鉾田市議会 > 2021-03-12 >
03月12日-議案質疑、委員会付託-05号

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  1. 鉾田市議会 2021-03-12
    03月12日-議案質疑、委員会付託-05号


    取得元: 鉾田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 3年  3月 定例会(第1回)                   令和3年第1回               鉾田市議会定例会会議録 第5号                                                    令和3年3月12日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 12番  岩 間 勝 栄 君       9番  根 嵜   眞 君  副議長 7番  二重作 茂兵衛 君       10番  水 上 美智子 君      1番  土 子 勝 也 君       11番  入 江   晃 君      2番  羽 成 洋 一 君       13番  井 川 茂 樹 君      3番  鬼 澤 治 男 君       14番  米 川 宗 司 君      4番  髙 埜 栄 治 君       15番  山 口   德 君      5番  井 川 倫 士 君       16番  田 口 清 一 君      6番  亀 山   彰 君       17番  堀 田 正 衛 君      8番  小 沼   勝 君       18番  高 野   衛 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  岸 田 一 夫 君      福 祉 保健部長  関 谷 公 律 君  副  市  長  寺 門 利 幸 君      福 祉 事務所長  菅 谷 美 祐 君  教  育  長  石 﨑 千惠子 君      会 計 管 理 者  金 沢   覚 君  政 策 企画部長  岡 崎 正 元 君      教 育 部 長  小 沼 富 男 君  総 務 部 長  二重作   勝 君      上 下 水道部長  飯 島   衛 君  環 境 経済部長  鈴 木   賢 君    農業委員会事務局長  菅 谷 吉 弘 君  建 設 部 長  中 根   衛 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  小 沼 喜 勝        庶 務 係 長  菅 井 光 輝  事務局長補佐兼  和 泉 経 義        書     記  飯 岡 美 佳  議 事 調査係長                                                        議 事 日 程 第 5 号                               令和3年3月12日(金曜日)                                   午前10時00分開議開議                                           日程第1 諸般の報告                                   日程第2 議案第1号から第7号について、質疑、委員会付託                       議案第1号 令和3年度鉾田市一般会計予算                         議案第2号 令和3年度鉾田市国民健康保険特別会計予算                   議案第3号 令和3年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算                  議案第4号 令和3年度鉾田市介護保険特別会計予算                     議案第5号 令和3年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算                 議案第6号 令和3年度鉾田市水道事業会計予算                       議案第7号 令和3年度鉾田市下水道事業会計予算                                                        1.本日の会議に付した事件                                議事日程に同じ                                                        午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(岩間勝栄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第1回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(岩間勝栄君) 日程第1 諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか12名でありますので、報告いたします。 △議案第1号 令和3年度鉾田市一般会計予算 議案第2号 令和3年度鉾田市国民健康保険特別会計予算 議案第3号 令和3年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算 議案第4号 令和3年度鉾田市介護保険特別会計予算 議案第5号 令和3年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算 議案第6号 令和3年度鉾田市水道事業会計予算 議案第7号 令和3年度鉾田市下水道事業会計予算 ○議長(岩間勝栄君) 日程第2 議案第1号から第7号についてを一括して議題といたします。 これより議案に対する質疑に入ります。 なお、質疑は、会議規則第55条第1項の規定で、その範囲を超えてはならないこと、第56条の規定で、同一議員につき同一議題については3回を超えることができないこと、この点ご注意願います。また、執行部答弁は、簡単明瞭にお願いをいたします。 それでは、通告順に質疑を許します。土子勝也君。          〔1番 土子勝也君登壇〕 ◆1番(土子勝也君) おはようございます。傍聴席の皆様、インターネット中継を御覧の皆様、傍聴ありがとうございます。1番土子勝也でございます。 コロナ禍の中、昨日は中学校の卒業式が行われ、時が過ぎるのは実に早いものです。ちょうど1年前も新型コロナウイルスにより、当たり前にできていたことが制限されたり、大変な思いをしたことと思います。本来卒業式は、部活や、そして勉強をして、充実した1年を過ごせるはずでした。規模の縮小した卒業式でありましたが、卒業を迎えた3年生の皆様はご卒業おめでとうございます。より多く、より広い知識と経験を身につけ、さらに飛躍し、活躍されることを期待しております。 それでは、令和3年度鉾田市一般会計予算の質疑をさせていただきます。1点目、予算書179ページ、生活道路整備事業についてお伺いします。生活道路整備事業の工事費は、令和元年、2年度、今年で3年目となると思いますが、令和2年度当初予算が1,889万8,000円、令和3年度が1,500万と、昨年に比べて減額になっております。3年度の事業内容について詳細にお願いいたします。また、各地区区長から要望があったと思いますが、何件くらいあったかお伺いいたします。 2点目、予算書183ページ、国道51号子生地区整備事業についてです。職員が何人で行うのか、それと役割と事業内容をお伺いします。 3点目、予算書191ページ、新鉾田駅周辺整備事業についてお伺いいたします。新鉾田駅再生整備事業の委託費と再整備の工事費となっておりますが、事業内容をお伺いします。 再質問は質問席でさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君の質疑に対して答弁願います。建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 1点目についてご答弁いたします。 生活道路整備事業につきましては、平成30年度鉾田市道路整備審議会の答申を受け、令和元年度から40地区を整備することとして進めております。整備状況ですが、当初予定した40地区のうち、令和元年度に28地区、令和2年度に6地区、2年間で34地区を整備しております。残る6地区については、同意が得られない等の理由により4地区が辞退したため、当初予定した残りは2地区ということになってございます。また、昨年度に追加募集を行い、新たに46地区を加え、令和3年度以降の整備地区数は、旭地区17地区、鉾田地区8地区、大洋地区23地区、合わせて48地区を予定しているところでございます。 令和3年度の当初予算につきましては、お話があったとおり1,500万円を計上しておりますが、48地区のうち、地区の同意が得られた地区から地域性等を考慮し整備は進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 今補正でやったということで、46地区今年、34地区去年までで終わっているということなんですけれども、追加で46地区まだという形で、これ2メートル道路、生活道路だから幅があると思うんですけれども、実際これメーター数とかいろいろあると思うんですけれども、基準が。普通の生活道路と道路とまた何かあれが違うという話を聞いたんですけれども、まず地区の区長さんから結構要望があると思うんですけれども、この要望数と実際用地買収だ、いろいろあると思うんですけれども、現在去年ですね、令和2年に要望数というのは、これさっき言った数ではないでしょう、もうちょっとあったんではないかなと思うのですけれども、このぐらいの数だったんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 生活用道路については今の件数でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) それとですね、これは旭が17で、鉾田が8、大洋が23という形で要望が上がっていたということなのですけれども、実際これは何を、どの場所をどういう形で選定しているのか、事業を進めているのか、これちょっとお聞きします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 48地区、一気にちょっと整備が無理でございます。それと、この整備については一応3か年で整備したいという計画でございまして、そして当初予算は1,500万円ということでございますけれども、繰越し等と合わせると、来年できるのは約3,500万円程度を進めたいと。順番ちょっとつけづらいんですけれども、バランスを取った中でやるという方向しかないので、今の段階では決めてはございません。上がってきた状況、あるいはその緊急性とか、そういうのも踏まえた中で決めなくてはならないのかなというふうに思っているんです。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 2項目めの国道51号子生地区道路整備事業についてご答弁いたします。 まず初めに、予算に関する説明書37ページの事業内容につきましては、現在国において測量、不動産鑑定、物件調査を行い、用地取得に向けた準備を行っているところです。本年4月以降準備が整い次第、市は地権者と用地交渉から調印までの事務手続をする用地事務を受託するということになってございます。 なお、令和3年度の事業費につきましては、国から提示されている茨城県における交通安全事業等の事業計画において、5億円から18億円が見込まれており、茨城県に配分された中から国で定めることとなっておりますので、現在のところ明確にはなってございません。令和3年度の国からの事務費については、市としては用地交渉執行予想額を1億円として、国から示されている計算に基づいて用地事務委託金357万5,000円を歳入として見込んでいるところです。 また、国では用地事務委託の事業期間も特に示されていないことから、市としては令和3年度から令和5年度の3か年で用地取得の完了を目指していきたいと、そして一日でも早い工事着手を進めてもらえるよう努めていきたいというふうに考えております。 次に、予算書の183ページの事業内容につきましては、用地交渉をする際の時間外手当、あと業務に必要な事務経費となってございます。 続きまして、工事内容ですが、お配りしました資料の1ページをお開き願います。こちらに事業概要が記載されております。整備区間は北側常陽銀行付近、南側はほっともっとまでの区間の延長約1キロメートルで、歩道と車道を拡幅します。2ページに現状と整備後の標準横断図を記載してございます。現在の道路の幅員は8.84メートルで、それを14.5メートルに拡幅するものです。おおむね片側2.8メートル拡幅され、歩道が2.5メートルになることになる予定です。 3ページから5ページは、平面図を掲載してございます。6ページに完成イメージ図を掲載してございますので、御覧いただければと思っております。以上でございます。
    ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 資料、ありがとうございます。これ部長、用地買収を令和3年から5年という話なんですけれども、これ職員を何人くらいでやる予定でいるのかと、実際この国道51号、こんなに14.5メートル、片側3メートルですよね、これやってもらえるということは、私も旭地区のほうに住んでいるんで、すごくこれはありがたいことなんですけれども、正直、この歩道、こんだけ広くなって、子どもたち自転車通学もできるんじゃないかなという、本当にこれができるように頑張ってほしいなとは思うんですけれども、これ用地買収3年で、実際的に工事期間をどのくらいで見込んでいるのか、ちょっとお聞かせ願います。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) まず、職員数でございますけれども、国土交通省常陸河川国道事務所のほうと協議しまして、どのぐらいこういう事業では執行人数が妥当なんだろうということで、国土交通省のほうからは6名程度を配置してほしいということで話は承ってございました。ということで人事のほうには6名で要望はしてきたところです。 それから、中学生の自転車の関係とか、この件については、公安委員会のほうで指定されないと自転車は乗り込めないということになりますので、現在の段階ではなかなかそういうところは造んない、歩道だけと、人だけということになると。だから、指定がされれば自転車もオーケーになりますということですね。 あとスケジュール的でございますけれども、順調に進めば、市のほうでは3年ぐらいで用地買収を進めていきたいと、工事は用地が済めば、ある程度早く行くのかなと、五、六年では、だから全て、そういう順調に行けば完了するのかなというふうには思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 部長、これ国からの国庫予算で来ていると思うんですけども、国からの国庫予算でやると思うんですけれども、その中でこの6年という、そんなに長い期間で補助金が下りるのか。 それと、さっき歩道なんですけれども、これ造る前の構想の段階で、そういった自転車通学と、あと市長も消防上がりだから分かると思うんですけれども、こういうふうに消火栓をつけられるように、国道51号のほうは水道通ってないんですよね。だからここに消火栓も一緒に埋設してもらえると、消防団の人たちもいいのかなと、そういうのも最初の構想の段階で入れてけば、できるかできないかは分かんないですけれども、国が相手なんで。一応そういう構想も持ってやってほしいなという、そういう感じで思ったんですけれども。そういう感じで、全体的に6年間で国の予算が本当に下りるのか、もう一回お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 国の予算は毎年茨城県のほうに下りてきて、常陸河川国道事務所のほうに、先ほども言いましたが、来年で言えば8億円から15億円ですね、そのぐらい下りてくる。それを今度県の中で割り振るということになりますんで、そういう意味では常にお金はあって、どこに配分するかということになるもんでございます。だから、国のほうでは当然こっちの事業分かってますから、こちらは問題ないというふうに思っております。 それから、歩道のほうの設計関係、基本的には国道51号、歩道2.5メートルなんで、自歩道用の設計ではないと、歩道専用だというふうに思います。ただ先ほど言ったように、公安委員会が指定すれば、それは通れることにはなると思いますが、設計上はそんなものかなと思っています。 それから、消火栓とかでございますけれども、この辺はちょっと詰めてございませんので、今後要望なりお話はしていきたいと思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まず、今土子議員のほうから期待を込めた質問ということで承っております。そういう中で予算の配分の件ということでございますけれども、やはり私のほうも強く国のほうに要望しておりまして、ここからは政治的なものかなと、そういう中で土子議員はじめ皆様方の力強いご支援があれば、さらにですね、多くの配分がされるのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 次、建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 3項目めに入る前に、今ちょっと間違って8億円から15億円と言ってしまいましたけれども、先ほど5億円から18億円とちょっと訂正させてもらいます。 続いて、3項目の新鉾田駅周辺再整備事業についてご答弁いたします。現在の新鉾田駅ロータリー及び市営駐車場については、土地区画整理事業に合わせまして、昭和62年に完成してから33年、また駅待合室については、平成9年に増築してから29年が経過しようとしているところでございます。時間の経過とともに施設全体の古さが見受けられ、バリアフリー化についても課題となっていたところであった中で、このような施設の再整備について何かよい事業はないかと模索していたところ、国の社会資本整備総合交付金都市再生整備計画事業が活用できるため、県との協議、国とのヒアリングを経まして、今回実施に向けて見込みが立ったというところでございます。 お手元の資料についてご説明いたします。資料1枚目が新鉾田駅を中心とした駅前ロータリー、駅待合室、市営駐車場、2枚目が親水公園についての構想の素案、3枚目が現況写真となってございます。 まず、駅前ロータリーについてご説明申し上げます。資料の1枚目の左側に黄色で囲んで表示してございます。駅前ロータリーでは、現在バス停から駅待合室までの間について、視覚障がい者用点字ブロックが設置されていないなど、バリアフリー化が乏しい点や、舗装面の傷みや、白線が消えかかっていることから、これらの整備や修繕等を全面的に行うとともに、駅前広場の改修を行います。新たにバス停及び駅待合室からバス停までの通路、さらには駅待合室からタクシー乗り場までについて、シェルター、屋根をつけてですね、それを新たに設置します。資料では青色で表示してございます。 次に、駅待合室でございます。資料中央、駅の部分に待合室をピンク色で表示してございます。駅待合室については、駅の改札までが市有の施設となっており、開札から鹿島臨海鉄道の施設ということになってございます。かつては中に売店がありましたが、平成17年に閉店し、今では自動販売機が並んでいる状況になっております。建物としてはリフォームを迎える時期になっておりますので、バリアフリー化に合わせ、住宅と同じように壁や床の再塗装や照明のLED化に加えまして、デジタルサイネージをし、市の案内等をデジタルで提供したいと考えております。これらの駅前ロータリーと駅待合室については、3か年で整備をする計画でございます。 次に、市営駐車場でございます。資料の左側の青い線で囲ってある部分になります。新鉾田駅に隣接する市営新鉾田駅前駐車場について、舗装面に傷みが見受けられ、区画線が消えかかっていることから、舗装の打換えと区画線の引き直し、また防犯対策としまして、新たに防犯灯、カメラを設置することとしています。この駐車場については、利用者の意向調査において、駐車場の一部分を月ぎめにする点について多くの要望があったことから、月ぎめのエリアについても新設致す計画です。駐車場の整備については、令和3年度で設計及び工事を行って、単年度で整備する予定でございます。 次に、親水公園でございます。お手元の資料2枚目を御覧いただきたいと思います。資料の右下にありますように、この親水公園については新鉾田西の鉾田川と長茂川の合流地点に所在してございます。地域の生活排水浄化施設、また鉾田川の水質浄化施設について、県等によって平成13年に整備されましたが、現在では役目を終えて稼働を停止しているため、これらの施設や老朽化が見受けられる池や小川、木製の橋等について撤去するものでございます。この辺は住宅街であることから、整備して芝を張り、健康遊具等を新設してリニューアルすることにより、地域の皆さんの憩いの場としてご利用いただきたいと考えているところです。親水公園については令和3年度に設計を行い、令和4年度に工事を実施して、2か年で整備をする予定でございます。 資料の3枚目については、それぞれの施設の現況写真となっておりますので、御覧いただければと思います。 次に、予算内容でございますが、委託料としまして1,549万9,000円となってございます。内訳としては、駅前ロータリー及び駅待合室の設計費としまして859万1,000円、市営駐車場の設計費としまして243万1,000円、親水公園の設計費としまして447万7,000円を計上してございます。 次に、工事請負費につきましては、市営駐車場の整備費で1,399万2,000円を計上しているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 駐車場、今回駅周辺、待合室から全部きれいにリフォームという形みたいなんですけれども、ここの鉾田駅周辺ですよね、ここというのは今回これだけきれいにやるというのに、前から要望があると思うのですけれども、エレベーターとかエスカレーターとか、そういうものも、何で今回やってくれなかったのかなというのが、ちょっと最初見たときあったんですけれども、最初にこのバリアフリー化にするのだったら、車椅子の人たちとか、そういう人のためにはエレベーターも一緒ではないかなと。何かバリアフリー化をすると言っても、その先が何もなってない、最終的にね、何もなっていないんではないかなと。そういったところもね、今回これ令和3年度設計で、令和4年、令和5年で工事全部終わるという工事組んでるんで、本当にここはエレベーターをつけられるように、今後この、今回は中を直して中でやってもらいたいなと思うんですけれども、先でね、どっちにしても今回これできないと思うんですけれども。 それと、公園なんですけれども、これ駅からこの公園まで結構あると思うんですけれども、今回バリアフリー化というのをうたってやっているみたいなんですけれども、駅から動線で真っすぐ行く中で、この中間がバリアフリーになってないと思うんですよ。やるんであれば、駅からこの公園までの間も、さっき言ったように点字ブロックやったりとか、車椅子が通れるように整備するとか、そういうのを含めた中でバリアフリー化と言うんじゃないかなと思うんですけれども、その点、部長どうですか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 今回の事業の中で、今回の事業が幅広く間口が広い事業で、様々に使えるというような事業でございます。そういう中で、バリアフリーというのは基本的には駅周辺を考えてございます。ちょっと離れた公園、今の公園、500メートル、もっと離れているかもしれませんけれども、ここについては、ではバリアフリーと一体的なのかというと、そういう考えでございませんで、あくまでもいろんなメニューが使えたもんですから、今公園としての役目を果たしていないここを再整備して憩える場にすると、別に考えていただけるとありがたいと思います。 あとは、駅周辺の部分はしっかりやっていかなくてはならないと思いますけれども、そういうふうにちょっと分けていると。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 別にと言われてしまうあれなんですけれども、だったらば駅は駅でやって、今回公園にも予算組んでますよね、これをだったら駅のほうの、もうちょっと駅を、さっき言ったようにエレベーターのお金がなければエスカレーターにするとか、そういった事業に。で、公園は来年度の事業としてまたやるとか。周辺整備事業となっているから、普通に考えれば動線ですよね、駅から公園までという。そこまでのことを言うのかなと思っていたんですけど、部長は別々だと言うんであれば、逆を言えば、では駅周辺だと駅だけを今回やってほしかったなと思うんですけれども、今後こういった事業がいろいろ出てくると思うんですけれども、こっちとこっちと別ではなくて、動線で結ぶような形で、でないと結局、コロナ禍で結局人が出歩けるようになれば、その間に今度コンビニエンスストアができたり、いろいろと商売している人たちの活性化にもなると思うのですよ。一番このバスのターミナルで、これ高速バスしかないから一番人が来ないと思うんですけれども、市としてももうちょっとここら辺を整備してもらって、普通の乗り合いバスが来られるようにしてほしいなと思うんですけれども、話を聞いていて要望しか言ってないような感じなのですけれども、取りあえず駅だけを進めてもらえるようなことでよろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 先ほど駅のほうのバリアフリーということで、エレベーター、エスカレーターの設置はどうなのかというご質問がございました。鹿島臨海鉄道株式会社のほうでも、今回のリニューアルに合わせまして、エレベーターのほうの設置も検討しているようでございますので、そちらにつきましては、政策企画の予算のほうで支援していくということにしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私のほうからも一言。 今土子議員がおっしゃることがエレベーターの件、これも大洗のほうでも設置すると、2基。その中で新鉾田駅前もその部分を訴えて、その部分については徐々に入ってきております。ただやはり駅に来ました。開業になりました、さあ高齢の方がホームに行くのにどうするのかという部分、多分土子議員のところにもそういう部分が、多くの方々から声が聞こえたんではないかなと、そういう部分で私のほうも、市のほうもそういう対応でいきたいということで、鹿島鉄道とも今後いろんなことを進めていきたいなと。 それとですね、今回私がいつも職員の皆さんにお話ししている交付金、補助金等があるだろうと、そういうのを見つけていろんな部分で事業展開しなさいよという部分で、こういう部分が今回目に見えてきたのかなということでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 答弁ありますか、建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 今回の事業、土地再生整備計画事業と言いますけれども、この事業、先ほど言いましたようにコンパクトシティーとか、そういうエリアを定めてですね、その中を集中的に土地整備をしていくというような事業でございまして、そういう面では、駅だけというともったいないと私は思う事業だと思う。ただそういうエリアの中、使えるエリアの中で、様々なものに使っていったほうが有効に活用できるんだろうというふうに思っているところです。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) すいませんけれども、今後ともそういうふうに計画を、これ部長のところではなくてね、都市計画課、いろいろあると思うんですけれども、そういった形で進めていってほしいなと思います。 これで私の質疑を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で土子勝也君の質疑を終了します。 暫時休憩いたします。                午前10時32分休憩                                                        午前10時33分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 亀山 彰君。          〔6番 亀山 彰君登壇〕 ◆6番(亀山彰君) おはようございます。議場、そしてモニター前の皆さん、傍聴ありがとうございます。議長に許可をいただきましたので、予算に関する質疑を行います。 質問の内容は分かりやすくするために、通告と質問順が違うところがあること、またさんて旬菜館事業については、昨日までの質問等で理解できましたので省略させていただきますので、ご理解のほどいただきます。 1項目め、飯名地区市有地土地利用活用事業について、事業の遅滞している理由を伺います。 2点目、公共交通網が貧弱な鉾田市民、特に運転免許を返納したお年寄りや子どもたちなど、交通弱者にとって待ち望んでいる今年10月から運行するデマンドタクシー市内全域運行の進捗について伺います。こちらも一般質問でもしておりますが、それについてお伺いいたします。5回にわたる事業者との協議内容を具体的に説明をお願いいたします。 3項目め、高齢者タクシー利用助成事業について、応急的な処置で行われているはずでしたが、一般質問での答弁で、継続していく旨の説明に聞こえました。事業内容と目的、趣旨を含めて今後の計画を伺います。 4項目め、保育幼児教育再編整備推進事業について、来年度旭地区には認定こども園が開園をいたします。それに伴い保留児童が大幅に改善されると予測されますが、来年度の保留児童の推移を伺います。 クリーンセンター維持管理事業の民間業務委託に向けた準備について伺います。 6点目、国道51号子生道路整備事業について、先ほど土子議員のほうに答弁がありましたが、私のほうからは同じような質問をしておりましたが、3か年で買収ということ、また予算が233万円で、これは残業代ですよと、で、6名の職員を配置する。6名の配置をするに当たってですね、その予算をどこから充てるのか。 また、霞ヶ関に問い合わせたところ、審議官といろいろお話をすることができました。本来であればこういった国道の事業は関東整備局が行い、常陸工事事務所が発注するというのが通例であります。しかし、今回鉾田は鉾田市の職員が買収すると、先ほどそのお金はどこから出てくるのかというお話を聞きましたが、職員の給料も全部国が賄ってくれるのでしょうか。その6人、これだけ職員がやめている中で、その6人の確保が本当にできるのでしょうか。そして何よりこの予算は、昨年国土強靱化加速化で内閣のほうで決まりまして、さきの衆議院の補正予算で可決され、今度参議院でも今可決されようとしている15兆円の5か年計画の予算でやるというふうに私は伺っております。この5か年計画の加速化の給付金のお金は、3年間で事業を計画して5年以内に使う、繰り越ししても6年で終わりにしなければならない、そういった予算であります。国道51号、6年間で、この予算で本当に終わるのか、市の職員が用地買収をしてこの事業ができるのか。 先ほども申しましたが、本来であれば、普通であれば、この近県、また国道51号、大洋地区もそうでしたし、今常磐自動車道の石岡スマートインターチェンジから茨城空港までの間、弾丸道路が県のほうでやっておりますが、あの買収もやはり民間に委託して買収して、1年間で買収したという実績があります。通常であればそういったところを使うのに、あえて市の職員がやるということ、ここになぜそういった経緯になったのかについて、これは政治的力が必要だと先ほど発言しましたので、政治的力のある岸田市長にしっかり答弁お願いしたいと思います。 7項目め、消防施設整備事業について、防火水槽整備について伺います。 8項目め、子どもの輝く未来創造事業について、事業内容について伺います。 9点目、統合小学校通学路整備事業について、橋りょう及び舗装工事事業を伺います。 10点目、旭中学校区統合小学校整備事業について、事業計画、進捗状況をお伺いいたします。 11項目め、イングリッシュキャンプ事業について、事業内容について伺います。 12項目め、社会教育複合施設事業について、工事の進捗状況、事業内容について伺います。 以上、12項目を伺います。一般質問と違い、1項目3回までの質問機会しか我々議員はいただいておりません。昨日の教育関連の質問のように、はぐらかすような答弁はおやめください。あのようなことがこの質問でも起こるのであれば、今後議会としてしっかり協議いたしまして、時間、質問回数無制限での質問に切り替える、そういったことも考えなければいけなくなるように思います。執行部の皆さん、最後の方もいるかと思います。先輩たちを見習うのではなく、後輩たちのためにも、最後ぐらい先輩らしく簡単明瞭、分かりやすい答弁をお願いいたします。 再質問は質問席で行います。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君の質疑に対し答弁を願います。 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、お答えしたいと思います。 飯名地区が市有地利活用事業が遅れた理由についてでございますが、昨年基本構想、基本計画策定業務に関わる委託契約を締結した時期におきまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、基本構想検討委員会の開催が、当初予定していました時期より大分遅れてしまいました。また、基本構想を策定するに当たりまして、飯名地区の市有地が市の貴重な財産であることから、提言を基にしまして有効な利活用を見出すために時間を費やしてしまったこと、基本構想の策定が予定よりも遅れてしまったということが原因となっております。 昨日の令和2年度の補正におきまして、予算のほうの繰越しのほうをお認めいただきましたので、今後基本計画検討委員会を開催しながら、基本計画のほうを速やかに策定できるように進めてまいりたいと思いますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) コロナ、コロナとコロナのせいにばかりはできないと思うんですよね。しっかり、特に政策企画課のほうは、再々言ってますけれども、一番最初にこういった設備をして、また遠隔での会議もできる準備をしてやるはずが、今頃やってるということだから、会議も何もできないで進まなかった。しかし、そういった言い訳じゃないと思うんですよね、この構想に関しては。担当職員も含めて、もうできているのに表に出せなかったという話も聞いております。何でこんなに遅らせているのか、誰かが故意に遅らせていたんではないかなというふうに感じております。これも担当者が一生懸命やっていたと思いますね。誰かがあんまり急いでやるなと、部長がブレーキ踏んでたかどうか分かりませんけれども、そういったことがあったのかどうか。 また、今計画を繰り越ししたので、構想はできたので計画をやると。この計画いつまでにやる計画なんですか。もう半年以上遅れている事業ですから、しっかりですね、飯名地区、私はもともとここにやるという話は、今の計画は反対はしましたけれども、議会で認めたことですので、しっかりそれは続けていただきたい。きちんとした計画をしていただきたい。そのためにはやっぱりスケジュールもしっかりしていただかないと、何かこう、誰かの都合のいいように、秋過ぎて、来年の今ごろようやく計画ができましたなんていうことになると、これまで一生懸命働いている、このために時間を費やしている職員、そして地域の皆さん、市民の皆さんに大変申し訳ないと思います。非常にこの飯名地区の問題は二転三転した問題です。この計画時期、まずそこをはっきりしていただくこと、そしてまさかと思いますが、そういって遅らせるために妨害している人がいたかどうか、そこについてお伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 先ほども申し上げましたけれども、その提言を基にしまして有効な利活用策、それを見出すのに時間を費やしてしまったということで、そこはご理解いただきたいと思います。 それと、いつまでに計画のほうを策定していくのかということでございますが、事務局サイドでは9月までに、できれば策定はスケジュールを組んでやっていきたいということは考えております。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 9月までに、もう構想ができてるわけですから、基本計画はそんなに時間かからないと思います。これはしっかり市長お約束いただいて、9月までにはきちんと指針を出していただきたい。市長、答弁お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今度ですね、検討委員会のほうも第1回メンバーが決まって間もなくやるわけですけれども、先ほど部長が言った予定どおりやっていきたいと思います。以上です。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長、次、お願いします。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、2点目のご質問にお答えしたいと思います。 公共交通の新規事業全般についてということでございますが、公共交通対策事業における令和3年度の新規事業は、鉾田市地域公共交通会議に対するデマンド型乗り合いタクシーの市内全域運行などに関わる負担金及び鹿島臨海鉄道株式会社に対する大洗鹿島線利用環境改善等整備事業費補助金となってございます。 まず、初めに、鉾田市地域公共交通会議に対する負担金でございますが、デマンド型乗り合いタクシーにつきましては、これまで大洋地区で福祉施策として実施しておりましたが、市内全域運行に合わせまして、利用者の年齢制限をなくし、公共交通施策として交通会議が運行主体となり実施していくことを予定しております。令和3年度の負担金の内容としましては、主にデマンド型乗り合いタクシーに関わる運行業務や予約センターの構築、運営業務等の経費及び公共交通会議の運営費でございます。その経費から運賃収入や国庫補助金などを除いた額を市が負担することとしております。 また、現在の案としましては、市内全域運行につきましては、令和3年10月を予定しておりますので、4月から9月までに大洋地区の現行の乗り合い自動車、10月からは全域統合して運行開始したいと考えております。そのために予算としましては、大洋地区における現行の組合事業の予算と全域運行の予算、両方を計上させていただいておるところでございます。 それと、5回と言いましたが、協議は事業者のほうと4回しております。その内容でございますけれども、まず今回参加していただける事業者が何社いるか、それと運行台数ですかね、そちらのほうを協議しております。あとは法的にどうなのかという、そういう内容についても事業者のほうと調整する会議のほうを行ったというのが4回の内容でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 全域に向けて進めているということで、まずちょっと長くなるが、先に大洗鹿島線の件なのですが、不足に補助する、毎年のことなんですが、先ほど土子議員の答弁の中でも、エレベーターのことも今回の改修について検討するということですので、ぜひですね、大洗ではもう設計も発注して工事も行っています。非常にですね、前々からお話があって、一般質問でもいろんな方がしております。実現できるようにしっかり支援していただきたい。子どもたちも含めお年寄りも、大動脈になりました大洗鹿島線がなくなってしまうとなると、鉾田の公共交通網は非常に苦しくなってしまうので、しっかり支援していただきたいなと思います。 デマンドの件なんですが、今部長の答弁で高齢者とくくりをつけずに、子どもたちも乗れる、一般の人も乗れるというデマンドバスについて、これはすばらしいことだと思うのです。これ今非常に、今後は国からの補助金もなくなってくる子どもたちのスクールバス、これも非常な今後鉾田市にとっては負担になってくると思うのです、今無償化で行っていますので。その子どもたち、朝晩の送り迎えも含めたことも含めて、運行を拡大していただければなというふうに考えます。 もう一点、今業者の皆さんからいろんな情報を聞いて協議をしているということなんですが、鉾田ですとスクールバスも含めてそうだったんですが、常に入札ということで、安定運行をするためには入札だけが一つではないと思うのですよね。仮に勝手な話で、私の提言ですけれども、ハード面、バスとかそういったものは市が購入して、マイクロバスも含めてですね、購入して、運営自体は民間、そして鉾田市内の業者の方々に組合を作っていただいて、組合で運行してもらうと、安定的な運行ができるのかなというふうにも考えますので、今のスクールバスを見ると、以前にも一般質問しましたが、非常に料金に見合わない古いバスを使っている業者さんもたくさんいます。これは経営の判断ですので、我々がとやかく言うことではありませんが、あまりにも子どもたちが惨めな思いをしているんではないかなということを危惧しております。 これからつくるデマンドバス、ドアが自動ではなかったりとか、体の悪い方がいます。お年寄りなんかが登るのに、乗り降りが非常に乗りづらい古いバスを使うんではなくてですね、そういった子どもたち、お年寄りが乗りやすいきれいなバスで運行していただくと、経営負担をなくすためにも、市のほうできちんと購入して定期的に交換していく、こういった工夫も一つの市民サービスになると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) デマンドのご質問をお答えする前に、ちょっと私ほかの答弁を忘れてましたので、そこを追加させていただきたいと思います。すみません。 大洗鹿島線利用環境改善等整備事業費補助金についてでございます。鹿島臨海鉄道株式会社が実施しますバリアフリー施設整備などの利用環境を改善する事業、主に新鉾田駅のエレベーター設置に対する市の補助金でございます。補助金額につきましては、鹿島臨海鉄道が要望しております国庫補助金を除きまして、そのほかを市が支援するということで今回予算のほうは計上させていただいております。今回の事業につきましては、設計費ということでお伺いはしております。 それと、先ほどのデマンドのご質問でございますけれども、こちらにつきましては、いろいろ課題はまだまだあると思います。これいろいろ協議している中でも、私たち事務局で見えない部分もございますので、いずれにしましても、公共交通会議の中でもこのような話はさせていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) それでは、3点目の高齢者タクシー利用助成事業についてご答弁申し上げたいと思います。変更内容については一般質問で答弁したとおりですので、省略させていただきたいと思います。 先ほどご質問がありました継続するのかどうかということでございます。一般質問の中では、継続するんであれば政策転換が必要だろうというような考えを述べさせていただきましたが、これいずれにしても、議員も交通会議のメンバーでございますので、実施するときは臨時的な、暫定的な3年間の措置というようなことで開始した事業でございます。当然廃止するにしろ、継続にするにしろ、公共交通会議の中で決定をしていかなければならないというふうに考えてございます。もし仮にですね、継続する場合は、やはり政策転換が必要であって、デマンドタクシーとの競合で、お互いに取り合うというのは、これ避けなければならないと考えてございますので、例えば政策転換で、この前一例を挙げさせていただきましたが、免許返納を対象者に限定的にやる。これはある意味、交通安全対策としてやっていくというような視点に立つとか、どうあるべきかというのは、公共交通担当部署である政策企画部、あるいは交通安全対策担当の総務部、そういったところで協議して、一つの方向性を見出して、公共交通会議の中で議論をいただかなければならないことだと考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) ありがとうございます。本当に今部長が言ったとおり、縦割りばかり考えてなくて、やはり横でしっかりつながっていただいて協議していただきたい。この大洗鹿島線の事業もそうだと思うんですよね。建設課だけでなくまちづくりがやると、これは非常に庁内各部でやるということですばらしいことだと思いますので、これを進めていただきたい。そして、何といっても、今券を使っている方々は非常に便利だと思うのです。デマンドの数倍便利ですので、これがなくなると、何でなくなってしまうんだという、市民の方は理解できないと思うんですよね。だからそこを政策転換するのであれば、きちんと理解していく。3年間限定でやりましたけれども、なかなか使っている方々はそれを理解しない。そして今度デマンドをやるので、タクシー助成券について不満のあった旭地区だったり、北中学区地区の方々は、その代わりにしたんだなというふうに、そこはスムーズに行くと思いますけれども、今使っている方々にどう手当てしていくか、そこは本当に福祉関連だけではなくてですね、まちづくりも含めて、総務も含めて、しっかり横のつながりでやっていただければと思います。 では、次、お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) それでは、ご答弁申し上げます。 議員ご指摘の旭保育園の認定こども園化の改善された点を含めまして、保留児童の推移の予想についてご答弁申し上げます。令和2年度につきましては、年度当初4月入所選考後の保留児童は23名でございました。待機児童は2名でございます。年度末の3月の入所判定選考会の中では保留児童が52名に膨らんでいると、また待機児童につきましても3名となってございます。これらは年度途中の申込みによるものでございます。令和3年度の申込みにつきましては、4月の選考会の中で保留児童は2名でございます。待機児童はいないという状況でございます。昨年度のと比較して、保留児童がほぼ解消された背景には、旭保育園の認定こども園化があると考えております。 内容を申し上げますと、令和3年度の入所選考会の当初にですね、申請におきまして、旭保育園の保育園枠希望者が定員11名、これを超過していたところの現状がございました。この11名が保育園枠から幼稚園枠へ移行していただいたということで、状況が変わったんでございますが、保留児童を解消することができたということでございます。 認定こども園という同一事業所の中での変更でございますから、場所や環境、保育時間など、ほぼ同じ内容で保育サービスが提供できることから、保護者、父兄の方の希望に沿った保育の提供が可能となったことによると思われます。 令和3年度におきましても、年度途中の申込みを勘案した場合ですね、年度末までには鉾田地区、旭地区ですか、の児童から40名程度の保留児童は想定する必要があると思ってございます。同時にですね、令和4年度の保留児童は20名程度を想定してございますが、大半は鉾田地区、大洋地区となってございます。公立の保育園が認定こども園化すればですね、保留児童の受け皿として活用できますことから、令和4年度の保留児童は回収できると考えてございます。 なお、令和5年度以降につきましては、保留児童はなくなるものと想定してございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 説明ありがとうございました。旭地区で旭保育園さんが認定こども園化していただいて、一旦は保留児童は減るということです。これなかなか、民間がこの少子化の中、投資して始めるということは非常に大変な思いだと思います。本当に旭保育園の園長はじめ皆様方には敬意を表すところであります。しかしですね、今旭保育園ができて、認定こども園ができて、ゼロに近い数にはなりますが、今の説明ですと、年度末には40名近い、特に大洋地区、そして鉾田地区から保留児童がまた出ると。今子どもは年間200人ぐらいしか生まれていないというふうに聞いております。非常に少子化が進んでいる中ですね、本当に少子化が進んでいるのに、なぜ子どもが保留児童になってしまうのか、待機児童が出てしまうのか、非常にこのジレンマ、私も議員になってからつくづく感じております。それを解消するためにですね、公立を民間が恐らく、私のこれは勝手な想像ですが、子どもが減っていく中で、民間が設備投資をするのには非常にリスクがある。人を確保するのにはリスクがある。だからなかなか民間の皆さん、そういった形で増員できないのかなというふうに私は想像しています。ならば、本当に要は、簡単に言えばもうからないのですよね。もうかれば民間がやると思うんです。もうからないことはしっかり公共が、公の場で市が運営していかなければ私はいけないのかなと、実際に鉾田市の宝である子どもたち、その保護者が困っているのが現状です。前にもお話ししましたが、それが原因の一つで離婚して横浜に帰った家庭もあります。やはり早期にですね、認定こども園化、公立化はするしかないのかなと思います。 その中でお伺いいたします。非常に鉾田市のこの山王台の地で保育園をつくるとなると、鉾田市内の、特にこの近くのですね、利害関係が大きくかかる鉾田南小学区の民間の保育園の皆さんがいろいろご心配するかと思います。この辺との協議はどのように進めて、どのようにご理解いただいているのか、そこについてお伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) やはり問題となるのは、その民間の保育園等の対応だと思います。これまでも園長会議等を開催しながら、認定こども園の設置につきましてご理解をいただいてきているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 民の圧迫になってはいけないと思いますし、ただ目的は待機児童、これの解消ですので、進めていただければなと思います。民間の圧迫はなかなかできないという中で、新しく今度認定こども園を、3つを1つにすると、私の聞いている範囲では、幼稚園のほうが定員がかなり割れているので、人員的に児童数に対して余裕はあるというふうには聞いておりますが、人員的に余裕があるのかどうか、余裕がなければ新規でまた採用しなくてはいけないと思うんですが、今後採用するとなると、どんどんこれから少子化が進むので、非常に厳しいとは思いますが、先ほど言ったようにもうからないことをやるのが市役所の仕事だと思いますので、しっかりその手当てもしていただきたい。 次の質問なんですが、子どもが減っていった場合、これからどんどん少子化が進んでいくと、これ進まないように我々がしっかり政策を打っていかなければいけないんですが、しかしどんどん減っていった場合ですね、この認定こども園、民間の事業をやはり圧迫するのも、これは公としてよくないことだと私は思っています。親方日の丸の市役所が、認定こども園を延々続けていくのは果たして本当なのかなという疑問があります。これ仮の話ですが、認定こども園化にして運営して保留児童が減り、だけど申し訳ないですけれども、なかなか子どもが増えないと。実際のところ民営を圧迫しているような形になったときに、この認定こども園、どのようにするように考えているのか、これは政策企画課でも考えていることだと思うんですが、その辺についてどのように考えているか、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) まず、1点目、人員ですか、職員の人員につきましては、今鉾田幼稚園、第一保育所を統合させて実施していこうという考えでございますので、そちらの人員的には正職と会計年度職員ですか、そのまま継続していけるような形、または手のかかる子ども、これに対しましては人員を増やす可能性がございますので、そちらも検討していかなければならないと考えてございます。 また、今少子化の影響で、民間のほうで十分な形になってくれば認定こども園をどうするのかというところでございますが、やはり民間で預かれない子どももたくさんございます。そちらのほうも含めた手当てをしていかなければならないですし、規模もやはり若干は縮小していかなければならないのかなと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) ぜひですね、民間とそしてまた本当になかなか民間で預かれない子どもさんがいるのも現状です。それもしっかり公でケアしていかなければいけないと思いますので、事業の推進をお願いいたします。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 10分間休憩します。                午前11時07分休憩                                                        午前11時18分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 続きまして、クリーンセンターの維持管理料についてご答弁申し上げます。 まず、この民間委託の経緯なんですけれども、今クリーンセンターの現業職員8名でやっておりますけれども、再任用と正規職員が混じった形になっていまして、このうち1人が令和4年度に65歳になって退職することから、施設の運営のためには新たに技士を補充しなければいけないと、こういった状況がございます。ただクリーンセンターについては、皆さんご承知のとおり大洗との広域ごみ処理体制が令和9年度からスタートしますので、令和8年度までの利用を想定しております。このためこの4年から8年の5年間のためだけに新しく技士を雇用するというのは難しい状況になります。このためクリーンセンターの施設のうちですね、可燃物処理施設について令和8年度まで運転業務を民間に委託して、ごみ処理業務が円滑に継続できるようにしたいと、このように考えております。 令和3年度については、この準備ということですけれども、委託業者をまず選定しまして、1か月間の委託の予算を計上しておりますので、その1か月間しっかりと現場で引継ぎを行いまして、令和4年度当初から運転業務の委託が適切に実施していきたいと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 令和4年度から正式に稼働するということで、クリーンセンター、非常に人員が足りない、非常に大変な話をいろいろ聞いております。それで市の職員も昨年残念なことになったこともございます。非常に働く環境があまりよくない話を聞いておりますので、民間に当たるところ、先ほどあった9年度から新しい炉が始まりますので、それまでの間ですね、しっかり運営できるように、その技士が足りないのではなくて、全体的な人員も足りないというお話を聞いておりますので、その辺もしっかりですね、調査いただいて、配置をしていただきたい。人が足りないのは重々分かっておりますが、そこはぜひ努力していただきたいと思います。 次の質問お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) それでは、ご答弁申し上げます。3点ほどあったかなというふうに思います。 まず、1点目の人件費6名分、これがどのようになっているかというようなことでございますが、先ほどお話ししましたとおり、1億円の事業を消化して、357万5,000円というのが国から入ってくるお金でございます。それ以外の分については、市のほうで対応しなくてはならないというところでございます。 それから、2点目の5、6年、スケジュールどおり終わらなければ、国のほうの予算関係もどうなのかというようなことでございますけれども、国のほうからはいつまでにというお話もされてございませんし、その辺の予算的な問題が難しいというような話も聞いておりませんので、比較的スムーズにいけるのではないかというように感じているところでございます。 それから、3点目でございますけれども、3点目については、国道51号の鉾田市区域においてですね、子生地区を除きおおむね拡幅が完了してございます。そういう意味では子生地区が大変狭隘で、いつ事故が起きても分からないような状態、危険な状態となっているところでございます。このような危険な状態を一日でも早く解消したいという思いが強かったわけでございます。早急に進めるには、やはり用地の手当てが一番重要でございまして、国からもその辺をちゃんとやってくれないと、早くいかないよというようなアドバイスも受けているというところでございまして、このようなことで一番近道である市の職員による対応が一番いいという判断から、今回の形に至ったというところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 予算は心配ないというお話ですが、先ほどもちょっと申し上げた、これ今の予算委員会で、参議院で配られた資料であります。今回のこのお金は多分交通ネットワーク・ライフラインを維持し、国民経済・生活を支えるための対策ということで、国費で6,470億円、事業費として1兆43億円、これを5年間でやりますよという説明が国会でなされております。この中の予算の取り合いだと思うんですね。これ私があくまで個人的に聞いている話ですので、3年以内に買収のめどが立たなければ、なかなかこの予算は使えませんよというように聞いています。部長は、上のほうは出してくれると、本当に危険な箇所で、旭地区にとっては本当に念願のことであります。であるからして、しっかりやっていただきたい。計画が途中で頓挫して、20年も30年も先になるのは非常に嫌であります。 再々言っているとおり、市の職員がやったほうがいいという、国土交通省で言っていると言いますが、国の事業で買収を市がやるなんていうことは前代未聞だと思うんですよね。本当にそのように言われたんですか。地元がしっかりできるということで、私は一日でも早い解決を願っておりますので、そこはしっかり国のほうから言われたことでありますから、市長のほうからもですね、しっかり答弁をお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まずですね、多分このネットで議会を傍聴している方、何の話をしているのかなという部分が入ってくると。まずですね、私が国のほう、県、いろいろな部分でお話ししているのは、やはりこの国道51号、300キロ、この中でやはり水戸から千葉までの中で一番狭隘、そして一番早くやってもらいたい部分は、鉾田市の子生地区ですよというお話ししました。そして、亀山議員ご存じのライオンズの同士であります前区長であります根本昭さん、この方と話して、また地元の方の多くの方々が一日も早く大洋地区の汲上が拡張になったんだから、ぜひともですね、道路を曲げないで真っすぐ通して拡張してほしいという思いで、根本さんも、地権者約70名の方の同意をもらい、また現在の区長も頑張り、また市民の皆様方の賛同を得まして、皆さんの同意を得て昨年の10月ですかね、数回にわたりまして地元説明会をして、その中で現場に行きますと、やはり皆さんの声が本当にですね、今までこのような道路の状況で皆さんの声が、私の前から、後ろから、横から、下から突き上げてくることはないんです。 そういう部分で、私は国のほうの関係者と話をした。先ほどの部分は、どうすれば一番早くこの子生地区の国道51号が拡張できるのかなというところ、やはり本来なら10年、15年、20年かかるような状況、大洋地区におきましても、15年から20年かかると聞いています。それは亀山議員さんが職業柄一番分かっているのかなという思いです。そうしたならば、ぜひとも私も市長として、そして市民の声を反映させるために、ならば市のほうで協力して。では私のほうも協力しますよと、どうすればいいんですかと。例えば用地買収のほう、本来なら国がやる、そして先ほど亀山議員がおっしゃった民間委託、私のほうは先ほどの思いが、何とかしたい、何とかしてあげたいという思いがあったんで、その部分については市のほうで協力しますよというような状況でなってきた状況です。 だから、今までの国道51号の思い、そして私もあそこを何とかしたいと、多くの方の期待に応えたいと、先ほど土子議員も、本当に心から私のほうにそれは押し上げてきてくれたのではないかなと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) ご説明ありがとうございます。そこが大変私も抜けていたので申し訳なかったんですが、本当に思いは同じですよ、あそこは本当に狭隘で危険な箇所ですから、一日も早く、特にまた前区長さんとは、私もそのときからいろいろお話をしていますので、それはもちろん同じですが、私が心配しているのは、本当にこれだけ人員が足りない騒ぎしている中で、しっかり人を充ててできるのか、幾ら地元が協力する。今の旭小学校地区もそうではないですか、皆さん協力しますよと判子をいただいても、実際買収に応じてもらえるかどうか分からない状態でいるのは、なかなかこれは難しい問題だと思うんですよ。総論賛成各論反対になってしまって、これがずるずるいったときに、この決断をした皆さんはその頃いなくなってしまうのですよ、非常に無責任なことをされてやられると、後々せっかく……地元はもう大喝采です。喜んでいる。私も一日も早く開通したい。だからあえてこそこういう質問をさせていただいています。しっかりですね、覚悟を決めて、異例中の異例をやるわけですから、そこはしっかり行っていただきたい、その願いです。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 分かりました。特に鉾田市議会も18名中8名の方が旭地区から出ております。そういう方がですね、多分親戚の方、友達等々関係者がいると思います。そういう部分も皆様方、ここにいる、議長含めまして18名の議員の皆様方も、その辺を含めて協力いただけるように市民の方にもお願いをします。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 防火水槽修繕、撤去工事についてご答弁申し上げます。 防火水槽につきましては、主に分団から要望を受けて修繕の対応をするものと、地権者からの要望を受けて、撤去するための経費を計上してございます。特に地権者からの防火水槽の撤去要望については、防火水槽設置場所に新たに家を建てる、倉庫を建てるなど、急な要望を受けて、早急な対応を迫られることから、あらかじめ見込みの金額を計上するものとしてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 見込みの金額といいますのは、今回防火水槽予算、ついてませんよね。非常に私は危惧しているんですよ。上下水道部長もおられますけれども、鉾田市内の水道本管150パイ以上の路線どのぐらいありますか、消火栓として使える、消火栓幾つついていますか、元署長ですから詳しいと思いますけれども。消火栓ついたから大丈夫というわけではないと思うんですよね。75だったり、100の本管で消火栓をつけている箇所もあるようです。実際火事が起きたときに、1栓はそれだったら出ますけれども、2栓、3栓いったら水が出ない、開発行為でも150パイ以下の消火栓は消火栓と認められておりません。 そういった中で、しっかり防火水槽の管理もしなくてはいけないと思います。今部長がおっしゃるとおりですね、移動してほしいとか、そういった意見ありますが、その地域の現状によって、別な場所に設置するとかしていかないと、撤去してくれと言ったから撤去しましたと、消火栓があるからいいだろうという問題ではないと思うんです。これはしっかり水道部、水道局ともですね、協議して、先ほど土子議員からも国道51号にもしっかり水道管を入れたほうがいいんではないかというお話がありました。あの辺も住宅が密集しているところであります。後ろの枝道に細い水道管が入っています。消火栓がついておりません。火災が起きたときに、そのための消火栓ですから、その辺の整備、今回予算ゼロなんで、私はビックリして今回質問入れさせてもらったんです。 防火水槽をしっかり設置していかなければ、市民の安全は守れないと思うんですよね。この議会中にも、私の地元箕輪分団には新しい消防自動車が入れていただきました。残念ながらポンプ車ではなく可搬式です。納車された次の日に火災が発生いたしました。水源に入ろうと思っても、これまではうちの北小学区では、箕輪はポンプ車なので、2線延ばせるので、箕輪のポンプ車が水源に入ってやっています。今回も入ろうと思っても、可搬ですから水が足りない、あっという間に全焼という形になってしまいました。これは行政の責任、非常にあると思うのです。防火水槽の設置も含め、そういう消防の再編も。合併当初私は分団長でした。その当初から消防の統合、人員がいないというのは、区長さん方からも出ていました。今も同じ状況だと思います。欠員が非常に大きい。この人がいない中、設備も縮小して、本当に市民の安全を守れるのでしょうか、ここは市長に答えていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 暫時休憩します。                午前11時34分休憩                                                        午前11時34分開議 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 先ほどの防火水槽の撤去、当然、これあらかじめと申し上げました。実際撤去をする防火水槽が発生した時点には、当然議員がおっしゃられるように、実際防火水槽が必要かどうか、各分団と協議の上どうするかというのは当然決めていきます。ただ撤去してそれで終わりということは……          〔「違うでしょう、何で計画しないんだって、水道本管が細くて消火            栓になってないのがいっぱいあるのに、何で事業計画しないの、            防火水槽の新設することを。それを言っているの」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長(二重作勝君) 失礼しました。          〔「何で計画しないの」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 暫時休憩します。                午前11時35分休憩                                                        午前11時36分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 議員がおっしゃられるように、そのような計画、先ほど私が言ったようなことで考えて、そういう消火栓の位置とか、そういったもので防火水槽の整備を今後進める計画というのは、今のところございませんということでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 亀山議員、すみませんね、発言を制して。 まずですね、その辺も含めまして、やはり亀山議員が心配しているのは、実際に火災になったときの状況でしょうから、この辺も、今縦割りだったので横の状況で、やはり消防水利の基準とございますんで、その辺も含めまして検討、さらにしたいと思います。その中で消防団の編成の部分も今着々と、またご存じのとおり消防団または地区の区長様方からも要望が出ておりますんで、今消防団とのその話も進めているところでございます。以上です。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、子どもの輝く未来創造事業の事業内容についてご答弁申し上げます。 こちらの事業は、令和2年度に新型コロナウイルス感染症対策として、地方創生臨時交付金を活用した学びの保障支援事業で実施しました土曜スクールを、新規事業として計上するものでございます。令和2年度の土曜スクールにつきましては、市内4中学校の3年生を対象に、10月3日から2月27日まで実施をいたしました。回を追うごとに参加者は増え、最終的には221名、率にしまして55.52%の生徒が参加し、自主的に学習する姿を多く見ることができました。 また、鉾田市PTA連絡協議会と教育委員会との懇談会では、協議会の役員様から、土曜スクールについて令和3年度もぜひ続けてほしいとのご意見をいただきました。さらに、学校で行っている学校評価アンケートでは、保護者から、土曜スクールをやっていただきありがとうございましたというお礼の言葉も届いております。令和3年度は、中学校の新学習指導要領を全面実施となり、学びに向かう力の育成が重要とされ、自ら課題を設定し、解決する力と学ぶ意欲を高めることがうたわれております。 そこで、本事業を展開し、中学校3年生という進路決定の時期に、学びに向かう力の育成に寄与し、生徒が自分自身の輝く未来を自らの手で創造していく一助とするものでございます。具体的には、令和2年度と同様、10月から2月までの毎週土曜日の午前中に、大学生や社会人の指導員を各中学校に5名ずつ…… ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 非常に時間もないので、部長、同じ話、広報で主たる話は分かるんですが、私が言いたいのは、昨日と同じです。しっかり人の配置を計画的に行ってください。それをやっていただきたい。事業自体はすばらしいです、評価されているのもよく分かっておりますので。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、統合小学校通学路整備事業ですね、これの大洋小学校についてご答弁申し上げます。 大洋小学校に隣接する大洗鹿島線の跨線橋、幅員が狭いため、徒歩通学児童の安全対策として、歩道橋を含めて通学路を整備するものでございます。事業内容につきましては、大洋小学校…… ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) これ再三やっていますので、事業内容は分かっていますから、ただ何で教育委員会がこれを所管してやるのかが私は非情に不明です。今回の予算書でも金額が載っていないでしょう、建設課に入っていますよね。これ私が言いたいのは、実際のところ拡幅するんであれば、既存のところを、既存の端にですね、しっかり脇に新たな歩道橋をつけて、その道路自体も拡幅していくのが本来だと思います。それを教育委員会が、全然関係ない畑の中につけることが計画性が全くないということの指摘と、なぜ今年、今回の予算では建設課のほうに予算を計上するんで、これからはこの人道橋については建設課がやるのですよね。まさか教育委員会はやらないですよね。もう教育委員会は計画だけして、後は建設課がやるということだけお答えください。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 現在の予定では、教育委員会のほうで所管をして行ってまいると思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。
    ◆6番(亀山彰君) それがまやかしだと言うんです。徳宿と同じことをやっているでしょう。この事業も何で教育委員会が、こういう橋や道路の話をしているんだということで、前にも同僚議員から指摘されてると思います。同じごまかしをやっているのです。予算書の中では予算を小さく見せといて、ほかの課に投げているんです。実際は教育委員会がやるんでしょう。なぜそんなことやる必要があるのか、後ろめたい気持ちがあるからではないですか、だからそんなことするんではないですか、恥ずかしくてしようがない。 以上、次、お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長、次、お願いします。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、旭中学校区統合小学校整備事業についてご答弁申し上げます。 旭地区統合小学校整備事業につきましては、令和7年4月の開校に向けて検討委員会において意見を聴取し、基本計画を現在策定中でございます。事業計画につきましては、令和3年度に基本設計、流末排水設計、造成設計業務、用地取得などを行いまして、令和4年度に造成工事、流末排水工事等及び実施設計を進め、令和5年、6年度にかけて校舎等新築工事を実施、令和7年4月の開校を予定してございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 令和7年の開校、これはしっかり守っていただきたい。用地で難航するんであれば、用地変更も含めて考えて、これは一日たりとも遅れずにやっていただきたい、それが旭地区の願いであります。併せて、教育委員会が学校を造るんではなくて、これはまさに鉾田市のまちづくりですから、学校は。政策企画課が音頭を取ってやるのが本来だと思います。学校だけではなく周辺道路整備、今回のような後から橋を造る何だではなくてですね、スクールバスを使わないと運営できないんですから、道路のしっかりした安全整備を含めてやらないと、総合的に考えないとできないんです。これは市長、教育委員会ではなくて、政策企画課、もしくは建築に関し建設課がやるべきだと思うんですよね。全く分からない人たちがやっているから、たくさんのトラブルがこれまでも起きているんだと思います。ぜひその辺をお願いいたします。 もう時間もないんですので、次、お願いいたします。次のイングリッシュキャンプは、こちらについては私も何回か、何回かというか、うちの娘も行ってますし、知ってますけれども、部長、行ってないでしょう。ネットでちらっと見ただけでしょう、今回私の質問があったから。これ子どもたちが、大変失礼ですけれども、宿泊施設ですからね。果たして本当に英語の勉強をさせるためにここが適正かどうか、ここを選んだ、宿泊施設を選んだ皆様方のことを非常に不審に思います。本当に鉾田市の子どもたちのことを思って英語授業をやるために選んだのかどうか、非常に不思議です。ただやればいいなというやっつけ事業のように感じております。 12項目めの社会教育複合施設、これについて追加事業、入札はさんざん前にも言いました、追加のほうは入札も分けていただいて、分離発注して、不正があったように見えないようにしっかりやっていただきたい。もう12月に通って入札は済んでいると思いますが、どのように入札をやったのか、入札の時期、そちらについて、1億2,000万円の追加分ですね、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、お答え申し上げます。 この入札につきましてはですね、2月の25日に工事の入札審査会を行いまして、工事の開札が3月26日の開札を予定してございます。ただまだ…… ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 12月に通って、それで11月には工事はほぼ終わっていると、6,000万円の工事は。だから急いで発注しなくてはいけない、急いでやらなくてはいけないという話の1億2,000万円ですよね。それをまだ発注もしないで、騒がれないように議会が終わってから25日に開札をしようとしているんでしょう。これもまたまやかしですよ、ごまかしですよ。非常に入札審査会の、委員長、非常に何のことをやっているんですか。隠そう隠そうの一点張りではないですか、うやむやにしようと。これもまた1社ですよね、1億2,000万円一本で出すんですよね。 市長、皆さんの疑念をどんどん、どんどん膨らます。なぜこのようなまやかしをするのか、正々堂々と、うやむやにしないでやればいいではないですか。現場の職員は一生懸命汗をかいているんですよ、なぜその現場の職員に責任だけ押しつけてこういったことをしているんですか。この体質を変えないと、自浄能力も何もないんですから、今。この体質変えないと鉾田市はよくならないと私は思いますよ。いい予算でいい事業もたくさんあります。庁内全域でやっている事業もあるなと思います。何でこんなごまかしをやるんですかね、せめて開札、議会が終わった頃に合わせたように25日開札をやる。本当にがっかりですけれども。何か返答できます、副市長、市長、計画的なんでしょう、副市長、こんなに遅らせているのは何でですか。 ○議長(岩間勝栄君) 副市長。 ◎副市長(寺門利幸君) 私は審査会の立場でお話を申し上げますと、私は審査会としてですね、私は案件について審査するという立場でございますので、遅れてたという話では審査してございません。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 上がってこないから、私は知らない、これだけ議会で12月も騒いだのに、あなた何のためにここにいるんですか。行政のプロとして副市長、いるんではないですか。それで、下から上がってこないから何も分からない、冗談ではないですよ。では、部長が上げなかったんですね、入札を遅らせろと。だって我々には11月に工事終わってしまうから、追加やらないと開札間に合わないという話だったではない、そういう説明でしたよね。 ○議長(岩間勝栄君) 副市長。 ◎副市長(寺門利幸君) 私が承知しているのはですね、実際の工事は2月までかかったんだという話をご説明で受けてございます。以上です。 ◆6番(亀山彰君)  時間のほうは過ぎておりますけれども、本当に恥ずかしい執行部です。以上。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で亀山 彰君の質疑を終了します。 暫時休憩します。                午前11時49分休憩                                                        午前11時50分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、井川倫士君。          〔5番 井川倫士君登壇〕 ◆5番(井川倫士君) 皆様、こんにちは。議員番号5番井川倫士です。ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従いまして質疑をさせていただきます。 今回のですね、市政方針を確認したときというのは、2年連続で膨らむ予算に正直びっくりしました。長年の懸案事項についての予算措置、例えば先ほど来話が出ているエレベーターのことであったりとか、新鉾田駅のエレベーター設置のことであったりとか、あと旭地区で相当かなり課題となっております、養豚業の方が悪いというだけではないんですけれども、そういったにおいの問題についても、実験的ではありますが、予算措置がなされるなど、そういった長年の懸案事項の予算措置があるのは大変そこは評価したいと思います。ただですね、お金かければやはり何でもできるのが正直なところなんです。なので、何かをやめるということも、やっぱり考えなければいけないし、事業組替えというのも考えなければいけません。そんな中で今回はですね、全体に関わる予算の組み方を確認した上で、予算執行に関わる考え方を議論したいと思っております。 質問に入ります。1点目、予算編成過程における財源不足46億円の内訳についてお聞きしたいと思います。予算書、すみません、ちょっとページの指定が難しかったので、歳入部分しか書いてありませんが、全般にわたります。 (1)点目、市政方針の中ではですね、「予算編成過程において約46億円の財源不足が生じました。このため歳出においては徹底した経常経費の削減、必要性、緊急性を精査し、不要不急の事業を見送り、廃止を断行し、歳入のおいては特定財源の確保に努めるとともに、特定目的基金の有効活用を図り、予算収支の財源不足を解消しました。」とあります。具体的にですね、どのように46億円を解消したのか、その内容について説明を求めます。 (2)点目は、事業実施を見送り廃止したとあります。その事業内容、そして理由について説明を求めたいと思います。 大きな2点目は、庁内のデジタル化対応と押印廃止の取組についてです。予算書の中の小学校教育用コンピューター整備事業及び中学校教育用コンピューター整備事業が、それに当たる大きな要因になっていると思うんですけれども、今回行政のデジタル化を推進して、最少の人員で最大の効果を上げられるよう努めてまいりますとある中でですね、一方、別のページには、ICT導入に伴う急激な維持管理コスト、ちょっといろいろ中あるんですけれども、増加しておりますということで書かれております。ちょっと一見矛盾する内容かなと、コストを下げるというような言い方をしているのに、逆にICTの導入でコストが上がるというふうな内容となっておりますので、今回の内示会ではですね、特にコンピューター整備事業以外の事業に関する内容が分かりませんでした。なので、今回予算増加の大きな要因、ICTに絡む増加の要因等、小学校教育用コンピューター整備事業及び中学校教育用コンピューター整備事業がその要因であるのか、確認したいと思います。 小さな(2)点目ですけれども、行政のデジタル化推進の具体的な事業名及び事業内容を示していただきたいと思います。また、その中で押印廃止に関する、デジタル庁が今創られるということで話がありますけれども、その市の方針も合わせて示していただきたいと思います。 大きな3点目は、農業用廃プラスチック処理対策及び広域ごみ処理場設置事業についてです。(1)点目、持続的農業確立推進事業の中には、前年度比で当初予算が3,700万円ほど増加しております。その要因について説明を求めます。 (2)点目として、農業用廃プラスチック処理対策については、令和2年12月定例会の私の一般質問の中でですね、国の法改正並びに処理場の施設費などの川上対策についての提案をさせていただきました。今回の農業用プラスチック対策協議会の負担金の拠出だけでは当座しのぎ、しばらくのしのぎしかできません。かなり多くの、数多くの農業の方たちから廃プラスチックの費用の負担が重くなったということで、かなり悲痛な叫びを聞いております。単なる資金提供だけではなく、処理事業者の育成など、抜本的な対策協議を行う予定なのか、確認させてください。 (3)点目です。鉾田・大洗広域事務組合では、焼却施設については、自治体での一般ごみが対象となっていると思われます。広い用地を鑑みれば、民間での併設型による農業用廃プラスチック処理施設、その誘致も可能であると考えます。こういった課題について検討する予定があるのか、お聞きしたいと思います。 4点目、高齢者サロン活動についてです。以前よりですね、後期高齢者事業及び国民健康保険でこういった事業をやっていただきたいと言っていたので、大変ありがたい内容ではあるんですけれども、今回市政方針の中でも、住民主体のサロン活動において、保健事業と介護予防を一体的に実施しますとあります。予算書の中で該当事業についてきちんと示すところの、事業の詳細をお聞きしたいと思います。 大きな5点目です。公共交通対策と新鉾田駅周辺リニューアル事業についてお聞きしたいと思います。これらについては先ほど同僚議員からそれぞれについて事業の説明はありましたので、財源の追加だけもう一度ちょっと答弁いただいて、それについての議論を深めていきたいと思います。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 午後1時まで休憩します。                午前11時57分休憩                                                        午後 1時00分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 井川倫士君の質疑に対し答弁願います。政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、1点目のご質問にお答えしたいと思います。 まず、ご説明の前に、財源不足を解消した過程等内訳を表にして示せということでございましたが、これにつきまして、ファイルにつづるほどのかなりの資料でございまして、なかなか表にしてご提示するのは難しいところがございますので、今回資料は提出できませんでしたので、そこはご了承いただきたいと思います。 それでは、1点目、お答えしたいと思います。まず初めに、予算編成過程の大まかな流れについてご説明申し上げたいと思います。毎年10月上旬に庁議決定をした予算編成方針を全部署に示し、経常的な経費を10月末までに財政課のほうへ提出させ、その後財政課において予算ヒアリングも実施しまして、最終的なヒアリングを経て経常経費を決定することとなっております。 次に、11月下旬までに政策的な経費、こちらサマーレビュー等の経費、あとは重点的な政策経費でございますけれども、これについて各部で調整したものを財政課に提出してもらい、1月5日頃市長、副市長のヒアリングを経て、緊急性、必要性、妥当性、財源の確保が見込めるかどうかなどを検討し、予算を固めてまいっているところでございます。市政方針にて市長が述べております約46億円の財源不足につきましては、本年1月4日の時点において経常経費を固め、政策的経費の予算要求を取りまとめました段階で、財源不足として46億円でございました。正確には45億6,410万3,000円の不足ということでございます。 財源不足を解消した過程につきましては、この市長、副市長ヒアリングにおいて、予算要求額の歳出の削減及び歳入の確保を図ってきたところでございます。ヒアリングは部ごとに事業の優先順位の高いほうから実施しまして、徹底的に議論し、事業の緊急性、必要性、妥当性を判断してきたところでございます。 ヒアリングの結果としまして、歳出では7億6,919万1,000円の減をご協力いただきまして、追加経費3億5,642万2,000円を見込み、歳入においては補助金、地方債、留保財源等の合計で25億3,971万3,000円を見込み、16億1,162万1,000円まで財源不足を圧縮してきたところでございます。そして、特定目的基金の活用及び財政調整基金の繰入れを行いまして、財源不足の最終的な解消を図った次第でございます。 なお、地方債については、昨年から年明けに発表された国の地方財政対策によりまして、緊急自然災害防止対策事業債、緊急しゅんせつ推進事業債、緊急防災減災事業債の延長及び公共施設等適正管理推進事業債の繰越しが可能となりましたことにより、7億6,940万円を見込むことができたところです。臨時財政対策債につきましても、国からコロナ禍による全国的な地方税収の減収から大幅な増額が示され、2億5,000万円を上積みすることができました。さらに、ヒアリングを実施する中で、充当可能で有利な地方債の検討を重ね、総額で約40億円の地方債を充当することとなったところでございます。 以上が46億円を解消した理由でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 議員サイドから読み解いていくと、財源がどれぐらい不足しているかというのは、基本的にはやはり基金の取り崩しが幾らになっているのかというのが一つの目安になると思うんです。今回で言うと、約16億円が不足しているというのがはっきり分かるわけです。もちろん単年度で建設関係の費用で今回だけしかかからない費用はあるとは思うんですけれども。 そうしていくと、やはり気になるのは、基金が鉾田市は潤沢にあるというふうな話もありますが、基金が本当にいつまでもつんだろうというのが一番気になるところなんです。そう考えたときに、この16億円ぐらい今不足しているわけですけれども、大型の事業がなくなった場合に、経常的にどの程度のやはり赤字があるのかというのが気になるんです。それってどの程度、予算の算出が難しいとは思うんですけれども、私は10億円程度は最低でも不足するのかなと思っているんですけれども、その辺りが検討とかされているのか、もしくは前提条件の設定が難しくて、なかなか出すことが難しいというのはあると思うんです。その辺りちょっとお聞かせください。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 議員おっしゃるように、なかなかこれは難しいところでございまして、財政調整基金以外の基金も今回繰り入れております。毎年繰り入れていますけれども、こちらは目的があって繰り入れているという解釈していただければと思うんですが、財政調整基金、こちらの繰入れにつきましては、当初ベースでいきますと、ここ何年かは10億円程度は当初で見込んでいるような状況でございます。これ決算等で仮に繰越し等が発生しないような状況になりますと、今現在の財政調整基金は令和2年度末で47億円ですので、単純にも10億円ずつ使えば四、五年ということになってしまうかなとは思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 仮にですよね、本当にこのままのペースで使っていった場合は、もしかすると四、五年でなくなってしまう可能性もゼロではないという話で、そんな可能性もあるわけです。かなりの衝撃的なやはり話だとは思うんですけれども、その中で今回いろいろな特定財源を見つけてきたのはすごくよく分かりました。というのが、私今回5年前の当初予算とかなり比較して実は見てみました。そのときに特定財源が相当増えているというのははっきり分かったんですね。これは職員の努力のたまものだと思います。一方ですね、やはり市債もかなり増えていまして、倍近くになっているというのが分かってきたんです。これはもちろん国からの補助もありますけど、一般財源から最終的に持ち出す部分も、最低でも2割から3割程度はありますので、これは将来的に公債費の金額としては結構膨らんでくるんだろうなというのは分かりました。 今回ちょっと目先を変えた質問で恐縮なんですけれども、今年の目玉事業というのは何なのというときに、予算に関する説明書とか、こういった内示会で示されたこういったものもあるんですけれども、特にこれ力をやっている事業、今年本当にこれやるんだという事業というのはどれになるんでしょうか、たくさんあるとは思うんですけれども。市長、どれになりますか。市長の中で、これは今年の目玉なんだと言いたい事業というのは。幾つかあると思うんですけど、あえて絞ってお答えいただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 目玉といいますと、ここ数年は人口減少対策ということで行っているのは、これは予算の目玉なのかなとは思います。それと、コロナ対策等も本年は考えていかなければならないと、新年度予算のほうにはそれほどまだ入っておりませんけれども、そういうことだと思います。あと子育ての関係等も入るのかなと思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) この議論は実は去年もしています。そのときも同じような回答でした。そのとき発言した内容は恐らく、そうは言いながらそんなに子育てのお金とか、人口減少対策にお金使ってないんではないですかと話をしたのが記憶にあります。多分今回に関しては、その中で言うと、基本的には認定こども園なのかなというふうにはなるんですけど、それ以外の話はあまり発展はないなというのが正直な感想です。次の答弁にも関わってくるとは思うんですけれども、やはり財源を見つけてくるだけではなくて、既存事業をやはりやめないと、新しい事業というのはできません。何度も繰り返して言いますけれども。だって、お金なくなってしまいますよ、これ本当に。今部長から話があったように、コロナの対策はこれから補正かかるんですよね。今定例会と言っているんで、今日実は議案の提出があるのかと思って、いつあるのですか、これ、先ほど今出たコロナの補正というのは。答えられますか、だってコロナの補正、今定例会中に提案すると私聞いていた記憶があるんですけど、いつ出てくるんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 国のほうが繰越し措置をされてますので、新年度ということでコロナ対策は行います。ただこの場で言っていいのかちょっと分かりませんが、出す予定ではおります。すみません。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) コロナ、大変な思いをしている方もいる中で、今この時点で出てこないって異常だと思います。だってスピードが重要なんですよ、本当に困ってるんだから。出てきてない。出てきてない中で、国からの数億円単位のお金の補助、交付税、交付金ありますけど、この現時点で16億円基金取り崩すと、さらに多分使うわけですよね。だからすごい心配なのです。なので、早く示してください。 では、次、答弁お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、2点目についてお答えしたいと思います。見送り、廃止した事業についてご答弁申し上げます。 まず、予算編成の基本としまして、スクラップ・アンド・ビルドを旨としまして、各課では予算要求を行っております。市町村の事業は義務的な経費や維持管理などの経常的に支出にしなければならない経費、また、国、県、市と法定負担割合が定められている事業、ハード事業についても建設が決定している経費が大半を占めており、さらに市独自施策の事業につきましても、一度始まった事業を廃止するものは非常に困難を極めているところでございます。こうした裁量の余地が少ない中で、財政的にいかに鉾田市の実情に沿った特色ある予算を編成するか、こちらにつきましては毎年所管、部署との折衝を経て、よりよい選択をしているところでございます。 令和3年につきましては、コロナ禍の収束の見通しが立たないこともありまして、鹿島灘海浜公園で行っておりました観光イベント開催事業、敬老長寿褒状事業における3会場での式典、中学生海外派遣事業を取りやめてございます。 見送った事業としましては、道路建設改良事業につきましては、財源のめどが立っておりません道路改良舗装工事を先送りし、財源の確保が見込める排水整備や河川維持補修工事、こちらへ切替えを行ってきたところでございます。また、消防施設整備事業につきましても、今後の消防団再編等の検討が整った段階で、計画的に整備していくということで今回整備したところでございます。そのほか各事業において細かな経費まで切り込み、調整を経て、経費の削減に取り組んできたところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 先ほどの1個目の質問で話に出たところによれば、結果的に削減できたのは4億円しかないわけですね、そうは言っても。やっぱり削減限界を感じるなと思いまして、特に先ほど事業を取りやめたという話があったんですけれども、観光イベントを、確かにコロナなんでできなかっただけなんではないかなと、中学生派遣事業は別の事業をやってますし、高齢者向けの式典も別の事業をやってます。結果的に削減になってないですよね、正直言って。なので、もっとやはり積極的にちょっと事例研究していかなければいけないと思うんです。今回この財源組替えでスクラップ・アンド・ビルド、選択と集中ですね。その件をちょっと中心に話していきたいんですけど、ぜひですね、まず何度もこれ言ってるんですけれども、千葉市を研究してください、まず。 千葉市の熊谷市長、前市長ですね、今県知事選に出ていますけど、彼は政令指定都市の中で財政危機宣言をして、たしか600億円削減しているんですね、借金だったと思うんですけど。彼の考え方はすごく取り入れられることが多くて、その件を今回いろんなところで話してきたいと思ってるんですけど、例えばの一例で言えば、ちょっと今回質問してないので、これだけまず1個言おうと思うんですけど。 彼は、待機児童、千葉市当時は多かったと、では解消しなければいけないと、認定こども園でも保育所を造りましょうと話しましたと、ところが人口減少の時代で高齢化が進むから、それを造ったときに当然将来的に空きになると、なので、彼はどう考えたかというと、老人ホームに最終的には転用可能なように施設設計をして建設をしていると。こういう考え方を取り入れる必要があるんですね。ただ先ほど別の同僚議員の質問では、公共的な預かり保育はしていかなければいけないので、それは縮小しますと、そこは分かるんですけど、ではその空いた施設どうするのというところが全然ないんですね、正直言って。なので、そういったことも今から考えていかなければいけないと思います。 これ金をどんどん使っていたときに、最短で本当に最悪のケースだと思うんですけど、四、五年で財政調整基金がなくなる可能性もあるという話がありました、一応一例としてですけどね。もし市長、これ財政調整基金がもしなくなったとき、市はどういう運営を迫られるか答えてください。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) これこそ財政調整基金がないと予算が組めないような状況にも陥ると思います。まず、経常経費のほうで目いっぱいになっていくのかなと思います。経常経費すらも、もしかしたら組めないというような事態も発生しますので、そういう場合には人件費を削減とか、そういうような状況も生まれるというふうになろうかなと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 多分大事なのは、そこから先なんですよね、それは誰でも想像つくので。そうなったときに市はどうなっているのかということを答えてください、市長。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まずですね、予算編成、またはいろんな基金、鉾田市の財産等鑑みながら、そういうことにならないように努力したいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 答えてないんですね、努力するのは当たり前なので、もしなった場合どうなのというのを話しているんで、なった場合どうなりますか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私はなると思いませんので考えていません。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) もう3回超えていますので、はっきり言うと、夕張になると、それがどういうことか、後でまた話したいと思います。 次、お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、デジタル化についてお答えしたいと思います。 行政のデジタル化につきましては、市政方針でも述べているように、最少の人数で効果を上げられるよう努めているところであり、令和3年度においても、次のご質問でも具体的には述べさせていただきますが、各種推進してまいりたいと考えております。 一方で、令和2年度導入いたしましたICT関連の維持管理経費が、新型コロナウイルス感染症対策と相まって一気に増加してきているところでございます。導入時は各種交付金、補助金、地方債などの特定財源により、市持ち出しは少額で済みましたが、その後の維持管理費については市の一般財源で対応しますので、経常経費は増加することになっていきます。 具体的に維持管理経費が増加した場合は、事業は議会のペーパーレス化運用事業、窓口キャッシュレス化導入事業、情報管理事業、小中学校教育用コンピューター整備事業などで、主に感染症対策を発端とする分散業務対応や小中学校のGIGAスクール構想の実現に関わる経費が増加しているところでございます。特に小中学校教育用コンピューター整備事業につきましては、議員ご指摘のとおり最大の増加の要因でありまして、令和2年度と比較しますと、約6,000万円の増加ということになっております。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 今の話ですと、私は小中学校のコンピューターの費用だけで6,000万円なのと、それだけなのかと思ったら、それ以外も大分増えてしまったということなので、ちょっと大丈夫なのかなという感じがするんですけれども、ちょっとコンピューターのことの話をしたいんですけれども、当市はですね、ウィンドウズパソコンを導入しました。県内の導入事例を見ていくと、私の調査では、クロームブック約5割、それ以上、そしてアイパットがその次で、最後がウィンドウズなんですね。これどういうことかというと、維持費がかさむからです、すごく毎年。だからなんです。ただ使い勝手とか、今の時代で言えばまだウィンドウズが主流でやっていますので、将来的なことで言えば、もしかしたらウィンドウズパソコンのほうが効果が高いのかもしれないですけど、維持費かさみます。 先ほど部長から答弁あったように、今回は国の事業だったので、導入コストは低かったという話がありましたけれども、今後のことを考えた場合、別の議員からも指摘がありましたけれども、次の更新時どうするのかということを考えていかなければいけないという話がありますよね。どうしてもうちの市というか、行政の仕組み上、担当がどんどん代わっていってしまうというのは、これ課題なわけです、どうしても。なので、ちょっとこれ担当の方は今大変な思いをされているとは思うんですけど、できればそのときに向けてシミュレーションをやはりしておいてほしいというのが本音です。その辺り教育長、教育部長か、すみません、政策企画部長、どちらでもいいんですけど、その辺のシミュレーションというのはどうしようと思っているのか、ちょっとお聞かせください。まだ先だから考えてないのかもしれないですけど。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 当然5年、またその先におきましては、更新の時期が来るということでは想定できるものと思っております。そういうことを想定しながら、今後どのようなふうに経費のほうを捻出したりしていくかというのは、やっぱり議員が言うように計画的に考えていかなければいけないというふうには思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 具体的な話がなかったのは、多分まだ考えられてない、大分先の話ですからね、考えられてないんだと思うのですけれども。ぜひですね、今この担当の方が多分一番詳しい状態だと思うんですね。なので、やっぱりこの人にある程度の大枠はシミュレーションしていていただいたほうがいいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 次の答弁お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 行政のデジタル化の推進に関わる事業についてご答弁申し上げたいと思います。 行政のデジタル化の推進につきましては、これまでも進めてまいりましたが、感染症対策によりその進みが加速しております。本市では令和2年度において議会ICT化事業、分散業務環境整備事業、受付管理システム導入事業、窓口キャッシュレス導入事業、公立小学校情報機器整備補助事業、小中学校コンピューター整備事業における教員用校務支援システムなどを積極的に導入してきたところでございます。 令和3年度におきましては、新たに議会ペーパーレス化運用事業をはじめ、会議録作成システム多言語ユニバーサル情報発信ツール導入、フリーWi―Fi環境充実、遠隔会議環境の整備、マイナンバーカード交付及び戸籍窓口支援用タブレット端末の導入、公立保育所に関わる保育システム、生活保護システム及び生活保護レセプト管理システム、長距離無線式捕獲パトロールシステムの導入、都市計画支援システムの全庁的活用、小中学生用体温管理アプリの導入などを行ってまいります。 個別の事業についてご説明したほうがよろしいですか……では、以上でございます。          〔「押印」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 押印廃止の件についてご答弁申し上げます。 今回総務省からは7月7日に地方公共団体における書面規制、押印、対面規制の見直しについて等通知が発出されたところでございます。これを受けまして、関係各課といいますか、総務部内で窓口業務を行っている課でございますが、そちらのほうで申請等の押印状況について内部で洗い出しをしているところでございます。今後、先ほど市の方針としましては、行政手続の簡素化、市民の利便性の向上、そういったものを目的としまして、押印見直しの方針を決定していきたいと思っております。その中では押印廃止で難しいもの、そういったものの洗い出し、そういったものになると思います。例で申し上げますと、契約書であったり、あと請求書、あとは法人が提出する書類、そういったものについて押印が難しいと、そういったところの整理をしていきたいと考えております。当然各市でも先行事例等ございますので、先行事例や各種情報の収集を図りまして、全庁挙げて取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) それぞれでそれぞれの部長に多分答弁いただくことになるので、それぞれにちょっと話していきたいんですけれども、多分話したばっかりなので、逆の順番で話ししようと思うんですけど。この押印廃止の事例については、特にペーパーレスとある程度セットになる部分があると思うんですけれども、これもですね、県庁のほうも先んじていますけれども、これも千葉市が多分研究するといいかなと。千葉市長はNTT出身の方で、かなり力を入れてこういうこともやっているはずなので、ちょっと研究していただければいいんですけれども。 押印廃止の件は、単純に廃止すればいいという話では私ないと思うんですね。その目的というのは、やはり仕事の仕方の見直しだと思うんですよ、本来的な意味で。そのときにやっぱり掲げる目的は3つあると思うのですね。先ほど部長から話ありましたけど、まず市民の手続上の負担を減らすということが第一義だと思うんですよね。これは庁内だけのものであれば、ある程度できる部分もあると思うんで、早めに先行して実施していただければと思います。2つ目が、市職員の手続上の負担を減らす。要は仕事を減らす。これをやらないとですね、新しい事業に取り組むための時間が生まれませんので、これが達成できなければ意味がないわけです。あとは、もう一つは文書管理等の手間を省いて、場所とか保管のコストとか、そういったものを減らしていくと、私が考える中でこれが一番メインなのかなと思っています。なので、仕事の仕方そのものを見直してもらいたいと思っていますので、先ほどの話では、ある程度のペーパーレスの検討で、ちょっと終わってしまっているような印象だったので、その点をちょっと確認したいと思います。 今度は政策企画部のほうなんですけれども、デジタル化なんですけど、私議場にパソコンを持ち込んでますけれども、ようやくうちの議会もパソコンが持ち込めるようになりました。これによって大分、ちょっと審議方法もどんどん変わってくると思うのですね。先ほどかなりの事業の数が、今年度デジタル化が進むという話があったのですけれども、この中で市独自のものというのはどれがあるのでしょうか。結構国のシステムをそのまま使うようなものも多いと思うんですけれども、この中で市独自にやるものというのはどれなのか。お答えいただけないのかもしれないのですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 議員がおっしゃられるように事務簡素化、そういった本当に念頭でございますが、まず、申請書、そういったものの洗い出しはしてます。ただネックなのが、委任状のそういった検討しなければならない。あと今申請書でも、行かなくてもご本人の証明、運転免許証であったり、そういった証明で済ませて、そういう申請書になってきております。そういった中で委任状であったり、そういったまず市民のサービスのところで課題なのはそういったところがあります。あと、事務手続上については、当然議員がおっしゃられるように逆に二度手間、三度手間にならないような形をとっているということです。 まず、今私の考えているのは、まず事務手続です。特に法律基準の戸籍法であったり、その中で押印が求められております。そういったものもございます。そういったものの洗い出し、国においても政令でそういう押印の廃止を改正してきてございますので、それで合わせて作業は進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 市独自の事業ということでございますが、長距離無線式捕獲パトロールシステムというのが今回ございまして、こちらは有害鳥獣の捕獲隊の見回りの労力削減、こちらを図る事業というふうに伺っております。それと都市計画の支援システム、こちらは全庁的に活用するものでございますけれども、こちらも都市計画図や道路台帳、防犯灯、下水道など、それぞれの課で持っているGISシステム、こちらを統合して活用するというような事業だと聞いております。そのほかにもございますが。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) GISは本格活用を進むってことですか。これはちょっと質問ではないんですけれども、多分前から本当はできるはずなんですが、あまり使いこなせてなかったのかなという印象があったので、ようやく進むのかなと期待しています。この今の政策企画部長のほうに質問した経緯というのは、これまでIT化を進めてほしいと言ってたんですけど、ちょっと一旦立ち止まるべきだなというところへ来てしまったので、ちょっとそれで実は質問します。 というのが、デジタル庁が新設される予定になっていまして、その方針の中で国が地方自治体のほうで使えるシステムを、共通のプラットホームをつくるとはっきり明言してるんですよね。ちょっと言い方は悪いんですけど、こういったITのシステム利用に関しては、鉾田市は最後発に近いレベルだと思います。だから、やろうとすると幾らでもできてしまうんですけど、ちょっとこの国の事業を待ってからやっぱり進めるべきだと思うんですよ。なので、この質問をしました。 だけれども、できることがあると、それは何かというと、先ほど話をさせていただいた仕事の仕方の見直し、これはやはり大事だと思うんです。先ほど総務部長は話したんですが、申請書の見直しとかそういったことも考えてるという話があると思うんですけれども、実際申請書も既にもう見直ししてもらってますよね。転出届とか、いろんな申請書が、1階の窓口に行ってこの前気づいたんですけど、いろんな帳票があったものが1つに、基本的に統一されてました。ああいうやはり見直しをすることで、かなり無駄が削減できると思うんです。さらに、一歩踏み込むのであれば、あれをスキャナーで取り込んで、自動的に文字に置き換えてくれるようなものに対応するとか、そういうことまで踏み込んでやはり考えてもらいたいと思います。なので、ぜひお願いします。 ちなみになんですけど、先ほど、この今の質問の中で冒頭にお話しした国の事業をやはり待つべきだと思うんですけれども、その辺りの方針というのは多分政策企画部長が担当だと思うんですけれども、その辺りは全庁的に共有できているのかどうか、ちょっと確認させてください。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 先ほど私の方から申し上げたのは、今回の国のほうの政策の中には入っていないのかなとは思いますが、ただ国のほうでも国会のほうにいろいろデジタル関係のことで、デジタル庁の創設のことで提案されているようでございます。その中身でガバメントクラウドとかというようなことを今後やっていくんだというような話は伺っております。鉾田市としましても、そのデジタル庁がどのようなふうに今後進捗していくとかというのが、はっきりまだ提示もされておりませんので、鉾田市においては、令和3年度においては国の動向を、どのようになっていくかということを調査するということで、費用のほうも実はつけておりませんし、担当部署もはっきりというか、やるところはおおむねは決めておりますが、どういうふうに進めるということはまだ決めておらないところでございます。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 続きまして、3点目、廃プラスチックの件についてご答弁申し上げます。 1点目、予算の増加理由ですけれども、ご承知のとおり農業用の廃プラスチックの処分につきましては、従来海外、特に中国に輸出してリサイクル処理を行ってきたという販路があったんですけれども、中国政府により輸出禁止措置等によりまして、国内での処理に必要となる経費が増加しているような状況でございます。これに加えて、こういう中国の輸出していた業者なんだと思うんですけれども、無料回収を実施していた民間業者が回収を行わなくなったというようなのも農家から聞いています。これによるものかちょっと、ちゃんと因果関係を分析したわけではないんですけれども、市が実施する回収における塩化ビニールの搬入量が、昨年度、令和元年度と比べて4.5倍になってます。急激に回収量が増えております。さらに、来年度からはメロンとかに使う緑マルチ、この回収の枠がですね、今POということでやっているんですけれども、粗悪品に変更になります。これに伴いまして、農家の負担だけではなくて市の負担も増えるというような状況があり、このような状況になっているということでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 4.5倍というのに衝撃が、正直ありました。ある農家の方に話していくと、何か回収している場所が渋滞が起きているという話を聞いてはいたんです。前からこんな話があったんですが、さらに悪化しているような言い方をされていたので、2つあるんですけれども、それまず1つ聞きたいと思います。渋滞解消の方策というのは何か考えているのかどうか、これ考えないと本当に近隣の住民の人たちに迷惑になってしまうような状況だと聞いているので、その点ちょっと確認したいのと、もう一つがですね、この処理の費用というのが、この前の話では、農家の方と自治体の補助と、この2つぐらいしかないという話なんですよね。そうすると、私これやっぱり普通の製品だとおかしいのは、メーカーの負担とか、卸売の負担というのがないんですかね。これ求めていかないといけないようなレベルまで来ていると思うんですよ。このまま行くと、農家の方の負担も当然増えるし、市も恒常的に費用がどんどん膨らんでしまうという状況になりかねないと思うんですね。なので、その2つを聞きたいんですけれども。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) まず、1点目の渋滞、これ大変ご迷惑をおかけしております。この回収に当たっては重さをはからなくてはいけないので、台貫がある場所でやれるというのが、ちょっとその要件になってきます、回収場所の。そうなると、市内にそういうのがあるところというのは、農協の集荷場くらいしかないので、なかなか回収場所を増やすというのは物理的に難しいかなと思ってます。なので、誘導したいけど、やってますけど、もうちょっとそういった意味ではなかなか難しいところはあります。ただ予約制というのもなかなか数が数でございますので、ちょっと難しいかなと思っていて、ちょっと我々もですね、いろいろ思案しているところでございます。 2点目なんですけれども、メーカーのそういった負担、こういう容器リサイクル法みたいのがありますけれども、そういったものに関してその枠組みはこちらにはございません。当然そういう声もありますけれども、鉾田市だけでなかなか取り組める状況でもございません。鉾田市で売る分については、卸売価格に廃プラスチックの処理負担を乗っけますよというと、その小売価格が上がってしまうので、そうなると、では水戸市に買いに行くかとか、そうなってしまっても意味がないので、ちょっとそこら辺は国内全体で取り組むべき話かなというふうに思っております。法制度とかそういったものも準備した上でということですね。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) これコメントだけにして、次に行きます。答弁をいただきたいのですけれども。なので、やっぱり農業の先進地である鉾田市がリーダーシップを取って、こういう事業の要望活動をしていかないといけないという話なんです、まさしく。渋滞の解消なんですけれども、ちょっとすみません、素人考えになって恐縮なんですけど、例えばやるとすれば、土日はクリーンセンターのごみの受入れ基本やってないので、そこを使うという方法だってあると思うんです。あそこだったら重量はかるの簡単ですし、基本的に。なので、そういった工夫をぜひ考えていただければと思います。 2個目の答弁お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 2点目でございます。議員のご指摘については、廃プラスチックの処理費の高騰、これが市の財政と農家の経営に負担になっているということだと思います。この原因なんですけれども、大きく2つあると思っています。1つは、先ほど申し上げた中国に輸出ができなかったことで、需要と供給にまず不均衡、アンバランスが生じているということです。もう一つは、農家サイドの反応が強いのは、これまでただで回収してきたという人がいたということですね、これはこの市の回収については、県のスキームにのっとって適正なリサイクルをするということで進めておるんですけれども、そのスキームがちょっとぐちゃぐちゃになってしまった状態で、業者が手を引いてしまったと、そういった状況もありますので、根本としては処理業者を育成するというよりは、この需要とマーケットですね、需要と供給のこのぐちゃぐちゃした状態をどうにかしないと、根本的な解決は難しいのではないかなというふうに思っています。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) そうなんですけど、政府のこれ仕事なんで、ここで本当は議論すべき内容ではないのかもしれませんけれども、基本的に国の方策というのは規制と予算づけなんですね。この両面が国の責任で、まさしく今の話ではないですか。マーケットを育成するためには規制を変えるという話です。だから法律を変えるという話。そして、事業者育成、もしかしたら結果的にはなると思うんですけれども、これも予算づけなんです。なので、こういったことをやっぱりやっていただきたいと思います。 では、具体的に鉾田市でできそうなことということで、3番目の大洗のごみ処理施設でのそういった誘致活動をしてもいいんではないかということがあるので、その辺についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 時間ないので、簡単に申し上げます。大洗とのということで具体的なご提言をちょうだいしていますけれども、ここは大洗と鉾田市で、地元のご了解も得ながら枠組みを手続きに沿って、かちっかちっと進めてきたところでございます。これに加えてそういう産業廃棄物処理施設を造るとなると、この今まで進めてきた手続をもう一回最初からやり直すことになると思いますので、地域住民との説明とか、そういったことがまた必要になってくると思っていますし、理解も当然得なければいけないと思っています。それに加えて、この廃棄物の処理施設については、今県の枠組みに乗っかって処理していて、円滑な処理はできている状況でございますので、あえて当市に処理施設を誘致するほど、状況が逼迫しているかということではないのかなというふうには考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 確かに地元の裁量が必要というのはかなりのハードルだとは思います。ただこういった視点で考えていかないと、農家の負担も当然増えて、持続可能な農業地域ではなくなってしまうということがあります。市の負担も増えていってしまう。もし仮に、仮にですよね、ここで地元の同意が得られて、ここに設置ができるようだったら、そもそも運搬費も減りますから、その処理費用だって当然減りますよね。これ誰にとってもプラスなわけです。なので、こういった方策をぜひ考えていただきたいということで提示しているだけです。これ必ずやってくれという話ではないので、これで終わりにしたいと思います。 次に、高齢者サロンの件、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) それでは、保健事業と関係部の一体的な健康サポート事業についてご答弁申し上げたいと思います。予算書で行きますと334、335ページでございます。後期高齢者医療特別会計のほうの予算となってございます。よろしいでしょうか。 これ流れとしましては、これまで保健事業と言いますと、国民健康保険、全高齢者74歳まで、生活習慣病の予防とかというのを保健事業者が中心となってやっていって、それで74歳で切れてしまうということで、今度後期高齢者の部分でも、保健事業として介護予防を一体的に推進するというようなのが国の方針で示されてございます。この財源的には国が4分の3、それと後期高齢者広域連合が4分の1を負担すると、補助上限額、委託料上限額として、専任の職員の配置費用ということで580万円、それと事業を実施するに当たっての非正規職員、例えば歯科衛生士さんとか、あとはドクターとか看護師さんとか、そういった場合ですね、そういった人のための人件費として300万円、事務費が50万円というような委託の条件がございます。その委託を受けまして、令和3年度から実施していきたいというものでございます。 具体的には、国で示されているのは、通いの場、高齢者が身近に通える場で、フレイルといいますか介護状態を予防する上で必要な3項目、口腔、栄養、運動、そういったものを実施していくというもので介護予防につなげていくという内容でございます。具体的に申し上げますと、それぞれのそういった専門の、専任の歯科衛生士さん、あるいは栄養士、理学療養士、運動作業療法士、そういった方々を頼んで通いの場、具体的には高齢者サロンでそういった教室等を継続的に開催し、あるいは血液検査、あとはKDBデータを活用して、そういった状態の確認、あとは本人への気づき、そういったものを実践していくというもので、来年度については4つのサロンをモデル地区に指定しまして、事業を展開していきたいというものがこの予算づけでございます。 それとは別にですね、今後市の健診と合わせまして、15項目のそのフレイルを確認するためのアンケート調査を75歳以上の対象の方に健診に合わせて実施いたします。それと、KDB健康管理のデータ等を組み合わせて、フレイル状態にあるような方の把握に努めまして、そういったのを個別支援、要は具体的に申し上げますと、訪問等を実施して、そういった指導も行ってまいりたいというふうに考えてございます。これはその予算づけはないんですが、市の保健師、あるいは管理栄養士等が実際訪問して歩いていくと、そういったことも考えてございます。そういう意味で福祉保健部3課、健康増進課、介護保険課、保険年金課、3課で連携して事業を進めていきたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 本当に自分が、これありがたい事業でして、自分としては。もう議員になったときから多分話をしていたことがようやく実現できて、多分本当に部長が陣頭指揮を取ってやった再編、庁内再編の結果なのかなと思って、ようやくこの3つの部署が連携できるということで。何度も話ししてるんですけど、国民健康保険事業、これは後期高齢者事業ですけど、これ予算引っ張れるわけですよね、今おっしゃったように、4分の3出るという話なので、ぜひこういったことを取り組んでいただきたいんです。こういったこともやっていくことで、市の事業で独自にやったものを、全部これは予算引っ張ってこれるのですね。だから、こういったものが特定財源になってくると思います。この金額でいえばね、小さい金額でしかないかもしれないですけど、ぜひ頑張ってください。 すみません、次お願いします。ちょっと時間がなくなってきたんで。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、公共交通のほうのお話をさせていただきたいと思いますが、先ほど財源のみでよろしいというお話でしたので、財源を中心にご答弁申し上げます。 初めに、鉾田地域公共交通会議に対する負担金でございますが、主にデマンド乗合型タクシーに係る運行業務や予約センターの構築、運営業務等の経費及び交通会議の運営費として、運賃収入のほかに令和3年度については茨城県の公共交通空白地域解消支援事業費補助金を活用していく予定としております。令和4年度以降につきましては、国の補助金を活用する計画としております。 次に、大洗鹿島線利用環境改善等整備事業費補助金についてでございますが、鹿島臨海鉄道株式会社が実施するバリアフリーとしてのエレベーター設置に関する補助でございます。令和3年度は新鉾田駅エレベーター詳細設計、令和4年度は新鉾田エレベーターの設置工事、キャッシュレス決済機導入、新鉾田駅への翻訳用タブレット端末設置、無料Wi―Fi設置等を予定してございます。財源としましては、観光庁の観光振興事業費補助金を鹿島臨海鉄道株式会社が活用する予定となりまして、残りのほうを市が負担する、3分の2を市が負担するということになっております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) ちょっと安心したのが、公共交通のほうが県からのもので500万円しかなくて、ほとんど一財を投入するという形になっていると、それが実は気になって話したんですね。新鉾田駅のほうは、結構国、県の事業の費用も引っ張ってこれているんですけど、この国の事業では、これ今の時点ですけど、5,600万円の費用かかるという見通しになっておりますが、来年度以降に関してはどのぐらいの費用が国に持ってもらえそうな可能性があるんですかね。というのが結局これ今、今年はしようがないと思うんですけれども、大洋地区で中心になっている高齢者タクシーか、高齢者のやつが、それだけでも1,400万円かかっています。これ統合されるとは思うんですけれども、これも一財でやっていると、これを経常経費でずっと一財でやっていくと、やはりかなりの負担になるわけですよ。なのでちょっと聞いています。確認をお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 来年度以降、4年度以降のことだと思うんですけれども、そちらにつきましては、ちょっと公共交通会議等の会議の中で少しお示ししてからお話しさせていただきたいと思いますので、今回はご了承いただきたいと思います。
    ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) 先ほど、この質問も締めなので、ちょっと冒頭の話をもう一度持ち出したいと思うんですけれども、スクラップ・アンド・ビルドをやっていかないと財源がもたないという話をしました。これは数千万円の金額なのであれなんですけれども、千葉市がこの高齢者事業に結構大きな手を打ったのですね。どういったことをやったかというと、千葉市では敬老祝い金みたいなものを、要はばらまきですよね、簡単に言えば。ばらまき的なものをやってたんですよ、千葉市は。でも財政が立ち行かないので、それやめました。だけどやめた財源をそのままそっくりなくしたという話ではなくて、それ以外のもっと効果の高い高齢者向けの事業に振り替えたんですね。そういったことをやっていかなければいけないわけです。だからうちもほかの、この公共交通というのは、特に高齢者の方たちにとっては、大変死活問題の生活に直結するようなもので、こういった人口が少ない自治体ではですね、民間でやっていくことは不可能なわけですね。ある程度自治体がやっていかなければいけない。だけど金がかかるということなんで、ほかの高齢者事業で必要がないものをやっぱり見直していく必要があると思うんです。そういった見直しをやっぱり考えてもらいたいんです。 ほかには例えば給食のこと、異物混入もありますけど、給食が足らないという話もあります。そういうことであれば、バスを例えば無料にしているものを1人1,000円取って、その分市からの負担を1人500円、そっちから出しますというようなことがスクラップ・アンド・ビルドなんです。だけどうちはスクラップ、スクラップがなくて、ビルド、ビルド、ビルドなんですよ。ちなみに私無料化は反対しましたからね。なので、そういったことをやっていかなければいけないんです。市長、そういったスクラップ・アンド・ビルドの畳むところ、どうしていくんですか、これから。どういう考えでいるのか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今ですね、井川議員のほうからいろんなお話ありました。その中でやはりケース・バイ・ケースの状況があるのかなと、その部分で私のほうもまた各部でいろんな部分で検討したいと思います。今日はいろんな部分、千葉市の例が大変出ましたので、いろんな先進的なものも含めまして検討したいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 井川倫士君。 ◆5番(井川倫士君) これは市長が大方針を示さなくてはできません。先ほど部長がこの質問の一番最初のところで言ったように、一度始めた事業ってやめられないんですよ。市長がこれはもう切るんだという判断をしないとできないんですね。それをやらないと夕張市みたいに本当になります。単純に人件費が削減されただけではなくて、市民サービスが落ちるんですよ。よく夕張市の事例を研究してもらって、本当にやらなければいけないことをやっぱり決断しないとだめです。それはリーダーの仕事です。そしてそれを市民に理解してもらうということまでやらなければいけない、それが大変な市長の責任だと思いますけれども、頑張っていただきたいので、よろしくお願いします。以上で終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 10分間休憩します。                午後 1時55分休憩                                                        午後 2時06分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、小沼 勝君。          〔8番 小沼 勝君登壇〕 ◆8番(小沼勝君) 8番小沼 勝です。傍聴席、そしてネット配信を御覧の皆さん、傍聴ありがとうございます。 それでは、通告に従い質疑をいたします。1番、へき地児童生徒援助費等補助金について、予算書ページ、へき地児童生徒援助費等補助金2,669万7,000円についてお尋ねいたします。前年度比4,535万5,000円に対し減額の理由について。2番目として、対象となる通学距離と対象人数についてお伺いいたします。また、スクールバス利用者の何%が補助金対象になるか、お伺いいたします。 2番目として、保育幼児教育再編整備推進事業、予算書117ページ、保育幼児教育再編整備推進事業7億957万5,000円の……まず、家屋工事等損害調査費用委託料はどのようなことなのか、公園設計業務委託料はどのようなものなのか、設計改修工事とあるが、どのようなことなのか、現在の進捗状況をお尋ねいたします。 予算書179ページ、市道維持補修工事9億2,627万7,000円についてお尋ねします。昨年は71路線の調査補修工事が予定されていたが、また、進捗状況は本年度どのような予定になっているか、公適債利用が本年度で終了するわけですが、内容についてお尋ねいたします。 4番目として、国道51号子生地区路線整備事業について、予算書183ページ、国道51号子生地区道路整備事業203万3,000円の内訳について、人件費だと思うが、内訳について職務内容、職員の携わる内容についてお尋ねいたします。 再質問は質問席でさせていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君の質疑に対して答弁を願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、1項目の1点目についてご答弁申し上げます。 へき地児童生徒援助費等補助金が、令和2年度4,535万5,000円から令和3年度2,669万7,000円と減額になった理由につきましては、鉾田北小学校スクールバス運行事業が、平成28年度から令和2年度までの5年が経過し、補助対象事業が終了したことによるものでございます。以上でございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎教育部長(小沼富男君) 2点目もご答弁申し上げます。補助対象となる通学距離等につきましては、通学距離が片道4キロ以上の児童となります。令和3年度は鉾田南小学校スクールバス運行事業が対象となり、240人程度を見込んでございます。また、利用者に対する補助対象児童の割合は、おおむね40%でございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 1点目の部分でそれ細かく質疑したから、細かく答えてもらったと思うんですけれども、このスクールバスの財源に充てていたというへき地児童生徒補助金等の助成金について、スクールバスの財源に使っていたと、しかし今度財源がなくなってきた部分、2,000万円も減ったという部分については、この後どのように考えていくか、またへき地児童生徒補助金等が小学校統合に伴い給付金が乏しくなる、なくなる場合の時点で、どのようにスクールバスの財源を確保するかをお尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) まず、1点目でございますが、当然財源的なものは減っていきます。この補助金に当たる財源というのは、今現時点ではこれに代わる補助メニューは見当たりません。補助期間の延長など、補助制度の拡充が図れるよう、関係機関に対して要望を行っていきたいと考えています。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 関係機関に引き続き要請をしていくということで、今のところ手当てが見つかってないといった場合に、スクールバスを利用する人と利用しない人、先ほど40%程度というような話を部長のほうから聞きましたが、やはり今後スクールバスにおいては、大洋地区、旭地区の部分で利用していきます。そういう中で、この財源確保がなければ、市の財政の圧迫につながるんではないかというようにも感じられます。先ほど同僚議員が、やはり少しでも保護者から負担をしてもらえるような形をとったらいかがではないかなというような話もされてましたが、今後そのような考えがあるのかどうか、市長、お尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) ただいまのご質問でございますが、その不足財源につきましては、当然交付税のほうでも若干の参入はございます。ただなくなった補助金的なものは戻ってきませんので、これについては引き続きですね、上の上部機関の関係機関のほうに要望したいというふうに考えています。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) それでは、答弁申し上げます。 私のほう、茨城県市長会のほうで、各種の要望等を取りまとめて国のほうに要望しているんですけど、鉾田市の場合は要望の中に、そのスクールバスの補助関係の部分をお願いしている、要望しております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 本当にね、要望していただいてる部分というのは感じられますんで、今後もぜひとも形になるような形で、やはりスクールバスを利用させるということを、無償ということは岸田市長が当選した当時から始まったことで、今後財政を圧迫するようなことがないように、ぜひとも要望を続けていっていただきたいと思います。以上です。次に移ってください。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) それでは、小沼議員のご質問の保育幼児教育再編整備推進事業、認定こども園の建設に係る工事費及び委託業務等でございます。これ一括してご説明させていただいてよろしいですか。          〔「そのままで……」と呼ぶ者あり〕 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) それでは、事業内容をそれぞれにご説明をさせていただきます。 まず、家屋等工事損害調査業務委託料でございます。こちらにつきましては、工程にあります既存プールの解体におきまして、プールの基礎コンクリートと墓地の擁壁が密接していることから、解体工事に伴います振動等の影響によりまして、墓石等が損傷する可能性がございます。工事の原因で損傷が発生すれば、その損害等につきましては補償する必要があるとされることから、工事着工前と工事完了後の状態を比較するために、想定されます墓地の範囲、8区画ございます。こちらの調査を実施するものでございます。委託業務に係ります経費は176万円を見込んでございます。 続きまして、変更修正設計業務委託料でございます。これまでは建設物のエネルギー消費性能向上に関する法律、こちらに基づき、床面積が2,000平方メートル未満の建築物であれば、簡易な届出で済んだものでしたが、令和3年4月1日から同法の改正法が施行されまして、床面積の下限が300平方メートルにされましたことから、詳細な設計とともにですね、第三者機関の審査が必要となり、新たに建築物エネルギー消費性能適合性判定業務、こちらを行うものでございます。認定こども園の床面積につきましては約1,400平方メートルでございます。また、業務に係ります経費は31万円を見込んでございます。 最後に、施設改修等の工事内訳でございますが、こちらは旧鉾田小学校の校庭側に認定こども園の建設を行うためのものでございます。既存のプールの解体工事、認定こども園の園舎建設工事、園庭の舗装工事などのほか、工事に係ります共通経費や消費税、工事の総額といたしまして6億8,414万5,000円を見込んでございます。 また、これら事業費の7億957万5,000円の財源といたしましては、予算に関する説明書の21ページにも記載してございます。まず、国費といたしまして、防衛施設周辺民生安定施設整備事業補助金、こちら1億6,840万3,000円、市債といたしまして、児童福祉施設整備事業債、こちら公適債と申し上げます公共施設等適正管理推進事業債、そちらが4億7,430万円、その他といたしまして、公共施設整備基金繰入金、こちら2,300万円、一般財源といたしまして4,387万2,000円を見込んでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 進捗状況というのは、俺言わなかったかな。今現在工事に関わる部分で、設計等も含めた部分なんですけれども、聞き取れなかったので。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) 申し訳ございません。設計業務のほうが完了ということでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) ちょっと聞き取れなかった部分があったので大変失礼しました。結局その家屋等工事損害調査費用ということで、委託料ということで、プールの側面に土砂、三光院との関係がありましたよね、その場所なのかなと。解体工事等を含めた部分に関して、隣にお墓等がありますよね。その部分ののり面の部分を言っているのかなというような解釈をしています。そして、その変更修正、また施設改修というのは理解できました。言葉だけではちょっと酌み取れない部分があったので、あえて文章化させて質問させていただきました。 そういう中で、この認定こども園の役割は理解いたしますけれども、やはり午前中に同僚議員も話しておりました。やはり待機保留児童を緩和するという部分では、ぜひとも必要な部分なのかなと思っております。しかしながら、再三にわたって、昨年から補正が組まれて否決になり、また今回も中身をあまり変えないで提出したということだとは思うんですが、まず1点目として、当面についてはこの幼稚園バス、今現在走らせているのが、最近鉾田でも走らせてるとは思うんですが、このバスを一部利用するのか、また駐車スペースはどのように考えているのか、そして現在の職員、非職員、幼稚園、第一保育所、第二保育所の流れで人数的に示していただきたい。認定こども園の規模、さっきスペースは分かりましたけれども、大きさ的な面積は、床面積は分かりましたけど、受入れの人数の規模と先生の配置の人数だけ確認させてください。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) それでは、1点、先ほどそのお墓のところなんですが、それにつきましては、現在あるプールの東側になりますので、土手のほうでなくて、プールに隣接した二高の駐車場側というような形でお願いしたいと思います。それとですね、送迎用のバスの利用ということでございますが、送迎はご家族で行っていただくような形を考えてございます。バスについては、もし使えるのであれば、例えば行事等のためにバスを使うことは考えていきたいと思います。 また、職員でございますが、職員数につきましては、まず第一保育所と幼稚園を統合させますので、そちらの職員枠ということで、現在勤務していただいている職員の数、それにもしかしたら、例えば民間で対応できない子どもたちのために若干増やす可能性があるということで、増員も考えなければならないというような形で考えてございます。先々ですね、第二保育所のほうにつきましては、5年後ぐらいをめどに統合を考えておりますので、現在の正規職員で対応していくことは可能と考えております。 あと、児童の枠につきましては、130名ということで考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 3回目なんで、ちょっと質問、長くさせていただきます。 まず、第二保育所に対しては5年後と、第一保育所、それと鉾田幼稚園に関しては、現在の職員等が認定こども園のほうに回る、教員として回るという形で受け止めはさせていただきます。受入れ規模が130名ということは、これバスを先ほど使わないというような話をしたところ、兄弟で認定こども園のほうに通った場合に、2人ぐらいなのかなと思いますけれども、130名というと、1名の方もいるでしょうから、7割から8割近くまで車の往来があるということですよね、単純計算でいけば。ということは、130名ということは、7割ということは、100台の車があそこに出入りをするという解釈になるんですけれども、それロータリー等を確保しながら車の出入りの安全確保をつくる方向でいるとは思うんですが、かなり危険性があるんではないかという部分、そしてこれ小学校時代からあそこの場所を借りていたということで、覚書書が出ているわけだと思います。その覚書書は岸田市長が三光院の住職と覚書を交わしたということだとは思うのですが、その覚書の内容は、私は手元に資料がないんで、内容についてはまた聞こうともしませんけど、長期にわたってお借りするということだと思うんです。 そういう中で、どうしてあそこの場所、三光院の場所でなければだめなんだと、市長も常々あそこから子どものにぎわいの声が聞きたいんだということも議場で話されましたけど、その100台もの車が往来する場所が、決して安全なのかという保障はどこにありますか、それが一番疑問だと思うんです。危険だ、危険だと皆さん声をそろえて言うのは、100台もの車が保護者が往来をする場所が、1日に200台になるわけです。そのほか一高、二高、南中学校、そして一般の往来する方、過日説明があった、さほど車の往来はないですよ、危険ではないですよと言った部分を検討しても、危険が避けられない部分というのは非常に大きいのではないですか、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) 車の安全対策ということで、こちらのほうといたしましては、今後ですね、校舎の解体のほうもお願いいたしまして、駐車場を造りまして安全対策をするわけですが、その100台がまず入っていくぐらいのスペースの駐車場というのは確保できるというように考えてございます。また、送迎の時間につきましても、時間帯が若干第1、第2で、児童によっては変わる時間がございますので、一度に100台という話にはならないと思いますので、安全対策、あそこの交通量につきましても、その時間帯、うちのほうで利用する時間帯につきまして道路の調査をさせていただいたところ、さほどの混雑もしないということで調査はしているところでございます。それで安全対策というような形にするしかないとは思うんですが、交通量も含めて安全には十分注意していく必要があると思いますので、あそこの、例えば二高生、一高生が路上で乗り下りするというようなところも改善を図りながら、安全対策に努めてまいりたいと考えてございます。 また、覚書につきましては、認定こども園を造るということで、長期的な覚書となってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 思いはたった1つ、あそこに認定こども園を造りたいということで、安全を確保しながら。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 3回終わったというような解釈をしていますんで、ただ単に聞いてもらうだけで結構です。先ほど同僚議員にも加配児について、アレルギー体質の子についても配慮できる認定こども園を造りたいということで、部長のほうから話がありましたけど、やはり加配児は、1人に対して1人かかるわけですよ、先生が。常にマンツーマンで見ていかなくてはならないという部分、また3歳児以降になれば、その加配児に対してはまた呼び名が変わるわけですけど、それは重々認識されていると思います。そういう中でやはり職員というのは常に命を預かるわけですから、まして駐車場も一緒です。また、そのロータリーができたから安全だと、ぜひともこの安全の部分に関しては揺るぎない部分を市長、確約をいただければ本当にありがたいとは思うんですけど、やはり質疑ということで取り扱ってもらえないんで、確約をいただければと思っております。 次の質問に移ってください。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 3項目めの市道維持補修事業の9億2,627万7,000円の中の工事請負費8億9,280万7,000円の内訳についてご説明をいたします。 まず、市内を4地区に分けて年間を通して行う道路等の維持補修工事に約9,900万円、入札等で個別に発注する道路等維持工事に約2,880万円、防災安全交付金を活用した路盤再生工事に約5,200万円、公共施設等適正管理推進事業債を活用した舗装打換え工事に約6億9,300万円、排水管清掃に約500万円、その他の工事として、道路等の草刈りや剪定に約1,500万円を計上しています。 ご質問の公適債ですね、公適債を活用した舗装打換え工事としましては、昨年の3月の定例会予算特別委員会の中で、令和3年度の事業期間までに市内全体で71路線、約70キロを予定しているとご答弁申し上げているところでございます。そういう中で令和2年度には、発注前に現地を確認した上で、29路線、約30キロを整備しており、令和3年度は昨年整備した29路線と重複している部分がございます。そういうことで59路線ということになっておりますが、合わせてこの59路線、約35キロを整備を予定しているところでございます。事業期間の期限となる令和3年度で計画した路線全てが完了するということで努めてまいりたいと考えています。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 公適債を利用した本当にすばらしい事業なのかなとは思うんですが、やはりこの順番、道路の工事の順番等含めた部分はどのように決めているのか、あと工事が本年度中、令和3年度中に完成するということで、やはり途中の経過中の部分の路線もまだまだあるということですが、この工事が確実に令和3年度中に実行できるのかどうかについて再度お尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) まず、工事の順番でございますけれども、今年度この6億9,300万円、これは今年というか、令和3年ですね、3年度一括して終わらせる計画でございますので、順番としては準備が整ったところからと、ある程度この間隔を置いてやんないと、一気にやるといろいろ交通上の問題も出ますんで、その辺はバランスとって年度内に完成させたいと。それと、この起債事業が来年いっぱいの事業というようなこともございますので、何とかこれは終わすようなスケジュール、段取りでやらなくてはいけないというふうに認識はしておるところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) やはりね、道路がよくなったと、ライフラインがよくなったという声も耳にします。そういう中でやはり道路の傷んだ部分というのは、誰しもが気をつけて走っても事故のもとになる、交通事故を起こさないように気をつけても事故のもとになる部分もあるのかなと、まして市内の道路が、午前中ですか、同僚議員が生活道路の部分でも質疑等をしておりましたけれども、やはり市内の道路の部分を今後も検討していただき、住みよいまちづくりに努めていただければありがたいと思っております。 次に移っていただきたい。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) それでは、4項目めの国道51号子生地区道路整備事業についてご答弁いたします。 初めに、予算書183ページの国道51号子生地区整備事業の203万3,000円の内訳ですけれども、用地交渉をする際の時間外手当、それと業務に必要な事務経費であり、ここに人件費は入ってございません。先ほどもご答弁申し上げてるように入ってございません。 次に、職務内容についてですが、用地取得に関わる業務を市職員が行うものでございます。これに基づいて売買契約等をいただき、手続が完了した地権者の方々に、国で用地費や物件補償費の支払いを行うこととなります。 市職員が具体的に携わる内容でございますが、3点ほど、まず1点目としては、土地所有者ごとの土地調書及び物件所有者ごとの物件調書の作成並びに当該調書に関わる土地等の権利者の確認事務、2点目として、土地取得等に伴う損失の補償に関して、土地等の権利者と行う交渉及び用地記録簿の作成事務、3点目として、用地交渉が妥結した土地等の権利者との間で締結する土地等の取得等に関する契約に関わる書類を作成する事務並びに土地等の権利者から署名、押印及び印鑑証明書の提出を求める事務ということになってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 午前中にも同じような説明をされてたのかなと思って、同じ質問なんで、それだけ旭地区の子生の国道51号については、深く興味があるのかなというような解釈を取っていただきたいと思います。そういう中で、大洋地区、国道51号改良工事ですか、汲上の。あの部分のときには、やはり行政区の携わり方が今回の携わり方と違ったと思うんですよ。どのように違うのか、それをお尋ねします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 大洋地区については、そのまま国土交通省が直轄で実施したものですから、お手伝いなどは、用地交渉とかしてたのかもしれませんが、人件費とかそういうものはございませんで、直轄でやっていたという認識でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 直轄でやっていたということは、国土交通省が自ら土地用地等の買収等も歩ったということで、今回は鉾田市役所職員がそれに携わる部分で、6名の方が職員が携わるというような説明も前段されていた部分もあると思うんですが、何でこんなにマンパワーが足りないと、常にこのコロナ禍でマンパワーが足りないんだと、ほかの部署では、全然マンパワーが足りないから人が足りないんだという中で、どうしてこの場所だけこうやって市役所職員が行くのか、6名の市役所職員、どのような職員、また再雇用の職員が行くのか、これは分かりません。その内容についてもお伺いいたしたいし、どのような方が携わるのか、職員の中の。 そして、この事業、やはり同僚議員も言ってましたけど、確実に期限内に安全を確保して進めていただきたいと。国道51号沿いで子生地区が一番狭いところなのだという部分を踏まえた中で、行政区の中で今回どうして、いま一度市長にお尋ねします。どうして市役所職員だけがこのような形でこの業務に当たるのか、私には理解できない部分があるので、いま一度お聞きかせ願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 先ほどもご答弁いたしましたので、同じことになってしまうと思いますけれども、狭隘で危険だということをいち早く改善するんだという強い思い、そういうことで早く進めるのには市でお手伝いをしなくてはならない、用地を取得しなくてはならない、そういう思いで……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 午前中ですね、亀山議員にもお答えしたとおり、まずですね、多分この質問に対しても旭地区に住まいの小沼議員ですから、多分市長とこの事業についてはしっかりやれよということは言われているのかなと、そして職員の部分につきましては、鉾田市のほうでその部分について市のほうで協力しますよと、そうすると、スピード感を増すというような状況でございましたので、今マンパワーが足りないという状況でございますけれども、こちらは重点的にやりたいという思いでやってると思います。深いご理解をお願いいたします。特に小沼議員の力強いご支援を賜りますようお願いいたします。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 3回質問したんで、以上で質問のほうを終了させていただきます。ぜひともマンパワーでよろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で小沼 勝君の質疑を終了します。 暫時休憩します。                午後 2時45分休憩                                                        午後 2時47分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、高野 衛君。          〔18番 高野 衛君登壇〕 ◆18番(高野衛君) 日本共産党の高野 衛です。令和3年度予算について質問いたします。 1番目、市税についてお尋ねいたします。市税は市民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税、入湯税の5つの市税によって構成され、令和3年度は鉾田市の予算の収入の245億円の中で49億9,470万3,000円、収入に占める割合は20.3%となり、鉾田市の収入の大きな柱となっています。前年対比で見ると、何と1.3%の減収、金額では6,509万3,000円の大幅な減少となっています。コロナ禍の影響による市税の減少をどう算定したのか、お尋ねいたします。 2つ目、農林水産業費、新規事業である新規就農者支援事業、後継者の育成にも使用する政策と思います。予算額200万円となっておりますが、事業の内容についてお尋ねいたします。 3番目は、道路維持費、道路新設改良費についてであります。市民の生活にとってインフラの整備は欠かすことができず、インフラの中でも特に道路や排水整備は特に市民からの要望が多く出されております。道路維持補修事業、生活道路整備事業、道路新設改良事業が提案されております。路線の数、改修工事の箇所数、4メートル未満道路の舗装の箇所の数についてお尋ねいたします。 4番目、新鉾田駅周辺再整備事業であります。老朽化する新鉾田駅周辺のロータリー、駅の待合室、市営駐車場などの再整備をすると説明されております。事業の内容についてお尋ねいたします。 5番目、飯名地区市有地の利活用事業についてであります。鉾田市にとって大きな課題の事業であり、また市民も注目している事業であります。令和3年度におきましては基本計画の策定業務委託となっております。策定委員の構成、策定時期並びに議会や市民への説明の予定の時期についてお尋ねいたします。 6番目は、耐震改修促進事業、予算額311万2,000円についてであります。大地震が予想されている中で、市民の命、安全を守る事業として大変重要と考えます。耐震改修診断補助、耐震改修補助、危険ブロック塀等の撤去の補助の内容、国や県、市の財源の内訳についてお尋ねいたします。 7番目は、国民健康保険特別会計の予算についてであります。令和3年度において、保険税1億1,300万円の減、支出では保険給付費が1億300万円の減、さらに茨城県に納める事業納付金は1億3,000万円の減となっております。それらの理由及び保険税の引下げを予定しているのでしょうか、新型コロナウイルス感染症の蔓延の中で、資格証明書並びに短期保険証の発行についての対応についてお伺いいたします。 8番目、後期高齢者医療特別会計の予算についてであります。保険税は前年比2,062万9,000円増の予算となっております。保険税の引上げを予定をしているのか、保険税増収の理由についてお尋ねいたします。 9番目は、介護保険特別会計についてであります。保険料については前年対比5,942万1,000円の増の予算であり、昨日保険税の引上げが行われました。引上げによる影響額につきましてお尋ねいたします。 10番目は企業会計、水道事業会計についてであります。収益的支出は前年対比で3,428万8,000円、給水収益は令和3年度は6億3,789万7,000円、前年度よりも3,372万5,000円増の増収となっております。料金引上げ内容の予算であるのか、その点をお伺いいたします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(岩間勝栄君) 10分間休憩します。                午後 2時53分休憩                                                        午後 3時04分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 執行部に申し上げます。同様の質問への答弁で重複するものについては、簡単明瞭にお願いします。 高野 衛君の質疑に対して答弁願います。総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 市税の算定に当たりましてご答弁申し上げます。 まず、背景でございます。昨年の12月に国で発表しました令和3年度地方財政計画の地方税収入見込みでは、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞などにより、市町村税で5.4%減を見込んでいる状況でございます。また、内閣府が2月15日に発表しました2020年の国内総生産GDPの速報値では、同様に経済活動の縮小、物価変動を除く、実質で前年比4.8%減となり、リーマンショック後の5.7%減に次ぎ、2番目の悪化幅となっている状況でございます。このような状況の中、まず個人市民税につきましても、経済悪化に伴う給与所得の減少を見込み、3%の減を見込んでございます。 次に、法人税でございます。法人市民税でございますが、まず法人税割の税割額の変更が9.7%から6.0%に変更がございました。それによる影響と、先ほど企業業績の悪化を反映して11.6%の減、続きまして、市町村の基幹税でございます固定資産税につきましては、令和3年度が3年に1度の評価替えでございます。その中で令和2年度の決算見込み、そういったところを勘案しまして、固定資産税については0.3%の減を見込んでおります。 しかしながら、コロナで経営悪化した中小企業に対する減免措置がございます。そちらのほうは国において2.2%を見込んでございますので、本市においてもその相応分は減額、減免を見込んでございますが、先ほど申し上げましたとおり、令和2年度の補正予算におきまして、償却資産が約1億円ほど補正を組ませていただきました。そういった中で当初予算ベースでは0.3%でございますが、決算で申し上げますと、やはり3%近くが減となるような算定をしてございます。 その他軽自動車税では1.0%の減、たばこ税に関しましては、令和3年10月で税の変更になりますので、本市では9.2%の増、入湯税につきましては、施設利用者の減少を見込みまして24.8%の減というようなことで見てございます。その結果、市税全体で1.3%の減を見込み、計上したものでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) コロナの影響が大きいなということを改めて感じました。市民にとってのですね、率直な疑問として、これだけ影響があるということで、金額にして6,500万円市税が前年よりも減少していると、その分をどうやって補ってカバーしたのかというのがですね、市民から見て単純な疑問なんですけど、その点明確にお答えいただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 先ほど固定資産税で中小企業の減免、その分に関しましては、当市では当初6,000万円ほど減額を見込んでございます。その分で、現実的にその減った分をどうするかと申し上げますと、予算書では地方特例交付金の2項で、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金というのが今回新たに設定をされておりまして、今回1,000円しか窓口が開いてございませんが、1月の時点ではその額のほうが、税務課では推計で6,000万円ほど見込んでおりましたが、現実的に実際的に対象となる家屋であったり、償却資産がどのぐらいあるかというのはなかなか見えて来ませんでしたので、実際の減免分については、先ほど申し上げました地方特例交付金でその分10割が補填される。国の政策でなっているものですから、そのような形で交付金として位置づけられるものでございます。 また、通常の個人市民税であったり、固定資産税、大幅な減収、これについては地方交付税等でも、結局基準財政収入額が減れば、その分収入が減った分については、原則的なお話ですが、75%は地方交付税で、ざっくりなお話で申し訳ございませんが、その分75%が入るというようなことでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 減収分6,500万円については地方特例交付金、ここに本年度4,400万円から入っており、よく分かったんですけど、その下に新型コロナウイルス感染症対策の地方税減収補填特別交付金というのが1,000円ということで、先ほど何か1,000円というお話がありましたけれども、これはいつあれですか、確定して、いつ頃補正などで入ってくるのかなと思うんですけれども、時期はどのようになりますか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) こちらについては課税は1月1日現在で、これから固定資産税の納付等が5月出ますけれども、その時点でその額が、減免の金額が判明しますので、その金額については国のほうで10割、当然全額を補填するというような計画になってございます。以上です。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 2点目、新規就農者支援対策についてご説明申し上げます。 まず、今回この新規事業の目的なんですけれども、新規就農者、特に独立就農の方ですね、については営農を開始する際に、土地や機械などの初期投資が必要となるため、農業を始めた時点で高い経営リスクを抱えていると考えています。このためこうした初期投資や固定費を支援することでリスクを軽減し、新規就農者の早期の自立と経営の安定化を図ることを目的とした事業でございます。似たような事業で、中小企業者向けの創業支援事業でも同じような初期のメニューを組んで、固定費と初期投資のメニューを組んでいるのの農業版ということになります。対象者ですけれども、認定新規就農者ということで、新規の就農計画をきちんと立てていただいた独立就農の方を考えております。 補助内容としましては、借入れ農地に係る賃借料の一部補助ということで、補助率を2分の1以内としまして、上限が5万円、かつ1反当たり5,000円、農業機械等の補助に関しましては、3分の1以内で、上限30万円というふうにしております。 細かい要件等はございますが、あくまで初期に高い経営リスクを抱える方を念頭に置いた事業でございますので、単なる親元就農とか、そういった方は親の資産を引き継いで農業できますので、こういった方でない方を補助対象として考えているというものでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) この事業の発想そのものはですね、先ほど中小企業関係の同じような事業があるということで、それを見習って農業者の就農支援ということにつながったというところが発想の原点なのかなというふうに思うんですけど、これは要件というのは、先ほど親と一緒にやっていない独立してやる場合というようなお話ですけれども、改めて年齢制限とか、そういうものはない、また国の支援というか、そういうのがあってもいいのかなと思うんですけれども、これは単独事業でやられているようなんですけれども、そういう国の支援などいろいろ研究されたりとか調査したとか、そういうことはないんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) これにつきましては、中小企業もそうなんですけれども、やっぱり一番始めるときに、それなりのリスクを抱えて始められる方が多いということで、それは農業にかかわらず、あらゆるビジネスで共通するものになるんではないかなと思っています。国のところで何か支援がないのかということですけれども、国については生活費の支援というのを、農業次世代育成支援事業というのでやってございます。これについては、1人最長5年間、最高150万円の生活資金を国から給付するというものがございます。こういった中で生活資金の支援はあるんですけれども、こういった何か機械を取得する際の補助事業というのは、通常の農業者と同じ枠組みの中で行うものですので、これから始めるというのに、実質的な計画を作るとかというのはなかなか大変だと思いますので、市のほうでこういった取り組みやすいメニューというのをちょっと新たに設けてみたと、こういう次第でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 先ほどの適用になる年齢というのはあれしましたけれども、制限というのは特にないということのようでありまして、新規事業を始めるときに、ではどのくらいの人が応募するのかというのが非常に難しいかなと思うんですけど、何人くらいを予定されて、この周知についてはどのように、PRも非常に大事だというふうに思うんですけど、広報だけではなくて、いろんなインターネットやチラシなども使ってPRしていただければいいんではないかなと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 始める規模というのはそれぞれなので、具体的に何人ということで考えているわけではないんですけれども、予算は200万円ということでございます。PRについては、農業始めたいんだという方については、通常であれば市役所の窓口ですとか、あとはそこの鹿行の農林事務所の普及センター、そちらに相談に来る方が非常に多いです。そういったところに来る方に、農業始めるんだったらこういうのも使ってみたらということを、新規就農の相談に乗る中でご案内できると思いますので、そういった形を中心にして案内してみようかと思っております。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) それでは、道路工事関係についてご答弁いたします。 市道維持補修事業につきましては、市内を4地区に分け、前期後期の道路維持補修工事、入札等で個別に発注する道路維持工事が6か所、防災安全交付金を活用した路盤再生工事が4路線、それから公共施設等、公適債ですね、活用した舗装打換え工事が59路線、市内の排水管清掃が4回、草刈りが15か所、剪定が2か所を予定しております。 次に、生活道路整備につきましては、先ほど土子議員に答弁申し上げておりますので、省略させていただきます。 次に、道路新設改良費でございますけれども、防災安全交付金を活用した測量設計の1か所と電源立地地域対策補助金を活用した改良舗装工事が1路線、土地防災総合推進事業を活用した通学路のカラー舗装が9路線、改良舗装工事が2路線、舗装工事が7路線、さらに緊急防災・減災事業債を活用した排水整備等の工事関係が4地区を予定しているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) よく分かりました。それと道路新設改良費の中で、小学校の通学路の整備工事ということで、南小学校からの統合小学校の通学路関係ですけども、延長2,000メートルということで、昨年からの継続事業で、今年度は用地買収、設計、舗装工事までするということで、この事業はもう今年度で完了までさせるというような計画なのか、それと歩道については片側ですか、その点お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 2キロの大きな事業でございまして、これは数年にわたりかかります。来年は一部工事には着手していきたいというところでございます。それと、歩道につきましては、片側歩道ということで計画しております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 数年かかるということで、計画としては、例えば3年とか、4年とか、5年とか、計画そのものがあるかと思うんですけど、それお伺いしたいと思うんですが。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 具体的な全体計画は今の段階では持ってございません。早くても5年ぐらいはかかる内容であるというふうには認識しております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。
    ◆18番(高野衛君) 非常にカーブも多い、現状はですね。南小に通学する子どもたちがその場所を近いんだけれども通らないで、別なルートを通って通学するというような現状もあってですね、子どもたち、保護者の皆さんも大変喜んで、また住民の方も喜んでいる事業だと思いますので、完成に向けて努力をしていただきたいと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 次に、新鉾田駅周辺整備事業でございますけれども、これ先ほど何度かご説明いたしておりますので、省略をさせていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 待合室もということで、通常待合室というのは駅と一緒のものという感覚でいうと、鹿島臨海鉄道の持ち物で、そこが整備するのが普通なのかなと思うんですけど、駅ができた時点で、鉾田市が整備をしてきたというか、そういういろいろな経緯があったかと思うんですけれども、そこら辺の経緯が分かるのかというのとですね、待合室の隣にはトイレもあります。現状は水洗で洋式化もして、非常に清掃もよくきれいに使われているんですけど、ただですね、やっぱり暖房便座がない、シャワートイレでもない、そういうウォシュレットでもないといことで、やはりトイレについては整備もこれ必要かなと思うんですけれども、今回の計画にはないようなんですが、この駅の維持管理、これはどこの持ち物で、管理はどこがやられているのか、その点お尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 今待合室は臨海鉄道のほうのものだというふうなお話でございますけれども、こちらについても市でございます。改札から先、これが鉄道のもの、その手前は市のものということで、市が維持管理、トイレについても当然市でございます。 それと、トイレの改修、今回は計画してはございません。確かにおっしゃるようにいろいろな設備が、トイレが古いということは確かにおっしゃるとおりかなと、またこの事業は広範囲にわたって続けてできる事業でございますんで、本当に支障があれば追加して整備することは可能だというふうに考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) やはり駅はまさに市の玄関口というふうに言われるように、また鉾田市の観光においてもですね、常に鉾田市、新鉾田駅というのはですね、やっぱり特に中心に目玉となって記載もされているということで、観光の視点からもですね、そして鹿島臨海鉄道の利用客をやっぱり増やすというような意味でも、利便性の面でもですね、やはり今はもう先ほど言ったような暖房便座であるとか、ウォシュレットの近代的なトイレというのは本当に普通になってきてますので、今回の計画にはないようですけれども、部長さんが先ほどおっしゃったような整備もこれからは可能であるということでね、やっぱり十分そこの一帯がきれいになるわけですから、併せて整備していただくようにお願いしたいというように思います。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、飯名地区市有地利活用事業についてご答弁申し上げたいと思います。 現在飯名地区の市有地の利活用に向けて、飯名地区市有地利活用基本計画策定委員会のほうを設置しまして、基本計画のほうの策定に向けて取組を進めるようにしているところでございます。その検討委員会の構成につきましては、基本構想における施設や機能の導入、そういったもののイメージをもとに関係する団体の方、知識や経験を有する方及び行政関係の合計で12名より構成してございます。どのような方が入るかといいますと、PTAとか子ども会、農協、商工会、文化協会、大学の先生等でございます。 基本計画の策定の時期につきましては、昨年の全員協議会でもご説明させていただきましたし、先ほども説明させていただきましたが、9月頃をめどに進めるということでやってございます。 また、議会及び市民のほうの説明の時期についてでございますが、当然議会や市民の説明会は開かなければいけないとは思っております。ただ基本計画のほうが策定できたその後に実施することを考えておりますので、現時点では9月の頃になってしまうのかなということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) そうですね、計画の策定に12名ということで、やはり先だっての一般質問でも質問したように、やはり女性が加わるということが非常にですね、大事だと、女性の視点ということを、やっぱり今重視がされていますので、そこら辺今はどうなっているのかというのと、12月に策定されて、それで市民、議会へも9月頃にはと、その後ということで、9月頃にということで、これは市長選も10月にあると、やっぱり市長としてもこの問題でのきちんとした区切りもつける必要があるということで、きちんと市民にもですね、説明する必要がある。これは市長選挙前というのは、市長どうですか、間違いないですか。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 女性委員の数でございますが、4名の方を予定してございます。それと、9月の頃に説明会ということで進めさせていただきたいと事務局としては考えております。また、議会のほうには、その都度ご説明のほうはさせていただきながら進めていきたいとは思っております。          〔「では、次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 耐震改修等促進事業についてご答弁いたします。 旧耐震基準の木造住宅に対する耐震改修の補助につきましては、国や県の補助制度を活用し、平成29年度から3つの事業を行っています。1つ目は、耐震診断士派遣事業であり、市が木造住宅耐震診断士と委託契約し、申請のあった建物の耐震診断を行うものです。費用は1件当たり7万7,000円で、申請者の自己負担が3,500円となります。令和3年度は5件を予算計上しており、財源内訳としては、国18万2,000円、県7万円、市11万5,500円、申込者負担金1万7,500円となります。2つ目は、耐震診断費補助事業であり、申請者が木造耐震診断士と契約し、実施する耐震診断に対し、1件当たり3万円を上限として費用の一部を補助するものです。令和3年度は3件を予算計上しており、財源内訳としては、国4万5,000円、県2万1,000円、市が2万4,000円となります。3つ目は、耐震改修費補助事業でございまして、耐震診断の結果、改修が必要と診断された住宅の耐震設計、耐震改修を行う場合に、費用の一部を補助するものです。令和3年度より補助金額の上限を50万円から100万円に増額しております。令和3年度は2件の予算を計上しており、財源内訳としては、国100万円、県・市が50万円となります。 続きまして、危険なブロック塀等の撤去の補助ですが、国や県の補助制度を活用し、今年度から事業を行っています。内容としては、傾きやひび割れのある危険なブロック塀を撤去する際に、1件当たり10万円を上限として費用の一部を補助するものです。令和3年度は5件を予算計上しており、財源内訳としては、国25万円、県と市が12万5,000円となります。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 耐震改修につきましては、今まで事業化してもですね、どのくらいになるのですかね、約5年近くなりますかね、改修に対する補助。これは平成29年から改修も、補助も……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆18番(高野衛君) 29年からですかね、いやどうですかね、どちらにしてもですね、全く利用者がなかったということでね、やはり金額ももう少し魅力あるものにということで要望を汲んでいただき、1件当たり100万円ということで、市民の方もですね、興味を持って非常に改修の助けになるということだと思いますので、ありがたいというふうに思います。これは何といってもね、利用してもらわなくてはいけないし、今まで予算を組んでも全く利用者がなかったという現状の中で、やはり周知をどのように徹底するかということで、これ毎年チラシや広報、いろいろやっていただきましたけれども、さらにPRもですね、強めていただいて、1件でも2件でも事業化をしていただけるように、まず1件がやはりそういう模範ができてやっていけばですね、後に非常につながっていく機会になるかというふうに思いますんで、周知のほうもよろしくお願いいたします。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) それでは、7項目めの国民健康保険特別会計についてご答弁を申し上げたいと思います。 まず、歳入、国民健康保険税の減収、この要因としましては、まず国民健康保険加入者の減ということです。毎年後期高齢者に移行する方が多いということで、その分が、加入者自体が減っているということが原因と、先ほど市税の中で総務部長から説明があったように、所得の減少が見込まれるということの部分も加味した上での減少ということでご理解いただきたいと思います。 あと、保険給付金の減少につきましては、これも加入者自体が減少してきますので、その部分の減を見たものでございます。さらに、国民健康保険事業費納付金、これ茨城県納付金ですが、この減少につきましては、今申し上げましたような保険者数、被保険者数の減少と保険給付費の減少、これに加えて、さきの決算のときにご説明申し上げましたように、平成30年度から財政基盤の強化ということで県のほうで一括財政というか、支出行うということになった関係で、平成30年度の決算余剰金があると、その部分を令和2年度から令和3年度にかけて、県全体で35億円ずつ投入していくということでございます。それに伴う県納付金が昨年より1億3,000万円減っているという状況でございます。それと、保険税については、令和3年度につきましては改定の予定はございません。 続きまして、短期保険証、それと資格証明書の交付につきましては、令和2年度については、コロナ禍ということがございまして、通常といいますか、ルール上は最初は滞納者等に対して6か月間の短期保険証、次2か月、1か月、そして最後に再三の催告等に応じない場合、特段の理由がないような方、そういった方に対して資格証明書の発行というような段取りで行ってございましたが、令和2年度につきましては、コロナ禍ということがありまして、全て6か月の短期保険証、滞納者に関しましては6か月の短期保険証で対応をしてまいりました。したがいまして、新たに資格証明書に移行した方ということはございませんでした。 そういう中で、当然ですね、資格証明書までいった場合については、財産調査等も行いまして、本当に払えない、そういった方については、適宜解除をしていくということになってございます。昨年度は新たな資格証明書発行がなかったことで、それまで29件、令和元年度末で29件、29世帯が資格証明書の世帯でございましたが、1件だけ完納というのがございましたが、19件に関しましては財産調査等で納付が見込めないということで、19件に関しては執行停止ということで資格証明書の解除を行ってございます。現在資格証明書世帯については9世帯というような状況になってございます。また、短期保険証については757世帯ということでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 国のほうで決算の余剰金があるということで、令和2年度から3年にかけて35億円というお話がありましたけれども、それだけ要するに市町村に戻すというようなことなんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 市町村に戻すということではなくて、市町村が納める額を減らして調整をするということでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 結局、茨城県と市町村が一緒になって国民健康保険を運営するということになったということで、なかなかそういう面では市町村の財政もまちまちだし、それに関わる保険料をどのように徴収するとか、いろいろ難しい面もあったのだろうとは思うんですけど、結果的には余剰金が出るほどお金が余ったと、返すんではなくて納付金として徴収する額を減らして調整していくということで、令和2年、3年ということのようでございます。それは予算書の中にも納付金の減少というふうになっておりますんで理解はできるんですけれども、これまでも国民健康保険税は引上げをしてきたということで、やっぱり結果的には、わかりやすく言えば、市長、これは保険税をですね、値上げし過ぎて取り過ぎたという結果になったということではないんでしょうかね。そういうことならば、やはり保険税をですね、引き下げをするとか、そして市民の方に戻すくらいのことを考えてもいいんではないかなというふうに思うんですけど、市長、いかがですか。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) これは国のほうで、例えばそれぞれの市町村の加入者数、そういったもとにこの納付金というのは算定します。国民健康保険税がそのまま同額が行くというわけではなくて、それぞれに応じて算定すると、加入数とか。その算定が平成30年度から始まりまして、30年度分については、県のほうで最初を高目に設定してしまったということで余剰金が出たということでございます。その分については、2年間は納付金は安くしましょうというお話でございます。来年度からは大体適正水準を見極めたということで、適正に戻ってくるということになろうかと思います。 したがいまして、直接的な因果関係といいますか、国民健康保険税についてあるというものではないということと、本来であれば、昨日介護保険条例可決させていただきまして、基準額の引上げをお願いしたところでございます。これは第1号被保険者の部分です。第2号被保険者については、それぞれの保険事業者のほうが、その分の介護納付支援金という形で徴収をして、それぞれの介護事業者のほうに納めるという仕組みになります。給付金が上がれば他の保険組合、例えば共済組合とか協会健保、そういったところは令和3年度に介護支援分、それぞれ40歳以上64歳の方の介護保険料は上がるというふうに聞いてございます。それで本来であれば介護保険料の改定に合わせて、介護支援分については引上げを行わなくてはいけないところですが、鉾田市では、鉾田市というか国民健康保険会計については、それは行わないでも、その支援分はできるということでございますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 続きまして、後期高齢者特別会計についてご答弁申し上げます。 これは保険料の増の理由につきましては、これは逆にですね、後期高齢者が増えていくということで、加入者の増に伴う収入の増ということでございますので、保険料の改定はございません。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) それでですね、後期高齢者の特別会計に関してはですね、低所得者に対する均等割額に対する減額措置というのがされてきましたね。均等割、収入の低い人で8.5割軽減というのが令和元年まであったようですけれども、令和2年度は7.75ということで引き下がると、さらに8割軽減というのも令和元年にあったようですけれども、令和2年度は今度は7割軽減になるということで、1割も減ってしまうということで、かなり所得の低い層にとっては、均等割額が軽減される額が引き下がってしまうということで、非常に厳しい内容になっているようですね。これは令和3年度については、それらの軽減措置がどのようになるのか、その点をお尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) これ3か年の移行措置、要は消費税引上げに伴う軽減措置でございます。消費税が引き上がったということで、3か年の軽減措置があったということで、本則に戻る、0.7ですか、という形になってきます。今年度については0.75かなということで、その辺は、これ法律上で定められているお話ですので、市でそれをどうこうというコメントはできないものと考えてございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 3年間の措置ということで、そうするとあれですか、令和元年、令和2年もだんだん下がってきたということで、令和3年度もさらに引き下がるということですか、割合について元に戻るということですけれども、その元に戻った金額、割合をちょっと教えていただけますか。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) ちょっと資料が……、私の記憶では0.7だというふうに記憶してございます。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 続きまして、介護保険特別会計につきましてご答弁申し上げたいと思います。 介護保険料につきましての、今回基準額を5,700円から5,900円に引き上げたことに関する影響額ということでございますが、これ申し上げましたように、毎年ですね、その対象者が65歳になる方が増えたり、あるいはお亡くなりになる方がいるということで、単純にですね、この5,900万円、収入増が影響額ということは申せませんが、おおむね5,400~5,500万円がこの保険料改定に伴う影響額であると考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 昨日ですね、税条例の改正ということで、40歳と65歳と2通りあるわけですけれども、今回高齢者である65歳以上のお年寄りの介護保険料が、月にすると2,400円引き下がると、その影響額はおおむね5,400万円から5,500万円くらいではないかというように今答弁があったとおりなんですけど、先だっても、本来ならばもっと引上げをしなければならないんだけれども、介護の基金を取り崩して、その引上額を抑えたんだということで説明がありました。今年のですね、令和3年度の予算書を見ると、介護納付金の準備基金の繰入金というのは1,000円のみになっておりまして、これから引き下げる、補正かなんかでね、繰入額を増やすのか分かりませんけど、当初では何か基金を取り崩したようになってないんですけど、その点はどういうことなんでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 昨日お話ししましたように、3か年で必要な保険料が、これ実際基金を入れなければ34億4,000万円ぐらいなんですが、基金を約1億9,800万円入れて、今回の第8期計画は策定し、保険料を定めたというお話をさせていただきました。今年この金額に関しましては、10億5,000万円ぐらい保険料を取っています。この保険料で算定上は今年度は基金に頼らなくてできるというような試算となってございます。それで、来年度に関しましては、同じく保険料については10億5,000万円ぐらいなんですが、実際は11億3,000万円ぐらいの試算になっていまして、その分で来年が8,000万円ぐらい基金を繰り入れる。そして、再来年度、3年目ですね、ここで1億2,000万円ぐらい繰り入れるというような試算になってございます。したがいまして、今年度は何とかこの保険料で賄えるというような試算となってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 本年度も、3年度も取り崩すのかなというような、そういう理解をしてしまったんですけど、そうすると今年度についてもですね、基金が、準備金が4億円からの基金があるということで、これは引き上げなくたって、市長、この財源があるならばですね、引上げする必要はないんではないですか。これは単純にそういうふうにこれ言える話だと思いますよね。やっぱり基金を取り崩すのはいざというときのためというふうにね。だからこういうコロナ禍の危機的な状況の中で、やっぱり取り崩して、引き上げをしないで据え置くというのは、やっぱり市長として決断すべきときではないでしょうか。ぜひ市長からも、昨日から市長に答弁を求めているんですけど、全く市長からは答弁がないと。今日は最後にといいますか、この件で市長の答弁をいただきたい。引き下げますという、そういう答弁はしていただけないんでしょうか、財源があるんですよ。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) この第8期計画というのは、3か年の保険料を定めます。今年度足りるからといっても、来年度と再来年度、基金を約2億円取り崩しますので、それを見越した算定になっているということでご理解いただきたいと思います。単年度、単年度で介護保険料を定めるものではないということをご理解願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 高野議員に長らくお待たせしました。その期待に応える答弁ができるか分かりませんけれども、高野議員の日本共産党、高野議員の思いは私もですけれども、先ほど部長のお話のとおりでやらせていただきます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 市長、やっぱりまさに100年に1度の危機的なコロナの蔓延ですよね。こけはもう普通なときではないんですよ。引き上げをするんではなくて、据え置いて初めて市民のですね、やっぱり今の不安、生活や仕事に困窮している人たちを助けることになるんではないですか。財源だってありますよ。やるのは今だと思います、違いますか、市長。ぜひその点をお願いしたいと思います。 では、次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(飯島衛君) それでは、10項目め、水道事業関係で、料金引上げの予算となっておりますかというご質問かと思いますけれども、これについてご答弁申し上げます。 水道料金につきましては、令和2年6月使用分、令和2年8月の請求分から料金を統一しておりますので、令和3年度当初予算の収益的収入、給水収益や統一料金による増収を見込んだ予算となってございます。また、収益的支出は県水受水量の増、また排水ポンプ等整備点検業務委託、あと経営戦略策定等業務等委託に伴う委託料の増を見込んだ予算となってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 水道会計について、昨年度3町村の統一料金にするということで、昨年の8月だったと思うんですけれども、その予算が今年度反映して増収を見込んでいると、3,300万円の増収という、増えた分というのは、合併後初めてのですね、3町村の統一料金にしたということですよね。間違いないですよね、その点は。 ○議長(岩間勝栄君) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(飯島衛君) 令和2年の8月請求分から既に料金のほうは統一しておりますので、令和2年度につきましては、8か月分は改定した料金の内容となってございます。ですので、令和3年度は丸々12か月分というような予算の内容でございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) ですからですね、統一料金にして、昨年の8月から。昨年はもう8か月分だということでね、今年度はまさに丸々12か月ということで、合併後初の統一料金で、合併する前というのは、市民に対しては負担は低いほうに合わせますというのが市民への約束だったんですよね。行政は継続ですから、では市長が、そのときの市長と私は違うんだということではなくて、市民に約束して今日まで来た中でね、やはり約束と違うんではないかというのは市民の感情です、市長。それでこういう結果になっているということで、これはきちんとやはり約束は守らなければいけないんではないかと、市長、その点どのように感じていますか。 ○議長(岩間勝栄君) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(飯島衛君) これは再三ご説明させていただいておりますが、令和元年3月の市議会定例会において給水条例を改正させていただいております。先ほど来申し上げてますとおり、令和2年6月分、請求については8月分から統一料金とさせていただいております。この料金改定に当たりまして、各利用者さんに、その辺の広報等、広報紙やあとホームページ、さらには検針のときに、各1軒ずつ歩きますので、そのときにこの必要性等を訴えながらご理解を賜ってきたところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 市長からもぜひ答弁をしていただきたいと、改定したのは令和元年の3月の定例会だと、既にもう数年たっていると、実施されているということですけど、市民との約束というのは一番大事なことだと思います。その点は市長、どのように感じていますか、最後に市長からも答弁を願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 質問の回数を超えておりますので。          〔「では、以上で終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 以上で高野 衛君の質疑を終了します。 △会議時間の延長 ○議長(岩間勝栄君) 本日の会議時間は、都合によってあらかじめ延長します。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 10分間休憩します。                午後 3時57分休憩                                                        午後 4時07分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、羽成洋一君。          〔2番 羽成洋一君登壇〕 ◆2番(羽成洋一君) 議員番号2番羽成洋一です。議長に許可をいただきましたので、予算に関する質問をさせていただきます。 私の今回の予算に対する質問はですね、先ほど部長のほうからもありました人口減少対策事業が目玉の事業だということで、そのことについてと、それからこのコロナ禍において経済的にかなり困窮されている方、市内にたくさんおられると思うんですが、そちらの関連の質問ということで、4項目の質問をさせていただきます。通告書に従いまして第1回目の質問をさせていただきます。 まず、1点目、人口減少対策事業、予算額5,403万5,000円のうちですね、委託料2,629万円の内訳、イベントの開催の内容や地域おこし協力隊等についてご説明願いたいと思います。 同じく(2)点目、それに伴う補助金が1,387万円計上されていますが、定住促進事業、それからわくわく茨城生活実現事業等について詳しくご説明願えればと思います。 2点目、空き家対策事業、予算額350万5,000円、その事業についての、事業の目的は明らかだと思うんですが、空き家の状況、現状等含めた中で説明願えればと思います。 3点目、生活保護扶助事業、予算額9億7,619万4,000円、扶助対象者の令和元年度、今年度2年度の見込み、それから3年度予定、対象者のですね、数の推移について等お示し願いたいと思います。 4点目、生活困窮者自立支援事業、予算額568万4,000円、この事業についての具体的な支援内容について、時間もありませんので、簡潔にご答弁願えればと思います。 再質問は質問席のほうで行わせていただきます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 羽成洋一君の質疑に対して答弁を願います。政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、人口減少対策の1点目についてお答えしたいと思います。 まず、委託料の2,629万円につきましては、初めに、イベント開催委託料、こちらの内容でございますが、この委託料の中に3つほど事業がございまして、1つ目の事業が結婚支援事業としまして、110万円計上し、現在コロナ禍であるため、コーディネートセンター登録者向けに、オンラインによります婚活の交流会、こちらを開催し、結婚を希望する男女の出会いの場として後押しを行っていくというものでございます。 2つ目の事業は、移住定住促進事業としまして、1,210万円を計上しておりまして、今年度作成しております移住者の自分らしい暮らし方や働き方のプロモーション動画に加えまして、令和3年度は鉾田市を知ってもらうためのプロモーション動画の作成を委託し、観光物産協会などの関係機関と連携を図りながら、市外から鉾田市へ人の流れ、交流人口ですね。こちらができるような仕組みをつくっていくというものでございます。 3点目の事業としましては、企業連携事業として1,210万円、こちらを計上させていただいて、鉾田市をフィールドに市の強みである日本一野菜を作るまち、こちらを活用した取組を行ってまいりたいと考えております。企業や鉾田市出身の大学生、また一高、二高の高校生をはじめとする地元の学生、そして市民を巻き込み、それぞれにメリットある持続可能な取組を進めてくれる企業と委託契約をしていきたいと考えております。 次に、地域おこし協力隊募集委託料については、99万円を計上しております。当制度につきましては、都市部からの移住者を受入れ、外から目線によりまして、新しいアイデアの提案など、地域の発展に寄与してもらう人材の採用が狙いですので、都市部で募集説明会の開催を委託するというものです。以上が1点目の事業ということになります。いいですか。 ○議長(岩間勝栄君) 羽成洋一君。 ◆2番(羽成洋一君) 人口減少対策、こちらにつきましては、様々な事業、地道な事業で、なかなか成果等把握なりしたいというか、できない事業だとは思ってます。そんな中でちょっと細かい話なんですけれども、具体的にですね、今の事業、再質問させていただきます。 まず、結婚支援事業については、結婚の相談窓口等の業務に当たるのかどうか。過去ですね、結婚の支援といっても、昔で言えば、お節介何とかさんとかという人がいてですね、いろいろ地域の住民の家族関係だとか、そういったものを把握されている方が、そういった仲人的なやり方をしてかと思うんですが、そういった人材の方を登用して、この結婚支援事業をされてるのかどうかというのがまずイベント関係では1点目。 2点目ですね、移住定住促進事業ということで、PRをして鉾田市の魅力を知ってもらおうと、そして移住していただこうという目的だろうと思うんですけれども、こちらについては継続なのかどうか、新たに動画配信をしていくのかということ。 それから、3点目の企業との連携という事業については、ちょっと内容がですね、その企業に対して何を求めていて、どういった成果を期待しているのか、その辺がちょっと曖昧、学生さんに声をかけるとか、そういった今説明ありましたけど、その辺がちょっと漠然としているので、もう少し丁寧に説明願えればなと思います。 それとあと、地域おこし協力隊について、今年度、来年度ですか、来年度は募集の業務委託料ということで掲載あるのですけれども、その協力隊に対しての支援の予算ではなくて、募集をするだけの予算ということなのかどうか、再度質問させてください。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 結婚支援のほうは、確かになかなか成果も見えませんで、本来であればコーディネートセンターを今年度立ち上げまして、そこで相談業務等、マッチングみたいなのをやる予定でございましたが、いつもいつもコロナということで言い訳しているように聞こえてしまうんですが、コロナの関係でちょっと遅れております。 それと、2番の移住定住事業で、PR動画という話でございますが、令和2年度から、今年度から来年にかけて事業をするということで、これは市外に向けて、鉾田市に住んでもいいようなそういうよさをPRしていくということで、事業を行っているところでございます。 それと、企業連携事業についてでございますが、こちらにつきましては、少子高齢化に伴う労働不足、または鉾田市に人を呼び込むというような、そういうときにどういう課題があるんだろうとかということを、ちょっと企業とか学生とか、そういう方と協議をしていきたいということで行っております。また、働き手の方に対してのICTなどの研修なども行ってきたところでございます。 それと、地域おこし協力隊のほうは、なかなかこれ募集しても集まらないということがありましたもので、こちらに説明会のほうの委託を業者さんにお願いして、こちらからはなかなか首都圏のほうに声かけたり、PRしたりというのが難しいものですから、そういうことを考えているということでございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 続きまして、2つ目の補助金についてご説明申し上げたいと思います。 人口減少対策の補助金としての事業でございます。1つ目の若者UIJターン定住促進事業補助金845万円でございます。市の単独助成事業としまして、市内への定住人口の増加、人口流出の抑制を目的としまして、40歳未満の方で住宅を取得した方に対して助成するものでございます。令和2年度からは上乗せがありまして、中学生以上の子を持つ子育て世帯加算、また3世代同居加算、こういうものを行いまして、最大で50万円を助成するものでございます。 2点目のわくわく茨城生活実現事業補助金160万円でございます。こちらは東京23区在住、または東京圏在住で23区に通勤している方が鉾田市に移住し、茨城県が移住支援金の対象とする就業先に就職した場合に、複数人の世帯の場合は100万円、単身世帯の場合は60万円の移住の支援金を交付するというものでございます。当支援金は、国2分の1、県4分の1、市4分の1を負担するもので、3月1日現在県内では34市町村が実施しているところで、県内の就業先は107事業所でございます。鉾田市の事業所としては3事業所が登録されているということでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 羽成洋一君。 ◆2番(羽成洋一君) 最初と2項目めと細かく説明していただいたんですが、私はちょっと全体的に感じるのがですね、市長を含めこれから、全国的な問題ですけれども、人口減少の対策ということで、先ほども目玉事業だということで、予算の額が多い少ないは別としてですね。ただ補助をするとかPRをするとか、そういったことの羅列、やらないよりはもちろんやったことが全ていい事業ではございますけれども、果たして効果を見込んだ上でこの事業をやっているのかというのは甚だ疑問に思っております。そんな中で市長も本当に未来、このまちの継続を考えたときに、人口減少は非常に問題だと。人口が全国的に減っている中でね、私は人口を今よりも増やすんだぐらいの勢いで、出生の問題、住みよいまちづくり、これも結構でしょう、ただし流出人口よりも流入人口が増えるような、そういう取組をしたいと思っているんですけれども、具体的にそういった方針、1年後にこうしていくんだ、人口の推計はできていると思うんですけれども、こういったPRだとか、それは非常にいいことですけれども、能動的ではないというか、情報を提供しているとか、取り組んでるとか、そういうことに終始終わっているので、私は効果がなかなか認めないと思うんですね。そんな中で本当に部長のほうで結構ですから、この人口減少に対してですね、今後どういったことをして、どういうふうな効果が現れてということをお示しいただきたいなと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) まず、人口減少対策でございます。議員ご指摘のとおりになかなか効果が見えない中、どういうふうに進めていくんだというところが、確かにこれが一番の行政サイドとしても課題でございます。今回令和2年度に行った事業というのが、その交流人口を増やして、鉾田市を知ってもらって、その中でよかったら鉾田市に住んでもらおう、そういうことで始めました。 あと、人口減少で一番、1番と言っていいのかどうか分かりませんが、とにかく結婚をしていただくというのも大事だろうと思っております。県のほうで今回、今年度AIを使ったマッチングというのがございます。そちらにできるだけ登録していただいて、カップルになっていただくというようなことに令和3年度、力を入れてきたいということで、コーディネートセンターのほうも進めていきたいというふうには考えております。いずれにしても、人口減少は大事なことと認識して、事業のほうは進めていきたいと思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私もですね、今の羽成議員が流出よりも、もう入ってもらうほうが大事だろうという部分で、いつも同じパターンになりますけれども、茨城県が魅力度、最下位から42位になったと。その中で鉾田市も首都圏相当においては、全国的にも名前が売れてきたということ、そしてですね、最近ではこのコロナ禍において鉾田市が感染者が少ないということで、また首都圏のほうからですね、中古物件ですか、不動産、そういうところの部分が結構売れているというような状況で、そういう部分ですね、なぜこちらですかと聞きますと、やはりこの安心、そしてこの自然豊かな部分が、来てみて初めて、こんなすばらしいところだなと、では住んでみようという部分で、結構こちらにも不動産を求めて来る方もいるという部分で、今までと違った状況で人も入ってくるのかなと。これはお金をかけなくても、またPR、不動産の会社の方にも私もお願いしますので、そういう部分でも頑張りたいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 羽成洋一君。 ◆2番(羽成洋一君) 市長のほうから答弁ありがとうございます。それで、私も個人的にその流入人口ということで、農業関係、外国人労働者ということで、もちろん一時的にはこちらに住所登録はするんですけれども、担い手ということで、市内、それから市外、それから東京から移住してですね、農業に従事していただいて、将来的には独立していただいても結構です。そういう人口に少しでも寄与できればなということで声かけしたり、実際に対応しているところです。 そんな中でですね、提言というか、人口減少対策に関して、例えば先ほど農業振興課でも独立支援だとか創業者だとか、いろんな他部でも人口減少対策に対しての施策はあるかと思うんですが、どこか企画部でも人口減少対策課というものを創設してですね、横断的にこれ対応していかなければ、各課がこんなことやってます。こんな住みよいまちにしてます。結果的に増えました、減りましたということではなくて、本当にこの問題はですね、重要な問題として、そういった課を創設して、未来に対して取り組んでいく考えがあるのかどうか、市長にお答え願えればなと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 議員のおっしゃるとおりでございまして、確かにその人口減少、子育て、そういう政策的につながっている部分をまとめて知らしめるようなものというのは、なかなかないのかなということがあるので、そこはメニューとして人口減少対策というようなことでくくるようなことは検討したいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まずですね、今議員のほうから提案がありまして、今即答はできませんけれども、やはりですね、専門、専従、2人か10人か、それは別として、そういう部分も担当者を決めて、そういう専門でいくのも一つの政策かなという部分では、今提言の中でいただきましたので検討します。以上です。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 空家対策事業についてご答弁いたします。 空家対策事業につきましては、平成29年度に市内全域を対象に空き家調査を実施し、市内に約2,800棟の空き家状況の建物が存在していることが判明をいたしました。その中の管理不全である空き家、約1,500棟について定期的な空き家パトロールを実施し、空き家の現状把握に努め、その所有者に対し改善を促す通知を行っております。また、空き家相談窓口を都市計画課内に設け、空き家所有者からの様々な相談を受けるなど、きめ細かな対応を行ってきたところでございますが、これで解体等改善に至った空き家数は84棟となっております。なお、令和2年度においては、パトロール230件、通知103件、解体等改善に至ったものが25件となっております。 一方で、まだ活用できる空き家状態の物件を売りたい、貸したいとの所有者と、空き家を利用して居住したい方とのマッチングを図るため、平成30年度から鉾田市空き家バンクを運営し、これまで12件の登録のうち6件の契約が成立しております。また、管理不全の空き家は、不法侵入など、犯罪の温床となる可能性もあることや、建物の劣化により周囲に悪影響を及ぼすことがあります。当然ながら空き家の所有者には管理責任がありますので、改善について再三にわたりお願いをしているところですが、対応いただけない危険な空き家の所有者には、勧告など、踏み込んだ対応をしてまいりたいというふうに考えております。 このような対策をもとに、市民が安全かつ安心して暮らすことのできる生活環境を確保することや、空き家バンクにより利活用を推進することにより、空き家の発生を抑制していくことなどが事業の目的でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 羽成洋一君。 ◆2番(羽成洋一君) この空家対策事業につきましては継続事業で、一般質問でも水上議員等ですね、質問されていると思います。先ほど報告の中で2,800棟、調査結果であったと、私は2つに大きく分けたほうがいいと思っております。というのは、大洋地区では、俗に言う別荘と呼ばれるもの、それも空き家としてかなり数多くあります。こちらについての再利用については、利用できるものもありますけれども、かなり難しいところもあるのかなと。この2,800棟のうち別荘が幾つで、通常住宅で空き家になったのはどうかと、この数字は結構です、答弁は、通告してませんので。 そんな中で、もちろん住宅、再利用できるものはバンク等での利用促進ということで、先ほど答弁ありましたが、農業関係で申し訳ないんですけれども、今技能実修生たくさん来られている中で、もちろん事業主さんが自宅なり敷地内で居住をお貸しする、設けているというのもありますが、今法人等でですね、多く募集されているところは、アパートなりそういったところに困惑しているところもあります。その辺のマッチング等をですね、今後環境経済部が所管になると思いますので、その辺と連携を取って、空き家の再利用ができるような方向に取り組んでいただければなと、不動産屋さんだけにとか、登録だけに終わらせるんではなくて、内部でできる積極的なところをやっていただきたいなという要望で、この質問は終わりにさせていただきたいと思います。 次の質問お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) 扶助対象となる生活保護者でございますが、年度別にご答弁申し上げさせていただきます。 令和元年度の当初といたしまして、世帯数が467世帯、人員数で558名でございます。令和2年度の当初におきましては、456世帯、551名と、前年度と比較しますと、世帯で11世帯の減、人員で7名の減となってございます。令和3年度の当初の見込みといたしましては、世帯数で443世帯、人員数で535人となってございます。令和2年度と比較しますと、世帯で13の減でございます。人員で16名の減が見込まれてございます。 生活保護の増減の要因といたしましては、開始理由といたしまして、手持ち金がなくなったり、障がいや疾病などを理由に就業できずに、年金受給資格もなく生活保護に、困窮し開始に至っているという状況でございます。 また、保護を廃止する理由といたしましては、約半数が死亡ということでございます。その他収入の増加によるもの、転出、辞退など要因はございます。また、今年度におきまして、新型コロナウイルスの影響で生活が困窮し、生活保護を開始するといったケースが想定されましたが、現在のところは対象はございません。 生活保護に係る申請及び開始状況におきましては、例年並みの状況となってございます。件数につきまして年度別に申し上げますと、令和元年度の実績でございますが、相談件数が182件、申請は67件、開始が59件でございます。令和2年度の見込み件数につきましては、相談が132件、申請が51件、開始が46件となってございます。以上でございます。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。
    ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) 生活困窮者の支援制度につきましては、最後のセーフティーネットでございます生活保護制度の前の段階でございます。社会保障制度に続く第2のセーフティーネットといたしまして制度化されたものでございます。鉾田市では、平成27年8月より生活困窮者自立相談兼就労支援員を1名雇用いたしまして、自立相談支援事業及び住居確保給付金事業、こちらを実施してございます。それぞれの内容を申し上げさせていただきます。 自立相談支援事業では、生活困窮者から相談を支援員が受けまして、どのような支援が必要か、相談員と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いながら自立に向けた支援を行っております。 住宅確保給付金事業でございますが、こちらにつきましては、離職などにより住居を失った方、または失うおそれのある方に対しまして、就職に向けた活動をするなどを条件に、一定期間家賃相当額を支給させていただいております。生活の土台となる住居を備えた上で、就職に向けた支援を進めているところでございます。 これらの支援事業により期待される効果といたしましては、生活保護に至る前の段階から早期に支援を行うことによりまして、生活困窮状態から早期自立のための支援が可能となるようになってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 羽成洋一君。 ◆2番(羽成洋一君) 時間も来てますので、一つだけお願いなんですが、支援員の方が生活再建に向けてですね、自立の指導を行っているということなんですけれども、どこでどういうふうに仕事をしていいかとか、その辺の情報をですね、1か所ではなくて、他部署と連携を取ってですね、情報提供ができるような相談員の方に教育というかしていただければ、自立の可能性が高くなるのかなというふうに思います。 時間が来ましたので、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で羽成洋一君の質疑を終了します。 10分間休憩します。                午後 4時40分休憩                                                        午後 4時50分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △発言の訂正 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長から発言を求められておりますので、これを許可します。政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 先ほど羽成議員のほうにご答弁申し上げました定住促進事業補助金の子育て加算、ここのところを「中学生以上」と言いましたところを、「中学生以下」と訂正させていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 次に、髙埜栄治君。          〔4番 髙埜栄治君登壇〕 ◆4番(髙埜栄治君) お疲れさまです。本日最終の登壇となります。4番髙埜栄治です。議長より許可をいただきましたので、通告に基づきまして質問させていただきます。 令和3年度予算については、以前から要望しておりました行政サービスの新規予算のですね、計上等もあり、評価できるものもありました。そこで、岸田市長にはですね、本市の行政課題について、予算編成でどのような考えに基づき取り組もうとしているのか、14項目の質問を通して確認させていただきます。認識に欠けている事務事業につきましては、執行部内での研究や議論を重ね、改善いただきたいと考えるものです。質問内容と答弁については、全て本市の行政課題解決に向けた予算編成や事務事業の取り組む姿勢について市長にその考えを通告しておりますので、部長の答弁はお控えいただきたいと思います。 まず、第1点、償却資産申告の適正化についてお尋ねします。予算書の歳入の固定資産税の現年課税分について、土地、家屋償却資産別の税額が示されていないことから、次年度からは明記するよう改善をお願いいたします。そのことを踏まえ償却資産申告の適正化の状況を確認するため、歳入、固定資産税、現年課税分の土地家屋償却資産別税額並びに償却資産の中で一般備品設備等と太陽光発電設備を、それぞれですね、別々に件数と税額、合わせて個人市民税の給与所得、商工業か自営業、農業、その他別の1,000万円以上、これは課税標準額等でも結構ですので、その所得者数、法人市民税の件数に基づき償却資産の申告が適正に行われているか、ご説明お示しいただきたいと思います。 次に、2番目として、森林環境譲与税を活用した平地林保全と所有者不明林の管理事業についてお尋ねいたします。近年台風のみならず発達した低気圧が通過するたび暴風雨となり、よく管理されていない道路脇山林の木々の倒木による道路等への被害が出ています。また、管理ができない山林については、自治体がその管理を受けることになります。そのため森林環境譲与税が交付され、活用できるようになっています。そこで、当該譲与税を活用した風水害時倒木等災害防止事業等への取組について、どのように考えていらっしゃるか、お尋ねいたします。 3つ目として、さんて旬菜館の健全運営についてお尋ねいたします。さんて旬菜館の今までの運営には、市民に大きな財政負担を強いてきた運営でした。新年度予算でも変わらず改善が見られないようです。そこで、健全運営のためにたださせていただきます。そこの中で使用料の根拠について、従前の使用者の運営の負担軽減と、新たに誕生しました市の観光物産協会への指定管理者選定等について、それから派遣等された当該施設への市職員就労の取扱いについてお尋ねいたします。 4番目として、百里基地騒音第2種区域の予算充当についてお尋ねいたします。本年度、令和3年度当該予算の活用について、予算計上上、本年度についてはゼロベースだったという答弁がございました。第2種騒音区域へのですね、環境改善事業について、新年度どのような予算を計上したのか伺います。 5番目として、市内国道・県道等積極的事業推進のための協力と基金活用の用地先行取得等についてお尋ねいたします。今回子生地区のですね、国道の道路改良が速やかに進むものと、今回の予算で期待するものです。できればベテランの地元のですね、職員と再任用の職員などもいらっしゃるかなと思うんですが、実際に配属してその能力を生かしていただければと思っております。 1つ目として、国との委託契約の内容について、それから委託金、事業費の詳細と職員配置等の負担について、こちらの職員配置等についてはですね、先輩議員から質問がありまして、理解できておりますので、こちらについては省略していただければと思います。また、その他の県道の場合の改良工事の推進のために、以前にですね、調整職員の配置並びに土地の先行取得のために、令和元年度決算ベースで4億8,497万148円を持つ土地開発基金を有効に活用すべきと思われますが、いかがでしょうか。この土地開発基金についてですね、廃止すべきという私の意見に対して、こちらは利用する考えがあるので、廃止しないという答弁を以前いただいておりますので、この辺を踏まえてですね、ご答弁いただければと思います。 次に、6つ目として、コロナ禍等での補助金の取り扱いと今後の対応についてお尋ねいたします。令和2年度の補助金については、コロナ禍で実施できなかった事業補助等については、予算の減額補正がありました。それでも一部補助金の中でですね、事業補助と思われるもので減額しない補助もあるようです。補助金審議会での決定事項に基づいた新年度予算の編成並びに諸条件等について伺います。団体事業補助において、今後もコロナ禍等で事業が実施できなかった場合の取扱いについてはどうなるのか、また補助金交付についても役割があると思われます。行政サービスを補完する活動を目的とする団体補助と、団体基盤づくりと自立を促す計画的助成のすみ分けなどですね、明確化すべきだと考えております。この辺について考え方を示していただけばと思います。 次に、7番目として、学校跡地利活用事業についてお尋ねいたします。昨年度末策定された鉾田市学校跡地利活用計画にうたわれた本市事業とする(仮称)地域活動館設置について、その設置経緯と公共施設等個別計画との整合性について伺います。学校跡地利用計画並びに公共施設等個別計画の中では、詳細な説明がなかったのにと感じますが、使用等はですね、提示されておりますけれども、この管理維持は各区ないしコミュニティーで運営するのか伺います。他の中学校区についても、本来総合的に含め取り扱うべきだと思われますが、いかがでしょうか。 それから、行政サービスの地域間格差を生む事業となることから、地区のですね、負担等を含め、その運営方法などの方針等について、他地域の市民の皆さんにですね、理解が得られるようなご説明をいただきたいと思います。 8番目として、観光物産協会による人口減少対策並びに定住促進に係る合理的連携事業について伺います。観光物産協会設立の目的である定住促進の関連性の深い上記3事業、人口減少対策、職業相談管理運営、空き家対策事業、これについてはですね、先輩、同僚議員からも質問ありましたけれども、土日、祭日等を窓口とする運営を行うと思われますけれども、こちらについて一部事業を移管するのか、補助金等で取り扱うのか、あるいは委託する取扱いにするとか、詳細を伺います。特に休日に訪れることになる新たな家探し、仕事探しに加え、定住の諸条件や支援策の相談について、体制づくりをしっかりとつくるべきと考えますが、いかがでしょうか。 9番目として、太陽光設置場所からの土砂流出による被害状況の把握と設置者への管理指導について伺います。太陽光発電施設については、開発許可など必要のないことから、隣接地の住民等から苦情やお問合せをいただくことが多くなっています。当初は変電設備等の騒音や太陽光パネルによる光の害などが危惧されていました。実際は太陽光設備設置場所から、風雨の影響による土砂が農道や水路に流出し、排水路等に被害が出ている現状がございます。こちらについて法令規定に基づき、設置管理者への指導等の強化の取扱いについて伺います。 10番目として、GISを活用した見守りシステムの構築等運用について伺います。国でも高齢者や障がい者の孤立化を問題視しており、災害時のみならず、要支援台帳の意義は大きく、GISを活用した健康医療福祉総合的活用のできるシステム構築等運用について伺います。今後国から交付されるコロナ対策に係る交付金などを有効に活用することなどについても合わせて伺うものです。 11項目め、鉾田市農業の次代を担う人材育成支援の方向性について伺います。次代を担う新規就農者支援について、こちらについて先輩議員から質問がありましたので、特に私のほうからは、農業団体及び農機具、農業資材関係企業とのですね、連携等について伺います。 12項目め、立地適正化計画策定による発展的まちづくり事業への取組支援の内容について伺います。都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画策定によるメリットの概要について伺うものです。計画の概要について。2番目として、公共施設の再編や周辺の未利用地なども組み込まれる計画としてできるのか伺います。3つ目として、都市計画マスタープランとの連動やその優位性についても伺います。 13項目め、国民健康保険事業におけるKDBシステム活用による保険介護事業の推進について伺います。鉾田市国民健康保険特別会計による医療費削減に向けたデータヘルス計画並びにKDBシステムを活用した後期高齢者を含めた事業の推進の概要について伺います。 最後に、保健事業の一体的実施による健康寿命の延伸と医療費費削減について伺うものです。鉾田市後期高齢者医療特別会計による保健事業の一体的実施に係る委託内容の詳細とフレイル対策の具体的手法について伺います。 1回目の質問を終わらせていただきます。再質問は質問席で行います。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君の質疑に対して答弁を願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) 髙埜議員に申し上げます。冒頭で市長の答弁と言いますけれども、14点につきまして、私のほうで担当部長に答弁させます。なぜなら前段もそのような形でやらせていただいたので、私の答弁と思ってもらって結構でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 固定資産税の内訳でございます。現年度課税、失礼しました。最初に積算基礎のお話でございますが、市税に限らず、ほかの項目もございますので、検討させていただきたいと思います。 それでは、固定資産税の内訳から答弁させていただきます。令和3年度の現年課税分、固定資産税、総額で22億6,678万7,000円の内訳でございます。土地が5億7,241万3,000円、前年比2,149万4,000円の減です。家屋10億5,392万円、前年度比1,687万9,000円の減でございます。償却資産5億8,045万4,000円、前年比2,154万6,000円の増を見込んでございます。また、償却資産の内訳でございますが、この償却資産につきましては、申告期限が1月31日でございます。その結果、申告に基づくものにつきましては、まだ出てございませんで、今回の予算については、前年度の項目からある程度の推計値で積み上げてやったものですので、また令和2年度の12月現在での償却資産の内訳をご説明させていただきます。 太陽光発電設備で851件、予算としましては想定額では4億8,637万円です。一般備品整備等で1万5,611件、予算額で1億8,172万円、合わせまして現在の予算相当額で6億6,809万円となっております。 続きまして、個人市民税の給与、商工、農業その他の課税標準額でございますが、こちらについても現在申告期間中です。ですので、先ほど申し上げたように、課税標準額とかそういったものは、過去の数値を推計して導き出しているものでございます。念のため令和2年の課税状況調べの数字を報告させていただきます。1,000万円以上の課税標準額でございますが、給与所得者で66名、営業所得者で17名、農業所得者で67名、その他の所得者で6名、合計で156名となってございます。また、法人市民税の件数でございますが、所得割で今想定しているものとしては898件でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 詳細な説明ありがとうございます。本市のですね、力というか、そういったものを感じる数字が出ているのかなというふうに思います。こうした中でですね、一般の償却資産についても1万を超える数が、申告があるということで、ありがたいかなと思うんですが、現在ですね、お手持ちの資料で結構ですが、申告率ですね、一般の機械設備、太陽光についてですね、太陽光についてはきっと限りなく100%に近いのかなと思いますけれども、現状どのようになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 一般備品、設備等の備品でございますが、私どもではそこまでの把握というのはできていないのが状況です。一般質問でもご答弁申し上げましたが、少しでも申告を促すようなことでやっていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) ぜひともですね、今の啓発の事業について推進していただきたいと思います。それで、先進的だと思われるのはですね、秋田県と福岡県の、その中でも横手市とか、福岡県の粕屋町などはですね、参考になるかなと思いますので、ぜひ今後ネット上で見ていだければと思います。 次、議長お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 2点目、森林環境条例を活用した平地林の保全、災害防止につきましては、これ法のスキームはですね、森林所有者から市町村に経営を、森林の管理を委託するという、そういう仕組みでございますので、今現在今後の管理等について所有者の意向の確認を進めているところで、その意向調査を実施しているところでございます。所有者不明の森林などもございますので、こういったところについては登記簿や戸籍等により追跡調査を行い、極力最小限にとどめたいと思っていますけれども、議員ご指摘のような災害等の緊急性がある事業につきましては、森林管理経営法にのっとってですね、公告等を行えば、こういう法的な措置により対応ができますので、こうした措置を早急に、そういう緊急性が認められる部分についてはやっていきたいと思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) ぜひそのような取組をですね、制度的にというか、ルーティン化していただければと思うんですが、先日も市報に大洗鹿島線のことが出ていましたし、あと高速道路の管理のほうでは、積極的に地域を回ってですね、伐採させてくださいということで動いておりますので、そういった動きができるといいかなと思います。また、自主的に職員の方がそれを伐採したり何かするのは大変なので、本市にはですね、例えば材木商の組合などがあって、いろんな木々の伐採などもできる組合ですので、ぜひともそういった方ともご相談いただければと思います。参考にしていただければと思います。 次、お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 通告の項目がいっぱいあるんですけど、まとめてのほうがよろしいですか。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎環境経済部長(鈴木賢君) では、まとめて3点ご答弁させていただきます。さんて旬菜館についてでございます。うちから出向している職員を含め、いろんなご指摘をこれについては頂戴しているんですけれども、議員からご指摘もありましたとおり、さんて旬菜館については、交付金を使ってその運営を実施しているところでございますので、きちんとした経営をまずしていただくというのが大前提であると私も考えております。そういった意味でご答弁させていただきたいと思っております。 まず、1点目、使用料の根拠ですけれども、条例のほうに書いてございます。この根拠なんですけれども、大洋村の議事録を拝見してますと、平成12年度実績ベースの2%程度を基準として積算したのが100万円というような説明がございました。その上で、2点目なんですけれども、従前の使用者のところでございますが、さんて旬菜館、ご承知のとおり、出荷農家により部会が構成されていまして、この部会が雇用した店長がこれまで店頭運営を担ってまいりました。ただ店長一人で店舗のマネジメント、パート職員の労務管理、経理まで一手にやっていたので、経営改善の必要を感じながらも、きちんとした経営戦略を練る、そういう余裕がなかったところでございます。このため指定管理も含めまして、観光物産協会が経営管理をすることで、こういう経営戦略の部分を観光物産協会が担いまして、店長自体は店舗運営に専念していただくことで、よりよい体制づくりができるんではないかということで、こういう構想をしているところでございます。 そういった意味で、うちの職員をですね、1人今駐在させて、さんて旬菜館の収益強化に向けた取組を進めてございます。当然今派遣している職員はマネジャーという形で行っております。これは当然さんて旬菜館を観光物産協会の中で、きちんとした収益組織とするための経営戦略を練る係として行っておるわけでございますので、店長を早く雇えるように今やっているところでございます。そういう収益力強化の道筋がつきましたら、市役所に復帰をさせたいと思っております。復帰後については、当然、総務部の所管の部分ではございますけれども、旬菜館の経験を生かして、私としては観光関係の業務についていただけたらなと思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 私もですね、何度か伺って、若い職員の方が一生懸命頑張っていました。ある程度荷が重いところもあるんで、係長クラスのが本来いいのかなというふうに感じたところなんですが。あとは今部長のほうから指定管理についても検討ということで、やはり地元大洋地区の方が、生産者の方が、それだけで純粋にですね、やれれば負担が少なくなるのかなと思うんです。ですから、今部長からあったように、ちゃんとマネジメントのできる方とか、そういった方を雇用してですね、うまく機能させていただければというふうに思います。 それから、ぜひともこれは行政関わるしかないと思うんですが、新しいその運営の組織のルールとかですね、やはりマニュアルを環境経済部ばかりではなくて、政策企画部も一緒になって取り組んでいただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 旬菜館については、私も日々通っておりまして、いろいろ見ていて、とてもいいところがたくさんあると思っています。この旬菜館のいいところを生かしていくためには、マニュアルというようなご意見もありますけれども、まずはコンセプトをきちんと明確にしたほうがいいかなと思っています。そういった意味で、そういう係としてうちの市の職員も関与させていますので、そういったことからちょっときちんと詰めてやれたらいいなと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 政策企画部長のほうもどうですか、こういう機会ですからぜひとも関わっていただきたいんですね。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 今旬菜館のほうにも何かしら関わる、どういうふうな感じでできるかというのは分かりませんけれども、関わってみたいと思います。すみません。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 部長の立場からはちょっと答えにくいのかなと。私からすれば、このような機会があるもんですから、やはり1つの部ばかりではなく、いろんな部と連携を図って、議員の皆様がよく言うのは、行政縦割りばっかりで、これが一番だめな部分かなと、横断的にやれというようなお話もありますんで、その辺も含めまして今後は検討したいと思います。以上です。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、百里の基地の騒音2種地域への予算の充当についてご説明申し上げたいと思います。 令和3年度の再編関連訓練移転等交付金及び防衛施設周辺民生安定施設整備事業費補助金における第2種騒音地域への充当については、令和3年度において2種地域への交付金補助金の充当の予定はございません。ただ第1種騒音地域の充当予定額は、調整交付金で6,300万円を予定してございます。 それと、いずれにしましても、その騒音地域につきましては、防衛交付金補助金に限らず、要望を最大限事業化できるような形で配慮はしていきたいというふうに思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 地元からのですね、要望は、要望書厚いのが届いていると思うんですけれども、こちらについては、当然この交付金事業、補助金事業で該当しないものがあるので、それに代わってそれは一般財源その他の財源でですね、事業を進めていただきたい旨は前から伝えてると思うんですね。こちらについては、それなりのところで利用することはいいのかなと思うんですね。特に市長、今まで過去の山口部長はじめですね、歴代の部長は、きちっと騒音の問題、これ市全体が訓練の場所になってしまっているんです、そういう危惧される声は市民から多く見られます。そういったことで騒音の実態調査、飛行コース、これについてやる旨ですね、それなりの答弁いただいているんですが、市長は反故しているわけです。反故にしてしまってるんですよ。それはやはり市民からするとですね、これは小美玉市なんかより鉾田市がすごいんですから、騒音は。旭庁舎も行ってくださいよ、うるさいですから。市長は旭庁舎は行かないでしょう、ほとんど。やはり行ってみてください。本当にひどいので、こういったところをやはり改善、大洋地区もこれは同僚議員からも質問あったとおり、私も行っていてですね、本当に気になるところなんですね。そういった意味でやはりきちっと、1点はその違う予算で、騒音地域にはそれなりの事業は組めるでしょうということです、検討して。 あと、飛行コースの調査、これは予算を計上、補正でもいいからぜひ計上していただきたい。これはですね、騒音地区ばかりではなくて鉾田市全体を言っているんですからね。これ市長、答弁きちんとしてください。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 財源に関わらず、大和田からの学区、騒音対策協議会からの要望がありました紅葉、古新田池の整備、こちらについては令和3年度の当初予算に計上しているところでございます。それと、飛行コースの件につきましては、調査のほうをもうちょっと研究させていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今騒音測定器云々、まずですね、私は市長として、先日も、昨年ですかね、いつも百里基地の関係で、説明は小美玉市のほうが部長級、鉾田市のほうはその次ということで、北関東防衛局のほうに話をしたら、それはおかしいでしょうと、鉾田市のほうに初めて随行入れまして13名ほどですかね、13~14人来ました。そういう中で、その席上で鉾田市の髙埜議員がおっしゃった部分につきまして私も話しました。市民が納得するような状況を説明してほしいと、そして同じ巴川の部分で境界が違って、いろんな部分が市民から不満が出ていますよという部分で、これはもう百里基地から何キロ圏内同じというような状況でお願いしたいと。小美玉市、鉾田市と分けるんではなくて、また巴川を境に分けるんではなくて、その部分も強く要望してきました。何らかの変化があるのかなと私は期待しているところでございます。 私も髙埜議員と同じように、ふだん結構歩いていますので、その騒音につきましては旭地区の鹿田方面部分も相当入っております。そういうわけで私も一応歩いていますんで。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) こちらですね、本当に今の計算式、実は防衛省に尋ねたんですね。計算式どうなっているんだと、補助金、交付金の。さすがに教えてくれなくて、国会議員も使ったんですが、なかなか公にしなかったです。でもですね、きちっとしたデータさえあれば、これは器械を入れなくてもいいですよ、委託でやってもいいですよ。そうすると2年に1遍でもそのデータがあることによって、今後ですね、財源が厳しくなってくるわけですから、このお金を、だから小美玉市以上にやはり鉾田市が勝ち取るべきだと思っていますんで、ぜひその辺ご尽力いただければと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 1点目と2点目については、何度かご答弁申し上げておりますので、省略させていただきます。それで、最後の3点目の先行取得についてでございますけれども、用地の積極的取得を進めるには、一つは体制づくり、大変重要でありますし、それと県道等の整備推進に当たっても、県と一体となって用地取得に当たることも必要な場合も出てくるというふうに考えております。また、土地開発基金についても、鉾田町時代に利用したこともありますし、緊急に用地を取得しなければならないときなどは、大変有効な手だてであるというふうには考えております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) ありがとうございます。こちらのですね、土地開発基金も含めてですけれども、例えば令和3年度、恐らくなんですけれども、水戸神栖線、これ前から要望していろいろ地区のご理解もいただいて、何とか事業化できるかなと、改修工事のですね。測量が入るかなというふうに期待しているんですが、こちらなんかについてもですね、用地取得に関しても、今回せっかくその子生の、これは国道ですけれども、一つの例があるので、こういったことについても県と協議してですね、進めていただければということと、あともう一点、県西地区では多いんですが、県道とか国道担当の職員、窓口ですね、そういった人が積極的にこの協議とかできるような体制をぜひお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 県道については、県との協議をしながらということは当然なると思いますけれども、人員についてはね、こちらではちょっとなかなか難しいですけれども、本当に今議員さんおっしゃるように、県道、国道推進するのには、そういう体制は非常に重要だと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今ですね、県道神栖線というお話が出たんで、ここは一言語ったほうがいいのかなと。今ですね、県道の部分で一番狭隘な部分、道路というですかね、本当に県道らしからぬ県道というのは、県道神栖線の上冨田の部分かなと、そういう思いで、私のほうも県のほうの土木部長にも強くお話はしてあります。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 団体補助金についてご答弁申し上げます。 ご質問の新型コロナウイルス感染症の影響などにより、事業が実施できなかった場合の対応についてでございます。令和2年度同様に鉾田市補助金等交付規則及び各団体の補助金の個別要綱に基づき適切に対応してまいります。令和2年度につきましては、ヒアリングを通じて新型コロナウイルスの影響により事業実施が困難な場合の補助金の取扱いについて周知を図ったところでございます。具体的には、市補助金の繰越しは認められないため、交付決定をしている場合は、補助金の変更申請をもとに減額の交付決定を行うことを原則とし、状況により、実績報告をもとに減額の確定を行うこととしております。 なお、概算払い等を行っている場合においては、決定額よりも概算払いが多いケースなどについては、補助金の精算手続により団体から補助金の返還を受けることとなります。令和3年度の団体補助金についても同様の手続となりますが、担当課を通じて改めて補助金の制度の周知を図り、手続の円滑な運用を図ってまいりたいと考えております。 2点目についてご答弁申し上げます。団体のすみ分けといいますか、明確化についてでございます。現在本市では、団体補助金について36団体を対象に補助金の交付を行っております。今後の方向性につきましては、鉾田市補助金等審議会に諮問することになりますが、現時点の考え方をご答弁申し上げたいと思います。 基本的な考えとしましては、団体補助金については、まず事業費補助金への転換を図る必要があります。次の段階として、議員ご指摘のとおり、行政サービスを補完する団体運営補助金と団体の設立及び自立を促す団体運営補助金の2つに大別する必要があると考えております。現在は団体補助金につきましては、鉾田市補助金等交付団体の選定及び手続等に関する要綱及び各団体補助金の個別要綱に基づき補助金交付を行っておりますが、今後これらの見直しを検討していく必要がございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) ぜひとも早めにですね、対応できるようにということで、ワクチンの接種が始まって少し安心できるかなとは思いきやですね、どうなるか分かりませんので、その辺の対応をお願いします。特にその方向性やガイドラインなど早く決定して、関係団体へ周知していただくとともに、審査に当たる監査委員さんにもですね、こちらの内容についてやはり報告していただかないと分からないので、ぜひともこちらについて取扱いをですね、速やかにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 先ほど申し上げた補助金審議会、そういったものを開催、そういったものを踏まえた中で対処していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、お答えしたいと思います。 地域活動館の設置の経緯でございますが、小学校は閉校となるまで、地域への開放を通じまして、地域コミュニティーの活動の場や地域の文化及びスポーツ振興の場として役割を果たしておりました。しかし、小学校が閉校となることによりまして、これまで行われました地域の活動などが失われていくことを懸念し、学校跡地利活用計画において市民の活動のできる場を確保する、確保を図るために、中学校区ごとにおおむね1校の体育館の利活用を図ることとし、現在旧舟木小と旧諏訪小の体育館を(仮称)地域活動館として利活用を進めているところでございます。 今回策定した鉾田市公共施設個別施設計画においても、旧舟木小、旧諏訪小のほかに、今後利活用を予定しております大洋中学校区、旭中学校区においても、1校の体育館を(仮称)地域活動館として位置づけをしておりまして、学校跡地利活用計画として整合性を図っているところでございます。 また、地域活動館として利活用を図ることとした学校跡地の選定は、本市事業による学校跡地の利活用の状況や他課の事業との連携、地域活動館の実施できると考えられる代替施設の有無、学校施設内の建物の配置及び敷地の有無などを踏まえた上で決定したところでございます。地域コミュニティーにおいて行うのではなく、当面の間まちづくり推進課において管理運営をすることとしております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 地区のですね、いろんな要望活動では、体育館とかの利用については、地域コミュニティーで運営する旨ですね、私どもの地域では理解していたので、自分たちでできないということで要望を出さなかった経緯があるわけなんですね。ですから、この辺についてはやはりもう少し市民に分かりやすく、あるいはその地区館ではないわけですね、地域活動館ですよね。ですから、ほかの地区のやはり住民の方にも使えるんだと、その旨をきちっと周知していただくとともにですね、利用マニュアルも必要でしょうし、あとやはりそれなりに老朽化してるんですね。ですからそれらの財政への措置、維持費なんかも相当、その管理も大変だと思うんです。職員がやっているようでは大変だと思うので、この辺についても改善策を速やかにつくってですね、庁内、それから市民への周知をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 確かに市のほうで管理しますので、どこの地区の方でも使えるということでございます。修繕しながらということでございますが、一応個別施設計画を作った段階で大規模な改修のほうはしないということです。小規模修繕して、もし大規模するときには廃止していくというような方向づけになっているものですから、よろしくお願いしたいと思います。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 次に、利用に関わる負担についてご答弁申し上げたいと思います。 地域活動館の利用に当たりましては、施設の機能への維持や修繕など、利用者の利便を確保する観点から、受益者負担として、利用者より使用料として負担を求めること等により、施設を利用しない方と公平性を図ることを考えてございます。使用料につきましては、他の公共施設の状況を踏まえまして検討しているところでございまして、地域の活動については利用のほうは減免なども考えていきたいと考えております。ただ、まだ設置管理条例のほうを作っておりませんので、今後作る段階で検討させていただきたいと思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) まだ設置管理条例も、案もできてないようですので、きちっとですね、明確に管理することと、受益者負担ということなんですが、やはりなかなかこれもね、難しいところだと思うんで、よく検討していただいて進めていただきたいと思います。 次、議長お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 8点目、観光物産協会の事業連携でございまして、協会については仕事が欲しいという状況ですので、こういった事業についてはウエルカムではあります。ただあくまで協会については観光の振興、関係事業の創出が目的でありますので、この目的に沿ってシナジー効果があるものであれば、市の事業を受託していくということはあろうかと思います。当然市役所の受託業務にまみれて本業がおろそかになってはいけませんので、担当部長の私としては、商工観光課が実施する観光事業も含めて、とにもかくにも市の事業を協会に丸投げするものではないと考えています。当然そのシナジー効果がないものをやっても、リソースの無駄遣いでありますので、こういうご指摘の3事業を含め、協会で実施すべき内容については、そういった観点でよく精査したいと考えております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 現在ですね、よそから本当に移住しよう、定住を目指す方はですね、やはり土日とか、こちらに、鉾田市に来てるのかなというふうに思うんです。そうなると、やっぱりその中でできるということで、今鹿行県民センターの中で職業案内してますけれども、これ県の案内所もあるんですよ。あそこに併設する必要ないので、やはりその窓口も、職業無料相談所、これは研修で資格取れるので、進めていただいて、それを開設する。あるいはですね、賃金も同じぐらいで大丈夫ですので、これは問題ないと思うんです。それで、土日ができるという、休日ができるというのは大事だと思うんですね。それからやはりサービス内容、空き家も含めてですけれども、やはりそういったものを総合的にですね、ですから働く場も含めてですよね、先ほど農業支援の在り方もありましたけれども、一体的にそういった情報を流せるというのが大事だと思うんです。ネットではなくてですね、親身になってやはりその個別課題があるので、そういったことを窓口を設けていただきたいということなんで、これは関係部署とですね、積極的にですね、ご相談いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) すみません、ちょっと説明が足りなくて申し訳ありません。土日、祝日について、観光協会は窓口は全然ウエルカムでございます。ただ内容についてはよくよく精査をさせていただきたいということでございますので、その点よく関係部署と協議をして、なるべく移住に興味がある方を引きつけられるようにやっていきたいと思います。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 続きまして、太陽光発電でございます。太陽光発電施設から風雨の影響によりまして被害が出た場合については、施工中であれば施工業者へ、施設が完成した後であれば発電事業者へ原状回復するよう指導しております。また、発電出力が50キロワット以上の施設については、県で作成したガイドラインがございます。これに基づいて、そういう苦情等が地元関係者にあった場合には、合意書、協定書の締結なども含めて、誠意を持って対応して理解を得るよう指導しているところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 改正のFIT法ですね、こちらの中で事業計画の認定ということで、その中で保守点検とか維持管理についてですね、それなりの責務を負わせていることになっているんですね。改善命令も出せるようになっていると思いますので、この辺について、実際になかなか取り扱わない、あとはきちっとした所有者と管理者の貼ってない施設もありますので、その辺のところをしっかりと、地域のいろいろ苦情が来ていると思うんですが、対応いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 1メガワット以上だと、メガソーラーということで茨城県に出したりするものもありますが、そういったものも含めて、市役所のほうで事業概要書はいただいております。なので、そういったものに基づいて苦情があった場合には、業者にコンタクトが取れるような状態になっていますので、引き続き適正な指導をしていきたいと思っております。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) それでは、ご答弁させていただきます。 現在災害時に対応する要支援者の調査、登録を行い、警察、消防、社会福祉協議会、地域民生委員等との情報の共有化を進めてございます。その要支援台帳を含む健康、医療、福祉のGISを活用したシステムの構築と運用についてのご質問でございますが、GISの活用につきましては、保有する情報を集め、共有し、活用することが可能となるなど、保健、医療、福祉の連携をさらに促進するためのツールとなる可能性もあると考えてございます。 今後は令和3年度に都市計画課においてGISの導入を行うということでございますので、その可能性と課題につきまして調査研究等を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) GISも、先ほども先輩議員からもいろいろ質問があったと思うんですけれども、本来はもうGIS、20年ぐらい使えるようになってですね、しかもいろんな業者が違ってもですね、レイヤーを重ねて使えるようになってたはずなんですね。それを本市では取り組んでこなかったというのがありますんで、今回ぜひとも福祉分野でも使えるようにということで、税務課である地番図、家屋図、そういったものとも重ねることもできますし、某業者が作ってるもの、よく使っているものもデジタル化、それも合わせてできますので、そういったことを含めてですね、その健康、介護ですね、見守り等について、併せて福祉部門で活用いただきたいと思います。その辺の検討協議のどうなんですかね、グループなどを立ち上げていただけますか。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(菅谷美祐君) 福祉部内でまず協議をすることが必要だと思いますので、その辺りから進めさせていただければと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 先ほども先輩議員からあったと思うんですが、これは市全体で取り組んでいるということで、政策企画部でもしっかりと今回進めるということなんで、合わせての連携という、やはり自分のところだけでちまちまやっているんではなくてですね、全体を見据えた形での今回GISの積極的な活用になると思うんですが、政策企画部長いかがでしょうか、もうこの機会にどんどん食い込んでいくよという発言をしてください。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 確かに政策企画部としては、進めていきたいというふうな思いはございますけれども、一応各課と連携をしながらやっていきたいということでご理解いただきたいと思います。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 続きまして、新規就農者の件でございます。事業内容については先ほど高野衛議員にご答弁したとおりでございますので、農業団体と農機具等の関係企業との連携ということでございますけれども、新規就農者に関しては、さっきの多額の初期投資による経営リスク、あとは独立の場合は特に人手不足による経営リスク、あとは知識、技術がないということの経営リスクなど、様々なこういうリスクを抱えているのが新規就農者だと思っています。これらのリスクを引き下げるためには、先ほど補助事業なんかもありますけれども、ほかにも安価な農業資材、生産性を上げるような資材、人手不足を解消するような資材ですね、あとは知識不足を補う人によるサポート、こういったものが大事になってくると思います。こうしたサポートが農業団体とか農機具販売店などでできればいいなと、独立就農の成功率が上がってくるなというのが、そういう通告をいただいたときに私がふと思った次第でございます。 こうした支援はまだまだスキームができてませんが、こういった枠組みを作っていけるようなことができればいいなと思いますので、福祉センターなどと相談してやっていきたいと思っています。事例としては、八郷市の朝日里山学校みたいなのもありますので、そういった事例も参考にちょっと研究したいなと思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 県でも様々な農業大学校、そういった支援があるんですが、鉾田市は全国にですね、先んじてというか、やはり先進的な農業者がたくさんいらっしゃいます。そういう面で、返ってそういう学校よりですね、こちらの農業団体とかそういったことの傘下にある方から指導を受けたほうが、すごくいいものができるかなと思いますので、ぜひともこちらについてですね、協力を得られるような形で進めていただければと思います。 そうした中で、市長から、今回鈴木部長が霞ヶ関に戻るんだという、それで鉾田市のためだけではないですけど、全国の農業振興にご尽力されるということをお聞きしました。そうした中で、この鉾田市でご勤務されてですね、国の進める仕事とやはり市町村行政の違いなどもあるのかなと、それから市でやはり単独でできる事業のおもしろさ等あれば、こちらについて考え方とか、どう捉えているのか、お話しいただければと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) ちょっと時間もあれなので、端的にお答えしたいと思います。 国と市の違いというのは、大きく2つあると思っています。1つは、競争があるということ、もう一つは直接向き合えるということのその2つだと思っています。1つは、農水省というのは、国に1個しかないので競争相手はいません。それはイタリア農業省と競争しようとかと考えれば、できなくはないんですけれども、市町村はやはり同じサービスを提供する組織というのが、茨城県内でも四十幾つあって、全国で1,700あると、どうしても何か鹿行4市の横並びだったり、ほかの市町村との事例をぱくってきたりとかというのを考えがちな部分はありますけれども、その市町村にどうやったら負けないか、勝てるかといった視点で物事を考えてみると、とてもいいなと思います。私自身3年間そういう思いで仕事をしてきたつもりでございます。 もう一つは、向き合えるということなんですけれども、東京のど真ん中でなかなか農家の本音を聞けないのが正直なところです。ただ市町村にはその環境があると思っています。ただし窓口ではなかなか難しいかなと思っています。なので、これを聞いているですね、役場の職員の皆さんも、時間を見つけて外に出て、市民とか事業者と直接向き合う時間をぜひつくってほしいかなと、私は率直に、国から来て皆さんをうらやましいなと思ったのが、その事業者、市民の皆さんと直接向き合えることだと思ってます。もったいかな、もちろん今の仕事も、机でする仕事も大事ですけれども、せっかく向き合える、直接向き合える環境があるので、ぜひ市民の皆さんと向き合ってほしいなと、こういうふうに思っております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。
    ◆4番(髙埜栄治君) ご助言として承りたいと思います。今後もですね、国のほうで様々な課題が、これからですね、特に日本の農業はあるのかなというふうに思います。そういった面でご苦労も多いと思うんですが、その能力を十二分発揮して頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 立地適正化計画の策定についてご答弁いたします。 まず、1点目の概要でございますけれども、立地適正化計画は本格的な人口減少時代に対応するべき持続可能なまちづくりを実現するための計画であり、国で強く推進しているところでございます。この計画を策定することにより、国の交付金のさらなる活用が可能となることから、早期の策定を図ってまいる考えでございます。 次に、2点目の公共施設再編や周辺未利用地などについてでございますが、立地適正化計画では、居住や都市機能の立地を誘導すべき区域を定めるとともに、誘導するために講じる施策を示すことになります。誘導区域や誘導施策の検討において、鉾田市公共施設等総合管理計画など、関連する計画と整合性を図りながら、公共施設の再編や未利用地の検討を行ってまいります。 最後に、3点目の都市計画マスタープランとの連動等についてでございますが、立地適正化計画は都市計画マスタープランの一部ということになっておりまして、その高度化版と位置づけられております。具体的には、現在見直しを行っている都市計画マスタープランにおいて、まちづくりの全体方針を示して、来年度策定する立地適正化計画では、マスタープランの方針に基づき、居住や都市機能の誘導区域を定め、誘導するための施策を示すというようなことになるもんでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 2番目のですね、公共施設の再編と周辺の未利用地の件で再度質問させていただきたいんですが、例えば旧鉾田駅ですね、鹿島鉄道の鉾田駅の周辺、ふくれ田というんですか、あの辺は。あの辺なんかもですね、今回の計画策定の中でいろいろ課題があって、商工会さんなんかでもいろいろ取り組もうとしたこともあるんでしょうかね、いろいろ課題の多いところではあるんですが、この機会にそういったエリアをですね、含めること、あるいは新鉾田駅周辺の、なかなかあそこの今までの縛りがあってできなかったことなども含めて、見直しを入れて、再計画というんですかね、そういったことも今回の立地適正化計画策定の中でできるんでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) いろいろな現在の用途地域、あるいは市街地、その部分では当然誘導する形になりますので、そういう形になると思いますけれども、ふくれ田については用途が指定されてなかったと思います。そういう面ではちょっとここからは離れるのかなというような認識でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) そうしますと、新たにその誘導というのがあれみたいですけれども、そのエリア、別途用途の、用途といってもなかなかあそこは難しいので、違う考え方でそこに組み込むことは全く考えられないと見たほうがよろしいんでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) ふくれ田を組み込むというような話、今現在ですと、用途地域の中、今の用途地域と、あと環状線の周辺、この辺を、用途地域の中の未利用地ですね、こういうのと環状線の取扱い、この辺をどういうふうに扱うかというのが主題でございまして、ふくれ田はちょっと手が出せないのかなというふうに思います。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 今回の予算の中で、新鉾田駅周辺の整備とか、親水公園の環境整備ですね、古い施設の撤去などもありました。今回の補助事業として取り組むわけなんですが、これは今回の立地適正化計画策定がなくてもいただける補助なんですか、一体的なものなのでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 今まだ策定はされてません。策定するということでもらっているのかなというような気がしますが、現在は基本的には4割補助でございます。これが策定される、来年策定、そうすると、今度次の年からは5割になるということで、1割上がりますということになっています。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 13、14の項目については、私の所属している厚生文教委員会の同じ枠なので、その中で質問させていただきますので、以上で質問を終えたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で髙埜栄治君の質疑を終了します。 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。議案第1号から第7号については、予算特別委員会を設置し、これに付託の上審査することといたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 △予算特別委員会委員の選任 ○議長(岩間勝栄君) 予算特別委員会名簿を事務局に配付させますので、暫時休憩します。                午後 5時51分休憩                                                        午後 5時52分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 御覧のとおり、予算特別委員会の構成委員並びに正副委員長は、鉾田市議会予算決算特別委員会運営要綱により、お配りした名簿のとおり指名いたします。 以上のとおり決定いたしました。 先ほど付託いたしました案件につきましては、15日、16日、17日、18日に予算特別委員会を開き、審議されるよう願います。 △散会の宣告 ○議長(岩間勝栄君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次会は、23日定刻から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。                午後 5時53分散会...