金沢市議会 > 2022-02-17 >
02月17日-01号

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  1. 金沢市議会 2022-02-17
    02月17日-01号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 4年  2月 定例月議会          令和4年2月17日(木曜日)-----------------------------------◯出席議員(36名)     議長  久保洋子     副議長  前 誠一     1番  荒木博文      2番  田中美絵子     3番  喜成清恵      4番  上原慶子     5番  稲端明浩      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  粟森 慨     9番  新谷博範      10番  麦田 徹     11番  上田雅大      12番  中川俊一     14番  坂本泰広      15番  高  誠     16番  喜多浩一      18番  高岩勝人     20番  宮崎雅人      21番  松村理治     22番  下沢広伸      23番  山本由起子     24番  森 一敏      26番  源野和清     27番  広田美代      28番  玉野 道     29番  森尾嘉昭      30番  秋島 太     31番  澤飯英樹      32番  中西利雄     33番  清水邦彦      34番  黒沢和規     35番  野本正人      36番  福田太郎     37番  横越 徹      38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)◯欠員  13番、25番-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長職務代理者副市長           相川一郎 教育長       野口 弘   公営企業管理者   平嶋正実 都市政策局長    鳥倉俊雄   総務局長      松田滋人 文化スポーツ局長  山森健直   経済局長      山田啓之 農林水産局長    長谷進一   市民局長      松田俊司 福祉健康局長    高柳晃一   こども未来局長心得 藤木由里 環境局長      吉田康敏   都市整備局長    坪田英孝 土木局長      坂本敦志   危機管理監     上野浩一 会計管理者     中坂暢江   消防局長      喜田 徹 市立病院事務局長  荒舘 誠   財政課長      津田 宏-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      東 利裕 担当次長議事調査課長      議事調査課担当課長 安藤哲也           小村正隆 議事係長      山口賢一   調査係長      今川良太 主査        富川朗人   主査        前田和紀 主査        北本剛太   主任        竹村太志 主任        辻 卓也   書記        小西孝博 総務課長補佐    多田育代   主査        打越洋平-----------------------------------◯議事日程(第1号)  令和4年2月17日(木)午前10時開議 日程第1 議案第62号 令和4年度金沢一般会計予算      議案第63号 令和4年度金沢市営地方競馬事業費特別会計予算      議案第64号 令和4年度金沢市市街地再開発事業費特別会計予算      議案第65号 令和4年度金沢公共用地先行取得事業費特別会計予算      議案第66号 令和4年度金沢工業団地造成事業費特別会計予算      議案第67号 令和4年度金沢住宅団地建設事業費特別会計予算      議案第68号 令和4年度金沢駐車場事業費特別会計予算      議案第69号 令和4年度金沢ガス事業清算特別会計予算      議案第70号 令和4年度金沢発電事業清算特別会計予算      議案第71号 令和4年度金沢国民健康保険費特別会計予算      議案第72号 令和4年度金沢後期高齢者医療費特別会計予算      議案第73号 令和4年度金沢母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算      議案第74号 令和4年度金沢介護保険費特別会計予算      議案第75号 令和4年度金沢水道事業特別会計予算      議案第76号 令和4年度金沢工業用水道事業特別会計予算      議案第77号 令和4年度金沢病院事業特別会計予算      議案第78号 令和4年度金沢中央卸売市場事業特別会計予算      議案第79号 令和4年度金沢下水道事業特別会計予算      議案第80号 令和4年度金沢公設花き地方卸売市場事業特別会計予算      議案第81号 金沢市公文書館条例制定について      議案第82号 金沢市における木の文化都市の継承と創出の推進に関する条例制定について      議案第83号 金沢市情報公開及び個人情報保護に関する条例の一部改正について      議案第84号 金沢市職員定数条例の一部改正について      議案第85号 職員の服務等に関する条例の一部改正について      議案第86号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について      議案第87号 職員の給与に関する条例等の一部改正について      議案第88号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について      議案第89号 金沢市特別会計条例の一部改正について      議案第90号 金沢市手数料条例の一部改正について      議案第91号 金沢市教育プラザ条例の一部改正について      議案第92号 金沢市図書館条例の一部改正について      議案第93号 金沢市児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第94号 金沢市児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び金沢市児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について      議案第95号 金沢市児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例及び金沢市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の一部改正について      議案第96号 金沢市児童館条例の一部改正について      議案第97号 金沢市国民健康保険条例の一部改正について      議案第98号 金沢市における緑のまちづくりの推進に関する条例の一部改正について      議案第99号 金沢市屋外広告物等に関する条例の一部改正について      議案第100号 金沢市総合治水対策の推進に関する条例の一部改正について      議案第101号 金沢市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について      議案第102号 金沢市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      議案第103号 金沢市消防団条例の一部改正について      議案第104号 石川県金沢食肉流通センター指定管理者の指定について      議案第105号 包括外部監査契約の締結について      議案第106号 令和3年度金沢一般会計補正予算(第12号)      議案第107号 令和3年度金沢市営地方競馬事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第108号 令和3年度金沢市市街地再開発事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第109号 令和3年度金沢工業団地造成事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第110号 令和3年度金沢駐車場事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第111号 令和3年度金沢国民健康保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第112号 令和3年度金沢後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)      議案第113号 令和3年度金沢介護保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第114号 令和3年度金沢ガス事業特別会計補正予算(第2号)      議案第115号 令和3年度金沢水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第116号 令和3年度金沢病院事業特別会計補正予算(第2号)      議案第117号 令和3年度金沢中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)      議案第118号 令和3年度金沢下水道事業特別会計補正予算(第4号)      議案第119号 工事請負契約の締結について(金沢市特別支援教育サポートセンター(仮称)、金沢市立中央小学校芳斎分校金沢市立中央地区新中学校(仮称)特学分校、金沢市芳斎公民館及び金沢市立芳斎児童館建設工事建築工事その1))      議案第120号 工事請負契約の締結について(金沢市特別支援教育サポートセンター(仮称)、金沢市立中央小学校芳斎分校金沢市立中央地区新中学校(仮称)特学分校、金沢市芳斎公民館及び金沢市立芳斎児童館建設工事建築工事その2))      議案第121号 工事請負契約の締結について(金沢市立中央地区新中学校(仮称)校舎整備工事建築工事))      議案第122号 工事請負契約の締結について(金沢市立中央地区新中学校(仮称)屋内運動場整備工事建築工事))      議案第123号 委託契約の締結について(金沢市民サッカー場大型映像音響システム整備事業)      議案第124号 市道の路線認定について      議案第125号 市道の路線変更について                           (提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)に同じ  小間井大祐議員の議員辞職件-----------------------------------     午前10時1分 開議 △開議 ○久保洋子議長 本日は休会の日でありますが、特に会議を開く必要があると認めた次第であり、ただいまから令和3年度金沢市議会2月定例月議会を開きます。 本日の出席議員数は、ただいまのところ36名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員の指名 ○久保洋子議長 今定例月議会における会議録署名議員の指名を行います。 29番  森尾嘉昭議員 30番  秋島 太議員 31番  澤飯英樹議員 以上、3名の方々を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議期間久保洋子議長 次に、さきの令和3年度金沢市議会12月定例月議会において休会の議決を行いましたが、これを改め、今定例月議会会議期間は、本日から3月4日までの16日間といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○久保洋子議長 次に、地方自治法第121条第1項の規定により、今定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたします。     〔説明員の氏名は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~日程追加(小間井大祐議員の議員辞職の件) ○久保洋子議長 小間井大祐議員から議員の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。 この際、小間井大祐議員の議員辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、これより小間井大祐議員の議員辞職の件を日程に追加し、議題といたします。 まず、辞職願を事務局長に朗読させます。 ◎東利裕事務局長                  令和4年2月16日 金沢市議会議長 久保洋子様            金沢市議会議員 小間井大祐 辞職願 このたび、一身上の都合により議員を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。 ○久保洋子議長 お諮りいたします。 小間井大祐議員の議員辞職を許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、小間井大祐議員の議員辞職を許可することに決定いたしました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第1議案第62号令和4年度金沢一般会計予算ないし議案第125号市道の路線変更について、以上の議案64件を一括して議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~提案理由の説明 ○久保洋子議長 市長職務代理者から提案理由の説明を求めます。 相川市長職務代理者。     〔相川一郎市長職務代理者登壇〕 ◎相川一郎市長職務代理者 おはようございます。 本日、ここに令和3年度金沢市議会2月定例月議会が開かれますに当たり、提出議案の大要について御説明を申し上げます。 それに先立ち、昨日、山野市長が退任されたことを受け、市長職務代理者としての職責を全うすべく、誠実に市政の運営に当たってまいります。事務の執行及び市民サービスの提供等に際しましては、これまでどおり、職員と共に懸命に取り組んでまいります。何とぞ各位の御指導を賜りますようお願い申し上げます。 また、昨日、県がまん延防止等重点措置の延長を政府に要請する旨の決定をしました。そのような状況下、現在、最優先に取り組んでおります新型コロナウイルス感染症対策につきましては、感染者の急速な増加に対応するため、PCR検査の拡充や保健所に応援職員を増員するなど体制の充実に努め、感染拡大防止と市民の不安解消に取り組んでいるところであります。 加えて、感染の収束を図るためには、ワクチンの3回目接種を加速していくことが重要であります。そのため、保育士や小中学校教職員、基礎疾患のある方に加え、妊婦やその同居家族についても2回目接種から6か月を経過した日以降に3回目接種が実施できるよう、接種時期の前倒しを行ったほか、65歳未満の市民に対しましても、来月18日より同様に接種できるよう対応していきます。今後とも市民の安全・安心の確保を第一に万全を期してまいります。 さて、令和4年度当初予算につきましては、来月、市長選挙を控えておりますことから、人件費や扶助費などの義務的経費継続事業が主体となる骨格予算として編成いたしました。編成に当たっては、現下の新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すため、当初予算と補正予算を一体的に編成し、感染防止対策地域経済対策をはじめとする所要の経費を盛り込んだところであります。 その結果、予算の規模は前年度に比べ、一般会計で実質0.5%増の1,806億1,000万円、全会計では実質0.9%増の3,700億5,884万5,000円となりました。 以下、当初予算に計上した主な事業につきまして、その概要を御説明申し上げます。 第1に、市民生活の安全・安心を確保するための施策です。 新型コロナウイルス感染症対策の最前線に立つ保健所のさらなる体制強化に向けて保健師を増員するほか、市立病院では引き続きコロナ患者専用病床40床を維持し、感染症の重点医療機関として医療提供体制を確保します。加えて、救急患者受入れ態勢を拡充するため、新たに専任の救急医を配置します。 また、ワクチン接種に関しましては、国の方針決定を受け、5歳から11歳までの子どものワクチン接種に係る経費を補正予算に追加するとともに、希望される方が安心して医療機関で接種できるよう、医師会等との連携を密にしながら接種体制を整えてまいります。 次に、安心して暮らせる福祉社会の形成についてです。地域の福祉ニーズが複雑化していく中、孤立・困窮・介護といった生活課題を解決するには、各分野の支援機関が連携し、一体となって困難なケースに対処していく必要があります。このため、市と関係機関から成る重層的支援体制推進会議を設置し、複合的な課題を抱える世帯を共に支援していく伴走型の体制を構築します。 あわせて、今般、新たな日常生活圏域の区割りについて、介護保険運営協議会の了承が得られましたので、明年度、地域包括支援センターを運営する法人の選考に向けた準備を進めてまいります。 また、障害のある方への施策では、家族の急病などの緊急時において、施設での受入れが困難な方を対象に、新たに自宅に支援員を派遣する制度を設けるほか、独り親家庭に対して、障害のある児童の通学を支援するヘルパーを派遣します。 一方、南部地区における健康づくりの拠点として整備を進めてきました泉野福祉健康センターにつきましては、感染症拡大の影響により、建設資材の納品に遅れを生じたことから、やむなく開館をこの夏に延期します。引き続き準備を進めるとともに、開館後は健康スタジオフレイル予防教室を通年開催するほか、木をふんだんに使用したこども広場では、土曜開放も実施いたします。 また、市立病院の再整備に関しましては、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、今後、県において地域医療構想の見直しが予定されていますので、その議論を注視し、新病院が備えるべき医療機能感染症対応在り方等について検討していきます。 このほか、子宮頸がんワクチン積極的勧奨の再開に合わせ、過去に機会を逃した方への接種を実施しますほか、国民健康保険料については、市民生活への影響に配慮し、基金を活用することにより保険料率を引き下げます。 次に、災害に強いまちづくりについてです。浸水対策を強化するため、金沢港周辺に遠隔での監視や操作が可能な仮設の排水ポンプを増設し、河川の水位上昇時に速やかに稼働できる体制を整備します。あわせて、河北潟周辺排水機場についても、雨水ポンプ場との一体運用に向けて遠隔制御システム導入調査に着手します。 また、大雨による浸水被害発生防止を図るため、事業者が開発を行う際の雨水排水協議の対象に、太陽光発電設備の設置を追加するための総合治水対策推進条例(略称)の一部改正を今回お諮りしています。 さらに、地域防災の要である消防団員の確保に資するため、報酬単価の引上げなどに係る消防団条例の一部改正をお諮りしていますほか、団本部や各分団の運営交付金の拡充を図ることで、地域に根差した消防団活動を支援してまいります。 一方、脱炭素社会の実現は、全世界が連携して取り組むべき喫緊の課題であります。本市では、ゼロカーボンシティ推進本部を中心に温暖化対策を積極的に推進しており、先般、政府の温室効果ガス排出削減目標が引き上げられたことから、本市の地球温暖化対策実行計画を改定し、目標達成に向けた取組を加速していきます。 あわせて、公共施設LED化にも積極的に取り組み、今年度実施した小中学校の体育館やスポーツ施設照明LED化に引き続き、明年度は道路灯と公園灯のLED化に向けた事業者選考に着手し、令和5年度中の完了を目指してまいります。 第2に、まちの元気をつくり出す施策についてであります。 景気は持ち直しつつあるものの、ここに来て、オミクロン株の急速な拡大や原油価格の高騰に伴い、先行きに不透明感が広がっています。そのため、市としても引き続き地域経済の回復に全力を尽くすべく、国の経済対策に積極的に呼応し、補正予算への前倒しを含め、一般会計で前年度を上回る326億円の公共事業費規模を確保いたしました。引き続き早期かつ切れ目のない工事発注に努め、地域経済を下支えしていきます。 また、まん延防止等重点措置の適用を受け、時短営業等に協力した飲食店に対する緊急支援金補正予算に追加するとともに、感染拡大の影響で売上げが大きく減少した事業者に対して、国・県の制度に上乗せし、新たに市独自となる最大25万円の臨時支援金を支給します。 商業の振興では、客足の回復に向けて、地域住民との交流イベントを開催する商店街に対して拡充した助成制度を継続するとともに、地域の担い手となる若者の起業を支援する制度を充実します。 また、将来の起業家を育成するため、金沢未来まち創造館では、若手起業家の指導による小学校高学年向けのワークショップやICTを活用した海外の子どもたちとのオンライン交流会を開催します。 農林水産業の振興では、金沢産農水産物を1年を通して学校給食に食材提供するなど、地産地消を推進していくほか、国が推奨する森林認証を市が取得し、金沢産材の利用促進につなげていきます。 また、中央卸売市場では、再整備に向けた現況測量等に着手するとともに、卸売業者などが自主的に行うPCR検査を支援し、市場の安全・安心を確保します。 次に、都市の発展基盤の整備に関してであります。都市圏交通の大動脈となる外環状道路海側幹線4期区間では、工事が順調に進捗しており、2車線での暫定供用開始を年内に前倒しする予定となっています。 加えて、都市公園の再生・活用を図るため、泉野地区において利用者のニーズを反映し、複数の公園を活性化するための再編整備工事に着手するほか、玉川公園ではインクルーシブ遊具を設置し、障害の有無にかかわらず、誰もが憩える公園を目指して再整備します。 また、持続可能な交通ネットワークの構築に向けて、次期金沢交通戦略や4市2町による広域圏での地域公共交通計画の策定に取り組むとともに、デジタル乗車券を活用した鉄道と路線バス乗り継ぎ実験を実施し、公共交通利用促進に努めます。 一方、路線バスの減便などが進められる中、新たに北部地区における移動手段を確保するため、官民連携によるAIデマンド交通運行実験を支援するほか、地域運営交通の運行に対する助成制度も拡充し、地元の負担軽減を図ります。 また、ポストコロナを見据えた交流・定住人口の拡大にも取り組むこととしており、昨年、修学旅行先に本市を選んだ三大都市圏の学校が大幅に増えたことから、この機を捉え、修学旅行に対する助成制度を拡充し、誘致促進を図っていきます。 加えて、コロナ禍をきっかけに地方へのUJIターン就業が増加傾向にあることを受け、移住支援制度子育て世帯への加算制度を新設し、さらなる移住・定住の促進に努めてまいります。 第3は、個性と魅力に磨きをかける施策についてであります。 木の文化都市については、これまで本市が取り組んできた施策を踏まえ、木の文化都市の継承と創出に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための条例案を今回お諮りしています。条例の具現化に当たって、基本方針や具体の施策を盛り込んだ木の文化都市金沢推進計画を策定するとともに、計画的な施策等を協議していくための金沢会議を設置します。 加えて、木質化を進めるための中層建築物の仮想設計を石川県建築士事務所協会と共同で行い、普及に向けた課題を検証するほか、尾張町では、モデル事業として学生団体が地域と連携し、木の文化を体現できるイベントを開催します。 次に、スポーツ文化の推進に関してであります。まずは、東京オリンピック・パラリンピックを機に関心が高まるパラスポーツ普及促進を図るため、パラスポーツ団体等の活動に対する支援制度を拡充するほか、小学校では、児童がパラスポーツ体験を通じて障害のある方への理解を深める学習を取り入れます。 金沢マラソンでは、ワクチン検査パッケージを活用することで定員を1万2,000人に増やすとともに、オンライン大会に200キロメートル部門や海外在住者枠を新設するなど、感染防止対策を徹底し、より魅力的な大会となるよう、開催に向けた準備を進めていきます。 加えて、競技環境を向上し、子どもたちに夢を持ってもらえるよう、令和5年秋の完成を目指し、市民サッカー場の建設工事を本格化していきますほか、今回、大型映像音響システムの整備に係る請負契約議案をお諮りしています。 一方、まちの品格を高める本市固有の文化の継承・発展についてですが、令和5年秋のいしかわ百万石文化祭2023に向け、文化スポーツ局に国民文化祭推進室を設置し、事業別実施計画の策定に取り組むなど、県や文化団体等との連携を図りながら準備を本格化していきます。 また、鏡花文学賞が制定50周年を迎えますことから、これを記念した金沢泉鏡花フェスティバル2022を開催しますとともに、5回目となる金沢・世界工芸トリエンナーレでは、若手作家の活力ある工芸作品を国内外に発信していきます。 さらに、ユネスコ無形文化遺産に登録された縁付金箔製造の保存継承を図るため、後継者育成プログラムを受講する研修生とその指導者に奨励金を交付することで、藩制期より培われたかけがえのない技術を後代へ引き継いでいきたいと考えています。 一方、金沢美術工芸大学では、令和5年度中の新キャンパス移転に向けて建設工事を本格化するほか、西町教育研修館を活用した柳宗理デザインミュージアム(仮称)の整備に向けて基本計画を策定します。 また、魅力的な都市景観の形成を目指し、観音町通りの無電柱化整備を本格化するとともに、屋外広告物審議会からの答申を踏まえ、まちなかにおける屋内広告物の規制を強化するための条例改正をお諮りしています。 第4は、次代を担う子どもを守り育むための施策についてであります。 全ての子どもが心豊かに成長できる社会を実現するため、子育て世帯の負担軽減や困難を抱える子どもへの支援に取り組みます。まずは、保育定員の増加につながる私立保育所等の増改築を支援し、子育てと仕事を両立できる環境を整備するとともに、保育所等の入所や育児に関するオンライン相談窓口を設置し、来庁が難しい方にも対応できる体制を整えます。 さらに、子育て負担の軽減を図るため、保護者に代わり体調不良児を預かる保育所等を6か所追加するほか、かなざわ子育てすまいるクーポンの対象に医療機関で実施する病児一時保育を加え、令和5年4月からクーポンをデジタル化することでさらに利便性を高めていきます。 また、諸江児童館(仮称)や芳斎公民館・児童館の整備を本格化していきますほか、平和町児童館の現地建て替え工事に着手します。 一方で、全国で子どもの命に関わる重大な事件が相次いでおり、貧困や虐待などから子どもを守る仕組みを速やかに整備していく必要があります。そこで、昨年の子ども宅食のあり方検討会からの提言を踏まえ、地域ボランティア等の協力を得ながら拠点型子ども宅食のモデル事業を実施するとともに、訪問型の子ども宅食についても、NPO団体等に対する子ども見守り支援事業の助成額を引き上げることとします。 また、ヤングケアラーと思われる児童・生徒の状況について、関係機関を対象に実態調査を実施し、困難を抱える児童・生徒の早期発見と支援体制の構築につなげていきます。 加えて、児童虐待防止対策を強化するため、児童相談所の専門職員を増員するとともに、養育に不安や悩みを抱える家庭への対応として、精神科医による相談・助言を取り入れるなど、親子の良好な関係構築をサポートする体制を充実していきます。 このほか、コロナ禍で育児疲れや不安を抱える産婦が増えていることから、助産院で実施する母子の健康管理や育児相談など産後ケア事業の対象者を拡大するとともに、保健師の自宅訪問に心理士が同行してカウンセリングを行い、育児不安の解消を図っていきます。 次に、学校教育に関してであります。現在、学校では、全ての教職員等が協力し、感染防止対策と児童・生徒の学びの保障に全力を尽くしています。感染者が発生し、臨時休業となった学校では、1人1台の学習用端末を活用したオンライン学習により学びの場を確保するよう努めており、明年度からは専門業者によるサポートを充実し、ICTに係る教職員の業務負担を軽減していきます。 教育施設の整備では、近く中央小学校と犀桜小学校の新校舎建設工事が完了することから、4月の供用開始に向けた準備を進めますほか、田上校下の新たな小学校と中央地区の新中学校についても、令和5年4月の開校を目指し、建設工事を本格化していきます。 また、小中学校トイレの洋式化については、今回、国庫補助の内示を受けて改修費を補正予算に前倒しして計上したところであります。引き続き、国の補助制度を活用しながら、3か年をめどにできるだけ早期の整備完了を目指していきます。 一方、特別支援教育の充実を図るため、中央小学校芳斎分校の改築に併せて整備する特別支援教育サポートセンター(仮称)等の建設工事に係る請負契約議案を今回お諮りするとともに、専門的な知見を有する特別支援教育アドバイザーを学校に派遣し、教職員の教科指導に係る相談支援体制の充実に努めます。 このほか、学校給食調理場の再編整備については、泉本町地内で新たな共同調理場を整備するための実施設計に着手するほか、明年度から学校給食費の公会計化を完全実施することにより、教職員の業務負担を軽減していきます。 次いで、青少年教育の振興に関してであります。宇宙教育推進計画の具現化の一環として、産学官の連携による宇宙産業シンポジウムを開催し、こども分科会等の活動を通じて学びを深め、未来を創造できる人材を育成していきます。 また、かねて整備を進めてきました玉川こども図書館につきましては、来月にも建設工事が完了し、4月17日に開館の運びとなりました。1階の木の広場では、親子で図書を楽しめる空間を設けたほか、図書の自動貸出機や地下駐車場を新たに設置するなど、読書環境の充実と利用者の利便性向上に工夫を凝らしています。児童図書の拠点にふさわしい施設として、開館準備に万全を期してまいります。 第5は、協働と連携のまちづくりを進めるための施策についてであります。 コロナ禍が長期化し、地域活動等が制限される中、住民同士のつながりの希薄化が懸念されています。明年度は、次期地域コミュニティ活性化推進計画の策定に取り組み、町会等の担い手の確保や地域団体間の連携強化につながる施策をはじめ、ポストコロナ時代の社会変容にも対応した地域活動の在り方などを検討してまいります。 あわせて、町会等の電子回覧板アプリの導入に対する助成額を世帯数に応じて引き上げるほか、住宅防火対策の強化を図るため、地域団体や民間事業者と連携し、高齢者世帯等への住宅用火災警報器の設置を促していきます。 ところで、この4月より改正女性活躍促進法が施行され、これまで以上に女性が十分に能力を発揮し、活躍できる環境を整えていかなければなりません。市といたしましても、誰もがあらゆる分野で輝き、活躍できる社会を目指し、次期男女共同参画推進行動計画の策定に取り組みます。 また、防災備蓄品を活用し、生理用品の無償配布を福祉健康センターなどで実施するとともに、中学校のトイレにも常備するなど、コロナ禍で不安を抱える女性が安心して生活できる環境を整備していきます。 次に、市民生活の利便性向上につながる行政のデジタル化についてです。市役所の窓口をはじめ、近江町交流プラザや観光駐車場など、公共施設におけるキャッシュレス決済を拡大するとともに、AIを活用した行政情報に関する自動案内システムに戸籍や税、マイナポイントに関する項目を追加し、検索機能を拡充することで市民サービスの向上を図っていきます。 一方、外郭団体の再編につきましては、この4月よりまちづくり財団がスポーツ事業団に統合されますことから、効率的な運営に努め、自立性を高めていきます。 また、玉川こども図書館に併設する公文書館の開館に向けて設置条例をお諮りしているところであり、歴史公文書等の適切な保存と利用に努めてまいります。 このほか、ガス事業及び発電事業につきましては、現在、契約に基づき新会社との間で業務の引継ぎを鋭意進めており、4月1日の譲渡に万全を期していきます。 なお、先般、政府が人事院勧告を踏まえた国家公務員の期末手当の引下げについて、本年6月分で調整するための給与法改正案を閣議決定したことを受け、本市としても国等に準じた対応を行うための関係条例の改正をお諮りしています。 以上が令和4年度の当初予算案の大要です。このほか、条例案では、さきに述べた金沢市における木の文化都市の継承と創出の推進に関する条例の制定など23件、その他の議案として指定管理者の指定など2件をお諮りしています。 次に、令和3年度の最終補正予算案ですが、新型コロナウイルス感染症対策や国の経済対策に呼応した公共事業の前倒しに係る経費のほか、各種事業費等の精算が主なる内容で、全会計の補正額は119億3,389万1,000円となりました。 都市整備、土木部門では、大額町地内などの急傾斜地崩壊防止対策や南新保地区の土地区画整理事業に係る負担金を前倒しするほか、道路除排雪費を追加しています。 経済、農林水産部門では、さきに述べた事業復活臨時支援金や飲食店まん延防止緊急支援金のほか、大規模農家の農業用機械の導入に対する支援費を計上しています。 福祉健康、こども未来部門では、感染症患者の医療給付費や通園自粛に伴う保育料の公費負担に加え、障害者福祉施設の施設整備に対する助成費を追加しました。 文化スポーツ部門では、ふるさと納税寄附金の増に伴い、文化の人づくり基金を積み増ししますほか、教育部門では、さきに述べた小中学校トイレの洋式化や各学校が行う感染症対策に係る特別校費を計上しています。 都市政策、総務部門では、金沢港無量寺泊地の改良に対する県負担金を追加したほか、中期財政計画に基づく市債の繰上償還をはじめ、財政調整基金の積み戻しや国から地方交付税で措置される減債基金の積立金などを計上しています。 予算以外の議案では、中央地区新中学校の校舎整備工事に係る請負契約の締結など7件をお諮りしたほか、過日専決処分した市長選挙及び市議会議員補欠選挙に係る一般会計補正予算など2件を報告しております。 最後に、今月1日未明に東長江で発生した土砂崩れについての報告であります。発災後、付近住民に速やかに避難指示を出し、崩落面に応急措置を講じるとともに、地表面に変化があればサイレンなどで知らせる計器を現地に設置しました。現在、専門家の知見をいただきながら地質等の調査を進める一方、今月末にはのり面を保護する応急復旧工事に取りかかることとしています。住民の不安を一日も早く解消するためにも、早期の本格復旧に向け、全力を挙げて取り組んでまいります。 以上が議案等の大要でございます。何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。
    久保洋子議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○久保洋子議長 この際、御報告いたします。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第34号及び報告第35号をもって報告されておりますことをお知らせいたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○久保洋子議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明日18日から24日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、25日午前10時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○久保洋子議長 本日はこれにて散会いたします。     午前10時40分 散会-----------------------------------  〔参照〕-----------------------------------                (写)                          発金議議調第194号                          令和4年2月17日                          (2022年)  金沢市長職務代理者  金沢市副市長 相川一郎様                       金沢市議会議長 久保洋子          議場への出席要求について 地方自治法第121条第1項の規定により、令和3年度金沢市議会2月定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。教育長       野口 弘       公営企業管理者   平嶋正実都市政策局長    鳥倉俊雄       総務局長      松田滋人文化スポーツ局長  山森健直       経済局長      山田啓之農林水産局長    長谷進一       市民局長      松田俊司福祉健康局長    高柳晃一       こども未来局長心得 藤木由里環境局長      吉田康敏       都市整備局長    坪田英孝土木局長      坂本敦志       危機管理監     上野浩一会計管理者     中坂暢江       消防局長      喜田 徹市立病院事務局長  荒舘 誠       財政課長      津田 宏...