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平成29年  9月 文化振興・スポーツ振興特別委員会-09月01日−01号

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  1. 金沢市議会 2017-09-01
    平成29年  9月 文化振興・スポーツ振興特別委員会-09月01日−01号


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    平成29年  9月 文化振興・スポーツ振興特別委員会 − 09月01日−01号 平成29年  9月 文化振興・スポーツ振興特別委員会 − 09月01日−01号 平成29年  9月 文化振興・スポーツ振興特別委員会           文化振興・スポーツ振興特別委員会記録 1 開会日時     平成29年9月1日(金曜日) 2 開議時間     開会 午前10時〜閉会 午前10時54分 3 場所       第1委員会室 4 出席委員(10名) 角野恵美子委員長、小間井大祐副委員長            麦田 徹、高  誠、久保洋子、松村理治、中西利雄、            澤飯英樹、福田太郎、田中展郎の各委員 5 欠席委員(0名) 6 参考人      金沢星稜大学人間科学部講師 佐々木達也氏 7 事務局出席者   渡邉主査、富川主査 8 審査事件等    別紙のとおり 9 議事の経過等   以下のとおり  委員長の開議挨拶に引き続き、文化の振興及びスポーツの振興に関する調査として、参考人の金沢星稜大学人間科学部講師の佐々木達也氏から金沢市のスポーツ振興について説明を受け、質問応答を行った。その後、委員会視察及び次回以降の委員会について協議し、閉会した。 (1)文化の振興及びスポーツの振興に関する調査 ・金沢市のスポーツ振興について           ・・・・・・金沢星稜大学人間科学部講師 佐々木達也氏  私のプロフィールは資料のとおりである。馳浩衆議院議員が文部科学大臣だった平成27年2月21日に、資料のようなイベントを開催した。前職である広告代理店の株式会社アサツーディ・ケイでスポーツ事業に携わっており、金沢に在住していることもあって、話をもらって実現させた。2番目の写真だが、ラジオ体操の全国的なイベントで、山野市長にも来てもらったが、こちらも私がいた会社で携わった事業になる。現在は、ツエーゲン金沢のシニアアドバイザーやサッカー中継等にも携わっている。また、広告代理店でいろいろなスポーツ事業に、また、プロサッカークラブの東京ヴェルディでも幹部としていろいろな事業に携わってきた経験をもとに、スポーツビジネスやスポーツに携わる人材を育成していくため、大学から声をかけてもらい講師として勤務している。
     初めに、大会開催及び誘致についてのプロセスを説明する。さまざまな交渉があって、概要を決定して、予算を作成して、業者を決定して実施する流れになるが、現在の状況においては、交渉−−どういった種目、どういったコンテンツにするべきなのかが一番大切になってくると思う。マラソンの参加人数は資料のとおりだが、現在、マラソン大会は大会数がふえ過ぎてしまって飽和状態であり、参加者数がこれ以上ふえていく状況ではない。金沢マラソンの開催時期が今年度から富山マラソンと同日になることの影響がどうなるかは、開催してみないとわからないが、金沢マラソンは、観光との融和を含めて、現状では非常に成功しているマラソン大会の一つではないかと思う。今後、大会を中止及び休止していくマラソンが徐々に出てくるのではないかと我々は予想している。  大会開催及び誘致のプロセスにおける交渉の部分に関して、新規の大会を行う場合と既に実施している大会を誘致する場合とでは内容が違う。新規の大会開催の場合は、とにかく競技団体に相談するわけだが、主に石川県にある競技団体及び日本協会の2つとなり、例えば陸連でいえば、日本陸連及び石川陸協になると思う。なぜ相談が必要になるかというと、年間を通してさまざまな大会が行われており、その中で新しい大会を開催できるかというスケジュールの問題や、予算を確保できるか、確実に大会を実施できるか、責任の所在をどう置くかなど非常に重要なポイントがあるためである。また、既に実施している大会を誘致する場合は、主に日本協会(NF)に相談して交渉することになると思う。私の専門はサッカーなので、サッカーに関する事項が多くなってしまうが、例えば、全日本少年サッカー大会という非常に歴史のある大会がある。過去には東京都のよみうりランドで行っていて、それ以降は静岡県で行っていたが、鹿児島県が開催の誘致に手を挙げて入札となり、その結果、ここ3年は鹿児島県で開催している事例もある。そのほか私が実際に携わった例だが、東京都でジュニアスポーツアジア交流大会を新規で開催した。これは東京五輪開催に向けてアピールする狙いもあったが、ボトルネックと言われる中学生年代を強化することもメーンになり、バドミントンだけになったが現在も実施している。これを開催するに当たって、柔道では講道館に行って柔道連盟と、バドミントンではバドミントン協会と、どういったルールで行うのか、どういった時期に行うのか等の細かい話をして実施するに至った大会である。  また、同じく東京オリンピックに向けて、東京都サッカー協会や日本サッカー協会とどういったチームを呼ぶのかなどを交渉し、結果、海外から強豪チームを呼んで中学生年代を対象としたサッカー大会を実施して現在も続いているものもある。新潟においては、高校生年代を対象としたサッカー大会−−国際ユースサッカーin新潟を20年続けて行っている。これは、ワールドカップ開催地を確保するために実施した大会だと考えられるし、北信越及び北日本においてサッカーの新潟県を印象づけるために現在も開催している。ただ、国際ユースサッカーとはいえ、参加チームは4チームだけで行われている大会である。  新潟を意識してか、富山県は、高校生年代のチームをアジアから呼んで昨年から国際ユースサッカー大会を6チームによるトーナメント方式で実施している。  次に、先ほども事例として紹介した全日本少年サッカー大会だが、既に40回行われていて、スポンサー等がつく前の別の名前で行われていたものを含めると50回ぐらい行われているかなり歴史のある大会である。鹿児島県が誘致して、県を挙げて12月末に行っており、各チームの交通費などは、鹿児島県が負担している。  次に、全国ママさんバレーボール大会は全国の持ち回りで、女性だけの運営で行っている大会である。大会の開催決定方式などは、いろいろ調べたが把握できなかった。  国際大会や全日本大会、育成大会、ママさんバレーのようなマスターズの大会などいろいろな大会があり、大会の交渉のハードルは、国際大会等になるにつれ、全日本協会やNFが絡んでくれば絡んでくるほど、大会誘致のレベルや条件が非常に厳しくなってくることは当然のごとく想定される。  金沢市で大会開催及び誘致をするために必要なものについて説明する。一番重要なことは情報をどうやって集め、集約していくかであり、求められていないものを求めても効率が悪い。スポーツコミッションを活用して、さまざまな情報を収集して、いろいろな大会の誘致に活用していくことが重要でないかと思う。既に検討委員会等が設置されているので細かい説明は省くが、いろいろな業種の人材を集めて、それぞれの得意分野でいろいろな情報を集約し、それが実施に向けての集団になると思うので、このようなものをつくって実施していくのが効率的だと思う。  地域スポーツコミッション推進組織一覧の資料を配付しているので参考にしてほしいが、新潟県は、大会誘致、主催者受入支援、観光との連携、広報事業を組み合わせたスポーツコミッションを活用している。  続いて、金沢マラソンに続く大会を開催する場合の例を、私なりに考えてみた。総務省で発表している平成27年、28年のスポーツの種類別行動者率があるが、ウオーキングが1番となっている。マラソンブームもあり、ジョギング、マラソンも非常に人気があるし、水泳、登山、釣り、ゴルフ、サイクリングも非常に人気がある。  その中で、マラソンに次ぐ参加型スポーツで人気があり、各都道府県でも大会が徐々に行われているものとして、トライアスロンがある。石川県においては能登島と、珠洲市で行っているが、まだそれほどメジャーな大会になっていないのが現状である。トライアスロンは、走って泳いで自転車に乗る競技だが、3種類あることから、大会規模に応じて柔軟な大会を行うことができる。ちなみに、同競技は1974年に初めて開催され、オリンピックの種目になったのは2000年のシドニー大会からである。  トライアスロンの特徴として、参加型スポーツであることと、トライアスロン協会は表だって話をしないが、ハイソサエティスポーツと言われており、比較的お金がかかる。参加費はマラソンの1万5,000円程度と比べ、3倍ぐらいの3万5,000円から4万円となり、バイクにお金をかける人は100万円ぐらいの軽量型を買って、飛行機内などに持ち運びながら移動している。お金がかかるので開催地にお金も落としていくのが大会の特徴だそうである。東京行きの新幹線が9時ぐらいまであるので金沢マラソンではみんな帰ってしまうが、トライアスロンに関しては、終わってから荷物を送るなどいろいろな作業があることや、比較的財力のある人たちがやっていることもあって、もう1泊して観光を楽しんで帰る人が多いと、トライアスロン協会より話を聞いている。  続いて、参加型ではなく、チーム等を招いて行う大会で一つ提案する。アスリートとしてプレーしている登録人数についてのデータがあるが、一番多いのがサッカーで、バスケットボール、ゴルフ、ソフトテニス、陸上、バレーボールの順になっている。野球は上位に入っていないが、野球は連盟がばらばらであり、競技人口を集約するのが難しいため、ここには入れていない。登録人口が棒グラフで、実際に楽しんでいる競技人口が折れ線グラフになっているスポーツ白書の資料がある。ボウリングは、登録人口は少ないが楽しんでいる人が多いということになる。この中で、例えばサッカーやバスケットボール、ゴルフ、バレーボール、また、最近非常に人気が出てきている卓球、バドミントン、水泳などのスポーツの競技人口が多いので、こういったスポーツ大会を誘致してはどうかと考えている。  トップアスリートの国際大会を誘致するとなると、施設、競技場の問題が出てくるので、なかなか簡単にはいかない。一方、スポーツツーリズムとかけ合わせた大会として、少年少女やマスターズの大会を実施するのであれば、いしかわ総合スポーツセンターは非常にすぐれた施設であり、バレーボールやバスケットボールについてメーンで4面、サブで2面とれるので、同時に6試合開催できる。昨年、熊本県で地震が起きて、熊本で予定していたバレーボールのサマーリーグができなくなり、急遽石川県で行った。日本バレーボール協会とも話をしたが、石川県で毎年開催したいぐらいだとのことだった。6面同時にバレーボールの試合ができる体育館は、日本全国にもほとんどないので、体育館を使ってさまざまな大会ができると思う。少年の大会において、例えば47都道府県から呼んでフットサルの大会をやった場合には、両親、祖父母、学校の先生など多くの人が観戦に来るので、スポーツツーリズムの観点から見ると、経済効果が大きい。石川県はバスケットボールを強化しているし、バレーボールも競技人口が非常に多く、バドミントンも非常に人気がある室内スポーツである。卓球も、この間のインターハイでは遊学館高校がよい成績を上げたし、石川県においても非常に強いスポーツであると思う。水泳においても新しいプールができたので、マスターズや少年少女の大会などは十分に開催できると思う。また、まちから近いゴルフ場が非常に多くあるのも、石川県の特徴であり、ゴルフの競技人口も非常に多いし、どういう大会をやるかはさておき、マスターズなどの大会を開催するに当たっては、ゴルフも一つの選択肢だと思う。  スポーツイベントカレンダーとして、私なりに大きな大会を抜粋してみた。3月にはJ2が開幕して、金沢ロードレースが3月末にあり、BCリーグがある。百万石まつりはスポーツではないが大きな金沢のイベントである。幾つかある空白区間に大会を持ってくるのは案としてあると思う。  続いて、大会開催及び誘致をまちづくりにどう生かすかだが、スポーツ大会やイベントのスポーツコンテンツをつくることによって、スポーツツーリズムによる経済波及効果、観光との融合、飲食店の活性化が期待できる。また、大会前後にパーティ等を実施して地域との交流を図るのも一つの案で、こうした人材交流が、婚活的な要素の人材交流につながったりもするのではないかと思う。スポーツへの参加、見る、支えるといったスポーツ行動率の向上も期待でき、スポーツへの参加率を高めることで、健康促進や社会問題になっている医療費の削減、出会い・交流の場をふやすなど社会貢献にも生かされるのではないかと思う。  スポーツをする人、見る人、支える人をふやすために何が必要かだが、支える人だけふやそうとか見る人だけふやそうとしてもなかなかうまくいかない。これらは三位一体になっていて、する人、支える人、見る人の全てが連動している。見る人も、生で観戦する人もいれば、テレビやネットでも観戦できる。支える人も、ボランティアだけではなく、スポーツの指導者や子どものクラブ運営の手伝いなど、いろいろな種類がある。  ただ、成人のスポーツ実施率が減っている現状があり、医療費がどんどん拡大しているとも取り沙汰されている。ボランティアの実施率も、昨年は下がったと報告されている。観客動員においては、比較的伸びているが、東京オリンピックが開催されても、スポーツをする人、見る人、支える人全てがふえてはいないと思う。その中で、やはりする人をふやすことが最も重要だと考える。トップアスリートをふやすだけではなく、アマチュアアスリート、愛好者、生涯スポーツをする人をふやしていく必要がある。これは循環しているので、トップアスリートがふえてくるにはアマチュアアスリートがふえていかなければいけないし、当然、市民スポーツ、生涯スポーツを実施する人がふえていかなければいけない。全てをふやしていかなければ、トップアスリートだけ強い市、県、国にしようということは、なかなか不可能だと思う。  行政だからできること、あるいは、行政に期待することだが、ハード面である施設を介してスポーツの場をつくることを提供してくれるのが非常に重要だと思う。ソフト面では、どんなにスポーツをする人がふえても、よい指導者がいなければスポーツは強くならないので、ソフト面を強化していくことも非常に重要な役割だと思う。スポーツをする人、見る人、支える人をふやすためにハード面、ソフト面をいかに有効に活用していけるかをマネジメントする部分は、行政はもちろん、我々のような民間がいろいろ支援していくことは可能だと思っている。産学官連携とよく言うが、ハード面においては特に行政の力は大きい。  私が実施した事業を一つ紹介するが、東京ヴェルディ時代に、多摩市の多摩ニュータウンがどんどん高齢化して学校が廃校になっていく状況があった。東京ヴェルディが指定管理者となり、廃校となった学校の運動場に人工芝を敷いて校舎にクラブハウスをつくって、一般市民に開放してプロスポーツチームも使用する施設を運営した。プロスポーツが使う時間帯は大体日中なので、平日の夜や土日の昼間は一般開放する。同様に、廃校施設ではないが、東京ヴェルディの本拠地がある稲城市でもスポーツ施設をつくったこともある。廃校以外でも、学校の施設というのは使っていない期間があるので、これを有効活用していくわけである。このように行政がリーダーシップをとって施設を有効活用していくことが非常に重要ではないかと感じている。 △[質問応答] ◆福田太郎委員 全国日本少年サッカー大会が、入札により静岡県から鹿児島県へ変更になったとのことだが、入札の内容はどういったものか。 ◎佐々木達也参考人 鹿児島という遠い場所で開催する際の一番の懸念は、鹿児島までの移動や宿泊、現地での移動についてである。入札は、金額というよりも、大会を運営するに当たってどういったサポートをするかとの内容で入札があり、手を挙げた幾つかの都道府県が大会運営に当たって提案し、鹿児島の提案が非常によかったと聞いている。 ◆福田太郎委員 金額の入札というよりも、プロポーザルの入札と理解した。  先ほどの説明では、金沢においては、金沢マラソンが終わってから3月のJ2開幕まで大会はほぼないとのことである。もし金沢で大会を誘致するとして、最近余り降らないが、雪が降れば屋外スポーツは少し厳しくなる。では、屋内となれば、バレーボールやバドミントン、バスケットボールになるかと思うが、石川県はバスケットボールはすごく盛んで、小学生のミニバスも盛んであり、全国制覇した中学校もたくさんあるし、この間、北陸学院もすごく強くなっている。バスケットボールに限定しないが、冬に屋内スポーツを誘致する場合、大雪が降ると困る面も出てくるが、ぜひ誘致していけばよいと思うが、先生の考えはいかがか。 ◎佐々木達也参考人 私もインドアスポーツを冬に実施したらよいと思うし、また、約3年間金沢に住んでいるが、雪は確かに降るとはいえ、交通網が麻痺するほど降る可能性は低いと思う。中心部の宿泊地から大会開催場所までの距離も含めて、交通の便も非常によいと思う。バスケットボールは、候補として一番高い位置にあるスポーツだと思う。金沢市においても力を入れているし、Bリーグの各チームの監督は石川県出身者が多いし、日本バスケットボール協会の強化委員長の東野智弥氏は加賀市出身であるなど、石川県にはバスケットボール関係者が非常に多いので、バスケットボールの大会を空白期間等に持ってくれば、観光客のほか親などいろいろな関係者も来ることになる。 ◆福田太郎委員 12月の高校のウインターカップが終わるとしばらく大会がない。ぜひとも先生の力をかりて頑張ってみたいので、よろしくお願いする。 ◆久保洋子委員 例えばマラソンでは女性だけを対象にしたものがあるし、女子サッカーもすごく盛り上がった。女性対象の全国大会の状況はどのようなもので、また、新たに、金沢に誘致する可能性についてどのように考えているか。 ◎佐々木達也参考人 例えばマラソンではウィメンズ大会などがあるが、どちらかというと縮小傾向になっているのが現状である。アンダー12−−小学生年代では、まだ体力差がさほどないので男女が混合でやっているのが現状だが、サッカーなど中学校年代以上になると男女別で大会が行われているものもある。女子の大会はあっても、競技人口が少ない。こうした中で、競技人口が5万人ぐらいの女子サッカーが、世界で1位になったのは物すごいことである。バスケットボールなどで、個別にウィメンズ大会だけを開催して成功している例は余り聞かない。 ◆久保洋子委員 食のことを考えると、金沢は冬においしいものがたくさんあることから観光客が比較的来ているので、何とか取り込めればと思う。例えば長野や北海道はカーリングがすごく有名になり、オリンピックに出るに当たってレベルが大分上がっていたので、私たちも興味を持ったが、その後の全国的な広がりはどうなのか。 ◎佐々木達也参考人 やはり施設の問題があって全国的には広がっていない。スケートリンクのようなものをつくらなければいけないので非常にコストがかかるし、スケートリンク場自体が全国的にどんどん減少傾向にある。ただ、その中でも中部電力がカーリングクラブをつくるなど多少の広がりはある。北海道には、もともとあったチームから分裂して幾つかチームができているが、環境の問題が非常に大きいと思うので、わざわざ環境をつくって競技を行うよりは、もともとスケートリンクがあって、そこに参加していることでふえている。北海道では競技人口はふえているが、全国的にはふえていないのが現状である。 ◆高誠委員 全日本少年サッカー大会の開催が、入札で鹿児島に決まったとあった。東京や関東、関西でやるときはスポンサーがつく魅力があるが、鹿児島の開催においてマクドナルドという大手の協賛がついている。産学官連携については、大会運営に当たり、産の部分は資金力の面で必要だと思うし、金沢で言えば、石川ミリオンスターズ、金沢武士団、ツエーゲン金沢もスポンサーがついて資金力を持って選手を集めて、有名選手を見に観客がふえる相乗効果があると思う。今回の協賛は、静岡県からそのまま引き継いだのか、また、協賛をつくる仕組みのようなものがあるのか。 ◎佐々木達也参考人 協賛に関しては、日本サッカー協会が大会につけている協賛であり、鹿児島県が協賛をとってきたり、お金が鹿児島県に入ることは基本的にない。方式として、オリンピックと同じように、IOCに入るスポンサーとJOCに入るスポンサーと区分けをつくるように、鹿児島県に入るスポンサーをつくってやることは不可能ではないと思う。これは金沢市、石川県に大会を誘致した場合も同様に、ローカルスポンサーというカテゴリーをつくってやることになる。当然、スポンサーメリットをつくっていかなければいけないが、そういったやり方は可能だと思う。 ◆高誠委員 鹿児島県は、1大会におよそ幾らほど負担しているのか。 ◎佐々木達也参考人 金額ベースでなかなか発言しづらいが、47都道府県の全ての往復の移動費と宿泊費、大会期間中の移動費も全部鹿児島県が負担している。登録人数プラスコーチの分も全部鹿児島県が負担しており、億単位になる。  なお、静岡で開催していたときは夏休み中の大会だったが、鹿児島県では冬休み期間中の年末に開催している。当然、親が観光も含めて鹿児島県に来るので、まさにスポーツツーリズムの観点でメリットを生み出している大会になっている。現状を聞くと、1人の子どもに対して、両親と祖父母も来るそうで、鹿児島県内だけでは泊まれないので、宮崎県などの近隣県に泊まって観光も楽しんでいるとのことで、非常に成功している大会だと聞いている。 ◆小間井大祐副委員長 この前ニュースを見ていたら、日本のスポーツ産業の規模が5兆円強ぐらいなのに対し、アメリカは60兆円ぐらいとのことであり、これだけ差があるのはすごいと思った。大会を誘致して、スポーツをする人が、例えば道具を買うこともそうだし、見る人がチケットを買うこともそうだし、飲食とか観光も含めて、アメリカと比べてこんなに差があるということは、何か取りこぼしているところがすごくあるのではないかと思う。金沢に何かを誘致して、こういったところでお金を使ってくれるのではないかとか、そもそも日本はこういったところでお金を取れていないとか、そうした面でのアドバイスはないか。 ◎佐々木達也参考人 スポーツの産業化について、日本はアメリカに比べておくれている。そもそも、日本のスポーツにおいてはアマチュアリズムが根源にあったので、スポーツでお金をもうけることは汚いことだと言われていたのが20年、30年前だったと思う。それがJリーグが始まるなどして、プロスポーツが活性化されて、体操の内村選手や陸上のリレー選手のように今までアマチュアだったスポーツ選手がプロ宣言をしたり、アマチュアスポーツがプロ化し始めたのは、本当にここ最近である。そういった意味では、スポーツの産業化はまだまだおくれている。大学スポーツの分野では、アメリカでは放映権を中心に1,000億円市場になっており、日本もビジネス化することが考えられる。ただビジネス化して、お金をもうけることが汚いことだとするのではなくて、得た資金できちんと施設をつくるなり、指導者にお金を払ってソフトの部分をもっとよくするなり、スポーツ全体がよい循環になるよう、きちんとした仕組みづくりをしてスポーツを産業化する必要があり、アメリカは、そのあたりがうまくいっている。例えば引退後のスポーツ選手の安心度合いは、日本においてはセカンドキャリアが大きな問題になっていて、まだまだ循環がうまくできていないので、よりスポーツを産業化して、する人、見る人、支える人でトップスポーツがもっと盛り上がるような仕組みをつくるのが、私ももちろん、行政の役割の一つでもあると思う。 (2)委員会視察について  正副委員長に一任されていた視察先については、広島市、北九州市、福岡市を視察することで了承された。 (3)次回以降の委員会について  委員会視察後は、11月1日(水)に行うこととし、委員会としてのとりまとめ作業に入ることを確認した。                                  以上...