○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第4号、請願第5号及び請願第7号の各件は、いずれも採択することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第2議案第31号平成3年度金沢市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△質疑
○議長(
山田初雄君) これより、議案第31号についての質疑に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 10番
森尾嘉昭君。 〔10番
森尾嘉昭君登壇〕 (拍手)
◆10番(
森尾嘉昭君) 議案第31号平成3年度金沢市
一般会計補正予算が、昨日、急遽市長から提出されました。幾つかの点について、ただしておきたいと思います。
提案説明にもあったように、この議案は、
都市計画道路堀川-東金沢線の京町地内にある
城東自動車学校の移転先の用地を
土地開発公社が
先行取得し、
都市計画道路の代替とするものであります。これによって、懸案であった
城東自動車学校の移転が可能となり、
都市計画道路堀川-東金沢線の
全線開通がされるとしています。 この
都市計画道路は、
都市計画決定されたのが昭和5年、神宮寺、浅野本町地内での
区画整理事業に伴って工事が開始されたのは昭和38年であります。そして、堀川、京町地内での
街路事業が始まったのが昭和54年、浅野川にかかる応化橋の完成したのが昭和60年の春であります。
全線開通までに残されたのが、
城東自動車学校のある区間、約90メートルでありました。この解決のために10年を要したわけであります。
都市計画決定から60年余り、
事業開始から13年を経ていることを考えると、
地域住民の理解と協力のたまものであります。 しかし、
地域住民は、今回の対応について、考えるとどうして早い解決が図られなかったのかとの意見もあります。改めて今回の対応と経過について市長に伺うものであります。 具体的な点についてであります。 第1に、
城東自動車学校の移転先の用地を
土地開発公社が11億円で
先行取得し、
都市計画道路の代替とするとしています。この用地を
城東自動車学校に売却する際、この11億円と同額で売却することになるのか。また、
城東自動車学校の
移転補償などは、いつ、どの程度の金額で対応するのか明らかにしていただきたいと思います。一般的には、
土地開発公社は
公共事業における用地の
先行取得などを行ってきたことを考えると、今回、民間の企業に対して行う
移転用地の
先行取得であり、異例であります。企業が現在の用地をほとんど借地していることから、
移転補償などだけで移転する土地を取得したということになれば、「ごね得だ」という印象を与えかねません。 第2に、
城東自動車学校は、移転先となる松寺町地内の用地について、ことし10月22日付で
都市計画法に基づく
開発行為の申請を行っています。その際、
開発区域について2万 5,794平方メートルとしています。一方、今回、
土地開発公社が11億円で
先行取得する用地は、1万9,249平方メートルとなっています。この違いについて説明を求めるものであります。 最後に、2年後には
城東自動車学校が移転し、3年後には現在の用地1万 2,933平方メートルを含む現在の建物が解体されることになります。
都市計画道路の完成は、4年後になる計画であります。その際、
都市計画道路の建設とともに周辺の
土地利用について、地権者や
地域住民の要望を含め適切な開発となるよう求め、私の質疑を終わります。(拍手)
○議長(
山田初雄君)
山出市長。 〔
市長山出保君登壇〕
◎市長(山出保君) 10番
森尾議員のお尋ねにお答えをいたします。 なぜ長引いてきたのかということでございます。
自動車学校の現在の敷地は、95%が借地でございました。加えまして、学校という特殊性もありまして、移転先としては、やはり広い敷地が必要でございました。また、現在の位置からそう遠くないところが望まれるということもございまして、その意味で、地域的にエリアが限定をされていたと、このことをまず申し上げておきたいと思うんです。 昭和56年から北部地区で代替地を探していたわけでございますが、このたび
地元土地所有者と
自動車学校の移転地の提供について合意が得られまして、代替地として松寺町にようやく決まったと、こういう経緯になるわけでございます。 11億円で
土地開発公社が用地を取得をいたしまして、同額で売却をするということに相なります。補償その他につきましては、国の定める基準に準じまして、合理的にかつ適正に積み上げ算出するものでございます。「ごね得」等のことは、決してございません。 面積の件につきましては、担当の部長からお答えをいたします。 なお、跡地の利用についてお触れでございましたが、私どもは、まず
堀川-東金沢線の
全線早期開通を目指すことに精一杯の努力をしたい、こんなふうに思っております。同時に、現在の学校の跡地は市の土地でもございませんので、今、跡地の
土地利用計画云々ということについてはございません。 以上であります。
○議長(
山田初雄君)
岸都市建設部長。 〔
都市建設部長岸博之君登壇〕
◎
都市建設部長(岸博之君)
開発行為申請面積と公社が買い取る面積の違いについて、お尋ねでございます。 公社が代行取得する面積は25筆で、1万9,245平米です。そのほか借地5筆 4,006平米と、農道、水路の国有地が 2,542平米あります。以上の
合計面積が2万 5,793平米で、
開発行為の
申請面積となっております。 以上でございます。
○議長(
山田初雄君) 質疑は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、
委員会付託その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○議長(
山田初雄君) よって、これより採決いたします。 議案第31号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第31号は、原案のとおり可決することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第3議案第32号金沢市
公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○議長(
山田初雄君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第32号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第32号は、原案のとおり同意することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△金沢市
選挙管理委員の選挙
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第4金沢市
選挙管理委員の選挙を行います。 本件は、12月22日をもって
任期満了となる
選挙管理委員の後任者4人の選挙であります。 ただいまから選挙を行います。 お諮りいたします。 この選挙につきましては、
地方自治法第 118条第2項の規定に基づき、
指名推選の方法を用いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、この選挙は、
指名推選の方法を用いることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、指名の方法につきましては、議長において指名することに決しました。
選挙管理委員に、 金沢市神田2丁目1番12号
石野邑一君 金沢市光が丘3丁目12番地
湯澤邦夫君 金沢市西泉2丁目 141番地 越島良三君 金沢市平和町2丁目23番57-203号
米田正一君 以上の方々を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長において指名いたしました方々を、
選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました
石野邑一君 湯澤邦夫君 越島良三君
米田正一君が金沢市
選挙管理委員に当選されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△金沢市
選挙管理委員補充員の選挙
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第5金沢市
選挙管理委員補充員の選挙を行います。 本件は、12月22日をもって
任期満了となる
選挙管理委員補充員の後任者4人の選挙であります。 ただいまから選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔
議場閉鎖〕
○議長(
山田初雄君) ただいまの
出席議員数は44名であります。
投票用紙を配付いたさせます。 〔
投票用紙配付〕
○議長(
山田初雄君)
投票用紙の
配付漏れはありませんか。
--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔
投票箱点検〕
○議長(
山田初雄君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は
単記無記名であります。
投票用紙に被選挙人の住所、氏名を記載の上、議席番号1番の議員から順次投票を願います。 〔各員投票〕
○議長(
山田初雄君)
投票漏れはありませんか。
--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔
議場開鎖〕
○議長(
山田初雄君) 開票を行います。
会議規則第30条第2項の規定により、
開票立会人に、13番
杉浦常男君、18番安達前君を指名いたします。 よって、両君の立ち会いを願います。 〔13番
杉浦常男君、18番安達前君立ち会い、開票〕
○議長(
山田初雄君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数 44票
有効投票 44票
無効投票 0票
有効投票中 金沢市彦三町1丁目9番23号
吉田國男君 15票 金沢市
つつじが丘 239番地
宮浦進一君 13票 金沢市泉が丘1丁目10番7号
越野迪子君 12票 金沢市京町3番32号
浅井茂人君 4票以上のとおりであります。 この選挙の
法定得票数は3票であります。 よって、金沢市
選挙管理委員補充員に、 金沢市彦三町1丁目9番23号
吉田國男君 金沢市
つつじが丘 239番地
宮浦進一君 金沢市泉が丘1丁目10番7号
越野迪子君 金沢市京町3番32号
浅井茂人君が当選されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議会運営委員会の閉会中の
継続調査について
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第6
議会運営委員会の閉会中の
継続調査についてを議題といたします。
議会運営委員会は、議長から諮問された本市議会の
情報公開制度及び議会の運営に関する事項については、閉会中も継続して調査することに決した旨、
議会運営委員会委員長から閉会中の
継続調査の申出書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 これら事項につきましては、委員会の申し出のとおり閉会中も継続して調査することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、
議会運営委員会から申し出のあった事項については、閉会中も継続して調査することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第7
議会議案第1号憲法違反の「
PKO協力法」撤回に関する意見書を議題といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△提案理由の説明
○議長(
山田初雄君) これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 9番
近松美喜子君。 〔9番
近松美喜子君登壇〕 (拍手)
◆9番(
近松美喜子君) 私は、
日本共産党市会議員団を代表しまして、ただいま上程された
議会議案第1号憲法違反の「
PKO協力法」撤回に関する意見書案の提案理由の説明を行います。 日本国憲法は、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意して、世界に先駆けて武力の行使を放棄し、戦力の不保持、国の交戦権は認めないという平和原則を高らかにうたっています。だからこそ、1954年には参議院で、自衛隊の一切の海外出動の禁止を確認する決議を自民党も含めて全会一致で採択しているのであります。しかも昨年は、政府さえも「平和維持軍は武力行使を伴うものであり、憲法上参加できない」と明確に述べていました。 PKO協力に名をかりたこの法案が、武装した自衛隊を戦後初めて海外の紛争地域に出動させ、武力行使もする、紛れもない自衛隊の海外派兵法であることは、これまでの国会審議を通じても明らかになっています。さらに、自民党の小沢調査会の答申原案が、PKO参加の次の段階として、国連軍や多国籍軍参加の検討を挙げているように、日米軍事同盟をアジア・太平洋地域全体、さらには地球規模にまで拡大していく危険な突破口になり得るものです。 あの侵略戦争の痛苦の体験から私たち国民が学んだのは、政府の行為によって戦争の惨禍を繰り返さないために、絶対に軍隊を海外に出さないということだったはずです。だからこそ、国民は、たび重なる自民党の憲法改悪の動きを排して、国際紛争の軍事力による解決を永久に放棄し、一切の戦力保持を禁じた憲法を守ってきたのです。新聞の世論調査でも、国民の6割近くが反対をし、金沢大学の教官 220名を初め文化人などが次々と反対の声明を発表しているのも当然のことです。 また、国内だけでなく、アジア・太平洋地域はもちろん、欧米諸国からも批判と糾弾の声が上がっています。その多くは、日本軍国主義の残虐な侵略戦争や、これに対する自民党政府の無反省への批判と結びついています。 自衛隊を海外に出さないことが、日本のまず第一の国際貢献であることを強調したいと思います。今日、我が国に求められているのはこうした海外派兵ではなく、医療、教育、災害救助、環境などの分野で人的な貢献をすることであります。 よって、政府におかれては、「国連平和維持活動等に対する協力に関する法案」を撤回されるよう強く求めるものであります。 本意見書案が、平和を求める議会の意思として満場一致で採択されることを求め、提案理由の説明を終わります。(拍手)
○議長(
山田初雄君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○議長(
山田初雄君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。
議会議案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
山田初雄君) 起立少数であります。 よって、
議会議案第1号は、否決されました。 〔
議会議案第1号は本号末尾参照〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第8
議会議案第2号米の
市場開放阻止に関する意見書を議題といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△提案理由の説明
○議長(
山田初雄君) これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 12番
升きよみ君。 〔12番
升きよみ君登壇〕 (拍手)
◆12番(
升きよみ君) 私は、ただいま上程されました
議会議案第2号米の
市場開放阻止に関する意見書案について、提案理由の説明をいたします。 ウルグアイ・ラウンドは、すべての農産物の関税化、すなわち完全輸入自由化の方向が打ち出されるなど重大な段階を迎えております。 問題は、その大詰めの段階で、日本政府が米の輸入自由化反対の立場を最後まで貫くかどうかということが問われております。 今国会の審議の中で、政府は「ECやアメリカと相互の協力で解決する」と、互いに譲歩し合う姿勢が示され、国民の不安が広がっております。今、米の輸入自由化に反対する声は、農業関係者だけの声ではなく、まさに日本の多くの国民の道理ある要求となっております。ところが、一部自由化推進の人たちからは、盛んに「自由化が世界の流れ」云々と言われますが、「日本の米を守れ」「米輸入自由化反対」の声こそ世界の多くの農民が支持する要求となっていることをはっきり見ておかねばなりません。 例えば、全米家族農家連合の「我々は米の市場を守る日本の農民の闘いを支持する。それは、米国農民が肉牛やミルクの市場を守るのと同じだからです」とはっきり言っていることに示されていることからもうかがえます。今、市場開放を推進しているのは、アメリカの政府と大穀物商社メジャーであって、それが成功したら、被害者は日本の農民だけではなく、アメリカにも、カナダにも、メキシコにも、欧州にも犠牲になる農民がたくさん出ます。ですから「我々は、日本の農民が断固として米市場を守るために闘っていることに大いに励まされている」と発言しているように、アメリカ農業者の声がこんなふうにもあることをしっかり見ておく必要があると思います。 また、貿易摩擦の一つの焦点となっている自動車産業で、全米自動車労組の国際経済担当者の方が発言された内容が新聞に報じられておりました。「私たちは、日本が何が何でも米市場を開放しろなどとは言っていない」として、「むしろ実際は、日本のような国の食糧の安全保障についての懸念に共感している」と言い「日米貿易のアンバランスは、米が輸出できるようになったからといって絶対に解決しない。アメリカ政府は米を日本の市場の閉鎖性の代表のように言うが、アメリカの対日赤字の3分の2は自動車関係である」とされておりました。つまり、工業で起きた問題は工業の分野で解決するのが筋だということで、自動車関係の労働者も、日本の国民の要求に道理があることを理解しているものでした。 世界の流れが米市場の開放だといった議論は当たらず、そうした方向に流されて大事な日本の農業、食糧と国土を守る大事な源を失ったら、それこそ子々孫々に至るまで取り返しのつかない打撃を受けることになります。米輸入自由化は、農業に破壊的な、壊滅的な打撃をもたらし、地域経済に深刻な影響を与えるだけでなく、水田による保水機能や環境保全機能を失わせることになり、その立場からも自由化を許してはならず、声を大きくしなければならないときです。 よって、政府は、3度にわたる国会決議に沿い、米自由化阻止の国民要求を最後まで貫くことを要求する本意見書が、全会派全員の皆さんの賛成をもって採択されることを願い、提案理由の説明といたします。 何とぞよろしくお願いします。(拍手)
○議長(
山田初雄君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○議長(
山田初雄君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。
議会議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
山田初雄君) 起立多数であります。 よって、
議会議案第2号は、原案のとおり可決することに決しました。 〔
議会議案第2号は本号末尾参照〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第9
議会議案第3号
同和対策充実強化に関する意見書を議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△討論
○議長(
山田初雄君) よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 13番
杉浦常男君。 〔13番
杉浦常男君登壇〕 (拍手)
◆13番(
杉浦常男君) 私は、
日本共産党市会議員団を代表いたしまして、ただいま上程されました
議会議案第3号
同和対策充実強化に関する意見書案について、反対の立場から討論を行いたいと思います。 昭和44年に同和対策事業特別措置法が制定されて、23年を経過しております。この中で、格差の是正、差別解消は大きく進み、さらに
部落住民の自立と、
部落内外での融合や連帯性は広く大きく前進させることが強く求められているのでありますが、我が党は、今日まで同和問題については、一貫して公正で民主的な行政推進に全力を挙げてまいりました。 本意見書は、法律の失効を目前にして、残された課題を新しい措置によって求めようとするもので、そのことは、今日までの
部落の差別対象地域と住民をなお法的に固定化するという、極めて重大な社会的問題を惹起することになりかねず、反対せざるを得ません。 法案の期限切れのこの機会こそ、戦後に培ってきた人間の自由と平等、基本的人権の尊重という国民的合意の上に立って、一般行政の中での融和と進歩を図るべきであります。こうした方向でこそ、残された課題の底上げにとっても、また一般行政の水準の改善や底上げにとっても、貢献できる共同の運動として発展させていくことができるのではないでしょうか。 以上をもちまして、私の討論を終わります。(拍手)
○議長(
山田初雄君) 討論は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○議長(
山田初雄君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。
議会議案第3号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
山田初雄君) 起立多数であります。 よって、
議会議案第3号は、原案のとおり可決することに決しました。 〔
議会議案第3号は本号末尾参照〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○議長(
山田初雄君) 次に、日程第10
議会議案第4号
義務教育教科書の有償化に反対する意見書ないし日程第12
議会議案第6号
障害者施策の
充実強化を求める意見書、以上の
議会議案3件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の
議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○議長(
山田初雄君) よって、これより採決いたします。
議会議案第4号ないし
議会議案第6号の
議会議案3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の
議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山田初雄君) 御異議なしと認めます。 よって、
議会議案第4号ないし
議会議案第6号の各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 ただいま可決されました
議会議案各件の提出先及びその他の処理方法につきましては、議長に御一任願います。 〔
議会議案第4号ないし
議会議案第6号は本号末尾参照〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△あいさつ
○議長(
山田初雄君) 以上をもって、今定例会に付議されました案件は、全部議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
山出市長。 〔
市長山出保君登壇〕
◎市長(山出保君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会に提出いたしました各案件につきまして、慎重な御審議をいただき、ただいまは適切な御決議を賜り、まことにありがとうございました。 本会議及び各委員会における御意見、御要望につきましては、これを十分に参考にいたしまして、今後の市政の運営に当たってまいりたいと存じます。 平成3年もあとわずかを余すところとなりました。この1年を顧みまするに、バブル経済の崩壊とともに景気の減速傾向が深まる中、近年例を見ない集中豪雨や、台風災害にも見舞われた多難な年でありました。しかし、長年の念願でありました駅前第1地区再開発ビルの着工を皮切りに、本市の新しい玄関、駅西広場の開設を果たし、昭和町や駅北地区でもそれぞれに事業化へのステップを刻みました。また、東部環状道路の着工と軌を一にして、環状道路整備促進期成同盟会の発足を見ましたほか、第3次安原工業団地の拡張に引き続き、新たなる産業基盤、森本丘陵工業団地の用地確保も完了し、さらには、第46回「石川国体」と全国身体障害者スポーツ大会も、関係各位の御尽力により成功のうちに終了いたした次第でございます。 このように、市政が各分野において着実な成果をおさめることができましたのも、ひとえに議員各位を初め市民の皆様の温かい御支援のたまものであり、改めまして深く感謝を申し上げる次第でございます。 さて、間近に明年度予算の編成を控えております。市政を取り巻く情勢は、まことに厳しいものがありますが、これを乗り越え、金沢市勢の伸展と市民福祉の向上に、私を初め職員一丸となり一層の精進を重ねてまいる所存でございます。各位の変わらざる御指導、御鞭撻を切にお願い申し上げる次第であります。 いよいよ寒さも厳しく相なります。時節柄、各位には一層の御自愛をいただき、よき新春をお迎えくださいますよう念じ上げまして、閉会に際しての私のあいさつといたします。 この1年、本当にありがとうございました。
○議長(
山田初雄君) 閉会に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。 各位におかれましては、去る6日から本日まで、上程各案件の御審議に御精励を賜り、ここに滞りなく議事が終了いたしましたことを衷心より感謝申し上げる次第でございます。 「石川国体」の年、そして全国身体障害者スポーツ大会の年でもありました平成3年も、あとわずかを残すだけとなりました。各位には、時節柄十分に健康に御留意され、来るべき新しい年におきましても、本市の発展と市民福祉の向上のため、なお一層御活躍されんことを心から念じまして、閉会のごあいさつといたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
△閉会
○議長(
山田初雄君) これをもちまして、平成3年定例第4回金沢市議会を閉会いたします。 午後2時8分 閉会 ----
---------------------------------- 〔参照〕 ----
---------------------------------- 議案提出について 議案「憲法違反の『
PKO協力法』撤回に関する意見書」を次のとおり
会議規則第13条の規定により提出します。 平成3年12月17日 金沢市議会議長
山田初雄様 提出者 金沢市議会 議員
近松美喜子 〃
森尾嘉昭 〃
升きよみ 〃
杉浦常男 ----
----------------------------------議会議案第1号 憲法違反の「
PKO協力法」撤回に関する意見書 自民党政府は、「国連平和維持活動等に対する協力に関する法律」(
PKO協力法)の制定と、海外災害援助を名目に自衛隊を海外に送り出す国際緊急援助隊派遣法「改正」案を計画している。 国連発行の「ブルーヘルメット(第2版)」でも明らかにされているが、停戦監視団などのPKOは軍事活動を基本としており、PKF(平和維持軍)は文字どおりの軍事活動である。 日本国憲法は、その前文と第9条で紛争の平和的解決、主権尊重と平和共存、戦争放棄・戦力不保持の平和的原則を明記している。 したがって、PKOなどを名目とする自衛隊海外派兵が、この日本国憲法に反することは明らかである。 また、軍国主義復活、強化につながる道として、アジア各国からも強い懸念が表明されている。 今日、我が国に求められているのは、こうした海外派兵ではなく、医療、教育、災害救助、環境などの分野で人的な貢献をすることである。 よって、政府におかれては、「国連平和維持活動等に対する協力に関する法案」を撤回されるよう強く求めるものである。 ここに、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 ----
---------------------------------- 議案提出について 議案「米の
市場開放阻止に関する意見書」を次のとおり
会議規則第13条の規定により提出します。 平成3年12月17日 金沢市議会議長
山田初雄様 提出者 金沢市議会 議員
近松美喜子 〃
森尾嘉昭 〃
升きよみ 〃
杉浦常男 ----
----------------------------------議会議案第2号 米の
市場開放阻止に関する意見書 米の輸入自由化反対との国会決議は、3度にわたって行われ、全国で約9割の自治体が同趣旨での決議を行っている。 ところで、ウルグアイラウンドは、「すべての農産物の関税化」、すなわち「完全輸入自由化」の方向が打ち出されるなど、重大な段階を迎えている。 米輸入自由化は、農村農業に壊滅的な打撃をもたらし、地域経済に深刻な影響を与えるだけではなく、水田による保水機能や環境保全機能を失わせることが予想される。 よって、政府におかれては、米の輸入自由化を受け入れないよう強く求めるものである。 ここに、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 ----
---------------------------------- 議案提出について 議案「
同和対策充実強化に関する意見書」を次のとおり
会議規則第13条の規定により提出します。 平成3年12月17日 金沢市議会議長
山田初雄様 提出者 金沢市議会 議員 田中仁 〃 玉野道 〃
東出文代 〃
出石輝夫 〃
大谷正男 〃
平田誠一 〃
村池久一 ----
----------------------------------議会議案第3号
同和対策充実強化に関する意見書 同和問題は、人間の自由と平等に関する問題であり、基本的人権にかかわる重要な問題である。 国及び地方公共団体においては、昭和44年に同和対策事業特別措置法が制定されて以来、同和対策審議会答申の精神にのっとり、20年有余にわたって同和問題解決のための施策を積極的に推進してきたところである。 しかしながら、現行の地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の失効を目前に控えた今日、なお多くの課題が残されている状況である。 よって、政府におかれては、同和問題の早期解決のため、法期限切れ以後の措置を講じられるよう強く要望する。 ここに、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 ----
---------------------------------- 議案提出について 議案「
義務教育教科書の有償化に反対する意見書」を次のとおり
会議規則第13条の規定により提出します。 平成3年12月17日 金沢市議会議長
山田初雄様 提出者 金沢市議会 議員 末岡尚 〃
平田誠一 〃
升きよみ 〃
出石輝夫 〃 中村正 〃 小津正昭 〃
上田忠信 〃 北井博 〃
本間勝美 〃 川紘一 〃
松本捷男 〃
鴻野博司 〃 北市朗 ----
----------------------------------議会議案第4号
義務教育教科書の有償化に反対する意見書
義務教育教科書供給事業については、大蔵省は、予算配分の見直しとともに、「教科書を有償化しても家計への負担は軽微」などとの考えを打ち出し、92年度からその有償化を検討しているとされている。 しかし、青少年の育成は社会の重要課題であり、ひとしく教育を受けることを保障した憲法の基本的人権の理念からも、また、義務教育はこれを無償とするとした憲法の立場からも、
義務教育教科書の有償化は、大きく後退するものと言わざるを得ない。 よって、政府におかれては、
義務教育教科書の有償化の措置をとられないよう強く要望する。 ここに、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 ----
---------------------------------- 議案提出について 議案「
遺族基礎年金及びその
加給年金(子の加算)、障害基礎年金の
加給年金、
児童扶養手当の
支給停止要件の延長を求める意見書」を次のとおり
会議規則第13条の規定により提出します。 平成3年12月17日 金沢市議会議長
山田初雄様 提出者 金沢市議会 議員 末岡尚 〃
平田誠一 〃
升きよみ 〃
出石輝夫 〃 中村正 〃 小津正昭 〃
上田忠信 〃 北井博 〃
本間勝美 〃 川紘一 〃
松本捷男 〃
鴻野博司 〃 北市朗 ----
----------------------------------議会議案第5号
遺族基礎年金及びその
加給年金(子の加算)、障害基礎年金の
加給年金、
児童扶養手当の
支給停止要件の延長を求める意見書 標記の年金及び
児童扶養手当は、現行制度のもとでは、子供が満18歳になった段階で支給停止となる。 この結果、例えば、4月生まれの子供は残された約1年間の高校生活を年金(所得)の保障なしに送らなければならなくなる反面、3月の早生まれの子供は高校卒業時まで保障されるという、大きな格差を生んでいる。 この格差は、母子家庭等の生活実態を一切考慮に入れず、単に生まれた月日によって線引きするという制度的欠陥によって生じていることは明らかである。 よって、政府におかれては、これらの不合理な制度・要件の是正に向けて、次の措置を講じられるよう強く要望する。
遺族基礎年金及びその
加給年金(子の加算)、障害基礎年金の
加給年金、
児童扶養手当の支給停止 要件を現行の満18歳から、当面は、高校卒業時(18歳に達した後の最初の3月)まで延長すること。 ここに、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 ----
---------------------------------- 議案提出について 議案「
障害者施策の
充実強化を求める意見書」を次のとおり
会議規則第13条の規定により提出します。 平成3年12月17日 金沢市議会議長
山田初雄様 提出者 金沢市議会 議員 末岡尚 〃
平田誠一 〃
升きよみ 〃
出石輝夫 〃 中村正 〃 小津正昭 〃
上田忠信 〃 北井博 〃
本間勝美 〃 川紘一 〃
松本捷男 〃
鴻野博司 〃 北市朗 ----
----------------------------------議会議案第6号
障害者施策の
充実強化を求める意見書 「国連・障害者の10年」は、来年、最終年を迎える。政府が策定した「障害者対策に関する長期計画」は、一部に前進面が見られるとはいえ、障害者とその家族の置かれた現状は依然として厳しい状況にあり、「完全参加と平等」を目指す施策及び財政措置の抜本的な強化が求められている。 よって、政府におかれては、来年度予算編成において、福祉職員などの労働条件の改善、在宅福祉事業や施設運営費の国庫負担を大幅に引き上げるなどの財政措置をとられるよう強く求めるものである。 ここに、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 ----
---------------------------------- 〔参考〕 ----
---------------------------------- 平成3年定例第4回金沢市議会請願の委員会審査結果表
審査結果 番号 件名 付託委員会 採択 請願第4号 高齢者の福祉施策の拡充についての請願 厚生 〃 請願第5号 白内障人工水晶体(眼内レンズ)に関する請
願 厚生 〃 請願第7号 白内障人工水晶体手術への公的助成を求める
請願 厚生 不 採 択 請願第6号
敬老自治体宣言に関する請願 厚生
△署名議員
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。議長
山田初雄 副議長
中川外司署名 議員
森尾嘉昭署名 議員
石坂修一署名 議員 朝倉忍...