○高誠議長 表彰状 小間井大祐殿 以下同文でございます。 〔
表彰状授与〕(拍手)
○高誠議長 表彰状 新谷博範殿 以下同文でございます。 〔
表彰状授与〕(拍手)
○高誠議長 表彰状 熊野盛夫殿 以下同文でございます。 〔
表彰状授与〕(拍手)
○高誠議長 以上で表彰状の授与を終わります。 この際、
中川俊一議員から発言を求められておりますので、これを許します。 17番
中川俊一議員。 〔17番
中川俊一議員登壇〕
◆
中川俊一議員 受彰者を代表いたしまして、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま、私ども5名が在職10年議員として表彰をいただきました。心から厚く御礼を申し上げます。これもひとえに、議員各位をはじめ、市長をはじめとする執行部の皆様、そして何より市民の皆様方の御指導、御支援のたまものであり、深く感謝するものであります。 10年と一口に言いますが、受彰者一人一人にそれぞれの歩んできた道、思いが去来しているのではないでしょうか。共通して言えることは、市民の負託を受け、市勢の発展と市民福祉の向上のため、切実に議員としての活動を行ってまいりましたし、それはこれからも変わることはありません。 本市は、石川県の
県庁所在地として、県内をリードしていく立場が求められています。これからも日々新たに精進していく所存であります。各位におかれましては、これからも変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 甚だ簡単ではございますが、御礼の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。(拍手) 〔議長退席、副
議長着席〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加(議長辞職の件)
○上田雅大副議長
議長高誠議員から、議長の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。 この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田雅大副議長 御異議なしと認めます。 よって、これより議長辞職の件を日程に追加し、議題といたします。 まず、辞職願を事務局長に朗読させます。
◎
森沢英明事務局長 令和6年6月10日
金沢市議会副議長 上田雅大様
金沢市議会議長 高 誠 辞職願 このたび、一身上の都合により議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。
○上田雅大副議長 お諮りいたします。 高誠議員の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田雅大副議長 御異議なしと認めます。 よって、高誠議員の議長の辞職を許可することに決定いたしました。 〔「議長、20番」と呼ぶ者あり〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△挨拶
○上田雅大副議長 20番高誠議員から発言を求められておりますので、これを許します。 20番高誠議員。 〔20番高
誠議員登壇〕
◆高誠議員 議長を辞するに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 昨年5月11日、5月
定例月議会におきまして、歴史と伝統ある
金沢市議会第95代議長に就任させていただきました。
新型コロナウイルスが5類に移行し、金沢市内はもとより、
国内外各地における総会・諸行事などに多数の参加機会をいただき、かけがえのない人的交流・経験等をさせていただきました。そして、1.1、令和6年
能登半島地震が発災。3時間前まで過ごした輪島市の実家は倒壊、市内でも余震が続く恐怖と津波や大火、道路陥没をはじめ、日に日に深刻・悲惨な能登の状況や報道を目の当たりにし、つらさとともに生涯忘れぬ光景を胸に刻みました。1月4日開催予定の新年互礼会から
金沢市議会災害等対策会議に変更したことをはじめ、被災地の議長と共に
緊急中央要望を行うなど、元日より
金沢市議会議長としての役割を遺憾なく発揮できたことは、議員各位並びに
執行部各位の御指導・御協力があったからにほかなりません。心から感謝申し上げます。 今後は、能登の復旧・復興と
経済活動等、
オール石川のリーダーとしての役割を皆様と進めるとともに、一議員高誠として、市民福祉の向上、市勢発展のため力を尽くしてまいります。今後とも皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、退任に当たっての御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(
拍手)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△休憩
○上田雅大副議長 この際、暫時休憩いたします。 午前10時13分
休憩----------------------------------- 午前11時10分 再開
△再開
○上田雅大副議長
出席議員数は、ただいまのところ38名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加(議長の選挙)
○上田雅大副議長 ただいま議長が欠員となっております。 お諮りいたします。 この際、議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田雅大副議長 御異議なしと認めます。 よって、これより議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○上田雅大副議長 ただいまの
出席議員数は38名であります。 投票用紙を配付させます。 〔
投票用紙配付〕
○上田雅大副議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。
--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔
投票箱点検〕
○上田雅大副議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は
単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番の議員から順次投票を願います。 〔各員投票〕
○上田雅大副議長 投票漏れはありませんか。
--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○上田雅大副議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に17番
中川俊一議員、24番
新谷博範議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。 〔17番
中川俊一議員、24番
新谷博範議員立会い、開票〕
○上田雅大副議長 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 38票 有効投票 37票 無効投票 1票 有効投票中
喜多浩一議員 33票
森尾嘉昭議員 3票
坂本泰広議員 1票 以上のとおりであります。 この選挙の
法定得票数は10票であります。 よって、
喜多浩一議員が議長に当選されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△当選の告知
○上田雅大副議長 ただいま議長に当選されました
喜多浩一議員に、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。 〔「議長、21番」と呼ぶ者あり〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△当選の承諾
○上田雅大副議長 21番
喜多浩一議員。 〔21番
喜多浩一議員登壇〕
◆
喜多浩一議員 今ほどは、歴史と伝統あるこの
金沢市議会の議長に選任いただいて、本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。 私は、常々思ってきました。本市は、もっともっと存在感のある、そして選ばれる、強いまちになれると、そう思ってきました。
金沢市議会もそうです。私は、議長になった。強い議会、そして存在感のある議会を目指したいと思います。 1月1日の
能登半島震災以来、石川県内の自治体、議会、大変な思いをされています。
県庁所在地である我々金沢市が、そして
金沢市議会が石川県全体を引っ張っていって盛り上げていきたい、その先頭に立ちたいと思っております。ここにおられる先輩方、そして同期同輩の方、そして後輩の方々、ぜひともお力をいただいて、そして皆さんで石川県を盛り上げていき、そして
金沢市議会を発展させたいと思います。ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。本日は、皆さんありがとうございました。(拍手)
○上田雅大副議長 ただいま
喜多浩一議員から議長当選の承諾がありましたので、議長に決定いたしました。
喜多浩一議長、議長席にお着き願います。 〔副議長退席、
議長着席〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△休憩
○
喜多浩一議長 この際、暫時休憩いたします。 午前11時24分
休憩----------------------------------- 午前11時50分 再開
△再開
○
喜多浩一議長 出席議員数は、ただいまのところ38名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△諸報告
○
喜多浩一議長 この際、御報告いたします。 私、喜多浩一から、
議会運営委員及び
公共交通特別委員を辞任したい旨の願い出があり、
委員会条例第11条の規定により許可いたしましたので、御報告いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加(
議会運営委員の選任)
○
喜多浩一議長 お諮りいたします。
議会運営委員に欠員が生じておりますので、
議会運営委員の選任についてを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、これより
議会運営委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 委員の選任については、
委員会条例第5条第1項の規定により、17番
中川俊一議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました
中川俊一議員を
議会運営委員に選任することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加(
公共交通特別委員の選任)
○
喜多浩一議長 次に、お諮りいたします。
公共交通特別委員に欠員が生じておりますので、
公共交通特別委員の選任についてを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、これより
公共交通特別委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 委員の選任については、
委員会条例第5条第1項の規定により、20番高誠議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました高誠議員を
公共交通特別委員に選任することに決しました。 なお、現在、
公共交通特別委員会においては委員長が欠員となっておりますので、委員長を互選され、その結果を議長まで御報告願います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加(石川県
後期高齢者医療広域連 合議会議員の選挙)
○
喜多浩一議長 次に、お諮りいたします。 石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員に欠員が生じておりますので、石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、これより石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選の方法を用いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、この選挙は指名推選の方法を用いることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、指名の方法については、議長において指名することに決しました。 石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員に、私、喜多浩一を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま指名いたしました、私、喜多浩一を石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、私が石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△当選の承諾
○
喜多浩一議長 ただいま、石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選しましたので、これを謹んでお受けいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△議案上程
○
喜多浩一議長 次に、日程第4議案第1号令和6年度金沢市
一般会計補正予算(第1号)ないし議案第20号市道の路線廃止について、以上の議案20件を一括して議題といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△提案理由の説明
○
喜多浩一議長 市長から提案理由の説明を求めます。 村山市長。 〔村山
卓市長登壇〕
◎
村山卓市長 おはようございます。 本日、ここに各位の御参集をいただき、令和6年度通年議会の始まりとなる
金沢市議会6月
定例月議会が開かれるに当たり、市政の概況と提出議案の大要につきまして御説明いたします。 それに先立ち、ただいま本議場におきまして、一身上の都合により辞職されました高誠議長におかれましては、在任中は市政の運営に一方ならぬ御尽力をいただき、心から感謝を申し上げます。また、新たに輿望を担われて就任されました
喜多浩一議長におかれましては、ますますの御活躍をお祈りいたしますとともに、御鞭撻を切にお願い申し上げます。 また、議員在職10年の表彰の栄に浴されました上田雅大副議長、
中川俊一議員、小間井大祐議員、
新谷博範議員、
熊野盛夫議員に対しましては、心からお祝いを申し上げます。各位には、今後とも御健勝にて金沢市勢の発展のため御活躍を賜りますようお願い申し上げます。 さて、
能登半島地震の発生から5か月が経過しました。この間、本市被災者の安全確保や生活支援、公共インフラの応急復旧に加え、能登被災地への支援など、市としてなし得る限りの最善を尽くしてきたところであり、引き続き、復旧・復興に向けて、切れ目のない効果的な対策を講じてまいります。 初めに、被災した道路や河川、下水道管路などの公共インフラにつきましては、国の災害査定が始まっており、測量・設計が完了したものから順次、本格復旧工事に着手してまいります。また、農業用施設についても、農作物の作付などに間に合わせるべく復旧作業を本格化しており、あわせて、被災した農業者の農業機械や漁業者の漁具の再取得などを支援することで経営を後押ししていきます。 さらに、被災者の生活再建に向けて、経済的負担が大きい宅地や住宅の復旧について、県制度を活用し、宅地の地盤改良や住宅基礎の沈下・傾斜などの修復を支援するとともに、被災により耐震性が低下した木造住宅を対象に、耐震診断や改修、建て替えに対する助成制度を創設し、安全性の確保と負担の軽減に努めてまいります。 また、大規模な斜面の崩落があった田上新町や、液状化により地盤の隆起や沈下が生じた粟崎地区につきましては、応急復旧が完了し、測量調査などを進めるとともに、今月3日には、推定される被災メカニズムや復旧工法の方向性を検討する被災地区復旧技術検討会議を立ち上げ、専門家から御意見をいただいたところです。今後、地域の皆様との意見交換を踏まえ、被災地区ごとの特性や実情に応じた最良の工法を検討し、本格的な復旧に取り組んでいきます。 特に、粟崎地区につきましては、将来の液状化リスクの低減に向けて、道路などの公共施設と宅地を一体的に整備する国の宅地液状化防止事業の活用も含め、地域住民との協議を進めているところです。ただ、本格復旧に向けては、事業期間が長くなることが想定されることから、事前に道路高を調整するなど、さきに述べた宅地に係る助成制度の活用に支障が生じないよう、被災者に寄り添った柔軟な対応に努めてまいります。 加えて、市指定文化財や重要伝統的建造物群保存地区における建造物につきましては、本格復旧に向けた国や所有者との協議がおおむねまとまりましたので、補助率を拡充した改修支援制度の活用を促しながら、早期の復旧につなげていきます。 また、
能登半島地震において浮き彫りとなった、災害対応における様々な課題を検証するため、先月20日に
能登半島地震課題検証会議の第1回会議を開催し、避難所運営や情報伝達方法、広域避難の在り方などの改善に向けた議論を開始しました。新たに委嘱した防災アドバイザーの助言も得ながら、より一層実効性の高い具体の対策を地域防災計画や避難所運営マニュアルに盛り込んでまいります。 一方、能登被災地への支援につきましては、8月中に希望者全員の仮設住宅が完成するとの県の見通しを踏まえ、本市における避難所の運営を8月末まで延長することとしました。なお、避難者の仮設住宅などへの入居が進んでいることから、今月から老人福祉センター鶴寿園と卯辰山公園健康交流センター千寿閣の2か所に避難所を集約しています。介護支援専門員等による相談支援を継続するなど、引き続き、被災者一人一人に寄り添った避難所運営に努めていくとともに、町会などが実施する被災者支援活動補助の対象に先月から能登地域での炊き出し活動を追加することとしました。 さらに、8月に能登町で予定していた全国中学校体育大会のソフトテニス競技を本市の城北市民テニスコートに移して開催するほか、金沢文化スポーツコミッションの誘致により、モルック競技の震災復興スポーツ大会を11月に七尾市で開催することとしており、能登と金沢の交流を図りながら、スポーツの力で能登の復興を支えていきたいと考えています。 また、被災地の伝統工芸産業を支援するため、KOGEI Art Gallery銀座の金沢において、先月の珠洲焼に続き、来週19日より輪島塗の特別展を開催するほか、県と連携しながら、金沢港に寄港するクルーズ船内において、能登を中心とした地域産品の試食や伝統工芸の実演を通じたPR活動を展開するとともに、埠頭で販売ブースを設置するなど、魅力発信と消費拡大につなげてまいります。 一方、地震により冷え込んだ経済の消費喚起策として打ち出した金沢の買い物応援商品券については、全ての商店街でおおむねスタートしており、プレミアム率を上乗せしたことで、想定以上に好評を博しています。先般発表された日本銀行金沢支店の金融経済月報では、北陸の景気について、復旧・復興需要や生産正常化が進む下で、回復に向けた動きが見られているとしており、こうした動きを確実なものとするためにも、国庫補助内示を受けて、公共事業費を追加し、当初予算分と合わせ早期かつ切れ目のない工事発注に努めるなど、地域経済を下支えしていきます。 また、県と歩調を合わせ、デジタル関連企業の集積を目指す立地助成金を創設することとしており、引き続き、オフィス誘致や企業立地を促進することで、雇用の創出と地域経済の活性化につなげていきます。 他方、市民生活における物価高騰対策につきましては、今月3日を基準日として、新たに住民税が非課税となる世帯等に対する緊急支援給付金については今月下旬から、定額減税の恩恵を受け切れない方に対する調整給付金については来月下旬から、順次確認書を送付することとしており、早期の支給に万全を期してまいります。 さて、地震や景気対策など直面する課題への対応と併せ、10年後を見据えた未来共創計画を着実に実践していかなければなりません。 まず、新たな文化体験機会の創出を図るため、昨年のいしかわ百万石文化祭のレガシーとして、県と連携し、ミュージカルや演劇など、舞台芸術の楽しさを体験できるいしかわ舞台芸術祭(仮称)をこの秋に開催し、若い世代の文化活動の裾野を広げていきます。 一方、市民の健康増進に向けて、先月、健康分野における国際的なネットワークである健康都市連合への加盟が北陸で初めて認められました。これを機に、未病対策などに関する先進都市のノウハウを得ながら、新たな施策の展開を図るほか、今夏の熱中症対策として本市公共施設の一角に避暑休憩スペースを設置するクーリングシェルターにつきましては、当初予定を拡充して、市内図書館など14か所で設置することとし、来月初旬より供用を開始します。 また、市立病院の再整備では、先月23日に開催された国有財産北陸地方審議会において、平和町公園を市立病院用地として売却する方向で了解が得られましたことから、今後、基本計画の策定に鋭意取り組むとともに、北陸財務局と用地取得に向けた協議を進めてまいります。 他方、子育て環境の充実につきましては、増加する児童クラブの利用ニーズに応えるため、今回、鞍月地区の児童クラブの増築に係る助成金を追加することとしました。共働きの家庭が増える中、引き続き、待機児童の解消を図ることで、子育てと仕事が両立できる環境づくりに努めていきます。 また、これまで泉野地区の小規模公園について、地域の意見を反映した上で、機能分担や再編を進めているところでありますが、今般、国の追加内示があったことから、昨年度、緑のまちづくり審議会で次期候補地として選出された笠舞地区を新たな対象として、公園の再生と利活用の推進に向けた基本計画を策定してまいります。 次に、ゼロカーボンシティかなざわの実現に向けた本市における取組として、先月開催されたPFI事業検討委員会において、市公共施設照明のLED化をPFI方式で導入することが最も有効と判断されましたので、来年度の着工に向けて、事業者選定などの必要な手続を進めていきます。 加えて、来年4月から実施する製品プラスチックの分別収集・資源化に向けて、8月から市内全町会等を対象とした説明会を開催するなど、丁寧な説明に努めながら、制度の円滑な導入に向けて鋭意取り組んでまいります。 次に、都市づくりの面では、金沢駅東から片町に至る都心軸について、先月20日に都市再生緊急整備地域準備協議会の第1回会議を開催し、現状や課題、目指すべき方向性について御意見をいただいたところです。引き続き、議論を深めながら、緊急整備地域としてのエリアと、開発の考え方や求められる機能などを盛り込んだ地域整備方針の素案を作成し、国による早期の指定を目指していきたいと考えています。 さらに、片町四番組海側地区の法定再開発事業が、先般、本市の都市計画審議会において承認され、県との協議を経て、早ければ来月にも都市計画決定を受けることから、今後取りかかる基本設計と事業計画の策定を積極的に支援し、都心軸のにぎわい創出につなげていきます。 また、周辺道路の交通渋滞緩和や立体交差によるアクセス向上を目的として、かねて整備を進めてきた泉野々市線については、おおむね用地取得にめどが立ったことから、道路改良工事に取りかかることとし、まずは、北陸鉄道石川線と立体交差する高架橋の橋梁下部工に着手します。 加えて、都市景観に関しては、3月末に県が策定した金沢港将来ビジョンの中で、港周辺の土地利用の方向性が示され、景観誘導が可能となったことから、海の玄関口にふさわしい景観の創出に向けて、景観重点区域の追加指定や景観形成基準の設定など、具体の検討を進めていきます。 一方、地域の再生につなげる関係人口の拡大についてですが、本市のまちづくりに関わる人材を創出するモデル事業を募集したところ、県内外から多くの提案をいただきました。先般、空き家を活用したコミュニティーの形成や若者によるまちづくりサミットの開催などの事業を選定したところであり、民間事業者の視点やネットワークを持続的に活用してまいります。 さて、かねてから検討を重ねてきた北陸鉄道線の在り方に関しては、国の支援制度を迅速かつ最大限に活用できるみなし上下分離方式の導入と支援に係る負担について、県や沿線市町との協議が調ったことから、令和7年度から15年間の鉄道施設・車両の更新と維持管理に係る計画事業費141億円について、国の補助を最大限活用した上で、県及び沿線自治体と協調し、本市としては約28億円を支援したいと考えています。 現在、来月の法定協議会にお諮りする特定事業計画の策定を進めており、鉄道線を地域の財産と位置づけ、県や沿線自治体、北陸鉄道が協力して公共交通ネットワークを再構築し、利便性向上や運転士不足対策などに一丸となって取り組んでいきます。 ところで、来月29日に台南市で開催される第10回日台交流サミットに私自らが出席することとしました。
能登半島地震における台湾全土からの支援に対し、直接、感謝の言葉を伝えるとともに、台湾の首長や地方議員の方々と観光や経済、文化などの幅広い分野で意見交換を行い、台湾との交流を一層深めてまいります。 さて、今回提出いたしました補正予算案は、
能登半島地震関連に係る経費をはじめ、国庫補助金の増額決定に伴う公共事業費など、地域の活性化に資する経費の追加が主な内容であり、全会計の総額は115億6,287万2,000円となりました。
能登半島地震関連でありますが、さきに述べた主な取組のほか、市営住宅や賃貸型応急住宅などに入居される被災者に対する洗濯機、冷蔵庫、テレビの購入助成をはじめ、危険ブロックなどの除去や宿泊施設の改修に対する助成枠などを追加しています。 都市整備・土木関係では、国庫補助の増額決定を受けて、観音町通りの無電柱化に係る修景工事や、夜間景観の創出に向けた、金沢駅地下広場などのライトアップに係る実施設計などに着手してまいります。 経済・農林水産関係では、金沢港を利用する企業のコンテナ輸送の効率化に向けた取組を県と共に検討するほか、新規就農希望者に対し実務指導を行う農業生産組織を支援していきます。 環境関係では、西部環境エネルギーセンターの蒸気タービン発電機取替工事などを前倒しするほか、福祉健康関係では、第9期介護保険事業計画に掲げた高齢者施設の整備を支援します。 このほか、文化スポーツ関係では、大会などの誘致に向けたスポーツ庁の補助制度を活用し、関西・中京圏の旅行会社の招請費や文化体験の合宿プログラムの策定費などを追加するとともに、都市政策関係では、金沢港の整備に係る市負担金を計上しています。 予算以外の議案では、来年4月に三谷小学校を不動寺小学校に統合するための金沢市
学校設置条例の一部改正など条例案8件のほか、兼六小学校の校舎移転整備工事に係る請負契約の一部変更や、ふらっとバスに電動バスを導入する財産取得議案など8件をお諮りしております。また、報告案件として、議会の委任を受けて過日専決処分した金沢市
税賦課徴収条例の一部改正など11件を報告しています。 以上が議案等の大要でございます。何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。
○
喜多浩一議長 提案理由の説明は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△諸報告
○
喜多浩一議長 この際、御報告いたします。
地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第1号及び報告第2号をもって、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、一般会計における繰越明許費については、報告第3号をもって、
地方自治法施行令第150条第3項の規定により、一般会計における事故繰越しについては、報告第4号をもって、地方公営企業法第26条第3項の規定により、水道事業、病院事業、中央卸売市場事業及び下水道事業の各特別会計における予算の繰越しについては、報告第5号ないし報告第11号をもって、それぞれ報告されております。 また、
地方自治法第252条の37第5項の規定により、令和5年度包括外部監査の結果報告書が、さらに令和5年度監査等結果報告書がそれぞれ提出されておりますことを、併せてお知らせいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△休会について
○
喜多浩一議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明日12日から18日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
喜多浩一議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、19日午前10時から開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△散会
○
喜多浩一議長 本日は、これにて散会いたします。 午後0時15分 散会----------------------------------- 〔参照〕----------------------------------- (写) 金議議調第71号 令和6年6月4日 (2024年) 金沢市長 村山 卓様
金沢市議会議長 高 誠 議場への出席要求について
地方自治法第121条第1項の規定により、令和6年度
金沢市議会6月
定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。 副市長 山田啓之 副市長 新保博之 教育長 野口 弘
公営企業管理者 松田滋人
都市政策局長 村角薫明 総務局長 川畑宏樹
文化スポーツ局長 津田 宏 経済局長 上寺武志
農林水産局長 紙谷 勉 市民局長 山下慎一
福祉健康局長 山口和俊
こども未来局長 安宅英一 環境局長 越山 充
都市整備局長 高木陽一 土木局長 木谷 哲
危機管理監 山崎利之
会計管理者 石田真紀子 教育次長
堀場喜一郎 消防局長 蔵 義広
市立病院事務局長 松矢憲泰 財政課長 佐野宏昭...