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05月31日-一般質問-03号

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  1. 鉾田市議会 2019-05-31
    05月31日-一般質問-03号


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    最終取得日: 2021-07-22
    令和 元年  6月 定例会(第1回)                   令和元年第1回               鉾田市議会定例会会議録 第3号                                                    令和元年5月31日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 12番  井 川 茂 樹 君       9番  水 上 美智子 君  副議長 10番  入 江   晃 君       11番  岩 間 勝 栄 君      1番  髙 埜 栄 治 君       13番  米 川 宗 司 君      2番  井 川 倫 士 君       14番  友 部 政 德 君      3番  渡 辺 拓 哉 君       15番  山 口   德 君      4番  亀 山   彰 君       16番  田 口 清 一 君      5番  二重作 茂兵衛 君       17番  堀 田 正 衛 君      6番  郡 司   功 君       18番  石 津 武 吉 君      7番  小 沼   勝 君       19番  高 野   衛 君      8番  根 嵜   眞 君       20番  倉 川 陽 好 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  岸 田 一 夫 君      健 康 福祉部長  金 沢   覚 君  副  市  長  寺 門 利 幸 君     旭市民センター長  飯 島   衛 君  教  育  長  石 﨑 千惠子 君    大洋市民センター長  舊 役 秀 行 君  総 務 部 長  関 谷 公 律 君      会 計 管 理 者  小 沼 富 男 君  市 民 部 長  二重作   勝 君      教 育 部 長  中 根   衛 君  産 業 経済部長  鈴 木   賢 君      上 下 水道部長  才 川 一 弘 君  建 設 部 長  寺 家 喜 重 君    農業委員会事務局長  菅 谷 吉 弘 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  小 沼 喜 勝        庶 務 係 長  菅 井 光 輝  事務局長補佐兼  和 泉 経 義        書     記  会 沢 かおり  議 事 調査係長                                                        議 事 日 程 第 3 号                               令和元年5月31日(金曜日)                                   午前10時00分開議開議日程第1 諸般の報告日程第2 一般質問                                        1.本日の会議に付した事件議事日程に同じ                                                        午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(井川茂樹君) おはようございます。 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから令和元年第1回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(井川茂樹君) 日程第1 諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか13名でありますので、報告いたします。 △一般質問 ○議長(井川茂樹君) 日程第2 これより一般質問を行います。 順次質問を許します。なお、重複質問は省略を願います。また、執行部答弁は簡単明瞭にお願いいたします。堀田正衛君。          〔17番 堀田正衛君登壇〕 ◆17番(堀田正衛君) 傍聴者の皆さん、おはようございます。17番堀田正衛です。私は、3項目ほど質問させていただきます。 まず、1点目は、舟木小学校跡地(校庭)を活用した道路整備でございますが、及び駐車整備について質問いたします。廃校になった舟木小学校の奥に消防機庫があります。道路幅が狭く、県道が変則的な交差点でありまして、非常に危険な場所であります。また、緊急時に消防団員の車を駐車するスペースがない状況であります。そこで、舟木小学校跡地を利用し、道路整備並びに駐車場の整備をする考えはないか。駐車場を整備すれば、さくら公園としても利用できるのではないかという地域の方々の考えでございますので、よろしくお願いいたします。 2点目、菖蒲沼地区排水整備について質問します。菖蒲沼という地区は、舟木の、名称が菖蒲沼というように昔、非常に沼地のような水がたまりやすい場所でございまして、平成2年に私が経済建設の委員長をやっている鉾田町の議会の当時に、大雨が降りまして、1カ月たっても水が引かないという状況でありました。そういった中で、県、町からの協力によりまして、排水溝整備はしましたが、どうしても土手の砂等が流れてしまって埋まってしまうと。何とかふたつきのU字溝もしくは柵板工事などをしていただけないかという、執行部の対応をお願いします。 3点目は、飯名地区の市有地に関するアンケート結果についてお伺いします。文化施設のあり方に関するアンケート飯名地区市有地利活用に関するアンケートを実施した結果について、詳細に説明をお願いいたします。回収率と回答の結果、またアンケートの結果を踏まえ、今後どのように対応するのか市長の考えをお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君の質問に対し答弁を願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 舟木小学校跡地を活用した道路整備についてお答えいたします。 舟木小学校跡地を活用した道路整備につきましては、本年4月に舟木地区から小学校跡地内に道路整備の要望書が提出されております。こちらにつきましては、同地区から、平成28年3月には、子どもたちが安心して遊べる公園として利用したい旨の要望があり、さらに平成29年2月には、地区から具体的な公園の提案図が提出されておりますことから、地元のご意見、ご要望などを確認しながら検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 当時は、さくら公園としてというような話は確かにありました。しかし、現状を見てもらうとわかりますが、非常に変則的な道路でございまして、消防機庫から県道に出るところが交差点の手前に位置しております。要するに緊急時の消防車が出動するにも、県道に出るのに一旦とまらないと、変則的な交差点で信号機があります。ちょうど停止線のあたりに車が行くような感じで、現場を見ていて思いますが、ああいうような状況で、今まで学校があるから、ああいう道路の環境で我慢していたんですよ、実際は。今舟木地区も、農家もかなり野菜の生産が多くて、大型トラックがあそこを入っていくのにもなかなか、入り口が狭いというような状況でございまして、すぐ側面の家でも非常に危険が伴っているというような意見もございます。 やはり今の学校の校庭、正門あたりから通せば、ちょうど消防機庫に行くのには、地域としては最高の念願がかなうと。さくら公園を出したのは、それは廃校になったときに、そういった検討委員会、何がいいだろうということでやったのは間違いないです。道路を仮にあそこの真ん中を通しても、桜の木は切らなくていいのです。そうすると、その間を通せば、桜も、今消防機庫から県道へ出る道路は、桜の枝も切らなきゃならない状況にあります。しかし、新たな道路をつくれば、それも、車が通っても、その新しい道路を通れば切らなくてもいい。桜にとってもいいし、また消防で万が一の火災発生時にも、車の駐車も可能だということで、地域からは、今日も傍聴に来ていますが、非常に関心が高いんですよ。さくら公園は桜の時期だけ。でもね、生活道路というのは毎日のことですんで。 それとあと、幼稚園のバスの乗降口も、今は私有地を借りて、そこから乗りおりをしているんですよ。それも無断で使っていると言われて、謝っていったという話も聞いていますよ。やはりあの道路ができれば、そういう乗降場所としてもいいんではないかと思いますが。 そういった中で、これは市長にお伺いします。要望はさくら公園であったというのは、私も確認しています。だけれども、切らなくても、今度あそこへ道路をつくっても、桜を楽しんで、地域のためにはなるという。担当部長は現場を見ていると思うんですけれども、そういう環境ですんで、ぜひともあそこへ道路を通してもらって、今度は市の土地でございますので。 それともう一つ、校庭に民有地があると思うんですけれども、その対策もあわせてお聞かせいただければと思うんです。よろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 議員のおっしゃっております道路につきましては、地元と本当に再度調整しながら、そういう必要性とか、図っていきたいと思っておりますけれども、道路をつくると、公園自体が狭くなってしまって今度、お祭りとか何かというのも聞いておりましたんで、そういったものができなくなっちゃうのかなというのもありますんで、地元と再度調整しながら、その辺は検討していきたいなとは思っております。 あと、用地につきましては、持ち主の方と、契約書にそういったものが、返すというか、条文がありましたんで、慎重にそれは解釈しながら、検証しながら進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 私有地の問題はよく検討して結果を、あれは学校施設として使っている間は無償で貸すというような内容で、廃校になったんだから、やっぱりちゃんと片をつけてもらいたいと、これはお願いしておきます。 それと、お祭りが支障を来すというような今部長の答弁ですけれども、あそこは舟木子ども祭りというお祭りがあったんです。それを立ち上げたのは私なんですよ、当初。それで、桜祭りというのは、桜を見て、その下でお酒を飲みましょうと、宴会やりましょうと、そういう場所として、投光器もつけて、夜、桜の時期に地域が集まって、そこでコミュニケーションを図って楽しもうという中で、舟木小学校がある当時から、お酒飲んでいいですかと、当時の額賀教育長の時代に私、「あそこで酒飲みやりたいんだ。どうですか、教育長」と言ったら、教育長は「ああ、それいいですね」と。ただし、酒を飲んで、瓶とか缶とか、たばこの吸い殻は一切捨てないで、きれいに片づけしてやっていたんですよ。 だけれども、それも当時は、桜公園といっても、あそこは学校、校庭だからね。今度は廃校になって、校庭の草刈りは、除草剤振りなんか地元の人もやっていますけれども、その中で、ここを道路を通してもらえばいいんだなという話があっての要望書だと。これはそういうことですんで、よく話を詰めてやってもらえば結構ですけれども、ぜひとも地域の思いを通せるようにやってもらいたいと思います。よろしくお願いします。 次、お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に対し答弁を願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 菖蒲沼地区内排水溝整備についてお答えいたします。 菖蒲沼地区内排水溝整備につきましては、本年5月上旬に舟木地区から整備要望が提出されております。この地区の排水につきましては、10年ほど前に県の補助を活用して、県道鉾田茨城線の側溝に放流するポンプと配管が整備されております。しかし、設置したポンプは、隣接の田に水がたまらないと稼働しないため、周辺の田畑の耕作に支障があることからも、5年ほど前に地区において、個人の所有地に、ポンプまで素掘りの水路を設けたと聞いております。 この地域は、現在は耕作しておりますが、以前は沼地であり、地形上、大雨が降ると道路や周辺から水が集まり、耕作地が冠水していたことから、地元では土地の所有者の協力を得て、水路用地を確保し、対策を進めておりました。このように地域で対策を進めている状況でございますが、土砂が堆積し、苦慮していることから、排水構造物などについて検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 本当にあの地域は、菖蒲沼という、地名が菖蒲沼。当時は沼というより、舟木開拓であそこへ開拓者が入って、そういう地名が残ったまま作物はつくっていたんですよ。 平成2年の大雨で、本当にあの一体が水浸しになって、1カ月も水が引かなかったという状況なんですよ。それで困って、鉾田町や県に働きをかけて、最終的に排水路をつくり、また排水路では、あれから旭村のほうが、茨城町ですか、あっちのところが問題がなかなか解決しないということで、ポンプアップでということで今現在やっているような状況ですが、いずれにしましてもその素掘りの状態が少し砂で埋まってしまうと。そうすると、また逆流してしまうというようなことで、ぜひとも市の執行部にお願いするということでございましたんで、区長さんからも、私ところへ同じ資料が来ましたんで、私もこれで議会が、もう次は出てこられないかもしれないんで、最後のお務めをしようということで今回質問をしたわけですので、地域の思いを踏まえてよろしくお願いしたいと思います。 次、お願いします。
    ○議長(井川茂樹君) 次の質問に対し答弁願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) アンケート結果につきましては、昨日渡辺議員総務部長から答弁申し上げましたとおりでございます。 そして、アンケート結果から、まず文化施設につきましては、必要であると思う方、必要でない方の意見が拮抗していることからも、現段階では文化施設の建設を早急に検討する段階ではないものと判断いたしました。しかしながら、中学生においては、文化施設が必要であるとの意見も多かったことから、将来的な課題として検討していく必要性があるものと考えております。 次に、飯名地区市有地の利活用についてのアンケート結果につきましては、市民の方の貴重な意見と認識し、提言内容に沿って精査及び検討していくべきであろうと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) アンケートの結果を見ますと、15歳以上から70歳以上まで、1万人にアンケート用紙を配ったと。その中で33%ですか、回答があった。その中で、要らないと、必要がないというのが52%。これは、市長が交流館は要らないといった思いと一致をするのかなというような感じがします。 しかし、そこで私は、まだ精査していなくてわからないというような話を聞きましたけれども、10代、20代、30代、40代、60代、70代での年齢の区割りがありますよね。その中で、必要があると言った方とないと言った方の内容がわかればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) それでは、私からちょっとご答弁を申し上げたいと思います。 先ほど渡辺議員にも答弁申し上げましたが、詳細な、今堀田議員から言われたような詳細なクロス集計、例えば地区別あるいは反対の人は、文化施設は要らない、必要でないと言った人が飯名地区の市有地をどう考えているのかと、そういったクロス集計も現在進めているところでございます。 それをちょっと、直接ですね、とりあえずざっと年齢別、今お話があった年齢別の分の速報の資料だけは手元にございますので、お答えしたいと思うんですが、文化施設です。15歳から19歳に関しましては、必要であるが98、必要でないが120。今度20代です。20から29が、これは必要であるが191、必要でないが192。30から39、30代の方で、必要であるが227、必要でないが269。40代の方です。40から49で、必要であるが215、必要でないが244です。続きまして、50代です。必要であるが275、必要でないが280。60代の方で、必要であるが318、必要でないが345。70代で、必要であるが239、必要でないが245ということで、ほぼ、ほぼ各年代とも、必要である、必要でないが拮抗しているというような状況でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) これを見ますと、15歳から70歳の中では、拮抗はしていますけれども、年齢が高くなるほど要らないと、全体的に少しずつ多いというのがあります。私ももう70ですんで、個人的には、個人としてはもう要らないと思いますよ。それ以上の給付でも旅費でも助成してもらったほうがいいのかなと思いますけれども、いずれにしましてもこれからの若い人、中学生の回答率を見ますと、施設が欲しいかと、必要かというので、63%が必要であると。また、ホールを持つ施設が欲しいか、ホールに加え、会議室や集会所、複合的な機能を持つ施設が欲しいかというのを合わせると、中学生では98.3%が必要だと言っているんですよ。それで、場所的に飯名地区市有地利活用について、ふさわしいか、ふさわしくないかと。80.3%がふさわしいと、こういう結果が出ているんですよ、これは。市長、よく見てください。 そういう中で、市長はね、立候補したときに、鉾田市の50年先を見据えた市政運営をするようなことを言っていましたよね。まさしくこれからの鉾田市をしょって立つ中学生、若い世代が、文化施設が欲しいと言っているんですよ。これから世界に羽ばたくには、やっぱり足元からしっかりと加速をつけて飛び出せるような場所を提供してやらなければだめだと思うんですよ。60代、70代は、もうそういう活動は終わって、あの世からお迎えが来るのを静かに待つんですよ。それをね、あそこまでつくって、また考えます。もう考える余地はないでしょう。必要だと、中学生らは言っている。私は、だから年代別に聞いたんですよ。 本当ならば、全住民にアンケートをとったら、もっと確実な票が出ますよ。抜粋して1万1,000、1万と中学生1,100人くらいの中でやったから、こういう結果だと思うけれども、その中でも中学生は、ホールつき、ホールと複合施設を備えた施設が欲しいというのは100%近い、98.3%。それで、飯名地区は、あそこは傾斜地で云々と言っていますけれども、あそこでいいという人がやっぱり80%いるんですよ。一般の70代までの年齢の中でも、飯名地区の場所はどうかということに、約60%はあそこでいいと、ふさわしいと言っているんですよ。それにもかかわらず、まだ検討する余地があるんですか、これで。 まだ精査が終わっていないと。調査が終わっていない。調査は終わっているでしょうよ。それで、この中で私は、60歳の人を云々とは言わないですよ。やはりこれからの鉾田市で活躍して、鉾田を盛り立てていくのには、やっぱり30代、40代、ましてや小学生も含めて、こういう文化活動、また音楽活動とか、いろいろそういう活動ができる場所をつくってあげなければだめなんですよ。まだわかんなければ、小学生からアンケートをとり直してみなさい。そうすると、なるほどと思いますから、この内容で理解できなきゃ。市長、ちょっとお答えください。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) もう一度ちょっと申し上げます。 とりあえず先ほど年代別の話ですが、15歳から19歳、必要であるが98、必要でないが120ということで、20代については191、必要でない193、30代が、必要であるが227で、必要でない269という状況でございます。 それで、本当に若い人ほど必要であるという意見は多いということではないということと、中学生につきましては、これは全員を対象にしています。抽出ではございません。 それと、統計学上の計算式があるんですが、有権者数に対してどのぐらいとればいいかという数値がございます。それで計算しますと、鉾田市の場合は382票の抽出ができれば、これは確率的に95%がこのぐらいの答えになるよと。それと、これを1,000人までいけば、97というような状況でございます。これは、かなり精度が高い統計結果といいますか、アンケート結果になっているということでございます。 それで、15歳から19歳というのは、当然行動範囲が広がってきます。そうすると、当然意識が変わってくるということで、中学生の段階はどうしても市内の中の行動範囲になりますので、そういった点では、先ほど市長からありましたように、将来的な課題、今はこういう状況で世論が拮抗していますので、文化施設については、早急に手をつけるべき課題ではないだろうというような判断をしたということで申し上げてございます。 それで、飯名地区につきましては、60%の方が、15歳以上の中で60%、中学生では80%の方がふさわしいと、提言内容がふさわしいというような回答でございますので、今後提言内容に沿って検討をしていきたいというようお話があったということでございます。 それで、先ほど場所の件なんですが、これは文化施設が必要であると答えた方の人の割合なので、全体の割合ではないということだけは申し添えたいと思います。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 先ほどの年齢別のはちょっと私が勘違いしました。いずれにしましても、中学生の中では、内容では98.3%の方がホールのみ、または会議室とホールを、集会所を、複合的な機能を欲しいという。学校でいろいろ、音楽活動とか発表会をやっているような方々がこういうものが欲しいと。当然他の市町村でも立派なホールがございます。鉾田市で他のホールを借りればいいんではないかというような話も聞きますが、やはり鉾田の市民として、学生として、やっぱり発表の場を、鉾田のこの地にそういう発表の場をつくってほしいと、強い要望だと思いますよ、これは。 これを、まだ検討する、検討すると、これだけの内容が出て、さらに検討しなきゃならないとなったら、今の市長では当然できなくなってしまうんではないかなと、そんな感じがしますけれども、市長どうですか。やる気があるんですか。それとも公約どおり白紙撤回のまま終わるんですか、お伺いします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 堀田議員、先ほど申し上げましたが、ホールとか……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 静粛に。 ◎総務部長関谷公律君) ホールと、そういった集会室を含めたというのは、必要である人の割合ですね。          〔「それはわかった」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長関谷公律君) ということなんで、全体の割合ということではないということです。 それと、文化施設については、先ほど申し上げたとおり、今はすぐに着手すべき課題ではないであろうということで、それは今は実施しないということを市長は申し上げたと思います。 飯名地区の有効活用に関しては、これは60%、40%という結果ですので、提言内容に沿って検討すべきであろうというようなお答えをしているので、飯名地区について、今後実施をしないということではないということでご理解願いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) それはわかっているんだよ。だけれども、これを2つに分けっからおかしいんだけれども、この中学生からとると、あのアンケートの質問の内容も、ちょっとわかりづらいような質問の書類でしたよ。 しかしながらね、飯名地区に、あの場所がいいと言っているんで、何をつくったらいいかという具体的な内容があるんですか。その前に、ホールとか会議室が、欲しいものが欲しいと言っているんですよ、中学生に関しては。ここで区分けして、文化施設がほしいのか、それと飯名地区の施設の利活用をどうするのかと分けているから、こういう答えだけれども、アンケート書いた人はね、飯名地区さ、文化複合施設をつくってくれというような捉え方の人が多いですよ。それでまだ、文化施設に関しては、これから検討していくんだと。 合併特例債の問題もありますし、岸田市長の任期中にこの施設をつくるのか、そこらの考えはどうなんですか。まだ精査して、結論出すのには時間がかかるんですか。かかるとすれば、いつごろまでにその答えが出るのか。 飯名地区は何かはつくると思うんですけれども、つくるとすれば、飯名地区は何をつくるのか。文化複合施設はつくる気があるのか、その2点お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 飯名地区に関しましては、飯名地区市有地の利活用に向けての提言という概要をお示しした中でのアンケート調査で、ふさわしい、ふさわしくないということで、利活用するためには、次の1から3ですね、の施設機能等を備えた複合的な施設ということで提言が出されております。 1つ目が、子どもからお年寄りまで幅広い世代が、いろんな目的に応じて利用できるようなコミュニティーセンターですね。多目的ホールや、屋内遊び場など、そういったものを整備した多目的ホール。それと広場機能ですね。なだろうと連動したような、買い物プラス遊びを融合できるような多目的広場。あと、お年寄りがグラウンドゴルフや、そういったものもできるようなということで多目的広場が提言されております。それと、周辺環境への配慮ということで、屋内、屋外の空間に一体感を持たせる。あるいは十分な容量を持つような駐車場の整備、そういった内容ですね、が提言されてございます。 具体的にどういった施設にするとか、おおまかにコミュニティーセンター、多目的……          〔「大体でいいです」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長関谷公律君) ということで、それに沿って今後検討していくということであろうと思います。 文化施設につきましては、先ほど答弁したとおりでございます。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) だから、多目的の施設をつくるといっても、おおまかに言って、ざっくりやれば文化複合施設のような内容ではないですか。名称がコミュニティーセンターか何かわかんないけれども、実際は。市長は、あそこに、アンケートをとったときに大ホールだけは、副市長は、ホールだけは選挙公約だ、あそこはその問題は入れるんではないということでやったようですけれども、中学生はそのホールまで欲しいというようなね、中学生のアンケート結果なんですよ。 そういう中で、いずれ飯名、同じようなものをつくって、さらには今度は違うところへ文化会館的なものをつくるのかわかりませんけれども、そんなのを、同じようなのを幾つもつくるほど鉾田の財政も豊かではないと思うんで、いっそあそこに、名称はともかく、ホールつきのコミュニティーセンターみたいなものをつくったほうが、よっぽどいいんではないかと私は考えていますよ。これは、同じようなものをここへつくって、違うところへまた、どこかいい土地が市長が見つけてあるんなら、話はまだわかりませんけれども、いずれにしましてもあの土地を整地したまま放置しておくというのは、やっぱり大きな問題だと思うんですよ。結論が出なければしようがないけれども、やめますけれども。 市長、今の飯名地区へ、皆さん傍聴に来ていますんで、立派なコミュニティーセンターをつくると一言言ってもらえば、私も終わりますんで、よろしく。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。          〔「市長から聞きたい」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長関谷公律君) 繰り返しになりますが、飯名地区の市有地を利活用するための施設案、この3つに沿った内容で検討していくということになると思います。そこは最優先課題と市長も再三言っていますので、議会でも答弁していますから、それは早期に実行していくということになろうかと思います。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 早期に、早期にって、このアンケートをとるのだって、1年前から早期にアンケートをとると。年越してやっているんですよ。市長の早期というのは、いつが早期かちょっとわからないんで、何年度までに開始するとか結論を出すとか、それだけ聞きたいと思いますよ。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 先ほど総務部長が言ったとおり、再三再四私が言っている状況でございまして、その期限については今どうこうは言えません。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 堀田議員が冒頭に、文化施設は要らないという市長の気持ちがあらわれていると言いますけれども、私は文化施設を否定しているわけではないんで、訂正を願います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) それは、最初は要らないと言ったんですよ。白紙撤回したでしょう、あんた。あんたって、申しわけない、市長。訂正します。 ○議長(井川茂樹君) 今のは訂正で。市長。 ◎市長(岸田一夫君) 大体市長をいつものように「あんた」とかね、言ったでしょうと。言葉が、私が言っている質問とはぐらかしていますよ、全然違うでしょうよ。私は、その当時白紙撤回と。でも、要らないという、これは文化施設、全然違いますよ、意味。よくわかっているんですか、堀田さん。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) いや、何か言っているのはわかるんだけれども、市長の言うところはわからないんだよ、みんな。市民もわかっていないんだよ。だから、つくってくれ、つくってくれと何回言っているんですか。つくんないとは言わない。議事録ずっと見てみなさいよ。          〔「私が質問しているのは違う」「終わりにしろよ」と呼ぶ者あり〕 ◆17番(堀田正衛君) 終わります、こんなことをやっていてしゃあないから。結論出ねえよ。          〔「逃げられちゃった」と呼ぶ者あり〕 ◆17番(堀田正衛君) 逃げはしないよ。答弁があれば聞くよ。          〔「私が言ったことに答えろよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私がお願いしたのは、冒頭に、文化施設は要らないという市長の気持ちが出ていますねと言いましたけれども、私は、白紙撤回したのはあの事業ですよ。でも、文化施設は私は否定していないんですよ。それをいかにも否定しているような発言は訂正してくださいという話ですから、よく理解してくださいよ。 ○議長(井川茂樹君) 堀田君。 ◆17番(堀田正衛君) 私は、文化施設、文化交流館、同じものだと思って、文化交流館は白紙撤回というんであれば、文化施設は、言っていないとすれば、それは訂正しますよ。私は同じ内容だと思いますよ。 ○議長(井川茂樹君) 今、堀田議員の質問の中では、訂正するということでよろしいんですかね。 ◆17番(堀田正衛君) はい。 ○議長(井川茂樹君) そういうことですので、市長。 ◎市長(岸田一夫君) はい。 ○議長(井川茂樹君) ほかに。 ◆17番(堀田正衛君) 幾らやっても進みませんので、これはやっぱり市民の方、議員が聞いておりますので、その中で判断してもらおうと思います。終わります。 ○議長(井川茂樹君) 以上で堀田君の質問を終了いたします。 次に、高野 衛君。          〔19番 高野 衛君登壇〕 ◆19番(高野衛君) 傍聴者の皆さん、本日は大変ご苦労さまです。日本共産党の高野衛です。通告順に従いまして、5項目一般質問をさせていただきます。 まず、1番目に、子どもたちの通学安全対策についてお尋ねいたします。1点目、滋賀県大津市における交差点での車2台による衝突事故により、散歩中の保育園児の列に車が飛び込み、園児2人が死亡するという痛ましい事故が起きてしまいました。運転者の交通ルールの遵守と歩行者を守る安全対策の充実が一層求められています。東京新聞の報道によると、全国で昨年までの5年間で、541人の保育園児、幼稚園児が交通事故に遭っているそうであります。鉾田市内の保育園における交通事故の被害はあるのでしょうか。その状況と散歩中の安全対策はどのように行われているのかお尋ねいたします。 2点目、小中学校の児童生徒の通学時における交通事故の被害の状況や交通安全指導をどのように行っているかお伺いします。 3点目は、交通事故防止のための信号機やガードレール、横断歩道など交通安全対策の充実をどう進めているのかお伺いします。 2番目は、上山・鉾田工業団地内への産業廃棄物業者の進出についてお尋ねいたします。1点目、旧日本ビクター株式会社跡地に、産廃業者による野外での鉄くずなどのスクラップ、破砕、分別、そして施設内での廃家電の破砕、選別などの計画が、3月27日地元役員への説明があり、4月の12、4月の26日には住民への現地視察が行われました。住民からは、説明前にスクラップが搬入されるなど反発の声が出されました。事業開始は、鉾田市との公害防止協定締結が前提とも言えますが、考えをお伺いいたします。 2点目、現地視察の際、住民の要求に応じ、事業者から、鉄板のすき間を目どめをすることやスクラップの敷地雨水を汚水処理施設へ接続すること、さらに水質の検査の受け入れを約束をしました。市もこの約束の実施を求め、公害防止協定にも反映してほしいと思いますが、考えを伺います。 3点目、PCB中間処理業者など工業団地内における産廃企業の進出の計画が相次いでおり、住民は大変不安を感じております。今後、西部工業団地企業誘致においては、産廃企業の誘致についてはどのような方針で臨む考えかお尋ねいたします。 3番目は、原発の問題についてであります。1点目、福島原発による放射能の影響で、昨年も鉾田市内で収穫されたタケノコは放射能の濃度が高く出荷できませんでした。今年度においては、検査の結果はどのような状況ですか。また、魚介類についての影響についてもどのような状況であるかお尋ねいたします。 2点目、4月9日、東海第二原発を動かさず、子どもの未来を守る鉾田主婦の会が、東海第二原発再稼働反対の署名を市長に提出し、1月の提出と合わせて6,283人分となりました。市長は、主婦の会の皆さん方に、状況を見ながら近い将来決断をすると話したと新聞で報道されています。市長は、市民の声をどう受けとめ、再稼働反対を表明する考えはありませんか、お尋ねいたします。 4番目は、農業振興についてお尋ねいたします。現在全国トップクラスの農業生産を誇る鉾田市の農業を、さらに魅力向上のためにブランド化に努力をされているところであります。しかし、一方では、遊休農地は、後継者の不足から増加傾向にあると言われています。市内の農家数も、また作付面積ともに減少傾向にあります。鉾田市の農業の振興、農家の所得向上を目指す上で解決をしなければならない大きな課題となっております。 市内の遊休農地の面積と前年度対比をした場合、その状況を伺うとともに、解消を図ることで農業所得の向上、活力ある地域農業につながると思いますが、どのような方策を考えていますか。また、昨年解消された面積はどのような状況かもお伺いいたします。 2点目、今年は、国連家族農業の10年の初年度に当たり、小規模家族農業重視の方向に世界で農業政策の大転換が進められています。市内では、農家数、作付面積ともに減少傾向にあり、高齢化、兼業化した小規模な家族経営農家でも農業生産を維持できるよう、少額な農機具購入などに、市の補助、支援を行ってはどうでしょうか、お伺いいたします。 5番目は、郷土資料館(仮称)についてであります。鉾田市は、古くから水運、陸運の要所で、鹿行地域の中心としてにぎわい、長い歴史と文化があります。鉾田市の歴史や文化を次世代に継承するため、廃校などを利用して、鉾田市の史跡や出土品などの調査研究及び整理、展示など、総合的に行うことができる郷土資料館の整備を図ってはどうでしょうか、お伺いをいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 10分間休憩いたします。                午前10時47分休憩                                                        午前10時59分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 高野 衛君の質問に対し答弁を願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) それでは、子どもたちの通学安全対策についてご答弁申し上げます。 市内保育園の交通事故被害状況でございますが、公立及び民間、いずれも被害の報告はございません。 続いて、散歩中の安全対策についてでございますが、各園とも道路等保育園の外に出る場合は、保育士が児童の列の先頭、真ん中、後尾につき、安全を確保しながら行っております。また、交通量の多い道路を避けて実施している保育園もございます。 一方、園庭を含めた屋外での遊びは、屋内では得られないさまざまな経験ができる機会でもございます。保育所保育指針の中でも、「進んで屋外で遊ぶ」が保育の狙いの一つとなっており、また交通安全の習慣を身につけることも大変重要でございます。 保育園は、児童の安全を確保するとともに、子どもの育ちを支援する役割を担っておりますので、今後も児童の安全を最優先に保育の提供に努めてまいります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 保育園での交通事故等の、そういう被害はないというようなことで、大変万全を期して実施をされているというように思います。新聞報道などによると、保育園などの駐車場の中で、子供がですね、送迎に来た保護者の皆さんの車と接触をするとか、そういった事故もですね、あるというようにも報道がされております。仮にその程度の事故ということで報告がないのかもしれませんけれども、もしそういうのを把握していればですね、保護者の皆さん方にも注意の喚起を徹底するということも必要かと思いますけれども、路上ではなくて、保育園の駐車場、送迎等でも、そういう事故はどうなのでしょうか。ないということですか。把握していますか、その点。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 具体的には把握してございませんが、公立保育所、第一保育所は駐車場が狭いということもありまして、職員がですね、安全誘導を行っているというふうなことで対応してございます。以上でございます。          〔「2点目お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 1項目め、2点目についてご答弁申し上げます。 通学時の事故被害の状況につきましては、昨年度は3件の報告がありました。そのうち2件は、登校途中のものであり、交差点を横断中に右折車と接触、もう一件は歩道からはみ出したところ、車のサイドミラーと接触したものでございます。どちらも大事に至らないで済みました。残る1件は、下校時であり、同乗していた車が事故に遭ったものでございます。今年度は、保護者の車で登校中に交通事故に遭ったことが1件ありましたが、大きなけがなく済みました。 続いて、学校の交通安全指導についてお答え申し上げます。学校行事や学級活動で行われる交通安全教室などの学習を初め、さまざまな場面で交通安全への意識の高揚を図っています。具体的には、全ての学校において、月初めや交通安全週間等には、登校時に道路や校門前に立って指導を行っております。また、下校については、小学校は集団下校とし、安全指導をしてから下校を始めております。中学校では、部活動などの後、下校時刻を決めており、教職員が校門やその周辺において下校指導を行っております。PTAが登校や下校時に安全指導に加わっている学校、ボランティアとして見守り活動を行っていただいている地域もございます。 今後も交通安全指導の充実を図り、児童生徒みずからの危機回避能力を育てる指導内容の工夫を目指していきます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 数件通学における児童生徒の交通事故の被害などもあったということで、特に通常でも、交通量の多い交差点での事故というのは非常に多いと言われておりますけれども、今回もですね、交差点でのそういう事故も遭遇したというようなこともあったようであります。 私が感じるのはですね、こういう事故を教訓としてですね、やはりカーブであるとか危険箇所をですね、再確認をしていくことが大事できはないかと。子どもたちに対する安全教育の指導というのは非常に、登下校も含めていろいろやられているこということは聞きましたけれども、実際その危険箇所がですね、子どもたちは把握はしているでしょうけれども、危険な場所が実際どのくらいあるのかと。そういう危険な場所に、標識であるとか「児童の通学横断中」であるとか、やっぱりそういった標識や看板などをですね、もしついていなければ、設置を早急にしてもらうということをやる必要があると。 そういう面では、改めて危険な場所の総点検をする必要があるんではないかと。いろいろやられているというふうにも思っておりますけれども、そういったことを改めてチェックする必要があるんではないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 全体的な安全の確認でございますけれども、これにつきましては、鉾田市交通安全プログラムというものを作成してございます。一番最初には、平成27年度に全体的に作成しております。その後は、4年に1回、中学校区に分けて点検を、再度4年サイクルでやっているというところでございまして、これまでですね、112カ所の指摘、危険箇所が指摘されております。そのうち一応対策済みというところで66件、残っている未対策がまだ44件ございますが、このようなことで、それぞれ関係機関が確認し合って対策に当たっているというところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) いろいろ安全確認もですね、学校としてやっているということですけれども、ただ4年に1度の点検の中でもですね、いろいろ危険箇所がわかって、まだ44件についてはまた、安全対策はしていない場所が44件あるということで、これは早急にしなきゃなんない話だと思うんですけれども、どうなんでしょうか。すぐにやる考えはあるんでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 内容的にすぐにできるものばかりではございません。例えば歩道をつけてくれとか、簡単にすぐにできるものではございません。すぐできるものはね、なるべく早く対応はいたしております。今後もできるもの、危険な度合いに基づいて、早急にやらなくてはならないものは早急に実施していく考えでございます。以上でございます。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) それでは、交通事故防止のための交通安全対策の進め方につきましてご説明申し上げたいと思います。 初めに、信号機と横断歩道の整備あるいは設置につきましては、県警本部の交通規制課のほうが行います。この設置要望する順序ですが、主に区長さん、主にというか、各区の区長さんから、ここは危険だから信号機あるいは横断歩道の設置をお願いしたいという要望書を上げていただきます。当然市民の声というのが重要なことになりますので、それを受けまして、うちの総務課の危機管理室のほうで現地調査を行い、市長名で要望書を所轄の警察署、ここで言いますと鉾田警察署長宛てに要望書の提出を行います。 その後ですね、警察署のほうで現地確認調査、交通量調査あるいは歩行者の数、あと現場の状況、そういったものを確認して、可能なものにつきましては、必要性が認められるものについては県警本部のほうへ上申をするという流れでございます。それで、県警本部のほうで、当然予算等の絡みがございますが、実施できるものについては、すぐ実施をいただくというような順序で行ってございます。 それと、ガードレールの設置につきましては、道路管理者がそれぞれ行います。国道であれば国土交通省、県道であれば茨城県となります。当然市道であれば市の道路建設課ということで、流れ的には先ほどと同じような形で、国県道につきましては、区長さんの要望書を添付いたしまして、市長から要望書を提出すると。市道であれば、道路建設課と協議をして、一番早いのは市道の場合の対応ですが、予算等の確保あるいは必要性が認められれば、あるいは現場の状況で、設置ができるという状況であれば、ガードレールを設置していくということになってございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 特にですね、今回の先ほど申したような事故で、非常に歩行者が注意しているだけでは防ぎようがなかったという面があると思うんですよね。そういう点でどう防ぐかということを考えたときに、一番効果的なのは、車が飛び込んでこないような施設、特にガードレールなどを危険なところにですね、設置するというのが、そういう面では非常に有効かなというふうに思うんですけれども、現在でも鉾田市内で住民の方などから、例えばガードレールなどの要望がですね、されているような場所もあるかなと思うんですけれども、前の議会の中で、県道182号線、鉾田南小学校のですね、あの通りから、信号機がなかなかつけてもらえないという場所に、それにかわる対策としてですね、いろいろ要望した経緯もございますが、住民の方から例えばガードレールなどの要望で、まだ設置がされていないというような箇所というのは何カ所ぐらいあるのか、わかりましたらお願いしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 大津市の事件ということで、ガードレールの必要性ということが今改めて問われている状況でございますが、過去3年間の状況で申し上げますと、各地元からのガードレールの設置の要望につきましては一件もないという状況でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 総務部長はちょっと把握していないところがあるかもしれませんけれども、鉾田病院からですね、新しい道路が南小学校のほうに向けてできたわけですね。途中大変急傾斜で、急カーブがあるということで、その急カーブのところが非常に危険だということでですね、そこについては、保護者の方から市長に直接ですね、ガードレールの要望ということで。ただ、今東京ガスが工事しているということで、今工事中でもあるということでですね、すぐにはちょっとね、それが終わらなければということで待っているような状態もあります。 ですから、今のところガードレールについては要望はないということですけれども、これからいろんな住民からの要望も出てくることもありますので、速やかにですね、安全対策については重視をしていただいてですね、取り組んでいただきたいということをお願いしたいと思います。 次にお願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 1点目の公害防止協定についてご答弁申し上げます。 現在、上山・鉾田工業団地におきましては、金属リサイクル事業、プラスチックリサイクル事業、廃プラスチックの破砕処理施設の計画がございます。その3つの事業のうち金属リサイクルに関する事業が操業開始されましたが、この金属リサイクル事業は廃棄物の処理に当たらないことから、事業を操業する前の廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく届け出や許可、法的な公害防止協定等の締結に関しましては義務となっていない状況でございます。 しかしながら、公害の未然防止や生活環境を保全するため、事業者と協議し、必要に応じて立入調査等を行うことや騒音規制法や水質汚濁防止法などの公害関連法令の遵守、火災などの防災対策を含めた公害防止協定等の締結に向けて検討してまいります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 内容が金属リサイクルの破砕分別ということで、決して公害防止協定の義務になっていないということなんですが、ただ協定の締結に向けて協議し、検討していくということです。 ただですね、地元への説明とかですね、そういうものもないままに、もう事業が開始されると。公害防止協定そのものは、義務ではないということなので、締結をしてからでないと稼働できないということにはならないということですけれども、しかし住民への説明もなくですね、やっぱりそういうものが進められるというのはですね、非常に住民の方は、これまでのいろんな経過がある中で、PCBの企業の問題とかですね、非常に不安になっているということで、説明しないことについては、企業もですね、非常に申しわけなかったというようなですね、謝罪の言葉もありましたが、住民の方が一番心配しているのは何かというと、公害になるような危険な、そういう物質が紛れ込んでしまってですね、それがいつの間にかですね、環境の破壊につながるようなことにならないかという、それなんですよね。 ですから、万が一のことを考えてね、やっぱり公害防止協定も、事業者も、そしてまた市のほうも締結に向けて考えているということなので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思うんですが、ただ作業をね、今開始をしているというのはいかがなものかというように思うんですけれども、これらについては、ストップを一時させて、それから稼働させるというようなことにはできないもんでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 本市と同様な案件が地市町村でもございました。それらの情報を収集しましてやった限りでは、やはり他市町村の事例でも、そこまでのことはなかなかできないというような状況と聞いております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 立入調査権も含めてですね、やっぱりほかの企業との公害防止協定というのは、工業団地企業とは締結しているわけなので、ぜひともですね、住民が安心できるような内容でですね、努力をして締結をしていただきたいというように思います。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 2点目の汚水対策や放流水の水質検査についてお答えをいたします。 排水対策につきましては、雨水が地下浸透しないよう、保管場所に敷いている鉄板の目どめと油水分離槽を設置する旨、事業者側からございました。事業者が整備する排水施設の内容や水質汚濁防止法等を含めた公害関連法令等を踏まえ、必要に応じて立入調査等が行えるよう、先ほど申し上げました公害防止協定、そちらのほうを締結して検討していくというようなことで考えてございます。以上です。          〔「次、願います」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) それでは、今後西部工業団地への産廃企業の誘致について、どのような方針かというご質問にご答弁したいと思います。 西部工業団地につきましては、まだ未造成ということで、県有地でございます。当然市といたしましては、早期造成を強く要望しているところでございますが、この企業誘致といいますか、企業の進出につきましては、茨城県のほうも市町村の意見を聞くということになってございます。市が望まない企業については、当然その進出についてはお断りをするというような考えでおりますので、産業、地元に影響を及ぼす、あるいは近隣住民が望まない産業廃棄物関連企業については、市としてもその辺は立地は望まないという方針でございます。 市といたしましては、多くの雇用創出を見込める企業、特に平成29年に設けました企業立地の優遇制度におきまして、対象業種となっている製造業や流通業などの誘致に向けて誘致活動を行ってまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 以前にですね、企業誘致に関して、執行部のほうから、産廃の業者などもですね、見に来ているというような話をちょっと聞いたことがあるんですけれども、これはまだそんなに何年も前の話ではなくて、ここ一、二年なんですけれども、実際どうですか。確認の意味で、見に来たり、企業のほうでは産廃企業、どうなのでしょうか、あるのでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 西部工業団地のほうでよろしいでしょうか。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部長関谷公律君) 高野議員がおっしゃっているのは、恐らく前のPCBの会社関係の話、要は上山・鉾田工業団地のビクター跡地の件だと思います。西部工業団地につきましては、先ほど申しましたように、未造成ということでございますので、具体的なそういった産廃企業が見に来ているとか、そういうような状況はございません。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) ただいま部長のほうからですね、地元が、そういう公害のおそれのある、そういう産廃企業についての誘致というのは、鉾田市としても考えていないということなので、非常に安心しました。やはり住民にもですね、よく相談をしながらですね、こういう誘致の問題はよく考えてもらいたいと、そのように思います。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 3点目、原発の関係でございます。福島原発によります放射能の影響によるタケノコの出荷制限の解除に向けた放射能物質検査については、市内の検査箇所を60カ所選定いたしまして、検体を鹿行農林事務所林業振興課に提出し、検査を受ける手続が必要となります。こういう段取りでやるようになります。 現在ですけれども、今年度から来年度の2カ年にかけて、市内の検査箇所を60カ所選定し、検体の提出をして検査を進めてきているところでございますので、現在調査中ということで、検査結果については、現時点で報告できる段階にはございません。 解除については、市全体での解除となるため、検査結果を踏まえて、どのように解除していくか茨城県や関係機関と今後協議し、検討していきたいと考えております。 次に、魚介類への影響でございますけれども、まず海面のほうの海産の魚介類についての出荷制限指示等はございません。しかしながらですね、北浦等の内水面、こちらの魚種につきましては、県内では天然アメリカナマズと天然ウナギの2魚種が国の出荷制限指示の対象となっております。このうち天然アメリカナマズについては、鉾田市も出荷制限範囲に入ってくるものでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 昨年までは鉾田で収穫されているタケノコについては、放射能の濃度が高いと、出荷も食べることも実質できないというようなことで、ただ今年度については、今検査中ということで、まだ出ていないということであります。 市民の方はですね、この情報はまだわかんないんですね。以前にホームページなどで周知をしているというお話がですね、以前お聞きいたしましたけれども、結果が出ればですね、やはりホームページだけではなくて、そういうものを利用できる市民ばかりではありませんので、やはり広報紙などにもですね、そういった状況を伝えると。 北浦の内水面については、天然のアメリカナマズ、天然ウナギなどもですね、まだ制限がされている状況があるということで、こういう情報をですね、わかっている市民ばかりいませんので、きちんとこういうことにつきましても、広報等を利用して周知をしていただきたいと、このように思います。いかがですか。
    ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) こういった情報は、市民の方も知りたい情報かと思いますので、もし広報に不足があれば、しっかりと広報していきたいと思っております。以上です。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。市長。 ◎市長(岸田一夫君) 東海第二原発再稼働反対に対する署名については、1月31日と4月9日に、市内の市民団体の方々から、総数6,283名の署名提出を受けたところですが、その署名は市民の声として真摯に受けとめて、今後の対応に当たってまいりたいと考えております。私は、市民の安全が確保されることが第一であると常々考えておりますので、事業者には市民のご理解が得られるように、より丁寧な説明とともに、原子力施設の安全性向上のための対策工事をしっかりと進めていくよう求めているところであります。 その上で、茨城県や発電所周辺6市村で構成する原子力所在地域首長懇談会の動向、30キロ圏内の自治体で構成する東海第二発電所安全対策首長会議での協議、そして茨城県原子力安全対策委員会及び原子力審議会などの判断を注視しながら、総合的に判断していきたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 市長からは、この再稼働反対だというような明言の答弁はありませんでした。安全確保がされることが大事だと思っているということで、そのための安全対策の工事をしっかりやってくれというようなことを事業者にもというようなお話なのですけれども、5月の25日にですね、全県、今の状況についての説明会というのを事業者がやっております。 鉾田市では、5月の25日に旭地区の学習共用施設で説明会があって、私も参加してきました。多数住民の方も来ておりましたが、その中でですね、事業者が何と言っているのかというとですね、100%安全ではありませんと言っているんですよね。今までは安全だということを強調してきた。ところが、福島原発のああいう事故を受けてですね、そういうことを言うことはできなくなったわけですね。 それで、住民の方から、100%安全なんですかと、いろいろと対策を講じるという説明がありましたけれども、安全なんですかと言ったら、100%安全ということではありませんと、事業者みずからがですね、市長、認めていることなんですね。 その後、何人も参加された方から発言がありましたけれども、100%安全ではなければ稼働しないでくれと、こういう声がですね、参加された方から相次ぎました。この声が私は市民の声だと思うんです、市長。 安全対策をやれば、しっかりやってくれというだけで済むんではなくて、今の技術でもまだ、東海第二原発は稼働するには安全ではないということが事業者みずからが認めているわけですから、これを認めるわけにいかないというのは、市民の立場から立てば、当たり前の話だというふうに思います。 市長、どうですか。安全ではないんですよ、100%。事業者が認めているわけですから。そういう立場に立って、市長としては再稼働を認められないということを、そういうことをね、明言するのは今ではないですか。市長、いかがでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 今高野議員のこともご理解できますし、またですね、先ほども述べたとおり、注視しながら総合的に判断するという中でも、やはりですね、原子力事業者のほうには本当に安全対策をしっかりということを続けて、ほかの自治体とも、いろんな団体とともに、言い続けながら、またですね、100%に近づけるような施策をお願いし、そしてまたですね、いろんな部分を私も情報収集しながら判断したいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 100%安全ではなければ再稼働するべきではないと思います。私は、その立場で市長に行動してもらうことを強く望みたいと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(菅谷吉弘君) それでは、遊休農地の面積と前年度対比の状況について答弁申し上げます。 まず、遊休農地の面積でございますが、平成29年度には110.1ヘクタール、平成30年度には108.5ヘクタールを確認しております。昨年度解消した面積が10.9ヘクタール、新たなものが9.3ヘクタールとなっていることから、前年度比で1.6ヘクタール減少している状況でございます。 これまでも遊休農地の解消を図るため、農業委員、農地利用最適化推進委員の方々の活動とあわせまして、農地中間管理機構とも連携して解消に取り組んでいるところです。今後も引き続き遊休農地の解消、発生防止に取り組むとともに、意欲ある耕作者への農地利用の集積等を行うなど、本市の農業の生産力向上を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 遊休農地もですね、毎年ふえたり、あるいは減ったりしているということで、ただ昨年度については1.6ヘクタールの減少という結果になったということで、これも農業委員会やですね、農業委員の皆さん、農地利用最適化推進委員の皆さんの努力の結果だというふうに思うんですが、この遊休農地はですね、やはり資源だと思うんですよね。ですから、農地をですね、どう再生をしていくのかということが非常に大事だと思います。 この1.6ヘクタール、農地に変わったと思うんですけれども、どんな作物をつくり始めたとかですね、減った理由というのは、どんなふうにそこは把握しているのか、もう少しお話を聞きたいと思うんですけれども。 ○議長(井川茂樹君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(菅谷吉弘君) 遊休農地の減少の理由でございますが、この利用等につきましてはもちろん、手を加えて再生した農地につきましては、地権者もしくは新たな担い手の方が作付をするなどして、農地として当然有効に利用されているものと考えております。そのほか、地域に密着した農業委員、それと先ほどの農地利用最適化推進委員の方々の活動と合わせまして、農地中間管理機構との連携、そちらのほうの実績もあるかと思われます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 大体わかったんですけれども、先ほど遊休農地もですね、これはもう一つの資源だということで、これをどう解消させて再利用していくかというのはですね、やはりこれから市長、鉾田市の農業を全国1位にしていく上でですね、非常に大事なことだと思います。農家の所得の向上にもつながるしですね、解消していけば。また、この農地でいろいろな農業の資材なども使えばですね、地域経済の波及効果なども多いし、雇用の創出も生まれるということで、この遊休農地の解消というのは非常に、これからの鉾田市の農業にとってですね、切り離すことができないというふうに思うんです。 そういう意味で、この再生をどうしていくのか、その方法をですね、農業委員会で委員たちが巡回したりパトロールしてですね、防止に努めているのはわかるんですけれども、しかしまだまだ100ヘクタールからの遊休農地をね、根本的に解決をしていく方向をどうつくっていくのかというのは、非常に鉾田市の農業にとっての重大な課題だと思います。それらについては、産業経済部長のほうから、何かですね、考えがありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 議員おっしゃるとおりですね、遊休農地、これは資源だと思っています。活用できればお金を生みますし、経済も回りますし、鉾田の農業の発展にもつながるものだと考えております。 具体的にどう再生させるかですが、遊休農地になった原因というのは、多分これはあって、その原因を取り除くことが再生のためには必要だと思っております。具体的には、皆さんおわかりのところだと思いますけれども、そもそも相続放棄をされちゃったような、そもそも家族的な原因があるものと、そもそもつくっていてもお金にならないから、つくるのをやめちゃったという、経済的な理由と大きく2つあるのかなと思っています。 前者のほうは、誰かにかわってつくってもらうというようなことになるでしょうし、後者のほうについては、どうやったらきちんと採算にのれるような農地に仕上げることができるか、こういった観点から、一つ一つの農地にですね、できればそういう解決の処方箋みたいなのをつくっていってですね、それは農業委員、いろんな方のお力を頂戴しながらだと思いますけれども、そういった形できめ細やかな対応をしていく中で、農地の再生というのをやっていくことになるのかなと思っております。かなり中長期的な取り組みだと思いますけれども、そういったことを地道にやっていきながら取り組んでいきたいと思っています。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 先ほど高野議員のお話があったとおり、その思いがありまして、市の執行部、議会、そして農業委員会ということで、私、副市長、そして議長、副議長、そして農業委員会の会長、会長代理と3者で機関で会合を持ちまして、今後のいろんな部分をですね、話し合うということで今日の午後なっております。一応そういうことで動き出しましたんで、その部分もご理解いただきたいと思います。以上でございます。          〔「次お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に対する答弁を願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 2点目、小規模農家の支援ということでご答弁申し上げます。 流通チャンネルが多様化し、小規模な家族経営の農家でも、みずからの自由な発想と工夫で消費者や小売店、飲食店などに直接販売することができ、一定の収益を上げることが可能となってきております。小規模農家の生産を維持することだけを目的とした支援は考えておりませんが、今申し上げましたような、意欲と発想をお持ちの小規模農家の新たに取り組みについては、県や市の独自予算も活用しながら引き続き支援をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 小規模農家だけの支援ということではなくということでありましたが、今、新たな取り組みや支援も考えていくというとなんですが、私の質問の中で、具体的にですね、少額な農機具等への支援というのはできないかと。これはですね、やはり今大型化農家も、大型機械でですね、大型化している農家は、また大きくやっている方もふえております。しかし、農地を維持するのにはですね、やはり規格の小さな面積であるとかですね、非常に条件が悪いであるとか、やはり大規模農家だけで鉾田市の農地を生産したり維持をするということは非常に難しい点があると思います。そういう点では、小規模農家、高齢化した農家あるいは兼業した農家など、そういう人たちもやはり鉾田市の農業を支える大事な農家だと思うんでね。 そういう面で、高齢化した農家の方からは、機械が使えなく、故障したりしたら、それを機会にもうやめようという声はいろいろ聞こえてくるんですね。それと、兼業農家については、時間もお金もつぎ込みながら、農業の生産をですね、兼業農家は兼業農家で鉾田市の農業の生産のために、これも努力しているということなんですよね。 そういうことになると、やはりもっと何かしら支援できないかと。例えば実例として、行方市、そして茨城町では、少額な農機具に対する支援というのは、行方市ではですね、農機具や施設も含めて5%補助に対して10万円を限度に支援をしている。茨城町では、小さな農機具、補助率3分の1で30万円を限度にしていると、行っているということでですね、やはり市民のそういう小さな声に基づいてやっているということで、非常に的を射たですね、支援対策だというふうに思うんですけれども、鉾田市でももう少しね、そういった農機具等に対して、少額な機械購入に対して支援できないかということをですね、ぜひ考えてほしいなというふうに思うんですけれども、市長、いかがでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 高野議員おっしゃることはよくわかるんですけれども、補助金というのはですね、市民の皆様からお預かりした貴重な税金をですね、我々産業部局としては、産業振興のため、いわば投資をしてですね、産業を育てていくと、こういったものに補助金を使おうというふうに考えております。 こうした観点からすれば、今申し上げておりましたように、規模の大小は問わず、自由な発想と創意工夫で自分の経営をどんどん発展させていこうといった農家に対しては、非常に投資効果というのがあると思うのですけれども、そういった生産をただしているだけの農家と比べたときに、補助金としての投資効果というのはどうなのかということがありますので、投資効果としての優先順位というのを考えていかなきゃいけないのかなと、こういうふうに思っております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 市長にもぜひお答えいただきたいんですけれども、今生産しているだけの農家について、今ちょっとお話がありましたけれども、やはりそういう兼業や小さな農家、高齢化し農家がね、やっぱり生産だけをしているだけでも、荒廃地にならない、荒らさない、放棄地にならないということだってあるわけですよね。多少なりともやはり鉾田市の農業生産に寄与している面もあると思います。そういったことが、やはり税金で補助するんだといってもですね、いろんな問題を解決することにつながるし、やがて市税に反映をしたりとか、いろんな形でね、貢献を小規模な農家もしているというふうに思います。 ということで、今後についてね、市長、ぜひそこら辺についてもですね、少額な農機具の購入等についての市の補助の支援というものも検討していただきたいなと思うんですけれども、市長からお願いしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 先ほど産業経済部長が申し上げたのは、可能性が残っておりますんで、私のほうもそういう部分を、近隣にとらわれず、県内外も調べまして、その部分についても精査していきたいなと思っております。産業経済部長の言葉は断絶的に切っているわけではございませんので、ご理解いただきたい。以上です。          〔「よくわかります。次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 答弁願います。教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 5項目めについてご答弁いたします。 鉾田市の貴重な歴史や文化を後世に残すために、閉校を活用した民俗資料館のほか、青少年関係事業や各種団体の活動拠点機能を有する社会教育複合施設の整備を検討しているところでございます。具体的には、歴史民俗資料館機能、文化協会、市民会議などの社会教育団体の活動拠点、さらには国体終了後のクライミング競技の拠点としての整備を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 高野君。 ◆19番(高野衛君) 廃校を利用してのそういう資料館の検討もしているということで、非常に前向きな答弁をいただいてはいるんですけれども、総合計画の中でもそのことは明言して、検討しますというようなことになっているんですけれども、29年の3月に総合計画ができて、そこにそういうふうに書いてあるということで、もう2年半たっているわけでね、そういう面では慎重な検討をしているのだというふうに思いますけれども、もう検討から実施に移っていただくようにですね、計画を、実施の計画などもですね、立てていただきたいなというふうに思うんですけれども、その点いかがですか。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 高野議員おっしゃるとおり、ちょっと時間がかかっているというのもあろうとは思いますが、全体的な閉校の跡地利用計画、この辺と絡みますんで、全体的な部分をしっかり整理しながら、どこがいいか位置づけはしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。          〔「以上で終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 以上で高野 衛君の質問を終了いたします。 次に、倉川陽好君。          〔20番 倉川陽好君登壇〕 ◆20番(倉川陽好君) 20番倉川でございます。傍聴者の皆さん、本当にお昼前ご苦労さまでございます。 今大洋のロイヤルオーシャンでゴルフのほうが始まりましたけれども、30年、議員になる前に、ちょうどあそこにゴルフ場とオハヨー乳業が建てられました。あのとき初めて議員になって、ゴルフ場が出て、潮来で1億円もらって、大洋では何ももらわないのはおかしいだろうということで、野津会長といろいろ特別委員会をつくって話して、5億円の補助金をあの当時いただきましたが、途中で石津さんがちょっとあったので、3億円で、2億円はご破算になったというような思い出がありますが、そのとき野津会長は、日本一のゴルフ場をつくるんだというような希望を持っておりましたが、今はあの世へ旅立たれたようでありますし、その息子さんが今進めているようでございますが、本当に海岸のほうへ行ったら駐車場の看板がずっとあって、あれだけゴルフ場のインパクトというのは大きいんだなと改めて思いました。やはり観光というものはいろいろあると思いますが、本当にゴルフ場もその先駆けになってくれればいいのかなと思います。 それでは、質問を始めます。1点目に、観光地整備についてお尋ねいたします。観光整備については、鉾田市では市長を先頭に、ブランド品のメロン等については首都圏にPRに積極的に進めているようです。また、鉾田市出身のタレントを起用してのコマーシャルも好感を持たれているようです。そして、メロンやいちごの生産地に、食べる観光は、生産者の皆さんの努力で好感度で受け入れられているようです。 また、ラムサール登録で涸沼の認知度は進んでいるようですが、風光明媚な自然を見ることはできるようですが、これらの見るだけの観光から、涸沼駅のレンタサイクルがありますが、またこの前、いこいの村のパークゴルフ場へ行ってまいりましたが、本当にあそこのゴルフ場は高齢者にかなり好評で、何かちょっと高齢者の方が行って、おとぎの国に来たような、トイレも本当にきれいなトイレで、鉾田市では一番トイレも整備されているのかなというような感じで見ましたけれども、本当にあそこの涸沼のいこいの村は高齢者の誘致にはかり成功しているようでありますし、市長がサーフィン等の利用者がふえていると言っておりますが、大洋海岸につきましては、震災時に京知釜海岸から堤防を改修してくれということで、現在田子沼から下沢までがきれいに整備され、そして以前、今日の新聞にも載っておりましたが、人見さんがサーフィン大会を一回やったことがありますが、その場に本当に岸田市長が言うように、観光のサーフィンにぴったりのような施設ができ、そしてその中には駐車場も完備されているようであります。 そしてまた北浦には、釣りのお客さんもふえているようでありますが、本当に海岸や湖、お客様は来ますけれども、これらのお客様に、どのようにしてお金を落としてもらう施策を考えているのか、担当課として鉾田の観光をどのように進化させていくのかお尋ねいたします。 2点目に、通学路整備についてお尋ねします。白鳥西小学校の湖岸線は、歩道も整備され、安全なようですが、大蔵地区からの通学路は両脇が山林に囲まれた道路です。現在市では、道路にはみ出た樹木伐採を進めて、住民の皆様には好評のようです。しかし、なぜかこの通学路は、樹木が生い茂っている箇所が何カ所かあるようですが、市では父兄の皆様の声を聞いて、これらの早期対策をする考えはあるのかないのかお尋ねいたします。 鉾田では統合した学校にバスで送迎されておりますが、大洋地区では、いまだにあの山の中、市民センターから札まで歩いて通学し、そして父兄の方が安全確保のためにサポートしながら歩いているような現状でありますので、ぜひこれらの問題についても早急に進めていただければなと思います。 3点目に、急傾斜対策についてお尋ねいたします。鉾田市でも東日本大震災のときには、山林の山崩れでかなりの地域が被害が出ました。幸いに崩れた山林が人家の少ない場所等で、人命に被害がなかったのが救いでした。当市は、以前は建設申請が比較的緩かったため、現在はこれらの急傾斜を背中にしょっている人家は、申請を出しても受けられないということで、新しい人家はまだまだこれから建てられるのには難しいと思いますが、これらの事業は、財政力のない市での事業ではなく、県の事業のようですが、東日本大震災で湖岸線や高田のほうの何カ所かがまだまだ未整備でありますので、これらについて鉾田市では、県のほうにどのように報告し、どのような要望をし、現在の工事状況はどのようになっているのかお尋ねいたします。 次に、生活道路と排水路の補修状況についてお尋ねいたします。旧町内や住宅地等はなかなか補修等についてはおくれがちのようです。これらの道路や排水路の補修等の申請は、どのように進めているのかお尋ねいたします。担当課でのパトロールをしているのか、区長からの申請要望なのか、これらについてお尋ねいたします。 次に、農業の育成についてお尋ねいたします。当市の農家の農業形態は、大型農業から高齢者の方が生業として耕作している方まで、いろいろあります。これらの農業育成のために、農協や市の担当部等で生産指導を肥料屋さん等と相談しながら、農業に従事している方までで相談をし、進めていると思いますが、市の基幹産業の農業の育成のために、市ではこれらの高齢者の農業についてはどのような対策で指導をしていくのかお尋ねいたします。 そして、最後になりますが……あと2点ありますけれども、5点目に、市民に優しいまちづくりということで市長にお尋ねします。今観光地として、市外からの観光等で訪れる皆様にとって、一番欲しいものの一つに公衆トイレがあると思います。設置場所については、現在は鉾田市の市営駐車場、各駅のトイレ、市役所等の公共施設、大竹海浜公園や各直売所だと思いますが、市ではこれからのこれらの問題についてどのように取り組んでいくのか。 この前も海岸の友人のところに行ったら、海岸の民宿が潰れてしまったおかげで、トイレを借りるところがなくなっちゃったんだと。それで、「見れよ、おめえ、このハウスの中」、観光に来た方が無料で、無断でそこでやっていく。また、北浦では、船の上の中で、そのようなことをやっていると漁業者の方にも聞いておりますが、これらの利便性を図ることに対しては市長は、例えばコンビニ等と提携をして、コンビニに鉾田市と提携をして、トイレの利用はぜひコンビニをお使いくださいというような形で進めれば、多分トイレに入った方は買い物をするというようなことでありますので、そこらについてもぜひ、お金のかかることでなくて、担当課がコンビニと提携、お話をすれば、今まででも税金の納税もやっておりますので、納税だけでなくて、そういうものの始末もやっていただければありがたいなと思いますので、ぜひ担当課にこれらの問題についてどのように進めるかお尋ねいたします。 最後に、ふるさと納税についてお尋ねいたします。前回の議会でも、ふるさと納税の寄附金等を新たな財源として市民のために活用との提案もありましたが、まず次の点についてお尋ねします。 この制度は、商店で言えば商品のPRをして商品を買ってもらう。そして、その利益で、各商店はお店のためや自分の生活のために利益活用することと私は仕組みは似ているのかなと思います。そこで、その利益をふやすために、前年の反省点を把握して、新たな年度の経営戦略を立てることが大事なことと思います。そこで、次の点についてお尋ねいたします。 30年度のふるさと納税の総額、そしてそのための費用はどのくらいかかったのか。返礼品やその仕込みのための費用は全て自前でやったのか、業者に委託でやったのか。そして、その差額は、利益はどのくらいあったのか。そして、返礼品の結果の反省点は、どのようなものに人気があり、どのようなものにはどのような反響があったのか、それらの課題についてどうだったのか、今年度進めていく上で担当者及び執行部の見解を求めたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(井川茂樹君) 午後1時まで休憩いたします。                午前11時58分休憩                                                        午後 1時00分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 倉川君の質問に対し答弁を願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 議員ご指摘のとおり、観光も鉾田の産業振興策の一環でありますので、来ていただいた観光客の皆様に、いかに鉾田でお金を使っていただけるかということが産業の振興の面では重要となってきます。こうした考え方からすれば、観光で商売をし、きちんと収益を上げられる事業者をふやし、観光を産業の一つとして育てることが観光の振興の目標となります。 これに向けた施策の一つとして、観光協会の法人化の検討を進めてまいりたいと考えております。現在の観光協会は、市商工観光課内に事務局があり、商工観光課職員が事務を行っておりますが、例えば試験的に観光イベントを現場の裁量で実施することが難しいなど、観光振興のための取り組みが、行政のいろんな制約のもとで、おのずから限定されてしまっております。このため観光協会に専門的な職員を入れた事務局を設け、市と別組織に分離することで、観光協会みずからが積極的な事業を展開しまして、市の観光振興の呼び水となるような形にしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) さすがに産業経済部長、本当に国から出向しているだけあって、本当に明確な答弁で、そして今までより踏み込んで、観光協会の法人化を図るということは、ぜひ市長もこのことをお耳に入れて、来年度には実行に移せるようにしていただきたいと思います。 今まで本当に、市でもいろんな団体があるけれども、なかなか市の職員が出向とか何かで、完全な何がないような形で、今どこの商工会でも、やっぱり市長が観光協会の会長になったほうが、商工会の会長がなったほうがいいのか、それとも専門部署がなったほうがいいのか、いろいろあるみたいですけれども、やはり知識がない人がやるとなかなか難しいですよね。 これは、昭和の51年に知事が中心になって、私ら商工会の青年部でやったんですけれども、そのときの概要が、鹿行地域の整備構想とか何かというんで、鹿島灘スポーツリゾート基地構想とか水と花の都づくり構想とか何かとありますけれども、これらで果たして今の、旧大洋村の台の浜地区の人らが2町歩寄附した土地、あの辺がちょうどスポーツリゾート基地の中心になればよかったのかなと思いましたけれども、今は太陽光の発電所ができるような感じでなっちゃって、地元の人らは寄附したけれども、何だったのかなというようなこともありますので、ぜひこれらについてもやってほしいと思いますし。 これは、平成8年度の私らが商工会でやった問題ですけれども、それらについても、いみじくも言っているのは、「まず気がつくのは国道51号線以外の道路の悪さである。特に狭いというのが気になる。舗装の問題については、個人的には、無理やりコンクリートやアスファルト舗装をすることがよいとは思わないので、じっくりとこの村にあった舗装方法を考えればよいと思う。ただ、狭くては、今後観光ツアーなどを企画しても大型バスなどを通すことができない。特に大きな観光ポイントになりそうな人文系資源の神社仏閣付近の道が狭くて、観光コーディネートが難しい。次に気がついたのは、サイン計画のお粗末さである」。サインというのは何かというと、看板ですよね、要するに。 「目的地を探すのに、片手にしても標識や案内板が未整備で、探すだけでも一苦労である。案内板はどこにあるかを的確に示し、どのように行けばよいのかをわかりやすくガイドしたものでなければならない。観光を売り物にしたいと考えるなら、当然整備しなければならないものである。 サインというのは案内だけでなく、地域のイメージを形成する大きな手段となる。イメージリーダーになるべきモチーフを決め、統一されたデザインの案内表示、説明板、標識などを整備する必要がある。車で東京からやってきたとき気がついたのは、途中に鹿嶋、鉾田、大洗、北浦などの表示を見つけても、大洋村と書かれた案内表示を見つけることができなかったことだ。建設省に要請してこのあたりから改造していかなけければ、首都圏からの観光客に対して不親切ということになる。遺跡の説明板なども、草ぼうぼうの道とも言えない場所を通り、たどり着くと説明板を見るには狭く、読もうとして後ろの田園に落ちそうになったくらいである。ただつけておけばよいといった発想では予算の無駄遣いとなる。 また、トイレは休憩施設が少ないのにも気がついた。観光ポイントにはせめてトイレや休憩施設は不可欠である。男ならまだしも、多くなってきた女性観光客、女性釣り客には、これでは困ることだろう。また、寺によっては倒木がそのままなっていたり、駐車場がなく、草で車がとめられなかったり、改善されなければならない要素が山ほどある。土産品を販売している場所も見当たらない。国道から離れている農協施設など、メロンなどの特産品が販売されていても、知っている人以外は買いに来ない。 ただぐるぐると地域を回って歩いて、子どもたちが見知らぬ私に明るく挨拶をしてくれること。農家の方が仕事の手を休め、誰もが親切に道を教えてくれたり、案内をしてくれたことは、感動した」ということであります。 やはり人間的にこの鉾田市の人は、基本的に親切なんですよね。ただ親切だけではなくて、本当に親切というのは、ただ案内されなくても、行けるというようなことも必要なのかなと思いますし。 また、今度アトム展か何かありますけれども、私らは前に、20年くらい前かな、月光仮面でおなじみの桑田次郎さんに、漫画の本を土産にできないかということで、商工会で私、桑田先生に頼んで、「おらが大洋村」という漫画の本を頂戴して、その当時の商工会の事務局長は東京まで講演に行ったこともあるくらい。漫画の本が観光客に売れるなんていうのは、その当時は発想がなかったんですよね。今だったら、それが当たり前になっているくらいなんだけれども。 だから、やはり岸田市長が当選して何を期待するか。岸田市長なら俺たちの意見も取り入れてくれるんではないかと、そういういろんなことがありますよね。だから、私は桑田先生にお願いして、スポーツのプラザとか何かと、木を切ったところに、あそこに桑田さんの展示会でもやったらと言って、それであそこに言ったこともあるんですけれども、とうとうできませんでしたけれども、桑田先生も今入院しているような形なので、活用するのには今ですよね。大洋の公民館にはたっしゃか踊りのポスターはずっとあるけれども、あれも無料で描いてもらったのですからね。石津さんのそういう吸引力はすごかったですよね。 だから、いかにそれをこれから活用していくかということで、ほかの観光については、物売りとか何かというのはほかの人らがやれるけれども、こういうことは俺がやらないとできないのかなと思ったんで、この点だけ質問したので、産業経済部長も新たな発想で答弁していただきましたので、ぜひ市長から、どのような形でやるか。それと、もしくは副市長が、それだったら俺が県のほうへ行って予算とってくるからって、そのくらい発想をできるよう、答弁いただければと思います。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) では、まず私から。 今ですね、32年議員をやっている倉川議員からの重い提言等ございましたけれども、やはりですね、その言葉一つ一つに重みがあるのかなと感じております。そういう中で、今言ったとおりですね、その中でも精査しながら、本当にですね、お金をかけなくてもできる部分、そしてお金の部分は我々が予算を編成するということで、前向きにですね、この鉾田市のアピール、そして今感じたのは、やはり今回国体でインターチェンジの近くに案内板を設けましたけれども、やはり鉾田に入ってきたときに、どの方向にどのようなものがあるのか、その場所に行くのについても、多分難解な部分なのかなと思いまして、本当に倉川さんの部分につきましては、受け入れて善処したいと思います。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 副市長。 ◎副市長(寺門利幸君) せっかくの答弁の機会をいただきましてありがとうございます。 観光についてはですね、鉾田市の大事な産業の一つというふうに考えてございます。特に鉾田市を知っていただくという意味ではですね、首都圏あるいは県内多くのところからですね、鉾田市の魅力について知っていただく手段として、観光についても積極的に取り組んでいくということでございますんで、私のできる範囲でですね、できる限りのこれまでの知見を生かして努力をさせていただきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 本当にありがとうございました。本当に岸田市長の、一番なってよかったのは、産業経済部長を連れてきて、そして県から副市長を連れてきて、この二本柱をとったので、鉾田の面はすごくよくなったということを実感いたしました。 それで、今、日本のレジャー産業では、パチンコとゲーム関連が約4割を占めるということでありますよね。国や地方で観光振興にいかに力を入れても、せいぜい11%程度。スポーツ関連規模についても全体5%というような調査結果もあるようですので、やはりこれらの点も、鉾田の職員の方も、そういうものも得意な人もたくさんいるでしょうから、ぜひそういう形で進めていただければと思います。 次の質問をお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 通学路整備についてお答えいたします。 大蔵地区につきましては、国道354号から小学校を結ぶ区間の路線は、市道大洋1110号と3034号線であり、議員のご指摘のとおり、樹木が生い茂っている箇所がございます。道路脇の生い茂った草につきましては、市内各地で行われる除草作業に合わせ、地域のご協力により、年に数回草刈りを行っていただいております。この通学路となる市道の管理につきましても、今後も地域のご協力により、除草作業を進めていただきたいと考えておりますが、父兄から樹木が生い茂っている箇所の要望があれば、早期に対策を講じてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) ただいま建設部長から答弁いただきました。本当にそのとおりだと思いますけれども、何年か前に私、道路に落ち葉がたまって、それがだんだん、だんだんなって通学路が細くなっちゃうと。草があるところには子どもらは通らないということなので、通称おなご道というんですけれども、別荘があっていろいろあるところなんですけれども、本当に怖いということで、私の二、三個下のが孫を連れて、毎日バイクで送迎していたんですけれども、それで言われたんだけれども、よく考えてみたら、原因は何だろうと思ったら、上に生い茂っている木なんですよね。これがある限りは永久的に落ちると。 それで、大蔵地区の皆さんも、大蔵の道路から入って少しのところに、すごい山がこんもりしたところもあるんですけれども、あとは言いませんけれども。あと、小学校の近辺のところも生い茂っていますので、ぜひそこらは教育長に見ていただいて、そこらの伐採に当たって考えていただければと思いますので、ぜひ教育長からも、札の子どもはあと3年先になんなければ学校は通えない。下手したら6年先になるようなこともあったんですからね。ぜひそこらのところも考えてご答弁いただければと思います。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 議員ご指摘のとおりですね、大蔵地区からの児童の登校、下校につきましては、特に登校は、現在毎日交代で、3人の保護者が登校班に同行して、通学の安全確保に努めていただいているところでございます。私もこの通学路を拝見させていただきまして、カーブも多いですし、それから樹木にも覆われている場所があるということから、ご指摘のとおり、何らかの対応をすべき箇所と教育委員会でも認識しております。今後、先ほど建設部長からの回答もございましたが、道路管理者とも連携を図りながら安全対策を積極的に進めてまいりたい、そう考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) ここで建設課と教育委員会をつないだから、この答えが出たんですよね。こっちだけで聞いたら、学校の問題は全然出なかったんです。これも議会の中で自由に質問できるような体制をとっていただいたのが岸田さんのいいところですので、これを実行するのは市長ですから、明日あたりになったら、きれいになっているかもわかんないけれども、そこらのところを期待して終わります。 次の答弁お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 急傾斜地対策についてお答えいたします。 本市内には急傾斜地崩壊危険区域として指定されている箇所は、旭地区で1カ所、鉾田地区で10カ所、大洋地区で14カ所の合計25カ所でございます。これらの指定された地区につきましては、県において整備を進めていただいているところでございます。 ご質問の震災以降の工事状況とこれからの計画でございますが、まず工事状況といたしましては、震災前に指定されている25カ所のうち19カ所が完了しております。震災後は、大洋地区の二重作(宮下)、中居(根畑)の整備が進められ、二重作が平成29年度、中居が平成30年度に完了いたしました。現在は、鉾田地区の三光院から新鉾田に向かう七軒町と大洋地区湖畔の旧県道沿いにある梶山で整備が進められております。残る大洋地区の2カ所につきましては、現在の整備が完了次第、順次整備を進めていくと聞いております。 次に、これからの計画につきましては、地区から要望を受け、指定基準を確認し、該当する場合には県に対して要望を行ってまいります。その後、県で現地を調査し、指定されれば、同様に整備されることとなります。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 本当に部長の言うとおりなんですよね。それで、一番なのは、鉾田の高田地区、あそこは前から要望していて、今3軒ぐらい、こういうところに住んでいられないって、出ちゃったような、空き家状態のところがありますね。 それで、この前県の土木事務所に行ったんですけれども、「倉川さん、県でどのくらいの予算があると思います。鉾田だけに回せないんですよね」というような話はされました。それは、横断歩道の何にしろ信号機にしろ、信号機なんかだって、県内で60カ所しかないのに、鉾田で幾つとれるんだよというような話もあるので、ぜひやっぱりこれは計画的にお願いしていかなかったらだめなのかなと思いますので、高田地区のやつも、ぜひ市のほうで計画していただければと思いますし、また、急傾斜地問題については、それでお願いするということで結構です。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問でいいですか。 ◆20番(倉川陽好君) 次、いいですよ。 ○議長(井川茂樹君) 建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 生活道路、排水路などの補修についてお答えいたします。 生活道路や排水路などの補修につきましては、区長様から修繕の要望を受け、現地を確認した上で、すぐに対応できる内容であれば職員でも対応しつつ、契約した請負業者へ指示し、補修を行っております。 このような中、水処理の案件につきましては、対策により別な箇所に影響を及ぼさないか確認した上で進めるため、多少時間を要する場合がございます。また、修繕規模が大きい場合は、応急対策として簡易的な補修を行い、予算措置をした上で修繕を進めております。 このように要望をいただいてから少人数の対象者で一つずつ現場を確認し、進めているところでございますが、地区からの要望も多いことから、対応が追いつかないのが現状でございます。 そこで、今年度より確実にかつ速やかに業務が遂行できるよう、課で情報を共有し、担当にこだわらず、課内で助け合いながら対応しているところでございますので、ご理解いただければ幸いと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 今日、区長さんもお見えになっていますけれども、住民の皆さんは区長さんに頼めばすぐできるような感じで、また議員の皆さんでも、今日も道路の問題で質問が出て、議員が質問すればすぐできるんだろうというような甘い考えなんですけれども。だって、合併してなったとき、鉾田で百何十カ所くらいたまっていたんでしょう、道路ができなくて。それで、1回見直してやったし。 だから、やっぱり岸田市長の英断で、生活道路の3メートルのやつは、今年から200メートルくらいで簡易舗装はやれるようになりましたけれども、やはり区長さんが地元の皆さんから「おめえ、区長やっていて何もやんねえ」と言われるのが一番つらいと思いますよ。せめてあめ玉なめるくらいでもいいから、少しずつその地域に何かやっていただければ、区長さんも顔が立つと思いますので。 私も札の旧県道のほうの排水路、今年一部やっていただきましたけれども、合併して14年ぐらいで初めですよ。議員やって、区長を8年もやって、ようやくですから。区長さんだけでは何もできないと思いますので、ぜひ区長さんの意見を総務課長もよく聞いてやって、対応できるような形で進めていただければと思います。答弁はいいです。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 農業の育成についてご答弁申し上げます。 本市の農業でございますけれども、全国有数の産地ということで、今後も農業の産出額を維持し、品質を向上するため、今後に向けて農業の育成ということもしっかり取り組んでいきたいと考えております。具体的にはですね、しっかり経営マインドを持った人材の育成と、そうして育成した人材が農業をきちんと行える環境づくりをしていきたいと考えております。 まず、人材の育成ですけれども、農業改良普及センターと連携をいたしまして、農業次世代人材投資事業補助金などの支援制度を活用しながら新規就農者を獲得しまして、優良農家での研修や県農業アカデミーの講座の受講等により、実践的な知識、経験を身につけてもらうなどの取り組みを通じて、まず人材の育成を図っていきたいと思っております。 その上で、そのような人材が農業を行う環境づくりとしまして、農地中間管理事業を活用しながら意欲ある農家への農地集積を促進するとともに、地域の持続可能な農業育成体というのにもなっていただくために、土づくりを支援するための土壌診断、農薬の適正使用を指導する残留農薬検査の取り組みなどを推進しまして、さらには農業生産工程管理、いわゆるGAPの認証の推進を図っていきたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 本当に農業問題については、小沼さんがよく昨日の質問で聞いていただきましたので、私は隅っこのほうだけちょっと聞きたいと思ってお願いしたんですけれども。 ただ、よく思うんですけれども、確かに補助金くれ、補助金くれと言う人いますけれども、補助金くれと言うのは簡単だけれども、「おめえ、だって3月に予算組んで、補助金流すだけの予算どこにあるんだ」って。予備費が2,000万円ぐらいしかなくて、その中でどれだけつくるんだっていうのは、予算に賛成した議員だったら誰でもわかることであって、それをね、補助金くらいくれてやれば大変ですよね。 ただ、前に県北のほうへ行ったときに、高齢者の農家の方が、つくった野菜とかキュウリを直売所へ持っていって、自分の小遣いに売っているんですよね。これは、大洋のさんて旬菜館も、当初阿玉の地区の人らがそんな形でやっていて、やっぱり大きいものは父ちゃんが生活費にするけれども、細かいものは母ちゃんらの小遣いにしろよくらいで、まめにつくってやっていたのが思い出されますけれども、ぜひそういうような農業の仕方もあるし、もう既に大洋の湖岸べりの方らは、鹿嶋、神栖に勤めちゃって、農業後継者がいないということで、まさに生業で自分らが生きるために働いているというような農家の方もかなりいますので、ぜひ経済課でもそのような人の目になって、少し何らかのアドバイスでもやっていただければ。 また、地域の農家の肥料屋さんとか、いろんな人たちを見て、あんたらが小口にこうやって売るためには、どのような農業の生産物をつくったほうがいいとかとか何か、そういうようなアドバイス的なものを送っていただいて。今地域の商店がなくなっちゃって、地域の生活物資を買うために八百屋にも行けない、どこにも行けない人らが、そういうようなこともあるので、地産地消ではないけれども、地元のそういうものでやっていけるような形に持っていっていただければ、岸田市長はきめ細かいところまで気がつくなというような形になってくれれば、私らも議員で提言していってよかったのかなと思いますので、ぜひその辺のところもどのような形で進めるか、どちらでも結構ですので、答弁をいただければ。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 先ほど高野議員のほうにもご答弁申し上げましたけれども、やはり規模の大小にかかわらず、農業をやっていくということは、それ自体ビジネスでありますので、きちんとビジネスとして成立する農業を私もこの鉾田では実現していきたいと思っています。そのために何かしら、補助金等の支援でも構いませんし、そういった……アドバイスが市役所職員にどのくらいできるかわかりませんけれども、そういった何か市役所の手助けが欲しいということがあるんであれば、それは当然我々も、できる範囲にはなりますけれども、いろいろな形で支援はしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 産業経済部長の補足をさせていただくんですけれども、鉾田市の場合はね、皆さんご存じのとおり、両JAございますけれども、さんて旬菜館のほうはやはり地元の部分でやっていると、規模的には小さいんですけれども。今は産業経済部長とともにですね、その旬菜館の皆さんにも力をつけていただきたいという思いで、東北地方または先日は東京という部分で平等に扱っていますんで、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 昔織田信長がお城をつくったところに、楽市楽座とお店屋をやって、ありましたよね。ぜひ大洋地区とか鹿行、役場の周りでも、月に何回か農家の人らが自由に持っていってつくれるような、そういう青空市的なものを発想できれば、楽しく過ごせるのかなと思います。答弁はいいです。 次の質問。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 公衆トイレについてご答弁申し上げます。 鉾田市における公衆トイレについても、今年度は大竹海岸に設置しているトイレを和式から一部洋式に改修する工事を予定しているなど、可能な範囲で修繕等は行っておりますが、現在の観光客数等を考慮しますと、今後トイレの数をふやしていくことや全ての既存トイレの修繕を行っていくことは、なかなか難しいと考えております。 こういった中で、観光客の多い京都などにおいては、観光トイレなる提携トイレを、地元の事業者の協力を仰ぎながらふやしているという話を聞いてございます。議員ご提案のコンビニ等との提携によるトイレの提供については、今後こうした京都等の観光地の取り組みを参考にしつつ、実施可能かどうかですね、調査を進めるとともに、本市の観光客の動向、入り込み客数等を鑑みながら、どういったやり方ができるか検討してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 一つ、こういう提案はどうなのかなと思っているんです。鉾田のまちに市営駐車場がありますよね、トイレが。それで、ごみの袋の売り上げが年間幾らになります。去年600万円とか800万円と言いましたよね。今年決算書を見たら400万円で、売り上げが落ちているんですか。だから、そういうような利益をやって、商工会でも、あのトイレの改修で商工会のシンボルとして、せめてあそこにその売り上げを投資して、トイレを建てるくらいの器量があってもいいのかなと思いますけれども、ぜひそういう形で、市長のトップリーダーの何で進めていただければと思います。余り答弁を求めると悪いから、いいです。 次の質問、お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) ふるさと納税の件についてご答弁申し上げます。 まず、1点目の前年度の寄附額や費用、返礼品等の経費、残高でございますけれども、平成30年度の寄附金の件数は2,387件ございまして、寄附額は5,005万8,000円でございました。平成29年と比較しまして、244万5,998円の増加でございます。 ふるさと納税に関する費用のほうになりますけれども、返礼品の費用として1,455万6,075円、この返礼品の配送料が440万429円でございました。また、委託料、システム等の使用料、広告料などを含め、全体での支出は合計で3,006万689円でありました。寄附額から費用を差し引きますと1,999万7,311円でございます。 次に、人気の返礼品と課題、反省点等々でございますけれども、まず人気の返礼品についてはメロンでございました。これが全体の35%を占めております。続いて、干し芋、いちごが人気でございました。 反省点としましては、当市の寄附返礼品の商品でございますけれども、寄附額が安い返礼品が多くてですね、そういった寄附件数がふえても、寄附額のほうがふえないといった課題がございましたので、当然寄附者のリピーターとか、そういったものをふやしつつ、新規の寄附者がふえるようにしていくようなことも取り組んでまいりますけれども、さらなる返礼品の充実、特に高額の返礼品の充実を図り、野菜等に関しても1回送るだけではなくて、定期便というような形で複数回送ってですね、寄附金額をふやしつつ、より皆さんに喜ばれるような、そういった返礼品を開発してですね、今まで以上に鉾田のPR等をしていきたいと考えております。 さらにですね、これなどの企画を自前か業者委託でやっているかということでございますが、市の職員と業者で密接な連携の中で企画等をしてございます。双方意見を出し合って企画をしてございます。その中で、業務の管理自体は業者に委託をしております。また、ふるさと納税の総合サイトでございますけれども、こちらもサイトの業者に委託をしまして、一定の委託額を払って、こうしたふるさと納税のポータルサイトの中で、我が市の特産品などの特集等を組んでいただいております。 その上で、今年の計画内容でございますけれども、ちょっと今答弁したものとかぶるものはありますが、一応目標としましては、寄附件数が4,000件、全体の寄附金の額として8,000万円を目標としております。これを上回れるよう、今、先ほど申し上げたとおり、返礼品の充実等について図っているところでございますし、ふるさと納税総合サイトのプランを変更しまして、サイト内での露出機会をさらにふやすよう取り組んでいるところでございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 多分、さっきも話が出たんだけれども、返礼品の品物の値段が安いというような話がありましたけれども、例えば部長は返礼品として何を考えるか。鉾田に何が魅力があるか考えた場合に、海がある、川がある、ただ宿泊施設がないんですよね。だから、産業経済部長も、この辺まであったんだろうけれども、言わなかった。例えばだから、とっぷ・さんてのコテージを利用して1泊宿泊券、それも返礼品にするとか、そういうような形で、鉾田に来て一日体験ツアーとか何かとか、いろんなものを発想していくのも一つの手かなと思いますね。 それともう一つ、あとこの広告の何をやっていて、どこに流しているんですか、広告。PR。そこら辺はどうですか。 ○議長(井川茂樹君) 産業経済部長。 ◎産業経済部長(鈴木賢君) 2点ご質問いただきましたけれども、まず最初の点でございますが、当然今観光についても、物の消費から事の消費ということで、体験型の観光というのが大変人気を博しておりますので、例えばいちご狩りですとか、そういったものについて新たに返礼品のメニューとしていきたいなと、こういうふうに思っております。 2点目につきましては、そのパンフレットでございますけれども、東京等でのメロンの、今メロンのシーズンとかメロンの販売とかやっていますけれども、そのついでに、ふるさと納税のPRということでその雑誌を配ったり、あとは県での観光物産協会で実施している観光PRの中でPRをしたりですとか、あとは市内の各、サングリーンとかなだろうとか、そういった市外、県外からのお客様がいらっしゃるようなところにも置かせていただいて、ふるさと納税をしていただけるようお願いをしているところでございます。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) こういう海とか、いろんなところに観光に来るんなら、人の集まるところに、このふるさと返礼品の看板とか何か立てたらどうですかね。こういう本をつくって配っただけで終わりだということでなくて、いろんなものをつくっていますよね。だけれども、観光地に来て、はまぐり祭りのときもだけれども、本当に人が集まる。来たけれども、そこにそういう、鉾田に応援寄附金を出したら、こういうものをもらえるんだとか、こういうものを体験するんだと。それで、今一番お金を持っているのは高齢者の方なので、いこいの村の何とか……こういうやるの。ああいうもののツアーを組んでも、宿泊して、温泉に入ってきれいになって、スポーツ楽しみませんかみたいな、いろんな形で考えられると思うんだよね。俺も役場の職員ならそのくらい考えるけれども、議員だから余りやんない。だから、そのくらいの発想力がなかったら、もうこれから自治体競争は生きていけないので、ぜひそういうことでも考えていただければいいのかなと思いますし。 それで、メロン、メロンというと、確かにいいかもわかんないけれども、私ね、6年前くらいに、国民健康保険の研修で袋井に行ったんですよね、静岡の。たまたま昔の兄弟弟子がいて、帰り、「倉川、土産持っていけ」と言ったから、何だと思ったら、このくらいの玉なんですよ。何だと思います。メロンなんですよね。幾らくらいすると思います。1万円ぐらいするんですよ。袋井のプリンスメロンといったら、最高級ですよね。だから、同じメロンでも鉾田の商品、このふるさと納税でやったら、旭のプレミアムメロンとか、初とりのメロンとか、何か付加価値をつけるようなPRをして持っていくのが、これからのそういう競争に勝っていけるような時代なのかなと思いますし。 だから、そういうこともあるし、ただ後ろの先輩もいろいろ言われて、鉾田市から他市に寄附金をやって、そのために鉾田市の税金が減ったのは、どのくらいの額があるかわかりますか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 鉾田市民がふるさと納税で他市に寄附している金額でございますが、資料的には29年度とちょっと古いんですけれども、その人数で申し上げますと303人で、寄附総額としましては2,195万3,000円でございます。 ○議長(井川茂樹君) 倉川君。 ◆20番(倉川陽好君) 大体鉾田によそのほうから入る金くらいは、大体出ていってしまうというようなことは、鉾田市に愛着がないというようなことも考えられますよね。それで、自分の地元に寄附するということもおかしくないんでしょう、鉾田の人が鉾田のを買ってもも。ぜひそういうような形で何とか、そこの部落でふるさと納税に寄附したところには道路を進めてやるよとか、いろんなあめ玉しゃぶらせてやれるような、何でもありのふるさと納税だと思うんですよ。だから、区長さんらも来ているけれども、本当によそにやるんだったら地元にやって、それで道路がよくなった、何があったというような形もとれるような、何でもありの政策をぜひこれから進めていただければと思います。終わります。 ○議長(井川茂樹君) 以上で倉川君の質問を終了いたしました。 次に、入江 晃君。          〔10番 入江 晃君登壇〕 ◆10番(入江晃君) それでは、前置きを抜いて、通告に従いまして3項目ほど質問をいたします。 初めに、廃校小学校の利活用についてお伺いします。既に12校が廃校になり、さらに8校が廃校予定になっております。今後の対策はどのようにしていくのかお伺いをいたします。 2点目に、校舎の再利用として、健全な高齢者のシェアハウスを市で運営できないかお伺いいたします。 次に、通称膨れ田の開発について、広大な敷地が遊んでいますが、遊歩道や湿地帯を生かした公園などの開発はどうなのか、市の考えを聞きたいと思います。 最後に、合併特例債事業の進捗状況についてお伺いいたします。1点目は、震災の影響で特例債事業の延期がなされておりますが、最終期限はいつまでなのか、市の対応についてお伺いいたします。 2点目は、アンケートの結果を受けて、今後どのように進めるのか。これは既にいろいろと答弁がなされておりますけれども、再度お聞きしたいと思います。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) まず、1点目の廃校小学校の利活用についてご答弁申し上げます。 廃校跡地につきましては、本市事業、いわゆる公共事業による活用を最優先として検討しております。中長期的な視点に立ちまして、今後の行政需要に対する事業展開について、まず公共的な利用があるのかどうか、それをまず検討しているところでございます。 それで、当然公共施設の総合管理計画で、30%の建築物の削減という目標を定めておりますので、全ての学校を公共事業で活用するということは不可能ということを考えてございますので、公共、公益的な団体あるいは民間事業者などによる活用を視野に入れながら、事業提案型の一般公募により活用を検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。
    ◆10番(入江晃君) まだね、北が統合して3年ですか。今新しく南小学校ができたということで、今後の話になってくると思うんだけれども、今の答弁聞くと、ほとんど何も考えていないようにしか聞こえていないんですけれども、こういう計画でやっていきますという話だと思うんですよね。当然地元の方々も残していただきたいとか、いろんな声も当然出ているし、要望書等も出ているかと思うんですけれども、確かに維持していくのは大変だということで、今後の見通しを見ると確かに大変かなと思います。 そこで、きちっともう目に見えているわけですよ、将来こんだけ学校が廃校になるというのは。そこで、段階的にもう計画を逆につくってもいいんではないかなと思うんですね。そうしますと、早いうちから、もう民間等々にも、それは廃校しないうちからはできないと思うんですけれども、既にもう12校がなくなっているわけです。もう2つは学校を壊しちゃっていますよね。 先ほど堀田議員からも、舟木小学校の跡地の利用についても質問がございました。いろんな意味で早目、早目に手を打っていきたいなと私は思うんですけれども、学校がなくなっちゃう、更地になっていれば、当然体育館は残っていますけれどもね、結構進められるんではないかなと思うんですけれどもね。 今残っている、これから廃校になる学校は、耐震もちゃんとしていて、どうするのかという部分でいくと、もうちょっと計画的な方法を考えたほうがいいのかなと思うんですが、その辺はどうなんですか、全然進んでいないんですか。それとも来年度からここまでやりますよとか、再来年度はこんなふうに民間にお願いしてという、そういう思いの計画的な部分があれば、ちょっとお聞かせいただきたいんです。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) おっしゃるとおりでございます。まず、公共的な事業、それと公共的な事業で使わないところは、先ほど言いました、民間活用を求めて、事業提案型で求めていくという方針をですね、きっちり決めたいと思います。それで、当然ですね、先ほど言ったように、それはみんな残せないというのは、これはもう総論賛成ということで、区長会の役員会等でもお話しさせていただいておりまして、それは皆さん理解してくれるんですが、いざ自分の学校が使わないというと、いろいろ調整になるということで、その辺は慎重に対応していかなければならないなとは考えてございます。まずですね、きっちり市で方針を固めて、ちょっと地元と協議をしてまいりたいなと考えてございます。 先ほど、当然段階的にですね、おおむね3年程度、閉校後。これは、まず現状の形で地域コミュニティー等の利用、何か利活用でつくっていくという基本方針が示されておりますので、これは段階的に事業提案型の、そういった公募を募るに当たっても、閉校が先だったところから順次進めていくことになろうかと思うんですが、まずは全体として、体育館についても、公共で一般開放していくのはどこだというのをきっちり、全体的に地域バランスを考えながら方針を固めていきたいなと考えてございます。その後地元へ入って理解を得ると、そういう作業になっていくのかなと考えてございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) そうすると、今、もう3年たちましたね、一つはね。では、次どうするのかという形で、多分周りの方も、残してもらいたいとは言ってはいますけれども、現実、ではどうしていいかなわからないというのが恐らく本音かなと思うんですね。そこをやはり早目にしていったほうがいいのかなと思うんですよ。あいているのにどうしてるいんだと。ある小学校は、一生懸命地域の方がグラウンド整備というか、草取りまでやって頑張っていただいている場所もあるみたいですから、そういうところを配慮してやってもらいたいなと思っているんですね。 私が言いたいのは、要するにもう場所は決まっているわけですから、この地域は、例えば今言われているのは、子育てのお母さん方から、海浜公園はあってすばらしいんだけれども、遠くて行けないよと。地元に、小学校の跡地を公園にしていただければ、子どもたちを遊ばせたいんだなという話も結構聞くんですね。ですから、地域、地域ごとにもう計画をつくっておいてもいいんではないですか。この辺はこんな形にしていきたいなというのは、それはすぐには決められないと思います。 ですから、もう既に3年たった学校については、場所もあると思うんですけれども、では今までの北小学区の学校については、ここはこんなふうにしていきますよというのは、もう出してもいいんではないですか。全然決まっていないの。まだ言えないの。今からやるの。その辺を。 だって、結構要望出ていたでしょう、もう最初から。統合もなる前からか言っていたんではないの、地域の方だって。ここはもうグラウンドゴルフのあれにしてもらいたいとかいろんな、出ていたはずなんですよ。だから、それを、今までそのままにしておくというのは、ちょっとおかしいなと思うので、そこをもう一回、部長、ちょっとどうなんですか。お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 鉾田北小学区で先行して閉校になった場所につきましては、具体的に、先ほど堀田議員の質問の中にありましたように、さくら公園ということで、確かに北学区のほうには公園がないということで、あそこは公園ということで地元の要望もあったということで、公園として整備していこうというようなお話が、大体そういう方向で進んでいたのかなと思います。 その他の4つの学校については、具体的にこうしろというのはまず決まってはいなかったということで、まず公共事業として、当然鉾田北小学区の中でも現状の鉾田北小学校だけの体育館でいいのかどうかという面もあります、今後残すのは。そういったものを踏まえて、地域バランスを考えてまず検討していこうということで、それをまず全体で決めようという方向性を今決めているんですが、おっしゃるとおり、段階的にやっていくというのも一つの手段であります。具体化していくのは段階的にやっていかないと、一気にというのはなかなか難しいと思いますので、それは貴重なご意見として。 これは、私たちも早くやらなくちゃいけないということは重々承知してございますので、ちょっとスピード感、市長の言葉をかりるわけではないですが、それはやっていきたいなと思っております。以上でございます。          〔「次、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 廃校小学校の再利用の一つとしてですね、高齢者のシェアハウスということでございますが、高齢者が安心して暮らせる生活環境を整える手段の一つとして、高齢者シェアハウスは有効なものではあると考えてございますが、既に市内には介護保険適用施設として、民間で運営しているサービスつき高齢者向け住宅が1カ所、認知症対応型グループホーム5カ所がございます。そういった現状を踏まえてですね、民間の活力と創意工夫で引き続き対応していただきたいというふうに考えてございますので、市直営による高齢者シェアハウスの運営は考えてございません。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) 今廃校の利用ということで、先ほど総務部長ともお話ししました。私が言いたい、健全な方たちのシェアハウスなんですね。わかりますか。認知症とか施設等、調子が悪い人が入る、そういうところではなくて、健全な方々のシェアハウスという意味なんです。いいですか。健全というと意味がちょっとあれかもしれない。健康な方々で、ひとり暮らしとかという方たちのためのシェアハウスということなんですよ。 ですから、それを市でやれというのは、市で考えてもらいたいということも含めてお願いをしているんですけれども、今高齢者向けのシェアハウスというのは結構全国的にはやっているんですよ。当然これは民間でやっているところもありますし、シェアハウスの考え方、若者だけのシェアハウスではなくて、高齢者の方々が、やはりひとり暮らしって非常に大変なんですね、いろんな意味で。ですから、健全であれば自分たちで、住む場所は、寝るところは個室があって、一緒に料理をつくったり、会話をしたり、いろいろスポーツしたり、そういう場所があると非常にありがたいということだし、市においたって、かなり高齢者の対応として、昨日も話がありましたけれども、民生委員の方々に回ってもらったり、地域包括ケアシステムの職員が一生懸命回ったりとか、いろんな意味で大変ご苦労をかけていると思うんです。 今後ますます高齢者がふえてまいります。当然立派なおうちにお住まいで、ここを離れたくないという方も、それはいるかと思うんですけれども、それはそれとして考えなくちゃいけないんですが、ひとり暮らしとか高齢者世帯になると、いろんな意味で大変なんです。例えばひとり暮らしではないと緊急システムをつけられないでしょう、2人いたらば。もう80少し、90近い人がお二人でお住まいになっている。そこには緊急システムの防災のあれはつけられない。おかしいんではないかと思っちゃうんです、逆に。 ですから、そういう意味も踏まえて、いろんな意味で、そういうことも考えてもらいたいという意味で質問させてもらっているんですけれども、現実的に、これは内容がちょっと違うんかもしれないんですけれども、お隣の隣の稲敷市で今回初めて、高齢者のシェアハウスも含めてですけれども、いろんな意味での、NPOと相談をして始まりました。これは始まったばかりで、今後どうなるかわかりませんけれども、これは市のほうと協定を結んで、みんなの学校プロジェクトという内容で始まったそうです。今年始まったばかり。学校、廃校利用をいかに進めるかという意味も含めていると思うんですが、NPOなんで、いろんな意味で、高齢者のシェアハウスのみだけではなくて、いろんなサービスも含めて始まろうということで始まったらしいんですね。 ですから、今後我が鉾田においても、たくさんの小学校が廃校になるというものを考えれば、いろんな使い道があるのかなと。意外とそういうものをやってみたいという方もいらっしゃるんですね、学校を利用して。ですから、そこを踏まえて、では市はどこまでできるのか、では逆にね。こういうシェアハウスを設立してやっていく考えは全くないのか。それとも、市が入って、第三セクター的な方法を進めていって、将来的には民間にお任せするという考えもあるだろうし、言っている意味はわかりますよね。 ですから、まずそういうところの対策として廃校を利用できないかという内容でちょっとお聞きしたかったんですが、私の説明も余りね、ちゃんと質問がうまくいっていないんで、申しわけなかったんですが、健康福祉部長、どうなんでしょうか。健全なる人のシェアハウスというのは、何か変な意味かもしれないけれども、そういうことで、会話ができるような場所をつくるのも必要だと思ってご提案をいたしたんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 確かにですね、廃校を利用するというふうな考え方もあろうかとは思いますが、市内にはその一方で2,000を超える空き家がございます。そういった空き家の活用というふうな考え方も出てくるかと思いますので、そういった部分につきましてはですね、総合的な判断が必要になってくるのかなというふうに考えてございます。基本的にはですね、どうしても行政が主導すると、非効率的な運営になりがちな部分もございますので、民間の方々の柔軟な発想でですね、運営、施設整備を含めてですね、実施していただければというふうに考えてございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) どうしてもね、市で運営するというのは厳しいかと確かに思うんですよ。ですから、できれば稲敷市みたいに、NPOと組んで進めることも一つの手なのかなと思ってご提案をしたような次第なんですけれども、考えがなければやむを得ないんで、後でまたさらに勉強して進めたいと思いますし、空き家を利用した、そういうシェアハウス的な部分も今後ふえてくるかと思いますので、今回は廃校利用の小学校という意味でお聞きいたしましたので、これで終わります。 では、次お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 10分間休憩いたします。                午後 1時58分休憩                                                        午後 2時09分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) それでは、通称膨れ田の開発についてご答弁申し上げます。 鹿島鉄道旧鉾田駅と中心市街地に隣接している約20ヘクタールの膨れ田でございますが、これまで何度かその利用方法について、旧鉾田町時代に検討され、軟弱地盤により、そのたび整備費用が膨大になることから、事業化にまで至らなかった経緯がございます。一番最近では、今入江議員のほうからご質問がございました、湿性公園ができないかということで、平成10年度に、湿性公園整備について、膨れ田地区に係る公園整備計画策定調査という調査を実施した経緯がございます。当時の計画では、旧鉾田駅及び商店街に隣接する約10ヘクタール部分について、湿性公園を整備しようということで検討されたものでございます。 その結果、3パターンの考え方を示したんですが、いずれもですね、整備費用だけで約25億円から30億円、これは既設の建物とかそういうのは一切なく、湿性公園と簡易な建物だけの計画だったんですが、25億円から30億円の概算費用がございました。当然全て民地でございますので、ここの用地購入費あるいは本格的に整備する際の用地の地質調査、そういった経費等は一切含まれない。ずっと以前に調査をした、その地質調査に基づいて、どのぐらいの土量が必要だとか、そういった計算に基づく結果でございました。 当時ですね、平成10年と言えば、隣接する当間地区にほっとパーク鉾田が既にオープンしたという状況もございました。そういう意味で、費用対効果、さらには類似施設ということもありまして、事業化までに至らなかったというような経緯がございます。現在も、市としては、このエリアの開発については、なかなか難しいのかなというふうに考えてございます。 一方で、この膨れ田を初め北浦北部地域を中心とした自然環境など、そういった自然環境を保全しながら、市民主導によるノルディックウオーキング大会あるいは自然観察会、そういったものを実践している市民団体がございます。その市民団体につきましては、モデル的に、首都圏からそういったツアーなども実施した経緯がございます。そういった市民主導により、市民みずから地域活性化を図っていく、まさしく市民協働のまちづくりを進めていく上で、今後もそれらの市民団体を支援してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) 当然誰もが思って、今手をつけようと思っているんですけれども、余りにも予算がかかり過ぎてしまうという話だと思うんですけれども、そのままにしておくと、これは永遠に進まないと思うんですが、ほかに手はないんですかね。今の部長の答弁だと、市民の方々にお願いして、市民協働といっても、これだって限りがあるわけだし、いろんな意味で厳しいかなと思うんですね。ですから、全部一気にやるというんではなくて、大きなプロジェクトの中で、例えば5年、10年かかっても、国の予算等々も引っ張りながら上手に整備をしていけば、少しずつ進むんではないかなと思うんですけれども、全くその考えはないということになっちゃうんですね、今の部長の答弁だと。 でも、あれだけ広大な土地を、当然民間の方々がお持ちなので、当然ご協力いただかなくちゃなんないんだけれども、そこもいろいろ協議しながら、せっかく大きな、ある意味、これは開発ができれば、鉾田の大きな看板になるんではないかなと、逆の発想でいくとね。ですから、若干の投資は必要だけれども、人が集まれるような場所につくっていければ、大きな宝になってくるんではないかと思うんですが、市としてはやらないという考えになってしまうんですかね。その辺どうなんでしょうか、部長、お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 先ほど旧鉾田町時代、まさしく入江議員がおっしゃったように、まだそのころは高度経済成長期ということで、商店街も元気があった時代。そういった中で、例えばショッピングセンターの構想とかいろんな構想がございました。先ほど言ったように、その都度ですね、本当に地盤が悪いあそこの地域ということで、建物とかを整備するには、相当な地盤改良も必要ですしということで、最終的には、最終的に調査したのは、平成10年度に調査検討したのが、先ほど言った議員ご提案の湿性公園でございました。その湿性公園でさえも25億円から30億円程度の、整備費用だけで、その当時の概算ですが、そういうような結果が出て断念したという経緯でございます。 それとまたですね、非常に深い田んぼでございますので、当然土量を相当の埋め立てが必要になります。そうすれば、周辺の住宅地に影響も出てくることも想定されます。そういった環境影響評価あるいは周辺関係にどのような影響を及ぼすのかということも懸念されますので、今言われた大規模開発というのは、なかなか難しいのかなというのが現状ではないかと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) 当然そう言われてしまうと先に進めないと思うんですけれども、何とか方法はないんですかね。お金をかけないというわけにいかないと思うんですけれども、だからそういう地盤だからこそ、別の発想で何か方法はないのかなという。ですから、非常にこれは難しいとは思うんですよ。だから、今いろんな工法があるだろうし、お金をとにかく、膨れ田だから、下がない、底なし沼みたいな状況だから、当然いろんな影響が出てくると思うんですが、浮く工法だって今はあるみたいですから、何とかしようという発想になれば、また方法を考えていけるかなと思うんですが、今のところ市では全く考えはないと。こんなところにお金をつぎ込んでやるあれはないという状況だと思うんですが、もう少し私らも勉強して、またご提案したいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、次、お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) それでは、特例債につきましてご答弁申し上げます。 先日ですね、渡辺議員にもご答弁申し上げました。合併特例債発行可能期間でございます。これは、合併当初は、合併が行われた年度及びこれに続く10年度ということで、平成27年度までとなっておりました。これはご承知のとおりだと思います。その後ですね、東日本大震災が平成23年にございました。その関係で、被災地については、事業期間の10年間の延長が可能になって、平成27年度に鉾田市においては、鉾田市まちづくり計画の変更を議決いただきまして、期間も当時は平成37年度と言いましたけれども、今の元号で言うと令和7年度まで、これから6年度後までですが、まで延長を行っているのが今の状況でございます。 その後、昨年平成30年度に法改正がございまして、再度合併特例法の改正により、合併特例債の発行可能期間が5年間延長することが可能となりました。別途、これは当然計画変更の手続ですね、新市まちづくり計画の変更計画の策定、それと議会の議決、県知事の承認を経るという、手続上ありますが、制度上は、令和12年度までは延長が可能となっているということでございます。鉾田市の現状では、令和7年度までが現在の計画でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) そうしますと、今のままでいくと、令和7年度までには合併特例債の事業は終了しなくちゃならないということになると思うんですけれども、そうすると今騒ぎになっていると言ったら失礼なんですが、市民交流館等々の話も、このままではそのまま終わってしまうと。これは、使わなければ返さなくてはならない状況になってくるのかなと思うんですが、そうするとまた12年度まで延ばすのには、再編計画をつくり直してやらなくちゃならないという形になるんですかね。そしてもう一回同じように出すのか。 そうすると、今ちょっとつくるつくらないで審議中になっていますので、このまま新たな特例債として、今現状の市民交流館の計画ではなくて、若干変えて、それをまた出し直してもいいのか。さらに、特例債事業を全く見直して、違うものにしていくのか、その辺だってこれはきちっとやんなくちゃなんないと思うんです。そうしないと、せっかく、私が言いたいのは、合併をしたから市民交流館をつくりましょうということで、市になったから持ち上がった話なんですよね。だから、どうしても、つくってもらいたいというのは、私らの思いはあったわけです。特に合併しなければ別に問題ないんですよ、人口が少ないんだから。5万になったもんですから、そういう1カ所に集まる場所もないし、将来に向けて必要だからということでこれは進めてきた事業なんでね。どうしてもこれをだめだというんであれば、内容をちょっと変えてでもね、そういう集合できる場所が必要なのかと私は思うんだけれども、そうするとここできちっとやり直す必要があるのかという判断ね。ここは、だから12年まで延ばすんだったら、まだ余裕がありますよね。もしこれをやらなかったらどうなんですか。出さなかったら、あと6年か、6年のうちにこれを仕上げないと、出さないと、それがもうなしになっちゃうんですか、それをちょっと確認したいんですけれども。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 先ほど申し上げましたように、現状は令和7年度までです。これは変更ということでございます。まるっきり全面改定までは必要ございませんので、手続上は平成27年度に行ったような部分で、ですから令和7年度までに変更をすれば、12年度までは延長は可能でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) わかりました。そうすると、もう一回、ごめんなさい。行ったり来たりの話になってしまいますけれども、そうすると今の計画のままでも、令和7年度までに変更届を出せば12年度まで延ばせるということなのか、それで済みますよと。ただ、その間に、では今度は中身をちょっと変更したいと。出してありますけれども、変更届出したけれども、今ちょっと状況が悪いので、着手できないけれども、まださらに延ばしたいと。その延ばすときにも、さらに中身を変えてやらなくちゃなんないのか、変更する場合ですよ、その設計をですよ。その辺なのよ。そうしないと、パアになっちゃってはもったいないわけですよ。約35億円残っているんですよね、交流館事業として。それをきちっと生かす事業をしていかなくちゃいけないでしょうということを確認したくて今聞いているんですが、そこらをちょっと部長、いいですか。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 現状では、市民交流館ということで枠組みをとって、財政計画等をつくってございます。しかしながら、具体的な例えば計画というのは、こういったものをつくっていくということで、読みかえもできますので、現状の計画で、先ほど申し上げましたように、全く市民交流館と同じ事業ではなくても、それは可能でございます。 12年度まで延ばす際も、今度はきちんと財政計画をつくり直さなくちゃいけないと思います、12年度まで。こういう事業をやっていくというのを明らかにしながら、これは計画書までそれはきっちりつける必要はないんですが、それを明らかにしながら財政計画をつくって、12年度まで延ばすということは可能だと考えてございますので、最大限ですね、特例債発行可能額197億円でございます。現在ですが、発行済額は133億円ということでございますので、市民交流館以外の部分でも、学校の部分あるいは道路の部分がありますので、37年度までにその予定された事業が完了できない場合は、当然それは延長した方が、それは特例債というのは有利な起債でございますから、市の財政にとってはメリットがあると思いますので。期間の延長につきましては、そのときの情勢を見ながら、それは可能な限り延ばしたほうがいいというふうな考えでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) では、わかりました。特段大きな変更はなしでも延長は可能だということであれば、今後ですね、よく検討をしていかなくちゃならないと思うんですね。ですから、最後にアンケートの結果についても質問していますんで、それと合わせてまた確認します。 では、次、お願いします。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 堀田議員にご答弁申し上げましたとおりでございますが、アンケート結果から、まず文化施設につきましては、必要であると思う方、必要でない方の意見が拮抗していることからも、現段階では文化施設の建設を早急に検討する段階ではないものと判断いたしました。しかしながら、中学生においては、文化施設が必要であるとの意見も多かったことから、将来的な課題として検討していく必要があるものと考えております。 次に飯名地区市有地の利活用についてのアンケート結果につきましては、市民の方の貴重な意見と認識し、提言内容に沿って精査及び検討していくべきであろうと考えております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) もうこれは先ほどから議論になっていますので、あえてどうこうはないんですけれども。 そうしますと、今現時点でこれを、市長は前にこう言いました。文化施設には反対ではない。ただ、現状のあの設計の関係のはつくらないというお話で私確認はしているんですね。もう一つ、飯名地区にはつくらないと。飯名地区につくらないというのも文化施設なのか、それとも現状の設計段階にあった、入札が通らなかった、あれをつくらないのか、そこのところも確認したいんですね。そうしないと、市長は文化施設は反対ではないよと。今は決めなくていいよ、つくるつくらないは決めなくていいと言っているんだから、いいんですけれども。特例債事業も12年まで延ばせますよと、話になっていますから、慌てる必要はないと私は思います。それでもって、大事なところはそこなんで、私が聞きたいのは。 市長は、文化施設はつくらないんではなくて、つくらないというのは、この間のね、選挙のときの内容では、あそこにはつくらないという話になって言っていましたんで、そこは確認済みですから。文化施設をあそこにはつくらないということも含めているのか。飯名地区の方々には、どうしてもあそこは売った土地だから、何かつくってもらいたいという話になっていると思うんですね。 アンケートの結果、結局あの中身を見ると、結局はそういう、皆さんが集える場所を、内容のものをつくってもらいたいとなると、当然そういう文化施設的な部分も多く含まれるのかなと思いますんで、一つ確認したいのは、市長が思う、慌てなくていいですよ、これは。大事なところなんです。あそこに文化施設はつくらないということなのか。今新しい計画のもとだったら、つくってもいいのかという部分の、どうしてもそのせめぎ合いが出てきちゃうんですね、私の中では。ですから、それをちょっと確認をしたいんですけれども、市長、答弁できたらお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) 私は、もう最初から文化施設、それは大きな施設、それはこの中に書いてあるとおり、ホール等々いろんなものが入った大きな文化施設、要するに市民交流館はつくらないと。ただし、このような提言の中で、それは入江議員と私の認識の違いかわかりませんけれども、これはまだその内容の部分でございまして、いつも言っているとおり、精査、これから検討していくと、沿って。ですから、きっと多分入江議員の思いと私のが違うと思うんですけれども、ただ言えるのは、大きい文化センターはつくらないということです。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) いろいろ質問すると難しくなってきちゃうんで、そんなにはしないと思っているんですけれども、要するに市長は文化施設には反対ではないと言っていましたよね。だから、では別の場所だったらつくれるのかということを確認したかったわけです、いいですか。 大きなホールがあるようなのはやらないよと今言いました。ですから、それはそれでいいと思います。私が言いたいのは、先ほど部長にお聞きした、合併特例債の事業としてきちっとやっていかないと、今後いろいろ不安も出てくるし、大事になるわけですよ。それをきちっとやるためには……だったらいいですよ。逆に私、失礼な言い方かもしれないけれども、ではあと2年待って、あと2年待って、結構ですよ。また市長選があります。そこでまた審判を受けたら、今度は思い切り市長のやりたいようにやってもいいのかなというぐらいの思いが私もあるんです。大変失礼な言い方かもしれません。 ですから、私どもとしては、35億円残っている特例債をきちっと、合併をしたんだから、活用して、それで皆さんが集える場所をつくってもらいたいという思いがあるわけですよ。そこんところをいつまでもうやむやにしておくと、よくないと思って、こういう質問をさせてもらっているんですけれども、今のところ答えられない部分もあると思うんですけれども。 どうしても私が聞きたいのは、文化施設に反対でないんならば、では同じものではなくて、違う、変更したものをほかの場所だったらつくっていいんですかということが聞きたくなるわけですよ。飯名地区は違うというんだから、あそこは違うものをつくってもらっても、それは結構ですけれども、当然お金もかかります。それを今度特例債事業として入れてきちゃうと、また内容が変わってきちゃうと思うんで、その辺の確認もしたいわけなんですが。それをもし答弁ができればお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) ここですね、一番皆様方、市民の皆様方にご理解いただきたいのは、私はなぜアンケートをとったかと申しますと、やはりですね、このように鉾田市を真っ二つにするような状況、住民投票についてもそう、今でもそう、そういう部分で、私は市長としてなったからには、5万市民というんですか、市民の皆様方がどう考えているかという思いでのアンケートでございますから。ですから、つくるとかつくらないではなくて、まず皆様方のやっぱり市長としては声を聞きたいという思いでこれを上げました。 その中で、先ほど申したとおり、将来的な課題として検討していく必要性があるのではないかと。ですから、いろいろ考えながらいくと。今つくるつくらないの問題ではなくて、このアンケートを受けとめるということで。 もう一回言いますよ。私は、つくるつくらないのアンケートではなくて、5万の市民がどう考えているかということで、市長として聞きたいということでアンケートを上げましたので、ご理解のほどお願いします。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) 言うのはわかるんですよ。だから、これ以上私も突っ込んで話を聞こうとは思いませんので。声が聞けたからよかったと。でも、声を聞いた以上、それを実現していくとか、実行していくとかというのが普通ではないのかなと思うんですね。声を聞けたからいいでは、それだけで済んじゃうでしょうよ。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆10番(入江晃君) 違う。意味が違う。だったらば、そこら辺、市長の思いをちょっと聞きたいんですけれども。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) だから、今言ったとおり、結果を見て、今のこの状況ですから、将来的な課題として精査しますよということですから、ご理解いただきたい。ですから、わからないですね、私の思いと入江議員の思いが。以上です。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) やじはやめてくださいよ、真剣にやっているんだから。          〔「俺だって真剣だよ」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(岸田一夫君) 議長、とめてくださいよ。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) いやいや待って、そういうことでとめられても困るから、ちゃんと注意してもらって。 ○議長(井川茂樹君) 静粛に願います。入江君。 ◆10番(入江晃君) 済みません。市長ときっとね、平行線になっちゃうと思うんですよ、多分。ですから、もうここらでやめますけれども、私の思いとしては、やはりさっきも言ったように、合併をした、鉾田市になった、だからでは市民交流館をつくろう、みんなが集える場所が欲しいということで進めてきた事業なんですよ。ただ、いろんな意見があって、必要ないでしょうという話にもなって、いろんなことがあったのは、それはよくわかっています。だから、市長は今回市長になったんだから、それでいいと思うんですよ。市長は、こんな考えなんだという人が市長になったんだから、私はそれでいいと思うんですよ。ただ、私らとしては、この特例債事業としてきちっと物事を進めていただきたいと、これが大きなやっぱり私の意見なんですよ。 ですから、では7年、あと12年まであるわけですよ、期限は。市長が何期やれるかわかりませんけれども、これは。ただ、12年まで延ばせるんであれば、きちんとそこはある程度明確にして、皆さんの同意をいただいて進めるべきだと思うし、どうしてもこれは要らないというんであれば、では違う事業を考えなくちゃいけないでしょうと、こういうことが言いたいわけですよ。35億円国に返しちゃう必要はないでしょう。だから、そこをきちっとしてもらいたいというのが私の思いなので、これは難しければ答弁は結構なんですけれども、もしあればお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) 市長といいますか、今回のアンケート結果を見まして、入江議員がまさしく先ほど言ったように、反対、賛成、世論が真っ二つという状況という結果になりました。市長としては、今やるとかやらないと判断する時期ではないということでございます。それを10年後やるのか20年後また民意を問うのか、それは別にして、今は検討する段階ではないということでございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎総務部長関谷公律君) だから、今はやらないということですね。 ○議長(井川茂樹君) 入江君。 ◆10番(入江晃君) では、わかりました。一応声を聞いただけということで、理解いたしました。あとはね、だって執行部と市長が考えて、それを議会に出してもらって、私たちがそれをどうするかの話になってくると思うんでね。 では、私の思いとしては、なるべく前向きに進めてもらいたいという思いですので、よろしくお願いします。以上で終わります。 ○議長(井川茂樹君) 以上で入江君の質問を終了いたします。 次に、髙埜栄治君。          〔1番 髙埜栄治君登壇〕 ◆1番(髙埜栄治君) こんにちは。1番髙埜栄治でございます。傍聴席の皆様方、ご苦労さまです。議長より許可をいただきましたので、通告書に基づきまして質問させていただきます。 さて、新元号令和最初の定例会となりますが、まだ改元1カ月にも満たないわけですけれども、昭和から平成への改元を経験している同時代を生きる私たちには、違和感なく受け入れられ、平和で豊かな国、そして安心安全で活力ある鉾田市づくりに取り組む新鮮な気持ちで今議会に臨ませていただいております。 令和の元号のもととなっておりますのは、太宰府に赴任していた大伴旅人たちの歌会の中の言葉ですが、我が鉾田市にかかわる奈良時代の地方官僚としては、常陸守の藤原宇合やその部下であった高橋虫麻呂たち万葉歌人がいました。これらの官僚たちは、鹿島宮を初め当時の地方役人たちとの交流を持ちながら「常陸国風土記」編さんにかかわったとされています。このような律令社会の交流の中から、現在にもつながる地方行政制度の礎が築かれてきたものと考えてられています。 私ごとになりますが、補欠選挙で当選させていただいて1年半余りの議員活動の中で、市民の皆さんより、厳しく、かつ温かい励ましの言葉をいただくとともに、先輩議員並びに執行部職員各位より親切なご指導、ご助言を賜ることができました。その中で痛感したことは、日々情報収集と研さんに努め、議員としての資質を高めるとともに、執行部との熱い議論を交わし、鉾田市、そして鉾田市民にとりベストな方向性をつくり上げていかなければならないということでした。 任期最後の一般質問をするに当たり、1つ岸田市長にお願いをしておきます。まず、職員を信じ、職員のやる気と潜在能力を鉾田市のまちづくりに最大限に生かせるような行政運営を行っていただきたいと思います。持続性ある行政運営のためには、エビデンスに基づく中長期的で俯瞰的な視点に立った実効性のある計画と、フレキシブルでスピーディーな実践をお願いしたいと思います。市民の負託を受けた議員からも多くの建設的な提案が出されていると思います。これらも市民の声であることを踏まえ、真の市民目線での市政推進に当たっていただきたいと思います。ご期待申し上げます。よろしくお願いいたします。 さて、質問に移らせていただきたいと思います。今定例会では3つの質問をさせていただきます。まず、1つ目として、私の議員課題としております、医療費削減を視野に入れた健康づくり事業の推進方策について、2つ目に、安心安全な道路行政の推進について、3つ目として、「真」に子育て支援を取り組むための現状把握と速やかな改革意思等とその存否についてです。 さきの平成31年度第1回定例会予算審議の中で、私の医療費削減のための健康づくり事業の推進提案に対して、岸田市長から改善に前向きな発言を得られたため、その期待感から、平成31年度国民健康保険特別会計案に対して賛成討論をさせていただきました。新年度がスタートして2カ月余り。本格的な事業展開が実践されている時期です。 そこで、まず市民部保険年金課と健康福祉部健康増進課など、部を超えた医療費削減及び健康づくり事業に対して、どのような協議を続け、計画づくりを行い、今年度実践しているのか伺います。 次に、健康づくりに重要な役割を担っているシルバーリハビリ体操、食生活改善推進事業及び高齢者クラブの活動については、指導者、推進員及びクラブ役員等のご尽力により、各所で事業が実施されています。しかし、第2次鉾田市健康増進計画、食育推進計画の基本理念、「みずから考え、地域で支え合い、健康で住みよい暮らしを紡ぐ」に照らし合わせたとき、行政区134区あるいは9学区等の地域で、実践できている地区が限定されているように思われます。指導者の皆さんの主体性を重んじながら、各地区で満遍なく実践できる支援のあり方について、現状と新年度の改革された取り組みについてご説明願います。 さらに、一般質問で2度ほど提案させていただきました、指定管理者制度を導入している健康づくり施設での新年度の民間事業者導入による健康づくり事業あるいは収益事業の充実について、取り組み状況を伺います。 また、医療機関、福祉施設等で、医療介護予防を目的に導入され、評価を得ている電位治療器などについての担当者による利用価値についての評価について伺います。さらに、市内の健康づくり施設や高齢者福祉施設等へ設置する考えがあるのかどうか伺います。 次に、2項目めの安心安全な道路行政の推進についてお尋ねいたします。昨日の先輩議員の質問の中にもありましたけれども、社会インフラの中で可住地面積が広い鉾田市の課題となっているのは、市道等の維持管理です。職員の数が減る中で、一部新設改良も含め、既設の基幹生活道路、本市の特徴でもあります農業を支える道路、さらに赤道に至るまで、その維持管理には多くのエネルギーが注がれています。地域相談事業や目安箱事業でも大半が道路行政に対する提言や要望のようです。 こうした環境の中で、本市では計画的で合理性のある道路行政を推進するため、業者委託による路面の傷み具合を確認する走行調査を行い、また交通量調査などにより利用頻度などの調査を実施して、優先順位などを決定しているものと捉えさせていただいております。そこで、5つの視点から、本市の道路行政の推進のあり方をお尋ねいたします。 まず、地域交通網及び居住者交通量を把握しての道路事業3便益及び安全性の観点から、1、身近に経済エリアがありながら安全な基幹道路がないことから、遠回りを強いられている塔ヶ崎中央の市道未認定道路の取り扱いについて、2つ目として、旭東小学校に隣接し、国道、県道にも近く、多くの住宅がありながら、狭隘な道路しかないことから、以前より西側の改良の要望がある未舗装の道路について、その取り組みを伺います。 次に、降雨後冠水し、市民生活に支障を来している道路が市内には散見できますが、その中で数日経過しても水がはけず、市職員が排水している鳥栖地区道路改良について伺います。 3点目については、通学路、通園アクセス並びに教育福祉施設周辺の安全確保についてお尋ねいたします。このことは、平成24年の相次ぐ、登下校中の児童生徒が死傷する事件が相次いだことを受け、平成25年に文部科学省、国土交通省及び警察庁の連名で、通学路の交通安全の確保に向けた着実且つ効果的な取り組みの推進についての通知が各地方自治体へ出され、教育委員会、学校、PTA、警察、道路管理者等を構成員とする定期的な協議会等設置による推進体制構築が実質上義務化されました。その協議会では、通学路の合同点検と基本的方針の策定と公表が求められました。 本市においても、おくればせながら平成27年4月に、鉾田市通学路交通安全プログラムを策定しています。このような取り組みが全国で行われたにもかかわらず、大津市での痛ましい園児死亡事故、そして先日の川崎市におけるスクールバス利用の小学生と保護者が死傷した事件などが発生してしまいました。犠牲となられました皆様とそのご家族にお見舞いとお悔やみを申し上げます。 特に旭東小学校と旭保育園を結ぶ市道については、スクールゾーンのペイントはあるものの、歩道がないにもかかわらず、路肩が斜め舗装で滑る危険があり、施設周辺の交差点のペイントは剥げ、防護柵、車どめポールも設置がない状況です。また、鳥栖保育園周辺道路は狭隘で、登園、降園時間帯は一般車両も多く、危険な状況にあります。地域住民の皆さんからも、困っているお言葉をいただいています。これらの道路環境については、どのように改善を考えているのか伺うものです。 来る6月2日はクリーン作戦の日です。地域住民より広域的に利用されている基幹道路を抱える地区では、例えば県道時代は道路管理者による除草があったにもかかわらず、市への移管後は清掃など行われなくなり、猛スピードで走行する車を気にしながら、地域住民あるいは個人が除草している現状にあります。 市道は、道路法第16条第1項規定により、市が管理することとなっています。市道の維持管理、改良等については、市税のほか地方交付税や交通安全対策特別交付金などがあてがわれ、行われているわけですが、今この厳しい財政の中では、市民の協力を得なければ維持管理できない状況にあると思われます。そのとき有効なのがアダプトプログラムだと思われます。管理者は市であることを明確にした上で、清掃、美化活動をお願いする道路里親制度の導入が必要と思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか伺います。 また、人員削減並びに厳しい財源の中で導入すべきと考えることは、道路管理、改良工事に専門的知識や技術を通してかかわっていただくために、例えば茨城県土木部出身の再任用の採用が有効と思われます。市長と大井川知事の深い結びつきの中で、雇用に結びつけられれば、本市の道路行政にプラスになると思われます。市長いかがでしょうか。 次に、鉾田市の子育て支援事業については、平成9年の児童福祉法改正前における保育所入所の措置制度の事業推進の慣習が引き継がれたためか、鉾田市が主体となり、企画立案したサービスがおくれた経緯があると考えられます。放課後児童クラブに代表されるように、近隣自治体によりおくれること12年後のスタートであり、子育て広場や親子の心身ケア、その他のさまざまな子育て支援事業については、さらに遅延の取り組み状況です。まして児童館並びに児童が楽しめる都市公園や児童公園もなく、特に3歳児未満の乳幼児が親子で楽しめる空間の設置も皆無で、子育ての中の若い父母から、多くの不満の声を耳にしているところです。 そこで、第3の質問項目は、子育て支援の行政サービスについて、当事者意識を持って再構築し、鉾田市の資源を最大限に活用することで、従来よりも数倍の費用対効果を生むものと考えます。そのために、真に子育て支援を取り組むための現状把握と速やかな改革意思等、その存否について伺います。 1つとして、既存の幼稚園や保育園の園庭を子育てサロンとして開放するとともに、子育て包括支援センター職員もその場に出向き、相談事業などを実践することで、おかたい無機質な箱物の中で相談を受けるものではなく、伸びやかな親子のひとときの中で、さまざまな悩み相談や育児のアドバイス等を実施すべきと考えますが、市長はその意思があるのか伺います。 2つ目に、働く女性並びにひとり親家庭の就労実態に即して、市内放課後児童クラブが幾つかありますが、そのどちらかで休日開設に取り組む意思があるのか伺います。 再質問は質問席で行わせていただきます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君の質問に対し答弁を願います。市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) 国民健康保険に係る医療費削減につきましては、データヘルス計画に基づいて保健事業を実施しているところでございます。このデータヘルス計画では、PDCA、実績、そういったものを加味した評価をした上で行うこととしております。 議員がおっしゃられるように、現在30年度の実績等について、これから精査をするところでございますが、議員おっしゃるように、3月の定例会でもおっしゃいましたけれども、先進事例、そういったものについては、現在県及び関係機関等に照会して、ある程度はいただいております。それが鉾田市の実情に合うものなのかどうか。先進事例では、大きい市、あとは医療機関の数、そういったもので、いろいろございますので、その行う事業が鉾田市に見合うものなのか、そういったものは今後、31年度実際研修をやって、それから今度は特定保健指導というような流れになってまいりますので、その中で検討していきたいと思っております。その中でも、以前にも申し上げましたが、やはり重症化予防、そういったものが今一番効果があらわれているものだと認識しております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ただいま市民部長のほうからご説明いただきました。データヘルス計画、本当に詳しくて、いいものかなというふうに前からお話ししているところですけれども、ただしですね、その分析がですね、やはりもう少し目的意識的な分析が必要かなと思うのですが、そういった意味でポテンシャル分析などを進めることでですね、もっと、本当に健康課題一つ一つについてですね、施策が打てるような取り組みがいいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) さきの予防事業で申し上げますと、やはりうちではこういう予防事業でやってはおりますけれども、一番先進事例で申し上げますと、かかりつけ医師との連携、そういったものも出てきたり、ございます。議員がおっしゃられるように、最大の効果を生むべくですね、ちょっと固定といいますか、これまでどおりという言い方もあれですけれども、効果が得られるべくちょっと検討してまいりたいと。答えにはなっていないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) やはり速やかな、市長がいつも申し上げていただいているようにですね、スピーディーなやはり仕事の進め方。やはり目標を持てばすぐ見直しがあるので、そうするとそれについての再度の確認ができるかなと思いますので、お願いしたいと思います。 それで、先ほど例に挙げさせていただいた第2次鉾田市の健康増進計画、食育推進計画についてはですね、今市民部長からあったように、国民健康保険のそういったデータもきちっと入れてありますし、市内のですね、これは教育委員会の養護教育の先生方のですね、いろいろな調査データも協力していただいているようです。そういった面ではしっかりと目標値も掲げてはいるわけなんですけれども、やはり生活習慣病の医療費の分析とか、あと性別、年齢別の課題、その改善手法については全く触れられておりませんし、一般的な、どちらかというと既存事業の羅列が載っているだけかなというふうに、終始しているのかなというふうに思うわけです。 また、特定健康診査、今お話がありましたけれども、これについても例えば歯周病の疾患健診受診率の、これはすごく低いわけですよね。歯科医療費も結構多くの経費がかかっております。その辺についての医療費の削減の現状分析が余りできていないのかなと思うんですが、この辺についてもう少し、疾病単位あるいは個別単位による改善メニューの策定や、あと休日相談、指導ですね、あと民間で今簡単な血液検査をやっています。そういったことも協力していただけるといいのかなと思うんですが、その辺の事業について、取り組まれるようなご意思はございますでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 市民部長。 ◎市民部長(二重作勝君) すぐというわけにはなかなか、やりますとは私のほうでは言い切る……実際精査してみて、何が足りないかと、そういったことが一番大事になってくると思いますので、そういったことを踏まえた上で対処していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) すごく優秀なスタッフがたくさんそろっていると思うんで、やはりいろんな意見を集約して一つの施策に結びつけていただければと思います。よろしくお願いいたします。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 続きまして、リハビリ関係のですね、ご答弁を申し上げます。 まずですね、当市における現状についてまずご答弁させていただきますと、高齢者クラブは、議員ご指摘のとおり、会員数が、平成29年度、58クラブで2,429名の会員でございましたが、平成30年度には54クラブ、2,140人と289名の減少というようなことでなってございます。いろいろな会員減少の理由はございますが、引き続き今後ともですね、高齢者クラブ、大変社会的な役割は重要だというふうに認識しておりますので、支援を行っていきたいというふうに考えております。 また、一方ですね、リハビリ体操につきましては、平成30年度実績で、鉾田市リハビリ体操指導士会の主催する住民参加型の体操教室を市内39教室、946回開催し、延べ1万1,485名の方々に参加いただいております。これは、29年度と比較しても578名の参加者がふえるというようなことで、今後とも引き続きですね、普及の推進をしていきたいというふうに考えているところです。 そして、食生活改善推進委員につきましては、本年5月現在120名の方々にボランティアとしてご参加いただいております。これまでも各地域において伝達講習会や親子料理教室を開催しているほか、ひとり暮らしの高齢者を対象に食事会を開催するなど、平成30年度と前年度はほぼ同数の2,600名の方々に対してですね、鉾田市産の食材を中心に、バランスのよい食生活の普及と健康づくりの普及啓発に取り組んでいただいたところでございます。 さらに、昨年度から地元食材を使った料理づくりを通して、料理の楽しさや食に関する関心を高めてもらおうと、スキルアップ料理教室を開催し、鉾田第二高校の生徒に対して講義と調理実習をスタートしております。 各団体のですね、連携というのは、部分的には進んではいるところでありますが、まだまだ改善の余地はあるのかなというふうなことで、さらにですね、シルバーリハビリ体操にしても、地域で39地域というふうなことで、全体から見ると不十分だというのも十分認識してございますので、大変な大きな課題ではあるんですけれども、一歩一歩地域全体に広められるよう取り組んでいきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 10分間休憩いたします。                午後 2時59分休憩                                                        午後 3時09分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) 答弁ありがとうございました。その中でですね、先ほど3つのそれぞれの団体等のお話をしましたけれども、シルバーリハビリ体操指導士3級養成講座ですかね、これも6月にまた開催されるようですけれども、すばらしい指導者の方はですね、たくさんまた育成されるのかなと思うんですけれども、先ほど39カ所ということですが、これはそれぞれ全く違う場所だったんでしょうかね。39カ所での開催というのはあるんですけれども、なかなか広がりがないように感じているんですが。 それから、地域でのですね、実践では、行政主導で積極的に、先ほど申し上げた高齢者クラブとの共催とか、あるいはモデル地区を設けるなどして、身近な場所での活動ができる環境づくりなどに取り組む必要があるのかなと思うんですが、まずそのシルバーリハビリ体操については1点ですね。 それから、食生活改善推進委員の皆さんもですね、たくさんいろいろ研修等積まれてですね、地域での活動をされているということなんですが、やはりその仕事柄ですね、栄養士とのタイアップだと思うんですが、生活習慣病のですね、予備軍である壮年期ですね、その人たちを、例えば40歳後半からですね、60歳までの現役世代のアプローチとかいうことでですね、例えばご夫妻でモニター等を募りですね、休日の早朝を利用して、ウオーキングとセットでの健康食づくり体験などを実践して、ただそれだけではなくてですね、その経過を広報を通してやはり市民に知らしめるということで、その意義をですね、広く知っていただくということなども一つの方法かなと思います。 それから、高齢者クラブについてなんですけれども、予算審議の中で申し上げましたけれども、県の老人クラブ補助に該当しない活動であっても、その生きがいづくりあるいはいろんな外へ出ての実践活動に伴う運動とかですね、結びつくわけなので、目的別の高齢者クラブの設置ですね、これは市は認めますよと、そういった形もいいんではないかなと思うんですね。県の補助はもらえないかもしれませんけれども、市のほうでは支援しますと、そういう方法もあるのかなと思うんですが、この辺について、3つのですね、取り組みについてどのように考えるかお聞かせいただければと思います。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) まずですね、シルバーリハビリ体操に関しましては、ちょっと手元の資料で、各団体ごとに、39団体ではあるんですが、会場が全部地域に分散しているかどうかというのまでは手元の資料にございませんので、ちょっとそこの辺はまた確認をしておきたいと思います。 あと、高齢者クラブの活動とシルバーリハビリ体操、例えば高齢者スポーツ大会等ではシルバーリハビリ体操の皆様方に、高齢者クラブの会員とシルバーリハビリ体操指導士の皆様方がかぶっているというのが結構ございまして、高齢者スポーツ大会のときなんかは、シルバーリハビリ体操指導士の協力をいただいてですね、体操とかは取り入れているというふうなことでございます。こういった部分でですね、さらにですね、連携を深めていければいいのかなというふうに考えてございます。 それと、食生活改善推進委員の120名の方ですけれども、食生活改善グループのですね、活動が比較的偏りがあるというふうに認識してございますので、こちらもですね、全域に広げていけるようなふうにしたいというふうな希望は持っていますが、その辺はですね、主幹課とも協議しながらですね、進めていければと。伝達講習会というのも、より多くの方々が参加できるように、週末に、休日に開催したりとか、そういった形での工夫等には取り組んではいるところです。 健診結果を踏まえたですね、栄養指導の一環でですね、そういった取り組みも一部実施しておりますので、そういった取り組み等もさらに推進していきたいというふうに考えてございます。そして、例えば何か取り組んだ結果、こういうふうに改善しましたよというようなデータ等がとれればですね、さらにその辺を皆様方に還元するというような形もとっていければなというふうに考えてございます。 あともう一つ、小さな団体ですか、この高齢者クラブ、たしか50人規模とか基準があったかのように記憶してございますが、助成金のほうにつきましては、財政上の問題もございますので、その辺は例えば社会福祉協議会とかのという形とタイアップして何か、財政上の課題もありますので、その辺も含めて検討できればなというふうに考えています。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございます。そこで、今それぞれの取り組みについては部長からお聞きしたわけですが、さきの定例会において市長は、私の提案で、先進地事例を学びながら健康づくりを進めるということなんですが、この2カ月で市長はどのような形で指示をされてきているのか、あるいは今後どういった形で指示をするのか。ほかの先進地でやはりうまくいっているのは、やはり5年、10年かけてですね、追っかけながら、その人たちを改善していくと、そういったものが多いのかなと思いますので、その辺を踏まえて、市長のほうで何かございましたらお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 市長。 ◎市長(岸田一夫君) これまでの質問または今後の、答弁にもありますけれども、やはりですね、その部分については私のほうも指示しておりまして、うちの職員もやる気満々の職員がたくさんおります。ただ、髙埜議員の思うほど期待されないかわかりませんけれども、ただ一生懸命やっている。 そういう中で、先ほど事務方の部長のほうから、財政的ないろいろな部分というのがありましたけれども、やはりですね、最終的には私の判断でございまして、皆様にご提案するということで、市単独というようなお話がございまして、その辺につきましては今後ですね、前向きに検討していきたいなと思っております。以上です。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 先ほどのシルバーリハビリ体操の39教室の話で、会場はですね、29カ所ということで、会場は29カ所で実施しております。加えさせていただきます。 それではですね、健康づくり施設での部分についてご答弁をさせていただきます。ほっとパーク鉾田、とっぷ・さんて大洋におきましては、プール、お風呂、トレーニングルームなど施設を最大限に活用し、高齢者介護予防事業、健康づくり事業、個別トレーニング指導事業など、子どもから高齢者まで幅広い年齢層に対応した健康づくりに関する事業等を展開しております。議員ご指摘の民間ノウハウの導入としましては、体幹トレーニング教室や水泳教室など外部委託により実施してきたところでございます。今後さらに民間外部講師による教室を初め市民が気軽に参加できる健康づくり事業に取り組むことで、市民一人一人の健康増進を図り、あわせて指定管理料の削減につなげられればというふうに考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございました。いろいろ今までもですね、民間の力を利用してということで進めていたということなんですけれども、今後もですね、さまざまな需要というんですかね、見込んで、市内の方への健康づくり施設となっておりますので、市内向けということもありますけれども、少しでも指定管理料を減らすためには、やはり収益事業にかかわるものということで、市外の方にも多く来ていただけるような、そういった施策もお願いできればと思います。よろしくお願いします。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 続きまして、電位治療機器につきましては、セルフケアに根差した在宅医療機器と承知しており、現在老人福祉センターともえ荘に寄附していただいた2台の電位治療器が設置されております。なお、利用の実績はほとんどない状況となってございます。 ほっとパーク鉾田、とっぷ・さんて大洋の両施設におきましては、温泉やプールを利用されますので、肌がぬれたままの使用で感電する危険性もあり、病状や体調によって使用制限を要する機器であることから、万人を対象とした機器とは言えずですね、今のところ導入の考えはございません。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) 今の水につかる部分についてはということだったんですが、ほかのいわゆる保健センター的なところあるいは福祉施設等ですね、古い寄附されたものがどういうものかわかりませんけれども、実際他の市町村においてはですね、有効だという結果がですね、出ておりますし、やはりそれによってですね、高齢者の方がですね、リハビリにもなる、介護予防にもつながっているという結果が出ておりますので、再度ですね、その他関係施設ありますので、そういったところでの設置についてご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 鹿行管内で以前、旧玉造町において導入した経緯はあるようでございますが、現在は設置されていないというふうに聞いてございます。またですね、どうしてもこの機器はですね、例えばペースメーカーをつけている方等についてはですね、リスクがございますので、一定程度医療に詳しい専門職がいませんと、一般の方がですね、使うというのにはちょっとリスクがあるというふうに考えてございますので、その辺はそういった点も考えた上での対応となります。現状ではそういったところを踏まえますと、なかなか厳しいなというのが現状でございます。          〔「ありがとうございます。次、お願いいたします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 安心安全な道路行政の推進について、1点目、道路事業3便益及び安全性を根拠とする道路整備の取り組みについてお答えいたします。 本市の道路整備につきましては、これまでにも国などの補助金や交付金を活用した整備であれば、道路構造令などを遵守し、関係機関と調整した上で、交通量なども把握することもございますが、議員のご質問の道路事業3便益及び安全性を根拠とする道路整備の取り組みは行っておりません。塔ヶ崎集落中央から幹線道路及び商業施設への道路につきましては砕石道路で、地区からも舗装要望が提出されておりますが、対応できる整備基準でございませんでしたので、当面砕石を敷いている状況となっております。 また、旭東小学校を通る旭1328号線と県道子生茨城線を結ぶ旭1332号線につきましては、交通安全プログラムの中で、幅員が狭く、歩道がないとした内容で、対策の箇所に挙げられておりました。この対策といたしましては、平成25年度にスクールゾーンの路面標示で対応しております。 なお、旭1328号線から県道子生茨城線を結ぶ1337号線につきましては、現状は砕石道になっておりますが、地区から整備要望は提出されていない状況でございます。 このような個別の事業につきましては、地区からも数多く要望があるため、緊急性や交通利用状況などを見ながら、必要性を精査し、安全で快適な生活環境の向上が図れるよう、整備を進めているのが現状でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。
    ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございました。確かに区のほうからですね、要望が上がっていないというお話でしたけれども、住民の方は押印して2回ほどお願いされたのでということであったと思うんですが。 今回この質問をさせていただいたのは、何でもかんでも、先輩議員からもありましたけれども、区長さんのお力によってですね、全部取りまとめてというだけではなくて、市がその周辺を調査した上でですね、必要性の、今部長からも若干ありましたけれども、きちっと必要性があるものについてはやはり計画に入れた上で、区との協議をしたりと、そういった手法も一つあるのかなと。先ほど3便益については、考慮していないと、数値化したりしていないということだったんですが、それぞれそのほかのですね、今のお話ですと、検討材料があるということなんで、そういったことを、それであれば示していただいて、地域にですね、私どもにも示していただければいいのかなと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 市民生活に支障を来している道路の実態把握と改善についてお答えいたします。 道路の住宅把握でございますが、例年大雨などで冠水し、車両などの通行に支障を来す箇所につきましては、パトロールなどにより、おおむね把握をしております。ご質問の鳥栖地区の8-361号線は、現在防衛省の交付金を活用し、整備を進めている県道茨城鹿嶋線から無量寿寺を通る8-359号線の途中から旧県道に向かう道路であり、沿線に冠水する箇所もございます。この箇所につきましては、現在進めている8-359号線の整備に合わせ、冠水を解消するよう進めております。 市内には冠水より支障を来す箇所も多く、その改善につきましては、流末整備やポンプによる強制排水施設、調整池、浸透側溝などを現状に合わせ順次進めておりますが、対応し切れていないのが現状でございます。通行に支障のある箇所につきましては、改善されるまでは、安全性を確保するため、応急的に看板などを設置し、注意喚起していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございます。パトロールを通してですね、それぞれ確認をしているということですので、今後本当に職員の数が少ない中でご苦労があるのかなと思うんですが、そちらについて順次ですね、進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁を願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 通学路に機能性のある防護柵設置状況と関係機関などによる協議並びに改善策についてお答えいたします。 旭1328号線は、国道51号から旭東小学校を通過する舗装された市道であり、歩道は一部学校側に整備されております。鉾田北小学区の鳥栖地区は、送迎バスが巡回しております。ご質問の鉾田8-348号線と鉾田8-340号線には送迎バスは通っておりませんが、鳥栖保育園の送迎バスは通行している状況でございます。なお、通学路に機能性のある防護柵を設置している箇所はございません。 今後、教育福祉施設周辺並びに通学路の安全確保の取り組みや機能性のある防護柵の設置につきましては、関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 それでですね、旭東小学校と比べて旭西小学校ですね、あと鉾田南小学校、その通学路の改良工事ということで比較しますと、旭西小学校の前はですね、きちっとポール等ですね、設置していただいてありました。その奥の西側の交差点もポールがあってですね、改善されたかなと思うんですが、先ほども高野衛議員からもありましたが、鉾田南小学校の場合ですね、鉾田病院と保育園の、あそこの近くの交差点はですね、残念ながら、改良したんですが、ポールがなく、あとその坂の急勾配のところはですね、縁石とポールとあるんですが、2メートル以上の幅と30センチぐらいの高さのポールしかないということで、この辺についてですね、同じ学校周辺の通学路なんですが、その道路の改良の仕方が違っていたのかなと思うので、その辺のところ、今後ですね、見直しをいただきたいと思います。 それで、鉾田市の通学路交通安全プログラム、教育委員会の担当かなと思うんですが、こちらについて新しく、平成31年4月に改訂版が出たわけなんですが、こちらについては、鉾田南小学校と、あと旭西小学校、東小学校等についてですね、見直しはしていなかったのかどうかだけ確認させてください。 ○議長(井川茂樹君) 教育部長。 ◎教育部長(中根衛君) 旭関係は一応見直しはしております。ただ、先ほどもちょっと申しましたが、中学校区4つに分けまして、4年に1回調査をしていると。調査なり合同の点検をしているということで、今年度4年目のということで、鉾田南小学校区をやる予定で、1回ぐるっとサイクルが回るというような状況でございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) それで、実は令和になってからもですね、点検しなさいというきっと通知が来ていたはずなんですよね。その辺については見直ししなかった。4年に1遍だと、部長もわかると思うんですが、相当環境って変わりますので、その辺についても、できれば地域の方のご助言をいただきながら、あるいは警察署、関係機関と一緒になって、毎年見直しができるといいのかなというふうに思います。 それと、通学路と並んでやっぱり考えなければならないのが、集団登校かなと思うんですね。これについては、文部科学省でですね、昭和43年、古いんですが、いろいろ調べたんですが、これ以降その文章が、通達等が出ておりません。集団登下校の実施についてということで、通学路の道路事情及び交通事情を具体的に検討した上で、個々の通学路ごとに、その実施について決めることとしていますが、本市においてはですね、個々の通学路単位に決定しているのかどうか、これは教育長に伺ったほうがわかるかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 通学路と、それから集団登校につきましては、各学校で保護者の方と一緒に決定しているところではあるんですが、通学路につきましては、夏休みに各学校、点検を行っているところでございます。さらには、その都度、議員ご指摘のとおり、4年に1遍ですと道路事情も変わったりいたしますので、その都度、危険箇所を学校で確認した場合には、教育委員会のほうに連絡が来るようになっているところでございます。鉾田南小学校につきましても、開校以来、一般の方からも何点か情報をいただきまして、警察等と連携いたしまして、改良に向けて検討しているところもあるところでございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) 集団の登下校なんですが、茨城県においても、学校保健学校安全管理の手引ということで、その中で安全な通学方法をうたっているわけなんですが、その中に、歩道やガードレールと歩道と車道を区分する交通安全施設整備がされておらず、かつ自動車が高速度で走行するような道路を集団で歩行することは、大事故を起こす危険が多いので、このような場合は集団登下校を避けることが望ましいとしているんですが、これは本市では、教育委員会からは学校へどのような形で伝えてあるんでしょうか。 ○議長(井川茂樹君) 教育長。 ◎教育長(石﨑千惠子君) 非常に集団登下校については、いろいろな考え方があるかと思うんですが、一番は不審者対応ということを考えましたときに、やはり学校によっては、人通りの少ないところあるいは民家が少ないところを通って帰る子どもたちもたくさんおります。そうしたときには、やはり集団の登下校がいいのかなということで、そのまま集団登下校を実施しているところでございます。特に集団登下校でなければならないというような指示は出しておりませんので、その都度、その道路状況や交通と、それから不審者等について安全が確保されているかどうかというふうなことを踏まえて、総合的に決定しているところでございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございました。次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。建設部長。 ◎建設部長寺家喜重君) 責任を明確化するためにアダプトプログラム導入についてお答えいたします。 アダプトプログラムは、市民と行政が協働で進める清掃活動で、道路を慈しみ、住んでいるところをきれいにしたいという自然な気持ちを形あるものにしようと考え出されたボランティア・サポート・プログラムです。このプログラムは、市民や団体が行政と合意し、活動内容について協定を結び、道路などをきれいにしようという活動から地域コミュニティーの活性化が期待されるものであります。 昨今のボランティア活動につきましては、災害などにより意識が高まっている状況ではございますが、これまでにも地元の協力により、ごみ拾いや側溝清掃、除草作業まででご協力をいただいてきたところでございますが、高齢化により、その活動が厳しくなってきていると聞いております。このため、議員がご提案いただいているこの活動でも、継続していくことが重要でありますことから、導入に向けては継続できる手法なども検討する必要があると思われます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ぜひ検討していただいてですね、高齢化社会はもう当たり前なんですから、その中でどうしたらいいかということも一つかなと思いますので、よろしくお願いします。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。総務部長。 ◎総務部長関谷公律君) それでは、道路管理、改修業務等への県退職の土木系職員の再任用についてご答弁申し上げます。 議員ご質問のとおり、茨城県を退職された土木部職員を当市で採用することにつきましては、土木系を代表する専門的知識や技術のある職員の確保、職員の資質向上につながる有効な方策の一つとして、今年度茨城県退職の土木系職員を非常勤嘱託員として、いわゆる再任用が終わった年齢の方なんですが、を採用して、財政課に配置をいたしました。現在のところ財政課の配置で、竣工検査時の書類検査、実地検査のほか、設計段階で工事担当者への助言指導、そういった事務に当たっていただいてございます。今後の職員の設計、積算能力あるいは施工管理能力の向上につながるものではないかというふうに期待しているところでございます。 今後ですね、道路管理、改修業務等について、そういった職員の確保については、担当課と、その必要性等についても協議しながら、検討してまいりたいと思います。しかしながら、県職の土木系職員のOBといいますかは、かなりニーズが高いらしくということで、議員ご指摘のとおり、再任用、いわゆる65歳までの職員の配置というのはかなり厳しい状況らしいです。どうしてもその後という方になってしまうということで、今回県職OBである、副市長にお骨折りいただいて、1人をやっと配置したという状況でございます。 そういう意味では、ちょっとよく担当課で詰めまして、必要性があるならば、早期に対応してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございます。積極的なそういう登用というのは本当にありがたいかなと思いますし、本市のためにもつながっていくのかなと。民間人もいろいろいらっしゃるんですが、本当に今総務部長がおっしゃったように、技術職のやっぱり確保って、どこも厳しいので、なかなか本市に入っていただくというのは難しいかもしれませんが、機会があればですね、そういった方を探していただければありがたいかなと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 当市に児童館はございませんが、2つの児童公園や鹿島灘海浜公園、くぬぎの森、ほっとパーク鉾田などの公園には児童用の遊具が整備されており、特に鹿島灘海浜公園では週末になると多くの親子連れでにぎわいを見せてございます。 休日の幼稚園、保育園の園庭開放につきましては、施設管理上の課題もございますので、現在のところ開放予定はございませんので、既存の施設をご利用いただきたいというふうに考えてございます。また、休日の子育て支援センターの開設については、子育て環境の変化を踏まえ、その必要性も含めて研究してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) ありがとうございます。先ほどもですね、入江議員のほうからありましたが、やはり鹿島灘海浜公園とか、そちらまで行くのは遠いということで、身近なところに遊具のある幼稚園、保育園、特に公立幼稚園なんか利用できればという声がありますので、こちらについても、実際休日にやっているところ、あるいは土曜日とかですね、管理するのにはどうしても人が必要なので、その辺のところも含めると難しいかもしれませんが、ご検討いただければと思います。 次、お願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 次の質問に答弁願います。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金沢覚君) 先ほどの答弁ともちょっとかぶる部分もあろうかと思いますが、現在市では、子ども・子育て支援法に基づく第2期子ども・子育て支援事業計画を策定しておりますが、その基礎資料として、就学前の児童の保護者1,200名、小学生の保護者800名を抽出し、ニーズ調査を実施しました。回収率は57.4%です。 そのニーズ調査の項目の日曜日、祝日の利用希望については、就学前の保護者は、利用する必要がない68.9%、低学年の間は利用したい12.3%、高学年になっても利用したいが10.4%となっております。小学生の保護者は、利用する必要がないが66%、低学年の間は利用したいが13.6%、高学年になっても利用したいが7.8%となり、7割近い保護者の方が休日等の利用は、利用する必要がないというふうな回答でございました。 今後は、このニーズ調査を女性の就業率やひとり親家庭の就労状況の視点からも分析を行うなど、子育て支援の要望を把握し、対応を研究してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 ○議長(井川茂樹君) 髙埜君。 ◆1番(髙埜栄治君) 実際先日のですね、天皇のご退位とご即位の慶事がありましたけれども、その間ですね、実際仕事を休まざるを得なくて、子どもさんをですね、見なくちゃいけないという方の声を何人か聞いております。そういったことを考えるとですね、そのアンケートがどんなアンケートか、対象にしたかちょっと、何とも言えないんですけれども、具体的な利用者の中にはそういった方がいる。あと、基本的に土日、休日の開放がないから、何とか月曜日から金曜日の間でパート、そういった労働についているという方もいらっしゃると思うんですね。そういったことも踏まえて、今後ですね、さらなる研究をしていただければと思います。以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(井川茂樹君) 以上で髙埜君の質問を終了いたします。 以上で一般質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(井川茂樹君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次会は、6月7日定刻から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。                午後 3時45分散会...