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03月16日-05号

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  1. 金沢市議会 2010-03-16
    03月16日-05号


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    最終取得日: 2021-05-05
    平成22年  3月 定例会(第1回)           平成22年3月16日(火曜日)-----------------------------------◯出席議員(40名)     議長  高村佳伸          副議長 横越 徹     1番  不破大仁          2番  下沢広伸     3番  高岩勝人          4番  野本正人     5番  小林 誠          6番  川 裕一郎     7番  小阪栄進          8番  秋島 太     9番  大桑 進          10番  山本由起子     11番  角野恵美子         12番  粟森 慨     13番  清水邦彦          14番  松村理治     15番  久保洋子          16番  安居知世     17番  宮崎雅人          18番  黒沢和規     19番  福田太郎          21番  田中展郎     22番  山野之義          23番  上田 章     24番  新村誠一          25番  苗代明彦     26番  田中 仁          27番  松井純一     28番  森 一敏          29番  森尾嘉昭     30番  升 きよみ         31番  平田誠一     32番  増江 啓          33番  中西利雄     34番  安達 前          35番  井沢義武     36番  澤飯英樹          37番  玉野 道     38番  木下和吉          40番  宮保喜◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長       山出 保     副市長      須野原 雄 副市長      森 源二 公営企業管理者  古田秀一     教育委員長代理  岡 能久 都市政策局長   立岩里生太    総務局長     丸口邦雄 産業局長     羽場利夫     産業局農林部長  米林憲英 福祉健康局長   梶原慎志     環境局長     城下 謙                   都市整備局 都市整備局長   出口 正              前多 豊                   土木部長 市立病院              美術工芸大学          山下義夫              大路孝之 事務局長              事務局長 会計管理者    上田外茂男    教育長      浅香久美子 消防局長     二俣孝司     財政課長     相川一郎-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長     山森 茂                   議事調査 議事調査課長   宮田敏之              中宗朋之                   課長補佐 担当課長補佐   藤家利重     主査       上出憲之 主査       関戸浩一     主査       安藤哲也 主任       中村晃子     主任       守田有史 主任       石川岳史 総務課主査    越野哲正     書記       中田将人-----------------------------------◯議事日程(第5号)  平成22年3月16日(火)午前10時開議 日程第1 議案第64号平成21年度金沢一般会計補正予算(第4号)ないし議案第86号市道路線変更について                      (委員長報告討論採決)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第5号)に同じ-----------------------------------     午前10時1分 開議開議高村佳伸議長 本日の出席議員数は、ただいまのところ40名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告高村佳伸議長 この際、御報告いたしておきます。 田中仁議員から議会運営委員を辞任したい旨の願い出があり、委員会条例第11条の規定により許可いたしましたので、御報告いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案上程高村佳伸議長 これより、日程第1議案第64号平成21年度金沢一般会計補正予算(第4号)ないし議案第86号市道路線変更について、以上の議案23件を一括して議題といたします。 以上の議案各件につきましては、それぞれ所管常任委員会におきまして、慎重審査の結果、議案第64号ないし議案第86号については、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した旨、所管常任委員会委員長から、それぞれ委員会審査報告書議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高村佳伸議長 御異議なしと認めます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~討論高村佳伸議長 よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 29番森尾嘉昭議員。   〔29番森尾嘉昭議員登壇〕   (拍手) ◆森尾嘉昭議員 おはようございます。 私は、日本共産党議員団を代表して討論を行います。 我が党は、提出された議案23件のうち、議案第64号平成21年度一般会計補正予算議案第82号財産の取得について、この議案2件に反対であります。 反対理由1つは、内川第1建設発生土処理施設建設事業にかかわるものです。今回、その建設事業費として1億8,400万円が計上され、土地開発公社から用地を買い戻す議案が提案されました。この施設は、公共事業から発生する残土を埋めるための施設として、小原山川町にまたがる山林約20ヘクタールを整備し、330万立米の土砂を受け入れる施設として当初計画されたものであります。 平成12年、今から10年前の2000年5月から、予定地周辺対象動植物生態など環境影響調査が行われました。その結果、翌年3月に山川町でオオタカの巣が発見され、6月にはひなも確認されました。また、国の特別天然記念物のカモシカを初め、クマタカ、ハヤブサ、カタクリ、ササバギンランなど貴重な動植物生息区域であることが明らかにされました。オオタカハヤブサ、サシバなどは、国と県が絶滅危惧種として指定し、保護することが必要な猛禽類です。したがって、環境影響評価ではオオタカ営巣中心域の一部が伐採され、また繁殖期営巣木周辺での作業が行われるおそれがあり、繁殖に及ぼす影響が大きく保全措置が必要として、オオタカ営巣中心域の伐採は繁殖影響を及ぼし、問題点として残ると明記されました。 そこで、市当局は、8年前の2002年3月、建設計画の一部変更を行いました。その内容は、既存のため池から上流部200メートルの渓流域については造成計画から外し、造成区域は20ヘクタールから18ヘクタールへ、受け入れ土量も330万立米から300万立米変更するというものでありました。オオタカ営巣中心域から半径300メートルの森林を保全し、鳥類・昆虫類・両生類の生息環境保全するというのが理由でした。この対応に対する環境影響調査の再予測及び再評価では、オオタカ営巣中心域と考えられるおおむね半径300メートルの範囲は伐採しない、モニタリング調査により、繁殖期営巣木から半径400メートルの範囲事業活動を行わず、この範囲内は造成が完了した部分から順次植樹を行うことから、影響は相当軽減されるとしました。やはり、この程度の変更では影響がないとはとても言えないというのが専門家意見でした。 それには十分な根拠がありました。オオタカ生態保全についてさまざまな調査が行われ、各自治体でもその保護対策が打ち出されています。オオタカの巣は直径1メートルほどあり、数年にわたって同じ巣を利用する場合と毎年新しい巣をつくる場合があり、一度使われなくなった巣を数年後に再び利用することがあることが明らかとなっています。したがって、営巣環境保全するとともに、定期的モニタリング調査が必要です。また、オオタカ保全には採食行動域管理が重要であり、その範囲平野部農耕地帯では700から1,200ヘクタール、山間部の森林地帯では1,700から5,500ヘクタールにわたることが明らかにされています。したがって、その保全対策として、神奈川県オオタカ保護指導指針などでも明記されているように、営巣地から半径400メートルを推定営巣中心域とし、半径1,500メートルを推定高利用域として保全対象としています。 本市建設事業計画に照らしてみると、営巣地から半径300メートルの範囲を除外して変更しましたが、これを400メートルとすると変更後の造成計画はさらに3分の1、受け入れ土量は半減することになります。1,000メートル離れたとすると、この施設計画全域に及び、計画そのものを断念せざるを得ません。したがって、オオタカを初め貴重な動植物保全保護するためには、この地域での建設廃土処理施設建設事業を断念しなければなりません。 昨年8月に開かれた自然保護関係者から成る検討会の中でも、委員意見として、本来は事業を中止することが一番よいと述べ、モニタリング調査を行うことを求めています。環境を守る上で、この事業計画は断念することこそ賢明な判断であります。にもかかわらず、この8年間、別の適地を探すのではなく、じっとオオタカがこの区域から去ることを願うとでもいうような本市の姿勢こそ、問わなければなりません。絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律があります。この第2条に責務として「地方公共団体は、その区域内の自然的社会的諸条件に応じて、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存のための施策を策定し、及び実施するよう努めるものとする」と明記されています。この8年という時間があれば、本市としてオオタカなど猛禽類、そして貴重な動植物保護保存のための施策を策定することは可能でありました。 市長は、本市の持つ歴史・自然と文化が大切にされ、独特の都市としてのありようを形づくってきたことを強調してきたはずであります。絶滅危惧種として指定されるなど貴重な動植物が息づくこの地域は、自然と環境を守っていかなければなりません。そうした自然と環境を後世に引き継いでいくことこそが歴史的使命ではありませんか。この地域での建設廃土処理施設建設事業を断念するとともに、小原山川地区を貴重な里山として守り、絶滅危惧種猛禽類などを保護する地区として自然環境保全保護することを強く求めるものであります。 反対理由のもう1つは、金沢港湾整備事業です。この事業は、247億円を投じて行われるもので、本市の負担は50億円に上ります。大企業のコマツ1社のための事業として巨額が投入される事業であり、我が党は一貫して反対であります。 以上をもって反対討論を終わります。   (拍手) ○高村佳伸議長 討論は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~採決高村佳伸議長 これより採決いたします。 まず、議題のうち、議案第64号及び議案第82号の議案2件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会決定どおり可決することに賛成議員起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○高村佳伸議長 起立多数であります。 よって、以上の議案2件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。-------------------------- ○高村佳伸議長 次に、議案第65号ないし議案第81号及び議案第83号ないし議案第86号の議案21件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会決定どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高村佳伸議長 御異議なしと認めます。 よって、以上の議案21件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~休会について ○高村佳伸議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明17日から23日までは委員会審査等のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高村佳伸議長 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、24日午後1時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    散会高村佳伸議長 本日はこれにて散会いたします。     午前10時13分 散会...