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03月14日-05号

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  1. 大子町議会 2019-03-14
    03月14日-05号


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    平成31年  3月 定例会          平成31年第1回大子町議会定例会議事日程(第5号)                   平成31年3月14日(木)午前10時開議 日程第1 一般質問本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(15名)      1番  菊池富也君     2番  須藤 明君      3番  藤田英夫君     4番  菊池靖一君      5番  櫻岡義信君     6番  中郡一彦君      7番  岡田敏克君     8番  大森勝夫君      9番  金澤眞人君    10番  齋藤忠一君     11番  佐藤正弘君    12番  鈴木陸郎君     13番  藤田 稔君    14番  野内健一君     15番  吉成好信欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長        高梨哲彦君   副町長兼観光商工課長事務取扱                               和田宗介君   教育長       佐藤 卓君   会計管理者会計課長                               緑川富子君   総務課長      深谷雄一君   まちづくり課長   保坂太郎君   財政課長      佐藤光保君   税務課長      椎名信一君   農林課長農委局長 町島弘幸君   建設課長      藤田隆彦君   福祉課長地域包括支援センター所長 健康増進課長    菊池光子君             神長 敏君   生活環境課長    国谷康夫君   町民課長      矢田部信彦君   教育委員会事務局長 山崎仙一君   水道課長      塚田孝夫君   消防長       根本正一君職務のため出席した者の職氏名   事務局長      塩田康子    書記        鴨志田 修 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(大森勝夫君) 皆さん、おはようございます。 ご報告いたします。ただいまの出席議員数は15人です。 定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(大森勝夫君) 地方自治法第121条第1項の規定により、町長、副町長、教育長、会計管理者総務課長ほか関係各課長、局長、消防長の出席を求めています。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(大森勝夫君) お諮りします。 本日の日程はお配りしたとおり一般質問とし、予定していた逐条審議は15日に変更したいと思います。ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(大森勝夫君) 異議なしと認めます。したがって、お配りした日程のとおり進めることにします。---------------------------------------一般質問 ○議長(大森勝夫君) 日程第1、一般質問を行います。---------------------------------------櫻岡義信君 ○議長(大森勝夫君) 5番、櫻岡義信君の一般質問は、本人の申告により60分です。 櫻岡義信君の一般質問を許します。     〔5番 櫻岡義信君 登壇〕 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 議席番号5番、櫻岡義信でございます。 議長より一般質問の許可をいただきましたので、質問事項にのっとり質問をさせていただきます。 今回の質問は、大きく分けて3つでございます。 1つ目が、農地中間管理機構による休耕田の再利用について。 2つ目が、太陽光発電進行状況について。 3つ目が、通学路の整備についての順で進めさせていただきます。 まず初めに、休耕田の再利用と農業の効率化を図るため、農業競争力強化基盤整備事業を活用した区画整備を進めることが有効と思われますが、いかかでしょうか。 これは具体的に言いますと、本町は山々に囲まれた中山間地がほとんどで、中小規模の農家が多くを占めております。各農家さんの努力でリンゴやお茶、コンニャク、そして桃と特産品が生まれていますが、まだまだ全体としては農業が活性化しているとは言えない状況ではないかと思われます。 そこで、県・国が進めている農作業の効率化、高収益化を目的とした農業競争力強化基盤整備事業を活用して中小規模の農地をまとめて区画整備をすることで、規模の拡大や農作業の効率化が図れるのではないかと考えております。 これは、昨年9月の定例会のときに鈴木陸郎議員一般質問でした問題でもあります。やはりこのときも農道や用水路の拡幅や整備を行い、これまで使用できなかった大型の農業用機械も取り入れることができ、より一層効率的に農作業が行えるのではないかと。このような事業は今までは水田のみの事業でしたが、今回は水田に限らず畑でも対象となると。集約面積も今までは水田の10ヘクタールでしたが、今回は田畑を合わせて5ヘクタール以上と緩和されております。今後、農業者の負担金もなしということで、まさに本町にとってはこの条件は合った事業ではないかと考えております。 また、モデル事業ではありますが、生瀬地区で、私が説明会に行ったときには、こういうことをやりたいと、茨城県北農林事務所土地改良部門での説明会であったんですが、その後、2回目のときには5町歩には達していなかった。そして、先日、町の報告によりますと、8町歩以上が、8町歩というのは8ヘクタールですね、8ヘクタール以上が集まっているというようなお話を聞いております。今後、町の考えとして、農林課でどのように進めていくのか、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 農林課長。 ◎農林課長農委局長町島弘幸君) 農業競争力強化基盤整備事業の活用でございますけれども、担い手の高齢化等によりまして耕作放棄地が増加をしております本町におきましては、基盤整備により耕作条件の改善を図り、意欲のある担い手において活用をしていくということが必要であり、補助率がよくて、県において実施をする当事業を活用することは、本町の農業振興を図る上で大変有効であると思います。 農林課におきましては、当事業におきましては県営事業ということで県のほうが進める事業でありますけれども、町としましても十分に協力をいたしまして、県と連携をしながら事業のほうを進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 町長の考えもお聞かせ願えればと思っております。 ○議長(大森勝夫君) 町長。
    ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 現在、ご質問ありました農業競争力強化基盤整備事業につきましては、農林課のほうから答えましたとおり、いい事業でございまして、県と連携して進めていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 農林課と町長とも、この事案については進めていきたいということで、やはり基盤整備というのは非常に大事なものでございます。なぜかというと、やはり高齢化によってかなり荒れています。手を加えないと、自然環境とか、いいことは言いますが、手を加えて初めて自然環境ですから、手を加えなければ荒れ地ということになります。荒れ地を放置しては、これから大子町は観光でやっていくんですから、せめてそのぐらいまで町指導で、いいですか、町指導でやらないと、これはだめなんですよ。1反農業者というのは、県の方が来ても信用しません。町の役場の人が来て、初めて安心して任せられるというのがこれ一般町民です。ぜひとも町指導に切りかえて、県指導ではなくて町指導です。そうやれば、これからの担い手というのは増えるんではないかと、そのように思われます。ぜひとも前進をお願いします。 そして、次に、上記の事業の実現に向けて、農道の整備とともに連結する町道の整備も可能かという質問ですが、これは、本事業における区画整備をした際に大型化を入れれば、これ農道はつくらなくてはなりません。そのために連結する町道の整備もあわせて進めることができるのではないかと私は思います。簡単に言うと、アクセスもよくなり、機械化も進めやすいと考えられます。やはりこれから農業はいかに機械化です。それが重要と。農道と町道などのインフラ整備、例えば大子町では単線道路がかなり多くを占めております。この事業にあわせて町道の2車線化というのは可能ではないかと思われますが、どうでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 建設課長。 ◎建設課長藤田隆彦君) ご質問にお答えします。 議員が提案しています事業に対します連結する町道の整備でございます。事業の内容や状況に応じまして区画整理を行う事業者側が接続部を含めた一体とした整備をする場合、もしくは町が必要と判断して町道部分を整理する、そういった2種類の場合がございます。いずれの場合にしましても、実施する方法としましては、区画整理事業者側、それから道路管理者側との、町ですね、の調整を行い、定められた構造により整備を行うような流れとなります。状況に応じて対応してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 今の答弁ですと、状況に応じてということで、これは可能と考えてよろしいんですか。もう一度お答えを願います。 ○議長(大森勝夫君) 建設課長。 ◎建設課長藤田隆彦君) お答えいたします。 現段階で、道路管理者側にどのような道路をというような提案がございませんので、何ともこう、今の段階で判断する材料がないものですから、状況を加味した上での判断となります。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) これ、縦割り行政なんですよ。要は農林課も建設課も、ともに一緒にやればできる事業です。これ実は、私も県に同級生、定年になったからいろいろ聞ける立場にもあるんですが、町が推薦すればできないことではないと。要は積極性がなければできない、積極性があればできるんです。ということで、進めて、もしいろんな地区で、この事業はこれからなると思うので、機械化というのはこれは重要です。そういうことで、ぜひとも前向きに進めていただきたい。 町長、どうですか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 今、議員からお話ございました、県のOBの方ですとか、同級生の方とのお話というのをよく調べさせていただいた上で、それで内部できちんと検討いたしまして、その縦割りではなく、横で連絡をとって進められるように、いずれにしましても、ほかのことに関しましても努力していきたい、そういうふうに思っているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) これは大子町にとって、すばらしい事案でありますので、引いている場合ではないと思います。どんどん進めることによって少子化を抑えることも可能ではないかと考えられます。とにかくインフラ整備なんですから、町長、インフラ整備、公約に掲げているんですから、ぜひとも引く事案ではなくて、前に進めるような事案でどしどしやっていただきたいと思っております。 次に、3番でございます。 中山間地の後継者がいない農家に関しては、町のほうで後継者のあっせんを検討できないかということですが、農地の集約化の課題として、これから高齢化というのは、ますます進む問題だと思っています。後継者がいなくなった場合、農家の問題がさまざま出てきます。 ちなみに、今回の事業というのは平成37年完成と言っておったような気がするんですが、そこから15年の縛りというのが入るわけですよね。そうすると、70で始まった人が、平成37年ですから、これ簡単にいうと76歳です。そこから15年、縛りがとれるまで90歳になってしまいます。90歳ではしょいかごとか背負うの大変ですかね。やはりこれは機械化しかないんですよ。 ということで、就労農業者希望者あっせん、これは将来的には町が入らないと厳しいと思いますので、そこのところ、今後どのような形で持っていくのかということと、この農地1種とか2種とかあると思うんですが、例えば今、生瀬地区でやっているのは農地1種なのか2種なのか、ちなみに我々のところは1種なんですが、農地2種でこの基盤整備をしたときに1種になってしまうのか。1種になってしまうと、これは次に何かをやるなんていったときに、ちょっとできないような場合もありますよね、例えば家を建てることができないとか、制約が、そこのところ農林課でどのようにお考えですか、もしわかればお答えいただきたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 農林課長。 ◎農林課長農委局長町島弘幸君) まず、後継者のあっせんということでございますけれども、農林課におきましては就農に関します相談を随時受け付けているとともに、県や農林振興公社が実施をします就農相談会にも参加をしておりまして、平成30年度におきましては、20人ほどの就農相談を受けたところでございます。 また、県及びJA常陸と連携をして実施をしております大子町農業入門講座であったり、県事業であります新規繁殖和牛経営入門講座での町内畜産農家によります受講生の受け入れ等にも取り組んでいるところでありまして、このような就農相談者、受講生を後継者のいない農家に紹介することは可能でありますので、今後このような農家とマッチングを行いまして、農業を継承してもらうような取り組みを検討していきたいと思います。 さらに、県においては、高収益農業を試行して参入をする企業と農地のマッチングを行っているところでございますので、こちらも県と連携をしながら、企業による耕作も視野に入れていきたいと考えております。 また、第1種農地につきましては、土地改良事業の対象となった農地など良好な営農条件を備えている農地であり、第2種農地につきましては、市街地化が見込まれる農地、または生産性の低い小集団の農地でありますので、第2種農地を基盤整備を行った場合は第1種農地になるということで、農地転用等の条件が変わってくるということになります。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) わかりました。 これはやはり、皆さん非常に心配するところではあると思うんですよ。基盤整備をやったおかげで1種になってしまうと。その後、担い手の方がよそに行っていて、Uターンしてくる方もいると思うんです。そのときに2種だからと思っていたのが、いつの間にかに1種になっていたと。そうすると、別なことをやろうとしても縛りがあってできないなんていうことが多くなると思うんです。そういうところの確認をとりたいなということでございます。これは後で結構ですので、次に移らせていただきます。 4番の区画整備の際に、やはりイノシシ対策も行うことができるのではないかと。農作物被害を防げ、農業の活性化につながるのではないかということで、区画整備により荒れた休耕田が減少すれば、イノシシの田畑への侵入も少なくなるのではないかと。また、農作物の被害も減るのではないかと考えております。 なぜかというと、先日の3月3日、川掃除を大子町で全般的にやったと思っておるんですが、皆さんも。そのときに私も川に入りまして、ごみ取りをしてまいりました。そうしたらば、その川の脇、要は砂、砂利が今、意外とたまっているんです。そこにイノシシの足跡があると。日々の活躍で、いろいろ除去はやってはもらっているんですが、また、地区によっては猟友会の皆さんの頑張りもありまして、駆除などもかなりしてもらっているところではありますが、やはりこのイノシシというのは、質問するたびに必ずやる問題ではあるんですが、私の農作物を荒らされる。 そして先日、ちょっと話は飛んでしまうんですが、常陸大宮市の美和地区、旧美和村で言わせてもらいますが、鷲子という地区がございまして、そこでは土砂が川にかなりあったんですが、一斉に除去、全て。4度も川に入って大々的に除去して、それから1週間後に行ってみたら、今度は柵が、田の脇に柵がきれいに結ってあるんですよ。そしてたまたまそこに仲間がいたから、昔の同級生ですが、そこに行って聞いたら、やはり地区全体で柵のイノシシ対策らしいです。これもやらないと、やはりどこでも同じ高齢化ですので、しわ寄せが若い人に来るのは当たり前ですから、でもそれを、元職員が先頭になってやっていると。 やはり大子町においても、今、区画整備を、河川なんかをやれば、これ皆さんもおわかりだと思うんですが、河川の脇というのは、どうしても、竹が大量に生えていると思うんです。これ10年も放っておけばもう田んぼなのか雑種地なのかわからないような状態だと思うんです。それをこの区画整備の事業に充てれば一石二鳥から一石三鳥になると思うんです。竹の除去はやってくれる、それから整備はやってくれる、まして機械化ですから、林道はつくってくれる、今まで車も入らないようなところに車が入れる。町でそんなにお金かからないわけですから、国・県が助成でやってくれるものですから、これは今後、人を増やしてでも農林課と建設課では縦割りじゃなくて、横のつながりでやっていくことが重要かと思いますが、いかがでしょうか、町長。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 ちょっと長い話なので、全てが返答できるかどうか、もし足らないようでしたらもう一度ご質問お願い申し上げます。 イノシシの繁殖力、それから生命力というのは、やはりすごいものだということで、特に農業従事の皆様、町民の皆様からはいろいろとお話をもう聞いておるところではございます。いろんな策を打っても、イノシシのほうもいろいろと学習を重ねまして、人間とイノシシのいろんな戦いになっている状況かなというふうにも思っているところでございます。 また、先般の質問にもございましたように、大子町全体、日本全体を含めまして、やはり少子・高齢化の担い手不足というところで、いかにしてこういう細かい部分までいろんな機械化、それからICT化と私は申し上げますけれども、も必要ではあるかなというふうな状況で、農業に関しても必要であるなというふうに感じさせられているところでございます。 それで、先ほどの櫻岡議員のほうが、常陸大宮美和地区のほうでも先頭を切って対策を講じていらっしゃる方がいらっしゃるというようなところでございますけれども、今、ご指摘ありましたように、庁舎内におきましても、やはり担い手不足、そのほかの面に関しても縦割りの部分であったところを、しっかり横の連絡をとらせることによりまして、いろんなことに貢献させていただきたい。町民の方々の期待に応えていくことで対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) ぜひとも、そのような進め方をしていただきたいと思っております。 そして、現在、畑の活用として、お茶やリンゴ、桃、栽培が進んでおります。これもひとえに農家さんの日々の努力で付加価値のある地場産業というものをつくっているのではないかと思われます。 やはり、もっと前に進めるためには、研究機関産学連携を結ぶことで、高級な品種の栽培が可能ではないかと考えております。やはりこの基盤整備事業を行う上で、さまざまな果樹栽培が可能になるんではないかと。要は畑の部分ですよね。そして、意欲のある方々に提供することによって、特産品の育成の道が開けるのではないかと思われます。 やはり単独で考えていたのでは難しいと思います。例えば、私、一応農商工連携の認定者ではあるんですが、大子町からのお誘いは1件もないんですが、よその市町村からはあります。 例えば、今回の事案ですが、今、東海村でブドウの育成ということを今度やることになりまして、付加価値のあるブドウ、簡単にいうと、長もちするブドウです。どういうことかというと、副町長はご存じだと思いますが、私も経済産業省からこれがいろいろありますので、どういうことかというと、私らの上層部というのは、これは基盤整備機構でございますので、そこから研究機関、ブドウといっているのは何のブドウかというと、これ広島県なんですよね、シャインマスカットなんて恐らく聞いたことあると思うんですが、これを大々的にやったのが広島県。いろんな県にさまざまな機関があります。そこの情報をいただいて、より大子町に合った果樹栽培ができるんではないかと、私は常々思っています。 実は、私の住んでいるところは今、生瀬です。生瀬というのは、マイナスイオン、かなりあるんですよ。マイナスイオンとはどうやってできるかというと、これは滝の岩盤と水の摩擦ですよね。摩擦によってミストができ、ミストがこれは、簡単にいえば、外の空気が温かいわけですから、滝の水は冷たいから、これ冷たいほうに風は流れて上空に上がると。これがすなわちマイナスイオンマイナスイオンがあれば、これプラスイオンというのは当たり前ですから、これ電気ですから、マイナスもプラスも、そのぐらいは皆さんご存じだと思うので。実は、私のところはユズ、これはなりません、そしてイチジクもなりません。あとはビワ、これもできないんですよ。なぜかというとプラスイオンがあるから。マイナスイオンだけだったらできるんですが、プラスイオンがあると、できないということらしいです。これはなぜかというと実は調べたんです、全部、空気を、研究所から連れてきて。で、そういうことがわかったということで、やはり大子町に合った果樹、これは町主導でできると思うので、今後のブランド化ブランド化と言っているのなら、研究機関とやらないとブランド化の推進はできないのではないかと思われますので、ぜひとも進めるべきだと思うんですが、もし案があれば。 ○議長(大森勝夫君) 農林課長。 ◎農林課長農委局長町島弘幸君) 町としましては、現在、県のほうの機関であります普及センターであったり、特産指導所等が大子町にもありますので、こちらの機関と連携しながら特産品等の振興を図っているところでありますけれども、必要に応じて、このような研究機関との連携も必要ではあるのかなとは思います。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) とにかく、前に進めることが大事ですので、やはり研究機関と、相手側は待っていますので、副町長にご相談すれば、全て解決すると思いますので、前に進めていただきたいと思います。 2つ目の質問に入らせていただきます。 太陽光発電設備進行状況についてですが、現在、開発を進めている大子ヴィレッジ太陽光発電及び小生瀬取上地区太陽光発電の設備の進行状況について伺います。 具体的には、ヴィレッジクラブ大子ゴルフの跡地で進められている、大子ヴィレッジ太陽光発電所ですが、本来であれば昨年の4月に運転開始ということになっておりましたが、いまだに運転はなされておりません。が、最近、ゴルフ場の景色が変わったと。いつも見ているんですが、今まで私の家の目の前に木材製材所がございまして、やけに最近はチェーンソーの音がするから、いや仕事が順調に来ているんだなと思っておりましたが、3月9日、ちょっと高台からゴルフ場を見ましたら、なぜか景観が変わっている。ということは、山の木を切り出したのかなと推測しまして、もし、切っているならば見てこようかなと思ったところを、町道と私道の間に蛇腹フェンスがしてありまして、見ることは不可能だったんですが、このことはもう既に町のほうに木を伐採するよなんていう報告が上がっているのか、上がっていないのか、お聞きしたいなと思います。 ○議長(大森勝夫君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長保坂太郎君) 今、ヴィレッジゴルフクラブ大子ゴルフ場跡地に建設予定の大子ヴィレッジ太陽光発電所につきましては、関係法令に基づく茨城県等の許認可など、事業用地における手続が完了しまして、平成30年3月からの工事着工を予定しておりましたが、ゴルフ場等の土地取得等に時間を要したため、現在まで未着工の状態が続いておりました。 その後、事業者であります株式会社ジャパンパワーサプライから、先月になりますが、ゴルフ場等の土地取得がほぼ完了したので、本年4月ごろから準備工事に着手するとの連絡がございました。まだ、手続関係、少し残っているものはございますが、今後、準備工事に着手するというような内容になっております。 今、ご質問にありました伐採の件についても確認をいたしました。その事業地における伐採につきましては、もう既に取りかかっているというような話でございますが、ただ、こちらについては、林地開発等の手続が必要のない部分における伐採を準備的に行っているというようなことで伺っております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) やはり、伐採が始まっているということで、我々もやはり、いざ始まるというときには少しぐらいの連絡はあってもよろしいんではないかと思われますので、いよいよ本格的稼働になった場合には、我々にもご報告をお願いしたいと思っております。 そして、町に寄贈されたクラブハウスやホテルなど、ゴルフ場に附帯する設備の利用につきましても、今後どのように活用されるのか。実は、地域の住民からも状況がよくわからないという声が聞こえておりますので、進行状況をお聞かせ願えればと思っております。 ○議長(大森勝夫君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長保坂太郎君) お答えいたします。 ヴィレッジゴルフクラブ大子ゴルフ場のクラブハウスの件でございますが、ゴルフ場の会社より2年以上前に寄附の申し出があったところでございますが、町としては現在、寄附を受けている状況ではございません。そして、今後につきましても、現在、事業者において、ゴルフクラブハウスのほうを取得する考えであるというようなことで伺っております。当時は寄附を受けた後、ルネサンス高校が活用するというようなことで、町が寄附を受ける段取りを進めておりましたが、現在はその目的もなくなっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) すると、今のゴルフ場の寄贈されるホテルとかああいうものはご破算ということで、白紙に戻ったということでよろしいでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 私が着任してからご報告を受けている状況にはなるんですけれども、ホテルと、それからそこのホテルの土地でございますか、の寄附の申し入れがあったというのもお聞きしているところではございますけれども、そこの部分をジャパンパワーサプライが取得をする方向だという報告を今受けたところでございまして、かかわっている会社が何社かあるというのも聞いておる状況でございますので、よく精査をして、取得する方向なのか、本当に取得をしたのか、これから取得をするつもりなのか、その辺も含めてよく調査をするように指示をしたところでございますので、また報告をさせていただければと思いますが、今、まちづくり課長の言った話の内容であるという状況にはなっているというふうに認識しております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) わかりました。 そして実は、あそこからのゴルフ場から生瀬の温泉にお湯をもらっている状態なんですが、取得者がかわると、今後はお湯の権利なんていうのは変わってしまうのか、それとも従来どおり継続でいただけるのかという問題が出てくると思うんですが、今、ちょっと難しいと思うので、今後、話を進める中でわかる範囲というか、よき方向に導いた、導きられるような方向性をしていただきたいなと思っております。 次に、小生瀬取上地区太陽光発電の計画がされていますが、どの程度進んでいるのか、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長保坂太郎君) 現在、小生瀬取上地区におきましても太陽光発電の計画がございます。こちらにつきましては事業者でございますEDF ONE合同会社におきまして、昨年1月20日に地元説明会が開催され、また、昨年12月25日には茨城県の太陽光発電施設の適正な設置・管理に関するガイドラインに基づく事業概要書が町に提出されました。現在は事業者において、林地開発等の手続が必要になりますので、茨城県等の関係法令に基づく手続が進められている状況かと存じております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) そうすると、取上地区はまだ時間がかかるということで解釈してよろしいでしょうか。 次に、将来の町内にあるメガソーラーをはじめとする太陽光発電のパネルの寿命が来たとき、有害物質が含まれていると言われているパネルの適正な処分が確約されているのか。例えば処分方法とかあわせて伺いますが、この太陽光発電設備、現在開発を進めている設備もそうですが、特に大規模メガソーラー、将来的に20年と言われている発電パネルの寿命を迎えた後、その処分が今後適正に処理されるのか、非常に心配しているところでもあります。 事業者との間では、初期の計画書の段階から処分方法について確認していることと思いますが、発電パネルには、イタイイタイ病でおわかりだと思いますが、有害物質と言われているカドミウムや鉛などが含まれるものもあると聞いております。これはどういうことかというと、パネル内でのショートによって高温になる場合があると。どのぐらいの温度でカドミウムや亜鉛がしみ出すのか、わからない人のために温度だけ言います。カドミウムは329度です。そして、鉛は327度と言われています。やはり有害物質が溶ける可能性がある。どうやって調べるかというと、感知センサーでやれば一目瞭然にわかると思います。 やはりメンテナンス、これは始まった場合にはもうメンテナンスデータ表、そういうものをいただかないと、町としては。いざ有害物質が流れたとき、とんでもないことになってしまいますので、やはり土地を貸すんですから、町としても、土地を貸すというか、さまざまな事案がありますので、例えば業者さんが経営が悪化したら置き去りですよ。そういうときに中でショートしていたら大量に溶けて出てくるのではないかと。 政府のほうもようやく検討を始めたようですから、今後、町の対策が必要になる事案だとは思います。もし、わかる範囲でお答えいただければ。 ○議長(大森勝夫君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長保坂太郎君) 国では再生可能エネルギーの導入の推進ということで、現在、太陽光発電施設が急速に建設される一方で、パネル寿命が来た際の設備の撤去及び処分については、全国的にも問題になりつつあるところでございます。 太陽光発電の処分方法につきましては、環境省のガイドラインに規定されております。これによりますと、まず太陽光パネル等の設備について、所有者において再使用、リユースが可能かどうかを判断をします。その上で再使用が不可の場合は廃棄物として処理されるというのが流れとなっております。この場合、使用済みの太陽光パネルは基本的に産業廃棄物に該当しますので、廃棄物処理法に基づき、太陽光事業者は解体撤去等の業務について許可業者に委託し、その後リサイクルまたは埋め立て処分がなされるということになっております。 このように解体や処分については法令等により規定されておりますが、現在、環境省の資料によりますと、実際に撤去や廃棄費用の積み立てを行っている発電事業者は3割以下にとどまっているというような情報もございます。 発電事業の終了後には不法投棄が発生する恐れもございますし、あるいは会社の倒産等により、当然そちらも不法投棄等がなされることも考えられ、処分に関しては、さまざまな課題が指摘されております。現状では処分が現実的に確約されている状況にはないというふうに思っております。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 今後も政府等の見解も踏まえながら、町としてもしっかりした対応をしていただきたいと思います。 時間もありませんので、次に移らせていただきます。 通学路の整備について。 特に町道に関しては、舗装が傷んでいる部分が部分的な補修はされていますが、全般的な修繕が必要ではないかということでございます。 やはり通学路となっている道で、特に町道に関してですが、最近、これは冬が過ぎると舗装も荒れてまいりますので、どうしてもでこぼこ、これが目立ったり、穴があいているところが見受けられます。また、コンクリート舗装などは震災後、亀裂に雨がしみ込み、落盤としているところもありますが、部分的に舗装はされているようですが、全体的には舗装のし直しが必要ではないかという場所も見受けられます。やはり日々子供たちが安心して通学できるように、全般的な補修及び舗装も検討する時期に来ているんではないかということでお伺いします。 ○議長(大森勝夫君) 建設課長。 ◎建設課長藤田隆彦君) お答えいたします。 議員よりご指摘をいただいたところでございますが、舗装の破損の傷んでいる場所の対応としましては、まず第1に、道路を利用する方々が安全に利用できるように現状把握に努めております。その結果に基づきまして、予防保全の観点、こういったものによりまして修繕を実施しているところでございます。 また、道路利用者の安全・安心を確保するために、主要な幹線道路につきましては、国の交付金を利用しまして、計画的に舗装、修繕を実施しているところでございます。 しかし、町道の延長でございますが、約600キロ以上あります。そのうち舗装になっている道路、これが約400キロ、こういった状況でもございます。非常に管理延長が長くて、全体的な修繕がなかなか難しいような状況でもございます。 しかしながら、通学路等の優先性や緊急性の高い路線、こちらにつきましては、引き続き国の交付金等の活用も踏まえまして、視野に入れながら、計画的に、効率的に修繕事業のほうを行ってまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 櫻岡義信君。 ◆5番(櫻岡義信君) 大子町は距離が長いですからね、わからないことはないんですが、やはり穴ぼこがあいているところは修繕したほうがよろしいんではないかと思いますので、町長もインフラ整備インフラ整備と言っているんですから、やはり積極的に十分見たと思うので、今後の課題としてインフラ整備をやっていただきたい。 それでは、2番目に移らせていただきます。 U字溝にふたがない箇所がかなりあります。危険でもあり、ふたの設置が必要ではないかということで、これは通学路に限ったことではないんですが、道路脇の溝にふたがされていない箇所、例えばアップルライン池田から大生瀬トンネル、ここなんかもふたがされていません。真冬なんかは水が大量にあふれ、スリップの原因になりますので、前向きな検討をしていただきたいと思っております。 また、最近は、言いづらいというわけではないんですが、ロードレースの自転車競技でやっている方々、この方々が非常に滝から生瀬に上がり、生瀬から里美方面に練習でコースとして競技をしている方がかなり多く見受けられます。たまたま知っている人がいたもので、どうしてここに来るんだと、これ仲間だから何を言ったって構わないんですが、聞いたところ、やはり練習にはかなりいいらしいんですよね、体力強化のために。どうしても2段構えのコース、例えば袋田から来て月居トンネルまでの上りのコース、そして若干休んで、次は猪の鼻峠と。このコースをやると、かなりいい成績が上がるという方向というか、そういう話も聞いておりますので、国道、県道、町道と言わず、インフラ整備をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。答弁はいいです、時間がありませんので。 以上で私の質問は終わりとさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(大森勝夫君) 5番、櫻岡義信君の一般質問は終わりました。---------------------------------------岡田敏克君 ○議長(大森勝夫君) 次に、7番、岡田敏克君の一般質問は、本人の申告により60分です。 岡田敏克君の一般質問を許します。 岡田敏克君。     〔7番 岡田敏克君 登壇〕 ◆7番(岡田敏克君) 今回、一般質問をさせていただきます岡田でございます。 今回は4項目、公用車のドライブレコーダーについて、2項目は、スクールバスの安心・安全について、3項目は、町長の対応、認識について、そして4項目は町の課題と展望について(派遣職員の立場から)ということで4項目について質問をさせていただきます。 これから質問する4項目にわたっては、実際の事実に基づいたことでありますので、答えていただく場合にはどうか真摯に受けとめて答えていただきますようお願いをいたして、質問をさせていただきます。 まず、公用車のドライブレコーダーについてお伺いをいたします。 交通事故をはじめ、あおり運転、悪質運転を映像で記録し、責任を明確化するため、走る防犯カメラとして自動車のフロントガラス等に取りつけて、外の様子を録画するドライブレコーダー、これを公用車に設置する動きが県内の8割の市町村に広がっております。現在のところ、県内全44市町村のうち35市町村が導入済みで、中でもつくば市や守谷市は全ての公用車に整備をしております。現在のところ、未設置は下妻、常総、つくばみらい、小美玉、大洗、阿見、境の7市町村で、那珂市と鉾田市は年度内に設置することになっております。特に那珂市は国体を考え、全公用車122台と、それに設置する計画を示しております。 これらは、18年5月に新潟市で発生した小学2年の女子児童殺害事件、当時ドライブレコーダーが犯人特定の一助になったということから、これがきっかけとなってドライブレコーダーが普及したということで言われています。 そこで、大子町では31年度事業として緊急車両27台、原子力広報車1台、それに81万2,000円ですか計上して、設置することになっておりますが、全部で公用車は何台あるのかお伺いをいたします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長深谷雄一君) ご質問にお答えいたします。 現在、大子町では161台の公用車を所有しております。内訳につきましてはよろしいですか。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) そこで、設置として、緊急車両27台、先ほど言いましたように原子力広報車1台など、特別な公用車のみなんです。そこで、今後の予定、どのように計画をしているのか、お伺いをいたします。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長深谷雄一君) お答えいたします。 この公用車へのドライブレコーダーの設置につきましては、計画的に今後、全車両に設置する方向で検討をしているところでございます。今年度の予算につきましては、まずはお話にありましたとおり緊急車両27台、原子力広報車1台ということで、稼働率の高いものを優先的に今年度は設置するということでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) そこで、一般公用車、その設置についてはいつごろまで、またはどのような計画をしているのか、お聞かせ願います。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長深谷雄一君) お答えします。 現在ある既存の公用車につきましては、来年度以降計画的に設置をしていきたいと思います。いつまでということは、今のところはっきりした年度は定まっていませんが、予算の関係上、早目に設置をしていきたいと考えております。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実は、市町村の中で、茨城町では2015年度に全公用車、これ79台あると。そのうち道路維持作業車というんですか、これ4台に設置したわけであります。 これは録画履行は約9時間、交通事故を起こしたり巻き込まれたり、そういう瞬間を捉えて、過失の有無等を明らかにしたいという考えでいるわけですが、これらはもう職員の安全運転を促す効果があると、そういうわけで期待されているわけであります。 一方で、この公用車に設置したそのドライブレコーダーが、この撮影がどうしても行政等に集まるということで、そのプライバシーの保護というんですか、そういう観点から一つは懸念を指摘されるという声があります。 そこで、このプライバシー保護等の問題も含めて、この運用について、例えば記録映像のその関係、閲覧、そういうものについたり、事件、事故、それから状況確認のため、外部への提供、裁判、捜査機関等への提供の運用をめぐる、これ一番大事なんですが、運用要綱策定、こういうものは特に大事な意味があるんですが、大子町ではこの運用要綱策定、そういうものについてはできているのか。こうしたその問題を、意識は特に現時点では大事であると思っております。この運用要綱策定については、ほとんどが策定されていないというのが現状であります。その辺について、大子町ではどうなのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 総務課長。 ◎総務課長深谷雄一君) お答えいたします。 現在のところ、この運用要綱は策定してございません。議員ご指摘のとおり、プライバシーの保護や情報セキュリティーの観点から、管理責任者、データの保存、そして消去、データの利用、提供等を定めることは町としても必要と考えておりますので、早い段階で運用要綱を策定していきたいと考えております。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 以上の点、このドライブレコーダー、これについてはとりあえずそのあおり運転とか、そういうものが一般的なことで今テレビ等に問題になっているんですが、特にやっぱり仕事をしていく、公用的なものが多いものですから、今後策定していただいて、早急に職員の安全、そういうものについて考えていただきたいと思っております。 それでは、次の項目に移らせていただきます。 この次のスクールバス、これは安心・安全についてお伺いするわけですが、昨年の平成30年12月6日木曜日なんですが、午後5時17分ごろ、大子町矢田484-1付近で、町と路線バス、スクールバス等の運行業務を委託している会社、その会社の回送バスが道路沿いの住宅に飛び込むということが発生しております。この住宅には人が住んでいなかったために大惨事にはならなかったと。また、このほかに、このバスには人が乗車していなかったことが不幸中の幸いとなったわけであります。しかもこの事故を発見した地域の付近の人、近くの人が通報をして、救急車及び救助隊員が出動して、運転手は町内の某病院へ搬送され、けがの状況は軽症と重症の間、負傷ですね、これを中等症と言うんですか、重症まで至らないと、入院するまでに至らないと、中等症というようなけがを負って、そういう診断が下されたわけであります。 この現場の状況は、今もそのまま放置されて、通る人の目を引いて、あれと、そういって考えさせられる面もあろうかと思って心配をしている状況でもあるわけです、このような事故が発生してはいけないということで。 この事故について、これは広報はなかったんですよ、実は。私もこの事故について知らなかったし、町民のほとんどの人が知っていないというのが現実であります。この事故の原因についていろいろ臆測されているんですが、運転手は携帯電話を見ていたんじゃないかと、いじくっていたというような話や、それから一説では、この運転手は持病があるんじゃないかと、いわゆる考えられることはてんかん持ちとか、そういうようなことも一応うわさがされているというのが出ていたわけです。この本当の原因は、実際のところ本人もしくはその関係者しかわかっていないんですよ、この原因についてはね、一応闇の中にあるというような状況であったわけです。 なぜ、今回私がこの事故について一般質問に取り上げたかということは、この運行会社と町は、先ほど言いましたように、スクールバス等を含め委託契約を結び、町は町民の安心・安全を守る義務があるからであります。運行会社の運転手はローテーション等によって、その日は路線バスを運転したり、スクールバスを運転したり、そのほかの運転も行っているのが現状であります。しかもこの事故発生後には、児童・生徒の保護者がこれを聞きつけたり、見て心配になって、その運行会社、営業所、本社にも電話をかけて、どうなんだというようなことを入れているんですが、全然要領を得ないと、そういうところから私のところに来まして、これをきちんとしてほしいと、または今後起こる可能性もあるもんで、そういうことがあったらいけないからということで、私もその保護者から聞いて、この事故が判明したということであります。しかもこの車に児童・生徒がもし乗っていたとしたら、これは大きな惨事になっていたんじゃないかと推測もできるからであります。 そこでお聞きしたいのは、この12月6日、矢田地内で発生したこの回送バスの事故について、教育委員会では把握しているのか、またはその辺についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) ご質問にお答えいたします。 平成30年12月6日に矢田地内で発生しました回送バスによります事故につきましては、教育委員会としても把握をしているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) その把握しているということの今答弁があったんですが、では、この事故はいつごろわかったのか、またはどのようなことでそれを知ったのか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) この事故につきましては、2月19日に岡田議員のほうから教育委員会事務局へ電話がありまして、バスによる事故があったという情報をいただきました。その日のうちに茨城交通株式会社大子営業所を訪問をしまして、事実関係を聴取した結果、回送バスによります単独事故があったということで確認をしております。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 今現在、町ではそのスクールバス等の委託料を、これ29年度で運行会社2社があるんですが、1年間でこの2社に対して合計約7,578万5,000円、これは契約金として支払っているわけであります。参考までに金額を述べますと、2社あるんですが、その1社のほう、A社のほうには約4,675万6,200円、それからもう1社のB社には2,902万8,240円、こういう金額が支払われて、契約として行われております。そしてこのスクールバスは、だいご小学校、さはら小、上小川小、生瀬小、大子中のこの5校を8路線で運行会社において児童・生徒数140人がその安全・安心、その走行のもとで命を預けているというような現状であります。 そこで、お聞きをしたいと思っています。この事故で起こしたバスに児童・生徒が乗車していたらどういうふうに思うのか、その辺、教育委員会のお話を伺いたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(山崎仙一君) スクールバスの運行につきましては、児童・生徒が安全で安心して利用できることが大切なことであると考えております。スクールバスによります事故は起きないように願っているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 実は、その起こす、起こさないという、まあ含めて、私の手元にこの資料、5小・中学校のスクールバス運行業務仕様書というのがあるんですね。この仕様書には、現場の状況に応じ、5小・中学校の運行路線の対象となる学校長と協議の上、誠意を持って行うものとすると、これ明記されているわけです。一応契約ですよね。また、その受託者の義務の中に、事故発生時の処理という項目があるわけで、この受託者は交通事故等緊急事態が発生した場合は、直ちに適切な措置を講じるとともに、当該バスの運行対象学校校長に直ちに報告しなければならない、このように明記してあるわけです。 今回の事故は、児童・生徒が乗車していなかったということは、負傷者が出なかったと、そういうため該当外であったということから報告等がなかったと、そういうふうに判断されます。ただ、いたから、いなかったからとか、そういう問題ではなくて、保護者からの心配でしようがないんだということで電話等が行われたわけですが、この件について深刻に受け入れてほしいということで、そこで、この件について、教育委員会として、児童・生徒の安心・安全を守る観点から、正式に運行会社に対して申し入れをするべきであると考えます。これは重要なことでありますから、教育委員会としてどう対応をしたのか、行ったのか見解を伺いたいと思っております。 ○議長(大森勝夫君) 教育長。 ◎教育長(佐藤卓君) ご質問にお答えいたします。 教育委員会では、先ほど局長のほうからご説明させていただきましたけれども、2月19日にまず事務局が事故の状況等について会社側から聞き取り調査を行っております。 その後ですが、3月7日に私が会社の管理職と面会をいたしまして、改めて事故の状況ですとか、あるいは運転手の運転歴、健康状態、あるいは会社の運転手の教育などについて会社側の把握している情報、あるいは考えを聴取いたしました。 教育委員会としましては、何よりも児童・生徒の安全が第一であると考えております。この観点から聞き取りを行いましたけれども、会社側の説明には、スクールバスの安全運行について、特に問題になるような点はありませんでした。しかしながら、今回の事故というのは回送中の路線バスの事故ではありましたけれども、運転手はスクールバスと路線バスを運転しているということで、ご心配はごもっともなことだというふうに思っております。 委員会としましては、改めて会社に対して、スクールバスの安全運行について注意喚起を促すために、児童・生徒の命を預かる立場であることを十分に認識して、スクールバスの安全運行に万全を期すよう、その場で口頭により申し入れを行ったところでございます。委員会の考えについては会社側に十分伝わったと理解しておりますので、会社側ではスクールバスの安全運行のために、できる限りの対応をしてくれるものと思っております。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) ありがとうございました。 今後も、もしけが人というんですか、負傷者が出たら大変だということで、この運転手も現在、もちろん復帰して運転しているようですので、特に注意をして見ていかなければならないなと思っております。 そこで、この質問はこれで終わりにして、次の質問に移らせていただきます。 3項目の件なんですが、町長の対応、認識についてを伺いたいと思います。今から説明、また質問する内容は、町長に対して踏み入ったことを質問したりするかもしれません。これは私も議員として役目ですので、まあ何もそこまで聞く必要はないだろうというようなことがあるかもしれませんが、あくまでその公人としてお聞きするわけですので、その辺はご了承をしていただきたいと思っております。 それでは、お伺いをいたします。 高梨町長は、昨年の12月16日、投票者総数1万1,426票のうち、町民の期待を得て4,623票を獲得して当選をし、投票者総数の40%であったわけであります。高梨町長は初登庁、それから第1回定例会でも「日本一幸せな大子町づくり」を推進するための一つ、若い世代への投資、2つ目は地場産業の未来を応援ですか、それから3つ目は大子町の魅力向上、それから4つ目は安心・安全のまちづくり、それから5つは新庁舎建設の見直しと行政サービス向上のこの5視点ですね、5つの視点を柱として掲げております。 全国では事故、事件、特に近年では地震や風水害など、土砂崩れ等ですね、そういうものによる災害が多発し、ここ大子町においても、いつ災害が発生するかわからない状況にあるわけであります。これに関連して質問をしたいと思います。 町長として、これらの問題が発生した場合、どう対応するのか、行動するのか、どう考えているのか、認識についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 日常において、事件、事故、災害等の発生を完全に防止することは不可能だと思っております。ただし、それらを予測して防止策を講ずることで発生の確立を低くすることはできると考えておるところでございます。このため、緊急事態等が発生した場合には速やかに対応し、被害を最小限にとどめるために準備をすることが重要であると考えておるところでございます。 緊急時はもとより、平常時においても組織及び職員の危機管理意識が欠如していれば対応等を誤り、被害が拡大する恐れがあるばかりか、町民や社会から批判を招くことになってしまうと思っているところでございます。 そのようなことから、職員一人一人の危機管理能力をさらに高めるために、日ごろから指示、伝達を行うとともに、緊急事態発生時の態勢についても個別マニュアルのあるものについては、これまでの仕組みを再確認し、個別マニュアルがないものについては、必要に応じて新たに対策会議を設置し、緊急事態への段階的対応や迅速かつ効率的な対応を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) 今の答弁の中で、本当に災害対策等を直ちに立ち上げたいとか、すぐ対応したいという言葉が出るのを待っていたんです。そこに再度質問、これらについて質問をさせていただきます。 実は、この町長選挙の際の名刺のプロフィール、ありますね、これ知っていますよね。ここに久慈郡大子町大子474-6という住所があるんですが、これはどこなんですか、この名刺にありますね、町長の、これ記憶あると思うんですよ。この住所はどこなんですか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 私の育った住所でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) それから、このはがき、これは講演会のですが、大子町池田1314-2と、これは選挙事務所ですね、この住所だと思います。そういうことで、先ほど言ったようにこのはがき、この名刺のほうですね、金町ということで、大子町金町ですね、町長の恐らくご両親の住所であると思います。 町長は当選後、町長に就任したときしばらくの間、町長公室公用車を選挙事務所であるそのバイパスのところに、迎えに来させていると、朝ですね、そういうことがあったと思います。それは間違いないですか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 初登庁の日の朝、協議をいたしまして、交通状況の問題から事務所のほうにお迎えに来ていただいて、初登庁をさせていただいたというふうに思っているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) そして現在、自ら運転して役場庁舎まで来ていますね、現在。自分で運転して通っていると思っているんですが、実はその帰っているところ、町民も朝、上小川のほうから来るという姿も現在目撃もされているわけであります。朝来るのに、町長が運転して上小川のほうから来ると、そういうのも上小川、頃藤のほう。そういう状況も目撃されているわけであります。これは個人的な問題を私言っているのではなくて、先ほどの、当選して約3カ月ですか、当選して以来3カ月たつんですが、現在の立場は、町長はあくまで一会社員ではなくて、あくまで公人であると。町を預かるトップの人であり、先頭に立って町民を引っ張っていくというような立場なわけです。 いざ事件、事故、先ほど言ったように災害が発生した場合、一体どういうふうにするのか、大いに私は危惧をしていると。心配していると。これは、町長は一体今どこに住んでいるのか、私らもちょっとわからない点があるんです。一番困るのは、やはり何か災害が起きたときに、どこにいるのかわからないようでは困るわけですよ。先ほど、だから私が確認したのはこういうものでしょうと、それからこういう住所がありますよと、それから現在は通っているんじゃないですかと、どこから通っているんですかと、那珂市ですか、水戸市ですかと、そういうことも私は言いたいわけですよ。だから一体どこから今通っているんでしょうか。 ○議長(大森勝夫君) 町長。
    ◎町長(高梨哲彦君) ちょっと個別の番地まではご勘弁いただきたいんですけれども、プライバシーの問題なので、大子町大字大子に住所を持っております。そこから日々通っております。上小川でお見かけしているというのは、やはり私も大人で車も持っておりますので、いろんな予定が入ります。やはりそういうときにはどこかへ泊って、朝こちらへ来るときも数回はあったかと記憶しておるところではございますが、私はもう出馬のときから大子町民として大子町のためにと申し上げている状況でございますので、ご理解をいただきたいと思っている状況です。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) ただ私は、今言った、その公人ではなければ、まあどこに住んでいようがこれは私は構わないんですよ。ただ、先ほど言ったように、いざその災害があった場合には自分が先頭に立って人を集めて対策本部なり立ち上げて、これ町民を守らなければならないと、そういう立場なんですよ、今。以前の一会社員の立場ではなくて、あくまで公の公人ですからね、だからそこを勘違いされては困るんだという意味で私は言うわけですよ。しかも、すぐに何かあった場合には、事件、事故、災害あったときには、直ちに職員等を招集して、どうすべきかということをすぐとらないと、これは町長として、これは町民が見ているわけだし、何かあった場合にはどうするんだろうということで、その指示も待っているわけですよね。ですから、そういう意味で私は聞いているわけであります。 ですから、そこの辺をきちんとしておくべきだろうと。確かに、今言ったプライバシーというのはそれはありますよ。だけど、その何かあったとき、私らもどこに住んでいるかわからないようでは、聞くことに議員も、それは町民もこれは困るわけですよ。何かあったときに連絡しようとか、これは職員同士がやっているわけじゃなくて、何かあった場合には連絡も、またはどこにいるんだというようなことで、これはやっぱりはっきりしてもらわないと一番困るわけですよ、例えばほかの市町村に首長が行っていたと、何か事件、事故、災害があった場合には、これは呼び戻されるわけですよね、海外にいても。そういうほど、やっぱり連絡をきちんとしておかないと、また場所を、居場所をしておかないと、これは大変なことになるんですよね。だからそういう意味で私は言うわけで、その個人的にどうこうということを私は言っているわけじゃないです。だからその辺は勘違いしないようにお願いしたいと思っています。あくまで町長は公人ですよという意味で聞いているわけですからね、だからそこははっきりしてほしいというふうに思っております。 それから、次に移りますが、項目を、その選挙討議の資料のパンフレットがここにあるわけですが、この中で、こういう印刷になっていますね、「今を乗り越え、生き残るために国・県と一体となって、豊かな自然あふれる大子町を存続」云々と、こうこのパンフレットに書いてあるんですが、その「一体」という言葉、これはどういう意味なのかなと、ちょっとそういうことについてお聞きしたいと思うんです。 その前に、これ私的に考えると、その「一体」という言葉は、これは行政または政治をやっている人は、こういう言葉は今は使いませんよ。一体の、一つの体ですね。こういう言葉は使わないです、はっきり言いまして。一体というのは、これは組織という意味があるんですよ。要するに国・県・市町村が一つの組織になるということであって、これは独裁になると。独裁につながると、独裁であってはいけないということから、明治時代のような中央集権国家とかそういうことでは今はありません。今は、国・県・市町村が自主性、独立性、こういうことになっているんです。絶対一体であってはならないというふうになっているんです。そういうようになると、今、本当にどういう言葉を使わなければならないかというと、国と県とやっぱり「協力し合う」と、これがそういう表現なんですよ、普通は。一体なんていう言葉は使ってはだめですよ。 そういう意味で、やっぱり適切な表現、政治を目指す人は、やはりそれを認識してもらわないと、適切な表現を使っていただきたいということです。その一つの目的に向かって力を出し合うことということで、町は町の考え、自主性ですね、それから主体性を持って行政を行うものであります。全てが国や県の言うとおりになったら、先ほど言ったようにそれこそ独裁ということになる意味で、その一体という言葉、表現は、確かに町民から見ると耳ざわりいいんですよ。なるほど、一つになっているからいいんだなと、そういう耳ざわりのよいそういう言葉であって、これ、ちょっと惑わすような言葉なんですよ、はっきり言いまして。 国や県とも、もしずれが生じたりした場合、そこに県議会議員もいるし、国会議員もいるんですよ。全く一つならば、県議会議員も国会議員も要らないですよ。そのずれが生じた場合に、そういう人たちが役割をするわけなんです、その間に入ってね。だから県議会議員も、国会議員も必要なんですよ。だからそういうようなことであるわけですから、そういう場合にはその人たちの役目があるんだよということで、初めから、例えばやりづらいから排除するような政治、そういうものは町を弱体化したり危うくするということにつながるわけであります。ですから、その国と県と一体となってという、町長のつくったパンフレット、これ町長、どういう意味なのか、ちょっと答えてほしいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 一体となってという表現にまず関してですけれども、まあ、おとりになる方の、ちょっといろいろとり方はあるかなと思いますが、私としましては、強く連携をする部分はするという表現であったかというふうに認識をしているところでございます。その他におきましても、この一体となってというところの部分ではございますけれども、国や県が進める事業の方向性を見きわめて、必要であれば強く連携をして事業展開していく必要があるということで、全てを国と県と、議員がおっしゃるように同化をして、全てを預けるとかそういう意味ではございません。 やはり大子町のすばらしいところ、いいところはしっかり守っていく。皆さんの町民の声を聞いた上で続けていく。ただ、やっぱり少子・高齢化に伴う弱っている部分、私が掲げているインフラの部分、そういうものは今より以上に、やはり要望等々を出した上で、その後もしっかりフォローさせていただいて進めてまいりたい、そういう状況で認識しているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) それならば、そういう認識があるならば、先ほど私が言ったように協力し合うとか、連携し合うとか、そういう言葉を今後使っていただければと思っております。 その次に、質問をちょっとさせていただきます。 町長は、これまた私も言いづらいんですが、時間外に、町の行政に関係のない民間の会合等に、例えば講師として呼ばれたような場合、現実に女性職員を引率していたと。まあこれ聞き及んでいるんですが、しかも、自由にその職員をそういう会合に出席させたり、使うこと、これ時間外ですよ、これ私はまずいんではないかと思うんですよ。しかもその会合も、これは町長の特権であるんだというような、らしきことを言ったとか言わないとか、そういうものも私のほうには入ってきているんです。ですから、そういうことが、町長がもし、町長の特権だよというようなことがあったとすれば、その特権というのはあるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) まず、その女性職員云々ということでございますけれども、それに関しては、秘書課の女子職員でございます。着任いたしましてから2度、同行ではございません、講演を頼まれた内容で、普通の講演というのは、本人が行きましてお話をする講演というのもあるかと思いますけれども、その2回は、副町長はそのうち1回一緒にまた行っておる状況でございますけれども、スクリーンを立てまして、パソコンで資料等々を投映して、それで講演させていただきました。その機材の準備、講演中の機械のメンテナンス、それから後片づけ、それを含めましてお願いをしたところでございまして、決して連れ回しているとかそういうことでもございません。また、その2回のうちのどちらかわかりませんが、特権だという言葉も使ってございません。そういう状況でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) ただ私は、そういうことも初めてなんですよ、聞くのが、ね。前代未聞であると。ほかの職員の人から、またOBの人、それから勤めていた方、まあ元ですね、そういう人からも聞いて、そういうことはないと、今まで、そういうことがあってはおかしいんではないかなという話も聞いているわけです。ですからその辺も、何というんですか、話を周りの人から聞いて、やったのがいいんじゃないかと、私は思います。 だから、町長はね、やっぱり下手ですよ、私言うの。やはりね、人の意見をある程度聞いたり、それから教えてもらったり、いやそれが自分が全部できればいいですよ、わかれば、ね。私はそうじゃないと思います。ですから、やはり知っている人に教えてもらったり、わからなければですよ、わかっていればいいですよ、わからなければ聞くとか、やっぱりこれは誰もが言えることなんです、これは、誰もが、私もそうなんです。ですから、その辺はやはり同行じゃなくて、やはり聞いたのがいいんじゃないかと、私はそう思っています。今後もそういうことをひとつ頭に入れてお願いしたいと思っております。 その次に、実は2月6日、全員協議会が開かれ、このときに初めて町長から新庁舎建設について、これまでの3階建てから2階建てという、その変更する案が説明されているんですが、そういう、その何というんですか、協議じゃなくて結果報告なんですね。その日の午後記者会見をやりまして、そのときにこの3階建てから2階建てにするということは、ほとんどその私がいた時点ではそういう話はなかったと。 その後、2月8日ですか、8日にある新聞、ここにありますが、これですね、この新聞ですね、2階建てということがちゃんと報道されてしまっているわけです。そういう意味で、要するにひとり歩きをしてしまっているわけですよ。そういうような、要するに町民、議会を軽視したような、そういうようなことが起きているわけです。この件については、6日ですか、議長を通じて、まあそのあまり表に出さないのがいいよと。まだ発表もしないし、これから進める上で、これ表に出ないようにしてくれということで、議長を通して町長に言っているわけですよ。ところが、ひとり歩きしてしまって、こうやって出ているわけですよね。だから何だろうということになっているわけです。 知らない人は、町長は大したもんだと、約束をして、選挙で、すぐにその2階建てにしたんだと、変えたんだというような、恐らく声もあったと思います。 ですから、そういうようなきちんとした、その、ないまま、ひとり歩きをさせるとか、これ一番とんでもないことなんですよ。ですからそういうようなことで、あくまで相談してほしいと。 それも、今回の予算の中で、町長の言っている31年度の予算案が明らかになっているんですが、その町長の目玉の一つの行政サービスの向上ということで、総合案内員の設置、今議会で問題になっているんですが、それから秘書広報課の創設、こういうものは上げているんです。 こういうものを昔というより以前設けてやったら、役場の職員の中から、これは無駄だよと、やっても意味がなかったと、効果がなかったと、これは廃止すべきだといって廃止した経緯があるんです。町長は、確かにその時代、時代で、大体同じようなあれを設けても、時代が違うんだからというような考えがあると思うんですが、大体その役所の行政というのは、もちろん時代は違うんですが、やはり多少はまるっきり違うということじゃなくて、これは似ていますよ、基本は。 ですからそういうことで、今回、そういう増設、新設というんですか、そういうものが上がっていますが、さらに、私が町民や議会を軽視しているというのは、財団法人振興公社が社団法人振興公社に変わると、そのときに理事、役員またはその監査のことで、議会から1人出している部分が、相談もなくほごにされたと。要するに全然議会のほうから監査役を外されたというようないきさつもあって、私は先ほど言ったように、やっぱり相談をすべきだろうと。要するに結果報告じゃなくて、協議して相談すべきだろうと私は思っております。ですからそういう意味で、今後も含めて、町民や議会に対してその軽視はやめてほしいということであります。その件について伺いたいと思います。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 まず、庁舎の全員協議会の内容が、その日の午後の記者会見で私が話をして、翌日の報道の新聞に載っているという状況でございますけれども、ちょっと言葉が足りない場合は、この後総務課長からまた補足説明申し上げますけれども、議長のほうからもお話をいただいて、その後、さらに皆さんのいらっしゃるところでご報告もさせておる事案でございますけれども、全員協議会のほうでは私ではなくて、総務課長のほうから説明があったかと思います。そのときに、内容に関しては報道のほうにも資料として出している状況であるという後ほど報告を受けました。私は、その日の午後の記者会見では、修正をすると、見直しをするとはお話ししましたけれども、見直しの内容については、私のほうからは報道には話しておりません。これで2度目のご報告になると思いますけれども、私からは修正の内容はお話ししておりません。資料を受け取った報道のほうが、その内容を見て掲載したのではないかなと推測される状況でございます。 また、今般、新年度予算で出しております窓口総合案内、それから新たな課の増設ということでございますけれども、まず、先日、ほかの議員の方からのご質問にも答えさせていただきましたが、やはり総合案内においては、県北で、ほとんどの市町村で今設置をされている状況であるのを、私のほうで確認しておるところでございます。ほかの自治体におきましても、長い歴史の中で、いろいろあった中でのご判断をされているのかと思います。私のほうでは、先般申し上げましたが、外から戻ってきた人間といたしましては、やはり大子町にはあったほうがよろしいんではないかと。役場の場所だけではなく、大子町のことはしっかりその人に聞いたら案内できると、観光においても、いろんな場所をお知らせする意味でも、そこに資料がたくさんあればそれを持って、また役場の外にも出ていってもらいたい、そういう思いもありまして提案させた状況でございます。 もう一つ、新たな課の増設、広報課の件でございますけれども、これに関しましても、これは私のほうで申し上げたいのは、私がこの陣頭指揮をとってやったんではなくて、いろんな職員のお話を総合させてもらった上で上げてもらった件だというふうに私は認識しておる状況でございます。そういったものも含めて、皆さんにご判断をいただきたいというふうに思っておるところでございます。 またあと、振興公社の役員の件でございますけれども、きのう副町長と一緒に、配慮不足であったということでご報告をさせていただいている状況であるかと思いますけれども、この後、副町長のほうから、この後というか後日、また是正案のほうを提示させていただきまして、対応していきたいと、そういうふうに思っている状況でございます。 ○議長(大森勝夫君) 岡田敏克君。 ◆7番(岡田敏克君) まあいろいろあると思うんですが、町長としての考えや意見も。ただ、私が言いたいのは、その資料が議長を通して、これは外に出さないのがいいよと、また、言わないのがいいよということで話してあるところに、資料が担当者から行っているんですよ、記者のほうに。これは職員が例えばやったにしても、これは職員が悪いんじゃなくて、これはあくまでも町長の責任になるわけですから、だからそこら辺は、やはりきちんと、だめはだめで、やっぱり出さないでほしいと言えば、これはきちっと職員にもやらないと、これバラバラなような気がしますので、その辺はひとつきちんとしたのがいいと思います。これは町長の責任ですからね。 そういうことで、次の最後の質問に移ります。 4つ目は、町の課題と展望についてと。括弧して、派遣職員等の立場から伺いますというふうになっているんですが、これ何を言うのかなと、また言っているのかなということを思っている人がいると思います。 実は、今回、平成30年度大子町職員の退職者についての報告が過日あったわけであります。それによりますと、退職者数は計15人、男10人、女5人となっているわけです。その中で、課長職は2人ですね。入って、15人のほかに、現在派遣の副町長、教育長、そしてまちづくり課長が県・国に戻ると聞いており、特にこの5人は今回最後の議会となるわけですが、いずれももちろん退職する職員も含めて、特にこの5人の方は大子町に対して大きな職責を残していただいたと思っております。 紹介しますと、和田宗介副町長は、平成29年4月1日から今日まで副町長兼観光商工課長として町に尽力、貢献をいただきました。2人目、佐藤卓教育長は、平成29年5月19日から今日まで教育長として町に尽力、貢献をしていただきました。そして3人目、保坂太郎まちづくり課長は、平成28年4月1日から今日までまちづくり課長として町に尽力、貢献をしていただきました。そして4人目、塚田孝夫水道課長は、昭和57年4月1日から建設課をはじめ、今日まで水道課長として永年にわたり町に尽力、そして今月末で定年退職を迎えることとなっております。そして、5人目、緑川富子会計管理者兼課長は、昭和52年4月1日町民課をはじめ、町民課から振り出し、今日まで会計課長として永年にわたり町に尽力、今月末で定年退職を迎えることになっております。そこで、この5人に対しまして、3月末で役場を後にするわけですが、現在の立場でやり残したこと、または町民に対して最後の一言、一言言葉をいただければありがたいと思います。今の順番のとおり、一言述べていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大森勝夫君) 副町長。 ◎副町長兼観光商工課長事務取扱和田宗介君) まず、このような機会をいただきましてありがとうございます。また、残り2週間ちょっとということになりますけれども、大子町議会の皆様はじめ、大変お世話になりました。2年間ありがとうございました。 やり残したこととしては、私としてはやっぱり稼ぐということへの、稼ぐ力というか、とか、あるいは少子・高齢化の中で生産性向上というのがこれから欠かせないと思っていますので、その辺にちょっとまだやり残した部分はあるかなと思っています。 もう一個は、大子町に対して今後必要なこととしては、やはり、私、着任したときに、議会でも抱負を述べさせていただいたんですけれども、そのときに自助ということが地方創生においても大事だという話をさせていただきました。その中で、やはり新しいことを始めるとか、挑戦するとか、そういったことに対して、やはり町民の方が理解を示して応援していくというような、やっぱりそういう文化をつくっていかないと、なかなか今後の発展というのは厳しいんじゃないかなというように思っています。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(大森勝夫君) 教育長。 ◎教育長(佐藤卓君) 学校教育について絞ってお話させていただきますと、ご存じのように、少子化というのは大子町にとって非常に大きな問題でありますし、学校教育にとっても大きな問題でございます。その中で今、小・中学校の適正配置についてどうするかということで、教育委員会の中でも検討していることでございますけれども、今現在、産まれる子供の数というのが年間70人程度ということですので、これはいずれですけれども、1つの小学校、1つの中学校という時代が来るんではないかというふうに思っております。その過程をどうするか、それまでの間の小学校の数、中学校の数、そして学校の配置をどうするか、それが一番大きな課題なんではないかというふうに思っております。 そして、現在の大子町というのは児童・生徒数の減少、それから学校の規模の縮小化というのが大きな問題ではございますけれども、教育の質というのは、大都市であろうと地方であろうと、あるいは大規模校であろうと小規模校であろうと関係ないと、そういった気概を持って教育委員会も、それから学校も、これからも引き続き取り組んでいってほしいというふうに願っております。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長保坂太郎君) ご質問ありがとうございます。 私自身は林野庁から出向いたしまして、3年間この大子町政にかかわらせていただきました。その中で、議員の皆さん、そしてまた町民の皆さんともいろんな議論をしながらこのまちづくりについて考えて実施をしてきたところでございます。 そういった中で、やはりこう大子町、いろんな魅力のある資源が豊富にあります。これらの資源をどのようにして生かしていくかというのは、現在も、また将来にわたっても大きな課題かと存じております。そういった中で、やはり今課題になっているのは、担い手不足、人口減少の中でその地域資源をうまく生かすような人がやはり減っているというような状況でございます。 その担い手不足の解消に向けて何に取り組むかといったところで、やはりいろんな地域の団体があるかと思いますが、その横のつながりをしっかりつくっていくことが重要かなと思っております。さまざまな違った立場の人たちが意見を交わしながら横のつながりをつくって町をよくしていく、町を活性化していくという方向をつくり上げていくというのがやはりまちづくりには必要になってくると思いますし、現在も、そして将来もそういった観点で取り組んでいく必要があるのかなと思っております。いずれにしましても、私自身、4月から林野庁に戻った後も、森林林業行政の立場で大子町ともかかわらせていただければと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(大森勝夫君) 質問時間は終了しましたが、答弁を認めます。 水道課長。 ◎水道課長塚田孝夫君) 私ごとでありますが、31年間大子町政に携わらせていただき感謝申し上げます。 ご質問にあります課題の展望につきましては、担当しております水道課といたしまして、町長の掲げる5つの視点による施策のうち、安心・安全のまちづくりについて、将来にわたって安定的に水道事業を継続し、住民サービスを提供していくために大子町水道事業経営戦略を今後の取り組みの基本計画として作成し、水道経営の基盤強化を図っていけるようにいたしました。 今後につきましては、町民の方々へ水道に対する関心と、水道事業経営にご理解をいただけるよう、今まで以上に丁寧に説明していかなければならないと考えております。しかしながら、一公営企業単独での取り組みでは限りがあります。町民の代表であります議会議員の皆様のより一層のご理解とご協力をよろしくお願いしまして、挨拶とさせていただきます。 ○議長(大森勝夫君) 会計課長。 ◎会計管理者会計課長緑川富子君) 初めに、本議会におきまして発言の機会をいただきましたことを大変御礼申し上げます。 顧みますと、40年という在職期間でございましたけれども、これは私、袋田の滝の観瀑トンネルが実は完成した年でございました。 会計管理者としてお願いすることは、今後も適切な会計事務の推進に努めていただきたいということでございます。高梨町長の目指す「日本一幸せな大子町づくり」、私今ちょっと思い出したんですけれども、「正しい行いや政策は最大多数の最大幸福をもたらす」、そう言った経済学者がいらっしゃったような気がいたしました。 最後に、大子町の限りない発展を祈念いたしまして、皆様方がいつまでも健康で、そして本町発展のためにご活躍いただきますことをお願いいたします。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 7番、岡田敏克君の一般質問は終わりました。 ◆7番(岡田敏克君) ありがとうございました。 ○議長(大森勝夫君) 午後1時まで休憩とします。 △休憩 午後0時02分 △再開 午後1時00分 ○議長(大森勝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。---------------------------------------一般質問 ○議長(大森勝夫君) 一般質問を行います。---------------------------------------藤田英夫君 ○議長(大森勝夫君) 3番、藤田英夫君の一般質問は、本人の申告により30分です。 藤田英夫君の一般質問を許します。     〔3番 藤田英夫君 登壇〕 ◆3番(藤田英夫君) 議席番号3番の藤田英夫です。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告書により質問いたします。 私の質問の時間は30分でやります。それは、大子町観光やなに絞って質問したいと考えたからです。 それでは、大子町観光やなについて。 大子町議会も特別委員会を組織して、観光やなが経営難に陥った過程を調査した経緯があります。委員会で調査をした中で私が感じたことは、経営責任の所在が曖昧のまま、観光やなは赤字経営を続けてきましたという過ちです。やな組合、前の理事長の言い分で、直接経営に携わる立場ではなかったので、観光やなの経営指導を行うのは事実上難しかったという考えでした。現場で運営をこなしてきた当時のやな場の支配人からすれば、理事会で決算の承認がされており、経営改善は理事長を含め、役員側の指導、監督危機によってなされたものとの考えでした。 このように経営責任の所在が不明のまま、やなの事業を継続してきたものであれば、健全な経営が期待できるはずがありません。議会も委員会を設置し調査した以上、同じような失敗を繰り返すことを避けなければなりません。 高梨町長は所信表明において、観光分野での積極的な取り組みを表明しました。そこで、懸案である大子観光やなの存続を含め、今後の運営について町長の考えをお聞かせ願います。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) お答え申し上げます。 大子観光やなでございますけれども、奥久慈だいごやな漁業組合の経営状況につきましては、今まで経常利益が赤字だったものが、地域おこし協力隊が平成28年3月からやなの支配人に就任し、経営改革の結果、平成28年度から黒字になったと伺っておるところでございます。 しかしながら、町からの補助金を除くと、利益を出せる状況にはなっていないとも私のほうで理解しているところでございます。 また、地域おこし協力隊におきましては、本年2月で終了しておりますので、支配人の人件費におきましては、今後、町の負担から組合の負担となると予測されるところでございます。さらに、平成28年から出資金、有価証券の買い取りが凍結状況にあることや、平成29年度決算の繰越損失が3,652万6,020円と大変厳しい状況にあることも認識しております。 やな組合の存続に関しましては、昭和63年の設立から約30年の歴史がございまして、私自身、全てをもちろん把握しているわけではございません。組合内において、理事様などに今後1年をかけて慎重にご議論をいただきまして、今後の方向性を検討していただきたいと考えているところでございます。 また、私といたしましては、議会の皆様のご協力を得ながら、この問題に対処していきたいと思っているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 藤田英夫君。 ◆3番(藤田英夫君) それでは次に、大子観光やなは、久慈川の唯一のやなであり、茨城県内においてもその存在はただ一つだけのものです。やなが開設されてから今まで、長い期間経営が継続されて、その経営を踏まえれば、観光やな、その存続を前提とした対策を討論することが妥当であると考えます。 観光やなを存続するために町の支援策はあるのか。また、民間や茨城県など、町内以外の外部機関を活用した支援策などがあればお聞かせ願いたい。 ○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。 ◎副町長兼観光商工課長事務取扱和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 まず、町では以前より奥久慈だいごやな漁業組合に対しまして、やなの設置、撤去事業への補助を行っております。加えまして、平成28年度には観光やなの屋根塗装、平成29年度には浄化槽修繕に対しても補助金を支出しております。さらに、平成28年3月からことし2月までは、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、やな支配人として地域おこし協力隊を雇っており、協力隊の経費につきましては、町のほうで負担をしておりました。平成30年度からは、やなの設置、撤去事業に限っていた補助金を、やな組合の運営全般に対する補助金に変更しております。300万円の補助となっております。 町としましては、来年度予算案にも引き続き300万円の運営補助金を計上し、支援を行うとともに、観光協会など関係機関と連携を図りながら、観光施設としての情報発信をするなど、広報の協力もしていきたいと考えております。 また、今、議員から茨城県というお話が出ましたけれども、茨城県の来年度予算案が公開されておりまして、その中に遊漁を活用した地域活性化推進事業というものがございます。これは県の担当課から本事業における本町でのアユ釣り体験教室の話を過日伺ったところです。ですので、今後、この件につきまして県と連携をしながら事業を進めていきたいと思っております。その中で、観光やなの活用も検討していきたいというふうに考えております。 ただ、やな組合におきましては、支配人が外部から登用されていることによる永続的な運営の難しさでありますとか、アユの焼き手など、組合内部の人材不足等、こういった組織体制の脆弱さが大きな課題となっておるというふうに認識をしておりまして、将来的には、組合等存続自体が危ういものと認識もしております。 以上です。 ○議長(大森勝夫君) 藤田英夫君。マイク入れてください。 ◆3番(藤田英夫君) 最後に、大子観光やなの経営母体はやな組合が行ってきましたが、その組合は今後の経営についてどのように考えて、思っているのか。また、町と組合との関係性、調整を行ってきているのかお聞かせください。 また、大子町の観光やなや、やな組合と今後どのようにかかわっていくのか、考えをお聞かせください。それに、最後に民間の活用も含めて、今後どのように考えているか。 ○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。 ◎副町長兼観光商工課長事務取扱和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 まず、やな組合との調整等についてお答えをしたいと思います。 ことし2月25日にやな組合の理事会が開催されまして、平成31年度の事業計画や運営体制について議論がなされたところです。その理事会の開催日より前には、町長、それからやな組合の副組合長、やな支配人及び観光商工課出席のもと、平成31年度事業計画など、今後について打ち合わせを行っております。その際、特に議論したのは、目前に迫っている平成31年度事業につきまして、アユの塩焼きの人員、運営スタッフ、それから支配人など運営体制を中心に、現実に即した形での事業計画などを議論しております。 また、団体の総会に当たる、やな組合の総代会が3月25日に予定されておりまして、この総代会におきましても、来年度の事業計画等について議論がなされることとなっております。 町のかかわりにつきましては、観光商工課がやな組合に対する補助などの支援、それからやな組合の定款におきましては、町長が組合長になっております。それとともに理事の1人に農林課長、監事の1人に会計課長が就任しておりますので、今後も町として、やな組合の運営に携わってまいります。 また、やな組合の今後につきましては、引き続きやな組合と議論をしながら、また議会の皆様とも議論をしながら方向性を検討してまいりたいと考えておりますが、最終的にはこれ組合の話にもなりますので、組合として理事会、総代会で議論、議決がなされていくものであります。理事や総代、組合員の皆様にもやな組合の今後についてともに考えていただきたいと思っております。 ○議長(大森勝夫君) 町長。 ◎町長(高梨哲彦君) 先ほどの藤田議員の民間との連携等々の件でございますけれども、私の考えでございますが、まずはこのやな組合に関しましては、先ほども申し上げましたとおりに、やはり1年間をかけて、皆様の歴史をいろいろお知らせいただきながら、どういうふうにしていくかという結論の中で、民間との連携であるとか、合併であるとか、事業譲渡であるとか、そういう話もきっと選択肢の中に出てくるのではないかなというふうには推測はしているところでございます。 ただ、民間と連携したり合併したりという等々を鑑みますと、やはり民間の場合、利益重視の傾向はもちろんございますので、例えばそのアユの事業部分だけをその民間のほうでは欲しがっているとか、その不動産そのものは別にそこじゃなくてもいいであるとか、いろんな条件がきっと出てきてしまうような感覚を持っているところでございまして、安易にそういうところに行きますと、やはり皆さんがこれまでやってきた歴史の中の努力であるとか、歴史の継承であるとか、そういう部分が著しく阻害されるような結論に至っても、それもまずいなというふうに考えているところでございます。 いずれにしても、ここから1年という話をさせていただきましたけれども、1年をめどに、皆さん、これまで携わってきた方々の意見を取り入れさせていただきまして、どういうふうな方向に進めていけばいいのかをご判断させていただければというふうに考えているところでございます。 ○議長(大森勝夫君) 藤田英夫君。 ◆3番(藤田英夫君) それから、町として、漁業組合の放流に対して補助金を出すような考えはあるのかどうなのか。アユの放流事業。漁業組合で放している、アユを町のほうからお金を出して、ある程度久慈川に、アユを放流する考えはあるのかどうか。 ○議長(大森勝夫君) 観光商工課長。 ◎副町長兼観光商工課長事務取扱和田宗介君) ご質問にお答えいたします。 過去、そういったこともやっていたということでありますけれども、今後のちょっとこう1年間検討する中で、その点についても検討していきたいと思っております。 ○議長(大森勝夫君) 藤田英夫議員。 ◆3番(藤田英夫君) はい、わかりました。 じゃ、私はもうこれで終わりなんですけれども、時間が短くて申しわけないです。 ○議長(大森勝夫君) 3番、藤田英夫君の一般質問は終わりました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(大森勝夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後1時14分...