大子町議会 > 2019-09-10 >
09月10日-02号

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  1. 大子町議会 2019-09-10
    09月10日-02号


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    令和 1年  9月 定例会          令和元年第3回大子町議会定例会議事日程(第2号)                    令和元年9月10日(火)午前10時開議 日程第1 一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(13名)      1番  菊池富也君     2番  須藤 明君      4番  菊池靖一君     5番  櫻岡義信君      6番  中郡一彦君     7番  岡田敏克君      8番  大森勝夫君     9番  金澤眞人君     10番  齋藤忠一君    11番  佐藤正弘君     12番  鈴木陸郎君    13番  藤田 稔君     14番  野内健一君欠席議員(2名)      3番  藤田英夫君    15番  吉成好信地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長        高梨哲彦君   副町長       赤津康明君   教育長       松本成夫君   会計管理者会計課長                               深谷雄一君   総務課長      椎名信一君   まちづくり課長   川又 健君   財政課長      佐藤光保君   税務課長      町島弘幸君   農林課農林担当課長補佐       観光商工課長    内田さち子君             小室 学君   建設課長      藤田隆彦君   福祉課長      神長 敏君   健康増進課長    菊池光子君   生活環境課長    国谷康夫君   町民課長      矢田部信彦君  教育委員会事務局長 山崎仙一君   教育委員会事務局参事        水道課長      飯岡隆志君             藤田貴則君   消防長       根本正一君職務のため出席した者の職氏名   事務局長      塩田康子    書記        鴨志田 修 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(大森勝夫君) 皆さん、おはようございます。 昨日は台風15号の影響のため、予定していた一般質問を延期して休会といたしました。執行部の皆さんをはじめ、災害対応に当たられた皆様方、大変お疲れさまでございました。 ご報告いたします。ただいまの出席議員数は13人です。15番、吉成好信君は遅参いたします。(遅参なし) 定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(大森勝夫君) 地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、教育長、会計管理者総務課長ほか、関係各課長、局長、参事、消防長、課長補佐の出席を求めています。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(大森勝夫君) 日程は、お配りしたとおりです。---------------------------------------一般質問 ○議長(大森勝夫君) 一般質問を行います。---------------------------------------野内健一君 ○議長(大森勝夫君) 14番、野内健一君の一般質問は、本人の申告により60分以内です。 野内健一君の一般質問を許します。 野内健一君。     〔14番 野内健一君 登壇〕 ◆14番(野内健一君) ただいま、大森議長のほうから質問の許可をいただきましたので、質問通告書に従いまして、順次質問をさせていただきます。 まず、1番目は、介護予防という大きなフレーズの中で、サルコペニアとかフレイルという聞きなれない言葉が、いろいろな説明文とか、いろいろな講演の中で出てくるという状態になりまして、ことしの初めごろから、耳にするようになったんですけれども、私は遅いほうなのかもしれませんけれども、その新しい言葉が出て一体何だろうなという形から、いろんなものを質問したり聞いたりしている中で、この言葉というのは、これから大子町なんかも健康長寿社会ということで行政が押し出していく中で、よりよくそのような形の社会を実現するために、大変重要なキーワードとなっていくんだなという形を感じましたので、今回質問に移らせていただきたいと思います。 では、サルコペニアって何だろうなという形を持ちましたら、皆様方もそうかもしれない、私なんかも如実に感じているんですけれども、それで、年齢を重ねていくというか、加齢に従いまして、進行的かつ全身的な筋肉の衰えというのが、本当に感じられて、今現在おります。その身体的機能の低下がもたらされるという、その筋肉の萎縮によって、そういう形のものをサルコペニアという形で呼んでいるというのがわかるようになりました。 それで、もう一つ、フレイルという言葉もこの中で入っているんですが、では、フレイルというのはどういう意味なのかなという形で、前からこのフレイルというのは耳にした件があったんですが、これはフレイリティーということで、いわゆる高齢になりまして、その筋肉、筋力、その活力とかが衰えることによりまして、身体もそうなんですが、精神的にも、いわゆる社会性というか、外に打って出るような形での社会性が低下していくということを言っておりまして、本当に虚弱という形の意味を持っている言葉だそうであります。 このような状態というのは、健康な方もこの中にはもちろんいらっしゃるんで、健康な状態と、今、大子町がちょっと問題になってきております要介護状態の、いわゆるその中間、要介護に移るまでというような形の中間の状態というのが、この虚弱という形でのフレイルという言葉で意味をあらわすんだそうであります。 重要なことは、このフレイルの状態が体的なことばかりではなくて、社会との接点が、そのことによって行動するということがおっくうになってきまして、減少してくるんですね。いわゆる、人づき合いがおっくうになってきていまして、ふさぎ込んでしまうという状態、メンタルな面での虚弱、フレーズであろうと思われるんですが、町ではこのような対策というのは、フレイルという言葉とか、サルコペニアというその言葉的なものをあらわして、何か行政的な事業とかいうんではなくて、内容を見ると、もう実際はいろんな面でこういうものは実施されているんですが、改めてこのような言葉が表になってきて、それが重要であるという形になってきた段階で、これでお聞きすることなんですが、町としてこの2つに対する対策というのは何か実施されているのかどうか。多分されているだろうと思うんですが、お答え願えればなと思います。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) お答え申し上げます。 健康長寿のための3つの柱というのは、運動、栄養、社会参加であると言われております。 議員おっしゃるとおり、フレイルという言葉でございますが、加齢とともに心身の活力、これは筋力であるとか、認知機能であるとか、社会とのつながりであるとかでございます。これが低下した状態のことを言っているわけであります。また、この健康な方と要介護状態の方とのちょうど中間に位置する状態です。繰り返しになりますが、フレイルには、身体的要因、これは筋力低下等です、それから心理的要因、鬱とか認知機能の低下、あるいは社会的要因、閉じこもりとか、あるいは生活困窮等があります。この3つの要因があって、それらが重なり合って引き起こされるものと考えられております。 また、これは大事なことなんですが、フレイルというのは、その兆候を早い段階で発見して適切な対応をとることにより、またもとの日常生活を取り戻せるという、このまたもとに戻れるという可逆性の時期であるということも、大事なことだと思います。 町の対策でございますが、シルバーリハビリ体操指導士によるシルバー体操教室を、まいんで毎週行っております。また、だいご健康アドバイザーによる健康教室を、まいんとか、あるいは各地区の集会所においても開催しております。このシルバーリハビリ体操であるとか、だいご健康アドバイザーというのは、以前からこのフレイルを意識して活動をしているものでございます。 また、昨年度からは毎月、健康長寿プロジェクトというものも開催しておりまして、これもフレイル予防というのをかなり意識しております。また、低栄養状態になるということが、ひとり暮らしの場合、結構それが考えられますので、町では配食サービスも行っております。 今後、一人でも多くの町民の方に、このフレイルという概念を認識していただくために、出前講座等も力を入れていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 今、課長からお答えいただいた中でも、大子町はもう結構前からこういうのは実施して、なるべくほかの自治体より早目にということで実施されているというのを、私もよく知っております。 数年前からかもしれませんが、そのいろいろな事業をやる中で、こういうのを町でやっていますよと皆さん方にいろんな分で訴えて、そこに参加していただくという形のものが、一番最も大切なのかなと。 私、今回この中で申したかったのは、社会面の中の、いわゆる接する方法というのは、とにかくいろんな会合、行政のほうでやりますよ、皆さん、どうぞという形でなっているんですが、そこになかなか、一歩踏み出せないという方のほうが多い。うちの親なんかも考えると、十数年前ですけれども、やはりいろんなものが、町でなくても地域でも何かあったんですよ。そういうのも、だんだんそこにもおっくうになってくる。動きが鈍くなってきたり、歩行が何となく困難になってくるという部分から行かないでいる。閉じこもってしまうというか、家の中にいる、テレビを見ている。そういう形で、だんだん終わりながら、またさらに年をそうやって重ねていくごとに、徐々に徐々に、今申し上げた筋肉の低下も当然ありながら、皆さんとの会話もなくなっていくということで、いわゆる認知症が本当に重くなってきていた状態をよく私は見てきていまして。 そういった両親を見ていたりした中で、自分では現在どうなのかといったら、私ももうフレイル状態になっていると、面倒、おっくうだなと。筋肉も弱っているのも、本当に自分で自覚しております。自分で自覚しているがために、こういうときに、こうしなくてはならないんだろうなという、頭の中ではわかるんですよ。頭の中ではわかっても、それを実際、どうやって行動に移していくんだという部分について、そこまで甘えるなと、自分で行くんだというような形も持ちながらあるんですが、ほとんどの方は、本当に家族の方が、例えばご両親やその他の方が、あれ、ひょっとしたら認知症かなと気づき出したときには、その状態がもう本当に発生しているということで、今だったらまだ、本当に認知症になるまでの時間というのは、まだ少しあると。もっと延ばせるんだと、本当はもっと延ばすんだという形のものをできるのに、そのまま面倒くさいやという部分も出てくるんです。自分自身もそうだろうし、家族もそうだろうし、周りの知っている方たちも、あまり誘わないでという形になってくるんですね。 だから、そのところが一番難しいというか、その分をどこまで行政が関わっていくのよという部分が難しいんですけれども、なるべくやはりそういう部分に引き出すような方法を、何かとっていかなければならないんではないかなと。特に、私たちの住むこの大子町、高齢人口が、本当に増えて、年々増えて、周りを見ると本当にみんな高齢者という形のものを私も目にしているんですが、それについて何かお考えありますでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) 議員がおっしゃられること、まさにそのとおりでございまして、まいんでやっているから出てきてくださいというやり方では、なかなか限界があると思います。ですので、やはり先ほど申しましたような出前講座というのを、細かい地区のコミセン、あるいはもっとさらに細かい地区の集会所等でやるということも必要なのかなと思って考えております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。
    ◆14番(野内健一君) まさに、私もそうだろうと思います。諦めずに、それこそ行政が面倒くさがらずに、何度も何度もお誘いしてあげて、そういうものに接していただくのを一人でも多くというのが、最終的に行政の大事な点なのかなと思っております。 そういう中で、大子町以外でも他の自治体でもなんですが、フレイルチェックというのを活用しまして、早期発見、自分自身に対する、その方に対する、わかりといいますか、発見といいますか、自分で自覚といいますか、そういうものを早くしていただいて、その予防の活動というのを行っていると、ほかの自治体でやっているのを聞いたことがあるんですが、町では、実際は私はやっているかなという部分はあるんですがどうでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) フレイルチェックというもので特化したものは、行っていないんです。よくフレイルチェックというので代表的なものとして、指輪っかテストというのがございます。この指でふくらはぎをつかんであまってしまったら、それは筋力低下している。つかみ切れないとか、ちょうどよいというのが、よいということになっています。これが指輪っかテスト。あるいは、イレブン・チェックなんていう、11項目のチェックというのがあるんですが、それは町では今、やってはおりませんが、そのような同じようなことを、先ほど申し上げましたシルバーリハビリ体操指導士の方とか、だいご健康アドバイザーの方はやっておりますので、十分にそのフレイルチェック的なものをやっていないということにはならないかと思います。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 今、課長おっしゃったとおりで、私ももう前からそういうのはやっているなという実感はあるんです。ただ、いわゆるフレイルチェックをするために用紙を、これもやっている部分はあるんです。ただそれが、これが本当にフレイルチェックだ、皆さんどうぞやりませんかという部分ではなくて、いろいろな会合の中でそういうのが配られて、これやっていただけませんかというので、私もそういうのを経験したことがあります。 現在、大子町を考えますと、実際、表立って事業として行われているのは、認知症サポーター事業と。これはもう、前の質問でも私、したような感じがしているんですけれども。この認知症サポーター事業というのは、認知症ってこういうことですよねという自覚を、その参加者に、来た人たちにわかっていただく。認知症ってこうだと、その自覚だけ、とりあえず理解していただきたいという部分での、今は事業として認知症サポーターという形で、オレンジリングという形でそのサポーターがいらっしゃってというか、ただそれは説明して歩くだけです。 この事業の次の段階というか、実際もう認知症、なりかけですね、もしくはなっていますけれども、まだ軽い段階で、その時間を少しでも緩やかに進むのを、もしくは一時的にとめることも可能な段階ですねという形のもので、いわゆる筋力とか、それから口腔、口のチェックフレイルサポーターという形で動いている自治体があるんですが、これは大子町としては何か今考えているんだよという形なのか、まだそこまではちょっと考えしていない、とりあえず今は認知症サポーターをとにかく多く増やして、認知症って何だということの意味を皆さんにお知らせする、広める段階なんだという形なのか、その点はどうでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) フレイルサポーターというのは、一定の研修を受けられました地域のシニアの方たちのことでございまして、その方たちが中心となって、住民同士でお互いにフレイルの危険度をチェックし合い、フレイル予防に努めるというものでございまして、千葉県柏市が一番最初の、柏スタディという言葉がございますが、それが一番最初、柏市で始まったのが全国的に広がっているということであります。 繰り返しになりますが、本町におきましては、先ほどのシルバーリハビリ体操指導士とか、だいご健康アドバイザーが養成されておりまして、この養成講座の中でそのフレイルについても十分学習されておりますので、この方たちがフレイルサポーターという役割も担っておるのかなと思います。 議員おっしゃられました認知症サポーター養成講座でございますが、こちらは人口の約1割を養成するというノルマがありまして、フレイルサポーターにつきましては、そのような大人数は必要はないのかなと思っております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) まさに今、説明を受けたとおりです。必ずしも多く、そのフレイルサポーターをたくさん養成してという形では、私も、なくてよろしいかなと思っているんですが、ただ、反対に、身近に各地域一人でもそういう人もいればいいのかなという部分があるんですが、何もそこでいろんな会合を開いて、さあ、これがそうだ、ああだという形でなくていいような、私も考えを持っております。 ただ、自主的に、これから多分、最も必要になってくるかもしれないというのが、フレイルチェックが皆さんの中で当たり前のような形で、本当にチェックできるような、認知症の方が前の段階で、どこまで通常の生活をというのはまたおかしなあれかもしれませんけれども、なるべく認知症にならない生活、なるであろうかもしれないけれども、なるべく長く延ばして、あと、例えば3年延ばすなり、5年後にはという形であれば、ある程度、高齢を考えると仕方がないという部分が、本当は仕方がないというのはよくないんですけれども、そういう部分の考えも出てくるんですが、なるべくそういう方たちを多く、この大子町は、いわゆるそういう活動の成功という形なのか、その活動がうまくいったなという部分を見せられればいいのかなという考えなので、私、今そういう質問をさせていただいたんですが。 この、フレイルという言葉というのは実際、課長、どの時期からといいますか、何年ぐらい前からこれをお聞きになっているのか、それだけ聞きたかったなと思った。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) 不確かな記憶でございますが、2年ほど前と記憶しております。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) わかりました。多分、自主的にこれから、また時間を経過するごとに、行政でもこのフレイルという言葉が当たり前のようになっていくのかなと。サルコペニアという言葉も、もう十分わかりきっているという形のものになっていくものと思うんですが、今後そういったものの行政での指導ということではないんですが、みんなわかり合ってくるという時代になってくるものだなという感じで私は思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) それでは、次の質問として、成年後見人制度という形の活用についてお聞きいたします。 高齢人口が大変多いこの大子町なんですが、成年後見人制度の利用が多いと思うんですけれども、今どのような状況で進んでいるんでしょうか。それをお聞きしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) 成年後見制度でちょっと説明させていただきます。判断能力が不十分なために契約等の法律行為が行えない方を後見人等が代理し、必要な契約を締結したり財産を管理したりして本人の保護を図るものでございまして、介護保険制度ができた時期と同じ平成12年から制度化されたものでございます。 後見人になる方というのは、親族も当然なるんですが、弁護士、司法書士等の専門職、また市民後見人法人後見人というのがその任に当たっております。 大子町におきましては、成年後見制度の周知というのは、主に高齢者に対しまして地域包括支援センターが行っております。相談対応は、高齢者に対しましては地域包括支援センターのほうで当たりまして、障がいのある方については福祉課の社会福祉担当が行っております。 相談件数でございますが、資料がございませんで、平成25年度からなんですが、現在までで累計17件となっており、これは家族や医療機関のほうから相談が寄せられております。 成年後見申し立てでございますが、本人、配偶者及び4親等内の親族が家庭裁判所へ行うことになりますが、身寄りがいない人の場合には、町長がかわって申し立てをするということもできます。 現在の利用状況でございますが、7月1日現在で16件ということが、これは家庭裁判所からの情報でございます。そのうち、町長申し立ての状況は、平成28年度に2件、今年度1件申し立てを行っておりまして、現在1件を検討中という状況です。 身寄りのない、判断能力が十分でない方が、医療機関に入院あるいは介護施設に入所される場合には、成年後見人が必要とされておりますので、今後ますますこの利用が増えてくることは必至であると考えております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 今、課長のほうから説明があった、本当にそのとおりだろうなと思うんですが、この成年後見人制度というのは、自主的に理解できる方があるのと、全く、では、どういうのという形のもの、説明するとそういう部分になってくるんですが、自治体がその成年後見人を養成するという部分について、町としては今どういう考えがあるんでしょうかと、ちょっと唐突な聞き方になってしまいますけれども、町長、いかがですか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 先ほどの養成するという、そこの部分だけのお答えになりますけれども、弁護士、司法書士等の専門職または親族以外の方で、主に社会貢献の目的で地方自治体が行う後見人養成講座により成年後見制度に関する一定の知識を習得した上で、家庭裁判所から選任された後見人を市民後見人と言います。 現在、町長申し立てを行った場合、後見人は受け手の少ない司法書士等の専門職から探すこととなり、後見人の選任までに時間がかかる場合があります。 議員のおっしゃる内容かと思いますが、今後、認知症高齢者等が増加した場合、成年後見人等の需要といいますか、確保といいますか、そういった方々がやはりたくさんいらっしゃらないといけないというご心配なんだと思うんですけれども、親族や専門職だけで全てを賄うことは、確かに厳しい状況であるというふうに認識しておるところでございます。新たな担い手として市民後見人への期待が高まっているのは、そういう背景であると思っておるところです。 市民後見人が後見人全体に占める割合というのは、平成30年時点で4%から5%という状況だというふうに認識しております。これは、職務に対する負担感や報酬の面から、そういう状況になっているのかなというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) まさに現状を考えますと、今、町長のおっしゃったとおりで、またその成年後見人という言葉自体が、当たり前のような形で皆様方の中に入ってこない、何か特別なという部分があるんですが、ただこのまま時がどんどん経過していくごとに、必要とする人たちが増えてくる状況なのかなと考えております。当然、私も考えるに、ひょっとしたら増えるし、自分自身もそうなってくるのかなという部分も今思っていたので、今回、質問の中に入れてみたんですけれども。 その市民後見人を養成するということというのが、地域の中での支え合いの仕組みづくりといいますか、その中の一つの事業といったらいいのか、作業といったらいいのか、町が実際はリーダーシップをとって、どうでしょうと地域の中にそれを訴えていくものなのか、私も今のところ、行政がだんだんその時が必要とするのを達成するために、行政はやっていくんだろうなと思うんで、自然とそうなってくるんだろうと思うんですが、ただ、これ、行くのは結構難しいのかなという部分があるんで、反対に行政としてどうだろうと、反対に町民の皆様方に問うというか、反対に出していくという部分が必要なんではないかなと。 私もどんどん年をとっていくんで、そういう部分のものが必要になってくるんだろうと、私自身も心配している部分もあるんですが、ただ、皆さん方にもそういう形があるんだろうなと。だから、そういう部分を将来的にこうしていきたいねだけでもいいと思うんですが、こうしていきたいという形の計画的なものが、もし打ち出されるのであれば、行政としては大変ありがたい部分かなと考えているんですが、それについてどうお考えでございましょうか。 ○議長(大森勝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(神長敏君) 国におきましては、平成28年4月に成年後見制度利用促進法というのができております。その中で、後見制度の運用の改善であるとか、市民後見人の育成というのがうたってあります。これを受けまして、令和3年度末に各自治体は、市町村計画の策定が義務づけられておりますので、この中で当然、その市民後見人の育成ということも出てくる、うたうことが必要なのかなと思っております。 また、情報として近隣に聞いたところでは、定住自立圏の広域連携の中で、そういうものを、1市町村だけではなくてということもやっているところもあるというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 今、課長、最後に説明していただいたとおり、自治体の中でも、1つの自治体でこの問題を解決できる部分もあるんでしょうけれども、隣り合わせの自治体といいますか、そういう1つの自治体ではなく、2つ、3つの、いわゆる茨城県と見ても山間部に位置する自治体、同じような環境に位置する自治体が話し合いを持ってという形で、つくり上げていくという部分の事業であるかもしれないんだなと私も思っておりました。 この成年後見人というのは、本当に自主的に、文字からすると何か硬そうなんですが、実際は最も今後が必要になってくるのかなと。今までも確かに必要であったんですけれども、実際、これは家族の問題という形で狭めてしまうと、反対に負担が相当、その家族が持ってしまうという部分があるんで、行政もしくは地域でもって、そういう部分を支えていこうという部分があると、この成年後見人制度というのがまた、今もそうなんですけれども、違った意味で発展的にといいますか、よりよい、みんなのためのよりより社会現象の一つとして捉えていける部分なのかなと。 実際そうしないといけないのかなと私は思っているんですが、最後にどうでしょうか、町長、何かそれについてお考えあれば。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 余談ではないんですけれども、私のほうで今、知り得るのは、民間企業の保険の契約等々で、契約者がご高齢になっていった場合に、あらかじめ指定をされた親族もしくは、会社会社によって規定があると思うんですけれども、指定をした上で、その指定をされた者が、もし契約者にとって万が一のことがあった場合に、契約の状況を照会して知り得ることができるというのは、私のほうでも存じ上げています。ですから、民間としては、きっと最大限、やり得る部分を今、一生懸命、この同じグループの中でやろうとしているんだなというのは、私のほうは認識している状況です。 行政といたしましては、今、福祉課長からも話ありましたように、周囲の自治体等の動向を注視しながら、これからはしっかりそれに関しては検討していかなくてはいけない。そして、高齢化社会へ向けて、整備に関してもしていかなければいけないという必要性は感じております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 町長、今、本当に説明でおっしゃったとおりで、今後、その必要とする人たちがたくさん発生して、今も実際いるんだろうと思うんです。いるんだろうと思うんだけれども、そこまで、いわゆる必要とするというのを発声できないような人たちがいる状況も、若干見えているのかなと考えられるし、今後増えていくのかなと。いざ、自分という形で見た場合も同じような形だし、私たち、ここにいる議員の皆さん、行政の皆様方も、どんどん、年とともにというか、高齢化していく中で、この状態が必要になってくる方が何%になるか、その割合が多分、多くなってくるのかなという部分がありますので、その成年後見人制度自体がもっともっと身近になってくるといいますか、必要とする者の助けという部分を、行政のほうでもっと関わっていかなければならないんだろうなと思うんですが。 今後と今の状態を考えまして、もう一度、町としてこの制度をどのような形で、今思っている中で、まだ決定ではないという部分があるかと思います。ほかの自治体に聞いても、多分、この制度というのは、まだこうだよという一定の人だけですねという形の考えがあるんですが、実際はもっともっと、本当は多くしなければならないのかなという部分。 ただ、こういう中で、ひょっとしたら大子町が、これに対しての対策といいますか、制度的なものの達成といいますか、それは自主的にやっていくというか、リーダー的な立場の自治体としてもっていかなければならないのかなと思っているんですが、それについて、いかがですか。ちょっとまだ早いでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 高齢化率がこの本町が高いというのは、私も認識しておるところでありまして、今、議員のおっしゃるような分野に関しましても、多分、一番先に必要性をきっと感じられるというか、必要性を求められるというか、そういう分野にはいるんだろうというふうな認識はしておるところでございます。 そういう中で、後見人の質の問題であるとか、これから後見人の依存度が今度ございまして、後見人と被後見人との関係であるとか、いろんなことも今度想定していかなくてはいけないということを考えますと、ゆっくりはしている状況ではないのはわかるんですけれども、しっかりと時間をかけて制度を追求していかなければならないというふうに思っているところです。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) そうですね、大変今、この成年後見人制度という境目の部分にあることも確かなんです。もう、本当に必要に迫られている部分で、もっと自治体が、もっともっと住民の中にという形はあるんですが、ただ、受け手のほうの町民の、住民の皆さんというか、閉じこもってしまう部分もあるんですね。これが本当に大変難しい部分なんで、今後もいろいろなほかの、国が発する意見とか、行動というのも、よく自治体のほうも多分、関知しながら、それに合わせる部分が出てくるもんだろうとは思うんですが。 私もこれについて、つい最近、同じような形で後見人の方がどうしても必要だろうと思われる相談を受けたことがあるんですが、その場合、どこにどういうふうな形での相談を持ちかければいいのかとか、そういったものを表に行政としてあらわしていかなければならない時期が来ているのかなという感じを持ったもんですから、今回そのような質問をさしあげたという形なんです。 でも、お考え的には、間違いなく今、町長がおっしゃったとおり、しそうな形だし、まだちょっとデリケートな時期もあるんで、難しい部分なんですが、もうここ数年でそんなことを言っていられないような状態になる可能性も出てくると。そのくらい多くの人たちが必要としている部分が出てくるんだろうなと考えるんで、その件、私も注意しながら見ていきたいと思うんですが、どうぞ行政の皆さん方、よろしくお願いしたいというのがその部分でございます。 以上です。わかりました。ありがとうございました。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) それでは、次に移ります。 最後なんですが、ごみ袋の、いわゆる今、町で用意していただいているというか、黄色いごみ袋の梱包の改善というのを約1年前に私、質問をさしあげまして、どうなんだろうなと、改善って可能なんでしょうかねという部分で質問をさしあげたら、必要でしょうねという形のお答えだったと私は記憶しているし、また私も書いているんですが、実際、あれから約1年経過して、その間でうちも足りなくなると購入しているわけなんです。まだ、在庫はあるんだろうなと、1年ぐらいで相当あるんだろうなという思いをしながら購入しているんですが、今現在、古いタイプといったら説明いいのかどうか、今までの梱包方法のごみ袋の販売というのは、どのぐらいあと続くものなのかなと。それだけ、お聞きしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) それでは、ただいまの在庫に関してのご質問なんですが、黄色いごみ袋を含めまして、可燃ごみ袋を含めまして、現在3種類、町のほうではごみ袋をつくっております。それぞれの環境センターの在庫、8月末現在なんですが、可燃ごみ用の45リットル、こちらが344箱。それと、同じく可燃ごみ用の20リットル、こちらが17箱、ペットボトル用、こちら45リットルになりますが、こちらが117箱。こちらが8月末の環境センターにおける在庫になっております。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 今報告いただきましたその個数というか在庫というのは、多いという感じなのか。例えば、このくらいで足りなくなるんで、1年前に質問したときには、なくなり次第、仕様を変えていきますというお答えだったかと思うんですが、今もその考えは変わらないということでよろしいんですか。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) 今もその考え方は変わりません。 それで、こちら、在庫、実際の発注状況を申し上げますと、4月になってから発注する段取りをします。そうすると、発注してすぐというわけにはいきませんので、例年7月末のころから8月にかけて納品に、年間、数回ほどの納品になるんですが、分けて。第1回目が7月末から8月ぐらいということで、最低でもそれまでは持たせなければならないということで、そういったのも含めて例年、発注しております。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) わかりました。 そうすると、今お答えいただきました残数といいますか、これは大子町が持っている在庫、それからメーカーが持っている在庫という形でよいのか、どのくらいあと持つものなんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) ただいまの質問、どのくらい持つか。それとあわせまして、新しい箱が同時にいつごろからということにもなってくるかと思いますが、今の在庫等で、あと最近の販売状況、うちのほうからですと各店舗への卸し状況、そういったのを想定しまして、そうしますと、可燃ごみ用の45リットル、こちらが11月の上旬から中旬ごろにかけてになってくるかなと思います。同じように、可燃ごみ用の20リットル、これが年明け1月中旬前後、以降くらい。それと、ペットボトル用の45リットル、こちらが年度明けです、次年度くらいになってくるのかなと、現在そういう想定でおります。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 今お答えいただいた何月ごろという、これは在庫がそれまで持つ、もしくは新しいのが出てくるという意味合いなんでしょうか。その使い方によっても変わってくるんでしょうし、そういうのはわかるんですけれども。 そうすると、ある程度仕様的に古いのを在庫にしながら、古いのと新しい仕様のものが重なって販売されるというのがあるのか、それとも一切それがなくて、古いのだけはある程度、在庫があっても、何かに利用するから置いておいて、新しい仕様のものがざっと変わってくるという形で見るのかなと、どうなるのか、その点がすみません、はっきりしなかったんですけれども。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) ただいまの点につきましては、それぞれ販売店舗で現在、ふだん在庫をありながら、足りなくなってきた場合に環境センターのほうに、足りないのでお願いしますという状況で、ふだんそういう状況なんですが。そこが古いものと新しいもの、これが混在してしまうと、販売店舗のほうでも困ってしまう、こういったことも想定されます。それと、どうしても使いやすいものが先に売れてしまう、そういう懸念もありますので、販売店舗と連絡をとりながら、ある一定の時期、それぞれ販売店舗のほうが一斉にというのではないんですが、個人業者もありますし大手の分もあります。抱えている在庫も全然違います。 なので、ある程度、販売店舗のほう、それぞれ聞き取りしながら、なるべく同じような時期に、なるべく一斉にということで、若干、例えば1箱、2箱、古いのが余っているということであれば、それはほかのものに何か使えるので、そういうものは一旦こちらに引き取って、ほかのものに回してもという、そういう検討を今始めたところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 大変よくわかりました。 今回、1年前に私、ご提案というか、どうでしょうとお聞きした部分で、いわゆる梱包の方法の問題で、1つ1つ、1枚1枚の袋についている品質的には、まるっきり変わらないんですよね。だから、その中で1枚1枚、取り除くのが面倒くさいという、私の言い方が乱暴かもしれませんけれども、面倒くさいんで1枚1枚取りやすくということを言ったんですけれども。古いのが重なっているから、取りにくいからだめだという形ではないんで、それはそれで残して販売してもいいような感じがするんですが、やはり一斉に変えないとまずいですか。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) ただいま議員おっしゃられたのも、実はこの間、特に最近、何回も環境センターと実際のところ、どうなんだろうと。今、議員おっしゃられたような意見も、やはり出ました。混在していてもいいのかなというふうなこともありましたが、ある程度できるものであれば、当然、販売店舗、先ほど申し上げましたように、一斉にというのは、無理な話です。その中でも、ある程度の期間でそこを置きかえるようなことでやっていったほうがいいのかなと、現在のところはそういう方向で再度詰めているような状況でございます。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) ありがとうございました。 確かに、一斉にぱっと切りかわって、新しい仕様になりましたよと言っても、色もデザインも多分同じなんですよね。ただ、その袋が取り出すのに、1枚1枚取り出すのに、それがしづらいと。高齢者だと面倒くさいなという部分になってくるというご意見をいただいたんで、それで、ほかの自治体でこういうふうになっているよというのがあったんで、その近くのスーパーに行って買ってみて、ああこうなっているのがこういう方法なんだという形もあったんで。 そうですね。確かに一斉に仕様が変わるという部分であれば、それは一番取りやすいのが皆さんにも広まるんでしょうけれども、今の仕様でも問題ないという人も多分いるのかなという形があるんで、であれば、すぐにもそれがないとだめだということでもないので。ただ、その仕様に、もう切りかわりますよという案内だけでもお出しいただいたほうが、ああ、なるほど、こうなったんだなという、1年も前の話でご説明というか、町民の皆さんの中に入っていってお話しした中で、そんなにかからないんではないかなと思ったんですが、おおよそ1年の、今ある在庫の消化をしていって、新しい仕様に変わっているという、変わるという部分ですね、今お聞きしたのは。もうすぐだろうなという形は持っているんですが、実際的に、はっきりとわからないでしょうけれども、ことし中には、間違いなく新しい仕様のものが出てくるという形で見てよろしいんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) それにつきまして、例えば先ほど想定する中で、それぞれのごみ袋の新しいものを卸す、各店舗のほうへ卸す時期について申し上げましたが、ことし中というと、可燃用の、ふだん、皆さんが一番使っていらっしゃる45リットル、それについては、10月上旬から中旬ごろには、それぞれ販売店舗のほうへ卸し始めることができるのかなというふうに現在想定しております。 ○議長(大森勝夫君) 野内健一君。 ◆14番(野内健一君) 大変よくわかりました。 私の中でも、1年くらい前なんですが、こういう提案をさせていただいて、その後どうなったんだろうというのが、しばらく私も問い合わせていなかったし、実際買ってみて初めて、ああ、まだだな、まだだなという部分を持っていて、それなりのものだろうなという感じでいたんですが、このごろ、1年ぐらい前だよねというお話が、つい先月あたり、ぱらぱら出てきまして、ああそうだ、では聞いてみますと、私のほうも責任なく言っただけでそのまま終わってしまっていたものですから、そういう、質問をさせていただいたと。では、もうすぐだということですよね。はい、了解しました、ありがとうございました。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 14番、野内健一君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △櫻岡義信君 ○議長(大森勝夫君) 次に、5番、櫻岡義信君の一般質問は、本人の申告により60分以内です。 櫻岡義信君の一般質問を許します。 櫻岡義信君。     〔5番 櫻岡義信君 登壇〕 ◆5番(櫻岡義信君) 皆さん、こんにちは。議席番号5番、櫻岡義信でございます。議長より質問の許可をいただきましたので、質問事項にのっとり、順次質問をさせていただきます。 まず初めに、1項目めですが、観光地の周辺環境整備についてということと、それから震災後の現状について、3番目が通学路の整備についてということで、質問を進めていきたいと思います。 ちなみに、3番目の質問ですが、これは照度測定というのをお持ちしまして、これによっての測定をした結果を踏まえながらの質問とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) それでは、袋田の滝の水量が少なく、観光の迫力を欠く時期が見受けられた。生瀬地区の水源確保と森林整備を進めることで、将来的に河川の水量が安定し、1年を通して今以上に観光に貢献できるのではないかということでございます。 ちなみに、町の観光客の人数ですが、東日本大震災以降は回復傾向にあるんではないかと。恐らく100万人ぐらいが来ているのではないかと思います。震災前と比べると、二、三割ほど落ち込んでいる状態ではないかと。 そこで、町の観光の目玉である袋田の滝を、これまでとは違う観点でアピールし、より多くの観光客を呼び込むためには、環境整備が必要ではないかと思われます。今後どのようなことを、そして滝の水量に注目してみますと、季節や気象によっても変わると思われます。水量が少なく、岩肌が多く見られる時期があります。ことしの春は水量が少なかったと話題にもなり、また新聞等にも出ておりました。そして、あまりにも少なくて田植えができなかったという農家も出ておりました。 やはり、多くの観光客は、4段に分かれている滝の落ち込みの迫力、これを楽しみに来る客は多いと思うんです。最近ではテレビとか雑誌とか、かなり袋田が注目され出ていると思うんです。豊かな水量がもたらす滝しぶきを浴びながらの壮大な眺めは、人々に癒しと感動を与えると思います。 そこで、滝の水量を安定させるためには、上流の生瀬地区の水源確保と森林整備が必要であると思います。河川というものは、雨水が森林の土壌にしみ込んでたまり、流れ込んだものと思います。森林の土壌がスポンジのような役割を果たしているのです。このスポンジの質が向上すれば、より多くの水をためることができ、さらに水質をよくすることも期待できるんではないかと。 水源確保と森林整備とは、具体的にどのようなことかと申しますと、間伐であります。間伐をすることによって森林の土壌にも日光が当たり、木々もしっかりとした根を張って、栄養を十分に吸い上げることができるようになります。健康な木々を土壌の改善によって、山林の貯水能力が向上するんではないかと。1年を通して、河川の流量が安定することが期待できるのではないかと思います。 なぜ、今回このような質問をしますかというと、実は私、体験談なんですが、生瀬地区の地籍調査というのを役員としてやらせていただきました。それは、農林課の皆さんとともに伐採、そしてシノや笹とか、いろんなものを刈払機で伐採をしている間、そしてまた次の日に行くと、少量ではありますが、間伐したところから水が湧いて出てきていると、そういうことがわかりまして、これはやはり環境整備が必要だなと思いまして、今回の質問とさせていただきました。また、山林土壌の改善にもつながり、ろ過する能力も高まって、河川の水質向上にもつながると思います。 すぐに結果が出るということではないと思いますが、重要な観光資源を維持していくためには必要なものと思います。長期的な観点から、町としてはどのようにお考えか伺いたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 議員の質問にお答えします。 森林は、国土の保全、水源の涵養、これは洪水緩和であるとか水資源の貯蓄などに当たりますが、それと地球温暖化の防止などの働きを発揮しまして、地域にさまざまな恩恵を与えております。 一方、間伐など適切な手入れを実施しなければ、その機能は失われることから、適時、適切な手入れが必要でありますが、袋田の滝の水源に当たる生瀬地区においても、例外ではないと思っております。 生瀬地区での袋田の滝水源に当たります滝川流域での平成20年度から29年度、10年間になりますが、そのまず森林整備実績のほうを申し上げますと、県補助事業である緊急間伐対策事業におきましては、こちらは町と森林組合が行ったわけなんですが、それを合わせまして約375ヘクタール、それと森林組合のほうで国の補助事業によりまして実施した面積が約163ヘクタール、こちらも20年度から29年度の10年間になりますけれども、163ヘクタールとなっております。こちら、県の補助事業につきましては、緊急間伐事業、町全体の大体8.1%に当たる面積になっております。 このように、これまでも町全体、生瀬地区ともに森林整備を行っておりましたが、さらに今年度から国の森林環境譲与税が創設されまして、町全体での一層の森林整備促進が期待できます。そのため、生瀬地区の森林整備のほうにも継続的に取り組みまして、観光資源であります袋田の滝の水量の安定化に、林業整備、森林整備の面で貢献してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) わかりました。 これは、森林組合も町も、この中にはやはり間伐なんかも入っていると思うんですが、杉、ヒノキ以外にも環境整備というのはやる予定なんですか、お伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 今後、国の森林環境譲与税につきましては、そのような雑木であるとか竹林整備とか、そのようなメニューも入っておりますので、積極的に進めていきたいと考えております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) ぜひとも、安定した水量を確保するためにも、環境整備を進めていただきたいと思っております。 それでは、2番といたしまして、森林整備の際に、放置された雑木や竹林の伐採を進めることで、竹害の軽減やバイオマス燃料への利用が可能ではないかということで、質問をさせていただきます。 やはり、雑木の伐採のほかに竹林、特に河川沿いにあります竹を伐採する必要があるんではないかと。これは、やはり景観上よろしくないと思います。竹は、繁殖力が強く、放置するとどんどん生育範囲を広げていきます。従来より生息していた樹木も追いやられるぐらい、竹というのは繁殖力がすごいんではないかと思われます。 先日、我々議員団で袋田の滝のつり橋を視察に行きました。そのときに、下流に流れる河川の岩の間に、竹の残骸がたまっておりました。やはり、この竹は、あの辺には竹やぶがなかったもので、上流から流れてきたんではないかと思います。上流の河川の竹を減らさなければ、やはり竹害となり、袋田の滝に流れるんではないかと。そして、今後その伐採した竹をどのように利用するかということで、私が思うのには、バイオマスに利用できないものかと思い、今回の質問とさせていただきました。町のお考えを聞かせていただければと思います。 ○議長(大森勝夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(国谷康夫君) それでは、ただいまの櫻岡議員のご質問なんですが、議員おっしゃられるように、放置された雑木や竹林、特に竹林につきましては、かつてはタケノコの出荷とか、古くにはかごとか、そういった日用品とか建材、燃料などにも活用される大切な資源でございました。昨今では、他の素材に取ってかわられたり、後は中国から安価な食用タケノコなどに押され、経済的な理由により竹林のメンテナンスが行いにくい、そういった状況になっております。 結果として、放置された竹林が数多く発生することになってしまい、景観の悪化や山の表層の土砂崩れ等の原因になるなど、地域においては社会問題の原因の一つになっておる、そういったお話も聞いております。 これらの状況にありまして、竹を有効利用することで竹林のメンテナンスが可能になれば、議員の質問にもあったように、竹害の軽減にもつながっていくものと、そのように考えられます。 そこで、伐採した竹をバイオマス燃料に利用できないものか、そういうことになった場合、調べましたらば、竹の性質による大きな課題が2つあるそうです。 1つ目には、竹はカリウムを多量に含んでおりまして、大型のボイラーで燃焼させると、その灰が溶解するため、それが固まって炉内にクリンカという溶岩のような塊を生成するそうです。また、塩素濃度も高いため、耐火物や伝熱管を腐食させやすいことで燃焼炉を痛めやすい、そういったことが原因で、一般的にはバイオマス発電の燃料には不向きとされているようです。 2つ目には、竹の伐採と運搬及びチップ化に多くの経費がかかってしまうという点でございます。材料となる竹の伐採に関しましては、機械と人ではそれほど伐採の手間というものは変わらないようですが、木は1本当たりおよそ1トン、それに対しまして、竹はおよそ40キロ、同じ本数でも得られる重量が大きく異なります。また、搬出費用も、竹の搬出費用は木材の約4倍を要するとの試算もあるそうです。 次に、竹のチップを生産する場合、刃の痛みが早いという点です。加工しやすい青竹のみ通常は使用するそうですが、それでも、木材の場合、通常トラック、12t車10台分くらいは可能らしいのですが、竹の場合は2台目からは規格外、そういったチップが目立つようになってしまう、そういったことだそうです。以上のことから、発電事業者側でも費用対効果や施設設備の改修を含め、容易には事業として取り入れられないのではないかと、そのように思われます。 しかしながら、はじめに申し上げましたように、竹林などの雑木林の問題、こちらは全国的にも問題となっておりますし、現にバイオマス発電の燃料にできる技術、あるいは設備の開発も一部の企業によっては進んでいるようです。当町としましても、今後の技術革新や運用方法などに注視していきたい、そのように思っております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) やはり竹というのは油というのが出るそうですので、バイオマスにはすすがたまるというようなことは言われておりますが、町からの要請であれば、これはやぶさかではないんですよ、お願いすれば。ただ、聞いている場合では、これ、やらないほうがいいですからね。ぜひとも、トップダウンでお願いという形で持っていけば、これは可能だと思います。 ぜひとも進めていただくためには、先日、クリハラントさんのほうにはお伺いしましたけれども、そのときのお話では、町から頼まれれば、やはり多少なりとも軽減という形で持っていけば可能ではないかということでございますので、町のほうでも、ぜひとも環境整備に役立てるためにも、もう一押し押して、バイオマスに使っていただけるような方法を考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 次に、滝の上流、生瀬地区には多くのイノシシが生息しており、森林整備は民家周辺へのイノシシの災害を防ぐ効果も期待できるんではないかということで、質問させていただきます。 森林整備をし、やぶがなくなることで、イノシシの隠れる場所が減少し、民家周辺の侵入を防ぐ効果も期待できるんではないか。生瀬地区に限った話ではありませんが、町全体としてイノシシの災害の低減にもなると思います。先ほども申しましたが、森林整備を進めることが町全体として有効ではないかと思います。また引き続きなんですが、お答えをよろしくお願いします。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 質問にお答えします。 生瀬地区におけます過去3年間のイノシシの年間捕獲数につきましては、平成28年度が334頭、平成29年度が223頭、平成30年度が294頭となっておりまして、全体の約20%を占めております。 現在の鳥獣被害対策の主な施策としましては、鳥獣被害対策実施隊による捕獲と、農作物被害防護柵等設置費補助金による侵入防止を実施しておりますが、それ以外の有効な手段としまして緩衝帯の整備が挙げられます。緩衝帯と申しますのは、耕作放棄地や手入れがされていない里山などにある草木や小径木、不要木の間伐、放任果樹の伐採を行いまして、見通しをよくした区域にすることです。それが緩衝帯となります。緩衝帯をつくることで、野生鳥獣の潜む場所をなくしまして、農地への出没や侵入を防止できまして、農作物被害の軽減が期待できますが、森林整備も同じ効果があると考えております。 今年度、国の補助事業を使いまして、左貫地区で緩衝帯の整備のモデル事業を実施しております。その効果検証を踏まえまして、有効な施策を今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) やはり、猟友会の方々も年齢が高くなっておりますので、整備をすることによって、猟友会の方々も山に入りやすくなるんではないかと。1頭でも2頭でも多く削減することが地域住民の願いでございますので、ぜひとも前進あるやり方をやっていただきたいなと思っております。 次に、滝の周辺はマイナスイオンが多く、空気清浄効果やリラックス効果などがあると言われておりますが、四度の滝と言われる袋田の滝は、水しぶきも多く、多くのマイナスイオンやプラズマイオンも発生していると思われます。滝の測定をして、今後のPRにしてはいかがかという質問でございまして、このマイナスイオンというのは、近年、皆様方もご存じのとおり、ドライヤーや空気清浄機、エアコンなど、電気でおなじみのものです。自然環境においても、マイナスイオンは深いかかわりを持っていると思うんです。 このイオンというのは、電気を帯びた小さな粒子のことを指しております。プラスの電気を帯びたものをプラスイオン、マイナスの電気を帯びたものはマイナスイオンと呼びます。大きな力が加わらないと、物質はイオン化しません。一番簡単だと言われているのが、水の分子なんです。水の分子は、落差によってイオン化されますので、そこで、滝は水の流れ落ちる過程で岩肌などにより摩擦、摩擦によってイオン化されます。これは、ドイツの物理学者によって、自然環境の中で滝つぼ周辺、水しぶきが多いところが最もマイナスイオンが多いとされております。すなわち、これはレナード効果とも言われておりますが、広く認知されているそうです。 このマイナスイオンが密集している空間というのは、生物に快適さや心地よさを感じさせるリラックス効果があると言われております。我が大子町としては、実際に測定したことがあるのか、ないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長内田さち子君) お答えいたします。 実際に測定したかどうかというところなんですけれども、こちらのほうは、実際、私たちは、今のところマイナスイオンの測定を、現在はしているところではございません。 議員がおっしゃっていますように、滝の周辺に発生するマイナスイオンは、水が滝など高所から落下することで帯電する水のうち、ごく小さなしぶきを水粒子に負の荷電がされることによって生まれるという認識は、私たちもしておるところでございます。そのマイナスイオンについては、リラックス効果とか、それから空気洗浄効果があるというところも認識しております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 町としては測定していないということですね。 実は、マイナスイオンの効果というものは、血液の浄化作用というのがあるんです。そして、循環器系、この機能を高める作用もあると言われております。そしてまた、環境への効果としては、空気の汚れを浄化する、また空気の殺菌効果などもあると言われております。 袋田の滝は、生瀬滝を入れると5段なんですが、4段に流れている滝の落ち込み、5つありますけれども、その落ち込みの中のイオンが違うらしいです。これは何でそういうことを言うかというと、某化粧品会社の会長さんが測定をしたということで、ぜひとも滝の上流の測定をしてみたらいかがかというご提案をいただきましたので、私もサラリーマン時代に、あそこを実際に測定しました。 そして、どういう効果があるかというと、あのときはやったのは1回なんですが、秋に測定したというのは、10時から2時半まで、なぜ10時から2時半までかというと、秋というのは夜ちょっと冷えますので、西風が滝に吹いてきますので、その西風に乗って通常のイオンが上空に上がってくるんですよ。その上空に上がるイオンを測定しないと無駄骨になってしまいますので、そういうことで、研究機関とともに測定した結果なんですが、私がこれあるよと言ったって、誰も信用してくれませんからね、研究機関の名前も出すこともできない。ただ、アドバイスとしてはイオンがあるよと、ぜひとも大子町で、やはりそういうものも効果を得るためには、やはり測定しか方法がないと思います。測定をすることによって、大子町のアピール度というのがますます増すと思うんです。 これは、実際に人間で言うと、内面で落ち込んでいる方って65万人いるそうです。その内面で落ち込んでいる方々のヒーリングスポットとして人が呼べるんではないかと。3分の1来ることによって、約20万人として、1人では来ないですから、心の病気は、3人ぐらいで来ますから、あっという間に100万人。現在100万人来ているから、200万人突破は夢ではないぞと、そういう計算になるんですが、町長もぜひともこれ、研究機関と一緒に測定をするような段取りをとっていただけるものか、お伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 非常に深いお話で、ありがとうございます。 マイナスイオンという言葉は、私も存じ上げているところでございます。昨今はマイナスイオンから、またさらにいろんな言葉を同類の同異義語と言うんですか、お聞きしているところでございますので、マイナスイオンというお名前も含め、そういう同異義語のPRを兼ねるためにも、そういう測定値というのは、必要性は感じているところではございます。ぜひ一度、その先ほどの某化粧品会社等とのご指導もいただきながら検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) ぜひとも検討していただきたいなと思います。 そして、恐らく、私らが測定していたときに変わった数値があったんですよ、実は。恐らく、あの当時は私もプラスイオンではないかと認識しておりましたが、よくよく考えてみると、ひょっとしたらプラズマイオンではないかと。このプラズマイオンが出ていると、大子町にとってはすばらしい観光PRになるんではないかと、そういうことを考えて、今後の観光に十分使えるんではないかと思っております。 続きまして、5番の質問に入らせていただきます。 マイナスイオンは、土壌や農作物にもよい影響を与えると言われており、町内を測定して検証することで、さらなる観点で特産物をPRすることができないかということでございまして、これは、人体だけでもないんですよ。イオン化というのは、世間でも皆さん、ご存じのとおり、イオン米というものが、もう既に検査してあると。イオン米というのはどういうものかというと、甘味があるそうです。 実は、私もそれをやっていますけれども、イオン米をつくり、また多い土地での収穫というのが本来の趣旨なんですが、私も実験ですので、そんなに大量にはつくっていません。失敗すると出資が大きいもんで、その辺も考慮しながらやっているわけですが、イオンというのは、恐らく生瀬だけではないんです。袋田だけでもない。町全体が盆地なもんで、大子町は、恐らくあるんではないかと。1カ所だけ測定すると、えこひいきになってしまいますので、大子町全体を測定することによって特産物の底上げ、これをやることによって、大きく前進すると思うんです。かなり荒れている土地もありますので、イオン効果で高く売れるようになれば、もう一度、荒れている土地もなくなるんではないかと。 今、実は東海村で、私はちょっと難しいもんでやらないんですが、シリカブドウというのを実験しているんですが、これが成功すれば、大子町に空いている土地でシリカブドウなんていうのをつくってみると、PRに十分役立つんではないかと思いまして、引き続きなんですが、やはりこれも研究機関や大学とタッグを組んで、科学的に分析し特産品をつくるには、もう科学的分析しかないと思うんです。ぜひこれをやっていただきたいなと思いますので、町長、ぜひとも前進ある研究機関とのタッグを組みながら分析をしてもらえないものか、お伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 先ほどのマイナスイオンとあわせまして、このイオン米であるとか、そういう分析をしました特産物のお話に関しては、非常に有効なものであるというのは認識しているところでございます。また反面、農業においては、担い手不足であったり、遊休、お休みしている土地がたくさんあるということを、どうするかという問題も抱えているのも事実でございます。優先順位をしっかり検討しながら前へ進めていきたいと、そういうふうに思います。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) ぜひとも、イオン効果というのを前面に出していただき、これから機関との連携を含めて、町の全体の底上げに役立てていただきたいと思っております。 それでは、次に移らせていただきます。 震災後の現状についてということで、福島第1原発事故より8年が経過しました。現在においても、町の一部の食品からは基準値を超える放射性物質が検出されたと言われております。食品の源となる土壌の現状は、今もセシウム134や137があると。 その他の放射性物質が検出されているのか、お伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 土壌中の放射性ヨウ素、それから放射性セシウムなどの放射性物質濃度の測定につきましては、東日本大震災の後から平成25年度まで、定期的に黒沢地区の一部で行っておりましたけれども、測定値が減少傾向にあることから、以後、現在に至るまで測定については行っていないということでございます。 なお、放射線量の測定につきましては、小・中学校と幼稚園において毎月実施をしているところでございます。測定結果につきましては、本年8月の測定でございますけれども、地表から1メートの高さにおいては、最大値でも毎時0.095マイクロシーベルトというような数値でございまして、環境省が定める基準であります毎時0.23マイクロシーベルトを大きく下回る結果となっております。 数値が減少傾向にあるということから、測定ということは減少しているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 数字が減少するのは、当たり前でございまして、もう8年という経過がたっております。いろんな物質がなくなっておりますので、恐らく134というのは、かなり減少しているんではないかと。もう、残っているのはセシウム137ではないかと私は思うんですが、検査の方法もいろいろとあるとは思うんですが、春先にコシアブラなんていうのが基準値を超えたということが載っておりましたけれども、この基準値を超えたものの検査方法というのはどのようにやっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐
    農林課農林担当課長補佐(小室学君) 質問にお答えします。 放射線測定の方法ですけれども、セシウム134とセシウム137の合計値で100を超えているかどうか、その基準値によって測定しております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) ちょっと聞きづらかったんですが、すみません。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) もう一度お答えします。 大子町での放射線測定の仕方としましては、機械によりましてセシウム134とセシウム137の量をはかって、それで基準値が100かどうかというのを判定しております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 基準値はかなり低いと思うんです、もう既に。そして、検査方法としては、そのまま持ってきて測定しているのか、それとも水洗いをして測定しているのか、それともがくを取って刻んで測定しているのか、どのような測定の仕方なのか、教えていただければ。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) お答えします。 山菜であるとかキノコの測定の仕方としましては、1キロをお持ちいただきまして、それを職員が切り刻んで細かくして、それを測定器に入れるという、そういうやり方をしております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 私が聞いているのは、水洗いをしているのか、水洗いをしていないのか。そこのところだけわかれば、数値化って簡単にできると思うんです。お願いします。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 検体のほうは、環境を一致させるために、洗って測定しております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) わかりました。やはり、いろんなところで測定するときには、よその地区でも水洗いをすることによって、2分の1とかそのぐらい下がることは、わかっていますので。正確に言うと、もっと下げるんであれば、がくも取ったほうが下がると言われておりますので、今後の検査のお役に立てばということでございます。 次に進めさせていただきます。 山林の落ち葉に付着した放射性物質が、雨水で土壌にしみ込んだと考えられ、現在、キノコ類の線量測定は実施しているのかをお伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 線量の測定のほうは、現在も実施しております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 実施しているということで、そのキノコ類に関してですが、線量は高いのか低いのか、お伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 平成30年度におけますキノコ類の放射線測定の結果につきましては、こちら、山菜などを直売所で販売する方などによりまして25件の申請がありました。そのうち、セシウム100ベクレル以上を記録したものは、チチタケが1件、こちら相川になります。それと、サクラシメジが2件、冥賀、下野宮。ホウキタケ1件、こちらも冥賀で、合計4件となっております。件数につきましては、平成29年度と同数で、その前の年、平成28年度に比べまして減少しておりますが、まだ出ている状況であります。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 私も、今回のこのキノコというのは、やはり秋の味覚、このキノコを食べないと1年が終わらないんではないかというぐらい好きなものでございまして、ちなみに、先ほど聞きましたけれども、キノコの測定の仕方、これはあると思うんです。恐らく、水洗いをしているのか。すると、一番下の根っこから、キノコって、取るときにもとから取ると思うんです。やはり大きいのが取りたいというのが人間のさがでございまして、本来であれば、下3センチをカットして水洗いをして測っているのかを、聞きたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) その測定の仕方をもう一度確認させていただいて、後ほどお答えしたいと思うんですけれども、よろしいでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) そんなに難しいことではないですから。要は、キノコの下をカットして水洗い、それでも検出するようであれば、キノコを6分の1にカット、水洗いというか、垂れ流しですよね。そうやって恐らく測定すると、もう大体は2分の1になるんではないかと。これは、某研究所で言っていましたけれども、そういうことも農林課としては前向きに検討しながら臨床することが重要ではないのかなと思いますので、ぜひとも参考にしていただきたいと思います。 では、次に移らせていただきます。 通学路の整備についてということでございまして、町内の通学路においては防犯灯や街路灯が少なく、日没後の帰宅に不安を感じる場所があり、安全のために防犯灯などの増設や、また節電にもつながるLED化がよろしいんではないかということで、質問させていただきます。 この通学路の整備ということなんですが、実は私も清流高校のPTA会長をやっているときに、バイク通学の方々から、町全体として、どちらかというと黒沢方面なんですが、暗いと。そして、何とか設置をできないものか相談を受けた経緯がございます。その当時はちょっと体調を崩しておりまして、一般質問というのがなかなかできない時期でございましたが、中にはバイクの通学で、道路の狭いところでイノシシと接近してしまったというような事案もございまして、今後ぜひとも設置をお願いできないものかということでの質問でございます。 また、特に防犯灯なんですが、実はここに持ってきたものが照度測定というものでございまして、これは議長の許可を得ておりますので、このようなものなんですが、恐らく執行部の方々は、ほとんどの方、やっていると思うんで、議会のほうで少しやって見せていただくということで。 何でこういう照度測定をお持ちになったかというと、実は野外の蛍光灯、これ、はかってみると、通常だと3ルクス以上あればいいとは言われているんですよ。日本防犯設備協会のほうの見識なんですが、野外で測定したときには3ルクス以上、でも安全を確保できる状態にするには5ルクス以上となっているんですよ。ちなみに、蛍光灯の街路灯の下で想定しますと、一番よいところで4ルクス、ちょっと離れると、もう3ルクスになってしまいますので、これはできれば早目の交換をしなさいよという暗号なんですね。 ちなみに、LEDになっている防犯灯の下、これは12ルクスあるんです。そうすると、蛍光灯の防犯灯から比べると3倍、これは節電にもかなりつながるんではないかと。東京電力へ申請なんですが、電気料が安く、器具は高いかもしれませんが、将来を見据えた、簡単に言えば投資のようなもんですが、安全確保をかち取るためにはLED化にするべきだと思いましての質問でございます。町のお考えをお聞きしたいなと思います。 ○議長(大森勝夫君) 財政課長。 ◎財政課長(佐藤光保君) ただいまのご質問にお答えいたします。 まずはじめに、防犯灯の増設ということでございますが、防犯灯の新規の設置については、各地区の区長さん等から申請をしていただいて、その必要性等を町で確認した上で設置しています。今、議員のほうで言われましたように、バイク等ということで通学路を目的とした申請というのは、大変多い状況にございます。 新規の設置件数でございますけれども、平成30年度においては20基を設置しております。それから、今年度についても、8月までに14基の申請がございます。そのうち、3基が既に設置済みでございます。町の防犯灯については、基本的に削減というのはしておりませんので、毎年、今言ったように、20基とかそういう増設した分が増えていくということでございます。 議員が言われましたように、LED化したほうがいいんではないかということでございますが、町が設置している防犯灯は、8月末時点で1,438基あります。そのうち、LED化しているものが390基となっておりまして、LED化率と言うんですか、LED化の率は全体の27.1%となっております。 平成26年度以降、町では新規に設置する防犯灯は全てLED化としております。また、修繕の際には、順次、LED化を進めているところであります。昨年度は、90基を新たにLED化したところでございます。 それから、経費等が安くなるんではないかというようなお話でございましたけれども、当然、LED化にすると電気料自体が安くなるというのは承知しているところでございますので、ただ、一遍にこの1,438基、27.1%でございますけれども、これを一遍にLED化するという方向で町は考えておりませんで、順次、更新することによりましてLED化していくという方法を今とっております。今後もそのように続けていきたいと思いますので、ご理解をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 私も、全部交換しろとは言っていません。順次交換でよろしいかと思います。 それで余談になりますが、今街路灯を言ったわけですが、実はこのルクス計、室内であれば500ルクスというのが基準なんですよ。500ルクス以下だと、若いうちは暗くても見えるんですが、ある程度の年代になってくると、目の病気になってしまいますので、今後ともいろんな出先の場所なんかでも、やはり500ルクスを超えた環境が必要ではないかと思われます。 本来であれば、月居トンネルに持っていきたかったんですが、おかげさまをもちまして、9月4日の開会日に全てLED化になりました。これも関係各位の皆様方には大変お世話になりました。おかげさまで、明るいトンネルになりましたことをご報告申し上げるとともに、今度はあまりにも明るくなり過ぎまして、今までは左側の袋田のつきのほうに滑りどめの舗装がなっておりましたが、今度は右側の滑りどめ舗装がはげてきまして、危険箇所かなということで、事故になる前に調査をしながら、町のほうとして県のほうに要望のほどをよろしくお願いしたいと思います。町長、どうでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 残り時間3分を切りましたので、答弁をもって質問を終了します。 ◎町長(高梨哲彦君) 袋田トンネルのLED化に関しましては報告を受けておりまして、非常によい結果になったかなと思います。 今、右側と左側というお話が出たので、どっちかなんだと思うんですけれども、それに対して私のほうでよく確認をした上で、県のほうにもしっかりと要望をしていきたいというふうに思います。上っていったら右側車線ということですかね、そういうことかなと思うんですけれども、よく確認を担当のほうにもしてもらった上で、要望をしていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 5番、櫻岡義信君の一般質問は終わりました。 午後1時まで休憩とします。 △休憩 午前11時51分 △再開 午後1時00分 ○議長(大森勝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の櫻岡議員の一般質問に対し、執行部より答弁の申し出がありますので、これを許します。 農林課課長補佐。 ◎農林課農林担当課長補佐(小室学君) 先ほどの櫻岡議員の質問にお答えします。 キノコの放射線量測定の方法になりますが、まず1キロを持ち込みまして、次、根っこの部分、3センチというふうには特に決まってませんで、土などに入っている部分をカットします。これは食べる部分のみにするということからです。その後に、水洗いにつきましては、土などを落とす程度ということになります。 こちら、先ほど少しだけ訂正といいますか、水洗い前提と申し上げましたが、土などを落とす程度ということになります。その後、水気を切りまして、フードプロセッサーによりまして粉砕、測定器のほうに入れて測定をするということになっております。 以上です。--------------------------------------- △岡田敏克君 ○議長(大森勝夫君) 一般質問を行います。 7番、岡田敏克君の一般質問は、本人の申告により60分以内です。 岡田敏克君の一般質問を許します。 岡田敏克君。     〔7番 岡田敏克君 登壇〕 ◆7番(岡田敏克君) きょうの一般質問は2項目、まず1項目は職員の綱紀粛正について、2項目は職員の療養、休暇、給与問題についてをお聞きしたいと思います。 まず、職員の綱紀粛正について、お伺いをさせていただきます。 職員の綱紀粛正については、平成25年6月と9月の議会でも質問を行った経緯があります。あまりにも職員のたがが緩み、不祥事が発生、その後、減少したものの、また少しずつ職員の意識能力が低下し感じるため、今回の綱紀粛正について質問を行うものであります。 役場職員の中には、基本的なミス、職員の仕事、事務に関する理解能力の欠如、民間企業の厳しい緊張感を持った職場の認識不足、法に守られている甘さなどの環境が背景にはあるのかもしれません。私は、これまでにも質問の中で口が酸っぱくなるほど指摘を行ってきたものであり、これまでに全職員に対しても回覧をさせるなどして、認識をさせた経緯もあります。そこで、綱紀粛正についてさらに再認識を求めるものであります。 綱紀粛正とは、内容はどういうものなのかと言いますと、国語辞典によりますと、大綱、小綱の意で、国家や役所等の組織の基本を支えるおきて、根本の秩序を保つ上での規律、そういうことの意味で載っております。要するに、綱紀粛正とは、職員の不祥事を未然防止に期するものであります。 これまでの職員に対する綱紀粛正としての諸注意事項は、1、公務員としての自覚を持つこと、2番、公務による信用失墜行為は厳に慎むこと、3番目、交通法規を遵守し、交通事故等の防止に努めること、4つ目、公務規律の徹底を図ること、5つ、職務時間外における不祥事の防止などであります。 そこで、伺いたいと思います。 職員に対し、綱紀粛正の周知徹底を、現在はどのように行っているのかをお伺いをいたします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 職員の綱紀粛正につきましては、組織を管理する上で重要なことであることから、機会を捉えまして、従来より繰り返し行っているところでございます。 例えば、定例庁議におきまして、4月、7月、12月、この3回にわたって繰り返し徹底を図っております。内容につきましては、ただいま質問の中で議員が触れられたようなことでございますけれども、1つには公務員としての自覚を保つこと、2つ目には公務に対する信用失墜行為は厳に慎むこと、3つ目としまして、交通法規を遵守し、交通事故等の防止に努めること、4つ目、服務規律の徹底を図ること、5つ目として、職務の時間外における不祥事の防止、こういったことなどについて、定例庁議におきまして所属長へは会議の席でその都度、指示を行っております。また、同時に通知文をもって全体への周知徹底を図っているというところでございます。また、年末年始の時期にも、総務課長名で総務課長から職員全体に向けて周知を、同様の内容をしているところでございます。今年度に入りましても、年度当初とそれから8月に庁内メールによって注意喚起を行っているところもございます。 それから、上記のただいま申し上げましたような内容を総括する形では、町長からはことしの5月に事務の適切な執行に係る町長訓示をいただいたところでございます。 以上になります。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) それでは、本題に入ります。 そういうような周知徹底を図っているんですよということを言ってでも、平成30年8月から平成31年2月までに福祉課で発生した介護保険料還付処理で、町民対象者117人、72万5,540円、金額について、還付されていないということが判明した事案が発生しております。これは、事務処理を行う一方、対象者に謝罪をして4月25日に振り込みを行って完了したというものであります。 少なくとも、先ほど周知徹底をしたと言っても、そのチェック機能などが主な要因とされているわけですが、町民に迷惑をかけたという、そして深くわびるとともに、町民の信頼回復に向けて、再発防止に努めることにしたということでありますが、しかし、この問題はそのままになっているわけであります。そこで、お伺いをいたします。 対応として、職員を束ねる副町長を会長ですか、それが委員長として、教育長、それから総務課長財政課長、ほかの課長をもって構成する大子町職員人事調整審査会、いわゆる一般的に言うと懲罰委員会ということを言っているんですが、この件について審査会をいつ開いて協議したのか、お伺いをいたします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ご質問の案件につきましては、大子町職員人事調整審査会で協議をしているところでございます。 なお、現在、協議内容を確定するための調整を行っているところでありますので、いつ開いたかの部分につきましては、答えは控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実は、これはもう4月、5月というような時点でもう規範が発生して、それで町民に対して完了したということになっているんですが、ほかの隣接市町村でこのような審査会を開いた場合には、一般的にですよ、長いとか短いではなくて一般的に、1週間から10日間で結論をつけているというのが普通なんですね。にもかかわらず、今言ったように何カ月もたってやっているんだけれども、いまだその結論に達していないと、そういうことは私から言わせれば、隠し通すことになりかねないというふうに私は判断されるわけですね。 そういうわけで、町民に迷惑をかけたというときから、もうこれはだめなんですよ、もう、結論的に言うとアウト、そういうことなんです。要するに、1人または一握りの職員のために、一生懸命に公僕として働いている他の職員とやはり不公平ということがなってはいけないのであります。そういうところから、結論をいつ出すのか、どうなっているのか、お聞きいたします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 その結論につきましては、現在、協議中でございまして、意思形成過程のため、お答えすることはできないということでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 先ほど言ったように、誰が責任者かというと、副町長なんですよ。 要するに、副町長を中心として審査会、懲罰委員会を開くわけですが、副町長はどういうふうに思っていますか。 ○議長(大森勝夫君) 副町長。 ◎副町長(赤津康明君) ご指摘のように、私は、大子町職員人事調整審査会の会長でございますので、この会の責任者としてそれを運営し、また遂行する義務があるということは重々承知しております。その審査の過程において、事案の事実の確認、あるいはそれに対する対応についての詳細なる分析と言いますか、検討、これは慎重に行われなければならないのは言うまでもございません。 現在は、その意思形成過程でございます。先ほど、総務課長から申し上げたように、その意思形成過程でございますということを、私も同様に答えさせていただきます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実はその懲戒処分、これはいろいろ内容的にあるんですが、承知だと思うんですが、まず、1番重い順から言いますと懲戒免職、これは職を失わせることであると、2番目に停職、これは1日以上6カ月間以下の停職であると、その次に減給、1日以上6カ月以下の期間、給料10分の1以下の額の減、それから4つ目が戒告というような4段階に一応なっているわけですが、この懲戒処分は、そういうことで、この件について、管理監督者、課長ですよね、担当課であれば、それから及びその三役、町長、副町長、教育長、そういうような連帯責任が問われると私は思っています。 そういうことがあるから、慎重にということなんでしょうが、これは早く結論を出していないと、先ほど私が言ったように隠し通すものではないと、速やかに早く結論を出すと、そして、この責任をきちんとやはりとらないと、職員が一生懸命やっている者がやる気なくすということで、これははっきりしていただかないと、全体の士気にもかかわる問題であります。 そこで、管理監督者及び三役の責任についてはどう考えているのか、総務課長、答えをお願いします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 この事案につきましては、先ほども申し上げました審査結果が確定しておりませんので、決定していないということを回答とさせていただきます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 先ほど言っていますように、では、いつ開くんですか。いつ開くの、それ、答えてください。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 何月何日にということでのお答えはいたしかねると思います。当然、その調査等を十分に行った上で審査会の中で慎重な審議をいただくことを前提に準備をしているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) この私の一般質問について、今、町民がFMで聞いているわけですよ。一応、町民がどういう判断をするのか、私の話を聞いて、何やっているんだと、恐らく私はそういう話をする方が町民が多いんではないですか。 それで、大子町職員の懲戒処分に関するその公表基準についてお伺いしますが、公表基準の中の第5条、公表方法ではというところにあるんですが、大子町のホームページへの掲載、その他適宜の方法により行うものとあるんですが、一般的に町民からすれば、ホームページなんていうのは、どっちかといえば一番後のことで、順序として一般町民からの考えとすれば、少なくとも公表する場合にはマスメディア、要するに新聞、テレビ、ラジオ、これを基本に行っているわけであります。 そして、最後に町のホームページというのが順番になっているわけですが、この全国の市町村の通例で、いかに多くの人の目に触れさせるかと、それから多くの人に目にしてもらうか、そういう公表の方法が一般的なんですね。ですから、広く町民に知らせるというのがこの公表のあり方であります。その辺はどのように考えているのかお伺いをいたします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 先ほどご質問をいただいた事案の内容につきましては、マスコミを通じてまずこのようなことがあったということで公表をいたしたところでございます。ただし、その処分内容につきましては、ただいまお話しいただきました大子町の懲戒処分等に関する公表基準に、地方公務員法第29条に規定する懲戒処分であります、先ほどやはりお話しいただきました免職、停職、減給又は戒告が行われた場合及びその懲戒処分を受けた職員の管理監督者に対しては、その監督責任に関して行う訓戒ですか、物事の善悪を教え諭し戒めることでございますけれども、そういった懲戒処分を受けた職員の監督者に対しては、行った場合には公表するというふうに規定されておりますので、これらに該当しない場合には公表しないということになります。 また、その基準の中の第5条、公表、広報でございます。議員がお話ありましたように、公表の方法としては、町のホームページへの掲載及び報道機関への資料提供または発表により行うということになっておりますので、これらの公表基準に従いまして対応しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実はこの件についても、数年前に同じことを言っているんですよ、私は、質問しているんですよ。そのホームページは最後ですよと、ほかの市町村でもどちらかといえばマスメディアが優先されるんですよと、ホームページは最後なんですよということで言っているわけですよ。 今初めて言っているわけではないですよ、私は。前から言って、そのように検討するということを言っていて、また直っていない。ホームページを多くの町民が見られるんですか。一般的にやはり新聞とか、そういう目に触れるもの、例えば先ほど言ったようにラジオ、それから掲示ですよね、そういうようなことで、数年前もだめだよということを言っているわけですよ、私は。それも全然訂正もしない、検討もしない、依然としてホームページ、ホームページと、そんなやり方ないですよ。 ほかの市町村は、違うんですよ。これから私、2項目言いますが、どうも大子町は遅れているんですよ、やり方。よく勉強してほしいんですよ、私が言いたいのは。そういう自分らが少しでも有利なほうにやはりしようというようなことが見受けられるんですよね、私から言わせれば。その辺を直してくれと、改善してくれということでもう数年前から言っているんですが、その辺、依然として直らないと、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えを申し上げます。 先ほど、私のほうで、大子町職員の懲戒処分等に関する公表基準の第5条につきましてお話を申し上げました公表の方法は、町のホームページへの掲載及び報道機関への資料提供または発表によるというふうなことでございますので、ホームページのみでの公表方法ではなくて、ホームページとあわせて報道機関への資料提供または、ホームページへの掲載と発表、こういったことで捉えておりますので、ホームページだけにとどまらず、そういったことを考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 今までの綱紀粛正について、一言、町長、答えてほしいんですが、どのように考えていますか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 綱紀粛正という全体的なお話ではなくて、今回の一連の件にございましてお話をさせていただければと思っているところでございます。 今、副町長、総務課長のほうに質問をいただいた内容でございますけれども、我々としても今、事象の確認をしているために、なかなか公表するまでまだ至っていないと、そこだけは申し上げさせていただきたいというふうに思います。 ただ、管理監督の責任から申し上げますと、やはり日常、職員の不祥事が起こらないように我々は対処していかなければいけない、そして指導もしていかなければいけない立場でございますので、それは毎日これからも努力をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) わかりました。 というのは、私が今、綱紀粛正に関して質問していることが、次の質問の内容にも大きくかかわりがあるということで、かかわってきているんですよ、実際に。 ですから、この辺をひとつ、今言った綱紀粛正についてきちんと職員に対して周知徹底をしないと、これはとんでもないことになってくるということで、綱紀粛正についてはここで終了させていきますが、次の職員の療養、休暇、給与問題について質問をさせていただきたいと思います。 先ほど言ったように、綱紀粛正で今起こった事犯について、この担当者は関係していまして、療養休暇をとっていたということはあるわけなんですね。そういうことで、次の職員の療養、休暇、給与問題について質問をさせていただきます。 2項目の職員の療養、休暇、給与問題についてお伺いをいたします。 町長等を除き、役場職員が現在275名、これは4月1日現在の数であります。 最近まで本庁職員3名、現在までですね、うち1名は8月から出勤と及び消防職員1名の計4名、これは現在3名になっているんですが、出たりということで4名ということで話しさせていただきますが、この4名が長期療養、長期休暇をしておりました。おりましたというよりは、います。さらに、先月の末から課長級1名が長期療養のため、2カ月ですかね、診断書が出ているみたいなんですが、これまでの状況から見ると、非常に休んでいる者がいて、異常であるというような状況が出ております。 長期療養休暇、職員の内訳を見ると、このようになっております。税務課1人、これはことしの7月から現在まで休暇です。そして、この職員は前の課でも休んでいたというような形跡があるわけです。それから、町民課1人、この職員は出向、去年、県のほうですか、出向していて、そのときの10月ごろからずっと、出向が終わって町に帰って来てからも現在も休暇していると、長期休暇ですね。それで福祉課1人、ことしの4月中旬から7月まで休暇していると、これは先ほど私が一般質問をした中の、恐らく担当者だろうと。しかもこの職員は8月からならし勤務と言うんですか、ちょっと私、聞いたことがないんですが、ならし出勤というんですね、でいたんですが、現在は平常どおり勤務しているというような状況です。それから、消防本部、これは職員1人、これは去年の12月から現在に至るまで休んでおります。それから、言ったように農林課1人。これは先月の末から長期休暇、療養というんですか、の状況が今行われております。 これ、民間企業ならば、もう3カ月も休めば首ですよ、首。私も民間にいたからわかるんです。世間ではこういう言葉で、公務員、役所は天国、民間地獄と、そう言われているゆえんであります。 そこで、療養休暇で、精神の療養については、外部から見えないため、以前には仕事の部署の好き嫌いをしていた職員もいて、これまでにも現に療養休暇をしていた職員があり、異動する前からその職員は異動先の部署を嫌だと言って嫌がっていたところへその事実があって、そこへ異動したと。そこで、その休んで、嫌だと言っていて休んでいたわけですね。ところが今度、ほかの部署に異動になったら、魚が水を得たように元気になってしまって、今度は残業までやるようになったと、こういうような職員も現実にいたわけです。 そういうことで、先ほど言ったように、民間の企業ならば紙1枚で異動しなくてはならないと、しかもそれが嫌ならば、断れば、これはやめざるを得なくなってしまうんですよね、会社の方針で。そんなに、いいからということはないですよ。紙1枚で異動しなかったら、その社員はやめさせられるというような、はっきりしております。 私が言うのは、公僕としてやはり町民に仕えるという認識がやはり欠如しているんではないかと、要するに甘えているんではないかなと、法に守られているということで、そういうことができるのかなというようなふうにも思われるわけです。 そこで、現在までのその長期療養休暇職員から医師の診断書が提出されていると思われますが、それらの理由ですか、病名、その休んでいる職員の病名は何なのかということをお聞きしたいんです。私が言うのは、誰々がどこの職員がどういうと、そういう意味ではなくて、全体的に病名、それを述べていただきたいと思っております。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 こちらで、ただいまのご質問に対しまして、個人のプライバシーの最たる部分についてはお答えをいたしかねますので、ご了解いただきます。 きょう現在、町長部局ほか全ての部局におきまして、例えば教育委員会部局でありますとか、消防本部でありますとかの全ての部局において、1カ月以上続けて現に休んでいる職員につきましては、いずれも病気によるものとなっております。病気、けがというふうなことで分類すれば、病気によって休んでいる職員がおりますので、お答えといたします。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) その病気といってもいろいろあるんですが、要するにけがとかそういうのではないんですね、病気でも。それ、お聞きしたいんですが。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 先ほど職場名なども挙げた上でご質問いただいております職場から特定の職員などが限定されるというふうなこともあってはなりませんので、当然、先ほど申し上げましたように、先ほどの質問に対しましては、これ以上のお答えは差し控えさせていただきたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 言えないというのならば、それはしようがないですね、いずれわかると思いますから。 そこで、職員の療養、休暇、給与について、地方公務員法に基づいて必要な事項が定められているわけです。その中で、年次休暇、特別休暇等の規則があるわけですが、職員の療養、休暇並びに給与について述べますと、療養休暇は、職員が私ごとによる負傷または疾病のため療養する必要があり、勤務がやむを得ないと認められる場合を休暇とするものであると、そういうふうにうたってあるわけです。 療養休暇は、町の規則で定められていて、1年以内において必要と認める期間の療養休暇を与えることができると、そう記載されています。そして、給与については、休暇したと言いますか、休んでいる者に対して、以前、これも私が質問しているんですが、休職の期間中1年以内では、給与の全額100%が支給されているんではないかと、これは全て税金なわけであります。 そして、休暇の場合、医師の診断書が必要となっております。さらに休暇が満2年ですか、これ、以前の規則だったと思うんですが、今でもちょっとわかりますが、それは後で聞きますが、達するときは、給与は100分の80が支給、そして、3年から4年については共済組合から100分の80から60が支給されるということになっております。こういうことから考えると、まさに先ほど私が言ったように、公務員は天国であると、だから私は一生懸命、公僕として住民のためにやってほしいということで期待しているわけであります。 そこで、お伺いしますが、今、私が地方公務員法に基づいて職員の療養休暇及び給与について述べましたが、これは現在どのような形になっているのか、お伺いするとともに、先ほど所属の責任者を療養休暇者、休んでいる者ですね、職員のところへ行って、その状況の様子を確認しているのかどうか。各担当課長から意見を聞きたいと思います。 まず、税務課長、その次に町民課長、その次に福祉課長、それから農林課長補佐、消防長の順にお伺いをいたします。答えてください。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ご質問いただきましたまず最初の職員の療養、休暇、給与問題についての現在の仕組みについて、答弁をさせていただきたいと思います。 地方公務員法第24条第5項では、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件は、条例で定めるというふうにされているところでございます。これを受けまして、療養休暇を含みます休暇制度については、大子町職員の勤務時間、休暇等に関する条例が制定をされているところでございます。また、給与制度につきましては、大子町職員の給与に関する条例、これが制定をされております。 職員の療養休暇につきましては、職員が負傷または疾病のため療養する必要があって、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合における休暇でございまして、病気による場合には、その期間は連続して90日を超えないということで、されております。 一方、給与についてでございますが、療養休暇の期間中にあっては100分の100、療養期間中の期間については、100分の100の額が支給されておりますけれども、90日を超えてもなお療養の必要がある場合には、分限休職と言っておりますが、休職者は職員としての身分は保有されるわけですが、地方公務員法の規定に掲げる事由に該当して休職となる場合、これは心身の故障のため長期の休養を要する場合ということでございますけれども、その休職の期間が90日を超えて満1年に達するまで、90日を超えてからまた1日というふうに数え始めるわけですが、その場合につきましては、給料あるいは扶養手当、住居手当及び期末手当のそれぞれ100分の80の額を支給することができると、大子町職員の給与に関する条例に規定をされているところでございます。 それから、先ほど各担当課に答えを求めるということでお話をいただいたところでございますが、冒頭でもお答えしましたとおり、職員の人事管理についてでございますので、条例の関係でございます。これは大子町職員の療養、休暇及び分限休職の適正な運用に関する規定がございます。この中で、所属長の責務としては、30日を超える期間または通算して30日を超える期間の療養休暇及び病気、休職の職員に対しましては定期的な面談などを実施して、その状況を総務課長に報告する。ただし、当該職員等の面談等が困難な場合は家族でありますとか、担当医師から聞き取りを行うということになっております。 今度、逆に、職員の側に課されている責務といたしましては、少なくても1月に1回、所属長に対して報告をする、ただしやむを得ない理由で報告ができない場合には、所属長と協議をして、報告書の郵送であるとか、あとは電話により報告をしてかえることができるというふうになってございます。この部分につきましては、先ほども申し上げましたけれども、人事管理を行っております総務課のほうから代表して回答させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実はこの件についても、私が数年前に提案して、こういう現在の形になっているわけですよ。そのときにも私が提案してここまで戻したと、こういう形にしたということなんですが、そのときもやはり、放りっぱなしというんですか、休んでいる、診断書が出て、そのまま放任していたと、これでは本当なのかどうなのか、どういう状況になっているのか、その職員が、それはないだろうということで、担当課長が確認をするということを提案していたわけですよ。 今言ったように、まとめて総務課長がやるっていうんではなくて、これ、実際の所属の責任課長ですから、やはり早く出てきて仕事やってもらわないと、仕事に支障を来すわけですよ。そういう意味で、私がどうなのかということを聞くわけですが、やはりどうしてもそのどういうふうにやっているのか、把握しているのかを聞きたいと思います。 各担当課長、お願いします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) ただいまのご質問でございますが、病気で休んでいる職員のいる該当所属長につきましては、細かな間隔で状況等は総務課からも確認をさせていただいておりますので、その時点で所属長が答えておりますので、随時、定期的な本人への状況把握はできているというふうに言えると思います。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実はこの問題については、以前、私が長々と説明したと思うですが、休んでいて、何やっていたか、そういう内容まで私のところまで入ってきているんですよ。現在の職員ではないですよ、前に休んでいた職員がどういう行動をしていたのかと。これを本当に言ったら、なんだろうということになりますが、この放送で言っていいのかどうかわかりませんが言いますか。各担当課長の話が聞けないというのならば。 これは以前の職員の問題なんですが、休んでいて、近所の人の話とかいろんなことが入ってきたのは、その職員が元気でうちにいて、元気でですよ、これは精神的な療養で休んで診断書が出ているということの職員だったんですが、結婚する前の彼女を自宅に呼び入れていたと、その後、結婚したということで、そういう行動をしているわけですよ。 ですから、普通、私らから一般的に社会病、現代病という鬱病ですね、例えばそういう精神的なものの療養ならば、診断書が出ているならば、鬱というのは本当にそういうことができないわけですよ。私自身も衛生管理者という国家資格持っていますので、教えておきますが、鬱病というのはそういうようなことではないですから、要するに引きこもり、または人に会うのも嫌だ、面倒くさい、気力もない、そういうような全てが大体そういう精神的なことを負うわけですね。 これは、決して先ほど言ったように現代病、社会病ということで決しておかしくないんですが、誰でもかかる、状況に応じてですね、そういうようなことなんです。ですから、決してどうこうということではなくて、ただそういう職員が休んでいて、そういうようなことをしていたということがあったわけです。ですから、そういうことで、やはりきちんと職員なんですから、公僕として責任者は把握しなくてはならないですよということで提案しているわけですよ。 依然としてそういうものをこの大子町は拒むと、一生懸命、町民のためにやる公僕を、早く復帰させるためには、やはりきちんとした対応をしなくてはならないだろうというのが私の言いたいことなんです。決して、悪くて守るとか、そういうのは守ってはいけないんですよ。やはりきちんとしなければ、これはあくまで税金ですから、報酬は。ですから、やはり立場でその辺を認識していただいて、徹底してほしいという願いで私は先ほどから言っているわけです。 ですから、そういう総務課長が代表して言うんだとかなんとかって、これは守っているわけですよね、よくても悪くても。そういう傾向はやめなさいと、だめですよということを私は言っているわけですから、そういうことで、やはりきちんと対応してほしいということを言っているわけです。 私が個人が、あの人がどうだとかこうだろと言っているんではないんですよ、全職員の立場に立って、やはり不公平感をなくすという意味で、私は提案したり言っているわけです。個人的に何やろうと私は構わないですよ、それは。だけれど、公僕としている以上は、やはり町民に対してきちんとしてやらなければ、また、一生懸命やっている職員がやる気をなくしてはいけないよということで私は言っているわけです。 そういうことで、私は提案をしているわけですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) 先ほど議員の取り上げたケースにつきまして、彼女の云々というふうなことがございましたけれども、その内容を伺った限りにおいてでございますけれども、当然、その疑惑を持たれるようなことは現に慎まなければなりませんが、その言葉から言いますと、当時、訪れた方が、当然結婚を前提に考えていた職員が休んでいることに対して励ますということであったのかなとも思いますけれども、これは適当な言葉でございませんので申しわけございませんが、その辺につきましては、決して総務課長が全てをかばうために答えているのではないということをご理解いただければと思います。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) いくら課長が言ったっていいですよ、そういうふうに受け取れますよ、かばうようにね。町民がそういうふうに判断すると思いますよ、何できちんとある程度、誰これというんではなくて、こういうふうにしますよとか、こういうことですよというのね、全体的なことを私は聞いているわけですから、それも言えないと。あくまで悪い言葉ですが、守ると、隠すということに私は受け取りますので、その辺は頭に入れておいてほしいと思います。 次にですね……。 ○議長(大森勝夫君) 副町長。 ◆7番(岡田敏克君) ちょっと待ってください、今、質問の途中だよ、だめだよ、質問の途中でやっているんだから、議長、注意しな、だめだよ、ちゃんと言いなよ。     〔「はい」「関連等がございますので、その関連の中で答弁を行いました」と言う人あり〕 ◆7番(岡田敏克君) ちょっと今私が質問をしているわけですから、終わってからにしてくださいよ、いいですか。よろしいですか、副町長、肝に銘じてくださいよ。
    ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) そこで、副町長のときに聞きますから、あと。大丈夫ですよ、私、最後に指名しますから、大丈夫です。 そういうことで総務課長が言っているのも理解をするようにしました。 次に、その件で診断書の件なんですが、一般的には現在かかりつけの病院の医師から一通もらって提出すると思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 まず、けがをしたとか、熱が出たとかというふうな療養の必要なときには、通常は求めておりませんが、一定の期間を続けて療養の必要があって休む場合には、診断書を求めております。規程もそのようになってございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 一応、一通出していると思うんです。しかし、福島県とか栃木県では、そういうことではだめだよということで、町の産業医、先ほど言ったように産業医、そこらかかりつけの病院の医師でない病院、いわゆる町が指定した、指示した2カ所の病院へ行かせて診断書を取らせているわけであります。2カ所の診断書を取らせて、判断するというようなことでやっているんですね。セカンドオピニオンというその制を実施しているわけです。 そうすれば、かかりつけの医者とか、知っている医者、先ほど言った町の産業医ですね、これはなれ合いとか、そういうような不公平感をなくす手段をとっているわけですよね。これは県内でもある程度、多い市町村はそのような方式をとっていると思います。 そこで、今言ったように診断書を町の産業医、それからかかりつけの医師でない、そういう医師を除く町が指定した医療機関2カ所から診断書を取って、それで提出させてもらうと、先ほど言いましたセカンドオピニオン制度を提案したいと思います。 この辺についてはどうでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えを申し上げます。 大子町職員の分限に関する手続及び効果に関する条例、及び大子町職員の療養休暇及び分限休職の適正な運用に関する規程では、分限休職処分を行う場合においては、これは先ほど申し上げました90日を過ぎてもなおかつ療養を必要とする場合の、続けて休みを与える場合の扱いが分限休職処分でございますけれども、その処分を行う場合の手続としましては、先ほどの条例並びに規程に基づきまして、「医師2名を指定してあらかじめ診断を行わせなければならない。」というふうに規定しているところでございます。 現在の手続におきましては、主治医からの診断書の提出のほかとしては、大子町職員の療養休暇及び分限休職の適正な運用に関する規程第6条に、ただし書きとして規定がございまして、2人目の医師からの意見書が、例えばその本人が入院その他やむを得ない事由によって診断書を提出できないときの規程がございます。「所属長が担当医師又は関係者の意見を聴いた上で意見書を作成し、診断書に代えることができる。」となっていることから、これに当てはめて処理をしているところでございます。 そのような中で、現在、実際に対応していることといたしまして、主治医からの診断書の提出を受けたことに加えまして、本人、所属、そして総務課による定期的な産業医との面談、問診を行っているところでございます。 本人の疾病の区分によっては、国から出されております「休業した労働者の職場復帰支援の手引き」というのがございまして、これを参考にしております。その中では、主治医による診断が必ずしも職場で求めている事業遂行能力まで回復しているとの判断とは限らない、こういったことから、主治医の判断と職場で必要とされます業務遂行能力の内容などにつきまして、産業医等が精査した上でとるべき対応を判断し、意見を述べることが重要であるというふうな記載が先ほどの国からの手引きに記載されてございます。 このことから町では、主治医と産業医からの意見によりまして、医師2名の診断書規定を補うものとして運用をしているところでございます。 なお今後、ただいま議員からご指摘のセカンドオピニオン制度の中身については、どのような対応が可能かについては検討は考えてまいりたいとは思っておりますが、現在、先ほど申し上げましたような内容で処理をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 先ほどのちょっとつけ加えますと、最終的に職員があまりにも休むという場合には、共済組合から2年以上になると、要するに指導ですか、を受けなければならないと、例えば2年以上になった場合、やめなさいと、退職しなさいというふうに、共済組合のほうから指導を受けるようになっていると思います。その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長(椎名信一君) お答えをいたします。 指導を受けるということはちょっと認識がございませんが、90日を超えて、なおかつ療養を必要とする場合に、1年目、2年目、3年目までの規程はございますので、先ほど申し上げました1年目が過ぎてもなおかつ療養を必要とし、2年目、3年目が満了した場合は、分限処分を受けて、大子町職員の身分を失うということになってございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 今、課長が言ったのですね、私が以前に質問したときのままなんですよね、その3年、4年のね、直っていないと思いますよ。先ほど言ったように、この隣接県、それから大体の市町村、これらの共済関係組合からそういうような、恐らく県のほうからも指導を受けていると思うんですが、そういうふうに指導されているというふうになっています。その辺、よく検討してください、また、調べてください。恐らくそのはずですから。 そこで、一応時間もなくなってきましたので、このセカンドオピニオンということが一番大事なその改革になるのではないかと思うんですが、非常識かもしれませんが、先ほど副町長、手を挙げていたんですが、副町長もちょっと何か質問があると思いますから、議長、手を挙げた内容を、それをちょっと述べていただきたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 副町長。 ◎副町長(赤津康明君) ただいま質問とおっしゃられましたけれども、私から質問する権限がございませんので、先ほど申し上げましたように、総務課長の答弁の関連として私からも答弁しようと思ったところでございますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。私が申し上げようとしたのは、これは人事管理一般に言えることにございます。 今般、今、議員から質問のようなことも含めて人事管理一般につきましては、原則としてその事案に適正に対処することと、それを情報公開をどうするかということは、厳密に分けて峻別して考えなければいけないことだと考えております。 ですから、まず事案について真摯に適切に対応しているということは、これは私は総務課長以下、各課長を所管している立場から申し上げましても、それはきちんとやっているところでございます。そして、内容は適宜、町長からもご指導を受けながらやっているところでございます。その上で、峻別したもう一つ、情報開示につきましては、これは大きく法律についても議員に申すまでもありませんが、情報公開法においても非開示の事案は幾つか列挙されております。法律の内容は時間の関係で申し上げませんが、幾つか非開示の事案ございます。 その上で、地公法でも、あるいは大子町の懲戒処分等に関する公表の規程でも、公表についてはその内容を厳密に規定しておりまして、それに当たる場合は公表、逆に言えば、それに当たらない場合は公表しないというふうに峻別しております。したがいまして、ここでこれまで1時間にわたり答弁した内容につきましては、その法律をはじめとした制度に従って、私を含め各課長が答弁したところでございますので、その点を申し上げたいと思います。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 副町長、今の地方公務員法、大分、詳しいし、また長年やっていたということで、それは私のほうも頭に入っていたり、それを念頭において質問しているわけですが、そこで最後になりますが、失礼かもしれませんが、私が非常識だと思うかもしれませんが、今言ったこの療養、休暇、こういうことについて最後にお聞きしたいと思います。 町長、民間企業にいたりして、そういう経験あるのかどうか、それから副町長、経験があるのかどうか、教育長、そういう経験があるのかどうか。療養、長い休み、そういうのが経験あるかどうか、最後に一言言って、私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 個別の疾病に関しましては、私もわかりません。私も経験がございませんので、そこは省略させていただきます。 本日の岡田議員のご質問の中で、民間が地獄、公務員は天国というお話があったかと思いますけれども、私の経験値では、民間の時代に1年間休んだ社員がおりましたけれども、非常に優秀な社員でおりましたので、回復を待つために給与を全額お支払いして待った経緯も持っておりますので、そういう観点から見ると、公務員が天国、民間は地獄ということに関しては、きょうのところは当てはまらないのではないかというふうに私は考えているところであります。 また、全般的なご質問をいただきまして、疾病の度合いであったり、疾病の種類であったり、昨今の医療の機関の指導を鑑みますと、いろいろな状況にある中で、回復傾向にある者ももちろんいるわけでございます。回復傾向にある者がもう少しで復帰できる者もいるという観点からすると、二元代表制の議員の方々のお立場からしても、大子町のために引き続きご指導いただきたいと感じているところです。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 副町長。 ◎副町長(赤津康明君) 私に対する質問につきましては、通告の内容から著しく逸脱していると感じますし、本案とは関連がないものと認めますので、答弁はいたしません。 ○議長(大森勝夫君) 教育長。 ◎教育長(松本成夫君) 今の答弁と私も同じでありますが、いろんな環境条件におきまして、個別の疾病につきましては差し控えさせていただきます。 ○議長(大森勝夫君) 7番、岡田敏克君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(大森勝夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時00分...