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06月05日-02号

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  1. 茨城町議会 2020-06-05
    06月05日-02号


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    令和 2年  6月 定例会(第2回)          令和2年第2回茨城町議会定例会議事日程(第2号)                令和2年6月5日(金曜日)午前10時22分開議 日程第1 一般質問 日程第2 議案第47号ないし議案第53号及び請願・陳情について 日程第3 発議第1号について本日の会議に付した事件 議事日程のほか 追加日程第1 議案第54号について 追加日程第2 議案第55号について 追加日程第3 議案第56号について 追加日程第4 議案第57号について 追加日程第5 議案第58号について出席議員(16名)      1番  関 俊治君     2番  高安将君      3番  美野田龍敬君    4番  岩松律子君      5番  大場八千代君    6番  根崎敏夫君      7番  石川祐一君     8番  鳥羽田創造君      9番  川澄敬子君    10番  入野富男君     11番  山西正樹君    12番  久保田良一君     13番  市村照彦君    14番  田家勇作君     15番  福田 茂君    16番  澤 秀雄君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         小林宣夫君   副町長        小林弘文君  教育長        矢口和美君   町長公室長      横田修一君  総務部長       小沼芳久君   保健福祉部長     飯田照夫君  生活経済部長     菅谷 康君   都市建設部長     安 正弘君  教育部長       長洲茂広君   消防長        江幡光陽君  地域政策課長     田口眞一君   総務課長       根矢真由美君  財政課長       関谷邦治君   税務課長       飯田昭彦君  健康増進課長総合福祉センター施設長 都市整備課長     横田祐之君             桃井雅和君  学校教育課長     本多英男君   学校給食共同調理場長 東ヶ祐司君  農業委員会事務局長  木村善久君事務局職員出席者  事務局長       立原一仁    書記         木野内 健  書記         清水邦明    書記         奥谷寛之 △開議 午前10時22分 △開議の宣告 ○議長(田家勇作君) 散会前に引き続き会議を開きます。 ただいまの出席議員は定足数に達しております。 よって,会議は成立いたしました。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(田家勇作君) 本日の議事については,お手元の日程表のとおり行います。 これより議事に入ります。---------------------------------------一般質問 ○議長(田家勇作君) 日程第1,一般質問を行います。 なお,一般質問の時間については,質疑答弁を含め1議員につき20分以内といたします。 通告に従い,発言を許します。---------------------------------------川澄敬子君 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。     〔9番 川澄敬子君 登壇〕 ◆9番(川澄敬子君) 9番 日本共産党川澄敬子です。 この間,町長はじめ職員の皆さんが新型コロナウイルス感染症対策に力を尽くされていることに敬意を表します。 それでは,発言通告に従い,一問一答で質問を行います。 まず1点目は,子どもたちの健やかな成長のためにということで,休校中の学習を含めた今後の対応についてお伺いいたします。 新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした学校の一斉休校は,3月から始まって約3か月が過ぎました。緊急事態宣言が解除になり,茨城県からは6月8日から通常登校通常授業等を行う学校再開に向けたガイドラインが示されています。 長引く休校は,子どもたちの成長・発達に深刻な影響を及ぼしています。とりわけ,家庭や地域で安心して過ごせる居場所がない子どもたちの問題や,外出自粛や人との接触を避けることを要請されたために、思いきり身体を動かす場がない,仲間と関わり合い触れ合うことができないなどの問題が指摘されています。保護者からは,「怒りっぽくなったり,急に怖がったり,気持ちが不安定になっている」,「生活が不規則になり,ネット依存ゲーム依存が心配だ」などの声が寄せられています。 先生方も突然の休校が決まり,準備期間もなく,その対応にご苦労も多かったと思います。そこでまず,この間の休校中に,学校として子どもたちの生活の様子や家庭学習の進み具合などの把握をどのようにされていたのかお聞きします。家庭の状況や子どもたち一人ひとり違います。全国的にはDVや虐待が増えているとも言われています。子どもたちや保護者が気軽に相談できるような体制はとれたのでしょうか。休校中の学校の取組についてお伺いします。 次に,6月8日からの学校再開についての学校の対応についてお聞きします。 県教育委員会が示した学校再開ガイドラインによると,感染症対策として,手洗いや手指の消毒,マスク着用,定期的な換気,毎朝の検温や健康状態の確認,周囲との間隔を空けることなどが示されています。この点についての準備はどうでしょうか。 また,授業時数の確保については,夏季休業期間を活用などと示されています。この点については,各自治体が夏休みを短縮する,大規模行事の中止,土曜日の登校などを検討しており,少ないところでは,夏季休業お盆期間を挟んだ9日間と大幅に短縮するところもあります。しかし,今,大切なのは,子どもたちが安心して学校生活が送れるようにすることではないでしょうか。ある程度の短縮はやむを得ませんが,子どもたちの負担が過重にならないよう,柔軟な対応をお願いします。 3点目は,今後の対応についてです。 新型コロナウイルスの感染については,第2次,第3次の感染拡大もありうるとされています。今後起き得る事態を考慮して,条件整備をしておく必要があると思います。最初に述べたとおり,子どもも家庭も一人ひとり,一つひとつ違います。子どもたちが健康で安心して過ごせるような取組,学習に格差が出ないような取組をお願いします。これは学校だけの問題ではなく,家庭や地域の協力が必要だと思います。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 教育長 矢口和美君。     〔教育長 矢口和美君 登壇〕 ◎教育長(矢口和美君) 子どもたちの健やかな成長のためについて,お答えいたします。 休校中の学習を含めた今後の対応についてでありますが,本町では,新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として,今年度は4月13日から学校を臨時休業とし,学習支援等を行うために5月7日から週2日,5月26日から週4日の分散登校を実施してまいりました。 その間,学校では子どもたちの生活の様子を把握するために電話連絡や家庭訪問をするとともに,保護者からの相談にも対応してまいりました。 また,学習面では,学習課題学習計画表一人ひとりに配付し,登校日にはオンライン学習の進め方を指導して,家庭での学習を継続的に支援してまいりました。 次に,6月8日からの学校再開の学校の対応については,県教育委員会の「学校再開ガイドライン」に示された感染症対策を着実に行うとともに,子どもたちの心と体のケアを重視し,担任による個別の関わりや,必要に応じてスクールカウンセラーとの面談を進めてまいります。 学校が再開された後は,授業時間の確保のために夏休みの短縮や行事の見直しをしてまいりますが,過密な学習日程とならないように配慮し,子どもたちにとって楽しみな行事を可能な限り残すよう,柔軟に対応してまいります。 再度の感染の広がりを見据えた対策につきましては,国から示されている「新しい生活様式」を参考にしながら学校生活を送るとともに,今後,子どもたち保護者等に新たな感染が見られた場合には,臨時休業分散登校の措置を取るなど,これまでの対策を生かして速やかに対応してまいります。 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。 ◆9番(川澄敬子君) 子どもたちは,かつてないような不安やストレスをため込んでいます。国立成育医療研究センターの「コロナ×こどもアンケート」では,76%の子どもが困りごととして,お友達に会えないことを挙げ,「学校に行けない」64%,「外で遊べない」51%,「勉強が心配」50%と続いています。また,コロナ禍による家庭の困窮は,子どもに様々な影響を与え,家庭内のストレスの高まりは児童虐待の増加などをもたらしています。 こうした子どもたちの本音を受け止め,抱えた不安やストレスに共感しながら心身のケアを進めていくためには,手間と時間が必要です。他の地域で検討されている土曜授業や夏休みや学校行事の大幅削減,7時間授業などで授業を詰め込むやり方では,子どもたちに新たなストレスをもたらし,子どもの成長をゆがめ,学力格差をさらに広げることにもなりかねません。教育長からはこれについて柔軟に対応するという答弁をいただきましたので,その点をよろしくお願いいたします。学習内容を精選し,子どもたちをゆったりと受け止めながら,学びとともに人間関係の形成,遊びや休息をバランスよく保障する柔軟な教育をお願いいたします。 学校での感染症対策として,感染防止の3つの基本,身体的距離の確保,マスクの着用,手洗いが挙げられています。新型コロナウイルス対策専門家会議は,「新しい生活様式」として身体的距離の確保を呼びかけ,人との間隔はできるだけ2メートル,最低1メートル空けることを基本としています。しかし,現状では学校で2メートル空けることは不可能で,大きく矛盾しています。 日本共産党は,6月2日,学校再開に当たっての日本共産党緊急提言を発表し,子どもたちへの手厚く柔軟な教育のためにも,感染症対策のためにも,教職員等を思い切って増やし,20人学級を実現するよう政府に求めました。子どもたちの健やかな成長のために少人数学級を早急に実現することが必要だということを述べて,次の質問に移ります。 2点目は,災害から住民を守るためにということで,避難所の見直しについてお伺いいたします。 新型コロナウイルス感染拡大の状況で自然災害が起こった場合,避難所で集団感染が発生するおそれがあります。茨城町における避難所でも,不特定多数の人を収容し,密閉,密集,密接の3密になる可能性が高いと思います。内閣府は4月初めに,「避難所における新型コロナウイルス感染症への更なる対応について」を各自治体に事務連絡しています。早急に避難所の運営やあり方について,見直しが必要ではないでしょうか。 例えば,避難所の収容人数です。感染を防止するために一人ひとりに十分なスペースを確保するためには,避難所を増やすべきではないでしょうか。内閣府の通知では,可能な限り多くの避難所を開設することやホテル,旅館,親戚や友人の家へ避難を検討するよう求めています。このほか,車やテントを使って避難生活をする選択をする人も考えられます。この点にも配慮した対策も必要です。また,簡易ベッドやパーテーション(仕切り)を用い,飛沫感染防止を図る必要があると思います。準備状況はどうでしょうか。さらに,収容人数に応じた衛生資材(マスク,エタノール消毒剤,次亜塩素酸ナトリウム等)の備蓄が必要だと思います。 新たな感染症についても考慮した,複合災害に備えた避難所の見直しについて,現状と今後の対応についてお聞きします。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 総務部長 小沼芳久君。     〔総務部長 小沼芳久君 登壇〕 ◎総務部長小沼芳久君) 災害から住民を守るためにについてお答えいたします。 避難所の見直しについてでありますが,本町の災害時想定避難者数については,平成30年12月に県が公表しました地震被害想定調査結果において,被災当日の最大避難者数は,約1,600人と想定されており,町内の小・中学校などの体育館12か所と中央公民館大ホール,総合福祉センター「ゆうゆう館」など計16か所を指定避難所として指定しております。 避難所の新型コロナウイルス感染症対策としまして,密閉,密集,密接の「3密」を回避するため収容人数の見直しを行いますと,本町には,指定避難所のほかに新たに避難所として活用できる町の公共施設ホテル等がないことなどから,現在の指定避難所だけで想定避難者を収容することは難しい状況であります。 このことからも,町民の皆様には,平時から災害が起きた場合の避難について,可能な場合は親戚や知人宅への避難や車中避難などを検討していただくことも考えております。 また,車中避難をされる方への対応については,各避難所における駐車スペースの確保が課題でありますことから,駐車可能台数の調査などを進めてまいります。 その他,現在,避難所における感染症対策のための資材が不十分であるため,今後,間仕切り段ボールベッド,手指消毒液,マスクなど必要な資材を整備し,避難所開設時の感染症予防に努めてまいります。 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。 ◆9番(川澄敬子君) 報道によると取手市では,5月31日,新型コロナウイルス感染防止策を取り入れた避難所の設営訓練を市内の中学校で開いています。1.8メートルの高さのナイロン製間仕切りの導入や,体調が悪く感染の疑いのある人を隔離する場所の確保などを検討しています。 内閣府の通知を踏まえ,茨城県では,19日,体調不良者用の避難所の確保など独自の対策例を示しています。住民が避難所を訪れた際は,発熱やせきなどの症状の有無を確認する,症状があった場合には,保健所と連絡を取りPCR検査の必要性を判断したり,病院や宿泊施設で受け入れるなどの手順を示しています。毎年,台風や豪雨などの被害が続いています。また,東日本大震災の被害についても記憶に新しいところです。そのような災害の際に感染症が重なった場合など,複合災害について避難所の見直しを行うことが必要で,さらなる検討をお願いいたします。さらに,見直しについては,町民への分かりやすい周知をお願いしまして私の質問を終わります。 ○議長(田家勇作君) これにて9番 川澄敬子君の一般質問を終了いたします。---------------------------------------
    岩松律子君 ○議長(田家勇作君) 一般質問を続けます。 4番 岩松律子君。     〔4番 岩松律子君 登壇〕 ◆4番(岩松律子君) 議席番号4番 公明党の岩松律子です。 新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大防止のため,これまで全都道府県を対象に発令されていた「緊急事態宣言」の対象地域が,5月14日に茨城県を含む39県で解除され,5月25日には全都道府県で解除となりました。 茨城町は,感染者が出ていないとはいえ,感染防止のために昼夜にわたり様々な対策を講じ,行政の職務遂行に全力を尽くされている町長をはじめ職員の皆様に,改めて敬意を表するとともに,心から感謝申し上げます。 それでは,通告に従いまして,一問一答方式で質問いたします。 質問は,「学校教育ICT化への町の整備状況と今後の計画について」です。 新型コロナウイルスの影響により,茨城町の子どもたち,そして,保護者の皆様は,学校に行って勉強できない不安,学力が低下してしまうのではないかという不安を抱えているかと思います。そんな中,教育委員会,そして,学校教育課の方たちの「子どもたち新型コロナウイルス感染から守る対策」として,臨時休校,そして,分散登校一つ一つ手を打ってくださったおかげで,6月8日からは,通常登校になることが大変にうれしく,その尽力に感謝申し上げます。 さて,最近,Society5.0という言葉をよく耳にします。Society5.0は新たな社会を指すもので,第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。IoT,人工知能(AI),ビッグデータといった社会の在り方に影響を及ぼす新たな技術が進んできており,我が国は少子高齢化など課題先進国として,これら先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ,経済発展社会的課題の解決を両立していく新たな社会の実現を目指しております。私どもは,Society5.0時代に向けた学校教育環境の整備に向けて,これまで以上に人間が中心の社会であり,読解力や考える力,対話し協働する力など,人間としての強みを生かして一人一人の多様な関心や能力を引き出すことが大切であり,これまでの日本の教育のよさを生かしつつ,AI,IoT等革新的技術をはじめとするICT等の活用による新たな教育の展開が不可欠と捉えております。 昨年12月,文部科学省は,GIGAスクール構想を打ち出しました。子どもたち1人1台のコンピューター端末と学校の高速大容量の通信ネットワークについては,特別なものではなく,令和の時代における学校のスタンダードとして整備していくとされています。 また,昨年6月には,学校教育の情報化の推進に関する法律が成立し,国や自治体が学校教育の情報化の推進に関する施策を総合的・計画的に策定,実施する責務が明確化されました。今や仕事だけではなく,日常生活を含めて社会のあらゆる場所で,ICTの活用は当たり前のものとなっており,これからの時代を生きていく子どもたちにとってICTは,切っても切り離せないものとなっております。 文部科学省は,4月7日新型コロナウイルス緊急経済対策として,当初2023年度までに完了させる計画だった小・中学生に1人1台パソコンを整備する計画を前倒しし,今年度末までに実現する方針を決めました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校で,家庭での学習機会が増えたことを踏まえてのことです。同日,閣議決定した緊急対策に盛り込むとともに,20年度補正予算案に関連費用2,292億円を計上しました。パソコン配備に加え,通信環境が整っていない家庭にはモバイルWi-Fiルーターを貸し出し,自宅でのオンライン学習を支援します。また,パソコンを活用し,学校が遠隔授業を行う場合は正式な授業として認め,学校側が使用するカメラやマイクなどの購入費も支援する考えです。 茨城県境町では,5月7日からオンライン学習が始まっており,パソコンやスマホ等持っていない児童生徒には,タブレット及びモバイルWi-Fiルーター等の貸出しをし,全児童生徒オンライン学習に取り組めるよう町として支援しています。 新型コロナウイルスの影響で遅れているかと思いますが,今年4月より小学校から順次全面実施となる新しい学習指導要領でも,情報活用能力を学習の基盤となる資質,能力とされており,ICTを適切に使いこなす力は今や,「読み書きそろばん」と同じ位置づけと言えます。 茨城町も国からの財政支援を最大限に活用しながら,小・中学校ICT環境整備を加速していくべきと考えます。 また,GIGAスクール構想の措置要件の中に,1人1台環境におけるICT活用計画への達成状況を踏まえた教員スキル向上などのフォローアップ計画があります。ハードを整備することはあくまでも手段であり,それをいかに効果的に使い,子どもたちの学びを豊かにしていくかが大切になると思います。まずは,教師一人一人がICTを活用するためにどのようにして指導力を高めていくのかが重要になってくると考えます。 また,情報モラル教育の充実や有害情報対策は,学校だけではなく地域全体で取り組んでいくべき課題と考えますが,WHO(世界保健機関)は,オンラインゲームテレビゲームのやり過ぎで日常生活ができなくなる「ゲーム障害」を新たな病気に認定しました。 さらに,昨年12月に結果が公表されたOECD(経済協力開発機構)が実施した生徒の学習到達達成調査2019では,我が国の学校の授業でのICTの利用時間が最下位である一方,学校外ではネット上でのチャットやゲームを利用する頻度は,OECD平均よりも高く,その増加が著しいことが明らかになるなど,ICTを巡る我が国の子どもたちの現状と課題が浮かび上がるものでした。 ICTの活用にはよい側面だけではなく,留意すべき点もあります。 しかし,子どもたちをICTから遠ざけるのではなく,ICTを適切に使いこなしていくことができるよう,情報モラル教育の充実や,有害情報対策などに取り組んでいくことが,一層重要になると考えます。 以上,茨城町のICT化整備状況と今後の計画についてお伺いいたします。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 教育部長 長洲茂広君。     〔教育部長 長洲茂広君 登壇〕 ◎教育部長長洲茂広君) 学校教育ICT化についてお答えいたします。 町の整備状況と今後の計画についてでありますが,まず,整備状況につきましては,平成28年9月に児童生徒用として,タブレット型パソコンを各小・中学校に50台,町全体で300台,教員用としてノート型パソコンを180台配備するとともに,電子黒板の配備,無線LANの整備,統合型校務支援システムの導入など積極的な環境整備に努めてまいりました。 文部科学省は,平成30年6月に「第三期教育振興基本計画」を策定し,令和4年度までに児童生徒3人に1台の端末整備の目標を示しました。さらに,昨年12月に学校教育ICT化を強力に推進するため,令和5年度までに児童生徒1人1台の端末整備を目標とするGIGAスクール構想の実現が打ち出されました。 本町ではこれまで,それらの国の方針を受け,令和3年度から令和5年度までの3か年で,1人1台の端末整備に必要な約2,200台の導入について検討してきたところであります。 しかしながら,今般の新型コロナウイルス感染拡大により,学校が長期間休業となったことから,国はオンライン学習の導入などICT化を最大限活用した学習機会の確保の方策として,「GIGAスクール構想」を今年度中に前倒しして実施することとしました。 本町における今後の計画についてでありますが,このたびの国の計画変更を受けて早速整備計画を見直し,1人1台の端末整備が早期に実現できるよう国の財政支援に基づいた導入の検討を進めてまいります。 教員のICT活用指導力の向上につきましては,全教員を対象とした町独自の研修会を毎年2日間実施するとともに,ICT推進リーダーの養成,総務省のプログラミング教育実証事業に参加するなど,様々な取組をしているところであります。 今後は,オンライン学習の導入やICTの活用による多様な学習を試みながら,さらなる指導力向上を図ってまいります。 情報モラル教育の充実等につきましては,情報化社会における子どもたちを取り巻く環境として,「ネット依存」,「ゲーム障害」,「SNSいじめ」など,多くの問題を抱えており,その対策は必要不可欠と考えております。 本町の各小・中学校においては,「情報モラルに関する学習会」を毎年実施しておりますが,保護者への啓発も重要であることから,今後もPTAなどとも問題を共有しながら対応してまいります。 ○議長(田家勇作君) 4番 岩松律子君。 ◆4番(岩松律子君) 緊急事態宣言が解除になったとはいえども,油断すれば第2波,第3波が来ないとは限りません。 1人1台の端末の早期実現や家庭でもつながる通信環境の整備等,GIGAスクール構想におけるハード,ソフト,人材を一体とした整備を加速していただき,地震や台風などの災害や,今回の新型コロナウイルスなどの感染症発生による臨時休校等の緊急時においても,ICTの活用により,全ての子どもたちの学びを保障できる環境を早急に実現していただきたいことをお願いし,私の一般質問を終わります。 ○議長(田家勇作君) これにて4番 岩松律子君の一般質問を終了いたします。 以上で通告による一般質問は全て終了いたしました。--------------------------------------- △常任委員会審査報告 ○議長(田家勇作君) 日程第2,議案第47号ないし議案第53号及び請願・陳情の審査の件を一括して議題といたします。 審査の経過と結果については,順次,各常任委員会委員長の報告を求めます。 総務・経済建設常任委員会委員長 鳥羽田創造君。     〔総務・経済建設常任委員会委員長 鳥羽田創造君 登壇〕 ◆総務・経済建設常任委員会委員長(鳥羽田創造君) 総務・経済建設常任委員会報告。 総務・経済建設常任委員会に付託されました議案3件,陳情1件及び継続審査中の請願1件につきまして,審査の経過と結果をご報告いたします。 まず,その内容を申し上げますと,議案第47号 専決処分の承認を求めることについて〔損害賠償の額を定めることについて〕,議案第48号 専決処分の承認を求めることについて〔損害賠償の額を定めることについて〕,議案第49号 茨城町税条例の一部を改正する条例について,陳情第1号 国に対し,「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書」の提出を求める陳情書,継続審査中の請願第1号「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」の採択の請願書であります。 執行部の出席を求め,説明等により質疑を通じて,慎重審査の結果,当常任委員会に付託されました議案第47号及び議案第48号につきましては,全会一致をもって原案のとおり承認,議案第49号につきましては,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に,陳情第1号及び継続審査としてまいりました請願第1号につきましては,再審査の要ありと認め,別途,議長あてに継続審査を申し出た次第であります。 以上,審査の経過と結果を申し上げましたが,当常任員会の決定に対し各位のご賛同をお願いいたしまして,ご報告を終わります。 ○議長(田家勇作君) 続いて,教育民生常任委員会委員長 入野富男君。     〔教育民生常任委員会委員長 入野富男君 登壇〕 ◆教育民生常任委員会委員長(入野富男君) 教育民生常任委員会報告。 教育民生常任委員会に付託されました議案3件につきまして,審査の経過と結果をご報告いたします。 その内容を申し上げますと,議案第50号 茨城町スクールバス運行に関する条例の一部を改正する条例について,議案第51号 茨城町立学校給食共同調理場建設工事の請負契約の締結について,議案第52号 茨城町立学校給食共同調理場厨房機器購入契約の締結についてであります。 執行部の出席を求め,説明等により質疑を通じ,慎重審査の結果,当常任委員会に付託されました議案第50号ないし議案第52号については,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上,審査の経過と結果を申し上げましたが,当常任委員会の決定に対し各位のご賛同をお願いいたしまして,報告を終わります。 ○議長(田家勇作君) 続いて,予算・決算常任委員会委員長 久保田良一君。     〔予算・決算常任委員会委員長 久保田良一君 登壇〕 ◆予算・決算常任委員会委員長(久保田良一君) 予算・決算常任委員会報告。 予算・決算常任委員会に付託されました議案1件につきまして,審査の経過と結果をご報告申し上げます。 その内容を申し上げますと,議案第53号 令和2年度茨城町一般会計補正予算(第2号)であります。 執行部の出席を求め,説明等により質疑を通じ,慎重審査の結果,当常任委員会に付託されました議案第53号については,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上,審査の経過と結果を申し上げまして,当常任委員会の報告を終わります。--------------------------------------- △常任委員会審査報告に対する質疑,討論,採決 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 ただいま一括議題といたしました議案第47号ないし議案第53号及び請願・陳情の審査の件については,質疑を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,質疑を省略いたします。 これから討論に入ります。 討論はございませんか。     〔発言する人なし〕 ○議長(田家勇作君) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これから各常任委員会委員長の報告について,採決を行います。 お諮りいたします。 各常任委員会委員長の報告は,原案の承認,可決,継続審査の報告であります。 各常任委員会委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,各常任委員会委員長の報告のとおり決定いたしました。--------------------------------------- △発議第1号の上程,説明,討論,採決 ○議長(田家勇作君) 日程第3,発議第1号 茨城町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 10番 入野富男君。     〔10番 入野富男君 登壇〕 ◆10番(入野富男君) 発議第1号 茨城町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,新型コロナウイルス感染症感染拡大が町民生活や地域経済に深刻な影響を与えていることに鑑み,その対策のための財源確保の一助として,本年6月に支給される議会議員の期末手当の額を一律10%減額する特例措置を行うための提案であります。 以上,説明を申し上げましたが,議員各位のご賛同をお願いし,提案理由といたします。 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 ただいま,議題といたしました発議第1号については,質疑を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,質疑を省略します。 これから討論に入ります。 討論はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これから発議第1号についての採決を行います。 お諮りいたします。 澤 秀雄君ほか5名から提出されました発議第1号については,原案のとおり決定することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,発議第1号については原案のとおり可決することに決定をいたしました。--------------------------------------- △日程の追加 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 ただいま,町長より議案5件が提出されました。これを日程に追加し,直ちに議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,議案5件について日程に追加し,議題とすることに決定をいたしました。 日程表及び議案書の配付。     〔日程表及び議案書配付〕 ○議長(田家勇作君) 配付漏れはございませんか。     〔発言する人なし〕--------------------------------------- △議案第54号ないし議案第56号の上程,説明,質疑,討論,採決 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 追加日程第1から追加日程第3までについては,一括して議題といたします。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,追加日程第1から追加日程第3までについては,一括して議題とすることに決定をいたしました。 議案第54号ないし議案第56号について提案理由の説明を求めます。 町長 小林宣夫君。     〔町長 小林宣夫君 登壇〕 ◎町長(小林宣夫君) 議案第54号ないし議案第56号について一括して提案理由のご説明を申し上げます。 議案第54号 茨城町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。 本案は,新型コロナウイルス感染症感染拡大が地域経済や町民の生活に大きな影響を与えている実情を踏まえ,本年6月に支給する期末手当の額について,町長を20%減額,副町長及び教育長を10%減額するため,条例の一部を改正するものであります。 議案第55号 茨城町新型コロナウイルス感染症等対策基金条例の制定についてご説明申し上げます。 本案は,新型コロナウイルス感染症等対策事業に要する経費の財源を積み立てる基金を設置するため,所要の規定を整備する条例の制定であります。 議案第56号 令和2年度茨城町一般会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。 本案は,歳出において町長,副町長,教育長及び議会議員の本年6月の期末手当から減額する149万3,000円を新型コロナウイルス感染症等対策基金に積立てするものであります。 以上,一括して提案理由のご説明を申し上げました。 何とぞよろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(田家勇作君) これから議案第54号ないし議案第56号について一括して質疑を行います。 質疑のある方は通告願います。     〔発言する人なし〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 これから議案第54号ないし議案第56号について一括して討論を行います。討論はございませんか。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これから議案第54号ないし議案第56号について一括して採決を行います。 お諮りいたします。 議案第54号ないし議案第56については原案のとおり決定することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,議案第54号ないし議案第56号については原案のとおり可決することに決定をいたしました。--------------------------------------- △議案第57号及び議案第58号の上程,説明,採決 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 追加日程第4及び追加日程第5について一括して議題といたします。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,追加日程第4及び追加日程第5については,一括して議題とすることに決定をいたしました。 議案第57号及び議案第58号について提案理由の説明を求めます。 町長 小林宣夫君。     〔町長 小林宣夫君 登壇〕 ◎町長(小林宣夫君) 議案57号及び議案第58号について一括して提案理由のご説明を申し上げます。 議案第57号 茨城町教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについてご説明申し上げます。 本案は,本年6月21日をもって任期満了となる委員について,新たに,茨城町大字長岡3481番地422,小松崎美江氏を任命いたしたく,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により,議会の同意を求めるものであります。 何とぞよろしくご同意のほどお願いいたします。 議案第58号 茨城町農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについてご説明申し上げます。 本案は,農業委員会の委員の欠員を補充するため,茨城町大字下石崎1950番地,立川俊一氏を任命いたしたく,農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により,議会の同意を求めるものであります。 何とぞよろしくご同意のほどお願いいたします。 以上,一括して提案理由のご説明を申し上げました。 何とぞよろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 議案第57号及び議案第58号については,質疑,討論を省略し,直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,質疑,討論を省略し,直ちに採決を行います。 お諮りいたします。 議案第57号及び議案第58号については原案のとおり決定することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認めます。 よって,議案第57号及び議案第58号については,原案のとおり同意することに決定をいたしました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(田家勇作君) 以上をもちまして,今定例会に付議されました議案の審査は全て終了いたしました。 これにて,令和2年第2回茨城町議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。 △閉会 午前11時12分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和  年  月  日      議長      田家勇作      署名議員    入野富男      署名議員    久保田良一      署名議員    市村照彦...