金沢市議会 > 2022-06-02 >
06月02日-01号

  • "北陸新幹線金沢"(/)
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  1. 金沢市議会 2022-06-02
    06月02日-01号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 4年  6月 定例月議会          令和4年6月2日(木曜日)-----------------------------------◯出席議員(36名)     議長  高岩勝人     副議長  坂本泰広     1番  橋本光生      2番  荒木博文     3番  田中美絵子     4番  喜成清恵     5番  上原慶子      6番  稲端明浩     7番  北 幸栽      8番  熊野盛夫     9番  大桑初枝      10番  新谷博範     12番  麦田 徹      13番  上田雅大     14番  中川俊一      16番  高  誠     17番  喜多浩一      18番  前 誠一     20番  久保洋子      21番  宮崎雅人     22番  野本正人      23番  下沢広伸     24番  山本由起子     25番  源野和清     26番  粟森 慨      27番  広田美代     28番  玉野 道      29番  森尾嘉昭     31番  秋島 太      32番  中西利雄     33番  清水邦彦      34番  黒沢和規     35番  松村理治      36番  福田太郎     37番  横越 徹      38番  高村佳伸◯欠席議員(1名)     30番  澤飯英樹◯欠員  11番-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        村山 卓   副市長       相川一郎 教育長       野口 弘   公営企業管理者   平嶋正実 都市政策局長    新保博之   総務局長      松田滋人 文化スポーツ局長  東 利裕   経済局長      鳥倉俊雄 農林水産局長    山森健直   市民局長      松田俊司 福祉健康局長    高柳晃一   こども未来局長   藤木由里 環境局長      加藤弘行   都市整備局長    坪田英孝 土木局長      坂本敦志   危機管理監     上野浩一 会計管理者     朝倉 豊   消防局長      蔵 義広 市立病院事務局長  荒舘 誠   財政課長      津田 宏-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      森沢英明 担当次長兼議事調査課長      議事調査課担当課長 安藤哲也           上出憲之 議事係長      中田将人   調査係長      今川良太 主査        桜田みどり  主査        前田和紀 主査        北本剛太   主任        竹村太志 主任        小西孝博   主任        辻 卓也 総務課長補佐    多田育代   主査        打越洋平-----------------------------------◯議事日程(第1号)  令和4年6月2日(木)午前10時開議 日程第1 会期の決定について 日程第2 永年在職議員の表彰 日程第3 議案第1号 令和4年度金沢市一般会計補正予算(第2号)      (提案理由説明、質疑、委員会付託、委員長報告、討論、採決) 日程第4 議案第2号 令和4年度金沢市一般会計補正予算(第3号)      議案第3号 令和4年度金沢市公共用地先行取得事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第4号 令和4年度金沢市水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第5号 令和4年度金沢市病院事業特別会計補正予算(第1号)      議案第6号 令和4年度金沢市下水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第7号 金沢市議会議員選挙及び金沢市長選挙における選挙運動用自動車の使用等に係る公費負担に関する条例の一部改正について      議案第8号 金沢市税賦課徴収条例等の一部改正について      議案第9号 金沢市本社機能立地促進のための金沢市税賦課徴収条例の特例を定める条例の一部改正について      議案第10号 金沢テクノパークにおける企業立地の促進に関する条例の一部改正について      議案第11号 金沢市児童館条例の一部改正について      議案第12号 金沢市福祉健康センター条例の一部改正について      議案第13号 金沢市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第14号 「工事請負契約の締結について」の一部変更について(金沢市特別支援教育サポートセンター(仮称)、金沢市立中央小学校芳斎分校金沢市立中央地区新中学校(仮称)特学分校、金沢市芳斎公民館及び金沢市立芳斎児童館建設工事(建築工事その1))      議案第15号 「工事請負契約の締結について」の一部変更について(金沢市特別支援教育サポートセンター(仮称)、金沢市立中央小学校芳斎分校金沢市立中央地区新中学校(仮称)特学分校、金沢市芳斎公民館及び金沢市立芳斎児童館建設工事(建築工事その2))      議案第16号 「工事請負契約の締結について」の一部変更について(金沢市立中央地区新中学校(仮称)校舎整備工事(建築工事))      議案第17号 「工事請負契約の締結について」の一部変更について(金沢市立中央地区新中学校(仮称)屋内運動場整備工事(建築工事))      議案第18号 委託契約の締結について(高柳跨線橋耐震補強工事)      議案第19号 財産の取得について(消防用特殊車両)      議案第20号 財産の処分について      議案第21号 市道の路線認定について      議案第22号 市道の路線変更について      報告第1号 専決処分の報告について(令和4年度金沢市一般会計補正予算(第1号))                           (提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)に同じ-----------------------------------     午前10時0分 開会 △開会 ○高岩勝人議長 ただいまから令和4年度定例金沢市議会を開会いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △開議 ○高岩勝人議長 本日の出席議員数は、ただいまのところ36名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議時間の延長について ○高岩勝人議長 あらかじめ本日の会議時間を延長いたしておきます。 なお、上着の着用は御自由に願います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員の指名 ○高岩勝人議長 今定例月議会における会議録署名議員の指名を行います。 36番  福田太郎議員 37番  横越 徹議員 38番  高村佳伸議員以上、3名の方々を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会期の決定について ○高岩勝人議長 これより、日程第1会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今定例会の会期は、本日から令和5年3月22日までの294日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高岩勝人議長 御異議なしと認めます。 よって、今定例会の会期は294日間と決定いたしました。 なお、6月定例月議会の会議期間は、本日から6月21日までの20日間といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○高岩勝人議長 次に、地方自治法第121条第1項の規定により、今定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたします。     〔説明員の氏名は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △永年在職議員の表彰 ○高岩勝人議長 次に、日程第2永年在職議員の表彰を行います。 21番  宮崎雅人議員 33番  清水邦彦議員 34番  黒沢和規議員 35番  松村理治議員 以上4名の方々は、本市議会議員として在職20年に達せられましたので、金沢市議会表彰条例の定めるところにより、表彰いたしたいと存じます。 これより表彰状の授与を行います。表彰を受けられる方々は、どうぞ前のほうにお出ましを願います。     〔被表彰者議場前方に整列〕 ○高岩勝人議長 表彰状 宮崎雅人殿 あなたは金沢市議会議員として在職されること20年市勢発展のために尽くされた功績はまことに顕著なものがあります よって金沢市議会表彰条例によりこれを表彰します 令和4年6月2日   金沢市議会議長  高岩勝人 おめでとうございます。     〔表彰状授与〕(拍手) ○高岩勝人議長 表彰状 清水邦彦殿 あなたは金沢市議会議員として在職されること20年市勢発展のために尽くされた功績はまことに顕著なものがあります よって金沢市議会表彰条例によりこれを表彰します 令和4年6月2日   金沢市議会議長  高岩勝人 おめでとうございます。     〔表彰状授与〕(拍手) ○高岩勝人議長 表彰状 黒沢和規殿 あなたは金沢市議会議員として在職されること20年市勢発展のために尽くされた功績はまことに顕著なものがあります よって金沢市議会表彰条例によりこれを表彰します 令和4年6月2日   金沢市議会議長  高岩勝人 おめでとうございます。     〔表彰状授与〕(拍手) ○高岩勝人議長 表彰状 松村理治殿 あなたは金沢市議会議員として在職されること20年市勢発展のために尽くされた功績はまことに顕著なものがあります よって金沢市議会表彰条例によりこれを表彰します 令和4年6月2日   金沢市議会議長  高岩勝人 おめでとうございます。     〔表彰状授与〕(拍手)
    ○高岩勝人議長 以上で表彰状の授与を終わります。 受賞されました4名の方々、本当におめでとうございます。 この際、松村理治議員から発言を求められておりますので、これを許します。 35番松村理治議員。     〔35番松村理治議員登壇〕 ◆松村理治議員 受賞者を代表いたしまして、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま、私ども4名が在職20年のゆえをもちまして、表彰をいただきました。心から厚くお礼を申し上げます。これもひとえに議員各位をはじめ、市長をはじめ執行部の皆様、そして何よりも市民の皆様方の御指導、御支援のたまものであると、感謝の気持ちでいっぱいであります。 思い返しますと、私たちの議員としての歩みは、21世紀の金沢の歩みと重なっております。21世紀美術館の開館や駅東広場の完成など、着実な都市基盤整備の取組や、藩制期以来金沢のまちづくりに新たな魅力を加えることになり、北陸新幹線金沢開業時に花を咲かせ、国内外から大変多くのお客様に金沢に訪れていただく要因となりました。金沢の存在感が、日本は言うまでもなく、世界にも広がることとなった20年ではなかったかと思います。 また、浅野川水害をはじめとした度重なる自然災害への対応を余儀なくされた20年であったとも思います。46万金沢市民の負託に応えるため、我々市議会も執行部と共に引き続き一丸となった対策が求められています。 本日の受賞を機に、心も新たに市勢発展と市民福祉のさらなる向上のため、一生懸命精進し、努力する所存であります。皆様方には今後とも変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 甚だ簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。(拍手)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○高岩勝人議長 この際、暫時休憩いたします。     午前10時9分 休憩-----------------------------------     午前10時25分 再開 △再開 ○高岩勝人議長 出席議員数は、ただいまのところ36名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○高岩勝人議長 日程第3議案第1号令和4年度金沢市一般会計補正予算(第2号)及び日程第4議案第2号令和4年度金沢市一般会計補正予算(第3号)ないし議案第22号市道の路線変更について並びに報告第1号専決処分の報告について、以上議案22件、報告1件を一括して議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○高岩勝人議長 市長から提案理由の説明を求めます。 村山市長。     〔村山 卓市長登壇〕 ◎村山卓市長 本日、ここに各位の御参集をいただき、令和4年度金沢市議会6月定例月議会が開かれるに当たり、市政の概況と提出議案の大要につきまして御説明いたします。 それに先立ち、ただいま本議場において、議員在職20年の表彰の栄に浴されました宮崎雅人議員、清水邦彦議員、黒沢和規議員、松村理治議員の各位におかれましては、心からお祝いを申し上げます。永年にわたる市勢発展のための御尽力に敬意と謝意を表しますとともに、今後ともの御活躍を御祈念申し上げます。 さて、2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、多数の無辜の民間人が殺害されたことは、断じて許されないことであります。こうした残虐な行為を阻止するためにも、政府において、諸外国と共に一致団結してウクライナ及び周辺国への支援やロシアに対する制裁措置等を講じることで、一日も早く平和で安定的な世界が取り戻されることを願ってやみません。 一方、国内では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が緩和され、社会経済活動にも明るい兆しが見え始めてきましたが、ウクライナ侵攻や中国における新型コロナウイルス感染拡大を背景としたエネルギー価格や食料品価格の高騰の影響等もあり、世界経済の先行きには不透明感が拭い切れません。 こうした中、国は先般、原油価格高騰対策や食料等の安定供給、中小企業対策及び生活困窮者等への支援を柱とするコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策を取りまとめ、その裏づけとなる補正予算が先日成立したところです。 依然として続く原油価格及び物価の高騰は、市民生活や経済活動に大きな影響を及ぼしていることから、本市としても国の総合緊急対策に積極的に呼応し、コロナ禍からの地域経済の再生と感染症対策をはじめとする市民生活の安全・安心の確保に全力を尽くしてまいります。 そうした思いから、住民税非課税世帯や低所得の子育て世帯に対する特別給付金の一日も早い支給と、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業の期間延長に伴う円滑な業務遂行のため、今議会に、これらに係る経費を通常の補正予算と別建てで提案した次第であり、早期の議決について、特段の御配慮をお願い申し上げます。 また、地域経済対策では、長期化するコロナ禍や深刻化する原油・原材料価格の高騰により影響を受ける中小企業等の資金繰りを支援するため、新たに市融資制度に係る借換え制度を設けるとともに、原油・原材料価格高騰対策分の融資に係る信用保証料を助成するほか、中小企業等の不安を解消するため、引き続き専門員による経営相談を実施します。 さらに、コロナ禍により売上げが大きく減少した事業者を支援するため、市独自の臨時支援金制度を拡充するほか、国の雇用調整助成金の特例措置の延長に併せ、市独自の上乗せ助成制度の対象期間を延長するなど、雇用対策も講じていきます。 農業分野では、農業経営の安定化に向けて、物価高騰などの外部リスクによる農家の収入減少を補償するための保険に加入する際の支援制度を創設するほか、商業の振興では、まちなかの商業施設の集積と消費拡大を図るため、中心市街地の大型商業施設への出店支援制度の対象業種を拡大するとともに、新たにテナント誘致関係者の招聘や成約に対する報奨制度を設け、誘致活動を促進します。 加えて、商店街各店舗の販路拡大に向けた電子商取引に関するサイトの構築を支援するほか、本市工芸について、新商品の開発や販路拡大など、新たなビジネスモデルの構築に挑戦する事業者を支援していきます。 さらに、国庫補助内示を受けて、公共事業を追加し、当初予算分と合わせ早期かつ切れ目のない工事発注に努め、地域経済を下支えするほか、技術革新が進む中で、ポストコロナ時代における新たな産業の創出や次世代で活躍する人材の輩出を目指し、新産業成長ビジョンを策定します。 次に、市民生活への対策についてです。まずは、原油価格や電気、ガス料金の高騰が市民生活に影響を及ぼしていることから、さきに述べた国の特別給付金に加え、市独自に生活保護受給世帯や独り親世帯等のほか、児童クラブなどの福祉施設に対し、夏期光熱費の一部を助成するとともに、学校給食や保育所等の副食に係る食材費高騰分を全額公費で負担することにより、保護者負担の軽減を図り、生活困窮者や子育て世帯の支援に努めていきます。 さらに、生活資金等の特例貸付けを借り終えた世帯に対する自立支援金や、住居確保給付金の再支給に係る申請期間を8月末まで延長し、コロナ禍で職を失った方などの生活を下支えしてまいります。 ところで、今回の補正予算は、私にとりまして、市長就任後初めての本格的な予算編成となりました。さきの緊急議会で申し上げたとおり、さらなる市勢の発展と市民福祉の向上に全身全霊を傾けるとともに、まちの魅力と個性を次の世代へつなげていくことで、未来の金沢を築いてまいる所存でございます。 このため、これまでのまちづくりの理念を継承しつつ、様々な立場からの御意見をお聞きし、議論を深めながら、本市の未来の方向性を具体なものにしていきたいと考えており、新たな都市像の策定に向けて、まずはシンポジウムやワークショップなどを開催するなど、多様な主体との意見交換等を実施してまいります。 また、金沢への愛着とともに、まちづくりへの積極的な参画を促すため、大学生や若い社会人等で構成する「未来へつなぐ金沢行動会議」を立ち上げ、若い世代の意見を市の施策の立案や実践等に生かしていくほか、大学・学生と地域とをつなぐ仕組みについても検討していきます。 さらに、文化都市の格を高める施策を積極的に展開していくため、来月にも全庁的な推進体制を整え、文化を生かした観光振興や子どもの情操教育などに取り組むことで、世界に誇る文化都市金沢の実現を目指してまいりたいと考えています。 改めて議員各位の一層の御指導、御支援をお願い申し上げます。 さて、今回提案いたしました補正予算について御説明を申し上げます。 まず、別建てで提出した給付金関係の予算でありますが、本年1月の補正予算で計上し、現在支給を開始している住民税非課税世帯等に対する1世帯当たり10万円の特別給付金については、今年度新たに住民税均等割が非課税となった世帯を給付対象に追加し、今月の住民税の確定を持って、速やかに支給手続を開始します。また、低所得の子育て世帯に対する児童1人当たり5万円の特別給付金についても、今月末に児童扶養手当を受給する独り親世帯に給付金を支給していくほか、その他の子育て世帯についても速やかに支給手続を開始します。 一方、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンについては、県の県民旅行割の延長を受け、実施期間を6月30日宿泊分まで延長することとし、市民や事業者への早期周知に努め、宿泊予約等の円滑な業務遂行を図ってまいります。 以上、別建てで提出した補正予算として、15億1,190万円の事業費を計上しております。 次に、通常の補正予算でありますが、親和力で奏でる金沢の具現化に関する経費の追加が主なものであり、厳しい財政環境の中、国庫補助制度や基金の有効活用を図るなど、財源の確保に工夫を凝らし、まちの将来を次の世代へつないでいくために必要な施策の予算化を図ったものです。 その結果、全会計の補正額は84億1,474万4,000円となりました。 なお、骨格予算である今年度の当初予算に、4月に専決処分した金沢宿泊キャンペーン事業に係る補正予算と、今回の補正予算の政策的経費分を加えた実質の予算規模は、前年度当初予算と比べ、一般会計で、実質で3.7%増の1,844億5,533万円、全会計では、実質2.8%増の3,342億7,368万3,000円となりました。 以下、補正予算に計上した主な施策について、その概要を御説明いたします。 第1に、市民の安全安心のための親和力の具現化に関する施策についてです。 まずは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染症対応の最前線を担う保健所のさらなる体制強化に向けて、疫学調査等の職員を増員するほか、先月30日に開設した環境衛生試験所において、感染症に関する迅速な情報収集と検査体制の充実に努めていきます。 また、感染拡大を未然に防止するため、高齢者施設や病院、保育所、小学校等の職員を対象とした集中的な検査に加え、自宅に待機する濃厚接触者の検査機会を確保するため、新たに抗原検査キットを配布するなど、感染時の早期受診につなげていきます。 さらに、ワクチン接種を促進するため、先月、本市独自のキャンペーンを実施するとともに、国の方針を受け、先月末より60歳以上の方と基礎疾患のある方を対象とした4回目接種を開始したところであります。引き続き、重症化リスクの低減など、ワクチンの効果等を積極的に発信し、金沢市医師会等との連携を密にしながら、希望される方が円滑に接種していただけるよう万全を期していきます。 これに加えて、市立病院では、感染症対応の陰圧病床を増床することで、感染患者の症状に応じた的確な処置につなげていきますほか、オンライン保育の環境整備に対する支援制度を創設するなど、保育環境の向上にも努めていきます。 次に、安心して暮せる福祉社会の形成についてです。国民の4人に1人が後期高齢者となる2025年を見据え、次期長寿安心プランの策定に向けた介護サービス事業所の雇用状況等の実態調査を行うほか、避難行動要支援者ごとの個別避難計画の効果的な作成に向け、介護支援専門員等の福祉専門職による計画策定をモデル実施し、課題を検証していきます。 また、南部地区における健康づくりの拠点として整備を進めてきました泉野福祉健康センターにつきましては、本年8月に供用を開始することとし、今回、関係条例の一部改正案をお諮りしております。 次いで、防災・減災体制の強化ですが、近年、全国で多発する大規模な土砂災害に備えるための資機材を整備するとともに、石川中央都市圏の消防本部と連携し、実践的な人命救助訓練に取り組むほか、白山野々市広域消防本部と連携しながら、本年度中に救急車の相互乗り入れを開始し、迅速かつ確実な応援体制を確立するなど、圏域における消防救急体制の強化を図っていきます。 なお、今年2月に発生した東長江町地内における土砂災害につきましては、年度内の本格復旧を目指し、全力を挙げて取り組んでおりますほか、梅雨期を控え、災害の未然防止を図るため、先月30日から市内造成42団地の防災パトロールを開始したところであります。 第2は、市民の暮らしを守る親和力の具現化に関する施策についてです。 まずは、金沢の強みである地域コミュニティーの活性化に向けて、市民活動のDX化を進めるため、デジタルハンドブックを策定するほか、市民協働により地域課題を解決するため、共創プラットフォームの構築に向けた実証実験を実施します。 また、地区公民館の活動についての理解を深め、新たな担い手の確保につなげるため、ICT技術を活用した情報発信など公民館の新たな取組を支援してまいります。 さらに、昨年8月に開館した金沢未来のまち創造館では、地域と連携し、開館1周年を記念した市民参加型のイベントを本年8月に開催するとともに、11月に入居者等の活動を体験できるオープンキャンパスを開催します。 このほか、建築資材の高騰に鑑み、コミュニティーセンターの建設等に係る補助基準単価を見直すほか、町会等の除雪機械の購入等に係る支援制度を拡充します。 次に、誰もが活躍できる共生社会の推進に関してです。障害のある方への差別の解消など、共生社会を推進するための宣言に向けた準備を進めるほか、市民や事業者の機運醸成を図るため、心のバリアフリーを推進する研修会等を実施します。 また、新たに医療的ケア児等コーディネーターの派遣制度を創設するほか、重症心身障害者等の移動支援を強化するなど、障害のある方の社会参加を促進していきます。 一方、多様な価値観や文化を大切にするため、日本人及び外国人の住民や国際交流団体等の意見を踏まえ、金沢らしい市民レベルでの国際化に向けた新たな行動計画の年度内の策定を目指してまいります。 第3は、子どもたちへつなげる親和力の具現化に関する施策についてです。 未来の本市を担う子育て世代を応援するとともに、豊かな心を育み、満足度の高い社会の形成を目指してまいります。 まずは、4月から保険適用された不妊治療でありますが、保険適用後も自己負担額が大きいことを踏まえ、保険適用後の治療費等に対する市独自の助成制度や、先進医療に要する費用に対する助成制度を創設し、子どもを望まれる方に対する支援を継続していきます。 また、産後の母親の心身の安定と育児不安の解消を図り、安心して子育てできる環境を充実していくため、育児疲れや不安が大きい産婦の方を対象としたかかりつけ助産師制度を推進することとし、助産院等における授乳などの指導を受ける費用の一部を助成する産後ケア利用助成券を新たに交付してまいります。 さらに、子育て環境の整備に向けて、独り親世帯の第2子以降の児童クラブ利用料に係る負担軽減制度を拡充するほか、男性の育児休業の取得を促進するため、企業の先進的な取組に対する奨励金制度を創設します。 次に、学校教育についてでありますが、GIGAスクール構想による1人1台学習用端末と教科書等を併用した授業をより効果的に進めるため、現行よりサイズの大きい新JIS規格の机を、全小中学校に計画的に整備していくほか、小学校の教員業務補助職員を増員するなど、学習環境の充実に努めていきます。 また、持続可能な社会づくりの担い手育成を目指し、これまで本市の小中学生が学んでいた金沢の風土、歴史、文化などの視点から、本市の未来について考え実践する金沢らしいSDGs教育を推進していきます。 一方、明年4月に予定している中央地区の新たな中学校の設置に伴い、現在の小将町中学校の校舎等を兼六小学校に改修するための実施設計に着手します。 また、生涯学習の推進では、多様な生活様式の中で、新たに対面とオンライン映像を併用したハイブリッド型のかなざわ市民アカデミーを開催し、魅力的な生涯学習コンテンツの制作に取り組んでまいります。 なお、金沢美術工芸大学の移転につきましては、新キャンパスの建設工事が順調に進んでいることから、令和5年10月の後期授業からの供用開始に向けて、鋭意整備を進めていきます。 次に、デジタル戦略の推進についてです。市民サービス等の向上を図るため、児童扶養手当の申請窓口でタブレットによるデジタル受付を開始するほか、人流データを活用した観光スポットの混雑度マップを観光公式サイトで配信していきます。 また、こうしたデジタル技術を生かした新たなサービスの導入を加速化させ、デジタル化の流れを広く社会に浸透させていく必要があることから、DX会議の議論等を踏まえながら、デジタル変革を推進するための新たな計画の策定に着手します。 一方、ゼロカーボンシティーの推進については、世界的に脱炭素への取組が加速する中、温室効果ガス排出量の削減と電力の地産地消の推進に向けて、東西の環境エネルギーセンターのごみ焼却により発電した環境価値の高い電力を、市庁舎や金沢21世紀美術館等の市有施設で利用していきます。 さらに、民間活力を生かし、市内事業者の省エネルギー化に向けた支援制度を創設するほか、市民や観光客に多く利用されている公共シェアサイクルまちのりのバッテリー充電を再生可能エネルギーに切り替えることにより、二酸化炭素排出量の一層の削減につなげていきます。 また、環境に配慮した再生可能エネルギー発電施設の適正な導入等について、年度内の条例策定を視野に検討を進めてまいります。 一方、プラスチック資源循環促進法が本年4月1日から施行されたことを受け、一部の地域において試験的に製品プラスチックの収集及び調査・分析を行うことで、本市におけるプラスチック資源の分別収集や再資源化処理の課題を整理し、本格実施に向けた検討を進めていきます。 また、事業系ごみについては、新たに古紙保管庫設置等の整備や機密文書の資源化処理に係る助成制度を創設するなど、資源化を加速させてまいります。 このほか、市営造林の一部をモデル地区に選定し、主伐や主伐後の再造林に係る課題等を整理しながら、金沢産材の増産体制を構築していきます。 なお、先月、本市のガス・発電事業を承継した金沢エナジー株式会社との間で、地域社会の持続的な発展に向けた連携協定を締結いたしました。今後、ゼロカーボンシティーの実現や地域のスポーツ・文化活動の支援など、幅広い分野で連携、協力して取り組んでまいります。 第4は、文化都市金沢としての親和力の具現化に関する施策についてです。 あらゆる世代の心の豊かさを育んでいきたいとの思いから、本市の個性である伝統文化や芸術文化、食文化をはじめ、スポーツ文化、建築文化、木の文化など、幅広い文化を身近に体験できる機会を創出していきます。 令和5年秋のいしかわ百万石文化祭2023に向けて、県や文化団体等と連携を図りながら、開催準備を着実に進めるとともに、開催に向けた機運の醸成を図るため、小中学生の親子を対象とした多様な文化芸術体験プログラムをプレイベントとして開催するほか、2024年春の北陸新幹線敦賀延伸を見据え、文化観光モニターツアーを企画するとともに、県や民間との連携体制の強化を図りながら、金沢の魅力である質の高い文化に触れる観光を推進していきます。 また、7月には、市民の文化芸術活動に関する相談等に対して、ワンストップで対応できるアーツカウンシル金沢を金沢芸術創造財団内に立ち上げるとともに、若手音楽家の発表機会の創出に向けたモデル事業等を実施していきます。 さらに、ジャズの裾野を広げるため、初心者から経験者まで幅広い人材に長期的なカリキュラムを提供する金沢ジャズアカデミーを8月に開講するほか、市役所第二本庁舎で実施しているランチタイムコンサートに加え、新たに市施設を活用した出張コンサートを開催することとし、多くの市民が身近に音楽に触れることのできる機会を提供するとともに、演奏家の発表の場の創出にもつなげていきます。 加えて、文化施設の魅力発信と利用促進を図るため、所蔵品をインターネット上で公開するデジタルミュージアムの構築に向けた検討を開始します。 一方、鈴木大拙館については、来館者が想定を超えたことにより施設の劣化が進行したことから、建築的な価値を持つ意匠に重大な損失が生じないよう、改修に向けた実施設計に着手するほか、金沢21世紀美術館についても、同じく施設の劣化が見受けられることから、良好な状態を維持するための中期修繕計画を策定していきます。あわせて、玉川図書館の建築的な価値に配慮した改修計画を策定することとしており、国の内外から評価の高い本市の建築文化の一翼を担う現代建築を後世にしっかりと継承してまいります。 また、ユネスコ無形文化遺産に登録された縁付金箔製造につきましては、このたびワールド・モニュメント財団を通じて、世界的な宝飾企業であるティファニーからの支援を受けられることとなりました。これは、本市の誇る金箔の伝統技術が世界的に認められていることを示すものであり、大変光栄なことと受け止めております。引き続き縁付金箔製造の伝統的な技術が確実に次の世代に引き継がれるよう、保存団体である金沢金箔伝統技術保存会と協働しながら、後継者の育成等を支援していきます。 加えて、野町1丁目地内にある市指定保存建造物第1号の旧森紙店につきましても、同財団の御尽力により、アメリカのフリーマン財団から支援を受けられることとなりました。市内唯一の板ぶき石置き屋根を有した町家の確実な保存と継承に向けた取組を加速させていきたいと考えております。 また、文化財保存活用地域計画の実践では、市指定文化財の修理に対する助成制度を拡充するほか、地域のお宝認定制度など、新たな保存・活用施策の具現化に向けて、年内を目途に市文化財保護条例の改正などの関係規定の整備を進めていきます。 一方、木の文化都市の継承と創出の推進に関する条例の具現化の一環として、金沢駅通り線において、アーケード等の歩行空間の木質化に向けた実施計画を策定するほか、金沢ふらっとバスのバス停に木を用いたベンチを製作し、木質空間の創出に取り組んでいきます。このほか、木が持つ優れた特性を生かした住宅の普及を目指し、公募により民間事業者から技術やアイデアの提案を受け、金沢仕様の住宅モデルを策定し、市民等に広く発信します。 次に、スポーツ文化の推進でありますが、令和5年度の完成に向けて整備を本格化している市民サッカー場を拠点とした観るスポーツ、応援するスポーツを推進するため、新たにクラウドファンディングを導入し、来場者が楽しめる施設設備の充実を図るとともに、ネーミングライツの導入に向けた可能性調査を実施するほか、総合体育館等において企業広告の募集を開始します。 なお、先般、ツエーゲン金沢から、市民サッカー場をホームスタジアムにしたい旨の申入れを受けましたことから、金沢市サッカー協会や県及び関係団体とも調整しながら、受入れについて前向きに検討していきます。 一方、スポーツ共生社会の実現に向け、パラスポーツ体験イベント等を開催するほか、スポーツ用車椅子を市の体育施設に常設して競技体験を促進するとともに、日本代表選手などを目指す若手パラアスリートの競技活動に対する支援制度を創設します。 次に、品格ある都市環境の形成についてです。良好な広告景観の形成を図るため、先般改正した屋外広告物等に関する条例の本年7月の施行を機に、新たな基準で既存不適格となる特定屋内広告物の撤去費用に対する時限的な支援制度を創設し、早期の是正を促していきます。 また、市民の身近な潤いとなる斜面緑地においては、景観の阻害や土砂災害の誘発等の課題が生じていることから、これまでの所有者主体の維持保全に加え、地域主体による保全・育成の仕組みづくりについても検討していきます。 さらに、これまで修景整備された道筋が更新時期を迎えることから、持続可能で金沢のまちなみと調和する道筋景観の創出に向けた修景指針を策定いたします。 第5は、まちなかの再生に向けた親和力の具現化に関する施策です。 社会経済情勢の変化やポストコロナ社会の進展に伴い、中心市街地のありようが変化してきている中で、本市の商業活動の中核を担う金沢駅から香林坊・片町に至る都心軸の今後のあるべき姿について検討していくことは、まちの活性化を図っていく上で欠かせないことであります。このため、全国的な視点からの考察も含めて調査検討を進めたいと考えており、国の政策実施機関である独立行政法人都市再生機構と連携し、利用形態の分析や民間企業のニーズ調査等を実施していきます。 また、文化施設を核とした周辺地域の回遊性向上を目指し、まちなかでのアート作品の展示等を行うモデル事業を実施するほか、交通事業者が実施する城下まち金沢周遊バスへの全国交通系ICカードの導入を支援してまいります。 加えて、金沢ふらっとバスにデジタル回数券を導入するとともに、市が主催するイベントの参加者に帰りの路線バス乗車券を配付するなど、公共交通の利用回復と需要創出を図ってまいります。 次に、都市の発展基盤の整備についてです。新しい交通システムにつきましては、公共交通の持続性の確保のため、引き続き検討委員会での議論を踏まえながら、導入方針を具体化していきます。あわせて、都心軸沿線を中心にホテルとマンションが増加していることや、コロナ禍の影響などを踏まえ、駐車場適正配置計画の見直しに着手します。 なお、郊外部の移動手段の確保では、本年7月に開始予定の北部地区におけるAIデマンド交通の運行実験に向けて、地域主体による運行ルートや停留所等の運行計画の作成等を支援してまいります。 一方、金沢テクノパークへの企業立地を推進するため、今回、分譲対象業種を拡大する金沢テクノパーク条例の一部改正案をお諮りしていますほか、本社機能の移転やサテライトオフィスの誘致を推進するための助成制度の対象区域を拡充するなど、引き続き企業の誘致に全力を尽くしてまいります。 また、第5次安原異業種工業団地の拡張用地である第2工区の造成工事が順調に進捗していることから、分譲に向けた財産処分議案をお諮りしています。 以上が今回の補正予算案の大要です。 予算以外の議案では、諸江児童館の新設に伴う金沢市児童館条例の一部改正など条例案7件のほか、金沢市立中央地区新中学校(仮称)校舎整備工事に係る請負契約の一部変更など9件をお諮りしております。 なお、報告案件では、4月21日に市長専決処分した五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業費に関する補正予算の承認を求めるもののほか、予算の繰越しなど12件を報告しています。 以上が議案等の大要でございます。何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○高岩勝人議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○高岩勝人議長 この際、御報告いたします。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第2号及び報告第3号をもって、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、一般会計及び工業団地造成事業費特別会計における繰越明許費については、報告第4号及び報告第5号をもって、地方公営企業法第26条第3項の規定により、水道事業、病院事業、中央卸売市場事業及び下水道事業の各特別会計における予算の繰越しについては、報告第6号ないし報告第12号をもって、それぞれ報告されております。 また、地方自治法第252条の37第5項の規定により、令和3年度包括外部監査の結果報告書が、さらに令和3年度監査等結果報告書がそれぞれ提出されておりますことを、併せてお知らせいたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △質疑 ○高岩勝人議長 これより、議題のうち議案第1号の質疑に入ります。 通告がありますので、これより順次発言を許します。 38番高村佳伸議員。     〔38番高村佳伸議員登壇〕(拍手) ◆高村佳伸議員 自由民主党金沢市議員会の一員として、以下質疑を行います。 村山市長就任後、初めての本格的な補正予算の編成であります。さきの全員協議会における説明でも、コロナ禍における地域経済の再生と感染症対策の強化に関する経費を計上したとありましたが、まず、喫緊の課題に速やかに対応すべく提案されたものであり、時宜を得たものであると考えます。ほかの補正予算と別出しでこの議案を提出されたことに、市長の決意が感じられるところでありますが、まずは今回の提出に至る経過と併せ、思いの一端をお聞かせ願います。 さて、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業費についてでありますが、今回の補正予算は前回と同様5万泊分が追加計上されております。まん延防止等重点措置の解除後、大型連休の時期を除き、継続して実施されているキャンペーンでありますが、市に対し、事業者からどのような声が寄せられているかお尋ねいたします。 また、このキャンペーンは、当初、石川県民のみを対象として始まりましたが、徐々に対象地域を拡大してきました。政府も外国人観光客の入国規制について、緩和の方向性を打ち出しておりますが、一方で、石川県など新規のコロナ感染者数は依然として高止まりの傾向にあると言えます。市長が言われるアクセルとブレーキを使い分けるという観点から、これまでの実績を踏まえ、しっかりとキャンペーン事業に取り組んでいただきたいと思いますが、改めて市長の御所見をお聞かせ願います。 次に、住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業費及び子育て世帯生活支援特別給付金事業費についてであります。コロナ禍に加え、昨今の円安局面、原材料価格の高騰など、市民生活も先行き不透明な中、今回、国の動きに呼応して住民税非課税世帯及び児童扶養手当受給世帯等に対し、特別給付金を支給することのことであります。対象となる市民の下に、迅速かつ確実に行き渡ることが求められますが、この点についてどのように対応していかれるのか、お尋ねいたします。 また、市民からの問合せや相談に丁寧に対応することが肝要と思いますが、こうした支給事務に係る市民へのサポート体制の充実について、市長の御所見をお尋ねし、質疑を終わります。(拍手) ○高岩勝人議長 村山市長。     〔村山 卓市長登壇〕 ◎村山卓市長 38番高村議員にお答え申し上げます。 今回の別建てでお諮りしている補正予算その1のうち、国の緊急経済対策である住民税非課税世帯と低所得の子育て世帯に対する特別給付金につきましては、コロナ禍や物価の高騰に直面する中で、緊急性が高く、また、早期の支給を国から要請されていることから、一日も早く給付手続を進め、子育て世代やお困りの方への支援を急ぎたいと考えてございます。 また、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業費につきましては、県民旅行割の延長を受けまして、実施期間を6月30日宿泊分まで延長するものでございまして、市民や事業者への早期の周知、そして、宿泊予約等の業務を円滑に実施することで、地域経済の活性化につなげていきたいと考えております。早期かつ円滑な実施につなげていきたいという思いでございまして、今回、別建てで補正予算をお諮りすることになりました。よろしくお願いいたします。 また、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンにつきましては、令和2年10月の事業開始から今年4月末までの間、約25万人余りの利用があり、宿泊施設や旅行事業者の双方から好評をいただいてございます。特にまん延防止等重点措置の適用により、県外との往来の自粛が求められ、観光客が見込めない時期において、単なる宿泊割引ではなく、金沢の魅力である食や工芸体験等と宿泊を組み合わせた金沢独自の宿泊キャンペーンについては、県民・市民の誘客を促し、コロナ禍で苦境にある金沢の観光を支える効果的な事業であるということで、数多くの声が寄せられているところでございます。 これまでのキャンペーンにつきましても、コロナの感染状況に合わせまして、幾度となく対象地域の見直しや新規予約の停止、再開を繰り返すなど、機動的な対応を行ってまいりました。今回の補正予算の5万泊の効果は、これまでに加えて、宿泊・飲食業への10億円を超える直接的な経済効果を想定してございます。また、農業、漁業や流通、交通、小売業など、幅広い業種に及ぶ高い経済効果があると考えてございます。ここに来てゴールデンウイークの観光入り込みや、国の訪日観光の再開の動きがあるなど、明るい兆しも見られておりますが、引き続き感染拡大防止対策に配慮しつつ、観光需要を取り込んで、地域経済の回復につなげていきたいと考えております。 住民税非課税世帯に対する特別給付金についてでございますが、対象となる世帯に確実に支給できるよう、住民税の課税情報を基に対象世帯を抽出することとしており、令和4年度課税が確定後、対象世帯に確認書を発送し、その返送を受けて、7月下旬からの支給を開始したいと考えております。 一方、子育て世帯に対する特別給付金については、児童手当等の口座情報を基に、原則申請不要なプッシュ型で支給することとしており、児童扶養手当受給世帯へは今月末にも支給できると思っております。また、その他の子育て世帯へは、住民税課税の確定を待って、7月中旬から順次支給を開始したいと考えております。 いずれの給付金も、迅速かつ正確に支給準備を進め、コロナ禍や物価高騰などにより生活に困っている市民への速やかな支援につなげていきたいと考えております。 また、サポート体制につきましては、住民税非課税世帯への特別給付金につきましては、本年1月に開設した専用のコールセンターがございます。こちらで引き続き対応することとしているほか、子育て世帯への特別給付金につきましては、担当する職員の増員を図ることで、市民からの問合せや相談に適切に適宜対応してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○高岩勝人議長 換気のため、しばらくお待ちください。 29番森尾嘉昭議員。     〔29番森尾嘉昭議員質問者席へ移動〕(拍手) ◆森尾嘉昭議員 私は、日本共産党市議員団の一人として質疑いたします。 国の補正予算が一昨日成立いたしました。総額2兆7,000億円に上りますが、そのうち約6割近くの1兆5,000億円を予備費といたしました。予備費の使い道は、国会の審議・議決を要しないことから、財政民主主義を損なうものだとの批判が起こりました。さらに、補正予算の内容が、国民の暮らしと経済とは程遠いとの批判が国会で交わされました。 今回の国の補正予算を受け、村山新市長が初めて本格予算として、この補正予算がその1とその2に分けて上程されました。そのうち、補正予算その1として先に審議することになりましたが、こうした対応をされた点について、改めて説明を求めたいと思います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 今回お諮りした補正予算その1につきましては、国の総合緊急対策でございます住民税非課税世帯や低所得の子育て世帯に対する給付金、そして、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業の期間延長に係る経費でございます。これら補正予算を別建てでお諮りすることで、速やかな現金給付と円滑な業務遂行につなげたいという思いでございます。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 提案された補正予算その1について、第1に、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業についてです。この事業は、令和2年10月1日から始まりました。令和2年度、3年度、4年度と続き、今回の2億7,000万円を含めて、総額36億2,400万円に上っています。これまでの実績と内容について伺います。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンのこれまでの実績と内容ということでございました。今ほどお話がございましたとおり、令和2年10月の事業開始から今年4月末までの間、約25万人余の利用がございました。それから、その助成額についてでございますが、約23億円となってございます。 以上です。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 予算としては、総額36億2,400万円に上っています。どのような効果があったのか、本市としてはどのような検証が行われたのか伺います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 この事業は、金沢の魅力である食や工芸体験等と宿泊を組み合わせた独自のキャンペーンでございます。コロナ禍で不況にある宿泊施設や飲食業のほか、観光関連事業者への幅広い経済効果があったものと考えてございます。これまで23億円の助成を行ってきましたけれども、宿泊事業者や飲食事業者の収入ベースでは、この助成割合が2分の1ということから、助成額の少なくとも2倍を超える需要喚起があったと想定してございます。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 検証は行われましたか。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 以上の効果について把握しているということでございます。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業が、令和2年度、3年度、4年度と続いてきています。予算的には総額36億2,400万円、今の答弁では23億円の助成が行われたとしていますので、行政としてきちっと検証作業を行うよう求めておきたいというふうに思います。 では、この事業における割引額が変遷してきました。当初は2万円、1万5,000円の割引がありました。現在は5,000円と3,000円の割引だけとなっています。この事業に対して、大手や人気宿泊関係施設に集中していないかとの指摘がありました。こうした点が配慮されたものと考えますが、この事業の目的と実態が乖離していなかったのか、見解を伺います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 この事業を開始した当初は、割引効果が大きい大手や人気のある都市型ホテル、あるいは温泉旅館などの高額な利用が多いという事例がございました。この利用の実態、あるいは様々な御意見を踏まえまして、割引額の見直しを行って、中小の事業者にも配慮するように改善をしてきているというところでございまして、目的と実態が乖離しているということではないというように思います。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 この事業を進めるに当たって、コロナ感染対策はどのように進めているのか伺います。また、今後の感染状況を踏まえ、どのような局面で事業の中止など判断されるのか伺います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 この事業に参加する事業者に対して感染対策を求めて、そこの基準に合ったところに対して行っていただいているということでございますし、旅行者に対してもその感染の対策を呼びかけて実施をしてございます。また、この事業については、これまでも感染拡大状況に応じて適宜その対象地域の見直し、あるいは新規予約の停止などの対応を行ってございます。仮に緊急事態宣言、あるいはまん延防止等重点措置などの適用がされるということになれば、また全国の感染状況も踏まえた上で、しっかりと対応していくということになると思います。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 この事業が、予算はこれまで36億2,400万円と巨額の予算に上っています。この事業を進めるに当たって、不正請求などを防止し、適切な執行にどのように取り組んでおられるのか、明らかにしていただきたいと思います。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 不正請求防止の取組についてのお答えをさせていただきます。まず、利用者の不正防止につきましては、宿泊時や予約受付時に、宿泊事業者や旅行事業者が運転免許証などの身分証明によりまして本人確認をさせていただいております。また、事業者につきましては、プラン利用者の氏名ですとか宿泊状況等を記入した提出書類を審査いたしまして、記載の誤りや不明な点がある場合におきましては、その都度内容を確認しているほか、適宜通知等により適正な運用を徹底するよう指導をしておるところでございます。 以上です。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 昨年の12月28日、観光庁長官名で、旅行業者及び宿泊業者に対するコンプライアンスの遵守の徹底についてと、事務連絡が発出されました。この点について、業界等へ徹底されているかと思いますが、本市としては何か具体化されたでしょうか。伺います。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 今ほどお尋ねのありました国のGoToトラベル事業での不適切な給付事業の事案ですとか、それから観光庁長官の事務連絡の内容につきましては、旅行会社、宿泊施設へしっかり周知されているものと理解しております。 本市におきましては、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンということになりますが、こちらにつきましては、これまでも不正な事案はございませんが、観光庁の発表、それから事務連絡が公表されました令和3年12月末に、本市も参加事業者に対しまして、適切な運用を徹底するよう改めて通知しております。さらにその後も、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンの再開等のタイミングに合わせまして通知を行い、適宜適切な利用を促しているところでございます。 以上です。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 市長も経験がございますように、国が関連した通知その他を徹底した際は、問題があることを背景に改めて通知という形で出されるんです。そうすると、これに関連する本市の事業を遂行する際には、改めてこれらの趣旨についての徹底を行うのが通例だと思うのです。先ほど示しましたように、予算的には巨額の予算になっている点からすれば、観光庁長官の事務連絡を受けて、本市としても改めてこの事業が公正に行われるように徹底する必要があるんじゃないかというふうに思いますが、市長の見解を伺います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 先ほど経済局長から御答弁申し上げたとおりに、これまでも国の発表、あるいは事務連絡を受けた際に、本市としても改めて周知しているところでございます。また、機会を捉えて、事業者に対してそのような周知を行っているところでございますので、これからもその機会を通じて、あるいは事業者からの報告をいただく際などにも、しっかりと対応してまいりたいと考えております。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 本市のこの事業は、本市観光協会に委託し、さらに日本旅行業協会が事業を進めています。ですから、旅行代理店や宿泊施設からの申請が行われ、この日本旅行業協会が窓口となっています。では、本市観光協会には、これまで委託費として支払った額を明らかにしていただきたいと思います。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 金沢市観光協会への委託の金額であったかと思いますが、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンにつきまして、金沢市観光協会への委託は、令和2年度で約7億8,000万円、それから令和3年度は約15億4,000万円となっております。 以上です。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 そこで、2つ伺います。1つは、日本旅行業協会は、全国で正会員は1,104社となっています。もう1つあるんです。全国旅行業協会です。会員は5,500社だとしています。では、本市はなぜこの事業の窓口が日本旅行業協会だけとなっているのか。その理由を伺います。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 ただいま日本旅行業協会への窓口についての御質問だったと思います。五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンについてでありますが、全国からの誘客促進を目的としております。そうしたことから、多数のツアー商品の企画造成、誘客実績、それから専門スタッフを有しておりまして、全国展開をしている大手旅行会社で組織する一般社団法人日本旅行業協会、いわゆるJATAに事務をお願いしておるところでございます。このことによりまして、迅速で円滑な業務執行を確保いたしております。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 説明になっていないように思います。日本旅行業協会と全国旅行業協会があるのに、なぜ本市のこの事業が、日本旅行業協会だけとなっているのかと、その説明を求めたんです。再度お願いします。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 日本旅行業協会に業務委託をしておるわけですが、一方で、お話がありました全国旅行業協会、これは地元の中小の事業者が多いわけなんですが、こちらにつきましては、県内の旅行客の誘客ということについて対応が可能かなと思っておりますが、今回の全国からの誘客ということになりますと、日本旅行業協会に事務の執行をお願いしたこと、そのことで、迅速かつ円滑な業務執行が可能だと思っております。それから、全国旅行業協会、やはり先ほども申しましたように、中小の規模の事業者が多いということで、人の確保とかマンパワーということでも大変御苦労もされておりますので、何度も繰り返しになりますが、迅速かつ円滑な業務執行をするということで、今回は日本旅行業協会、こちらのほうに事務をお願いしているということでございます。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 日本旅行業協会は、全国で正会員は1,104社。この多くは大手なんです。一方、全国旅行業協会は全国で5,500社と、中小も含めて様々な業態として運営されています。円滑な事務の執行のために日本旅行業協会だけを窓口にするというのは、この事業本来が果たすべき目的と執行に関わって考えると、窓口を一本化するというのはいかがなものですかね。市長、どうでしょう。検討の余地はありますか。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 この事業の性格として、その両方に委託するというものではないと思っています。どちらかだと思っておるんですけれども、その上で、全国的な展開をされる企業の集まりの支部で構成されているこのJATAの中部支部の方と、あるいはその地元の旅行業を行っている団体の全国的な団体である全国旅行業協会石川県支部とのどちらがよいかというところの比較で申し上げると、今回、県内だけではなくて、より広域に集客を図らないと、金沢での五感にごちそう宿泊キャンペーン事業についてはうまくいかないということの判断の中で、前者--JATA(日本旅行業協会)をお願いして、委託を受けていただいているということだと思います。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 説得力がありません。この日本旅行業協会も、全国旅行業協会も、全国展開している団体であります。もちろん県内の組織もございます。したがって、問題提起しましたので受け止めていただければと思います。 もう1つ問題提起をしていきたい点が、本市と本市観光協会との関係です。委託契約を交わしています。ここに、この事業をそっくり観光協会に委託しているわけです。そこで、本市と本市観光協会と委託契約を交わした、その第6条に、委託業務結果報告書の提出が明記されています。そして、その仕様書には、報告書の作成が明記されています。どのような内容か明らかにしていただきたいと思います。 ○高岩勝人議長 鳥倉経済局長。 ◎鳥倉俊雄経済局長 金沢市観光協会の委託契約書の第6条と、それから仕様書の内容にということについてお答えいたします。委託契約書第6条における報告書でございますが、契約期間の終了時に、委託業務の執行結果を記載した報告書となっております。その内容は、事業収支、宿泊助成金の宿泊者の数ですとか、助成額、それから宿泊プランの申請者数、プランの数、そしてコールセンターの問合せの内容などの報告を受けております。それからもう1点、仕様書の報告というのもございましたが、完了時の実績報告ですとか、日別ですとか月別での実績を報告している内容となっております。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 本市観光協会に、本市職員が2名派遣されています。観光協会の事務局長は、歴代本市の幹部職員のOBが配置されています。この事業をこの本市観光協会に全て委託しているんです。そして、この観光協会が、その実務を、先ほど指摘した日本旅行業協会に一手にお願いしているという構図で、この事業が進められています。先ほど述べた質問の答弁では、観光協会に7億8,000万円、15億円等の委託費として支払った額があると。そうすると、この事業が果たしてその目的と事業の執行が行われているかどうかという点を、本市として責任ある対応が求められるというふうに考えています。そこで、観光協会との契約内容を見ましたら、その第6条には、結果報告書の提出が明記され、仕様書には報告の作成が明記されています。そこで、市長、私、この内容を求めたんです。ところが、いまだに回答はありません。何か提出するのに都合が悪いんですか。ちょっと市長、見解を伺います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 各個別の事業者の営業成績などが掲げられているところなどはもちろんありますけれども、それ以外の実績等については、特別に支障があるとは考えておりません。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 都合が悪くないということですので、しかるべき手続を踏んだ上で提出を求めておきたいというふうに思います。改めてこの事業が、予算的にも36億円を上回る大きな予算として執行されています。そして、その目的が本来達成されるように、本市として責任ある執行を求めておきたいというふうに思います。 2番目に、住民税非課税世帯臨時給付金事業について伺います。1世帯当たり10万円を支給するもので、今年度、新たに住民税均等割が非課税となった約8,000世帯が対象となっています。今後、支給までの取組と体制について明らかにしていただきたいと思います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 今回の特別給付金の支給につきましては、令和4年度の住民税の課税が確定した後、対象世帯に対して確認書を発送し、その返送を受けて、7月下旬から開始したいと考えております。また、体制につきましては、本年1月から設置している非課税世帯等臨時特別給付金事業実施本部において、引き続き支給の事務を行うとともに、専用のコールセンターも開設することとしております。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 前回の10万円の支給の際に、口座への振込までが時間が経過し、いつ支給されるのか、住民税非課税世帯とはどのような世帯なのかとの問合せが相次ぎました。その教訓をどのように生かされて今回臨んでいかれるのか、伺っておきたいと思います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 給付金につきましては、できるだけ早く支給したいというように思っておりますけれども、対象世帯の課税の状況を把握すること、そして、確認書を提出、その審査という手続が必要ですので、支給までに一定の期間を要することは御理解いただければと思います。また、前回の支給に関しましては、御自身が非課税でないにもかかわらず確認書が届かないなどという問合せが多くございまして、例えば世帯員に一部課税されている方がいる場合には対象とならないことなど、支給要件について広報などを通じて分かりやすく周知に努めたいと考えております。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 第3に、子育て世帯生活支援特別給付金事業について伺います。1世帯当たり5万円の支給で、対象世帯は児童扶養手当受給世帯約5,200世帯としています。今後の支給までの取組と体制について明らかにしていただきたいと思います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、児童手当等の口座情報を基に、原則申請が不要なプッシュ型で支給することとしておりまして、児童扶養手当の受給世帯に対しては今月末にも、また、その他の子育て世帯につきましては、7月中旬から順次支給を開始したいと考えております。さらに、体制につきましては、市民からの問合せ、あるいは相談に対応すべく、担当職員の増員を図ることで、生活に困っている方々へ速やかに支給したいと考えてございます。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 最後に、この2つの給付金事業については、市民的な関心も大きくあります。問合せその他についても、また、支給に当たっても、丁寧に、そして迅速にということでお願いしたいというふうに思います。 この事業の2つの事業の執行に当たっての、市長の、改めて見解を伺っておきたいと思います。 ○高岩勝人議長 村山市長。 ◎村山卓市長 今回、別建てでこの予算をお諮りさせていただいております。これも速やかな支給につなげるためということで御理解いただければと思ってございますけれども、議決をいただいた暁には速やかな支給につなげていきたいというように考えております。 ○高岩勝人議長 森尾嘉昭議員。 ◆森尾嘉昭議員 以上で終わります。(拍手) ○高岩勝人議長 以上で、29番森尾嘉昭議員の質疑は終了いたしました。 以上をもって、質疑は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △委員会付託 ○高岩勝人議長 ただいま議題となっております議案第1号は、お手元に配付いたしてあります議案審査付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。     〔議案審査付託表(一)は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    △休憩 ○高岩勝人議長 この際、暫時休憩いたします。     午前11時43分 休憩-----------------------------------     午後0時15分 再開 △再開 ○高岩勝人議長 出席議員数は、ただいまのところ35名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○高岩勝人議長 日程第3議案第1号令和4年度金沢市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。 本件につきましては、所管の常任委員会におきまして慎重審査の結果、全会一致をもって議案のとおり可決すべきものと決した旨、所管の常任委員会委員長から、それぞれ委員会審査報告書が議長の下に参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高岩勝人議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○高岩勝人議長 よって、これより採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 お諮りいたします。 議案第1号は、委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高岩勝人議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○高岩勝人議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明日3日から9日までは、議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高岩勝人議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、10日午前10時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○高岩勝人議長 本日はこれにて散会いたします。     午後0時16分 散会-----------------------------------  〔参照〕-----------------------------------                (写)                           金議議調第50号                           令和4年5月27日                           (2022年)  金沢市長 村山 卓様                       金沢市議会議長 高岩勝人          議場への出席要求について 地方自治法第121条第1項の規定により、令和4年度金沢市議会6月定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。副市長       相川一郎       教育長       野口 弘公営企業管理者   平嶋正実       都市政策局長    新保博之総務局長      松田滋人       文化スポーツ局長  東 利裕経済局長      鳥倉俊雄       農林水産局長    山森健直市民局長      松田俊司       福祉健康局長    高柳晃一こども未来局長   藤木由里       環境局長      加藤弘行都市整備局長    坪田英孝       土木局長      坂本敦志危機管理監     上野浩一       会計管理者     朝倉 豊消防局長      蔵 義広       市立病院事務局長  荒舘 誠財政課長      津田 宏     令和4年度金沢市議会6月定例月議会議案審査付託表(一)-----------------------------------            総務常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第1号令和4年度金沢市一般会計補正予算(第2号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳入 全部…………………………………………………………………26            経済環境常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第1号令和4年度金沢市一般会計補正予算(第2号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳出 7款 商工費………………………………………………………28            市民福祉常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第1号令和4年度金沢市一般会計補正予算(第2号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳出 3款 民生費………………………………………………………27-----------------------------------  〔参考〕----------------------------------- 令和4年度金沢市議会6月定例月議会            発言者(質疑)順序表発言予定日発言順序議席番号議員名会派等名6月2日(木)138高村佳伸自民党229森尾嘉昭日本共産党...