石岡市議会 > 2017-09-29 >
平成29年決算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2017-09-29
平成29年決算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2017-09-29

ツイート シェア
  1. 石岡市議会 2017-09-29
    平成29年決算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2017-09-29


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年9月29日(金曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(山本 進君) おはようございます。ただいまから決算特別委員会を開会いたします。  本日の議題は、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について、ないし議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計10件であります。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。  これより議事に入ります。  議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について、ないし議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計10件に対する質疑を一括して行います。  初めに、池田委員。 2 ◯委員(池田正文君) おはようございます。平成28年度歳入歳出決算につきまして、私から1点質問をさせていただきたいと思います。  この歳入歳出決算でございますが、監査委員から監査を受けているところでございます。審査の期間といたしまして、平成29年の7月3日から29年8月4日、1か月間にわたり詳細な監査があったと思われます。その中で、第8結びでございますけれども、監査意見書の36ページになります。最後に、「一般会計において、不適正な科目での支出が見られた。今後は、適正な事務処理に努めるとともに、予算科目、支出内容の審査体制の強化などを図られたい」。これは、この「不適正な科目での支出が見られた」、もしこれが本当であれば、看過できない問題だと思います。  そこでお伺いいたしますが、1款議会費から14款予備費までのうち、この不適正な科目での支出を、具体に明らかにしていただきたいと思います。 3 ◯委員長(山本 進君) 監査委員事務局長・菱沼君。 4 ◯監査委員事務局長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。決算審査の中で、一般会計の支出において、細目の科目の内容が本来の支出すべき科目で対応できていなかったものがありまして、それにつきまして──件数は1件でございます──確認され、それを監査委員から修正を求められましたので、今回の意見書にその内容を記載させていただいております。この決算書につきましては、その修正を求めたものについては、支出科目の内容を修正しまして、決算書のほうは報告させていただいております。  詳細の内容なんですけれども、土木費の街路事業費のうちの補償補填及び賠償金で支出すべきところ、使用料及び賃借料で支出してしまった科目がありまして、それを訂正して、決算書を修正して提出してございます。  以上でございます。 5 ◯委員長(山本 進君) 池田委員。 6 ◯委員(池田正文君) 監査委員からの指摘によって修正済みということで理解いたしますが、やはり公会計でございますので、今後、監査意見にもございますように、予算科目支出内容の審査体制の強化を図っていただきたいと、それで結構でございます。  以上でございます。 7 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。石橋委員。 8 ◯委員(石橋保卓君) 石橋です。おはようございます。これまでの決算委員会の質疑の中から、3点……、4点になってしまいますかね、程度、お伺いをしていきたいと思います。
     まず、先日、会計課のほうで、市役所からの支払いの部分で、支払う性質によって、請求があった日から30日、あるいは40日以内に支払いを完了するというようなご説明がありましたけれども、こういう聞き方をすると、ちょっと意地が悪いような感じがしますけれども、現実的に、きっちりその30日から40日以内での支払いというのが実際行われているのかどうか、改めてお伺いをいたします。 9 ◯委員長(山本 進君) 会計管理者・横田君。 10 ◯会計管理者(横田克明君) ご答弁申し上げます。ただいま委員がおっしゃられた部分につきましては、工事代金につきましては、相手方の請求がされてから40日以内、それから、その他の給付につきましては30日以内の支払いということが原則でございます。それで、そういったことが担保されているのかということにつきましては、会計課としましては、この原則がございますので、これらに注意して、上がってきたものに対してはそのように対応しているところでございます。  以上でございます。 11 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 12 ◯委員(石橋保卓君) 会計課としてはというか、建前上はそういうふうなことになってくるのかと思うんですけれども、実際、市役所からの支払いが遅いということで、倒産してしまったところがあります。あと、支払いが遅いんだけどという苦情も、何回か聞くことがあります。現実的に1か所の部署ではなく、全体的な部分での問題ではないのかなと思うんですけれども、現実的に改めてお伺いをいたします。皆さん方全員にお伺いするわけにはいかないんですけれども、そうしますと会計課のほうへ聞くしかないのかなと思うんですけど、工事が終了して、検収が終わって、請求が発生するわけですね。物品の場合には、発注があって、物品の納入があって、そこでも検収があって、そこで改めて請求が発生すると。その請求が発生する場合、業者のほうから請求書が提出される場合、日付が入っていない請求書を現在も受け取っている事実があるのかどうか、それをちょっと確認させてください。この部分についてはたびたびこれまでも注意を喚起してきたんですけれども、一向に改められないような状況が見受けられますので、また改めてお伺いをいたします。 13 ◯委員長(山本 進君) 会計管理者・横田君。 14 ◯会計管理者(横田克明君) ご答弁申し上げます。会計課としましては、今おっしゃられました請求書につきましては、書類上での記載日の確認となりますことから、今言われた部分につきましては、正確な把握はしてございません。  以上でございます。 15 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 16 ◯委員(石橋保卓君) 把握はしていないというお話ですけれども、現実にはそういうのが起こっているわけです。市役所からの支払いが遅い……。当然、本来事業者としては、資金的な余裕を持って事業を営むというのが理想ではあるんですけれども、現実的に市内の業者さん、かなり苦しい資金繰りの中で事業を展開しています。その中で市役所からの支払いが滞れば、その分、メーカーへの支払いとか仕入れのほうの支払いを当然迫られるわけなんですけれども、市役所からの支払いが遅れることによって市内業者がそういう状況に追い込まれる。結局は、そこで事業税なり市税等が当然入ってこなくなるわけですから、市役所のしている行為そのもので、自分たちの首を絞めているということになるわけですよ。  そういうところをもう少し職員の皆さんはきっちり自覚をしていただいて、忙しい業務という内容はよく理解はするんですけれども、そういうところをもう少し、何ていうんですかね、職員さんの中で、役所に入られて、職場において先輩や同僚から、そういう一連の支払いの流れといいますか、そういう部分を職場で研修を重ねていって、仕事を覚えていくというのが今までの流れかと思うんですけれども、それはあくまでも市役所の事務の流れであって、市内での流通しているお金、経済の流れといいますか、そういう部分をもう少し市役所全体で研修を重ねる、理解を深める、そういうものが必要ではないかと思うんですけれども、総務部長のほうでどういうお考えをお持ちなのか、お伺いいたします。 17 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 18 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。ただいま委員から、現場での事務執行について、るるご指摘いただいたところでございますが、総務部といたしましては、職員の人材育成につきましては、その職員が新採で入ってから、ステップアップごとに課程別研修ということで研修をさせていただいております。そういった中で、その各階層における職務遂行に必要な能力、また技術、そういったものを研修において習得していただいてきているところでございます。  そういった中で先ほど指摘の事項が生じているとしたらば、さらにそういった研修を強化するなり、さらには、29年、今年の2月かと記憶しておりますが、会計課におきまして、そういった実務担当者を集めまして、そういった支出、また歳入関係の実務担当者の研修を開くなどして、そういったことがないように十分注意を払って、現在、職員の人材育成に努めているところでございます。  以上です。 19 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 20 ◯委員(石橋保卓君) わかりました。とはおっしゃられましても、現実的にはそういう事態が起こっているわけです。そういう現実のほうにやっぱり目を向けていただいて、職員の方々の理解をもっと深めていただきたいと感じるわけなんですけれども、あと、よく聞く話が、市役所のほうに支払いの催促をお願いすると、今、お金がないからというような話を聞くんですよと、市役所は本当にお金ないんですかと。民間と違いまして市役所の場合、予算主義ですから、予算の、何というんですか、後ろ盾といいますか、基礎があって初めて支出をするということが可能になってくるわけです。予算がなければ、事業の発注、物品の購入は当然できないわけですよね。お金がないという言い訳は通用しないはずなんです。  そういうところでやっぱり職員の皆さん方の意識が、どうしてもやはり市内全体というか、世の中の流れに対してまだまだ理解が不足しているという状況があるのかなと思うんですけれども、請求書をしまい忘れちゃって支払いが遅くなっちゃったとか、そういう事例もたまに聞きます。実際、ある事業者のところに謝りに来られたという事実も、把握はしております。  そういう部分、本当に皆さん方の本来、急いでやらなくちゃならないこと、すぐにやらなくちゃならないことを、ちょっと気の緩みではないでしょうけれども、これまでの慣行といいますか、慣例の中で、少し置いておいても大丈夫だというような考えがかなり横行しているのではないかと思うんですけれども、そういったところを市長のほうでもっと強い注意喚起をしていただいて、市内業者育成というか、守るためということでもないんですけれども、本来あるべき経済の流れといいますか、商行為がスムーズに行えるような体制をぜひつくっていただきたいんですけれども、市長のお考えをお伺いいたします。 21 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 22 ◯市長(今泉文彦君) 経済行為の中で、時間の問題、期限、あるいは目標、目標値、そういったものは当然、遵守しなくてはならないものだと思っております。これまでも、期限、スピード感、そういったものは素早くやるようにということは、決裁の際にも常に職員に申し上げているところなんですけれども、こういう実例があるということにおいては、今後さらに引き締めて、事務処理を適正にやっていきたいと思っております。  以上です。 23 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 24 ◯委員(石橋保卓君) 30日以内に支払う、40日以内に支払う、実際には、現実的にそれで支払っていますよというのはあくまでも建前であって、請求書を受け取る際に日付が入っていなければ、この30日、40日というのはずっと後ろへ永遠に延びていくわけですよ。その間、事業者としてはいつ入るのか、いつ入るのかということでやきもきしながら、仕入れ先への支払いやメーカーへの支払いに苦心をしているという現実を、もう少し皆さん、自分のことだという感じで、自分のことと受けとめていただいて、ぜひこれから臨んでいただきたいと思います。  もう少し市長のほうから力強いといいますか、必ずそういうことは撲滅しますというような強い決意が、もう少し述べられるのかと思ったんですけれども、市長、本当にこれ、市内業者がそういう窮地に陥ってしまったのでは、市役所自体の存在が危ぶまれる部分が当然出てきますので、そういうところもよくお考えの上、再度お考えをお聞きしたいと思います。 25 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 26 ◯市長(今泉文彦君) 地元業者育成、そして地域経済の活性化、そういったことをきっちりと進めていくためにも、今言った期限の順守、そしてスピーディーな事務処理、そういったものを厳守してまいりたいと思います。 27 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 28 ◯委員(石橋保卓君) 今、市長のご答弁につきましては、今後、期待をしながら推移を見守っていきたいと感じるわけですけれども、やはり今の市長の考え、ここにいらっしゃる会計管理者や総務部長、あと皆さん方、部長さん方の考えが職員の末端まで浸透するような、職場でのそういうコミュニケーションなり指導力というか、そういう部分を大いに発揮していただいて、市内経済の活性化を図っていっていただきたいと考えます。この件につきましては、今後、推移を見守りながら、また折を見て質問をさせていただきたいと思います。  では、次に移ります。これまでの一般質問や議案質疑、いろいろな機会において、公共施設のあり方という部分で質問や質疑をさせていただきましたけれども、今回のまちかど情報センターの部分について、建物の借上料として375万8,400円という比較的まとまったお金が毎年支出されているわけです。まちかど情報センターの重要性というか、市内の中での位置付けという部分については、大いに認識をしているところではありますけれども、支払っている金額に対しての費用対効果という面で見ると、ちょっと割高に払っているのかなという感じがするわけですけれども、まちかど情報センターの今後のあり方という部分で、ご検討されている部分があればお伺いをいたします。 29 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 30 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。まちかど情報センターの今後の方向性でございますが、石岡市公共施設等総合管理計画におきまして、レクリエーション・観光施設に位置付けられております。この計画に基づきまして、各公共施設は個別施設計画の策定を準備しておりますが、まちかど情報センターにつきましてもこの個別施設計画を策定していく中で、今後の方向性を示してまいりたいと考えております。  以上です。 31 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 32 ◯委員(石橋保卓君) このまちかど情報センターは、市長のほうで職員の時代に率先してといいますか、リードして実現した事業と理解しておるんですけれども、市長のほうで、現状のまちかど情報センターについてどういうふうにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 33 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 34 ◯市長(今泉文彦君) まちかど情報センターでありますけれども、平成13年の開設以来、市民の町なかの拠点として、その役割を果たしてきた施設であります。利用者数も当初から落ち込むことなく、いろいろな形で発展的に使われてきていると評価しておりますけれども、当時の中心市街地活性化プランの中で開設した、あるいは提案した施設の中で、唯一生き残っている施設だと思っております。そして、中心市街地活性化に寄与している施設だと思っております。今後、新しい時代に即した付加価値をつけていく、そういったことも必要になっているまちかど情報センターではないかと思っております。  以上です。 35 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 36 ◯委員(石橋保卓君) この部分については、今すぐどうのこうのという結論が出ないのは、当然、理解をしておりますので、今後のあり方という部分を、今、部長のほうからご答弁ありました今後の個別施設計画の中で、どういった位置付けになっていくのか、それらの推移もまた見守りながら、今後の議論をまた重ねていきたいと思っています。  では、次に移ります。保育所の保育士さん、正職員と嘱託さん、臨時職員さんという部分での人数のバランスということで、先日お伺いをいたしました。その中で、7クラスが臨時職員で担任、副担任を担当しているというようなお話を伺ったわけです。市立の保育所については、今、あり方が問われているところかなという感じがするんですけれども、さらに、全国的に待機児童の問題、東京都内ほど大きな問題には石岡のほうではまだなっていないとは思うんですけれども、そういう部分では保育士の確保、保育所のあり方をこれからどうしていくのかなという部分が、大変心配であるわけですけれども、今後の保育所の展開について、現時点で市のほうでお考えがあればお伺いをいたします。 37 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・加藤君。 38 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。現在、石岡地区に1か所、八郷地区に3か所、計4か所で公立保育所を運営しておりますが、公立保育所は、地域の標準的な保育水準を築くという役割と、特別な配慮を要する保護者や特別な支援が必要な子どもの受け皿としての役割があると考えております。一方、ご指摘の待機児童の問題もございますが、現在、社会問題となっている少子化の進行によりまして、当市の乳幼児人口は減少傾向でございます。そのため、今後の公立保育所事業のあり方を考える上では、将来の乳幼児人口や保育需要の動向を見きわめていく必要があると考えております。  また、保育士の配置につきましては、現状といたしまして、本来、保育補助を担うべき臨時職員がクラス担任を担っている例がございますが、もちろん正職員が担任を担うことが望ましい姿であると考えます。今後は、保育の質を高めまして、安心して保育を行うことができる体制づくりに努めてまいりたいと思います。 39 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 40 ◯委員(石橋保卓君) 保育所の部分での正職員と臨時職員、嘱託員のバランスという部分で、大変目立ったものですから、保育所の部分でお伺いをしていたわけですけれども、よく確認といいますか、お伺いをしますと、市役所の中での臨時職員も、大分人数が増えているのではないかなという理解をしたわけです。行政改革ということで、経費の削減や定数の削減といった部分にどうしても目が行きがちですけれども、それに伴って市民サービスが低下したのでは、本来の目的が達成できないわけですよね。必要な部分についての人員配置というのは当然必要になってくると思うのですけれども、今後の職員、現時点での職員数、そういう部分でどういった検討がされているのか、お伺いをいたします。 41 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 42 ◯総務部長(久保田克己君) 職員の配置計画等についてのご質問にお答え申し上げます。当市の臨時・嘱託員の数につきましては、委員がおっしゃられるように、ここ数年間400名を超えるぐらいの人員で推移してきているところでございますけれども、そういった中で、業務の中身について考えてみますと、どうしても期間限定の業務であったり、職員の有給休暇、さらには育児休暇といった特別休暇、そういったところの補完的条件に関して臨時・嘱託を配置していることもございますし、また、専門的知識や、期間が1年を超えるような専門的な職員についても、嘱託員の配置という形で対応してきておりますが、いずれにいたしましても、28年度、策定いたしました定員管理計画に基づきまして、将来の人口推計を予測して、適正な職員の定員管理をしていかなければならないと考えているところでございます。  以上でございます。 43 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 44 ◯委員(石橋保卓君) この問題は確かに悩ましい問題だと思います。今すぐ解決できる問題ではないということは、十分理解はしているんですけれども、市民の皆さん方が市役所においでになって、正職員とアルバイトの職員さんとの見分けがつかないというお話も伺います。アルバイトの方に声をかけると、「私、アルバイトなのでわかりません」とよく言われるんですよというようなお話も聞くわけですよね。市民サービスが低下してしまったんでは、市役所でやろうとしていることが誤解をされかねないといいますか、目的が達成できないわけですので、そういったところ、今後、長い時間がかかる部分だと思います。そういうところをもう少しよく精査をして、本来あるべき姿にきちっと方向付けして、進めていっていただきたいと思います。ここについては要望といいますか、お願いということで終わりにさせていただきます。  最後なんですけれども、教育委員会の新入学祝いということでランドセルの配布がされているわけです。28年で3年目ということで、一応事業としての節目なのかなという感じを持っているわけですけれども、この間お伺いしたときには、ほぼ99%に近い数字で皆さん受け取って、大変質もよく、喜んでいるというお話も聞きます。その中で明らかになったというか、答弁の中でお話がありましたのは、3年間の中で毎年落札率が上がっていると。28年度については、予定価格イコール落札額という大変ぴったりな数字で、ちょっとびっくりしたわけなんですけれども、現在、指名競争入札で行われていると。16社、11社、28年度が16社でしたか。その中で3回とも同じ業者が落札しているという状況の部分で、やはり先ほどの話に戻るわけですけれども、一般競争ということでもう少し門戸を拡げて、市内業者でもこの事業が落札できるような努力はできないものかどうか、まずお伺いをいたします。 45 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 46 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。委員ご指摘のとおり、現在のランドセルの仕様とか予算の範囲内におきましては、結果といたしまして同一の業者が落札してございます。現在の指名業者につきましては、市内の希望なさっている業者と市外の実績のある業者を指名してございます。一般競争入札の移行につきましては、制度の所管部署と検討してまいりたいと考えてございます。  なお、参考までに他市の状況を調査してみた結果でございますが、ほとんどが石岡市と同様に、同一の業者が継続して落札しているという状況にございます。  以上でございます。 47 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 48 ◯委員(石橋保卓君) 確かにそういう現実なのかもしれません。しかしながら、落札している業者以外が取れないんですよ、規模的に。もう既に指名競争入札をすること自体が、悪い言い方ですけど茶番になっているわけです。その中で落札率が高止まりしていくという部分にあっては、ちょっとそれはおかしいんじゃないかなという感じがするわけです。それについては今後、いろいろな工夫をされるのかなと思うわけですけれども、私がここで本当に言いたいことは、まず市長にお伺いしますけれども、この新入学祝記念品は誰を対象とした事業なのか、お伺いをいたします。 49 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 50 ◯市長(今泉文彦君) これは子育て支援ということが基本でありまして、保護者を中心として対象として考えた事業であります。 51 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 52 ◯委員(石橋保卓君) そういうお答えが返ってくるのかなと思ったんですけれども、現実的にはそれを受け取るのはお子さん方ですよね。市民の皆さんは、子どもたちへのお祝いだと受けとめておられる方が多いのではないでしょうか。28年度の実績として、540人の対象に対して534人、6人の児童の皆さんにはランドセルは渡っていないわけです。以前にもお話ししましたけれども、公平性という意味からすれば、ランドセルを受け取らなかった6人の子どもさん方には、別な形で何らかのお祝いという形で、ましてや市長が言われる保護者への子育て支援という形、負担軽減という意味からすれば、ほかの文具に変えられるような、そういったものが必要ではないかと考えるんですけれども、そこのところを改めて市長にお伺いをいたします。 53 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 54 ◯市長(今泉文彦君) 入学祝記念品としてのランドセル支給が、子育て支援の一助になればということであります。これで十分でないということ、そういうご質問かというふうに解釈しておりますけれども、その辺は精査して検討していきたいと思います。 55 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 56 ◯委員(石橋保卓君) そこがやはり私と市長の認識の違いなのかなと思います。ランドセルを受け取らなかった子どもたちに対してどう対応するか、そこを私は強く言いたいんですよ。希望しなかったからそれでいいんだよと、そういう姿勢が、市長の市政に対する姿勢として端的にあらわれているのかなという感じがします。                〔「そのとおりだ」と呼ぶ者あり〕 57 ◯委員(石橋保卓君) そこのところ、もう一度市長のほうで、希望しなかったからいいんだよと、希望しなかった保護者の方は、特にそういう支援は必要としなかったんだろうと、そういうお考えなのかもしれませんけれども、もう一度、何ていうんですかね、公平性という観点から見て、ランドセルを受け取らなかった子どもたちへの対応というのを真剣に考えていただければと思います。これは重ねて強くお願いをしたいと思います。  時間が来ましたので、私の質問はこれで終わります。 58 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。村上委員。 59 ◯委員(村上泰道君) 私からは3点お伺いしたいと思います。所管のほうでいろいろと各事業の内容を伺いまして、その詳細を伺ったところでありますけれども、各部長に内容の確認と今後の考え方について、それぞれお伺いしたいと思います。  まず1点、事務管理経費について所管でお伺いしたところですけれども、守秘義務についてお伺いしまして、その罰則については今現在どのようになっているかというところで、今は服務規程によって対応していますということではあったんですが、この守秘義務に関しては、地方公務員法が上位法にあるわけですけれども、その辺との位置付けはどのようになっているのかを、まず確認で伺いたいと思います。 60 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 61 ◯総務部長(久保田克己君) 私から守秘義務に関してご答弁申し上げます。委員おっしゃられるように、地方公務員法第34条には、職員は職務上知り得た秘密を漏らしてはならないと規定されており、この規定に違反して秘密を漏らした者については、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処するという罰則規定が設けられているところです。  以上です。 62 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 63 ◯委員(村上泰道君) 所管で伺いましたときには、特別そこまで踏み込んだ内容のご答弁はいただかなったところですけど、確かに罰則については第60条の内容について、今、部長からご説明があったように、1年以下の懲役または50万円以下の罰金ということで規定されております。こちらに関しまして、もちろん上位法があるわけですので、当たり前ではあるかもしれませんけれども、各部局それぞれ、研修がどのように行われているか等も所管でお伺いしましたけれども、徹底した意識を担当の職員の皆さんがお持ちなのかなというのをちょっと疑問に感じるところが見受けられます。  今後の研修、こういった本当に重要な公務員としての心構えについての研修について、どのように徹底させていくか、お尋ねしたいと思います。 64 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 65 ◯総務部長(久保田克己君) それでは、職員への研修につきましてご答弁申し上げます。まず、職員の服務規律確保といたしまして、新規採用職員の研修におきましては、第1部課程研修において、まず公務員倫理の研修を実施してきております。その中では、地方公務員に求められる倫理について、具体的な事例を交えながら、研修を実施してきているところでございます。また、経験を経た係長職や管理職員も対象といたしまして、コンプライアンス研修を定期的に実施してきておるところでございます。  以上でございます。 66 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 67 ◯委員(村上泰道君) 研修について、さまざまな研修を含めたアンケート結果が事務事業評価シートに出ておりますけれども、「理解できた」と「大体理解できた」を合わせると、ほぼ98%という結果ではあるけれども、純粋に「理解できた」という内容に関しては、指標として、目標として出されております。やはり研修を受けて、確かにアンケートというのはとても難しいかなと思うんですけれども、理解できていたという範囲と大体理解できたというその差の部分は、もちろん研修の内容にもかかわりますけれども、重要なそこの差異があるのかなと認識しています。やはり大体では困るというふうに……。もちろん一般企業もそうですけれども、研修も含めて、やはりそこを簡潔に理解して、100%理解した上で職務に当たられるというのが大前提かなと思いますので、この「大体理解できた」というところが本当に理解できたとなるように、研修内容も含めて今後の取り組みについて、十分内容を精査していただきたいなと思います。  続きまして、2点目についてお伺いします。こちらは、戦略的情報発信経費についてお尋ねしたいと思います。こちらについても内容を所管のほうでお伺いしたわけですが、こちらの経費の評価の仕方が、現在、石岡市のホームページのトップページのアクセス数が評価の指標になっております。数字が減少した要因としては、ふるさと納税が別サイトになっていたり、直接検索をすることによってトップページを通らないアクセスがあるということで、内容を伺ったわけですけれども、情報発信というのは本当に難しいところで、あくまでもトップページのアクセス数だけが情報発信の効果の指標ではないと思っております。また、今後、子育てに関しては子育てポータルサイトや、石岡市に関連した各種ページ、観光関係のページ等もありますので、いろんなものを総合的に評価の対象にするべきかなと考えています。  もちろんこの評価シートは、あくまでも28年度の1年度目の項目ということで出されておりますけれども、今後のこちらの評価の考え方についてお尋ねしたいと思います。 68 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 69 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 戦略的情報発信、シティプロモーションの基本的な見直しを行いまして有効性を高めるためには、やはり委員からございましたとおり、PDCAサイクルを確立いたしまして、進行管理を確実に行っていくことが必要と感じております。これまでの戦略指針におきまして、取り組みの目標がイメージであったり認知度や愛着など、なかなか指標として客観的に捉えづらい側面もございました。しかしながら、情報発信と、例えば各種イベントや石岡のおまつりの来客者数などが、直接的に結び付くかということもございますけれども、その効果としての測定は可能でございます。また、当市のシティプロモーションの認知度の測定、影響度ということも、工夫をすればあらわせるものと思いますので、実効性を高める上で、それらは検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 70 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 71 ◯委員(村上泰道君) 戦略的情報発信のこの部分に関してもさまざまな切り口があるということでありますが、今回、事務事業評価シートを全般的に拝見して思いましたのは、やはり当初の計画に掲げた目標に対する時系列的な統計をとるために、同じ項目での評価がもちろん継続的に必要かなとは思いますけれども、年ごとに制度の改正があったり、社会的情勢の変化や、評価すべき項目というのが変化する中で、前年度と同じものを評価の対象にするのももちろん大事ですけれども、ほかの部局でもありましたが、本当にその評価の仕方でいいのかということも含めて、やはりこの評価シートの内容を全庁的にしっかり見直しすることによって、その事業の本当の目的は何なのか、これを達成するためには本当の課題は何なのか、それを解決するためにはどういうものに取り組まなければいけないのかというのを、各部局が構築することはもちろんですけれども、やはりそこは公室中心に取り組みをしていただきたいと思います。こちらは要望になりますけれども、ぜひ30年度、全般的な見直しのなされた評価シートが出ることを期待しております。  続きまして、最後、3点目でございます。高齢者福祉団体助成事業についてお尋ねをしたいと思います。こちらは、担当所管のほうでシルバー人材センターについてお伺いしたわけですけれども、今後の石岡地方広域シルバー人材センターの方向性について考える中で、この事務事業評価シートを中心に、数値をお伺いしてまいったわけですが、まず、今後のシルバー人材センターのあり方についての考え方についてお尋ねしたいと思います。 72 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・加藤君。 73 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。恐縮でございますけれども、答弁に入ります前に訂正がございまして、さきの委員会におきまして、村上委員からご質問のありました当事業について、事務事業評価シートの記載に誤りがございましたので、訂正させていただきます。事務事業評価シートの170ページでございますが、成果指標において契約金額の実績値で、平成27年度が4億4,891万1,000円、平成28年度が4億422万円と記載してございますけれども、正しくは、平成27年度が5億847万7,000円、平成28年度が5億978万3,000円でございます。また同様に、アウトプットの一番下の欄、年間契約金額の4億422万円が5億978万3,000円になります。訂正をお願いいたします。申し訳ございませんでした。  追加で、経年の契約金額の推移を、補足でちょっと説明させていただきます。シルバー人材センター設立当初から年々増加しておりまして、平成16年が6億1,363万5,000円、こちらをピークにいたしまして、その後、指定管理の減などもありまして、毎年減少傾向が続いておりまして、先ほど申しました平成26年度が4億8,048万4,000円となりました。そして、この26年度から増加傾向ということで、増加に転じた次第でございます。  答弁のほうに移っていきたいと思います。今後のシルバー人材センターのあり方でございますけれども、少子高齢化の急激な進展の中、高齢者の就業割合、就業率は年々上昇しておりまして、65歳を過ぎても働きたいという方が増えている状況でございます。労働人口の減少が将来にわたって懸念される中、豊かな知識と経験がございまして、働く意欲を持った高年齢者が活躍できる同センターの事業は、生涯現役として高年齢者が働くことを通じて、生きがいの充実と地域社会に貢献できる受け皿として、その役割がますます期待されてくるものと考えております。  以上です。 74 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 75 ◯委員(村上泰道君) まずは、この資料の数字の訂正ということでございました。所管の中で、このシルバー人材センターの現状の把握の中で、契約が減っている、その要因が、高齢化により、多様化していく仕事の中での対応が難しくなっているというような内容も含まれておりました。ただ実際は、契約額がこの3年増加に転じているということで、そもそも数値が違っている。その認識が、分析の仕方も部局でミスがあったということでありますので、まずこの資料も含めて、しっかりと担当部局として、数字の認識と課題の認識をまず持っていただきたいなと思います。  逆に言うと、減少していなかったということが逆にわかってよかったなと思っています。この3年、毎年10%を超える額で契約額が減っている。ただ登録者数は変わっていないということは、単純計算、1人当たりの所得が10%ずつ減っているというような考え方の中で、本当にどうするのかなというような心配のもとで、今回、この内容について触れさせていただいたわけですけれども、少なくともその部分は杞憂であったことが確認されたわけで、ただ、今後の方向性として、今、部長からありましたけれども、社会一般的に、70近いところでもまだ現役として働かれている方が多くいる中で、そちらとの共存の仕方や、このセンターにかかわる仕事、また、公的機関からや民間企業からの大口の契約というものが今後どのような傾向に移っていくか、今後、本当に将来的な予測を立てながら、このセンターのあり方について、もちろん石岡だけでありませんので、小美玉市と十分協議した中で運営されていくべきかなと。また、どちらにしても課題としては、センターの登録者の高齢化というのがあるのは、契約額とはまた別問題としてありますので、そういった中での今後の課題、そして今後の方向性について、しっかりともう一度課題の見直し、方向性について評価をしていただければなと思います。
     私のほうからは以上です。 76 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。小松委員。 77 ◯委員(小松豊正君) おはようございます。日本共産党の小松豊正でございます。限られた時間でございますけれども、各常任委員会所管におけるそれぞれの決算審査がございまして、さまざまな問題が出されましたけれども、私は、1つの大きな問題としてまちづくりの問題が、各決算委員会でさまざまな角度から議論されてきたと思うんです。それで、中心市街地活性化の問題も、担当の方に聞きますと、平成21年12月に、内閣府の指定で国のさまざまな援助がつくられてきましたけれども、2018年12月からは、市独自の予算で中心市街地活性化が行われてきていると。かなり、政府の認定になる前からも、当然、歴史のあるまちづくり、石岡の中心市街地をどうするかという問題は、この石岡市政の大きな問題として系統的に取り組まれて、お金も人材も相当つぎ込まれてきているわけなんですね。  私は、あの近くに住んでいて、私の仕事柄、国府、府中、宮下はそうですけれども、かなり全域に中心市街地活性化と言われるところは定期的にビラをまいているから、全部見てきているんですよ。そうしますと、こういうふうに手が打たれてきたのは決算的にわかるんだけど、実際の私が見た感じ、それからまちの人々がどういうことを言うのかというのは、一定の成果もあると思うんだけれども、毎年やはり、言葉は悪いけど寂れていくというか、有名な歴史のある店が、後継者の問題もあるんでしょうけれども、次々になくなっていくという、そういう状況の中に今あるというふうに見ているわけです。  そういう問題をやっぱり総括を通してどういうふうに考えるべきかと考えますと、例えばあそこのど真ん中にある石岡市立第1第2保育所の非常に古くなった問題をどうするのかと、こういう問題も大きな問題だし、それから、市民会館の平成28年度決算でも、ものすごく大きな額の修繕費がかかっているんですね。しかし、それをどうするのかというのは、共通的な認識になっていないと思うんですよね。  そういうことで、私が言いたいのは、市長も2期目に挑戦するわけだと思うので、やはり行政側としても議会側としても、一体、ほかの自治体にはまねのできない歴史的な方向があるまちを、石岡のおまつりも含めて、どういうふうに系統的に発展させていくかということで共通認識させるための、本格的な、議会の全員が入ったそういう委員会とか、それから、行政側のそういうものであるとか……。 78 ◯委員長(山本 進君) 小松委員に申し上げます。質疑は簡潔にされますようお願いします。あわせまして、質疑は平成28年度の決算に即して行われますようお願いいたします。 79 ◯委員(小松豊正君) 委員長に言いますけど、時間の枠で言っているんだから、委員長がそこまで言うのは僭越ですよ。  続けます。私はそういうことで、担当者も毎年変わるんじゃなくて、系統的に、そういうことに情熱ある方が継続してというか、そういう今の決算から見ても、今考えるべきときじゃないかなと非常に痛切に思うんですけれども、この辺は市長とも若干話したことがあるんだけど、どのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。決算的に見たことから言っていますから、決算です。 80 ◯委員長(山本 進君) 小松委員に重ねて申し上げます。質問は平成28年度決算に即して行われますようお願い申し上げます。 81 ◯委員(小松豊正君) もう少し決算的に言うと、例えば石岡市民会館の、前年度に比べれば400万ですかね、相当な額の修繕が必要になっています。しかしこれをどのようにするかというのは明らかになっていないと思うので、そういう決算のさまざまな浪費を防ぐためにも、市長はどういうふうに考えているのか、そのことをお伺いしたいと思います。 82 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 83 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。まず市民会館についてお尋ねがありましたけれども、市民会館の方向性につきましては、28年度策定しました石岡市公共施設等総合管理計画において、広域連携、改修、建て替え等の施設更新を推進しますと位置付けられておりますので、今後、市民会館のあり方についてさまざまな選択肢を視野に検討を行い、中長期的な市民会館の方向性を定め、市民会館個別施設計画を策定してまいりたいと考えてございます。  また、中心市街地についてでございますけれども、市民満足度調査でも改善度が高いということになってございますので、現在策定されております中心市街地活性化基本計画に基づいて、力を入れて実施してまいりたいと思っております。  以上でございます。 84 ◯委員長(山本 進君) あらかじめ小松委員に申し上げます。質問は一問一答方式でお願いいたします。小松委員。 85 ◯委員(小松豊正君) それで、今度の決算にもありますように、中心市街地活性化でいうと935万という決算があります。その中で空き店舗対策であるとか中心市街地活性化事業補助金とか、こういうのがあるんですけれども、実際にやられている、使われているんだけれども、しかし現状は、本当にそういうものになってきているのかと。いわゆるそういう意味では、お金をかけただけの効果が出ているように感じられているのかどうかと。市民の人は必ずしもそう感じていないので、この辺を総括的系に市長はどのようにお考えになるか、お伺いしたいと思います。 86 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 87 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。先ほど市民満足度調査でも改善度が高いと申し上げましたけれども、やはり重要だと考えているけれども満足度が低いと、そういう意味で改善の重要度が高いと考えておりますので、これまで以上に力を入れていかなければならないと考えております。  以上でございます。 88 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 89 ◯委員(小松豊正君) 私は、そういう系統的にその地域にお金を投資しているということなんですけれども、しかし、まちの人の声は、商売をやっている方は、石岡の駅にも相当なお金をかけているんだけれども、人の流れがない、増えていない。だから、結局あそこで商売などをやっている人の気持ちとしては、もっと、例えば石岡イベント広場なんかに非常に魅力的なものができて、そして、石岡駅、あの辺をずっと歩くとか何か、そういう人々のにぎわいのあるまちづくりになってこないと、やはりあそこで営業している人々にとっては非常にプラスにならないという声がありますので、そういうことで、私が言いたいのは、副市長があのように言いましたけれども、みんなのものになっていないんですね。そういうプランはないわけじゃないんだけど、みんなのものになって、一丸となってそういう方向に進むようになっていないという問題を、総括審査の中で感じたので、そういうことを私は申し上げたいと思ってお話をしたわけでございます。  それから、2番目の問題は、水道事業会計の問題です。水道事業会計の問題を考える上で1つの非常に大きな問題は、公営企業経営をやる上での、当然のことですけれども、有収率がどうなのかという問題が大きな問題ですよね。ところが、今度の決算を見ますと、平成26年度、27年度、28年度で、平成26年度よりも今回の平成28年度の有収率が下がっているんです。これは、必死になって努力して、せっかく水道を供給するわけですから、供給したのがかなり効果的に収入にもはね返ってくると。漏水とか無駄とかがあっては、それは直ちに改善しなければ商売は成り立ちませんよね。そういうことで言うと、これが逆になってきているんですよ。  そういうことで、この問題についてどういうふうに手を打って、今後どういうふうに改善していこうと考えているのか、お尋ねします。 90 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 91 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。八郷地区の水道施設につきましては、老朽化が進みまして、使用者の皆様方には大変ご迷惑をおかけしているところでございます。施設整備更新計画の策定に向けて、現在、取り組んでいる状況でございます。  以上でございます。 92 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 93 ◯委員(小松豊正君) だから、そういうことでは有収率が前進しないで後退しているのが現状でしょうよ。だから、抜本的にそれを全国の例に倣ってどうするのかということを、はっきり出さなきゃだめなんですよ。そのところをどのように考えていますか。ぜひ改善するように明確な方向性を出してください。 94 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 95 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。水道施設の配管を含めます設備の更新等をすれば、一番有効であるとは考えてございますが、水道設備等を更新するに当たりましては莫大な費用を要することから、先ほど申し上げましたように、今後、中長期的な施設整備更新計画を作成して、改善してまいりたいと思っております。  以上でございます。 96 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 97 ◯委員(小松豊正君) 非常に、具体的じゃなく抽象的で、これでは有収率が改善する保証ができているとはとても思えません。  それで、今度の決算では、剰余金をどうするのかというのも議題になっているんですけれども、これは私も前に聞いたんだけど、当時の課長がよくわかるような説明をされなかったという感想を持っているんですけれども、改めて、資本金1億770万2,060円増強するというんですけど、これは中身をどういうふうに使うつもりなのかお伺いします。 98 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 99 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。委員ご承知のとおり、水道事業につきましては独立採算制に基づき、安定した水道事業を図り、水道使用者の皆様方には安定供給を図っていくことを基本としてございます。先ほどから申し上げましたとおり、今後の施設整備更新計画を策定しまして、改善に取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 100 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 101 ◯委員(小松豊正君) これはほとんど、老朽化配管の買い替えといいますか、取り替えとか、そういうものに使うという意味なんですか。 102 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 103 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。資本金につきましては、安定した水道事業運営のために、工事費、そのほか水道事業に関係するもの全てにおいて使用してまいります。  以上でございます。 104 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 105 ◯委員(小松豊正君) 繰越利益剰余金8,130万7,691円、これを繰り越して、どのように活用する考えですか。 106 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 107 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。繰り越した剰余金と申しますか、そのお金につきましては、翌年度に回しまして、莫大な費用がかかります工事費等に回してまいりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 108 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 109 ◯委員(小松豊正君) 次の問題は、農業集落排水事業の問題についてお伺いしたいと思います。これは、一般会計から平成28年度は2億5,176万円繰り入れをしております。しかし、滞納繰越分の分担金、使用料、手数料、この収入未済額が際立って多いんです。これは、農業集落排水事業それ自体の中で収入・支出で回るんじゃなくて、2億5,176万円も一般会計から繰り入れて何とかなっているというわけなので、ですから、その地域の農業集落排水事業の恩恵を受ける方々などを中心に、分担金、使用料、手数料をきちっと払ってもらわないと成り立たないんです。これはいろんな経過があったのか、その辺はよくわかりませんけれども、担当部局では相当これは努力されているようなんですけど、なかなかこれが改善までいかないということで来ていると思います。  私は、この農業集落排水事業、要するに町場は公共下水道、これも金がかかるんだけれども、公共下水道で町場はやっているんですけれども、農村に行った場合は、1つの方法として農業集落排水事業ということで、政府もかなり宣伝して、あっせんしてこれをやられてきたと思うので、こういうふうな、やってみたけれども、農業集落のそういう単位ではなかなかうまくいかないということもあり得るので、私は、この問題をほかの市町村と相談されて、共通的な問題があるならば、やはり国や県にも、市長がこの点での助成などを要望するということがあってもいいと思うんですけれども、その辺のお考えについてお聞きしたいと思います。 110 ◯委員長(山本 進君) 都市建設部長・福田君。 111 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。農業集落排水事業の運営費の補助ということで、国に要望してはどうかというご質問かと思いますけれども、ご存じのとおり、この事業につきましては、地元からの強い要望を受けて実施をしてきたという経緯がございますので、まずは整備地区の接続率を達成させることが最優先であろうと考えているところでございます。  また、こうした補助金の要望につきましては、この農業集落排水整備事業そのものが全国の自治体で展開されているという事業でもございますので、今後、国等への要望を行うべきだという動きや機運等が高まるようなことにでもなれば、当然のことながら足並みをそろえて動くべきものであろうとも考えております。しかしながら、現時点におきましてはそのような兆しも見られませんので、まずは市といたしまして、一般会計からの繰入金が少なくなるよう、使用料の収納も含め、積極的な接続率の向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 112 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 113 ◯委員(小松豊正君) 次は、決算から見たごみの減量・資源化推進事業の問題についてお伺いしたいと思います。平成28年度のごみ回収補助金の予算額は220万なんですね。しかし、決算額は149万8,100円となっているわけです。149万8,100円の決算です。実際のお金がこれだけかかったということで出てきております。予算よりも少ないんですね。この中身を見ますと、実際どうかというと、ご存じのように、石岡地区では袋をつくる問題だとか、あとはごみの回収でいろいろやってきた団体に出すという答弁でございましたけれども、これは石岡にとっては、決算から見ても、改善を図らなきゃならない重要な点だと、決算上からもわかると思います。  というのは、土浦の生ごみの堆肥化、メタンガスの問題とか、6月議会でも取り上げましたけど、八郷地域ではプラスチック類とか紙類とか布類を分別資源化してやっていると。これをなぜ石岡地区でできないのかということにもかかわる問題としてございまして、私はこういう結果から見て、やっぱり今のごみ行政に求められている水準に非常に遅れているといいますか、本当に周辺の市町村の状況を見て、もっと積極的にやるべきではないかなと。分別資源化の取り組みについても、6月議会で市長にも答弁を求めて、3Rの立場からやりたいという答弁でございましたけれども、決算はこうなっているんですね。このことをどういうふうにお考えなのか、どういうふうにこの決算から教訓を学んでやろうとするのか、この辺の問題について市長にお伺いしたいと思います。 114 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 115 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。まず、ごみの分別収集、資源化につきましてご答弁申し上げます。現在の石岡地区と八郷地区におきましては、燃えるごみのうち布類とプラスチック容器類の収集方法に違いがございますが、石岡地区におきましても平成30年度を目途に、布類を分別し資源ごみとして回収できるよう、関係者と調整を行っているところでございます。プラスチック類につきましては、市内店舗等で回収している3R運動などの民間活力と連携しまして、引き続きごみの減量化を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 116 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 117 ◯委員(小松豊正君) もっと具体的にお願いしたいと思いますけれども、時間の関係もございますので、次の問題ですけれども、市税、国保税の収入未済額をどう見るのか。どういうふうに見て、どういうふうに解決を決算から考えるのかという問題ですけれども、平成28年度、市税収入未済額は4億3,376万796円、滞納が4.41%、国保税の収入未済額は6億4,602万5,111円、滞納は23.39%。いわゆる市税と国保税は分野が分かれているから別々に出てくるんだけど、しかし、市民から見れば、市税、国保税は一体のものとして考えて、税金と考えるわけです。この滞納額が10億円を超えると。10億7,978万5,907円となっているわけです。  昨今の市民の暮らしが非常に大変で、なかなか収入も上がらないと、年金は下がって生活が大変だと、そういう中で、滞納がこういうふうに増えてくる背景も理解できるわけですけれども、収納に当たっている方もなかなかなご苦労されてやられているんだなと思いますけれども、この辺の10億円を超える収入未済額となっているものをどう捉えて、これからどのように努力されていくのか、この決算から見た方向性について、お考えをお聞きしたいと思います。 118 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 119 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。税に関しましては、税の徴収の公平性を基本といたしまして、実態調査等をいたしまして、徴収してまいりたいと考えております。  以上でございます。 120 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 121 ◯委員(小松豊正君) それは当たり前のそのとおりだと思いますけど、それで、県の租税債権管理機構というのがございまして、私も前回取り上げたときには、何件でどのくらい上げていると、どういうわけでということなんですけれども、この問題についてはさまざまな弊害も指摘されているということも、私は申し上げたことがあります。これだけになった場合に、当然、県の租税債権管理機構にお願いするといいますか、上げているのもあるかと思うんですけれども、どういう基準でどれだけのものを上げていますか、平成28年度は。 122 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 123 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。平成28年度の茨城租税債権管理機構の実績でございますけれども、全体で44件のものを移管しております。国保税につきましてはそのうち25件でございます。移管額でございますけれども、本税が1億3,019万5,395円でございまして、そのうち3,367万2,182円が国保税でございます。それに対する徴収額でございますが、本税額が全体で5,418万9,616円のうち、1,744万5,975円が国保税でございます。督促手数料を含む延滞金が全体で1,488万1,482円のうち332万2,069円が国保税ということでございます。  続きまして、基準でございますけれども、高額滞納事案や不動産の公売が困難な事案、広域的な財産調査が必要な事案、差し押さえなど強制的滞納処分がしにくい事案、滞納者が県外居住の事案、滞納処分の執行停止や不納欠損処分において専門的検討が必要な事案につきまして移管してございます。  以上でございます。 124 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 125 ◯委員(小松豊正君) これは、最終的には誰が決裁すると上がってくるということになるんですか。今言われた決裁の責任はどんな……、集団的にやって誰かがやる、どんな感じになっているんでしょうか、仕組みは。 126 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 127 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。担当のほうで決裁を上げてきまして、市長のほうで最終的に決裁いたします。  以上でございます。 128 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 129 ◯委員(小松豊正君) 最終的に県の機構に上げるから、市長が最終的に決断して上げるというふうに理解をいたしました。  次の問題は、全体の収支と財政調整基金の関係についてですけれども、収入済額、支出済額、差し引き17億5,066万3,650円ということで、そういう意味では黒字ということになっているわけですけれども、財政調整基金の決算額は30億3,562万2,000円となっております。これはいつも……。時間がもう終わりですね。市民の税金だから、ずっと平成17年の合併当時から比べれば2.6倍くらいに、ためる一方なんですよ。税金を皆さんは集めて、片一方では足りないと。そういう点で、これはぜひ必要な……、取り崩して、市民に還元すべきだと思いますけれども、いかがですか。 130 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 131 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。財政調整基金につきましては、突発的な災害や急を要する経費に備えるために、決算剰余金が多い年度には積み立て、財源が不足する年度につきましては、取り崩すという計画的な財政運営を行うために、年度間の財源調整の役割を果たしてございます。今後につきましては、地方交付税が一本算定により減少すること、また人口減少や高齢化社会の影響により地方税の自主財源が減ることなどがございますので、また歳出につきましても大きなプロジェクト等もございますので、それらのために備えてまいりたいと考えております。  以上でございます。          〔「そのとおり。積んでおかないとできない」と呼ぶ者あり〕 132 ◯委員長(山本 進君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時21分休憩            ───────────────────────                   午前11時32分再開 133 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。櫻井信幸委員。 134 ◯委員(櫻井信幸君) 櫻井信幸でございます。総括において何点かご提案、ご質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず最初に、総務の所管のときにお話ししました新電力の電気料金の件です。これは、今回、この決算書の中で、トータルしますと1億9,700万円という電気料金が市全体で発生しております。それで、現在、新電力と契約をしているところでございます。前回もお聞きしましたが、約10%ほど、東京電力さんより節約できていると伺いました。  そこで、今回、現在、取引をしている新電力さんに関して、どのような経過で契約をなさっているのか、お尋ねをしたいと思います。 135 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 136 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。石岡市におきましては、平成24年10月に新電力2社と47施設について電力供給を契約いたしました。そのうち1社が撤退いたしましたので、現在は新電力1社と契約となっております。現在、市庁舎など16施設につきましては、9月で契約が終了するため、10月から3年間の契約をする予定でございます。この16施設の電気料でございますけれども、東京電力と比較しますと、削減額は860万円余りと見込んでございます。さらに3年契約で170万円余り、合わせて1,000万円余りが年間で削減できると見込んでございます。  以上でございます。 137 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 138 ◯委員(櫻井信幸君) 私が聞いているのは、2社で当初始まって、1社が都合が悪くなったので、今1社でやっているということですけれども、その段階で、見積もり合わせとか入札とか、そういうことをお聞きしているんです。 139 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。
    140 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。3社の見積もり合わせで実施いたしました。 141 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 142 ◯委員(櫻井信幸君) 私もこの電気料金については関心があったものですから、削減率が相当高くできると思ったものですから、質問等をしているんですけれども、ただいま3年契約ということでお話が出ましたけれども、私は、3年契約は石岡市にとって不利であると思います。電気は1年ごと、その中で条件のいい会社とやるべきではないかなと思います。3年の間に、電気料金というのは市場価格があって、ここ年々下がっております。ですから、3年縛りというのはわかるんですけれども、そういう3年縛りの間に電気料金は安くなると見られているんですけれども、途中、解約というのはできるんですか。 143 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 144 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。3年で契約となりますので、途中の解約ということは考えられないと考えております。 145 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 146 ◯委員(櫻井信幸君) ということは、何らかの違約金がこれから発生するということも考えられます。ですから、電気料金の削減ということを考えたとき、1年1年、見積もり合わせをしながら……。これ、入札というのは大変なんですよ、聞くところによると。入札すると、その値段ではできないそうです。ですから、何社か、新電力会社はもうどんどん大きくなっていますから、その中から条件のいいもの、私が聞いた中では、やはり1年契約でやられたほうがお得ですよと伺っています。3年契約というのは、先方から、幾ら安くするから3年でやってくださいというようなことでしょうけれども、同じ条件であれば1年契約のほうが得なんです。また安くなれば、また改めて見積もり合わせというのをやるんですね。そのほうがよろしいと思いませんか。 147 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 148 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。1年先、確かに電力が下がるということでありますれば、1年単位での契約も考えられると思いますが、とりあえずこの16施設につきましては9月いっぱいで契約が切れますので、3年契約ということで実施したいと考えております。 149 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 150 ◯委員(櫻井信幸君) 結果的に上がる、下がるというのはわからないと言いますけれども、見通し的には下がるそうです、新電力というのは。電気はにおいも色もついていない、変わらないものです。東京電力から送られてくる電気です。ですから、その辺のところを、慌ててそういうことをやるんじゃなくて、その16施設についても一応そういう見積もり合わせて、別の業者、それで条件のいいところ、石岡市にとって条件のいいところ、今のところじゃなく……。今のところでもいいんですよ。ですから、そういうことをやられたらいかがですか。 151 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 152 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。もう今日29日ということで、今月いっぱいということですので、大変申し訳ございませんけれども、今回につきましては3年契約で実施させていただきたいと考えております。 153 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 154 ◯委員(櫻井信幸君) 私は一般質問で前々から言っているんです。完全にもう無視したようなやり方ですよね。それは、私が得しているわけではないんですよ。石岡の市民が得すること、最終的に。余ったお金は別のところに使えるんですから。よく一般質問の内容を精査して、これはいい考えだなと思ったら取り入れていくべきだと思いますよ。この件については、よく今後やられたらいいと思います。新庁舎ができたら、多分2億3,000万くらい、1年間で電気料が発生すると見られますので、よくお考えになってやられたらいいと思います。  次に、ここ2月くらい前から……。これは自主財源の確保という点で1日目に質問をいたしました。そこで、私は2か月……、実際にはもっと長い時間が経過しているんですけれども、公共施設の屋根貸しをやって家賃収入を得ましょうという提案を、議場ではなく、違う場所でいろいろ皆さんに情報として提供しております。これは、教育施設関係の40か所、それで、面積は基本的には約500平米です。そういう提案をし、電気料金の7%をいただけるというような話も聞きまして、それを換算しますと、20年間で1億2,000万、あるいは発電量によっては1億4,000万くらいの収入が見込めるというお話をしていますが、市長はいいことだと言ってくれているんですけれども、財務部長があまりにも遅い。どのような経過かもお話は聞いています。屋根に太陽パネルを載っけたら壊れちゃう。あとは、統廃合の関係があって、20年間その施設を使うか使わないかわからないと。もうやらない理由ばっかりなんですよ。できない理由ばっかりなんですよ。そういうことについて何か詳細にお考えをお聞かせ願いたいと思います。 155 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 156 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。屋根貸し事業につきましてご答弁申し上げます。これは、自主財源の確保ということで、災害時の非常用電源の確保、また自然エネルギーの推進など、市にとりましても十分魅力的な事業であると考えております。また、この事業は、先ほど委員さんがおっしゃいましたように、学校が主な対象かと思います。これにつきましては、やはりまず第一に考えなければならないのが、児童への安全確保が重要であると考えております。当初から想定されていなかった屋根への過重が増えることなどによる建物の安全性、あるいは屋根部分の重量増による地震時の対策など、解決すべき問題がございますので、これらの問題解決に向けて、現在、関係部署と協議をしているところでございます。  以上でございます。 157 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 158 ◯委員(櫻井信幸君) 具体的にということで今お聞きしたんですけれども、それは電話で聞いたのでお話ししますけれども、その重量の関係、屋根が耐えられるかどうかというお話をしていましたが、現在使われている公共施設の屋根、屋上、これの構造計算書というのがあります。その中に積載荷重というものがあります。このパネルは、1平米当たり11.3キロというパネルで、私はご紹介しております。その重さに耐えられるかどうかというのを調査する必要性があるんですか。お尋ねいたします。 159 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 160 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。教育委員会のほうで今、学校の施設につきましては、耐震改修等を実施したところでございます。教育委員会のほうで文科省に確認したところ、載せることはやぶさかではないけれども、Is値が下がることについては困るということでございますので、そこを確認しなければならなのかなと考えてございます。  以上でございます。 161 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 162 ◯委員(櫻井信幸君) これは確認する必要はないんですよ。これはきのう調べましたら、最低、これは大昔から、50キロの子どもが2人乗れる、それで100キロ、1平米に100キロ、これは最低もう決められているそうです。実際には、雪が30センチ降ってもいいとか、いろいろ規定があるそうですよ。雪が30センチ積もると、多分200キロ近くなると思います。1平米……、1平米と違うかな。1平米でそういうふうになると思うんですけれども、実際に、先ほどから言っているように、私は電話で伺ってからいろいろ調べたんです、きのう。 163 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員に申し上げます。質疑は平成28年度決算に即して行われますようお願いいたします。 164 ◯委員(櫻井信幸君) はい。ですから、自主財源の確保という観点からも、スピーディーに対応なさったほうがいいと思います。これは自主財源の確保になります。これについては、今後も引き続きやってまいりますけれども、売電価格というのは年々今、下がっているんです。その取り分が少なくなりますので、詳細についてはもうご報告しているわけでありますから、よくお考えになって、スピーディーに対応するべきだと思います。これについては違うアイデアもありますので、またご提案してまいりたいと思います。  次に、高浜駅周辺の防犯カメラについて質問をいたしました。11基設置しているというようなこと。平均すると六、七十万になるというようなお話を伺いました。今後、やはり防犯カメラの設置、29年度も計画されていますけれども、もっと性能がよくて経済的なものがあれば、そういうものに切り替えていく必要が……、新しい新規のもので、あとは新しく修理、補修、付け替えとかいうものに関しては考える余地があるのかなと思いますけれども、そういう点で担当課ではどのようにお考えになっていますか。 165 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 166 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 防犯カメラの設置につきましては、石岡警察署、今回は教育委員会とも協議しまして、必要な場所に設置していくことを、今後も引き続き検討してまいりたいと考えております。 167 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 168 ◯委員(櫻井信幸君) 29年度は1台約100万前後の予算を立てていると記憶していますけれども、実際にはメーカーさんから点々として、設置料金が高くなっているようなことになっていると思います。ですから、このカメラについても、メーカーと直接やれるところがあれば、そういうところを探すと、多分、高浜駅の話であれば、22台くらい設置できるのではないかなと思います。今後、この防犯カメラについてはよく慎重に考えて、設置なさっていかれることを望みます。  次に、鳥獣被害のイノシシ対策でございますけれども、今年度も決算の中で、捕獲の補助金等々が計上されております。まだまだ効果が追いつかないというような結果になっているのかなと私は思います。そこで、実は定例会後、担当部の職員の方と、ドローンを使って赤外線カメラを搭載し、イノシシのいる場所をキャッチするというお話を聞いたものですから、担当部の職員の方と行ってまいりました。その点についてご感想等があればお聞かせ願いたいと思います。 169 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 170 ◯経済部長(諸岡広明君) ドローンにつきましては、有害鳥獣の生態調査や捕獲活動、鳥獣の追い払い等、大変興味深い技術だと思っております。ドローンの活用は、有害鳥獣対策以外にも、災害調査や行方不明の捜索など、多方面で効果が期待できるもので、筑西広域消防では、近づけない消防や災害現場での活用に、消防本部で全国初となる赤外線カメラ付きドローンを導入したと伺っているところでございます。鳥獣被害対策につきましては、ドローンのほかに、一般質問でもございましたICT技術の活用もございますので、それらの最新技術がどの程度の効果を発揮するか、事例などを研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 171 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 172 ◯委員(櫻井信幸君) このドローンを使ってのイノシシの害獣対策というんですかね、これは軽井沢なんかでは、ツキノワグマの生態を調べてその対策をとったり、あるいはまた日本猿、あるいは鹿というような生態を調査しながら駆除していくと。日本猿の場合は駆除できないものですから、追い払うというやり方をやっているそうです。  赤外線カメラを使うことによって、瞬時にイノシシの位置がキャッチできるというお話であります。一度やっぱり検討なさるべきだなと思います。この件については市長にご報告をしているわけでありますけれども、何かご意見等がありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 173 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 174 ◯市長(今泉文彦君) ドローンを活用した有害鳥獣の対策でありますけれども、今、部長が申し上げましたとおり、大変興味深い手法かと思います。イノシシの駆除においては、有害鳥獣ということで、駆除隊を結成しまして捕獲活動を行っているところでございますけれども、イノシシの生態を考えたところ、総合的な対策が必要というふうな結論に達しております。猟友会のみに頼るのではなくて、捕獲するイノシシが増えているその生態を人間のほうから確認して、いかに里山におりてきたか、本来、イノシシの寿命は5年から7年ということでありましたけれども、それが今、倍に延びている。そういったことで、イノシシが生息しやすい環境を人間自体がつくっているという現状がありますので、ドローンを使って、そういったものもわかってくるかと思っております。  いずれにしましても、住民、行政、猟友会、専門家、総合的な対策が今後必要になってくるということで、イノシシに関しては非常に喫緊の課題として、その対策に力を入れてまいりたいと思っております。  以上です。 175 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 176 ◯委員(櫻井信幸君) このドローンは、先ほど部長からお話がありましたけれども、イノシシ対策だけではなくて、多方面な用途を持っている、機能を持っているということでございます。災害時とか、あとは、最近、徘徊老人というんですかね、行方不明者なんかの話もあるようですけれども、そういうものにも活用できる。多方面に活用できるものでありますから、ぜひとも積極的に導入を検討なさるといいのかなと考えております。この件についてはよろしくお願いいたします。  私がこのような提案をしているというのは、本来は一般質問でやれと思っている方もいらっしゃると思いますけれども、時間がもったいないんです。3か月という時間がもったいないので、情報が入ってきたら瞬時にそれを執行部にお伝えしようと、議会が終わっちゃってもというふうに今やっているんですよ。ですから、職員の皆さんも、情報収集をもっと積極的にやられる、ただ言われるだけじゃなくて、やられることが、今後行政に求められる大きな使命だと思います。そういう情報収集を積極的にやられるといいと思います。それは、1つには人とのつながりでありますから、そういう人とのつながり……。ほとんど情報は東京ですよ。ですから、そういう点を心がけてやられたらいいなと思います。  あと5分ありますけれども、これはご答弁いただければあれなんですけれども、先ほど同僚委員が滞納のお話をしました。多分、市営住宅等についても相当の滞納があるというふうに以前から聞いておりますけれども、この市営住宅について、契約当初、あるいは途中からでもできるんですけれども、これを全部やるとか、やらないというのは、執行部側のご判断ですけれども、民間の借家、アパート等の貸し出し、あとはテナントの貸し出し、そういう家賃をいただくときに、民間の保険会社、保証会社を入れております。そういうことをやると滞納率がぐんと下がるんですよ。そういうお考えというのは、そういう仕組みを導入するということはお考えになられるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 177 ◯委員長(山本 進君) 都市建設部長・福田君。 178 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 委員ご提案の民間会社への調査のお願いということでございますけれども、いい方法だと考えてございますので、今後、十分調査研究してまいりたいと考えております。 179 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 180 ◯委員(櫻井信幸君) よろしくお願いします。これは調査じゃなくて、家賃の徴収を保証してくれる会社なんですよ。ですから、滞納率がぐんと下がって、皆さんの仕事も減って、その減った分、違う仕事ができるというようなことが考えられます。これについては、1つの提案でありますから、でき得る範疇でお考えになっていただければと思います。  以上で終わります。 181 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。大和田委員。 182 ◯委員(大和田寛樹君) 大和田寛樹です。1項目について質問をさせていただきます。  決算の附属資料として、こちらの4枚つづりの普通会計決算推移ということで、こちらの4ページに財務指標、指数等の推移ということで出ているんですけれども、財政力指数が平成28年度0.61ということで、こちらの事務事業評価シートのほうにも、厳しさを増す財政状況を踏まえて財政計画をしっかり策定し、またこの数値を0.7ということで目標値に設定して取り組まれているということで見ましたけれども、3か年の平均ですので、分母が基準財政需要額で分子が基準財政収入額の3か年平均なんですが、28年度において、この数値を──毎年0.6から0.61ぐらいなんですが──上げる取り組みをどのように行われたのか伺います。 183 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 184 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。財政力指数につきましては、地方公共団体が標準的な行政活動に必要な財源を自主的にどれぐらい調達できるかということを示す指標であります。この指標が1を超える団体につきましては、国からの普通交付税が交付されない不交付団体となります。この数値が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強い団体と言えます。  平成28年度の石岡市の値でございますけれども、先ほど委員がおっしゃっていましたように0.61でございます。前年度も同じ数字でありました。事務事業評価での設定でございますが、0.7でございます。取り組みといたしましては、市税及び使用料等の徴収率の向上、また未利用地の貸し付けや売却、ふるさと応援寄附の増収など自主財源の確保強化を進めて、財政力指数を上げることに努めているところでございます。  以上でございます。 185 ◯委員長(山本 進君) 大和田委員。 186 ◯委員(大和田寛樹君) 国のほうでも2020年にプライマリーバランス、基礎的財政収支の黒字化ということでうたって、実際7月でしたかね、2020年の黒字化は事実上不可能で、8.2兆円ぐらいの赤字になるということで、経済財政諮問会議でやっていましたけれども、石岡市のほうでも経費の削減、また効率的な予算配分や歳出構造の徹底を図って、プライマリーバランスに留意された、将来を見据えた財政計画を策定するということでやられているんだと思うんですけれども、なかなか、もちろん不交付団体のように、立地的な地域性がありまして、東海村のように日本原電の原子力施設があったり、あと神栖市や美浦村ですかね、コンビナートがあったりJRAのトレセンがあったり、そういう地域じゃないので、1に近づけるといってもなかなか厳しいものがあると思うんですが、毎年目標値は掲げているんですけれども、そこになかなか追いつかない、努力はしていますけど追いつかないというところがあると思うんですが、0.7の目標で0.61で、その前の平成24年度ぐらいから0.60ぐらいでずっと推移されているので、固定化されている形になっていると思うんですね。  また、同じ資料の経常収支比率も、平成28年度は89.7%ということで、自由に使えるお金が1割ぐらいしかないという見方ができると思うんですが、こちらの数値も少し下げる、80%前半ぐらいに下げていって、自由に使えるお金をつくっていくという取り組みが必要だと思うんですが、平成28年度のその取り組みについて、もう一度伺います。 187 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 188 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。経常収支比率でございますけれども、これにつきましては、地方税、地方交付税、地方譲与税などの経常一般財源の収入のうち、人件費、扶助費、物件費、公債費など、経常的な経費に充てる額の割合で、この数字が小さいほど財政の弾力性が高いということでございます。  石岡市の平成28年度の数値でございますが、89.7%でありまして、平成24年度は90.6%でございました。やや改善されていると考えております。この改善の取り組みでございますけれども、予算編成時におきまして枠配分方式の設定、あるいは、公共事業についてのシーリング等の経常経費の削減に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 189 ◯委員長(山本 進君) 大和田委員。 190 ◯委員(大和田寛樹君) しっかり取り組まれているけれども、なかなか数字的には、若干1%、0.9%ぐらい5年間で経常収支比率が下がったということなので、なお一層経費の削減を取り組んでいっていただければなと。  関連しますけれども、同じ資料の一番下の地方債残高が、平成24年度で278億、平成28年度ですので299億、300億をそろそろ超えるという残高になっていると思うんですが、こちらの推移、徐々に上がってきていると、膨らんできたという形だと思うんですが、こちらを平成28年はどのように……、28年度だけじゃなくて、今後、少なくしていくために取り組んでいくのか伺います。 191 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 192 ◯財務部長(古内勝人君) 起債でございますけれども、やはり今後、大きなプロジェクト等がございます。また臨時財政対策債等もございますけれども、これらにつきましては、交付税措置がされる有利な起債でございますので、全体的にそれらのことも考えまして、できるだけ有利な地方債を借りるようにしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 193 ◯委員長(山本 進君) 大和田委員。 194 ◯委員(大和田寛樹君) 後で交付税で戻ってくるので、そんなに心配することはないということなんだと思いますけれども、この資料の2ページに移りまして、決算推移の歳出ですけれども、義務的経費とその他の経費、また投資的経費ということで分けられていまして、義務的経費は、当然、扶助費が年々増えていっていると。人件費は少し抑え気味ですけれども、扶助費が相当増えてきているので、義務的経費のほうは何億か増えていますね。5年間で3億ぐらいですかね。  投資的経費なんですけれども、こちら、平成28年度で言いますと36億ですかね。平成24年度は48億だったので、もちろん凹凸がありますね。投資的経費なので凹凸があると思うんですが、行革のほうで見ますと、こういう投資的経費に関しても、財政負担の軽減とか平準化とかということで、概要、課題を設けていると思うんですけれども、こちらの平準化、また削減、財政負担の軽減に向けた取り組みを伺います。 195 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 196 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。投資的経費の抑制でございますけれども、予算編成時におきまして、選択と集中による事業規模の見直し、重点施策への積極的予算配分、創意工夫による実施手法の見直しなどを基本的な考え方として、予算編成を進めております。具体的な手法といたしましては、平成29年度当初予算編成時におきましては、一般財源を重点的かつ効率的に配分するための枠配分方式の設定や、継続的な公共事業についてのシーリング等、補助金につきましても、新しいガイドラインによる見直しなどを行っているところでございます。  以上でございます。 197 ◯委員長(山本 進君) 大和田委員。 198 ◯委員(大和田寛樹君) 市長公室長にちょっと伺いたいんですけれども、行革の中で、公共施設の再配置計画も今年の3月にでき上がりまして、公共施設等の維持更新費の財政負担の軽減、平準化とともに、最適な配置実現に取り組んでいくと、こういう課題、概要を持っているんですけれども、28年度もそうでありましたが、今後、この投資的経費の平準化に向けた、公共施設に関してどのような取り組みを、28年度を踏まえてしていくのか、伺います。 199 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 200 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 現在の公共施設を全て更新すると仮定いたしますと、今後40年間で更新にかかる費用は約1,181億円、毎年29億5,000万円が必要ということが試算されてございます。これは、現状にかかる公共施設の投資的経費の1.3倍になるわけでございますので、これに道路や下水道、水道などのインフラ資産に係る更新費用を合算いたしますと、今後40年で総額で2,626億円という推計が出ております。毎年に換算いたしますと65億9,000万円ということになりまして、現状にかかる公共施設とインフラ資産の投資的経費の1.5倍ということになりますので、今後、これらの施設のやりくりですね、統合とか廃止、それらを全て考えながら、一時期的に建てました公共施設が一気に更新の時期を迎えるわけでございますので、それは一気にはできないわけでございますので、それらを平準的に、計画的に更新なり統合なり複合化なりして、平準化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 201 ◯委員長(山本 進君) 大和田委員。 202 ◯委員(大和田寛樹君) 最後に副市長にちょっと伺いたいんですけれども、収入の3割を占める市税、こちらが監査意見書ですね、結果の40ページに自主財源と依存財源ということで比較表が出ておりますけれども、結びにということで監査委員からあるように、自主財源の今後の増加というのはなかなか見込むことができないということであります。そうはいってもかかってくる費用もある。これから地方交付税や国庫支出金、県支出金ばかりに頼るのも、なかなか国全体としての財政も厳しいという意味では、地域、地方全体がひとつ底上げをする必要があると。プライマリーバランスの黒字化とか、そういう部分もそうでありますけれども、自主財源のこれからの確保に向けた、28年度を踏まえた今後の取り組みについて、最後に伺います。 203 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 204 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。今、予想されているまず状況ですけれども、今後、歳入においては、地方交付税の減少は見込まれ、また歳出においては庁舎建設、ごみ処理場建設、上曽トンネルといった、金額の大きなプロジェクトが予定されておりまして、国の交付金等を見込んで、基金をほとんど使い果たすということを見込んでも、実質公債費比率が18%近くまで上昇してしまうということが見込まれている状況でございます。そういう厳しい財政状況が予想される中で、歳入を増やして歳出を抑える努力がより求められるという状況でございます。  お尋ねの自主財源の確保としましては、先ほど部長も答弁しておりましたが、市税を増やし、滞納を減らし、適正な負担金や使用料等をお願いしていく、それから、財産収入や寄附金を増やしていくということが考えられます。特に市税を増やすという意味では、最近の市の課題でもあります有効求人倍率が極めて悪いと、それから、生活保護率もかなり高いということを踏まえますと、仕事を増やして、納税者の母数を増やしていくということが喫緊の課題ではないかなと考えております。  あわせて、地場産業を振興して所得の向上を目指すということも、重要であると考えてございます。  以上でございます。 205 ◯委員長(山本 進君) 大和田委員。 206 ◯委員(大和田寛樹君) なかなか特効薬はない地道な作業だと思いますけれども、ぜひとも自主財源の確保、また行革も含めて、財政のさらなる健全化に向けてしっかり取り組んでいっていただければと思います。  以上で質問を終わります。 207 ◯委員長(山本 進君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時12分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 208 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。徳増千尋委員。
    209 ◯委員(徳増千尋君) 徳増千尋でございます。風土記の丘のことについて、市長にお伺いしたいと思います。  風土記の丘は、今、指定管理でやっているんですけれども、ここ数年、指定管理でやってまいりまして、なかなか目が行き届かない部分が出てきております。市長は、指定管理であそこを管理することについてどのようにお考えになっているか、お聞きしたいと思います。 210 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 211 ◯市長(今泉文彦君) 風土記の丘の指定管理でありますけれども、指定管理の長所があるかと思います。指定管理で一定の経済効果を上げて風土記の丘を運営していく、そういったことを少々伸ばして運営していきたいと思っております。  以上です。 212 ◯委員長(山本 進君) 徳増委員。 213 ◯委員(徳増千尋君) 今、経済効果とおっしゃいましたけれども、経済効果とあそこの業績が上がっていくのは、ちょっと違うんじゃないかなと思うんですね。開発公社でやっていたときは、専門家がやっておりました。また、あそこに就職したことによって、あそこの施設を伸ばしていくことに専念されておりました。今、所長がぐるぐる変わりますよね。それで、あそこの風土記の丘のことも果たしてわかっているのかなと思うような方が、回ってまいります。そうなったときに、所長は司令塔ですから、下の方たちはどのように動いたらいいかとか、動きたくても動きにくい部分がたくさんあると思うんですね。  私は、この事務事業評価シートを見て一番感じたんですけれども、成果の部分が書けないでいるんですね。成果の部分が書ける要素はたくさんあるんですよ。でも、書けないというところに問題があるということで、この茅葺き職人を1人……、今2人目が入っておりますけれども、1人は完全に仕上げました。ほかの自治体に行って仕事をしてきております。ですから、1人の職人さんとして仕上げてまいりました。これを導入するに当たって、金沢の職人学校を参考にして風土記の丘の職人さんを育てたらどうだということで当初は始まりまして、ここはもう大成功だと思います。2人目のときに途中で消えられちゃって、そこはちょっと失敗したかなと思ったんですけれども、今度入った方はこつこつと一生懸命されているようでございます。  それと、ここの課題の中にいろいろ書いてあるんですけれども、年間を通じた誘客が必要だと言っておりますけれども、あれほど荒廃してしまうと、手の施しようがないわけですよね。ですから、1つのアイデアなんですけれども、桜のシーズンはあそこが渋滞するほどの混雑ぶりです。ですから、その桜のシーズンを軸にして、前後に人を呼ぶしかないと思うんですね。人を呼ぶに当たっても、駐車場がない。まず駐車場の問題が一番大きな問題なんです。  ですから、できれば地続きで駐車場……。あの辺は、湖沼税で間伐をやったところは、網がかかっちゃっているから使えませんけれども、それを使わなかったところがあの近くにたくさんあります。そういうところを買い求めて駐車場として整備しないと、なかなか解決がつかないと思うんですね。そういう点に対して、駐車場のことに対して市長はどのようにお考えか。あれほど渋滞したときに、1つの方策としていろいろなところを借りてやっておりましたけれども、道路を挟んで渡るというのは大変危険なことでございますので、駐車場のことに関して市長はどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 214 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 215 ◯経済部長(諸岡広明君) 常陸風土記の丘の駐車場整備についてお答えいたします。常陸風土記の丘は、関東でも有名な桜の観光ポイントとなっております。4月のさくらまつり期間中、特に土曜日、日曜日の休日には、車の渋滞で道路が通行できないようなときもございます。5年ほど前から県の畜産試験場を臨時駐車場としまして、シャトルバスによる運行をしております。しかしながら、車の渋滞や風土記の丘付近の道路への違法駐車が絶えない状況が続いているところでございます。  今までも駐車場に関してはさまざまな検討を進めてきましたが、実施に至っていないのが現状でございます。風土記の丘の目の前にある斎場の利用者の方にも、迷惑をかけたこともございます。こちらの方に迷惑がかからないためにも、新たな駐車場の整備の検討を調査してまいりたいと考えております。  以上でございます。 216 ◯委員長(山本 進君) 徳増委員。 217 ◯委員(徳増千尋君) 部長のほうからご答弁いただきまして、ありがとうございます。駐車場のことに関してですけれども、これは早急に対処しないとますます……。今は村上のほうからの道に気がつかないで、向こうからは入ってこられるんですけれども、あの道に気がついてしまうと、今度は全く上りも下りも動かなくなってしまいますので、その前に駐車場の整備が必要だと思います。ぜひとも桜のシーズンまでに、検討ではなく一歩踏み出していただきたいと思います。  ここ七、八年、もっと長いかもしれませんね、あそこに投入されている予算というのは本当にわずかです。私も行ってみてびっくりしたのは、まず正面から入って、歩道の縁石があれほど壊れているとは思いませんでした。それもやっと1年がかりで直すことができました。1年がかりでたったあれだけの歩道の縁石ですよ。縁石が1か所、2か所ではなかったんですね。白線を引いたかのように角が全部とれておりました。それほど、市の職員の方も、あそこでイベントが少なくなったせいか、足を運んでいないことだと思います。多分市長も、ほとんどおいでになっていないのではないかなと思います。  ただ、石岡で唯一とは申しませんけれども、1つ、2つのうちの1つでしょうね。舟塚山もありますけれども、観光施設の1つでございます。今度は遊具の工事に入っておりますけれども、それは、子どもたちのお獅子の公園としての設備でございます。  そうなると、今度は観光バスで来る方たちをどうするかという問題、現に桜のシーズンには、前には観光バスで、ずっとはとバスが来ておりました。それを今、断っている状態ですね。はとバスが5台、6台入ってしまうと、そこに乗用車が止められない。それと、先日も申し上げましたけれども、テレビ局から桜の一番いいシーズンに中継をさせてほしいと言われても、お断りしている状態です。なぜ断るかというと、あれ以上混雑したら困るからなんです。本来であれば、お客様は1人でも多いほうがいいわけです。でも、対処できないんですよ、駐車場がないために。  ですから、駐車場のことで市長はどのようにお考えなのかとお聞きしたんですけれども、市長は全然意に介さずで、部長のほうから答弁をいただきましたけれども、もう一度お聞きしますけれども、市長はどのようにお考えになりますか。あそこは、駐車場があれば、あの渋滞は解決がつくんですよね。まずその駐車場のことで市長はどのようにお考えなのか、市長の答弁をお願いいたします。 218 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 219 ◯市長(今泉文彦君) 常陸風土記の丘の駐車場に関してですけれども、先ほど部長が答弁したとおりでございますけれども、桜の時期の渋滞、本当にひどい部分がございます。逆を返せば、常陸風土記の丘の桜が、観光スポットとして定着していることのあかしだと思っております。桜の季節以外の年間を通じて、常陸風土記の丘にお客様が訪れるというのが大きな課題かと思っておりますけれども、通年、1年を通して駐車場が満杯になるような状況を望むところでありますけれども、そのためには、観光振興計画が平成29年で切れます。今後、新しい観光振興計画にきっちりと位置付けて、常陸風土記の丘のあり方といったものも考えていかなくてはならないと考えております。  駐車場でありますけれども、喫緊の課題として整備する部分と、長期的、中期的に計画的に準備していく、風土記の丘のあり方を踏まえて駐車場を考えていくという、並行した2つの考え方をバランスよく進めてまいりたいと思います。  以上です。 220 ◯委員長(山本 進君) 徳増委員。 221 ◯委員(徳増千尋君) 観光振興計画は大変結構だと思いますけれども、以前は、産業文化事業団に移行する前は、開発公社だけでやっていたときは、年間通しての誘客があったんですね。それと、いろんなイベントもしておりました。今より人数が少なくてですよ。今は事務所の中にたくさん人はいらっしゃいます。それでも今のほうが誘客できないというのは、どういうことでしょうね。もともと開発公社で働いていた方たちは、手も足ももがれたような状態でございます。いいアイデアはたくさん持っているんですよ。でも、やはり産業文化事業団の指定管理になってしまうと、その指定管理が縛りがあってできないでいるんですね。これは指定管理を外すことはできませんか、次のときから。できれば市の直営、そのくらいの気持ちでやらなかったら、旧石岡市の中の観光施設というのは1つもなくなってしまうのではないかなと危惧しております。  指定管理でございますけれども、市長は先ほど経済効果があると。それは数字上のことだけで、少ない経費でということでございますが、少ない経費で、あとは人間が頭を使って動けばいいわけですから、そのアイデアの部分をまるっきり摘んでしまっているんですね。やはりこれは、人員配置にも問題がありますからね。ああいう観光施設のことがわからない人を上に持ってくるというのは、どういうことなんでしょうね。産業文化事業団に指定管理しているから、こちらから人事のことまで口出しはできないんでしょうけれども、アドバイスぐらいはできると思うんですね。もう少し風土記の丘を生かす計画を立てていただきたいと思います。  この評価シートの中にも、目標設定で、これ、何で風土記の丘の開園日を目標設定にしているんでしょうね。あれ以上あけておく日はないはずですよ。もうぎりぎりまでやっていますから。そうしたら、これはもう目標はクリアできているんですよ。こんなことを目標設定に書くこと自体おかしい。これは誰に書かせているんですか。1年ごとに、どこの部署にいたかわからない人があそこの所長で来るようでは、まずあの風土記の丘の発展も繁栄もありません。  それと、これを読みますと、有料エリアの誘客が少ないと。当たり前ですよ。あそこはもう本当にクモの巣は張っているは、民家のほうはまるっきり燻蒸も何もしていない。わずかにクモの巣が張っていないのは、そば打ちをやっているあの建物だけです。ほかのところはクモの巣が張っているし、お人形が飾ってあるところは、顔をのぞくと蒸れていて臭いと言われるくらい。あれでは人を呼ぶことはできません。そして、台風の後、壊れたところも、きちんと直す予算もないのでおっつけ仕事で直してはおりますけれども、あれでは何にもならなくなってしまいますね。  ですから、あれは何とかもう少し力を入れていかないと。あの中に、事務所には人はいるんですよ。数は前より多い。開発公社でやっていたときは、人数は少なかったんですよ。それでも草刈りから何から、随分染谷の方たちにお願いしてやっておりました。今は草は伸び放題、もちろんユリの花なんかできない。あそこは土が合わないから無理なんですけれども、あのユリのシーズンには、有料エリアに随分人が入っておりました。それも、あそこの職員の努力で随分誘客ができたんですね。そういうアイデアを摘むようなことにならないように、もう少し人事配置を考えていただきたいんです。  これはうちの総務に聞いても、向こうに指定管理していることですので何とも言えないとは思うんですけれども、これは、外から見た感じで副市長はどのようにお感じになりますか。石岡で育った方たちの頭の中には、最初はあそこは教育施設でございましたので、そのことが頭の中にこびりついている部分があると思うんですね。今は観光施設として一応使っております。観光という観点からごらんになったとき、副市長はどのようにお感じになるか。もしおいでになったことがありましたら、感想を伺いたいと思います。 222 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 223 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。風土記の丘は何度か訪れておりまして、石岡のシンボルにもなっているような獅子頭の展望台ですとか、娘が有料エリアが好きなものですから、何度か訪れております。特に有料エリアは、この近隣ではないような施設だと思いますので、特に体験型などを取り入れて、通年で誘客が図れるようなソフト面での充実ということが、可能なのではないかと思っております。  それから、先ほど直営でというお話がありましたけれども、あのような観光施設としては、直営とするよりも指定管理でやったほうが効率的、効果的ではないかと思っております。指定管理の中でも、例えばまちかど情報センターなどは、自主事業として非常にいろんなことをされておると認識しておりますので、そういった工夫の余地は大いにあるのではないかと考えております。  以上です。 224 ◯委員長(山本 進君) 徳増委員。 225 ◯委員(徳増千尋君) まちかど情報センターの方たちは、大変ご自分の人脈で、無料で皆さんにやっていただいております。風土記の丘のほうもそうなんですけれども、以前には有料エリアの中で、今、八郷に住んでいらっしゃる方ですけれども、機織りを外国の方が見えたときに教えたり、いろいろなさっていたんですね、火起こしだけでなく。機織りを10センチぐらい織ると、それをまたその方のところに郵送したり何かして、一般の方なんですけれどもとても英語が堪能な女性で、やってくださっていたんですね。それと、今も観蓮会というのは続けていると思いますけれども、石岡のお酒をハスの葉で穴をあけて、茎のところから飲むんですけれども、それも、その機織りを教えていた女の先生が、京都の冷泉家まで全部資料を取り寄せまして、始めたんですね。 226 ◯委員長(山本 進君) 徳増委員に申し上げます。質疑は簡潔に、また平成28年度決算に即して行われますようお願い申し上げます。 227 ◯委員(徳増千尋君) はい。そのようにいろいろやってきたんですけれども、今は指定管理になってから、全くそういうことがなくなってしまっているんですね。じゃあ、指定管理で効果があるというのであれば、どんなところに効果があらわれているんですか。お聞きしたいと思います。 228 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 229 ◯副市長(松隈健一君) 現状で効果が上がっているというよりも、一般論としては、あのような観光施設は、直営ではなく、指定管理のほうが効果的、効率的に行われるのではないかということです。それから、現状の運営状況を考えてみましても、もう少しソフト面で充実させることによって、誘客、観光客数を増やすことが可能なのではないかと感じております。  以上です。 230 ◯委員長(山本 進君) 徳増委員。 231 ◯委員(徳増千尋君) ソフトの部分でもっと力を発揮させてあげれば、誘客は完全にできますよ。あそこにもともといる職員たちは、はとバスまで行って、はとバスを呼んできたりいろいろやっておりますので、できることはあります。ただ、申し上げたように、人事配置の問題で力が発揮できないんですよ。あそこを理解できる人……。まるっきり違うところにいた人をあそこの一番トップに持ってきて、運営ができると思いますか。毎回所長が変わっていくという。これはもう少し人事配置も考えないと、力が発揮できないと思います、ソフトの部分では。ソフトの部分ではいいものが、たくさんアイデアがあるんですよ。ただ、それを出せないでいるだけなんですね。  ですから、グラスシーリングというのか、見えない天井を打ち破るのは人事配置なんです。そこのところをよくお考えいただきたいと思いますので、市長、副市長のほうからそこの部分はアドバイスをしていただきたいと思います、産業文化事業団のほうに。そうでないと、このまま行ったら、あのクモの巣が張ったまま。そしておそば屋さんのほうは、人は一応入ってはいるんですけれども、雨漏りはしている。どうにか、それこそ家の中に雨どいをつけて、そこに雨漏りを受けているという状態で、大量の雨が降ったときは、雨漏りどころかザーザー漏ってしまいます。あそこは食べ物を提供するところですから、そうなったときに、何かあってからでは遅いと思いますので、もう少し抜本的にあそこのことを考えていただきたい。唯一の観光施設でございますので。  これから先のことですけれども、確かに観光振興計画の中に書き込まなければ、計画的にはできないのかもしれませんけれども、市長の頭の中にどのようなことを具体的に考えていらっしゃるのか、最後の質問です。お答え願いたいと思います。 232 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 233 ◯市長(今泉文彦君) 常陸風土記の丘の今後のあり方でありますけれども、広域的な観光行政の中で、その一翼を担う拠点として常陸風土記の丘を位置付けてまいりたいと思っております。そういった中で、自然、歴史、文化を体感できる場所として常陸風土記の丘があるかと思いますけれども、人事配置等も含めて、現在ある資源を有効に活用できますよう、適正な管理運営に努力してまいりたいと思います。  以上です。              〔「ありがとうございます」と呼ぶ者あり〕 234 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。高野委員。 235 ◯委員(高野 要君) 高野です。通告に従いまして2点ほどお伺いいたします。本日は総括ということで、各所管に関係する項目をお聞きしてまいります。  決算書において、各施設の、先ほどありましたが管理運営、指定管理がなされております。まず第1点、この指定管理制度はどういうことなのか。その制度の趣旨について、ちょっと要を得ていませんので、改めてご説明を求めます。 236 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 237 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 指定管理者制度でございますけれども、平成15年6月の地方自治法の一部改正によりまして、公の施設の管理主体の範囲を民間事業者まで広げることで、公の施設の設置目的が十分に達成できるよう、民間事業者が有する高度な専門的知識や経営資源を積極的に活用し、住民サービスの向上と行政コストの縮減を図る目的で創設された制度でございます。 238 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 239 ◯委員(高野 要君) 今、答弁いただきまして、公の施設に民間事業者の参入を認めたということですが、決算書で指定管理を行っている施設、これは全てではないかと思うんですね。全て市の施設が入らないのか、この件について再度お伺いいたします。 240 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 241 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 先ほども申し上げましたけれども、指定管理ができる施設は公の施設という規定がございます。この公の施設でございますけれども、地方自治法第244条第1項におきまして、「住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設」と定義されております。その定義の中におきまして、1つとして住民の利用に供するためのもの、2つとして当該地方公共団体の住民の利用に供するためのもの、3つといたしまして住民の福祉を増進する目的をもって設けるもの、4つといたしまして地方公共団体が設けるもの、5つとして施設であること、この5つの要件を満たすと考えられております。  したがいまして、具体的には、石岡市役所の庁舎、消防署などは、住民の利益に供することを目的としておりませんので、公の施設とはならないということで、公の施設にならない施設が市の公共施設にもあるということで、ご理解いただきたいと思います。 242 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 243 ◯委員(高野 要君) そうしますと、この市の公共施設であっても入らないものがあるということで、理解はいたします。それでは、石岡市では指定管理を何施設ぐらい行っているのか、お教えいただきたいと思います。 244 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 245 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 28年度の決算ベースで市の公の施設は110ございます。そのうち指定管理を行っている施設は23ございます。  以上でございます。 246 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 247 ◯委員(高野 要君) そうすると、現在110のうち23の施設で導入されているということですね。  指定管理者は、原則公募ということであります。この23施設は全て公募でやられておりますか。お伺いします。 248 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 249 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) お答えいたします。23施設のうち非公募は16施設、公募は7施設という内訳でございます。 250 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 251 ◯委員(高野 要君) 非公募が多いようですね。そうしますと、民間参入による競争原理や行政の持っていないノウハウが生かされないと思いますが、どういった場合、非公募となりますか、お示し願いたいと思います。 252 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 253 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 公の施設に指定管理を導入する際、石岡市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例により行っているところでございます。当該条例の第5条におきまして、1つといたしまして、公の施設の性格、規模及び機能により公募することが適さないと認められるとき、2つとして、地域の団体の特性を生かすことで、より事業効果が期待できると認められるとき、3つといたしまして、公募に対し応募者がいないとき、または応募者の中に資格要件の全てを満たす者がいないとき、4つといたしまして、指定管理者に指定した団体を指定することができなくなったとき、または著しく不適当と認められる事情が発生したときと、以上4項目のうちいずれかに該当すると市長が認める場合には、公募によらず非公募で指定管理者の候補者を選定することができると規定されております。これにのっとって行っているところでございます。  以上でございます。 254 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 255 ◯委員(高野 要君) 今の答弁を聞いていますと、非常に都合よく公募、非公募を分けているような感じでございますけれども、そうしますと、なかなか理解しがたいところもあるんですが、今の答弁は、市の条例規定があって、それに照らして決定しているということでありますが、非公募の場合、その民間業者や団体が、契約で言えば随意契約と同じでございます。指定管理で5年間ずっと業務を受けられることになるわけです。長期にわったって、単年度でなく受けられるわけでございます。  その辺で私は思うのには、公平性、競争性、これはあくまでも仕事を受けるための1つの条件となっていると判断しているところでございますが、この公平性、競争性、この辺のところをどのように考えているのか、お伺いいたします。 256 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 257 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご案内のとおり、指定管理者制度でございますが、公の施設につきまして、民間業者等が有するノウハウを活用することによりまして、住民サービスの質の向上を図っていくことができ、その設置目的を達成する制度でございます。導入するかしないかを含めまして、幅広く地方公共団体の自主性に委ねられているものでございます。したがいまして、先ほど申し上げました条例を基本としながら、指定管理者の公募に関するガイドラインをさらに定めております。その基準といたしまして、さらにサービスの向上と経費の削減、市民との協働、施設の設置目的と法人等の役割等の一致、施設管理者とその利用者との継続的な信頼関係が求められる施設であるかによって、公募、非公募を決定しているところでございます。  高野委員からございましたとおり、公募ではなく非公募による選定をする場合は、ただいま申し上げました4つの基準をさらに適用させまして、合理的な選定基準を明確にするよう求めているところでございます。さらに、ガイドラインにつきましては、29年度より明確化を図るため改定を行い、非公募であった施設を、1施設ではございますが公募にしたところもございます。ただいまご指摘いただいた点を含めまして、競争性、公平性、さらに透明性、これらを高めるために、今後も制度の趣旨に沿って努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 258 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 259 ◯委員(高野 要君) 私は非常に疑義を持っております。本来は競争性といったことを、きちっと全てにおいて発揮させていただかなければならないということでありますけれども、自主性とか、我々の感覚からいくとわからない状況にもございますが、ぜひ疑義が生じないように制度の運用をお願いしたいと思いますが、制度の発足以来ずっと非公募、同じ団体で受託している施設もあるようでございます。私も聞いております。また、110施設のうち23しか制度を導入していないといった状況、これはもっと積極的に制度を取り入れていくべきではないかと、私は感じるところでございます。その辺の改革、今、ガイドライン等々お話しされておりましたけれども、担当としての考えを再度お伺いいたします。 260 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・佐々木君。 261 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ただいまご指摘いただきましたとおり、計算しますとまだ87の対象施設が指定管理制度を導入していないという状況でございます。その施設におきましても、施設の質の向上と経費の削減が、制度の導入において達成の可能性があるのであれば、各担当所管部局におきまして積極的な対応、導入を図るよう、私、行革担当といたしましても促してまいりたいと考えております。これによりまして、1つの効果といたしまして、施設に配置されている職員が新たな行政需要への対応といったことも考えられます。いずれにいたしましても、多くの参加が得られますよう、制度の運用の内容、手続、指定要件の周知、事業者の参入の障壁となるような要素が少なくなるよう努めてまいりたいと考えております。それから、先ほども委員からございましたとおり、公平性、透明性の確保をさらに強めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 262 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 263 ◯委員(高野 要君) 概ねわかったような、わからないような感じでございますけれども、非公募であっても公募できる施設、また制度を取り入れられる施設は、私はまだまだあると思うんですね。指定管理者制度について、国において行革をやられてきた副市長、あまり質問することがございませんので、副市長に答弁をお願いしたいと思います。 264 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 265 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。まだまだ導入できる施設があるのではないかということにつきましては、最近ですと、例えば図書館が指定管理の導入について検討している状況でございまして、今後も、適するかどうかということは、絶えず検討してまいりたいと思っております。  また、公募、非公募については、先ほど佐々木公室長から申し上げたとおり、そういった基準に照らして判断しているところでございます。私としては、できるだけ、ノウハウを持ってうまくいっているところは継続して行ってほしいなと。さらに、それ以上に利益を上げているようなところがあれば、その利益を市に還元してもらうとか、そういった方法も考えてまいりたいと思っております。  以上です。 266 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 267 ◯委員(高野 要君) 110のうちまだ80幾つあるということでございますので、今、副市長からも答弁をいただきましたけれども、今後とも公平性といいますか、そういったことを鑑みながら、よりよい方向に進めていっていただきたいと、かように考えますのでよろしくお願いいたします。  2点目です。次に、水道事業について伺ってまいります。  水道会計の決算書において、給水人口が162人減少していることが記載してあります。今後、人口減少が進む中で、水道事業の経営見通しをどのように考えているのか、まずお伺いいたします。 268 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 269 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 水道事業の見通しにつきましてお答え申し上げます。効率的で安定的な水道水の供給を行うためには、綿密な計画に基づいた施設設備の更新作業が必要であると考えております。そのため、現在、水道事業における中長期的な施設整備更新計画の策定に取り組んでいるところでございます。来月の3、4日には、総務省の地方公営企業等経営アドバイザー派遣事業によりまして、専門家による当市の水道事業の分析と、更新計画等の情報提供や、計画策定における助言等をいただくことを予定してございます。これらの成果等を踏まえまして、具体的な施設整備更新計画の策定に取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。
    270 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 271 ◯委員(高野 要君) 2点目です。水道事業は公営企業ですので、独立採算制が基本であります。しかしながら、6,577万円が一般会計から繰り出されております。今後、人口が営業的に減ってくると、経費の削減や料金の値上げ、一般会計からの繰出金の増加、それらが考えられますが、担当としてどのような方策を考えているのか、2点目、お伺いいたします。 272 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 273 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。委員ご指摘のように、八郷地区の水道施設及び管路につきましては老朽化が進んでいる状況になっており、水道料金で得た利益につきましては、これらの施設及び管路の更新に利用し、委員ご指摘のありました水道水の安定供給のために費やすことによりまして、使用者への還元を図りたいと思っております。  以上でございます。 274 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 275 ◯委員(高野 要君) その辺、きちっと政策的に方向性を決めておかないと、後で財政の負担、市民への負担が収拾つかなくなってくるような気がいたしますので、いつごろまでにその方向性がきちっと示されるのか、わかればお示し願いたいと思います。 276 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 277 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。先ほど申し上げました施設整備更新計画の策定を、早急にと申しましょうか、来年度中には策定したいと思っておるところでございます。  以上でございます。 278 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 279 ◯委員(高野 要君) 来年度中というのは明確にご答弁いただきまして、ありがとうございます。来年度、忘れないように。来年になると忘れちゃう人が多いものですから。  4番目に、早急に示さないと莫大な予算が伴うことが想定されます。湖北水道企業団との統一も考えていく必要があります。ここで専門的に担当する職員を置かないと、私は、この問題はできないと判断しております。私はできない。現状において事務的にどうなのか、余力があるのか、その辺についてお伺いいたします。 280 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 281 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 専門的職員につきましてお答え申し上げます。平成28年、平成29年、今年と、専門的職員の立場といたしまして、嘱託員の雇用をしているところでございます。職務の内容でございますが、水道事業統合、施設更新、建設工事の全般に関することや、技術的な専門職の指導ということで、専門職の職員を雇用しているところでございます。  以上でございます。 282 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 283 ◯委員(高野 要君) そうすると、専門職員はいるということですね。そうすると、これからの事業には問題はないと判断いたしました。  5番目になります。このことは、新年度に向かって人員、組織、それらの配慮について、市長には検討されますよう強く、これは要望でございます。  次に、関連でお伺いいたしますが、貸借対照表における有形固定資産についてですが、この構築物に水道管が入っていますか、ポンプ場だけですか、お伺いいたします。 284 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 285 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。固定資産につきましては、一般的に償却資産の部分でございますので、配管も含め、機械、施設、そういったもろもろの固定資産でございます。  以上でございます。 286 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 287 ◯委員(高野 要君) そうすると、資産の把握は、資産台帳を整備されておると思いますが、聞くところによりますと、どこに水道管が入っているのかわからない中で、どうやって資産台帳、資産の把握をされているのか……。これはわからないということですね。資産の把握をされているのか伺います。それがきちんとしていなければ、この貸借対照表は、私は全くのでたらめであると。そうですね。明確にお答えをお願いいたします。 288 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 289 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。配管の図面につきましては手元に資料がございませんが、一応私の資料では、管路延長距離が約400キロメートル以上という資料でございます。  以上でございます。 290 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 291 ◯委員(高野 要君) ちょっと答弁が理解できないですけれども、どこにどんな水道管が入っているのか、これが、今きちっとしないようですけれども、わからない中で資産が計上され、さらに減価償却を行っておりますね。このような決算処理は間違っておりませんか。財務部のほうでも公会計に向けて資産台帳を整理していると所管審査でありましたが、市の持っている土地を全部正確に洗い出して、整備をしていますか。なくなっている土地や実測と違う土地はありませんか。高い委託料を支払っていますので、明確にお答えを願います。 292 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 293 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。損益計算書等につきましては、公認会計士にも確認をとってございますので、正確なものと認識してございます。  以上でございます。 294 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 295 ◯委員(高野 要君) 公認会計士であるので間違いないということですね。自分の判断、自分では、きちっとした見解は持っていないということですね。公認会計士ということで間違いないでしょう。この件について、詰める問題でもありませんので、次の質問のときは明確にご答弁願います。  それから、資産の管理、把握にも課題がある中で、今後、水道管の更新が大きな問題となってまいります。これはそんなに遠くない将来、当市の財政状況を赤字に転落させるような費用がかかってくるように思います。先日合併特例債の変更の際示された財政推計には、水道管の更新費用とかは入っておりましたか。お伺いいたします。 296 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 297 ◯財務部長(古内勝人君) 水道事業につきましては入ってございません。 298 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 299 ◯委員(高野 要君) 非常に残念なことでございます。私は、この水道については、もっと我々が真剣に考えていかなければならない問題であるなと考えてまいりました。この問題については、本当に真剣に考えていただきたい。八郷地区にどうのということではございませんけど、断水が頻繁に行っております。当たり前のように蛇口をひねれば水が出る。それが、そのような状況でないわけであります。市長は2期目を表明されましたが、選挙後でなければ、30年度の予算や政策は具体的に答弁できないのではないかと、私は感じるところでございますが、この石岡もそうでございますけれども、現時点で八郷地区の水道に対する考え方……。私は、以前にトンネルもいろいろお話ししてまいりましたが、トンネル以上に今、深刻であるのが、下水ではありません。八郷の水道です。この水道は、私も八郷……。市長も歩くでしょう、選挙で。そうすると、渇水、水が出ない、ちょろちょろ。私がうちへ帰ってきますと、余るほど出ます。  やはり人が生活する上で、わかっていながら不便さを与えるというのは、市長、あなたの責任です。あなたは、4年間の中で、この八郷の水道事業に対してどれだけ取り組んでまいりましたか。空き家対策、タローの銅像、いろいろ市長も4年間事業をやってきたでしょう。私が、今、市長が4年を終えるに当たって非常に残念なのは、自分の地元でしょう。市長は八郷の人ですよ。あそこの高いところに住んでいるんです。公民館をつくりました。しかしながら、この水道事業に関しては何も手を差し伸べていない。  このことについて、市長、私は、八郷の方々は怒りがあると思いますよ。ここで私が市長を責めていても仕方ございませんので、この現時点、当選しなけりゃできないよと言われりゃそれまでですが、今、市長が継続して市長をやっていくと、そういった中での八郷の水道事業について、どのような見解を持っているか、これは市長からお示しいただきたいと思います。 300 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 301 ◯市長(今泉文彦君) これまでたび重なる断水ですとか、漏水、さまざまなトラブルがあった八郷の水道事情であります。それについて、平成26年だったと思いますけれども、水道更新のシミュレーションを指示しまして、つくって、その計画を早急にやる作業をしてまいったわけでありますけれども、28年度にプロパーの職員を1人配置して、29年度も退職したプロパーだった職員を入れたところでありますけれども、30年度に市水道事業の施設更新計画を策定するという予定も、現在つくったわけであります。八郷の水道に関しては非常に課題が大きいと認識している次第であります。これから重点的にこれを進めてまいりたいと思っております。  以上です。 302 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 303 ◯委員(高野 要君) 重点的に進めるという前向きな見解でございますけれども、それじゃあ、先ほど言いましたが、合併特例債の中にも含まれていないんですよね。この財源は、恐らく私が試算というか、聞いたところによると、きちっと仕上げていくのには、完成させるには100億かかる。今泉市長、何年で計画しているか知りませんが、この100億の財源はどのように考えておりますか。お伺いいたします。 304 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 305 ◯市長(今泉文彦君) これは、30年度に策定する事業更新計画の中で明らかにしていきたいと思っております。  以上です。 306 ◯委員長(山本 進君) さきの答弁について訂正したいとのことでございますので、ここでその答弁を求めたいと思います。  生活環境部長・齋藤君。 307 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 答弁申し上げます。先ほど私、公認会計士に損益計算書等を確認していると申し上げましたが、市の監査委員の監査を受けているということで、訂正しておわびをさせていただきます。申し訳ございませんでした。 308 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 309 ◯委員(高野 要君) 監査委員ということで了承いたしました。  市長、やるという前向きなことはわかりましたけれども、私は一番に財源の確保だと思うんですね。その辺はきちっと、私は財源は大丈夫ですよというようなことを言ってあげないと、絵に描いたぼたもちじゃなくて、設計はできたけど事業は進まないということになると思うんですね。今、そのような事業を進めるのであれば、国の交付金とか助成金とか何かわかりませんけど、そういったものも、いただけるものもあるかと思いますけれども、そういった中で、ある程度の財源の確保はこのような形でやると、道路においては道交付金とかいろいろありますけれども、そういったものの目途。ですから、本来であれば、合併特例債の見直しのときに、私は入れておくべきだったんじゃないかなと。  八郷の水道は、市長、本当に深刻な問題ですよ。私は、トンネルより先に水道をやってもらいたい。これ以上話をしても仕方ないと思いますので、市長、きちっとまず財源の確保、それをもって八郷の人たちに知らしめてやっていただきたい。設計はいつでもできる。だけど、工事に入らなきゃだめなんです。皆さんの水道につながらなければ。その辺のところ、再度答弁できますか。よろしくお願いいたします。 310 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 311 ◯市長(今泉文彦君) 水道の財源につきましては、先ほど申し上げましたとおり、計画策定の中で明らかにしていきたいと思っております。  以上です。 312 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 313 ◯委員(高野 要君) 計画の策定をお待ちしておりますので、一日も早い計画策定をお願いするところでございます。  私の質問を以上で終わります。 314 ◯委員長(山本 進君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時27分休憩            ───────────────────────                   午後 2時39分再開 315 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。菱沼委員。 316 ◯委員(菱沼和幸君) 菱沼でございます。平成28年度歳入歳出決算書の中の、今回、総括ということでありますので、私のほうからは5点についてお尋ねをしたいと思います。  まず、決算書の中では70ページなんですけれども、これも所管で質問させていただきましたけれども、有価証券ということで、株券に係る配当金の中の、今回、株式会社まち未来いしおかの株を買っているわけですけれども、現状、当市としては大株主であるわけでございますけれども、現状、この経営状況はどのようになっているかお尋ねしたいと存じます。 317 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 318 ◯経済部長(諸岡広明君) まち未来いしおかの経営状況でございますけれども、当市は、株式会社まち未来いしおかに900万円を出資しております。商工会議所と並ぶ筆頭株主となってございます。このような立場から、株式会社まち未来いしおかの経営方針等の協議の場などを通じて、市としての経営に対する考え方の提示や、有益な助言、定期的な経営状況の確認及び経営上の課題などを共有し、株式会社まち未来いしおかの経営について深くかかわりを持ちながら、経営改善に向けた支援を進めてまいりたいと考えているところでございます。  具体的なものとしましては、石岡駅も装いも新たになったことから、中心市街地活性化基本計画に記載されております隣接するステーションパークの効果的な利活用を促進するための高校生、専門学生、地域おこし協力隊、商工会、意匠関係者、市役所の関係者などで組織した横断型プロジェクトチームによるイベント等を計画し、新たなにぎわいの創出により、中心市街地への流れを誘導してまいりたいと、今、考えているところでございます。また、これまで課題であった情報発信や市のイメージアップを、6月から新任した地域おこし協力隊に取り組んでもらいながら、市民への周知度を上げてまいりたいと考えているところでございます。このような施策等を講ずることによりまして、石岡カフェや農家の野菜直売所への集客力を高める環境を構築してまいりたいと考えておるところでございます。 319 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 320 ◯委員(菱沼和幸君) 今、部長からるる、今後の方向性ということで打ち出されたわけですけれども、実際、平成28年度の決算として、まち未来いしおかの現状、数字的な部分として、筆頭株主でもありますので、株主総会もきちんとやられて、現状、数字が出ていると思いますけれども、平成28年度の決算としてまち未来いしおかはどのような現状だったのか、お伺いしたいと思います。 321 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 322 ◯経済部長(諸岡広明君) 28年度決算といたしましてはやはり赤字ということで、黒字に向けて今、答弁したような形で努力しているところでございます。  以上でございます。 323 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 324 ◯委員(菱沼和幸君) さまざまな課題があると思います。そういう中で、赤字の部分から黒字に転換していくのには非常に大変な状況かなと私は考えております。そういう中で、900万円をかけて筆頭株主でもありますので、商工会等を含めて、しっかりと協議に協議を重ねていただいて、何が一番このまち未来いしおかとしてプラスに転じることができるか……。先ほど、ステーションパークも含めての施策がるるありましたけれども、それを踏まえた段階で、また、それだけじゃなく、さまざまな横断的なご意見もいただく必要があるのかなと。そういう中で、必ず黒字に転じていけるものもあると思いますので、そういう部分をしっかりと今後、これは継続していくものだと思っておりますので、しっかりとこの部分においては、黒字にできるように努力してもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。私も、この部分においては何回か後で質問に立っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に移ります。次に、先ほど部長のほうからもありましたけれども、中心市街地活性化事業、今の株式会社まち未来いしおかにおいてもそうでありますけれども、実際、認定中心市街地活性化基本計画の最終フォローアップの報告書が平成28年1月にでき上がりまして、それを受けて平成28年12月に、石岡市中心市街地活性化基本計画、第2期が策定されたわけでございます。そういう中で、32年度までの5年間ということで策定がされました。その中で、中心市街地活性化における課題ということで、居住者人口の減少に対する対策、歩行者通行量の確保に関する対策、中心市街地のにぎわいの再定義、さまざま、また活性化の戦略ということで、5つの戦略もあるわけでございます。  そういう中で、先ほどのまち未来いしおかもそうですけれども、一番は、石岡の駅がほぼ90数%でき上がりまして、本来であれば石岡の町なかが活性化していかなくちゃいけない。そういう中でも、現状、人通りがまだまだ少ないというのは、皆さんご案内のとおりだと思います。それを、せっかく平成28年12月に策定された基本計画にしっかりとのっとって事業を進めていかないと、石岡市も遅れてしまうのかなと思っております。そういう中で、今、この第2期が平成28年12月に計画がつくられているわけですけれども、この計画から進捗としてはどのような今、現状になっているのか、お尋ねしたいと思います。 325 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 326 ◯経済部長(諸岡広明君) 2期計画におきまして、やはり町なかのにぎわいというのがあると思います。その中で、空き店舗対策等に力を入れているわけでございますけれども、先ほども答弁いたしました新たな横断的プロジェクトチーム等を活用しまして、若い方に本当に石岡に足を運んでもらうという意味からも、プロジェクトチームの提言等を利用しまして、まちの中に人の流れをつくると、そういう考えで町なか発展のために今後の計画に生かしていきたいと考えております。  以上でございます。 327 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 328 ◯委員(菱沼和幸君) そうですね。私も拝見させていただきまして、内容としては、32年度、また状況が変われば修正していくということも明確に書かれておりますので、そういう意味においては、この5年間の中で、しっかりと中心市街地が本当に活性化できるように、この計画だけじゃなく、しっかりとPDCAを回していただきながら、しっかりと進めてもらいたいと思います。  市長に、この中心市街地活性化に関しての今後の展開について、見解を賜りたいと存じます。 329 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 330 ◯市長(今泉文彦君) 中心市街地活性化も第2期というか、第2ステージに入ったところでありますけれども、駅がほぼ完成して、中町通りの看板建築、まちづくりファンドが動き出して、町並みの補修、改修がこれから始まるというところであります。そういった中で、駅と中町を結ぶ点と点ではなくて、線と線が結ばれるという形になってまいりますので、より広がった面としての中心市街地が活性化されるのではないかと思っております。今後、石岡のおまつりですとか、毎月イベントを行う、そういったことも含めまして、駅をスタートするハーフマラソンですとか、さまざまなイベントを中心市街地を中心に行っていくということを実行しまして、さらに力強く中心市街地活性化の動きを広げていきたいと思っております。  以上です。 331 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 332 ◯委員(菱沼和幸君) 中心市街地の活性化は非常に重要な施策だと思っております。そういう中で、力強く事業を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に移ります。決算書では278ページですけれども、ここに、一般会計、また特会の部分においての……、こちらに書いてあるのは一般会計でありますけれども、継続費逓次繰越、また繰越明許費、また不用額ということでこちらに記載がされておりますけれども、そういう中で、この現状、どのような認識なのかお尋ねしたいと存じます。 333 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 334 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁いたします。繰越金につきましては、昨年度より、実質収支でございますけれども、普通会計でお話ししますと1億6,900万円ほど多くございます。これにつきましては、市税等の収入が、昨年度より2億6,000万円ほど多くなってございます。また、予算の執行に当たりまして、年度に4月と10月でございますけれども、予算の執行につきまして、創意工夫をして費用の圧縮を図ること、また不用額については無駄に使わず凍結することということで出しております。それらのことが実ってきたのかなと考えてございます。  また、あと繰越金でございますけれども、明許繰越、逓次繰越でございますけれども、これにつきましては、会計の単年度の原則に基づきまして、年度内の事業完了に努めているところでございます。しかし、やはり国の補助制度の関係などで、繰り越しが余儀なくされるというものもございます。また、道路事業などにおきましては、用地買収や移転補償等の相手方との交渉で、事業がなかなか進まないなどもございます。ただし、このようなことがございますけれども……。そのような中で、これらのことにつきましてはどこの自治体においても重大な課題であると考えてございます。  これらのことにつきましては、事業の事前調査などをしっかりといたしまして、それに基づいて計画的かつ着実な事業の執行に取り組むことが重要であるのかなと考えてございます。今後につきましては、先進的な取り組みをしている自治体もあるかと思いますので、それらについて調査研究をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。
    335 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 336 ◯委員(菱沼和幸君) まさにそのとおりだと思います。特に繰越明許の分においては国の事業、また、土木においても地権者の問題とかさまざまやっぱりあって、どうしても繰越明許をせざるを得ないというときもあるかと思います。しかしながら、予算を出している以上は極力繰越明許を抑えていく。それが事業の執行率を高めることにもなっていきますし、また市民サービスの向上にもつながっていけるのかなと思っておりますので、この部分においては、今後のあり方としてしっかりと、今、調査研究も、他市の部分においても、繰越明許、逓次繰越も含めて極力抑えているような自治体があると思いますので、そういう部分において調査をしていただいて、当市においても極力そういう部分が出ないように、減額されるように、努力していただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に移ります。次に、平成28年度の石岡市水道事業会計決算なんですけれども、今回、私で3人目になりますけれども、私としては、皆さん、同僚委員のほうからもさまざま、るるお話がありましたので、私のほうからはこの1点だけ、市長のほうからも、中長期的な部分を、平成30年度にしっかりと施設整備の更新計画をつくっていくということで答弁がありました。またその部分においても、財源の部分をしっかりとそこに含めて、きちんと計画をつくり上げていくということでありました。  そういう中で、私としても一般質問を何回か、特に八郷地域の水道事業においては、施設整備の部分においては、150億から200億かかるだろうと言われております。そういう中では、それだけ財源をしっかりと確保していかなければ事業が進んでいかないと思います。そういう部分においては、30年度、極力早い時期に、特に八郷地域の水道事業は本当に重要だと思っています。やっぱり1つのライフラインですから、生命を維持していく重要なライフラインでもありますので、そういう意味においては、いち早く計画をつくっていただきたいと思います。  私のほうから、決算意見書にある3つ、審査意見書、この3つに対しての見解をお尋ねして、この部分は終わりたいと思いますけれども、まずこの部分において決算意見書の3点、部長としてはどのように考えているのかお尋ねをいたしたいと思います。 337 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 338 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁させていただきます。水道事業におきましては、安定した水道事業の運営と効果的で安定的な水道水の供給に努めてまいりたいと思います。また、財政面におきましても、独立採算制という観点からも、適正に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 339 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 340 ◯委員(菱沼和幸君) そういう中で、特に重要な水道事業でありますので、よろしくお願いします。  最後に5点目になります。今回、平成28年度の石岡市決算審査意見書ということで、同僚委員も2人の方からこの審査意見書についての質疑がありましたけれども、私は、監査委員から提出された意見書の中で8点あるわけですけれども、この8点を総括して、この意見書に対してどのような見解を持っているのか、お尋ねをしたいと存じます。この部分においては、副市長ないし市長ですかね。 341 ◯委員長(山本 進君) 副市長・松隈君。 342 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。監査委員からの審査意見書を踏まえて、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。また、今日もご指摘がございましたけれども、不適切な科目での支出が見られたというご指摘もございましたので、そういったことを踏まえてきちんと取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 343 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 344 ◯委員(菱沼和幸君) 最後に市長に、今、副市長からも答弁がありましたけれども、市長としての最終的な見解をお尋ねしたいと存じます。 345 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 346 ◯市長(今泉文彦君) 審査意見書で指摘された部分で、早急に改善すべき点はスピーディーに対応します。そして、ほかの部分については、計画的に実行してまいりたいと思っています。  以上です。 347 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 348 ◯委員(菱沼和幸君) ありがとうございました。以上で終わります。 349 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。大槻委員。 350 ◯委員(大槻勝男君) 大槻勝男でございます。多面的機能支払交付金事業について質問をします。  昨日質問しましたが、制度概要がよくわからないという意見が届きましたので、制度概要について説明を願います。組織、お金の流れ、実績報告書などの提出すべき書類など、詳細にお答えいただきたいと思います。 351 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 352 ◯経済部長(諸岡広明君) 事務処理の流れについてお答えいたします。事務処理の流れでございますけれども、新規及び再認定の組織につきましては、年度初めの4月に事業の計画認定申請を受け、内容を確認し、市がその計画の認定を行います。国から県、県から市への内示後、継続地区及び新規、再認定組織による交付申請を受け、市は県に対して交付申請を行います。その後、県から市に対する交付決定がなされ、市は各組織に交付決定を行います。なお、28年度の組織への交付決定は8月1日に行っております。組織は、交付決定を受けまして市に対し交付金の請求を行い、市は、その請求を受け交付金を交付いたします。平成28年度は9月9日に交付をいたしました。各組織は、事業完了後、実績報告書を市に提出いたします。市は、提出された実績報告書を確認し、市から県へ実績の報告をヒアリングとともに行うような形になっております。何らかの理由により書類の不備等がある場合には、そのヒアリングの中で訂正等を行っていく状態で、そのような形になってございます。実績報告の日にちについては、今年3月29日に行った次第でございます。  以上でございます。 353 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 354 ◯委員(大槻勝男君) 国及び県が定める要綱には、活動実績報告書などの書類を毎年3月末日までに提出することを義務付けていると思うが、この提出義務書類はどのようなものがあるのか、お尋ねをいたします。 355 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 356 ◯経済部長(諸岡広明君) 実績報告書の書類でございますが、活動組織への支払いがわかるコピー、通帳の写し、支出負担行為等、予算議決書、平成27年3月予算書のコピー、往復文書つづり、県から市町村、市町村から活動組織への通知文、実施状況報告書、具体的な活動内容、金銭出納簿、活動記録、活動写真整理簿、作業日誌等でございます。  以上でございます。 357 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 358 ◯委員(大槻勝男君) ただいま答弁いただいた提出義務書類について、全ての活動団体が書類を提出し、かつその提出要件を満たしているのか伺います。満たしていない活動団体があるとすれば、その団体数をお尋ねいたします。 359 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 360 ◯経済部長(諸岡広明君) ヒアリング、訂正、3月29日、県南農林のヒアリング等を実施しまして、そのときに内容の検査等をしていただく形でございます。そのときに実績報告書も一緒に提出するような形になりますけれども、そのとき、内容等におかしなものが見られた場合には、指示により訂正をするような形になってございます。前回、29年3月29日時点での訂正等はございませんでした。  以上でございます。 361 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 362 ◯委員(大槻勝男君) 国、県の要綱に定められた実績報告に関する提出義務書類を一部未提出の団体が1団体あるとのことであるが、未提出の書類名をお尋ねいたします。 363 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 364 ◯経済部長(諸岡広明君) 28年度におきましては、全ての団体が交付申請を受けておりますので、全部が該当しているということでございます。 365 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 366 ◯経済部長(諸岡広明君) 28年度全部が該当しておりますので、全て未提出のものはございません。 367 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 368 ◯委員(大槻勝男君) 昨日何点か質問し、農政課長が答弁したところであるが、提出義務書類は、現地確認をしているのでといった答弁があったが、県の要綱に提出義務がうたわれており、この要綱に反する場合には、市長は交付金の返還を求めなければいけないとされている。活動団体から書類が提出されなくても本当にいいのか、再度伺います。 369 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 370 ◯経済部長(諸岡広明君) ヒアリングと実績報告書の提出におきまして、何らかの不備等があった場合には訂正と、長寿命化でしたら、職員による現地確認等を行うということを確認した上で行っているところでございます。  以上でございます。 371 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 372 ◯委員(大槻勝男君) 国、県の要綱では、毎年3月末日までに活動実績を証明する書類を提出しなさいと規定されており、書類が未提出の団体が受け取った交付金については、市は返還を求める義務が生じているが、今後の取り扱いをどうするのか伺います。 373 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 374 ◯経済部長(諸岡広明君) 多面的機能交付金の交付条件というのがあります。それにつきましては、国の上位法、規則等の定めのところに従わなければならないとされているところでございます。規則または交付条件に違反した場合、交付全部または一部を返還させるということが規則等、要綱等に載っておりますので、不正行為と認められた場合には、返還が求められるということになってございます。  以上でございます。 375 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 376 ◯委員(大槻勝男君) 今後、本件に関し、何がどのように行われ、誰が果たすべき義務を放棄しているのか、責任の所在を明らかにする必要があると考えているところであります。本件に関しては、活動組織代表者宅へ職員が乗り込んできたと主張し、職員の横暴性を指摘する議員もおります。そして、このとき、情報公開請求者の名前を担当職員から聞いたとしており、これにより地方公務員法第34条の守秘義務違反の疑いも考えられます。さらには、情報公開請求に基づき関係書類を確認したところ、特定の活動団体に対して、職員自身の権限をもって便宜を図り利益をもたらした場合の刑法第247条背任罪も問われるところであります。どのような事情がありそのような指摘を受けるに至ったのか、担当課長が説明を拒み、虚偽とも思える答弁が常任委員会及び決算特別委員会で繰り返されています。今後、100条委員会の設置を求めるなどの対応も検討したいと思いますが、執行部として服務規程に照らした調査を行っていただきたいと思います。いずれにせよ……。 377 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員に申し上げます。質疑は平成28年度決算に即して行われますようお願いいたします。 〔「即さなくたっていいんですよ。ただ総括だから。総括じゃないでしょう、これ」と呼ぶ者あり〕 378 ◯委員長(山本 進君) 100条委員会については、この場での質疑にはふさわしくないと私は判断しました。  内容を変えて質問を続けてください。      〔「総括質疑に戻してください。総括質疑がわかっていない」と呼ぶ者あり〕 379 ◯委員(大槻勝男君) いずれにせよ、これらの行為は多面的機能支払交付金の制度上、平成28年度の決算金額に影響を与えるものではありませんが、国、県と十分に協議していただき、本年度において精算されるべきものでありますので、再度、交付金返還について見解を求めます。 380 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 381 ◯経済部長(諸岡広明君) 先ほど答弁した国、県の上位法、要綱等に交付金の返還の部分が載っていますので、それに何か不当、不正等があった場合には、対応するような形になってきます。  以上でございます。 382 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 383 ◯委員(大槻勝男君) ただいま答弁ありましたけれども、問題があれば返還ということでございますので、これに間違いありませんね。 384 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 385 ◯経済部長(諸岡広明君) 上位の国、県のほうに従うような形になってくると思います。 386 ◯委員長(山本 進君) 大槻委員。 387 ◯委員(大槻勝男君) よくわかりましたので、終わります。 388 ◯委員長(山本 進君) 以上で質疑を終結いたします。            ─────────────────────── 389 ◯委員長(山本 進君) これより各会計決算に対する討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。  小松委員。 390 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正でございます。まず、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について、反対いたします。  第1に、財政調整基金は平成28年度、利子分も含めて212万5,000円積み増しされ、残高は合併時の平成17年度から約2.6倍の30億3,562万2,000円になっています。平成28年度の決算において、支出済額が299億4,887万361円ですから、その約10.14%が財政調整基金としてため込まれているわけでございます。自治体は営利会社ではありません。ためればいいということにはなりません。市民の皆さんからお預かりした大切な税金は、市民の願いを実現するために適切に活用されるべきです。  第2に、まちづくりの問題です。中心市街地の活性化には長期にわたり多額のお金が投入されてきましたが、私も含め市民の実感としては見るべき成果は乏しく、逆に、年を重ねるたびに衰退している現状を憂慮しています。イベント広場の活用、市民が強く要望している市立第1第2保育所の建て替え、市民会館の建て替え、そして、まちづくりの総合的な対策が不十分になっております。  第3に、広域化による新ごみ処理施設建設を控え、今こそごみの分別資源化が求められているのに、従来型で全く新たな対策がとられてこなかったことです。  第4に、長い間懸案となっている住宅新築資金等貸付金の収入未済額の滞納解決が321万5,000円済みましたが、いまだに3億6,312万4,742円も残っており、解決の見通しが立っていないこと、さらに、東地区公民館の借地料が年間614万4,000円、1月にすると51万2,000円という非常に高いまま改善されておらず、3年間の契約期限後の平成29年度からの方針も決まっておりません。これらのことは、とても市民の納得が得られるものではありません。  以上の理由から、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第62号・平成28年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。平成28年度の収入未済額は、前年度から9,316万4,388円ほど少なくなりましたが、調定額の23.39%、6億4,602万5,111円となっています。最も平均所得の少ない国保加入者が最も高い国保税を払っており、国保税そのものが貧困を拡大しています。依然として高過ぎて、払おうにも払えない国保税が市民の暮らしを圧迫しています。しかし、3億8,043万3,800円の黒字や、財政調整基金の一部などを活用して、国保税の引き下げなどの対策が行われませんでしたので、議案第62号・平成28年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第67号・平成28年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。介護の仕事は激務で、本当に大変な仕事です。しかし、その仕事に見合う待遇の改善も進まず、逆に切り下げられています。また、多くの市民の方々から、安く入れる介護施設はないかという問い合わせがあります。関係者の皆様が懸命に努力されていることは承知をしておりますが、まだまだ不十分です。介護に対する市民の要望をかなえていくために、財政調整基金などを活用した一般会計からの繰り入れ、そして国や県からの支出金の増額を求めます。  以上、基本点を申し上げて、議案第67号・平成28年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対する討論とします。  次に、議案第69号・平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。後期高齢者医療保険制度は、75歳以上のお年寄りを他の保険制度から切り離して独自の医療保険としたもので、年を追うごとに保険料が上がっていくことが想定されます。75歳以上の低所得者のお年寄りが苦境に立っているのは、国の政策に問題があります。県の広域連合にも保険料の引き下げに応じない責任がありますが、直接保険料を集め、広域連合に納入しているのは市の行政の仕事になっています。よって、私は、政府に対し、後期高齢者医療制度の廃止を強く求め、議案第69号・平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。  次に、議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定に反対討論を行います。まず決算についてですが、有収率が前年度からマイナス0.71%で75.18%となっています。供給している水道水の約25%、4分の1が請求先がわからない、あるいは漏水というのでは、公営企業の経営としても重大な欠陥と言わなければなりません。このような決算を認定することはできません。改善を強く求めます。  平成28年度の利益剰余金は1億8,900万9,751円ですが、この中には、平成22年4月1日から1立法メートル当たり100円の県用水原価の引き下げ分が含まれ、年間180万円、7年間で1,260万円が含まれています。もともと石岡市水道の場合は湖北水道の料金よりも割高なので、この際、適切に料金の引き下げを行うべきです。市の具体的な整備計画なしに、議案のように未処分利益剰余金のうち1億770万2,060円を自己資本金に組み入れ、残り8,230万7,691円を全て次年度に繰り越すだけの剰余金処分計算書案に反対します。  以上、委員各位の賛同をお願いいたしまして、平成28年度決算の歳入歳出認定の10議案のうち5議案に反対する討論を終わります。 391 ◯委員長(山本 進君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 392 ◯委員長(山本 進君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。            ─────────────────────── 393 ◯委員長(山本 進君) これより採決に入ります。  初めに、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 394 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 395 ◯委員長(山本 進君) 次に、議案第62号・平成28年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕
    396 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 397 ◯委員長(山本 進君) 次に、議案第67号・平成28年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 398 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 399 ◯委員長(山本 進君) 次に、議案第69号・平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 400 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 401 ◯委員長(山本 進君) 次に、議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は原案可決及び認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 402 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決及び認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 403 ◯委員長(山本 進君) 次に、議案第63号・平成28年度石岡市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてないし議案第66号・平成28年度石岡市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第68号・平成28年度石岡市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定についての計5件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案はいずれも認定すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 404 ◯委員長(山本 進君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 405 ◯委員長(山本 進君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で決算特別委員会を閉会いたします。ご苦労さまでした。                   午後 3時27分閉会            ───────────────────────           石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。               臨時委員長    鈴 木 行 雄               委 員 長    山 本   進 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...