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06月21日-05号

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  1. 金沢市議会 2021-06-21
    06月21日-05号


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    最終取得日: 2024-09-11
    令和 3年  6月 定例月議会          令和3年6月21日(月曜日)◯出席議員(38名)     議長  久保洋子     副議長  山本由起子     1番  荒木博文      2番  田中美絵子     3番  喜成清恵      4番  上原慶子     5番  稲端明浩      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  粟森 慨     9番  新谷博範      10番  麦田 徹     11番  中川俊一      12番  坂本泰広     13番  高  誠      14番  喜多浩一     15番  上田雅大      16番  小間井大祐     17番  前 誠一      18番  高岩勝人     20番  宮崎雅人      21番  松村理治     22番  下沢広伸      24番  森 一敏     25番  小林 誠      26番  源野和清     27番  広田美代      28番  玉野 道     29番  森尾嘉昭      30番  秋島 太     31番  澤飯英樹      32番  中西利雄     33番  清水邦彦      34番  黒沢和規     35番  野本正人      36番  福田太郎     37番  横越 徹      38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       相川一郎 副市長       村山 卓 教育長       野口 弘   公営企業管理者   平嶋正実 都市政策局長    鳥倉俊雄   総務局長      松田滋人 文化スポーツ局長  山森健直   経済局長      山田啓之 農林水産局長    長谷進一   市民局長      松田俊司 福祉健康局長    高柳晃一   こども未来局長心得 藤木由里 環境局長      吉田康敏   都市整備局長    坪田英孝 土木局長      坂本敦志   危機管理監     上野浩一 会計管理者     中坂暢江   消防局長      喜田 徹 市立病院事務局長  荒舘 誠   財政課長      津田 宏-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      東 利裕 担当次長議事調査課長      議事調査課担当課長 安藤哲也           小村正隆 議事係長      山口賢一   調査係長      今川良太 主査        富川朗人   主査        前田和紀 主査        北本剛太   主任        竹村太志 主任        辻 卓也   書記        小西孝博 総務課長補佐    多田育代   主査        打越洋平-----------------------------------◯議事日程(第5号)  令和3年6月21日(月)午後1時開議 日程第1 議案第1号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第3号)ないし議案第18号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第4号)      陳情第9号                      (委員長報告、討論、採決) 日程第2 議案第19号 金沢市監査委員の選任につき同意を求めるについて 日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについて 日程第4 議会議案第1号 金沢市議会会議規則の一部を改正する規則 日程第5 議会議案第2号 東京オリンピックパラリンピックの開催の中止等を求める意見書 日程第6 議会議案第3号 子ども政策の充実を求める意見書 日程第7 議会議案第4号 地方の意見を地域医療確保施策に確実に反映させることを求める意見書 日程第8 議会議案第5号 学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションの適切な推進を求める意見書 日程第9 議会議案第6号 大和堆周辺水域における漁船の安全操業の確保及び外国漁船違法操業に対する取締りの強化を求める意見書 日程第10 議会議案第7号 沖縄戦戦没者遺骨混入土砂を埋立てに使用しないことを求める意見書-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)に同じ-----------------------------------     午後1時1分 開議 △開議 ○久保洋子議長 本日の出席議員数は、ただいまのところ38名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議時間の延長について ○久保洋子議長 あらかじめ本日の会議時間を延長いたしておきます。 なお、上着の着用は御自由に願います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案等上程久保洋子議長 これより、日程第1議案第1号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第3号)ないし議案第18号令和3年度金沢市一般会計補正予算(第4号)並びに陳情第9号、以上の議案18件、陳情1件を一括して議題といたします。 以上の各件につきましては、それぞれ所管の常任委員会または議会運営委員会におきまして、慎重審査の結果、議案第1号ないし議案第18号については、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決し、陳情第9号については、不採択とすべきものと決した旨、所管の常任委員会委員長または議会運営委員会委員長から、それぞれ委員会審査報告書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○久保洋子議長 よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 27番広田美代議員。     〔27番広田美代議員登壇〕(拍手) ◆広田美代議員 私は、日本共産党議員団を代表し、討論を行います。 我が会派は、今回上程されました議案18件のうち、議案第1号令和3年度金沢市一般会計補正予算の1件のうち、城北市民運動公園整備事業費の歳入、歳出に反対です。その内容は、市民サッカー場の再整備事業として4億1,800万円の補正予算が計上された点です。これまでも指摘してきましたが、市民サッカー場について、当初、本市は現在地で再整備するとしてきましたが、Jリーグが示す基準からすると移転、新築することが必要だとし、建設時には観客数は1万人だが、将来的には1万5,000人規模に対応するサッカー場に整備すると計画変更をしてきました。その後、事業費は基本設計段階では75億円と示されましたが、実施設計段階になると約80億円に増額されたものです。そして、さらに財政規模が膨れ上がろうとしています。移転先にある本田クライフコートジュニアスポーツコートを移設、新築、1,900台の南駐車場の建設が明らかとなり、合わせますと100億円規模になろうとしています。現在あるサッカー場はまだ使えるものであり、このコロナ禍で多額の費用をかけて移設、新築しなければならない緊急性、必要性はありません。また、この事業によって一番影響を受けるのは、ジュニアサッカー子どもたちです。今のジュニア用コートの場所に市民サッカー場を整備するため、移転を含め、4年間にわたって使用できないとのことです。サッカーの普及、発展という方向からも相反する事業であり、中止、見直しが必要です。 陳情第9号は、政務活動費条例改正についての陳情書で、市民オンブズマン石川代表幹事から提出されました。政務活動費が本来の目的に沿って運用されるとともに、その透明性を確保し、市民からの理解を得ていくことは大切です。さらなる情報公開による透明性の確保や必要な改善が求められます。この陳情が指摘する法や全国市議会議長会が示した内容と本市議会政務活動費の交付に関する条例との整合性について検討が必要との点について、その趣旨を理解するものです。よって、この陳情についての議会運営委員会での不採択の決定に反対するものです。 以上で討論を終わります。(拍手) ○久保洋子議長 討論は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 まず、議題のうち、議案第1号の議案1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、可決であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会決定どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。-----------------------------------久保洋子議長 次に、議案第2号ないし議案第18号の議案17件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会決定どおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議案17件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。-----------------------------------久保洋子議長 次に、陳情第9号の陳情1件を採決いたします。 本件に対する委員会の決定は、不採択であります。 お諮りいたします。 本件は、委員会決定どおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、陳情第9号は、不採択とすることに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程
    久保洋子議長 次に、日程第2議案第19号金沢監査委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第19号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり同意することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第3諮問第1号人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 諮問第1号は、諮問のとおり異議がない旨答申することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、諮問のとおり異議がない旨答申することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第4議会議案第1号金沢市議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第1号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。     〔議会議案第1号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第5議会議案第2号東京オリンピックパラリンピックの開催の中止等を求める意見書を議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~提案理由の説明 ○久保洋子議長 これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 29番森尾嘉昭議員。     〔29番森尾嘉昭議員登壇〕(拍手) ◆森尾嘉昭議員 私は、日本共産党議員団を代表し、議会議案第2号東京オリンピックパラリンピックの開催の中止等を求める意見書提案理由の説明を行います。 2020東京オリンピックは1年延期され、今年7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までの開催が打ち出されてきました。ところが、新型コロナ感染拡大は全世界に広がり、感染者数は約1億8,000万人、死者数は約400万人に上っています。日本国内では感染者数は78万人を超え、死者数は1万5,000人近くとなっています。イギリスでは、ワクチン接種が広がる中、感染拡大が収まるかに見えましたが、インド型変異株--デルタ株による感染者が急拡大し、6月18日には1日当たりの感染者数がおよそ4か月ぶりに1万人を超える事態となっています。こうした状況にもかかわらず、菅内閣は安心・安全な大会開催を言い続け、開会式全体の入場者数を2万人程度とすることを打ち出そうとしています。しかし、開催への不安の声は広がり、専門家からも厳しい提言が出されました。共同通信社がこの19日、20日に実施した全国電話世論調査によると、東京五輪パラリンピック開催コロナ感染が再拡大する不安があるとの回答が86%に上りました。東京五輪についても、無観客開催40.3%、中止すべき30.8%、観客数を制限して開催27.2%となりました。朝日新聞社が実施した19日、20日の世論調査によると、中止、再延期と答えた方は合わせて62%、予定どおり今夏に開催は34%とのことであります。コロナ感染拡大を食い止めるには至らず、ワクチン接種もまだまだ進んでいない状況の下で、東京五輪開催自体への不安の声が世論調査にも示されています。去る18日には、政府の新型コロナウイルス対策分科会尾身茂会長をはじめ、専門家有志26人が提言を明らかにしました。この中で、東京五輪大会が開催された場合を想定して言いますが、感染拡大の深刻な危険を突きつけたものとなっています。政府に対し、緊急事態宣言を出す必要に迫られる状況になれば、予定どおりに大会を開催することは困難とし、感染拡大の予兆を察したら強い対策をちゅうちょなく取るよう、要請しています。また、無観客が最も感染拡大リスクが少なく望ましいと、提言に明記されました。19日、東京五輪事前合宿のために、アフリカ、ウガンダの選手団が来日しました。その1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。現地で2回のワクチン接種をし、72時間以内に受けた検査での陰性証明書を取得していたとのことです。東京五輪を開催するとなると、選手と関係者だけで約10万人が参加することになります。東京五輪組織委員会は、観客や大会関係者など、来訪者が1日最大約34万人となるとしました。感染が全国に広がる危険性が指摘され、巨大なリスクを抱える東京五輪開催を強行してはなりません。したがって、感染リスクを少なくし、人々の命を守ることを最優先にする立場から、東京五輪の開催を中止することが求められます。それは政治の責任だと考えます。東京五輪への参加を見送ったり、出場できないなど、選手間に格差が生まれ、フェアな大会になる前提が既に失われています。 よって、この意見書は、1、新型コロナウイルス感染症の拡大が国内はもとより全世界的に解消していない中で東京オリンピックパラリンピックを開催しないこと、2、感染拡大防止の徹底による医療崩壊の回避や希望者へのワクチン接種早期完了生活困窮者や経営不振に苦しむ事業者等への救済措置の徹底に全力を傾注すること、以上を国に求めるものです。議員各位の賛意を求め、提案説明を終わります。(拍手) ○久保洋子議長 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立少数であります。 よって、本件は、否決されました。     〔議会議案第2号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第6議会議案第3号子ども政策の充実を求める意見書を議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○久保洋子議長 よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 7番大桑初枝議員。     〔7番大桑初枝議員登壇〕(拍手) ◆大桑初枝議員 私は、日本共産党議員団を代表して、上程されました議会議案第3号子ども政策の充実を求める意見書について、反対です。その主な理由を述べます。 6月18日に閣議決定された骨太の方針は、菅首相が創設に意欲を見せるこども庁を念頭に、子ども政策の司令塔となる新たな組織について、早急に検討に着手するよう盛り込みました。今、子どもたちは様々な悩みを抱え、傷つき、戸惑いながらも懸命に毎日を過ごしています。子どもの思いを受け止め、一緒に考え、希望ある未来をつくっていく姿勢が、大人に、そして何より政治に問われます。国連子ども権利委員会の声明は、コロナ禍緊急事態都市封鎖などを宣言した国で、多くの子どもが身体的、情緒的、心理的に重大な影響を受けていることを警告し、各国に子どもの権利を尊重、保護する措置を求めています。子どもの命や権利を守ることを政治の中心に位置づけることは、極めて重要です。しかし、にわかに浮上したこども庁の議論は、子どもにとって誠に有益で実効性のある施策になるのかは大きな疑問です。そもそも子どもをめぐる政策が大きく立ち遅れているのは、歴代自民党政権が解決を求める国民の切実な願いに背を向けてきたからです。その姿勢に根本的な反省を示さず、新たな省庁設置議論はどんな期待ができるのか、肝腎の政策の中身はどうなのか、そもそも新組織をつくるべきなのかが問われています。子どもが本当に大切にされる社会の実現につながりません。子どもをめぐる大きな困難の大本にあるのは、自民党政権の下で拡大した政治と社会のゆがみです。保育所に入れない子どもが後を絶たない待機児問題を深刻化させたのは、歴代政権が公立をはじめ、認可保育所の大増設を拒んできたためです。少子化が打開できない事態が続くのも、子どもを産み育てることが過酷な社会の仕組みが変わらないからです。安心して子育てできる雇用のルールづくりが急がれるのに、政府がやってきたのは、長時間労働や非正規雇用を拡大させる労働法制の改悪です。児童虐待についても、児童相談所の抜本的な体制強化を図ってこなかったことが問題になっています。子どもの貧困でも、子どもの多い世帯ほど打撃が大きい生活保護改悪を強行するなど、逆行した政策を進めてきました。これらの問題は、縦割り行政の弊害のせいではありません。大企業のもうけを最優先にして、子ども子育て政策の拡充に必要な予算を確保してこなかった政治の姿勢こそ、厳しく問われます。そのことに無反省のまま、新たに省庁設立こども庁を持ち出しても期待は持てません。いま一度、子どもを中心に据えた議論を起こすことが必要だと訴えて、反対の討論といたします。(拍手) ○久保洋子議長 討論は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第3号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。     〔議会議案第3号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第7議会議案第4号地方の意見を地域医療確保施策に確実に反映させることを求める意見書及び日程第8議会議案第5号学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションの適切な推進を求める意見書、以上の議会議案2件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 議会議案第4号及び議会議案第5号の議会議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○久保洋子議長 起立多数であります。 よって、以上の議会議案2件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。     〔議会議案第4号及び議会議案第5号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程久保洋子議長 次に、日程第9議会議案第6号大和堆周辺水域における漁船の安全操業の確保及び外国漁船違法操業に対する取締りの強化を求める意見書及び日程第10議会議案第7号沖縄戦戦没者遺骨混入土砂を埋立てに使用しないことを求める意見書、以上の議会議案2件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○久保洋子議長 よって、これより採決いたします。 議会議案第6号及び議会議案第7号の議会議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議会議案2件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 ただいま可決されました議会議案各件の提出先及びその他の処理方法につきましては、議長に御一任願います。     〔議会議案第6号及び議会議案第7号は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○久保洋子議長 以上をもって、今定例月議会に付議されました案件は、全て議了いたしました。 お諮りいたします。 明日22日から9月2日までは休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久保洋子議長 御異議なしと認めます。 よって、明日22日から9月2日まで休会とすることに決定いたしました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △挨拶 ○久保洋子議長 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 6月定例月議会の終了に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 今回提出いたしました各案件につきまして、先ほどは適切な御決議をいただき、誠にありがとうございました。本会議及び委員会を通じた御意見、御要望等を十分に留意し、今後の市政運営に生かしていきます。 新型コロナウイルス感染症に関してですが、去る13日をもって県内のまん延防止等重点措置の適用と飲食店への時短要請等が全面解除されたほか、昨日、沖縄県を除く9都道府県で緊急事態宣言が解除されたところです。本市の感染状況も今のところ落ち着いており、市民及び事業者の皆様の御協力に感謝申し上げます。 市としましては、引き続き感染症対策に万全を期すとともに、医師会等と連携しながらワクチンの早期かつ円滑な接種に向けた取組を加速していきます。まずは、高齢者や児童福祉施設等の従事者に対する優先接種に向けて、このほど職員名簿の提出があった保育所等に接種券を送付しました。他の施設の職員や申請受付を進めている基礎疾患のある方についても、準備が整い次第、接種券を発送し、速やかな接種につなげていきます。 また、64歳以下の一般の市民の方には、来月1日より高齢の方から段階的に接種券を発送することとし、県の大規模接種センターの対象となる若年層も含めて、7月中に18歳以下を除く市民の方への接種券の発送を終えることで、県とも連携を図りながら早期接種に取り組んでいきます。 加えて、明日、金沢商工会議所において、経済、教育、医療等の関係団体が参加する新型コロナワクチン接種促進市民会議を開催し、企業、大学等による職域接種の推進や接種を受けやすい職場環境の整備などへの御理解と御協力等をお願いするとともに、市としてもできる限りの対応に努めていきます。こうした関係各位と一体となった取組により、10月末をめどに希望する方への接種を完了させたいと考えており、改めてこの後の全員協議会において、全体のスケジュールをお示しいたします。 さて、まん延防止等重点措置は解除されたものの、地域経済は大変厳しい状況にあることから、明日より五感にごちそう金沢宿泊キャンペーンを、石川県内の居住者に限定して再開します。宿泊施設等には県の認証制度の活用を促すなど、感染防止対策の徹底を図りながら旅行需要を喚起し、観光関連産業の早期回復に努めます。金沢の元気回復商品券支援事業に関してですが、既に複数の商店街において商品券の発行準備に取りかかっており、今週末から順次販売を開始するとのことです。市としても引き続き客足回復に向けた各商店街の取組を支援するとともに、ただいま可決をいただいた公共事業費の早期執行に努めるなど、地域経済の活性化になし得る最善を尽くしていきます。 これから本格的な梅雨の時期を迎えます。関係機関との連携を密にしながら豪雨災害への備えに万全を期すほか、市街地への熊の出没に対し、パトロールを強化するなど、獣害防止にも意を用いつつ、市民の安全・安心を確保していきます。 向暑の折、各位の御自愛をお祈り申し上げ、終了に際しての御挨拶といたします。 ありがとうございました。 ○久保洋子議長 6月定例月議会の終了に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。 各位におかれましては、去る7日から本日まで、上程各案件の御審議に御精励を賜り、ここに滞りなく議事が終了いたしましたことに深く感謝申し上げます。また、議事の運営に当たりましても格別の御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。 暑さに向かいます折から、各位には十分健康に留意され、さらなる金沢市勢の発展と市民福祉の向上のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願いいたしまして、終了の御挨拶といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○久保洋子議長 これをもちまして、令和3年度金沢市議会6月定例月議会を終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。     午後1時36分 散会----------------------------------------------------------------------  〔参照〕-----------------------------------            議案提出について 議案「金沢市議会会議規則の一部を改正する規則」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  野本正人                         〃     高  誠                         〃     熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第1号   金沢市議会会議規則の一部を改正する規則 金沢市議会会議規則(昭和38年議会規則第1号)の一部を次のように改正する。 第2条第1項中「事故」を「公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由」に改め、同条第2項中「日数を定めて」を「出産予定日の8週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして」に改める。   附則 この規則は、公布の日から施行する。提案の趣旨 議員の会議への欠席事由及び出産に伴う欠席期間の範囲を明らかにするため、関係規定を改正する。-----------------------------------            議案提出について 議案「東京オリンピックパラリンピックの開催の中止等を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  大桑初枝                         〃     広田美代                         〃     森尾嘉昭-----------------------------------議会議案第2号   東京オリンピックパラリンピックの開催の中止等を求める意見書 新型コロナウイルス感染症は、インドなどにおける爆発的な感染拡大など、世界的にも非常に難しい状況が続いている。亡くなった人は全国で1万3,000人を超えており、一刻も早く終息させることが求められている。東京オリンピックパラリンピックの主たる開催地である東京都においても、変異株の感染が拡大するなど、予断を許さない状況が続いている。 今、我が国が総力を挙げて取り組むべきことは、感染拡大防止の徹底による医療崩壊の回避や希望者へのワクチン接種早期完了生活困窮者や経営不振に苦しむ事業者等への救済措置の徹底である。世論調査においても、オリンピックの開催を再延期または中止すべきとの回答が6~8割に上っている。 また、新型コロナウイルス感染拡大は、各国選手の競技環境にも大きな影を落としている。タイで五輪予選を兼ねたカヌーの大会があったが、インドはタイのコロナ入国制限国に当たるため、選手は入国も大会出場もできず、五輪出場の可能性がなくなった。感染を抑え込むオーストラリアは、現況を踏まえれば公平で安全な五輪の予選は可能ではないとして、5月上旬、東京都で行われた水泳・飛び込みの五輪最終予選で、全選手の出場を辞退した。世界の選手間に格差が生まれ、フェアな大会になる前提は既に失われている。 よって、国におかれては、新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息に向けて、以下の事項について取り組むよう強く要望する。                 記1 新型コロナウイルス感染症の拡大が国内はもとより全世界的に解消していない中で、東京オリンピックパラリンピックを開催しないこと。2 感染拡大防止の徹底による医療崩壊の回避や希望者へのワクチン接種早期完了生活困窮者や経営不振に苦しむ事業者等への救済措置の徹底に全力を傾注すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「子ども政策の充実を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第3号   子ども政策の充実を求める意見書 少子化が深刻な問題となっている我が国において、子どもたちの健やかな成長・発達を力強くサポートしていく重要性がかつてなく高まっており、子ども政策の充実は、国・都道府県・市区町村が強力に連携して取り組むべき課題となっている。 地方行政の現場においては、子ども・子育てに関する様々な相談や要望が住民から日々寄せられている。妊娠、出産、保育、教育、医療、福祉、児童虐待、非行、貧困、いじめ、事故など、多岐にわたる要望や相談に適切に対処すべく、現場の職員は国と連携しつつ尽力しているが、国の一元的な窓口が存在しないため、十分な連携が取れず、迅速かつ適切な対応ができないケースがある。また、必要な施策を実現するために、十分な予算を確保する必要がある。 よって、国におかれては、子ども政策の充実を図るため、下記の事項を実施するよう強く要望する。                 記1 子どもや子育て世代が抱える課題の解決に全力で取り組むこと。2 子ども政策を専任に所管する長の下、強い権限を持って子ども・子育てに関する施策や予算を一元的に所管する省庁を設置すること。また、新たに省庁を設置する際は、縦割りの弊害が生じないよう、最大限配慮すること。3 子ども政策を充実させるため、国の予算確保、都道府県・市区町村への十分な財政支援を強化すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「地方の意見を地域医療確保施策に確実に反映させることを求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第4号   地方の意見を地域医療確保施策に確実に反映させることを求める意見書 各地域における新型コロナウイルス感染症への対応は公立・公的病院が中心的な役割を担っており、その存在意義や重要性が再認識されている。将来を見据え、感染症対策の視点を含めた地域の医療体制の確保が不可欠である。 本年5月、医療法等の一部を改正する法律案が可決、成立した。良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確立を目指すとされた一方で、医師の労働時間短縮に向けた適切な措置を求める附帯決議が付された。 今後、地域医療構想の推進、医師の地域偏在対策及び医師の働き方改革を三位一体で推進する総合的な医療提供体制改革を実現するためには、地域の実情や医療現場の声を踏まえ、地域住民の理解を得ながら、国と地方が連携を強化し協力していく必要がある。 よって、国におかれては、地域医療確保に関する国と地方の協議の場を継続的に開催し、地方の意見を地域医療確保施策に確実に反映させるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションの適切な推進を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第5号   学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションの適切な推進を求める意見書 現在、教育の現場では、誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、創造性を育む学びの実現を目指すGIGAスクール構想の一環として、児童・生徒への1人1台の情報端末の貸与や高速大容量の通信ネットワーク整備が進められている。コロナ禍への対応のためGIGAスクール構想が前倒しとなったこともあり、国の調査では、令和2年度内に96.5%の自治体等で端末の納品完了が見込まれた。 また、ハード面の整備に加えて、児童・生徒の個別最適な学びと協働的な学びの充実や、特別な配慮を必要とする児童・生徒の学習上の困難の低減に資するものとして、デジタル教科書の導入も進められようとしている。ICTを活用し、オンラインでの授業や宿題の配布、デジタル教科書やデジタルドリルの活用など、児童・生徒一人一人の状況に合わせた学習を推進することにより、多様な学びの実現と教員の負担軽減などへの期待が高まっている。 一方で、全ての教員が情報端末を活用した一定レベルの授業を行うことができるように、個人情報の取扱い及び管理などを含めたICT活用指導力の向上が求められている。また、デジタルの教科書や教材は、学校から貸与された端末で学校のシステムに接続する必要があるが、例えば、転校先でも復習や学びが継続できる環境を整備しておくことも重要である。さらに、デジタル教科書のみを使用した場合、学習の基本能力である読解力が低下する可能性も危惧されている。そこで、各自治体において、Society5.0時代を生きる子どもたちにふさわしい教育を推進し、学校教育にICTを浸透させ、教育のさらなる充実を図るため、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」という。)の実現に向けて取り組んでいくべきである。 よって、国におかれては、学校教育におけるDXを適切に推進するため、以下の事項について迅速に対応することを強く求める。                 記1 情報端末の利活用や個人情報の取扱いなど、教育DXに対応した教職員研修を行うこと。2 システムやソフトウェアの整備、情報端末や通信設備の修繕や定期更新、ICT支援員の増員など、教育DXに関する学校教育予算の充実及び確保を行うこと。3 情報端末、デジタル教科書及び個人情報システムの互換性を確保するため、規格の統一を図ること。4 よく聞き、よく読み、よく書くなど、生涯学び続けるための基本となる学ぶスキルを身に付ける上で、紙面の活用と対面学習の併用を検討すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「大和堆周辺水域における漁船の安全操業の確保及び外国漁船違法操業に対する取締りの強化を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     粟森 慨                         〃     麦田 徹                         〃     高  誠                         〃     喜多浩一                         〃     高岩勝人                         〃     宮崎雅人                         〃     森 一敏                         〃     源野和清                         〃     野本正人-----------------------------------議会議案第6号   大和堆周辺水域における漁船の安全操業の確保及び外国漁船違法操業に対する取締りの強化を求める意見書 近年、外国漁船が、我が国の排他的経済水域である大和堆周辺水域に多数押し寄せ、違法操業と乱獲を繰り返している。これにより、石川県をはじめ、多数の日本漁船は安全操業ができない状況となっており、日本海の水産資源確保にも深刻な影響を与えている。 当該水域は、本県のイカ釣り漁船や沖合底引き網漁船がスルメイカや甘エビを漁獲する上で重要な漁場であり、漁業者やその家族の生活のみならず、観光や流通など地域の産業を支える重要な役割を担っている。 こうした中、昨年9月29日には、北朝鮮公船が周辺水域で確認されたことを受け、水産庁から日本漁船に対し、安全確保のため、大和堆の一部海域への入域自粛が要請された。イカ釣り漁の盛漁期にもかかわらず、9月30日から約1か月間、同海域において操業が実施できない事態となったことは誠に遺憾である。一方で、大和堆周辺における海上保安庁による中国船への退去警告が、昨年は107隻と、おととしの12隻から急増しているとの報道がなされている。これからイカ釣り漁の最盛期を迎えるに当たり、非常に憂慮されるべき状況である。 よって、国におかれては、大和堆周辺水域はもとより、我が国の排他的経済水域において、日本漁船の安全操業並びに国連海洋法条約に基づく海洋権益である水産資源の確保を図るため、外国漁船違法操業に対する警戒及び拿捕を含め実効性ある取締りを強化し、大和堆周辺水域における違法操業の根絶に努めるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条に規定により意見書を提出する。-----------------------------------            議案提出について 議案「沖縄戦戦没者遺骨混入土砂を埋立てに使用しないことを求める意見書」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。  令和3年6月21日 金沢市議会議長  久保洋子様                提出者                      金沢市議会議員  熊野盛夫                         〃     麦田 徹                         〃     森 一敏                         〃     広田美代-----------------------------------議会議案第7号   沖縄戦戦没者遺骨混入土砂を埋立てに使用しないことを求める意見書 沖縄戦では一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの貴い命が失われた。糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある平和の礎には、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなった石川県出身者も含む24万1,593名の氏名が刻印されている。 糸満市摩文仁を中心に広がる南部地域は、戦争の悲惨さや命の貴さを認識し、戦没者の霊を慰めるため、自然公園法に基づき、戦跡としては我が国唯一の沖縄戦跡国定公園として指定されている。同地域では、沖縄戦で犠牲を強いられた住民や命を落とした兵士の遺骨が残されており、戦後76年が経過した今でも戦没者の遺骨収集が行われている。 さきの大戦で犠牲になった人々の遺骨が入った土砂を埋立てに使用することは、遺族の心を傷つけるもので人道上許されない。 よって、国におかれては、下記の事項に取り組むよう強く要望する。                 記1 悲惨な沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないこと。2 日本で唯一、住民を巻き込んだ苛烈な地上戦があった沖縄の事情に鑑み、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律により、日本政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること。 ここに、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。-----------------------------------  〔参考〕-----------------------------------  令和3年度金沢市議会6月定例月議会陳情の委員会審査結果表審査結果番号件名付託委員会不採択陳情第9号政務活動費条例改正についての陳情書議会運営 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   議長     久保洋子   副議長    山本由起子   署名議員   粟森 慨   署名議員   新谷博範   署名議員   麦田 徹...