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12月24日-02号

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  1. 茨城町議会 2019-12-24
    12月24日-02号


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    令和 1年 12月 定例会(第4回)          令和元年第4回茨城町議会定例会議事日程(第2号)              令和元年12月24日(火曜日)午前11時23分開議 日程第1 議案第64号ないし議案第88号について 日程第2 一般質問 日程第3 議案第64号について 日程第4 議案第65号について 日程第5 議案第66号について 日程第6 議案第67号について 日程第7 議案第68号について 日程第8 議案第69号について 日程第9 議案第70号について 日程第10 議案第71号について 日程第11 議案第72号について 日程第12 議案第73号について 日程第13 議案第74号について 日程第14 議案第75号について 日程第15 議案第76号について 日程第16 議案第77号について 日程第17 議案第78号について 日程第18 議案第79号について 日程第19 議案第80号について 日程第20 議案第81号について 日程第21 議案第82号ないし議案第88号について本日の会議に付した事件 議事日程のとおり出席議員(16名)      1番  関 俊治君     2番  高安将能君      3番  美野田龍敬君    4番  岩松律子君      5番  大場八千代君    6番  根崎敏夫君      7番  石川祐一君     8番  鳥羽田創造君      9番  川澄敬子君    10番  入野富男君     11番  山西正樹君    12番  久保田良一君     13番  市村照彦君    14番  田家勇作君     15番  福田 茂君    16番  澤 秀雄君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         小林宣夫君   副町長        小林弘文君  教育長        矢口和美君   町長公室長      横田修一君  総務部長       小沼芳久君   保健福祉部長     飯田照夫君  生活経済部長     菅谷 康君   都市建設部長     安 正弘君  教育部長       上田和則君   消防長        江幡光陽君  秘書広聴課長     飯田昭彦君   企画政策課長     田口眞一君  町民協働課長     石崎 浩君   総務課長       根矢真由美君  財政課長       関谷邦治君   税務課長       立原一仁君  社会福祉課長     渡辺 訓君   長寿福祉課長     柳澤久子君  こども課長      亀形綾子君   保険課長       篠原明浩君  健康増進課長総合福祉センター施設長 農業政策課長     菅谷久巳君             桃井雅和君  商工観光課長     塚本真司君   町民課長       木村善久君  みどり環境課長    黒田 貢君   道路建設課長     東ヶ崎 馨君  都市整備課長     横田祐之君   下水道課長      海老沢 純君  水道課長       藤枝雅彦君   会計管理者会計課長 荻津晴幸君  学校教育課長     本多英男君   生涯学習課長     飯塚憲弘君  学校給食共同調理場長 東ヶ崎祐司君  農業委員会事務局長  岡野 清君  消防次長兼総務課長  中山勝典君事務局職員出席者  事務局長       長洲茂広    書記         木野内 健  書記         安嶋辰夫    書記         久保田修一 △開議 午前11時23分 △開議の宣告 ○議長(田家勇作君) 散会前に引き続き会議を開きます。 ただいまの出席議員は定足数に達しております。 よって,会議は成立いたしました。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(田家勇作君) 議事に先立ち,諸般の報告をいたします。 町長より,報告第8号をもって,地方自治法第180条第1項の規定に基づく損害賠償の額を定めることの専決処分について,同条第2項の規定による報告がありました。 お手元に配付しておりますので,ごらんおき願います。 また,今定例会の説明員として出席通知のあった者の職,氏名を一覧表にしてお手元に配付しておきました。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(田家勇作君) 本日の議事については,お手元の日程表のとおり行います。 これより議事に入ります。--------------------------------------- △議案第64号ないし議案第88号の上程,説明 ○議長(田家勇作君) 日程第1,議案第64号ないし議案第88号について,一括して議題といたします。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認め,よって,議案第64号ないし議案第88号を一括して議題とすることに決定いたしました。 提案理由の説明を求めます。 町長 小林宣夫君。     〔町長 小林宣夫君 登壇〕 ◎町長(小林宣夫君) 提出議案について,一括して提案理由のご説明を申し上げます。 議案第64号 専決処分の承認を求めることについてご説明申し上げます。 本案は,令和元年度茨城一般会計補正予算(第3号)についてであります。 既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,732万円を追加し,予算の総額を129億3,354万8,000円とするものであります。 内容につきましては,歳入において繰入金などを増額し,歳出においては消防費などを増額するものであります。 急を要したため,地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしました。 何とぞよろしくご承認のほどお願いいたします。 議案第65号 専決処分の承認を求めることについて,ご説明申し上げます。 本案は,損害賠償の額を定めることについてであります。 内容につきましては,台風15号の強風により旧広浦小学校倉庫の屋根材が飛散し,家屋及び車両に損害を与えたことについて,損害賠償額を決定したものであります。 急を要したため,地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしました。 何とぞよろしくご承認のほどお願いいたします。 議案第66号 茨城町印鑑条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い,印鑑登録資格者欠格事由から成年被後見人を除外するなど,条例の一部を改正するものであります。 議案第67号 茨城町人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について,ご説明申し上げます。 本案は,地方公務員法第58条の2の規定に基づき,人事行政の運営等の状況の公表に関し必要な事項を定めるため,所要の規定を整備する条例の制定であります。 議案第68号 茨城町一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,人事院勧告に準じる一般職員給与改正に伴い,任期付職員給料月額を平均0.1%及び期末手当支給割合を0.05月引き上げるため,条例の一部を改正するものであります。 議案第69号 茨城町職員の分限に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による地方公務員法の一部改正に伴い,地方公務員欠格事由から成年被後見人及び被保佐人を除外するため,条例の一部を改正するものであります。 議案第70号 茨城町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,人事院勧告に準じる一般職員給与改正に伴い,町長,副町長及び教育長の期末手当支給割合を0.05月引き上げるため,条例の一部を改正するものであります。 議案第71号 茨城町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,人事院勧告に準じる給与改正に伴い,職員の給料月額を平均0.1%及び勤勉手当の支給割合を0.05月引き上げるなど,条例の一部を改正するものであります。 また,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による地方公務員法の一部改正に伴い,地方公務員欠格事由から成年被後見人及び被保佐人を除外するため,条例の一部を改正するものであります。 議案第72号 茨城町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について,ご説明申し上げます。 本案は,地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の導入に伴い,会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関し必要な事項を定めるため,所要の規定を整備する条例の制定であります。 議案第73号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について,ご説明申し上げます。 本案は,地方公務員法及び地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の導入に伴い,茨城町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例など,関係条例について所要の規定を整備する条例の制定であります。 議案第74号 茨城町職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による地方公務員法の一部改正に伴い,地方公務員欠格事由から成年被後見人及び被保佐人を除外するため,条例の一部を改正するものであります。 議案第75号 茨城町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による児童福祉法の一部改正に伴い,保育士の欠格事由から成年被後見人及び被保佐人を除外するため,条例の一部を改正するものであります。 議案第76号 茨城町農業集落排水事業の設置等に関する条例の制定について,ご説明申し上げます。 本案は,農業集落排水事業特別会計について,令和2年4月1日から公営企業会計を適用するため,所要の規定を整備する条例の制定であります。 議案第77号 茨城町公共下水道事業の設置等に関する条例の制定について,ご説明申し上げます。 本案は,公共下水道事業特別会計について,令和2年4月1日から公営企業会計を適用するため,所要の規定を整備する条例の制定であります。 議案第78号 茨城町公共下水道条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い,指定工事店欠格事由から成年被後見人及び被保佐人を除外するなど,条例の一部を改正するものであります。 議案第79号 茨城町消防団員の定員,任免,給与,服務等に関する条例の一部を改正する条例について,ご説明申し上げます。 本案は,成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い,消防団員欠格事由から成年被後見人及び被保佐人を除外するなど,条例の一部を改正するものであります。 議案第80号 旧川根小学校校舎解体撤去工事請負契約の締結について,ご説明申し上げます。 本案は,令和元年11月11日,一般競争入札に付した旧川根小学校校舎解体撤去工事請負契約の締結であります。 契約の相手方は,茨城県水戸市吉沢町569番地の82,株式会社KAIXIA代表取締役磯崎達也契約金額5,500万円で,本議決の翌日から令和2年6月30日までを履行期限とする契約を締結するものであります。 議案第81号 茨城町立長岡小学校児童用机椅子購入契約の締結について,ご説明申し上げます。 本案は,令和元年10月28日,指名競争入札に付した茨城町立長岡小学校児童用机椅子購入契約の締結であります。 契約の相手方は,茨城県笠間市笠間1712番地の6,有限会社クノ商会代表取締役久野正博契約金額953万7,000円で,本議決の翌日から令和2年3月25日までを履行期限とする契約を締結するものであります。 議案第82号 令和元年度茨城一般会計補正予算(第4号)について,ご説明申し上げます。 本案は,既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ7,860万円を追加し,予算の総額を130億1,214万8,000円とするものであります。 内容につきましては,歳入において,県支出金及び繰入金などを増額し,歳出においては,民生費及び農林水産業費を増額するものであります。 議案第83号 令和元年度茨城国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について,ご説明申し上げます。 本案は,既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,632万8,000円を追加し,予算の総額を39億3,035万円とするものであります。 内容につきましては,歳入において県支出金などを増額し,歳出においては保険給付費などを増額するものであります。 議案第84号 令和元年度茨城後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)について,ご説明申し上げます。 本案は,既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ11万7,000円を追加し,予算の総額を3億7,899万3,000円とするものであります。 内容につきましては,歳入において繰入金を増額し,歳出においては総務費を増額するものであります。 議案第85号 令和元年度茨城介護保険特別会計補正予算(第3号)について,ご説明申し上げます。 本案は,既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,164万3,000円を追加し,予算の総額を33億2,949万7,000円とするものであります。 内容につきましては,歳入において国庫支出金などを増額し,歳出においては保険給付費などを増額するものであります。 議案第86号 令和元年度茨城農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について,ご説明申し上げます。 本案は,既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ9万3,000円を追加し,予算の総額を2億8,476万7,000円とするものであります。 内容につきましては,歳入において繰入金を増額し,歳出においては農業集落排水事業費を増額するものであります。 議案第87号 令和元年度茨城公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について,ご説明申し上げます。 本案は,既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ295万9,000円を追加し,予算の総額を7憶8,290万円とするものであります。 内容につきましては,歳入において繰入金を増額し,歳出においては公共下水道事業費を増額するものであります。 議案第88号 令和元年度茨城水道事業会計補正予算(第2号)について,ご説明申し上げます。 収益的支出についてでありますが,本案は,既決予定額に26万8,000円を追加し,予算総額を7億1,433万2,000円とするものであります。 内容につきましては,営業費用を増額するものであります。 以上,一括して提案理由のご説明を申し上げました。 何とぞよろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(田家勇作君) 暫時休憩をいたします。午後1時より一般質問を行います。                             (午前11時38分)--------------------------------------- ○議長(田家勇作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後零時59分)---------------------------------------一般質問 ○議長(田家勇作君) 日程第2,一般質問を行います。 通告に従い,発言を許します。---------------------------------------川澄敬子君 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。     〔9番 川澄敬子君 登壇〕 ◆9番(川澄敬子君) 9番 日本共産党川澄敬子です。 質問に入る前に,台風15号,19号で被害を受けられた皆様に,心からお見舞いを申し上げます。 通告に従って,一問一答方式で質問いたしますので,よろしくお願いします。 まず1点目は,「子どもたちの健やかな成長のために」と題しまして,3点お伺いいたします。 1点目は,スクールバス使用料の無料化についてです。 9月議会においてもこの問題を取り上げましたが,運営費が年間約1憶円かかる。5年限度の国からのへき地児童生徒援助費補助金が今年度で終わることから,無料化は難しいという答弁でした。その後,11月14日,日本共産党茨城県委員会による国の省庁交渉に参加し,文科省の担当者に直接地方の実情をお話ししました。へき地児童生徒援助費補助金については,5年という補助期間を延長してほしいという声が,ほかの地方からも要望されているそうです。 また,11月28日には茨城県に対しても,スクールバス使用料について県独自の補助を行うよう要望しました。その際,県の担当者から,県の支援制度として新しい学校づくり支援事業(統合後3年)があるが,茨城町は該当しなかったとの話がありました。理由は,国からスクールバス運行に係る地方交付が措置されているからとのことでした。地方交付算入措置における普通交付は,スクールバス運行費として,乗車定員11人以上のスクールバス1台当たり613.6万円(平成30年度)措置されています。茨城町の場合,19台運行していますので,1億1,658.4万円交付されている計算になります。これは,茨城町におけるスクールバス運行事業費に相当します。つまり国は地方行政計画的運営を保証するために地方交付を措置しているので,スクールバス使用料の無料化は充分可能だということになります。 ただ,地方交付は使途や目的が決められるものではないので,町の財政状況からすべてスクールバス運行事業費に充てられるわけではないでしょう。しかし,年間約1,400万円の父母負担については,無料化すべきだと思います。前回と繰り返しになりますが,鉾田市,小美玉市では,今年度からスクールバスの無料化を決めました。笠間市でも一部有料ですが,通学距離が4km以上の児童・生徒は無料だということです。子育て支援のために,スクールバス使用料無料化を求めます。 2点目は,国保の子どもの均等割の免除についてです。 この問題も9月議会で取り上げた問題です。保健福祉部の答弁では,「保険者努力支援制度において法定外繰入の解消が見られない市町村に対し,マイナス評価が導入される。国保特別会計は厳しい状況である」とし,子どもの均等割の免除については今後の検討課題であるとのことでした。 国保制度は構造的に変化しています。発足当時は自営業者農林水産業などが多かったのですが,現在は非正規労働者年金生活者など,半数以上が低所得者になっています。その一方,保険料の負担率はほかの保険に比べて国保加入者が一番高いのです。例を挙げますと,国保加入者が10.1%に対し,協会けんぽが7.5%,組合健保が5.8%,共済組合6.0%となっています。高くなっている理由の一つが,ほかの健保にはない均等割や平等割にあります。特に均等割は,0歳の赤ちゃんからも1人分として課税されるので,子どもが多いほど,家族が多いほど国保が高くなる仕組みになっています。全国知事会も,「公費を1兆円投入し,協会けんぽ並み保険料負担率引き下げを」と国に対して要望しています。 保険者努力支援制度では,法定外繰入をすれば,マイナス評価となります。法定外繰り入れ解消の計画を立てなければなりません。しかし,この法定外繰入の中でもマイナス評価になるのは,決算補てん等目的繰り入れです。つまり赤字補てんのための繰入です。たとえば保険の減免額に充てるための繰り入れは,マイナス評価にはなりません。現在減免に該当するのは,災害や困窮などに限定されていますが,この減免理由に子育て世代などを加えて,子どもの均等割免除あるいは減免を決めた自治体があるということです。 茨城町の国保の子どもの均等割対象は約900名で,2分の1減免に必要な予算は1,400万円という答弁がありました。マイナス評価にならない町独自減免を行い,子どもの均等割を免除するよう求めます。 3点目は,保育所等の給食費の無料化についてです。 ことし10月から3歳から5歳の保育料が無償化されました。これは子育て世代にとって朗報です。しかし今まで保育料に含まれていた給食費は,保護者負担となりました。自宅で子育てする場合も同様に係る費用だからというのがその理由です。茨城町の公立施設における副食費は4,900円です。 無償化にあわせて,県内9市町では新たに給食費の減免を行うことを決めました。例えば鉾田市では,市内在住の私立幼稚園入園中や保育施設入所中の3歳から5歳児1人当たりに対し月額500円を助成。下妻市では,3,600円を超えた副食費に対し900円を上限に補助。城里町では副食費4,500円上限に補助など,子育て世代への支援を強めています。茨城町においても,子育てを応援するためにも,給食費(副食費)への補助を求めます。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 教育長 矢口和美君。     〔教育長 矢口和美君 登壇〕
    ◎教育長(矢口和美君) 子どもたちの健やかな成長のためにについて,お答えいたします。 スクールバス使用料の無料化についてでありますが,スクールバスに係る経費は,普通交付基準財政需要額を算定する上で1台当たり613万6,000円とされていますが,普通交付は,基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いて算定されるため,その金額すべてが交付されることはありません。 普通交付には,様々な項目にかかる経費が算入されていますが,その経費は最低限の行政サービスを保障するためのものであります。一方で,自治体が提供する行政サービスは多岐にわたり,当初予算編成では,多種多様な行政サービスに,普通交付のほか,毎年度多くの基金等を活用している状況でございます。 また,これまで交付されてまいりましたスクールバスに対するへき地児童生徒援助費等補助金も,令和2年度の葵小学校をもって終了となり,町の財政負担は,さらに大きくなることが見込まれております。 このような状況の中,スクールバス使用料の無料化につきましては,前回の9月定例議会においても答弁させていただきましたとおり,スクールバスの利用対象とならない児童生徒との均衡を考慮しますと,今後も受益者負担といたしまして,一定の金額を保護者に負担していただくことに対し,ご理解,ご協力をお願いしたいと考えているところであります。 なお,引き続き国・県に対しましては,スクールバスを含め,教育環境充実のための安定的な財源確保が図れるよう要望してまいります。 ○議長(田家勇作君) 続いて,答弁を求めます。 保健福祉部長 飯田照夫君。     〔保健福祉部長 飯田照夫君 登壇〕 ◎保健福祉部長飯田照夫君) 国保の子どもの均等割の免除についてお答えいたします。 国民健康保険の均等割は,加入者一人ひとりに均等に課税されており,被保険者が増えるごとに世帯の負担が増す仕組みとなっております。議員ご指摘のとおりであります。 しかし,国民健康保険は低所得者に対する軽減措置が講じられており,その基準となる所得限度額は,子どもを含めた被保険者数が多い世帯ほど高くなり,軽減が適用されやすくなっております。 本町の国民健康保険特別会計の財政状況は,これまでも答弁しておりますとおり,単年度収支の赤字が続いており,やむなく一般会計からの法定外繰り入れにより運営しているところであります。そのような中,議員ご提案の町独自となる子どもの均等割の免除制度導入は,保険者努力支援制度マイナス評価にならないとしても,その財源は一般会計からの繰入れに頼らざるを得なく,厳しい財政状況を勘案した場合,これ以上の一般会計からの繰入れは非常に困難であります。 しかしながら,子どもの均等割の軽減につきましては,子育て支援を図る観点から,子どもに係る均等割保険の軽減制度の創設に向けた国への陳情を行いながら,引き続き検討課題とさせていただきます。 次に,保育所等の給食費の無料化についてお答えいたします。 本町の保育所等の給食費につきましては,「茨城町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例」に基づきまして,保護者から受け取ることができるとなっております。その費用につきましては,主食費及び副食費として各施設が食事の質を確保し提供するため,実情に応じた金額を独自に設定し,徴収しております。 給食費負担についての考え方といたしましては,食材料費は保育所等を利用する場合も,在宅で子育てを行う場合も同様にかかる費用であることから,保育所等を利用する上では保護者が負担することが原則とされているものであります。 ただし,副食費につきましては,年収が360万円未満相当世帯及び第3子以降の子どもは無料としており,低所得者や多子世帯へは公費負担により免除しているところであります。 本町といたしましては,給食費負担の基本的な考え方を踏まえ,一定の費用負担につきまして,ご理解をいただきたいと考えております。 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。 ◆9番(川澄敬子君) スクールバスに関して申しますと,県内44市町村のうちスクールバスを運行しているのは33市町村,使用料の保護者負担があるのは8市町,保護者負担がないのが25市町村となっています。これは平成31年4月現在です。大多数が保護者負担をなくす方向にいっています。子育て支援のためにも,スクールバス使用料保護者負担をなくすよう再度求めます。 国保の子どもの均等割の免除については,今,保健福祉部長から,努力支援制度でのマイナス評価にかかわらず,一般会計からの法定外繰入が厳しいという答弁がありました。繰り返しになってしまいますけれども,厚労省は削減解消するべき法定外繰入と削減解消しなくてもいい法定外繰入を分けて扱うことにしています。その中で,削減解消しなくてもよい繰り入れと扱われることになっているのが特別な事情ということで,この判断は自治体首長の裁量に委ねられているわけです。政令,省令の細かな規定はありません。各地でこの規定を生かして子どもの均等割を減免したり,多子世帯,ひとり親世帯,障害児のいる世帯など,さまざまな特別な事情がある世帯に自治体独自の減免を適用していく取り組みが広がっています。高過ぎる国保の負担を軽減する努力を再度求めたいと思います。 幼児教育・保育の無償化に伴う給食費の実費徴収化によって,市町村が保育所などに支払う3歳から5歳の子ども1人当たりの基本的な運営費が,実質的に月額600円引き下げられることが明らかになりました。標準的な定員90人の保育園で年間60万円以上の減収です。保育所の運営に打撃を与え,保育の質を低下させかねません。こうした状況を見かねた自治体が,独自に無償化対象の拡大や保育料の軽減など,国の制度から漏れる家庭への支援策を新たに提案するなどの対応をしています。それが県内9市町村での減免の取り組みです。子育て世代への支援を強めるためにも,子育てしやすい茨城町にするためにも,保育所等への給食費,副食費の無料化を求めたいと思います。 ということで,2番目の質問に移ります。 2番目は,町民を災害から守るためにということで,町民への防災情報の徹底についてお伺いいたします。 台風15号,19号では,農作物への被害やハウスなどの施設被害,床下浸水や床上浸水などの住宅への被害など,茨城町においても大きな被害がありました。涸沼川は,那珂川や久慈川のように堤防が決壊すること等はありませんでしたが,警戒水域まであとわずかというところまで増水しました。茨城町の庁舎や消防署,ゆうゆう館は,町の洪水ハザードマップの浸水地域の中にあり,充分な防災が必要だと思います。今回の水害では大子町役場が浸水しましたし,以前常総市役所も浸水して行政機能が混乱しました。このような市役所,町村役場が,県内でも茨城町も含めて14あるそうです。総務省消防庁も全国調査を行い,浸水対策の徹底を呼びかけています。 中でも防災無線は,災害の際の住民への情報提供や避難を呼びかけるために重要な役割を持っています。現在,防災無線の発信局は,役場2階にありますが,いざというときのためには,浸水の心配のない場所へ移転,設置するべきではないでしょうか。 また,防災無線については多くの町民から,聞こえづらいという声が寄せられています。特に今回のような暴風雨の際にはドアや窓を開けられないため,外の防災無線で避難等を呼びかけても,聞こえなかった方が多かったそうです。現在,防災無線はデジタル化が進められており,完成すれば聞こえはよくなるとの説明を受けていますが,やはり戸別受信機や戸別ラジオ等の導入が必要ではないでしょうか。 今年4月には,消防庁から各都道府県に対し,「防災情報伝達手段の多重化・多様化に係る地方財政措置の拡充について」という通達が出されています。その中では,「気象状況の悪化により,屋外スピーカーを用いた防災行政無線等からの音声が聞き取りづらい場合があることが課題となったことから,中央防災会議防災対策実行会議『平成30年7月豪雨による水害・土砂災害からの避難に関するワーキンググループ』の報告書(平成30年12月26日公表)において,戸別受信機の配備を進めることや,技術革新により開発の進む新たな伝達手段を含め,多様な伝達手段の導入を促す取り組みを強化することが提言された」とあります。また「この報告書等を踏まえ,新たに戸別受信機等の有償貸与による配備及び携帯電話網等を活用した情報伝達手段の整備に要する経費についても,平成31年度から特別交付措置の対象とする」としており,国も戸別受信機等の導入を進めています。 取手市では,自宅で受信できる防災ラジオを導入し,市民に有料で貸し出すと報道されています。1台2,000円,文字表示機能つき(身障者用)を3,000円で5年間貸与するそうです。ぜひ茨城町においても戸別受信機や戸別ラジオの導入を検討していただきたい。 防災無線が聞こえづらい,または聞き逃したという人のために,フリーアクセスがあります。これは直近の放送内容を確認できるものですが,町民にはあまり知られていません。町ホームページのトップページに番号を載せるなど,町民にわかりやすい周知をお願いします。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 総務部長 小沼芳久君。     〔総務部長 小沼芳久君 登壇〕 ◎総務部長(小沼芳久君) 災害から町民を守るために,についてお答えいたします。 町民への防災情報の徹底についてでありますが,本町では,防災行政無線室を役場庁舎2階に設置し,現在運用をしており,県が公表しました涸沼川の洪水浸水想定区域では役場庁舎付近の浸水想定は0.5mから3.0m未満でありますので,涸沼川の越水などが発生しても防災行政無線による放送は可能であると考えております。 また,現在,防災行政無線の老朽化と電波法の改正に伴い,平成29年度から令和4年度までの6か年で防災行政無線のデジタル化更新工事を実施しているところであります。防災行政無線は,町内に169か所設置しており,現在17か所の工事が完了しております。デジタル化により放送時のノイズ低減やスピーカーの機能向上など,聞きやすくなることが期待できると考えております。 戸別受信機につきましては,デジタル化更新工事が令和4年度に終了しますので,その後防災行政無線の聞こえ具合などを調査し,戸別受信機の導入などの検討をしております。 また,防災行政無線の放送内容が確認できるテレフォンサービスの番号案内を町ホームページと年1回広報紙でお知らせしているところでありますが,本年12月からは常時確認ができるよう,町ホームページのトップページと,町広報紙の各号に掲載をしてまいります。あわせて,新たな情報伝達手段として町民が登録したメールアドレスに放送内容を配信するシステムの整備を進めてまいります。 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。 ◆9番(川澄敬子君) 2019年12月6日の新聞報道によると,総務省消防庁は,台風や大雨などの際に住民に避難情報を伝える防災行政無線の戸別受信機について,配備が十分進んでいない市町村を対象に,計1万台程度の設備を支援する方針を固めたとあります。2019年度補正予算案に関連経費を盛り込むとされています。 消防庁によると,戸別受信機の配備に取り組んでいる市町村は,3月末時点で全体の74%,ただ,各世帯に行き渡っていないケースもあるため,国費を投入して積極的な設置を働きかけることにしたそうです。具体的には,配置計画の策定を条件に,1万台程度の受信機とアンテナを無償で貸し付け,工事費の一部も特別交付で財政支援するそうです。消防庁は,市町村に対し,無償貸し付けと同程度の数の受信機配備を単独事業でも取り組むよう求める考えで,合わせて2万台程度の配備を目指すとあります。2万台整備は数として全く足りませんが,国が戸別受信機の配備を市町村に求めているということが言えると思います。 町民からは,屋外スピーカーの放送が聞こえにくいという声,これは本当に多数寄せられています。スマートフォンなどデジタル機器の操作にふなれな高齢者も多い中で,各世帯の住居内に設置する戸別受信機は,災害時の情報伝達に有効だと思いますので,令和4年度以降ということがありましたけれども,もっと早くこの導入についても検討をしていただきたいということを求めまして,3点目の質問に移ります。 3点目の質問は,東海第二原発広域避難計画について,2点お伺いいたします。 まず1点目は,屋内退避についてです。 原子力災害対策指針では,東海村などPAZ(5キロ圏内)の住民は,全面緊急事態になった場合,避難開始とされています。茨城町のようなUPZ(30キロ)圏内における防護措置の考え方は,「全面緊急事態となった場合,放射性物質の放出前の段階において,UPZ圏内においては住民の屋内退避を実施」「その後,原子力対策本部が,緊急時モニタリング結果に基づき,空間放射線量率が一定値以上となる区域を特定。当該区域の住民は原子力災害対策本部の指示により,一時移転等を実施」「飲食物については,放射性核種ごとに濃度基準を設け,接種制限を実施」と決められています。 一時移転については,基準値OIL20マイクロシーベルト/hの場合,1週間程度内に一時移転,OIL500マイクロシーベルト/hの場合,数時間内を目途に区域を特定し,避難等を実施と決められています。このような高い値になるまで屋内退避を強いられ,避難するときには被ばくを覚悟せざるを得ないような避難計画は問題です。 このような広域避難計画について,町民は全く知らされていません。屋内退避についても,木造家屋への退避と石造りの建物への退避では防護効果が違うこと,屋内退避の際に注意すべき点などについても,事前に知識が必要です。この点を町民にどのように情報提供するのか,お答えください。 2点目は,ヨウ素剤の配布についてです。 PAZ圏内では住民に事前配布し,全面緊急事態になった場合,服用を指示,UPZ圏内では必要に応じて避難や一時移転の際に緊急配布を行い,服用を指示することになっています。原子力災害対策指針では,やむ得ない事情の場合はUPZにおいても事前配布可能としています。緊急事態の場合,すべての住民に配布するのは困難として,ひたちなか市では,5キロ圏外も含めてすべての住民に事前配布する方針をとっており,全国でもいくつかの自治体が事前配布を行っています。 茨城町では,安定ヨウ素剤はゆうゆう館に保管されています。安定ヨウ素剤は被曝する前に服用しなければ効果はないと言われています。全面緊急事態となった場合,混乱する中で町民に届けることは難しいのではないかと思います。特に子どもたちの健康被害を避けるためには,事前配布が必要ではないでしょうか。安定ヨウ素剤の保管と,緊急事態の際に町民にどのように届けるのかについてお答えください。事前配布には医師や薬剤師の協力が必要であり,服用についても知識が必要で,難しい点もありますが,事前配布を検討すべきではないでしょうか。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 総務部長 小沼芳久君。     〔総務部長 小沼芳久君 登壇〕 ◎総務部長(小沼芳久君) 東海第二原発広域避難計画についてお答えいたします。 はじめに,屋内退避についてでありますが,国の原子力災害対策指針では,東海第二原発において原子力災害が発生した場合,UPZ30キロ圏内の本町の住民は,まず屋内退避をとることになります。屋内退避は,放射線などが大量に放出された際に,被ばくをできるだけ低減するための行動です。 建物内では,ドアや窓を閉めて屋外から空気を入れないことが有効となります。屋内退避などに関する町民への周知につきましては,現在,原子力災害広域避難計画住民説明会の準備を進めておりますので,その際に説明をしてまいります。 次に,安定ヨウ素剤の配布についてお答えいたします。 本町では,安定ヨウ素剤を茨城町総合福祉センターゆうゆう館において保管をしております。安定ヨウ素剤は光分解性,潮解性があるため,遮光保存をするとともに,紛失防止の措置を講じることや管理責任者の選任などの課題もありますことから,今後も安全性を維持するために引き続き一括管理を行ってまいりたいと考えております。 また,安定ヨウ素剤の配布につきましては,国・県の指示により予防服用が必要となった場合に,避難者が確実に安定ヨウ素剤を服用できるよう町職員が一時集合場所等で速やかに配布する計画でおります。 ○議長(田家勇作君) 9番 川澄敬子君。 ◆9番(川澄敬子君) 皆さんはご存じないかもしれませんけれども,東海村の山田村長が雑誌「ENERGY for the FUTURE」で新潟県刈羽村村長と対談し,今後を考えると,社会インフラとしての安定的な電力の供給は欠かせないことですから,BWR,沸騰水型軽水炉についてもしっかりと再稼働していく必要があると述べ,これまで中立だとしていた立場を変え,再稼働を認めると述べました。 また,一般の住民というよりも,自分たちの理屈を押し通したいという人たちがいて,一般の冷静な人は,そういう人たちに巻き込まれたくない,かかわりたくないという雰囲気があって,なかなか村内で本当に原子力について考えようという雰囲気が出てきません。そうおっしゃる人は,すべての外部電源を遮断して自家発電だけで生活してもらわなくてはいけない。そして,社会に出て電車に乗ろうとしたら,それは社会インフラの電気を使うことになるので,自宅から一歩も出てはいけないなどと再稼働に反対する人たちをやゆするような意見を述べています。 私が問題だと思うのは,広域避難計画について述べた次のような点です。PAZの7万人弱は即時避難であり,これはすぐに逃げるけれど,後の87万人は屋内退避です。UPZの94万人が全員避難するという事態に至ることは,よほど事象が進展しない限りは起こり得ない。94万人が一斉に動いたら,バス何千台といったって,それは用意なんてできません。東海村長は,東海村民を先に逃がすために隣の自治体の住民には家の中にいろと言っていると聞こえるようなので,余り強く言えないなどと言っていますが,UPZの住民が避難をするときには,放射線量が高くなっていて,被ばくする危険性が高くなってしまいます。東海村民だけが安全に逃げられればいいのか,それすらも安全性が確保されているわけではありません。 福島原発事故では,30キロ圏外でも高い放射線量が検出されました。自分や家族など,身近なものの安全を考えて素早く避難行動をとるのは当たり前のことです。山田村長の発言には強く抗議します。 また,現在のままの広域避難計画での屋内退避では,町民の安全は守れません。茨城県に対し,見直しを強く求めます。 安定ヨウ素剤の配布についても,副作用などについての知識を十分理解してもらう必要はありますが,事前配布することが最も合理的であると考えます。再度検討を求めます。 確かに国の防災指針では,30キロ圏内の避難計画は,再稼働するしないにかかわらず必要ということになるのですが,再稼働せずに廃炉を決め,使用済み核燃料を十分に冷却できている場合であれば,避難計画は5キロ圏内のみでいいことになっています。さらに,使用済み核燃料をすべて乾式キャスクに貯蔵した場合には,避難計画は一切必要ないということになっています。 実効性ある避難計画は無理というのが多くの町民の声です。今こそ東海第二原発の再稼働を断念し,廃炉を求めるように訴えて,私の質問を終わります。 ○議長(田家勇作君) これにて9番 川澄敬子君の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △山西正樹君 ○議長(田家勇作君) 一般質問を続けます。 11番 山西正樹君。     〔11番 山西正樹君 登壇〕 ◆11番(山西正樹君) 11番 自由民主党の山西正樹でございます。 先日の町議会の改選において,3期目の当選をさせていただきました。改めて町民の皆様に感謝いたしますとともに,責任の重さを感じながら,茨城町の発展と町民の福祉向上のために今後も務めてまいります。 今年は9月に台風15号が,10月には台風19号が相次いで茨城町を襲い,甚大な被害をもたらしました。 まず初めに,被害に遭われました皆様に心からお見舞い申し上げます。 茨城町の台風15号・19号による被害は,冠水,倒木による道路の通行止めや長時間にわたる停電,そして農業施設ではハウスの倒壊などの被害を受け,農作物ではトマト,ミニトマト,アールスメロン,GIに登録されている飯沼栗の落下や水没により大豆に被害を受けたと聞いております。 また,台風19号では,大雨による浸水被害が発生し,石崎地区,網掛地区,下飯沼地区などで住居と店舗あわせ14棟が床上浸水,19棟が床下浸水の被害があり,7カ所の避難所に延べ202名が避難されたと伺っております。 さて近年,ゲリラ豪雨や台風,地震といった自然災害は,これまでの予測をはるかに超え,大きな被害をもたらしています。 「茨城県は災害の少ない県」と言われておりましたが,台風15号や19号は,これまでとは違った進路をたどり,勢力を保ったまま関東を直撃し,千葉県,茨城県に甚大な被害をもたらしました。 そこで,通告に従いまして災害に対する対応と避難所の環境整備について質問します。 町におきましては現在,地震・風水害・原子力の災害対策計画が策定され,ホームページでも見ることができます。特に洪水ハザードマップは情報伝達やタイムラインなどが項目ごとに分かれており,大変わかりやすくできていると思っております。改めて町民の方々に紙媒体として配布し,日ごろから個人としても集落としても,これまで以上のハイレベルな防災対策と防災に対する意識を持ち,地域での訓練や行動確認をすることが大切だと思っておりますが,町として今後改めて地域と連携した防災訓練などを行う計画があるのか,お伺いいたします。 また,今回の台風15号,19号におきましては,前もって,これまでに経験したことがない台風が関東を直撃する旨の報道がされていたことで,町民の皆様も警戒をし,早目に避難所へ行かれた方もいると聞いております。 避難所に避難された方々からお話を伺いますと,ご自宅が被害を受ける恐れがあるために避難された方,ご高齢なので,ご夫婦,もしくは1人でいるのが不安なので来られた方などがいらっしゃいました。いずれにいたしましても,不安を抱えながら避難されてこられた方ばかりであります。 避難所では,「不安を少しでも和らげるため,また情報把握のためにテレビがあるとよい」,「高齢のため和式トイレが使いづらく,洋式トイレがあると助かる」といったご意見もありました。また,報道でよく目にしますが,多くの方が長期間避難される場所では,ある程度のプライベート空間も必要となってくると思います。いざというときの避難所でありますが,普段からこうしたご意見をもとに,避難所の環境整備をしておくことが必要であると思います。 避難所にテレビや洋式トイレの設置,プライベート空間をつくる段ボールなどの仕切りを準備しておくなどの対応策をお聞かせ願います。 また,町内の避難所は,主に小・中学校の体育館や集落センターなどでありますが,避難所は避難してきた人だけでなく,その地域の支援拠点にもなると考えております。 改めて,本町の避難所には水や食料,毛布や医療品など,どのような試算のもとに,どの程度用意されているのか伺います。 続きまして,浸水被害の今後の対応について質問します。 石崎地区,網掛地区,下飯沼地区等の浸水被害では,いずれの地域もこれまで大雨が降るたびに被害に遭われており,地域住民の皆様からは「いつものことだから」という声もありましたが,冒頭申し上げましたとおり,大きな被害をもたらす近年の状況から,いつものことでは済まされない被害が出る可能性は大いにあります。 被害の状況,原因,対策について改めて調査検討し,町で対応できることと,県や国が対応することを把握し,早急な対応が必要であると考えますが,ご見解をお聞かせ願います。 次に,農業被害について質問します。 冒頭述べましたとおり,今回の台風では,農家にとりまして大きな被害を受けました。特に農業用ハウスの倒壊は,作物の損害だけでなく施設の撤去,新たに建てる費用,資材不足,来春に向けての準備ができないなど,農家の存続危機にあります。 国や県でもあらゆる対策を打ち出していると伺っております。その中で,例えばパイプハウス等の農業用施設の再建・修繕は,国が3割,県が0.5割,市町村が0.5割で,係る費用の4割の支援が受けられることとなっています。また,撤去につきましては国が3割,県が1.5割,市町村が1.5割で,費用の6割の支援を受けられることとなっています。しかしながら,農家の金銭的な負担と精神的,肉体的な疲労ははかり知れません。 改めて本町の農業被害状況と町の対応,支援策並びに今後の災害に対する対応策についてお聞かせ願います。 以上,災害に対する対応と避難所の環境整備についてご答弁をお願いいたします。 続きまして,涸沼周辺のにぎわいについて質問します。 私は,これまで,平成25年3月の第1回定例会では,大洗町や笠間市など近隣にお越しの観光客を茨城町へ誘導するための取り組みについて,平成30年12月の第4回定例会においては,茨城町にお越しの観光客に対して,涸沼と茨城町の魅力を発信するために特産物をつくることや涸沼で楽しめるシーバス釣り大会やトライアスロン大会など,涸沼の魅力を体感していただくレイクスポーツの実施と涸沼を拠点とした観光について質問と提案をさせていただきました。 執行部からは,茨城町ガイドマップ作成や配布,観光周遊ルートの開発など,積極的な取り組みをお約束いただき,平成30年第4回定例会では,涸沼自然公園を会場とした「あじさいまつり」や「涸沼環境フェスティバル」,「ひぬまdeマルシェ」などのイベントにより涸沼周辺の観光公園利用者数は平成19年度の3万人から平成29年度には8万5,000人となるなど5万5,000人増加していることなど報告をいただき,さらに私の提案したレイクスポーツについては「集客力の高いアウトドアスポーツとして平成30年3月に策定された茨城町第6次総合計画の主要施策であります既存の観光・交流施設との連携,新たな観光資源の掘り起こし,広域的な周遊ルートの開発などの推進とあわせて具体策の検討を進める」との前向きなご答弁をいただいているところでございます。 そこで,前回の質問から1年がたち,提案させていただきましたレイクスポーツについて,平成30年3月に策定された茨城町第6次総合計画と連携させた取り組みについて,どのように検討されているのか,あわせて観光資源の掘り起こしや周遊ルートの開発など,この1年で町観光行政がどのように取り組んでこられたのか,現状についてお尋ねいたします。 次に,涸沼周辺の公園の利活用について質問します。 私は先日,町民の方から,網掛公園でバーベキューができないかと尋ねられました。また,別の日には涸沼自然公園にペットを連れていきたいというお話を伺いました。そこで,茨城町観光協会のホームページを拝見しますと,涸沼周辺では涸沼自然公園とキャンプ場を初め広浦公園,親沢公園,網掛公園があります。それぞれの公園は町内外からイベント広場として,またキャンプやバーベキュー,水上バイクなど四季折々の涸沼の風景を満喫できる施設として,たくさんの方々にお越しいただいております。 涸沼自然公園キャンプ場と広浦公園,親沢公園はいずれもキャンプ場として整備されており,キャンプはもちろん,バーベキューなども楽しめる公園でありますが,ペットの入園は禁止されています。網掛公園についてはペットの入園は禁止されていませんが,キャンプ場として整備されていないことから,ピクニックは楽しめますが,キャンプやバーベキューはできないことになっています。 以前の日本ではペットは,物に近い扱いで,法律などでも物として扱われる側面がありました。平成7年に起きた阪神・淡路大震災のときは,被災した人が仮設住宅などでペットとの触れ合いを通じて癒やされ,ペットが人間に与える「力」にも注目が集まりました。そして近年,社会状況の変化とともに,ペットの位置付けも変わってきたと言えます。 茨城県では平成28年第4回茨城県議会定例会において,議員提案条例として,茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例が議決され,平成28年12月28日に施行されています。その条例の前文でも「犬や猫は,人間に最も身近な動物の一つであり,家族同様の存在として私たちの生活に癒やしと潤いを与えてくれる。」と記されております。少子高齢化で家族数が減少し,管理,競争社会から受けるストレスが増す中,ペットを家族の一員として認識し,一緒に暮らす人が多くなっています。 そうした社会状況の変化の中で,一定のルールを守り,人とペットが自然の中で一緒に過ごせる場所として,公園を開放してもよいのではないかと考えます。 あわせて,涸沼の南側に位置する唯一の公園であります網掛公園でも,自然公園同様にアウトドアスポーツを楽しめるキャンプ施設として整備することによって,沼前地区のにぎわいの創出につながるのではないかと考えますが,ご見解をお聞かせ願います。 最後に,「水鳥湿地センター」について質問いたします。 平成27年から茨城県と茨城町,大洗町,鉾田市により環境省に対して誘致活動をされて来られました水鳥湿地センターですが,立地場所が茨城町と鉾田市の2か所になり,今年度環境省において基本構想,基本計画の検討が始まっていると伺っておりますが,水鳥湿地センターは,環境省が整備し,地元自治体が運営をすることになっております。 水鳥湿地センターが整備されるまでのスケジュールについて,改めてお伺いいたします。 私は水鳥湿地センターについて町外の方々に涸沼の自然と魅力を大いに発信してくれる拠点として期待していますが,同時に町内の子どもたちが涸沼の自然と触れ合える場所として,また町民が親しみを持って集まれる場所として,涸沼自然公園とリンクさせる形で茨城町のランドマーク的な存在となって町民に愛される施設となることを願っております。 そうした思いから,立地場所や展示内容など実際に運営する地元自治体や住民,関連団体などの要望がどのように反映されていくのかについてお伺いいたします。 以上,涸沼周辺のにぎわいについてご答弁をお願いいたします。 ○議長(田家勇作君) 答弁を求めます。 町長公室長 横田修一君。     〔町長公室長 横田修一君 登壇〕 ◎町長公室長(横田修一君) 水鳥湿地センターの今後の計画について,お答えいたします。 初めに,水鳥湿地センターが整備されるまでのスケジュールについてでありますが,現在,環境省において,基本構想及び基本計画を策定しているところであります。今後は,令和2年度に基本設計及び実施設計の策定,令和3年度には建設工事に着手予定であります。 なお,整備用地につきましては,町有地を国へ無償貸与することになっておりますことから,本町におきまして,令和2年度に整備用地の取得をしてまいりたいと考えております。 次に,地元自治体や住民等からの要望の基本構想等への反映についてであります。 基本構想を策定するにあたり,施設に求める機能や展示内容等について,地元の意見や要望を把握するため,環境省主催によるワークショップがこれまでに3回開催され,涸沼の保全と利活用を実践する住民団体や茨城県,地元自治体関係者等が参加し,活発な議論が交わされました。また,学識経験者,地域の保全活動団体,漁協関係者を対象とした個別ヒアリングも実施され,専門的な視点からの意見聴取も行われたところであり,これらの意見が基本構想等に反映されるものと考えているところでございます。 本町といたしましても,水鳥湿地センターの整備により,町民の皆様が本町のシンボルである涸沼を誇りに思えるよう,また,町民の皆様はもとより,涸沼を訪れる方々から愛される施設となるよう,基本構想等の策定に当たり,引き続き積極的にアイデア等を提案してまいります。 ○議長(田家勇作君) 続いて答弁を求めます。 総務部長 小沼芳久君。     〔総務部長 小沼芳久君 登壇〕 ◎総務部長(小沼芳久君) 災害時の対応等についてお答えいたします。 はじめに,防災訓練についてでありますが,平成25年度に町民参加による総合防災訓練を実施いたしました。 近年,自然災害が多発している状況を踏まえ,町民の防災に対する意識向上を図るため,令和3年度の総合防災訓練実施に向けて準備を進めております。 また,自主防災組織の結成に向けた啓発などに取り組み,地域の防災力向上に努めてまいります。 次に,避難所の環境整備につきましては,トイレの洋式化を来年度以降,順次整備する計画でおります。また,テレビの設置については,公衆無線LANを整備しておりますことから,パソコンを活用した防災情報の動画配信などを今後検討してまいります。 なお,備蓄品につきましては,東日本大震災時の1日最大避難者数約1,200人を基準に,町管理の指定避難所12か所の防災倉庫に,アルファー米や保存パン及び飲料水1日分を備蓄し,あわせて毛布5,700枚,簡易トイレ,発電機など防災資機材を分散配置により備蓄しております。 また,間仕切りとして使用可能な資材を提供していただくため,町内の段ボール製造業者と災害時応援協定を締結し,災害に備えているところでございます。今後も引き続き3日分の非常食や飲料水の備蓄を目指して,計画的に整備をしてまいります。 次に,浸水被害の対応についてでありますが,本年は,過去最大級の台風が連続して関東地方を直撃し,河川堤防の決壊や越水などにより住宅,農業施設及び農産物など甚大な被害に見舞われました。 本町においても,涸沼の増水や支流の越水により,石崎地区,沼前地区等で道路の冠水や住宅が床上・床下浸水するなど,多くの被害が発生しました。 浸水被害を受けた涸沼周辺は,観光客が多く訪れる場所であり,また,要配慮者施設や集落が点在している場所であります。涸沼周辺は,平成29年度に県が策定公表しました洪水浸水想定区域に指定されておらず,町民への周知ができていない状況です。 本町では,今回の被害状況を踏まえ,12月17日に涸沼を管理しております茨城県水戸土木事務所長に対し,涸沼の洪水浸水想定区域の早期策定を要望したところであります。公表されました際には,速やかに洪水ハザードマップの改訂を行い,町民への周知に努めてまいります。 今後も,引き続き大規模災害が発生しても,人命の保護が最大限図られ,行政機能などが機能不全に陥らないよう取り組んでまいります。 ○議長(田家勇作君) 引き続き答弁を求めます。 生活経済部長 菅谷 康君。     〔生活経済部長 菅谷 康君 登壇〕 ◎生活経済部長(菅谷康君) 農業被害について,お答えいたします。 本年9月,10月に関東地方を直撃した台風15号及び19号の暴風,豪雨により,茨城県では約157億8,500万円もの甚大な農林水産業被害が発生しました。 本町におきましても,アールスメロンや栗などの農作物や農業用施設等が被災し,被害額は約3億5,100万円に上っております。被害の大半を占める園芸用パイプハウスにつきましては,沼前地区を中心に874棟が被災する甚大な被害となったところであります。 災害発生以降,本町では,関係機関との連携により被害状況調査を行い,被災農業者が早期に経営を再開できるよう支援事業の実施を県等に要望してまいりました。その結果,議員からもありましたとおり,パイプハウス等農業用施設を復旧するための支援事業が発動され,国,県,町が一体となって,施設の再建,修繕及び撤去に係る経費を助成することとなりました。さらには,被災農業者が経営再建のために借り入れる資金の利子助成を行い,無利子化するなどの支援策を講ずることとしたところであります。 このことから,本町では,個別相談会の開催等により,支援事業に係る要望の取りまとめを行い,本定例会に補正予算として被災農業者支援事業費補助金を計上させていただいているところでございます。これらの取り組みにより,引き続き,被災農業者の負担軽減と営農の維持,継続を支援してまいります。 また,今後は,異常気象により大規模災害が多発する現状を踏まえ,農業被害発生時における被災農業者支援はもとより,農作物・農業用施設等の被害防止のための技術対策の周知や農業共済制度への加入促進など,平時からの事前対策に取り組むことにより,本町農業の安定的かつ持続的な発展に努めてまいります。 次に,涸沼を拠点とした観光施策の取り組みについて,お答えいたします。 本町では,近年の自転車活用の多彩な広がりに注目し,サイクルツーリズム事業に取り組んでまいりました。美しい景観を求めて涸沼湖畔を中心に町を訪れるサイクリストを支援するため,主に休憩や食事等が可能な町内の民間事業所などをサイクルサポートスポットとして,涸沼自然公園を初め飲食店など15か所を登録したところです。また,サイクルサポートスポットのほかに,見どころやモデルコースなどを掲載したサイクリングガイドを作成し,積極的なPRに努め,魅力ある町の観光資源の周遊を図っているところです。 今後もサイクルツーリズム事業のさらなる磨き上げや拡充に努めるとともに,新たな観光資源の発掘にも取り組んでまいりたいと考えております。 最後に,公園の利活用についてであります。 本町の観光公園施設は,茨城町立公園の設置及び管理に関する条例に基づき,管理運営を行っております。条例上,ペットの入園禁止について明記されておりませんが,行為の禁止を規定する第14条第9号の管理上特に支障があると認める行為にあたるものとして,現在,介助犬を除いて園内へのペットの入園をご遠慮いただいているところであります。 これは以前,一般の施設利用者からの苦情により,やむを得ずキャンプ施設のある公園に限定して,ホームページや看板等で入場制限の周知を図ってきた経過がございます。しかしながら,今日のペットのあり方は,社会状況の変化に伴って,人との関わり方が変わり,飼い主のマナーやモラルも向上していることから,議員ご指摘の公園内へのペットの入園につきましては,今後策定を予定しております公園整備計画の中で,近隣の状況等を踏まえ,慎重に検討してまいりたいと考えております。 また,網掛公園につきましては,整備当時,地域住民のスポーツ意識の高まりから,グラウンド施設などの運動機能を持たせた公園として整備した経過があります。しかしながら,近年,キャンプやバーベキューなどのアウトドアニーズが高まっていることから,今後検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(田家勇作君) 11番 山西正樹君。 ◆11番(山西正樹君) ただいまそれぞれの質問について前向きなご答弁をいただきまして,ありがとうございました。 まず,避難所の環境整備については,非常によい答弁をいただきました。トイレの洋式化を速やかに整備していただくことを期待します。また同時に,パソコンを活用したネット配信についても,避難者への情報発信の観点から,導入について前向きなご検討をお願いいたします。 防災訓練については,地域住民同士の連携も必要だと思いますので,いざというときの住民同士,あるいは地域と行政の行動確認を含めた訓練にしていただくようお願いいたします。 また,今回の一般質問おいて,私も地域の方から,雨,風等により防災行政無線が家の中では聞こえない等のご指摘をいただき,各家庭に戸別受信機設置などの対応策について質問を考えておりましたが,先ほど,川澄議員より同様の質問がありましたので,控えさせていただきました。 川澄議員の質問に対するご答弁では,防災行政無線について,令和4年までにデジタル信号への移行工事が行われ,その後に戸別受信機の普及は検討されているということでありましたが,今後頻発するであろう大規模災害に備え,計画をなるべく前倒しして早急な対応をしていただくよう要望します。 また,農業に対する被害につきまして,小林町長も日ごろからお話しされていますように,農業は茨城町の基幹産業であります。ピーマンの生産日本一を誇る神栖市では,農業用廃ビニールについて,JAなどに持ち込めば登録料1,000円で廃棄処分を行うなど,独自の取り組みを行っている自治体もあります。本町においても,財政上独自の支援策を打ち出すことは難しいかもしれませんが,JAなど農業関係団体と連携して,被災された農家に寄り添った対応をお願いいたします。 一方,政府は,令和元年12月5日に「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」を閣議決定し,その内容は「既に使用を決定した今年度予算の予備費に加え,平成30年度第2次補正予算,令和元年度当初予算の臨時,特別の措置等を通じて実施している「防災・減災,国土強靭化のための3か年緊急対策」について,3年目にあたる令和2年度当初予算においても,臨時・特別の措置により必要な予算措置を講じる」と書かれています。 特に今回の質問に関係する主な項目について,次のような項目がありました。 農業水利施設,ため池,治山施設,漁港,農業用ハウス等の強靭化(農林水産省)。水害被災地域における再度災害防止対策の集中的実施(国土交通省)。防災行政無線の戸別受信機の導入促進(総務省)。もちろんこのほかにもいろいろな項目があります。 涸沼の浸水想定地域の早期策定については,12月17日に茨城県水戸土木事務所長に対して要望されているということでした。水戸市や大子町のような注目されている被災地が優先的になり,茨城町が取り残されることがないように改めて申しますが,この機会に被害箇所の確認と避難所等の再点検をして,国と県にしっかり伝えて,情報を共有し防災力の強化と減災対策など,必要な対応をしていただくことを強く要望します。 涸沼周辺のにぎわいについての質問でも前向きなご答弁をいただきました。 現在,涸沼自然公園キャンプ場の営業日程は,4月25日から10月31日まででありますが,最近では冬キャンプを楽しむ方々も増えておりますし,野鳥観察では季節ごとにみられる鳥が変わります。先ほども言いましたように,水鳥湿地センターは涸沼自然公園とリンクした形で涸沼の魅力発信の拠点となりますので,涸沼自然公園キャンプ場も通年営業を視野に入れて計画していただくよう要望いたします。 次に,自然公園へのペット入園と網掛公園のキャンプ場整備については,早期に実現していただくことを要望します。 また,水鳥湿地センターができれば,多くの方が訪れると思います。涸沼周辺のにぎわいを継続させるために様々なイベント等の仕掛けをして,リピーターを増やす努力も必要だと思います。さらには,涸沼周辺に来られた観光客を町内全域へと人の流れを誘導することも大切であります。 その一つとして,私は平成30年第4回定例会で「龍ケ崎のコロッケ」や「那珂湊の焼きそば」,「笠間のいなり寿司」といったような特産品が必要であると考え,茨城町に来る目的となる特産品づくりについての質問と提案をさせていただきました。その際,町では焼酎の「紅ひぬま」,「米粉クッキー」,「しじみカレー」が商品化されているとご答弁をいただいておりますが,それらの商品が町内のどこで販売されているのか広報することも必要だと思っております。 また,改めてご当地グルメとして提案させていただきますが,例えば涸沼でとれた魚貝類でつくる「かき揚げ丼」とか,本町で盛んな畜産と豊富にとれる野菜を使った「カツカレー」など,本町の食材を使った商品を提供や販売できるよう,JAや商工会などと連携して取り組んでいただきたいと思います。 秘書広聴課を中心に作成した茨城町PRポスターが,公益社団法人日本広告写真家協会主催の「APAアワード2020」で心を動かす作品として認められ,広告作品部門で入選されたそうです。作成に携われた方々に改めて感謝申し上げます。こうした取り組みも本町の魅力を大いに発信するツールとして,町内外に広めていただきたいと思います。 以上,本日は町民の暮らしを守り,茨城町のにぎわい創出のための質問と提案,要望をさせていただきました。今後も継続して経過や結果について質問させていただきますので,しっかりと取り組んでいただくことをお願いいたしまして,質問を終わります。 ○議長(田家勇作君) これにて11番 山西正樹君の一般質問を終了いたします。 以上で通告による一般質問は全て終了いたしました。--------------------------------------- △議案第64号の委員会付託 ○議長(田家勇作君) これより議案に対する質疑を行います。 日程第3,議案第64号について議題といたします。 お諮りいたします。 議案第64号については質疑を省略し,予算・決算常任委員会に付託したいと思いますが,これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認め,よって,議案第64号については質疑を省略し,予算・決算常任委員会に付託することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第65号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第4,議案第65号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第65号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第66号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第5,議案第66号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認め,これにて議案第66号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第67号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第6,議案第67号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第67号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第68号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第7,議案第68号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第68号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第69号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第8,議案第69号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第69号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第70号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第9,議案第70号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第70号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第71号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第10,議案第71号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第71号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第72号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第11,議案第72号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第72号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第73号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第12,議案第73号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第73号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第74号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第13,議案第74号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第74号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第75号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第14,議案第75号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第75号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第76号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第15,議案第76号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第76号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第77号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第16,議案第77号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第77号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第78号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第17,議案第78号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第78号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第79号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第18,議案第79号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第79号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第80号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第19,議案第80号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第80号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第81号の質疑 ○議長(田家勇作君) 日程第20,議案第81号について議題といたします。 質疑のある方は通告願います。     〔「ありません」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) 質疑なしと認めます。 これにて議案第81号の質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第65号ないし議案第81号の委員会付託 ○議長(田家勇作君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第65号ないし議案第81号については関係常任委員会に付託したいと思います。 これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認め,よって,議案第65号ないし議案第81号については関係常任委員会に付託することに決定をいたしました。--------------------------------------- △議案第82号ないし議案第88号の委員会付託 ○議長(田家勇作君) 日程第21,議案第82号ないし議案第88号について議題といたします。 お諮りいたします。 議案第82号ないし議案第88号については質疑を省略し,予算・決算常任委員会に付託したいと思います。 これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田家勇作君) ご異議なしと認め,よって,議案第82号ないし議案第88号については質疑を省略し,予算・決算常任委員会に付託することに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(田家勇作君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の会議は26日開きます。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後2時23分...