鉾田市議会 > 2017-09-29 >
09月29日-委員長報告、質疑、討論、採決-06号

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  1. 鉾田市議会 2017-09-29
    09月29日-委員長報告、質疑、討論、採決-06号


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    平成29年  9月 定例会(第3回)                  平成29年第3回               鉾田市議会定例会会議録 第6号                                                    平成29年9月29日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 13番  井 川 茂 樹 君       10番  水 上 美智子 君  副議長 11番  入 江   晃 君       12番  岩 間 勝 栄 君      1番  井 川 倫 士 君       14番  米 川 宗 司 君      2番  渡 辺 拓 哉 君       15番  友 部 政 德 君      3番  亀 山   彰 君       16番  山 口   德 君      4番  岸 田 一 夫 君       17番  田 口 清 一 君      5番  二重作 茂兵衛 君       18番  堀 田 正 衛 君      6番  郡 司   功 君       19番  高 野   衛 君      7番  小 沼   勝 君       20番  倉 川 陽 好 君      8番  根 嵜   眞 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  鬼 沢 保 平 君      健 康 福祉部長  石 﨑 逸 代 君  副  市  長  石 﨑   順 君     旭市民センター長  皆 藤 正 秀 君  教  育  長  鬼 澤   明 君    大洋市民センター長  二重作   勝 君  総 務 部 長  山 口 勝 美 君      会 計 管 理 者  田 﨑 信 二 君  市 民 部 長  伊 東 洋 治 君      教 育 部 長  松 金 邦 行 君  産 業 経済部長  小 沼 三 男 君      上 下 水道部長  中 根   衛 君  建 設 部 長  佐々木 正 夫 君    農業委員会事務局長  飯島與治右衛門 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  方波見 隆 雄        庶 務 係 長  豊 田 隆 弘  事務局長補佐兼  清 宮 保 雄        書     記  会 沢 かおり  議 事 調査係長                                                        議 事 日 程 第 6 号                              平成29年9月29日(金曜日)                                   午前10時00分開議開議日程第1 諸般の報告日程第2 根嵜 眞議員に対する懲罰の件について、委員長報告、質疑、討論、採決日程第3 議案第1号ないし第7号について、委員長報告、質疑、討論、採決      議案第1号 平成28年度鉾田市一般会計歳入歳出決算認定について      議案第2号 平成28年度鉾田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について      議案第3号 平成28年度鉾田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について      議案第4号 平成28年度鉾田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について      議案第5号 平成28年度鉾田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について      議案第6号 平成28年度鉾田市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について      議案第7号 平成28年度鉾田市水道事業会計収入支出決算認定について日程第4 請願第29-3号について、委員長報告、質疑、討論、採決      請願第29-3号 教育予算の拡充を求める請願日程第5 議員派遣について日程第6 閉会中の継続審査について                                        1.本日の会議に付した事件議事日程のほか追加日程第1 議議案第4号 教育予算の拡充を求める意見書の提出について追加日程第2 岸田一夫君の議員辞職の件                                                        午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(井川茂樹君) おはようございます。 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第3回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(井川茂樹君) 日程第1 諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか13名でありますので、報告いたします。 △根嵜眞議員に対する懲罰の件 ○議長(井川茂樹君) 日程第2 根嵜 眞議員に対する懲罰の件を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、根嵜 眞君の退場を求めます。          〔8番 根嵜 眞君退場〕 ○議長(井川茂樹君) 懲罰特別委員会から審査の経過並びに結果について報告を願います。 懲罰特別委員会委員長、入江 晃君。          〔懲罰特別委員会委員長 入江 晃君登壇〕 ◎懲罰特別委員会委員長(入江晃君) おはようございます。それでは、平成29年9月14日の本会議において、懲罰特別委員会に付託されました根嵜 眞議員に対する懲罰の件について、9月15日に委員会を開催し、審査を行いましたので、審査経過と結果について報告をいたします。 審査を始めるに当たり、まず懲罰動議の発議者から提出理由について説明を受けました。根嵜 眞議員は、自身の一般質問中の休憩後、出席せず、本人不在のまま質問時間を終了したことはゆゆしき問題であるとの説明を受け、次に根嵜議員から、一般質問に戻らなかった理由については、体調不良により、薬の服用のため退席したものであるとの答弁を受けました。審査において、各委員から懲罰を科すかどうかについて意見を聴取しました。委員からは、体調が悪くても報告をしてから欠席すべきで、その報告を怠り、議会を空転させる事態を招いたことは懲罰を科す必要があるとの意見が出されました。また、能率的な議会運営が損なわれたことは、公開の議場で陳謝すべきとの意見も出されました。懲罰を科すことについては、採決の結果、全会一致で懲罰を科すことに決定し、懲罰の種類については、公開の議場において委員会が決定した謝罪文を根嵜 眞議員が朗読する陳謝が妥当であるとの審査結果となりました。 以上、報告といたします。 ○議長(井川茂樹君) 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入りますが、鉾田市議会申し合わせ事項7により、議員は自己の所属する委員会の委員長報告には質疑をしないことになっておりますので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 根嵜 眞君に対する懲罰の件について採決します。本件に対する委員長報告は、根嵜 眞君に陳謝の懲罰を科すことです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり、根嵜 眞君に陳謝の懲罰を科すことにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、根嵜 眞君に陳謝の懲罰を科すことに決定いたしました。 根嵜 眞君の入場を求めます。          〔8番 根嵜 眞君入場〕 ○議長(井川茂樹君) ただいまの議決に基づき、これから根嵜 眞君に懲罰の宣告を行います。 根嵜 眞君に懲罰の陳謝を科します。これから根嵜 眞君に陳謝をさせます。根嵜 眞君に陳謝文の朗読を命じます。          〔8番 根嵜 眞君登壇〕 ◆8番(根嵜眞君) 陳謝文。 私は、9月12日の会議における一般質問に関する議事中、不穏当な行動をとり、議会の品位を保持し、秩序を守る議員の責務に顧みて、まことに申しわけありません。ここに、深く反省し、誠意を披歴して、陳謝いたします。 平成29年9月29日。鉾田市議会議員、根嵜 眞。 △議案第1号 平成28年度鉾田市一般会計歳入歳出決算認定について 議案第2号 平成28年度鉾田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について 議案第3号 平成28年度鉾田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 議案第4号 平成28年度鉾田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 議案第5号 平成28年度鉾田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第6号 平成28年度鉾田市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第7号 平成28年度鉾田市水道事業会計収入支出決算認定について ○議長(井川茂樹君) 日程第3 議案第1号ないし議案第7号について一括して議題といたします。 決算特別委員会から審査経過並びに結果について報告を願います。決算特別委員会委員長、入江 晃君。          〔決算特別委員会委員長 入江 晃君登壇〕 ◎決算特別委員会委員長(入江晃君) それでは、9月15日の本会議で決算特別委員会が設置され、議案第1号ないし議案第7号の平成28年度の決算認定が本委員会に付託されました。9月20日、21日及び22日に委員会を開催し、各部ごとに所管する決算について審議を行いましたので、その結果について報告をいたします。 最初に、総務部所管決算質疑では、「涸沼」広域連携事業事業内容を問う質疑に対し、情報発信のため、ホームページの充実や観光案内アプリの導入を図り、誘客促進のための観光業者向けファムトリップツアーモニターツアーを開催したことや涸沼環境図鑑等環境学習教材を作成し、各小学校に配布する事業を実施したとの回答がありました。 また、鹿行広域消防敷地負担金について、鉾田市が負担している理由及び負担金の見直し時期について質疑があり、消防署が鉾田市に所在するため、当市が負担しており、3年毎に見直しを行っているとの回答がありました。 さらに、公共施設等総合管理計画策定事業計画内容を問う質疑に対し、公共建築物の保有量を、今後40年間で30%削減していく方向性を示したものとなっているとの回答を得ました。 そのほか、公共交通対策事業の実績、まちづくり推進事業全体の成果、県工業団地企業立地推進の状況についてなど所管する事務についての質疑を行いました。 次に、市民部所管決算質疑では、コンビニ証明書交付事業における交付実績と今後の課題についての質疑に対し、コンビニでの交付件数は99件であり、課題としては、コンビニ交付に必要なマイナンバーカードの普及率が低いため、今後も市民にPRしていきたいとの回答でした。 また、鹿行広域事務組合ごみ処理事業負担金について、経過と事業がおくれている理由について質疑があり、現在3市から提案された建設予定地について比較検討を行っており、予定より1年おくれているとの回答に、一日でも早く稼働できるように努めていただきたいとの提言をいたしました。 さらに、国民健康保険税の収入増の要因及び保険給付費減の要因についての質疑があり、税収については、被保険者数は減少しているものの、収納率の向上とあわせて1人当たりの所得がふえているため、調定額がふえたことが増収となった要因であること。保険給付費減については、被保険者が1,000人超の減となったことが大きな要因であるとの回答がありました。 そのほか、後期高齢者医療制度税収納事務にかかわる訴訟事務委託経過一般廃棄物売却収入の実績、ごみ不法投棄処理委託の実績状況などについての質疑が行われました。 次に、産業経済部所管決算質疑では、ふるさと鉾田応援寄附記念品事業の実績を問う質疑に対し、寄附件数が前年度から約2,500件の増、寄附額が約4,300万円の増となっており、うち76%がクレジット決済を利用し、寄附となっているとの回答がありました。 続いて、新規就農総合支援事業の成果について質疑があり、青年就農給付金交付件数は31件で、うち1件が平成28年度からの新規就農者であり、後継者についても事業主となるなどで独立した場合には給付の対象となるとの回答がありました。 また、全国メロンサミット開催事業の成果を問う質疑に対し、メロンの消費拡大に向けた施策として開催し、イベントサミットの来場者は約2万6,000人で、およそ4億円の経済的効果があり、イベントのPRを通して高級スイーツ展や百貨店などとのつながりができたことにより、本年度の新たな取り組みにつながっているとの回答がありました。 そのほか、農地利用最適化推進委員の成果と課題、オーエスキー病予防接種事業認定農業者推進事業経営体育成支援事業についてなど各種事業の質疑を行いました。 次に、建設部所管決算質疑では、道路新設改良費繰越明許費不用額が多額となった要因についての質疑に対し、地域間連絡道路整備事業繰り越し事業で予定していた水道管移設費用が不要となったことが主な要因であるとの回答がありました。 また、道路用地未登録実態調査事業の成果を問う質疑に対し、3,144筆のうち169筆の未登記用地が解消したとの回答があり、早期解消に向け、臨時職員を増員するなどにより進めてほしいと提言いたしました。 そのほか、橋りょう長寿命化事業の進捗状況、市道路維持補修要望件数空き家対策事業の展開についてなどの質疑を行いました。 次に、上下水道部所管決算質疑では、上水道整備事業について、串挽浄配水場の設備更新の内容を問う質疑に対し、希硫酸注入設備の更新及び各家庭への配水ポンプの更新を行ったとの回答がありました。 さらに、公共下水道接続率が伸び悩む要因を問う質疑に対し、従前の合併浄化槽から接続切りかえが進んでいないとの説明があり、今後も下水道の加入促進に努めるとの答弁がありました。 次に、健康福祉部所管決算質疑では、ファミリーサポートセンター事業の成果を問う質疑があり、利用会員と協力会員の相互援助活動子育てサロンを開催し、母親のネットワークが広がる等などの成果が出ていると回答がありました。さらに市民への周知に努め、事業が効果的に行われるよう提言をいたしました。 また、不妊治療費助成事業について、昨年中に妊娠に至った人数及び不育症治療費助成事業についての質疑に対し、昨年は助成者のうち7名の母子手帳が交付され、不育症に関して1件の相談があったものの、申請には至っていないとの説明がありました。 さらに、5歳児健診の実施について、受診率を問う質疑があり、対象児329人に対し300人が受診し、未受診者に対しては保健師が継続して対処しているとの回答がありました。 そのほか、介護保険給付制限在宅医療介護連携推進事業健康増進事業の実績、民間保育所助成事業補助金の内容、医療対策事業の実績についてなどの質疑が行われました。 続く教育部所管決算質疑では、のびのび児童生徒推進事業におけるスクールカウンセラーの派遣の実績についての質疑に対し、各学校へ年2回及び学校から要望に応じて派遣し、児童だけでなく、保護者や教職員に対してもカウンセリングを実施しているとの回答がありました。 また、鉾田学校給食センター運営管理事業について質疑があり、民間委託後は委託業者が調理員の調整をするため、緊急時の調理員確保が容易となった説明がありました。 さらに、小学校維持管理費について、小学校の洋式トイレ整備状況についての質疑に対し、未整備の学校があるとの回答があり、統合小学校建設まで長期間を要する小学校については早急に整備を図られたいとの要望をいたしました。 そのほか、(仮称)鉾田市民交流館整備事業、土曜教育活動事業英語指導事業の実績、指導主事派遣事業の詳細についてなど質疑を行いました。 質疑に続いて討論に入ると、議案第1号ないし議案第3号については討論が行われました。 議案第1号では、鉾田北小学校スクールバスが有料で運行されているが、無料とすべきと考えること、幼稚園授業料の大幅な値上げが実施されたこと、多額に積み立てた基金は市民の要望に使うべきであること、市民交流館建設事業費50億円のままの計画で進めることには問題があること、小学校の極端な再編計画により学力低下等の懸念があること、霞ヶ浦導水事業に関係漁協が反対しており、ラムサール条約の趣旨にも反する内容であること、マイナンバー関連事業の推進は深刻なプライバシー侵害を招くおそれがあることを理由とした反対討論に対し、新たな人口減少対策として、出生後の育児にかかわる負担を軽減するための子育て応援給付金を支給するとともに、第3子の保育料、幼稚園授業料の一部助成や不妊治療費助成拡充により経済的な負担軽減が図られていること、(仮称)鉾田市民交流館整備事業鉾田南中学校統合小学校整備事業を推進するなど鉾田市の将来を担う子どもたちのよりよい教育環境の整備が進められていること、決算規模では歳入で227億7,624万円、歳出で206億5,231万1,000円と、前年に比べともに減少していること。予算執行に当たっては、再編交付金合併特例債などを有効に活用したことにより、実質収支で14億4,331万円、実質単年度収支で7億585万9,000円の黒字となり、健全な財政運営に努めたことなどにより賛成との討論がありました。 議案第2号では、収入未済額が多額となるなど市民の担税能力は限界となっている一方で、実質収支額黒字会計となっており、国庫補助の増額を国に求めるとともに、一般会計からの繰り入れをふやすなど国保税を引き下げるべきとの反対討論に対し、平成28年度国民健康保険特別会計実質収支は黒字であり、国保税の収入未済額及び不納欠損額も前年度と比較し減少したことは、収納率向上取り組みのため、評価すること、また歳出においても保険給付額が減少したことは、住民健診等への取り組みの成果と評価するとの賛成討論がありました。 議案第3号では、高齢者の医療は原則無償の老人保健制度に戻すべきとの反対討論に対し、鉾田市は保険料の徴収や各種申請、届け出等の窓口業務、健康診査や脳ドックといった保健業務を担っており、後期高齢者医療制度加入者は年々増加し、医療費も増加傾向にある中においても黒字会計となるなど健全な財政運営を行っていると認められるとの賛成討論がありました。 採決の結果、議案第1号ないし議案第3号については賛成多数により可決され、議案第4号ないし議案第7号については全会一致により可決されました。 以上、報告といたします。 ○議長(井川茂樹君) 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入りますが、鉾田市議会申し合わせ事項7により、議員は自己の所属する委員会の委員長報告には質疑をしないことになっておりますので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第1号について討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 日本共産党の高野 衛です。議案第1号 平成28年度鉾田市一般会計歳入歳出決算認定につきまして反対の立場から討論を行います。 鬼沢市長は、平成28年度予算提出の所信表明において、「いのちとくらしの先進都市」実現に全力で取り組むと述べました。しかし、平成28年度の決算を見ると、平成28年4月開校となった鉾田小学校スクールバスは有料で運行となりました。県内の状況を見ると、20の市町村は無料で実施されており、有料は鉾田市など8市町村のみであります。保護者の中からも、市の考えで統廃合したので、無料で行うのかと思った。子どもを何人も抱え、新たな負担は重過ぎる。対策を考えてほしい、このような声が出されています。鉾田市は、市民の声に応えるとともに、義務教育無償の原則に立ち返り、スクールバスは無料とすべきと考えます。 2点目、幼稚園の授業料は大幅な値上げが行われました。支払い困難な家庭も生まれています。今、出生率の低下、人口減少対策として、子育て支援の充実こそ求められており、幼稚園の授業料値上げには納得がいきません。 3点目、その一方で、平成28年度一般会計決算実質収支額は14億4,300万円の黒字会計となっており、さらに基金の積立額も2億9,900万円ふやし、一般会計1年分の予算227億円に対し、基金総額は164億1,400万円と多額をため込むのは、会計の基本である単年度主義の原則にも反する内容であります。市民の切実な要求となっている道路や排水の整備、さらにスクールバス無料など、予算にもっと使うべきと考えます。 4点目、市民交流館整備事業として、実施設計の策定、建設敷地の造成工事が行われました。市民交流館の事業は、当初、平成26年度の住民説明会では35億円の予算が15億円増額となり、平成28年度では50億円の予算に膨れ上がりました。進入道路の整備を含めると約52億円となっています。将来、鉾田市の人口減少による市税の減少、国からの地方交付税の減少や市民交流館ランニングコストも平成31年度では1億4,300万円、さらに事業費に3,000万円を見込み、施設の使用料の減免率の引き下げの方針や中央公民館解体計画による社会教育の衰退の懸念も生まれています。事業費50億円のまま進めることは、住民投票を求めてきた多くの市民の声、感情に合わないと考えます。文化の拠点としての施設としての必要性は理解をしますが、鉾田市の財政を考え、身の丈に合った施設に見直し、当面中止にしてしまった中央公民館の耐震改修を行うとともに、建設資材等の高騰が落ちつくまで計画を延期することが適切な対応と考えます。 5点目、鉾田市小学校再編計画により、20校を4校にする極端な統廃合計画が進められました。平成28年度は、鉾田南中学校統合小学校整備事業が行われました。基本設計、実施設計が行われたところであります。1クラス40人を基本とする学級編制など、学力の低下やいじめ問題など児童に十分目が行き届かないことが懸念されています。市議会は、国に対する教育予算の充実並びに少人数学級充実を求める意見書を何度も全会一致で可決をしています。このような市議会の声にも耳を傾け、少人数学級を基本とした計画に見直し、変更すべきと考えます。さらに、鉾田市は、既存の校舎を利用した隣接する学校との計画に変更すべきと考えます。 6点目、国と県が進める霞ヶ浦導水事業県内市町村で構成する促進協議会の負担金の支出が行われました。中央要望活動など鉾田市も事業推進の立場に立っていますが、地元大涸沼漁協を初め那珂川沿岸関係の7漁協が涸沼のシジミや那珂川のアユなど生態系に悪影響を与えるとして猛反対をしている事業であります。住民は納得をしておりません。涸沼が登録をされたラムサール条約の趣旨にも反する内容であり、鉾田市は住民、そして漁業者の立場に立つべきと考えます。 7点目、マイナンバー登録関係の事業が推進され、深刻なプライバシーの侵害を招くおそれがあり、問題の決算内容となっています。 その他、市民要望が実現し、評価できる内容の決算であることも理解をいたしますが、ただいま述べました7点の理由におきまして、議案第1号につきましては反対をいたします。以上で討論終わります。 ○議長(井川茂樹君) 次に、賛成者の討論を許します。亀山 彰君。
    ◆3番(亀山彰君) 3番亀山 彰です。平成28年度鉾田市一般会計歳入歳出決算認定に対して賛成の立場で討論を行います。 平成28年度決算におきましては、新たな人口減少対策として、出生後の育児にかかわる負担を軽減するための子育て応援給付金を給付するとともに、第3子の保育料、幼稚園授業料の一部助成や子どもを望む夫婦に対する不妊治療費助成拡充により、経済的な負担軽減が図られております。さらには、鉾田南中学校統合小学校整備事業費の基本設計、実施設計及び造成工事を行うなど鉾田市の将来を担う子どもたちのよりよい教育環境の整備が進められており、決算規模では歳入決算額227億7,624万円、歳出決算額206億5,231万1,000円と、前年度に比べ歳入歳出ともに減少しております。 予算執行に当たっては、再編交付金合併特例債などを有効に活用したことにより、結果として実質収支で14億4,331万円、実質単年度収支で7億5,805万9,000円の黒字となり、健全な財政運営に努めた結果であると評価します。しかしながら、市税の歳入総額に占める割合が21.64%と極めて低く推移しており、今後の合併特例債期間の終了に伴う普通交付税の減額を見据えれば、財政状況はますます厳しくなっていくものと思われます。 このようなことから、引き続き市税徴収率の向上やふるさと納税の推進など自主財源の確保に努めるとともに、限られた財源の中で、財政の健全性、効率性を確保しつつ、喫緊の課題である人口減少対策においては基金を有効に活用するなど、「いのちとくらしの先進都市」の実現に向け、市民の幸福向上と市勢発展になお一層の努力を期待し、本決算の賛成の意をあらわし、討論を終わります。以上。 ○議長(井川茂樹君) 次に、議案第2号について討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 日本共産党の高野 衛です。私は、議案第2号 平成28年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場から討論を行います。 平成28年度決算書は、保険税の徴収は前年度より向上し、担当課の努力が見受けられます。しかし、一方で収入未済額は3億700万円と依然と多額となっており、市民の担税能力には限界が来ていることを示し、決算実質収支額も黒字の会計であります。 鉾田市は、国庫補助金の増額を国に求めるとともに、一般会計からの繰り入れをふやすなど、保険税の引き下げこそ必要なときと思います。保険料を納められない方に対し、短期保険証と資格証明書の発行が平成28年度も行われましたが、悪質者とは当然区別をし、国民健康保険皆保険制度と社会保障の精神に基づき正規の保険証を発行すべきと考えます。 以上の理由で、議案第2号につきましては反対をいたします。以上で討論終わります。 ○議長(井川茂樹君) 次に、賛成者の発言を許します。倉川陽好君。 ◆20番(倉川陽好君) 20番倉川でございます。平成28年度国民健康保険特別会計決算に賛成の立場から討論いたします。 議案第2号 平成28年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、先ほど反対討論がありましたけれども、27年度の決算に比べ、歳入歳出ともに約5億円の減であります。歳出面では保険給付費が約2億2,000万円減額になっておりますが、1人当たりや1世帯当たりの療養諸費においては前年度決算に比べて増加しております。一方、歳入においては、調整交付金や繰越金で約4億円の減額となっておりますが、国民健康保険税の収納状況を見ますと、現年分で92.50%、過年度分では26.31%と前年度を上回る実績となっております。 鉾田市国民健康保険においては、被保険者全体が減少傾向にある一方で、その構成を見ますと、医療費負担が比較的大きい前期高齢者と言われる65歳以上の被保険者が増加しており、歳入歳出両面ともに非常に厳しい状態にありながら、主要施策の成果にあるような特定健康診査等実施事業や未受診者対策事業などの各種保健事業を、補助金、交付金等を利用しながら、健康増進課と連携し、積極的に進め、医療費の抑制に努めつつ、収納課の協力により収納率向上を図るなど一定の運営努力を継続させてきております。 また、平成28年度国民健康保険歳入歳出は、歳入面から妥当なものと思いますが、来年度からは国民健康保険の財源主体が県になります。これらについて県全体が、一市町村でなくて全体の国保料等についても県民一体となって進めるような制度が来年度から実施されるようなことでありますので、ぜひ高野議員にもそのような制度の改正をよく理解して、鉾田だけでは何もできないような今の国保情勢でありますので、その辺ももう少し勉強して、これから討論に当たっていただきたいと思います。以上をもちまして賛成の討論を終わります。 ○議長(井川茂樹君) 次に、議案第3号について討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 日本共産党の高野 衛です。私は、議案第3号 平成28年度鉾田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定に対し反対の立場から討論を行います。 後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りと一定の障がいのあると認定された65歳以上の方全てが加入する医療制度であります。民主党政権時代には、問題が多過ぎる制度として廃止を約束された医療制度でもあります。原則お年寄りの医療は無償とすべきであり、もとの老人保健制度に戻すべきと考えます。以上の理由から、議案第3号につきまして反対をいたします。討論を終わります。 ○議長(井川茂樹君) 次に、賛成者の発言を許します。亀山 彰君。 ◆3番(亀山彰君) 3番亀山 彰です。議案第3号 平成28年度鉾田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場から討論いたします。 後期高齢者医療制度は、高齢者の医療の確保に関する法律により、その運営主体を都道府県ごとに設置された広域連合が負担するということになっており、本県においては茨城県後期高齢者医療広域連合が保険者となって運営されております。そのもとで鉾田市の役割は、保険料の徴収や各種の申請、届け出等の窓口であり、健康診査や脳ドックといった保健事業の実施であります。 鉾田市における後期高齢者医療制度加入者は年々増加しており、これに伴い医療費も増加傾向にある中においても、平成28年度の後期高齢者医療特別会計の決算は黒字となるなど健全な財政運営を行っています。また、加入者の負担や給付についても適正に行われており、これは後期高齢者医療制度が適切に機能していることにより実施されているものであり、また鉾田市も保険者である茨城県後期高齢者医療広域連合との連携により、後期高齢者医療制度の一角を担っております。よって、平成28年度鉾田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算は妥当なものと考えますので、賛成の意をあらわし、討論を終わります。 ○議長(井川茂樹君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 議案第1号 平成28年度鉾田市一般会計歳入歳出決算認定について採決いたします。本案は、起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第1号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(井川茂樹君) 起立多数であります。 よって、議案第1号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第2号 平成28年度鉾田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について採決いたします。本案は、起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第2号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(井川茂樹君) 起立多数であります。 よって、議案第2号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第3号 平成28年度鉾田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について採決いたします。本案は、起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第3号を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(井川茂樹君) 起立多数であります。 よって、議案第3号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第4号 平成28年度鉾田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について採決いたします。 お諮りいたします。議案第4号を認定することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 異議なしと認めます。 よって、議案第4号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第5号 平成28年度鉾田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について採決いたします。 お諮りいたします。議案第5号を認定することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 異議なしと認めます。 よって、議案第5号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第6号 平成28年度鉾田市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について採決いたします。 お諮りいたします。議案第6号を認定することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 異議なしと認めます。 よって、議案第6号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第7号 平成28年度鉾田市水道事業会計収入支出決算認定について採決いたします。 お諮りいたします。議案第7号を認定することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第7号は認定することに決定いたしました。 △請願第29-3号 教育予算の拡充を求める請願 ○議長(井川茂樹君) 日程第4 請願第29-3号 教育予算の拡充を求める請願についてを議題といたします。 厚生文教常任委員会委員長から審査の経過並びに結果について報告を願います。厚生文教常任委員会委員長、根嵜 眞君。          〔厚生文教常任委員会委員長 根嵜 眞君登壇〕 ◎厚生文教常任委員会委員長(根嵜眞君) 8番根嵜 眞です。9月7日の本会議において厚生文教常任委員会に付託されました請願第29-3号 教育予算の拡充を求める請願について、9月25日委員会を開催し、請願紹介議員の出席を求め、審査を行いましたので、審査経過と結果についてご報告いたします。 本請願の趣旨は、学校現場における課題が複雑化、困難化する中で、子どもたちの豊かな学びを実現することであり、そのためには教材研究や授業準備の時間を十分に確保できるような教職員定数の改善などの施策が必要であるということです。請願紹介議員からは、現在の学校を取り巻く状況は、生活指導や保護者へのきめ細かな対応が求められているなど役割は拡大している現状が説明されました。 審査の中で、教職員の人数をふやすことだけで教育現場の課題や問題が解決されるわけではなく、子どもたちの学力向上のために教職員の質を高める仕組みを充実させるべきとの意見や、保護者が学校教育に対して求めているものの一つに子どもたちの学力向上があり、本市においても少人数学級取り組みなどきめ細かな取り組みが必要だとの意見が出されました。本委員会としては、国の施策として少人数学級を推進すること並びに義務教育費国庫負担制度を堅持することは、子どもたちの豊かな学びを実現するために必要であると考えます。よって、審査の結果、国の教育予算の拡充を求める本請願趣旨は妥当であると判断し、全会一致で採択することに決定いたしました。以上、報告いたします。 ○議長(井川茂樹君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について質疑に入ります。質疑を許します。倉川陽好君。 ◆20番(倉川陽好君) 2点ほどお尋ねいたします。 この中で少人数学級が言われておりますけれども、鉾田市の現状は、現在40人以下の学級が大半であります。また、今の学力向上については、いろいろな絡みがあると思いますが、少人数ばかりがそうではないと。東大に行く灘高なんかは50人学級が平均になっちゃって、やっぱり切磋琢磨されている。そのほかに、一番大事なのは児童の就学扶助費、これらが十分にあるかないかということが言われているようでありますが、鉾田市内の現状はどうなっているか、お尋ねいたします。 ○議長(井川茂樹君) 委員長、根嵜 眞君。 ◎厚生文教常任委員会委員長(根嵜眞君) 紹介議員からですね、報告受けまして審査したんですが、今倉川議員の答弁全部はお答えできない。委員会として審査する内容になっていない部分ありますが、鉾田の現状といたしまして、確かに小学1、2年生の場合は35人以下ということになっております。また、小学3年生から中学3年生までは40人以下ということでなっております。鉾田の場合、3年生から中学3年生までで8クラスが35人以上というふうになっております。生徒数が小中合わせて3,390ということもあります。ちょうど鉾田北小学校の場合は、やはり39人ということ、40人以下でありますから、県の措置としまして、3クラスにしまして26人ずつということの措置がなされておるのが現状でありますので、40人以下ということでなっておるようであります。 また、倉川議員の2番目のご意見なんですが、その件に関してはうちのほうの委員会としては出ていませんので、委員長の独断の答弁ということになりますので、差し控えたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 倉川陽好君。 ◆20番(倉川陽好君) 本当に委員長ご苦労さまでした。ただ、大洋中の場合は、76人で2学級、74人で3学級というような、1年生と3年生でそういうようなのもありますけれども、ぜひこれらについても、76が2クラスで74が3クラスでどうなのかなというようなこともありますし、扶助費の中で、多分一般会計の中で児童の扶助費なんかもあるようでありますが、よく民生委員の皆さんからお話聞くと、子どもらの就学扶助費について、やはり学校の校長先生の判こがあるといろんな形でそれを認めざるを得ないというようなこともありますし、やはり両親がそろっていても所得の低い人、片親でも収入がある人、そういうのいろいろあるようでありますが、これらについてもある程度、家族構成でやるのか、収入等でやるのかということもあると思いますけど、ぜひ、毎年県のほうからこういう請願が出てきますけれども、毎年同じような内容なので、ぜひこういう請願を出した人には請願結果についての報告も求めなければ、次年度から請願は受けないよというようなこともあっていいのかなと思いますので、そのようなこともこれからの課題にしていただきたいと思います。終わります。 ○議長(井川茂樹君) 倉川議員、答弁求めますか。 ◆20番(倉川陽好君) いいです。 ○議長(井川茂樹君) ほかに質疑ございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 請願第29-3号に対する委員長報告は採択であります。 お諮りいたします。委員長報告のとおり、請願第29-3号を採択することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第29-3号は採択することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。                午前10時56分休憩                                                        午前11時07分開議 ○議長(井川茂樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程の追加 ○議長(井川茂樹君) お諮りいたします。 ただいま厚生文教常任委員会委員長から議議案第4号 教育予算の拡充を求める意見書が提出されましたので、お手元に配付させていただきました。 これを日程に追加し、追加日程第1とし、直ちに議題にしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第4号 教育予算の拡充を求める意見書の提出についてを日程に追加し、追加日程第1とし、議題とすることに決定いたしました。 △議議案第4号 教育予算の拡充を求める意見書の提出について ○議長(井川茂樹君) 追加日程第1 議議案第4号 教育予算の拡充を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を願います。提出者、厚生文教常任委員会委員長、根嵜 眞君。          〔厚生文教常任委員会委員長 根嵜 眞君登壇〕 ◎厚生文教常任委員会委員長(根嵜眞君) 8番根嵜 眞です。議議案第4号、鉾田市議会議長井川茂樹殿。提出者、厚生文教常任委員会委員長根嵜 眞。教育予算の拡充を求める意見書の提出について、鉾田市議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。 教育予算の拡充を求める意見書(案)について説明します。 学校現場における課題が複雑化・困難化する中で子どもたちのゆたかな学びを実現するためには、教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠です。そのためには教職員定数改善などの施策が最重要課題となっています。(公財)連合総合生活開発研究所の教職員の働き方・労働時間に関する報告書によると、7~8割の教員が一月の時間外労働が80時間(過労死ライン相当)となっていること、1割がすでに精神疾患に罹患している可能性が極めて高いことなどが明らかにされました。明日の日本を担う子どもたちを育む学校現場において、教職員が人間らしい働き方ができるためには長時間労働の是正が必要であり、そのための教職員定数改善も欠かせません。さらには、子どもたちの学力向上のために教職員の質を高める仕組みを充実させることが必要であります。 義務教育費の国庫負担制度については、「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。いくつかの自治体においては、厳しい財政状況の中、独自財源による定数措置が行われていますが、地方自治体の財政を圧迫しています。国の施策として財源保障をし、子どもたちが全国どこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな子どもの学びを保障するための条件整備は不可欠です。 よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようにするために、下記の措置を講じられるよう強く要請します。 記 1.きめ細かな教育の実現のために少人数学級を推進すること。 2.教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。  平成29年9月29日               茨城県鉾田市議会 提出先、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣。 以上、提出申し上げますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(井川茂樹君) 議議案第4号については、本日質疑、討論、採決としたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 これより議案に対する質疑に入ります。質疑を許します。入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) 質疑をいたします。 意見書の案に、教職員が人間らしい働き方ができるためには長時間労働の是正が必要であるとうたっておりますけども、この「記」の中にはそういう文言も全然入っていないし、少人数学級とか、少人数学級にすればそういうことが是正されるのか、そういう部分がちょっと、私としてはもうちょっと強く訴えるべきではないかと思うんですが、委員長のご意見を伺いたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜 眞君。 ◎厚生文教常任委員会委員長(根嵜眞君) そういう委員会の中でもありました。でも、少人数学級をすることによって、やはり学力向上をするということよりも、少人数学級にすることによって生活面ですか、30人以上に生徒がなりますと、先生の生活のきめ細かな対応とか気配りができないんだと。少人数学級にすることによって先生の負担が少なくなるというようなことが審議されまして、結果、この文面は請願者から出た文面でありますから、これを直すことはできないだろうというようなことになりまして、そういうふうな委員会としての報告書ということになりました。 ○議長(井川茂樹君) 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) わかるんですけども、別に委員会で採択した内容が、意見書として国に出すんであれば別にここに加えてもそれは問題ないかと私は思うんですけども、毎年これ出てきております。先ほどいろんな話もありましたけども、やっぱり真剣に捉えるんであればもっと強い思いで出していったほうがいいんかなと思うので、幾らやっても直りません、これ。少人数学級にしたからって先生の負担が減るとは私思えないんですね。いろんな事業が多くて、さらには土日も休みで、そういう中でやることが多過ぎるからと私は思うんですね。だから、そういう部分含めて、あとは家庭環境も昔とは違って、今全部学校にお任せというような流れができちゃっているので、その辺の改革も進めていかないとなかなか先生の負担が減らないのかなと思うので、ある意味もっと強く内情をぶつけて、ほかは関係ないです。鉾田の中でどのようなことが一番必要なのかということを、逆に鉾田市議会から出すんであれば加えていただきたいなという意見があったんで、お聞きしたまででございます。これに対しての反対ではないんで、よろしくお願いします。 ○議長(井川茂樹君) 根嵜 眞君。 ◎厚生文教常任委員会委員長(根嵜眞君) 全くそのとおりだと思うんですが、この請願というのは教育予算の拡充を求める意見書(案)ということでございますんで、これに沿って説明されているとおりでありますから、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(井川茂樹君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 質疑なしと認めます。 よって、質疑を終結いたします。 議議案第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第4号については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 討論なしと認めます。 よって、討論を終結いたします。 これより採決を行います。議議案第4号について採決いたします。 お諮りいたします。議議案第4号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、議議案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 △議員派遣について ○議長(井川茂樹君) 日程第5 議員派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。お手元に配付いたしております本件を承認することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、議員派遣の件については、本件のとおり承認することに決定いたしました。 この際、お諮りいたします。ただいま決定をいただきました議員派遣の内容につきましては、諸般の事情により変更が生じる場合には議長に一任を願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 △閉会中の継続審査について ○議長(井川茂樹君) 日程第6 閉会中の継続審査の件について。 本件は、総務企画常任委員会、経済建設常任委員会、厚生文教常任委員会、議会運営委員会及び原子力施設の安全に関する調査特別委員会から、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。          〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) 岸田一夫君。 ◆4番(岸田一夫君) 議員辞職願を提出いたします。 △日程の追加 ○議長(井川茂樹君) ただいま岸田一夫君から議員辞職願が提出されました。 お諮りいたします。岸田一夫君の議員辞職の件を日程に追加し、追加日程第2とし、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、岸田一夫君の議員辞職の件を日程に追加し、追加日程第2として直ちに議題とすることに決定いたしました。 △岸田一夫君の議員辞職の件 ○議長(井川茂樹君) 追加日程第2 岸田一夫君の議員辞職の件を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、岸田一夫君の退場を求めます。          〔4番 岸田一夫君退場〕 ○議長(井川茂樹君) 事務局長に辞職願を朗読させます。 ◎事務局長(方波見隆雄君) それでは、読み上げます。 議員の辞職願。 このたび一身上の都合により、議員を辞職したいので、地方自治法第126条の規定により許可されるよう願い出ます。 平成29年9月29日。岸田一夫。 以上です。 ○議長(井川茂樹君) お諮りいたします。 岸田一夫君の議員辞職の件を許可することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井川茂樹君) ご異議なしと認めます。 よって、岸田一夫君の議員辞職の件を許可することに決定いたしました。 △閉会の宣告 ○議長(井川茂樹君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 本定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。本定例会におきましては、議員各位及び執行部の皆さんには、議会運営に対し、ご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。 来る11月12日をもって勇退される鬼沢市長におかれましては、市長を3期12年、3町村合併後の市政発展のためにご尽力をいただきました。この間には、東日本大震災が発生し、市内各地で甚大な被害を受け、さらに福島第一原発事故による農産物への風評被害等もありましたが、市長はその復旧復興に努めるとともに、農産物については、みずからのトップセールスなどにより、市町村別農業産出額を全国第2位に引き上げました。市長のこれまでの功績に対し、心より敬意と感謝を申し上げます。職を離れましても、市民の一人として鉾田市発展のため、ご指導、ご協力を賜りますようお願いいたします。 議員並びに執行部各位におかれましては、彼岸を過ぎ、日も短くなり、寒暖の差が大きくなってきていますので、健康に留意し、市政発展のために引き続きご活躍をいただきますようお願い申し上げ、平成29年第3回鉾田市議会定例会閉会の挨拶といたします。ご苦労さまでした。                午前11時24分閉会...