金沢市議会 > 2021-09-17 >
09月17日-05号

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  1. 金沢市議会 2021-09-17
    09月17日-05号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 3年  9月 定例月議会          令和3年9月17日(金曜日)-----------------------------------◯出席議員(37名)     議長  久保洋子      副議長 山本由起子     1番  荒木博文      2番  田中美絵子     3番  喜成清恵      5番  稲端明浩     6番  熊野盛夫      7番  大桑初枝     8番  粟森 慨      9番  新谷博範     10番  麦田 徹      11番  上田雅大     12番  中川俊一      13番  小間井大祐     14番  坂本泰広      15番  高  誠     16番  喜多浩一      17番  前 誠一     18番  高岩勝人      20番  宮崎雅人     21番  松村理治      22番  下沢広伸     24番  森 一敏      25番  小林 誠     26番  源野和清      27番  広田美代     28番  玉野 道      29番  森尾嘉昭     30番  秋島 太      31番  澤飯英樹     32番  中西利雄      33番  清水邦彦     34番  黒沢和規      35番  野本正人     36番  福田太郎      37番  横越 徹     38番  高村佳伸◯欠席議員(1名)     4番  上原慶子-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       相川一郎 副市長       村山 卓 教育長       野口 弘   公営企業管理者   平嶋正実 都市政策局長    鳥倉俊雄   総務局長      松田滋人 文化スポーツ局長  山森健直   経済局長      山田啓之 農林水産局長    長谷進一   市民局長      松田俊司 福祉健康局長    高柳晃一   こども未来局長心得 藤木由里 環境局長      吉田康敏   都市整備局長    坪田英孝 土木局長      坂本敦志   危機管理監     上野浩一 会計管理者     中坂暢江   消防局長      喜田 徹 市立病院事務局長  荒舘 誠   財政課長      津田 宏-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      東 利裕 担当次長兼議事調査課長      議事調査課担当課長 安藤哲也           小村正隆 議事係長      山口賢一   調査係長      今川良太 主査        富川朗人   主査        前田和紀 主査        北本剛太   主任        竹村太志 主任        辻 卓也   書記        小西孝博 総務課長補佐    多田育代   主査        打越洋平-----------------------------------◯議事日程(第5号)  令和3年9月17日(金)午後1時開議 日程第1 副議長辞職の件 日程第2 議案第21号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第6号)ないし議案第42号市道の路線変更について      陳情第10号ないし陳情第12号                      (委員長報告、討論、採決) 日程第3 議案第44号 金沢市教育委員会委員の任命につき同意を求めるについて 日程第4 議案第45号 金沢市公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて 日程第5 議案第46号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第7号)      (提案理由説明、質疑、委員会付託委員長報告、討論、採決) 日程第6 議会議案第8号 コロナ禍における米価下落対策を求める意見書 日程第7 議会議案第9号 風水害対策に関する国家予算の増額等を求める意見書 日程第8 議会議案第10号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書 日程第9 議会議案第11号 盛り土規制等の法整備及び流域治水の事前防災に関する意見書 日程第10 議会議案第12号 新型コロナウイルス感染者の着実な入院治療を求める意見書 日程第11 議会議案第13号 教育環境の向上を求める意見書 日程第12 議会議案第14号 出産育児一時金の増額を求める意見書 日程第13 議会議案第15号 地域の医療提供体制の確保・充実に資する施策の実施を求める意見書-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)に同じ  副議長の選挙  新型コロナウイルス対策特別委員選任-----------------------------------     午後1時1分 開議 △開議 ○久保洋子議長 本日の出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議時間の延長について ○久保洋子議長 あらかじめ本日の会議時間を延長いたしておきます。 なお、上着の着用は御自由に願います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○久保洋子議長 御報告いたします。 去る9月15日に設置されました一般会計等決算審査特別委員会及び企業会計決算審査特別委員会は、さきに委員会を開催し、正副委員長を互選の結果、次の方々が当選されました。一般会計等決算審査特別委員会委員長             宮崎雅人議員     同じく副委員長 田中美絵子議員企業会計決算審査特別委員会委員長             高岩勝人議員     同じく副委員長 喜成清恵議員 以上であります。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △発言の一部取消しについて ○久保洋子議長 この際、お諮りいたします。 20番宮崎雅人議員から、9月13日の本会議における発言について、会議規則第62条の規定により、その一部を取り消したい旨の申出がありました。 この取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、20番宮崎雅人議員からの申出を許可することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △副議長辞職の件 ○久保洋子議長 これより、日程第1副議長の辞職の件を議題といたします。 副議長山本由起子議員から、副議長の辞職願が提出されております。 まず、辞職願を事務局長に朗読させます。 ◎東利裕事務局長                令和3年9月16日 金沢市議会議長  久保洋子様                     金沢市議会副議長 山本由起子 辞職願 このたび、一身上の都合により副議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。 ○久保洋子議長 お諮りいたします。 山本由起子議員の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、山本由起子議員の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。     〔「議長、23番」と呼ぶ者あり〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △挨拶 ○久保洋子議長 23番山本由起子議員から発言を求められておりますので、これを許します。 23番山本由起子議員。     〔23番山本由起子議員登壇〕 ◆山本由起子議員 ただいまは、副議長辞職をお認めいただきましてありがとうございます。 半年という短い期間でありましたけれども、久保議長はじめ議員の皆様、そして山野市長はじめ執行部の皆様、とりわけ議会事務局の皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございます。昨年から1年半に及ぶコロナ禍の中で、副議長としての公務も例年とは随分さま変わりしたようでございます。いろいろなイベントが中止になり、そして会議も書面議決となり、いろいろな方と対面でお会いする機会が随分少なかったような気がいたします。私は、副議長就任の折に、コロナ対策ジェンダー平等推進を進めたいということを申し上げました。金沢市議会初の女性議長である久保洋子議長と共に副議長職を務められたことは、大変幸せに思っております。とりわけ、超党派の女性議員7人全員で、生理の貧困について要望書を提出し、執行部におかれましては適切に取り扱ってくださったことを本当によかったと思っております。これからも、女性をはじめとする社会的に弱い立場の方たちの課題を社会全体の課題として解決することは、議会、そして行政の大切な使命であると思い、これからも引き続き取り組んでまいりたいと思っております。また、金沢市議会におきまして、議会議案、意見書案の調整につきまして、各会派からの自由闊達な意見交換により、金沢市議会の意思を示す意見書へと練り上がっていく、そのようなことが多くなったような気がいたします。まさに、議会は熟慮の府であります。歴史と伝統ある金沢市議会の諸先輩たちが築き上げてこられた、この議会基本条例に記されておりますように、私たち議員としては、市民の代弁者として市民の負託に応えるべく、開かれた議会へと、これからも議会改革に取り組んでまいらねばならない、そういうふうに思っているところであります。副議長退任の後も、一議員として、金沢市勢の発展と市民福祉の向上に向けて、これからも力いっぱい頑張ってまいる所存でございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。そして、本当にどうもありがとうございます。(拍手)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(副議長の選挙) ○久保洋子議長 ただいま副議長が欠員となりましたので、この際、お諮りいたします。 副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、これより副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は37名であります。 投票用紙を配付させます。     〔投票用紙配付〕 ○久保洋子議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に16番喜多浩一議員、21番松村理治議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔16番喜多浩一議員、21番松村理治議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 選挙の結果を報告いたします。 投票総数          37票   有効投票        36票   無効投票        1票 有効投票中   前 誠一議員      33票   広田美代議員      3票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は9票であります。 よって、前誠一議員が副議長に当選されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △当選の告知 ○久保洋子議長 ただいま副議長に当選されました前誠一議員に、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。     〔「議長、17番」と呼ぶ者あり〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △当選の承諾 ○久保洋子議長 17番前誠一議員。     〔17番前 誠一議員登壇〕 ◆前誠一議員 ただいま皆様から温かい御支援、御支持をいただきまして、伝統ある金沢市議会副議長に任命されました。心から感謝申し上げます。現在は、コロナウイルス蔓延防止対策の真っただ中でございます。経済、そして市民生活の疲弊、一日も早い終息を願うものでございます。今後は、久保議長を支え、市民の福祉向上に誠心誠意頑張るつもりでございます。今後、皆様の温かい御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。本日は、本当にありがとうございました。(拍手) ○久保洋子議長 ただいま前誠一議員から副議長当選の承諾がありましたので、副議長に決定いたしました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○久保洋子議長 この際、暫時休憩いたします。     午後1時22分 休憩-----------------------------------     午後1時40分 再開 △再開 ○久保洋子議長 出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○久保洋子議長 この際、御報告いたします。 前誠一議員から、新型コロナウイルス対策特別委員を辞任したい旨の願い出があり、委員会条例第11条の規定により許可いたしましたので、御報告いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(新型コロナウイルス対策特別委員の選任) ○久保洋子議長 お諮りいたします。 新型コロナウイルス対策特別委員に欠員が生じましたので、新型コロナウイルス対策特別委員の選任についてを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、これより新型コロナウイルス対策特別委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、23番山本由起子議員を指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました山本由起子議員新型コロナウイルス対策特別委員に選任することに決しました。 なお、現在、新型コロナウイルス対策特別委員会においては委員長が欠員となっておりますので、委員長を互選され、その結果を議長まで御報告願います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○久保洋子議長 この際、暫時休憩いたします。     午後1時42分 休憩-----------------------------------     午後2時0分 再開 △再開 ○久保洋子議長 出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~新型コロナウイルス対策特別委員会委員長互選結果の報告 ○久保洋子議長 この際、御報告いたします。 先ほど新型コロナウイルス対策特別委員会において委員長の互選が行われました結果、委員長に山本由起子議員が当選した旨、新型コロナウイルス対策特別委員長より議長の下に報告が参っておりますので、御報告いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案等上程久保洋子議長 これより、日程第2議案第21号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第6号)ないし議案第42号市道の路線変更について並びに陳情第10号ないし陳情第12号、以上の議案22件、陳情3件を一括して議題といたします。 以上の各件につきましては、それぞれ所管の常任委員会または議会運営委員会におきまして、慎重審査の結果、議案第21号ないし議案第42号については、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決し、陳情第11号及び陳情第12号については、いずれも不採択とすべきものと決し、陳情第10号については、議案第32号、議案第33号及び議案第41号の議決に伴い、議決不要と決した旨、所管の常任委員会委員長または議会運営委員会委員長から、それぞれ委員会審査報告書が議長の下に参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○久保洋子議長 よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、これより順次発言を許します。 24番森一敏議員。     〔24番森 一敏議員登壇〕(拍手) ◆森一敏議員 私は、ガス事業発電事業一体譲渡関連議案である議案第22号ないし第25号、第32号、第33号、議案第41号の7件に対し、反対の立場から討論いたします。 第1の理由です。2019年度、両事業のあり方検討委員会設置以降、100年に及ぶ両エネルギー供給事業の公共的な役割への信頼と譲渡理由に納得がいかないとの多くの市民の意見が寄せられてきました。その声は、いまだに鳴りやみません。議会としても、本会議での議論はもとより、所管である建設企業常任委員会をはじめ、ガス事業発電事業民営化に関する特別委員会企業会計決算審査特別委員会を通して、拙速に陥らないよう求める意見を市並びに企業局当局に申し上げてきたところです。しかしながら、手続上の不透明さ、意思決定過程の不適切さ、自治体、公営企業組織としての合意形成への疑問は深まる一方です。加えて、ここに来て、水利権の権利譲渡に絡む河川法上の法的手続の不備が13年間にわたって放置されてきた問題が浮上しております。出力1,000キロワット・パー・アワー、これを超える譲渡予定ダム施設の規模から必要とされる国交省北陸地方整備局の許可手続が仮契約上の譲渡期限に果たして間に合うのか、今後の展開は不透明です。こうした状況にあって、このまま歴史的な市民の共有資産の譲渡、売却を議会が容認、議決することは、信義則に反し、この先に市民に大きな損害をもたらしかねません。本議会として、二元代表制に求められる市民の福祉増進のために、適正な事務執行を促す責務を放棄してはなりません。この議決責任の重さについて、議員各位におかれては、深く思いを巡らせておられるものと思っております。本市議会の歴史に議員各位の良識を刻まれることをぜひとも呼びかけるものです。 理由の第2です。今日、地球環境と社会の持続可能性を担保する課題として、コモンズ--共同社会的管理制度、これが再評価されています。その基礎的インフラである本市の両事業は、社会的共通資本として、次なる時代の課題、すなわち脱炭素、ゼロカーボンシティーを達成する自治体エネルギー政策において、その工夫ある利活用が期待される有力な資産です。自治体新電力をはじめ、各自治体が必死になって自前のエネルギー生産能力を獲得しようと努力している中、それに逆行して、本市が両エネルギー資産を譲渡、売却することは、あまりにもったいない。CO2実質ゼロを目指す市場の縮小時代に、エネルギー供給と脱炭素化を両立させるべく、先駆的な挑戦を担うこれからのガス事業、全国の市営電気事業では唯一の存在である本市水力発電事業は、時代の趨勢から、その将来価値がさらに高まっていきます。こうした類いまれなエネルギーインフラを手放すことは、主体的で特色ある施策を信条とする本市が取るべき道ではありません。本市が両エネルギー資産を生かし、自治体としての先導的な役割を果たしながら、民間事業者、市民団体、そして市民との協働により気候変動対策を永続的に推進することが、真に市民に対し責任を負うことであると確信するものです。 結びに、この譲渡問題に対して、両事業の関係者かと思われる方々から、これらを守り育ててほしいとの真情ある声の数々、また、貴重な情報が相次いで寄せられてきました。また、365日、24時間体制を築いてのガス・上下水道の一体保安体制への大きな信頼が市民の中にあることが分かりました。両事業に携わる現役職員の公営企業職員としての愛着、誇りの念にも触れることができました。これらは、数値で表せない本市の大きな財産です。その独自の発展の可能性を私は信じてやみません。事情は異なる面はあるものの、仙台市は、先般、ガス事業の来年度中の譲渡を断念いたしました。松江市も慎重対応に転じております。これらの情勢に鑑み、果たして今なのか、本市にも立ち止まって再考するチャンスがやってきていると思うのです。重ねて、議員各位の御賛同をお願いし、私の討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○久保洋子議長 35番野本正人議員。     〔35番野本正人議員登壇〕(拍手) ◆野本正人議員 私は、自由民主党金沢市議員会を代表して、ただいま議題となっております令和3年度金沢市ガス事業特別会計補正予算(第1号)をはじめとするガス事業発電事業譲渡関連の議案各件に対し賛成の意を表し、討論を行います。 本市は、大正10年に民間事業者からガス事業及び電気事業を譲り受け、以来100年にわたり、都市ガスの安定供給や水力発電による電力の地産地消を通して、市民生活や産業活動の発展に多大な貢献をしてまいりました。これまで事業に尽力されてきた先人たちに、改めて敬意を表するものであります。一方で、国の制度改革に伴い、電力・ガスを合わせた総合エネルギー市場が創設され、全国的にサービスの多様化が進展していることや、人口減少、地球温暖化に柔軟に対応し、事業の持続性を確保していく必要がある中、市当局があり方検討委員会からの答申やパブリックコメントの実施を経て、本市ガス事業発電事業の譲渡を決断したことについては、理解できるところであります。加えて、ガス事業発電事業に関して、会議資料等の開示や市民説明会の開催など、市民の理解を深めるための取組や、常任委員会特別委員会、参考人からの意見聴取など、議会での議論などを踏まえながら、適切に進められてきたものと考えています。ただし、議論を積み上げていく中で、これまでの局内での議論などの見える化や議会への情報提供において、より丁寧な対応が必要ではなかったかと厳しく指摘をしておきます。さらに、発電事業に係る水利権等に関して、河川管理者である県との間で調整が必要な事業があることが判明するなどの懸念が生じております。公共サービスを預かる企業局として、当然、譲渡までに確実に解決するよう、強く申し添えておきます。本年2月には、優先交渉権者から、保安体制の維持、地元雇用の促進や市のエネルギー環境施策との連携などに加え、ガス料金の値下げ、電力小売事業の実施による地産地消プラン、ガスとのセット割引の導入などの新サービスの創設の提案を受けたところであります。我が会派は、市民がエネルギー自由化の恩恵を享受できる環境が創出されることを待ち望んでおり、市当局に対し、事業譲渡後は、新会社の経営状況はもちろん、提案内容の具現化の確認など、出資者としての責務を十分果たすものと期待し、求めるものであります。 以上のことから、我々自由民主党金沢市議員会は、ただいま上程されておりますガス事業発電事業譲渡関連議案7件について、原案のとおり賛成することを表明し、討論を終わります。 ありがとうございました。(拍手) ○久保洋子議長 9番新谷博範議員。     〔9番新谷博範議員登壇〕(拍手) ◆新谷博範議員 私は、議案第22号、第23号、第24号、第25号、第32号、第33号、第41号に、確信を持って反対します。 以下、理由3点を申し上げます。 第1に、企業局は、経営戦略2016で約束した全局体制の経営審議や市民参加の経営判断をたった1年で全て放棄した。そして、4年以上にわたり、所管委員会と議会を欺き続けた上、いまだに反省と責任の言葉が一言もない。議会の監視・監督・監査機能を冒涜している。このことは、ガス・発電事業にかかわらず、今議会一般質問で指摘された上下水道並びに工業用水道事業にまで及び、4年間、何も局内で審議されていない。企業局の内部体制は腐っている。これらは、企業局がいかに議会を軽視し、単なる行政の追認機関とみなしている証拠である。 第2に、企業局とPwCは、結託し、情報操作と黙認、結論ありきを誘導した事実です。あり方検討委員会、譲渡先選定委員会の重要な議論の場において、公租公課、道路使用料など、重要なコスト計算と評価額並びに最適経営形態が述べられたPwC随意契約1,500万円の2018年度経営形態等検討支援業務報告書を隠蔽した。それにより、両委員会が民間株式会社全面譲渡なる経営形態と現時点の簿価評価額なる最低譲渡価格に至る結論を導き、それを黙認した。その事実は、7月15日、両委員会委員長参考人招致発言で明らかである。さらに、市長は、これらの事実を知った上で、答申と報告を受けながら、何の検証作業を指示せず、容認した。加えて、全国市町村ナンバーワン、クリーンエネルギー保有自治体である金沢市、脱カーボンエネルギー自治体の日本一を走る金沢市が、ガス事業譲渡取引の餌として、餌として、発電事業の事業価値をいけにえにしたのである。これらは、金沢市長指示による企業局とPwCの4年連続契約の結託のたまものである。 第3に、行政と企業局の来年4月1日--譲渡日日程死守の拙速な譲渡手続強行である。両者は、昨年3月に本格化したコロナ禍における戦後最大の経済危機と市民の外出自粛制限によって、金沢市民の関心がコロナ蔓延防止とワクチン接種に集中している中、2年、2億2,000万円、PwCアドバイザリー契約に基づく企業局譲渡手続の見直し、延期をただの一度も提言しなかった。その犠牲として、日程厳守、譲渡日厳守のため、市民説明会開催が強行され、市民理解の既成事実のみ積み上げた。また、条例や法令の整合性に対する準備不足が露呈。市長、企業局が先月、8月の初旬、やっと内部告発により、違法の危険性をようやく知ったありさまです。いまだに県と協議中として、昨日、建設企業常任委員会委員長が委員会中に時間を割き、石川県河川課に申請許可手続と、その見込みを最終口頭確認する不始末である。これらは、市長の譲渡方針を受けた、あるいは忖度して性急に手続を強行した企業局の結果である。同時に、譲渡日日程死守による270億円以上の歳入増による来年度予算編成のためである。 以上、反対理由3点は誰も否定できない事実である。金沢市議会の皆さん、我々は、生まれも育ちも学歴も経歴も年齢も違います。しかし、今、この議場で、ガス・発電事業譲渡の議決が市民負託を受けた我々に求められています。支持者のこと、党や会派の規律、山野市長、執行部との関係性など、幾つもの議決材料が一人一人にあります。そして、この議決が今の人間関係や政治家としての評価、特に自身の選挙にマイナスになるのではないかと恐れるのは当然です。しかし、私は、政治は恐怖との戦いであると確信しています。今の議員任期が始まってから、ガス・発電事業譲渡問題を傍観していた人、この恐れをよく分かっているはずです。今、真実を議決で表すときであり、そして皆さんが一番恐れるべきは、今考え得る恐れのみです。正体不明の理不尽な恐怖、我々が前に進もうとする努力を麻痺させている。我が大学の先輩で尊敬する政治家、中野正剛は、東條英機を主犯とする大政翼賛会と対峙し、「天下一人を以て興る」と題し、一人の人間として大勢や組織に便乗する危険性を述べ、便乗主義者を戒めました。そして、自己に目覚め、真実の正義を貫く戦いを「天下一人を以て興れ」と戦時下の日本人に求めました。しかしながら、私自身、過去、奥田組織の規律厳守と政治の現実、清濁併せのめとの指導を長年受けて体現してきたのも事実です。だからこそ、その反省と政治責任を糧に、今、皆さんに議論を投げかけています。 最後に、私と同期の金沢市議会出身であり、かつ市政刷新を掲げて現職市長を破り当選、来年、最後の任期満了を迎える山野市長、私の反対する議案は、結局、長期政権の下、行政組織を取り込んだ欺瞞とおごりの産物と断言します。議員の皆さん、仕方がなかった、しようがなかった、その理由は通用しません。 最後に、マックス・ウェーバーの著書「職業としての政治」の最終項、それでもなおかつと行動する勇気こそが真実の正義を追求するものであることを申し述べ、私の討論とします。(拍手) ○久保洋子議長 29番森尾嘉昭議員。     〔29番森尾嘉昭議員登壇〕(拍手) ◆森尾嘉昭議員 私は、日本共産党市議員団を代表して討論を行います。 我が党は、上程された議案22件のうち、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第29号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第36号、議案第37号、議案第41号の議案14件について、反対であります。 100年余りにわたって本市が運営してきたガス事業発電事業を北陸電力、東邦瓦斯などから構成された金沢ガス・電気株式会社に売却してよいのか、議会として判断することになります。まさに、歴史に残る採決が行われようとしています。二元代表制と言われる議会が、市民を代表して、そのチェック機能を発揮する上で、その決断が求められていると考えます。この間、議会は、本会議、委員会、さらに特別委員会を通じて、本市ガス事業発電事業譲渡をめぐる経過と内容を審議する中で、重大な問題が明らかにされてまいりました。 第1に、本市企業局が2016年経営戦略方針の中で、今後10年間、ガス・発電など5つの市営事業を継続していくことを打ち出しながら、これをほごにし、強引にガス事業発電事業譲渡方針へと突き進んできたことです。これは、市民と議会との約束を破った点から、許せるものではありません。 第2に、譲渡方針に都合の悪い調査資料は、当時の議会にも報告せず、あり方検討委員会にも提出されませんでした。市民から意見をお聞きするパブリックコメントでは、あたかも譲渡方針が受け入れられたかのように調査結果を報告する。あり方検討委員会、譲渡先選定委員会は、本市企業局の提案に沿って、結論ありきの形で進められてきたことも明らかとなりました。 第3に、今回の譲渡方針の中で、再譲渡禁止10年間は実質効力なし。募集要項で譲渡価格186億円以上としたのは、一番安い価格ということで決められました。市の出資比率3%以上は、企業からの要望を受け、本市企業局からの提案で決められました。本市職員の派遣は退職派遣であり、何と初年度81名に上る計画であること、3年を経過して戻ってくる職場はありません。まさしく片道切符なんです。新会社でのガス保安体制は、合理化する方向であることなどが問題点として明らかにされてまいりました。 そして、一番の問題は、市民の理解と合意が得られていないことです。市民説明会が開かれ、市長も参加されました。私も全て参加いたしました。参加された市民からは、次々に声が上がりました。ガス事業発電事業とも黒字経営なのに、なぜ譲渡するのか。発電事業は、100年にわたって市営事業として運営されてきた市民の財産であり、簡単に手放さないでほしい。譲渡先の主要なオーナーとも言える東邦瓦斯に対して公正取引委員会が調査に入った、譲渡方針をストップするべきだなどの、今回の譲渡方針に対して、厳しい市民からの批判と危惧する意見が相次ぎました。市民の理解と合意はありません。ところが、市当局は、あくまでも、2つの事業譲渡に固執してきました。残された議会としての判断は、ノーという結論を出すことであります。 もう1つ重大な点は、発電事業譲渡に当たって、河川法に違反している事実が明らかとなったことです。違法状態であることを県に報告したのは、本市企業局、今回の譲渡を進める中で問題が明らかにされたわけであります。平成19年、国土交通省が全国の水力発電所における河川法違反の事実を明らかにし、運営していた電力会社に対して処分を行いました。これを受けて、5つの発電所を運営する本市は、石川県から調査報告を求められ、平成20年3月、再調査報告書を県に提出いたしました。この中で、第1に、河川法第23条に基づく許可に関わる違反について「あり」、届出以外の水利用があったことを報告しました。第2に、河川法第26条に関わって、許可工作物の申請内容と現状の相違について「あり」と報告し、13か所の施設を列挙した報告書、回答書を県に提出いたしました。その後、機器冷却水等の取水に関わる是正報告書を提出いたしました。しかし、河川法第26条に基づき、工作物については、法的な届出を行わず、許可を受けることなく、事実上放置されました。県と本市の責任が問われることなく経過しましたが、ここからです。この施設を譲渡し、新たな会社が法に基づき認可を得て、発電所を運用するとした場合、法的に問題となります。本市が工作物設置に当たって、河川法第26条に基づき申請し、許可を受けた事実は全くありません。県は、本市から許可工作物の申請内容と現状の相違について「あり」とし、13か所の施設について、回答は受けたものの、法的に問題はないとする文書も議事録も協議メモも全くありません。今日、県当局は、平成20年当時のやり取りを通じて、問題はないとの認識を表明していますが、これを裏づける文書などは全くありません。行政の許認可権限に関わることを口頭で済ますことは絶対ありません。この間の経過について説明したにすぎません。本市公営企業管理者は、許可手続が必要かどうか協議中と、本会議でも述べています。そもそも、市民に対して書類による申請や許認可を証明する書類を求める行政が、行政間で口頭で済ますなんてことはあってはなりません。現状は、明らかに、河川法第26条に基づき、許可を得ていない工作物が13か所もあります。こうした現状のまま、この施設を譲渡することはできません。公序良俗に反する。民法第90条に基づき、社会的妥当性を欠く法律行為は無効となります。したがって、本市が新会社と交わした仮契約は無効となります。このまま譲渡を進めると、事によっては損害賠償のリスクを負うことになりかねません。譲渡日となっている来年4月1日までに法的な問題を解決すればよいのか。現時点で、法律に触れる内容を伴う議案を議会に上程することは、市民と議会を軽視する傲慢な対応と言わざるを得ません。法的な問題を解決することが先決ではないでしょうか。あくまでも譲渡方針を変更しないとするなら、残された議会としての判断は、ノーという結論を出すことであります。議員各位の賢明な判断をお願いしたいと思います。 以上を申し上げ、関連する議案について反対を表明するものであります。 議案第21号については、マイナンバーカードの普及促進に関わる予算であります。個人情報が漏えいされないか、国による個人情報の管理とならないのか、国民の不安と疑問は解決されていません。こうした点から、この制度には反対であります。 議案第29号は、特定地域型保育事業の利用終了に当たって、3歳以上児の子どもを連携する施設に引き続き入所できるようにしなければならない規定を規制緩和するもので、反対であります。 議案第31号についてです。これは、県が金沢港クルーズターミナルを中心とする港湾区域について分区を打ち出したものです。この分区の中に、本市が定めた地区計画区域が2か所あります。その地区計画では、物販や飲食を用途とする施設などを禁じており、これを解除するものです。県が打ち出した港湾区域の分区方針について十分検討することなく、そうした方針を是認する今回の措置には同意できません。なお、対象となる地区計画の一つは、金沢港大浜に工場を持つ大手企業のコマツが所有する用地です。この用地は、もともと粟崎地区の防風林でした。コマツの要請に応え、本市は防風林の指定を解除し、何と工場用地として本市が造成し、平成19年、コマツに売却したものです。当時、本市の対応が問題となったことを指摘しておきたいと思います。工業用地であるはずが、いつの間にか異なる活用へとつながりかねないだけに、今後の経緯に重大な関心を寄せるものであります。 議案第34号ないし議案第37号は、城北市民運動公園にある市民サッカー場を敷地内に移転し、再整備するものとして、その建設工事に関わる工事請負契約の締結に関するものです。もともと、当初、現在地改築との方針が移転、新築となりました。さらに、建設事業費が75億円から80億円に増額されました。今後、ジュニアサッカー場等の移転費用などと合わせると100億円規模となろうとしています。コロナ禍の下で、市民生活、地場産業の現状から考えても、この事業に同意することはできません。 次に、陳情についてです。陳情第12号は、政務活動費の金沢市条例改正についての陳情書で、市民オンブズマン石川の代表幹事から提出されました。政務活動費が本来の目的に沿って運用されるとともに、その透明性を確保し、市民からの理解を得ていくことは何より大切です。したがって、さらなる情報公開による透明性の確保や必要な改善が求められています。この陳情書の趣旨を理解するものであります。よって、この陳情が付託された議会運営委員会で不採択となり、その決定に反対するものであります。 なお、陳情第10号は、金沢市企業局ガス・発電事業の事業譲渡について慎重な審議を求める陳情で、金沢市のガス・発電の民営化を考える市民連絡会の代表から提出されました。付託された建設企業常任委員会で継続審議となってきましたが、ガス事業発電事業譲渡関連議案が採択されたことから、一事不再議をもって議決を要しないとしたものであります。我が党は、この陳情には賛成であります。市民から提出された陳情について、審議、議決することが議会として行うべきであり、今回の対応には同意できません。 以上をもって、反対討論を終わります。(拍手) ○久保洋子議長 以上で、討論は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 まず、議題のうち、議案第22号、議案第24号、議案第32号、議案第33号及び議案第41号、以上の議案5件の採決については、高岩議員ほか13名から記名投票によられたいとの要求と、森尾議員ほか8名から無記名投票によられたいとの要求が同時にあります。 よって、いずれの方法によるかを、会議規則第81条第2項の規定により、無記名投票をもって採決することになっております。 まず、記名投票によるべきとの要求について、採決いたします。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は、表決権を有しない議長を除いて36名であります。 投票用紙を配付させます。     〔投票用紙配付〕 ○久保洋子議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件につきましては、記名投票を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。 なお、投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第82条の2第2項の規定により、否とみなします。 議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に22番下沢広伸議員、35番野本正人議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔22番下沢広伸議員、35番野本正人議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数          36票   賛成          22票   反対          14票 以上のとおり、賛成投票が多数であります。 よって、議案5件の採決については、記名投票で行うことと決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○久保洋子議長 この際、暫時休憩いたします。     午後2時56分 休憩-----------------------------------     午後3時15分 再開 △再開 ○久保洋子議長 出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決(続き) ○久保洋子議長 休憩前の議事を継続して、これより採決いたします。 まず、議題のうち、議案第32号の議案1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 なお、本件については、地方自治法第244条の2第2項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。 念のため申し上げます。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は、表決権を有する議長を含めて36名であり、その3分の2は24名であります。 白票及び青票を配付させます。     〔白票及び青票配付〕 ○久保洋子議長 白票及び青票の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件につきましては、委員会の決定どおり可決することを可とする議員は白票を、否とする議員は青票を投票願います。 なお、投票に際しましては、投票する色の票のみを御持参ください。 議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に23番山本由起子議員、36番福田太郎議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔23番山本由起子議員、36番福田太郎議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数          36票   賛成          27票   反対          9票 以上であります。----------------------------------- 賛成者(白票)氏名 1番  荒木博文議員 2番  田中美絵子議員 5番  稲端明浩議員 10番  麦田 徹議員 11番  上田雅大議員 12番  中川俊一議員 13番  小間井大祐議員 14番  坂本泰広議員 15番  高  誠議員 16番  喜多浩一議員 17番  前 誠一議員 18番  高岩勝人議員 19番  久保洋子議員 20番  宮崎雅人議員 21番  松村理治議員 22番  下沢広伸議員 25番  小林 誠議員 26番  源野和清議員 30番  秋島 太議員 31番  澤飯英樹議員 32番  中西利雄議員 33番  清水邦彦議員 34番  黒沢和規議員 35番  野本正人議員 36番  福田太郎議員 37番  横越 徹議員 38番  高村佳伸議員 反対者(青票)氏名 3番  喜成清恵議員 6番  熊野盛夫議員 7番  大桑初枝議員 8番  粟森慨議員 9番  新谷博範議員 23番  山本由起子議員 24番  森一敏議員 27番  広田美代議員 29番  森尾嘉昭議員----------------------------------- ○久保洋子議長 以上のとおり、賛成が所定数以上であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。 この際、投票に使用しなかった票を回収させますので、しばらくお待ちください。     〔残票回収〕----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第22号の議案1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 念のため申し上げます。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は、表決権を有しない議長を除いて35名であります。 白票及び青票を配付させます。     〔白票及び青票配付〕 ○久保洋子議長 白票及び青票の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件につきましては、委員会の決定どおり可決することを可とする議員は白票を、否とする議員は青票を投票願います。 なお、投票に際しましては、投票する色の票のみを御持参ください。 議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に24番森一敏議員、37番横越徹議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔24番森 一敏議員、37番横越 徹議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数          35票   賛成          26票   反対          9票 以上であります。----------------------------------- 賛成者(白票)氏名 1番  荒木博文議員 2番  田中美絵子議員 5番  稲端明浩議員 10番  麦田 徹議員 11番  上田雅大議員 12番  中川俊一議員 13番  小間井大祐議員 14番  坂本泰広議員 15番  高  誠議員 16番  喜多浩一議員 17番  前 誠一議員 18番  高岩勝人議員 20番  宮崎雅人議員 21番  松村理治議員 22番  下沢広伸議員 25番  小林 誠議員 26番  源野和清議員 30番  秋島 太議員 31番  澤飯英樹議員 32番  中西利雄議員 33番  清水邦彦議員 34番  黒沢和規議員 35番  野本正人議員 36番  福田太郎議員 37番  横越 徹議員 38番  高村佳伸議員 反対者(青票)氏名 3番  喜成清恵議員 6番  熊野盛夫議員 7番  大桑初枝議員 8番  粟森慨議員 9番  新谷博範議員 23番  山本由起子議員 24番  森一敏議員 27番  広田美代議員 29番  森尾嘉昭議員----------------------------------- ○久保洋子議長 以上のとおり、賛成が多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。 この際、投票に使用しなかった票を回収させますので、しばらくお待ちください。     〔残票回収〕----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第24号の議案1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 念のため申し上げます。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は、表決権を有しない議長を除いて35名であります。 白票及び青票を配付させます。     〔白票及び青票配付〕 ○久保洋子議長 白票及び青票の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件につきましては、委員会の決定どおり可決することを可とする議員は白票を、否とする議員は青票を投票願います。 なお、投票に際しましては、投票する色の票のみ御持参ください。 議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に25番小林誠議員、38番高村佳伸議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔25番小林 誠議員、38番高村佳伸議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数          35票   賛成          26票   反対          9票 以上であります。----------------------------------- 賛成者(白票)氏名 1番  荒木博文議員 2番  田中美絵子議員 5番  稲端明浩議員 10番  麦田 徹議員 11番  上田雅大議員 12番  中川俊一議員 13番  小間井大祐議員 14番  坂本泰広議員 15番  高  誠議員 16番  喜多浩一議員 17番  前 誠一議員 18番  高岩勝人議員 20番  宮崎雅人議員 21番  松村理治議員 22番  下沢広伸議員 25番  小林 誠議員 26番  源野和清議員 30番  秋島 太議員 31番  澤飯英樹議員 32番  中西利雄議員 33番  清水邦彦議員 34番  黒沢和規議員 35番  野本正人議員 36番  福田太郎議員 37番  横越 徹議員 38番  高村佳伸議員 反対者(青票)氏名 3番  喜成清恵議員 6番  熊野盛夫議員 7番  大桑初枝議員 8番  粟森慨議員 9番  新谷博範議員 23番  山本由起子議員 24番  森一敏議員 27番  広田美代議員 29番  森尾嘉昭議員----------------------------------- ○久保洋子議長 以上のとおり、賛成が多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。 この際、投票に使用しなかった票を回収させますので、しばらくお待ちください。     〔残票回収〕----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第33号の議案1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 念のため申し上げます。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は、表決権を有しない議長を除いて35名であります。 白票及び青票を配付させます。     〔白票及び青票配付〕 ○久保洋子議長 白票及び青票の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件につきましては、委員会の決定どおり可決することを可とする議員は白票を、否とする議員は青票を投票願います。 なお、投票に際しましては、投票する色の票のみ御持参ください。 議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に11番上田雅大議員、26番源野和清議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔11番上田雅大議員、26番源野和清議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数          35票   賛成          26票   反対          9票 以上であります。----------------------------------- 賛成者(白票)氏名 1番  荒木博文議員 2番  田中美絵子議員 5番  稲端明浩議員 10番  麦田 徹議員 11番  上田雅大議員 12番  中川俊一議員 13番  小間井大祐議員 14番  坂本泰広議員 15番  高  誠議員 16番  喜多浩一議員 17番  前 誠一議員 18番  高岩勝人議員 20番  宮崎雅人議員 21番  松村理治議員 22番  下沢広伸議員 25番  小林 誠議員 26番  源野和清議員 30番  秋島 太議員 31番  澤飯英樹議員 32番  中西利雄議員 33番  清水邦彦議員 34番  黒沢和規議員 35番  野本正人議員 36番  福田太郎議員 37番  横越 徹議員 38番  高村佳伸議員 反対者(青票)氏名 3番  喜成清恵議員 6番  熊野盛夫議員 7番  大桑初枝議員 8番  粟森慨議員 9番  新谷博範議員 23番  山本由起子議員 24番  森一敏議員 27番  広田美代議員 29番  森尾嘉昭議員----------------------------------- ○久保洋子議長 以上のとおり、賛成が多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。 この際、投票に使用しなかった票を回収させますので、しばらくお待ちください。     〔残票回収〕----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第41号の議案1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 念のため申し上げます。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○久保洋子議長 ただいまの出席議員数は、表決権を有しない議長を除いて35名であります。 白票及び青票を配付させます。     〔白票及び青票配付〕 ○久保洋子議長 白票及び青票の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○久保洋子議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件につきましては、委員会の決定どおり可決することを可とする議員は白票を、否とする議員は青票を投票願います。 なお、投票に際しましては、投票する色の票のみ御持参ください。 議席番号1番の議員から順次投票を願います。     〔各員投票〕 ○久保洋子議長 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○久保洋子議長 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に12番中川俊一議員、27番広田美代議員を指名いたします。両議員の立会いを願います。     〔12番中川俊一議員、27番広田美代議員立会い、開票〕 ○久保洋子議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数          35票   賛成          26票   反対          9票 以上であります。----------------------------------- 賛成者(白票)氏名 1番  荒木博文議員 2番  田中美絵子議員 5番  稲端明浩議員 10番  麦田 徹議員 11番  上田雅大議員 12番  中川俊一議員 13番  小間井大祐議員 14番  坂本泰広議員 15番  高  誠議員 16番  喜多浩一議員 17番  前 誠一議員 18番  高岩勝人議員 20番  宮崎雅人議員 21番  松村理治議員 22番  下沢広伸議員 25番  小林 誠議員 26番  源野和清議員 30番  秋島 太議員 31番  澤飯英樹議員 32番  中西利雄議員 33番  清水邦彦議員 34番  黒沢和規議員 35番  野本正人議員 36番  福田太郎議員 37番  横越 徹議員 38番  高村佳伸議員 反対者(青票)氏名 3番  喜成清恵議員 6番  熊野盛夫議員 7番  大桑初枝議員 8番  粟森慨議員 9番  新谷博範議員 23番  山本由起子議員 24番  森一敏議員 27番  広田美代議員 29番  森尾嘉昭議員----------------------------------- ○久保洋子議長 以上のとおり、賛成が多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。 この際、投票に使用しなかった票を回収させます。 あわせて、換気を行いますので、しばらくお待ちください。     〔残票回収〕----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第23号及び議案第25号の議案2件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、以上の議案2件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第21号、議案第29号、議案第31号及び議案第34号ないし議案第37号の議案7件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、以上の議案7件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、議案第26号ないし議案第28号、議案第30号、議案第38号ないし議案第40号及び議案第42号の議案8件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議案8件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、陳情第12号の陳情1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、不採択であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、陳情第12号は、不採択とすることに決しました。----------------------------------- ○久保洋子議長 次に、陳情第11号の陳情1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、不採択であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり不採択とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、陳情第11号は、不採択とすることに決しました。----------------------------------- ○久保洋子議長 なお、陳情第10号については、議案第32号、議案第33号及び議案第41号の議決により、議決を要しないものといたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 次に、日程第3議案第44号金沢市教育委員会委員の任命につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第44号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり同意することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 次に、日程第4議案第45号金沢市公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第45号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり同意することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 次に、日程第5議案第46号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○久保洋子議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 ただいま追加提出いたしました補正予算案について御説明を申し上げます。 去る9日、政府において、本市を対象地域とするまん延防止等重点措置の今月30日までの延長が決まりました。これを受け、営業時間の短縮等に協力した飲食店に対する市単独支援金の追加交付をはじめ、私立保育所の通園自粛などに伴う減収分の公費負担や高齢者施設等の従事者を対象とした検体検査にかかる経費について、今回、追加提案を行うものです。 よろしく御審議、御決議のほどお願い申し上げます。 ○久保洋子議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員会付託久保洋子議長 これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、ただいま議題となっております議案第46号は、お手元に配付いたしてあります議案審査付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。     〔議案審査付託表は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○久保洋子議長 この際、暫時休憩いたします。     午後4時20分 休憩-----------------------------------     午後4時41分 再開 △再開 ○久保洋子議長 出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 日程第5の議案第46号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 本件につきましては、それぞれ所管の常任委員会におきまして、慎重審査の結果、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決した旨、所管の常任委員会委員長からそれぞれ委員会審査報告書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、議案第46号は、原案のとおり可決することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 次に、日程第6議会議案第8号コロナ禍における米価下落対策を求める意見書を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○久保洋子議長 これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 27番広田美代議員。     〔27番広田美代議員登壇〕(拍手) ◆広田美代議員 私は、提出者を代表し、議会議案第8号コロナ禍における米価下落対策を求める意見書について提案理由説明を行います。 JAの概算金や仮渡しの価格が各地で明らかになってきています。米の生産費の平均は、60キログラム当たり1万5,000円台ですが、今年のJA県単位の概算金は、コシヒカリで見ると、富山は前年比2,000円減の1万1,000円、福井は前年比2,700円減の1万500円、石川県では前年比2,300円減の1万1,200円となっています。米価下落の要因は、新型コロナウイルス感染拡大で米の需要が激減したことです。外出や旅行の自粛、飲食店の休業や時間短縮などで、外食需要が落ち込みました。一斉休校による学校給食中止も大きく影響しました。そして、実は、昨年秋、過剰在庫が既に積み上がっており、それを解消するには2021年産の生産量を前年より36万トン減らす必要があるとして、政府は過去最大の作付削減を打ち出しました。行政や農協を通じて、なりふり構わず産地や生産者に実行を迫り、目標はほぼ達成されていたのです。しかし、コロナ禍が長期化し、需要の減少が続く中、在庫が当初見通しを20万トン前後上回って新年度に繰り越されることが分かり、21年産の米価を暴落させ、22年産にも影響を及ぼしかねない事態になったのです。こうして、今年6月末の米の民間在庫は、適正とされる180万トンを大きく超え、219万トンにまで膨れ上がってしまいました。過剰在庫が米価を押し下げています。この事態は、農家の皆さんの責任でしょうか。日本の食と農を守るべく、コロナ禍の大変な状況の中で努力を重ね、安定した食料供給をしていただいた農家の皆さんの頑張りに政治が応えるべきではないでしょうか。これに対し、全国知事会から昨年と今年の国への要望の中にも、米価下落が懸念されることから、新たに米の政府買入れによる市場隔離を実施するなど、主食用米の価格安定に向けた抜本的な対策を講じることという文言が入りました。しかし、政府は、ここまで強力な対策を打たず、米価暴落で農家がどんなに困っていても、年間77万トンものミニマム・アクセス米の輸入をやめようとしません。振り返ると、安倍政権は、米農家への戸別所得補償を2018年に廃止、米の生産調整の配分をやめてしまいました。50年続いた減反政策をやめ、米の需給調整の責任を放棄したのです。政府は、国会で、農家が自分で需要に合わせて生産をすべきだと繰り返し答弁していますが、まさに自己責任論、新自由主義そのものです。これまでの農政の結果、農業と農村の疲弊が進み、2020年度の日本の食料自給率は、過去最低の37.17%となりました。農業従事者は、2015年から2020年までの5年間で、198万人から152万人へ46万人も減少しました。農業は、土づくりや環境整備に数年を要し、一度、離農を招くと、数年にわたって作物を作ることができません。現在の米価暴落によるさらなる離農を防がなければなりません。日本の米を守り、農業と農村を維持していくには、政治が責任を持つことが求められています。 よって、各議員へ今回の意見書への御賛同をお願いし、提案理由説明とさせていただきます。(拍手) ○久保洋子議長 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第8号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立少数であります。 よって、本件は、否決されました。     〔議会議案第8号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 次に、日程第7議会議案第9号風水害対策に関する国家予算の増額等を求める意見書及び日程第8議会議案第10号コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書、以上の議会議案2件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 議会議案第9号及び議会議案第10号の議会議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。     〔議会議案第9号及び議会議案第10号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○久保洋子議長 次に、日程第9議会議案第11号盛り土規制等の法整備及び流域治水の事前防災に関する意見書ないし日程第13議会議案第15号地域の医療提供体制の確保・充実に資する施策の実施を求める意見書、以上の議会議案5件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 議会議案第11号ないし議会議案第15号の議会議案5件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議会議案5件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 ただいま可決されました議会議案各件の提出先及びその他の処理方法につきましては、議長に御一任願います。     〔議会議案第11号ないし議会議案第15号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○久保洋子議長 以上をもって、今定例月議会に付議されました案件は、全て議了いたしました。 お諮りいたします。 明日18日から12月2日までは休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、明日18日から12月2日まで休会とすることに決定いたしました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △挨拶 ○久保洋子議長 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 9月定例月議会の終了に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。 それに先立ち、本議場におきまして、一身上の都合により辞職されました山本副議長におかれましては、在任中、市政運営に一方ならぬ御尽力をいただき、心から感謝を申し上げます。また、新たに輿望を担われ就任されました前副議長におかれましては、ますますの御活躍をお祈りいたしますとともに、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 さて、今回提出いたしました各案件につきまして、先ほどは適切な御決議をいただき、誠にありがとうございました。本会議及び委員会を通じた御意見、御要望等を十分留意し、今後の市政運営に生かしていきます。 新型コロナウイルス感染症に関してですが、まん延防止等重点措置が本市に適用されて以降、1か月半にわたる市民並びに事業者の皆様の御協力により、現在は感染拡大のピークを脱し、状況は落ち着きつつあります。市としましては、重点措置の適用と飲食店への時短要請等が期限となる今月末に確実に解除されるよう、引き続き感染拡大防止に力を注いでいきます。 加えて、希望する方へのワクチン接種を進めるため、この10日より、本市の集団接種会場の受入れ定員を拡大して対応しており、感染の抑制を図るには、重症化リスクが比較的低いとされる若年層に対しても、正確な情報を提供し、接種を促すことが肝要であると考えています。希望者全員の接種を早期に完了できるよう、引き続き、国に対しワクチンの安定供給を強く求めますとともに、県や医師会と連携しながら、接種体制に万全を期していきます。 一方、政府は、先頃、今後のワクチン接種の進展を見据え、飲食やイベント、人の移動に係る行動制限の緩和に向けた基本方針を示しました。その中では、ワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明を活用し、制限の緩和を段階的に行うこととしています。コロナ禍が長期化し、観光業や飲食業をはじめ、地域経済は大変厳しい状況にあることから、市においても、こうした国の動向等を注視しつつ、重点措置の解除後を見据え、五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業の再開や飲食店応援クーポン事業の実施に向けた準備を進めるなど、地域経済の回復に全力で取り組んでいきます。 あわせて、この10日よりオンライン大会が始まった第7回金沢マラソンにつきましても、感染状況を慎重に見極めながら、今月末をめどに、来月31日の本大会の開催を判断したいと考えています。 また、ガス・発電事業の譲渡につきましては、先ほど関連議案をお認めいただき、事業譲渡契約が成立いたしましたことから、市民への周知に努めるとともに、本議会でいただいた御意見を真摯に受け止め、新会社との間で業務引継ぎや職員派遣等に係る手続に着手するなど、明年4月1日の譲渡に向けた準備を本格化し、市民サービスのより一層の向上に資してまいります。 時節柄、台風の到来期を迎えております。温暖化の影響による異常気象も懸念されますことから、風水害等への備えに引き続き万全を期していきますとともに、各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げて、終了に際しての御挨拶といたします。 ありがとうございました。 ○久保洋子議長 9月定例月議会の終了に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。 各位におかれましては、去る3日から本日まで、上程各案件の御審議に御精励を賜り、ここに滞りなく議事が終了いたしましたことに深く感謝申し上げます。また、議事の運営に当たりましても格別の御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 各位には十分健康に留意され、さらなる金沢市勢の発展と市民福祉の向上のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願いいたしまして、終了の御挨拶といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○久保洋子議長 これをもちまして、令和3年度金沢市議会9月定例月議会を終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時57分 散会----------------------------------------------------------------------  〔参照〕-----------------------------------     令和3年度金沢市議会9月定例月議会議案審査付託表(二)-----------------------------------            総務常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第46号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第7号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳入 全部…………………………………………………………………26            経済環境常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第46号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第7号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳出 7款 商工費………………………………………………………211            市民福祉常任委員会議案番号件名ページ数議案書説明書議案第46号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第7号)  第1条 歳入歳出予算の補正   歳出 3款 民生費………………………………………………………29     4款 衛生費………………………………………………………210            議案提出について 議案「コロナ禍における米価下落対策を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  大桑初枝                         〃     広田美代                         〃     森尾嘉昭-----------------------------------議会議案第8号   コロナ禍における米価下落対策を求める意見書 昨年来、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、外食を中心に米需要が大きく減少し、2020年産の米価は下落を続け、1俵当たりの取引価格が2,000円以上の下落となった銘柄もある。 農林水産省が公表した本年6月末の米の民間在庫量は219万トンとなっており、適正在庫とされる180万トンを大幅に上回っている。そのため、米を保管する倉庫が逼迫し、新米の保管場所が不足する事態も生じている。 こうした中、2021年産の新米の出荷が既に始まっている地域もあるが、農業者が農業協同組合に出荷する際に支払われる一時金の概算金は軒並み下落しており、1俵当たりの金額が昨年比で5,000円以上の下落となった銘柄もあるなど、2020年産の下落幅をはるかに超える大暴落が始まっている。 コロナ禍の過剰生産は農業者の責任ではなく、政府が過剰在庫を買い入れ、市場から隔離するなどの対応を取らなければ、離農の増加を含め大変な事態になりかねない。 よって、国におかれては、コロナ禍という経験したことがない危機的事態の中で、農業者の経営及び地域経済の安定を図り、ひいては主食の安定供給に資するため、米価下落対策として下記の事項を講じるよう強く要望する。                記1 過剰在庫を政府が買い取り、市場から隔離すること。2 買い取った米を生活困窮者や学生、子ども食堂などへ大規模に供給すること。3 政府が絶対に暴落を防ぐ意思であることをアナウンスすること。4 転作補助金を大幅に拡充すること。5 ミニマム・アクセス米の輸入を中止し、農業者戸別所得補償制度を復活すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「風水害対策に関する国家予算の増額等を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第9号   風水害対策に関する国家予算の増額等を求める意見書 今年8月の大雨により、西日本を中心とする各地域では、多くの死傷者が出たことに加え、多数の家屋にも甚大な被害が出るという深刻な事態となった。 この背景には、気象庁も発表しているように、線状降水帯等による猛烈な雨の発生頻度が明らかに増えていることがあり、この傾向が長期的に変わらないとするならば、今後も大雨や洪水等による大規模な風水害がさらに頻発することが予想される。 言うまでもなく、政治の最も重要な責務は、国民の生命と財産を守ることであり、その責務を全うするためには、深刻化する風水害への対策を早期に進めることが何より重要である。 よって、国におかれては、早急な風水害対策の実施及びさらなる拡充に向けて、以下の事項を実施するよう強く要望する。                記1 今後の国の予算編成において、風水害対策に係る予算を積極的に増額すること。特に、国土強靱化年次計画2021にある5か年加速化対策が今年から始まっていることから、次年度以降も必要な予算を十分に確保するとともに、地方自治体が国土強靱化地域計画に基づき実施する対策を円滑に実施できるよう十分な予算配分を行うこと。2 国土強靱化基本計画及び国土強靱化年次計画において、風水害対策に係る項目を重点的に取り上げること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第10号   コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書 第5波ともいわれる新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大し、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても、引き続き、巨額の財源不足が避けられない厳しい局面に直面している。国はもとより地方自治体においても、引き続きの経済対策と感染拡大防止策を両輪とした強力な施策の推進が求められている。 地方自治体では、コロナ禍への対応はもとより、地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、子育て支援、医療・介護をはじめとした社会保障関係経費や公共施設の老朽化対策費など、行政運営に必要な財政需要は将来に向けて、ますます増大している。 経済の先行きが不透明な状況が続く中、その財源確保のため、地方税制の充実確保が強く求められる。 よって、国においては、令和4年度地方税制改正に向け、下記の事項を確実に実現するよう強く要望する。                記1 令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、経済財政運営と改革の基本方針2021において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が毎年度増大している現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。2 固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。また、生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じた措置は、本来国庫補助金などにより国の責任において対応すべきものである。よって、現行の特例措置は今回限りとし、期限の到来をもって確実に終了すること。3 令和3年度税制改正において土地に係る固定資産税について講じた、課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。4 令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減の延長について、さらなる延長は断じて行わないこと。5 炭素に係る税を創設または拡充する場合には、その一部を地方税または地方譲与税として地方に税源配分すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「盛り土規制等の法整備及び流域治水の事前防災に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第11号   盛り土規制等の法整備及び流域治水の事前防災に関する意見書 本年7月に静岡県熱海市で多数の犠牲者を出した大規模土石流被害の原因が盛り土だったことが明らかとなっている。再発防止のため、甚大な被害を引き起こした原因の徹底解明が不可欠であるとともに、全国各地の盛り土や急傾斜地等の点検が必要となることに加え、河川・ダム等の整備や森林の整備・保全、農業用ため池等の防災工事及び維持管理、堤防の強化、雨水貯留機能の保全などの流域治水の方針に基づいた災害対策のさらなる強化が求められている。 一方、今回の土石流被害の原因となった盛り土工事が、建設現場等で生じた残土の処分を目的として届出がなされたことが報じられている。建設残土については、一部自治体で条例等により規制されているものの、適正処理の徹底には限界があることから、再発防止のため、建設残土に関する早急な法整備が必要である。 よって、国におかれては、風水害及び土砂災害対策のさらなる強化のため、以下の事項を実施するよう強く要望する。                記1 盛り土や急傾斜地の総点検を早急に実施するとともに、全国一律で適用される最低限度の法的基準の設定等を行うこと。2 流域治水の方針に基づき、事前防災に向けて国の財政措置により必要な対応を早急に行うこと。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「新型コロナウイルス感染者の着実な入院治療を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第12号   新型コロナウイルス感染者の着実な入院治療を求める意見書 新型コロナウイルス感染症の急拡大による医療体制の逼迫状況を受け、8月5日、政府は、中等症以上の人は原則入院、それ以外の人は自宅療養を基本とする見直し方針を発表した。当面は感染が深刻な地域で実施し、実際の運用は各自治体の判断に委ねる方針とのことであるが、自宅療養者は激増し、9月1日現在、全国で13万5,000人を超えている。 自宅療養では適切な治療を受けられず、病状の急変に十分対応できないことはもとより家庭内感染のリスクも大きい。 このような事態を一刻も早く打開するためには、体育館などに患者を集めて効率的に治療を行う臨時医療施設を早急に開設することが求められており、厚労省は、8月25日、臨時医療施設の設置を推進するよう都道府県に要請した。対象自治体では、医師・看護師などの医療人材の確保、適切な場所の選定・確保などの課題が挙げられていることから、政府の支援が必要である。 よって、国におかれては、新型コロナウイルス感染者の着実な入院治療のため、当該自治体を支援することを強く要望する。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「教育環境の向上を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     麦田 徹                         〃     森 一敏-----------------------------------議会議案第13号   教育環境の向上を求める意見書 本年3月、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案が全会一致で可決・成立し、小学校全学年の学級定員が35人に引下げられ、保護者や教育現場の長年の願いが実現した。しかしながら、学級定員の引下げは段階的に実施され、第6学年までの全学年で35人学級が完結するのは令和7年度である。一方、中学校については、本年6月に政府が閣議決定した骨太方針2021で35人学級導入への検討が盛り込まれたところである。 このような中、新型コロナウイルス感染症対策としての密状態の回避、感染症流行下での教育権保障等のため、教育のデジタル化及びGIGAスクール構想をさらに前進させるとともに、新学習指導要領が目指す個別最適な学びを進めるためのきめ細かな指導が、教職員の多忙化改善と並行して進められていく必要がある。そのため、教職員定数の増と少人数学級の実現をはじめ、スクールサポートスタッフや部活動支援員、特別支援教育支援員など各種スタッフ職員、ICT支援員、GIGAスクールサポーター等の専門人材の常時配置や増員は急務である。 よって、国におかれては、教育環境の向上に向け、以下の事項を実施するよう強く要望する。                記1 小学校全学年の35人学級化を早期に完結し、中学校についても35人学級導入に向けて法改正を行うこと。2 教職員定数を改善するとともに、教職員を支援するスタッフ職員を増員すること。3 デジタル機器の有効活用とICT教育推進のための専門人材を増員すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「出産育児一時金の増額を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第14号   出産育児一時金の増額を求める意見書 厚生労働省によると、正常分娩の場合、2019年度における出産費用の全国平均額は約46万円で、室料差額等を含む費用の全国平均額は約52万4,000円となっている。出産にかかる費用は年々増加し、費用が高い都市部では、現在42万円である出産育児一時金では賄えない状況になっており、公益社団法人国民健康保険中央会の調査によると、出産費用の平均額が最も高い東京都では約62万円に上り、出産する人が約20万円を負担している計算となる。 国は、1994年9月にそれまでの分娩費と育児手当金を統合する形で出産育児一時金を創設し、30万円の支給を開始した。その後、支給額の段階的な引上げを経て、2009年10月に2年間の暫定的な措置として原則42万円に増額し、2011年度にそれを恒久化した。2015年1月には出産育児一時金に含まれる産科医療補償制度掛金分3万円を1.6万円に引き下げ、本来分の39万円を40.4万円に引き上げた。そして、2022年1月以降の分娩から産科医療補償制度掛金分を1.2万円に引き下げるとともに、本来分を4,000円増やすほか、今後、医療機関から費用の詳しいデータを収集し実態を把握した上で、増額に向けて検討することとしている。 一方、令和元年の出生数は86万5,239人で、前年に比べ5万3,161人減少し、過去最少となった。少子化対策は、我が国の重要課題の一つにほかならず、子育てのスタート期に当たる出産時の経済的な支援策を強化することは欠かせない。少子化克服に向け、安心して子どもを産み育てられる環境を整えるためには、子どもの成長に応じたきめ細かな支援を重ねていくことが重要であり、出産育児一時金はその大事な一手である。 よって、国におかれては、出産費用の調査を早急に実施するとともに、現在の負担に見合う形に出産育児一時金を引き上げるよう強く求める。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「地域の医療提供体制の確保・充実に資する施策の実施を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年9月17日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     麦田 徹                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     下沢広伸                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第15号   地域の医療提供体制の確保・充実に資する施策の実施を求める意見書 地域の医療提供体制については、各都道府県において医療計画を策定し、必要となる医療機能や各医療機能を担う医療機関等を定めるなど、医療連携体制の構築に向けた取組を進めるとともに、地域医療構想を策定し、病床機能ごとに2025年の医療需要と病床の必要量を推計した上で、将来の医療需要を見据えた病床機能の分化・連携に向けた取組を進めているところである。 こうした計画等は、今般の新型コロナウイルス感染症のような一般の医療に大きな影響が及ぶ新たな感染症の感染拡大時における医療提供体制を想定したものではなく、平時の医療需要に対応した医療資源の適正配置に向けた取組を進めるものである。今般の新型コロナウイルス感染症の対応に当たっては、感染症病床のほか、感染防止対策を講じつつ一般病床を感染症病床に転用し、患者の受入れを行う地域もあるなど、一般医療の提供体制に大きな影響が及んでいるところである。 中長期的には人口減少・高齢化は着実に進み、医療ニーズの質・量が徐々に変化するとともに、労働力人口の減少により医療人材の確保面での制約が一層厳しくなると見込まれるため、今取り組むべきは将来の医療ニーズを見据えつつ、感染拡大時における医療需要に対応できる質の高い効率的な医療提供体制の構築である。 よって、国におかれては、新型コロナウイルス感染症対応等を踏まえ、地域医療構想の再検討を含め医療機能を適切に発揮できる病床やそれに見合う医療人材の確保など、地域の医療提供体制のさらなる確保・充実に資する施策を講じるよう、強く要望する。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------  〔参考〕-----------------------------------   令和3年度金沢市議会9月定例月議会陳情の委員会審査結果表審査結果番号件名付託委員会不採択陳情第10号金沢市企業局ガス・発電事業の事業譲渡について慎重な審議を求める陳情建設企業不採択陳情第11号児童相談所での児童の環境改善に関する陳情書市民福祉不採択陳情第12号政務活動費の金沢市条例改正についての陳情書議会運営 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   議長     久保洋子   旧副議長   山本由起子   署名議員   上田雅大   署名議員   小間井大祐   署名議員   喜多浩一...