小美玉市議会 > 2020-03-05 >
03月05日-03号
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  1. 小美玉市議会 2020-03-05
    03月05日-03号


    取得元: 小美玉市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年  3月 定例会(第1回)          令和2年第1回小美玉市議会定例会議事日程(第3号)                     令和2年3月5日(木)午前10時開議 日程第1 一般質問  (散会)出席議員(20名)     1番  戸田見良君       2番  香取憲一君     3番  長津智之君       4番  島田清一郎君     5番  村田春樹君       6番  木村喜一君     7番  植木弘子君  (副議長) 8番  石井 旭君     9番  幡谷好文君      10番  谷仲和雄君    11番  長島幸男君      12番  岩本好夫君    13番  福島ヤヨヒ君     14番  小川賢治君    15番  大槻良明君      16番  田村昌男君 (議長)17番  笹目雄一君      18番  市村文男君    19番  荒川一秀君      20番  野村武勝君欠席議員(0名)---------------------------------------説明のため出席した者 市長          島田穣一君   教育長         加瀬博正君 市長公室長       岡野英孝君   企画財政部長      立原伸樹君 総務部長        山口 守君   市民生活部長      太田 勉君 危機管理監       飯塚新一君   保健衛生部長      倉田増夫君 福祉部長        礒 敏弘君   産業経済部長      矢口正信君 都市建設部長      関口 茂君   教育部長        中村 均君 水道局長        金谷和一君   消防長         長島久男君 会計管理者       鈴木定男君   監査委員事務局長    植田みのり君 農業委員会事務局長   比気龍司君   秘書政策課長      倉田賢吾君 財政課長        植田賢一君   総務課長        坂本 剛君---------------------------------------議会事務局職員出席者 議会事務局長      我妻智光    次長          戸塚康志 書記          深作 治    書記          富田 成 書記          金子紫帆     午前9時58分 開議 △開議の宣告 ○議長(笹目雄一君) おはようございます。 議場内の皆様にお願いします。携帯電話は、マナーモードにするか電源を切るようお願いします。また、写真、ビデオの撮影や録音の行為は禁止されております。なお、議会広報作成のため、事務局職員による写真撮影は許可しましたので、ご了承願います。その他、傍聴規則を遵守して傍聴するようお願いいたします。 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(笹目雄一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告に従い、順次発言を許します。--------------------------------------- △石井旭君 ○議長(笹目雄一君) 石井旭君。     〔8番 石井 旭君 登壇〕 ◆8番(石井旭君) 改めまして、おはようございます。 8番議席、石井旭でございます。 それでは通告に従いまして、順次質問をいたします。 まず、質問の1問目、新型コロナウイルス感染症の対策について伺います。 中国湖北省武漢において新型コロナウイルスが発生し、世界各国に被害が拡大し、残念ながら日本でも死者が発表されるなど、被害の拡大が止まりません。国内での感染者は、昨日4日現在で1,000人を超え、死者が12名との発表がありました。また、国は3月2日から春休みまで、小学校、中学校、高校を臨時休校すると対策を発表いたしました。また、まだまだ予断を許さない状況であります。 このような中、国はいち早く、新型コロナウイルスを感染症法に基づく指定感染症に指定する政令を決定いたしました。この指定により、水際対策として中国からの全ての航空便等において、健康カードの配布や乗客者への注意喚起機内アナウンスを実施するよう航空会社等に要請しているようであります。 また、国内での感染拡大防止のため、原因が明らかでない肺炎等の患者を早期に把握し、適切に検査する仕組みを強化しております。さらに、感染の拡大を防ぐために、健康状況の着実な確認などに取り組んでいるとのことであります。そして、感染症患者に加え、感染が疑われる方に対する入院措置や、それに伴う医療費の公費負担を決定いたしました。 なお、県では、武漢市からの直行便はないものの、上海、西安、南京などの中国大陸の5都市との間に、定期便、チャーター便が茨城空港に就航しており、新型コロナウイルス関連肺炎について国と連携しながら状況を注視し、検疫所における水際対策や県内での患者発生に備え、早期探知、情報収集、検査の実施に向けた体制を整えるなど、必要な対策を講じているとのことであります。 東京検疫所茨城空港出張所は、サーモグラフィーを使って到着便の乗客の体温を確認、上海便の客には健康カードを配布している、体調の悪い人やせき止めの薬を飲んでいる人は検疫官に申し出るよう伝えるなど、感染防止対策を取っていたとのことでありましたが、私は本当に大丈夫なのか、これで完全に防止できるのかと心配していましたが、現在は全て運休ということで、取りあえず少しは安心したところであります。 しかしながら、茨城空港のまさに地元である小美玉市として、新型コロナウイルスの防疫対策は、市民を守る上で重要な問題であります。まさに、危機管理に値するものであると思うわけであります。ぜひ、県と連携しながら、真摯に取り組んでいただきたいと思います。 そのような観点から、市の対策についてどのような対策を行っているのか、あるいは、今後どのような対策を行うのか伺います。 まず、1点目として、水際対策について伺います。あるいは、国と県とどのような連携を行っているのか伺います。 万が一のための対策として、健康被害を出さないための対策として、後手後手に回らないようにすることが重要です。 そこで、中国便が発着する茨城空港及び中国からの農業研修生の故郷に対する水際対策について伺います。 茨城空港につきましては、国の空港であり、就航対策は県が行っているわけでありますので、当然国や県が中心になって行っているとは思いますが、実際に市に協力要請はなかったのか、もしあれば、小美玉市が行った対応について伺います。 次に、質問の2問目として、市民への注意喚起について伺います。 先ほどの水際対策はもちろんでありますが、今、市がいち早く行うべきことは、まさに市民への情報提供、注意喚起であると思います。 県では、中国武漢市への渡航歴があり、原因不明の肺炎患者の診察時には、呼吸器症状のある患者にマスクを着用させ、医療従事者は診療の際に予防策を実施する等、院内での感染対策を徹底するとともに、管轄保健所に連絡するなど、医療機関への情報提供、協力依頼をしているとのことです。また、宿泊施設への情報提供として、宿泊者に対する新型コロナウイルスに関する情報提供を行うとともに、発熱かつせきの発症時には必ず申し出るよう伝えること等周知し、医療機関への紹介等の支援を依頼しているようであります。 なお、県民への注意喚起として、県疾病対策課県ホームページに、武漢市から帰国・入港される方へ。せきや発熱等の症状がある場合には、事前に医療機関に連絡した上で、公共交通機関を使わずに診療に行くよう呼び掛けているとの対策を取っているようであります。 市として市民に対し、どのような情報提供、注意喚起を行ったのか伺います。 次に、質問の3問目として、市の危機管理体制について伺います。 冒頭にも述べさせていただきましたが、茨城空港のまさに地元である小美玉市として、新型コロナウイルスの貿易対策は、市民を守る上で重要な問題であります。まさに、危機管理に値するものであると思うわけであります。ぜひ、県と連携しながら、真摯に取り組んでいただきたいと思います。 そこで、マスク等の感染症対策備品の備蓄状況及び危機管理連絡会議等の設置状況について、その2点について伺います。 現在、新型コロナウイルスの関係でマスクが不足しています。また、製造も間に合わない状況だそうでございます。 新聞によりますと、中国武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、茨城県内の自治体や団体が、友好関係を結ぶ都市などに支援物資を送る動きが加速しています。医療機関を中心に現地でマスクなどが不足しているためで、水戸市が重慶市にマスク5万枚を発送。常陸太田市が同様に浙江省余姚市に送った。ジャイアントパンダの誘致活動に取り組む県と日立市、県日中友好協会は、中国側の関係機関に計5万枚を送付したとのことであります。常陸太田市によると、友好都市の余姚市でも感染者が確認され、衛生用品の支援要請があったとのことであります。市は30日、災害や感染症対策のため備蓄していた物資を発送したとのことであります。すばらしいことだと思います。 さて、このように感染症対策のため、衛生用品の備蓄について、例えばマスク等の小美玉市の備蓄状況について伺います。 次に、新型コロナウイルス感染症対策危機管理連絡会議等の設置状況について伺います。 県は、この新型コロナウイルス感染拡大を受け、1月28日県庁で危機管理連絡会議を開いたとの新聞記事を見ました。16部局の課長級ら約30人が参加し、茨城空港でのサーモグラフィーによる監視を初め、医療機関への強化依頼、県民への注意喚起などの取組について、情報共有を行ったとのことであります。 県内では、今のところ肺炎を疑う患者の報告はないとのことでありますが、県によると、発生した中国武漢市に県民がいるかは把握できていない、武漢市のある湖北省には土浦市の企業が1社進出しているとのことであります。 このようなことから、県はいち早く危機管理連絡会議を開き、感染症対策に備えております。このようなことを踏まえ、市の危機管理連絡会議等の会議を開いたのか、開いているならば、その内容と状況を伺います。 以上、答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 倉田保健衛生部長。     〔保健衛生部長 倉田増夫君 登壇〕 ◎保健衛生部長(倉田増夫君) おはようございます。 石井議員のご質問の1問目、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。 まず、1点目、水際対策についてでございますが、茨城空港では、2月10日から3月末まで、中国からの航空便の全便が運休している状況でございます。しかし、台北便と国内便は通常通りの運行でございますので、空港ビルを管理している茨城空港ビル管理事務所では、議員ご指摘のサーモグラフィー検査や、健康カード配布など、感染症対策を強化しております。 さらに、入国審査場において、検疫検査場での区分に基づき再度問診を行うとともに、パスポートコントロールによる渡航歴の確認を実施し、二重のチェックを行い、感染者の入国を阻止する体制としております。 なお、茨城空港に近い空のえき「そ・ら・ら」においても、アルコール消毒液を設置するとともに、手洗いやうがいの実施と、症状が出た場合の対応策を記載したチラシを施設内の掲示板に、日本語、英語、それから2種類の中国語により掲示して対応しているところでございます。 次に、農業研修生への対応でございますが、小美玉市には2月1日現在で、1,667人の外国人が住民基本台帳に登録されております。この内、中国からの登録者が209人おります。その多くが、農業分野に従事していると考えております。 そのため市では、1月31日に新ひたち野農業協同組合に対し、新型コロナウイルス感染症対策として、健康状態のチェックと症状が出た場合の対応策を記載した中国語と日本語によるチラシの配布を依頼し、注意喚起を行っております。 2点目、市民への情報提供、注意喚起についてでございます。 日本国内で新型コロナウイルス感染症に関連した肺炎患者の発生が確認され、感染拡大が危惧される中、この感染症に関する正確な情報を伝達するため、1月29日より市のホームページのお知らせの欄に、国の発信する関連情報のリンクを貼り付けるなど、随時新情報を更新しております。また、ネット環境がない方を含め全市民に対する啓発として、公共施設内に厚労省発行の手洗い及びせきエチケットのポスターを掲示、また、アルコール消毒液の設置を行い、施設を利用される市民に対し普及啓発を行っております。 さらに、2月21日から24日にかけて、防災無線放送により感染症予防対策を放送するとともに、2月27日発行の区長便において、感染症対策に関するチラシを全戸配布いたしました。なお、3月12日発行の広報紙においても、感染症予防の記事を掲載する予定でございます。 また、2月26日に開催しました庁議におきまして、3月に開催予定の市主催イベント等について、中止または延期と決定したことを踏まえ、各部署及び公共施設に、中止したイベント情報の一覧表や、注意喚起ポスター等の掲示について徹底いたしまして、ホームページメール配信サービス、それから2月28日から3月8日にかけて防災無線により周知してまいります。さらに、昨日から8日にかけて、この防災無線に、感染予防対策を加えて周知してまいりたいと思っております。なお、ホームページにつきましては、2月28日からは、市民の方が確認しやすいよう、緊急情報としてホームページのトップに掲載をしております。 続いて、3点目の市の危機管理体制についてでございます。 1つ目の感染症対策備品の備蓄状況でございますが、健康増進課では、特措法に基づき、新型インフルエンザ発生に備えて、3月4日現在、アルコール消毒液が約740本、マスクが約1万4,700枚備蓄しております。先ほど議員からご指摘がありました姉妹都市などへの支援というお話がありました。小美玉市ではアメリカ合衆国のアビリン市と姉妹都市を提携しておりますが、現在のところ支援要請等はございません。 続いて、2つ目の危機管理連絡会議等の設置でございますが、海外での感染拡大と国内感染が問題視されている中、茨城空港での対応について情報共有を図るため、1月31日に茨城空港を所管する課を含む担当部課長会議を行い、ホームページ及びデスクネッツに、市民及び職員向けの情報を掲載いたしました。 2月3日には、関係部局による会議を開催し、各所管における対応について情報共有を行い、市ホームページへ情報を更新し、掲載いたしました。 続く2月4日には、衛生委員会を開催し、庁内職員の対応を協議し、注意喚起ポスター掲示と、アルコール消毒液の設置について周知徹底を図りました。 2月7日には庁議を開催し、各部署の対応状況を確認し、2月21日の臨時庁議では、イベント開催の方針や県内感染者発生時の情報伝達方法について意思統一を図りました。さらに政府の基本方針を受け、2月26日の庁議においては、3月に開催予定の市主催イベント等について、原則中止または延期と決定し、2月28日の臨時庁議では、情報収集等の体制や各部署の懸案事項などについて協議するとともに、今後県内で感染者が発生した場合、市長を本部長とする対策本部を速やかに立ち上げるという決定をいたしたところでございます。 なお、一昨日の3月3日には、衛生委員会を開催し、職員の感染症対策について協議し、デスクネッツにより体調管理や所管施設管理注意喚起を行っております。 今後も、刻一刻と変化する状況に対応しながら、市民を守るための対策を講じてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げ、答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 石井旭君。 ◆8番(石井旭君) 1点再質問させていただきます。 茨城空港水際対策について伺います。 特に協力体制等、今後の連携についてでありますが、検疫所において機内検疫の開始、急病人が発生したときの救急搬送などについて、茨城空港、地元の小美玉消防が救急車で病院に搬送するなどの県からの依頼、協議はなかったのか伺います。 答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) 長島消防長。     〔消防長 長島久男君 登壇〕 ◎消防長(長島久男君) 改めまして、おはようございます。 石井議員の再質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症に係る消防機関の傷病者への対応については、総務省消防庁救急企画室及び茨城県防災・危機管理部消防安全課長からの通知に基づき実施しているところでございます。 救急要請の第一報を受信時に、いばらき消防指令センターにおいて新型コロナウイルス感染症の患者または感染が疑われる患者である場合には、直ちに保健所に連絡し、その対応を引き継ぐこととなっております。 原則としては、保健所において医療機関に搬送することとなっておりますが、保健所から消防本部に対し、搬送に関する協力要請を受けた場合は、密な情報共有、十分な協議を行った上で、救急車を利用し、感染症指定医療機関へ搬送いたします。その際、人権に配意した必要最小限の感染防御に心がけることが重要であり、患者を安全に搬送することは最も基本でございますので、関係機関と連携を図り対応をしてまいります。 市民の皆様から、消防に寄せる期待と信頼に応えられるように努めてまいりますので、ご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 石井旭君。 ◆8番(石井旭君) 分かりました。 いろいろと質問をさせていただきましたが、市民の安心・安全を第一に考えていただき、引き続き国・県から正確な情報を収集するとともに、さらなる関係機関との連携を密にしていただき、迅速な対応ができるよう危機管理体制を備えていただけることを強く要望し、1問目の質問を終わります。 次に、質問の2問目、市の公共交通対策について伺います。 これは、前回の定例会でも質問させていただきましたが、改めて内容確認のため、質問をさせていただきます。 質問の1点目として、循環バス等の今後の対策について伺います。 前回の答弁を踏まえて、再度市民の要望に対しての対応方針と、公共交通に対しての課題対策について伺います。 まず、利用者の要望につきましては、前回、新たな公共交通ネットワークの構築対策として実施を運行した地域循環バスは、残念ながらスタート当初から、時刻や路線について苦情があり、満足した市内循環バスのカバーになっていないとの意見が寄せられていると申し上げましたが、そして市は、この地域循環バスにつきましては、実証運行を延長してきましたが、今年度には方向性を示すとの答弁を頂きました。また、市民からの要望につきましては、できるもの、できないものをよく精査し、改善を図っていくとの答弁を頂いております。 現在、どのような状況になっているのか率直に伺います。 再度調整した上で循環バスを運行するのか、それとも市内循環バスの路線を拡充し、循環バスを取りやめ、一本化にするのか、それとも別の考えはあるのか伺います。 次に、公共交通に対しての課題対策についてですが、前回も申しましたが、利用者、市民からの苦情、要望を踏まえ、市民ニーズに応えるため、十分検討していかなければならないと思います。 前回の答弁では、平成29年1月にルート変更及び運行時刻の変更をした結果、市内循環バスの利用者が一時増加したが、平成30年度以降はほぼ横ばいである。また、地域循環バスについては増加傾向であったが、小川、玉里地区のルートの利用が減少した。そして昨年9月にルートの統合を行った。 今後の課題としては、さらなる利用者の増加対策には、循環バスを生活の手段として利用いただけるよう市民に周知が必要である。そして、利用者ニーズに沿ったルート設定が必要であると認識している。今後とも、利用者の視点に立った運行を目指していくとの答弁を頂きましたが、昨年9月にルートの統合を行った結果は、現在どのような状況で推移しているのか伺います。 次に、2点目としましてデマンドタクシーの導入について伺います。 これらにつきましては何度も質問させていただき、近隣の状況や、公共交通のさらなる充実の観点から、早期の導入の要望をしてまいりました。 前回の答弁では、平成26年12月に実施しました地域公共交通会議におきまして、事業者の賛同が得られなかったとのことから、いわゆる代替策として、地域循環バスの導入に至った経緯があるとの答弁がありました。また現在は実証運行中なので、改めて会議の中でデマンドタクシーについての検討は行っていない状況であるとのことでございました。 しかし、循環バスにおける実証運行の方向性を今年度中に示すということで、改めて会議の中でデマンドタクシーについて再度協議するとの答弁を頂きました。前向きな答弁ありがとうございました。 そこで、当時の地域公共交通会議の開催から5年を経過しています。事業者の賛同が得られなかった理由は何だったのか、市として協力することで解決できなかったのか、その辺も踏まえ、再度検証するべきだと思いますが、併せて見解を伺います。 以上、2点について答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 立原企画財政部長。     〔企画財政部長 立原伸樹君 登壇〕 ◎企画財政部長(立原伸樹君) 石井議員のご質問、市の公共交通対策についての1点目、循環バス等の今後の対策について答弁いたします。 現在、実証運行中でございます市循環バスの運行、継続等の方向性についてでございますが、地域循環バスにつきましては、昨年9月に運行ルートの再編を行い、本年1月までの利用者動向の推移を検証してまいりましたが、前年同時期による対比では、ルート変更後の利用者は1,760名で、残念ながらマイナス3.3%の利用者が減少してございます。 運行を開始しましてから、これまで3回にわたって運行ルートの変更を実施し、利用者が想定される市内各エリアの運行検証を行ってまいりましたが、利用者数のピークでございました2回目の運行ルート変更を実施した平成30年度から利用者数の増加が図れず、今後の運行継続は厳しい状況であると考えております。 議員ご質問にありました市内循環バスの路線拡充につきましても、2台で運行している状況の中で、運行距離の延長を行うことは、運行便数の減少が想定されることから、実施は難しいと考えております。 それらを含めまして、3月中に地域公共交通会議に提案させていただき、市循環バスの方向性を判断させていただく予定でございます。 次に、デマンドタクシーの導入の賛同が得られなかった理由と、今後の導入の再検証についてでございますが、事業者の賛同が得られなかった理由といたしましては、デマンドタクシーを導入する場合においては、専門知識並びに地理的要件を熟知してございます市内のタクシー事業者の協力が見込まれることから、市内タクシー事業者と協議を行ってきたところでございます。事業者への本業収益に影響が出ませんよう提案並びに協議を進めてまいりましたが、事業者側からは本業への収益低下の影響が多大になるとのことで、最終的には賛同を得ることができない状況でございました。 このような経過を基に、3月に行う市地域公共交通会議におきまして、市循環バスの方向性を議論することと併せまして、デマンドタクシーの導入について再検証をさせていただく予定でございますので、ご理解とご協力をお願いいたしまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 石井旭君。 ◆8番(石井旭君) いずれにいたしましても、地域循環バスにおける実証運行の方向性は今年度中に示されます。改めて、地域公共交通会議の早期の開催をお願いするとともに、デマンドタクシーの導入や、前回要望いたしました福祉タクシー券の充実に転換していただけるよう要望いたします。 小美玉市における公共交通の充実が確立されることを要望し、2問目の質問を終わります。 次に、質問の3問目、(仮称)石岡地域医療センターについて伺います。 これらにつきましては、全員協議会で一部説明がありましたが、市民が注目している事業なので、改めて質問いたしますのでご了承ください。 まず、1点目として、(仮称)石岡地域医療センターのこれまでの検討経緯と現況について伺います。 新聞によりますと、医師不足が深刻な石岡地域の医療課題の対策を取りまとめた石岡地域医療計画が決定したとのことです。また、石岡市、小美玉市、かすみがうら市の3市長と石岡市医師会会長でつくる石岡地方医療対策カンファレンスが、1月22日石岡市役所で開かれ、専門委からの提案を受け、中核病院の再編や産科の設置などを盛り込んだ石岡地域医療計画案を了承したとのことが掲載されておりました。 計画は、石岡市と隣接する小美玉市玉里地区、かすみがうら市千代田地区から成る石岡地域が対象となっているようであります。中核病院の石岡市医師会病院と石岡第一病院を統合して公立化し、(仮称)石岡地域医療センターとして整備し、回復期病床を増やすことで、土浦協同病院など三次救急病院からの患者の受入れ体制を強化するとのことです。また、慢性的な病床不足の山王台病院に急性期病床を40床増やすなどの内容。分娩できる医療機関が同地区にないことから、早期の産科新設の取組も掲げたとなっております。 なお、専門委がまとめた計画案を検討したカンファレンスでは、「小児科の充実」の表記を「小児救急の強化や入院受診率の向上と具体的にすべき」、介護老人保健施設との連携強化については「中期的(3年から5年)対策ではなく、短期的(1年から2年)対策にすべき」、中期的な産科新設に関連しては「新規診療所・助産院等の誘致や開業支援(資金援助、住宅補助等)の対策は早急に取り組むべき」との意見が出され、これらが反映されたとのことであります。 そして、課題の解消へ3市の連携も確認し合い、来年度から同計画に基づき施策が展開され、医療体制の整備に向けて動き出すとの記事が書かれておりました。 これまで4回の石岡地方医療対策カンファレンスを開いているようですが、石岡市が中心となって進めているとは思いますが、本市にとっても重要な問題であります。 まず、内容をしっかりと、経緯を含め現況を説明していただきたいと思います。そして、かなり進んでいるとは思いますが、今後進むにつれて、パブリックコメント等の段階に来ると思いますが、いつの段階で市民に説明するのか併せて伺います。 次に、質問の2点目、小美玉市医療センターとの関係について伺います。 小美玉市医療センターにつきましては、存続を第一に考えていただき、医療法人財団古宿会に平成31年2月1日に民間移譲をいたしました。契約の内容としては、建物は無償譲渡契約、医療機器は無償貸与契約、土地は使用貸借契約を締結するものであります。また、新病院の開院に必要な整備等をしたときには、運営費として総額15億を限度に、交付金を交付するということであります。 また、この契約等の締結により、医療法人財団古宿会では今後、病院開設許可申請は建築確認申請を経て、令和元年11月に新病院の建設工事着工、令和3年2月のグランドオープンを目指そうとしております。 既にご案内のとおりであります小美玉市医療センターにつきましては、振り返りますと、医療法人幕内会は、5年間の小美玉市医療センター運営委託契約が平成25年3月31日をもって終了したわけであります。今回の医療法人財団古宿会は、いわば2回目であります。市としましては、地域医療に対して十分配慮し、市民の安心・安全に力を入れていると思います。 このようなときに、今回の(仮称)石岡地域医療センターへの参画ですが、市では小美玉市医療センターを民間の医療法人財団古宿会に移譲をし、新病院の建設を進めているところであり、ここ10年間で多額の財政支援を行っていく予定であります。新しい病院が小美玉市民を初め、周辺地域住民に信頼され、真に必要とされる病院となることを強く望むものであります。 その辺を含めて考えていかなければいけないと思いますが、市長を初め、現在、市が進めている民間譲渡と、公立化として進める(仮称)石岡地域医療センターとの差別化をどのように考えているのか、私は小美玉市にとって考えようでは相反する事業であると考えますが、どのような参画を考えているのか伺います。 次に、3点目として、この公立化として進める(仮称)石岡地域医療センターへの小美玉市の関わり方について伺います。 先ほども申しましたが、現在、市が進めている民間移譲と、公立化として進める(仮称)石岡地域医療センターとの差別化をどのようにするかが大事だと思います。せっかく多額のお金を投資し、民間移譲している小美玉市医療センターが、この(仮称)石岡地域医療センターと競合しては本末転倒だと思います。そこで、今後検討されることだとは思いますが、率直に伺いますが、具体的にどのような部分に協力していくのか、特に予算的部分について市長の考えを伺います。 以上、答弁を求めます。
    ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 島田市長。     〔市長 島田穣一君 登壇〕 ◎市長(島田穣一君) ご苦労さまでございます。 それでは、石井議員のご質問、3問目、(仮称)石岡地域医療センターについてお答えをいたします。 1点目、(仮称)石岡地域医療センターの経緯、現況についてでございますが、まず、石岡市医師会エリアで出産できる医療機関がなくなったことを契機に、石岡市の呼びかけにて、平成30年度に各市議会議長及び関係機関や市民代表からなる石岡地域市民医療懇談会を開催し、公開の下、意見交換を行いました。その結果、医師不足を初めとする地域の医療課題が明らかになり、石岡地域で安心して医療を受けることができるまちづくりを目指し、主体的な取組を推進していくため、石岡地域医療計画を策定したということでございます。 ご質問のパブリックコメントにつきましては、昨年12月16日から本年1月17日までの期間、石岡市が主体となり実施済みでございます。今後は、石岡市において病院整備基本構想を策定する予定でございます。 次に、小美玉市医療センターとの関係についてでございますが、石岡地域医療センターとの関わりとして、小美玉市医療センターは、診察することのできない産科や小児科の入院での連携が考えられ、あくまでも競合しない範囲で医療の充実という観点で連携を図るということを想定しています。 3点目の市の関わりについて、率直にどのような部分に協力していくのか、特に予算的にということでございますが、小美玉市といたしましては、救急体制の強化や、産科の新設及び小児救急の拡充の取組についてで限定し、支援策を含め3市協議の上、連携を図ってまいります。 以上、答弁とさせていただきますのでよろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) 石井旭君。 ◆8番(石井旭君) 1点だけ再質問させていただきます。 市の関わり方について、先ほどの答弁では、産科、小児科などに限定して財政支援をしていくということでありましたが、公立化病院ということで、ランニングコスト面で赤字補填はするのかちょっと伺いたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) 島田市長。     〔市長 島田穣一君 登壇〕 ◎市長(島田穣一君) それでは、石井議員の再質問、ランニングコストの赤字補填をするのかについてお答えをいたします。 石岡地域医療計画にランニングコストの赤字補填はしないことが明記をされております。石岡市がこのような姿勢で臨むということであり、本市においても赤字補填をすることはありえませんので、ご理解賜りますようお願いをいたします。 ○議長(笹目雄一君) 石井旭君。 ◆8番(石井旭君) 安心しました、ありがとうございます。 いずれにいたしましても、市にとって地域医療を考える上で重要な問題であります。 産科、小児科の医療の充実は非常に大切でありますが、現在、小美玉市が進めている医療センターの民間移譲と競合しないということでありますが、さらに連携できることをぜひ市長にお願い申し上げまして、よろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(笹目雄一君) 以上で、石井旭君の質問を終わります。--------------------------------------- △村田春樹君 ○議長(笹目雄一君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 村田春樹君。     〔5番 村田春樹君 登壇〕 ◆5番(村田春樹君) 改めまして、おはようございます。議席番号5番、村田春樹。 通告いたしましたので、一般質問を行います。 まず、初めに、羽鳥駅周辺整備事業、駅前広場について質問いたします。 2月16日より、羽鳥駅西口エレベーターが完成し、東西ともに23人乗りのエレベーターがつきました。利用者の皆様も喜んでいるところでございます。ここまで来るのに様々な協議などを重ね、橋上駅舎が完成できたことに対し、関係部署並びに工事関係者の皆様に御礼を申し上げます。ありがとうございます。 橋上駅舎が完成し終わりではなく、これから駅前広場並びに周辺整備事業があるので、さらに気を引き締めて取り組んでいただきたいというふうに思っております。 では、1項目め、羽鳥駅周辺整備事業、駅前広場の進捗状況並びに今後の方向性について伺います。 2項目め、昨年、第4回定例会一般質問で仮設駐輪場の在り方について質問をさせていただきました。羽鳥駅仮設駐輪場の違法駐輪、放置自転車は、駅利用者にとって大変問題となっていることです。 昨年の定例会、一般質問でも申し上げたとおり、歩行者が駅に向かうための通路や、歩道に自転車を駐輪し、歩行者だけでなく障害者の妨げにもなっている現状があるということで対応していただきたく質問いたしました。 そこで、その後の状況、対応策についてどのように検討しているのか伺います。 答弁のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) おはようございます。 それでは、村田議員のご質問、羽鳥駅周辺整備事業、駅前広場について答弁いたします。 1点目の羽鳥駅周辺事業、駅前広場の進捗状況、今後の方向性についてですが、まず、羽鳥駅橋上駅舎化及び東西自由通路新設工事の状況につきましては、昨年6月の東西自由通路の一部供用開始後、駅西口側においては階段及びエレベーターや公衆トイレが利用できない状況でございましたが、関係する全ての皆様のご理解、ご協力を得ながら、今年1月には階段を供用開始するとともに、エレベーター及び公衆トイレを含めて2月16日に橋上駅舎及び東西自由通路の全面供用を開始したところでございます。 次に、羽鳥駅東西駅前広場整備の進捗状況につきましては、橋上駅舎化及び東西自由通路工事が完了したことにより、施工スペースにあった工事の仮囲いが撤去されたところでございます。東口、西口とも、今年度末には一部の土木工事及び歩行者通路上屋工事に着手する予定でございます。その後、残る工事にも着手し、駅利用者の安全に配慮しながら、来年度中の駅前広場の完成を目指してまいります。 本工事の進捗状況等につきましては、今後も市のホームページや、広報紙等で随時お伝えしてまいりますとともに、市民の皆様への周知徹底に努めてまいりたいと存じますので、引き続きご支援のほどをよろしくお願いいたします。 次に、羽鳥駅東口市有地につきましては、駅前広場の工事中ということもあり、現在のところ、駅利用者の送迎者乗降場として利用しております。今後の市有地の利活用につきましても、新しくなりました羽鳥駅の利用者状況や、他の駅周辺の土地利用の状況なども注視しながら、便利でにぎわいのある拠点整備に向けて引き続き検討を進めてまいります。 次に、羽鳥駅から茨城空港までの直行バスの運行についてですが、県に対して当ルートのバス運行を強く支援されますよう要望しているところでございますが、現時点では具体化されておりません。羽鳥駅からのバスルートは渋滞もなく、約20分程度で空港までアクセスできることから、引き続き県に対して直行バスの運行実現に向けて積極的に働きかけてまいります。 続きまして、2点目の仮設駐輪場のあり方について、その後の状況と対応策について答弁申し上げます。 仮設駐輪場周辺の放置自転車につきましては、多くの問題を引き起こしていることから、現在も対応しているところでございますが、日中30台から40台程度の自転車が通路へ放置されている状況でございます。しかし、仮設駐輪場内にはまだ余裕があると思われますので、利用者がマナーを守り、区画内にお止めいただければ、放置自転車の台数は減るものと考えております。 次に、対応策でございますが、現在も同様に放置自転車禁止の啓発活動を初め、定期的な巡回により、歩行者の通行に支障のある自転車に対しては、通路の確保を目的に、自転車の移動を繰り返し行っているところでございます。また、これまで駐輪台数確保のため、放置自転車の撤去、処分を行っておりますが、本年も、通勤、通学者の異動時期である3月中に駐輪場の一斉点検を実施し、4月期に撤去を行う予定となっております。 そのほか、放置自転車が常態化して、歩行者の通行の安全が図られていない現在の状況では、常駐しての指導が有効であることから、指導員等を配置し、自転車を放置しようとする人に対してマナー向上を求めることを検討したいと思っております。 これにつきましては、駅周辺の整備が完了し、新たな駐輪場の完成後の利用状況を注視しまして、具体的な対応策を図ってまいります。 市民の皆様にはご不便をおかけいたしますが、今しばらくお時間を頂きたいと考えております。 ご理解をお願いしまして、以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 答弁ありがとうございました。 バスの具体化というのはまだということでございました。何とか関係部署であったり、関係各所、いろんなところと協力しながら、実現に向けて頑張っていっていただきたいというふうに思っております。 再質問をさせていただきます。 新たな駐輪場の自転車の収納できる台数というのはどのぐらいなのか、答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) 再質問にお答えいたします。 新たに設置する駐輪場につきましては、駅舎に向かいまして左側の奥のほうに駐輪場を設置予定でございます。 そこにつきましては、ピーク時の利用台数が92台等々がありますので、新たな駐輪場に希望は100台程度という状況で現在考えまして、現在ある仮設の駐輪場につきましては、150台等止められる状況でございますので、全体的には250台等を考えておるところでございます。 以上で答弁を終わります。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 新たにできる場所が左側というと、東京方面にできるということですよね。 いろんな方の駅利用している方からの要望で、駅の北側のほうにも今ある市有地、そこの駐車場の付近辺りにも、自転車置けるような場所を何とかできないのかということでお話は頂いているので、もしそういったことも検討できるようであれば、お願いしたいというふうに思っております。 3月中に駐輪場の一斉点検を実施するという話なんですけれども、その手法と、撤去、処分の条件について伺いたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) 再質問についてお答えいたします。 一斉点検の手法につきましては、利用期間調査票というものを、自転車のハンドルにつけさせていただきまして、見やすい状況ですので、そちらを1か月程度つけさせていただきまして、利用のない自転車につきましては一時預かりとして保管して、その後にクリーンセンターのほうで処分という形を取らせていただいています。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 答弁ありがとうございます。 新たな駐輪場が完成して、使用ができるようになって、本当にすぐにでも指導員配置してほしいなというふうに私思っております。 今先ほど聞いた台数でいうと、新しい駐輪場が100台程度、今ある仮設駐輪場が150台、合わせて250台という話なんですけれども、利用する方というのは、本当に自分が止めやすいところに止めたい、それでいろんな葛藤があって放置してあったり、違法駐輪してしまったりとか、そういったこともあると思うんです。そういった中で、すぐにでもできたら指導員を配置して、そういったことが起きないようにしていただきたいというふうに思っているんですけれども、そういったことで、市としてどのような対策を考えているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、新たな駐輪場の設置につきましては、利用状況も確かに変わる状況でございます。そのために、時間を頂いて対応をしてまいるというのが今のところの現状でございますので、ご理解を頂きたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 本当に、駅利用する方の安心・安全な利用ということで、そういったことにしっかり着手していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、次の質問に移らせていただきます。 連日、テレビや新聞、雑誌など、様々なメディアで取り上げられている新型コロナウイルス、世界で猛威を振るい日本にも様々な影響をもたらしています。いまだ茨城県で新型コロナウイルスの感染者が出ないのも、県民の皆様がそれぞれ個別で自己対策していると、認識できることではないかというふうに思っております。小美玉市でも、空の玄関口である茨城空港を抱えていても、感染者がいまだに出ないというのは、小美玉市としても様々な対応策を講じているとうかがえるのではないかというふうに思っております。 さて、新型コロナウイルスに関する最新情報は、メディア等で皆様ご存じのとおりでございます。 先ほど石井議員の一般質問で、私が質問する内容と同じ部分については省略をして、新型コロナウイルスなどの感染症について質問をいたしたいと思います。 1つ目の質問は、石井議員の答弁と同じ内容となるため、省略させていただきます。 2つ目の質問から始めさせていただきます。 全国的にもイベント関係の自粛等、様々な対応を行っていますけれども、小美玉市ではどのような考えかについてですけれども、先日、全員協議会や市の広報等で新型コロナウイルスの感染予防、来場客の健康と安全確保が最優先であると判断し、3月のイベントについては中止及び延期の措置が取られたということですが、今後、4月以降のイベントに対しても、新型コロナウイルスの集団感染が懸念されるようなイベントがあるとは思います。そのようなイベントに対していつ頃決断されるのかを伺いたいと思います。 次に、先月27日に、安倍首相から発表で、全国の小・中学校、高等学校、休校要請が出てから、小美玉市でも様々な議論がなされたかとは思いますが、学校関係の現在の対応について、昨日の全員協議会でお示しされたところではございますが、再度伺いたいと思います。また、社会福祉施設では、現在どのような対応を行っているのか、今後の対応策について伺います。 次に、小美玉市と保健所の連携はどのようになっているのかについてですが、小美玉市は空の玄関口である茨城空港がありますので、今回の新型コロナウイルスだけではなく、海外から様々な感染症のウイルスが持ち込まれる可能性が高いのではないかと懸念されています。 小美玉市内では、畜産、酪農が盛んですが、家畜などに対して、海外からの感染症のウイルスがむしばむ状況もないとも言い切れないではないかというふうに思っております。また、そういったウイルスが家畜、ペット、そういったものから人にうつったり、その逆で、人からペット、家畜などに感染する可能性がゼロではないというふうに思っております。 3月2日の報道によりますと、新型コロナウイルス、香港でペットに感染したというふうな情報も出ていますので、そういったことも考えながら、小美玉市では、保健所と家畜保健衛生所との連携はどのようになっているのか伺いたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) この際、議事の都合により午前11時15分まで休憩といたします。     午前11時02分 休憩     午前11時15分 再開 ○議長(笹目雄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 倉田保健衛生部長。     〔保健衛生部長 倉田増夫君 登壇〕 ◎保健衛生部長(倉田増夫君) 村田議員のご質問の2点目、新型コロナウイルスなどの感染症対策についてお答えいたします。 2点目、全国的にもイベント関係の自粛等の様々な対応を行っているが、小美玉市はどのようなお考えかについてでございます。 政府の基本方針を受けまして、2月26日に開催しました庁議において、議員ご指摘のとおり、3月中の市主催のイベント等は、中止または延期と決定いたしましたが、国の方針でも今後の状況の進展を見据え、地域ごとの各対策の切替えのタイミングは、厚労省が考え方を示した上で、相談しつつ判断するものとしております。 4月以降の対応につきましては、事態の進行や、政府の方針等を踏まえ、3月中旬以降を目安に協議をしてまいりたいと考えております。市の方針が決定次第、市民の皆様に不安や混乱を生じさせないよう速やかに情報を発信し、適切に対処してまいる所存でございます。 3点目、全国で猛威を振るう新型コロナウイルス、小美玉市内の社会福祉施設及び学校関係の現在の対応、対策についてどのようになっているのか、また、今後の対応、対策についてでございます。 まず、市内の社会福祉施設の中で、例えば介護福祉課関連施設への対応、対策でございますが、厚生労働省からメールで連日のように介護保険最新情報が発信され、2月23日付で社会福祉施設等における新型コロナウイルスへの対応の徹底についてが示されております。 介護福祉課の対応といたしましては、市内の介護事業所が常時閲覧する小美玉市ホームページの介護保険のページ内において、新型コロナウイルスへの最新情報を逐一掲載し、社会福祉施設内での対応について注意喚起をしております。 また、同様に介護予防事業を委託している事業所も含め、サービス利用に当たり、利用者への体温測定やせき等、健康チェックの徹底と、事業内での外出や外食の中止等、感染予防に最大限努めるよう助言しているところでございます。 福祉に係るサービスは、中止することにより対象者本人の自立を阻害することが考えられ、また、お子さんを保育所に預けて働く世代への大きな負担ともなります。今後も、国・県の動向と指針を逐一確認しながら、介護事業所並びに障害福祉サービス事業所、保育所等社会福祉施設へ周知徹底、助言することにより、最善の方法で慎重かつ丁寧に対応してまいります。 次に、学校関係の対応策でございますが、2月27日に政府から、3月2日より春休みまでの間臨時休業するように要請がありました。 これを受け本市においても、3月2日から臨時休業の措置を取りました。現段階では、小・中学校の卒業式について、卒業生とその保護者及び教職員のみで行うこととしております。今後の状況によっては、対応を検討してまいりますが、児童生徒にとって最善の方策を講じてまいります。 最後に4点目、市と保健所の連携はどのようになっているかについてでございますが、保健所は地域保健法に基づき設置され、エイズや結核、その他の感染症に関する相談や、市町村に対しては専門的、技術的支援をする役割を担っております。 新型コロナウイルス感染症につきましては、まず、感染疑いに関する相談及び専門外来への受診調整を行う窓口として、小美玉市を管轄する水戸保健所に帰国者・接触者相談センターが設置されており、地域住民や医療機関、消防等から管轄の保健所に連絡が集約され、疑い事例に対しては、感染症を取り扱う帰国者・接触者外来へ受入れ要請等の連絡調整を行い、専門医療機関で検体を採取し、衛生研究所に搬送するという流れになっております。 感染者が発生した場合の県への連絡及び法的事務や疫学調査は、管轄する保健所が実施し、感染防止の専門的な技術支援等、必要に応じて管轄の市町村へ情報伝達がなされ、連携を取っております。 また、動物由来の感染症についてでございますが、鳥インフルエンザを初めとして、日本で発生した場合に重大な影響が予想される感染症や、人の感染予防に注意が必要な感染症が確認された場合は、家畜については茨城県家畜保健衛生所から、その他の動物については診断した獣医師から保健所への届出が義務とされており、保健所から管轄の市町村へ伝達され、情報が共有されます。 今後、県内で感染者が発生した場合は、議員ご指摘の家畜に関わるウイルスも同様に、県より県内全市町村に情報伝達がなされ、感染者が市内在住の場合は、専門的な技術支援等は水戸保健所の指導の下、対応することになります。感染症発生時の取扱いには、十分慎重を期す必要があることから、今後も引き続き県と連携を密にしたいと思っておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げ、答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 答弁ありがとうございます。 再質問いたします。 昨日、全員協議会のほうでお示しされたものなんですけれども、教育委員会関係の対応状況についてということで、放課後子どもプラン、利用状況、希望者は随時受け付けするという話でございました。今現在、124名でございますけれども、全体でどのぐらい受け入れられるのかということで聞きたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 村田議員の再質問にお答えいたします。 放課後児童クラブの現状でございますが、昨日、議員の皆様方に報告した3月2日現在の利用者は124名でございました。さらに、3月3日になりまして134名、続きまして、3月4日で118名ということで、人数のほうは多少の増減があるところでございます。 それから、議員のご質問の中でのご心配を頂いております児童の数がたくさんになってしまったときの対応でございますが、もちろん施設のキャパシティに能力の限界がございますので、そういったことも想定いたしまして、その際は、各学校の教室を開放していただくというようなことを学校長会と意見交換をさせていただいておりまして、その了承を得ているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 答弁ありがとうございます。 本当にキャパが超える部分に関しては、各学校の教室を利用させていただけるということで安心しました。ありがとうございます。 次に、先ほど石井議員さんの一般質問の中で、備蓄に関することでちょっと聞かれていたんですけれども、アルコール消毒液が740本、マスクのほうが1万4,700枚ということでありました。 東日本大震災から約9年がたとうとしているところなんですけれども、現在コロナウイルスが蔓延している中で、突発的かつ想定外の自然災害である東日本大震災のような災害が起きた場合、9年前の傷痕もあり全壊する家が多くあるのではないかと想定できます。 そこで、東日本大震災よりもさらに多くの方が避難所へと行く可能性が考えられるため、避難所対応についても、感染症予防の観点から、各避難所にマスクやアルコール消毒などの物が、何人が何日使えるぐらい備蓄してあるのか伺いたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 飯塚危機管理監。     〔危機管理監 飯塚新一君 登壇〕 ◎危機管理監(飯塚新一君) それでは、村田議員の再質問にお答えします。 現在、防災管理課では、災害用発生時の備蓄品の一つとして、マスクを約9,000枚、アルコール消毒液を35本、それから手洗い用の石けんでございますが、200個ほど備蓄しております。 これらの備蓄品につきましては、災害や震災や風水害に対して、避難所での避難されている方の感染症予防対策、また、復興作業で防塵、ちりやほこりの防御対策に使用することで想定をしているところでございますが、マスクの数量につきましては、東日本大震災のときに避難された方が約1,300人ほどおりまして、その方の1日1人1枚で7日分、1週間ほど備蓄しておりますけれども、このたびの新型コロナウイルスの感染症、それから、今後予期せぬ大震災等の大きな災害等のことを鑑みまして、庁内関係部局との間に調整をいたしまして、適正な備品の確保、数量について確認をし、さらなる備蓄について取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解頂ければと思います。 ○議長(笹目雄一君) 村田春樹君。 ◆5番(村田春樹君) 答弁ありがとうございます。 マスクが約9,000枚ということで、先ほどの石井議員さんのほうでお聞きになった枚数と合わせても2万3,700枚、アルコール消毒液のほうが775本、石けん200個ということで、9年前の東日本大震災につきましては、1,300人が避難所に来て、1週間ということだったんですけれども、本当に今回こういった時期にもしそういった突発的、かつ想定外な自然災害が起きた場合に、恐らくこの倍以上ではなく、本当に10倍、20倍という数の小美玉市民の半分の方が避難するような事態にもなりかねない、そういったことも想定しながら、今後、備蓄のほうを増やしていっていただければというふうに思っておりますので、検討していただくようによろしくお願いいたします。 今後も、新型コロナウイルスのように世界的に蔓延する可能性がある感染症が出ないとも限らないため、感染症に関する基本方針を小美玉市でもしっかりと議論していただいて、マニュアル化していただければというふうに思っております。 また、このたびの新型コロナウイルスの流行で、小美玉市の職員の方々は様々な対応、対策を構築するために、多忙な毎日を送っているものと思います。改めてお礼申し上げるところでございます。ありがとうございます。 また、最近ではトイレットペーパーやティッシュペーパーがなくなるというインフォデミック、これは根拠のないうそという意味なんですけれども、そういったものが全国で広まり、買占めにより生活環境に大きくダメージを与えているものと思います。小美玉市民の皆様方においては、正しい情報の下、しっかりと感染症予防を行い、生活をしていただければというふうに思っております。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で、村田春樹君の質問を終わります。--------------------------------------- △田村昌男君 ○議長(笹目雄一君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 田村昌男君。     〔16番 田村昌男君 登壇〕 ◆16番(田村昌男君) 通告に従い、一般質問をいたします。 私の質問に対し、島田市長初め執行部の皆さんの明快な答弁をお願いいたします。 昔の言葉に、喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉があります。 平成を振り返りますと、1995年阪神淡路大震災、2004年新潟県中越地震、2011年東日本大地震で津波が発生し、東京電力の原発事故による福島県、茨城県の住民の生命、住宅、農業、漁業、商業、工業などの被害を受けました。2016年熊本県に地震が発生し、関東、東北に豪雨が発生し、鬼怒川が決壊し、本県の常総市が冠水し、住民や住宅、水田などに被害を受けました。数年過ぎましたが、いまだに復興半ばなところもあります。 私は、平成は激動の年だと思っております。昨年5月1日より、平成から新元号の令和となりました。令和元年10月に台風16号、19号、20号と相次いで発生しましたが、台風19号の豪雨による被害が最も大きく、堤防の決壊により、関東7県で河川が71か所決壊しました。また、140か所の流域で大きな浸水の被害が発生しました。 小美玉市において、土砂災害、冠水した農地、農作物、住宅、ビニールハウスの被害がありましたが、台風19号による被害調査の結果と、その対応についてお尋ねいたします。 2点目ですが、防災重点ため池の調査と管理今後の対策についてお尋ねいたします。 世界的に温暖化が進み、自然災害が発生し、人的被害が発生しております。令和元年6月12日に、農林水産省が、防火拠点ため池を新たな基準で再選定した結果、5月末時点で6万3,772か所のため池が対象になったと発表しましたが、東日本大震災で6万3,722か所から全国で16万6,638か所のため池のマップを農林水産省は、本年度中に作るよう全国市町村に要請されました。 小美玉市に114か所のため池があります。このため池は、冠水する集落や農地を守り、農作物に重要なため池であります。この重要なため池は現在放置され、土砂で埋まり、荒れ放題になっております。ため池の機能はしておりません。また、ため池の一部が埋め立てられ、田畑になった池もありますが、今まで執行部、担当課はどのような管理をしていたのかお尋ねいたします。 3点目、安全、安心、防災に強いインフラ整備の計画があるか、についてお尋ねいたします。 自然に発生する豪雨で、畦部、河川の決壊、土砂災害、冠水する道路、水路などの整備をし、市民の生命と財産を守り、安全で安心して生活ができる災害に強いインフラ整備をすべきと思いますが、お尋ねいたします。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 飯塚危機管理監。     〔危機管理監 飯塚新一君 登壇〕 ◎危機管理監(飯塚新一君) 田村議員からの質問、防災についてのご質問の1点目、台風19号による被害調査の結果とその後の対策について答弁いたします。 昨年10月の台風19号は、10月12日の夕方から夜にかけて本市に最接近し、120ミリ強の激しい雨を記録いたしました。本市のみならず、東日本を中心に甚大な被害をもたらし、令和元年東日本台風と命名されております。 本市の主な被害状況につきましては、住宅の被害では、一部損壊が4件、床下浸水が1件、道路等の被害対応については、倒木の被害が88件、雨水冠水の対応が16か所ほど、緊急土砂撤去が2か所、また路肩、のり面等の崩壊対応が2か所ございました。停電につきましては、10月12日に3,430件、罹災証明書は、住宅及び物置等の屋根の一部損壊により16件発行をしております。 続きまして、農業における被害状況でございますが、農作物の被害は、クリ、ニラ、コマツナ、ホウレンソウ、ソバなどの被害面積で71.8ヘクタール、被害額につきましては2,158万1,000円、また家畜の被害が採卵鶏で7,000羽で、被害額につきましては566万3,000円、パイプハウスの倒壊等が20棟で被害額は2,111万円、合計被害総額で4,835万4,000円でございます。 小美玉市では、被災した農業施設への復旧支援として、11の事業要望者に対し、パイプハウスの再建、修繕、畜舎の修繕等で18棟、総額1,927万円の国・県の補助事業を実施いたしまして、農業経営の再建に向けた支援を実施しております。今回の経験を踏まえ、大型化する台風や集中豪雨などに備え、早めに情報収集を図り、事前に準備できる対応、対策や事後処理対策につなげてまいります。 本市は、全域がほぼ平坦な地域となっており、雨水の浸透による道路及び農耕地等の冠水や住宅の浸水、のり面の崩壊などが各所で見受けられました。台風の通過経路に重なった影響もあるかと思われますが、倒木に関しましては小川、美野里地区、冠水やのり面崩壊につきましては小川地区に集中しておりました。今回の経験を踏まえまして、消防本部を初めとする関係部局と情報の共有を図る上で、今回発生した危険箇所の事前点検などを通じまして、災害発生時の体制強化に努めてまいりたいと考えております。 次に、2点目の防災重点ため池の調査と管理、今後の対策についてお答えいたします。 本市のため池台帳には、128か所のため池が登録をされております。平成26年度にため池の一斉点検を実施いたしまして、池の状況を確認しているところでございます。その結果、ため池として活用されているのが88か所、水がない池が26か所、現在確認ができていない池が14か所との結果となっております。 ため池として活用されている池につきましては、周辺の草刈りや植栽されている樹木の管理は、ため池の水を活用しています石岡台地土地改良区や地元維持管理組合に行っていただいているところでございます。また、その管理の中で大規模な補修、また危険箇所の解消が必要になった場合には、市が補修工事を実施しているところでございます。 これらの状況を踏まえまして、今後の計画でございますが、ため池が持つ農業用水の貯留機能や洪水調整機能を十分に発揮できるような維持管理が重要であると認識をしております。石岡台地土地改良区や地元維持管理組合と連絡を十分に取りながら、危険箇所の解消など適切な施設管理に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきまして答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 続いて、答弁を求めます。 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) 続きまして、3点目、安全、安心、防災に強い、インフラ整備の計画があるかについて答弁いたします。 本市のインフラ整備計画につきましては、主に道路について申し上げますと、平成30年3月に制定されました小美玉市第2次総合計画の中では、広域及び市内地域の交流と連携を強化するため、国道6号バイパスや茨城空港アクセス道路など、広域幹線道路の整備を促進するとともに、市内道路ネットワークの充実が位置づけられております。また、市街地や集落地内において、市民の暮らしの利便性、安全性を高める生活道路の計画的な整備など、身近な道路環境の充実なども位置づけられているところです。 一方、昨年の台風19号による災害など、近年は毎年のように全国的に地震や風水害などの大規模自然災害が頻発しており、住民の生活や経済活動に大きな影響が出ていることから、国から県や市町村に対して、いかなる大規模自然災害が発生しても人命の保護が最大限図られ、様々な重要機能が機能不全に陥らず、迅速な復旧、復興を可能とする平時の備えを位置づけた国土強靭化地域計画の策定を要請されております。 このことから、市においても、現在、小美玉市国土強靭化地域計画の策定作業を進めているところであり、その中で防災まちづくりを推進する中で、安全な避難路や緊急車両の通行を確保するため、幹線道路を整備するとともに、市街地の狭隘道路について改善整備をする必要があると位置づける予定でございます。 小美玉市国土強靭化地域計画には、国土強靭化に必要な施策に関する整備が必要な個別道路を位置づけることとなりますことから、引き続き本計画等に基づき、安心、安全、防災に強い道路などのインフラ整備の推進を図ってまいります。 以上で答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 再質問をいたします。 私が今、先ほど質問しました中で、農林水産省が発表したため池のマップ、作成が今年度中につくるという指導があったんだか、ないんだか、あってやっているのか、その辺をお尋ねします。 ○議長(笹目雄一君) 矢口産業経済部長。     〔産業経済部長 矢口正信君 登壇〕 ◎産業経済部長(矢口正信君) それでは、田村議員のご質問に回答させていただきます。 ご指摘のとおり、全国的に防災重点ため池というのが位置づけられております。茨城県においては、平成30年度において調査がなされておりまして、その中で、小美玉市内では3か所が指定されております。場所につきましては、羽刈地内の遠州池、中延地内の新池、飯前地内の東池、この3つの池が防災重点ため池と指定をされておりまして、先ほどの豪雨対策調査や危険状態を示すハザードマップの作成、これにつきましては、令和2年度の新年度予算に計上をさせていただいておりますので、令和2年度にその調査をしたいというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 今、部長の説明で、考えていますという答弁でございましたけれども、考えているのではなくて、いつまでにできるんだか。考えるのはばかだって考えられるんだ。もう一回答弁お願いします。 ○議長(笹目雄一君) 矢口産業経済部長。     〔産業経済部長 矢口正信君 登壇〕 ◎産業経済部長(矢口正信君) 失礼しました。 先ほどの3つの池の調査とハザードマップの作成、これにつきましては、令和2年度の予算案として計上しておりますんで、令和2年度に実施したいと考えております。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 今、3つのため池が指定されているとお話ししましたけれども、3つのため池以外に百何か所あるわけですね。そのため池は、そのまま放置しておくのか。放置しないで、どういう管理をするんだか。農地を守るため池なんです。その集落にあるため池というのは、昔は火事とかそういうのに使ったわけです。農作物に使った。今は、火事があれば、消防があるから必要ではないかもしれませんけれども、農地を守るためのため池なんです。それを3つだけ県から言われたからやる、あとは放置する。中には市で、区長の要請があって池をやって、中には半分のめっちゃったところもあるの。そういうのを見ているの。調べているの。その辺をお尋ねします。 ○議長(笹目雄一君) 矢口産業経済部長。     〔産業経済部長 矢口正信君 登壇〕 ◎産業経済部長(矢口正信君) ため池につきましては、先ほど答弁がございましたように、平成26年度に一斉点検をいたしまして、ため池として使われている池は88ということで確認をしているところでございます。 また、市内のため池につきましては、平成15年度に国からの一括譲与を受けておりまして、現在は市のほうが所有しているところでございますが、ここの管理につきましては、先ほど答弁しましたように、周辺の草刈りなどの日常的な管理は、ため池の水を活用している土地改良区や地元維持管理組合に行っていただいております。 その中で、必要な整備については、要望を受けまして市のほうが実施しているところでございますが、一部農地として使われているとか、そういう長い歴史の中で実施してきたことにつきましては、市のほうでは全てが把握できているものではございません。そのため、個別の案件につきましては、どういった経緯で現在の状況になったのかは、地区に確認をした上で把握をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 今、ため池の現状を把握していないという答弁でしたけれども、何で把握していないの。何で管理していないの。草刈りだけは、そのため池を使っている農民が草刈りだけやるんだと言っていますけれども、管理するというか、池を調査して歩くのは市だと思うんですよ。その池の草を刈り、いろんな要望をするのは、その池を利用している周辺の住民に市でお願いするわけでしょうよ。それなのに、何も管理しないでそのまま分からない、それでは、皆さんは毎日何をしていたんだか。 今後、またよく調査して、池がのまっちゃって、草刈り、池だか田んぼだか分からない、山だか何だか分からないような池があるわけです。そういう池もやって、もし池の活用をしなくて周りの農地が水害受けた、いろんな事故があると、市長と部長が行って頭を下げればいいというような始末では困るんだよと。ただ頭を下げりゃいいんだと、それで済むものならば、誰でも頭下げて済むわけだから法律は要らないと私は思うんです。 それと、3つ目の防災で部長から説明がありましたけれども、河川の整備は、昨日、写真撮ったんですけれども、写真が間に合わなくて今日は持ってこなかったんですけれども、河川が草ぼうぼう、ごみがたまって水が流れない、大きな木が出ている。この河川は合併前、小川町のときに私が質問をして、その河川を深堀りしてやりました。それがいまだに何もしていない。見えるところだけ、橋の、だから道路通って橋から見えるところだけ、10メーターぐらいは整備したけれども、あとは何もやっていない。なぜこういう河川を放置しているの。水害あったときに活躍する河川をそのまま放置しておくのは、なぜ放置しておくのか。その辺をお尋ねします。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) ただいまの再質問に対してお答えいたします。 現在、河川につきましては、都市建設部の管理課のほうで実際管理をしているところでございますけれども、議員言われるとおり、管理をしていないと言われているところもあるということでございます。そこに関しましては、管理課と再度調査のほうを今後ともやりながら、鋭意努力してまいる次第でございますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) これから調査するという話でございますけれども、頻繁に台風が発生し、頻繁に豪雨が発生しているわけですよね。それで、これからやるということですけれども、市道の道路、道路の脇に排水路がありますね。あの排水路も機能していないの。排水路なのに、土がかぶって葉が出る。建設部長とか管理課長、市長、道路を走っていてその辺を気がつかないのか。あの排水路が役割しなければ、道路に水がたまる。舗装が傷むのは、水に一番弱いんだ、舗装は。浮いちゃうから。 それで、区長が要望すると、道路は、はいって言いますけれどもやらない。返事はいい。実行しない。返事するのは小学生でもできるんだ。その辺をお尋ねします。なぜ排水路をそのまま放置しておくのか。春になれば花咲くから、きれいでいいよ、花咲くから。でも、河川とか排水路とか、そういう整備をしないで、排水路が機能しないんなら、あんな排水路くっつけなければいいんだ、金かかるんだから。でしょう。市民の税金なんです。皆さん方が銭出しているわけじゃないんだ。自分でやったらできないよ、あれ。自分で金出して。もう一度、何で管理をしないのかお尋ねいたします。 ○議長(笹目雄一君) この際、議事の都合により午後1時30分まで休憩といたします。     午後12時02分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(笹目雄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 1番目の質問は終わりにします。 先ほど質問しました2番目の排水路と河川について答弁をお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) それでは、2番目のご質問、土木行政について、市道の排水路の整備、河川の整備や管理をしているかについて答弁いたします。 まず、市道の排水路の整備でございますが、道路整備を行う中で、側溝などの排水構造物を設置することを条件としております。道路を舗装整備しただけでは、路面水等の流末がないために低地に流れ込んでしまい、地権者や耕作者の方々にご迷惑をかけるおそれがあるため、U字側溝などの排水路を設置するようにしております。また、側溝の断面寸法は、雨量、集水面積、勾配、排水の目的等の要素を踏まえて設計しておりますが、最小断面は、維持管理を考慮しまして、縦30センチ、横30センチにしております。 道路改良に伴う排水路の整備は、地域の地形や周辺への排水流入の影響など、地域の実情を把握した排水対策も求められていることを認識しながら、道路整備を進めているところでございます。 なお、整備後の排水溝等の管理でございますが、工事完了後は、道路隣接地の利用状況や道路との高低差により土砂等の流入に差異があるため、地元区長さんの申請により、側溝清掃等を実施しておるところでございます。 次に、河川の整備や管理でございますが、市が管理する準用河川等につきましては、区長申請により、河川内の土砂撤去や護岸の補修などを限られた予算の中で毎年少しずつ部分補修、を実施しておるところでございます。補修作業を実施する上で、河川に隣接する土地の利用状況により、作業のできる時期や工事車両の進入等に制約がある等の理由により、速やかに対応できない区間もございます。 また、準用河川の改修においては、国・県補助金などの有効な財源が見出せない状況でございます。このため、当面は市単独予算の中で少しずつ継続的に補修対応しており、地元要望にすぐに対応出来ていない現状でございます。ご理解のほどをお願いしまして、答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 今、部長さんの説明で、排水路は農地に水が流れちゃう等の、水が流れちゃうから排水路を入れたんだと言っていましたけれども、今は流れないよ。U字溝に土がかぶって草が出ているんだから、先ほども言ったけれども、流れないよ。それで、農業の人は、水が流れないから喜んでいるかもしれないけれども、何で排水路の上の土砂をさらわないんだというんだ、整備しないんだということだよ。排水路の上に流れるでしょうよ。 先ほども申し上げたけれども、金を出して工事させて、1年か2年で土砂がかぶっちゃって、その排水路の役目を果たさないんだと。やらないで、舗装が崩れないように土留めでもやったほうがいいし、だから、なぜ、農地さ流れるから排水路入れたんだと言っているけれども、そこに流れなければ道路が川のように流れちゃうわけだよ。川になっちゃうわけですね。これでは交通を妨げる場合があるわけですし、なぜやらないんだろう、それをもう一回答弁をお願いするのと、それと、河川の整備は一部やったと、やっているんだと言うけれども、昨年は一部、どこをやったんだい。その場所を説明してください。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) 再質問につきましてお答えいたします。 まず、排水路管理についてでございますが、こちらは確かに延長もあり、確かに管理ができていないという状況でもありますけれども、担当課においても巡回等を進めているところでございます。ですが、そういった状況の中でも漏れている状況でございます。それは、大変申し訳ないと私どもは思っております。 ただ、やはり道路に関しても、行政区の皆様や議員、田村議員さんもそうですけれども、ご協力をいただきまして、そういうところを見て回ると、修繕をしていくということでご理解をいただきたいと思います。 続きまして、現在、準用河川の工事場所でございますが、こちらは護岸工事のほうで裏池川というのが橋場美地区にあります。そちらのほうを現在、少しずつ進めさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 今後ともよろしくお願いしまして、2番目の質問は終わりにします。いつまで言っても同じことだから。 3番目の豪雨について、安心安全なインフラ整備について先ほど質問したんですけれども、12月の定例会において、台風15号のときに、市に優先で避難所を知らせたとありましたが、何か所か設けたと、避難所を。それで、避難所は設けたけれども、冠水する道路があって、毎年側溝が塞がっちゃっていて水が流れない、道路が川だと。でも、避難所は設けたんだ。でも、冠水した道路で避難所へ行けなかったときどうするの。 避難所を設けたことはありがたいんです。その避難所さ行けなくて、それでどうしたものと。たまたま小美玉市にはそういう大した被害がなかったからいいけれども、これからないとは言えないわけですね。あしたのことは誰も分からない。ですから、そういう備え、豪雨に対するインフラ整備、それをやっていく、それで市民が安全で安心して避難できる道路を整備するのが一番先じゃないかと、私の低い頭で考えればそうなんです。その辺を答弁求めます。 ○議長(笹目雄一君) 田村議員さん、今の質問内容は、1番目の防災のほうについて入っていますので、先ほど答弁は終わっていますので、3番目の区長からの要望についてをご質問願います。 ◆16番(田村昌男君) 何番目。 ○議長(笹目雄一君) 区長からの要望の項目でございます。 ◆16番(田村昌男君) それでは、質問いたします。 区長からの要望書はどのように処理しているかをお尋ねいたします。 市民の代表である各地区の区長さんの要望書をどのように処理されているかお尋ねいたします。小美玉市第2次総合計画に「ひと・もの・地域が輝き、はばたく、ダイヤモンドシティ~見つける。みがく。光をあてる」、そう市長は各団体の挨拶の中によく入れています。ダイヤモンドでなくても、小さな石でも磨けば光るんです。 ですから、区長の要望された道路の整備、その他の整備が10年、20年たっても整備されない状況であります。ひと・もの・地域が輝くまちづくりを進めようとしておりますが、なぜ長年にわたって整備されないのか、そして、区長さんの要望が10年も20年もかかってもできないのか、その辺を市長にお伺いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 岡野市長公室長。     〔市長公室長 岡野英孝君 登壇〕 ◎市長公室長(岡野英孝君) 田村議員ご質問の市民の代表の区長の要望書はどのように処理しているかについて答弁をさせていただきます。 現在、小美玉市におきましては、小美玉市行政区長設置規則により、120人の方に行政区長を委嘱させていただき、議員の皆様とともに地域課題の解消や調整など、住民福祉向上のためご尽力をいただいておりますことに感謝申し上げるところでございます。 行政区長の皆様には、ただいま質問いただきましたように、道路や河川等の改良に関することや地域環境の整備、さらには福祉事業、イベント等に関する要望、申請など、40件について取りまとめをお願いしているところでございます。 ご質問のこれら要望書などの対応につきましては、提出された後、直ちに内容、状況を把握し、現場等の確認を行い、要望内容、対策等について内部で協議を行い、各担当課から各行政区長の皆様のほうへ適宜ご説明、ご連絡を申し上げるなどの対応をとらせていただいております。 しかしながら、要望の内容により、他の行政機関や関係者との調整などに時間を要するものや、多額の経費が必要になるものについては予算化をしなければなりませんので、直ちに実施することが困難なものもございます。これらも含め、区長の皆様からの要望、申請について、対応状況の途中経過など適宜説明するよう求められており、職員に対しては、庁議などにより適切に行うよう周知しているところでございます。また、法令や条例に基づき行われる申請に関しましては、小美玉市行政手続条例により、おのおの処理期間が定められておりますので、その期間内に可否の決定が行われているところでございます。 今後におきましても、行政区長の皆様からの要望に対しましては、迅速かつ適切に対応できるよう努力してまいりますので、ご理解と力強いご支援、ご協力いただきますようお願い申し上げて、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) どうも答弁ありがとうございました。 それで、この区長さんから要望が出て、その要望書を基に、出てから何日ぐらいでその要望書のとおりに、現地に行って調査するとか、そういうことをやっているのか。ただ、要望書が出た、その場で区長さんに、これはちょっと無理だよ、すぐできないよと答えているの。書類上だけで、書類を見て、書類上だけで処理をしているものなのか、要望が出て1か月以内に調査して、そこへ、現場行って調査して、それで区長さんに説明しているのかと、その辺をちょっとお伺いします。 ○議長(笹目雄一君) 岡野市長公室長。     〔市長公室長 岡野英孝君 登壇〕 ◎市長公室長(岡野英孝君) 再質問にお答えさせていただきます。 おのおのの要望につきましては、先ほど申し上げましたように、各担当課に置いている、担当している業務により多少はずれがあると思いますが、先ほどちょっと申し上げましたように、小美玉市行政手続法、こちらには各申請についての取扱いが定められておりまして、多くは15日以内に、その申請についての可否を決定することになっております。こちらについては、私ども市長公室の事務については、おおむね3日から5日程度で可否の決定を行って、申請につきましては、可否の決定を行い、申請者等に通知を差し上げているところでございます。 要望等につきましては、各担当課における処理の状況によりまして、速やかに現場確認を行いますが、先ほども申し上げましたように、途中経過がよく分からないものがあるという苦情、こういったものを区長さんのほうからも頂いております。随時、そういったことがないように、各担当課のほうには、場所を確認、お金がかかる、時間がかかる、そういったものにつきましては、随時、各区長さん、また要望あった方に連絡するように努めているところでございますが、まだまだ十分ではないということで、時折、お叱り、ご指摘をいただくような状況になっておりますので、ご理解のほうをお願いしたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) 市長、退屈そうで、市長にちょっと答弁を求めますけれども、今、市長公室長が述べたけれども、市長は、区長会に出席して今にもできる申請をしてください。さっき言ったように、安心安全、輝くまちづくりという挨拶したりなんかしているんだけれども、その区長会の会合で区長さんから、これ要望書、みんな預かってきたんだ。私、4年間遊んでたんで。 そこで市長は、我々が区長会で集まると、何でもいいから出せよと、やりますという挨拶をしているから、地区の区長は市長を信用して出しているわけですよ。すると、区長は1年で替わっちゃうところもあるし、2年で替わっちゃうところもある。中には、俺は区長辞めるほかないと、役に立たない区長だからと言われているんです。市長が言うから要望しているんだけれども、何の連絡もない。公室長は、連絡しているとか何とかって今言ったけれども、そういう話を聞くわけです。 小美玉市に百二十何名かの区長がいますよね。それを私、全部歩ったわけじゃないんだけれども、4年間歩いていてそういう話を聞いているわけなんで、ですから、私は、今日は区長はテレビ見ているか分かりませんけれども、市長に質問してみますからと言ったので、市長、よい答弁を期待していますのでよろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) 島田市長。     〔市長 島田穣一君 登壇〕 ◎市長(島田穣一君) ご苦労さまでございます。 田村議員の再質問にお答えを申し上げます。 区長さんとの会合の中で、私もいろいろ、それぞれの地域の実情を聞きながら、要望に関しても、現況の福祉であろう、環境であろう、道路整備であろう、いろいろな話は、対話と協調でございますので、していますので、そういう中で、区長さんができるという判断をされたんで要望しますよという案件もなくはない。 必ず出していただいて、それを先ほど公室長が言ったように、現地を見たり、また精査をしたり、そして優先順位を決めたりして整備をしていこうということで今、進めている最中でございますので、できるところから一生懸命答えを出すべく努力するという、努力をしますということで、今までは話し合いをしてきた経緯はあるわけでありますが、これからもそういう体制は、そういう仕組みは行政としてしっかり持っていかなければいけないと思いますし、また、できないものをできるよというような判断をして相手に迷惑をかけるようなことはしていないつもりでございますが、あったならばおわびを申し上げなければいけないなと思っているところでございます。 それぞれやはり地域の代表でございます。街灯であろう、いろいろな要望があるわけでありますので、それは区長さんを通してということでお話を申し上げているわけでありますので、区長さんの要望を真摯に受け止めて、今後、整備、さらには答えを出すべく努力をしてまいりますので、その辺でご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 田村昌男君。 ◆16番(田村昌男君) どうもありがとうございました。 今の言葉を忘れないように、また区長会の総会があるでしょうけれども、その席で輝くダイヤなんていう言葉を出さないで、どうせやってもできないんだから。ひとつ市長、市長の下に部長さん、課長さんがいるわけですから、市長がのらりくらりしたんじゃ、部長、課長らものらりくらりしちゃうんで、まねするのがみんな好きだから。ですから、ひとつよろしくお願いして、私の質問は終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で田村昌男君の質問を終わります。--------------------------------------- △戸田見良君 ○議長(笹目雄一君) 続いて、次の通告者の発言を許しますが、戸田見良君から一般質問に関する資料の配付、パネル使用の申出があり、会議規則第157条の規定により許可しましたので、事務局職員より配付させます。     〔資料配付〕 ○議長(笹目雄一君) それでは、戸田見良君の発言を許します。 戸田見良君。     〔1番 戸田見良君 登壇〕 ◆1番(戸田見良君) 議席番号1番、戸田見良でございます。 通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。 ある方の言葉であります。「前途の遼遠なる事物はゆっくり、急いで努めねばならない」、現代の言葉でいうと、遠いゴールを目指すならば、着実に、かつなるべく早く進むべきである、物事は迅速に始め、着実に前進させること、そのような意味になります。 今は叶えられないかもしれない、そんな壮大な目標に向かって進む場合、道のりだけが遠いだけに、気ばかり焦りがちなものです。しかし、せかせかと走り回るだけでなく、空回りしたり気持ちだけ先走ってしまうことが多いわけでありますが、それではゴールにはなかなか近づけません。大事なのは、とにかく前進することです。それも、あしたからではなく、いつか環境が整ってからではなく、絶対に今日、この瞬間からという気持ちでなるべく早く一歩を踏み出し、着実にその歩みを重ねていきたいと心から思います。そんな中で、今日は質問をさせていただきたいと思います。 最初の質問が小美玉市指定管理施設について、3点質問をさせていただきたいと思います。 1つ目、指定管理施設へ移行しての運営状況について。 指定管理制度は、公の施設運営で経費の削減とサービスの質の向上の達成を目指して平成15年に導入されました。民間事業者を初め、そうする団体の有するノウハウを行政サービスに活用する制度であります。官民の創意工夫の発揮を促す画期的な制度であります。しかし、制度創設から18年近く経過する現在でも、事業者が契約期間中に施設運営から撤退したり、少ないとはいえ、契約自体を継続しない事例が存在いたします。これは制度を導入する側である自治体の認識不足や、施設を運営する立場にある民間事業者を初めとする団体側の理解不足などの要因があります。 そこで、小美玉市にも指定管理施設へ移行している施設が何か所かありますが、現在の運営状況はいかに進められているのか、管理業務の実施状況及び施設の利用状況、管理に関わる経費の収支状況、報告など、運営状況はどのようになっておりますかお聞きしたいと思います。 次に、市内教育施設建設時の指定管理運動施設等の共用活用についてでございます。 全国的な少子化の傾向と同様に、小美玉市も児童生徒数の減少は避けられず、ますます学校の小規模化が進むことが予想されることから、学校適正規模を考えて教育環境を整備していくことが小美玉市でも重要な課題となっていました。 市教育委員会では、地域的な特性に配慮して、子供たちにとって望ましい教育環境という観点から、小美玉市立小中学校規模配置適正化計画を策定し、この実施計画に基づき、小中学校の規模、配置の適正化への取組を進めてまいりました。平成29年4月には、旧小川高校校舎へ小川南中学校が引っ越しされ、開校されました。平成31年4月には、小川小学校と橘小学校が統合し、小美玉市立小川南小学校が開校いたしました。 その後、この玉里地域においては、小学校3校が統合し、中学校と小中一貫校として玉里学園義務教育学校校舎建築工事が始まりました。令和2年度も継続的に工事が図られます。また、美野里地区幼稚園の統合とさらなる幼保小連携を進めるため、竹原小学校幼小連携整備工事を行い、令和3年度の開校に向けた環境づくりを今、進めております。 これまでの小川地区の工事は、別敷地での工事でしたので、子供たちにとって望ましい教育環境は保つことができたと思います。しかし、今回の玉里地区や美野里地区の工事は、既存建物が工事敷地内とかぶる建設工事が続きますので、子供たち、児童生徒の教育環境に配慮が必要な部分が出てまいりました。これらの状況の中で対応はどのように考えておるか、対応をお聞かせください。 3点目、災害緊急時の指定管理施設の避難所開設における対応についてです。 昨年もそうでありますが、東日本大震災や台風19号、10月25日の豪雨などによる災害緊急の際、人命を守るために避難所を開設することが増えてきております。これらの災害時に指定管理施設が避難所として開設することがこれから予想されると思いますが、どのように対応をするかを、またスムーズな対応ができるのか、そこの部分をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 山口総務部長。     〔総務部長 山口 守君 登壇〕
    ◎総務部長(山口守君) 戸田議員ご質問の小美玉市の指定管理についてお答えいたします。 指定管理者制度は、多様化する住民ニーズに効果、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間事業者等のノウハウを活用することにより、住民サービスの向上と経費節減等を目的としており、本市においても、この制度を導入している施設は現在7施設ございます。 まず、指定管理施設へ移行しての運営状況について、所管ごとに現在の状況、これを申し上げますと、保健衛生部所の四季健康館、小川保健相談センター、玉里保健福祉センター、これらにつきましては、平成23年度より小美玉市社会福祉協議会が指定管理者となっております。また、小美玉温泉ことぶきにつきましては、平成31年度より磐城実業株式会社が指定管理者となっております。 産業経済部所の美野里シビックガーデンは、平成18年度より指定管理者制度を導入し、現在、一般財団法人小美玉農業公社が指定管理者となっております。 教育委員会所管の玉里運動公園は、平成29年度より特定非営利活動法人小美玉スポーツクラブが指定管理者となっており、小川海洋センターにつきましては、平成30年度より株式会社アビックが指定管理者となっております。 いずれの施設も、協定に基づき相互に協力し、施設の利用、管理とも適切かつ円滑な管理運営がなされております。また、収支状況につきましても、事業計画と実績報告から全て適正な状況でございます。 続きまして、市内教育施設建設時の指定管理運動施設等の共用活用についてでございますが、玉里運動公園と小川海洋センターでは、5月から10月期にかけまして、市内15小中学校のうち9校がプールの授業で利用しております。また、議員ご質問の学校建設時の運動場の利用についてでございますが、体育祭や部活動等でも現在活用しており、今後におきましても、学校等の建設時はもちろんのこと、学校活動において、運動施設等を利用する機会はますます増加してくると思われますので、指定管理者と連携を密にしまして、スムーズに施設が利用できるよう努めてまいります。 最後に、災害緊急時の指定管理施設の避難所開設における対応についてでございますが、指定管理施設を避難所として開設する際には、災害の種類や規模など総合的に判断し、施設の安全性など施設の管理者と協議をした上で、準備が整い次第、開設しております。指定管理施設を避難所として開設した場合には、市の職員が避難所運営をすることになります。今後も、指定管理者とは災害時における避難所開設が迅速に準備できるよう、協議、調整を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 2点、再質問させていただければと思います。 指定管理施設への移行の運営状況についての再質問でございます。通常、指定管理の指定期間というのは複数年にわたって協定書を取り交わすことになっておりますけれども、その中で委託料の予算などが経費として出るわけだと思いますが、今までの中で、予算をオーバーして責務負担行為が行われたとか、あとは、費用の見直しが行われたようなことは現状としてありましたか。再質問させていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 山口総務部長。     〔総務部長 山口 守君 登壇〕 ◎総務部長(山口守君) 戸田議員の再質問にお答えいたします。 指定管理は、大体小美玉市の場合、5年間の基本協定を基に締結しております。ただし、経費等につきましては、単年ごとの契約ということで定めてございます。そういった中で、今言われましたように、委託料の変動があったという事例は、現在のところないというように承知しております。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) ありがとうございます。 これからも指定管理のほうの委託が行われると思うんですけれども、その都度、運営状況については報告等があって、監査があったりすると思いますけれども、適正にまたお願いしたいということを思っています。 2点目の再質問ですが、ここでちょっとお願いなんですが、資料を追加させていただきたいんですが、よろしいでしょうか。 ○議長(笹目雄一君) はい、どうぞ。     〔資料配付〕 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 現在、玉里中学校は、令和3年度開校の玉里学園義務教育学校建設中でありまして、グラウンドも工事中のため、大半が使用できない状況であります。授業の体育や学校の行事などの生徒の学校生活が限られた場所での生活を余儀なくされております。 この資料を見ていただくと、第1期工事、第2期工事となっておりまして、第2期工事も1番と、(1)と(2)となるんですけれども、この工事とグラウンド状況の表を見ていただきたいんですが、今、第1期工事が行われております。真ん中に写真がありますけれども、今、ホームページ上で市民の方に報告があるわけなんですが、第1期工事の写真と工事の配置図のほうが多少違っていると思うんですけれども、工事上、土を掘り起こしたり、また資材を置くのに少しでも面積が欲しいというのが工事業者の方だと思います。 しかし、最初の工事の配置図のほうでは、グラウンドがもう少し取れるような形でありましたので、野球部とサッカー部がそこを使って練習をするというようなことで考えておりましたが、実際は工事のほうを優先的に進めなくちゃならないので、その赤い部分が子供たち使えないような状況になっておりまして、狭い左側の範囲を野球部とサッカー部で使っている状況が続いていたわけなんです。ですので、冬場は、体力づくりでマラソンをしたり筋トレをしたりということで大丈夫なんですが、6月に最後の大会がありますので、親御さんたちから、やっぱり子供たちにはいい環境で最後、大会を迎えてほしいという要望もありまして、学校の先生、また教育委員会に相談があったわけであります。 ですので、今回は玉里小学校のほうの校庭の部分を借りたいとか、あとは玉里の運動公園を借りたいというような要望がありまして、相談はあったんですけれども、その中で玉里の運動公園のほうは、サッカーの芝がとってもいい芝なので、時期的にはちょっと貸せないよというようなことが言われたり、あと、玉里小学校のほうの運動、グラウンドのほうは、学童さんが使っているから駄目ですよ、そんな言葉をもらうと、保護者としても、全く駄目なのか、そういう憤る気持ちになってしまうというようなこともあって、親御さんたちがみんなで要望書を書きましょうというような流れになったわけなんです。 ですので、ここは子供たちがいい環境の中でこの学校生活を進めていくに当たって、特に高校で運動部を志望している者にとっては、中学校のときの大会の結果が大事な時期になりますので、少しでもグラウンドのほうを使えるようにお願いしてきたわけであります。 今回は、教育委員会のほうでよく対応していただきましたので、保護者の方もそのままグラウンドを借りたりすることもできることになりましたが、今度は美野里地区でもそういうことがありますので、教育施設の建て替えのときのグラウンドの状況などを細やかに対応していただいてやっていただきたいと思います。 そのことで再質問でありますが、また指定管理運動施設等を供用するときに当たって同じように対応していただけるかどうか、確認の意味で質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 戸田議員の再質問にお答えいたします。 今回の玉里学園義務教育学校の建設に伴いまして、生徒さんたちには非常にご不便をおかけしていることは承知してございます。さらに、議員のご質問にありましたとおり、保護者の方からもご要望等をいただいております。そういったことを踏まえまして、玉里運動公園等を部活動で利用できるように、現在、玉里中学校野球部においては、もう既に11月頃から定期的にご利用いただいている状況で、そういったことも認めているところでございます。 さらに先日、保護者の方がお越しになった際に、今の状況でご不便はないかということをお尋ねさせていただいたところ、現状のところ、野球部に関しましては、多少の不便はありながらも何とかなっているというご回答をいただいたところでございます。 さらに、サッカー部につきましては、2月末に練習場として玉里運動公園を活用させていただきたいというようなお話がありましたので、そういったものにもできる限り対応をしていくというようなことでお話をさせていただいております。その際、議員からお話がありましたとおり、多少、現在、芝の養生期間であったり等して、スパイクの制限なんかもあったかと思いますが、時期が過ぎればそういったものも、ある程度のことを認めていけるのではないかというふうに考えております。 さらに、議員から貴重なご意見といたしまして、令和3年度には美野里地区の統合幼稚園ということで竹原小学校に幼稚園等を整備していく、そういったときも、その工事に伴って影響をできる限り少なくするというようなことにつきましては、玉里の事例を踏まえまして、関係者と事前協議を重ねまして、さらにできる限りのシミュレーションを行いながら、特に幼稚園に関しましては、長期休み、こういったものを有効に活用しながら、不都合やリスクを最小限に抑えながら整備していけたらと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 大変丁寧な答弁、ありがとうございました。 今後も何かしらあると思うんですけれども、よく対話をして進めていければと思います。1番目の質問を終わらせていただきます。 2項目めなんですが、小美玉市まちづくり構想についてということで質問を2つさせていただきたいと思います。 土地利用計画について、国の補助事業であるまちづくり構想策定支援事業の採択を受け、小美玉市第2次総合計画にある基本理念のうち、「人・もの・情報の交流、そして発信」を踏まえ、うたわれている土地利用構想に計画対象エリアとして、空の交流エリア、ゲートウェイエリア、空港アクセス沿道エリアがあります。次年度から、基本計画を策定するのに検証段階に入ると思いますが、基本計画を策定するのに大きな枠で物事を考えていただきたいと思っています。 特にゲートウェイエリアは、空の交流エリアに隣接し、空の玄関口、茨城空港にもつながる茨城空港線の沿道沿いに広がるエリアであります。北関東の空の玄関口にふさわしい快適な町並み形成と地域活性化を目指し、土地利用の適切な規制、誘導による計画的な土地利用を推進するとともに、空のえき「そ・ら・ら」を拠点に滞在型施設整備や誘致を推進し、交流人口拡大を図るエリアとして位置づけられております。 取り組み方針といたしまして、まちの要となる空のえき「そ・ら・ら」の拡張と機能強化、2つ目に空港とそ・ら・らの間のリニアな町並みの形成、3つ目に北山池を共生ヒーリングスポットとして再生、4つ目に自衛隊、陸海空の広報として市民との交流を核としたレクリエーション施設などがあり、これらが実現の方向になるときには、そのほかの補完施設としてホテルや飲食店、ガソリンスタンド、駐車場などがさらに必要になるのではないかと考えられます。 そのときに、また土地の区画整備などをするようなことではなく、前もって土地利用誘導地区に当たる部分に計画するために、小美玉市都市計画マスタープランの見直しや関係部署との調整を準備すべきかと思いますが、いかがでしょうか。 2つ目、まちづくりの構想の追加といたしまして、先ほど配らせていただいたつくば霞ヶ浦りんりんロードの活用をさらにつなげていただければと思っています。全国第2位の面積を誇る霞ヶ浦と日本百名山にその名を連ねる筑波山、茨城の風光明媚な2つの絶景をダイレクトにつなぎ、14市町村にまたがるフラットな平野を中心としたサイクリングロードがつくば霞ヶ浦りんりんロードです。その総延長は何と180キロ、ツールドフランスなど自転車レースで走る1日の距離にも匹敵する長さですが、ここは関東平野であります。ゆったりと穏やかな平地が中心であり、そのため、初心者でもロングライドを安心して楽しめるコースとなっております。 また、クライマーなら、筑波山とも直接つながってきますので、つくば霞ヶ浦りんりんロードから筑波山、加波山などの1級山岳も楽しむことができます。全ての市民サイクリストが、自転車に関係する方が楽しめるつくば霞ヶ浦りんりんロードであります。コースの中にはサイクルサポートステーションがあり、安全、快適なサイクリングのために、駐輪場のラックの設置や空気入れや工具の貸し出し、サイクリスト向け優遇サービス等を受けることができる施設があったり、コンビニや飲食店、道の駅などが協力しており、現在、県内では300か所以上の協力施設があります。 また、先月の茨城新聞に、石岡市が自転車先進市に向けて、国の計画に基づきりんりんタウン構想を県内でいち早く策定し、昨年秋には県内初の市民サイクリングクラブを旗揚げし、2月に幼稚園児の自転車教室などを行い、独自施策を打ち出し、愛好家や近隣自治体の注目を集めております。小美玉市として、こういう状況の中でどういうふうにお考えかお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 立原企画財政部長。     〔企画財政部長 立原伸樹君 登壇〕 ◎企画財政部長(立原伸樹君) 戸田議員のご質問、小美玉市まちづくり構想についての1点目、土地利用計画にあるゲートウェイエリアの土地利用計画について答弁いたします。 小美玉市まちづくり構想は、市第2次総合計画の中で土地利用構想として示しております空の交流エリア、ゲートウェイエリア、空港アクセス沿道エリアの3つのエリアについて、百里基地並びに茨城空港を核とした交流人口の拡大や、地域振興を活性化し、茨城空港や本市の認知度向上を図ることを目的に策定してございます。 その中でも、議員ご質問のゲートウェイエリアにおきましては、空のえき「そ・ら・ら」の拡張を構想に位置づけておりまして、機能拡張による利便性の向上を図り、人の吸引力を一層高め、通過型のまちから滞在型のまちへ移行を目指すとともに、北関東空の玄関口にふさわしい魅力的で快適な街並みづくりを目指したいと考えております。 また、議員ご質問にありましたホテル、民間商業施設などの誘致等につきましても、個別案件におきまして、市の関係所管が一体となって迅速な対応を図り、実現に向けて進めてまいりたいと考えております。 このまちづくり構想に位置づけられている内容につきましては、次年度より改定を予定してございます都市計画マスタープランにもしっかりと位置づけを行いまして進めていく予定でございますので、関係所管と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。 続きまして、2点目のご質問、まちづくり構想の追加についてでございますが、つくば霞ヶ浦りんりんロードの利活用として、市内への誘客を図るためのサイクリスト向けの周遊コース設定やそれに伴う休憩施設などの整備について、市として何かできないかとのことではございますが、現在、市では、市内周遊コースとして3コースを設定してございます。玉里地区内で霞ヶ浦周辺を主とした約12キロのコースを2つと、霞ヶ浦周辺から小川地区にあるやすらぎの里までの17キロのコースでございます。 コース内には、休憩ポイントとなる施設は、生涯学習センターコスモスとやすらぎの里の2か所の公共施設のみとなってございますが、設定距離が短いこともあり、現時点では特にご意見等は出ていない状況でございます。現在設定していますコースの再検証や新たなコースの検証なども含めて今後検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきまして答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 丁寧な答弁、ありがとうございました。 再質問といたしまして、2つ、またさせていただきたいと思います。 土地利用計画について再質問なんですが、具体的な計画地の確保はどのように進めていくか、方向性があればお示しいただきたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(笹目雄一君) 立原企画財政部長。     〔企画財政部長 立原伸樹君 登壇〕 ◎企画財政部長(立原伸樹君) 再質問にお答えいたします。 整備構想の具体的な計画地ということでございますが、整備基本構想における候補地等の選定、確保につきましては、基本構想のイメージ図にあるものは、あくまでも構想でございますので、今後、策定されます基本計画の中で計画地などの内容を詰めていくことになると考えております。 以上、ご理解をお願いいたしまして答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 候補地が何となく策定されてきた頃に、また相談いただけるという解釈でよろしいでしょうか。 再質問の2つ目といたしまして、まちづくりの構想の追加についてということで再質問させていただきます。 先ほども答弁頂きましたけれども、基本計画を策定するに当たって、小美玉市都市計画マスタープランを見直していくというようなことだと思いますけれども、その平成22年に出ているものを見ると、空港周辺の東部地域、それから真ん中の中央地域、それから羽鳥駅周辺の西部地域と、あと南部の玉里地域ということになっているんですけれども、今のところ、空港周辺の東部地域や、それから羽鳥駅周辺、また石岡小美玉スマートインターチェンジ、岩間インターチェンジなどの構想は、西部の地域の計画は順調に進んでいるんじゃないかなと思っています。 しかし、その中に、マスタープランにも書いてあるんですが、小美玉市の発展均衡化のためとして、優先順位はあると思いますが、南部地域と中央地域の、特に中央地域の都市づくりの方針として個性ある市街地整備を推進していくと書いてありますので、小川市街地や玉里の地域部分にも基本計画を少しでも追加していただきたいと熱望するものでありますが、追加することは可能でしょうか。 ○議長(笹目雄一君) 関口都市建設部長。     〔都市建設部長 関口 茂君 登壇〕 ◎都市建設部長(関口茂君) ただいまの再質問に対しましてお答えいたします。 現在、私どものほうで都市計画マスタープランの改定、改正に向けて準備を進めているところでございますけれども、今回につきましては、やはり道路事業並びに公共施設等整備事業の実績を都市計画に反映させるものということでございます。ですので、基本的には、今ありますマスタープランを、今の遅れている状況ではありますけれども、反映させるという状況ですので、それを今、ご質問になったこともちょっと中に、視野に入れるかどうかはちょっと、今後、2か年で計画していきますので、それも視野に入れながら検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 急な質問で申し訳ありませんでした。 今日お示しさせていただいたこのつくば霞ヶ浦りんりんロードのマップなんですが、自転車好きの人に話を聞くと、この小美玉市にとって大事なところがありますよということでお話を伺いました。霞ヶ浦を1周すると135キロなんですけれども、短縮するとかすいちという、そういう名称で、かすいちコースというような名前でいっているんですが、かすいちショートというコースもありまして、かすいちショートというのは、玉造の橋から下を行くことをかすいちショートというんですが、霞ヶ浦の大橋から北側のコースには名前がついていないんです。 ですので、名前がついていないので、逆にこれを利用したほうがいいですよということで、行方、玉里、それから高浜、旧出島、35キロぐらいのコースなんですけれども、初心者にとっては周りやすい、半日ぐらいで周りやすいコースだから、これを使わない手はないですよというようなお話を伺ったんです。ですので、ちょっとそのとき、かすいちベリーショートコースみたいな、そんな話が出たんですけれども、ベリーというのがストロベリーだったりブルーベリーだったりもするので、イチゴとかブルーベリーもやっていますので、そんな名前を勝手につけさせてもらって、どんどん始まっちゃってもいいのかななんて思ったりもします。 また、このりんりんロードが何で人気かというと、この舗装がとにかくでこぼこしていないそうなんです。ですので、それがとっても自転車乗る人にとってはありがたくて、一般道路だとでこぼこがあって走りづらいので、この霞ヶ浦の堤防の舗装は、本当に条件的にはすごいいいんですよ、そんな話も伺いました。 そのほかに、ターゲットといたしましては、初心者とか会社の研修で自転車、サイクリングやってみませんかとか、家族で、ファミリー向けのコースですよとか、愛好家に楽しんでもらえるようなことを一つのターゲットとしたほうがいいんじゃないかなという話があったり、あとは、休憩所がやはり大事でありまして、特に、玉里地区にも公園があるんですけれども、6号や常磐道、常磐線から来る人にとっては、高浜駅から小美玉に入ってくる高崎エリアに駐車場があって、そこから自転車に乗ることができるととってもありがたいというような話もあります。 ですので、そういう休憩スポット、またアクセス、それから地域を生かす、そういう施策に少しでも肉づけしていただけると、さらに有効なものになってくるんじゃないかなと思っています。ですので、よくマップを見たり、また実際、自転車やっている人の意見を早く取り入れて、少しでも活性化につなげていただければと思います。それが空港につながると、さらに本当にありがたいと思いますので、ぜひとも検討いただければと思います。 要望も兼ねてそんなお話をさせていただきましたが、2点目の質問を終わらせていただきます。 3点目といたしまして、3項目めといたしまして、小美玉周辺地域医療のこれからについてということで、小美玉、少子高齢化が進んで人口は減少する一方で、高齢者の人口の割合が上昇を続けております。5年後の令和7年、2025年には、いわゆる団塊の世代が75歳以上となり、医療、介護のニーズは相当増大していく見込みになっております。 こうした中で医療の見直しということがあるわけなんですが、午前中、石井議員のほうからも、状況もありましたので、この石岡エリアのこと、医療についてのことがありましたけれども、小美玉市の地域医療の考え方、それから小美玉市医療センターの現況について、それから小児科、産科、緊急医療の備え、在宅療養環境に必要なものを質問させていただきたいと思います。答弁お願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 倉田保健衛生部長。     〔保健衛生部長 倉田増夫君 登壇〕 ◎保健衛生部長(倉田増夫君) 戸田議員のご質問の3問目、小美玉市周辺地域医療のこれからについてお答えいたします。 1点目、小美玉市地域医療の考え方についてでございますが、小美玉市は水戸保健医療圏に属しており、定住自立圏医療分野において、初期救急医療の充実及び産婦人科医の確保等、圏域内の医療課題について、8市町村と連携し、取り組んでいるところでございます。 また、医師会では、美野里、小川地区は県央医師会、玉里地区は石岡市医師会とエリアが分かれており、予防接種事業等、市の事業の実施に当たり、2つの医師会と連携、協力を図っております。 市内には、精神科を除き4件の病院があり、さらに小美玉市は地理的に県央に位置していることで、笠間や水戸方面、また石岡や土浦、つくば方面と医療機関が広域的に利用できる立地条件にあることから、市民が医療機関を選択しやすい環境にあると言えます。今後も、引き続き医療体制の整備に向け、近隣の市町村や医療機関と連携してまいる所存でございます。 2点目、小美玉市医療センターの現況についてでございますが、ご案内のとおり、現在、本年11月の新病院仮オープンを目指し建設中でございます。仮オープン後は、既存病院の解体、駐車場の整備、併せて外構工事を行い、来年2月のグランドオープンを予定しております。 新病院における診療科目につきましては、総合診療科、内科、小児科、外科、整形外科及びリハビリテーション科を基本とした外来診療を行うことを予定しており、救急医療の機能も引き続き保持してまいります。また、新病院の病床数につきましては、既存の80床を確保した上で有効活用を図ります。さらに、昨年12月から小児科の常勤医師が着任し、診療を開始しているところでございます。 3点目、小児科、産科、緊急医療への備えはについてでございます。 まず、小児科につきましては、市内の小児科医は、全国平均及び県平均を大きく下回っており、比較的軽度なものであれば市内の医療機関で対応可能でございますが、処置が必要な場合は、近隣の医療機関まで行かなければならない状況でございます。小児の初期救急として、石岡市医師会に委託し、緊急診療所運営費等負担金にて休日、夜間の医療確保のための体制を取っております。 産科につきましては、市内にはなく、これまで石岡市内にあった産婦人科がなくなったことで、笠間市や土浦方面まで通わざるを得ない状況となっております。県央地域定住自立圏の医療分野では、産婦人科医の確保に苦慮する水戸赤十字病院に対し、産婦人科医確保のための経費につきまして、9市町村で財政支援を行っており、石岡地域では、先般策定された石岡地域医療計画に基づき、石岡市が主体となり、かすみがうら市を含む3市が連携し、産科の新設に向け対応を協議していく予定となっております。 緊急医療につきましては、休日、夜間の入院治療を要する重症者に対し、二次救急を確保するため、病院が実施する輪番制の運営事業について財政支援を行っております。今後も、引き続き医療体制の充実に向け取り組んでまいります。 4点目、在宅医療環境に必要なものはについてでございますが、医療の現場では、医師を含む医療従事者の不足が社会問題となっております。病床数につきましては、石岡市が属する土浦医療圏及び小美玉市が属する水戸医療圏において病床過剰区域となっており、増床が求められておりません。政府は、公立病院を統合する方針にあり、現状の病床数においても、実際には現状維持が困難で、医師不足により十分稼働していない状況がございます。近隣の医療機関及び社会福祉施設においても、従事者が不足し、ベッドを十分に稼働できず、病床を閉鎖しているところもあると聞いております。 今後、団塊の世代が高齢者となる2025年以降、ますます入院、入所が困難となり、やむなく在宅で生活を余儀なくされる方々が増加することが懸念されております。在宅医療に不可欠な支援として、医療機関との連携や訪問看護サービスの充実が挙げられ、病床のフル稼働ができる体制整備が不可欠であり、そのためには、医師及び看護師や介護職等、人材の確保が最優先で取り組む課題でございます。 市といたしましては、まず取り組みの一つとして、小美玉市医療センターにおいて訪問看護を実施する方針と伺っておりますので、強く要望してまいりたいと考えております。ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) 丁寧な答弁、本当にありがとうございます。 1点だけ再質問させていただきたいと思います。 小美玉市医療センターの事業費用などでどのぐらいかかるのか、概算で構いませんのでお聞かせいただければ、今、現状で分かっている範囲でお願いしたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 倉田保健衛生部長。     〔保健衛生部長 倉田増夫君 登壇〕 ◎保健衛生部長(倉田増夫君) 再質問にお答えいたします。 交付金の申請につきましては、全ての工事が完了してから請求書などを添付していただきまして、申請書を提出していただきます。交付金の対象となりますのは、工事では、本体工事、駐車場整備工事、外構工事、それから医療機器等の整備、これらに要した費用となります。現時点では、本体工事と本体工事に関わる設計監理業務についてのみ契約書の写しをいただいておりますので、その金額につきましては、総額で約17億円になっております。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 戸田見良君。 ◆1番(戸田見良君) ありがとうございました。 先月、2月9日の日に石岡地域市民医療シンポジウムの中で意見発表があったんですが、その中で医師会病院の院長先生の石突先生が石岡市内の医師の平均年齢が今、64歳なんだ、今までやってくれた医師が今回辞めることによって病棟が1つ機能しなくなってしまうんだ、これ以上、医療を支えるのにもう猶予がないんですよ、涙ながらに会場の方に伝えていた言葉が胸に突き刺さります。 医師や医療の従事者不足は、若手医師や若手医療従事者の不足と言い換えることができると思います。小美玉市在住の若者が医療を目指したいと考えられるような施策を市独自で用意したり、若い医師が、若い医療従事者がここで働きたい、そういう環境をつくることも大事かと思います。地域で医師や医療従事者を育てる環境、研修が充実してキャリアが積めるような体制の病院を大学や医師会と密に連携しながら準備していただければありがたく思います。 今はかなえられないかもしれません。しかし、そんな壮大な目標に向かって進むことでありますけれども、大事なのはとにかく前進することであります。それも、あしたからではなくて、いつか環境が整ってからではなくて、今日、今、この瞬間からやっていくんだ、そんな気持ちでみんなで進めていけたら、少しでも前進するのかなと思っております。ぜひ市長さんをはじめ、市役所の幹部の皆さんもぜひとも力をかしていただいて、どうか市民のためによろしくお願いしたいと思います。 以上をもちまして私からの質問は終わりとなります。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で戸田見良君の質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(笹目雄一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次会は、明日3月6日午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後2時50分 散会...