大子町議会 > 2024-02-13 >
02月13日-02号

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  1. 大子町議会 2024-02-13
    02月13日-02号


    取得元: 大子町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  2月 定例会          令和6年第1回大子町議会定例会議事日程(第2号)                    令和6年2月13日(火)午前10時開議 日程第1 一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(13名)      1番  飯村 剛君     2番  川井正人君      3番  福田祥江君     4番  菊池富也君      5番  須藤 明君     6番  菊池靖一君      7番  中郡一彦君     8番  大森勝夫君      9番  金澤眞人君    10番  齋藤忠一君     11番  鈴木陸郎君    12番  藤田 稔君     13番  野内健一君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長        高梨哲彦君   副町長       赤津康明君   教育長       松本成夫君   会計管理者会計課長                               町島弘幸君   総務課長      藤田隆彦君   まちづくり課長   齋藤弘也君   財政課長      飯岡隆志君   税務課長      菊池寿彦君   農林課長農業委員会事務局長    観光商工課長    田那辺 孝君             小室 学君   建設課長      鈴木明男君   福祉課長      鈴木大介君   健康増進課長    高林健一君   生活環境課長    江尻邦彦君   町民課長      内田さち子君  教育委員会事務局長 山崎仙一君   水道課長      飯泉公一君   消防長       鈴木一宏君職務のため出席した者の職氏名   事務局長      塩田康子    書記        菊池正人 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(菊池靖一君) ご報告いたします。ただいまの出席議員数は13人です。 定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(菊池靖一君) 地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、会計管理者、教育長、総務課長ほか関係各課長、局長、消防長の出席を求めています。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(菊池靖一君) 日程はお配りしたとおりです。 なお、円滑な議事運営を進めるため、1時間を目安に休憩を入れることとします。---------------------------------------一般質問 ○議長(菊池靖一君) 一般質問を行います。---------------------------------------菊池富也君 ○議長(菊池靖一君) 4番、菊池富也君の一般質問は、本人の申告により60分以内です。 菊池富也君の一般質問を許します。 菊池富也君。     〔4番 菊池富也君 登壇〕 ◆4番(菊池富也君) おはようございます。議席番号4番、菊池富也です。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告書に基づきまして質問をいたします。 本日は、令和6年度の予算と町の様々な施策について、町の少子化対策観光振興についてなどを伺います。 初めに、令和6年度の予算について、期待している効果や必要性などについて伺いたいと思います。 この新年度予算は、様々な施設の設計業務改修工事、委託料などが多く、町民の皆さんに直結する施策が、やや少ないのではないかと感じております。特に、我々高齢者に対する施策が、新しいものとして見当たりません。 先日公開した第7次大子町総合計画では、「豊かな資源をつむぎ 人々が豊かに暮らし、訪れるまち。奥久慈に輝く日本一幸せなDAIGO」と銘打っております。特に、町発展の主要課題の項目では、人口問題への対応が最重要課題となっています。1つ目に、自然と共生する安全・安心・快適な生活環境の整備、2つ目に、町民が生涯活躍できる健康長寿のまちづくり、3つ目に、観光交流と農林業を柱とした活力ある産業の育成、そして4つ目に、子育て支援の充実と特色ある教育・文化行政の推進、そして最後が、町の持続的発展を支える都市基盤の整備。最後に、多様な主体の力の結集と自治体経営のさらなる効率化とうたっています。 そこで、本日は人口の推移や観光の面から幾つか伺っていきたいと思っております。 まず初めに、業務量が膨れ上がっている大子町振興公社に委託される大子町交流拠点管理委託料の詳細について、また利活用の方法及び内容について伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長齋藤弘也君) ご質問にお答えいたします。 大子まちなかビジョンで計画されております常陸大子駅前交流拠点施設につきましては、昨年9月から建設工事に着手しておりまして、本年4月の建設工事の完成と、6月からの供用開始を目指しているところでございます。 施設の運営につきましては、大子町交流拠点施設の設置及び管理に関する条例に基づきまして、指定管理者による運営としております。公募により大子町振興公社指定管理者として指定するべく、今定例会に議案を上程しているところでございます。 菊池議員ご質問の管理委託の詳細でございますが、管理委託料としまして令和6年度予算に1,538万8,000円を計上いたしました。内訳といたしましては、夜9時までの開館を予定しておりますので、2名体制による2交代での運営に係る人件費、こちらが約1,000万円、空調設備やエレベーターなどの保守点検のための委託費、約110万円、光熱水費が約240万円、その他消耗品費、AEDなどの賃借料などを見込んでおります。 また、利活用についてのご質問でございますが、交流拠点施設は三階建てとなっており、フロアごとの主な用途としましては、1階フロアはカフェや軽食、特産品などを展示販売できるスペース、2階フロアは町民や観光客が交流できるフリースペース、3階フロアは学生向けのスペースとしまして、町民や観光客の皆様に活用していただくことを想定しております。開館時間につきましては、午前9時から午後9時までとしまして、水郡線や路線バスの待合所としての機能も併せ持つ施設としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 町民の皆さんが利用しやすい、そういう建物であってほしいとは思うんですけれども、この1階がカフェ・軽食となっているということは、もう既に事業者などが決まっているのか、それとも振興公社でやるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長齋藤弘也君) ご質問にお答えいたします。 1階のカフェスペースの利活用というご質問だと思いますが、現時点では指定管理者のほうとよく協議をいたしまして、どのような運営がいいのかというのは、今後決定したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。
    ◆4番(菊池富也君) 利活用に関しましては、振興公社さんがやるということで決まっているようなので。 この大子町振興公社なんですが、今後新たに道の駅のほうの管理も入るようなことになれば、業務量が大変拡大する。それに加えて、従業員の数が足りていないのではないかと思うんですよ。そうしますと、この大子町振興公社が現状のままでいいのかという、大きな問題が出てくると思うんです。 今現在、この代表に町長がなっております。町長が兼務したこの状態で、これだけ大きな施設、大きな組織、たくさんの施設を抱えた大きな組織となっていく上で、大子の町長が兼務する、このような事態が起きると、町長への負担が大きくなってくると思うんですが、この点について町長はどのように考えているかを伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) ご質問にお答えしていきたいと思います。 大子町振興公社の理事長を拝命させていただいておりますけれども、一つ申し上げたいのは、私が着任したときは、もう歴代の町長さんがなっておったわけですので、バトンを引き継いだつもりでおるところであります。 業務量が増えるところに当たって、このまま理事長職を務めていいのかというご質問かと思いますけれども、業務量というよりは、振興公社においてはしっかりとした資金管理、その他業務等々の職員等々の管理というのは実務者が現場におりますので、私どもとしましては、しっかりと安定運営ができるようにということで目標を持っておるところでありまして、以前の議会におきましても、そういうふうに赤字・黒字の質問が出た際に、お聞かせいただいた上で返答したかと思います。もう少し安定経営ができるところまでしっかりと見極めた上で、本当に業務量が大きくなっていくということであれば、信頼できる者に理事長を任せるなりの対応はするべき選択肢は、いずれ来るかもしれないというふうに思っているところであります。 もう一つ、大子町社会福祉協議会の会長も務めておりまして、その辺の2つは重要な部分ではあるかと思います。この後も、その関連団体の推移をしっかり見極めた上で、自身で続投していくべきなのか、どなたかにお願いをすべきか。ただ、出資団体でありますので、町から出資をしておりますので、役員としては残るべき立場ではあるというふうに思っております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 一番危惧しているのは、やはり町長が兼務していますと、前回も質問した中で、従業員の給料の値上げとか、やはり難しい問題が重なって出てくるんじゃないかと私は思っているんですよ。その辺を切り離した立場、中の役員として残るのでしたらば、理事長ではありませんので、やはり理事長の立場として町長が物を言えるんじゃないかと、そういうふうになっていくのが、これだけ振興公社管理業務が増えてきた場合の中で、どれだけ補助金を出すか、そういうことも含めて必要になっていくのではないかと思うんですが、これについては今、町長からお話がありましたので、今後十分に検討していっていただきまして、私は早めに従業員の体制をしっかりとした形で整えていただきたいと、そういうふうに思っております。 今回、振興公社がやります交流拠点施設、これについては、さらなる詳細についてまだ決まっていない部分もあるとは思うんですけれども、町民の皆さんが使いやすい、そして利用しやすい、みんなが参加できる、そういう施設になっていただきたいと思いまして質問をしたところでございます。また、水郡線の利活用と併せてのフリースペースもできるということですので、水郡線で通う学生さん、それから町民の皆さんが利用しやすい、そういう施設をつくっていっていただきたいと思っております。 次に、同じく令和6年度の主な予定事業の中にあります、福寿荘公衆無線LAN整備工事について伺いたいと思います。 町は、この施設の運営を委託しているわけですが、私は施設管理の上で無線LANがもう既にロビーに入っていると思うんですよ。にもかかわらず、新年度で500万円以上の金額をかけて整備するとなっておりますが、そもそもこの整備は、考えますとソフト事業ではないかと思うんです。当然、これは運営をしている会社が整備するのが、本来の姿ではないのかと考えています。なぜなら、一般の旅館業者や食堂・レストランなどを経営する施設の運営者などは独自で整備していますし、経費もそれほど高額になるとは考えていません。 この町内にあります、今は研修センターですね、これを大学の施設として誘致したそのときには、改造費とかそういうもの全ては、その大学を誘致した際に、大学自体が5億円もの巨額なお金を投じて施設を改修したわけですよ。そのときに、自分たちが利用しやすいように直すといったようなことが起こっていますし、黒沢への通信高校移転の際にも、具体的な施設が入ったときに、そのときには、やはり使いやすいように直すのは自分たちのお金でやったんじゃないかと思っております。 特に、無線LANは今入っているのですから、それを拡充するために、普通の施設でしたら50万円や100万程度でできるものが、入っているものを増やしていくのに500万円、520万円ですか、これほどの工事が必要かどうか、町が、そして整備する理由がどこかというのを伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えをいたします。 現在、インターネットは生活に欠かせないものでございまして、欲しい情報がすぐ手に入るなど平時の利便性が格段に上がっていることに加えまして、災害時において情報収集の手段としても重要な役割を担っているところでございます。特に最近ではSNSの需要が高まっておりまして、情報収集のみならず、情報発信においてもその必要性が高まっていると理解しているところでございます。 町営宿泊施設福寿荘にも公衆無線LANが設置されております。利用できる範囲は、菊池議員ご紹介のとおり、ロビー周辺ということで設置をされているところでございます。現在、客室のほうでは利用ができない状況となっているところです。特にコロナ禍以降、ビジネス目的の宿泊も多いこともありまして、客室でのWi-Fi環境のニーズが高まってきているというころでございます。また、観光目的の宿泊におきましても、部屋から情報発信しやすくなることで、旬の情報をインターネット上で広めていただくといったような利点もあると考えておるところでございます。 町では、今回の整備につきまして、指定管理における修繕区分の観点などに基づいて、施設への公衆無線LAN整備を積極的に行っております。袋田観瀑施設をはじめ、観光物産館町営宿泊施設やみぞなどに整備を進めてまいりました。 福寿荘におきましても、Wi-Fi環境を整えることで利用者の利便性を向上し、誘客につながるものと考えているところでございます。Wi-Fi環境につきましては、公共施設の標準機能となりつつありますので、さきに述べました施設と同様に、町が整備することを計画しているところでございます。 工事費が高額ではないかというご質問をいただきました。こちらは、今回そのアクセスポイントの整備に伴いまして、館内の状況を調べまして予算を算出したところでございます。 まず1点、館内景観に配慮しまして天井裏に配線をするため、相当数の点検口の設置が必要となること、また館内の間取りが複雑であること、また部屋ごとにアクセスポイントを設置するということから、こういった見積額となっているところでございます。 福寿荘は指定管理制度で実施しておりますので、事業者が整備するべきではないかというご質問に関しましては、このWi-Fiについては社会情勢を踏まえ、公共施設が備えておくべき設備であるというような社会情勢になっておりますので、本工事については町が実施することが適当であるというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 内容については、観光の面から考えるということですので、よく分かるんですけれども、しかし、最初にないものが「それでいい」といって引き受けた施設ですよね。でしょう。そして、ロビーにはもう設置されていると。私、従業員の方に聞いたんですけれども、1階はほとんど聞こえると。部屋に入っていても使えるということなんですよ。そうしますと、先ほど、課長から答弁があったのを聞きますと、では、やみぞには全室に入っているということで理解してよろしいんですか。ちょっと伺いますけれども。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 町営宿泊施設やみぞのほうでは、全館Wi-Fiが使えるという状況でございます。全室からアクセスができるという状況でございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) やはり最初の状態で、これで利用できるということで管理者を募集したわけですから。といいますのは、最初に、もう既に、あそこはもう前々からLANは使えたんですよね、福寿荘は。ロビーに入っていましたからね、もう前からね。それは分かっていました。1階が使えるということも聞いています。ですが、今回、その1件当たりの金額も、個人のやつでやっても、数万円から50万円程度なんですよね。500万円かけて整備するというような工事は、やはり事業者にも負担をさせるべきではないかと考えます。 町単独でそういうことをするんでしたらば、町内にあった施設に、普通の一般業者の方にはそういう補助金とか、そういう制度はありますか。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 一般事業者の方が整備する場合の補助金というご質問でございますけれども、そのWi-Fiアクセスポイントを整備するためといったような、特化した補助金というのはございませんけれども、例えば事業者様が事業拡大のために何か設備投資をしたいですとか、そういった場合には、補助金制度というのは整えているところでございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) こういうことは、あっちにも代償はありますけれども、実際の業者の方はそういう制度は分かりませんよ。私も、小さなお店をやっていましたが、今説明を受けるまでそういうのは聞いたことありませんでした。 やはり、公平公正な政治というのは、公平公正なサービス、そういうものは全てどなたにも分かるように、そして分かりやすくしていって、みんなに行き渡るようにするのが町の施策だと思うんですよ。一部の人が分かる、一部の人が有利になる、そのような施策では私は困ると思いますし、このような高額なものに関しましては、よく事業者からの要望を聞いて、事業者と相談して、町が一方的に全額を負担するんじゃなくて、やはりある程度事業者の負担があってもいいと思うんですけれども、その点についてはいかがですか。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 今回、福寿荘のほう、指定管理者制度指定管理というふうに、株式会社フソウのほうに受けていただいております。そこには、指定管理をする上で、修繕の区分というのを明文化して指定管理をお願いしております。 現在、株式会社フソウとの間には、屋根の防水また外壁の吹きつけ、そういったものに関しては町が持つ。そのほかについては、備品も含めて株式会社フソウのほうで実施をするというふうな取り決めとなっております。 ただし、定めのない事項は協議して決めるということになっておりますので、今回、指定管理者である株式会社フソウから町のほうでは、Wi-Fiの設置について要望書というのをお預かりしておるもんですから、町と株式会社フソウの間で協議をして、町がやるべきではないかということで決定をしたというところでございます。 公平公正、また広報が行き届いていないという点につきましては、私どもの課題でもございますけれども、商工会さん等を通して、こういった制度も取組を進めておりますので、ぜひその辺りは私どもも善処してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) ぜひ、私は前から言っているように、公平公正な、そういう施策をやっていただきたいということなので、今回、町だけが負担するというようなことではやはり困ると思うので、今後十分検討していっていただきたいと思います。 3番目に、大子町中学生海外語学研修現地視察業務の内容と必要性について伺いたいと思います。 この現地視察は昨年も実施していますが、現在はインターネットやユーチューブなど、現状や内容の確認が十分にできるのではないかと考えています。令和6年度、1,000万円以上の費用をかけて、なぜ同じような現地視察が必要なのかを伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 国際化の進む今日、本町における将来を担うグローバルな人材を育成するため、令和3年度から中学2年生を対象としまして、福島県天栄村にありますブリティッシュヒルズにおきまして、イングリッシュキャンプを実施しております。 令和8年度からは、このブリティッシュヒルズの研修の継続と、それに加えまして修学旅行を見直すことで、中学3年生を対象に海外語学研修を検討しているところです。そのため、担当の教育委員会事務局としまして、令和5年度にフィリピン及び台湾の現地調査を行ってまいりました。令和6年度におきましては、新たな候補地も含めて語学研修施設及び現地の文化等を学ぶ事業を決定するため、調査を行う計画を立てているところです。 調査業務につきましては、先行現地視察を行った後、語学研修先を1か国に絞った上で、中学生の教員そして町議会議員の方々にも参加をいただきまして事前現地調査を行い、最終的に中学生海外語学研修先を決定していきたいと考えているところです。 次に、現地調査業務の必要性についてでありますが、現在、各中学校におきまして実施しております宿泊学習などの校外学習においても現地調査を行っており、中学生海外語学研修につきましては、日本を離れて実施する約100名が参加する研修となりますので、現地での調査は必須であると考えております。 私は昨年、フィリピン及び台湾の現地調査に行ってまいりましたが、現地に行って確認した上で語学研修を実施することの必要性を認識したところです。そのため、令和6年度当初予算におきまして、現地調査についての予算を計上させていただいているところであります。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 中学生のための研修ということで、これは私は必要だとやっぱり思います。ただ、現地調査がそれほど必要なのかどうかということで疑問を感じたもんですからね。 そうしますと令和6年度もということは、令和8年度から実施するにあたり、こういう視察は令和7年度も実施するということでしょうか。 ○議長(菊池靖一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 質問ありがとうございます。 今、教育委員会事務局長のほうからは、次年度の予算だけをご説明していると思います。必要に応じて、令和7年度も必要があれば計上したいというふうに思っているわけであります。 議員は賛成の立場でご質問されているということでお話ししておきたいと思うんですけれども、やはり1日、2日間ぐらいで、研修地と現地の治安ですとか、数日間中学生を行かせるわけですので、何か所もちょっと候補を絞った中で、1か所に今度絞った上で、ちょっと詳細までよく調査をさせた上で、子供たちの安全を確保して行かせたいということになりますと、ちょっと数回行かせることはご理解をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 昨年、フィリピン、台湾。そうすると、今年と来年、ほかに候補地があるんでしたらば、そこまでお聞きしたいと思いますけれども。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 昨年度は、フィリピンそして台湾の現地調査を行いました。令和6年度におきましても、そのフィリピン、台湾、そして新たな候補地も含めた中で令和6年度は実施をしていきたいというところで、今計画を練っている段階であります。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 大事なお子さんを預かるわけですので、これらに関しまして詳しい調査をし、また子供たちが快適に研修ができるような、そういうものをつくるために必要なのは私も十分分かるんですから、これをどういう方が行くのかだけ、最後に聞いておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) 令和6年度におきまして、まず先行現地調査を実施したいと考えております。その調査におきましては、教育委員会事務局、そして町と協議をした中で、行く職員等については決定をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 子供たちのために、よろしくお願いしたいと思います。 次に、町有施設の今後の改修予定及び新築計画等について伺いたいと思います。 施設は、改修や新築によって維持費が当然のようにかかってきます。その上、人口が減少している町にとって利用者数が減少してきているのが、これも現実だと思います。この整備計画をして、あるいは新築の計画をして、どのように利用者数を増やしていくのか、そういう施策が今どのように考えられているのか伺いたいと思います。 また、この中で、新年度で実施する町営研修センターの研修棟及び体育館の修繕工事、これの内容についても伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(菊池靖一君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長齋藤弘也君) ご質問にお答えいたします。 大子町営研修センターの改修というようなご質問かと思いますが、令和6年度におきましては、研修センターにつきましては2件の改修工事を予定しているところでございます。 まず1つ目としましては、町営研修センターの研修棟1階部分につきまして、防災機能強化のため、防災倉庫、トイレそれから会議室等へ改修を予定しているところでございます。 現在、税の確定申告会場としまして研修棟2階の教室を利用しているところでございますが、階段の昇り降りが必要なため、ご不便をおかけしているところでございます。改修工事完了後につきましては、この会議室を申告会場とすることを想定しておりまして、町民の方が利用しやすい環境をご提供できるものと考えております。 また、2点目としましては、町営研修センターの体育館でございますが、建築から約48年が経過しておりまして、老朽化に伴い一部雨漏りが発生している状況でございます。そのため、来年度には屋根の補修工事を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 隣の研修センターは、以前1度だけ役場を、そこに移転したらどうだというような話もあったと思うんですが、そのときは耐震工事が行われていないので駄目だということだったんですけれども、この耐震工事については既に済んでいるという理解ですか。それとも、耐震工事はやらなくても大丈夫だということですか。 ○議長(菊池靖一君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長齋藤弘也君) ご質問にお答えいたします。 研修センターでございますが、研修棟それから宿泊棟につきましては、平成21年に東京理科大によりまして耐震診断が実施されております。その際になりますが、昭和56年以降の新耐震基準、こちらは構造耐震指標というのがありまして、Is値0.6以上を満たしているということで、大規模地震に対しまして倒壊や崩壊の危険性が低い建物ということで、耐震工事のほうは必要ないというような判断をしているところでございます。 しかしながら、体育館につきましては耐震診断が実施されておらず、老朽化も進んでおりますことから、将来的な大規模改修の必要性を判断するため、耐震診断を実施する予定としていたところでございますが、今後、都市計画マスタープランが令和6年度、7年度にかけまして見直しが実施されることになりましたので、研修センター周辺敷地の用途の見直しによりましては、より有利な国の支援を受けることができる可能性が出てきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) やはり今、耐震に関しては心配するところがありますので、その辺はしっかりとやっていただきたいと思います。 また、体育館については新築の計画もあると聞いているんですが、今後利用者が少なくなっていくんじゃないかという心配もあるので、その利用者の確保と今後の維持費についてはどのような計画があるのかだけ伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長齋藤弘也君) ご質問にお答えいたします。 まず、研修センターの利活用の現在の状況でございますが、今年度宿泊者数につきましては、令和4年度と比較しまして、昨年度が約1,000泊のところを、今年度は2,500泊を超えるぐらいの見込みとしまして、約2.5倍になる見込みとなっております。 体育館につきましては、昨年度約1,600人、今年度につきましては、現時点での見込みとなりますが、倍の3,600人程度を見込んでいるところでございます。体育館につきましては、利用者のほうも増えてまいりましたので、今年度当初でございますが、老朽化が進んでいるということもありまして、耐震化を行いまして、当初学校施設環境改善交付金または緊防災などを活用しまして、大規模改修を想定した耐震診断を行う予定としていたところでございます。 そのような中、先ほどお話ししましたとおり、都市計画マスタープランの見直しが予定されましたので、より国の有利な支援が受けられるというような可能性が出てきたところでございますので、町の負担軽減それから将来への投資効果など、状況の変化に応じまして柔軟に将来を見据えた検討を行うために、大規模改修のほか、プールの解体を含めまして、体育館の建て替えも視野に入れまして、再検討することとしたところでございます。 体育館につきましては、先ほど申し上げましたとおり、建築から約48年というような経過しているところでございますので、大規模改修による長寿命化のほか、最新の設備を備えた体育館による研修センターの利用促進または新たなスポーツ事業の誘致など、今後の利活用の方針を慎重に見定めまして判断してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 利用者数が伸びているということは大変いいことでありますが、できるだけ町民の皆さんにも開放して、町民の皆さんも利用できるような、使いやすい、そういう施設にしていっていただきたいと思います。 最後になりますが、1つ目の質問の最後です。中学校の統合に向けて令和7年度予定されているわけですけれども、この中学生の通学の方法、これがどのような計画になっているのかを伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 中学校の統合につきましては、令和7年4月1日に大子西中学校、南中学校、生瀬中学校を大子中学校への統合に向け、今定例会におきまして、大子町立小、中学校及び幼稚園設置条例の一部を改正する条例を提出しているところです。 中学校の統合におきましては、通学区域が広くなることから、通学手段の確保に取り組む必要があると考えております。現在の大子西中学校区、南中学校区、生瀬中学校区から大子中学校への通学方法につきましては、公共交通機関やスクールバス、AIタクシーなどを含めまして、どのような方法がよいか検討をしている段階です。 中学校におきましては、部活動があるため、季節によって下校時刻が変更になることや、土日や長期休業中の活動があることも考慮する必要があると考えております。 具体的な通学方法につきましては、内容が示せる段階になりましたら、対象となる保護者の方に説明会を開催していきたいと考えているところです。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 1年あるわけですから、十分に検討して、よりよい方法そして安全な方法で、子供たちの送迎をしていただきたいと思います。 そこで、今まで遠距離の方には補助があったと思うんですけれども、中学生になると、大概遠く2キロ以上の方は自転車で通学すると思うんですよ。この自転車が結構高額なもんですから、自転車で通学する方に、これの補助ができないかどうか、町はそういうことまで考えているかどうか。まして今回は、南中、大子西中の統合となりますと、自転車で通える方もあるし、通えない方もある。今現在、黒沢も生瀬もそうですけれども、そういう方々に対しても、やはり新しく入ってくる子供たちには、自転車の通学に関しまして、自転車を購入する補助金の制度があってもいいんじゃないかと思うんですけれども、これについて町はどのように考えていますか。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) 自転車通学者への助成につきましては、現在ヘルメット購入費の半額補助並びに、自転車利用による通学距離が6キロ以上となる生徒の通学用品購入費補助を距離に応じて実施しております。 自転車購入への補助というご質問でありますけれども、ここの部分につきましては、保護者の皆さんに負担をお願いするところというところで考えておりますので、ご理解をいだきますようお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) これから子供たちが少なくなってくるんですから、やはり少しでも保護者の皆様の負担を軽減すべく、自転車通学の方の自転車購入費に関しましても、今後十分検討していただきたいと思います。 それでは、次の質問に移りたいと思います。 町の少子化対策観光振興策などについて伺っていきたいと思います。 大子未来ビジョンに掲げてある少子化対策についてですが、大子町はここ数年で大きく人口が減りましたので、令和元年度から現在までの人口の推移と、65歳以上の高齢者の占める割合の推移について伺っていきたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 福祉課長。 ◎福祉課長鈴木大介君) ご質問にお答えいたします。 令和元年度から現在までの人口、それと65歳以上の高齢者を表す高齢化率についてご説明いたします。 令和元年度、人口が1万6,679人、高齢化率44.57%、令和2年度が人口1万6,251人、高齢化率45.41%、令和3年度、人口1万5,833人、高齢化率46.62%、令和4年度、人口1万5,444人、高齢化率47.50%、令和5年度、人口1万4,952人、高齢化率48.46%となっております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) そうしますと、ここ5年間で2,000人減少、それから高齢化率で言いますと、4%の上昇となっております。こういう観点から見ますと、この少子・高齢化というのは全国的に確かに問題になっております。 では、町として今後どのような取組が必要で、どのような対策を考えているか伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 福祉課長。 ◎福祉課長鈴木大介君) ご質問にお答えいたします。 議員ご指摘のように、少子・高齢化につきましては、町だけの問題ではなく日本全体が抱える大きな課題でありまして、国、県、町が連携しながら様々な施策を実施しているところでございます。 まず、少子化に関する対策につきましては、国においては予算の確保、制度の枠組み・基盤づくりを行い、県や町におきましては、地域や住民のニーズに応じながら、児童手当をはじめとした家庭・個人への直接給付、妊娠・出産支援、母子保健・小児医療体制の充実、地域の子育て支援、保育サービスの充実、放課後対策、子育てのための住宅整備、働き方の見直し、ワーク・ライフ・バランスの促進などの子育て支援策を実施しているところでございます。 町の具体的な子育て支援策としましては、給食費の無料、保育所・保育園の保育料の無料、幼稚園授業料の無料、新生児すくすく祝金、ゼロ歳から高校生までの医療費の無料、放課後児童クラブ・放課後子ども教室の拡充など、妊娠前から学童期、思春期までの様々な場面において、幅広く、きめ細やかな子育て支援施策を展開しているところでございます。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 私が聞いたのは今までの対策じゃなくて、これから今後、町として考えなければならないものはどういうものか、どういうものがあるかということなんです。 やはり、大変難しい問題だと思いますよ。でもね、先ほどご説明しましたように、この大子町未来ビジョンの中では、確かに子育て支援それから高齢者対策をうたっています。でも、具体的な施策として、大子町は生き残るためにどのような施策が考えられるのかどうかを伺いたいんです。 ○議長(菊池靖一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) ご質問にお答えします。 菊池議員のご質問というのは、非常に難しい問題でありまして、菊池議員そのものも明確な回答は持っていらっしゃらないと思っているんです。端的に申し上げることができない問題であるからこそ、非常に日本全体で今苦しい状況にあると。 一つ申し上げたいのは、何か新しい施策を入れたから劇的に人口が増えるかというと、全くそれは今あり得ない。それから、菊池議員も含めて皆さんおっしゃっていましたけれども、働く場所がないとかいろんなことを言う方がいますけれども、やはり日本全体の生産量が下がっていく中で、二、三十年前の製造業みたいな工場を誘致することも、私は大子町には今マッチングできない施策ではないかなというふうに思っています。 我々としましては、少子・高齢化の時代ではありますけれども、まず医療の問題、医師奨学金の分野を投入させていただいて、まず町の医療をしっかり守っていきたいと。安心して出産、そしてその後の医療支援にも取り組めるように、これからもこの医師の拡充においては課題を持って取り組んでいきたい。 それから、AIタクシー事業でありましたり教育の充実、そして高齢者が安心・安全に生活できるような、これまでの施策をしっかりと維持・継続することが全てかみ合ったところで、まず人口の減少が止められるんではないかなというふうに思っております。 そして、大子町の資源をしっかり生かしていくために、道路整備を行いながら容易に移動ができるような環境もつくっていくことによって、相対的に今の環境を整えていくことによって、回復することはあり得るんではないかなというふうに思っていますし、これをやり遂げることが我々の責務だと思っているところでございます。 いろんな形で人口の問題、そして働き手が少なくなってくるというのは私も受け止めておりますし、大子町としましては、まさに人口減少の時代にもう入ったと言って過言ではないと思っているところであります。よその自治体では、まだこの問題に取り組む施策というのは薄いところがありますけれども、我々はその先進地としていろんな歴史をつくる意味でも果敢にトライをして、人口減少に対して克服すべく様々な施策で、トータル的に挽回をしていきたいというふうに思っていることをご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 町長のおっしゃることは、もっともだと思います。確かに、新たな工場等の誘致が大変難しいと。そして、今この時代を生き抜いていくための町の施策も、大変難しいものがあるとは思います。しかしながら、この町を守るために、やはりいろいろな方策を練っていただきたいと考えております。 それでは、そういう難しい中で、新たに外から入ってきてくれた定住者の方、それから観光客を増やすための、こういうものに関する新たな施策というのはどのようなものがありますか。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 まず、前提といたしてましては、先ほど町長の答弁にありましたとおり、日本全体で人口が減少する中で、定住者の増加については、長期的な観点を持って取り組むものと考えているところでございます。現在のような人口減少期においても、大子町の人口が過度に減少しないよう、様々な施策を行っているところでございます。 そのような中、大子町総合計画や大子町まち・ひと・しごと創生総合戦略などに基づきまして、町の知名度の向上と観光・交流人口、関係人口、移住・定住希望者の掘り起こしに向けて、タウンプロモーションを推進しているところでございます。具体的には、大子町空き家等情報バンクの設置、大子町住宅リフォーム助成金の措置及び情報発信、県と連携した「わくわく茨城生活実現事業」の情報発信などにより、定住者の増加を図っているところでございます。 また、観光から移住という展開の観点にも立ちまして、大子町観光協会や大子町振興公社と連携しまして、袋田観瀑施設や道の駅奥久慈だいごなど町営施設の改修・充実、またアウトドアなどの体験型コンテンツの開発・磨き上げ、インバウンド向けを含めた情報発信などにより、観光客の増加を新事業として図っているところでございます。今、スタートとしたというところに入っていると考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 確かに、いろんな難しい問題を抱えておりますし、問題があると思います。でも、この大子町を守るために皆さんが考えるべきことは、やっぱり新たな施策そして住民のためになる施策、これらについて十分検討していただいてほしいと思います。 その中で、私はやっぱり町の観光資源を生かしたもの、これについても十分進めていくべきじゃないかと思います。 この観光の関係では何度も私も質問しているんですけれども、八溝山の眺望について、これについてちょっと伺いたいんですけれども、昨年までの動きと今後の対応について伺っておきたいと思います。これは、前の議員でありました方からも引き継いでいるもんですから、やはり八溝山も観光名所の一つです、これを守るのも町の義務だと思うので、その点についてお答えをお願いいたします。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えをいたします。 八溝山展望台の眺め、周辺整備につきましては、現在周辺整備について大子町振興公社管理業務を委託して管理をしております。地元の八溝保勝会様また大子町観光協会など関係団体と例年美化清掃などを実施して、環境整備に努めているところでございます。 眺望につきましては、令和4年に福島県側の管理所のほうにお伺いをしまして、今後の進め方などのお話を伺ってまいりました。その際にも、福島県側は自然林が広がっていることから、現在やはり自然環境保護の観点からも、なかなか木を切ることは難しいんじゃないかというようなお話をいただいております。 一方で、茨城県側につきましては、やはり所有されている方がどう考えるかという部分ですとか、費用の部分もかなり高額になってくると予想されますので、現時点では、引き続き私どものほうで調査研究を行っているという状況でございます。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) すみません、言い方が悪かったのかもしれませんけれども、昨年はどのような動きをしたかをお伺いしたい。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 昨年度の取組でございますけれども、昨年度は環境整備としまして、11月にその美化清掃活動を行っております。眺望のことにつきましては、私どもとしては、例えば関係団体に何かお話を聞きに行くといったような状況にはございませんでした。 しかし、八溝山周辺の活性化ということで、私どものほうでサイクリング事業を併せまして、いばらきキングオブマウンテンという、八溝山を舞台にしたレースなどを行って活性化に努めたところでございます。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 前回の質問のときに担当課長が答えたのは、林野庁とか福島県側と協議をするというようなことでしたので、それが行われたかどうかを確認したかったんです。それは行われましたか。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 はい、令和5年度におきましては、例えば協議ですとか、そういったものは行っておりません。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) やはり議会でそのような答弁をしたならば、必ずやってくださいよ。それが必要だから言っているわけですから、それで一歩でも二歩でも前へ進むことが、私は大事だと思っているのでね。やはり、ここで答弁したから、それで終わりじゃないんですよ。答弁したらば、そのしたことに関しての動きをしていただきたい。そして、それを進めていただきたいと思っておりますので、これからは必ずそういうことは進めていただきたいと思います。 最後になりますが、サイクリングロードの整備状況について伺いたいと思います。 八溝山のコースの下りについて、大変危険である旨の情報が多く寄せられています。これ、やっぱり急カーブで長いもんですから、どうしても自転車の摩耗が激しいようなことを聞いているんですけれども、これの対策と、狭い所やカーブのところが多いんですけれども、これの整備状況について伺いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えをいたします。 現在、八溝山周辺のサイクリングロードの整備状況でございますけれども、ただいまも申し上げましたとおり、ヒルクライムのレースを、その地域特性を生かして実施をさせていただいたところでございます。こういった際には、支障木の撤去ですとかブロワー、高圧洗浄機を使った路面清掃などを行わせていただいております。 また、議員ご質問の段差ですとか道路幅が狭い、非常に急である、そういったのは、やはり地域特定として依然として残っている部分ではございますけれども、奥久慈里山ヒルクライムルートというのは、茨城県も関係自治体として入って進めている事業でございますので、そちらと連携を図りながら、必要に応じて注意看板の設置ですとか段差の解消など、環境改善に引き続き努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 菊池富也君、残り2分です。 ◆4番(菊池富也君) この観光地としての開発は、八溝山それから袋田の滝が中心になるかと思うんですけれども、大子町全体が自然環境に恵まれていますので、観光の整備としては町全体を考えた施策を取り上げていただきたいと思っております。 特にこの八溝山については、前任者からの引継事項でもありましたけれども、できるだけ眺望については検討していただきたいと思います。何も伐採をしなくても、剪定などもできればやっていただければ、眺望はよくなるんじゃないかと考えております。 私の質問は以上で終わります。8年間ありがとうございました。 ○議長(菊池靖一君) 4番、菊池富也君の一般質問は終わりました。 11時2分まで休憩とします。 △休憩 午前10時56分 △再開 午前11時02分 ○議長(菊池靖一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △大森勝夫君 ○議長(菊池靖一君) 8番、大森勝夫君の一般質問は、本人の申告により30分以内です。 大森勝夫君の一般質問を許します。 大森勝夫君。     〔8番 大森勝夫君 登壇〕 ◆8番(大森勝夫君) 議席番号8番、大森勝夫です。 今回の一般質問は、2つの項目についての質問をさせていただきます。 1つ目が、マウンテンバイクコース整備によるアウトドアの振興について。そして、2つ目が、中学校統合後の校舎活用という部分で、大子西中学校の校舎の活用についての考え方、政策提言的な質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、マウンテンバイクのコース整備についての質問なんですけれども、アウトドアアクティビティ、あと県での、やはりそういった里山ヒルクライムルートとか、健康志向の高まりの中で、自転車というものは非常に注目を浴びて、コロナ禍の、そういったスポーツの中でも、自転車というものは非常に愛好家が増えたのかなと思います。 大子町は、そういった自転車に乗るにはとても適した環境の町であると思うし、そういった部分、知名度アップとかイメージ向上、そういったあと集客といいますか、交流人口の増加に使えるコンテンツかなと思います。 自転車というものは、やっぱり一般的に舗装道路を乗るロードバイクというのが多いんですけれども、やはりロードバイクであれば、道路が整備されてあるのでアスファルト舗装の道路をどこでも、どこでもというか大体走れるんですけれども、自転車の場合は、もう一つオフロード、マウンテンバイクというものがありまして、いざそれを乗ろうと思うと、やはりオンロードのアスファルトの上では、ちょっとやはり物足りないわけですよね。そうすると、それ専門のコースが必要になってくると。そこのところにオフロード、マウンテンバイクコースの愛好家をつかむチャンスがあるのではないかなと。そして、非常にアウトドアアクティビティ、アウトドアをベースとして銘打っている大子町において、画期的な施策になるのかなという部分を、町のほうでも酌み上げていただいて、アウトドア、マウンテンバイクの自転車のコースの整備の構想が進んでいるという、そういった部分なんですけれども。 やはり自転車は、大体の概要の計画を報告いただきましたので、ポナイの森に整備されるということで、立地的にグリンヴィラにも比較的近くて、アウトドアイメージを打ち出すのにはとてもいい場所であるし、場所の広さを考えてもちょうどいい、適切かなと思うんですね。 マウンテンバイクだと、例えば本当にヒルクライムという、スキー場の夏場の利用なんかで本当に山の上から下りてくる、雄大な景色を下りてくるというのは、そういった構想もありますけれども、やはりまず親しみやすいというのは、コンパクトな中で体験していくというようなコースが必要かなと思うので、そういった部分では、この大子町の考えているコースというのは、比較的いい感じかなというふうに感じております。 やはり知りたいのは、いつ頃から使えるのかなと。計画ができていますので、やはり理想としては、早く使えるといいなと個人的にも思いますので、その辺の町の考えているアウトドアのマウンテンバイクコースの整備、運用できる期日、その辺の目標をお伺いしたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 広大な面積を持つポナイの森におけますマウンテンバイクコースの整備計画につきましては、令和5年度におきまして、プロのマウンテンバイクライダーを招聘しまして基本構想を策定いたしました。 今後のスケジュールでございますけれども、令和6年度には実施設計を行ってまいりたいと考えております。また、令和7年度に工事の着工というような計画で現在進めておるところでございます。 また、コースの運用の開始時期でございますけれども、こちらは早くて令和7年度秋、または令和8年度の春を予定してまいりたいと考えております。こちらは、冬期におきましては、道路というか、コースの凍結ですとか霜柱といった地理的状況もございますので、安全性の観点から、今回プロライダーにも、あまり冬期はよくないんじゃないのというようなことを伺っております。冬期につきましては、逆にコースをクローズとしまして、コースのメンテナンス期間として充ててまいりたいというような計画でございます。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) その季節的な要因もあるでしょうから、やはり工事の期間をしっかり見て、その辺も検討の材料に入れていくといいかなと思うんですが、大体のそのコース概要を見たところ、その駐車場であったり、あとは管理棟といいますか受付事務所とかあるんですけれども、コースの中で、例えばパンプトラック、緩い波形の初心者の自転車に乗る練習ですね、パンプトラックであったり、周回コースですね、林間というか、ちょっと斜面を回ったりとか。そうすると、やはりどちらかというと、自転車の基本操作を練習するのに適した、初心者も来やすいコースかなというふうに想像するんですけれども、そうすると、マニアというか、自転車を持っている方はいいんですけれども、せっかく大子町にできたので、せっかく大子町にキャンプに来たので体験してみようかなという方は、やはりその自転車がないとちょっとできないんですよね。町にあるのは、オンロードの自転車と。そうすると、こういった受付事務所でレンタルバイク、それがあると、これは初心者には比較的、集客の効果があるのかなと思うんですね。 例えば、先ほどこういったコースが比較的少ないって言ったんですけれども、例えば近隣だと、一応常陸太田市にはあるんですね。ただ、そこは特にそういったレンタルバイクとかもないので、そういったところで考えると、やはり大子町にレンタルバイクのあるオフロードコースができるというと、やはりこれのアピールポイントは高くなるのかなと思うのですが、その辺の考え方、コース整備というのと併せて、やっぱり自転車も貸し出すところまで考えての施設なのか、その辺の考え方がありましたらお伺いしたいと思います。
    ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 まず、整備計画のほうにちょっと触れさせていただきたいと思います。 現在計画しておりますマウンテンバイクコースでございますけれども、議員ご紹介になりましたパンプトラックといったような、子供も含めた未経験者も楽しむことができて、またなおかつ愛好者の方にも楽しんでいただけるようなコース整備を考えているところでございます。 例えば、少し乗り方が上手になってきますと、ジャンプですとか、そういったアクションを行いたいという方などもいらっしゃいますので、そういったジャンプラインをレベル分けして設置し、また周回コース、パンプトラックなどを含めてコースデザインを計画してまいりたいと考えております。そのことによって、集客効果は高くなっていくというふうに考えております。 また、簡易的な受付事務所の設置も予定しております。やはり危険も伴う、当然自転車ですので転ぶこともありますので、そういった施設ということで、スタッフが常駐することで安全性を維持して、また日常的なコースメンテナンスも実施していきたいと考えております。 また、やはり未経験者、これからやってみたいという方に訴求するために、マウンテンバイクのレンタルについても、これは収支の予測をしっかりと行った上で整備を検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) やはり施設管理というものは、とても重要だと思います。 それと、このポナイの森の一角にこういったコース整備がされるんですけれども、ポナイの森は広いということもありますので、将来的に、例えばここをオープンして非常に集客がいいとか、そうすると、もう少し周回コースを広げるとか、やはり林間のコースを周遊するという将来的にそうなったら、もっとこう魅力が高まるかなと。比較的広葉樹と言いますか、雑木林の部分もあったりもしますので、ほかのアウトドアのこういったマウンテンバイクのコースを見ると、そういった林間コースであったりとかもあるので、可能性としては発展性もあるのかなと思うんですけれども、現段階ではまずここの部分の整備、そして将来的な部分なので、もっと先の考え方にはなってしまうんですけれども、そういった構想も持てるのではないかなと思うのですが、その辺までの、将来的にそちらの方向は考えていないのか、その辺の含みもあるのか、この事業の構想を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 マウンテンバイクの愛好家の皆様は、先ほど議員のほうからもご発言ありましたとおり、常陸太田市に、近隣ではありますけれども、やはり通常の林道ですとか私有地をお借りして楽しんでいるというケースが非常に多くて、例えば今、林業の事業者様と工事等がかぶってしまって思ったように走れないですとか、またハイキング、トレッキングのブームもありまして、そういった歩行者の方とちょっと交錯してしまう危険性もあるといったようなことが叫ばれております。 今回、町のほうではそういったことがないように、マウンテンバイクのコースとして専用で使えるようなことを考えているところでございます。また、先ほども申し上げましたとおり、ポナイの森というのは非常に広大な面積を持っております。また、自然林がございますので、そういったところを活用して、長くライドを楽しめるような、そういった周回コースも今後拡張していく、拡張性の点については非常にあるのではないかと。また、それを売りに、観光客の皆様、そこを利用してみたいという方、そういった方に積極的にアプローチできるんじゃないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) それと、これはオフロードの自転車コースの整備なんですけれども、この事業計画に併せて、隣接地にアウトドアパーク、ジップラインであったりとか、フォレストアクティビティですね、ちょっとこう運動的なのができる整備も構想に入っていると。全体的にアウトドアイメージの中での楽しめるエリアになるので、これも期待できるかなというふうに私は思っているんですけれども、ただ、計画概要で敷地というか斜面の面積を見ると、それほど広大な面積ではないと。そうすると、依然といいますか、本当に簡易な、公園よりはちょっと充実しているんだけれども、そういった遊具のある無料の施設レベルを考えているのか、いや、しっかりとお金を取れるぐらいの高レベルを考えているのか、ちょっとそのアウトドアの部分が報告の資料だと分かりづらかったもんですから。 個人的には、やはりレベルの高い、集客の取れる、有料になっても、やっぱり施設管理・安全管理というのは大事だと思いますので、そのぐらいは必要ではないかなと思うのですが、そこを町はどう考えられているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 今回、マウンテンバイクのコースの基本構想を計画させていただきました。また、その中で、大子町の自然を生かした観光誘客、そういった中で、アウトドアアクティビティを、やはり今整備してはどうかといったようなご意見も伺ってきております。やはり、効率的に整備を進めるために、今回そういったところもちょっと考えた上で設計を進めたいというふうに考えておるんですけれども、茨城県のほうでも、近隣の自治体に所在します県有施設において、類似の事業計画があると先般報道発表がございましたので、そういったものも考慮しながら検討してまいりたいと考えているところです。 まず、利用料金についてですけれども、ほかの自治体の既存施設を参考にいたしますと、初期費用として一定の整備費用は必要となってまいります。また、運営費用としまして、安全管理のためにスタッフの配置、メンテナンスのコスト、こういったものがかかることが想定されますので、しっかりとした管理運営のためには、町のほうとしましても有料の施設として運営をしていきたいというふうに検討を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) やはり、私も有料のほうがいいのかなと思うんですが、こういった整備をして、実施はあと数年オープンにまではかかるんですけれども、でももったいないなというか、ある程度事前にこういった部分も広報というか宣伝して、できますよというのもいいんではないかなと思うのですが、その辺の広報、こういう計画で予定していますというのをやっていくことで期待が集まって、オープン、スタートから、もうどんと来るみたいにできるのかなと思うのですが、その辺の広報については、やはりこれはちょっとまだ抑えておきますよなのか、その辺の考え方というのはどのように持たれているでしょうか。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 やはりこういった新施設の広報というのは、非常に大事だなというふうに考えております。例えば今、県北ロングトレイル、常陸国ロングトレイルとなっておりますけれども、かなり前にスタートした事業が、今になって、お客様が非常に来ているということで、やはり浸透するのにはある一定の期間かかっていくというふうに考えておりますので、今回基本構想ができて、今後設計を進めてまいりますので、例えばコースの形ですとか、どういったものができるというのがもうちょっと具現化できたときに広報をスタートしまして、やはり施設のオープン時にはたくさんのお客様に来ていただきたいというのが私どもの思いでもございますので、そういった点にも考慮して進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) 本当この大子町のイメージ、やっぱり若いイメージというか、非常に交流人口も高まりますし、当然住んでいる住民にとっても誇りになる、若手にとっても楽しめる、家族連れでも楽しめる施設になっていくのかなと思いますので、しっかりとした広報、事業の進展を期待します。 続いて、統合後の大子西中学校の校舎の活用についてを質問いたします。 令和7年度に、大子の中学校が1つに統合をするという中で、やっぱり空き校舎をどのように活用していくか。前回の質問では、エリア的に南中という、名は出さなかったけれども南中活用的なイメージで、隣接する特別支援学校の高等部あたりを要請して活用したらどうかなみたいな、お話というか質問を取り上げました。基本的に、やはり町の考え方、利用というのを私は尊重しますし、地域での声というのを聞いてそれは考えるんでしょうから、そういった形ではいいと思うんですけれども、こういった考え方もあるのではないかなという意味での質問のスタイルで質問させていただきます。 大子町は、清流高校の支援に力を入れていまして、私も清流高校の維持には、本当に大事な事業かなと思います。そういった事業と併せて、その空き校舎の活用をリンクすることができないかなと考えたんですね。 大子西中学校の位置というのは、大子清流高校の芦野倉農場の非常に近くだという。そこを思うと、芦野倉農場でやるとき、またはやる前後に、ちょっと授業的に必要だったらば、その清流高校のサテライト教室、いつも行くわけではないけれども、その農業の授業と併せて、近場でちょっと勉強しながらやるというような校舎の使い方をすると、施設的に非常に対外的な効果が上がってくるのではないかなとも思いますので、これはやはり高校の施設と町の施設とかいろいろあるので、なかなか考え方の違いは出ますけれども、一つの利用方法として、清流高校の支援としての使用方法で、そういった考え方はいかがかなと思うのですが、考えをお聞かせ願います。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 中学校の統合につきましては、令和7年4月1日に大子西中学校、南中学校、生瀬中学校を大子中学校への統合に向けまして、今定例会において、大子町立小、中学校及び幼稚園設置条例の一部を改正する条例を提出しているところです。 廃校後の大子西中学校を大子清流高校のサテライト教室として活用してはどうかというご質問でありますけれども、清流高校としましては、芦野倉農場におきましては教室が整備されております。また、Wi-Fiやエアコンも整備されており、現有施設で授業等に支障は感じていない状況であるというようなことを伺っております。 町内におきましては、旧黒沢小学校をルネサンス高等学校が教育施設として活用しており、教育施設としては活用しやすいのではないかと考えております。 議員提案のような内容を今後生かせますよう、調査のほうを進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) それでは、もう一つの清流高校支援の考え方として、やはり全国から生徒を公募する、募集するとなると、まずやはり親として考えるのは寮なんですね。アパートでもいいんだけれども、やはりまだ中学生の段階で、この子を親元から離すときにどうするかとなると、親としてはやはり寮とか下宿とか、ちょっと管理する方がいるようなところのほうが安心かなという、相談をちょっと実際受けたときもあったもんですから、やはり寮というのがあると、希望する募集には有効なのかなと思います。 離島であるんだけれども全国から生徒が入っているようなところというのは、やはりそういう寮があって、旧学校の跡地を宿泊施設に改修して、そこに泊まれるようにしているとか、そういった事例を見ると、やはり一つ、そういった宿泊施設的に改修することもできるのではないかなと。そうすると、教室は十分あるんだけれども、例えばそういうふうに泊まる施設があると、朝早い農業のそういった作業とか、夜遅くというのはないのかもしれないですけれども、そういった部分なども、やはり宿舎と近くで有効になっていくのではないかなと。 もう一つは、やはり、例えば農業という部分で関連づけると、アグリツーリズム的な農業体験がしたいんだよという、これはやはり高校の農場なので、そこを使えというわけにはいかないかもしれないんですけれども、やはりその農業体験をしたい、または研修をしたいという人たちの宿泊所として使って近隣の農場で研修をするというような、そういった施設にも応用していけば、寮的な宿泊施設を造って、使用者が少ないかもしれないけれども別の使い方もできるとか、非常にそういった応用の方法はあると思うんですね。 やはり先ほどの自転車のコースの整備も言ったんですけれども、場所的にちょっといいんですよね。ですから、そういったアウトドアアクティビティというのは、本当にきちっとしてできたり、例えば将来モンベルができて、清流高校ともし何らかの関連ができれば、そこに寮があって、グラウンドがあって、そこでちょっと何かできるとか、そういった活動ができると、非常に魅力的なエリア・地域に集約、育ってくるのではないのかなと思うんですけれども、最初のスタートとしては、やはり清流高校の寮的に、宿泊施設的に変えて一歩踏み出していくような形ができればいかがなものかと思うのですが、この辺のお考えはいかがなものでしょうか。 ○議長(菊池靖一君) 教育委員会事務局。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 大子清流高校の全国募集によります入学者の下宿先につきましては、それぞれの希望に応じまして、アパートや旅館などの既存の施設を考えておりますが、大子町営研修センターの一部を寮として活用するなどの方法も想定をしているところです。将来的には、全国募集の入学者が一定程度になった段階においては、寮としての活用も視野に入れながら検討をしていきたいと考えております。 廃校後の活用事例としまして、長崎県の旧佐護小学校の廃校舎を改修しまして、ゲストハウスとして利用している事例がございます。一般の方の利用がメインとなりますけれども、一部は教育機関の学生寮として活用を進めていると伺っております。 全国の廃校後の活用事例などを情報収集するとともに、関係各課と連携を図りながら、廃校後の活用につきましては検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) 先ほど、アグリツーリズム的な応用もできるのではないかなということをちょっとお話ししましたけれども、やはりアグリツーリズムの考え方って、やっぱり長期休暇を取るヨーロッパの方たちの発祥だと思いますよね。旅行のようなんだけれども、そこに滞在して農業を経験していくという。それで、農家にとっても人材、お手伝いもできるし、その経験者にとっても、自然と触れ合う経験ができるということなんですけれども、そうすると、アグリツーリズム的な部分だと、実際やろうと思うと、多分その農家に宿泊してという形がスタイルかなと思うんですね。そうすると、じゃ、それを実際大子町でやろうとすると、泊まるのまではなというとこが出ると思うんで、こういった施設があると、宿泊はそこで、食事はその農家さんで一緒でいいと思うんですよね。 ですから、先ほど例えば高校のそういった寮で使っている空き校舎という事例を見たときにも、やはり朝食とか夕飯は里親のところに行って食べるけれども、泊まりだけの施設がその学校の校舎なんだよなんていう事例も見たので、そうすると、その施設整備にそれほどコストはかからなかったり、あとやっぱり親にとっても飲食の部分の心配がなくなる、自炊じゃなくてできるというのもあるので、全部が宿泊施設という部分も、考え方としては、ここに研修センターがあるだろうとなればそこまでなんですけれども、やはりそのアグリツーリズム的な一つの切り口というのも、将来的にどうかなと。この部分というのは、ちょっと学校教育担当とは違うんですけれども、担当課で、その辺の考え方、もしお持ちのところがあれば聞きたいなと。 ○議長(菊池靖一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) ご質問ありがとうございます。 廃校利用は非常に難しい問題と捉えておりまして、私立の学校経営者様の興味が出るような地域ではあるとは思うんですけれども、今の現況の学校をそのまま貸し出して借主にメリットがあるかというと、なかなかきっと難しいんだと思います。 今、大森議員がお話ししましたような、いろんな形での活用方法を研究しなくてはいけないと思っておりますが、今この役場の横の研修センターは、非常に宿泊の予約数が上がってきているということで、一定の利用方法としては使い道はあるんだと思います。これをまた農業に生かしたり、清流高校の地域みらい留学ですか、留学制度に利用したりということで、大子清流高校とともに、地域に残れる学校として支援をしていきたいというふうに思っているところでございます。 今後とも、空き校舎の活用ということは大きな課題だと思っておりますので、皆さんの意見を生かしながら、活用論を練ってまいりたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 大森勝夫君、残り2分です。 ◆8番(大森勝夫君) 非常にいろいろ変わっていくところがあるんですけれども、やはり構想としては、先手を打っていろいろ考えていく、やはりそのスタンスはあると思いますので、やはりこの町の、こう動いていっていく部分をしっかりと伝えて理解していけば、表からの評価とあと住んでいる人たちが、そこをしっかり理解していただくということがあれば、いろんな不安というのは、楽しみ、希望というふうにも変わっていくと思いますので、しっかりとした運営(方法)を起こしていっていただきたいなと思います。 私の質問は以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 8番、大森勝夫君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △福田祥江君 ○議長(菊池靖一君) 次に、3番、福田祥江君の一般質問は、本人の申告により30分以内です。 福田祥江君の一般質問を許します。 福田祥江君。     〔3番 福田祥江君 登壇〕 ◆3番(福田祥江君) 議席番号3番、福田祥江です。 議長より質問の許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問させていただきたいと思います。 今日の質問は、大きく2つです。1つ目は大子版ハローワークの創設について、2つ目は災害の備えについてです。 まず初めの質問なんですけれども、ハローワークの創設とかという大きなことを言っているわけではなくて、もっと簡単に大子町で職を得たい人に、ちょっと助けてもらいたいときに情報を得られないかということで考えております。 それで、大子町にUターンしたいけれども働く場所がないという理由で、できないという声を聞くことがあります。一方で、事業者のほうからは、人手不足の声をよく聞く。賃金とか労働時間とかの条件面での不一致によってはあるとは思うんですけれども、双方のニーズが知られていないという側面もあるのではないかと、そのように感じまして、例えば農繁期のような短期間、短時間とかで働いてくれる方、または長期間、パートや正職員も含めてなんですけれども、町内で町内の働く場所の情報を得られてマッチングが行えるとよりいいのではないかなと、そういうようなハローワークのような情報提供の事業に取り組めないかを、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えをいたします。 現在の雇用対策、就職対策の全般のちょっとお答えをさせていただきたいと思いますけれども、町と茨城労働局がそれぞれの強みを生かしまして、一体的に事業を推進することを目的に、平成29年度に雇用対策協定というものを締結しております。これに基づいて、労働局との連携の下、ご発言いただきましたような町内事業者の求人の情報提供などを含めまして、就職支援の全般に関する事業を実施しておるところでございます。 具体的には、毎月ハローワーク常陸大宮による巡回労働相談会を開催しまして、求人や就職に関する労働相談を行っているところでございます。また、ハローワーク常陸大宮で提供しております町内事業者などの求人情報を、町のホームページまた役場ロビーなどに掲示をしておるところでございます。 若年層に向けてでございますけれども、清流高校生に対する町内企業の説明会を、毎年学校を会場にお借りしまして実施をしておるところでございます。 さらには、町内事業者の魅力を発信し、若年層の就職支援や雇用機会の拡大につなげることを目的とした、大子町企業ガイドブックを毎年作成しておるところでございます。こういったものを作って、二十歳のつどいですとか、町外の学校・就労支援機関などに広く配布をしておるところでございます。 今後も引き続き茨城労働局と連携しまして、町内企業への就職支援を継続してまいりたいというふうに考えております。 大子町独自のそういった仕組みという点でございますけれども、やはり、現在ハローワーク常陸大宮と連携、また管内に常陸大宮、常陸太田、ございますけれども、そちらとも担当課と協力しつつ、様々な事業を行ってまいりますので、そういった仕組みを利用して実施をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 今現在、行われていることは分かっています。ただ、企業ガイドブックとかも、ごくごく一部、そして特に短期のとかアルバイトがちょっとこの時期欲しいよとか、そういうような情報というのがすごく得られにくいというのを感じておりまして、そういう事業者さんは、ハローワークにまで掲載依頼をしていないかと思います。 それで、大子町アプリなどでハローワークから毎週求人の情報が届くのも見ているんですけれども、それは大子町に特化しているわけではないので、近隣のやはり市の情報とかも混じってくる。そうすると、町内での情報に巡り会う確率がちょっと減るのではないかというのが懸念されています。 介護福祉関係とかはスケッターを今やっていらっしゃって、この間テレビなんかでも取り上げられていたというのを聞きましたけれども、スケッターだと介護福祉にちょっと特化しているような会社で運営している。なので、ほかの業種では追加が難しいのかなと感じているんですけれども、公式ラインとかアプリに掲示板機能のようなものをつけるとか、そういうようなことは不可能なのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(菊池靖一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長田那辺孝君) ご質問にお答えをいたします。 短期の雇用につきましては、先ほど議員のご紹介もありましたけれども、条件面、例えば賃金の面、時間の面、そういったところでいろいろな条件の不一致が起こっているということでございましたけれども、確かにハローワークに出てくる情報というのは、そういった点で正職員または長期間のパートといったところで、なかなか議員のおっしゃるような、うまくマッチングができない部分でやっているところでございます。 その課題につきましては、やはり事業者様からも数多く人手不足といったことが私どものほうにも声が届いております。例えば、観光りんご園で繁忙期だけ働いてくれる方はいないかといったようなことですとか、宿泊事業者様も、やはり繁閑がある事業でございますので、そういった期間に短期間のパートさんを探している、アルバイトさんを探しているとのお声を聞いております。 そういったところ、スケッターのような仕組みを、例えば他業種に広げていくということも、これはDXにつながっていくところでありますので、より利便性の向上した形でそういったことができないかということは、私たちとしましても、若年層に対しても必要なことかと思いますので、SNSを活用した方法、そういったものを考慮しつつ、町がどのような取組ができるかというのは、引き続き調査研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 私もちょっと政策として何をやっていいのか、何ができるのかというところが、ちょっと勉強不足なところもあるんですけれども、もっと気軽に、ハローワークのあのきっちりした感じじゃなくて、もっと気軽に、「今日、手伝ってくれる人」みたいな感じの、「明日、誰かできる人」みたいな、そういうのができるのが理想なんですけれども、なかなかそうはいかないとは思うんですが、町の中でそういう皆さんとの情報交換の場みたいなのがあるといいのかなと思って、質問に入れさせていただきました。 続きまして、2つ目の質問に入りたいと思います。 災害への備えについてということなんですけれども、まず初めに、今年の元旦のあの能登半島地震で被災された方にお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りしつつ、我々の災害対策について考えていきたいと、そのように思います。 この間の能登半島地震の報道を見ると、やっぱり改めて自然災害は避けて通れないものだと感じています。そして、そこで被害を最小限に抑える備えとしての減災という考えが大切になってくるものと感じています。令和5年第2回定例会でも、要配慮者の避難所の体制について質問したところではありますけれども、繰返し対策の確認、見直し、改善が必要な事柄であると考えますので、その後の状況と、あとはさらに、能登半島地震では住宅の倒壊による被害の大きさということがありましたので、大子町の住宅の耐震化について伺っていきたいと思います。 まず初めに、前回私が質問させていただいたときに、女性、乳幼児、高齢者に対する準備として答弁いただいたのが、生理用品とか紙おむつ、使い捨ての哺乳瓶、液体ミルクを確保しているということであったと思います。それで、私も何か、尿取りパッドがあったほうがいいんじゃないかとか、あと長時間用の生理用品もあったほうがいいんじゃないかとか、介護向けの用品があったほうがいいんじゃないかとか、そういうようなお話をしたような気がするんですけれども、その後に増えたもの、整えたものについてお伺いいたします。 ○議長(菊池靖一君) 総務課長。 ◎総務課長(藤田隆彦君) ご質問にお答えいたします。 福田議員から前回ご質問以降、要配慮者に対します備蓄品の確保状況、今年度購入した物品等につきましてお話させていただきたいと思います。 まず、乳幼児に対するものとしまして、液体ミルクを新しく更新しております。今回は缶タイプのものとしております。哺乳瓶等に移し替えずに、缶のまま直接授乳ができるタイプのものを購入してございます。 さらに、高齢者に対するものとしましては、成人用の紙おむつを追加で購入してございます。福田議員からのアドバイスがありました、水が使えないときでも全身を清拭できる防災用のタオルを購入させていただきました。 前回も質問の際に答弁させていただきましたが、要配慮者に対します備えとしましては、拡充の必要性を感じております。少しずつではありますが、備蓄品の種類とか品を増やしていきたいと考えております。 今後でございますが、要配慮者のニーズですとか優先度の高い物品、こういったものを整備していければと考えております。 以上になります。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) そうですね、液体ミルクって賞味期限がある、消費期限とかがあると思うので、非常に備蓄として長期間置いておくのは、非常に難しいものだと思うんですけれども、ただ、ないと困るものでもあると思うので、消費期限が近づいたものは実際に皆さんに使っていただいて、新しいものを購入するみたいなサイクルをつくっていかなければいけないのかなとは思ってはいるところなんですけれども、内閣府の調査で、離乳食の備蓄がされているのは全市区町村の14.3%、そして妊産婦用の衣類は0.5%にとどまっていると。そして、災害対応の部署に女性職員がいない自治体が6割を占めている。女性の意見が反映されにくい状況にあるというのが、ちょっと懸念されるところではあります。 前回も申し上げたんですけれども、各避難所とかに女性職員を配置するとか実際難しいところがあると思うので、あちこちからいろんな意見を集約していただきたいというような趣旨の話をして、課長のほうからは、各方面からの意見を聞きながら整えていくというようなお話だったと思うんですけれども、その後、何かご意見があったかどうかお伺いいたします。 ○議長(菊池靖一君) 総務課長。 ◎総務課長(藤田隆彦君) 前回、多方面から意見を聞いた上でというようなお話をさせていただきましたが、今回、避難所を運営します職員からも、やっぱりタオルは必要じゃないかということで購入に至った経緯がございます。引き続き、配慮者に対します物品の確保に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 現場で対応する方のご意見って、もう非常に大切だと思いますし、シミュレーション、頭の中でもいいんですけれども、本当は現場でシミュレーションしながら、あれが足りない、これが足りないとやるのが一番かとは思いますので、訓練とかはすごく大事なのではないかと思いますが、避難所訓練とかの予定とかってありますか。 ○議長(菊池靖一君) 総務課長。 ◎総務課長(藤田隆彦君) お答えいたします。 避難所の訓練ということでございますが、毎年台風シーズン前には、避難所の運営訓練ということで、避難所に張りつく職員を中心に、物品の確認ですとか受入れ体制、受付名簿の作成、こういったものの訓練は行ってございます。令和6年度に入りまして、またこの出水期を迎えるタイミング前に、そういった訓練は実施していきたいと考えております。 以上になります。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) やはり訓練、何をおいても訓練じゃないですけれども、とても大切だと思うので、前に1回、避難所の設営の訓練、私も見させていただいたことがあるんですけれども、また機会があったらちょっと見させていただきたいと思いますので、皆さんが一生懸命やっているところを、ちょっと見ていきたいと思います。 それで、次なんですけれども、茨城県では、令和2年までに住宅の耐震化率を95%にすることを目標に、茨城県木造住宅耐震診断士を要請してきたというようなことをちょっと聞きました。当町、大子町におきましても、大子町住宅耐震化緊急促進アクションプログラム2023というものを策定していますけれども、補助の内容とか利用人数についてお伺いいたします。 ○議長(菊池靖一君) 建設課長。 ◎建設課長鈴木明男君) ご質問にお答えします。 大子町住宅耐震化緊急促進アクションプログラムにつきましては、大子町の建築物の耐震化を促進することを目的としまして、平成30年度に策定をしました大子町耐震改修促進計画に基づきまして、年度ごとに取組内容や目標、実績を記載したものになります。 町が実施します耐震化に関する事業につきましては、令和2年度より実施をしておりまして、昭和56年5月31日以前に建築された住宅に対しまして、本人負担2,000円で診断士を派遣し、耐震性の有無を診断します「木造住宅耐震診断士派遣事業」と、耐震性がないと診断されました住宅の耐震改修設計と工事を一括して行う場合に、その費用の5分の4、限度額100万円を補助します「戸建て木造住宅耐震改修工事補助金」と、緊急輸送道路や通学路に面します沿道のブロック塀を撤去する費用の3分の2、限度額15万円を補助します「危険ブロック塀撤去事業補助金」がございます。 それぞれの利用実績につきましては、令和2年度から令和5年度までで、耐震診断士派遣事業につきましては4件、戸建て木造住宅耐震改修工事補助金はゼロ件、危険ブロック塀撤去事業費補助金は4件となっております。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 2月3日に、ちょっと茨城新聞に出ていたのを見たんですけれども、その県内の古い耐震基準の住宅が大子町では52%と突出していると。ほかのところは30%、大子町の次が32%とか36%とか、その辺なんですよね。全国の市区町村でも8番目に高いというような情報が出ていました。 その中で、珠洲市は最大200万円出るような制度をしていた、つくっていただか、ちょっと忘れちゃったんですけれども、なんですが、住宅改修したのは2022年はゼロ件だった。日本建設防災協会などが耐震改修工事費用を大体相場として出していて、150平方メートル二階建ての場合、140万円から210万円かかるというのを見ました。そうすると、実際町の補助だけでは、高齢な方々はどうしても難しいと思うんですけれども、ほかに使えるような制度はないのか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(菊池靖一君) 建設課長。 ◎建設課長鈴木明男君) ご質問にお答えします。 現時点で、町のほうで補助事業として行っている事業につきましては、先ほど答弁をさせていただいた事業になっております。これのほかといいますと、一応町で行っています住宅リフォーム補助金など、こういったものも利用していただければ、耐震改修であったりとか、そういった部分にも充てることは可能だというふうに考えております。 こちらの事業ですが、珠洲市同様に国の交付金の事業になっておりまして、国のほうから半分、50%の補助のほうをいただいて事業のほうを行っているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) やっぱりこの耐震化工事が進む、進まないというところは、やっぱり高齢化率とすごく関連が強いと思うんですけれども、高齢者のお宅だから直せないというと、避難もしにくい方々が住宅の中に取り残されてしまうということがあるので、非常に難しい問題ではあるんですけれども、考えていかなければならない問題かとは思います。 広く周知していくためには、どのような方法をお考えでいらっしゃいますか。お願いします。 ○議長(菊池靖一君) 建設課長。 ◎建設課長鈴木明男君) ご質問にお答えします。 耐震改修に関しましては、それぞれの世帯等で費用の負担が発生しますので、いろいろ考え方はあると思います。ただ、今回の能登半島地震などを考えますと、倒壊した家屋が多かったという心配な部分もございますので、そういった部分から町民に広く周知をしまして、少しでも利用者が出るように、新しい補助を含めまして、いろいろ先進事例等研究をして進めていきたいと考えております。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 高齢者の単独世帯だと情報が届きにくいというところがあるので、そこをすごく考慮しながら周知、知らせていく方法を何か考えていただけたらなと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 ○議長(菊池靖一君) 建設課長。 ◎建設課長鈴木明男君) ご質問にお答えいたします。 高齢者世帯には、確かにインターネット等の情報が届きにくいという部分もございますので、民生委員やそういった部分の関係者のお力や、区長さんとかの地域の皆様のお力をお借りしまして、周知のほうをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(菊池靖一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 災害対策には、自助とか共助とか、すごいそういうのも大切になってくるので、そういうふうに地域ぐるみで取り組んでいくというのは、非常に大切なことかと思います。 以上をもちまして、本日の私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(菊池靖一君) 3番、福田祥江君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(菊池靖一君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午前11時56分...