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平成12年第4回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2000-12-11
平成12年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2000-12-11

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  1. 石岡市議会 2000-12-11
    平成12年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2000-12-11


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                平成12年12月11日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(海老澤通弘君) ただいまの出席議員数は18名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 議案第163号ないし議案第167号 2 ◯議長(海老澤通弘君) 議案第163号・平成12年度石岡市一般会計補正予算(第9号)ないし議案167号・損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についての計5件を一括して議題といたします。本件については、直ちに、提出者から提案理由の説明を求めます。  市長・木村君。 〔市長・木村芳城君登壇〕 3 ◯市長(木村芳城君) 本日ここに提案いたしました議案について、概要をご説明申し上げます。  議案第163号・平成12年度石岡市一般会計補正予算(第9号)について。  今回の補正予算歳入歳出予算の総額にそれぞれ152万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を171億9,525万5,000円といたしたものでございます。  補正予算の内容は、レジオネラ症対策費、和解に係る損害賠償金及び給与改定等に伴う人件費の減でございます。  議案第164号・平成12年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)。  本会計の補正予算は、予算現額から歳入歳出それぞれ516万2,000円を減額し、補正後の予算総額を37億4,942万1,000円といたしたものでございます。  補正予算の内容は、給与改定等に伴う人件費の減でございます。  議案第165号・平成12年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第3号)。  本会計の補正予算は、予算現額から歳入歳出それぞれ1,095万9,000円を減額し、補正後の予算総額を23億5,940万2,000円といたしたものでございます。  補正予算の内容は、給与改定等に伴う人件費の減でございます。
     議案第166号・石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて。  本件は国家公務員の給与が人事院勧告に伴い改正されたため、これに準じて本市職員の給与の改定を行うため、条例の一部を改正することについて、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。改正要綱について申し上げますと、1つ、配偶者以外の子等の扶養手当額を「5,500円」から「6,000円」に、「2,000円」から「3,000円」にそれぞれ引き上げること。2つ、期末手当を0.15月、勤勉手当を0.05月、それぞれ年間の支給率を引き下げること。  議案第167号・損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について。  本件はふれあいの里石岡「ひまわりの館」におけるレジオネラ菌発生事故について損害を賠償し、和解するため地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上が提案いたしました議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 4 ◯議長(海老澤通弘君) 以上で提案理由の説明は終わりました。            ───────────────────────  日程第2 請願第12・請願第13・請願第14       陳情第27・陳情第28・陳情第29       陳情第30・陳情第31・陳情第32 5 ◯議長(海老澤通弘君) 次に、日程第2、請願第12・道徳教育の強化と教科書の採択に関する請願書、請願第13・道徳教育の強化と教科書の採択に関する請願書、請願第14・道徳教育の強化と小中学校用教科書採択制度運用の改善に関する請願書、陳情第27・石岡市政治倫理条例に関する陳情書、陳情第28・法務局の増員に関する陳情書、陳情第29・道徳教育の強化と教科書採択の適正化を求める陳情書、陳情第30・市道5115号線拡幅整備に関する陳情書、陳情第31・激増する輸入野菜など農畜産物の緊急輸入制限セーフガード)の発動と米価下落を抑えるため、米の値幅制限の復活を求める陳情書、陳情第32・国民の食糧と地域農業を守るための緊急対策を求める陳情書の計9件を一括して議題といたします。本件は、本日までに提出され受理されました請願及び陳情であります。  その内容につきましては、お手元に配付いたしましたとおりであります。  本件については、あわせて配付いたしました文書表に示すとおり、議会運営委員会及び所管の常任委員会に付託いたします。  なお、付託されました両委員会は、会期予定表に示す日時に会議を開かれ、12月19日の本会議に、文書をもって審査の経過と結果の報告をされるよう求めます。            ───────────────────────  日程第3 一般質問 6 ◯議長(海老澤通弘君) 次に、日程第3、一般質問。  これより市政一般に関する質問を行います。質問は、通告の順にこれを許します。  最初に、8番・小吹武男君。                  〔8番・小吹武男君登壇〕 7 ◯8番(小吹武男君) 8番・小吹です。  最初に、来年度着工予定の府中中の校舎、消防庁舎の改築に伴う設計委託は、市外の大手設計事務所に委託したわけですが、なぜ大手業者でなければならなかったのか、その理由をお伺いする前に、まず設計を委託する前に、どういう施設にするか検討したと思いますので、府中中の校舎、消防庁舎の施設の内容について、教育次長、消防長にご教示願います。  それぞれの施設については、改築が予定された時点で、従来と違った特殊な施設を取り入れるようなことは聞いておりませんが、特殊な施設を設計の段階で取り入れるべく検討したのかどうか。特に、消防庁舎については、後で増改築をすると2倍、3倍の経費がかかってしまうことから、設計の段階で、近い将来必ず到来する広域行政に対応できる通信設備を考慮すること、女性消防官に対応できる施設を考慮することを一昨年の12月定例会において提言したことに対して、どのような措置をされたかお伺いします。  大手でなければできないような特殊な施設であれば納得できるのですが、校舎、消防庁舎の場合は、そういうことは通常考えられません。1級の資格があれば、地元業者でも十分可能と考えられるし、少なくとも大手とジョイントベンチャー方式をとるべきだったと思いますが、業者選定の経緯と大手に委託した理由を、市長、助役にお伺いします。  次に、職員の市民への対応について、特に国民年金関連について質問するわけですが、このことは、役所のすべての業務に言えることであります。昨年の9月に実施した市民意識調査でも、議員に対する批判、非難が多かったことに驚いたのですが、それにもまして職員に対するものが多かったことは、停滞した経済状況が続く中で、民間では生き残りをかけてリストラに次ぐリストラで失業者が多く出ている時代背景もあるとは思いますが、そうした市民の受け取り方を謙虚にとらえ、真剣に対処しなければならないと考えております。  本題に入ります。国民年金の問題ですが、この件は国民年金法が改正になった20年以上前に、当時の担当職員が、ある市民に適切な対応をしなかったために、現在に至るまで尾を引いているということであります。  その内容は、年金法改正時に、積み立てを継続するかどうか猶予期間があったわけですが、猶予期間の説明内容に不十分なところがあったために、それまで積み立てした十万円余が無駄になってしまったばかりでなく、年金がもらえなくなってしまったということであります。大分前のことですから、既に担当者は何人もかわっていることですが、市民の立場に立てば、担当者の言うことは間違いないととらえるわけでございますので、後々まで問題が残ることがないように、万一間違った説明なりした場合は、速やかに訂正し、市民の方が十分納得するような対応を、常に心がけるべきだと思うのですが、このことについて、担当部長はどう考えるかお伺いします。 8 ◯議長(海老澤通弘君) 教育長職務代理者教育次長・草間君。             〔教育長職務代理者教育次長・草間 暁君登壇〕 9 ◯教育長職務代理者教育次長(草間 暁君) 府中中学校校舎の改築に当たっての考え方というお話でございます。  府中中学改築に当たりましては、3階建て、面積としては約4,600平方メートル、事業費約10億円を予定して設計に入りました。施設の特色といたしましては、学校運営や生徒の変化に対応できるようパソコン室と特別教室の充実を図るとともに、3階に多目的教室などを設けるなどしてゆとりを持った魅力ある学校づくりを目指して設計を進めてまいりたいと思います。  施設の内容について、特殊な施設、またこれまでの学校と違いがあるのかというご質問でございますけれども、一部にはグレードアップしておりますけれども、基本的には従前どおりの、特殊な施設ではないと思っております。  以上です。 10 ◯議長(海老澤通弘君) 消防長・森戸君。                 〔消防長・森戸要範君登壇〕 11 ◯消防長(森戸要範君) 消防署の計画しております庁舎の概要について、まずご答弁申し上げます。  施設の内容でございますが、まず、敷地につきましては、全敷地2,537.82平方メートルの敷地でございます。建物の概要でございますが、庁舎と車庫と高圧ガス製造所と、この3棟で構成する予定でございます。この庁舎棟につきましては、RCの3階建てを計画しております。床面積につきましては、827.95平方メートル、延べ面積で2,365.41平方メートルでございます。1階につきましては、1次出場の車両棟の車庫、受け付け、救急車の消毒室、機械室、防災展示室を予定しております。2階につきましては、事務室、消防署長・次長室、それと職員の仮眠室、食堂、女子休憩室、3階につきましては、通信指令室、会議室、消防団幹部室多目的ホールと計画しております。  別棟で車庫棟でございますが、これは鉄骨づくりの平屋建てで、2次出場の車両等の収納を計画しております。床面積につきましては、105平方メートルでございます。  同じく別棟といたしまして、高圧ガス製造所、これは鉄骨スレート平屋で、床面積は6平方メートルを予定しております。これは、救急業務用空気呼吸器のボンベの充てんでございます。建物が、延べ面積といたしましては、2,476.41平方メートルでございます。  ご質問の緊急通信指令システムについて、広域化になっても対応できるのかというご質問でございますが、この広域化につきましては、現在、県あるいは国等におきましてもいろいろ検討されているところでございます。石岡におきましても、こういう広域化等になりましても、十分運用のできるシステムということで、現在検討を進めているところでございます。そのような中、このシステムにある程度ゆとりを持たせ、さらに施設の拡張ができるよう、またAVM装置等の組み合わせを検討しているところでございます。  次に、女性消防吏員を採用した場合の庁舎の対応でございますが、この女性消防吏員の採用につきましては、現在計画がございませんが、将来採用時には、施設の受け入れ等ができるように検討をいたしまして、新庁舎におきましては、設計の段階で、女性用の居室も計画しているところでございます。  この消防庁舎広域化等への対応でございますが、この庁舎の新築に伴いまして、広域化になった場合でも十分対応できるよう設計の中で、各居室を検討して設けております。  なお、現在、消防本部業務と、消防署の業務ということで、勤務体制をとっているところですが、計画では2階に事務室が設けてございますが、この事務室につきましては、広域等になった場合には、1階の防災展示室に消防署の事務室を移設、あるいはこの多目的ホール防災展示室に変えるということで、署の施設につきましては、将来の広域化になっても十分対応できるように、施設等の見直しを現在進めております。  以上でございます。 12 ◯議長(海老澤通弘君) 福祉部長・今泉君。                 〔福祉部長・今泉 正君登壇〕 13 ◯福祉部長(今泉 正君) お答え申し上げます。  国民年金事務窓口事務についてのご質問でありますが、これにつきましては、議員もおっしゃられましたように、二十数年前というのは、現実には昭和54年当時にさかのぼる問題であります。ご承知のとおり国民年金の相談、届け出につきましては、市長が機関委任事務として窓口事務を処理しているわけでありますが、年間約1万人程度の方の処理をさせていただいているということでございます。  お尋ねであります二十数年前、私ども、この方につきまして想像するに当たり、昭和49年に国民年金の納付の特例期間というものが設けられました。多分第2次特例納付期間であろうと思いますが、このときに、それまでお尋ねの方につきましては、未加入であったものを特例期間に加入していただき、その後昭和49年4月から昭和54年3月までの60月、これを納めていただき、その後また未納になったということでございます。  さらに、第3次特例納付期間というものがありまして、これが最後の特例納付期間になったわけでありますが、このときに、その昭和54年3月以降の未納付分をさかのぼって納付していただかなければ、その時期からすべてを完納したとしても、国民年金受給資格積立期間といいますか、25年を満たさないということで、そのようなご指導をさせていただいたわけでありますが、そこのところでご理解が得られず、これから先の分を納めればいいんではないかという話がなされたようであります。  しかし、そのようなことは、私ども市町村が判断する事務ではございませんので、社会保険庁、それらの指導を受けながら、昭和49年4月から60月、さらにその後の月にさかのぼって納付をしていただかなければ年金受給期間を満たしませんよというご指導をさせていただいたわけでありますが、それらがご理解を得られず今日に至っている状況であります。  それらのことにつきまして、平成2年2月当時に、電話での問い合わせ、または社会保険庁への文書での問い合わせが、その方からされております。その人の、当時の電話での問い合わせ、または社会保険庁への問い合わせ等によりますと、1つは、期限不足だから年金権がないとは納得できない。それから、中途加入のはずだから、それ以前の保険料については関係ない、納付をする必要がないと、加入時点でなぜ説明ができなかったのか、今後加入していく考えはない。これまでに納付した分は返してもらいたい。このような内容でありました。  平成2年2月26日、当時、石岡市市民部保険年金課課長、私でありましたが、私名で、それらについて文書回答をしております。その回答部分が、今、まだ、生きているから、私どもの年金回復ができないんだというご質問といいますか、お問い合わせがその後も来ているようでありますが、これらにつきまして、私どもといたしましては、社会保険庁、それらとの指導の中で行ったことでありますし、昭和54年当時においても、それぞれ社会保険庁と上級機関の指導を受けながら指導に当たってきたものでありますので、今後の問い合わせ等につきましても、社会保険庁、または社会保険事務所への問い合わせで対応してほしいということで、それぞれの社会保険事務所等へもその旨を伝えました。  社会保険事務所においても、本人から文書でご質問いただければ文書で回答しますし、自ら訪問してご説明をすると本人には伝えてあるということでありますが、それらについて、現在、本人から文書での問い合わせであるとか自宅訪問等について拒否されている状況であり、説明に至っていないというのが、社会保険事務所等の回答であります。今後も社会保険事務所等において、そのような指導がより積極的にされるよう、私どもとしては望むわけであります。本人にもご理解を得るべき努力をさせていただきたいと思っております。  以上です。 14 ◯議長(海老澤通弘君) 助役・阿部君。                  〔助役・阿部 聖君登壇〕 15 ◯助役(阿部 聖君) 設計委託、地元の業者のジョイントベンチャー方式がかなわなかったという内容でございますが、議員もご承知のように、建設業を営む者が数人で共同して事業組織を形成して1つの建設工事を受注し、そして施工に当たる場合の、その結合した事業組織のことを共同企業体、いわゆるジョイントベンチャーと呼んでいるわけでございます。この制度につきましては、国において昭和26年以降、共同企業体によります施工の有する利点に着目し、大規模工事の円滑な施工を目的としてこの制度を普及し、共同企業体方式の活用を図っているという、あくまでも、建設工事を主体に行っているものでございます。  そして、設計コンサルタントの業務にしても、新しい入札契約方式につきましては、平成6年の1月18日に閣議了解されました「公共事業の入札契約手続の改善に関する行動計画について」という中で、金額的には6,500万円以上の設計コンサルタント業務の調達手続といたしまして、技術的に高度、あるいは専門的な技術が要求をされるものについては、公募型のプロポーザル方式において、またそれ以外の業務については、公募型の競争入札を採用するという要請が出ているわけでございます。ただ、この中には、建築の実施設計とかその他の実施設計業務については、特にそういう手続の対象とされていないという状況がございます。こういうような事情から、私ども府中中学、あるいは消防庁舎につきましては、大手で実績のある業者の中から通常の指名競争入札方式で行ったところでございます。  以上でございます。 16 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 17 ◯市長(木村芳城君) 設計の委託、そして地元業者の養成ということもかんがみて、今後ともそういう点を含めて検討してまいりたいと思っております。 18 ◯議長(海老澤通弘君) 8番・小吹武男君。 19 ◯8番(小吹武男君) 設計委託の件なんですが、助役の説明、あるいは市長の説明は、余り抽象的でわからないんですが、助役の説明の場合には、ジョイントベンチャー方式でも差し支えないわけですね。  といいますのは、私、先ほどから申し上げているんですが、特殊な施設ということで、どうしても大手でなければ無理だという場合には、これはいたし方ないと思います。ただし、市として、特別、今までにないような建物施設をつくりたいという方向づけを決めてやるんでしたら別ですが、先ほどの教育次長、消防長の説明によりますと、校舎とか消防庁舎公共施設に関しては、ほとんど大差ないと。同じような施設を建築するんだということからしますと、学校とか消防庁舎も含めて、普通の公共施設の設計といいますのは、簡単な方の設計と言ったんでは語弊があるかもしれませんが、たとえ大手設計事務所に頼んでも、大体若手の社員にやらせるそうです。それで、ある校舎の設計の場合、大手業者に頼んだ結果、ミスが露見したということも、ある設計に詳しい人から聞いております。  ですから、大手であればいいというわけではありませんで、ただ大手に頼めばいいという単純な考えじゃなくて、そういう具体的な内容を考えて地元の業者を、皆1級ですから、大手も1級です。それ以上の資格はないわけですから。まあ経験とかいろいろな建物の設計をしているという差はあるかもしれません。しかし、技能そのものは同じなわけですから、地元の業者を育成する意味でも、今後は、こういった大きな建物の場合は、大手だけを考えるんじゃなくて、地元業者を生かすような委託を考えていただきたいと思います。  私の知っている地元業者の方ですが、納税はともかく、これは当然のことですから。普通、行政、市政にもいろいろ協力していると。それなのに、そういう仕事の面では一切恩恵がないと言っていることを聞いております。そうなると、積極的に納税義務を果たすのは当然なんですが、やはり市政に対する協力が消極的になってしまうんではないかと。そうなりますと、ひいては市の活性化、発展にマイナスになってくるんじゃないかと心配するわけであります。ですから、無難にやることは大事なことだとは思うんですが、ある程度、市民の生活基盤を安定させるような方向づけ、これが行政としても大事なことでありますから、今後はそういったことを念頭に置いて、選定なり、委託なり、十分考慮していただきたいと思います。  職員の対応の件、国民年金の問題で、私、質問したわけですが、先ほど福祉部長の話では、私もそれとなく内容は聞いていたんですが、あくまで私は市民の立場に立った形、内容で言わざるを得ないわけですから、現在の国民年金の担当者は、その当事者に対しては真剣に対応していることはわかっております。ただ、相手の方も、10万円ちょっとの積立金が無駄になったこともあって、なかなかあきらめがつかない状況もあるとは思うんですが、市民サービスの大きな問題になりますから、今後とも、あくまで市民サイドに立った内容で、説得するようにお願いしたいと思います。  特に、年金ばかりじゃなくて、現在、国でも公務員法の行革の大きな柱として、年功序列から成果、能力主義、業績という方向づけを、今、考えているようです。市の職員も、もちろんそれに該当してくるわけですから、何年たってもこういう問題が起きるということは、余分な時間を割かなければならないという意味から、それだけ行政にマイナスになっていくわけです。文書が欲しいといえばちゃんと文書を出して、そのときによく納得できるような、後にそういったことがきちっと残るような形での対応を考えていただきたいと。評価の問題も、いろいろ難しい問題もあると思うんですが、特に、これから業績主義となっていくことは、近い将来もう間違いありませんから。この国民年金に限らず、これから職員が意識改革を進めて、尚且つ自己研鑽を重ねながら、再び市民からそういった問題を言われないような対応をしていただきたいということをお願いして終わります。 20 ◯議長(海老澤通弘君) 9番・金子悦郎君。                  〔9番・金子悦郎君登壇〕 21 ◯9番(金子悦郎君) 9番・金子でございます。一般質問を通告に従い行います。  第1項、観光行政についてお伺いをいたします。  この問題につきましては、先の議会でも質問をしておりますが、鉄は熱いうちに打てという例えから、今議会でも引き続き質問をいたしますので、重複するところがあるかとも思いますが、明快なるお答えをいただきたいと思います。  今、当市の観光行政については、少しずつではありますが、着実によい方向に進んでいると思います。その1つとして、11月23日、県観光物産課及び県南地方事務所内農業課の絶大なるご後援によりまして、ワンデープランという名の事業が企画され、実施されたことは、周知のことであります。  その前段に、11月5日、午前6時45分からフジテレビで放映された「おはよう茨城」で、当市の風土記の丘、ダチョウ王国が、また11月12日、午後8時よりTBSによる「どうぶつ奇想天外!」の番組の中で、ダチョウ王国、11月30日、テレビ東京で午後9時よりのニュースの中で、ダチョウの肉は脂肉が少なく、ヘルシーな食品として利用できないかという、また、同様のことが過日NHKでも同じように取り上げられ、放映されたことは周知のことでございます。したがって、当石岡市も、日本中に宣伝され話題となっていることも周知のことであります。当市にとりましては、前半は非常に暗いニュースが話題となりましたが、これらのことを考えまして、後半は明るいニュースとして、放映、報道がなされていることも事実でございます。21世紀をあと二十数日で迎えるに当たり、世紀の始まりを、明るい気持ちの中で迎えることができると思われます。  ここで前に戻りますが、11月23日に風土記の丘で、県、市、市観光協会、JAひたち野農協、染谷囃子等の方々の絶大なるご支援のもとに、そばまつりが開催されたわけでございます。そばの手打ち、試食会、新鮮な野菜等の産地直売等が行われ、前段に申し上げましたワンデープランに、県内外からの44名の参加者が、大型バス2台でそばまつりに参加され、設定された観光コースをめぐり、観光をしたわけでございます。その上に、真壁町より3世代の歩く会の方々がバス4台で来園し、市内外の一般客とともに大変なにぎわいとなり、大盛況のうちに終わることができたことに対しまして、これもひとえに関係者の方々のご協力の賜物と感謝を申し上げる次第でございます。  また、風土記の丘の売り上げも、常日ごろの宣伝・広報及びヘルシーなダチョウの肉を加工したそぼろそばが好評であり、所長の話では、本年度も4カ月を残した11月22日には、昨年1年間の売り上げ金額を超え、大幅な売り上げ金額の増となるとのことでありました。これも所長以下関係者の方々の努力であり、1つの成功実例ではなかろうかと、私は思います。このように、毎日毎日、その持ち場で努力され、前進するためにその職務に励んでいる職員がいることに対しまして、私は誇りを感じておる次第でございます。  このようなことから、やっと当市の観光コースも、風土記の丘、ダチョウ王国、国分寺等々、そして県のフラワーパーク、畜産試験場を含み、確立されつつあると思われます。そこで、さらなる前進をするために、環境整備が必要であると考えられます。したがって、平成13年度の施策として、担当参事は、どこをどのように整備していくつもりか、また、市長には観光行政をどのように進めていくのか、その方針について見解をお聞きいたします。  次に、12月8日の茨城新聞の記事によりますと、平安時代の歌人、小野小町が亡くなったという伝説の残る新治村で、村おこしの一環として、地方から全国へ文化の発信をしようとのことから、小町にちなんで俳句と短歌の文学賞が設けられ、第1回の受賞作品が決定したと。そして、北海道から沖縄までの全国から応募があり、大きな成果があったと報じられております。これも観光行政の1つの成果ではなかろうかと考えられます。  そこで、先の議会で観光行政についての私の質問に対しまして、市長は、「文化の観光」という名のとらえ方であろうと思いますけれども、都々逸の作品コンクール大会を当市が開催できればと答えておりますが、ご存じのように、都々逸坊扇歌のお堂は国分寺境内にあります。国分寺につきましては、私から申し上げるまでのことはございません。国指定特別史跡であり、観光資源であります。したがって、全国大会を当市で企画することにより、新たな観光行政として大きく進展する1つの材料ではなかろうかと思いますが、平成13年度予算編成時期でありますので、このようなお考えをお持ちかどうか市長の見解をお伺いいたします。  次に、先日ちょっと聞いた話でございますが、市内の丸通ハイヤー観光課で企画され、実施されております「私が案内します。歴史の里いしおか」のことでお聞きいたします。  このことは、ある市外の方がこの企画を知り利用した結果、大変よかったと。ただ、2時間では駆け足で忙しかったので、他の人たちのために、行政で何か施策を講じてもらえばよいのではなかろうかという話でございました。私も同感でございます。初めて石岡市の一企業が、歴史の里を宣伝しよう、見ていただこうと企画されたことでございますので、そのことを担当参事は知っていたのかどうか。また、それに対して何かお考えをお持ちかお伺いをいたします。  以上で観光行政は終わります。  次に、道路行政についてお伺いをいたします。  6号国道のバイパスについては、現況は少しずつではありますが、進んでいるやに聞いております。早期実現のために、本年も市長並びに執行部、議会からも予算獲得のために国の関係機関に対しまして、たびたび陳情が行われていることも周知のことであります。また、岩間から半の木、根当を経て、工業団地内への道路は、平成13年4月1日より、団地への道路に接続される国道355バイパスの、片側2車線を利用し、一部開通となることに対しまして、上部関係機関並びに地権者の方々のご協力の賜物と深く感謝を申し上げます。しかしながら、当市を取り巻く道路の混雑さの解消とはならず、6号バイパスの開通まで続くのではなかろうかと懸念をいたす次第であります。  そこで、この混雑を少しでも解消する策の1つとして取り上げなければならないことは、前段で申し上げました355バイパスの延長である有料道路の無料化であります。この有料道路につきましては、周知のことでありますが、昭和56年4月に開通となり、普通車両は100円、大型(I)は160円等々の料金体系がなされております。現況を見ますと、それなりに通行車両は利用されていますが、やはり料金支払いが面倒であることから、別に迂回道路があるとのことで、当市を通過する車両が市内の道路に入ってきていることも現実であります。すなわち中心商店街の混雑さが激しいのも、この原因であると私は思います。したがって、中心商店街でのお客様が危険であるということから客離れをし、衰退の一因であると、私は思います。  今後は、355バイパスの開通に伴う推移を見なければわかりませんが、県道路公社では、この有料道路の赤字、黒字は別として、最低30年間、すなわち平成13年度、23年度までの無料化はできないとのことでありますが、一方隣接の町である霞ヶ浦町と玉造への霞ヶ浦大橋も有料橋であります。これも国道354号線内にあることも周知のことであります。したがって、この有料道路の無料化につきましては、石岡独自で陳情等を行うのではなく、霞ヶ浦町、玉造と連携し、早期無料実現への陳情をする必要があると私は思いますが、これに関しまして、市長のこれまでの経過とともに見解をお伺いいたします。  次に、6号国道から有料道路に向かい、料金所の手前から府中橋へ、そして千代田インターへのアクセス道路の計画についてでございますが、これが一向に工事着工になっていない現況であります。この件に関しての進捗状況について、建設部長はどのように認識をしているのかお伺いいたします。  次に、道路とは、隣接町村と接続されているのが道路であると、私は考えております。市町村単独の道路はないと認識しております。したがって、市町村での一部改修及び新設が多少あるとしても、やはり広域で協議して、その一部を各市町村がそれぞれ事業化し、実施するのが、県、国の補助金等を容易に獲得できる策ではなかろうかと思います。しかし、それにはお互いに協議し、話し合える場がなければこれもできず、一部事務組合での首長の話し合いだけでなく、実務レベルでの事務担当官の話し合える場が必要ではないかと考えられます。ややもすると、当市では今までそのような場を持たれていない気がいたします。そこで、建設部長に、この点に関しまして、どのように認識をしているのかお答えをいただきます。  以上で道路行政についての質問は終わります。  第3項、スポーツ振興策についてお伺いいたします。  昭和42年に茨城国体が開催され、当市はバドミントン競技の会場となり、盛大に行われたことは周知のことであります。平成12年で丸26年が経過し、20世紀のシドニーオリンピックに、市始まって以来のオリンピック出場選手、井川里美さんが活躍されましたことは、記憶に新しいことであります。この茨城国体以来、当市にもバドミントン競技が力強く根づき、現在でも小中高校生を含む一般の方々も、男女を問わず一番の人気競技となり、県内の大会はもちろんのこと、関東大会、全国大会へと毎年のように選手を送り出し、中には全国優勝という輝かしい実績を上げていることも周知のことであります。したがって、井川選手に続けと一段と熱が入り、ますます人気競技となると、私は考えております。  当市のスポーツ界では、平成14年度に行われますインターハイは、茨城国体以来2度目の大イベント事業であり、スポーツ界はもちろん市内でも、その経済効果に期待していると思われます。先日、インターハイ実行委員会が多数の関係者の出席のもとに発足し、準備も着々と進められることに期待しております。  ウエイトリフティング競技は、個人競技と言われているとおりで、選手は決められた体重の保守、そして精神統一の競技とされ、練習も非常に厳しい競技であるとされております。当市でも、平成10年より、市内小中学生を対象としてウエイトリフティング教室が設置され、県ウエイトリフティング協会理事長であり、石岡一高の先生でもある福田太公先生が指導に当たり、インターハイに向けて市内外の競技人口、すなわち底辺の拡大に努力されていることも周知のことであります。そこで、お伺いいたしますが、この教室に対しまして年間30万円の助成がされていると聞いております。この金額について、教育次長はどのような認識をしているのかお答えをいただきます。  次に、インターハイに向けて開催県の面目で、選手の強化に本腰を入れると県より発表があったとのことであります。その中で、競技会場となる24市町村で競技施設が整備され、全28競技で入賞をねらうと言われております。当市の会場で実施されますウエイトリフティングは、前回の大会でも好成績を上げており、各部門において、入賞もしくは優勝者が出るとされている競技でございます。したがって、これからの練習にも一段と熱が入ることは必定であります。そこで、当市でも、会場の整備及び選手及び関係者の市内宿泊施設の不足等、問題があると思われますが、これに対処すべく職員の配置、予算の増額等について、市長はどのように対処するつもりかお伺いをいたします。  次に、去る12月1日付茨城新聞の報道によりますと、水戸市でアマチュアスポーツに対する補助金の見直しについての記事がありましたが、それに対しまして、当市ではどのようにしているのか。また、水戸市との比較について、どのように感じられたか、教育次長に率直なお考えをお聞きいたしまして、第1回目の質問を終わります。 22 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時58分休憩
               ───────────────────────                   午前11時12分再開 23 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  参事・大和田君。              〔参事商工観光担当・大和田澄男君登壇〕 24 ◯参事商工観光担当(大和田澄男君) 観光行政についてご質問をいただきました。  最初に、平成13年度の予算編成期に当たり、観光振興に関する具体的な環境整備の方針は、とのご質問をいただいたところでございます。ご答弁を申し上げます。  ご質問の中にありましたように、石岡市の観光資源でございますが、石岡のおまつり、豊かな自然資源であります霞ヶ浦を活用した高浜の釣り、そして国分寺をはじめとする史跡、遺跡の数々、さらには古代家屋等を復元した風土記の丘、そして日本一の獅子頭、さらには最近特に話題になっておりますダチョウ牧場等々があるわけであります。これらの資源を活用した観光資源に努めていきたいと思っているところでございます。  そのための環境整備でございますけれども、お尋ねの平成13年度の環境整備といたしましては、風土記の丘になるわけでございますけれども、トイレの増設工事と施設の老朽化に伴います改修工事が必要ではないかと予定しているところでございます。  次に、市内の丸通ハイヤー観光課で取り組まれております「私たちがご案内します。ようこそ歴史の里いしおか」についてでありますが、私がいつこの企画を知り、別の企画は、とのご質問をいただいたところでございますけれども、これまで観光協会の役員会におきましても、タクシー会社さんのご協力をいただく中で、市内の名所等を案内できないか、そういった取り組みができないか話し合いを持ってきた経過があるわけでございます。具体化されずに今日まで来ていたわけでございますけれども、今回丸通ハイヤー観光課で企画をしていただき、その取り組みの実現がされたところでございます。11月の初旬でございますけれども、私どもに、これらの取り組みについてのお話がございました。その中で、これらの取り組みが、市内全体の会社で取り組めるようにしていただきたいということと、名所旧跡、史跡等について、十分な説明ができるような勉強会の企画をしていただきたい旨のお話をいただいたところでございます。これらを受けまして、私ども観光協会の役員会の中で協議をし、その取り組みを推進していくことを確認させていただいているところでございます。  具体的に申し上げますと、11月29日でございましたけれども、関係者が一同に集まる機会があるので、そのときに時間を一部割いていただいて、そのような企画をすることで確認をさせていただいたわけでございますけれども、残念ながら時間の都合等がございまして、そのときには実現されなかったわけでございます。しかし、今後これらの説明会、勉強会につきましては、観光協会として取り組んでいくことを確認しておりますし、そのために歴史ボランティアの方々のご協力をいただくというところまで確認をしているところでございますので、これらの取り組みについては、早急に取り組めるようにしていきたいと思っているところでございます。  さらに、別の企画は、ということでご質問をいただきましたけれども、最初に観光の振興の考え方については、ご答弁を申し上げましたけれども、観光振興として今年度から取り組みをさせていただいておりますワンデープランによりまして、市内の中心市街地にもお客さんを迎えることができてきたわけでございますので、これらをさらに充実させていきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 25 ◯議長(海老澤通弘君) 建設部長・鈴木君。                 〔建設部長・鈴木 寛君登壇〕 26 ◯建設部長(鈴木 寛君) ご質問がございました道路行政の中で、県道石岡・筑波線バイパス、その後の進捗状況及び道路建設における周辺町村との協議につきまして、私の方からご答弁申し上げます。  初めに、県道石岡・筑波線バイパスの進捗状況につきまして、ご答弁申し上げます。  このバイパスにつきましては、議員ご承知のとおり、現在の6号国道の交通対策及び国道355バイパスへの対応などから、石岡市と千代田町が共同歩調のもとに、県に対しまして道路建設を要請してきた路線でございます。しかし、現在では当初の計画方針に加えまして、百里飛行場共用化関連道路の1つの道路として位置づけされているところでございます。飛行場開港時の暫定ルートとして、道路整備の事業化が、平成18年の飛行場開港時に見合った事業整備が図られているところでございます。  この路線の延長は、石岡有料道路から府中橋、府中橋から千代田町地先までの延長1,800メートルの道路でございます。現在までの状況は、石岡地内から地内有料道路から府中橋の間は、県の土地開発公社の資金によりまして、用地買収が完了いたしているところでございます。石岡は通りますが、石岡市内のいわゆる府中橋から以南と、千代田町地内の用地測量等、また地権者等の関係がございまして手間取っていたため、現在までおくれているところでございます。現在では、石岡市内の一部の地権者の関係、地権の関係、また、用地測量等は完了しているところでございます。そういうことで、今後の事業につきましては、道路用地としての、いわゆる公社間の買い戻し、また地権者からの用地買収を進めるという状況にございます。これらの事務手続を、現在、土浦土木事務所の方で進めているわけでございます。  さらに、用地買収に伴う関係手続が、いわゆる税関係で、租税特別措置法、またはバイパス路線の認定と現道の一部移管、いわゆる石岡市内の有料道路の十字路から府中橋、さらに府中橋から千代田町境までの現在の県道石岡つくば線の一部の移管の問題が出ております。さらに、千代田町での志筑管内での県道の町道への移管、これについての事務手続が残っているわけでございます。新たなルートを新設する場合には、県道の振り替え作業が出てまいります。石岡市で、今後議会に対しましても、この移管の取り扱いについてのご審議をいただく予定でございます。その後、県の方では、県議会での県道の認定作業が出てまいります。そういう作業を進めまして、いわゆる用地買収に伴う税の租税特別措置法の協議が進められ、その中で用地買収が進められるという状況にございまして、平成13年度には、これらの事業をすべて完了したいという考えがあるわけでございます。  しかし、石岡市としましては、県道石岡・筑波線バイパス路線は、ただいま申し上げましたように、百里道路へのアクセスの1つの道路でございます。また、さらに、石岡市内にあります石岡有料道路の今後の無料化へ向けての市の対応の布石として、県に対して一日も早く事業の促進を、引き続き要請を行っていきたいと考えているものでございますので、今後ともご協力のほどを賜りたいと存じます。  次に、隣接町村との道路建設にかかわる協議につきまして、ご答弁申し上げます。  ご質問の中でご指摘がございましたように、周辺町村との事務レベルの具体的な協議につきましては、そういう場がないことは事実でございます。その一方で、各市町村長、関係部課長をもって構成する協議の場は持ってございますが、これは石岡、千代田、八郷の広域幹線道路対策協議会、また恋瀬川、天の川改修期成同盟会等が設けられてございまして、これらの整備促進の協議、または県に対する要望等を行っているわけでございますが、具体的に事務段階での研究・調査、情報交換等の協議は行っていないのが実情でございます。  しかし、現在の人、物の流れは、複数の町村を超えての範囲で日常行っているのが現状でございます。特に、道路行政に関しましては、幹線道路、または生活関連道路に至るまで、隣接町村にまたがる部分は相当数の路線がございます。これらの道路は、いわゆる長い歴史的経過があることから、道路整備に関しましては、関係地域の方々から、一環した道路整備の要請も出ていることも事実でございます。  しかし、ご指摘がございましたように、これまで関係周辺市町村においての、特に道路行政に関しましては、事務レベルの協議・検討及び調整する場がなかったことから、行政、会、周辺、または幹線道路網の整備の調整が図れなかったことから、一環した事業ができなかったケースがございます。このような中で、年度当初隣接する複数の町村からも、やはり協議の場の設立というお話が出ていることも事実でございます。  今般、私どもとしましては、事務レベルでの協議の場の設立準備を進めてございます。その範囲としては、旧新治郡の範囲の中で行いたいという考えでございます。現在、税務関係で新治地区税務事務連絡協議会が設立されておりまして、それぞれの事務レベルでの事務の改善やその面についての協議は進められてございます。今回、設立に当たりましても、この協議会を参考としまして準備を進めているところでございます。  また、一方、県においても、所管します土木事務所の中でも、やはり道路行政の広域化の進む中で、市町村の一体的な要請・要望を中心とした行動と申しますか活動と申しますか、そのような形での協議の要請をしていることも事実でございます。最近の傾向としましては、やはり隣接する町村間での、こういう場を設けた中での大型広域幹線道路の計画が進められ、現在事業に着手しているケースもございます。したがいまして、石岡市としましても、周辺町村との協力のもとに一環した道路行政の推進を図ることから、やはり関係町村との協議の場を設けて、十分な共通理解のもとで事業の推進を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 27 ◯議長(海老澤通弘君) 教育長職務代理者教育次長・草間君。            〔教育長職務代理者教育次長・草間 暁君登壇〕 28 ◯教育長職務代理者教育次長(草間 暁君) 最初に、1点目のウエイトリフティング教室に対する30万円の補助金の認識についてお答えを申し上げます。  ウエイトリフティング教室は、2002年茨城県高校総体のウエイトリフティング開催地といたしまして、市内の小・中学生に協議種目の認知を深め、かつ選手の養成を図ることを目的として、議員ご指摘のように、平成10年度より開催しております。この教室からは、現在、石岡一高のウエイトリフティング部で活躍している生徒も何人かおり、好成績をおさめております。参加対象者は、小学5年生以上と中学生となっておりまして、各小学校へ教室への参加要請をしておりますけれども、今年度の参加人数は5名で、毎月第2土曜日に、石岡一高のトレーニングルームで午前9時30分から開催しております。  この教室への30万円の補助金の内容ですけれども、講師謝礼、重量挙げ用ベルトなど、消耗品の購入、連絡用の郵便料、傷害保険料などとなっております。  また、この30万円の補助金の額についてでございますけれども、参加人数から見てみますと、概ね適した額ではないかと考えております。今後とも、この教室に参加した生徒が選手としてインターハイに出場し、好成績がおさめられるよう推進してまいりたいと思います。  次に、2点目のスポーツに対する補助金でございますけれども、石岡市におきましても、平成11年度まではケース・バイ・ケースで補助をしておりましたけれども、本年度より石岡市各種スポーツ大会出場金交付要綱を定め、助成を行っているところでございます。  その内容ですけれども、1つとして、補助の対象となる大会、これは市、県の予選会を経て、関東大会以上の大会に参加する場合。2つとして、補助の対象者ですけれども、競技に出場、登録した監督及び選手で、また、選手が児童の場合は、引率者1名も対象としております。続いて3番目、補助対象経費でございますが、交通費、宿泊費に対しまして補助をしております。4つ目として、補助率と補助金でございますけれども、他の機関、団体からの補助金を差し引いた額の2分の1以内で、団体の場合は10万円、個人の場合は2万円を限度して補助をしております。  また、水戸市との比較についての認識はというお尋ねでございますけれども、石岡市の場合は、大会開催期間等に関係なく一律となっておりますが、水戸市の場合、大会開催期間によって補助額に差がついているところでございます。今後、当市におきましても、より公平に助成ができるよう見直しをしてまいりたいと考えます。  以上です。 29 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                〔市長・木村芳城君登壇〕 30 ◯市長(木村芳城君) 金子議員のご質問の観光行政について、私の考えでありますけれども、当市をPRしていく大きな役割をしていると認識をいたしておりますので、観光行政を進める上で、やはり当市を理解していただけるものと認識しているわけでございます。  過般、農免道路で農水省の方へ陳情に行ったときのことでありますけれども、これは農水省ばかりではなく、すべてのことに言えると思うんでありますけれども、このつくり上げていく前に、石岡市にどういうような資源があるのか。この件につきまして言えば、高浜の釣り場があります。そして、夏にはホタルが出ます。そして、果樹栽培の中で、流通機構が十分に働けるような道路を石岡市につくっていただきたい。そういうようなことを説明することによって、私たちは、やはりそこに農免道路が必要であると認識するというお話をその場で聞きまして、私といたしましても、今後、環境行政を含めてそのような説明をすることによって、いろいろなものが進められるという認識を新たにしたところでもあります。  2番目といたしまして、全国大会。前のご質問のときにも、私、都々逸の件を、お話をいたしまして、石岡市にあります獅子頭日本一、またダチョウ王国日本一、そして今年度は磯節の日本一が誕生いたしました当市に、3つの日本一がある中から、ご指摘のような都々逸坊扇歌のものを石岡でということで、早速調査したわけでありますけれども、常陸太田市が、第14回を迎えた都々逸全国大会をもう実施しているわけでありまして、その中に石岡も役員としてもう入っておりまして、私といたしましても、答弁の中で甘さがあったなと大変反省しておりますが、この機会でありますので、市民の皆様の方から全国大会ができるような行事を組みたいんだということで、それも観光行政と同じようにPRしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げる次第であります。  次が、道路行政の中で、有料道路無料化についてでありますけれども、ご指摘のようなことを踏まえて、私も市長就任以来このことにつきましては進めて、いろいろとお聞きしてまいったわけでございます。無料化には建設省と協議して、建設大臣の変更認可が必要であることが大きなネックとなってきておりまして、その中でも認可の理由が、毎年大幅な赤字で借入金がふえ、また交通量の増加が見込まれなく、返済の見込みが立たない場合、これがあった場合には30年の中でできると。当市は、1年間を通して市が利用料を負担しての無料化はできない。それから、特殊なイベント、お祭り等での単期間ならできると。日曜・祭日のみ、市で負担しての無料化は、事由によってはできると。そういうようなことをいただいておりますので、いろいろなことをもっともっと強烈にお願いして、何とか一日も早く無料化に進めてまいりたい。また、国道355号の償却時期等も見込みながら進めてまいりたいと思っております。  絡めまして、霞ヶ浦大橋の有料道路があるわけであります。この件につきまして、ご指摘のように関係町村と連携をとりまして、無料化に努めていきたい。このように私も思っておりますので、県、道路公社等のご指導等をいただきながら、早急に無料化へ向けて努力してまいりたいと考えております。  次が、インターハイの件でございますが、職員の配置のことにつきましては、万全を期して大会をやらなければなりませんので、そのようなことを含めて十分に協議して、万全を期して進めてまいりたいと考えております。  宿泊所関係でございますが、実行委員会の中でも、この問題につきましては十分に調査して、石岡市においでいただく方々に不便がかからないように、調査等、また、関係機関にお願いをしてまいりたいと考えているところであります。  以上です。 31 ◯議長(海老澤通弘君) 9番・金子悦郎君。 32 ◯9番(金子悦郎君) 大変明快な回答だと私は考えておりますが、しかしながら、まず1つ、観光行政の中で、丸通ハイヤーによる歴史の里めぐりは、過去何年も前から言われていたことでございますよね。やっと実現できた。実現できたということは、石岡の観光について見直しがされてきたという裏づけにもなるのかなと。したがいまして、先にやっていただいたこの丸通ハイヤーに対しまして、私は本当に敬意を表するところでございますが、やはり行政もこれに対しまして、何らかの助成というか、とにかく今までにも、どうも最初始まっても途中でやめてしまうことがいろいろあるんですね。それを継続してやっていただくためには、やはり行政でも何らかのことを考えていかなければならないのではなかろうかと、私は考えます。したがって、推移を見ながらということではなしに、やはりこれを成功させるんだと。それぞれの会社はたくさんありますが、一番先に取り上げてくれたということに対しまして、市の方も十分に認識していただきたいということをお願いするところでございます。  それから、環境整備の問題でございますが、今年度は風土記の丘のトイレの整備をするということで、もう三、四年前から1つでもやっていただければ、今ごろ風土記の丘は2番目とか3番目とかいう形になったのかなと。と申しますのは、前回の議会でも質問いたしましたが、国分寺の周辺、結構、今、観光があるやに聞いております。さきの議会でも申し上げましたように、あのイベント広場が駐車場ということで、あそこへバスを置いて、国分寺、国分尼寺を見学していると。ということは、先ほどの丸通ハイヤーの中にも、このコースが入っているんですね。したがって、風土記の丘だけではなしに、国分寺という、これは国の特別指定史跡でございますので、結構人気があるのかなと。市内の丸通ハイヤーを利用した方の話を聞きましたが、やはり石岡は国分寺、国分尼寺、国衙という3つの大きな歴史のものがあるんだと。これがやっぱり主体となっているのかなという感じもするんです。  近隣の方に聞いてみると、やはり生理現象でどうしようもないものですから、近所の民家を借りて利用しているのが現況でございますので、これも早急に……。風土記の丘には1つございます。ただ、あれでは不足だから、今回それなりの整備をしたいということでありますが、国分尼寺の場合は先の方にあるようですが、国分寺にはないんですよね。したがって、やはり観光客を受け入れるのには受け入れるためのものがなければ、1回来たけれども、どうも不自由があったということになると、来た方が行かない方がいいよと言われると、二度と石岡の歴史めぐりはやらなくなると。今はインターネット、または観光会社の勧誘もございますが、やはり口コミということが大きな意義を持っています。ですから、大型のものではなくても、国分寺周辺にも、やはりそれなりの環境整備を早急にしていただきたいと思います。  それから、都々逸坊の件に関しましては、了解しました。しかしながら、文化の発信地という観点から考えたときに、石岡から日本中に広げられる別の企画でも何でも、何かやっぱりないのかなと。これは市内から、いろいろ提言があると思うんですね。もう1回その中を洗い直しまして、何か利用できるものがないのかと。私の頭では考えつきません。しかしながら、「三人寄れば文殊の知恵」ということもございますが、たくさんの市民の方、また同時に市の職員の方々も、それらのことを常日ごろ真剣に、何かないかと考えて企画するのが、また市の職員の立場ではなかろうかと考えますので、この件に関しましては了解いたしました。  次に、隣接町村との話し合いの場でございますが、建設部長が取り組んでいただきまして、何とか形ができてきたという話でございますので、了解はいたしましたが、私は、なぜ今これを言うかというと、ご存じのように、6号国道を上っていったときに、千代田の役場の前から約30億円をかけて道路が今つくられております。この先が、どこへ行くんだということがさっぱり見えてこないんです。千代田でも、30億円の予算を投下してあの道路をつくったということは、何か目的があるのではなかろうかと。やはりいち早くそのようなことを察知するのには、事務レベルでの話し合う場がなかったからではなかろうかと、私は考えます。  それから、新治郡内での話し合いということでございますので、話は外れるかもしれませんが、隣の美野里町のある集落におきまして、大型農免道路が企画・起案され、用地買収もほぼ終わって完成する、着工するという話も聞いております。それでは、その大型農免道路と石岡のアクセスをどうするのか、これも大きな問題でございます。石岡の農免道路は5メートルでございますが、大型農免道路というのは、もっと幅の広い農免道路となるわけでございます。私から申すまでもなく、農免道路というのは、国、県の補助率が75%であることは周知であると思います。国の事業は約50%、農免道路は75%と言われております。これは、私が言うのではなく、ある県、国の関係者の方々が、今、建設省よりも農水省の方が金を持っていると。それは特定財源、俗に言う揮発油税が永久的に続くわけですね。この税金がある以上は、道路をつくるためにこの金を投資するということは決まっているんです。  土地改良が、過去においては3反歩というようなことでございますが、今現在1町歩ということで、一部分県内でも行われておりますが、石岡市内においては、1町歩というような規模の土地改良はできないと。したがって、工事関係のことになりますと、道路しかないんですよね。土地改良事務所も、当然道路改修のために金を持っているということも聞いておりますので、建設サイドの道路、経済部サイドの道路と分かれておりますが、道路については同じでございますので、どうかこの点を慎重にご検討、起案いただきまして、今後75%の補助率のある農免道路について積極的に考えていただきたいと、お願いをするところでございます。  次に、スポーツ振興策についてでありますが、ご存じのように、ウエイトリフティングというのは、ちょっと一般の方々には縁遠い話ではなかろうかと思います。しかしながら、日本はこのウエイトリフティングについては、オリンピックで優勝もしているという実績もございますし、また、石岡一高の選手も、インターハイで上位入賞ということがたびたびあるわけでございます。ましてや今回のインターハイは、茨城県で行われる何十年ぶりでのインターハイですよね。したがって、県でもそれなりに力を入れていると思いますが、当市での会場ということもございますので、やはりそれなりに石岡市で予算もつけて助成していくのが当たり前だと。例えば5人しかいないということは、たまたまそうなったのかなと思いますが、要するに底辺の拡大ということを考えたときには、やはり関係者は、小・中学校を歩いて勧誘もしなくちゃならないような、目に見えないものもあると私は考えます。  したがって、月30万円ならいいんですが、年間30万円ですよ、議長。月にすると幾らになるかは計算すればできますが、年間30万円という予算では、インターハイに臨む上では、私は本当の旅費程度しかないのではなかろうかと思います。したがいまして、来年と再来年ですか、あと1年何カ月です。当市でも、ウエイトリフティング会場ということでございますので、何とかひとつ見直しをしていただきたいとお願いをするところであります。  それから、水戸市との比較でございますが、私は水戸市と同じにしてくださいと言うつもりはございません。しかしながら、子供たちの健康という面から考えても、スポーツ振興策については、やはりある程度金を出さないと。これは、増額が必要ではなかろうかと。まあ、今、非常に厳しい予算だと思いますが、しかしながら、今出しておかないと、3年、5年、10年先のスポーツ界も見えてくるわけですよね。  ですから、年間30万円という金額ではなしに、もうちょっと考えて、特に何回も言うようですが、ウエイトリフティングは石岡が会場なんですよ。バドミントンのように石岡に根づかせるためには、それなりの努力も必要でもありますし、また、金も必要であると。当然県でもウエイトリフティングについては、それなりに出しますと言っております。まあ、県立高校のことだから、茨城県の教育委員会でやるだろうという単純な考えではなしに、石岡市が会場になってウエイトリフティング大会をやるわけですから、やはり石岡市も応分の助成をし、そして底辺拡大のためには、ウエイトリフティングの理解も持っていただかなきゃならないと思います。これは、市民運動会、その他、試技会をやっていただきまして、それなりに参加した方は、ある程度の理解はしていると思いますが、しかし一般市民まで、市内外の方におわかりいただくためには、ルールの説明からしていかなければならないと考えたときに、やはり石岡市もそれなりに予算を出していかなければならないのかなと私は考えておりますので、この点をもう一度、教育次長の見解並びに予算に向けての話がございますので、私の2回目の意見を聞いてどういうふうに感じたのか、市長のインターハイに対するご見解をお答えいただきたいと思います。  それと、有料道路の無料化は、県サイド、国サイドのことでございますので、石岡で論ずることは非常に問題かと思いますが、しかし窮余の一策ではございませんが、355号が開通されたことによって、有料道路をそのまま通過していただくことが石岡の混雑緩和には一番だということは、周知のことでございます。したがって、この有料道路の無料化について、私も当選してから何回かやったことがございますが、その当時の有料道路の無料化の話と、今回の有料道路の無料化の話とは違うよという認識をいただかなければならないのかなと。ということは、先ほども何回も申し上げているように、355号のバイパスがつながるわけですから。ですから、これもやっぱり真剣に陳情し、情報収集等をしていかなければ遅きに失するかなと。  と同時に、もう一つ、百里の民間共用に向けて、これもやっぱり関連道路になるわけですよね。ですから、有料道路の無料化も、ただできないというだけじゃなしに、やはり市を挙げての、また、霞ケ浦町、玉造と合わせて強力な陳情をすることによって、多少話は考えられるのかなという望みを持っているつもりでございます。したがいまして、この件に関しても積極的なる話し合いというか、どういうふうに持っていったら無料化にできるんだという話し合いを1つの課題として取り上げていただきまして、ご検討いただきたいと思います。  以上で2回目の質問を終わります。 33 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時55分休憩            ───────────────────────                   午後 1時31分再開 34 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先の一般質問における発言に関し、金子悦郎君から発言を求められておりますので、これを許します。  9番・金子悦郎君。 35 ◯9番(金子悦郎君) 2回目の質問の中で、間違った発言をいたしましたので、次のようにご訂正のほどお願い申し上げたいと思いますが、建設省と言うべきところを大蔵省と申し上げましたので、建設省とご訂正のほどお計らいをお願いいたします。 36 ◯議長(海老澤通弘君) ただいま、金子悦郎君から申し出がありました発言の訂正については、石岡市議会会議規則第65条の規定により、議長においてこれを許可いたします。  教育長職務代理者教育次長・草間君。             〔教育長職務代理者教育次長・草間 暁君登壇〕 37 ◯教育長職務代理者教育次長(草間 暁君) 金子議員の2回目の、インターハイ関係のご質問にお答えを申し上げます。  議員ご指摘のように、ウエイトリフティング競技につきましては、一般の市民の方々はなじみの薄い競技でございます。そういう中で、これまでにも小・中学校や市民運動会などでデモンストレーション等を実施したり、また市内に横断幕を掲げるなど、ウエイトリフティングのPRに努めてきたところでございますけれども、今後とも市民への啓蒙・啓発などを含めまして、市報やいろいろな機会を通して広報活動に力を注いでいきたいと考えております。  また、ウエイトリフティング教室に対します補助金につきましては、内容等に十分見合うような形で、さらに検討してまいりたいと思います。  以上です。 38 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                 〔市長・木村芳城君登壇〕 39 ◯市長(木村芳城君) インターハイに向けて当市の状況を踏まえる中で、ウエイトリフティング競技が行われるわけであります。この件につきましては、すべての高校生が主体となりまして、1人1役活動を展開いたします。地域においても、いろいろな面で協力体制をしいていきたいと考えておりますし、それにはご指摘のように、ウエイトリフティングの競技をPRし、理解を求めていきたいと考えております。  なお、当市に、選手役員を含めて約1,000人規模になろうかなと思います。これらを踏まえると、平成13年度に社会人の関東大会などを実施して、本番にはいろいろな面において万全を期して対応してまいりたいと考えております。  以上です。 40 ◯議長(海老澤通弘君) 19番・寺内 毅君。                 〔19番・寺内 毅君君登壇〕 41 ◯19番(寺内 毅君) 19番・寺内でございます。4点ほど通告をしてございますので、順次質問をしてまいりたいと思います。  今期定例会で平成12年の議会関係は終わるわけでございますが、20世紀の終わりとか、21世紀に向けてとかという話が出ておりますけれども、私はクリスチャンではございませんので、世紀はともあれ、平成13年に向けて、今後石岡市がどうなっていくかという観点から、ひとつ質問をしてまいりたいと思うわけでございます。  第1点目、「ひまわりの館」のレジオネラ、これは菌と書いてありますが、正式には属菌だそうでございますので、属菌発生にかかわる行政責任についてということで見出しを出しておきましたが、行政運営上の責任の所在、あるいは責任のとり方ということで、ひとつ市長の方から明確なお答えをいただきたいと思うわけでございます。  なぜ、ここで私がこういう質問をいたしますかと申しますと、この問題については、これまでいろいろ論議が交わされ、あるいは新聞、テレビ等でいろいろ報道はされております。しかしながら、木村市長が公の場所でこの問題についての、公式な責任についての見解は発表されておるようには、私は受け取ってはおりません。また、聞いてもおりません。そういう観点で、なぜ市長はそういう行政上の責任についてのコメントができないのか。なぜこれまでしておられないのかどうか。その辺についてのお考えを説明していただきたいと思うわけでございます。  行政運営上の責任の所在と責任のとり方ということで、細目も通告してございますけれども、行政運営上の責任、これは、つまり行政組織の上からいえば行政処分についての最終責任者、最終判断者、そういう観点からいたしますと、その頂点にあるのは市長でございます。市長によってすべての職員がそれぞれ任命され、市長の命に従って組織が運営され、行政が遂行されるということは、論をまたないところでございますし、また、私がここで指摘するまでもないところでございます。そういう観点からいたしますと、当然最高責任者として、この一連の事件について、どのような形で市長にその責任の所在があるのか、どこにあるのかと。あるいはまた、そのような責任ありとするならば、どのような形で責任をおとりになるのかということは、すべての市民が関心を持っているところだろうと私は思うのであります。残念ながら、今まで一度もこの問題について、具体的にどのように対処して、どうするかという話の中で出てくるのは、このひまわりの館の再開に向けての、速やかなる再開ができることが私の責務だという言い方をしております。翻ってみれば、それが私の責任のあり方なんだと言及しているのかとも受け取れるのでありますが、責任問題というのは、普通一般にはそういうことじゃないと。なぜこのような事件が発生したのか、起きたのか、惹起されたのかということですね。もちろん我々も特別委員会を設置しまして、その中でいろいろ論議をし、究明してまいりましたけれども、今期定例会の最後に、その内容等について、報告がなされる段階には来ておるわけでございますけれども、これまでの質疑の中で、また市長が出席した委員会の中でも、明確になっておらん。また、市長自身がこのことについて言及しておられない。私にとっては、これが非常に不可解であります。なぜそう言えないのだろうか。どんな組織でも、最高責任者がこの問題についてどうとらえているかということを明らかにしない限り、問題解決に進まないわけです。  ところが、現実には、これまで2人の死亡者に対して一応とりあえず示談が成立した。1件は、議案が議決されておりますから、これは当然支払いがなされる。そしてまた、今期定例会に1つの議案が出されている。これも議決されるならば、当然それが執行されるという形になるでありましょうけれども、その損害賠償の請求についての和解、それに対する示談でございますから、この損害賠償の責任という観点から見れば、最高責任者として、自らの過失責任、石岡市に過失責任ありという認識の上に立って、損害賠償の請求があったわけですから、当然損害賠償金を払う、支払いをするということは、当然その業務上の責任をお認めになったと解しざるを得ないわけであります。これは、今までそれぞれ官庁やあるいはそれに関係した部局の職員の皆さんからいろいろ事情聴取をして聞いておりますけれども、そういう観点から、ひとつ明確に、市長としてどういう責任を感じて、尚且つどのような責任があるんだと。つまり、部下に対する管理監督の責任として、責任者としての責任のあり方というものをどう考えておるのかということをを、ひとつ明確にしていただきたいということでございます。  それからまた、この問題について、どのような形で責任をおとりになっていくのか。まあ通常でありますと、辞任も含めてどういう考えでおられるのか。また、例えば、将来減俸とか、あるいはその他の形のものか、何らかの形で自らの、自己の責任に対して表明をしなきゃならないということになろうかと思うんで、その辺も含めてひとつ説明を願いたいと思います。  次に、2番目のふれあいの里の特別養護老人ホームに関することについて、ちょっとお伺いをしてみたいと思いますが、ここに3つほど通告してございます。管理と運営、福祉法人との契約の関係について、法人設立の進捗状況について(具体的には登記内容を含めて)ということで通告をしてございますから、その辺に沿ってひとつご答弁、ご説明を願いたいと思います。  これは、少なくとも公設民営ということを原則にしてやっておられるわけですが、その民営の部分、いわゆる運営に当たる社会福祉法人と石岡市がどのような契約関係になるのか、当然施設を貸すわけでございますから、来年の4月には開園ということになっておるようでございますので、その具体的な内容について明確にしていただきたい。そして、当然契約ですから、具体的な約款がなければならないわけですから、その辺についても、いつどのような形で契約関係に入るのかということですね。単なる委託という形じゃないと思うんです。管理運営、委託する、お任せするということじゃなくて、我々が聞いている範囲では、社会福祉法人が、独自に石岡の施設を使って、活用して、そういう事業を展開していくと承っておるわけでございますから、単なる業務委託というような、例えば、レジオネラの発生もとになりました管理についての運営をした企業との契約関係、委託関係とは、おのずと性格が違うわけでございますから、この辺についても具体的にどういう契約関係になるのか。契約関係でございますから、その間には当然債権者、債務者という形の中での対等な関係にありますから、そういう中での責任関係、責任のあり方、福祉法人の責任、あるいは石岡市としての福祉法人に対する責任、こういったものも明確になっておかなきゃならないことでございますので、どういう関係になるのかということについて、ひとつ具体的にご説明を願いたいと思います。  次に、法人設立の進捗状況についてということで、括弧の中に具体的に登記内容を含めて説明をしてほしいと通告してありますが、法人の設立については当然理事会があるわけでございますから、どなたが理事会の責任者、理事長におなりになるかといった具体的な、人的な、理事会のメンバーですね。登記というものが当然出てくるわけですから、どなたがどういう形に、どういう方々が理事として名を連ねられているか、これをひとつ具体的に説明していただきたいと同時に、その前に、申請をした段階で当然県から認可を受けなきゃならんわけです。茨城県から現時点で当然認可を受けているわけですから、認可を受けて登記をするわけですから、その中でいつ登記がなされ、その具体的な法人の内容を当然明示することができると思うんで、それを具体的にご答弁願いたいし、また、議長においてお取り計らいをしていただくならば、もしこれが登記してあるならば、資料として石岡市には当然あるわけでございますので、その法人登記の内容、この法人格がどの程度の基金を持って運営されるのかという具体的な内容についての資料をご提出願いたいということをひとつお願いしておきたいと思います。  以上で、2点目については、その程度にしておきたいと思います。  次に、3点目の平成13年度予算編成についてということで、通告をしております。  内訳に当たっては、第4次総合計画との関連での中心的施策は何なんだと。平成13年度、市長がどういったことを具体的におやりになりたいんだと。政策の目玉はこれなんだといったものがあろうかと思うので、当然今予算編成の、少なくともヒアリングを行っている段階だろうと思うので、その辺のことについて具体的にお示しを願いたいと考えるところでございます。それとまた、一般会計、または特別会計を含めての予算の規模、大きさについて、示すことができればひとつ示していただきたいと思うわけでございます。  さらに、財政見通しの中で、特に推進すべき施策について、今、財政が非常に厳しいんだということを、機会あるごとに、話のまくら言葉でこの季節になると申すわけでございますが、その厳しい財政状況というものについて、具体的にどんな観点から把握をしているのか、どういう観点で財政が厳しいとお感じになっておるのか。このことを、ひとつ説明していただきたいと思うわけでございます。  実は、ある週刊誌で、日本は既に破綻しているという記事がございまして、これは大新聞の経済部の記者が匿名を条件に、日本の財政状況を分析したような記事が載っております。この中で特に注目すべきことは、日本は既に借金が1,000兆円になっておると言われております。これは間違いないところだろうと思うんですね。なぜこのことが問題かというと、今、会計ビッグバンで、会計方式が変わりました。民間はすべて連結決算方式になっております。しかも時価会計でございます。例えば資産についても時価で評価すると。あるいは株式についても時価で表現するということで時価評価になっております。こういうことになると、一目瞭然であります。しかも連結でございますから、前みたいに子会社に本社の方の赤字やなんか全部転嫁するという方式はできません。一貫して全部明らかになる。今日のバブル崩壊云々で、いろいろ問題になって出てきておりますけれども、これはまさに今の会計ビックバンの結果なんですね。
     そういうことで、やはりまだ大手の銀行も、不良債権についてどうなんだろうという心配がございます。これはなぜか。例えば一例をとってみますと、熊谷組ですか、具体的に名前が出ておるようですが、4,500億円の債権放棄をしてくれということで、今やっている。これ、1,000兆円以上の債務があるわけですね。有利子の負債がある。そのうちの4,500億円を放棄してくれということで、今現在、銀行等と協議をしておるところでございます。これがうまくいかないと、熊谷組は当然破綻するわけですね。債務超過になりますから。今まさにそうですし、また近々で具体的な例を言いますれば、そごうがそうだったわけであります。そごうも債権放棄をお願いして、うまくいきそうに見えたらクレームがついてそれができなくて結局破綻したということでございます。そういったことで、今まさに日本は1,000兆円の債務がございます。借金がございます。これは、みんな国民から借りているわけですね。いずれ、これは税金で払っていくということで、日本の国の源泉は何かというと、皆さんから集める税金以外何もないわけです。  この中でちょっとおもしろい記事があったので申し上げますけれども、いわゆるその中堅的な納税者は、今大体2,000万人おるんだそうでございます。1兆円を単純に割りますと、ちょうど5,000万円の債務を、今まさに、その人たちがしょうことに相なるわけであります。したがって、この辺の人たちというのは、まだその他、持ち家のために建て売り住宅やマンションを買っていますから、当然そっちでも債務をしょっているわけであります。もう債務だらけですね。こういった状況は、これから続くだろう。その解決方法として何があるかというと、消費税を30%にして、今の所得税を2倍にしなきゃ、これは解決つきませんよという極めて衝撃的な記事でございます。  私は、なぜこんなことを申すかといいますと、今、石岡市の債務がどうなっているのか。起債残高がどうなっているのか。一般会計では300億円ちょっとくらいだろうし、そういうふうに思っているかもしれませんけれども、恐らく特別会計やなんかを入れたらば、それできかない。そうすると、少なくとも石岡市の予算よりも多い形の起債残がある。で、石岡市の起債というのはそんなものか、それだけじゃないんですね。一部事務組合がございます。これ連結決算していったら大変な金額になろうかと思うんで、財政見通しの中で云々ということがありますけれども、まず基本的に石岡市の財政の基本がどの辺にあるかということをこの際ひとつお伺いしておきたいと思います。一部事務組合の起債残、これは何市町村かで一緒にやっておりますけれども、当然その負担割合というのがあるわけでございますから、それで単純に計算してもどのくらい起債残が残っておるか、これは幾つかありますね。斎場組合やあるいは霞台、あるいは湖北環境、あるいはまた湖北水道、そういったものがある。あるいはまた、農業共済、そういったもの。一部事務組合でやっておられる一連のいろいろな事業の中で、石岡市が起債残として負担しておる、将来返済していかなきゃならないと思われる起債残があろうかと思うので、お答えがいただければお答えしていただきたいと思うわけでございます。  これで一応3番目の質問を終わりたいと思います。  次に4番目の質問をしたいと思います。  市政懇談会について、これまでの開催による成果、それから市政懇談会のあり方(市民参加等)についてお伺いをするわけなんですが、一応若干の資料でお伺いしておきたいと思いますが、これは市の秘書広報課が中心になってやっておる事業でございますので、これまで何回かやっておるわけであります。今年は11月24日、府中中学校区ですか、このときが市民の参加は44名です。それから、城南地区公民館の場合が23名、東地区公民館の場合が32名、福祉会館の場合が11名、この中には2人の議員さんがカウントされているそうでございますから、市民は9名ということになるわけです。出席した市長をはじめとする担当の管理職の皆さん、随分いますね。24人がおいでになっているわけであります。  こういった状況で今の懇談会が進められておるわけでございますけれども、その中でいろいろな質問があって、そういう質問の内容等については、具体的にはいろいろ出ておるようでございます。それに対して、市長あたりが、あるいは関係部長あたりが懇切な説明をされているんだろうと推測するわけでございます。ここで1つお伺いしておきたいのは、職員の中で欠席した人がいますね。まあよんどころないことで欠席したということなのかどうかわかりませんけど、東地区公民館で、これは30日です。具体的にどなたかと申しますと、福祉部長と経済部長です。石岡には部が6つしかございません。その中で、2人の部長さんが欠席する。こういったことは今までないわけですね。具体的にはどういう理由で欠席されたんだか、ご説明をいただきたいと思います。日程は決まっているわけですから、風邪を引いたとか、まあ病欠ではないんだろうと思いますので、まずその辺についてのお答えもいただきたい。  また、ここであり方についても一応通告してございますので、この文言どおりお答えをいただきたい。これまでの開催による成果、これがどんなふうな市政の施策、市長の施策に反映されてきたのか。いきいき提言カードやなんかでもやっているようなんですが、ここの質問内容を見ていると、大体いきいきカードやなんかで出てくることが多いわけですが、あえて職員24人も、管理職を夜動員して、7時あたりからやって、こういったことが、いわゆる市民との対話を中心にした行政だというのは、単なる自己満足に過ぎないと私は思うんですよ。こういうことをやっている暇があるんだったら、もっと真剣に、職員間の検討会でも開いて、職員同士で、中でやった方がいいんじゃないんですか。これまでだっていきいきカードはどんどん出ているわけですから。あるいはインターネット、Eメール等で来ているわけです。その日は、そういうものに対する答弁だって、そんなに親切にやっているわけじゃないんですよ。我々は、そういう話は随分聞くわけです。  そういった観点から、もう懇談会なんていうのは、私としては、意味があるとは全く思いません。無意味だとは言いませんよ。市長の施策決定について重大な影響を及ぼすような、そういう形にはなっていない。ということは、ここの出席者、市民の参加数を見れば明らかでしょう。もっともっと関心を持つような実のある懇談会であれば、もっと市民も集まるわけだし、まあ特に私の裏の福祉会館でやるのに11人なんて。確かに中心街は今、過疎化していますよ。高齢化社会になっていますから。その中で、市民がたった9人しか参加しない。市長、これは1回じゃないでしょう。私が目撃している限りでは、三、四回ずっと続いていますよ。こういった懇談会を、それでもあえてまた続けることの、基本的にお考えがあるんだろうと思いますから。まあほかでそれなりに3つやっているから、国府中学校区だけを除くわけにいかないからやるんだというお考えもあるのかもしれませんけれども、そのようなことを含めてどうするのかということについての考えを、ひとつ説明していただきたい。時間が33分を過ぎましたので、とりあえず第1回の質問は、この程度にしておきたいと思います。 42 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・中村君。           〔参事高齢福祉担当兼保健センター所長・中村 栄君登壇〕 43 ◯参事高齢福祉担当兼保健センター所長(中村 栄君) 私からは、質問の第2番目、ふれあいの里特別養護老人ホームにつきまして、ご答弁申し上げます。  まず最初に、管理と運営でございますけれども、現在、建設を進めております特別養護老人ホームは、石岡市が建設いたしまして、新たに設立される社会福祉法人に、その管理・運営を委託する考えでございます。特別養護老人ホームは、介護老人保健施設でありますので、石岡市が介護サービス事業所の指定を受けまして、介護保険収入と利用者の自己負担金を、特別会計をもって収入いたします。法人にお支払いいたします委託料は、この介護保険報酬等の収入額の範囲内で支払う予定でございます。そして、管理運営を委託することに相なるわけでございます。法人側は、この委託料をもって、特別養護老人ホームの事業の運営管理を展開することに相なります。  次に、福祉法人との契約関係についてでございますけれども、いつ契約になるのかというお尋ねでございますけれども、正式には法人が立ち上がってから契約に関する協議になると考えておりますが、事前の協議も重ねまして、具体的には特別養護老人ホームの設置及び管理に関する条例の制定後の委託契約を予定してございます。まずこの設置及び管理に関する条例の中で、その目的、名称や位置、定員、それから入所者の利用料金、これは介護保険法等で定める金額でございますけれども、そういう利用料金、さらには当該施設の委託先等などを定めることに相なります。  この条例に基づきまして、委託契約の締結と相なりますけれども、委託契約の内容は、委託業務としては3点ほど挙げられようかと思います。1つは特別養護老人ホームの運営に関すること、それから施設及び附属施設の維持管理に関すること、3つ目としまして、入所者からの施設料金の収受に関すること、この3つに相なろうかと思います。さらに委託の期間、委託料の支払時期、管理規程の制定、あるいは事業実績書の提出、あるいは施設等の原状回復義務、あるいは改築等の費用負担の問題、それらが考えられると考えてございます。特に、委託料の支払いの考えでは、先ほどお示ししたとおりでございますけれども、この契約の中では、法人は、石岡市の償還金、利子を含みますけれども、その一部と備品購入費、設計委託料、あるいは管理料、及び建設準備に要した費用を年割としまして、介護報酬の収入額から差し引いた額を委託料として支払うことを考えてございます。そういうことを事務的に現在進めてございます。  それから、3つ目の法人の設立の進捗状況でございますけれども、これにつきましては具体的に登記内容を含めてというご質問でございます。新たな法人予定者につきましては、法人の設立申請を茨城県に提出いたしまして、10月23日に県においてその審査会が行われ、設立相当との審査結果が出されましたが、書類に一部不足するものがございまして、12月6日にこれらを整理し、県に提出しているところでございます。今後の予定でございますけれども、県からの設立認可は今月中になされる予定でございます。その後、法人登記の予定のようでございます。具体的な登記内容はまだ承知しておりませんが、法人認可にある内容が記載されるものと考えています。  最初に、法人の名称でございますけれども、社会福祉法人けやき会という名称を使ってございます。それから、主たる事務所は、石岡市大字石岡字大砂原10527番の6号。それから、事業の種類でございますけれども、社会福祉事業の第1種でございまして、特別養護老人ホームの受託経営。それから、役員でございますけれども、具体的なメンバーのお尋ねもあるわけでございますが、理事長は瀧田孝博氏。理事は瀧田氏ほか14名でございます。理事長には、瀧田氏が当たる予定でございます。それから、監事が2名ということで、全体的には、役員は17名ということでございます。その役員のお名前でございますけれども、先ほど申し上げました瀧田孝博氏、それから白井亮氏、桜井忠隆氏、小林二郎氏、斎藤浩氏、冨田雅弘氏、小林博雄氏、岡崎明信氏、柏木史彦氏、以上が医師でございます。それから、現在特別養護老人ホームの白寿荘の施設長をなされておられます児玉透氏、この方が施設長になる予定でございます。それから木村美枝子氏、現在民生委員さんをなされてございます。それから小野登代子氏、同じく民生委員をなされてございます。井坂日出代氏、ボランティアの連絡協議会の副会長をなされてございます。それから堺まり子氏、看護婦でございます。それから塩原修蔵氏、公認会計士でございます。それから飯村裕一氏、学識経験者ということで出てございます。さらに、もう1人でございますけれども、市の職員で福祉部長・今泉 正氏が理事として就任する予定でございます。  これにつきましては、根拠でございますけれども、社会福祉事業団等の設立及び運営の基準ということで、これは昭和46年の7月16日付をもちまして、厚生省の方から出ております通知でございますけれども、特別養護老人ホームを社会福祉法人に委託する場合におきましては、「地方公共団体は原則として民生部課長が委託先の社会福祉法人の理事または監事に加わるものとする」という通知がございまして、それに基づきます理事への就任を予定してございます。役員としましては、以上でございますけれども、さらに法人の定款が含まれてきます。  以上のことなどが登記の内容になるものと考えてございますけれども、先ほど申し上げましたように、年内に法人の設立認可がなされると。さらに、それに基づきまして、法人の設立登記に入っていくというのが今後の予定でございます。  以上でございます。 44 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                   〔市長・木村芳城君登壇〕 45 ◯市長(木村芳城君) 第1点の「ひまわりの館」のレジオネラ菌発生に係る行政責任について、ご答弁を申し上げる次第であります。  「ひまわりの館」につきましては、市民の健康増進を目的として設置した施設であります。この施設をご利用いただいた方々がレジオネラ症に感染され、入院された方々や不幸にもお亡くなりになられた方々がおりますことは、まことに申しわけない、私はそのようなことで常々いるわけでございます。不特定多数の方々が利用する入浴施設における衛生管理は言うまでもなく、レジオネラ防止対策などの認識に甘さがあったことは事実であります。今回、このような事故を引き起こしたことは、市民の信頼を傷つけるとともに、多くの市民と利用者に対しまして不信と不安を抱かせたという行政上の責任を感じてはおります。このため、先の臨時議会におきまして道義的責任を痛感しておりますことから、給与の減額条例を提案させていただいた次第であります。今は、茨城県当局のご指導をいただきながら、不祥事を二度と起こさないよう対応してまいりたいと考えているところであります。  次は、平成13年度の予算編成につきまして、ご答弁を申し上げます。  現在、予算編成を進めている状況でございます。その中で、厳しい財政状況の中、財源の重点的、効率的な配分について、市民の要望にこたえていきたいと考えております。特に、平成13年度は、第4次総合計画のスタートの年になるわけであります。その将来像は、「人が輝き 歴史の息づくまち」としてあります。このようなことを踏まえますと、まちの主人公は人である。市民が輝かなければまちも輝かないという考えで、市政運営に携わってまいりたいと考えております。  平成13年度には、これまで進めてきました市民生活に密着した道路や排水の整備などのきめ細かい施策を引き続き充実させていきたい。特に、消防庁舎や府中中学校の改築事業、そして新池台の市営住宅の建設事業を推進していかなければならない年でもあります。そして、中心市街地の活性化のための取り組み、少子・高齢化に対応する対策や、ごみ対策などの環境問題にも取り組んでまいりたいと、このように考えているところであります。こういった中で、私は教育について、学校と地域との連携のための施策に、特に力を入れてまいりたいと考えております。総合計画、そして総合学習やIT関連で、学校の開放を進めております。また、歴史遺産の保護と活用により、「歴史の息づくまち」を命題として取り組んでまいりたいと考えながら、今、予算編成に当たっているところであります。  次に、予算の規模でありますけれども、現在までの予算編成の進捗状況につきましても、先週、財政当局で各課からの予算要求を受け、内容のヒアリングが今終わったところであります。そういう中で、今後予算の査定作業に入っていくわけでありますが、先ほども厳しいというまくら言葉の中で云々というご質問がありましたが、やはり税の伸びが期待できないと認識しております。その中で、経費全般において、削減や見直しを行って予算編成は行っていきたいと考えております。現在のところ懸案であります消防庁舎、府中中学校等々、先ほど申し上げましたような点につきまして、取り組まなければならないわけでありますので、平成12年度より建設事業費の伸びが予想されると思います。したがいまして、予算規模は前年に比べると伸びることが想定されるかなという状況でございます。  次が、財政見通しの中で、特に推進すべき施策ということでありますけれども、ただいま申し上げました中でも、緩やかな回復基調にあるかなという感じはいたしますが、それにいたしましても大きく変わっていくこともなく、今の認識では税収が伸びないと思っております。その一方では、地方債の保有高が年々増加する傾向にありますので、その点を、注意深く財政を運営していかなければならないという認識に立っているところであります。  先ほど申し上げました、平成13年度より始まる第4次総合計画の目指す将来像に向けて、限られた財源を積極的、効率的に配分していきたいと考えております。その中でも、特に新しい総合計画では、「人が輝くプロジェクト」、「歴史が息づくプロジェクト」、「都市基盤づくりプロジェクト」として3つのプロジェクトを掲げて、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。これらの具体的な項目につきましては、現在、総合計画審議会でご審議をいただいているところでありますので、それに基づきまして、十分に検討してまいりたいと考えているところであります。  3点目の中で、一部事務組合等も含めました起債残を述べていただきたいということでありますけれども、これにつきましては、担当部長の方から答弁をさせます。  第4点目の市政懇談会でありますけれども、欠席したということでありますけれども、出張だとか休暇届が出ている部長は、当日は当然来ておりません。  その次でありますけれども、あり方、市民参加等についてのご質問と同時に、開催による効果でありますが、参加者からの意見・提言内容を見ますと、身近な諸問題、道路、排水、通学路の整備、信号機の設置、地域のみの問題、特に先ほど申し上げましたような生活に密着した内容が多く出されているのは事実であります。中には、市政運営に関しまして意見なども出されました。開催いたしました中学校区単位、小学校区単位の市政懇談会におきましても苦言、苦情等々が多いことは事実であります。  このような状況から、今後実施していく状況の中では、いきいき提言カード、それから公共施設に設置いたしました提言箱、こういうようなことを見ていくとともに、本年5月からインターネットの事務を秘書広報課において行っております。このような中で、市長へのメールを設けております。市長への手紙や担当課への尋ね、願い、お知らせ等々を含めて、現在まで774件届いております。このようなことから、身近な問題につきまして、市民相談業務やメールにおいて対応してまいっているところであります。  ご指摘の、今後はどう考えるかということでありますけれども、茨城県が実施しております県政出前講座や、県政に反映されるために実施しています総合事務所単位の、各界各層の方々にお越しをいただいて実施をしております知事との懇談会、こういうやり方を参考にしながら、市民の皆様方の意見を取り入れていく方法を考えていきたいと考えております。こういうことを含めて、早急に検討して、改善していきたいと考えているところであります。  以上です。 46 ◯議長(海老澤通弘君) 企画部長・浅野君。                〔企画部長・浅野昌二郎君登壇〕 47 ◯企画部長(浅野昌二郎君) お答え申し上げます。  一部事務組合を含めた石岡市としての負担を考えた起債の残高ということでご質問がございました。  初めに、石岡市の特別会計、一般会計を含めた起債の残高、これは6月30日現在になりますが、300億161万2,000円という数字です。  一部事務組合につきましては、水道企業団につきましては公営企業会計でございますので、石岡市としての負担は原則としてできないということで、これについては負担してございません。この数字についてはとらえておりませんので、ご了解をいただきたいと思います。  残る事務組合が4つございます。初めに、石岡地区営農研修センター、これにつきましては、現在の起債の残高は2,062万5,000円、これについて石岡市の負担割合は50%となっております。したがいまして、これにつきましては1,031万3,000円という数字になろうかと思います。それから、湖北環境衛生組合、これの起債の残高状況が3億4,659万6,000円でございます。この事務組合での石岡市の負担割合が30.2%になっております。したがいまして、これにつきましては、石岡市の負担割合としては1億467万2,000円になります。次に、斎場組合については、現在、起債残高はございません。それから、霞台厚生施設組合は、起債の残高が24億5,082万3,000円でございます。この事務組合への石岡市の負担割合が65.9%になっています。したがいまして、石岡市の負担分が16億1,509万2,000円という数字になります。これを市との現在高と合わせますと、総額で317億3,168万9,000円という数字になります。  以上でございます。 48 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時25分休憩            ───────────────────────                   午後 2時41分再開 49 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  19番・寺内 毅君。 50 ◯19番(寺内 毅君) 2回目の質問でございますので、上の方から順次やってまいりたいと思います。  先ほど、市長から責任のとり方についてということで答弁がございましたが、その中で言われていることは、減額をしたと。自分の歳費を削ったというような答弁があったわけでございますけれども、それだけでございましょうか。それが、いわゆる行政責任のあり方、とり方でございましょうか。私は、辞任も含めて云々ということを新たに申し上げたわけですが、そのことには一切触れられておりません。3名も亡くなっているということは、これは簡単なことじゃないと私は思うのであります。最高責任者としての責任のあり方、これは単に道義的責任なんて言葉を使える状態ではないと私は思います。そうじゃないでしょうか。市民の皆さんに対して、道義的責任というのは、よくよくの場合でしょう。刑事責任も問われない。何の責任も問われない。そういう中で、せめて道義的責任ぐらいはあるということを我々が言った場合、それを感じるか感じないかということになるのではないかと私は思うんです。  ですから、少なくとも先ほどの答弁では、皆さんが納得しないと思うんですね。あれで責任のとり方は終わりなんですか。減俸したということで終わりでございましょうか。もう一度、お答えを願いたいと思います。市長の今回の事件に対する責任のあり方というものは、その程度に軽いものなんでございましょうか。少なくとも3人の方がお亡くなりになったという厳然たる事実、しかも現実に和解交渉の中で3,000万円、二千何百万円とお払いになっているんでしょう。これだけの和解金を、賠償金を払う重大さというのは、半端じゃないでしょうよ。いかに過失責任があるかということの実証じゃないですか。そうじゃございませんか。その辺を踏まえて、もう一度、ご答弁を願いたいと思います。  それともあれですか。刑事責任の絡みでも考えて、明確にできないという立場をおとりになっているんでございましょうか。私は、刑事責任は刑事責任、これは司直がやっていることですから、かかわり合いがないこと。これは法令と証拠に照らして、しかるべき結果が出ればそれなりの処置をとるということになるわけですから、我々市民としては、そういうことはどうでもいい。ということよりも、我々の関心の外にあるわけですよ。なぜ私、こういうことを聞くかと申しますと、これをちゃんとしないと、行政責任はいつでもそうでしょう。行政が最終的には責任をとらないで曖昧にして、逃げるわけですよ。ですから、聞いているわけです。この件について明確なお答えをいただきたいと思います。  次に、ふれあいの里の件につきまして、先ほど中村参事の方から答弁があったわけでございますけれども、答弁の内容を聞いていると、石岡市との関係がどういうふうになるかというのは、昭和46年の厚生省の省令の中でうたってあると。だから、福祉部長が、あるいはその担当責任者が理事に入るんだと。いいですか、中村参事。理事に入るということは、これから連帯責任になるわけですよ。我々が聞いている範囲では、現実に今、この設立登記をやろうとしているんだけれども、これ、基金は2,000万円と聞いております。2,000万円の基金では出発できないわけですよ。じゃあどうするのかと。運営資金をどこから捻出してくるんですか。この件について、石岡市はどの程度まで把握しているんですか。  それから、今の答弁でわかったことは、石岡市は、この公設民営については、もっときちんとした立場で対応しなきゃならん。そういうことが明らかになったわけです。曖昧にはしておけない。でありますから、今後の管理・運営等について、委託するという言い方をしているけれども、こうなれば委託じゃないでしょう。責任の一端を、理事として石岡市の職員がその中に入っていくわけですから。単に公設民営ということではない。であるとすれば、今、少なくとも条例やいろいろなことを言っているでしょう。こういう条例をつくらなきゃいかん。いつつくるんですか。いつ議案として議会に提出するんですか。いつオープンなんですか。4月1日開園ということになれば、少なくとも、もう今の時点で設置条例やなんかはできてなきゃなんないわけでしょう。そうじゃないの。これで用意万端整って運営資金があり、いつでも準備ができ、恐らくもう建設も終わるんでしょう。ちなみに聞いておきますが、特老の建設は、いつ完成して引き渡しになるんですか。建物が引き渡しになったら、内部の備品やなんか搬入するんでしょう。そうすることによって、初めてスタートできるわけです。少なくとも3月の議会に条例を出そうなんて言っているんじゃないでしょうね。私はこう言いたい。契約やなんかができてないうちに、法人の関係者があの内部に入るということはできるんですか。参事、これ、どうなんですか。入っていいんですか。何の契約もない、何のあれもない。少なくとも、債権債務という契約の関係がない限りは入れないでしょう。それ、いまだに出ていない。じゃあこれ、臨時議会でもやってやるんですか。  このことについては、市長にお伺いしておきましょう。どういう段取りをとってスタートにこぎつけるのか。4月1日から入所するんでしょう。入所する人の応募や何かもやるんでしょう。募集も何も。そうじゃないんですか。具体的ないろいろな事務手続は当然とってくるわけですね。いまだに明白になっていないというのは、どういうことなんですか。議会にも何の報告もない、どういう状況にもなってもいない。議会が聞かないから、こういう状況にしておくんですか。常任委員会等でどういう報告をしているんですか。ひとつ明確なお答えをいただきたい。  次に3番目、平成13年度予算編成についてということでご質問を申し上げましたけれども、先ほど市長が答弁したことは、あれに全部書いてありますよね。私はあなたの言葉で聞きたかったの。あそこに書いてあるものは、読めばわかるでしょう。全部書いてあるんだから。石岡市のあれに出したでしょう。基本構想は出ているでしょう。だから、私が質問していることに対して、問いに対して問いをもって答えているんですよ。そういうものをつくりたい。だから、わざわざ目玉の施策は何だと聞いているわけでしょう。あなたが特にやりたいものは何なんだと。  懇談会との関連も、言えばはっきりしているでしょう。側溝をつくってくれ、何をつくってくれという要望は多い。そういう生活密着型のあれをつくる、そういう施策を遂行していくんだということは言うけれども、外から来た人が石岡市についていうことは、道路の体系がきちんとしていない、なぜこんなに混むんだと。市長、ちなみにお伺いしますけれども、あなた、道路改良等の仕事は、これまで幾つかやったかも知れませんけれども、本格的に新道建設、こういう道路をつくろう、こういう道路をつくれば石岡市にとって道路交通体系上いいと。私が記憶している限りにおいては、柏原からあの風土記の丘へ行く道路1本。あれによって、若干あそこの粟田橋へ抜けて土浦へ行く人の道路の通行の改善には役立ったかも知れませんけれども、旧市内の道路の込みぐあいの解消には何らつながらない。  先ほども有料道路の無料化の問題が出ておりましたけれども、これは市長が選挙公約で無料化に向けて一生懸命頑張ると。無料にしますということで始まった。ところが、いろいろ検討したら、それができませんということになった。それで終わりでしょう。何か特段の、早急に無料化に向けての施策があるかないかというのは、どの程度までやっているんですか。地財法でできませんからだめだと言われて、それで終わりなんですか。じゃあ355号にかわるべき、市内の渋滞を解消すべき何らかの新しい道路をつくるとか、何とかなりそうだと思えば迂回道路をやる方法がないかとか。先ほど出ておりましたけれども、今、別所を抜けて府中橋まで来るインターチェンジからのあの道路、あれは5年くらい前ですか、県でやるという話をしてなかなか遅々として進まない。石岡の川の方は、有料道路のあの料金所から府中橋までの水田の中の用地は、一応買収したようでございますけれども、実際にいつ本格的な工事が始まるか、まあこれは近い将来ということなんでしょうけれども、これと今いろいろなことの手続の状態にあるわけです。県道の付け替えをやったりなんかということでやっているわけですよ。でも、それでも、全部、担当部局で今精査して、検討して、協議して、そして上部へ上げていくという段階までいっていないんですから。市長、今、どういう状況になっているのかというのは、わかっているんでしょうね。なぜそういったことについて、何月何日までに県と協議してやりなさいということを言わないんですか。それは、市長自身がそういったことについて明確な把握をしていないからですよ。  今度の一連の「ひまわりの館」の問題にしてもそうです。これ、また50日延びました。いいですか。50日延びて、今度はいつ再開ができるかどうかというのは、県の方はコメントしていないでしょう。その日になったらやってもいいよとは、まだ言っていないわけです。こういった状況にあるわけです。  あるいはまた、市政懇談会についても、先ほどの答弁ではちょっとわかりませんけど、これも質問が前後しますけれども、先ほど、何、欠席届が出ていた。出張がどうの。出張云々は、企画部長か何かの話じゃないんですか。私、わざわざ聞いているんですよ。何で2人が同時に休んでいるんだと。何かあったんですかと聞いているでしょう。欠席届、黙って休んだら大変でしょう。欠席届なんか出すの当たり前でしょう。だけど、欠席届を出すについては、それなりの理由があったわけでしょう。私は、それを聞いているんだよ。そのことは何も言ってないでしょう。答弁していないでしょう。日程は決まっているわけでしょう。市民にとって、福祉部長なんか一番大事な時期じゃないですか。介護保険とか、そういうものが始まって、福祉問題というのは関心のあるところでしょう。  じゃあ、通告はしていませんからお2人に聞きますか。どういう事情で、どういうことで欠席したんだか。万やむを得ずでしょう。市民がお集まりになって、夜来ておられるところへ、30日に休んだと。いいですか、こういうことはままあることなんですか。市長、今そういう簡単な答弁をしておられましたが、じゃあこれ、具体的に説明してくださいよ。このことについては、我々の耳に入っているのは決していい話じゃないの。取り繕うことないでしょう。どうなんですか。説明ができませんか。とにかく、そういう状況の中で、こんな懇談会を続けてもしようがないでしょう。職員自身がそんな状態では。そう思いませんか、市長。例えば出張で、どうしても出られないということであれば、これははっきりしているわけですから、出張という明確な理由があるわけですから。あとは、今の答弁は何ですか。欠席届が出ていた。なんですか、これ。こんな市民を小ばかにした話はないでしょう。先ほどの答弁で、なぜそういういい加減な答弁を市長がするんだか。私は、市長の部下に対する掌握の度合いを非常に疑いますよ。だから、そういうことも含めて、その程度だったらもうやめちゃったらどうなんだということをあえて言っているわけです。  以上、2回目の質問を終わります。 51 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・中村君。           〔参事高齢福祉担当兼保健センター所長・中村 栄君登壇〕 52 ◯参事高齢福祉担当兼保健センター所長(中村 栄君) まず最初に、運転資金の件でございますけれども、これにつきましては、事務当局におきましては、新たな法人でこれを用意するということで基本的にはお話を進めてございます。  それから、条例でございますけれども、条例につきましては、3月の定例議会に提案する予定でございます。  それから、いつ完成して引き渡しを受けるのかというご質問でございますけれども、工期につきましては、2月28日が工期になってございますので、2月いっぱいで完成して、その後引き渡しを受けるということに相なってきます。  それから、入所とか募集、あるいは事務手続でございますけれども、これにつきましては、新たな法人におきまして、特別養護老人ホームの開所準備室を1月に開設するということで進めてございます。  それから、先ほど福祉部長が理事の中に入るということでございますけれども、先ほど申し上げました厚生省の通達におきましても、特に施設整備等につきましては、「地方公共団体は、委託する施設の整備、あるいは設備の運営に関する基準の順守等の指導監督について同様の責任を持つ」という定めがございます。そういうものからいたしまして理事に入るということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、これらを含めまして、教育福祉委員会の委員長さんともご相談申し上げまして、早急に内容を検討していきたいと考えてございます。  以上でございます。 53 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 54 ◯市長(木村芳城君) 第1点の「ひまわりの館」で発生いたしました行政責任につきましては、先ほども答弁をさせていただきましたように、入院された方や不幸にもお亡くなりになられた方々に対しまして大変申しわけない、そういう気持ちで執行しているわけでございます。その点につきましては、道義的責任を痛感しているということでご理解をいただきたい。  先ほどの法人でいたします特別養護老人ホームにつきまして、具体的な進め方につきましては、ただいま参事の方から答弁をさせたような状況の中で、私といたしましても、きちんとしたスタンスを持って進めていくように指導していかなければならないと思っております。  予算編成に当たりましては、先ほども答弁をいたしましたように、大変厳しい状況の中でありますけれども、私といたしましては、いろいろな答弁をいたしました中でも、特に教育について考えていきたいと、後段に答弁をさせていただいた次第であります。  なお、市政懇談会において欠席届が出ていた2名につきましては、その対応といたしましては、他の職員をもって対応いたしまして、きちんとした市政懇談会が実施されたわけであります。今後の懇談会のあり方につきましては、先ほども申し上げましたように、早急に検討して改善を図ってまいりたい、このように考えているところであります。  以上です。〔「全然答弁していない。理由を聞いているのに。」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩します。                   午後 3時07分休憩            ───────────────────────                   午後 3時12分再開 56 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  参事・中村君。          〔参事高齢福祉担当兼保健センター所長・中村 栄君登壇〕 57 ◯参事高齢福祉担当兼保健センター所長(中村 栄君) 先ほどの私の答弁の中で、教育福祉委員会の委員長さんと協議してまいりますという答弁をしておりますけれども、次のように訂正させていただきたいと思います。本体工事につきましても順調に進んでございますので、今後の管理・運営につきましては、教育福祉委員会へ逐次報告し、協議してまいります。  以上のように訂正させていただきたいと思います。済みませんでした。 58 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                 〔市長・木村芳城君登壇〕 59 ◯市長(木村芳城君) 大変失礼いたしました。先ほどの市政懇談会において、建設部長は30日、建設陳情のため出張であります。福祉部長と経済部長の欠席は休暇届が出ておりまして、欠席の扱いになっているわけであります。  以上です。 60 ◯議長(海老澤通弘君) ただいま中村参事からの答弁訂正については、議長においてこれを許可いたします。  19番・寺内 毅君。 61 ◯19番(寺内 毅君) 時間もないからあれですが、先ほど中村参事、いつ建物の引き渡しが行われるんだということを聞いたんですが、答弁がありません。〔「2月28日」と呼ぶ者あり〕はい、それでは、2月28日に建物の引き渡しが行われると。まあそれからでないと、中のいろいろな整備はできないと思うんですが、しかしながら、事業は4月1日から始まるんでしょう。そういった条例は、なぜ今期定例会に出せなかったんですか。法人格が何であれ、名前もはっきりしているし、こうだと。登記が終わらなきゃできないというんであれば、条例の概要ぐらいは当然議会に対して資料として提示をしておくべきだろうと私は思うんですね。不都合なことがあるんですか。議会に対して資料として出しておれば、我々もその内容等は十分検討ができます。そして、3月の定例会で十分に審査をする。ちなみにお伺いしておきますけど、参事。議案が通るという保証はないんですよ。出せば通るというものではないでしょう。内容が不完全だったら当然否決されることもあり得るんですよ。議会を何だと思っているんだ。議案というものに対して、もう少し慎重に対処すべきだと思うんですな。余りにも議会を軽視し過ぎるよ。一連のものも、全部、みんなそうでしょう。もう一度、その点について、なぜ今資料等を出せないのか、具体的に説明しなさいよ。こういう形で契約していくとか、具体的なことはもう当然できているわけでしょう。4月1日に始まるということだから、それが示せないというのは一体どういうことなんだと。業務怠慢ですか、もう一度、説明を願いたい。  それで、今もう時間がないんで、さっきの欠席の件で、欠席届が出ていたということで答弁があったわけです。別に、私は市長に聞かない。これは、みんな聞いた話だから、私も確たる証拠があって言ってるわけじゃありません。だけども、多数の人が認めて、取材していれば、そういうことを言うわけだよ。だから、周りで言っているんです。簡単に申し上げましょうか。事実関係だけ、じゃあイエスかノーかで答えなさいよ。昼間、酒を飲んでたんです。お酒を飲んでいたという話です。それで酒臭い。だから出席するなと、助役がとめたという話が広がっているわけ。それで出られなかったと。じゃあ市長、ちなみに聞きますけど、一日中欠席届が出ていたんですか。その日は2人とも休暇をとっていたんですか。その事実関係だけ明らかにしてください。  以上で終わります。 62 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕
    63 ◯市長(木村芳城君) 市政懇談会の2名の欠席につきましては、午後から休暇届が出ていたわけであります。  以上です。 64 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・中村君。          〔参事高齢福祉担当兼保健センター所長・中村 栄君登壇〕 65 ◯参事高齢福祉担当兼保健センター所長(中村 栄君) なぜ条例案を出せないかということでございますけれども、〔「案じゃないよ、資料だよ」と呼ぶ者あり〕失礼いたしました。資料を出せないかということでございますけれども、条例につきましては、先ほど申し上げました国の通達におきまして、経営を委託する場合は条例に基づくものとしまして、条例において、施設の名称と委託先を明定するということがございまして、先ほどご答弁申し上げたように、まだ法人の設立認可がおりておりませんし、あるいはそれに基づく登記がなされていないということで、そういうものが出せないでいたということでございます。  よろしくお願いします。 66 ◯議長(海老澤通弘君) 6番・亀井比志子君。                 〔6番・亀井比志子君登壇〕 67 ◯6番(亀井比志子君) 6番・亀井でございます。通告に従いまして、質問させていただきます。  新聞紙上では、毎日のようにIT革命に始まり、ITという文字を見ない日がないほど騒がれている。というよりも、むしろ実質的に、あっという間の進歩に驚いてしまいます。民間の会社では、各個人のデスクの上にはパソコンがあるのが当たり前という時代になってまいりました。会社の中ではペーパーレスの時代に入り、通達文書はもちろんのこと、メールのやりとり、また、インターネットの活用は、各家庭においても行われるのが普通になってまいりました。子供たちにおいても、大学受験のデータなどなど、それぞれがパソコンで状況を調べて決定していく時代になりました。小学校や中学校の時代にパソコンに触れておかなければ、ついていけない時代になったと感じております。携帯電話においては、今はiモードの時代に入ってしまっているという、この三、四年間の発達ぶりには本当に目をみはるものがあり、ゲーム感覚ですぐ覚えていく若い世代の人たちを見ておりますと、うらやましい限りであります。  現在、IT革命と、もう一つ大きく変わろうとしているのが教育ではないでしょうか。総合学習への取り組み、ボランティア活動への参加、また、30人学級をとお願いしている間に、教科別の20人学級をと目まぐるしく変化しています。その中にあって、教育の現場では、刻々と変化していく内容に取り組み、対応し、対処していかなければならない大変な時代だと思われます。  このIT時代ではあるけれども、だからこそ子供たちにあえて読書に親しみを持たせたい、持たせなければいけない。本を読むことにより、個々が持っている疑問が解けていき、新しいことがわかる、そのおもしろさ、物事のとらえ方、考え方、いろいろ、さまざまな表現の仕方などなど、文字に親しませてあげたい、豊かなゆとりある人間形成教育の一環としても大きな影響がある本を読むことを願っています。  が、しかし、現場はどうなっているのでしょうか。まず図書室を利用してもらいたくても、図書室が閉まっている。また、図書室が狭くて利用できない。それに本が少ないなど、教育現場での図書室そのものの整備はどうなっているのでしょうか。中身がないのではどうしようもありません。現在、石岡市内の9小学校、4中学校の図書室の蔵書数はいかがでしょうか。文部省通達による学校図書館図書標準という指針があると聞きましたが、各学校の蔵書数は、その標準図書数に対しての達成率、パーセントはいかがなものでしょうか、お伺いをいたします。  また、その図書室に携わられている先生方の件に移ります。現在は図書主任、各学校によって呼び方が違うかも知れませんが、その先生方のあり方です。現在でも大変忙しい先生方ですが、司書教諭資格をという県の指導もあろうかと思いますが、どのような現状でしょうか。隣の土浦市においては、もっと子供たちに本に触れてもらいたいとの願いから図書館司書の資格者をパートで雇っております。私たちから見ますと、今以上に仕事の内容がふえてくるようであれば、教育者としての仕事がおろそかになってしまうのではないか。資格を取ることにより今以上の負担になってしまうのではないか、などなど心配な点が多々あるわけであります。子供たちの内申書も公開になるなど、毎日毎日の仕事が増大する中において、十分対処することができるのでしょうか。司書教諭の資格を取得したからといって、その仕事に専念するわけではないかと思われますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 68 ◯議長(海老澤通弘君) 教育長職務代理者教育次長・草間君。               〔教育長職務代理者教育次長・草間 暁君登壇〕 69 ◯教育長職務代理者教育次長(草間 暁君) 亀井議員ご質問の、市内小・中学校における図書室についてお答え申し上げます。  最初に1項目めの各学校における蔵書数についてでございますけれども、平成12年5月1日基準日現在で申し上げますと、石岡小学校1万490冊、府中小学校7,181冊、高浜小学校4,047冊、東小学校6,163冊、三村小学校4,958冊、関川小学校3,676冊、北小学校3,382冊、南小学校4,702冊、杉並小学校8,282冊、小学校合計で5万2,881冊となっております。また、中学校では石岡中学校8,486冊、府中中学校1万5,685冊、城南中学校5,461冊、国府中学校5,529冊、合計3万5,161冊となっております。これを文部省通達の学校図書館図書標準と比較してみますと、小学校では南小学校の整備率45.4%が最低になっておりまして、8校がマイナスの整備率となっております。プラスの整備率は石岡小学校1校のみで、小学校9校を平均しますと、74.0%の整備率となっております。また、中学校では城南中学校の56.9%の整備率を最低に、3校がマイナスの整備率となっており、プラスの整備率は府中中学校1校となっております。平均しますと、76.4%の整備率となっております。また、これを平成11年度と比較してみますと、平成12年度は小学校で2,331冊、ふえまして、整備率で3.7%増加しております。また、中学校では1,300冊増加しまして、2.0%整備率が上昇しております。議員ご指摘のように、石岡市内の図書の整備率につきましては、文部省通達の学校図書館図書標準と比較しましてもまだ非常に少ない整備率となっております。  そういう中で、学校図書の整備につきましては、本年度におきましても小学校で415万3,000円、中学校で316万6,000円の予算を計上いたしまして、毎年図書の整備に力を注いでいるところでございますけれども、今後とも学校と協議しながら児童・生徒の要望も取り入れ、整備を図っていきたいと考えております。  次に、2点目の司書教諭の現状でございますけれども、石岡市の学校、小学校9校のうち司書教諭の資格を取得している学校は4校のみでございます。また、中学校におきましては、3校に司書教諭の資格者を配置しております。そういう中で、学校司書のあり方につきましては、平成9年の学校図書館法の一部改正によりまして、平成15年度より12学級以上の学級には司書教諭の設置が義務づけられました。また、法改正後におきましても、11学級以下の学校におきましは、当分の間、司書教諭を置かないことができるとなっておりますけれども、平成15年度以前においても、できれば市独自に、臨時職員やパートの職員で司書資格者の設置につきまして、前向きに検討してまいりたいと考えております。また、各学校におきましても、毎年司書教諭の資格を取得するよう教職員に対しても指導してございまして、平成12年度におきましても3名が受講しているところでございます。  以上です。 70 ◯議長(海老澤通弘君) 6番・亀井比志子君。 71 ◯6番(亀井比志子君) 今、大変前向きなお言葉をいただいたんですけれども、実際に、本当にその標準図書の冊数が達成できているところが、小学校では石岡小学校だけ。それからあと、中学校においては府中中だけと。あとは大変低い数字なんですね。何人かの先生方に現場でもお聞きしたんですけれども、やはり子供たちには、実際に、早く図書室を利用してもらいたい、図書に親しんでもらいたいと思っているけれども、まず、その標準図書の必要数が足りないというお言葉も本当にいただいております。現場にとっては、それが一番つらいという言葉もいただいております。確かに南小学校なんかは新しいものですから、私はたくさんあるのかなと思っていましたら45.4%、半分まで満たないと。これは、やはり石岡の学校教育に対するレベルといいますか、熱意がないとマイナスの面で見られても仕方がないのかなという気がいたします。先生方が一生懸命苦労していらっしゃって、もちろん図書館の方でも団体として使ってくださいということで、貸し出しをやっております。小学校にも中学校にも、1カ所あたり50冊から550冊ということで、事務の報告書にも出ておりますけれども、確かにどの学校に行っても図書館の本もたくさんございました。ですけれども、どうしてもこれは必要数に足りない。ぜひともこれは入れていただきたい。  私は、過日、土浦の中学校、7中学校あるわけですが、その中で第三中というんですか、第三中学校を見させていただいてきました。そこでは、図書館司書の免許を持っていらっしゃる方がパートで働いていらっしゃいました。図書主任の先生はいらっしゃるんですけれども、その先生では到底時間がなくて間に合わない。本当に1週間に1回、子供たちと顔を合わせて何だかんだといろいろなことを子供たちと話し合っていく、そんな状態であると。実際に、図書館司書の方が入られてから、貸出数が倍増しているんです。その図書館司書を持っていらっしゃる方は、勤務時間は4時間なんですが、12時50分から午後の4時50分までなんです。というのは、昼休みの時間から午後の放課後までということなんです。そうすれば、子供たちが自由に入ってこられる。  それからあと、図書主任の先生方が学校図書を買ってらっしゃるのはわかるんですけれども、確かに先生方の目から見ていい図書をそろえていらっしゃるのは確かでございます。ですけれども、各学校、何々文学全集とかシリーズ物が多いのが特徴だそうです。ところが、子供たちが借りていくのは、そういうものは一切ない。借りに来ない。貸出数がないんだそうです。司書が来ましてからは、子供たちの希望の図書をどんどん募ってもらって、それをもちろん選んで、置いてはいけないものもありますし、いろいろな要望が出るそうです。ただ、子供しか知らない本もたくさんあるそうです。それも入れます。その中には、もちろん漫画もあるそうです。漫画の貸出数が全体の16%だそうです。漫画を置いてあることによって、本を読むのが本当に嫌いな子供でも入ってきて、ちょっと見てみる、そんな状態だそうです。  ここにもライブラリーニュースなどというものが出されていまして、これは土浦三中ですが、「新しい本を出します。リクエストされた本をいろいろと購入してきましたが、今回で終了します。自分がリクエストした本が入っていない人もいると思います。品切れ、絶版で手に入らないもの、図書室にはちょっとおけないものなど、それぞれの本で理由があるので、図書室に来て直接聞いてください」という言葉がここに添えられております。これが全生徒に配られるわけです。これは11月30日発行なんですが、「あす金曜日の昼休みに新しい本を出します」というニュースが入っているわけです。で、裏表に確かにあるんです。いろいろな本がございます。その中にも、図書館司書の方がおっしゃってたんですが、やはり中学3年生になると受験勉強などなどがあって、数学が苦手な子供なんかは、数学がうまくなる、苦手じゃなくなるような本はないんですか、というようなこともあって、ここにもあるんですが、『中学の数学「数式」を5時間で攻略する本』などというのも頼まれたそうです。実際に、これは順番待ちだそうです。早く読んでくれという感じの子供が何人も来ているそうです。  そういうこともありまして、ぜひ図書館司書の方を置いていただきたい。そうすれば子供たちが休憩時間にもちょっと来て見られるんですね。あと、先生方とタイアップしまして、総合学習の時間に、例えば社会科でどういうことをやりますのでそれに合った本を選んでおいていただきたい、集めておいていただきたいということも注文して、それを司書の方が、自分の図書室の中になければ市の図書館に行って選んでくる。そのようなこともしているそうです。  この中に、月間別の図書貸出状況というのがございます。土浦三中では、平成8年度の貸出数は、1年間で450冊です。平成9年度は急に少なくなりまして、88冊。平成10年度が46冊です。450冊という平成8年度の本の冊数の考え方というのは、余りきちんとつけていなくて、図書室に来てちょっと読んで、部屋に持っていったりしたのも入っていたそうです。平成11年度から司書の資格の方が配置されまして、平成11年度の貸出冊数が2,777冊。平成12年度は、11月末までですけれども、既に3,901冊になっております。三中の生徒数は、ちなみに708名でございます。それで蔵書数は平成12年度で、11月末までで1,015冊をふやしまして、7,771冊だそうです。シリーズ物と言われていました文学全集などなどにおいては、古いものは廃棄処分をしたと。それにも増して、いろいろなものを多方面にわたり入れていきましたというお話がございました。生徒数に対しまして平均貸出数は、平成11年度が740名で3.75冊です。先ほど言いましたように、平成12年度は708名なんですが、11月末までで既に5.51冊だそうでございます。  子供たちにとりまして一番うれしいのは、来て、特別何もやかましいことも言われずに本が読める。ただし、部屋がやはり狭いので、もう少し広いところが欲しいという話がございました。実際に石岡でも、私、石岡中学校に行ってまいりましたら、確かに冊数はこれにも負けないくらいの、同じぐらいの冊数はあるんですが、机を3つ4つ置いたらもういっぱいなんですね。ちょっと閲覧して読もうという状態ではありません。学校側に聞きましたら、LL教室がなくなったので、ぜひそちらにも移したいんだというお話もございました。それには配線で床が穴があいていたりするので、そのこともまた教育委員会の方にお願いしなきゃいけないというお話もございました。ですけれども、どちらにしても閉まっているような図書室では、子供たちは一切触ることができません、触れることはできません。  で、私、国府中も見せていただきましたけれども、国府中は新しい中学校だけあってきれいでした。机もきれいですけれども、やはり並んでいるものが、シリーズ物のようなものが多かったという。もちろん大人が吟味してあげるんですけれども、やはりもう少し子供の立場に立って考えて、そのような図書室をぜひつくっていただきたい。そのためには、こちらの土浦では1日4時間の勤務で、それで学校があるときだけということをお聞きしました。1年間にしても六十数万円でできるのだからということで、「こんなにも大勢の子供たちが本を読んでくれるとは思いませんでした」という司書の方のお言葉でございました。  ここにも大変厳しい言葉もたくさんございますが、どちらにしてもいてくださるだけで、子供たちの相談相手になっているそうです。ですけれども、一切先生にはそのことは言わない。先生と1回トラブルがあったそうです。大切な進学について悩んでその人に相談したら、その2人だけでの相談になってしまった。先生が抜けてしまった。そのことについて、司書の方では、もうそれ以上のことは、やはり中に入ってしまってはいけないということで、きちんと区切りをつけましたというお話もございました。大変難しいところもあるかと思いますけれども、ちょっとした言葉で助かる子供はたくさんございます。ですから、その意味も含めまして、小学校、中学校全部の学校には無理かも知れませんけれども、せめて4中学校だけでも最初に図書館司書の方を置いていただきたい。ぜひこれはお願いしたいと思います。  先生方が司書教諭の免許を取らなければいけない。これは平成15年までの義務づけでございますけれども、先生方はもっともっとこれから忙しくなるようなことを、過日の県の教育事務所の指導主事の方からもお聞きしました。そのような状態の中にあって、やはり図書室は司書の方が、専門の方が見ていただければ、それが最高だと思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。それから、蔵書の件につきましても、先生方だけの意見ではなくて、司書の方を通して一緒に選んでいける、多方面にわたって選んでいけるような図書の蔵書の増冊をお願いしたいと思います。  以上で終わりでございます。 72 ◯議長(海老澤通弘君) 本日の一般質問はこの程度にしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月12日定刻から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  ご苦労さまでございました。                   午後 3時43分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...