金沢市議会 > 2021-12-17 >
12月17日-05号

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  1. 金沢市議会 2021-12-17
    12月17日-05号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 3年 12月 定例月議会          令和3年12月17日(金曜日)-----------------------------------◯出席議員(37名)     議長  久保洋子      副議長 前 誠一     1番  荒木博文      2番  田中美絵子     3番  喜成清恵      4番  上原慶子     5番  稲端明浩      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  粟森 慨     9番  新谷博範      10番  麦田 徹     11番  上田雅大      12番  中川俊一     13番  小間井大祐     14番  坂本泰広     15番  高  誠      16番  喜多浩一     18番  高岩勝人      20番  宮崎雅人     21番  松村理治      22番  下沢広伸     23番  山本由起子     24番  森 一敏     26番  源野和清      27番  広田美代     28番  玉野 道      29番  森尾嘉昭     30番  秋島 太      31番  澤飯英樹     32番  中西利雄      33番  清水邦彦     34番  黒沢和規      35番  野本正人     36番  福田太郎      37番  横越 徹     38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)◯欠員  25番-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       相川一郎 副市長       村山 卓 教育長       野口 弘   公営企業管理者   平嶋正実 都市政策局長    鳥倉俊雄   総務局長      松田滋人 文化スポーツ局長  山森健直   経済局長      山田啓之 農林水産局長    長谷進一   市民局長      松田俊司 福祉健康局長    高柳晃一   こども未来局長心得 藤木由里 環境局長      吉田康敏   都市整備局長    坪田英孝 土木局長      坂本敦志   危機管理監     上野浩一 会計管理者     中坂暢江   消防局長      喜田 徹 市立病院事務局長  荒舘 誠   財政課長      津田 宏-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      東 利裕 担当次長議事調査課長      議事調査課担当課長 安藤哲也           小村正隆 議事係長      山口賢一   調査係長      今川良太 主査        富川朗人   主査        前田和紀 主査        北本剛太   主任        竹村太志 主任        辻 卓也   書記        小西孝博 総務課長補佐    多田育代   主査        打越洋平-----------------------------------◯議事日程(第5号)  令和3年12月17日(金)午後1時開議 日程第1 議案第48号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第8号)ないし議案第57号市道の路線変更について      陳情第13号ないし陳情第15号                      (委員長報告、討論、採決) 日程第2 議案第58号 金沢市名誉市民の称号を贈ることにつき同意を求めるについて 日程第3 諮問第2号 人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについて 日程第4 議会議案第16号 中国政府による人権侵害問題の解決に向け、日本政府に必要な措置を講ずることを求める意見書 日程第5 議会議案第17号 子宮頸がん検診のさらなる推進を求める意見書 日程第6 議会議案第18号 台湾の国際民間航空機関及び国際刑事警察機構への参加に向けた積極的な支援を求める意見書 日程第7 議会議案第19号 消防防災体制充実強化に関する意見書 日程第8 議会議案第20号 COP26を踏まえたさらなる脱炭素政策の充実を求める意見書 日程第9 デジタル戦略に関する調査の件 日程第10 新型コロナウイルス対策に関する調査の件 日程第11 都市交通に関する調査の件-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)に同じ  議案第59号 令和3年度金沢市一般会計補正予算(第9号)-----------------------------------     午後1時1分 開議 △開議 ○久保洋子議長 本日の出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議時間の延長について ○久保洋子議長 あらかじめ本日の会議時間を延長いたしておきます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案等上程久保洋子議長 これより、日程第1議案第48号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第8号)ないし議案第57号市道の路線変更について並びに陳情第13号ないし陳情第15号、以上の議案10件、陳情3件を一括して議題といたします。 以上の各件につきましては、それぞれ所管の常任委員会または議会運営委員会におきまして、慎重審査の結果、議案第48号ないし議案第57号については、全会一致をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決し、陳情第13号ないし陳情第15号については、いずれも不採択とすべきものと決した旨、所管の常任委員会委員長または議会運営委員会委員長から、それぞれ委員会審査報告書が議長の下に参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○久保洋子議長 よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 7番大桑初枝議員。     〔7番大桑初枝議員登壇〕(拍手) ◆大桑初枝議員 私は、日本共産党市議員団を代表して、ただいま上程されました陳情3件について討論いたします。 陳情第13号は、新型コロナウイルス感染症自宅療養者への保健所の対応に関する陳情です。まず、退院後の自宅療養者について、症状に応じて寄り添った対応を求める項目についてです。退院後も、治療やリハビリが必要な方がいらっしゃいます。また、全国でも問題となっていますが、コロナ感染後の後遺症に悩んでいる方は本市でもいらっしゃると聞いています。医療と連携しながら、きめ細やかな対応が必要です。次に、自宅療養者の希望に応じて、パルスオキシメーターの貸出しを求める項目です。パルスオキシメーターの利用は、早期の症状変化にも気づけ、また、自宅療養者の安心にもつながることから必要です。我が会派は、この2つの陳情項目に賛成であり、付託された市民福祉常任委員会の不採択には反対であります。 陳情第14号金沢市におけるコミュニティバスの導入促進に関する陳情書に関しては、金沢市にコミュニティバスを走らせる会の代表の方から出されたものです。金沢市でも高齢化が進み、全国的に高齢ドライバーによる交通事故が多発しています。しかし、運転免許証を返納すると、買物や通院などの日常生活に困難を来すことに不安があり、また、実際に返納した方は御苦労しており、コミュニティバスの導入を求める住民の要求が大きくなっています。本市では、地域運営交通運行費補助の制度に基づくコミュニティバスが3地域で運行されていますが、それ以外にはまだ導入が進んでいません。郊外の地域において、コミュニティバスのさらなる導入は必要不可欠であり、我が会派は、この陳情に賛成です。よって、付託された総務常任委員会の不採択には反対です。 陳情第15号は、政務活動費の金沢市条例改正についての陳情書で、市民オンブズマン石川の代表幹事から提出されました。政務活動費が本来の目的に沿って運用されるとともに、その透明性を確保し、市民からの理解を得ていくことは大切です。さらなる情報公開による透明性の確保や必要な改善が求められます。この陳情が指摘する法や全国市議会議長会が示した内容と本市議会政務活動費の交付に関する条例との整合について検討が必要との点について、その趣旨を理解し、賛成するものです。よって、付託された議会運営委員会での不採択には反対であることを表明し、討論といたします。(拍手) ○久保洋子議長 討論は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 まず、議題のうち、議案第48号ないし議案第57号の議案10件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議案10件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。-----------------------------------久保洋子議長 次に、陳情第14号の陳情1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、不採択であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、陳情第14号は、不採択とすることに決しました。-----------------------------------久保洋子議長 次に、陳情第13号の陳情1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、不採択であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、陳情第13号は、不採択とすることに決しました。-----------------------------------久保洋子議長 次に、陳情第15号の陳情1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、不採択であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立
    久保洋子議長 起立多数であります。 よって、陳情第15号は、不採択とすることに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第2議案第58号金沢市名誉市民の称号を贈ることにつき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第58号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり同意することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第3諮問第2号人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 諮問第2号は、諮問のとおり異議がない旨答申することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、諮問のとおり異議がない旨答申することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~日程追加(議案第59号) ○久保洋子議長 議案第59号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第9号)の議案が提出されております。 お諮りいたします。 この際、本件を日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 これより議案第59号を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~提案理由の説明 ○久保洋子議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 ただいま追加提出いたしました補正予算案について御説明を申し上げます。 去る15日、子育て世帯への臨時特別給付金について、現金での全額支給を可能とするなどの国の方針が出たことを踏まえ、対象となる世帯に対し、速やかに10万円を一括支給するため、今回、追加提案を行うものです。まずは、児童手当受給世帯に対し、今月27日に一括で支給するほか、申請が必要となる高校生のいる世帯などには、準備を整え、来月より順次支給を開始したいと考えています。 よろしく御審議、御決議のほどお願い申し上げます。 ○久保洋子議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員会付託久保洋子議長 これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、ただいま議題となっております議案第59号は、お手元に配付いたしてあります議案審査付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。     〔議案審査付託表本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○久保洋子議長 この際、暫時休憩いたします。     午後1時15分 休憩-----------------------------------     午後1時45分 再開 △再開 ○久保洋子議長 出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 議案第59号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 本件につきましては、所管の常任委員会におきまして、慎重審査の結果、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決した旨、所管の常任委員会委員長から、それぞれ委員会審査報告書が議長の下に参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、議案第59号は、原案のとおり可決することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第4議会議案第16号中国政府による人権侵害問題の解決に向け、日本政府に必要な措置を講ずることを求める意見書ないし日程第8議会議案第20号COP26を踏まえたさらなる脱炭素政策の充実を求める意見書、以上の議会議案5件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 議会議案第16号ないし議会議案第20号の議会議案5件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 ただいま可決されました議会議案各件の提出先及びその他の処理方法につきましては、議長に御一任願います。     〔議会議案第16号ないし議会議案第20号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~デジタル戦略に関する調査の件 ○久保洋子議長 次に、日程第9デジタル戦略に関する調査の件を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長報告久保洋子議長 これより、本件に関し、デジタル戦略特別委員会委員長の報告を求めます。 デジタル戦略特別委員会委員長喜多浩一議員。     〔デジタル戦略特別委員会委員長喜多浩一議員登壇〕(拍手) ◆喜多浩一デジタル戦略特別委員会委員長 デジタル戦略特別委員会の調査の結果を御報告いたします。 本委員会は、デジタル戦略に関することを調査するため、3月19日に設置されて以降、9回の委員会を開催してまいりました。 調査テーマデジタル化が市民に与える影響と定め、執行部や参考人からの意見聴取を行い、委員会として議論を重ね、取りまとめた提言を12月3日に市長へ提出いたしました。 1、行政におけるデジタル化の展望と課題について、業務の見直しが前提として、書類の様式や事務処理手順を含め、これまでの業務のやり方を抜本的に変えていくことを求めました。 また、先を見るとして、業務の将来の形を見据え、道筋をしっかりと押さえた上で、最善の対応方法と手順を検討し、デジタル化に着手するとともに、デジタル化後も不断の見直しを行うことを求めました。 また、全体を見るとして、一つの業務をシステム化しても、それだけで業務が完結することは少ないので、所管部門だけでなく、関係する部門と併せて全庁的な仕組みを調整、再構築することを求めました。 また、トライ・アンド・エラーから学ぶとして、成功事例にたどり着くまでには何回ものトライ・アンド・エラーが存在しているので、エラーを恐れずに、失敗事例からも大いに学ぶことを求めました。 また、人材の育成では、デジタル化を進めるために、デジタルを活用するための目的と課題を明確化できる人材育成を行うとともに、全庁的な情報リテラシーを底上げすることを求めました。 2、市民への対応について、市民への周知として、市民の利便性を向上させようとしても、市民が享受する機会がなければ意味がないので、市民に見せる、市民が考える、市民が参加する仕組みを考えることを求めました。 また、デジタルデバイドへの対応として、市民の中には、デジタル技術の活用が苦手な人や困難な人も一定数存在しているので、誰ひとり取り残さないための手段を検討することを求めました。 また、安全・安心の確保として、デジタル化を進めるに当たり、個人情報の保護を強く求められることから、セキュリティー対策を徹底するとともに、今後、個人情報保護条例が改正された場合でも、市民に対して不利益が生じないよう適切に対応することを求めました。 また、地域を巻き込んだ施策の推進として、スタートアップ企業の誘致は、地方都市発展のための重要な要素であることから、金沢未来まち創造館の活用や高等教育機関への協力依頼など、地域全体でスタートアップ企業を育てていく施策を推進することを求めました。 全国的に見ても、デジタル化に対する認識や住民を取り巻く環境は大きく変化しています。高齢者も含めた多くの国民がスマートフォンやタブレットを日常的に使い、地方公共団体も、いや応なくこの動きに巻き込まれているところであります。現在、市役所では、順次、デジタル化を進めていますが、デジタル化によって何を達成したいのか、明確にする必要があります。住民の利便性向上や社会の生産性向上少子高齢化対策自治体内部の効率化と働き方改革など、目標を設定してからデジタル化を進めていくべきです。デジタル化はあくまでも手段であり、手段が目的化するようなことはあってはなりません。デジタル化を進めていくことにより、市民の利便性が向上し、より市民のニーズに即した公共サービスが提供されることを願い、委員長報告といたします。(拍手) ○久保洋子議長 委員長報告は終わりました。 デジタル戦略特別委員会は、調査の目的を終了いたしましたので、ただいまの委員長報告をもって廃止といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~新型コロナウイルス対策に関する調査の件 ○久保洋子議長 次に、日程第10新型コロナウイルス対策に関する調査の件を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長報告久保洋子議長 これより、本件に関し、新型コロナウイルス対策特別委員会委員長の報告を求めます。 新型コロナウイルス対策特別委員会委員長山本由起子議員。     〔新型コロナウイルス対策特別委員会委員長山本由起子議員登壇〕(拍手) ◆山本由起子新型コロナウイルス対策特別委員会委員長 新型コロナウイルス対策特別委員会の調査の結果を御報告いたします。 本委員会は、新型コロナウイルス対策に関することを調査するため、3月19日に設置されて以降、9回の委員会を開催してまいりました。 本委員会における調査テーマコロナ禍を契機とした新たなまちづくりと定め、執行部からの説明の聴取や参考人からの意見聴取を踏まえて真摯な議論を重ね、取りまとめた提言を12月3日に市長へ提出いたしました。 まず、医療の連携体制及び危機管理の啓発に関する提言においては、1つ目に、緊急時の医療に備えた連携体制の構築及び保健所の機能強化として、平常時の医療体制から緊急時の医療体制にスムーズに転換できるよう、石川県や医療機関等との連携体制を平常時から構築するほか、保健所の機能強化にも取り組むことを求めました。 2つ目に、感染症に対する危機管理の啓発として、感染症を防災及び危機管理の分野の一つとして捉え、市民に対する啓発を継続して実施し、さらに発展させていくことを求めました。 次に、感染症流行下における地域の自然災害対応に関する提言においては、1つ目に、感染症流行下避難所運営マニュアルの作成及び訓練の実施として、感染症流行下に対応した避難所運営マニュアルを作成し、十分周知するとともに、感染症流行下を想定しての市民への情報伝達訓練など、定期的な訓練を実施することを求めました。 2つ目に、防災活動の活性化として、防災士の活躍の場をこれまで以上に拡大していくほか、防災活動の活性化に取り組むことを求めました。 3つ目に、分散避難の推進として、避難所での密を避ける観点から、避難所以外の避難先を平常時から確保するよう周知を徹底すること、また、避難所においては、教室等への分散避難を積極的に検討することを求めました。 また、飲食業等への対応に関する提言においては、1つ目に、新たな事業展開に対する支援として、コロナ禍により経営への打撃が非常に大きかった飲食業等の業種においては、従来の事業形態にとらわれない柔軟な事業展開が可能となるよう相談・支援を強化すること、また、飲食業に対しては、新たな事業展開を促すため、最先端技術を活用した調理事例を効果的に発信するなどの取組を行うことを求めました。 2つ目に、感染症防止対策への継続的支援の実施として、新型コロナウイルスの収束後においても、飲食業等における感染症防止対策への支援を継続的に実施するとともに、支援施策に係る補助申請手続等の迅速化及び簡素化に努めることを求めました。 日々刻々と変化する新型コロナウイルスの感染状況に対する政府等の対応や本委員会の提言等を踏まえて、今後も起こり得る新たな感染症の大流行に平常時からしっかりと備えることにより、感染症という危機に強いまちづくりが行われることを切に願って、委員長報告といたします。(拍手) ○久保洋子議長 委員長報告は終わりました。 新型コロナウイルス対策特別委員会は、調査の目的を終了いたしましたので、ただいまの委員長報告をもって廃止といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~都市交通に関する調査の件 ○久保洋子議長 次に、日程第11都市交通に関する調査の件を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長報告久保洋子議長 これより、本件に関し、都市交通特別委員会委員長の報告を求めます。 都市交通特別委員会委員長小間井大祐議員。     〔都市交通特別委員会委員長小間井大祐議員登壇〕(拍手) ◆小間井大祐都市交通特別委員会委員長 都市交通特別委員会の調査の結果を御報告いたします。 本委員会は、都市交通に関することを調査するため、3月19日に設置されて以降、8回の委員会を開催してまいりました。 調査テーマを地方都市における交通ネットワーク維持の在り方及び自治体の関わり方についてと定め、執行部や参考人からの意見聴取などを行い、委員会として議論を重ね、取りまとめた提言を12月3日に市長へ提出いたしました。 提言内容ですが、1、運行を継続させるための支援の在り方では、コロナ禍のため、交通事業者の従来のビジネスモデルが成立しなくなったことで、今後は、アフターコロナも見据えた持続可能なビジネスモデルの構築に向けた支援が必要であることを、また、交通事業者が新しいビジネスモデルを構築する上で、行政も役割の見直しが必要であり、特に北陸鉄道・鉄道線については、石川県や沿線市町とも協議しながら、上下分離方式等の役割転換を図り、自立運行を可能とする新たな支援スキームを確立するよう、交通事業者や住民も交えて十分に検討することを求めました。 さらには、新たな潜在需要客の掘り起こし支援として、市民ニーズを把握し、金沢MaaS推進体制の強化や、公共交通利用者を増加させるための取組を積極的に支援し、常に進化と連携を図り続けることにより、需要を喚起することを求めました。 2、交通ネットワークの維持と再構築に向けてでは、データの分析を基に施策を実施するためにも、交通事業者及び行政が保有する情報を互いに共有するなど、双方がパートナーシップの強化に努めることを求めました。 また、生活路線の維持と交通ネットワークの最適化として、安定運行及び大幅な減便等を行わずに事業継続するための運行経費を支援すると同時に、さらなる需要が見込める重要路線等を支援し、路線全体の収支バランスを保つなどの工夫を行うこと、そして、その重要路線等を補完するフィーダー交通において、運転手不足への対応なども鑑み、乗り合いタクシーなどの地域運営交通の積極的な活用など、最適な交通ネットワークを再構築していくことを求めました。 3、市民の移動を担保するための合意形成では、マイカーに過度に依存しない地域社会を目指し、公共交通がどうあるべきか、行政と交通事業者の意見交換や官民での議論を重ね、それぞれの役割と責任を確認し合うことで、公共交通の問題解消や啓発に向けて取り組むことを、そして長期的な視野を持ち、抜本的な対策を含め、実行に移していく議論を前に進めることを求めました。 行政と交通事業者が相互に理解を深め、歩み寄ることで、現在の状況を打開し、未来に向けた取組を果敢に打ち出していくことが可能になります。その際には、議論の中に市民の声を反映させ、都市の装置である公共交通に対し、さらなる関心を持ってもらうような仕掛けも必要となると考えます。 最後に、この提言が、現在策定中の第3次金沢交通戦略に反映されるとともに、市民が真に必要な公共交通が持続・発展し、将来にわたり市民が安心して暮らしていける金沢の基盤となることを願って、委員長報告といたします。(拍手) ○久保洋子議長 委員長報告は終わりました。 都市交通特別委員会は、調査の目的を終了いたしましたので、ただいまの委員長報告をもって廃止といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○久保洋子議長 以上をもって、今定例月議会に付議されました案件は、全て議了いたしました。 お諮りいたします。 明日18日から令和4年2月28日までは休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、明日18日から令和4年2月28日まで休会とすることに決定いたしました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △挨拶 ○久保洋子議長 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 12月定例月議会の終了に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。 今回提出いたしました各案件につきまして、先ほどは適切な御決議をいただき、誠にありがとうございました。本会議及び委員会を通じた御意見、御要望等を十分留意し、今後の市政運営に生かしていきます。 さて、大規模な経済対策を盛り込んだ補正予算が近く国会で成立する見込みとなっており、国・地方を挙げて、日本経済の力強い回復に向けた取組が加速していきます。本市としましても、まずはただいま可決をいただきました補正予算の早期執行に努めますとともに、今般の国の対策に積極的に呼応するべく、速やかに補正予算の編成に着手し、市民の暮らしの安定と地域経済の活性化になし得る最善を尽くしていきます。 また、感染が落ち着いている現下の状況を踏まえ、石川県は、先般、県民に限定していた旅行割引事業の対象を北陸3県に拡大いたしました。これを受けて、本市におきましても、国のGoToトラベル事業の再開に先行し、来月1日より、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業について、助成上限額を見直しした上で、対象地域を全国に拡大します。ワクチン・検査パッケージの活用を図るなど、さらなる感染防止対策の徹底に取り組みながら、コロナ禍で落ち込んだ観光需要の早期回復を図っていきます。 一方、政府は、新型コロナワクチンの3回目接種について、できる限り前倒しする考えを示しています。市としましては、引き続き、国に対し、早期にワクチンの供給計画等を示すように求めていきますとともに、前倒し接種にも備え、接種券の発送や接種会場の運営に向けた準備を本格化し、医師会と連携しながら体制を整えていきます。 また、年の瀬に向かいますことから、資金繰りで苦しい事業者や生活に困窮された方の相談窓口を年末30日まで第一本庁舎内に開設することとし、市民の皆様の不安解消に努めていきます。 これから本格的な雪の季節を迎えます。昨シーズンの大雪を踏まえ、市民生活に支障を来すことのないよう、国・県など関係機関との連携を密にしながら、除雪対策に万全を期していきます。 今年もあと僅かを残すばかりとなりました。この1年、市政の各般に賜りました御支援、御協力に改めて感謝を申し上げます。寒さに向かいます折から、各位には一層の御自愛をいただき、よき新年をお迎えくださいますように念じ上げ、終了に際しての御挨拶といたします。 ありがとうございました。 ○久保洋子議長 12月定例月議会の終了に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。 各位におかれましては、去る3日から本日まで、上程各案件の御審議に御精励を賜り、ここに滞りなく議事が終了いたしましたことに深く感謝を申し上げます。また、議事の運営に当たりましても格別の御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。 さて、本年もあと僅かを残すところになりました。新型コロナウイルス感染症の対応に明け暮れた1年でありましたが、ワクチン接種が進み、市民の皆様による感染症対策の徹底などにより、現在は本市の感染状況も落ち着いており、新しい生活様式の下、社会経済活動が動き始めつつあります。医療従事者をはじめ、市民の皆様のこれまでの御協力に、この場をお借りいたしまして、深く感謝を申し上げます。 これから本格的な冬を迎え、新たな変異株も確認されるなど、まだまだ予断を許すことはできません。今後も気を緩めることなく、感染症拡大の防止に努めるとともに、ポストコロナを見据えて、地域経済の回復に、市が一丸となって取り組んでいくことが大切であります。これらを含め、市政を取り巻く環境は厳しい状況が続くものと思われますことから、引き続き、各位と共にさらなる市勢の発展と市民福祉の向上に邁進していきたいと存じます。 寒さに向かう折、各位には十分健康に御留意され、よき新春をお迎えになられますよう心から御祈念を申し上げまして、終了の御挨拶といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○久保洋子議長 これをもちまして、令和3年度金沢市議会12月定例月議会を終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時10分 散会----------------------------------------------------------------------  〔参照〕-----------------------------------     令和3年度金沢市議会12月定例月議会議案審査付託表(二)-----------------------------------            総務常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第59号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第9号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳入 全部…………………………………………………………………15            市民福祉常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第59号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第9号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳出 全部…………………………………………………………………16            議案提出について 議案「中国政府による人権侵害問題の解決に向け、日本政府に必要な措置を講ずることを求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年12月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第16号   中国政府による人権侵害問題の解決に向け、日本政府に必要な措置を講ずることを求める意見書 国際社会は、中国政府による新疆ウイグル、チベット及び内モンゴルの各自治区における人権弾圧について、強く非難している。 アメリカは、トランプ政権時に、中国政府が新疆ウイグル自治区で行っている行為をジェノサイド(民族大量虐殺)と認定した。バイデン政権もこの見解を引き継ぎ、中国政府の人権弾圧を非難している。また、本年7月、アメリカ国務省は、大量虐殺や残虐行為の防止に関する年次議会報告書を発表し、中国政府が新疆ウイグル自治区においてウイグル人などの少数民族に対して、投獄や拷問、強制不妊手術などの人権侵害行為やジェノサイドを続けていると指摘している。 アメリカや欧州連合、イギリス、カナダの各国では、新疆ウイグル自治区で少数民族の人権を侵害しているとして、中国当局者らへの制裁を発動しているほか、国連においても、これまでに人権理事会で中国政府に対してウイグル人やチベット人、内モンゴル人などの少数民族の権利を守ることを求める勧告を採択しているが、中国政府は態度を改めていない。 このような中、日本政府は、人権状況について懸念をもって注視しているとの発言にとどまっている。 人権は全ての人々が生まれながらに持つ、人間が人間らしく生きる権利であり、人権の侵害はどこの国や地域であっても決して許されるものではない。また、本市では、中国国内に姉妹都市を有しており、互いに活発な交流が図られていることからも、隣国での人権問題に強い関心と懸念を抱いている。 よって、国におかれては、中国政府による新疆ウイグル、チベット及び内モンゴルの各自治区における人権弾圧に対して強く説明責任を求めるとともに、国際社会と連携して実態調査と人権侵害の改善に取り組むよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「子宮頸がん検診のさらなる推進を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年12月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第17号   子宮頸がん検診のさらなる推進を求める意見書 国立がん研究センターによると、2018年に、国内で子宮頸がんと診断された数は1万978例あり、亡くなられた女性は2,871人に上る。また、厚生労働省によると、30代までにがんの治療で子宮を失う人は毎年、約1,200人いるとのことである。子宮頸がんの特徴としては、死亡率が高いことに加え、他の臓器にできる多くのがんと異なり、20代から40代にかけての若年女性に発症することや、発症年齢が年々低くなっていることが挙げられる。子宮頸がんに罹患する原因のほとんどは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染であり、性交渉によりHPVに感染した後、数年から十数年かけて進行することが分かっている。 対象年齢の女性がHPVワクチンの接種を受けることで、高い予防効果が得られるが、ワクチン接種後に多様な副反応が生じるとの報告があったことや、ワクチンでは予防できない型のHPVが存在することが指摘されている。そのため、子宮頸がんの早期発見に向けて、ワクチンを接種した人も含め、定期的な検診が必要である。しかし、現状、10代向けの助成制度がないことや、欧米諸国と比較して受診率が著しく低いことなどの課題がある。 よって、国におかれては、子宮頸がん検診の受診率を向上させるため、10代から定期的な検診が受けられるよう早急に検診助成制度を構築・実施するとともに、子宮頸がんの特徴及び定期的な検診の重要性を強く発信していくよう強く求める。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「台湾の国際民間航空機関及び国際刑事警察機構への参加に向けた積極的な支援を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年12月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第18号   台湾の国際民間航空機関及び国際刑事警察機構への参加に向けた積極的な支援を求める意見書 台湾は、航路、金融、観光、商業、貿易などの重要な結節点であり、2019年に台湾を離着陸または経由した旅客は約6,900万人、日台間を往来した旅客は約700万人に上る。このような中、台湾は、国際民間航空の安全及び保安を図ることを目的とした国際民間航空機関(ICAO)への参加を希望しているが、2019年の総会においては政治的理由から招かれていない。航空の安全確保に関する国際的基準の協議において、台湾が参加することにより、さらなる国際航空の安全が担保されるべきである。 また、グローバル化する世界において、犯罪はボーダーレス化し、また、インターネットによる犯罪も存在している。このような中、台湾は、国際刑事警察機構(ICPO)への参加を希望しているにもかかわらず、実現していない。犯罪に対し、国際社会が連携して立ち向かうことが求められる中で、地理的空白が決してあってはならない。この問題は台湾だけの問題ではなく、早期の参加が求められる。 これらの国際機関や国際的枠組みに台湾が参加する必要性や緊急性は高い。また、多くの国から台湾の参加を支持する声も上がっている。さらに、本市議会においては、本市出身の八田與一技師及び磯田謙雄技師の縁で台南市議会及び台中市議会と友好交流協定を締結していることから、台湾とは特別な絆で結ばれており、これを強く望むものである。 よって、国におかれては、台湾の国際民間航空機関及び国際刑事警察機構への参加の実現に向け、積極的に支援するよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「消防防災体制充実強化に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年12月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第19号   消防防災体制充実強化に関する意見書 近年、大型台風の来襲、集中豪雨、大雪、竜巻などの突風、さらにこれらに加えて全国各地における群発地震等、大小様々な自然災害等が発生し、国民生活にも大きな影響がもたらされている。基礎自治体である市町村においては、火災やこれら自然災害等から住民の生命、身体、財産を守るため、総合的な消防防災体制の整備に努めているところであるが、今後さらに頻発すると予想される大規模災害等に迅速かつ的確に対応するため、さらなる消防防災体制充実強化は喫緊の課題となっている。 よって、国においては下記事項の実現に積極的に取り組まれるよう要望する。                 記1 消防防災体制の充実を図るため、防災拠点施設、消防水利施設、緊急消防援助隊施設等の消防防災施設・設備整備や、災害時における情報収集・伝達等の一端を担う防災行政無線の整備促進及びデジタル化に係る経費等に対する財政措置の拡充を図ること。2 「市町村の消防の広域化に関する基本指針」(平成30年4月1日施行)を踏まえ、消防の広域化に当たっては、引き続き必要な財政措置を図ること。3 地域防災に大きな役割を果たしている消防団について、安全対策を含めた装備の充実や装備基準の見直し、消防団施設の耐震化、消防団員の処遇改善のための施策の充実強化を図ること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「COP26を踏まえたさらなる脱炭素政策の充実を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年12月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第20号   COP26を踏まえたさらなる脱炭素政策の充実を求める意見書 英国で開かれた国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)は、成果文書であるグラスゴー気候合意を採択して閉幕した。同合意では、2100年の世界平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑える努力を追求すると明記されたほか、気候変動の原因となる温室効果ガスを特に多く排出する石炭火力発電については、当初案の「段階的廃止」から後退したものの「段階的削減」の文言が盛り込まれた。 グラスゴー気候合意は、今後10年間の取組を重要なものと位置づけ、各国に加速した行動を求めている。日本は、削減目標の引上げや石炭火力発電の段階的削減に踏み出さなければならない。 よって、国におかれては、COP26を踏まえ、さらなる脱炭素政策の充実を図るよう、強く要望する。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------  〔参考〕-----------------------------------  令和3年度金沢市議会12月定例月議会陳情の委員会審査結果表審査結果番号件名付託委員会不採択陳情第13号新型コロナウイルス感染症自宅療養者への保健所の対応に関する陳情市民福祉不採択陳情第14号金沢市におけるコミュニティバスの導入促進に関する陳情書総務不採択陳情第15号政務活動費の金沢市条例改正についての陳情書議会運営 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   議長     久保洋子   副議長    前 誠一   署名議員   下沢広伸   署名議員   山本由起子   署名議員   森 一敏...