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議会運営委員長(市村文男君)
議会運営委員長の市村でございます。
議会運営委員会から令和2年第1回
小美玉市議会定例会の会期日程についてご報告を申し上げます。
今期定例会が招集されたことに伴いまして、昨日、
議会運営委員会を開催いたしました。会期日程について協議をいたしたところでございます。 その結果、議案数及び
一般質問者数などを考慮の上、本日2月27日から3月19日までの22日間とすることに
出席委員全員異議なく決定したところであります。 議員各位のご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、
議会運営委員会からのご報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(
笹目雄一君) お諮りいたします。
議会運営委員長の報告のとおり、議会を運営することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ声あり〕
○議長(
笹目雄一君) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は22日間と決しました。
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△議案上程、提案理由の説明
○議長(
笹目雄一君) 日程第3、議案第1号
会計年度任用職員制度の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてから、請願第1号 「最低賃金の
大幅引き上げと
中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択の請願書まで、計34件を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 島田市長。 〔市長 島田穣一君 登壇〕
◎市長(島田穣一君) ご苦労さまでございます。 ただいま
新型コロナウイルスの感染拡大は、日々状況が刻一刻と変化している中で、市といたしましても、感染拡大を防ぐため、一丸となって取り組み、また、今後の動向を注視しつつ、柔軟な対応ができるよう体制を整えております。 議員の皆様並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りまして、令和2年度当初予算案をはじめとして、諸議案のご審議をお願いするに当たり、市政運営に臨む所信の一端を申し上げます。 小美玉市誕生から15年目を迎える本年は、これまで培ってきた様々な事業の総仕上げとして、過去2番目の規模により予算編成をいたしました。令和という新しい時代の幕開けにふさわしい新たなステージへの第一歩を踏み出す年と位置づけ、4大事業の着実な遂行はもとより、人口減少と
高齢化社会に対応する、持続可能な
行財政運営に注力してまいります。 また、第2期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略のスタートに当たり、地域への愛着や誇りと、
当事者意識を持つ
シビックプライドの醸成により、夢と希望を持って、幸せな生活が送れるよう、市民の皆様と共に、「
ダイヤモンドシティ小美玉」の実現に向け、引き続き「対話と協調」の下、市民協働による
まちづくりに取り組む所存でございます。 さて、本年は、
東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ開催となります。国の成長戦略である
外国人旅行客の誘致策と相まって、訪日する
外国人旅行客は飛躍的に増加すると見込まれております。空港がある地元市として、ポテンシャルを最大限に活かし、市民が安全・安心で幸せに暮らし、地域経済の活性化につながるあらゆる施策を講じながら、様々な事業を展開してまいります。 それでは、令和2年度当初予算に掲げております諸施策の概要について、まず、特に力を入れて取り組む4つの重要施策について申し上げます。 重要施策の1つ目は、「茨城空港と
アクセス道路周辺の
にぎわい創出」でございます。
茨城空港開港から10年の節目の年、開港前に国が立てた需要予測80万7,000人を達成し、国内線が増便され、さらに国際線の需要が見込まれる中、
空港周辺エリアのさらなる
にぎわい創出策として、新たな交流拠点の形成により、交流人口の拡大と
情報発信力を高め、空港利用と産業立地の促進による地域振興に取り組みます。 現在、策定を進めております「小美玉市
まちづくり構想」に基づき、「そ・ら・ら拡張」「そ・ら・ら参道」「エコトープ」「
Jフロント」の4つの構想について、より具体的な検証を行い、構想の実現に向けて取り組みます。 また、
茨城空港アクセス道路の開通により、飛躍的に人・物の流れが変わります。常磐道、
圏央道エリア及び常陸那珂港へのアクセスの向上により、
北関東地域、
東関東地域との連携・交流が強化され、陸・海・空の
広域交通網の要であるこの地域の魅力を積極的にPRし、
空港テクノパークをはじめ、沿線の緑地機能を持つ農地と調和の取れた土地利用を実現する企業誘致に努めてまいります。 このほか、茨城空港のさらなる
利便性向上と人口減少問題への対応策として、TXの
茨城空港延伸が考えられます。小美玉市及び周辺6市議会の正副議長による
TX茨城空港延伸議会期成同盟会の活動に合わせ、執行部として、水戸市、茨城町を含めた近隣8市町とTX延伸に関する勉強会を昨年立ち上げております。今後も
事務レベルでの勉強会を進めてまいります。また、水戸市を中心とした
連携中枢都市圏構想の議論が本格化し、TX延伸による
広域的公共交通網の構築について、
県央地域首長懇話会にて議論いたします。 次に、重要施策の2つ目は、「学びと文化の環境の充実」です。 4大事業の1つであります
小中学校規模配置適正化事業は、令和3年4月の開校を目指す
玉里学園義務教育学校の校舎建設が本格化するほか、
小川北学区義務教育学校においては、正式に校名を決定し、令和5年4月の開校に向けて、着実に準備を進めてまいります。この2校は
小中一貫校として、これまでにない、新しい教育環境が実現いたします。独自性を活かした特色ある教育活動の充実について、より具体的に検証をしてまいります。 加えて、
美野里地区の
公立幼稚園を統合し、
竹原小学校での幼小連携に取り組みます。小学校の中で幼稚園を運営する利点を最大限に活かし、小学校はもとより、私立園や保育園、
認定こども園との連携を強化し、幼児教育と
小学校教育との円滑な接続を図る
モデル事業として展開してまいります。 以上のように、保・幼・小・中のそれぞれの連携をより実践的な施策とするため、
教育委員会へ子ども課を移設し、子供の誕生から義務教育の修了まで、一貫した学びを実現してまいります。 また、市の独自施策といたしまして、教員を採用し、学校や学級の実情に応じた弾力的な学級編成を実現できるようにいたします。小美玉市の子供たちにとって、これまで以上の教育環境の向上を目指してまいります。 一方、充実した文化施設は、小美玉市の大きな魅力であり、社会教育、
文化芸術活動、
スポーツ活動、
ボランティア活動など、市民が多岐にわたり一生学べる環境の充実こそ、魅力ある人材の育成につながるものと考えております。このため、本年から
文化スポーツ振興部を創設し、アピオス、みの~れ、コスモス3館のさらなる連携強化と、小美玉市まるごと
文化ホール計画の充実化とともに、豊かでゆとりある生涯学習活動を支援してまいります。 重要施策の3つ目は、「
市民サービスの向上」でございます。 近年の行政需要の高まりにより、ますます複雑化、高度化する窓口申請は、市民にとって大きな負担になりつつあります。このことから、
窓口サービス向上に関する施策を講じてまいります。 1つ目は、現在進めている窓口の
ローカウンター化に併せ、スムーズな窓口対応を行うため、コンシェルジュを配置いたします。 2つ目は、亡くなられた方に伴う申請手続が
ワンストップで行える「おくやみデスク」の本格運用に向け、引き続き準備を進めてまいります。 このほか、国が推進する
マイナンバーカードの
普及促進施策に対応する
マイナンバーカード交付円滑化計画に基づき、
ポイント付与機能による
消費活性化施策や、
自動発行機の導入などを検証し、市民のライフスタイルに応じた窓口の
利便性向上に努めてまいります。 重要施策の4つ目は、「持続可能な
行財政運営の確立」でございます。
普通交付税の合併算定替が終了し、一本算定へと移行します。また、
少子高齢化等に伴う歳入・歳出両面の構造的な変化により、
一般財源不足による
財政調整基金の取崩し額は、過去最大となっております。 このような状況を踏まえ、総務部に
行政経営課を創設し、今年度から実証実験を行っているAIの活用と、
RPAを本格導入、拡大することで、生産性の向上や
経費削減等、効率化を図り、より一層の行政改革を推進してまいります。 このほか、本市が保有する公共施設について、更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うため、
公共施設建築物系個別施設計画を策定し、財政負担の軽減、平準化を図るとともに、現有施設の利活用について、あらゆる
利用促進策を検証してまいります。また、借地の解消及び
公用財産取得への転換を念頭に置きながら、長期的かつ安定的な運用を目指してまいります。 以上、令和2年度における4つの重点施策を述べさせていただきました。 続きまして、今年で3年目を迎えます小美玉市第2次総合計画の5つの基本目標に沿って、主要施策について申し上げます。 第1の基本目標は、「みんなの力で磨く
まちづくり」でございます。 これまでに培われてきた市民参画の意識をさらに高め、市民と行政の良好なパートナーシップをの構築を図るとともに、人口減少への対策として、移住、定住を促進をする市独自の取組を進めます。 市民協働・
コミュニティ活動の推進については、地域が抱える課題を住民自らが協力して解決する
まちづくり組織を主体とし、自治力の向上と
地域活性化を図るため、様々な事業を展開しています。引き続き、市民による地域活動のさらなる活性化を目指し、市民相互の情報の共有化や、
担い手づくり、
まちづくりに関する意識の醸成など、市民が活動しやすい
環境づくりを支援してまいります。 人権の尊重・
男女共同参画社会の推進についてでございますが、第2次小美玉市
男女共同参画推進計画の初年度としてスタートいたします。「認め合い、高め合い、ともに目指そう男女平等のまち」を基本理念として、女性の活躍による豊かで活力ある地域社会の実現のため、
女性人材育成セミナーの開催など、各種事業を展開してまいります。 開かれた行政・多様な交流の推進につきましては、国内の人手不足が深刻化し、外国人を積極的に採用する傾向が続いております。
小美玉市内においても、
外国人労働者は、増加する傾向にあります。国際交流に携わる方々との連携を深め、外国人との交流を図る機会を増やし、国際化への理解促進と国際感覚の醸成を目指してまいります。 また、市民の誰もが市政情報にアクセスしやすい環境を目指し、広報紙やホームページ、SNSを活用した多様な情報提供の充実を図るため、
NTT東日本との多
分野連携協定に基づく事業の研さんをしてまいります。 次に、第2の基本目標は、「人を育てる学びの場づくり」です。 出産・子育てを希望する全ての人が安心して産み育てられる
環境づくり、子供たちが夢と希望を抱いて、安心して学べる教育環境の充実、さらには、
文化芸術活動の環境整備、生涯学習活動、スポーツに親しむ場づくりなど、市民一人一人が豊かに生活を送るための、学びの環境整備に努めてまいります。 子ども・
子育て支援の充実については、第2期小美玉市子ども・
子育て支援事業計画の初年度を迎え、より一層の
子育て支援を充実させるべく、社会情勢の変化に対応し、切れ目のない支援による
子育て環境の充実に努めてまいります。 また、市内中学2年生を対象に、結婚、出産、子育てを前向きに捉え、将来を設計する
ライフデザインセミナーを実施するなど、
結婚推進事業を拡充いたします。 学校教育の充実については、令和2年度から新
学習指導要領が全面実施となることから、
市内小・中学校に
外国語指導助手を増員して派遣し、
小学校外国語活動や
中学校英語学習の充実を図るとともに、
公立幼稚園へ派遣し、幼児の外国語に対する興味関心を高める事業を展開するなど、
語学指導事業を拡充いたします。 また、ICTを活用した学習活動の充実を図るため、
小・中学校に
タブレット型パソコンを配備するなど、
ICT環境の整備を実施いたします。 スポーツの推進については、引き続き「夢先生」派遣事業として、様々な
スポーツ選手を
小・中学校へ派遣するとともに、
玉里運動公園、
小川海洋センターでの
指定管理者による自主事業により、子供から大人まで、誰もがスポーツに興味を持って取り組めるように、市民の生涯にわたる
スポーツライフの実現を目指します。 次に、第3の基本目標は、「誰もがいきいきと暮らせる
社会づくり」です。 全ての市民が、健康で心豊かに暮らすことができる社会の実現に向け、各分野と連携を図りながら、地域医療、地域福祉、社会保障の充実に努めます。
健康づくりの推進については、「第3次おみたま健康いきいきプラン」が令和2年度からスタートいたします。本プランは、「地域も人もいきいきスマート・ライフ・シティおみたま」を基本理念とし、健康増進、食育推進、自殺対策において、体や心、食を通じた
健康づくりに寄与する各種施策を展開してまいります。 中でも、新たな事業として、胃バリウム検診と併せた胃がんリスク検診の導入、また、新生児聴覚検査の助成を実施し、
健康づくり事業の拡充を図ってまいります。さらに、子育て世代包括支援センターを創設し、妊娠期から子育て期を通して母親及び乳幼児を対象とした相談支援の充実を図ります。 地域医療の充実については、小美玉市医療センターの民間移譲による令和2年度内の新病院グランドオープンに向け、施設整備等の支援をしてまいります。また、石岡市、かすみがうら市と連携し、策定された石岡地域医療計画に基づき、石岡市が主体となって取り組む各施策について、本市といたしましては、救急体制の強化や産科の新設及び小児救急の拡充に特化し、連携協力してまいります。 地域福祉・社会保障の充実については、子供、高齢者、障害者などの各分野と連携し、地域福祉の充実を図る第2次小美玉市地域福祉計画が最終年度となることから、市民のニーズを反映した計画の見直しを実施いたします。また、低所得者世帯及び独り親家庭に対しては、生活支援、就業支援など自立に向けた総合的な支援に努めるとともに、生活困窮者世帯の子供を対象にした学習支援事業に取り組み、子供の将来の自立に向けた安全で安心感のある学習支援を引き続き実施いたします。 高齢者福祉の充実については、高齢者福祉施策に関する総合的計画、小美玉市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画が最終年度となることから、高齢者を取り巻く現状を踏まえ、住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせるまちを実現するために、次期計画を策定いたします。 また、地域包括支援センターを中核とし、ますます増加する高齢者と介護予防サービスを受ける対象者を見据え、質の高い、よりよいサービス提供に努めてまいります。 市単独事業といたしまして、日常生活の上で、援助を必要とする独り暮らしの高齢者に対し、除草や枝払い、家事援助を行う軽度生活援助事業や、高齢者の運転免許返納が増加する中、乗用車に代わる移動手段の確保として、引き続きタクシー利用を助成する外出支援サービス事業を実施いたします。さらに、買物弱者への支援や定期的に自宅を訪問するなど、民間事業者の協力を得ながら、地域見守り体制の構築に努めてまいります。 障がい者福祉の充実については、小美玉市障がい者計画・第5期小美玉市障がい福祉計画・第1期小美玉市障がい児福祉計画の最終年度を迎え、障害者施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、障害者を取り巻く現状を踏まえた新たな計画を策定いたします。また、障害者への就労支援として、ハローワークなどの就労支援機関と福祉との連携により、職場での定着を図る就労定着支援サービスを提供し、障害者の自立促進と就労意欲の向上に努めてまいります。 次に、第4の基本目標は、「仕事と暮らしを創造する
環境づくり」です。 誰もが利用しやすい交通体系の構築と併せ、豊かな住環境の整備、さらには住む人の暮らしを支える雇用の創出と、にぎわい、活力をつくる産業の振興に資する施策を展開いたします。 計画的土地利用の推進については、自然との調和の取れた適正な土地利用を目指し、市の現状と将来構想に基づく小美玉市都市計画マスタープランの改定に着手をいたします。また、玉里地区における地籍調査は、川中子、下玉里地区に続き、高崎地区の測量業務に着手をするとともに、地籍調査課を産業経済部に創設し、事業の推進を図ってまいります。 道路体系・公共交通の充実については、4大事業の1つであります
茨城空港アクセス道路の全線開通を目指すとともに、栗又四ケ線、羽鳥宿張星線の整備、さらには、国道6号美野里バイパスの早期事業化に向けた国への要望活動を展開をしてまいります。このほか、羽鳥駅周辺整備については、2月16日に完成した駅舎、自由通路に続き、バス停留所や駐車場など、駅前広場を整備し、早期の供用開始に努めてまいります。 住環境・景観形成については、空き家バンク制度を充実させるとともに、管理不全の空き家に対しては、適正管理についての指導や勧告等を徹底し、空き家の増加を抑制するよう努めてまいります。 農業の振興については、市の特産物であるレンコンの効率的かつ高収益な生産、出荷体制を実現するため、産地パワーアップ事業費補助金を活用し、低コスト耐候性ハウスの整備を進めてまいります。 また、生産基盤の整備を行う県営畑地帯総合整備事業において、上小岩戸地区の農道整備のほか、小岩戸地区における計画策定に着手し、調査を進めてまいります。 商工・工業の振興、企業誘致の推進については、引き続き、市民雇用奨励金を交付いたします。 また、企業誘致の
ワンストップ窓口により、進出を望む企業の負担軽減を図り、市内へ立地する際のメリット、企業立地に係る優遇制度やサポート体制などの情報を積極的に発信してまいります。 観光の振興については、玉里地区の観光振興策として、体験型観光プログラムに基づく事業の展開を進めるとともに、ナショナル・サイクルルートに指定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」との連携を主眼に、霞ヶ浦の水辺環境など地域資源を生かした観光振興を検証してまいります。 次に、第5の基本目標は「安全・安心な生活を支える体制づくり」です。 環境負荷の少ない循環型社会の形成に努め、小美玉市の豊かな自然環境を次世代へ引き継ぐ施策のほか、基地対策の充実、上下水道の整備による安定した基盤づくり、さらには、昨年の台風や大雨など、過去の経験を踏まえたさらなる防災・減災対策を実施いたします。 自然・地球環境の保全については、本市が目指すべき環境の将来像と、それを達成するための基本目標及び各種施策について、総合的かつ計画的に推進する環境基本計画を策定いたします。 循環型社会の形成については、4大事業の1つであります広域ごみ処理施設の建設を着実に遂行し、令和3年4月の稼働を目指します。 あわせて、周辺道路及び還元施設の整備を並行して進めてまいります。また、改定された一般廃棄物処理基本計画に基づき、ごみの減量、リサイクルの推進、分別の徹底について、市民への普及啓発に努めてまいります。 基地対策の充実については、基地周辺地区の道路改良舗装、ため池整備、防犯灯の整備など、生活環境の向上に資する各種事業を展開するとともに、引き続き、騒音対策補助金を交付いたします。 上・下水道の整備については、水道事業において、老朽化した配水管を耐震性のある災害に強い管種へ更新する工事を進めてまいります。 また、公共
下水道事業及び特定環境保全公共
下水道事業においては、引き続き、普及拡大に努めてまいります。 防災対策の充実については、国土強靱化基本法に基づき、大規模自然災害等から市民の生命、財産を守り、地域の致命的な被害を回避し、速やかな復旧・復興に資する施策を計画的に推進する小美玉市国土強靱化地域計画を早急に策定し、国の財源を有利に活用した災害に強い
まちづくりを進めてまいります。また、市民一人一人の防災意識を高め、地域の防災力向上を図るとともに、地域ぐるみの支援体制の構築に努めてまいります。 消防・救急体制の充実については、地域消防力のさらなる充実、強化を図るため、第12分団の消防ポンプ車及び第14分団の可搬式消防ポンプ積載自動車の更新を実施するとともに、新入団員の確保に努め、消防団の充実強化、活性化を推進いたします。 交通安全・生活安全対策の充実については、学校周辺の歩道の設置など、交通安全施設の充実を図るとともに、地域住民が安心して暮らせるように、市民の防犯意識の高揚により、子供や高齢者を対象とした防犯対策に努めてまいります。 また、消費者対策推進事業については、引き続き、相談員2名を配置いたします。消費者被害の相談や暮らしに役立つ情報の提供、消費者教育を推進し、近年増加している悪質商法や多重債務などの問題解決に向けて支援してまいります。 以上、令和2年度の市政運営について所信の一端を、そして主な施策の概要について申し述べてまいりました。 第2次総合計画に基づいた各種施策を着実に遂行し、小美玉市が持つ豊かな自然や歴史・文化など恵まれた地域資源と、
まちづくりの基礎となる人的資源にさらに磨きをかけ、市民参画と協働による小美玉市の魅力を発信し、光を当てることによって「住んでみたい、住んでよかった、これからも住み続けたい」と言っていただける
ダイヤモンドシティ小美玉の輝かしい未来に向けて、至誠一貫、邁進してまいります。 議員の皆様並びに市民の皆様のより一層のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げ、令和2年度の施政方針といたします。 それでは次に、今回提案いたしました諸議案のご審議をお願いするに先立ち、日程第3で上程した議案の概要について説明申し上げます。 今回提案いたします議案の内容につきましては、条例の新規制定及び整理について6件、条例の一部改正について3件、令和元年度補正予算9件、令和2年度当初予算9件、市道路線の認定及び廃止について2件、公の施設の広域利用に関する協議について2件、
土地使用貸借契約の変更契約の締結について1件、
工事委託契約の変更契約の締結について1件の合計33件でございます。 初めに、議案第1号
会計年度任用職員制度の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございますが、
会計年度任用職員制度の施行に伴い、関係条例の整理を行うものでございます。 次に、議案第2号
行政組織機構改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございますが、小美玉市行政組織機構の見直しに伴い、関係条例の整理を行うものでございます。 次に、議案第3号から議案第5号、小美玉市
下水道事業の設置等に関する条例の制定について、小美玉市
下水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について及び小美玉市
下水道建設基金条例の制定についてでございますが、令和2年4月1日から公共
下水道事業に
地方公営企業法の規定の一部、財務適用するため制定するものでございます。 次に、議案第6号 小美玉市
任期付市費負担教職員の採用、給与及び
勤務条件等の特例に関する条例の制定についてでございます。小美玉市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の規定に基づき採用することができる任期付職員のうち、教職員についての採用、給与及び
勤務条件等の特例を定めるため制定するものでございます。 次に、議案第7号及び議案第8号の小美玉市基金条例の一部を改正する条例についてでございますが、初めに、議案第7号につきましては、道路整備に関する事業の推進に必要な資金を積み立て、事業目的に沿って処分してきた小美玉市道路整備基金事業が、令和元年度をもって完了するため、小美玉市道路整備基金を廃止するものでございます。 次に、議案第8号につきましては、
まちづくりに関する事業の推進に必要な資金を積み立て、事業目的に従って処分してきた小美玉市
まちづくり基金事業が、令和元年度をもって完了するため、小美玉市
まちづくり基金を廃止するものでございます。 次に、議案第10号 小美玉市給水条例の一部を改正する条例についてでございますが、水道法の一部改正により、指定給水装置工事事業者の指定に関して、更新制度が新設されることに伴い、更新手数料の額を規定する所要の改正を行うものでございます。 続きまして、議案第11号から議案第19号までの令和元年度補正予算についてご説明いたします。 初めに、議案第11号 令和元
年度小美玉市
一般会計補正予算(第5号)でございます。 内容につきましては、歳入歳出それぞれ1億9,576万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を250億1,617万6,000円として提案するものでございます。 今回の補正でございますが、国の補正予算成立に伴う国庫補助事業費の計上のほか、決算見込額に応じた補正が主なものとなっております。 また、歳入歳出予算補正のほか、継続費補正及び繰越明許費を計上しております。 次に、議案第12号 令和元
年度小美玉市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、事業勘定及び診療施設勘定白河診療所の補正でございます。 まず、事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ2億2,756万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を55億2,320万3,000円とし、次に、診療施設勘定白河診療所において、歳入歳出それぞれ1,346万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億2,275万5,000円として提案するものでございます。 次に、議案第13号 令和元
年度小美玉市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ710万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を5億3,208万2,000円として提案するものでございます。 次に、議案第14号 令和元
年度小美玉市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、歳入歳出それぞれ4,895万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を17億3,184万2,000円として提案するものでございます。 次に、議案第15号 令和元
年度小美玉市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、歳入歳出それぞれ1,903万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を2億7,977万円として提案するものでございます。 次に、議案第16号 令和元
年度小美玉市
戸別浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、歳入歳出それぞれ20万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を3,609万8,000円として提案するものでございます。 次に、議案第17号 令和元
年度小美玉市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 内容につきましては、歳入歳出それぞれ889万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を2,633万8,000円として提案するものでございます。 次に、議案第18号 令和元
年度小美玉市
介護保険特別会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、介護保険事業勘定において、歳入歳出それぞれ1億2,304万6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を40億299万2,000円の補正を提案するものでございます。 次に、議案第19号 令和元
年度小美玉市
水道事業会計補正予算(第3号)でございます。 内容につきましては、第3条予算、収益的支出を229万7,000円を減額し、8億2,098万1,000円、第4条予算の資本的収入を4,072万6,000円増額し、6億8,535万円として提案するものでございます。 以上が令和元年度の各会計ごとの補正予算内容でございます。 続きまして、議案第20号から議案第28号までの新年度予算につきましてご説明いたします。 初めに、議案第20号 令和2
年度小美玉市
一般会計予算でございますが、歳入歳出予算の総額をそれぞれ244億9,600万円として提案するものでございます。前年度当初予算との比較では13億3,100万1,000円、5.7%の増となりました。 次に、議案第21号 令和2
年度小美玉市
国民健康保険特別会計予算でございます。 本予算は、事業勘定の総額が51億6,170万5,000円、前年度当初予算との比較では1億3,905万6,000円、2.6%の減、診療施設勘定白河診療所の総額が1億2,228万3,000円で、前年度当初予算との比較では1,014万円、7.7%の減となりました。 次に、議案第22号 令和2
年度小美玉市
後期高齢者医療保険特別会計予算でございます。 本予算は、総額5億8,423万4,000円で、前年度当初予算との比較では5,402万3,000円、10.2%の増となりました。 次に、議案第23号 令和2
年度小美玉市
農業集落排水事業特別会計予算でございます。 本予算は、総額3億119万7,000円で、前年度当初予算との比較では492万円、1.7%の増となりました。 次に、議案第24号 令和2
年度小美玉市
戸別浄化槽事業特別会計予算でございます。 本予算は、総額3,543万3,000円、前年度当初予算との比較では252万3,000円、7.7%の増となりました。 次に、議案第25号 令和2
年度小美玉市
霊園事業特別会計予算でございます。 本予算の総額は1,557万6,000円、前年度当初予算との比較では937万2,000円、37.6%の減となりました。 次に、議案第26号 令和2
年度小美玉市
介護保険特別会計予算でございます。 介護保険事業勘定の予算総額は39億6,699万7,000円で、前年度当初予算との比較では1億5,956万6,000円、4.2%の増となりました。 また、介護サービス事業勘定の予算総額は625万1,000円で、前年度当初予算との比較では20万3,000円、3.1%の減となりました。 次に、議案第27号 令和2
年度小美玉市
水道事業会計予算でございます。 第3条予算、収益的収入及び支出につきましては、収入額8億4,665万3,000円、支出額8億1,160万8,000円を計上しております。 次に、第4条予算、資本的収入及び支出につきましては、収入額5億5,669万2,000円、支出額、9億5,932万円を計上しております。 なお、資本的収入額が支出額に対して不足する4億262万8,000円につきましては、消費税資本的収支調整額、過年度及び当年度損益勘定留保資金により補填をするものでございます。 次に、議案第28号 令和2
年度小美玉市
下水道事業会計予算でございます。 第3条予算、収益的収入及び支出につきましては、収入額11億8,445万8,000円、支出額11億3,508万4,000円を計上しております。 次に、第4条予算、資本的収入及び支出につきましては、収入額7億762万1,000円、支出額11億2,004万円を計上しております。 なお、資本的収入額が支出額に対して不足する4億1,241万9,000円につきましては、消費税資本的収支調整額、引継金、当年度分損益勘定留保資金及び当期利益剰余金により補填するものでございます。 以上が令和2年度の各会計ごとの予算内容でございます。 次に、議案第29号 市道路線の認定についてでございますが、羽鳥駅周辺整備事業に伴い整備される東西自由通路を市道美1649号線として認定するものであります。 次に、議案第30号 市道路線の廃止についてでございますが、用途廃止申請に伴い、宮田地区1路線の廃止を提案するものでございます。 次に、議案第31号 公の施設の広域利用に関する協議についてでございますが、小美玉市と水戸市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、茨城町、大洗町、城里町及び東海村との間において協定を結んでいる公の施設の広域利用について、対象施設の変更に伴い、改めて協定を定めるものでございます。 次に、議案第32号 公の施設の広域利用に関する協議についてでございますが、小美玉市と石岡市、行方市及び茨城町との間において協定を結んでいる公の施設の広域利用について、対象施設の変更に伴い、改めて協定を定めるものでございます。 次に、議案第33号
土地使用貸借契約の変更契約の締結についてでございますが、小美玉市医療センターの新病院建設に伴い、土地使用貸借変更契約を締結する必要があるため、この案を提出するものでございます。 最後に、議案第34号
工事委託契約の変更契約の締結についてでございますが、常磐線羽鳥駅、橋上駅舎化及び東西自由通路新設工事の工事費精算に伴い、原契約20億49万6,000円に変更額3,456万776円を減額し、変更契約額19億6,593万5,224円として、
工事委託契約の変更を提案するものでございます。 以上が提案いたしました議案の概要でございます。 十分にご審議の上、議決を賜りますようお願いを申し上げます。 以上であります。
○議長(
笹目雄一君) 次に、請願第1号について、紹介議員より説明を求めます。
福島ヤヨヒ君。 〔13番
福島ヤヨヒ君 登壇〕
◆13番(
福島ヤヨヒ君) 請願を受け付けましたので、提案させていただきます。 日本共産党の
福島ヤヨヒです。よろしくお願いいたします。 請願第1号 「最低賃金の
大幅引き上げと
中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択の請願書。 提出は令和2年2月27日でございます。 紹介議員として、私、
福島ヤヨヒでございます。 それでは、請願の趣旨を読ませていただきます。よろしくお願いいたします。
小美玉市議会議長殿、
笹目雄一様です。 2020年3月13日に提出をいたしました。 住所、茨城県東茨城郡茨城町谷田部295。 団体名、茨城県労働組合総連合。 代表者、議長、白石勝巳。 「最低賃金の
大幅引き上げと
中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択の請願書です。 請願の趣旨といたしまして、読ませていただきます。 日頃より、貴市議会が地域住民の福祉増進、地域経済の発展に尽力されていることに敬意を表します。 さて、私たちは全国労働組合総連合(全労連)をナショナルセンターとする地方組織である茨城県労働組合総連合(茨城労連)です。私たちは、県内の労働者の生活と権利の向上を求め、非正規雇用労働者の均等待遇、最低賃金引き上げ等の実現をめざして活動しています。 昨年10月1日から、茨城県の最低賃金は27円引き上がり849円になりました。しかし、この金額は全国加重平均時給(901円)に比べて52円低く、関東1都6県の中で下から2番目の低さです。東京や神奈川では、最低賃金が1000円を超えています。日本の最低賃金制度の問題は、①最低賃金が低すぎて、生活できない、②全国一律制でないため、最低賃金の高い都県に労働者が流出する、③中小支援策が不十分、の3つです。茨城県の最低賃金849円では、憲法25条が保障する「健康で、文化的な最低限度の生活」ができず、消費意欲が抑制されて地域経済に悪影響を及ぼしています。 最低賃金の引き上げは、地域経済の発展につながり、健全な
社会づくりの基本であると考えています。茨城県の最低賃金が現状のようなままでは、若者や女性を多く含む非正規雇用労働者が低賃金状態におかれ、労働力の流出、地域経済を疲弊させることに繋がってしまいます。 また、最低賃金が低いままでは、県内を含め全国で問題になっている人手不足をますます深刻化させるだけです。 以上のような理由で、貴議会において茨城県の最低賃金の引き上げについての議論を深め、下記の事項の実施を求める意見書を採択し、政府及び関係機関に意見書を提出されることを請願いたします。 請願事項 1、政府は、全国一律最低賃金制度を確立し、地域間格差を縮小させるための施策を進めること。 2、政府は、ワーキングプアをなくすため、政治決断で最低賃金を時給1500円に引き上げること。 3、政府は、最低賃金の引き上げとセットに中小企業への具体的支援策を拡充すること。 以上でございます。 意見書について添付してございますので、ご覧いただきたいと思います。 慎重な審議の上、賛同いただき、採択され、そして政府に意見書を提出いただけますようお願いいたしまして、私の請願紹介議員としての意見を言わせていただきました。 よろしくお願いいたします。
○議長(
笹目雄一君) 以上で提案理由の説明を終わります。 提案されました議案等の質疑通告は3月5日の午前9時まで、討論通告は3月19日の午前9時までとなっておりますので、発言される場合は、通告されるようお願いをいたします。
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△議案上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決
○議長(笹目雄一君) 日程第4、議案第9号 小美玉市基金条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 提出者より、提案理由の説明を求めます。 島田市長。 〔市長 島田穣一君 登壇〕
◎市長(島田穣一君) それでは、日程第4で上程いたしました議案についてご説明申し上げます。 議案第9号 小美玉市基金条例の一部を改正する条例についてでございますが、市民の生活文化の向上のため、図書館の図書資料等の充実に必要な資金を積み立てることを目的といたしまして、「小美玉市図書館図書資料等整備基金」を新たに設置するため、所要の改正を行うものでございます。 ご審議の上、議決を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(笹目雄一君) 以上で提案理由の説明を終わります。 これより議案に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ声あり〕
○議長(
笹目雄一君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ声あり〕
○議長(
笹目雄一君) ご異議なしと認めます。 よって、本議案については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ声あり〕
○議長(
笹目雄一君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより提出された案件につきまして採決いたします。 議案第9号 小美玉市基金条例の一部を改正する条例について採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ声あり〕
○議長(
笹目雄一君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第9号は原案のとおり可決することに決しました。
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△休会について
○議長(
笹目雄一君) お諮りいたします。 明日2月28日から3月3日まで5日間は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ声あり〕
○議長(
笹目雄一君) ご異議なしと認めます。 よって、2月28日から3月3日までの5日間は休会と決しました。
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△散会の宣告
○議長(
笹目雄一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次会は3月4日午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 午後2時38分 散会...