆12番(山添和良君) 今ほどの答弁をお聞きして感じたこと、特に市長さんの答弁を聞いて感じたこと、そしてまた3月初めに全戸配布された冊子「家庭ごみの出し方・分け方」、あれを読んで感じたこと、それは今ほど市長さんがおっしゃられたとおり、市民の負担が増えるというよりも、私たち一人一人の市民としての協力、このありようが新たなものになっていく、そんな印象を持ちました。そして、また持っています。 「もったいない」の心で取り組むまちづくり、市長さんの言葉にあったように、ごみゼロを目指して共に頑張っていきたいなということを申し上げて、全ての質問を終えたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(佐藤喜典君) これにて本日の質疑並びに質問は終わります。 △委員会付託 ○議長(佐藤喜典君) 次に、日程第2に入り、ただいま議題となっております市長提出議案第65号ないし第101号は、お手元に配付してあります付託表のとおり、所管の委員会に付託をいたします。 △休会 ○議長(佐藤喜典君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明日10日から19日までは委員会審査及び議案調査のため、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(佐藤喜典君) 御異議なしと認めます。 よって、以上のとおり休会することに決しました。 △散会 ○議長(佐藤喜典君) 次回は、20日午後2時から会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後3時01分        市議会定例会2月会議質疑並びに質問発言順序表日代表・一般発言順序議席番号氏名7日代表質問115垣内武司216永崎 陽8日一般質問311山崎智之43木下美也子58西川英伸66山花 剛717中西庸介810高橋正浩9日一般質問99徳田正則105原田一則117瀬戸三代122和田内和美134江曽ゆかり1412山添和良          令和4年度七尾市議会定例会2月会議          議案付託表委員会名件名予算決算常任委員会議案第65号、議案第66号、議案第67号、議案第68号 議案第69号、議案第70号、議案第71号、議案第72号 議案第73号、議案第74号、議案第75号、議案第76号 議案第77号、議案第78号、議案第79号、議案第80号 議案第81号            (以上、議案17件)  [※分科会へ詳細審査]●総務企画分科会  議案第65号中関係分   第1条 歳入歳出予算      歳入      歳出 第1款 議会費         第2款 総務費         第3款 民生費         第4款 衛生費         第6款 農林水産業費         第7款 商工費         第8款 土木費         第9款 消防費         第11款 公債費         第12款 予備費   第2条 債務負担行為   第3条 地方債   第4条 一時借入金   第5条 歳出予算の流用  議案第66号  議案第74号中関係分   第1条 歳入歳出予算の補正      歳入      歳出 第1款 議会費         第2款 総務費         第4款 衛生費         第11款 公債費   第2条 繰越明許費   第3条 地方債の補正  議案第75号●教育民生分科会  議案第65号中関係分   第1条 歳入歳出予算      歳出 第3款 民生費         第4款 衛生費         第10款 教育費  議案第67号  議案第68号  議案第69号  議案第73号  議案第74号中関係分   第1条 歳入歳出予算の補正      歳出 第3款 民生費         第4款 衛生費         第10款 教育費   第2条 繰越明許費  議案第76号  議案第77号  議案第81号●産業建設分科会  議案第65号中関係分   第1条 歳入歳出予算      歳出 第2款 総務費         第4款 衛生費         第5款 労働費         第6款 農林水産業費         第7款 商工費         第8款 土木費         第9款 消防費  議案第70号  議案第71号  議案第72号  議案第74号中関係分   第1条 歳入歳出予算の補正      歳出 第2款 総務費         第4款 衛生費         第6款 農林水産業費         第7款 商工費         第8款 土木費
            第13款 災害復旧費   第2条 繰越明許費  議案第78号  議案第79号  議案第80号総務企画常任委員会議案第82号、議案第85号、議案第96号、議案第97号 議案第98号、議案第99号            (以上、議案6件)教育民生常任委員会議案第83号、議案第86号、議案第87号、議案第88号 議案第89号、議案第90号、議案第91号、議案第92号 議案第93号、議案第94号            (以上、議案10件)産業建設常任委員会議案第84号、議案第95号、議案第100号、議案第101号            (以上、議案4件)...