金沢市議会 > 2017-09-04 >
09月04日-01号

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  1. 金沢市議会 2017-09-04
    09月04日-01号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成29年  9月 定例月議会          平成29年9月4日(月曜日)-----------------------------------◯出席議員(38名)     議長  黒沢和規     副議長  下沢広伸     1番  上田雅大      2番  中川俊一     3番  小間井大祐     4番  坂本泰広     5番  松井 隆      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  広田美代     9番  源野和清      10番  麦田 徹     11番  長坂児      12番  前 誠一     13番  高  誠      14番  喜多浩一     15番  小阪栄進      17番  高岩勝人     18番  野本正人      19番  久保洋子     20番  松村理治      21番  清水邦彦     23番  小林 誠      24番  山本由起子     25番  森 一敏      26番  秋島 太     27番  角野恵美子     28番  宮崎雅人     29番  玉野 道      30番  森尾嘉昭     31番  松井純一      32番  中西利雄     33番  澤飯英樹      34番  安達 前     35番  福田太郎      36番  横越 徹     37番  田中展郎      38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       丸口邦雄 副市長       細田大造 教育長       野口    公営企業管理者   桶川秀志 都市政策局長    平嶋正実   総務局長      相川一郎 文化スポーツ局長  嶋浦雄峰   経済局長      吉田康敏 農林水産局長    松倉剛弘   市民局長      鹿間 哲 福祉局長      太田敏明   保健局長      越田理恵 環境局長      佐久間 悟  都市整備局長    木谷弘司 土木局長      磯部康司   危機管理監     中川富喜 会計管理者     石野圭祐   消防局長      小谷正利 市立病院事務局長  西尾昭浩   財政課長      村角薫明-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      宮本博之 担当部長議事調査課長      議事調査課長補佐  三傳敏一           中宗朋之 議事係長      角田章郎   調査係長      山口賢一 主査        八木淳介   主査        喜多泰正 主査        渡邉泰介   主査        富川朗人 主任        松田宏志 総務課担当課長   九社前俊一  主査        寺畑 聡-----------------------------------◯議事日程(第1号)  平成29年9月4日(月)午前10時開議 日程第1 議案第18号 平成29年度金沢市一般会計補正予算(第2号)      議案第19号 平成29年度金沢市営地方競馬事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第20号 金沢市議会議員選挙及び金沢市長選挙における選挙運動用自動車の使用等に係る公費負担に関する条例の一部改正について      議案第21号 金沢市本社機能立地促進のための金沢市税賦課徴収条例の特例を定める条例の一部改正について      議案第22号 金沢市公民館設置条例の一部改正について      議案第23号 金沢市子ども・子育て支援法に基づく特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第24号 金沢市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正について      議案第25号 金沢市における自転車の安全な利用の促進に関する条例の一部改正について      議案第26号 工事請負契約の締結について(インターナショナルブランドホテル事業用地土壌汚染除去工事)      議案第27号 工事請負契約の締結について(金沢市文化ホール改修工事建築工事))      議案第28号 工事請負契約の締結について(金沢市文化ホール改修工事空調設備工事))      議案第29号 工事請負契約の締結について(金沢市文化ホール改修工事電気設備工事))      議案第30号 工事請負契約の締結について(金沢市文化ホール改修工事舞台機構設備工事))      議案第31号 工事請負契約の締結について(金沢市城北市民運動公園屋内広場建設工事建築工事))      議案第32号 工事請負契約の締結について(金沢市長土塀青少年交流センター(仮称)建設工事建築工事))      議案第33号 委託契約の締結について(高機能消防指令システム整備事業)      議案第34号 財産の取得について(学校用地)      議案第35号 市道の路線認定について      議案第36号 市道の路線廃止について                           (提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)に同じ-----------------------------------     午前10時2分 開議 △開議 ○黒沢和規議長 ただいまから平成29年度定例金沢市議会を再開し、9月定例月議会を開きます。 本日の出席議員数は、ただいまのところ38名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員の指名 ○黒沢和規議長 今定例月議会における会議録署名議員の指名を行います。 35番  福田太郎議員 36番  横越 徹議員 37番  田中展郎議員以上、3名の方々を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○黒沢和規議長 次に、今定例月議会までに議長において決定した議員の派遣については、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。 また、地方自治法第121条第1項の規定により、今定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。 なお、上着の着用は御自由に願います。     〔議員の派遣については本号末尾参照〕     〔説明員の氏名は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議期間黒沢和規議長 次に、今定例月議会会議期間は、本日から9月19日までの16日間といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程黒沢和規議長 これより、日程第1議案第18号平成29年度金沢市一般会計補正予算(第2号)ないし議案第36号市道の路線廃止について、以上の議案19件を一括して議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~提案理由の説明 ○黒沢和規議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 本日、ここに各位の御参集をいただき、平成29年度金沢市議会9月定例月議会が開かれますに当たり、市政の概況と提出議案の大要につきまして御説明を申し上げます。 それに先立ち、先月29日に弾道ミサイルが我が国の上空を通過し、太平洋上に落下したことに加え、昨日には6回目となる核実験が強行されるなど、たび重なる北朝鮮の挑発行為により、東アジア地域の緊張が一段と高まっております。言うまでもなく、こうした行為は、我が国のみならず世界の平和を脅かす暴挙であり、断じて許されるものではありません。国際社会に毅然かつ結束した対応を求めますとともに、国において国民の生命と財産を守るための対策が一層強化されるよう強く望む次第であり、市といたしましても、関係機関と連携しながら国民保護計画に基づき危機管理に万全を期してまいります。 さて、我が国を取り巻く世界の情勢は大きく変化しております。これまで世界の牽引役を担ってきた米国や英国などが、孤立・保護主義的な傾向を強める一方で、一部の国々による力の支配が顕在化するなど、国際社会における政治・経済情勢の混乱や低迷が懸念されており、人類の普遍的価値に基づく安定的な世界秩序の構築に向けて、我が国にも積極的な役割を果たすことが求められています。そうした中、国際社会の信頼に応えていくためにも、一刻も早く我が国を持続的成長軌道に戻すことが肝要であり、技術革新による生産効率の向上や社会が抱える構造的課題の早期解決に国を挙げて取り組まなければなりません。 このため政府は、企業の生産性向上等に取り組む骨太の方針をこの7月に打ち出したところであり、デフレ経済からの完全脱却を目指すこととしておりますことから、市といたしましても、国と歩調を合わせ、地域経済の活性化に引き続き、なし得る最善を尽くしてまいりたいと存じます。 すなわち、今回の補正予算において、公共事業費等を初め、ICT産業を担う次世代向け高度プログラミング教室の開催や中小企業国際見本市等への出展助成に必要な経費を追加するとともに、今月予定するイタリア・ローマでの現地旅行会社等を対象とした「かなざわ講座」の開催や、来月開催される「KOGEIフェスタ」への海外からのバイヤー及びメディア関係者の招聘等を通じ、海外誘客の促進に努めてまいりますほか、金沢21世紀美術館と富山市ガラス美術館等との施設間連携及び奥能登国際芸術祭とのタイアップによる、アートを通じた広域観光の推進や、早朝ジョギングコース等の情報発信による滞在型観光の拠点化にも力を注ぐこととしております。 加えて、今月末から東京都内のホテルで、加賀野菜及び金沢の海の幸を使った献立の提供や伝統工芸品の展示等を行う誘客イベントを開催し、本市の魅力を広く内外にアピールしてまいりますとともに、来月にはフランス創造都市アンギャンレバン市や中国・景徳鎮市、韓国・利川市に工芸作家を派遣するなど、伝統工芸を担う人材の育成にも努めてまいりたいと存じます。 ところで、私はこれまでも、歴史に裏打ちされた本物の文化に加え、スポーツ文化の振興と建築文化の発信に特段の意を用いてまいりました。ここに来て、その幾つかの施策に大きな進捗が見られますことから、今後、これらの取り組みを加速し、文化都市金沢のさらなる魅力向上につなげてまいる所存であります。 まずは、スポーツ文化の振興でありますが、来月予定している第3回の金沢マラソンが一層魅力ある大会となるよう、開催準備に全力で取り組んでまいりますとともに、この春オープンした金沢プールでは、今月22日から飛込競技日本選手権が、来月7日からは日本スイミングクラブ協会全国大会が開催されることとなっており、加えて、過日、フランス水泳連盟との協議がまとまり、来月下旬にフランス若手水泳選手の初めての合宿が行われることとなりましたので、選手の受け入れ準備等に万全を期してまいりたいと存じます。 同時に、東京オリンピック・パラリンピックに向けたさらなる合宿や文化・スポーツイベント等を誘致していくための仮称文化スポーツコミッションの開設に向けて、先般の有識者委員会で基本的な方向性がまとまったことを受けて、来月にも関係団体からなる設立準備委員会を立ち上げ、明春の設立を目指し、具体の施策や組織体制等について検討を進めることとしております。 また、建築文化の発信では、過般、寺町5丁目地内で交流機能を備えた建築文化拠点施設の整備に着手したところであり、寺町通り歴史的まち並みとの調和や寺町台と犀川河畔の回遊性の向上に配慮しながら、平成31年夏の開館を目指してまいります。 このほか、東京国立近代美術館工芸館の金沢への移転整備につきましては、先般、国から移転後の正式名称や組織、活動方針等基本コンセプトが示されるとともに、施設の整備概要がまとまりましたので、県と連携しながら建設等に着手し、平成32年の開館を目指してまいりたいと存じます。 また、老朽化が進む文化ホールのリニューアルに向けて、今回、請負契約議案をお諮りした次第であり、明年11月のオープンを目指してまいりますほか、本町1丁目地内の西外惣構跡升形の復元につきましても、本年度末の完成に向けて鋭意準備を進めているところであります。 ところで、都市の発展基盤の整備についてでありますが、今後の都市整備の指針となる都市計画マスタープランの見直しにつきましては、先月開かれた策定委員会で基本的な考え方が了承されたことを受けて、現在、市内9ブロックで地域の方々と順次意見交換会を実施しているところであります。こうしたことを通じ、昨年度策定した集約都市形成計画に御理解をいただくとともに、各地域における課題等の把握に努めることとしており、引き続き、市民の皆様の御協力を得ながら見直し作業を進めてまいりたいと存じます。 同時に、これに関連する住生活基本計画の見直しにつきましても、7月の定住促進会議で了承された方向性に基づき、子育てに適した居住環境の確保や空き家対策の強化等を盛り込みたいと考えており、年内をめどに取りまとめてまいります。 次いで、駅西広場周辺の新たなにぎわい拠点となるインターナショナルブランドホテルでありますが、整備予定地土壌汚染対策工事実施設計がこのほどまとまり、汚染土壌の処分に要する費用の10分の9に相当する額を鉄道建設運輸施設整備支援機構が負担することで先般合意が得られましたので、今回、請負契約議案をお諮りした次第であります。なお、工事の開始に伴い、駅西暫定駐車場を今月末で閉鎖することとしておりますので、市民の皆様方の御理解、御協力をお願い申し上げます。 また、武蔵地区では、近江町市場における複合商業施設の整備に向けて実施設計が近く完了いたしますことから、引き続き仮設店舗の設置等を支援するなど、事業の推進に全力で取り組んでまいります。 さらに、片町きららから香林坊交差点間の都心軸を再生するための片町地区拠点機能整備計画の策定を目指し、先月から地元関係者との間で本格的な協議を開始したところであり、市街地再開発事業準備組合の設立等につなげてまいりたいと存じます。 一方、外環状道路の整備でありますが、海側幹線において、大浦高架橋千田高架橋下部工事に順次着手しておりますほか、国が整備を進める山側幹線では、年度内に東長江町-神谷地町間の4車線化が完了することとなり、これを受けて月浦トンネルの工事に着手される運びとなっております。 ところで、北陸新幹線の開業から3年目を迎える今、開業効果を次なるまちづくりのステップにつなげるためにも、金沢港の活性化と都市交通基盤の充実が重要であります。クルーズ船コンテナ貨物等が急増する中で、出入国管理及び待合等の機能を充実した新たな施設を整備するための実施設計に県と連携しながら取り組んでまいりますほか、今月中にも港周辺地域にぎわい創出に向けて庁内プロジェクトチームを立ち上げたいと考えており、検討を本格化してまいりたいと存じます。 また、新しい交通システムにつきましては、導入に向けた課題の解消につなげるため、休日バスレーンの時間延長実験の実施や公共交通利用促進イベントの開催等を通じ、市民意識の醸成に努めておりますほか、先月には、学識者や市民団体経済団体等からなる都心軸交通環境整備検討委員会を立ち上げ、都心軸における交通環境の改善策について検討を進めているところであります。 加えて、高齢運転者交通事故を防止するため、来月1日より免許証の自主返納者に対する支援制度を拡充いたしますほか、先般、自転車安全利用促進検討会から損害賠償保険加入義務化乗車用ヘルメットの着用を促進すべきとの検討結果が示されましたので、これを踏まえ、今回、自転車の安全な利用の促進に関する条例の改正案をお諮りしております。 さて、少子化・高齢化が急速に進む中で、誰もが生き生きと健康で暮らせる社会づくりが喫緊の課題となっております。 このため、高齢者が生涯活躍できる社会の実現を目指し、先月、有識者からなるアクティブシニア支援検討会を立ち上げたところであり、今後、高齢者の就労や社会参加を促すための仕組みづくりについて検討を進めてまいりますとともに、大手町の在宅医療介護連携支援センターを来月3日に開設いたしますほか、長寿安心プランに基づく地域密着型特別養護老人ホームの建設に向けた公募手続を来月より開始したいと考えております。 また、新たに保育士の処遇改善に対する支援を拡充いたしますとともに、八日市保育所を改修し定員の拡大を図るほか、認定こども園施設整備に対する支援を追加するなど、保育のさらなる受け皿づくりに努めているところであります。 一方、さきの定例月議会において、手話言語条例が制定されたことを受けて、手話奉仕員の養成・育成に向けたDVD教材を制作するなど、手話の普及促進にも鋭意努めてまいりたいと存じます。 また、明年4月の開館を目指す夜間急病診療所でありますが、先月の整備懇話会で運営に関する基本的な方向性がまとまりましたので、来月にも4市2町との間で合意書を締結することとしておりますほか、来週には二次救急体制のあり方について検討するための委員会を立ち上げたいと考えており、救急医療のさらなる充実に努めてまいります。 次いで、教育に関してでありますが、昨年策定した学校規模適正化方針に基づき検討を進めてきた中央地区での中学校の新設につきましては、玉川こども図書館の敷地に中央小学校を移転し、現在の中央小学校を中学校の校舎として活用することが現時点で最善の道ではないかと考えております。このため、旧JTの建物を活用してきたこれまでの玉川こども図書館を小学校の建設とあわせて改築することなどを含め、当該地区の市有地や市有施設有効利用について、近く有識者等からなる懇話会を立ち上げ、検討を開始したいと考えており、あわせて地域や保護者の方々とも順次協議を進めてまいりたいと存じます。 また、泉小学校と中学校の一体的整備につきましても、中学校体育館建設用地となる弥生地区金沢大学用地が今月中に取得できる見込みとなりましたので、今回、用地取得議案をお諮りした次第であり、良好な教育環境の整備に向けて、旧学生寮の解体作業等を前倒ししたいと考えております。 さらに、明年度から本市の小学校で使用する道徳の教科書が先月末に決定いたしましたので、今月中にも委員会を立ち上げ、年間の指導計画など教育課程の策定に取り組んでまいります。 一方、美術工芸大学移転整備についてでありますが、先般、有識者からなる検討懇話会を立ち上げたところであり、周辺の住環境に配慮した施設の配置や必要な機能等について検討を重ね、年度末をめどに基本計画を取りまとめてまいりたいと存じます。 さて、ことしも全国各地で自然災害が発生し、本市においても、7月の梅雨前線による集中豪雨や台風5号の影響により、のり面の崩壊や道路の陥没などの被害が出ております。幸いなことに人的被害はなく、応急復旧工事も完了いたしましたので、今後、関係機関と連携しながら本格復旧を急いでまいりますとともに、湯涌地区でのバス事業者等による臨時バスの運行を支援するなど、地域住民や観光客の交通手段の確保に努めてまいります。 ところで、今ほど述べた集中豪雨に加え、猛暑や干ばつ等が続くなど、地球温暖化が原因と見られる異常気象が常態化しており、防止対策の強化が緊急課題となっております。 そうした中で、本市が進める家庭ごみ有料化制度でありますが、市内各町会等への説明会が来月中にもおおむね終了する見込みとなりましたので、今後、各関係団体等へのさらなる協力依頼や職員によるごみステーション巡回指導の強化に取り組むこととしておりますほか、11月下旬からはお試し袋の全戸配布を開始するなど、円滑な実施に向けて万全を期してまいりたいと存じます。 また、古紙の資源化につきましては、本年度から校下・地区単位での登録団体の拡充や支援の強化に努めてきたことにより回収量が増加してきておりますので、引き続き、地域における環境活動の促進に努めてまいりますほか、来月から市内全域でエネルギーの効率化に資する防犯灯のLED化に着手することとしております。 あわせて、今月15日から旧観音町地区をぽい捨て等防止重点区域に追加したところであり、引き続き、市民の皆様とともに快適で美しいまちを目指してまいりたいと存じます。 さて、今後の市政の重要課題を解決、前進させていくためには、地域コミュニティーの充実と市民協働の推進を図ることが必要不可欠であります。 先般、町会等の運営の現状や課題を把握するためのアンケート調査を実施したところであり、あわせて、町会の先進的な取り組みを支援する地域コミュニティ活性化モデル事業の選定も終えましたので、今後、これらを踏まえながら、年度内をめどに地域コミュニティ活性化推進計画の策定を進めてまいりたいと存じます。 また、現在、新たな広報基本戦略の策定に取り組んでいるところであり、先般、有識者からなる検討委員会において戦略の骨子案が了承されましたので、年内をめどに策定作業を本格化してまいります。 一方、女性の活躍に積極的に取り組んでいるモデル企業などの参画を得て、先月、かなざわ女性活躍推進会議を立ち上げた次第であり、女性活躍施策の充実等について議論を進めてまいりますほか、明年秋に金沢で開催を予定している日本女性会議に向けたプレイベントを11月に開催してまいりたいと存じます。 ところで、第二庁舎でありますが、施設の実施設計がほぼまとまり、外観や周辺の整備について先月末の景観審議会で了承を得ましたので、次期定例月議会請負契約議案をお諮りした上で年内にも建設に着手することとし、平成32年春の供用開始を目指してまいりたいと存じます。なお、第二庁舎は教育や環境、農林水産危機管理などの部局が配置され、現在の本庁舎と一体に行政機能を担うことになりますことから、現在の本庁舎を「第一本庁舎」、第二庁舎を「第二本庁舎」にそれぞれ名称を改めたいと存じますので、市民の皆様の御協力をお願いいたします。 また、旧南分室の解体途中にアスベストの使用が一部確認され、付近の方々に騒音や健康の面で被害が出ないよう、慎重に撤去作業を進めることが必要でありますことから、解体期間が若干延びることとなりますので、重ねて御理解をお願い申し上げます。 さて、先ごろ内閣府が公表した「中長期の経済財政に関する試算」によると、2020年に国と地方の基礎的財政収支を黒字化する財政再建目標の達成が難しいとされており、経済の再生と財政の健全化を両立させていくことが我が国に課せられた大きな課題であります。一方、社会保障費公共インフラの再整備等に巨額の財政需要が見込まれますことから、市といたしましても、私を初め職員一丸となり、中期財政計画行政改革大綱の実践にこれまで以上に取り組みながら、直面する課題の解決と重点戦略計画の着実な推進に全力を尽くしてまいる所存であります。各位並びに市民の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。 さて、今回提出した補正予算案は、まちの活性化に資する経費や市民生活の安全・安心の確保に係る経費のほか、緊急所要の経費の追加が主なる内容であり、全会計の補正額は19億3,120万2,000円となりました。 まず、経済関係では、さきに述べた経済活性化策のほか、工芸工房の開設やMICEの開催に係る助成枠を追加するとともに、農林水産関係では、パイプハウスの設置に対する支援やクマ・イノシシの被害防止策などの経費を追加しております。 さらに、都市整備・土木関係では、大雨災害による災害復旧経費のほか、まちなか住宅建築奨励金や木造住宅の既存建築物の耐震化に対する助成枠を追加することとしております。 一方、福祉・教育関係では、老人福祉施設や認定こども園施設整備に対する支援費のほか、金沢大学の旧学生寮の解体経費等を追加するとともに、文化・スポーツ関係では、市民の創造活動支援施設への進入路等の整備経費を追加いたしました。 予算以外の議案では、自転車の安全な利用の促進に関する条例の一部改正など条例案6件のほか、インターナショナルブランドホテル事業用地の土壌汚染除去工事に係る請負契約の締結など12件をお諮りし、報告案件として、法人の経営状況の報告など23件を報告しております。 以上が議案等の大要でございます。何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○黒沢和規議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○黒沢和規議長 この際、御報告いたしておきます。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第15号をもって、地方自治法第243条の3第2項の規定により、公益財団法人金沢国際交流財団、公益財団法人横浜記念金沢の文化創生財団、公益財団法人金沢芸術創造財団、公益社団法人金沢ボランティア大学校、公益財団法人金沢市福祉サービス公社、公益財団法人金沢総合健康センター、一般財団法人石川県金沢勤労者プラザ、公益財団法人金沢勤労者福祉サービスセンター、一般社団法人石川県金沢食肉公社、一般財団法人石川県文化・産業振興基金、株式会社金沢商業活性化センター、公益財団法人金沢コンベンションビューロー、公益財団法人金沢まちづくり財団、一般財団法人石川県県民ふれあい公社、公益財団法人金沢子ども科学財団、公立大学法人金沢美術工芸大学、公益社団法人金沢職人大学校、公益財団法人金沢文化振興財団、公益財団法人金沢市スポーツ事業団、公益財団法人金沢市水道サービス公社の各法人の経営状況については、報告第16号ないし報告第35号をもって、地方独立行政法人法第28条第5項の規定により、公立大学法人金沢美術工芸大学の業務実績に関する評価結果については、報告第36号をもって、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、健全化判断比率及び資金不足比率については、報告第37号をもって、それぞれ報告されておりますことをお知らせいたしておきます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○黒沢和規議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 あす5日から11日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○黒沢和規議長 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、12日午前10時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    △散会 ○黒沢和規議長 本日はこれにて散会いたします。     午前10時35分 散会-----------------------------------  〔参照〕-----------------------------------                           平成29年9月4日            議員の派遣について 地方自治法第100条第13項及び金沢市議会会議規則第129条第1項ただし書の規定により、下記のとおり議員を派遣した。                 記1 (1) 派遣目的  海外行政調査 (2) 派遣場所  ブラジル連邦共和国ポルト・アレグレ市、         アメリカ合衆国ワシントンDC、         アメリカ合衆国バッファロー市、         アメリカ合衆国ニューヨーク市 (3) 派遣期間  平成29年8月16日から同月26日まで (4) 派遣議員  森 一敏議員、松井純一議員、高村佳伸議員2 (1) 派遣目的  平成29年度北方領土現地視察 (2) 派遣場所  北海道根室市、北海道目梨郡羅臼町、         北海道斜里郡斜里町 (3) 派遣期間  平成29年8月29日から同月31日まで (4) 派遣議員  長坂児議員、喜多浩一議員                (写)                           発金議議調第83号                           平成29年8月28日                            (2017年) 金沢市長 山野之義様                       金沢市議会議長 黒沢和規          議場への出席要求について 地方自治法第121条第1項の規定により、平成29年度金沢市議会9月定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。 副市長         丸口邦雄    副市長         細田大造 教育長         野口     公営企業管理者     桶川秀志 都市政策局長      平嶋正実    総務局長        相川一郎 文化スポーツ局長    嶋浦雄峰    経済局長        吉田康敏 農林水産局長      松倉剛弘    市民局長        鹿間 哲 福祉局長        太田敏明    保健局長        越田理恵 環境局長        佐久間 悟   都市整備局長     木谷弘司 土木局長        磯部康司    危機管理監       中川富喜 会計管理者       石野圭祐    消防局長        小谷正利 市立病院事務局長    西尾昭浩    財政課長        村角薫明...