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09月07日-一般質問-02号

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  1. 鉾田市議会 2020-09-07
    09月07日-一般質問-02号


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    最終取得日: 2021-07-22
    令和 2年  9月 定例会(第3回)                   令和2年第3回               鉾田市議会定例会会議録 第2号                                                    令和2年9月7日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 12番  岩 間 勝 栄 君       9番  根 嵜   眞 君  副議長 7番  二重作 茂兵衛 君       10番  水 上 美智子 君      1番  土 子 勝 也 君       11番  入 江   晃 君      2番  羽 成 洋 一 君       13番  井 川 茂 樹 君      3番  鬼 澤 治 男 君       14番  米 川 宗 司 君      4番  髙 埜 栄 治 君       15番  山 口   德 君      5番  井 川 倫 士 君       16番  田 口 清 一 君      6番  亀 山   彰 君       17番  堀 田 正 衛 君      8番  小 沼   勝 君       18番  高 野   衛 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  岸 田 一 夫 君      建 設 部 長  中 根   衛 君  副  市  長  寺 門 利 幸 君      福 祉 保健部長  関 谷 公 律 君  教  育  長  石 﨑 千惠子 君      福 祉 事務所長  菅 谷 美 祐 君  政 策 企画部長  岡 崎 正 元 君      教 育 部 長  小 沼 富 男 君  総 務 部 長  二重作   勝 君    農業委員会事務局長  菅 谷 吉 弘 君  環 境 経済部長  鈴 木   賢 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  小 沼 喜 勝        庶 務 係 長  菅 井 光 輝  事務局長補佐兼  和 泉 経 義        書     記  飯 岡 美 佳  議 事 調査係長                                                        議 事 日 程 第 2 号                                令和2年9月7日(月曜日)                                   午前10時00分開議開議                                           日程第1 諸般の報告                                   日程第2 一般質問                                                                            1.本日の会議に付した事件                                議事日程に同じ                                                                                              午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(岩間勝栄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第3回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(岩間勝栄君) 日程第1 諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席する者は、市長ほか12名でありますが、執行部の密を避けるため、入場する者は答弁のある者といたします。 以上、報告いたします。 △一般質問 ○議長(岩間勝栄君) 日程第2 これより一般質問を行います。 鉾田市議会申合せ事項により、質問回数の制限はありませんが、通告にないものや質問の内容によっては質問を制止いたしますので、ご了承願います。また、執行部答弁は簡単明瞭にお願いをいたします。髙埜栄治君。          〔4番 髙埜栄治君登壇〕 ◆4番(髙埜栄治君) おはようございます。令和2年第3回定例会最初の登壇者となります4番髙埜栄治です。コロナ禍の厳しい環境の中で傍聴、そしてオンラインでの視聴、誠にありがとうございます。 岩間議長の許可をいただきましたので、早速通告に基づきまして質問させていただきます。先日、髙埜さん、鉾田で1番目の最初のコロナウイルス感染症にならなくてよかったよと話しかけてくださる市民がいらっしゃいました。岸田市長はじめ職員皆さんが市民の感染症防止のために昼夜問わずご尽力され、市民にもその思いが伝わり、緊張の毎日であったと思われます。この言葉は、その開放感、安堵感から発せられた言葉だと思います。この言葉の奥底には、感染症に対する恐怖や生活課題以上に差別、偏見、誹謗中傷等の畏怖嫌厭の情が強くあったからだと感じました。今年も水田では世界のコロナ騒ぎを横目に黄金色の稲穂がこうべを垂れ、路傍の萩も風に誘われ揺れ動き、秋の訪れを告げています。しかし、今後もコロナウイルス感染症との闘いは続きます。引き続き岸田市長はじめ職員の皆様には、市民の安心、安全な暮らしを維持するためにご尽力くださるようお願い申し上げます。 では、本題に移らせていただきます。今回通告させていただいた質問は、産業、防災、財政の3点です。まず第1に、全国第3位の産業、農業産出額を誇る鉾田農業の基幹をなす養豚業について、日本農業リーダー自治体鉾田市として推進すべき誇れる飼育環境整備等についてお聞きいたします。 さきに公表された平成30年度農業産出額では、全国トップスリーは不動の3市でした。1位の愛知県田原市の花き、野菜、2位の宮崎県都城市の豚、肉用牛と、特徴ある農業が光っております。本市においても2番目の産出額を有する豚は芋類を超え、野菜の約40%を占める148億円の重要な産業となっています。また、県内19以上の銘柄豚がある中で、本市関係でもいばらき地養豚やまごころ豚などが市場で高く評価されているところです。 しかし、本市の養豚業は規模の大小や経営スタイルにも差異があることから、旧自治体が課題解決のまとめ役を担ってこなかった経緯があるようです。そのことから、飼育環境が万全とは言い難いものがあり、私も議会で事あるごとに解決策を提言させていただいてまいりました。 そこで、提案等に対するその後の取組状況について伺います。まず第1に、養豚事業者の種別豚数と経営面積等の実態についてどのように把握され、行政指導に生かしているのか。 次に、養豚事業者家畜排せつ物の処理及び利用促進のための施設、設備等の環境対策に関する指導をどのように進めているのか。また、前回も事業者に対し、国や県それぞれの補助金情報を流すようお願いしてありますが、どの程度情報を提供し、導入等の相談を具体的に受け付けた実績はあるのか伺います。さらに、併せて提案してあった市独自の上乗せ補助制度の導入についてはどのように対応していただいているのか伺います。 第3に、水質汚濁防止法霞ヶ浦条例及び悪臭防止法に係る課題並びに指導改善、具体的対応策の実績について伺います。その中で要望が出されて1年になる旭地区国道沿いの排水等の課題解決がどのように進捗しているのか伺います。先ほどの2番目の補助事業と関連づけてご回答でも結構です。 4番目に、耕種農家への予算的にも大きな支援策である農業用使用済みプラスチックの処分支援は、農業リーダー自治体鉾田市としては本当によい支援策と思われます。同様に先進的取組として、養豚業で使用する各種注射針、薬剤容器等の回収についての支援制度を提案してきましたが、具体的にどのような協議をされ、令和3年度予算に反映しようとしているのか伺います。 5つ目として、本市の稲作文化の歩みとも重なる水田であり、先人たちが厳しい環境の中で開墾し、ようでんにしてきた大谷川流域の荒廃遊休状況に対して、農業委員会としてそれをどのように課題として取り上げ、その方策など議論しているのか伺います。さらに、農業委員会として本市の酪農など畜産業の多くが輸入飼料に依存し、コロナ禍で危機感のあった輸入危機の反省を踏まえ、国の補助事業を生かして土地利用型畑作物の創出としての飼料作物栽培拠点肉用牛飼育拠点にすべきなどの意見書として政策提言するような考えはあるのか伺います。 次に、2番目として、急傾斜地崩壊危険区域に準ずる地域居住地の安全確保と局所的短時間豪雨、これは私の造語で、記録的短時間大雨ですね、これに準じた形でもっと局所的で雨量が100ミリを超えないものとして定義づけさせていただいておりますが、この市民の安全確保について伺います。 このたびの台風10号については、報道等でご存じのとおり、約850万人の避難指示、避難勧告等が出されているところです。大きな被害が出ております。昨今の地球規模の気候変動による想定外の記録的短時間大雨及び台風の変則進路などに伴う大規模災害の日常化は、異常気象という言葉を死語にしています。本市においても近年は台風や豪雨などにより家屋への被害、崖の崩落、あるいは農業施設等の未曽有の被害が発生しています。特に市内は台地の端が土砂災害防止法の規定に基づく土砂災害危険区域となっている箇所が87あり、その中の83か所が特別警戒区域指定レッドゾーンです。さらに、25か所は居住地で件数の要件を満たす急傾斜地崩壊危険区域指定を受け、さらにはこれ以外にも指定要件に満たない崩落危険地域も存在しています。これらの区域は市の避難勧告や指示を出す前に崩落する危険にさらされています。 そこで、激しく変化する気候変動の影響を受ける当地方の気象状況を念頭に、市民のための災害防止策並びに安全確保について伺います。まず第1に、25か所の急傾斜地崩落危険区域の指定箇所の対策事業の実施状況、並びに台風、その他豪雨時の区域住民への避難勧告指示等の取扱いについて、その現状を伺います。 次に、個人で市内を踏査させていただきましたけれども、建設部長のお膝元である当間地区では、指定外で3か所、その他の指定外箇所でも上太田1か所、田崎1か所、高田1か所、串挽1か所、粟野1か所等、目視においても10か所以上の危険区域がありました。科学的調査を入れればさらに危険であることが分かると思います。そこで、市で随時パトロールして、茨城県へ土砂災害防止法に基づく基礎調査を依頼するのか、あるいは市独自の危険度チェックのためにボーリング調査や分析を行い、1か所約600万円程度かかると言われておりますけれども、その費用をかけても実施するのかなど、どのように対応する考えでいるのか伺います。 また、レッドゾーン居住者に対し、土砂災害防止法の規定に基づき移転勧告及び移転者への融資や資金の確保についてはどのように考え、啓発活動などしていらっしゃるのか伺います。 第3に、丘陵上の学校跡地施設解体並びに民間譲渡開発等時における排水及び流末処理について伺います。一例を挙げれば、開示請求をさせていただきまして驚きましたけれども、大和田小跡地のように、解体時に既存の排水溝を残してくださいということでお願いしてありましたけれども、実際のところ壊れたまま、結局水の行き場所がなくなっている状態がございます。そういった意味で、排水、流末工事をせずに、雨水管理をしないまま学校跡地の解体をしてしまって、その周辺山林が崩落している現状にあります。解体時の考え方並びに有効利用のための民間の跡地利用希望者に対する雨水や環境保全の開発条件協定案ができていると思いますので、それにはそういった雨水対策等についても明文化されているのか伺います。 4番目として、本市で採用した豪雨時等の超高密度気象観測システムPOTEKAについて伺います。8月17日の夕刻の時雨については、危機管理室のご指導で鉾田北西部北中学区では1時間の降雨量が63ミリを記録しました。他の3地区と大きな差が出ていることが明確になりました。この機械の活用が成功したと言っていいのかなと思います。現在その被害対応では、この豪雨の裏づけを根拠に道路建設課や農業振興課で様々な対応策をしていただいております。本当にありがとうございます。このシステムは他自治体等での設置箇所データも利用できることから、台風等対策本部の避難勧告、指示決定の資料や農業事業者風雨対策等にも活用できると思います。活用方法についてどのように市民や事業所に進めようとしているのか伺います。 最後に3つ目として、予算編成時期を前にして、令和3年度編成方針及びコロナ禍リスクを考慮した令和4年、5年度の2か年の予算編成の考え方について伺います。今年度新型コロナウイルス感染症対策のために多くの財政調整基金を取り崩しましたが、基本的にこの財政調整基金の本来の目的は、年度間の財源の調整に充当するものと認識しております。次年度以降には他自治体に遅れて統合される小学校の新設、老朽化した保育園及び幼稚園の再編、こども園の建設、ごみ処理施設の建設あるいは庁舎、市民ホール等大規模事業なども控えているものと思います。また、増大する健康福祉医療費等に係る財源確保が必要な年次です。 そこで、次年度以降の市税、交付税等の歳入を踏まえた予算編成方針について伺うものです。まず、さきの条例改正で実施される令和3年度の固定資産税家屋償却資産分減免の見込み減額並びに令和3年度以降の3か年の市税、交付税等歳入の見通しについて伺います。 次に、令和3年度以降の3か年の大規模事業の計画概要並びにその財源見通しについて伺うものです。 再質問は質問席で行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君の質問に対し答弁願います。環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) では、1点目、養豚の事業者の豚数と経営面積についてご答弁申し上げます。 まず、どこでこれを把握しているかということでございますが、鹿行の家畜保健衛生所が把握をしている数字でございます。我々もこの数字を頂いているというところでございます。まず、繁殖豚が1万3,871頭、肥育豚が12万4,014頭となっております。このうち雄の種豚でございますけれども、統計的な数字はないんですが、大体その繁殖豚のうち1割程度が種豚だというような相場感だということでございますので、大体1,300頭ほどではなかろうかというふうに聞いております。また、経営面積でございますが、これについては、豚は基本的に頭数で管理しているものでございますので、余り土地の広さとかというところに関して把握しているものはないんですが、うちの係長がですね、各事業者の圃場を全部航空写真で見て足したところ、全部で106ヘクタールというところでございました。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) ありがとうございます。経営面積というのをお聞きしたのは、実は今日の基本的な質問の内容、いわゆる環境保全に関わるものですから、今部長のほうから答えていただきましてありがとうございました。現在ですね、平成31年2月1日現在の茨城県の養豚農家1戸当たりの飼育頭数が1,466.7頭で、全国平均が2,119.4頭ということで、やはり大きく茨城県の場合は下回っているということなんですね。本市においても恐らく頭数が、割と、ですから小規模、中規模の養豚農家が多いのかなというふうに考えられてるんですが、そういった中で、頭数が少ない中で経営的にですね、付加価値や流通ルートの確立などで有利販売をしているかなと思うんですが、この辺については何か情報がありましたらご教示いただきたいんですが。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 議員ご指摘のとおりですね、大規模な、会社経営みたいなですね、経営体もあれば、家族経営でやられてるようなところもございます。こちらについては各農家さんいろいろ工夫をされて付加価値の向上に取り組まれているというところでございます。企業経営体であれば生産性の向上ということでかなり、1つの母豚にどのくらい頭数を産ませるかとか、大体半年で出荷するサイクルをどう縮めるかとか、そういったことまで研究してなされる方もおりますし、1頭1頭愛情かけて付加価値を高めて出荷されてるという方もおりますので、そういったいろんな経営スタイルがあるというようなところであろうかと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) では、続きまして2点目、3点目と一緒にちょっとまとめてご答弁させていただこうかと思います。 まず、家畜排せつ物の関係法令ということでございますけども、水質汚濁防止法霞ヶ浦条例、あとはですね、家畜排せつ物の適正な管理を定めた家畜排せつ物法というものがございます。あとは悪臭防止法、あとは廃掃法ですね、廃棄物の処理の法律、この辺が関係法令というところになってきます。この関係法令に基づいて市がどういうことをやっているかということでございますが、今申し上げたうちの水質汚濁防止法霞ヶ浦条例、廃掃法、あとは家畜排せつ物法ですね、この4本の法律については知事が指導権者になりますので、県の動きに合わせてヒアリングの立会いですとか、そういったことをやっております。悪臭防止法に関しては、市が、市町村が指導権者になりますが、こちらについては今まで悪臭に関して何かこの悪臭防止法に基づいて指導したということはないんですけども、市民から苦情をいただいた場合においては生活環境課農業振興課の職員で現地を確認しまして、そういった苦情が来ていると、きちんと悪臭の対策について講じてくださいと、そういった行政指導のような形でやっているところでございます。 続きまして、こういった家畜排せつ物に関する予算補助の件でございますけども、これまでもですね、こういった、悪臭も含めてですけども、あとは排水の関係、いろんな資材とか機械等がありますので、そういったものがあれば、こういった機械があるよ、こういう資材があるよということは、うちで情報が入り次第逐一養豚農家のほうにはお知らせをしていたところでございます。 予算については、いわゆる耕畜連携みたいなのを実施します畜産クラスター事業というものが基本的に大規模な家畜排せつ物の導入に関しては使える補助金なんですけども、そういった事業があることは皆さんよくご存じでおります。ただ、家畜排せつ物の処理については、当然その事業活動を行う上で必要なものではあるんですが、こういったものに対する投資というのはなかなか生産性の向上につながるわけでもないし、そこにいっぱいお金を投資したからといって売上げが上がるわけでもないというようなこともありまして、なかなか後回しになってしまうとか、積極的になかなか取り組むような環境ができてないとか、そういった課題がございます。なので、市と県とでいろいろ働きかけみたいなことを行うというのが現状でございます。何かしら事業者のほうからこういったことに取り組みたいということがあれば、その時点において必要な予算をこちらでご紹介したり、あとは議員ご指摘のような市の上乗せ補助みたいなのも改めて検討したいと思っておりますが、今時点でそういった相談がですね、頻繁に来るというわけではないので、引き続きですね、こうした働きかけを県と一緒にですね、進めていきたいなと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 私が調べた平成30年度の養豚業の全国の、これは抽出調査なんですけれども、32.3%の事業者が苦情を受けているという結果でした。これは先進的な地域も入っておりますので、平均的な内容なのかなというふうに考えております。自治体や家畜保健衛生所などの指導を受けて改善、近隣住民への理解を図っているという、そういった調査結果が出ています。また、ふん尿処理についても、ふんとその尿の分離処理で自家処理施設が80%、やはりほかの大きい地域はやっぱり自分のところでですね、処理している結果が。ただ、千葉県、愛知県などでは共同処理施設を設けてやっている部分が20%程度ありましたので、そういったところも考えられるのか。近隣市でも、市の設置型のふん尿処理を行い、液肥等を作っているところがあるわけなんですね。鉾田市では事業者に対してどのようなその方向性を示しているのか、まず伺いたいと思います。 本市においては大洋地区に酪農家及び耕種農家が連携して運営している有限会社大洋土づくりセンターという優良事業所があるかなと思います。いろいろご苦労されてアイデアを出し合ってやってるかなと思うんですが、そういった先進事例も地元にありますので、こちらについては畜産担当者あるいは政策担当者、環境担当課等ですね、協議して施策づくりをやったらどうかなというふうに思うんですが、この辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 大体の畜産農家さんにおきましては、蒸発散槽は置いていただいていると思っております。この霞ヶ浦条例の関係で、基本的に霞ヶ浦流域のところには排水が流せませんので、そういったことに当初は基本的には全ての畜産農家やっていただいているというような認識でおります。 議員ご指摘の共同の処理施設でございます。以前にも多分、たしかご指摘をいただいたと思いますけども、そういう事例があるのは承知しています。大洋の土づくりセンター私も行ったことありますので、よく中身見てきて、これは確かにすばらしいと思っておるんですが、やはり豚の場合はですね、病気に弱いということがありまして、畜産農家の方に話をしても、やっぱりいろんな豚屋さんのトラックがですね、敷地に乗り入れるというのはなかなかちょっと嫌がられるというか、難色を示されるというのがございます。その点だけ何とかクリアできればこの話は前に進むのかなと思うんですけども、そのためにはずうっと外を消毒をしなきゃいけないような感じになってしまいますので、コスト面でもなかなか、あとは労力的にもですね、いろいろあるかと思いますので、この辺はちょっとですね、引き続き養豚農家と話をしつつ、うちのほうでも苦情が多く来ているのは間違いございませんので、よい解決方法を引き続き、畜産農家と連携してですね、探っていきたいなと思っております。
    ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 今、病気に弱いということで、確かにそういったところがあって、すごく事業主さんもですね、敏感になっているのかなと思うんですが、今この鉾田農業をですね、アピールするに際してもですね、この鉾田の養豚業、やはり環境改善しながらですね、様々な国の助成等を生かしながら改善することで、今幾つか銘柄豚ありますけれども、鉾田産のですね、豚全体が、例えばですよ、環境に優しいSDGs豚とか、鉾田SDGs、先やらないと何でも駄目なんですが、そういったことで全国へアピールできるような、そういった部長がですね、今在任中に何かそういう仕掛けをしていただけたらありがたいなというふうに思うので、その辺の取組についてですね、ぜひ実施していただければありがたいなと思います。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 次に、4点目ご答弁申し上げます。 議員以前この注射針の回収制度についてご提言いただきましたので、中で協議をさせていただいたところでございます。農業用プラスチックの処理になぜ補助金を出しているのかというところに行き着くわけなのですけれども、この農業用プラスチックに関してはですね、議員の皆様はよくお話伺ってるかもしれませんけども、一部の、ほんの一部の方ではありますが、野焼きとかですね、埋却とか、そういった問題がどうしてもついて回るものでございます。なので、一定程度のですね、補助を出しつつ、かつ県と市町村で回収の仕組みをですね、きちんと整えることで何とか野焼き、埋却等されないよう、適正な処理が行える形でですね、政策的に誘導しているというような整理となりました。 こういう政策的な目的でやってるということを畜産農家の注射針に照らして考えた場合なんですが、畜産農家の方についてはこういった注射針の不法投棄等の問題、現在発生しておりませんし、過去にもそういった事例はないものでございます。こうした違いがある中で、注射針の回収に関して補助を出すことということについては、先ほどの農業用プラスチックのような政策目的というものが今の時点ではあまりないのかなと思いますので、そういった補助を出すに当たっても、その政策目的についてよくよく検討しなければならないのではないかなと、こういう結論に至った状況でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 今部長、政策目的ということで、確かに廃プラスチックですね、これは一昨年平成30年度が2,530万円、昨年台風の被害がありましたので4,612万円ということで大きな数字が出ております。この養豚業者の注射針とか、それぞれ容器類ですね、今不法投棄はないということなんですが、部長、これ確認してます。僕もあってはならないと思います。ただ、いろいろですね、先ほどそれでSDGs豚ということを言ったのは、結局市が確実に注射針などを回収してそういった支援策をしている、これお金かけても50万円から100万円でできる事業なんですよ。それで、確実に不法投棄がないって証明できちゃうんですよ。分かります、部長、そこなんです。市長、どうですか、この廃プラスチックに対して養豚業者の注射針等についての支援策、確実に抑えることによって確実にそういうことが鉾田市はやってないということが証明できちゃうんですよ。安い政策だと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 先ほどですね、鈴木部長が話した中で、政策誘導ということで今大変難しいという回答があったと思うんですけども、よく聞いてくださいよ。合っています。そういう中で、今議員のおっしゃることを踏まえですね、今先ほどは難しいということで、完全に駄目だとは言ってないんで、その辺も含めて、難しいのを難しくないような状況になれば、今私のほうでももう一回いろんなもの調べて精査するようにはしますけど、大変、今具体的にははっきり申し上げられませんけど、今以上な状況でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 先ほどから申し上げております日本農業リーダー自治体鉾田市です。ぜひ先進的な、ほかへのアピール度が全然違いますので、検討していただければと思います。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(菅谷吉弘君) それでは、荒廃農地の利用についてお答えいたします。 荒廃農地の利用について、畑は、農地利用最適化推進委員とともに農地利用状況調査を実施し、現状把握や耕作指導等を実施しております。水田に関しては、以前の減反政策、現在は主食用米が減っていることから、価格安定のため飼料用米や加工米等を作付する施策が行われており、利用状況調査は実施しておりません。 荒廃農地対策としては、水田を含め、農地利用に関する要望といたしまして、茨城県農業会議へ有効利用に関する対策に加え、担い手の確保に関する要望など、茨城県農業会議を通じて国、県へ意見書を提出しているところです。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 農業会議への意見書というのはですね、こちらについては以前からですね、そういう活動しているというの分かるんですけれども、やはり鉾田市独自のですね、農業政策に対する提言、ですからこれについては当然農業振興課と一体的なものなんですけれども、やはり農業委員会、農業の専門家のですね、いわゆる御意見番としてですね、やはりある程度地域の課題、農業課題について積極的に調査する、そういった議論する、そういったことって農業委員会では行われていないと捉えていいんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(菅谷吉弘君) 農業委員としての議論ということですけども、特に課題という形ではございませんが、その都度総会、それとそのほか内容等につきましてその都度議論はしております。 また、先ほどの市への内容という形ではございますが、県への要望と、また地域に密着した市への要望とでは内容等も違ってくるかと思います。その辺のところも含めまして農業委員と協議していきたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) ぜひとも市長に対するですね、意見書ということで、やはり鉾田市は、これからもですね、こういう時代だからこそ、特にですね、農業の重要性、そういった、あと持続的な農業づくりですね、そういったことができるまちだと思いますので、ぜひともですね、農業委員会の皆さんにもですね、議論していただいて、どんどん市長に意見書を出していただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 2項目1点目の事業の実施状況についてご答弁いたします。 急傾斜地崩壊対策事業につきましては、鉾田工事事務所において現在七軒町と梶山の2地区の整備が進められております。七軒町は平成29年度に着手し、令和9年度の完成を目指し整備が進められており、今年度はのり面工延長25メートルを整備することとなってございます。 次に、梶山は平成30年度に着手し、令和7年度の完成を目指し整備が進められており、今年度はのり面工延長30メートルを整備することとなってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 2点目についてご答弁申し上げます。 本市では台風の通過や集中豪雨などによる土砂災害の発生が予想される場合には、気象情報や土砂災害警戒情報を基に高齢者避難開始や避難勧告などを避難情報を発令しております。また、ハザードマップを作成、配布するほか、ホームページでも公開しております。防災、気象情報の収集方法や避難方法、災害への備えについて広報紙に掲載するなど事前に周知を図っております。 また、住民一人一人に防災意識を持っていただき、災害で命を失うことのないよう、市民の皆様には防災、気象情報を基に確実な避難行動につなげていただきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 建設部長のほうからも今2か所の工事中ということで、ある程度の時間がかかるということなのでしょうけれども、この25か所中、また予定しているところが2か所と聞いておりますので、4か所以外でそのほかの実施状況ですね、もう実施済み箇所があれば、それを教えていただきたいんですが。 それから、今総務部長のほうから避難についてのお話ありました。前もですね、土砂災害崩壊区域周辺のですね、広報活動、車で歩いていただきましてありがとうございました。その際もお礼を申し上げたんですが、ただやはりすごい豪雨のときなどは聞こえなかったりする場合等もあります。そういった中で、今自主防災組織もまだ鉾田市はですね、完璧なものになっておりません。そういったことで、地区のですね、区長さん等の判断でですね、地区の集会所等ですね、やはり速やかに、崖の崩落はすぐですから、そういう余裕がありませんので、そういう指定外、いわゆる避難場所あるいは避難所としての指定外のところへもですね、避難した際に飲料水や食料品あるいは毛布など運んでいただけるような対策マニュアルにですね、追加していただかないと、今のマニュアルでは、その方策ではうたってないと思うんですね。その辺の発生時の改正というんですかね、マニュアルの改正等についてご検討いただきたいんですが、いかがでしょう。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) この事業の全体でございますけども、今お話ありましたように、全体で25か所でございます。うち整備済みが21か所、先ほどお話ししましたように、施工中が2か所でございます。そして、現在計画しているのがそのほか2か所ということになっております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 先ほど地域の指導で地区集会所等の整備でございます。現実的に避難所として現在のところ差し支えはないと思っています。ただ、議員がおっしゃられるように、自主防災組織です、そちらのほうが震災後つくってはまいりましたけど、だんだんそういったところでは、取組の強化という言い方もあれですけど、そういったものが足りないと思っています。そういった中で、自主防災に関しましては、自主防災組織の有効性、そういったものは地域の皆様にも説明していかなければなりませんので、先ほどの集会所も含めてですね、そういった点ではその有効性等を区長さん、地域のリーダーと言えば区長さん方になりますね、そうしたところでは、意識づけという言い方もあれですけど、そういったことで取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 2点目についてご答弁申し上げます。 今回の台風10号のように、気象状況が激甚化しております。いつ、どこで災害が発生してもおかしくないと言われております。土砂災害警戒区域の範囲外であっても、災害で命を失わないために、ハザードマップに載っていないから安全だと考えるのではなく、平時から自宅周辺での点検と、あと土砂災害等の危険性、そういったものをご確認をいただくなど、地域の方で情報を共有をして災害に備えていただければと思います。 台風通過や豪雨により災害の発生が予想されるときは、土砂災害警戒区域外であっても土砂災害警戒区域情報に注意していただき、近所の方同士声をかけ合って安全が確保できる場所に避難していただきたいと思います。住民一人一人が自らの命は自ら守るという意識の下、自ら判断し、自ら行動することで命を守れるよう、行政としても先ほど申し上げました自主防災組織の支援、そうしたものについて支援をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 今部長がおっしゃられたように、確かにそういった対応というのは必要なのかなと思うんですが、今日のテーマはですね、特にそういった指定外のところで今危険箇所が増えているという、これは善意なのですけれども、市民の方が枯木があって、邪魔で崩れて倒れて危ないよという木のあるところで、山を、斜面をですね、丸裸にしてしまって、そういった箇所が何箇所か回ってみて見受けられているんですね。そこが実際崩れてるとこがございます。ですから、今まで根っこがあったのに、それで何か押さえてた部分がですね。ですから、そういった箇所についてもですね、今後その指定について県の鉾田工事事務所等通してですね、一応再度基礎調査を要望するなり、あるいはその山の管理等についてですね、何らかのマニュアル等工法でですね、こういった方法がいいよということは、これは農業振興課等とですね、一緒になって進めたらどうなのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 議員がおっしゃられるように、やはり日頃からのそういう点検、そういったものは必要だと思います。そうしますと、やはり台風シーズンだからというわけではなくて、広報紙、そういったもので日々そういった点検、そういったものは周知を図っていきたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2項目3点目の丘陵上の学校跡地施設解体等についてご答弁申し上げます。 丘陵上の小学校の校舎解体につきましては、今後の利活用を踏まえながら工事を実施しています。こうした解体工事では既存の排水施設はできるだけ残して、周辺土地への雨水の流出がないようにしております。市では既に3校の小学校校舎を解体しており、周辺土地への雨水の流出がないよう対応してきましたが、時間が経過しておりますので、再度現地を確認しまして、対応が必要であれば改善していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 学校跡地の民間事業者への譲渡した場合の排水及び流末処理ということでご答弁申し上げたいと思います。 学校跡地を民間事業者へ譲渡する場合の排水及び流末の処理につきましては、教育総務課と連携を図りながら、学校跡地の排水施設がどのようになっていたのか、その辺流末はどうなっていたのかという、そういうところを把握した上で、現況の状態で譲渡することとしておりますが、改めて民間事業者とそういう問題点があれば協議の上、周辺に影響が出ないような対応は取っていくことになると思います。特に高台の学校跡地につきましては、周辺環境、地域の安全性確保の上で雨水排水の対策について条件を設定するという必要もあろうかと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 先ほど大和田小の例を挙げさせていただきました。あそこでも解体の仕様書の中では排水路を壊さないようにと、残すようにという指示は出していたようなんですが、結局のところそこの排水工事あるいは確認をしなかったというところがやはり今回の水を出して、山林の崩壊きっかけをつくってしまったのかなというふうに思いますので、ぜひともその辺のところ留意していただきたい。 私も各学校跡地を調べて歩きました。串挽小のですね、北東部の擁壁ですかね、あそこも土砂災害の崩落の危険区域にもなっていますけれども、それをちょっとずれたところなどもやはりちょっと危ないのかなというふうに感じております。それから、野友小学校の東側の道路と山林部分があるんですね。さらにその下には通称学校林、これは市の土地なのかどうか分かりませんが、いまだに大規模なアスレチックのですね、施設が残されております。下には少し行くとやはり民家ございますので、ああいったものはですね、大雨等で崩れ落ちたとき、丸太でできてたりしますんで、相当な被害が出てしまう可能性があるんですよね。その辺をどう考えていらっしゃるのかな。あと白鳥西小のあそこ二段校舎的なもの、校庭みたいになっておりますけれども、ああいったものについてもですね、今後危惧しなければいけないかなというふうに思っております。 今後もですね、排水とか流末については配慮するということですので、ぜひともですね、その辺のところはしっかりやっていただきたいんですが、そのほか平地のいわゆる平らなところの学校等も歩いてきました。その中でもフェンスが壊されていたり、いろいろな問題があるんですけれども、もしですね、この学校の管理の概要が分かる資料等、部長、あれば議員の皆さんに配っていただきたいんですね。そうすれば一覧になっていれば分かるのかなと思うんですが、今どんな状況になっているのか、ちょっと確認できればと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 管理の関係でございますけども、高台の関係、平地の関係ということでいろいろ危惧されるところはあると思います。政策企画部所管につきましては、再度点検はさせていただきたいと思います。 それと、参考資料につきましては、すぐ出せるかなと思いますので、出させていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) あと関連してですね、これは教育長に実は学校跡地の問題のときお話ししたんですが、今回回ってみて、排水とかその他の問題と併せて、環境保全という立場からですね、記念碑とか、モニュメントとか、いまだにそのままです。先日はある小学校で寄附した大切な、貴重な、これは植物も含めてですね、それに対して枯れそうだと、危ないということでお叱りのお言葉を受けているのかなと思うのですよ。これについては環境保全の立場からですね、併せて、南小ができるとき合せて移転してほしいということで、私は一つの方法としてご提言したんですが、本当に皆さん学校ができてる経緯は教育長一番知っていると思うんですよ。皆さんの思いが凝縮されて学校ができたんですね。その後ずっと継続しているわけですよ。そういったところの一つの表現方法がモニュメントであったり、そういった記念碑なんですね。そういったものをやはりないがしろにするということは、市民の心に本当に相当ダメージを与えるようなものになりますので、この辺についてどのような今経過になっているのか、それだけここのところでお答えいただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 各学校等に残っております顕彰碑等につきましては、各区長さんに連絡をいたしまして、もしその区で残したいであるとか、それからこれ個人的にもどこかに移設して残してくださるというような申出があれば、そのような形に残していただくように広報しているところでございます。実際に大洋地区の学校では、もし地区等でそういう申出がなければ移築したいという申出も、これは個人なんですけども、受けているところでございます。これまでもですね、議員おっしゃるとおり、学校にあるいろいろな碑はその地区の思いがこもっているものであると私も考えております。 しかしながら、市としての考え方の基本として、そこにあったものは地区の方にご相談して、地区で残したいということがあれば、地区あるいは個人で経費負担等していただいて残していただく、そうでなければ残念ながらそこの部分については撤去させていただくということで、鉾田北小学区の、北中学区が小学校が統合するときにもそのような形でやってまいりましたので、これからもその方針でやっていくということでございますが、ぜひ残したいという地区の思いを十分酌み取れるように、地区の方のご意見は十分に拝聴してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) これはさきにですね、ご質問したときと同じ回答です。ですから、特定の区長さんとかだけではうまくいかないんですよ。たまたまその方が区長さんというだけなんです。やはりそれ全体を学校として捉えたときには、そういう甘いものではないということだけは頭に置いていただきたいと思います。やはり伝統を伝える、新しい学校につないでいくということも教育委員会の仕事だと思いますので、こちらについては市長、いかがでしょうか。教育委員会はこういう回答だったんですが、市の立場ではいかがですか。設置者はもと、いやいや、結構です。市長。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) すみません、議員おっしゃるとおり、区長さんだけで決めるということではなくて、その地域全体の方で決めていただけるような、あるいはお声を拾えるようなPRはきちんとしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今ですね、教育長が最後にお話ししたとおり、今学校全体の地区の中からそういう盛り上がりがあるような状況ならばまた違う角度があるのかなと、髙埜議員がおっしゃっている、今までの歴史、深いものを申し上げると、そういうのは残すのが当然でしょうという思いでございましょうから、それも含めまして学校地区の皆さんの声を聞きながらそういうような対応をしていっていただければなと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) それでは、POTEKAについてご答弁申し上げます。 POTEKAにつきましては、インターネット経由で誰でも自由に閲覧することができるものでございます。市では広報紙の6月号に掲載すると、あと10月号にも掲載を予定しております。 それと、当然のことながら毎日の天候確認や熱中症対策、そういったものも活用ができるということと、あとは特にこれ中学校に設置してございますので、中学校等でスポーツレクリエーション、そういったものにも活用が図れるのではないかと思っております。現在気象庁等のそういったリンクというものはございませんが、当然情報が異なってしまうのはどうかと思いますし、今後そういったところでは気象庁の土砂警戒情報と併せて自主的な避難行動の判断につなげていけるような先のことを検討しなくちゃならないのかなと思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) 先日も危機管理室のほうでお世話になってデータ等のですね、ご指導いただいたんですが、やはりデータのほうそのときだけ流してしまうんじゃなくて、それを蓄積してやはり活用できるような、そういったことも頭に置いていかないといけないのかなというふうに思いますので、こちらも含めて、あとは発展的な活用方法ですね、これについては常にですね、情報を集めて新たなそういった取組ができるような体制を整えていただければと思います。答弁は結構です。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 3点目でございます。固定資産の想定減免額、想定ですが、正直申し上げて売上げの減少、任意の3か月というのはあるのと、売上高が30%から50%で課税は2分の1、50%でゼロとなるというようなことで、現状のところ把握は困難でございますが、飲食業者であったり、そういうサービス業者等の事業者はある程度この中では仮にその方が売上げの減少が50%、ゼロとした場合は、想定では約6,000万円ほどとなります。また、課税、事業者のこういった償却資産分と事業用の家屋分というのは総額で申し上げると約3億円現在でございますので、ただ、今後1月まで申請という期間でございますので、ちょっとあくまで参考数字という言い方もあれですけど、そういったところでご容赦願いたいと思います。 続いて、市民税の3か年についてです。市民税については、個人市民税、あと固定資産税が大きなものを占めてまいります。当然のことながら、個人市民税も、12月までございますが、以前のリーマンショックよりひどいというようなお話は聞いております。ただし、前回リーマンショックのときの影響って、鉾田市ではやはり農業所得、そういったものがあって、それほどでも、都市部と異なったということはございます。しかしながら、リーマンショック以上にGDPが落ち込みも予想されておりますので、多少なりある程度の減額を、今年と比べて減額にはなる。 あと固定資産税は来年3か年見直しの年でございます。償却資産については、太陽光発電、そういったもので増が見込めますが、土地、あと新築家屋等、そういったものについては新築が減少であったり、そういったものではやはりちょっと減額が見込まれる。正直、市税としては今年と比べて減額になると思っております。あと2年目、3年目というのは当然劇的に改善というのも今のところ分かりませんので、同じような傾向なのかなと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 交付税の3か年の見通しにつきましては、景気の低迷、人口減少も相まって減少することを想定しております。来年度の普通交付税につきましては、毎年暮れから年度末に示されます地方財政計画や地方財政対策が発表されなければ当該年度の交付税の額は不確定であります。合併特例による段階的縮減期が今年で終了し、来年度から交付税は一本算定となることから、1億円程度は減収になるものと考えております。 さらに、今年度は国勢調査の年であり、今回の国勢調査の人口が令和3年度以降5年間の普通交付税算定に使用されることになっておりますが、近年は数千人規模で人口が減少しており、前回同様に1,500人程度減少した場合は約1億5,000万円程度が減収を予想しております。今後の経済状況や国の景気対策など政策にも大きく左右される要素はございますが、新型コロナウイルス感染症の影響に限らず今後も減少していくと予想しております。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜栄治君。 ◆4番(髙埜栄治君) なかなかですね、正確な数字は出ないのかなと思うんですけれども、市税についてもやはり若干の減少、交付税等についてもやはりそれなりのですね、減が見込まれるということだと思うんですけれども、そうした中で今財政調整基金、こちらについては一般的には標準財政規模の10%程度ということになりますので、本市では130億円ですかね。ですから、13億円あたりが適正規模なのかなというふうに思われるんですね。ですから、よくあまりですね、基金があると減らされちゃうぞと、いろいろ交付税がというのがあります。これは財務省とか総務省闘っていますので、そう簡単には動かないと思うんですが、ただ私は先ほど災害防止のこともちょっと申し上げたんですが、実は災害対策基本法101条の規定では、災害対策基金条例をつくるということをうたっているんですよ。鉾田市であるのは、鉾田市の地域防災基金条例、これは防犯灯等の設置に係るちょぼちょぼしたお金なんですね。ですから、災害対策の基金条例に基づいてですね、これは法令で決まっているので、置くということ、これで1人例えば5万円掛ける、今4万8,000人超えていますけど、例えば4万5,000人分をやると22億5,000万円ぐらいの基金をつくれるんですね。そういったことで、別な形で基金を移すということも一つの考え方かなというふうに思うんですね。これだけ厳しい状況ですので、ぜひともその辺のところを含めて、最後にあと鹿島、神栖の企業で一部撤退がうわさされていますので、そういったことも鉾田市の市民で働いている方もいらっしゃいますね。ここ3年というのはいろいろあるかなと思います。そういった面で、最後に大規模事業との関係をご答弁いただいて、私の質問終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、ご答弁申し上げたいと思います。 来年度以降3か年の大規模事業に対する財源見通しについてご答弁申し上げます。今後3年間の大規模建設事業の予定につきましては、現時点におきまして、議員がおっしゃるとおり、大洋中学校区統合小学校新築工事、旭中学校区統合小学校新築工事に係る用地購入、設計費、認定こども園整備工事など予定されており、さらに施設の老朽化に伴います社会教育施設、公民館等ですね、の改修が今年度策定中であります個別施設計画の結果によりましても多額の財政出動が見込まれております。ハード事業に対する財源につきましては、毎年各種補助金や有利な地方債の活用の検討、国で毎年出される地方財政対策に盛り込まれる新規財源を研究しまして積極的な特定財源の活用を図っておりますが、大規模建設事業を抱えております令和3年度以降の予算編成につきましては、交付税の減少予想や特定財源のほか多額の一般財源も必要なことを考えますと、これまで以上に経常収支の削減や既存事業の統廃合なども含めて持続可能な自治体運営に努めていきたいと考えております。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で髙埜栄治君の質問を終了します。 10分間休憩します。                午前11時03分休憩                                                        午前11時15分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、高野 衛君。          〔18番 高野 衛君登壇〕 ◆18番(高野衛君) 傍聴者の皆さん、大変ご苦労さまです。日本共産党の高野 衛です。通告順に従い5項目9点一般質問を行います。 1、新型コロナウイルス感染防止対策についてお伺いいたします。1点目、新型コロナウイルス感染拡大は市内でも感染者が確認されるなど極めて憂慮すべき事態となっています。秋から冬にかけて第3波、第4波到来の声が聞かれ、冬場のインフルエンザの同時流行に備え、現場の負担増が懸念されています。市の対応としては、潮来保健所鉾田支所の施設を中核に位置づけ、保健師などの職員の増員をすることを県に要望するとともに、PCR検査の拡充を市として考えるべきと考えます。お考えをお伺いいたします。 2点目、新型コロナウイルスに感染した方、または感染が疑われる方の傷病手当金の支給対象は、鉾田市においては国民健康保険及び後期高齢者医療制度に加入されている方となっておりますが、対象者は給与者収入のみであり、事業主や白色確定申告の事業専従者は、仕事を休むことになっても傷病手当金の支給をされることがないという現状になっています。100年に1度の経済危機と言われる中で、安心した市民生活を支援するため、傷病手当金支給対象者を拡充することが必要と思いますが、考えをお伺いいたします。 2番目、少人数学級実現についてであります。新型コロナ感染症の下、子どもたちはかつてなく不安を抱えています。子どもたちのケアと学び、感染防止の点で現在の40人学級を35人以下の少人数学級の実現は急務と考えます。全国知事会、市長会、町村会は少人数学級を可能とする教員の確保を政府に要請し、そして全国の小、中、高、特別支援学校の4校長会も少人数学級を文部科学大臣に要望をしています。市長並びに教育長は少人数学級実現に向けどのように考えているか、お尋ねをいたします。 3番目、社会教育複合施設整備事業と平和行政についてであります。1点目、今年度徳宿小学校の廃校舎を利用し社会教育複合施設整備事業が始まりました。内容は、旭、大洋公民館内の郷土資料室、そしてあけぼの館、すずらんルーム館等の施設の集約及びクライミング施設の整備を行い、社会教育事業をはじめ各種事業への円滑な推進の拠点づくりを目指すとしています。9月今定例会に7,053万8,000円の追加工事も提案をされていますが、事業の進捗の状況をお伺いいたします。 2点目、市内で発見されている貴重な文化遺産である汲上吾妻原にある監的所や安塚地区内にある八角形の防火用貯水槽など、保存、その他戦争遺産の調査や資料の収集、展示などどう進めていく考えか、お尋ねいたします。 3点目、広島、長崎の原爆投下から今年で75年であります。原爆写真展や反戦平和資料展、映画会、講演会の開催など、鉾田市は核兵器廃絶平和都市宣言をしているまちでありますが、平和活動については盛り上がりが足りないように感じます。積極的な平和行政を進める考えについてお尋ねいたします。 4番目、巴川氾濫の対策についてであります。昨年の秋の台風や今年に入ってもこれまで経験したことのない豪雨による河川の氾濫が全国各地で発生し、地球の温暖化による異常気象とも言われています。借宿地区鹿行橋周辺の県道8号小川鉾田線は、台風などの豪雨により度々冠水し、昨年の秋の台風では2日間も冠水し、通行止めや住宅への床上浸水も発生しました。巴川の堤防のかさ上げ工事や内水対策など抜本的な対策が必要と思います。お考えをお伺いいたします。 2点目、鹿行橋から上流約100メーター付近に水田からの排水管、直径約1メーターが布設されていますが、水田に河川からの水が逆流している状況が見られます。ゲートなどの取付けなど対策をどのように行う考えであるか、お尋ねいたします。 5番目は、西部工業団地内企業との公害防止協定の締結についてであります。鉾田市は旧ビクター跡地における鉄くずのリサイクル業者と敷地内の雨水対策、水質検査を含めた公害の未然防止のために公害防止協定を締結することになっています。どのような進捗の状況になっているか、お伺いをいたします。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君の質問に対し答弁願います。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) それでは、1点目の潮来保健所の機能強化とPCR検査の拡充についてご答弁申し上げたいと思います。 基本的に新型コロナウイルス感染症拡大に向けての保健所の機能としましては、帰国者・接触者外来ということで、相談窓口、あるいは感染が発生した場合は感染者のフォロー、積極的な疫学調査、あるいは行動履歴の確認、そして濃厚接触者確認、そういった点でかなりオーバーワークになっていると。これは、特に首都圏で感染が拡大している地域においてはオーバーワークになっているという報道はございます。 しかしながら、潮来保健所に関しましては、3月から5月の第1波においては、潮来保健所で実際にそこで検体採取等も行ってきた関係で、かなり電話がつながらない、そういった状況があったということは聞いてございますが、5月11日に鹿行PCRセンター、これ鹿島医師会の協力の下で鹿行PCRセンターが開設されまして、そこで検体採取ができるようになったということで大幅に改善されて、現在は相談、そして積極的な疫学調査ですね、濃厚接触者等の疫学調査を行っているという状況で、大分改善されているという話は聞いてございます。しかしながら、第3波、第4波に向けての機能強化というのは必要だと思いますので、それに関しましては、引き続き市長から要望はしていただいているところでございます。 それと、先日安倍首相の退陣に併せまして、政府で新たに新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組というのが発表されました。その中で保健所の体制整備として、自治体間の保健師等の応援派遣スキームの構築、都道府県単位で潜在保健師等を登録する人材バンクの創設、保健所等の恒常的な人員体制強化に向けた財政措置が挙げられておりますので、今後国、県のそういった動きを期待してまいりたいと思います。 それと、PCR検査の拡充につきましては、これはこれまでも何度もご答弁申し上げましたように、鉾田市では独自に検査機関は持ってございません。それと、茨城県においても現状はですね、公、公の部分と民間の検査機関を合わせましても1日当たり500件という話を伺ってございます。それについて、茨城県知事においては何とかそれを抗原検査を含めて1,000件まで増やしたいというようなことを発表してございます。それと、PCR検査といいますか、国のほうでも先ほどの今後の取組の中で、抗原検査の積極的な活用ということで1日20万件、これは通常のかかりつけ医等でやっていただきたいということで増やしていきたいというお話が出ておりますので、これは何度も言いますように、鉾田市で独自で拡充をと言われても、鉾田市では検査機関、そういったものはないので、それは難しいということはご理解いただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 鹿行地区で鹿島検査センターが鹿行5市で出資をしながら、鹿島医師会主体でですね、進められているということで、大分検査も緩和されて、これまで大分潮来保健所も厳しかったけども、緩和されているような状況があるというようなお話。今部長のほうからもお話がありましたけど、国も県もですね、このPCR検査については拡充をするという方針がですね、出されているということで、私は昨年の11月に潮来保健所にですね、鉾田保健所が統合されて、現在は支所というような扱いになっていると。こういう事態ですから、この施設を有効に活用するようなですね、ことがやはりできれば非常に理想的ではないかと。それを核にしてですね、保健所の機能を充実してですね、まず相談するのは保健所ですから、近いところで相談できるような体制をつくるという意味では、この支所をですね、体制を強化をしていただきたい、こういうこともこれまでも言ってまいりました。 それで、国、県は方針としては拡充する方向だと、県もですね、具体的に約1,000件ですよね、現状が1日当たり500件、それを1,000件まで拡充するような検査体制をつくるということが言われておりますけど、鉾田保健所にですね、以前聞きましたら、保健師は1人というような体制でやっていると。潮来保健所の鉾田支所の体制を実際国、県がそういう方針で臨むというのであればですね、保健師も増やし、職員も増やすような体制を今できているのか、まだこれからなのか、市長からは要望を県のほうにもしてもらっているということですけど、現状はどうなんでしょうかね、国の方針、県の方針の下に。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 鉾田支所のほうでそういう相談窓口をということのご質問かと思うんですが、現状こういう場合はですね、やっぱりスケールメリットといいますか、1か所でそういう相談体制をきっちり設けて、そこで集中するというほうが合理的であろうと考えてございます。それで、現状が感染症でございます。感染症でございますので、直接来ていただくというのは、これはなかなか難しい。電話でいろいろ聞いてもらうというのが、国のほうでもそれは言われています。まずお電話をしてくださいよということでございますので、現状はですね、潮来保健所で統一してそういう相談体制を築いていったほうがよろしいのかなというふうに現場としても感じているところでございます。 それとですね、その体制強化という点でおきますと、例えばですね、保健師を雇うといっても現状すぐ見つかるというものではございません。鉾田市でも来年度に向けて保健師を募集していますが、なかなか応募がないという状況でございます。国のほうでもそういった財政措置、人員体制の強化に向けた財政措置をするということを言っていますが、これは未来に向けた部分だと思います。それと、国で言っているのは自治体間の保健師の応援派遣関係の構築、それと潜在保健師を通す人材バンクの登録ということでございますので、そういった登録を進めていく中で潜在的に保健師資格は持っているが、今は1回引いている人がいるとか、そういった登録を今進めていくということだと思ってございます。これはすぐ、明日から募集してすぐ体制が増やせるかという状況ではないということはご理解いただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) それでですね、PCR検査も鉾田市内で検査の県からの委託を受けて2か所の病院が検査をできるように契約していると。これはいずれも旧鉾田地区なんですよね。やっぱり理想的には大洋地区や旭地区の病院でもですね、検査をできるように県との契約などでですね、やっぱりそういうのを進める必要があると思います。 それと、先ほどかかりつけ病院でも検査ができるようなというような、そんな話が出てきたかなというふうに思うんですけど、やはり一番理想的には市民の方がかかりつけの病院で相談や検査ルートをつくるということが非常に一番理想的だと、このように思うんですけど、かかりつけの病院での検査というのは、今先ほど話がありましたけど、これはもうかなり実現可能なところに来ているのか、その点お尋ねいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) これは国の方針です。20万件に増やすというのは、インフルエンザとの同時流行に備えて抗原検査、要は抗原検査キットで簡易に検査をすると、そういう仕組みを構築したいというのは国が言っているところでございます。現状として、その現場ですね、医療機関がそういった、要はそこでクラスターになるとかというような心配が当然されると思います。これはあくまでも県とそういった医療機関が委託契約を結んで保健指導を行うということになりますので、それが進んでいるかどうかというのはちょっと私どもは確認できないということと、そういった課題もあるのではないかということが考えられるということでございます。理想としては、国が言っているように、インフルエンザと新型コロナが同時流行した場合、疑わしい場合は両方の検査が、抗原検査、簡易キットでできると、そういった仕組みになるのが一番よろしいかというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 私がですね、発言している趣旨はですね、やっぱり最悪の場合だと思うんですよね。感染者が鉾田市内でも拡大していくというような非常に最悪の場合、これはもう大変なことになるわけでですね、そういう場合をやはり行政としては今からですね、きっちりと考えておくということがやはり行政としての役割だというふうに思うんですね。そういう点で、先ほども申し上げましたけど、やはり旭地区や大洋地区には県との検査をする契約の病院がないというふうに私は聞いているんですけど、やはりかかりつけの病院で相談できるような検査ルートをですね、市長、これは鉾田市としてもね、やっぱり最悪のことを考えて、これをやはり検討していく必要が十分ある、国のほうもそういう方針を出しているということになればですね、これはもういち早くそういう方向で行動するというのが非常に大事なことじゃないかなと思うんですけども、最後に市長からも伺いたい。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まず、高野議員に、基本的には先ほど部長が申したとおりでございます。そういう中で、やはり一番懸念されるのは、旭地区、大洋地区といいますと多分クリニックですので、そこにそのような疑わしき人が行ったときに、よく私が話を聞きますと、突然こういうわけで患者が来た場合に、先生は自分だけ対応して、事務の方、看護師さんは全て遠ざけて対応しているというような状況も伺っています。ですから、そういう方が来たときに、その病院がもう対応できるような状況ではないんじゃないかと私なりに考えている。そういう部分で、まずは高野議員の意見も組み入れまして相談はしますけれども、大変難しい状況というのを私は伺っておりますので、一応前もってお話しします。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 難しい面もあるということで、そのとおりだと思うんですが、これは当然病院側とのですね、話合い、協議、そして理解を得て協力をいただくという、そういう手続なしにはですね、できないと思いますので、最悪の場合ということをやはり行政はですね、常に考えておかなければいけないと思いますので、そういう方向もですね、ぜひ検討していただきたいということをお願いしたいと思います。 では、2点目お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 傷病手当金につきましてご答弁申し上げたいと思います。 まず、傷病手当金の国の政策の立てつけといたしましては、自営業者等は収入減、先ほど休まれた場合店を休まなくちゃならない、あるいは農家の方も仕事を休まなくちゃならないということで収入が減る、そういった面を傷病手当金でというお話だと思いますが、国の政策の立てつけとしましては、そういった方に対しては持続化給付金、そういった別なスキームがありますよということで、今回の傷病手当金については被用者、実際勤めている方、そういったものを対象にしているんですよということで、これはQ&A等で出てございます。 それとですね、保険は先ほど後期高齢者医療と国民健康保険というお話がございましたが、全ての健康保険のほうでこれ傷病手当金というのは存在してございます。そういった意味で、市で直接できるのは後期高齢者医療保険、それと国民健康保険という市が条例あるいは実施要綱が定められるべきのはそういった点だと思います。そういった意味で言うと、この前条例で改正させていただいた国民健康保険の枠組みの中で、そこだけそういった拡充をするということは、他の保険加入者とのバランスあるいは不公平感というものが逆に出てしまうというところがありますので、その辺は保険の枠組みでのそういった傷病手当金の拡大というのは難しいというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 収入が減少した場合には持続化給付金というのもあるので、そういう活用ができるというようなお話ですけれども、持続化給付金は、これは経営主なわけですよね。それで、青色申告では家族の方が事業主から給与をもらっているということで、こういう方は対象になるけども、白色申告でやっている事業専従者の方は改めて給与をもらっているということでありませんから、こういうですね、一生懸命農家や、あるいはいろんな商売やって家族で経営している白色申告のような家族の方は感染してもですね、傷病手当金の対象にならないということで、給与をもらっていなくてもですね、仕事を休まざるを得ない、そういう面では給与をもらっている方と全く同じなわけで、持続化給付金も50%以上の減収にならなければならないということで、これまたハードルが高い。独自に潮来市などでは50%未満30%の収入減の方は一律農家の方にそういう方は10万円を支給するということで、独自にやはりいろいろ工夫して、市長、やられているんですよね。 例えば、ほかの保険とのバランスでなかなか難しい面あるということなんですけど、例えばですね、市独自とすれば、やるとすれば例えば見舞金というような形でこういう対象にならない方に支援をすると。これは感染したような場合ですから、そんなに何千人もということはあんまり想定できないと思うんですよね。現状が今鉾田では2名ですよね。ですから、そういうことを考えれば、例えば10人だって10万円で100万円くらいの予算、倍にしても200万円とか、予算的には本当に心配するような額でもありませんし、見舞金というような形で何かしら鉾田市として最大限の努力をですね、対象外になっている方、何か救うことはできないですかね、市長、ぜひお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(関谷公律君) 先ほど白色専従は対象にならないというお話だったんですが、白色者も一応給与収入扱いで税制上なりますので、白色専従者も対象になっていくということでございます。 それと、後段、市長の要望についてお話しされましたが、これが福祉保健部局で答弁していいのかどうか分かりませんが、私が先ほど答弁したのは、あくまでも質問内容にあったように、傷病手当金の拡大というお話の中で、保険の枠組みでは難しいでしょうというお話をさせていただきました。やるんであれば、そういった何の健康保険入っていようが、そういった傷病見舞金等を、そういったのは検討すべきであろう、もしやるんであればそういった視点で検討すべき課題であろうというふうに考えてございます。これが福祉保健医療部局でやるのかどうか、それは別だと思いますが、私どもでこれやるともやれないとは今の段階では答えられないということでございます。これは、6月にも髙埜栄治議員のほうからもそういったご提案いただいておりますので、それを踏まえて今後の検討課題かなと思ってございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 市長、ぜひですね、やはり市独自の対策として、保険の枠内ではなかなかほかの保険とのバランスもあって難しい、独自にですね、別な形でいろいろ検討していただきたい。市長、ぜひ最後に答弁願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 見舞金的なものならば可能であるかどうか、研究させていただきたいと思います。以上です。 ◆18番(高野衛君) 次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2項目めの少人数学級実現についてご答弁を申し上げます。 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律では、1学級の児童生徒数は40名以内、小学校1年生においては35名以内と定められており、この数字を標準として都道府県教育委員会が定めることとなっております。そのため、市の考えのみで少人数学級を実現していくことは難しい状況でございます。 新型コロナ感染症への不安や感染防止の視点で行われているわけではありませんが、茨城県では平成22年から少人数教育充実プラン推進事業を実施しております。具体的には、小学校の2年生から6年生において、1つの学年で35人を超える学級が3学級以上ある場合は1学級増やし、担任教諭を1名配置しております。ただし、2年生は35人を超える学級が1クラスでもあれば1学級増やすこととしており、実質的には35人学級を実現しております。また、3年生から6年生においては、35人を超える学級が1、2学級の場合は非常勤講師を配置しております。中学校では、1つの学年で35人を超える学級が3学級以上の場合は、同様に1クラス増やすとともに、担任教諭及び非常勤講師の配置、1、2学級の場合は非常勤講師の配置をしております。 鉾田市としましては、県の事業基準に達しない35人以下の学級、実際には30人以上35人以下と2学年で学級を編制する複式学級には学力向上支援非常勤講師を配置し、よりきめ細やかな支援ができるようにしてございます。 現実的には教員免許保有者の絶対数が少なく、県費負担、市費負担の非常勤講師を確保できない現状もありますが、今後も県の事業と併せ子どもの支援に当たりたいと考えております。 さらに、全国都市教育長協議会、茨城県市町村教育長協議会などあらゆる機会を通して要望していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) なかなか厳しい答弁なんですけども、政府も長年ですね、40人学級の編制にこだわって、いろいろな地方から少人数学級についての要望があってもなかなか踏み出せないというのが長年続きました。ところが、経済財政諮問会議という政府の諮問会議ですけど、ここに骨太方針2020、この骨太方針の中に少人数による指導の検討を盛り込むなどの変化が生まれているというんですね。政府の諮問会議の中でもいよいよこういう表現をするようになったということで、少人数学級実現に向けて今大きなチャンスがですね、市長や教育長にぜひ答弁を願いたいと思うんですけど、非常に大きなチャンスが広がっていると。議会も毎年ですね、もう数十年にわたって国に少人数学級、義務教育の国庫の補助の実現、継続というようなことでですね、毎年議会請願が出され、全会一致で採択しております。 ですから、市長も教育長もですね、国への要望など力強くですね、後押しをしていただきたいなというように思います。議会もそうですし、今情勢がそのようにですね、動き始めているんですね。だから、後押しする意味で国などにですね、そういう要望などを強く出してもらいたいなと思うんですけど、市長と教育長に、短くて結構ですからお願いしたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 35人学級については、小学校1年生で実現したときに、その後2年生、3年生と実現していくのかなと考えておったのですが、なかなか今のところ小学校1年生だけの実現ということで、茨城方式で2年生が35人学級をやっているところでございます。議員がご発言のとおり、私もこの35人学級の実現については非常に重要なことだと考えておりますので、なかなか個人で要望というのは難しいかと思うんですが、毎年私どもも全国都市教育長協議会、茨城県市町村教育長協議会、さらには茨城県教育委員会連合会を通しまして強く要望してまいりたいと考えております。以上でございます。
    ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 令和元年度の決算の監査委員の意見書の中にですね、すごくそういうことが書いてあるんですよね。鉾田市内の小学校の統合で、統合前の経費がですね、大幅に削減となったと。南小は7校の統合によって教職員などの人件費など、これはもう県が負担しているわけですけど、その県の負担分が2億3,827万円、2億3,000万円からの経費がですね、結局この鉾田の南小の統合によって削減、1年間ですよ、削減になった。これは北小学校も同様ですよね。従前から比べたら、2つ合わせてもう4億円近い金がですね、県が負担していた人件費分が浮いてしまったという、こういう状況が市長、あるんですよね。そういうことになれば、これはこれらの財源を使ってね、これまでもいろいろ県も努力していろいろな配置をしていただいておりますように、やはり2年生以降、2年生も実質35人ということですから、小学校、中学校のやはり35人、できたら30人学級の実現を県に、知事に、市長、ぜひですね、要望して、大きな仕事だと思います、これは。それで市民の方、子どもたちも本当に喜ぶ内容だと思います。ぜひ知事にですね、こういうことなんだと、財源もこんなに結局減っているんだと、県の負担分が減っているんだということで、それらを使ってぜひですね、少人数学級に県としても、国がやらなければ当面県として努力してほしいと、こういう要望を知事に働きかけていただきたいと思います。いかがですか、市長。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 確かに学校統合で大分教員の数は減ったかと思うんですが、先ほどご説明いたしました茨城方式でですね、鉾田南小学校を例に挙げますと、実は標準校では鉾田南小の3年生3クラスでございます。これが茨城方式で4クラスに今なっております。それから、4年生も3クラス、5年生も3クラスのところ、茨城方式のクラス編制で4クラスになっております。6年生は4クラスが5クラスに今なっているところでございます。それから、ティームティーチングの加配ですとか、それから専科教員も今加配されているところでございます。ですので、こういうことの充実も必要かと思います。ただ、今議員おっしゃったように、2年生でやっている茨城方式の35人学級も非常に大切かと思いますので、その点については市町村教育長協議会で県の教育長との要望のときに要望させていただくよう茨城県教育長協議会のほうに働きかけてまいりたいと思っております。以上でございます。 ◆18番(高野衛君) 次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長、次。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3項目1点目、社会教育複合施設の進捗状況についてご答弁申し上げます。 社会教育複合施設の進捗状況につきましては、当初予算として計上させていただいた工事につきましては、旧校舎の実施設計が7月中旬に完了し、8月下旬に工事の落札が行われました。工事の内容としましては、屋上防水、キュービクル、玄関ドア等の交換、内装、雨漏り修繕、浄化槽改修等を実施いたします。それと、体育館のリード壁等につきましては6月下旬に工事の発注をしており、11月末に工事が完了する予定でございます。 また、現在施設の愛称募集を行っており、9月10日締切りで受付をしてございます。 工事に関しましては、年度内に完了させ、令和3年4月には適応指導教室及びことばの教室、スポーツクライミング施設の開設を予定しており、あけぼの館事業につきましても、夏休みより実施を予定しております。展示室につきましては、来年度から展示の準備を進め、早い時期に開館できるように準備をしてまいります。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 当初予算ではですね、例えばエアコンについて、常時職員がいる部屋についてはエアコンの設置もしていくということなんだけども、展示されている部屋であるとかですね、常時職員がいないところについてはエアコンについては考えていないというようなお話も、場合によって間違って私解釈しているかもしれませんけども、そこら辺、住民の方は非常にこの期待している点があります。それで、展示される場所でもですね、寒いときでも、今年のようなこの夏の猛暑でもですね、展示される場所がクーラーもなくてはまず人は集まってきませんよね。ですから、そこら辺どうなっているのか、もし設置がまだならばですね、これはもう改善していただきたいと思います。いかがでしょうか、その点。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) ただいまのエアコンにつきましては、ちょっと手持ち資料がここにございませんので、後で発言したいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 私の発言中に答弁いただけるということですか。もしですね、計画がなければですね、これはどちらにしても今の時代ですね、そういうことがあってはなりませんし、展示もこれは大きなそれぞれの公民館の資料室から集めて、貴重な資料を展示しているわけですから、それがなかなか暑かったり寒かったりしているというような状況では住民の方、市民の方も集まってきませんので、ぜひですね、その点は改善をしていくように強く要望したいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 今の質問でございますが、今現在ちょっと調べておりますので、それによりちょっと回答させていただきたいと思います。すみません。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 展示室、事務室についてはエアコンは設置するということで今現在考えてございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 展示室以外でも部屋は幾つもあるかと思うんですけども、そのほかの部屋についての設置の状況というのは分かりますか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 使用する部屋につきましては、エアコンの設置をしていきたいと思います。以上です。 ◆18番(高野衛君) 次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3項目2点目の戦争遺産の調査や資料収集についてご答弁を申し上げます。 鉾田陸軍飛行学校関連の調査につきましては、監的所の文化財指定について議会の趣旨採択を受けて進めております。昨年度には歴史講演会を開催し、出席者に対して資料収集のお願いをいたしました。今年度の予定につきましては、監的所や八角の防火水槽、その他資料等を専門の先生にお願いし調査を予定しております。来年度には調査した戦争遺産の検証をしていただき、土地所有者等の意向を踏まえ調査報告書の作成を予定しております。 その後、調査報告書を基に文化財保護審議会において文化財指定の判断をいたします。また、戦争遺産の展示等につきましては、来年度開館予定の社会教育複合施設において展示を行っていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 監的所についてですけども、戦時中の建物として大変貴重なですね、文化遺産だというふうに思います。これらを児童や生徒の平和学習の教材とすればですね、当時の実物ですから非常にすばらしい、最高の教材だというふうに思います。そういう面で、今進めているというようなお話なので、時間はかかっているようですけども、ぜひですね、お願いしたいと。 それでですね、議会での請願が厚生文教委員会で趣旨採択になり、いろいろな意見の中で案内板ですね、どういう歴史を持つものなのか、そういう解説を入れた案内板であるとか、やはり見学に来れば駐車場も必要だということで、そういう整備ということで意見も出ておりますので、これらも念頭にはあるかと思いますけども、漏れることなくお願いしたいと思います。それらについてもご答弁お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) この文化財の指定を受けた場合には、先ほど議員がおっしゃるとおり、監的所の展示ということで、文化財に指定された場合には看板の作成とか、あと先ほど言われました駐車場などの土地なども用意しなければならないと考えています。また、そのほかに監的所が登録された場合には、チラシなどを配布しましてその存在的なものをアピールしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) かつてですね、市の文化財としての指定というのは、監的所もですね、道路の建設の関係で移動したということで、非常に難しい趣旨の話などもあったかと思うんですが、市の文化財の指定とならなくてもですね、貴重な戦争当時のですね、遺産ということで、これは指定にならなくても市民の学習の場としてのそういう案内板とかですね、それを見学する場合の駐車場だとか、そういう整備も併せてですね、仮にそういう場合でもお願いしたいと思うんですけど、その点どうですか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) ただいまの質問でございますが、その整備等につきましては一応検討させていただきたいと思います。 ◆18番(高野衛君) 次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 鉾田市におきましては、平成21年に非核3原則の堅持と恒久平和確立を願い、安心で安全な市民生活を守ることを決意し、核兵器廃絶平和都市宣言を市議会で可決いただいており、平和行政の推進の必要性は認識しているところでございます。ご質問の内容等にあるような具体的内容は決定しておりませんが、平和行政を進める立場から、行政として行うべきことを整理した上で実施の検討をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 積極的な平和行政を進めてほしいということで、考えていただいているというような趣旨で受け取ったんですけど、今世界で9か国が核兵器1万4,000発と言われておりますけど、それですぐにでもですね、発射できる状態にあるのは2,000発もですね、世界にあるということで、この核兵器の禁止条約をですね、批准している国というのが今世界で40か国、50か国になればこの核兵器禁止条約が発効してですね、今核兵器を持っている国に廃絶する方向に運動がぐっと進むということで、あと一歩の段階に来ております。残念なのは、日本の政府は核兵器禁止条約の批准をまだしていないということが非常に残念ですけども、核兵器廃絶の世論を高める上では、地方の行政が平和行政の取組を積極的に進めるということが極めて核兵器の廃絶、世界の平和にですね、大きく貢献できるということで、ぜひとも平和行政を積極的に進めていただきたいということを強くお願いして、次に移りたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 4項目め1点目についてご答弁申し上げます。 鹿行橋周辺は大雨時には地形上の問題から道路や水田が冠水してしまう現状でございます。冠水を防止するには巴川の改修工事を実施することが効果的であると考えております。また、内水対策としては、強制的に巴川へ排水することが考えられますが、河川放流には法的、技術的な問題があり難しいと思われます。さらに大規模な事業となることから多額な費用も必要となり、全てを完璧に解消することは難しいと考えているところでございます。 このようなことから、現段階では鹿行橋周辺の冠水の抜本的対策として、現在県が進めている河川改修が効果的であり、早期完成に向けて要望を引き続きしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 鹿行橋周辺、これまでも本当に長い間、もう稲作のですね、収穫している最中にも洪水に遭って稲作が収穫できないというのも何度もあったというふうに農家の方からも聞いております。結局今の答弁で法的にも難しいというお話だったかなと思うんですけど、どういうことなのか、少し説明していただけますか。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 河川でございますので、当然河川法が適用されてまいりますので、河川法の中でどんな形になるかというのが1点とですね、それと河川の改修計画、巴川の改修計画の中でどのような計画内容、それに沿ったかって、強制排水することによって水量が大分増えます。この辺が河川改修と技術的な基準とマッチしているかというのは大変甚だ難しいところかなということでのお話でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 堤防の改修をすれば巴川の水がですね、周りにあふれて被害が出るというのはですね、ある程度抑えられるんだというふうにも思うんですが、あの地形の状況を見ると、内水氾濫ですよね。堤防の水だけではなく、その地域に降った、もう至るところから集まってきてあの堤防周辺のところにですね、冠水してしまって通行止めというようなことなので、その排水をですね、やっぱり抜本的に改修をするのは堤防の改修だけでは無理だと思います。堤防の水がこぼれて冠水するのじゃなくて、周りに降った雨水によってですね、氾濫しているというような状況が見受けられますので、これは何か方法を考えなきゃいけない。地元では串挽などにある強制排水する排水機場、こういったものをやはりつけない限りは抜本的な対策にはならないんじゃないかと、このような声も出ています。そこら辺もぜひ県などともですね、協議をしていただく内容かなと思います。その点もう一度お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 今議員おっしゃるとおり、解決するのにはやはり強制的に水を排除する方法だというふうには思っております。ただ、いずれにしてもですね、河川改修が終わらなければそのような施設はちょっと無理だというふうに判断しているところでございます。だから、もうちょっと将来的な問題になるというふうに思っています。以上です。 ◆18番(高野衛君) 次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) それでは、2点目についてご答弁いたします。 巴川には水田からの数多くの樋管が設置されており、ご指摘のとおり、大雨時には巴川が増水し、河川から水田側への逆流がしばしば見受けられております。現在県では堤防のかさ上げ等の河川改修工事が進められており、その工事の一環として、巴川に隣接している水田からの樋管の整備及びフラップゲートの設置を予定しております。フラップゲートが設置されれば巴川からの逆流が解消されると思われることから、冠水解消に向けて今後も県のほうに早期完成について要望してまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 鹿行橋が改修されて、歩道もできたんですね。それと併せて、今まで県道に冠水しないようにですね、巴川の水などが押し寄せて県道が冠水しないように柵板のようなものがですね、大雨が予想されるときには県の土木事務所で来て設置して防いでいた。ところが、歩道ができてから、橋が新しくなってからそういうのがなくなってしまったということで、こういうものがあるだけでもですね、冠水の一定の効果はあるんじゃないかということで、なぜなくなったのかなという、地元ではそういう声も聞かれます。これはやはり県のほうにも要望してはどうかなと思いますけど、いかがでしょう。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) 柵板は借宿方面にはまだございますよね、と思っていたんですが、なくなったというのはちょっと確認してないんですけども、まだ柵板はあったというように思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 私は、地元の方からも今まであったけど今はついてないということがですね、昔は取り付けられるようなくぼみがあったんだけど、そういうくぼみもなくなったので、地元の方はそんなふうに言っているんですけどね。よく、では確認していただいて、もしつけるようなことに、今やられていないとすれば要望などもしていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 建設部長。 ◎建設部長(中根衛君) ただ、今ちょっと伺いますと、ちょっと空いているところがあると、そこに何か柵板で留めて以前はやった経過があるようでございます。今はそこが閉めてないというような話でございまして、ただ閉めれば当然内水、上の上流側、これは余計止まってしまいます。ただ、逆に言うと、道路の冠水が防げないというようないろいろ問題がございますので、その辺も含めてちょっとよく県のほうとも協議はしてまいりたいと思います。以上です。 ◆18番(高野衛君) 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) では、最後5点目、西部工業団地のリサイクル事業者の件でございます。 今回の公害防止協定ですけれども、行方市と3者で結ぶ予定でおりましたが、行方市が結ぶ必要ないということで申出をしてきまして、今鉾田市とですね、事業者の2者で公害の協定を結ぶための協議をしているところでございます。コロナ禍の影響でなかなか打合せができなかったり、協定の内容についてちょっとまだ調整するところがあり、まだ締結には至ってない状況でございますけれども、なるべく早く締結できますよう協議を進めていきたいと思っております。 また、議員ご懸念の点はですね、敷地内の雨水による油の流出だと思いますけども、その点については今オイル吸着マット等、油の分散の洗浄剤によりまして油分が外部に流出しないよう対応しているところでありますが、油水の分離槽をですね、早ければ10月末にも工事ができるというようなことでございますので、早期に設置が完了できるよう引き続き求めていきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 高野 衛君。 ◆18番(高野衛君) 協定が最初にあってですね、それから事業者はそういう鉄くずの搬入というのが順序なわけですね。それからしてもおかしいですし、もう1年以上この問題経過してですね、非常に遅れていると、コロナや行方市のほうと一緒に結ぼうということが、行方市のほうでは遠慮するというようなことになっているようですので、理由は分かりますが、いずれにしてもですね、遅れていると、手順からしても、もう事業者は始めちゃっていて、後から協定を結ぶというのは、これはもう逆さまな話だと思うんですね。ですから、これはもう一刻も早くやっていただきたいというのが地元の考えです。なるべく早くじゃなくて一刻も早く、部長、最後にお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 質問時間が過ぎましたので終了いたします。 午後1時20分まで休憩します。                午後 零時17分休憩                                                        午後 1時20分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、亀山 彰君。          〔6番 亀山 彰君登壇〕 ◆6番(亀山彰君) 6番、亀山 彰です。新たなソーシャルディスタンスを守り傍聴いただいております議場の皆さん、そしてモニター前の皆さん、傍聴ありがとうございます。 本来であれば、9月議会の一般質問は来年度予算を見据えて提言中心に行うのが議員の務めだと考えていましたが、コロナ禍で混乱している今、対応に追われる職員の負担を減らすことが市民生活の安心、安全につながると考え、職務に集中していただくために一般質問の辞退や中止を行い、会期の短縮を考えておりました。 しかし、昨今の市役所での混乱を鑑み、議会運営委員会で一般質問時間を6月議会では40分に縮小しましたが、議会申合せ事項のとおり、持ち時間を60分に戻すよう提言させていただきました。他の委員も同じ思いであったのでしょう。全会一致で議運で認められましたので、一般質問をさせていただきます。 このコロナ禍に、有事にこういった事態になったことの重大さを副市長はじめ職員の皆さんは肝に銘じていただきたい。岸田さん、たった3年弱で鉾田市市役所を破壊させましたね。コロナ禍で壊れたのではないと思いますよ。市長になりたいだけで立候補した人が耳触りのよい選挙公約を並べて当選、公約でうたった市民交流館白紙撤回は舌の根の乾かぬうちにミニ交流館建設へと進んでいます。 議員時代には借地をなくせと執行部批判していたのに、昨年4月には借地のまま鉾田小学校校舎を南小学区の学童保育の場として使用開始、そして今年の3月には地盤崩壊の危機や坂道で進入路が危険なため校舎解体の提言もあった借地の鉾田小学校校庭に認定こども園建設を計画、校舎は壊さないと答弁でしたが、この9月議会には2億5,000万円かけて解体する案が提出されています。借地のままです。思いつきで決めた2キロ近く歩きで移動している学童保育の場を邪魔者のようにたった2年で追い出される児童が本当にかわいそうです。もっとも、今度はお友達のタクシー会社に送迎されるので、安全で快適に通えるでしょう。 岸田市政は思いつき、先輩議員が声を上げています。数えたら切りがないほど思いつき政策ばかりです。4月1日付で任命して7月1日付で異動した4人の部長人事もそうじゃないですか。舟木小の盛土もそうじゃないですか。徳宿小で行う社会教育施設整備事業も、3月に認めた時点では約1億円の事業費がこの9月議会には予算が60%も増えて1億7,000万円以上に膨れ上がった補正予算が提出されています。これも思いつきで事業や場所を決めたからじゃないですか。そもそも東京ガスの危険施設が建つ隣地に大洋中学校からも遠い場所へ大洋地区統合小学校建設を決定して、今度は通学路と陸橋が5メートル弱と狭く危険だと、平成27年に解体した人道橋を危ないから俺が造ってやると再建を宣言しているといううわさが流れております。5メートル未満の陸橋や通学路は鉾田市内に何路線ありますか。数年前に1年かけて地元に理解をいただき撤去した人道橋です。行政の継続を重んじ執務する職員はひっくり返ったでしょうね。鉾田市全体を見て考え、庁内協議を経て政策を決定していただきたい。偏った政策はやめていただきたいと思います。 トップの思いつきで振り回される職員はかわいそうです。岸田さんに振り回された職員は、起こさなくてもよい公務員としてはあり得ないヒューマンエラーを起こしているんです。昨今処分された職員が気の毒に感じます。市長が怖くて感染の可能性があったのに報告できないんじゃないですか。隠したんじゃないですか。自分の選挙対策で市民に3万円、本当にばらまくんですか。 信じられないことが連発していますので、やめようと考えていた一般質問を行います。私からすれば、持ち時間60分でも、不祥事や摩訶不思議なことが起こっているので、現在では時間が足りませんので、分かりやすく、具体的に質問を通告しました。執行部の皆様も端的に、分かりやすく、具体的に答えてください。岸田さんも自分の言葉で市民に答えるよう答弁をお願いしまして、1回目の質問に移ります。 1項目め、コロナ禍の混乱の中で任命後たった3か月で交代した4部長人事について伺います。3万円ばらまき政策の施策を反対した部長を更迭したんだろう、議会が必要な契約物件を未提出したことを隠蔽して部長を交代させたとか、市民はうわさしています。興味深く見守っています。市民賛否両論ありますので伺わさせていただきます。 1点目、コロナ禍の混乱の中、4月1日任命してたった3か月後の7月1日に異動した部長人事理由と、4人の4月1日から6月30日までの3か月間の勤務評価と7月1日から8月31日までの2か月間の新たな職したところの評価をお伺いいたします。 2点目、7月1日新部長が誕生して約一月半で市役所職員からコロナ感染者が出ました。もちろん感染は悪ではありません。感染予防を徹底していても感染してしまうケースが多々あると認識しています。感染の疑いがあったときからの対応がむしろ重要と思います。感染拡大を防ぐために3月からどのように職員教育を行ってきたか伺います。また、職員教育が徹底されていなかった理由に主要部長異動が関係していると推測します。市長の見解を伺います。 3点目、この人事でますます庁内は引継ぎや庁内協議もまともに行えず混乱しているように見えますが、4部長の任命責任について岸田さんの考えを伺います。 2点目、市民全員に3万円ばらまき政策について伺います。7月28日全員協議会で市民生活応援として市民全員に3万円定額給付を検討している、その発表後、我々議員からは一切質問も受けず、茨城新聞からは取材を受け、新聞紙上をにぎわせました。昨今最も市民が注目していると思いますので伺います。3万円の配布理由について伺います。 2点目、配布金額約3万円の積算根拠、市民全員に配布する所為と、事業費は15億円程度になると思われますが、財源についていかが考えているか、お伺いいたします。 3点目、ばらまき政策だと多くの市民、職員がささやいています。来年再選するために配るつもりだ。広島の国会議員夫婦は自民党の金1億5,000万円の一部を配った疑いで逮捕された。岸田さんは鉾田市民の金15億円を自分の当選のためにばらまくんだとうわさしている人もおります。ある意味広島の夫妻よりあくどいと思いますよ。15億円あれば、今行っている現道舗装工事や排水整備工事が同じ補助金比率で考えれば50億円規模で工事ができます。懸案である鉾田市内のインフラ整備の多くがおおむね完成すると思われる原資の15億円をばらまくんですか。この愚策を施行するために4部長異動人事を行ったのか伺います。 3項目め、統合小学校完成後の旧小学校の利活用について伺います。1点、旧小学校の管理部署と利活用計画を伺います。 2点目、旧小学校校庭が荒れていると苦情を耳にしますが、除草等の管理はどのように行っているか伺います。 3点目、校舎解体後の舟木小学校校庭に、皆さんに配付した写真にあるよう、コンクリート殻が散乱している理由についてお伺いいたします。 4点目、管理に混乱が見られますが、こちらも所管した部長が異動しております。4人の部長異動と関係したのか伺います。 4項目め、コロナ禍による生活困窮者について伺います。今朝の茨城新聞にもシングルマザー家庭では食事の回数を減らしているというショッキングな記事が掲載されていました。コロナ禍により解雇や雇い止め等の理由で生活が苦しくなっている世帯があると聞きますので、実態を伺います。 1点、緊急小口資金、総合支援資金制度概要と8月末日の申込件数、金額、貸付実行金額について伺います。 2点目、準要保護児童生徒数の推移を伺います。 3点目、生活保護世帯数の推移を伺います。 4点目、市内小規模企業の現状について伺います。がんばる商店街支援事業の申込数や金融支援、持続化給付金の申込件数など、その辺の数字的に分かりやすくご説明をお願いいたします。 5点目、鉾田市独自の生活困窮者支援施策についてお伺いいたします。 以上、4項目15点にわたって伺いますので、簡単明瞭、分かりやすい答弁をお願いいたします。また、市長本人でなければ答弁できない質問が多々あります。市長であるならば正々堂々自分の言葉で答弁することをお約束いただき、1回目の質問を終わります。再質問は質問席で行います。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君の質問に対し答弁願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) それでは、答弁申し上げます。 まずですね、4月から6月の勤務評価、また7月以降の勤務評価ということで、これらについては勤務評価というのは最終的に副市長のところで決裁して私に持ってくるという状況でございますので、そういう部分はありません。 それとですね、今回の人事評価ですかね、これについては私なりには皆さんもう前回3月までのを見ておりますので、大変良好かなという中でございます。なぜ今回の異動が必要だったかといいますと、やはりですね、私の専権事項である異動が必要であったということで異動を敢行したところであります。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 市長、幾ら何でもひどいんじゃないですか。人事権は確かに市長にございます。異動された、評価がない、副市長から評価も上がってない部長さん方を3か月で自分の専権だから異動させたと、理由はなしと。顔が嫌いだったんですか。性格が嫌いだったんですか。せめてそのぐらいのことは答えていただかないと、自分の専権だからということはないと思うんですが、評価もしかもないと。皆さん頑張っていたのか、頑張っていなかったのか、仕事をそつなくこなしていたのか、そういう評価も市長から見ても、人事評価が副市長から上がってないからできないと。あなたはこの3か月間全く部長方を見ないで仕事をしていたんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 先ほど中に、3月までもそうですけど、3か月間も良好にやっていたという話は先ほど述べております。顔を見たり人を見ての人事ではなくて、この人事異動は市の行政についてもさらなる向上のためという部分も含めております。そういう部分で人事異動したということでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) それで、異動した皆さん、4月から新たな気持ちで総務部長だったり教育委員会だったりを任されていた皆さん方は、それで非常に、はい、分かりました、私は、では総務部長から福祉保健部長で頑張ります、会計管理者から教育部長で頑張ります、教育部長から総務部長で頑張りますというように納得して皆さんは異動したんですか。また、市長が納得させて異動させたんでしょうか。理由をきちんと述べてやったのではなくて、適材適所だというお話なのか、お伺いいたします。 また、3部長せっかくいますので、どのような気持ちで任命書受けたかも聞きたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) すみません、もう一回前項の話してもらっていいですか。今部長の話になったから頭の中が何の質問なのかと思って、もう一つ。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 4人の部長さん方、ここにちょうど3人いますので、3か月で、4月1日に任命されて新たな職で多分何人かの人は初めて、恐らく元教育部長から会計に行って、大丈夫ですね、その人たちがどういうふうに思ったのかについてお伺いします。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私も亀山議員ご存じのとおり、鹿行広域事務組合におりまして、私もいろんな異動しましたけれども、その理由について上司から事細かなあれはなかったような気がします。何日付でどこどこ勤務というような部分、他の部分もありますけど、私はそういう経験しております。そういう部分での私は、要するに私たちは辞令一枚でそこに行って仕事する、そこに行って物をやるというのは、私の感覚ではそれはもう当然かなと思っているところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 端的に、幾らお話ししても同じ、堂々巡りになってしまいますので、はっきり申し上げます。3万円給付に反対されたから部長方を更迭したんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) ちょっと私、更迭という意味がよくわかんないんですけど、私は、ではいろんな部分での異動があった場合に、では全て更迭という言葉がそこに当てはまるのかなというのですけど、私の異動において更迭というようなあれはないですよ。多分いろんな部分での、民間会社、当然地方公共団体においても、その異動が更迭という一言で片づくなら本当に全てが更迭になっちゃうんじゃないかなと思いますので、私はそういう部分は常にそういうことは頭の片隅にもありませんので、ご理解いただきたいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 大変更迭という言葉が失礼いたしました。本当に部長さん方にも失礼なお話だったと思います。大変申し訳ありません。そこは謝罪して撤回させていただきます。 ただしね、市長、岸田さん、4月1日任命して3か月で理由なしで異動って、民間会社でもどこでもありませんし、なおさらその理由も全く申さない。私の専権事項だと、それだけでやると。まさに暴君ですね。すばらしいリーダーです。鉾田市役所がこんなぶざまなことになっているのがよく分かります。 次の質問お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) それでは、ご答弁申し上げます。 コロナウイルス感染症拡大防止については、職員に対する正しい情報提供と感染拡大防止のための行動を促すため、通知、本部会議での周知を行ってまいりました。その中で内容としましては、感染症に関する症状、マスク着用や手指の除菌など衛生面での対応、感染拡大地域への外出自粛など、業務内外における感染予防のための行動、体調等の記録にはチェックシートを用いて体温や風邪の症状等の有無について記録を行い、体調不良の職員の出勤がないよう指導を行ってまいりました。 しかしながら、濃厚接触者の疑いがある職員によりまして40名の自宅待機者が発生し、8月14日には税務課、収納課の窓口閉鎖をせざるを得なかったこと、また8月17日から25日の7日間でございますが、業務を縮小するなどをせざるを得ない状況となりました。 この主な原因としましては、これまで職員に周知を図ってきたところですが、このような結果が起こったということは本当に職員への周知が不十分だったというのが正直拭えなかったところでございます。おわび申し上げる次第でございます。今後、現在といいますか、職員には自らも感染の可能性があるという自覚を持ってもらうとともに、正しい行動ができるよう指導を行っているところでございます。また、先ほどチェックシート、健康管理面について申し上げましたが、管理職が必ずチェックを行うよう指導をしているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今先ほどですね、総務部長が申し上げたとおり、今いろんな部分でベストを尽くし、さらに感染者が出たということで、この間もお話ししたとおり、全ての方が職場復帰したということで本当に安堵しているところでございます。そういう中で、人事異動の影響はということでございますけども、私はないと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 庁内から、市長も含めてですね、総務部長だったりとか、再三感染予防については出ていたようです。取り寄せた資料を見ても、普通の大人であれば理解できるような文章で出ております。今市長からそういった影響はないというお話でございますが、総務部長、4月2日に新型コロナウイルスの感染防止について案内が流されております。どういった案内だったか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 申し訳ございません。4月2日につきましては、市長名で所属長へ出しております。5点ほど掲げてございます。全部読み上げさせてもらいます。 所属長においては、職員の体調や家族の状況について十分把握し、職員の感染予防について格段の配慮を行うとともに、公務運営に留意しつつ適切に対応すること。2つ目が、職員は出勤前に必ず体温を測定すること、なお体温が37.5度以上の場合は、所属長に報告の上、自宅待機とする。3つ目、発熱等がない場合でも、強いだるさや息苦しさがある場合についても所属長に報告の上、判断を委ねること。体調不良等で登庁することが感染拡大リスクの可能性もあることから、個人の判断で行うことなく、必ず所属長に相談の上、判断すること。5つ目、所属長は、職員の体調不良等については遅延なく総務課長に報告すること。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 自分が発した、自分が部長じゃないときですから探すの、見つけるの大変だと思うんですが、その中でも探しながら、そしてこういった形ですね、紙ベース、メールで送ったんでしょうけども、メールベースで行っているんですが、それが全く理解されていなかった。教育委員会では、8月に保護者や生徒向けに分かりやすいものを発しております。うちの庁内はそのぐらい分かりやすいものを作らないと理解できないんじゃないですかね。思いつきであっちだ、こっちだという人もいますから、それに振り回されていて分からなくなってしまっている、そうだと思いますよ。ですから、こういう簡単なことも、4月の時点で発表していてもできないというのが続いているのかなと思います。 市長、8月に入って、8月4日に市民の皆さんにもお願いをしています。庁内にも案内を流しています。流していますよね。帰省についても市民にも我慢してもらうように案内を流していますが、このことについて、私は本当に親であれば、私も子どもたちが外に出ています。やはり帰省を拒むのは本当に苦しい話だと思います。同僚議員もこの間のお話で、PCR検査まで実費で受けさせて、それでも危険だから帰ってくるなと断った同僚議員の親子もあったと聞いています。自分からこういう文書を発信して、今回の件、本当に感染は悪ではないとさんざん言っておりますが、周りに迷惑かけることは悪だと思うんですよね。そのことについて市長はどのように考えているか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今ですね、ここにおります議員の皆様、さらには傍聴されている皆様、そして議会のネット中継を見ている市民の皆様方ですね、本当にこのような事態になったのは深くおわびを申し上げます。 そういう中で、先ほどの件でございますけれども、私のほうからも安倍総理、大井川知事よりも多分茨城県鉾田市のほうが早く出したのかなという思いで、帰省するに当たっては家族の方とよく相談をされてほしいという中、さらに一番後段では、万が一感染者が出たようなときには、誹謗中傷等で周りの方々が村八分とかいろんないじめとかないようにということもお願いしたところでございます。 しかし、多分皆さんが思うのは、出すのは誰でもできると、ならばそれを徹底してこそ初めてその効果が現れるんじゃないかということで、残念ながら感染者が出てしまったということ。 また、3月からそうですけども、防災行政無線を使いまして、他の市町村、自治体よりもこれは回数を多くして、そこまでは他の市町村よりも防災行政無線を使って市民に啓発し、そしてここにおる皆様、私もはじめ本当にですね、鹿行地区では鉾田が一番最後まで、そして茨城県でも最後まで、要は鉾田市から感染者を出さない、出したくないという思いで、そして収束を迎えたいという思いでございまして、結果を見ますと、本当に市民の皆様方に深くおわびを申し上げる次第でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 40人の濃厚接触者と、そしてその家族、その家族の中では出勤停止になっている家族もおります。学校に行けなかった家族もいるような話も聞いております。かなりの多くの皆さんに迷惑をかけたと。本当に感染したかもしれないということを素直に、率直に上司に言えればこういったことは起きなかったのかなと、あの日出勤しなければ、あの日出かけなければ、非常に悔やまれますし、ほかの市町村よりも多く情報発信している、指導しているにもかかわらずこうなってしまったのはやはり指導力のなさ、リーダーとして欠けているんじゃないですか。思いつきであっちやれ、こっちやれというのが多々あるので、どの職員も岸田さんの言葉に耳を傾けなくなってしまっているんじゃないですか。その辺についてどのように考えているか、お伺いいたします。
    ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 何回も思いつきと出ていますけど、その思いつきの意味私はちょっと分からないんですけど、見解の相違があるかと思うんですけども、ただですね、何回も岸田市長の顔色を、岸田市長のあれがとなっていますけど、誰が市長になろうが、そういうの強い人、弱い人分かんないですよ、その評価は。そういう部分で職員が一つ一つ顔色を変えてやるような行政だったら、それは全くおかしいのかなと。私は普通のことを言っているだけです。ただ、結果を見れば本当に私の指導力のなさがあるというのは責任を感じております。ですから、今後ですね、このようなことがないようにさらに徹底して、当然市の行政はもちろん、市民の皆様方にも協力をしていただいて、先ほど言ったような結果に導いていきたいなと思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 非常に残念な結果が続いていてですね、責任もあまり感じていない、顔色見て変わるようでは職員が悪いと、頭が変わればみんな変わるようでは悪いと、そういうふうに受け取りました。そこはいいです。 次の2項目めの件ですね。3万円ばらまき事業に行っていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 質問でございますけれども、7月28日のときにも皆様に申し上げたとおりですね、感染症予防と社会経済活動の両立をお願いする観点から、臨時交付金のほか新たな施策をしたいということで、本当に市民の皆様にはさっき言ったように、経済活動、外出自粛、感染防止という閉塞感漂う市民生活を支えるために実施したいと、ウィズコロナとしての簡素で皆様方に今言った状況のものを支援したいということでございます。これらについて、あとは一番、先日も申し上げたとおり、具体的な内容につきましては、決定次第議会のほうに提出させていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) もう新聞記者に7月28日に発表して、29日に写真載って新聞に掲載されてですね、もうはや一月以上たっています。まだその3万円の根拠、そういったものもまだ全然出ていないと、決定次第お示しするというお話ですが、何を根拠にですね、こういったことを思いついたのか。今も小さい言葉でぐじゅぐじゅ、ぐじゅぐじゅと、疲弊した市内事業の実態だったりとか、市民生活を支えるとかという言葉が出ておりましたが、何をもって疲弊した市内事業の実態なのでしょうか、まずそこをお示し願いたい。何をもって市民生活を支えるのか、そこについてお示し願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) なぜそんな月日がたつのかなということでございますけれども、これはやるに当たってはやはり職員を大量に動員するような状況でございますので、その辺を鑑みながら今練っているところでございます。まだ詳しい、詳細につきましては、議案を提出いたしますので、そのときにご説明申し上げます。深いご理解をお願いいたします。以上です。 ◆6番(亀山彰君) 疲弊した市内事業の実態はどうですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) それらにつきましても、そのとき全て説明いたしたいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 説明できないんですか。だから思いつきって言われるんですよ。言ったのはいいけど、裏づけの説明ができない。発信もできない。自分で軽で歩って3万円やっからな、3万円やっから、最初は5万円でしたね、5万円やっからな、5万円やっからな、今度は3万円やっからな、3万円やっからな、市内中を歩っている。我々も3万円配るのが駄目だ、5万円配るのが駄目だと言っているわけじゃないですよ。本当に疲弊している実態があり、本当に困っているところに差し伸べるなら、これは鉾田市民を守るためにやるべきだと思います。 しかし、何の理由もなしに5万円やっからな、5万円やっからな、3万円やっからな、3万円やっからなと、それでは分からない、思いつきとしか言いようがないんですよ。しかも、こういった公の場で質問させていただいても一切答えられない。これが思いつきと言わず何と言うんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) その配る、配ると言っていますけど、私はいろんな意見は聞いていますよ、行政につきまして、配る、配るじゃなくて。行政やるについて、これに限らずいろんな市民の皆さんにどうですかって聞いています。その中の一つでどういう言葉に変わったか分かりませんけども、ただ、今言ったですね、このような事業でございますので、しっかり皆様方に説明をして、議会に提案をして、そのときに皆様方の賛否を問いたいと思っていますので。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) では、いつ頃やるんですか。議員の皆さんもいつかなということで、8月の臨時かな、9月の定例かな。この9月の定例、本日もってもまだ議案の提出もないようです。ほかの議案は今朝上がってきましたけども、本日もまだありません。いつ、いつ頃やる予定で7月末に記者会見したんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) もうでき次第提案しようと思ったところ、今言ったいろんな理由の中にやっぱり職員のコロナ禍の感染という部分があったんで、全て市民の中で落ち着いてからと、そういう部分で近い将来、早く出したいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) やるなら市内感染、市内で感染者が出たときにやるんじゃないですか。それをやらないということは、自分の落ち度で感染者を出したからやらない、そうおっしゃっているんですね。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) そういうのは毛頭ございません。見解の相違でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) それでは、なぜ市長、今自分の口から感染者が庁内出たから今ではないと、では何で今ではないというふうに思ったんですか。そこをしっかり、はっきり答えてください。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) やはりこの議案はもう再提出はできませんので、熟慮に熟慮をして、皆さんに完全に賛成してもらうような状況をつくってからと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 私が質問していることと違うんですよね。私は、感染者が出たから出すタイミングじゃないというご答弁をいただいたので、何で感染者が出たからタイミングじゃないかということを聞いているんです。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 感染者が出たから出さないんじゃないです。その事業をやるに当たって、職員の動向、いろいろ職員を、先ほど言ったとおり、また職員を使うと振り回したとか、ワンマンだとか、そういういろんな職員の状況を鑑みながら私はいつもやっているんですけど、それが理解されないようでございますので、職員の今のベストな状況ですぐそちらへ行きたいと思っているところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) ぜひですね、提出されたときにまた同じような質問をしますし、対案も出させていただきます。しっかりですね、その辺答えられるようにしていただいて、配る、配るという話だけでですね、中身が全くないようでは、今朝上がってきたように、せっかく出した補正予算を引っ込めるような、こんな恥ずかしいことないと思いますよ。皆さん方が練りに練って提出した補正予算、それを下げるような話になったらば本当に恥ずかしい話だと思いますよ。きちんとですね、庁内で協議して、立てつけをしっかりして出していただきたい。 3万円配布するんであれば、その3万円でどのような効果、経済効果があるのか。また、何の収入も変わらない、ここにいる公務員の皆さんや、特に公務員のOB、年金で暮らしているOBの皆さんにも配ることが本当に公平なのかどうか。鉾田市役所はまちの実情が分からない、みんなに配るということは恥ずかしい政策だと感じないですか。本当に見ていない。新聞の社説にもありました。消防車は燃え上がる母屋に背を向けて、燃えていない離れや建物に放水するようなもの、母屋の全焼後に気づかなかったでは済まない、まさに本当にそうだと思いますよね。市役所内はまちの実情全く分かっていないのかなと、みんなに3万円配ればそれでいいんだというような答弁がないようにお願いしたいと思います。 鉾田市は自他認める、先ほども同僚議員からありました、首都圏の食料庫です。生産額800億円を超える主産業をコロナ禍の中、守らなければなりません。鉾田市の経済が破綻してしまいます。感染者が生産者から出た場合、まずは風評被害対策として生産者の皆さん、これは従業員も研修生も同じです。抗体検査、PCR検査を行い、感染の有無を確認するとか、生産時にマスク、手袋、消毒の徹底など安心、安全生産工程の指導とともに、除菌機付空気清浄機などの必要な設備、消耗品の支援を行うことが大事なのではないでしょうか。また、安心、安全生産工程を消費者へマスコミを活用してPRを行い、風評被害から守ることがこのコロナ禍の中で一番必要なことなのかなと、鉾田市経済を守るためには必要なことだと考えます。 仮に市長が言う15億円使うなら、PCR検査、今後予算でも出ておりますが、3万円を2万円になったとしても6億円です。コロナ対策備品、消耗品の支援事業を1事業所10万円、2,000事業者に配っても2億円です。コロナ禍の売上げ減少した企業へ、国の支援事業もありますが、それに該当しない対前年比10%から49%減少した企業へ持続化給付金50万円1企業に配った場合、400事業者に配っても2億円しかかかりません。鉾田市内消費喚起事業として、1万円で1万5,000円分の商品券が買える鉾田市プレミアム商品券を発行した場合、5,000円掛ける2,000世帯掛ける2セットで、事業事務費も2,000万円計算しても2億2,000万円しかかかりません。コロナ禍による収入減、減収世帯生活支援事業10万円、この後やりますが、困窮している生活者に10万円掛ける300世帯に配っても3,000万円です。鉾田市緊急事態宣言発令時に休業補償の準備金として2億5,000万円、これも組み込んでトータル15億円です。 15億円というお金があるといろんなことができると思います。国の支援がなくても、基金を使って充実した支援ができると思います。冒頭でもお話ししたとおり、市民の皆さんが喜んでいる舗装工事だったり、排水事業、こちらのほうも15億円を原資に使えば50億円規模の事業ができるんですよ。それを何も考えず誰にでも平等だと言って3万円配ることが本当に正しいのでしょうか。私は非常に疑問を感じています。提案するんであれば、しっかり裏づけ、理由つけていただいて提案していただきたい。このような逃げている答弁ではどんなにいい事業でも議会は認めないと思います。少なくとも私は認められません。ぜひ、出すのであれば覚悟して出していただきたい、そうお願いしたいと思います。 このほか財政調整基金の残高何だとか、そういうもの聞こうと思ったんですが、お話ししても無駄だと思いますので、ぜひですね、将来の財政基準も併せてご答弁願うようお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今、冒頭に燃えている母屋をということでありますけれども、母屋を消火せずに周りの部分っていいんですよね。でも、こういうこと言っちゃ大変失礼なんですが、今の近代的な部分は、もう燃えてどうしようもない部分には水をかけずに、延焼を阻止する、類焼する部分においての水をかけるというのが時代の近代消防というんですかね、そういう部分があるんで、私はそのような理解はしているところです。 先ほど亀山議員から覚悟して上げてこいよという話ございましたけど、私は皆様にお願いする立場でございますので、お願いという形で議案のほうは提出したいと思います。そのほかにつきましても、よく精査をして、皆様方にご理解をいただける議案としたいと思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) では、市長は今鉾田市の経済は燃え上がっている母屋だと、もうどうしようもないから市民にばらまくという理解でよろしいですね。また、そうですよね。市長はお願いする立場でございますから、常にいろんなところで言っているみたいです。通らなくても構わないよ、議員が提案しても議員が潰した、反対したんだから議員の責任だからと、責任放棄している言葉がよく私の耳にも届きます。そういった市長だと、そういった岸田さんだとご理解しています。 それでは、3番目にお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) それでは、学校跡地の管理部署と利活用の計画について、こちらについてご答弁申し上げたいと思います。 学校跡地の利活用につきましては、今年の3月に鉾田市学校跡地利活用計画を策定し、行政活用のほか、民間事業者などによる利活用を視野に入れて利活用を進めているところでございます。学校跡地利活用計画は、学校跡地別の利活用計画をはじめ学校跡地の管理についても定めておりまして、市として利活用する学校跡地とそれ以外の方法により利活用する学校跡地を示したものでございます。 学校跡地の管理につきましては、具体的な利活用が図れるまでの暫定利用期間においては教育委員会にて管理するものとしております。市として利活用を行う学校跡地につきましては、事業担当課にて管理するものとしてございます。市として利活用を行う学校跡地は4か所現在ございまして、舟木小学校体育館をまちづくり推進課により地域活動館として、校庭を都市計画課による公園としての利用を考えております。また、徳宿小学校につきましては、生涯学習課により社会教育複合施設として、鉾田小学校につきましては子ども家庭課及び教育総務課により放課後児童クラブ及び認定こども園としての利活用をしているところでございます。 なお、諏訪小学校につきましては、体育館のみをまちづくり推進課により地域活動館として利活用しております。これら4か所以外の学校跡地につきましては、民間事業者等を対象にした事業提案型の一般公募を今後進めることとしておりまして、現在はまちづくり推進課において準備のほうをさせていただいているところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) まず、管理が教育委員会だったり、まちづくり推進課だったり、いろんなところが管理しているようなんですけども、その中で今岡崎部長のほうからも舟木小は公園を造るというお話がありました。都市計画課の課長に確認したところ、やはり同じようなことをしておりました。でも、そこはまだ所管は教育委員会だというふうに聞いているんですが、こういうふうにやっていくのか、またいつ公園化にすることが決まったのか。この3月に、今お話しいただいたとおりですね、計画が各小学校の、学校跡地利活用計画でご説明もありましたが、一切公園という文字はないんですよね。ここには本市事業に活用を進めますというだけで、公園だとかそういうことは書いていないんですが、いつ頃公園を造る計画になったのか、またここも借地がありますけども、この借地はどのようにするのか、お伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) 亀山議員のお手元にもこの計画をご持参だと思うんですけども、これの8ページの一番上に舟木小学校というふうにあろうかと思います。ここの中段付近に公園として整備を進めますということで、計画の中で都市計画課が整備していく旨のことが書かれておるところでございます。 それと、借地の件でございますけども、借地については、申し訳ございませんが、建設部のほうでの対応になるのかなと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 政策企画部長。 ◎政策企画部長(岡崎正元君) すみません、申し訳ございません。借地の部分については、調べてご答弁したいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 今皆さん聞いているとおり分かるとおりですね、混乱していると思います。何もあまり決まっていないままに職員の皆さんが各ポジションで好き放題やっているのかなというふうに思っています。もう時間もちょっとありませんので、その件もですね、しっかり各課統一したほうがいいと思うんですよね。賃貸するしないでも随分損害与えました。教育長自ら民間企業に電話まで入れて、うちの課長が悪いのかというお話も出たほど、教育長自らですね、先頭に立って賃貸のことも行動しているようでございますが、何か利権でも絡んでいるのか分かりませんが、なかなか珍しいケースだというふうに思っております。しっかり、管財なんでいろんな義務教育施設だ何だいろいろありますけども、もう教育施設としては使わない施設です。教育委員会ではなくてですね、しっかりその部所管で利用も含めてですね、決めていただきたい。 また、これ賃貸と今年のこの春に出てきて評価をする、不動産鑑定するからこういった場所も貸せないということで、民間企業が借りたいと申出があっても貸さなかったと思うんですが、それが自由に使っていたりとかするケースもあるようですので、しっかりですね、庁内でどこが学校跡地はどう使うか、また管理もできないで非常に荒れた状態が続いています。指摘して慌てて草を刈ったところもあるようですが、こちらもですね、しっかり管理、近隣にご迷惑をかけますので、管理の意味も含めてしっかりやっていただきたいと思います。 その中で、校舎解体後の舟木小学校校庭にコンクリート殻が散乱しています。なぜきれいに管理する、皆さんのお手元にもあるかと思いますが、非常にですね、解体して更地にしたところに殻が転がっております。これは教育長、賃貸に対して電話までするぐらい一生懸命やっておるんですから、なぜあるのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 舟木小学校を解体した後、その検査をしたかと思うんですが、検査のときには殻の状況は見られなかったと報告を受けております。その後、年月が多少たちました。雨の日もありましたでしょうし、その雨で流れて下から殻が出てきたのではないかという、そういう報告を受けております。 あとはその殻を埋めるときに、バケットの網の目を通すような、バケットのその網の大きさを指定はしなかったということは報告受けておりますので、それが落ちてしまったのが今の殻なのかなと理解しております。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 建設部長、それが正式な発注なのですか。今の教育長ではバケットの目の大きさを言わなかったから石が落っこっていてもしょうがないんだと、それを隠した土が雨が降って流れちゃったからしょうがないと、先ほど来より雨が流れてほかに迷惑かけている学校があるというのが同僚議員からの質問がございました。そういった発注が当たり前に行われているのが鉾田市というご理解でよろしいですか。 ○議長(岩間勝栄君) 暫時休憩します。                午後 2時21分休憩                                                        午後 2時24分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 先ほど教育長のほうからそのスケルトンバケットの落っこったものとお話がございましたが、仕様書には実質的なものは書いてありませんでした。それによりまして、通常業者におきましてはそういう手法でやるということは確認したんですけども、本来ですと全てのそういう残土については出して、そこに盛土をするというのが通常のやり方だと思います。そういった残土の搬出ですね、それが適正に行われていなかったのかと私は思っています。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 時間がないので、議長、ご配慮いただきありがとうございます。これは本当大変な問題なので、しっかりこれ発注したときの、今そういうこと指定していなかったという教育長からお話がありました。発注したときの起案書も含めて、入札結果、そういったものも含めてですね、議会のほうに提出をお願いしたいと思います。 この件については今後深く追及していきたいと思いますので、よろしくお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君の質問を終了します。 10分間休憩します。                午後 2時26分休憩                                                        午後 2時36分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、土子勝也君。          〔1番 土子勝也君登壇〕 ◆1番(土子勝也君) 皆さん、こんにちは。議員番号1番、土子勝也でございます。傍聴されている皆様、議会中継を御覧の皆様、8月は連日の猛暑の中、熱中症対策や新型コロナウイルス対策によるマスク着用など皆様ご苦労されたと思います。市内においても新型コロナウイルス感染が発生しましたが、感染拡大をしていないことから、一人一人の感染予防が徹底できたのかなと思います。引き続き職員の皆様をはじめ市民の皆様は気を引き締めて十分に注意してください。これ以上感染拡大がないこととウイルス薬の早期開発を願うばかりであります。 通告に従いまして一般質問させていただきます。4項目6点させていただきます。 1項目め、強い農業・担い手づくり総合支援事業についてです。1点目、農業経営の発展のため、農業機械等の取得する農業経営体を支援等補助金1,500万円とありましたが、現在の進捗状況をお願いいたします。 2点目、補助金の対象者が市の人・農地プランに位置づけられた中心経営体とありますが、中心経営体とは具体的にどのように決められているのか。また、人・農地プランに位置づけられた中心経営体は市内にどのくらいいるのか、お伺いいたします。 2項目め、中小企業支援事業についてです。新たな事業に取り組む商工業者や市内に起業する者に対して本年度支援が拡充されています。コロナ禍の中で事業が思うように進んでいないと思います。むしろ対面しないネット販売等は伸びていると思います。 1点目、創業支援事業の相談業務は何件くらい相談がありましたか。 2点目、事業者支援補助金についてお伺いいたします。既存の事業者と新たに創業する事業者への支援について、本年度の予定をお伺いいたします。 3項目め、安心・安全な学校生活支援事業についてお伺いいたします。9月1日から消毒作業員、給食配膳サポート人員を確保して新型コロナウイルスに備えた体制ができていると思いますが、具体的に各幼稚園、小学校、中学校にどのように配置されたのか、お伺いいたします。 4項目め、避難所、避難場所についてお伺いいたします。最近は、また茨城県、関東地方でも地震が増えております。昨日、今朝にかけて九州では台風が大変な被害を出しておるわけですが、市では避難所での災害、新型コロナウイルス対策へ備えていると思いますが、また避難場所等の管理についてもお伺いいたします。特に廃校となった学校の避難場所の管理方法についてお伺いいたします。先ほど皆様のほうに9月2日に大竹小学校を撮影した写真を配付させてもらっております。 以上、4項目6点、再質問は質問席でさせていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君に対し答弁願います。環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) まず1点目、強い農業・担い手づくり総合支援事業についてご答弁申し上げます。 まず、本事業でございますけども、事業内容としましては、産地の収益力強化と担い手の経営発展のために必要となる農業用機械、施設の導入を支援する事業となってございます。議員ご指摘の人・農地プランに位置づけられた中心経営体ということでございますが、人・農地プランについては、どういったものかと申し上げると、いわゆる農業をやっていくためには人と農地が必ず必要ということで、それを各市で農家の話合いを通じてですね、どう人を農地に張りつけていくかと、そういったようなものをつくる計画になります。鉾田市は現状、今鉾田市全部を1地区として、そこに農家が何千人いますよというような計画でやっております。このため、この補助対象事業者の話先になっちゃいますけども、農協ですとか農業者個人、農業者で組織する団体とか、そういったものが広く入るようなものになっております。なので、専業じゃなくてはいけないとか、そういったこともないですし、一通りの販売農家等を中心にですね、そういった方が対象になるような事業でございます。 その事業の現状なんですけども、この事業の特徴としましてはポイント制というのがございます。例えばですね、ちょっと大きい取組から小さい取組まで事業が大きく3本に分かれているんですけども、3つの事業の中でそれぞれ決まっているんですが、配分基準というものがありまして、例えばその一番大きい20億円まで補助事業が出るような事業ですと、輸出の割合を1%増やすとか、契約栽培を5%増やすとか、そういった取組をした場合に、その取組に応じて加点される仕組みになっています。なので、農林水産省がそういった求める内容に沿ったものであればあるほどポイントがついて、そのポイントの合計点が高いほうから採択されるというようなシステムになっています。 鉾田市としては、最近ですね、この採択に達する点数が高くなっていまして、当市においては平成28年度まではこの事業採択されていた事業体あったんですけども、平成29年度以降点数に到達せず不採択になっているような状況でございます。 ちょっと1番と2番まとめてでございましたけども、以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 1番と2番が何か一緒になった話聞いていて、1番のほうで、今年はこの補助金で、これはトラクターか何かだと思うんですけども、これはどのくらいの点数があったのかというのちょっと聞きたかったんですけども、まず。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 1,000万円のやつですと、先進的農業経営確立タイプというのが個人で1,000万円上限のものがございます。こちらについては広く、要望調査の時期はもちろんあるんですけども、日常的にそういった補助ねえかやというようにご相談に来られるケースはあって、実際にその申請のお手伝いなんかもすることもあるんですけども、ちょっとその点数の関係で申請書を出すというところまではなかなか至らないというのが現状であります。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) そうするとですね、1点目のこの機械等の補助金、こういった1,500万円という予算が国のほうから出ていると思うんですけども、機械等にかかわらず財源ね、まだ来年等も恐らく国のほうからこういった施策が出てくると思うので、そこら辺をしっかりと進めてもらいたいなと思います。 あとさっきの2点目のほうなんですけども、中心経営体って市内にはどのくらいの人数がいるんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 本事業かなり歴史が長い事業でありますので、何もなければ来年もあると思います。引き続きですね、先ほど議員ご指摘のようなタイプのものですと、例えば国内、日本人、外国人実習生でない研修生を受け入れたら1点とか、女性の農業経営者が経営を行っている場合には3点だとか、そういったものもございます。なるべくそういった点数取っていただくようなことがすぐできるんであれば、点数を取っていくようにちょっと農家の皆さんと話は引き続きしていきたいと思っています。 中心経営体ですけども、ちょっとなかなか明確な基準みたいのがないのであれですが、すみません、人・農地プランに位置づけられている農家数、ちょっと手元にないもので申し訳ないんですけども、大体販売農家数で2,500ほどありますので、その辺の数字を念頭に考えていただければと思っています。大体農家自体が3,300件ぐらいだと思いますけども、そのうち自分の食べる分だけ作っている、売らない農家を除いた販売農家ですね、は大体2,500件ぐらいあるので、その辺の数字のどれかだと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 次、環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 次です。創業支援の相談件数でございます。こちらなんですけども、商工会のほうにお願いをしまして創業支援のセミナーをやっていただいております。創業支援の相談に来ていた方には漏れなくこのセミナーに出ていただくようご案内をしているような状況でございます。このセミナーの参加者ですが、今年はちょっとコロナの関係でやれていないので去年の数字になりますけども、年に2回開催していまして、合計で55名、1回目が24人、2回目が31人、合計55名の方に参加いただいております。なので、創業を希望されて、商工会等に相談行っていただく方というのは大体このぐらいの数字だと思っていただければと思っております。 これに関しては専門の相談窓口を商工会には置いているわけでございまして、そこから先ほどのセミナーにご案内したり、金融機関ご紹介したり、市役所の商工観光課のところで例えば補助金等の申請をしてくださいと、そういった形でご案内をしているような状況でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 一応この創業、いろんな業種があったと思うんですけども、鉾田町内の商店街の人たちが一番多いと思うんですけどもね、かなりの業種の、いろんな業種の人が今回はこのコロナの中ね、いろいろ苦戦していると思うんですけども、その中でいち早く相談に乗ってもらっていろんな事業、次にちょっとまた2点目のほうで、また話が進んじゃいますので、2点目のほうのを、ではすみませんけどお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) すみません、先ほどの話は平常時の話だったんですけども、コロナにおいても商工会のほうでは経営相談、何十件と相談乗っているという話は伺っています。 2点目でございますが、まず創業者のほうにはかなり力を入れておりまして、先ほど申し上げたワンストップでの相談の事業ですね、商工会に相談に行けば取りあえずいろんな窓口を紹介してもらえるといったものですとか、先ほど申し上げたセミナー、あと創業後にフォローアップみたいな形で、中小企業診断士の方に経営の相談に乗ってもらうというような機会も設けております。そういったことを通じて経営の安定化に取り組んでいるところでございます。 あとは市のほうでも創業のための家賃の補助とか、初期投資の補助とか、そういったものを実施していますので、それを併せて経営の安定化に努めているところでございます。 既存の事業者に関しては、先ほど申し上げた中小企業診断士等専門家による経営相談というのを商工会に申し込んでいただいて派遣してもらうというのをやっていますので、そういったことを通じて経営の安定化に取り組んでいます。 あと市のほうでも今回のコロナで大分申請いただいているがんばる商店事業、こちらについては、コロナじゃない場合でも既存の事業者には申し込んでいただいて、一定の投資の補助なんかは実施しておりますし、商工会のほうでも、例えば経済産業省のものづくり補助金とか、そういった経済産業省から直に商工会に下りてくる補助金等もありますので、そういったのを通じて既存の商店の方の投資等を応援しているところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 先ほど先輩議員のほうからこの事業の、一般質問の中に入っていたんですけど、時間オーバーしちゃったんでできなかったと思うんで、少しここちょっと長く続けたいなと思うんですけども、このがんばる支援事業の中で個人、法人と現在どのくらいの相談があったのか、請求があったのか、教えてください。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) すみません、個人、法人の差は、件数はちょっと分からないんですが、合計で申請件数としては今回のコロナのがんばる商店事業、188件の申請を今いただいているところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 188件、これ当初予算は三百何十万円ぐらいですよね。当初の30万円で件数少ないんじゃないかなと思っていたんですけど、188件、仮にこれマックス30万円ですよね、この上限。これ請求、申請ですか、この先どのくらいまで、これ市長が決めたのか、部長が決めているのか、またここで市長って言うといろいろあれだけど、でもこれ実際どのくらいの規模まで市として考えているんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) 予算はですね、4,200万円取ってございました。既に交付申請の額だけで実はそのお金は超えておりまして、ほかのやや人気のない事業等からちょっと流用させていただくなどして、できれば予算等は何とかお支払いできるようにしたいなと思っております。 これからどうかというのは、6月にこの事業お認めいただいてチラシ等を出したんですけども、口コミ等でやっぱり最終的には広がる形になっていまして、ちょっとタイムラグがありました。まさに申請がどんどん、どんどん増えてきているような状況でございますので、なるべく皆さんにご迷惑かけないよう何とか予算の確保、必要に応じて補正予算のお願いとか、そういった形はあろうかなと思っておりますので、なるべく皆さんに使っていただけるようにやっていきたいと思っています。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) なるべく長く、長くやってもらったほうが商店街の人、いろんな事業者の人も助かると思うんですけども、実際年内で終わるのか、それとも9月いっぱいとか、10月までで切っているのか、いろいろとあると思うんですけども、予算、単純計算で行ってもね、これではもうまるきり予算足りないと思うんですけども、私も周りから聞いている中で、今何件か、本当この1週間ぐらい前にこんな事業あるんだってっていうのをやっぱり聞かれている。やっぱり今部長言ったように、口コミで広がっているというのは本当に現状だと思うんですよ。これが正直、一気にこのままいろんな人に伝わっていくと、10倍くらいの人数にはなると思うんですよね。実際農家さんでも申請できるわけだから、そこら辺をね、すごい金額になっちゃうと思うんですけども、補正予算といってもそれだけの予算がどういう確保するのかはあれなんですけど、なるべく多くの皆様に扱ってもらえるようないい事業だと思うんで、そこら辺はいいと思うんですけど、予算のほうの確保、部長のほうによろしくお願いいたします。 では、すみません、3項目めお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、3項目めの安全・安心な学校生活支援事業についてご答弁申し上げます。 現在学校では県の示した学校再開ガイドライン並びに鉾田市教育委員会で示した鉾田市立学校教育活動の実施等に関するガイドラインに従い、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、施設や学習用具、遊具等の消毒を教職員が実施しております。また、配食についても可能な限り教職員が実施している状況でございます。 文部科学省が示す学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」では、スクールサポートスタッフの協力を得て実施することも考えられると示されております。これらの状況から、幼稚園、小学校、中学校に消毒作業、配食サポートの人員を配置し、新型コロナウイルス感染症拡大防止をより一層図るとともに、今後の状況に備えた体制を整備しているところでございます。 配置人員は、6学級に1名程度を目安として、午前の部1名、午後の部1名で、2名のスタッフを配置いたします。具体的な業務内容については、校舎内の消毒、登校前、下校後の教室を含む教材、教具の消毒、校庭、園庭等の遊具の消毒、主に汁物や主菜等の給食の配食などとなっております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) これ各学校に2名ということでいいんですよね。実際に人数は何人ぐらい確保できたんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) この人数につきましては、幼稚園、小学校、中学校合わせまして60名を予算計上させていただいております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) これ60名予算確保で、60名もう採用しているということですよね。雇用しているということですよね。これ9月1日からの事業だというあれであったと思うんですけど。 それと、あとさっき話した消毒ですか、ほとんどこのサポートの人たちに最初はやってもらえるのかなっていう話で説明は聞いていたんですけども、学校の先生も手伝っているということで、実際朝何時から来てこのサポートの人たちは学校で消毒作業をやっているんですか。もしか先生たちも朝早く出勤してまた一緒に消毒作業を手伝っているんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) まず1点目なんですけども、60名といっても今現在募集中でございます。一応募集のパンフレットも取りあえず掲載しまして、まだ全体的な60名には達してございません。 あと2点目の勤務の時間でございますが、午前スタッフについては8時から13時、午後スタッフについては12時から17時ということで、1日5時間の勤務となっております。時給については1時間854円というような単価を見ております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) 朝8時から12時までって、子どもたちが学校に登校してくる時間が8時半くらいから授業始まっていると思うんですけど、8時には学校へ子どもたちが来ますよね。消毒作業というのは毎日誰がやるんですか。これ5時の人で帰っちゃって、ということは先生たちに毎日消毒させているんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。
    ◎教育部長(小沼富男君) このスタッフはですね、まず午前スタッフについては8時から13時まで、あと午後スタッフが12時から17時ということで2交代になっていますので、後の人がそういう消毒をして帰ってというような流れで、午前と午後の部に分かれていますので、そういったあれで授業が終われば、17時までの勤務になっていますので、その方が消毒などをして帰るというような。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) すみません、少し付け足しをさせていただきます。 朝ですね、8時から来たスタッフさんについては、例えば今使っている机ですとか教室の中のものというのは、子どもたちが教室の休み時間だとか、昼休みだとかに空いている間に消毒いたします。それ以外の体育館の教材、教具ですとか、それから手すりですとか、流しですとか、そういうところ子どもたちが使っていないところを昼間の間に消毒しているのが午前スタッフでございます。 それで、なぜ13時と、午前の部が13時まで、午後の部が12時からになるかと申しますと、配膳をその間に手伝っていただくということで、2人が重なるようになっています。午後スタッフの17時までの方については、子どもたちが大体4時過ぎには下校しますので、4時過ぎに子どもたちがいなくなってから机ですとか教室の中を消毒していただくという、最終的に消毒していただく、そういうふうに学校で臨機応援にお使いいただこうと、ご活用いただこうということになります。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) ということは、ほとんどこのサポート人員で学校の今の消毒作業をするということで理解していいんですよね。先生たちはやらないと。基本的に先生たちにやってもらうというの間違っていると思いますけどね、そういうことできちっと子どもたちが安全に通えるように徹底してね、そういった消毒作業だけは徹底してください。60人早く募集かけて、人数そろえてもらいたいと思いますので。 次の項目お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) それでは、4点目についてご答弁申し上げます。 初めに、避難場所と避難所のことでございます。まず、指定避難所、指定避難所と申し上げますのは、災害の危険性があり、避難勧告により自宅から立ち退いた住民や災害により家に戻れなくなった住民を滞在させるための施設を言います。あと指定緊急避難場所でございますが、災害が発生し、または発生のおそれがある場合に、その危険から逃れるための場所というようなことでございます。この指定緊急避難場所が鉾田市で全部で52か所指定ございます。また、指定避難所が11か所になっております。 初めに、指定避難所について申し上げます。避難勧告発令や、先ほど申し上げた自宅から立ち退き、ほかに居場所を確保することが困難な方に対して、一定期間居住の場所を提供するため避難所を開設します。避難所開設初期の段階にあっては、受付から食事の提供など避難所の運営に対応する職員が必要となります。このコロナ禍にあっては、感染拡大防止対策として、避難場所での社会的距離、いわゆるソーシャルディスタンスでございますが、確保できるよう、開設する避難所の数を増やし、また各避難所の開設準備担当職員と運営担当職員とに分けてございます。運営担当職員の人数も見直しして対応していく予定でございます。その他、コロナ対策臨時交付金を活用しまして、間仕切りユニット、避難所用テント、プライベートルーム、感染防止衣、非接触体温計、手指消毒液などを購入をしてきたところです。 購入した資機材については、速やかに避難所を開設できるように、資機材の取扱いや避難所の受入れの際の手順を確認するために、避難所開設訓練を職員で7月に行い、避難所の適切な運営に備えているところでございます。 続きまして、避難場所の管理でございます。先ほど大竹小の避難場所の看板見ました。現実的に管理上、緊急で避難する場合、先ほど私が申したように、災害が発生し、または発生のおそれがある場合にその危険から逃れるための場所とあります。このように草等生えていて、なかなか住民の人が避難しづらいとか、そこ本当に避難場所なのかと言われてということも出てまいりますので、先ほど特に旧の閉校校舎で、大竹小もですが、その管理につきましては教育委員会が現在のところしておりますので、防災の避難場所としての管理も含めて教育委員会とはちょっと調整をした上で対応していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、4項目めの避難場所運営体制及び避難場所の管理状況についてご答弁申し上げます。 閉校小学校跡地の管理につきましては、鉾田北小学校区の5校につきましては、各学区の関係区長に依頼をしているところでございます。鉾田南小学区の旧鉾田小学校を除く6校につきましては、教育総務課にて管理しており、除草や立ち木伐採を必要に応じて発注しておりますが、無人となり、グラウンド等を利用することがないことから、廃校時のような状況を維持するに至っておりません。各小学校の除草工事は通常6月から7月にかけて実施しておりますが、隣接地への影響が出ないように、最低限の範囲に限って発注したところでございます。 今後につきましては、先ほど写真を頂きましたが、このようなことがないように、跡地利用計画等を踏まえながら適切に管理していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) これさっき先輩議員からも話があったように、いろいろ話出たと思うんですけど、本当に教育委員会とか、総務課とか、まちづくり推進課とかいろいろ場所が変わっちゃうんで、もう正直、さっき先輩が言ったようにね、先輩議員がもう1か所に、本当にこういうことはこれ避難場所で、これ教育委員会が、ではグラウンドやるの、いや、これ財政、まちづくりだから、そういう話になるんでしょう、さっきみたく。舟木小学校の砕石、砂利と一緒であって、コンクリート等々。これ、これだけで、これ大竹小学校、これ正直、諏訪小もこんな感じだったんですよ。市長、市長は体育館、地元の人たちに使ってもらう、この状態の中で体育館使ってもらいながら仮設トイレなんですよ。衛生的に悪いと思うんですけど、正直、諏訪小のあの仮設トイレ、私開けさせてもらいました。すごい臭いできつかったです。正直ああいうものは避難するときに持って設置するもんだと思うんです。それか浄化槽をつけるとか、いろんな今は、私も商売が別なんでそういうことはよく分かんないんですけど、でもそんなにお金かからなくてできる浄化槽もあるっていうんで、そういったものをね、仮設トイレと連動して使うんだったらそういうふうにしてもらうとか、あのまんまの状態では避難所より本当にこれ、こんな感じ、廃墟と一緒ですよ。廃校じゃなくてこれ廃墟ですよ。どこの人がここを借りてくれます。今からこれまちづくりのほうで推進していくんでしょう、跡地利用で。こんなに草ぼうぼうで荒れ地なところ誰が借りるの。もっと本当にね、明日地震来て、今日も九州のほうで台風が、もうみんな避難していますよ。これ鉾田市でいざそういうときにこんなところに逃げてくれって言えるんですか。これ体育館のほうに入れなくて、体育館の周りは撮れなかったんですけど、恐らく体育館の周りもこのような状態だと思う。もう少し危機感を持って正直こういうのをやってもらわないと、どこかの業者さんに頼んでやるとか、入札でやるとかいろいろ手があると思うんですけど、本当にもう秋口、もう本当に今月から台風がどんどん来るので、本当に関東のほうはこういったところの避難所をいち早くやってほしいと思うんですけれども、市長、どうですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今土子議員が質問の中でやっぱり懸念しているのは、どのような形で管理しようが、一本化してほしいと、多分。それは行政的には何段階に縦割りがあるか分かりませんけど、そうじゃなくて、もうすぐ一本化にして、いろんな状況に対応できるようにということだと思うんですけども、その中で、亀山議員のほうからもありましたとおり、そういう部分をもう一回ですね、我々で検討、研究して、さらに今この写真を見せていただいて、本当に鉾田の象徴になっても大変困るんで、これらの対応につきましても他の議員もしっかりやれよということだと思うんで、すぐ対応したいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) そうですよね。まず、8月の時点でこの状態になっていたということは、多少なりとも大竹海岸のほうに遊びに来た人がこの大竹小学校の周りを見ていたと思うんですよ。農業日本一とうたっている農産地でこのような学校が周りにあるというのはすごく悲しくなりますよ。きちっとここら辺をね、教育長はじめ教育委員会のほうの人たちにもここはきちっとやってもらいたいと思いますので。 あと避難所の備品等について、これは各避難所に全部置けるだけの数はそろっているんですか、今鉾田市としては。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(二重作勝君) 今回購入した物品、そういったものについては全て、避難所で申し上げますと……いいですか。避難所に、逆に今回追加で中学校の体育館も指定避難所に、そういったところも踏まえて当然必要な物品については用意をして、その中に当然入れていくということでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君。 ◆1番(土子勝也君) そういう形でね、避難所、避難場所については、今後震災や被害等が多くなると思うんですけども、ないとは言えないので、それに備えてきちっと執行部の人たちにはやってもらいたいなと思います。 これで私の質問終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 土子勝也君の質問を終了します。 10分間休憩します。                午後 3時15分休憩                                                        午後 3時26分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、鬼澤治男君。          〔3番 鬼澤治男君登壇〕 ◆3番(鬼澤治男君) 皆さん、こんにちは。令和2年第3回定例会一般質問初日、最終盤を務めます。議員番号3番、鬼澤治男でございます。 皆様方には長時間にわたる会議、大変ご苦労さまでございます。そして、傍聴されておられる皆様方にも長時間にわたり大変ありがとうございます。 ただいま猛威を振るっております新型コロナウイルス禍におきましても、感染防止のため、日々の暮らしに悪影響を受けておられる市民の皆様、大変なる胸中をお察しいたします。感染が広がらぬよう引き続き感染防止対策のほどよろしくお願いいたします。 それでは、今回私の一般質問ですが、大洋小学校建設に当たり、徒歩通学児童が鹿島臨海鉄道の線路を越えるときに使用する跨線橋の安全性について私非常に危惧しております。よって、その安全性とその対策について質問させていただきます。 それでは、通告書に従い一般質問をいたします。1項目め、大洋小学校建設の進捗状況について、1点目、現在までの工事進捗状況をお尋ねします。 2点目、バス通学路の選定方法と進捗状況をお尋ねします。 2項目1点目、第6跨線橋、第7跨線橋を通学路に使用することは大変危険だと危惧しておりますが、跨線橋を通行止めにできるのか、また線路に踏切を設置することが可能なのか、調査はされているのでしょうか、お尋ねします。また、その跨線橋を徒歩で通学する児童は何人ぐらいを見込んでいるのでしょうか、お尋ねします。 2点目、大洋地区と鹿島臨海鉄道株式会社との開業時の跨線橋、人道橋建設の経緯をご存じでしたらお尋ねいたします。 3点目、今後開校に向けてこの2つの跨線橋を使用せずに安全に線路を渡る方法を教育委員会はどのような手段でお考えでしょうか、具体的にお知らせください。また、仮に要望する人道橋を建設する場合、その予算や工期、併せて必要な許認可などはどのようなものがあるのか、お尋ねします。 4点目、大洋小学校の周辺には東京ガスの放散塔と鉄道の線路が存在しております。文部科学省が推奨しております学校防災マニュアル危機管理マニュアルの中で、災害時の避難経路をどのように計画しているのか、お尋ねします。 5点目、人道橋建設に当たり、岸田市長の方針、最終決断をお聞かせ願いたいと思います。 以上、2項目7点質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君の質問に対し答弁願います。教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、1項目1点目のですね、現在までの工事の進捗状況についてご答弁を申し上げます。 経過につきまして、令和元年9月の第2回定例会で学校用地取得のご承認をいただいた後、敷地造成工事、流末排水工事、鹿島臨海鉄道軌道下推進工事を実施し、いずれも完了したところでございます。校舎等新築工事につきましては、現在仮契約までの手続を完了し、今回の定例会において議案第20号として上程させていただいたところでございます。なお、校舎等新築工事の工期については、令和4年1月31日までとしております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。工事の進捗状況は、敷地造成工事、流末排水工事、鹿島臨海鉄道軌道下の下水工事ですか、完了したという答弁で確認いたしました。 全体的に工事の日程は予定どおりに進行しているのでしょうか。特別な問題等は発生しておりませんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 校舎等新築工事につきましては、先ほど説明しました議案第20号をご承認していただいた翌日から工期となりますので、期間としては16か月と20日間を確保できると考えております。工事自体は令和4年1月31日までとし、その後開校準備のため2か月間を確保しておりますので、全体的なスケジュールは予定どおり進捗できるかと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 今の話は分かりました。 次の再質問させていただきます。入札時の落札金額等なんですが、見込み金額に対して予定どおりなのか、減額しているのか。校舎建築費は相当額の減額、落札と聞いておりますが、この工事は問題なく進めることは可能なのでしょうか、お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 今回の入札につきましては、低入札ということで低入札調査を行ってございます。調査におきましては、新型コロナの対応、材料調達とか作業員確保などについて聞き取り調査を行うとともに、設計事業者等にも工事価格等の妥当性を相談、確認したところでございます。確認したところ、設計どおりの品質で施工は十分可能であるとの見解でございました。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 部長、ありがとうございました。詳しくはこれ議案第20号で、10日の日でしたっけ、そこでも確認させていただきます。 2項目めに答弁お願いしたいんですが、その前にですね、私が用意させていただきました資料3枚ちょっと皆さんお手元で確認してもらいたいんですが、右上に手書きでナンバー1と書いてある資料、これ大洋小学校、この周辺の配置図ですね、立地関係。まず、小学校右側に鹿島臨海鉄道の鉄道がございまして、小学校左側に県道242号線、そして並行して、図面上側になりますけど、並行して走っている市道、ここに臨海鉄道と交差する第6跨線橋、陸橋がございます。そして、その下に第7跨線橋、ここを現行案の徒歩通学ルートとして教育委員会はここの上に、第6跨線橋のところにちょっと見づらい矢印があると思うんですけど、右の東側地区から左へ登校のときに歩いて、県道224号を東京ガス放散塔の施設の横を通りながら県道を渡ります。渡って、こちら側しか歩道がありませんので、つばさ幼稚園の前を通って正門から入るという形です。この第7跨線橋のほうも同様に、東側地区、右側の地区から歩いてきた子どもたちが第7跨線橋を渡って県道に出て正面に入る、そういう形になっております。 この第6跨線橋、第7跨線橋、次のナンバー2の写真を見ていただければ、この道幅の狭さが目で見て分かると思うんですけど、左側第6跨線橋、これは図面で言うとその北側、上側になる跨線橋でございます。第7が下側ですね。これ私写真撮りましたけど、分かりやすいように一番上で撮ったんですけど、これ坂の向こう側で交差したときに、手前からだったら見えないですよね。それを平均30~40キロで走ってしまうと思うんですけど、渡り切った向こうに子どもたちと対向車がいたら、考えるだけでももう人命に関わるような事故が起きてしまうんじゃないかと私は危惧しております。写真で見てもらっても、下側の写真、特に第7ですね、もうこれ傘差している、うちの作業員ですけど、左足はもうブロックの段差にかかって、右手はもうトラックのボディーに触っています。こういった状況です。 それと、次の資料でナンバー3、これはグーグルのストリートビューにたまたま残っていました。これ2014年なんで、恐らくこれが撤去された年の写真だと思います。これは大洋地区吾妻原に設置されていた人道橋です。もう既に使えないので、入り口には通行止めの工事看板がかかっているのが見えます。この資料を見ながら次の質問入らせていただきますので、皆さん、これを見ながらよろしくお願いいたします。 それでは、部長、2項目1点目お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2項目の1点目ですね、についてご答弁をさせていただきます。 ご質問のありました第6跨線橋及び第7跨線橋につきましては、大洋統合小学校の近くにあり、通学にはこの両跨線橋の利用が最短ルートになる児童もいると考えております。議員ご指摘のとおり、この両跨線橋は道幅が狭く、車両の擦れ違いがぎりぎりの状況で、歩道が確保されていないため、徒歩で通学する際危険が伴うという認識してございます。そのため、安全確保対策の検証として、跨線橋の通行止めや踏切の設置等の対策について、鉾田警察署及び鹿島臨海鉄道などの関係機関と協議を行ってきたところでございます。 まず、跨線橋の一方通行や時間帯による通行止めについては警察所管の交通規制となりますが、交通規制を行うには周辺の同意が必要となります。規制することにより通行の不便が発生することから、現実的に同意を得るのは不可能との見解がありました。 次に、踏切の設置につきましては、法令等により鉄道と道路は平面交差してはならないとなっております。そのため、踏切はできない旨の見解がありました。 次に、徒歩通学の児童数についてご説明いたします。鉾田市スクールバス運行に関する条例により、バス利用が可能な児童は通学距離が片道2キロ以上となり、片道2キロ未満の児童が徒歩通学となります。 今後のバスルートや乗降場所の設定状況、将来的な児童の入れ替わりにより変動はございますが、徒歩通学は62名、そのうち第6跨線橋、第7跨線橋を渡る児童は現時点で35名と見込んでおります。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) ありがとうございます。2点目抜かしちゃったですよね、いいですか。はい。よろしくお願いします。いや、私が。 ◎教育部長(小沼富男君) 1項目の2点目ですね。すみません。 それでは、2点目のバス通学の選定方法と進捗状況についてご答弁申し上げます。バス通学路の選定につきましては、大洋中学校区小学校統合推進委員会の専門部会である教頭部会が中心となって取りまとめを行っております。具体的には、統合小学校までの距離や乗降時の安全性といった条件を考慮した場所の選定を子ども会育成会に依頼し、提案された場所の取りまとめ、現地確認を行った後、ルート案を作成、関係者との調整を経て正式には決定することになります。 進捗状況につきましては、現在現地確認及び取りまとめを行っている段階でございます。おおむね9月中にはルート案を作成し、その後関係者との調整を図っていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。引き続き教頭部会、子ども会育成会、執行部の皆様には、バス通学の選定協議のほどよろしくお願いいたします。 それで、2項目1点目、臨海鉄道と鉾田署に確認していただいたということで、私もお願いしているだけではと思い、私も調査、要望に伺ってまいりました。鹿島臨海鉄道株式会社、これは8月4日に先輩議員と同行してお伺いしてまいりました。そのときに取締役企画開発部長小野田さん、企画開発部次長鈴木さん、課長補佐大場さん、この3名と対談し、要望をお伝えしました。その結果は、鉄道事業法により平面交差、これは立体交差の反対だと思うんです、禁じているとのことで、実質不可能という回答いただきました。水戸周辺、水戸駅周辺に2か所ぐらい踏切はあるのだそうですが、その他の地域では一切認められないとの回答でした。これは先ほどの教育委員会の答弁どおりの結果だと思います。 それから、8月12日鉾田署へ伺い、交通課長安島警部、そして係長池田警部補さん、この3人で要望をお伝えし、対談してまいりました。前もって係長さんには電話しておきましたので、内容を把握していてくれました。その回答なんですが、ここ跨線橋の通行止めはできるかという要望をお伝えしてまいりました。その回答ですが、2か所の跨線橋ですが、朝夕ですね、交通量が多く、近隣の生活道路、農業道路としても利用頻度も高いことから、まず難しいとの回答でした。しかし、私食い下がって、地域住民の了解をもらえたらとお聞きしたところ、もし大半の住民の方が署名をもらえたとしても、反対者がいればまず不可能ですと言われ、また地域住民だけの道路ではありませんとも言われました。仮に教育委員会が通学路として認定すれば調査に入りますが、半年から1年の調査をして、その結果、通行止めにできるとは言えませんと、別の方法を考えたほうが最良ではないでしょうかという結論になりました。 それでも納得できず、私この跨線橋2つ交通量を測ってみました。子どもたちの通学時間、朝7時から8時、午後は2時半から3時半、これを2か所の跨線橋を2日間測ってみました。その結果が、全部言うのも大変なんで、2つの跨線橋の2日の平均を出して、2時間ですので、7時から11時ぐらい、16時間だとして、平均に8倍掛けしました。そうしますと、6番跨線橋、これちょっと広いほうですけど、その方法だと220台、1日ですね、7番跨線橋、何とこちらは1日400台です。この交通量を止めることは、子どもたちの安全も大事ですが、どれだけ住民の利便性を損なうかという警察の方が言っていたことが納得できました。これもやっぱり部長答弁とおりの結果でございます。 私の調査結果からも跨線橋の通行止め、踏切を設置する案は、鉾田警察署、臨海鉄道の回答にも信憑性があり、その方法は断念せざるを得ないかなと判断しますが、教育委員会ではどのような判断をされますか。お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 先ほど鬼澤議員からもいろいろなお話を聞かせていただきました。私のほうもですね、踏切の設置とか、そういう跨線橋の通行止めに関しては教育委員会としては断念せざるを得ないのかなというような判断をしてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。この2点は我々の範疇では解決できない問題なのかもしれません。これは私も同様の意見でございます。 そして、先ほどの答弁で徒歩通学の児童数ですが、先ほどの答弁では35名の児童が第6、第7跨線橋を渡る見込みとお答えしていただきましたが、私の調査ではちょっと違っています。第6、第7跨線橋を渡る児童数は約60名の計算になりますが、食い違いがあると思います。仮にこれ例えば、この跨線橋を使わせたくないなという目的から、学校から1.5キロの児童を500メートル学校から別の方向に歩かせて2キロのスクールバスに乗れるように計算したところ、約半数の30名がスクールバスに乗れることが分かりました。地図上で500メーターは大した距離には思えないでしょうが、実際にはかなりの距離です。この近辺で言えば、この田口造花店さんの信号からピーエックスの信号ぐらいまでが約500メートルだと思うんですけど、これを小学校1年生に何と言って歩けと説明していいのか、ちょっと浮かびませんでした。 その方法でもまた半数の30名がやはりこの6番、7番の跨線橋を使わなければなりません。この35名というのは、先ほどのような方法なのでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) この35名という数字でございますが、あくまでもですね、徒歩通学は、先ほど言いましたように62名、そのうち第6跨線橋、第7跨線橋を渡る児童数は、現時点でうちので計算したのでは35名ということで見込んでいるわけでございます。実質的には、先ほど2キロという定義がございますが、そこから戻るとかというようなことを考えずに、単純に出した答えが35名となっております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。先ほど先輩議員方が後ろからアドバイスしてくれましたが、今までも北小、南小の事例でも多少の距離であれば了解の下で、希望の下ででしょうね、その方法もあり得ると思います。しかし、新設校です。最良の方法を選択していただきたいと思います。 次の答弁、2の2をお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2項目2点目についてご答弁申し上げます。 人道橋に関しましては、当時の大洋村と日本鉄道建設公団との間で協議の上建設されたものと理解しております。なお、平成26年度に老朽化のため撤去されたという話も聞いております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。なぜこのような質問したかといいますと、大洋村と臨海鉄道の開業時の跨線橋や人道橋の取決めや、その後の鉾田市の人道橋の修繕や維持の話をしたかったからでございます。今から堀り起こせば40~50年前の話になりますので、私も正確な資料は持っておりませんが、地元の元役場職員だった人たちに引き継がれた、そして先輩議員から聞いたお話をさせていただきます。 鹿島臨港線北鹿島という名前で、今でも現存していると思うんですけど、鹿島臨海工業地帯への原材料、生産物の輸送のため昭和44年に国鉄と茨城県と進出企業によって設立した貨物専用鉄道であった、これが前身であります。そして、成田空港の航空燃料などの輸送なんかでも貢献され、地域産業の発展に大きく貢献された鉄道だというふうに聞いております。そういった中で、昭和59年、現在の鹿島サッカースタジアム駅から水戸駅まで旅客営業として開始されることが茨城県議会で決議され、現在に至っておるという状況です。 もちろん当時の大洋地区での線路の計画についての議論は相当なものだと聞きます。まず、線路によって大洋地区を東と西に大きく分断してしまうということ、生活道路や利便性、畑そのものを2つに分けてしまう、農作業の非効率は相当の問題だったと思います。 しかし、地域全体の交通の利便性を考えれば計画に応じざるを得ない状況だったのでしょう。そのときの条件で主要道路の跨線橋化、通学路の安全確保のため人道橋が2か所、飯島地区、吾妻原地区、これこの資料ナンバー3の人道橋、これはもう40~50年も前から大洋村に2か所設置されておりました。 そして、その後平成17年、市町村合併した頃ですね、人道橋の老朽化が進み、住民の方をはじめ当時の議員が鉾田市へ修繕の要望を依頼しておりましたが、なかなか聞き入れてもらえなかったということです。そして、東日本大震災の致命的なダメージのときも、近い将来統合小学校の建設が予定があるので、修繕してもいずれ使われなくなるという理由で平成26年に人道橋2か所の撤去が行われました。 その後、現在の建設中の統合小学校が、大洋小学校が現在の場所に選定され、皮肉にも線路から遠ざかるはずの学校が線路の近くに建設されています。選定した場所の是非を問うているのではありませんが、今の場所に統合小学校が建設されるのであれば、人道橋の建設は大洋村の歴史から見て必要事項であることを強く強調させていただきます。 今のお話、こういうことが言いたかったんですけど、部長、どういうふうな感想を。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) ただいまご質問をいただいた件でございますが、鬼澤議員のお話、私もですね、理解していない部分がございましたが、実質的に今鬼澤議員からはその人道橋の必要性ということでのお話かと思います。教育委員会におきましても、人道橋についてもちょっと検討させていただきたいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 次、教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2項目め3点目の安全に線路を渡る方法、人道橋建設の場合の工期、予算についてご答弁申し上げます。 安全に線路を渡る具体的な手段として、既存跨線橋への歩道設置、跨線橋の交通規制、人道橋の設置を含めた通学路の整備などを検討してまいりました。仮に人道橋を建設する場合、あくまで概算の予算となりますが、土地取得費、地質調査、実施設計、工事費合わせて約1億2,000万円を見込んでおります。 次に、工期につきましては、用地取得、地質調査、実施設計、設計工事などを同時並行に進めるとして、約12か月を見込んでおります。許認可につきましては、農地が関係してくる場合は農振除外、農地転用等の手続が必要になります。また、財源については、主要な補助金や交付金を活用してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。この3点目の質問で、安全に線路を渡る方法をどのような手段でということで、ちょっとは期待する答弁がいただけるのかなと思ったんですが、それは私独りよがりで、明言はそれは立場上かなわないのかなと思います。そのていでではお話を進めさせていただきます。 先ほど答弁いただいた予算額はあくまでも見込み金額ですので、早期に設計図を作成依頼して、人道橋と工事金額の実予算を算出していただきたいと思います。そうすればおのずと正確な工期が分かり、予算組みの手続の見通しがつけられるのではないでしょうか。また、人道橋の設置場所を選定していただき、地権者への交渉も早い段階で、ほぼ同時進行で行ってはいただけないでしょうか。そして、農地転用の許可申請等もですね、早い段階で確認作業を行っていただいて、残り1年ちょっとなので、その期間の逆算で行えないかなと思います。これ部長、ここならこれ農地転用の期間みたいなものは答えられますでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(鈴木賢君) あくまで一般論でございますけども、すみません、農業委員会の局長いないのであれですが、先ほど申し上げた農業振興地域に関する法律に基づく、いわゆる農振除外手続、これは農地として開発規制をかけているところの開発規制を外す手続です。外した上で農地を農地じゃないものに転用するという農地法の手続、この2段構えの手続がございます。これは大体半年ぐらい見ておいてもらえたら一般的には大丈夫かなというふうに思っています。ただ、先ほど農振除外の手続は年3回の受付でありますので、その期間に合わせていただければよろしいかなということであると思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。では、それのタイミングに合わせて行わなければなりませんね。 では、小沼部長、もう一つ。今度は予算なんですけど、あくまでもそれ進むという前提でのお話ですけど、国、県等の交付金、補助金等を利用して予算を捻出していただきたいと思うんですけど、この辺のお答えはできるでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、国、県の交付金の補助についてでございます。 国の交付金につきまして、今現段階で考えられるものは、社会資本整備総合交付金というようなものが現在考えられます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 分かりました。既に建設開始の前提の話をしてしまいましたが、どうぞ今の内容を念頭に前向きに執行していただきたいと思います。 それでは、次の答弁お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) それでは、2項目の4点目ですね。災害時の避難経路をどのように今計画しているのかということにつきましてご答弁を申し上げます。 学校保健安全法に基づく危機管理マニュアルにつきましては、学校において作成することとなっておりますが、新設校でありますので、開校に合わせて速やかな運用が図れるように計画してまいります。 なお、マニュアルにつきましては、基本的な流れを踏まえた上で、想定される危機に特化した内容を追加するなど、独自の危機管理マニュアルを作成することとなっておりますので、避難経路についても統合小学校の周辺環境を考慮しながら、危機事象を想定し作成していく予定でございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) ありがとうございます。ここで危機管理マニュアル、これは東日本大震災以降、文部科学省が推奨しております災害時の人命を大事に考えた避難対策のマニュアル化したものです。発端は東日本大震災、先ほど言いましたが、津波被害から助かった岩手県陸前高田市の奇跡の小学校というお話をご存じでしょうか。この小学校は地域の避難場所に指定されておりましたが、一教師の判断により裏山に避難し、児童92名が全員が無事だったという奇跡の出来事です。やがて小学校は津波に覆われて、避難していた市民の命は奪われてしまったそうです。その後文部科学省が通り一遍の危機管理マニュアルではなく、地域に合った、その環境に合った、その学校独自の避難経路マニュアルを作成するよう推奨しております。 大洋小学校には東京ガス放散塔、そして東側には鹿島臨海鉄道の線路があります。もし東側に避難しなければならないような状況時には、私の要望しております人道橋が重要な避難経路としても大きな役割を果たすものと確信しております。ともなれば、人道橋利用者は全校生徒、先生方、約400名からになります。この私の発言どういう、教育委員会としてはどのような避難経路関係を、この話どう思われますか。お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(小沼富男君) 統合小学校から東方向への経路としましては、とても有効な考えであると思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 部長、ありがとうございました。 ここ4点目、質問、教育長も求めるものに入っていますので、教育長、1つ質問してもよろしいでしょうか。義務教育っていう言葉ありますよね。義務教育の義務はどういうふうに認識されているでしょうか。簡単で結構です。 ○議長(岩間勝栄君) ただいまの質問は通告にありませんので、質問内容を変えてください。鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) その質問いただいて話したいことがあったんですけど、その話を。失礼しました。 それでは、そうしますと、ちょっと予定狂ってしまいましたが、5点目、私、この一般質問を通しまして私の要望しております大洋小学校通学路の人道橋建設を皆様に理解していただこうと発言させていただきました。この要望は8月25日、市長と教育委員会に要望書という形で、PTA会長さんをはじめ保護者の皆様、そして大洋地区議員4名の思いが凝縮しております。それを25日提出させていただきました。 ちょっと時間早いんですが、市長、最後の質問お願いいたします。人道橋建設に当たり、市長のお考えをお聞かせいただけないでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) まずですね、本当に開校に当たって委員会の皆様、そしてPTAの皆様、本当に大変ご苦労さまでございます。また、議員の皆様も大変ご苦労さまでございます。そういう中で、8月25日に(仮称)大洋小学校の通学路整備に関する要望書というのが大洋の上島東、上島西、白鳥東、白鳥西、大洋中学校のPTA会長さん名で私のほうに要望書が来ております。その中で、人道橋、県道歩道整備、市道の整備ということで出されております。その中で、鬼澤議員の質問はじめ、前からもありますように、委員会等々の話聞きますと、やはりですね、何が一番大事なのかなと申しますと、やはり児童の安全確保が最優先課題事項かなと思っておりますので、私として、市長としては、いろいろ喧喧諤諤の中で一番最良な状況に来ているのかなと、私はですよ、そういうふうに受け止めておりますので、このような状況が確保されて、皆様が前に進むような状況あれば、総合的に判断して私は、いずれにしましても全てを整備を進めていきたいと私は思っております。私の考えですよ、いろんな部分ですから。 いずれにしても、私の見解の話を聞いているわけですから、私は総合的に鑑みて整備を進めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 鬼澤治男君。 ◆3番(鬼澤治男君) 市長、ありがとうございます。今までにない答弁をいただいたと私認識いたしました。我々もこの要望を伝えるだけにとどまらず、引き続き小学校建設に、安全な学校づくりに協力させていただきますので、何とぞ建設のほうよろしくお願いいたします。 議長、時間余りましたが、私の一般質問終結とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で鬼澤治男君の質問を終了します。 △散会の宣告 ○議長(岩間勝栄君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次会は、明日8日定刻から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。                午後 4時15分散会...