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09月07日-02号

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  1. 大子町議会 2020-09-07
    09月07日-02号


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    令和 2年  9月 定例会          令和2年第3回大子町議会定例会議事日程(第2号)                     令和2年9月7日(月)午前10時開議 日程第1 一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(13名)      1番  飯村 剛君     2番  川井正人君      3番  福田祥江君     4番  菊池富也君      5番  須藤 明君     6番  菊池靖一君      7番  中郡一彦君     8番  大森勝夫君      9番  金澤眞人君    10番  齋藤忠一君     11番  鈴木陸郎君    12番  藤田 稔君     13番  野内健一君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長        高梨哲彦君   副町長       赤津康明君   教育長       松本成夫君   総務課長      椎名信一君   まちづくり課長   川又 健君   財政課長      飯岡隆志君   観光商工課長    内田さち子君  建設課長      藤田隆彦君   健康増進課長    菊池光子君   教育委員会事務局長 山崎仙一君(感染症対策のため控室待機とした者の職氏名)   会計管理者兼会計課長        税務課長      町島弘幸君             深谷雄一君   農林課長      円谷 肇君   農業委員会事務局長 國谷康夫君   福祉課長      鈴木大介君   生活環境課長    菊池寿彦君   町民課長      矢田部信彦君  水道課長      小室 学君   消防長       根本正一君職務のため出席した者の職氏名   事務局長      塩田康子    書記        菊池正人 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(齋藤忠一君) おはようございます。 傍聴者の皆様には大変ご苦労さまでございます。 ご報告いたします。ただいまの出席議員数は13人です。 定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(齋藤忠一君) 地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、教育長、総務課長ほか関係各課長、局長の出席を求めています。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(齋藤忠一君) 日程は、お配りしたとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(齋藤忠一君) 一般質問を行います。 今定例会の一般質問の時間について、ご説明いたします。 県内の新型コロナウイルス感染拡大の状況は憂慮すべき事態であり、大子町の感染症対策の負担を考慮し、一般質問の時間を30分以内とすることを議員全員で確認しました。 今定例会の一般質問は、全員が30分以内で行います。--------------------------------------- △福田祥江君 ○議長(齋藤忠一君) 3番、福田祥江君の一般質問を許します。     〔3番 福田祥江君 登壇〕 ◆3番(福田祥江君) 議席番号3番、福田祥江です。 質問の許可をいただきましたので、通告書に沿って質問いたします。 まず、1つ目の質問ですが、造血幹細胞移植後の予防接種についてです。 造血幹細胞とは骨髄の中で血液をつくり出す基になっている細胞です。 正常な造血幹細胞は、骨髄の中で盛んに細胞分裂を行って、赤血球、白血球、血小板に成長していきます。 造血幹細胞移植というのは、この造血幹細胞が、例えば白血病やリンパ腫、再生不良性貧血など正常な血球をつくり出せない状態の血液疾患を治すために行われます。 近年では年間5,000人を超える方がこの移植を受けていると言われています。 造血幹細胞移植には従来からよく聞かれていると思いますが、骨髄移植、あと、最近、盛んに行われるようになっている臍帯血移植、あとは、末梢血管細胞移植があります。 白血病などにかかって、造血幹細胞移植を受けた方は、かつてその移植前に予防接種などで得た免疫力が低下するか、それを失ってしまうことになります。そこで、病気が一段落してから再度予防接種を受け直す必要性が出てきます。そして、この予防接種は、全額自己負担となっております。 前回の私の一般質問のときにも申し上げましたが、予防接種の費用は、1つのワクチン、種類にもよるんですが、5、6千円から1万6,000円ぐらいと大変高額になっております。複数のワクチンを打つことは、移植後の方にとっては大変負担になります。 今まで大子町において、この予防接種に対しての助成を検討したことがあるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(齋藤忠一君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(菊池光子君) ご質問にお答えいたします。 骨髄移植などの医療行為により、免疫が消失した方の再予防接種については、平成30年度に、ほかの議員から、成人した方、50歳代の方と記憶しております。成人した方で、骨髄移植を受けた方の再接種の助成はできないか提案されたことがございます。 その際は、県内市町村の助成状況、国の再接種助成に関する調査結果を参考にして検討をいたしました。 当時、県内市町村で助成をしていたのは、笠間市と牛久市で、20歳未満を対象とし、2市とも助成を始めたばかりの状況でした。 国においては、ちょうど自治体や団体からの要請を受け、再接種を法で認めた予防接種にできないか協議がされており、それに関連して、全国市町村に再接種助成に関する調査が行われておりました。その結果では、助成をしている市町村は、全国全市町村の5.1%で、その5.1%の中で助成をしている市町村のうち77.5%が20歳未満を対象とする助成でした。 提案があった成人の方の助成については、今後の県内市町村の助成状況や国の見解、方針を見ながら考えるとした状況です。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 病気になったことで、生命が脅かされて、身体的にも精神的にも負担を強いられている上に予防接種のワクチンが高額であり、経済的負担も大きくなります。 かといって、接種しないと、免疫力が落ちている造血幹細胞移植後の方にとっては、命に関わることになります。 先ほどの国のほうの検討会についてですけれども、実際に国のほうとして定期接種にするというのは、条件が合わなくて不可能ということです。 ただ、自治体によって、平成30年のデータですけれども、89の自治体が何らかの助成を行っていて、先ほど健康増進課長もお話あったように、その助成を行っている自治体の30.3%では費用の全額補助を行っているということであります。 数としては少ないのですが、病気になった方を助けるために、町として助成の対象にできるか、その可能性を伺います。 ○議長(齋藤忠一君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(菊池光子君) お答えいたします。 現在、県内において、造血幹細胞移植などにより免疫を消失した者への再接種を助成している市町村は9市町村となっております。いずれの市町村も助成対象者は20歳未満で、主治医が再接種を必要と認める者としております。 20歳未満としている理由については、20歳未満は学校生活において集団化が避けられず、集団感染や蔓延のおそれが高いこと、本来、小児期に接種すべき予防接種は、できるだけ近い時期に接種できる形を支援したいことが挙げられておりました。 一方で、20歳以上に助成をしない理由としては、大人は造血幹細胞移植等以外のほかの要因でも免疫が喪失、または低下する場合があることが挙げられておりました。 令和2年1月に開催された国の厚生科学審議会予防接種基本方針部会の資料においても、大人の中には定期接種になっていなかった世代があること、定期接種を受けても自然に免疫が失われることがあること、造血幹細胞移植以外でも化学療法、臓器移植、免疫抑制薬を用いた治療、疾患そのものによる免疫低下があり得ることから、どこで免疫消失の線を引くか、再接種の公平性をどう考えるのかが課題に挙げられておりました。 当町の助成につきましては、これらのことを踏まえ、検討をしてきたところですが、まずは20歳未満の再接種者への助成、これは費用の全額助成ということで考えたいと思います。このような形で今後整備してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 福田祥江君。
    ◆3番(福田祥江君) 20歳未満ということですけれども、大人の方でも、やはり病気の後、苦しんでいる方々がいるわけです。そのような方にもぜひ援助を、人数的にはそんなにいないと思います。全国で年間5,000人以上ということのデータですので、大子においてどれぐらいの方がいるかは分かりませんが、ぜひ、病気になって苦しんでいる方に手を差し伸べる町であってほしいと期待いたします。 1つ目の質問は以上です。 次の質問です。 小学校における少人数学級編制についてです。 小・中学校における学級編制は、文部科学省により現行40人と定められております。茨城県においては国の基準を超えて、小学校1、2年生は35人編制、それ以上の学年においては条件を付した上で35人としております。 今回は、特に小学校について質問させていただきます。 町で教職員を採用するのであれば、この決められた基準より超えて少人数制をつくるということは可能かと理解しております。 小学校においては、幼児教育から小学校教育への円滑な移行のために、そして現在のコロナ禍において児童の距離を保つため、さらなる少人数制学級の推進が必要と考えますが、町においてはどのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(齋藤忠一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 小・中学校の学級編制につきましては、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律に基づきまして、茨城県教育委員会におきまして、学級編制基準を定めております。 大子町教育委員会では、茨城県教育委員会で定めた学級編制基準に基づきまして、学級編制報告書を作成し、県教育委員会へ提出し、学級の編制をしているところであります。 令和2年度の小学校の1学級の児童数の基準につきましては、第1、第2学年では35人、第3学年以上では40人となっております。 また、学級編制基準の中で学級編制の弾力化などの措置があり、第3学年以上では40人となっている基準を満たさない中で学級編制を行える場合がございます。 令和2年度のだいご小学校4年生につきましては、普通学級の児童が40人であり、学級編制基準では1学級となりますけれど、少人数指導加配による学級編制の弾力化により、2学級としているところであります。 来年度以降の学級編制について町の方針につきましては、法律に基づいて茨城県教育委員会が毎年度定めます学級編制基準に基づき、学級を編制していく考えでおります。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 文部科学省によります今後の学級編制及び教職員定数の改善に関する教育関係団体ヒアリングによりますと、一人一人の児童に向き合う時間を十分確保するとともに、きめ細やかな指導が展開できるよう30人学級の完全実施をとの意見が多数出ております。 日本教職員組合による保護者へのアンケートによりますと、保護者の思う適正な1クラスの児童・生徒数は30人が45.4%、20人が16%、35人が8.4%の順となっております。 現在、だいご小学校1年生において35人で1クラスになっておりますが、そのクラスをご覧になったことはございますか、お伺いいたします。 ○議長(齋藤忠一君) 教育長。 ◎教育長(松本成夫君) ただいまのご質問でございますが、学級編制につきましては、どこかで線を引かなくてはならないという、それは大変つらいところです。今のだいご小学校の話がございましたが、大変密な状態であるということは私も承知をしておるところです。 ただいまの答弁のとおり、茨城県教育委員会が定める基準によりまして、編制してまいりますけれども、議員ご指摘のとおり、学級編制には様々な見解が示されておりますので、引き続き注視してまいりたいと考えます。 なお、現在の1年生ですが、4月の時点で35人だったんですね。今、36人なんです。ですから、1人増えまして、今後、数が減らない限り2年生進級時には2学級での編制になるということになります。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) 今度の新入生も30人ほど、だいご小学区の子供たちだけでと聞いております。 そうすると、ほかの地区からご両親の都合でだいご小に入ってくる方がいると、また36人とかになる可能性があります。 そこで、私も35人のクラスを見ましたけれども、昔の子供が多い時代では普通だったのかもしれませんが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた教室という印象でした。とても密に感じました。補助教員の方も机の隙間を歩くのが大変そうでしたし、授業参観などが行われたときには保護者が全員入りきれないのでないかと思われるような状態でした。給食は隣の空き教室を使って、2つに分けて食べているといったような状態でした。 大子町の話ではありませんけれども、コロナ禍でクラスを半分ずつの分散登校を実施した学校の教員からは、一人一人を丁寧に指導できたとの意見が聞かれて、発言や発表など、子供の活躍の場が増加したとのことです。ほかにも集団内における所属感、存在感を得られやすい、目が行き届きやすく対処しやすいなどのメリットがあると思われます。 大学教授や教育研究者有志が、小学校から高校で少人数学級を速やかに実現することを国に求める署名活動をするなど、現在、少人数制学級編制推進のための機運が高まっています。 大子町においては、GIGAスクール構想を積極的に進めているところでございます。 パソコンは子供たちに1人1台配付される予定です。そうなると、児童1人当たりのスペースがさらに必要になると思われます。 少子化の大子町であるからこそ、教育において子供たちに手厚くしていただき、大子の独自性としていただきたいと希望いたしますが、教員の確保についてお伺いしたいと思います。 先ほど、私が述べたように、町で採用されれば、可能という考えでよろしいでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) 小・中学校の教員につきましては、県費負担教職員ということで、その人件費については県で負担いただいている状況であります。 そういったことで、先ほどの法律、また県の基準に基づいて、配置をしていくということが基本的な考えになるかと思います。町独自での配置につきましては、財政面、いろいろな面がありますので、なかなか難しいところはあるかと思います。 先ほどお話あったように、1年生については、授業については36名で1学級ということで現在実施しております。給食については密になるということで、コロナ対策と相まって、2つのクラスに分かれて給食を食べていますが、授業については、やはりクラス担任制ということで、教員の数もありますので、1学級の中で今、取り組んでいるというような状況になります。 国、県等の動向があるかと思いますけれども、そちらの動きを注視しながら、今後も教職員の配置については努めてまいりたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 福田祥江君。 ◆3番(福田祥江君) もちろん国・県の動向があるのは重々承知でして、ただ、教育面において、子育て世代が安心して住み続けられるとか、住みたいと思える、そういうまちづくりというのがとても重要だと思いまして、今回、この質問をさせていただきました。 今後とも子供たちのための教育について、町として最善の方法をとっていただきたい。その場で考えられる最善の方法、そういうものを模索していっていただきたいと思います。 時間は少し余りましたが、私の質問を終わりにさせていただきます。 ○議長(齋藤忠一君) 3番、福田祥江君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △大森勝夫君 ○議長(齋藤忠一君) 次に、8番、大森勝夫君の一般質問は30分以内です。 大森勝夫君の一般質問を許します。     〔8番 大森勝夫君 登壇〕 ◆8番(大森勝夫君) 議席番号8番、大森勝夫です。 今回の一般質問30分にて執り行います。質問は2つの項目について、質問をさせていただきます。 1つ目は、中高生のグループ学習の環境の整備、この点についてどのように考えているか、そちらの質問です。 2つ目は、奥久慈サイクルツーリズム事業、こちらについての町の考え方をお伺いしたいなと思います。 まずはじめに、中高生のグループ学習の環境整備、こちらについての質問なんですが、やはり今年はコロナ等の影響で、例えば、本当に授業が予定どおり進まないとか、非常に中高生にとっても学習環境厳しい状態になっているのかなと思います。 そしてまた、梅雨が長かったんですが、梅雨が明けると、すごい暑い日が続くこの暑い中、例えば自宅で勉強するとか、そういったときに、集中力を持って勉強するのにはどういう場所がいいのか、そういった適した場所はあるのか、そういう考え方が思い浮かんだものですから、そういった中高生に対しての学習環境、勉強できる場所を町も考えてあげるというのが大事ではないのかという、趣旨であります。 大子町議会では年に1回議会報告会を実施しているのですが、昨年はやり方を少々変えて、それまでは各地域のコミュニティセンターへ行って地域住民に議会報告会という形で報告をする形式がメインだったんですが、昨年は、逆に議員と語ろうというスタンスで、主だったグループと会合を持って、懇談を持つというスタイルに変えたんですね。その際、大子清流高校に行って、清流高校の2学年の生徒たちと議会議員のみんなで懇談を持ちました。各クラスに議員が4人ぐらい行って、自由にどういうことを思っているのと話をしている中で、とても印象的な話をした生徒さんがいたんですね。その生徒さんが言うには、学校が終わって放課後、勉強する場所がないんです。どうか、そういう勉強をする場所を整備してもらえないですかねという質問だったんですね。 私は学校の放課後、図書室ではなくて、うちに帰って自分で勉強するのでもなく、その間で勉強できるところだと、まいんの2階に学習室があるんじゃないのというふうに言ったんですね。そうしたら、その生徒が言うのには、1人で勉強するにはそこでいいんですけれども、お互い教え合って勉強するじゃないですか。教え合おうと思った時、普通、図書館機能のあるところや、そういった「まいん」の学習室は基本的に私語禁止なので、やっぱり話ができないので、お互い勉強し合うと言ってもできないんですよねと。誰ちゃんちに行くというわけにもいかないのでという。その話を聞いたときに、非常にグループ学習の環境の重要さというのを感じたんですね。 それで、どういった場所で子供たちが勉強するのか、やはりお互い勉強し合うということで切磋琢磨というか、勉強を向上していこうという雰囲気をつくるのはとてもいいことだと思うんですけれども、じゃ、みんなどういうところで勉強するのかなという一つの疑問を。例えば、大子町の清流高校以外の子供たちはどういうところで勉強するのかなということを検証というか、考えなくてはならないと思ったんですね。 私はちょうど茨城大学生を議員のインターンシップで受け入れていて、今回、今の時期は2人受け入れているんですけれども、その学生さんといろいろやり取りをしている中で、皆さんは高校生のとき、どこで勉強しましたかと聞いたんですよ。ある1人の学生さんは、「そうですね、私が勉強したのは市役所に勉強コーナーみたいなのがあって、そこで結構学生が集まって、自由に勉強できたんです。エアコンが効いていて結構やりやすかったですよ」というような回答をしたんですね。 ほかの学生さんに「君はどういうところで勉強していた」と聞いたら、「僕は、そうですね、ちょっと住んでいるところから遠かったんだけれども、学校帰りにショッピングセンターのイートインコーナーがあり、そこに学生がよく集まって、勉強などしていましたね」、そういう話を聞いたんですね。 2つの話を聞くと、図書館とか勉強を静かにする環境も必要だけれども、ちょっと気軽に飲食、コーヒーぐらい飲みながらリラックスして教え合って勉強するという環境がもう一つあったんだなと。例えば、今、茨城県で県庁の一番上の最上階の展望室、前はがらんとしていたのが、北側半分、テーブルやカウンターを設けて、ある程度、飲食可能なので、あそこに行ってみると、本当に学生さんが勉強している姿をよく見るんですよね。やはりとてもそういう環境というのは恵まれているなと思うんですよね。 そうすると、地域による学習環境の格差というのは、やっぱりその格差を何とか是正してあげたい。大子の子供たちも適切な環境があったらば、一生懸命頑張れよというエールになるのではないかなというふうに思ったんですね。 そういった学習環境のいい場所というのは、では、どういうところかというと、例えば一つの実例なんですけれども、これも学生さんに聞いて、どういう感じがいいかなと言ったらば、教えていただいたのは、土浦の駅ビルにある施設があるんですというんです。そこは駅ビルの3階なんですけれども、そこに「STEADY STUDY」という、カフェの客席、この議場よりも広いぐらいたくさんあるんですけれども、そこの一角が勉強コーナーという形で、ちょっと奥まった部分なので、そこが勉強コーナーなんだそうですね。一般のお客さんは当然コーヒー買って普通に飲めるコーナーがあると。そこの「STEADY STAUDY」というコーナーの優れている点は、その一角は中高生の学習スペースですよということをうたっているんですよね。 ですからもう、机が本当に勉強机のように横にずらっとあって、上にきちんと机の照明がずらっとなって、テーブルの照明が明るいんですよね。そして、そこに席札があって、席札を取って、そこでカフェに行って飲み物を買うことによって、赤札に変わって、赤い札を架けることでこの席は使用中ですということで、1回買えば、1日中そこで勉強していてもいいということなんですね。学生証の提示が必要なんですが、学生証を提示することによって、多少割引で飲み物も買えると。 非常にそこが、実際私も日曜日の午後、現地に行って、どういうものかと見に行ったんですけれども、本当に中高生が勉強していて、学習コーナーはもう満席なんですよね。店員さんにちょっといろいろ伺ったらば、朝7時から夜10時までやっていますけれども、この時期、休日は朝7時に来て、席を取って勉強していますね。それ以外の学生は一般の人と混じった席で勉強しているんですけれども、それでも全然構わないと。ですから、非常に集中して、イヤホンかけて1人で勉強するコーナーと、ある程度一般のお客さんも混じっているところでグループで学習しながらやっている姿を見て、本当にこれは理想的だなと、あまりにもよくできている。 例えば、普通の経済関連で言ったらば、コーヒー1杯で1日居座られたらば、割に合わないなんじゃないのかなと。ひょっとすると、これは行政か何かで支援しているのかなと思って、店員の方に聞いたらば、いや行政の支援は多分ないですよと。あくまで民間の店舗としてやっていますと。 ただ、そういったあちらの地域は自宅で勉強というよりも、そういう場所に行って勉強するというもともとそういう風潮があったんですかね。ですから、そういった生徒さんも1人の客層としての戦略の一つかもしれませんねというような話をしたんですけれども。 ただ、こういった環境が身近にあるというのは、本当にうらやましいなと思うんですよね。ですから、大子の子供たちが学校に行って、高校のときにどうやって勉強したか、中学校のときにどうやって勉強していた、俺たちは図書館だ、どうのこうのと言ったとき、結構ほかの人たちはいい環境だったんだなと思うことは、やっぱりある意味残念かもしれない。やはり大子の子供たちが地域の郷土愛を熟成させるという思いを考えれば、今言ったような土浦の駅ビルにある施設は、民間ではあるけれども、そういった場所を提供するという発想は行政側も少し考えて、支援してあげてもいいのではないのかなと。そういった形を親に対する子育て支援じゃなくて、その子供たちに対する支援になっていくのではないのかなというふうに感じたんですね。 なかなかそういった理想的なところまでは無理にしても、暑い中で勉強できる、またはちょっとグループ学習できるという環境がやはりできたらいいのではないのかなと思いがありまして、例えば、常陸大子駅の近隣とかにそういった施設を検討できないものかとか、土浦駅ビルにあるようなちょっとカフェというか、コーヒー飲みながら勉強できるような、そういった部分の検討、町のほうで何か取り組めないものかと、そういう思いがありまして、町の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 現在、大子町で自主学習ができる施設としましては、大子町文化福祉会館「まいん」の中に学習室があります。 また、図書館「プチ・ソフィア」でも読書や学習を行うことができる状況です。 これらの施設の利用に当たりましては、議員からのご質問のとおり、私語禁止などの制約がある中での利用をお願いをしております。 勉強の方法につきましては、グループ学習を好む方や1人で学習するのを好む方など、いろいろあると思われます。まずは、今ある施設のほうを有効に活用していただきたいと考えております。 また、中学生についてというお話もありましたけれども、中学生につきましては、登校日につきましては、学校の授業、そして部活動が終了した後は速やかに自宅へ下校することとしておりますので、学校帰りにどこかへ立ち寄って時間を過ごすというようなことは考えておりません。 多様化する学習スタイルの中で、今後の社会動向を注視をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 教育長。 ◎教育長(松本成夫君) 付け加えさせていただきます。 今、中学生につきまして、速やかに自宅へ下校することとありましたけれども、学校の管理下ということがございまして、学校の管理下で起こったけがなどに対して医療費の給付を行っております。これが災害共済給付制度というんですが、学校の管理下というのは、うちから玄関を1歩出て、「行ってきます」と出かけて、1日終わって「ただいま」と帰ってくるところまでが学校の管理下でありまして、寄り道しないで真っすぐ帰ると。通常の経路及び方法による登下校の指導というものを小・中学校ではさせております。 また、中学校におきましては部活動、バス通学なども含めて、これから考えていかなくてはならない問題だと思います。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) 例えば、中学生は確かに放課後真っすぐ帰らなくてはならないんですけれども、ただ、休みの日に友達と勉強しようかとか、そういうケースも考えられるんですよね。 ですから、休みの日、誰ちゃんちに行くかと言って、そこへ行って結局ゲームやって、勉強しなかったとなるんだったら、やっぱり勉強できるような環境があれば、意識は違うのかなと。 ただ、確かに「まいん」の学習室とかもありますので、そこで本当に一人一人お互い集中してやっていて、分からないときにちょっと表へ出て教え合うというやり方もあるとは思うんですけれども、ただ、ほかでそういったとてもいい環境があるという事例、子供たちもいずれ知ってくるというか、なった場合に、何だこの町には何もそういうところないじゃないかと、そういった気持ちの部分の支援、そういったフォローというのも必要なのかなと思います。例えば、これから行政が入るとなると、責任問題になるので、非常にこれは難しい問題だと分かります。本来であれば、民間の方が入っていただいてやっていただく。民間のそういった部分にお願いできればという部分もあるんですけれども、通告書で挙げた部分では、例えば、大子駅周辺の空き店舗か何かの場所としての利用ができないかとか、または地域おこし協力隊へカフェのような事業、そういった部分をそこで展開してもらえないかとか、そういった可能性、考え方、その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) 空き店舗の活用、また地域おこし協力隊の活用などによります環境整備となりますと、学習ができる環境整備に限らず、例えば、高校生が下校途中、バスや列車、保護者の迎えまでの時間を過ごすための施設、空いた時間を活用するための居場所づくり、病院や買い物帰りの時間を過ごすなど、多くの方が利用できるようなことを考えて取り組んでいくことが必要ではないかと考えております。 今後、空き店舗等を活用した取組といたしまして、サテライトオフィスの整備やワーケーション誘致の取組を進めていくところでありますので、高校生も利用できるワークスペースの整備など、多様な活用を想定したオフィス環境の整備も可能ではないかと考えております。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) 駅近辺の空き店舗なり、そういった部分の活用はどうかなという発想をしたのは、先ほど紹介した土浦の駅ビルの施設を見たときに、ここだったらば、学校帰りであったり、土浦駅から帰る人、また土浦駅に帰ってきた人、または休日、離れていても休みの日にそこへ行って勉強しようかということが可能になるなというふうに思ったんですね。ですから、駅の周辺、例えば、常陸大子駅の周辺で、そういった何らかの施設があったとしたらば、類似する施設があったとすれば、例えば清流高校生が放課後、列車やバスを待つ時間の間に勉強を有効にできるということもありますよね。逆に、町外の高校に行っていた学生、生徒さんが大子駅に帰ってきて、列車の到着時刻に迎えで混んでいる部分が、そういった学習できる場所がありますよと言えば、そこで勉強していて、親が、ある程度仕事の都合で迎えに行くから、そこで勉強していてねということができれば、駐車場というか、そういった混雑の部分でも問題がなくなるのかなという部分があるんですね。 ですから、やはり高校生がメインになるのかなと思うんですが、非常にメリット的な部分というのは、親にとってもある程度安心できる、その環境がいい場所、監視がとれる場所であれば、なのではないかなというふうに思うんですね。 ただ、やはり学生ばかりとなると、昼間の時間帯、営業できるのかと。ある程度例えば、町でできないから場所を提供して、民間でお願いするとなった場合、そこの部分なんですが、日中であれば、病院に行く高齢者がちょっと時間を潰すとか、高齢者のコミュニティーの場所としても使えるのではないのかなと思うんですね。 ですから、そういった意味で私は、中高生の学習スペースという切り口として入ったんですけれども、そういうところがあれば、高齢者のコミュニケーションの場所としても非常に機能するのではないかなと。伝達事項とかあれば、そこで情報伝達ができるかもしれない。 例えば、そういう施設があれば、駅前なので、同じように列車や公共施設の時間待ちという部分では、水郡線で来た観光客がバスを待つ間休めるとか、観光施設を見て帰ってきて、水郡線2時間に1本、この間の時間潰しができるとか。 また、そういうところに入った中で、そこで町内の商業施設の案内として食べられるところがありますよとか、そういった宣伝施設としての機能もできるので、非常にここの部分は考え方が広がるのではないかなと思うんですね。 ただ、行政として場所提供と考えた場合、民間の空き店舗ではなく、仮の考え方なんですけれども、例えば、「まいん」の文化ホールがあって、その文化ホールの観光展示コーナー、ホワイエですね、通りに面したところ、ある程度、通りに面したところであれば、ほかの人の目線というのもあるので、監視というか、例えば、学生だけの時間帯でも、ある程度目線が届く、そういったところで協力隊なんかのカフェを出す。 ただ、通常の文化施設を使ったときの動線の問題とか、いろいろ問題はあると思うんですが、駅に近いという部分では一つの考え方かなと。通り側にカウンター形式のテーブルがあって、そこで勉強して、反対側にカウンターではなく1席でグループ学習できるとか、真ん中を通路にするとか、いろいろ発想はあると思うんですが、なかなか行政と民間との部分は難しいと思うのですが、ただ、あそこも一つの場所としての発想もできると思うんですが、そういった考え方、例えば、前のそういった一角を活用するといった発想についてはどのようなお考えでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答えいたします。 まず、土浦駅の問題ですけれども、私が着任する前に出来上がった記憶がありますけれども、庁舎と図書館と市民センターと、まさに今、大森議員のおっしゃるような施設が複合的に出来上がりまして、庁舎そのものは多分賃貸で入っているというふうに記憶しております。その整備計画の一環の中で、きっとこの話があったのではないかなというふうに推測されるところであります。 今回のご質問いただいた中でも、やはりそういう複合的な施設の中で官民が取り組んでいく中ではすばらしい取組でありますし、利用者にとっても非常に好都合なのではあるかなと思います。 図書館で私語を禁止して勉強する者もおりますし、グループとして民間施設を利用して学習する者もいるという点では、これから我々もそこら辺へ向けて取り組んでいく必要もあるかなというふうに思います。 イートインコーナーであったり、スタディルームであったり、高齢者の方々の実際の雑談のスペースであったりと、多目的なスペースということになるかと思うんですが、今まで教育委員会であれば、教育の問題、まちづくりであれば、今後のまちづくりの問題ということでありましたけれども、今回は2つの課でいろいろ話し合って取り組んだ答弁になっているかと思います。 今後も縦割りではなくて、横の連絡をしっかりとった上で、そういう方向に向けての計画も皆さんにお示ししていけたらなというのはありますけれども、現状、まちづくり課としての計画と教育のスペースとしての展開には、少し議論を重ねさせていただきながら進めていきたいというふうに思います。 ○議長(齋藤忠一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) これは本当に考えなくてはならないものだと思うんですが、もう一つの財源をどうするんだというときに、今回新型コロナの感染症対策の緊急事業とか、また地方創生臨時交付金とか、やっぱりこれまで学校の勉強が遅れてしまっているので、その環境整備だよという形にすれば、そういった部分にも該当してくるんじゃないかな。そうすると、計画が進めやすくなるかなと思うんですが、そういった面ではいかがでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) 財源としまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等の活用をしてはどうかというご質問でございますけれども、現在、具体的な計画ができておりませんので、交付金事業に該当するかどうかについては申し上げられませんが、今後ご質問にあるような施設を整備するようになった段階におきましては、補助事業などを有効に活用していくことが大切であると考えております。 ○議長(齋藤忠一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) 計画なり練っておけば、いつどういう形で県のほうで支援できるか、そのときのタイミングとか、出せるというのもありますので、一つの課題として検討すべきものではないかなと感じます。 次の質問に移ります。 奥久慈サイクルツーリズムについてなんですが、こちら、町の本年度の事業として掲げていますので、現在の進捗状況をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) ご質問にお答えいたします。 町では令和2年度からの事業といたしまして、県内最高峰の八溝山をはじめとする山々、久慈川をはじめとする川辺、また里山の風景など、奥久慈大子の大自然の風景の中でサイクリングを楽しんでいただくという特定の目的を持たれる旅行者をターゲットに誘客を図る奥久慈サイクルツーリズム事業に取り組んでいるところでございます。 ご質問の事業の進捗についてでございますが、当初、夏休み前の7月には事業が開始できるよう計画していたところでございますけれども、新型コロナウイルス感染症拡大によるサプライチェーンの混乱等が生じ、自転車の選定が困難な状況等もあったことから、事業の開始がずれこんだ状況でございます。 しかしながら、現在は自転車の備品購入の入札を済ませまして、9月末の納品で準備を進めておりますので、10月上旬にはレンタサイクル事業を開始していきたいと考えておるところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 大森勝夫君、残り3分です。 ◆8番(大森勝夫君) レンタルサイクル的な部分というと、どちらかというと観光客が自転車を借りて、観光を移動して、広く一般の方々が利用できるのかな。そして、そういった部分は経済効果も上がるのかなと思います。 もう一つのサイクルというと、例えば先ほど、県内最高峰の八溝山といったように競技志向の方もいると思うんですよね。本当にヒルクライムをするとか、経済効果が少ないにしても知名度というか、大子でそういう大会があるんだというところで、大子町に自転車のイメージをつくる、そういう手法もあると。 やっぱり競技志向とレジャー志向、2つの方向性があると思うんですが、その辺のバランスというか、考え方はどのようにお持ちでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) 議員のご指摘のとおり、当地を訪れるサイクリストについてはレジャー志向のサイクリスト、それから競技志向のサイクリストと大きな2つのタイプに分けられると思っております。 観光庁の支援により行われたサイクリストの国勢調査等によれば、旅行・レジャー志向のサイクリストは宿泊施設の利用、それから当地体験などを行うなど、消費喚起に積極的という特徴が見られております。 競技志向のサイクリストは、自転車そのものに対するこだわりが強いものでございますので、観光や消費にはやや消極的というような特徴もございます。 そのほかにも健康志向を目的に行われるサイクリングに取り組む健康エクササイズ層の方々、それから、長距離の移動を楽しむツーリング層など、地域で食を楽しむなどイベントとして楽しむサイクリングイベント層といったようなタイプに分かれているというようなことをお聞きしておりますけれども、まずはサイクリングエリア、コースとして「奥久慈里山ヒルクライムルート」の認知度の向上を図るためにSNS、それからパンフレット等を活用したPRに努めて、より多くのサイクリストが訪れるきっかけづくりを行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 大森勝夫君。 ◆8番(大森勝夫君) 質問は以上なんですが、この後、やはりサイクル関係で飯村議員が行います。大子町議会でも本当に質問の重複を控えよう、そういった調整も努力はしています。傍聴している方、ラジオで聞いている方は、切り口が違うから同じ内容ではないなと分かると思うんですが、タイトルを見ただけで、町民の中には同じようなことやるなよと、思う人もいるんですけれども、そこはやはり重要な案件であれば、重なることもあるし、これは議会の課題としてこれからやっていく部分だと思いますので、聞いている傍聴の皆さんもタイトルだけ重なっているけれども、中身は違うのかなと、そういう形で議会のほうにも注視していただければと思います。 私からの質問は以上といたします。 ○議長(齋藤忠一君) 8番、大森勝夫君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △藤田稔君 ○議長(齋藤忠一君) 次に、12番、藤田稔君の一般質問は30分以内です。 藤田稔君の一般質問を許します。     〔12番 藤田 稔君 登壇〕 ◆12番(藤田稔君) 議席番号12番、藤田稔です。 今回は災害発生時に備えた新型コロナ感染症対策等を含めての対応について、質問させていただきたいと思います。 前回の6月の定例会において、避難所用の感染対処関連物資として、マスクはこれからの購入分を含めて5万6,000枚程度、消毒液、使い捨て手袋、体温計、テント、パーテーション、間仕切りを備蓄しているというような答弁もいただいております。その中でさらに簡易間仕切り4部屋確保を15組、大型扇風機8台、非接触型体温計等が納品される予定となっておりました。納品されているのかなというふうに思います。 併せて、各避難所、今回聞いたところによると、16カ所と私、書いたんですけれども、全て使われるところは11カ所というふうに聞いております。そういう中で、飲食料、水とか非常食含めて、十分対応できる備蓄状況かを伺いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ただいまのご質問でございます。 新型コロナウイルス感染症の蔓延下のもと、現実におきまして、町民・事業者に改めて、感染予防の啓発を行うとともに、感染予防対策用品の備蓄を進めているところでございます。 ご質問での物品等のほかに医療機関や高齢者施設、学校、公共・観光施設などにおいて、不足が予想されるサージカルマスク、これについては現在10万枚を発注しているところでございます。そのほか、高性能のN95マスクでありますとかフェイスシールド、ニトリル手袋、あと、プラスチックのエプロン、消毒用のアルコール等の備蓄を進めております。 自然災害が発生した場合に備えて、避難所におけます感染症対策を強化して、町民の命を守るとともに感染リスクの低減を図っているところでございまして、その密を避けるために必要な避難スペース、ゾーニングの確保でありますとか、避難者の健康状態に応じた専用スペースの確保、そのために先ほど議員もお話がありましたように避難所用の簡易間仕切り、こういったものについても現在納品されているものと併せて、今後とも追加で備蓄を進めているワンタッチ式のテント、こういったものなども現在、随時、手配を進めているところでございます。 そのほかにも体育館等で過ごすことになる場合の床からの冷たさや熱さを遮るためのアルミシートでありますとか熱中症対策、換気のための大型扇風機のさらなる追加、こういったものを現在進めているところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 今回、やはり感染症対策で備品等も大分増えてきたのかなというふうに思います。そういう中で大分備蓄状況もあるかなと思うんですけれども、飲食料部分についての答弁、ちょっとなかったので、その分、私が聞いているところでは、ペットボトルが2,000本近くあるというような情報も聞いていますけれども、もし詳細分かれば、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 失礼をいたしました。 食料、飲料水の備蓄関係でございますけれども、昨年の9月議会で答弁を差し上げておりますけれども、暫定的に備蓄の対象人口600人として想定し、各必要な食料品と、例えばアルファ化米でありますとかクラッカー、米粉パン、ペットボトルの飲料水、こういったものなども備蓄を進めているところであります。 現在、自然災害用に長期保存の水でありますけれども、2,000本程度、現在備蓄がございますけれども、今後とも必要なものを随時確保しながら、ただし、大量に一度に確保してしまいますと保存の期間の問題もありますので、ある程度ローテーションを考慮しながら、備蓄を進めていくという考えでやっております。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 十分対応できる飲料水、特に水が必要かなと思うんですが、やはり備蓄している場所が大事かと思うんですね。私、何回も質問させていただいていますけれども、11カ所の避難所と、あとは、この前も教育長にお話ししたんですけれども、答弁いただいて、学校のほうでもできるだけ協力して、そういう部分の確保を進めていきたいという、管理は進めていきたいというような答弁もいただいていますので、各学校、子供たちがいる学校、中学校、小学校、幼稚園、保育園、そういう場所にもしっかりと水の確保、非常食の確保は最低限の量は必要だというふうに思っているんですけれども、その辺の状況はどうなんでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 役場に保存してあるもの、そして、各避難所に想定をされておりますコミュニティセンター等について、防災倉庫を設置し、備蓄しているものもございます。 また、コロナ対策といたしましては、広い空間が必要になることから、学校の体育館等も想定しておりますので、そこへの備蓄については今後とも学校関係者と協議をさせていただきますけれども、今現在としては、速やかにそういった場所へ避難をしていただく場合の持っていく手段、こういったことについては効率よく進めていくということについては検討課題だというに理解しております。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 今、課長が答弁しましたように、持っていく手段よりも、やはりそこに備蓄していくこと、子供たちも日常昼間の間はそこに生活しているわけですから、やはり最低限の水、もし期限が来たら早急に体育祭や運動会とかいろんな行事にでも使用できると思うんですよ。やはり大事な水の確保というのは、前から私、言っていましたけれども、各避難所、そして、子供たち、生徒がいる学校、保育園、幼稚園、そういう部分に最低限の水の確保はやっていただきたいという思いがしましたので、今後しっかりと検討して進めていっていただきたいというふうに思います。 次に、新型コロナ感染症と自然災害の複合災害時に備えて、避難所で使用される資機材が増えたことへの対応や、資機材の基本的な設置や取扱いを経験して、円滑な避難所の開設、運営につなげるために訓練を早急に実施して、課題などを見直し、町民が安心・安全に過ごせる避難所にしていかなければならないというふうに思います。 先の8月31日に新型コロナ感染症対策を含めた訓練が実施されたというふうに聞いております。そういう中で反省点、今後、生かしていかなければならない点が出てきているかと思うんですね。そういう点についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ただいまのご質問のお話のとおり、8月31日に中央公民館の講堂におきまして、災害対策職員の動員表におけます避難所の運営、また、新型コロナウイルス感染症対策におけます防疫、消毒作業ですけれども、こういった仕事を担う町職員を対象としまして、感染症対策を想定しました避難所の運営訓練を実施したところでございます。 訓練の内容としましては、3密の防止を前提にした避難所運営方法の確認であるとか、用品の確認、それから、実技を伴った訓練としましては、体調不良者等の受付の訓練、簡易間仕切り、段ボールベッドの組立てを実際に行うことによる、そういった運営利用方法の確認、そして、消毒対応する場合に必ず着なければなりません防護衣の脱着訓練、こういったことを行いました。 議員からお話がありましたように、運営上の課題が指摘を何点かされております。今後の出動時には改善してまいりたいと考えているわけでありますけれども、例えば、体調不良者の定義、発熱は何度で区分するんですかとか、あと、体調不良者が避難所に見えた場合に、その方々をどこに避難していただくスペースを確保するか、こういったことについても意見の交換をいたしたところであります。 それから、防災倉庫内の備蓄の活用方法、現在、備蓄倉庫があるところの鍵の管理の問題でありますとか、役場からその避難所までどのようにして必要最低限の備蓄品を移動させるか、もしくは前もって保管させておく品物はどういったものができるのか。あとは、あらかじめ災害が明日、天候が荒れるというのが分かっていれば、前の日にそこに張りつく職員に持たせたほうがいいのではないかというような具体的なご意見なども頂戴したところであります。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 今、課長のほうから体調不良者の定義、どのぐらいの発熱状況なのかと、その体調不良者をどこに確保するのか、そういう部分までは行かなかったんでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 体調不良者の定義につきまして、その時点で皆さんと共有できたのは、通常の感覚からいうと、37度を超えるような方は微熱ということで、大事をとって、そのような対応をすべきではないかというふうな共有とさせていただきました。 また、別の公共施設への移送が可能なのかどうか。その避難所自体にも施設の環境面の差がございます。幾つも部屋があって、動線を全く別に確保して、その方々だけを安全な形で休んでいただくことができる施設ばかりではないので、そのような場合には、他の共有施設、例えば、まだ全て了解が取れているわけではないので、名称までお伝えするのはちょっと差し支えがあると思いますが、他の共有の公的施設のところへ移送すると。もしくはご自分で自動車等でおいでになっている方はそこへ移動していただく。こういった方法が今のところ考えられる方法ではないかというふうな意見交換をしたところであります。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 避難場所によっては、やはり部屋数とか、そういう体調不良者をどこに確保するのかという部分が、その避難所によって様々だと思うんですよね。そういう部分で、これからもそういう各避難所、先ほど言いました11カ所の中で、やはりその場その場で訓練も大切になってくるのかと思います。 また、職員の方が全員出てやったわけではないので、こういうのもマニュアル化、いろいろな部分を含めて皆さんで共有して、これからの避難所の安全・安心に結びつける部分というのは大事なのかなと思うので、今後はどのように考えているのか、もし、考えありましたらお聞かせください。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 資機材等活用等を含めまして、それから関係する職員のメンバーの入れ替えなどもございます。当然、一度だけで終わらせるというふうな考え方は好ましくないと思っておりますので、できるだけそういった訓練を重ねていく必要があり、また、対応については、一定のマニュアルのような手順が分かるようなものを記録として残すべきではないかというふうに考えております。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) あと、もう1点あると思うんですね。やはり避難所ばかりで避難するのではなくて、自宅の2階など高いところで浸水の危険がない場所、または自宅内で崖や斜面から離れた安全な場所。あとは、町のほうでも提携しているかと思うんですが、各ホテル、旅館関係、また、さらに親戚とか、あとは友人宅、そういうところを確保していくのも一つの密を避ける部分では大事なのかなというふうに思います。 これについては、町のほうでしっかりと周知していただく。やはり大事なのかなと思いますので、この点についてはどうでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 議員のお話のとおり、各方面のその方々の安全な場所への移動方法というのが幾つかある場合については、一律に避難所へ避難することによって密をつくるというふうな心配からも、ある程度解決されることがあると思います。 議員が言われるような高いところへの避難、もしくは親戚、友人等の安全なお宅への避難、こういったことは大子町の中でも洪水の浸水想定区域とか土砂災害警戒区域にハザードマップで行くというふうな言い方がございますけれども、その中で危険別というふうな区域を定めておりますので、その中にお住まいの住民の方がたくさんいらっしゃるのが現実です。 今回、自主防災組織と消防団の方にもご協力いただきまして、9月中をめどにそういった危険なエリアに現在お住まいになっている状況の方々には早めの避難、それから議員が言われたような2階、友人・知人宅への避難ということもありますよということを再度周知してまいる事業を進めているところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) いろいろな方法もありますので、ぜひ、そういう部分でコロナ感染症対策を取っていただきたいというふうに思います。 3番目の各地域に自主防災組織64地区が結成されているかと思います。町はそれぞれの自主防災会にどのような活動を求めているのかということで質問入れたんですけれども、先ほど言いましたように、ハザードマップの普及、周知とか、そういう部分で自主防災会と消防団が連携して、逃げ遅れを防ぐためにいろいろな周知をしていくというふうな情報も今いただきました。 また、この自主防災会に補助金1万円と多分1人100円ですか、補助金が割り当てられるかとか思うんです。1万円でいろんな活動をしろといっても、なかなか難しい部分もあるかと思うのです。その辺、今後見直しとかそういう部分も含めて考えられるのかどうか、併せてお伺いします。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 議員のご質問としての自主防災組織への補助制度についてのことでお答え申し上げますけれども、現在の補助金の制度につきましては、議員がご理解のとおり、町の中の補助金交付要綱としまして、大子町自主防災組織活動費補助金交付要綱がございまして、組織の防火活動でありますとか、維持運営に関する、例えば消耗品を購入したり、燃料を購入したり、電話代とか手数料広告などを自主防災組織で行われる場合のその経費の負担のために、補助金の額として均等割として1万円、世帯割として1世帯当たり100円ということを世帯数に掛けまして、合計した金額を毎年交付させていただいております。 今回の定例会におきまして、災害に強いまちづくりに資するために地域の中で防災の担い手をどうやってつくっていくかというふうなことも大事な検討課題であります。 防災士というような制度がございますので、この防災士を養成するためにも、町として補助金を出していきたいというふうなことを議案として上程させていただいております。 その結果、各自主防災組織においても1名以上の防災士が養成できればというふうに思っておりますけれども、それから、議員が一番心配されている何か大きな取組を自主防災組織でしたいんだけれども、その場合にお金のほうはどうしたらいいかというふうな問題もあると思います。 一つとしましては、そういった事業を行うときに、その事業に対しての補助というものを今後検討できないかということをちょっと今考えているところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 次に質問を入れようかなと思ったんですけれども、やはり自主防災会というのは地域に根差して、どこにどういう人がいて、どこが災害に遭いやすいとか、そういう部分をしっかりと把握している方が多いのではないかなと思うんですね。やはり災害のときは自分の地域は自分で守るというのが一つ大きなことだと思うんですね。 自主防災会がしっかり活動していただければ、避難場所のそういう部分の開設とか、そういう部分も一緒に、まず、町の職員が避難所対応できて、やはり避難場所は自主防災会でしっかりと見てもらうとか、そういう部分も対応できるのかなと思うんですね。 ですから、自主防災会、各地域でいろんな訓練をやっていると思うんですね。備品等を買っても1万円じゃ何も買えない部分があるかと思うんですね。災害時、訓練するときには何らかの申請した場合に、やはり町でできる限りの支援をしていただいて、今の1万円じゃなくて補助、補助金は今の1万円でもいいと思うんですよね。新たにやりたいという防災会があれば、そこに支援していくのも一つの方法かなというふうに思ったので、再度、町長よろしければ、お答えいただきたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 先般、消防団と自主防災会の初めての連携した集まりが持たれるということで、私のほうも挨拶に伺わせていただきました。消防団のほうも人数が減少してきている、それから人口も減少してきている。そういう中でいろいろな形で連携をしていかないと、なかなか防災意識に関しては、馬力が上がっていかないというのは私も認識したところです。 今後、消防団と自主防災の連携の中で何が必要なのかということと、自主防災会の方々も、ご自身がどういうスタイルで貢献していけばいいのかというのをお話し合っていただきながら、より深く話し合っていただいた上で、町のほうとしても支援をするなり、協力するなりしていきたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) ぜひ、今回いい機会ですので、こういう時期にまた新たに連携した活動ができればというふうに思いまして、質問させていただきました。 最後の4番目の現在の消防庁舎について、質問させていただきます。 築40年以上経過しているというふうに聞いています。さらに昨年の台風19号による久慈川の増水時、庁舎前の国道まで、私も見ていたんですけれども、あと僅かでありました。現在、消防庁舎等が浸水想定区域に入り、浸水想定策に係る代替として大子中学校、ほとんど大子中学校なんですけれども、だいご小学校には救急車等が移動することになっています。 今の庁舎建設においても建設基金を設置して進めてきました。代替も含めて、今から少しずつでも検討していく必要があるかと、前回も質問しましたけれども、検討があるかと思うので、再度答弁お願いしたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 財政課長。 ◎財政課長(飯岡隆志君) 現在、この消防庁舎につきましては、昭和54年度建設の建物でございまして、築年数が41年を経過してございます。 また、この消防庁舎は藤田議員ご指摘のとおりでありますが、町の土砂災害・洪水ハザードマップにおきまして、浸水想定区域に位置しておりまして、最大で3メートル未満の浸水が想定されているところでございます。 昨年の台風第19号の際には、消防庁舎前の国道におきまして、1メートルほどで冠水するというような状況となっているところでございます。 このため、町消防本部では、今年の7月に消防庁舎浸水想定における業務継続マニュアルを策定されまして、消防庁舎に大きな被害が発生するおそれがあるときの対応として、大子中学校をその代替場所としました。また、救急車1台をだいご小学校に配備することと定めたところでございます。 消防庁舎は、災害時の活動拠点として大変重要な役割を担うものでございます。まずは今申し上げたような代替施設を確保することによりまして、災害時の消防活動の継続を図ってまいります。 次に、消防庁舎の建設でございます。 現在、役場新庁舎建設、そして衛生センターの復旧につきまして、町として最優先として進めているところでございます。 そのような状況ですので、消防庁舎を建て替える時期としましては、いずれにしてもこの役場新庁舎建設と被災した衛生センターの建設完了後の大きな事業になると考えてございます。 町では、平成28年度に策定した町の公共施設等総合管理計画のさらに詳細な計画として、今回の補正予算にも計上しましたとおり、個別施設計画の策定を予定してございます。この計画の策定によりまして、個別の施設ごとに修繕あるいは建て替え、取り壊し等の方針を定めることになろうかと思います。消防庁舎につきましては、その個別計画で定めた方針に基づきまして、対応していくことが基本になると考えてございます。 消防庁舎は町民の生命、財産を守るため大変重要であると認識しております。今後、大規模災害が頻発するおそれもございますので、国の防災、あるいは減災事業に対する財政支援が手厚くなる可能性もあると考えてございます。 町としましては、役場新庁舎建設事業が完了後も消防庁舎等の建設等に備えまして、引き続き庁舎建設基金に計画的な積立てを行ってまいります。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君。 ◆12番(藤田稔君) 庁舎もあるし、衛生センターも今、大きな事業であります。 ですけれども、やはりこの庁舎も、そういう中で積立金をやってきたからこそ、新しい庁舎建て替えになっているのかなというふうに思います。 ですから、今、大変な時期かもしれませんけれども、そういう部分も念頭に置いて、10年以上かかるかもしれませんので、そういう部分を含めて、今からしっかりとやっていただきたいということで質問させていただきました。 町長、何かありましたらば、最後、よろしくお願いします。 ○議長(齋藤忠一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 今、財政課長からお答えさせていただきましたけれども、長い年月の中でいろいろな建物を更新していかなければならないというのは、どの自治体でも同じ状況かと思います。 基金のほうは引き続き積み立てていくという状況にさせていただきましたけれども、消防に関しましては、やはり優先順位を考えさせていただきまして、なかなかちょっとすぐには手を出せないと、これは皆さんもご理解いただけると思います。 その長いスパンの中で、現有でよろしいか、別の場所でよろしいのかという点も含めた中で、現在は消防機能を何としてもつないでいかなければならないという措置で、ここ数年はやっていくことが今、進むべき方向だというふうに思っていますので、よろしくお願いします。 ○議長(齋藤忠一君) 藤田稔君、残り2分です。 ◆12番(藤田稔君) 今、災害のまたコロナ対策、質問させていただきました。私もこの前も全員協議会の中でもお話させていただきました。FMだいごの難聴のところが結構あります。町の職員の方も各地域にいると思いますので、その方からも情報を入れていただいて、やはりこれからの災害に備えて、しっかりと発信できるようにしていただきたいなというふうに思いまして、私の質問を終わります。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 1点、説明を補足させていただきます。 先ほど、藤田議員からご質問いただきました8月31日に避難所の訓練をした折のどういった意見があったのかを幾つか申し上げました中で、体調不良者の定義についての37度というふうなところのお話をさせていただきます。 その方の平熱などを参考にしますと、37度何分であっても、ちょっと体調は大丈夫ですかというふうに心配しなければなりません。そういった現実問題と併せまして、国のほうで以前からずっと指標としております37.5度という体温がございまして、体温計によって37.5度を超えるような発熱がある場合にさらに受入態勢としまして、問診をさせていただきます。せきがありますかとか、味覚については何か異様な感じはありませんかというふうなことも問診をさせていただきますので、37.5度を超えて、なおかつそういった問診のときに該当する項目があるという場合には、ちょっとご心配な体調だなというふうな判断をさせていただくように、一応ルールの上では考えているところでございまして、ただ、微熱の方についてもやはり大丈夫ですかというふうな気持ちは持った上で対応させていただきたいと思っております。 申し訳ありません、以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 12番、藤田稔君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △飯村剛君 ○議長(齋藤忠一君) 次に、1番、飯村剛君の一般質問は30分以内です。 飯村剛君の一般質問を許します。 飯村剛君。     〔1番 飯村 剛君 登壇〕 ◆1番(飯村剛君) 議席番号1番、飯村剛です。 議長より質問の許可をいただきましたので、通告書に従い、質問を進めてまいります。 まず初めに、本年7月に九州地方をはじめとした日本各地の豪雨災害によりお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 今回、豪雨災害の今まで経験のない甚大な被害になってしまったようです。執行部におきましては、今般、被災された方々に対して、支援物資を送ったと聞いております。温かい配慮に敬意を表したいと思いますとともに、被災の早急なる復旧を願っております。 さて、最初の質問は、災害時の避難所におけるペットの取扱いについて及びペットツーリズム推進について。最後はサイクルツーリズム推進について質問をしたいと思います。 日本全体で異常気象が発生し、様々な被害が報告され始めている現状です。もはや異常気象とは通常の気象であると覚悟することは必要かもしれません。町民にとっても安全な町、そして安心した生活が送れるよう、執行部が上げる災害に強いまちづくりが早急に必要と感じます。 実際に、災害が起これば、誰もが最初に行うことは、自身の家族の安全確保であるのは普通です。しかし、日本全国で問題視される人口減少、核家族化に伴い、もはやペットも大切な家族の一員と思っている方も多くいらっしゃると思います。 そこで、茨城県では、茨城県殺処分ゼロを目指す条例に基づき、市町村や関係機関等と連携を強化し、上記の施策を推進しています。 2016年、犬ネコ殺処分ゼロを目指す条例を制定し、これまでの経緯として、かつて犬の殺処分数が2005年度以降8年連続ワーストだった時期と比べると、2018年度には大きく事態が進捗して、実質ゼロまであと少しとなってきています。 また、今年4月には改正茨城県動物の愛護及び管理に関する条例が施行され、犬を放し飼いにした場合の罰金を5万円以下から30万円以下に引き上げることにして、今後も対策を続けていくと聞いています。 そこで、現在、大子町においてもペットを家族の一員として捉えている方々もいると思います。ペットの存在は自分が生きていく上でのエネルギー源、そのものであり、各家族においては元気な日々を送る上で、それぞれのドラマがあると思われます。 ペットを家族の一員として捉えている方々が避難することになった場合、日常においても家族同様に暮らしているペットを置き去りにして避難することはできないのではないでしょうか。 私の調べたところによりますと、過去の地方災害において、自宅に置いてきたペットのため、家に戻った飼い主が2次災害に遭ったり、避難所において受入れを拒否され、車上生活を余儀なくされた結果、エコノミー症候群で亡くなった事例もあるようです。 そして、飼い主と離れ離れになってしまう事例が多数発生することにより、ペットが無法化してしまい、住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化することも懸念されます。 このような事態を防ぐためにも、災害時のペットとの同行避難を推進することは放浪動物による人への危害防止は生活環境保全の観点からも必要な措置であると考えます。 そうした中で環境省ではペットとの同行避難を原則とするガイドラインを作成しています。大子町としては、高齢化と様々な問題が災害避難に関して山積みしているのは分かるのですが、今後の対策を含め、お聞かせ願いたいと思います。 まず、大子町におけるペット等の実数の把握はしているのでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ただいまのご質問でございますが、町内で犬や猫などのペットが全体でどれくらい飼われているのかを正確に表す統計は現在持ち合わせておりません。 ペットについて、唯一実数が示されております厚生労働省の狂犬病予防法に基づきます犬の登録件数、この数字を見ますと、6月末現在で1,152頭でございます。これを町内の全世帯数で割り返しますと15.7%となりまして、大子町の中でも多くの世帯で犬が飼育されているということが推定できます。 また、内閣府におきましても動物愛護に関する世論調査、平成22年9月のものでございますけれども、ペットを飼っている世帯数の割合が全国でも全世帯数の34.3%になるとの資料もございます。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。
    ◆1番(飯村剛君) 多分全て把握するのは困難であるとは思います。 ちなみに、大子町で災害が発生して避難した場合、ペットの受入れはしていただけるんでしょうか。そのところ、お聞かせ願います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 現在のところ、大子町では災害のときにおけますペットの同行避難に関するルールとかマニュアルはない状態でございます。また、同行避難の事例もございませんので、現時点では受入れに対しては慎重にならざるを得ないというような考え方を持っております。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) しかしながら、家族の一員として捉えている方々は、自分の力で何とか守っていくしかないと思われているのではないかと思います。 これから大子町において、その救済マニュアルを作成することは考えておりますか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) このペットとの同行避難の内容を考えますと、過去の災害においても、先ほど議員がお話に触れましたように、ペットが飼い主と離れ離れになってしまう事例が多数発生しておりまして、テレビなどの報道等の情報によれば、この動物を保護することに努力と時間を多大に要するというふな状況なども聞いたことがございます。その間にペットの負傷、それから衰弱、死亡というようなおそれもございます。 繁殖による住民の安全の公衆衛生の環境悪化ということも懸念されるなど、動物愛護の観点のみならず、社会環境保全の観点からも課題であるということは、こちらとしても認識しておりまして、先ほど議員がお話に触れたとおりだというふうに思っております。 しかしながら、災害のときには何よりも人命が優先されますが、ペットは大切な家族の一員という考え方も配慮して、今後の社会動向、町民の意識を注視してまいりたいと考えているところでございまして、この救済マニュアルを作成することについての考えについては、ただいま申し上げました社会動向、町民の意識を注視した上でなんですけれども、現実に避難所においてペットを飼育する場合に、動物が苦手な方はどうするかとか、アレルギーを持っている方への特別な配慮等についてはどうしたらいいか、どうしてもペットにとっても大きなストレスを感じることが予想されます。この救済マニュアルにつきましては、災害のときに大切な家族の一員でありますペットを守れるように受け入れるペットの範囲とか受入れ条件、こういったルールの整理が必要になってくると考えておりますけれども、今現在は検討には至ってはいないという現状でございます。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) 今の現状では人命が優先されますので、その辺はなかなかうまくいかないと思いますが、過去の例では、東日本大震災ではペットの救済マニュアルを作成したのにもかかわらず、意識が十分浸透せず、多くの飼い主がペットを置いて避難したため、発生後の対応に苦慮した自治体が多く見られました。このような事態を避けるためにも、そして、スムーズに避難行動を行えるためにも、前もっての普及や啓発が必要ではないかと思うのです。 そして、避難所におけるペットの対応など手引きをしている自治体があります。千葉県千葉市や神奈川県茅ケ崎市など、ペットの避難を推奨している自治体もあります。ぜひ、ご検討をお願いいたします。 次の質問です。 ペットツーリズムの推進についてお伺いします。 近年では少子化、高齢化の発展により、安らぎ、憩いを求める傾向が強まっており、ペットに対する需要が高まっております。 また、都会人の多くのストレス、精神的苦痛を抱える一方、動物と一緒にいることで、人に元気や癒しを与えることは多くの研究データにより実証されております。 しかし、居住関係では、ほとんどの多くは室内で飼われており、ペットと呼ばれる代表的な犬にとっては外で遊ぶことが非常に重要であり、そのことで運動能力が鍛えられ、身体的、精神的にも落ち着いて対処できるよう、遊びの中で訓練されていくと言われております。 飼い主にとって、充実したペットの暮らしを実現したいなら、大自然の中で伸び伸びと遊び時間を設けることが望ましいと思っていることだと思います。 このような状況を踏まえて、都市公園や高速道路のサービスエリアなどにおいてもドッグランの整備が進められているなど、ペットツーリズムの進展を支える基盤施設の整備が推進されてきております。 しかし、観光等ではペットとの同伴旅行の需要が増加しており、観光業界におけるペットの対応は、ホテル事業者や旅行代理店などにおいて、ニッチを狙ったニュービジネスとして大きな関心を呼んでおります。 これらのペットツーリズムの進展について、町のほうではどういうお考えをしていますでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) お答えいたします。 ドッグラン等の整備計画など観光誘客につながるペットツーリズムの推進についての町の考えとのご質問でございますが、近年のペット同伴旅行の需要が高まっておる中においては、公共施設においても新設される道の駅等においてドッグラン等の整備されている状況は承知しております。 また、民間のペット同伴宿泊ホテル等についても、全国的には増加が見られるとお聞きしているところでございます。 これらのことから、ペット受入れ可能な宿泊施設や観光施設の充実は、ペットとの旅行を控えてきたペットオーナーをはじめとする新しい観光需要に応えられるものと捉え、ペットツーリズム推進事業に取り組んでいる自治体もあることも認識しておるところでございます。ペット非同伴の方、ペットが苦手な方々の折り合いの難しさ、それから、衛生面での問題、ペットとの旅の日常化に伴うしつけやマナー等の低下などの問題を抱えているようなところもございます。 また、町内の旅館等においても、ペット同伴宿泊を積極的に行っている事業者はないとお聞きしております。 これらのことから、ペットツーリズムにつきましては、誘客の効果等について今後の動向に注視していきたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) 観光誘客につながるドッグラン等はなかなかよいと思います。 大子町各地域には広大な敷地もありますし、八溝山をはじめとするハイキングコースにちなんだお散歩林間コースなどを整備し、そして、飼い主同士の交流の場となるカフェや特産品の販売など、それらはペットと飼い主の希望をかなえる場所となり、1日中のんびりとペットと一緒に遊ぶことができます。 先ほど質問した避難所との関係にも発展し得ることとなりますが、このドッグランの整備により、同行避難場所として活用することもできると思います。 町内に1カ所でもペットと一緒に避難できる場所があり、ふだんはドッグラン、有事の際は動物専用の避難所という考えはできないのでしょうか、そのところお伺いします。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ドッグラン等の環境整備とペットの避難所ということについては、先ほど申し上げましたように社会情勢、こういった動きをよく注視しながら、考え方としては整備をしていければというふうには思っております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) これから新しい生活様式の中では間違いなくアウトドアが主流になってまいります。自然に囲まれた環境豊かな我が町においては、ぜひとも視野に入れておく必要があると思います。 ペットを飼うに当たって、様々な環境が整備されることにより、町外へ発信することで、定住人口の促進、ペットを連れた観光客増加にもつながっていくことになると思っていますので、よろしくお願いいたします。 次の質問です。 サイクルツーリズムの推進について、お伺いしたいと思います。 先ほど、大森議員からも重要性をうかがわせる質問があったわけでありますが、私からの質問に際して、多少重複することがあると思いますが、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 近年、我が国では、環境や健康意識の高まりとともに、自転車を活用して地域を巡り、様々な資源と結びつけ、その魅力を体験するサイクルツーリズムを通じた地方創生の取り組みが活発化しているのは皆さんも御存じのことかと思います。 そして現在、新型コロナウイルス感染症は収束の見通しも立たず、このようなコロナ禍の状況下において、アウトドアスポーツの取組や感染症対策、経済活動を同時に行う新しい生活様式が求められている中で、地域を元気にするための活性化にも全力で取り組んでいくべきものと思っております。 このような中で茨城において日本一サイクリング王国を目指し、その環境整備に力を注いでおり、つくば霞ヶ浦りんりんロードをはじめとし、海岸線ルートやヒルクライムルートのコース開発を推進しております。 私も机上の空論で推進するのではなく、現場を知らなければならないと考え、先日、栃木県県北サイクリングルート約90キロを試走してまいりました。 栃木県のサイクリングルートは、道の駅や公立の公園といった施設を拠点として、食や地域の資源を上手に利用しており、食事やトイレ休憩スポットもしっかりとコースに設定され、経済効果も期待が持てるような印象を受けました。 そこで、この大子町においても奥久慈里山ヒルクライムルート利活用協議会を近隣市町と築かれるなど、成果を上げられてこられてきたと思いますが、奥久慈里山ヒルクライムルート利活用協議会の概要や協議会の役割、さらに大子町との関わり方はどうなっているのか、お聞かせ願います。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) ご質問にお答えいたします。 奥久慈里山ヒルクライムルート利活用推進協議会での町の役割、関わり方というご質問でございますが、まず、奥久慈里山ヒルクライムルート利活用推進協議会は、県北、県央山間地域に路線が選定された奥久慈里山ヒルクライムルートを核としたサイクリングエリアの認知度向上及び安全な環境整備に取り組むことにより、サイクリストをはじめとする交流人口の拡大やイメージアップ等により、地域の活性化を図ることを目的に、茨城県及び水戸市、那珂市、城里町、常陸大宮市、常陸太田市、大子町の6市町と関係団体、企業、個人等を構成員として本年1月29日に設立された協議会でございます。 町の役割といたしましては、まず協議会の役員といたしまして監事に赤津副町長が就任しておりまして、私、観光商工課長は協議会の幹事会の構成員となっております。 関わりにつきましては、協議会の目的達成に向けた各事業への取組となっておりますが、具体的には勉強会や意見交換、講演会、現地試走会、モニターツアーの開催等への参加協力等を見込んでおるところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) 地域活性化として期待が持てる施策だと思いますので、国・県、近隣市町としっかり連携して取り組んでいただきたいと思います。 そこで、町は今後、今年度レンタサイクル設置を計画することになっておりますが、進捗状況をお聞かせ願いたいと思います。 先ほど、10月に設置すると聞いたんですけれども、もうちょっと詳しくお願いいたします。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) 先ほども大森議員のご質問にお答えしたところでございますけれども、7月に予定しておりましたものが10月上旬にということで少しずれております。10月上旬にレンタサイクル事業を開始いたしますけれども、中身といたしましては、Eバイクを12台、ロードバイク3台、クロスバイク10台、キッズバイク6台を配置いたしまして、こちらをレンタサイクルといたしまして、皆様に町内を周遊していただくということを開始したいと思っております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) 設置後のレンタルにおいて、費用計画はどうであるか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) 費用におきましては、大子町レンタサイクル条例に基づくレンタサイクル使用料といたしまして、電動アシスト付き自転車1日につき3,000円、ロードバイク1日につき2,000円、クロスバイク1日につき2,000円、キッズバイク1日につき1,000円というような形で、レンタル料を徴収いたしまして、事前予約制を取りまして行ってまいりたいと思っております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) また、レンタカーのように道の駅で借りて、町内を周遊し、袋田駅で乗り捨てて、そこから水郡線で帰るといった対策は取れますでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) 自転車の乗り捨てということだと思うんですけれども、現時点では、乗り捨てには対応できませんけれども、将来的には、利用者のニーズや、それから費用対効果等の検討を踏まえまして、導入を検討してまいりたいとは思っております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) 気楽に借りていただくためにも、そのところは考えてみていただきたいと思っております。 そして、知らない土地で万が一事故に遭ってしまった場合、保険はあるのですか。あれば、どのように手続をするか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) 保険でありますけれども、こちらはTSマーク附帯保険で対応したいと思っております。 これは自転車安全整備士が点検を確認いたしました普通自転車に貼られるTSマークに附帯される保険でございます。有効期限は1年間、毎年点検を行うということになっております。搭乗者が第三者に死亡または重度後遺症を負わせた場合は最大1億円、搭乗者が第三者に障害を負わせた場合、最大10万円、搭乗者が交通事故により入院、死亡、または重度後遺障害を負った場合には入院最大10万円、死亡最大100万円というような保険になっております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君。 ◆1番(飯村剛君) そうすることで、安心してレンタルできると思います。 また、今回試走してみて感じたのですが、例えば、走行中タイヤのパンクや事故などで自転車が走れなくなったときに、町内のサイクリング店と連携を図り協力を求め、いざというときのトラブル対応として現場に駆けつけてくれる修理や搬送などに当たっていただくサイクルドクターを築くことができれば、安心、安全に走行できるものと思いました。 そして、環境と地域経済効果を高めるために、ハード面、そしてソフト面の環境整備はどのように推進していくか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) お答えいたします。 コースの路面標示や舗装路の補修につきましては、ルートが国道、県道、町道、林道と多くの路線にまたがることから、基本的には道路管理者である県と町がそれぞれ行うこととなります。 また、奥久慈里山ヒルクライムルートの案内板等の設置についてですが、こちらは統一したデザインの案内が必要となりますので、県の主導で事業が進められることとなります。 PRや啓発の方法、手段につきましては、町のホームページやSNSを活用するとともに、観光物産館に整備するサイクルステーション、そちらのほうから情報発信、またはサイクルマップの充実等を図りながら、広報、それから宣伝に務めてまいりたいと考えております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君、残り3分です。 ◆1番(飯村剛君) はい、分かりました。 奥久慈里山ヒルクライムルートは中上級者向けのルートですが、子供たちや高齢者が町をゆっくり周遊できる独自のサイクルルートを開発すると、町では考えているとのことですが、そのサイクリストのおもてなしをどのように推進していくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) 奥久慈里山ヒルクライムルートにつきましては、県内最高峰の八溝山の山頂や里山の風景を巡るチャレンジルートとして示されていまして、茨城自転車ネットワーク計画において、モデルルート、いわゆる幹線でございます。この計画においても地域の特性を踏まえた多彩なサイクリングを提供するために、市町村選定まちなか周遊ルート、いわゆる支線の選定、整備を行うことが事業の充実には欠かせないものとされております。 これらのことから、町ではヒルクライムルートを含めた7つのルートを紹介しております。こちら町で作っておりますサイクルマップ、こちらのほうに記載されております。 また、サイクリストへのおもてなし推進ということにつきましても、観光物産館内のサイクルステーションの整備や、それからヒルクライムルート内の案内標識など環境の充実に併せ、町民への周知を行い、事業への理解を深めていただきながら、ホスピタリティ向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(齋藤忠一君) 飯村剛君、1分です。 ◆1番(飯村剛君) 皆さんで協力していただきたいと思います。 大子町を訪れるに当たって、車以外にも水郡線を使って、のんびりとお越しいただき、サイクリングを通じた観光名所を巡ることで、この町の歴史の深さ、環境、自然の魅力あふれる地域資源を満喫でき、思い出となれる空間を感じていただくことが大切です。 それには今まで地域に埋もれてきた歴史財産の発掘や様々な資源面を地元から地元を見つめて、よいところを見直していく、そして、発見し、再度知ることができるのではないでしょうか。 サイクリングにおいては、国や県において地域の活性化の起爆剤の一つとして取り組んでおりますので、これからもこのチャンスを逃すことなく推進していただくことを要望し、質問を終わりにします。 ○議長(齋藤忠一君) 1番、飯村剛君の一般質問は終わりました。 午後1時まで休憩とします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時00分 ○議長(齋藤忠一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △菊池富也君 ○議長(齋藤忠一君) 4番、菊池富也君の一般質問は、30分以内です。 菊池富也君の一般質問を許します。 菊池富也君。     〔4番 菊池富也君 登壇〕 ◆4番(菊池富也君) 議席番号4番、菊池富也です。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告書に基づきまして質問を行いたいと思います。 本日は、役場新庁舎建設の進捗状況について、職員のテレワークやサテライトとしての効果と町民サービスの内容について伺いたいと思います。 まず初めに、町役場新庁舎建設についてです。新庁舎の建設については、町長の選挙公約マニフェストにありますように、町民の皆さんが利用しやすい設計で、建設費のコストを抑えたものを造るということでした。現在の進捗状況や進入道路の計画について、幾つか伺いたいと思います。 1つ目として、北田気地区民への説明会が新型コロナウイルスの影響により中止となりましたが、地区民からの意見や要望に対してどのように取りまとめ、またその対応をどのようにするのか伺いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ただいまのご質問でございます、新庁舎の建設予定でございます北田気区におきましては、工事期間中における工事から発せられる音でありますとか、通行上の規制など、ご不便をおかけすることがあることから、工事着工前に地元説明会の開催を検討していたところでございます。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けまして、その実施を見送ることとさせていただきました。 それに代わる対応といたしましては、北田気区の皆様に、解体及び進入路工事の設計が始まる前の本年4月20日及び解体工事が始まる前の本年8月5日の回覧におきまして、解体工事及び進入路工事の概要について、新庁舎建設工事全体のスケジュールにつきまして、書面でご報告させていただいております。 北田気区の皆様に限らず、新庁舎建設に関しましてご不便な点でありますとかご意見などがある方につきましては、書面でありますとか電話、あるいは町ホームページから総務課の庁舎建設準備室でお話を受付をしているところでございます。 今後は、町の広報誌を利用した上で、工事の進捗状況につきましても報告をしていくというふうな予定を考えております。 北田気区におきましては、改めて説明会の開催を予定したいと考えてはいるところではございます。引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて、地区民の方にもご理解がいただけるような形で慎重に判断をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) やはり地元住民の皆さんの声が、要望が多いのでありますから、ぜひ説明会を開きまして、広く要望を聞いていただきたいと思っております。 といいますのも、あそこの北田気地区におきまして、道路が、町道でありますけれども、側溝に蓋がない。それで事故が結構起きているんですよ。先日も中学生が溝に入ってしまって自転車を壊してしまったり、ご婦人の方や高齢者の方が側溝に脱輪しまして、近所の方で手助けをしてやるような状況が続いていますので、できるだけそういう面も考慮して、進入道路の検討の際には対応をしていただきたいと思います。 そういうこと、それから交通量が増えることに関しましてとか、今日、後の質問でもしますけれども、その点についても十分考慮をしていただきたいと思いますので、ぜひ住民からの声を聞く機会を設けていただきたいと思いますので、よろしくその点はお取り計らいを願いたいと思います。 次に、現在までの新庁舎関連工事の発注状況、それと本年度予定している工事の内容について。本年度分だけで結構ですので、それを伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 現在におけます工事の発注状況でございます。庁舎の進入路整備に支障となる現在の敷地の中の既存建物の解体を進める工事を発注しております。8月末には、以前の施設でいうところのクラブハウスほか3棟の解体を町内の業者に発注をしております。また先週には、小体育館及び弓道場の解体工事を、同じく町内の業者に発注をいたしたところであります。 今後でありますけれども、庁舎本体工事に支障となりますテニスコート、そして部室棟ですか、こういったところの解体を予定しておりまして、進入路整備工事につきましては、クラブハウスや小体育館などの解体後に発注をしていく考えてを持っております。また、庁舎本体工事につきましては今年度末になろうかと思います。今年度だけというふうなお話しでしたけれども、外構については来年度というふうな考え方になってまいります。よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 限られた時間の中でやるので大変だとは思いますけれども、慎重にかつ速やかに工事のほうは進めていただきたいと思っております。 一つ一つの工事の内容については、今、説明があったように分かったんですけれども、今度は、全体工事について伺いたいと思います。 まず初めに、先日の議会のときに町長からの答弁にありました木造建築に変更した。この変更した後の実施工事、実施設計ができたのか、それともどのように進んでいるのかについて伺いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 庁舎の主要構造を木造に変更しまして、現在は実施設計において詳細図の作成を行っている段階でございます。 今後は、それを基に各部材の材料でありますとか数量を把握しまして、対応する単価などから積算金額を算出してまいります。 構造が木造になったことで、使用する材料の選定とか工法、そういった工法の工夫なども含めまして、従来の鉄骨造と比べますと検討する内容は増えておりますけれども、実施設計の現在の進捗状況といたしましては、12月末の完成に向けて、ほぼ予定どおり進んでいるというふうになっております。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 12月末に実施設計ができるということなんですけれども、それでは実際のこの工事の入札関係について伺いたいと思いますが、これについては先般、私が質問をした中に、JVではなく、あくまでも単独で、一般競争入札でやるというお話をいただいているんですけれども、この入札に関しては、単独の普通の一般競争入札で行うことと理解してよろしいんでしょうか。 再確認の意味で町長に伺いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) ご質問にお答えいたします。 本体工事におきまして、まず1つ、それから附帯工事におきまして複数になると思われます。工事の内容を鉄骨造から木造に変更いたしましたので、内容を、また出来上がった段階で説明を我々も受けなければいけないと思っています。技術的、それから工期の問題、いろいろ含めまして、再度もう一度検討することにはなると思います。 以上です。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 分かりました。できるだけ外構、それから小さな工事というと失礼ですけれども、町の業者の方が多く入れるように、多く参加できるように、そのような工事で進めていただきたいと思います。 次に、先ほどお話ししました進入道路の件なんですけれども、現存している進入道路、これは狭くて利用しづらいので、新たな進入道路を造るということですが、それまでの間はやはり既存の物を使って、解体工事の物を引き出したり、あるいはあそこを利用している方、出入りに使うというように理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ただいま議員のお考えのとおり、当面は現在の進入路を並行して使わせていただきます。その際は解体工事も進んでおりますので、安全に誘導できるような人を立てるということは当然考えております。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) そうしますと、先ほどお話しいたしましたように、北田気地区内の町道というのは大変狭くて、側溝に蓋もございません。バイパスといいますか、118号のバイパスになっているところです。現在、裏側を通っている道、あれだけを利用するのか、それとも工事関係者もやはり町道、今ある既存の町道を使って物を運び出しするのか。それによって、やはり住んでいる北田気地区の方は大変相互通行といいますか、交互、対するのに大変な労力を要すると思いますし、子供たち、それから高齢者の方、そういう施設もたくさんありますが、そういうところは先に直すべきだと考えるんですが、この点についてどのように考えているか、お伺いいたします。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 議員のお話しされておりますのは、現在の建設予定の西側、一段低くなったところに集落がございます。また、変電所などもございます。その間を縫うように走っている町道について、幅員が十分にない状況の中で側溝に蓋がかかっていない。そこを想定されているお話しだと思います。 このお話しにつきましては、以前からそういった情報をいただいておりますので、役場の中での建設課等への協議を進めてまいりたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) そこで、建設課長にちょっとお伺いをしたいんですけれども、その町道を改良する場合には、結構難しいといいますか、幅員を広くしたり側溝に蓋をかけるということは大変な作業になると思うんですが、それらについて建設課としての町道の維持管理の面ではどのように考えているか、伺いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 建設課長。 ◎建設課長(藤田隆彦君) お答えいたします。 議員のほうからご説明いただいています北田気内の町道でございますが、一部におきましては大変狭いところもありまして、側溝の蓋もないというような状況であり、今後、庁舎の建設に伴いまして、様々な車両が入るとなりますと、おっしゃったように大変危険な状況かと思われます。 側溝に蓋をかける際には、既存のU字溝の改修ですとか、そういったものも必要になります。また、一部駐車帯ですとか、すれ違いができるような構造となりますと、道路の拡幅、こういったものも必要になってございます。その辺は現地を確認させていただきまして、庁舎建設のほうとの連携も取りながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 庁舎建設は大きな工事になりますので、出入りする車両も数多くなってくると思いますので、ぜひ地区の住民の方にご迷惑のかからないような、そういう方法で進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 また、このグラウンド、今のグラウンドは結構1万㎡を超える面積だと思うんですが、その雨水処理についてなんですけれども、この雨水処理につきましては、現在も東と西に住宅街があるわけなんですけれども、この方たちが大雨のときに、やはりグラウンドから出る水で大変ご迷惑をしている。迷惑をかけられているというようなことなんですよ。これが全面舗装になりますと、大雨のときは一挙にその水が出てくる。そうしますと、両方の東と西の住宅結構あるんですよ。この方たちに多大な迷惑をかけてしまうと思うんですが、その対策についてどのように考えていますか。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 現在、敷地の外構設計の中で、雨水の流量計算を基に排水処理の検討を進めておりますが、隣接へ影響が出ないように敷地全体、庁舎を予定している敷地全体を取り囲むように、側溝は考えているところでございます。 集めた雨水等を新しく造ります進入路の側溝を介しまして、既存の排水設備へ放流する計画を検討しているところでございます。現在におきましても、町営研修センター敷地を含め、周辺に既設の側溝は設置されているところではございますが、庁舎建設に際して現状の雨水処理に問題がないのか、それから地域の方とも協議、現地も確認した上で、現地は数回確認はしておりますが、さらに現地確認と地域の方との協議をした上で、対処していきたいというふうに考えております。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 今の答弁をいただきまして、地区民の方も安心していると思うんですが、ぜひ地区の皆さんに迷惑のかからないように、また、そして住民の皆さんが喜ぶそんな立派な庁舎を造っていただきたいと思っております。 次に、町職員のテレワークやサテライトオフィスの効果、それと住民サービスについて伺いたいと思っております。 町職員の方は現在はテレワークやサテライトオフィスを活用して業務を行っていると思います。しかしながら、町の業務には個人情報が多く、テレワーク等の事務室を離れての業務は難しいと考えられます。そこで、それらについての効果や問題点についての質問を行いたいと思っております。 といいますのは、私、時々サテライトオフィスのほうをのぞかせていただいているんですが、果たしてこの人数なのかと。計画ではもっといるはずなのではないかと思えるような節があるものですから、何かサテライトオフィスにいる方が少ない。そんな感じがしたものですから、今回の質問をすることにいたしました。 最初に、テレワークやサテライトオフィスを実施した効果について、総務課長のほうからお答えを願いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 役場でのテレワークの取組でございますが、緊急事態宣言の下では、新型コロナウイルス感染症対策としまして、職員を2班に分けまして、一斉に取組を進めるテレワークを行いました。その取組につきましては7月15日に終了をいたしました。翌日の16日からは新たに職員のテレワーク実施要領を策定しまして、柔軟な勤務形態の実現と、効率的な業務の遂行によるワークライフバランス、こういった向上でありますとか、働き方改革の推進を目的とするようなテレワークの形に取り組んでいるところでございます。 活用実績でございますけれども、現在の把握している中での数でございますが、2つの所属で実人数5人、延べ日数にしますと、7月16日から直近までの間に23日間の取組がございました。また、新型コロナウイルス感染症の蔓延下におきまして、新しい生活様式の定着と社会経済活動を両立していかなければならない一方で、行政機能の維持とか、それから継続という取組は大変重要になっております。そこで、勤務の分散化を図るために8月5日からサテライトオフィスの勤務体系にも取り組んでおります。対象を5人以上の所属としまして、2割以上の職員が実践することを目標としております。サテライトオフィスにつきましては、公共施設内の会議室に設営をしたところでございます。 テレワークなどの効果でございますが、ワークライフバランスの観点から申しますと、実践した職員からの報告では、通勤時間、休憩時間を家事・育児・介護にも充てることなど、有効な時間に使うことが当然できたというふうなこととか、電話対応などがどうしても少なくなりますので、会議の資料、報告書、議事録の作成などに対しては集中して業務に当たることができた、こういったことが報告されております。 また、感染症対策の観点としてみますと、職場での密集の回避と職員同士の接触機会の低減が図られておりますので、現在に至るまで職員からは感染者を出していない、こういったことが感染予防の一助にもなっているものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 一定の効果を上げて、またこれからも続けていきたいということでしょうけれども、それでは効果については分かりましたので。 次に、業務への影響と問題点について伺いたいと思います。働き方改革が行われている最中のコロナウイルスの騒ぎでしたので、時間外勤務、これが増えているのではないかという点と、それから先ほどお話ししたサテライトオフィスに2割といいましたけれども、結構、各課で集まると、相当な人数になるとは思うんですけれども、私が見た時点では、会議室に勤務している職員がどうしても少ないように思える。その点についてどのように考えているか伺いたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) まず、時間外が増えているのではないかということですけれども、これにつきましては、先ほど申しました従前のテレワークのときにも感じたことでございますが、やはりある程度の人数が現在の職場から別のところで仕事をしておりますので、残った職員が日中、住民サービスを優先して対応していることによって、結果としては見方によりましては、その分を時間外という形で補っているということもあるのかもしれないというふうには思っているところでございます。ただ、ストレートにこれはもう増えて当然だというふうな感覚は持っておりません。 それから、2割ということに対して、少ないように見えるんだけれどもというふうなお話しですけれども、現在、サテライトオフィス等の会場を幾つか設けておりまして、本庁舎の中ですと、印刷室や第1分室会議室、この階にあります第1会議室でありますとか、あとは中央公民館なども町民の方の利用がない視聴覚室でありますとか、それから本庁舎以外の職場においては、その施設内の会議室等を使っておりまして、必ずしも一極集中に職員を集めてというふうな対応をしておりませんので、もしかすると、そのような状況からご判断があったのかなと思います。 また、どうしても今の時期、夏季休暇を含めまして、用事があって年休で職員が休む、または出張しているというふうな職員も混在しますので、そういった方については、その日のサテライト勤務にはカウント、実際にはそこにはいないということもありますので、一応ご説明をさせていただきたいと思います。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) 内容については大体分かりました。ただ、やはり議員でありますので、結構町民の皆さんからお電話をいただいたり、ご連絡をいただいたりすることがあるんですけれども、その際に、平日にもかかわらず、このコロナウイルスの対策でいるときに、他県に行ってゴルフをしている者とか、田んぼに入っている者とか、畑に入っている者とか、買い物をしている者とかがいるという誤解を招く場合もあります。そういうときには、テレワークではなくて休みではないですかとは、私は内容について、職員でありましたから分かっておりますので、そういうふうには答えておりますけれども、中にはそういうことをしているのではないかと思われる方もいらっしゃるように思えるんですけれども、住民感情を逆なでするようなことがないように、行動には十分に気をつけていただきたいと思います。 年休を取っているんだから、何をしてもいいというわけではないと思うんです。今のこの時期ですよ。やはりコロナウイルスで皆さん苦労している、苦しんでいる方もいる。そういうときに、自由に年休を取れるから好きなことをできるんだというふうに考えるのか、それとも、やはり皆さんと同じような苦しみを、職員の皆さんも味わうというようなことで我慢をするのかということを、誤解のないように行動を取っていただきたいと思いますので、今回、質問をしてみました。 また、最後になりますが、町営施設の利用方法についてですが、町外の方が利用する際の対応の仕方がまちまちなのではないかと思っております。まいんや公民館、振興公社の施設等、これを管理を依頼している施設、これらの対応、それから町のホームページの対応がどうも一貫していないように思えてならないのですが、これについて町民サービス、それから町外の方の利用者へのサービス、これはもっと分かりやすく丁寧に説明すべきだとは思うんですけれども、ホームページの解説と併せてお答えをお願いします。 ○議長(齋藤忠一君) 総務課長。残り3分です。 ◎総務課長(椎名信一君) 議員のご質問が、職員のテレワーク、サテライトオフィスの効果と町民サービスについてというふうな項目の中でのご質問というふうに考えますと、サテライトオフィス勤務については、公共施設の会議室を利用して、一般に貸出しをしていない会議室を利用しておりますので、町民への影響はないというふうなお答えをさせていただきたいと思います。 また、ホームページ等への現在の施設利用の受付対応が違うんではないかというふうなお考えで、ご質問の部分についてお答えするとすれば、公共施設、観光施設の利用制限でございますけれども、例えばオートキャンプ場グリンヴィラでありますとか、憩いの森宿泊施設などの県有施設、こういったものにつきましては、茨城県の判断基準に歩調を合わせて、東京都からのお客様に対して施設利用、または予約の自粛をお願いしているところでございます。一方、町有施設でございますけれども、町としましては高齢化の率が高い状況などを考えますと、さらに町独自にできるところをというふうな考えから、東京都だけではなく県外からという表現を用いて、施設の利用でありますとか、予約の自粛をお願いしております。 この表現の違いにつきましては、誤解のないように今後とも徹底をしてまいりたいと思いますけれども、町の対策本部で協議をし、先ほど申し上げました高齢化率等の心配を十分考慮の上で、町民を感染の脅威から守るために、予防効果の高い、そういった利用に当たっての表現を用いたものでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(齋藤忠一君) 菊池富也君。 ◆4番(菊池富也君) このいつ終息するか分からない新型コロナウイルスに対しては、町職員の方はじめ、私たち議員、そして町民の皆さんも一丸となって対応をしていかなければならないと考えていますので、ぜひ今後とも皆さんが心一つにして、その対応に当たっていただきたいと思いますので、今後とも頑張ってやっていただきたいと思います。 以上で私の質問は終わります。 ○議長(齋藤忠一君) 4番、菊池富也君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(齋藤忠一君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後1時30分...