令和 4年 6月 定例会 令和4年第2回
大子町議会定例会議事日程(第4号) 令和4年6月8日(水)午前10時開議 日程第1
一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(12名) 1番 飯村 剛君 2番 川井正人君 3番 福田祥江君 4番
菊池富也君 5番 須藤 明君 6番 菊池靖一君 8番 大森勝夫君 9番
金澤眞人君 10番 齋藤忠一君 11番 鈴木陸郎君 12番 藤田 稔君 13番 野内健一君欠席議員(1名) 7番 中郡一彦君
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 高梨哲彦君 副町長 赤津康明君 教育長 松本成夫君 総務課長 藤田隆彦君
まちづくり課長 齋藤弘也君 財政課長 飯岡隆志君
農林課長兼
農業委員会事務局長 観光商工課長 田那辺 孝君
矢田部信彦君 建設課長 菊池寿彦君
教育委員会事務局長 山崎仙一君(
感染症対策により
議員控室待機とした者の職氏名)
会計管理者兼会計課長 税務課長 江尻邦彦君 町島弘幸君 福祉課長 鈴木大介君
健康増進課長 菊池光子君
生活環境課長 飯泉公一君 町民課長
内田さち子君 水道課長 小室 学君 消防長 鈴木一宏君職務のため出席した者の職氏名 事務局長 塩田康子 書記 菊池正人
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(
金澤眞人君) ご報告いたします。ただいまの
出席議員数は12人です。 定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△諸般の報告
○議長(
金澤眞人君)
地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、教育長、総務課長ほか関係各課長、局長の出席を求めています。
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△議事日程の報告
○議長(
金澤眞人君) 日程はお配りしたとおりです。
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△
一般質問
○議長(
金澤眞人君)
一般質問を行います。
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△
菊池富也君
○議長(
金澤眞人君) 4番、
菊池富也君の
一般質問は、本人の申告により60分以内です。
菊池富也君の
一般質問を許します。
菊池富也君。 〔4番
菊池富也君 登壇〕
◆4番(
菊池富也君) 議席番号4番、
菊池富也です。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告書に基づき質問をいたします。 本日は、特区についての町の対応と考え方について、次に、関連する農業と観光の振興についての質問であります。 まず初めに、
構造改革特別区域、いわゆる特区について伺いたいと思います。 町長の施策の一つの中に、空き家の活用、
遊休農地の活用、これらがあります。大子町に農業の実践をしたくて、空き家を利用し移住した方々、新たに農業を始めたい方々がたくさんおります。しかしながら、現在の農地法の関係で農地を取得できない方や法人が数多く見受けられます。そのような方々が容易に農地を取得でき、新たに農業を始められるような特区の申請はできないものか。 町は過疎化が進み、農業人口の減少、
後継者不足、荒廃地の増加、これらの改善のためにこの特区制度、これらに町は要望を出して申請をし、そして、これらを進めることが必要ではないかと考えております。 この特区というものに関しましては、ほかの地域に先行して
規制緩和措置を施し、メリットやデメリットを整理するものでありますから、全国的に規制を見直す先駆けになればと考えております。大子町から発信し、全国的な
規制緩和につながれば、農業振興の町としてさらなる大きな飛躍を遂げるのではないかと考えられます。 この、町の特区に対し、考え方をお伺いしたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
農業委員会事務局長。
◎
農林課長兼
農業委員会事務局長(
矢田部信彦君) ご質問にお答えいたします。 農地の権利取得に当たっては、農地法の規定によりまして、
農業委員会の許可を得る必要がございます。許可条件の一つに、農地取得後に一定の面積に達しなければならない
下限面積要件がございます。現在、農地法の
下限面積は、北海道を除く都府県では50アールとなっておりますが、地域の実情に合わせ、
農業委員会の判断で別段面積を定めることができるため、大子町では、平成16年から
下限面積を30アールに定めて運用しているところでございます。 近年、
新規就農者や移住者に向けた対策の一つとしまして、この
下限面積の要件を一部緩和している市町村も見受けられます。
遊休農地が増加している中、このハードルを下げることによりまして、比較的に容易に新規就農、また、
移住希望者との
遊休農地のマッチングをすることができまして、
担い手不足の解消や
遊休農地の解消の一助となっていることが考えられます。 一方で、
下限面積を低くすることによりまして、農地が細分化されて所有者が複数発生するというような状況も発生し、農地を集約する際の妨げになってしまうようなことも懸念されます。 農地の集約と人の確保・育成、農地保全による荒廃防止などを目指す人・
農地関連法が本年5月20日の参議院本会議で可決・成立しておりまして、農地法におけるこの
下限面積の要件は、農地を利用しやすくするために廃止するとされております。 町としましても、現実においては、この
下限面積の緩和に関しましては、この、人・
農地関連法を視野に入れながら、今後、
農業委員会において、様々な状況を鑑みまして検討していきたいと思いますが、しばらくの間は、申請1件ごとの状況で慎重に対応してまいりたいと考えております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 今年度、そういう改正がありまして、今後、町が新しい方向に向かっていくということでありますので、これに関しましては早めに進めていただきたいと思いますが、これについて町長の考え方はどうでしょうか。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答えいたします。 菊池議員のおっしゃることは、農業の振興という意味では非常に大事なことでありまして、
規制緩和をすることによって、荒廃地を減らしたり新たな
新規就農者を増やしていくという意味では、大変有効であって理想的なお話かというふうに存じます。 これに併せて、5月20日の参議院本会議で、人・
農地関連法というのが成立したところで、下限の規制においては、多分、自治体の判断ということになるのだと予測はしておりますけれども、ちょっと今、人・
農地関連法の詳細を今確認中ではありますので、その辺ははっきりした上で、また、どっちへ進むのかとかいう話をさせていただきたいと思いますけれども、その、人・
農地関連法の中に、「農地の取得に関わる
下限面積要件を廃止する」という明記がありますので、議員がおっしゃるような、多分、
規制緩和をしていく方向ではあるんだと思います。 一つ、私のほうで懸念がございますのは、今、
農林課長からもお話がありましたように、いろんな方々が就農されるのは結構なんですけれども、大子町で抱える問題としては、新規、いろんな分野でありますけれども、いろんな
新規事業者が入ってくるのは結構なんです。そのときもきっといろんな議論をなされて、いろんな時代にたくさんそれが今の時代に合っているということでやられているんだと思うんですけれども、その事業者の方々の持続性に関しては、町としても判断をすることをしっかり深めていく必要があるというふうに思っておりますので、規制は緩和いたしますけれども、その辺の見極めというか審査においてはやはり厳格に、そして、優良な方々が長くその農地を使っていただけるような、しっかりとした対策を行政側としては講じていかなくてはならないというふうに思っておりますから、方向性としてはよく理解しています。 どういうふうに、この手段として用いるかというのは、もう少しお時間をいただいた中でやっていく必要があると思っていますし、今のところは、一件一件、そういう方がもし出てくれば、よく吟味をさせていただいて、どういう基準のところでオーケーにするのか、見送っていただくのか、そしてその方々の持続性はどうなのか、というのをよく判断をさせていただいて、持続的に、永続的にその方々が繁栄していただけるように、取り組んでいくのを支援していきたいというふうに考えております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) これは、町長の方針でもあります空き家の対策で、この移住する方、この方たちで農地が買えない方がいらっしゃる。新しく農業を始めたいのでこちらへ移住してきたんだけれども、実際は借りてしかできない。自分のものにしてこちらに永住したいというような方々のためには大変いい政策だと思うんですが、これらについてはよく理解をして、町長が進めている政策でありますので、ぜひ、それらは早めに対処をしていただきたい。 それと、
農業法人関係でも、新たな農業法人が確かにできることがあります。それは、今、おっしゃったように、これらに対しては精査をして、それは進めなければいけませんけれども、やはり、
遊休農地の活用、これらについてはある程度緩和をして、荒廃地、これがなくなって、やはり観光にも役立つような、そのような大子町をつくっていただきたいと思うのですが。 これに関連して、同じく次の質問で、私は
観光特区、これについても考えております。 北は北海道から南は九州まで、多くの市町村が認定をされています。大子町には多くの観光する場所があり、観光客も多数訪れています。しかしながら、国定公園内であったり、
環境保護地域であったりで、思うような開発や整備ができない場所があります。 何年も前からの課題であります八溝山の整備や袋田の滝の周辺整備も多くの制約を受け、ままならない状況もあります。やみくもに開発をすることは問題でありますが、
自然環境を守りながら、景観や人々の安全のための整備は町独自の判断で実施できるような
観光特区について、考えたいものだと考えております。 町の
観光整備のための
観光特区については考えられないかどうか、伺いたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
観光商工課長。
◎
観光商工課長(田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 町におきましても、豊かな
自然環境は大切な観光資源でもあることから、
観光開発と自然保護の両立は重要なテーマであると認識をしておるところでございます。 このような、
観光開発と自然保護の両立を図る取組は、
エコツーリズムと呼ばれまして、
地域ぐるみで
自然環境や歴史文化など地域固有の魅力を観光客の皆様にお伝えすることによりまして、その価値の大切さが理解され、保全につながることを目的としております。
エコツーリズムの一例といたしましては、岐阜県の白川村におきまして、白川村
エコツーリズム推進全体構想を策定して、国から認定を受け、
自然環境を生かしたツアー等を実施しているといったような事例もございます。 大子町におきましては、議員ご紹介のとおり、袋田の滝においては、
文化財保護法に基づいて、袋田の滝及び生瀬滝が国より国名勝に指定されておりますほか、
茨城県立自然公園条例に基づきまして、町内の一部の地域が県より
奥久慈県立自然公園として指定をされております。各区域におきましては、
開発行為等が制限されまして、
自然環境の保護が図られているところでございます。 これらの国名勝、また、
自然公園等の区域内に観光の整備を容易にできる特区を設定するというお考えにつきましては、区域内において、遊歩道の修繕等を行う際に県への事前確認が必要になるなど、迅速な
観光整備に影響を与えている面も実際にございますので、その解消につながる可能性はあるものというふうに考えております。 一方で、議員ご紹介のとおり、開発行為に対する規制を緩和することで、持続性のない
観光開発を招くおそれがある、そういった部分もございますので、今後、県が指定した
自然公園区域について国に特区申請を行うなど、そういったところ、県の各部署との調整が必要となってまいりますので、その辺りもよく調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 今、課長から紹介がありましたように、全国的にもいろんな場所で
観光特区については実施をされております。ただ、いつまでもということではなくて、ある程度の一定の整備期間を設けても実施してはよいのではないかと考えています。 場所については、大子町全体がこの自然に恵まれた地域でありますので、ぜひ多くのお客さんに喜んでいただけるような、そして、地域の住民の方との接点が増えるような、そういう環境をつくっていただきたいと考えておりますので、先ほどの農業と一緒なんですけれども、これは町の政策の一つに入れていただきまして、ぜひともこの
観光特区についてはやっていただきまして、早期の改修であったり、新しい施設の設置であったり、迅速な対応ができるようにしていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) 観光の特区でありますけれども、先ほどの農業の特区とはちょっと私は考えは別でございまして、観光に関する規制で、いろんな形で認定でありますとか、それから条例等の縛りがかかってきますと、なかなか手を入れられない、それから、調査をさせましたけれども、
観光特区に関しては、どちらかというと現状保持の流れの特区が結構多くて、住民の皆さんの意思と特区の流れが相反しているケースもあるようにも受け取れます。 いろいろな特区をいただくことによって、逆に
規制そのものが、
開発そのものができないとか、それから、維持に関しても、逆にいろんなそういう指定をいただくことによって手を入れられないケースもあると。 最終的には、茨城県の条例とかで管理をされている部分も大子の観光地はありますから、それがあるうえで、国の特区ということになりますと、当然、茨城県の理解も得ながら国のほうに働きかけていかなくてはいけないということで、ちょっと農業とは別で、県の考え方、国の考え方、我々が向かう方向、というのが合致しないといい方向に生かせることができないのではないかなというふうに判断しておりますし、また、袋田の滝と、今、お話が出た八溝山等とにおきましても、お互いの開発していくべき方向というのはおおむね皆さん分かっているものの、多分同じ約束事ではちょっとなかなか、お互いに餅は餅屋で、プラスになる部分とマイナスになる部分があるのではないかなというふうに思います。
観光特区というか、観光に関する
規制緩和ということが正しいお話にはなるかと思うんです。特区という言葉ではなくて。定義は、特区と言えば分かりやすいことにはなるんだと思うんですけれども、その場その場での議員の皆様から出てきている要望、そして、私共が今、いろんな県の条例に基づき管理等々行っていること、いろいろ含めながら、その場所その場所で最適な方向性を見出していくのが、今、現状として望ましい方向ではないかなというふうに思っていまして、議員がおっしゃるような構造特区という名の下に全体を当てはめようとすると、なかなか条件に合わないものもあるので、そこはちょっと厳しいかなというふうな判断をしております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) この件に関しましては、北海道は最初全地域であって、そして、それから各市町村が申請をしてやったわけなんです。最初は、多分、北海道を一くくりで申請をして、その後、各市町村で独自の施策を訴える、こういう例があると思うんですけれども、これ、ちょっと調べていただければ分かると思うのですが。その、特区と言われるような判断、これらのものに関しましては、町の施政といいますか、開発に関するものは大変難しいのは分かっているんですけれども、自然を生かした
まちづくり、これもやはり施策の一つだとは思うので、それを十分に検討していただきまして、さらなる発展につなげていっていただきたいと考えております。 次に、2番目に移りたいと思います。 その、今までの私の質問に関連あるものでありますけれども、特区についての考えを、今伺いましたけれども、それでは、町の農業や観光振興の具体的な施策について、これらについて伺っていきたいと思います。 前日、藤田議員のほうでも質問しておりましたが、農業の就業人口が大変少なくなっていますし、
遊休農地が増えている、この現状打破の具体的な町の施策、これはどのように考えているかお伺いをしたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
農林課長。
◎
農林課長兼
農業委員会事務局長(
矢田部信彦君) ご質問にお答えいたします。
遊休農地担い手対策につきましては、大子のみならず、多くの自治体で大きな課題となっていることと思います。
遊休農地や
荒廃農地の増加を抑えるためには、特用林産や景観地等への転換を進めることで、
休耕水田等の畑地化を進めることが重要と考えております。 当町におきましては、環境保全や景観整備のため
遊休農地等を活用いたしまして、花の苗や花木の植栽、そちらに対する補助を実施しておりまして、事業開始、平成22年度なんですけれども、令和3年度までに累計で177か所、約34ヘクタールが整備をされております。 また、本年度においては、この取組をさらに推進するため事業の見直しを行いまして、荒廃した茶畑の再生、こちらを補助対象に加えまして、
茶業組合等の関係者に対して事業の
利用勧奨等を行っているところでございます。 水田の畑地化においては、県の中
山間地域農業基盤整備促進事業を活用しまして、果樹畑等への転換を推進しておりまして、平成27年度の事業開始から令和3年度までに、累計で20か所、約10ヘクタールが整備されておりまして、そのうち、5.7ヘクタールが
休耕農地からの転換となっております。これらの事業によりまして、一定の成果を得ているものと判断をしております。 さらに、現在、
小生瀬地区で、県と町と地元の
農地整備事業推進協議会が協力をいたしまして、令和10年頃の完了を目指しまして、約30ヘクタールの県営の
土地改良事業を推進しているところです。この計画区域内には、約14ヘクタールが
休耕農地となっておりますので、この事業を推進することによりまして、
遊休農地の解消と農地の集積に大きな効果があると見込んでいるところでもございます。 町といたしましては、これらの事業を通しまして、
遊休農地や
荒廃農地の増加の抑制につなげてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君)
遊休農地の解消に向けて取り組んでいる施策で、大変いいことかなとは思いますが、では、
農業就業者、いわゆる農業人口が少なくなっている、これに向けての対策はどうでしょうか。
○議長(
金澤眞人君)
農林課長。
◎
農林課長兼
農業委員会事務局長(
矢田部信彦君)
担い手不足に対しての対策でございますが、議員おっしゃるとおり、担い手の高齢化、また、
後継者不足によりまして、就労者の減少が課題となっております。現在、担い手の支援策としましては、新たに就農する際の助成や機械や設備の導入補助、国・県の補助事業の有効活用を図りながら、町独自の支援策も講じておるところでございます。 今後の取組としまして、今年度、町とNTTドコモの
ICT活用推進に関する連携協定を締結しておりますので、その中でも
農業従業者との
意見交換会等を開催しまして、
ICTツールを活用した
作業効率化などの検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) この問題に関しましては、やはり、高齢化の問題、それから、
後継者不足、これらのことが絡んできますので、町でもしっかりした支援体制でこれらの第三次産業がなくならないように、ぜひとも、この地域にとって農業というのは欠かせないものであります。おいしいお米ができて、おいしい野菜が食べられて、おいしい果物ができると、これら三拍子がそろっていますし、観光客もいらっしゃる、ですから、この
観光客向けの農業、これらについて、町はどのように考えておりますか。
○議長(
金澤眞人君)
農林課長。
◎
農林課長兼
農業委員会事務局長(
矢田部信彦君) ご質問にお答えいたします。 農業に従事している方、都市住民など、
自家用野菜や草花などの栽培を通して自然との触れ合いや収穫の喜びを味わうなどの余暇の楽しみ方の創出と、農業に関する理解を深められればとして利用できるような市民農園的な場所も今後必要になってくるのかなとは考えております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 都市住民との交流の場ともいうことで、ぜひ、市民農園、町民の農園のようなものをたくさんつくっていただきまして、住民との交流を進めていただきたいと思います。 次に、通学路を含む町道、町施設を含む町有地の宅地、その他の林地、雑種地、これらの町が管理している土地の整備状況について伺いたいと思います。 その中に、ポナイの森などの町有地、これらが荒廃をしております。 前回、私が質問したときに、もう5年たったので今後の整備は考えていないということではありましたけれども、このポナイの森につきましては観光客の通る道路でもありますし、近くにゴルフ場がありますので、都内のほうからも来る方がたくさんいらっしゃいます。その道路の脇の町有地、広大な町有地ですよね、これをこのまま放っておいていいのかどうか、この町有地につきましては、ポナイの森以外もですが、近隣の地権者にも大きく影響を及ぼす場合が多々あります。やはり、近隣にご迷惑をおかけしない、町有地があって迷惑になっては大変なことですから。 そういうことから、また、観光の面からも考えて、町有地の再整備は必要じゃないかと思いますが、町の方針について伺いたいと思います。
○議長(
金澤眞人君) 財政課長。
◎財政課長(飯岡隆志君) ただいまご質問をいただきましたが、現在、町が所有している土地の面積につきましては、行政財産として約218ヘクタール、普通財産として約422ヘクタール、合わせまして約640ヘクタールとなっております。 今、議員がおっしゃったポナイの森など町有地が荒廃しているとのご指摘でございます。この土地につきましては、平成20年度に寄附を受けた山林で、面積は約4.3ヘクタールとなっております。町有地は、管理者である町が維持管理を適切に実施していくことは大切なことでありますけれども、その一方で、長期にわたる継続的な
維持管理費用を考慮いたしますと、多額の負担が続いていく状況は町の財政上好ましいものではないと考えているところであります。このため、現在、町では山林あるいは農地等の寄附は受け付けていない状況であります。 ポナイの森は、その一部が道路に接しているところでありますが、通学路には指定がありません。現在は、年に一度、町道の路肩部分の除草を実施している状況であります。また、
先ほどお話にもあったように、本年第1回の定例会でもご質問をいただいておりまして、ポナイの森に植栽した苗木の管理につきましては、平成28年度の植栽に伴いまして、その後の管理として、下草刈り、あるいは消毒作業を5年間実施してまいりまして、生育に関しては問題がないと判断しております。町といたしましては、通学路における除草等の課題もある状況の中でこれを優先することはできないところでありますので、ご理解をいただきたいと考えております。 次に、町有地を観光の拠点とした再整備という内容になってまいりますが、現在、廃校となっている校舎につきましては、ロケ地活用として町の観光PRの一助となっているところであります。 このポナイの森につきましては、現在、森林セラピーとして活用しておりますが、今後、マウンテンバイクの専用コース等の整備構想もあることから、観光地の拠点として有効となるよう努めてまいります。 以上です。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) ポナイの森については、森林セラピーなども考えられる場所ですので、これについては再整備をすべきじゃないかと私は考えております。 それから、先ほどの中でお話がありました、通学路の問題なんですけれども、今年は草の伸びるのが早くて、通学路が荒れているんです。ぜひ、早めに町のほうでは対応をしていただきたいと思いますが、教育委員会のほうではどうでしょう。
○議長(
金澤眞人君)
教育委員会事務局長。
◎
教育委員会事務局長(山崎仙一君) 通学路につきましては、毎年、定期的に危険箇所の調査をしております。そういった中で、関係機関と連携を図りながら危険箇所の解消に努めているところであります。そういった中で、やはり、今、ご指摘がありましたように、歩道に草が伸びているというようなお話も聞いております。それらの対応につきましては、道路管理者のほうと協議をして対応のほうをお願いしていく考えであります。 以上です。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) やはり、子供たちが通学する場所でありますので、先日も、自転車で走っていましたら、急に物陰から小動物が出てきたんですが、子供がぶつかりそうになったということなんですけれども、今は、タヌキやキツネとか、昼間、平気で行動しているんです。ですから、それとぶつかりそうになって田んぼに落ちそうになったというお子さんからお話を伺ったんですけれども、物陰から急に出てこられると、子供たちも危険ですので、ぜひ、そういう場所がないような整備を早めに進めていただきたいと思っておりますので、お願いをしたいと思います。 それから、先ほどのお話がありましたように、町としては寄附行為を受けるのも、確かによしあしなのは分かります。ただ、人口が少なくなってきたり、土地を見る方がこの大子町に住んでいない状況になってきますと、どうしても都会の方は手放したくて町に寄附をしたいとか、あるいは誰かに差し上げたいというようなお話がたくさんあるんです。私のところにも、農地が要らないのでもらってくれないかというお話がありましたので、それは向こうの方のいいように進めてはおりますけれども。 そういう状況で、町は今後、課長が言いましたように、もう絶対もらえないのか、それとも、状況によっては受けざるを得ない場合もあるのかどうか、この判断は難しいとは思うんですけれども、今後、町の方針としてはどのようにするのですか。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 土地等と寄附の問題に関しましては、当時いろいろな方々の思い入れがあって、その当時の町長でありますとか執行部で検討して判断をしているわけだと思います。 今、下落してしまった土地ですとか、それから、町からたくさん人が出ていっているというのは、全国どこでも起きている現象でございまして、過疎化は全国のもう半分以上、ある状況でございます。 私どもは、その土地の価値を上げていくことが大前提でありまして、下がっていた土地を処分することはどうしても現実的にはあるかもしれませんけれども、その土地を手放さなくてもいいように、しっかりと大子町の価値を上げていくことが最優先の責務だと思って、今後とも頑張らせていただきたいというふうに考えております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) ぜひ、有効活用をしていただきまして、住民の皆さんのご要望に町は応えていただきたいと思っております。 最後に、まちなかビジョンの進捗状況と観光への影響について伺いたいと思います。 まず初めに、松沼橋の撤去とアユ釣り客への影響などを伺います。 松沼橋は、取壊しが始まってから終了するまでに随分と時間がかかっておりますが、今の進捗状況は、予定どおりでしょうか、それを伺います。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 久慈川緊急治水対策河川事務所により進められております、松沼橋改築事業に伴う松沼橋の撤去につきましては、本年2月より通行止めの措置を取りまして、高欄及び舗装版の撤去が終了しております。現在は、松沼側の4径間につきまして、上部工の撤去が進められているという状況でございます。 以上でございます。 〔「予定どおりかどうか」と言う人あり〕
◎建設課長(菊池寿彦君) 予定につきましては、高欄及び舗装版の撤去が終了した後、河川事務所によりますと、3月中旬に上部工の撤去工事の入札を実施する予定ということでございましたが、業者の決定に至らなかったということで、現在、急ピッチで撤去を進めているということでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) すみません。丁寧な説明をしたので、分かりやすく言うと、いろいろありましたけれども、竣工時期は予定どおりという報告が上がっておりますので、予定どおりに進んでいると理解していただいて結構だと思います。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 6月1日からアユ釣りの解禁がありまして、随分とお客さんも入っているようなんですけれども、釣果なども上がっているみたいなんですが、この方たちへの影響はどのように考えておりますか。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 現在、松沼側から4径間の撤去工事ということで、今回のこの工事を行うに当たりましては、河川事務所から久慈川漁業組合のほうに適法につきましてご説明をしまして、了解を得て、影響が出ないような形で進めるということで、現在、行っているということでございます。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 久慈川のアユに関しましては、やはり観光の、大子町の名物の一つでありますので、お客さんに迷惑のかからないように、また、地元の釣りをやる方たちに影響のないように進めていただきたいと思います。 ただ、この橋に関しまして、私は壊すのが早過ぎたんじゃないかと思っていて町民の皆さんからの声と地権者の皆様方の声もお伺いしましたので、お知らせをしたいと思います。 まず、利用者で、先日、私の友人が池田のほうのホテルへ泊まって、それから町のほうへ食事に行こうと思っていつものとおり歩いてきてしまった。そうしたら、松沼橋が通れないので、湯の里大橋まで来てぐるっと回って、これは余談ですけれども、帰りはタクシーを呼ぼうと思ったら、タクシーありませんと言われて、AIタクシーに電話をしましたらば、予約が入っていないから、それで行けません。登録もお客さんがしていないのならば、利用できませんよと言われたということで、仕方なく金町を通って帰っていったということだったんですけれども、松沼の方、高齢者の方からやはり来るのにとても不便だというお話がたくさん上がっていますので、住民説明をもっと丁寧にすべきじゃなかったのかと思っております。 それから、地権者にお話を伺いました。いろんなお話が出て、もう決まって移転するのか、それとも、お金をもらったんじゃないかとかいうお話が、うわさがあったものですから、お話を伺いましたらば、移転の計画は全く進んでいない。金額や移転場所など条件の提示がまだない。私たちはこれからどうすればいいんだか考えられない。これは、やはり町民であります地権者の皆さん方によく説明をして、町民の皆さんを守るのは事業を推進する町の役目ではないかと私は思うんです。国や県で推し進める政策かもしれませんけれども、実は、町民の皆さんが一番影響を受ける、それには、やはり地元の町(行政)がよく説明をして、よく理解をしていただいて、事業を推進すべきだと思っておりますが、こういうお話を伺ったので、町の考えをお聞きしたいと思います。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 議員のほうからこういうお話がありました。松沼橋が、今、通行止めということで、ちょっと遠回りしなければいけなかったと、いうようなお話ありました。久慈川の流れを阻害することとなった橋梁ということもありまして、また同じ災害にならないようにということで撤去工事のほうを進めておるということで、完成までの間、ご利用されていた町民の皆様には大変ご迷惑をかけているんですけれども、ご理解とご協力をお願いしたいと思っております。改めて、そういう形でお願いをしたいと思っております。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。すみません。 まず、1つ、橋の時期が早かった遅かったという件は、町内で被害に遭われた方の救済、それから、同一に走っております別の工事科目になりますけれども、118号バイパスの無電柱化ということで、2つの工事の間に橋がありますから、どうしてもやっぱり橋に関しては時間がかかるような状況ありますけれども、3つの工事が円滑にいくために、それぞれの時業を配分してやっているというような報告を聞いております。 それから、土地の地権者の方々の話でございますけれども、前回もどなたかの議員に私、答弁差し上げたと思いますが、あくまでも、用地交渉におきましては、国土交通省と対象の地域の方、対象の地権者の方が直接やってもらうものでありまして、当然、不安を取り除く意味としては、我々、地方自治体のほうでしっかりそのお気持ちは酌み取った上で、そして、国土交通省や茨城県のほうになるだけ緩和できるように、お伝えする意味ではあるかと思いますが、工事主体がやはり国のほうになってまいりますと、我々が主導権を取っていくというわけにはなかなかいかないわけでもありますので、その辺は、これからも直接町民のほうからいろんな形でお話を聞きながら、町民に寄り添って最後まで到達できるように、我々も協力していきたいというふうに思っているところでございまして、この機に、とらわれず、逐一話があればこっちへいただければと思いますので、ぜひ、ご協力をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 確かに、国、県あっての事業でありますので、それは仕方のないところかもしれませんけれども、やはり町としてはもう少し地権者に寄り添って、地権者の立場に立って事業を進めるべきではないかと思います。 それで、最後になるんですけれども、撤去は、じゃ、いつまでに終わって、新設される橋の工事はいつから開始されるのかを最後に伺いたいと思います。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 撤去の終了時期でございますけれども、ちょっと資料のほうが手元にございませんので、確認をさせていただいて、再度、ご答弁をさせていただきます。 以上です。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) そうですか。私は、通告書の中に、今の質問も入れてあったわけなんですけれども、その辺はきちっと答弁ができるような体制を取っていただきたいと思います。 それでは、次の観光やなの設置についてお伺いいたします。 残念ながら、今年、花火大会は開催されないということが新聞に載っておりましたけれども、観光やなの設置について、町は今、工事をしていますけれども、場所とか時期について分かっているのでしたらば、ある程度教えていただきたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
観光商工課長。
◎
観光商工課長(田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 観光やなの設置につきましては、これまでも、町のほうで引き継いでまいりたいという旨でご答弁を申し上げてきたところでございます。 議員ご指摘のまちなかビジョンの影響による治水対策の推進といたしまして、現在、久慈川緊急治水対策プロジェクトによる工事が行われておりますので、同工事の完了後にやなの設置場所、また、規模等について検討いたしまして、河川を所管する県の担当部署と十分な調整を行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 久慈川緊急治水対策のほうは、令和6年度末までの終了と伺っておりますので、そのあたりを目処に進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 令和6年度ということで、明確なお答えをいただきましたので、観光やなについては期待をしていきたいと思っております。 3番目ですが、今年度の各種催しで、大きな催しがたくさんあると思うんですけれども、今年度あたりは。その中で、駐車場の確保について、この工事が終わらない限りは役場の駐車場も使えない状況なんです。そうしますと、いろんな催しのときに、駐車場、これをどのように確保していくのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
観光商工課長。
◎
観光商工課長(田那辺孝君) ご質問にお答えをいたします。 議員ご紹介のとおり、本年は5月21日、また、22日、2日間にわたって常陸国YOSAKOI祭り、また、5月末には奥久慈トレイルレースなど行われております。 まず、常陸国YOSAKOI祭りにおきましては、お客様駐車場といたしまして、袋田の第二駐車場、また、大子町役場、臨時観光駐車場、こちらは借用している町内の私有地でございます。また、中央公民館、消防本部、だいご小学校、大子幼稚園を開放させていただいております。 また、奥久慈トレイルレースにつきましては、袋田第二駐車場、大子町役場、臨時観光駐車場、湯の里公園、こちらを選手用の駐車場として開放いたしまして、シャトルバスを各駐車場間で運行いたしまして、駐車場から選手の移動に対応したという状況でございます。 やはり、駐車場問題はイベントを開催する上で大きな問題となってくるんですけれども、今回、シャトルバスの運行でかなりスムーズにお客様を輸送することができましたので、例えば、広域公園の駐車場を活用するですとか、そういったことで対応してまいりたいということを考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 町のイベント、それから、そのほかの催し物、これらについて、町としては今まで役場を開放していたわけなんですけれども、できない期間はここを利用できますよということは、ぜひ、皆さんに分かりやすい形で周知をしていただきましてお客さんに利用しやすいような体制を取っていただきたいと思います。 最後になりましたけれども、まちなかビジョンの進捗状況、これを観光ボランティアの皆さんは理解をし、この観光ボランティアガイドさん、この方たちはその現状をお客様に説明しているのかどうか、また、ガイドさんの話によりますと、具体的な説明がないんだけれども、ここへ来たお客さんは皆さんに聞くというんですよ、いつまでに完成するんですかとか、どういうものができるんですかとか、この町の状況も、併せて自然のことも聞きたい、だけども施設のことも聞きたい、で、町の状況も聞きたい、こういうことで、説明をする観光ボランティアの方に対して町はきちんとした説明をしているのかどうか、伺いたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
観光商工課長。
◎
観光商工課長(田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 観光ボランティア大子の会員の皆様には、大子街中ウォーキングコース、袋田の滝周辺コース、また、七福神巡りコースなど、そういったところでコース案内、また、イベントでの観光案内など、そういった活動に取り組んでいただいております。 議員ご指摘の観光ボランティアの皆様への説明につきましては、観光案内を行う上で必要となります町の情報提供について、事務局であります大子町観光協会のほうに依頼しまして、観光ボランティアの皆様の活動しやすい環境をこれから整備してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) この観光案内をしていただいている皆様方というのは、やっぱりボランティア精神で、あとは、町を多くの方に知っていただきたい、そういう気持ちでこのお仕事をしているわけです。ガイド役さんというのは大変な仕事だと思うんです。全てのことを分からなければいけない、で、質問には答えなければいけない、案内もしなくちゃいけない、そういう中で、今、町でやっている事業の説明や今後の進め方、あるいは町の置かれている状況など、これらについてもやはり詳しく説明をし、理解をしていただいて、お客さんから聞かれた場合に即座に答えられるような体制を取ることも必要なのではないかと思うんです。ですから、分かりやすく、皆さんに協力をいただいているわけですから、ここの執行部の皆さんは分かっているかもしれません、議員の私らだって分からないことがたくさんあるんです。それを全て説明しようというわけじゃないんです。ただ、その関わりのあるものだけでも、せめてこの役場の近くだけでも、あるいは新庁舎のことだけでも詳しくボランティアの皆さんに説明をするべきだと思いますが、この説明の必要性についてはどうでしょうか。
○議長(
金澤眞人君)
観光商工課長。
◎
観光商工課長(田那辺孝君) ご質問にお答えいたします。 これまでも、観光ボランティアの皆様が活動されていらっしゃる中で、例えばこの春も、ゴールデンウィークの観光対策としまして、袋田の滝に観光案内所を設けまして、そういったご質問をたくさんお受けになられているというふうに存じております。 やはり、町の情報は、観光ボランティアの皆様はもちろんですけれども、町の皆様に全体的に平等に、平等にと言うと変ですけれども、皆様に知っていただく必要があるかと思います。観光に関することだけでなく、そのほかの情報につきましても、観光商工課のチャンネルを通しましてお伝えすることもできますし、タウンプロモーションチームの広報によってお伝えすることもできるかと思いますので、その重要性については非常に重要であるというふうに認識しておりますので、今後、そのようにできるようにしてまいりたいと考えております。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) 今、
観光商工課長よりしっかりしたお答えをいただきましたので、私も安心して町に顔を出せるんですけれども、ぜひ、観光ボランティアの皆さん、それから、町の観光協会、一緒になってこの町の観光を盛り上げていっていただきたいと思います。その中心になるのは、やはり、観光商工課でありますので、課長が中心になってこの町を少しでもよくしていただきたいと思います。 以上で私の質問は終わります。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) 先ほど、
菊池富也議員のご質問の中で、松沼橋の撤去の終了時期ということで、私のほうで令和4年度末ということでご答弁をさせていただきましたけれども、今、現在、4径間につきまして上部工の撤去が進められておりまして、その後、今年度の秋以降に、出水期、アユ釣り客へ配慮しながら順次進める予定ということで河川事務所のほうからお話を聞いておるところでございます。令和4年度末で終了するということにつきましては、まだ示されておりません。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君)
菊池富也君。
◆4番(
菊池富也君) そうしますと、新設工事が始まるのはその後ということで、5年度からということで理解してよろしいんですね。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 新しい橋の新設のほうなんですけれども、河川を阻害しないような形で、全く全部終了してからということには、まだちょっとそこまで具体的には聞いておりませんけれども、撤去工事と、阻害をしないような形で進めるというようなことでございます。 以上です。
○議長(
金澤眞人君) 4番、
菊池富也君の
一般質問は終わりました。 10時58分まで休憩といたします。
△休憩 午前10時54分
△再開 午前10時58分
○議長(
金澤眞人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△須藤明君
○議長(
金澤眞人君) 次に、5番、須藤明君の
一般質問は、本人の申告により30分以内です。 須藤明君の
一般質問を許します。 須藤明君。 〔5番 須藤 明君 登壇〕
◆5番(須藤明君) 議席番号5番の須藤明です。 議長の許可を得ましたので、通告書に従いまして質問をしたいと、このように思います。 1つ目は、トレーニングジムの整備及び運営について。2つ目については、文化財についてであります。 初めに、トレーニングジムの整備及び運営について質問をしたいと思います。
一般質問の初日に、大森議員がこの件について質問をされております。重複する部分もあろうかとは思いますがご容赦いただきたいと、そのように思います。 以前、町民の方からこのようなお話がありました。体力の維持や体力の向上を図るために町外にあるスポーツセンター、または、スポーツジムに通って汗を流しているんだと。体力の維持や向上のため、スポーツクラブ等に通い、健康維持、豊かなスポーツライフを送っている、そのような話を、当時、いただきました。大子町にそういう施設があればいいんだけれども、ないためにやむなく、町外にそういうスポーツジムなりスポーツセンターに通って汗を流しているとのことでありました。 私が議員になってからのことなんですが、議会報告会というのを行いました。議員がそれぞれの地区に分かれて開催をいたしました。コミュニティセンターで、地域の方といわゆるディスカッションというか、要望も聞いたり、そういうふうな時間を設けて、地域の方の今考えていることとかそういうことを聞く、そしてそれを一つまとめて、町執行部の部分については執行部のほうにこういう内容だということの説明をしたり、そういうふうな議会報告会を開催しました。 そのときに、袋田地区で開催したときのことなんですが、スポーツジムなどの施設の整備、そういうふうな意味での核、そういうようなものがつくれないんですかと、そういうふうな意見をいただいたことが頭の片隅にずっと残っております。 それからの意見を集約・整理して、
一般質問をさせていただいたという経緯があります。 フォレスパ大子には温泉がありますが、そういったフォレスパ大子の一部を整備してスポーツクラブに準ずるマシンを備えれば、わざわざ町外に行ってスポーツセンターなりジムに通って体力向上を図らなくても大子町でできるということであればいいことではないか、ぜひ取り組んでみてはという質問をさせていただきました。 難しい面もあるが、検討してまいりたい、とその当時の答弁をいただきました。 それから、(年月が)経ったわけですが、今回、トレーニングジムのことが計画されて、とても、とてもいいことだなというふうに私は率直に感じました。ただ、なぜこのタイミングなのか、それと、この、今般、整備するトレーニングジムとはどのようなものなのか伺いたいと思います。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 まず、議員のご質問にございます、どのようなものかということでございますけれども、本町におきましては、議員ご指摘のとおり、町外のトレーニングジムへ通われている方がいらっしゃることやシニア層の健康事業への意欲高揚、若年層のトレーニング需要の高まりを感じているところでございます。 そのような状況を踏まえ、健康維持や筋力アップなど多様化するトレーニングの目的に即した施設整備を目指してまいりたいと考えております。 整備する器具といたしましては、一昨日の大森議員への答弁でも述べさせていただきましたけれども、15種類22か所を整備する予定でございます。 幅広い世代に利用効果が期待できるランニングマシンやバイクなどの有酸素器具を多く取り入れながら、自宅ではできない競技力向上を目指す方に向けた筋力アップを図るトレーニング器具も設置し、介護予防から本格的なトレーニングまで可能とするジムの整備を、今回、計画をしております。 また、レディースデーを設けることで、女性も利用しやすい環境を整備し、誰もが気軽に利用できるトレーニングジムの運営を図ってまいりたいと考えております。 また、今年度、整備することとなった経緯につきましては、昨今、各地でトレーニングジムが運営されておりますが、当町では民間のトレーニングジムがないこと、女性の方は夜間に外でウォーキングをすることに不安があったり、若い世代のトレーニングや健康づくりへの関心の高まりなど、こうしたニーズの高まりにより整備することといたしております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) 今の説明ですと、このタイミングというのは今のニーズ、一言で言えば、ニーズに応えたというようなことで理解してよろしいんですか。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。議員のほうのお話ございましたけれども、繰り返しになりますけれども、町外でトレーニングされる方が、やはりそういうお話を聞くこともありまして、やはりニーズに応えるということで、整備するということになりました。 以上です。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) 私、基本的な話は先ほども言いましたように、この事業というのは非常に素晴らしいなというふうに本当に思っているんです。その中でちょっとお聞きしたいのは、この設置マシーンというのは、先ほど説明の中に15種類22か所というふうなことでお話をいただきました。実際、1回に入れる最大利用数というのは何人なんですか。 それから、トレーニングジムの受付とかというのは、最初の入り口でチェックして入ってもらうような形なのか、また、別にこのトレーニングジムについての受付というのは別にあるのか、その辺の内容のことについてちょっとお聞かせください。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 まず、ご質問の受付の部分でございますけれども、受付につきましては、現在のプールのご利用いただく所で受付をいたします。そこで、トレーニングジムの利用なのか、プールなのかということを確認をして、受付となります。 それから、どのくらいの人数が入れるのかというようなご質問でございますけれども、15種類22か所ということの整備でございますけれども、1台当たりのトレーニングジムの利用となりますと、大体2時間程度というような状況かなというようなお話は聞いております。ただ、最大人数が一気にどのくらい入れるのかというのは、ちょっと実質振興公社のほうと打合せをして、どのようにするのか検討していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 大体、15種類22か所で利用時間としては2時間くらいだと、そのようなことでありますが、今回、トレーニングジムの設置場所というのは、前のミーティングルームを改装してトレーニングジムに整備するということですよね。そうすると、当然、今までミーティングルームで休んでいた方が、そこがトレーニングジムになるということですから、例えば子供連れの方とかグループの方、トレーニングジムに入らない人がプールのほうで遊んだり利用していたときに、ちょっと休憩しようというふうな場所というのは確保されているのかどうか、その辺確認していきたいと思います。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 今年度は、3年ぶりにフォレスパ、プールのほうですけれども、夏季営業ができるのではないかと期待をしているところでございますけれども、その際の休憩は、施設内のほかの場所へ設けることを、振興公社と既に検討を開始している状況でございます。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) 休憩場所をしっかりと確保した上で、受け入れるということは大事なことかなというふうに思います。 それから、今、聞いた限りにおいては、これだけのマシーンを取りそろえて運営するというわけですから、専門的な知識を持った指導者、例えば、連携協定を結んでいる日体大のスペシャリストの講習を受けた指導員とか、例えば、別に講習を受けたインストラクターといった方の常駐が、私は不可欠ではないのかなと、そのように思いますが、考え方をお聞かせください。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 今回、設置を計画しておりますトレーニング器具につきましては、国内メーカーの器具を設定しており、使用方法などの説明につきましても、日本語表記で分かりやすくご利用いただけるものとなっております。また、器具の選定に当たっては、運営主体となる大子町振興公社が継続的に管理運営が行えるよう、トレーナーなどの補助がなくとも使用できるものを選定したところでございます。 一方で、トレーニングの目的が多様化している現状におきましては、目的や個人の体力に合ったトレーニングの指導があることにより、より効果的なトレーニングができるものと思われます。運営に当たっては、振興公社の職員が器具の使用などの指導に係る知識や技術を習得することとしており、定期的に利用者向けのトレーニング講習会を開催し、効果的なトレーニング方法や器具の正しい使い方などにつきましてご案内することも検討をしているところでございます。 今年度から新たにスタートする事業でございますので、利用者のニーズに耳を傾け、たくさんの皆様に意欲的、継続的にご利用いただけるように検討してまいります。そうした中で、議員ご指摘の指導者の配置などにつきましては、今後検討してまいりたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) ぜひ、検討はしていただきたいと思うのですが、介護予防まで幅広く対応できるようにとのことであるならば、やはりインストラクターという指導者の常駐をして、よりその人に合ったメニューをつくってトレーニングを行っていくことが大切であると、そのように思うんです。個人で自由にマシーンを使って自分の体力に併せて体力向上を図っていく、このことは分かるのですが、そのような人ばかりではなくて、初心者の方もおられるし年齢層も幅広いわけです。そういうことを考えれば、器具もそれに合わせたようなといっても器具は器具ですから、やはり使い方を間違えれば怪我もします。 そういうことを考えれば、私も学生時代にそういう
筋肉トレーニングというのはやってきました。先生とかコーチからの話も聞きました。トレーニングするというのは、どこの筋肉をどういうふうに使っているんだと、今鍛えている筋肉はこの筋肉なんだということを、自分で意識しながらトレーニングするということが非常に大事なことなんだということを、私はそういう先生から教わってきました。やっぱり、そういうふうな意味から、常時その人についてはいけないけれども、そういう指導をする人が必要なんじゃないかなというふうに思います。ぜひ、そういうことも含めて検討していただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 今、議員のほうからお話がございました件につきましては、繰り返しになりますけれども、6か月の実証実験としてスタートするところもございますので、その状況を鑑みまして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君) すみません、ちょっと補足をさせていただきます。 須藤議員のご質問でありますと、多分、チャンピオンスポーツでいろんな競技で体を丈夫にするため、強くするための指導者、または、例えば、エアロビクスであるとかいろんなニーズに応えていただける専門の職員がいたほうがいいのではないかと、きっとそういうお話なんだと思うんです。 今回、これを企画するに、私のほうで調べましたところ、民間のスポーツクラブなどは、今、24時間で町外でも始まっているところもありますけれども、基本的に、一つ一つの機器に関する指導とか使い方とかというのは、特別職員は張り付いていないという状況も聞いております。 ですから、部活動で使われるとかそういう方々においては、そういう部活動の、例えば先生とかそういう方がついてくるのではないかなという想定をしております。ただ、今、建設課長から話がありましたように、6か月試用期間をしていく中で、そういう要望が多いということであれば、また別に、もちろんそういう意見も取り入れながらやっていきたいというふうに思っておりますが、当面は、一般の方々の健康づくり、運動不足の方々の町民の方が運動していただける、そういう場所をつくっていきたい、と。 話がまた元に戻りますけれども、なぜ、今、つくったかといいますのは、地元の高校生でありますとか、女性の方々から是非つくってほしいという要望も多々あったと、女性の方におかれましては、なかなか夜散歩をするにしても暗いし、動物等が出てくるところもあるので非常に不安であるというようなきっかけを機に今つくらせていただきましたので、ぜひ、そういうハイレベルなご要望というか、そういうところに関しましては今後の課題として、まず6か月間、今のやり方でしっかりやらせていただいて、今の意見も大切に一応お預かりさせていただきたい、というふうに受け取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) 今の町長の話、よく分かったんですが、私はトップ選手を育てるという考えで言っているわけじゃないんです。あくまでも、そういうふうな体力をつけていくという部分の中でも、そういうインストラクターというのがある程度は必要なんじゃないかなというような意味ですから。その部分はよろしくお願いしたいと思います。 それで、そういう6か月の試行を重ねながらという方向でいくのかということだけはしっかりお願いしたいなと、このように思います。 それから、せっかく立派なこのトレーニングジムを整備しても、その存在が分からなければ何もならないわけです。ですから、トレーニングジムの認知度を高めていくための取組、これはどういう方法があるのか、考えているのかお聞かせいただきたい。
○議長(
金澤眞人君) 建設課長。
◎建設課長(菊池寿彦君) ご質問にお答えいたします。 認知度を高めていくための取組でございますけれども、トレーニングジムの認知度向上の取組としまして、「広報だいご」やホームページ、アプリ、SNSなど、町の広報媒体によりPRを行うとともに、タウンプロモーションチームと連携をしまして効果的なPR方法を検討、実施することで認知度向上に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) しっかりと広報していただいて、フォレスパ大子に行くのが楽しいと、そう言ってもらえるようなそういう施設づくりをぜひお願いしたいと。 それでは次に移りたいと思います。 文化財についての質問をさせていただきます。 大子町には多くの文化財があります。文化財は、歴史や文化など正しく理解するために欠くことのできない、歴史的、芸術的、あるいは学術的に価値の高いものであります。 そこで質問したいと思います。 大子町には文化財がどのくらいあるのかお聞きしたいと思います。国指定の文化財、県指定の文化財、町指定の文化財ということではあろうかと思いますが、どのくらいあるのかお聞きしたいと思います。
○議長(
金澤眞人君)
教育委員会事務局長。
◎
教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 文化財でのご質問ですが、今、お話がありましたとおり、国、県、町から指定等を受けている文化財としましては、国指定名勝が1件、国登録文化財が12件、国選択記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財が1件、県指定文化財が6件、町指定文化財が22件、合計で42件の文化財でございます。 以上です。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) 今、局長のほうから文化財の数、42件ということでお話をいただきました。その中には国指定の文化財が14だとは思うんですが、それから、県が6、町が22ということで、そのような数字になっていると思うのですが、今、説明があったように、数は42、その中で、私なりに調べさせてもらったんですが、文化財にはいろんな文化財がある。仏像や建造物、それから、天然記念物、名勝、いろいろあるということが分かりました。 ただ、最初から文化財という指定はされていないと思うんです。文化財の指定もそれぞれ違うわけです。例えば、黒沢にある高徳寺の山門、これは昭和56年に指定されていると、それから、如信上人坐像が法龍寺にございますが、この文化財、指定が平成9年ということであるのですが、この文化財を指定されるまでのプロセスというのは、どういったふうな手順を踏んで指定されていくのか、その件、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
金澤眞人君) 教育長。
◎教育長(松本成夫君) お答えします。 文化財指定につきましては、大子町文化財保護条例及び同施行規則を根拠としております。 まず、スケジュールでありますけれども、教育委員会は所有者または管理者と協議を重ねて、その際には、文化財指定となった場合のメリット、それからデメリット、これを十分に確認した上で、指定について同意をいただきます。次に、教育委員会は十分な調査を行います。その後、教育長は大子町文化財保護審議会に諮問して、同審議会で審議後、教育長に答申をいただきます。その答申の結果によって、教育委員会は採否を決定して告示をするとともに、所有者または管理者に指定書を交付することになります。同時に、町議会及び文化庁にもその旨を報告することになります。 以上でございます。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) この審議会は教育委員会が諮問をして、そして、審議会で審議をして答申をすると、そして、決定していくというようなことで理解はするんですが、常陸佐竹の研究会をされている方でちょっと私の知人がおるんですが、昔、常陸国二十八番札所の自在院というお寺が依上にあったということなんです。それが今は廃寺となっています。その自在院からどのようないきさつで移されたかは分からないんですが、准胝観世音菩薩の仏像がその自在院から下金沢の性徳寺というお寺に移されて安置されているというようなお話なんです。ほかに、不動明王、それから、毘沙門天の仏像がありまして、これも自在院から移されたものであるということなんです。 調べてみなければ分からないという前置きをした後、平安から鎌倉時代のものではないのかなというようなお話をいただきました。性徳寺の住職にも聞きました。性徳寺も詳しいことは分からない、なぜかというと資料が残っていないと、そのようなことで、どういう時代のものなのか、文化財に匹敵するものかどうかというのも非常に分からないということの中で、研究されている方はそういう時代のものではないのかな、調査してみる価値があるのではないかなというふうに思うのですが、考えをお聞かせください。
○議長(
金澤眞人君)
教育委員会事務局長。残り時間、3分20秒です。
◎
教育委員会事務局長(山崎仙一君) ただいまの、下金沢性徳寺にある仏像についてのご質問がございました。お話を私のほうでもいただきまして、実際、お寺さんのほうにお伺いをして、仏像をまず見させていただきました。今後の進め方につきまして、どうするか、調査方法等を含めてどのように進めていくかについては、教育委員会事務局の中で検討をしている段階であります。 以上です。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) ぜひ、検討をしていただきたい。それで、重要であるというようなことであれば、せっかくの文化財ですから、きちっと保存していくということでお願いをしたいなというふうに思うんです。 それと、茨城県の県立歴史館で2021年、昨年の12月4日から今年の1月30日まで「親鸞を継ぐ、如信をめぐる遺宝」が開催されたと、その際、大子町の法龍寺に安置されている如信上人坐像、これ、大子町指定の文化財ですが、貸し出されたというふうに聞いております。如信の生涯に迫るゆかりの34点が展示されて、その中の1点が大子町のほうから会場のほうに移されて、皆さんに公開したというようなことなんです。文化財の活用する方法としては、この、守るということと公開するという相反することなんですが、やっぱり、一体としてやっていくということが必要なのかなと、そのように思うんです。 そういうふうな意味では、こういう公開するという意味では、一つの提案なんですが、来年、茨城デスティネーションキャンペーンが行われます。茨城県を全国に売り込もうというキャンペーンです。そういうふうな部分の中で、文化財の活用・公開という切り口から大子町を売り込む千載一遇のチャンスではないかなと、そのように思います。混乱を超越して、大子町にある文化財を一堂に会した文化財展とか、また、それができないとするならば、文化財巡りとか、そういうふうな部分の中でキャンペーンの中に取り入れてはどうかと、そう思いますが、町長、よろしくお願いします。
○議長(
金澤眞人君) 町長。
◎町長(高梨哲彦君)
観光商工課長とよく協議をさせていただきます。ちょっと急で、返答できるような準備ができていないので、後ほどまた、議論させていただければと思います。
○議長(
金澤眞人君) 須藤明君。
◆5番(須藤明君) 以上で私の質問を終わります。
○議長(
金澤眞人君) 5番、須藤明君の
一般質問は終わりました。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(
金澤眞人君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。
△散会 午前11時29分...