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03月06日-一般質問-03号

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  1. 鉾田市議会 2020-03-06
    03月06日-一般質問-03号


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    令和 2年  3月 定例会(第1回)                   令和2年第1回               鉾田市議会定例会会議録 第3号                                                    令和2年3月6日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 12番  岩 間 勝 栄 君       9番  根 嵜   眞 君  副議長 7番  二重作 茂兵衛 君       10番  水 上 美智子 君      1番  土 子 勝 也 君       11番  入 江   晃 君      2番  羽 成 洋 一 君       13番  井 川 茂 樹 君      3番  鬼 澤 治 男 君       14番  米 川 宗 司 君      4番  髙 埜 栄 治 君       15番  山 口   德 君      5番  井 川 倫 士 君       16番  田 口 清 一 君      6番  亀 山   彰 君       17番  堀 田 正 衛 君      8番  小 沼   勝 君       18番  高 野   衛 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  岸 田 一 夫 君      健 康 福祉部長  金 沢   覚 君  副  市  長  寺 門 利 幸 君     旭市民センター長  飯 島   衛 君  教  育  長  石 﨑 千惠子 君    大洋市民センター長  舊 役 秀 行 君  総 務 部 長  関 谷 公 律 君      会 計 管 理 者  小 沼 富 男 君  市 民 部 長  二重作   勝 君      教 育 部 長  中 根   衛 君  産 業 経済部長  鈴 木   賢 君      上 下 水道部長  才 川 一 弘 君  建 設 部 長  寺 家 喜 重 君    農業委員会事務局長  菅 谷 吉 弘 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  小 沼 喜 勝        庶 務 係 長  菅 井 光 輝  事務局長補佐兼  和 泉 経 義        書     記  会 沢 かおり  議 事 調査係長                                                        議 事 日 程 第 3 号                                令和2年3月6日(金曜日)                                   午前10時00分開議開議日程第1 諸般の報告日程第2 一般質問                                        1.本日の会議に付した事件議事日程に同じ                                                        午前10時01分開議 △開議の宣告 ○議長(岩間勝栄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第1回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(岩間勝栄君) 日程第1 諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか13名でありますので、報告いたします。 △一般質問 ○議長(岩間勝栄君) 日程第2 これより一般質問を行います。 順次質問を許します。なお、重複質問は省略願います。また、執行部答弁は簡単明瞭にお願いをいたします。髙埜栄治君。          〔4番 髙埜栄治君登壇〕 ◆4番(髙埜栄治君) おはようございます。傍聴席、そしてインターネット配信で傍聴されている皆様、ご苦労さまです。4番髙埜栄治でございます。議長よりただいま許可をいただきましたので、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 近年の日本社会は、経済活動のみならず、雇用や保険など、全ての分野においてグローバル化の中にあり、鉾田市という小さな農村社会に生きる私たちの暮らしにも、その多くが縛られていることが実感する日々を送っています。新型コロナウイルスの世界的拡散は、中国武漢市の医療担当者の発言にあったように、グローバル社会にあっての危機感のなさが、患者取扱いの軽視や情報公開の遅れを生みました。日本においても、昨年から中国で浮上した新型ウイルス騒動があったはずで、遅ればせながらも、大使館並びに武漢同様に内陸部にある重慶総領事館は情報をキャッチし、速やかな対応があれば、これほどまでの国内での拡散は防げたことと考えられます。本市においても、児童生徒の健康対策を初め、昨日の鈴木部長の情報提供のとおり、産業分野での影響が懸念されるところです。私も個人的には様々な関係者への要望をしておりますけれども、岸田市長におかれましても、国、茨城県の支援や共同でできることは速やかに取り組むとともに、市独自のリスクマネジメントの徹底を望むものでございます。 さて、今回の一般質問につきましては、私がこれまで提言してまいりました持続性あるまちづくりを推進するためにも欠かせない、必要性の高いサービスに向けた鉾田市の社会課題解決並びに地域振興等について、岸田市政をたださせていただくものでございます。 まず、私が近未来の鉾田市にとって持続性ある鉾田市を構築するためにも早急に取り組まなければならない施策として、少子化対策並びに若者定住のための施策の充実を挙げております。将来ある若者の自立、結婚後の不妊症、不育症、そして妊孕性の確保等も重要な行政課題の一つです。私は、平成30年第2回定例会において、公立幼稚園の認定こども園化について、平成31年第1回定例会一般質問では、AYA世代のがん治療と妊孕性の確保のための精子、卵子の冷凍保存の支援を提言させていただきました。さらに、今回、令和元年第3回定例会においては、ひきこもりの現状と対策につきましても様々な提言をさせていただき、岸田市長を初め関係職員から前向きな答弁をいただいているところです。そこで、この行政課題に対しまして、令和2年度においてどのような予算措置を準備しているのか伺います。 まず、AYA世代のがん治療に伴う妊孕性の確保に対する助成制度の導入について、次にひきこもり対策としての学習支援と民間事業所等の活用による助成制度の導入について、3つ目に公立幼稚園の認定こども園化の取組及び民間保育園の充実と保育の質の確保について、以上3点について、令和2年度の社会課題を反映した前向きな予算化についてお尋ねいたします。答弁は3項目併せてお願いいたします。 次に、鉾田市の世界に誇る文化遺産、自然景観及び産業等について、「日本でいちばん野菜をつくる街」というキャッチコピーや、2年かけて制作した市勢要覧で、ミラノ出身の画家でレオナルド・ダ・ヴィンチと同様に画家であり技術者でもある、マルチ才能を発揮したジュゼッペ・アルチンボルドの「春」という作品のですね、花の部分を鉾田市の農畜産物に替えて模倣した表紙などを通してですね、本市が野菜産出全国屈指のまちをイメージしていただこうとする職員皆様のご努力に敬意を表したいと思います。しかしながら、安心安全かつ良質の野菜産地としての魅力発信には至っていないと考えられます。内容も先進的な農業の取組をアピールする内容ではなく、観光やUJIターンなどを含め、鉾田市とかかわろうとする気持ちを感じることが多少できます。 また、教育分野でも社会教育活動分野での夏休み子ども向けあけぼの館事業以外に郷土理解学習はほとんど開催されていない現状があります。学校教育分野では、先生方のご尽力で制作いただいている社会科副読本「わたしたちのほこた」は、内容も教材の活用まで考えたすばらしいものがありますが、社会科や道徳などの教科、そして小学校3、4年生を中心に活用する新しい社会科副読本にも新学習指導要領はSDGsを念頭に置いた、さらに優れたものになるものを期待するものです。 このような行政の取組の中で、文化遺産、自然景観及び産業等を生かした教育活動の振興や観光等、地域の活性化の推進のために、次の8項目の魅力や価値をどのように捉え、生かそうとしているのか具体的に伺います。 1つ目として、大洗鹿島線北浦湖畔駅とその周辺の遺跡群、2番目に、親鸞旧跡と鉾田市真宗三山、3つ目に、烟田旧記と鉾田地方の戦国動乱、4つ目に、芭蕉・一茶と鉾田地方の江戸時代の文化、5つ目に、飯沼街道と鉾田地方の宿、6つ目に、北浦・巴川舟運の世界、7つ目として、大洗鹿島線、鉾田市内各駅周辺を歩く、8つ目に、空から見た鉾田市。 学校教育においては、育成すべき資質、能力の3つの柱及びアクティブラーニング、加えてさきの先輩議員や私の一般質問をしたSDGsの中で目標11、住み続けられるまちづくりをの観点からお答えいただきたいと思います。 社会教育分野では、基本となる公民館活動に加え、図書館及び、博物館はない本市ですので、学芸活動的学習の3観点に絞ってお答えいただきたいと思います。 また、地域活性化の推進につきましては、魅力発信各種パンフレット等の作成及び観光ルートの開発等の観点からご答弁いただきたいと思います。 質問については質問席で行わせていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君の質問に対して答弁を願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それでは、ご答弁申し上げます。 妊孕性確保に対する助成制度についてでございますが、先見性に富んだご提言と受け止めさせていただいているところではございますが、令和2年度における予算計上はございません。なお、妊孕性温存治療の助成に関しましては、館山市、小山市などで実施されているようではございますが、国や県の動向などを踏まえ、研究してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 続けて。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 続いて、ひきこもり対策の件でございますが、令和2年度における新たな予算措置はございませんが、精神障がい、知的障がい、広汎性発達障がいなどが原因で引きこもっているケースなどにつきましては、市内にある地域活動支援センターのご利用も選択肢に加えていただければと考えてございます。議員からご発言のありました民間事業者の活用も重要であると認識しておりますので、既存のNPO法人などと情報交換を行いながら検討してまいりたいと考えてございます。 続きまして、3点目のですね、公立認定こども園の件でございますが、鉾田幼稚園及び公立保育所は、建築から37年以上を経過し、施設の老朽化が著しく、建て替えや大規模修繕等が迫られております。また、保育所の入所待ちをしている待機児童や保留児童が発生していることから、多様化する保育ニーズへ柔軟に対応できる認定こども園は、待機児童解消対策としても大変有効であります。公立認定こども園の設置場所の選定に当たっては、各施設を現在利用している保護者の移動による負担感への配慮、災害時の土地の安全性、周辺道路の状況、また財政面での優位性などを選考基準とし、既存の公立施設の活用や建て替えなどを基本に、鉾田幼稚園、鉾田北幼稚園、第一保育所、第二保育所、旧鉾田小学校の5か所について、庁内協議検討した結果、旧鉾田小学校に決定したところでございます。 続いて、民間保育園の充実と保育の質の確保についてでございますが、施設監査として、運営基準や業務管理体制の検査等を市、県において定期的に行っております。また、保育士の資質の向上の取組として、市主催や茨城県保育協議会での研修に参加を要請しております。国においては、平成29年度から保育士の処遇改善に取り組む施設に対し、技能、経験に応じた処遇改善等加算の加算システムが導入され、給料とキャリアアップの仕組みが構築されました。さらに、鉾田市としては、来年度、保育士の負担軽減と保育の充実を図るために補助メニュー保育士保育補助雇上強化事業を追加し、保育所の充実と質の確保を支援してまいります。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) それでは、1項目め、1点目についてご答弁申し上げます。 現在不登校対策としまして、児童生徒が安心して登校できるように学校からの支援を積極的に進めております。また、登校できない児童生徒に対しましては、適応指導教室すずらんルーム」への通級を促し、学習支援等を行っているところでございます。また、中学校を卒業した生徒が来室することもあり、そのようなかかわりも大切にしているところです。 さらに、今後、すずらんルームを旧徳宿小学校へ移転する計画となっております。移転することにより、現在の学習スペースと比べると広がります。より個に応じた学習環境等がつくれると考えております。一人一人の理解を深め、さらに充実した支援につながるよう努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) それぞれのご答弁ありがとうございました。 こちらの中のですね、答弁のほとんどが前回私が質問した内容を繰り返すだけでということで、ちょっと残念な気がします。また、予算についてもですね、確保されていないということで、前回の12月の議会ではですね、市長が、すごくこれは大きな課題であると。本市においてもですね、取り組まなければいけないと明言されているわけですね。その中で、それぞれですね、担当部署では予算化もできなかったということで、すごく残念だと思います。 今ですね、ここ3か月の間で、NHKではですね、私の提言などのちょうど関係性もあるんですけれども、特集番組などをですね、実施しておりまして、2月5日のNHKの「クローズアップ現代プラス」ではですね、「がんを乗り越え、命を授かる~若い世代のがんと生殖医療最前線~」が放映されました。AYA世代のがん治療と同時に、直面する不妊リスクの問題について、詳細な事例をもって紹介がありました。ひきこもりについても、2019年秋に放映された「長引くひきこもりの陰で~見過ごされる中高年の発達障害~」、そのほかですね、家族会、鹿行地区の家族会でですね、鉾田市へ招聘して勉強会やりましたけれども、そのとき来られた先生、石川清先生が、やはりNHK「プロフェッショナル仕事の流儀「ひきこもり支援・石川清」」としてですね、この1月14日に放送されるなど、NHK、民放問わずですね、大きな社会問題として毎週のように取り上げられているところです。 さて、こちらの番組、そのほかでも結構なんですが、岸田市長、寺門副市長、そして石﨑教育長の3リーダーはですね、これらの私の定義を裏づける報道をですね、視聴されましたか。そのまた感想はどのようなものがありますか。あるいはもし見て、それをですね、担当職員の皆さんと議論されましたか。これについて伺わせていただきます。それぞれお答えください。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私のほうは視聴しておりません。 ○議長(岩間勝栄君) 副市長。 ◎副市長(寺門利幸君) ちょっと残念ながら、記憶の中では見た記憶がございません。申し訳ございません。
    ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 2月5日のクローズアップ現代は見ていないんですが、長く続くひきこもり、プロフェッショナル、石川清、この方はお医者様……          〔「違う」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(石﨑千惠子君) ではないんですね。          〔「ではないです」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(石﨑千惠子君) ああ、そうですか。私、お医者様のほうの番組を見させていただいて、やはりひきこもりの方というのは、とにかくうちから外へ出るというところが大変だなと。そこまでどうするかが非常に課題であるなと感じたところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) すごくですね、私が提案して、なぜ民間の力をお借りしたらいいかと、そういったことを裏づけるような内容ですので、それはやはりカウンセリングもすごく大切なんですけれども、やはり自立支援には寄り添うということが必要なんですね。すごくエネルギーが必要な、そういったことが分かるので、NHKの場合、オンデマンドで見られますので、ぜひ見ていただきたいなと思います。 ところで、市長も本当にお忙しくてですね、大変かなと。新しい情報を得たりですね、様々な施策展開、それからいろんなですね、対策等の案を練る場合ですね、新聞やテレビ以外でですね、どういった媒介をもってですね、勉強され、研究されているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 基本的に議員さんが言ったのは大事でございまして、あとはやっぱり私の人間関係等々のものですね。あとやはり副市長とまた職員との情報交換、当然議員の皆様方も含めておりますけども。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) そうですね。本当にお忙しい中で、ですからこういった議会での、私たち議員からの提案一つ一つをですね、少しかみ砕いて職員の皆さんと議論していただく機会を設けていただきたいなという思いで発言させていただきました。 それでですね、市長は事あるごとに少子化問題については、結婚、出産、子育ての支援、教育環境の充実等を政策パッケージとして切れ目のない支援をしてまいりますということで、すばらしい発言かなと私も感心して、具体的にそれは実践されているのかなというふうに感じているところなんですが、ただこれはほかの市町村でも積極的に取り組んでいるところなんですね。今回私提案しているのは、市民の能力を生かしながらですね、たくさんの多くの予算をですね、用意しなくても取り組める少子化対策等についてですね、お願いしているものです。本当に市民一人一人をですね、大切にするのであれば、岸田市長のリーダーシップをもってですね、この秋からでも、補正予算でですね、取り組んでいただけないでしょうか。こうした取組により先進的で市民を大切にする鉾田市であればですね、若者の首都圏へ、やはり水戸市、神栖市等にですね、流れたりしないで、あるいはよそからですね、Jターン、Iターンで来られる方もいらっしゃるのかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今ですね、議員さんがおっしゃるとおり、一人一人の問題を鑑みまして、私の力ばかりでこの市役所は動かせないんで、それらにつきましては、またですね、さらに研究しながら進めてみたいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) 市長、今ですね、若くしてひきこもりになられた方はですね、現在結婚されていると思いますか。市内にですね、恐らく300人以上は私は概算でいらっしゃると考えているんですね。もっと多いのかなと思うんですが。これらのですね、改善ができればですよ、自立支援にも促せますし、財源の確保ですね、よき納税者になっていただける。当然少子化の大きな改善に、結婚されてということでつながると思うんですよ。これも一つのですね、市長のおっしゃる出産、結婚、そういった意味でですね、一つの施策としては取り組むべき、先進的にですね、取り組んでいただくことが大きなPRになるんではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) そういう点は重々分かるんですけど、ただ議員の皆様方に、私ごとでわがままなんですけど、ここでお話ししてもあれですけど、私はいつも市長室をオープンにしておりますんで、市長室のほうに秘書課を通してもらって、時間が空いているときに、市長、時間あるかということで言ってもらえば、私は時間を空けて議会の云々ではなくて、そういう部分も待っておりますんで、よろしくお願いします。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) 次に、認定こども園に移りたいと思います。 こちらについてはですね、さきの定例会で私のほうで幼保一元化の一環として提案させていただいたのは、鉾田北幼稚園については定員を満たす、多くのですね、入園希望者が多いので、こちらについてはですね、当然継続運営と保育、教育の質の担保のためのですね、モデル園としてのですね、役割を担えるのかなと思います。そのほか鉾田幼稚園、旭幼稚園、つばさ幼稚園等についてはですね、定員の3分の1程度になってしまったですね、こういったものの公立幼稚園についてですね、認定こども園にしてはどうかということで、しかも民営圧迫にならないためにもですね、定員の保育調整機能を持ったものとしてですね、速やかに導入すればですね、この4月から3歳児以降を受け入れられたんではないかなというふうに思うんですが、市長はどうして、新しくですね、2つの保育園、公立保育園を統一して新たにするというのは私も賛成なんですけれども、認定こども園については、そういった3つの幼稚園について、まず3歳児を受け入れられるようにするということが最前線であればですね、2年後、3年後と言わずですね、この4月からできたんではないかなと思うんですが、どうして取り組まなかったか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 幼稚園の認定こども園化というふうなご提案もいただいているところでございますが、今の幼稚園の人員体制の中では、3歳児からの受け入れ体制が整っていないというふうに聞いております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) それではですね、ここで改めて確認の意味で提言させていただきたいと思います。 まず、AYA世代のですね、がん治療に伴う妊孕性確保のための助成制度の創設によってですね、少子化対策と若者にですね、優しい魅力的なまちづくりの推進に当たっていただければというふうに考えます。 また、義務教育を終えた若者の自立の基礎能力を確保するため、徳宿小に今度ですね、新たに社会教育的といいながらも学校教育に関連したものが多いようですけれども、設置検討されている教育施設の中で、高等学校卒業資格試験に対応する学習ルーム、学習支援有償ボランティア、そういったスタッフの配属ですね、配置などを考えていただければというふうに思います。 さらに、8050問題を引き継がない。ずっと8050問題だってならないようにですね、カウンセラーさんばかりではなくてですね、自立支援に、先ほど申し上げた寄り添うですね、そういった民間事業所あるいは専門スタッフ活用のためのですね、支援制度を確立していただけたらと思います。 また、公立幼稚園の認定保育園化ですね。早急に進めていただいて、第一保育園並びに第二保育園の統合新設の準備を進めるためのですね、議論の場を、様々な市民の声を入れられるようなですね、委員会等を設置して設けていただければと思います。こちらは提言ですので、よろしくお願いいたします。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) それでは、2項目めについてご答弁申し上げます。 小学校3、4年生の社会科における地域学習を進める上で、副読本を編さんし、各学校で活用しています。その中で、本市の文化遺産として、無量寿寺、厳島神社、福泉寺、大儀寺を中心に取り上げております。また、昔から続く祭りなどの行事について学んだり、副読本に載っている寺社ばかりでなく、学校周辺にある寺社や文化財を取り上げているところもございます。 ご質問の8点については、全て取り上げているわけではありませんが、学校教育については、学校指導要領やSDGsを念頭に置いた主体的・対話的で深い学びの学習が求められており、本学習を通じて郷土への関心を高め、疑問等を解決するために自ら考え、主体的な学習態度が身につくよう指導していきたいと考えているところでございます。 また、社会教育については、特別に取り上げている事業は行っておりませんが、図書館におきましては文化遺産等、鉾田市の歴史にかかわる資料を取りそろえ、レファレンス室を中心として閲覧できるようにしており、郷土研究をする方々を初め、学生など市民の皆様にそれぞれのニーズに合わせ、ご活用いただいているところでございます。さらに、様々な遺跡等を後世に残すためにも、文学歴史散策などの事業を計画し、市民に広く紹介できればと考えております。 ご質問の1点目から8点目についてですが、まず1点目の大洗鹿島線北浦湖畔駅近くには、梶山古墳群や光福寺等の遺跡があり、梶山古墳から出土した遺物につきましては、現在大洋公民館において展示をしております。 続きまして、2点目の無量寿寺や4点目の芭蕉につきましては、社会科副読本に掲載してございます。 次に、8点目ですが、空から見た鉾田市については、副読本の中でも航空写真を複数掲載し、子どもたちの地域への関心が高められるようにしております。 そのほかご提示の項目について、教材等で取り上げているものはございませんが、できる限り子どもたちに郷土の歴史を紹介し、郷土愛や郷土の誇りにつながるよう努めてまいりたいと考えております。 また、市民に対しても、貴重な財産である地域の資源を有効に活用し、地域の活性化につながるよう努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 続きまして、地域活性化の推進ということで、観光を念頭にですね、ご答弁をさせていただきたいと思います。 まず、ご指摘の8点でございますけども、まずはちょっと1回目の答弁としては、全体的な考え方を中心にちょっとご答弁させていただければと思います。各論については、もし気になるところがあれば質問のほうで答弁させていただければと思います。 まず、観光ですけども、ちょっと抽象的な話から入りますが、観光の英訳の一つである「sightseeing」にもあるとおりですね、何を見に行くということが前提にまずあって、加えてその何かにですね、きちんとストーリーが組み込まれているということが観光スポットとしての前提条件になってくるんではないかなというのが私の考えでございます。 このご指摘の8点でございますけれども、私も郷土史なんかがとても好きなので、今ご指摘の8点、歴史的な遺産みたいなものを中心にご指摘をされておるところですけれども、戦国時代のですね、南方三十三館に代表されるような烟田氏を含めた大掾氏の一族の動乱ですとか、仏頂禅師と松尾芭蕉の交流など、そういったものに関して特色があり、興味を引かれるようなものも大いにあるというふうに認識はしてございます。 ただ、観光ということに関して申し上げると、課題が2つほどあるというふうに感じております。1つは、まず先ほど申し上げた観光の条件に照らし合わせてみますと、見に行く場所がですね、ストーリーに合った形で残っていないということが挙げられると思います。この2点目の無量寿寺以外については、まさにそんな状況ではないかなというふうに考えております。 2つ目は、これらの観光資源に関する需要が細いということが挙げられると思います。例えば先ほど申し上げた大掾氏の一族の城でございました徳宿城とかですね、中居城、こういったのもあるんですけども、そこをですね、きちんと整備するということにしたとしても、その投資に見合った観光需要が創出できるかというところを考えると、かなり大変なんではないかなというふうに感じております。 商工観光課におきましても、日々様々模索はしておるところでございますけども、観光を産業とするためにはですね、まずはきちんと需要を見込めるものから優先的に実施していかなければならないというのが前提としてございます。郷土の歴史はですね、先ほど教育部長も申し上げましたとおり、ほかの地域ではまねできないようなコンテンツにもなりますので、きちんと需要の掘り起こしさえすれば、他の地域と差別化できる観光の優秀なコンテンツに化ける可能性があると考えております。まずは、この需要の掘り起こしというのが大事かなと思っておりますので、そこについて今後とも努力をしていきたいと思っておりますし、議員を含め皆様のお知恵をぜひともお借りしたいところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) それぞれのご答弁、具体的にですね、進めているもの、あと考え方等ありがとうございます。 質問に移りますけれども、今教育分野並びに地域振興分野においてもですね、それぞれを見詰めていただいたわけなんですけれども、これらの答弁内容がですね、部長さん方だけではなくてですね、職員皆様の議論のもとにですね、生み出されたものであれば、岸田市政の政策づくりに大きく役立つのかなというふうに感じたところです。 実は、庁議とですね、部課長会議等の情報開示を先日させていただきました。その中で関谷部長が市勢要覧を作るんだよと。よいもの作りたい。ほかの部長さん方に、その情報提供や協力をお願いするよという発言をされていました。すばらしい発言だと思いますね。それは本当にいいものを、この市勢要覧の中で表したいということだったと思うんですが、しかしながら今度の市勢要覧、こちらにありますけれども、中をですね、見てみますと、すごく農業のまちにしたいんだとか、いろいろ市民協働とか出してはいるんですけれども、何かインパクトがないというか、残念ながらそこまで、関谷部長の思いに反してですね、いい情報が集まんなかったのかなというふうに、発信がちょっとできなかったかなと感じているところです。 そこで感じるのが職員の皆さんがですね、このふるさと鉾田の魅力を感じていないのかな。あるいはそれ以前に鉾田市のですね、姿を知ろうとしてないのかなと。先ほど鈴木部長がおっしゃられましたように、まず基本的なところがどうなのかなというふうに感じます。そういった中で、担当は関谷部長なのか、新任職員研修の一環でですね、例えば鉾田市の概要、歴史、文化、産業等の学習、市内の巡検、現地研修など、こういったものは実施されているんでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 時間が少ない中でですね、実際そういった場所を見たり、あるいは鉾田市の概要とか経済、あとは教育、そういったものを担当部長並びに担当課長から説明はさせていただいております。時間的にそれぞれ持ちこま1時間とか、そういうことで通り一遍的になっている部分は、これは否めないのかなと思ってございます。そういったものについては、確かに私も危機感を持っていまして、やはり日々の仕事に追われてて、市全体を考えるという文化が市役所内にはちょっと欠如しているのかなと感じております。要するに自分のところではなくて、それはほかのところだよという部分の考えがまだまだ横行しているなというのは率直に感じてございます。そういった点を何とか打破したいなと思い、いろいろサマーレビューの取組とか、組織目標の明示をしたきちんとした業績評価を実施しようとか、何のために仕事をするのか、これは本当に基本だと思いますので、ただ単に政策がぽんと出てくるものではなくて、何のためにこの仕事をするのかということを第一にちょっと検証しているところですが、まだまだ課題があるというのは十分認識してございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) ありがとうございます。今一般的な、基本的なところを質問させていただきました。 続いて、また元に戻りまして、教育分野のほうから質問させていただきたいと思います。まず、学校教育のところなんですが、社会科に特化した形で質問させていただきますけれども、先ほど部長から小学校3、4年生を中心に社会科副読本の活用、私も副読本を見させていただいて、本当に利用勝手がいいかなと、そういったつくりになっているかなということで、その利用についても頻度も高くなっているのかなという気がしました。そういった面ではいいんでしょうけれども、そのほかですね、例えば今度中学校の例を挙げさせていただきたいと思います。中学校の地理分野ですね、こちらについてもですね、やはり地域のことを考える形になっておりまして、特にですね、日本の諸地域を例に挙げるとですね、社会科の目標、内容等についてですね、明記されているわけですけれども、自然環境、人口や都市、村落、産業、交通、通信等。特にですね、現在は自然環境の中で当然地域に暮らす人々の生活文化、地域の伝統や歴史的な背景、地域の持続可能な社会づくりということで視点があります。防災教育等についても、しっかりとですね、多く網羅されているかなと思うんですが、こういったところについてですね、どのようにですね、取り組まれているのか。市役所にはですね、多くの情報があるので利用できるかなと。 それから、歴史的分野ではですね、身近な地域の歴史ということで、自らが生活する地域や受け継がれた伝統や文化への関心を持って、具体的な事項とのかかわりの中で、地域の歴史について調べたり、収集した情報を年表などにまとめたりするなどの技能を身につけること。あるいはですね、その比較や観念、時代的な背景や地域的な環境、歴史等、私たちのつながりなどに着目して、地域に残る文化財や諸資料を活用して、身近な地域の歴史的な特徴を多面的、多角的に考察し、表現することとしてですね、様々な内容をうたっているんですが、その内容の取扱いの中では、教科書の各項目の学習と併せて、かかわらせてですね、計画的に実施する。年間を通してやるんだよということで、地域の特性に応じた時代を取り上げるようにすること、人々の生活や生活に根差した伝統や文化に着目した取扱いを工夫すること、その際、博物館、郷土資料館などの地域の施設の活用や地域の人々の協力も配慮ではなくて考慮することということになっております。そういったことを含めてですね、こういった本市ではですね、その児童生徒、特に今の場合、中学校を例に挙げましたけれども、なかなか先生方は忙しいと思うんですけれども、その中で地域素材をどのように取り扱っているのか伺わせていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 地域を取り扱うということになりますと、先ほど議員おっしゃったように、スタートは小学校3年生で鉾田市の学習、4年生になりますと茨城県についてということで広がってまいります。中学校の地理になりますと全国、世界へと学習の広がりがあるわけでございます。その中で地域をどのように学習していくかということでございますが、なかなか授業時数等も長い時間は取れないかと思いますが、やはり例えば雪国と、それから鉾田市との違いですとか、それから中学生になりますと修学旅行で京都、奈良のほうを学習することになります。そのときの鉾田市と京都、奈良の違いですとか、それから実は先ほど副読本の中に取り上げられる文化財とは限られておりますが、鉾田市の文化財ということで、さらに詳しい、これは小学校1クラス分の児童数ということで、1人1冊持ちながら発展学習がなされるように配付しているものですが、こういうものも中学校にも図書館等に配備しているところでございます。時間を多く取る場合には、総合的な学習の時間によるところが大きいのかなと思いますが、議員おっしゃるように、まずはグローバルな、世界的な視野を持つ人間をつくるためには、郷土への理解と、それから郷土への愛情があって初めて国際的な人間を育成することができるのかなと思っておりますので、今後社会複合施設ができました折には、ぜひ小学生にも、それから中学生にも活用していただけるように充実させていきたいと考えておりますので、皆様からのご助言等よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) 今教育長がおっしゃったように、よく日本人は地元、自分のこと、地域のことをアピールするのが下手だということで、ほかの国の方と話すと、やはり自国を、そして地域を、生まれ育ったふるさとをすごくアピールする機会が多いのかなと。その辺で今教育長がおっしゃったようなことをぜひとも推進していただければと思います。 それで、歴史的なもの、中学校の例えばの例でですね、取り入れ方なんですが、教科書の中でも十分できるかなと思うんです。例えば古代までの日本というテーマがありますが、その中では聖徳太子を取り上げなければいけないんですが、これについては鉾田市でもたくさんの太子信仰があるんですね。これは無量寿寺なんかも含めてあるんですけれども、そういったものを存分に生かせるのかなと思います。 それから、近世のほうに移るとですね、近世の日本の中で産業や交通の発達というのがあります。これは常陸国絵図とかを使ってですね、先ほど出した飯沼街道、ここには宿場、飯島宿なんていうのは、典型的な県内でもトップのですね、すばらしい宿場、江戸時代の姿を残しているんですね。そういったものもうまく利用することもできるのかな。当然北浦・巴川の舟運、こちらについては勘十郎堀ですね、そういったものについても関連して出てきますので、ぜひとも活用していただければというふうに思います。 次に、社会教育の分野でお聞きしたいと思うんですが、先ほど図書館でもレファレンスサービスで郷土資料、私も利用させていただいているところですが、これについて実は各市町村からたくさんの本が、資料が送られてきているはずなんですね。県からも。ほとんど古いものしかありません。新しいものはどこに行っちゃっているのかなというほどで、使いづらいかなというふうに思っているところです。 それから、県内でもですね、子どもたち忙しいので、児童生徒に参加しやすい形で郷土理解学習、例えば日立市ではふるさと文化少年団、これ20年以上も続いているんですね。こういったことも、これは職員の数も、予算も少ない中で様々なボランティアを育成する中でできるのかなというふうに思いますので、ぜひともですね、活用していただければいいのかなと思います。 それから、先ほど8つの項目を挙げさせていただいて、その歴史的な価値をということでご理解いただけているのかなということで、残念ながら深くですね、ちょっとご回答いただけなかったのですが、部長のほうからは芭蕉だけではなくて仏頂についても触れていただきましたけれども、すごく面白いし、あれなんですが、例えば親鸞聖人の関係で、無量寿寺、あそこにはお寺が3山、3つあるんですよね。真宗の。何でかなって皆さん疑問に思うはずなんですよ。それは理由があるんですね。これは先ほど鈴木部長からあったようにストーリー性なんですね。すばらしいものがあって、1つは親鸞聖人が稲田の庵からですね、鹿島神宮へ詣でて、経典の研究をするわけですけど、そのときに休憩所として、真ん中としてその場を設けたのが、今の富田の無量寿寺なんですね。当然教円寺、こちらについてはおばけの絵で有名な、そうですね、その当時の土豪のですね、奥さんの幽霊が出ると。そこの村田家が今でもその住職をなさっている。それから、当然順信房が開いたのが鳥栖の無量寿寺、いわゆるお弟子さんですね。そういったことで、これらのそれぞれのですね、お寺にはいわれがあって、そういったことをストーリーとしてですね、理解していくともっともっと活用できるのかなというふうに思います。そういったことも、ぜひともですね、一つ例として挙げさせていただきましたけれども、活用できればありがたいのかなというふうに思います。 次にですね、質問にまた移るんですが、文化遺産の活用の面で大きな動きがあったわけです。昨年4月1日に施行された文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が出ました。これについてですね、この改正を受けて、いわゆる未指定の文化財も含め、文化遺産をまちづくりに生かしつつ、地域社会全体でその継承に取り組もうとする、そういった趣旨での改正です。これらの改正について、教育委員会事務局では、教育委員会の先生方に一応この法律改正について協議をされたのか。そして、今回の改正では、文化財保護を市長部局も担当できるようになるわけです。それで、市長部局との協議はなされたのか。まず、その協議についてお伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 誠に申し訳ございませんが、ちょっと記憶がございません。申し訳ございません。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 今のお話でございますけども、文化財保護法が改正された件は我々も産業部局として承知はしているところです。先ほど申し上げたとおり、郷土の歴史というのはほかの地域と差別化できる重要なコンテンツということは重々認識はしていますので、どう磨いたらいいかなということで、我々独自でちょっと考えているところはあるんですけど、その都度、その都度教育委員会にいろいろ照会等をかけていて、連携してやっているようなところはございますので、一応その旨補足させていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) 経済部長のほうからは、市長部局での、実施できるという内容を把握されているというので安心しました。この改正の中で、そのほかあるわけですね。これについては今後ですね、教育部長のほうで教育委員会の内部の協議をしていただきたいんですが、住民の意見を求める協議会の設置ができる、文化財保存活用計画を策定するということになっています。それから、相談、調査研究ができる、民間団体の文化財保存活用、支援団体の登録ができるということですね。それから、今申し上げた市長部局でも今回文化財のですね、担当のほうはできることになっています。そういったことで、特に教育関係では、終わらせていただきますけれども、その辺のことについてですね、ご検討いただければと思います。よろしくお願いします。 次にですね、魅力発信の部分でご質問させていただきます。鈴木部長にはですね、以前いちごのPRは何かできないものかということで、いわゆるうちはJAさん、任意組合、あるいは個人の、それぞれすばらしいですね、質の高いいちごをやっているので、何とかできないかなということで、実は産業経済部の近くの扉のところですかね、「鉾田のいちご」というすばらしいポスターを見させていただきました。すごく感動しましてですね、ああ、鈴木部長、早速鉾田市のいちごの統一したPRをされているんだなということでうれしく思ったわけなんですが、その中でですね、今後ブランド表示とか、何か一貫した、何かできると、質の高い鉾田市のですね、さらなるいちごがPRできるのかなというふうに思いました。よろしくお願いします。 さてですね、新年度の予算で観光協会の法人化とか、サーフィンを活用した観光拠点整備事業としてですね、基本構想委託料などが掲げられたんですけれども、私は前、部長のほうにですね、環境産業計画がですね、できないかと、まずそこで基本的な鉾田市の地域資源の活用の土台となるものを取り上げたりして研究協議をしてはどうかというお話をさせていただいたんですけれども、この辺についてですね、一足飛びにというか、そういった観光協会の設置ということで今計画されているようですが、この辺については併せてですね、今部長がそのほかの部分も考えていらっしゃるようですが、併せてそういったものもですね、地域の観光資源、地域資源についての掘り起こしなどもやはり併せてやるのかどうか確認させてください。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 昨日の井川倫士議員の答弁でもお答えしましたけれども、観光協会をつくるという意味で、一番我々に不足しているところを補いたいということでつくるということなんですが、その意味ではマーケティングですね、先ほど申し上げた需要の掘り起こしを民間のプロみたいなものにもちょっとご協力いただきながらやっていきたいという趣旨でございます。なので、そういった方向でもちろんやらせていただきたいと思っておりますし、先ほどご指摘いただいた計画みたいなものをどうするかというのはあれですけども、ある程度いろんな方の目線で、これがまずいけるぞとなったものを優先順位をつけながらやっていくという意味では、ある程度観光のコンテンツみたいなのをきちんと整理できるような形に今後していけるんではないかなというふうには考えてございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) ありがとうございます。今部長のほうから今後の観光協会も含めた形でのですね、進め方ということでご答弁いただきました。一つ、先ほど空から見たとか駅の周辺とかということで、あと水辺のですかね、舟運の中で、やはり鉾田市、昨日も部長ですね、適切な答えだったと思うんですが、今全国のほとんど、地方自治体では観光資源として自然や農業ということを発信しているよと。でも、それでは差別化できないんではないかなということでおっしゃられて、ちょっと安心しているんですが、また水辺についても同じようなことが言えるかと。でも、この鉾田市は、鹿島灘、北浦、涸沼の3水があるわけですよね。3つの水があって、できればですね、それを年間を通した集客ができるかなと思っていまして、まず例えばですが、大竹小学校跡地を生かして、仮称なんですが、水辺わくわく体験研修センター、結局宿泊施設ではなくて研修施設で宿泊ができるという方法を取ることも一つかなと。そうすると、鹿島灘のヒラメでよろしいんですかね、ヒラメ釣りの教室とか大会、地引き網体験、今もやっていらっしゃいますね。サーフィン教室とか大会、北浦のエコハウス活用、フナ釣り大会、タナゴ釣り大会、あと野鳥観察大会、カヌー教室、涸沼の水鳥・湿地センターの活用、シジミ取りの見学助成、この辺はやっていないと思うんです、ほかでね。ヨット教室など様々、宿泊企業を圧迫しないような活用が期待できると思うんですね。 それから、アントラーズホームタウンDMOの活用がちょっと部長の口からは出ていないので。それから、私ちょっとかかわっていて、モンベルという会社があるんですね。ご存じ。たくさんこれに類似する会社はあるんですが、この中で実は登録制で、年間のこういったいろんな体験とか、特にアウトドア関係の体験、農業体験も今入っていますけれども、そういったことでこういったところをやると全国発信で会員がすごいいるんですよ。その会員だけでも周知できるので、そういったことも、アントラーズホームタウンDMOあたりでお金を出させて、40万円ぐらいかかるかなと思う、登録料がですね。そういったところをやらせるのもいいかなと思いますので、ぜひともこちらについてお願いしたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) いろんなご提言ありがとうございます。担当部局、商工観光課のほうでぜひ検討させていただきたいと思っております。大竹小学校に関しましては、この間、公共施設の計画みたいなのを出させていただいたところでございます。今回サーフィンのスポットをやるということに関しては、一から宿泊施設を造るのがなかなかちょっと、大竹小学校も大分老朽化していますので大変ということもあって、とっぷ・さんてのコテージ、あれが宿泊施設として既にありますので、そういったものを見越してとっぷ・さんて下の開発、それはあそこには温泉もあるし、近くには直売所もあるし、いろいろ集合している場所でもありますので、そういった関係でとっぷ・さんて下のサーフィンの開発ということを考えていたりはしております。ただ、いろんなご意見いただくのは、もちろんウエルカムでございますので、引き続きいろいろご提言いただければと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) 最後になりますが、総合的な鉾田市の魅力発信、地域活性化の見地からですね、質問させていだきますので、市長か総務部長のほうがよろしいかなと思うんですが、お金をかけなくてというのが私のモットーなんですが、お金をかけなくても全国的にアピールする方法としてですね、日本遺産とフィルムコミッションがあると思うんですね。日本遺産については、ストーリー性、先ほど鈴木部長がおっしゃったとおりなんですね。それで茨城県で登録しているのは弘道館、これは3つぐらいの教育施設を併せたものなので、単独ではありませんけれども。鉾田市では、私の考えるのでは常陸戦国期の源平合戦というストーリーを設けて、常陸平氏、烟田氏と鹿島氏、それから対峙する源氏としては佐竹氏と武田氏の抗争があるわけです。これは記録と史跡があるんですね。烟田旧記ばかりではなくてですね、今ちょうど「麒麟がくる」ということで、烟田旧記は全国的な動きを記載してある史料なんですね。これは面白いと思うんです。そのほか保管している史料として徳宿合戦記や鹿島治乱記というのがあります。烟田城、徳宿城と野友城で、申請には国指定の文化財が1つ必要なんですよ。それには無量寿寺あるいは福泉寺あたりも入れておけば十分できるんですが、この辺の取組について一つどうか。 それから、フィルムコミッションについては、岸田市長が議員時代に県庁へ行かれて勉強されていると思うんですね。その後も私も市長と話したときに、取り組むよと。部下に指示するというお話だったんですが、私、県庁へ行くたびに、フィルムコミッションの担当のところ、知り合いなものですから寄ってくるんですが、鉾田市からオファーがないと。照会がありませんよということなんですね。ご存じのとおり、フィルムコミッションは、多くのですね、ロケ弁ばかりではなくて経済効果も生むものですから、ぜひともですね、こちらについてお金かけなくてもできるし、あと貴重な写真、今映像をですね、可能性ある面白いところがたくさんあります。それをホームページ等に上げるだけでもですね、まずはいいのかなと思うんですが、この2点について最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) すみません。まず1点目、源平合戦、先ほど私から答弁した南方三十三館の話とかも絡んでくると思いますけども、そういったものについては、一つの地域活性のやり方として検討させていただきたいと思っております。 2点目のフィルムコミッション、これ実は窓口が商工観光課でございます。それで、具体的な話は申し上げられませんけれども、幾つかそういった提案をフィルムコミッションのほう、県のほうからいただいたりしておりますし、ロケ地募集みたいなのも定期的に来ますので、そういったもので定期的なやりとりはしておりますので、何もやっていないということはございませんので、ご理解いただければと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 部分的なお話ということで、日本遺産等の登録、これは本当に十分傾聴に値する考えなのかなと。魅力発信をどうしていくかという手法については、いろいろご提言いただきまして、それは検討はしていきたいと考えてございます。 それと、最後に空から見る鉾田市という部分が、これ一番ちょっと興味深いなと思っていまして、やはり今はドローン撮影とか空撮で鉾田市を見ると、先ほど言いました鉾田市には3水あると。あるいは肥沃な土地が物すごい広がっている。そうやって見ると、ちょっと上から見るとなかなか魅力的な地形だなというのが感じられますので、令和2年度予算でちょっとシティプロモーション関係の、ちょっと何ですか、DVDといいますか、そういうのを動画を作りたいと思っています。今小美玉市のほうで、これ全国で表彰されて、やはり空撮から入っていってという感じでやって、何か見ていても非常に興味深いということもありますので、そういったのは事前の段階でもしっかり、動画を作る際には十分参考にしていきたいなと思ってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 髙埜君。 ◆4番(髙埜栄治君) それぞれのご答弁ですね、本当にありがとうございます。 今、空から見た、私の大好きなのは、パイプハウス群です。飛行機に乗るたびに、ああ、面白いなといつも思っておりますんで、様々な地域資源ございますので、ぜひともですね、この鉾田市の魅力を様々な角度から発信していただくことをお願いしまして、私の質問を終了させていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 議員のフィルムコミッションの件ですけど、議員時代、県庁のほうに話してありまして、その後ですね、聞きますと、結構鉾田市のほうに来ているということでございますけれども、もう一回ですね、私のほうからもアタックしてみたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で髙埜君の質問を終了します。 10分間休憩します。                午前11時03分休憩                                                        午前11時14分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、入江 晃君。          〔11番 入江 晃君登壇〕 ◆11番(入江晃君) こんにちは。昨日の会派代表質問をさせていただきましたので、簡単明瞭に今日はやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。早速通告に従いまして一般質問を行います。 初めに、新型コロナウイルス肺炎に対する市の対応についてお伺いをいたします。1点目に、感染予防対策について、市で行っている対策は何か、内容についてお伺いします。既に実施されているものも含めてお願いをいたします。 2点目は、感染拡大に伴い、経済への影響が広がっておりますが、今後想定される影響を最小限にするための対策を考えているか、お伺いします。 3点目には、国は経営悪化した中小企業、小規模事業者に資金繰り支援策を始めました。本市においても早めの情報収集と周知が必要と思いますが、通告したときより状況は日々変化しておりますので、現状についてお伺いをいたします。 次に、高齢者ドライバーを守るサポカー補助金について。65歳以上の高齢者を対象に、安全運転サポート車、いわゆるサポカーの購入などを支援するサポートカー補助金の申請受け付けが3月上旬から始まります。国の総額が1,139億円で約100万台分相当に当たるそうですが、予算額に達した次第、終了するということなので、対象者に早めに周知をお願いしたいと思います。鉾田市独自の補助制度を検討できないか、お伺いいたします。公共交通の充実までにはまだまだ時間がかかると思われますので、様々な方策を考えて実施することが市民にとって大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、社会教育複合施設整備事業についてお伺いいたします。新聞報道がなされ、いい意味で大きな反響をいただいております。供用開始はいつ頃を目標にしているのか、施設の運営体制については決まっていれば、お伺いいたします。 次に、就農支援拡充について2点ほどお伺いします。農林水産省は、持続可能な力強い農業の実現を目指し、新規就農支援施策を行っておりますが、基幹産業が農業の鉾田市における現状はどのような内容か、お伺いいたします。 2点目に、就農希望者には実践研修を行う研修期間に助成があり、50代の研修生は研修費が免除される制度が導入予定です。市の対応はどうなっているか、お伺いします。 最後に、農地バンクについて伺います。現在の利用状況について、件数と面積等の内容について教えてください。利用が進まないとしたら、借りたい人、貸したい人の割合等が均衡がかみ合わないのではないか、条件が合わないのか。今後の農業を維持していくために非常に大事な課題だと思いますので、市の考えをお伺いいたします。以上、最初の質問を終わります。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君の質問に対し答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それでは、1点目のご質問に対してお答え申し上げます。 本年1月15日に日本において初めて新型コロナウイルス性肺炎患者が確認されて以降、市といたしましては、1月21日から随時相談窓口や感染症予防対策など新たな情報を更新しつつ、ホームページやSNSまたは広報紙などでお知らせしてまいりました。また、庁舎、旭、大洋市民センターにアルコール消毒液及び感染症予防の啓発物掲示の設置により、市役所来庁者への感染予防に努めているところでございます。広報3月号には、感染症予防掲載、また回覧全戸配布により感染拡大を防ぐ最大の予防策といたしまして、個人レベルでの公衆衛生の意識啓発を実施しているところでございます。 このほか、全庁挙げた体制により新型コロナウイルス対策に取り組むため、2月26日に第1回新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、情報の共有、今後の対策について協議したところでございます。この協議の結果、26日以降の不特定の方が集まるイベントは、3月15日まで原則中止というふうなことを決めてございます。 また、2月28日には第2回新型コロナウイルス対策本部会議を開催しまして、小中学校の臨時休校に係る対応というほか、市内の施設で新型コロナウイルスが発生した場合は、市関係公共施設等を閉じるとか、あるいは県内で新型コロナウイルスの感染が発生した場合については、別途対策会議で取扱いを判断するというような、第2回で決定しております。 なお、その他になりますけども、改めて申し上げますと、保育園、幼稚園は現在も通常どおりというふうなことで運営をされている。放課後児童クラブにつきましては、3月2日から民間の放課後児童クラブのご協力もいただきながら、終日の預かりを実施しているというふうなところでございます。その他、子育て支援センターにつきましては、2月27日と28日で市内の子育て支援センターについては休園中というふうなことになっております。また、3月5日には、ほっとパーク鉾田、とっぷ・さんて大洋の、国の感染等の情報を踏まえてですね、トレーニングジムは休止と。そして、本日、3月6日から老人福祉センターともえ荘についても休荘をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) ありがとうございます。これは昨日も同僚議員等々からいろいろと質問がございました。急遽いろんな問題が起きているとは思うんですけども、できるだけの手は打っていただいていると思います。学校も急遽休みにしたということで、いろいろと議論がありましたけども、これは市長、あれですか、市長の思いで、総理大臣の答弁を受けて急に3月2日から休みにしたということは、要するに学校等々、各自治体でいろいろと話があって、議論になりましたけども、私が聞きたいのは、市民を預かる市長として、これが最良の決断だったと確信を持ってやったんだということをしっかりとお聞きしたいわけですよ。いろいろ言われるよりは、そういうことをきちっとやっていだいていれば問題はないと思うので、今後もさらに進めてもらいたいと思ってこういう質問をさせていただきましたので、その辺をいろいろ議論している場合ではないから、即感染は鉾田市から出さないんだよという思いで急遽手を打ったんだということをきちっと確信を持って言ってもらえばそれでいいと思うんですが、その辺どうだったんでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私はですね、消防におりまして、9割9分予防行政におりまして、やはり事が起きるんではなくて、起きる前の予防ということでございますんで、私も5万市民の生命を守るべく、市長として決断した次第であります。以上です。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 経済への影響を最小限にするための対策とのことでございますが、世界保健機関が世界的流行を認定する深刻な事態でございます。今私たちにできることは、市民に対する正しい情報の提供と注意喚起であります。企業や個人事業主で働く労働者の方々の感染を防止することにより、事業の停滞を防ぎ、経済への影響を最小限にとどめることが重要と考えております。引き続きホームページやSNS、市内のJAや銀行、郵便局、商業施設など、主な施設へ感染症予防対策、職員の体調管理に注意していただくよう、啓発物の掲示や配布を実施してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) いろいろデマが飛んだりして、全国的だと思うんですけども、トイレットペーパーがなくて並んで買って、もうすぐ朝のうちになくなっているとか、ここさ来てかなり緩和はされてきたのかと思うんですが、そういうものに対していろいろ新型コロナウイルスに対する恐怖感のみが走ってしまいまして、マスコミがいろいろあおっているようにしか聞こえないんですけども、そういう意味できちっとした情報を市でも流してあげて対応していきたいと思うんですね。マスクも当然もうなくて、私らも買いに行って、マスクよりもエタノール消毒液が手に入らないとかということで余計不安をあおってる。トイレットペーパーもかなりなくなって、皆さん大騒ぎしていたんですけど、この辺、鉾田市内の状況では確認していますか。そういうところが非常に足りなくなってるけども、今後どうなのかという部分をちょっと教えてあげられればね、安心すると思うんですが。そういう対応はどうなんでしょうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(岩間勝栄君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) あのですね、特に手に入りにくい状況というのは全体として確認したわけではないですが、足らないという話は、マスクも含めてですね、聞いております。消毒液等も市のほうで発注した部分についても、なかなか現在は手に入らないというような状況でございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) これは難しいと思うんですね。行政からデマ放送だからという話をしてといってもなかなか納得いただけないと思うんですけども、そういうわけでしっかりとした情報を、正しい情報を流してあげるのも大事かと思うんで、お願いしたいと思います。 では、3点目お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 3点目でございます。現在商工会と連携して一緒にやっているところでございます。具体的な、中小企業、小規模事業者に対する対策というところでございますけども、大きいものとして3月2日ですね、中小企業の支援措置といたしまして、いわゆる信用保証のところでセーフティーネット保証4号というのがございまして、こちらは突発的災害の発生に起因して売上げ等がですね、20%が目安ですけども、減少している中小企業が一般の保証とは別枠で最大2億8,000万円の保証を利用できる保証制度がございます。これが全国が指定地域として指定されたところでございます。 このほか、今日からでございますけども、セーフティーネット保証5号というのがございまして、こちらは、4号は地域を指定するんですけども、5号は業種を指定するものでございまして、特に報道等で影響が出ていると言われている宿泊業ですとか外食産業とかを中心に、40業種新たにこのセーフティーネット保証5号の指定がございまして、こちらも4号と同様に2億8,000万円の別枠保証を実施するものでございます。このほか日本政策金融公庫での緊急的な融資等、相談窓口の開設等、様々な施策を講じております。 また、厚生労働省のほうでも雇用の助成金、そういったものも実施してございます。こうしたものについては、市のほうで、商工観光課のほうでですね、一覧にして情報をまとめておるところでございます。ホームページに掲載しております。 また、いろんな制度がぽこぽこ、ぽこぽこ出てきている状況でございますので、市のほうでですね、相談の窓口を来週1週間、予約制で実施することといたしておりまして、そういったものも併せて事業者の、そういった相談事に対して対応していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) 一番心配なされるところだと思う。最初はね、鉾田市はそんなに中小企業等々で、そんなに影響はないんではないかと思ってはいたんですが、ここへ来ていろんな業種も止まっちゃっているというか、我が鉾田市においてはまだ相談はないんでしょうかね。どういうものが影響しているとか、そういうのは掌握はしていないんでしょうか。農業関係はどうなのか、ちょっとそこのところを確認したいんですけど。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 商工会ですとか農協とかに聞き取りを実施してございます。やっぱり一番大きいのは宿泊関係ですね。あとは旅行業等の影響が出ているというふうに伺っております。また、昨日、今日と牛乳を置かせていただきますけれども、牛乳、生乳のところ、これは全国的な問題ですけれども、あったりですとか、全般的な農産物の需要減少、これは暖冬による供給過多というのも相まって、かなり値段が安くなってしまっているとか、そういったものもございます。あとは、外食についてもじわじわ影響が、今後長期化するんであればかなり経営に影響は出てくるんではないかという話は商工会等からも聞いてございます。今、申告の時期でございますので、そういったところで商工会も個別の事業者から話を聞いていただいているような状況でございますので、綿密に連携をとってですね、そういった影響の状況把握についても努めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) そうすると、今回鉾田市においては農業が基幹産業ということで、農産物はちょっと暖冬でかなり安くなっていったのは、もうずっと続いていたんですけども、それだけではなくて、今後ウイルスの件で影響が及ぶということはないんでしょうかね。その辺がまず心配なんですね。農協あたりがそういうのはどういうふうに見ているか分かりませんけども、今のところ、そうすると特に急を要するような援助する必要はないというのではなくて、そういう相談はまだ受けていないということなんですかね。特に今もう大変だよという情報、結構全国では旅行会社、宿泊施設、バス等々もほとんどがもうキャンセルになっちゃって、飲食店だってキャンセルがもう毎日続いているというような状況、そこで働く人も今度は給料が入らなくなっちゃうとかということが出てきますよね。そこでどうなのかということで、あとは農業実習生というか外国人労働者が日本には結構入っていらっしゃると思うんですが、特に中国あたりから入っている方で、渡航も禁止になっちゃうだろうし、ちょうど切り替え時期等のそういうところは、入ってこられない、また戻れないのか。そういうところで今後どういうふうに影響してくるのか。農業に関する部分での対策等々が必要なことがあるのか、その辺ちょっと掌握していればお伺いしたいんですけど。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) すみません。私もちょっとずっと席にいるわけではないので、個別の電話相談とか、もしかしたら来ているかもしれないですけど、すみません。ちょっと私のほうで聞いているものがないような状況でございます。そういう意味でも、きちんと相談窓口をつくってですね、話を聞く機会を市でもつくるべきだということで、そういう窓口をつくらせていただいたところであります。こういった影響は、突発的に来たものももちろんありますけども、じわじわ、じわじわ来ているんだと思います。なので、我々としては、今相談に来ないかもしれないけど、今後来るかもしれないとうことで、ちゃんとその相談に対応できる体制をつくっておくということが大事だと思っていますので、そういった実習生の問題、いろいろ農業新聞、毎日いろんなことが書いてありますけども、そういったのも頭に入れてですね、業務に努めていきたいと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) ありがとうございます。今ちょっと私がお願いしたいのは、いろいろ国が手を打っていただいている。補助金制度もつくっています。この間の台風被害で、一生懸命行政としてやっていただいたのにもかかわらず、いろいろと申込みが大変だったということで、逆に苦情をいただいちゃった。ちょっと話違うんではないかと思うんで、そういう部分も想定しながら、いつ誰が来てもうまくできるような体制を今からつくっておいていただければ、なけりゃないでいいと思うんですね。ちょっとその辺をお願いしたいなと思って質問したんで、よろしくお願いします。 では、次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、サポカー補助金につきましてご答弁申し上げたいと思います。 国によるサポカー補助金につきましては、補正予算のほうに盛り込まれたということで、経済産業省で今公表されている部分について若干ご説明を申し上げたいと思うんですが、その部分については市のホームページのほうに一応掲載はしてございます。まずは、ちょっと補助内容について、せっかくの機会ですので、若干説明したいと思うんですが、対象となるものなんですけど、衝突被害軽減ブレーキ、それとペダル踏み間違い急発進等抑制装置を搭載する車です。これは購入補助の場合です。両方が搭載されている車であれば、登録者、普通自動車ですね、10万円、軽自動車で7万円、中古車であって4万円。踏み間違いペダル、これを搭載している車であれば、普通であれば6万円、軽自動車であれば3万円、中古車であれば2万円の補助が出るというものでございます。それと、後づけで装置を導入する場合の補助もございまして、障害物探知機能つき、要は衝突被害軽減ブレーキですね、これを搭載する場合は4万円、そのペダル踏み間違いの装置をつける場合が2万円というような補助内容になってございます。この補助につきましては、それを実施した個人が直接補助を受けるのではなくて、一般社団法人次世代自動車振興センターが補助事業者になりまして、各自動車販売店等から申請があったものについて、経済産業省のほうに補助申請をして、その分がそれぞれの事業者に補助されるというような内容になっています。実際としては、一般の高齢者の方は、買ったときに値引きされるというような間接補助の形態となってございます。 それでですね、現在のところなんですが、補助事業者となる、先ほど申しました法人が販売店や装置取扱事業者の登録を行っているというふうに聞いてございます。本日の情報ですが、本日その詳細を経済産業省のほうでは公表すると。どの事業者がそういった登録されているよとかということだと思うんですが、そういうのが公表され、3月6日から、まだ公表されてないんで、はっきり申し上げちゃうとまずいんですが、開始されるのではないかというようなことだそうです。市としては、こういった詳細な内容が判明次第、ホームページ等は更新し、必要であれば広報等でもお知らせしたいなと思います。しかしながら、現状としては、多分ですが、取扱事業者がどんどん広告を打っていくのかなと感じています。そういったもので、実際登録していない事業者であっては補助対象になりませんので、そういったところが県内であればどこかとか、そういう話になると思いますので、その辺は十分注意するような広報アナウンスはしていきたいなと考えてございます。 それで、今後の市の取組でございますが、市としてはそういったことで、せっかくの機会ですので十分PRはしていきたいと思います。市独自の補助制度につきましては、今回国の補助制度が一過性の経済対策なのか、本当に入江議員が言った、高齢者の命を守る、交通安全という視点で恒久化的な補助金として残っていくのか、これは注視していきたいなと。できれば、これは鉾田市だけの問題ではないと思いますので、国で責任を持ってこういったものは対応すべきかなとも考えてございますし、仮に市町村でやる場合は、十分な地方交付税での算定とか、そういったものが必要だと考えています。市の独自財源でやりますと、かなり高齢者の数が多いと。あとは自動車所有率も多いというような、鉾田市の場合はかなりの財政出動が必要になってきますので、その辺は注意深く見守っていきたいなと思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) ちょっと先駆けでこれね、申し訳なかったんですが、いよいよ、限定の話だったものですから、早めに手を打ったほうがいいのかなと思って質問させてもらいました。6日からということですけど、その決められた窓口でないとこれは使えないということなんで、当然企業というか自動車会社が一生懸命動いて、どんどんPRもテレビでもやっているとは思っているんですけども、そうすると鉾田市にとってはPRのみということになってしまうんですかね、これね。周知徹底をしたからといって、どんどんこの期間に、新車の場合は遡って使えるということなんで、そういうときに購入した人は、申請すればそれついてくる話になると思うんですが、そこまでの細かい周知までやっていただいているのかということをちょっと確認したいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 現在は補助内容の部分、先ほど言ったような内容の経済産業省が発表している内容を転載している状況でございます。それで、ちょっと次世代自動車振興センターのほうで、今日のホームページ確認させていただいたんですが、先ほど言ったように、事業者に関しては登録ということなので、3月9日に仮に買ったとしても全てが対象になるわけではないですよというような形も出ています。その辺の本当に注意は必要だなとは思ってございます。当然事業者のほうでは、うちではやらないよとは言ってくれるとは思うんですが、その辺は注意しないといけないのかなと。実際は、直接個人が補助金を受け取るわけではないので、きっと値引きでなってくるので、実際補助を受けたという実感が、購入者はないと思いますので、その辺は十分PRしていきたいなとは思ってございますが、これは個人事業主さんとかあるいはディーラーさん、そういったところがやるので、なかなか市としては、この事業者ということもPRするのは難しいのかなと考えてございます。その辺はよく、購入を希望する場合はよく確かめるような形でというような周知になっていかざるを得ないのかなとも考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) ちょっとハードルが高いような感じに今お聞きいたしました。車社会の鉾田市にとって少しでもね、皆さんにいい条件で、利益になるものがあればどんどん活用してもらいたいという意味でちょっと質問させていただいたんですけども、そういう意味で市でも若干なりの補助制度等々を考えられれば、もうちょっとPRの幅も変わってくるのかなと思って提案いたしました。当然これ補助を出しているのは東京都だけなんです、今ね。ちょっとレベルが全然違いますから、鉾田市は一緒にはなれませんけども、そういうことも考えられるかと思って質問いたしました。では、内容についてはこれからということなんで、よろしくお願いします。 では、次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 3項目めについてご答弁いたします。 社会教育複合施設整備事業につきましては、令和2年度に改修工事等を実施する予定でございます。施設の改修工事は、令和3年3月完了を見込んでおります。改修工事完了後は、施設の備品等の整備が必要となりますので、供用開始につきましては令和3年4月以降になるものと考えております。しかしながら、予定より早く供用開始できるようになったものについては、順次供用開始をしてまいりたいと考えております。 また、施設の活用方法あるいは運営の方法につきましてはですね、関係者や関係団体等と協議を十分行いながら、よりよい活用方法、運営方法を検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) これは説明も何回もいただいているし、同僚議員も何回も質問していると思うんです。ありがたいことに国体も大成功いたしました。そのクライミングをもったいないので、しっかりと鉾田市のスポーツとして維持していければということでいろいろ私も質問してまいりましたところ、旧小学校跡地ということでこれも話題になっておりますので、非常にありがたいことだと思っています。要するに今後の運営体制では、いろいろ社会教育をそこに集中してやっていくということなんですが、昨日もちょっとお話し軽くしたんですけども、体育館自体は、例えばクライミングだけでは余ってしまうというか、その辺どうなのかなと思って、体育館自体ももうちょっとほかのニュースポーツ等々も使えるのかどうか。もし使えるんであれば、併せて対象者を決めなくちゃなんないと思うんですが、ほかのニュースポーツ等々も進められるんかどうか、その辺ちょっとひとつ確認したいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。
    ◎教育部長(中根衛君) 体育館のクライミングの施設なんですが、これにつきましては2つ、ボルダリングとリードとありまして、結構面積取ってしまう部分もございます。そういう意味では、バレーとか、そういうものはちょっとできなくなってしまう。ただ、今議員おっしゃるようにですね、ニュースポーツ関係とか、できるものがあるのかもしれません。ですから、そういうものがうまく活用できれば、その辺も含めてですね、有効利用を図りたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私のほうではですね、以前にも皆様方にお話ししたとおりですね、あそこをスポーツクライミングのメッカにしたいということでございまして、4月からは小学校、中学校、これは鉾田市のほうの教育委員会でございますけれども、高校のほうにおきましてもお願いして、部活に活用していただいて、そして私のほうも今ですね、指導できる立場の人を、いろんな部分で充てておりますんで、できれば本当にですね、あのときの国体、鉾田市よかったねではなく、その後もスポーツクライミングだったら鉾田市と言われるような大会も設けてみたいと思いますんで、ご支援のほどよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) 市長からの答弁ありましたので、しっかりと取り組んでいっていただいてありがたいと思っています。プラスアルファ校舎のほうもね、しっかりと使っていくということで、それについても先ほど髙埜栄治議員からもかなりいろんな提案もございました。そういう部分を含めて運営していくとなると、それなりのスタッフも必要になってくると思うんですが、その辺の状況、あとは周りの地域の方々のご支援等々が必要なのか。ボランティア等々お願いして、しっかりと社会教育施設ということで守っていけるのか、その辺もし考え等がまとまっているか、まだ決まっていないというのか、ちょっと確認をしたいと思いまして。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 現在のところ定まってはございませんが、まず校舎関係については2つございます。本校舎というのですか、元の校舎と、あと別の校舎、奥のほうですね、一応考え方としては、前にもお話ししましたように奥のほうの小さいほうには、言葉の教室とか、すずらんルームのほうが入る予定です。そっちは今までどおり、すずらんルーム運営していますんで、比較的問題なく運営できるのかなというふうに思っております。あと校舎のほうについては、本校舎ですね、こちらについては現在学供施設のほうに文化協会とか青少年育成市民会議のほうの事務局が入ってございます。これをそっちに動かしていくということなんでございますけども、あとは大きいのはやっぱり郷土文化研究会の絡みのやつですね。この辺もございます。この辺の絡みで連携ですね、どう図れるかと。あと一つは、体育館の管理運営もございますんで、プラスそっちもあるということで、ただこれだけではちょっと無理だなという感じはしておりますんで、もうちょっとトータル的に含めて考えなくちゃならないのかなという漠然とした状況ですけども、そんな感じはしておるところでございます。          〔「分かりました。次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 4点目についてご答弁申し上げます。 まず1点目、当市の新規就農者の現状でございますけども、過去3年間ですけども、大体法人等での雇用就農も含めまして毎年40名程度の方が新たに就農している状況でございます。こうした新規就農者の支援については、国の補助事業であります農業次世代人材投資資金を当市でも実施しておりまして、この資金については、今年度見込みで20名が受給対象者になっております。農業経営の安定に向けて、この資金を活用しながら営農の継続を図っております。今後も同事業を活用しながら、新規就農者の確保及び支援に努めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) では、毎年40名ほど就農しているというのは大変ありがたいことだと思うんですけど、新規就農は20名といって、年々これは増えているという計算でいいんですね。それで、農業法人化がどんどん進めば、さらに就農も増えてくるとは思うんですけども、この辺は農業関係者にお任せをしていて、積極的に産業経済部長が取り組んでいるということは何かありますかね。その辺、維持していくのは大変なんだけども、どんどん、どんどん人が就農に加わってこないと拡大は進んでいかないなと思うので、その辺どうなのかなということをちょっとお聞きしたいんですけど。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 現状を、一番新規就農者のこういうやつというのは2通りの就農方法がありまして、1つはUターンで帰ってくる方、もう一つは雇用就農、法人等に雇用される方、これがほとんどです。プラス新規の方がちらほらいるぐらいの新規就農者の状況でございます。なので、市としてどういうふうにやっていくかということに関していえば、Uターン向けの方については、きちんと鉾田市の農業はすごいんだよというのを分かってもらう。Uターンでぜひ帰ってきたくなるような農業を積極的にPRしていく方向かなと思っています。雇用就農に関しては、これは自治体でやれるというのもなかなか難しいところではありますので、この辺はちょっと思案中ではありますけども、そうはいっても農業ですごい稼いでいるまちということをアピールできれば、そこに所在する法人経営体の魅力度というところ、ぜひ就職したいという魅力度に関しても比例していくんではないかと思ってはいますので、引き続きそういったPRに努めていきたいとは考えております。以上です。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) では、2点目についてご答弁申し上げます。 議員ご指摘の制度でございますけども、国の令和元年度の補正予算事業として実施されますシニア世代の新規就農に向けた農業研修事業というものでございます。こちらの事業は、県や農業大学校、市町村、JAなどが研修機関となりまして、今後地域の担い手になることが見込まれる50代の就農希望者を受け入れて、営農技術の習得のための実践研修を行う場合に係る費用を助成するものでございます。県の窓口が県の農業会議でございます。ここに確認したところ、現在自治体単位での申請はないということを聞いております。先ほど申し上げたとおりですね、就農者の確保、これは非常に大事なことなんですけども、かつ幅広い世代に門戸は広げていきたいとは思っておりますが、実際当市における就農したいと相談される方というのは、比較的若い方が多いということでありますので、若い人をターゲットとした就農支援の施策を重点的に進めながら、シニア世代の就農についても県、JA等と協議しながら対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) 分かりました。当然農業が基幹産業の鉾田市にとっては、当然若い人がどんどん増えているのはありがたいことで、全国的に見ると50代、60代の方でも農業を新規就農している方が増えているという話なんですね。そういうことで国も手を打っているんですけど、鉾田市に合っていなければ、それで結構なんで、若い人を中心にやってもらえればいいと思います。 では、次お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 続きまして、5点目、農地バンクでございます。この利用状況をまずご説明させていただきますと、今年度の利用状況でございますが、1月末現在で33名の方が農地の貸付けを希望されております。このうち28名分の83筆、14万3,392平米が機構を通じまして、26名の担い手の方へマッチングされましたが、残りの5名分の農地、1万1,150平米については、借り受けを希望する担い手がおらず、マッチングできていない状況でございます。この制度はですね、平成26年度から実施されておりますが、平成30年度までの5年分ですか、の利用状況を見てみますと、270名の方が農地の貸付けを希望されまして、うち261名分の農地、合計862筆、213万8,380平米が機構を通じ、182名の担い手へマッチングされましだか、残りの9名分の農地6万715平米については、借り受けを希望する担い手がいらっしゃらなかったため、マッチングができていないと、こういった状況でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) これ数字聞くと結構いい割合で貸し借りがうまくいってんのかなと思うんですが、逆に借りたい場所というか、近くでないと借りられないという部分はあると思うんですけども、その辺はどうなんですか。借りたい人でもまだ何か、申込みしたんだけど、ないとかいう人もちょっといたもんですから、話がちょっとうまくいっていなのかなと思って。そんなうまい具合にね、簡単にいくもんではないと思うんですが、その辺の距離的な部分とか、どうなんでしょうかね。条件的な部分で。相談して、これ借りている人たくさんいらっしゃるわけですので、ある程度いい方向に進んでいると私は思っていますので、将来のことを考えて、例えば法人化が進むにつれて、もっともっと必要になってくる。貸したい方もまとまっていれば問題はないんでしょうけど、分散していると厳しいとかあるんですが、その辺のマッチング的な部分はなかなか、借りたい人の土地がここにあるからどうでしょうかとしかできていないだろうし、それをまとめて、ではここを何とか整理しましょうとか、そこまではやっていないということなのか。その辺ちょっと確認したいんですけど。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) この農地バンクの制度ですけども、例えれば不動産屋と同じシステムでございまして、まずここの農地を貸したいというお方の情報を集めて、それを借りたい人向けに提供していく中でマッチングをしていくというような形でございますので、不動産屋でも物件がいろいろあって、この中で借りたいところがないなとなったら、それは当然借りないというふうなケースも多分、これに載っていないケースとしてはあり得るんではないかとは思ってはおります。ただ、制度上ですね、そういった仕組みになっちゃっていることもあるので、そこはちょっと丁寧に対応していく中で、そういったマッチング、いわゆる潜在的なニーズも含めたところへの対応というのも含めてやっていくしかないのかなというふうには思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) 当然難しいと思うんですが、もしそれをですね、例えば、ちょっと何年か前の話なんですが、山梨県かな、ちょっと忘れましたけども、立ち上げて、会社を、そこにお任せをして、土地を全部集約して、そこに今度は貸し出しをするというふうな施策をしている。企業も呼んでという話を、それが鉾田市に合うかどうか分かりませんけども、そこまでやっていた場所があるんですね。そういうことを考えると、そこまで手を打つ必要があるのか、今のところ、今の状況で進めていけばいいのかというところなんですね。将来的にちょっと見通しまだ難しいと思うんですが、5年後、10年後を見た場合に、かなり高齢化にもなってくるし、鉾田は比較的若い人が頑張っていただいているんで問題ないと思うんですが、そこまでの市としての考えはないということだと思うんですけど、その辺の考え方はどうなんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) これは2点目の質問にかかわってきちゃうので、ちょっと2点目の答弁と絡めてちょっとご説明をさせていただければと思うんですが、今言ったように担い手の農地の集約という観点からいえば、今の不動産屋みたいなシステムは、必ずしも上手に機能するとは限らないとは思っております。そういったこともあるので、地域の農地をですね、一回全部棚卸しすべきだと、そういうふうに私も思っておりますし、農林水産省も考えていたようでございます。なので、来年度ですね、人・農地プランの実質化と我々呼んでおりますけども、今まで担い手と農地をどう地域で確保して、その担い手にきちんと農地を張りつけていくかという計画自体もあったんですけども、なかなか1筆1筆に張りつけるというところまではやっていなかったものなので、それを今度地域の座談会という形で、話し合いも含めた形で、一人一人、この農地は誰に担ってもらうか、それは将来も含めてやるという、その農地の棚卸しみたいなのをやらせていただこうかと思っております。そういった中で、ある程度の集約の計画とか、そういったものができてきますので、そこにうまく農地中間管理機構もくっつけて、将来の農地の集約とか、その集約した農地に担い手として誰にやってもらうかというところについて、それは企業も含めてだと思いますけども、考えていくような取組を実施したいというふうに考えております。          〔「分かりました。ぜひお願いいたします。以上で質問を終わりま            す」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 以上で入江 晃君の質問を終了します。 午後1時まで休憩します。                午後 零時01分休憩                                                        午後 1時00分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、亀山 彰君。          〔6番 亀山 彰君登壇〕 ◆6番(亀山彰君) 質問に入る前に、議長から許可をいただきましたので、私の通告文の1項目め、現在2万579世帯とありますが、2万580世帯と修正させていただきます。 それでは、議場、そしてモニター前の皆さん、傍聴ありがとうございます。国難とも言えるコロナウイルス対策で日々対応している学校関係者の皆さん、職員を初め関係者の皆様、大変ご苦労さまです。コロナウイルス対策で休校による給食の停止などによる消費低迷での農産物の安値、卒業式縮小や会議、イベント、旅行などの移動自粛で飲食店を初めとする商工業者の売り上げの減少など、鉾田市内の経済も疲弊しております。国でも先ほど鈴木部長からあったとおり、経済対策を発表しておりますが、我々にもできることは消費拡大、一人一人が心がけ、暗い雰囲気を吹き飛ばし、コロナウイルスを吹き飛ばしてまいりましょう。鈴木部長が用意してくれました農産物消費拡大PRの牛乳を飲み干してから質問に入らせていただきます。 急激な少子化、高齢化が進み、人口減少が起きている鉾田市において、安心安全に暮らすためには、隣近所や地区などとの地域コミュニティーは不可欠と考えますが、近所付き合いは希薄になり、お葬式は斎場にお願いするから入っていてもメリットがないと行政区を抜けるという話を多く耳にします。また、地域防災の要であり、若手の地域コミュニティーの場として重要な役割を担っている消防分団も、各地区で新入分団員確保に苦労していて、定員を確保することも難しいと聞いています。子どもを抱える保護者のコミュニティーであるPTAでも、まだこれは鉾田市内では余り耳にしていませんが、全国的にも組織率トップクラスの茨城県でありますが、他市町村ではPTAに入らない家庭が毎年増えていると聞いています。 過日行われました鉾田市議会報告会の場でも、区に入っていない人はどうやって市に要望するんだとの質問があったように地域コミュニティーが崩壊すると市役所へ市民の声が届きにくい、市役所からの情報も市民に届きにくいだけではなく、老老世帯や独居老人等の見守りの問題や、昨年にもあった台風災害、地震災害、先月避難計画説明会があった原子力災害時の避難にも大きな弊害になると考え、心配していますので、鉾田市が考える安心安全に暮らせる地域コミュニティー形成についてをお聞きいたします。 まず1点目、ホームページを見ますと、市内には令和2年2月1日現在2万580世帯がありますが、この中で区に加入していない世帯は何世帯あるか。中学校区ごと分けてお伺いいたします。 2点目、消防分団で定数割れしている分団は何分団あるか。こちらも各中学校区ごとにお伺いいたします。 3点目、防災士認証制度や防災士の役割について伺います。 4つ、令和2年度から行政区長の位置づけが法的に変わると聞いております。本市の行政区長の役割や処遇はどのように考えているか、お伺いいたします。 災害発生時に市は自助、共助、公助、協働についてどのように考えているか、お伺いいたします。 6点目、地域コミュニティーである行政区を今後どのように市は支援し、持続させるか、考えをお伺いいたします。 以上、1項目6点伺いますので、市民に分かりやすい答弁をお願いして、1回目の質問を終わります。なお、質問は質問席で行います。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君の質問に対し答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、1点目の市内の区の加入率についてご答弁申し上げます。 亀山議員の質問の中では、住基世帯2万580世帯のうちということでございますが、なるべく正確な数値ということで、外国人世帯等、外国人労働者ですね、の世帯数を除いた1万7,863世帯でお答えさせていただきたいと思います。 まず、旭中学校区です。世帯数が3,591、加入世帯が2,019、加入率56.22%。 鉾田北中学校区です。世帯数3,220、加入世帯2,316、加入率71.93%。 鉾田南中学校区です。世帯数6,106、加入世帯3,863、加入率63.27%でございます。 最後に、大洋中学校区です。世帯数が4,946、加入世帯2,332、加入率47.15%でございます。 なお、冒頭で申し上げましたように、住基世帯というのはいろいろあります。世帯においては、同一世帯ながら1家族で、親の世代、子の世代で世帯分離世帯がいるというのもあります。それと、特別養護老人ホーム等に加入している高齢の方は、1人で世帯、そこに住居を移して1人世帯になっている場合も多くあるので、実際の加入率で申し上げますともっと高いのかと思いますが、間違いなく言えることは、加入率が年々、亀山議員ご指摘のとおり年々下がってきているというのは現実でございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 今あったとおり、平均しますと60%を切っているような加入率であります。確かに2世帯、親子が別世帯にしている地区もありますので、この旭地区の56というのはもうちょっと高いのかなというふうには思うんですが、非常にですね、区に入っていない方が4割以上いるということは、非常にやっぱり、本当にいつも苦労していると思うんですが、いろいろ市で行う行政についてもですね、なかなか案内を回しても回覧板も回らない。情報が行かないという状況になっていると思うんですが、この辺についてですね、区に加入の促進とか、もしくはそういう情報を流すためにどういったことを鉾田市側としてはしているのかについて2点目でお伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) まず、加入率の向上ということで、転入者に対しましては行政区のご案内を差し上げまして、区への加入をお願いしているところでございます。それと情報伝達につきましては、一番身近な市の広報紙につきましては、新聞での広告と同じような形で、新聞で一緒にお配りしていると。あるいは必要な情報については、いろんな金融機関、郵便局、いろんな場所にそういったものを置かせていただいて、手に取れるような形で対応してございます。しかしながら、これが確実に全員に情報が行くかというと、これも完璧ではございませんので、亀山議員から一番最初ご指摘あったように、情報伝達という点ではなかなか難しい状況になっているというのは事実であろうかと考えてございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) これまでもいろんな課題の中に必ず情報伝達というお話が出てきて、ほかの議員さん方からもたくさん出ていると思います。なかなか、これ区に入っていても、回覧板を見なかったり、区に入っているから情報が全部行くかといえばそうではないかもしれませんが、なかなかこちらからの情報を聞いてもらえないという状態があると思いますので、市当局におきましては一層努力していただきたいということをお願いしたいと思います。 また、区になぜ新規加入者、今案内はしているというお話をしていますが、市当局としてはですね、なぜ新規加入者がないのか、また退会が多いのか、その辺について把握していることがあればお答え願いたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) まず、第一に言えるのは、質問の中にありましたように、冠婚葬祭が、以前であれば地域ぐるみの行事みたいな形で地域ぐるみで行ったというのがありますが、今は斎場等にお任せすれば全てやっていただけるということで、区に入っているメリットがないということが挙げられるのかなと思ってございます。 そして、もう一点は、若い人の意識の変化というのは当然あるのかなと。区の行事に参加する煩わしさとかと、そういったのが意識の変化があるのかなとも感じてございます。そのほか、あとは老老世帯あるいは高齢者単身世帯が増えて、なかなか区費が払えないというような状況もあろうかと考えてございます。昨年ですね、区長会のほうでそういった班別で区の抱える問題についての意見交換を行いました。その中で、区の加入促進についても話は行われましたが、現状としてアパートの人が入ってくれない。言っても入ってくれないとかという、いろんな悩みが出てきました。そういった点では、現実的にそういうような課題が浮き彫りになっているのかなと考えてございます。 ○議長(岩間勝栄君) 次の答弁をお願いします。総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 続きまして、消防団につきまして、消防団の加入率ですね。平たく言えば加入率についてご答弁申し上げたいと思います。 まず初めにですね、定数割れをしている分団の数というご質問でございますので、学区ごとに申し上げたいと思います。旭中学校区では、22個分団のうち定数割れしているのが、そのうち18分団ございます。 次に、鉾田北中学校区で、19個分団中、定数割れしている分団が10分団ございます。 次に、鉾田南中学校区では、25個分団中19分団が定数割れをしてございます。 最後に、大洋中学校区では、16分団中15分団が定数割れをしているという状況でございます。 続きまして、学区ごとの人数、充足率についてお答えしたいと思います。旭中学校区でございます。定数316人に対し、実数266人でございます。充足率が84%。 次に、鉾田北中学校区です。定数329人に対して実数312人でございます。充足率95%。 次に、鉾田南中学校区、定数460人に対して実数418人です。充足率は91%でございます。 最後に、大洋中学校区です。定数365人に対して実数が261人、充足率が72%。 消防団全体としまして、分団の定数が1,470人、それに対して実数が1,257人、充足率が86%になってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 予想はしておりましたけども、ほとんどの地区で分団の定数を割っているところが多いと。ただ、安心したのは、人数でパーセンテージで表しますと、私が想像していたほどひどくはないのかなというふうには考えたんですが、実際のところ、この定数割れ86%、14%足りない状況で、そういった市民の生命、財産を守る消防団がですね、活動について今現在支障があるのかないのか。ちょっと人が足りなくて支障がある、困っているとか、そういった問題があるかどうかについてお伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 実際の活動、これは平日のお昼、やっぱり勤め人が多いということで、なかなか集まれないということが現実的な課題であろうかと考えてございます。しかしながら、鉾田市の場合は分団数がかなり多いと。ですから、火事の対応等は、周辺の分団への応援とかということで、実際の消火活動とかそういう部分では大きな支障はないのかなと考えてございます。しかしながら、なかなか昼間の活動というのが難しいという状況は大きな課題でありますので、これは前々から言われていますように、消防団の合併ということではないですが、組織の再編等は本当に大きな課題であろうと、こう真摯に受け止めているところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) なかなか本当に私も消防を経験させていただいて、分団長までやらせていただきました。本当に昼間の訓練や活動にはなかなか参加が難しいと。しかし、地元で災害があれば何事も置いて一番に駆け込んでですね、地域のために汗をかいているのが消防団だと思います。なかなか団員に協力していただけないのは難しいというのは分かるんですが、活動しやすいような環境を整えていただいて、本当にね、災害があったときに活動できるようにしていっていただきたいと思います。 消防団は、私は地域の住民の生命、財産を守るという仕事のほかにですね、地域の若者のコミュニティーの場だと。先輩が後輩を教える、後輩を引っ張っていく、そしてまた後輩たちは先輩に倣って地域をつくっていく、そういった勉強の場とも私も思っております。私も20歳で消防団に入って、いろんないいことも悪いこともありましたけども、本当にたくさん学ばせていただきました。操法大会においてはですね、本当になかなか自営業者が多い消防団員の中で、やっぱりチームプレーといいますか、一緒に、共に同じ目標で汗をかく、この難しさ、大変さ、そしてその苦労を超えて、世代を超えて、地域の輪ができていったというふうに実感しております。そういった地域のコミュニティーを支えている消防団にどんどん若い人が入っていかない。もう少しですね、魅力ある活動ができないかなというふうにいつも考えているんですが、行政サイドとしてはですね、そういった実際の消防活動以外に、もちろんそれがメインではありますが、そのほかに活動に対してですね、いろんなことをしているのかどうか。私が入った当時はですね、旭地区では分団員同士の交流もたくさんありました。最近聞きますと、そういった他分団との交流なんかもないみたいなんですが、その辺についてどのように考えているか、お伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) おっしゃるとおり、他分団との、昔は本当にいい時代だったのかなと思います。そういう点でいうと、入らないというのも消防団に関する大変さとか、そういうのが分かっていて、なるべくそういうのはやらなくてもいいやという若者が現実的には増えてきているのかな。あまり若者がこういう徒党を組んで一緒に行動するというのが苦手な若者が増えてきている。これは市役所の中なんかでも思うんですが、昔はよく先輩、後輩でお酒飲みに行ったりとかという、よくありましたけど、今はなかなかそういう若い人同士の、そういったあれも減ってきているという話も伺ってございます。どうしても行政がやるのは、消防団に対する資機材の充実あるいは訓練、そういったものが主になってございます。そういう中で、各分団の、支団の中での分団長同士の交流等は行っていますが、本当に分団員同士の交流まではなかなかできていないのが現状でございます。そういった何か魅力的な、消防団が魅力的なものになるような活動があればいいかなと思うんですが、ぜひ何かいいアイデアがあればご提言をいただければなと思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 本当に今若い人たちは難しい時代でですね、なかなか趣味も多様ですし、先ほど部長が言ったように酒を飲むということも今あまりしなくなってきたと思います。地元の分団を見ましても、宴会は極力なくして、何かおいしいものをみんなに、夕食会みたいなことをやっているような形をよく聞いています。やっぱり私なんかが入ったときには、いろんな村全体での行事ごと、イベントごともありましたので、例えばソフトボール大会だったり、学区のゴルフ大会だったり、そういったなかなか鉾田市全体で交流事業を消防団がやるといったときに行うことは難しいと思いますが、小学校単位だったり地区単位でやる場合ですね、そういった分団長さん方からアイデアが出れば、ぜひそういうのに応援していただきたいなというふうに思っております。 では、次の質問をお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 続きまして、防災士認証制度についてご答弁申し上げたいと思います。 まず、防災士の認証につきましては、日本防災士機構による認証ということで、国家資格ということではなくて民間資格であるということはまずご理解いただきたいなと思います。それで、どういう形で認証ができるかというと、4日程度の講習を受けていただきます。これは救命救急講習も併せた形での講習を受講していただく。そして、試験を受けていただくということで、8割の試験で合格して認証が与えられる。防災士に認証登録をすることができるというような流れでございます。市としましては、このテキスト代、受講料、登録料といった費用全額を補助しておりますので、ぜひともこれは積極的に認証登録を受けていただければなと思ってございます。 ちなみにですね、防災士の認証の特例といいますか、資格取得の特例がございます。それを申し上げたいと思うんですが、亀山議員、先ほど消防団長というお話がございました。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎総務部長(関谷公律君) ああ、分団長。消防団の分団長以上経験者は、研修免除、救命講習免除、資格試験免除で、同額のお金を払ってもらえれば認証を受けるということができますので、ぜひとも登録いただければなと思います。その費用に関しても市が全額補助いたします。そういった特例もございます。当然テキストとか読んでもらって、実際にできるようにしてもらわなくちゃいけないんですが、資格を取るだけではいけないんですけど、そういった特例もございますので、ぜひ活用いただければと思います。 それと、次に防災士の役割でございます。防災士を取ったからといって、こういったことをしなくちゃいけないという縛りがあるものではないということをまずご理解いただいた上で、期待される役割ということでご答弁申し上げたいと思います。防災士につきましては、平常時、平時の活動としては、自分と家族を守る、まず自助の取組、それと自宅の耐震補強、家具の固定、物資の備蓄など、まず自主的に進めていただく。それを親戚、友人、知人、そして地域において防災リーダーとして防災啓発、訓練を実施するリーダーとして活躍をしてもらうということが期待されております。そういったもので防災士、亀山議員の質問にありますように、自助、共助、協働のリーダーとしての役割が期待されているものでございます。鉾田市では、そういった補助制度を設けております。区長さんあるいは消防団員さん等にそのあれを促していますが、残念ながらか、いいことなのか、今年度については2名の方が受講して登録をしてございます。そういった地域の防災リーダーとして期待される防災士につきましては、市としても積極的に支援して、その数を増やしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) まず1点、今現在ですね、鉾田市内に何名ぐらいの防災士さんが登録しているのか。あとですね、今部長からあったとおり、そういった特例の制度もありますし、全額、資格取るのにも市のほうで補助をしてくれる。本当に地域を支える防災士さんをですね、育てようというのは非常にいいと思います。ただ、今回私も調べさせていただいて初めてそういった免許を取るに当たって特例というのがあるというのを初めて聞いたんですが、なかなか私も前々からこの防災士という制度がありますのを知っていましたし、また旭地区では、地区によっては区長さんがですね、声をかけてみんなで取ろうよということで企画している話も聞いたんですが、なかなか4日間の講習を受けて、そして学科試験を受けるとなると、なかなか皆さん、幾ら無料で受けられるといっても、進んでいないのかなというふうに思っています。この分団長経験者は、申込みをすれば市のほうから、経験者ですよという多分証明書が発行されるのだと思うのですが、それを添付すればなれると。そうすると、一度消防から離れた人たちも、防災に対してですね、もう一度地域での防災を目に向けるのかなと思いますので、この周知がですね、多分ほとんど分かっていないと思うんですよね。私気になって、これまでも一般質問で先輩議員からありましたけど、そういう話もなかったですし、この辺の周知についてですね、どのようにやっていくかお願いしたいのと、人数今どのぐらいいるかについてお伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 正確な人数というのはちょっと、先ほどのようにみなしで取れる方、消防団員のほかに消防吏員、市長みたいな人ですね。そういった方が取れるので、ちょっと正確な数字は、これはまだ2桁ぐらい、三十数名だというふうに聞いているところでございます。これは申し訳ございません。正確な数字ではございません。 それとですね、周知ですね、これも改めて質問を受けて、こういったあれがあるということであれば、今までは現役の分団員等にしか周知をしていなかったということがございます。そういった面で言うと、どの程度まで遡るかというのは分かりませんが、過去の分団長経験者で既に消防団を引退された方、そういった方たちにも周知をして、積極的に取っていくべきかなという考えが、今ちょっと改めて思い浮かべたので、令和2年度に対しては、どこまで遡れるかは別にして、当然市の予算も限りがございますので、100人も200人もって、受け入れ側もそれもありませんので、どの辺まで周知するかは別にして、ちょっと分団長経験者等にもお声がかけられるような形でやっていきたいなと思っています。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) ぜひですね、先ほどの周知の話ではないですが、広報や何か使うのだけではなくてですね、鉾田市内には消防団分団長経験者のOB会、同期会みたいなものがありますんで、市長の特別な配慮で、市役所の職員が事務局を務めている地区も多くありますので、ぜひそういったOB会でですね、声をかけてもらう等していただいて、いま一度地域の防災について皆さんに見てもらうように心がけていただきたいと思います。 次の質問をお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) では続きまして、行政区の区長さんの処遇と役割についてご答弁申し上げたいと思います。 まず、行政区長さんの処遇でございます。今回も条例等で非常勤特別職の報酬等条例、改正をお願いしているところでございますが、これは地方公務員法の本文の改正ということではなくて、その解釈の厳格化ということで見直しがされ、そういった専門的な知識を有して助言、諮問に対する助言とか、指導とか、そういった調査とか分析とかする人を、本当の専門的な役割の人に限定するということになりましたので、これは国、県を通じて自治会長さんや行政区の区長さん、そういった方は今回の非常勤特別職には該当しないよということになりました。しかしながら、今までの地方公務員法に基づく非常勤特別職という扱いではありませんが、処遇については市としては全く変わらないと。今まで報酬で払っていたものを報償費で払うということで、額についても同額でお願いしてございます。それと、今までは非常勤特別職という扱いでしたので、行政区長、市が委嘱する行政区の区長の、例えば区長会に出席した際の事故に遭った場合の補償というのは、非常勤特別職の非常勤公務災害のほうで適用したんですが、これも同等の民間の保険会社に保険で加入して、同等の補償をするということで考えてございますので、全く変わらないということでご理解をいただければなと思っております。 続きまして、役割についてでございます。区長さんというのは二面性あると思います。1つは地域、行政区ですね、行政区という一つの組織、これは任意で組織、各地区でつくっている組織ということで、それぞれ規約に基づいて区長さん、多分総会で選出されて、区長さんということで、地域の代表者ということで、いろんな地域活動のリーダーとしての役割があろうと思います。2つ目としては、市との関係で申し上げますと、鉾田市行政区規則で区長の役割等が書いてございます。その中で、区長は区を代表し、市と区民相互間の連絡調整を図り、区住民の福祉増進に努めるとし、行政に協力するものとするということで、市としては行政と住民のパイプ役を担っていただくということで、行政区で選出された区長さんに区長という役職を委嘱しているということでございます。そういった点で、区長さんの役割は、地域と行政のパイプ役、そういった重要な役割を担っていただいているということで、今までどおり変わらずご協力をお願いしたいと思ってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 今一番心配していたですね、区長さんの処遇がですね、大きく変わってしまっては、本当に一番地域でも苦労なされて地域のリーダーシップを執っている区長さん方がですね、どうなるのかなというのはちょっと不安がありましたけども、特別公務員ではなくなりましたけども、処遇的には変わらないということで安心しました。本当に各地区ですね、区長さんがリーダーシップを執っていただかないとなかなか進まない問題もたくさんあるかと思います。この区長さんのなり手もなかなかないというお話を聞くのが現状だと思います。なかなか本当に地域のコミュニティーの主役、市とのパイプ役であるですね、区長のなり手がない。これについてもですね、いろいろ区長さん方にお話聞いても、何で俺たちがこんなことをやらなくちゃいけないんだというお話をよく聞きます。この辺の改革等もですね、行政側では進めていかなければならないというふうに思うんですが、本当に区長さんがこれだけ、あまり皆さん好んでやらない職務になってしまったということで、非常に行政側の問題もあるかと思うんですが、その辺についてどのように捉えているか、お伺いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 行政と市民をつなぐパイプ役ということで、確かにいろんなお願いをしている状況にございます。そういった点で、本当に区長さんに頼まなくちゃいけないのか、そういった仕事はやっぱり精査していく必要があるのかなと思ってございます。例えば全地区的に統計調査員さんとか、これはかなりの人数が必要になります。そういった部分に関しては、本当に区長さんの協力を得て選んでいかなくちゃならないと思うんですが、特定の委員を推薦してもらうのに区長さんにお願いしてもらうとか、そういったのも現実的にあろうかと考えてございます。行政でできることはやっぱり行政がやると。その辺は何でもかんでも区長さんにお願いするという点は見直さなくちゃならないので、これは区長会議の中でもそういった話出ていますので、そういったものをしっかり見直さなくちゃいけないだろう。あまりにも過度の負担をかけるのはいかがなものかと考えていますので、見直せるべきことは見直していかなければならないと考えてございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 我々議員のように自分で手を挙げて選挙で戦って選ばれたものであれば、やはり市民の皆さんから批判を受けても、これはもう自分の仕事がきちんとしていないからだということでできますが、本当に地域から、また行政側からお願いされて受けた区長さん方が、いろいろ批判されるというのは、ちょっと門違いなのかなと。この間あった報告会でもですね、区に入ってないから、おまえらの言うことは聞かないと言われるんだみたいなお話を聞いたんです。これはもちろん区長さんが言うのは当然だと思うんですよね。自分の区に入っていない人のことをやるということは、またこれもお門違いな話で、それは違うと思いますので、そういったことで区長は何もやってくれないという批判を受けたりですね、また先ほどいろんな役員の人選の話もありましたが、地区の内情を一番知っているのが区長さんなので、区長さんに私も相談するのは一番いいと思うんですよね。でも、その役決めを区長さんに見つけてきてくれというお話をすると、やっぱり区長さん方に非常に負担をかけてしまっているのかなというふうに思っていますので、そういったことまで、結局次の役員さんが見つからなくて、自分でほかの役も受けなくちゃいけなくなって、現実的に受けなくちゃいけなくなって受けている区長さん方も、2つも3つも役を最終的にはやっているという区長さんも見受けられますので、そういったことを周りで見ていると、なかなか次の役員さん、区長さん方は受けてもらえないからどんどん区長さんを嫌がる人が多いのかなというふうに思っております。ぜひですね、その辺の処遇のことをもう少し考えていただきたいなというふうに思っています。 では、次の質問お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 次は、災害時の自助、共助、協働についてはどのように考えているかということでございます。これは今までいろんな場面で発言をさせていただいておりますが、やはり大規模災害、亀山議員の質問の中にもあったように、大規模災害、特に初動対応というのは、行政機関、どうしてもこれはなかなかやっぱり一気に大規模災害になればなるほど、これはなかなか難しいということで、これはいろんな今までの阪神・淡路大震災や、以前お話ししました長野県の白馬村の問題、そういった点で公助の限界というのは当然、指摘されているというのは当然のことだろうと思っております。そういった点から、自分の身は自分の努力によって守る。この自助の考え、あとはふだんから顔を合わせる隣近所、地域でのつながり、互いに協力し合って防災活動に組織的に取り組む、この共助というのが本当に災害の規模が大きくなればなるほどこれが大事であると。これが安全安心に暮らせる地域コミュニティーの基盤ではないかというふうに考えてございます。 そういった点で、自主防災組織、鉾田市ではほぼ全域に自主防災組織という名前では結成されておりますが、具体的な活動等については何をやっていいのかというようなのは地域でも現実的には分からないということもございますので、地域防災計画の中で、その地域において地域の防災計画がつくれるということになっていますので、そういったのを地域の災害時の行動計画、これは本当に難しいものをつくろうと思うとなかなかやっぱり毛嫌いといいますか、最初の段階でいいよという形になってしまうので、なるべく簡単な、誰が、老老世帯の人がここにいるとか、要介護者がここにいるとかというのを地域で当然把握していると思いますので、そういった人を誰が助けに来るのか、地域の危険箇所はこういうところだとか、そういった防災マップをつくるとか、そういった地区の防災計画の作成という視点で地域に入っていきたいなと考えてございます。その際の支えるリーダーというのは、先ほど申し上げました防災士、そういった方がリーダーになっていくべきだろう。その件まで区長さんにお願いすると、なかなかこれも立ち行かなくなると思いますので、そういった点でリーダーとなるのが防災士なのかなと思っていますので、併せて防災士の認証登録、この辺についても進めてまいりたいなと思ってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 今お話が出ました鉾田市の地域防災計画、これにも本当に自主防災組織という言葉がたくさん出ております。今見ていましても随分いろんな箇所で出ております。今自主防災組織が各地区にあるというお話を部長からいただいたんですが、私自身大変勉強不足で、どの地区にどういう自主防災組織があるのかは分かりません。その辺についてもうちょっと詳しく説明お願いしたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 東日本大震災以降ですね、国のほうでは自主防災組織をつくれという流れになります。ちょっと経過を話させていただきます。特に茨城県においては、これが断トツに低かったという状況が5年前ぐらいの段階でした。その際、県のほうもやはり国のほうから言われて積極的に登録を推奨しろということでありました。鉾田市はその中で断トツにビリのほうで5%ぐらいの組織率というような状況だったんですが、そういった中で県のほうも既存の組織、行政区単位で自主防災組織にしてもいいよと。新たに立ち上げなくていいという流れがありました。鉾田市としては、今の行政区単位で自主防災組織という形を取ってくださいという形で、例えば地区での防災活動、炊き出し訓練をやっている、あるいはそういうお話をしたと、そういうような計画が一つでも入っていれば自主防災組織として認めるよというような県の流れがあった関係で、ほぼ全区が何々区自主防災組織という形で登録はされているという状況で、箕輪もそのように形上はなっています。これはいろんな議員から指摘されるように、実態がないというのが現状ですので、市としては過去2年間、区長会議の中で自主防災組織の研修会等をやっています。こういった行動計画をつくりましょうということで、手挙げ方式でやっていたんですが、とりあえずなかなか挙がってこないので、今年度はちょっとモデル的に1区入ろうということで1か所入っています。幸いもう一か所が手が挙がったので、2つ目の区もそういったところに入っていくという状況です。現状としては名前はありますが、実態は、実効性という点ではなかなか難しいという状況でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) 本当に実態はないですよね。135全てにあるというお話ですが、実態は。区長さんは多分認識しているかと思うんですが、区民の皆さんは認識していないのが現状なのかなと。そういう中でもやっぱりこの間のような台風災害があったりしたときに、やっぱり区長さんがリーダーシップを執っていろいろ活動していただく。私の地元であります箕輪区においてもですね、自主的にコミュニティーセンターを避難所にさせていただいて、市長のほうも素早い対応をしていただいて、毛布や避難物資をですね、集めていただきました。本当にふだんの付き合いがあれば、そういった共助、公助もですね、そういう形で進んでいくかと思うんですが、なかなかそういう地域コミュニティーがないと、たまたま今回箕輪地区も被害があったところは皆さん区にも入っていますし、誰がどこに住んでいるか分かっている家庭が多かったので、いち早くですね、皆さん行動していただいたんですが、本当にそういったコミュニティーがなくなっていくと非常に大変だなというふうに思っております。 では、次の質問お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) どういうふうに地域コミュニティーを支援し、維持するかというご質問でございます。これは本当に現実として、いろんな意味合いで加入者が年々減っているというのは、これは現実的でございます。それは経済的事情あるいは後継者がいない、そういったいろんな事情があろうかと思います。そういった点からいうと、今ちょっと議論になっています一つの自主防災組織という防災あるいは共助、そういったのが一つの理念として、当然自主防災組織は、区に入っていない人も一緒になって活動していかないとならないと思うんですね。いざ災害が起きたから、区に入っていない人は関係ないといって助けないというわけにはいかないと思います。そういった点で、新たな自主防災組織あるいは非常時の自助、共助ということで、そういったのが一つのテーマとして地縁が、新たな地縁といいますか、地縁ができていくのが理想形かなと思ってございます。 そういった点で、これも繰り返しになってしまいますが、そういった実態のある、実効性のある自主防災組織にしていくためにぜひ努力していきたいなと思っております。その点から、昨日ですね、昨日といいますか、以前ほかの議員から提案がありましたように、原子力広域避難計画、これはその対象エリア、34行政区ありますが、これ3か月だとちょっとはっきり言って厳しいんで、来年1年間かけて全地区、原子力の広域避難計画の説明かたがた自主防災組織についての説明をしていきたいなと考えてございます。そういった中から徐々に、一気にというのはなかなか難しいんですが、成功事例を立ち上げていって全市に広げていきたいなと考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) まず、自主防災組織をですね、どのように育成していくかというのが本当に一番課題であると思うんですよね。今お話があったとおり、区長のなり手もない、そして消防団の担い手もいない、PTAすら入らないという時代の中で、共通して言えるのは、やっぱり大規模災害や災害があったときに、やはり共助でみんな隣近所合わせてですね、一緒に活動をしていかないとなかなか自分の生命、財産守っていけない、そういう時代だと思います。そういうことだと思いますので、今避難計画、我々にも来ていますけども、本当にこういった中で、言い方は悪いですけど、架空の自主防災組織を活用して避難をするとか、活動する。また、この原子力災害もそうですよね。同じように架空の自主防災組織を使って避難する。これは絵に描いた餅で、中身はすばらしいと思いますが、実際活動する人がいない、リーダーになる人もいない活動計画なのかなというふうに考えていますので、やっぱりどのようにやっていくか、そして行政として位置づけしていくかが非常に大事だと思いますし、区から抜けていく中ででもですね、一つの新たなまたコミュニティーとして進めていただきたいと思いますし、また先ほど分団長経験者であれば、防災士の資格がいただけるよと。我々の少し下の世代までもですね、消防分団長までやった人たちは、地域にみんな思いがある。この地域を何とかしなくちゃいけないという思いがある人たちが多数いるんですよね。私のときのOB会も、何名かは抜けましたが、一緒にこの旭地区を何とかしていこうよという話をいつも、年に数回集まるときに話が出ます。そういう方々に各地域でまた中心になっていただいて、各世代がいますから、各地区でそういう人たちを掘り起こして、地域防災からですね、地域のコミュニティーをもう一度直していただく、形成していく、そういったことを市長がですね、リーダーシップを執っていただいて、声をかけていただいて進めていただければなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) もう今日は亀山議員には私の答弁がないのかと思って心配した。ありがとうございます。私もですね、本当に資格の特例に入っております。そういう中で、亀山議員がおっしゃったとおり、今各消防団においても、そのOB会の中で、その時代時代のあります。そういう中で、今いる消防団幹部の方々も含めてですね、そういう部分で認識を持てば、また違った角度でまた防災等、また行政の今後についても一体感が持てるのかなと。ですから、心配な部分が少しは排除できるんかなと思っております。そういう部分で、やはり行政につきましては区長さん、防災、災害につきましては消防団というのは、これは誰もが認めてございますんで、その方々にですね、もう一度力をかりて、そのような体制をつくっていきたいと思います。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 亀山 彰君。 ◆6番(亀山彰君) ぜひですね、地域コミュニティーをもう一度形成して、今6割切っている組織率もですね、防災組織には7割入っている、8割入っていると。しっかり地域のコミュニティーが取れるような、そういう鉾田市にするべくですね、活動していっていただきたいと思いますし、私もそれを担っていきたいというふうに思っています。なかなか4日間、時間取るのは大変なので、私も防災士にはちょっとチャレンジできないなというふうに思っていたんですが、特例があるということですので、私すぐ申し込もうかと思うんですが、市長も一緒にどうですか。申し込まないですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私もですね、その時間が取れるならば、同じような気持ちでしたいと思います。以上です。          〔「以上で質問を終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 以上で亀山 彰君の質問を終了します。 10分間休憩します。                午後 1時53分休憩                                                        午後 2時05分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、水上美智子君。          〔10番 水上美智子君登壇〕 ◆10番(水上美智子君) 10番水上美智子です。議会を傍聴いただき、大変にありがとうございます。通告に従い、ただいまより4項目8点の一般質問を行います。 1項目、教育環境の充実について3点お伺いをします。1点目、本市における小中学校の体育館、特別教室、理科室、音楽室、美術室、家庭科室、技術室の空調整備はどのようになっていますか。本市の状況をお伺いします。 2点目、文部科学省の令和元年度補正予算として、体育・スポーツ施設の防災拠点等の環境整備事業(学校施設環境改善交付金)があります。補助率は3分の1で、整備例として空調、開放シャワー室、救援物資の集積所、炊き出し、支援物資保管、停電時の自家発電施設等があります。体育館の空調整備も対象になっております。そこで、この事業を活用して本市に取り込むことができないか、お伺いします。 3点目、令和元年度補正予算案において、文部科学省のGIGAスクール構想で、児童生徒向けの1人1台が端末を持つ教育環境の整備があります。市長の所信表明の中で、本市も取り組んでいきたいとの説明がありましたが、その事業の概要と現在の本市のICT環境の現状をお伺いします。 2項目、枝粉砕機購入について2点お伺いします。1点目、廃棄物対策事業の中で、本市は減量化を目的として剪定枝粉砕機等購入の補助事業を行うとの説明を伺いました。そこで詳しく事業内容をお伺いします。 2点目、令和元年9月第2回の私の一般質問で、ごみの資源化や減量化につながる一助として、枝を処分できる機械を購入して無料で市民に貸し出しをしてほしいと提言をさせていただきました。市長の答弁は、ニーズがあるならば他の自治体を研究して検討していきたいと述べておりました。そこで、検討はどのようになったのか、進捗状況について市長にお伺いします。 3項目、通学路の安全について2点お伺いします。ここで、議長の許しを得て数字の訂正をお願いしたいと思います。1点目、鉾田市内の通学路対策箇所は、市のホームページの通学路交通安全プログラムを見ますと、旧旭地区38か所、旧鉾田地区44か所、旧大洋地区25か所あります。鉾田市全体で107か所あります。その中で何か所対策をされましたか、お伺いをします。対策年度で空欄になっているのは、まだ対策がされていない未対策の箇所ということでしょうか、お伺いします。 また、対策箇所位置図を見ますと、とても見づらく分かりにくいと感じました。行方市や大洗町の対策箇所図と比べてみますと、対策メニューと位置図の写真がどのように危険なのか一目で分かるように掲載をされていると思います。本市は写真を大きく掲載された位置図になっていますが、行方市や大洗町のようにもっと見やすくなるように協議検討していただけないか、お伺いします。 2点目、本市における通学路の危険箇所の整備において、場所によってはなかなか対策ができずに遅れているのではないでしょうか。そこで、通学路の安全について市長の見解をお伺いします。 4項目、ホームページの活用について1点お伺いします。人口減少対策事業の一つとして、本市は今年度、移住定住促進事業の中でPR動画を作成すると総務部長から説明がありました。そこで、その事業の内容について詳しく説明をお伺いします。以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(岩間勝栄君) 水上美智子君の質問に対し答弁を願います。教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 1項目め、1点目についてご答弁申し上げます。 小中学校の体育館、特別教室の空調の整備状況でございますが、体育館につきまして、旭中学校では建設時に空調も整備することができましたが、そのほかの小中学校について整備はなされておりません。 次に、特別教室につきましては、鉾田北小学校、鉾田南小学校、旭中学校区4小学校、中学校4校で整備していますが、大洋中学校区4小学校は未整備となっております。大洋中学校区4小学校は、平成30年度に普通教室の空調設備整備として閉校するまでの期間、リース契約を締結し、稼動をしております。今後、令和4年4月に開校する予定のですね、大洋中学校区統合小学校につきまして、これまでの統合小学校同様に全教室に整備してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 今回この質問をするに当たり、文部科学省のホームページを検索させていただきました。その中で、令和元年9月1日現在でありますが、体育館における空調整備の設置数ですね、これが県別で紹介をされております。その中で茨城県の状況を見ますと、これ県別なので、市町村別には載っていなかったので、県別の状況の中で878の保有室数ですね、その中で全体で8か所ということで、設置率はもう1%にも満たない0.9%であることが現状が分かりました。そういう厳しい状況の中、今回特別教室におきましては、市町村別に載っておりました。そこで今回このような質問をしたんですが、市町村別で鉾田市は、全部で特別教室が127あると書いてありました。そこで、設置数は令和元年9月1日現在で110であり、残り17が未整備というふうに載っておりましたので、そこはどこなのかなということで、今教育部長の答弁によりますと、大洋地区における4小学校ですか、そこが未整備であるということで、その17はそれで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 議員おっしゃるとおりでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) ありがとうございます。このように細かく載っておりました。そういう中で、2点目にも言っているのでそちらをちょっともう一度答弁を聞いて、また質問したいと思います。 では、2点目の答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) それでは、2点目についてご答弁いたします。 国の令和元年度の補正予算の中に、社会体育施設の防災拠点等の環境整備が含まれておりますが、現在市内の社会体育施設は指定緊急避難場所には位置づけられてございません。防災拠点としての指定はなされていないというところでございます。今後ですね、社会体育施設の空調設備を補助事業として行うには、国土強靱化計画に盛り込み、防災拠点としての位置づけが必要となります。しかしながら、整備費や維持費の問題もございますんで、今後多方面から検討する必要があると考えているところでございます。以上でございます。
    ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 今この学校施設環境改善交付金、これは6億3,000万円の予算が今回盛り込まれております。その中で先ほど部長が言われたように、災害時に防災拠点、また避難場所として利用される体育館、そしてスポーツ施設の耐震対策や避難所としての機能強化を図り、そして防災・減災対策として行うというこの事業内容であります。その交付金、この交付金を活用して体育館の空調整備ができるのであればと思って、私文部科学省のほうに電話で連絡をさせていただきました。そのときの電話を対応してくれた方は、私は鉾田市のこういう者ですと言いましたら、手を挙げていただかなければまず進みませんということで、まずは手を挙げていただきたいというお答えだったと思います。そういう意味でも様々な、先ほど3分の1の補助率ということなので、やはりこれはなかなか自主財源がないこの鉾田市にとっては、厳しいものなのかなと思いますが、国としてはしっかりとこのように補助を出しているということも現実でありますので、そこをもし活用できて、児童生徒ですね、その環境整備が整えば、これはありがたいことかなと思いまして、今回質問をさせていただきました。 そういう中で、昨年の鉾田市の平均気温、これは気象庁のほうのデータを見ますと載っております。5月は33.7度、7月は36.1度、8月は36.4度、9月は34.2度というデータであります。体育館におかれますと、これはもっと厳しい気温の上昇になっているのではないかと思います。そこはしっかりと学校の先生方も気温を測りながら、子どもたちの生活環境を損なわないようにしっかりと指導はしていると思いますが、こういう厳しい現状が今あるということもしっかり踏まえながら、もしこの事業が少しでも使えるのであればということで質問しましたので、この交付金のことについては担当部長のほうも把握はしていると思いますけれども、こういうので試算みたいなものはしたことはないでしょうか。先ほど維持費やらいろいろ経費が厳しいということの答弁はありましたけれども、そういう試算などはされた経緯はあるかどうか、そこの点1点お願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 細かい試算等はしてございませんが、一般的な、例えば大洋中学校の体育館ぐらいの程度だと、よく言われているのは1億円ぐらいかかるんだろうという話は聞くときがございます。正確ではございませんが、そのぐらいかかるんだろうというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 今正確な数字ではないが、しっかりと担当部長として試算をして1億円という金額が予算としてかかるのではないかという答弁でありました。 そこで市長、これ喫緊の課題だと思うんですけども、自主財源が少ない、そういう中で今回施政方針にもありますが、選択と集中、この視点で令和2年の予算編成がなされました。その中でも市長は、教育環境の充実に力を入れることにすごく今回所信表明で言われております。そういう中で、次代を担う子どもたちに希望のある環境の充実として、ぜひ前向きな検討を市長としてもしていただけないか、ここで答弁をお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私も執行部も常に前向きな行政を推進しておるところでございますけれども、今水上議員のほうからは、いろんな部分が不満の部分だと思っております。そういう部分で私もいろんな予算を編成した中で、今の部分につきましては今後ですね、今まで以上の精査の仕方をしながら重点的にしてみたいと思っております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 先ほど答弁しましたのに誤りがございましたので、申し訳ございません。訂正させていただきます。 先ほどですね、市内の社会体育施設は指定緊急避難場所には位置づけられておりませんという答弁しました。間違っていました。位置づけられておりますがと訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 今回自主財源では厳しいというのは、重々分かっております。ただし、国としてもしっかり交付金を促しているということも事実でありますので、しっかりとこれ喫緊の課題であると私は認識しておりますので、前向きなご検討をよろしくお願いいたします。 次の答弁をお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 1項目め、3点目についてご答弁申し上げます。 本市の学校におけるICT環境につきまして、平成26年度から平成28年度に小中学校にパソコン教室を整備し、これに伴いタブレットパソコンを導入することにより、パソコンが身近なものとしてなれ親しむことのできる環境を進めることができました。さらに、令和元年度には、普通教室に大型モニターを整備して、普通教室でICTを活用した学習ができるようになりました。今回の国のGIGAスクール構想は、グローバル化する社会や急速な情報化社会の進展により、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化しており、これに伴い、世界規模の最先端の教育を実施していくことを目的としたものでございます。具体的には、児童や生徒に1人1台の端末を整備することで、子どもたち一人一人の資質や能力を育成するとともに、教員が児童生徒一人一人の習熟度が把握できること、インターネットにより調べ学習など、これまでにない効果ある学習を実現するために行う事業です。本事業の整備につきましては、本定例会において補正予算を計上させていただいており、令和2年度の完了を目指すものでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) ありがとうございます。部長のほうから今目的、そして令和2年度にはこの事業が完了するという答弁をいただきました。そういう中で、これもいち早く、文部科学省のホームページを見ますと詳しく載っておりました。そういう中で、このGIGAスクール構想、これはハード面でICT環境整備の充実ということで児童生徒1人1台コンピューターを実現ということで、1台当たり4万5,000円ですか、この補助があると書いてありました。また、先ほどの部長の説明で、令和元年度一般会計補正予算(第4号)、この繰越明許でやりたいということで説明も聞いております。 そういう中で、やはりその数字を見ますと、小学校の教育用コンピューター整備事業、備品購入費は1億1,346万8,000円、また中学校教育用コンピューター整備事業の備品購入費は6,483万9,000円、非常に金額も、整備費もかかっているという現実を見ました。そういう中で、国からの補助率ですね、これがやはりちょっと今、文部科学省のインターネットで出すとこういうふうに載っておりますけれども、しっかり部長のほうから、国からの補助額はどのくらい金額が出るのか、そこを詳しく教えていただきたい。そして、市の持ち出しは全体の中で何割くらいになるのか。これをお伺いしたいのと、また小学校は何台、中学校は何台くらいの備品が入るのか、そこも分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) まず、財源についてでございますけれども、財源について全て整備するのに約3億8,000万円の予算を計上してございます。内訳としては、3つございまして、ネットワークサーバー等のリース料、2つ目が工事請負費として無線LANネットワーク等設置工事、電源キャビネット設置工事と。3つ目が先ほどお話がありましたタブレットパソコンの購入費という3本立てになっています。そのうち一番最初にお話ししましたネットワークサーバーのリース料については、これは単独費しかございません。補助がございません。次に、工事費でございますけど、これは2分の1の補助になってございます。それから、備品購入費が3分の2の補助になっています。限度額として、先ほど議員おっしゃるとおり4万5,000円までが限度額でございます。これを超えた分は単独になります。 それでですね、最終的に市の持ち出し、どのぐらいの補助率になるかということでございまして、あと1点はですね、補正予算が今言った工事請負と備品購入には補正予算債が適用できます。こちらが交付税措置分が約60%ございまして、この2つ、補助という角度で見れば備品の金額、購入できる金額によって変わりますが、おおむね6割程度は補助になるだろうと。4割が単独という形になると見込んでおります。 それからですね、端末、数でございますけれども、ちょっと中学校と小学校を分けてなくて申し訳ないですけど、足して約3,200台ぐらいですね、これを購入する予定でございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) ありがとうございます。詳しく説明。 そういう中で、文部科学大臣のほうから、このGIGAスクール構想の実現に向けてメッセージが送られております。そこで、抜粋してここで紹介をさせていただきます。「今回の補正予算は、すでに児童生徒3人に1台という地方財政措置で講じたICT環境整備に取り組んできた自治体、またこれから着実に整備に取り組もうとする自治体を対象に、1人1台端末とクラウド活用、それらに必要な高速通信ネットワーク環境の実現を目指すものです。そして、この実現には、各自治体の首長の皆様のリーダーシップが不可欠です。この機を絶対に逃すことなく、学校・教育委員会のみならず、各自治体の首長、調達・財政・情報担当部局など関係者が一丸となって、子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現に取り組んで頂きますよう、心よりお願い申し上げます。令和元年12月19日」とあります。そういう意味では、鉾田市は今回このGIGAスクール構想の実現に向けてしっかりと取り組んでいるということで、大変に私、また全員皆様がこの事業に対して、執行部に対して評価を得ていると思います。この事業がしっかりと成功しますように心から祈念しまして、この質問を終わります。 次、お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 1点目の剪定枝粉砕機購入補助金の詳細についてご答弁申し上げます。 現在本市では、市内の各家庭から排出される生ごみの減量化と、これを堆肥化する資源化を図るため、生ごみ処理機やコンポスト等を購入された方に対しまして、鉾田市生ごみ処理機等購入費補助金交付事業に基づき補助金を交付してきたところでございます。新年度に予定しております剪定枝粉砕機等購入補助は、ごみの減量化と堆肥としての資源化が目的であり、生ごみ処理機等購入費補助金交付事業と目的が一致していることから、当該交付要綱の対象機器を拡充して、鉾田市ごみ処理機器等購入補助金として要綱の改正を予定しているところでございます。 交付要件でございますが、電気式生ごみ処理機が購入価格の2分の1相当額、上限を2万円しておりますので、剪定枝粉砕機につきましても、購入が4~5万円、園芸用の電動の粉砕機で4~5万円ですので、同様に同額を検討しているところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 1台の購入費は4~5万円ということで、理解してよろしいでしょうか。はい、分かりました。その中の生ごみ処理機も2分の1の補助ということなので、それに同じ剪定枝粉砕機購入も2分の1の補助にするということで決定されたということで理解していいですか。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 実際、新年度になってからですので、現在のところは予定というふうなことで考えております。そのような形で進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) すみません。部長、まだこれは今回の予算で提示されたものですから、決まっているものではないので、一応そのように考えているということで、すみません。そういう中で、まだ決まってはいませんが、そうしますと自己負担は4万円から5万円ですから、2万5,000円前後ということでご理解してよろしいでしょうか。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) そのような形でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 仮ですけれども、この機械の一応4万円から5万円する、結構高い値段だと思いますけれども、その機械の容量ですね、それはどのようなものか、今の時点で考えている、わかることを教えていただきたいと思います。そして、今年度は一応何台分くらいの予算を考えているか、そこもお伺いします。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 粉砕機の容量でございます。いろいろと粉砕機の中では20ミリだったり30ミリ、枝が粉砕できるというふうなことがありますので、それでメーカーでも4万2,000円であったり4万1,500円であったり、そういったものが出てまいります。それはあくまで今回の剪定枝、先ほど申し上げましたとおり園芸用で、しかも電気式というようなことで、一般の家庭の方でも使いやすい機器だと思っております。 予定している台数ですけども、何台というようなことはございません。現在生ごみ処理機の購入と、それと相まって、私のほうで想定しているのは、3台から5台ぐらいかなと。それはあくまで予算上、生ごみ処理機との兼ね合いもございますので、その中で私らの想定はそのぐらいを想定しているところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) これからですけれども、しっかりと粉砕機購入に対して市が補助をすると。今そのような方向で進んでいるという説明の中で、以前にも私、質問をしております。そういう中で、今回担当の方々でしっかりと協議して、本市としてはこのように進んでいきたいということで進めていただくかと思いますけども、やはりこの目的は、ごみの減量化、また資源化、これが目的だと思います。そういう中で、今回はあくまでも個人を対象に進めていくという理解をしたんですけども、その中で自治会、これ年に何回も使うものではないと思います。生ごみ処理機とはまた違う意味でニーズはなかなか、年に何回かなのかなと思います。月に1回にしても生ごみ処理機とは少し違うのかなと。そういう中で、今回個人を対象にやるということですが、共同で自治会とか、またボランティア団体とか、そういう方がもしこの補助を何とかならないかといった場合には、そういうことも考えているでしょうか、その点をお伺いします。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 議員がおっしゃられるように個人、今は生ごみ処理機自体は個人でございます。それは今後検討していく上で、議員がおっしゃられることも合理的な考えかなと思っておりますので、今後の検討とさせていただきたいと思います。          〔「次の答弁お願いいたします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 無償貸し出しの件についてご答弁いたします。 水上議員からは、これまで無償貸し出しについてご提言がございました。私どもも県内の全市町村を調査したところでございます。その中で、県内で唯一、水戸市において昨年8月から乗用車等にも積むことができる大きさの剪定枝粉砕機の無償貸し出しが始まったところでございます。水戸市の始まった要因としましては、旧内原町がこれまでごみは笠間市と一緒にやってきたものが、次年度からは旧常澄の下入野で処分することになります。そういったことから、これまで無償で取り扱っていたものがある程度の重さを超えると有償となるというふうな、そういった経緯から、その対応ということで貸し出しが始まったと伺っているところでございます。水戸市では、5台の粉砕機のほうを各庁舎に配備したところでございますが、一部の庁舎のみで数名が貸し出しを受けたと伺っております。しかしながら、返却された機器に不具合が認められて、現在その機器については貸し出しをしていないというふうな話を伺っております。 そういったことで、先ほど私どもが購入補助を予定している粉砕機と同等のものだと思われますし、そういったところではお貸しするにしても、貸し出す上で故障とか不具合が生じたり、そういったことがまま想定されますので、そういったことを踏まえますと、修繕費と費用対効果を検討しましたら、貸し出しではなく購入補助のほうがよろしいんではないかというふうなことで、いろいろ検討を重ねた結果、そのような形、購入補助に落ち着いたところでございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 部長、ありがとうございます。いろいろ県内の自治体を調べて調査していただきましてありがとうございます。そういう中で、水戸市が今5台の貸し出しをしていたということでありました。この質問は、平成30年12月の一般質問でも、この処分をできる機械を無料で貸し出しをしてほしいという提言をさせていただいた経緯があります。そのときには、埼玉県の坂戸市、そして白岡市を紹介させていただきました。今回やはりそういういろんな検討の中で、担当部の中でやはり先ほど無償で貸した場合のデメリット、これも今部長のほうから説明を受けました。そのとおりだと思います。そういう中でも、やはり先ほど、今回2分の1の補助、これも本当に大きいと思いますが、やはり無償で貸し出しをということで私も以前から提言をさせていただきましたので、本当に貸し出しをしてほしい方が、それを買えない、そういう状況に陥っては、やはり目的がどうなのかなと考えております。 そういう中で、今の状況では、先ほども部長のほうからありましたけども、個人対象のほかに、今後の課題として検討していくという答弁もありましたので、まずは今回この剪定枝粉砕機購入の補助をしていただけたということで、まずそれは感謝をしたいと思います。そういう中で、またニーズがありましたり市民の声がありましたら、また前向きなご検討をお願いしたいと思います。 では、次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 3項目め、1点目についてご答弁申し上げます。 初めに、通学路危険箇所一覧でございますが、全部で107か所掲載しているところです。対策箇所につきましては、65か所となっております。さらに、今年度9月時点で1か所を対策を講じましたので、合計で66か所となります。さらに、現在整備中の路線もありますので、対策箇所は増える見込みでございます。 また、空欄部分につきましては、議員ご指摘のとおり、未対策の箇所となっております。先ほど申し上げたとおり、整備中の路線もありますし、その他の路線についても関係部署において解消するための調整をしていただいているところです。 続きまして、位置図についてですが、見やすくするため、行方市や大洗町などを参考にしてですね、どのような地図を使用できるか精査しながら対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) まずは全体、旭地区が38か所あります。鉾田地区が44か所、そして大洋地区が25か所、その中で今部長の答弁によりますと、全体107か所中65か所、そして1か所をプラスして66か所が整備済みだということで理解をしてよろしいでしょうか。はい、ありがとうございます。そういう中で、空欄の部分はまだ未対策のところだよということで理解しました。 そういう中で、やはり先ほども行方市等のことを事例に申し上げましたが、やはり行方市はきちんと、空欄ではなく対策が進んだところは対策済みと、そのように書いております。普通の人が見れば対策年度が入っていないので、未対策なのかなとわかると思いますが、そこは対策済みであるということを一言記入をしていただければ、もっと理解度も上がるのではないかと今回感じました。 そういう中で、今回1つ、通学路交通安全プログラムですね、これは4年に1回合同点検を実施すると。その中で、まず体制としては、学校、道路関係者、警察、その他必要と思われる者が参加する合同点検であるというふうに載っておりましたので、そのその他必要と思われる者はどういう方なのか、もしわかれば、まずそこをお伺いしたいと思います。まずはお願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) その他ということでございますけども、要望にはいろんな角度がございまして、そのときそのときで関係する部署も変わってまいります。例えば県の工事事務所であったりとか、警察署も入っていましたかね、あったり、あと様々なところがございますんで、必要に応じて入ってもらうということになっております。それと、4年に一遍ということでお話がございましたけども、1年に1回点検はしています。それは中学校区ごとに4年に1回ずつ回しているということ、1年に1か所ずつ、中学校区ごとに実施しておりますんで、最終的に中学校を考えた場合には4年に1回というふうになっているということで、1年に1回は実施しております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) ありがとうございます。そういう中で、先ほど位置図の話を部長のほうにお伺いしました。そこで、この本市を見ますと、部長ももう見ていると思いますけれども、非常にこの図ではちょっと見づらいのかなと感じました。そういう点でも、今後行方市と大洗町はこのように1枚で対策メニュー、そして場所、写真、これが一つになっておりますので、本当に鉾田地区としてもこうやって大きく写真を掲載されて、これはこれでとても本当に親身になってわかりやすく載せているのかなというのは感じましたけども、またこれを非難ものではないんですけれども、このようにきちんとわかりやすく写真も、ちょっとカラーで出したものなどよくわかるんですけれども、このほうが見た方がやはりこれから春になりますと、新しく新入生も入ってきます。そのときに保護者の方も前もって危険箇所がどこにあるんだろうかと。必ず交通安全プログラムのこのホームページは見ると思いますので、そこをしっかりとまた協議した上で、これはこれでいいと思いますが、前向きに検討をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 そういう中で、先ほど107か所の中で、特に大洋中学校、どうしても私地元ですので、その中で感じたことをちょっと部長のほうにお伺いしたいと思います。例えば大洋中学校のナンバー12なんですけども、市道大洋0105号線とあります。場所は大蔵、かさいスタンド付近というふうになっております。そこで、通学路の状況としては、点滅式の信号はあるが、交差点の見通しが悪いと。そこで、対策内容として看板を設置した。これは平成28年度に鉾田市が事業主体でやって、これでもう対策は完了しているというふうに、この表を見ると感じます。そういう中で、実際あそこを通ってみますと、本当にあそこは狭い。県道でありますけども、中学生が通り、そして大型の車ですね、車が通ったときに、歩道がありませんので、とても危険な箇所の一部であります。ここだけ見ますと、そこは通学路の安全プログラムの対策箇所には載っていないというふうに、そこはもうこれで、看板を設置したことでもう対策済みだと理解をしてしまう。そういう中でも実際歩いてみると、まだまだこの通学路の危険な箇所があるということをしっかりとまた担当の関係者の方々と協議をしていただきまして、もう何かあってからでは遅いので、もうしっかり、大変な事業だと思いますけれども、これは喫緊の課題でありますので、しっかりとまた点検、そしてパトロールなどをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 3項目め、2点目についてご答弁申し上げます。 通学路の危険箇所を解消することは、子どもたちの安全確保の観点から喫緊の課題と考えております。しかしながら、ハード面の道路改良工事や歩道整備等につきましては、多額の予算や用地交渉など時間がかかる事業でもありますので、できるところから順次対応していきたいというふうに考えております。さらに、そのほかに国道、県道や横断歩道設置などもあることから、関係機関へ引き続き要望してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 部長、よろしくお願いいたします。 次お願いいたします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、最後のPR動画についてご答弁申し上げたいと思います。 令和2年度で人口減少対策事業の一環として、シティプロモーションの観点からPR動画の作成をしてまいりたいと考えてございます。内容としましては、やはり移住定住、若者の移住定住という視点で、ターゲットは若者世代の移住者というような視点で、自分らしい働き方あるいは暮らし方ということにスポットを当てた形でPR動画を作ってまいりたいなと考えてございます。当然鉾田市に移住している、そういった若者世代の方に実際出てもらうとか、実際子育て環境で実際生き生きとした子育てをしている人に出てもらうとか、住民の人に多く出てもらった内容でつくってまいりたいなと思ってございます。具体的な政策は、当然予算が通ってから来年という形になりますが、なるべく魅力的な、魅力発信につなげるようなPR動画をつくってまいりたいなと思っています。当然完成後のプロモーションにつきましても非常に大切ですので、ここに書いてあるとおり、市ホームページには当然活用して、閲覧できるような体制をとっていきたいと考えていますし、市外ですね、特に首都圏等でのそういった移住関係の説明会あるいはいろんな催しでもそういったものを流したり、あるいは市役所内でもそういったのを常に流しておくとか、そういったものもプロモーション関係についても作成後ですが、何とかいろんな工夫をしていきたいなと考えてございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) 部長、その動画を作るに当たって、どこか参考にしているところはありますか、お伺いします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 水上議員から事前にご提言いただいた常陸太田市は見せていただきました。それと、今日新聞に出ていた常陸大宮市、先ほど一番ちょっと印象に残ったのは、いろんなところで賞を取っているということで小美玉市、これは空から見た、ドローンを使ったやつから導入部分は入っていってという形になっていました。そういったいろんなものを参考にして、いいとこ取りではないですが、なるべくそういった魅力的なものをつくっていきたいなと思ってございます。 ○議長(岩間勝栄君) 水上君。 ◆10番(水上美智子君) ありがとうございます。今常陸太田市、常陸大宮市のホームページを、PR動画を参考にして、それも取り組んでいきたいという答弁であったと思います。私も常陸太田市のユーチューブですね、それを見ますと、本当に行ってみたいなと思わせるような生の声、移住者の声、そしてそこで働く保育士さんの方が出ておりますけれども、そういう生の声、とても環境のいいところだなと、その動画を見て感じた一人であります。そういうのも参考にしながら、鉾田市としてもしっかりと今年度ですか、来年……          〔「令和2年」と呼ぶ者あり〕 ◆10番(水上美智子君) 失礼しました。令和2年度に向けて移住定住促進事業の中で、このPR動画を作成するということで、前向きな答弁をいただきました。やはり今、本当に人口減少対策におきましては、どの自治体もいろんな工夫をしながら、やはり人口が増加しているところなどを参考にしながら、そこはどのように工夫しているのか、様々な要点からいいところをまねして、そして本市に合ったものを取り組んでいきたいと皆さんどの自治体もそう思っていると思います。そういう中で、担当部のほうで今回予算をつけていただきまして、このPR動画を作成するという答弁でありますので、しっかりとこの事業がまた成功していただきますように、私たち議員もしっかりと応援していきたいと思います。以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で水上美智子君の質問を終了します。 10分間休憩します。                午後 2時54分休憩                                                        午後 3時06分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、小沼 勝君。          〔8番 小沼 勝君登壇〕 ◆8番(小沼勝君) ただいま議長よりご指名いただきました8番小沼でございます。産業経済部長より、今牛乳を飲んでくれというような声がかかりましたんで、牛乳をしっかりといただきます。 それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。農業貢献に誓うということで、校旗の継承を行った茨城県立鉾田農業高等学校、鉾田市内に3校あった高校が統合され、2校に。少子高齢化社会、社会潮流の中でPTA時代に高校の統合問題にかかわったことがありまして、まして我が母校なので、寂しい思いがします。そこで、東風と書いて「こち」と読みます。読み方は様々ありますが、菅原道真公が春を告げた言葉でございます。菅原道真公、古来雅語「拾遺和歌集」の中にあります。皆さんもご存じのとおり、太宰府天満宮で有名な菅原道真公が詠んだとする「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花」。鉾田市においても入学試験、卒業式、中高一貫校の開校前にパンデミック、広範囲に拡散、そして危機迫る思いのコロナウイルス。茨城県内においては、クラスター、感染の拡大はありません。新型コロナウイルスの感染が拡散し、世界的に猛威を振るっている。昨年の自然災害、新型コロナウイルス、公的機関のイベント中止、延期、基幹産業を初めとし大幅な収益の減収につながります。必然的に大幅な減収につながるのかなと。そのさなか、大なたを振るっての予算化と思っておりました。そういう中で、今回一般質問、大トリを務めさせていただく上で、災害に強いまちづくりとして、通告に従い一般質問をさせていただきます。 大きい1番として、台風15号、19号、21号豪雨による被災者への補助金等の進捗状況について。被害者の復興再建の進捗状況と今後の国庫補助金に対する予定は。復興再建に当たって被害農業者、認定農業者等の方々に補助金を含めて金融機関等の対応等の説明はどのように行ったのか。国庫補助金の申請者、件数、事業、完了届を済ませている割合は。また、いまだに資材等の搬入すら完了見込みがない被害者はいるのか。本市においては、10分の1合わせて利子補給ということで、しかしこの利子補給については1,000万円、2,000万円、大金を借りる人が多く見られたため、どのような形で利子補給の部分について説明をされたのか、お伺いいたします。 2番目として、被害に遭われた人たちに対して減免措置、罹災証明書等の活用の周知は行ったのか。被害者支援型は減免措置の対象になるのか。共済加盟者へ10分の6、非加盟者へ国、県で10分の3、市10分の1、合わせて10分の4、利子補給と認識しております。共済加盟被害者に対して減免措置、償却資産の算定は簡単に図れたのかなと思っております。被害者支援型は対象にならないのか、お尋ねいたします。 大きい2番目として、東京電力の業務システム障害について。電圧フリッカによるシステム障害が鉾田市内で起きているが、原因と対応、周知について、今後の対策について。システム災害について事前に予測はできるのか。被害状況の取りまとめは行っているのか。要望、苦情はなかったのか。安定した電力供給不足のため、器具機械等の故障の原因になるため、対象はどのように考えているのか。 大きい3番として、災害時の電力確保について。電力トリアージに対する鉾田市の取組状況。電力トリアージに対する鉾田市の取組状況について。公共施設、避難所等におけるUPS、電気、発電機、バッテリー等の災害時の長期停電に備えた取組についてお伺いします。消防団等に配置されている発電機の点検、整備については、消防車両同様、点検整備されていると思われますが、公共施設、避難所等々における点検、整備、行政的なマニュアルはあるのか、お伺いいたします。 大きな4番、合併特例債事業の進捗状況と今後の計画について。合併特例債事業の進捗状況と今後の予定について。新都市連絡道路事業、統合小学校事業等、計画、廃校解体も含めて実現性、スケジュール的にはどのような考えがあるのか。また、改めて建設事業発行額と建設事業発行残額についてもお伺いいたします。 大きな5番として、飯名地区市有地利活用について。飯名地区市有地利活用基本構想・基本計画策定業務委託進捗状況について、プロポーザルの応札があったことから、今後のスケジュールについて。市長は、平成29年12月に(仮称)市民交流館計画白紙撤回、3回の入札不調もあり、工事にかかわる契約解約の方針を決定したわけです。その後、検討ワーキンググループの設定、意識調査の実施、基本策定業務委託プロポーザルの応札に数社があったと聞いております。時間をかけ過ぎて石橋をたたいて渡らないように見受けられます。予算、規模、計画、今後のスケジュールについてお伺いいたします。質問は質問席で質問させていただきます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君の質問に対して答弁願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) では、まず1点目、農業関係の復旧の状況についてご説明いたします。 まず、農業において台風15号、19号により被害の大きかったパイプハウス等について、国の補助事業、強い農業・担い手づくり総合支援交付金(被災農業者支援型)、これは井川茂樹議員にご答弁申し上げましたが、440名希望されているということでやっております。現在の状況ですけども、県から2月19日付で交付金の配分の通知があったところでございます。今後のステップとしましては、国と事業計画の妥当性協議と言っておるんですけども、いわゆる事業計画の最終チェック、これをしまして、これの協議が調い次第、補助金の交付申請に移るというような状況になっております。今後は、要望のあった農家から交付申請の受け付けをするための事務を実施していくというような状況でございます。既に事業が完了している農家に対しては、このタイミングで実績報告の書類等を提出いただきまして、補助金の交付をできる限り速やかに実施していきたいと考えております。ですので、議員のご質問にありました完了届がどのくらい出ているかということに関しては、今後の交付申請のタイミングで実態がわかってくるという状況でございますので、今現在どのくらい進んでいるかというのは、何となくはわかるんですけども、数値として持っている状況ではないので、その点ご了承いただければと思います。 また、10月25日にありました大雨で河川、水路及び農地を含む斜面の崩落により被害を受けた農地と土地改良施設復旧、またこれが並行して進んでおりますけども、これも12月9日に災害査定を受けまして、災害補助による復旧工事に採択をされました。このため、補助金の申請をですね、3月中旬に実施して交付決定を受けるような状況となっております。工事の発注については、2月21日に入札を実施しまして、施工業者と契約と取り交わしまして、工事に着工したところでございます。なるべく営農に支障を来さぬよう工事完成を進めていきたいと考えております。この両事業につきましては、事業費の翌年度の繰り越しをしてですね、3月以降完成した場合についても補助金が支払われるよう取り扱いたいと思っております。 また、金融機関、利子補給等を初めとした状況でございますけども、説明ということに関して申し上げますと、まず市のホームページ、議員の皆さんにもお配りさせていただいた10月2日の台風15号の農業復旧対策の概要ということで取りまとめた資料等を掲載しまして、それを周知させていただいたところでございます。また、10月末に実施しました国、県の台風15号の要望調査、また11月に実施した要望調査におきましても、パイプハウスの補助事業の説明と同時にですね、融資を希望されているかどうか確認を一人一人行いまして、その際に系統の災害資金、日本政策金融公庫の災害関連資金、この2つが災害関連資金でございますけども、これについてご案内をさせていただいております。 なお、この両資金については、系統の災害については、議員からご指摘あったとおり、県と市で折半して無利子化を行っておりますし、政策金融公庫の災害関連資金についても、国のほうで無利子化をしておるような状況でございますので、どちらの資金についても無利子で借りられるというような状況でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 丁寧な説明ありがとうございます。そういう中で、無利子というのは、金額の上限等があるわけだと思うんですよ。そのことについてと、あと今回のパイプハウス等を含めた部分に関しても、本当に完了届等を出して支払う等も考えている農家の方がたくさんいるというように私も耳にしております。そういう中で、一番は、やはりパイプ等もまだ搬入されていないし、また事業にかかわっていない方が本当に今後出てくると思うんですけど、一日も早く復興していただきたい。そして、この時節、コロナウイルスという中で、やはり収益が上がってこないというのが現状だと思うんで、やはり多重債務にならないような部分で、きちんと経営者もしていかなくてはならないのかなと認識しているところだと思うんですよ。そういう中で、本当にできるだけの手当てを考えていただければありがたいかなと思っています。 ○議長(岩間勝栄君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 今申し上げましたとおり、我々として一番やるべきことはですね、なるべく早く補助金をお支払いするということでございますので、それに向けて職員一同、今一生懸命やっておりますので、議員のほうもですね、応援していただけると大変ありがたいと思っています。 また、補助金の上限額については、それぞれ、農協の系統資金については500万円でございますし、政策金融公庫のほうはちょっとど忘れしてしまいましたが、たしか500万円だか700万円だったか、そのくらいだったと思います。そういうことで上限はあります。ただ、これはもうなかなか一自治体でプラスで小口融資みたいなのはなかなか難しいところではありますので、農家の皆さんにとっては不満の残るところかもしれませんけども、与えられた環境でですね、精いっぱい我々も努力していきたいと思いますので、ぜひご理解いただければと思います。          〔「次、2番目」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 市税の減免措置についてご答弁申し上げます。 市税の減免措置につきましては、市のホームページに掲載して周知を図るとともに、罹災証明書交付時に減免措置の内容を併せてご案内したところです。昨日の井川茂樹議員にも答弁したとおり、台風19号の関係で住家が半壊の判定を受けたことに伴い、対象となる固定資産税の納期限未到来分について減免措置したものが1件ございました。雑損控除に係る確定申告等につきましては、税務署へ確認するよう説明をしているところでございます。 なお、潮来税務署主催の雑損控除に関する個別説明会を1月20日に鉾田市役所で開催したところ、1名の相談があったとのことでございます。また、雑損控除につきましては、生活に通常必要な住宅、家具、衣類、現金などの資産について受けた損害についてのみが認められるものでございます。 以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 減免について、災害時、台風等による農業施設被害について、税制面での有利な取扱い等、例えば所得税とか住民税に関する雑損の取扱いで、農業事業に経費上にのせられるような、そういう得策というような部分はありますか。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 現在の課税ではなく、翌年度の課税分については、収支計算書、その中でそういう、その分を落としたりして、そういうのは出てくるとは思いますが、特に所得税の申告については、どうしても税務署の関係でございますので、住民税も一緒ですけども、そういった税務署を確認しながら進めていくことにはなると思います。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) では、2項目めでよろしいですか。電圧フリッカのほうで。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、電圧フリッカの原因等についてご答弁申し上げたいと思います。 まず、電圧フリッカというのがなかなかわからないと思いますので、電圧フリッカについて若干ご説明申し上げたいと思います。例えばこういった電灯がふぁんふぁんということで暗くなったりするような現象、ふぁんふぁんとする、そういった現象が電圧フリッカというような現象でございます。これが鉾田市内で3年前ぐらいから起きていると。私も現実的に鉾田北中で原子力の広域避難計画説明会に行った際に、体育館がふぁんふぁんと電圧フリッカの現象が起きていたというのを目の当たりにしました。そういった現象が起きているという状況がございます。その原因についてですが、東京電力パワーグリッド株式会社に確認したところ、鉾田市にたくさん存在するメガソーラー、太陽光発電、そういったものから電力需要以上の供給がされていると。そういった状況において、そういった現象が起きやすいということだそうです。 それで、主にですね、やはり電力が供給過多になるというのは、工場が休みだとか、あるいは学校が休みということで、電力需要が少ない休日に、そして太陽光発電がたくさん発電される午前9時から午後4時ぐらいにそういった現象が起きやすくなっているということをお伺いしております。それで、特に起きやすいのは、そういった新たな太陽光発電の設置に伴って、その電源をつなぐときに、通常は2系統で送電しているものが1系統になる場合があるそうです。それは東電のほうで工事をやるときに。そういった場合は、1系統で電力が送電されるということですので、電力の供給過多に陥りやすくて、そういった現象が起きてしまうということです。そういった点から、東電さんのほうでは当面2月から3月にかけて、その工事を、現在停止している状況ですが、今年度どうしても5月から11月にかけてそういった工事が集中すると。これはやっぱり太陽光発電事業者に対して、その工事をやらないわけにはいかないということで、そういうのがあるというお話は聞いております。 そういう中で、市としては、一応東京電力さんが鉾田市防災会議の委員の一人となっていますので、その防災会議の席上でこのフリッカの状況について説明を受けました。説明の内容が今のようなことで、具体的な解決策はということについては、現状ではないというようなことでございました。それで、口頭で、その場で市長から、市としてはそれは看過できないと。早くそういう解決策を見いだして、このような現象は早期に収束できるようにお願いしたということと、周知に関しても、よく広く市民に周知するようという要望をお願いしたところでございます。また、あわせまして文書において、東京電力パワーグリッドに対し、市長名で早期の解決について要望をしたところでございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) この災害時ということではなくて、東京電力システム障害というのは、やはり部長のほうから説明があったように、電気の供給の不安定が伴っているということでの、鉾田の変電所ですか、変圧器が置いてある、あそこは何ていうんだ、地名がよくわかんないんだけど、水道事務所の……          〔「西台」と呼ぶ者あり〕 ◆8番(小沼勝君) 西台になるのかな。あそこにあると思うんですけど、そこへのメガソーラー等の電力供給がうまくいっていないのかなというようなのが原因だというように私らは聞かされております。そういう中で、これは冒頭でも申したつもりなんですけど、いかに市民の方に、一般家庭においても電圧等の不具合が生じている部分、農機具等とは言いません、企業電力等の部分、大型店のスーパー初め、農家によれば水道、井戸等の施設があると。このモーター等の部分が障害が起きるおそれがあると。これをやはり地域限定になると思うんですけど、その地区の起きる予測がされる期間というのはありますよね。その期間等については東京電力からは説明はなかったんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 起きやすい時間帯というのは、要は太陽光発電……          〔「月」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長(関谷公律君) 月は、起きやすいというのは、先ほど申しましたように、新たなそういった太陽光発電事業者が電圧系統につなげる場合、普通2線であれば、こうやると1本通っているんですが、それを1つにするしかないと。遮断して。そういう場合が起きやすいということで、工事の日程については、工事については、今年に関しては5月から11月にかけて相当数入っていると。相当期間入っているというようなお話がありました。当然会議の席上でも、その時期が一番太陽光が発電される時期ですので、早急な解決策、それは今はないというだけでは済まされないというお話をして、市としてもそういった早期の収束を図るような要望を出しているというところでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 基本的にはね、東京電力の業務の地域限定の周知だということは理解できます。やはり先ほども話したわけですけど、住民の生活があるわけですよ。システム障害によって、その周知をするというのは、鉾田市においては広報、防災無線等を活用して地域に運用していただければというのが私の考え、そういう中で、やはり基本的な協定、規定はあると思います。運用の仕方というような解釈もあると思うんで、その辺のところを、規定にとらわれない発想の中であれば、ご答弁願います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 東京電力さんと鉾田市では、大規模停電時における情報伝達に関する協定を結んでございます。大規模停電の際には、どこどこ地区が停電とよく防災無線で流されていると思います。これは停電情報についての協定なんですが、その中にですね、ここに定める以外は甲乙協議の上、決定するということになってございます。そういう意味で、市長あるいは、それを読み解けば、それと同様な感じで防災無線を流すことは可能なのかなというふうに考えてございます。ただしですね、電圧フリッカの現象が起きていますというような情報を流したとしても、一般市民が電圧フリッカという言葉だけで意味がわかるのかということがあろうかと思いますので、まずはですね、広報とかそういうところでまずその要因を知らせることが大事なのかなと思ってございます。それらについては、広報については、当然東電さんからそういった、こういう記事を載せてくれという要請があれば掲載可能ですので、この電圧フリッカの要因、内容ですね、どういう現象なのかとか、どういう不具合が生じるのかとか、そういうことをまずよく市民に周知していただくというのが先なのかなと思います。どうしても防災無線ですと、そんな長々というあれでは情報が伝わりにくいということでございますので、まずはそういった取組が必要なのかなと思っておりますので、そういった東電さんとも協議はしてまいりたいと思います。こちらは要望して、形としては東電さんから要請をしていただくというのが、一事業者ですので、それが正しいのかなと思っています。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 前向きな答弁ありがとうございました。やはり鹿嶋市、神栖市は既に取組がなされていると。抑制がされていると聞いています。鉾田市、配電盤変電所は、これ行方市にも今度は4月よりメガソーラーが稼動するわけです。そして、電圧フリッカによるシステム障害等が多く生じるおそれがあるというような部分、そして太陽光許可申請時に受け付けしたときに、このようなフリッカが起きるような認識は多分なかったと思うんですよ。そういう中で、今後許可等に当たってはどのような対処をするのか。 そして、このパワーコンディショナーの設定については、東京電力パワーグリッド、PG管内での10キロワット以上の低圧太陽光発電所を有する再生エネルギー発電所の業者においては、東京電力パワーグリッドからのパワーコンディショナー設定変更時の協力を求められた際には、これに協力する義務があると。やはり協定というか約束事にうたわれていると。それに適切に対応していただく必要があると明記されているんで、今後許可等に当たってはどのような対処を考えるのか、お尋ねします。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 市民部のほうでは、太陽光のほうで県からの情報といいますか、そういうことですが、まず東京電力パワーグリッドは、発電事業者にパワーコンディショナーと、そういったものの設定変更等の協力を求めているというのが1点、もう一点は、経済産業省においても太陽光発電の事業者に向けて、このような発電事業者の皆様へということで、同様に10キロワット以上の低圧太陽光発電設備を有する発電事業者においてはということで、パワーコンディショナー設定変更の協力を求められた際には、これに協力する義務があることをご認識いただきというようなことで、東京電力、あと経済産業省においても各事業所に向けてこのような電圧フリッカ対策に協力をというようなことで要請をしていると伺っております。以上でございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 許認可に関しましては、現在のガイドラインの中では、そのような許認可の、フリッカの件でどうのこうのという文面はございません。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) このフリッカの許可についての協議等がなされていないということ、これは今後やっぱり取り組んでしていってもらわないと、簡単にね、大きな電力供給ができるようにということで、鉾田市は特に本当に多いんですよ。どこそこ地区とは言いませんけど、地区においては太陽光、10キロ以上の部分が多いということであって、その中でパワーコンディショナーをつけないとかという話になっている部分が出てきているのかなという解釈をされる部分があるんで、やはり申請時にはきちんとそのような説明等もつけ加えなければならないのかなと私は思うんですが。 ○議長(岩間勝栄君) 市民部長。
    ◎市民部長(二重作勝君) ちょっと抜けてございました。実際メガソーラーに関しましては、茨城県の許認可でございます。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 次に移ってください。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 続きまして、災害時の電力トリアージに対する鉾田市の取組についてご答弁申し上げたいと思います。 本市における災害時の電力確保については、非常時に最低限の事務を執ることができるよう、本庁舎、旭総合支所に自家用発電機を設置するとともに……失礼しました。両支所ですね、に自家用発電機を設置しているところでございます。それと併せまして、大洋市民センター、旭市民センター、鉾田本庁舎についても太陽光発電設備を備えているという状況でございます。 そのほかにですね、避難所で対応できるように、小型発電機8台を装備して、避難所等の災害時の停電等に備えるために8台を配備しているところでございます。それと消防団、45分団ございますが、各分団においても1台ずつ発電機を配備している状況でございます。特にその点検等のマニュアルというのを文書で定めているわけではございませんが、分団においては月1回、器具等の点検時に実際これが動くかどうか発電機の点検をするように口頭でお話はさせていただいております。各施設における発電機についても定期的な運転をして正常に動くかどうかの作動確認をしているところでございます。 あとですね、東京電力との電力トリアージといいますか、につきましては、東京電力のほうでそうした電源車は所持しているということでございますが、数が限りがあると。これは一応問い合わせました。ということで、そのときのやっぱり停電が多いところ、この前でいえば千葉県等にそういった電源車を配備するということで、これは東京電力のほうでそれは決めるということで、特定の市とこういった協定を結ぶことはできないということでございました。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 本当にこれ順番的なもの、鉾田市においては鉾田市防災計画ということで、先日全員協議会のほうでも話されたように、鉾田市も取組を始めたということは、茨城県、鉾田市もということで、計画に位置づけしたというような解釈の中で、やはり3日間、72時間の電力というのが一番大切なのかな。そこで、やはり中規模病院ですか、等においても電力の要請があった際に、通常でいえば順番的に入れられれば通常の診察が可能だというようなことも世間では言われている。しかしながら、公共施設の避難所における部分で、発電機が8台あるという部分、電気自動車というのですか、電源車というのですか、マニュアル等がしっかりと構築されていれば、確立されていれば、やはりそういう心配はされなくても済むのかなというような解釈もされます。そういう中では、やはり防災に関してはしっかり取り組んでいただきたいというような気持ちでございます。 次に移ってください。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) では、ちょっと1点だけつけ加えさせていただきたいと思います。 基本的にですね、医療機関、介護施設、そういったところに関しては、そうした防災対策は、それぞれ施設で電源確保はちゃんとした計画をつくらなければならないというような形になっております。したがいまして、そこで非常用発電機の確保とかは、その施設、施設で取り組まなければならないということが大前提でございます。そういう中で、過去にですね、介護施設等に鉾田市が所有する自家用発電機等を貸した経緯がございますが、これはあくまでもですね、照明とかそういうものに使っていただく。精密機器につなぐと、これは故障の原因にもなります。ですので、そういった医療機関等は自前で、ちゃんとした自家用発電をやっていかないと継続した診療はできませんので、基本的にはそういうような定めになってございます。以上でございます。          〔「次に移ってください」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 続きまして、合併特例債事業の進捗状況と今後の計画についてご答弁申し上げたいと思います。 まず、合併特例債というのをもう一回、鉾田市でどの程度借りられるのかということをまず申し上げたいと思います。本市の場合は、基金分ということで発行可能額が19億6,860万円、既にこれは合併当初に借入済みで基金化をしてございます。それと建設分の発行可能額が179億4,770万円、合わせまして、約200億円まではいきませんが、199億円ぐらいというのが発行可能額、発行限度額としてございます。 続きまして、その進捗状況でございます。基金分につきましては、先ほど申し上げたように、既に合併当初に基金化をしております。鉾田市まちづくり基金として既に基金化をし、既に返済も終えているという状況でございます。建設分につきましては、これまで道路あるいは給食施設整備、統合小学校の整備、中学校校舎の改築といいますか、耐震補強とか、あとは校舎の取り壊しですね、廃校の。そういったものに充ててきておりまして、現在120億5,630万円、これは令和元年度に借りる分を含めての金額ですが、その起債となっております。もう一度申し上げます。120億5,630万円発行を終えているという状況でございます。したがいまして、今後ですね、発行できる額の残りは59億円を少し切った状態です。正確に言いますと58億9,140万円となってございます。現在でいいますと、その額でいうと進捗状況としては67%となってございます。 それで、今後の計画としましては、今でいう令和7年度まで、その特例債発行可能期間を延長した際に、まちづくり計画の変更も併せましたが、そのときは新市連絡道路整備事業、涸沼・鹿島灘海岸地区道路整備事業、地域間連絡道路整備事業、この3本の合併特例債道路事業及び統合小学校の建設ですね、そこは南小、大洋小、旭小学校、この3つに充てる。それと、当時ですと(仮称)市民交流館整備事業に充当という予定でございました。市民交流館整備事業で予定した特例債につきましても、今後実施する飯名地区の市有地施設等の整備あるいはその他の事業に充当していくということになってございます。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 詳しい説明ありがとうございました。この期限内のスケジュール的に間に合うのか間に合わないのかという部分がこれ問われるのかな。合併特例債の延長を図る場合には、特例債の組み替え等にもかかわってくる部分、先ほど出た建設可能発行額ということで58億9,000万何がしの、58億9,140万円でしたっけ、その金額を運用するに当たっては、やはり道路等を含めた部分、それとあと特例債を利用した統合小学校の跡地というか校舎の解体等にかかってくるわけですけど、その部分で時間的に、スケジュール的に私は間に合わないような気がします。そういう中で、合併特例債の延長を図る場合に、特例債の組み替えにはどのくらいの時間がかかるのか、お尋ねします。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 今のところは令和7年度までということになってございます。それがまた合併特例法の延長により、今でいう令和12年度までは延長することが可能であるということになっています。したがいまして、この事業の進捗状況、合併特例債の進捗状況あるいは発行可能の残高、それによると思いますが、それでさらに延ばして使うという場合は、令和7年度までですので、令和7年度中に新市まちづくり計画の変更をする。これは議会の議決を経て国へ申請するという手続ですので、期間的には、当然どの事業に幾ら充てるという計画もつくらなくちゃいけませんが、それほどの時間的なものは要さないのかなと思っています。期限としては、令和7年度中に議会の議決を経て国に申請して承認をもらうという流れになります。以上でございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 今のところ間に合うような話のようにもとれるような部分等も感じられる部分があるのかなと。得策を考えれば、やはり早めな手当てというのが一番大切なのかな。やはり今回も早めの手当てを取った、市長のコロナウイルスに対しての得策というような考えで早めな対応をしたのかなと思っています。市長もやはり得策を考えればということで、早めな考えが今後生まれてくればよろしいのかなとか、お願いしたいなというような部分でございますが、市長、何かあれば一言よろしくお願いします。 ○議長(岩間勝栄君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 双方を鑑みながら進めていきたいと思います。以上でございます。          〔「次に移ってください」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) それでは、最後の飯名地区の進捗状況についてご答弁申し上げたいと思います。 この件に関しましては、昨日堀田議員にご答弁申し上げましたとおり、昨日の段階で公募型プロポーザルによる参加表明者から技術提案書の送付を受けたところでございます。その提出を受けた業者について、今後書類審査、プレゼンテーションの2次審査を経て3月下旬に契約の締結を進める。3月下旬に候補者を決定して契約締結を進めてまいりたいと思ってございます。以上となります。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 公募型プロポーザルで4者ほどと。技術提案でということの流れになって、昨日の堀田議員に答えた部分では、9月頃に報告の見込みがあるような話を答弁されたのかなという部分があります。これはやはり飯名地区の(仮称)文化複合施設について、やはり前回の契約等にかかわる部分で、工事にかかわる部分の解約を、方針を決定して白紙撤回にした市長にお尋ねします。この白紙撤回した理由をいま一度ここでお聞かせ願えればと思っています。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 白紙撤回につきましては、市長についてはやっぱり50億円という事業費、また場所が……ああ、それはいいんですか。市長から。そういうことだと私は理解してございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 過日の議会報告会の65名の参加者、そして総務委員会委員長をしていた、たまたま委員長をさせてもらったという中で、その争点の中で、やはり白紙撤回というような部分の言葉を市民の方々から言われた部分があります。そして、やはり本人でなければ、ここでいま一度そのときの白紙撤回という部分について語れないのかなという思いの中から市長に再度確認したわけでございます。          〔「暫時休憩しろよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩間勝栄君) 暫時休憩します。                午後 3時57分休憩                                                        午後 4時00分開議 ○議長(岩間勝栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私は選挙公約に掲げたために白紙撤回しました。以上です。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 分かりました。改めて確認させていただきました。 そういう中で、この飯名の土地、選挙公約で白紙撤回したということですが、今回公募型のプロポーザル4者、技術提案者、基本設計が大体9月頃に報告が、見込みがされるというような部分で交付金を活用するわけでございます。この交付金を活用するに当たっては、予算規模等の骨格が見えてきたよというようなことで、市民交流館と同じように交付金を利活用するわけだと思うんですが、どのような形で交付金をつけるのかというか、同じように利活用できるんであれば、交付金を利用するのか、お聞かせ願います。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 交付金というのは再編交付金のことなのかなと思ってございます。防衛の交付金あるいはいろんな補助金、それは当然活用できるものを模索して使っていくということでございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) そうすると、飯名の地区のとき、拠点整備交付金、音響とか舞台等に使った部分、あと用地造成工事に再編交付金を使ったと。あと、合併特例債のお金、充当させたという部分、今繰上償還になっているというような部分の交付金を使うというような部分で理解させていただいてよろしいんですか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) 拠点整備交付金につきましては、そのとき地方創生推進の拠点整備交付金ということで、その時点での交付金でございます。ですので、そのときにそういったメニューがあるかどうかということは今はっきりしませんので、同様の交付金を使うかどうかというのは、それはそのときになってみなとわからないということで、そのとき活用できる交付金は積極的に使っていくということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 拠点交付金については、飯名の地区の整備事業等に充てる部分で、引き続き使えるものなのかな……拠点ではなくて、失礼しました。再編交付金については、飯名の用地の造成工事等にそのまま使えるということで、地方創生拠点整備交付金として利用できるというような自分の中で解釈がございました。そして、今回それ防衛省より、当時交付金をつけていただいたんだけど、ほかのものに使うならば全額返金というような部分もうたわれていたと思うんですが、そのような理解、解釈で間違いないとは思うんですが、いかがですか。 ○議長(岩間勝栄君) 総務部長。 ◎総務部長(関谷公律君) その当時、再編交付金、造成工事に活用してございます。そのときに防衛省と協議した場合ですね、再編関連特別事業というのが再編交付金の要綱にございます。そのメニューに沿った形であれば、それはそのまま活用できるというお話をいただいております。当然規模とか造成、多少いじったりする場合はその部分は返還になりますが、市としてはこれまで答弁していましたように、なるべく再編交付金に該当するような事業として整備して、なるべく返還も少なく済むような形で努力をしたいと考えてございます。 ○議長(岩間勝栄君) 小沼 勝君。 ◆8番(小沼勝君) 詳しい答弁、説明ありがとうございます。やはり今回飯名の土地利活用に関しての部分で、再編交付金が、用地造成工事がしっかりと利用されるというような部分に私は理解します。やはり今後活用する部分に飯名の交付金、再編交付金であった5,600万円がしっかりと使われて整備事業に充てられればという思い、そしてやはり岸田市長におかれましても、様々な交付金がある中で、そこのきちんとした部分の交付金がしっかりと運用されるという部分で、今回の質問の中の再編交付金については、私はそのように今回理解させていただきました。今後とも本当に、昨日、先輩議員には粛々と自分の政治をやるというような、鉾田市民のために粛々とやっていくという部分をしっかりと私も議場で聞かせいただいたんで、市長の今後の手腕をしっかりと私も見ていきたいなと思っております。 そして、3月11日に東日本大震災で被災に遭われた方、まだまだ本当に復興されていない方、たくさんいる中で、過日の台風災害、そして今回のコロナウイルス等におかれて、やはり感染、また亡くなった方々にこの場をお借りして深くお悔やみとお見舞いを申し上げて、私の一般質問は終わりにさせていただきます。本日は大変ありがとうございました。 ○議長(岩間勝栄君) 以上で小沼 勝君の質問を終了します。 以上で一般質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(岩間勝栄君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次会は、11日定刻から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。                午後 4時08分散会...