東海村議会 > 2020-03-13 >
03月13日-05号

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  1. 東海村議会 2020-03-13
    03月13日-05号


    取得元: 東海村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    令和 2年  3月 定例会(第1回)          令和2年第1回東海村議会定例会                       令和2年3月13日(金曜日)1.議事日程(第5号)   第1 会議録署名議員の指名   第2 一般質問2.会議に付議した事件   議事日程第1 会議録署名議員の指名    5番 阿部功志議員 6番 恵利いつ議員 7番 植木伸寿議員   議事日程第2 一般質問    17番 舛井文夫議員     1番 村上 孝議員3.出席議員は次のとおりである。(18名)    1番  村上 孝議員       2番  大名美恵子議員    3番  三上 修議員       4番  笹嶋士郎議員    5番  阿部功志議員       6番  恵利いつ議員    7番  植木伸寿議員       8番  岡崎 悟議員    9番  寺門定範議員      10番  吉田充宏議員   11番  武部愼一議員      12番  江田五六議員   13番  飛田静幸議員      14番  河野健一議員   15番  越智辰哉議員      16番  大内則夫議員   17番  舛井文夫議員      18番  鈴木 昇議員4.欠席議員は次のとおりである。(0名)5.説明のため会議に出席した者は次のとおりである。 村長      山田 修       副村長     萩谷浩康 教育長     川崎松男       企画総務部長  箭原智浩 村民生活部長  関田秀茂       福祉部長    飯村 透 産業部長    綿引公徳       建設部長    川又寿光 会計管理者   田畑和之       教育部長    庄司真澄 監査委員               農業委員会         清水晴美               仲田 勲 事務局長               事務局長6.本会議の書記は次のとおりである。 議会事務局長  岡部 聡       次長      関田砂織 係長      松本信浩       主事      金澤綾香 △開会 午前10時00分 ○飛田静幸議長 おはようございます。ご参集ご苦労さまです。 ただいまの出席議員は18名であり、定足数に達しておりますので本定例会は成立しております。 なお、場内での写真撮影の申出がありましたので、これを許可しております。 これより本日の会議を開催します。 議事日程を報告します。 議事日程は、あらかじめお手元に配付しました日程表により議事を進めたいと思います。---------------------------------------議事日程第1 会議録署名議員の指名 ○飛田静幸議長 日程第1、会議録署名議員は開会当初指名した3名に引き続きお願いいたします。---------------------------------------議事日程第2 一般質問飛田静幸議長 日程第2、一般質問を行います。 ここで、議長からお願いいたします。前日までの質問で既に解明された点につきましては、極力質問を省略され、議事進行にご協力お願いいたします。 議席番号17番、舛井文夫議員一般質問を許します。 ◆17番(舛井文夫議員) おはようございます。5期目最初の一般質問を行いますが、この4年間の任期中に私ごとになりますけれども、後期高齢者になります。車椅子や杖ついて来るようなことのないように、介護保険の適用がないように頑張りたいと思いますが、何せ老人特有の現象で頭の毛は薄くなり、目は悪くなり、耳は遠くなり、歯もなくなり、かみつくことも少なくなってきました。ひとつそういったことですので、よろしくお願いします。 まず、原点に戻った質問からしていきたいと思います。 日立市及び東海村の境界変更についての覚書ということですが、余りにも過去のことなので、知っている人は少ないかもしれませんが、昭和46年12月8日に日立市と本村の境界変更に伴う覚書がありますけれども、これが現在どのように活用されているのか、まず伺います。 国道6号と245号線の都市計画街路として久慈川に架橋する場合の負担割合、日立市80%、本村20%まで明示されている。2本のうちの1本は平成15年3月19日に開通した留大橋であるが、県道として架橋されたので県の負担でありました。この覚書では、もう1本残っている話です。この件についてはどうなっているのかということも併せてお伺いします。 さらに、第4条では国有払下げや、第6条では豊岡内の県有についても本村の利用計画が明確になれば県と協議することになっているが、今まで内部で検討したような経緯があるのかどうか、まずお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 議員ご質問の内容につきましては、平成25年3月定例会において、今後、具体的に協議が必要となる案件が生じた際には、覚書にのっとり県や日立市と協議を行うと答弁しておりまして、現状におきましても、そのとおりと認識しております。 留大橋につきましては、国道6号及び245号の交通渋滞に伴う村内幹線道路への渋滞緩和を目的に、日立東海線として整備されました。覚書にある2本目の橋梁の整備につきましては、現在、村内区間において日常の交通渋滞の緩和のほか経済の活性化や災害時の円滑な避難道路の確保を目的としまして、国道6号及び国道245号の4車線化拡幅事業を進めていることから、これら幹線道路の整備に伴う効果を確認し、新たな都市計画道路など必要性が生じた際には、覚書にのっとり、県や日立市と協議を行ってまいります。 また、県有等の払下げにつきましては、し尿処理場建設に当たりまして、当該覚書にのっとり、払下げされております。現在、豊岡地区において新たに公共用地として利用する計画はございませんが、将来において公共用地の利用を検討する際には、当該覚書にのっとり、県と協議してまいります。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) この件について、私のほうも12月8日の覚書というのは薄々聞いていたんですけれども、資料として提供された46年12月14日、東海村豊岡地内県有に関する覚書というのは初めて見ます。これで見ますと、ここの大体1ヘクタールが要するにし尿処理場として利用されてると。それでも、なおかつ県有は相当な面積が残っているという話になります。 いずれにしても、あそこには今度、第二原発のほうの防潮堤ができるわけですから、この辺の景観がどう変わっていくのか分かりませんけれども、やはりこの県有の利用、あるいは国有こういったものをどう考えているのかお聞きしたいと思いますし、なおかつ県有の場合は県から払下げということじゃなくて、もらう場合はやっぱりそれなりの村としての利用計画がなければ、県のほうでは払い下げてくれないし、また払い下げてもらっても、維持費にかかるんだったらば、むしろそのままのほうがいいという話にもなると思います。あそこは豊岡なぎさ森公園という形になっているとは思うんですけれども、実際はどういうふうになっているのか、その点併せてお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 覚書第4条の国有は、村松の新川沿いに財務省が所有している8万760平米の土地であり、県の自然環境保全地域に指定されております。そのため、現状は緑地となっております。 覚書第5条の県有は、県所有約24万平米のうち約9,800平米をし尿処理場の敷地のため払下げを受けております。 なお、豊岡なぎさ森公園につきましては、7万7,700平米のうち3万1,210平米が県からの借地となっております。 また、覚書第5条における豊岡の県有公共用地以外での利用することについてですが、当該も県の自然環境保全地域に指定されていることから、自然環境の保護に努めることが望ましいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) この件に関しては、やっぱりもう知っている人は誰もいないし、むしろ県のほうの立場、日立市の立場からすれば、こんな覚書は東海でなくなってもらいたいという考えでいるんじゃないかなと思っています。そういった意味では、やはりこういったものが残っている。レガシーとして前の執行部なり村長含め、川崎村長時代の話ですけれども、こんなものが残っているということは、やっぱり内部でも少し利用計画を考えてもいいんじゃないか。村の利用計画がなければ、県のほうは動きません。そういった意味では、村としても、やっぱり県の立場も経験しているし、村長として東海村に来ている。村長の見解、いろいろ言いづらいところもあるし、こういうふうにしたいという考えもあるかとは思うんですが、とりあえずはこれだという確定したことはないにしても、やっぱり考え方だけ、村長の考え方をお伺いしたいと思います。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 村長。 ◎山田修村長 お答えします。 現状については建設部長が答弁したとおりですが、今後について本当に東海村にとって、どういう利用があるのか、そこは内部でしっかり考えた上で対応していきたいと思います。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) この件は、やっぱりもう50年以上もたっている話だし、皆さんも全然替わっちゃっていて分からない話になっていますけれども、議員の人たちも、やっぱりこういう問題が先輩たちが残していってくれたんだということは認識していく必要があるんじゃないかなと思っています。ですから、道路にしても今245号線と6号線は4車線の拡幅工事が行われていますけれども、恐らくすぐ渋滞になってくるんじゃないかなと思っています。私の前のところに留大橋の道路に続く道路が通っていますけれども、留大橋ができるまでは本当に交通量なんかほとんどなかったんですけれども、留大橋ができた途端に、もう交通量は多くなって、朝夕は渋滞となっているというのが現状だと思います。 そういった話も含めて、この道路の問題というのは次の質問でもやりますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 次の質問に移りますけれども、この話も古い話で、これは結局私も東海村の都市計画はどうなっているんだろうということで、いろいろ本や書類なんかをめくるんですけれども、39年3月24日、この定例会ですね。そのときに役場が火事で燃えちゃって、これ以前をたどることはできないんですよ。それで、たどることができるのは、創刊300号記念縮刷版226ページ、これは資料に提供されていますけれども、東海村都市計画街路についてのところしかありません。37年12月28日、建設大臣河野一郎、これは今の外務大臣のおじいさんですね、が建設省告示3291号で東海村都市計画街路を決定している。役場は39年3月24日に火災で全焼しているため、計画決定の経過が全く分かりません。この計画には街路名称起点終点、幅、延長等が明示されているが、計画どおりとなっているのかどうか、現在の状況をお伺いします。これは資料でもらっています。 また、図面の斜線の部分があります。これは将来の予定線となっているが、現在はどのようになっているのか伺います。 告示理由は、31年4月に原子力研究所が設置され、続いて原子燃料公社日本原子力発電株式会社及び原子力関係諸工場が進出し、人口も急激に増加したので、都市施設の整備が強く要望され、特に街路については交通量の激増に伴い、緊急に整備を必要とするので、街路網を決定するものであるということで、人口が1万5,000程度のときに、こういった計画決定がなされているわけですよ。ですから、この背景となっているのはどうなのかというのは、人口もどのぐらい想定したのかというのも分かりませんし、これから想定すると相当な人数、激増が予想されるということでいますから、今まさにこのとおりになっていると思います。 確かに朝見ると、原研道路動燃道路原発道路はもうラッシュだと思っています。こういったことを踏まえて、こういった都市計画街路が決定されたと思いますが、とりあえずこのとおりになっているという話のことについての経過を伺います。
    飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 1点目につきましては、昭和37年に都市計画決定された道路は資料として提出しておりますが、概ね計画どおり整備されております。 2点目につきましては、資料の斜線部はその当時の将来の予定線とされておりました。これまで交通量社会情勢等を勘案し、整備計画の位置づけを見直しながら、幹線道路の整備を行ってまいりました。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) この件についても、この五反田線の延長という話があるんですけれども、私も今年2月7日、初めての臨時議会常任委員長委員会委員長を命ぜられたので、都市計画審議会の委員に充て職で発令されたんですけれども、そのとき既に21日に今回の都市計画マスタープランが決定されているんでということで、審議会に臨んだわけですけれども、その中で、やっぱり一番思うことは、この都市計画、15年3月ですね、これを見ると「人・自然・文化が響き合うまち」を目指してということで、前村長の言葉が載っています。この前村長の言葉でいきますと、「人・自然・文化が響き合うまち」を目標にお互い手を携えて歩んでいきたいと考えておりますという挨拶を述べています。 それで、この73ページですね。73ページを見ますと、JR東海駅へのアクセス性の向上と周辺幹線道路渋滞緩和を図るため、都市計画道路東海駅・五反田線駅東大通り)の国道245号線までの延伸について整備を推進するというふうに書いてあります。書いてあって、これが26年11月26日に村松コミセンで行われた五反田線延伸事業計画(中止)についての説明会においては、宿自治会長真崎自治会長地権者の17名が出席して行われたというメモがあります。 この説明会で住民は、「平成6年に道路が計画されたとき、地区の住民は地区の発展という夢を見た。それが急に計画中止になった。自分は用地提供者には五反田線の延伸で用地を提供したため、提供理由が変わったことを地権者に村から説明しなければならないのではないか。いろいろ計画したのだから中止はおかしい」との意見もあったようです。それで、その前に「自分は事業計画を復活させたいので、一体議会で誰が反対しているのか」、こういった話もこの説明会には出たようです。 それで、その説明会の結論として、1番として、住民から五反田線の延伸について強い要望があったこと、それから南側の村道3258号の道路を広げて交差点につなぐことを検討してほしい。中央排水路の不具合の問題があって、その改善をすることとなっているが、この3点については現在どうなっているのか。この当時、建設部長都市政策課長でいたと思うんですけれども、その経過も踏まえてお尋ねします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 五反田線延伸事業計画中止に関わる説明会につきましては、平成26年10月に細浦土地改良組合員以外の地権者の方々を、平成26年11月に細浦土地改良組合員の方々を、平成27年2月には欠席した方々を対象に2回、計4回実施しております。11月の説明会においては、五反田線延伸に対する強いご意見等を頂いておりますが、ほかの説明会においては村道3258号線の県道交差点への接続や細浦地区から阿漕ケ浦公園へのアクセス斜面緑地の買収、細浦買収用地の活用策の検討などについてご意見を頂戴いたしました。 1点目の五反田線の延伸につきましては、これまでも議会において答弁しておりますとおり、延伸計画は中止であることに変更はございません。 2点目の五反田線と村道3258号線との接続につきましては、現在、現地測量と県警との事前協議を行ったところでございます。 3点目の中央排水路の不具合の改善につきましては、現在、村内一円を対象に、雨水管理総合計画を策定しており、国の補助を活用しながら浸水被害の大きいところから順次改善する計画を進めております。今後も地域の皆様との協議を行いながら進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) この件については26年11月26日と言いますと、恐らく山田村長が副村長で来ていた話だと思います。ですから、副村長の立場としては、村長を支える立場ですから、こういうマスタープランのことでどうのこうのというのは言える立場にはなかったとは思うんですが、この中止のときはもう既に村長になっていたんじゃないかなと思っています。ですから、この中止になったときの説明会やったときの反応は当然聞いていると思いますし、その後どういうふうな経過か、今度の予算でもある程度調査費やなんかがついてやっているようですけれども、要するに用地提供した人はやっぱりできるということで協力したわけだから、これ不信を持つのは私当然だと思いますよ。 そういった意味では、やはり計画をしたわけですから、それで都市計画マスタープランということでやっているわけですから、やっぱりそれなりに、その後住民に説明したのかどうか分かりませんけれども、今回はそういうふうなことで方向が進むようですけれども、この件については我が会派も延伸ということは要望出しております。回答ももらっています。そういった意味で村長からの考え方をお聞きします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 村長。 ◎山田修村長 お答えします。 五反田線の延伸の中止につきましては、私は村長になってからも議会でも表明をさせていただいております。村としては今のところ、これを再開する予定はございませんが、当然国道245号から駅までの今どちらかというと、村内は南北の道路は国道6号も国道245号も拡幅されて、非常にアクセスよくなってくると思いますけれども、東西をつなぐところが足りないのかなというところは思っていますので、そのために現道の村道3258号線ですかね、それをうまく活用できないかということで今検討を進めているところです。 いろいろ難しい課題はあるんですが、そういう代替のものは考えていますし、あとは真崎コミセンの前の道路なんかも何とかできないかと考えていますので、あえて細浦を通らなくても、ほかのところで現道をうまく活用しながら、そこで交通利便性の向上を図ってまいりたいなというふうに思っています。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) 私は何年か前に、前村長の4期16年間は都市計画に関しては暗黒の時代だったということを申し上げたんですけれども、この都市計画マスタープラン15年、「人・自然・文化が響き合う」という題目ですけれども、このときの作成者の中に残っているのは、名簿で残っているのは当時総務委員長であった鈴木昇議員と、それから職員では建設課出身笹嶋士郎議員の2人しか、これにはもう載っていません。 それで、もう今回10年たったということで改定になるわけですけれども、2月7日に常任委員長に選ばれて、充て職ですからいいんですよと言われて、もうできていますよということを示されて、もう意見を申し述べるなんていうことはちょっとできなかったんですけれども、このもらった資料で見ますと、ほとんど山から海側への道路、原発道路原研道路動燃道路駅東大通り、それから横の通り、いちょう通りもみじ通り、いろいろ縦横ありますけれども、大体この37年に計画されたとおりの状態になっているというのが今の都市計画の中身じゃないかなと思っています。 そういった意味では、この延長ができなかった話と、それからこれに基づいて区画整理が行われていて、4期16年の間で懸案事項というのはほとんど解決しませんでした。それで、山田村長になって、245号線の拡幅工事が行われるようになり、6号線もそういうふうな目処がついたと。なおかつ延伸のほうについても目処がついてきた。でも、やっぱりこのマスタープランでは人口4万人ですから、それが今度は人口減少時代になるということで、3万6,000になってしまっている、目標が。 そうすると、今のままで別に計画やなんかしなくてもいいんじゃないかという話にもなっちゃうんじゃないかという気もしないではないんですけれども、これはもうそういうふうに6次総合計画の中で決定された話ですから、今さらそれを否定するだの何だのということはできませんけれども、やっぱり計画は計画、あくまで予定であり、その中身は当然手直しが出てくるものと思っております。 そういったことで、この都市計画ということについては常陸大宮市も大分やるようだし、日立市も減少傾向、20万人いたのが17万になってしまっているということで、3万人も減っているわけですから、こういった問題は本当に村としても真剣に考えなくちゃいけない話だと私は思っております。 いずれにしても、北埠頭線がどうなるのか分かりませんけれども、北埠頭線を一刻も早くできるように、そういった運動もしていただきたいと思っております。 次に移りますけれども、東海駅西口の活性化についてということでお伺いします。 今まで駅西口広場、議長が住んでいる黒澤ビルの1階には玉喜屋もあり、回転ずしもあり、宴もありましたが、みんな撤退してしまいました。それで、今度、駅前にコッペパン屋が何か今週ぐらいに開店するというような話伺っていますけれども、本当に昔の停車場通りが今は駐車場だらけというような状態で、広場そのものは本年度に完成しますけれども、地元での住民の語らいの場が欲しいとの要望もあり、村では地域住民との話合いをしているかどうかも伺います。 村長の所信表明に、駅西広場の再整備を完了させ、駅前のにぎわいや地域活性化につなげたいとありますけれども、具体的にはどのようなことを考えているのかお伺いします。 また、駅前駐車場は1日最大700円が200引き下げて500円となっております。村の駐車場の交番裏は1日1,000円となっているが、この辺は村はどういうふうにしたいと考えているのか、併せてお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 東海駅西土地区画整理事業につきましては、おかげさまをもちまして、長年の懸案事項であった物件移転が昨年8月末に完了し、国体を迎えることができました。令和2年度につきましては、これまでフローラ通り商店街や商工会などと協議を行いながら整備を進めてまいりましたが、最終年度として第3期工事に着手する予定であります。全体広場面積4,620平米のうち残りの1,760平米を整備する予定であり、内容としましては車道・歩道の整備、テーブル、椅子、植栽、駅舎スロープの設置などでございます。 整備完了後につきましては、駅利用者や商店街、村民の利便性や魅力向上が図られるよう、関係者の方々と引き続き協議をしてまいります。 次に、駅西広場駐車場につきましては、通勤・通学の送迎車及び駅利用者などを主な対象としており、駅西広場における送迎車の駐停車を抑制し、通行の安全確保を目的としていることから、入庫から30分以内を無料としております。今年度の利用車両は約半数以上が30分以内の利用となっており、概ね目的どおり利用状況となっております。 駅周辺の民間駐車場料金設定が30分以内無料という駐車場はなく、村の駐車場とは対象としている利用者が異なっていることから、料金の比較は難しいと考えております。引き続き駅周辺及び利用状況を注視しつつ、駅西広場の利便性向上に努めてまいります。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) 西口は昔はあそこだけが東海村の玄関口であったわけですけれども、現在は東口のほうに主力が移ってしまっているというのが今の現状じゃないかなと思っています。 それで、なおかつ西口のほうの商店やっている人たちにも後継者はいないということで、本当に寂れているというのが今の状態だと思うんですが、それに拍車をかけているのが、やっぱり郊外にできた大型店舗であり、ショッピングセンターの大きいのができてきていますから、当然そうなるのがほとんどかなと思っていますけれども、やはり区画整理をやったときの当初の計画、西口のほうは第1種専用住宅を主目的にやるということで始まったわけで、その後、要するに用途地域、用途によって地域指定されていますけれども、都市計画マスタープランやなんかでやっているようなぐあいに張りつくんじゃなくて、駐車場とかそんなのが張りついていっちゃうわけですから、これはやっぱりフローラ通りの住民の住んでいる人たちがどういうふうにしたいんだということがなければ、これは村としてもやると言ってもできない話だし、商店街の人、それから商工会の人たちとの話合いでしか進むことはできないと思っております。 次に移りますけれども、これもまた大問題になっていますけれども、空き家対策ですね。現在の状況と課題について伺います。 空き家利用についてはどのように考えているのか、また村松踏切近くのパレス、これも何回も質問しています。どのようになっているのか、その経過を含めてお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 現在の空き家の状況につきましては、今年度4月1日から12月末日までの間に8軒減少し、合計198軒となっております。 課題につきましては、草木の繁茂や建物の破損等によって周辺住民に影響が出ている空き家の解消等があります。村では、民間市場における空き家の利活用を促進させることで空き家を減らしたいと考えており、所有者、村民、事業者、行政に責務を課した空き家条例の制定に向けて取り組んでいるところでございます。 次に、村松踏切近くの空き家につきましては、土地所有者のJR東日本水戸支社に確認したところ、借地権者の相続人との継続的な話合いを行っているとの回答を頂きました。村としましては、JR東日本水戸支社と借地権者の相続人に対し、引き続き適正管理のお願いの文書を送付し、両者の協議の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) この件については、このパレスのすぐ脇に住んでいる方から話を伺ってきたんですけれども、風の強い日は特に、もうこの屋根を飛び越えて庭にまで飛んでくるような状態になっているという話を聞きました。やっぱりそういった危険が伴わないようにしてもらいたいと思いますが、JRとの関係ではどういうふうな話合いなり、そんなことが行われているのか、その点についてお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 村といたしましては、JR東日本水戸支社に対して、建物や周辺敷地の状況につきましても注視していただけるようお願いしているところであり、引き続き借地権者の相続人に対しましても、働きかけをしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) いずれにしましても、恐らく空き家、いろいろ空き家何軒もあるかとは思うんですが、目につくところの空き家としては一番ひどい状態じゃないかなと私は認識しておりますけれども、土地を持っている所有者はJRですから、何とすることもできないんですけれども、側面から、やっぱりいろいろ言ってほしいと思っています。 いろいろいきさつはありますけれども、あそこが通行止めになって、今は歩行者しか行き来はできないようになりましたけれども、それでもやっぱり場所的には目立つところだし、特定危険物まで行くかどうか別にしましても、ひどい建物だと私も認識しています。そういった意味では側面から、またJRに対してのご協力をお願いしたいと思っております。 続きまして、最後の質問になりますけれども、これは舟石川小学校の東側ですね。あそこのところ、もう今一番目立つところだと思います。反対側のほうは体育館があったり農協があったりしているところで、私が最初に質問したときは、あそこに家が1軒か2軒ぐらいしかなかったときですけれども、今はもう既に20軒近く家ができちゃっています。それで、農地は農地で、めくらとか中道もないということで、非常に複雑な場所です。 それで、過去を振り返ってみますと、開発公社がある頃は64方式で住宅にしたらどうだという話があったんですけれども、地主の人たちは4割も減歩になるんではだめだということで、その話がなくなり、その後、役場ができるときの5つの候補の一つになりましたけれども、所有権者が私有が多いということで、これもご破算になって今に至っているわけでございます。 村としては、いろいろ質問したときも要綱があったり何かあったりして、非常に振興地域にもなってないんで、整備することは難しいという今までの答弁だったんですけれども、この点については現在どうなっているのかお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 産業部長。 ◎綿引公徳産業部長 お答えいたします。 村では、農振農用地を対象に中畑を解消することにより、良好な営農条件を確保するための中畑解消農道整備を行っています。議員ご指摘の地区は、整備の対象条件である農振農用地でないため、整備の対象外となっているところでございます。しかし、3.6ヘクタールのまとまりのある農地でございますことから、農地として保全するため、現在農業委員会と連携し、認定農業者等の担い手とのマッチングを進めているところでございます。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) 村としての中畑解消、あそこは特に目立つんですけれども、ほかにもこの中畑解消というのは、今、農業委員会のほうで農地集約化として一生懸命努力していますけれども、いろいろ問題点が、要するに土地開発と農地の保全という相反する利用で難しい問題とは思いますけれども、解決策が見いだせないのかどうか、その点も含めてお伺いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 産業部長。 ◎綿引公徳産業部長 お答えいたします。 現在、村では中畑解消農道整備要綱に基づき、農道整備を実施しているところでございますが、ご指摘の地区のほかにも同様の状況となっている地区もございますことから、村といたしましては、優良農地の保全と良好な営農条件を確保するため、対象条件を見直すなど要綱改正について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 舛井文夫議員。 ◆17番(舛井文夫議員) 水田の圃場整備というのは、村でも相当な部分で大体9割近く完了しているんじゃないかと思うんですけれども、畑総についてはほとんどもう取り残されている。まして畑総の整備したところに小学校ができるというのが本村の話ですから、要するに農地の保全ということで、どの程度努力しているのかというのは非常に問題があるんじゃないか。やっぱり農地の保全よりは教育のほうが大事だという考え方になっているのではないかなというのが今の現状ではないかなと思っています。 そういった意味では、これは質問通告はしておりませんけれども、私、毎朝、舟石川小学校の前を通るんですけれども、あそこの玄関のところある時計ですね。シンボルですよ。これいつ見ても10時12分です。これなんかは、もう故障しているならば撤去するなり新しく新設するなり、これは考えるべきじゃないかということと、それからこの都市計画マスタープランについては、あの近隣公園のところの緑を残せという話ですけれども、これはやっぱり1万5,000ぐらいしか住んでないところが3万7,000も住んだ村ですから、よそから来た人を、この「東海村の今昔」という本の中では、よそから東海村に住んだ人を「風の人」、もともと東海村に住んでいる人を「土の人」と表現されています。結局、風の人たちが東海村に来たことによって緑がなくなったわけですから、そういった意味では東海村に来た人はグリーンデストロイヤーじゃないけれども、緑の破壊者だと私は思っています。 そういった意味では、やっぱり緑というか、あの近隣公園の傾斜地は今、東海眼科の後ろには河津桜が満開に近い状態で1本だけ咲いていますけれども、それから常東タクシーの前にも小さいですけれども、1本だけ咲いています。そういった意味も含めて、やっぱりソメイヨシノだけじゃなくて、河津桜だとか山桜も含め八重桜も含め、そういった景観ということを考えてみてはどうかということを申し上げて、時間はまだありますけれども、私の一般質問は終わります。 ○飛田静幸議長 以上で舛井文夫議員一般質問は終わりました。---------------------------------------飛田静幸議長 次に、議席番号1番、村上孝議員一般質問を許します。 ◆1番(村上孝議員) 議席番号1番、村上孝であります。一般質問を行います。 まず最初に、コロナウイルスによって、いろいろ非常な事態が起きております。これから質問する石神城址公園のさくらまつりにおいても、そういう状態であります。質問よろしくお願いいたします。 まず1番目に、東海村農業生産法人設立推進ですね。その事業について、よろしくお願いします。 令和2年度の新規事業に農業生産法人設立推進事業を進めようとしておりますが、どのような施策の下にどのような業務を行うかお伺いいたします。 もう1点、東海村農産物販売奨励事業についてですが、よろしくお願いいたします。 ○飛田静幸議長 村上孝議員、今のは2番目の質問ですか。 ◆1番(村上孝議員) これは生産法人の設立と、あともう一つは農産物販売奨励事業についてでございます。1つと2つ分けて結構です。 ○飛田静幸議長 今、下のやつも質問したよね。 ◆1番(村上孝議員) 1つずつでもよろしいです。 ○飛田静幸議長 2つ質問していますが、2つ目は次の質問…… ◆1番(村上孝議員) でもよろしいです。 ○飛田静幸議長 続けてやるんですか。 ◆1番(村上孝議員) 続けてやればよろしいかと思うんですが、農業関係の質問でありますので。 ○飛田静幸議長 じゃ、続けてやります、これね。 答弁を求めます。 産業部長。 ◎綿引公徳産業部長 お答えいたします。 農業生産法人の設立につきましては、平成26年度に取りまとめた農業公社の基本構想を踏まえ、アンケート調査や集落座談会等を実施した結果、村内の農地の受皿としての組織が求められているため、現在主体となり得る関係機関との農業公社の設立の検討を進めているところでございます。 東海村農業生産法人推進事業につきましては、検討している農業公社の設立に係る事業計画の診断等に係る経費について、予算計上をさせていただいているものでございます。 次に、東海村農産物販売奨励事業に関してでございますけれども、村ではJA常陸が運営するファーマーズマーケット「にじのなか」の開設以来、販売手数料の一部を補助し、出荷者の確保に努めてまいりました。出荷登録者はここ数年170名程度で推移しており、当事業の目的は概ね達成されたものと認識しております。 新規事業の東海村農産物販売奨励事業につきましては、本村の農業振興計画に位置づけております農業の経営確保安定策の一つでございます地産消の取組をより一層推進するため、これまで「にじのなか」に限定していた村の支援を村内の大型小売店舗にも広げ、生産者の販売チャンネルの拡大や消費者が本村の新鮮な農産物を手に取りやすい環境を整備するものでございます。さらに、出荷店舗数等により、補助区分を設けることにより、意欲的に取り組む生産者の育成を図ってまいりたいと考えております。 「にじのなか」への出荷しやすい体制づくりにつきましては、今後もJA常陸と連携し、村の専門員による農産物の栽培技術講習やハウス栽培補助事業等を引き続き実施するなど生産者への支援を進めてまいります。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) 農産物販売奨励事業についてですが、新規事業でもございますので、注視してこれからやっていきたいと思います。 先のほうの農業生産法人設立、これについてですが、再質問いたします。 ただいま答弁いただきました中で、農業公社設立に関係するアンケート調査ですね。内容はどのようなものか。また対象者、結果はどうなるのか、それをまず。 2番目に、座談会の内容はどのようなもので行われたもので、座談会時に出た意見はどういうことなのか。 3番目、前の答弁にある農業公社設立に向けた検討を行っている関係機関及びメンバーはどのようになっているのか。 4番目、村が考えている農業公社はどのようなものかお伺いいたします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 産業部長。 ◎綿引公徳産業部長 お答えいたします。 1点目の農業公社に係るアンケート調査につきましては、平成27年12月に村内農家及び村内在住の20歳以上の方から無作為抽出した約1,900名を対象に実施いたしました。アンケート内容は、村が関わる農業公社の設立の必要性、設立に係る負担、法人運営等の設問となっており、結果としましては「農業公社を設立すべき」という回答が71.4%と農業公社の設立のニーズが高い結果でございました。 2点目の座談会の内容及び意見でございますけれども、平成26年10月末に地元住民、農業委員、議員を対象に6コミセンで実施し、公社の必要性、経費負担等について議題に上げたところでございます。 農業公社に関する意見につきましては、農地の遊休から農地を守る農業公社の設立について賛成の意見があったほか、東海あくつのてこ入れを行い、活用すべきであると言ったご意見のほうを頂いてございます。 3点目の農業公社設立に向けた検討を行っている関係機関でございますけれども、村内にある農事組合法人東海あくつ、JA常陸、JAアグリサポートと検討を行っているところでございます。 4点目の村が考える農業公社についてでございますけれども、村の農地は生産の場ばかりではなく、多面的な機能を有する村民共通の財産と考えております。一方で、村内の農業の現状は農業者の高齢化や後継者不足、遊休農地が増加することが見込まれることから、本村における農業は人・農地ともに大きな課題を抱えている状況でございます。このような状況に対応するため、農業公社を設立し、農地の受皿となり土地利用型農業を行おうとするものでございます。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) ただいまの答弁は、4点の観点から農業従事者の高齢化や農業後継者不足、遊休農地などへ課題に対応して、唯一農業公社の設立が欠かせないという答弁であると思います。 私は、地域の農業の担い手として、そのようには考えておりません。公的機関が農業を管理するよりは、地域の農業は地域で地域の農業担い手に任せるといった原則を私は考えます。公的機関が安易に農業従事に参加すると、農業従事者の生産意欲をそぐことになり、以後、農地は村が管理し続けることになるからであります。 そのようなことで、村長に再々質問いたします。よろしいでしょうか。 じゃ、質問します。 私は再三議会にも質問をしてきております。各地域には認定農業者、また法人、大農家、小農家、兼業農家、家庭菜園などあります。その人たちは結局は地域を分担して、各地区を分担して農地を維持、保護、管理しているので、そういうことでよいのではないかと私は考えます。 先ほども言ったとおり、村が農地管理を行えば、高齢の農業者はすぐにでも農地を村に預け、各地域の農業従事者等の影響も考えられ、また村の農産物の生産や調整意欲を根底から崩し、新しい農業従事者の育成ができないからであると思います。本村の農業政策がなきに等しいものになってしまうのではないかと、さらに危惧いたします。 それで、農業や農地が支えている多面的機能の価値を公的機関が支えることになり、農業者と地域の共同活動が休止になるなど、いわゆる地域コミュニティーの機能がしなくなっていくと考えられます。村は農村地域の多面的機能を維持管理するために、新規事業を掲げております。農業・農村の持つ多面的機能を維持しながら、地域の充実を図る必要があると分析していますが、その原点は地域コミュニティーの充実であります。 再三言いますが、農業公社の設立は膨大な予算が考えられます。村長は課題の解決に民間委託や外部団体への委託といった手法を取っていますが、村がやるべきことは、農地を守るために各地域の人々の協力を追認し、各地区の農業者の育成、養成することを積極的に働きかけるのが本来行政の仕事であると私は思っております。このようやり方は将来の東海村の成果につながらないと考えておりますが、村長の進め方、考え方をお伺いいたします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 村長。 ◎山田修村長 お答えします。 村が農業生産法人の設立に向けて今検討していることは、先日、江田議員からも質問ありましたが、5年以上の年月をかけて慎重に今やっております。これは本当に今、農業者、地域の農業者が自ら農業生産振興してもらうのが一番いいんですが、やはり担い手がなかなか育たないというのが現状であります。個人の農家が農地を維持し続けるのは、正直限界かなというふうに思っています。ですから、これからはやっぱり農家といえども、それは法人化を考えていくような時代になっていて、そうしますと、やはりある程度グループをつくったりとか、そういう形でまとまっていかないと、これは農地を維持していくのは困難かなと。 村が今考えているものは、まず法人あくつという母体がある。そこがかなりてこ入れが必要な状況になっているので、そこを活用していくということで、別にゼロからつくるわけではないというところがあるので、法人あくつ自体がもう一度自立できるような、再生できるような団体であれば、別にそれを支援することもありますけれども、今なかなかそれが厳しい状況で、そこにある程度村も関与しなければならないと思っていますが、もし地域の中で法人あくつも含めて自分たちでそういう法人化に向けた動きが出てくるんであれば、村が直接やる必要はないかと思いますけれども、私は今の段階では、そこまで地域でまとまってはいないというふうに思いますので、今後、農業者の中で本当に自分たち自らこの農地を守っていくんだということで、そういう強い意向があれば、そこはまた考えたいというふうに思いますが、今の段階だと、このまま農地がどんどん遊休農地化していくのを止めるためには、何らかの手当てを打たなければならないということで今進めておりますので、改めて地域の農地を持っている地権者の方も含めて、農業者の方がもう本当にどういう形が一番望まれているのか、そこは確認したいと思いますが、ただ一方で、私は法人の設立に向けた動きだけ、その事業は進めていきたいと思いますが、最終確認をしながら、そこはしっかりやっていきたいというふうに思っています。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) 意見ではございますが、最近もうその動きが農家同士で起きております。うちの集落などは3反歩以上作っているのはたった3人ですよ。3つの農家ですね。これは何十町歩とやっているんです。そういうこと考えながら、大体農家の人たちがこれじゃ困るという意気込みが圷土地改良区にはあります。これをどうするかという問題にも飛び込みつつあります。やっぱり村長が最後に言ったように、それを見極めながらやっぱりそれを支援しながら、やっぱり地区地区の農地、畑にしても同じですが、そういうのを見守りながら支援していくということが大事だと思います。 先ほど言ったように膨大な資金をそこに投資するよりは、そういう人たちに投資して、そしてその人たちがやること、農地が整備されれば多面的機能という方向にも行くと思います。そういうことを考えながら、じっくりと持続可能な地域にするんであれば、それが一番適当だと私は考えております。 以上です。 次の質問に入ってよろしいでしょうか。 次に、石神城跡史跡整備事業についてお伺いいたします。 県の文化財指定を受けまして、本格的に石神城址跡地の整備に取り組むわけだが、どのような計画を基に進めようとしているのかお伺いいたします。そして、アクセス道路が信号機から石神城址公園までアスファルトできちんとできました。本当にこれから石神城址を見に行く方はとても交通の便としてよくなっておると思います。そういうわけでお伺いいたします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 教育部長。 ◎庄司真澄教育部長 お答えいたします。 石神城跡の整備につきましては、訪れた方々が石神城の魅力を感じながら、より安全に、より快適に楽しめるようにという考えの下、石神城跡整備基本計画を策定しているところでございまして、本年度末の完成を目指しております。 計画の概要といたしましては、令和2年度から10年間を計画期間といたしまして、整備に当たっての基本方針を定めまして、樹木の伐採、測量調査、発掘調査、遠見城へ渡る橋や安全柵の設置など、あとは駐車場の拡張やトイレの設置など計画的に行っていくというような内容になっております。 計画の策定に当たりましては、専門家や地域の住民代表で構成する策定委員会や地域の方々延べ52名が参加して行いましたワークショップでのご意見などを頂きながら進めてきたところでございます。 今後の整備につきましては、計画策定と同時に地域の方々を巻き込みながら進めていきたいというふうに考えておりまして、この一環といたしまして、3月28日から4月4日までの期間を石神城さくらウイーク2020という名称のもと、お祭り的なものを開催を企画したところでございます。この取組につきましては、関係する組織、団体との協力連携につきまして様々なイベントを開催するという内容でございますが、特に石神地区自治会やとうかい村民会議石神支部からは積極的に参加するというような申入れを頂きまして、大変うれしく思ったところでございましたが、新型ウイルスの影響を考慮いたしまして、残念ながら中止としたところでございます。 ぜひ今後もこのようなイベントの開催をきっかけに多くの村民の方々と関わりまして、関心を持っていただきながら計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) この件に関しましては、質問というよりは意見として言っておきます。 今、答弁にありましたように石神城は地域住民が大切にしてきたことで、県指定となったところが大きいと思います。ですから、今後、石神城を整備するに当たっても、地域全体で盛り上げて一緒に行っていくことが大事だと思います。 あの広い城址公園を行政だけで維持していくのは難しいのではないかと思います。そのためには、人が集まるような仕掛けが必要であると思います。史跡だけを整備するのではなく、周辺の環境整備も重要であると思います。 結局、田園地帯もヨシ刈りが増えたり何かして、昨年は五、六反歩ぐらい水田に変えていっております。今年も農家の人たちがそのようにやっていると思います。そういうわけで、ホタルが生息する環境とするための整備活動が必要になってくるんではないかなと思っています。北側の用水路でもホタルが見られるよとたくさんの人が集まる、これは来年度の新規事業に掲げられている、先ほどもいった東海村多面的機能支援事業にもつながると考えられます。農村環境の保全活動を地域とともに行うなども支援事業の対象と伺っておりますので、こういった新しい取組を活用し、石神城への関心を高める工夫をし、石神城を守り伝える人たちの醸成につなげてはいかがと思います。これは意見で言っておきますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に入っていいですか。 次に、久慈川水系の水害対策問題でございます。 先の台風で久慈川上流に位置する自治体は大きな被害を受けたが、国は影響自治体で減災対策協議会などを立ち上げ、対策を協議していると本村も久慈川下流の自治体であり、関係していると思います。どのような協議をしているのかお伺いいたします。 さらに、昨年の台風により、久慈川上流はゲリラ豪雨となる予想をはるかに超えた大雨で被害が発生しました。さらに、様々な想定に基づいた久慈川水系の雨量予測をシミュレーションでする必要があると前回議会でも言っておりますが、国や県にどのような働きかけをしているのかお伺いいたします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 村民生活部長。 ◎関田秀茂村民生活部長 お答えいたします。 久慈川・那珂川流域における減災対策協議会について、まずお答えさせていただきます。この協議会は久慈川・那珂川流域における洪水氾濫による被害を軽減するためのハード・ソフト対策を総合的かつ一体的に推進することを目的といたしまして、平成28年6月に設けられました。構成員は国土交通省、気象庁、茨城県、栃木県のほか一級水系の久慈川、那珂川等7河川沿線の15自治体であり、本村では村長がその1人となっております。 久慈川、那珂川においては、河川勾配が急な区間があり、洪水の到達時間が速いなどの地形的特徴から、過去には堤防決壊や越水により大規模な水害の発生がありました。これらの課題、過去の水害実績及び想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域を踏まえ、発生し得る大規模水害に対し、逃げ遅れゼロを目指すことを目標として定め、平成28年6月には各構成員が円滑かつ迅速な避難や的確な水防活動を実現するために実施する減災に係る取組方針を取りまとめ、その進捗状況を確認し、必要に応じた見直しやフォローアップを継続して行っております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 続きまして、建設部から久慈川水系の雨量予測に関わるシミュレーションに関する質問についてお答えいたします。 先に村民生活部長から答弁のあった久慈川・那珂川流域における減災対策協議会が取りまとめた久慈川緊急治水対策プロジェクトでは、昨年の台風第19号と昭和61年における主な観測所の雨量・流量の比較、分析等が行われたところであり、まずはこのプロジェクトに基づく対策の取組状況等を見極めつつ、時機を捉えて久慈川改修期成同盟会等による要望などを行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) 再質問いたします。 減災対策協議会がどのようなものかは分かりました。では、この減災対策協議会では昨年の台風19号による被害を受け、どのような対策を検討しているのかお願いします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 村民生活部長。 ◎関田秀茂村民生活部長 お答えいたします。 減災対策協議会においては、その規約に基づき、久慈川流域、那珂川上流域、那珂川下流域の3つの減災対策部会を設け、気象庁が「令和元年東日本台風」と名称を定めた台風19号による被災を踏まえた防災・減災対策を検討し、今年1月に久慈川緊急治水対策プロジェクトを取りまとめ、公表しております。 このプロジェクトは、多重防御治水の推進と減災に向けたさらなる取組の推進という2つの取組を柱として、地域が連携し、多重防御治水により社会経済被害の最小化を目指すとするもので、うち多重防御治水の推進においては、河道の流下能力の向上、流水貯留機能の確保・向上、土地利用、住まい方の工夫を組み合わせて対応し、もう一つの減災に向けたさらなる取組の推進では、関係機関等が連携し、円滑な水防避難行動のための体制等の充実を図るとしております。 なお、具体的なところを申しますと、河道流域における対策においては、洪水における本川からの越水防止を目的に、今年度から令和6年度までを事業期間とし、約334億円の事業費をもって河道掘削、堤防整備、霞堤整備等の対策を進めていく計画となっております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) では、再々質問をいたします。 村長に答弁願いたいんですが、国や自治体の取組は分かってきましたが、昨年の台風19号では避難指示緊急発令後も避難しない住民がありました。さらなる対策が私は必要であると思います。具体的には合議による久慈川越水のシミュレーションを国に実施してもらい、コンピューターグラフィックなどを用いた越水の様子を映像化し、住民参加の防災講習の場など資して危機意識を涵養する必要があると考えられますが、村長の意見をお伺いいたします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 村長。 ◎山田修村長 お答えします。 久慈川沿川の豊岡、亀下、竹瓦、外宿2区の各地区をはじめとしまして、村内各地区では地震や津波、洪水等の自然災害の発生を想定した防災訓練を毎年計画的に実施しているところでございます。村では、地区からの依頼に応じ、CG等の映像資料を含む防災講習、講話等を行っております。しかしながら、久慈川の氾濫した状況を視覚化した映像資料は国や茨城県の防災部局にもなく、新たに作成する予定もないようですので、まずは既存のものを活用することにより、住民の防災意識高揚や知識の普及へと取組を継続してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) 意見でございますが、これは地域に行ってみると村長よく分かります。亀下地区なんか、特に分かっているところだと思います、いろいろな面で。自治区のことやっていますから。土地の人たちは、あの堤防がどうなんだろうとか、果たしてもつんだろうかと、オーバーフローしたらばどうなるんだろうと、そういうことを気にするようになりました。今までは大丈夫だと。もう河道掘削もやっているし、流れがよくて大丈夫じゃないかと言っておりますが、やはりそうではありません。 東海村では久慈川の日立側に三原地区というのがあります。竹瓦です、これは。そこはどういうふうに、そうなった場合に逃げるかということを自治会長も言っていました。東海のほうと日立のほう、どちらでもいいようになっていますと。結局そういうときには何を考えますか。いかに早く久慈川から離れることです、これは。だから、留線に行っても久慈川沿いだし、6号国道へ行っても久慈川沿いだから、結局向こうの日立のほう、坂本のほうに逃げるというのが日立市では考えているようです。 とても向こうのほうに、これからお世話にならなくちゃならない。そういうわけで、シミュレーションというのは実際そうなった場合、19号のとき上流でもし決壊しなかったらばどうなのかと。そういうのを見せながらやると地域の人は危機感を持つんですよ、これは。先ほど言ったように大丈夫だろうと。別に逃げなくても大丈夫だと、そういうことじゃなくて、あっ、こうなったらばこうなるんだと。じゃ、次にこういう時期には逃げる荷物をちゃんと準備していこうということも考えられるわけですよ。もちろんアクセス道路は必要でありますが、混乱しないように。そういうことで私は言っているので、この問題は国交省にきちんと、やっぱり地域住民に分かってもらうように、そういうことをしていただきたいので、私はこれを言っているんです、これは。 これは向こうの竹瓦もあるため、私は日立も呼びかけて、国交省に対してやっていこうと思っております。ぜひそんなときは村長ひとつよろしくお願いいたします。 じゃ、次の質問に入っていきます。 次に、インフラ整備の取組でございます。 水道や下水道などのインフラ、ライフラインは老朽化が進んでいるため、どこの自治体でも頭痛いところと聞いております。本村においても、埋設物は年々老朽化が進んでいるため、計画的な修理や整備を進めるべきと考えるが、どのような対応をしているのかお伺いいたします。 さらに社会インフラ、大きな観点からになりますが、充実は災害に強いまちづくりを推進する上でも、欠かせない課題であると思います。本村の財政の推移を見ると、安定した予算が組めるので、計画的な整備を図るべきと考えておりますが、どのように捉えているのか、よろしくお願いいたします。 ○飛田静幸議長 答弁を求めます。 建設部長。 ◎川又寿光建設部長 お答えいたします。 上水道の老朽化対策につきましては、平成28年度にインフラ長寿命化計画を策定しており、老朽化した管路の更新工事に合わせて耐震管への布設替えを実施しております。 また、本計画では施工量等を平準化し、維持管理や収支のバランスを考慮しながら基幹管路を優先的に進めることとなっており、今後も計画に沿って更新工事を進めていく予定であります。 下水道の老朽化対策につきましては、平成26年度以前に実施した管内テレビカメラ調査結果を踏まえ、平成27年度に公共下水道長寿命化計画を作成しております。平成28年度より、計画を基に国の補助金を活用し、計画的に老朽化対策工事を進めております。また、令和元年度よりストックマネジメント計画に更新、変更し、事業を進めてまいります。 次に、耐震対策につきましては、平成26年度から下水道管路の重要路線を中心に耐震対策を進めているところでございます。さらに、平成28年度に下水道総合地震対策計画を策定しております。今後も計画を基に国の補助金を活用し、対策を進めてまいります。 以上でございます。 ○飛田静幸議長 村上孝議員。 ◆1番(村上孝議員) 今のところは水道料金も上げたばかりで何とかやっていけると思うんですが、これ以上、水道料金など上げることないように、きちんとやっぱり計画持ってやっていただきたいと思います。 意見ではありますが、雨水問題、前に質問もしておりますが、前川、樋管のところに流れてくる前川ですね。そこの工事はちょうど直角になったところですね。内宿の下の斜面緑地のほうから直角に曲がって前川に今注いでおります。出たり入ったりしています。これは留線の関係でそうなっております。あれがうまく流れないので、結局給水ポンプあるんですが、立派なものが。それを吐こうとしても、すぐ水がなくなって、後からどんどんまたたまって、そしてあのような状態であります。 その辺をやっぱり、あそこの樋管は久慈川と川が同じところに来たときまで流すことができるんです、久慈川に。そのうちにそう流しておけば、かなり水量が違うという樋管になっておると思います。そのようなわけで、あそこ順番制とか言っているようですが、そういうこと限らず、早急に取り組んでいただきたいなと思います。 また雨水が、膨大な雨が降ると、あそこはまた角が削られて、金網の中に石を詰め込んで、それでやっているようですが、またまた整備しなくちゃならないと思うんで、全体的なことを考えながら、いかにしてあそこをするかということを考えていただきたいと思います。 その上の内宿の溜なんですが、そこは今、水がほとんどないようになっております。あそこはうちの水田の15町歩のほうに引っ張っておったんですが、今あの水は使ってないので、やはりそういうところを考えながら調整池、そういうみたいなものでうまく利用していけばいいなと。そのためには、やっぱり生物多様性の問題が出てくると思うんですが、そういうところ調整しながらやっていけば、かなり緩和されるんじゃないと私は思っております。 前にも申したとおり、白方小学校、あそこを調整池にしたために、かなり東部排水路は変わってきました。そのようにこれからの雨水対策というのは、やっぱり調整池、これが必要性かなと。これはここばかりでなくても、東京でも結局調整池はどこにあるかといったら埼玉県であります。そこに東京ドームもかなり入るような調整池あります。オリンピックをやるので、これは大変だと。もし万が一ということで、また埼玉県の別なところに考慮して恐らくやっていくんだろうと思います。 今度の久慈川の問題も、いわゆる大宮あたりに調整池をつくると。そのような形で、雨水対策を県・国でも考えておりますので、ひとつ村としても地域のそういう関係のところをきちんとやっていけば、安心して住める村になると思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 そのようなわけで、私の一般質問は終わりにいたします。 ○飛田静幸議長 以上で村上孝議員一般質問は終わりました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもちまして散会といたします。 お疲れさまでした。 △散会 午前11時21分...